2008年07月30日

キャンペーンに最適のCMソング フレンズ3-14その13

[Scene: The lecture, Rachel is listening closely, Ross is bored out of his mind.]
講演会。レイチェルは真剣に聞いている。ロスは心の底から飽き飽きしている。
講演者: We're beginning to see a lot of layering of sheer fabrics and colors. For instance, a sheer navy blouse over a pink.... (これから薄手の生地や色の重ね着をたくさん見ていきます。例えば、ピンクの上に薄手のネイビー(ブルー)のブラウスを…)
ロス: (to Rachel) I'm really glad we came. (Rachel smiles and rubs his arm) You're so pretty. I love you. ([レイチェルに] 僕たちが(二人で)来たこと、ものすごく嬉しいよ。[レイチェルは微笑んで彼の腕をさする] 君はとっても可愛いよ。愛してる。)
レイチェル: Oh. (puts her hand over his mouth) (えぇ。[自分の手を彼の口の上にかぶせる])

be bored out of one's mind は「心の底から飽き飽きする、うんざりする」。
out of one's mind と、日本語の「心の底から」という感覚はよく似ていますね。

sheer は「全くの」という意味でよく使われますが、今回は「(布や服が)薄手の生地の、透き通るような」という意味です。

layer は名詞だと「層、積み、重ね」。
動詞だと「…を層にする」、また「(衣服を)重ね着する」という意味にもなります。
服を何層にも重ねる感覚ですね。
ですから、上のセリフの layering は「重ね着(すること)、生地を重ねること」という意味になります。
navy は「海軍」ですが、ここでは navy = nave blue 「ネイビーブルー、濃紺」ですね。

レイチェルは、「えぇ、あなたの気持ちはわかってるわ、ありがと」という感じで腕をさすっています。
今は講義に集中しているので声を出してありがとうと言いたくないからそうやっているのですが、ロスはまだしゃべり続けます。
そこで、ロスの口を手で覆うのですね。

黙ってて!と口に指を当てる フレンズ3-14その4 では、
Joey puts his finger over his mouth to tell Ross to keep quiet. ジョーイはロスに黙っててと言うために、口に指を当てる。
というト書きがありました。
この時は、人差し指だから「シーッ!」という感じになり、今回は hand つまり、手、手のひら全体で口の上を覆っているので、「(あなた)黙ってて」という感じになるのですね。


[Scene: Central Perk, Phoebe is teaching Leslie how to sing Smelly Cat.]
セントラルパーク。フィービーはレスリーにスメリーキャットの歌い方を教えている。
フィービー: (singing)
Smelly cat, smelly cat
What are they feeding you?
Smelly cat, smelly cat
It's not your fault

♪スメリーキャット(くさい猫)、スメリーキャット
飼い主はあなたにどんなエサを与えてるの?
スメリーキャット、スメリーキャット
あなたのせいじゃない♪
レスリー: Wow, that's great. (わぁ、その曲、素敵。)
フィービー: Oh, yeah! (えぇ、そうでしょ!)
レスリー: Y'know, you could totally sell this. It'd be perfect for, like, umm, a kitty-litter campaign. (ねぇ、これ絶対に売れるわよ。ほら、子猫のトイレの砂を売り出すのに完璧だわ。)
フィービー: A..., a jingle? No, no-no-no, no. (ジングル[CMソング]? だめだめだめだめ。)
レスリー: What? Why not? You'd make a ton of money. (何? どうしてだめなの?[いいじゃない]。ものすごくお金が儲かるわよ。)
フィービー: Okay, well, if I was in this for the money, I'd be a millionaire by now, y'know. You just gotta get out of that jingle-head, sweetie. (いいわ。ねぇ、もし私がお金のためにこういうことをやってたら、今頃は大金持ち[大富豪]になっているでしょうね。あなたはそういう「ジングル頭」から抜け出さないといけないわ、スィーティ。)
レスリー: Aw, you're right, you're right. I'm sorry. (あー、あなたは正しい、正しいわ。ごめんなさい。)
フィービー: That's okay. All right, I'm gonna play a song now that's really, really sad. It's called "Magician Box Mix-Up." (she turns her guitar upside down to play it.) (いいのよ。よし、今から本当に本当に悲しい歌を演奏するわよ。そのタイトルは「マジシャンの箱の取り違え」よ。[フィービーはそれを演奏するために、自分のギターを上下逆にする])

スメリーキャットを聞いてレスリーが That's great. と言っているので、レスリーは初めてこの曲を聴いたようですね。
以前の記事で、Sticky Shoes と Smelly Cat の曲調が似ていると書きましたが、どうやら Smelly Cat は、レスリーとコンビを解消した後に、フィービーが一人で作ったようです。

フィービーは目をキラキラさせて嬉しそうに、Oh, yeah! と言っています。
Oh, yeah! の語尾は上がり調子で発音しています。(そういう意味では、Oh, yeah? と書くべきなのか…?)
グレイトだと褒められたので、「そうでしょ? そう思うでしょ?」みたいに相手に同意を求めている感じです。
モニカなら、ここで、I know! 「そうなのよ!」と叫ぶでしょうか?(笑)。

litter は「猫のトイレ用の砂」。
ロングマン現代英英辞典では、
litter [noun]: FOR CAT'S TOILET
[uncountable] small grains of a dry substance that is put in a container that a cat uses as a toilet indoors

つまり、「入れ物(箱)に入れて、猫が屋内のトイレとして使う、乾燥した物質の小さな複数の粒」。

campaign はキャンペーンと日本語になっています。
上のセリフの意味は、そのカタカナ英語のキャンペーン(「ただいまキャンペーン中!」など)に近いニュアンスですね。
「販売促進などを目的とした活動」という意味です。

また、英語のニュースで campaign という単語が出てくる場合、選挙の話題だと、「選挙運動、遊説」、戦争の話題だと、「軍事作戦、軍事行動」という意味で使われますね。

レスリーは、「その歌、ネコのトイレ砂の売り出し・販促に使えるわよ」と言っているのです。
「そんな Smelly Cat でも、このトイレの砂なら、もう臭いが気になりません!」みたいなコピーでも付くんでしょうか?(笑)

millionaire は、「クイズ$ミリオネア」という番組があったので、日本人にもおなじみですね。

レスリーの、「ジングルにしたら売れる、儲かる」とすぐに考えてしまう思考回路のことを、フィービーは、jingle-head と呼んでいます。
日本語でも「○○頭」と表現すると、「そのことしか考えていない」感じが出ますよね。
日本人にもわかりやすいニュアンスだと思います。

「この歌をジングルにしたらお金が儲かる」と言われて、フィービーは、Okay, well, if I was in this for the money, I'd be a millionaire by now... と答えています。
この okay は、レスリーの発言を押しとどめながら、「私が今から言うことを落ち着いて聞いてね。」と言っているような感じでしょうか。
「儲かる、儲かる」としつこいので、「儲かることくらい、私にもわかってるわ。私は別に、お金を儲けたくて歌を作ってるわけじゃないから。」みたいな気持ちを説明するために、ワンクッション置いている感じかな、と。

mix up は句動詞だと「まぜこぜにする」「混同する、取り違える」という意味。
ここでは、歌のタイトルとして、mix-up とハイフンで繋がれているので、名詞でしょうか。
英辞郎にも、
mix-up=(名詞)混乱、混同、取り違え、ゴタゴタ、思いこみ
という名詞の意味が載っています。

ですから、次の曲のタイトル "Magician Box Mix-Up" は「マジシャンの箱の取り違え」という意味なのだろう、と。
ウサギを出すはずが、ハトが出たとか?
人体を切り離したり、剣で突き刺したりする手品で、タネの違う箱を使ってしまって、間違って本当に中の人を傷つけてしまった…とか、そういう感じのことでしょうか??
ト書きにもあるように、何故かフィービーはギターを反対に持ち変えています。
意味があるのかないのかよくわからないこの言動が、またフィービーらしい、ということでしょうか?
箱の取り違え、というタイトルと、ギターを逆に持つという「ギターの持ち違え」(?)をかけている、のかなぁ?(よくわかりません)


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posted by Rach at 12:21| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月28日

コミュニカティブ英語とフレンズDVD学習法

人気ブログランキングでおなじみの、日向清人先生のビジネス英語雑記帳 の最新記事で、日向先生が、TOEICを活かしたコミュニカティブ英語の学習法 という記事を書かれました。
その記事で、日向先生は「フレンズ」をお勧めして下さっています。
ありがとうございます!

記事のメインは、タイトルにもあるように、「TOEICを活かした」学習法についての記述です。
TOEICの点数とご自分の英語力とのギャップに悩んでおられる方は、是非、先生の記事をご覧になって下さい。
日向先生は、ご自身の記事で、何度もTOEICをトピックとして取り上げられています。(私自身、TOEICのことで過去にいろいろ悩んだ時に、先生の記事に大変救われました。)
また、そのコメント欄で、TOEICマスターとして有名な、TOEIC Blitz Blog の神崎正哉先生と、何度も有意義な意見交換をされています。
「そういう素晴らしいものをネット上で簡単に読むことができる、我々英語学習者は幸せだよなぁ〜」といつも思っているのですが、そういうTOEIC関連記事の中で、フレンズのことに触れていただけたことは、ものすごく嬉しかったです。

日向先生が「フレンズ」についてどう紹介して下さっているかを以下に引用させていただきます。

もう一つこの方面のセンスを養うのに有効なのが、海外ドラマのDVDで人のやりとりを繰り返し観察することです。一般市民どうしの標準的なわかりやすい英会話の実態を伝えている海外ドラマなら「フレンズ」が最適ですし、(以下略)

また、海外ドラマでの会話例をキャプション付きで観るのは、単語や構文の実際もさることながら、会話を続けるために不可欠な Indeed, Oh, really. Come again. といった小道具の使い方がわかり、さらに表情や仕草から使っている単語のニュアンスまでわかり、英語を使う人々にとって当たり前のセンスを養うのに有用です。

「海外ドラマなら「フレンズ」が最適ですし」の「フレンズ」という部分にはリンクがはってあるのですが、そのリンクは、なんと(!)私のこのブログ「シットコムで笑え!」へのリンクです!
また、日向先生のその前の記事、「TOEIC英語を憂える」のコメント欄 での日向先生の返信の中でも、フレンズについて言及して下さり、私のブログ名とそのリンクを紹介して下さっています! ありがとうございます!


日向先生の記事を読んで、「海外ドラマを使ったDVD学習法」に初めて興味を持たれた方もおられるかもしれません。
この機会に、私の「フレンズ」のDVDを使った英語学習法について、語らせて下さい。

このブログでは折に触れて「ドラマを使う効果」について述べているのですが、一つの記事として書かれたものだと、過去記事、ドラマを使った英語学習 が何かの参考になるかもしれません。

また、拙著、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 ではかなりのページを割いて、そのことについて触れています。

「はじめに」(p.5) で私はこう書いています。

…ですから私は、「ドラマで英語を学ぶ」ということがどれほど効果的であるかをまずは説明していきたいと思います。その効果を信じられるようになった上で、私のおすすめするDVD学習法にトライしてみてください。

そこに書いたように、私の本は、ドラマで英語を学ぶ効果と、その具体的方法の記述がメインになっています。

1.3 ドラマを使う意義(p.12)では、

同じドラマを長い間見ていると、そのキャラクターの性格がよくわかってきます。そして、その「キャラ立ち」した彼や彼女が、「こういう気持ちの時、こんな言葉を使っていた」、それが、気持ちを伝える言葉を覚える時、思い出す時の一番効果的な材料になるのです。

1.11 「深く」掘り下げる(p.41)では、

ドラマのセリフはすべて、スキットのついた例文です。それを学ぶことで、そのセリフの使いどころがわかります。

3.2 インプットなくしてアウトプットなし(p.103)では、

実践で誰かを相手にして会話をしないと会話が身に付かない、と思う人もいるでしょうが、相手の質問にたどたどしく答える訓練をする前にできることがあります。それは「スムーズな会話のやり取り」の実践形に数多く触れることです。(中略)まずは自分の中にたくさんの情報を蓄積することが大切です。ですから、本物の英語、生きた英語をたくさん聞くことが必要なのです。ドラマでも、映画でも、ネイティブの会話がたくさん登場します。それをよーく観察して、言葉が言葉を生む、相手の言葉に反応する、という会話の空気を感じることです。そのイメージがあってこそ、自分が誰かと話す時に、そんな流れで話せばいい、というイメージができるのです。

私の本では、上のように「ドラマで学ぶことによる効果」を必死に(笑)訴えています。
参考までに、今日、拙著の目次を別記事、私の本の目次 として投稿しました。
(私の本に限らず、誰の本でもそうですが)目次をざっと見ると、著者の言いたいことが何となくわかりますよね。
何かの参考にしていただければ幸いです。


日向先生のようなビジネス英語の大家(たいか)の方が、「フレンズで英語を学ぶこと」を認めて下さっている、ということは、フレンズのブログの管理人として、とても光栄です。
先生のおっしゃる「コミュニカティブ英語の学習法」の一つとして、私もこれまで通り、自分のやり方を貫いていきたいと思っています。

日向清人先生、いろいろと本当にありがとうございました!


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posted by Rach at 12:05| Comment(8) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

私の本の目次

シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 の「目次」です。
(上のアマゾンでの紹介ページの「商品の詳細」の「目次を見る」のリンクをクリックしても目次は見られるようになっています。)
何かの参考になれば幸いです。


(目次)

はじめに


1    「深く」がポイント

1.1    私は「英語解説者」でありたい
1.2    英語は「暗記モノ」ではない
1.3    ドラマを使う意義
1.4    子供は言葉をどう覚えるか?
1.5    日本語と他言語とのズレ
1.6    たくさんの情報が隠れている
1.7    長い文章を話すには、長い文章が聞けなければならない
1.8    文法のありがたみを知る
1.9    ナチュラルな表現とは
1.10   間違うことを恐れてはいけない、でも、間違っても問題ないと開き直ってはいけない
1.11   「深く」掘り下げる


2    Rach流DVD学習法

2.1    完全5段階
2.2    具体的な調べ方とメモの取り方
2.3    英和辞典か、英英辞典か
2.4    イディオムとジョークの関係
2.5    サブカルネタの調べ方
2.6    文の構造をつかむ訓練
2.7    はしょる3段階
2.8    自分の実力を思い知る、そしてこれが最終目的地だと知る
          −第1段階が「ネタバレ禁止、英語音声、字幕なし」である本当の理由−
2.9    日本語訳を利用する意義とその限界
2.10   最後に「今の自分」が気になるところを調べて、それをデータベース化しておく
2.11   答えがわからなくても気にしない
          −またどこかで再び出会うこともあるさ、と気楽に構えよう−
2.12   自分なりの根拠を持って論理的に「考える」


3    ネイティブに対峙する前にできること、すべきこと

3.1    「とにかく実践あるのみ!」なのか?
3.2    インプットなくしてアウトプットなし
3.3    「ああ言えばこう言う」のリズムと間(ま)、「会話はキャッチボール」と知る


4    「続ける」には好奇心が必要

4.1    興味を持続させること
4.2    苦行ではない「楽しみ」としての学習
4.3    「知的好奇心」を持つ
4.4    せめて、ネットの情報を英語で読めるようにはなりたい(ですよね?)


5    学習を続けるために心掛けたいこと

5.1    まずは「人の意見」に耳を傾けてみる
5.2    次に「自分で」やってみる
5.3    ある程度やってみて、それから自分なりに「カスタマイズ」する
5.4    途中でやめることは「挫折」か?


おわりに

私の使っている本・ツールとその使い方

(目次は以上です)
posted by Rach at 11:10| Comment(0) | 著書1冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月25日

パイルと聞いて想像するもの フレンズ3-14その12

フィービー: I can't. I can't. She dumped me, I mean, I totally trusted her and then one day it was like: "Okay, bye Pheebs." Gone! Y'know what the saddest part is? When we were playing together, that was like the most fun I've ever had in like all my lives. (私は(電話)できないわ。できないわ。彼女は私を捨てたのよ。私は完全に彼女を信頼していたの。そして、それがある日、こんな感じになったわ。「オッケー。さよなら、フィービー。」 (彼女は)行っちゃった! 一番悲しかった部分が何かわかる? 私たちが一緒に演奏していた時、それは私のすべての人生で経験した最高に楽しい出来事だったのよ。)

She's gone. は、She has gone. ということですが、Gone! だけの方が、「去った、行った」「去っちゃった、行っちゃった」という感じが出るように思います。
Y'know what the saddest... は、フレンズに頻繁に登場する、Y'know what? 「ねぇ、聞いて。」のような挿入句ではなく、「最も悲しかったことは何だか知ってる?」ということですね。

in like all my lives について。
like は、つなぎ言葉の挿入句なので、in all my lives ということなのですが…。
普通は人の人生と言うのは一度きりなので、in my life とか、in my entire life という風に life は単数形になると思います。
ここで、lives と複数形になっているのは、フィービー特有の「前世、来世」思想でしょうかねぇ?
前世、現世、来世のようないろんな複数の人生の中で、いっちばーん楽しい時だったのよ、彼女と一緒に演奏していた頃がね、と言っているわけでしょう。
「何が悲しいって、彼女と演奏していた時が人生で一番楽しい瞬間だったの。」という一見感動的なセリフなのに観客が笑っているのは、やはり、lives と複数形になっているからだと思います。
そんなに楽しかったのに、ふられて、捨てられてしまった、だから、素直に電話なんてできない、こだわる気持ちをわかって欲しい、みたいなことでしょう。


[Scene: Central Perk, Leslie is singing.]
セントラルパーク。レスリーが歌っている。
レスリー: (singing)
My favorite shoes, so good to me
I wear them everyday
Down at the heel, holes in the toes
Don't care what people say
My feet's best friend
Pals to the end
With them, I'm one hot chickie
Though late one night
Not much light
I....

(♪私の大好きな靴、私にとっても似合ってる
それを毎日履くの
かかとはすり減って、つま先には穴が開いてる
人が何て言おうと気にしない
私の足の親友
最後まで友達
それをはいてると、私はホットなチキーなの
ある晩遅くのことだけど
あまり明かりもなくて
私は…♪)
(Phoebe runs in and joins her.)
フィービーは走ってきて、彼女に合流する。
フィービー: (singing)
I stepped in something icky
(♪何かイッキーな[気持ちわるい/ベタベタする]ものを踏んだの〜♪)
フィービー&レスリー: (singing)
Sticky shoes, sticky shoes
Always make me smile
Sticky shoes, sticky shoes
Next time I'll....
avoid the..... pillleeeee[pile]!

(♪ベタベタする靴、ベタベタする靴、
いつも私をにっこりさせる
ベタベタする靴、ベタベタする靴
次は、私は
パイルは避けるわ〜!♪)

down at (the) heel(s) は、「(靴の)かかとがつぶれた、かかとのすり減った靴を履いて」という意味で、そこから「みすぼらしい」という意味にもなります。
直訳すると、「ヒールの部分がダウンした」みたいな感じでしょうか?
chickie は chicken でしょうね。
chicken は「若い女性」ということです。chick とも言いますね。

icky は「嫌な感じの、気味悪い、不快な」という意味。
研究社 新英和中辞典の icky の項目には以下のように書いてあります。
icky (語源)sticky の最初の音が落ちた語
ですから、上の歌詞に登場する、icky と sticky は関連語なのですね。

フレンズ1-22その6 では、
モニカ: It's icky. (気味悪いの。)
というセリフがあり、その時のフレンズの原題は The One With the Ick Factor 「いや〜な要因の話」でした。

pile について。
最初、私は「積み重ね、堆積、山」という意味かと思ったのですね。
道が暗くて、道端にある草とか葉っぱとかが積んであるところを何気なく踏んだら、ガムとか(あるいは最悪、犬や猫のうんちとか…笑)を踏んづけてしまって、靴がベタベタ状態になっちゃったから、今度はそういうものは踏まないように避けよう、という歌詞なのかな、と。
でも、マンハッタンの路上にそういうものが積んである、っていうのも何となく変な感じだし…。

それで、DVD日本語字幕を見てみると、
「カーペットの毛をつけないように」
と書いてありました。
そっかー、そっちの「パイル」か!

pile というと、a pile of leaves, a pile of books のような「積み重ねた山」を真っ先に思い出すのですが、それとは別に「じゅうたんなどのけば、パイル」という意味もありますね。
ロングマン現代英英辞典では、
pile: MATERIAL
[uncountable and countable] the soft surface of short threads on a carpet or some types of cloth
thick/deep pile
例) Her feet sank into the thick pile of the rug.
a deep pile carpet

つまり、「カーペットや、いくつかのタイプの布の短い糸の柔らかい表面」。
例文は、「彼女の足は、その敷物の厚いパイルに沈んだ。」「深い[ぶ厚い]パイルのカーペット」

そういうパイル部分を、ベタベタした靴で踏むと、そのパイルが抜けて、靴の裏にくっついてしまいますよね。
カーペットや敷物のパイルが抜けると困るから、このベタベタ靴で歩く時は、そういうものを踏まないように気をつけるわ、という歌詞のようです。
(そんなことを心配するなら、先にそのベタベタを洗って取っちゃえば?とツッコミを入れるべきなんでしょうか?)
アメリカではめったに靴を脱がないので、じゅうたんやカーペットなどの上を土足で歩く機会が日本よりも多いですよね。
だから、毛足の長い敷物には気をつけよう、というのもわかる気がします。

この歌ですが、リズムといい、雰囲気といい、フィービーの迷曲 Smelly Cat に似ていますよね。
♪Sticky shoes, sticky shoes♪の部分は特に、♪Smelly cat, smelly cat♪に似ていると思います。
このエピソードの冒頭シーンで、聞かせる歌を歌い上げていたレスリーですが、レパートリーにはこんな曲もあるんですね。
やはりフィービーとコンビを組んでいたので、似たもの同士、ということでしょうか。
Sticky Shoes の歌詞も、最初は普通かと思いきや、「変なものを踏んじゃった」あたりから、フィービーっぽくなってきます(笑)。
歌っているレスリーに、セントラルパークに飛び込んで来たフィービーが合流。
二人がとうとう仲直りするというシーンで、このトンデモ歌詞、このバランスがいかにもフレンズらしくていいですよね。


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posted by Rach at 07:37| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月23日

鍋を見てても沸騰しない フレンズ3-14その11

[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe is looking at her beeper still in the pot. She takes it out, shakes it, and puts it back in.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービーはまだ、鍋に入っているポケベルを見ている。フィービーはそれを取り出して、振って、鍋の中に戻す。
モニカ: Y'know, they say "A watched pot never beeps." (ねぇ、よく言うでしょ[ことわざにあるでしょ]。「見ている鍋はビープ音を鳴らさない[鍋をじっと見ていても、ビープ音は鳴らない]。」って。)
フィービー: Y'know, it's just been a couple of hours, and she hasn't called. Not that I even care. I don't. (2、3時間経ったけど、彼女は電話して来ないわ。気にしてるってことじゃないのよ。気にしてないわよ。)
モニカ: Phoebe, why don't you just call her? You obviously want to. (フィービー。ただ彼女に電話したらどう? あなたは明らかに電話したいと思ってるわよ。)
フィービー: You think you know me so well. (私のことよくわかってると思ってるのね。)
モニカ: Well, don't you wanna? (それじゃ、電話したくないの?)
フィービー: Yeah. (電話したいわよ。)
モニカ: Okay, so I do know you. (ほら。だから私はあなたをよくわかってるのよ。)
フィービー: That's what I said. (それは私が言ったことよ。)
モニカ: Well, so? (そうね、それで?)

モニカが言っている、"A watched pot never beeps." は、A watched pot never boils. ということわざをもじったものです。
研究社 新英和中辞典には、以下のように説明されています。
A watched pot never boils. (諺(ことわざ)) 待つ身は長い(あせってはだめ)。

直訳すると「じーっと見つめられている鍋は決して沸騰しない。」となるでしょうか?
鍋でお湯を沸かしている時に、鍋をじーっと見つめてしまうけど、そんなことをしたって早く沸くわけじゃない、観察していても無駄だ、みたいな意味ですね。

フレンズ2-24その28 にもこのことわざに関係したセリフが出てきました。
フィービー: Chandler, you gotta stop staring at the door. It's like a watched pot. You know, if you keep looking at it, then the door is never gonna boil. I think what you have to do is try not to... (チャンドラー、ドアを見つめるのをやめなさい[やめなくちゃ]。「見られてる鍋」みたいなものよ。ほら、それをじっと見てたって、ドアは沸騰しないんだから。あなたがすべきことは、(ドアを見)ないようにすることで…)
この 2-24 のセリフは、そのボケ加減がとてもフィービーっぽいです。(意味がよくわからない方は、上の過去記事をご覧下さい。)

they say は「人々が言う」という感じで、そういう「ことわざ、言い伝え」が存在する、よくそういうことがちまたで一般に言われる、ということです。

今回のモニカのセリフは、その鍋のことわざをもじって、「じっと見てたって、ポケベルが鳴るわけじゃないのよ。」、つまり「そんなに気になるのなら自分から電話したら?」と暗に促しているわけです。
ちょうどポケベルを鍋の中に入れているので、その鍋のことわざが使える、という脚本の妙にもご注目下さい。

You think you know me so well. について。
普通、このセリフを言う場合は、「私のことをわかってるように思ってるようだけど、ほんとはわかってないわ。わかったようなことを言わないで。」というニュアンスになるでしょうね。
そんなこと言うってことは、電話したくない、とでも言うの?とモニカが尋ねると、フィービーは、Yeah、つまり、Yes と答えています。
これは過去記事でも何度か触れていますが、電話したくない場合は、No, I don't wanna. になりますし、実は電話したい場合は、Yes, I wanna (call her). となりますね。
ですから、この Yeah は「電話したい。」という意味です。

ほら、やっぱり電話したいんじゃない、私の言った通り、私はあなたのことをよーくわかってるのよ…と自慢げに話すモニカですが、「それは私が言ったことだ」とフィービーは返しています。
あなたが私のことをわかっているのは、私もわかってるわよ、さっき私はそう言ったでしょ?と。
フィービーが「あなたは私のことをわかってるように思ってる」と言ったことを指しています。

このやり取り、ややこしいですが、整理してみますと、
フィービーの "You think you know me so well." は、「モニカは私のこと知らないくせに」みたいなニュアンスに聞こえるけれど、実際の言葉としては「あなたは私のことを知ってると思ってる」と言ったわけで、そういう意味では「モニカが私(フィービー)のことをよく知ってる、わかってる」ってことは、私がその前にすでに言ったことだから、モニカが勝ち誇るようなことじゃない、という感じです。


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posted by Rach at 17:02| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

ここは笑うべきところ? フレンズ3-14その10  

[Scene: Ross's bedroom, Rachel getting into bed while Ross is reading and laughs.]
ロスのベッドルーム。レイチェルはベッドに入ろうとしている、その時、ロスは本を読んでいて、笑う。
レイチェル: Funny book? (面白い本なの?)
ロス: Hmmm. Oh, no, no, I'm just thinking about something funny I heard today. Umm, Mark, Mark saying, "I'll see you Saturday." (うーん。違う違う。僕はただ今日聞いた面白いことについて考えているところなんだよ。マーク、マークが言っていた「土曜日に会おう」ってこと。)
レイチェル: Yeah, at the lecture. I told you that last week. You said you didn't mind. (そう、レクチャー[講義、講演]でね。そのことは先週あなたに話したわよ。あなたは構わないって言ってたわ。)
ロス: Oh, no, no, no, it's-it's not the lecture ah, I mind, umm.... (あぁ、違う違う。講演会のことじゃないよ。僕が気にしてるのは…)
レイチェル: Oh, please tell me it's not because I’m going with Mark. (あぁ、お願いだから、「私がマークと一緒に行くからじゃない」って言って。)
ロス: Oh, well... (あぁ、うーんと…)
レイチェル: Oh my God! Ross! (なんてこと! ロス!)

フレンズ3-14その5 で、マークが職場を変わると聞いて大喜びのロスでしたが、別れ際にマークが「土曜日に会おう。」と言っていました。
ロスは今、その話題を持ち出しています。
レイチェルは、at the lecture と言っていますね。
the という定冠詞がついているのは、「ロスも当然知っているはずの例のレクチャーよ。前に話したレクチャーのことよ。」というニュアンスでしょう。

It's not because A but because B というのはよく使われるフレーズですね。
Aだからではなく、Bだからだ。という理由を述べる文です。
この場合は、「僕が気にしてるのは、君がマークと一緒に行くから、という理由ではなくて…」とロスに答えて欲しい、ということです。
「土曜日にマークと一緒に講演会に行く」ということに不満そうなロス、そこで「講演会が問題なんじゃない」と言っているわけですから、気になっている理由はただ1つ、「マークと一緒に出かけること」なのは、疑う余地がありません。
またマークの話を持ち出されそうになったレイチェルは予防線を張って、「まさか、またマークのことでひっかかる、とか言うんじゃないでしょうね、お願いだからそれだけは言わないで。マークのことは理由じゃない、って言って!」と懇願しているわけです。
それに対して言葉を濁しているので、やっぱり理由はそれなのね!と言う感じで、レイチェルは、Oh my God! と言っています。


ロス: Well, I'm sorry, but ah, look, if you're not working with him anymore, why do you have to still do stuff with him? (あぁ、ごめんよ。でも、ねぇ、もし君が彼ともう一緒に働いていないのなら、どうして君はまだ彼とそういうことをしないといけないわけ?)
レイチェル: Because, he's my friend. (だって、彼は私の友達だもの。)
ロス: Okay, but do you really need another "friend"? I mean... (わかったよ。でも、君は本当にもう1人別の「友達」が欲しいの? つまり…)
レイチェル: Okay, well if I stop playing with Joey and Chandler, can I play with Mark? (じゃあ、そうね、もし私がジョーイやチャンドラーと遊ぶのをやめたら、マークと遊んでもいい?)
ロス: Is that funny? Am I supposed to be laughing? (それって面白いの? 僕は(今ここで)笑うことになってるの?[ここは僕が笑うべきところ?])
レイチェル: I don't know. You thought "See you Saturday" was funny. Look, honey, Mark is in fashion, okay? I like having a friend that I can share this stuff with. You guys would never want to go to a lecture with me. (さあね。あなたは「土曜日に会おう」が面白いって思ったんでしょ。ねぇ、ハニー。マークはファッション業界の人よ、そうでしょ? こういう(ファッション関係の)ことをシェアできる友達を持つのって素敵なの。あなたたちは、私と一緒に講演会に行きたいと思ったことなんてないでしょ。)
ロス: Pa-haa!! I would love to go with you. (プハー! 僕は(ぜひ)君と一緒に行きたいと思ってるよ。)
レイチェル: Really? (ほんとに?)
ロス: Yeah, hey I-I have clothes. I even pick them out. I mean for, for all you know, I could be a fashion..... monger. (そうだよ。ねぇ、僕も服を持ってる。服を選ぶことだってする。つまり、ことによると、僕だって、ファッション・マンガー[ファッション屋]になることは可能なんだ。)
レイチェル: Okay. Honey, I would love for you to go with me. (Ross has a worried look on his face) What? (わかったわ、ハニー。あなたに私と一緒に来て欲しいわ。[ロスは心配気な表情を浮かべる] 何?)
ロス: What should I wear? Now I'm all nervous.
(何を着ていけばいいかな? 今、すっかりナーバスになってるんだ。)

do stuff というのは、漠然とした表現で、「ものごとをする」みたいな感じでしょうか。
今回みたいに、講演会に行くとか、そういうことをする、ということを、そう表現しているわけです。

子供のように「遊ぶ」 フレンズ3-7その34 で、play with という言葉は「子供の遊び」っぽいニュアンスがある、と書きました。
今回は、レイチェルはわざと、フレンズたちがよく使う hang out with ではなくて、play with を使っているようです。
friend という言葉を出したレイチェルに対して、do you really need another "friend"? とロスは言っています。
わざわざ another 「もう一人別の」と言っているのは、君にはもう男友達として、Joey や Chandler がいるだろ、と言いたいわけですね。
それを察したレイチェルは、限りなく子供のニュアンスに近い「遊び友達」のニュアンスを込めて、その二人と「遊ぶ」のをやめたら、他の「遊び友達」を作ってもいいでしょ?みたいに尋ねているようです。
まるで親が「新しいオトモダチを作らなくても、いまのオトモダチがいるじゃない。」と言ったのに対して、「じゃあ、ジョーイくんとチャンドラーくんと遊ぶのはやめる。今度はマークくんと遊ぶの。」と言っている子供のような雰囲気が漂っているような気もします。

Am I supposed to be laughing? について。
be supposed to... はフレンズによく登場するフレーズですが、「…することになっている、…することを予期(予想)されている」ということですね。
直訳すると、「僕は(今ここで)わははと笑うことになってるの?」みたいなことです。
冗談のつもりで言っているんだろうけど、笑えないね。僕を笑わせようとしてそういうことを言ってるの?、ここで僕は笑うところなのかな?、という感じです。
冗談めかして言っているようだけど、ちっとも笑えないよ、面白くもおかしくもないよ、と言いたいわけです。

ロスの「プハー」みたいな音が面白いです。
「なんだってぇ?、ご冗談でしょう」みたいな感じ。

I would love to go with you. について。
フレンズ3-10その22 で、レイチェルが、"I would love that!" と言っていました。
そのコメント欄で、「I would love that. は相手の申し出や誘いに、喜んで、とか、ぜひに、とかいう気持ちが出ている」というご意見をいただいたのですが、今回のロスのセリフもそういうニュアンスですね。

monger は複合語を作って、「…商人、…屋」という意味になります。
ironmonger だと「金物屋」、fishmonger だと「魚屋」。
日本語でも、その職業についている場合に、「私は経理屋です」「事務屋ですから」みたいに言ったりしますが、そういう感覚と似ているのでしょうか?

えらそうに、fashoinmonger にだってなれるさ、と言っておきながら、何を着て行っていいかわからない、とオロオロし始めるロス。
マークと行くのを阻止するために、ファッションに興味があるかのように言っていただけ、というのがよくわかりますね。


(Rach からの嬉しいお知らせ)
幻冬舎「英語ベストセラー本の研究」の晴山陽一さんのホームページ、
晴山陽一オフィシャルサイト の INFO で、
2008.7.20 『英語ベストセラー本の研究』が多くのブログで取り上げられています (付録『知的生産のためのすごい!仕事術』の反響)
という記事を書かれています。
そこで、多くのブログへのリンクをはっておられるのですが、私が「英語ベストセラー本の研究」について書いた記事へのリンクを「一番最初」(!)に挙げて下さっています。
有名な書評ブログもある中で、私の記事を筆頭に挙げて下さったこと、光栄で嬉しいです!
晴山さん、いつもありがとうございます!!

このように多くのブログで取り上げられていることからもわかるように、本当に面白い本なので、まだ読んでおられない方は是非!


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posted by Rach at 10:00| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月19日

義足とバイオニックフット フレンズ3-14その9

[Scene: A street, Chandler is kissing Ginger.]
ストリートで、チャンドラーはジンジャーとキスしている。
チャンドラー: Well, that's the best kiss I've had with anybody I've met in a men's room. (あぁ、今のは、男性トイレで会った人とのキスで最高のキスだよ。)
ジンジャー: Actually, me too. (実は、私もよ。)
チャンドラー: (sees her foot is in a slush puddle) Op, foot in a puddle, foot all in a puddle! ([彼女の足が雪解けの水たまりに入っているのを見て] おや、水たまりに足が。足がすっかり水たまりに入ってるよ。)
ジンジャー: Oh damn, I hate that! (あぁ、いやだ。そういうの[水に濡れるの]嫌い!)
チャンドラー: Yeah, we're gonna have to get you out of those shoes. (そうだね。その靴を脱がないといけないね。)
ジンジャー: Oh, don't worry about it. (あぁ、心配しないで。)
チャンドラー: No, really. You're gonna freeze. (いいや、ほんとに。君は凍えちゃうよ。)
ジンジャー: No, I'm not. (いいえ、凍えないわ。)
チャンドラー: You're not? What do you, what do you got a bionic foot? (凍えないの? 君は、君はバイオニックの足[サイボーグのような足]を持ってるの?)
ジンジャー: Someday. Maybe. (いつかね。多分。)

最初のチャンドラーのセリフが面白いですね。
ジンジャーとは男性トイレで出会ったのですが、男性トイレで会った人、というのは、普通は男性です。
恐らく男性トイレで会った人の中で唯一の女性がジンジャーだったでしょうから、男性とのキスと比べているわけで、褒め言葉にはなっていない気もします。
ただ、チャンドラーはゲイだと誤解されることが多いので、そういう意味では、男性のキスとの比較も、何やら真実味があるような(笑)、もしくは、ゲイと間違えられることが多いのを知っている観客にとっては笑えるセリフなのかな、と思います。
今までの人生で最高のキス、とか言ってしまうと、少々嘘っぽい感じもしますが、このチャンドラーのセリフは本当のことだろうし、なおかつユーモアもあるので、すごくチャンドラーらしいセリフだと思いますね。

ジンジャーも「私も」と返しているのですが、ジンジャーもいつも男性トイレに入るわけではないでしょうから、彼女にとっても「男子トイレで会った人とのキスで最高」なのは事実なわけでしょう。
それを、「今のキスは最高に素敵だった」「私も」みたいな普通のやり取りと同じように、me too. と答えているのがしゃれている、というか、面白いというか。

slush は「半解けの雪、雪解け、ぬかるみ」。
puddle は「水たまり」
get you out of those shoes は、その靴から君を取り出す、みたいなことですから、その濡れて冷たくなった靴から早く足を出さなきゃ、靴を脱がなきゃ、ということでしょう。

bionic は「生物工学の、バイオニックの」。
研究社 新英和中辞典には、
bionic=(口語) 超人的な、サイボーグ(cyborg)のような
という意味も載っています。
チャンドラーが言っているのは、そういうニュアンスですね。

ロングマン現代英英辞典には、
bionic [adjective]:
bionic arms, legs etc are electronic and therefore stronger or faster than normal arms etc - often used humorously
例) I swear Mom has bionic ears.

つまり、「バイオニック・アームやレッグとは、電子工学的なもので、そのために、通常の腕などよりもより強力でより動きが速い。しばしばユーモラスに使われる。」
例文は、「絶対に、ママはバイオニックの耳を持ってるよ。」

上の例文はユーモラスに使った例で、どんな秘密も知っているママに対して、日本語で言うところの地獄耳というか、何でもママには筒抜けになっていて、サイボーグみたいなすごい聴力の耳を持ってるに違いない、と言っているのですね。

冷たさを感じない、って、君の足は、サイボーグみたいな、生物工学を駆使した足を持っているのか?と尋ねているわけです。
彼なりのユーモアですね。
でも、実際は、前回のジョーイの話からわかるように、彼女は義足(an artificial leg)をつけているわけで、彼女は、「今はバイオニックフットじゃないけど、そのうちに、多分、そういうのになるわね。」みたいな返事をしています。

そういう意味では、(an) artificial leg と (a) bionic foot [leg] とには、イメージの違いがあるようですね。
artificial は、natural に対する言葉として、「人工的な、作り物の」という意味です。
バイオニック、というと、先端の生物工学を駆使した、見かけは本物そっくりの体の器官、本来の肉体と同じように脳の指示によって動く、というようなニュアンスが感じられます。
ですから、bionic foot の方が、より進化した義足のイメージで、近未来的な感じがするから、ジンジャーも、Someday. Maybe. 「いつか、多分(そういうものをつける日が来るかもね)。」と答えているのですね。

leg と foot の違いについて。
彼女の義足は、ジョーイが a log と間違えたくらいなので、脚全体が義足になっているのでしょう。
チャンドラーが見ていた時には、足の部分(つま先からかかと、足首までの部分)が雪に浸かっているのに冷たくない、と言っていたので、その「足」の部分がバイオニックなの?という意味で、foot を使っているのでしょうね。
チャンドラーは、ジンジャーが義足をつけている、ジンジャーの leg そのものが artificial であるなんて夢にも思っていない、ということです。

ただ、彼女が義足だとわかっている我々視聴者にしてみると、そのチャンドラーのジョークに笑ってもいいのかどうか…ちょっとギリギリのジョーク、という気もします。
さらりと、Someday. Maybe. と答えてみせた彼女の返事に救われる気はしますが。


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2008年07月17日

そうだったら良かったのに フレンズ3-14その8

ジョーイ: All right!! Okay, it was, like, four years ago. Okay, Ginger and I had gone out a few times, and then this one weekend, we went up to her Dad's cabin. Just me, her, and her annoying little dog, Pepper. Well that night, I cooked this really romantic dinner.... (わかったよ! いいか、それは、そう、4年(くらい)前のことだった。ジンジャーと俺は2、3回デートしたんだ。それから、ある週末に、彼女のパパのキャビン[丸太小屋]に行ったんだ。ただ、俺と彼女と、彼女のうっとうしい子犬のペッパーだけだった。その夜、俺は実にロマンティックなディナーを作って…)
モニカ: You gave her food poisoning! (あなたの料理で彼女は食中毒を起こしたのね!)
ジョーイ: I wish. No. After dinner, me, her, and Pepper all fell asleep in front of the fire. Well, I woke up in the middle of the night and I saw that the fire was dying out. So, I picked up a log and threw it on. Or, at least what I thought was a log. (そうだったら良かったのに。違うんだよ。ディナーの後、俺と彼女とペッパーはみんな火の前で眠った。それで、夜中に俺は目が覚めて、火が消えかかっているのを見た。だから、俺は丸太を取り上げて、それを投げ入れたんだ。もしくは、少なくとも俺が丸太だと思ったものを投げ入れたんだ。)
フィービー: Oh my God! You threw Pepper on the fire! (なんてこと! あなたはペッパーを火に投げ入れたの!)
ジョーイ: I wish. See, I guess another thing I probably should've told you about Ginger is that she kinda has a ah, artificial leg. (そうだったら良かったのに。ねぇ、ジンジャーについて多分君たちに話しておくべきだったことがもう一つあるように思う。ジンジャーは…彼女は、その、人工の足[義足]をつけているんだよ。)
(Phoebe and Monica both stand up and gasp.)
フィービーとモニカは二人とも立ち上がって息をのむ。
モニカ: Oh my God! Joey, what did you do after you threw her leg on the fire? (なんてこと! ジョーイ、あなたは彼女の足を火に投げ入れた後、どうしたの?)
ジョーイ: I ran! (俺は走って逃げた!)

ジンジャー(Ginger)の飼っている犬の名前がペッパー(Pepper)。
ginger は「ショウガ」、pepper は「コショウ」で、どちらも料理番組の味付けに登場しそうなアイテムです。
「ここは笑うところ?」と思ったのですが、観客は特に笑っていませんねぇ。(どちらもよくある名前、なのか…)

food poisoning は「食中毒」。
このように、誰かが料理を作って、食べた人が食中毒になった場合には、give someone food poisoning と give を使って表現するんですね。
料理を作った人が、食べた人に、食中毒を「与えた」という感じになるようです。

I wish は「私は願う」ですから、モニカの言うように食中毒だったら良かったのに、それならいいのに、というニュアンスですね。
I wish は仮定法過去完了と結びついて、「(あの時)…だったら良かったのに(実際は…ではなかった)」という「過去に関する実現不可能な願望」を表すことがありますが、そのニュアンスです。
食中毒の方が「まだまし」だなんて…一体、ジョーイはどんなひどいことをしたんだ?と、さらに興味は深まります。

a log と言った後、Or, at least what I thought was a log. と言い換えています。
今、a log (1本の丸太)と言ったけど、丸太、または、少なくとも俺が丸太だと思ったもの、ということですね。
丸太というと、大きな感じがしますが、firewood (まき、薪(たきぎ))のようなもののことを言っているのでしょう。

その表現から、ジョーイが丸太だと思って何か別のものを火に投げ入れてしまった、ということがわかります。
丸太と思ったもの、といえば、その状況下で思いつくものは子犬くらいしかありませんよね。
よくもまぁそんなひどいことを!という感じで、子犬を火に投げ入れたの?と叫ぶのですが、それに対するジョーイの答えは、2度目の I wish.
「そうなら良かった、それの方がましだった」と言うのですから、いったい何を入れたんだ!?、それよりひどいって何だ!?と誰もが驚くわけです。

ジョーイは「何を」投げ入れたかを直接言わずに、ジンジャーに関するある事実を述べます。
artifical は「人工の」ですから、artificial leg は「義足」ですね。
それを聞いて二人は、ジョーイが丸太と間違えて、彼女の義足を火に投げ入れてしまった、という驚愕の事実を知るのです。
モニカもフィービーも、そして観客も、ジョーイがためらいながら言ったその a ah, artificial leg という言葉を聞いて、驚きの声を上げていますね。
英語でリスニングしている皆さんも、ここで一緒に驚くことが出来たでしょうか?
彼女は義足をつけている、と聞いて、丸太に似たものとはそれだったのか!というのがわかる仕組みになっているのですね。

確かに「ジョーイの人生の中で最大にひどい行い」と言っても過言ではありません。
セントラルパークで、あれほどまでにジンジャーから隠れていた理由がやっとわかりました。


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posted by Rach at 11:50| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月15日

晴山氏がブログにコメントして下さいました

嬉しいお知らせです。
一昨日、晴山陽一氏が拙著を紹介して下さいました という記事を書きました。(晴山陽一さんは、幻冬舎「英語ベストセラー本の研究」の著者の方です。)
その私の書いた記事に、ご本人の晴山陽一さんが、コメントを入れて下さいました!

晴山さんのお優しいお人柄が感じられる素敵なコメントです。
晴山さん、ありがとうございます!
(晴山さんの最新のコメントへのお返事は、もうしばらくお待ち下さいませ。)

いつも応援して下さる読者の方々に、その驚きと喜びをお伝えしたくて…。
その記事のコメント欄 を読んでいただけると嬉しいです!

なお、いつものフレンズ解説記事は、この下(↓)に投稿しています。
今日は、久しぶりに「調べたがり屋の Rach」の本領発揮か!?という内容です。
こういう記事は、「面白い」と思う方と、「そんなこと調べて何になる?」という方の真っ二つに分かれるタイプの記事なのですが…(笑)。
私自身がこういうのを調べるの、大好き!なんですよね…。(すみません)

拙著 p.64 「サブカルネタの調べ方」に書いてあることを実際に行うとこうなる…という実例になっているかな、と思います。
posted by Rach at 17:18| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画スターのジンジャーって誰? フレンズ3-14その7

ジョーイが入ってきて、
ジョーイ: Is ah, is Chandler around? (チャンドラーはこのあたりにいる?)
モニカ: No, umm, he met some girl at the coffee house. (いいえ、彼はコーヒーハウスで、ある女の子に会ってね。)
ジョーイ: Oooh. ([怯えたように]おぉー。)
モニカ: Yeah, Ginger something. (そう、「ジンジャー・なんとか」って人よ。)
ジョーイ: Nooo. No, no, ah, are you sure it wasn't something that sounded like Ginger, like ah, "Gingeer"? (違う、違うよ。ジンジャーみたいに聞こえる何か(他の名前)、例えば、ジンジアとか、じゃないって自信ある?)
モニカ: No, it was Ginger. I remember because when he told me, I said: (singing) The movie star (いいえ。ジンジャーだったわ。私、覚えてるもの。だって、チャンドラーが私に(彼女のことを/彼女の名前を)話した時、私はこう言ったのよ。[歌いながら] ザ・ムービー・スター♪)

ジンジャーじゃなくて、他のジンジアとかって名前じゃないの?というジョーイ。
「絶対、ジンジャーっていう名前だった、って自信ある? 言い切れる?」みたいに尋ねていますね。
「もしかしてその名前間違ってるんじゃないの?」には、「どうか別の名前であって欲しい」という気持ちが滲み出ています。

でも、モニカは、絶対にジンジャーだった、だってその時に、私は The movie star って歌ったからね、と言っているのですが…。
モニカのセリフの流れで言うと、Ginger という名前と The movie star というそのテーマソングのようなものに密接な関係があるらしいことがわかりますね。
サーチボックスに、
Ginger "the movie star"
または、
Ginger the-movie-star
と入れて検索してみたら、Gilligan's Island という言葉をいくつも見かけました。
Gilligan's Island というのはドラマのタイトルのようです。
そのドラマについて詳しくはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Gilligan's Island
IMDb: "Gilligan's Island" (1964) TV series 1964-1967
60年代のアメリカのシットコムのようですね。

(Google での検索方法について)
"the movie star" のように「二重の引用符でくくる」方法を「フレーズ検索」と言います。
日向清人先生のブログ「ビジネス英語雑記帳」語学に役立つGoogle検索テクニック という記事で、フレーズ検索を始め様々な検索方法を詳しく紹介して下さっていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。

ちなみに、the-movie-star とハイフンでくくると、「二重の引用符でくくる」のと同じような「フレーズ機能」があるそうです。

(Gilligan's Island の話に戻ります)
上のウィキペディアの Cast の項目の5人目に、
Tina Louise as Ginger Grant, the movie star.
と書いてあります。
the movie star の Ginger Grant を演じているのが、Tina Louise という女優さんだ、ということですね。

上のウィキペディアの In popular culture という項目には、フレンズで Ginger の名前が言及されたことは残念ながら書いてありません。
モニカが「歌っている」ことから、オープニングテーマか何かだろうと当たりをつけて、YouTube で探してみました。
やはり想像通り、オープニングに the movie star というフレーズが出てくるようです。

ここでは、YouTube にリンクははりませんが、そのオープニングの内容だけ触れておきます。

Gilligan's Island のオープニングで、キャストの紹介があります。
船の操舵輪と思われるものの中に、キャストの写真が映ります。
AND ALSO STARRING TINA LOUISE AS GINGER
と文字が出た時に、
♪the movie star♪という歌詞が流れます。
ちょうどモニカが歌ったのと同じ感じの音程で、モニカはそのオープニングの部分を真似したようですね。

ウィキペディアでは、さらにジンジャー個人のページもあります。
Wikipedia 英語版: Ginger Grant
ウィキペディアの説明によると、「ジンジャーは、自分がかつて映画スターであったことを示唆するために、共演したことのある、または面識のある大スターの名前を挙げたりする」人のようです。
だから、「映画スターのジンジャー」みたいなニックネームになっているのですね。

ということで、名前を聞いた時に、Gilligan's Island のジンジャーを思い出して、the movie star って、私、歌ったもの、だから、ジンジャーという名前で間違いないわ、とモニカは言っている、ということです。

ちなみに、DVDの日本語訳では「(確かにジンジャーよ。) ジンジャー・ロジャースと一緒よ。」と訳されていました。
ジンジャー・ロジャースという映画スターが実際にいるんですね(↓)。
Wikipedia 日本語版: ジンジャー・ロジャース

DVDの日本語訳を作るに当たっては、例え字数制限、秒数制限がないとしても、「ギリガンズ・アイランドのジンジャー・グラント」では何のことかわかりませんよね。
「ギリガンズ・アイランドのジンジャー・グラントよ。ほら、あのドラマのオープニングでジンジャーの紹介の時に、♪ザ・ムービースター♪って歌うでしょ、あの歌を私、その時歌ったもの。」という説明だとあまりにも長すぎますし、それを説明したところで、ピンと来る日本人はほとんどいないだろうと。

ですから、今回 DVDの日本語訳で、実際にいる映画女優の名前を使ったのは、自然な流れ、というか、これしか方法がない、のですね。
話の流れとしては、「ジンジャーという名前の有名人を思い出したから、絶対にジンジャーだった。」というモニカの主張がわかればいいわけですから。

ただ今回ここにこだわってみたのは、シットコムであるフレンズが、また「別のシットコムネタ」を持ってきたのが面白かったのと、様々な検索機能や Wikipedia、YouTube などのお陰で、そのドラマを見たことない(そういうドラマがあることすら知らなかった)私が、♪The movie star♪の元ネタに辿り着けたのが嬉しかったからですね。
本当に便利な時代になりました。


ジョーイ: Aww, man! That's the girl I was hiding from. When she finds out he's my roommate, she's gonna tell him what I did. (あぁ、なんてことだ! その子から俺は隠れていたんだ[その子が、僕が隠れようとしていた女の子なんだ]。チャンドラーが俺のルームメートだと彼女にわかった時、彼女は俺がしたことをチャンドラーに言うだろうな。)
モニカ: Well, what did you do? (ねぇ、あなたは何をしたの?)
ジョーイ: What, oh, oh, oh, no, no, I can't, I can't tell you that, it's like the most awful, horrible thing I've ever done my whole life. (何って、あ、だめだめ。俺は、俺は言えないよ。俺が人生で今までしてきたことの中で、一番ひどくて最悪のことって感じなんだ。)
モニカ: Y'know what, don't tell us. We'll just wait until Chandler gets home, (to Phoebe) because it'll be more fun that way. (ねぇ、言わないで。私たちは、チャンドラーが帰ってくるのをただ待つことにするわ。[フィービーに] だってその方がずっと面白いでしょ?)

人生で最悪と言っていいほどひどいことを彼女にした、というジョーイ。
話したがらないジョーイに対して、「じゃあ、ジョーイが言わなくてもいいわ。帰ってきたチャンドラーに聞いた方がもっと面白くなるもんねー」などといじわるを言うモニカです。

この上の部分、英語の解説として特に書くことが見当たりませんので、あっさり流します。(わかりにくい部分などありましたら、質問して下さい。)


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posted by Rach at 16:40| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

晴山陽一氏が拙著を紹介して下さいました

このブログの過去記事、晴山陽一氏の「英語ベストセラー本の研究」を読んで(その1)(その2) で、晴山さんの著書、英語ベストセラー本の研究 (晴山陽一 著) について語らせていただきました。

その晴山氏のホームページ、晴山陽一オフシャルサイト の、私の本棚から のページで、なんと、私の著書、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 を紹介して下さっています!
晴山さん、本当にありがとうございます!!

晴山さんのサイトは「お気に入り」に登録していたのですが、ブログではなくホームページなので、それほど頻繁には更新されないだろう…と毎日チェックしてはいませんでした(すみません)。
今日、ふと、サイトのトップページを見ると、
What's New のコーナーに、
■2008.07.07■ 「私の本棚から」に、久しぶりに1冊を追加しました。
と書かれているのを発見。
「へぇ〜、おすすめの本が1冊増えたんだぁ…どんな本なんだろう?」と思って、私の本棚から のページを見て、ずっと下にスクロールしていくと、自分の本のことが書いてあったので、「うっそ〜!」と叫び、腰を抜かすほど驚きました(本当です)。

晴山さんは7月末に、三笠書房から「使える英語 すごいノウハウ」という本を出版されるそうです。
その本でフレンズをおすすめされているそうで、それに関連して、私の本のことを紹介して下さっているのです。
さらに嬉しいことに、私のこのブログへもリンクをはって下さっています。
紹介文もとても素敵に書いて下さっていて、本当に感謝の言葉もありません。

先日、晴山さんの本についてこのブログで語った時、
日経ビジネスオンラインの、
晴山陽一の「本で変わる、あなたの英語」 ベストセラー英語本から見えてきたもの
というコラムの、
第1回 ベストセラー英語本は語る〜 最初の課題は「学習への抵抗感」なのだ へリンクをはらせていただきました。
その時に、トラックバックさせていただいたので、私のブログの記事を読んで下さったのかなぁ?とも思います。

晴山さんの本を読んだ感想を、晴山さんご本人に読んでいただけるだけでも光栄です。
その上、私がブログの記事で「私の学習法や、拙著に書いたことと通じる部分がある」と書いたのをご覧になって、わざわざ私の本を購入して下さって、読んで下さった…わけですよね?
そしてさらには、こんなに素敵にご自分のサイトで紹介して下さったなんて…。
こんなに誉れなことはありません。

ご本人にどうやってこのお礼の気持ちを伝えたら良いのかわかりません。(この記事を「日経ビジネスオンライン」にトラックバックするのはちょっと筋違いのような気がしますし…)
いつかこの記事を晴山さんに見ていただく日が来るのを信じて、ここでお礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました!!


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(追記)
この記事のコメント欄に、晴山陽一さんご本人から、コメントをいただきました。
その他にも、以下の記事でコメントを下さっています。
そうだったら良かったのに フレンズ3-14その8
ここは笑うべきところ? フレンズ3-14その10

そして、とても嬉しいことに、私にサイン本(!)を送って下さいました。
その本について語った記事はこちら(↓)。
晴山陽一さんの「使える英語すごいノウハウ」を読んで(その1)
「使える英語すごいノウハウ」を読んで(その2)
「知的生産のためのすごい!仕事術」を読んで

晴山さん、本当にありがとうございます!
posted by Rach at 12:54| Comment(16) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月12日

ウィジャボードという霊感ボードゲーム フレンズ3-14その6

[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe and Monica are playing with a Ouija board, Phoebe's beeper goes off and Monica screams.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービーとモニカは、ウィジャボードで遊んでいる。フィービーのポケベルが鳴り出して、モニカは叫ぶ。
フィービー: Oh. (takes her beeper puts in a pot, covers it, and puts the
pot in the oven) (あぁ。[ポケベルを取り出して、鍋に入れてそれにフタをし、その鍋をオーブンに入れる]
モニカ: Y'know those are a delicacy in India. (ねぇ、それはインドの珍味ね。)
フィービー: Yeah, that was Leslie calling again to see if we can get back together. That's the 20th time today! Yeah, good luck, Leslie. (そうね。さっきのは、またレスリーが電話してきたのよ。私たちが元に戻れるかどうかを知るためにね。今ので今日20回目だわ! グッドラック、レスリー。)
モニカ: Wow, she must've hurt you pretty bad, huh? (まぁ。彼女はあなたをずいぶんとひどく傷つけたに違いないわね。)
フィービー: Well, yeah. Y'know, we were best friends, ever since we were little. Our moms worked on the barge together. (えぇ、そうよ。ほら、私たちは親友だったの。小さい頃から。私たちのママがバージ[はしけ、平底の荷船]で一緒に働いていたのよ。)
モニカ: Oh, you two must've been so cute, running around on a barge. (まぁ。あなたたち二人は、バージの上を走り回ったりして、すごく可愛かったに違いないわね。)
フィービー: You never run on a barge! (バージの上を走っちゃいけないのよ!)

Ouija board(ウィジャボード)について。
これは簡単に言うと「こっくりさん」みたいな感じの霊感ゲームのようです。
フィービーは霊感の強い人ですから、こういうゲームもよくするのでしょう。
詳しくはウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ウィジャボード
Wikipedia 英語版: Ouija
上の英語版ウィキペディアの In popular culture のトップバッターに、
On some episodes of Friends, Phoebe and Monica can be seen playing with a Ouija board.
という説明が出ています。
some episodes ですから、フレンズでは今回の 3-14 以外にも出てくるようですね。

英辞郎で、Ouija board を調べると、かなり詳しい説明が書いてあります。
英辞郎の語義説明の最後に、
「ボードゲームではモノポリーに次ぐ売上高を誇る。」
とありますが、それほどまでにメジャーなボードゲームなのですね。
(モノポリー(Monopoly)については、フレンズ2-23その17+Monopolyの話 で触れました。)

そういう霊感ゲームをやっている時に、突然音がすると誰でもビビリますよね(笑)。
ホラー映画を見ている時と同じです。
だからここでは、「モノポリーではなくて、ウィジャボードをやっていたから、必要以上に音に驚いた」のがポイントなのです。

delicacy について。
「デリカシー」は日本語になっていて、「繊細(さ)、敏感」「神経の細かいこと、心づかい、思いやり」という意味ですが、上のセリフでは「珍味、ごちそう」という意味で使われています。
そういう「珍味」という意味の場合だけ、可算名詞(countable)になりますね。
上のセリフでも a が付いているので、「繊細」などと言うような抽象的な意味でないことがわかります。
ロングマン現代英英辞典では、
delicacy [noun]: (plural delicacies)
[countable] something good to eat that is expensive or rare
例) Snails are considered a delicacy in France.

つまり、「食べられる[食用に適する]もので、高価またはレアなもの」。
例文は、「フランスでは、カタツムリは珍味だとみなされている。」
…つまり、エスカルゴのことですね。

うるさく鳴るポケベルを、鍋に入れてさらにはオーブンに入れたので、「ポケベルをオーブンで焼く料理でも作るの?、それはインドかどこかの珍味なのかしら?」とジョークを言っているわけです。

barge は「平底の荷船、はしけ」。
以下のウィキペディアに写真があります。
Wikipedia 日本語版: 艀
Wikipedia 英語版: Barge

モニカは小さな二人が「わーい!」といいながら駆け回っている姿を想像しているのでしょう。
きっと可愛かったんでしょうねぇ…と言っているのですが、フィービーは「バージの上は走っちゃいけないのよ!」ときつい調子でとがめています。
船ですから、下手したら川に落ちてしまいますから、Don't run! といつもきつい調子でママたちに注意されていたのでしょうね。
モニカはただ単にイメージとして話しているだけですから、そんなに怒らなくても、という感じなのですが。
「あなたはバージの怖さってものをわかってないのよ、これだから素人は困るわね」とでも言いたそうなフィービーに笑えます。


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2008年07月10日

今回はアマゾンで168位

先日の記事、日経新聞1面広告(2回目)掲載されました で、7月8日(火)に、日経新聞の1面に広告が掲載されたことをお伝えしました。

その日の夜の 22:45 にネット書店のアマゾン(Amazon.co.jp)を見ると、

Amazon.co.jp ランキング: 本で168位

でした。
本の総合ランキングで 168位、ということです。
これが今回の最高順位のようですね。

4月の広告掲載時の、アマゾンで115位!? には及びませんでしたが、それでも、こんなにランキングが上がってくれて、著者としては本当に嬉しいです。
購入して下さった皆様、本当にありがとうございます!

また、以前にも、アマゾンの「ヒット商品」にランクイン という記事でご説明させていただきましたが、アマゾンには、「ヒット商品」というコーナーがあります。
「過去24時間に最も売上が伸びた商品を紹介」するコーナーです。
上記の「本の総合ランキング 168位」の時、前日からの伸び率も高かったようで、ヒット商品のランキングでは、

5. ↑6,821% 本の売上ランキング: 168 (昨日の売上ランキングは11,628でした)

と表示されていました。
つまり、「アマゾンの中で一日で売上が最も伸びた本の 5位」だった、ということです。

この「ヒット商品」という項目は、広告を出したことでどれだけの効果があったか、というのを確認するのにとても良い指標です。
これを見ても、今回2回目の広告を出させていただけたことは、とてもありがたいことだと思いました。
その本のフォローアップのためにも、これからもこのブログを頑張って続けて行きたいと思います。
これからもどうかよろしくお願いいたします。


いつも、広告を出すと、アマゾンのランキングの話ばかりしてすみません。
今日は、この下(↓)に、フレンズ解説記事を投稿しております。


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posted by Rach at 15:04| Comment(0) | 著書1冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

仕事第一 フレンズ3-14その5

[Scene: Rachel's office, Mark is packing his stuff into a box.]
レイチェルのオフィス。マークは自分の荷物を箱につめているところ。
レイチェル: I've got some bad news. (ちょっと悪いニュースがあるのよ。)
ロス: What? (何?)
レイチェル: I can get a quick bite to eat, but then I have to come back up here. (ちょっと食事をすることは可能なんだけど、でも、それから、ここに戻ってこないといけないの。)
ロス: Come on, sweetie! You've had to work late every night for the past two weeks. What is it this time? (待ってよ、ハニー! この2週間、ずっと毎晩遅くまで働かないといけなかったじゃないか。今度は何なの?)
マーク: Actually, it's kinda my fault. I-I quit today. (実は、僕のせいなんだ。今日、辞めるんだよ。)
Ross: (to Rachel) But work comes first! (to Mark) Oh hey, but that's sad about you, though. What happened? What happened? Burn out? Burn all out, did ya? ([レイチェルに] でも、仕事が第一だからね! [マークに] ねぇ、でも、それって君には悲しいことだけどね。何があったの? 何が起こったの? 燃え尽きた? 全て燃え尽きたのかな?)
レイチェル: Nooo, he's leaving for a better job. (違うわ。彼はより良い仕事につくために、ここを去るのよ。)
ロス: Oh well, that's great, so I guess this is ah, this is goodbye then. Huh? (picks a pad up off Rachel's desk and tosses it into his box) Goodbye. (あぁ、それは良かったね。それじゃあ、これで、これでさよならなんだね。そうだろ? [レイチェルの机からパッドを取り上げて、彼の箱の中に投げ入れる] さよなら。)
マーク: Okay, then. (わかった、それじゃあ。)
ロス: Okay. (あぁ。)
レイチェル: Well, we're gonna miss you around here. (あぁ、私たち、あなたがここにいなくて寂しくなるわね。)
マーク: Yeah, me too. (そうだね、僕もだよ。)
(Rachel goes to hug him but Ross is holding one of her hands and doesn't let go, so she can only put one arm around him.)
レイチェルはマークをハグしに行くが、ロスはレイチェルの手の一方をつかんで、彼女を行かせない。それでレイチェルは片腕を彼に回すことができるだけである。
マーク: So, see ya on Saturday. (じゃあ、土曜日に会おう。)
レイチェル: Yeah, you bet! (えぇ、もちろん!)
(Ross is shocked, but Rachel drags him out of the office.)
ロスはショックを受けるが、レイチェルが彼をオフィスの外に引っ張り出す。

get a bite to eat は「軽く食べる」。
bite は動詞では「かむ」で、名詞では「かむこと」、そこから「軽食」という意味にもなります。
bite に quick がついているので、すばやく軽食を取る、ということになりますね。

come first を直訳すると「最初に来る」ですから、「何よりも優先である、一番大切である」という意味になります。
フレンズ2-20その17 では、
ロス: You know, a boy and a girl. Hopefully, the girl will come first, so Ben won't feel competitive. (そうだね、男の子と女の子だ。できれば、女の子が先に生まれて欲しいな。そうすれば、ベンが対抗意識を燃やさないだろうから。)
というセリフがありましたが、これはまさに文字通り「最初に来る、最初に生まれてくる」という意味で使われていますね。
その時の解説では、Profits come first. 「利益優先」という言葉についても触れています。

come first で思い出すのが…。
人気ブログランキングではおなじみの、TOEIC Blitz Blog の神崎正哉先生のご著書、
TOEICテスト 新・最強トリプル模試 (中村紳一郎、Susan Anderton、神崎正哉、小林美和 著) (新・最強トリプル模試シリーズ3冊あるうちの1冊目)の第2回 Part 4 のナレーションに、以下の文章が出てきます。(トランスクリプションは 解答と解説の p.144)

飛行機の着陸許可が下りない、という機長のアナウンスの最後、
We're very sorry for the inconvenience, but remember, with Sky Way Air your safety comes first. (ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、スカイウェイエアーは皆様の安全を第一に考えておりますことをご理解ください。)

この your safety comes first というのが、今回のロスの work comes first と全く同じニュアンスですね。
なんとなく top priority 「最優先(事項)」などのような言葉を使いたくなりそうですが、come first の方がずっとシンプルでいいですよね。
また、We're very sorry for the inconvenience というフレーズも、電車・バスが遅れる、飛行機が飛ばない、などのトラブルがあった場合のナレーションの頻出語句ですよね。

すぐに仕事に戻ると聞いて怒っていたロスですが、マークがやめると聞いて手のひらを返したように、「昼食を早く切り上げるのはいやだけど、でも、仕事は何より大事だからね!」と急に理解を示しているのです。

burn out は「バーンアウト」とカタカナで書いても何となく意味は通じるでしょうか。
「燃え尽きる、(エネルギー・活力)を使い果たす」という意味ですね。
「あしたのジョー」での矢吹丈のセリフ、「燃えたよ、燃え尽きた…真っ白にな…」を思い出すのは私だけ?(笑)
leave は「立ち去る」で、for は方向を表す前置詞ですから、「より良い仕事へと去る、より良い仕事につくためにここを去る」ということです。

ここでのロスの言葉や態度、ちょっと大人気(おとなげ)ない気もするのですが…。
ロスにとってマークへのヤキモチはそれほど激しかった、ということでしょう。

I miss you. は「あなたがいないと寂しく思う」で、I love you. や I want you. などと同じように愛のセリフとしてよく登場しますね。
we're gonna miss you around here. の場合は、今は目の前にマークがいるけれど、マークが転職してしまって、この仕事場であなたを見かけなくなったら、きっと同僚の私たちは寂しく思うことになるわね、という感じです。

これでマークとは永遠のさよならだ!と喜んだのもつかの間、マークがレイチェルに、"see ya on Saturday." と言うのでロスはショックを受けています。
この後、またモメそうな予感…(笑)。


(Rach からのお詫び)
いただいたコメントへのお返事は、もうしばらくお待ち下さいませ。


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posted by Rach at 14:33| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月08日

日経新聞1面広告(2回目)掲載されました

本日、2008年7月8日(火)の日本経済新聞の第1面の書籍広告欄に、私の著書、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 の広告が掲載されました!

過去記事、日経新聞1面に広告が掲載されました でご報告させていただきましたように、4月19日(土)に一度、1面広告を出させていただいたので、今回は2回目となります。
8個並んでいる広告の左から4番目、ちょうど真ん中部分に位置しています。

広告の内容は前回とはかなり異なっています。
前回は縦書き、今回は横書き、という違いもあるのですが、今回は特に本の内容を詳しく説明することに重点を置きました。
そのため、本のタイトルの文字が小さくなってしまったし、説明の部分も文字が大変細かいのですが、この本のウリはどこか?という部分は、かなり盛り込めたと思っています。

本を出してから、「シットコム(sitcom)」という言葉の認知度が大変低いことに気付きました(笑)。
英単語としては、普通に英和辞典にも載っているような言葉ですが、確かに日本語としてはあまりメジャーではない言葉で、「知っている人は知っている」というレベルの言葉かもしれません。

私なりにインパクトを考えてつけた「シットコムで笑え!」というタイトルが意味不明なままだと、本のポイントがわかってもらえないようなので、今回の広告では「シットコム」について少し説明してみました。
シットコムによく入る「観客の笑い声」、あの笑い声と一緒に笑えたら、そこまで英語を理解できたらどんなに楽しいだろう…と思っていただけたらいいな、と。

今回、シットコムという言葉を説明したことで、シットコムというキーワードに興味を持っていただき、サーチボックスに「シットコム」と入力してネット検索して下さる方が少しでも増えればいいなぁ、と思います。

例えば、Google では、「Google サジェスト(suggest)」という機能があります。
Google サジェスト:よくある質問
検索窓に文字を入力すると、その入力内容から予想された候補を表示する、という機能です。
試しに Google ツールバーの検索窓に「シットコム」と入力してみて下さい。
「履歴」というのはユーザーが過去に検索したものですが、「候補」という項目も表示される場合は、その候補の中に、「シットコムで笑え」も出てきます…よね?
そういう検索で、私のブログや、ネット書店での拙著紹介ページに辿り着いて下さる人が少なからずおられるだろうことを期待しています。

今回の広告では、この本が「ブログの書籍化」であることも明記しました。
「シットコム」というキーワードで検索することで、私のブログを発見して下されば、実際に「フレンズ」という「シットコム」を使って英語を学んでいる様子を見ていただくことができるかな、とも思いました。

また、広告では、
「海外ドラマのDVDを利用した英語学習法」を、具体的、懇切丁寧に解説します。
と書いたのですが、その部分も私が強調したかったところです。
ブログをずっと書いてきて気付いたのは、「実際にはどうやって学習したら良いのか?」という具体的方法を知りたいと思っている英語学習者の方が多い、ということ。
方法を細かく書き過ぎると、そのやり方に縛られてしまいそうなので、「あくまで私はこうやっただけですが」とお断りした上で、拙著では自分のやり方を出来るだけ具体的に書くように心がけました。
そのやり方をそれぞれの方が自分に合うようにカスタマイズして下さればいい、と。

理論・抽象論ではなく、また、著者の苦労話や体験談に終わるのでもなく、私がこれまでやってきた中で、「こういう理由でこの行為は効果的である」という部分を集約したつもりです。

今回の広告はどんな感じか、通勤途中の駅の売店などでチラッとでも見ていただけると嬉しいです(笑)。
私の本が、少しでも多くの方の英語学習のヒントになってくれればいいな、と思っています。

こうしてまた広告を出せたのも、これまで拙著を購入して下さった方々、そしていつもブログを応援して下さる皆様のお陰です。
本当にありがとうございました!


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posted by Rach at 07:08| Comment(2) | メディア掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月07日

黙ってて!と口に指を当てる フレンズ3-14その4

[Scene: Central Perk, the gang's putting their coats on to leave.]
セントラルパーク。フレンズたちは外に出るために、コートを着ているところ。
フィービー: Where's Chandler? (チャンドラーはどこ?)
ジョーイ: Ah, he can't make it. He said he had to go back to his job and... (sees Ginger) Whoa-oh! (hides behind the coat rack.) (あぁ、彼は行けないよ。チャンドラーは、仕事に戻らないといけないって言ってたし… [ジンジャーを見て] わぁっ! [コート掛け[コートラック]の後ろに隠れる])
ジンジャー: Joey? Joey Tribbiani? (ジョーイ? ジョーイ・トリビアーニ?)
(She walks over behind the coat rack, but Joey picks it up and moves it so that he's still behind it, and she can't see him.)
ジンジャーはコート掛けの後ろまで歩いてくる。が、ジョーイはコート掛けを持ち上げて動かす。そのため、ジョーイは依然としてコート掛けの後ろにいて、ジンジャーは彼を見ることができない。)
ジンジャー: Joey, I can see you, okay? You're hiding behind the coats. (ジョーイ。私にはあなたが見えてるわよ、いい? あなたはコートの後ろに隠れてるわね。)
(Joey puts his finger over his mouth to tell Ross to keep quiet. Ginger looks at Monica who looks away and leaves.)
ジョーイはロスに黙っててと言うために、口に指を当てる。ジンジャーは、視線をそらすモニカを見てから、立ち去る。)
ジョーイ: Phew, close one. (ふー、危ないところだった。)

ジョーイはジンジャーを見つけて驚いています。
このシーンでは、なぜジンジャーから逃げているかについての理由は語られないままなのですが、ジョーイはプレイボーイなので、女性から逃げなきゃいけないことはいろいろあるだろう、とフレンズたちも思っているようです(笑)。
ジンジャーから見えないように、コート掛けを持ち上げて、その後ろに隠れながら逃げています。

Joey puts his finger over his mouth to tell Ross to keep quiet. について。
「シーッ、お願い、(俺がここにいること)黙ってて!」という時の表現は、こういうト書きになるんですね。
put his finger on his mouth じゃなくて、over his mouth なのが、なるほどな、という感じです。
口の上、というより、上唇と下唇の上をまたいで、という感じなので、over がふさわしい、ということですね。

ネットスクリプトには、Ginger looks at Monica who looks away and leave. と書いてあるのですが、最後の leave は leaves となるはずですね。(上では訂正してあります。細かい話ですみません。)
このト書きだけでは、leave という行為の主語がジンジャーなのかモニカなのかよくわかりませんが、実際の画面を見ると、立ち去ったのはジンジャーです。
Ginger と Monica の部分、どちらかが複数形であれば、leave の主語はその複数形だとわかるのですが、今回はどちらも単数形(一人の人物名)なので、いずれにしても「3単現」の -s が必要になります。

look away は「横を向く、視線をそらす、目をそらす」という感じ。
子供のかくれんぼのようにバレバレの隠れ方をしているのにあきれて、「全くあなたの友達は…」みたいな感じで、ジンジャーはモニカを見たのですが、「他人のふりしとこう」みたいに、視線をそらしたのですね。

close one の one は何かしらの名詞を指す代名詞ですね。
ですからその名詞のニュアンスを出そうとすると、「きわどい”やつ”だった、あぶない”ところ”だった」みたいな感じでしょうか。
close の発音は「クロウス」で、「近い、接近した」という意味の形容詞です。
そこから「きわどい、かろうじて、やっとの」という意味にもなります。
close shave, close call, close thing などだと「危機一髪」という意味になるそうです。
また、正解などに対して「近い、惜しい」という意味もありますね。

ここでは「ふー、危なかったぁ。もう少しで見つかっちゃうところだった。」という意味の「きわどい」感じになります。
明らかに「見つかってしまった」のに、さも上手く隠れて難を逃れたかのように言っているのがジョーイらしいですね。


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2008年07月05日

「英語ベストセラー本の研究」を読んで(その2)

前回 に引き続き、英語ベストセラー本の研究 (晴山陽一 著) について語りたいと思います。

この本の中で、「私のやってきたことは間違いではなかった!」と思えるフレーズをいくつか引用させていただきます。
そのフレーズの詳しい意味については、直接、晴山氏の本を読んでいただきたいと思います。

英語学習法のポイントとしては、
p.102 文法書などの規範的な例文ではなく、あるがままの英語こそ最高の「辞書」である。
p.104 文法的な観察眼を働かせつつ多量の英語を読み、かつ聞く。
p.105 文法書は覚えるものではなく、引くものである。
p.195 語順は英語の命である。
p.216 理解するための文法分析は有効である。


英語学習に対する姿勢については、
p.226 あなたは英語学習の何が楽しいのか。楽しくないのはよくない。苦手でも楽しいのは素晴らしい。
p.228 自分だけの学習法を見つけたほうが伸びる。なぜなら、ウキウキ勉強できるからだ。


私は、アメリカの人気ドラマ「フレンズ」の「生きたセリフ」は、英語の表現を学ぶ上で「最高の辞書」だと思っています。
文法嫌いな英語学習者の方は多いですが、私は文法を、「フレンズのセリフを理解するための知識」として使っています。
「理解するための文法分析」は、まさに毎回このブログのフレンズ解説でやっていることですね。

私が「楽しい」と思う「自分(だけ)の学習法」、それを披露しているのが、このブログであり、拙著でもあります。
晴山氏が各人の方法論を尊重して下さることは、いち英語学習者としてとても嬉しいです。

語順の話(p.197)で、晴山氏は、大西泰斗先生の著書「ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力」と、大西先生の、
「英語は並べることば/日本語は納豆系」
という表現を引用しておられます。

私もブログの記事中で大西先生の「イメージ」をよく引用させていただきますし、拙著でも参考文献として大西先生の「ハートで感じる」シリーズを挙げさせていただきました。
英語初学者に「配置、語順」の重要性を訴えたことは大きい、と私も思っています。
一番最新のシリーズ「ハートで感じる英語塾」でも、その語順に対するこだわりが感じられましたね。
ちょうど「ハートで感じる英語塾」の再放送が、7/3(木)から始まっていますので、興味を持たれた方は是非、番組をご覧になって下さい。
(それをまとめた本は、ハートで感じる英語塾〜英語の5原則編〜 です。)

「英語ベストセラー本の研究」の中で、
p.97 國弘正雄氏の <英語→イメージ→日本語>
p.123 伊藤和夫氏の <英語→事柄→日本語>
という「理解の流れ・順序」も印象的でした。
私も自分の著書の p.59 に以下のように書きました。
「私は自身のブログでは自分なりの訳をつけていますが、それは「日本語で言うとこんな感じだろう」というイメージを語る言葉として書いているだけです。日本語に訳すことが目的ではありません。」
私の場合も、日本語に訳すことがゴールではなく、その英語のニュアンスを理解するための手段として、一番細かくイメージを表現することのできる母国語を使っている、というだけに過ぎないのです。


晴山氏の本の奥付に、晴山氏のホームページのURLが載っていました。
晴山陽一オフシャルサイト
その プロフィールのページ に、また数々の印象的な言葉が並んでいました。

引用させていただきますと、

この良質の素材を集めるコツは、あくまで「自分にとって面白いかどうか」で判断する、ということです。

まず自分が英語を楽しまなければ、絶対に人を楽しませることはできない、ということだと思います。

読者の喜ぶ顔を思い浮かべながら「にやにやしながら書く」のが、いちばん執筆のモチベーション・アップにつながります。


本を執筆することについて、晴山氏は上のように述べておられるのですが、私は自分の本を書く時もそうでしたが、特に「ブログを書いている時の心境」がこれに当てはまるなぁ、と思いました。

フレンズを選んだのは、ただそれを面白いと思ったから。
自分が楽しみながら英語を学んでいる様子を見せれば、英語を学ぶ楽しさに気付いてくれるかも。
チャンドラーのジョークのほんとうの意味がわかって、それを誰かに話したくてたまらない。

私のそういう気持ちと、晴山さんのお話に通じる部分があるような気がして、私は嬉しく思いました。

自分なりの学習法を確立するためのヒントとして、「英語ベストセラー本の研究」は、実に有益な本です。
私もたくさんのことを学ばせていただきました。
著者の晴山陽一氏をはじめ、ベストセラー本を書かれた著者の皆様方に、心から敬意を表したいと思います。
ありがとうございました。


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2008年07月03日

晴山陽一氏の「英語ベストセラー本の研究」を読んで(その1)

日経新聞の中面広告を見て、面白そうな本だな、と思い、購入しました。
それが、晴山陽一氏の「英語ベストセラー本の研究」です。
アマゾンではこちら(↓)。
英語ベストセラー本の研究 晴山陽一 (幻冬舎)

思った通り、実に面白い本でした。
戦後60年のベストセラー英語本を取り上げ、その中の印象的な箇所を取り上げる、という形式になっています。
晴山氏がプロローグで、「先人の労作から英語学習のヒントを拾い集め」と表現しておられますが、まさにそういうヒントが満載の本です。

私の言葉と比較するのもおこがましいのですが、私も過去記事、学習法から何を学ぶか? (私が著書で訴えたかったこと その2) で、「人が語る勉強法・学習法は、自分の学習法の参考にするためのヒントでしかない。」と述べています。
でもそのヒントが、自分の学習法を見つけるのに大いに役立つのです。

晴山氏の本の p.201 に野口悠紀雄氏の言葉が引用されているのですが、

第二に重要なのは、英語勉強本の本など読まず、ただちに英語の勉強そのものを始めるべきことである。

この部分を読んで、声に出して笑ってしまったのですが、本当に「全くその通りです!」と言うしかありません。
この本に紹介されているような、多くの有用な英語ベストセラー本が登場したにも関わらず、日本人全体の英語力が飛躍的に伸びた感じがしないのは、そういう本を読んだ後、「ただちに英語の勉強そのものを始めた人の割合が少ないから」なんでしょう。
そしてそれを「一定期間続けた人」となるとさらに少なくなる、と。

「ある学習本を1冊読めば、英語ができるようになった!」ということはあり得ません。
学習法のやり方を述べているだけで、実際に本人がやってみないことには始まらないのです。

このようなベストセラー英語本を読んで気付くこと、それは、こんな本を出しておられるような英語の大家(たいか)の方々も、皆さん、ものすごい時間と労力をかけて英語を学んで来たのだ、という事実です。
それを思うと「私はこんなにやってきたのに…」と思うことすら恥ずかしい。
そのことに気付くだけでも、大きな意味があるかもしれない、と思います。

p.130 に「日本人の英語」のマーク・ピーターセン氏の言葉が載っています。

"I hate English!" とつい英語で叫んでしまうくらい、英語の「頭脳環境」に入ってみてほしいと思う。

ピーターセン氏は、「日本人の英語」の「はじめに」の部分で、「日本語を書く」ことについて述べておられます。
その部分がまた非常に印象深いので、これは、「日本人の英語」(p.8)から直接引用させていただきます。
(晴山氏が引用しておられる部分の直前の文章になります。)

ところで私自身は、この2年間、日本語を書く仕事が多かったが、まだそれに慣れていない。いまだにフラストレーションばかり感じている。語彙が限られているし、言い方が自然であるかどうかは、自分の判断力だけでは自信が全然ない。いくら時間をかけて書いたとしても、書き上がったところで、「いいものが書けたな」という満足感を得たこともない。

これは、日本人お得意の「謙遜」ではなくて、ピーターセン氏の「実感」なんだと思います。
晴山氏の表現(p.129)をお借りすると、ピーターセン氏は、
日本語で岩波新書が書けるほど日本語に堪能なアメリカ人の著者
なのです。
その人をして、「フラストレーションを感じる、自信がない、満足感を得たことがない」と言わしめるほど、外国語で書く、ということは難しいことなのですね。

だからと言って私自身の英文ライティングの出来が悪いことを開き直るための理由として使うつもりはありません。
ピーターセン氏ですらそうなのだ、だから私はそういうことを感じるのは当然なんだ、そう感じたからって英語を学ぶことをあきらめる必要はないんだ、むしろそこであきらめてはいけないんだ、と思えるのです。


ちょうど「英語ベストセラー本の研究」の発売に合わせて、日経ビジネスオンラインで、
晴山陽一の「本で変わる、あなたの英語」 ベストセラー英語本から見えてきたもの
というコラムが集中連載されています。
それをご覧になると、この本の概要がわかります。

第1回 ベストセラー英語本は語る〜 最初の課題は「学習への抵抗感」なのだ に「英語学習のコツ」が5項目書いてあります。
また、その項目をあえて逆の言い方にして、ポイントをわかりやすく説明しておられます。

その逆の言い方の中では、

1. 英語に抵抗感を持っていたら、学習は続かない。
4. 一朝一夕に英語力がつくというのは幻想に過ぎない。


という部分に激しく同意します。
さらには、その後に書いてある「文法も大事だ!」という部分にも共感します。

自分の学習法と比較するのは、これまたおこがましいのですが、やはり、英語の堪能な方と方向性が同じである、ということは大きな自信となります。
自分のやり方をこのまま続けて行っていいんだ、と信じることができます。

私は私なりの方法を確立し、それを元にこのブログを3年間書いてきました。
そしてその学習法を1冊の本 シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 にもまとめました。
いつも言っているように、私は「英語を職業としている英語のプロ」ではないし、私が何を言ったところで「いち英語学習者」としての意見でしかありません。
でもその中にも「英語を学んで来た者」としての真実が必ずある、と思っています。

受験勉強のように勉強することに対しては、どうしても抵抗感が生まれます。
だから、私は「難しい」ことを承知で、海外ドラマ、それも笑い声の入るシットコムを題材に選んでいます。
作品として魅力的なものであることが重要なのです。
英語を学ぶには必ず「続ける」ことが必要、だから、「続けられるような魅力的な題材」を選んでいるのですね。
その部分が、晴山さんの挙げられた 1. と 4. に通じるものがあると自分では思っています。

実際に自分が時間をかけてやらないことには身に付かないものであるからこそ、間違った方向に時間を費やしてはいけません。
その方向を間違えないための、自分に一番合った方法を探すための先人の言葉、それが凝縮された本が、今回ご紹介した晴山氏の本です。
皆さんも、是非読んで下さい。

この本については語りたいことがありすぎるなぁ(笑)。
次回 も、この本について語らせて下さい。


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(追記1)
超有名な書評ブログ、聖幸さんの 俺と100冊の成功本 でも、この本が紹介されています。
「英語ベストセラー本の研究」英語学習法の黄金律とは:俺と100冊の成功本
本の内容を詳しく書いて下さっていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。

(追記2)
この記事を書いたことで、著者の晴山陽一さんご本人とコメント欄でお話させていただけるようになりました。
また、大変光栄なことに、晴山さんご自身のサイト 晴山陽一オフィシャルサイト私の本棚から のページで、私が書いた本、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 を紹介して下さっています。

晴山さんがコメントを入れて下さった記事はこちら(↓)。
晴山陽一氏が拙著を紹介して下さいました
そうだったら良かったのに フレンズ3-14その8
ここは笑うべきところ? フレンズ3-14その10

そして、とても嬉しいことに、私にサイン本(!)を送って下さいました。
その本について語った記事はこちら(↓)。
晴山陽一さんの「使える英語すごいノウハウ」を読んで(その1)
「使える英語すごいノウハウ」を読んで(その2)
「知的生産のためのすごい!仕事術」を読んで

晴山さん、本当にありがとうございます!
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2008年07月01日

最後の瞬間まで我慢するゲーム フレンズ3-14その3

[Scene: Outside the bathroom, Chandler is pacing back and fourth, waiting to use it.]
トイレの外。チャンドラーは行ったり来たりして、トイレを使うのを待っている。
ガンター: (to Chandler) Someone in there? ([チャンドラーに] 誰か中にいるの?)
チャンドラー: No. This is just part of a daredevil game that I play called "Wait Until the Last Moment Before I Burst and Die." (いいや。これはただ、俺がやってる耐久ゲームの一部にすぎないんだよ。名前は「俺が爆発して死ぬ直前の最後の瞬間まで待つ」っていうゲームだ。)

最初のト書きの部分、ネットスクリプトでは、Chandler is pacing back and fourth, waiting is use it. と書いてあるのですが、waiting to use it ということだろうと思います。(ので、上のト書きは訂正してあります。)

back and forth は「前後に、行ったり来たり(して)」。
直訳すると「後ろに、そして、前に」ですから、「前後に」という日本語と順序が逆ですね。

誰かいるのか?と聞かれて、誰もいない、と答えるチャンドラー。
本当は中に人がいるから、その前をうろうろしてまだかな〜と待っているわけで、見れば誰でもわかることなのですが、そんな当たり前のことをわざわざガンターが尋ねるので、いつものジョークで返しているのです。
「そうなんだ、中のやつ、ちっとも出てこないんだよ。」と答えるのではなく、「中に人はいないけど、自分が最後、どこまで我慢できるかっていうゲームをやってるところなんだ。」と答えているわけですね。

daredevil は「向こう見ずの」
「デアデビル」(原題: Daredevil)というアメコミ・ヒーローの映画もありましたね。
Wikipedia 日本語版: デアデビル
Wikipedia 英語版: Daredevil (Marvel Comics)
「向こう見ず」のヒーローだから、その名前が Daredevil となっているようです。

dare は動詞で、dare to do だと「あえて…する、思い切って・恐れずに・大胆にも…する」という意味になります。
dare の後に直接、目的語を取った形だと、「…をものともしない、…に敢然と立ち向かう」という意味になります。
ですから、dare devil 「悪魔に立ち向かう」ことから、daredevil という単語ができたのでしょうね。(意外と辞書には語源が載っていないのですが、語源はこれしか考えられないというか…笑)

ここではそんな大げさな話ではなく、限界に挑戦するゲーム、みたいなニュアンスでしょう。
burst 「爆発する」という単語が、トイレを我慢していて我慢しきれなくなった(笑)時の日本語のイメージと重なるようで、面白いですね。


(The door opens.)
ドアが開く。
チャンドラー: Jeez, man! Did you fall...? (sees it's a beautiful woman coming out of the men's room) Hi! So ah, did ya, did-did-did ya fall high? (おい、お前! お前は落ちてたのか…? [男性トイレからきれいな女性が出てくるのを見る] はーい。それで、君は、君は、高いところから落ちたの?)
女性: Someone was in the lady's room. I couldn't wait. I left the lid up for you, though. (誰かが女性用トイレにいたのよ。私は待てなかったの。フタはあなたのためにあげておいたけどね。)

中から出てきた人に向かって、文句を言おうとしたら、きれいな女性だったので、とっさに言おうとしていたセリフを止めて、Hi! と挨拶しています。
Did you fall...? とは、トイレの便器の中に落ちてたのか、はまってたのか?みたいなことでも言いたかったのでしょうか?
洋式トイレであることを考えると、fall という表現もヘンな気がするのですが…。
とにかく、チャンドラーは「遅いなー」とイライラしていて、その怒りをジョークで表現しようとしたのですが、相手が女性だったので、その続きを言うのをやめたのですね。

なぜ、fall high と言ったかというと、上のセリフでは、間にト書きが入っていてわかりにくいのですが、実際のチャンドラーのセリフは、"Jeez, man! Did you fall... Hi!" のようになっていて、それが fall high と同じ発音になるのですね。
音声を聞いてみるとよりはっきりするのですが、
Did you fall... Hi!
Did you fall high?
が同じ感じに聞こえます。
ですから、俺が言おうとしたのは、Did you fall high? なんだよ、という感じで、言い直しているのです。

fall high というのもよくわからないのですが、恐らく、「高い所から落ちる」という意味だろうと思います。
「fall high したの?」というのもよくわからない質問で、高いところから落ちて、中で気を失ってたの?とでも言いたいのかなぁ?
ここでは慌てたチャンドラーがとっさに、fall... Hi! を、fall high と言い換えただけ、と解釈すればそれでよいのでしょうが。

相手はチャンドラーの言いたいことがわかったようですね。
なぜ男性用トイレに入っていたかの理由を述べています。
「待てなかった」という発言は、えらく正直というか、女性がそこまで言わなくてもいいのに、みたいな感じもしますが、彼女が気取らない性格の人であることを表してもいるのでしょうか?


(Gunther walks up)
ガンターが歩み寄る。
チャンドラー: (to Gunther) Y'know what, Gunther? Go ah, go ahead, I'm-I'm talking to ah, (tries to get her to say her name). (to her) This is the part where you say your name. ([ガンターに] ねぇ、ガンター。ど、どうぞ。僕は話をするから… [彼女が名前を言うように試みる] [彼女に] ここが君が自分の名前を言うところだよ。)
女性: Ginger. (ジンジャーよ。)
チャンドラー: Ginger. I'm talking to Ginger, so.... (ジンジャー。僕はジンジャーと話をするから、だから…)
ジンジャー: Don't you have to use the bathroom? (あなたはトイレを使わなくてもいいの?)
チャンドラー: Nope, nope, I'd just ah, I'd rather talk to you. (pause) Yes, I do. Yes, I do have to go to the bathroom. (knocks on the door) (いや、いや(使わなくてもいいんだ)。 俺はただ、俺は君と話す方がいい。[一呼吸あって] そうだ、やっぱり使わないと。そうだ、俺はトイレに行かないといけない。[ドアをノックする])
ガンター: Someone in here. (入ってますよ。)

ガンターは、さっきチャンドラーが「我慢するゲームをしてるんだ」と言っていたのを素直に受けて、トイレに入ろうとします。
それを止めるわけにもいかず、僕はこの人と話をするから、と、talking to ... と言った後、沈黙しています。
普通は、そこで、彼女が察して、talking to... ○○. I'm ○○. と名乗るはずなのですが、そういうリアクションがないので、チャンドラーは率直に、「ここで君の名前を言うんだよ。今、名前を言う時だよ。」と言っています。

せっかく美女と知り合えたチャンス、と思って、おしゃべりしようとするのですが、やっぱりトイレが我慢できないことに気付くチャンドラー。
さっきは Nope と言ったけど、つまり、
No, I don't have to go to the bathroom.
だと言ったけど、やっぱり、
Yes, I do. Yes, I do have to go to the bathroom.
と言い直しているのが面白いですね。
have to を do で強調しているのもポイントです。

「コンコン」「入ってます」と言いますが、英語ではこのように答えるんでしょうか?
「誰かがここにいますよ。」ということですね。
I'm in here. 「私はここに入ってます。」とは言わないんですね。
「私が」という主語が誰であるかが問題ではなくて、「今、使っている人間がいますよ。」ということがポイントだからでしょうか。
日本語でも、「私が(今)使ってます」とは言わずに「入ってます」と言うので、感覚は同じでしょうか?


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posted by Rach at 17:28| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする