2014年04月18日

その気ならモノにできてた フレンズ8-11その3

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


妊娠4か月のレイチェルは、見る男性、見る男性に魅力を感じてしまうと言っています。レイチェルはそんな状態で妊娠検診に行ったのですが、担当医の女性が不在のため、別の若い男性医が診察することになりました。レイチェルは、自分が妊婦であり、相手が診察医であることを忘れたかのように、相手の男性の気を引くような言動ばかりをしてしまいました。その後のシーン。
[Scene: Central Perk, Monica and Phoebe are there as Rachel enters.]
セントラルパーク。モニカとフィービーがそこにいて、レイチェルが入ってくる。
レイチェル: Hi. (はーい。)
フィービー: Oh, hey! So, how did your doctor's appointment go? (あぁ、はーい。それで、お医者さんの(診察の)予約はどうだったの?)
レイチェル: Well, let's see. Uh, they gave me "cute boy" doctor today and in the middle of the exam, I put my pinky in his chin dimple. (あぁ、そうね。今日は、「セクシーボーイ」の先生を私に用意してくれたから、診察の途中で、私は自分の小指を、彼のあごえくぼに入れちゃったの。)
フィービー: Oh, my God! (まぁ、なんてこと!)
モニカ: Why did you do that? (どうしてそんなことしたの?)
フィービー: Okay, remember that little problem I was having during my fourth month of pregnancy? (ほら、あのちょっとした問題を覚えてるでしょ? 私が妊娠4か月の頃に抱えてた問題を。)
モニカ: Oh, yeah. The Evander Holyfield phase. Oh, man! You were so hard up, you practically came on to me. (あぁ、そうね。イベンダー・ホリフィールド段階(フェイズ)ね。そうよ! あなたはものすごく欲求不満になって、実際に私に誘いをかけたもの。)
フィービー: You wish. (そうだといいわね[実際には違うけど]。)
モニカ: Hey, I could've had you if I wanted you. (ちょっと! 私はあなたをモノにできてたわよ、もし私がその気なら[私があなたを欲しいと思うなら]。)
フィービー: Oh, yeah? Come and get it. (あら、そう? (じゃあ)取りに来て。)
レイチェル: Okay, even this is turning me on! (もういいわ、こういうことですら、私を燃えさせちゃう[その気にさせちゃう]のよ!)

妊娠の診察でお医者さんに行ってきたレイチェルに、フィービーは、どうだった?と尋ねています。
they gave me "cute boy" doctor today の they は「病院の人々」を漠然と指すニュアンスですね。
大きな病院でお医者さんが何人もいて、今回は主治医の都合が悪かったので、病院側が別の医師を用意した、準備した、みたいなニュアンスになるでしょう。
cute boy の cute は、これまでのフレンズにも何度も出てきましたが、男性を cute と言う場合は、日本語の「キュート、かわいい」というよりも、「異性として性的に魅力的である」、つまり「セクシーである」というニュアンスになります。
病院が「異性として魅力的な男性」のお医者さんを私の診察に寄こしたので、検査・診察の最中に、私は自分の pinky を、彼の chin dimple に入れた、と説明しています。

pinky は「小指」のことですね。小指にはめる指輪のことを、pinky ring 「ピンキー・リング」と言ったりしますので、ご存じの方も多いでしょうか。
chin dimple は「あごえくぼ」。
過去記事、顔の尻じゃなくアゴエクボ フレンズ6-19その3 でも、chin dimple という言葉が登場していました。
その過去エピソードでは、フィービーは自分のあごを指で押して a chin dimple を作ろうとしていたのですが、それを見たチャンドラーが、A face ass? 「顔の尻?」とツッコミを入れていました。
チャンドラーにそんな言われ方をしてしまいましたが、フィービーは、a chin dimple を、「男性の魅力的なところ」として挙げていたので、女性にとっては、男性のチャームポイントとして認識されているということですね。
今回のレイチェルの場合も、彼のアゴエクボに小指を入れてみた、みたいな感じですから、そこにセクシーさを感じてしまった、ということになりますね。
ちなみに、put は「置く」というのが基本語義で、put my pinky on his chin dimple なら、「小指を、彼のアゴエクボの”上に置く”」というニュアンスになるでしょうが、今回は、put my pinky in his chin dimple のように in が使われていますので、自分の小指を、エクボのように「引っ込んでいる部分」の「中に入れた」感じが出るように思います。
かすかに触れた、くらいではなく、その「へこみ」に小指をぎゅっと入れた感じが in という前置詞に出ている気がするわけです。

診察している医師のあごえくぼをそんな風に触るのはやはり尋常ではないので、フィービーは驚き、モニカは「どうしてそんなことしたの?」と尋ねています。
そして、レイチェルが答える代わりに、同じような状況を経験した、妊婦の先輩(笑)のフィービーが説明を始めることになります。

remember that little problem I was having... を直訳すると、「私の妊娠4か月の頃に、私が持っていた・抱えていた、あのちょっとした問題を覚えてる?」になりますね。
それを聞いたモニカは、あぁ、あれね、と思い出したようで、The Evander Holyfield phase. と答えています。
イベンダー・ホリフィールドの件は、1つ前の記事で説明したように、靴屋さんから、ホリフィールドの等身大パネルを盗んでしまう、という話でしたね。
そういうことをしてしまう時期・段階のことを、phase と表現しているわけです。
「フェイズ」と日本語になっているので、何となくイメージは湧きますが、改めて、英英辞典で見ておくと、
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
phase : one of the stages of a process of development or change (SYN: stage)
つまり、「発達または変化の過程の段階の一つ」。

妊娠中の心身の変化がいろいろあるとして、「ホリフィールドのパネルが欲しくなっちゃう段階・そういうことに夢中になっちゃう時期」みたいに言ってみせたわけですね。

You were so hard up の hard up は、「必要としている」というニュアンス。
Macmillan Dictionary では、
hard up : [adjective] (informal)
not having much money
not having enough of something
例) Some of the schools are pretty hard up for teachers.

つまり、「十分なお金を持っていない」、「何かが十分にはない」。例文は、「いくつかの学校は、(必要とされる)十分な先生がいない[先生を非常に必要としている]」。

今回はエッチ系の話をしているので、「十分にない」→「足りない、枯渇している」→「欲しいものが得られなくて欲求不満になっている」というニュアンスになるだろうと思います。

practically は「実際に」、come on to は「(恋愛対象に)性的に誘いをかける、色目を使う」ということですね。
ですから、you practically came on to me は、相手を性的に誘うような言動を実際にした、というニュアンスになるでしょう。
言葉の上だけで冗談でそう言ってた、とかではなくて、結構本気で誘うアプローチを当時のフィービーから受けたわ、みたいに言っているのですね。

次のフィービーの You wish. について。
直訳すると、「あなたは(そう)願う」みたいなことですが、これは「そうだといいわね(残念ながら実際には違うけど)」のようなニュアンスがあります。
LAAD では、
you wish! : used to tell someone that something is definitely not true or definitely won't happen, even though they might wish it.
例) "Mine is better than yours." "You wish!"

つまり、「たとえある人がそれを願っているかもしれないとしても、何かが絶対に真実ではない、または絶対に起こらないと、その人に言う時に使われる」。
例文は、「私のものの方が、あなたのものより良いわ!」「そうだといいね!(残念ながら、現実には僕のもの方がいいけど)」。

Macmillan Dictionary では、
you wish : (spoken) used for telling someone that the thing that they want to happen is completely impossible
例) 'I told Ben that Sally was my girlfriend.' 'You wish!'

つまり、「起こってほしいとある人が思っていることが、全く不可能であるとその人に言うために用いられる」。例文は、「サリーは僕の彼女だってベンに言ったんだ」「そうだといいわね!(実際にはあなたの彼女じゃないけど)」。

ですから、「フィービーが実際に私に色目を使って、モーションかけてきたの」とモニカが言ったことに対して、フィービーは「そうだといいわね」と返したことになります。
つまり、「モニカが勝手にそう思ってるだけでしょ、実際にはそんなことなかったわ」とフィービーは言ったことになるため、モニカは聞き捨てならないという様子で、Hey! と言い、I could've had you if I wanted you. と言っています。

これは「事実とは反対の仮定」を表す「仮定法」ですね。
I could've had you は、I could have had you ということで、「(しようと思えば)私はあなたを have することができた」と言っている感覚になります。
I could have+p.p. (過去分詞)で、「私は(その過去の時点で)(しようと思えば)〜することもできた(けど、実際にはそうしなかった)」という意味になるわけです。
have you は「あなたを持つ」というイメージですが、こういうエッチ系の話で言うと、「あなたをモノにする」という感じになるでしょう。
実際、英英辞典では、have にそういうエッチ系のダイレクトな意味があることが載っており、
Macmillan Dictionary では、
have : (informal) to have sex with someone
例) He thinks he can have any woman he wants.

つまり、「(インフォーマル) 誰かとエッチすること」。例文は、「彼は自分が欲しいと思う女性なら誰でもモノにできると[エッチできると]思っている」。

このマクミランの例文は、今回のモニカのセリフと同じように、have と want が使われているのが興味深いですね。
その if I wanted you の部分ですが、文法的に厳密な「仮定法過去完了」(過去の事実とは反対の仮定をする)のセオリーに則る(のっとる)と、条件節の if 節が、if I had wanted you 「もし私が(過去のその時)あなたを欲しいと思ったなら」になるようにも思うのですね。
その場合なら、if 節、帰結節、共に、「過去の事実とは反対の仮定」をしていることになり、厳密に訳すと、「もし(あなたが妊娠4か月だったあの時)、私があなたを欲しいと[あなたとエッチしたいと]思ったなら、私はあなたをモノにすることができた」と言っている感じになるでしょう。
今回のセリフでは、if I wanted you になっているので、文法的に解釈すると、「過去の事実とは反対の仮定」の「仮定法過去完了」ではなく、「現在の事実とは反対の仮定」の「仮定法過去」になるように思うのです。
「現在の事実とは反対の仮定」だとして訳すと、「もし私があなたを欲しいと思うなら」になるでしょうか。
DVDの英語字幕でも、I could have had you if I wanted you. と表記されていて、帰結節と if 節に時制のずれがあります。
ですから、「わざと」時制のずれをつけて言った可能性が高いかな、と思うのですね。

この if I wanted you が言い間違いではなく、わざと「(仮定法過去完了ではない)仮定法過去を使った」んだとしたら、それはどういう理由からなのか?を私なりに考察してみました。
そんな細かい話には興味がない、という方は、(→→→ここまでワープ!)までお進み下さい^^

モニカとしては、「フィービーが私に迫って来たのよ」と言ったところ、You wish. 「あなたはそう願ってるんだろうけど、実際には違うわよ」のようにフィービーに言い返されたので、「私(モニカ)にはそんな気は一切なかったわ。その気満々だったのは、フィービーの方よ!」と言いたい気持ちで今はいっぱいなのでしょう。
それで、「私は、”あの当時も、そして今も”、あなたとエッチしたいなんて気持ちはこれっぽっちもないけど、もし私がその気になれば、あの時だって私はあなたをモノにできてたわ(だってあなたの方はすっかりその気だったんだから)」みたいに言ってみせたのかなぁ、と思うわけです。
ここで、if I had wanted you と「過去に限定」してしまうと、「過去の事実にだけ反対の仮定」をしたようになり、「現在では I want you になる可能性がある、今は I want you という気持ちであるかもしれない」余地を残してしまいそうだから、「とにかく私は、昔も今もフィービーに対して、性的に I want you という気持ちになることは絶対にない」という思いから、if I wanted you 「現実には私は I want you という気持ちではないけれど、もし! I want you という気持ちになることがあると仮定(現在の事実とは反対の仮定)をしたら」という意識が、if I wanted you という表現に繋がったのかな、と思うわけです。
モニカとしては、「あの当時の話」だけをしているのではなくて、「実はモニカは私に性的な魅力を感じてるんでしょ、正直に言いなさいよ」みたいな感じで、You wish. と言われたことに抗議するために、「私の方は、全くそんな気持ちになることは過去から現在に至るまで全くないわよ」と言うために、if I wanted you. という「仮定法過去」(”現在の事実”とは反対の仮定)を使ったのかな、と思ったということです。

(→→→ここまでワープ!)
ちなみに、if I wanted to do... の形なら、「もし私が…する気があるならば」というニュアンスになりますね。
映画「ゴッドファーザー」(The Godfather)で、
ソロッツォ: What are you worried about? If I wanted to kill you you'd be dead already. Get in.
というセリフがありました。
If I wanted to kill you you'd be dead already. というのが、仮定法過去ですね。
字幕では、「殺すつもりなら、とっくにやってる」と訳されていましたが、つまりは、「もし俺がお前を殺したいと思っていたら(お前を殺す気だったら)お前はとっくに死んでるだろうよ」ということですね。
物騒なセリフ(笑)ではありますが、いかにも「ゴッドファーザー」っぽいセリフでもあり、「俺がその気なら、今頃はこうなってた」という「仮定法過去」のニュアンスを理解するのに、良い例になるだろうと思います。

モニカに「私さえその気なら、あなたなんか落とせちゃうわ」みたいに言われたフィービーは、チュ!という口をして、軽く誘う感じの顔をしています。
Come and get it. は、「来て、それを取って。取りに来て」みたいなことですが、研究社 新英和中辞典では、
Come and get it!=(口語) 食事の用意ができたよ!
という説明がありました。
そういう「食事の時の決まり文句」のニュアンスを出して使っているとすると、「準備ができたから、食べに来て」みたいな感覚で言っているのかもしれません。
フィービーがいたずらっぽく、相手を誘うような顔で言っているので、「あなたがその気になったら、こっちはいつでもオッケーよ。準備はできてるからいつでも食べに来て」みたいに言ってみせたのかなぁ、と。
文字通り、「来て、it をゲットして」「it をゲットしに来て」みたいに解釈しても、it は漠然とした言葉ながら、エッチ的なことを指しているだろうと想像できるので、やはりフィービーがモニカを「誘っている」であろうことはわかりますね。

そんな女性二人の会話を聞いていたレイチェルは、even this is turning me on と言っています。
turn on は「スイッチを入れる」という意味ですが、エッチな会話の中では「その気(エッチな気持ち)にさせる」という意味で、フレンズでもよく登場しますね。
女友達二人が、今は特に具体的な行為(笑)をしているわけでもなく、エッチ系の会話を面白がってしているだけなのですが、そういう二人のやりとりを聞くだけでも、変な気持ちになってきちゃう、、と言っていることになりますね。


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
神戸・住吉で開催される私の「追加セミナー第2弾」(セミナーとしては3回目)が、あさっての日曜日(4月20日)となりました。
「海外ドラマで英語を学ぶ楽しさ」をできるだけたくさんお伝えできればと思っています。
ご参加して下さる皆様は、どうかお気をつけてお越しくださいませ。
参加者の皆様とお会いできるのをとても楽しみにしています!(^^)


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 14:27| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月14日

3倍の古語thrice フレンズ8-11その2

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


普段はあまり魅力を感じないような男性に対して、その人の服をはぎ取りたいという気持ちになってしまう、、というレイチェルの言葉を聞いて、
フィービー: Wait a second! This is about the fourth month of your pregnancy, right? (ちょっと待って! これって、あなたは今、妊娠4か月ってことよね?)
レイチェル: Yeah. (そうよ。)
フィービー: This is completely normal. Around the fourth month your hormones start going crazy. (これって完璧に正常よ。4か月の頃には、ホルモンがおかしくなり始めるの。)
レイチェル: Really?! So this has happened to you? (ほんとに? それじゃあ、こういうことはあなたに(も)起こったの?)
フィービー: Oh, absolutely yeah! Oh, and keep in mind, now, I was carrying triplets. So in, y'know, medical terms, I was-I was thrice as randy. (えぇ、全くその通りよ! あぁ、それで、心に留めておいて、ほら、私は三つ子を妊娠してたでしょ。だから、医学的に言うと、私は3倍、みだらだったのよ。)
レイチェル: Wow! This explains so much! Last weekend, I went from store to store, sitting on Santa's laps. (まぁ! これですごく説明がつくわ! 先週、私は店から店を渡り歩いて、サンタさんの膝に座ったの。)
フィービー: Yeah. Yeah, I remember trying to steal a cardboard cutout of Evander Holyfield from a Foot Locker. (そうよ、そうよ。フット・ロッカー(靴のチェーン店)から、イベンダー・ホリフィールドの看板を盗もうとしていたことを思い出すわ。)
レイチェル: Ah. (まぁ。)
フィービー: Yeah. (ええ。)
レイチェル: Well, y'know what? I go see my doctor tomorrow, I'll ask her about this. Maybe she can give me a pill or something. (ねえ? 私は明日、お医者さんに診てもらいに行くから、この件について彼女(お医者さん)に尋ねるわ。多分、薬か何かがもらえるだろうから。)
フィービー: Yeah. Yeah, that's what you need. A good... pill. (そうね、そうね、それがあなたに必要なものだわ。良い…ピルが。)

フィービーは、「これって、あなたが妊娠4か月ってことよね?」と確認した上で、This is completely normal. 「このレイチェルの今の状態は、完全にノーマルよ、正常よ」と断言しています。
(妊娠)4か月頃には、ホルモンが go crazy になり始めるの、と言っていますが、go crazy は「クレイジーになる」ということですから、「狂う、おかしくなる、変になる」みたいな感じですね。そのまま「クレイジーになる」でも、ニュアンスはわかる気がします。
your hormones のように your を使っていますが、これは話し相手のレイチェルその人だけを指すというよりも、「妊婦さんはみんな」のような「一般の人」を表すニュアンスだと考えた方が自然でしょうね。
(妊娠)4か月頃には、どの人のホルモンもそんな風にクレイジーになり始める、という一般論を述べている感覚になるでしょう。

妊婦経験者であるフィービーがそう言うのを聞いて、レイチェルは「あなたにもそういうことが起こったの? 起こったことがあったの?」と経験談を尋ねています。
フィービーは「ええ、もちろん!」と答えた上で、Oh, and keep in mind, now, I was carrying triplets. So... と説明します。
keep in mind は「心の中にキープしろ」という命令形ですから、「心に留めておいて、覚えておいて」のように、次に続く言葉をしっかり心に留めておいてね、と前振りしている感覚になります。
I was carrying triplets. の triplets は「三つ子」で、ここでの carry は「(女性が)(子を)はらんでいる、妊娠している」という感覚。
このように、「(子を)はらんでいる」という意味では、通常、be carrying という進行形の形で使われることになります。
carry の基本的な意味は、「運ぶ、持ち運ぶ、持ち歩く、携帯する、身につけている」ということですが、お腹に赤ちゃんを抱えている状態はまさに「三つ子を持ち歩いている」という感じですよね^^

in, y'know, medical terms は、言葉を思い浮かべる感覚の、y'know という挿入句が入っていますが、つまりは、in medical terms ということで、「医学用語では」→「医学用語で言うと、医学的に言うと」と言っている感覚になるでしょう。
I was thrice as randy. について。
randy は「みだらな、好色な」という意味。
アカデミックな辞書である、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) には載っていませんでしたが、マクミランには載っていました。
Macmillan Dictionary では、
randy : [adjective] (informal) someone who feels randy wants to have sex or wants to touch someone in a sexual way
つまり、「(インフォーマル) randy な気持ちである人、は、誰かとエッチをしたい、またはエッチな感じで誰かにタッチしたいと思っている」。

thrice は「3倍」という意味で、研究社 新英和中辞典では、「文語」だと説明されていました。
LAAD でも、
thrice: (old use) three times
Macmillan Dictionary でも、
thrice : an old word meaning 'three times'
と説明されていますので、three times 「3倍」の古い言い回しであることは間違いないようですね。

なぜここで、フィービーがわざわざ、old word を使ったかと言うと、その前の in medical terms がポイントなんだろうと思います。
「私は三つ子を妊娠してたでしょ。だから、ほら、その、”医学用語で言うと”」と前振りしていたことを受けて、医学用語っぽく聞こえるような、いかめしい古語・文語の thrice を使ってみせたのだろうと思うわけです。
そうやって、古い(そして硬い)表現を使ったわけですが、3倍どうだったか、については、randy 「みだらな」というインフォーマルな表現を使ったというその「古語」と「俗語」のギャップみたいなものが、フィービーのこのセリフの面白さになっているのでしょうね。

フィービーの経験談を聞いたレイチェルは、「それで説明がつくわ」と言って、先週の話をしています。
went from A to B は、「A から B を渡り歩いた」みたいな感覚ですね。
ちょうど、クリスマスシーズンで、いろんなお店に、サンタさんの扮装をした男性がいたのでしょう。
子供がサンタさんのお膝に座る、という光景はよくあるようですが、レイチェルはそれに紛れて、自分も童心に返ったふりをして、サンタ役の男性の膝の上に座ることで、エッチな気持ちの高ぶりを紛らわせていた、と言っていることになるでしょう。

フィービーもまた、自分の体験談を語っています。
ある店から、あるものを盗もうとしたことを思い出す、と言っていますね。
まず、Foot Locker は、スポーツウェアや靴のチェーン店のようです。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 英語版: Foot Locker
そして、イベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)は、有名なボクサーですね。
Wikipedia 日本語版: イベンダー・ホリフィールド
日本語版ウィキペディアにも書かれていますが、試合中にマイク・タイソンに耳を噛み切られたことは有名ですよね。
cardboard は「段ボール、ボール紙、厚紙」、cutout は「切り抜き」なので、ホリフィールドの姿形にカットされた等身大の厚紙パネル、みたいなものを言っていることになるでしょう。
ボクサーのようなたくましい肉体の男性の等身大パネルを見たら欲しくなっちゃった、、みたいなことです。
サンタさんの膝に座りまくる、というレイチェル以上に、生身の人間でもないパネルでもいいから欲しくなっちゃった、、と言っているフィービーの方が、確かに「3倍みだら」だったと言える気がします(笑)

レイチェルは、「明日、診察のためにお医者さんに行くから、このことについて尋ねるわ」と言っています。
こういう症状なんです、と説明したら、お医者さんは私に薬か何かを与えることができる、つまり、私は薬をもらえたりできそうよね、と言っていることになります。
それを聞いたフィービーは、「ええ、それがあなたが必要なものね」と言った後、A good... pill. と言っています。
pill は最初のレイチェルのセリフでは、「(薬の)錠剤、丸薬」を指していますが、このフィービーのセリフでは、日本語の「ピル」のニュアンスである「経口避妊薬」を指しているようですね。
日本語では「ピル」というと、避妊薬のイメージが強いですが、英語では避妊薬の意味で使う場合には、the pill のように、the を付けて使うようです。
LAAD では、
pill :
1. a small solid piece of medicine, that you swallow whole
2. the pill a pill taken regularly by some women in order to prevent them having babies

つまり、1. は、「薬の小さな固形、全部を飲みこむもの」、2. は、「妊娠するのを防ぐために女性によって定期的に摂取される錠剤」。
1. が「錠剤、丸薬」の意味で、2. が「避妊薬のピル」の意味ですね。

レイチェルが先に使ったように、普通に「丸薬」の意味で使う単語ではあるのですが、後でその単語を使ったフィービーは、A good... pill. のように、意味ありげに間(ま)を置いて、pill という単語を言っています。
そのもったいぶった言い方が、「ええ、そうね、レイチェルが言うように、レイチェルには、good な the pill が必要だわね」みたいに言ってみせたニュアンスになるのでしょう。
実際のところ、レイチェルは今、妊娠中なので、「避妊薬のピル」は全く必要ないわけですが、レイチェルの話を聞いていると、レイチェルは今まさに、randy 状態(誰かとエッチしたい状態)なので、「エッチしたいのならピルを貰っておいた方がいいわよね、今のあなたにはそれが必要そうだから」みたいに、からかった感覚になるでしょう。
誰とでも寝たがるような奔放な女性に、「あなたにはピルが必要ね」と言ってからかう感覚で、現在妊婦であるレイチェルに、「エッチしたがってるようだから、良い避妊薬をもらっときなさいね」と言った、というジョークになるわけですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:01| Comment(2) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月11日

スウェットとウエストポーチ フレンズ8-11その1

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


シーズン8 第11話
The One With Ross' Step Forward (クリスマスカードはまだ早い?)
原題は「ロスの前進の話」


[Scene: Central Perk, Rachel is looking around the shop as Phoebe returns from getting some more coffee.]
セントラル・パーク。レイチェルは店を見回している、そこにフィービーがコーヒーのおかわりをして帰ってくる。
レイチェル: Look at that guy by the window. Wow! (窓のそばのあの人を見て! ワオ!)
フィービー: He's awfully short. And I think he's talking to himself. And to be completely honest, he's not that good in bed. (彼はすっごく背が小さいわよ。それに彼は独り言を言っているように思えるし。それからすっごく正直に言うと、彼はベッドではそんなに良くないわ。)
レイチェル: Oh, what is wrong with me lately? I mean, it's like every guy I see-I mean look here. (Points behind them) Look at that guy, for example, I mean normally that's not someone I would-would be attracted to. But right now, with the way I'm feeling, all I want to do is rip off his sweatpants and fanny pack. (あぁ、最近の私はどうしちゃったの? まるで、見る男性のどの人も… ほら、こっちを見て。[後ろを指さす] あの人を見て、例えば、普段なら、ああいう人は私が惹かれるような人じゃないの。でも今は、私の感じ方だと、ただ私がしたいことは、彼のスウェットパンツとウエストポーチをはぎ取りたいってことだけなの。)

レイチェルがフィービーに、窓際にいる男性を見て!と言うと、レイチェルの言い方から、「ねぇ、あの人、いいと思わない?」みたいな意味だとわかったらしく、フィービーは、その彼についての意見を述べています。
He's awfully short. の short は「背が低い」という意味ですね。
日本語では「ショート」というと、「短い」という訳語がまず頭に浮かぶ方が多いと思いますが、「背が高い」を tall と言うことに対して、「背が低い」は short で表わされることになります。
awful が「ひどい、恐ろしい」という形容詞であることから、awfully は「ひどく、恐ろしく」という意味になり、very と同じような意味で使われます。
terribly などと同じ感覚ですね。
talk to oneself は「自分自身に向かって話す」ですから、「独り言を言う」。

その後、to be completely honest 「全く正直に言うと」と言って、he's not that good in bed. と言っていますね。
直訳すると、「彼はベッドではそんなに良くない」ということで、つまりは「エッチがあまり上手じゃない」的なことを言っていることになります。
「背がすっごく小さいし、独り言を言ってるみたいだし…」と、少し離れた場所から見た、今の感想を述べているだけかと思ったら、「実はフィービーは彼と寝たことがあった、エッチしたことがあった」というのが、そのフィービーのセリフからわかる、という仕組みですね。
「レイチェルは、あの彼いいな、と思ったかもしれないけど、実はエッチはあまり上手じゃないわよ」みたいに、さりげなく爆弾発言したことになるでしょう。

レイチェルは、「最近の私はどうしちゃったの?」と嘆き、it's like every guy I see と続けています。
it's like... で、「こんな感じなのよ」と説明しようとしていて、every guy I see と言った後、「こっちを見て、あの男性を見て」と、男性の方を見るようなセリフに途中で変わっていますが、最初の部分でレイチェルは、「ほら、こんな感じなのよ、私が見る男性はすべて(どの男性も)…」みたいに言いかけていたことがわかります。
日本語的に言うと、「見る男、見る男が全部…」という感じで、フィービーに「ねぇ、窓際の男性を見て」と言ったり、「私、最近、どうしちゃったの?」と嘆いたりしていた流れで考えると、どんな男性を見ても「あの人いいわ」みたいな気持ちになっちゃうの、、と言いたいであろうことが想像できますね。

あの男性を見て、と言った後、normally 「いつもは、普通は、通常では」、あの人は私が惹かれる(be attracted to)ような人ではない、と説明しています。
normally.... But right now 「いつもは… でも今は」のように、今はいつもと違うことを対比させた上で、with the way I'm feeling 「私の感じ方では」、all I want to do is ... 「私がしたいと思っていることの全ては…である、私がしたいと思うのは…だけよ」と続けます。

rip off 以下が、レイチェルがしたいと思っている内容になるのですが、rip は「破る、引き裂く」という意味もありますし、また、「はぎ取る(剥ぎ取る)」という意味でも使われますね。
今回は、「分離」の意味を表す off が使われていますので、rip off は「はぎ取る」という意味になります。
sweatpants は文字通り「スウェットパンツ」のことで、fanny pack は「ウエストポーチ」を指します。
fanny は、俗語で「お尻」という意味になるのですが、それは米語(アメリカ英語)での意味で、イギリス英語では「女性の性器」を指すそうなので、ご注意下さい。
過去記事、英国では使うべからずの言葉 フレンズ3-5その26 で、
女性: He touched my fanny. (この人が私のお尻を触ったのよ。)
というセリフが出てきた時に、fanny という単語について説明しました。

fanny pack は英英辞典にも載っていて、
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
fanny pack : a small bag that someone wears around their waist to carry money, keys etc.
つまり、「お金、カギなどを持ち運ぶために、人が腰のまわりに付ける、小さなバッグ」。

つまり、レイチェルは、あそこにいる男性の「スウェットパンツ」と「ウエストポーチ」をはぎ取りたい、と言っていることになります。
パンツと腰につけたポーチのことを言っていることで、「下半身を脱がせたい」的なエッチなことを言っているのがわかるわけですが、その、はぎ取りたいと言っている服やアイテムが、あまりセクシーなものではなく、どちらかと言うと「ダサい」イメージのものであるのが、このセリフのポイントになるでしょう。
セクシーさが感じられないようなそういう服装の男性に対しても、そんな気持ちになってしまっているという「いつもとは違う異常さ」が、sweatpants and fanny pack という言葉から読み取れる、ということですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 14:43| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

そう考えるのも耐えられない フレンズ8-10その6

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は6位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


一番下の妹ディーナから、「妊娠したの」と聞いたジョーイは、怒って部屋を出て行ったのですが、ディーナを妊娠させた彼であるボビーを連れて戻ってきます。
ジョーイは以前に、チャンドラーとモニカの結婚式で牧師を務めたこともあったので、ジョーイの部屋で、ディーナとボビーの結婚式を行なおうとするものの、レイチェルに止められます。
ジョーイは、「シングルマザーとして子供を育てることなんか、ディーナには無理だ」と主張するのですが、妹ディーナは猛反論し、
ディーナ: Look, Rachel's told me how much easier you've made all this on her. Why can't you do that for me? (ねぇ、レイチェルは私に言ったわ、レイチェルに対して、ジョーイがこのこと(妊娠して、シングルマザーとして子供を育てること)をどんなに簡単にしてくれたか、って。どうして私にはそうすることができないの?)
ジョーイ: Because! ‘Cause... ‘Cause you're my baby sister! (だって! だって、だって、お前が俺の妹だからだよ!)
ディーナ: And you're my big brother! I mean, you're my favorite guy in the whole world. I'm not even scared to tell Mom and Dad. I was scared of telling you. (そしてジョーイは私のお兄ちゃんよ! ジョーイは私が全世界で一番大好きな人なの。私はママやパパに言うのは怖いとさえ思わないわ。ジョーイに言うことが怖かったの。)
ジョーイ: Well, I'd be scared of them, but all right. (俺なら、パパやママが怖いけど、でも、まあいいや。)
ディーナ: Joey, I can't stand the thought of having this baby with you mad at me. I want him to have his uncle. Is my baby gonna have his Uncle Joey? (ジョーイ、あなたが私に対して怒ったままで、この赤ちゃんを産む、と考えることが耐えられないのよ。彼(お腹の赤ちゃん)には、伯父さんが欲しいの。私の赤ちゃんには、ジョーイ伯父さんがいることになる?)
ジョーイ: Of course he's gonna have his Uncle Joey! (もちろん、その赤ちゃんにはジョーイ伯父さんができるよ!)
ディーナ: We're gonna be all right. I mean, even if we're not married, this baby is gonna be so loved. And not just by us. (私たちは大丈夫よ。だって、たとえ私たちが結婚しなくても、この赤ちゃんはとっても愛されることになるもの。それも、ただ私たち二人にだけ愛されるんじゃないわ。)
ジョーイ: That's right! By his uncle too! (その通りだよ! 彼の伯父さんにも愛されるさ。)
ボビー: And by you. (そして、あんたにもね。)

Rachel's told me how much easier... の文について。
直訳すると、「ジョーイが、レイチェルに対して、このすべてのこと(妊娠、及びシングルマザーになること)をどれほどより簡単にしたかについて、レイチェルは私に話してくれた」みたいなことですね。
シングルマザーになる、という大変なことを、それが大変じゃなくなるように心の面でサポートしてくれた、励ましてくれた、みたいに言っていることになるでしょう。
レイチェルが、妊娠してシングルマザーとして子供を育てようとしていると知ったディーナは、同じ境遇ということでレイチェルに相談したわけですが、レイチェルにはそうやって応援してあげたのに、どうして私にはそうしてくれないの?と言っていることになります。

「レイチェルにしたことをどうして私にはしてくれないの?」と言われてしまったジョーイは、Because を何度も繰り返しながら、「だってお前は俺の妹だからだ!」と答えます。
英語の sister という単語は「女のきょうだい、姉または妹」を指しますが、このように baby sister と言った場合には、はっきりと「(自分より年下の)妹」を指しますね。
レイチェルという、同世代の女性とは違って、ディーナは自分の身内であり、かつ、年齢のまだ若い小さな妹だ、とジョーイは言いたいようです。
まだ若い俺の妹に、そんな大変な人生を背負わせたくない、実の妹だからこそ、兄の俺は心配してるんじゃないか、というような、兄心がうかがえます。

それに対してディーナも、「そしてあなた(ジョーイ)は、私のお兄ちゃんよ!」と返します。
brother も、「男のきょうだい、兄または弟」を指す単語ですが、big brother と言った場合には、「年上の兄」を指しますね。
「ジョーイは私のお兄ちゃんでしょ!」みたいに言ったディーナはその後、you're my favorite guy in the whole world と続けています。
whole world は「全世界、世界全体」というニュアンスですね。
in the world だけでも「世界中で」という意味になりますが、そこに whole がついたことで、「この世界全体の中で」のように、さらに強調する感じが出るように思います。
favorite は「お気に入りの、大好きな」という意味ですね。
改めて、英英辞典の語義を見ておくと、
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
favorite : someone or something that you like more than any other one of its kind
つまり、「同じ種類の他のものよりも、より好きである誰か(人)や何か(もの)」。

ですから、ディーナは「あなたは私のお兄ちゃんよ。全世界の中で一番大好きな人よ」と言っていることになります。
その後、be scared to do/of doing 「〜するのを怖がる、怖いと思う」という言葉を使って、他の人との違いを説明していますね。
最初の文は、「ママやパパに言うのは怖いとさえ思わない、怖がりさえしない」、2番目の文は「あなた(兄であるジョーイ)に言うのは怖かった」。
一番大好きな人だから、誰よりもジョーイに言うのが怖かったの、と言っているのですね。

次のジョーイのセリフ、I'd be scared of them の I'd は、I would で、「もし俺なら」という仮定のニュアンスが入っています。
them は、ディーナが言った、Mom and Dad を指していますね。
「もし俺がそういう告白をしないといけないとしたら、俺なら親が怖いと思うだろうけどな」みたいなことになります。
but all right は、「俺なら親が怖いけど、ま、それは別にいいや」みたいなニュアンスですね。
親に言うのは怖くない!という妹の強気な発言に、ちょっと驚いた感じが出ています。

このように、be scared of という形は、be scared of doing なら「〜するのを怖がる」という意味になりますし、be scared of something なら「〜(という対象)を怖がる」という意味になります。
そして、「〜するのを怖がる」という場合には、be scared to do の形も使える、ということですね。
LAAD の例文でも、
He's really scared of snakes. 彼は本当にヘビが怖い。
He's scared of being caught. 彼は捕らわれることを恐れた。
Mary was scared to tell the truth. メアリーは真実を言うのを恐れた。
のように、of something, of doing, to do の形が並んで挙げられていました。

I can't stand the thought of having this baby with you mad at me. について。
長い文章なので、こういうセリフは聞こえた順番に頭でイメージしていかないと追いつけませんね。
前から順番にイメージしていくと、「私はこういう考えに耐えられない」→「この赤ちゃんを産むという考えに」→「あなたが私に対して怒っているという状態で」になるでしょう。
日本語っぽい語順にすると、「ジョーイが私に対して怒ったままで赤ちゃんを産む、と考えることに耐えられない」みたいなことですね。
大まかな意味としては、「ジョーイに反対されたまま、赤ちゃんを産むのはいや」ということですが、the thought of が入っていることから、「ジョーイに反対された状態で赤ちゃんを産む、と考えること」が耐えられない、と言っていることになります。
日本語でも、「想像するだけでも耐えられない」みたいに言うことがありますので、その感覚は同じですね。

I want him to have his uncle. を直訳すると、「私は彼(お腹の赤ちゃん)に彼の伯父さんを持ってほしい」。
him と言っているのは、検査で性別がわかっているからでしょう。
the thought of having this baby のように、「子供を産む」という場合にも、基本動詞 have を使いますが、have という単語を頭でイメージする場合には、とりあえず「持つ」と訳しておけば良いでしょう。
もちろん、きちんとした日本語に翻訳するとか通訳するとかの場合には、文脈と目的語に合った日本語の動詞を選択しないといけませんが、「英語をイメージする」場合には「持つ、持っている、所有する」というイメージを頭に描けばそれで良い、ということです。
ディーナのセリフも、とりあえずは「私の赤ちゃんには伯父さんを持ってほしいと思ってる」ということですから、もう少し日本語風に表現すると、「赤ちゃんには伯父さんがいてほしい」と訳すことになるでしょう。

Is my baby gonna have his Uncle Joey? の Uncle Joey はアンクルの部分が大文字になっていることで、「ジョーイ伯父さん、ジョーイおじさん」という固有名詞の感覚になりますね。
「私の赤ちゃんは、彼にとってのジョーイ伯父さんを持つことになる?」と尋ねていて、つまりは、目の前のジョーイに、「私の赤ちゃんにとっての、ジョーイ伯父さんになってくれるつもりはある?」みたいに言っていることになります。
妹の妊娠のことで怒っていても、「この子の Uncle Joey になってくれる?」と言われてしまうと、ジョーイも怒り続けることができなくなってしまい、体をくねらせながら(笑)、「もちろん、その赤ちゃんはジョーイ伯父さんを持つことができるよ、彼にはジョーイ伯父さんがいることになるよ」と答えます。

兄ジョーイが認めてくれたことで、ディーナは「心配しなくても、私たちは大丈夫よ」と言っています。
その後、たとえ私たち(私とボビー)が結婚しなくても、この赤ちゃんは be so loved 、つまり、「とっても愛される」ことになる、とも言っていますね。
And not just by us. は、「ただ私たちによって(愛される)だけじゃない」、つまり、「愛されると言っても、両親だけに愛されるだけじゃない、両親にしか愛されないわけじゃない」というニュアンス。
「この子は、両親以外からも愛されることになるわ」と言ったディーナの言葉を受けて、ジョーイは、「そうだよ! 彼の伯父さんにも愛されることになるよ!」と答えます。
ディーナのセリフが、「私たち両親以外にも、この子を愛してくれる人はいるわよね?」と言われた形になったので、「あぁ、もちろん、この俺、ジョーイ伯父さんも、赤ちゃんを愛するよ」と答えたことになるわけです。

その後、ジョーイとディーナの兄妹が和解する様子を見ていたボビー(赤ちゃんの父親)が、ジョーイの肩に手を置いて、And by you. と言うのが面白いです。
つまり、「そして、あなたによっても。あなたからも(赤ちゃんは愛される)」と言っていることになるのですが、このセリフから、ボビーは、his uncle = Joey であることが全くわかっていない、ということが判明するのですね。
「赤ちゃんは俺たち両親にも愛されて、彼の伯父さんにも愛されて、そして、目の前にいるあなた(ジョーイ)にも愛される」とボビーが言ったことになり、ずっと話を聞いていたはずのボビーは、his uncle が Joey を指していることが全くわかっていなかったのね、、というオチになります。
シーンの映像からは、ジョーイの顔は見えませんが、ジョーイはじーっとボビーの顔を見ている様子で、ボビーがそのジョーイの顔を見て、ちょっとひるんだ様子を見せています。
多分、ジョーイは「こいつはどこまでバカなんだ」という顔で睨んでいるだろうことが、その様子から想像できるのですが、いつもはフレンズたちにあきれられているジョーイ、そのジョーイがあきれるほどのおバカ度を見せたボビーというキャラクターも強烈で面白いですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:02| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月07日

再結成するの? フレンズ8-10その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


前回の続きです。
ロスの息子ベンが、スティング(Sting。イギリスの人気バンド「ポリス」(The Police)のヴォーカル&ベース担当)の息子と同じ小学校に通っていると知ったフィービー。
スティングのチケットをゲットできなかったフィービーは、ベンの保護者のふりをして、子供たちの問題を話し合うために、スティングの自宅を訪れているところ。
フィービーがチケット目当てに来たことに気づいたスティングの妻トゥルーディー・スタイラー(Trudie Styler)は、激怒して、、、
トゥルーディー: I'm not giving concert tickets to someone who'd use their son like this! (私はコンサートチケットを渡さないわ、自分の息子をこんな風に使おうとするような人にはね!)
フィービー: Oh good! Then you're in luck! Ben's not my son! (それは良かった! それならあなたは運がいいわ! ベンは私の息子じゃないもの!)
トゥルーディー: (stands up) Look, I've just pressed a button, triggering a silent alarm. Any minute now, the police will be here! ([立ち上がって] ねぇ、私はたった今、あるボタンを押したの、これでサイレント・アラームが作動するわ。今すぐにも、ポリス(警察)がここに来るわよ!)
フィービー: The Police? Here? A reunion?! (She gets out her camera.) (ポリスが? ここに? 再結成? [フィービーは(バッグから)カメラを取り出す])

チケットが欲しいことをあっさり認めたフィービーに、トゥルーディーは激怒した様子で、I'm not giving... 以下のセリフを言っています。
ちょっと長めのセリフになるので、前から順番にイメージすると、前半は、「私はコンサートのチケットをある人(こんな人)には渡さない」という感じですね。
そして、「こんな人には渡したくない」の説明として、someone 以下の表現を使っています。
someone who'd use their son like this の who'd は、who would で、「自分の息子をこんな風に使おうとする人」になるでしょう。
「チケット欲しさに、自分の息子を利用するなんて、最低だわ! そんな人に、チケットを渡すもんですか!」みたいに怒っているわけですが、フィービーは笑顔で、「それは良かった。あなたはラッキーね。ベンは私の息子じゃない」みたいに答えています。
「息子を利用する人にはチケットはあげない」と言った言葉を文字通り理解して、「そういうことなら問題ないわ。だってベンは私の息子じゃないから、私は自分の息子を利用したことにはならないもの。あなたもチケットを私に譲るのに問題がなくなるから、このことはあなたにとってもラッキーなことよね」みたいに言ってみせたことになるでしょう。

トゥルーディーは立ちあがって、I've just pressed a button, triggering a silent alarm. と言います。
私はたった今、あるボタンを押した。そのボタンは、a silent alarm をトリガーするの、みたいなニュアンスですね。
silent alarm は言葉の通り、「静かな・音の出ないアラーム」と言うことで、通常のアラームのような大音量で近所を騒がせることなく、警報を発することができるアラームということのようです。
trigger は「銃の引き金、トリガー」のことで、動詞として使うと、「銃の引き金を引く」ということから、「〜のきっかけとなる、〜を起こす」という意味としても使われます。
ですから、このセリフは、「私はあるボタンを押したけれど、そのボタンでサイレント・アラームが作動する仕組みになっているのよ」と説明したわけですね。

警報ボタンを作動させたことで、any minute now 「今すぐにも、今すぐにでも」、the police will be here! 「ポリス(警察)がここに来るわ!」とトゥルーディーは言うのですが、それを聞いたフィービーが、ものすごく嬉しそうに、The Police? Here? A reunion?! というのには大笑いしてしまいました。

reunion というのは、「再・結合」ということで、「再会(の集い)、同窓会」という意味でよく使われます。
a class reunion なら「クラスの同窓会」ですね。
フレンズ1-14(その2) では、廊下にいる時に、次々とフレンズたちと対面したジャニスが、
This is like a reunion in the hall! (廊下での同窓会みたい。)
と言って喜ぶシーンもありました。
また、そもそも私ならこうしてた フレンズ5-5その6 では、
ロス: There're plenty of people who just see their sisters at Thanksgiving and just see their college roommates at reunions and just see Joey at Burger King. (妹とは感謝祭で会うだけ、とか、大学のルームメイトとは同窓会で会うだけとか、ジョーイとはバーガーキングで会うだけ、とか、そういう人は大勢いるよ。)
という表現も出てきましたね。
そんな風に、「同窓会」として使われることが多い reunion という言葉ですが、今回のセリフでは、「(バンドの)再結成」という意味で使われており、そこがこのセリフのオチになっています。
トゥルーディーは、スティングの奥さんで、フィービーは、スティングのチケット目当てでこの部屋にやって来たわけですから、フィービーは「スティングのチケットをどうやってもらおうか」ばかり考えているわけです。
ですから、トゥルーディーが「すぐに警察(the poice)が来るわよ」と言った言葉を聞いて、「The Police (ザ・ポリス。スティングが在籍していたバンド)が来る」と勘違いして、「ポリスが、ここに? 再結成したの?」みたいに叫んで、写真を撮ろうと、カメラまで取り出そうとしている、、というオチになった、ということです。
ポリスというバンドは、1984年に活動停止を宣言し、その後、2007年に再結成したようですが、今回のフレンズのエピソードの放映は 2001年で、ポリスがちょうど活動停止中の時期に当たりますので、フィービーが、「再結成?」と喜ぶセリフも、しっくりくるわけですね。

スティングの名前は、かっこいい男性の例として、フレンズでも何度も登場しました。
過去記事、スティング フレンズ3-5その8 では、レイチェルが挙げた「寝たい有名人リスト」の中にスティングの名前が入っていたことから、他にスティングの名前が出てきたセリフを一緒にご紹介しています。

「ポリスが来るわよ」「え、ポリスが再結成したの?」というオチは、トゥルーディーがスティングの奥さんだからこそ成立するジョークで、このセリフを言わせたいがために、「スティングの奥さんが警察に通報せずにはいられないようなことをする」設定にしたのかも、、と思える感じです。
いくらスティングのチケットが欲しいからとはいえ、今回のフィービーの行動は、常識を越えたところがありますが、それもこれも、このオチのセリフに繋げるためだと思えば納得できる気がしました。

まぁ、ベタだと言えばベタなのかもしれませんが(笑)、バンド名が The Police であることをうまく使った、そして、スティングと言えば、The Police のメンバーだったことをみんなが知っていることをうまく活用した、フレンズらしいオチだと言えるでしょうね。

ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:15| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月04日

困った状況になったわね フレンズ8-10その4

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は2位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


フィービーは、歌手のスティング(Sting。イギリスの人気バンド「ポリス」(The Police)のヴォーカル&ベース担当)の息子ジャックが、ロスの息子ベンと同じ小学校に通っていると知ります。
スティングのコンサートチケットが取れなかったフィービーは、ベンとジャックが喧嘩していると聞いて、ベンの保護者を装ってコンタクトを取り、話し合いをするために、スティングの家に来ています。
スティングの奥さんである、トゥルーディー・スタイラー(Trudie Styler。本人が演じています)と話していたフィービーですが、肝心の(笑)スティングが同席していないのを見て、
フィービー: Umm, I'm sorry. Won't-won't Jack's father be joining us? (あのー、ごめんなさい。ジャックのお父さんは私たちに加わらないの?)
トゥルーディー・スタイラー(スティングの妻): Oh, I'm sorry, Jack's father is not available. (あら、ごめんなさい。ジャックの父親は今は忙しいの。)
フィービー: Uh-hmm. Okay. Well then, could we reschedule for, say, Friday night, perhaps at 8 o'clock? (あぁ、いいわ。それじゃあ、予定を組み直しましょうか? 例えば、金曜の夜、多分、8時くらいに?)
トゥルーディー: Oh, no, I know that wouldn't work. My husband's in concert. (あぁ、だめね、それは無理だってわかるわ。夫はコンサートなの。)
フィービー: Concert. Yeah. That just put us in... quite a pickle. Because you see I'm very busy before and after the concert, and he's obviously busy during. (コンサート。そうね。それはちょっと困ったことになったわね。だってほら、私はそのコンサートの前と後が忙しいの。そして、彼(スティング)はどう考えてもコンサートの間、忙しいし。)
トゥルーディー: So, I guess you and I should talk about Jack and Ben right now. (だから、あなたと私が今、ジャックとベンのことで話し合うべきだと思うのよ。)
フィービー: Unless! Unless umm, okay I-I would be willing to go to the concert, umm, all the while thinking about the children, of course. (でもこれなら話は別よ! もし、ほら、私がそのコンサートに行くのを厭わない(いとわない)なら。その間ずっと、子供たちのことについて考えられるわよ、もちろん。)
トゥルーディー: Are you here for tickets? (あなたは、チケットのために来たの?)
フィービー: Oh, thank you. Four would be great. (あぁ、ありがとう。4枚ならありがたいわ。)

スティングが同席していないので、フィービーは「ジャックの父親(であるスティング)は、私たちに加わらないの? 同席しないの?」と尋ねています。
Jack's father is not available. の not available は「手があいていない」というニュアンスですね。
都合がつかなくて、他の用事で忙しくて、この話し合いに参加することができない、というような感覚です。

スティングがいないと知ってフィービーは、reschedule (再スケジュール)しましょう、つまり、この話し合いの日程を変更しましょう、再調整しましょう、と提案します。
「〜の日時に予定する」 は、schedule for のように for を使いますので、今回のような reschedule (re-schedule) の場合も同じく、for を使うことになります。
say は「例えば」というニュアンスの挿入句ですね。
フィービーは、コンサートの日時をわかっていて、わざとその日を、さも今思いついたように言ってみせたことになります。

I know that wouldn't work. の work は「うまくいく、正しく機能する」という自動詞なので、「その日程では、うまくいかないだろうって私にはわかるわ」ということ。
My husband's in concert. は、「私の夫は(その時間)、コンサートにいるの。コンサートに出演中なの」ということですね。

「コンサート」という言葉を聞いたフィービーは、残念そうなふりをして、That just put us in... quite a pickle. と言っています。
pickle は「ピクルス」のことで、日本語で「ピクルス」と言われているのは、pickles という「複数形」からなのですね。
また、pickle には「困った立場、窮境、苦境」という意味もあって、put someone in a pickle なら「人を困った立場にする」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
be in a (pretty) pickle : (old-fashioned) to be in a difficult or confusing situation
つまり、「(古風な表現) 難しい、またはややこしい状況にいること」。

ロングマンの説明によると、old-fashioned な表現のようです。
フィービーがこのセリフを言った後、ラフトラック(観客の笑い声)が起こっていますが、観客、そして視聴者は、フィービーが「スティングのコンサートのチケット目当てにやってきた」ことを知っているので、そんな古風で大袈裟な表現を使って、「私が提案した日時が、ちょうどコンサートに当たっちゃうなんて、随分と大変な苦境に追い込まれちゃったわねぇ」としらじらしく言ったその猿芝居(笑)に笑ってしまった、ということでしょう。

その後、「私はそのコンサートの前後が忙しいし、彼(スティング)は、どう考えても(明らかに)、その自分のコンサートの間、忙しいわよね」みたいに言っています。
その話の流れから、「そうなの、だから夫は忙しいので、私たち二人だけで、子供たちの問題に話し合うべきだと思うのよ」と、ごく当たり前のことをトゥルーディーは言うのですが、フィービーはまだあきらめず、Unless! と強く言っています。
こんな感じで、Unless! とか、Or! のように、「別のこんな案はどうかしら?」と続けるパターンは、フレンズにはよく出てきますね。
このような会話に出てくる unless は、「もし〜でなければ話は別だけど」と訳すと、しっくりくる場合が多いです。
今回のセリフも、「unless 以下のことが起こらなければ、今ここで、スティング抜きで話し合うべき、となるだろうけど」みたいなニュアンスなので、「二人で今、話し合うべきよ」と言ったトゥルーディーに対して、「もし、私が今から言うことが現実になれば、話は別だけど(今、ここで二人で話し合う必要はなくなるけれど)」と言っている感覚になります。

そして、「ほら、もしこんな風になったら、二人だけで話す必要がなくなるわよ」と言ったその条件が、「もし私がそのコンサートに行くのを厭わない(いとわない)なら」。
be willing to というのは、「厭わない」と訳したように、「(仮にやりたくないと思うことでも)求められれば進んで〜する」というニュアンスがありますね。

Macmillan Dictionary では、
willing : if you are willing to do something, you do it when someone askes you, sometimes when you do not want to
つまり、「be willing to do something というのは、誰かが自分に頼む時、時には自分がそれをしたくないと思う時、にそれをすること」。

今回も、フィービー自身は、そのコンサートに行きたくて行きたくてたまらない、だから、ベンの母親のふりをするという嘘をついてまで、この部屋にやって来たのですが、その「超、行きたい」という気持ちを伏せて、「私としては、例えばあなたがそう望むのなら、コンサートに行くのはやぶさかではないわよ、コンサートに行ってあげてもいいわよ、コンサートに足を運んであげよう、っていうつもりはあるわよ」みたいに言ったというニュアンスが、この be willing to というフレーズによく出ているように思うわけです。

「私はそのコンサートに行く意思はあるわよ、と言えば、そこにはスティングもいるから、みんなで一緒に、子供たちのことについて話し合えるでしょ」みたいに言うフィービーのセリフを聞いて、さすがにトゥルーディーにもフィービーの真の目的がわかったようで、Are you here for tickets? と言っています。
直訳すると、「チケットのために、あなたはここにいるの?」ということで、つまりは、「あなたはチケット欲しさにここに来たの? チケットが目的で、この家にやって来たの?」と言っていることになります。
「チケットのためにここにいるの?」と言われたフィービーは、悪びれた様子もなく、「まぁ、ありがとう。4枚なら(4枚もらえたら)素敵だわ、ありがたいわ」みたいに答えます。

この後、スティングの奥さんであるトゥルーディーが激怒することになるのですが、その続きは次回、といたします(^^)


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 17:25| Comment(2) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする