2017年08月21日

初給料日に落盤事故があった フレンズ1-4改その6

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


4:04
(RACHEL RUNS UP CLUTCHING AN ENVELOPE)
レイチェルは封筒を握りしめながら走ってくる。
レイチェル: Look, look, look, look, look! My first paycheck! Look at the window! There's my name! Hi, me! (見て見て見て見て見て! 私の初めてのお給料よ! (給料袋の)窓を見て! 私の名前があるわ! はーい、私!)
フィービー: I remember the day I got my first paycheck. There was a cave-in one of the mines, and eight people were killed. (私も初めてのお給料を貰った日のことを覚えてるわ。鉱山で落盤事故があって、8人の人が死んだのよ。)
モニカ: Wow, you worked in a mine? (まぁ、フィービーは鉱山で働いてたの?)
フィービー: No, I worked at a Dairy Queen. Why? (いいえ、デイリー・クイーンで働いてたけど。何で(そんなこと聞くの)?)

paycheck は「給料支払小切手」のことで、「給料、給与」も指します。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
paycheck :
1. a check that someone receives as payment for their job
2. the amount of money someone earns

つまり、1. は「自分の仕事に対する支払として、その人が受け取る小切手」。2. は「人が稼ぐ金額」。

ですから、first paycheck は「初めての給料」ということですね。
window は「窓」で、今回はレイチェルが持っている封筒の「窓」を指しています。
そこに自分の名前が書いているので、「私の名前がある。はーい、私!」と喜んでいることになります。

初めての給料に喜ぶレイチェルを見て、フィービーは「私が初給料をもらった日のことを覚えてるわ」と言います。
cave-in は「陥没、落盤」。
Macmillan Dictionary では、
cave-in : the sudden fall of the roof of a cave or mine
つまり、「洞窟や鉱山の天井が突然落ちること」。
cave は名詞で「洞窟、ほら穴」、動詞で「崩れ落ちる」という意味があるので、「洞窟やほら穴が in 方向に崩れ落ちる」イメージから、cave-in が「落盤」になるのは連想しやすいですね。
mine は「鉱山」で、他には「地雷」(landmine)という意味もあります。
were killed を「殺された」と訳すと、誰か犯人に殺されたという感じがしますが、事故で命を落とす場合も kill を使います。
kill = make somebody die、つまり、kill は、「殺す」というよりは「死なせる」なのですね。

「初給料をもらった日に、落盤事故があった」とフィービーが言うので、モニカは「まぁ、フィービーは鉱山で働いてたの?」と尋ねます。
それに対してフィービーは「私が働いていたのはデイリー・クイーンだったけど、どうしてそんなこと聞くの?」みたいに返します。

デイリー・クイーンはソフトクリームのお店。
以前は日本にも出店していましたが、今は撤退してしまったようです。
ちなみに、dairy とは「酪農の」という意味で、dairy products だと「乳製品」。
カタカナでデイリーと表記されていますが、英語の発音は「デアリー」が近いです。

「何でそんなこと聞くの?」と聞き返されても、「給料日に落盤事故があったと言ったら、普通、職場での事故かと思うでしょ」というところですね。
職場はデイリー・クイーンだったけど? というフィービーの答えで、フィービーはただ単にその日にあったニュースを語っているだけだとわかるオチになります。
カウチの後ろの男性陣が、「なるほど、そういうことか」のような顔で、一人ずつ時間差で納得していく描写も面白いですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

ハロウィーンの11日前だから良い衣装がない? フレンズ1-4改その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


3:07
ロス: Oh, my God! Oh… Is today the 20th? October 20th? (あぁ、なんてこった! あぁ… 今日は20日? 10月20日?)
モニカ: Oh, I was hoping you wouldn't remember. (まぁ、ロスが思い出さないようにと願ってたのに。)
ロス: Ohhh. (あぁぁ。)
ジョーイ: What's wrong with the 20th? (20日がどうしたんだよ?)
チャンドラー: Eleven days before Halloween? All the good costumes are gone? (ハロウィーンの11日前? いい衣装が全部なくなっちゃった、って?)
ロス: Today's the day Carol and I first... consummated... our physical relationship. (JOEY IS PUZZLED) Sex. You know what, I-I'd better pass on the game. I think I'm just gonna go home and think about my ex-wife and her lesbian lover. (今日は、キャロルと僕が初めて… 完了した日なんだ… 僕たちの身体的関係(肉体関係)をね。[ジョーイは困惑した(わからないという)顔をする] セックスだよ。ほら、僕はその(ホッケーの)試合をパスした方がいいね。ただこれから家に帰って、自分の元妻と彼女のレズビアンの恋人のことを考えようと思うんだ。)
ジョーイ: The hell with hockey! Let's all do that! (ホッケーなんてどうでもいいや! みんなでそれをやろうよ!)
チャンドラー: (TRYING TO STOP ROSS LEAVING) Come on, Ross! You, me, Joey, ice! Guys night out! Come on, what do you say, big guy? (PRETENDING TO PUNCH HIM IN THE STOMACH) Huh? Huh? Huh? ([ロスが出ていくのを止めようとして] おい、ロス! お前、俺、ジョーイ、アイス! 男たちで夜の外出! なぁ、どう思う、ビッグガイ? [ロスの腹をパンチするふりをしながら] な? な? な?)
ロス: What are you doing? (何してんの?)
チャンドラー: (STOPS) I have no idea. ([パンチをやめて] 自分でもわかんない。)
ジョーイ: Come on, Ross. (なぁ(いいだろ)、ロス。)
ロス: All right, all right. Maybe it'll take my mind off it. Do you promise to buy me a big foam finger? (わかった、わかった。多分、それで僕の気が晴れるだろうし。僕に大きなフォームフィンガーを買うって約束してくれる?)
チャンドラー: You got it. (了解。)

10月20日という日付に反応するロス。
ロスの妹モニカのセリフ、I was hoping you wouldn't remember. は「ロスが思い出さないようにと願っていた(のに)」ということですから、モニカはその日がロスにとってどんな日であるか知っていたことがわかります。
ロスとモニカ以外はその日付を聞いても何もピンとくるものがないようで、何か面白いことを言いたいチャンドラーが、ハロウィーンのコスチュームのジョークを言うことになります。
ハロウィーンは10月31日で、20日と言えばハロウィーンまであと11日しかない。ハロウィーン用の仮装の衣装(ハロウィーンの仮装は日本でもすっかり定着しましたね)をお前は借りようと思ってたけど、それを忘れてて、もう良い衣装は残ってないって焦ってる? みたいなことを言ってみせたことになります。

Today's the day Carol and I first... とロスは言いにくそうに話し始めます。
このように途切れ途切れになっているセリフは特に、切れ目ごとに英語をイメージする良い訓練になりますね。
Today's the day 「今日は〜の日だ」、Carol and I first 「キャロルと僕が初めて〜した」のように続くことがわかるので、その次に来る、何をしたかの動詞を待ち構えて聞くことになります。

consummate の基本的な意味は「〜を完成する、達成する」。
男女の恋愛に関する場合では、「床入りをすることで、結婚や恋愛などの関係を完成・完了する」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
consummate (formal) :
例1)to make a marriage or a relationship complete by having sex
例2)to make something such as an agreement complete

つまり、例文1は「エッチをすることで結婚や関係を完成させること」。例文2は「合意のような何かを完成させること」。
語義にあるように「フォーマル」な単語のようですね。
アカデミックな英英辞典である LAAD に、最初にエッチの方の意味が出ていますので、この単語が使われた場合には、もっぱらそのイメージを連想する人が多いだろうと考えられるでしょう。
この単語のそういう意味を知っている人であれば、「キャロルと僕が初めて consummate した日」と言っただけで、初エッチの日だとわかるはずですが、隣でそれを聞いているジョーイは、どうやらそのフォーマルな単語は知らないようです。
それでロスは、our physical relationship と続けるのですが、それでもジョーイはわからない、という顔をしているのが面白いですね。
physical は「身体・肉体の、身体的・肉体的な」という意味で、physical relationship は「肉体関係」のことですが、日本語で「肉体関係」と訳してしまうと、エッチ系の意味がダイレクトに連想されてしまうので、ジョーイがわからなかったことを考慮して、あえて「身体的関係」と訳してみました。

そこまで言ってもピンと来ない様子なので、ロスは一言、Sex. と説明を加えています。
今日は元妻キャロルとの初エッチの日であることを言うのが恥ずかしいので、あまり露骨な表現を使わないように、遠まわしで堅苦しい表現を使った結果、ジョーイには意味が通じなくて、結局ダイレクトな単語で説明することになってしまった、というオチですね。

pass on は「パスする、遠慮する、申し出を断る」。
今日はホッケーって気分じゃないから、家に帰って、元妻とその恋人のことでも考えるよ、とロスは言っています。
The hell with...! は「〜なんかくたばれ! 〜なんてどうでもいい!」。
with 以下のものなんか気にしない、という感覚で、フレンズ1-1 に出てきた、To hell with...! と同じニュアンス。
ロスの話を聞いてジョーイは、もうホッケーの話なんてどうでもいいや、レズの話を一緒にしよう! と言っているのですね。
ジョーイはレズネタが好きらしく、後のエピソードでもレズネタになると興味津々になるシーンが出てきます。

コーヒーハウスを出て行こうとするロスを引き留めて、チャンドラーはテンション高い様子で、何とか盛り上げようとパンチの真似などしていますが、「何してんの?」と言われてしまい、「自分でもわかんない」と答える始末。

take one's mind off... は「いやなことを忘れさせる、…から気を紛らわせる」。
off は「分離」を表します。
心を…から分離して連れていく、という感覚から、その悩み事・心配ごと・いやなことから気持ちを離す、というニュアンスが出ます。

foam は「泡(あわ)」で、ここでは foam rubber 「気泡ゴム, フォームラバー」を指しています。
a big foam finger はそういう気泡ゴム(フォームラバー)で出来た大きな指のこと。
Wikipedia 英語版 : Foam hand
でも、a foam hand または a foam finger と呼ばれているとして、スポーツの応援グッズの説明が書いてあります。
foam finger で画像検索してもたくさん出てきますし、今回のエピソードのこの後のホッケーのシーンでも画面に映りますので注目してみて下さい。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:43| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

グラスは半分カラ フレンズ1-4改その4

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は8位、「にほんブログ村」は13位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


★お知らせ★
10月14日(土)の梅田セミナーですが、セミナー応募カード添付書籍を販売して下さっている書店様が4店舗増え、合計17店舗になりました。その4店舗様はこちら↓
旭屋書店なんばCITY店、くまざわ書店ポーズなんばパークス店、ジュンク堂書店梅田ヒルトンプラザ店、ブックファースト梅田2階店
皆様のお近くの書店様であれば、また見ていただけると嬉しいです♪


2:31
(ENTER CHANDLER AND JOEY. JOEY IS COUNTING HIS STEPS)
チャンドラーとジョーイ登場。ジョーイは自分のステップを数えている。
ジョーイ: --95, 96, 97. See, I told you. Less than a hundred steps from our place to here. (…95、96、97。ほら、言ったろ。俺たちの家からここまで100歩以下だって。)
チャンドラー: You got way too much free time, man. (お前、暇な時間が超あるんだな[お前って、超ヒマ人だな]。)
ジョーイ: (TO ROSS) Hey! Here's the birthday boy. Ross, check it out. Hockey tickets. Rangers-Penguins tonight at the Garden and we're taking you. ([ロスに] おう! ここに誕生日の子がいるぞ。ロス、見てみろ。ホッケーのチケットだ。今夜、(マジソンスクエア)ガーデンで、レンジャーズとペンギンズ。俺たちがお前を連れてってやるよ。)
チャンドラー: Happy birthday, pal! (誕生日おめでとう!)
ジョーイ: We love you, man. (KISSES HIM) (愛してるぜ。[ロスにキスする])
ロス: Ha, ha, ha. It’s funny. My birthday was seven months ago. (ははは。面白いね。僕の誕生日は7か月前だったよ。)
ジョーイ: So? (それで?)
ロス: So, I'm guessing you had an extra ticket and couldn't decide which one of you got to bring a date? Huh? (それで、僕が思うに、君らには余りのチケットがあって、二人のうちのどちらがデート相手を連れてくることになるかを決められなかったんだろ? な?)
チャンドラー: Well, aren't we Mr. "The Glass is Half Empty." (うーん、俺たちって「グラスは半分カラ」の悲観論者じゃないよな?[悪い方に受け止めず、いいことは素直に喜べよ])

I told you. は「俺はお前に言った」ということで、ここでは、その後に続く説明を「ほら、俺の言った通りだったろ」と先に言った感覚になります。
以前に注意したのに、その注意を忘れた相手が失敗した場合などに、I told you. 「言ったでしょ。私は言ったのに」と非難する時にも使われます。
ジョーイの言った内容は「俺たちの家からここまで100歩以下」ということで、97 までの数字はその歩数だったことがわかりますね。

way too は「すごく、はるかに」で、way は too を強調する副詞。
今回のように way too の組み合わせで使われることが多いです。
You got way too much free time, man. の got は have の意味で、「お前はあまりにも多くのフリータイムを持っている」ということですから、「お前は、超ヒマなんだな」と言っているわけですね。
家からコーヒーハウスまでの歩数を数えるなんて、お前はよほどの暇人なんだなとあきれたセリフになります。

チャンドラーとジョーイは、ソファに座っているロスのそばに行き、それぞれ誕生日おめでとうみたいな話をしています。
Rangers は、ニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)、Penguins は、ピッツバーグ・ペンギンズ(Pittsburgh Penguins)で、ホッケーのチケットだと言っている通り、どちらもナショナルホッケーリーグ(NHL)のアイスホッケーのチームです。
the Garden は「マジソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)」のことで、ニューヨーク・レンジャーズの本拠地。

二人がロスを誘う際、pal や man という呼び掛け語が使われていますね。
man はチャンドラーがジョーイに「超ヒマなんだな」と言った時にも使われていました。
親しい友人に話しかける時の言葉で、日本語に訳してしまうとわざとらしくなるので訳しませんでしたが、英会話ではこのような呼び掛け語がよく出てきます。
pal の元の意味は「友達」ですね。
ここでは pal や man を多用して「やたらと親しげな感じ」を出していることになるでしょう。

二人の「やたら親しげな感じ」とは対照的に、ロスは冷静な様子で「僕の誕生日は7か月前だった」と答えます。
So? 「それで? だから?(何か問題でも?)」みたいにジョーイは言っているので、二人とも「ロスが誕生日ではないと知っていて、わざと”ロスがさも誕生日みたいに大げさに言ってホッケーに誘った”」こともわかりますね。
ロスは二人の行動を冷静に分析し、I'm guessing 「僕が思うに、推測するに」と言って、その考えを述べています。
bring a date の a date は「デート相手」で、「チケットの余りが1つなので、デート相手は一人しか無理。それでどちらが連れてくるかを決められずに、余ったチケットで僕を誘ったんだろ」ということですね。

それに対してチャンドラーは、aren't we Mr. "The Glass is Half Empty." と言っています。
The Glass is Half Empty を直訳すると、「そのグラスは半分カラ」ということですね。
半分はカラということは、半分は入っている状態なので、half full であるとも言えるのですが、同じ状態であっても、「いっぱいになっていない、カラである」部分を強調する表現が、half empty となります。
Macmillan Dictionary では、
the glass is half full (empty) : used for saying that someone has a tendency to look at things in a positive or a negative way
例)Generally speaking she's a glass-half-full kind of girl.

つまり「そのグラスは半分入っている(or 半分カラ)というのは、誰かが物事を積極的(前向き)に、または消極的(後ろ向き)に見る傾向があることを言うために使われる」。例文は「一般的に言うと、彼女は「グラスは半分入っている」ってタイプの女の子だ」。

つまり「中身(の液体)が半分入っているグラス」を見て、「半分も入ってる!」と喜ぶタイプの前向きで楽観的なタイプの人が、the glass is half full / glass-half-full で、「なんだ半分しか入ってないのか(半分はカラなのか)」とがっかりするタイプの後ろ向きで悲観的なタイプの人が、the glass is half empty / glass-half-empty ということになります。

ロスもホッケーを見たくないわけではないでしょうし、ホッケーを見に行けるという事実は変わらないのに、それを「誰かの代わりに僕なんだ」みたいに悲観的にしか受け止められないロスの発言を聞いて、Mr. "The Glass is Half Empty" = pessimistという表現を使っているのですね。
俺たち、悲観論者じゃないよね? と言ってみせることで、ロスが悲観論者的な発言をしたことを指摘し、そんな悪い意味で受け止めずに、ホッケーを見ることができるという事実を楽観的に受け止めろよ、素直に喜べよ、と言っていることになるでしょう。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 14:24| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月10日

昨夜は一睡もできなかった フレンズ1-4改その3

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


1:43
SCENE 1: CENTRAL PERK (ROSS AND MONICA ARE WATCHING PHOEBE SLEEP)
シーン1:セントラルパーク(ロスとモニカはフィービーが眠るのを見ているところ)
モニカ: How does she do that? (どうしてそんなことができるの?)
ロス: I cannot sleep in a public place. (僕は公共の場所では眠れないよ。)
モニカ: Would you look at her? She's so peaceful. (彼女を見てよ。すっごく穏やかだわ。)
フィービー: (WAKING AND STARTLING THEM) Oh! What what what! ...Hi. ([目を覚まして、二人を驚かせる] あぁ! 何何何? …はーい。)
ロス: It's okay, y'know, you just nodded off again. (大丈夫だよ。ほら、君はちょっとまた居眠りしてただけだ。)
モニカ: What's going on with you? (一体どうしたの?)
フィービー: I got no sleep last night. (昨日の晩は一睡もできなかったの。)
ロス: Why? (どうして?)
フィービー: My grandmother has this new boyfriend, and they're both kind of insecure in bed, so. And deaf. They're constantly, like, having to reassure each other that they're having a good time. You have no idea how loud they are. (私のおばあちゃんには新しい恋人がいるの。それで、二人ともベッドの中で不安みたいで。それにね、耳が遠いのよ。二人はしきりに、自分たちは今、いい時間を過ごしてるって、お互いを安心させなければいけないの。二人がどんなに大声か、あなたたちにはわからないと思うわ[びっくりするほど、二人の声は大きいのよ]。)
モニカ: Well, if you want, you can stay with Rachel and me tonight. (ねぇ、もし良かったら、今夜レイチェルと私のところに泊ってもいいわよ。)
フィービー: Thanks. (ありがと。)

How does she do that? を直訳すると「彼女はどのようにしてそんなことをするの?」ということで、that はみんなのいるところで眠りこけていることを指しています。
「どうして、なぜ?」なら why になりますが、ここでは how なので「どうやって、どのようにして」のニュアンスになります。
普通の人間ならできないようなことを彼女がしているので、自然な日本語にすると「どうやったらそんなことができるわけ?」のような感じですね。
public place は「公共の場所」、peaceful は「平和的な」で、ここでは「穏やかな、のどかな」という意味。

穏やかな寝顔を間近で見ていた二人は、寝ていたはずのフィービーが突然目を覚ましたので驚くことになります。
nod は「うなずく、首を縦に振る」という動詞で、nod off は「座ったままで居眠りする、うとうとする」という意味。
I got no sleep last night. は「昨晩、ゲットした睡眠はゼロだった」という感覚ですから「一睡もできなかった」ということですね。

昨日の晩、眠れなかった理由を説明しているフィービーはまず「おばあちゃんに新しい恋人がいるの」と言っています。
フィービーのおばあちゃんならかなりの高齢なのに「新しい恋人」がいるというのがまずは笑いのポイントですね。
insecure は「不安な、自信のない」、deaf は「耳が聞こえない、耳が不自由である」、reassure somebody that は「〜だといって人を安心させる」。
insecure(不安)だから reassure(安心)させないといけない、deaf(耳が遠い)から loud(声が大きい)とそれぞれ対比になっていて、前半の「ベッドの中で不安、二人は耳が遠い」が、後半の「ベッドで good だと安心させ合っている、二人の声は大きい」に繋がることで、おばあちゃんと恋人が何をしているかがわかる仕組みになっています。

楽しい時、素晴らしい時間を過ごしているとお互い確認して安心し合っている、というのは、Good? 「いい?」 Good. 「いいわ」のようなことを言っていると示唆していることになるでしょう。
「いい?」「いいわ」とかの言葉を大きな声で、それも constantly「絶え間なく、しきりに」叫んでいる、ということで、それはつまり、高齢であるはずのフィービーのおばあちゃんとその恋人が一晩中、激しいエッチをしていた、ということを示していることになります。
フィービーのセリフにはエッチに関するダイレクトな表現はありませんが、それを言うフィービーが少し笑いをこらえるような顔もしていますので、「二人は不安みたいで、good と何度も確認しあってるの。おまけに耳が遠いから声が大きいのよね」のように、わざと「まるで二人が何をしていたかには思いが及ばないかのようにフィービーが言ってみせた」面白さになるでしょう。

それを聞いたロスは、目を見開き、そんな話は聞きたくないなというような顔をしています。
フィービーのおばあちゃんのような高齢の女性が、恋人と一晩中熱い夜を過ごしていたと聞いて、びっくりしてあきれているのですね。
おばあちゃんと恋人が夜な夜なうるさくてフィービーが眠れない様子なので、モニカは「レイチェルと私のうちに泊ってもいいわよ」と誘うことになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 14:40| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月08日

You're?でI'mと聞き間違えたことがわかる フレンズ1-4改その2

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


0:32
(ENTER JOEY)
ジョーイ登場。
みんな: Hey Joey. Hi. Hey, buddy. (はい、ジョーイ。はい、みんな。)
モニカ: Hey, Joey, what would you do if you were omnipotent? (ねぇ、ジョーイ、もしあなたが全能なら、あなたはどうする?)
ジョーイ: Probably kill myself. (多分、自殺するね。)
モニカ: Excuse me? (何ですって?)
ジョーイ: Hey, if little Joey's dead, then I got no reason to live. (ほら、もし、リトル・ジョーイが死んでいるのなら、俺には生きている意味がないから。)
ロス: Joey, uh… OMnipotent. (ジョーイ、あの… 全能(アムニポテント)だよ。)
ジョーイ: You are? Ross, I'm sorry. (お前は不能(インポテント)なのか? 気の毒に。)

「一日、全能になれたらどうするか?」という話題で盛り上がっていたフレンズたちは、セントラルパークに入ってきたジョーイにもその質問をします。
それに対してジョーイは、Probably kill myself. と答えていますが、what would you do if...? という質問に対する返事なので、Probably I would kill myself. の I would が省略された形になっています。
「全能という能力を持てたら、こんな願いを叶えたい」というのとは全く違った反応なので、不審に思ったモニカが聞き返すと、ジョーイは、little Joey の話をし始めます。

little Joey 「リトル・ジョーイ」で何となくわかる方も多いかと思うのですが、これは「ジョーイのモノ(大事な部分)」を「小さなジョーイ」と表現しているわけですね。
日本語でも「俺のムスコ」などと表現する男性もいますので、日英の感覚には共通するものがあるように思います。
If little Joey's dead は、「俺の大事な部分が死んでいるのなら」ということで「その部分が機能しない」というニュアンス。
そのように表現したことで、ジョーイは、omnipotent という単語を、音が似ている impotent 「性的に不能」(ダイレクトに書いてしまいますとインポテント)と勘違いしたらしいことがわかります。
ジョーイは omnipotent「全能」という単語にはあまりなじみがなかったのでしょうね、それを impotent という性的な言葉に聞き違えるところ、そしてそうなってしまったら生きる理由がない、とまで言い切ってしまうところは、さすがにプレイボーイというところでしょうか。
I got no reason to live. の got は、本来 get の過去形ですが、ここでは have の意味で使われています。
セリフのような口語では、have の意味で got が使われることも多いです。

ジョーイが単語を聞き間違い、勘違いしていると気づいたロスは「君が思ってる impotent じゃなくて、omnipotent だよ」というのをはっきりさせるために、2つの単語で違っている部分に当たる om の部分を特に強調して発音しています。
強く発音しているので「アムニポテント」と言っているように聞こえます。

それを聞いたジョーイは、しばらく沈黙した後で、"You are?" と言っていますが、この You are? という返しが「ジョーイがロスのセリフをどのように誤解したか」がわかるための大きなヒントになっています。
ジョーイが You are? と聞き返したということは、ロスが I am / I'm ... と言ったと勘違いしたことを示唆します。
「お前が〜なの?」と聞き返したわけなので、「僕は〜だ」とロスが言ったことを示すことになるわけですね。
ロスはただ、omnipotent という「単語」の最初の部分をはっきり「アム」と発音しただけですが、その「アム」を「アイム」だとジョーイが聞き間違えたことになります。
つまりジョーイは、ロスのセリフ "OMnipotent." を、"I'm impotent." 「僕は impotent なんだ」と聞き間違えたわけですね。
ロスが「僕は impotent なんだ」と告白したと思ったジョーイは、"You are (impotent)?" 「お前は不能なのか?」と聞き返したというオチになります。

その後ジョーイは、I'm sorry. と言っていますね。
I’m sorry. は人に謝る時に「ごめんなさい」という意味で使いますが、何か相手に不幸なことがあった場合に「大変だったね、お気の毒に、同情するよ」というニュアンスでも使います。
ここでのジョーイはまだ勘違いしたままのようなので、ロスが不能だと勘違いしたことを謝っているのではなく、「それは大変だね、お気の毒に」という意味で言っているのだと思います。

このやり取りは、ジョーイが2回も聞き間違えたことが面白く、真っ先にそういうエッチ系の連想ばかりが働くところがプレイボーイのジョーイっぽいところなわけですが、ジョーイが聞き間違えたのが自然に思えるように、「アィム・ニポテント」という紛らわしい言い方を(脚本上)わざとしている、そのロスの言い回しが大きなポイントと言えそうですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 18:37| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月04日

もし一日全能になれたとしたら フレンズ1-4改その1

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は10位、「にほんブログ村」は9位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


シーズン1 第4話
The One With George Stephanopoulos
原題訳:ジョージ・ステファノポロスの出てくる話
邦題:レイチェルの憂鬱


0:00
PRE-INTRO-SCENE: CENTRAL PERK (ALL PRESENT EXCEPT JOEY)
イントロ前のシーン:セントラルパーク(ジョーイ以外がそこにいる)
フィービー: Oh, that's good. (あぁ、それ、いいわね。)
モニカ: All right. Phoebe? (よーし。(じゃあ)フィービーは?)
フィービー: Okay, okay. If I were omnipotent for a day, I would want, um, world peace, no more hunger, good things for the rain forest. And bigger boobs. (オッケー、オッケー。もし私が一日だけ全能になれたとしたら、私はこれを望むわね、世界平和、飢えがなくなること、熱帯雨林のためになること。それから、もっと大きな胸。)
ロス: Well, see, you took mine. Chandler, what about you? (あぁ、ねぇ、フィービーは僕の願いを取っちゃったな(僕もそう言おうと思ってたんだけどな)。チャンドラー、君はどう?)
チャンドラー: Uh, if I were omnipotent for a day, I'd make myself omnipotent forever. (あぁ、もし一日だけ全能になれたとしたら、俺は自分を永遠に全能にするね。)
レイチェル: See, there's always one guy. (MOCKING) "If I had a wish, I'd wish for three more wishes." (ほら、いつもいるのよね、こういう男。[からかうように真似をしながら]”もし俺が願いを1つ持っているなら、俺はあと3つ、願いが増えるように願うね。)

シーンの最初に「それ、いいわね」「じゃあ、フィービー」みたいな会話があってから、If I were... とフィービーが話し始めていますので、「もし〜ならどうする?」みたいなことをみんなで言い合いっこしよう、という流れであることが想像できます。

omnipotent は「全能の」という意味。
このシーンでポイントとなる単語なので、英英辞典の語義も見ておくと、
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
omnipotent [adjective] : able to do everything
omnipotence [noun] : God's omnipotence

つまり、「全ての(あらゆる)ことができる」。名詞形は omnipotence で、God's omnipotence は「神の全能・無限の力」。
Macmillan Dictionary では、
omnipotent : powerful enough to do everything
つまり、「全てのことができるほど十分に力がある」

everything ができるほどパワフルということなので、やはり一言「全能」と表現するのがわかりやすいでしょう。

If I were..., I would というのは「現在の事実とは反対の仮定」である「仮定法過去」で、人間が全能にはなれないけれど、もしもなれたとしたらと仮定した場合、私ならこうする、こういうことを願う、と言っているニュアンスになります。

hunger は「飢え、飢餓(きが)、飢饉(ききん)」。形容詞形は hungry ですね。
good things for the rain forest は「熱帯雨林にとって良いこと」で、熱帯雨林の減少などが世界的な問題になっていることから、項目の一つに挙げたことになるでしょう。
願い事が「世界平和、飢えがなくなること、熱帯雨林を救うこと」のように「自分のことより全人類、世界のための願い」というスケールの大きなものになっていて、世界平和や環境問題について語るところがフィービーらしいですが、最後に、女の子らしい願いがくるところがかわいいですね。

boobs は「(女性の)おっぱい」。
胸を意味する表現には、breasts もありますが、「フレンズ」では女性の胸のことを、boobs と表現することが多いです。また、boobies と表現することもあります。
ここでちょっと注目しておきたいのは、bigger という比較級。
big boobs なら「大きな胸(が欲しい)」ということで、実際の自分の胸が今は小さいことを示唆しているようにもなりますが、bigger 「より大きい」と表現していることで、「今も(それなりに?)大きいけれど、さらに大きな胸が欲しい」と言っていることになります。
you took mine は「僕の願い事をフィービーが取っちゃったね」というところで、「僕もそれが良かったな、僕もそう言おうと思ってたんだけど先を越されちゃったな」ということを男性のロスが言っている面白さになるでしょう。

チャンドラーは for a day と forever を対比したセリフを言っています。
make myself omnipotent は「自分自身を全能の状態にする」。
最初のフィービーのセリフにもありましたが、for a day の for は期間を表し、「一日間、一日だけ」という意味になります。
チャンドラーはその「一日間だけ全能」を、forever つまり「永遠に全能」にしたいと言っていて、全能の能力を使い、一日分だけだった全能の力を永久のものにすると言っていることになります。

「一日だけという期間限定を外して、それを永久にするために全能の力を使う」と言ったチャンドラーを見て、レイチェルはあきれた様子で、「いるのよね、こういう男」と言っています。
そういう男はこんな風に言うのよ、とちょっとバカにした感じで、「もし自分が1つの wish を持っているのなら、その wish で、あと3つの wish を願う」みたいに言っています。
「1つだけの願いという個数限定を外して、個数を増やすためにその願いを使う」ということですね。
one more time が「あともう1回」ですから、three more wishes は「あともう3個分の願い、あとプラス3個」という感覚になります。


★ Netflix で「フレンズ」を視聴されている方へのお知らせ
現在、Netflix では「フレンズ」を視聴していただくことが可能ですが、その視聴期間が 8月31日まで、つまり今月末までとなっているようです。
非公開コメントでこの件を教えていただいたので(お知らせ下さった方、ありがとうございます)、私も確認してみたのですが、「フレンズ」を再生すると、左上に「この作品は8月31日まで視聴できます」と確かに表示が出ます。
「フレンズ」の「詳細」にも「視聴期間 2017/08/31まで」と出ていました。

Netflix の英語字幕は、DVD や Blu-ray と表記が異なる部分もあり、それがセリフの解釈に大いに役立ってくれたりするので、Netflix での視聴期間が終わってしまうのは私も実に残念なのですが、、、
このブログを読んで下さっている方には、Netflix で「フレンズ」を視聴しておられる方も大勢いらっしゃるだろうと思いましたので、お知らせさせていただきました。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 14:53| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする