2018年01月19日

ひどい一日だったから電話くれて嬉しい フレンズ1-5改その11

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8:39
[Scene: Central Perk. Chandler and Phoebe are there, both ready to break up with their significant others.]
シーン:セントラルパーク。チャンドラーとフィービーがそこにいて、二人とも恋人(大切な相手)と別れるつもりである。
チャンドラー: Where are they? Where are they? (彼らはどこ?(二人はまだか?))
フィービー: This is nice. We never do anything just the two of us. (こういうの素敵ね。今まで私たち二人っきりで何かをしたことなんてないもの。)
チャンドラー: That's great. Maybe tomorrow we can rent a car and run over some puppies. (それって最高だね。多分、明日は俺たち二人で車を借りて子犬をひいたりもできるよ。)
フィービー: Eww, I don't wanna do that. (うぇ〜、私はそんなことしたくないわ。)
[Janice (JNCE) and Phoebe's boyfriend, Tony, walk in.]
ジャニスとフィービーの彼氏トニーが入ってくる。
チャンドラー: Here we go. (よしいくぞ。)
フィービー: Ok, have a good breakup. (オッケー、良い別れを。)
チャンドラー: Hey, Janice. (やぁ、ジャニス。)
ジャニス: Oh, my God, I am so glad you called me. I had the most supremely awful day. (なんてこと。あなたが電話してきてくれてすごく嬉しいわ。とってもものすごくひどい日だったの。)
チャンドラー: Hey, that's not good. Can I get an espresso and a latte over here, please? (ねぇ、それは良くないね。ここにエスプレッソとラテをもらえるかな?)
ジャニス: We got the proofs back from that photo shoot, you know, the one with the little vegetables. Anyway, they pretty much sucked. So I blew off the rest of the afternoon, and I went shopping... [looks through her bags] And I got you... I'm looking. I'm looking. I'm looking. I got you... (あの写真撮影の試し焼きができたの、ほら、小さな野菜が写ってる写真の。とにかくその写真がかなりひどかったのよ。で私は残りの午後の予定を取りやめて買い物に行ったのよ… [自分のバッグ(紙袋)の中を探す] それであなたに買ってきたの… 今探してる、探してる、探してるとこよ。あなたに買ったのは…)
[Chandler sees Phoebe breaking up with Tony. She talks to him for a few seconds, hugs him, and then he leaves. Chandler is amazed how easy it was for her.]
チャンドラーはフィービーがトニーと別れているところを見る。フィービーはトニーに数秒話して、彼をハグして、それからトニーは去る。フィービーにとって別れは何と簡単なのかとチャンドラーは驚く。
チャンドラー: What? (何?)
ジャニス: What? (何?)
チャンドラー: [covering] What... did you get me there? ([自分の発言をカバーするように] 何…をそこで、君は俺に買ってきてくれたの?)

別れることになる恋人がまだ来ていないのでそわそわしているチャンドラー。
セントラルパークのドアの窓から外を見て、二人はまだか? と言っています。
ですがフィービーは「私たち二人だけで何かをしたことってこれまでないわよね」と、チャンドラーと二人でいる状況を何だか楽しんでいる様子。
run over は「〜を車でひく」。「〜の上を走る」ということからもイメージが湧きますね。
「今日はお互いの恋人を振って、明日にはレンタカーで子犬でもひくかな」みたいなことをチャンドラーは言っています。
これから「今の恋人を振る」という嫌なことを二人ともしないといけないのに、フィービーは何だか楽しそうなので、明日はこのコンビで別のひどいことをやってみようか、と言った感じですね。
その冗談を真に受けたかのように「私はそんなことしたくないわ」と返すのもフィービーっぽいところです。

Here we go. は「さあ行くぞ。さあ始めるぞ」。
Have a good breakup. を直訳すると「よい別れを(して)」ということですね。
人と別れるというのはいやで大変なことなのに、Have a nice day / trip. みたいに「よいブレイクアップを」と親指まで立てているフィービーに笑えます。

ジャニスはチャンドラーに会うなり「あなたが電話してきてくれてとっても嬉しい。今日はひどい一日だったから」と話し始めます。
「ひどい一日だったから、あなただけが救い」みたいに言われたわけで、これから別れを告げようとしているチャンドラーにとっては辛い一言ですね。
それで「どうしよう」と不安な顔をカウンターにいるフィービーに向けると、フィービーは「勇気を出さなきゃだめ。しっかりして」という表情をしているので、チャンドラーは気を取り直し、まずはカウンターに向かって飲み物を注文しています。

チャンドラーが注文した直後に、入口からフィービーの彼氏トニーが入ってくるのが見えます。
トニーはカウンターにいるフィービーのところに行き、二人は会話を始めます。

photo shoot は「写真撮影」で、写真についての proof は「写真の試し焼き」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
proof : a photograph that is used as a test copy before an official copy is made
つまり「公式なコピーが作られる前にテストコピーとして使われる写真」。

the one with the little vegetables はフレンズのエピソードの原題でよく使われる、The One with the... と同じ形で、この場合は「小さな野菜(たち)があるもの(写真)」というイメージですね。

写真について、they pretty much sucked と表現していますが、この suck は「ひどい、最低である」という意味。
LAAD では、
suck : BE BAD (spoken, informal) to be very bad
つまり「(口語、インフォーマル)非常に悪い」。

I blew off the rest of the afternoon の blow off の基本的な意味は「吹き飛ばす」という感覚。
この場合は「(残りの午後に予定していたことを)取りやめる」というニュアンスだろうと思います。
LAAD では、
blow off : (spoken) to treat someone or something as unimportant, for example by not meeting someone or not going to an event
例)I blew off my 8 a.m. class again.

つまり「(口語)誰かや何かを重要でないとして扱うこと、例えば誰かに会わないことで、またはあるイベントに行かないことで」。例文は「私は午前8時の授業にまた行かなかった」。
つまり「大したことないからと、予定をやめる・すっぽかす」ような感じですね。
今回も「写真の出来が悪かったから、残りの午後の予定はやめちゃって、買い物に行ったの」と言っていることになるでしょう。

I got you... は、I got you (something) の形で「あなたに何かをゲットしてきた」ということで、この場合は買い物に行ったという話の流れですから「ショッピングに行って、あなたに(こんなもの)を買ってきた」と言いながら、それを紙袋から出そうとしていることになります。
「買う」という単語では buy を思い浮かべる人が多いと思いますが、特に「お金を払って買ってきた」ことを強調しない場合には今回のように get/got を使うことが多いです。
I'm looking... と言いながら紙袋の中を探していますが、「なかなか出てこないけど、今探してるとこだからちょっと待ってね」というニュアンスがよく出ていますね。

ジャニスが紙袋の中を探している間、チャンドラーがフィービーたちの様子を見ると、ト書きにあるように二人は軽くハグをして、トニーはあっさり出て行ってしまいます。
とても「付き合っていた恋人に別れを告げる」ような修羅場には見えないので、チャンドラーは驚きのあまり、What? と叫ぶのですが、急に What? と言われたことでジャニスが聞き返し、チャンドラーはその発言を取りつくろうように、What... did you get me there? 「何…を君は、その買い物で俺に買ってきてくれたのかなぁ?」と言うことになります。


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posted by Rach at 17:34| Comment(1) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

背が高い?低い?に対して「イエス」で答える人 フレンズ1-5改その10

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08:11
[Scene: A fancy restaurant. Joey and Monica are there, meeting Angela and Bob, who Monica thinks is Angela's brother.]
シーン:おしゃれなレストラン。ジョーイとモニカがそこにいて、アンジェラとボブに会う予定。ボブのことをアンジェラの兄だとモニカは思っている。
モニカ: Thank you. So what does this Bob guy look like? Is he tall, short? (ありがとう。それで、このボブって人はどんな見かけなの? 彼は背が高い?(それとも)低い?)
ジョーイ: Yep. (そうだ。)
モニカ: Which? (どっち?)
ジョーイ: Which what? (どっちって何が?)
モニカ: You've never met Bob, have you? (あなた、ボブに会ったことないのね?)
ジョーイ: No, but he's-- (ないよ。でも彼は…)
モニカ: Oh, my god, Joey. For all we know, this guy could be horribly-- (まぁなんてこと、ジョーイ。ことによると、この人はひどく…(ってこともあり得る…))
[Angela and Bob walk in. Bob is good-looking.]
アンジェラとボブが歩いて入ってくる。ボブはイケメンである。
アンジェラ: Hey, Joey. (はーい、ジョーイ。)
モニカ: Horribly attractive. I'll be shutting up now. (ひどく魅力的ね。もう口を閉じるわ。)

シーンの説明にある、a fancy restaurant の fancy という単語は「ファンシー」という日本語にもなっていますが、英語での意味は「高級な、おしゃれな」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
fancy : fancy hotels, restaurants, cars etc. are expensive and fashionable
つまり、「ファンシーなホテル、レストラン、車などというのは、高価でファッショナブルである」。
ダブルデートということで、上品でおしゃれなレストランに来ているということですね。

What does 人 look like? は「(その人)はどんな感じ?」とその見た目を尋ねる質問になります。
look like は「〜のように見える」ですから、その「〜」の部分を what で尋ねる疑問文は、見た目、容姿、外見を尋ねる質問になるわけですね。
見た目ではなく、全体の雰囲気や性格を尋ねる場合は、What is 人 like? 「(その人)はどんな感じの人?」になります。

外見について尋ねた後、モニカは Is he tall, short? と続けています。
tall は「背が高い」。
「背が高い」が tall であることについては、学校で比較構文を習う時に出てくる Tom is taller than Ken. のような例文で日本人にはおなじみだと思いますが、「背が低い」は意外とパッと出てこない人が多いように思います。
「背が低い」という形容詞はこのセリフの通り、short を使います。
short はショートパンツ、ショートカットのように「短い」という訳語で覚えている方が多いと思いますが、「寸法が短い」という意味から「丈が短い、背が低い」という意味になるのですね。
LAAD では、
short : (PERSON) of less than average height (OPP: tall)
つまり「(人に対して使う場合)平均的な身長よりも小さい(対義語:tall)」
(2018.1.19 追記)
他に「高い、低い」を意味する単語には、high / low がありますね。
人の背が高い場合は high ではなく tall を使うことになりますが、「背の高いビル」という場合には、a tall building / a high building の両方を使うことができます。
そのような tall と high の違いについて、LAAD の WORD CHOICE で詳しく説明されていたのでご紹介します。
You can use both tall and high to describe buildings, but tall is more commonly used. Use high to talk about how far something such as a shelf is from the ground.
つまり「建物を描写するのに、tall と high の両方を使うことができるが、tall の方がよく使われている。例えば棚のようなものが床(地面)からどれだけ離れているかを語るのに high を使う」。
研究社 新英和中辞典でも、
high=(床から離れて)高い所にある
と説明されていますが、それが上の LAAD の説明と一致していますね。
(追記はここまで)

このモニカとジョーイの会話では、モニカが Is he tall, short? という or を使った疑問文(このセリフでは or は省略されていますが)で二者択一の質問をしているのに、Yep(Yes の口語表現)で答えているのがトンチンカンな面白さとなっています。
テストのリスニングで、Question に対して、正しい Answer を選択する場合、「質問に or が入っている場合、Yes や No で始まる答えはバツである」というお決まりの選択テクニックがありますが、通常ならそれくらい初歩的な間違いであり、このセリフの場合は「答えになっていない答え」であると言えますね。

「彼って背が高い? 低い?」「そうだ」「どっちよ?」「どっちって何が?」という一連の会話から、ジョーイは「tall か short かの返答を避けている」ことがわかり、モニカは「あなたはボブに会ったことないのね?(どんな人か知らないから答えられないのね)」と指摘します。

horribly は「ひどく」で、何かを強調する副詞ですが、元になった形容詞 horrible が「恐ろしい、ものすごい、実にひどい(very bad)」なので、very や so などで強調した場合と比較すると、悪いニュアンスの言葉が後に続くことを予感させますね。
Macmillan Dictionary では、
horribly: very or extremely and in a bad way
例1)It all went horribly wrong.
例2)a horribly complicated procedure

つまり「非常に、究極に、そして悪い風に」。例文1 は「全てひどく悪い風に進んだ」。例文2は「ひどく複雑な手順」。
語義にあるような in a bad way というニュアンスがある言葉で、例文も wrong や悪い意味での複雑という言葉と一緒に使われています。

「ボブって人を見たこともないのに、私に紹介しようとしたの?」とジョーイに抗議しかけたところ、ちょうどアンジェラとボブが入ってきて、アンジェラの横にいる男性がかっこいい人だとわかったため、モニカは、horribly attractive と言います。
もっぱら悪いニュアンスの強調として使われる副詞ではあるけれども、その後に良い意味の形容詞を続ければ(badly, terribly などと同様に)「very を強調したもの」と解釈されることになります。
日本語で「彼ってひどく…」と言った場合でも、形容詞「ひどい」は悪い意味で使われる言葉ですから「ひどく」の後はネガティブな形容詞が続きそうに思いますよね。
それと同じことで、「ひどく…ひどく素敵な人ね」と言うことで、モニカがボブの姿を見た途端、コロッと態度を変えたのがわかる仕組みになっているということです。
shut up は「黙る」ですから、彼を見て納得したわ、もう文句は言わずに黙ってるわね、という感じですね。


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posted by Rach at 16:37| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月12日

ふわふわのクマみたいに繊細で温かい フレンズ1-5改その9

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7:00
[Scene: Ross' apartment. Chandler is over.]
シーン:ロスのアパートメント。チャンドラーが来ている。
ロス: [on phone] Ok, bye. [hangs up] Well, Monica's not coming. It's just gonna be me and Rachel. ([電話で] オッケー、バーイ。[電話を切って] モニカは来ないんだ。ただ僕とレイチェルだけになるよ。)
チャンドラー: Oh. Hold on there, camper. You sure you've thought this through? (おぉ。ちょっと待てよ、キャンパー。この件をちゃんと考えたって思ってるか?)
ロス: It's laundry. The thinking through is pretty minimal. (洗濯だよ。ちゃんと考えることなんて、かなり少ないと思うけど。)
チャンドラー: It's just you and Rachel. Just the two of you? This is a date. You're going on a date. (お前とレイチェルだけだぞ。お前ら二人だけなんだぞ? これはデートだ。お前はデートに行くんだよ。)
ロス: Nuh-uh. (いーや。)
チャンドラー: Yuh-huh. (そーだ。)
ロス: So what are you saying here? I should shave again? Pick up some wine, what? (でチャンドラーは何を言ってるの? もう一度ヒゲを剃るべき? ワインでも買ってくとか?)
チャンドラー: Well, you may wanna rethink the dirty underwear. What, this is basically the first time she's gonna see your underwear. Do you want it to be dirty? (そうだな、その汚れた下着のことをもう一度考えた方がいいな。ほら、今回、彼女が初めてお前の下着を見ることになるんだぞ。下着が汚れていてもいいのか?)
ロス: [sheepish] No. ([恥ずかしそうに] いいや。)
チャンドラー: Oh, and uh, the fabric softener? (おぉ。それからその柔軟剤だけど?)
ロス: Ok, ok. Now, what is wrong with my Snuggles? What? It says I'm a sensitive, warm kinda guy. You know, like a little fuzzy bear. All right, I can pick something else up on the way. (わかった、わかった。ほら、僕のスナッグルの何がいけないの? 何が? その柔軟剤が、僕が繊細であったかいタイプの男だってことを示すんだ。ほら、ちっちゃなふわふわのクマみたいにね。[チャンドラーが「はあ?」みたいな顔で見つめているので] わかった、途中で何か別のものを買えるしね。)
チャンドラー: There you go. (それでいい。)

ロスは電話を切った後、自分の家に来ているチャンドラーに「モニカは来ないから、僕とレイチェルだけになる」と説明しています。
このシーンの前にジョーイがモニカをダブルデートに誘っていましたので、そのためにモニカはコインランドリーに行けなくなった、という流れですね。
妹のモニカが来ないことで、想いを寄せているレイチェルと二人きりになるとわかり、ロスはウキウキしている様子。
それを見たチャンドラーは「ちょっと待て」と言っています。

呼び掛け語として使われている camper の基本的な意味は「キャンプをする人」。
この camper という表現について、過去記事のコメント欄でご意見をいただいたのですが、a happy camper という表現と関係があるようです。

camper という単語を辞書で調べると、a happy camper という表現が載っていて、例えば LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように説明されています。
a happy camper : (spoken, humorous) someone who seems to be happy with their situation
つまり「(口語、ユーモラスな表現)自分の状況に幸せであるように見える人」。
キャンプという非日常がワクワクするという感覚から、ハッピー・キャンパーがそのような「幸せな人」という意味で使われるのだろうと思います。
happy camper はマクミラン英英辞典にも載っていますので、よく使われる一般的な表現と言えるでしょう。
今回のセリフでは、happy なしの camper だけですが、camper から happy camper というよく使われる表現は連想されるだろうと思いますし、その happy camper のイメージで「ちょっと待て、幸せそうなやつ」と呼び掛けたニュアンスになると思います。
「なんかお前、ウキウキしてるようだけど(ちょっと待てよ)」という感覚なのでしょう。

think through は「じっくり考える、考え抜く」。
through は「〜を通って、〜を抜けて」ということなので、think through は「最初から最後までじっくり考え抜く」というニュアンスが感じられますよね。
You sure you've thought... は「自分でこの件をしっかり考えた、って自分で確信してるのか? 考えたのは間違いないか?」と念押しする感覚。

minimal は「最小の」。
「考え抜くことはかなり最小」というのは、ただ洗濯に行くだけなのに、何をいろいろ考える必要があるんだ? 前もって考えておくことなんてそれほどないと思うけど、ということですね。

お前とレイチェルの二人だけで行動することになるんだから、これはデートだ、お前はこれからデートに行くんだ、とチャンドラーは指摘します。
動揺したらしいロスが No. の意味で、Nuh-uh.(ノホー)と言うと、同じようなイントネーションでチャンドラーが Yuh-huh.(ヤハー)と返すのも面白いですね。

ただ洗濯に行くだけと思っていたのに、二人きりのデートじゃないか、と言われ、ロスは焦ったように「もう一度ヒゲを剃るべき? ワインを買ってく?」と言います。
pick up は「拾い上げる」が基本語義ですが、そこから「買う」(buy)の意味でも使われます。

you may wanna rethink の you may wanna は直訳すると「お前は〜したいかもしれない」になりますが、これは「〜した方がいいかもしれないよ」と助言するニュアンスでよく使われます。
you wanna 「〜した方がいい」もよく使われますが、might を使ってさらに柔らかく表現した形となります。
デートってことになると、その汚れた下着のことをもう少し考え直した方がいいんじゃないか、ということですね。
「今回、レイチェルがお前の下着を初めて見ることになるのに、それが汚いままでいいと思ってるのか?」みたいに言われ、ロスはしばらく絶句した後、恥ずかしそうに「いいや」と答えます。

ト書きの sheepish は「(羊のように)恥ずかしがる、おどおどする」という意味。
LAAD では、
sheepish : uncomfortable or embarrassed because you know that you have done something silly or wrong
つまり「自分が何かバカなこと、または間違ったことをしてしまったとわかっているために居心地が悪い、または恥ずかしい」。
今回も「レイチェルに下着を見られるのに、下着の汚れとかを全く気にしていなかった能天気な自分」を恥ずかしく思って、というニュアンスになるでしょう。

fabric softener は「衣類の柔軟剤」。softener の発音は「ソフトナー」ではなく「ソフナー」になります。
Snuggle は「スナッグル」。柔軟剤のブランド名で、日本では「ファーファ」というブランド名で販売されています。
Wikipedia 英語版: Snuggle
Wikipedia 日本語版: ファーファ
マスコットキャラクターにはテディベアが使われています。
そのキャラクターのアメリカ名は Snuggle Bear、日本名は「ふわふわのファーファ」。
snuggle は「すり寄る、寄り添う」という動詞なので、思わずスリスリしたくなるように柔らかくなるという柔軟剤をイメージした名前なのでしょう。
日本人は snuggle という単語になじみがないため、「スナッグル」というカタカナ表記だと、何だか食べ物(お菓子)系を連想してしまいそうな気がしますね。
それで、日本では snuggle という単語は用いずに、「ファーファ」「ふわふわのファーファ」という、いかにもふわふわして柔らかそうなネーミングにしている、ということなのだろうと思います。

It says I'm a sensitive... は「そのスナッグルという柔軟剤が I'm sensitive と言う」という感覚で、「〜であると示す」というニュアンスになるでしょう。
fuzzy は「けばだった」。
LAAD では、
fuzzy : having a lot of very small thin hairs, fur etc. that look very soft
つまり「たくさんの非常に小さな細い毛、毛皮などがあって、非常に柔らかく見える」。
画面上ではパッケージのクマの絵は見えませんが、ロスはクマがいる辺りを指でなぞりながらそう言っているらしいことが想像できます。
パッケージのスナッグル・ベアのふわふわクマちゃんのイメージが、使ってる人の繊細であったかいイメージを醸し出してるだろ、とロスは言いたいようです。

チャンドラーはパッケージにクマが描いてあるような柔軟剤だと子供っぽい、もしくは独身の男らしくないとでも思ったのでしょう、ロスの主張に否定的な表情を浮かべて、ロスをじーっと見ています。
その後ロスはチャンドラーに同意した様子で、コインランドリーに行く途中で何か別の柔軟剤を買うこともできるしね、みたいに返します。
「ワインを買っていく」で出てきた pick up が、ここでも pick something else up として使われていますね。


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posted by Rach at 13:22| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月09日

あなた大勢の子とデートしてるでしょ フレンズ1-5改その8

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06:08
[Scene: Monica and Rachel's apartment. Joey is there, trying to convince Monica to pose as his girlfriend. His plan is to hook Monica up with Angela's boyfriend Bob and then take Angela back for himself.]
モニカとレイチェルのアパートメント。ジョーイがそこにいて、モニカがジョーイの恋人のふりをしてくれるよう、モニカを説得しようとしているところ。ジョーイの計画は、モニカを、アンジェラの彼氏ボブとくっつけて、それからアンジェラを自分に取り戻すこと。
ジョーイ: Monica, I'm telling you, this guy is perfect for you. (モニカ、言っとくけど、この男は君にぴったり(完璧)なんだよ。)
モニカ: Forget it! Not after your cousin who could belch the alphabet. (そんな話は忘れて! げっぷでアルファベットが言えるあなたのいとこの後[あんないとこを紹介された後]ではダメよ。)
ジョーイ: Come on, this guy's great. His name's Bob. He's Angela's... brother. He's smart, he's sophisticated, and he has a real job. Me, I go on three auditions a month and call myself an actor, but Bob is-- (ねぇ、この男は最高なんだよ。彼の名前はボブだ。彼はアンジェラの…兄さんだ。彼は頭が良くて、洗練されていて、ちゃんとした(本当の)仕事を持ってるんだ。俺、俺は月3回オーディションに行って、それで自分のことを俳優だと言っているけど。でもボブは…)
モニカ: [looking out window] Oh, God help us. ([窓の外を見て] あぁ、神様助けて(勘弁して、お願いやめて)。)
ジョーイ: What? (何?)
モニカ: Ugly Naked Guy is laying kitchen tile. Eww! (裸のブ男がキッチンタイルを敷いてるわ。ウェ〜!)
ジョーイ: Eww! Look, I'm asking a favor here. You know, I'm thinking if I do this thing for her brother, maybe Angela will come back to me. (ウェ〜! ねぇ、頼むよ。ほら、アンジェラの兄さんにこういうこと(彼女の紹介)をしてあげたら、多分アンジェラは俺のところに戻ってくると思ってるんだよ。)
モニカ: What's going on here? You go out with tons of girls. (今一体何が起こってるの? あなたはすっごくたくさんの(大勢の)女の子とデートしてるじゃない。)
ジョーイ: [proud] I know, but…. Look, I made a huge mistake. I never should've broken up with her. Will you help me? Please? ([自慢気に] 確かに。でも… ほら、俺は大きな間違いを犯したんだよ。俺はアンジェラと別れるべきじゃなかったのに。俺を助けてくれよ。頼むから(お願いだよ)。)

ダブルデートでモニカを連れてくると約束したため、必死にモニカを説得するジョーイ。
I'm telling you は「言っとくけど。本当なんだよ」。「信じられないかもしれないけど、今から言うことは本当なんだ」と今から言うことを強調する時に使います。

belch は「げっぷをする」なので、belch the alphabet は「げっぷでアルファベットが言える」、、、かなり下品な感じですね。
日本でもげっぷは下品なこととされていますが、食事中に音を立てながら食べるのを嫌うアメリカでは、日本以上にげっぷは嫌がられるように思います。
同じく「げっぷをする」という英単語に burp がありますが、授乳後に赤ちゃんの背中をトントンしてげっぷさせる方は、こちらの burp になります。

Not after your cousin who... は「〜するようなあなたの従兄弟(いとこ)の後ではダメ、無理」という感覚。
過去記事、あんなことが起こった後では無理 フレンズ1-3改その13 でも、
彼氏のアランを紹介してと、フレンズたちがモニカに頼んだ時に、
モニカ: No. Not after what happened with Steve. (だめよ。スティーブに起こった出来事の後では無理ね。)
と言っていました。
以前にこんな出来事があってもうこりごりだから、今の彼氏には絶対に会わせない、というニュアンスで、今回のセリフも「前にあなたが紹介した、あなたのいとこは、げっぷでアルファベットを言うような下品な人だったじゃない。あんな人を紹介された後だもの、もうあなたから人を紹介してもらうのは嫌よ」とモニカは言っているのですね。

今度紹介するのは、そんないとこよりずっといい男なんだ、とジョーイは説明し始めます。
ボブがアンジェラの彼氏だとバレては、モニカがダブルデートしてくれそうにないので、ジョーイはボブのことをアンジェラの兄だと説明しています。
「ボブは素敵だ、それに比べて俺はこんな風にダメダメだけど」という説明が続きますが、前回の記事で「ボブとジョーイについてアンジェラが言ったこと」と全く同じ表現を使っているのがポイントですね。
以前アンジェラに「あなたは月3回オーディションに行って、それで自分のことを俳優だと言ってるけど」と言われ、ジョーイは内心むっとしたでしょうが、アンジェラを取り戻すためならと、自虐的なフレーズを使いながら、何とかモニカをダブルデートに誘い出そうとしています。

そんな話をしているとモニカは窓の外を見て「勘弁して」と言い、その後、Ugly Naked Guy is laying kitchen tile. と言っています。
lay は「〜を横たえる、置く」という他動詞。「タイルを置く」ですから、「タイルを敷く、敷き詰めている」ということになるでしょう。
tile は可算名詞ですが、集合的には不可算名詞となります。
今回のセリフでは、tiles と複数形になっていませんが、それは「タイルという素材を敷いている、タイル類を敷いている」という感覚だろうと思います。

ew は、いやなもの、気持ち悪いものを見た時に言う、「気持ち悪い、ウエ、オエ、げーっ」という感覚。
過去記事、太ももをシェイプする器具 フレンズ1-2改その8 で、裸のブ男がサイマスター(太ももをシェイプする器具)を買った時にも、ew と言っていましたので、彼を見るとつい口から出てしまう言葉という感じですね。

ask a favor は「お願いをする」。
「アンジェラの兄さんのためにこういうことをしてあげたら、アンジェラは俺に感謝して、俺のところに戻ってくると思うんだ」みたいなことをジョーイは言っています。
実際には「アンジェラの彼であるボブにモニカをくっつけさせて、残ったアンジェラを俺がもらう」ということなのですが、アンジェラは今フリーであるように思わせて「アンジェラの兄さんにモニカのような彼女を紹介してあげたら、妹のアンジェラは喜んで俺を見直してくれると思うんだよな」みたいに大嘘をついたわけですね。

go out with tons of girls は「非常にたくさんの女の子とデートしている」。
go out with は「デートする、付き合う」。
tons of は「たくさんの」で、lots of と同じ意味ですが、1トン、2トンなどの ton を使うことで多さを強調する誇張表現。
「そんなにアンジェラ一人にこだわらなくても、あなたにはたくさんデート相手がいるじゃない」と言われたジョーイが、「まあね」とちょっと得意げな表情を浮かべているのも面白いですね。

make a huge mistake は「大きな過ち・間違いを犯す」で、make a big mistake もよく使われます。
I never should've broken up with her. は「決して別れるべきではなかった(のに別れてしまった)」。
should have+過去分詞は「〜すべきではなかったのに(実際には〜してしまった)」という「後悔」を表すのによく使われる表現ですね。
モニカの話からも、ジョーイは特に女性に困っている様子もないようですが、それはそれとして、自分が振った子が見違えるようにきれいになっていると、振るんじゃなかった、と惜しい気持ちになるという、プレイボーイ的発想なのでしょう。
Will you help me? Please? の Please? は「どうか(頼むから)。お願いだよ」という懇願のニュアンスを強めていることになります。


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posted by Rach at 17:28| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月05日

オーディションに行くだけの自称俳優 フレンズ1-5改その7

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あけましておめでとうございます!
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。


5:20
[Cut back to Joey and Angela at the counter.]
カウンターにいるジョーイとアンジェラに画面がカット。
アンジェラ: Forget it, Joey. I'm with Bob now. (忘れて、ジョーイ。私は今ボブと付き合ってるの。)
ジョーイ: Bob? Who the hell's Bob? (ボブ? 一体ボブって誰だよ?)
アンジェラ: Bob is great. He's smart, he's sophisticated, and he has a real job. You, you go on three auditions a month and you call yourself an actor. But Bob-- (ボブは最高よ。彼は頭が良くて、洗練されていて、ちゃんとした(本当の)仕事を持ってるの。あなたは月3回オーディションに行って、それで自分のことを俳優だと言ってるけど。でもボブは…)
ジョーイ: Come on! We were great together. And not just at the fun stuff, but, like, talking too. (ちょっと! 俺たち一緒にいて最高だったろ。それにただ楽しいことだけじゃなくて、ほら、トークも。)
アンジェラ: Yeah, well, sorry, Joey. You said, "Let's just be friends." So guess what? (えぇ、ごめんね、ジョーイ。あなたが言ったのよ、「ただ、友達でいよう」って。だから、何だと思う?)
ジョーイ: What? (何?)
アンジェラ: We're just friends. (私たちはただの友達なの。)
ジョーイ: Fine. Fine. So, why don't the four of us go out and have dinner together tonight? You know, as friends? (いいさ、いいさ[わかったよ、構わないさ]。それじゃあ、俺たち4人で出かけて、今夜一緒にディナーっていうのはどう? ほら、友達として。)
アンジェラ: What "four of us"? (”俺たち4人”って何?)
ジョーイ: You know, you and Bob, and me and my girlfriend, uh, uh, Monica. (ほら、君とボブ、それから俺と俺の彼女、、そのー、モニカだ。)

カウンターにいるアンジェラのそばにジョーイがまだいることから、ジョーイはアンジェラを口説こうとしていることがわかりますね。
アンジェラから「今はボブと付き合っている」と聞いて、ジョーイが「ボブって一体誰だよ?」と言うと、アンジェラは「ボブは〜で、あなた(ジョーイ)は…で」と対比のような形で説明しています。

ボブは a real job 「本当の仕事」を持っているとアンジェラは説明していますが、わざわざ a real job と表現することで、ボブと比較されることになるジョーイが a real job を持っていないことを暗に言っていることになり、その後、ジョーイの仕事・職業についての説明が続いています。

a month の a は「〜ごとに、〜につき、毎〜に」。once a day なら「1日に1回」。
you call yourself an actor は「自分で自分自身のことを俳優と呼ぶ」ということですから、「自分では俳優のつもり、自分では俳優だと思っている」→「自称俳優」というところですね。
「あなたはそう思ってるようだけど、他の人にはそうは思えない」→「実際には違う」ということを示していることになります。

月に3回オーディションに行くだけで、実際に役に合格しているわけでもない、自称アクターのあなたに比べると、ボブは、、、という流れから、ジョーイが言う「俳優の仕事」が実際には仕事と呼べるようなものじゃない、あなたは実際は無職みたいなものよ、と辛辣なことを言っていることになるのですね。

We were great together. は「俺と君は一緒にいて最高だった」という過去形で、別れた相手や別れようとしている相手に「ほら、俺たち二人、最高(の仲)だったじゃないか」と相性が良かったことを思い出させて、二人が別れるのは間違いだと気づかせようとする時によく使われるセリフです。
And not just at the fun stuff, but, like, talking too. は「楽しい(面白い)ことばかりじゃなくて、ほら、トーキング(トーク)も最高だったろ」ということですね。
「あんなことやこんなことで、二人は最高だったじゃん」と例を挙げてみたわけですが、like 「ほら」のように一呼吸おいて talking を挙げたのは、パッと思い浮かぶものがなくて、とりあえずトーク(おしゃべり)とか、と挙げてみた感じが出ています。
プレイボーイのジョーイは、しゃれたトークで気分を盛り上げるより、さっさと行動に移るタイプでしょうから、そんなにトークが弾んだ経験もなかっただろうジョーイが「ほら、トークとかも最高だったじゃん」みたいに言っている面白さになるでしょう。
現に今も、アンジェラに「あなたよりボブの方がずっと素敵」と言い負かされっぱなしできちんと反論できていないような状態ですから、「トークも最高だった」という例が全く当たっていないことが想像できますね。

アンジェラはジョーイが自分を振った時のセリフを持ち出して「ただ友達でいよう」って言ったのはジョーイあなたなのよ、と言います。
Guess what? というのは「何だと思う?」と相手にその先を推測させる言葉で、ジョーイも反射的に What? と返していますが、アンジェラの答えは「あなたが、友達でいよう、って言ったんだから、私たちはただの友達なの」→「あなたが友達でいようって振ったくせに、今さら何を言っても遅いわ」という気持ちなのですね。
日本語で「あなたとはお友達(オトモダチ)でいたいの」と言った場合も、それは暗に男女関係を拒絶したことになりますから、その感覚は英語圏でも同じだということです。
"Let’s just be friends." 「ただ、友達でいようよ」と言って過去にジョーイはアンジェラを振った、今度はアンジェラの方が be just friends という言葉を使って、ジョーイのアプローチを断っていることになります。
ちなみに、「ただの友達」であることを本人たちが必要以上に強調する場合は、実際には二人は男女関係にあることが多い、ということもあります。
「ただの友達なのよ」とやけに強調しすぎているところが却って怪しい、、という雰囲気を醸し出しているシーンもよく見かけますね。

fine は「写真のファインモード」というカタカナ英語でもわかるように、「上質の、最高級の」「素晴らしい、素敵な」という意味がありますが、会話で相手が言うことに対して、Fine. と言った場合は、「(ちょっぴり不満もあるけど)まあそれでも構わないよ。まあいいよ。結構だ」という少し後ろ向きの意味になります。
日本語で喧嘩している時、売り言葉に買い言葉で、「いいわ、あなたがそう言うんなら、それで結構よ」とか「おぉ、上等じゃないか」などと言いますが、その時も英語では、一言、Fine. と言えばいいのですね。

Why don’t we...? だと「(一緒に)〜しませんか?」と誘う表現ですが、ここでは we の代わりに four of us が使われています。
今ボブと付き合っているアンジェラがジョーイと2人で食事することを了解しそうにはないので、ジョーイは俺たちを含めた4人で食事するのはどう? と提案していることになります。
二人きりで話をしていて急に「俺たち4人」と言ったので、「その4人って誰のこと?」と当然アンジェラは尋ねます。
ここでアンジェラを逃したらもう会うチャンスはないと思ったジョーイはとっさにダブルデートをしようと持ちかけたわけですが、あと一人誰を誘うかを最初から決めていたわけではなく、「君たちカップルと、俺と俺の彼女の…」とまで言った時、モニカが視界に入ったので、モニカを彼女にしてしまおう、ととっさに思いついたということが、カメラワークとジョーイのセリフからわかるようになっています。


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posted by Rach at 12:30| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

奇妙な偶然聞きたくない? フレンズ1-5改その6

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4:23
[Cut to Ross and Rachel, talking next to one of the tables.]
ロスとレイチェルに画面がカット。テーブルの一つの横で話をしている。
ロス: So, uh, Rachel, what are you, uh, what are you doing tonight? (それで、あのー、レイチェル。今夜は何をする予定なの?)
レイチェル: Oh, big glamour night. Me and Monica at Launderama. (あぁ、ビッグ・グラマー・ナイト(すごくワクワクする夜)なのよ。私とモニカがロンダラーマ(ランダラーマ)よ。)
ロス: Oh, you uh, you wanna hear a freakish coincidence? Guess who's doing laundry there too? (あぁ、奇妙な偶然を聞きたくない? そこで洗濯する人は誰だと思う?)
レイチェル: Who? (誰?)
ロス: Me! Was that not clear? Hey, why don't, um, why don't I just join you both there? (僕だよ! 今のミエミエじゃなかった? ねぇ、僕がそこで二人に合流するっていうのはどう?)
レイチェル: Don't you have a laundry room in your building? (あなたの(アパートメントの)ビルに洗濯室(ランドリールーム)はないの?)
ロス: Yes. I do have a laundry room in my building. Um, but there's a rat problem. Apparently, they're attracted to the dryer sheets. And they're going in fine, but they're coming out all, all... fluffy. Anyway, say, 7-ish? (うん。確かに僕のビルには洗濯室があるよ。でも、ネズミの問題があるんだ。どうやら、乾燥機(柔軟)シートに引き寄せられるみたいなんだよね。それで乾燥機の中に入っちゃうんだけど、でもネズミたちが出てくる時にはすっかり…フワフワ状態になってるんだよね。とにかく、7時くらいでどう?)
レイチェル: Sure. (いいわ。)

Launderama 「ロンダラーマ(ランダラーマ)」というのは、最初が大文字になっていることからもわかるように、コインランドリーの店の名前。
アメリカでは一般的に、コインランドリーのことは Laundromat 「ロンドロマット」という名称で呼ばれており、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) にも以下のように出ています。
Laundromat : (trademark) a place where you pay money to wash your clothes in machines
つまり、「(商標)お金を払って洗濯機で衣服を洗う場所」。
元々は固有名詞だったのが「コインランドリー」の意味で一般化した名詞ということになるでしょう。
研究社 新英和中辞典では、
語源:laundry+automatic
と出ていましたので、オートマのランドリーみたいな感じの名前だということですね。
後のセリフにも出てきますが、「洗濯する」は do laundry と表現します。

ちなみに、laundry という単語は「衣服の洗濯」の意味では日本語で「ランドリー」と表記されることが多いですが、実際の発音は「ロンドリー」の方が近いです。
不法に入手した金の出所を隠して合法的にきれいな金に見せる資金洗浄を「マネー・ロンダリング」(money laundering)と言いますが、この laundering は「洗濯する」という意味の動詞の -ing 形になります。
こちらの方はカタカナで「ロンダー」と表記されていることになり、より英語の発音に近いということになるでしょう。

freakish coincidence は「奇妙な偶然、不思議な巡り合わせ」。
誰かとばったり出会った時などに、”What a coincidence!” 「偶然ですねぇ!」と言うことも多いですが、偶然を「奇妙な偶然」とさらに強調することで、まさに日本語の「奇遇」というニュアンスで使われています。
clear は「明らかな、明白な、はっきりした」。
「わぁ、奇遇だね、もう一人ロンダラーマに行く予定の人がいるんだけど、一体誰だと思う?」という話の流れから、それはロスのことだろうと想像できると思うのですが、レイチェルが Who? と普通に尋ねてくるので、ロスは拍子抜けしている様子。
Was that not clear? 「今のは明白じゃなかった?」というのは、この話の流れから言って僕しかないだろ? あまりにも見え見えな話の展開だったのにわからなかった?という感じですね。

why don't I just join you both there? は「そこ(二人が行く予定のロンダラーマ)で、僕が君たち二人(you both)に合流するっていうのはどうかな?」という提案のニュアンス。
ロスの誘い方から、レイチェルに気があるロスがレイチェルと一緒にコインランドリーに行こうとしていることがわかるのですが、そんなこととは思いもよらないレイチェルは、どうしてコインランドリーに行く必要があるの? あなたのアパートには洗濯室があるでしょ、と言います。
NYの古くから建っているアパートメントはビル内に「洗濯室」があるのが普通で、ロスのところにはないわけ? みたいに言われてしまったので、そう聞かれたロスは嘘をつくわけにもいかず、Yes. と答えることになります。

I do have a laundry room in my building. の do は強調ですね。
「(君が指摘したように)”確かに・実際に”僕の(住んでる)建物には洗濯室がある」 というところ。
ですがその後、rat(マウス(mouse)よりも大型のネズミ)の問題があるんだと言って、ネズミたちが乾燥機シートに引き寄せられてしまうんだ、と続けています。
apparently は「どうやら」。
be attracted to は「〜に引き寄せられる」。attract は他動詞で「〜を引き付ける」で、遊園地のアトラクション(attraction)は「引き付けるもの」という意味。形容詞 attractive は「魅力的な」。

dryer sheet は、乾燥機に入れるシート状になった柔軟剤。
dryer sheet で画像検索すると、以下の bounce という商品がたくさんヒットしました。
Amazon.co.jp: バウンス ドライヤーシート 乾燥機用衣料柔軟剤 260枚入
バウンス ドライヤーシート 乾燥機用衣料柔軟剤 260枚入
このアマゾンのページの「商品の説明」がわかりやすいので以下に引用させていただきますと、

衣類乾燥機に入れるシートタイプの衣類柔軟剤です。
不織布のシートに柔軟剤成分がしみ込ませてあるので、 お洗濯のときに柔軟剤を使わなくても大丈夫。
洗濯物とこのシートを1枚一緒に乾燥機にいれてスイッチON。
ふわふわで優しい香りのできあがりです。


セリフの方に戻りますと、fluffy は「フワフワした」。
シート状の柔軟剤は良い香りがするので、それに引き寄せられてネズミが乾燥機に入り、乾燥機から出てきたら、、とまで言った後、柔軟剤の効果で「ふんわりやわらかでフワフワ」になっちゃうんだ、と言っているわけで、ご紹介した bounce の「ふわふわで優しい香り」という商品説明とも一致していますよね。

乾燥機に入ってしまったネズミが悲惨な結果になるのかと思いきや、フワフワになるんかーい! みたいにツッコミたいところで、柔軟剤の宣伝文句のような言葉にもなっているのも面白いのでしょう。

建物には洗濯室があるけれどそれが使えない理由を考え考え話していたので、妙な方向に話がずれてしまったロスは、逸れた話を修正する意味で、anyway 「とにかく」と言っています。
うちの洗濯室が使えない事情はまあそんなところだけど、そんなことはともかく、一緒に行くのに、時間は7時くらいでどうかな? と言っています。
-ish は「時刻が〜ごろ」。-ish は、すぐ上に出てきた freakish のように形容詞を作る語尾ですね。
「〜のような」という形容詞の意味から、それを数字につけると、「およそ〜ごろ」という意味になります。


(Rach からの年末のご挨拶)
今日の記事が、2017年最後の記事になります。
今年は、東京(目黒・青山)、大阪(梅田)、京都(四条で2回)と合計5回のセミナーを開催させていただくことができました。
また、6月には「日経WOMAN」、7月には「多聴多読マガジン」(コスモピア)で私の学習法をご紹介していただきました。
そして、今月12月15日には、私の4冊目となる著書「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」(池田書店)を出版することができました。

嬉しい出来事が本当にたくさんあった、とてもとても幸せな1年となりました♪
ブログ開始からもう12年以上経った今年がこんなに素敵な年になったのも、長年ブログを読み続け、応援し続けて下さった読者の皆様、セミナーにご参加下さった皆様、新刊を含む拙著をお買い上げ下さりお読み下さった皆様のおかげと心より感謝しております。
皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>

ずっと夢だった「海外ドラマのセリフを例文に使った本」を出版できたことを励みに、これからもっともっと、海外ドラマで英語を学ぶ楽しさと面白さを伝え続けていきたいと思います。
来年も、どうかよろしくお願いいたします。
皆様も、どうか良いお年をお迎え下さいませ(^^)


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posted by Rach at 16:07| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする