2014年07月30日

そのほうがシンプルだったろうに フレンズ8-17その4

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チャンドラーとモニカの家にジョーイが入ってきます。
ジョーイ: (entering) Hey! ([入ってきて] よぉ!)
レイチェル: Hi. (はーい。)
モニカ: Uh, I really don't know what to tell you, Rach, I really don't. I mean, maybe Joey could help you out with your, with your big work problem. (あぁ、ほんとに、あなたに何て言ったらいいかわからないわ、レイチェル。ほら、多分、ジョーイがあなたを助けてくれるかも、あなたの仕事の大問題のことでね。)
レイチェル: What? (何?)
モニカ: Yeah, Joey, she's... Rachel's got this really big work problem, and it is a head-scratcher. Wow! (To Chandler) Y'know what, if we're gonna make dinner, we're gonna have to leave. Yeah. (She and Chandler exit.) (そうなのよ、ジョーイ、彼女は…レイチェルは本当に大きな仕事の問題を抱えてるの。頭を悩ますものよ。ワォ! [チャンドラーに] ねぇ、私たちが夕食を作るなら、私たちは行かないと。そうよね。[モニカとチャンドラーは部屋を出る])
ジョーイ: So you uh, have a... big work problem? (それじゃあ、レイチェルは…仕事の大問題を抱えてるの?)
レイチェル: Yeah. It's umm... Yeah, it's uh... It-it's y'know-It's nothing. (えぇ。それは…そうなの、それは…大したことじゃないわ。)
ジョーイ: Huh. Okay. (Awkward silence.) So uh, I think I'm gonna take off. (そうか。わかった。[気まずい沈黙] それじゃあ、俺は行くことにするね。)
レイチェル: Yeah-No, wait! Joey, no, wait, it is. It's something. It's-it's umm... it's my boss. (そうね、いえ、待って! ジョーイ、違うの、待って。重要なことなの。それは… 私の上司(ボス)なの[私の上司のことなの]。)
ジョーイ: Yeah? (そうなの?)
レイチェル: Yeah, and umm my baby. (そうよ、そして私の赤ちゃんのこと。)
ジョーイ: Yeah? (そうなの?)
レイチェル: My boss wants to buy my baby! (私の上司が私の赤ちゃんを買いたがってるの!)
ジョーイ: What?! Oh my-oh my God! (何? なんて、なんてこった!)
レイチェル: I know, I told you, it's a really big problem! (そうなのよ、言ったでしょ、本当に大問題だ、って!)
ジョーイ: What, he wants to buy your baby?! (何? 君の上司は君の赤ちゃんを買いたい、って?)
レイチェル: Can you believe that?! (信じられる?)
ジョーイ: That's crazy! (そんなのクレイジーだよ!)
レイチェル: That's what I told him! (私も上司にそう言ったのよ!)
ジョーイ: Okay, how did this even happen? (わかった、で、どうして[どんな風にして]こんなことが起こったの?)
レイチェル: Well, I'll tell ya! (Pause) See, uh my-my boss and his wife-They-they can't have children. So umm, and that-we were at the Christmas party, and he got drunk and he said to me, "Rachel, I want to buy your baby." (そうね、今から言うわね! [間があって] ほら、私の上司とその奥さんは…二人には子供ができないの。それで、私たちはクリスマスパーティーにいて、上司が酔っぱらって、彼は私に言ったのよ。「レイチェル、君の赤ちゃんを買いたい」って。)
ジョーイ: Man! When you said it was a problem about your boss and the baby I figured it was something about maternity leave. (なんてこった! レイチェルが、君の上司と君の赤ちゃんのことで問題があるって言った時、俺は産休の話かと思ったのに。)
レイチェル: Ohh! Yeah! (Pause) Yeah, that-that would've been a much simpler problem. (ああ! そうねぇ〜! [(かなり長い)間(ま)があって] そうね、それならもっとずっとシンプルな問題だっただろうにね。)

ジョーイが入って来たのを見たモニカは、少し前に自分がレイチェルに言ったアドバイス「ジョーイに仕事の件で相談したら?」を実行しています。
ジョーイが入ってくる前に、レイチェルが仕事の問題をモニカに相談していたかのようなふりをして、「何て言ったらいいか私にはわからないわ」と言った後、今気づいたかのように、「そうだ、今来たジョーイなら助けてくれるかも」みたいに話を進めています。
help you out with... は、「…の件であなたを助ける」という感覚。
ちょっとわざとらしい感じながらも、your big work problem 「あなたの大きな、仕事の問題」のように表現することで、その話題を続けてジョーイとの会話を始めさせようとしているわけです。
ですが、レイチェルは、モニカがさっきくれたアドバイスをすっかり忘れているようで、間の抜けた声(笑)で、What? と返していますね。
せっかく話を振ったのに、それに合わせてくれないことにいらいらした感じで、モニカは「レイチェルは仕事での大問題を抱えてるのよ」のように言った後、it is a head-scratcher. と言っています。
まず、scratch という動詞は、スクラッチというカタカナ英語にもなっていますが、「かく、ひっかく」ということですね。
そして、scratch one's head だと「頭をかく」になりますが、これは「困って頭をかく、途方に暮れる」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
scratch your head : (informal) to not know the answer or solution to something, and to have to think hard about it
例1) The last question really left us scratching our heads.
例2) Budget directors are scratching their heads about how to deal with the shortfall.

つまり、「何かに対する解答や解決策がわからないこと、そして、それについてよく考えないといけないこと」。
例文1は、「最後の質問は本当に私たちを途方に暮れさせた」。
例文2は、「予算管理者(予算担当役員)たちは、不足額をどう扱うかで途方に暮れている(困っている・悩んでいる)」。

scratch your head が「困って頭をかく」ということですから、head scratcher は「頭をかくという状態にさせるもの」ということで、「頭を悩ませるもの」という意味になるでしょう。
実際、英辞郎には、
head scratcher=難問、難題
と出ていました。
英英辞典では、Merriam-Webster Dictionary: head-scratcher で以下のように説明されています。
head-scratcher [noun] : something hard to understand or explain
例) why he chose to sink all of his money into a failing business is a real head-scratcher

つまり、「理解したり説明したりするのが難しい何か」。
例文は、「彼がなぜ、自分の金の全て(全財産)を、業績が悪化しているビジネスにつぎ込む[投資する]ことを選んだのかは、本当に難問だ(説明も理解もできない)」。

モニカはとりあえず、「レイチェルがジョーイに相談しなければいけないような仕事上の大問題がある」ということだけを、大袈裟に言ってみせているわけですね。
具体的な内容は、レイチェルが考えるとして、その会話を始めるきっかけだけをモニカが与えた感じになります。

その後、モニカは「夕食を作るのに、ここを出なくちゃ」みたいに言って、チャンドラーと共に部屋を出て行きます。
ここはチャンドラーとモニカの家なので、夕食を作るならなおさら、自宅のキッチンにいないといけないわけですが、何か理由をつけて、ジョーイとレイチェルの二人きりにしてあげないといけないために、トンチンカンな理由を言って部屋を出て行った感じですね。

「仕事で大問題を抱えてるの?」と、ジョーイは予定通りの反応をしてくれていますが、レイチェルは何を相談したらいいか決めていなかったらしく、「たいしたことないの」と言っています。
それを聞いたジョーイが、「大問題じゃないなら、俺は行くね」みたいに出て行こうとするので、レイチェルは nothing ではなく、something 「大したこと、重要なこと」だと言って、とりあえず、it's my boss. 「(その問題っていうのは)ボスなの。ボスのことなの」と言っています。
その後、and my baby 「そして、私の赤ちゃん(のこと)」と言ってから、「私の上司(ボス)が私の赤ちゃんを買いたがってるの、買いたいって言ってるの!」と言っています。
非現実的で突拍子もない話ですが、どんな問題を相談するか考えておらず、またジョーイと話すチャンスをつかめずに終わってしまいそうと焦ったレイチェルの様子がよく出ていますね。

思いがけない話に、ジョーイも oh, my God! と言い、口から出まかせに適当なことを言ってしまったレイチェルも、「そうでしょ! 私はあなたに言ったでしょ、本当に大きな問題だって!」と言っています。
how did this even happen? は、「この件・このことは一体どんな風にして起こったの?」というところ。
why で理由を問うのではなく、how 「どのようにしてそれは起こったか?」という顛末(てんまつ)を聞いていることになるので、聞かれたレイチェルは、because 「なぜなら〜だから」というような「理由」を答えるのではなく、そういうことになった事情を順序立てて説明することになるのですね。

I'll tell ya! は、「これから言うわね」的なニュアンスで、普通は何か言いたいことがある場合の前振りの言葉として使うものなので、I'll tell ya の後には、すぐに言いたい内容が続くのが自然です。
ですが、今回の場合は、レイチェルが「とにかく何かジョーイに相談できるような問題を考えなきゃ」ととっさに口から出た話だったので、「どうしてこんなことになったわけ?」と聞かれても、その事情まで詳しく練っていなかったので、言葉に詰まっていることになります。
しばらく沈黙した後、レイチェルなりに何とか話を考えて、「上司夫妻には子供ができなくて、パーティーで酔っぱらった上司に、”君の赤ちゃんを買いたい”って言われたの」と説明しています。

その後のジョーイのセリフ、When you said it was a problem about your boss and the baby I figured it was something about maternity leave. について。
まず、maternity leave は「産休、出産休暇」のことですね。
このジョーイのセリフを直訳すると、「君の上司と(君の)赤ちゃんについての問題だと君が言った時、産休に関する何かだと思ったのに」みたいになります。
I figured 「俺は…だと思った」という「過去形」は、聞いた瞬間はそうだと思ったんだけど、実際には違ってたんだね、本当はそんな問題だったんだね、というニュアンスになります。
それを聞いたレイチェルは、あぁ、そうねぇ〜みたいに言葉を伸ばした感じで、自分でも何度か軽くうなずいています。

そしてかなり長い間沈黙した後、that would've been a much simpler problem. と言っていますね。
would have been は「(もしそうなら)…だっただろう」という感覚。
ジョーイが「産休の話かと思ってた」と言ったのを受けて、「もし今回の問題が、赤ちゃんを買いたい、ではなく、産休の話だったなら、問題はもっとずっとシンプルだっただろうに」ということになります。
つまりレイチェルは、仕事上の大問題を何か思いつこうとする時に、「上司と赤ちゃん」にまつわる問題として「上司が私の赤ちゃんを買いたがってる」という問題をでっち上げたわけですが、「上司と赤ちゃん」の問題であれば、産休の話をすればそっちの方がもっと普通でずっとシンプルだったのに、、ということに、ジョーイの発言で気づいたということですね。
「あぁ、そうか、そう言えば良かったんだ、そうよね、うんうん」みたいに、かすかにうなずいているレイチェルも面白いですね。
ジョーイは普段は「人より何かに気付くのが遅い」という描写が多いキャラですが、そんなジョーイに、「産休の問題かと思ってたら、そんな思いがけない問題だったんだね」と言われてしまった面白さ、今回はジョーイの方がまともなことを言っている面白さ、ということですね。


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posted by Rach at 14:02| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月28日

配ってた、金と引き換えに フレンズ8-17その3

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レイチェルはまだ、ジョーイと気まずい状態が続いています。
どうしたらいい?とレイチェルがモニカやチャンドラーに相談するものの、いいアイデアも浮かびません。
そんな会話の後、
モニカ: Honey, why is the Bruce Springsteen CD in the Kat Stevens case? (ハニー、どうしてブルース・スプリングスティーンのCDが、キャット・スティーブンズのケースに入ってるの?)
チャンドラー: Let's just say if I can't find the right CD case I just put it in the nearest one. (とりあえずこう言っておこう。俺はもし正しいCDケースが見つからなかったら、一番近くにあるケースに(ただ)CDを入れるんだ。)
モニカ: Okay, where is the Cat Stevens CD? (わかった、で、キャット・スティーブンズのCDはどこにあるの?)
チャンドラー: In the James Taylor case. (ジェームズ・タイラーのケースの中。)
モニカ: Where is the James Taylor CD? (ジェームズ・タイラーのCDはどこにあるの?)
チャンドラー: Honey, I'm gonna save you some time. 200 CDs, not one of them in the right case. (ハニー、君の時間を節約してあげるよ[無駄な時間を省いてあげるよ]。200枚のCD、その中のどの1つも正しいケースの中にはない。)
モニカ: Okay. No need to panic. Deep breaths, everyone. Okay umm uh, we're just gonna have to spend some time and put the CDs in the right cases. (いいわ。パニクる必要はない。深呼吸して、みんな。よし、私たちは時間をかけて、そのCDを正しいケースに入れないといけないことになるわ。)
チャンドラー: Well, if we're gonna do that, we should come up with some kind of order. Y'know alphabetically or by genre? (うーん、もし俺たちがそうすることになるのなら、ある種の順番を考えるべきだよ。ほら、アルファベット順? それともジャンルで?)
モニカ: Hmm, I don't know. We really have to talk this through. (うーん、わからないわ。このことについては、本当にじっくり話し合わないといけないわね。)
レイチェル: Oh, my God!! You guys have such problems!! I feel so terrible for you! (なんてこと! あなたたちはそんな問題を抱えてるのね! 本当にあなたたちに同情するわ!)
モニカ: Okay, I-I'm sorry. Look, you and Joey, you're both focusing on this uncomfortable thing. What you need to do is change the subject. Next time you see him, try to get him talking about something else. (わかった、ごめんなさい。ねぇ、あなた(レイチェル)とジョーイ、あなたたち二人は、この居心地が悪いことばかり考えてるわ。あなたがすべきことは、話題を変えることよ。次に彼に会う時は、彼が何か別のことを話すように仕向けてみるのよ。)
レイチェル: Oh, yeah. That makes sense. (あぁ、そうね。それは言えてる。)
モニカ: Yeah, like I don't know, maybe you have a work problem that you need his advice on. (そうね、わからないけど、多分、彼のアドバイスが必要になるような仕事の問題があるでしょ。)
レイチェル: Ooh, I could do that. (うー、それならできそうね。)
モニカ: Good. (To Chandler) Uh honey, the Miami Vice soundtrack? Really? (よし。[チャンドラーに] あ、ハニー、マイアミ・バイスのサントラ? ほんとに?)
チャンドラー: They were just giving those away at the store (off Monica's look) in exchange for money. (店でただ、そのCDを配っていたんだよ、[モニカの視線から外れるようにして] 金と引き換えにね。)

モニカは、CDケースと中身のCDが不一致になっていることに気付き、その理由をチャンドラーに尋ねています。
Let's just say 「とりあえず…とだけ言っておこう」と言って、チャンドラーは、「もし俺が正しいCDケース(本来収納すべきケース)を見つけられなかったら、俺はただCDを一番近いケースに入れるんだ」と説明しています。
CDをしまおうと思って、そのケースが見当たらない時は、近くにある適当な別のケースに入れちゃうんだ、ということですね。
その後、このCDはどのケースに? じゃあ、そのケースに入っているはずのCDはどのケースに?と、モニカは矢継ぎ早に質問しています。
こんな質問が延々続きそうに思えたのでしょう、チャンドラーは、I'm gonna save you some time. と言っていますね。
この save は「save+人+時間」の形で、「人に時間を省かせる」という意味になります。
直訳すると、「俺は君に(いくらかの)時間を省かせてあげるよ」ということで、つまりは、「君が(無駄な)時間を費やすのを俺が省いてあげよう」と言っていることになりますね。
そして、200 CDs, not one of them in the right case. 「200枚のCD、そのうちのどれ一つも正しい(本来の)ケースの中にない」と説明しています。
どれ一つとして、正しいケースに入っているものはない、中身とケースはどれも一致していない、ということですね。

それを聞いた後、No need to panic. Deep breaths, everyone. 「パニックになる(パニクる)必要はない。みんな、深呼吸して」と言っているのが、モニカらしいですね。
整理整頓好きで、几帳面なモニカにとっては、よほどショックな事実だったようです。
モニカ以外は誰もパニクっていないのですが(笑)、「みんな、心配いらないわ。まずは深呼吸しましょう」と言っているのは、みんなに対して言っているようで、実は自分自身に対して言い聞かせているニュアンスです。
そして、「(ある程度の)時間をかけて、正しいケースに入れなくちゃ」とも言っています。

入れ替えるなら、some kind of order、つまり「ある種の順番」を考え出す(come up with)べきだとチャンドラーは言っています。
alphabetically は「アルファベット順」、by genre は「ジャンルで、ジャンル別に」ということですね。genre の英語の発音は「ジャーンラ」みたいな感じになります。

「この件について私たち話し合わないと」などと言っているモニカたちを見て、レイチェルは「あなたたちはそんな問題を抱えてるのね! あなたたちに同情するわ」みたいに大袈裟に言っていますが、これは皮肉ですね。
レイチェルはジョーイに告白されて以来、ずっと気まずい状態が続いていて、真剣に悩んでいるというのに、バラバラになったCDとケースをどうやって正しい状態に直すかについての、くだらないw 議論を繰り広げている二人を見て、イライラしたことによる皮肉です。

「私の気も知らないで、そんなささいなことをさも大問題みたいに言って」という感じのレイチェルに、モニカは素直に謝り、アドバイスを言っています。
focus on は「〜に焦点を合わせる」ということで、「〜に(注意・関心・意識を)集中させる」という感覚ですね。
つまり、you're both focusing on this uncomfortable thing. は、「快適でない、居心地が悪い、っていうことばかりに意識を向けすぎよ」と言っていることになります。
二人に必要なのは、話題を変える(change the subject)ことよ、と言って、次に彼に会う時には、彼に何か別のことを話すようにさせなさい、とアドバイスすることになります。
try to get him talking about something else を厳密に直訳すると、「ジョーイが何か別のことについて話している(という)状態にさせるように、頑張りなさい(トライしてみなさい、やってみなさい)」という感覚になるでしょうか。
レイチェルに対して、「あなたが何か違う話題を話しなさいよ」と言っているのではなく、「ジョーイが別の話題を話すような状態になるように仕向けなさい」と言っている「使役」のニュアンスですね。

That makes sense. 「言えてる。なるほどと思える。道理にかなっている」とその意見に賛同したレイチェルに、モニカはその話題についてのヒントを与えてあげています。
you have a work problem that you need his advice on. の that は関係代名詞で、直訳すると、「(その問題に対して)ジョーイのアドバイスが必要なような、(ある)仕事の問題をあなたは持っている(でしょ)」みたいなことになるでしょう。
関係代名詞で補足説明した感じを、和訳にも出そうとすると、「あなたも仕事の問題とか1つぐらいあるでしょ。ジョーイのアドバイスを必要とするような仕事の問題よ」みたいになるかなと思います。
告白された後、気まずくなってしまったので、恋愛とは無関係の仕事の話題を持ち出して、アドバイスが欲しいの、、と相談する感じで話のきっかけをつかんでみたら?ということですね。
レイチェルが、それならできそうね、と納得した後、モニカはチャンドラーに「あなた、マイアミ・バイスのサントラを持ってるの? まじで?」みたいな調子で尋ねています。
その言い方から、「チャンドラーはそんなCDまで持ってるの?」とあきれているのがわかりますね。

そんな風にモニカはあきれた様子ですが、Wikipedia 日本語版: 特捜刑事マイアミ・バイス には、「異例とも言えるテーマソングの大ヒット」の項目で、サントラが大ヒットとなった話が載っています。
Amazon の「ミュージック」カテゴリーで「マイアミ・バイス」を検索してみたところ、サントラが何枚もヒットしましたし、チャンドラーが持っているのも不思議ではない、むしろ、チャンドラーの世代の人間が持っているのは、いかにもそれっぽい、という描写なのかな、とも思います。
過去記事、マイアミ・バイスの真似 フレンズ5-8その4 では、ロスとチャンドラーがマイアミ・バイスの登場人物のような服装をして登場するシーンもありましたね。

モニカとしてはあまり興味がなかったのでしょうね、「こんなの持ってるんだ、、」みたいに言われたチャンドラーは、言い訳のようなセリフを言っているのですが、それがなかなか面白いです。
そのセリフ、They were just giving those away at the store in exchange for money. について。
give away は「(ただで)人に与える、贈る」という感覚。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
give something away (or give away something)
to give something to someone without asking for any money, rather than selling it to them.
例) The store is giving away a toaster to the first 50 customers.

つまり、「何かを誰かに売るというよりもむしろ、お金を求めることなく、誰かに何かを与えること」。
例文は、「その店は、最初の50人の客(先着50人の客)に、トースターを1個(ずつ)配る(無料配布する)予定である」。

ですから、They were just giving those away at the store. だと、「ただ、そのCDを店で(無料で)配ってたんだ」みたいなことになりますね。
they というのは、お店の定員さんを漠然と指す感覚になります。
store. で文章が終わっていたなら、まさにそういう意味になりますが、その後、モニカの視線を外すようにして、in exchange for money と付け加えていますね。
in exchange for... は「…と引き換えに、交換に」。
ですから、「店で配ってたんだよ、お金と引き換えにね」と言っていることになります。

最初の部分だけだと、「モニカは文句があるみたいだけど、これは店で(無料)配布してたもんだったんだよ」ということになり、無駄使いしたわけじゃない、という言い訳になりそうなわけですが、「配ってたんだよね、金と引き換えに」と付け加えたことで、「金と引き換えに配っていた」、つまりは「商品として(普通に)売っていた。それをチャンドラーは買った」ことを認めたことになる、というオチになります。
日本語でそういうオチをつけようとすると、上に書いたように「店で配ってたんだよ、お金と引き換えにね」のように、ちょっとわざとらしい感じで文の最後にオチを持ってくる風になりますが、英語では、in exchange for money のような副詞句は、元々、この位置に配置される言葉なので、「わざとらしく付け加えた」感じにはならず、「最後まで話を聞いたら結局そういうことだった」という自然なオチになるわけですね。


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posted by Rach at 17:20| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月24日

東京セミナーの受付を開始します

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2014年10月12日(日)10月13日(月祝)に、初の「東京セミナー」を開催することを、先日お知らせしましたが、本日 7月24日(木)よりお申し込みの受付をさせていただきます。
ご興味のある方は、是非お申し込みくださいませ。

セミナーのお申し込みは、以下のリンク先の「こくちーず」で受け付けています。
こくちーず:私の先生は海外ドラマ 〜生きたセリフで英語4技能を伸ばす〜

私のブログでも、以下にセミナー概要を書かせていただきますね。

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第102、103回つなぎすとサロン主催
【南谷三世の「私の先生は海外ドラマ」セミナー 〜生きたセリフで英語4技能を伸ばす〜】

■日時:
2014年10月12日(日) 18:30〜20:30
2014年10月13日(月祝) 9:30〜11:30

■会場:「きゅりあん」(品川区立総合区民会館)
※東京都品川区東大井5-18-1 (JR/東急線 大井町駅前)
きゅりあん 公式サイト

■セミナー概要:
「海外ドラマ」のセリフを題材にして学ぶことで、留学にも匹敵するほどの「生きた英語」を大量に浴びることができ、日本でも自宅でも、高い英語力を身につけることが可能になります。
「海外ドラマ」を教材の中心として、「読む、聴く、書く、話す」の4技能を正しく伸ばすための方法を、楽しくわかりやすく解説します。

■受講料:3,000円

■定員:各回先着30名

■備考:セミナー終了後に、講師を交えた懇親会(別途実費)を行います。
セミナーお申し込みの際は、懇親会の参加不参加もあわせてお知らせ下さい。

■主催:つなぎすとサロン 代表 米田りり子

■お問い合わせ:つなぎすとサロン
tsunagist@yahoo.co.jp

■お申し込み方法:こくちーず。下記リンク先の「こくちーず」よりお申込みください。
こくちーず:私の先生は海外ドラマ 〜生きたセリフで英語4技能を伸ばす〜

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東京セミナーの概要については以上です。


私が初のセミナーを開催させていただいたのは、2013年10月13日でした。
ですから、今日、受付を開始させていただいた、2014年10月12日と13日の東京セミナーは、初セミナーから「ちょうど1年後」になります。

去年の10月の初セミナーが満席となり、キャンセル待ちもいただいたことから、その後、2014年1月19日、4月20日、7月6日と、同内容の追加セミナーを合計3回、関西(神戸)で開催させていただくことができました。
初セミナーから9か月の間に、関西で通算4回のセミナーを開かせていただくことができたこと、そしてちょうど1年後に東京セミナーを連続で2回開催させていただけること、本当にありがたく思っております。
これまでのセミナーにご出席いただいた皆様、いつもブログを読み応援して下さっている皆様のおかげです。ありがとうございます。私は本当に幸せ者です。

セミナーを開催させていただくたびに、新しい方々との素敵な出会いがあります。
直接、皆様にお会いして、私の口から私の言葉でメッセージを伝えることができること、それに対して、質疑応答やその後の懇親会の場で、皆様のご感想やご意見を直接お伺いできること、英語に関するあらゆる話を参加者の皆様と楽しく語り合うことができること、、それは、これまでずっとブログという形で、「”文字で”メッセージを伝える」ということをやってきたブロガーの私にとっては、新鮮で刺激的なことでした。
セミナー参加者の皆様と一緒に過ごさせていただく時間は、とても楽しく、本当に幸せなひとときです。

「海外ドラマで英語を学ぶって楽しい!」と思っていただけるような楽しいセミナーにしたいと思います。
また、たくさんの方にお会いできるのを楽しみにしています。
どうかよろしくお願いいたします!(^^)

↓東京セミナーのチラシです。気分はすっかり秋になっております(^^)
画像をクリックしていただくと、チラシが別ウィンドウで拡大表示されます。

東京セミナー チラシ.jpg



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posted by Rach at 23:20| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

昇進か非業の死か フレンズ8-17その2

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[Scene: Central Perk, Phoebe is holding a book as she, Rachel, and Monica drink some tea as Chandler looks on.]
セントラルパーク。フィービーは本を持っていて、フィービー、レイチェル、モニカは紅茶を飲んでいる。それをチャンドラーが見ている。
フィービー: Okay, so when you're done with your tea I'll look at your leaves and tell you your fortune. (よし、それじゃあ、あなたたちが紅茶を飲み終わったら、紅茶の葉を見て、運勢を占ってあげる。)
チャンドラー: I didn't know you read tea leaves. (君が紅茶の葉を読める(茶葉で占いできる)なんて知らなかったよ。)
フィービー: Oh yeah, I've done it for years. I actually stopped because I was so accurate. Y'know, and-and y'know, one of the great joys of life is its-its wondrous unpredictability, y'know? And also, tea tends to give me the trots. (ええ、そうよ、私は何年も、その占いをしてきたの。実はやめてたんだけどね、ものすごく当たるから。ほら、人生の最も素晴らしい喜びの一つは、驚くほどの予測不可能さでしょ。それに、私、紅茶を飲むと下痢になりがちなの。)
モニカ: Okay, I'm done. Read mine. (よし、飲み終わったわ。私のを読んで[占って]。)
フィービー: Okay. (Looks at the leaves.) Ooh, I see a ladder. (Checks the book) Which can mean either a promotion or a violent death. (オッケー。[茶葉を見る] あぁ、はしごが見えるわ。[本をチェックして] それは、昇進か、または非業の死かのどちらかね。)
モニカ: (stunned) I-I'm the head chef. I-I can't get promoted. ([驚いて] 私はヘッドシェフ(料理長、コック長)よ。(これ以上)昇進することはできないわ[昇進はありえないわ]。)
フィービー: Uh-hmm. Uh-hmm, who's next? (ふーん、ふーん。次は誰?)
レイチェル: Okay, I'm done. Do mine. (オッケー、飲み終わった。私のを見て。)
フィービー: Okay. (Reads the leaves) Umm, oh! Okay, I see a circle. (わかった。[茶葉を読む] まぁ! 円が見えるわ。)
レイチェル: Ah. (あぁ。)
フィービー: Oh! (Checking the book) Which can either mean you're having a baby or you're gonna make a scientific discovery! (まぁ! [本をチェックして] それはあなたに子供が生まれるか、または科学的発見をするか、って意味ね。)
レイチェル: Well, I have been spending a lot of time in the lab. (そうねぇ、私はラボで長い時間を過ごしてきたから。)
チャンドラー: What does yours say, Pheebs? (君のは何て出てるの、フィービー。)
フィービー: Umm.... Wow, all right. (Checks the book.) Wow! Yay! Ooh, I'm gonna meet a guy! And really soon! And he's gonna be the man of my dreams. Probably not the guy I had a dream about last night. (Points at Chandler.) (うーんと、まぁ! [本をチェックする] ワオ! イェイ! あぁ、私はある男性に会うの! それもほんとにすぐに! そして、その人は、私の夢の人になるのね。多分、昨日夢に出てきた人じゃないけどね。[チャンドラーを指さす])

コーヒーハウスのセントラルパークで、フィービーは本を手に持ちながら、「紅茶を飲み終えたら、茶葉を見て、運勢を占ってあげる」というようなことを言っています。
この後も、be done (with...) という言葉が何度も出て来ますが、これは「済んで、終了して。〜を済ませて、〜(の用事)を終えて」という意味ですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
done : someone who is done has finished doing or using something
例1) Well, I'm done. I'm going home.
be done with something
例2) Do you want to read this magazine? I'm done with it.

つまり、「be done する人というのは、何かをする、または何かを使うのを終えたばかり、ということ」。
例文1は、「よし、終わった。家に帰ろう」。例文2は、「この雑誌、読みたい? 僕は読み終わったから」。

こういう done の使い方は、フレンズ1-1 に既に出てきていました。
ロスのために本棚を組み立てているチャンドラーとジョーイの会話で、
ジョーイ: What's this? (この部品、何?)
チャンドラー: I have no idea. (さっぱりわかんない。)
(JOEY CHECKS ROSS IS NOT LOOKING AND DUMPS IT IN A PLANT POT)
ジョーイはロスが見ていないのを確認して、部品を植木鉢に放り込む。
ジョーイ: Done with the bookcase. (本棚(を組み立てる仕事)、終わり!)
チャンドラー: All finished. (全部完了した。)

このジョーイのセリフは主語が省略されていますが、We're done with the bookcase. ということですね。

この後、フィービーが行う紅茶占いですが、映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」でも、紅茶占いの授業のシーンがありました。
トレローニー教授(Professor Trelawney)という先生が、その担当で、
教授: Together we shall cast ourselves into the future. This term, we'll focus on Tasseomancy, the art of reading tea leaves. (皆さん一緒に、自分を未来に投じましょう[向けましょう]。今学期は、占い術(tasseomancy)、紅茶の葉を読むという技術(技)に取り組みます。)
というセリフもありました。
その教授の言葉にある、tasseomancy というのは、ちょっと聞き慣れない単語ですが、tasseography とも呼ばれる、占い法(fortune-telling method)のことで、以下のウィキペディアにも詳しい説明があります。
Wikipedia 英語版: Tasseography
つまり、ハリポタの世界の専門用語ではなく、一般的に通用する言葉、ということですね^^
フィービーはまさに今、the art of reading tea leaves を行なおうとしているということになります。

「フィービーが紅茶の葉を読める[紅茶の葉で占いできる]なんて知らなかった」というチャンドラーに、フィービーは、I've done it for years. と答えています。
ここでもまた、done が出てきましたが、これは、I have done it for years. 「私は今までそれを何年もやってきた」という現在完了形ですね。
I actually stopped because I was so accurate. を直訳すると、「実は私は(その占いをするのを)ストップしてた。なぜなら私はとても正確・的確だったから」。
つまり、占いがあまりにも当たりすぎちゃうので、ちょっとやめてた時期があったのよね、と言っていることになります。

one of the great joys of life is its wondrous unpredictability について。
これも直訳すると、「人生の最も素晴らしい喜びの一つは、その驚くほどの予測不可能さである」。
unpredictability という名詞をそのまま訳すと、何ともいかつい日本語になってしまいますが、要は、「予測できないっていうことが、人生の素晴らしい喜びの一つでしょ」ということですね。
何でもかんでも占いで予測できちゃったらつまんない、何が起こるかわからない、それが人生の喜びであり楽しみってもんじゃないの、みたいなことをフィービーは言いたいわけです。
なるほど、、と思えるようなことを言ったフィービーですが、その後に、ちょっとしたオチがついてくるのもフレンズっぽいところですね。
tea tends to give me the trots の tend to は「〜する傾向がある、〜しがちである」、the trots はここでは「下痢」という意味。
have the trots なら「お腹をこわしている、下痢である」ということ。
元々、trot は「(馬の)速足(はやあし)」という意味なのですが、それに関連して、英辞郎に面白い語源が載っていました。
trot=【名-2】《trots》〈俗〉下痢になること◆小走りでトイレに行く様子から
LAAD にも、
the trots [plural] : (informal, humorous) diarrhea
つまり、「(インフォーマル、ユーモラス) 下痢」と出ていますので、おトイレに駆け込む様子を馬の速足のようだと例えている、ユーモラスな表現だということですね。

「当たり過ぎる占いなんてつまらない。だって人生は予測不可能なところがいいんだから」とポジティブな人生論を語った後に、「それに私、紅茶を飲み過ぎると下痢になりがちなのよね」みたいなおトイレネタになってしまっているところが、ここでのオチとなるわけです。

フィービーは、まずはモニカの紅茶占いをしています。
はしごが見えるわ、と言った後、紅茶占いの本をチェックして、Which can mean either A or B. という文章で、その意味を説明しています。
あとで、レイチェルの占いをする時も、Which can either mean A or B と同じような表現が出てきますが、この which はそれそれ、前文の、I see a ladder/circle. 「はしごが/円が見える」ということを指しています。
「はしごや円が見えるということは、A または B という意味になりうる」という感覚になります。
モニカのを見て、「はしごが見える」と言った後の、フィービーのセリフが面白いですね。
promotion は「(仕事などの)昇進」で、a violent death はいわゆる「非業(ひごう)の死」というニュアンス。
それを聞いたモニカは、ショックを受けた顔で、「私は料理長よ。これ以上昇進できないわ」と言っています。
A か B かと言われたけれど、A の昇進はあり得ない、、となると、残った私の運命は「非業の死」ってことになるじゃない!ということで、モニカはそんな顔をしているわけですね。
「ねぇ、私は死ぬってこと?!」みたいに尋ねているモニカには構わず(笑)、フィービーは、次は誰?と言って、今度はレイチェルの占いをしています。
「円が見えるわ」と言って、「あなたは子供を産むか、科学的発見をするかのどちらかね」と言っています。
今、レイチェルは妊娠中なので、「子供を産む」方が当たりなわけですが、レイチェルはわかりきったことをさも正当な占いの結果であるかのように言われたからでしょう、わざと出産とは違う方の占いについて反応しています。
lab は laboratory 「実験室」の略ですね。今は日本語でも「ラボ」というので、この部分はわかった方も多いでしょうか。
勉強や研究とは無縁ぽい(笑)レイチェルに対して、「科学的発見をする」なんて、まぁあり得ない占いなわけですが、そんな突拍子もないことを言われたことに対して、「私、長い間、ラボで時間を過ごしていたもの」と言ってみせたわけですね。

What does yours say? は、What does your leaves say? ということで、この say は「何と出ている? 何と書いてある? 何を表している?」というニュアンスですね。
人の占いばっかりしてるけど、フィービー本人の茶葉は何て出てるの?という質問になります。
そう言われたフィービーは自分の茶葉をチェックし、「ある男性に会うわ。それもすぐに!」と言っています。
それから、「その男性は私の夢の男性になるのね」みたいに言った後、「(夢の男性とは言っても)多分、昨日の夢に出てきた人ではないけどね」と付け加え、いたずらっぽい顔でチャンドラーを指さしながら、声には出さず口の形だけで "You." と言っています。(ちなみに、このように、「声には出さず口の動きで〜という」場合、英語では、mouth という動詞を使います)
「夢の男性」と言っても、多分、昨日の夢に出てきた人じゃないと思う。その昨日の夢に出てきたっていうのは、チャンドラー、あなただったんだけどね、みたいに言っているわけですね。
その発言で、チャンドラーが、フィービーの昨日の夢に出てきたことがわかるのですが、この話の流れから考えると、どうやらロマンティックな夢の中に登場したわけではないことが想像されます。
フィービーは、にこやかな顔でチャンドラーを指さしているのですが、チャンドラーが、勝手に話題に出されて、勝手にオチに使われたみたいな形になっているところがポイントだと言えそうですね。


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posted by Rach at 15:52| Comment(4) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月22日

減量キャンプで振られた フレンズ8-17その1

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シーズン8 第17話
The One With the Tea Leaves (紅茶占いの人)
原題は「紅茶の葉の話」


前回のエピソードで、「レイチェルに恋してるんだ」と告白したジョーイでしたが、レイチェルの答えは、「ジョーイ、私もジョーイが大好きよ、でも…」というものでした。
気まずくなったジョーイが立ち去ろうとするのを引き止めたレイチェルは、「(大切な友達の)あなたを失いたくない」と言い、ジョーイも「俺はずっとそばにいるから」と約束して、二人はかたくハグし合います。
ですがやはりジョーイはその後、レイチェルに会うのが気まずいらしく、チャンドラーとモニカの家にいる時に、レイチェルが「ジョーイはいる?」と訪ねてくると、「俺はここにはいない、って言って」(Don't tell her I'm here!)と頼んで、隠れようとします。
その際、皿からベーグルを床に落としてしまい、「そのベーグルを食べるなよ!」(Don't eat that!)と言って、ジョーイが寝室に隠れた後、レイチェルが部屋に入ってきます。
レイチェル: Well, I haven't seen him since that night that he told me how he y'know.... I don't know, I think he's avoiding me. Why is that bagel on the floor? (うーんと、ジョーイが私に、ほら、(例のことを)言ったあの夜から、私はジョーイを見てないのよ。わからないけど、ジョーイは私を避けているように思えるの。そのベーグルは、どうして床の上にあるの?)
モニカ: We were playing a game. (私たちは、ゲームをしてたのよ。)
レイチェル: Ew, was Chandler naked? Sort of like a, like a ring-toss kind of situation? (まぁ、チャンドラーが裸だった、ってこと? 輪投げみたいな状況の(種類の)ゲーム?)
モニカ: Sure! (ええ!)
チャンドラー: What?! No! No! (何? 違う!違うよ!)
レイチェル: All right. Well listen, if you see Joey, will you just tell him that uh... tell him I miss him. (Exits and Joey enters.) (いいわ。じゃあ、もしジョーイを見かけたら、彼に言ってくれる? 私が寂しがってる、って。[レイチェルは出て行き、ジョーイが(リビングに)入ってくる])
モニカ: (To Joey) Okay. Did you hear that? ([ジョーイに] オッケー。今の聞いた?)
ジョーイ: Yeah. A naked bagel game? (Picks up his dropped bagel.) (To Chandler) Dude, I don't know. That's a pretty small hole. (あぁ。裸のベーグル・ゲーム? [落ちていたベーグルを拾い上げる] [チャンドラーに] なぁ、わかんないんだけど。それってかなり小さい穴だぞ。)
モニカ: Honey, you gotta talk to her. (ハニー、ジョーイはレイチェルに話をしないといけないわ。)
ジョーイ: I can't! Y'know? You guys don't know what it's like to put yourself out there like that and just get shot down. (できないよ! だろ? あんな風に頑張って自分をさらけ出して、ただ撃ち落とされたのがどんな感じか、お前らにはわからないよ。)
チャンドラー: (incredulous) I don't know what that's like?! Up until I was 25, I thought the only response to "I love you" was "Oh, crap!" ([懐疑的な顔で] それがどんなものか、俺にわからない、だって? 25歳まで、「愛してる」に対する唯一の返答は「あぁ、最低!」だと、俺は思ってたんだぞ。)
モニカ: Hello? No rejection? I got shot down at fat camp! Boy, kids are mean when they're hungry. (もしもし? 拒絶されたことないの? 私は、ファット・キャンプ(ダイエットするためのキャンプ)で撃墜された[振られた]のよ。あぁ、子供って意地悪[残酷]なのよね、お腹が減ってる時には。)
ジョーイ: All right, so, so what do I do? (わかったよ、それで、それで、俺はどうすればいい?)
モニカ: This is Rachel. I mean, what are you gonna do, never going to talk to her again? I mean I know it's weird, it's awkward, but you gotta at least try. (これはレイチェルよ。ほら、あなたはどうするの? レイチェルに二度と話しかけないつもり? 変な感じで、気まずいのはわかるけど、でも少なくともやってみなくちゃ。)
ジョーイ: Yeah. Okay. (Goes to take a bite out of the previously mentioned bagel.) Whoa! (Stops.) I almost forgot this was on your-- (そうだね。わかったよ。[その前に話題に上がっていたベーグルを一口食べようとして] おっと! [食べるのをやめる] もう少しで忘れちゃうところだったよ、これは乗ってた[触れてた]んだよな、お前の…に…)
チャンドラー: (interrupting him) We didn't play it!! ([ジョーイの言葉を遮って] 俺たちはそんなゲーム、してなかった!)

ジョーイを捜しにやってきたレイチェルは、チャンドラーとモニカに状況を説明しています。
I haven't seen him since... というのは、「〜して以来(今までずっと)彼を見ていない」という典型的な現在完了形ですね。
いつ以来か、という説明がその後に続いていますが、that night that he told me how he y'know.... を前からイメージしていくと、「あの夜、(その夜というのは)ジョーイが私に、どんな風に彼が…かを言った(夜)」という感じになるでしょう。
ジョーイがレイチェルに、I'm falling in love with you. と告白した話は、フレンズたちももう当然知っているでしょうし、そのことを知っているからこそ、y'know 「ほら、(彼が何て言ったか)わかるでしょ、知ってるでしょ」と言うだけで良い、ということになるわけですね。
I think he's avoiding me. は、文字通り、「彼は私を避けているように思える」。

その後、床にベーグルが落ちているのに気付いて、「そのベーグルはどうして床の上にあるの?」と尋ねています。
慌てて隠れたジョーイが落とした、とも言えず、モニカは「私たち、あるゲームをしてたのよ」みたいにごまかそうとしています。
それを聞いたレイチェルは、Ew といやそうな声を出し、「(そのゲームをしてる時)チャンドラーは裸だった?」みたいに言っています。
つまり、「チャンドラーが裸になった状態でするゲーム?」みたいなことですね。
その後、sort of like a ... kind of situation? は、「…みたいな状況のような種類の(ゲーム)?」というところ。
ring は「輪」、toss は「トスする、ぽいと軽く投げる」ということですから、ring-toss は「輪投げ」のこと。
そう聞かれたモニカは、「ええ、そうよ!」と肯定し、チャンドラーは「違うよ!」と否定していますが、それは、レイチェルが想像しているようなゲームだとすると、チャンドラーにとってすごく恥ずかしいものだからですね。

輪投げ、(輪のようになった)ベーグル、裸のチャンドラー、、という言葉で、どんなゲームかは察しがつきますが(笑)、つまりは、チャンドラーの身体のある部分を棒に見立てて、それにベーグルを輪投げのように投げるというゲームをしていたとレイチェルは誤解した、ということです。
「私たちはゲームをしてたのよ」とモニカが言った時点で、モニカ自身がそのゲームをイメージしていたかどうかはわかりません。
恐らく、モニカは深く考えず、ただ「変なところにベーグルが置いてあるけど、それはちょっとしたゲームなのよ」程度に言っただけだったのを、レイチェルが「夫婦間のゲーム」なので、そういうエッチ系のものを勝手に想像した、ということなんだろうと思います。
モニカはとにかく、「ジョーイが隠れていることを悟られないように」ということを優先させて、そのレイチェルの誤解に乗っかる形で「そうそう、それよ!」みたいに返事しているのですが、チャンドラーとしては、そういう自分の姿を想像されたくないのでしょうね^^ 必死に「違う違う」と否定することになります。

レイチェルは、二人がそういうゲームをしていたと誤解したまま、「もしジョーイを見かけたら、I miss him. と言っておいて」と言い残して出て行きます。
この I miss him. は「ジョーイがいなくて・ジョーイに会えなくて寂しく思う」という意味ですね。

レイチェルが出て行った後、ジョーイは寝室から出てきます。
「今の聞いた?」というのは、レイチェルがジョーイを捜していたこと、I miss him. と言っていたのも聞こえたでしょ?ということですね。
ジョーイは、「ああ、聞いたよ」と言うのですが、その後、レイチェルの発言について何かを語るのかと思いきや、「裸のベーグル・ゲーム?」と言っています。
「反応するのはそっち?!」というところですが、ジョーイは自分が落としたベーグルを拾い上げて、「それはかなり小さい穴だ」と言っています。
「ベーグルの穴ってこんなに小さいのに、それがお前のには入っちゃうわけ?」みたいに言っているわけで、プレイボーイのジョーイ的には「俺だったら、こんな小さな穴には入らないよ」と言っていることにもなるでしょう。

「今のレイチェルの言葉、聞いたでしょ。ジョーイはレイチェルを避けてないで、ちゃんと話さなきゃだめよ」みたいにモニカは諭しています。
「レイチェルに話をするなんて俺にはできないよ!」と強く否定した後、You guys don't know what it's like to... と言っていますね。
これは、「…することがどんな感じかは、お前らにはわからない」ということ。
put oneself out は英和辞典では「わざわざ〜をする、苦労する、骨を折る」のような語義が出ています。
これはおそらく、「(何かのために頑張って)自分自身を差し出す」というようなニュアンスから来たのでしょう。
今回の put yourself out there like that を直訳すると、「あんな風にあそこで自分を出す」というところなので、「あんな風に決死の覚悟で、必死の思いで、自分を頑張ってさらけ出してきたのに」みたいな感覚が感じられるように思います。
get shot down は「撃ち落とされる、撃墜される」ということですから、「告白して振られる」ことを指しますね。

「お前らには、告白して振られた人間の気持ちなんかわからないだろ」みたいに言われたことに対して、チャンドラーもモニカも、「わからないはずがない!」みたいに返事しているのが面白いです。

まずチャンドラーの、「それ(告白して振られること)がどんな感じか、俺にはわからない、だって?」という発言は、「告白して振られるってことがどんなことか、俺にはよーくわかってるよ」ということですね。
その後、「25歳まで、俺は…だと思ってた」と言っていますが、その思っていた内容はというと、「”愛してる”に対する唯一の返答は、”あぁ、最低”(Oh, crap!)である」ということ。
つまり、25歳になるまでは、女性に告白した時の返事は必ず、Oh, crap! だったんだ、と、またチャンドラーらしい自虐的なことを言っていることになるわけですね。
Oh, crap! は何かひどいこと、嫌なことがあった時に、「最低!」というニュアンスで使われる言葉ですが、元々、crap というのは「うんち」という意味なので、I love you. に対しての返事として使われるとすれば、これ以上ないくらい、ひどいものになるでしょう。
実際にチャンドラーがそこまでひどい言葉で拒絶されたわけでもないでしょうが、チャンドラー的には、「ジョーイは、"Joey, Joey, I love you so much. But I--" って言われたんだろ? 俺なんか振られる時は、それはもう、ひどい言葉で振られたもんだよ、、」と表現することで、「俺はお前よりずっとたくさん振られてきたんだから、振られた人間の気持ちがお前らにわかるか、なんて、振られた回数のずっと少ないお前が言うなよな」という気持ちだということですね。

夫のチャンドラーが自虐的なセリフを述べる中、妻のモニカまで(笑)、同じように悲惨な振られ方の話をしています。
Hello? No rejection? は、「もしもし? 拒絶されたことがない、ですって?」みたいな感じですね。
私がこれまで拒絶されたことがないみたいに言わないでよ、振られたことなんていっぱいあるわよ、みたいなところです。
そして、「私は、fat camp で撃墜されたわ」みたいに言っています。
fat camp は「減量キャンプ」ですね。
肥満の人たちが集められて、そこで食事制限や痩せるための運動を課せられる、というイメージでしょう。
減量するために参加したキャンプで、同じく減量しないといけない太った他の男子に、私は振られたのよ、みたいなことになります。
その後、当時を思い出すように、Boy, kids are mean when they're hungry. と言っています。
「あぁ、子供って意地悪・残酷なのよね、空腹の時に」ということで、お腹が減ってイライラしている時だったから、それはもうひどい言葉で振られたのよ、と言いたいことがわかります。
高嶺の花だとか、かっこいい男の子に告白して振られたのならまだしも、(当時の)自分と同じように太っていることがコンプレックスとなっているような男子にまで振られたことあるんだから、と自分の暗い過去を語っていることになります。

「俺はどうすればいい?」と言うジョーイに、「これはレイチェルよ、あなたがずっと長年友達であるレイチェルよ」みたいに言って、「どうするつもりなの? レイチェルに二度と話しかけないつもりなの?」と問うています。
それは、「相手はレイチェルなんだから、これからもしょっちゅう顔を合わせる。それで今後一切、話をしないつもり? そんなことができると思うの?」みたいに言っているわけですね。
weird で awkward 、つまり、「変な感じで、気まずい」ってわかるけど、少なくとも、話しかけようとトライはしてみなきゃ、とも言います。
「このままずっと話をしないなんて不可能なんだから、気まずい気持ちを抑えて、まずは話してみなくちゃ」とアドバイスされたジョーイはそれを受け入れる気持ちになったようです。

落とした直後に、"Don't eat that!" と言っていたことからもわかるように、ジョーイは落としてしまったベーグルを拾って食べようとしています。
が、何かに気づいたようで、食べようとした動きを止めていますね。
I almost forgot this was on your-- の「almost+過去形」は、「もう少しで〜するところだった」。
つまり、「このベーグルがお前の…にあったのを、俺はもう少しで忘れるところだった」ということ。
on your-- に続く言葉を言いかけた時に、チャンドラーは慌ててそれを制して、「俺たちはそれ(そんなゲーム)をしてなかったんだってば!」みたいに言っています。
your の後に来る、チャンドラーの身体の部位の単語をジョーイが言う前に、それを遮った形ですね。

そもそもこのベーグルは、ジョーイが落としたもので、その後、すぐにレイチェルが入ってきたわけですから、その間に二人が「裸のベーグル輪投げ」をしていたはずもないのですが、少し前にそういう輪投げの話題が出ていたことを反射的にふと思い出して、「そういや、これって、その輪投げで使ってたんだっけ? てことは、チャンドラーのあの部分に乗っかってた、くっついてた、ってことだよな」と言ってみせて、「危ない、危ない、そのことを忘れて、もう少しでこれを食べちゃうとこだった」みたいに言ったことになります。
on というのは「接触」を表す前置詞なので、あえて your 以下の単語を言わなくても、this was on your-- だけで、ジョーイの言わんとしていることがわかるわけですね。

上で取り上げたシーンでは、
1. モニカがゲームと言ったのを、レイチェルがその手のエッチ系の輪投げゲームだと誤解した。
2. 輪投げゲームだと聞いて、ジョーイは、「輪が小さすぎないか」と言った。
3. ベーグルを食べようとして、「そう言えば、これはゲームの輪として使ってたんだっけ?」と言って食べるのをやめた。
のように、「ベーグル輪投げ」ネタが、飛び飛びで3回出てきたことになります。
それぞれの部分で笑えるためには、ring-toss や、naked という言葉から、そーゆー感じのゲームであることが連想できていないといけませんね。
そういうキーワードがわからないと、シーンに何度も出てくる「輪投げネタ」に反応できないわけで、英語がわかるかわからないか、というのはそういう部分で決まるということがよくわかる例だと思いました(^^)


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posted by Rach at 14:36| Comment(0) | フレンズ シーズン8 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月21日

東京セミナーの日程決まりました

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10月に初の東京セミナーを行なうことをお伝えしていましたが、その日程が正式に決定いたしましたので、お知らせいたします。
セミナーは、同内容のものを、2回開催します。

日時は、
1回目:2014年10月12日(日) 18:30〜
2回目:2014年10月13日(月祝) 9:30〜

会場は、JR大井町の「きゅりあん」 です。

セミナーの概要や、お申し込み方法などにつきましては、後日改めて、ブログにて告知させていただきますね。
まずは、日程のご連絡まで。
どうか皆様、よろしくお願いいたします!(^^)


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posted by Rach at 15:51| Comment(2) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする