2007年06月30日

しがみつく フレンズ3-4その19

[Scene: Monica and Rachel's, Monica and Rachel are comforting Chandler]
モニカとレイチェルの部屋。モニカとレイチェルがチャンドラーを慰めている。
レイチェル: Honey, this will help. (hands him a tub of ice cream) (ハニー、これが役に立つわよ。)
と言って、チャンドラーにアイスクリームの容器を手渡す。
チャンドラー: So, I finally catch up to her and she says this relationship's going too fast and we have to slow down. (それで、最後に俺は彼女に追いつく。すると彼女は、この関係はスピードが速すぎるから、スピードを落とさないといけない、って言うんだ。)
レイチェルとモニカ: Uff. (あぁ。)
モニカ: That is never good. (それは完全にダメね。)
チャンドラー: Then I got all needy and clingy. (それで俺は、ジャニスの愛を求め、しがみついて執着する状態にすっかり陥ってしまったんだ。)

ト書きの tub ですが、これは「蓋付きの小さい容器」のことですね。
フレンズ3-3その19 には、a big tub of jam 「大きい容器に一杯入ってるジャム」という表現が出てきました。
そこで、tub について詳しく説明しています。
ちなみに、缶ジュースの口金のつまみを指すタブの綴りは、tab になります。

needy and clingy について。
ロングマン現代英英辞典には、
needy: needing and wanting a lot of love and attention
つまり、「多くの愛や思いやりを必要としている、欲している」。
動詞 cling は cling to の形で「…にくっつく、くっついて離れない、しがみつく、すがりつく」という意味になり、clingy はその形容詞形ですね。
ロングマン現代英英辞典では、
clingy: someone who is clingy is too dependent on another person, and will often hold onto them - used to show disapproval
つまり、「clingy な人は、他人に依存し過ぎている、そして、しばしば他人にしがみつく。非難を示すのに使われる。」

「そんなこと言わないで、もっとちゃんと話し合おうよ」という感じで、相手の手や身体を掴んで離さなかった、みたいな感じですね。
もちろん、精神的に cling to 「執着する」という意味合いで、実際に「しがみついた」わけではないかもしれませんので、「食い下がった、しつこく粘った」みたいなことかもしれません。

I got all needy and clingy. をうまく日本語に訳しにくいのですが、ジャニスが「焦らず落ち着かなきゃ」みたいなことを言うので、離すまいと余計にムキになって、相手を need し、相手に cling (to) する状態にすっかり陥ってしまった、という感じでしょうか。


レイチェル: Okay, wait a minute, wait a minute, wait a minute. Maybe it's not so bad. How did you leave it? (わかったわ、ちょっと待って、待って、待って。そんなに悪くないかもしれないわよ。どんな風にそのやり取りは終わったの?)
チャンドラー: She said she'd call me. (ジャニスが、「私があなたに電話するわ」って言った。)
レイチェルとモニカ: Ohh! (both grab their stomachs in pain) (あぁ! [二人とも痛みで自分の胃を掴む[胃が痛いと押さえる])
チャンドラー: Oh God. (あぁ、だめだ。)
モニカ: Welcome to our side of the tunnel. (トンネルの私たちの側(の出口)へようこそ。)

女性陣二人にもそんな風に言われた経験があるんでしょうね、それを思い出して、胃がキリキリしているのです。
私から電話するわ、と言われてしまうと、こちらはただ待つことしかできない、そしてたいていそういう場合は、電話はかかってこないものなのですね(泣)。
またトンネルの話が出てきましたが、フレンズ3-4その13 に出てきたチャンドラーの比喩では、トンネルを抜けると、そこはコミットメントの恐怖がない世界が待っているはずでした。
でも、今回はそれとは別の出口に出てきてしまったようです(笑)。
モニカが our と言っているのは、「恋愛の敗者の」という意味でしょうね。
レイチェルはロスという恋人がいますが、モニカはいませんので、私や私と同じような恋人がいない人間の仲間ね、私たちの世界へようこそ、という感じでしょう。


チャンドラー: This ice cream tastes like crap, by the way. (ところで、このアイスクリーム、ものすごくまずいね。)
レイチェル: Yeah, well, that's that low-cal-nondairy-soymilk junk. We sort of, we save the real stuff for those really terminal cases. (えぇ。それは、ローカロリーで、乳成分を含まない、豆乳を使った、クズのような食べ物だもの。私たちは、本当の末期患者の為に、本物のアイスクリームはとってあるのよ。)
モニカ: You know, when you start to get screwed over all the time, you gotta switch to low-fat. (ずっと落ち込むことになったら、低脂肪(ローファット)に切り替えないといけないわ。)
レイチェル: Yeah, you do. (えぇ、そうね。)

豆乳のアイスクリームって食べたことないんですけど、おいしいんでしょうか?
今食べているのは、おいしさよりも、太らないことを主目的にした食べ物のようなので、確かにあまりおいしくなさそうですね。

case は「ケース、事例、状況」ですが、「(ある病気の)患者」という意味もあるようです。
terminal は名詞では「ターミナル、終点、終着駅」などで、形容詞では「(病気・患者が)末期の」という意味になります。
terminal case はこの場合は、「末期(症状の)患者」(terminal patient)という意味で使っているのだと思います。
(「末期の状況」でもいいのかもしれませんが…)

for those really terminal cases で、そういう思いっきり落ち込んでもう立ち直れそうにない人たち、に対して、おいしい本物をとってある、ということのようです。
今はクズのような最低のアイスクリームを食べているけど、今より状態がひどくなったら、豆乳よりも一ランク上のローファットに切り替えないといけないと言っていますね。
the real stuff (本物)は、きっと高脂肪・高カロリーなのでしょうが、落ち込んだ時には、太ることなんか気にしないで、そういうのをいっぱい食べてやる、やけ食いしてやる、という感じですね。

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2007年06月29日

先に謝っておく フレンズ3-4その18

ジャニス: Are you okay? (あなた、大丈夫?)
チャンドラー: I am, I actually am. I mean this is amazing. My entire life I have feared this place, and now that I'm here, it's like, what was the big deal? I could probably say, "Let's move in together," and I'd be okay. (俺は大丈夫、全く大丈夫だよ。これはすごいことだよ。俺は人生ずっと、この場所をずっと恐れてきた。そして今、俺はここにいる。それって「何がおおごとなの?」って感じだよ。多分、こんなことも言えそうだ。「一緒に住もう。」 それでも俺は大丈夫だ。)
ジャニス: You probably want us to move in together? (私たちが一緒に住むことを望んでるの?)
チャンドラー: It doesn't scare me! (全然怖くないよ!)
ジャニス: Yeah, well, it scares me! I mean I not even divorced yet, Chandler. You know, you just invited me over here for pasta, and all of the sudden you're talking about moving in together. And, and I wasn't even that hungry. You know what, it's getting a little late, and I-I should just, um...(starts to leave) (えぇ、私は怖いわ! 私はまだ離婚してないのよ、チャンドラー。ほら、あなたはただパスタを食べようって私をここに誘っただけで、それで突然、一緒に住む話をしてるのよ。そして、私はそんなに空腹ですらないし、ちょっと遅くなってるから。私は… [立ち去ろうとする])
チャンドラー: Oh, no, no, no, don't go! I've scared ya'! I've said too much! I'm hopeless, and awkward, and desperate for love!! (Janice leaves, Chandler then calls Janice to leave a message on her machine) Hey, Janice! It's me. Um, yeah, I-I-I just wanna apologize in advance for having chased you down the street. (runs out the door) (だめだめだめだめ、行っちゃだめだ! 俺は君を怖がらせた! 言い過ぎた! 俺は絶望的で、ぶざまで、愛を切望してるんだ!! [ジャニスが去り、それからチャンドラーはジャニスに電話し、留守電にメッセージを残す] やぁ、ジャニス。俺だよ。俺はただ、君を通りまで追いかけて行ったことを、先に謝っておきたいだけなんだ。[ドアから出て行く])

"Are you okay?" に対する返事の、"I am, I actually am." ですから、"I'm okay." ということ。
「一緒に住もう」などという事実上プロポーズに近いようなことまで口走っていますね。
そんなことを言っても平気な自分に驚きつつ、感動しているようなチャンドラーですが、そのことがジャニスをますます怖がらせることになります。

ジャニスが出て行った後、すぐに追いかけないで、電話をかけるチャンドラー。
ト書きには「ジャニスの留守電にメッセージを残す」と書いてありますが、実際の画面では、チャンドラーがセリフを言った後にそのことがわかるようになっています。
まず、最初、電話で "Hey, Janice! It's me." と言っているので、ジャニスに電話したのだ、ということはわかりますね。
この時点では、ジャニスの携帯電話にでも電話したのかなぁ?と思う人が多いかもしれません。
そしてチャンドラーのセリフをよくよく聞いてみると、「留守電にメッセージを入れてたのかよ!」というのがわかって大爆笑!なわけですね。
チャンドラーは、自分でも思ってもみないようなことをいろいろと口走ったせいで、かなりハイになっていると思うのですが、それにしては対応が冷静だなぁ(笑)。

in advance は「あらかじめ、前もって」。
ロングマン現代英英辞典では、
in advance (of something):
before something happens or is expected to happen
例1) I should warn you in advance that I'm not a very good dancer.
例2) Many thanks, in advance, for your help.

つまり、「何かが起こる、または起こると予想される前に」
例文1は、「あらかじめ言っておくべきですね。私はそんなに上手なダンサーではないのです。」
例文2は、「いろいろ助けてくれてありがとう、と前もって言っておくよ。」→「いろいろ助けてもらうことになると思うけど、よろしく。」

2つ目の例文と似た、"Thank you in advance." という表現を時々見かけます。
直訳すると「前もって、ありがとう(と言っておく)。」なので、これからいろいろと相手がしてくれることに対して、先にお礼を言っておく感じですね。
掲示板で質問する側の人が、質問の最後に "Thank you in advance." と書いているのを何度か見たことがあります。
日本語で、いろいろ質問を書いた後に「よろしくお願いします。」と書く感覚と似ている気がしますね。

"I just wanna apologize in advance for having chased you down the street." について。
apologize for doing で「…したことを謝る、わびる」ですね。
謝るよりも先に何らかの物事が行われたということで、厳密に時制を考えると for having done という完了形の動名詞で「時制が古い」ことを示すべきなのかもしれませんが、何かを「した」からそれについて謝る、というこの動詞の性質を考えて、普通はわざわざ完了形の動名詞にはしないで、普通の動名詞 doing を使うようです。
I apologize for being late. なら「遅刻”した”ことを謝る。遅刻”して”申し訳ありません。」ということですね。

ですが、今回のチャンドラーのセリフはわざわざ for having chased you down the street と完了形を使っています。
これは、この留守電をジャニスが聞く時には、そのチェイス(笑)が終了して過去の出来事となっているので、「さっき君を通りまで追いかけて行ったこと」とわざわざ時制をはっきり「過去」にして表現しているのかなぁ?と思います。

実際は、これから追いかけるところなので、なおさら、for chasing you... でよいと思うのですが、それをわざわざ「過去」のことであるかのように言って、それを「事前に」謝っている、という時制の複雑さ(?)が面白いような気がするのですが、どうでしょう?
「さっきはごめん、通りまで追いかけて行ったりして…って、今のうちに謝っておくよ。」という感じかな?

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2007年06月28日

どちらが男役か? フレンズ2-11その17

フレンズ1-1その3 のコメント欄 で「レズの男役」についての質問がありました。
2-11 のあるシーンを使って、その説明をしようと思うので、今回はコメント欄とは別に、新しい記事として投稿することにしました。

1-1 に「キャロルがビールを缶から直接飲んでいた」というロスのセリフがあります。
私はキャロルがレズの恋人であるスーザンの真似をしていた、スーザンはレズの男役だからそんな風に男っぽい飲み方をしていた…と解釈しました。
そして、質問を下さった方は、キャロルが「レズに開眼して眠っていた男っぽい部分が現れてきて」そういう動作をした、つまりキャロルが男役だと思っていた、とのことでした。
それを聞いて、「男っぽい部分が現れて、男っぽい飲みっぷりに変わった」という方がシンプルに思えてきました。
でも、私はずっとキャロルがレズの女役、スーザンがレズの男役だと思い込んでいたので、それを再度、検証してみようと思ったのですね。(その検証に興味のない方は、また明日…笑)

フレンズ2-11 で、キャロルとスーザンの結婚式のエピソードがあります。
その式の状況を説明すると、まずスーザンが、彼女の両親に付き添われて祭壇の前にやってきます。
その後、ロスと腕を組んで、キャロルがやってきます。
ロスがキャロルをスーザンに引き渡す役をするのですが、男女間の結婚式の場合では、花嫁が花婿にそうやって引き渡されますよね?
だから、キャロル=花嫁、という図式が私の頭に出来たのだと思います。

二人の服装を見てみると、キャロルは胸の大きく開いた、いかにも「ウェディングドレス」という感じのドレスを着ています。
スーザンはパンツではないけれど、ほとんど肌が露出しない上着を着ていて、帽子もキャロルほどフェミニンな感じがしないものを被っています。
上半身だけを見ていると、宝塚の男役っぽい、りりしい感じの服装に思えました。

ただ、気になる点もあります。
牧師さん(?)が宣言する時のセリフが、
MINISTER: You know, nothing makes God happier than when two people, any two people, come together in love. Friends, family, we're gathered here today to join Carol and Susan in holy matrimony.
となっているのですが、もしかして男女間の場合には、男、女の順番に名前を言うような気がするので(詳しくは知らない)、それを考えると、Carol and Susan という順番が「男、女」を指している、つまり、Carol=男、と考えることも可能なのかも?などと思ったりもします。

でも、上にも書いたように、この結婚式の様子を「見る」限りは、キャロルが女役、スーザンが男役のように見えるんですよ。
そして、私はそれを見た時に何の違和感も感じなくて、「あぁ、やっぱりキャロルは女役で、スーザンは男役なんだなぁ」と改めて思ったんですが…。

この結婚式のゲストを見ると、「明らかに男役」の男装した女性が何人もいましたが、スーザンはそういう人たちとは違いますね。
髪の毛も長いですし、普通に女性が着るような服をいつも着ています。
だから「絶対に男役だ!」と決め付けることもできないのかもしれません。
二人でいる姿を見ると、仲の良い女性が二人、という感じにしか見えません。
だから、実際のレズのカップルの全てが、男役と女役が明白なわけでもないのかもしれませんね。

シリーズを通して見てきた感想を言うと、この「ビールを缶から直接飲む」話は別にして、他の場面では、キャロルは女性っぽいままで、あまり男っぽい部分は感じられません。
一方、スーザンは、キャロルを巡ってロスと争う別の男性、みたいな感じで、ロスと喧嘩している時も、女のヒステリーっぽくキャンキャン怒る、という描写はあまりなくて、男同士が喧嘩しているみたいな感じがするのです。
割と冷静で、理屈で相手を圧倒させる、みたいな(笑)。
キャロルが妊娠・出産するという設定を考えても、もしキャロルが男役なら、出産しようという気持ちになるだろうか?と思いますし…。

フレンズ1-16その3 のラマーズ法のクラスで、欠席の妊婦キャロルの代わりに、ロスとスーザンのどちらが妊婦役をするかでモメるシーンがあります。
結局、コインで決めるのですが、その前にこんなやり取りがありました。

スーザン: I am supposed to be the mommy? (私がママ(役)をすることになってるの?)
ロス: Ok, I'm gonna play my sperm card one more time. (よし、僕はもう一度、僕の「精子カード」という切り札を使うことになりそうだね。)
スーザン: Look, I don't see why I should have to miss out on the coaching training just because I'm a woman. (ねぇ、ただ私が女性だからという理由で、どうして私がラマーズ法のコーチのトレーニングのチャンスを逃さないといけないの? わからないわ。)

ロスは肉体的な性別が「男」である自分が男の仕事をすべきだと思っているのですが、スーザンはロスがそういうことを言うと、いつもこんな風につっかかってくるような気がします。
私が「女」だから、女の役割をしないといけないの? という抗議は、すなわち、確かに姿は女だけど、私は私のすべき役割をするのよ、という感じで、この場合も、妊婦のスーザンの介助をするのが、男役の私の役目だ、とでも言いたい感じがするのですが。

もちろん、ロスにそういうトレーニングをさせたくないからと、自分が妊婦役をしても何も得るところがないから、そう言っているのでしょうが、自分がその仕事をするべきだ、という固い信念がそう言わせているような気がします。

でも、最初に書いたように、「缶から直接ビールを飲む話」については、キャロルがレズの男役に開眼した(笑)、という説明の方がシンプルですね。
1-1 はパイロット版で、まだキャラの設定がはっきり決まっていないかもしれませんし、途中(1-9)でキャロルの役者さんが交代したこともあるので、1-1, 1-2 のエピソードとその後のエピソードで多少の食い違いがあるのかもしれません。
妊娠・出産が絡んでくると、どうしてもキャロルを女役と見なさざるを得ない、というか、自然とそういう役回りになってしまうのかな、とも思います。

キャロルが最初から女役だという設定だとして、それで「缶から直接」の理由を考えようと思ったら、
「女性はコップで飲むものだと思っていたのに、知り合った女性は直接口を付けて飲んでいた。別にそれでもいいんだと思ってそれを真似するようになったのだが、スーザンがそうやって飲んでいたのは、彼女がレズの男役だったからだ。」みたいな感じでしょうか?

どちらにしても、女性が缶から直接飲むこと自体、そんなに「超、男っぽい仕草」だとも思わないので(私もやりますし)、深く考えると、なかなか難しい問題ですねぇ(笑)。

どちらが男役かについて、ヒントになるようなセリフやシーンに関する情報、お待ちしております(笑)。
今の感想では、はっきり決まってないけど、どちらかと言うと、スーザンが男役かなぁ?くらいの程度でしょうかね?

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2007年06月27日

トリップする フレンズ3-4その17

ジャニス: Who would've thought that someday Chandler Bing would buy me a drawer. (いつの日かチャンドラー・ビングが私に引き出しを買ってくれるなんて、誰が考えたかしら?)
チャンドラー: Well, not me. But that's what's happened, and, ah, and, and there's more. We should take a trip. (あぁ、その誰かは俺じゃないね。でも、それが起こったんだよ。そして、まだあるんだ。俺たち、旅行に行くべきだよ。)
ジャニス: We should? (旅行に行くべき?)
チャンドラー: Yep, we're a couple and that's what couples do. And, I wanna meet your parents. We should take a trip with your parents! (あぁ。俺たちはカップルでそれがカップルのすることだろ。そして、君の両親にも会いたい。君の両親と一緒に旅行に行くぞ!)
ジャニス: (laughs) I don't think we need to, because you're tripping me out right now! Are you okay? ([笑って] そんな必要ないと思うわ。だってあなたは今、私をトリップさせてる[びびらせてる]んだもの! あなた、大丈夫?)

チャンドラーはジャニスに引き出しをプレゼントしたのですが、チャンドラーがそんなことをするなんて、誰が想像できただろう?とジャニスは質問しています。
「誰が想像できたか?」→「いや誰も想像できない。」という反語的表現ですね。
それに対して、"not me" 「俺じゃない」と答えるチャンドラー。
チャンドラー自身も自分がこんなことをしたなんて信じられない、想像できなかった、ということです。

trip out は自動詞だと「幻覚症状になる、パニックに陥る、びびる」。
それをここでは他動詞として使っているのですね。
freak out と似た感じでしょうか。
日本語でもちょっと「尋常ではない、普通ではない」状態になることを「トリップする」と言いますが、それはもともとは、LSDという麻薬による幻覚のことを言うそうです。
ロングマン現代英英辞典では、
trip:
6. DRUG (also trip out)
[intransitive] (informal) to experience the mental effects of a drug such as LSD

つまり、「LSDなどの麻薬の精神的効果を経験すること」。

チャンドラーが trip (旅行)の話をしているので、旅行に実際に行く必要なんかない、だって、あなたが今現にここで、パニクるようなことばかり言って、私を trip out させているんだもの、ということですね。
trip という言葉を”かけて”いるのですが、これは日本人にもわかりやすい洒落(?)かもしれません。

どんな恋人同士でも、相手の両親に挨拶するのは緊張するものですが、parents という単語まで持ち出すなんて、確かに今までのチャンドラーとは一味も二味も違う(笑)。
"Are you okay?" と言いたくなるジャニスの気持ち、よくわかります。

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2007年06月26日

母音を買う フレンズ3-4その16

[Scene: Chandler and Joey's, Chandler and Janice are having dinner]
チャンドラーとジョーイの部屋。チャンドラーとジャニスはディナーを食べている。
ジャニス: So, how come you wanted to eat in tonight? (それで、どうして今夜は家で食べたいと思ったの?)
チャンドラー: 'Cause, I wanted to uh, give you this. (hands her a present) (それは、俺が君にこれを渡したかったから。[ジャニスにプレゼントを手渡す])
ジャニス: Ohhh, are you a puppy! (opens it) Contact paper! I never really know what to say when someone you're sleeping with gives you contact paper. (あぁ、あなたって可愛い子犬ちゃんね! [プレゼントを開ける] コンタクト・ペーパー! 一緒に寝る間柄の人からコンタクト・ペーパーをもらった時に、何て言ったらいいのかよくわからないわ。)
チャンドラー: Well, wait there's, there's more. See the contact paper is to go into your brand new drawer. (gives her a drawer) See, the drawer actually goes in my dresser. (あぁ、待って。まだあるんだ。ほら、そのコンタクト・ペーパーは君の真新しい引き出しに付けられることになる。[ジャニスに引き出しを渡して] ほら、その引き出しは俺のドレッサーに実際にはまるようになってる。)

eat in は「(自分の)家で食事をする」ということで、「レストランなどでの外食ではない」ということですね。

contact paper は、英辞郎には「印画紙、密着紙」と書いてあり、DVDの日本語では「粘着シート」となっていました。

Find Contact Papers and other Shelf Liner & Contact Paper at Aubuchon Hardware というサイトには、いろんな模様のコンタクト・ペーパーが並んでいます。
そのサイトのタイトルに、shelf liner 「棚の裏地(?)、棚の裏につけるもの」という言葉がありますので、棚や引き出しの中に使うもののようです。
また、その商品を見ると、裏側に目盛りのようなものがついているので、棚や引き出しに合う長さに切るために、そういう目盛りがついているのだと思われます。
ただ置いておくだけではズレてしまうので、きっとシールのようにその目盛りのついた裏紙は剥がせて粘着状になっている、だからDVDの訳が「粘着シート」になっているんだと思いますね。

someone you're sleeping with は、「一緒に寝ている誰か」ということで、恋人という意味ですね。
恋人のくれるプレゼントとしては、コンタクト・ペーパーというのは意外だと言いたいわけです。


ジャニス: Oh, you didn't have to do this. (あぁ、こんなことしてくれなくても良かったのに。)
チャンドラー: Yes, I did. Yes, I did. Because, you're my girlfriend, and that's what girlfriends should, should get. (いや、しなくちゃいけないことなんだ。だって、君は僕の恋人だろ。そして、俺のあげたものは恋人が手に入れるべきものなんだ。)
ジャニス: Well, I gotta buy a vowel. Because, oh my Gawd! Who would've thought that someday Chandler Bing would buy me a drawer. (あぁ、私は母音を買わなくちゃ。だって、”オー、マイ、ガウド[ゴッド]!”だもの。いつの日かチャンドラー・ビングが私に引き出しを買ってくれるなんて、誰が考えたかしら?)

さて、今日の問題は、この I gotta buy a vowel. というフレーズです。
直訳すると、「私は母音を買わなくちゃ。」ということなのですが…。

フレンズ3-1その12 で、Wheel of Fortune 「ホイール・オブ・フォーチュン」というアメリカのクイズ番組について説明しました。
そこで、この buy a vowel というフレーズが使われるそうです。
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune (US game show) にも Buying a vowel という項目が載っています。
このゲームはワードゲームで、何と言う言葉が隠されているかを当てるゲームなのですが、自分の手持ちのお金で、隠されている文字の母音を「買う」ことができるんですね。
母音が表示されると、ものすごいヒントになりますから、手持ちのお金を減らしてもそのヒントをゲットしようとするわけです。

この番組は有名なので、その buy a vowel というフレーズは一般的に使われるようになっているみたいですね。
まずは、一般的に使われている意味について説明し、それから、今回のジャニスのセリフではどういうニュアンスで使われているかを考えてみたいと思います。

Urban Dictionary では、buy a fu**ing vowel の意味がいくつか載っています。
一番支持が高い(賛成票が多い)語義は以下の通り。

buy a fu**ing vowel:
Phrase borrowed (more or less) from TV's "Wheel of Fortune", indicating disrespect for someone's mental abilities. Since generally the contestants on Wheel aren't exactly Einstein, telling someone to buy a fu**ing vowel is about equivalent to "Get a clue, moron!"
例) You think the War on Drugs is working? Buy a fu**ing vowel!


訳すと、「(事実上)テレビのホイール・オブ・フォーチュンから借りられたフレーズで、誰かの知能(精神能力?)を軽蔑することを示唆する。ホイールの競技者はたいてい、「まさにアインシュタイン」のようではないので(訳注:天才ではない、という意味)、誰かに"buy a fu**ing vowel" と言うことは、「糸口を見つけろよ、ばか」と言うのとほぼ同じである。」
例文) 「ドラッグとの戦いがうまく功を奏してるって思ってる? 糸口を見つけろよ!」

この上の語義を見ると、命令形で使った場合は、「お前はわかってないねぇ」みたいな意味になる、ということですね。

ホイール・オブ・フォーチュンで、答えがわからない場合は、お金を払って母音を買ってヒントをゲットするので、そこから buy a vowel = get a clue 「手掛かりを掴む、糸口を見つける」という意味で使われるようになったのですね。
「お金を払ってでも、そのヒントを見つけないと」ということなので、相手に命令形で使うと、「そうでもしないといつまで経ってもわからないだろ?」という感じの、相手を馬鹿にした表現になるのでしょう。
フレンズ2-17その18 でも clue という単語が出てきました。
フィービー: That was my first clue. (それが私が最初に気付いた糸口ね。)
というセリフで、そこで、clue という単語について詳しく説明しています。

ここで改めてジャニスのセリフを見てみたいのですが、そういう一般的な意味を当てはめると、「私は糸口を見つけなくちゃ。お金を払ってでもヒントを買わなきゃ。」→「あなたのやっていることが、ヒントなしでは全然わからないわ、理解できないわ。」という意味に解釈することも可能だと思います。
が!
私は少し違った解釈をしてみました。

ネットスクリプトでは、oh my Gawd! と書いてあるのですが、DVDでは、oh, my God! と書いてあります。
これはジャニスのいつもの決まり文句ですよね。
いつもは、"Oh... my... God!" と手振りを付けながら、3つの単語を区切ってゆっくり言うのですが、今回はあまり区切らずに一気に言っています。
その言い方を聞いていると、"Well, I gotta buy a vowel. Because, oh my Gawd!" というセリフが、「そうね、私は母音を買わなきゃ。なぜなら、オー・マイ・ゴッドだから。」と、「オー・マイ・ゴッド」が、母音を買わなければならない「理由」である、と言っているように聞こえるのです。

そこで私が思ったのは…。
ジャニスが驚いた時の決めゼリフ、"Oh, my God!" の出だしの Oh の発音は [ou] (オウ)で、アルファベットの母音の文字 O の発音 [ou] と同じです。
だから、母音を買ってこれから O、つまり、Oh を言うぞ、と観客に思わせて笑わせているのかなぁ?と。
「母音を買わないと、「いつものヤツ」が言えないわ。」「母音を買わなくちゃ。だってこれから O [Oh], my God! って言うのに必要だもの。」という感じでしょうか。
オーだけではなく、ゴッドも母音がないと発音できませんから、ゴッドのことも含めて言っているのかもしれません。
ゴッドの発音が、いつものジャニスと少し違うのは、その母音を強調したいからかもしれない、とも思いました。

実際の観客の反応を見ると、I gotta buy a vowel. と言った時点で笑っているのですが、その時点でそこまで想像して笑っているのかどうかはよくわかりません。(観客の拍手が聞こえたりもしていますが…)
ただ「わからない、びっくり、一体どうしちゃったの?」という驚きを表しているだけの Oh, my God! なのかもしれないので、私の深読みしすぎかもしれませんが…。
because は「理由を表す接続詞」の中で一番意味が強く、「なぜなら…だから」という感じなので、母音との関係を考えると、出だしが母音の O と同じ音で始まることと関係がある、という私の解釈もアリかなぁ、と思うのですが、どうでしょう??

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posted by Rach at 11:06| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

電話を繋ぐ フレンズ3-4その15

[Scene: Central Perk, Phoebe's beeper is going off]
セントラルパーク。フィービーのポケベルが鳴る。
フィービー: Oh, it's your audition from this morning. Can I use the phone again? (あぁ、今朝のあなたのオーディションの件よ。その電話、また使ってもいい?)
レイチェル: Sure, Pheebs, you know, that's what it's there for, emergencies and pretend agents. (もちろんよ、フィービー。ほら、電話はそのためにあるんだもの。緊急事態と、にせのエージェントのため、にね。)
ジョーイ: Come on baby, come on! (よーし、来い! うまく行けよ!)

フレンズ3-4その10 で "this alarm started going off" 「警報が鳴り始めた」という表現が出てきて、その時に、go off について説明しました。
このト書きの beeper 「ポケベル」でも go off が使われていますね。


フィービー: (on phone, in 'Caitlin's' voice) Hi, I have Phoebe Buffay returning a page. Okay, well, um, she's in her car. I'll have to patch you through. ([ケイトリンの声で電話で話す] はい、フィービー・ブッフェにポケベルへの返事をするようにさせます。はい、フィービーは今、車の中です。あなたの電話を(彼女の電話に)繋がないといけません。)

今、フィービーはケイトリンのふりをしてしゃべっています。
フレンズ3-4その5 にも出てきましたが、これは、フィービー・ブッフェという(にせ)エージェントの秘書、ケイトリン、としてしゃべっているのですね。
have someone doing は「(人を)…するようにさせる」ですから、これは、ケイトリンが、今からフィービーにポケベルの返事の電話をするように手配します、取り計らいます、ということでしょう。

patch は「…につぎ[あて布]を当てる、応急に修繕する、つぎはぎをする」という意味で、
英辞郎には、
patch=(他動詞)(回線などを)一時的に接続する
という意味も載っています。
「電話回線をつぎはぎする」という感じでしょうか。


レイチェル: Very nice touch. (すっごくいい感じ。)
フィービー: (in voice, on phone) Okay, go ahead. (in normal voice on phone) Um, hi Annie. (listens) Fantastic! (to Joey) You got it. (on phone) Oh, okay, um, Will he work for scale, you ask me? Well, I don't know about that, (Joey clears his throat to signify yes) except that I do and he will. Great, oh, you are such a sweetheart. I would love to have lunch with you, how about we have lunch next....(hangs up phone) Op, went through a tunnel. ([調子のいい声で]いいわ、どうぞ。[普通の声で] あぁ、はい、アニー。[相手の話を聞いて] 素敵! [ジョーイに] やったわ。[電話で] わかった。彼は最低賃金で働くかって? さぁ、それについてはよくわからないわ。[ジョーイはイエスであることを知らせるために咳払いをする] あ、でも、私が彼を説得して、彼がその気になれば大丈夫ね。良かった、あなたは本当にいい人ね。あなたとランチを食べたいわ。どうかしら、ランチを次の… [電話を切る] あぁ、トンネルを通過したわ。)

scale は「階級、等級」という意味があり、そこから「(料金・賃金などの)賃金表(wage scale)」という意味にもなります。
work for scale は「最低の報酬・賃金で働く」ということ。

clear one's throat は「咳払いをする」。
のどをクリアにする、というのは、日本人の感覚でもわかりますよね。
のどに異物感、違和感があって、それをなくすために咳払いをする、というイメージです。
また、エヘンと咳払いして「俺はいいよ!」という意志を示す、というのは、日本人もやりますよね。
誰か自分のことを忘れている時に、そうやって気を引いたりもします。

except that は「(that 以下)であることを除いては」。
that 以下であることを除いてはわからない、つまり、わからないけど、that 以下の場合ならばその問題は解決するわね、ということです。

調子良くことが進んだフィービーは、相手とランチの約束までしようとします。
嘘の(にせの)エージェントなのに大丈夫なのか?と思っていたら、自分からブチっと電話を切ってしまいました。
車からかけているという設定なので、勝手にトンネルに入って電話が切れたことにしてしまったのですね。
相手がそんな事情に気付いたかどうかは別にして(笑)、フィービーはうまく立ち回っていますね。
「肝心なところでトンネルなんて…」などという演出、芸が細かいです。
went through a tunnel 「トンネルを通過した」というフレーズが出てきたのは、今回のエピソードが「トンネルの比喩」の話をしているのと多少は関係があるのでしょう。

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2007年06月24日

恐怖を克服する方法 フレンズ3-4その14

ジョーイがチャンドラーにアドバイスします。
ジョーイ: Well, I've never been through the tunnel myself, 'cause as I understand it, you're not allowed to go through with more than one girl in the car, right? But, it seems to me it's pretty much like anything else, you know, face your fear. If you have a fear of heights, you go to the top of the building! If you're afraid of bugs.....get a bug. Right. In this case, you have a fear of commitment, so I say you go in there and you be the most committed guy there ever was! (そうだな、俺自身は今までそのトンネルを通ったことはないんだ。だって俺が思うに、車に二人以上の女の子を乗せて通ることは許されないだろ? でも、俺にはそれは何か別のことと、大体似てるように思えるよ。ほら、恐怖に立ち向かえ、だよ。もし高所恐怖症なら、ビルの屋上に行け! もし虫が怖いなら…虫を掴め。そうだよ。この場合は、お前はコミットメントに対して恐怖心があるんだから、そこに入って、史上最高にコミットした[深入りした]男になれ!)

ジョーイが珍しく長ゼリフで力説しております(笑)。
ジョーイはプレイボーイですから、誰か一人に絞って深入りする、ということはあり得ないので、そういう「コミットメントのトンネル」を通ったことはないそうです。
そのトンネルは、かけもちしては、二股以上かけていては、入れないだろ?みたいな感じでしょうね。
pretty much like は「大体、ほとんど似ている」ということでしょう。
(この記事の後半で、また pretty much が出てきます。)

その後、いろいろな具体例を挙げていますが、ジョーイが言っているのは、荒療治ですね。
苦手なものにどっぷり浸かってそれに慣れろ、ということです。
うーん、確かにそれは一つのやり方ですが、やり方を間違うと、一生それに対して恐怖心、コンプレックスを抱くという可能性もありますが。


レイチェル: Amazingly, that makes sense. (びっくりだけど、筋が通ってるわ。)
チャンドラー: You think? (そう思う?)
ジョーイ: Oh, yeah. Go for it, man! Jump off the high dive! Stare down the barrel of the gun! Pee into the wind! (あぁ、そうさ。思い切ってやってみろよ! 高飛び込みの台から飛び降りろ! 銃身を覗き込め! 風に向かっておしっこしろ!)
チャンドラー: Yeah, Joe, I assure you if I'm staring down the barrel of a gun, I'm pretty much peeing every which way. (あぁ、ジョーイ。もし銃身を覗き込んだら、きっと、おしっこがあっちこっちに飛びそうになっちゃうよ。)

レイチェルがわざわざ Amazingly と言っているのは、いつもはちょっとピントのずれたアドバイスしかしないジョーイなのに、今回のは「驚くべきことに」説得力があるからですね。

dive は「急降下、潜水」「(水泳の)飛び込み」。
high dive というのは「高飛び込み」のことのようです。
stare down the barrel of the gun というのは恐らく「銃口から銃身の中を覗き込む」ということのようですね。

pee into the wind というのは、「風”の中に”おしっこする」という感じでしょうか?(笑)
普通に立小便をする時に、風が強いと自分にかかったりしそうでいやだけど(?)、そういうことを恐れずに、風に向かって、風のびゅんびゅん吹いている中でおしっこしろ、みたいな感じなんでしょうかねぇ?
「風におしっこが負けるのを恐れるな。自分にかかるのを恐れるな。」みたいなことなのかなぁ?

先ほどは pretty much like の形で出てきましたが、pretty much は「ほとんど、大体」という意味で、ロングマン現代英英辞典では、
pretty much: almost completely
と説明されています。
pretty much the same 「ほとんど同じ」というフレーズでよく使われるようですが、このセリフの場合は、どういうニュアンスなのか、よくわかりません。
peeing にかかっているようなので、「ほとんどおしっこする」→「おもらしする、ちびる」ということか、本当におしっこしちゃわないまでも、おしっこしちゃいそうなくらいにビビってしまうよ、ということか?

every which way は「四方八方に、めちゃくちゃに、ばらばらに」。
ロングマン現代英英辞典の語義は、
every which way: (American English informal) in every direction
例) The kids ran off every which way.

つまり、「あらゆる方向に、あちこちに」ということで、例文は「子供たちは、あらゆる方向に走り去った。」

その pretty much と every which way のニュアンスを合わせて考えてみると…。
その銃の話とおしっこの話を同時に持ち出したジョーイに対して、銃を覗き込んだりしたら怖くてビビっちゃって、おしっこがあちこちの方向に飛んじゃいそうになっちゃうよ、という感じでしょうか??
(男性のおしっこの話は、私には、よくわかりません…わはは)

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2007年06月23日

トンネルの比喩 フレンズ3-4その13

昨日の解説では、チャンドラーの以下のセリフを説明しました。
チャンドラー: Look what do I do? I wanna get past this. I don't wanna be afraid of the commitment thing. I wanna go through the tunnel to the other side! (なぁ、俺はどうしよう?俺はこれを乗り越えたいんだ。コミットメントってやつを恐れたくないんだ。俺はそのトンネルの反対側に抜けたいんだ!)
そのセリフの後のシーンです。

(Joey looks quizzically at Ross)
ジョーイはロスをいぶかしげに見る。
ロス: (to Joey) Where there's no fear of commitment. ([ジョーイに] そのトンネルを抜けたところは、コミットメントの恐怖がないんだよ。)

quizzically という単語は、見た目からわかるように、quiz 「クイズ、小テスト」の関連語ですね。
quizzically は「(表情など)不審そうに、いぶかしげに」。
「今言ったのはどういうこと? よくわかんねーよ。」みたいな感じで、ロスに説明して欲しいと思っている顔です。

ロスのセリフの出だしの Where は、そのトンネルの向こう側に抜けて出た場所、「そこでは」ということですね。
意味としては、その前のチャンドラーのセリフに続けて、
... to the other side, where there's no fear of commitment.
という感じになるでしょうか。
この where は「関係副詞の非制限用法」になります。
この場合の where は and there と言い換えることができます。
「そして、そこでは」と、その the other side ではどういう状況であるかを説明しているわけですね。
実際は、チャンドラーのセリフで文は完結しているのですが、その意味がわからなかったジョーイに対して、関係副詞を使って、ロスが説明を付け足しているのです。

上のチャンドラーのセリフの流れを考えると、トンネルというのは比喩で、今から通らなければならない苦難の道、コミットメントの恐怖を克服すべき場所なわけですよね。
それを抜け出したら、もうその恐怖は克服できているという意味で、「トンネルを抜け出したい」と言っているわけです。

川端康成の雪国(Snow Country)の冒頭は、
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
ですが、そんな雰囲気で、
「その長いトンネルを抜けるとコミットメントの恐怖から解放された世界であった。」という感じなんでしょうか?(笑)

ここで、改めて、今回のエピソードのタイトルを見てみると、
The One With the Metaphorical Tunnel
となっていて、それを私は「比喩のトンネルの話」と訳してみました。
metaphorical とは「隠喩の、比喩的な」。
日本語にもなっているメタファー(metaphor)の形容詞形ですね。

フレンズには珍しく、何だか厳(いか)めしい(?)タイトルですが、その「比喩のトンネル」というのが、このセリフに出てきたトンネルのことです。
日本人にも分かり易い比喩だと思うのですが、ジョーイにはその比喩がピンと来なかったらしくて、それでわざとタイトルにしているような気がします。


チャンドラー: Do we have any... (turns around and bumps Monica's fake chest) Do we have any thoughts here? (何か… [振り向いてモニカの胸にぶつかる] 今ここで何か考えはないかな?)

チャンドラーが振り向いて身振りをつけてしゃべろうとした拍子に、彼の手がモニカの胸に当たってしまっただけなのですが…。
フレンズ3-4その9 では、my left boob と My Left Foot という映画をかけたジョークが出てきました。
そのコメント欄で、「脚本家は今回のジョークをあたためていたんでしょうけど、そのジョークのためだけのワンシーンのようで不自然な気がします。」というご意見をいただきました。
今回の、チャンドラーの手が胸に当たってしまうシーン、そして、フレンズ3-4その11 に出てきた、チャンドラーの思考がモニカの胸を見て一瞬止まるというシーン、を見ていると、このジョークのために登場させた「モニカのニセ胸」というアイテムを、何とか生かそうとしている様子が伺えますね。
セリフではなかなかジョークに出来ないので、アクションで絡むしかしょうがなかった…みたいな感じが出ているような気がします(笑)。

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2007年06月22日

コミットメント フレンズ3-4その12

チャンドラー: Look what do I do? I wanna get past this. I don't wanna be afraid of the commitment thing. I wanna go through the tunnel to the other side! (なぁ、俺はどうしよう?俺はこれを乗り越えたいんだ。コミットメントってやつを恐れたくないんだ。俺はそのトンネルの反対側に抜けたいんだ!)

get past は、意味としては、get through 「(困難などを)乗り越える、切り抜ける」と似たニュアンスの言葉です。
get through については、フレンズ1-1その3 で詳しく説明しています。
through は「…を通って、貫いて」という「貫通」のイメージですね。
そして、past は pass「通り過ぎる、通過する」の関連語で、「通り越して、過ぎて」という意味になります。
ロングマン現代英英辞典では、
past: beyond or no longer at a particular point or stage
つまり、「ある特定の点や段階を越えて、または、もはやそこにいなくて」。
ということで、get past も get through も何らかの困難を乗り越える、克服する、というニュアンスなのですが、through の方が、その困難のど真ん中を突き進んで行くイメージが強くなるような気がします。

commitment の日本語訳を英和辞典で調べてみると、「かかわり合い、献身、傾倒」「本気で深く関与すること」「特定の異性と交際すること」などと書いてあります。
今回のセリフの意味は、「特定の異性と交際すること」という意味が一番近いのですが、ちょっと説明的な日本語になってしまいますね。
ぴったり対応する日本語がない場合は、英英辞典で調べてみると、すんなり理解できることが多いです。

動詞 commit の名詞形なので、まずは commit という動詞から見てみましょう。
ロングマン現代英英辞典によると、commit の基本的な意味は、
commit:
4. SAY YOU WILL DO SOMETHING
to say that someone will definitely do something or must do something
5. RELATIONSHIP
to give someone your love or support in a serious and permanent way

訳すと、4. は「絶対に何かをする、または何かをしなければならないと言うこと」、
5. は「真剣な、そして永続的な[恒久的な]方法で、誰かに愛や援助を与えること」

5. の援助、そして 4. の意味が、日本語では「献身、傾倒」などと訳されているのでしょう。
5. の「愛を与える」という意味が、今回のような男女関係におけるコミットメントですね。
「真剣な、永続的な」がポイントなんですねぇ。
「不真面目、安易、その場限り」ではない、ということです。(プレイボーイには耳が痛い話でしょうか?…笑)

続いて、名詞の commitment も見てみましょう。
同じくロングマンでは、
commitment:
1. a promise to do something or to behave in a particular way

「何かをする、またはある特別な方法で振舞うという約束」
2. the hard work and loyalty that someone gives to an organization, activity etc
「ある人が組織や活動に与える勤勉や忠誠」
3. something that you have promised you will do or that you have to do
「する、またはしなければならないと約束したこと」

こういう語義なので、「真剣にかかわり合う」「深く関与する」という日本語訳が当てられているのですね。

フレンズはラブ・コメ(?)なので恋愛がらみの話が多く、commitment というと、そういう男女間の relationship での意味で使われる場合がほとんどです。
噛み砕いて言うと、「深いかかわり(拘り、関わり、係わり)合いを持つこと」「深入りすること」「退っ引きならない(のっぴきならない)関係になること」「引くに引けない関係になること」「遊びではなく真剣に付き合うこと」などと様々に表現できるでしょうか。

チャンドラーはあまり女性にモテなくて(笑)、女性関係が苦手である、というのは、これまでに何度も描写されてきましたが、この「コミットメントに対して恐怖心がある」というのが、これ以降、チャンドラーの特徴となります。
チャンドラーの恋愛を語る時に、なくてはならない言葉になるのですね(笑)。

through 「(トンネルを)抜けて」と to 「(反対側)に」という二つの前置詞に、力と身振りが入っています(笑)。
チャンドラーらしい強調の仕方ですよね。

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2007年06月21日

男って… フレンズ3-4その11

チャンドラーは、ジャニスと自分が「カップル」になったと思った途端、そこから逃げなきゃ、という気持ちになった、と言うのですが…。
レイチェル: Men are unbelievable. (男って信じられない。)
モニカ: What is it with you people? I mean, the minute you start to feel something, you have to run away? (あなたたち男性にとって、それは一体何なの? つまり、何かを感じ始めた瞬間に、逃げ出さないといけないの?)

What is it with you people? がよくわからないのですが、「あなたたち男どもにとって、それは何なの?」という問いかけでしょうか?
What is it? というのは、今チャンドラーが言ったような話の内容のことでしょうね。
それってどういうこと?ということなのかと。
一瞬、What's wrong with you? とか、What's with you? のように、「君、どうしたの?」みたいな意味なのかと思ったのですが、それだと it は不要ですよね。
今まで What's with you? という文章について深く考えたことがなかったのですが、この文の主語は、What で、What is with you? で、「何があなたと共に存在しているのか?」という意味だから、「あなたに何か(問題が)あるのか?」と言う意味になるのですね?(多分)
ですから、見た目は似ていても、What's with you? と、What is it with you? とは別物だ、ということになるのでしょうか?
つまり、What's with you? は「何(の問題)があなたと”共にある”のか?」で、What is it with you? は「あなた”にとって”、”それは”何か?」という意味の違いがあるように感じるのです。


チャンドラー: I know, that, (looks at her fake chest, and loses his train of thought, temporarily) That's why I don't want to go tonight, I'm afraid I'm going to say something stupid. (そうだな、それは…[モニカのニセ胸を見て、一時的に、一連の考えが止まってしまう。] だから、今夜行きたくないんだ。何かバカなことを言ってしまいそうで怖いんだ。)
モニカ: Oh, you mean like that "guy thing" where you act mean and distant until you get us to break up with you. (あぁ、チャンドラーが言いたいのは、例の「男ってやつ[男のやり方]」のことね、あなたたち男はいじわるでよそよそしく振舞うの、私たち女の方から別れを言い出すまで。)
ジョーイ: Hey, you know about that?! (おい、女たちはそのことを知ってるのか?)

ト書きの、loses his train of thought について。
train は「列車」ですが、あのように連結して列になっているので、「(人・車などの)長い列、行列」という意味にもなります。
またもっと抽象的なものにも使い、a train of thought だと「一連の考え」という意味になります。
a train of = a series of ということですね。
それを lose するわけですから、一つのテーマについてずっと考えていたのが、急に中断してしまう、ということです。
ニセモノだとわかっていても、ついつい見つめてしまうものなのでしょうか?(笑)

guy thing は抽象的な表現ですが、「男ってやつ、男のやり方」のように訳してみました。
「男がよくやる”あれ”」とか、「男のいつもの遣り口(やりくち)」みたいな感じでしょうか?
thing をロングマン現代英英辞典で調べると、
thing: IDEA/ACTION/FEELING/FACT
[countable] an idea, action, feeling, or fact that someone thinks, does, says, or talks about, or that happens

などと出ていますが、それに当てはめると、guy thing は、「男の考え、行動、感情」みたいなものになると思います。
つまり、「男はこんな風に考えて、感じて、行動する」という習性(?)みたいなものをひっくるめて、抽象的に guy thing と表現しているのだと思います。

フレンズ1-18その2 にも、guy thing という言葉が出てきました。
いつも男性陣だけでポーカーをしているのに気付いて、
フィービー: What is that? Some guy thing? Like some kind of sexist guy thing? Like it's poker, so only guys can play? (それって何? 「男が考えそうなこと」ね? 「女性差別の男が考えそうなこと」の一種、って感じ? 「ポーカーだぜ、男にしか出来ないよ」って感じ?)
と一人で勝手に怒っていましたが(笑)。

フレンズ1-18その2 を解説した時は、guy thing を「男がするもの、男の遊び」みたいなニュアンスだと捉え、「ポーカーは男の遊びだ」と言っているのかと思いました。
でも、今、見直してみると、「ポーカーは男にしかできないよ。」と思っている、その「女性差別的な考え方」を guy thing と呼んでいるような気がします。
だから、guy thing の後で、sexist guy thing と言い直しているのかなぁ?と。
thing というのは、ゲームのことを指しているのではなくて、もっと大きな意味の「思想、行為、気持ち」を表しているのだろうと思います。

that "guy thing" where ... で、その guy thing という概念の中で、男たちがどのように行動するか、というのをモニカは語っています。
act mean and distant と「act+形容詞」の形になっていますね。
act は普通、様態の副詞(句)を伴って、act politely 「礼儀正しく振舞う」、act like a baby 「(赤ちゃんのように)駄々をこねる」などと使いますが、形容詞を補語として、「…みたいに振舞う、…のふりをする」という形でも使います。
この場合は、形容詞で、まるで本当に mean で distant であるかのように振舞う、そういうふりをする、ということですね。

until 以下を訳すのが難しいのですが、get us to は、「私たち女性に…させる」という使役の意味になり、何をさせるかと言うと、break up with you 「恋人である男と別れる」ということですから、自分から別れを切り出さないで、冷たい態度を取って、女の方からさよならを言わせようとする、ということですね。
そういうのはずるい!と女性陣は責めているのです。
自分から別れを言い出すのは言いにくいから逃げている、自分が悪者になりたくないから、自然消滅するような状況に持って行こうとする…そういうのを許せない!と怒っているわけですね。

それに対するジョーイの反応は、「それに気付いてたのか? その男の本心がわかってたのか?」という感じでしょう。
つまり、そういう意図を持ってそういう行動をしていた、ということを、ジョーイ本人が認めてしまった、ということですね。

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posted by Rach at 13:28| Comment(8) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

警報が鳴り出す フレンズ3-4その10

ジャニスからの電話を取りたがらないチャンドラー。
どうやら、ジャニスと会いたくないようです。
その理由を説明するチャンドラーですが…。
チャンドラー: Okay, last night at dinner, when the meals came, she put half her chicken piccata on my plate and took all my tomatoes. (昨日の晩、ディナーの席で、食事が来た時、ジャニスは自分のチキンピカタの半分を俺の皿に置いて、俺のトマトを全部取ったんだ。)
ロス: And that's bad because..., you hate chicken piccata? (そしてそれがいやだった。それは…チャンドラーがチキンピカタが嫌いだから?)
チャンドラー: Noo. (違うよ。)
ロス: You didn't want to share your tomatoes. Tomatoes are very important to you. (チャンドラーは、トマトを分けたくなかった。トマトはチャンドラーにとって、非常に大切なものだから?)

ピカタとトマトの話を聞いても、ロスにはどうしてそれがジャニスと会いたくない理由になるのかわからないのですね(他の誰にもわかりませんが)。
チャンドラーのように表現してしまうと、確かに子供がいやなものを押し付けられて、好きなものを取られちゃった、と言う風に聞こえないでもないです。
もちろん、ロスはそれが理由だとは思っていないのでしょうが、その例えがわかりにくかったので、わざとそんな風に捉えてみせているのでしょう。


チャンドラー: No, it's like all of the sudden, we were this "couple." And this alarm started going off in my head. You know, "Run for your life! Get out of the building!" (違うよ。それって、突然、俺たちは「カップル」になった、って感じなんだ。それで、頭の中で警報が鳴り始めたんだ。ほら、「必死に[一目散に]走れ! そのビルから逃げ出せ!」)

チャンドラーは、その「二人で分け分けする」という行為が、いかにもカップルがしそうなことで、それにビビってしまったようです。
いつもデートしているわけだし、もうすでにエッチもしているわけだし(笑)、何を今さら…という気がしないでもないですが、ジャニスが断りもなく、そういうことを自然にしたのを見て、長年連れ添った夫婦がする行為のように見えたのでしょう。
今さらながら、二人は「カップル」であるという事実を思い知った、正真正銘のカップルになってしまった、という感じでしょうか。

go off は「(目覚まし時計・警報機などが)(突然)鳴り出す、鳴り響く」。
日本語では、オンはついている状態、オフは消えている状態なので、ゴーオフと聞くと「オフになる」のようなイメージを持つ方もおられるかもしれません。

実際に、go off には「(電気・ガス・水道などが)止まる、切れる」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典によると、
go off: STOP WORKING
if a machine or piece of equipment goes off, it stops working
例) The central heating goes off at 9 o'clock.
Suddenly, all the lights went off.

つまり、「機械や装置が go off すると、それが作動する[動く]のが止まる」、例文は、「セントラル・ヒーティングは9時に止まる。」、「突然、全ての明かりが消えた。」

「警報が鳴り出す」 go off の off は、恐らく、go off = leave などのように、「離れる」「分離する」のイメージに近いのかな?と思います。
タイマーが「解放される」という感じかもしれません。
「off の状態になる」じゃなくて、「go して離れる(off)」ということかなと。
この意味の、ロングマン現代英英辞典の語義は以下のとおり。
go off: MAKE A NOISE
if an alarm goes off, it makes a noise to warn you about something
例) The thieves ran away when the alarm went off.
I've set the alarm clock to go off at 7 am.

つまり、「アラーム[警報]が go off すると、あることについて人に警告するために音を出す」。
例文は、「警報が鳴った時、泥棒は逃げ出した。」、「私は午前7時に鳴るようにアラームをセットした。」

また go off には「(爆弾・花火などが)爆発する」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典では、
go off: EXPLODE
to explode or fire
例) The bomb went off at 6.30 this morning.

つまり、「爆発する、または火がつく」、例文は「その爆弾は今朝6:30に爆発した。」

この「爆発する」と「(警報が)鳴る」というのは、同じ感覚のような気がします。
上に書いたように、どちらも「解放される」感じがする、というか…(←単に私のイメージですが…)

for one's life は for dear life とも言いますが、「命がけで、全力を尽くして、必死になって、死に物狂いで」。
つまり「自分の命のために」ということですね。
ですから、run for one's life は「必死に走る・逃げる」という意味になります。
ロングマンの run の語義 1. MOVE QUICKLY USING YOUR LEGS の例文に、
Jane struggled free and ran for her life (=ran in order to avoid being killed).
というのが載っています。
ran for her life のことを、「殺されるのを避けるために走った」と説明してありますね。

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2007年06月19日

マイ・レフトフット フレンズ3-4その9

キャロルやスーザンに、「息子のベンがバービー人形で遊んでも別に構わないよ」と言ったロス。
(cut to later in the day)
場面がカットして、その日の少し後の時間になる。
ロス: Give daddy the Barbie! Ben, give, give me the Barbie. Okay, how 'bout, don't you want to play with the monster truck? (makes a monster truck sound) No. Okay, oh, oh, how about a Dino-Soldier? (squawks like a dinosaur) (パパにそのバービーをちょうだい! ベン、バービーをちょうだい、貸しなさい。わかった、これはどうかな? モンスター・トラックで遊びたくない? [モンスター・トラックの効果音を出す] だめか。じゃあ、ダイノソルジャーはどうかな? [恐竜のようにガーという音を出す])

「構わないよ、気にしてないよ」と言った直後に画面が切り替わり、思いっきりそれにこだわっている様子が映し出される…という、ありがちなパターンです(が、つい笑ってしまう…)。
モンスター・トラックについて。
Wikipedia 英語版: Monster truck に写真が出ているのですが、それがちょうどロスの持っているオモチャと、色が違うだけで形はほとんど同じですね。
モンスター・トラックとは、大きな車輪とサスペンションのついたピックアップトラック(a pickup truck)だそうです。
ウィキペディアの写真のトラックは、Bigfoot という名前なのですが、そういえば、うちにもトミカのミニカーでビッグフットがあります。

ダイノソルジャーとは?
バンダイ公式HP 1999 ダイノゾーン
バンダイ ダイノゾーン (←個人の方のサイト)
実際に"dinosoldier" という英語でぐぐると、BANDAI(バンダイ)のアクションフィギュアが結構ヒットします。
例えばこんな感じ。
Dinozone Figures at BigBadToyStore: Dinosoldier DZ-1 Dinotyranno
パッケージに日本語で説明が書いてありますので、日本からアメリカに輸入されたもの、ということのようですね。
実際のダイノソルジャーは、恐竜がロボットに変形する、という感じのもののようで、身体の一部がメカ化(笑)していますが、ロスが持っているのはそれほどメカメカした部分のない、普通の恐竜、またはウルトラマンに出てきそうな怪獣っぽい形をしています。
厳密には、これは Dino-Soldier ではなく、ロスが自分のコレクションの恐竜を、「ダイノソルジャーだぞー」と言って見せているのだと思うのですが…。

squawk は「(かもめ・アヒルなどが)ガーガー鳴く」。
発音は「スクウォーク」という感じ。
フレンズ3-1その2 で、squeak 「(ネズミなどが)チューチュー鳴く、(人が)キーキー声で話す」という単語が出てきましたが、その発音から、「クウィー」「クウォー」という音を出す、というイメージが湧きやすいですよね。
変な効果音を出したり、恐竜の鳴き声をするロスに笑ってしまいますが、それに全く反応せずに難しい顔をしたままのベンがすごい。
実に名子役ですね(笑)。


レイチェル: Ross, you are so pathetic. Why can't your son just play with his doll? (uses the Milk Master 2000 to pour milk into her cereal) (ロス、あなた、すごく哀れな感じがするわよ。自分の息子が、ただ彼のお人形で遊ぶだけなのに、どうしてそれをしちゃいけないの?)
と言いながら、ミルクマスター2000 を使って、シリアルにミルクを注ぐ。

最初に出てきたミルクマスターがここで効果的に使われています。
いつの間に購入したの?って感じですが、確かに使い勝手は良さそうですね(笑)。


モニカ: (entering from her bedroom) I gotta go to work. Has anybody seen my left boob? ([寝室から入ってくる] 仕事に行かなくちゃ。誰か私の左胸を見なかった?)
ジョーイ: I love that movie. (Joey is using it as a pillow) (あの映画、大好き。)
ジョーイは、「モニカの左胸」を枕として使っている。

モニカのセリフ、普通に聞いたら変なセリフですが、これは「付け胸」のことを言っているのですね。
モニカが働いているダイナー(簡易食堂)では、これを付けないといけないのです(笑)。
入ってきた時、やけにグラマーになっているので、もう片方のを探している、というのがわかるわけですね。

さて、上のトンチンカンなやり取りですが、これは、my left boob という言葉にポイントがあります。
このやり取り、DVDの日本語字幕では、

モニカ: 左の乳(マイ・レフトブーブ) 見た?
ジョーイ: ”マイ・レフトフット”?

となっていました。
つまり、ジョーイが言っている映画とは、「マイ・レフトフット」だということがわかりますね。
my left boob という言葉に対して、my left foot というよく似た映画のタイトルを出してきているのですが、あえてそのタイトルを言わずに、that movie 「あの映画」と表現しているのです。
それだけ有名な映画、ということなのでしょう。
私は、その映画を知らなかったので(タイトルさえも知らなかった…恥)、この字幕のお陰で、検索に時間をかけずに済みました(笑)。
「胸を見た(見かけた)?」のも、「映画を見た?」のも、どちらも see という動詞を使うので、このジョークが可能なんですね(日本語でも、どちらも「見た」になりますから、全く違和感はないですが…)。
Wikipedia 英語版: My Left Foot (film)
IMDb: My Left Foot: The Story of Christy Brown (1989)
邦題「マイ・レフトフット」(原題: My Left Foot)、この映画の主演は、ダニエル・デイ=ルイス。
脳性麻痺(cerebral palsy)のため、左足しか動かすことができない男性、が主人公です。
ジョーイが言っているように、この映画は名作らしく、1989年のアカデミー賞では、この作品で、ダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞、ブレンダ・フリッカーが助演女優賞を受賞しているそうです。

そのような感動的な映画のタイトルに似ているけれど、モニカが言っているのは、わざとらしいほど大きな「付け胸」で、そのギャップが面白いんですよね。
結局、その my left boob は、ジョーイが枕にして使っていました。さぞ、使い心地が良かったことでしょう(笑)。

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posted by Rach at 15:37| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

それが何か? フレンズ3-4その8

息子のベンがバービー人形を持っているので、
ロス: Yeah, it's, it's, it's cute. Why, why, why does he have it again? (あぁ、それ[バービー人形]って可愛いよね。もう一度聞くけど、何で、何で、何でベンがそれを持ってるの?)
スーザン: So he's got a doll. So what? Unless you're afraid he's gonna grow up and be in show business. (ベンが人形を持ってる。それが何か? それとも、ロスは恐れてるのね、ベンがこのまま大きくなって、ショー・ビジネスの世界に入ることになる、って。)

again は「もう一度尋ねるけど、尋ねてもいいかな」というニュアンスだと思います。
このセリフの前に、ロスは、what's my boy doing with a Barbie? と一度尋ねています。
そして、キャロルとスーザンはバービーについて確かにいろいろ説明はしてくれたけど、僕の聞きたいことには全然答えてくれてない、ということを暗に言いたいのでしょうね。
いくら二人の説明を聞いても、僕は全く納得できないよ、何度でも尋ねるよ、ということです。
はっきりとは言っていませんが、「何で男の子のベンが、女の子の持つようなバービーを持ってるんだ?!」と言いたいわけですね。

So what? はよく出てくる表現ですが、「それがどうした。それがどうしたと言うんだ。」という意味で、「そんなこと構わないじゃないか。」「そのことについて何か言いたいこととか文句でもあるの?」みたいなニュアンスも感じます。
2007年冬に放送されていた人気ドラマ「ハケンの品格」で、篠原涼子さんが演じる大前春子という派遣社員の口癖が、「〜ですが、それが何か?」なんだそうですね?(私は見てないけど、主人が面白いと言っていた…)
そのちょっと生意気な感じ(笑)が、まさにこの So what? なんじゃないかな、と思います。

かなり話が脱線しますが…。
ナディア・コマネチという、「白い妖精」と呼ばれたルーマニアの女子体操選手がいましたよね。
そのコマネチ選手は、1989年にチャウシェスク大統領の独裁下にあるルーマニアからアメリカに亡命しました。
その時、アメリカで記者会見が開かれて、妻子ある男性(亡命を助けたコーチ、だったかな?)との関係を指摘されて、
"So what?" 「それが何?」
と答えたので、アメリカ国民の顰蹙を買った…というニュースを見た記憶があります。(ウィキペディアなどには書いていないので、私の記憶は不正確かもしれませんが。)

記者のその時の質問内容がはっきりとはわからないのですが、彼女は英語が母国語ではないので、ただ相手の質問の意図を確認するために、「それで具体的に何を尋ねておられるのですか?」みたいな意味でそう言っただけなのかもしれない、とも思えます。
しかし、その言葉が「生意気だ」と取られてしまったようで、私にはそのイメージがものすごく強くて、この言葉は使い方に気をつけないといけないなぁ、とずっと思ってきました。

スーザンのセリフは、DVD日本語字幕では「大人になったらゲイ能界に入るのが心配?」となっていましたが、この場合の show business も、普通の「芸能界」というより、「ゲイ能界」(ゲイの人が多い芸能界?)という意味で言っているのだと思います。
ほんとかどうか知りませんが、芸能界にはゲイの人が多い、と言いますからねぇ。
フレンズ2-4その4 でも、プロのアイススケーターであるダンカンに、「ゲイじゃなくてストレートだなんておかしいわ。」とフィービーが言っていましたね。
女の子のする遊びが趣味で、そのまま大きくなって、女の子みたいな男性になっちゃうんじゃないか、と懸念してるの?と、スーザンは問い正しているわけです。


キャロル: This doesn't have anything to do with the fact that he is being raised by two women, does it? (これは二人の女性に育てられているっていう事実とは何の関係もないわよ、ねぇ?)
ロス: You know what? It's fine. If you're okay with the Barbie thing, so am I.. (ねぇ、もういいよ。もし、君たちがバービーの件に問題を感じていないなら[バービーで遊んでも構わないと言うのなら]、僕もオッケーだよ。)

女二人が育ててるからこうなった、ってロスは言いたいわけじゃないわよねぇ?と、キャロルは釘を刺しているのですね。
そんなこと言ったら承知しないわよ、って感じでしょうか。
さっきも言ったように、ベンが自分で選んで、彼が勝手に気に入っているだけで、私たちが押し付けたわけじゃない、と。
それは多分その通りなのでしょうが、やっぱり一緒に住んでいる人の性別によって、ある程度の影響を受けることというのはありますよね。
上に兄がいるのと、姉がいるのとで、下の子の遊びの内容が違ってくる、というのは絶対にあると思いますし。
兄の影響で、戦隊モノとか恐竜キングを喜んで見ているうちの娘は、最近、やっとプリキュアを見るようになりました(笑)。

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posted by Rach at 17:01| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月17日

ドラマを使った英語学習

今さらですが、「ドラマを使った英語学習」について、思うところを述べてみたいと思います。
今までいろんな方とのコメントのやり取りでちょこちょこと書いてきたことをまとめたようなものになっています。

ドラマを使った英語学習に対して、懐疑的な意見をお持ちの方もおられるような気がします。

「ドラマの英語を学んでも、簡単な日常会話しか身に付かなくて、それでは英検のようなアカデミックな試験に通用する力はつかない」とか、「『ドラマの英語』と『英検などの試験の英語』は別物だ」、と思っている方は結構多いような気がするのです。

「ドラマの英語を使って英語を学ぶことは邪道だ」とか「そんなお気楽に英語が学べれば、誰も苦労はしないんだよ」みたいな意見もあるかもしれません。

私はそういう意見を断固否定する、というわけではないですが、人が思っているほどドラマの英語は簡単ではありません。

ちょっとした言葉遣い、単語の選び方に、人の感情が込められているからでしょうか。
言葉が言葉通りの意味でなかったり、二重三重の意味が込められていることもあり、実はとても複雑なのです。
難しいと言われている、英検1級一次試験の長文読解の方が、むしろ論理がシンプルでわかりやすい、と思えることもあります。
「わかりやすい」なんて傲慢な意見だと思われるかもしれませんが、
英検長文は難しいけど… 1級一次(読解編)その1 で書いたように、長文読解の点数は良かったので、少しは説得力があるといいなぁ、と思うのですが…(笑)。

ドラマで英語を学ぶ、ということは、ただ会話で使える「日常会話表現」だけを学ぶことではないのです。
(そもそも、「日常会話」の定義って何だろう?という疑問もありますが…)
ただの挨拶や相槌だけでは、ドラマが成り立ちませんからね(笑)。
ちゃんとエピソード毎に何らかのテーマがあって、それに関して話が進んで行く。
フレンズのようなドラマでも、時には長いセリフが出てきて、その内容や論理の展開を瞬時に理解するのは難しいなぁ、と思えるものも結構あります。
昨日も書いたように、「英文の構造を意識しながら読む、聞く」習慣が出来ていないと、とうてい、そのドラマの内容を楽しめるところまではいきません。

英語の持つニュアンスを、言葉の選び方や、単語の並び方から理解する、
ドラマという目で見える状況で使われるセリフを理解することで、前後関係がはっきりし、その単語のニュアンスがより掴み易くなる、
などなど…。
辞書でも、語義を説明する際に、ある程度の状況説明は書いてありますが、その状況がドラマでは目に見える形で表現されている、だから、よりわかりやすいのです。

また、逆に「ドラマの英語は難しすぎる」と思っている方もおられるでしょうね。
例えば、「文化や慣習に関する知識がないと、もしくは海外で生活した経験がないと、その面白さがわかるわけがない。日本人の我々には、わからなくて当然だよ。」と、はなから理解することをあきらめている、という感じでしょうか。
でも、私も海外で生活した経験のない人間ですが、このネット社会においては、日本に居ながらにして、いろいろなことを検索して調べることができます。
英英辞典は、ロングマン現代英英辞典を主に使っていて、それはパソコンに辞書ソフトをインストールしたものを使っているのですが、それ以外に、
オンラインフリー辞典の Merriam-Webster Online Dictionary
オンラインスラング(俗語)辞典の Urban Dictionary
後は、映画やドラマなど芸能関係のデータベースである IMDb (The Internet Movie Database)
それから、ご存知、フリー百科事典 Wikipedia などをよく使っています。

だいたい、これくらいを当たれば、それなりの情報は手に入ります。
そこにも書いていない場合は、いろいろ検索ワードを駆使して Google で調べることになるのですが、それは「勘と慣れ」で、調べ物ばかりしていれば、自然と検索の腕も上がってくるような気もします(笑)。

もちろん、ネットの情報はその全てが正しいわけではありません。
私はウィキペディアの情報でさえ、「あの有名なウィキペディアには、そう書いてある」という程度に捉えていて、間違った情報が含まれている可能性も当然あると思いながら使っています。
「そういう意見もあるんだ」くらいに距離を置いて聞く癖をつけておかないと、ただ情報に振り回されるだけの人間になってしまいます。
ネットに書いてあること、あるいは他人の意見をただ鵜呑みにするのではなく、自分で再度調べ直してみる、くらいのつもりは必要ですね。
とにかく、今の時代は、「それなりのこと」はパソコンで調べることが出来ますから、ヒントくらいは見つけられるのではないでしょうか。

そして、ドラマで学ぶ際においては、完璧には理解できないかもしれないけど、それらしいところまで近づけたら、万々歳だ、くらいの軽い気持ちで臨むべきだと思います。
問題集のようにはっきりした「答え」があるわけではないからですね。
「答え」にたどり着けなくても、その答えを見つけようとした過程でやってきたことが、英語力を高めることに繋がっているわけです。

ドラマで学ぶことの長所は、題材が豊富に提供されることです。
文法書を最初から順番に読むのではなく、その文法的な話がランダムに出てくる。
出てきたところで、これはどんな文法知識があれば解読できるかと考えて、その文法事項を読む。
イメージが湧かないなぁ、と思えば、初歩的な単語でも英英辞典で調べてみる。
提供される英語は、ブロークンである場合もありますが、何と言ってもアメリカで視聴率ナンバーワンだったドラマですから、「文法的間違いがあっても、ネイティブには確実に”通じている”生きた英語」なんですね。
間違いそのものが魅力だったりする場合もあるでしょう。
生きた英語に大量に触れて、その意味を一つずつ紐解いていくことで、少しずつ、自分の中に表現が蓄積されていく…それがこのドラマを使った英語学習なのです。
作られた教材だと、それを使う人のレベルに合わせて、文章の難易度や語彙レベルを調整してあるでしょう。
そういう操作された教材ではなく、アメリカのネイティブが普通に見ている、難易度などは全く考慮されていないものを見て学ぶことで、なかなか文法書を読んでいるだけでは学べないような、難しいニュアンスも学べたりするわけですね。
言葉ではっきりとは説明できないけれど、ドラマから肌で感じた感覚、というのでしょうか。

英語を学ぶことは、決して楽ではないと思います。
英語をものにしよう!とある程度勉強してみたことのある方は、みんなそれをいやというほどわかっているでしょう。
簡単に身に付くものではないから、「ノルマをこなす」ような学び方はしたくないと思うのです。
できるだけ「楽しく、興味を持って続けられる」方法を取りたいと思うのです。

英語を学ぶために、語彙や文法などの一定の知識を順番に身に付けていかなければならない、と自分にノルマを課すのではなくて、ただただそのドラマのセリフを理解することだけを目標にして、セリフを解読するために、語彙や文法の該当部分を調べていく…というやり方で、だんだんその「解読の仕方」みたいなものが掴めてくるように思います。
それが英語を「理解する」ということだと。

最初は本当にちんぷんかんぷんだろうと思います。
字幕なしで理解できる日なんか来るのだろうか?と私も最初は思いました(笑)。
が、それを続けていると、だんだんコツがつかめてくるはずです。
そういう「解読のコツ」みたいなものをお伝えすることができればなぁ、と思って、このブログを書いています。
まぁ、素人の私が書くものを「コツ」と言うのもえらそうですが、私はこんな風に考えて、こんな資料や情報を使って、こんな風にアプローチしてみた、という、私の思考の過程をお見せしているわけですね。

どんなドラマでも、どんな映画でも、その「解読のコツ」みたいなものは同じだと思いますから、ご自分の好きな作品を使って、そのセリフの意味を「解読」することに挑戦してみてはいかがでしょうか。
その大好きなセリフの意味を、オリジナルの英語で受け止められるようになれたら、素敵だと思いますよね?
日本語を介さず、ダイレクトにその意味を感じられた時の感動は、言葉にはできないほど素晴らしいですよ!

明日は、フレンズ解説に戻ります。

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posted by Rach at 08:21| Comment(14) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

ブログを休まなかった理由

今日は、「英検1級を受ける!と決めてからも、このブログを休まなかった理由」について書いてみたいと思います。

このブログで台詞(セリフ)を細かく分析して、「文の構造を意識しながら理解する」という訓練を積んだことが、英文を読む・書く能力に繋がった、と私は思っています。
英検長文は難しいけど… 1級一次(読解編)その1 で、その件について触れています。

リーディングやライティングの能力を伸ばすには、多読が必要だ、と言いますが、私は本当に洋書を読まない人間なのです。
何の自慢にもなりませんし、却って恥ずかしいことなので、これからは積極的に読んでいこうと思っていますが、そういう多読をすることなく、英検1級の一次試験にストレートで合格できたのは、「英文の構造を意識しながら読む」訓練が、このブログを書くことで出来てきたからだと思っています。

そのブログでの学習効果を身を持って感じていたから、私は英検1級に向けた勉強をしている間も、このブログを休まなかったのです。

英検合格を目指すなら、英検に特化した勉強(過去問や対策本)をすべきだ、と思う人は多いでしょう。
私も、テストを受ける限りは、合格や高得点を狙って取り組むべきだと思っているので、それについて異論はありません。
逆に、テストを受けるのに、何ら対策もしないで臨むのは、お金と時間の無駄だ、とさえ思っています。
ですが、私がこのブログ上でやっていることは、私が英検に向けて勉強している内容と、それほど方向性が違っているとは思いませんでした。

それはあくまでこのブログを「書いている」管理人の私にとって、という意味であって、このブログの記事を読んだ読者の方に、何か英検受験に役立つ知識が身に付く、という意味ではありません。

つまらないトリビアネタにげんなりしている方も多いと思うのですが(笑)、確かにそんな知識は直接英語力を高めることには繋がりません。
ただ、そういうトリビアネタのすべてを、日本語に訳されたサイトから拾ってきたのであれば、それはあまり意味のないことだと思いますが、英語で書かれたネットの情報の海から必要な情報を見つけ出したり、意外な事実を英語を読んで知ったりする、という能力を高めることは、英語を使いこなす訓練に繋がると思っています。

あの、トリビアネタの収集は、自分の好奇心の赴くままにやっていることですが、何か自分に興味のあることがあれば、私と同じように、とことん調べてみたら面白いですよ、そして同時に英語の力もつきますよ、ということを訴えたい、ということもあるのです。
よく「英語力を伸ばすには、何をしたら良いかわからない」と言う方がおられますよね。
そういう場合は、いろんな方のアドバイスを参考にされたらいいと思うのですが、やはり結局は「自分の興味のあることしか続かない」と思うのです。
洋書の多読を勧められても、あまりそういうことに興味がない、という方もおられるでしょう。
私は、洋書を何ページ、何万語読んだ、とか、参考書や問題集を何冊仕上げた、というように、何かをノルマみたいにこなすよりも、ただ、「知りたい、調べたい」という好奇心や欲求から、大量の英語を知らず知らずに読んでいた、という方が、やっている本人も楽しいのではないかなぁ、と思うのです。
自分がしてきた勉強の結果を積み上げて確認してみたい、という気持ちはよくわかります。
本なら、そのやってきた「量」が、目に見えてわかるわけですからね。
でも、「あまり読みたくないけど、ノルマで読んだ」という本なら、実際のところ、あまり知識としては身に付かないのではないかと思うのです。

「ドラマで英語を学ぶことと英検とは無関係ではない」ことを証明するために、ブログを休まなかった、のです。
私は自分の時間が限られたものであること(自分はもう若くない、とか…笑)をいつも強く認識しているので、英検に合格するぞ!と決めた以上、もしこのブログを続けることが英検の勉強の邪魔になると思えば、ブログを休んでいたと思います。

私はむしろ、英語を英語のまま理解する貴重な場として、毎日、これを続けていたかったのです。
下書きをただ順番に投稿しているだけとは言え、投稿前には必ずじっくりと読み直して、間違いがないかをチェックします。
ですから、毎日投稿している、ということは、毎日、必ず英語のセリフに触れて、そのニュアンスを確認する、という作業を無意識のうちに行っているわけです。

英検を受けていることをひた隠しに隠そうとするために、ブログを続けていたわけではありません(笑)。
英検を受けることを公表すると、きっと「無理をしないで、試験までは休んだらどうですか?」とアドバイスして下さる人がいたり、何か英語についてとことん議論したいと思えるトピックがあっても、「もうすぐ試験みたいだから、議論は遠慮しておこう」と遠慮する方がおられるのではないか、という気がしたからです。
読者の皆さんと英語に関する議論をすることで、私はここまで「育てられてきた、鍛えられてきた」という思いがあります。
だから、私の訓練の場であるこのブログを続けることをやめなかったのです。

…とまぁ、熱く語ってはおりますが、3回目でやっと、それもギリギリの点数(60点…笑)で合格したことで、私は「私のこの学習法が英検に有効だ!」と偉そうに断言することはできなくなってしまいました、かねぇ?(笑)。
それでも、少なくとも、私が英検1級の受験を考えることができるほど自分の実力に自信が持てるようになったことと、一次に1回目の挑戦で合格したことに関しては、効果があったのは間違いないと思っています。

その「ドラマを使った英語学習の効果」について、明日、もう少し語ってみたいと思います。
(明後日はフレンズ解説に戻ります。)

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posted by Rach at 13:31| Comment(0) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

ブログ2周年

ブログを始めて、今日でちょうど2年となりました!
こうして2周年を迎えることができたのは、いつも読んで応援して下さっている読者の皆様のお陰です。
本当にありがとうございます!

去年の1周年の時には、無謀にも、「私の声を公開する!」というのをやりましたが、今年は、やりません(笑)。
英検関連の記事でも書きましたが、あれは英検の面接試験に向けて、自分の発音に向き合う度胸をつけたかった、もっと発音を磨かないといけないと自分を戒めるためにやったことだからです。
もちろん、あれには「○周年記念企画」という意味もあったのですが、毎年企画を考えていると、企画のインフレ化が起こって、そのうちネタがなくなりそうですしねぇ…(笑)。

この1年間は、本当に英検に振り回された1年で(笑)、やっと合格することができて、本当に嬉しかったです。
この1年の間に、ブログを投稿しなかったのは、大晦日の12月31日と、GWの4月30日の2日だけ(家族旅行のため)。
それ以外は、毎日更新していました。

時々、ふと、「これを毎日続けていて何になるんだろう?」と思うことは正直あります。
ただ、下書きを先に書いていて、ストックがあるので、そういうローな気分の時でも、投稿を続けていられるんですね。
「意味がないかも」と思った時はただルーティンのように投稿し続ける、そうすることでまた新たな発見があったりして、またやる気が出たりする。

実際に、このブログを書かなくなったら、かなりの自由時間が増えるでしょう。
でも、それを使って何をしたい、というのが、今は英語以外、特にないのです。
「何かやっている」自分を見るのが好きなのかもしれません。
母以外、妻以外の自分の時間が欲しいと思うのでしょうね。いち英語学習者の Rach になれる時間がとても好きです。
そして、頑張っている自分を見ると、「私もまだまだイケるかも」とこの歳でも(笑)思える、ということでしょうか。
頑張っている、というのは、ただ自分の時間を費やしている、という意味ではなくて、自分の中に何かが身に付いている、自分が一生懸命頭を回転させて何かを考えている、ということを実感できる、ということですね。
専業主婦をやっていると、それなりに悩みはありますが、そういうのは考えても悩みが深まるだけで、余計に煮詰まってしまう気がします。
英語の悩みは、悩めば悩むほど、いろんな知識が身に付いて、世界が広がる気がします。

私が思うがままに勝手に書いているブログを、いつも読んで下さっている読者の方には本当に感謝しています。
また、ランキングをクリックして応援して下さっている方には、感謝の気持ちでいっぱいです。
もう2年も経つというのに、ランキングの上位にいさせていただけるなんて、本当にありがたいことですね。
このブログが少しでもお役に立てているか、少しは面白い記事が書けているか、を知るのに、ランキングが一番のバロメーターになっているのです。

また、たくさんの方に見ていただいていると自覚することで、調べ物もとことん調べてみようと思うんですね。
私一人が家でひっそりDVD学習をしているだけだと、わからないことはちょこちょこっと検索してみて、「ふーん、そういうことかぁ…」程度で終わってしまっていると思います。
また、フレンズが好きで英語が堪能な方々にこのブログを知っていただけると、わからないことは教えてもらえる、間違った部分は指摘してもらえるチャンスも増えます。

そして、実際、このブログを書くに当たっていろいろと調べ物をし、英語に大量に触れて、と同時に自分の中で何とかそれを消化し蓄積しようとすることで、私の英語力というのも格段に(←自分で言うなよ!…笑)上がってきているのです。
それはもう自分でよ〜くわかります。
ブログを始める前は「ただ、TOEIC900点ホルダーの肩書きを持っているだけ」という感じでした。
そう言うと、人は謙遜していると思うのでしょうが、本当に謙遜ではなく、実力の伴わないただの肩書きに過ぎませんでした。
その頃と今とで、TOEIC の点数はそれほど変わっていません(930点→945点)が、私の中身は全然違っていると断言できます。
英検1級に合格できたことが、その私の成長を一番表していると思いますし、だから、合格できてとても嬉しかったんですね。
過去の記事と今の記事を比べると、私の英語に対する理解度が全く違っているのがよくわかるのではないでしょうか? 記事の掘り下げ方のレベルもかなり違いますし…(笑)。

これは「解説型ブログ」だと言いながらも、やっぱり私の「学習記録」でもあるわけでしょう。
私はこんな風に考えてみた、調べてみたらこんなことじゃないかと思う…。
そうやって根拠を示した上で一つの理論を書いてみて、それに対して、もっと詳しい方が、あれやこれやとアドバイスを下さる…本当にありがたいことだと思っています。

このブログは、フレンズに特化したブログで、フレンズを知らない人、もしくはああいうシットコムが苦手な人、ドラマで英語を学ぶことに興味がない人、にとっては、何の価値もないブログだろうと思います。
私は英語学習に「絶対」はないと思っていて、それぞれ自分の趣味や性格にあった材料を使って、自分のやり方にあった学習法をしていけばいいと「強く」思っています。
だから、私はフレンズに興味がない人に、「絶対に見て下さい!」と言うつもりは全くないし、そんなことをこれまで言ったこともありません。
フレンズを見て面白い、これで英語を学べたら楽しそう、と思って下さった方に対しては、その効果や方法を説明したいと思う、それがこのブログなんですね。
私はたくさんの映画やドラマを見たわけではないので、何よりもフレンズが一番だ!と主張しているわけでもありません。
「私はこれが英語学習に一番向いていると思った」というだけのことで、それぞれの方が、好きなジャンルのもの、好きな俳優が出ているものを見て学ぶのが一番だと思うんですよ。

私がフレンズというシットコム(シチュエーション・コメディ)を選んだのは、ジョークやユーモアを理解する、ということは、コミュニケーションにおいて、とても大切なことだと思うからです。
人とのコミュニケーションでは、まずは、相手の言うことを理解すること、その次に、自分の考えを述べることが大切ですが、会話を「楽しむ」には、そういう相手との駆け引きみたいなものも必要になってくるでしょう。
チャンドラーみたいな高等なジョークは言えなくてもいいでしょうが(笑)、ちょっと相手をクスっと笑わせるくらいの洒落たことを言ってみたいと思いますよねぇ?

このブログ、どのシーズンまで続くか、とか、あと何年間続くか、というのは本当にわかりません。
ブログを継続すること、ファイナルまで到達すること、にそれほど拘っているわけでもありません。
ただ、フレンズの脚本というのは本当に完成度が高くて、それを「解説したい、説明したい、フレンズの面白さを他の多くの人たちと共有したい」という気持ちで続けているのでしょうね。
そして、もちろん、その行為を認めて下さる方がいるからこそ、頑張れるのだと思います。

皆様の応援、いつも本当に心から感謝しています。
英語学習、これからも一緒に頑張っていきましょうね!

明日は、「英検を受ける!と決めてからも、このブログを休まなかった理由」について書きたいと思います。

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posted by Rach at 10:30| Comment(26) | 節目となる出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月14日

安心毛布 フレンズ3-4その7

[Scene: Monica and Rachel's, Carol and Susan are dropping off Ben]
モニカとレイチェルの部屋。キャロルとスーザンがベンを部屋に送ってくる。
ロス: Where's my boy? Here's my boy! And here's... his... Barbie! (Ben is holding a Barbie doll) What's ah, what's my boy doing with a Barbie? (坊やはどこかな? 坊やはここだね! そして、これは、ベンの…バービー人形だね! [ベンはバービー人形を持っている。] 僕の坊やはバービーで[を持って]何をしてるのかな?)

子供にデレデレのパパらしく、「僕のベンちゃんは、どこかな〜♪、ここだね〜♪」と言った後、「そしてこれは〜♪ バービー!?」みたいに驚いているのがおかしいです。
定番の三段落ち(似たようなフレーズを続けて、三回目に「落ち」を持ってくる?)という感じでしょうか。
日本でのリカちゃん人形のようなものですから、そういう女の子が遊ぶような人形を持っていることについてびっくりしているのですね。


キャロル: He picked it out of the toy store himself, he loves it. (おもちゃ屋さんで自分でそれを選んだのよ、それが大好きなの。)
スーザン: He carries it everywhere, it's like a security blanket. But with ski boots and a kicky beret. (ベンはそれをどこでも持ち歩いているの。お守りの毛布(セキュリティー・ブランケット)みたいなものよ。でも、これはスキーブーツを履いて、おしゃれなベレーを被ってるけど。)

carry ... everywhere は「…をどこでも持ち歩く、携帯・携行する」。
フレンズ3-4その4 で、I keep notepads everywhere という表現が出てきた時に、「私はどこへ行くにもメモ帳を持ち歩いている」と間違って訳してしまったのですが(正しくは、「メモ帳をあちこちに置いてある」)、どうやら、この carry ... everywhere と同じニュアンスだと思ってしまったようです。

security blanket は「精神的安定、安心感を得るために、幼児がいつも手にしている毛布、お守り毛布、安心毛布」のことで、そこから「それがあると安心できるもの、気を落ち着かせるもの、精神安定剤」のような意味にもなります。
この毛布は、ピーナッツ(スヌーピーが出てくる漫画)のライナスがいつも持っているので、日本でも有名ですよね。
「ライナスの毛布」というと、あぁ、あれね!とピンと来る方が多いでしょう。
日本のスヌーピー公式サイト では、その青い毛布を持って指をおしゃぶりしているライナスの姿を見ることができます(絵が小さくて残念なんだけど)
そのサイトの、紳士淑女録 Linus にも、その毛布の説明が書いてあり、さらには、ライナスがその毛布を持って初登場した時の4コマ漫画が載っています。(この漫画、かわいいっ!)
ベンはまるで「ライナスの毛布」のように、それを肌身離さず持っている、と言うのですが、バービー人形なので、おしゃれで、スキーブーツを履いてベレー帽まで被っているのです。
kicky は「かっこいい、(ファッションが)おしゃれな」。
kick という名詞は、サッカーボールをキックする、の「キック」ですが、「楽しみ、刺激、興奮、スリル」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典では、
kick: something that you enjoy because it is exciting (synonym: thrill)
つまり、「エキサイティングなので楽しめること(もの)。類義語は thrill」。

そういう「刺激、興奮」という意味が形容詞化したのが、kicky で「いけてる」って感じでしょうかねぇ。
ちなみに、kicky と似た感じの単語に、kinky というのがありますが、これは「異常な、変態の」という意味になります。
間違って使うと大変なことになりそうですね(笑)。
beret は「ベレー帽」。
発音はバレイ(ブレイ)という感じで後ろにアクセントがあり、発音や見た目からもわかるとおり、フランス語から来た言葉ですね。

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posted by Rach at 10:41| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

ドール(人形) フレンズ3-4その6

キャスティング・ディレクターとの電話交渉がうまく行ったフィービー。
フィービー: Annie, you are a doll, what time can you see him? (to Monica) I need a pen. (Chandler hands her one, but she needs something to write on, so she tilts Chandler's head over and writes on the back of his neck) (アニー、 あなたは、いい人ね。何時に彼に会ってくれる? [モニカに]ペンが要るわ。)
チャンドラーがフィービーにペンを渡すが、書くもの[紙など]も必要。そこで、フィービーはチャンドラーの頭を前に傾けて、彼の首の後ろに文字を書く。

doll はご存知「人形」ですが、ここでは「いい人ね。」という意味で使っているようです。
ロングマン現代英英辞典によると、
doll:
2. [countable] (old-fashioned informal) a word meaning an attractive young woman - now usually considered offensive
例) Hey, doll, why don't you get me a cup of coffee?
3. [singular] (American English informal) a very nice person
例) Thanks, you're a doll.

つまり、2. は「(古い、くだけた表現) 魅力的な若い女性を意味する言葉。現在は失礼だと見なされることが多い」
3. は「(アメリカ英語でくだけた表現) とてもいい人」。

今回のフィービーのセリフの意味は、3. ですね。
例文の「ありがとう、あなたはいい人ね。」というのが、今回のセリフと全く同じニュアンスです。
「人形」というと「可愛い」というイメージがあり、日本語でも可愛い子供を見た時に、「お人形さんみたいに可愛いわね。」などと言ったりします。
英語でも「若い美人」という意味になるようですが、それを相手に直接使うと、少し無粋(不粋、ぶすい)な表現だと思われるようですね。
ロングマンの 2. の語義の例文のニュアンスは、「なぁ、そこのきれいなおねーちゃん[べっぴんさん]、俺にコーヒーをひとつくれへんか?」(←何故か大阪弁?)みたいな感じでしょうか。

Merriam-Webster Online Dictionary の語義は、
doll:
Etymology: probably from Doll, nickname for Dorothy
1. a small-scale figure of a human being used especially as a child's plaything
2.a.(1) a pretty but often empty-headed young woman
c. an attractive person

1. が、一番一般的な「人形」という意味。
2.c. は「魅力的な人」ということですが、2.a.(1) の意味は「かわいいけれども、しばしば頭が空っぽな若い女性」ということになりますね。

人形はかわいいけれど自分の意思では動かないのでそういう意味があるのでしょう。
日本語でも「人形」には「操り人形」(自分の意思ではなく、他人の思うがままに動く)のイメージがあるので、小さい子供には、「可愛い」という誉め言葉として「人形」という言葉を使うことがあるけれど、若い女性には使わない、ということなんでしょうね。
上のロングマンの語義で「現在は失礼だと見なされることが多い」とあったのは、その「頭が空っぽ」のイメージがあるから、でしょう。
また、M-W にあるように、doll の語源は、ドロシー(Dorothy)の愛称ドール(Doll)から、ということだそうです。
「オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)」の主人公の女の子がドロシーでしたね。
日本人の私でも、ドロシーと聞くと、フリフリの服を着た、お人形さんみたいに可愛い女の子のイメージがあります。

フレンズ2-10 では、エステルが doll という言葉を使っていました。
ジョーイ: OK, uhh, listen, there's something I want to talk to you about. The network casting lady... (あの、お話したいことがあるんですけど。例のネットワークのキャスティング担当の女性のことなんですが…)
エステル: Oh, isn't Lori a doll? (あぁ、ローリーちゃんは可愛いでしょ?)
ジョーイ: Oh, yeah, yeah she's great but. . . I kinda got the feeling that she was, sort of... coming on to me. (えぇ、そうです、彼女は素敵です。でも、彼女が僕に色目を使っているような気がしたりするというか…。)

ここでは、「見た目が可愛い女性」「かわいこちゃん」みたいなニュアンスで使っているのでしょう。
エピソードは別ですが、どちらもキャスティング担当の女性に対して使っており、どちらもエステルが絡んでいるので(笑)、ちょっと面白いなぁ、と思いました。

she needs something to write on は on the paper, on the notebook などの「用紙類」が欲しい、ということですね。
よく私の友達が、「書くものと”書かれるもの”をちょ〜だ〜い!」と言っていましたが、確かにペンなどは書くもので、紙などは書かれる(←受身形)もの、ですね(笑)。
tilt という単語は、フレンズ2-15その6 に出てきました。
また、フレンズ1-2 にもこんな形で出てきましたね。
ロスの赤ちゃんの超音波映像を見ているフレンズたち。
フィービー: You know, if you tilt your head to the left, and relax your eyes, it kinda looks like an old potato. (ねぇ、頭を左に傾けて、目をリラックスさせて見たら、古びたじゃがいもみたいに見えるわよ。)
ロスが感動しているのに、何とも容赦のないセリフでした(笑)。

まるで男の子が散髪屋さんで襟元をバリカンで刈られる時みたいに、首をぐいっと前に傾けられるチャンドラー。
ここでは tilt his head over になっていますが、tilt his head forward でも同じような意味になるでしょうね?
反対に、ヒゲをそる時のように首を後ろに傾けるのであれば、tilt his head back になるかと思います。


チャンドラー: Get the woman a pad! Get the woman a pad! A pad! A pad! (その女性にメモ帳を渡せ! そいつにメモ帳を! メモ! メモ!)
モニカ: Oh, now you want a pad. (まぁ、ほら、やっぱりメモ帳が必要でしょ。)

このセリフのリズム感が、いかにもチャンドラー的ですよねぇ。
Get someone something は「(人)に何かを持ってくる、もたらす」。
Get me that tissue. なら「そこのティッシュ取って。」ということです。
フィービーにメモ帳(notepad)を渡せ、ということなんですが、普通なら、Get her a pad! と言うと思うのですが、それをわざと、the woman 「そこの女性」と言っているのが面白い気がします。
「俺の首に文字を書いてる、”その一風変わった女性”にメモ帳を!」という感じでしょうか。

それに対して、勝ち誇ったように、メモ帳の必要性を説くモニカが面白いです。
フレンズ3-4その4 で、
モニカ: See, now this is why I keep notepads everywhere.
フィービー: Yep, and that's why we don't invite you to play.
というやり取りがありました。
コメント欄でご指摘があったのですが、その記事で私が最初に書いた日本語訳が間違っていました。
正しくは、「(いつでもメモが取れるように)部屋のあちこちにメモを置いてある」とモニカは言っているのですね。
(その詳しい解釈については、その記事のコメント欄をご覧下さい。play の詳しいニュアンスについても触れています。)

「そんな几帳面な人は(あるいはそういうイヤミを言う人は)、かくれんぼみたいな遊びの仲間に入れてあげない」とか言ってたけど、やっぱり、すぐに手の届くところに置いておけば良かった…って、今、後悔してるでしょ?という感じ。
そういう細かいこと言うから嫌われるみたいに言うけど、その考えの正しさを、今、思い知ったでしょ?というところでしょうか。

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posted by Rach at 11:49| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月12日

This is it. フレンズ3-4その5

キャスティング・ディレクターに電話をかけるフィービー。
ジョーイ: What, what are you doing? What are you doing? (何やってるんだ、何やってるんだよ。)
フィービー: No, no, no, I know, I know, ooh. (on the phone in a different voice) Hi, this is Caitlin from Phoebe Buffay's office. Um, is um, Ann there for Phoebe? She'll know what it's about. (いいの、いいの、わかってるんだから。[電話では別の声で] はい、私は、フィービー・ブッフェ事務所のケイトリンよ。アンはいるかしら、フィービーが話したがってるの。アンは何の用件かわかるから。)
ジョーイ: Hang up, hang up. (reaches with his good arm, but Phoebe grabs it and he tries to reach the phone with his other arm but can't because of the sling.) (電話を切れ、切れよ。)
と言いながら、ケガをしていない方の腕を伸ばすが、フィービーはそれを掴む。ジョーイはもう一方の腕を電話に伸ばそうとするが、スリングをしているので手が届かない。
フィービー: (on phone) Annie? Hi. Listen, we got a problem with Joey Tribbiani. Apparently, he missed his audition. Who did you speak to in my office? Estelle? No, I don't know what I'm going to do with her. No. All right, so your husband leaves and burns down the apartment. The world does not stop. (アニー? ねぇ、聞いて。ジョーイ・トリビアーニのことで問題があるのよ。どうやら、彼はオーディションを受け損ねたみたい。あなたは、私の事務所の誰にオーディションのことを話したの? エステル? 彼女をどうにかしてやらないとね。そう、夫が家出して家に放火する、世界は止まらないわ。)
チャンドラー: Is anybody else scared? (誰か他に怖がってる人いる?)
フィービー: (on phone) Right, well look, um, if Joey loses this audition, that is it for Estelle. I don't care! (わかった。もしジョーイがこのオーディションを逃したら、今言ったことがエステルの運命になるわ。かまうもんですか!)

最初のセリフでは、フィービーは、フィービー・ブッフェというエージェントの秘書、ケイトリンを演じているようですね。
そして、電話がアンに代わった時点で、フィービー・ブッフェという名前のエージェントとして話しているようです。(その辺りの区別がいまいちはっきりしないのですが…)
エージェント側も、キャスティング・ディレクター側も、どちらもまずは秘書が用件を取り次ぐのでしょうね。
でも、エステルの事務所は、エステル本人がいつも直接電話をかけてますね。(彼女は一人であの事務所をやっているようですからしょうがないですが…笑)

フィービーは、エステルがジョーイにオーディションの連絡をし忘れたという設定で話しています。
エステルはいつの間にか、フィービー・ブッフェ事務所の一員にされているようです(笑)。
I don't know what I'm going to do with her. は「エステルをどう処置することになるのかわからない。」ということで、つまりは「一体、エステルをこれからどうしてやろうか。」みたいに、何かお仕置きみたいなことを想定しているようですね。

your husband leaves and burns... の部分について。
your となっているのですが、この場合は、電話の相手のアンのことを言っているのではないようです。
相手に再度オーディションを受けさせてもらおうとしているのに、相手に不幸が起こるようなことを言うのはおかしいですからね。
その後のセリフで、That is it for Estelle. という表現も出てきますし、エステルにはそういう不幸な出来事が起こるわよ、と凄んでいるようです。
この your の you は一般の人を表わす you で、「そんな大事なオーディションの連絡をし忘れて、タレントの大事なチャンスをつぶすような”人間、やつ”」は、こんなことになっちゃうよ、ということか、もしくは「あんたの亭主が家出して…」と、エステルが目の前にいるかのように話している、ということかもしれません。

その That is it for Estelle. について。
That's it. とか、This is it. とか、よく似た表現がいくつかあります。
似た表現を順番に見て行って、このセリフの意味はどうなるか、は最後に述べます。

フレンズでよく出てくるのは、「それで終わり。」「そこまでだ。」という意味の That's it.
フレンズ3-2その34 の最後のセリフ、
チャンドラー: All right, that's it. Give me your underwear. (よーし、わかった。それまでだ。あんたの下着をよこせ。)
などがその典型ですよね。
That's it for today. だと「今日はここまで[それまで]。今日はこれで[それで]おしまい。」という意味になります。
そういう「おしまい」という意味の場合は、最初の That's にアクセントが来ます。

一方、That's it. の it の方にアクセントが来ると、「問題はそこだ。それが言いたかった。」のような意味になります。
また、This is it. という表現もあって、「さあ、いよいよだ。これだ。来るものが来た。」という意味になります。
直訳すると、「これが”それ”だよ。」という感じになって意味不明なのですが(笑)、that や this はそのセリフの直前に述べられた言葉や状況を指す指示代名詞ですが、it は「ポイント、重要な点、焦点となるべき事柄」という感じでしょうか。
日本語の”それ”のように、ただ何かを漠然と指すのではなく、ある重要なポイントとなるべき事柄を、あえて it と表現しているのですね。

ロングマン現代英英辞典では、
this is it: (spoken) used to say that something you expected to happen is actually going to happen
つまり、「起こると期待していたことが実際に起ころうとするのを言うのに用いられる」


この This is it の it の意味は、Merriam-Webster Online Dictionary によると、
it: 5. a crucial or climactic point 例) This is it
つまり、it は「重大な、またはクライマックスのポイント」

セリフの解釈に戻りますが、That is it for Estelle. では、フィービーは it を強調してしゃべっていますので、上の This is it. の it と同じようなニュアンスだと思います。
That は、その前に言っていた、夫が出て行って、家に放火して…という話のことですね。
そういうことが、it for Estelle 「エステルにとっての”それ”」、エステルの身にこれから起ころうとしていること、エステルにとっての重大なポイント、つまりは「エステルを待ち受ける運命、宿命」みたいな感じかな?と思うのですが…。
(うまく説明できなくてすみません。)
(追記)
あるいは、That is it for Estelle. を、That's it for today. 「今日はそれでおしまい。」というおなじみのフレーズと同様のニュアンスだと考えると、「それでエステルはおしまいだ、終わりだ。」という意味になるのかもしれません。
(追記はここまで)

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posted by Rach at 11:33| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

悲しくてちっぽけな人生 フレンズ3-4その4

今日、大切なオーディションがあったのに、その連絡を聞いてないと怒るジョーイ。
ジョーイにオーディションの連絡を伝えなかったのは、フィービーでした。
フィービー: Well, it was just, it was all so crazy, you know. I mean, Chandler was in the closet, counting to 10, and he was up to 7 and I hadn't found a place to hide yet. I-I-I meant to tell you, and I wrote it all down on my hand. See, all of it. (shows him her hand) (ただそれは、全くばかげたことだったのよ。というのは、チャンドラーがクローゼットに入ってて10まで数えていたの。7まで数えたところで、私はまだ隠れる場所を見つけられていなかったのよ。ジョーイに言うつもりだったわ。だから、自分の手に全部書いておいたの。ほら、全部書いてるでしょ?)
と言って手を見せるフィービー。
ジョーイ: Yep, that's my audition. (あぁ、そこに書いてあるのが俺のオーディションだ。)
モニカ: See, now this is why I keep notepads everywhere. (ほらね、今わかったでしょ、こういうことがあるから、私はどこへ行くにもメモ帳[ノートパッド]を持ち歩いているのよ。)
フィービー: Yep, and that's why we don't invite you to play. (そうね、そして、そういうことがあるから、私たちはあなたを遊びに誘わないのよ。)

フィービーの言い訳を聞いてみると、チャンドラーとフィービーは、二人でかくれんぼをしていたみたいです。
「かくれんぼ」は英語で hide-and-seek と言いますが、Chandler and I were playing hide-and-seek. などとは言わずに表現しているのが面白いのでしょうね。
何をしてたかをよくよく聞いてみると、「なんや、ただのかくれんぼやんけ!」みたいな(笑)。
pad は「(はぎ取り式になっているものの)ひとつづり」ということ。
ですから、notepad は「はぎ取り式のメモ帳」のことですね。

モニカが this is why と言っているのに対して、フィービーは that's why と返しています。
That's why. はよく出てくる表現ですね。
That's why... は「それが…の理由である、だから[そんなわけで]…なのだ」。
That is the reason why ということで、「なぜ…であるかという理由が、それだ。」ということですね。
最近の記事では、フレンズ3-3その1 で、
チャンドラー: See Joe, that's why your parents told you not to jump on the bed! (なぁ、ジョーイ。だから、君の親はベッドでジャンプしちゃいけない、って言ってただろ?)
というのがありました。

モニカのセリフ、now this is why... の this は今のこの状況を指しています。
伝言を手に書いたはいいが言い忘れちゃった、メモに書いて置いておけばきちんと伝言は伝わったのに…という状況のことです。
I keep notepads everwhere であることの理由が「これ」だってことが今わかったでしょ?、という感じです。
「これが私がメモを(常に)持ち歩いている理由なのよ。こういうことがあるから私はメモを持ち歩いているのよ。」ということですね。
(2007.6.14 追記)
I keep notepads everwhere の解釈について、下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

フィービーは伝言を伝え忘れたことを反省しているのですが、そんな時にモニカは、「私はいつもメモを持ち歩いてるからそんな失敗はしないわよ。」とでも言うようにメモの話を持ち出します。
フィービーはそれにムッとしたのでしょうね。
だから、「そんな調子だから(小うるさい、もしくは几帳面すぎるから)、一緒に遊ばないのよ。」と答えています。


これでチャンスがふいになったと嘆くジョーイに、
フィービー: That is unfair. I'll call her and tell her it was totally my fault. (そんなの不公平よ。私が担当者に電話して、全部私の責任だって言うわ。)
ジョーイ: Pheebs, you can't do that. The casting director doesn't talk to friends, she only talks to agents. (フィービー、そんなことできないよ。キャスティング・ディレクターは友達とは話さない。彼女はエージェントとしか話さないんだ。)
フィービー: What a sad little life she must lead. Okay, ooh. (starts dialing). (その人は何とも悲しくてちっぽけな人生[毎日、生活]を送ってるのね。いいわ。[ダイヤルし始める])

ジョーイは、キャスティング・ディレクターに直接掛け合うなんて無理だよ、と言っています。
そういう人はエージェントを通じてしか話をしないので、タレントの友人が友達のことを思って電話したところで、話にならないよ、と言っているのですね。
それを聞いたフィービーは違った風に解釈したようです。
ジョーイは、The casting director doesn't talk to actors' friends という意味で言ったのですが、フィービーは、her friends だと思ったみたいですね。
仕事の鬼のような人で、エージェントとしかしゃべらず、自分の友達とは一切話をしない人だと勘違いしたようで、だから、a sad little life だといっているのです。
何とも寂しくてつまらない人生よねぇ、友達としゃべらないなんて、その人の日々の生活は悲しくてちっぽけなものに違いないわ、ということですね。

このように「(ある人生を)過ごす、(ある生活を)送る」という場合には、lead を使います。
lead a miserable life なら「惨めな・悲惨な生活を送る」、lead a simple life なら「シンプルな生活を送る」ですね。

(Rach からのお願い)
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posted by Rach at 09:58| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする