2008年05月31日

他動詞の意味で自動詞として使う? フレンズ3-13その22

ボウルの中で手が触れてしまい、一瞬沈黙する二人。
リチャード: Okay. (よし。)
モニカ: Gotta keep squishing. (つぶし続けなきゃ。)
リチャード: Tomatoes are squishing. (ぐちゃぐちゃを音を立てながら、トマトがつぶれてるね。)
モニカ: Okay. (そうね。)
(Richard squishes a little too hard and some lands on his shirt.)
リチャードは少し力を入れすぎてつぶす。そしてその(トマトの)一部が彼のシャツにつく。
リチャード: Op. (あぁ。)
モニカ: Oh, gosh, you got some on your shirt. (まぁ、少しシャツについちゃったわね。)
リチャード: Yeah. (そうだね。)

上のシーンでは、squish という単語が(ト書きも含めて)3回出てきます。
一昨日の記事、フレンズ3-13その21 で、squish のロングマンの語義を紹介しましたが、そこに自動詞(intransitive)の意味も出ていました。
squish:
2. [intransitive and transitive] (informal) to squash something, especially something soft and wet, or to become squashed

他動詞の意味が、to squash something 「何かをつぶす」、自動詞の意味が、to become squashed 「(押し)つぶされた状態になること」ですね。
自動詞の意味はロングマンにもう一つ載っています。
1. [intransitive always + adverb/preposition] to make a soft sucking sound by moving in or through something soft and wet
つまり、「何か柔らかくて湿ったものの中を進む、またはそれを通って進むことで、柔らかい吸い込むような(?)音を立てること。」
この 1. の意味は、研究社 新英和中辞典では、
squish=(自)びしゃびしゃ[ごぼごぼ]と音を立てる[立てて歩く]
と表現されています。

Gotta keep squishing. ですが、ここでは主語が省略されています。
gotta = have got to = have to で「…しなくちゃ」、keep doing は「(ずっと)〜し続ける」ですね。
その意味を考えると、主語が Tomatoes だと考えるのはやや無理がある気がします。
上の自動詞の語義を当てはめようとすると、「ずっとつぶされなくちゃ」「ずっと音を立て続けなくちゃ」みたいな感じですが、ここではむしろ他動詞の「…をつぶす」という意味で、その目的語が省略された形、と見る方がしっくり来る気がします。
普通は省略不可能な目的語を「省略した」と言うと語弊があるのですが、他動詞の意味を自動詞として使っている、と表現したら良いでしょうか?
squash something あるいは、squish something という意味で、「squish を目的語なしで使っている」という感じ??

本来は、We have to keep squishing them (=tomatoes). という形になるはずですが、何をつぶすか、という部分は明白なので、「何かをつぶすという行為をする」という意味で、squish を使っている、つまり、Gotta keep squishing. は「つぶすという行為を続けなきゃ。つぶし続けなきゃ。」という感じかな、と思いました。
ト書きの、Richard squishes a little too hard and ... も、それと同じニュアンスのようですね。(だから、ここでも、文法的には、目的語の them が必要な気がするわけですが…)

「つぶす」という意味の場合、その「つぶす対象物」が必ず存在するはずで、だからそういう語義の場合は他動詞なのですが、それが他動詞であることをわかった上で、あえて目的語を取らずに「つぶすという行為をする」という意味で使っているような気がして、そこが面白いと私は思ったのですが…。
(他のご意見がありましたら、お寄せ下さい。)

辞書にそういう自動詞の意味が載っているとか載っていないとかいう問題ではなくて、その状況から「つぶす」という意味で使っているのだろうな、と思う…それが英語の感覚を学んでいくことなのかな?と思ったりします。

そして、Tomatoes are squishing. は、トマトを主語にした正真正銘の自動詞ですね。
トマトが「つぶされている、つぶされた状態になっている」か「ぐちゃぐちゃと音を立てている」ということで、「ぐちゃぐちゃと音を立てながら、トマトがつぶれてるね。」みたいなことでしょう。

そのつぶしたトマトが服に付くのに、ト書きでは、land on という表現が使われています。
land on は「…に上陸する、(飛行機・宇宙船が)…に着陸する、船が…に着く」ということです。
ここでは、飛行機が着陸するようなイメージでしょうか。
つぶした拍子にトマトがはねて、それが空中を飛んでリチャードのシャツに「着陸、到着」したイメージかと。


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posted by Rach at 08:50| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

アマゾンの「ヒット商品」にランクイン

ネット書店のアマゾン(Amazon.co.jp)には、「ヒット商品」というコーナーがあります。
「過去24時間に最も売上が伸びた商品を紹介」するコーナーです。
5/29(木) 12:00現在、その 76-100位のページ(↓)に、私の本が載っています。(データは頻繁に更新されるので、少し時間が経つと載っていない可能性が高いです。)
Amazon.co.jp: ヒット商品: 本の売上ランキングで、過去24時間に最も売上が伸びた商品をご紹介します。(76-110位)
ヒット商品としては、91位にランクインしており、以下のように説明があります。
91. ↑78% 本の売上ランキング: 424 (昨日の売上ランキングは756でした)

私が調べたところ、どうもこれは、本の総合売上ランキングで、450位までに入っているものを対象としているらしく(なぜか 500位というキリのいい数字でないのが不思議だけど…笑)、今(5/29 12:00現在)は、売上ランキングで 424位なので、ここに表示してもらっているようですね。
ランキングなどでは、「情報は1時間ごとに更新されます。」とのことなので、今、この瞬間しか、その「ヒット商品」に入っているのを見ることができないかもしれません。
でも、「貴重な経験」(笑)なので、ご紹介させていただきました。
今度情報が更新されたら、きっと圏外になっているでしょう(泣)。

ベストセラーのランキングだけではなく、アマゾンにはいろんな情報があるんですねぇ…。
面白いな、と思ったので、まずはお知らせまで。


(上の記事投稿直後 5/29 12:43 追記 )
ちなみに、過去記事、日経新聞1面に広告が掲載されました と、アマゾンで115位!? で触れましたように、4/19 に日経新聞に広告を出した後、アマゾンでは、115位までランキングが上がりました。
その 115位の瞬間ではなく、255位だった時の「ヒット商品」のデータを、後に Google のキャッシュで見つけました。
その表示は、以下のようになっていました。
8. ↑2,970% 本の売上ランキング: 255 (昨日の売上ランキングは7,831でした)

前日との比較なので、前日の順位が低いほど、ヒット商品としてのランキングは上がる仕組みなのですが、それにしても 8位とは!
広告を出したら上がるのはある意味当然としても、やはり実際にその効果が確認できる、というのは嬉しいものです。
今回の広告も、一瞬だけでも「ヒット商品」にランクインできて良かったなぁ、と思います。
購入して下さった方々、ありがとうございました!

あ、著書の広告やランキングの話ばかりすみません。
今日は、この下(↓)に、フレンズ解説記事を投稿しております。
(追記はここまで)


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posted by Rach at 12:18| Comment(6) | 著書1冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2つのコンプリメント フレンズ3-13その21

[Scene: Monica and Rachel's, Monica is teaching Richard how to make lasagne.]
モニカとレイチェルの部屋。モニカはリチャードにラザニアの作り方を教えている。
リチャード: So when people compliment me on my cooking tonight, what do I say? (それで、今夜の料理について人々が僕を褒(ほ)めたら、僕は何て言ったらいいんだ?)
モニカ: You say, "Thank you very much," and then you buy me something pretty. Come on, we're gonna put our hands in this bowl, and we're gonna start squishing the tomatoes. (あなたはこう言うのよ。「どうもありがとう。」 そして、それから、私に何か素敵なもの[可愛いもの]を買ってくれたらいいのよ。ねぇ来て。このボウルに二人の手を入れるわよ。そして、トマトを押しつぶす(のを始める)のよ。)

ト書きに出てくる lasagne は、「ラザニア」という料理名です。
フレンズ3-13その10 のセリフにも登場したのですが、ネットスクリプトでは lasagne、DVD英語字幕では lasagna と表記されていました。
どちらの綴りも可能なようで、辞書にも二つの綴りが載っています。

compliment は、名詞だと「賛辞、褒め言葉」、動詞だと「賛辞を述べる、称賛する」という意味ですね。
今回のように、compliment someone on A の形で「Aのことで(人を)褒める、称賛する」という意味になります。
名詞の compliment は、誰かが褒めてくれた時に、Thank you for your compliment. 「お褒めいただきありがとうございます。」のように使いますね。
また、動詞の compliment には「(敬意の贈り物を)贈呈する」という意味があり、形容詞 complimentary は「無料の、招待の、サービスの」という意味になります。
a complimentary ticket 「招待券、優待券」などは、TOEIC のリスニングによく登場しますね。

見た目がよく似た単語に、complement があります。
こちらは、名詞で「補足物」、動詞で「補足する」。
compliment と complement は「ンプラメント、ンプルメント」みたいな感じで発音も同じようです。
ローマ字読み(?)をすると、「コンプリメント」と言いたくなりますが、中央部分の -li- や -le- の部分は「あいまい母音」なので、「リ」とはっきり発音しないようにするのがポイントです。
(英語の発音は、アクセントのある部分を強く、あいまい母音の部分を意識的にあいまいに発音することで、随分とネイティブっぽく聞こえるようになるものです。)

形容詞形 complementary 「補足的な」というのもあり、前述の形容詞 complimentary 「無料の」と紛らわしいですね。
リスニングで聞いた場合は、文脈で判断することになるわけです。

自分は料理など得意でないように思われているのに、おいしいラザニアを作ったら、みんなが不審がるんじゃないか?、僕はどう説明したらいいんだ?、と言っています。
モニカは、「褒められたことに、ただ、ありがとう、と答えて、私にはお礼に何か素敵なものを買ってくれたら、それでいいのよ。」と答えています。
リチャードの質問は、料理上手な「誰か」の存在を疑われるんじゃないか?という含みもあるような気もします。
元カノのモニカがシェフであることを知っている人も多いかもしれないので、モニカとまたヨリを戻した?みたいに疑う人もいるかもしれない、というのを示唆しているようにも思います。
その思わせぶりな質問を、モニカは軽くかわしているような感じがするのですが、どうでしょう??


(They both start squishing the tomatoes.)
二人はトマトをつぶし始める。
リチャード: Ew, this feels very weird. (うー、この感触はすごく奇妙だね。)
モニカ: You touch people's eyeballs every day and this feels weird? (あなたは毎日人間の眼球を触ってるのよ。それでこれが奇妙な感じがするの?)
リチャード: Yeah, well, sure I touch them, But I spent years learning not to squish them. (Monica grabs his hand in the tomatoes.) That's my hand. (そうだね。確かに僕は眼球を触るよ。でも、それをぐしゃっとつぶさないようにすることを何年もかけて学んだんだ。[モニカはトマトの中の彼の手を掴む] それは僕の手だ。)
モニカ: Oops. (まぁ。)

squish は「…をぐしゃっとつぶす」。
似た単語で、squash 「押しつぶす」という単語もありますね。
ロングマン現代英英辞典では、
squish: [intransitive and transitive] (informal) to squash something, especially something soft and wet, or to become squashed
つまり、「何かを押しつぶすこと、特に柔らかくて湿ったものを。または押しつぶされた状態になること」。
squash という単語が、squish に変化した、ということでしょうか?

squash の名詞は、レモンスカッシュなどような「スカッシュ(果汁に水を加えた飲み物)」、あるいは、squash rackets 「スカッシュ」というスポーツもありますね。

トマトをつぶすぐちゃぐちゃ感が気持ち悪い、奇妙な感触、と言うリチャード。
リチャードは眼科医なので、モニカは、「あなたは毎日、人の目を、それも眼球を触ってるわけでしょ。それも結構気持ち悪いと思うのに、トマトの方を気持ち悪がるわけ?」みたいに言っているのです。
私にしてみたら、眼球を触る方が気持ち悪いと思うけど…みたいなことです。

それに対してのリチャードの答えが面白いです。
確かに触るけど、こんな風にぐちゃっとつぶしたりはしないんだ、眼球をつぶさないことを学ぶのに何年もかけてきた、みたいなことです。
つぶさないことを何年もかけて学んだ、と言うと、まるで何回か誤ってつぶしたことがあるようにも聞こえる気がします。
そこが彼のユーモアのようですね。

で、二人でトマトをつぶしていたら、モニカが間違って(?)リチャードの手に触れてしまいます。
元恋人同士なので、ちょっとヤバい空気が流れています。
見ている方もちょっとドキドキしてしまうシーンですね。


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posted by Rach at 11:41| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

毎日新聞にカラー広告掲載されました

毎日新聞の第1面下段の書籍広告欄に、私の著書、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 の広告が掲載されました!

毎日新聞の書籍広告掲載日は、地域によって時差があるらしく、東京版では、2008年5月26日(月)に掲載されたようです。
私は大阪に住んでいるのですが、こちらの大阪版(?)では、今日、5月28日(水)に掲載されていました。
他の地域はどうなのかなぁ?(毎日新聞をとっておられる方は、「○○日に載ってたよ!」と教えていただけると嬉しいです♪)

東京版では月曜日に掲載されたようだ、という情報は知っていたのですが、実際に現物を見るまでは心配で(笑)、大阪版に載っているのをしかと確認した後、こうしてご報告させていただいております。

過去記事、日経新聞1面に広告が掲載されました の記事で書いたように、4月19日に日経新聞でも広告が掲載されたのですが、その時よりもスペースは大きくなっています。
また、本の表紙の写真(帯なし)も載っています。
しかも、カラー!!

6冊紹介されているのですが、一番右端に載っています。
イラストが大きく入った、オレンジ色の派手な(?)表紙なので、多くの方の目に止まるといいなぁ。
目立つ形で宣伝してもらえて、すごく嬉しいです♪

オンライン書店の「本やタウン」というサイトがあります。
オンライン書店 本やタウン: HOME
そのホームの左サイドバーに、「パブリシティ:新聞で紹介された本」という項目があり、各新聞名をクリックすると、「新聞紙上に掲載された主な本の情報を表示」するページに飛びます。
拙著が広告に掲載されたことは、
毎日新聞 2008年5月26日掲載 のページで紹介されています。(このページの掲載内容は、東京版のものになります。)
7行目に出ている、私の本のタイトルをクリックすると、「本やタウン」さんでの、私の本の紹介ページにジャンプします。
オンライン書店 本やタウン: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法
そのページにも、
新聞情報
・2008年5月26日毎日新聞・朝刊「広告欄」に掲載されました。

と情報を書いて下さっています。

東京版で月曜日に広告が掲載された後、アマゾンの動向をチェックしていたのですが(笑)、その月曜日の 16:23 に見た時は、本の総合ランキングで、610位まで上昇していました。(昼間外出していたので、その前の時間帯の順位はわからないのですが…)
ここのところ、ずっと 4桁が続いていたので、やはり 3桁は嬉しいですね。
(2008.5.29 追記)
5月29日(木) 12:00 には、424位まで上がりました。
(追記はここまで)

本の発売日は 3月19日でした。
もう発売から 2ヶ月以上が経過しました。
その時期に、こうして「てこ入れ」のような形で広告を出してもらえる、というのは本当に嬉しいです。
アマゾンを毎日見ているのでわかるのですが、極端に順位が落ちることもなく、一定のペースで本が売れているようです。
それが、今回の広告掲載に繋がったのですね。
本をお買い上げ下さった皆様、そしてブログを応援して下さった皆様のお陰だと、心より感謝いたしております。
ありがとうございます!!

少しでも多くの方に本の存在を知っていただける…こんなに嬉しいことはありません。
これからも、「フレンズ」で学ぶ楽しさ、英語を学ぶ楽しさ、をより多くの方と共有していきたいと思います。
これからもよろしくお願いします!


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posted by Rach at 07:15| Comment(3) | メディア掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月27日

分離不定詞 フレンズ3-13その20

フィービーのデート相手であるロバートが、短パンをはきながら脚を広げているので、隙間から彼の大切な部分が見えてしまっています。
それを見て、戸惑いを隠せないチャンドラーとロス。
チャンドラー: What do we do? What do we do? (俺たちはどうすればいい? 俺たちはどうすればいい?)
ロス: Well, I suppose we just try to not look directly at it. (そうだな、それをただ、直接見ないようにしたらいいんじゃないかな。)
チャンドラー: Like an eclipse. (日食(を見る時)みたいに。)
(Ross nods his head.)
ロスは頷く。

we just try to not look directly at it. について。
普通は、「…しないようにする」という場合、「try not to 動詞」という語順になることが多いように思います。
が、口語ではこのように、「try to not 動詞」という語順になることもあるようです。
これを「分離不定詞」といいます。
本来、「to+動詞」という形を「to 不定詞」と呼んでいるのですが、その to と 動詞の間に別の語(ここでは not)が入っている、それで分離されているから、分離不定詞、なのですね。

ノンネイティブの私が言うのもなんですが、私は、try to not ... という語順では、おさまりが悪くて、何だかしっくり来ない、というか、違和感を感じます。
自分で書く場合でも、私はやっぱり、try not to ... の語順で書きますね。

分離不定詞と言えば…。
「英検1級つながり」で、お話をさせていただくようになった、「かいちゃん」さんの 30歳からの英検1級 というブログがあります。
そのブログの、「ロングマン」の使い方・その6 という記事で、この分離不定詞(split infinitive)について語られています。
最近ではネイティブでも、to not という語順を使う人も結構いて、またあの有名な英英辞典「ロングマン」の語義説明にも使われていたりするそうです。

この、かいちゃんさんの記事、面白いので是非読んでいただきたいのですが、特にすごいと思ったのは、

1. かいちゃんさんが、to not という語順に疑問を持ち、イギリスのロングマン本社へメールで問い合わせをされた、ということ、
2. そして、ロングマン本社からすぐにメールで回答が来た、ということ、
3. そして、その回答の中で、
The most famous split infinitive of the last 30 years is at the beginning of Star Trek, as the opening credits roll, and the narrator says: ...
つまり、「過去30年でもっとも有名な文体による分離不定詞の例」として、スタートレックの冒頭ナレーションが挙げられていた、ということです。

ナレーションの最後の、
To boldly go where no one has gone before!
の、to boldly go が「分離不定詞」、つまり、to go という「to 不定詞」の間に副詞の boldly が入ってしまっている、ということですね。

その例に挙げられているナレーションは、スタートレック・シリーズの中でも、特に私が好きな「新スタートレック」(Star Trek: The Next Generation)のもので、パトリック・スチュワートがピカード艦長を演じているシリーズです。
何度も何度も聞いたそのナレーション、一字一句間違いなく言えるそのナレーション(笑)、その中に分離不定詞が隠れていたとは、そのかいちゃんさんの記事を読むまで、全然気付きませんでした(爆)。

マイブログの過去記事、遥か彼方の銀河系の話 フレンズ3-1その21 で、スター・ウォーズの話からの脱線で、そのスタートレックのナレーションについて触れていますが、それくらい大好きなナレーションなんですよねぇ…。

ちょっと思い出話みたいになるのですが、マイブログの英検1級に関する過去記事、出だしでつまずく 1級面接2回目 のコメント欄 で、かいちゃんさんがマイブログに初めてコメントを下さいました。
その時のかいちゃんさんのブログでの最新記事が、ちょうどその分離不定詞の記事だったのです。
トレッキーの私にとっては、あまりにも面白すぎる「直球ど真ん中」の内容だったので、とても嬉しい気持ちでコメントさせていただいたのをよく覚えています。

だから私は今でも、分離不定詞を見ると、「かいちゃん」「ロングマン」「スタートレック」の3つのキーワードを必ず思い出します。
また私も、ロングマン本社にメールで問い合わせるくらいの熱意を持って英語を学んでいきたいものだなぁ、と思います。
(かいちゃんさん、記事を引用させていただき、ありがとうございました。)

eclipse は「太陽や月の食」、つまり「日食、月食」のことですね。
(余談:来年の7月にトカラ列島で皆既日食が見られると、昨日のNHKのニュースウォッチ9で言っていました)
直接見ないようにする、直視しなければいい、と聞いて、まるで「日食みたいだな。」と言っているわけです。
皆既日食のように周囲のコロナしか見えない場合は大丈夫なのかもしれませんが(←よくは知らないのですが)、部分日食の場合は、太陽が一部、月で隠れているとは言え、その光線が直接目に入ると、目を傷めてしまいますよね。

フレンズ1-6その3 で、ジョーイがお尻にローションを塗っている姿を(恐らく)見てしまったチャンドラーが、
チャンドラー: My eyes! My eyes! (俺の目が、目が!!)
と叫んでいました。
ちょうどそんな感じで、ダイレクトに見てしまうとショックを受ける、目がやられるから、直接その方向を見るな、見ないように気を付けた方がいい、ということでしょうね。


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posted by Rach at 11:50| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

言葉を別の表現に言い換えるという決まり フレンズ3-13その19

ロス: Hold on. (walks over behind the couch) I'm sorry, you guys, that was a coffee and a.... (ちょっと待って。[カウチの後ろに歩いていく] ごめんよ、みんな。さっきのは、コーヒーとそれから…)
ロバート: Coffee. (コーヒーだよ。)
ロス: Okay. (オッケー。)
ロバート: We could write it down for you? (君のために、それを(メモに)書いてあげることもできるけど?)
ロス: No, no, that won't be ah, that won't be necessary. (leans down and looks up Robert's shorts, seeing Robert's package) (いやいや、それは必要ないよ。 [下にかがんでロバートの短パンを見上げる。すると、ロバートのパッケージが見える。])
チャンドラー: (to Ross) Well? (どうだ?)
ロス: Yeah, yeah, yeah! (あぁ、あぁ、あぁ!(チャンドラーの言う通りだよ!))

本当にロバートがソレを見せているのかを確かめるために、もう一度オーダーを確認しに戻るロス。
ロバートのセリフは、別にイヤミでもないようですが、「何ならメモしようか?」みたいなことですね。
「コーヒー3つ」という非常に覚えやすいオーダーで、何も悩むようなことじゃないのに、聞き直してきたから、「覚えられないの?、何ならメモに書いてあげようか?」と言っているのですね。

ト書きにでは常に、「ロバートの大事な部分が見えている」ことに触れられているのですが、今回はそれを、seeing Robert's package と表現してあります。

package は「包み」。
英辞郎には「男性器」という語義が載っています。
そのニュアンスはわかるような気はしますが(笑)、ロングマンなどには載っていませんね。

英語では、同じものを指す場合でも、「同じ単語を繰り返すのではなく、言葉を別の表現に言い換える」という決まりのようなものがあります。
同じ単語が続くと、稚拙で、ボキャ貧な感じがするからでしょう。
今回のようなモノを指す場合でも、ト書きに出てくる度に言い換えているのが、英語の法則に則っていて、大変興味深い(笑)。
いろんな言い方があるもんだなぁ、と感心します。

little Robert という表現が前に出てきたので、Robert's package と聞くと、「あぁ、アレのことか!」とピンと来ますよね。
ト書きを読むたびに、「今度はこう来たか!」と笑えてしまう、そんな風に楽しんで英語を覚えていけたらな、と思います。


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posted by Rach at 17:14| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月25日

脳を見せる フレンズ3-13その18

チャンドラー: No. He.....he's coming out of his shorts. (違うよ。彼が…彼が、彼の短パンから出て来てるんだ。)
ロス: What? (何だって?)
チャンドラー: The man is showing brain. (その男性はブレイン[脳]を見せてるんだ。)
ロス: Are you sure? (Chandler nods: Yes!) (ほんとか? [チャンドラーは、そうなんだ!とうなずく])

coming out だけだと、ゲイのカミングアウトと間違えられてしまうので、「どこからカミングアウトしているか」という場所についての情報を付け足しています。
he's coming out of his shorts. つまり、「ショートパンツ(短パン)から彼が出て来ている。」と説明しています。
それでもまだわからない様子のロスに、今度は brain という言葉を使って説明するチャンドラー。
そこでやっと、ロスは気が付いたようですね。

brain というと「脳」ですね。
スラングに強い Urban Dictionary で調べてみたのですが、brain という単語の語義には、そーゆー意味は載っていません。
でも、今回のセリフのニュアンスに限りなく近いものを発見しました。

show brain:
(v) - when one's scrotal sack is visible, regardless of clothing. Usually the result of short shorts.
例) Look at that guy's shorts! They're so short he's showing brain!

つまり…(解説するという使命感に燃えて、恥じらいを忘れて訳してみますと…笑)
「服をつけているにも関わらず、人の陰嚢の袋が見えている時。たいていはショートパンツをはいている結果。」
例文は、「あの男の短パンを見ろよ! パンツ(の丈)がすごく短いから、アレが見えちゃってるよ!」

今回のチャンドラーのセリフも、The man is showing brain. となっていますから、状況といい、セリフの内容といい、「そのまんま、全く同じ」表現ですね。
フレンズは人気ドラマなので、そこで使われた表現がポピュラーな表現となる、ということもあり得るのですが、今回の場合は、それを聞いてやっとロスにもピンと来た、ということですから、一般的に理解されるものとして、元々そういう表現があったと考えるのが妥当かと思います。

なぜ、brain なのか?ですが…。
「脳」であることから、「(機械などの)頭脳部、中枢部」という意味にもなるようです。(研究社 新英和中辞典、英辞郎にもそういう意味が載っています。)
だから、ここでは、「男性の中枢部、一番大切なところ」(?)みたいな意味で使っているんでしょうか??
あるいは…本来は頭の中に隠れている(大事な)部分が見えている、という感じか?
または… Urban Dictionary の語義では、show brain は、one's scrotal sack is visible だと言っているので、brain = scrotal sack であるという認識、つまり、形や見た目が似ている、ということか…(追求するのはこの辺でやめておきます…笑)

「脳」「中枢部」という意味で使っているとすると、普通は、show his brain のように、his (所有格の人称代名詞)が付きそうな気がします。
頭脳, 知力(intelligence)という意味だと、冠詞の付かない不可算名詞にもなるようですが、その場合でも複数形で使うことが多いようです。
そういう意味でも、show brain という無冠詞の表現は特殊な感じがして、イディオムっぽい、というか、特定の人たちが使う特殊な俗語、という感じもします。


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posted by Rach at 08:52| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月24日

カミングアウト フレンズ3-13その17

チャンドラー: Anybody, ah, want anything? (誰か、何か欲しい?)
フィービー: I'll have coffee. (私はコーヒーをもらうわ。)
ロバート: Yeah, me too. (あ、僕も。)
ロス: Yeah, make that three. (あぁ、それを3つね。)

make that three という表現が面白いですね。
フィービーがコーヒーを頼んで、ロバートが「僕も」と言って、ロスが「それを3つね。」と言っている、つまり、ロスもコーヒーを頼みたいから、合計3つ注文して、というのを「コーヒーを3つにして。」と言っているのですね。
こういう合間のささいなシーンでも、みんなが "Me too." と同じことを言うのではなく、ちょっと違ったバリエーションの答えをしたりする…そういうのを見て、自分の表現を増やしていきたいですね。


チャンドラー: Okay Ross, why don't you come with me? (よし、ロス。俺と一緒に来ないか?)
ロス: Okay. (goes over to the counter) (to Chandler) What ah, what is the matter with you? What's going on? (わかった。[カウンターのところまで来る][チャンドラーに] 一体お前どうしたんだよ? 何があったんだ?)
チャンドラー: Robert's coming out. (ロバートがカミングアウトしてる。)
ロス: What, what do you mean, what? Is he gay? (どういう意味だよ? 何? 彼はゲイなのか?)

Robert's coming out. について。
come out は文字通り「出てくる、外へ出る」ですね。
でも、日本でもすっかりメジャーになったように、「カミングアウト」には、「ゲイ・同性愛者であることを認める・公言する・明らかにする」という意味があります。

ロングマン現代英英辞典で、まず基本的な意味を見てみると、
come out (phrasal verb):
1. if something comes out, it is removed from a place

「何かが come out するということは、それがある場所から動かされる[離れる]ということ」。

そして「カミングアウト」として有名になってしまった意味はこちら。
12. if someone comes out, they say that they are gay when this was a secret before
「誰かが come out するということは、以前にそれが秘密であった時に、自分はゲイであると言うこと」。

ちょっと when 以下のニュアンスをうまく訳せないのですが、ずっと秘密・内緒にしていた「ゲイであるという事実」を言う・公表する、ということですね。

今まで隠れていたものが出てくる、という基本的な意味を考えると、「秘密を公表する」という意味になるのはよくわかります。
「秘密」にもいろいろあると思うのですが、come out というと、特にゲイであることを告白する、と言う意味に特定されるのが、興味深いですね。

で、チャンドラーは「外に出る」という意味で使っています。
Robert と言っているのは、昨日の記事、フレンズ3-13その16 に出てきた、little Robert というニュアンス、もしくは、「彼が」「彼自身が」「彼そのものが」という「男の象徴」(笑)のニュアンスでしょうか。
ロバートの大事なモノが外に出ている、見えている、という意味で言っているのです。
でも、聞いているロスは、主語が Robert なので、何か特定のモノや部位を指していることに気付きません。
そこで、「人がカミングアウトしている」というと、ゲイの方のカミングアウトかと思って、「彼はゲイなの?」と返しているのですね。

このやり取りは、日本語でもカミングアウトという言葉が有名であることで、日本人にもわかりやすいジョークになっています。
ちょっとしたことを知っているか知らないかで、アメリカンジョークに笑えるかどうかが決まる、ということがよくわかるシーンだと思います。


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2008年05月23日

小さなロバート フレンズ3-13その16

[Scene: Central Perk, Chandler and Ross are there, Phoebe is entering with her date Robert.]
セントラルパーク。チャンドラーとロスがそこにいる。フィービーはデートの相手のロバートと一緒に入ってくる。
フィービー: (to Robert) You have lipstick right here. (points to her cheek) That's okay, it's mine. We just kissed. ([ロバートに] ここに口紅がついてるわよ。[フィービーは自分の頬を(この辺りよ、という感じで)指差す] いいの。その口紅は私のよ。ちょうどキスしたところなの。)
ロス: Oh. (あぁ。)
チャンドラー: (to Robert) So ah, isn't it a bit cold out for shorts? ([ロバートに] それで、ショートパンツだと、外は少し寒くない?)
ロバート: Well, I'm from California. (あぁ、僕はカリフォルニア出身だからね。)
チャンドラー: Right, right. Sometimes you guys just burst into flame. (そう、そうだね。時々、君たち(のようなカリフォルニアの人)は燃え上がるからね。)

口紅がついてる、と指摘した後、それは私のだから問題ないの、というフィービー。
フレンズたちに紹介したそうそう、さっそくノロけているのですね。

そんな短パンじゃ寒いだろ、というチャンドラーの問いに、カリフォルニア出身だ、と答えるロバート。
答えになっているようななっていないような回答です。
普通は、「僕は西海岸の暖かい地方の出身だから、北東部のNYはやっぱり少し寒いよね。」みたいに答えるような気がします。
彼の答えだと、「あったかいところの人間だから、どこにいても寒くないんだ。」みたいに言っていることになりますね。
それで、チャンドラーは、「へっちゃらなのは、体が燃え上がっているからだよね。カリフォルニア出身の人は暖かい体質の持ち主だからね。」みたいに答えているのでしょう。
なんとなくちぐはぐな感じのする会話で、チャンドラーもそれくらいしかつっこめない、みたいな感じでしょうか。

セリフでは、burst into flame となっていますが、burst into flames という複数形で使われることも多いような気がします。
「パッと燃え上がる、炎を上げて燃える」という意味ですね。
「炎」という意味では、flame は不可算名詞なのですが、しばしば複数形 flames の形で使われるようです。


(Robert leans back on the arm of the chair and allows Chandler to see up his shorts and sees 'little Robert.' Chandler is horrified by this view.) 
ロバートは椅子の腕の上で背中をそらせる。そして、それでチャンドラーがロバートの短パンを見上げることになり、チャンドラーは「リトル・ロバート」を見てしまう。この光景にチャンドラーはおののく。)
チャンドラー: (standing up) I'm up. I'm up. I've gotten up now. Anybody, ah, want anything? ([立ち上がって] 俺は立ち上がってるぞ。立ち上がってるぞ。今、立ち上がらなくちゃいけないんだ。誰か、何か欲しい?)
フィービー: I'll have coffee. (私はコーヒーをもらうわ。)

little Robert とは「彼のモノ」ということです(笑)。
「えらいものを見てしまった!」という感じでおののいているチャンドラーに笑えます。
そこにいたたまれなくなって、思わず立ち上がってしまったので、何か注文しに行くふりをするのですね。
フレンズ1-4その1 では、
ジョーイ: Probably kill myself. If little Joey's dead, then I got no reason to live. (多分、自殺するよ。もし、俺のムスコが死んじゃったら、生きている理由がないから。)
というセリフが出てきました。
ここでも、ジョーイは「自分のモノ」のことを、little Joey と言っていますね。
penis と言ってしまうとあまりにも直接的なので、皆さんもなんと表現したらよいか困った場合は、「little+男性名」にしておきましょう(笑)。
1-4 の日本語訳にも書いたように、日本語ではアレのことを、「俺のムスコ」と表現したりしますよね。
英語の little Joey (ちっちゃなジョーイ)と、日本語の「俺のムスコ」という表現には、共通したニュアンスを感じる気がして、何だか面白いです。

(2008.7.28 追記)
上の日本語訳で、I've gotten up now. を「今、立ち上がらなくちゃいけないんだ。」と書いてしまったのですが、正しくは「今、立ち上がったところだ。」という現在完了形の意味になります。
下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)


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posted by Rach at 12:29| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月22日

形容詞を副詞として使う フレンズ3-13その15

ジョーイ: Ah, now Rach, these ah, these little women. (ねぇ、レイチェル。このリトル・ウィメン(小さな女性たち)だけど…)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
ジョーイ: How little are they? I mean, are they, like, scary little? (彼女たちはどのくらい小さいの? つまり、恐ろしいほど小さいの?)

若草物語の原題 Little Women 「リトル・ウィメン」については、Wikipedia 日本語版: 若草物語 の「概要」で、「リトル・ウィメン」という言葉について触れられています。
一部引用すると、
単なる幼い少女ではなく一人の立派な女性であるという意味合いで用いられていた。
とのことです。
つまり、little girls ではなくて、「一人前の女性」として接しているという意味合い、「ちっちゃな淑女たち」みたいな感じなんでしょうね。

ジョーイはホラー小説を読んでいるので、何でも「怖い話」だと思ってしまうようです。
タイトルに little とついているから、little であることがポイントだと思ったのでしょう。
「恐ろしいほど、怖いほど、ぞっとするほど」小さい女性たちの話なの?みたいに尋ねていますが、そんな話じゃないってば(笑)。
よほど、シャイニングが scary なんでしょうね。
本を読まないジョーイにとっては、「本、小説=シャイニング」で、その視点でしか本の良し悪しを判断できないみたいな感じです。

最初に How little と little の度合いを尋ねているわけですから、意味は、「ぞっとするほど小さいの?」と尋ねているはずですね。
ジョーイは、"are they, like, scary little?" と言っていますが、scary は形容詞ですから、本来ならば、scarily little という風に、「副詞の scarily」になるような気がするのですがどうでしょう??

DVD英語字幕も、ネットスクリプトも scary ですし、実際のジョーイの発音も scary と言っているように聞こえます。
scarily は r と l が続いて少々発音しにくいので、scary と言っているのかなぁ?
scary little と言っても、その位置関係から、scarily little という意味で使っているだろうことは想像できますしね。

そう言えば、real という単語は、普通は「本物の、本当の」という意味の形容詞ですが、really 「本当に、非常に(副詞)」の意味で real を使っているのもたまに見かけます。
ロングマン現代英英辞典では、real は副詞としての語義も載っています。
real [adverb]:
(American English spoken)
very
例) He's real cute. It was real nice to see you again.

つまり、「とても、非常に(very)」と後ろの形容詞を強調する副詞として使われていて、really と同じニュアンスになりますね。

今回の scary little の scary も、その real と似た感じでしょうか?

英語は語順が非常に大事な意味を持ちます。
He's real cute. という文章を見た場合でも、He's real & cute. という意味ではなくて、He's really cute. という意味であるとわかる、つまり、real は cute を修飾していて、それを強調しているのだ、とわかる感覚が大事なのかな、と思います。
文法的に正しく書くと、really cute となるべきなのでしょうが、それを今の英語では、real cute とも言うんだね、と知ることが「生きた英語を学ぶ」ということなのかな、と。

基本的な文法ではどう表現するのか?を知っておくことは大切です。
でも、文法ルールに合っていないからと言って「それは間違いだ。」で済まして切り捨ててしまうのはもったいないです。
その間違いのままでもニュアンスが確実に通じているからこそ、多くの人がその表現を使うわけですよね。
私はフレンズをずっと見てきて、「文法的には「???」だけど、そのニュアンスはよくわかる!」という表現にたくさん出会ってきました。
「ネイティブの言葉の並べ方から、そのニュアンスを掴めるようになること」が、英語を学ぶ上で非常に大切なのだと思っています。
そういう「ネイティブならわかる感覚」をどんどん掴んでいきたいものですね。

"are they, like, scary little?" というセリフを見て、
"scarily little" が正しいんじゃないの?と思う「文法的感覚」と
"scarily little" を "scary little" って言っちゃうんだぁ、面白い!と思える「ネイティブのニュアンスを楽しめる感覚」、
その両方の感覚をバランス良く持ち合わせることが、英語を学ぶ上では大事なのではないかと思っています。


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2008年05月21日

notの部分を答えさせる質問 フレンズ3-13その14

レイチェル: What's so great about The Shining? (シャイニングの何がすごいの[どこが素晴らしいの]?)
ジョーイ: The question should be, Rach, what is not so great about The Shining. Okay? And the answer would be, "nothing." All right? This is, like, the scariest book ever. I bet it's way better than that classic of yours. (質問はこうなるべきだよ、レイチェル。「シャイニングの何がすごくないのか?[素晴らしくないところはどこか?]という質問にね。そして答えはこうだ。「(すごくないところなんて)何もない。」 いいかい? これは、つまり、これまでで一番恐ろしい本なんだよ。俺が思うに、レイチェルのその古典よりもずっといいよ。)
レイチェル: Okay. Ah, well we'll just see about that, okay? I will read The Shining, (she tries to take the book away from him but he doesn't want to let it go) and you will read Little Women. (わかったわ。それじゃ、それについて見てみましょうよ[それが正しいかどうか確かめてみましょうよ]、いいでしょ? 私はシャイニングを読むわ。[レイチェルはジョーイからその本を取ろうとするが彼はそれを離したがらない] そして、ジョーイは若草物語を読むのよ。)
ジョーイ: All right, you got it. (いいよ、わかったよ[君の言う通りにするよ]。)
レイチェル: All right. (それでいいわ。)

「何がすごいの?」と聞かれても、すごいところばっかりで説明が長くなっちゃうよ、「何がすごくないの?」と聞くほうが早いよ、みたいな感じです。
what is NOT という感じで、ジョーイは not を強調してしゃべっていますね。
TOEIC の Part 7 の questions でも、What is NOT mentioned about...? 「…について述べられていないのはどれですか?」というように not である部分を答えさせる設問もあります。
TOEIC では解答者が間違えないように、わざと NOT を大文字で強調して書いてあるのですね。

で、欠点を述べようとしても、欠点なんて何もない、それほどすごい本なんだよ、とジョーイは絶賛しています。
「欠点はどこかを尋ねる質問にすべきだ。そしてその質問への答えは "Nothing." だ。」という言い方が、何とも大げさというか、もったいつけている感じで面白いです。
君は若草物語が古典だから良いというけど、その君ご推薦の古典よりも、シャイニングの方が、way better 「ずっと良い」と思うよ、と言っています。
that CLASSIC of yours という風に、classic の部分を強調してしゃべっていますが、これも「その君の”古典・クラシック”とやらよりも」みたいなニュアンスです。
「古典、古典と言うけどシャイニングに比べたら大したことないよ」というジョーイの気持ちが入っている気がします。

本を交換して読みましょう、というレイチェルの提案ですが、なぜかシャイニングをすっと渡したがらないジョーイ。
あまり興味を持てそうもない若草物語よりも、シャイニングの方が俺はいいのになぁ、というところでしょうか。


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2008年05月20日

怖い本を冷凍室に入れる フレンズ3-13その13

レイチェル: Hmm. (she opens the freezer) Umm, why do you have a copy of The Shining in your freezer? (ふーん。[彼女は冷凍室[冷凍庫]を開ける] んー、どうしてあなたは冷凍室にシャイニングの本を入れてるの?)
ジョーイ: Oh, I was reading it last night, and I got scared, so... (あぁ、昨日の晩それを読んでたんだ。そしたら怖くなって、それで…)
レイチェル: But ah, you're safe from it if it's in the freezer? (でも、その本が冷凍室に入ってたら、あなたは安全なの?)
ジョーイ: Well, safer. Y'know, I mean I never start reading The Shining, without making sure we got plenty of room in the freezer, y'know. (あぁ、より安全だね。冷凍室に十分な余地があるのを確認しないで、シャイニングを読み始めることは決してないんだ[必ず十分な余地があるのを確認してから、シャイニングを読み始めることにしてるんだ]。)
レイチェル: How often do you read it? (それをどのくらいの頻度で読むの?)
ジョーイ: Haven't you ever read the same book over and over again? (レイチェルは同じ本を何度も何度も繰り返し読んだ経験はないの?)
レイチェル: Well, umm, I guess I read Little Women more than once. But I mean that's a classic. What's so great about The Shining? (えぇ。若草物語は2回以上[1回より多く]読んだと思うわ。でも、若草物語は古典だもの。シャイニングの何がすごいの[どこが素晴らしいの]?)

a copy of The Shining という表現について。
日本人はコピーというと、コピー機のコピーを思い浮かべますが、英語ではこのように大量に出回っている本の「1冊、1部」を指す場合に、copy という単語をよく使いますね。
ロングマン現代英英辞典では、
copy [noun]:
[countable] one of many books, magazines, records etc that are all exactly the same

つまり、「すべて全く同じ多くの本、雑誌、レコードのうちの一つ」。

シャイニング(The Shining)は、スティーヴン・キング原作の小説。
スタンリー・キューブリック監督で映画にもなりました。
Wikipedia 日本語版: シャイニング (映画) には、原作と映画との違いについて書いてあります。
Wikipedia 英語版: The Shining (film) には、あの有名なジャック・ニコルソンの写真も載っています。

怖くなったら本を冷凍室に入れちゃう、という話ですが、凍らせちゃったら、怖い人が襲って来ないだろう、みたいなことですかねぇ?(笑)
I never start reading The Shining, without making sure we got plenty of room in the freezer について。
never start reading 「決して読み始めない」、そして、without 以下でその条件を述べています。
冷凍室に本が入る余地があるのを確かめることをしないで読み始めることは決してない、つまり、余地があるのを確認してから読み始めることにしてるんだ、ということですね。
怖くなって冷凍庫に入れようと思ったら、冷凍食品がいっぱいで本が入らない!なんてことになったら大変だから、ということです。

How often は「どのくらいしばしば」ということですから、「どのくらいの頻度で」ということですね。
今まで何回読んだの?ならば、How many times have you read it? になるでしょうか?

Little Women は、日本語では「若草物語」というタイトルで有名です。
Wikipedia 日本語版: 若草物語
Wikipedia 英語版: Little Women
私は「若草物語」というと、「ガラスの仮面」で北島マヤが、ベスを演じていたのが印象的ですが(笑)。

more than... は「…より多い、…より大きい、…を越える、…より上」という意味なので、…に当たる部分は含まれません。
ですから、more than once は、「1回より多く」、すなわち「2回以上」という意味になります。
1回読んだだけではなく、再度読んだ、複数回読んだ、ということですね。

レイチェルは、若草物語は古典だから、と言っています。
長い間多くの人に愛されてきた作品だからこそ、古典として今でも残っている、だから、面白いのは当然だけど、シャイニングの場合は、どこがすごいの?、どこが面白いの?と尋ねているのですね。
日本語で「どこが面白いの?」と書いてしまうと、「面白いところがどこにもない、ちっとも面白くない」と言っているように聞こえてしまいますが、レイチェルのセリフは純粋な質問で、レイチェルはシャイニングを読んだことがないから、どの部分が great なのかジョーイに説明して欲しいという思いで、その質問をしているのですね。


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posted by Rach at 11:28| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月19日

カルバン・クラインの下着 フレンズ3-13その12

[Scene: Chandler and Joey's, Joey is watching TV.]
チャンドラーとジョーイの部屋。ジョーイはテレビを見ている。
レイチェル: Do you have any ice? (氷、あるかしら?)
ジョーイ: Check the freezer. If there's none in there, then we're probably out. Are you just getting in from work? It's late. (フリーザー[冷凍室]をチェックして。もしそこになかったら、そしたら、多分、氷を切らしてるよ。レイチェルは、今、仕事から戻ったところなの? 遅いね。)
レイチェル: Yeah, I know. I had the greatest day, though, I got to sit in on the meeting with the reps from Calvin Klein. I told my boss I liked this line of lingerie, she ordered a ton of it. How was your day? (えぇ、そうなのよ。でも、最高の日だったわ。カルバン・クラインの代表者たちと一緒に、ミーティングに参加することになったのよ。私はボスに言ったの。ランジェリー[女性用下着]のこのラインが私は好きです、って。彼女はそれを大量に注文したわ。あなたの一日はどうだった?[あなたはどんな一日だった?])
ジョーイ: I discovered I'm able to count all of my teeth using just my tongue. (舌だけを使って、自分の全ての歯を数えることができるって発見したよ。)

Are you just getting in from work? の get in は、「(人が)(家・会社などに)着く、到着する」。
3日前の記事、フレンズ3-13その9 にも出てきましたね。

rep は「販売員、代表者」。
representative 「代表者、 代理人」「販売代理人、販売外交員」などの短縮形です。
Calvin Klein (カルバン・クライン)は、有名なブランドですね。
Wikipedia 英語版: Calvin Klein
Wikipedia 日本語版: カルバン・クライン

自分が知っているような有名ブランド、カルバン・クライン社の代表者・代理人、もしくは販売員と一緒の会議に出られた、とレイチェルは喜んでいるのです。
しかも、自分の意見を述べたら、それを聞き入れてくれて、大量の注文をしてくれた、というのもまた嬉しいのですね。
顧客の立場なら「このラインいいよね〜」だけで終わってしまうところが、それが社員のいち意見として反映されて、会社の発注状況に影響を与えるなんて、ファッション好きのレイチェルにはたまらない仕事です。
だから、the greatest day と最上級を使って表現しているのですね。

カルバン・クラインと言うと、私がいつも思い出すのが…。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(Back to the Future)で、過去に戻ったマーティー(マイケル・J・フォックス)が、若かりし頃の自分のママに会うシーンがあります。
IMDb: Memorable quotes for Back to the Future (1985) より、以下にセリフを引用します。

Marty McFly (マーティー): Calvin? Wh... Why do you keep calling me Calvin? (カルバン? ど…どうして君は僕のことをカルバンってずっと呼んでるの?)
Lorraine Baines (若い頃のママ): Well, that is your name, isn't it? Calvin Klein? It's written all over your underwear. (だって、それがあなたの名前でしょ? カルバン・クラインっていうのが(あなたの名前でしょ)? あなたの下着のいたる所に(or 一面に)その名前が書いてあったわ。)

マーティーのパンツにカルバン・クラインのロゴが書いてあったので、それを彼の名前だと思ったんですね。
パンツに自分の名前なんて、小学生みたいですが(笑)。
上で紹介した、Wikipedia 英語版: Calvin Klein の Trivia の項目にも、バック・トゥ・ザ・フューチャーの映画で言及された話が書いてあります。
今回のフレンズのセリフも、カルバン・クラインのランジェリー(女性用下着)の話でしたし、ちょうど「下着繋がり」で面白いなと思ったので、少々脱線してみました。

最高の一日だったと興奮気味のレイチェルですが、それに対して、ジョーイの一日は何とも退屈だったようですね。
口を動かしているうちに、舌で歯を数えられそうなことに気付いて(笑)、「おぉ! 全部の歯が舌で数えられた!」というプチ満足感(?)を得た一日だったようです。
I discovered I'm able to ... 「…できることを発見した」という大仰しい表現のわりには、その内容がチープなのが、ジョーイらしいのでしょうね。


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posted by Rach at 11:58| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

付け足しのように聞こえるオチ フレンズ3-13その11

リチャードにラザニアの作り方を教えるだけだ、というモニカに、
ジョーイ: Well, you might wanna make a little extra, because you'll probably be hungry after the sex. (そうか、少し余分に(ラザニアを)作った方がよさそうだね。だって、多分モニカはお腹がすくだろうからさ、エッチの後にね。)
モニカ: We're not gonna have sex. Okay, nothing's changed here. He still doesn't want children, and I still do. So that's why we're just gonna be friends. (私たちはエッチはしないわ。そうよ、ここでは[今の状況では]、何も変わっていないもの。彼はまだ子供を欲しいと思っていない。そして私はまだ欲しいと思っている。だから、私たちはただの友達でいるの。)
ロス: Naked friends. (裸の友達だね。)

you might wanna について。
フレンズ3-9その1 で、you wanna (you want to) は、you should や you ought to のようなニュアンスである、と説明しています。
ロングマン現代英英辞典の、want の項目に、以下の語義が載っています。
want [verb]:
4. SHOULD
[transitive] (spoken especially British English) used to say that something is sensible or that someone should do it, especially when giving advice
may/might want to do something
例) You might want to install anti-virus software.

つまり、「何かが賢明であること、または、誰かがそれをすべきであることを言う時に使われる。特にアドバイスを与える時に。」
例文は、「アンチ・ウイルス・ソフトウェアをインストールすべきだ(ろう)。」

may や might がつくと、やや表現が柔らかくなるのかもしれませんが、should のようなニュアンスであるのは同じようです。

「ラザニアを多めに作っておいた方がいい」とアドバイスするジョーイですが、その理由はというと、「エッチの後にお腹がすくだろうから。」
二人が会って、そういうことがなにもないままで終わるわけがない、と思っているのですね。

モニカは「友達、友達」と強調していますが、ロスまで、きっとそのうちエッチをすることになるだろう、と思っていることがわかります。
naked friends とは、服を脱いじゃう友達関係なんじゃないの?、結局、エッチをしちゃうんじゃないの?、ということです。

ちょっとここで、英語と日本語の語順の違いについて見てみたいと思います。

昨日の記事に出てきたセリフ、
チャンドラー: ... and now she's celebrating that by going on a date with him. (だから今、モニカはそれをお祝いしてるんだよ、彼とデートに行くことでね。)
今日の記事に出てきたセリフ、
ジョーイ: ... because you'll probably be hungry after the sex. (だって、多分モニカはお腹がすくだろうからさ、エッチの後にね。)

チャンドラーもジョーイも、モニカがリチャードと食事したことにあきれていて、ちょっと皮肉っぽいことを言っています。
通常の日本語の語順で訳すと、「彼とデートにいくことでそれをお祝いしている。」「エッチの後にお腹がすくだろう。」となるでしょうか。
でも、そう訳してしまうと、このセリフのイヤミな感じが出ないような気がします。
オチは最後に持ってくる フレンズ3-8その26 で、ジョークのオチを最後に持ってくる件について触れたのですが、それと似た感じで、ここでも最後まで聞いて二人の意図することがわかる、という仕組みになっているのですね。

英語としてはこれが通常の語順なのですが、by going や、after the sex が最後に出てくることで、
「お祝いしてるんだよ…彼とデートすることで。」(デートしちゃったらこれまでの苦労が水の泡じゃん!)
「お腹がすくだろう…エッチの後で。」(エッチするって決め付けてる!)
みたいに笑えるわけですね。
セリフ、特にコメディのセリフでは、「どこで笑うか」というのがポイントで、by going や after the sex が聞こえて初めてその意味を理解し、そこでドッと笑えるわけです。
だから、日本語に訳す場合でも、それをわざと後ろに持ってきて、付け足しのように表現しないと、彼らのジョークの面白みが伝わらないと思うのですね。
彼らのセリフの「内容」を理解する上では、「エッチの後でお腹がすくだろう」という解釈で問題ないのですが、彼らのジョークの間(ま)を理解するには、聞いたままの語順で彼らの言っていることがイメージできないといけない、ということです。
ネイティブとおなじタイミングで笑えて初めて、英語のままジョークを理解できた、と言える気がします。


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posted by Rach at 17:26| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月17日

別れを克服したご褒美に元彼とデート フレンズ3-13その10

ロス: So, are you gonna see him again? (それで、モニカはまた彼に会うつもりなの?)
モニカ: Tomorrow night. (明日の晩にね。)
レイチェル: Monica, what are you doing? (モニカ、あなた何をやってるの?)
チャンドラー: Well, she spent the last six months getting over him, and now she's celebrating that by going on a date with him. (そうだな、モニカはここ最近6ヶ月をずっと彼をあきらめる[忘れる]ことに費やしていたんだ。だから今、モニカはそれをお祝いしてるんだよ、彼とデートに行くことでね。)
モニカ: It's not a date, okay? I'm just gonna teach him how to make a lasagna for some potluck dinner he has. (デートじゃないわ、いい? 私はただ、彼が開くポットラック・ディナー[料理を持ち寄るディナー]のためのラザニアの作り方を彼に教えてあげる予定なだけよ。)

レイチェルの、What are you doing? には非難の気持ちが込められています。
フレンズ3-11その39 では、そういう What are you doing? のニュアンスについて説明しました。
モニカがやっていることの「内容を尋ねて」いるのではなくて、「あなた、一体何やってんのよ。何やってるのか自分でわかってる?」みたいな感じです。

チャンドラーの she spent the last six months ... というセリフが面白いですね。
ずっとこの6ヶ月間、頑張って彼を忘れようと努力してきたんだから、その頑張ったご褒美(ごほうび)として、彼とデートしている、デートすることでその頑張りを祝っている、ということです。
せっかく頑張って忘れたのに、またデートしてしまっては元も子もないのですが、つらい時を乗り越えてきたご褒美として、モニカにとって最高に嬉しい出来事でお祝いしているんだよ、みたいに言っているのがおかしいです。

フレンズ1-3その1 にも、似たようなセリフが出てきました。
チャンドラーが長年の禁煙を破ってタバコを吸ってしまい、それをフレンズたちに見つかる、というシーン。
チャンドラー: I'm smoking. I'm smoking, I'm smoking. (俺はタバコを吸ってる。タバコを吸ってる。(確かに)タバコを吸ってるよ。)
フィービー: Oh, I can't believe you! You've been so good, for three years! (まぁ、あなたって信じられない! 3年間も(タバコを我慢して)順調だったのに。)
チャンドラー: And this- is my reward! (だから、これが自分へのご褒美なんだよ。)

これも全く同じパターンで、禁煙でずっとつらい思いをしてきたから、頑張ったご褒美に、今、タバコを楽しんでいる、ということです。
「禁煙したご褒美に喫煙している」ということですから、せっかくの努力が水の泡、ということですね。

potluck は、「あり合わせの食べ物を持ち寄る食事・パーティー」のこと。
potluck meal, potluck dinner, potluck party などとも表現します。
ロングマン現代英英辞典では、
pot luck [noun]: [countable] (American English)
a meal in which everyone who is invited brings something to eat
例) Can you bring a salad? It's a potluck.

つまり、「招待された各人が何か食べるものを持参する食事」。
例文は、「サラダを持ってきてくれる? ポットラックなんだ。」

I'm just gonna の just は「ただ…だけ」というニュアンスで、「料理を教えてあげるだけで他意はない」という感じが出ています。


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2008年05月16日

罪のないハンバーガー フレンズ3-13その9

モニカ: (entering from her bedroom) Morning. ([ベッドルームから入ってきて] おはよう。)
みんな: Hey. (やあ。)
レイチェル: Somebody got in late last night. (誰かさんは、昨日の晩、遅く帰って来たわね。)
モニカ: Yeah well, I ran into Richard. (えぇ、そうね、リチャードに、ばったり会ったの。)
(They all gasp)
フレンズは全員息を飲む。
レイチェル: When did this happen? (いつ、それは起こったの?[この話は、いつの出来事なの?])
モニカ: Oh, um, around 8:02. We ah, talked for a little while, and then um, we went out for an innocent burger. (あぁ、そうね、8時2分頃だったわ。私たちはほんのしばらく話をして、それから、イノセントな[無実の、邪心のない]バーガーを食べに行ったの。)
フィービー: Oh, there's no such thing as an "innocent burger." (「イノセントな[罪のない]バーガー」なんてものは存在しないわ。)

get in は、「(人が)(家・会社などに)着く、到着する」という意味。
ロングマン現代英英辞典では、
get in (phrasal verb)
3. GET HOME
to arrive home
例) We didn't get in until late. What time do the boys get in from school?

つまり、「家に到着すること」。
例文は、「我々は遅くまで家に帰らなかった。」「少年たちは何時に学校から家に帰りますか?」

会ったのはいつ?と聞かれて、8時2分、とやけに細かい時間を答えるのが面白いです。
「昨夜、午後8時2分頃、レンタルビデオショップで若い女性が…」というニュースの情報を聞いているようです。
どうしてそんなに細かいかと言うと、フレンズ3-13その1 で、店員さんにそういわれた記憶があるからですね。
日本語でも、驚くような出来事が起こった話を聞いたら、「それはいつ?!」と尋ねるのがお決まりですが、それに分単位で答える人は珍しい(笑)。
そういう意味でも日本人にもわかりやすい笑いだと思います。

innocent は「無罪の、無実の、潔白な」。反対語は、guilty です。
他には、「無邪気な、無害の、毒・害にならない、悪意のない」などの意味があります。
ヨリを戻そうなどという下心はない、純粋にハンバーガーを食べに行っただけ、という感じで、an innocent burger を食べに行った、と表現しているのですね。
何も悪いことなんかしてない、という意味では「無実の」ですし、「ヨリを戻すことなんて考えてない」という意味では「邪心がない」とも言えるでしょうか。

それに対してフィービーは、an innocent burger なんてものは存在しないわ、と言っています。
これが普通の人の反応だとすると、「元彼と食べに行ったハンバーガーが、ただの食事としてのハンバーガーであるはずがない、絶対に裏の意味がある、何か魂胆がある、意味深なハンバーガーであるはずよ。」という意味で、モニカの発言を否定するのでしょうが、フィービーが言っているのはそれとは違うようです。

フィービーの表現は、there's no such thing as an "innocent burger." となっていて、「an innocent burger のようなそんなものは(この世に)存在しない。」みたいに言っています。
動物愛護主義者でベジタリアンのフィービーに言わせると、ハンバーガーは牛肉で作られたもの、つまり、牛を殺して作るもの、だからそれが innocent であるはずがない、ということかな、と私は思いました。
「ハンバーガーとは罪深い存在なのだ、存在そのものが罪なのだ、だから、an innocent burger なんてものはあり得ない。」と言っているのかなぁ、と。
他の人とツッコミどころが違う、ちょっとポイントがずれているところが、フィービーらしいなぁ、と思いました。


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2008年05月15日

彼はスポーツマン フレンズ3-13その8

フィービー: Oh! Since tomorrow. I met this really cute guy in the park and he, like, y'know, jogs, and blades, and swims, and so y'know we made a deal. He's gonna teach me all sorts of jock stuff. (あぁ! (ローラーブレードを始めるのは)明日からなの。公園で本当にキュートな男性に会ったの。そして、彼はほら、ジョギングとかブレードとか、水泳とかが好きなのよ。それで、私たちは約束したの。そういう運動系のこと全てを私に教えてくれるって。)
ロス: And what are you gonna do for him? (それで、フィービーは彼に何をしてあげるの?)
フィービー: I'm gonna let him. (私は彼に教えさせてあげるの。)
ロス: Okay. (わかった。)
ジョーイ: Cool. (いいね。)

jog は「ジョギングする」。
「ジョギング(jogging)」という言葉が日本語になってしまっているので、jog だけだと却ってピンと来ない気もします。
ロングマン現代英英辞典では、
jog [verb]: [intransitive] to run slowly and steadily, especially as a way of exercising
つまり、「ゆっくり順調に走ること。特にエクササイズの一つの方法として。」

日本語でjogging と言うように、jogging でそんなふうに「走ること」という名詞になりますが、jog だけでも名詞の意味になります。
これは可算名詞で、a jog だと「1回のジョギング」。
go for a jog は「ジョギングに行く」。

ネットスクリプトではこの部分、and he like y'know, jogs, and blades, and swims... と表記してありました。
それでスクリプトを読んだ時、jogs は名詞の複数形で、「彼はジョギングが好き」という意味かと一瞬思ったのですが、それだと、he likes と like に3単現の -s がつくはずですよね。
実際、「彼は…をするのが好き」という場合は、He likes to jog. (to 不定詞)とか、He likes jogging. (動名詞)の形になると思うので、そういう意味でもやや違和感があります。
今回の場合は、セリフを実際に聞いてみるとわかるのですが、like は、y'know と同じく、考えながらしゃべっている時の挿入句です。(それで、上のセリフでは、like の前後にもカンマ(,)を挿入してみました。)
「彼はね、うーんと、そう、ジョギングしたり、ブレードしたり、泳いだりする人なのよ。」と、「現在形」で彼の習慣を表しているわけですね。
DVD英語字幕では、And he jogs and blades and swims and so we made a deal. と書いてありますが、その方が直感的に意味はわかりやすいかな、と思います。

make a deal with... は「〜と取引をする」。
2日前の記事、フレンズ3-13その6 にも出てきました。
フレンズの女性陣は、「あなたがそれをしてくれるなら、私はこれをしてあげる」というような make a deal をするのが好きなようです(笑)。

jock stuff の jock ですが、上に jog という単語が出てきているので、そのタイポ(タイプミス)かと思ったら、jock という単語があるんですね。

ロングマン現代英英辞典では、
jock [noun]: [countable] (informal) (American English)
someone, especially a student, who plays a lot of sport and is often considered to be stupid

つまり、「多くのスポーツをして、またしばしば愚かだとみなされる人、特に学生」。

英辞郎にも、
jock=(特に大学の)運動選手、頭は弱いがスポーツだけは得意な人
という語義が載っています。

ロングマンの Word origin を見ると、jock の語源は、jockstrap だと書いてあります。
jockstrap は男性運動選手がはいているサポーターのことですね。
研究社 新英和中辞典では、
jockstrap=(男子運動選手などの用いる)局部用サポーター (比較: athletic supporter よりも口語的で一般的)
とあります。
ロングマンの語義を見ると、
jockstrap [noun]: [countable]
a piece of men's underwear that supports their sex organs during sport

とあります。
わざわざ訳しませんが、この語義でも、どの部分をサポートしているかについて言及されていますね(笑)。

いつもそういうのをはいている人、という意味で、(言葉は悪いですが)「スポーツばっかりやってるスポーツバカ」みたいなタイプの人を jock と呼ぶみたいです。

で、ここでフィービーが使っているのは、そういう悪い意味ではなくて、「スポーツマン」というニュアンスでしょう。
研究社 新英和中辞典には、
jock=(米)運動選手
という普通の意味も載っていますので、フィービーは軽蔑的なニュアンスでは使っていないと思います。
jock stuff で「スポーツマンがやるようなこと」=「スポーツ、運動」を指しているのでしょう。

make a deal した、というので、取引した、契約を交わした、約束した、みたいなことですね。
彼はスポーツを教えてくれる、その代わりにフィービーは何をしてあげるの?とロスは質問しています。
フィービーは、"I'm gonna let him." と答えています。
これまた一瞬、「何かをさせてあげる」→「エッチなことをさせてあげる」、つまりスポーツを教えてもらったお礼は体で払うわ、みたいな過激なことを言っているのかと思ったのですが、どうやら違うようです。

He's gonna teach me all sorts of jock stuff.
I'm gonna let him.
ですから、I'm gonna let him teach me all sorts of jock stuff. ということのようです。
運動好きの彼だから、運動を教えることも喜びで、教えることをさせてあげる、つまり運動を教えたい彼の生徒になってあげる、みたいな感じでしょうか。
自分が一方的に教えてもらう側なのに、さもフェアな取引をしているかのように言っているところがフィービーっぽいのかな、と思います。


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2008年05月14日

Since when? フレンズ3-13その7

フィービー: (entering, holding a pair of Roller Blades) Hi. ([ローラーブレードを持って入ってくる] はーい。)
みんな: Hey. (はーい。)
ジョーイ: (to Phoebe) Look at you. Since when do you rollerblade? ([フィービーに] 君のその姿。いつからローラーブレイドをしてるの?)
フィービー: Oh! Since tomorrow. (あぁ! 明日からなの。)

ローラーブレードについて。
「ローラースケート、インラインスケート」などを指すようですが、「ローラーブレード」という名前は、商品名のようですね。
Wikipedia 日本語版: ローラースケート にも、「ローラーブレードは、ローラーブレード社の商品名」と書いてあります。
Wikipedia 英語版: Rollerblade にも、a registered trademark (登録商標)だと書いてありますね。
こちら(↓)がローラーブレード社の公式サイトのようです。
Rollerblade 公式サイト

Look at you. は「君を見ろ。」ということですが、この日本語だと違和感がありますね。
「君のその見た目の姿に注目だね。」みたいな感じで、その姿にびっくりした、驚いた、感動した、などの時に使います。
あまりスポーツに興味のなさそうなフィービーが、ローラーブレードを持っているので、それを見てびっくりした、ということを表現しているのですね。
フレンズ3-6その19 でも、Look at you! について少し説明しています。

Since when do you rollerblade? について。
ここでは、rollerblade は動詞として使われていますね。
「その単語は動詞としても使えるの?」とわざわざ辞書で確認するまでもなく、このように、do you ... と使えば、その置かれている場所から、自ずと動詞として使われていることがわかる、ということです。

Since when? と聞かれて、Since tomorrow. と答えています。
まずは、since when? から見てみます。

ロングマン現代英英辞典では、
since when?: (spoken) used in questions to show that you are very surprised or angry
例) Since when have you been interested in my feelings?

つまり、「人がとても驚いている、または怒っていることを示すために質問の中で使われる」。
例文は、「私の気持ちにいつから興味を持っていたの?」

フレンズ1-3その1 では、
レイチェル: Since when? (いつから?)
ジョーイ: Since always. (ずっとだよ。)
というやり取りが出てきました。
これについては、フレンズ2-11その2 のコメント欄 でも少し触れています。

Since when? に対する答えとしては、過去の時点を答えるのが普通だと思うのです。
Since yesterday. とか、Since 2005. とか。
でも、1-3 では、Since always. 今回の 3-13 では、Since tomorrow. となっていますね。
そこが面白いなと思いました。
Since always や、Since tomorrow が、文法的に正しい用法・表現かどうかはよくわかりません。
多分厳密に言うと「変な、妙な」表現で、冗談っぽくそのように表現していると思うのですが、その言っているニュアンスはよくわかりますよね。

Since always は「いつから?って…いつからも何も、”いつも”だよ」って感じなのだと思います。

Since tomorrow. の場合は、「明日からよ。」、つまり、まだ始めていないけど、明日から始める予定なの、ということですね。
Since when? と尋ねた方は、「一体いつからローラーブレードなんかやってたんだ? 全然知らなかったよ。」というニュアンスで質問しているのですが、「明日から」という答えを聞いて、「明日から…って、まだ始めてなかったのかよ!」と拍子抜けする、みたいなことでしょうか?


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2008年05月13日

こういう取り決めはどう? フレンズ3-13その6

[Scene: Monica and Rachel's, Chandler, Ross. Joey, and Rachel are eating breakfast. Chandler is holding a bottle of Hershey's Syrup.]
モニカとレイチェルの部屋。チャンドラー、ロス、ジョーイとレイチェルは朝食を食べている。チャンドラーはハーシーのシロップを持っている。
チャンドラー: Yeah, baby! (やー、ベイビー!)
ロス: What are you doing? (何やってんの?)
チャンドラー: Making chocolate milk. Do you want some? (チョコレートミルクを作ってる。欲しい?)
ロス: No, thanks. I'm 29. (いいや、結構。僕は29歳だよ。)

ネットスクリプトには、a bottle of Hersey's Syrup と書いてあるのですが、Hersey ではなくて、Hershey が正しい綴りのようです。(上のト書きは訂正してあります。)
そのメーカーはチョコレートで有名なようですね。
以下が公式サイト。
HERSHEY'S Chocolate: Home
その中で、シロップのページはこちら(↓)。
HERSHEY'S Syrup
チョコレートシロップのボトルの写真も載っていますね。
日本語のサイトはこちら(↓)。
チョコレートのハーシージャパン株式会社 Hershey Japan

ロスとチャンドラーは大学の同級生なので同い年です。
暗に「俺と同い年なのに、チョコレートミルクだなんて、お前は子供か、チャンドラー。」と言いたいわけでしょう。
"Are you, like, 8?" 「お前は8歳(の子供)か?」とか、"Grow up!" 「大人になれよ!」みたいな言い方も可能かと思いますが、ロスの言い方もロスらしくて面白いなと思いました。
(なぜ「8歳」なのか、疑問を持たれた方は、過去記事、何故8歳なのか? フレンズ1-1その8 をご覧下さい。)


レイチェル: (looking at her watch) Oh my God! I gotta go to work! ([腕時計を見て] まぁ大変! 仕事に行かなくちゃ!)
ロス: Oh sweetie, what time do you think you're going to get off tonight? (あぁ、ハニー。今夜は何時に仕事が終わると思う?)
レイチェル: Oh I don't know, honey. It could be really late. (あぁ、わからないわ、ハニー。すごく遅くなる可能性もあるわ。)
ロス: Oh come on. Not again! (あぁ、よしてよ。もうたくさんだよ!)
レイチェル: I know. I'm sorry. Look, I'll make a deal with you, okay? (そうね。ごめんなさい。ねぇ、取引しましょうよ[こういうことを決めておきましょうよ]、いい?)
ロス: Hmm. (うーん。)
レイチェル: For every night that you're asleep before I get home from work... (私が仕事から帰ってくる前にあなたが寝ている時は毎晩…)
ロス: Yeah. (あぁ。)
レイチェル: I will wake you up in a way that has proved very popular in the past. (あなたがとってもそれを気に入っていたことが過去に証明されているやり方で、あなたを起こしてあげる。)
ロス: Now, if you need to stay late, I want to be supportive of that. (それじゃあ、もし君が遅くまで残らなければいけないのなら、それについては協力的でいたいね。)
レイチェル: Right. (そうね。)

It could be really late. に対して、Not again! 「またかよ。」ですから、ここのところ、遅い時間まで仕事をすることが続いている、ということですね。
Not again. は、フレンズ3-3その1 にも出てきました。

make a deal with... は「〜と取引をする」ですが、ここではそんなビジネスライクな話ではなくて、ちょっと決め事をしておきましょ、こういう約束にしておきましょ、こういうことにしておきましょ、と今から何かを提案することを示唆しているようです。

has proved very popular in the past は「過去に very popular だということが証明された」、つまり、実際に過去にその方法を使ったことがあって、その時あなたがすごく喜んだから、それは popular 「評判が良い、人気のある、好評である、受けが良い」ことがわかってる、その方法を使うわね、と言っているのです。
世間一般で人気がある、という意味ではなくて、ロスがそれを気に入っているという意味の popular でしょう。
これまた意味深な言い回しですよねぇ…殿方は今、いろんなこと想像してます?(笑)

supportive は「支えとなる、支持する、協力的である」。
そんな嬉しいこと(笑)をしてくれるのなら、残業についても協力的でいたいね、残業も歓迎、とまではいかないまでも、しょうがないと認めてあげるよ、という感じでしょう。

supportive という単語は、フレンズ1-2 にも出てきました。(過去記事では取り上げていません。)
元妻キャロルが産婦人科で検査を受けていて、その傍には、レズのパートナーであるスーザンが付き添っています。
部屋に入って来たロスは、
ロス: So, uh, we're just waiting for...? (それで、僕らが待ってるのは…?[誰が来ることになってるの?])
キャロル: Dr. Oberman. (オーバーマン先生よ。)
ロス: ..Dr. Oberman. Okay. And is he- (オーバーマン先生ね。わかった。それで彼は…)
スーザン: She. (彼女よ。)
ロス: -she, of course, she- uh- familiar with our.. special situation? (彼女。もちろんそうだね、彼女は…うーんと、僕たちの特別な状況のことを詳しく知っているの?)
キャロル: Yes, and she's very supportive. (えぇ。そして、彼女はとても協力的なの。)
ロス: Okay, that's great. (よし、それはいいね。)

キャロルはレズの恋人スーザンと一緒に住んでいて、今度生まれてくる子供は元夫ロスの子供である、というその複雑な状況を、お医者さんは知ってるのかな?とロスは尋ねています。
そして、キャロルは、「先生はその状況をよく理解してくれていて、とっても協力的で力になってくれたり、相談に乗ってくれたりしているのよ。」という感じで、supportive という言葉を使っています。

we're just waiting for... ? で、誰を待っているのか尋ねる文になっています。
「ここで待っていると、誰が来るの?」ということで、担当医を尋ねることになるのですね。
Dr. と聞いて、とっさに、he と言ってしまったロスですが、スーザンに she だと訂正されます。
その言い方が、「お医者さんなら男だ、って決め付けないで!」みたいな感じですね。
ロスも、「確かに、この二人なら、「是非、女性の担当医でお願いします」と言いそうなのに、he だと言ってしまったのは軽率だった」という感じで、of course 「”当然”、女性の担当医だよね」と付け加えているのも面白いなと思いました。


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posted by Rach at 11:46| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

売れ筋ランキングでいい感じ♪

「NTT出版」、そして、「紀伊國屋書店BookWeb」、その二つの「売れ筋ランキング」で、私の本が「いい感じ♪」(笑)で売れている、という話です。

「NTT出版」 編
NTT出版 トップページ の左側に、「売れ筋ランキング」というコーナーがあります。
トップページでは、3位までしか紹介されていないのですが、売れ筋ランキング という青い文字をクリックすると、以下のページにジャンプします。
NTT出版 一般書籍 売れ筋ランキング
私の本が、なんと「6位」です。
このランキングは「4月中の売れ筋ランキング」だそうです。

ちなみに、ランキングではありませんが、
NTT出版 書評情報4月 をクリックすると、「2008年4月 書評情報」を見ることができます。
過去記事でお知らせしたように、週刊STの書評で取り上げられたことも、

書評掲載情報
週刊ST (2008年4月4日)2面

と、きちんと書いて下さっています。
硬派な本に混じって、私の本のことも記述して下さっているのが嬉しいです!
(私の本が、えらく高尚に見えてくるような気がします…笑)


「紀伊國屋書店BookWeb」 編
紀伊國屋書店BookWebでの、私の本の紹介ページはこちら(↓)。
紀伊國屋書店BookWeb: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法
そのページの下の方に青い字で、
★この商品と同じ分野の売れ筋商品を見る
というリンクがあります。
それをクリックすると、「BookWeb売れ筋 オススメ商品!」というページにジャンプします。
これは、「最近6ヶ月間の販売数」のランキングのようです。
そのページの上に、
★の数はBookWebでの最近6ヶ月間の販売数に比例しています。[最近1ヶ月の売れ筋を見る]
と書いてあり、その青い字の [最近1ヶ月の売れ筋を見る] をクリックすると、
「BookWebでの最近1ヶ月間の販売数・売れ筋」のランキングが出てきます。
それがこちら(↓)。
BookWeb売れ筋 オススメ商品! 最近1ヶ月の売れ筋
そこで、なんと私の本が「3位」!です。

過去記事でも触れましたが、紀伊國屋書店さんでは、KINOビジョン(キノビジョン)という、店頭映像ニュースで紹介していただいたこともあり、このような良い結果に繋がったのだろうと思います。

この「同じ分野」というものが、どういうカテゴリーなのかは明示されていませんが、ざっと見たところ、「英語勉強法、英語学習法」のカテゴリーのようですね。
実は私が驚いたのは「3位」という数字ではなくて、私の本の上に 「1位、2位」で並んでいる本が、英語ブロガーでなくても知っている、有名な「超ベストセラー本」だったからです。
あえてここではその本の名前を書かないことにします。
そのランキングを見て、「あぁ、この本か!」と驚いて下さい。
私の本のタイトルが一緒に並んでいるのを是非見ていただきたい!(笑)

各本のタイトルの後ろには、★の数がたくさん並んでいて、
「★の数はBookWebでの最近1ヶ月間の販売数に比例しています。」
とのことです。
「1位、2位」のベストセラー本と、 3位の私の本との星の数が圧倒的に違うところが「やはり」という感じなのですが(笑)、それでも、その「直下」に 3位で並んでいるのが嬉しかったです。

「勉強法」「英語勉強法」ブームは、昨年からずっと続いています。
「英語勉強法」本のベストセラーが出ていることで、その分野に注目する人が増え、私の本にも気付いて下さった、という方も多いだろうと思います。
実際、大きな書店の語学コーナーでは、そういうベストセラー本の近くに、私の本も表紙を向けて置いて下さったりもしています。
それが、すっごく嬉しかったなぁ。
「こんな有名な本の傍に、私の本が置いてある!」って。
だから、私は今のこのブームにとても感謝しています。
この時期に、自分の英語学習法の本を出版できたことは、本当にラッキーだったと思っています。


…ということで、今日の記事は「私の本の4月の売り上げが、お陰様で好調だったようです!」というご報告でした。
いろいろな場所で、いろいろな方法で購入して下さった皆様、本当にありがとうございました!!
そのご恩は、このブログを頑張ることでお返しして行きたいと思います!
これからも頑張りますので、どうかよろしくお願いいたします。


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posted by Rach at 11:00| Comment(3) | 著書1冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする