2019年04月17日

コンビニ配本と7刷決定しました!「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」

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2017年12月15日に発売となりました、私の4冊目の著書「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」(池田書店)がコンビニに配本されることになり、重版(7刷)が決定しました!
先月3月29日に「6刷決定」を告知させていただいたばかりなのに、こうしてまた重版のお知らせができること、本当にありがたく嬉しく思っております♪
それもこれも、お買い上げ下さった皆様方のおかげです。本当にありがとうございます<(_ _)>

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全てのコンビニというわけではないようですが、近々配本されることになるようですので、もしコンビニで拙著を見かけられた時には、手に取っていただけると嬉しいです(^^)
配本時期も詳しくはわからないのですが、何かわかりました時にはブログにてお伝えさせていただきますね。

これを励みに、海外ドラマで英語を学ぶ楽しさと素晴らしさを伝えられるよう、これからも頑張ります!
Rachからの嬉しいお知らせでした♪


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posted by Rach at 20:24| Comment(2) | 著書4冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月15日

あと98ドル50セント フレンズ1-9改その2

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01:55
セントラルパークで、客に話しかけているレイチェル。
レイチェル: Excuse me, sir? Hi, you come in here all the time. I was just wondering, do you think there's a possibility that you could tip me an advance on my tips? (すみません。こんにちは、あなたはいつもここに来てますよね。ちょっと思っただけなんですけど、私のチップを前金でくれるって可能性あると思います?)
男性: Huh? (はあ?)
レイチェル: Okay, okay, that's fine. Fine. Hey, sorry about that spill before! Only 98.50 to go! (オッケー、オッケー、それでいいわ。ねぇ、前にこぼしちゃったこと、ごめんなさいね! あと98ドル50セントだけよ!)
モニカ: Hey. Ross. Did you know Mom and Dad are going to Puerto Rico for Thanksgiving? (ねぇ、ロス。ママとパパが感謝祭にプエルトリコに行こうとしてるの知ってた?)
ロス: What? No, they're not. (何だって? いや、そんなことないよ。)
モニカ: Yes, they are. The Blymans invited them. (ええ、そうなのよ。ブライマンさん(一家)が二人を招待したのよ。)
ロス: You're wrong. (モニカは間違ってる。)
モニカ: I am not wrong. (私は間違ってないわ。)
ロス: You're wrong. (間違ってるよ。)
モニカ: No, I just talked to them. (いいえ、たった今、私は二人と話したもの。)
ロス: I'm calling Mom. (ママに電話してくるよ。)

お給料の前払いをオーナーのテリーに断られたレイチェルは、今度は常連客に頼んでいます。
それもチップの前払いなので、かなり切羽詰っている様子が出ていますね。
今回の客へのセリフは、
I was just wondering, do you think there's a possibility that
で、前の記事でテリーに頼んでいたセリフ、
I was wondering, do you think it would be possible if
と非常に似た形になっているのもポイントと言えるでしょう。
どちらも「どうかなぁ、って思ってたんだけど、〜することって可能だと思う?」ということですね。

チップを前払いという話にあきれた様子の客を見て、レイチェルは「いいわ」とあきらめます。
Sorry about that spill before! を直訳すると「以前のあの”こぼしたこと”についてはごめんなさい」というところ。
チップの前払いを頼んでいたレイチェルでしたが、実は以前に飲み物をこぼしてしまったこと(さらには、こぼして相手にかけてしまったとも考えられる)があったことがわかります。
チップとはサービスに対して支払われるもので、飲み物をこぼすという失敗をした上に、厚かましくもチップの前払いを頼んだので、相手があきれるのは当然、という流れになっているのですね。

Only 98.50 to go! は「目標まであとたったの98ドル50セント!」という意味。
to go は「(時間・距離などが)あとそれだけ残って」という意味。この場合は、目標金額まであと 98.50 残っている、という感覚になります。
only を付けることで「たったこれだけ」というニュアンスになりますが、実際のところは「これだけ」というには程遠いですよね。
給料も前金でもらえない、客にはチップを余計にもらうどころか失敗ばかりなので、当てがあるはずもないのですが、まるで1月に「1年も残すところ、あと11か月ばかりとなりました」と言ったりするジョークに通じるところがある気もします。

その後、ロスとモニカの兄妹の会話になり、親が感謝祭にプエルトリコに行く予定だと聞いて、ロスは信じられないという様子で何度もそれを否定します。
The Blymans は「ブライマンさん、ブライマン家(け)」。
The+名字の複数形で「〇〇一家(いっか)」を意味します。同じ名字の人が複数集まっているからですね。

「二人はそんなことしない」と言った後、「モニカは間違ってる」と2回も言う様子には、「感謝祭に子供を残して親だけで旅行するとか信じられない」というロスの気持ちがよく出ています。
アメリカの感謝祭はターキーなどのごちそうを作り、家族で過ごすのが恒例となっているため、ロスのような反応をすることになるわけですね。
なかなか信じないロスでしたが、モニカが「だって私は直接、本人たち(両親)と話したもの」と言うのを聞いて、「じゃあ僕も直接尋ねる」というように、ママに電話しに行くことになります。


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posted by Rach at 20:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月03日

お給料を前金で貰うことは可能? フレンズ1-9改その1

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シーズン1 第9話
The One Where the Underdog Gets Away
原題訳:アンダードッグが逃げる話
邦題:感謝祭の大騒動


0:00
セントラルパーク
レイチェル: Terry, I, I, I know that I haven't worked here very long, but I was wondering, do you think it would be possible if I got a $100 advance on my salary? (テリー、ここでまだそんなに長くは働いていない、ってことはわかってるわ。でも、どうかなぁって思ってたんだけど、私のお給料を100ドル前金で貰うことは可能だと思う?)
テリー: An advance? (前金?)
レイチェル: It's so that I can spend Thanksgiving with my family. See, every year we go skiing in Vail, and normally my father pays for my ticket, but I sort of started this whole independence thing, you know, which is actually why I took this "job." ((それは)私が家族と感謝祭を過ごすことができるようにね。ほら、毎年、私たち(家族)はベイルにスキーに行くのよ、普通は私の父が私のチケット代を払うんだけど、でも、私はほら、この一連の独立ってやつを始めた感じでしょ。ほら、それが実際、私がこの「仕事」に就いた理由だし。)
テリー: Rachel, Rachel, sweetheart! You're a terrible, terrible waitress. Really, really awful. (レイチェル、レイチェル、スイートハート。君はひどい、ひどいウェイトレスだ。本当に本当にひどい。)
レイチェル: Okay, I, I hear what you're saying. I'm with you. Um, but I, but I'm trying really hard, and I think I'm doing better. I really do. Does anybody need coffee? Oh, look at that. (オッケー、あなたが言っていることを私は聞いてるわ。あなたに賛成よ。でも私は本当に一生懸命トライしている(頑張っている)し、私はよくなってきていると思うの。本当にそうよ。[店の客に向かって] 誰かコーヒーいる? [客がみんな一斉に手を挙げる] あぁ、あれを見て[あんなことになってるわ]。)
Opening Titles
オープニングタイトル

レイチェルが a $100 advance と言ったことに対して、テリーが An advance? と返しています。
advance は、in advance の形で「前もって、あらかじめ」という意味で使われることが多いですが、この場合は、an advance という名詞で「前払い、前金」という意味。
an advance on one's salary で「給料の前払い、前渡し」、a hundred dollar advance で「100ドルの前金」になります。
ちなみに、Thank you in advance. なら、「前もってお礼を言います」ということで、何かをお願いした後に日本語で「どうかよろしくお願いします」と言っている感覚に近いものとなります。

I was wondering if... は「…かどうかと思っていたんですが」というニュアンスで、希望やお願いを遠回しに伝える表現。
上司に休暇を申請する際、厚かましくならないようにお願いする場合には、I was wondering if I could take a day off. 「一日お休みをいただきたいのですが…」のように使えます。
さすがのレイチェルも、まだ雇われて間もないことを自覚しているので、いきなり前金で下さいとは言いにくいため、精一杯、控えめにお願いしている様子が出ていますね。
I was wondering という過去進行形を使うことで距離感が出るため、直接的ではない婉曲のニュアンスが出ます。
日本語でも「どうかなぁと思うんですが」というより「どうかなぁと思っていたんですが」と過去にそう考えたことがあったように表現する方が、婉曲さが出るのと同じです。

so that S can は「主語が〜できるように」。
Thanksgiving = Thanksgiving Day で「感謝祭」。
感謝祭はアメリカの祝日で、11月の第4木曜日。アメリカでは大きなイベントで、フレンズでは各シーズンごとに感謝祭のエピソードが登場します。
今回のエピソードにも出てきますが、七面鳥(ターキー)の丸焼き(roasted turkey)やパンプキンパイ(pumpkin pie)などを食べる風習があります。
Vail 「ベイル」はコロラド州にあるスキーリゾート。

this whole ... thing は「この一連の…ということ、この…のこと全体」なので、this whole independence thing は「一連のこの独立ということ」。
独立にまつわる様々なことをひっくるめて、whole と言っていることになります。
which is why は「それ(前に述べたこと)が理由である、そういうわけで〜である」。

レイチェルは job と言う時に、両手の指をチョキにして関節でちょっと曲げていますが、これは air quotes と呼ばれるもの。
quote は「引用(する)」で、その名の通り「エア引用符」、つまり、引用符を示すジェスチャーとなります。
過去記事、引用符ジェスチャーをする フレンズ1-3改その9 にも出てきました。
日本語でわざわざかぎかっこをつけたニュアンスと同じで、「〜というもの、〜というやつ」という意味。
「いわゆる〜というもの」という意味や、相手がそうだと主張しているものについて「あなたが主張する〜ってやつ」のような意味で使われます。
今回のレイチェルの場合は、「仕事」って言ってもまぁこんな程度だけど、仕事と呼べるほどのものでもないんだけどね、のような、本来の言葉の意味とは逆のニュアンスが込められています。
「この仕事とかってやつ、この仕事とやら」のような言い方に、それを軽んじた雰囲気が感じられるわけですね。

job のことをそのように引用符をつけて、ちょっとバカにした感じで言ったレイチェルに対し、テリーは「スイートハート」と愛称で呼んだ後に「君はひどいウェイトレスだ。実にひどい」と言っています。
顔は微笑んでいるのに、発する言葉がやけにダイレクトで辛辣なのが面白いですね。
レイチェルの仕事ぶり、そして引用符を付けて「仕事」と言ったことなどの仕事に対する態度にも、不満であることが察せられます。

I'm with you. は「あなたと一緒にいる」ですが、ここでは「あなたに同意する、同感」、つまり、I agree with you のような意味。
テリーの言いたいことはわかるけど、でも私だって頑張ってるのよ、と言った後、「誰かコーヒーいる人?」みたいに客に尋ねると、客が一斉に手を挙げるのも面白いです。
この客の反応で、レイチェルはコーヒーのおかわりを注ぎに行っていないことがわかる、テリーの言った通り、ひどいウェイトレスであることがこれで明らかになってしまうというオチですね。
テリーも「ほら、私が言った通りだろ?」という顔をすることになります。


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posted by Rach at 18:10| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月31日

彼は超・高嶺の花 フレンズ1-8改その23

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21:23
[End credits. Scene: Chandler's office block, yet another coffee break. Enter Lowell...]
エンドクレジット。シーン: チャンドラーのオフィスブロックだが、また別のコーヒーブレイク中。ローウェル登場…。
チャンドラー: Hey, Lowell. (やあ、ローウェル。)
ローウェル: Oh, hey, Chandler. (あぁ、やあ、チャンドラー。)
チャンドラー: So how's it going down there in Financial Services? (それで、そっちの(君のところの)財務担当はどんな感じ?)
ローウェル: It's like Mardi gras without the papier-mache heads. How about you? (張り子の頭がないマルディグラみたいな感じだね。君の方はどう?)
チャンドラー: Good. Good. Listen, um, I don't know what Shelly told you about me, but, uh... I'm not. (いいよ、いいよ。なぁ、シェリーが君に何て言ったか知らないけど、でも…俺は違うんだ。)
ローウェル: I know. That's what I told her. (知ってる。僕もシェリーにそう言ったよ。)
チャンドラー: Really? (ほんとに?)
ローウェル: Yeah. (ああ。)
チャンドラー: So you can tell? (じゃあ、君にはわかるの?)
ローウェル: Pretty much. Most of the time. We have a kind of... radar. (だいたいは。ほとんどの場合はね。僕たちには、ある種のレーダーがあるんだ。)
チャンドラー: So you don't think I have a... a quality? (それじゃあ、僕には…資質はない、って君は思うの?)
ローウェル: Speaking for my people, I'd have to say no. By the way, your friend, Brian, from Payroll? He is. (僕ら(ゲイ)を代表して言うと、僕はノーと言わないといけないだろうね。ところで、君の友達のブライアン、給与担当の。彼はそうだよ。)
チャンドラー: He is? (彼はそうなの?)
ローウェル: Yup. And way out of your league. [Exits] (そうさ。そして君には、超、高嶺の花だけどね。[出て行く])
チャンドラー: Out of my league! I could get a Brian. [Brian enters behind him] If I wanted to get a Brian, I could get a Brian. [Sees him] Hey, Brian. (俺には高嶺の花だって? 俺なら(その気になれば)ブライアンくらいの男はゲットできるさ。[チャンドラーの後ろにブライアンが入ってくる]もし俺がブライアンみたいな男をゲットしたいと思ったら(その気になれば)俺にだってブライアンクラスの男はゲットできるさ。[ブライアンを見て] やあ、ブライアン。)

部屋に入ってきた男性に、チャンドラーが「ローウェル」と呼び掛けていることから、この男性がローウェルだとわかります。
シェリーがチャンドラーに紹介しようとしていた男性で、これまではずっと名前だけの登場だったのが、エンドクレジットのシーンでついに登場したということで、「この人がローウェルなんだ」とわかった観客からも笑い声が起きています。

So how's it going down there in Financial Services? は、ファイナンシャル・サービス(財務担当)という部署の様子を尋ねている疑問文で、down there のように down がついているのは、その部署が今いる休憩室より下の階にあることを示していると考えられるでしょう。
様子を聞かれた後のローウェルの返事、It's like Mardi gras without the papier-mache heads. について。
Mardi gras は「マルディグラ、懺悔(ざんげ)火曜日」。フランス語で「肥沃な火曜日(fat Tuesday)」という意味。
アメリカだとニューオーリンズなどでパレードが行われます。

papier-mache は「張り子の」。
そのマルディグラのパレードのフロートでは、張り子で作られた大きな頭が使われるようです。
つまり、Mardi gras without the papier-mache heads とは「張り子で出来た頭がない、マルディグラ」ということになりますね。

そして、オーストラリアのシドニーで行われるマルディグラは、その名もズバリ、Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras 「シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラ」と言い、世界各地からゲイやレズビアンが集まってパレードをすることで有名です。
詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版 : ゲイ・アンド・レズビアン・マルディ・グラ

今回のフレンズのエピソードのキーワードが「ゲイ」であることを考えると、ここでのマルディグラは、アメリカのニューオーリンズのことではなく、ゲイの祭典であるシドニーのマルディグラを指していると考えた方が自然だろうと思います。
そのシドニーのマルディグラの画像をいくつか見ると、着飾った人々が練り歩くパレードで、張り子らしきものはあまり見当たらないように思います。
そういう意味で「張り子なしのマルディグラ」という表現が「シドニーのマルディグラ」を指しているのかもしれません。
ローウェルの部署は、ローウェルだけではなく、他にもたくさんゲイがいる、と言っていることになるでしょう。

その後、チャンドラーは「シェリーが君に何て言ったか知らないんだけど、I'm not.」と言います。
I'm not 〇〇. のように後に続く言葉が省略されていますが、今回の話の流れで、I'm not gay. という意味であると想像されますね。
それを聞いたローウェルは驚く様子もなく、「知ってる。僕もシェリーにそう言った」と返します。
それを聞いたチャンドラーの方が逆に驚いた様子で、So you can tell? と言います。
tell は「言う」の意味で使われることが多いですが、ここでは「見分ける、識別する」という意味。
この意味では、can/could tell の形で使われることが多いです。

radar は「レーダー、電波探知機」。すっかり日本語になっていますね。
radar は、RAdio Detecting And Ranging の頭文字をとった言葉で、日本語では「電波探知測距(そっきょ)」になります。
「ダー」という音を聞くと、-der と綴りたくなってしまうのですが、頭文字からできた言葉なので、語尾はありがちな -er ではなくて、-ar であることに注意して下さい。

君は違う、と断言されて、チャンドラーは So you don't think I have a... a quality? と尋ねます。
今回のエピソードでは、フレンズたちやシェリーに You have a quality. 「あなたには(ゲイの)クオリティ(資質)がある」と言われ続けていたので、そのことを確認しているわけですね。
speak for は「〜のために言う」ですから、「(人)の代弁をする、(人)を代表して言う」。speaking for my people とは、「僕らゲイを代表して言うと」。
「ゲイを代表して言わせてもらうと、君はゲイの資質は持ってないと言わないといけないだろうね」ということで、チャンドラーにはそのクオリティはない、ということを、ゲイの人から直々にお墨付きをもらった形になります。
ここまでの流れで、「クオリティがある」と言われ、「女子みたいなおしゃれの話をすることがそういうクオリティってやつ?」みたいに言っていたシーンもありましたが、結局ラストシーンで、ゲイの人に資質はないと断言されることで、「チャンドラーがゲイに間違えられる理由が結局よくわからないまま終わる」ということになるわけですね。

チャンドラーにはそういう資質がないと言った後、ローウェルは「ところで」と言って、もう一人話題になっていた人物ブライアンの名前を挙げ、彼はそうだよ、と言います。
ここでの会話は、ローウェル: He is. チャンドラー: He is? という形になっています。
ローウェルの発言をおうむ返しに言っているだけのようですが、Really? と答えるよりも、「彼はほんとにそうなわけ?」的に、He IS? と is を強く発音して聞き返す方が、より生きた会話っぽい感じがします。

Yup. は Yes. の口語表現。
way out of your league の way は、on my way とかのウェイ「道」ではなく、「ずっと、うんと、はるかに」という意味の副詞。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
way [adverb] (informal) by a large degree
つまり「大きな度合で」。
way too much 「多すぎる」、way too long 「長すぎる」のような形で使われます。

out of one's league は過去記事、ビリーブ・ユー・ミー フレンズ1-8改その13 にも出てきました。
その時は、シェリーがチャンドラーに、"Well, I think Brian's a little out of your league."「うーん、ブライアンはちょっとあなたには高嶺の花だと思うけど」と言っていましたが、今回はまたそのブライアンと釣り合うかどうかの話で、ローウェルに "way out of your league"「(君にとってブライアンは)超、高嶺の花だ」と言われてしまったことになります。
一つのエピソード内で、時間を空けて、way out of your league という同じフレーズが登場するのがポイントと言えるでしょう。
「前に出てきたネタがまた後で出てくる」というのはコメディの王道パターンでもありますし、コメディに限らず、一つの作品では、同じ単語やフレーズが何度も登場する、ということはよくありますよね。
そして今回の場合は、シェリーは少々遠慮して、a little 「ちょっと(高嶺の花)」と言っていたのですが、ローウェルの方は「超(ものすごく)(高嶺の花)」と容赦のない言い方をしているという違いがあるのがまた大きなポイントとなるでしょう。

way out of your league と言い残してローウェルが出て行った後、チャンドラーは Out of my league. と言っています。
これも、your を my に変えただけで、同じ言葉を繰り返しているパターンですね。
チャンドラーは「ブライアンは君にとっては超高嶺の花」と言われたことにかなりムッとした様子で、I could get a Brian. If I wanted to get a Brian, I could get a Brian. と言っています。
If I wanted.... I could は、現在の事実と反対の仮定を示す「仮定法過去」。
実際に望んでいるわけじゃないけど、もし望むとしたら、という仮定ですね。
日本語で言うところの「その気になればゲットできる」というニュアンスになります。

先ほども参照した過去記事、ビリーブ・ユー・ミー フレンズ1-8改その13 でも、シェリーに高嶺の花だと言われ、"You don't think I could get a Brian? Because I could get a Brian."と言っていました。
out of one's league と共に、I could get a Brian もまた同じように繰り返されているわけですね。
「俺だってその気になればブライアンくらいの男もゲットできる」と大声で叫んだ後、少し前に休憩室に入ってきていた男性に、Hey, Brian. と呼び掛けます。
「ゲットできるさ」と叫んだ直後に、その当人のブライアンとすれ違うタイミングが絶妙で、実に面白いシーンですよね。
エンドクレジットではローウェルが登場しただけではなく、もう一人のキーパーソンのブライアンも最後の最後に出てきた、というのは楽しい演出だと思います。


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posted by Rach at 13:47| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月29日

6刷決定しました!「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」

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2017年12月15日に発売となりました、私の4冊目の著書「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」(池田書店)が、おかげさまで売れ行き良好で6刷が決まりました。
発売から1年以上過ぎた今でも、継続して売れ続けてくれていること、本当にありがたく嬉しく思っております♪
お買い上げ下さった皆様、本当にありがとうございます<(_ _)>

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9日前に、NewsPicks Magazine に掲載していただいた件をお知らせしたばかりですが、間を置かず、こうしてまた嬉しいニュースをお伝えすることができ、大変幸せな気持ちでおります。

近年、動画配信サービスの充実により、海外ドラマを見る環境がどんどん便利になっています。
私は既に Netflix、Hulu を使っていますが、今年中に、ディズニー、Apple も動画配信に参入するというニュースもよく話題になっていますね。
動画配信サービスの発達に合わせて、海外ドラマ英語学習法に興味を持って下さる方がさらに増えてくれると嬉しいな、と思っています。

6刷になりましたことを励みに、海外ドラマで英語を学ぶ楽しさと素晴らしさを伝えられるよう、これからも頑張ります!

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posted by Rach at 17:25| Comment(0) | 著書4冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月28日

ジャバ・ジョーズでの私と仲間たち フレンズ1-8改その22

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20:12
[Scene 10: Central Perk. The gang are looking at old photos]
シーン10: セントラルパーク。ザ・ギャング(仲間、フレンズたち)が古い写真を見ている。
レイチェル: Hey, who's this little naked guy? (ねぇ、この小さな裸の男は誰?)
ロス: Uh, that little naked guy would be me. (あぁ、その小さな裸の男は僕だろうね。)
レイチェル: Aw, look at the little thing! (あー、その小さなモノ(を見てよ)!)
ロス: Yes, yes, fine. That is my penis. Can we be grownups now? (そう、そうだよ、いいさ。それは僕のペニスだよ。僕たちもう大人になれる?[みんなもう大人になろうよ])
チャンドラー: Who are those people? (その人たちは誰?)
ロス: Got me. (わからないな。)
モニカ: Oh, that's Nana right there in the middle. Yeah, let's see. [Reads the back] "Me and the gang at Java Joe's." (あぁ、その間の真ん中にいるのがおばあちゃんだわ。そうよ、見せて。[(写真の)後ろを見る] ”ジャバ・ジョーズでの私と仲間たち”)
レイチェル: Wow, Monica, you look just like your grandmother. How old was she there? (まぁ、モニカ、あなたはおばあちゃんにそっくりね。その写真の中でおばあちゃんは何歳だったの?)
モニカ: Let's see, "1939." Yeah, Twenty-four, twenty-five. (えーっと、1939年。そうね、24、25歳だわ。)
ロス: Looks like a fun gang. [They all look at each other and smile] (楽しい仲間たちのようだね。[フレンズたちはお互いを見て微笑む])
ジョーイ: Ooh, look, look, look, look, look! I got Monica naked! (あぁ、見て見て見て見て見て! 裸のモニカ、見っけ!)
レイチェル: Let me see! (見せて!)
ロス: [Looking] No, no. That would be me again. I'm, uh, just trying something. ([見ながら] いやいや。それもまた僕のようだね。僕はちょうど何かにトライしているところなんだ。)

亡くなったおばあちゃんの遺品である古い写真を見ているフレンズたち。
小さな裸の男性は誰? という話になり、ロスが「それは僕だろうね」と答えています。
レイチェルが嬉しそうに look at the little thing とからかう様子で言うので、ロスははっきりと「あぁ、それは my penis だよ」と答えています。
penis の英語の発音はピーニスのような感じ。

Can we be grownups now? について。
直訳すると「僕たち、今は(もう)大人になれるよね?」というところでしょうか。
この意味については正直よくわからないのですが、二通りの解釈を考えてみました。
1つ目は、写真に写っていたような子供の頃と比較して、今はもう大人になれてるかな、のような意味。
ただ「あの頃と比べて、今はもう大人かな?」のような意味だと、We are grownups now? で良いように思えて、can be にする必要はない気がしますし、ロスの昔の写真なので、主語を we にする必要もないかなぁ、と。
2つ目は、主語が we であることからフレンズ全員のことを言っているように思えるので、「小さい頃の裸のロスの写真を見て、モノが小さいとか騒いでいるフレンズたち」に対して「そんな子供っぽいこと言ってないで、もっと大人になろうよ、なれるよね」みたいな意味であるという解釈。
子供じみた言動をする人に対し、「子供じみた真似をするな」という意味で Grow up! 「大人になれ! 」というフレーズを使うことがよくありますが、そのような命令形ではなく「もう僕たち大人になれるよね?」→「もう大人になってよ。大人になってくれる?」というもう少しマイルドな言い方で表現したのが、このセリフなのかなと思いました。

Who are those people? に対してのロスの答え Got me. は「わからない」という意味。
Got me. = You got me. で、何か人に質問されて答えがわからない場合に、I don't know the answer. の意味で使います。
過去記事、その言葉は避けた方がいい フレンズ1-2改その22 でも、ロスが Got me. を使っていました。

Me and the gang at Java Joe's は「ジャバ[ジャワ]・ジョーズにて、私と仲間たち」というところ。
gangは「ギャング、一団、一味」ですが、フレンズたちのようにいつも一緒にいる仲間のことも gang と言います。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
gang (informal) : a group of friends, especially young people
つまり「友達のグループ、特に若い人々の」。
フレンズたちのことを gang と表記している英語サイトもよく見かけますし、実際、今回の記事のト書きにも The gang are looking at old photos のように、まさに the gang が使われています。
Javaは「(インドネシアの)ジャワ島、ジャワ産のコーヒー」であることから、それが小文字表記になった java は「コーヒー」という意味になります。
また、joe にもコーヒーという意味があります。
LAAD では、java と joe それぞれが、以下のように説明されています。
java [noun] [uncountable] (informal) coffee
joe [noun] [uncountable] (informal) : a cup of joe a cup of coffee


java も joe もコーヒーという意味なので、Java Joe'sという名前はコーヒーハウスの名前のようですね。
モニカのおばあちゃんも、コーヒーハウスで仲間たちと過ごしていたことがわかるシーンです。

look just like は「まさに〜のように見える」ということですから「〜によく似ている」。there は「そこでは」で、その写真の中では、その写真に写っている頃は、という意味になります。
仲間に囲まれている写真のおばあちゃんが24,5歳と聞き、ロスが「楽しい仲間たちのようだね」と言うあたりで、カメラが引いていって、セントラルパークにいるフレンズたち全体を写します。
フレンズたちはお互いを見て微笑んでいますが、それは「コーヒーハウスでおばあちゃんたちが楽しそうな仲間と一緒にいる」という様子が、今の自分たちみたいだな、とフレンズみんなが感じた瞬間なわけですね。
そんな風にみんなが温かい気持ちでいるところ、ジョーイが一人騒ぎ出して、持った写真をブンブン振りながら、I got Monica naked! と叫んでいます。
直訳すると「モニカが裸でいるところをゲットした」というところで、日本語っぽく書くと「裸のモニカ見ーっけ!」みたいな感じですね。
ですが、写真を見たロスは「それもまた僕のようだ」と言います。
I'm just trying something. は「僕は何かにトライしているところだ」ということで、それを聞いてジョーイとチャンドラーがちょっと嫌そうな顔をしていることと、ジョーイがモニカと見間違えたことから一見女の子みたいに見えるのだろうと想像できることから、「ロスが女の子に見えるようにトライしているところ」という意味で言っているのでしょうね。
DVD日本語訳は「ししとうを足にはさんでるんだ」となっていましたが、先ほど話題に出た penis の流れで、それを足の間に隠して女の子のふりをしようとしている、というのが、話の流れ的にも合っているのだろうと思います。


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posted by Rach at 20:42| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする