2007年05月31日

マニアック フレンズ3-3その28

フィービーがご機嫌で入ってきます。
ロス: How's the maniac? (例の変人くんはどう?)
フィービー: Oh, well he's yummy. We did a little kissin'. (えぇ、そうね、彼は素敵よ。ちょっとキスをしたの。)
レイチェル: Phoebe, what are you doing? (フィービー、あなた、何てことしてるのよ?)
フィービー: Oh, no, no, no, no. You know what, he's not into that stuff anymore. He quit for me. (ちがう、ちがう。ほら、彼はもうそんなこと(ストーカー行為)はしていないわ。私のために辞めたのよ。)
レイチェル: Pheebs, this guy has been obsessed with your sister, for God knows how long, okay, you don't just give up something like that. (フィービー、その人は、あなたのお姉さんに心を奪われているのよ。どのくらいの期間かは知らないけど。人間って、そういうことを簡単にはやめられないわ。)

maniac の発音は「メイニアック」とメイにアクセントがありますが、日本語でも、マニアとかマニアックと言うように、「熱中者、熱狂的愛好家、…狂」という意味があります。
また、「狂気の人」のような意味もあります。
ロングマン現代英英辞典では、
maniac:
1. (informal) someone who behaves in a stupid or dangerous way

つまり、「愚かな、または危険な振る舞いをする人」。
3. someone who is mentally ill
例) homicidal maniac (=one who kills people)

つまり、「精神的な病(やまい)にかかっている人」、例は「殺人狂(=人々を殺す人間)」。

今回のセリフでは、どういうニュアンスで使っているのでしょうね?
アースラにすっかりのぼせている、という意味の「マニア」なのか、ストーカーの傾向があるという意味で「病的な人」という意味で使っているのか?
恐らく、後者の方で、あまり良いニュアンスでは使っていないようですね。

yummy というのは「おいしい」ですが、この場合は「素敵な、素晴らしい」ということですね。
フレンズ1-12その3 でも、フィービーの同僚のマッサージ師がパウロというイタリア人男性を見て、"Yum!" (おいしそう!)と言っていましたが。
まぁ、「食べちゃいたいくらい素敵」という感じの表現なのでしょうが、日本語で女性が男性を見て「おいしそう!」と言っちゃうと、何だかやらしい感じがしますよねぇ(笑)。
英語では日本語の「おいしそう!」ほどの生々しいニュアンスはないのかな?
We kissed. じゃなくて、We did a little kissin'. という表現になっているのが面白いような気がします。

"what are you doing?" は、ただ単に「何をしてるの?」と、していることの内容を尋ねているのではなく、「自分が何をやってるかわかってるの? とんでもないことをしてるのよ。」という非難の言葉ですね。
What are you talking about? と同じニュアンスです。

for God knows how long について。
God knows は「神のみぞ知る」ですから、「(神以外の人間は)誰も知らない」ということですね。
God knows how long ですから、「神はどのくらいの長さかを知っている」、つまり、「誰もどのくらいの長さか知らない」に「時間・期間」を表す for がついて、「誰も知らないけど、きっとかなり長い間」という意味になっているのでしょう。
you don't just give up の you は「一般の人」で、「人間とはそういうものだ」という性質を述べている、ということだと思います。
「そういうことをしている人は、簡単にはやめられないものよ。」ということですね。

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2007年05月30日

燃料補給、活気づける フレンズ3-3その27

レイチェル: When did you go to a sperm bank? (いつ、精子バンクに行ったのよ?)
ジョーイ: Well, right after I did that sex study down at NYU. (to Chandler) Hey, Remember that sweater I gave you for your birthday? (あぁ、ニューヨーク大学で性の研究に参加した直後にね。[チャンドラーに向かって] ほら、覚えてるか、お前の誕生日にあげたあのセーター。)
チャンドラー: And that's how you bought it? (その時手に入れた金で、それを買ったのか?)
ジョーイ: Noooo, that's what I was wearing when I donated. I'm kinda surprised there's any of my boys left. (違うよ。俺が精子を提供した時に、着てたのがそのセーターだってことだ。ちょっとびっくりだな、俺の息子たちが少しでも残っていたなんて。)
モニカ: Well, honey, it is pretty competitive. I mean I've got an actual rocket scientist here. (ねぇ、ハニー。ものすごく競争が激しいのよ。このリストの中には、本物のロケット工学者も入ってるのよ。)
ジョーイ: Maybe, I should call this place and get them to put my Days of Our Lives gig on here. You know, juice this puppy up a little. (多分、ここに電話して、担当者に俺の「愛の病院日誌(デイズ・オブ・アワ・ライブズ)」での仕事をここに載せてもらうべきだな。ほら、この子犬を少しパワーアップさせないとね[燃料を注ぎ込んでやらないとね]。)

「ニューヨーク大学で性の研究」というのは、フレンズ1-24その2 に出てきました。
受精率の研究のために、定期的に自分の精子を提供する、というバイトでしたね。

チャンドラーの質問、"that's how you bought it?" を直訳すると、「それがそのセーターを買った方法か?」「どうやってそれを買ったか、というのがそれか」という感じで、つまり「精子バンクに行って、そこで精子を売った金で俺のプレゼントを買ったのか?」と尋ねているわけです。
「あのプレゼントは”そんなことをして”手に入れたものなのか?」という感じで、いや〜な気持ちがしているということでしょうね。
でも、チャンドラーの予想に反して、ジョーイはただ、その時にそのセーターを着てただけだよ、と答えています。
それって、そのプレゼントは新品じゃなくて、ジョーイのお古(おふる)だと言っているわけですし、提供するという行為をしている時(笑)にそれを着ていた、ということにもなるので、よく考えるとそっちの方がいやかなぁ…みたいな(笑)。
my boys という表現が面白いですね。これは日本人にもピンと来る表現ですよね(笑)。

gig は仕事。
フレンズ2-6その5 にも出てきました。
juice up は「…に燃料を補給する、(モーターなどの)動力を上げる、(物事を)活気づける」。
ガソリンなどの液体燃料を注ぎ込む、注ぎ足すイメージなんでしょうね。
juice には「分泌液、体液」という意味もあって、フレンズ2-2 では以下のようなやりとりもありました。

キャロルの母乳を温めたフィービーが、温度を測るために腕に垂らしたその母乳をペロっと舐めたのを見て、
チャンドラー: What did you just do? (今何をしたんだ?)
フィービー: I licked my arm, what? (腕を舐めたんだけど…何?[何か問題でも?])
ロス: It's breast milk. (それは母乳だよ。)
フィービー: So? (それで?)
レイチェル: Phoebe, that is juice, squeezed from a person. (フィービー、それはジュース[分泌液]よ、人間から搾り出した。)

そんな風に、「分泌液」という意味もあるので、ジョーイが上のセリフで juice up という表現を使っているのは、”もしかすると” sperm ともちょっとかけているのかもしれない、とも思ったりするのですが…また、私の深読みしすぎかもしれません(爆)。
言い訳がましいですが(笑)、Urban Dictionary の juice の項目にも、”そういう”意味があるように書いてあります。

Days of Our Lives (愛の病院日誌)はジョーイの俳優の経歴の中で一番の出世作。
有名な作品のようですが、昼メロですし、それほどの演技力が要求されるようなものではありませんから、それで俳優として箔がつく、というほどのこともないでしょうね。
その経歴を書いたら効果抜群だ、と言わんばかりのジョーイに対して、「そりゃあ、ものすごく効果的だねぇ!」みたいに大袈裟に感心してみせているチャンドラーに笑えます。

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posted by Rach at 10:27| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月29日

ニックス最高! フレンズ3-3その26

精子バンクを利用して子供を作ろうとしているモニカに、
ロス: Look, you can't do this, Mon. All right, if you do this, I'm, I'm gonna, I'm, I'm gonna... (ねぇ、モニカ、そんなことしちゃだめだよ。よし、もしモニカがこんなことをするって言うのなら、僕は、僕は…)
モニカ: You're gonna what? (どうするつもり?)
ロス: I'm gonna tell Mom. (僕は、ママにそのことを言うぞ。)
レイチェル: Honey, I'm sorry, but he's right. I love you, but you're crazy. (ハニー、同情するわ。でも、ロスが正しい。モニカを愛してるけど、クレイジーよ。)
ロス: Crazy. (クレイジーだよ。)
モニカ: What?! Why? Why is this crazy? So this isn't the ideal way to do something... (何が? 何で? どうしてこれがクレイジーなの? それじゃあ、これは何かをするのに理想的な方法じゃないと…)
ロス: (interrupting her) Oh, it's not the ideal way... ([モニカを遮って] あぁ、それは理想的な方法とは言えない…)
モニカは自分の唇を指差しながら、
モニカ: Lips moving, still talking. I mean it may not be ideal, but I'm so ready. No, I-I-I see the way Ben looks at you. It makes me ache, you know? (唇が動いてるの、まだ話してるのよ。私が言いたいのは、理想的ではないかもしれない、でも、私はすっかり覚悟ができているのよ。ベンがあなたを見つめる様子を見ていると、心が痛くなるの。)
クラッカーにジャムをたっぷりつけて、
ジョーイ: Check it out! Jam crackers! (見て見て! ジャム・クラッカーだぜ!)

そんなことをしたら「ママに言いつける」と言うロス。(子供かいっ!…笑)
自分がしゃべっているのに話し始めたロスに対して、モニカは唇を指しながら、Lip moving, still talking. と言っています。
「まだ私の話は終わってないわ。」ということで、母が子供に言うような言い方ですね。
きっとモニカのママもこんな言い方をするのでしょう(笑)。
ready は「用意が整って、準備ができて」ということですが、この場合は精神的なことを言っているようで、「覚悟ができている」という感じでしょうね。
これが一番良い方法ではないことぐらいわかっているけれど、そのことは覚悟の上よ、ということでしょう。
こういう深刻な話をしている時でも、全くマイペースのジョーイ。
子供が欲しいというシリアスな話をしている時に、あぁ、こっちにもちっちゃい子供が一人いてるわぁ…みたいな感じで、呑気と言うか、無邪気と言うか、ねぇ?


モニカ: Okay, all right, how's this? Twenty-seven, Italian-American guy. He's an actor, born in Queens. Wow! Big family, seven sisters, and he's the only...boy. (they all turn and look at Joey) Oh my God! Under personal comments: "New York Knicks rule." (わかったわ。こっちはどう? 27歳。イタリア系アメリカ人。彼は俳優で、クイーンズ生まれ。まぁ! 大家族ね、7人の姉妹がいて、彼は(その中で)ただ一人の…男性。[フレンズたちはみんな振り向いてジョーイを見る] なんてこと! 本人によるコメントのところには、「ニューヨーク・ニックス、最高。」)
ジョーイ: Yeah, the Knicks rule! (あぁ、ニックスは最高だ!)
ここで観客が喝采します。
モニカ: Joey, this is you! (ジョーイ、これってあなたよ!)
ジョーイ: Let me see. (goes over and looks at the form) Oh, right! (見せて。[傍に来て用紙を見る] あぁ、そうだよ!)

モニカは別の候補を挙げます。
イタリア系、と聞いて「おや?」と思い、アクターと聞いたあたりではロスが眉間に皺を寄せて、どこかで聞いたようなプロフィールだなぁ、と思っている様子。
ちょっと観客からも笑い声が聞こえます。
大家族、辺りで全員が気付いたようですね。
Queens はニューヨーク市にあります。
ロングアイランドという島の西側がニューヨーク市で、そこにクイーンズやブルックリンがあるんですね。
Wikipedia 英語版: Queens

rule は他動詞で「…を支配する、統治する」、自動詞で「(…で)支配的である、優勢・有力である」という意味があります。
研究社 新英和中辞典の例文では、
Crime rules in the city. その町では犯罪が支配している。
Baseball rules in the field of sport. スポーツの分野では野球が圧倒的に人気がある。

というのが載っています。
ロングマン現代英英辞典には、
somebody/something rules: (informal) used to say that the team, school, place etc mentioned is better than any other
つまり、「(インフォーマルな表現) 言及されたチーム・学校・場所などが他のどれよりも良い、ということを言う時に使われる」ということで、今回のセリフでの意味はまさにこれですね。
堅苦しく言うと、「ニックスは全てのものに勝る、全てを支配する、ニックスが圧倒的に人気がある」という感じですが、「最高! 一番!」というのがジョーイっぽいかもしれません。
DVDの日本語は「ニックスは王者だ!」となっていました。

ジョーイがニックスのファンだと言うのは、これまでのエピソードに何度か出てきました。
フレンズ1-23その4 でも少し触れているのですが、元々はそのフレンズ1-23 の最初の方で、妊婦のリディアとこんなやり取りがあったんですね。

テレビでニックスを応援しているジョーイを見て、
リディア: Knick fan? (ニックスのファンなの?)
ジョーイ: Oh, yeah. (あぁ、そうだよ。)
リディア: Oh, boy, do they suck! (あらまぁ、ニックスなんか最低よ!)
ジョーイ: Hey, listen, lady...whoa. (おい、なぁ、お姉ちゃん… [その声の主を見ようと顔を向けると、大きなお腹が見えたので] わぁっ。[と驚く])

フレンズ2-20その4 では、ジョーイとチャンドラーがニックスのゲームに誰を誘うか、という話をしていましたよね。

ですから、"New York Knicks rule." というのはジョーイの口癖で、そのコメントから、これはジョーイに間違いない、というのがわかったわけです。
その言葉を耳にしたジョーイは、自分が書いたプロフィールが話題になっているとは知らずに、おうむ返しのように、「その通り、ニックスは最高さ!」と答えているのが笑えるのですね。

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posted by Rach at 12:23| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月28日

男版ジーナ・デービス フレンズ3-3その25

[Scene: Monica and Rachel's, Joey is eating jam straight out of the jar, and Chandler is staring at him in amazement. Joey offers him some.]
モニカとレイチェルの部屋。ジョーイは瓶から直接ジャムを食べている。チャンドラーはあっけにとられた顔でジョーイを見つめている。ジョーイは彼にジャムを勧める。
チャンドラー: No, that's all right. I just had a jar of mustard. (いや。いいよ。ちょうど瓶一杯のマスタードを食べたところだから。)
モニカ: (entering from her bedroom) Okay, sperm donor number 03815, come on down! Okay, he's 6'2", 170 pounds, and he describes himself as a male Gina Davis. ([寝室から入って来る] よし、精子提供者番号03815、いらっしゃい。彼は身長6フィート2インチ(約188cm)、体重170ポンド(約77kg)、自分のことを男版ジーナ・デービスだと言ってるわ。)
チャンドラー: You mean there's more than one of us? (俺たちのどちらかを超えるものをそいつは持ってるか?)

ジョーイにジャムを勧められて、マスタードを例えに出すチャンドラー。
チャンドラーにしてみれば、マスタードを瓶から直接食べているのと同じくらいの衝撃だったんでしょうか?(笑)

6'2" の発音は、six two と発音していますが、それで6フィート2インチという意味になるのですね。

さて、今日の問題は、男版ジーナ・デービス(ジーナ・デイヴィス)という例えが、どんな感じの男性を表すのか?ということなんですが…。
その名前を聞いて、そういう名前の女優さんがいるなぁ…と思い出しました。

詳しくは、以下のウィキペディアに載っています。
Wikipedia 日本語版: ジーナ・デイヴィス
Wikipedia 英語版: Geena Davis
1956年生まれのアメリカの女優、1989年に「偶然の旅行者(The Accidental Tourist)」でアカデミー助演女優賞を受賞しています。

ただ、ここで一つ大きな問題が!
この女優ジーナ・デービスさんの名前の綴りは Geena Davis です。
ネットスクリプトでは、Geena Davis と書いてあるのですが、実はDVDの英語字幕では、Gina Davis という綴りになっていて、ジーナの綴りが違います。
もちろん、ただの誤植、という可能性もあるのですが、念のために、Gina Davis さんという人もいるのかどうか調べてみました。
すると、以下のサイトがヒットしました。
Gina Davis IFBB Professional Bodybuilder
famele bodybuilder(女性ボディビルダー)として有名な方のようで、他にもいくつかのサイトに名前が載っています。

では改めて、このモニカのセリフに出てきたジーナ・デービスさんとは、Geena さんという女優か、Gina さんというボディビルダーか、どちらのことを言っているのでしょう??

女優の Geena さんの方は元ファッション・モデルで、写真を見ても、いわゆる「美人女優」という感じの方のようです。(実は出演作を見たことないので、実物はよく知らないのです。)
彼女の特徴を挙げるとすると、「長身である」ことが有名なようですね。
ウィキペディアでは、日本語版、英語版ともに、彼女の身長について触れられています。
英語版ウィキペディアの Career の項目を見ると、彼女の身長は six feet(183cm)。
フレンズ3-1その24 で、エル・マクファーソンというモデルさんについて触れた時、「背が高い!」と書きましたが、彼女と同じ身長ですね。
日本人に比べると、アメリカ人はとにかく背が高いので(笑)、アメリカではどのくらいの身長を「高い」と言うのかあまりピンと来ないのですが、やはり女性が180cmあれば「高い」ということになるのでしょう。
それで、もしこの女優さんの Geena のことを言っているのだとすれば、男性の中でも背が高くて、なおかつ俳優のようにかっこいい、という自分自身を誉めたプロフィール、ということになるのかな?と思うのですが、その男性の身長は6フィート2インチ(約188cm)ですから、「男性の中でも”ものすごく”背が高い人」ということではないような気がします。(実際、その女優の Geena さんと2インチ、つまり約5cmしか違いませんし。)
ということで、「女優 Geena Davis の男版」というその例えが、何を指しているのかがあまりはっきりしない気がします。

もう一人のボディービルダーの Gina Davis さんの男版、ということであれば、ものすごいマッチョマンということになりますよねぇ。
それは例えとして非常にわかりやすいし面白いと思うのですが、問題は、この Gina さんの知名度がどのくらいなのか?ということです。
多分、Geena も Gina も英語の発音は同じ「ジーナ」で、セリフを音声として聞いている限りは、アカデミー賞を受けたことのあるような有名な女優 Geena Davis を思い出す人が多いと思うのですが…。
アメリカ人の間で、Gina Davis という人もかなり有名であるならば、「あぁ、女優の方じゃなくて、ボディビルダーの方ね。そりゃ、すごいマッチョだねぇ。」とピンと来る人も結構いるのでしょうか?

こればっかりはネイティブに聞いてみないとわからないのですが、DVDの英語字幕が Gina になっていることと、女優さんの例えだとイマイチ例えの意味がよくわからない、ということで、やっぱりボディービルダーの Gina さんを指しているのかなぁ?と思うのですが、どうでしょう?

そのモニカの説明を聞いた後のチャンドラーのセリフは、「そのプロフィールの中に俺たちを超えるような何かすごいことが書いてあったか?」みたいな意味だと思います。
つまり、「そんなのがすごいか?、俺たちよりいい? 大したことないじゃん、俺たちとそんなに変わらないじゃん。」みたいな感じかと。
実際は「俺たちとは全然違うタイプの男だ!」と思って、負け惜しみを言っているのでしょうね。
ですから、その男版ジーナ・デービスの例えが、男性としての魅力的な部分を説明しているということになるわけですから、筋骨隆々のマッチョマンだ、という方がわかりやすいと思うんですよねぇ。

モニカが「男版ジーナ・デービス」だと言った後、特に観客が爆笑しているわけではありませんので、ただ単に、顔や雰囲気(?)が女優のジーナ・デービスに似ている、というだけのことかもしれません。
が、フレンズでわざわざ固有名詞を使って例える場合には、それなりの意味があることが多いので、ここも何がしかの意味を読み取りたいと思うのですが、またいつもの深読みしすぎかもしれないな(爆)。

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posted by Rach at 12:12| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

あらゆる行動を記録 フレンズ3-3その24

フィービー: Oh, yeah. What's this? (picks up a book) (えぇ。これは何? [本を取り出す])
マルコム: Oh, this is the log I kept, recording her every movement. Do you wanna hear something from it? (あぁ、これは僕がつけてる記録日誌[日記]だよ。彼女のあらゆる行動を記録しているんだ。その一部を聞きたい?)
フィービー: Um, not even a little bit. (あぁ、少しも聞きたくないわ。)
マルコム: It's about you. (君についてのところだよ。)
フィービー: Oh, okay then. (あ、それならオッケーよ。)
マルコム: (reading) "I met Phoebe today. She was really nice to me even though I'm such a loser. And, then when I was walking home, I thought about her a lot, it was weird, but kinda cool." ([日記を読む] 「今日、フィービーに会った。僕は全くの負け犬なのにも関わらず、彼女は本当に僕に優しくしてくれた。それから、僕は家に歩いて帰る時、彼女のことをいっぱい考えた。それは変な感じだったけど、ちょっと素敵だと思った。」)
フィービー: Good. So what were you thinking? (素敵。それであなたは何を考えていたの?)
マルコム: I was thinking what it would be like to kiss you. (君にキスしたらどんな感じかなぁ、って考えてた。)
フィービー: Really? (ほんとに?)
マルコム: No. (うそ。)
フィービー: Oh. (まぁ。)
マルコム: See that's just something I said now so that maybe I could kiss you. (ねぇ、今ただそう言ってみただけだけど、(そんな風に言ったら)もしかして君にキスできるかな、と思って。)
フィービー: Oh, okay. (he kisses her) (えぇ、オッケーよ。)
マルコムはフィービーにキスする。

log はログハウスなどから「丸太」のイメージが強いですが、「航海日誌、航空日誌、旅行日記」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典によると、
log: an official record of events, especially on a journey in a ship or plane
例文) The captain always keeps a log .

つまり、「イベントの公式記録、特に船や飛行機での旅行中の記録」、例文は「キャプテンはいつもログ(航海日誌)をつけている。」

ブログという言葉は、Weblog (ウェブログ、ウェブ上のログ)を略したものだ、という話は有名ですから、log にそういう「記録、日記」という意味があるのを知っている方は多いかもしれませんね。

新スタートレック(Star Trek TNG)では、ピカード艦長の声で、
Captain's Log, Stardate 41209.2: We are running at warp 7... 「恒星日誌(←艦長日誌を日本語版ではこう呼んでいる)、宇宙暦 41209.2。我々はワープ7で航行中…」
のようなナレーションが要所要所に入るようになっているので、私はブログという言葉が流行る前から、log にそういう意味があるのを知っていました(…って、妙な自慢ですが…)。

recording her every movement 「彼女のあらゆる行動を記録している」という表現が、何ともストーカーチックですよねぇ(笑)。
1時に昼食にサンドイッチを食べた、とか、今日はくしゃみを3回した、みたいな感じでしょうか?

この every を見て、ちょっと思い出したことがあります。
2007年1月から3月の間、NHKで「ジュークボックス英会話 歌詞から学ぶ感情表現」という番組を放送していました。
その第2回目の放送では「切ない想い」というテーマで、The Police の Every Breath You Take (邦題:見つめていたい)を取り上げていましたね。
その歌詞は、

Every breath you take
Every move you make
Every bond you break
Every step you take
I'll be watching you

となっていて、every という単語が繰り返し出てきます。
I'll be watching you 「(これからも)君を(ずっと)見つめている」という歌詞と、every 「あらゆる、すべての」という言葉に、「切ない想い」が込められているという話でしたね。
every の「何一つ見逃さない」「何から何まで全てを」というニュアンスが、この歌詞にも、そしてマルコムのセリフにも出ていると思います。

ところで、
日本語で日記というとまず diary(ダイアリー)が浮かびますね。
その他にも journal という表現もあります。(フレンズ3-23 で、"(someone) keeps a journal" という表現も出てきます。)
そういう diary や journal に比べて、log をつけている、というと、書いている本人の感情よりも「事実の記録」に重点が置かれているような気がします。(あくまで私のイメージですが…)
もちろん、上でマルコムが読んでいたように、自分の気持ちなども書いてあるので、やはり「日記」ということになるのでしょうが、感覚的には「日誌、記録」という感じが近いのかなぁ、と思うのですが、どうでしょう?

kiss という単語を出して思わせぶりなことを言ったり、それを否定してみたり、なんかもじもじしている二人が初々しいですねぇ。
フィービーは、アースラの行動記録なんか聞きたくない、といやがっていましたが、そういう記録をつけていると聞いても幻滅したりはしなかったようですね。

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posted by Rach at 16:05| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月26日

マドリブズ(Mad Libs) フレンズ3-3その23

[Scene: Central Perk, Malcolm is giving Phoebe all of his spy stuff]
セントラルパーク。マルコムはフィービーに自分のスパイ道具(笑)の全てを渡している。
マルコム: Here's my binoculars. (これが僕の双眼鏡だ。)
フィービー: Oh, great. Great. You're doing great, you know real strong. Going strong. Keep going. (えらい、えらいわ。あなたは立派なことをしてるのよ。本当に強いわ。頑張って、続けて。)
マルコム: These are my night-vision goggles. This is the book I pretend to read when I'm watching her in the park. And these are Madlibs. They're just for fun. (これは僕の暗視ゴーグルなんだ。これは、公園で彼女を見ているときに読んでいるふりをするための本。これはマドリブズ。これは好きで読んでる。)

双眼鏡とか暗視ゴーグルとか、装備は万全ですね。
特に暗視ゴーグルを持ってるって、すごいんじゃないですか?!(笑)
日本語で「ゴーグル」と言いますが、英語の発音は「ゴー」という感じ。

fun は「楽しみ、おもしろさ」ですから、just for fun は「ただ楽しみのために」ということです。
マドリブズ(Madlibs)は自分が楽しんで読むために持っている、つまり「好きで、趣味で」読んでいる、ということですね。
本はただ不審に思われないようにするための小道具で実際に読んではいないけれど、マドリブズはそういう小道具ではない、ということです。

マドリブズ(Madlibs)は、DVDの日本語字幕は「虫食いパズル」、吹替は「小学校の教材」となっていましたが、そういう雰囲気のもののようですね。
DVDの英語字幕の綴りは、Madlibs となっていましたが、普通は、Mad Libs と間にスペースが入るようです。
Wikipedia 英語版: Mad Libs
に詳しい説明が載っています。
ストーリーの空欄に言葉を埋めていくゲーム、のようですね。
実際にどんな風に空欄が空いていて、それを埋めるとどんな文が出来上がるかの例がウィキペディアに載っていますので、興味のある方はご覧下さい。

言葉を入れるプレーヤーは全体の文脈を知らずに言葉を入れることになるので、意味不明で不思議な文章が出来上がってしまうんですね。
そのへんてこりん具合が楽しい、子供たちがパーティーなどでよくやるゲームのようです。

上のウィキペディアの Mad Libs in Pop Culture という項目には、マドリブズが、フレンズのエピソードに出てきたことも書いてあります。
今回の 3-3 以外に、5-5 にも登場するようです。

ウィキペディアによると、Mad Libs という名前は、ラテン語の ad libitum から来ている、と書いてあります。
ad libitum は、日本語にもなっている「アドリブ」(ad lib)の元となった言葉です。
ですから、日本人にとっては、マドリブ(ズ)はアドリブをもじった名前だ、と説明した方がわかりやすいでしょうね。
ad lib は「即興的な演奏・セリフ、アドリブ」。
ad libitum はラテン語で「好みに合わせて、自由に」、また、音楽用語で「(演奏家の)自由に」という意味になります。
発音は、「アドバタム」という感じで、リにアクセントがあります。

アドリブのように自由に即興で作ったら、mad 「狂気の、無分別な」文章が出来上がる、という意味で、Mad Libs という名前にになっているのだと思います(多分)。

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posted by Rach at 08:44| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

挟まって動けない フレンズ3-3その22

ジャニスと抱き合って寝ているチャンドラー。
(he starts thinking to himself)
チャンドラーはひそかに考え始める。
チャンドラーの心の声: Look at all that room on her side! You could fit a giant penguin over there. That would be weird, though. Okay, hug and roll time. I'm huggin', I'm huggin', you're rollin', and....yes! Freedom! (his one arm is still under her) Except for this arm! I'm stuck. Stuck arm. Okay, time for the old tablecloth trick, one fluid motion. Quick like a cat, quick like a cat. And one, two... three! (Pulls his arm out from under her and she is spun off of the bed.) (ジャニスの側のあの空間を見ろよ! あそこに巨大なペンギンでも入りそうだよ。それって(想像すると)変だけどね。よし、ハグ・アンド・ロールの時間だ。ハグして、ハグして、ジャニスはロールして、そして…やった! 自由だ! [チャンドラーの片腕はまだ彼女の下にある。] この腕以外は離れたのに![この腕だけが残ってる!] 動かないよ。腕が挟まっちゃった。よし、例のテーブルクロスのトリックの時間だ。流れるようなワン・モーションで。猫のように素早く、猫のように素早く。1、2…3! [腕を彼女の下から引き抜く、ジャニスはベッドから回転して落ちる])

場所が大きく空いていることの例えに、「でっかいペンギンでもしっくり収まりそうだ」と言っているのですが、言った後でその光景を想像して、それはちょっと奇妙だけど、と思っているのがおかしいですね。
penguin はご存知「ペンギン」ですが、発音は「ングウィン」という感じで、-guin を -gwin と発音します。
w の音は、ちょっと口をすぼめて発音してみましょうね(笑)。

stuck は、フレンズ1-16その3 にも出てきましたが、「行き詰まって、動かない、動きが取れない」という意味です。
元々は、動詞 stick 「刺す、突き刺す、差し込む、突っ込む」「はまり込ませる」の過去分詞形 stuck で、それを形容詞的に使っているのですね。
こういう stuck を見ると、いつも思い出すフレーズがあります。
以前に(最近はあまり見ないけど)「くまのプーさんで英語を学ぶ」という教材(CDかDVD?)の広告が新聞に時々載っていました。
そこには、はちみつを食べ過ぎてお腹がいっぱいになってしまって、木の穴に挟(はさ)まったまま抜けなくなっているプーさんの絵が載っていて、英語のセリフが書いてありました。
"It's no use. I'm stuck."
確か、日本語訳は、
「だめだよ。つっかえちゃった。」
みたいな感じだったと思うのですが、そんな風に「挟まって動けない、身動きがとれない」というのが、stuck のイメージで、今回のチャンドラーの腕も同じような状態になっているということです。

old は「いつもの、例の」。
つい最近の記事、フレンズ3-3その15 にも the old "hug and roll" というフレーズが出てきました。
ロングマン現代英英辞典には、
old: FAMILIAR [only before noun] old things are things that are familiar to you because you have seen them or experienced them many times before
つまり、「old things とは人によく知られていること。なぜなら、過去にそれを何度も見た、または何度も経験したことがあるから」。

fluid は名詞で「流体、流動体」、形容詞で「流動性の、流動的な、流れるような」という意味になります。
tablecloth trick というのは、テーブルの上にテーブルクロスを敷いて、その上に皿やコップを置き、クロスだけをさっと勢い良く引き抜いて、皿やコップを落とさないようにする、というワザのことですよね。
その後のチャンドラーのセリフからも、それと同じ要領で、「1、2、3!」で思いっきり手を引き抜こうとしている様子がわかります。
が、ドサッと音がして、ジャニスが落ちてしまったことがわかりますね(笑)。
トリックは失敗に終わった、ということです。

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2007年05月24日

チャンドラーの愛称 フレンズ3-3その21

[Scene: Chandler's bedroom, Janice and him are cuddling]
チャンドラーの部屋。ジャニスとチャンドラーは抱き合って寝ている。
ジャニス: Night-night Bing-a-ling. (おやすみ、ビング・ア・リング。)
チャンドラー: Night-night.....Janice. (おやすみ…ジャニス。)

ジャニスはチャンドラーのことを、Bing-a-ling と呼んでいます。
チャンドラーの名前が Chandler Bing (チャンドラー・ビング)だから、韻を踏んでリズムのある愛称としてこう呼んでいるようです。
DVDの日本語では字幕・吹替とも「チャンちゃん」(チャンドラーちゃん、という意味)になっていましたが、その英語で韻を踏んでいる感じが日本語にも出ていて、うまくハマっていて面白いなぁ、と思いました。
別のエピソードだったと思うのですが、「ビングりん」という日本語訳になっていたこともあった気がします(多分)。
日本語の名前の後ろに「りん」を付けると、可愛い愛称になりますよね?(アイドルの小倉優子ちゃんの愛称が「ゆうこりん」だったり…笑)
だから、「ビングりん」という訳も、英語の発音に似ていながら愛称っぽく聞こえて、これまた面白いなぁ、と思いました。

ただ、ちょっと調べてみると、こういう「音声的に韻を踏む」ということ以外にも、このフレーズには意味があるようにも思えてきました。(あまり自信はないですが…)

ding-a-ling という言葉があるようです。
ロングマン現代英英辞典によると、
ding-a-ling: also dingbat (American English spoken) a stupid person
英辞郎にも、
dingaling=おばかさん
とありますし、
Merriam-Webster Online Dictionary には、
ding-a-ling: NITWIT, KOOK
と書いてあります。
nitwit は「ばか、まぬけ」。
kook は「変人」という意味で、フレンズ1-6その5 に出てきましたね。

ということで、Bing-a-ling というのは、韻を踏んでいる愛称でありながら、「バカ」というニュアンスの言葉 ding-a-ling にも似ているわけですね。
もちろん愛する恋人への呼び掛けですからおふざけに過ぎないのですが、こんな名前で呼ばれて、一瞬「ん?!」と思ったチャンドラーが、何か同じような表現で返そうと思ったけど思いつかなかった、もしくはこんな名前で呼ばれたことにちょっとムッとして、「(普通の、ただの・・・)ジャニス」になってしまった、ということかな?と思うのですが、どうでしょう?

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2007年05月23日

リテンションが物を言う 1級一次(リスニング編)その2

昨日に引き続き、英検1級一次試験のリスニングについて書きます。

Part 3 は「Real-Life 形式の内容一致選択問題」。
英文が放送される前に10秒間の時間が与えられ、印刷されている Situation と Question を読む時間がある。

妙にリアルな効果音(笑)が入っていて、いつもこの問題を聞くと、クスッと笑ってしまうのですが。
これは雰囲気的には、TOEIC の Part 4 に似ていますね。
TOEIC のように焦って問題と選択肢を「先読み」しなくても、それを読む時間を与えてくれる、という点で親切です。
ただ、TOEIC よりは選択肢の内容が難しい、というか、TOEIC ほど簡単には答えが見つからない、という気はします。
家で模擬試験をやっている時も、全問正解ではなかったけれど、割と正答率が良くて、何とかなりそうな手ごたえをこのパートだけは感じていたのですが、結果は1問間違い。
やはり私はどこか詰めが甘い(笑)。

Part 4 は「インタビューの内容一致選択問題」。
3分程度のインタビューに対して、質問は2つ。選択肢はそれぞれ4つ。

これも、「質問の内容が問題用紙に書いていない!」です。
3分ものインタビューを聞いて答えるのに、「質問が書いてない!」というのは、ものすごく辛いですねぇ。
この攻略法として、旺文社 英検1級教本 p.264 に「メモをとる」というアドバイスが書いてあります。
が、結局、私はメモは取らない、と決め、本番でも全くメモを取りませんでした。
私はそうした、というだけで、オススメはしません。
取った方がいいような気はするのですが、私はきっと「メモを取ることに気を取られる」ように思ったし、慌てて汚い字で書いて、結局読めない、ということになりそうに思ったから、です。
隣で受験していた人が、もの凄い勢いでメモを取っている音が聞こえて、私は圧倒されていたのですが、それでもやはりメモは取りませんでした。

かっこいい言い方をすると、「自分のリテンション能力にかけてみた」のですね。
リテンション(retention)というのは「記憶の保持、保持力、記憶力」のことで、聞いたことを頭でちゃんと覚えている、ということです。
ロングマン現代英英辞典の語義は以下のとおり(笑)。
retention: the ability to keep something in your memory
つまり、「記憶に何かを保っておく能力」。
リスニングをしている時、「だいたい」言っている内容はわかります。
後は具体的にどんな話をしていたか、ということをどこまで細かく覚えているか、ということなんですが、その話している内容が頭の中である程度イメージされていれば、それなりに記憶に残っているはずだと思うのです。
実際のところは、2問中1問正解で、1問落としてしまったので、私のリテンション能力も大したことなかったなぁ、という結果になってしまったのですが…(爆)。
最後の問題は、2つの間で迷って、間違った方を選んでしまいました。もう一つの方が正解でした。
だから、「何となく」は記憶に残っていたのでしょうね。

それは、プロのピアニストのインタビューで、「大人にピアノを教える時に、どんな困難(苦労)がありますか?」という質問でした。
インタビュー中で、子供に教える時と大人に教える時に、それぞれ困難なことを語っているのですが、私が選んだ選択肢は子供に教える時の問題点でした。
インタビューの内容を聞きながら、人に教える場合の困難な点を述べているのはわかったのですが、いざ質問を聞いた時に、どちらが子供の問題でどちらが大人の問題であったかを忘れてしまったみたいです。
それを考えるとやっぱりメモを取っていた方が良かったのかもしれないな(爆)。

リテンションというのは、とても大切な能力ですね。
私はドラマを見ることで、そういうリテンション能力がついてきたのかな、と思います。
例えば、フレンズをまるまる1話見ると20分強ですが、始めの方で出てきた話を忘れていては、ドラマを楽しむことができませんよね。
ドラマを楽しめる、ジョークで笑える、というのは、そのエピソード内で出てきた話題や単語をちゃんと頭で覚えている、ということです。

英語の勉強を始めた頃、よく感じたのは、「聞いた瞬間は意味がわかっても、その後、すぐに頭に残らず忘れてしまう。」という感覚でしょうか。
一文一文毎にポーズで止めて、その一文の意味を訳すことはできても、ある程度まとまった文章を聞かされた時に、その内容を大雑把でもいいから説明しろ、と言われると難しい、という感じでしょうか。
ドラマを鑑賞することに慣れてくると、その一つのドラマの中で、Aさんがこんなこと言ってた、Bさんがこんなこと言ってた、ということが結構頭に残っているものです。
それはもちろん、映像がついているから余計に記憶が鮮明なのですが、例えば、それがラジオドラマであっても、それくらい頭に残っていないといけないし、インタビューでも、本人がどんなことを順番に話していたか、どんな例を挙げていたか、か頭に残っていないといけない、ということなんですね。
そういう能力を試す問題があるところが、英検の難しさであり、また素晴らしさでもあるのだろう、と思います。


ということで、英検合格後、英検に関する記事をいくつか書いてきましたが、今回が英検に関する最後の記事となります。
英検受験を決めてから合格するまでの間は、ずっと「英検」のことが頭から離れなくて、いろんな気持ちの浮き沈みもありました。
ですから、記憶に残っている間に、自分のブログの中で記事にしておきたかったのです。
これまで英検の記事を読んで下さった読者の方々、本当にありがとうございました。
ここで英検にケリをつけて、「試験対策」ではない、「自分の好きなやり方」で、英語を学んで行きたいと思います。

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2007年05月22日

英検とTOEICとの比較 1級一次(リスニング編)その1

今日は、英検1級一次試験のリスニングについて書きたいと思います。

リスニングは難しかったですねぇ。
TOEIC のリスニングで満点を取ったことがありますが、やはり TOEIC よりは英検1級の方がずっと難しいです。
それは、ナレーションがより長い、より難しい、というのもあるでしょうが、「質問内容が問題用紙に書いてない!」というのが大きいのかな、と思います。

TOEIC のテクニックとして、「先読み」というのがありますね。
実際にナレーションが流れる前に、どんな質問であるかをあらかじめ読んでおいて、そのことを念頭に置きながらリスニングする、というものです。
問われる内容がわかっていれば、それに関する単語が聞こえてきたときに、「おっ、ここ、ここ!」と思って、そこに神経を集中することができます。
あらかじめ事前に見ておいた選択肢の言い換えが出てきたら、これで間違いなし!と自信を持ってマークすることができるわけですね。

英検では、質問(Question)が書いてあるのは Part 3 のみです。
他のパートは質問が書いていなくて、ただ解答の4つの選択肢が並んでいるだけ。
ナレーションが流れる前に選択肢に目を通していても、その答えだけから想像できることには限りがあります。
で、結局、そのナレーションの内容をある程度、頭に入れた上で、いざ質問になった時に、それを思い出して答えないといけない、ということになるのですね。

リスニングの点数の内訳は以下のとおり。
会話文 (Part 1, Part 4) 9点 (14点満点。合格者平均12点、全体平均9点)
一般文 (Part 2, Part 3) 15点 (20点満点。合格者平均17点、全体平均13点)

実際の試験のパート毎の内訳で言うと、
Part 1 10問中3問間違い
Part 2 10問中3問間違い
Part 3 5問中1問間違い
Part 4 2問中1問間違い

ちょっと間違い多すぎますね(笑)。

旺文社 2007年度版 英検1級全問題集 というのが2007年3月に発売になったのですが、私はそれを購入してしまいました(笑)。
もちろん(?)、合格がわかった後です。
せっかく1級に向けていろいろと対策を立てて勉強したので、それをブログ上で記録に残しておきたいと思い、そうすると、持ち帰った問題用紙だけではリスニングのナレーションの内容がわからないし、解答の解説を読めば自分が何で間違ったかがはっきりするかもしれないし、と思ったからですね。
TOEIC は問題用紙を持ち帰れないので自分で反省して復習する、というのが難しいですが、英検はそれをさせてくれる試験なので、気合を入れて解いた本番の問題でどこを間違ったかをチェックすることは、今後の英語学習において、非常に有益だと思ったからです。(おぉ、我ながらまじめだ…あ、さすがに別売CDまでは買ってません、高いから…笑)

2006年度第3回の英検二次試験が終わった直後に出た本なので、その第3回の問題は載っていないのが残念なのですが、過去6回分(2004年度第3回、2005年度第1〜3回、2006年度第1,2回)の問題が二次面接(の一部)も含めて載っています。

そういえば、私が使った 旺文社 7日間完成 英検1級予想問題ドリル [改訂版] は、7回分の模擬試験が収録されているのですが、リスニングは6日目、7日目の2回分しかありません。
リスニングテストは形式に慣れることが大事だと思うので、2回分だけではちょっと物足りないような気もします。
そういう意味では、この「全問題集(過去問)とその別売CD」を買っておけば、過去6回分のリスニングテストに挑戦することができたのですね。
我ながら、どうして過去問をやろうと思わなかったのかよくわからないのですが…。
過去問と全く同じものは出ないだろう…と思っていたからかもしれませんが、でも、実際の試験が、形式・難易度など、その試験の内容を一番よく伝えるものであるのは間違いないですよね。

リスニングについては、やはりちょっと練習不足であった、と思います。
ドリルの2回分を一通りやっただけで、後はただそのリスニングテスト部分を iPod に入れて、たまに台所で聞いていた程度ですから、TOEIC で出来上がっている自分のパターンのように、英検リスニングに対する完全な時間配分のできたパターンというのを確立しないまま試験に臨んでしまった、という感じかもしれません。
(英語に堪能な方なら、どんなパターンでも解けるのでしょうが、今の私では、パターンを熟知して初めて最大限の力が発揮できる、という感じなのですよ、悲しいことに…。)

Part 1 は「会話の内容一致選択問題」。
1つの会話に対して選択肢が4つ。その選択肢は問題に印刷されているが、質問は印刷されていない。
最後の2問は会話が長く、3名による会話も含まれる。

会話を聞いて正しい選択肢を選ぶ、という意味では、TOEIC の Part 3 に似ているのですが、決定的な違いは、「質問が印刷されていない」ということです。
最初にも書きましたが、質問がわからない、というのはちょっと辛いですね。
質問があらかじめわかっていると、その質問の「主語」に注目してリスニングすれば、自ずと答えが見えてくるのですが、質問がわからない場合は、そういうピンポイントで聞く、ということが難しくなるように思います。
間違ったNo.4 と No.5 はイディオムを聞き漏らしたようです。
No.10 は3人による会話で、今でもその内容をだいたい覚えていますから、ほとんど内容は聞き取れていたのだと思います。
ただ、質問の主語が「男性は…」だったのに、「女性が」言ったことを選んでしまったみたいです。
内容はわかったつもりでも、いざ答える時になって、「誰がどの意見を言ったか」で迷ってしまう…という感じですね。

Part 2 は「英文の内容一致選択問題」。
200〜250語程度のパッセージが読まれた後、2つの質問があり、4つの選択肢から選ぶ。

ナレーターは一人なので、TOEIC の Part 4 に似ていますが、これまた「質問は印刷されていない」ので、不安になります(笑)。
さらに、TOEIC よりも内容が学術的なものが多く、抽象的で難しいんですよ。
TOEIC のように具体的な場面や情景が頭に思い浮かぶような類のものではないので、イメージするのが難しい気がします。
こういう文は、接続詞などのつなぎ言葉に気をつけて、論理の展開を掴むことが大切なのですが、自分が間違ったところを見てみると、そのナレーションの「主題」が理解できていないようでした。
そのナレーション全体で何を言おうとしているのかが掴みきれていない、という感じです。

TOEIC では、「誰が何をしたか?」「誰がどう思ったか?」「誰がこれからどうする予定か?」などと、ピンポイントで質問してくることが多いので、それを丁寧に打ち返していけばいいのですが、英検の質問はそのナレーションの主題であり重要な部分に当たるところを尋ねることで、本当にこのナレーションを理解できているかを確かめようとしているような気がします。
そして、それをちょこちょこ間違っているということは、聞き取りをするのに精一杯で、「一つの興味深い話」として聞けていない、ということなんだろうなぁ、と思います(反省)。

明日も引き続き、英検リスニングについて語ります。

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2007年05月21日

波止場でゲットできるもの フレンズ3-3その20

モニカ: Joey, take your time with that. That's my last batch. (ジョーイ、それをゆっくり味わってね。それが最後の分なのよ。)
ジョーイ: No more jam? (もうジャムはないの?)
レイチェル: Well, what happened to your jam plan? (ねぇ、モニカのジャム計画はどうなったの?)
モニカ: I figured out I need to charge $17 a jar just to break even. So I've got a new plan now. Babies. (収支が合うようにするには、一瓶当たり17ドルの値段をつけないといけないってわかったの。だから、今は(別の)新しい計画があるの。赤ちゃんよ。)
チャンドラー: Well, you're gonna need much bigger jars. (えぇと、それなら、もっとずっと大きな瓶が必要になるよ。)
ロス: What are you talking about? (何を言ってるんだよ。)
モニカ: I'm talking about me having a baby. (私が赤ちゃんを産むって話よ。)
ロス: What? (何だって?)
レイチェル: Are you serious? (本気なの?)

Take your time は「ゆっくり急がずにやる、時間をかけてやる」こと。
フレンズ1-17その2 では、なかなか事情が飲み込めないジョーイに、
ロス: You take your time. (ゆっくり時間をかけていいよ。)
というシーンがありました。
確かにジョーイは他の人より気付くのが遅いことが多いので、ゆっくり考えてね、と言いたくなりますが(笑)。
batch は、フレンズ3-3その4 で説明しています。
break even は「(商売・賭博などで)損得なしになる、収支が合う、とんとんになる、五分五分になる」。
イーブンという言葉はほとんど日本語になっていて、「互角の、対等の、五分五分の」という意味で使いますよね。
ジャムの代わりに赤ちゃんの話を出したので、赤ちゃんを売る(?)つもりなら、そんな小さなジャム瓶には入らないよ、などとヘビーなジョークを言っていますね。


モニカ: Yeah. The great thing about the jam plan was, I was taking control of my life. So I asked myself, what is the most important thing to me in the world and that's when I came up with the baby plan. (えぇ。ジャム計画の素晴らしいところは私の人生を自分でコントロールできる、ってことだった。だから私は自問したのよ。私にとって世界で一番重要なことって何?って。その時に、赤ちゃんの計画を思いついたのよ。)
ロス: Well, aren't you forgetting something? What, what, what is uh, what is that guy's name? Dad! (うーん、モニカは何かを忘れてないかな? 何だっけ、何だっけ、その男の名前は? 父親だよ!)
モニカ: It took me 28 years to find one man that I wanna spend my life with. If I have to wait another 28 years then, I'll be 56 before I can have a baby, and that's just stupid. (一緒に人生を過ごしたいと思える男性を見つけるのに、私は28年もかけてきたのよ。それでもしあと28年待たないといけないのなら、赤ちゃんを産むときには56歳になってるわ。それってただただ愚かなことでしょ。)
チャンドラー: That, that's what's stupid? (愚かなこと、ってそんなこと?)
モニカ: I don't need an actual man, just a couple of his best swimmers. And there, there are places you can go to get that... stuff. (現実の男は必要ないのよ。ただ、彼のベスト・スイマーが2、3個あれば。そして、そういう…モノをゲットできる場所があるでしょ。)
レイチェル: Down at the docks again? (また波止場に行くの?)

赤ちゃんを産むなんて簡単そうに言うけど、必要な人間がいるだろう?ということで Dad という言葉を出したのですが、それを言う前振りとして、what is that guy's name? というのがおかしいですよね。
ただ、If you want to have a baby, you need a man. とか言うのではなくて、ちょっと回りくどく、「「父親」という名前の男が必要だよ。」と言っているのが面白いと思います。

another 「もう一つの」という形容詞について。
これは an other から来た単語なので、後ろは a と同じで単数名詞が来るのですが、今回のように、28 years という複数形を、ひとつのかたまりと考えて単数扱いにして、「28年間をあともう1回分」というニュアンスで使われています。

理想の男性を待っていたら、56歳になってしまって、その頃には子供が産めない、それって愚かなことよね、とモニカは言っています。
それに対してチャンドラーは、「そんなことが愚かなことか?」→「もっと愚かなことがあるだろう」と返事しています。
ひたすら待っていて歳を取ってしまうのは確かに問題かもしれないけど、だからと言って相手の男のことはどうでもいいから、とにかく「子供を持つ」ことだけを考えているっていうのは愚かなことじゃないのか?、とチャンドラーは言いたいのですね。
まぁ、愚かと言ってしまっては語弊がありますが、そんな重大なことをジャム作りの代替案としてあっさり持ち出すというのは、少々軽率じゃないか、と言いたいわけでしょう。
この時点で、モニカがシングルマザーとして子供を持つつもりである、ということがフレンズたちにもわかってきているようです。

swimmer は「泳ぐ人、泳ぎ手」ですが、この場合は、「男性の精子」のことを言っていますね(笑)。
顕微鏡の映像で、その泳いでいる姿を見ることがたまにありますが(笑)、みんなあのイメージを持っているので、swimmer でピンと来るわけでしょう。

モニカがそういう swimmer をゲットできる場所がある、と言っているのは、この時点で「精子バンク」のことを暗に示しているのだと思います。
このレイチェルの答えはわざとしらばっくれているのか、一瞬、精子バンクのことが思い浮かばなかったのか、どちらかはわかりませんが、モニカがジャム作りのために波止場に買出しに言っている、という話が前に出てきたので、「また今度も波止場にそれを仕入れにいくの?」という感じです。
どうして、「波止場」かというと、波止場には船乗りがたくさんいて、海の男、荒くれ者のイメージがありますよね。
ああいう場所ではそういう行きずりの関係に簡単になることができるから、そこで get that stuff できるんじゃない?と言いたいわけです。
フレンズ3-3その1 で、docks という単語が出てきて、「レイチェルは波止場の存在を知らなかった」というジョークそのものはあまり面白くないなぁ(←ごめん)と思って、解説を省こうかと思っていたら、ここのオチに使うための伏線として、出てきていたわけですね。
さすがはフレンズの脚本だなぁ、と思いました。

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posted by Rach at 10:32| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月20日

究極の選択 フレンズ3-3その19

モニカが入ってきます。
モニカ: Joey, this is for you. (gives him a jar of jam) It's blackberry currant. (ジョーイ、これはあなたに。[彼にジャムの瓶を渡す。] ブラックベリー・カラント[クロフサスグリ]のジャムよ。)
ジョーイ: Aww. (tastes it) Ohh! (あぁ! [味見して感動して] おぉ!)
モニカのジャムにうっとりしているジョーイを見て、
チャンドラー: Hey, Joe, I gotta ask. The girl from the Xerox place, buck naked, (holds up one hand) or, or a big tub of jam? (holds up the other hand) (なぁ、ジョーイ、質問。コピー屋の女の子が素っ裸なのと [と言いながら片方の手を上げる]、大きい容器に一杯入ってるジャムと。 [と言って両手を掲げる] )
ジョーイ: Put your hands together. (そのお前の両手を合わせてみろよ。)

currant は「フサスグリ」、blackcurrant は「クロフサスグリ」。
Wikipedia 英語版: Blackcurrant には、その実の写真が載っています。ブルーベリーみたいな感じでしょうか。

buck naked は「素っ裸の、素っ裸で」。
この buck は副詞として naked を強調しているようです。
ロングマン現代英英辞典には、
buck (adverb): (American English)
buck naked: not wearing any clothes

とあります。
このように、主に naked と結びついて使われるようですね。
また同じロングマンの naked の項目を見ると、
stark naked also buck naked/naked as a jaybird: (American English) completely naked
と書いてあります。
The girl from the Xerox place 「コピー屋の女の子」は フレンズ3-1その24 でもセリフの中に出てきました。
その時にも少し説明していますが、後のエピソードでその娘が実際に登場します。
男性陣の間では、彼女が「セクシーな女の子」の代名詞のように使われているようで、その子が「素っ裸」なわけですから、男子にとっては「おぉっ!」という感じなのでしょう(笑)。

tub には「浴槽、バスタブ(bathtub)」「おけ、たらい」という意味があります。
最初、私は「たらい1杯分のジャム」と大袈裟に表現しているのかな、と思ったのですが、そうではなくて、tub には「(食品を入れる)容器、入れ物」という意味もあるのですね。
ロングマン現代英英辞典では、
tub: (CONTAINER) a small container made of paper or plastic with a lid, in which food is bought or stored
つまり、「紙やプラスチックで出来ている蓋付きの小さい容器(コンテナ)、食べ物がそれに入った状態で販売または保存される」。
レディーボーデンなどのアイスクリームが大き目の容器で販売されたりしていますが、ああいう容器を tub と言うようです。
a tub of ice cream だと「アイスクリームの容器」、または量を表して「容器1個分のアイスクリーム」になります。
DVDの日本語訳は「特大のジャムの瓶」となっていましたが、意味はそういうことで、普通の瓶(jar)よりも大き目の容器のイメージで、tub という単語を使っているのでしょうね。

普通は、このチャンドラーのように、まずはこっち、もしくはこっち、と言ったら、どちらが良いか?という「究極の選択」を尋ねていると思うものですよねぇ?
ジャムが大好きみたいだけど、セクシーなおねえちゃんと比べるとどっちが好きだ?と意地悪な質問をしているわけですが、ジョーイはそんな質問をものともせず、「両手を合わせろ」→「その二つのくっついたものがいい!」と返事しています。
チャンドラーはその二つの選択肢を「AかB」と両手で示してみせましたが、セリフをよ〜く聞いてみると、チャンドラーは「どちらかを選べ」とは言ってはいないので、ジョーイの答えもアリといえばアリなのですが(笑)。
この時のジョーイの勝ち誇ったような顔も面白いですね。
この切り返しの技は実際の会話でも使えるかもしれません(?)。

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2007年05月19日

ニュースと天気 フレンズ3-3その18

ジョーイ: (with his mouthful) Hey, I didn't stalk her. I mean... (he sprays Phoebe with crumbs) (口いっぱいに食べ物を入れて) おい、俺は彼女をストーカーしてないぞ。つまり…[ジョーイはパンくずをフィービーに飛ばす])
フィービー: Okay, I asked for the news, not the weather. (わかった。私はニュースを聞きたいと思ったのよ。天気(予報)じゃなくてね。)

フィービーのセリフ、"I asked for the news, not the weather." について。
このフレーズには、どうやら二つの意味があるようです。
あまり自信はないのですが、私の考えをとりあえず述べてみます。

子供向け英語番組だったかと思うのですが、「ニュース番組のパロディーの英語コント」みたいなのを見たことがあります。
キャスターが本番前に原稿がないことに気付いて、何をしゃべったらいいかわからない、と慌てているシーン。
開始時刻になって、キャスターが、"Good evening. Today's headline news is..." と後が続かなくて困った挙句に一言、
"... the weather."

(英語はうろ覚えなので間違ってるかもしれません。英語のニュースをあまり見ないので、決まり文句とかも知らないし…)

つまり、「今日のトップニュースは…お天気です。」みたいな感じになって、それがトップニュースかよ!?と突っ込みを入れたくなるようなジョーク、みたいだったんですよねぇ。
私はそれを見ながら、「でも強い台風とかハリケーンなら、天気の話がトップニュースになることもあるんじゃないの!?」などとテレビに向かって突っ込んでみたりもしたのですが…(笑)。

日本でも天気予報やお天気のお知らせ、というのはニュース番組の最後におまけのように(←失礼)くっついているもので、それほど緊急性を要するものでもないし、お決まりの定型的なことしか言わないというのもありますから、そのフィービーのセリフを聞いて、私はそのコントを思い出したわけです。

ですから、
「あなたがストーカーしてたかどうかが問題じゃなくて、私があなたを助けたかどうかが問題なのよ、そんな見当違いのささいな問題を持ち出さないで、大切なポイント(私があなたを助けてあげたこと)についての意見を述べてよ。」
という感じの意味なんだろうと思います。

が、このシーンを見ていると、このセリフにはもう一つ別の意味もあるように思います。
he sprays Phoebe with crumbs というト書きからわかるように、パンくずを飛ばしてしゃべるジョーイに対してのセリフなので、そのパンくずが顔にかかったことを非難して、
「何か顔にかかったわよ。何か顔に降ってきたわよ。」→「あら雨が降ってきたわよ。」という言い方をしているのかなぁ、と。
「こちらが聞きたいと思っていることをちっとも言ってくれなくて、代わりに雨だけが降ってくる。」みたいな感じで、この少し前のシーンでフィービーが言っていた、"Say it, don't spray it." と同じような表現なんだろうと思うのですが、どうでしょう?
(Say it, don't spray it. については、一昨日の記事 フレンズ3-3その16 で解説しています。)

Yahoo!知恵袋のドイツ版(?)のような、Yahoo! Clever というサイトに以下の質問が載っていました。
What's unattractive about a man that spits while he speaks ?
その回答で、"...asked for the news, not the weather." とほぼ同じフレーズが出てくるものが2つあります。
"a man that spits while he speaks" に関する質問で、news & weather の話が出てくる、ということは、やはりその spit という行為と weather という言葉とに関連性がある、と考えても良いですよね。
上のサイトからも、雨みたいに顔に何かがぴしゃっとかかったことを「天気」になぞらえているという解釈は成り立つと思います。

実は、"Say it, don't spray it" を検索していた時に、ある歌詞がヒットしました。
2Gether というグループの、まさにタイトルが Say It Don't Spray It という歌です。

歌詞の一部は以下の通り。

Girl you've gotta say it
say it
Don't spray it
don't spray it
I want the news
I want the news
not the weather

ということで、say & spray のフレーズと、news & weather のフレーズの両方がでてきますよね。
Wikipedia 英語版: 2ge+her にそのバンドのことが書いてあるのですが、それによると、

このバンドの正式名称は、2ge+her(発音は Together)で、1990年代の男性バンド(New Kids on the Block, *NSYNC, Backstreet Boys など)をパロディーにした「架空の男性バンド(a fictional boy band)」

らしいです。
そのバンドを主人公にしたMTVのTV映画などもあるようですね。

上の歌詞も、女性に対して歌っている歌詞にしては「きったな〜い」感じがするのですが(笑)、架空のバンドなので、わざとそんな”妙な”歌詞にしている、ということもあるのかなぁ?とか…(よくわかりませんが)。

この曲のはっきりしたリリース時期、というのがわからないのですが、ウィキペディアの Discography には2000年という年号が書いてあるので、その辺りなのかな?
2Gether [Soundtrack] [from US] [Import] は、この曲が入っているCDで、発売日は 2000/2/15 とありますね。(上のアマゾンのサイトではこの曲の試聴もできます。)

今回のフレンズのエピソードは1996年放映なので、恐らく、この歌詞の方が後発だと思います。
もし、2Ge+her の歌が1996年より先に発表された、ということであれば、フィービーのセリフは、その歌詞を意識したパロディーということかもしれませんが…。
(洋楽には疎いので、この曲に関する調査はこの辺で打ち切りにします(笑)。詳しい方は教えて下さい。)

…ということで、その歌詞とフィービーのセリフに、say & spray と news & weather のフレーズが両方含まれているのは、どちらが元ネタか?という話ではなく、その2つのフレーズがどちらも「口から物を飛ばしながらしゃべる人」に使うフレーズだから、ということなんでしょうね。

もしくは…
"I asked for the news, not the weather." は元々、最初に挙げた「ささいな話ではなく、重要な話をして。」という意味だったのを、フィービーがここで "Say it, Don't spray it." みたいな意味として使って、それが広まった…という可能性もなきにしもあらず、かな??

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posted by Rach at 09:10| Comment(12) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月18日

依存から抜け出す フレンズ3-3その17

フィービー: Ooh! No, no, no, no, he's not like a kook, no. He's just like this, this very passionate, incredibly romantic guy, that just got a teensy bit carried away, you know. And we just get along really well, and he's so cute. (まぁ! 違う違う違う違う。彼は変人みたいな人じゃないわ、違うのよ。彼はただ、そう、ものすごく情熱的で信じられないほどロマンティックな人なの。ちょっぴり我を忘れた感じがあるけど。私たちはものすごく気が合って[ウマが合って]、彼ってとっても可愛いのよ。)
ロス: Oh my God, you've got a crush on your sister's stalker. (なんてことだ。フィービーはお姉さんのストーカーに惚れちゃったのか。)
フィービー: No, I'm just gonna help him, you know, get "de-Ursula-ized." Like you know, like I did for Joey after he went out with her. (違うわ、私はただ彼を助けようとしているのよ。「脱アースラ化」させるの。ほら、ジョーイがアースラとデートした後、私がジョーイに対してやってあげたようにね。)

kook は「変人」。発音は「クーク」。
フレンズ1-6その5 に出てきました。
teensy は teeny と同じで、「ちっちゃな」という意味の口語です。
a teensy bit または a teeny bit という形で使うことが多いようです。
フレンズ2-3その5 では、there's a teeny, tiny possibility that 「(that 以下という)ほんのわずかの可能性がある」というフレーズが出てきました。
carried away は「われを忘れる、夢中になる、興奮する」。
carry away が「運び去る、さらって行く」ということですから、心がどこかに連れ去られてしまっている、どこかに飛んで行ってしまっている、という感じでしょうか。
cute は男性の場合は、「かっこいい」という意味で使いますが、彼の場合は、日本語の「キュート、可愛い」に近い感じかもしれませんね。

have got は have と同じで、have a crush on というのは、「…に首ったけである、…に熱をあげる」という意味。
フレンズではよく出てくる表現で、フレンズ2-21その15 の記事でもそのフレーズについて触れています。

de-Ursula-ized は造語ですが、decentralize 「(行政権・人口などを)分散させる、地方分権にする」などと同じような単語ですね。
de- という接頭語は「否定、逆転」を表し、-ize をつけて「…にする、…化する」という動詞にしているわけです。
アースラにどっぷり浸かっていてまるで中毒になっているかのような彼から、アースラを取り除く、アースラから抜けさせる、という感じでしょうか。
アースラに振られたジョーイを慰めるというシーンはフレンズ1-17 に出てくるのですが、何故か私はそれを解説していません。
そのことについて少しだけ、 フレンズ2-24その3 で触れています。

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posted by Rach at 12:32| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月17日

スプレーのように フレンズ3-3その16

[Scene: Central Perk, Joey is putting jam on his muffin, lots of jam]
セントラルパーク。ジョーイはマフィンにジャムを、それもたくさんの量をつけている。
ジョーイ: Remember when you were a kid and your Mom would drop you off at the movies with a jar of jam and a little spoon? (子供の頃、ジャムの瓶と小さなスプーンを持たせて、ママが映画館まで送ってくれたのを覚えてる?)
レイチェル: (Looks at him) You're so pretty. ([ジョーイを見つめて] ジョーイって、なんて可愛いの。)

ジョーイくらいの年齢の人の言うセリフとは思えませんが、今の様子を見ていると、その当時も嬉しそうにジャムを食べていたんだろうなぁ、と幼い頃の姿を彷彿とさせるわけですね。
可愛いと言われてジョーイは怪訝な顔をしていますが、「そんなに俺、子供っぽいこと言ったかな?」みたいな感じでしょうか。


フィービーがセントラルパークに入ってきます。
フィービー: Hey, oh, you know that guy who's been following me? I talked to him today. (ねぇ、ほら、私をずっとつけていた人がいるでしょ? 今日、その人としゃべったわよ。)
ジョーイ: (with food in his mouth) You talked to him? Are you crazy? ([口に食べ物を入れたままで] そいつと話しただって? おかしいんじゃないの?)
フィービー: Okay, first, I'm not crazy. And second, say it, don't spray it. Anyway, his name is Malcolm, and he wasn't following me, I mean, he was, but 'cause he thought I was Ursula, ick. And, that's why, that's why he couldn't just come up and talk to me. 'Cause of the restraining order. (わかったわ。まず最初に、私はおかしくない。それから2番目。しゃべる時に食べ物を飛ばさないで。とにかく、彼の名前はマルコム。そして彼は私をつけていたんじゃないのよ。つまり、確かにつけてはいたんだけど、彼は私をアースラだと思ってた、っていうわけ。あぁ、やだ。それで、だから、彼は私に近づいて話す、ということができなかったのね。彼には接近禁止令が出ているから。)
チャンドラー: Umm, not feeling better 'bout Malcolm. (うーん、(その話を聞いても)マルコムって人のことを良いようには思えないなぁ。)

spray は日本語のスプレーでもわかるように、「(…に)しぶきを飛ばす、スプレーを吹きかける、(弾丸などを)浴びせる」という意味。
この場合は、口に入れた食べ物を私に向かってスプレーみたいに飛ばさないで、ということですね。
この "Say it, don't spray it." というのは決まり文句のようです。
spray の -ray と say が韻を踏んでいて、「スプ”レイ”しないで、”セイ”してよ」「物を飛ばすんじゃなくて、話をしてよ」という感じでしょう。
Urban Dictionary には以下の語義が載っていました。

don't spray it, say it:
something u say to someone who spits while he talks, especially if he sprays/spits on u while he is talking to u....

if someone spits too much while u talk, then say "Don't spray it, SAY it"


つまり、「”spray しないで say しろ”とは、話す時に唾などを飛ばす人に向かって言う言葉。特に、人と話している時にその話し相手に唾などのしぶきを飛ばす場合。」
例文) 君が話す時に、もし誰かが唾などをたくさん飛ばしたら、その時、"Don't spray it, SAY it." と言え。

ということで、唾や食べ物などを口から飛ばしながら話す人に対して、それを非難する表現なんですね。
ちょっと汚いですが、面白い表現だと思います。
このフレーズを検索していて、まさにタイトルが Say It Don't Spray It という歌を発見したのですが、それについては明後日(あさって)、詳しく説明します。

ick は「(いやな感じを表す)げっ!」。
フレンズ1-22その6 で、その形容詞形の icky が出てきたので、ick についても触れています。
上のセリフでは、自分が嫌っているアースラの名前を口に出したので、おまけにそのアースラに間違えられた、という話をしているので、いやそうに ick と言っているのですね。

restraining order は、「禁止命令、差し止め命令」のこと。
DV(家庭内暴力)などで、加害者が被害者に近づいてはいけない、という裁判所命令のことです。
フレンズ1-13その5 にも出てきました。
アースラはマルコムに付きまとわれるのがいやで、裁判所に訴えたのでしょうね。
それで裁判所から彼にそういう命令が出た、ということです。

ストーカーのことを一生懸命弁護するフィービーですが、チャンドラーは納得していませんね。
裁判所から接近禁止令が出ているような人なので、やっぱりストーカーっぽい「問題のある人」なんじゃないか、結局、フィービーの説明を聞いても、何も良いところがないように聞こえるけど、ということでしょう。
彼を見直したよ!ということはない、という感じでしょうか。

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posted by Rach at 06:54| Comment(5) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月16日

鉛筆で書くのに慣れてなくて…(?) 1級一次(英作文)

今日は、英検1級一次試験の英作文分野について書きたいと思います。

英作文の得点は、28点中20点。
合格者平均が20点で、全体平均が14点。
合格、不合格の差は、ここでつくことが多い、ということでしょうか?
まぁ、合格者平均点と同じなので、それなりに納得してはいるのですが、本当は語彙で点が取れないだろうと思っていた分、こちらで稼げればいいな、と思っていました。

まずはパターン通りに作文すること。
これが一番の基本ですね。
問題文に英語で指示されている条件は以下の通り。

提示されている6つのポイントから3つを選ぶ。
3つ以上のパラグラフ。
introduction(序論) と conclusion(結論)を含む。
長さは、約200語(around 200 words)。

エッセーの構成としては、序論と結論の間に、本論(body)が入るわけですから、その本論の中で、3つのポイントを、First, Second, Finally などのように順番に挙げていけばいいんだ、ということになりますね。
旺文社 英検1級教本 では、ライティングの組み立て方について詳しく説明されています。
それをよく理解した上で、自分なりの「王道パターン」を見つけて、どんな話題でもそのパターンに合わせて展開していく、ということができれば、英作文である程度の点数は取れるようになるのではないかな、と思います。

実際に試験に出たトピックは、
When future generations look back on this era, for what will they praise and/or criticize us?
で、and か or かを選べるようになっていました。
つまり「賞賛と批判」の両方を挙げても良いし、どちらか一方だけを挙げても良い、ということだと思うのですが…(そうですよね?)
私は、Human rights, International relations, Morals and values というポイントを選んで、未来の世代が現代の「人権、国際関係、道徳と価値」についてその至らない未成熟な部分を批判するだろう、というような展開にしました。
私の中では恐ろしいほどワンパターンに、First, Second, Finally を使う、ということしか頭になかったからなのですが、今から思うと、どこかに逆接の接続詞や副詞を入れて、「A、Bについて賞賛されるだろう。しかしながら、Cについては批判されるだろう。」という展開にしても良かったのかなぁ、そんな風に対比させる方が生き生きしたエッセーが書けたのかも…と思ったりもします。
別に、一方的に批判の話ばかりを書いたから、それで減点された、ということはないと思いますが。

ライティングはそれなりに書けるんじゃないかなぁ、と呑気なことを考えていたのですが、ちょっと困ったこともありました。
いざ、答案用紙に文字を書いてみると、自分の書いた英文がえらく汚く見えてくるんですよ(笑)。
r と n の違いがわからないみたいな(←ちょっとひどすぎ?)
確か学生時代は、私は英文を筆記体で書いていたと思うのですが、最近はブロック体で書くようになっています。
そのブロック体も、実際に鉛筆(シャーペン)を使って紙に書く、ということを最近は全くしていませんでした。
2002年1月に自分専用のノートパソコンを買うまでは、調べた単語をノートに書いて勉強していたのですが、パソコンを買ってからは、ほとんど鉛筆で英語を書く機会が減ってしまいました。
文字を書く速度がトロくてイライラして、ノートに文字を書くことそのものが面倒くさくなって、ノートパソコンを買ったようなものですので。

今の生活では、日本語ですら、まともに字を書く機会が少ないので、たまに正式な書類を書くはめになった時に、自分の字の汚さにうんざりします。
これでも私は大学生の時に、「日ペンの美子ちゃん」というボールペン習字通信講座を受講して、就職の面接では常務に「履歴書の字がきれいだねぇ。」と褒められたこともあるのですが(そこしか褒めるとこないんかいな…笑)、そんな私がもうヘロヘロの字しか書けないので、英検の試験本番でも、「鉛筆で書く」ことから最近遠ざかっていることの弊害が出てくるんじゃないか、という予感はありました。

「実際に書く」ことに慣れておかないとまずいとは思っていたので、参考書や問題集のライティングの模範解答を、ノートに書き写しながら音読する、などの練習をしようかとも思っていたのですが、結局、それは1回しかやりませんでした。(そんなのばっかりだ…笑)

やはり予感は的中して、字は汚いし、書くのはトロいし、英作文に取り掛かって最初の5分(いや10分くらいかも…)は、書いては消し、書いては消し…を繰り返していました。
なかなかエンジンがかからない感じなんですよね。
これではいかん!と思って、できるだけ大きな字ではっきりと書くようにだけ心がけて、字の汚いことは忘れて、内容に集中しようと思いました。
私は英作文の次に語彙問題を解く、という順番にしていたのですが(その件については後で触れます)、自分で決めていた英作文の制限時間をオーバーしてしまったので、とりあえずパターン通りに書けたところで、見直しもしないまま、最後に残していた語彙に進んでいきました。
ですから、語数もチェックしていません。
皆さんが語数を数えておられるのかどうかは知りませんが、後から考えると、自分の文字の大きさだと一行に○個くらいの単語が入るから、何行書けばいい、というような目安の数字を持っておくべきだったのかもしれません。

それから、私は普段からパソコンのキーボードで英文を書く、ということをしているために、いざ鉛筆を持つと、英単語のスペルが浮かばないんですよ。
日本語でも、漢字は読めるけど書けなくなった…というのと同じですね。
キーボードなら無意識のうちに打っている単語のスペルがわからない。
これはちょっとあせりました。
だから、スペルミスもいくつかあったのではないかなぁ、と思います。
見直しに時間をかけられなかったので、文法ミスもやっているのかもしれません。
20点なら上出来ですが、もう少しいろんなことに気をつけていれば、もう少し点は伸ばせたのかな、とも思います。

私なりの解く順序と、極端な時間配分
一次試験のリスニング以外の部分(リーディング&ライティング)は100分あります。
私は家で予想問題ドリルを一通りやって、私なりの問題を解く順番と時間配分をあらかじめ考えていました。
それは、こんな感じ。

1:30-2:30 (60分間) 2、3の読解(空欄補充・内容把握)
2:30-2:50 (20分間) 4の英作文
2:50-3:10 (20分間) 1の語彙・熟語・文法

で、実際にこの順番でやったのですが、本番の時間配分は予定とは違ってしまって、

1:30-2:15 (45分間) 2、3の読解(空欄補充・内容把握)
2:15-2:50 (35分間) 4の英作文
2:50-3:10 (20分間) 1の語彙・熟語・文法

となりました。
長文が思ったより早く済んで良かったな、と思ったら、英作文で想像以上に時間を取られてしまった、ということです。

予定通りであったならば、読解問題に思いっきり時間を割いているわけですが、こういうパートは落ち着いて解くことが必要だと思うし、ゆっくりやれば確実に点が取れる部分だと思ったからですね。
2の空欄補充は、TOEIC のパート6に似た感じで、全部をきっちり読む必要はありませんが、空欄の前後は、話の流れがわかるように気をつけて読みました。
3の内容把握は、TOEIC よりも文章も単語も難しいので、私はほとんど飛ばし読みはせず、きっちり確実に読むようにしました。
何度も後戻りするよりはそちらが良いと思ったのです。
いきなり3の長文もつらいし、いきなり4の英作文もつらいし、ということで、まずは頭を慣らすために2から始めた、という感じでしょうか。
頭を慣らすなら、順番通りに1から始めるというのもありますが、1の語彙に関しては、「捨てる」つもりにしていたので、時間をかけるだけ無駄だと思いました。
他の部分に手間取って、最悪残り10分くらいで1を解かなければならなくなっても、それほど結果は変わらないだろうと思っていました。
見かけない単語が多いので、悩んでも仕方がない、というか、その見た感じの直感で選ぶしかないので、TOEIC のパート5の空欄補充問題みたいに、反射的にパッパッと解いていくよりしょうがないと思ったのです。
残り時間が少ない時に長文を読むのはプレッシャーで、気持ちが焦ると目は文字を追っているようでも、内容が頭に入ってきませんよね。
それを避けるための「作戦」でした。
もちろん、これには異論もあるでしょうし、性格にもよると思うので、人にオススメはしませんが。
多少時間のずれがあったとは言え、この予定にだいたい沿った流れて問題を解くことができた、というのが、勝因のひとつであっただろうと思っています。

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posted by Rach at 10:17| Comment(6) | 英検 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月15日

投げキス フレンズ3-3その15

ロス: (blows her a kiss) Okay, the sleeping thing. Very tricky business, but there is something you can do. ([レイチェルに投げキスをして] よし、スリーピングの件だけど。ものすごく難しい問題だけど、チャンドラーにもできることがあるよ。)
チャンドラー: Well, I thought you guys were "cuddly sleepers." (俺は(てっきり)ロスとレイチェルは「カドリー・スリーパーズ」なんだと思ってたよ。)
ロス: Noo! No, not cuddly, not me, just her. I'm like you, I need the room. Okay, come here. (they sit on the couch and Ross puts his hands on Chandler's shoulder and thigh.) Okay, you're in bed... (違うよ! 違う、カドリーじゃないんだ。僕は違う。彼女だけだよ(それが好きなのは)。僕はチャンドラーみたいに、スペース[空いた場所]が必要なんだ。よし、ちょっとこっちに来て。[二人はカウチに座り、ロスは自分の手をチャンドラーの肩と太ももに置く。] さて、ベッドにいると仮定して…)
チャンドラー: Yeah. (they both notice where his hands are) (あぁ。)
そこで、ロスの手がチャンドラーの肩と太ももにあるのに二人とも気付いて、ちょっとまずい、または、いやだなぁ、と思った二人(笑)。
ロス: I'm gonna use the cushion. (クッションを使うことにしよう。)
チャンドラー: Yeah. (そうだな。)
ロス: Okay, you're in bed. She's over on your side, cuddling. Now you wait for her to drift off, and then you hug her (demonstrates on the cushion) and roll her over to her side of the bed. And then you roll away. Hug for her. Roll for you. (よし、ベッドにいると仮定する。彼女が自分の体の片側に寄りかかっている、カドルしながらね。そこで、彼女が眠ってしまうのを待つんだ。それから彼女をハグして[とクッションで実演する] 彼女のベッドの側に彼女を転がす。そしてそこで、転がりながら離れる。彼女にはハグして、自分は転がる。)
チャンドラー: Okay, the old "hug and roll." (わかった。その「ハグ&ロール」だな。)
ロス: Yep. (そうだ。)
チャンドラー: Okay, one question. (わかった。一つ質問。)
ロス: Shoot. (どうぞ。)
チャンドラー: You're pretending the pillow's a girl, right? (その枕が女の子ってことだよな?)

blow someone a kiss は「(人)に投げキスをする」。
日本語で「投げキス」というので、throw を使うのだろうと、今の今まで思っていました。
throw someone a kiss という表現もあるようですが、ネットで検索すると、blow を使うことの方が多いようです。
この blow については、
研究社 新英和中辞典に、
blow=(+目+目/+目+to+((代)名))(唇に当てた指先をフッと吹いて)〈人に〉(キスを)送る
とあります。
ロングマン現代英英辞典では、
blow: (AIR FROM YOUR MOUTH) to send air out from your mouth
で、その基本的意味は、「口から空気を送り出すこと」。
blow somebody a kiss: to kiss your hand and then pretend to blow the kiss towards someone
つまり、「自分の手にキスをして、それから、誰かに向かってキスを blow する[吹いて送る?]ふりをすること。」
ということですね。
そっかー、あれは「投げキス」じゃなくて「吹きキス」なのか(笑)。

「愛してるよ!」という感じで、投げキスした後、すぐにカドル(抱き締めること)に対して否定的な話をするのがおかしいですよね。
tricky は「(仕事など)手際を要する、こつのいる、扱いにくい、油断のならない、やりにくい」。
少し前の フレンズ3-3その14 での「ウヘ〜ッって顔」に続いて、ここでも、口をへの字にしながら、「カドリー・スリーパーズ」といやそうに言うチャンドラーがおかしいです。
ちょっと(いや、かなり)バカにしたような口調ですよね。

チャンドラーは寝る時に、space が必要だと言っていましたが、ここでは、ロスは space ではなく room という言葉を使っていますね。
この room も「(人・ものなどの占める)場所、空き場所」という意味です。
There's no room for doubt. なら「疑問の余地がない。」ということですね。
drift off はロングマン現代英英辞典によると、
drift off: to gradually fall asleep
つまり、「徐々に[次第に]眠りに落ちる[眠りにつく]」。
the old は「例の、いつもの」のような感じでしょうか。
It's the old story. なら「よくある話だ。」ということですね。
この場合は、そのロスの「ハグ&ロール」が非常に理にかなったシンプルなアクションだと思ったので、そういう「定番の動き」のことだな、というような意味で言っているのだと思います。

You're pretending the pillow's a girl. について。
pretend は「…のふりをする、(子供が遊びで)…の真似をする」。
このセリフは、You're pretending (that) the pillow is a girl. で、「君は、”その枕が女の子である”という真似をしている」ということになります。
Let's pretend (that) we're ... なら、「…ごっこをしよう。…のふりをしよう」ということになります。
フレンズ2-12その9 では、pretend の形容詞「うその、空想上の」という意味で出てきました。

さんざん詳しく説明を聞いた後のチャンドラーのこの質問。
他にどう解釈したらいいんだ?というくらい、当たり前の質問をしている気がするのですが…。
今さら何を尋ねてるの?みたいな顔をロスもしていますよね。

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posted by Rach at 10:31| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月14日

うっかり壊してしまう フレンズ1-1その5

妻が浮気して家を出て行った、という辛い状況をどうやって乗り切ったのか?と聞かれて、
ポール: Well, you might try accidentally breaking something valuable of hers, say her- (そうだな。妻の持ち物で価値のあるものを「ついうっかり」 break してみてもいいかも。例えば彼女の…)
モニカ: -leg? (脚を break するの?)
ポール: (LAUGHING) That's one way! Me, I- I went for the watch. ([笑いながら]それも一つのやり方だね! 僕の場合は…僕は腕時計にトライしてみたよ。)
モニカ: You actually broke her watch? (実際に彼女の腕時計を壊したの?)

try accidentally breaking でここで accidentally が使われているわけですが、try breaking、つまり、try ...ing 形になっていることにも注目してみましょう。
壊そうとする(try to break)のではなく、実際に壊してみる(try breaking)のです。
フレンズ2-10その9 でも、try to kill (未遂)と try killing (既遂)の差について語っています。

accidentally は「偶然に、ついうっかり」。
フレンズ3-3その14 の説明とカブりますが、再度その意味を確認しておきます。
ロングマン現代英英辞典の、形容詞 accidental の語義は、
accidental: happening without being planned or intended
つまり、「計画・意図されることなく、起こる」。
「そんなつもりはないのに」という感じです。

上のセリフでは、「偶然に」というのを意味ありげに使っていて、本当は「偶然を装った風にして」という意味ですね。
わざと壊したんじゃないんだ、偶然何かが当たって…などと言い訳するためでしょう。
実際に、accidentally on purpose 「偶然のように見せて[偶然を装って]その実、故意に」というフレーズも存在しますが、ここではポールはあえて、accidentally だけで止めているわけです。

breaking something valuable of hers と言ったところ、モニカが break her leg? と尋ねるのがおかしいです。
break には「…の骨を折る」という意味もあり、break her leg なら「彼女の脚(の骨)を折る」ということです。
さすがにそこまではしないよ、という意味で彼は笑っているのですね。
日本語では、時計を「壊す」、骨を「折る」、と違う動詞を使いますので、しっくり来ませんが、英語ではどちらも break なので、すんなり続くジョークになるわけです。

go for は「…に向かって進む、…を求める」で、「…を試みる、試してみる、やってみる」という意味になります。
actually を使って、「本当に、実際に」それを実行に移したのか?とモニカはびっくりしているようです。
時計で驚いているところを見ると、やはり「脚を骨折」の話は冗談だったのね(笑)。

このやり取りの後、モニカとポールは一夜を共にするのですが、このように妻に捨てられた話をして同情させて…という同じ方法で、モニカの同僚の女性とも寝ていたことが後に判明します。

このエピソードの最後で、自分の部屋にポールの時計が落ちているのをモニカが発見する、というシーンがあります。
レイチェル: Hey Mon, look what I just found on the floor. (MON SMILES) What? (ねぇ、モニカ。見て、今、床でこれを見つけたの。[モニカは微笑む] 何?)
モニカ: That's Paul's watch. You just put it back where you found it. Oh boy. Alright. Goodnight, everybody. (STOMPS ON PAUL'S WATCH AND GOES TO HER ROOM) (それはポールの腕時計よ。見つけたところに戻しておいてくれたらいいわ。あぁ、それでいいわ。おやすみ、みんな。)
と言いながら、ポールの腕時計を思いっきり足で踏みつけてから自分の部屋に行く。

このラストで、ポールが話した、例の「時計を accidentally に壊す話」が生きてくるのですね。
妻が浮気をして出て行った辛さを乗り切るために「妻の腕時計を壊した」ポールでしたが、今度は、ポールに騙されて寝てしまったという悔しさをモニカは「ポールの腕時計を壊す」ことで晴らそうとしているのです。
その壊し方も、壁に投げつけて壊す、とかじゃなくて、元々落ちていた場所に戻しておいてから、通りすがりに踏む、のが accidentally なわけですね。
ポール、または別の誰かに事情を説明する時に、「わざと壊したんじゃなくて、落ちてたから間違って踏んづけちゃった」という「アクシデント」なんだ、と言い訳できるということです。
accidentally、つまり「わざとじゃない」ならば、責任は少し軽くなる…というのをわかっていて、二人ともそうやって憂さ晴らしをした、というお話なのでした。

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posted by Rach at 09:47| Comment(0) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

きれいな歯 アリー3-17+フレンズ1-1その4

昨日の記事 フレンズ1-1その3 で、"how clean can teeth get?" というセリフを取り上げて、「クリーンな歯」について、私なりの解釈を書いたのですが、その記事でコメントをいただいて、昨日の私の解釈がどこかピント外れであることに気付きました。(ごめんなさい。)
今日は、accidentally について語る予定だったのですが、この clean teeth について、もう一度説明し直したいと思います。

昨日の記事では、clean とは「真っ白のきれいな歯」を指すのだ、のような話の展開になっています。
それで、その浮気相手の歯医者さんというのは、「(ホワイトニングや歯並びの矯正をしてくれるような)審美歯科の歯医者さんかな?」と思ったのです。
また、場合によっては「虫歯がない歯」を指すのかもしれない…とも書いていますが、それについては、やっぱり違う気がします。

では、clean teeth とは何かと言うと、「汚れていない清潔な歯」のことですね。
昨日は最初に clean の日本語訳として、「きれいな、汚れていない、清潔な、清浄な、病菌のない」と自分で書いておきながら、書いているうちに、「清潔」ではなくて「”見た目が”美しい」方向に話が行ってしまっていました。
食後に歯を磨いてきれいにした歯、そういうのが clean teeth だということですね。
まぁ、歯を磨くと「ツルツルでピカピカの歯」にはなりますから、全くの外れということでもない、と言うことは可能かもしれませんが…(笑)。

言い訳がましいですが、どうして「見た目が美しい白くてピカピカした歯」みたいなイメージを持ってしまったかというと、(ちょっとネタバレになって申し訳ないのですが)フレンズ6-8 で、ある人が歯を漂白する(whiten his/her teeth)というエピソードが出てきます。
その歯のイメージと、それから、アメリカから帰ってきた新庄選手が、すごく真っ白な歯をしていて、せっかくアメリカに行ったんだからと、歯をきれいにするのに思いっきりお金をかけた、みたいな話をしていたのを聞いて、アメリカでは歯の矯正も含めて、「歯の”見た目の”美しさ」に非常にこだわる国民性があるんだ、という先入観があったんですよ。

ですから、その浮気していた奥さんが、歯を美しく見せようとして歯医者さんに通いだした、ということだと思っていたのですが、クリーンな歯にする、まさに歯をクリーニング(cleaning)するわけで、歯をきれいに掃除して、歯垢(しこう)や歯石(しせき)を取り除いて清潔に保つ、ということなんですね。
コメント欄で「歯をクリーニング」という言葉を見て初めて、あぁそうか!とやっと気がついたのです。(←遅すぎ!)

そして「歯のクリーニング」という言葉を見て、思い出したことがありました。
アリー my Love で歯のクリーニングをしているシーンを見たことがあったのです。

アリー my Love(Ally McBeal)シーズン3第17話 「悲しみを乗り越えて」(原題:I Will Survive)。
これはアリーをご覧の方はご存知だと思うのですが、アリーの中でもっとも悲しくて衝撃的なエピソードの次の回に当たります。

アリーの事務所に新しい弁護士マーク・アルバートがやってくる。
ある理由から(←いちおう伏せておきます)アリーはマークのことが気に入らない。
アリーが彼の部屋を訪ねると、歯医者さんに置いてあるような椅子の上で、マークが歯科衛生士に歯をクリーニングしてもらっている。
驚くアリーに、
マーク: I get my teeth cleaned three times a week. Having the chair just saves time. I let the hygienist make house calls.
(僕は週に3回、歯をクリーニングしてもらってるんだ。その(歯医者にあるような)椅子を自分で持っていたら時間の節約になるんだよ。(歯科)衛生士に往診してもらってる。)
アリー: Three times a week? (1週間に3回も?)
マーク: It's the little things that win trials, Ally. Fresh breath, clean teeth. (小さなことが裁判の勝敗を分けるんだよ、アリー。さわやかな息、きれいな歯。)
アリー: What planet are you from? (あなたはどこの惑星の出身なの?)
マーク: Cute. Every lawyer has his way. This just works for me. (気の利いたことを言うねぇ。どの弁護士にもそれぞれのやり方ってもんがある。僕にはこれが効果があるんだ。)
アリー: Fresh breath and clean teeth, it's, it's how you... (さわやかな息ときれいな歯。それがあなたの…)
マーク: Are you gonna cut me any slack? (僕に理解を示すつもりなの?)
アリー: I came in to cut you slack... and I found you in a dentist chair. You're a nut. (理解を示そうとやって来たの。そしたら、あなたは歯医者さんの椅子に座ってた。あなたは変わり者だわ。)

週に3回も、なので、いちいち歯医者に通っていたら時間ばかりかかるから、自前で椅子を用意して、衛生士に事務所まで来てもらっている、ということですね。
マークのセリフに、まさに clean teeth という言葉が出てきます。
cut someone (any/some) slack という表現が出ていますが、フレンズ2-8その13 にも出てきました。
cut someone some slack は「人を勘弁してやる、人に理解を示す」という意味。
アリーのDVDでの日本語訳は「歩み寄る」になっていましたが、この場合は、その訳がぴったりですね。
アリーの方が一方的に嫌っていたのですが、少しは話をしてみよう、と思って自分からやってきたわけなので。

でも、自分の部屋に歯医者さんのような設備を揃えてクリーニングを受けている姿を見て、やっぱり相容れない人だと悟るわけですね。
マークが週に3回クリーニングしてると聞いて、アリーはかなり驚いていますが、ポールの奥さんは週に4、5回なわけですから、それがどれほど尋常ではない頻度であったか、というのがわかりますね。

nut は「変わり者」という意味です。
フレンズでは、形容詞 nuts の形で、フレンズ3-1その15 に出てきました。

その後のシーンで、マークはクイーンの We Will Rock You に合わせて鏡に向かって歯をキラッと見せているシーンもありました。
これが、彼の Pre-trial anthem 「裁判前の聖歌」であり、a theme song 「テーマソング」だと言っていましたね。

こんな風に、マークは「きれいな歯にこだわる人」というキャラ設定なわけですが、アリー my Love では他にも歯の衛生にこだわっている人がいました。
アリー my Loveシーズン1第2話「愛は妥協から」(原題:Compromising Positions)。

アリーを初めて見たボイル判事(かなりの高齢者)はビリーに尋ねます。
ボイル判事: Uh huh. Is she a good lawyer? (ほほう。その女性は良い弁護士かね?)
ビリー: Very. (非常に優秀です。)
ボイル判事: Let me see your teeth. (私に君の歯を見せなさい。)
アリー: I, I beg your pardon? (何とおっしゃいました?)
ボイル判事: Hygiene is important to this court. Show me your teeth. ((歯の)衛生はこの法廷では大切なことなんだ。君の歯を見せなさい。)
見せなきゃいけないの?という顔をするアリーに、ビリーはしょうがないんだよ見せないと…みたいな顔をする。
いやいや口を開けて歯を見せるアリー。

この愛嬌のあるおじいちゃんは、dental hygiene(歯科衛生)に大変こだわりのある人で、これ以降も度々歯の話を持ち出します。
ファンの間では有名なサブキャラクターですよね。

このボイル判事を演じるフィル・リーズ(Phil Leeds)はフレンズにゲスト出演したことがあります。
フレンズ2-11その8 で、ちょこっとそのことについて触れています。

上に挙げたアリーの二つのシーン、どちらも強烈でよ〜く覚えていたにも関わらず、どうして、昨日は clean teeth と聞いて、これを思い出さなかったのか、我ながら不思議です。
アリーではこんな風にやけに歯の衛生にこだわる人が出てくるのに、フレンズではあまりそんな人はいなかったような…。
バリーが歯医者さんの割には、それ以外でデンタルフロスを使っているところもあまり見ないような気がします。

…ということで、自分の昨日の説明が首尾一貫していなくて恥ずかしいので、言い訳がましく説明し直してみました。
説明がコロコロ変わってごめんなさい。

明日こそ、accidentally について説明します、hopefully.

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posted by Rach at 11:16| Comment(2) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

歯医者にせっせと通う妻 フレンズ1-1その3

昨日の記事、フレンズ3-3その14 で、accidentally という単語が出てきました。
フレンズの記念すべき第一話 フレンズ1-1(パイロット版)でも、accidentally という言葉が効果的に使われているシーンがあったので、今日は、その部分をを解説してみたいと思います。(長くなったので、2日に分けます。肝心の accidentally が出てくるのは明日になります…笑)

(CUT TO MONICA AND PAUL EATING IN A RESTAURANT)
モニカはポールという男性とレストランで食事をしています。
ポールには離婚歴があり、その妻が浮気をしていた時のことを話しています。
モニカ: Oh my God! (まぁ、なんてこと!)
ポール: I know, I know, I'm such an idiot. I guess I should have caught on when she started going to the dentist four and five times a week. I mean, how clean can teeth get? (そうなんだよ。僕は何てバカなんだ。妻が1週間に4、5回も歯医者に通い始めた時に、気付くべきだったんだろうね。ほら、(そんなに通ったら)歯がきれいになりすぎちゃうだろ?)
モニカ: My brother's going through that right now, he's such a mess. How did you get through it? (私の兄も、今まさにそういうことを経験しているところなの。兄は本当にボロボロよ。あなたはどうやってそれを乗り切ったの?)

idiot は「ばか、まぬけ」。
自分自身に対して「僕は何てバカなんだ。」と嘆く時に、よくこの "I'm such an idiot." を使いますね。
catch on は「わかる、理解する、…の意味を悟る」。
2日前の記事、フレンズ3-3その13 にも出てきました。

I should have caught on は should+have+過去分詞形で、「…すべきだったのに(実際はしなかった)」ということ。
同じ フレンズ1-1 のロスのセリフに、
ロス: (CLUTCHING A BEER CAN AND SNIFFING) This was Carol's favorite beer. She always drank it out of the can, I should have known. ([ビールの缶を握って鼻をすすりながら] これはキャロルのお気に入りのビールなんだ。キャロルはいつもビールを(グラスに入れずに)缶から直接飲んでた。僕は気付くべきだったのに。)
というのがありました。
このロスのセリフの意味については、フレンズ1-1その1 のコメント欄 で解釈を書いてみたことがあるのですが、再度整理すると、
「キャロルは昔はコップに移して飲んでいたのに(?)、いつからか男っぽい飲みっぷりをするようになった。多分、レズの相手(男役)であるスーザンがそんな風に男っぽく飲んでいて、その真似をしている、誰かの影響を受けている、ことをロスは読み取るべきだった…」
ということなのかと思うのですが、どうでしょう?

後でモニカが言うように、ポールもロスも同じように奥さんに浮気されていたのですが、そういう予兆があったのにそれを見逃していたなんて…それに気付くべきだった…と二人とも同じようなことを言っているのが面白いと思います。

ポールの場合は、奥さんが、歯医者さんに毎日のように通っていたとのこと。
つまり浮気相手が歯医者さんなのですが、普通はただの治療でそんなに頻繁に通うはずないのに、ということですね。

clean は「きれいな、汚れていない、清潔な、清浄な、病菌のない」。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
clean:
1 a : free from dirt or pollution
b : free from contamination or disease

a は「汚れや汚染がない」、b は「汚染や病気がない」ということです。
日本語で「クリーンな歯」というと、真っ白のきれいな歯、というイメージが浮かびますが、辞書の語義を見ると、Her teeth are clean. という場合、ただ単に歯の見た目がきれいなことを指すだけではなく、虫歯がない、ということも指すのかもしれません(←このへんは、よくわかりません)。

「きれい」だと解釈して、how clean can teeth get? を直訳すると、「歯がどれほどきれいになることができるか?」という感じで、反語的な表現です。
ちょっと下品な大阪弁で言うと、「そんなに毎日のように歯医者に通ってたら、どんだけ歯がきれいになるっちゅーねん! きれいになりすぎてピカピカ光ってもうて、口開いたらまぶしすぎるで!」みたいな感じでしょうか?
この場合は、相手が審美歯科・美容歯科のような歯医者さん、ということですね。
レイチェルの元婚約者バリーは、orthodontist (歯科[列]矯正医)なので、同じグループに入るのでしょうか?

「病原菌のない」→「虫歯のない」と解釈すると、美容系ではない、虫歯を治療するタイプの歯医者さんだとも考えられます。
それだと「歯がどんだけ無菌状態になるっちゅーねん?」みたいな感じですが、やっぱり「虫歯」の場合は clean という漠然とした単語ではなく、もっとはっきりと「虫歯」であることを示唆するようにも思えますね。
例えば、「そんなに治療に時間がかかるなんて、一体どれだけの虫歯があったんだよ?」という感じで、"How many cavities did she have?" とでもなったのかなぁ?(←このへんもよくわかりません)

モニカのセリフの go through と get through の違いについて。
1週間ほど前に、フレンズ3-3その9 のコメント欄 でご指摘いただいたばかりなのですが、この二つにはニュアンスの違いがありますね。

ロングマン現代英英辞典によると、
go through something: to experience a difficult or unpleasant situation, feeling etc
つまり、「困難な、または不愉快な状況、感情などを経験すること」

get through something: to come successfully to the end of an unpleasant experience or period of time
つまり、「不愉快な経験や時期の終わりに、うまく[首尾よく]到達すること」

go の場合はただ単に「経験している」だけですが、get を使うと、successfully に end に到達する、つまりその困難を「乗り切る、切り抜ける」というニュアンスになるわけですね。

明日、accidentally について解説します。

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posted by Rach at 09:29| Comment(8) | フレンズ シーズン1 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする