2008年03月31日

ジョーイのダンスの経歴 フレンズ3-12その13

ダンスシーンはないと思っていたジョーイに、
ディレクター: Joey, all the roles gotta dance a little. But believe me, with your dance background, it'll be a piece of cake. (ジョーイ、全ての役柄は少しはダンスを踊らないといけないんだ。でも、信じてくれ、君のダンスの経歴だと[経歴を考えると・照らし合わせると]、お茶の子さいさいだよ。)
[Scene: Chandler and Joey's, Chandler is reading Joey's resume.]
チャンドラーとジョーイの部屋。チャンドラーはジョーイの履歴書を読んでいる。
チャンドラー: "Three years of modern dance with Twyla Tharp"? "Five years with the American Ballet Theatre"? (「トワイラ・サープの元でモダンダンスを3年」? 「アメリカン・バレエ・シアターで5年」?)

piece of cake は「楽な仕事、お茶の子さいさい」。
フレンズ2-22その5 でも、cake の話題が出たついでに、a piece of cake という言葉について触れています。

ディレクターは、with your dance background と言っています。
ジョーイのダンスの経歴? そんなのあるの? 聞いたことないなぁ…と観客が思った瞬間に画面がカットします。
みんなが「?」と思った瞬間に、チャンドラーがその経歴を読み上げる、そのタイミングが絶妙ですね。

こういう画面の急なカットというのは映画やドラマでよくあります。
誰かの質問に対する答えを、別の場面で別の人が答えている、というような。

チャンドラーが見ているのは、ブロマイドのような headshot (head shot) 「顔写真、履歴書用の写真」ですね。
その裏に本人の履歴・経歴が書いてあるようです。
headshot については、フレンズ2-14その1 でも触れています。

with your dance background, it'll be a piece of cake. 「君のダンスの経歴なら、(ダンスパートは)お茶の子さいさいだよ。」と言われた後に出てくる経歴ですから、出てきたその固有名詞を知らなくても、それがかなりすごい経歴であることは、日本人の我々にも想像できますよね。
何となく名前を聞いただけでも「すごそう」という感じが伝わってくるのですが、それがわかって笑えれば、それで十分なのです。

でも、それがどれだけすごい経歴かがわかっていたら、余計に笑えるでしょうね。
明日、その具体的な固有名詞について説明します。


(Rach からのお詫び)
いただいたコメントへのお返事は、もうしばらくお待ち下さいませ。


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2008年03月30日

すりを働く フレンズ3-12その12

[Scene: Joey's audition.]
ジョーイのオーディション。
ジョーイ: (singing) You've got to pick a pocket or two. Boyyyyssss, (picks a handkerchief from the pianist's pocket) you've got to pick a pocket or two... (♪すりの1つや2つはしなくちゃダメだぞ、坊や。[ピアニストのポケットからハンカチを引き抜く] すりの1つや2つはしなくちゃダメだぞ〜♪) 
ディレクター: Lovely, just lovely. (ラブリーだよ。ただただラブリーだ。)
ジョーイ: Really? Thanks. (本当ですか? ありがとう。)
ディレクター: Listen Joey, we definitely want to see you for the callback on Saturday. (聞いてくれ、ジョーイ。我々は本当に土曜日の再オーディションに君を呼びたいと思ってる。)
ジョーイ: Excellent! I'll be there. (すごい! (きっと、もちろん)来ます。)
ディレクター: Okay, and listen, Don't forget to bring your jazz shoes for the dance audition. (よし、なぁ、聞いてくれ。ダンスオーディションのためのジャズシューズを持ってくるのを忘れないように。)
ジョーイ: Ahhh! My ah, my agent said it wasn't a dancing part. (あー! 僕の、僕のエージェントは、(僕の出番は)ダンシングパート(ダンスのあるシーン)じゃないって言ってましたよ。)


ジョーイがオーディションのために歌を歌っています。
結構上手ですね(笑)。

pick a pocket は「(人の財布などを)する、すりをする、すりを働く」ということですね。
この歌では、pick a pocket or two となっています。
一人の財布だけではなく、一人か二人くらいの財布をすらないとダメだ、みたいなことでしょうね。
二都物語にそういうセリフ、シーンがあるのでしょうか?
フレンズ3-12その6 のセリフに出てきた、CliffsNotes を私も読んでみないといけないな(笑)。

手品師みたいにピアニストのポケットからハンカチを取り出すのがおかしいのですが、これはジョーイの演出でしょうか?
ディレクターに印象付けるための小細工のように見えたのですが、すりをしなくちゃ♪と歌いながら、実際にすりをしているところを見せる、という場面なのかもしれません。

余談ですが、このディレクター、雰囲気が何となくエディー・マーフィーに似てません?(笑)
lovely は普通は「美しい、かわいらしい」という意味ですが、「素晴らしい」という意味もあります。
「素晴らしい」という意味で lovely を使うのは、少々女性っぽい気がするのですが、そうでもないのかなぁ?
この人はお芝居のディレクターで、アート・芸術関係の人ですから、そういう女性っぽい響きの言葉を使う…ということかとも思いましたが、実はよくわかりません。(男女限らず普通に使うのかもしれません。)

callback は「呼び戻し、再オーディション、二次面接」のことですね。
過去記事、フレンズ2-10その6 にも以下のセリフで出てきました。
ジョーイ: I got a callback for Thursday. (木曜日の二次面接に呼ばれてます。)

jazz shoes は「ジャズシューズ」。
ダンスに使う靴のようです。
Wikipedia 英語版: Shoe
上のウィキペディアの Dance shoes の項目に、Jazz shoes の説明が載っています。
横には写真も載っていますね。


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posted by Rach at 21:17| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月29日

ブログとブログ友達

私のブログ友達の まゆみさんが、ご自身のブログ
+ Before Sunrise + Before Sunset +
の最新記事で、私の本の紹介記事を書いて下さいました! (ありがとう、まゆみたん!)
その記事はこちら(↓)。
#136-80327 Rach流「楽しくきわめる英語学習法」

まゆみさんが私のブログに初めてコメントを下さったのは、2006年05月12日なので、もうかれこれ、2年弱のお付き合いになるのですね。
やはり長いお付き合いなので、私が読者の方に伝えたかったメッセージを、きっちりしっかり受け止めて下さっている…と感じます。
「ちょっと褒め過ぎ」の感はありますが(笑)、ネット上での私をよく知る友人が、素敵な紹介文を書いて下さったことを心から嬉しく思いましたので、ここで紹介させていただきました。

「長いお付き合い」と言えば…。
三四郎さんのブログ、
1000時間ヒアリングマラソンでTOEIC945点!?
でも、サイドバーの「わたしのほんだな」に、私の本を入れて下さっています。
ありがとうございます。嬉しいです!

三四郎さんが、以前のHNのコトーさんとして(前のHN書いちゃってごめんなさい)、初めてコメントを入れて下さったのが、2005年07月18日。
このブログを開始して1ヵ月後くらいのことですから、本当に初期の頃からのお付き合いになります。
三四郎さんのブログのタイトルの点数が「945点」と中途半端(笑)なのは、私の TOEIC の点数を意識してのことだそうですが、そんな風に使ってもらえるのもまた楽しい。

お二人とも、ネット上だけでのお付き合いで、実際にお会いしたことはないのですが、まゆみさんがおっしゃるように「ネット上だって、人と人とのぬくもりある繋がりは築ける」と私も思っています。
プライベートな事情を斟酌することなく、純粋に英語学習者として意見を交換できることは、ある意味、とても崇高なものである、とさえ思えます。

まゆみさんと私の関係は「大人のお付き合い」(笑)だと、まゆみさんは常々言っておられます。
つまりは、毎日ずっとべったりじゃなくて、たまに忘れた頃に(笑)、ちょこっとコメント入れるような関係、ってことですね。
でも、ブログを読んでくれている!というのは、いつもどこかで感じています。
また、「忙しい時は無理でも、またちょっと時間が空いた時に、ちらっと覗いてくれるだろう…」みたいな安心感もあります。
それが心地良いのかな。

三四郎さんとのお付き合いが続いているのも、私が同じタイトル・同じ URL で、ずーっとこのブログを続けて来たからかな、とも思います。
何ヶ月ぶり、何年ぶりでもいい、「そう言えば、Rach はまだブログを続けてるのかな?」とふと思って、覗いてくれる人がいたら、とても嬉しいと思います。

だから、きっと、どんなに頻度が落ちても、このブログをやめることはない…という気もしています。
いろんな方とのやり取りの思い出が詰まったこのブログの存在を消してしまいたくはない、と。

ブログの良いところは双方向性であること、そして、「反応したい部分にだけ反応できること」だと思っています。
人間みんなそれぞれ自分の事情というものがあって、忙しいはずです。
だから、私はその貴重な時間を無理やり私に割いてもらいたいとは思いません。
私が「…だと思うのですが、どうでしょう??」と何らかのトピックを提示した場合に、それについて興味のある方だけが反応して下さればいい…という感じなのです。

本にも書いたのですが、「人はそれぞれ興味のある分野が異なる」ので、興味のない部分、もしくは私の意見を聞いて特に何も感じなかった部分について、無理に何かしらの意見を捻出して下さらなくてもいい、という感じでしょうか。
これが全員出席の会議であれば、各人が何かしらの意見を求められるのかもしれません。
特にこれと言って意見はないけど、何かに反応しないといけないから、とりあえず何か意見を言ってみる、みたいな。
でも、そういう「強制」のないところが、ブログの醍醐味だと思うのです。

あるトピックについて、「それについては私も言いたいことがある!」と思ってくれた方が参加して下さる、ということが、議論を活発にする要因になると思うのですね。
そうして掘り下げたい部分をとことん掘り下げることができるのが、とても楽しいと感じます。
私が細かくしつこく掘り下げ食い下がる部分を、一緒に楽しんで下さる方がいる、それがとても幸せだと思います。

英語という「言語」を学ぶ人間として、こうしてネット上の文字のやり取りだけで、どれだけ深くコミュニケーションできるか、どこまで自分の気持ちや考えを伝えられるか…それを知ることで、言葉の持つ凄さ・素晴らしさを体感できている気がします。
ただの「文字の羅列」に過ぎないものが、人の心を動かす、ということを知りました。
英語というアルファベットの順列組み合わせが、私の気持ちを伝えるものとなってくれるよう、これからも英語の学習を続けていきたいと思っています。

ネット上で出会った全ての人たちへ、感謝の気持ちを込めて。


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2008年03月28日

韻は踏んでないけど素敵な詩 フレンズ3-12その11

フリオが詩を書くと聞いたモニカは、
モニカ: So um what kind of things do you write about? (それで、あなたはどういう種類のものを書くの?)
フリオ: Things that move me: The, the shadow of a tree, a child laughing, or this lip. (points to her lip) (僕を感動させるもの、だよ。木の影とか、子供が笑うのとか、この唇とか。[モニカの唇を指差す])
モニカ: Mine? (points to her lower lip) Right here? (私の? [彼女の下唇を指す] ちょうどここ?)
フリオ: I can write an epic poem about this lip. (grabs her lower lip) (僕なら、この唇について一篇の叙事詩が書けるよ。[彼女の下唇を掴む])
モニカ: How would that go? (they kiss) Well, it didn't rhyme, but I liked it. (その詩はどんな感じになるの? [二人はキスする] まぁ、韻は踏んでなかったけど、私は今のが気に入ったわ[今のは良かったわ]。)

詩人っぽく、マドロスさん(笑)みたいに椅子に足を乗せて、ロマンチックに語っているフリオの姿が面白いです。

epic は「叙事詩」。長い詩を指しますね。
ロングマン現代英英辞典では、
epic [noun]: [countable]
a book, poem, or film that tells a long story about brave actions and exciting events

つまり、「勇敢な行動や刺激的な出来事に関する長い話を語る本、詩、または映画」。

普通、lip は上下あるので、lips と書くことが多いですが、今回のフリオはモニカの下唇だけを掴んでいるので、ト書きやセリフも常に単数形の lip と表現されていますね。
掴まれてうっとりしているモニカの表情に笑えます。

How would that go? について。
How did the audition go? 「オーディションはどうだった?」などとジョーイに尋ねるセリフがフレンズにはよく出てきますが、その go は「…という状態になる」という意味ですね。
would はもしフリオがその叙事詩を書くとしたら…という仮定で、that はそのあなたが書くと言っている「叙事詩」を指しています。
もしそういうものがあるとしたら、それはどんな感じになるの?というところでしょうか。

で、その叙事詩を語る前にキスをした…というより、その叙事詩というのはこういうものだよ、という意味でキスをしたので、その詩は、「詩に特有の押韻」(rhyme)はないけれど(韻を踏んでいないけれど)、私は嫌いじゃないわ、その叙事詩ってやつを気に入ったわ、と答えているのですね。
「君の唇に関する詩っていうのは…」とか言いながらキスされたりすると、女はメロメロ…でしょうねぇ(笑)。

彼の行動を見ていると、演出が上手いというか、盛り上げ方が上手いというか、やはりフリオは詩人だな、と思います。
視聴者として客観的に見ていると、かなり”ベタ”な感じがして、そこがまた面白いのですが。

ところで、「詩に特有の押韻」(rhyme)について。
昨日の記事、フレンズ3-12その10 に、
フリオ: I thought I would, but the translation's no good.
モニカ: You're a poet and don't know it.
というやり取りがあったのですが、それも「韻を踏んでいる」のではないか?というご意見をコメント欄でいただきました。
興味深いご意見だと思ったので、私もそのコメント欄で自分の意見を述べています。
興味のある方は合わせてご覧下さい。


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2008年03月27日

詩がわかる詩人 フレンズ3-12その10

ダイナーで一緒に働いているフリオがボードレールの「悪の華」を読んでいると知って驚くモニカ。
モニカ: ... are you enjoying it? (それ、読んでいて楽しめる[面白い?])
フリオ: I thought I would, but the translation's no good. (楽しめるだろうと思っていたんだけど、訳が良くないんだ。)
モニカ: You're a poet and don't know it. (she turns away and makes a face like 'I can't believe I just said that.') (あなたは詩人で、それ[詩]がわからないのね。 [モニカは顔をそむけて「私がそんなこと言っちゃったなんて信じられない」というような顔をする])
フリオ: Actually I ah, I am a poet. (実は、僕は詩人なんだ[詩を書くんだ]。)
モニカ: Oh, so you do know it. (pause) So um what kind of things do you write about? (まぁ、じゃああなたは詩がわかるのね。 [間があって] それで、あなたはどういう種類のものを書くの?)

You're a poet and don't know it. について。
ちょっとこの表現のニュアンスについては悩んだのですが…。

悪の華を読んでいる、というだけでも、かなりインテリな雰囲気なのに、その英語訳にケチをつけるですって? そんな風に批評できるほど、あなたは詩に詳しい人なのね、というのをちょっと皮肉って言っている感じがします。

直訳すると「あなたは詩人で、それがわからないのね。」ということだと思います。
あなたはその詩を読んでその訳に不満を述べている。
詩を楽しめる人、詩を理解できる人、すなわちあなたは詩人(a poet)であるはずなのに、その英語訳を読んでそれが理解できない、って言うのね、という感じでしょうか。
裏を返せば、その訳がわからないって言うのは、あなたが「詩人じゃない」からじゃないの?、「詩人じゃないからそれがわからないのよ。」→「詩人なのにそれがわからないんだ。(それは変よ。)」みたいなニュアンスがあるような気がします。

DVDの日本語訳(吹替)は、「詩人でもないのに偉そうに」となっていました。
私もこのセリフに隠されているニュアンスは、その日本語訳のようなことだろうと思いました。
「詩人でもないのに、わかったようなことを言わないで。」みたいなことだろうと。
それを言った後で、モニカも「私、今すごいこと言っちゃったわ。」みたいな顔をしていますよね。
悪の華を読んでいると聞いて驚いて、さらにはその英訳にケチまでつけるのでさらにびっくりして、「あなたって生意気ね、えらく詩について”語る”のね」みたいなことがつい口から出ちゃったけど、それを「しまった」と後悔している顔でしょう。

フリオの方もそのモニカのセリフの意味に気付いて、自分は詩人だ、実は僕も詩を書く人間なんだよ、と答えています。
それを聞いて、so you do know it. 「それなら、そんな風に詩のことがわかるわね。そんな風に詩について語ることができるわね。」と言い直すモニカ。
you don't know it ではなくて、you DO know it 「詩のことが”よく”わかっている」ということですね。
さっきは皮肉っぽく、You're a poet and don't know it. と言ってしまったけれど、You're a poet and (do) know it. ということなのね、ということでしょう。
(2008.3.28 追記)
下のコメント欄で、You're a poet and don't know it. の解釈についてご意見をいただいています。
興味のある方は、下のコメント欄をご覧下さい。
(追記はここまで)

モニカがしゃべっているときに、pause が入りますが、それはこのフリオという人が、モニカのまわりに今までいなかったタイプの人だ、ということを表しているのでしょう。
いつものように普通に会話ができない、思いがけない返事が返ってきて戸惑ってしまう、そしてもちろん、モニカが彼に好意を抱いていて、何か話すたびに少し躊躇してしまうことを示してもいるのでしょうね。


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2008年03月26日

ボードレールの悪の華 フレンズ3-12その9

[Scene: The Moondance diner, Monica is cleaning up with one of the waiters, with her back turned to him she removes her fake breasts and hides them under her wig.]
ムーンダンス・ダイナー。モニカはウェイターの一人と一緒に掃除[片付け]をしている。モニカは背中を彼に向けて、フェイクの胸を取り出し、かつらの下にそれを隠す。
ジェニーン: (to Monica) All right, I just got changed in 30 seconds so you could be alone with him. You better go for it. ([モニカに] ねぇ、私は30秒かけて服を着替えたから、(その間に)モニカは彼と二人きりになれたでしょ。モニカはアタックすべきよ。)
モニカ: Please, I'm not going for anything. (やめてよ。私はそんなことするつもりはないわ。)
ジェニーン: Well, if you don't, I will. (そう、あなたがしないなら、わたしが(アタック)するわよ。)
モニカ: Would you please go? (お願いだから、(あっちへ)行ってくれない?)
ジェニーン: 'Night Mon. 'Night Julio. (おやすみ、モニカ。おやすみ、フリオ。)
フリオ: (to Jeannine) Adios. ([ジェニーンに] アディオス。)

この男性の名前は Julio (フリオ)。
ナタリー〜♪で有名な「黒い瞳のナタリー」のフリオ・イグレシアス(Julio Iglesias)という歌手もいますね。

"adios means" とぐぐると、adios means goodbye などとヒットするように、adios はスペイン語で「さようなら」という意味です。
このフリオくんは、スペイン語を使っていることから、メキシコなどの南米の出身である、ということがわかるわけです。
ルックスからもそれはわかりますが。


(Monica starts wiping down the stools, as Julio follows along behind her replacing the napkin holders.)
モニカは椅子を拭き始める。その時、フリオは彼女の後ろで、ナプキンホルダーを取り替えている。
モニカ: Look Julio, someone left their book here. (ねぇ、フリオ。誰かがここに本を置いていったわよ。)
フリオ: Ah actually, that is mine. (あ、実はそれは、僕の本なんだ。)
モニカ: Oh yeah, what are you reading? (まぁ、そう。何を読んでるの?)
フリオ: Flowers of Evil, by Baudelaire. Have you read it? (悪の華、ボードレールだよ。読んだことある?)
モニカ: Have I read it? (pause) No, are you enjoying it? (私が読んだことがあるかって? [間があって] いいえ(読んだことないわ)。それ、読んでいて楽しめる?[面白い?])

「悪の華」は、ボードレールの詩集ですね。
Wikipedia 日本語版: 悪の華
Wikipedia 日本語版: シャルル・ボードレール
英語の発音は「ボードレア」みたいな感じ。
ボードレールはフランス人なので、フランス語っぽい発音なわけです。

読んだことある?と聞かれて、「私が読んだことがあるか、ですって?」と聞き返すモニカ。
「あるわけないじゃん」って感じの驚いた返事なのですが、モニカは「えぇ、ちらっと読んだことはあるわよ」などと知ったかぶりはしないようです。
あ、ちなみに私も読んだことありません(笑)。
一緒にダイナーで働いているフリオの口から、随分と知的な作品の名前が出てきたので、モニカは余計に驚いているわけですね。

フレンズ3-12その5 では、ジョーイがディケンズの二都物語を知らなかった、という話が出てきました。
ここで、ボードレールの「悪の華」が登場したのは、そのジョーイと対比させるためでもあるのでしょうね。
ジョーイは自分がオーディションを受ける作品であるのに、その内容どころか作者の名前さえ知らない。
それに対してフリオは、自分の趣味としてそんな高尚な作品を読んでいる…その違いが観客にとっても面白いのだろうと思います。
日本人の場合でも、「ボードレールの悪の華を読んでるんだ。」と言えば、その人を見る目が少し変わりそうな気がしますよね(笑)。
アメリカでもそういうイメージは同じようです。


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posted by Rach at 10:18| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

なぜ彼は君の電話に出るんだ? フレンズ3-12その8

ロス: Hi. What's ah, what's Mark doing answering your phone? (やあ。マークは君の電話に出たりして、何をやってるんだ?)
レイチェル: Oh, he's just goofing around. (あぁ、彼はただ、さぼってるだけよ。)
ロス: Ohhhhh yeah, that's, that's funny. Why ah, why isn't he goofing around in his own office? (あぁ、そう。それは、それは面白いね。どうして、彼は自分のオフィスでさぼらないの?)
レイチェル: Oh honey, this is his office too. I told you, we're Joanna's two assistants. (あぁ、ハニー。ここは彼のオフィスでもあるのよ。言ったでしょ、私たちはジョアンナの二人のアシスタントだって。)
ロス: Why does Joanna need two assistants? How, how lazy is she? (どうしてジョアンナは二人のアシスタントが必要なんだ? どんだけ彼女は怠惰なんだよ?)
レイチェル: Oh! Oh, my God! What did I just do? (あぁ、なんてこと! 私、たった今、何をしちゃったの?)
ロス: What? (何?)
レイチェル: I think I just shipped 3,000 bras to Personnel! Oh honey, I gotta go! (to Mark) Mark, I need you! (私、3000個のブラを人事部に発送しちゃったみたいなの! あぁ、ハニー、電話を切らなくちゃ。[マークに] マーク、あなたが必要なの!)
ロス: Okay! Bye-bye! (starts slamming the receiver down in anger.) (わかったよ、バイバイ! [怒って受話器を激しく叩き付け始める])
レイチェル: Ow! Ross! (もう、ロス!)
ロス: Oh, oh, I'm, I'm, I'm sorry, sweetie. I was just trying to ah, I'm dialing another number. (hangs up) (あぁ、ごめんよ、ハニー。僕はただ、別の番号をダイヤルしようとしていただけなんだ。[電話を切る])

What's Mark doing answering your phone? は、「マークは君の電話に出たりして何をやってるんだ?、なぜマークは君の電話に答えてるんだ?」。
What are you doing ...ing? 「…したりして何やってんの?、なぜ…してるの?」という構文ですね。
フレンズ3-11その7 に出てきた、
"What's an intelligent girl who wants to be in fashion doing making coffee?"
と同じ感覚です。

フレンズ3-11その39 では、What are you doing? 「何やってんの?」には「驚き」のニュアンスが含まれると説明しましたが、その「驚き」「なぜ?」という感覚が、この What is he doing ...ing? にも入っています。

3-11その7 までは、私はそういう構文を意識したことがありませんでした。
そのコメント欄でたくさんの方からご意見をいただいて、そういう構文があることを知ったのですが、それを知った後は、こんな風に似た文に出会った時に、「あぁ、これはあの時の構文と同じだ!」と気付くことができるようになります。
こういうことを繰り返して、英語を学んでいくんだなぁ、としみじみ思います。

フレンズ3-4その28 で、名詞 goof には、「ばか、まぬけ」「へま、どじ」という意味があると説明しました。
それが動詞になると「ヘマをする、失敗する」という意味になるのですが、goof around だと「怠ける、サボる」という意味になるようです。
ロングマン現代英英辞典では、
goof around (phrasal verb): to spend time doing silly things or not doing very much
つまり、「くだらないことをして時を過ごす、またはあまり多くのことをしないで過ごす」。

彼がさぼってるのはどうでもいいけれど、どうしてレイチェルの傍でさぼらないといけないんだ?とロスは怒っているのですね。
あげく、アシスタントなんて二人もいらないじゃないか、上司のジョアンナは、人に仕事を任せて自分では仕事をしない怠惰な人間なのか?、と怒りの矛先が上司にまで向かっています。

レイチェルは何か変なボタンを誤って押してしまったようですね。
「パーソネル(人事部)」に送ってしまった、とのことですが、それなら社内なので、間違って他社に発送してしまうよりは、ましな気もしますが…(笑)。

I gotta go. は、用事があって出かけないといけない時の決まり文句ですが、このように電話をしていて、電話を切って仕事に戻らないといけない、みたいな時にも使うんですねぇ。
あなたと今会話しているこの状態から、別の場所に行かないといけない、電話以外の場所に戻らないといけない、という感覚でしょうか?

電話の向こうから、Mark, I need you! という声が聞こえてきて、恋人のロスとしては、たまりませんね。
ガンガンと電話に怒りをぶつけているのですが、電話は切れていなくてその音がレイチェルに聞こえたままでした。
別のダイヤルを押していたから…と言い訳するものの、レイチェルにはバレバレだったでしょうね。
ただレイチェルはミスをしてパニクっているので、それどころではなかったでしょうが…。


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2008年03月24日

”ロスとレイチェル”のロス フレンズ3-12その7

[Scene: Rachel's office, Mark is training Rachel.]
レイチェルのオフィス。マークはレイチェルをトレーニングしている。
マーク: ...then the style number, the invoice number, and the shipping date. Good. Any questions so far? (それから、スタイル番号、インボイス[送り状、納品書]番号、それから発送日。よし。ここまでで何か質問は?)
レイチェル: Yeah. What kind of discount do we get? (えぇ。社員はどういうディスカウント[割引]が受けられるの?)
マーク: Twenty percent. (20%割引だ。)
レイチェル: Oh! I love this job! (her phone rings) Wow! My first call! (まぁ、私、この仕事大好き! [電話が鳴る] まぁ、私の初めての電話だわ!)
マーク: Here, let me. (answers phone) Rachel Green's line, how may I help you? (よし、僕にまかせて。[電話に出る] レイチェル・グリーンの回線[席]です。どういったご用件でしょうか?)
ロス: (on phone) Hi, is Rachel there? ([電話で] はい、レイチェルはそこにいます?)
マーク: And who may I say is calling? (それで、どちら様でしょうか?)
ロス: This is Ross. (僕はロスです。)
マーク: Ross of...? (ロス、というのは、どちらのロスさん?)
ロス: Of "Ross and Rachel." (「ロスとレイチェル」の(ロスです)。)
マーク: Oh hi. It's, it's Mark. (あぁ、はい、僕はマークです。)

データの入力方法を教えてもらっているレイチェル。
invoice, shipping date などは、TOEIC の商品注文がらみの問題で頻出する単語ですね。
一生懸命説明を聞いているようでいて、彼女の一番の関心事は、「社員割引はどのくらい?」でした(笑)。
想像以上に高い割引率で、彼女は大喜びです。

電話しているロスの仕事部屋が初めて(?)画面に映ります。
これがなかなか壮観なのですが、ポスター、置物など恐竜のものがいっぱいです。

who may I say is calling? というのは、who is calling? 「誰が電話しているの?」と、May I say? 私が言っても[尋ねても]いいでしょうか?、みたいなことでしょうか??
尋ねてもいいのかどうか?がメインではなくて、誰が電話をしているのか?がメインの質問であるので、Who が先頭に来ているのですね。
英語の語順で訳すと、「誰ですか? ちょっと尋ねさせていただきますけど、今電話しているのは?」みたいな感じになるでしょうか?

Who do you think you are? 「自分を誰だと思っているんだ? 何様のつもりだ?」という喧嘩のフレーズがありますが、これと構造は似ているような気がします。

Ross of...? とマークに尋ねられて、(Ross) Of "Ross and Rachel." と答えるロスが面白いですね。
レイチェルに電話してくるロスと言えば、恋人のロスに決まってるだろ、前に会ったこともあるのに、僕の名前を覚えてないのか?!という感じですね。
Rachel's friend とか、Rachel's boyfriend という表現も可能だと思うのですが、「”ロスとレイチェル”のロス」という表現が、それを知ってて当たり前なのに…みたいなロスの気持ちが滲み出ている気がします。


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2008年03月23日

クリフノート フレンズ3-12その6

二都物語の内容をよく知らず、作者のディケンズの名前にもピンと来ないジョーイに、
チャンドラー: I'll get you the Cliff Notes. (お前にクリフノート[クリフノーツ]を買ってきてやるよ。)
ジョーイ: The what? (ザ…何?)
チャンドラー: The abridgment. (ジ・アブリッジメント、だよ。)
ジョーイ: Oh, okay. (to Ross) The what? (あぁ、わかった。[ロスに] 何だって?)

the Cliff Notes について。
Wikipedia 英語版: CliffsNotes
正しい綴りは、CliffsNotes のようですが、ウィキペディアにも、「時々 CliffNotes と誤った綴りがある」と書いてあります。
上のセリフでは、その Cliff Notes という誤った(?)綴りが使われていますね。

CliffsNotes とは、学生用に書かれたガイドブックみたいです。
実際に作品を読まなくても、ざっとしたあらすじや内容がわかるようになっているようです。
以下のサイトで、いろいろなクリフノートを検索することができるようです。
CliffsNotes The Fastest Way to Learn
その中で、二都物語はこちら(↓)。
A Tale of Two Cities - CliffsNotes

アマゾンでも、この二都物語のクリフノートがありました。
Amazon.co.jp: Cliffsnotes Dickens a Tale of Two Cities (Cliffsnotes Literature) (ペーパーバック)

abridgment(アブリッジメント)は「要約、要約した本、抄本」。
Cliff Notes という名称は知らないかもしれないので、「要約版のことだよ」と教えてあげているのですが、その abridgment という単語も知らなかったようですね。

あんまり「それ何?」ばかり言うとかっこ悪いと思ったのでしょうか、チャンドラーに対してはいったんわかったような顔をしておきながら、ロスの方を向いて「ザ・何…だって? ザ・何…って言った?」と尋ねています。
言い換えてもらっても結局わからない…ジョーイのことだから、絶対そういうオチになるだろうと思ってました(笑)。

ロングマン現代英英辞典で、abridgment の Word origin を見てみると、
Origin: abregier, from Late Latin
abbreviare; ABBREVIATE

とありますので、abbreviate 「短縮する、省略する、簡略する」の関連語のようですね。


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posted by Rach at 09:09| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

二都物語の二都とは? フレンズ3-12その5

ジョーイ: It is me! It's a musical version of A Tale of Two Cities. So I think I'm gonna sing "New York, New York", and ah, oh "I Left My Heart in San Francisco." ((オーディションを受けるのは)俺なんだよ! 二都物語のミュージカル版なんだ。それで俺が思うに、俺は「ニューヨーク・ニューヨーク」と、それから、「霧のサンフランシスコ」を歌うことになるだろうな。)
ロス: Ah Joey, I don't think you get to pick the cities. (あぁ、ジョーイ。君がその都市を選べるんじゃないと思うぞ。)
ジョーイ: What? (何だって?)
ロス: Mr. Dickens gets to pick 'em. (ミスター・ディケンズがそれを選ぶことになるんだ。)
ジョーイ: Who? (誰それ?)
こめかみを押さえるチャンドラー。

A Tale of Two Cities は「二都物語」ですね。
ディケンズの小説です。
Wikipedia 英語版: A Tale of Two Cities
Wikipedia 日本語版: 二都物語

そして、そのミュージカルで以下の歌を歌うことになるだろう、とジョーイは言っています。
New York, New York と、I Left My Heart in San Francisco

New York, New York は、同名の映画のテーマソングですね。
それについては、以下の日本語版ウィキペディアの説明が簡潔でわかりやすいです。
Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・ニューヨーク
英語版はこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: New York, New York (film)

アマゾンでの、I Left My Heart in San Francisco はこちら(↓)。
Amazon.co.jp: I Left My Heart in San Francisco (Tony Bennett)
この歌を歌っているトニー・ベネットについてはこちら(↓)。
Wikipedia 日本語版: トニー・ベネット

邦題は「霧のサンフランシスコ」というようですね。
(検索をかけていると、「想い出のサンフランシスコ」という邦題もちらほら見かけますが…)
原題の意味は「俺のハートはサンフランシスコにおいてきた」みたいな感じでしょうか。
ちゃんと歌詞を確認していないのですが、きっと恋人をそこに残してきたとか、そこで最愛の人と別れたとか、そんなことかなぁ、と。(この曲に詳しい方がおられたら教えていただけると嬉しいです。)

ジョーイは、「二都」をニューヨークとサンフランシスコだと思っていて、それでこの2曲を挙げたのですね。
ですが、二都物語の本当の「二都」は、パリとロンドンのことのようです。
実は私はこの小説を読んでいないので知らなかったのですが、ネットで「二都とは」で調べると、そう書いてあったのでわかった、というだけで(笑)。
そういう意味では、私はジョーイのことを笑えない(爆)。

勝手にジョーイが、ニューヨークとサンフランシスコだと決め付けているので、二都がどこなのかはジョーイが決めるんじゃない、ディケンズが決めることだよ、と言って、すでに作者が決めていることを匂わすのですが、今度は「ディケンズって誰?」と返すジョーイ。
ジョーイのあまりの無知にめまいが…頭痛が…という感じで、チャンドラーはこめかみを押さえていますね。
ジョーイがトンチンカンなことを言った時に、チャンドラーがよくやる仕草です。


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posted by Rach at 10:30| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

誰だと思う? フレンズ3-12その4

[Scene: Chandler and Joey's, Ross and Chandler are entering, Joey is on the phone.]
チャンドラーとジョーイの部屋。ロスとチャンドラーが入ってくる。ジョーイは電話中。
ロス: She's having lunch with him? Lunch with him? You should've seen the hug he gave when she got the job. And, and, and, (to Joey) he's really good-looking. (Joey gives an enthusiastic thumbs up) What am I gonna do? (レイチェルが彼とランチを食べる? 彼とランチ? レイチェルが仕事をゲットした時に、彼がしたハグを、チャンドラーは見るべきだったんだ。それに、それに [ジョーイに] 彼は本当にハンサムなんだよ。[ジョーイは熱狂的に(グー!という感じで)親指を立てる] 僕はどうしたらいい?)
チャンドラー: Don't do anything. Keep it inside. Learn how to hide your feelings. (pause) Don't cry out loud. (何もするな。心の内に納めろよ。自分の気持ちを隠す方法を学ぶんだ。[一呼吸おいて] 大声で泣いちゃだめだぞ。)

レイチェルがマークとお昼を食べると聞いてパニクるロス。
仕事をゲットした時に、恋人の自分を差し置いて、マークとハグしたことをすごく気にしています。
You should've seen the hug... は、チャンドラーもその様子を見るべきだったんだよ、それを見ていたら、僕がこんなにイラついているのがきっとわかるよ、僕が嫉妬するのもおかしくないくらいのハグだったんだから…という感じですね。
モニカはマークのことを dreamy と表現していましたが、ここではロスははっきりと、good-looking 「ルックスのよい、ハンサムな」と言っています。
ハグはするし、しかも相手はハンサムだし…そりゃ良かったね、というふうに親指を立てるジョーイにも笑えます。

どうしたらいい?とアドバイスを請うロスに、何もするな、と言うチャンドラー。
そんな風にあからさまに焼きもちやいているところを見せたら、余計に事態が悪化するぞ、ここはぐっとこらえて我慢しろ、ということです。
そのアドバイスに対して、情けない顔で見つめるので、「子供みたいに大声で泣くなよ。」と付け加えているのですね。
このままだと本当に声を上げて泣きそうな感じですから。


ジョーイ: (hanging up the phone) Yes! Guess who has an audition for a Broadway musical? ([電話を切って] よし! ブロードウェイ・ミュージカルのオーディションを受けるのは誰だと思う?)
チャンドラー: I wanna say you but it seems like such an easy answer. (お前だって言いたいけど、でも、あまりにも簡単な答えみたいだよな。)
ジョーイ: It is me! (俺なんだよ!)

Guess what? というのは、フレンズにしょっちゅう出てきますね。
フレンズ3-1その10 では、Guess what? について解説しています。
その what が who になったもの、つまり「もの」を尋ねる代わりに「人」を尋ねるのが、Guess who? になるわけですね。
フレンズ2-23その2 では、Guess who? のバージョンを少し変えた以下のようなセリフが出てきました。
フィービー: Hey you guys, you will never guess who's coming to New York. (ねぇ、みんな。ニューヨークに来る予定の人は誰か、あなたたちにはきっと当てられないわね。)

最近気付いたのですが、Guess who...? って「最近、…したのはぁ〜、どこのどいつだぁい? …あたしだよっ!」っていう、にしおかすみこさんのツカミに似ているような、似てないような…。
今回のジョーイのセリフも、にしおか風に言うと「オーディションを受けるのはどこのどいつだぁい?」みたいな感じになるでしょうか?

にしおかさんの場合は、必ずその答えが「あたしだよ!」になっていますね。(たまに「あたしのお母さんだよ」というフェイントもあるけれど…笑)。
あたしだよ、という前にみんなが「へぇ、最近のにしおかすみこさんには、そんな出来事があったんだぁ。」みたいな空気が流れているわけですが、このジョーイの Guess who もそれに似ていて、この話の流れでは、ジョーイ以外にありえないわけですね。
ですから、チャンドラーも、「お前だろ」という答えではあまりに月並みな返事すぎるよな、と返しているのですね。
普通の友達だと、それがジョーイの話だとピンと来た後、"You got an audition? Congratulations!" と言うかな、と思うのですが、素直にそう言わず、茶化すところがチャンドラーらしいです。

It is me! の後、セリフは続くのですが、説明が長くなるので、それは明日にします。


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posted by Rach at 22:06| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月20日

学習法の本を出版しました!

2008年3月19日に、私 Rach は本を出版いたしました。

タイトルは、
「シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法」
といいます。
アマゾンではこちら(↓)。
シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法
シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法

NTT出版 から出版されます。
NTT出版のサイトでの、紹介ページはこちら(↓)。
NTT出版 書籍詳細情報: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法

目次はこちら(↓)。
私の本の目次

本の内容は、フレンズのセリフを解説するものではなく、「Rach流DVD学習法」をメインにしたものになります。

Rach流DVD学習法の部分は、これまでブログで書いてきた学習法の記事に追記し、まとめたものとなります。
具体的な学習方法については、かなり細かい部分まで掘り下げて加筆しました。

それ以外に、英語という言語に対する考え方、学習法に対する私のモットー、みたいなことも書いています。
私は、「英会話学校に通うよりも、そして海外留学するよりも、この DVD学習法の方がずっと効果的である」と常々思っていて、そういうことについても触れています。

Rach流DVD学習法以外の部分に関しては、ほとんど「新作書き下ろし」です。
もちろん、いろんな方とのコメントのやり取りで垣間見られた私のポリシー・モットー・哲学のようなものが随所に出ているとは思うのですが、ブログでは全く触れなかったような話も書いています。
ブログは全て読んだぞ!という方にも、新鮮に感じていただけるだろうと思っています。

本にはイラストも入っているのですが、そのイラストを担当して下さった方は、イラストレーターの matsu さんという方です。
イラストレーター matsu さんのサイト
matsu さんはなんと、あのベストセラー、世界一やさしい問題解決の授業 のイラストを担当されている方なんですよー!
そんな売れっ子の方が私の本のイラストを描いて下さるなんて感激!
そして、そんなすごい方に頼もうと思って下さった、NTT出版の担当者の方に感謝!

matsu さんのサイトの お仕事 works というページで、私の本の紹介をして下さっています。
そこでも触れられていますが、matsu さんには、「本屋さん用店頭POP(ポップ)」も描いていただきました。
これがすっごく可愛いんですよ。
皆様のお近くの本屋さんで、私の本と一緒にそのPOPも飾られているといいなぁ…。

ところで、Amazon.co.jp: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 には、既にレビューを1件いただいています。
そのレビューのプロフィールを読むと、それがどなたかおわかりになる方も多いのではないでしょうか。
実は、ジャパンタイムズの伊藤サムさんが、私の本の最初のレビューを書いて下さったのです!
伊藤サムさんのサイトはこちら(→) 伊藤サム 英語の世界

過去記事、DVD学習法、その他の学習法 で、週刊ST の「これであなたも英文記者」というコラムについて触れました。
その執筆者が伊藤サムさんだったのですが、サムさんが担当されていた当時、私はそのコラムに課題の英作文を投稿していました。
サムさんと直接お会いしたことはないのですが、投稿者としての私の名前を覚えていて下さっているようです。
今回、本を発行するに当たり、「STのいち読者であった私が、こんな本を出版することができました!」というご報告も兼ねて、サムさんに本を送らせていただきました。
すると、なんとサムさんがアマゾンにレビューを入れて下さったんですよ。
まさかレビューを書いていただけるなんて夢にも思っておりませんでしたので、本当に嬉しかったです!
この場をお借りして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました!


ちょうど4日前の3月16日に、投稿記事1000件目! The One Thousandth という記事を投稿しました。
そこにも書きましたが、もうかれこれ2年9ヵ月、ほぼ毎日このブログを続けていたことになります。
続けることに意味がある、というよりも、「楽しいからここまで続けられた」というのが私の実感です。
私のブログに流れているそういう「楽しい」部分が、今回、本のタイトルの「楽しく」という言葉に繋がっています。
本でもその「楽しさ」を感じていただけると嬉しいです。

ブロガー、それを「物書き」と言っていいのかどうかわかりませんが、こうして何かを発信している人間としては、自分の書いたものが本になる!というのは、もう本当に夢のような話です。
いろいろな幸運が重なって、ここまでたどり着けたのだと思います。

私の企画を多くの出版社さんに配信して下さった、企画のたまご屋さん の関係者の方々、
そして私の企画を採用して下さり、素敵な本に仕上げて下さった NTT出版 の関係者の方々に、心よりお礼を申し上げます。

また、ちょっと恥ずかしくて本には書かなかったのですが(笑)、私を支えてくれる家族にも一言。
私が英語を学ぶこと、ブログを続けることをいつも暖かい目で見守ってくれている夫と、
英語に夢中の母の元で素直に育ってくれている子供たちに、ありがとう、を。
うちの二人の子供は、今、日本語を学んでいる真っ最中。
その様子を目の当たりにすることで、「語学」の本質、「何かを学ぶということ」の本質に気付かされた気がします。
好奇心旺盛な子供たちに負けないように、私もいつまでも子供のような好奇心を持って、いろいろなことに触れて行きたいと思っています。

そして何よりも、このブログをずーっと応援して下さった読者の方々に、心よりお礼を申し上げます。
素人ブロガーにすぎなかった私が、本を出版できるようになったのも、皆様のお陰です。
たくさんの好意的な評価をいただいたこと、ランキングで応援していただいたこと、そして、読者の方とのやり取りを通して、私が英語学習者として大きく成長させていただいたこと、それが今回の出版に繋がりました。

読者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。

少しでも多くの方に、私の本を読んでいただけると嬉しいです。

最後に、久しぶりに英語でご挨拶を(笑)。

Dear readers;
They published my book! This is a dream come true for me, indeed.
This is the best thing that ever happened to me, a blogger Rach.

Without you & your great support, I couldn't have reached this stage. I'm so lucky to have wonderful readers like you. It's not too much to say that I am 'the luckiest' blogger in the blogosphere.
Chandler would say, "Hey, Rach, could you BE any luckier?"
Lucky, lucky... Exactly, I have no words to express my situation except the word 'lucky'.

I'd like to say this;
Watching your favorite dramas over and over again makes your English better & more natural. Trying to understand the meaning of those lines not only expands your listening & reading ability but also improves your speaking & writing skills. I believe this is the most effective way to improve your English. Definitely!

I'm really looking forward to discussing a lot of things with you. I don't know how to express my thanks adequately... So, let me just say this; "Thanks a million, you guys!"

☆ With love, Rach ☆



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(追記)
「本の出版」に関する追加記事を、以下にタイトルだけ並べておきます。
お陰様で本が好調です
週刊STの書評で取り上げていただきました!
普通に映画を見ているだけでは… (私が著書で訴えたかったこと その1)
学習法から何を学ぶか? (私が著書で訴えたかったこと その2)
紀伊國屋書店キノビジョンで紹介されます!
日経新聞1面に広告が掲載されました
アマゾンで115位!?
売れ筋ランキングでいい感じ♪
毎日新聞にカラー広告掲載されました
日経新聞1面広告(2回目)掲載されました
今回はアマゾンで168位
日経新聞1面広告(3回目)掲載されました
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2008年03月19日

バチェラー・パーティーに付き物の… フレンズ3-12その3

チャンドラー: (to Ross) Hey, so can you make it on Friday? ([ロスに] なぁ、それで金曜日には行けそうか?)
ロス: What? Oh yeah, yeah I think so. Why am I invited to this again? (何? あぁ、行けると思うよ。もう一度聞くけど、どうして僕がこのパーティーに招待されるの?)
チャンドラー: Well apparently, Albert has no friends. He's very excited about the bachelor party though. I think actually the only reason he's getting married is so he can see a stripper. (どうやら、アルバートには友達がいないみたいなんだ。彼はバチェラー・パーティーをすごく楽しみにしているんだけどね。実際のところ、彼が結婚する唯一の理由は、(結婚することになったらバチェラー・パーティーで)ストリッパーを見ることができる[ストリッパーに会える]から、だと俺は思ってるんだよ。)
フィービー: A stripper at a bachelor party. That is so cliche. Why don't you guys get a magician? (バチェラー・パーティーにストリッパーねぇ。それってものすごく「ありきたり」ね。マジシャンを呼んだらどう?)
チャンドラー: Well, if the magician can open my beer with his butt-cheeks, then all right. (そうだな、もしそのマジシャンがお尻の肉で俺のビールを開けてくれるんだったら、それでオッケーだよ。)

again は、「もう一度さっきの質問を繰り返すけど、ところでさっきの話に戻るけど」みたいなニュアンスでしょうね。

cliche は実際には、e の上に「アクサンテギュ」というフランス語の記号がついています。
研究社 新英和中辞典によると、
語源:フランス語「型にはまった」の意
だそうです。
英単語 cliche の意味は「陳腐な表現、決まり文句」。
今回のニュアンスは「お決まりのパターン」みたいなことですね。

昨日の記事、フレンズ3-12その2 で軽く触れましたが、bachelor party (バチェラー・パーティー)とは、結婚することになっている男性のために、結婚前に男性の友人だけを集めて開かれる「独身さよならパーティー」のことですね。

ロングマン現代英英辞典では、
bachelor party [noun]: [countable] (American English)
a party for a man and his male friends before he gets married, especially on the night before his wedding

つまり、「ある男性が結婚する前に行われる、その男性と友人男性のためのパーティー。特に結婚式の前夜に行われる。」

女性が結婚する場合は、bridal shower 「ブライダル・シャワー、花嫁になる人に贈り物をするパーティー」が一般的でしょうか。(フレンズ2-24その15 で少しだけ触れています。)

また、バチェラー・パーティーの女性版というのもあるようで、それは bachelorette party と言います。(英辞郎には載っていました。)
フレンズ8-8 と 10-11 では、セリフに bachelorette party という言葉が実際に出てきます。
10-11 では、そのパーティーを見ることができます。

バチェラー・パーティーにストリッパーを呼ぶ、というのは本当に cliche のようです。
上に挙げたフレンズ8-8 と 10-11 では「独身パーティーとストリッパー」が話題になります。

また、アリー my Love(Ally McBeal)でも、独身パーティーにまつわる、それ系(?)の話が出てきました。
アリー my Loveシーズン1第2話「愛は妥協から」(原題:Compromising Positions)。

ジョン・ケイジが買春をしたという事件で、ボイル判事があっさりと事件を棄却します。(その時のセリフを一部、アリー3-17+フレンズ1-1その4 で取り上げました。)
その棄却に裏があるのかと尋ねたアリーに、
エレイン: Well, it's none of my business, but Judge Boyle was at Billy's bachelor party last year. And, you know, that they had one there. (そうね、私には関係のないことだけど。ボイル判事は去年のビリーのバチェラー・パーティーに参加していたのよ。そして、ほら、そこにはあれがいたのよ。)
アリー: What, what, one what? (何、何、あれって何?)
エレイン: A hooker... for Billy. (売春婦よ…ビリーのための[ビリーに用意された、ビリー用の]。)
アリー: A hooker for my Billy. ([心の中で] 売春婦…私のビリーのための?)
エレイン: And after Billy, some of the other guests indulged. And Judge Boyle was one of them. (そして、ビリーの後、他のゲストの何人かが楽しんだの。ボイル判事はその中の一人だったのよ。)

アリーのエピソードの場合は、ただのストリッパーじゃなくて、売春婦だったようですが…。
とにかく、独身最後の、それも男ばかりのパーティーだ、ということで、そんな風にはめをはずすこともあるようです。

エレインの話を聞いて、for MY Billy 「私のビリーに?」と心の中でつぶやくアリーの気持ち、女としてはわかる気がしますねぇ。(ビリーは”元彼”なんですが…)
この後、ビリーに対して、元カノのアリーが猛烈に抗議するのですが、男と女、それぞれの言い分を言い合うそのやり取りもなかなか興味深かったです。
(アリーの話はここまで)

フィービーはありきたり、というのですが、アルバートはストリッパーが楽しみで結婚するんじゃないか?とまでチャンドラーは言っているくらいですから、男性陣にとっては、マジシャンに来てもらっても、ちっとも嬉しくないわけですね(笑)。
だから、それくらい変わった特技があったら、マジシャンでもいいけどさ、と答えています。

これは、ストリッパーと同じような「身体を使ったわざ、特技」を持っていたらオッケーだよ、というニュアンスでしょうね。
実際にストリッパーがチャンドラーが言ったようなことができるのかどうかは知りませんが…ここはあまり深く追求しないほうが良さそうですね(笑)。

cheek は「ほお、ほほ」ですが、「お尻の一方」という意味もあります。
フレンズ1-19その6 では、お尻に麻酔銃を撃たれてしまったフィービーですが、その麻酔がだんだん覚めてきて、
フィービー: My butt cheek is waking up! (私のお尻の片方が目覚めつつあるわ!)
と言っていましたね。


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posted by Rach at 08:50| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月18日

バッグが多すぎて鍵が見つからない フレンズ3-12その2

チャンドラー: Hey, what are you doing Friday? (ところで、金曜日は何をする予定?)
ロス: Why? (何でそんなこと聞くの?)
チャンドラー: I need you to come to this bachelor party for my weird cousin Albert, y'know he's the botanist. (俺の変わり者のいとこアルバートのバチェラー・パーティーに来て欲しいんだよ。ほら、アルバートっていうのは植物学者の。)
ロス: Oh God. Y'know, botanists are such geeks. (なんてこった。植物学者って、すごいオタクだぞ。)
チャンドラー: Yeah. Is that a dinosaur tie? (そうだね。それって恐竜のネクタイ?)
ロス: Hmm? Oh, yeah. (he makes a growling sound) (ん? ああそうだよ。[ロスはうなり声を上げる])

bachelor party (バチェラー・パーティー)とは、結婚することになっている男性のために、結婚前に男性の友人だけを集めて開かれる「独身さよならパーティー」のことです。
バチェラー・パーティーについては、明日の記事のセリフにも出てくるので、その時に詳しく解説します。

botanist は「植物学者」。
botany は「植物学」。botanical garden は「植物園。」

植物学者と聞いて、ビビッドに反応するロス(笑)。
geek (オタク)と言えば何と言っても、ロスの恐竜オタクぶりがすごいのに、そのロスが植物学者のことを「オタク」だと呼んでいるのが面白いわけですね。
「お前が言うかぁ?」みたいな感じです。

それに対する返事として、「お前もオタクのくせに。」とも言わずに、「そうだね。」とさらりと受けた後、「ところで、今、目に見えてるそれって、もしかして恐竜のネクタイ?」と尋ねるチャンドラーが面白いです。
お前だってネクタイまで恐竜柄じゃないか、それで人のことをオタクだって言えるのか、と言いたいのですが、ロスはそういうチャンドラーの質問の意味に気付かず、「いいだろ?」みたいに自慢しているのが、さらには恐竜の鳴き声まで真似ているのが、余計に笑えるわけですね。
あきれた顔をするチャンドラーが楽しいです。


フィービー: (entering, with about 20 purses hanging around her neck) Morning! Rach, I'm here with the purses! ([20個くらいのカバンを首にさげた状態で入ってくる] おはよう、レイチェル! バッグを持ってきたわよ!)
チャンドラー: (to Phoebe) It must take you forever to find your keys. ([フィービーに] 鍵を探すのには一生かかるに違いないね。)
Rachel: (running into the living room) Thank you, thank you, thank you, Pheebs. ([リビングに走ってきて] ありがとう、ありがとう、ありがとう、フィービー。)
フィービー: You're welcome. Oh, please want the one with the turtles. (どういたしまして。あ、どうかカメのついたバッグを選んで。)
レイチェル: No, no, no, no, turtles scare me. I don't need that today. (だめだめだめだめ。カメが怖いのよ[苦手なのよ]。そのバッグは今日は要らないわ。)
ロス: Honey, just relax. It's gonna be fine. Hey, umm, why don't I come down there and I'll take you out to lunch? (ハニー、落ち着いて。大丈夫だよ。ねぇ、僕がそっちに行って、一緒に外で昼食、ってのはどう?)
レイチェル: Oh honey, thank you! But Mark's taking me out. (あぁ、ハニー、ありがとう! でも、マークが私を連れて行ってくれる予定なの。)
ロス: Mark? Is that ah, the same Mark that helped you get the job? (マーク? それって、君ガ仕事をゲットするのを助けてくれたのと同じマーク?)
レイチェル: Yeah, it's kinda like a "good luck on your first day" sort of thing. (to Phoebe) Is this actually a lunch box? (そうよ。「君の初日に幸運を!」みたいな感じのものよ。 [フィービーに] これ、本当はランチボックスよね?)
フィービー: Umm, no, it's a purse. And there's a thermos in it. (違うわ。それはバッグよ。そして、バッグの中に魔法瓶が入ってるの。)
レイチェル: Oh. (あぁ。)

It must take you forever to find your keys. について。
それだけのカバンを持ち歩いていたら、どこに鍵を入れたかわからなくなるね、いざ探す時には大変なことになるね、何時間かかるかわかんないよ、とチャンドラーは言っています。
普通に「たくさんのバッグを持ってきたねぇ…。」などと言わないところが、チャンドラーらしいですね。

forever は「永遠」ですから、「君が鍵を探すのに、永遠の時間がかかる」ということですね。
take forever という表現は、「TOEIC テスト 新公式問題集」の Part 3 の練習問題にも出てきました。(解答・解説編では、p.24 に載っています。)
仕事が大変だったことを言う時に、
It seems to have taken forever. 「一生終わらないって思ったもの。」
と表現しています。
Words & Phrases という解説では、
take forever 非常に長い時間がかかる(永遠に終わりそうもないことについて言う)
と説明されています。

その問題を解いていた時、TOEIC でもこんな表現が出てくるんだなぁ、と思って、ちょっと記憶にあったので紹介してみました。

見るからにランチボックス風のバッグなのですが、フィービーは違う、と答えます。
でも、中にはサーモスが入っているのよ、とも言っています。

thermos は、thermos bottle で「魔法瓶」のことです。
元々は、商標名のようですね。
Thermos(R) Home - Hotter, Cooler, Fresher Thinking

フレンズ1-16その5 辺りのセリフに、以下のようなものがありました。(過去記事では取り上げていません)
双子の姉アースラが自分にひどい仕打ちをした、という話。
フィービー: When I was eight, and I wouldn't let her have my Judy Jetson thermos, so she threw it under the bus. (私が8歳の頃、私のジュディ・ジェットソンの水筒をアースラに持たせなかったの。そしたら、アースラはそれをバスの下に投げ入れたのよ。)

Judy Jetson というのは、The Jetsons というアニメのキャラクターみたいですね。
Wikipedia 英語版: The Jetsons
このサイトに、画像(Picture of The Jetsons family)が載っているのですが、その中の、銀髪みたいな女の子が Judy のようです。
Wikipedia 英語版: Judy Jetson には残念ながら画像はありません。

The Jetsons は、日本では「宇宙家族ジェットソン」と呼ばれているようです。
Wikipedia 日本語版: 宇宙家族ジェットソン

ということで、サーモスの話が長くなりましたが、「ランチボックスじゃないけど、サーモスは入ってるわ。」ということで…やっぱりランチボックスなんじゃないの?!とツッコミを入れたくなるところです。


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posted by Rach at 07:54| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月17日

靴よりタオルドレスに注目 フレンズ3-12その1

シーズン3 第12話
The One With All the Jealousy (ジェラシーで大混乱)
原題は「ジェラシーばかりの話」

[Scene: Monica and Rachel's, Rachel is getting ready for her first day.]
モニカとレイチェルの部屋。レイチェルは(仕事)初日の準備中。
レイチェル: (running in from her bedroom, wearing only a towel) Okay. Hey. Umm. Does everybody hate these shoes? ([ベッドルームから出てくる。タオルだけを着た状態で] ねぇ、この靴が嫌いっていう人はいる?)
チャンドラー: Oh yeah, but don't worry. I don't think anybody's gonna focus on that as long as you're wearing that towel-dress. (あぁ、僕は好きじゃないね。でも心配しないで。誰も靴には注目しないと思うよ、君がそのタオルドレスを着ている限りはね。)
レイチェル: (to Ross) Tell him. ([ロスに] 説明してやってよ。)
ロス: (to Chandler) It's her first day at this new job. You're not supposed to start with her. ([チャンドラーに] 今日はレイチェルの新しい仕事の初出勤の日なんだ。彼女をそんなふうにからかっちゃいけないよ。)
チャンドラー: All right, I suppose I can wait a day. (わかった。1日待てると思うよ[1日待つとしよう]。)

靴を見せて、これが嫌いな人がいる?と尋ねるレイチェル。
つまり、この靴はイマイチだと思う人はいる?ということですね。
それに対して、チャンドラーは、レイチェルがタオルだけ巻いて出てきたので、そういう姿なら、誰も靴なんか注目しないよ、そっちの見えちゃいそうなタオル姿に釘付けでさ、と答えています。

いつもなら面白がるところかもしれませんが、今日はレイチェルにとって大切な日。
そんなおちゃらけてる場合じゃないのよ、という意味で、「今日はどんなに大切な日かを彼に説明してやってよ。」と、レイチェルはロスに言っているのですね。

You're not supposed to start with her. について。
be supposed to ... は「…することになっている」ですから、その否定形の be not supposed to ... は「…してはいけないことになっている、…している場合ではない」という意味になりますね。

start with her の with her は、「彼女に対して、彼女を相手にして」みたいなニュアンスでしょう。
start は「始める」で、この場合は、ジョークを言う、からかう、というチャンドラーがよくやる行為を「始める」ということだと思います。
フレンズ3-6その24 に、Don't start. というフレーズが出てきましたが、その start と同じだと思います。
その記事とそのコメント欄で、Don't start. のニュアンスについて触れています。
状況によってさまざまな解釈が可能ですが、「シリアスな時に冗談を言わないで」、または、「わかってるくせに茶化さないで」みたいな感じですね。

今回の場合も、「彼女は真剣なんだから、こんな大事な時にいつものようなおちゃらけた冗談を言うな。」ということかと思います。
また、ロスは「今日は初出勤の日なんだよ。」と説明していますが、チャンドラーも今日がレイチェルの初出勤の日であることは知っていただろうと思います。
ですから、「それをわかってるくせに、そんなふざけた返事をするなよ、茶化すなよ。」という解釈も可能ですね。
とにかく、「彼女に対して、そういういつものやつを始めるのはやめなよ。」という感じだと思います。

チャンドラーは、I suppose と答えています。
これはロスが You're not supposed to と、suppose という動詞を使ったから、わざと suppose を使ったのでしょうかねぇ?
「今日は大事な日だからふざけちゃだめだ。」と言われたので、じゃあ、一日待ってみようか、みたいなことですね。


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posted by Rach at 12:54| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月16日

投稿記事1000件目! The One Thousandth

上のサブタイトル通り、今日、この記事が、投稿件数1000件目の記事になります!

よくぞ、ここまで来ましたねぇ。感慨深いです。
自分としては楽しいから、1000回目の記事を投稿する日もくるかな、とは思っていたのですが、やはり読者の皆様がいて下さったこと、が何よりも大きいのです。
誰も読んで下さらない…となると、やはりそのうちにやめてしまっていたと思うんですよ。

私の書いたことに、賛同して下さったり、励まして下さったり、「それは違うで!」とツッコミを入れて下さったり、という「双方向性」のツールであるからこそ、ここまで続けて来られたのだと思います。
本当にありがとうございます。皆様のお陰です。Rach は幸せ者です。

今日のサブタイトルに使った、The One Thousandth というフレーズについて。
これは、「第1000回、1000番目」みたいな意味です。

まだ解説していませんが、フレンズ5-3 は第1話から数えて通算100話目に当たります。
その時の英語のエピソードタイトルが、The One Hundredth となっていました。
これは「第100話」という意味なのですが、同時に、The One With... や、The One Where... などのように The One で始まるいつものタイトルと「かけている」のですね。
いつも The One で始まっているのを利用した、とても面白いタイトルだと思いました。

だから、もし私が自分のブログで1000番目の記事を投稿する時が来たら、このタイトルをもじったものを使おう、とずっと温めていたのですが(笑)、使える日を迎えることができて、とても嬉しいです。
フレンズの 5-3 のタイトルが記憶にある人なら、The One Thousandth というタイトルでくすっと笑ってもらえるかな、と思って。


ブログの管理画面で、「投稿件数」というのが出るので、1000件目、1000記事目だということがわかるのですが、自分でも確認のために計算してみました。
以下は、私のただの資料ですので、「ほんとに1000件目かよ?! サバ読んでんじゃね〜の?」と不審に思う方だけ、確認のためにチェックしてみて下さい(笑)。
1000記事目だと信じて下さる方は、(→→→ここまでワープ!)までお進み下さい。

(1) カテゴリーからの計算
トップページのサイドバーにある「カテゴリー別アーカイブ」を見ると、この記事を投稿した後の内訳は以下のようになっているはずです。

INDEX (2) DVD学習法 (14) 英語学習のコツ (22) 学習歴 (3) 発音 (6) 英文法 (7) Rach GOES (7) 英検 (17) TOEIC (5) 脱線話 (2) お知らせ (8) 非公開コメント (1) フレンズ シーズン1 (144) フレンズ シーズン2 (419) フレンズ シーズン3 (357)

この数を合計すると、1014件になります。
「1つの記事が2つのカテゴリーに属しているもの」が14件ありますので、計算合ってます(笑)。
(その14件はどれか?を知りたい方はおっしゃって下さい。こちらでちゃんと把握しています…笑)

(2) 日数からの計算
2005年6月15日にこのブログを開始しました。
今日は、2008年3月16日なので、ほぼ2年9ヶ月続けていることになります。
概算でいうと、2年9ヶ月は、2.75年ですから、365日×2.75=1003.75日、つまり約1004日。
実際に日数を数えてみたら、正確には、今日は「1006日目」になります。

ブログ開始直後は毎日更新ではなかったので、2005年6月に6日休んでいる計算になります。(2005年6月26日から毎日更新するようにしました。)
また、家族旅行で5日休んでいますので、マイナス分は合計11件。
複数投稿している日もあって、ブログ初日にプラス2件、その他にプラス1件投稿している日が3日ありますので、プラス分は5件。

プラス5件、マイナス11件で、差し引きマイナス6件。なので、1006日目に1000件目、ということで、計算合いますね(笑)。
(こういう数字、きっちり合わないと落ち着かない性分なんですよねぇ、私って…笑)


(→→→ここまでワープ!)
ただ、「続ける」という行為そのものに、意味を見出しているのではありません。
「フレンズって面白い!」「英語って楽しい!」という気持ちをキープしたまま、1000回目の記事に到達できたことを、私はとても嬉しく思っています。

「何でこんなに一生懸命ブログを書いているんだろう?」と思ったことは何度もあります。
でも、ブログを書くことを「いやだ」と思ったことは一度もありません。
負担に感じたこともありませんし、義務やノルマのようにこなしていたわけでもありません。
いち英語学習者の Rach として、このブログ「シットコムで笑え!」の管理人 Rach として、存在していられる瞬間が、とても楽しくて幸せなのです。
だから、やめたくなかったし、(よほどの理由がない限りは)休みたくもなかったのです。
私が楽しみながら英語を学んでいる様子を、他の方にも感じ取っていただければいいな、と思います。

そのうち「毎日投稿」にこだわらなくなる日が来そうな気もします。
毎日が隔日になっても、ただ楽しく続けていられればいいな、と思っています。
死ぬまでずっと英語に触れていられるといいなぁ…。

これからも読者の皆様と、楽しく英語を学んでいけることを楽しみにしています。
どうか今後とも、よろしくお願いいたします!


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posted by Rach at 11:34| Comment(9) | 節目となる出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月15日

もっと楽しんでいるように聞こえた フレンズ3-11その41

ジョーイ: All right, that's it! He cannot do this to Phoebe! (gets up) This guy is gonna get the butt-kicking of a lifetime! (stops and turns around and asks Rachel) But is he a big guy? (いいさ、そこまでだ! フィービーにこんなひどい仕打ちはさせないぞ。[立ち上がる] こいつには生涯最高のケリを入れてやる。[立ち止まって振り返ってレイチェルに尋ねる] 彼は大男か?)
ロス: Ah, we'll all go. (motions to Chandler) Come on. (the guys leave) (あぁ、僕たち全員で行くよ。[チャンドラーに来いというしぐさをして] 来いよ。[男性たちは部屋を出る])
フィービー: Thanks, you guys. Thank you! (ありがとう、みんな。ありがとう!)
チャンドラー: Don't worry! (心配するな!)
フィービー: God! I hope they kick his ass! (もう! 男性陣が彼を懲らしめてくれるように願うわ。)
レイチェル: Honey, I'm sorry. (ハニー、同情するわ。)
モニカ: Y'know if it's any consolation, he really did sound like he was having more fun with you. (Rachel nods in agreement) (ねぇ、もしこれが何かの慰めになるのなら…あなたと一緒の時には今よりもっと楽しんでいるような音だったわよ、ほんとに。 [レイチェルは同意してうなずく])
(We hear the guys knock on the door upstairs, and the guy answering it.)
男性陣が上のドアをノックする音、そして(相手の)男性がそれに答えているのが聞こえる。
男性: (muffled) May I help you? ([こもった声で] 何か御用ですか?)
(We hear the guys start to attack him, but the guy manages to calm them down and gets them to agree to what he did. Monica throws up her hands
in disgust.)
男性陣が彼を非難しようとするのが聞こえる。が、彼は何とか男性陣を落ち着かせ、彼のしていることを納得させる。モニカはがっかりした様子で手を上げる。

He cannot do this to Phoebe! は、下でフィービーが聞いている可能性も大いにあるとわかっていながら、他の女とエッチするなんて許せない、フィービーに対してこんなひどいことをさせておくわけにはいかない、という感じですね。

of a lifetime は「生涯最高の」。
the butt-kicking of a lifetime は「彼が今までお尻を蹴られた中でも、最高に痛いヤツ」をお見舞いしてやるというニュアンスでしょう。

そうやって威勢のいいことを言うジョーイですが、ふと我に返って、「もしかして大男じゃないよねぇ?」と確認するのがおかしいですね。

consolation は「慰め、慰めとなるもの」。
if it's any consolation は「それが何らかの慰めとなるものであれば」ということで、今から言うことがあなたにとって慰めになるといいのだけれど、というニュアンスですね。

sound は「音を出す」で、「…に聞こえる、(音を聞くと)…のように思われる」。
聞こえている音から判断すると、あなたと一緒の時は今の女性とのエッチよりも、もっと楽しんでいる様子だったわ、ということで、つまりは、あなたとの時の方が音が激しかった、声も激しかった(?)ということを言っているのですね。
上の様子もすごいけど、あなたとの時はもっとすごかったわよ、きっとあなたとの時の方が彼は楽しんでいたはずよ、と慰めているのです。
確かにヘンな慰め方ですが(笑)、フィービーを含めた女性陣は、それで納得している、そうであればまだ救われると思っているようなのが面白いですね。

ところが怒りに行ったはずの男性陣が、また声はこもっているので何て言ってるのかはわかりませんが、「ふーん、君の言っていることも一理あるな。」みたいなことを言っているような、納得した響きが聞こえてきます。
彼は女性だけではなく、男性をも言いくるめるのが上手い人みたいですね。
結局、みんなが彼の術中にハマってしまった、というオチと、モニカの「だめだこりゃ」みたいなしぐさが楽しいです。


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posted by Rach at 11:47| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月14日

あれはホッピングの音だ フレンズ3-11その40

[Scene: Monica and Rachel's, The entire gang is there.]
モニカとレイチェルの部屋。フレンズ全員がそこにいる。
モニカ: So ah, Phoebe? How was your date? (それで、フィービー? デートはどうだったの?)
フィービー: Oh, well, y'know. (laughs) (まぁ、わかるでしょ。[笑う])
モニカ: Yeah, I do know. (えぇ、本当にわかってるわ。)
フィービー: Ick, you were eavesdropping? (やだ。あなたたち、盗み聴きしてたの?)
レイチェル: Eavesdropping? Pheebs, the ceiling tiles were falling down. (盗み聴きですって? フィービー、天井のタイルが落ちてきてたわよ。)
フィービー: Oh, I'm sorry. But I really like this guy. And I think he really happens to like me. (まぁ、ごめんなさい。でも私は本当にその人が好きなの。そしてたまたま彼も私のことを本当に好きだ、っていうことなのよ。)
(We hear the sound of a bed creaking through the ceiling, and him moaning.)
天井を通して、ベッドのきしむ音が、そして彼のうめく声が聞こえてくる。
ロス: Maybe he's just jumping on a pogo stick and he really likes it? (多分、彼はただ、ポゴ・スティック[ホッピング]に乗ってジャンプしてるだけだよ。それが大好きなんだね。)
(We hear a women start moaning.)
女性がうめき始める声が聞こえる。
ロス: Maybe the pogo stick likes it too. (多分、そのポゴ・スティックの方もそれが好きみたいだね。)

You know. というのは「ほら」という感じの軽い言葉ですが、モニカは I do know. 「私は本当にあなたたちのデートがどうなったかを知ってるのよ。」と答えています。
フレンズ3-1その24 では、ロスの同意を軽く求めながら話をしているつもりが、ロスが「全く不可解だ」という顔をしたので、
チャンドラー: you know. You know... You don't know! (ほら、その、わかるだろ…。わかんないの?)
というのもありましたね。

上の様子を盗み聞きしてたの?、というフィービーですが、盗み聞きしようと思わなくても、勝手に聞こえてくるのよ、それこそ天井のタイルが落ちてきそうなほど激しかったんだから、勝手に耳に入ってきちゃったのよ、ということですね。

そんな恥ずかしいことを言われても、のろけるフィービー。
happen to は「たまたま…する、図らずも…する」。
この場合は、私が彼を好きだから彼も私を好きになってくれた、ということじゃなくて、私は彼が大好きで、偶然にも彼も私のことを好きだと思ってくれてるのよ、お互い、たまたま好きな相手に出会ってしまったのよ、みたいなことですね。
私には彼が理想の男性で、彼にとってもたまたま私がそういう女性だった、と言う感じ。
フィービーの話を聞いていると、本当にラブラブの相思相愛、という感じなのですが…。

pogo stick というのは、日本では「ホッピング」と呼ばれている遊具ですね。
Wikipedia 英語版: Pogo stick には写真も載っています。
ロスはもちろん、それがベッドでエッチしている音だとわかった上で(誰でもわかりますが…笑)、そのベッドのスプリングがギシギシいう音を、あれはポゴ・スティックでジャンプしている音だね、と言っているのですね。
確かに、どちらにもスプリングがついていて、同じようなギシギシ音がしますからねぇ。
男性のうめき声がエッチを楽しんでいる声だとわかっていながら、ポゴ・スティックでジャンプするのが楽しいみたいだ、声を聞いていると楽しんでいるのがわかるね、みたいに言っています。

今度は女性の声も聞こえてきたので、その「乗られている方のポゴ・スティック」も、嬉しそうな声を上げているね、その行為を楽しんでいるようだね、とダメ押ししています。
どこまでもポゴ・スティックだと言い張りながら(笑)、エッチなジョークを言っているロスが面白いです。


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posted by Rach at 14:46| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月13日

新聞配達のルート フレンズ3-11その39

[Scene: A lobby, Ross is waiting for Rachel, after her interview.]
あるロビー。ロスは面接の後のレイチェルを待っている。
レイチェル: (getting off the elevator and noticing Ross) Hey! ([エレベーターを降りてロスに気付く] まぁ!)
ロス: Hi! (はーい!)
レイチェル: What are you doing here? (ここで何をしてるの?)
ロス: Ah y'know, this building's on my paper route, so I... (gives her a flower) (ほら、このビルは僕の新聞配達のルートだからね。それで… [レイチェルに花を渡す])
レイチェル: Oh. (まぁ。)
ロス: How did it go? (面接はどうだった?)
レイチェル: Oh well, the woman I interviewed with was pretty tough, but y'know thank God Mark coached me, because once I started talking about the Fall line, she got all happy and wouldn't shut up. (えぇ、私が面接した女性はすごく厳しい人だったの。でも、ほら、マークが私をコーチしてくれて本当にありがたかったわ。だって私がいったん秋のライン[スタイル]について話し始めたら、彼女はすっかり喜んで、話が止まらなくなったの。)
ロス: I'm so proud of you. (君をとても誇りに思うよ。)
レイチェル: Me too! (私もよ!)
ロス: Listen, I'm ah, I'm sorry I've been so crazy and jealous and, it's just that I like you a lot, so... (ねぇ、ごめんよ、僕がずっとおかしくて、焼きもちやいて、それで…ただ僕は君が大好きなだけなんだ。だから…)
レイチェル: I know. (わかってる。)
ちょうどそこにエレベーターからマークが出てくる。
マーク: Hi. I just talked to Joanna, and she loves you. You got it, you got the job. (やあ。ちょうどジョアンナと話したところなんだ。彼女は君を気に入ってるよ。君は合格だ。仕事をゲットしたんだよ。)
レイチェル: Oh, I did? (あぁ、合格したの?)
マーク: Yes. (そうだ。)
レイチェル: (to Ross) Oh, my God!! (she turns around and hugs Mark, not Ross) ([ロスに] なんてこと! [レイチェルは向きをかえて、ロスではなくマークとハグする])
ロス: Congratu!! (sees her hug Mark) -lations-lations. (おめで… [レイチェルがマークとハグするのを見て] とう…とう…。)

paper route は「新聞配達の順路」。
paper は「紙」ですが、a newspaper のことを簡単に a paper とも言いますよね。
ロスがこの時間にこの場所にいるのは変なのですが、それをロスは「このビルは僕の新聞配達のルートに入っているから、それで立ち寄っただけだよ。」みたいに答えているのですね。
わざわざ迎えに来たのは見え見えなのですが、「こんなところで何しているの?」とびっくりしたレイチェルに対して、「今、新聞配達の途中なんだよ。」とジョークで返しているわけです。
「何って、迎えに来たに決まってるだろ?」と言わないところが洒落ている、と思います。

ところで、"What are you doing here?" と「びっくりしたレイチェル」…と上に書きましたが、その「びっくり」のニュアンスについて少し触れたいと思います。
フレンズ3-11その7 で、
"What's an intelligent girl who wants to be in fashion doing making coffee?"
というセリフが出てきた時、その解釈について、コメント欄でたくさんのご意見をいただきました。
そのご意見を聞いて改めて気付いたのですが、What are you doing? という言葉には「驚き」のニュアンスが含まれているのですね。
ロングマン現代英英辞典では、
do [verb]:
7. what is somebody/something doing?
(spoken) used to ask why someone or something is in a particular place or doing a particular thing, especially when you are surprised or annoyed by this

つまり、「なぜ、ある人やあるものが、ある特定の場所にあるのか、ある特定のことをしているのかを尋ねる時に用いる、特に質問者がこの件について驚く、または、いらいらしている時に使う。」

今回のセリフは、まさにレイチェルが驚いているセリフですね。
上にも書いたように、ロスがここにいるのは「レイチェルを待っていた」からなのは明白です。
ですから、レイチェルが「ここで何をしてるの?」と言ったのは、そのしている内容を純粋に尋ねているのではなく、「ロスがこんなところにいるなんてびっくり。待っててくれたなんてびっくり。」というニュアンスなんですね。

日本語でも感情を込めて「こんなところで何してるの?!」みたいに言うと、そういう「驚き感」が出ます。
英語でも日本語でもそのニュアンスが同じなのは興味深いな、と思います。

Fall line は「この秋のトレンドのスタイル」みたいな意味でしょうね。
(she) wouldn't shut up. は「彼女は口を閉じようとはしなかった。話をやめようとはしなかった。」ということで、つまりは秋のラインの話で大盛り上がりになって、面接での会話が弾んだ、ということですね。

ここでのロスは素直に自分の気持ちを吐露しています。
crazy で jealous だったのは、I like you a lot だから…と説明していますが、こういうセリフに女は弱い(笑)。
フレンズ2-22その2 では、一度寝た女の子に電話をしないことを責められたジョーイが、
ジョーイ: Hey, I liked her, alright. Maybe, maybe too much. I don't know. I guess I just got scared. (彼女が好きだったんだ。多分、好きになりすぎたんだ。怖くなったんだと思う。)
と言っていましたが、それは大ウソでしたね(笑)。

ロスの素直なセリフに対して、I know. と答えるレイチェル。
モニカの口癖は I know! ですが、モニカのは人に褒められた時に得意気に言うことが多くて、それは少々カンに触ります(笑)。
でも、フレンズ3-6その22 では、
チャンドラー: Oh yeah, that sounds great. (starts to leave) Oh, and listen, it's, it's gonna be.... (あぁ、そうだね。それは良い考えだ。[出て行こうとする] あぁ、ねぇ、きっと…)
モニカ: I know. Thanks. (わかってるわ。ありがとう。)
というのもありましたね。
これはチャンドラーがこれから励ましてくれようとするのがわかっていて、「言わなくてもわかってる。(ありがとう。)」と穏やかに返すセリフでした。

今回のレイチェルのように、相手が必死に自分の気持ちを伝えようとしていて、それがうまく表現できない時に、優しく I know. というのは素敵ですね。
「それ以上言わなくても、あなたの気持ちはよくわかってるから。もういいのよ。」ということです。

「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」で、I love you. と言うレイア姫に対して、ハン・ソロが、I know. と返していましたが、それも好きだなぁ。
また「エピソード6/ジェダイの帰還」で、その逆パターンが出てくる、というのも楽しくて好きです…(笑)。

そうして仲直りできた感じのロスとレイチェルですが、そこにマークが現れて合格だと告げます。
喜ぶレイチェルが嬉しさのあまりハグした相手は、ロスではなくマークでした。
おめでとう!と言いかけて絶句してしまうロスがかわいそうですよねぇ。


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posted by Rach at 15:59| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

あなたがしないのなら私が フレンズ3-11その38

ジョーイ: Well, that is usually what I would do. But I just never thought you'd be on the receiving end of it. How could you do this? (あぁ、普通なら俺は殴るだろう。でも、俺はお前がパンチを受ける側になるとは思ってもみなかったよ。どうしてこんなことが出来たんだ?)
チャンドラー: Joey, if you wanna punch me, go ahead. I deserve it. But I just want you to know that I would never soberly hurt you or your family. You're my best friend. And I'd never do anything like this, ever again. (ジョーイ、もし俺をパンチしたかったら、そうしてくれ。俺は殴られるに値する[俺には当然の報いだ]。でも、ただこれだけは知っておいて欲しい。俺はしらふの状態で、お前やお前の家族を傷つけたりはしない、って。お前は俺の親友だ。だから、こんなことはもう決してしないよ。二度としない。)
クッキー: So what? I say punch him! (それがどうしたの? 彼を殴れ!)
みんな: Yeah, punch him! Punch him! (そうよ、彼を殴れ! 彼を殴れ!)
ジョーイ: No! No! No! No, I'm not gonna punch Chandler. (だめだだめだ。俺はチャンドラーを殴ったりしないぞ。)
クッキー: I'll do it. (じゃあ、私が殴るわ。)
ジョーイ: No you won't! Look, he knows he did a terrible thing and I believe him. He's sorry. But, (to Chandler) you've got one more apology to make, all right? You gotta apologize to Mary Angela. (だめだ、殴っちゃだめだ! ほら、チャンドラーは自分がひどいことをしたってわかってる。そして俺は彼を信じてる。彼は反省してるんだよ。でも、[チャンドラーに] お前はあともう一つ謝らないといけないことがある。いいか? お前はマリー・アンジェラに謝らないといけないんだ。)
チャンドラー: Okay, absolutely. (わかった。もちろんだよ。)
ジョーイ: All right. (よし。)
チャンドラー: You got it. (he starts to look at his sisters, but he still doesn't know which one is Mary-Angela.) (わかった。[彼はジョーイの姉妹たちを見るが、誰がマリー・アンジェラかを未だにわかっていない])
ジョーイ: Cookie, now you can punch him! (クッキー、今ならチャンドラーを殴っていいぞ!)
チャンドラー: What? (Cookie punches him) (何? [クッキーがチャンドラーを殴る])

on the receiving end of は「…を受ける側で、(攻撃・非難の)的になって」。
妹とエッチした上に、その妹の見分けがついてないなんてとんでもない、普通なら俺はきっと殴っていることだろう、と言っています。
でもすぐには殴らないのは、ジョーイの頭が混乱しているからなんでしょうね。
お前がそのパンチを受ける側の人間になるなんて想像もしていなかったよ、お前が俺の妹にそんなひどいことをするなんて考えてもみなかったよ、お前をパンチするようなことになるとは思わなかったよ、ということでしょう。

あれは酔っぱらっていたからで、soberly 「しらふの状態で、酒を飲んでいない状態で」なら、絶対にそんなことはしない、とチャンドラーは言っていますね。

チャンドラーがよく反省しているのがわかったので、ジョーイは殴るのをやめようとするのですが、姉妹たちはまだ収まらないようです。
殴れ、殴れ、と騒がしい姉妹たちに、ジョーイは、"I'm not gonna punch Chandler." と言うと、クッキーが、"I'll do it." と言っています。
このやり取りでは、be gonna do (be going to do) と will の違いがよく表れていると思います。

be gonna do は「…する予定である」、今回は、今の俺にはそんなつもりはない、という感じです。
そのセリフを聞いて、「ジョーイが殴らないって言うんだったら、じゃあ、私が殴るわ。」というのが will なんですね。
クッキーは、前から自分が殴ろうと決めていたのではない、自分は殴るつもりはなくて、ジョーイに殴ってもらおうと思っていたけど、ジョーイがやらないっていうんなら私がやるわ!ということです。
「今、そうしようと決めた」意志 が will に出ているわけです。
電話やピンポンが鳴ったのを聞いて、I'll get it. 「私が出るわ。」と反応するのと同じですね。

で、謝ろうと思ったチャンドラーですが、取り囲んでいる姉妹をぐるっと見渡しても、まだどの子がマリー・アンジェラかわかっていません。
昨日の記事、フレンズ3-11その37 で、
チャンドラー: If-if you're not Mary Angela, then-then who is? (もし君がマリー・アンジェラじゃないとしたら、そしたら誰がマリー・アンジェラなの?)
マリー・アンジェラ: (standing behind Chandler) I am! ([チャンドラーの後ろに立っている] 私よ!)
チャンドラー: Oh, it's soo bad. (doesn't see Mary-Angela) (あぁ、最低だ! [マリー・アンジェラの方は見ない])
というシーンがありましたね。
本人の顔を知らないと言っているのを聞かれてしまったので、とても振り向けなかった、ということなのですが、この時に振り返って顔を確かめなかったのが、最後にあだとなってしまったわけです。
ト書きでもわざわざ、doesn't see Mary-Angela と書いてあるように、見なかった、ということに重要な意味があったということです。
うまい演出だなぁ、と思います。


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posted by Rach at 12:36| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする