2006年10月31日

フレンズ2-21その25

さぁ、殴り合いを始めようという時に、
チャンドラー: Question: If I don't care about my watch, can I use it as a weapon? (質問。もし俺が時計がどうなってもいいと思ってたら、武器として使ってもいい?)
ロス: What do you mean? (どういう意味だよ?)
チャンドラー: It's sharp, it's metal. I think I can do some serious damage with it. (とがってるし、金属だし。これで深刻なダメージを与えることができると思って。)

開き直ったチャンドラーは、「時計が壊れるのを俺は気にしないから、そういう場合は使ってもいいのか?」と尋ねていますね。
相手が「使ってもいい」と言うわけはないのですが、その前にアーサーが言ったセリフ「壊れたらイヤだから時計を外す」の論理で言うと、逆もまた可能だよね、と、1つの考え方を提示してみているだけでしょう。
どう考えても、チャンドラーがそんな乱暴なことをするとは思えないんですよねぇ。
もちろん、時計が壊れるのもイヤなタイプだと思いますし。
ただそんな風にチャチャを入れたくなっただけですね(笑)。


武器になりそうなものをキャップに入れて、さぁこれから、という時に、また
ロス: Before I forget, are we hitting faces? (忘れないうちに言うけど、顔は殴ってもいいの?)
カール: Of course, we're hitting faces. Why wouldn't you hit faces? (もちろん殴るさ。どうして顔を殴らないなんてことがあるんだよ。)
ロス: I have to work on Monday. I have a big presentation. (月曜日に仕事がある。大きなプレゼンをしないといけないんだ。)
アーサー: Actually, I gotta show this apartment tomorrow and this no-faces thing might not be a bad idea. (実は俺、明日、このアパートを案内しないといけないんだ。だから、この「顔はナシ」っていうのは悪いアイディアじゃないけどな。)
カール: Nothing from the neck up. Or the waist down. Dana's ovulating. (首から上は、なしだ。それから、腰から下も。ダナが排卵期なんだよ。)
アーサー: Really? You guys trying again? (マジで? お前たち、またトライするつもりか?)
チャンドラー: Let me get this straight. We're talking about the middle? (このことを整理させて。つまり”胴体”について話してるんだよね?)

ケンカでは当然顔を殴ることになると思うのですが、ロスが「顔を殴るのか?」と確認してきたので、カールは怒っています。
we're hitting... Why wouldn't you hit... というのは対比になっていて、「俺たちは(当然のごとく)殴る、なのに何でお前たちは殴らないって可能性があるんだよ?、殴らないなんてことになるんだよ?」という感じでしょうか。
アーサーはアパートを案内すると言っていますが、彼はそういう不動産の仕事をしているのか、それとも友達や知り合いが家に来るので自分のアパートの部屋を案内するのか・・・?
どーでもいい話ですが、this apartment ですから、ロスたちと同じアパート(恐らく、1階にセントラルパークが入っていると思われる)ということかなぁ?
セントラルパークに何度も来ているところを見ると彼らもここの住人という設定で(もちろんゲストだから今回のエピソードのみの話ですが…笑)、そのアパートを案内する、ってことでしょうかね?(←しょうもないことが気になるタイプで…笑)

最初は子供の喧嘩みたいだけど、仕事や家庭のことがいろいろと頭に浮かんでくるのがおかしいですよね。
We're talking about the middle? の middle ですが、ミドルという言葉を聞いた時、最初、middle age のことかと思ってしまいました。
何だか「俺たちが喋ってるのはケンカの話じゃなくて、中年の話題か?」みたいな意味かと思っちゃったんですよ。
でも、middle age は「中年、熟年(通例40〜60歳)」ということなので、やはりこの4人を形容するのに相応しい表現ではないですよね。
実際、the middle は「中央、真ん中」という意味の他に、「(人体の)胴」という意味もあります。
だから、やっぱり「身体の真ん中、胴体」のことですね。
それに、このセリフを言うときに、チャンドラーが胴体の辺りに手をやって「このへんってこと?」という感じのポーズを取っていましたから、やっぱり「胴体」で間違いないでしょう。

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posted by Rach at 14:13| Comment(15) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月30日

フレンズ2-21その24

何とかセントラルパークでコーヒーを飲んだロスとチャンドラーですが、店の外でワルたちに出会ってしまいます。
カール: Did we not make ourselves clear the other day? (こないだ、俺たちがはっきりと説明しなかったか?)
ロス: That's why we're here. (だから、僕たちはここにいるんだ。)
チャンドラー: Yes, we're standing our ground. Apparently. (そうさ、俺たちは一歩も退かないぞ。どうやらな。)

We're standing our ground. は昨日の記事、フレンズ2-21その23 にも出てきました。
その際、私は「僕たちのホームグラウンドに立ってるんだ。」と訳したのですが、その記事のコメント欄で「stand one's ground は「一歩も引かない」という意味の成句」であるとのご指摘がありました。(詳しくは直接コメント欄をご覧下さい。)
そこで私なりに調べてみました。
まず、手元の英和辞典にはそういう意味がちゃんと載っていました。
研究社 新英和中辞典には、
stand one's ground (=hold one's ground): (1) 後退しない、一歩も退かない (2) 自分の地歩[立場、主張]を固守する
英辞郎には、
stand one's ground=(他に心を動かさないように)しっかり大地に足をすえる、後ろへさがらない、自説を曲げない、自分の地位を守る、自分の立場を守る、譲らない、一歩も引かない
また英英辞典にも以下のようにありました。
Merriam-Webster Online Dictionary には
stand one's ground : to maintain one's position
つまり、「自分の地位を保つ」という意味。
ロングマン現代英英辞典には、
hold/stand your ground として挙げられていて、
a) to stay where you are when someone threatens you, in order to show them that you are not afraid
b) to refuse to change your mind about something, even though people are opposing you

a) は「誰かが脅してきた場合に、その相手に自分が恐れてはいないことを示すために、今いる場所にとどまる(今いる場所から動かない)こと」
b) は「たとえ人が反対しても、何かについての決心を変えることを拒む(決心を変えようとしない)こと」
という意味になります。
ですから、昨日の「僕たちのホームグラウンドに立ってるんだ。」という日本語訳は、英語を直訳しているようでありながら却って抽象的に聞こえてしまい、意味がぼやける気がするので(←何だか言い訳がましい…笑)、ここはやはり「僕たちは一歩も退かないぞ。」の方が適切かと思います。
昨日の分と合わせて、ここに訂正したいと思います。(また何か別のご意見がある方はご遠慮なくどうぞ!)

ちなみに細かい話ですが、「退く」という漢字は「しりぞく」と読むことが多いですが、私が上に書いた訳は「一歩も退(ひ)かないぞ。」と読ませるつもりで書きました。
「しりぞく、後へ去る」という意味の「ひく」には、広辞苑によると「引く・退く」の2種類の漢字があり、どちらでも間違いではないようです。
また、パソコンの文字変換ソフト(?)Microsoft IME で変換すると、「ひく=退く」は「常用外」だと書いてあるのですが(笑)、私のイメージでは「退かない(ひかない)」の方が後ろにずるずると後退しないで踏ん張るニュアンスが出るかと思ったので、敢えてこちらの漢字を選んでみました。
日本語にはせっかくいろんな漢字があるんだから、細かいニュアンスを出したい場合には、使い分けにちょっとこだわってみるのも楽しいかな…って思っただけです(笑)。

apparent という形容詞は、「はっきりした、明白な、一見してそれとわかるほど明らかな」というまさに「はっきりした」意味を持つのですが、それに -ly がついて副詞形になると、「明白に」という意味で使われることはめったにありません。
apparently は「(実際はともかく)見たところでは(…らしい)、どうも[どうやら](…らしい)」という「何ともはっきりしない」(笑)意味になります。
ロングマン現代英英辞典の apparently の説明は以下のとおり。
1 [sentence adverb] used to say that you have heard that something is true, although you are not completely sure about it.
例: I wasn't there, but apparently it went well.
2 according to the way someone looks or a situation appears, although you cannot be sure.

つまり、1 は「”あることが本当だ”と聞いたのだが、それについて完全には確信していないことを言うときに使われる」、2 は「確信はないけれど、誰かの見た目や状況が表す様子によれば」。
このロングマンの定義にあるように、「確信はないが」というニュアンスが含まれるようです。
つまり「はっきりとはいえないが…という感じだね。」とぼかす表現のようですね。
フレンズにはよくこの apparently が出てきますのでだんだんそのニュアンスがわかってきましたが、最初はどうしても apparent 「明白な」のイメージが残っていて、apparently を見ると「明白に、はっきりと」という意味かとよく勘違いして困りました。
ここで apparently を使っているのは、さっきロスが言った、we're standing our ground という言葉をチャンドラーも使ってみたのですが、たかがコーヒーハウスに行くことを大袈裟に表現しすぎて、対決姿勢を前面に押し出したセリフだから、相手が怒って「それはどういう意味だよ?」と突っ込まれても困ると思ったので、やんわりとぼかしてみた、ということでしょうか?
「まぁ、そんな感じだよ。ちょっとそう表現してみただけだよ。」とはぐらかしているのかと思うのですが。
よく日本語でも「…するぞー!」と決意表明した後、ちょっと照れ隠しで「…みたいな」と付け加えたりしますが、あんな感じでしょうかねぇ?


アーサーが時計を外そうとするので
ロス: You got a weapon? (武器にするのか?)
アーサー: A nice watch. I don't want to break it on your ribs. (上等な時計なんだ。お前の肋骨で時計を壊したくないんだ。)

よく殴り合いのケンカをする時に、拳を傷めないように(ですか?)手にベルトを巻いたり、さらには相手を傷つけるために時計などの金属類をつけることってありますよね。
時計を外そうとするから、そこまでするのか!と焦ったロスですが、アーサーは break your ribs with my watch 「自分の時計でロスの肋骨を骨折させる(break)」つもりはなく、「ロスの肋骨で自分の時計が壊れる(break)」のがいやだったんですね。
ケンカっ早いわりには、かなり冷静な判断です(笑)。
車と人が衝突した時に、「車は大丈夫か、ヘコんでないか!?」と心配するようなもんですね。

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posted by Rach at 11:17| Comment(7) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月29日

フレンズ2-21その23

また電話で話をしたい、という弟に、
フィービー: I'm in the book. (私の名前は電話帳に載ってるから。)

電話帳は a telephone directory, a telephone book, a phone book などの表現がありますが、a book だけでも「電話帳」というニュアンスは出るみたいですね。
この場合は特に、フランクが「電話する」と言っているので、book だけで十分なようです。
直訳すると「私は本の中にいるわ」と聞こえるのですが、前後の文脈から判断できるとはいえ、ずいぶんとあっさりした表現ですよね。
「電話帳に私の電話番号が載ってるわ」を英語に訳せと言われると、私なら、
You will (or can) find my telephone number in the telephone book. とか
My number is listed in the telephone book.
とか、書くかなぁ?
英語ではわざわざ my (telephone) number と書かなくても、人を主語にして、I am listed in the telephone book. あるいは I am in the telephone book. で十分らしく、さらに、電話帳を簡単に book と言ったものが、フィービーのセリフになるわけですね。


フィービー: So stilts, huh? (それで、竹馬、だったわよね?)
フランク: If you want, I can show you where he hit his head on the rain gutter. (もし見たいなら、パパが雨樋(あまどい)に頭をぶつけた場所を見せてあげるよ。)

gutter は「(屋根の)とい」、「溝、排水溝、側溝」。
ボウリングの溝のことを「ガター」と言いますが、それもこの gutter のことですよね。(ちなみに、昔は「ガーター」と言っていませんでしたかね? もともとボウリングは得意じゃないし、最近はちっともやらないのでよくわかりませんが。)
やはりお互い、肉親と話せて嬉しいんですね。
別れがたくて、また竹馬の話を持ち出すフィービー、それに応じるフランクの二人が何とも微笑ましいです。


セントラルパークのソファーに座っているロスとチャンドラー。
ロス: We did it. We're here. We're standing our ground. (僕たち、やったぞ。僕たちはここにいる。僕たちのホームグラウンドに立ってるんだ。)
でも言葉とは裏腹に二人はそわそわしています。
ロス: How long does coffee take? (コーヒーにどれだけ時間がかかるんだよ?)
チャンドラー: Would you come on? Come on! (早く持ってきてくれる? 急いで!)
あわてて飲み干す二人。
チャンドラー: There we go. (よし行くぞ。)
ロス: I think we proved our point. (僕らの主張が正しいことは証明されたな。)
チャンドラー: You burn your mouth? (口、ヤケドしてるのか?)
ロス: Cannot feel my tongue. (舌の感覚がないよ。)

日本語のいわゆる「グラウンド(運動場)」は playground と言います。
ですから、この場合の our ground は「僕たちの場所」という感じかと思うのですが、「僕たちのなわばり、エリア、陣地」っぽいニュアンスで「ホームグラウンド」と書いてみました。(ちょっと意訳っぽい。)
(2006.10.30 追記)
We're standing our ground. について、下のコメント欄に追加説明と訂正があります。
また同じフレーズが次の記事、フレンズ2-21その24 にも出てきますので、そこでもさらに詳しく説明してあります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

prove one's point は prove a point とも書き、「自分の主張の正しさを示す、言い分を証明する、要点をわかってもらう」という意味になります。
make a [one's] point とも書きます。
cannot feel の後に身体の部位が来ると、「(身体の部分の)感覚がない」という意味になります。
ここでは熱いコーヒーを慌てて飲んだため舌がヤケドして感覚がない、ということ。

cannot feel one's legs だと「脚がしびれる」です。
フレンズ1-1 に、その表現が出てきました。
キャロルに出て行かれた後、男性3人が家具を組み立てているシーン。
しゃがみながら説明書を読んでいるロス。
部品がよくわからなくて、ブツブツ文句を言っています。
ロス: I'm supposed to attach a brackety thing to the side things, using a bunch of these little worm guys. I have no brackety thing, I see no worm guys whatsoever and- I cannot feel my legs. (ブラケットとかいう部品を横の部品に、この小さいワームって部品を使って留めることになってる。そのブラケットっていうものもないし、ワームってやつらも全く見当たらない、その上…脚の感覚もない。)
これは no... no... と「あれもない、これもない」とぼやいていて、最後のオチが「脚の感覚までない」と「ないないづくし」なところが面白いのでしょうね。
フレンズ2-18その17 にも couldn't feel his legs という表現がありましたが、こちらは下半身麻痺のことです。
このように、しびれのような一次的で軽度なものから、麻痺のような重度のものまですべて can't [couldn't] feel を使うのですね。

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posted by Rach at 07:50| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月28日

フレンズ2-21その22

フィービーのパパは、フィービーのことを息子には話していないらしい。
口数の少ない人だそうで、そのパパの唯一の趣味というのが…。
フランク: Yeah, he loved stilts. One time, I was upstairs stealing cigarettes out of my mom's purse and all of a sudden I look over and there's Dad's head bobbing past the window. He just had this big smile on his face and he was waving because he was happiest when he was on his stilts. (そう、パパは竹馬が大好きでね。ある時、俺は2階にいて、ママのカバンからタバコを盗んでたんだ。で不意に向こうを見たらそこにはパパの頭があって、上下に揺れながら窓を通り過ぎていったんだ。パパは顔に大きな笑みを浮かべて手を振ってた。パパは竹馬に乗ってる時が一番幸せなんだよ。)

最初は was を使っていますが、途中で look over と現在形になっていますね。
この時制の変化については、ハートで感じる英文法 会話編 (大西泰斗/ポール・マクベイ著) の Lesson 7 『「とき」の感覚−臨場感を与える−』で取り上げられています。
大西先生の説明を引用させていただきますと、
このように「過去形で始まった過去のできごとをあらわす文が、突然現在形にスイッチする」のは、「過去のできごとを生き生きと語っている、話し手は時を移動しそのできごとの時点に身を置いて話を始めている」からだ、
ということでした。

この竹馬の話、他人が聞くとどう反応していいか困るようなエピソードなんですが(笑)、フィービーはとても嬉しそうに聞いていますね。
何も知らなかった父親のことが少しでもわかると嬉しいのでしょう。


フィービー: But you know what's cool? If you had a friend named Pete, I could say, "I know Pete. He's friends with my brother." (でも何がクールだと思う? もしあなたにピートという名前の友達がいるとすると、私はこう言えるわ、「私はピートを知ってる。彼は私の弟の友達なのよ。」って。)
フランク: I got a friend named Mark. (俺にはマークって名前の友達ならいるよ。)
フィービー: That'll work too. (それでもうまくいきそうね。)

フィービーはピートという友達を仮定する時に、仮定法過去を使っていますね。
仮定法過去は If I were a bird 「もし私が鳥だったら」のように、現実の事実とは反対の仮定をする時に使います。
適当にでっちあげているので、そんな名前の友達がいる可能性が少ないから、仮定法過去を使っているのでしょうかねぇ?
でも、Pete というのはわりと普通の名前だと思うのですが…。
あるいは、そういう名前の友達がいる確率がどのくらいか、という問題ではなくて、「ただの仮定の話として聞いてね」というニュアンスなんでしょうかねぇ?

He's friends with my brother. となっていて、一瞬、主語が単数形なのに、何故 friends と複数になっているんだろう?と思ったんです。
「彼は私の弟の友達だ。」なら、He's a friend of my brother('s). か、He's my brother's friend. になるのだろうと思います。(←これで合ってるかな?)
このセリフでは of ではなくて、with が使われていますが、これは、 be friends with で「…と友達だ、…と親しい」という意味になるようです。
make friends with と同じニュアンスのようですね。
日本語では友人のことを「友達」と言い、それは単数を指す場合にも使いますが、もともと「達」というのは「子供たち」のように複数を表す言葉ですよね。
2人以上いないと友達になれないから、でしょうか?
そういうニュアンスを考えると、He's friends with... というのも、「友達関係になる」という感じで違和感がないのかもしれません。
ちなみに、この friends が単数形 a friend であった場合はどうなるのか?
a friend with でぐぐってみると、a friend with an eating disorder 「摂食障害を持つ友達」や、a friend with a drug problem 「麻薬の問題を抱える友達」などがヒットしました。
この場合の with は「何か問題や障害を抱えている」という意味になることが多いようです。

ただの「ものの例え」なので、そうだよね、と簡単に相槌を打てば良いところを、わざわざ「(ピートという名前の友達はいないけど)マークならいるよ。」と答えるフランクも面白いですが、「それでもうまくいくわね。」と当たり前のことを嬉しそうに返すフィービーもおかしいです。
このやり取りのトンチンカンさが、ブッフェ姉弟って感じ。
work は「(機械などが)動く」で、「(計画などが)うまくいく、(正常に)機能する、(薬などの)効き目がある」という意味になります。

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posted by Rach at 07:39| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

TOEIC自己分析(リーディング編)

昨日の続き、今日はリーディングについての分析です。
リーディング450点、という点数自体は悪くないと思うけれど、前回(2005年1月に930点を取った時もリーディングは450点)と「全く同じ」、というのはどうもなぁ…というところでしょうか。
試験の形式が変わったことについては、長文問題は増えた気がするけど、以前の苦手な誤文訂正問題がなくなってホッとしたのもあるので、プラスマイナスゼロというところです。
前回も今回も、どちらも体調は良く、テストでは自分の力を出し切れたと感じました。
ですから、それで「同じ」というのが、嬉しくないんですよねぇ。

以前に930点を取った2005年1月というのは、このブログを始める前のことです。
その頃と比べて、リーディング能力が伸びてないわけはないのです。
実質的に言うと当社比1.5倍、体感的に言うと当社比3倍くらい伸びている気がするのですが…(何倍、とか言われても、全然イメージわかりませんかね?…笑)

でも TOEIC の点数がそれに比例して上がるわけではないですね。
それは受ける前からわかっていました。
自分では実力がついてきたと思うけれど、それで満点に近い点が取れるわけではないだろう、って。
TOEIC のアンケート欄に「受験の目的」という項目がありますよね?
私はいつも「レベルチェック」という項目を選んでいるはずですが、ちょっと傲慢な言い方をすると、私は TOEIC がレベルチェックとして使えるとは思っていません。
上に書いたように、リーディングが伸びた実感が点数に出ないものをレベルチェックとして使う気にはなれませんねぇ…。
せめて5点か10点くらい出てくれてもええやんか、と思うのですが(笑)。

ブログを始める前の私は、オール英語のサイトに対してアレルギーがありました。
何か調べものをしていて、日本語で説明されているサイトがなければそれであきらめていました。
ですが今では本当に探したい情報は日本語よりもむしろオリジナルの英語のサイトを探して、直接英文から意味を読み取ろうとするようになりました。
同じ内容が日本語で書かれているとしても、そこには翻訳者の意図が入ってしまい、オリジナルとニュアンスが異なる恐れがあると思うからです。
ウィキペディアに関しては、日本語版は常に参考程度に、本当に興味深い情報を探すのはもっぱら英語版に頼っています。
それだけの意識の違いがあり、また読み取り能力も読む速度も上がっているのに、スコアが同じとは…。
逆に言うと、以前の450点という点数がきっとまぐれで、実力以上に良い点数だっただけかもしれませんね。
±25点と言われる誤差の話を使うと、前回は実際は425点くらいだった、とでも思わないと、自分では納得できない気がします。

私が TOEIC を受験した理由、それは多分「意地」でしょうね。
やっぱり新形式でも一回くらいは良い点を取っとかないと、という意地、実力がついてきたと自分では思うから 5点でも10点でも点数を上げたい、という意地。
結局、私もなんだかんだ言って、TOEIC の呪縛から逃れられない人間なんでしょう。
自分としてはあまりこだわりたくないし、こだわっていると人に思われるのはイヤ、でも、これだけ TOEIC について語れば、誰が見てもこだわってるようにしか見えませんけどね(笑)。

公式問題集もとりあえず一通りはやりましたが、それを解いている時、楽しいと思えませんでしたし、また、それを何度もやろうという気には到底なれません。
私としては一生懸命問題を解いてそれでリーディングが450点で以前と変わらないのであれば、450点で TOEIC という試験における私のリーディングは頭打ちの状態になっている、ということなのかな、と思います。

今回、自己最高を取れたことで、満足しほっとしてもいるのですが、逆に、「TOEIC 満点ホルダー」になる夢はすごく遠のいた気がしました。
私にとっては TOEIC の点数は、このブログの看板であり、世間が認めてくれる資格です。
ですから、「満点ホルダー」の肩書きはいつか欲しいと心の底でずっと思っていました。
が、満点の人には解けて、私には解けなかった(私が間違った)問題がある、それも1つや2つではない、という事実を考えると、やっぱり私には難しい気がします。
もうこれ以上、対策としても思いつくこともないですし、TOEIC のことで時間を割きたくはありませんし。

…でも、せっかくだから、何とか自分の問題点を Abilities Measured から見つけ出そうとしてみようかしら?(←変わり身、速っ!…笑)


125 reading



まず、文法が 96% というのはこれは満足、というか正直ほっとしてます。
私はブログでも文法話をよく書くし、文法問題で悩むのも大好きです。
それで、もし、文法のスコアが悪かったりしたら、これから誰も私の文法話を読んでくれなくなりそうですからねぇ(笑)。
一番得点率が低いのが、「ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる」 89% ですね。
これはどういう問題のことかなぁ?
複数、というのはパート7(読解問題)の最後の方にある2つの文書を使った4問のことでしょうが、それだけでもないみたい。(よくわかんない)
パート7に関しては、自分としては結構それなりの根拠を持って解答してるはずなんですよ。
残り2つどっちかで解答を迷った…という記憶もないしなぁ。
いわゆる「ひっかけ」に引っかかったのならしょうがないって気もするけど、根本的に何かを読み違えているとか、全然内容がわかってなかった、とかだったらいやだなぁ。
そういう部分が結局わからないので、もどかしいし、反省のしようもないし、次へも生かせないんですよねぇ。
やっぱり実際の試験で間違ったところ、というのは自分の中で強烈なイメージがあるので、それをきっちり復習させるのを許さない、という TOEIC の試験システムがどうも私の性に合わないんでしょう。
でも、問題を持ち帰らせてしまって、みんなが問題を研究し尽くしたら、この試験そのものが立ち行かなくなるのでしょうがないんですけどねぇ。
「語彙が理解できる」 90% というのが実は一番気になります。
私は特に「 TOEIC 頻出単語・イディオム」というような本を買ってボキャビルをしたわけではないので、そんなに TOEIC の頻出語彙に詳しいわけではない、という言い訳は可能ですが…(笑)。
TOEIC の問題集をいくつか過去にやったことで、そこに出てくる単語を覚えてそれで何とかここまではやって来られたというところですが、今回のテストで、全く意味不明の単語に出会った記憶もないです。
きっとパート5の穴埋め問題で、同じ品詞の中から、文脈に合った単語を選ぶ問題で何個か落とした、ということなのでしょう。
文を見てそこにふさわしい単語を入れることができない、もしくは違った単語を入れてしまった、というのは、実は致命的なミスのような気もします。
自分が英語を書く時に、不自然な単語を選んで使ってしまう可能性がある、ということですからね。
例えば日本語で言うと「風邪をひく」「鼻をかむ」の「ひく」や「かむ」が自然に思い浮かばない感じで、それは英語を読んだり聞いたりした絶対量がまだまだ少ないから、トンチンカンな単語を選んでしまった、ということなんだろうと思います。
単語本によるボキャビルはどうも苦手なのでそういうのは全くやりたくないのですが、とにかく多読・多聴ということであれば、どの道これからも続けていかないといけないので、それで少しは語彙が身に付けばいいのかなぁ、と。
でもやっぱり短期間で劇的にこの部分が延びるとも思えないのですが…。

こうして書いてきたように、私の TOEIC に対する感情は複雑なものがあります。
TOEIC の点数を看板に掲げるのが日本人英語学習者には一番手っ取り早くてわかりやすい方法で、私はその時流に乗って、そのスコアを最大限に利用させてもらってます。
これまで何度も書いてきたことですが、私は留学経験もないし、英語を使った仕事についたこともありません。
自虐的に言うわけではありませんが、ただの日本人の主婦なんですよ。
その私がいかに自分の学習法や自分なりの解釈をとうとうと語っても、普通は「ただの主婦が何を言ってるんだよ」で済まされてしまいそうな気がします。
私は私なりに自分のやり方に自信を持っていて、記事をずっと読んでもらえれば私の言いたいことがきっとわかってもらえるはず、という自負もあるのですが、素通りされてしまっては、それに気付いてもらえることもない。
私のブログにちょっと目が留まって読もうと思って下さった方の中には、TOEIC の点数を見て「これくらいの点数を取ってるなら、読んでみる価値はあるのかも…」と思って下さった方が少なからずおられると思うんです。
それに素人である私がえらそうに「解説」を書こうと思えたのも、TOEIC で930点がとれて自分の英語にちょっと自信がついたから、なわけですから、実際、TOEIC という試験が存在しなければ、今、私がここでこんなことを語っていることもないでしょう。
TOEIC という言葉をあちこちで聞くようになって「それなら私も」と思って英語の学習を始めた、ということもありますし、その問題集をこなすことで得てきた知識もたくさんあります。
英語を学ぶ場合に、TOEIC で何点を取る、という目標を設定した方が、勉強しやすいのは間違いないですしね。
だから、私自身は TOEIC に対しては「恩義」のようなものすら感じているのです。
その私が TOEIC について否定的なことを言うのもおかしいとは思うのですが、でもリーディングの点数が少しも上がらないというのは一体…(←まだ言ってる…笑)

でも、今回、気持ちをここで書いてすっきりしました。
思いがけず新方式で自己最高をマークできたのだから、満足しています。
もしリーディングがあと5点高くてトータル950点だったら、「リーディングのスコアは”上がった”し、大台に乗れた」ということで、「大満足」と言えたかもしれません。
ささいなことですが、「同じ」と「上がった」では、気持ちにかなりの差が出てしまうのです。
たかが5点、されど5点。
点数がはっきり出るから、やっぱり少しの点差でも気になってしまうのでしょうかねぇ。
これがまさに私が懸念していた「 TOEIC に振り回されている」状態なんじゃないかと思うと…私はまだまだ弱い人間だわ。

この3日間、一人で喜んで一人で怒って一人で悩んでいる妙な記事でしたね。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
明日からまたフレンズ解説に戻ります。

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posted by Rach at 14:36| Comment(12) | TOEIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月26日

TOEIC自己分析(リスニング編)

昨日の続きです。
第125回 TOEIC において、自己最高点の945点を取ったのですが、一番嬉しいのは、やっぱり、生まれて初めてリスニングで「満点」(495点)を取ったことですね。
過去記事 900点超えまでの道のり で、TOEIC の点数の変遷を書いておりますが、2005年1月に受けた試験で 930点を取った時は、リスニング 480点、リーディング 450点でした。
その時、「あともう少しでリスニング満点が取れるかも…」と思って、また1年後くらいに受けようかと思っていたら、TOEIC リニューアルの話を聞いたので、リニューアルするのなら、その後、受ければいいかなぁ…と軽い気持ちでいたんですよ。

私はフレンズを始め、見ているドラマは全部アメリカのドラマなので、リスニングのリニューアル項目の一つ、「英国、カナダ、オーストラリア(ニュージーランドを含む)の発音を採用する」に対して漠然とした不安を抱いていました。(まぁ、カナダはアメリカとあまり変わらないと思いますが…)
ですから、こっそり受けているわりには、ちゃっかりと(笑)「TOEIC テスト 新公式問題集」を買って、新形式のテストはどんなものになるのか、事前に内容を探っておりました。
そして、CD を聞いた私は愕然。「何じゃこりゃ?」
多分オーストラリアの発音だと思うのですが(実はよく知らない)、すごく違和感があって、耳になじまないんですよ。
あんまり今まで聞いたことのないタイプの発音だったもので。(イギリスっぽい発音もあまり得意ではないですが、まだ聞き取れる気はします。)
それでさらに困るのは、そういうバラエティに富んだ発音が入れ代わり立ち代わり出てくるので、気になってしょうがないんですよね。
私の TOEIC のリスニングのイメージというのは完全に出来上がってしまっていて、最初のナレーションの Directions に始まり、ああいうアメリカ発音でずっと続いていく感覚に私はすっかり慣れきっていました。
だから、コロコロとアクセントが変わることに戸惑ってしまった、とでも言いましょうか。
もちろん、映画やドラマではよくあることです。
そして私は、ドラマの中でなら、多少のアクセントの違いはさほど気になりませんし、それを楽しめる気もします。(私の好きなスタートレック(TNG)にはイギリス発音をするレギュラーが2人いましたので)
ですが、TOEIC のリスニングとしては、これまでのイメージとかなり違っているため、一言も聞き漏らさないように音に集中しないといけないのに、何だか気が散ってしまう感じがしました。
私は激しく後悔しましたね。
リスニングで満点を取りたい、さらには自己最高点を取りたいと思えば、リニューアル前に受けとくべきだった…この形式では、絶対にリスニングで満点は取れないや、と本気で思いました。
この違和感のある発音が結構な頻度で登場しますので、それを落としているようではとても高得点は望めない感じでした。
たまに出てくるアメリカ人の発音がものすごくはっきりと、そして愛おしく感じました(笑)。(そう、私が求め愛しているのはこっちなのよ!)

ですからこの CD を iPod に入れて、ご飯の支度をしている時にはずっと聞いて、なんとか耳を慣らそうとしていました。
その効果があったのかどうかは自分でもよくわかりませんが、実際にテストを受けた時は、発音の違いはさほど気にならなくなっていたようですね。(正直、どのくらいの割合でその発音が出てきたのか覚えていない…)

受験前にそんな風にリスニングに対して恐怖感を抱いていたので、テスト結果を見た時、リスニング満点、というのは嘘じゃないか?と思いました。
リスニングに関しては本当に、ほんとうに、嬉しかったです。


125 listening



Abilities Measured を見ても、具体的にどこを間違ったのかよくわからんのですが(笑)、私の記憶ではパート2の最後の方に一瞬「あれ?」と質問を聞き損ねた気がするのと、パート3か4の時間がらみの問題をこれまた聞き損ねたような記憶があります。
もしかしたら、写真問題でも間違ってるかもしれないし。
きっと毎回満点の方は、もっとはっきりと自分がやばいと思った箇所が明白なんでしょうねぇ。
これがはっきりしない間は、私もまだまだ”まぐれ”の域を出ていない気がしますが、まぁ、ここは素直に喜びましょう。

そんなわけで、リスニングが前よりも絶対に下がると思っていたので、今回は自己最高を更新することは頭にありませんでした。
正直、一生 930点を超えることはできないかも、と思っていました。(930点を取った時の試験の出来が、結構自分でも満足のいくものだったので…)
でも、多くの方が新 TOEIC を受けておられる中、私もいつまでも以前の形式の TOEIC の点を看板として掲げているわけにもいかないんだろうなぁ、やっぱり 930点を超えることはできなくても、それに近い点を新形式になってから一度くらいは取っておかないとまずいのかなぁ、という気持ちがあってとりあえず受験してみた、ということです。

ちょっと話は、ずれますが…。
リスニング満点、で思い出したことがあります。
「リスニング満点者続出!」というキャッチフレーズで有名な、スーパーエルマーという教材がありますよね。
(ここから書くのは別に悪口ではありませんので、あえて名前は伏せません…笑)
フレンズの DVD 学習を始めてから少し後に、このキャッチフレーズにつられて、資料請求をしたことがあります。
視聴 CD を聴いてみて、まぁいい感じかも、と思ったのですが、フレンズと比較して絶対にこれだ!という決め手もありませんでしたので(←ごめん)、とりあえずしばらくはフレンズ DVD で頑張ってみよっかぁ…と思い、申し込みはしませんでした。
フレンズ学習を始めてかなり経った頃、今度はリニューアルしたとかサービス価格で提供するとかで、再度、スーパーエルマーから案内が送られてきました。
その時は、かなりフレンズ学習で効果を感じていた頃だったので、私はそこできっぱりと決めました。
「私はスーパーエルマーは使わない。私はこのフレンズ学習法で満点を取ってみせるわよ!」と。

その後、2005年1月にリスニング480点を取って、自分としては「ほぼ満点に近い点」ということでとりあえず納得していましたが、「リスニング満点です!」と言えない自分に少し寂しさも感じていました。
今回、初めてリスニング満点が取れて、「フレンズで満点を取ってみせる!」と誓ったあの時のことを久しぶりに思い出して、自分がやってきたことが間違いではなかったと思って、今、私は幸せな気持ちでいます。
もちろん、スーパーエルマーを使っていたらもっと早く満点を取れていた、という可能性もあります。
ですから、私はこの教材を否定しているのではありません。実際に使ったわけでもないので評価も出来ませんし。

ただ、英語学習者用に「作られた教材」ではなく、アメリカ人が普通に見ている「生きた素材」(字幕や吹替はついているけれど)を使って学習した、それで満点が取れた、という事実を喜びたいと思うのです。
結局、英語を学ぶということは、ネイティブと同じように読む、聞く、ということなんだと思います。
ただ自分にあった素材を探すのが難しいとは思うのですが…。
私はフレンズ学習に何らかの効果を見出して、「これなら英語が身に付きそうな気がする」という予感を感じました。
その予感や直感を信じて私はここまでやってきました。
学習を続ける上で大切なのは、その学習方法を信じることです。
自分にとって最適な学習方法は何か?
それは英語に堪能な方が薦めている方法をやみくもに信じるのではなく、自分で、ある程度の期間それを実際にやってみて、「これならいける!」と思えるものを見つけるのが望ましい、そしてそれを見つけさえすれば、後はただその自分の直感を信じて突っ走ればいいのではないかなぁ、と。
リスニング満点を自慢してもいいのなら、私は「リスニングに関してはフレンズを信じてやってきました。」と胸を張って言えます。
今回リスニング満点だったことは、フレンズ中心のブログを書いている管理人としては、とても誇らしいことでした。

長くなったので、リーディングについては明日書きます。
こんなに長々と TOEIC の感想を書いているのは、きっとしばらく(もしくは一生?)この点を更新することはないだろう、今後このブログで TOEIC について触れる機会はないだろう…という寂しい予感があるせいかもしれませんねぇ。(ぐすん)

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posted by Rach at 13:29| Comment(17) | TOEIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月25日

新TOEIC実は受けてました

黙って受験していて申し訳ありません(笑)。
実は、タイトルの通り、9月24日に行われた第125回 TOEIC を受験していました。
私が受験したことを今まで公表しなかったのは、「まぁ、私のブログはフレンズ解説がメインで、学習記録型ブログじゃないから、わざわざ報告する必要もないだろう…」という「表向きの勝手な理由」もあるのですが、本当はもっと精神的な部分に理由があります。
それは後で述べることにします。

さて、実際の結果は以下の通りです。


125 score



リスニング 495点、リーディング 450点、合計 945点。

今までの最高は、ブログのタイトル下に書いている通り、930点ですので、実はこれ、自己最高点なんですよ。やったー!
さらに、リスニング、満点なんですよ。やったー!!
実はかなり喜んでおります(笑)。
事前にネットで点数を確認した時に、「うそぉ?」と画面の前で叫んだほどです。
認定証が来るまで公表を控えていたのは、ほんとに嘘かも?と思っていたのと(笑)、認定証の点数部分を写真で見せたいと思ったから、なんですよね。(←やっぱりかなり浮かれてるじゃん…)

なぜ、TOEIC を受けることを公表しなかったか…なんですが。
英語ブロガーの皆さんの多くは、事前に試験を受けることを宣言し、実際に受けたテストの印象、そしてその結果をきっちりとブログに書かれていますよね。
皆さん、えらいなぁ、と思っていつも読ませていただいていました。
特に、自分の期待通りの結果でない時に、それを発表するのって、つらいですよね。
そして私はどうかと言うと、皆さんに受験を宣言してしまうと、「これくらいの点数を絶対に取らなきゃ!」と自分を追い詰めて苦しめることになりそうで、それがとても怖かったのです。
私はそういうプレッシャーにはものすごく弱い人間です。
自分で自分にプレッシャーをかけるのは大好きなんですが(笑)、人に期待されるのは苦手なんですよねぇ。
誰からも期待されていないダークホースの立場である、もしくは急に発表してびっくりさせちゃおう、という方がやる気が出て、実力以上の力が出せる、というか。(そういうことってありますよね?)

ブログを毎日続けて下さい、とか、ファイナル・シーズンまで続けて下さい、とか言われるのは全然プレッシャーではないし、むしろ嬉しいのですが、「テストの点数」だけは期待されるとダメなんですよ。
できれば主人にすら受験することを知られたくないくらいなんです。
「ママ、頑張れ〜♪」と玄関で主人と子供たちに手をブンブン振られるのは(その気持ちは嬉しいのですが)私にとってはプレッシャー以外の何物でもありません。
本音は「そーっとしといて欲しいねんけど…」なんですが(笑)。
それから、受ける前から、あまり良い点数は取れそうにないなぁ…と思っていたのもあります。

今回はそんなお気楽モードでの受験なので、あらかじめ受験を宣言していた人に比べて、私は「ずるい」立場にいたかもしれません。
「何だかいや〜な感じ」と思われた方は、適当に上の点数から何点か減点しておいて下さい。
ご批判は甘んじて受けます。

TOEIC の結果については、良かったらラッキー、悪かったら「受けなかったことにして」(!)さっさと忘れよう、と思っていました。
今の私はこのブログを書くこと、それに合わせていろんな形で生きた英語に触れることが楽しくてしょうがないのです。
だから、TOEIC という試験に「振り回される」のだけはごめんだ、と思っていました。
悪い結果であってもそれを引きずりたくはなかったのです。
非常に自己チューな言い方をすると、私は自分の英語力を高めたくてこのブログを書いているのであって、自分が楽しく英語学習ができるような方向に気持ちを持って行きたいだけなのです。
良かったら思いっきり喜んでそれを励みにする、悪かったらそれはあまり意味のないことだと考えて(笑)とっとと忘れて別の方に視線を向ける、そんな風にテスト結果を受け止めてもいいと思うんですよね。
私がお金を払ってるわけだし(笑)、その結果をどう捉えるかは私の勝手にさせてよね、と思うわけです。
お金を払った上に(←しつこい)、自分のやる気がそがれたり精神的にヘコんだりしたら、腹が立つ、というか、損した気がする、というか…。
長々と言い訳じみた話をして申し訳ありませんでした。


結果をもう少し詳しく見てみます。
認定証に書いてある Abilities Measured (項目別正答率)という部分も以下に数字として載せておきます。
Listening
・短い会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる 93%
・長めの会話、アナウンス、ナレーションなどの中で明確に述べられている情報をもとに要点、目的、基本的な文脈を推測できる 100%
・短い会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる 100%
・長めの会話、アナウンス、ナレーションなどにおいて詳細が理解できる 92%
Reading
・文章の中の情報をもとに推測できる 94%
・表や文章の中の具体的な情報を見つけて理解できる 94%
・ひとつの文書の中でまたは複数の文書間でちりばめられた情報を関連付けることができる 89%
・語彙が理解できる 90%
・文法が理解できる 96%

ということで、リスニングは満点と言いましても、やはり何問か落としているようですね。
でも、まぁ、それはいいでしょう、点数が満点なんだったら(笑)。

ちなみに、TOEIC は点数が統計学的に処理されているので、±25点の点数の誤差がある、という話を聞いたことがあります。
それを考えると、私は930点から945点に、つまり点数が15点アップしただけなので、それも誤差の範囲かもしれないのですが…(笑)。
でもそんな誤差の話を当てはめながら点数を見ても話がややこしいだけなので、ここは素直にその点数そのものが、全受験者の中で統計学的に処理された私の現在の位置付けだ、と納得して話を進めることにします。

945点はとりあえず自己最高点なので素直に喜んだのですが、どうせなら「もう一声!」、950点の大台(?)に乗りたかったですねぇ…。
あと、5点なのになぁ…(ぶつぶつ)。
でも、1問=5点とは限らないので、結構この5点を上げるのは難しいと思いますし、まぁ、これに関してはしょうがないという気持ちはあります。

長くなりそうなので、続きは明日にします。
明日は、リスニングとリーディング、それぞれの結果に対する私の分析(?)を書きます。
あと、私の TOEIC に対する複雑な感情にも触れます。
もう一言では言えないんだなぁ、これが(笑)。

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posted by Rach at 13:21| Comment(25) | TOEIC | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

フレンズ2-21その21

フランクさんを呼び出してもらうと、息子が出てきました。
フィービー: I mean Frank Senior. (お父さんの方なんですけど。)
ブッフェ夫人: He went out for groceries. (食料品店に行ったわ。)
フィービー: Will he be back soon? (すぐに戻られますか?)
ブッフェ夫人: He left four years ago. We're expecting him back any minute. (出掛けたのは4年前よ。そのうち帰ってくると思ってるんだけど。)

親子が同じ名前の場合、親はシニア(Senior)、子はジュニア(Junior)と呼ばれます。
フレンズ1-22その5 で、シニアとジュニアについて触れています。
この夫人の返しがなかなか洒落てると思うのですが…。
4年前に出かけたきり戻ってないのなら間違いなく家出ですが、ちょっと買い物に出掛けたかのように、any minute 「今すぐにでも」戻る、と言っているのが面白いですよね。

大いに脱線しますが、昔、たまたまテレビを見ていたら、「悲しい色やね」の上田正樹さんがインタビューに答えていました。
何でも上田さんは若い頃に、「ちょっと風呂に行ってくる」と言い残して、そのまま何年も家出していたそうです。
で、いろんなことが吹っ切れて何年後かに久しぶりに家に帰ったら、兄が一言、
「長い風呂やったなぁ〜。」(注:標準語では「長い風呂だったなぁ〜。」)
なかなか、そういうシチュエーションで、こんなことは言えませんよね。
上田さんも面白い人のようですが、そのお兄さんもさすが、というところでしょうか。
ブッフェ夫人のこのセリフを聞いて、その上田さんのお兄さんを思い出してしまった、というだけのことです(爆)。


帰ろうとするフィービーに、
フランク・ジュニア: Hey, wait up! How do you know my dad? (ねぇ、待ってよ! どうしてパパのことを知ってるの?)
フィービー: Well, I don't really. Just genetically. He's kind of my dad too. (そうね、知ってるってほどでもないの。ただ遺伝学的にね。その人は、まぁ、私のパパでもあるのよ。)
フランク: Heavy. (ヘビーだ。)

wait up は、「寝ずに待つ」という意味でよく使われます。
フレンズ2-14その21 にも出てきました。
が、この場合は「立ち止まって待つ」の方ですね。
フィービーが車に乗り込もうとしているところなので、車に乗り込まずに今立ってるその状態で止まってて、という感じでしょうか。
I don't really. は I don't really know your dad. ということで、知ってるのか?と聞かれたので、「”本当に知ってる”、”よく知ってる”わけじゃないの。」と答えています。
really は「本当に、実際に」ですから、I really don't like her. だと「私は本当に、彼のことが好きじゃない。」で、好きじゃないことを強調することになりますね。
それが I don't really like her. になると、"really like her" であることを否定するので、「”本当に好き”ってことじゃない、わけじゃない。」となって、「好きという気持ちももちろんあって、嫌いじゃないけど、”すごく好き”と断言できるほどでもない」という感じになります。
断言せずに、ちょっと表現をやわらげているわけです。
ここでは、フィービーは I don't really. と返事していますが、Not really. という返事になることもよくあります。
意味はどちらも同じで、「それほどでもないよ。」と really とは言えない気持ちを表すのです。
このようなニュアンスは辞書の really の項目にちゃんと載っていますが、ハートで感じる英文法 会話編 大西泰斗/ポール・マクベイ著 の、「否定−オブラートに包む−」の回で、「後続の内容を打ち消す not の呼吸」として詳しく説明されていましたね。
番組では、小道具として、ちっちゃいカーテンが使われていましたが、あの感覚はわかりやすいなと思いました。
「後続を打ち消す」というのは、今さら言われなくても…的な当たり前のことなのですが、日本人が not の位置でいつも混乱するのは、やはりその not の基本的感覚が身についていないということなんだと思いますね。
日本語は最後に否定語句を持ってくる構造になっているから、文の途中に not が来る感覚に慣れないのだと思います。
でも英語のように、「後続の内容を打ち消す」方が、「何を」否定しているのかがはっきりとわかるし、より論点が明確で誤解がないと思うのですが…。

"He's kind of my dad too." と kind of でちょっと言葉を濁してはいますが、その内容はやはり重い(笑)。
言うなれば、ダース・ベイダーがルークに、"I am your father." と言ったセリフにも匹敵するほどの重さです。(←んなわけない)
日本語でもこの場合は「ヘビー」と言ってしまいそうですし、英語でもそれはやっぱり heavy という単語を使うのですね(と、妙に納得)。
ところで、このジュニアくんは、フレンズ2-6その10 で通行人役としてゲスト出演していました。

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posted by Rach at 14:37| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月23日

フレンズ2-21その20

ブッフェ夫人: Are these stitches? (これ縫ったの?)
フィービー: Yeah, eight of them. That's 56 to him. If it's raining, you can't let him look up because that cone will fill up fast. (はい、8針。そのワンちゃんにとっては56針に相当しますね。もし雨が降ったら、犬に上を向かせてはいけませんよ。そのコーンに水がすぐに溜まりますから。)
ブッフェ夫人: Thanks for bringing back what's left of him. (犬の”なれの果て”を戻してくれてありがとう。)

Are these stitches? は「これ縫ったの?」と訳しましたが、実際は「これらの跡は(傷口を縫った)縫い目なの?」ということですね。
つまり、縫わないといけないほどひどいケガをしたわけ?と聞いているのでしょう。
「8針が56針」の件ですが、これは「犬の7年は人間の1年に相当する」という説から来たものです(笑)。
フレンズ1-14その3 にもこの説は登場しています。
ロスのセリフ、
because of the whole seven-dog-years-to-one-human-year thing (犬の7年は人間の1年に当たるっていうことを考えると)
というのがそれですね。
その時は、「ふーん、そんな説があるんかいな」で終わっていたのですが、今回はウィキペディアでそれに関する記事を見つけました。
Wikipedia 英語版: Dog years
ざっと説明すると、
「ドッグイヤー(ドッグイヤーズ)とは、『特に犬や猫などの家で飼っているペットは、人間の1年で、7歳年を取る』という有名な俗説のこと。例えば、9歳の犬は「犬の年では63歳だね。」といわれる。専門的に言うと、この説は正しくない。(以下、省略)」
…ということで、やはり俗説に過ぎないようですが、7年、あるいは7倍、という数字は有名なようですね。

コーンに水が溜まる、という説明には笑ってしまいました。
この場合の fill up は自動詞で「いっぱいになる」ですね。
また、他動詞としては「(自動車を)満タンにする」という意味になり、Fill it up with regular. なら「レギュラー、満タンで。」になります。
Fill her up. と言うこともありますね。
こういう風に車を女性代名詞で呼ぶのは、ドライバーに男性が多くて、「いとしの彼女」だからなのか、フレンズ2-16その8 にも書いたようなことが理由なのか…?
ちなみに、船は女性代名詞で受けることが多いですね。
スタートレックに出てくる宇宙船(Starship)を女性代名詞で呼んでいるシーンを見たことがあります。
"There she is!" 「あそこにエンタープライズ号が見える。」みたいに使います。

what's left of him ですが、これについての解釈を、以下のコラムで読んだことがあり、記憶に残っていました。
週刊ST 2006/5/12 号の 翻訳家 宮脇孝雄さんによるコラム『翻訳の料理法』の「関係代名詞の what 」という記事です。
以下に引用させていただきます。

At last I saw the house - or what was left of it.
「ついに私はその家をみた−あるいは、そのうちの残されているところのものを」となるが、「そのうちの残されているところのもの(What was left of it)」とは、ひらたくいえば「残骸」なので、「ついに私はその家を見た−というより、その家の残骸を」と訳すことができる。
もう少し長い例では、
The miserable man turned out to be what was left of an old friend of mine.
というのがあり、同じように解釈すれば、what was left of an old friend of mine (私の古い友人の残されたところのもの)は「私の古い友人の残骸」だが、人間を残骸というのは変なので、「この哀れな男はわが旧友のなれの果てであった」などと訳すことができる。

(引用終わり)

この法則(?)を当てはめると、what's left of him は「ワンちゃんの成(な)れの果て、残骸」ということになりますよね。
満身創痍(まんしんそうい)の状態で、もとの可愛いワンちゃんの面影がない、という感じでしょうか。
でも本当に可愛がっているペットなら、こんな表現は使わないような気もするのですが、どうでしょう?
何だか容赦ない表現のように思えるのですが…。

ちなみに、上で引用させていただいた宮脇さんのコラムは興味深いです。
「原書の英語が、手元にある日本語の訳本ではこう訳されていたが、それは誤訳で、本当はこういう意味のはずだ。」ということがズバっと書いてあるんですよ。
書店に並んでいる訳本なのに、そんなにはっきり「間違いだ!」と言っちゃっていいのかなぁ?というくらいに(笑)。
「それはそうじゃなくて、こうだ!」と言えるくらいですから、説明にもとても説得力があるし、わかりやすくて面白いです。
そして何より私が安心するのは、そうやってその訳が本として出版されているような翻訳家の方でも、間違うことがあるんだなぁ…という点でしょうか。
私ごときが間違うのは当たり前ですね。(←と開き直ってみる。)
でも、素人なりに思うに、一度こうじゃないかな、と思い込んでしまうと、なかなか他の観点から見ることができなくなるんでしょうね。

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posted by Rach at 13:25| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月22日

フレンズ2-21その19

ジョーイ: Ross, have you ever been beaten up before? (ロス、これまでに誰かに殴られたことってあるか?)
ロス: Yeah, sure. (あぁ、もちろん。)
ジョーイ: By someone besides Monica? (モニカ以外に、だぞ?)
ロス: No. So what? So we get beaten up. Maybe that's something a man has to go through. Like a rite of passage or something. (モニカ以外にはないよ。それがどうした? [行ったら]俺たちは殴られる。多分、それは男が経験しないといけないことなんだろう。通過儀礼とか言うやつさ。)
チャンドラー: Couldn't we just lose our virginities again? Because I think actually mine's growing back. (もう一度童貞を失うことは不可能なのかなぁ? だって、実際に俺の童貞がまた復活したように思えるんだ。)

ジョーイはケンカの経験もないくせに、という意味で「誰かに殴られたことがあるか?」と聞いていますね。
モニカ以外には殴られたことがない、という返事がお決まりのオチ、という感じ。
rite は「儀式、儀礼」。
a rite of passage は「通過儀礼、人生の節目で経験しなければならないとされる儀礼」のことですね。
通過儀礼、という言葉を聞くと、エッチな話を想像せずにはいられないチャンドラー。
一度、通過儀礼として経験済みの「童貞喪失」(←ここまではっきり書く必要もないですが…笑)をもう一度、経験することは不可能だろうか?と尋ねているようです。
最近エッチをしていないから、my virginity が growing back 「成長して元の状態に戻っている」(?)ように俺には思えるんだけど…というのがその理由みたいですね。


レイチェルにお金を貸してと頼むモニカ。
株で損をしたらしい。
モニカ: I've come to terms with it, you have to, too. (私は現実を受け入れたわ。あなたも受け入れないといけないのよ。)
レイチェル: Look, Mon, I'm really sorry. (ねぇ、モニカ。本当に同情するわ。)
モニカ: Where are we on the $100? (で、100ドルの件は?)
レイチェル: I don't have it. (そんなお金持ってないわよ。)
モニカ: But I need it! Otherwise, I'll have to take that diner job. You know, with the dancing and the costumes. I don't want to have to wear flame-retardant boobs. (でもそれが必要なのよ! さもないと、ダイナーの仕事を引き受けないといけなくなる。言ったでしょ、踊りとコスチュームの話を。私は難燃性の胸を付けないといけないなんて、いやなのよ。)
レイチェル: Nobody does, honey. (誰もそんなの付けたくないわよね。)

come to terms with は「…と折り合う、…を受け入れる、屈服する」という意味。
Where are we on the $100? は「100ドルに関して我々はどこにいるのか」ですから、「100ドルの話題については、どの辺まで話が進んでいるのか?」という感じですね。
フレンズ1-18その6 で、Where were we? (どこまでいってたっけ?)という表現も出てきました。
diner は dinner の誤植ではなくて、「ダイナー、(食堂車風の)簡易食堂」のこと。
フレンズ2-7その5 のセリフに、Diner (ダイナー)という映画のタイトルが出て来たこともあります。
retardant は「化学反応を遅らせる物質、抑制剤」のことで、複合形で用いて「遅らせる」という意味になります。
ですから、flame-retardant は「難燃性の」。
「燃えない」のではなく、「燃えにくい」ということですね。
「不燃性の、耐炎性の」という意味なら、flame-resistant になります。


治療後の犬を連れて、パパの家にやってきたフィービー。
奥さんらしき人がでてきます。
ワンちゃんは首にコーン(円錐状のメガホンみたいなヤツ)を付けていますねぇ。
フレンズ1-21その3 で、セリフに a big plastic cone というのが出てきて、その時にこのコーンの正式名称は何だろう?と書いたのですが…。
今回のエピソードのネットスクリプトのト書きに、
Scene: Phoebe's dad's house. Phoebe is returning the dog who is bandaged up and has a plastic cone around it's neck.
と書いてあり、やっぱりこのコーンの正式名称は a plastic cone でよろしいわけですね?
なんかもう少し獣医学的な名称はないんかいな?

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posted by Rach at 07:16| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月21日

フレンズ2-21その18

インスタントのカプチーノをまぜまぜしながら飲んでいるロスとチャンドラー。
その二人の情けない姿を見たジョーイは、
ジョーイ: This is ridiculous. After I get back from my niece's christening, I'll go to the coffeehouse with you and we'll have a cup of coffee. No problem. Joey's there. (こんなのばかげてるよ。姪の洗礼式から帰ってきたら、お前らと一緒にコーヒーハウスに行って、コーヒーを一緒に飲もうぜ。問題ない。ジョーイがついてるよ。)

christening は「洗礼式、命名式」。
christen という動詞には「(人に)洗礼を施す、(洗礼を施して)(人を)キリスト教徒とする、(洗礼を施して)(人を)(…と)命名する」という意味があります。
ジョーイはイタリア系なので、とても家族を大切にしています。
マフィアの映画を見ても、家族(親族、一族)の結束がとても固いですよね。
ですから、姪の洗礼式、というのはとても大切な行事なんでしょう。
イタリア系でなくても、クリスチャンにとっては親族が参加する大事な儀式なのかもしれませんが…。
Joey's there. の there は at the coffeehouse ということでしょうね。
誰かを励ます時の、"I'm here for you." 「私がいるわ、大丈夫よ。」と似たニュアンスです。
フレンズ1-24その2 でも、I'm here for you. などの表現について触れています。


ロス: I don't want to have to have Joey with me every time I want decent coffee. And I don't want to drink cappuccino with a "k." I say you and I go and stand up to those guys. (ちゃんとしたコーヒーを飲みたくなるたびに、ジョーイについてきてもらわないといけない、なんていやだよ。それから、cappuccino の綴りが kappuccino になっているカプチーノは飲みたくない。チャンドラーと僕とがそこへ行って、あいつらに立ち向かわないといけないんだ。)
チャンドラー: All right, hang on a second there, Custer. (わかった、ちょっと待てよ、カスター将軍[准将]。)

decent は「きちんとした、ちゃんとした、見苦しくない」。
decent clothes なら「きちんとした服装」ということ。
また、be decent だと「(人が)(人前に出られる程度に)何かを着ている、裸ではない」という意味になります。
I'm not decent. なら「私は(裸、もしくは下着だけで)ちゃんとした服はまだ着ていません。」
Are you decent now? なら「もう服は着ていますか?」ということで、部屋に入る前に尋ねる言葉になります。
cappuccino with a "k" は k という文字が付いた cappuccino ということで、c の代わりに同じ発音になる k をつけた、Kappuccino という商品名(商標)があるのではないか、と思ったのですが・・・。
ぐぐってみましたが、そういう名前の商品は見当たりませんでしたね。
現実にあるものではないのかな?
ちょっと綴りが違っていることを示すことで、チープな感じを出し、コーヒーハウスで飲む本物とは違うニセモノ感を強調しているのだと思います。

Custer とは、この人のことらしい。
英語版: George Armstrong Custer
日本語版: ジョージ・アームストロング・カスター
このジョージ・アームストロング・カスターという人は、ネイティブアメリカンとの戦争で、アメリカ陸軍騎馬隊の指揮を取っていた人物。
特に Battle of the Little Bighorn (リトルビッグホーンの戦い)でネイティブアメリカンとの戦いに敗れて戦死した、ということで有名だそうです。
カスターの名前を検索してみると、日本語で「カスター将軍」、英語でも General と表現してある場合があります。
ウィキペディア英語版の最初の説明に、
Promoted at an early age to brigadier general 「若い年齢で brigadier general (准将)に昇進した」
とあり、また下の方にある項目 Brigade command and Gettysburg には、
Three days prior to the Battle of Gettysburg, General Meade promoted Custer from first lieutenant to brevet brigadier general (temporary rank) of volunteers. Despite having no direct command experience, he became one of the youngest generals in the Union Army at age 23.
「ゲティスバーグの戦いの3日前、ミード将軍は、カスターを中尉から義勇軍[志願兵]の名誉(階級の)准将(臨時[暫定]階級)に昇進させた。直接軍を指揮した経験がないにもかかわらず、カスターは23歳で、北軍で最も若い general の一人となった。」
と書いてあります。
ですから、彼の階級は、正式には准将です。
英語では brigadier general となるので確かに general の一種なのですが、日本語で言うところの「大将、将軍」に当たる General という階級よりは下なわけですね。
(階級については、Wikipedia 日本語版: アメリカ陸軍 が参考になるかと思います。)
でも、「カスター将軍」の方が雰囲気が出るかと思って、上では「将軍、准将」の両方を書いてみました。

hang on a second は「ちょっと待って。」だと思います。
hang on にはいろんな意味があります。
"Hang on tight!" 「しっかりつかまって!」のような「すがりつく、しがみつく」。
そこから「頑張る、やり続ける」という意味にもなります。
また、「電話を切らずに待つ」。
そこから hang on を命令形で使って、「ちょっと待って」という意味にもなりますね。
この場合は、a second 「1秒」がありますので、まさに「ちょっと待って。」になるわけです。
「頑張る」という意味で、「そのままもう少し頑張れ!」という意味になる可能性もあるのですが、ここではいつもはそういうことに対しては冷静で臆病なロスが、えらく張り切っているので、どちらかと言うとそれを止めようとしているように思えます。
カスターの性格については、ウィキペディア英語版に、
he was a flamboyant and aggressive commander 「彼は華々しく、積極的[攻撃的]な指揮官であった」
ウィキペディア日本語版に
「軍規を平気で破るなど向こう見ずな性格で勇猛果敢であったが」
と書いてあります。
ですから、チャンドラーが、カスターという名前で呼び掛けたのは、「そんなカスターみたいなことを言うな、後先のことを考えず勇ましいことを言うな」、という意味なんだと思います。
だから、「その調子で頑張れ、カスター。」じゃなくて、「落ち着けよ、カスター。」ということかなぁ、と。
ちなみに、Hang in there! なら「頑張れ!」という表現になりますが、これはかなり相手が苦しんでいる状況でしか使わない言葉だそうです。
日本語の軽い励ましの「頑張って!」なら、Good luck! が一番ふさわしいようですね。

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posted by Rach at 08:54| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

フレンズ2-21その17

フィービーのパパに電話したら、女性が出たのでジョーイはびっくり。
何故かジョーイはしゃがれた声で話し始めます。(この声は笑える!)
ジョーイ: Hello, Mrs. Buffay. I know where your dog is. I want you to know he'll be returned to you almost as good as new within 24 hours. Goodbye. (こんにちは、ブッフェさん。俺はあんたの犬の居場所を知ってるぜ。あんたに知っておいてもらいたいんだが、あんたの犬は24時間以内にほとんど新品同然であんたの所へ戻るよ。じゃあな。)
レイチェル: Why the voice? (何であんな声を?)
ジョーイ: Hard to say. (わかんない。)

ジョーイはブッフェ夫人と知り合いじゃないので、別に声色(こわいろ)を変える必要などないのですが…。
何だか身代金誘拐の犯人の声みたいですよね。
電話の内容が、誘拐犯からのメッセージのようになっているのも笑えます。
金の用意、受け渡し、人質の解放などの話で "within 24 hours" というフレーズはよく出てきますよね。
as good as は「…も同然」という意味。
直訳すると「…と同じ程度に good (良い)だ」ということかと思うのですが、as good as 自体にはそういう「良い」という意味はなくなっているようですね。
ですからネガティブな意味の時にも使います。
He's as good as dead. なら「彼は死んだも同然だ。」ということになります。
almost as good as new 「ほとんど新品同然」という表現が、ジョーイの精一杯の表現なのでしょうかねぇ?
ケガを治療してもらっているので、as good as new と言いたいところなのですが、耳のケガが元に戻りそうにないので almost とつけてみたのでしょう。
でも、フィービーが説明していたケガの内容を聞くと、とても almost as good as new と言えるような状態ではないと思うのですが…。
hard to say は「言うのが難しい」ですから、「うまく説明できない、自分でも理由がよくわからない。」ということです。


コーヒーハウス(セントラルパーク)に顔を出すなと言われたので、粉末のカプチーノをお湯に溶かすロスとチャンドラーの二人ですが…。
ロス: How come it's not mixing with the water? (どうして、これが水と混ざらないんだ?)
チャンドラー: The package says to keep it moving. Stir and drink, never let it settle. (混ぜ続けろ、とパッケージには書いてある。かき混ぜて飲むんだ、沈殿させるな。)

stir は「(液体などを)かき混ぜる、かき回す」という意味。
stir という単語を聞くと、私は必ず、007の有名なセリフ、
“Vodka martini. Shaken, not stirred.” (ウォッカ・マティーニ。ステア[かき回す]でなくシェイクして。)
を思い出す。
フレンズ2-5その2+007の話 に007のことが書いてありますので、興味のある方はどうぞ。
ここでの settle は「沈殿する」。
settle は「落ち着く、安定する」という意味ですから、液体の中に浮かんでいる粉末が「落ち着いて安定して」沈殿する、ということですよね。

(Rach からのお知らせ)
過去記事で、ham spread はどんなものだろう?という話をコメント欄でしていたら、テキサス在住の私の友人、おちかさんが、メールで ham spread の写真を送ってくれました。
そこで、その写真を該当記事 フレンズ2-21その8 に掲載させていただきました。
興味のある方は、ご覧になって下さいね。(おちかちゃん、どうもありがとう!)

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posted by Rach at 11:01| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月19日

フレンズ2-21その16

車でひいてしまった犬を獣医に連れて行ったフィービー。
なんとか大丈夫とのことで、明日引取りに行くのですが…
フィービー: But he did have to have a bunch of stitches. And he said that only once in a blue moon does a dog's ear grow back. So still hoping. (でも、そのワンちゃんは何針も縫わないといけなかったのよ。獣医さんの話だと、犬の耳がまた生えてくることはめったにないって。それでも、まだ祈ってるけどね。)

once in a blue moon は「ごくまれに、めったに…ない」。
めったにないどころか、犬の耳がまた生えてくることがあるなんて「初耳」ですが(←お、座布団一枚!)。
does a dog's ear grow と疑問文と同じ語順の倒置が起こっていますね。
否定的な語句が文頭に来ると倒置になるのですが、only もその「否定的な意味を持つ語句」の範疇に入るようです。
So still hoping. と言いながら、フィービーは指をクロスさせています。
これは、cross one's fingers というもので、災難などを避けるために中指を曲げて人差し指の上に重ねて十字架の形を作り、幸運や成功を祈る、という仕草です。


犬のことを電話で知らせたら、というレイチェルに、
フィービー: I don't want to meet my father over the phone. What will I say, "Hi, I'm the daughter you abandoned. Oh, by the way, I broke your dog." (電話でパパに会うのはいやよ。私、何て言うの? 「はーい、私はあなたが捨てた娘よ。あぁ、ところで、私、あなたの犬を傷付けちゃった。)

break は「壊す」で、break one's leg だと「脚(の骨)を折る」ということになりますよね。
この場合は、break の目的語が「犬」であって、脚とか腕とかの身体の部位ではないのですが、車で轢いて傷つけた、ケガをさせたという場合、break を使うのは普通なのでしょうかねぇ?
もちろん、意味はわかりますし、「壊した、破壊した、傷つけた」のは間違いないのですが、おもちゃか何かでも壊したかのようにわざと break という単語を使っているような気もします。
せっかくのパパとの対面だから、もっと「ちゃんとしたい」と言っていたフィービーですし、さらに内容が内容ですから、いきなりこんな話はできないですよね、やっぱり。


代わりにジョーイが電話してくれることになりました。
モニカの横にある電話を取ろうとしたら、
モニカ: Don't... be too long with the phone. (だめよ![とすごい剣幕で言うのでフィービーはびっくり]…長電話をしすぎちゃ。)
レイチェル: She'll be a much better friend once the market closes. (マーケットが閉まれば、モニカはもっと素敵な友達になるわ。)

Don't. は何かをしてはいけない時、何かをやめて欲しい時に言うセリフです。
具体的に何をやめるかを言わなくても、その場の状況で今やっている、もしくはやろうとしていることを止めようとしているのはわかりますよね。
この場合は、「私は今、株取引で電話を使用中だから、他の人は電話を使っちゃダメ!」という意味で Don't! と言ったのですが、フィービーが驚いたのを見て、ちょっと言い過ぎたと反省し、「長く使うのはやめてね。」と付け足して、 「使うのは”もちろん”構わないわよ。誰も「使うな!」とは言ってないわ。」と言い訳しているように聞こえます。
ここでの once は接続詞で、「いったん…すると、ひとたび…してしまえば」という意味です。

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posted by Rach at 09:04| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月18日

フレンズ2-21その15

CHP と ZXY の株をいくつか買った、というモニカに、
ジョーイ: How come those? (どうしてその二つなの?)
モニカ: Well, CHP because I used to have a crush on Erik Estrada. And ZXY because I think it sounds "zexy." (えーっと、CHPは「白バイ野郎ジョン&パンチ」に出ていたエリック・エストラーダが昔、大好きだったから。それから ZXY は、「ゼクシー」に聞こえるでしょ。)
レイチェル: What happened to MEG? (MEG はどうなったの?)
モニカ: MEG was good for me, but I dumped her. My motto is, "Get out before they go down." (MEG も良かったんだけど、でも売っちゃった。私のモットーは「go down (落ちる)前に手を引け」よ。)
ジョーイ: That is so not my motto. (それは俺のモットーと全く逆だな。)

have a crush on は「…に首ったけである、…に熱をあげる」という意味。
フレンズ1-1 で以下のようなセリフもありました。
ロス: You know you probably didn't know this, but back in high school, I had a, um, major crush on you. (君は多分知らなかったと思うけど、高校の頃、僕は、その、君のことがすっごく好きだったんだ。)
レイチェル: I knew. (知ってたわ。)
また、フレンズ1-7その3 にも、have a crush on が出てきます。

エリック・エストラーダ(Erik Estrada)は俳優の名前。
ERIK ESTRADA The Official Website
IMDb: Erik Estrada (I)
この俳優さんが出ていたドラマは、日本では「白バイ野郎ジョン&パンチ」というタイトルになっていますが、原題は CHiPs と言います。
Wikipedia 英語版: CHiPs
CHiP は、California Highway Patrol の略のようですね。(通常は、CHP と略されるようですが。)
モニカは CHP という名前を見て、この番組を思い出し、「そう言えば私、エリック・エストラーダが好きだったのよねぇ。」と懐かしんで、その株を買った、ということですね。

zexy は sexy に発音が似ていてセクシーな名前でクールだと言いたいのでしょうね。
多分、zexy という単語そのものは存在しないのだと思うのですが、でも「ゼクシィ」という雑誌が日本にありますよねぇ。
ゼクシィは、リクルートが発行している雑誌で、結婚準備雑誌というか、結婚に関する情報がいっぱい載っている本です。
昔、デートの待ち合わせを本屋でしていたことがあって、彼(今の主人ですよ!)が来た時、私が熱心にこのゼクシィという雑誌を読んでいたので、彼は怖くて声を掛けられなかったらしい。
「俺にプレッシャーを与えようとしているのかよっ!?」と思ったそうです。
ドレスがきれいだなぁ、って見てただけだよ(笑)。

dump は「捨てる、(恋人)をふる」。
株を売ったので、「捨てた」と表現している、ということもあるのですが、ここではモニカのイニシャルだということで、「彼女をふった、捨てた」みたいな表現になっているのが面白いのかなぁ、と。
get out は「逃げ出す、手を引く、手放す」。
go down は株に関しての話だと、「値が下がる」ということですね。
ジョーイのモットーでの意味は、get out はモニカと同じような意味ですが、go down は「(人が)倒れる、(相手に)屈服する」という意味で暗に「寝る、エッチする」ということを言っているようです。
日本語でも、女性を落とす、とか、相手が落ちる(=陥落する?)、とか言いますが、そういうイメージなのか、文字通り「倒れて横になる(=横たわる)」ことなのか…ここではどっちなんでしょうねぇ?

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posted by Rach at 11:47| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月17日

フレンズ2-21その14

レイチェル: How did you make $17? (どうやって17ドル儲けたの?)
モニカ: Well, my financially challenged friends, I split my money and I bought some shares of CHP and ZXY. (そうね、財政的に不自由な(障害のある)私の友達に教えてあげるわ。私は所持金を分けて、CHP と ZXY の株をいくつか買ったのよ。)

今日は、challenged という表現について少し語ってみたいと思います。
financially challenged の challenged は「障害を持った」という意味で使われているのだと思います。(間違っていたらどなたかご指摘下さい。)
よく使われるのは、physically challenged 「身体が不自由な、身体的障害を抱えている」という表現で、a physically challenged person、または the physically-challenged で「身体障害者」という意味になります。
日本語ではハンディキャップという言葉を使うこともありますね。
実際、英語でも、physically handicapped という表現があるのですが、この言葉を差別的だと考える人がいるので現在はあまり使われないようです。
handicapped は sometimes offensive 「時には侮辱的」だと Merriam-Webster Online Dictionary には書いてありました。

また disabled という表現も同じような意味です。
disabled は、handicapped ほどには敬遠されていないようです。
偶然なのですが、今日発行の週刊STに "Is disability still a dirty word?" つまり、「障害という言葉は今でも禁句か?」というタイトルの記事が載っていました。
「いまだに「障害」がタブー視される日本」という日本語の副題がついていて、世界と比較して、日本の取り組みが遅れている、という記事でした。
記事のタイトルに disability、記事中では physically disabled (身体に障害のある)という表現が出てきますので、問題のない一般的な表現だと思われます。(この記事中ではほとんど disabled が使われていて、1箇所のみ handicapped という単語が出てきます。また、challenged という表現は使われていません。)

私の受けた感じでは、challenged という単語は、日本語で言うところの「…の不自由な方」というニュアンスに一番近いのではないでしょうか。
(日本語の「…の不自由な方」という表現は、サービス業でお客様に対して使うフレーズですから、一番マイルドで丁寧なはずですよね。)
challenge という単語を使うことで、どういうニュアンスを表現したいのか、について。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
challenged: presented with difficulties (as by a disability)
とあります。
つまり、障害があることを、「困難を与えられた、試練を与えられた」と表現しているのですね。

以下、こういう表現と関係があると思われる話をします。
英語には、politically correct という概念があります。
直訳すると「政治的に正しい」という意味ですが、これは「(表現・考え方・行動が)人種や性による差別や偏見がない」という意味です。
しばしば P.C. または PC と略されます。(日本語で PC と言うと、personal computer 「パソコン」を思い浮かべる人が多いと思いますが…)
Merriam-Webster Online Dictionary の定義は以下の通り。
politically correct: conforming to a belief that language and practices which could offend political sensibilities (as in matters of sex or race) should be eliminated
つまり「性や人種の問題に見られるような政治的感情(感受性?)を損ねる可能性のある言語や慣習は排除されるべきであるという考えに従うこと」です。
できるだけ差別的言葉、慣習は排除していこう、という現代社会の流れですね。
アメリカでは、この P.C. の概念から、差別的だと思われる言葉は、できるだけ politically correct な言葉に置き換わっていくようです。
私は、この challenged という表現がまさにそれなのだと思います。
フレンズでは直接 P.C. という言葉を聞いた記憶がないのですが、弁護士のドラマであるアリー my Love には何度が登場しました。
弁護士は職業柄、差別に絡んだ訴訟が多いですからね。
アリーで初めてこの概念を知った時、とてもアメリカ的な概念だなぁ、と思いました。

日本では、政治家の発言やニュースでは P.C. な発言を求められることが多いですが、テレビのバラエティなどを見ていると、ある程度の放送コードがあるとはいえ、結構野放しになっている気もしますね。
漫才かコメディで、いわゆる「美人でない」人のことを「顔の不自由な人」と呼んで笑いを取っているのを見たことがありますが、これはそういう P.C. を揶揄している雰囲気、つまり「不自由な人」という P.C. 的丁寧な言い方をすれば、その言っている内容そのものも許容される、というようなニュアンスがあるように思います。(ジョークとしては、かなりきわどいものだと思いますが…)
そして、このモニカの発言も、今お金を儲けている rich な自分に対して、poor 「貧しい」友達、だという意味で、わざと financially challenged 「財政的に不自由な(つまり、金銭面で困っている)」という P.C. 的表現を使って「表現としては失礼のないように」言っているのだと思います。

差別に関する話なので、今回は真面目に語ってみましたが、私の考えでは、言われた方が差別的だと感じる言葉はやはり差別用語ということになるのだろうと思います。
人はそれぞれの立場によって、受け止め方が違うものです。
もちろん、言葉上でだけ丁寧に言っておけばそれで良いというものではありませんが、その単語を使うだけで傷つく人がいるかもしれない、ということも忘れてはいけないのでしょうね。
英和辞典にも「差別的なので使わない方がよい」とした上で語義を説明していることがありますが、そういう部分も見逃さずに、きちんと語義を理解した上で言葉を覚えていきたいものだと常々思っています。
差別的な表現だけでなく、性的に卑猥な表現、下品な表現なども、「外国人だからということで大目に見てもらえるだろう」という可能性はあるかもしれませんが、分別と品性のある大人として見られたいと思えば、そういう表現を使わないように注意すべきなのでしょうね。

share は「株」。
このエピソードの最初は、株のことを stock と表現していましたが、ここでは share を使っています。
「株主」なら、stockholder または shareholder になりますね。
「株主総会」なら、a stockholders' [shareholders'] meeting となります。
私は何となく、a shareholders' meeting の方がなじみがあるのですが、手持ちの辞書には、通常、米では stockholder、英では shareholder が使われる、とありますね。

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posted by Rach at 11:18| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

フレンズ2-21その13

すっかり株に夢中のモニカ。
Time is money 「時は金なり」とまで言い始めたモニカに、
ジョーイ: You missed "Takes money to make money"... and "Don't make me come down there and kick your Wall Street butt." (他にもこういうのがあるよ。「お金を儲けるにはお金がかかる。」…それから「ウォールストリート野郎のお前の尻を蹴り上げたくなるようなことはしてくれるなよ。」)

この miss は恐らく「…を見逃す」という意味だと思います。
つまり Time is money 以外に、お金に関する言葉にはこういうのもあるよ、モニカがそれを挙げるのを忘れてる、抜かしているよ、ということかな?
"Takes money to make money" というのは (説明するまでもないですが) takes の前の It が省略されていて、正しい文にすると、"It takes money to make money."
つまり、make money することは、takes money 「お金がかかる」と言う意味ですよね。
まぁ、いわゆる一般論で、元手(資金)がないと株も変えないし、投資も出来ない、ということです。
文章としてはシンプルなので諺(ことわざ)っぽいですよね。
こういう場合、私はいつも「諺なのかどうなのか?」というのが気になるので、この気になるフレーズと、proverb (諺)という言葉をセットにして検索してみます。
そうするとこのフレーズを proverb であるとして紹介している文章がいくつかヒットしますので、まぁ諺ってことでいいのかなぁ、と。
まぁ、proverb = a brief popular epigram or maxim、つまり、「短くて有名な警句または格言(金言)」であって、厳密に諺であるかどうかという区分が重要なのではありませんが、そのフレーズが諺のように世間一般でよく言われている有名な言葉なのかどうかを知りたい、というだけのことです。
検索してみてヒット件数が多ければ、それで有名だということは十分わかるので、それだけでもいいんですけどね。

次の Wall Street のフレーズですが、グーグルフレーズ検索してみると、"Don't make me come down there and kick your ass (または butt)" という表現は何件かヒットしました。
まぁ、何となく意味はわかるんですが、「俺に、わざわざお前のところに行ってお前のケツを蹴り上げるようなことをさせるな。」ということでしょうか?
映画のセリフにありそうなフレーズなので、「俺を怒らせるなよ。」という決まり文句なんでしょう、多分。


モニカ: I made $17 before breakfast. What have you done? (私は朝食前に17ドル稼いだわよ。ジョーイは何をしたの?)
ジョーイ: I had breakfast here, so technically I saved $3.50. (俺はここで朝ごはん食べたから、理論的には3ドル50セント節約したことになるな。)

モニカは、「朝早くから、もうすでに」という意味で before breakfast と言っています。
それに対して、同じ breakfast という言葉を使ってジョーイが返しているのがポイントでしょうね。
ある意味、ジョーイの方がちゃっかりしてるかも。
人の家でご飯食べてれば食費浮くよねぇ、確かに。

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posted by Rach at 20:32| Comment(3) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月15日

フレンズ2-21その12

キャブの中で悩んでいるフィービー。
フィービー: I just think that this was a really bad sign. Like the beast at the threshold. It's just I have no family left, except for my grandmother. But let's face it, she's not gonna be around forever. Despite what she says. And I have a sister who I've barely spoken to since we shared a womb. I don't know. This is my real father and I want things to be like, just right. (これはすごく悪い前兆だと思うの。例えば入り口にいる野獣とか。私には家族が残っていないのよ、おばあちゃんを除いてはね。でも、現実を直視してみたら、おばあちゃんは永久に存在するわけじゃないわ。おばあちゃんが何と言おうともね。それから姉が一人いるけれど、その姉とは子宮を分け合って以来、ほとんど話したこともないわ。自分でもよくわからないんだけど…。この人が私の本当のお父さんだから、物事を、ほら、”きちんと”したいと思っているの。)
レイチェル: I completely understand. (よくわかったわ。)
ジョーイ: Whatever you need. Hey, you want to go home? (フィービーがいいようにすればいい。じゃあ、家に帰りたい?)
フィービー: Okay, thanks. Sorry, again. (そうね、ありがとう。何度もごめんなさい。)
フィービーが車を動かすと、犬のキャンという鳴き声が。
フィービー: What was that? (あれは何?)
ジョーイ: I'm guessing the threshold's clear now. (玄関の邪魔者はもういなくなったみたいだな。)

the beast at the threshold は、パパの玄関前でキャンキャンとうるさかったワンちゃんのことですね。
beast という単語は日本人にもなじみがありますよねぇ。
格闘技の K-1 でボブ・サップのニックネームがビーストでしたし、美女と野獣の原題が Beauty and the Beast であるため、beast というと「野獣」というイメージがあるし、私もずっとそう思っていたのですが…。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
beast = 1 a : a four-footed mammal as distinguished from a human being, a lower vertebrate, and an invertebrate
b : a lower animal as distinguished from a human being
c : an animal as distinguished from a plant
訳しますと、
a: (人間や下等脊椎動物や無脊椎動物と区別して)4本足の哺乳類
b: (人間と区別して)下等動物
c: (植物と区別して)動物
という意味になります。
何だか生物分類学のテキストを読んでいるようですが(笑)、これを見る限りは、日本語の荒々しい「野獣」というイメージはないですよねぇ。
ロングマン現代英英辞典には、
beast = (written) an animal, especially a large or dangerous one
と書いてあります。
dangerous 「危険な」という言葉があるので、これは日本語のイメージに近いかもしれない。
研究社 新英和中辞典には、
beast = 動物、(特に大きな)四足獣 (この意味では animal のほうが一般的、寓話ではよく用いられる)
とあります。
この説明でも animal とあまり差がないように感じられますが、「寓話で用いられる」というそのイメージから、ニックネームや物語のタイトルに使われることが多いのでしょうね。
the beast at the threshold という表現は、その寓話のイメージと合わせて、私には「地獄の番犬」のようなものが想像されます。
ただ「門で吠えている犬」というよりももっと深い意味を持たせることができて、フィービーの言う bad sign 「悪い前兆(兆し)」のイメージにぴったりくる表現なのかな、とも思いますね。
ということで、話が長くなりましたが、beast = 野獣というイメージがあるけれど、それは必ずしも正しくないかもしれない、ということです。
実際、手持ちの英和辞典には「野獣」という日本語訳は載っていませんし。
ただ、animal と違ったニュアンスを和訳に出そうと思うと、私が上で書いたように「野獣」と表現するのが妥当なのかなぁ、とも思うので…。(話が二転三転してすみません。)

Let's face it. は「現実を直視しよう、現実を認めよう。」という意味。
face を動詞として使うと、「顔を向ける」という意味があり、そこから「(危険や災難などに)まっこうから立ち向かう」「(事実などを)直視する」という意味になるのですね。
Despite what she says. は「おばあちゃん本人が常々言っていることにかかわらず」ということ。
つまり、普通おばあちゃんの年を考えてみたら、いつまでもこの世に、そして私の傍に、家族としていてくれるわけじゃない、というのが「認めなければならない現実」ですよね。
でも、その後に despite 「…にもかかわらず」と続いているということは、その現実とは異なることをおばあちゃんはいつも(口癖のように?)言っている、ということになります。
フレンズ2-9その7 のおばあちゃんのセリフでもわかりますが、このおばあちゃんは死んでも霊として存在できて、生きている人と意志の疎通が可能だ、と思っているタイプの人なのです。
この Despite の一節をこっそり挿入することで、「あぁ、そう言えば、フィービーのおばあちゃんって、そういう人だったなぁ…」と思い出されて、くすっと笑えちゃうわけですね。

womb は「子宮」。発音は「ウーム」。
似た綴りの単語で comb 「髪をとかす櫛(くし)」がありますが、こちらの発音は「コウム」であって、「クーム」にはならないんですよねぇ。(難しい…)
since we shared a womb は「子宮を分け合って以来」、フィービーと姉のアースラは双子だからこういう表現を使っているのですが、物心つく前から、という表現よりももっと強烈な表現ですね。
embryo 「胚、胎芽」か fetus 「胎児」の頃から仲が悪いそうです(笑)。
want things to be right の right は「望みどおりに、うまく、整然と」などと言う意味です。
Things went right. なら「物事が(万事)うまくいった。」ということ。
フィービーにとっては残された最後の「家族」になるかもしれない人なので、どうも日の巡りが悪そうな今日は避けて、また出直したい、こんな状況で無理をして何もかも台無しにはしたくない、慎重に事を運びたい、というところでしょうね。(その気持ちはよくわかる)
で、友達も優しくそのフィービーの気持ちを受け止めてあげて(せっかく来たのに…と無理強いしないところが素敵です)、何だか暖かい気持ちになりかけたその時に、ハプニングが!
the beast at the threshold が不吉だということであきらめようとしたのですが、その beast を車で轢いてしまったフィービーです。
the threshold's clear の clear は「(邪魔物・危険などの)妨げがない、(路上などの)障害物がない、視界を遮るものがない」という意味。
All clear. だと「敵影なし」。
ガンダムではモビルスーツの発進時に「進路クリア。発進どうぞ。」などというセリフがありますので、この clear の感覚にはとてもなじみがあったりする。(お、久しぶりのガンダムネタ…笑)

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posted by Rach at 07:40| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月14日

フレンズ2-21その11

アーサー: He told on us? (あいつ、俺たちのことを告げ口しやがったのか?)
カール: You told on us? (お前、俺らのことを言いつけたのか?)
ロス: Well, pal, you didn't give me much of a choice. (あぁ、他に選択肢があまりなかったもんでね。)
と言いながら、相手のタイ(ネクタイ)を指でつついて揺らすロス。
チャンドラー: Don't play with his thing. (彼の持ち物をおもちゃにするなよ。)
ロス: I know. (わかってる。)
カール: All right. Let's take this outside. (わかった。表に出ろ。)
ロス: "Let's take this outside?" Who talks like that? (「表に出ろ」だって? 一体そんな言葉、誰が言うんだよ。)
カール: The guy who's about to kick your ass talks like that. (お前のケツを蹴ろうとしている男が言うんだよ。)
チャンドラー: You had to ask. (尋ねないわけにはいかなかったよな。)
ロス: Yeah. (あぁ。)
怒ったワルたちは、ソファーの背を掴んで、後ろに傾けます。
ロス: Okay, okay, look. See, the thing is, we're not gonna fight you guys. (わかった、わかった。なぁ、僕が言いたいのは、僕たちは君らとケンカするつもりはない、ってことだ。)
アーサー: Well then here's the deal, you won't have to, so long as never ever show your faces in this coffee house ever again. (それじゃあ、こうしよう。俺たちとケンカしないで済むよ、このコーヒーハウスに二度と顔を出さない限りはな。)
そう言いながら去っていくワルたち。
チャンドラー: I think you played the Gunther card too soon. (ロスはガンターカードを使うのが早過ぎたんだよ。)

tell on は「(人)のことを告げ口する、言いつける」という意味。
フレンズ2-17その15 では、tell Mommy on me 「ママに私のことを言いつける」という表現も出てきました。
相手は怒らせるとタチの悪い相手だと知りながら、つい相手のタイで遊んでしまうロス。
ソファーを取り返すのに成功したので、ちょっといい気になって油断していたんでしょうね(笑)。
play with は「・・・で遊ぶ、もてあそぶ、いたずらをする、いじり回す」ということ。
take this outside は「このことを外に出す」ですから、お互いがモメているこの状況を店の外に出す、つまりこのケンカの続きは外でやろうぜ、ということでしょうね。
Who talks like that? はDVDの日本語字幕では「お芝居みたい」、吹替では「映画以外で聞くの初めて」となっていました。
実際、この状況を見ていると、"Let's take this outside." というのは、ケンカの時の決まり文句のようですね。
さらには、ロスやチャンドラーにはあまり縁のなさそうな言葉でもあります。
ですから、Who talks like that? で、「まさか本気じゃないだろうね? 映画のセリフを真似てるだけだよね?」という意味で「そんな言い方をする人間は誰だよ」と言ったら、「お前を蹴ろうとしている、この俺様さ!」みたいに本当のチンピラのケンカみたいに返されてしまっている感じです。
You had to ask を直訳すると、「尋ねなければいけなかった」という意味ですよね。
これは恐らく、余計なこと言って焚き付けちゃったみたいだけど、あの状況では、"Who talks like that?" 以外の言葉が見つからなかったんだよなぁ、ああ言わざるを得ない状況だから仕方なかったよなぁ、しょうがないよなぁ、という感じでしょうか。
チャンドラーの "You had to ask." に対して、ロスも "Yeah." 「ああほんとにね。」と返しており、どちらも「しゃーねーな」ってな感じのテンションの低いしゃべりなのですが、それがソファーを動かされててちょっとアセった顔になるのがおかしいです。

Here's the deal. の deal は「取引、取り決め、契約」という意味。
フレンズ2-10その10 には、This is the deal. (オッケーよ。)
というセリフがありましたし、この deal はフレンズによく登場します。
ここでの、Here's は、人に物を渡す時に、"Here's your key." 「はい、これがあなたの鍵ですよ。」などと言う時の Here's と同じですね。
最初に here 「さあ、ほら」と言って相手の注意を引いて、次に目的物を差し出す感じです。
ですからこの場合は、「じゃあ今から取り決めを言うぞ。」となり、「よく聞けよ、じゃあこうしよう。」と後で重要事項を述べることを示唆する表現になるのですね。
相手は、ケンカしたくないならしないで済む方法があるよ、とその後、so long as... という条件を出しています。
so long as、または as long as は「…さえすれば、…する限り」という条件を表す表現です。
never ever は never をもっと強調した感じですね。
最後のオチの played the Gunther card は play, card という単語からわかるように、トランプから来た表現です。
play one's best [strongest] card だと「トランプで切り札を出す」ことから、「とっておきの手を(奥の手を)用いる」という意味になります。
「ガンターカード」は、前回の記事で、ものすごい威力(?)を発揮したのを見てもわかるように、店のなじみのロスたちにとっては奥の手だったわけです。
その切り札を最後にとっておくべきだった、あんな最初の段階で使うべきではなかったね、と言っているのですね。

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posted by Rach at 07:56| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月13日

フレンズ2-21その10

セントラルパークのソファーでくつろぐロスとチャンドラー。
チャンドラー: Do you have to be a Century 21 real-estate agent to get to wear those cool jackets? (センチュリー21の不動産業者になったら、あのクールなジャケットが着られるのかなぁ?)
ロス: Do you say this stuff to girls? (そんな話を女の子に(いつも)話してるの?)

real estate は「不動産(土地、建物など)」のこと。
a real estate agent は「不動産業者」ですね。
センチュリー21って、ケイン・コスギくんがCMしてる会社ですよね。
もともとアメリカの会社だったんだ…私、全然知らなかった(笑)。
↓アメリカのサイトはこちら。
Century 21 Real Estate Agents and Brokers
↓日本のサイトはこちら。CMが見られます。
センチュリー21 TVCMただいま放送中
チャンドラーが言っている cool jacket というのは、ジャケット篇、Congratulations! 篇、というCMでケインくんが着ているこのジャケットのことでしょうか?
特に「ジャケット篇」では、このジャケットに対しての誇りを前面に押し出したCMになっているので、アメリカと同じ制服である可能性が高いような気がするのですが、どうなんでしょう?
(ケインくんの Your best partner の発音はさすがだ…笑)

ところで、このチャンドラーのジョークは唐突な感じがしますが、これはセリフの前半で「センチュリー21の不動産業者にならないといけないのかなぁ?」と言っていて、その後、「もし良い不動産物件を安く手に入れたいのなら」という後半に続くことを予想させているのでしょうかね?
で、不動産の話かと思ったら、ただ単に「あのジャケットを着たい」というオチだった、というのが面白いはずだったんですが…あまりロスには受けなかったようですね。
ロスが Do you say と現在形で尋ねているのは、習慣を表す現在形(?)で、「君はいつもそういう感じの話を女の子にするのかい?」というニュアンスだと思います。
女の子を笑わせようと思ったら、そんなジョークじゃダメだよ、笑えないね、と暗に言っているわけ。


そこへ例のワルたちが入ってきました。
カール: Isn't that the guy who used to wear your hat? (あれはお前の帽子を以前にかぶっていたやつじゃないか?)
アーサー: And look where they're sitting. (それに見ろよ、あいつらの座ってる場所を。)
ロス: You're joking, right? You guys just walked through the door. (冗談だよね? 君たちは今ドアを通って来たところじゃないか。)
カール: Maybe we didn't make it clear enough. This couch belongs to us. (どうやら俺たちが前に言ったことがよくわかっていなかったようだな。このソファー(カウチ)は俺たちのもんだ。)
チャンドラー: I'll tell you what, you call the couch and then we'll call the couch and we'll see who it comes to. (じゃあこうしよう。君らがソファーを呼んでみる、それから俺たちも呼んでみる、で、ソファーがどっちに駆け寄って来るかを見てみようじゃないか。)
カール: You know, I keep wondering why you two are still sitting here. (なぁ、何でお前らがまだここに座ってるのが、ずっと疑問なんだけど。)
ロス: All right, that's it. I have had enough of this. Gunther. These guys are trying to take our seat. (わかった、それまでだ。もうたくさんだよ。ガンター! こいつらが僕らの椅子を取ろうとしてるんだ。)
ガンター: Fellas, these guys were here first. (ねぇ君たち、こいつらがこのソファーに先に座ってたよ。)
アーサー: Oh, sorry, didn't realize. (あぁ、ごめん、気付かなかったよ。)

used to は「以前に…していた、かつて…していた」という意味ですよね。
過去であることを強調して、今はこの帽子はすっかりアーサーのものになっているんだ、と言いたいわけでしょう。
しかし、また会うと思ってか、このキャップをわざわざかぶってここに入ってくるところが「いじめっ子」っぽいですね、というか、子供っぽい、かな?
今度はロスたちの方が先に来たわけですから、当然椅子の権利は僕らにある、と主張するロス。
make it clear は「それをクリアにする」で、この場合の clear は「明らかな、明瞭な、はっきりとした」という意味。
いじめっ子たちは「状況を十分はっきりさせなかった」「おまえたちにちゃんとわからせることができていなかった」と言っているのですね。
"Is that clear?" だと「わかった?」、"Do I make myself clear?" だと「私の言うことがわかりますか?」となります。
チャンドラーの「呼んでみて駆け寄るかどうか」という提案は、ソファーを犬扱いしている表現ですね。
絡まれるのに嫌気が差したロスは、とうとう暴力に訴えるのか?…と思いきや、非常に子供っぽい仕返しをしたのでした(笑)。
でもガンターに言われるとあっさり引き下がるワルたちもおかしいです。
意外とガンターは迫力ありますから…(マスターとしての誇りというか何というか?)
このオチは吉本的というか、えらそうに言っておいて後で随分弱気なことを言う、というパターンは日本にもありますね。
誰かの漫才のネタですが、夫婦喧嘩をしたという話で、
「それで俺が最後に一言ビシっと言ってやって、それで決着さ。」
「おぉっ! それは男らしいな。それで何て言ったんだ?」
「一言、『すまん、俺が悪かった・・・』って。」
みたいなヤツですか?(←ちょっと違う?)

(Rach からのお詫び)
昨日の記事で、Kibbles 'n Bits のサイトで見られるCMについて説明したのですが、現在見ることができるCMの内容と私の記事の内容とに異なる部分がありましたので、昨日の記事に追記させていただきました。
普段は投稿する前に、リンクしてあるサイトの内容が下書きした時と変わっていないかを確認するのですが、昨日はちょっとバタバタしていて、それを怠ってしまいました。
それで、投稿した後にそのサイトを見てから、自分の記事の内容と異なっていることに気づき、すぐに記事を訂正しようとしたのですが、「LOVELOG 緊急メンテナンス」になってしまって、手の施しようがありませんでした。
記事を投稿する時から「今日は特に重いなぁ…」と思っていたのですが、スパムがすごかったらしく、それに対処するためのメンテだったそうです。
ということで、訂正が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。


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posted by Rach at 14:35| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月12日

フレンズ2-21その9

フィービーが、パパの家の玄関前をうろついていると、白い子犬がフィービーに襲い掛かってきました。
フィービー: No, no, doggy, please! I do so want to love all animals. Please, no. Back off! (だめよ、ワンちゃん、やめて! 私は本当に全ての動物を愛したいのよ。だめよ、下がって!)
ジョーイ: You got a bone? (骨、持ってない?)
レイチェル: Are you kidding? (冗談でしょ?)
フィービー: Look, kibbles! Bits! Get the hell off my leg, you yippity piece of crap! (ほら、キブルよ! ビッツよ! 私の足から離れろ、このうるさくてしつこいバカ犬!)

「骨、持ってない?」と聞くジョーイ。
持ってるわけねーよ!って感じなんですが、これが逆にレイチェルがパニクって「骨、持ってない?」と聞いたら、「そう言えばさっきこれ食ったなぁ・・・」とか言いながら、ジョーイがポケットからフライドチキンの骨を出したりしそうな気もするんですが(笑)。
「何でこんなの持ってんのよ?」「いやぁ、いいスープが取れるかと思って・・・」とか?(←ない、ない)

kibbles や bits ってどういう意味なんだろう?と思って検索していたら、こんなサイトを見つけました。
Kibbles 'n Bits
Kibbles 'n Bits というのはドッグフードの名前のようです。
このサイトではこの商品のコマーシャルが見られるのですが、とにかく他のどんなごちそうにも負けないほど美味しくて、思わず踊り出してしまうらしい。(どのCMでもワンちゃんがダンスしています。明らかに特撮ですが・・・笑)

(2006.10.13 追記)
私が以前(この記事の下書きを書いていた頃)に Kibbles 'n Bits のサイトを見た時は、確か2、3種類のCMがクリックするだけで簡単に見ることができて、そこではワンちゃんが踊っていたはずでした。
が、今回この記事を投稿した後にサイトを見てみると、CMはダウンロードして見ることができるものが1種類だけで、そこではワンちゃんは踊っていませんでした。
ですから、現在の時点では上に書いたようなCMを見ることができません。
上のサイトをご覧になって、私の書いている説明と違う…と不審に思われた方もおられると思います。
謹んでここに訂正させていただきます。
(追記はここまで)

CMの最後に、"Kibbles 'n Bits! Kibbles 'n Bits!" という商品名の連呼があるのですが、フィービーはこれをイメージしているんでしょうかねぇ?
おいしいドッグフードの名前を出すことで落ち着かせようとしているのだろうか?
ちなみに、kibble は Merriam-Webster Online Dictonary によると、
kibble: to grind coarsely
「粗く挽(ひ)く」という意味です。
bit は「小片、小さな一片」なので、Kibbles and Bits は「小さく(細かく)砕かれたもの」みたいな意味なのかな。

フィービーは確かに動物愛護精神の持ち主なのですが、あまりにこの犬がしつこいのでキレてしまって、暴言を吐いているのがおかしいです。
yippity という単語は辞書に見当たらないのですが、yippie の関連語でしょうかねぇ?
yippie の意味は、Merriam-Webster Online Dictionary には、
Etymology(語源): Youth International Party + -ie (as in hippie)
yippie: a person belonging to or identified with a politically active group of hippies
とあります。
Youth International Party の頭文字から来た言葉で、「反体制活動をする(ヒッピーの)グループに属する人」みたいな意味でしょうか。
Get the hell off... 以降は hell だの crap だの汚い言葉が並んでいますので、この yippity という単語もネガティブな意味で使っているのは間違いないでしょう。
まぁ「うるさくてしつこいヤツ」という意味でしょうね。(反体制活動家の方、すみません。)

フィービーが車に戻っても、窓に向かってピョンピョン飛び跳ねている犬を見て、
ジョーイ: Why don't you just reach out and take his trampoline. (ちょっと手を伸ばして、その犬のトランポリンをどけたらどう?)

確かに飛びっぷりが見事なので、本当にセットにトランポリンがおいてあったのかもしれないです。
そういう意味では楽屋オチなのかもしれないですね。

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posted by Rach at 20:05| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする