2017年05月26日

未来の恋人を測るものさし フレンズ1-3改その19

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9:51
ジョーイ: Know what was great? The way his smile was kinda crooked. (最高だったの、何だかわかる? 彼の微笑みがちょっとゆがんだ[ひねくれた]感じだったことだ。)
フィービー: Yes, yes! Like the man in the shoe! (そう、そう! 靴の中の男みたいな!)
ロス: What shoe? (何の靴?[靴って何?])
フィービー: From the nursery rhyme. "There was a crooked man, who had a crooked smile, who lived in a shoe for a... while..." (わらべ歌(マザーグース)にあるでしょ。「曲がった[ひねくれた]男がおりました。彼は曲がった笑いをしていました。彼は靴に住んでいました。しばらくの…間…)
(DUBIOUS PAUSE)
あいまいな間(沈黙)。
ロス: So I think Alan will become the yardstick against which all future boyfriends will be measured. (それで、僕は思うんだよ。アランは未来の全ての恋人を測る基準(ものさし)になるだろう、って。)
レイチェル: What future boyfriends? No, no, I th- I think this could be, y'know, "it." (未来の恋人って何よ?[何の未来の恋人よ?] 違う、違うわ。私は、これが、ほら、「それ」(あなたの運命の恋人)じゃないかって[これで決まりじゃないかって]思うのよ。)
モニカ: Really? (ほんとに?)

Know what was great? は、You know what was great? の主語 You が省略された形で、「グレイト・最高だったことは何だと思う?」という意味。
「最高だったことって言えば、これだよな」と先に言っておいてから、その内容を続けるようなニュアンスです。

crooked の発音は「クルキッド」という感じで、「曲がっている、ゆがんだ」という意味があります。
物理的に曲がっていることも、また「心が曲がっている」という意味の「不正直な、不正な」という意味にもなります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
crooked
1. bent, twisted, or not in a straight line
2. dishonest

つまり、1. は「曲がった、ねじれた、まっすぐではない」、2. は「不正直な」。

形や見た目の話でも、性格の話でも、いずれの場合も誉め言葉として使うタイプの言葉ではない気がしますね。
アランについて、フレンズたちが揃って、We loved him. He's great. 「彼を気に入った。彼は最高」と言っているのですが、どこを気に入ったかの話で「彼の微笑みがゆがんでる、ひねくれてる」みたいに言っているところが、笑いのポイントであるような気がします。
「それって褒めてないよね?!」みたいな感じでもありますが、フレンズたちは皮肉っぽくそう言っているというよりは、普通の人なら魅力を感じないような部分を気に入ってしまっている、という面白さなのかなぁ、と。
これについては、この後もアランの感想を述べるシーンが続きますので、おいおい語りたいと思います。

「微笑みがゆがんでた、ひねくれてた」と言うのを聞いて、フィービーは「それよ、それ!」みたいにジョーイを指さし、「靴の中の男みたいな!」と言うのですが、そう思ったのはフィービーだけのようで、ロスは「え?」という顔で「靴って何?」と尋ねます。

nursery rhyme は「童謡、わらべ歌」ですが、ここでフィービーが言っているのはその中でも特に有名な Mother Goose (マザーグース)です。
フィービーが言っている歌詞は、2つのマザーグースが混じってしまっていて、それでみんなは「??」となっているようですね。

まず1つ目は、The crooked man 「曲がった男(ひねくれた男)」。
この歌は、
There was a crooked man, and he walked a crooked mile.
He found a crooked sixpence upon a crooked stile.
「曲がった男がおりました。彼は曲がった1マイルを歩きました。
彼は曲がった踏み段の上に6ペンスを見つけました。」
と続きます。

フィービーは smile が crooked (ここでの意味は「ひねくれた」)だと聞いて、crooked smile を思い出したようですが、実際のマザーグースは crooked mile であって、smile ではありません。
mile と smile の発音が似ていたから勘違いしたようです。

その勘違いに加え、さらには、他の唄も混じってきてしまったようです。
lived in a shoe のフレーズは、同じくマザーグースの There was an old woman 「あるおばあさんがおりました」という唄に出てきます。

There was an old woman who lived in a shoe.
She had so many children, she didn't know what to do.
「靴に住んでるおばあさんがいました。
彼女には子供がたくさんいて、どうしたらいいかわかりませんでした。」

ですから、his smile was (kinda) crooked というフレーズを聞いて crooked mile の入ったマザーグースを思い出したのですが、それを who had a crooked smile と言ってしまったため、よく似たニュアンスの、who lived in a shoe... という別のマザーグースに途中で変わってしまった、ということのようです。

こういうマザーグースあったでしょ、みたいに得意げに言い始めるのですが、while... と言っている部分の声が小さくなり、目も泳いでいるので、その辺りで自分でもなんか違うなと気づいたのでしょうね。
みんなは沈黙していて、チャンドラーは首を前に出して「ん?」という顔をしていますが、それも「それって違うんじゃない?」というような表情ですよね。

変な沈黙が流れた後、誰もそのフィービーの間違いに対してつっこみを入れたりすることもなく、ロスは立ち上がって、別の話を始めます。
フレンズ1-1 のロスは、このように話題を変えたい時に Anyway... を使ったりしていましたが、今回のこのシーンではそういう「話題を変えるサイン」すらなく話し始めています。
先ほどのフィービーの発言は、なかったことにされている、流されてしまっている感じですね。

measure は「測る、測定する」。
yardstick は文字通り、「ヤード・スティック」で、1ヤードの長さを測るための棒です。
長さを測るための棒であることから、「(評価・比較などの)基準、ものさし」という意味にもなります。
日本語の「ものさし」も、長さを測る器具であり、評価基準という意味にもなりますよね。

the yardstick against which... は、関係代名詞。
all future boyfriends will be measured against the yardstick ということで、それをわかりやすく能動態にしてみると、Monica (or We) will measure all future boyfriends against the yardstick. となり、そのヤードスティックがアランになるのよ、ということになります。
measure A against B は、「B と比較して、A を評価する、A の優劣を判断する」ということ。
その(基準となる)ものさしと比較して、未来の全ての恋人を判断する、将来の全ての恋人の良し悪しを判断するのに、彼がその比較の基準のものさしになるだろう、ということですね。
彼が今後全ての恋人の基準になる、ということは、つまり、彼を超えるような素晴らしい人に今後出会えるかどうかだよ、彼を超える人かどうかで今後は男を判断していけばいい、ということですね。
彼と比較したら、なかなかそれに勝る人は今後出てこないだろう、という感じの、かなりの褒め言葉になるだろうと思います。
ちなみに、boyfriend というのは、日本語のボーイフレンド、男友達、というニュアンスではなく、「恋人」です。
ですから、I have a lot of boyfriends. (私にはたくさんのボーイフレンドがいる)などと言うと、何股もかけているかのように誤解されますのでご注意下さい^^

「アランは未来の恋人のものさしになる」というロスの言葉も結構な褒め言葉だと思うのですが、レイチェルはさらにその上のことを言っています。
What future boyfriends? 「何の未来の恋人よ? 未来の恋人って何よ?」というのは、未来の恋人なんて表現自体が不思議だわ。未来の恋人なんてありえない、未来の恋人なんか要らないわ! という感じですね。

this could be "it" は「これ(今回の彼=アラン)が it になりうる」ということで、レイチェルは、"it" という言葉を強めに発音しています。
この it は、まさに待ち焦がれていた理想の恋人が彼よ! というニュアンスの、彼が「まさにそれ」なのよ、という感覚になります。
何か待ち焦がれていたもの、あるいは時期が来た場合に、This is it. 「さあいよいよだ。来るものが来た。これだ。これで決まりだ」と言いますが、その it と似た感覚ですね。
何かを指し示す代名詞の「それ」ではなく、頭の中にイメージして待ち焦がれていた“それ”、「理想のもの、至上のもの」を指す感じの it になります。
DVD の日本語訳では「彼で決まりよ」と訳されていましたが、This is it. の「これで決まりだ」というニュアンスと同じになるということですね。


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2017年05月24日

9月に青山でセミナー開催します!

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記事タイトルにあります通り、東京・青山でセミナーを開催させていただくことになりました!
9月24日(日)午後、開催場所は、NHK文化センター青山教室です。

書店キャンペーンによる 6月の目黒セミナーの応募締切と抽選がまだ済んでいないこの時期に、またこうして次の東京セミナーが決まりましたこと、本当に嬉しくありがたく思っております♪

まずは、以下にセミナーの内容と申込み方法について書かせていただきますね。

講座名:海外ドラマDVD英語学習法

日時 2017年9月24日(日) 13:30〜15:30

場所 NHK文化センター青山教室
東京都港区南青山1-1-1
新青山ビル西館4F
(アクセス)銀座線・半蔵門線・大江戸線 青山一丁目駅直結

受講料
会員 3,369円
一般(入会不要) 4,050円
★会員とはNHKカルチャー会員のことで、今回の私のセミナーは、会員ではない一般の方も入会不要で受講可能となっています。

本日より、WEB および 電話での受付を開始します。
詳細とお申込みはこちら↓
NHK文化センター青山教室 9/24 海外ドラマDVD英語学習法

先日、京都での2回目のセミナーが 7月22日(土)に開催されることをお伝えしました。
青山、京都のどちらの教室も、今日の朝刊に、NHK文化センター夏講座案内の折込広告が入っているとのことです。
教室に近い地域の方がいらっしゃれば、また見ていただけると嬉しいです。
京都教室も、今日から電話受付開始となります。


セミナーの内容は、過去のセミナーと同様に、
「海外ドラマのDVDを使って英語を楽しく効果的に学ぶ方法を、わかりやすく解説する」
という形式です。

東京・目黒での 6月18日(日)のセミナーの抽選結果がまだ出ていない状況ですので、目黒にお申し込み下さった方には、次の東京セミナーとなるこの青山セミナーへのお申し込みは今は時期的に難しいことと思います。
誠に申し訳ありませんが、結果発表まで今しばらくお待ち下さいませ。

目黒から 3か月後となる青山セミナーでは、2014年の東京セミナーや目黒セミナーなどのそれ以前の東京セミナーで使用したのとは別のエピソードを使って解説します。
まだ目黒も済んでいない状態ではありますが、「別のエピソードの解説も聞きたい」と思っていただけるような、目黒に参加された方がまた青山にも参加したいと思っていただけるようなセミナーにしたいと思っています。

青山セミナーが決定したことで、これで今後予定されるセミナーは、
6月18日(日)目黒、7月22日(土)京都、9月24日(日)青山
の 3回となります。
拙ブログ(PC版、スマホ版共通)のタイトル下の「今後のセミナー日程→」の次の日付はリンクになっており、各セミナーの詳細ページにジャンプできるようになっています。
セミナー参加ご希望の方は、それぞれのページにて内容をご確認下さい。
目黒は 6月4日の応募締切後に抽選、京都と青山は先着順です。
また受講料などもそれぞれ異なりますので、ご注意下さいませ。

これから連続して 3回のセミナーを開催させていただけること、とても嬉しく思っております。
このような貴重な機会をいただけたのは、ブログを応援して下さり、拙著を読んで下さり、これまでのセミナーに参加して下さった、皆様方のおかげです。本当にありがとうございます!

多くの方と、海外ドラマで英語を学ぶ楽しさを分かち合えたらいいなと思っています。
セミナーへのご参加を心よりお待ち申し上げております。
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2017年05月22日

その長さに気づいた? フレンズ1-3改その18

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9:08
SCENE 4: RACHEL+ MONICA'S (LATER IN THE EVENING)
レイチェルとモニカの家。その晩の後のほう。
モニカ: (AT THE DOOR, TO ALAN, WHO IS LEAVING) Thanks. I'll call you tomorrow. (TO ALL) Okay. Okay, let's let the Alan-bashing begin. Who's gonna take the first shot, hmm? ([ドアのところで、去ろうとしているアランに] ありがとう。明日電話するわね。[(アランを見送った後)みんなに向かって] はい、はい。アラン・バッシングを始めさせてあげましょう。最初の攻撃は誰がするのかしら?)
(SILENCE)
沈黙。
モニカ: C'mon! (さあ!)
ロス: I'll go. Let's start with the way he kept picking at... no, I'm sorry, I can't do this. Can't do it. We loved him. (僕が行くよ。まずはここから始めよう… 彼がずっと、つついているような様子が… いや、ごめん。僕にはこんなことできないよ。できない。僕たちは彼のことをすごく気に入ったんだ。)
みんな: We loved him! Yeah! He's great! (みんな彼を気に入ったの! そう、彼は最高!)
モニカ: Wait a minute! We're talking about someone that I'm going out with? (ちょっと待って! 私がデートしてる相手のことをみんな話してるの?)
みんな: Yeah! (そうだ、そうよ。)
レイチェル: And did you notice? (SPREADS HER THUMB AND INDEX FINGER) (で、あなたたち、気がついた?[見た?] [自分の親指と人差し指を広げる])
男性陣: (RELUCTANTLY) Yeah. ([しぶしぶ] あぁ。)

帰るアランを見送った後、ドアを閉めたモニカはフレンズたちに向かって、let's let the Alan-bashing begin と言っています。
直訳すると、「アラン・バッシングを始めさせましょう」というところですね。
let's は、let us の略ですが、このセリフでは、let's let のように、let が続いているのも興味深いです。
「私たちに〜させることをさせる」→「〜させましょう」ということで、let's の後に let が来ても何も問題ないわけですね。
bashing 「バッシング」は日本語になっているように「〜を非難すること、〜たたき」ということで、動詞 bash が「(ぶん)殴る、強くたたく」という意味になります。

ですからこのセリフは日本人にもわかりやすいと思うのですが、このセリフのポイントは、let's begin the Alan-bashing ではなくて、let's let the Alan-bashing begin という形になっていることでしょう。
意味としては「アラン・バッシングを始めましょう」ということですが、モニカとしては当然、自分の彼氏であるアランをバッシングしたいわけではないですね。
自分以外のフレンズたちが、「じゃあ、今からバッシングを始めようか」という気持ちになっているだろうことを見越して、「あなたたちがやろうとしているアラン・バッシングを始めさせることにしましょう、さあ開始させてあげましょう」のように、「モニカとしては嬉しくないことだけど、その開始を許可する」→「さあ、あなたたちがしたいことを始めていいわよ」という感覚が、let を使った表現に込められているのだろうと思います。

take the first shot の shot には「試み(こころみ)」という意味と「発射、発砲」という意味があります。
ここでは、相手を非難するバッシングの話の流れなので、「最初の攻撃をするのは誰かしら?」という理解で良いでしょう。
みんなが黙っているので、モニカが、C'mon! と促すと、ロスが I'll go. 「僕が行くよ、僕から始めるよ」と言って語り出します。
Let's start with... は「〜で始めよう」。
バッシングや攻撃を始めようということですから、with 以下に続く内容が、ロスが気に入らなかった部分だった、という風に話が進むだろうと想像できます。

the way he kept picking at は「彼が pick at し続ける様子」。
pick at には「〜のあら探しをする、文句を言う」(この場合は pick on とも言います)という意味や、「〜を引っ張る」「〜を(興味や食欲がなさそうに)少しずつ食べる、ついばむ」などの意味があります。
pick at... の at の後ろの言葉がないまま次のセリフに続いているので、ここは想像するしかないですし、文が完結していないことから、あえて pick at の意味を限定しなくても良いわけですが、このセリフを言っている時、ロスは手を口に持って行っています。
何となく爪楊枝(toothpick)を使うようなしぐさにも見えますし、pick には toothpick を使う時のような「つつく、ほじくる」という意味もありますので、「彼が爪楊枝を使う時の様子が嫌だ、彼が歯を何度も爪楊枝でいじっている(つついている、ほじくっている)のが嫌だ」みたいなことを言いかけたのかな、という気がします。

「あれがちょっとね」みたいにケチをつけるのかと思いきや、ロスは「僕にはこんなことできない」と言って、We loved him. と言い、フレンズたちはそれを待っていたかのように口々に We loved him. と続けます。

それを聞いたモニカは驚いた様子で、We're talking about someone that I'm going out with? と返しています。
直訳すると「私たちが話しているのは、私がデートしている人のことなの?」ということですね。
過去にデート相手をけなされてばかりだったモニカは、今回のアランのようにみんなが褒めるのは初めてのことなので、あなたたちがそんな風に褒めているのは、アランのことなの? と信じられない気持ちなのですね。
I'm going out with someone の someone が前に出た形になっているため、going out with の with が文の最後に残るのを忘れないようにしましょう。
What are you talking about? の about が最後に残る感覚と同じですね。

その後、レイチェルが、ト書きにあるように親指と人差し指を広げて、And did you notice? と言うと、男性陣が残念そうなトーンで、Yeah. と言っています。
動詞 notice は「気がつく、注目する」という意味ですね。
notice について改めて英英辞典で見てみると、
Macmillan Dictionary では、
notice : to become conscious of someone or something by seeing, hearing, or feeling them
つまり、「あるものを見ること、聞くこと、または触れることで、その人またはそのものを意識するようになること」。
notice の後に単語はありませんが、レイチェルが指を広げていることから、「アランのこの指を広げた長さ」についてレイチェルは言っていることになるでしょう。
長さは目に見えるものなので、「その長さを見て、その長さに気づいた?」と言っているわけですね。
「見て、こんな長さなんだと思った・気づいた」みたいに言っている感覚になるでしょう。

「親指と人差し指」というのは、過去記事 親指から人差し指までの長さ フレンズ1-3改その8 で話題に出てきた「男性の大事な部分の長さは、その人の親指と人差し指を広げた距離と同じ」という話のことですね。
画面で見ると、アランは身長がかなり高いようで、背の高い人は手も大きかったりしますから、その流れで親指と人差し指を広げた長さも長そうな気がします。
レイチェルが「彼の指を広げた長さ、長かったわよね」のように、ちょっといたずらっぽい顔で男性陣に言った後、男性陣が残念そうなトーンで「あぁ」と返しているのは、アランの広げた指の長さ(つまりは大事な部分の長さ)が長くて、自分たちが負けを認めざるを得ない、という意味の残念感が出ていることになるでしょう。
声のトーンだけではなく、彼らのしぐさを見ても、ジョーイは手を上げ、ロスもわかったという感じに同じく手を上げています。
「あれには負けたよ、かなわないよ」と降参した感じが出ている気がしますよね。
その8 のシーンで、指の間の長さの話が出たのは、その時だけの笑いではなくて、後でまたこうしてネタにするためでもあったのですね。
少し前に出てきたネタを忘れた頃に使う、というコメディの典型的なパターンだと思います。


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posted by Rach at 15:18| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月19日

7月に京都セミナー2回目開催します!

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記事タイトルにあります通り、京都で2回目となるセミナーを開催させていただくことになりました!
7月22日(土)午前、開催場所は、前回 2月5日の京都セミナーと同じく、NHK文化センター京都教室です。

以下にセミナーの内容と申込み方法について書かせていただきますね。

講座名:海外ドラマDVD英語学習法

日時 2017年7月22日(土) 10:30〜12:30

場所 NHK文化センター京都教室
京都市下京区四条通柳馬場西入ル
立売中之町99 (四条SETビル3F)
(アクセス)阪急京都線「烏丸駅」より徒歩4分、地下鉄烏丸線「四条駅」より徒歩7分、京阪「祇園四条駅」より徒歩12分

受講料
会員 2,808円
一般(入会不要) 3,369円
★会員とはNHKカルチャー会員のことで、今回の私のセミナーは、会員ではない一般の方も入会不要で受講可能となっています。

本日より WEB限定で先行受付を行ないます(WEB はクレジット決済のみとなります)。
電話でのお申込が可能な一般受付は、5月24日(水) 9:30 から受付開始です。
詳細とお申込みはこちら↓
NHK文化センター京都教室 7/22 海外ドラマDVD英語学習法

セミナーの内容は、過去のセミナーと同様に、
「海外ドラマのDVDを使って英語を楽しく効果的に学ぶ方法を、わかりやすく解説する」
という形式です。
今年の 2月5日に、1回目の京都セミナーを開催させていただきましたが、今回またこうして 2回目のセミナーをさせていただくことができること、本当に光栄で嬉しく思っております。
今回の 2回目の京都セミナーでは、過去のセミナーで使用したのとは別のエピソードを使って解説しますので、前回の 2月の京都セミナーや、それ以前のセミナーにご参加いただいた方にも、新鮮な気持ちで楽しんでいただけると思います。

現在、6月18日の東京(目黒)でのセミナーも申込受付中です(キャンペーン書店で本をご購入の方、抽選で40名ご招待。応募締切は 6月4日)。
6月の東京に続いて、7月にまた関西でもセミナーを開催させていただけるのは、ブログを応援して下さり、拙著を読んで下さり、これまでのセミナーに参加して下さった、皆様方のおかげです。本当にありがとうございます!

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2017年05月17日

君らのことはたくしゃん聞いてるよ フレンズ1-3改その17

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8:36
(DOOR BUZZER)
ドアのブザー(が鳴る)。
モニカ: Okay, it's him. (TO INTERCOM) Who is it? (ほら、彼よ。[インターコムに向かって] どなたですか?)
アラン(INTERCOM): Alan. (アランだ。)
ジョーイ: (SHOUTS TO CHANDLER) Chandler! He's here! ([チャンドラーに向かって叫ぶ] チャンドラー! 彼が来たぞ!)
(CHANDLER COMES IN, DRIPPING WET)
チャンドラーが入ってくる、ずぶ濡れの状態で。
モニカ: (TO ALL) Okay, please be good, please? Just remember how much you all like me. ([みんなに] じゃあ、お願いだからいい子にしててね、頼むわよ。あなたたちみんなが私のことをどれだけ好きかってことをただ思い出してね[みんな私のこと、嫌いなわけじゃないでしょ]。)
(OPENS THE DOOR- ENTER ALAN)
ドアが開く。アラン登場。
モニカ: Hi. Alan, this is everybody. Everybody, this is Alan. (はーい、アラン、こちらはみんなよ。みんな、こちらがアランよ。)
アラン: Hi. (はーい。)
みんな: Hi, Alan. (はーい、アラン。)
アラン: I've heard scho much about all you guys. (君たちみんなのことは、たくしゃん聞いてるよ。)
(GENERAL HYSTERIA)
全体的な興奮状態(みんなが興奮して(喜んで)いる)。

ブザーが鳴るのでモニカは、it's him. 「彼よ」と言っています。
ほぼ彼だとわかっている場合でも、やはりブザーへの返事では一応、Who is it? 「誰ですか」と尋ねているのは、自然な会話っぽいですね。

モニカはアランが入ってくる前に、フレンズたちに be good であることを念押ししています。
Just remember how much you all like me. を直訳すると、「あなたたちみんなが私のことをどれだけ好きかってことをただ思い出してね」になるでしょうか。
「みんな私のこと好きよね。嫌いじゃないわよね。それをしっかり認識していたら、私が嫌がるようなことはしないわよね」みたいなことを言いたいわけでしょう。

アランが部屋に入ってきて、モニカがアランとフレンズを紹介した後、アランは、I've heard scho much about all you guys. と言い、フレンズたちは大笑いしています。

この部分の表記は、ツールによってまちまちで、
DVD字幕: I've heard so much about all you guys.
ネットスクリプト: I've heard schho much about all you guyschh!
Netflix: I've heard scho musch about all you guys.
となっていました。
音的には、特に so の s- の部分が、sch- という発音になっているのが顕著なので、上のセリフでは scho の部分のみを採用しています。
これはカタカナで書いても、「ソウ」を「ショウ」とはっきり言っている感じですよね。

意味としては、DVD字幕の通りの、「君たちみんなのことは、たくさん聞いてるよ・聞いたよ」ということですが、それを特徴的な発音で話しているのを文字化してあるのが、ネットスクリプトや Netflix の字幕になります。
アランの発音は日本人が聞いても「変わった発音」なので、その「発音の変さ、奇妙さ」に笑っているかのように感じる方もおられるかもしれませんが、フレンズたちの笑いには「滑舌が悪いのをバカにして笑っている」ような感じはありません。
むしろ、「アランって面白いやつ、楽しいやつ」「これは一本取られた! やられた!」という感じの、アランに対して好意的な笑い方に感じられます。
そのセリフを言ってフレンズたちが大爆笑した後、アランはモニカの方を向いて、「えへ、今のウケたよね?」みたいな笑顔を見せています。
そのことからも、アランとモニカは最初から打ち合わせをして、このセリフを言おうと二人で決めていた、そのセリフが予想通りフレンズたちにウケた、ということを示していると思います。

過去記事、あんなことが起こった後では無理 フレンズ1-3改その13 で、
チャンドラー: We love Schteve. Schteve was schexy! (俺たちはシュティーブを愛してる! シュティーブはシェクシー!)
というセリフがありました。
これは、モニカの以前の彼氏スティーブが s- を sch- と発音する人であったことを、チャンドラーがからかう発言でしたね。
今回のアランのセリフの so の s- の部分が、sch- という発音になっているのは、チャンドラーのこの発言を受けたものだと言えるでしょう。

この I've heard scho much about all you guys. というセリフを言う前、モニカとアランの二人は顔を見合わせており、「よし、今からあれを言うよ」とお互いに確認し合っているように見えます。
モニカの方も「さあ言ってやって」というような、嬉しそうで得意げな顔をしています。
「君たちのことはたくさん聞いてるよ」という内容を、s- 音を sch- 音で発音することで、「君たちのことはモニカからよーく聞いてる。Steve が s- を sch- と発音するのをからかったのも知ってるぞ」ということを示していることになるでしょう。
so much を scho much と発音しているので、日本語訳も「たくさん」を「たくしゃん」にして、わざと「しゃししゅしぇしょ」発音を使っている感を出してみました。

「君たちは、モニカの彼氏にあれこれいちゃもん付けるんだってね」みたいな、場の空気が悪くなるような話を持ち出すことなく、I've heard scho much about all you guys. というこの一言だけで、フレンズたちがスティーブの発音をからかったことをモニカはアランに話した、というのもわかるし、それを使ってジョークを飛ばせるほど、アランはそんなことを気にしていないということもわかることになるでしょう。
何かしらからかう材料を探していただろうフレンズたちにとって、最初にガツンと一発かます一撃としては、かなり効果的だったのではないかと思います。


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posted by Rach at 14:35| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月15日

ご不便をおかけしたお詫びとして フレンズ1-3改その16

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8:08
(ENTER PHOEBE. SHE STRIDES TO THE COUCH, SITS DOWN AND BEGINS TO READ WITHOUT SAYING HI)
フィービー登場。カウチまで大またに歩き、カウチに座って、(みんなに)挨拶もせずに読み上げ始める。
ロス: Hey, Pheebs. (やぁ、フィービー。)
フィービー: "Dear Ms. Buffay: Thank you for calling attention to our error. We have credited your account five hundred dollars. We're sorry for the inconvenience and hope you'll accept this... (SEARCHES IN HER PURSE) football phone as our free gift.” Do you believe this? Now I have a thousand dollars and a football phone. (”親愛なるブッフェ様、私どもの間違いに注意を促していただきありがとうございます。あなたの口座に500ドルを入金しました。ご不便をおかけして申し訳ありません。お受け取りいただけると幸いです、この… [自分のバッグの中を探る] フットボール・フォンを私どもからの贈呈品として”。こんなの信じられる? 今、私は、1,000ドルとフットボール・フォンを持ってるのよ。)
レイチェル: What bank is this? (これってどこの銀行よ?)

フィービーは怖い顔で部屋に入ってきて、挨拶もせずに、持っていた紙を読み上げています。
call attention to... は「…に注意を促す」。
過去記事、引用符ジェスチャーをする フレンズ1-3改その9 で、フィービーは、"And there's five hundred extra dollars in my account." 「私の口座に余分に 500ドルが入ってたの」と言っていましたが、そのように銀行の入金額に誤りがあることをフィービーが銀行に伝えたということですね。

We have credited your account five hundred dollars. は「あなたの口座に500ドルを入金しました」。
credit は動詞で「〜を口座に入金する」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
credit verb [transitive not in progressive] : to add money to a bank account
with
例)For some reason, my account's been credited with an extra $76.
to
例)The check has been credited to your account.

つまり、credit という動詞(他動詞で、進行形では使わない)は、「銀行口座にお金を追加(入金)すること」という意味で、with の例文は「何らかの理由で、私の口座には余分に 76ドルが入金されていた」。to の例文は「その小切手(の金額)があなたの口座に入金されました」。

辞書には、with と to を使った形、すなわち、「credit someone's account with 金額」か、「credit 金額 to someone's account」の形が載っていましたが、フィービーのセリフでは、credit+someone's account+金額の形で、SVOOの形になっています。
厳密にいうと、辞書に載っているような with や to を使う形が正しいのかもしれませんが、SVOO の形でも意味はわかりますし、これで問題ないということなのでしょう。
ロングマンの with の例文は「余分に 76ドル入金されていた」となっており、その 76ドルを 500ドルに変えて、For some reason, my account's been credited with an extra $500. にすれば、今回のフィービーの状況「私の口座に余分に 500ドルが入ってた」と表現することも可能ですね。

We're sorry for the inconvenience は「ご不便をおかけして申し訳ありません」という意味で、手違いがあり、顧客に迷惑をかけた場合の決まり文句。
(We) hope you'll accept... は「あなたが…を受け取って下さることを願う」→「どうか…をお受け取り下さい」という意味になります。
as our free gift は「私たちからの無料の贈り物として」ということですが、日本語で言うと「お詫びの品として、粗品として」みたいな感覚でしょうね。

「間違って 500ドル入っていた」ということを知らせたはずなのに、銀行の人は「500ドル足りない」と勘違いしたらしく、また新たに 500ドル入金した上で、さらにはご不便をおかけしたお詫びとして、フットボールの形をした電話 football phone までくれた、、だから今私は、合計 1,000ドルとこのフットボール・フォンを持ってるのよ、とフィービーは説明していることになります。

レイチェルは銀行からの手紙を手にして、「これってどこの銀行よ?」みたいに言っていますが、間違ってお金を入金した上にさらにもう一度入金してお詫びの品までくれる銀行だなんて、私もその銀行使おうかしら、みたいな感じなのでしょうね。


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posted by Rach at 13:29| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする