2008年09月30日

コピーの話が好きな女の子 フレンズ3-15その15

[Scene: The Philly, Chandler and Joey are talking to Chloe.]
フィリー(店の名前)。チャンドラーとジョーイはクロエと話をしている。
クロエ: And the advances in collating in the past five years, I mean we just got in an X-5000, y'know? The X-5000 makes the X-50 look like a T-71. (それで、この過去5年間のページそろえの進歩よ。つまり、私たちは X-5000 を導入したの。X-5000 は X-50 を、まるで T-71 のように見せるわけ。)
(Chandler agrees in an absolutely bored way.)
チャンドラーは、全く退屈した様子で同意する。
クロエ: (seeing Ross enter) Hey, it's the dinosaur guy! (runs over to Ross) Hi, Ross! ([ロスが入ってくるのを見る] はーい。恐竜男さん[恐竜のお兄さん]! [ロスのところに走ってくる] ハーイ、ロス!)
ロス: Oh, hi, Chloe. (あぁ、はーい、クロエ。)
クロエ: I want you to meet some friends of mine. (Introduces him to Chandler and Joey) This guy is my hero. He comes in with some stuff he wants it blown up 400%, we said we don't do that, and he says, "You gotta." And y'know what? We did it. And now anytime anybody wants 400, we just say, "Let's Ross it!" (あなたに、私の友達に会ってもらいたいの。[ロスをチャンドラーとジョーイに紹介する] この人は私のヒーローなの。彼は、400%に拡大コピーしたいものを持って、やってきたの。私たちはそんなことできないって言ったわ。するとロスが言ったの、「やらなきゃだめだ。」って。で、どうなったと思う? 私たちは拡大コピーできたの。そして、今では、だれかが 400%拡大コピーをしたい時はいつでも、私たちはただこう言うのよ。「それをロスしよう![ロスろう]」って。)
チャンドラー: And that's the only color that comes in. (そして、それが提供される唯一の色だね。[そのコピー、一色でしかコピーできないんじゃないの?])
アイザック: Yo, Chloe! Do you have a quarter for the condom machine? (よぉ、クロエ! コンドームの自販機に使うクオーター(25セント硬貨)を持ってるか?)
クロエ: Oh! (storms off) (えぇ! [走って去る])
チャンドラー: So, what are you doing here? I thought tonight was your big anniversary dinner. (それで、お前はここで何してるんだ? 俺は(てっきり)今夜はお前たちの盛大な記念日ディナーだと思ってたのに。)
ロス: Yeah, little change of plans. Ahh, we're gonna break up instead. (あぁ、計画に少し変更があったんだ。うーんと、代わりに、僕たちは break up すること[別れること]になった。)
(Chandler and Joey stare at each other in shock.)
チャンドラーとジョーイはショックでお互いを見つめる。

the advances in collating の collate という動詞について。
collate が日本語に訳しにくいのですが、コピー、製本などの専門用語っぽいです。
英和辞典では、「(版などを)照合する」「(本などを)ページ順に並べる、ページ順をそろえる」という意味が載っています。

このクロエの話、「わけわかんないところ」がいいですね。
X-5000, X-50, T-71 という、コピー機の型番号みたいなものも登場しています。
ですから、collate というコピーの専門用語のような言葉がよくわからなくてもいい、という感じ。

その最新鋭の X-5000 が導入されたら、今まで使っていた X-50 は T-71 みたいに見えるのよ、と説明されても、その T-71 がどんなものか知らない人にとっては、何のことか全然わからない。
クロエの話が、コピーおたくみたいなので、そこが面白いわけですね。

セクシーなクロエに誘われてワクワクしていたのに、こんな席でコピー技術の進歩の話を聞かされてうんざりしているジョーイとチャンドラーに笑えます。
クロエも、たまたまコピー屋で働いていたイケイケねーちゃん、でもなくて、コピーの話をすると夢中になる、コピーの仕事に誇りを持っていて(?)その仕事を楽しんでいるらしいところも、意外な面白さがありますね。

it's the dinosaur guy! を「恐竜男」と訳してしまうと、何だかヘンな感じなのですが…。
決して悪口ではなく、「恐竜に詳しい人」「いつも恐竜の話をしてるお兄さん」みたいな感じでしょう。
DVDの日本語訳は「恐竜博士」となっていましたが、確かにそういう感じの褒め言葉ですね。

ジョーイとチャンドラーが夢中になっているクロエが、ロスと何気(なにげ)に仲が良いのが面白い。
そして、ロスは二人と違って、別にデレデレともせずに、普通に応対しているのがおかしいです。
フレンズ3-1その24 で、クロエ(らしき人)の話題が出た時、「あぁ、(彼女は)たまんないよね!」みたいに言っていたので、彼女が嫌いではないはずで、素敵だと思っているはずですが、今のロスはレイチェルとのことで頭がいっぱいで、他の女の子は目に入らない、というところでしょうか。

クロエがロスに、チャンドラーたちを紹介するのもおかしいですね。
クロエの友達である前に、元々、チャンドラーとジョーイはロスの友達だってば!というところ。

blow up は「(風船などを)膨らませる」という意味で使いますが、その流れで「写真を引き伸ばす、拡大コピーする」という意味になります。

"Let's Ross it!" の「ロスイット!」というクロエの嬉しそうな言い方が面白いです。
400%拡大コピーなんてそんなの無理だ…と誰もが尻込みする中、ロスは「できなきゃだめだ。」と言った。で、やってみると、出来ちゃった!
だから、それ以来、400%拡大コピーのことを「ロスする」「ロスる」という動詞で呼ぶようになった、と説明しているのです。
こういう話で喜んでいるところでも、クロエがコピーマニアみたいで笑えます。

And that's the only color that comes in. について。
come in は「…の形式がある、…として提供される」。
ロングマン現代英英辞典では、
come: BE PRODUCED/SOLD
[always + adverb/preposition] to be produced or sold with particular features
come in
例) This particular sofa comes in four different colours.
例) Cats come in many shapes and sizes.

つまり、「特有・特定の特徴を持って、生産される、または売られること」。
例文は、「この特殊なソファは、4種類の違った色で提供されます[売られています]。」
「猫はいろんな形・姿やサイズで提供されています。」

come in を直訳すると、「…の状態で来る」みたいなことなので、「…の状態で提供される」という意味になるのでしょうね。
このチャンドラーのセリフ And that's the only color that comes in. を直訳すると、「そして、それが、提供される唯一の色だ。」となるようなのですが…。
DVDの日本語訳は、
日本語字幕「そのコピーってブルー?」
日本語音声(吹替)「そのコピーの色ってブルー一色じゃない?」
となっていました。
私もそういう意味なんだろうなぁ、と思いました。
つまり、ブルー一色のコピーというのは、「青写真、青焼き(blueprint)」のことですよね?

400%の拡大コピーができた!って大騒ぎしてるけど、それは設計図などの大きな図面でよく使うブループリントのことじゃないの?、それなら、それくらいのでっかいコピーは当たり前だよ、みたいなことを言いたかったのかなぁ、と思います。
(が、そのセリフをうまく日本語に訳すのは難しいです…。)
(2017.6.13 追記)
"Let's Ross it!" というセリフについて、下のコメント欄でご意見を頂戴しました。
russet という色が存在し(日本語では「あずき色」)、クロエのセリフ "Let's Ross it!" が、"Let's russet!" のように聞こえることから、「その言い方じゃ、russet 色だけの一色コピーになっちゃいそう」という意味で「それが出力される唯一の色」のようにチャンドラーが返した、ということになるようです。
下のコメント欄に追加説明がありますので、併せてお読みいただければ幸いです。
(追記はここまで)

クロエがアイザックに呼ばれて席を外した後、「今日は記念日だろ?」と尋ねるチャンドラー。
Yeah, little change of plans. Ahh, we're gonna break up instead. というロスが悲しいです。
「ちょっとした予定の変更」と言いながら、ロスは、ここで、break up という言葉を使っています。
フレンズでも頻繁に出てくる「(男女が)別れる」という意味ですね。
前回、フレンズ3-15その14 で、take a break の意味について説明しましたが、ロスはチャンドラーたちに対してそれをはっきりと、break up という言葉を使って表現しているのがポイントかな、と思います。
take a break from us と言ったレイチェルの本心はともかくとして、ロスはそれを「別れ」、つまり、break up だと捉えた、ということですね。


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2008年09月28日

ブレイクをとる フレンズ3-15その14

ロス: Is this about Mark? (これって、マークが関係してる?)
レイチェル: (shocked) Oh, my God. ([ショックを受けて] なんてこと。)
ロス: Okay, it's not, it's not. (わかった。違う、違うんだね。)
レイチェル: Oh my God. I cannot keep having this same fight over and over again, Ross, no, you're, you're, you're making this too hard. (なんてこと。こんな同じ喧嘩を何度も何度も繰り返し続けることはできないわ。ロス。あなたは、あなたは、あなたはこの状況をものすごく困難にしているのよ。)
ロス: Oh, I'm, I'm making this too hard? Okay, what do you want me to do. (あぁ、僕が、僕がこれをものすごく困難にしているんだね? わかった。君は僕に何をして欲しいの?)
レイチェル: I don't know, I don't know. Look, maybe we should just take a break! (わからない、わからないわ。ほら、多分、私たちはただ、ブレイク(break)をとるべきだと思うの。)
ロス: Okay, okay, fine, you're right. Let's ah, let's take a break. (goes to the door) Let's cool off, okay? Let's get some frozen yogurt or something.... (opens the door) (わかった、わかった。いいよ。君は正しいよ。ブレイクを取ろう。[ドアのところに行く] 頭を冷やそうよ。フローズンヨーグルトか何かを買ってこよう。[ドアを開ける])
レイチェル: No. (Ross is standing in the doorway.) A break from us. (違うの。[ロスは戸口に立っている] 私たち二人(の関係)からブレイクを取るのよ。)
(Ross looks at her, then leaves slamming the door behind him.)
ロスはレイチェルを見る。それから後ろのドアをバタンと閉めて立ち去る。

お互いどうしたらいいかわからない、と言った後のロスのダメ押し。
「君がこんなに仕事に熱心なのは、それがマークと繋がる仕事だから?」みたいに言ってしまいます。
レイチェルは、まだそんなことを考えていたのかと知ってショックを受けます。
レイチェルのリアクションで、やっぱりマークは全く関係ないと気付き、さすがのロスも、それは違うよね、と撤回するのですが。

レイチェルが今の仕事が楽しくてしょうがないと思っていること、だからどんなに忙しくても責任感を持ってそれを果たそうとしている気持ちは、レイチェル自身の発言でわかりますね。
それなのに、その仕事を愛する気持ちを、「もしかしてあのマークって男のせい?」みたいに、恋愛問題にすり替えられて、というか、男のためにやっているように思われてしまう、ということは、レイチェルにとっては衝撃的な一言だったでしょう。
これだけ説明しても、まだわかってもらえてないのか、みたいな気持ちでしょうね。

you're making this too hard. の this は今の状況を指しているのでしょうね。
確かにレイチェルは仕事が忙しくて、恋人のロスに会えない、という困った状況なわけですが、そこにロスが感情的に絡んでくることで、ますますこの状況を hard にしている、あまりにも hard な状態にしている、ということかな、と思います。

cool off は「頭を冷やす、冷静になる」。

Look, maybe we should just take a break! について。
ここで、今回のエピソードのタイトル The One Where Ross and Rachel Take a Break にもある、break という言葉が出てきました。
フレンズ3-15その1 でタイトルを書いた時に、私は「ロスとレイチェルがブレイクをとる話」と訳した上で、「take a break については、ネタバレにならないように、また、意味に幅を持たせるように、あえてぼんやり訳しました。」と説明したのですが…この break のニュアンス、訳しにくいですねぇ。

break という動詞は「切断する、壊す」「中断する、遮断する」という意味です。
それが名詞になると「割れ目、切れ目」という意味になり、そこから「(仕事などの)小休止、休み時間」という意味にもなります。
コーヒーブレイク、ティーブレイクなどは日本語になっていますね。
レイチェルの take a break という言葉を聞いて、ロスは、「このまま頭に血が上ったままで口論・喧嘩をしていても埒が明かないから、一休みしましょう。」という意味に捉えました。
そこで、cool off 「冷静になる、頭を冷やす」という言葉を使って、興奮しているのを冷ますために、冷たい食べ物の frozen yogurt を買ってくる、と言いながら部屋を出て行こうとするのですね。

ところが、レイチェルの言っている意味はそうではありませんでした。
喧嘩からのブレイクではなく、a break from us つまり、「私たちからブレイクを取る」、「お互いが相手から距離を置く」みたいなニュアンスでしょうか。
(この from us のニュアンスも訳しにくい。)

break には「断絶、絶好、決別」のようなニュアンスもあり、make a break with tradition なら「伝統と決別する」という意味になります。

ロングマン現代英英辞典にも以下の語義が載っています。
break [noun]: END A RELATIONSHIP
[singular] a time when you leave a person or group, or end a relationship with someone

つまり、「ある人やあるグループを去る時、または、誰かとの関係を終える時」。

ロスの思っているような「休憩、一休み、小休止」の意味ではなく、A break from us. だと言うレイチェルですが、それ以上深く説明はしません。
ロスもそれを聞いて意味を悟って去っていきます。

ですから、ここでの、a break from us という言葉は、その言葉以上の具体的な説明はされないまま終わります。
ロスは口論からの break かと思った、するとレイチェルは、from us つまり、our relationship のブレイクであると言った、ということです。

が、それが relationship に関する break だとわかったところで、レイチェルの発言だけでは、「休み」の感じのブレイク、つまり「少し距離を置く、しばらく離れる」という感じなのか、「切断」という完全に切れてしまう「別れ」のイメージのブレイクなのかがよくわからないような気がします。

レイチェルが最初に言ったのは、we should just take a break! で、その後、A break from us. と説明を付け加えています。
男女の別れにおいてよく使われるのは、break up (with...) という表現ですが、レイチェルは、we should break up. と言ったわけではありません。
take a break, a break from us という表現からは、break up ほどはっきりとした「別れる」ニュアンスが感じられないような気がするのですが、どうでしょう?

脚本上、ロスが休憩というニュアンスのブレイクと勘違いする、という話の流れになるように、take a break という表現を使った、ということは大いにありますが、break up ではなく、take a break (from us) となっているのにも大きな意味があるような気がします。(今後の展開に関係するので、ここでは詳しく語れませんが…)
お互いが、a break from us をどういうレベルのブレイクだと理解しているか、が、今後の展開の鍵となっていくように思います。

ですから、今の時点では、ブレイクというカタカナでの理解にとどめて、これは「離れる」なのか「別れる」なのか?という最適な日本語を探すことはしません。
「私たち二人の関係からブレイクを取るのよ。」という妙な日本語のままの理解で、ここは納得して下さい。

寂しそうに少し笑ってドアをバタンと閉めるロス。
見ている方もつらいですね。


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2008年09月26日

ただの仕事にすぎない フレンズ3-15その13

レイチェル: Wh, Ross, what do you want from me? You want me, you want me to quit me job so you can feel like you have a girlfriend? (ロス、あなたは私から何を求めてるの?[私に何をして欲しいの?] あなたは私に、私に仕事を辞めて欲しいの? そうすればあなたは恋人がいるって実感できるから?)
ロス: No, but it would be nice if you'd realize that it's just a job! (違うよ。でも、もし君が、それはただの仕事にすぎないってことに[ただの仕事だってことに]気付いてくれたら、いいなと思う。)
レイチェル: Just a job? (ただの仕事、ですって?)
ロス: Yes. (そうだよ。)
レイチェル: Ross, do you realize this is the first time in my life I'm doing something I actually care about! This is the first time in my life I'm doing something that I'm actually good at! I mean. if you don't get that... (ロス、あなたは気付いてる? これが、私が本当に関心がある何かをしている、人生で最初の経験なの。これが、私が本当に得意な何かをしている、人生で初めての経験なの。つまり、もしあなたがそれをわかってくれないのなら…)
ロス: No, hey, I get that, okay? I get that big time. And I'm happy for ya, but I'm tired of having a relationship with your answering machine! Okay, I don't know what to do anymore. (いいや。ねぇ、それはわかってるよ。いいかい? 僕はその最高の時を理解してる。(→下に追記と訂正あり) そして、君のためにそれを喜んでるよ。でも、君の留守電と付き合うのはもうこりごりなんだ! そう、もうどうしたらいいかわからないんだよ。)
レイチェル: Well, neither do I! (そうね、私もわからないわ!)

あなたは私に仕事を辞めさせたいの? 辞めて欲しいと思っているの?というレイチェルに、it's just a job. だと気付いてくれたらいいと思うと答えたロス。
その just という言葉に、レイチェルはまたカチンと来たようです。
just a job は「ただの仕事、たかが仕事、単なる仕事」みたいなニュアンスですね。
今のレイチェルは仕事が全てみたいになっている、だから、仕事はあくまで仕事であって、人生の全てじゃないんだから、仕事はただの仕事にすぎない、ってことに気付いてくれたら嬉しい、とロスは言うのですが、それに対して、レイチェルは猛烈に反論します。

今のこの仕事が、"I'm doing something I actually care about" と言える、人生最初のことなの。
私の人生で初めて、"I'm doing something I actually care about" と言えることを今やっているのよ、という感じです。

今までは人の言いなりの人生で、自分が心からしたいと思うこと、大好きなこと、関心があることをしたことなんかなかった。
それが、今のこの仕事は、自分の大好きなファッション関係の仕事。
前のいやいややっていたウェイトレスとは違う、自分が本当に好きで関心があって(care about)、自分が得意なことで(be good at)、そういう分野のことをやっているのは、今回が人生で初めてなのよ!と訴えているのですね。
初めて面白いと思えることを見つけた、仕事を楽しいと思えた、天職を見つけたような気がする、人生で初めてそんな風に思えたその仕事を、just a job と言ってしまうの?、私の気持ち、わかってくれないの?ということです。

big time は英辞郎に以下の語義が載っていました。
big time=(the〜) 非常に楽しい時、愉快な時、大変楽しい時、絶好調

Merriam-Webster Online Dictionary には、
big time [noun]:
2 : the top rank of an activity or enterprise

語義の activity, enterprise はどちらも「活動」というニュアンスだろうと思うので、「活動のトップランク」という感じでしょうか?

日本語のビッグタイムというカタカナで想像されるようなイメージで、「最高の時」みたいな感覚でしょうね。
(2008.9.28 追記)
big time について、下のコメント欄でご指摘いただきました。
この big time は、名詞ではなく、「完全に、よく、大いに」という意味の副詞です。
ですから、I get that, okay? I get that big time. の訳は、「わかってるよ。いいかい? 僕は、よ〜くわかってるよ。」になります。
下のコメント欄に訂正と追加説明がありますので、詳しくはそちらをご覧下さい。
(追記はここまで)

レイチェルにとって仕事が幸せなのはわかってる。でも、恋人である僕は、君と直接話すこともできなくて、いつも留守電相手にしゃべるだけ。
have a relationship with は「…と関係を持つ、…とつきあっている」という男女間の恋愛関係を指す言葉ですが、今の状態では「恋人が留守電」みたいになっていて、そういうのはもううんざりなんだ、ということです。


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2008年09月24日

謝るチャンスをあげようとしたのに フレンズ3-15その12

[Scene: Monica and Rachel's, Ross is eating the picnic as Rachel comes home from work.]
モニカとレイチェルの部屋。ロスはピクニックの食事を食べている。その時、レイチェルが仕事から家に帰ってくる。
ロス: Hey. (やぁ。)
レイチェル: Hi. Look um, about what happened earlier... (はい。ねぇ、さっき起こったことについてだけど…)
ロス: No, hey, well, I-I completely understand. You were, you were stressed. (いいや。ねぇ、僕は完璧に理解しているよ。君は、君は、ストレスがたまってたんだ。)
レイチェル: (throws her stuff down) I was gonna give you a chance to apologize to me. ([自分の持ち物を投げ落として] 私はあなたに、私に対して謝るチャンスを与えてあげようとしていたのよ。)
ロス: For what? For letting you throw me out of your office? (謝るって何に? 僕を君のオフィスから追い出すことを、僕が君に許してあげたことに対して?)
レイチェル: You had no right coming down to my office, Ross. You do not bring a picnic basket to somebody's work! Unless maybe they were a park ranger! (あなたに私のオフィスに来る権利はなかったのよ、ロス。あなたは、誰かの仕事場にピクニックバスケットを持ってきちゃいけないのよ。多分、その(差し入れをする相手の)人が、パークレンジャー[公園管理者]であったなら、話は別だけど。)
ロス: Yeah, well, excuse me for wanting to be with my girlfriend on our anniversary. Boy, what an ass am I! (そうだね。じゃあ、「申し訳ありませんが、僕たちの記念日に彼女と一緒にいたいと思ってもいいでしょうか?[一緒にいたいと願うことをお許し下さい。] わぁ、僕ってなんてバカなんだ!)(→下に追記と訂正あり)
レイチェル: But I told you I didn't have the time! (でも私は言ったわ。私は時間がない、って!)
ロス: Yeah, well, you never have the time. I mean, I don't feel like I even have a girlfriend anymore, Rachel. (あぁ、そうだね。君は常に時間がないんだ。つまり、もう、僕に恋人がいるような気持ちを感じられないんだよ、レイチェル。)

レイチェルは帰ったそうそう、さっきのオフィスでのトラブルを話題として持ち出しています。
「さっきの僕はどうかしてたんだよ。ごめん。」と言ってもらうのを期待していたわけですね。
さっきのロスの行為はあまりにもひどかった、だから当然ロスの方から謝るだろう、と。

でも、ロスの口から出たのは、「君のさっきの行為については理解しているよ。君はストレスがたまってたんだよね。」という言葉でした。
「ストレスがたまってたから、レイチェルはあんなひどいことをしたんだよね。」と言いたいわけです。
それで、とうとうレイチェルはブチギレてしまいます。
「私はあなたに謝るチャンスをあげようとしたのに、反省するどころか、私の行為を非難するわけ?!」

ロスはロスで自分は悪くないと思っています。
いくら忙しくても、わざわざやってきた恋人をオフィスから追い出すのはひどすぎる、と思っているのですね。
僕が謝るのはおかしい、謝る理由なんてない。オフィスを追い出されたのは僕で、傷ついたのは僕なんだから、と。

ranger は「森林警備隊員、森林監視員」。
また「突撃隊員」のことも指しますね。
park ranger だと「公園管理者、公園保護官」。

日本でも、男児に人気の「戦隊もの」というジャンルがありますが、あれも「ゴレンジャー」など「レンジャー」という言葉がついています。
「突撃隊員」のニュアンスでしょうね。
過去記事、フレンズ1-22その5 でも触れましたが、そういうレンジャーもののアメリカ版のタイトルは、Power Rangers で、英語でもやはり ranger という単語が使われています。
英語の発音では正しくは「レインジャー」ですが。

レイチェルは、ロスが仕事場にやってきたこと、そしてそこにピクニックセットまで持ち込んだことを怒っています。
事務的な仕事をしている仕事場にピクニックの差し入れはふさわしくない、と言いたいのですね。
例えば、それが「公園管理者(park ranger)」であったなら、仕事場が屋外でピクニックセットを広げてもさまになったでしょうけど、違和感ないでしょうけど、その人も怒らないでしょうけど…みたいなことです。
You do not bring a picnic basket to somebody's work! Unless maybe they were a park ranger! ですが、they は somebody を言い換えたものです。
その「誰か」の性別がはっきりしないために、通常なら、he/she (he or she) was a park ranger などと言うところですが、そういう性別の使い分けをしないで済む、they を使っているのですね。
そんな風に、口語では、somebody などの性別のわからない単数名詞を they で受けることがよくあります。

レイチェルは忙しいと言っているのに、それでも強引に尋ねてきたロスが許せない、そしてピクニックみたいにお遊び気分のものを持ち込んだのがなおさら許せないわけですね。
せめて、レイチェルの好きなベーグルとかを持ってきて、Good luck! とだけ言って去っていく、とかなら、優しい気遣いありがとう、で終わっていたはずで、レイチェルもここまで怒らなかっただろうと思うのですが。

権利はないと言われたことにロスは反論します。
ロスは、恋人なら彼女のオフィスを訪ねる権利はある、と言いたいのですね。

Excuse me for doing... は「僕が…することを許して下さい」。
記念日に恋人と一緒にいたいと思うのは当然だ、それをわざわざ、Excuse me for ... という表現を使って、そう願うことを許してくれ、と許可を得る必要があるのか?と言っています。
そんなことをいちいち言う人がいたとしたらそれはバカだよ、ということですね。
(2008.9.26 追記)
Excuse me for doing... について、下のコメント欄でご指摘いただきました。
上の訳、解説では「僕が…することを許して下さい」と私は書いてしまいましたが、正しくは、「僕が…したことを許して下さい。…してすみません。」で、自分が過去に行なった行為を詫びる表現です。
また、「…して悪かったね。」と皮肉っぽく使うこともあります。
ですから日本語訳は、「僕たちの記念日に彼女と一緒にいたいと思って悪かったね。何てイヤなやつなんだ、僕は!」になると思います。
下のコメント欄に訂正と追加説明がありますので、詳しくはそちらをご覧下さい。
(追記はここまで)

レイチェルは「時間がない」とはっきり言ったのに…と思っているのですが、ロスはそれが今回だけのことではなく、このように仕事するようになってからは、それが口癖のようになっていることをいやがっているのですね。
恋人らしいことが全く出来ていない、これじゃあ、恋人がいないのと同じことだよ、ということです。


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posted by Rach at 07:06| Comment(3) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

村上憲郎氏の「村上式シンプル英語勉強法」を読んで(その2)

前回 に引き続き、米 Google 副社長(兼日本法人社長)の村上憲郎氏の書かれた、
村上式シンプル英語勉強法 について語ります。

Chapter 3 英語を聴く
p.92 1日1時間×3年。生の英語を1000時間聴く
とあります。
やはり、「1000時間」は必要だろうな、と私も思います。
有名な教材、「アルクのヒアリングマラソン」も、1000時間、なんですよね。
アルク・オンラインショップ 1000時間ヒアリングマラソン

アルクが「1000時間」という時間を設定しているのは、やはり、それだけの時間が必要である、と多くの人が考えていることの証だろうと思います。
私はこの教材を試したことはないのですが、良い素材をこれだけの時間聞き続ければ、必ず英語が聞こえるようになるはずだと思います。
「英語が聞けるようになりたい!」と思う人は、これくらいの時間をかけなければいけない、という覚悟は絶対に必要だと思いますね。

私も、耳が空いている時間は、DVDプレーヤーをリピートモードにしてひたすら聞いていました。
そして、1年半くらいでプレーヤーを壊してしまいました(笑)。
が、それを聞いている時はいつでも、「アルクのヒアリングマラソンも1000時間と言っているのだから…」と、それくらいの時間、英語を耳にすることができるようにできるだけ努めました。


Chapter 4 英語を書く
p.104 日本人には英作文は無理。あきらめて”英借文”を。
p.106 ただ、上手に英借文するためには、準備も必要です。
つまりコピー元になる文章の手持ちを増やすことが大切になるんです。
p.108 英借文用のテンプレートをストックせよ
とにかく常に「これは、いつか使えそうだな」という視点で英語の文章を見る習慣、そしてそれをストックしておく習慣をつけるんです。


これは本当にその通りですね。
私も全く同意見です。
拙著でも、
p.93 私は問題集に出てきた表現でも、これは使えそうだな、と思ったものを、自分のパソコンにメモしています。自分で英語を書く時に、これはかなり使えるデータベースとなります。
p.105 インプットしている時に常に思うこと、それは「これをいつか使ってやろう」という気持ちです。使うことのない言葉なら、はっきり言って覚える必要がありません。


究極を言うと、言葉というのは全て、最初は「借り物」だ、と私は思っています。
「こんにちは、ありがとう、さようなら」という簡単な言葉ですら、そうです。
自分が子供の頃、初めて何らかの言葉を発した時、その言葉を自ら生み出したわけでも、作り出したわけでもないはずです。
ずっと大人の会話を聞いていて、こういう状況の時、こういう言葉を使う、というのを知り、その状況になった時に、その大人が使っている言葉を「借りて」使ってみた、ということですね。
借り物として使っているうちに、だんだん自分の心情とリンクしてくる、そうして自分の気持ちを直接伝える言葉となっていくのだろうと。
これは、自分の子供たちが日本語を覚えていく様を目の当たりにしていて感じたことです。
子供はうまく大人の言葉を「借りながら」、自分の言葉を覚えていくのです。
英語を学ぶ日本人も、ネイティブの英語を上手に「借りながら」英語を覚えていきたいですね。

p.110 作文より、借文より、まずはタイピング
そもそも英語を手で書くというスキルなど必要ないのです。

そうですね。タイピングのスキルは大切ですね。
私は、こんな風にブログを書いているせいで、日本語・英語ともお陰様でタイピングはかなり早くなりました。
パソコンでタイピングしている時が、一番ものを考えるのがスムーズになります。
考えるスピードとタイピングのスピードがほとんど同じだからです。
手書きだと、スピードがものすごくトロくて、頭の回転速度も一緒に下がってしまう感じがします(笑)。
鉛筆で書くのに慣れてなくて…(?) 1級一次(英作文) でも書きましたが、1級一次試験のライティングでは、ほんとに手書きで書けなくなっていて困りました。
手書きではなくタイピングだったなら、あまりスペルの間違いもしなかっただろうし、時間もそれほどかからなかっただろうと思っているのですが。

そういう意味では、学生さんが大学受験をする際には、今でもまだやはり手書きの部分があるでしょうから、学生さんの場合は、「ある程度書ける」ことは必要かもしれません。
ただ、社会人になってからの場合は、手書きで書く機会は本当に少ないでしょうね。
英検1級ライティングは手書きですが、他のライティングのある試験、TOEFL iBT(Internet-based Testing) や、TOEIC Speaking & Writing Tests は、コンピュータ上で文字を入力するんですよね?(受けたことないので、詳しくは知りません)
そして、ビジネスでは、書類は手書きではなくワープロでしょうし、連絡も e-mail でしょうから、なおさら、手書きが登場する出番はありませんね。
村上氏がおっしゃるように、ビジネスの世界では、英文タイピングの能力がものを言うことになるでしょう。


Chapter 5 英語を話す
p.120 自分に関する100の話題を丸暗記する
p.122 英語では話題を事前に準備できていないだけです。
p.124 話すことで「マイ・ストーリー」を磨く
p.126 自分の周囲の「関心事」も、英語で言えるようにしておく


話すためには、話すためのネタのストックが大切、ということですね。

私はネイティブと話すチャンスがないので、この「話す」というスキルを磨くことについては、いつも頭を悩ませています。
私の場合は、村上氏がおっしゃったようなことを、「ネット上で書く」ことで、代用しようとしています。
それが、Karen という別のハンドルネームで書いている、Karen's blog supplemental という英語日記です。
(この英語日記については、過去記事、もう一つの私のブログ で詳しく語っています。)

これはアウトプットの練習としてやっていることですが(今は更新頻度がものすごく低くて、ちっとも練習になっていないのですが…笑)、こんな風に、自分の日記を書く、ということは、自分に関する話題、自分の関心事を英語でまとめることの良いきっかけになるかな、と思います。
何か書け!と言われると、結局は、自分の身近な話題を書くことになるわけですよね。
私の英語日記も、子供の話か、ある日の出来事か、趣味の話か、もしくは英語学習者としての悩みや考えなど…になるでしょうか。
同じような日常を過ごしているので、どうしても似たりよったりの内容になってしまうのは否めませんが、それでも、自分のことを語る世間話としてのネタのストックにはなっているのかな、と思います。
これを書いているからと言って、それがネイティブ相手にすいすいと会話となって流れ出るか、というと、これまた少々別問題のような気もするのですが、少なくとも、何も用意していないよりはましかな、と思います。
ネイティブの友達が読んでくれていると想像して、その人に語りかける気持ちで、その人に伝わるように、自分のことを英語で綴ってみれば、それが、実際に会話する時の大きな材料になるのではないか、と。

話は戻りますが、こういう「英語日記」は、Chapter 4 英語を書く の「英借文」の話にも関係がありますね。
自分の日記に使えそうなフレーズを探しながら英語を見る習慣ができますし、それを実際に「英借文」してアウトプットする貴重な場となるわけです。


村上氏の本について長々と語ってきましたが、タイトルに「シンプル」と銘打っているだけのことはあって、部門ごとに、「着実でもっともだ」と思える方法が、わかりやすく具体的に書いてありました。
私が多くの勉強法の本を読んでいつも勇気付けられること、それは、「こんなにすごい人も、こんなに時間をかけて、こんなに努力をして、英語を身につけてきたんだ!」という事実です。
見たこともない単語が読めるはずはない。聞いたこともない単語が聞けるはずもない。
やはり、「大量の英語を読む、聞くことが大切」というのは、この村上氏の本でも強調されていました。
私もそれだけは絶対に譲れないと思っています。

帯には「必要なことしかやらない」と書いてありますが、裏を返せば「必要なことは必ずやらなければならない」ということでしょう。
村上氏が英語を学ぶ過程で、何を「必要なこと」だと思ったのか、何を「不必要なこと」だと思ったのか、それを知り、さらには自分が目指している英語との兼ね合いを考えて、自分にとっての「必要なこと」とは何かを探して行くべきなんだろうと思います。

Google がなければ、このブログを書けない、と私は前回の記事で書きました。
Google を始めとする、ネット環境の整備があってこそ、Rach というブロガーが存在し得ると思っています。
Google の村上氏は、パソコンやネットがない時代に、自力で英語を身につけた。
私は、その村上氏の会社 Google のツールを使って、こうして今、英語の勉強を続けている。
時代によって、使うツールはいろいろと変わってくるのかもしれません。
ただ、間違いなく言えることは、どんなにツールが進化しても、「時間をかけて、大量の英語を浴びる」ということが重要であることに変わりはない、ということです。
改めてそれを多くの人に伝えて下さった村上氏に感謝したいと思います。
ありがとうございました。

そして、英語学習をサポートしてくれる Google のツールが、今後ますます発展してくれることを心より願っています。


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2008年09月19日

「村上式シンプル英語勉強法」を読んで(その1)

米 Google 副社長(兼日本法人社長)の村上憲郎さんが書かれた本として話題の、
村上式シンプル英語勉強法 を読みました。
私がこのブログを書くのに、なくてはならない存在の Google。
そのトップの方が書かれた本としても、英語勉強法の本としても、とても面白く、一気に読み終えてしまいました。

まず最初に、「私が勝手に親近感を覚えてしまった点」(笑)を3点挙げます。

一つ目。
著者略歴によると、村上氏は、1970年京都大学工学部をご卒業、とのこと。
私事で恐縮ですが、私は、1969年生まれで(このブログでは、初めてはっきりと年齢を書くことになりますが…笑)、1992年に京都大学農学部を卒業しました。
(学部は違いますが、私も理系出身ということになります。)
…ということで、村上氏は、「私が生まれた頃に大学を卒業された大先輩」ということになります。

二つ目。
本の帯にも紹介されていますが、村上氏は31歳で外資に転職、そこから自力で英語を身につけられたそうです。
過去記事、学習暦 でも語ったことがありますが、私が子持ち専業主婦になってから、英語のやり直し学習を始めたのが、2001年4月。
それは年齢で言うと、私が32歳の時になります。
同じような年齢で英語学習を始めた、という点でも、共感を覚えます。

さらにもう一つ。
Amazon.co.jp: 村上式シンプル英語勉強法 の「商品の説明」に、「週刊ST」のレビューが書いてありますね。
僭越ながら、私の著書 シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 も、週刊STのレビューで取り上げていただきました。
そのことについて触れた記事はこちら(↓)。
週刊STの書評で取り上げていただきました!
「同じように週刊STの書評欄で紹介された!」というのが、私にとってはとても嬉しいです。

「勝手に親近感を抱く」話はこのくらいにして(笑)、以下、この本を読んで思ったことを書いてみます。

この本を読んで、私はやってないなぁ、と思うこともたくさんありました。
また、私と考え方が全く同じ!と思う部分もたくさんありました。
私は、どんな方の勉強法・学習法の本を読ませていただく場合でも、必ず「自分の方法とどこが同じで、どこが違うか」という視点で、その本を読ませていただきます。
以下、村上氏の本について語らせていただくにおいて、どうしても「私の本、私の方法、私の考え」との比較で語ることになってしまいますが、その点はお許し下さいませ。
英語学習者であれば誰でも、自分の方法や考え方と比較しながら他の方が語る勉強法の本を読んで、「何を取り入れるか?」を決めていくべきだと思うからです。
引用部分については、
村上氏の本からの引用
私の本からの引用
と、色分けして区別させていただきます。


まずは、この本を読んで、意外であり、また同時に面白いと思った部分。

p.14 私が Google のトップだから、Google のツールを駆使した勉強法を紹介するのでは……と期待をしていた読者の方には申し訳ありませんが、モバイルやパソコンを駆使した勉強法なども、本書ではほとんど紹介していません。

そうなんですよ。私も「それ」を期待していた読者の一人でした(笑)。
私はこのブログを、Google なしでは書けません。
私のブログに何度「ぐぐる」という動詞が登場することか。
フレンズに頻出する固有名詞などのサブカルネタは、必ず Google で検索する私です。
アメリカで暮らしたことのない私が、アメリカのドラマの解説を書けるのも、Google があってこそ!です。
拙著では、サブカルネタの調べ方、自分のデータベースを検索する方法などの項目で、Google の『画像』検索や Google デスクトップというツールについて説明しています。
米 Google 副社長の村上氏の本よりも、私の本の方が、Google についての言及が多いのです(笑)。
それだけ、私の英語学習には、パソコンもネットも必要不可欠なものなのに、村上氏の本に書いてある方法はそうではない。
それが、まさに「意外」だったんですね。
その理由は、まだそういうツールが存在しない、村上氏が自力で英語を身につけた30年前の方法が、この本では述べられているからです。

Chapter 1 英語を読む
p.31 「英語を読む」とは、英語を、英語のまま、「内容を英語で読む」ということなんです。

全く同感です。拙著も、それと同じことをリスニングの話として語っています。
p.23 長い文章が聞こえたままの姿で頭に入ってきて、当然その語順のまま頭の中でイメージされていく、それが「英語を英語のまま理解する」ということです。

村上氏は「多読」を勧めておられるのですが、そのジャンルの話で、
p.47 SFものは×。
一般の小説には出てこない、何とも言い難いへんてこりんな単語がいっぱい出てくるんです。


これには笑いました。
私はトレッキー(Trekkie=スタートレック・ファン)で、スタートレックのDVDを見ながらの英語学習もやったのですが、確かに「へんてこりんな単語」は多いですね。
よりSFチックに見せるために、余計にそういう「わけわかんない」単語が多くなってしまう、というのもあるでしょう。
そんな中でも、人間同士の普通の会話はあるとは言え、日常会話で使う単語・表現を覚える、という意味では、効率は悪いだろうな、と思っていました。
時々、このブログでも脱線して、トレックネタを披露することもありますが、とにかくあの世界観を知らない人には何のことやらわからないでしょうから、そういう意味でも、効率が悪いのです。

私は、スタートレックを見ている時は、英語学習の一環ではあるけれど、限りなく「趣味として」(笑)見ていた気がします。
「フレンズ」よりも「スタートレック」の方が、より詳しい英語ブログを書ける自信があったりするのですが(笑)、スタートレックの場合だと、「使える生きた英語表現を学ぶ」よりも、「マニアックな専門用語に酔いしれる」ようなブログになってしまいそうな気がします。
でも、英語がある程度わかるようになると、そういう専門的なものでも英語でチャレンジすることは良いことですね。
自分の「趣味」が英語で楽しめるというのは、とても楽しいことですから。
村上氏も、
初心者にはSF小説はオススメしません。
と書かれていて、「初心者には」という限定がついています。
ご自身は「実はSFモノは大好きで何冊も読んだ」とのことです。
スタートレックはお好きかしら?(笑)


Chapter 2 単語を覚える
では、語彙を増やすことについての方法を述べておられます。
恥ずかしながら、私は語彙については全く自信がありません。
過去記事、Pass単断念 1級一次(語彙編) で書いたように、英検1級向けの単語を覚えることをさっさとあきらめてしまった私なので、ボキャビルに関しては大したことは言えません。
そんな私ですが、村上氏のおっしゃる、
「ひたすら眺める」「毎日1万語、全部を見る」「その単語に何回も出会う」
というのは面白い方法だな、と思いました。

拙著では、ボキャビルの話ではなく、頻出表現に関する話で出てくるのですが、「単語に出会う」ことについて書いています。
p.47 何度も何度も出てくる表現が、日常生活でもよく使われる表現だということですね。一つのエピソードで出てきた単語を全部覚えても、そのうちのいくつかは普段はあまり使わない単語かもしれません。そういう頻度の低い単語を完璧に覚える時間があったら、何度も出会う単語を覚える方に力を注ぐべきです。

私の場合は、「ドラマでよく使われる英語表現をどう覚えるか?」という話なのですが、「何度も出会うと覚える」という部分は同じかな、と思います。
私が本で言いたかったのは、日常会話として、覚える単語に優先順位をつけるのであれば、出会う頻度の高い単語を優先的に覚えるべきだ、ということです。
村上氏の場合は、本を早く読むためには、語彙を増やすべきだ、というお考えのもと、覚えるべき単語に「毎日、強制的に出会うようにせよ。」とおっしゃっているような気がします。

長くなりましたので、続きは 次回 にします。


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2008年09月17日

オフィスにコメディアンがいる フレンズ3-15その11

レイチェル: Well, let me just check that with what I've got here, all right, see 038 is not the number for (Ross starts making a lot of noise with a handheld pepper grinder) this store, 038 is Atlanta. And I... (stops and looks at Ross) (そうね。私がここに持っているもので、それをちょっとチェックさせて。いい、ねぇ、038 はこの店の番号じゃないの… [ロスが手で操作するこしょうひきで、大きな音を立て始める] 038 はアトランタよ、そして… [話すのをやめてロスを見る])
ロス: (stopping grinding) Pepper? ([こしょうをひくのをやめて] こしょう、いる?)
レイチェル: (angrily) None for me. ([怒って] 私はいらないわ。)
ロス: Okay, sorry, whew. (わかった、ごめんよ。フー。)
レイチェル: I'm sorry, as I was saying, the store number is wrong, and I'm sorry but that's... (notices a fire that Ross's candle has started) Oh my God!! ((電話を中断して)ごめんなさい。私が言っていたように、その店番号が間違っているのよ。悪いんだけど、それは… [ロスのろうそくが起こした火に気付く] まぁ、大変!)
ロス: (putting out the fire with a squeeze bottle of water) Okay, that's a fire. Oh yeah. Oh yeah. ([スクイーズボトルの水で、火を消している] あぁ、火だ。[火が消えてきたので] あぁ、いいぞ、いいぞ。)
レイチェル: (on phone) Excuse me, I'm sorry, I'm gonna have to call you back, I've got Shemp in my office. (hangs up) (to Ross) What are you doing? ([電話で] 失礼、ごめんなさい。折り返し電話をかけ直さないといけなくなりそうなの。オフィスにシェンプがいるの。[電話を切って] [ロスに] 何をやってるの?)

a handheld pepper grinder の handheld は「手持ち式の、手のひらサイズの、手で操作できる、携帯用の」という意味。
squeeze bottle は「スクイーズボトル、小型容器」で、squeeze は「絞る、圧迫する、強く押す」ということですから、押すことで中身が出るボトル、ということですね。

I'm gonna have to call you back, I've got Shemp in my office. について。
Shemp というのは、先頭が大文字になっていることから固有名詞だとわかりますが、どうやら人名のようです。
ぐぐっていると以下の人を発見しました。多分、この人のことだと思います。
Wikipedia 英語版: Shemp Howard
この人は、The Three Stooges という、コメディ・トリオ(comedy trio)の一員のようです。
Wikipedia 英語版: Three Stooges には画像がたくさんあるのですが、いわゆるドタバタ喜劇みたいなものを演じる人たちのようですね。
次から次へととんでもないことをしでかすロスのことを、「ドタバタ喜劇のコメディアンが一人、今、このオフィスにいるから大変なの」みたいに言っているようです。


ロス: I'm sorry. But ah, hey, oh, somebody's off the phone! How 'bout a glass of wine by the fire? I can get it going again.... (ごめんよ。でも、ほら、誰かさんは電話を終えたよね! 火のそばでワインを1杯どうかな? もう一度やり直すことができるし…)
レイチェル: Ross, you're not listening to me, I don't have time to stop. (ロス、あなたは私の言うことを(ちっとも)聞いてないのね。私は仕事の手を止める時間がないのよ。)
ロス: Come on, Rach, you don't have what, 10 minutes? (よしてよ、レイチェル。例えば10分の時間もないの?)
レイチェル: I don't have 10 minutes!! (10分の時間もないわ!)
ロス: What? (to Sophie) Sophie, does she have 10 minutes? (何だって? [ソフィーに] ソフィー、彼女は10分の時間もないのか?)
レイチェル: Hey, Ross!!! I told you, I don't! (ねぇ、ロス! 私は言ったわよね。時間はないの!)
ロス: Don't yell at me, okay? This is the most I've seen you all week. (僕に向かって怒鳴らないでくれ、いいか? この1週間、こればっかり見てるんだ。)
レイチェル: Look, I cannot do this right now, okay? I've got a deadline! Would you just go home? I'll talk to you later. (storms out) (ねぇ、私は今、こんなことできないのよ、わかるでしょ? 私には締め切りがあるの! ただ(つべこべ言わずに)家に帰ってくれる? 後で話をするから。[怒って部屋を出て行く])
ロス: Yeah, but wait...! (あぁ、でも、待って!)
レイチェル: Goodbye! (さよなら!)
(Ross starts to pack up the picnic in anger, and throws a three-hole punch in the basket.)
ロスは怒りながらピクニックを詰め始める。そしてバスケットに3穴パンチを投げ入れる。
ソフィー: Actually, that's our three-hole punch. (実は、それは私たちの3穴パンチなんだけど。)

somebody's off the phone! 「誰かさんは電話を終えた!、電話から離れた!」と言っています。
誰かさん、というのは、仕事が忙しくて話す暇もないレイチェルのことで、それをわざと somebody と呼んでいるのですね。

それまでずっとおちゃらけた、というか、ふざけた感じのロスでしたが、レイチェルが怒鳴った時、顔がマジになります。
怒鳴るレイチェルに対して、"This is the most I've seen you all week." と言っています。
この1週間、君の姿で「最も」見たのがこれだ、みたいなニュアンスでしょうね。
これというのはその「怒鳴っている姿」で、この1週間、怒鳴ってばかりだ、僕が何を言ってもいらいらしてて…みたいな感じです。
(2008.8.19 追記)
下のコメント欄でご意見をいただきました。
"This is the most I've seen you all week." は、
「今が今週一番多く君に会えた時なんだから」=「しばらく満足に会ってなかったんだから」
というニュアンスのようです。
詳しくは、下のコメント欄をご覧下さい。
(追記はここまで)

レイチェルも我慢の限界を超えたようで、ついには、"Would you just go home?" とまで言ってしまいます。
この Would you...? は、フレンズ2-17その15 に出てきた、
レイチェル: Would you guys stop! (あなたたち、もういい加減にやめてよ!)
の Would you...? のニュアンスに近いでしょうか。
just は「ただ」ということですが、この場合は、「とにかく、つべこべ言わずに」という感じが出ていますね。
フレンズ3-2その23 で、そういう just について説明しています。
ロスにもいろいろと不満がたまっていて、それを説明しようとするのですが、とにかく時間がなくてそれどころではないレイチェルは、「ごちゃごちゃ言わずに、今はとにかく家に帰って。話は家に帰ってからよ。」とロスを追い返してしまった、ということです。

storm は「嵐、暴風(雨)」。
それが動詞になると、「嵐が吹く、天気が荒れる」という意味になり、その荒々しい感じから「突進する」という意味にもなります。
storm out は「嵐のように部屋を出て行く」イメージで、「怒って勢いよく部屋を出て行く」という感じですね。

このソフィーという人はえらい修羅場を見たわりには妙に冷静ですね。
ロスが間違って、オフィスの文具(a three-hole punch 3穴パンチ)をバスケットに入れたことを指摘しています。

どんどん状況が悪化するロスとレイチェル。
You're not listening to me. 「あなたは私の言うことを(ちっとも)聞いてない。」
I told you... 「私は(確かに)言ったでしょ…」
Don't yell at me! 「僕に怒鳴らないでくれ!」
Would you just go home? 「とにかく家に帰ってくれる?」
など、喧嘩する時の表現がいろいろと学べるのですが、見ている方もちょっと辛いシーンですね。


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2008年09月15日

クライシスとクスクス フレンズ3-15その10

ロス: (entering, carrying a basket) Hi! ([入ってくる、バスケットをかかえて] はーい!)
レイチェル: (startled) Oh!! My God, what are you doing here? ([びっくりして] まぁ、なんてこと。ここで何をしてるの?)
ロス: Well, you said you couldn't go out, so.... (pulls the cover off of the basket) (そうだね。君が外に出られないって言ったから。それで… [バスケットのカバーを引っ張って取る])
ソフィー: You brought a picnic! Oh, what a boyfriend. That's it. On Monday, I start wearing makeup. (あなたは、ピクニックを持ち込んだのね! まぁ、なんて恋人かしら。まさにそれよ。月曜日に、私はお化粧を始めるわ。)
レイチェル: Ross, honey, this is very nice, but, but I-I've got a crisis. (ロス、ハニー。これはとっても素敵よ。でも、でも、私は危機を抱えてるのよ。)
ロス: Yeah, but I've got couscous! (そうだね。でも僕はクスクスを抱えてるよ。)
レイチェル: Honey, honey, I'm sorry, I know it's our anniversary, but I told you on the phone, I don't have time to stop. (ハニー、ハニー。ごめんなさい。(今日が)私たちの記念日だってことはわかってるの。でも私は電話で言ったわ。仕事の手を止める時間はないの。)
ロス: Okay, you don't have to stop, I'm invisible, I'm not here. (lights a candle) (わかった。君は仕事を止める必要はないよ。僕は見えないんだ。僕はここにはいないんだ。[キャンドルに火をつける])
レイチェル: Yeah, but I don't, hmm... (on phone) Oh, who approved that order?! (listens) Well, there is no Mark Robinson in this office. (to Sophie) Get me Mark on the phone! (あぁ、でも私は… [電話で] あぁ、誰がその注文を承認したの? [聞いて] そうね、このオフィスにマーク・ロビンソンはいないわ。[ソフィーに] 電話でマークを呼び出して!)
ソフィー: I love Mark. (to Ross) Do you know Mark? (マーク大好き。[ロスに] マークを知ってる?)
ロス: Yeah!! (あぁ!)

同僚ソフィーのセリフ、You brought a picnic! Oh, what a boyfriend. That's it. On Monday, I start wearing makeup. について。

picnic はいわゆる「ピクニック」という行事も指すし、「屋外で食べる簡単な食事」も指します。
この場合は、「野外で食べるはずのピクニックを(室内に)持ち込んだ」というニュアンスかもしれませんし、そういう「外で食べるようなピクニック形式の食事」を持ってきたのね、というだけかもしれません。

残業している時にピクニックセットを持ってきてくれるような恋人なんて! と感動しているセリフのようですが、もしかしたら、イヤミで言っているような気がしないでもない。(よくわかりませんが)
セリフの意味としては、「そんな恋人がいるなんて素敵。今は化粧っ気のない私も、月曜日からはちゃんと化粧して、恋人をゲットしなくちゃね。」という意味ですね。

突然やってきたロスに対して、レイチェルは、"this is very nice, but, but I-I've got a crisis." と事情を説明します。
それに対してロスは、"Yeah, but I've got couscous!" と返しています。
crisis と、couscous が韻を踏んでいて、君は、a crisis を have got (すなわち have)していて、僕は、couscous を have (今、ここに持っている)んだよ、と冗談を言っているのです。
クスクスとはこんな料理(↓)。
Wikipedia 日本語版: クスクス

相手をする時間がない、というレイチェルに、"I'm invisible, I'm not here." と言いながら、準備を進めていくロス。
僕は透明人間だから、僕のことは気にしないで仕事を続けてよ、ということですが、そう言いながら、わざとレイチェルの目の前でキャンドルに火をつけてみたりしています。

get me Mark は「マークを呼んで来て」とか「マークを(今私がいるここに)連れて来て」ということですが、on the phone なので、マークを電話に呼び出して!ということでしょう。

I love Mark. というのは、「マーク大好き」という感じですが、I miss Mark. に近いでしょうか。
マークがいたころは良かったわ、こんな時にマークがいてくれたら、という感じ。
マークの名前を出されて、ますますエキサイトするロスです。


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2008年09月13日

発注書にはっきり書いてある フレンズ3-15その9

[Scene: Rachel's office, Rachel and a co-worker (Sophie) are dealing with the crisis.]
レイチェルのオフィス。レイチェルと同僚(ソフィー)は難題[危機]を扱っているところ。
レイチェル: (on the phone) No, no, no, I'm looking at a purchase order right here and it clearly states that we ordered the Riviera bikini in a variety of sizes and colors. And.... (listens) What does it matter what I'm wearing?! Can I please speak to your supervisor? (listens) Thank you. (to Sophie) We're holding. ([電話で] 違う違う違う。私はここで発注書を見ているのよ。そして、そこにははっきりと書いてあるわ。さまざまなサイズと色のリヴィエラビキニを注文した、って。そして… [聞いて] 私が何を着ているかが重要なの? あなたの上司と話ができるかしら? [聞いて] ありがとう。[ソフィーに] 今、保留中。)

purchase order は「発注書、注文書」。
TOEIC にもよく出てくる単語ですし、ビジネス英語での頻出単語でもあります。
日向清人先生の 即戦力がつくビジネス英会話 の p.90 にも purchase order は登場します。
そこでも、「クレームとその処理 DIALOG 苦情を言う Making a Complaint」の場面で登場していましたので、今回のレイチェルの電話と同じような状況ですね。
state は「(公式に)述べる、記載する」という意味ですから、it clearly states that... は「その(私が今見ている)発注書に、はっきり(that以下)と書いてある」ということです。

the Riviera bikini について。
Riviera (リヴィエラ、リビエラ)は地中海沿岸地方の名称のようです。
森進一さんの曲に「冬のリヴィエラ」というのもありました。
(全くの余談ですが、この曲、「作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一」で、演歌ではなく、ニューミュージックやポップスに近い感じの曲でした。)
Wikipedia 日本語版: リヴィエラ に説明がありますが、「海岸の景勝地や避寒地」のイメージがあるようです。
Wikipedia 英語版: Riviera にも説明があります。
Riviera という言葉は、「特に暖かい地域の、観光客に人気の沿岸地域」を指すと書いてあり、The Italian Riviera(イタリアのリヴィエラ)と、The French Riviera(フランスのリヴィエラ)がある、とのことです。

ハイジ・クラインというブランドがあるようで、そこにいろんなビキニが載っています。
その中に、Riviera Bikini の写真もありました。
Bikinis : Heidi Klein

in a variety of sizes and colors は「さまざまなサイズや色で」。
サイズや色のバラエティーがある、という感じです。
in a variety of areas なら「さまざまな分野で」という意味になります。

今、着ているものを尋ねられているらしいレイチェルですが、きっと相手は若い男性で、レイチェルがえらい剣幕で怒っているので、それをなだめよう、もしくはからかおうとして、「ところで君は今、どんな下着を着てるの?」とでも尋ねたようなふしがあります。(ちょっとセクハラっぽいですが)
ビキニの流れから、そういう風に話を持っていったのでしょうね。
そんな風に「女の子」扱いされたことにムッとしたレイチェルは、あなたじゃ話にならないからとでもいうように、「上司を出して」と言っています。

hold は「電話を切らずに待つ」ということですから、今、黙ってるのは、相手の上司が出てくるのを待ってるところなのよ、と同僚に説明しているのですね。
頑張ってますねぇ、レイチェル。


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2008年09月11日

英語でしゃべらナイト「寅さん海外へ」

2008年9月8日(月)放送の 英語でしゃべらナイト を見ました。
『男はつらいよ』 40年、寅さん海外へ
という内容でした。
NHK番組公式ホームページでの紹介はこちら。
英語でしゃべらナイト 『男はつらいよ』 40年、寅さん海外へ

番組の主な内容は、

・寅さんの名口上を英語に訳す
・字幕制作担当の方がセリフに英語字幕をつけていく様子を紹介
・日本語のセリフを、出演者全員で英語に吹き替え

というものでした。

私はいつもこのブログで、英語のドラマである「フレンズ」のセリフから「日本語で言うとこんな感じ」というニュアンスを掴もうとしていますが、今回の「しゃべらナイト」は、それの逆バージョン(「寅さんのセリフは英語で言うとこんな感じ」を追求する)なので、そういう意味でも非常に興味深かったです。

以下、内容を紹介しながら、感想を述べてみます。

寅さんファンであるという外国人の方2人がゲストとして来られていました。
一人目は、トニー・ラズロ(Tony LASZLO)さん。
番組でも紹介されていましたが、ベストセラーとなった、小栗左多里さんの「ダーリンは外国人」 の「ダーリン」がトニーさんなんですよね。
そのトニーさんは、私がいろいろとお世話になったジャパンタイムズの抄訳付き英字新聞「週刊ST」で、ずっと英文エッセー(コラム)を書いておられました。
…ので、私にとっては、「あのベストセラー本のダーリン」というより、「STでコラムを書いていた方」というイメージの方が強いです。
週刊ST ONLINE: Contributor Profile Tony Laszlo トニー・ラズロ
上のページから、トニーさんの英文エッセーも読めますよ。

「ばか野郎!、この野郎!」は、"Hey, you!" と訳される、という話から、トニーさんは、
「バカって言っても、頭が悪いって言っているわけではないんですよね。」
とおっしゃっていました。
まさにその通り。
セリフを訳すことは、単語を直訳することではない、そのセリフに込められた感情やニュアンスを、別の言語に直すこと、なんですよね。

もう一人のゲスト、カレン・ヘドリック(Karen HAEDRICH)さんが興味深い発言をされていました。
「寅さん、って、すごい、アメリカの situation comedy に近いと思ったんですね。」
その日本語での発言の際には、英語で字幕がついていました。
The movies are like American sit-coms.

そう、カレンさんは、寅さんがシットコムに似ている、とおっしゃったのです!!
それを聞いて、出演者全員が、なるほどぉ〜!という感じでうなずいていたので、出演者の皆さんは、シットコムというジャンルをよくご存知なんですよね?

私は「シットコム」という言葉を、ブログや本のタイトルに使っているのですが、「シットコム」という言葉の意味をご存じない方って結構おられるのです。
その言葉の知名度の低さにいつも寂しい思いをしているのですが、それが、こんな風にゲストの発言の中で普通に使われているところを見ると、やっぱり「知ってる人は知ってる言葉」という認識で良い、ということなんですねぇ??
(そこでもう一押し、「situation comedy や sit-com(sitcom)とは何ぞや?」の説明が入ると、私的にはさらに嬉しかったんですが…笑)

カレンさんは、寅さんを見て、もっと日本語を勉強しようと思った、とおっしゃっていました。
それと似た話では、海外でクール・ジャパンと人気のアニメやマンガから日本語に興味を持ち、それでたくさんの日本語を覚えた、という話もよく聞きますね。
私も、フレンズというシットコムを面白いと思って、フレンズたちのジョーク(特にチャンドラーのジョーク…笑)を英語で理解したくて、もっと英語を勉強しようと思ったのです。
その私の気持ちとカレンさんの気持ちがとても似ている気がして、大変共感を覚えました。

今回、この番組では、寅さんの有名な口上をどう英訳するか、ということにトライしていましたが、口上にはリズムが大切で、でも、そのリズムも維持する中で、できるだけ内容もオリジナルに近いものにしたい、つまりオリジナルで使われている言葉と似た言葉を探さなくてはならない、出来ることならその言葉で韻も踏みたい…ということで、とてもその部分の翻訳が難しいことであることがよくわかりました。

フレンズにはああいう口上は出てきませんが、あえて例えるとしたら、あのフィービーの名曲(迷曲?)を、あのメロディーに乗せて、リズムも壊さずに、日本語としても通じる、韻を踏んだ歌詞に直せ!というようなものです。
それはとても難しい。

同じ音の連発がリズムを作り、言葉が韻を踏み、それを早口で流れるように話すことによる口上の面白さ。
トニーさんが英語の早口の口上である、patter を実演して見せていました。
番組の最後では、パックンも寅さん風の口上を英語でしゃべっていました。
どちらもすごいです。「さすがはネイティブ」のすごさを知った感じでしたね。

「Let's dub into English! Pakkun's アテレコ」というコーナーでは、寅さんのシーンを一度日本語で見てみた後、出演者が英語アテレコに挑戦していました。
これも面白い試みだと思いました。
というのは、これは、声をアテる側の人にとっては、「その演じるキャストの気持ちになって英語を言う」という素晴らしい訓練になると思ったからです。

寅さんという映画を知っている我々日本人にとっては、そのワンシーンを見ただけで、登場人物がどういう状況にいて、どういう気持ちでいるかがよくわかりますよね。
私がフレンズ解説でよく使う「キャラ立ち」という言葉の通り、寅さんではみんな「キャラクターが立って」います。
そういう背景を知っているからこそ、それを英語に直したセリフを読む時でも、「その時のキャラクターの気持ち」になって言葉を出すことができるんですね。

この英語になったセリフを、その日本語のセリフのニュアンスを出そうと思いながら英語で読む、という行為が、その英語のセリフのニュアンスを深く理解することに繋がると思うのです。
まるで日本語で話しているように、その英語に気持ちを込めることができると思うのです。

番組中に吹き替えをしていた方々は、なんとかオリジナルの雰囲気を伝えようと思いながら、その英語のセリフを読んでいたはずです。
そうやって英語を読むことで、「あぁ、あのセリフは、こういう英語になるのか。」と言うことが直感的にわかるはずです。

あの吹き替えは番組の企画として行なわれたもので、家で吹き替えの練習をする必要はないのですが(笑)、大事なのは、あの「吹き替えに気持ちを込める」感覚で、自分の持っている日本語のイメージを、英語という言葉に投影していくことだと思うのですね。

本で文字として学んだ英語表現は、そういう「状況」「心情」「背景」に関する情報が不足しているので、なかなか実生活で使えるようにならないのかな、と思います。
逆に、ああいう映画やドラマで学んだセリフは、ストーリーとして状況や心情を理解しているために、「自分の言葉」として使えるようになるのだと思います。

寅さんの場合は、先に日本語があって、ニュアンスをわかった上で訳された英語を見つめることができます。
フレンズのセリフは英語なので、私はまずそのニュアンスをできるだけ深く理解しようとします。
そのために、字幕や吹替などの日本語の情報を利用します。
さらには、文法的知識を使って、英文の構造を分析し、セリフの内容をより深く理解しようとします。
そうやって、どういうニュアンスか掴めた上で、「日本語で言うとこんな感じ」という日本語訳を作ってみているわけですが、その日本語訳を作ることが最終ゴールではありません。
その日本語訳、日本語で理解したニュアンスを頭に入れた上で、その英語を読み、そのフレーズを自分で書いたり使ったりしていくことが大切なのです。
ただ、英語という音声を口から出すだけではない、ただローマ字を読み上げるだけではない、そのセリフに隠された気持ち、意味を意識しながら、言葉として使う、という訓練ですね。

映画などの文化が輸出されること、というのはその国の価値観や考え方を広げることにも繋がります。
翻訳という作業には大きな意味があって、まずは、そういう翻訳を通して、他国の人が作品の面白さを知るわけですね。
訳されて初めて輸出が可能になるわけです。
各国の作品がいろんな言語に翻訳されて世界中を駆け巡るという今の時代はとても素晴らしいと思います。

そんな風に、字幕や吹替、翻訳や通訳、という素晴らしい技術があるので、外国の作品を自国の言葉で楽しむことはいくらでもできます。
が、本当にそれが好きになったら、それをオリジナルで楽しみたい、という気持ちが出てくるのがほんとかな、と。
誰かに訳してもらうんじゃなくて、自分の心で肌で直接オリジナルを感じたい、という気持ちが、外国語を学ぶことに繋がるのですね。

私も、フレンズのセリフを「日本語で言うとこんな感じ」と、まずはそのイメージを解説を交えて伝えていくことで、少しでもフレンズという作品の魅力を多くの日本人に知ってもらえたらと思っています。
そして、それを面白いと思った人たちが、今度は自分自身の力で、オリジナルの英語のままで理解したい!、と思って下さることを心より願っています。

この番組は、今日 9月11日(木)深夜3:10〜(すなわち、9月12日(金)午前3:10〜)に再放送されますので、興味のある方は是非ご覧下さい。
英語でしゃべらナイトの、英語サブタイトルは、 Communication entertainment for a new era! ですが、そのサブタイトル通りの面白い企画でした。
楽しい番組をありがとうございました!


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2008年09月09日

コインの表と裏で決める フレンズ3-15その8

前回の続きです。
クロエにパーティーに誘われた二人。
そこでの基本ルールを考えておこうと言うチャンドラーに、
ジョーイ: Yeah, for sure. Okay. Probably want the first one to be, "Never open your eyes." Y'know, because you don't want to be doing something and then look up, right? And see something you don't want to be seeing. (あぁ、確かに。よし。多分、最初のルールはこうあってほしいな。「決して目を開けるな。」 ほら、だって、もし何かをする気がなくなって、それから見上げるだろ? すると、見たくないものを見るんだ。)
チャンドラー: Yeah. Good call. Nice. Hold it!! Hold it! What if my eyes are closed, and, and my hand is out there.... (holds his arm out and pretends to grab something with his hand.) (あぁ、いい考えだね。ナイスだ。 [突然何かに気付いて] ちょっと待て! ちょっと待て! もし目をつぶっていて、俺の手がそっちにあって… [自分の腕を外に伸ばして、手で何かを掴むふりをする])
ジョーイ: Ah!! Okay! Eyes open at all times! Oh, hey, how do we decide where we... (clears throat) y'know each would, (clears throat again) y'know (pause) be? (あぁ! わかった! 目はずっと開けよう! あぁ、なぁ、どうやって決める? どこに俺たちが… [咳払いをする] ほら、それぞれが [再び咳払いをする] ほら [沈黙] (どこに)いるか、を?)
チャンドラー: Right. Right. Well ah, y'know we could flip for it. (そうだ、そうだ。コインを投げて決めよう。)
ジョーイ: Yeah, I guess, but like, what's heads and what's tails. (そうだな。でも、ほら、何が表で、何が裏だ?)
チャンドラー: Well it you don't know that, then I don't want to do this with you. (もしそれがわからないのなら、そしたら、俺はこのことをお前と一緒にしたくないよ。)

you don't want to be doing something がよくわからないのですが、とにかく何かをしている最中に、それをやめて、ふと見上げたら、お前の姿(すなわち裸の姿)が見えたりすると興ざめだ、と言っています。

good call は「名案、いい考え」。
目をつぶる、というアイディアを、Good call. Nice. と褒めるのですが、ふとある危険性に気付いて、慌てて、Hold it!! Hold it! と止めるのが面白いです。
目をつぶっていたら、手探りで間違って、とんでもないものを掴んでしまいそうだ、と言っています。
具体的に何を掴むとは言っていませんが、その身振りで言いたいことはわかりますね(笑)。

ジョーイは、何度も言葉に詰まりながら、how do we decide where we... y'know each would... y'know... be? と言っています。
最後の最後に be という be動詞を使っていますが、行為を表す一般動詞で何を使えばいいかわからなかった、というか、露骨な動詞(?)を使うのに抵抗があったので、「どこで”する”」みたいな動詞ではなく、「どこに”いる”か」という「存在を表す be動詞」を使ったのかな、と思います。

日本人は困った時にじゃんけんで決めますが、アメリカ人はコインを投げて決めることが多いですね。
コインの表は heads、裏は tails です。
つまり、表を「頭」、裏を「尻尾」と呼ぶのですね。
コインの表を指す場合は、通常 heads という複数形で、単数扱いとなります。
tails も同様に、複数形で単数扱いとなります。
表に head という言葉が使われているのは、表側にはよく王様の頭像が描いてあるから、のようです。

フレンズ2-6その9 でも、コインで決めているシーンがあります。
そこでも、表が出たらどっちで、裏が出たらどっちになるか決めなきゃ、と言っていましたね。
その 2-6 でのやり取りは以下のようになっていました。

ロスの赤ちゃんのベンはどっちだ?と悩んでいる二人。
服の模様がアヒルの方かピエロの方かで悩んでいるのですが、
チャンドラー: We have to assign heads to something! (ヘッド[表]だったらどちらか、って割り当てとかなきゃいけないだろ。)
ジョーイ: Right! Ducks is heads because ducks have heads. (わかった。アヒルがヘッドだ。だって、アヒルにはヘッド[頭]があるだろ。)
チャンドラー: What kind of scary-ass clowns came to your birthday? (お前の誕生日には、どんな”恐ろしい尻だけのピエロ”が来たんだよ?)
何も考えずに適当なことを言うジョーイと、それに的確にツッコミを入れるチャンドラーが面白いです。

今回も、2-6 と同じく、表なら何で、裏なら何かを決めようと言っているのですが…。
クロエに二人とも呼ばれたことで、チャンドラーとジョーイは3人でのエッチを想像しています。
いわゆる3Pのイメージで、私はそういうのに詳しくないのですが(爆)、女性一人に男性二人の場合は、上半身担当、下半身担当、みたいに分かれるってこと…でしょうかねぇ?(あまり深入りするのはやめます…笑)
だから、「場所を決めよう」というのは、上半身エリアか下半身エリアか(もしくは前か後ろか!?)みたいなことだと思うのですが、もしそうだとしたら、head と tail という単語から、コインの出たまんま、つまり、heads だったら head 側(頭側)で、tails だったら tail 側(お尻側)、ということに自ずと決まるはずだと思います。
(tail は「尻尾」ですが、そこから「尻」という意味もあります。)
なのに、ジョーイが、どっちが heads で、どっちが tails だ?なんて尋ねるものだから、その言葉の指すそのままの場所だろう、そんな当たり前のことがわからないようなジョーイと一緒に3Pなんかしたくないよ、と言っているようですね。


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2008年09月07日

基本的なルールを考えておく フレンズ3-15その7

[Scene: Central Perk, Chandler and Joey are sitting on the big couch.]
セントラルパーク。チャンドラーとジョーイは大きなカウチに座っている。
チャンドラー: Hey, y'know what, maybe we should get going. I mean what time did Chloe say we should be there? (なぁ、ほら、多分、俺たちは行くべきだよ。クロエは何時にそこに行ったらいいって言ってた?)
ジョーイ: Uh, 10:30. (あぁ、10時30分だ。)
チャンドラー: What time is it now? (今は何時?)
ジョーイ: 4:30. (4時30分。)
チャンドラー: Yeah all right, so we'll hang out. (あぁ、わかった。だったら、俺たちは(ここで)ブラブラして時間を過ごそう。)

hang out は「(場所を)うろつく、…に出入りする」「ぶらぶらする、ぶらぶらして時を過ごす」という意味。
hang out with... だと「(友人など)と共に時間を過ごす、…と一緒にいる、群れる、付き合う」という意味です。フレンズでは、この意味でよく使われます。
改めて、ロングマン英英辞典で見てみると、
hang out (phrasal verb):(informal)
to spend a lot of time in a particular place or with particular people

つまり、「ある場所で、またはある人たちと多くの時間を過ごすこと」。
そのクロエとの約束が気になってしょうがない、でも、時間はまだ果てしなくある…と手持ち無沙汰の二人の様子が面白いです。


ジョーイ: Yeah. Hey, remember when she brought up that thing about the three of us? (そうだな。なぁ、俺たち3人についてのあのことを話題に出した時のこと覚えてる?)
チャンドラー: Yes. Vividly. (あぁ、鮮明にね。)
ジョーイ: She was kidding about that, right? (クロエは、あのことについて冗談を言ってたんだよな?)
チャンドラー: Yeah, I-I-I think so. (Pauses and thinks about it for a second) Yeah, I-I think so... (あぁ、お、お、俺もそうだと[冗談だと]思うよ。 [沈黙し、それについて少し考えて] あぁ。俺もそう思うよ。)
ジョーイ: God, that would be weird if that situation presented itself tonight, huh? (あぁ。もし、その状況が今夜起こるとしたら、変な感じだよね。)
チャンドラー: Yeah. Yeah, I mean what, what would we do? (そうそう。ほら、(もしそんなことが起こったら)俺たちはどうしたらいいんだ?)
ジョーイ: Dude, I don't know. (あぁ、わかんないよ。)
チャンドラー: She was kidding. (クロエはからかってたんだ。)
ジョーイ: Yeah. (そうだよ。)
チャンドラー: She was.... But y'know what, just in case, maybe we should come up with a set of ground rules. (彼女は…でも、ほら、念のため、多分、俺たちは一連の基本ルールを考えておくべきだろうな。)
ジョーイ: Yeah, for sure. Okay. Probably want the first one to be, "Never open your eyes." Y'know, because you don't want to be doing something and then look up, right? And see something you don't want to be seeing. (あぁ、確かに。よし。多分、最初のルールはこうあってほしいな。「決して目を開けるな。」 ほら、だって、もし何かをする気がなくなって、それから見上げるだろ? すると、見たくないものを見るんだ。)

remember when she brought up that thing about the three of us? について。
フレンズ3-15その3 で、クロエにパーティに誘われた時、どちらか一人ではなく、あなたたち二人とも、と言われた時の一連のやり取りのことを言っています。

vividly というのは「鮮やかに、ありありと」覚えているよ、ということ。
過去記事、フレンズ1-10その4 で、
チャンドラー: You remember Janice. (ジャニスのこと、覚えてるよね。)
モニカ: Vividly. (鮮やかに。)
というやり取りがありました。
そのように、記憶に強烈に残っていて(笑)、「忘れたくても忘れられないほどはっきりと印象的に焼き付いている」という感覚でしょうか。
ジョーイもチャンドラーも、そのクロエの言葉が気になって、よーく覚えている、ということです。

that would be weird if that situation presented itself tonight, huh? について。
present itself は「(物事)が起こる」。
仮定法過去でしゃべっているのですが、もしそんなことが起こったら、と仮定して、その時俺たちはどうすればいい?という感じですね。

maybe we should come up with a set of ground rules. について。
come up with は「(アイディアなどを)思いつく、考え出す」。
ground rule は「基本(行動)原則、基本ルール、基本的なルール」という意味。

ground rule(s) を決めておく、考えておく、というのはビジネスの世界でも大切なことです。
ビジネス英語雑記帳 の日向清人先生のご著書、即戦力がつくビジネス英会話―基本から応用まで の p.182 の LESSON 27 会議の開始 Opening a Meeting では、司会進行役が会議の最初の方で、
Can we agree on the ground rules? 「基本的なルールを決めておきましょうか?」
と発言します。
この場面での基本ルールは、
1. To use English 「英語使用」、2. Due to finish at 4 o'clock 「(会議は)4時終了」
となっていました。
ビジネスの会議においての ground rules というのはこういう感じのことだ、というのがよくわかりますね。
ビジネス英語の単語というのは抽象的なものが多いので、「それは具体的にはどういうものを指しているのか?」というのを一緒に覚えておかないとイメージが湧きにくいと思います。
そういう意味でも、日向先生の「即戦力がつくビジネス英会話」は、ビジネスの具体的な場面を想定した上で会話が進んでいきますので、イメージがとても掴みやすいです。

TOEIC Blitz Blog の神崎正哉先生を始めとして、多くの方が推薦されている本なので、私が今さらここで改めて申し上げるまでもないですが、日向清人先生の「即戦力がつくビジネス英会話」、おすすめです!

そのように、ビジネスの世界でも大切な ground rules ですが、フレンズでは今回のセリフのように、エッチ系の話の時の基本的取り決めの話になってしまうことが多いです。
フレンズ2-13その12 では、
ジャン=クロード・ヴァン・ダム: Rachel told me you were dying to have a threesome with me and Drew Barrymore. By the way, Drew has some ground rules and... (モニカが、俺とドリュー・バリモアとで3Pをすごくしたがってるって、レイチェルが言ってたから。ところで、ドリューには守らなければならない基本ルールがあってね…。)
という、とんでもないセリフも出てきました(笑)。
ここでも、同じようなエッチの場面を想定した時(それも同じように「3人いる状況」(threesome))のルールとして使われていますね。
こういう使われ方が、フレンズらしい、というところでしょうか。

"Never open your eyes." と言ったジョーイに対して、パチンと指を鳴らして、「それそれ!それが大事だよ!」という感じで、ジョーイを指差すチャンドラーが面白いです。

長くなったので、続きは次回にします。


(Rach からのお知らせ)
「知的生産のためのすごい!仕事術」を読んで の記事に追記しました。

その記事では、超有名書評ブログ マインドマップ的読書感想文 で、晴山陽一さんの「知的生産のためのすごい!仕事術」が取り上げられていることをご紹介しました。
【知的仕事術?】「知的生産のためのすごい!仕事術」晴山陽一:マインドマップ的読書感想文

追記として書き加えたのは、同じく、超有名書評ブログ 俺と100冊の成功本 では、「英語ベストセラー本の研究」(幻冬舎)が紹介されています、というお知らせです。
「英語ベストセラー本の研究」英語学習法の黄金律とは:俺と100冊の成功本

私のような「英語学習ブロガー」の視点ではなく、「ビジネス書書評ブロガー」の方がどのように読まれたかを見ていただくことで、晴山さんのご本の違った魅力に気付いていただけると思います。
興味のある方は是非是非ご覧下さいませ。


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2008年09月05日

「知的生産のためのすごい!仕事術」を読んで

晴山陽一さんが私に送って下さった2冊のサイン本のうちの1冊目「使える英語すごいノウハウ―「英語がスラスラ出てくる」ようになる本」(三笠書房)についての記事を先週書きました(↓)。
晴山陽一さんの「使える英語すごいノウハウ」を読んで(その1)(その2)
(サイン本をいただくことになった経緯については、上の記事で説明しています。)

今日は、もう1冊の本について語ります。
それがこちらの本です(↓)。
知的生産のためのすごい!仕事術 (青春新書INTELLIGENCE 206) (青春出版社)

晴山さんの「英語ベストセラー本の研究」(幻冬舎)を読んだ時、多くの英語ベストセラー作家への尊敬のまなざしと、多くの英語学習者の人々への温かい視線を感じました。
また、先日ご紹介した「使える英語すごいノウハウ」は、英語初心者向けの本ということで、言葉遣いも大変優しいものになっていました。
それらと比較すると、今回ご紹介する「知的生産のためのすごい!仕事術」は、厳しい言葉がたくさん並んでいました。
目次を見るだけでも、
「言われたことしかできないタイプ」「有能で忙しい人と無能で忙しい人」「序文ばかりの人生」
などなど…。

晴山陽一氏が拙著を紹介して下さいました のコメント欄で、晴山さんと初めてお話させていただいたのが、2008年7月13日。
まだそれから2ヶ月弱しか経っていないのですが、それ以来、コメントやメールを通じてやりとりさせていただいている私の晴山さんのイメージは「常に優しい方」でしたので、その晴山さんの違った一面を見た気がして、非常に興味深かったです。
驚異的なペースで本を出版されている「仕事人」としての晴山さんの姿を、この本で知ることができました。

晴山さんの語る「仕事術」は、私が日常生活を送るに当たって、家事や子育てなどの主婦業を行なう際にも関係のある話ですが、この記事では特に、英語学習ブロガーの私にとっての「英語学習の進め方」と結びつけて考えてみたいと思います。

以下、私の感想を交えながら語っていきます。


第4章 ストレスフリーの仕事術
p.60 私は予定を組みすぎることには反対である(もちろん職種にもよるが)。なぜなら、予定を組みすぎると、予定したことしかできなくなるからだ。
予定に縛られる人は、どこか受動的な生活に甘んじている人だと思う。


これは、「予定を立てて、それに合わせることで充足感を得る」ことを指しているように思います。
この晴山さんのおっしゃること、よくわかります。
私も予定を立てるのは好きではありませんし、予定に縛られることは極力避けようとします。
もちろん、私のような専業主婦でも、「いついつまでにやらなければいけないこと」という期限付きの事項があって、そういうのはカレンダーには書いていますが、自分が好きでやっている趣味としての英語学習では、ほとんど予定は立てません。
いつまでにこの問題集を終わらせようとか、一日何ページやろうとか、今日は何時間勉強しようとか、そういう予定は全くと言っていいほど立てないのです。
また、今日は何時間勉強したか、ということを振り返ることもしません。
ただ、自分の気の向くままやっているだけなんですね。

何かを行なう場合に、予定通りにことが進むことだけを喜ぶべきではないのだろうと思います。
それは何かを始める前から、自分を縛って、自分の限界を決めているような気がするのです。
何かを「こなす、処理する」ことが仕事なのではなく、そこで何かアイディアが思い浮かんでいるか、学習であればそこで何かが身に付いているか、が大事なのかなぁ、と。
自分で立てたつもりの予定であっても、それに振り回されすぎてしまうと、結局は「受動的」なものとなってしまう。
仕事や学習を進めながら、臨機応変に自分のペースを決めていきたいものだと思います。

第5章 仕事のコンディションを整える
人は気分で生きている
p.74 自分の中のボルテージと言えばいいだろうか、どうにもクリエーティブな仕事に向かない時があるのだ。そのような時は、さっさとあきらめて、単純作業に精を出したほうがいい。
p.75 人は気分の中で生きている。この何でもない事実を見つめることからすべての仕事術は始めなくてはならない。人間、絵に描いたようにはいかないものだ。残念ながら。


ほんと、その通りですねぇ…。
気分の乗らない時は何をしてもうまくいかない。だから、「そんなこともあるさ」とそれを受け入れる気持ちも大事なのでしょう。
気分の乗らないことを気にしている暇があったら、気分の良し悪しにあまり左右されないような作業をした方がいい、ということですね。
そのためにも、普段から自分のやっていることを、「これは頭が冴えてる時の仕事」「これはイマイチな時の作業」に仕分けておく必要があるのです。

ページが戻りますが、第4章に以下の文章がありました。
「仕事」と「作業」を分ける
p.62 私はまず、自分の仕事をクリエーティブな部分とそうでない部分に分ける。これを私は「仕事」と「作業」と呼んでいる。言い方を変えると、「能動的な仕事」と「受動的な作業」とも言える。


自分にとっての「仕事」と「作業」は何か?を常に考えながら、自分の気分に合った方をやっていく、というやり方が大切だということですね。

やはり人間ですから、どんなにすごい人でも、気分が乗らない時、頭がイマイチ回転しない時、というのはあるはずです。
仕事を進めるのが早い人は、そういう「自分の気分との付き合い方」「自分の気分とマッチするもの(仕事 or 作業)の選び方」をよくわかっている人なんじゃないかな、と思います。

p.78 自分の調子に合わせて仕事の内容を変えれば、ストレスも減るし、時間の無駄も防げる。

そう、仕事するのも勉強するのも自分なのだから、「自分の調子」をよく知らなければいけません。
会社勤めの場合は、自分の調子をそれほど考慮してもらうわけにもいきませんが、自分が英語力を伸ばすために英語学習をしている場合には、この「自分の調子に合わせて」という言葉は大きな意味を持ってくるはずです。
調子の悪い時には自分を責めない、調子の良い時は自分でブレーキをかけない、という風に、うまく自分の気分の波に乗る術を身に付けたいものですね。

第8章 仕事は「問う」ことから始めよ!
p.134 教育の最も大きな弊害は、子供たちに「答えはひとつ」と信じさせてしまうことだろう。たしかに学校で与えられる問題の多くは答えがひとつになるように作為されている。このようなテストに慣れてしまうと、世の中なんでも答えはひとつきり、という幻想を持ってしまうのである。ひとつ答えが見つかると、それで片付いたことにしてしまう淡白な子供(長じては大人)を大量に生み出すことになる。


そうそう、「淡白」!
何か見つけて、「そうか、これか!」で終わってしまう人は確かに淡白だと思います。
でも、そういう淡白な人は、人から聞いたことを覚える、知識として頭に入れるだけで終わってしまう気がします。
逆に、それが例えその道の権威の言ったことであっても、「そうなのかなぁ?」と疑問符を打てる人、そこから考えを広げられる人はすごいなぁと思います。

今のネット依存に警鐘を鳴らしている人も、そういう淡白な人が多いことを危惧しているのですね。
ですから私は出来るだけ「淡白にならないように」心がけています。
(それで、私のフレンズ解説記事は「しつこい」わけですね…笑)

私はネットで調べ物をしても、絶対にそれが「正解だ」とは思いません。
全て「そういう意見がある」という参考意見としてしか聞いていません。
世間ではどう思われているのか、どう思っている人がいるのか、という意見をまとめるツールとして便利だから活用しているのです。
会ってもいない人の意見を聞くことができるのがネットの利点で、その人の意見を聞いて、自分の考えを構築していく、という行為が大事なのだろうと。

私自身、答えが見つからないことを気持ち悪いとは思いません。
答えを見つけることが最終的なゴールではないからです。
答えは何?何?ということばかり気にしていると、私がこのブログでやっているような、海外ドラマを使った英語学習は出来ません。
はっきりとした答えがどこにも書いていないからです。
「早く答えを知ること」だけを目標にしてはいけません。
大切なのは、答えを導き出す論理的過程を身に付けることです。

TOEIC などの問題集をたくさんこなすのは得意だし、楽しいけれど、映画や海外ドラマのDVDを題材にして英語を学ぶのはどうしたらいいかわからない、という方も多いですよね。
その二つには、「ある答えがあって、そこに到達する」という行為と、「何がわからないかを探して、それについて自分なりに仮説を立ててみる」という行為の違いがあるのかもしれません。
その立てた仮説を答え合わせすることができない、というところが、問題集の答え合わせをするみたいな達成感も得られないし、自分がどれだけわかったかも計りにくいということかもしれません。

でもあらかじめ答えが与えられているものをこなしているだけでは、本当に「自分で考える能力」というのが身に付きにくい気がします。
答えを知っているものは解けるけれど、答えを知らないものはお手上げ、ということになってしまう。
問題集として「問い」が与えられているものをこなすだけではなく、自分で「問い」を発見し、それに対する答えを探すことができるようになった時、身の回りのあらゆるものが、自分の教材となり得ます。
何事もそんな風に学んでいけるといいですね。

第12章 果報は仕組んで待て!
p.191 私の著作のほとんどは、思いついたアイディアの売り込みである(悠長に執筆依頼を待っていたら生活が成り立たない)。
p.194 こちらから働きかけなければ、世の中は何も答えを出してくれない。しかし、働きかければ、必ず答えが返ってくる。必ず。
p.200 迷ってやめたら、何も残らない。
やれば必ず結果が残る。


「仕組む」というのは、あまりずるい意味ではなく、ぼーっと待っているだけではダメだ、自分が強い明確な意志を持って動かないといけない、ということですね。
晴山さんのようにたくさんの本を出版されている方でさえ、「悠長に執筆依頼を待っていたら生活が成り立たない」とおっしゃっているのを聞いて、くすっ、と笑ってしまうと同時に、非常に納得できる気がしました。
どんなにすごい人でも、ただじっと待っているだけじゃないんだと。
自分の思う方向に進むように、自分で積極的に動き、多くの人に働きかけているんだと。
「こうしたら、こうなるはずだ」という信念のようなものも必要ですね。

私もブログを始めて、本を出版するなど、いろいろと未知の分野に進出してきましたが、「今の自分にできることは何でもやってみる」という気持ちでやってきました。
「後悔だけはしたくない」という気持ちでここまで来ました。

「死ぬ時に自分の人生を振り返って、後悔するような人生は送りたくない」というのもありますが、死ぬという最期の瞬間にそう思うだけならまだいい、私はどちらかと言うと、10年後に「あと10年若かったら、こうすることができたのに!」というような後悔の仕方をしたくなかったのです。

人間はどんどん歳を取ります。
歳を取ることが悪いことだとは思っていませんが、その歳でなければできないこと、というのもあるような気がします。
若い時に留学していれば…!などと今さら思ってもしょうがないので、それならそれで、「留学しないで、日本にいながらにして、英語を学ぶ方法」を見つければいいと私は考えました。
自分が過去に手を出さなかったことを悔やむのではなく、今のこの年齢で、今の境遇だからこそ言えること、を探求し、それを多くの人に伝えられればいい、と思ったのですね。

今、目の前にあるかもしれないチャンスを逃すようなことはしたくない、とも思うのです。
「だめもと」でもいいからとりあえずやってみる、それに挑戦してみて、失敗したり、思った通りにならなかったりしても、「やらないよりはずっといい」んじゃないかと思うのです。

「本を出版する」という夢が叶った私が言っても説得力がないかもしれませんが、「やれば必ず結果が残る」というのは、私の場合、必ずしも成功した話だけのことではありません。
「やってみてだめだった」ということでもいいのです。
「やってみてだめだった」なら、あきらめもつくから。
何年後かに、「あの時こうしていれば、人生が変わっていたかもしれない…」などと思いたくないのです。

これからの私の人生がどうなるかはわかりませんが、私も晴山さんのお言葉通り「迷ってやめたら、何も残らない。やれば必ず結果が残る。」という言葉を胸に、全力でいろんなことにぶつかっていきたいと思っています。

以上、私が「特に」反応した部分について、語ってみました。


この「知的生産のためのすごい!仕事術」という本は、タイトル通り、「仕事術」について語られている本ですので、ビジネススキルを紹介する本として、多くのブロガーの方に取り上げられています。

超有名な書評ブログ、smoothさんの マインドマップ的読書感想文 でも、この本が紹介されています。
その記事はこちら(↓)。
【知的仕事術?】「知的生産のためのすごい!仕事術」晴山陽一:マインドマップ的読書感想文
私の今回の記事は、内容の取り上げ方が偏ったものとなってしまっていますが(笑)、smoothさんの記事は、本の内容を全般に渡って、わかりやすくまとめて下さっています。
興味のある方は是非そちらもご覧下さい。


なお、今回ご紹介した本と同じシリーズ、青春出版社の青春新書INTELLIGENCE から、この9月2日に晴山さんの最新刊 英語にもっと強くなる本 が発売されました。
本当に驚異的なペースですね。
まさに「すごい!」です。

晴山さん、いろいろとありがとうございました!


(2008.9.6 追記)
この「知的生産のためのすごい!仕事術」以外にも、晴山さんのご本は、多くのブロガーの方に取り上げられています。
超有名書評ブログ、聖幸さんの 俺と100冊の成功本 では、「英語ベストセラー本の研究」(幻冬舎)が紹介されています。
その記事はこちら(↓)。
「英語ベストセラー本の研究」英語学習法の黄金律とは:俺と100冊の成功本
(私の過去記事、晴山陽一氏の「英語ベストセラー本の研究」を読んで(その1) からもリンクをはらせていただきました。)
興味のある方は是非、聖幸さんの記事をご覧下さい。
(追記はここまで)


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2008年09月03日

そんな名前で呼ばないで フレンズ3-15その6

(Ross calls Rachel)
ロスはレイチェルに電話する。
レイチェル: (answering her phone at work) Hello. ([仕事場で電話に出る] ハロー。)
ロス: Hey, honey. (やぁ、ハニー。)
レイチェル: Oh, hi. (あぁ。はーい。)
ロス: Hey, what's going on? (ねぇ、何が起こってるの?)
レイチェル: Well, there was a disaster in shipping and I've got to get this order in. Honey, I'm so sorry, but it looks like I'm gonna be here all night. (えぇ、配送でトラブルがあったのよ。それでこの注文を入れないといけないのよ。ハニー、本当にごめんなさい。でも、一晩中ここにいることになりそうみたいなの。)
ロス: What, do you, well umm, oh how about I come up there? (何だって、君は…。そうだ、僕がそっちに行くっていうのはどう?)
レイチェル: No-no-no, no, honey, please, I've got, I've just have too much to deal with. (だめだめだめだめ、ハニー。お願いよ。私はやらなければいけないことがものすごくたくさんあるのよ。)

disaster は「災害、災難、大惨事」。
英辞郎には、その他に、
disaster=最悪のこと[事態]、厄介なこと、とても大変なこと
という語義も載っています。
ここでは、shipping 「発送、配送、出荷」において何かトラブルがあった、ということだと思います。

I've got to get this order in. は「その発送に失敗した order をうまく元通りに、本来の形に入れないといけない」みたいな感じでしょうか。
元通りの正しい形に注文を入れる、復旧させる、みたいなことでしょうね。

How about I come up there? について。
How about...? は「…はどうかな?」と提案する文ですね。
普通は、How about... の後ろには、名詞、または動名詞が来るはずなのですが、ここでは、文章が来ています。
ニュアンスとしては、How do you feel about it if I come up there? みたいな感じかな、と思います。

「レイチェルが職場を離れられないなら、僕がそっちに行くってのはどう?」と提案するロスに、レイチェルは、No-no-no, no, honey, please... と言っています。
ここのプリーズは「どうぞ(どうか)来て下さい。」ではないですね。
「お願いだから、どうか来ないで!」という Please です。
つまり、Please, don't come. ということで、その後、事情を説明しています。
やるべきことが多すぎて、あなたに来てもらっても、私はあなたに割く時間がない、あなたに応対している暇がないから、ということですね。


[Cut to kitchen.]
台所に画面がカット。
フィービー: (to Monica) Anyway, I'm going out with Sergei again tonight, and um, could you come and be the translator's date? So that when we, it's time for our alone time, you two could split off. Y'know, he's really, he's kinda cute. ([モニカに] とにかく、今夜私はまたセルゲイとデートするの。それで、一緒に来て、通訳のデート相手になってくれる? そうすれば、私たちだけの時間に、あなたたち二人が(私たちから)離れることができるでしょ。ほら、彼は本当に、彼はキュートな感じだから。)
モニカ: Yeah, well, kinda cute, like "really kinda cute"? Or "kinda cute" like your friend Spackle-Back Larry? (えぇ。そうね、キュートな感じなのね。それって「本当にキュートな感じ」なの? それとも、「(ただの)キュートな感じ」なの? あなたの友達のスパックル・バック・ラリーみたいな?)
フィービー: Hey, don't call him that! His name is Spackle-Back Harry! (ねぇ。彼をそんな風に呼ばないで! 彼の名前は「スパックル・バック・ハリー」よ。)

モニカに通訳のデート相手になってもらってダブルデートをして、頃合を見て二人で消えて欲しい、と頼むフィービー。
その通訳のことを、he's really, he's kinda cute. だと説明しています。
それを聞いてモニカは、それがどのくらい cute なのかを尋ねているのですね。
really 「実に、ほんとに」 kinda cute 「キュートな感じ」なのか、それとも、kinda cute って言っても、前に会ったことのある、あなたの友達程度の kinda cute なのか、ということです。
それは暗に、フィービーはその友達のことを、kinda cute って説明していたけど、実際に会ってみたら大したことなかったじゃん、と言っているわけですね。
今回の通訳の人も、その程度なんじゃないの?と尋ねているのです。

ネットスクリプトでは、Spackel Back Larry と書いてあるのですが、DVD英語字幕では、Spackle-Back Larry と書いてありました。(ので、Spackle が正解だろうと思います。)

過去記事、シャドー・ゲーム フレンズ3-5その20 に、
チャンドラー: Yo!! Spackle boy! Get up! (よぉ! スパックル・ボーイ! 立てよ!)
というセリフが出てきました。
そこで spackle という単語について説明していますが、Spackle は「穴埋め材」「穴埋めパテ」の名前(商品名)のようです。

上のセリフの、Spackle-Back の意味はよくわかりません。
「背中にスパックルがついた」みたいな、穴埋め作業を職業としている人の服にいつもスパックルがついている、というような感じかもしれません。

フィービーは「彼(私の友達)のことを、そんな名前で呼ばないで!」と言っています。
その話の流れからすると、Spackle-Back という形容詞が何かしら悪い意味の言葉であるような気がしますね。
Spackle-Back の意味がわからないながらも、その呼び方にフィービーが怒った、というのは感じられると思います。

でも、怒ったフィービーが言い直した名前は、Spackle-Back Harry でした。
つまり、彼の名前は「ラリー」じゃなくて「ハリー」よ!と訂正しているわけですね。

この部分のオチですが、その Spackle-Back のイメージがはっきりしないのが残念なのですが、とにかく、「彼のことをそんな風に呼ばないで!」とフィービーが怒った時点で、その名前があまりよい感じのしないニックネームだろうということが想像できます。
で、良くない名前で呼んじゃったわ…と反省しているモニカに対して、怒ったままの調子で、「彼は、ラリーじゃなくて、ハリーなのよ!」と訂正しているフィービーが面白いわけですね。
Spackle-Back の方が問題なんじゃなくて、ラリーとハリーを間違ったのが問題だと。
つっこむところはそっちかい!?みたいなおかしさだろうと思います。


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posted by Rach at 11:42| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

私が知っているのはこれだけ フレンズ3-15その5

[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe is showing Monica where Sergei's country is.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービーはモニカに、セルゲイの国がどこかを示している。
フィービー: (pointing to the globe) See there it is, right there. ([地球儀を指差して] ほら、そこにあるわ。ちょうどそこに。)
モニカ: Wow! It's small. (まぁ! 小さいのね。)
フィービー: Yeah. But Sergei said it took the Germans six weeks to get all the way across it. (えぇ(確かに小さいわ)。でもセルゲイは言ってたわ。ドイツ人がその国を横断するのに6週間かかった、って。)
モニカ: So you had fun, huh? (それで楽しんだの、ねぇ?)
フィービー: Yeah. Except for, y'know when, you're on a date and you're getting along really great but the guy's translator keeps getting in the way? (えぇ(楽しんだわ)。今から言うこと以外はね。ほら、デートしていて、すごくウマがあうのに、その人の通訳がすぐに割り込んでくる、っていうのがあるでしょ?)
モニカ: No. (そんな経験ないわ。)

地球儀(とは言っても、鉛筆削りについている小さいやつですが)を見ている二人。
セルゲイの国が小さいのは、地球儀が小さいからです(笑)。
ドイツ軍が侵攻してきた時に、その領土を横断するのに6週間かかった、と言っています。
第二次世界大戦の話でしょう。
この地球儀を見ていると小さいけど、実際の領土はものすごく広いのよ、ということです。

普通は except for の後ろは名詞が来ると思うのですが、ここでは後ろに文が続いていて、「except that+文」みたいな形になっていますね。
セリフは話し言葉なので、考え考えしながらしゃべっている感じを出していると思うのですが、雰囲気としては、Except for this; When you're on a date and... みたいな感じでしょうか。

Yeah. Except for... は、「確かに楽しんだのよ。今から言うことを除いてはね。」という感じで、except for という言葉が来たために、次に何か不満な出来事が続くことが想像されるわけです。
when you're on a date というのは、「あなたがデートしてる時」、つまり、「モニカも含めた人々」がそういうシチュエーションになったときのことを語っているわけですね。
「デートでせっかく相手と気が合っているのに、ちょろちょろと通訳の人が割り込んでくるから困っちゃうのよ。」みたいなことを、「そういうのってよくあるでしょう?」みたいに主語を you にして語っているのです。
が、そんな境遇になる人はめったにいませんから、「私そんな経験ないわよ。」という意味で、No. と返事しているようです。


ロスが入ってくる。
ロス: What is ah, Rach in her room? (あぁ、レイチェルは自分の部屋にいる?)
モニカ: Oh no, she's still at work, but she told me to tell you to call her. (あぁ、いないわ。彼女はまだ仕事で、でも、あなたに電話してくれるように言って、って言われたの。)
ロス: Oh what?! Is she gonna cancel on me again?! How can she do this? Doesn't she know it's our anniversary? (何だって? 彼女はまた僕をキャンセルするつもりなのか? どうやったらそんな(ひどい)ことができるんだ? 僕たちの記念日だって彼女は知らないのか?)
モニカ: All right ah, Ross, this is the extent of my knowledge on the subject. (holds up a notepad) "Call Rachel." (いいわ、ロス。これが、その件に関しての私の知識の限界よ。[メモ帳を掲げて] 「レイチェルに電話して。」)
ロス: What's that on the bottom? (下の方に(書いて)あるそれは何?)
モニカ: Oh that's my doodle of a ladybug with a top hat. (to Phoebe) She's fancy. (あぁ、それはシルクハットをかぶったテントウムシの落書き[いたずら書き]なの。[フィービーに] その子、かわいいでしょ。)

she told me to tell you to call her という文は、英語の語順の特徴がよくわかる文ですね。
tell someone to do は「人に…するように言う、命じる」。
she told me to は、「レイチェルは私(モニカ)に何かをするように言った」
その何かとは、(to) tell you to call her
で、そのフレーズにもまた、同じような tell someone to が入っています。
「レイチェルに電話するようにあなた(ロス)に言う」ことを、レイチェルは私に言った・命じた、という構造になりますね。
これを聞いた語順できちんとイメージしていかないと、ナチュラルスピードについていけません。
she told me to と聞いた時点で、「レイチェルがモニカに何かをしてくれと言ったんだ」とイメージし、その頼んだ内容が、to tell you to 「ロスに何かしてくれと言った」ということだと知り、ロスに何をして欲しいかと言うと、to call her 「レイチェルに電話する」ということを頼んでいるんだ、と知るわけですね。
前から順番にイメージ化していき、「私に言った」「あなたに言う」「彼女に電話する」という動詞と目的語の関係をしっかり把握しないといけませんね。

the extent of は「…の範囲、限度、限界」。
モニカは深い事情についての説明は受けておらず、ただ「ロスに電話するように言って」とレイチェルから言われただけ。
なので、「今日は僕たちの記念日なのに、うんたらかんたら…」と言われても、私は知らないことなので、それは私にぶつける質問じゃない。私がこの件について知っていることの範囲はただこれだけよ、と言いながら、「レイチェルに電話して」と書いたメモを見せているのです。
それ以外のことは知らない、という意味で、このメモが、the extent of my knowledge 「私の知ってる範囲」だと示しているのですね。

top hat は「シルクハット」。
doodle は「(考えごとをしている時などの)いたずら書き」。
ロングマン現代英英辞典では、
doodle: [intransitive]
to draw shapes, lines, or patterns without really thinking about what you are doing

つまり、「自分が何をしているかをはっきりとは考えずに、形や線や模様を描くこと」。

怒っているロスは、Call Rachel の文字の下に書いてあるものを指して、それは何か意味のあるものなのか?と尋ねるのですが、それはただモニカが電話をしながら何となく書いていただけのいたずら書きだった、ということです。
そうそう、人と電話で話しながらメモを取っている時、自分でもよくわからない無意味なものを書いてしまうことってありますよね。
モニカの場合はそれがちゃんとしたイラストになっていて、結構 pretty だそうです(笑)。


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