2017年07月23日

京都セミナー2回目終了しました!

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京都・四条の NHK文化センター京都教室で、2月に続いて2回目となるセミナー「海外ドラマDVD英語学習法」が、昨日、7月22日(土)に無事、終了いたしました。
前回の2月と今回の7月、連続で参加して下さった方、また、遠方から来て下さった方もおられました。
暑い中、お越し下さった皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>

毎回、デモを始める前に、「フレンズを全くご存じない方、見たことない方」をお尋ねするのですが、今回は「フレンズをご存じない方」の人数が、これまでのセミナーの中で一番多かったです。
お尋ねしたら、ものすごくたくさんの方の手が挙がったので、私のほうが何だかびっくりしてしまいました^^
「海外ドラマDVD英語学習法」というメソッドに魅力を感じて下さってのご参加だったのだろうと思いますし、また、「フレンズ」を初めて見るという方のほうが、私の学習法の効果を実感していただきやすいと思っていますので、この学習法の楽しさと効果を直接伝えることができたことをとても嬉しく思いました。

今回は音の強弱とイントネーションの話を、特に強調させていただきました。
セリフなどの口語では主語などが省略されることが多いため、余計に強弱やイントネーションが大きな意味を持つのですが、それを実感していただくために、イントネーションがポイントとなっているセリフのやりとりを、一緒に声に出して読んでいただいたりということもしました。

質疑応答の時間にさまざまなご質問を頂戴できたことも、とてもありがたかったです。
皆さんが私の話をきちんと聞いて下さったこと、英語力を伸ばしたい! と強く思っておられることがひしひしと感じられ、これから私ももっともっと頑張って行こう、という元気をいただくことができました。

セミナー終了後に、私のところにご挨拶に来て下さった方と、直接お話させていただくことができましたのも、とても楽しく幸せな時間でした。
今回のセミナーを大きな原動力として、これからも「海外ドラマDVD英語学習法」の楽しさと素晴らしさを頑張って伝えて行きたいと思います。
お忙しい中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!<(_ _)>

↓セミナーのチラシです。画像をクリックしていただくと、チラシが別ウィンドウで拡大表示されます。
京都セミナー02 チラシ.jpg


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posted by Rach at 09:06| Comment(1) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月21日

着ることができてれば、さらにいい フレンズ1-3改その35

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18:41
ロス: Hey Pheebs, you gonna have the rest of that Pop Tart? Pheebs? (ねぇ、フィービー、そのポップタルトの残りを食べるつもり? フィービー?)
フィービー: Does anyone want the rest of this Pop Tart? (誰かこのポップタルトの残りを欲しい人いる?)
ロス: Hey, I might. (ねぇ、僕、欲しいかも。)
フィービー: I’m sorry. Y'know, those stupid soda people gave me seven thousand dollars for the thumb.(ごめん。ほら、例のおバカなソーダ会社の人が、(缶に入っていた)親指のために、7,000ドルをくれたのよ。)
みんな: You're kidding. Oh my God. (冗談だろ。なんてこった。)
フィービー: And on my way over here I stepped in gum. What is up with the universe? (それでここに来る途中、私はガムを踏んだのよ。宇宙はどうなってるの?)
ジョーイ: (DRAGGED IN BY MONICA. HE HAS JUST COME OUT OF THE SHOWER) What's going on? ([モニカに引っ張られて。ジョーイはたった今、シャワーから出てきたところ] 一体何が起こってるんだよ?)
モニカ: Nothing. I just think it's nice when we're all here together. (何もないわ。私はただ、私たちがみんなここに一緒にいたらいいなと思うだけよ。)
ジョーイ: Even nicer when everyone gets to wear their underwear. (みんなが自分の下着を着られる状態になっていれば、さらにいいと思うけど。)
レイチェル: Uh, Joey.... (あぁ、ジョーイ…)
ジョーイ: Oh, God! (HURRIEDLY CLOSES HIS KNEES) (あぁ、しまった! [自分の膝を急いで閉じる])
モニカ: (TURNS OFF TV) Okay. ([テレビを消す] いいわ。)
みんな: Oh! That was Lamb Chop! (あぁ! 今のはラムチョップだったのに!)

フィービーはボーッと焦点が定まらない様子で固まっており、手にはお菓子の一片を持っています。
ロスのセリフで、それが Pop Tart 「ポップタルト」であることがわかりますね。
フィービーが、食べるでもなく、ただ手にそれを持っているので、「食べるつもりなら食べたらいいけど、君が食べないなら僕が貰ってもいいかな?」という意味で、ロスはフィービーに食べる意志があるかどうかを尋ねています。
そう尋ねたのに、それが聞こえなかったかのように「ポップタルトの残り欲しい人いる?」とフィービーが言うので、「だから僕が今そう聞いたところじゃん」と言いたげに、ロスは Hey, I might. 「ねぇ、僕、(ポップタルトの残り)欲しいかも」と答えたことになります。

字幕では Pop Tart と最初が大文字表記になっているので、商品名であることが想像できます。
こういう商品名は、Pop Tart で画像検索すれば一目瞭然ですね。
青い箱に白いポップな文字で、pop・tarts と書かれたケロッグ(Kellogg's)のパッケージや、中身の画像がたくさんヒットします。

Pop-Tarts Official Website
フレイバーもたくさん種類があるようで、WATERMELON(スイカ味)などもあります。

Wikipedia 英語版: Pop-Tarts
ウィキペディアの説明の中に以下の文章がありました。
Although sold pre-cooked, they are designed to be warmed inside a toaster or microwave oven.
つまり「調理済み(加熱処理済み)で売られているが、トースターや電子レンジの中で温められるように作られている」ということで、そのまま食べるのではなく、温めて食べることを想定したお菓子ということですね。

それを考えると、最後に残ったそれを食べるの食べないの? と尋ねているのは「フィービーが食べないのなら、冷めないうちに僕が食べようかと思うんだけど」という気持ちから来たのかな、という気がします。
「温かい方がおいしい食べ物」だからこそ、「食べないなら僕が貰ってもいい?」というのが自然に聞こえる気がする、ということですね。

those stupid soda people は「あのおバカなソーダ会社の人たち」。
会社の人を指して、... people と表現することがよくあります。
わざわざ「〜”会社の”人」と言わなくても、「〜の人」だけで意味は通じるということですね。
for the thumb は「親指のために」というところですが、「缶の中に人の親指が入っていた、という不愉快な思いをさせたお詫びと引き換えに」というニュアンスになるでしょう。
7,000ドルは今日のレートだと79万円くらいですね。

フレンズたちが口々に驚く中、フィービーはさらに話を付け加えます。
on my way over here は「ここにくる途中で」。on my way home なら「家に帰る途中で」ですね。
I stepped in gum. は「私はガムを踏んだ」。
前回の記事、手に30年もはめてりゃ、しゃべる フレンズ1-3改その34 でも、「ジョーイが俺の最後のガムを食べた」というセリフで gum という単語が出てきましたが、その時説明したように、ガムは不可算名詞ですから、ここでも無冠詞で使われています。
ちなみに、gum には「歯茎(はぐき)」という意味もあり(そういう名前の歯磨き粉もありますね)、その場合は、上下に2つあることから、通常複数形の gums の形で使われます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、healthy gums という例が挙がっていますが、これは「健康な歯茎」ということですね。

What is up with the universe? は「ユニバースは一体どうなっているの?」ということ。
ユニバースは「世界、宇宙」などと訳されますが、フィービーはこのエピソードでカルマの話をしていたように、一般的な世界を超越した感覚の持ち主ですから、「世界は」というよりも「宇宙は」のようによりスケールを大きくして訳した方が、フィービーっぽい感じが出るような気がしました。
言っているフィービーの方は「ソーダに入っていた指で 7,000ドルもらうし、ここに来る途中にガムは踏んじゃうし、この宇宙は一体全体どうなっちゃってるわけ?!」という気持ちらしいですが、ユニバースと大袈裟な言葉を使っているわりには、後の話が「ガムを踏んだ」になっているのがこのセリフのオチですね。
みんな、「ガムを踏んだのがそんなに大変なこと? それにどう反応すればいいの?」みたいな顔をしていて、「さらに、と付け足した情報がそれ?!」みたいな面白さということですね。

最後のガムを踏んだ話はともかくとして、最終的に 7,000ドルをもらうことになるまでの経緯をまとめておくと、、、

銀行の自分の口座に知らない間に 500ドルが入っていた。
それを銀行に言ったら、また 500ドルが入金されて、お詫びの品のフットボール・フォンまでおまけについて、1,000ドルになった。
理由のないそんなお金を持っていたくなかったフィービーは、友人の(ホームレスらしい)リジーにお金を譲り、ただでお金をもらいたくなかったリジーはフィービーにソーダをおごった。
そのソーダの中に親指が入っていたので、ソーダ会社から 7,000ドルをもらった。

という流れになります。
最後の「ガムを踏んだ」を除けば、確かに「宇宙は一体どうなってんの?」と言いたくなるような現象ではありますね。

モニカは向かいの部屋からジョーイをこちらの部屋に連れてきます。
シャワーから出てきたばかりでバスローブを着ているジョーイは、頭をタオルで拭きながら、What's going on? とボヤいています。
What's going on? は「一体何事だよ。どうしたんだ? どうなってるんだ? 何が起こってるんだ?」。

モニカが I just think it's nice when と言ったことを受けて、Even nicer when と続けているのが面白いですね。
モニカのセリフは「私はただ、私たちがみんなここで(この部屋で)一緒にいる時、ナイスだと思うだけよ」→「みんな一緒にいたらいいわね、素敵ねと思ってるだけよ」。
「〜するのがナイス」と言ったことに対して、ジョーイは比較級の nicer 「よりいい、よりナイス」を使って「モニカはそれがナイスだっていうけど、こっちの方がもっとナイスだよ」と言ったことになります。
even は、比較級 nicer を強めて、「いっそう、さらに、なお」という意味になります。

その「もっとナイス」な内容は「みんなが自分の下着を着る・付けるようになる時」。
get to は、to 以下の状態になる、という感覚。
「みんなが一緒にいるよりも、みんなが自分の下着を付けることの方がよりいい」→「そっちの方が先決じゃないかな」と言っているこのセリフから、下着をつけるという行為に至るまでの間にこっちに連れてこられた、下着(パンツ)をはかずにバスローブだけ羽織ってこちらに来たことがわかるという仕組みです。
その後、ちょっと脚を開いた感じでソファに座ったジョーイを見て、レイチェルが注意を促す声を出し、ジョーイが慌てて自分の膝を閉じたことで、服の中が丸見えであることをレイチェルに指摘された、ジョーイのセリフ通り、ジョーイは今、下着をはいていないことがよりはっきりするという流れになります。

モニカはみんなが見ているテレビを消します。
懐かしのラムチョップを見ていたのにモニカにテレビを消されてしまって、みんながブーブー言っているのも面白いですね。


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
7月22日(土)の京都セミナー、いよいよ明日となりました!
明日も暑くなりそうですが、ご参加下さる皆様、どうか体調にお気をつけてお越し下さいませ。
海外ドラマの生きたセリフから英語を学ぶ楽しさを直接皆様にお伝えできるのを、とってもとっても楽しみにしています♪


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posted by Rach at 13:42| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月18日

手に30年もはめてりゃ、しゃべる フレンズ1-3改その34

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18:02
(CUT TO THE GANG MINUS MONICA AND JOEY WATCHING LAMBCHOP AT RACHEL+MONICA'S)
モニカとジョーイを除くフレンズたちが、レイチェルとモニカの家でラムチョップを見ているシーンにカット。
チャンドラー: Oh, Lamb Chop! How old is that sock? If I had a sock on my hand for 30 years, it'd be talking too. (あぁ、ラムチョップだ! あの靴下、何歳だよ? もし俺の手に30年靴下をはめてたら、その靴下も(今頃)しゃべってるだろうさ。)
ロス: Okay. I think it's time to change somebody's nicotine patch. (DOES SO) (よし。誰かさんのニコチンパッチを取り換える時間だね。[そうする(パッチを取り換える])
(ENTER MONICA)
モニカ登場。
モニカ: Hey. Where's Joey? (ねぇ。ジョーイはどこ?)
チャンドラー: Joey ate my last stick of gum, so I killed him. Do you think that was wrong? (ジョーイは俺のガムの最後の1枚を食べた。だから俺はジョーイを殺した。それって悪いことだったと思う?)
レイチェル: I think he's across the hall. (ジョーイは廊下の向こう側(廊下を挟んだ向こう側の部屋)だと思うわ。)
モニカ: Thanks. (GOES TO FETCH HIM) (ありがと。[彼を連れてくるために(そちらに)行く])
ロス: (FINISHES CHANGING CHANDLER'S NICOTINE PATCH) There you go. ([チャンドラーのニコチンパッチの交換を終えて] さあいいぞ。)
チャンドラー: (DEADPAN) Ooh, I'm alive with pleasure now. ([無表情に] あぁ、今、俺は喜びで生き生きしてる。)

チャンドラーはテレビを見て、Lamb Chop! と言っています。
ラムチョップ(Lamb Chop)は、羊の姿をした、手で動かすタイプの、靴下でできたパペット。
ネット検索で、lamb chop と調べると、lamb chops として、羊の(あばら骨付き)肉(チョップ)がたくさんヒットします。
lamb は日本語でも「ラム(肉)」と言うように「子羊の肉」のことですね。
また食肉だけではなく「子羊」という意味もあり、1991年の映画「羊たちの沈黙」の原題は、Silence of the Lambs です(邦題は英語タイトルの直訳なわけですね)。
chop も「ポークチョップ」(a pork chop)のように日本語になっていますが、通常あばら骨が付いた形の小さな肉を指します。
lamb chop は、単語の意味としては「ラム肉」を指すわけですが、それをパペットの名前にしているということですね。

Lamb Chop だけで検索すると、ラム肉ばかりが出てきてしまうのですが、Lamb Chop puppet というキーワードで調べると、puppet(操り人形、指人形)のラムチョップの情報がヒットします。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 英語版: Lamb Chop (puppet)

フレンズの中のテレビ画面で、ラムチョップと一緒に映っている女性はシャリー・ルイス(Shari Lewis)という腹話術師。彼女がこのパペットを作り、動かしています。
シャーリー・ルイスさんについても、ウィキペディアに詳しいです。
Wikipedia 英語版: Shari Lewis

シャーリーさんは、1960年から1963年に The Shari Lewis Show という番組で活躍し、1990年代にも、Lamb Chop's Play-Along という番組が作られました。
今回のフレンズ1-3 が最初に放映されたのは、1994年10月なので、チャンドラーの言うように、30年以上の芸歴があるパペットということになるわけですね。
1990年代の Lamb Chop's Play-Along という番組は、1992年から1997年まで放映されていたようなので、1994年放映の フレンズ1-3 でみんなが見ているのは、当時放映されていた Lamb Chop's Play-Along という番組なのだろうと思います。

仮定法過去を使って、「もしも俺もあんな風に30年間靴下を手にはめてたとしたら」と仮定し、would be talking 「俺の手にはめているそいつがまさに今、あのテレビのラムチョップみたいにしゃべってるところだろう」という would+進行形の形になっていることに注目しましょう。
「靴下だって、人の手に30年もはまってたら、しゃべるくらいにはなるだろうさ」と言ってみせた面白さになります。

ニコチンパッチは「禁煙の禁断症状を抑えるために皮膚に貼るパッチ(ばんそうこう)」。
そう言ってロスはチャンドラーの腕に貼ったものを取り換えようとしているので、チャンドラーがそのパッチを貼っていること、チャンドラーは禁煙中であることがわかります。
前のシーンでアランに電話で説得されて吸っていたタバコを即座に消したチャンドラーでしたが、その後も、アランの言いつけを守って禁煙を続けていることがわかりますね。
それだけチャンドラーにとってはアランの一言が大きいということになるでしょう。

モニカが帰宅し、元気のないトーンで、ジョーイはどこ? と尋ねます。
それに対してチャンドラーは、「ジョーイが俺の最後のガムを食べたから、ジョーイを殺した。それって悪いことだったと思う?」などと、真面目な顔で冗談を言います。

my last stick of gum という表現について。
gum は不可算名詞。ガム1枚は a stick of gum なので、my last stick of gum は「ガムの最後の1枚」ということ。
後のシーンでまた、別の人が gum という単語の入ったセリフを言いますが、不可算名詞なのでそこでもまた冠詞のない形で出てきます(その時にまた触れます)。

モニカは「もう、ふざけないで。私、真面目に尋ねてるんだけど…」という顔をしていますが、チャンドラーはどこまでも大真面目な顔で、そのジョークを続けています。
見かねたレイチェルが、隣の部屋を指さしながら、彼は across the hall にいるわ、と教えてあげています。
across the hall は「廊下の向こう、廊下を隔てて向こう側に」ということですから、廊下を挟む形で向かいにある、ジョーイとチャンドラーの部屋にいる、つまり、ジョーイは向かいの自分の部屋にいるわ、と言っていることになります。
I'm alive with pleasure now. は「俺は今、喜び・快感で生き生きしてる」ということですが、言葉だけわざとらしく「パッチが効いてるぅ〜」みたいに言ってみせている感じですね。


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posted by Rach at 15:42| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

そんな風に言ってくれた人はいなかった フレンズ1-3改その33

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17:08
レイチェル: (WITH PHONE) Chandler? It's Alan, he wants to speak to you. ([電話を持ちながら] チャンドラー? アランよ、彼があなたと話したいって。)
チャンドラー: Really? He does? (TAKES PHONE) Hey, buddy! What's up? Oh, she told you about that, huh? Well, yeah, I have one now and then. Well, yeah, now. Well, it's not that bad…. Well, that's true. Gee, y'know, no one, no one's ever put it like that before. Well, okay. Thanks. (HANDS BACK THE PHONE AND STUBS OUT HIS CIGARETTE) (ほんとに? 彼が(俺と話したいって)? [電話を取る] やぁ、バディ! どうした? あぁ、彼女(レイチェル)がそのことを言ったんだな? うーん、そうだな、吸ってるよ、時々(今とか別の時とかに)ね。あぁ、そう、今もね。うーん、そんなに悪くないよ… あぁ、そうだね。おぉ、ほら、誰も、これまで誰もそんな風に言ってくれなかったから、うん、わかった。ありがと。[電話を返して、自分のタバコをもみ消す])
レイチェル: (TO ROSS, WHO HAS WANDERED UP) God, he's good. ([ちょうど歩いて来たロスに] まぁ、彼はすごいわね。)
ロス: If only he were a woman. (アランが女性だったらなぁ。)
レイチェル: Yeah. (そうね。)
(THEY GIVE EACH OTHER A DUBIOUS LOOK)
二人はお互いに不審な表情をする。

電話(「しもしも〜?」の平野ノラさんが持っているようなでっかい電話が時代を感じさせます^^)を手にしているレイチェルがチャンドラーに「アラン(から)よ。あなたと話したいって」と言うと、チャンドラーはとても嬉しそうな顔をして Really? He does? と返します。
He does? は、He wants to speak to me? ということで、「ほんとに? 電話の向こうのアランが俺と話したいって言ってるの?」と、アランが自分と話したいと言ってくれたことを喜んでいることになります。
Hey, buddy! What's up? は、親しい友人が使う挨拶。
アランのことを気に入っているチャンドラーは、わざとそういう親しげな言葉を使って、「俺たち、仲良しだよな」というところを強調してみせている感じですね。

Oh, she told you about that, huh? 「あぁ、彼女がそのことについて君に話したんだな?」と言いながら、チャンドラーは右手に持ったタバコを少し持ちあげて、これのこと、という風に示しています。
レイチェルと視線を合わせると、レイチェルはいたずらっぽい顔をして、「ええあなたがタバコを吸ってること、アランに言ってあげたわ」というような、ちょっと得意げな顔をしています。

I have one now and then. Well, yeah, now. について。
have one は「それを持ってる」というところですが、タバコの話をしていることがわかるので、今タバコを持ってる、吸ってる、というようなニュアンス。
now and then は「時々」。every now and then と言うこともあります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
(every) now and then, now and again : used in order to say that something happens sometimes but not always
つまり「何かが時々起こる、でもいつもではないことを言うために使われる」。

now and then を直訳すると「今とその時」ですが、「いつもじゃなくて時々」というニュアンスが now and then なわけですね。
レイチェルにタバコを吸っていることをチクられて、「いやぁまぁ、時々吸ってるんだけど」のように、now and then を使って答えたところ、アランに追及されたのか、「now and then で、実際に now(今)も吸ってるところ」のように続けたのが、yeah, now になります。
「いつも吸ってるわけじゃなくて、時たまだよ」と逃げようとして、now and then と言ったわけですが、「now and then... って、実際 now に吸ってるけどね」としぶしぶ認めた形ですね。

チャンドラーは自己弁護しようと、「(喫煙は)そんなに悪くない…」と言いかけるのですが、相手のアランが何か言っているらしく、真剣に聞き入りながら、「そうだね、それは確かだね」と言って、Gee, y'know, no one, no one's ever put it like that before. と続けます。

put it を直訳すると「それを置く」というところですが、今回の put it は「表現する、述べる」という意味で使われています。
研究社 新英和中辞典では、
put [通例 put it で様態の副詞(句)を伴って] 〈…を〉(…に)表現する、述べる
Let me put it in another way. 別な言い方で言ってみよう。
To put it briefly [mildly], …. 手短に[控え目に]言えば…。
I'm - how shall I put it? - in love with you. ぼくは、どう言ったらいいのか、あなたを愛しているのです。


ですから今回のチャンドラーのセリフは、「これまで誰もそんな風に言ったことはなかった」→「今アランが言ってくれたみたいに、表現してくれた人はいなかった」と言っていることになります。
その後、ありがと、と言って電話を切ったチャンドラーは、カウンターにあった灰皿に、吸っていたタバコを大げさに押し付けて、3回ほど叩いて火を消し、嬉しそうな顔でカウンターを手で2回叩き、立ち上がります。

今までさんざんフレンズたちがタバコをやめろと説得しても全く言うことを聞かなかったのに、ちょっと電話で話しただけであっさりタバコを消してしまったわけですから、アランの説得がものすごく効いたことがこの様子からよくわかりますね。
「これまでそんな風に言ってくれた人は誰もいなかった」と言ったその内容は視聴者には全くわからないわけですが、「アランは一体何を言ったんだろう?」と視聴者の想像に任せて、詳しいことはセリフでは語らないというのが、今回の脚本に共通する流れですね。
アランのすごさ、魅力みたいなものを視聴者にダイレクトに見せずに、フレンズたちがアランをすごいと思っている様子を描写することで視聴者に伝えようとしているのが、今回のエピソードのユニークな点だと思います。
「アランから電話と聞いてすごく嬉しそう。フレンズが長期間説得しても聞かなかったのに、アランが一言言っただけであっさりタバコをやめた」というチャンドラーの反応から、アランという人物をイメージさせる面白さと言えるでしょう。

今の電話すごかったわね、と言うように電話を手で軽く揺らして、レイチェルは「彼はグッドね」と言っています。
それに対して、ロスが If only he were a woman. と言っていますが、これは典型的な仮定法過去ですね。
意味としては「ただ彼(アラン)が女性なら良かったのに」。
アランは男性でそれを女性に変えることは不可能、つまり、現実には不可能な願望を言っているので、仮定法過去、つまり過去形(were)になります。
語順が逆の Only if は、「もし〜である場合のみ、〜の場合に限り」なので、混同しないように注意しましょう。
「アランが女性だったらなぁ」としみじみ言ったロスに対し、レイチェルも Yeah. と同意するのですが、その後、お互いに顔を見合わせて、気まずい顔をしています。
その様子から「アランが女だったら」と言ったロスの発言はロスにとって気まずいもので、「そうね」と同意したレイチェルの発言もレイチェルにとって気まずいものだったことが読み取れますね。

ロスは「アランが女だったらなぁ」と自分の願望を述べたことになるわけですが、それはまるで「アランが女だったら僕は好きになる。女だったら彼女にしたい」「彼みたいな人が恋人だったらいいのに」と言ったかのように、アランに対して恋愛感情を持っているかのように聞こえてしまうわけですね。

女性であるレイチェルは、アランが魅力的な人だった場合、魅力的な男性として見ることができるので、あえて女性になってくれたら、と思う必要はないはずですが、「女だったら」というのを肯定して、うなずいてしまったことで、「もし女性なら、素敵なレズビアンの恋人になってくれそう」みたいに聞こえてしまうということになるでしょう。
「あえて女性である方を望む」かのような発言になってしまっているわけですね。

つい口をついて出てしまった発言を、後からよーく考えてみると「なんか誤解されそうな発言だった」とお互いに気づいたことで、「今の発言は言わなかったことに、聞かなかったことにしよう」みたいな顔を二人はしているということですね。


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posted by Rach at 14:43| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月12日

君と君の〜にはうんざりだ フレンズ1-3改その32

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16:53
(CUT TO CENTRAL PERK, WHERE JOEY AND ROSS ARE PERSECUTING CHANDLER)
セントラルパークに画面がカット、そこではジョーイとロスがチャンドラーをいじめている。
ジョーイ: Do you have any respect for your body? (お前は自分の体に対して、少しも敬意を払わないのか?)
ロス: Don't you realize what you're-you're doing to yourself? (自分自身に対して何をやってるのか、自覚してないのか?)
チャンドラー: Hey, y'know, I have had it with you guys and your cancer and your emphysema and your heart disease. The bottom line is, smoking is cool, and you know it. (おい、なぁ、もううんざりなんだよ、お前らとお前らの(言う)癌(ガン)とか肺気腫とか心臓病には。大事なことはタバコを吸うことはかっこいいってことだ、お前らだってそれはわかってるだろ。)

have respect for は「〜に対して尊敬(の念)・敬意を持つ」ということですから、ジョーイのセリフは「自分の体に敬意を払わないのか、大切に思わないのか?」ということ。
ロスも「自分自身に対して何をやってるのか、お前はわかってないのか? 自覚してないのか?」と言っています。
タバコを吸っているチャンドラーに「タバコは体に悪い」ということを口々に言っている感じですね。

have had it with は「〜にはもううんざりした、あきあきした。〜はもうたくさんだ」という意味。
Macmillan Dictionary では、
have had it : to be so annoyed with someone or something that you do not want to be involved with them any longer
have had it with : He says he's had it with politics.

つまり、「誰かまたは何かに非常にうんざりしていて、そのことにそれ以上かかわりたくない」。例文は「彼は政略(駆け引き・権力闘争)にはうんざりだと言う」。

with 以下は、with you guys and your cancer and your emphysema and your heart disease となっていますね。
直訳すると、「お前らとお前らの(病名)」ということですが、このように you and your... 「お前とお前の…」という表現もまた、何かにうんざりしている時によく使われます。
研究社 新英和中辞典では、以下のように出ています。
You and your…!=…は君の口癖だね 《また始まったなど》
You and your sob stories! また例のお涙ちょうだいか!


「君と君の(その)〜」という表現をすることで「お決まりのように毎回出してくるそれ」みたいな感じが出ていると思います。
この先のフレンズのエピソードでは、フレンズ1-9 や フレンズ3-10 に、you and your stupid... 「あなたと、あなたのバカな(バカげた)…」という表現も出てきます。

「タバコは体に悪い」という話をもう何度も聞かされてきたのでしょう、そのたびに「タバコを吸うとこんな病気になる」ということで、cancer, emphysema, heart disease という病名を出してくるので、「そういう病気になるぞとかって脅されるのにはもううんざりだ」という気持ちからのセリフであることがわかります。
お前らにも、そしてお前らがすぐに名前を出すそういう病気の話もうんざりだ、聞き飽きたよ、という感じですね。

The bottom line is は「肝心なことは、重要なことは…」。
bottom line とは、決算書の一番下の行のことで、そこには、最終的な収支の結果が書いてあります。
そこから bottom line は「肝心なこと、重要なこと」という意味になります。
Macmillan Dictionary では、
the bottom line : the most basic fact or issue in a situation
例)The bottom line is that he lied to Parliament.

つまり「ある状況における、最も基本的な事実または問題」。例文は「大事なことは彼が議会に嘘をついたということだ」。

「タバコを吸うのはかっこいい」と言った後、and you know it と続けていますが、「お前らもそれを知ってる(だろ)」のように言っているところに、「お前らだってそう思うだろ? その点は認めるだろ?」というチャンドラーの気持ちが出ていますね。


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posted by Rach at 16:30| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月10日

私が心配してるのは他の5人 フレンズ1-3改その31

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16:01
SCENE 6: IRIDIUM (AGAIN, MONICA AND PAULA AT WORK)
シーン6: イリジウム(モニカの職場)(また、モニカとポーラが仕事中)
モニカ: Did you ever go out with a guy your friends all really like? (自分の友達全員が本当に好きだと思うような男性と付き合ったことこれまでにある?)
ポーラ: No. (いいえ。)
モニカ: Okay. I'm going out with a guy my friends all really like. (そう。私は自分の友達全員が本当に好きだと思う男性と付き合ってるのよ。)
ポーラ: Are we talking about the coyotes here? All right! A cow got through. (ここでは(今)例のコヨーテの話をしてるの? よし! 牛は切り抜けたのね。)
モニカ: Can you believe it? It’s just, you know what? I just don't feel the “thing.” I mean, they feel the thing, I don't feel the thing. (信じられる? ただ、ほらわかる? 私は(これ! というものを)何も感じないの。つまり、彼ら(友達)は感じる(けど)、私は感じないの。)
ポーラ: Honey, you should always feel... the thing. Listen, if that's how you feel about the guy, Monica, dump him. (ハニー、常に”感じる”べきよ。ねえ聞いて、もしあなたがその男についてそんな風に感じるのなら、モニカ、彼を捨てなさい。)
モニカ: I know. It's gonna be really hard. (わかってる。本当に難しいのよ。)
ポーラ: He's a big boy. He'll get over it. (彼は大人の男よ。彼は乗り越えるわ。)
モニカ: No, he'll be fine. It's the other five I'm worried about. (いいえ、彼は大丈夫なの。私が気にしてるのは他の5人の方よ。)

Did you ever go out with a guy your friends all really like? は、your friends 以下が、a guy の内容を詳しく説明する形になっています。
Did you ever go out with a guy 「(ある)男性とデートしたこと・付き合ったことがこれまでにある?」と先に尋ねておいてから、その男性っていうのはこういう男性のこと、と説明を追加している感覚ですね。
その後、モニカが「自分の友達が本気で気に入ってくれるような男性と、私は今付き合ってるのよ」と言うので、「ここで(今)私たちは例のコヨーテについて話しているの?」→「私たちが今話題にしてるのは、(前に話した)例のコヨーテのこと?」とポーラは尋ねています。
「彼氏を友達に紹介すると、友達がコヨーテのように彼を攻撃する」という話は、過去記事、群れの弱い者を狙い撃つコヨーテ フレンズ1-3改その14 に出てきました。

A cow got through. の get through の基本的な意味は「通り抜ける」。
ここでは、コヨーテに囲まれる中、牛が襲われずに食べられずに、うまく通り抜けた、切り抜けた、というニュアンス。
フレンズをコヨーテに、彼氏のアランを牛に例えていたので、アランがフレンズに認められたことを、「アランはコヨーテの攻撃を受けずに切り抜けた、生き延びた」と表現したわけですね。

その後のモニカのセリフでは、feel the thing というフレーズが3回登場しています。
thing は「もの」でそこに冠詞の the がつくと、何か特定のことを指すニュアンスが出ますね。
DVDの日本語訳では「彼にピンと来ないの」と訳されていましたが、私もそのようなニュアンスを感じました。
feel the thing で「これよ! という感じを持つ」みたいなことだろうと思います。
日本語でも「彼には感じるところがある」と言えば、何かしらの特別な感情を持っていることが想像されますよね。
feel something のように something を使うと「具体的に何かとは言えないけれど、何かしら(のもの)」という漠然とした感じがしますが、今回のように the thing と表現すると、「それ、あれ」のようにお互いが暗黙の了解でわかるものを指している感覚が出ることになるでしょう。
今は彼氏の話をしているので、「彼氏として彼に感じる部分があるかないか」という話をしていると理解すればいいわけですね。

I don't feel the thing. と言ったモニカに対して、同僚のポーラはちょっとニヤッとした顔で、Honey, you should always feel the thing. と返しています。
「感じないのよ」と言ったことに対して「常に感じるべきよ」と言っていること、feel... the thing とちょっと間を置いて言ったこと、ポーラのいたずらっぽい笑顔などから、日本語の「感じる」という言葉からも連想されるような「エッチの時に感じる」ことを言っていることになるでしょう。
DVDの日本語訳も「快感が得られない男なんて/快感くれる男じゃなきゃ」のようにエッチ系の「快感」という言葉で訳されていました。
モニカは恋人としてアランに感じるものがない、と言っているのを、「感じない、とか言ってちゃだめよ。いつも感じてないとダメでしょ」みたいな言い方をして、エッチの話にすり替えてからかった感じですね。
その後、今度は真面目なアドバイスとして、Listen 「ねぇ聞いて」と言った後、if that's how... 以下のセリフを言っています。
how you feel about the guy は「あなたがその男性(アラン)についてどのように感じるか」ですから、if の文章は「もしそれ(彼について何も感じない)というのが、モニカのアランに対する感じ方なのなら」→「もし何も感じないとアランについて感じているなら」という意味になります。
dump は「捨てる」で、恋愛については「恋人を捨てる、ふる」という意味。

「感じないなら、そんな男とは別れちゃいなさいよ」と言われたモニカは「それは本当に難しい(ことになる)だろう」と答えます。
big boy は「大きな少年」、つまりは「(子供ではなくて)大人の男」というニュアンス。
get over は「乗り越える、克服する」ですから、「ふられても、アランは大人なんだから、ちゃんと乗り越えるわよ」ということ。

モニカは「彼は大丈夫(だろう)」と言った後で、It's the other five I'm worried about. と言います。
これは強調構文ですね。
「私が心配しているのは(アランではなくて)他の5人(の方)よ」ということで、I'm not worried about Alan. I'm worried about the other five. 「私はアランについては心配していない。私は他の5人について心配している」ということを、「(アランではなくて)他の5人である、私が(実際に)心配しているのは」と表現した形が、この強調構文になります。


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posted by Rach at 15:26| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする