2009年12月29日

空港でボディチェックされる フレンズ4-14その4

予定が変わったのに連絡がなかったことを怒っているイギリス人のエミリー。
レイチェル: Oh well, no, I.... (あぁ、あの、違う、私は…)
エミリー: Oh, no-no-no, that's not rude. It's perfectly in keeping with the trip where I've already been run down by one of your wiener carts, and been strip-searched at John F. Kennedy Airport. Apparently to you people, I look like someone who's got a balloon full of cocaine stuffed up their bum. (あら、違う違う違うわ。そんなの失礼じゃないわよ。こういう旅行を上手くこなすのが流行なのよね。あなたがたアメリカの車にひかれそうになったり、ジョン・F・ケネディ空港で、裸にされてボティチェックされたり。どうやら、あなたがたアメリカ人には、私はコカインがいっぱい詰まった風船をお尻に詰めているような人間に見えるらしいわね。)
モニカ: I-I-I think you look great. (私は、私は、あなたは素敵に見えるわよ。)

相手(レイチェル)の態度が失礼だと思っているのは明らかなのに、あなたがやったことは別に無礼な、失礼な(rude な)ことじゃない、と言っています。
その後、いろいろと自分の体験を語っていますが、ここアメリカに来て、他にもいろいろ無礼なこと続きだったから、ここではこういうのが普通で、あなたのしたことだけが特別 rude なわけじゃないのよ、という感じの皮肉です。

It's perfectly in keeping with the trip where... の部分がよくわからないのですが、in を前置詞だとすると、perfectly 「完全に」という副詞がかかるべき言葉がありませんよね。
「完全に…である」の「…」に当たる部分がない、ということです。
これは、その前の文に出てきた、rude 「失礼な、無礼な」という形容詞が省略されている、と考えるべきでしょうか?
でもそういう場合は、It's perfectly so in keeping... のように、前に出てきた形容詞 rude の代わりに、so が入るような気もするんですよね。

また、in には「流行している、はやっている」という意味もあります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
in [adverb] : if clothes, colors etc. are in, they are fashionable.
例) Long hair is in again.

つまり、「服や色などが in というのは、それらがファッショナブルである(流行している)ということ」。例文は、「ロングヘアーがまた流行している」。

この in が「はやっている」という意味だとすると、keeping は動名詞で、keep with... することは、完全にはやっている、みたいな感じになるでしょうか。

keep with は「…と(調和を)保つ、調和する、一致する、…に沿う」なので、keep with the trip where... は「私が…という経験をしたような旅行と調和する」ということでしょうか。
調和する、というのは、そういういやな経験の旅行でも文句を言わずに旅行を進めて行く、ということかなぁ、と。
「あなたがしたことは失礼じゃないわ。こういう旅行をこなすののは完璧な流行ですものね」みたいに、アメリカではあなたの行動も含めて、そういう無礼なことをするのが流行であり当たり前、それにいちいち目くじら立てるイギリス人の私がきっとどうかしてるのね、的なことがいいたいのかな、と思いました。

で、その the trip の内容がその後続きます。
run down は「(車が)(人などを)ひく、引き倒す」。

wiener carts について。
cart は「荷車」「手押し車、カート」などで、ショッピングカートのカートなどを指しますね。
ここでは、cart に run down されかけた、という話なので、ショッピングカートくらいの大きさではなく、もう少し大きな荷車を指すでしょうか。

wiener はいわゆる「ウインナー(ソーセージ)」。
LAAD では、
wiener [noun] [countable]
1. a type of SAUSAGE used to make HOT DOGs
2. (spoken) someone who is silly or stupid
3. (spoken) a word used by children meaning a PENIS

と出ています。
最初、2. の stupid という意味、つまり、your stupid cart のように「あなたたちアメリカのばかなカート」とののしる表現かと思ったのですが、もしかしたら、やっぱり「ウインナー」かもしれないと思い始めました。

LAAD の 1. の語義に出ているように、ウインナーと言えば、ホットドッグに使うソーセージのことですよね。
ホットドッグと言えば、アメリカを代表する食べ物。とすると、wiener cart は「ホットドッグを売っている車、屋台」みたいなイメージなのでは?と思ったりします。
hotdog wagon や hotdog vendor みたいな意味で、wiener cart と言っているのかなぁ?と。
アメリカではあっちこっちにある、ホットドッグの車にひかれそうになって…と言うことで、アメリカに対する不満を表現しているような気がするんですよね。
大阪に行ったら、たこやき屋の車にひかれそうになったわよ、と怒っているような感じでしょうか。

strip-search は「ボディチェックする」「裸にして所持品を調べる」という意味ですね。
「ストリップ」にして「サーチ」するわけですから、日本人にもわかりやすいニュアンスです。
Apparently は「どうやら…らしい」という意味ですから、Apparently to you people は「どうやらあなたたちアメリカ人には(私は…のように見える)らしいわね」という感覚ですね。

balloon は「バルーン、風船」。
stuff up は「詰める、詰め込む」。
My nose is stuffed up. なら「鼻が詰まっています」と病状を説明する時のセリフになります。
bum はイギリス英語の俗語で、「尻」という意味。
フレンズたちなら、butt (怒りが爆発しているならもっと下品な ass)と言うところを、イギリス人であるエミリーは、bum と言っているわけで、ここにもイギリス英語の特徴が出ていますね。

空港で、お尻にコカインの袋を入れていると疑われて身体検査されたのよ!と怒っているのですが、そのセリフは、エミリーのお尻がでっかい(笑)ことを言っているような気もします。
服のお尻の部分にそういうものを詰め込んでいるように見えたということは、そこがとても膨らんでいた、という意味ですからねぇ。
そういう意味でも、ただ「コカインを密輸する」ではなくて、「コカインをお尻のところに詰めている」という表現が、彼女のお尻が大きいことを示すことになり、より面白く聞こえる、というセリフの妙でしょうか。

あまりのエミリーの勢いに、いつもは強気のモニカも気圧(けお)されたようで、「(あなたたちアメリカ人にはこんな風に見えるらしいわね、って言うけど)私には素敵な人に見えるわよ」と、何とか怒りを和らげようとしてるのも面白いですね。


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2009年12月22日

アパートとフラット フレンズ4-14その3

上司ウォルサムさんの姪(エミリー)と一緒にオペラを見る約束をしてしまっているレイチェル。
同じ晩に、ジョシュアと一緒にクラブのパーティーに行きたいレイチェルは、何とかロスを説得し、結局、ロスがそのエミリーの相手を引き受けることになります。
そのエミリーがレイチェルたちの部屋にやってきました。
レイチェル: There's been a teeny-teeny change of plans. It turns out I'm not free tonight. So.... (ちっちゃなちっちゃなプランの変更があるの。私は今夜、予定が空いてないことがわかったのよね、それで…)
エミリー: Really? Well, that's just lovely, isn't it? I must've missed your call, even though I didn't leave the flat all day. (ほんとに? まぁ、それは素敵ね、でしょ? 私はきっとあなたの電話を聞き損ねたに違いないわね。私は今日一日、アパートを離れなかった[一歩も出なかった]けれど。)

teeny は「ちょっとした」。
今回は、teeny-teeny と言っていますが、teeny-tiny という表現もありますね。
プランの変更があるんだけど、それはほんとにささいな、ちっちゃな変更なのよ、と言って、ことの重大さを隠そうとしている感じです。

「私は今夜予定が空いてない」というレイチェルの発言を、「今日、私は用事があってあなたとの約束は果たせないの」であると瞬時に気付いたエミリーは、間髪入れずに、「まぁ、それは素敵…」とすごい勢いで話し始めます。

I must've missed your call は 「must+現在完了形」で、「…したに違いない」ですね。
even though は even if 「たとえ…だとしても」という意味もありますが、この場合は「(実際は)…だけれども」というニュアンスです。

flat は「共同住宅」のことで、アメリカ英語で言うところの、apartment を指します。
イギリス英語では、apartment とは言わずに flat と言うのですね。
エミリーはイギリス人なので、イギリス風の単語を使っているということです。
アメリカ英語とは異なる特徴的なイギリス英語をわざと盛り込んで、いつものフレンズたちのようなアメリカ人ではなく、イギリスから来た女性であることを強調する、という脚本上の意図もあるのかもしれませんね。

また、彼女の発音も「いかにもイギリス英語」という感じです。
いつも聞いているフレンズたちのしゃべり方とは明らかに違います。

「部屋を出なかったのに、電話を聞き損ねたに違いない」というのは、レイチェルに今日予定があって、一緒にオペラを見ることができないって言うのなら、普通はまず電話で連絡して来るものよねぇ、と言いたいのです。
電話で連絡もして来ないで、わざわざここまで足を運んだ私に、この場で「やっぱり無理なの」って言うなんて、あまりにも失礼でしょ!と怒っているわけですね。


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posted by Rach at 11:04| Comment(6) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月16日

夜につわりがひどいタイプ フレンズ4-14その2

モニカとレイチェルの部屋。仕事から帰ってきたレイチェルは不機嫌そう。
モニカ: Uh-oh, what's the matter? (あらまあ。どうしたの?)
レイチェル: Ohh, it's Joshua invited me to this fancy club opening tonight. But I already told Mr. Waltham that I would take his niece to this dumb old opera. So... What are you gonna do? (あぁ、ジョシュアが、今夜、おしゃれなクラブのオープニングに私を招待してくれたのよ。でも、私はすでにウォルサムさんに、姪っ子をくだらない古いオペラに連れて行くって言っちゃってたのよ。だから…どうする?)
モニカ: I don't know, sweetie. (わからないわ、ハニー。)
レイチェル: No! Help me! (だめよ! 私を助けてよ!)
モニカ: I can't. I have to work. (むりよ。私は仕事があるのよ。)
レイチェル: Phoebe? (フィービーは?)
フィービー: I would, but I get my morning sickness in the evening. (助けるつもりはあるんだけど、でも、私は夜につわりがあるの。)
レイチェル: Ugh! (あー!)
フィービー: Unless! She wants to spend the night holding my hair back for me. (でもこれなら話は別よ! 彼女が私のために、一晩中、私の髪の毛を後ろで持っててくれるつもりなら。)

レイチェルは自分の状況を説明します。
せっかくジョシュアが誘ってくれたのに、その時にはすでに(already)、上司のウォルサムさんと約束した後だったから、ということですね。
this fancy club opening と this dumb old opera が対照的に使われています。
fancy は「派手な、しゃれた」、dumb は「ばかな」ですが、ここでは「くだらない、つまらない」みたいなニュアンスでしょう。
クラブという最新のおしゃれスポットに対して、昔からある古臭いオペラ、という感じで、old opera と言っているのでしょうね。

レイチェルは、What are you gonna do? と言っています。
2つの約束が重なっていて、どうしたらいいかわからない場合は、普通は、What am I gonna do? 「私はどうすればいい?」と言うことが多いのですが、ここでは、主語が I ではなくて、you になっています。
「もしあなたが私の立場だったらどうする?」と尋ねているようにも聞こえますが、それだと、What would you do? になるでしょうか?
このセリフはもしかすると、レイチェルらしいわがままさが表れたものかもしれません。
「私は憧れのジョシュアに誘われたんだけど、上司との先約があって…」と言えば、誰か上司のとの約束を、私の代わりに果たしてくれないかしら?と頼みたがっているのは想像がつきますね。
「あなたはどうする?」というのは、「モニカは今の話を聞いて、私のために働いてくれるつもりある?」みたいなニュアンスかな?と思いました。
そういうレイチェルの期待を感じたからこそ、モニカは、「どうかしらね、わからないわ」みたいにとぼけてみたのでしょう。
「私がそっちを引き受けてあげようか?」と言ってもらえるのを期待したのに、そう言う返事をされたので、「そんなこと言わないで、私を助けてよ!」という流れになっているのだろうと思います。
今度ははっきり「助けて、私の代わりにそっちを担当して」と言われたので、「私は仕事に行かなくちゃいけないから無理よ」と返事しています。

今度はフィービーにお願いするレイチェル。
フィービーは、I would. と言っていますね。
I will. だったら「やるわ。私が引き受けるわ」になるでしょうが、would と婉曲さが入った助動詞が使われているので、「やってもいいんだけど」みたいなニュアンスでしょうかねぇ?
その後、but と続けて、それを引き受けるのに障害となるような理由を述べています。

morning sickness は「(妊娠初期の)つわり、吐き気」のこと。
直訳すると「朝に気分が悪くなること」ですね。
経験者の立場で言うと、別につわりは朝だけではないように思うのですが、なぜか英語では morning 「朝の」という形容詞がつきます。
I get という現在形は「習性」を表す感覚で、「私は夜につわりがあるタイプなの」という感じでしょうか。
つわりが morning sickness であるために、「(ちょっと不思議なんだけど)私は夜に朝の吐き気があるタイプなのよね」みたいなニュアンスに聞こえるのが面白いわけです。

結局、そのオペラの時間帯である夜は、つわりがひどいんで無理だわ、と断っていることになります。
その後、何か思いついたように、Unless! と叫んでいます。
こういう付け足す形の unless はフレンズにこれまで何度も登場しました。
unless は「もし…でなければ、もし…なら話は別だけど」という意味でしたね。
この場合だと、彼女が…したいなら話は別、つまり、彼女が…したいのなら、私はその彼女との約束を引き受けることができる、ということです。

spend the night holding... は「…を持ってその夜の時間を過ごす」ですから、「一晩中…を持つ」みたいなことですね。
hold my hair back for me は「私のために、私の髪を後ろに持つ、とどめる」で、フィービーの長い髪の毛を後ろで持っていてくれる、ということのようです。
この部分、漠然としているのでわかりにくいですが、これは恐らく、夜のつわり、吐き気がひどくて、下を向いて吐く時に、髪の毛が汚れないように長い髪の毛を後ろで持っていてくれると助かる、みたいなことかなと思いました。
髪の毛をアップにするとか、ポニーテールみたいに束ねるとかしておけばいいじゃん、というツッコミも可能ですが(笑)、つわり、髪の毛を後ろに持つ、という流れだと、そういう可能性が高い気がするのですね。

これだとどの道、オペラを鑑賞するどころの話ではないですが、とにかくその姪っ子の相手をして、時間を過ごさないといけないとしたら、私の髪の毛をそうやって押さえていてくれると助かるから、彼女に一晩中そうするつもりがあるといいんだけど、ということでしょう。

ちなみに、この話をする間、フィービーはスナック菓子をポリポリ食べています。
また、釣り旅行から帰ってきたジョーイが長い間お風呂に入っていないなどの理由で悪臭を放っていたのに、それに対して吐き気を催すようなこともありませんでした。
その様子を見ていると、こんなに昼間ケロっとしているのに、夜になるとそんなにつわりがひどいなんてほんとかなぁ?と思いたくなりますね。
でも「夜だけつわりがひどい」というのが事実であれば、昼間平気であってもおかしくない、とも言えるのですが…。
いずれにしても、今はそんなに大変そうに見えないのに、「夜はつわりがひどくて」という理由で断っている、ということですね。


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2009年12月14日

彼女の相手をしてやって欲しい フレンズ4-14その1

シーズン4 第14話
The One with Joey's Dirty Day (ジョーイとチャールトン・ヘストン)
原題は「ジョーイが汚い日の話」


レイチェルの職場、ブルーミングデールズにて。
上司のウォルサムさん(Mr. Waltham)がレイチェルに声をかけます。
ウォルサム: (entering) Rachel! Could I have a moment? ([入ってきて] レイチェル! ちょっといいかな?)
レイチェル: Yes. (はい。)
ウォルサム: I-I was wondering, my niece, you see, is in town from London. Well, Shropshire really, but you know. Well, she's about your age, I'd say. Anyway I have tickets for the opera, Die Fledermaus. And I was wondering if you'd like to keep her company this evening? (どうかなと思っていたんだが、私の姪が、ほら、ロンドンから、(今)、(NY)市内に来てるんだ。あの、本当は(ロンドンじゃなくて)シュロップシャーなんだけど、ほらその…ね? それで、その姪は君くらいの年だと思うんだな。とにかく私はオペラ「こうもり」のチケットを持ってるんだ。で、今夜、君が彼女と一緒に行ってくれるかな、と思っているんだが。)
レイチェル: Sure. You got it! Great! (もちろんです。了解しました。最高です!)
ウォルサム: Oh, good. (あぁ、良かった。)

is in town from London は、「ロンドンからやってきて、今、この市内にいる」という感覚でしょう。
「姪は今、市内にいるんだ、ロンドンからやって来てるんだけど」みたいな感じですね。
Shropshire はイギリスの地名で「シュロップシャー」。
Wikipedia 日本語版: シュロップシャー

例えば、Googleマップで、シュロップシャーを探してみると、ロンドンを含むイギリスの地名の載った地図上の位置が示されます。
それを見ると、ロンドンとはかなり距離が離れていることがわかります。
同じく Google マップの「ルート・乗換案内」で、ロンドンとシュロップシャーのルートを調べてみると、「車で行く」場合、182マイル、約3時間33分と出ました(笑)。

...from London. Well, Shropshire really, but you know. というのは、「ロンドンから(来てる)」と言った後、「本当はロンドンじゃなくて、シュロップシャーなんだけど、ほら」みたいな感じですね。
you know というのは、私の言いたいこと、わかってくれるよね、というようなニュアンスでしょう。
実はロンドンじゃないけど、まあ一応「ロンドンから」ってことにしておいてくれ。都会から来たっていう方が、彼女にしても嬉しいだろうし、誰が聞いても知ってる場所だし、ね、わかるだろ?的な感じですね。
それを聞いているレイチェルも、「ええ、そういうことで結構ですわ、何も問題ありません」のように、うなずいています。

この上司のウォルサムさん、前回の フレンズ4-13 にも出てきましたが、その時の英語の発音を聞いた時、「イギリス英語」だなぁ、と感じていました。
今回のこのセリフの「姪がイギリスから来る」という話から、このウォルサムさんもイギリス出身で、だからイギリス英語を話しているのだろう、という風に話が繋がった気がします。

She's about your age, I'd say. のように、最後に、I'd say がくっついていますね。
I'd say はつまり、I would say ということで、断定を避ける表現です。
She's about your age. と言い切ってしまっても別に問題はないのでしょうが、姪の年をはっきり知らない、あるいはレイチェルの年齢をはっきり知らないなどの理由で、同い年くらいと言い切ることもできにくい、そのため、多分私が思うに、そうだと思うんだけど、的に、ぼかやす表現を最後につけているのですね。
こういう年配の男性が、姪や部下の年齢をはっきり知らない、ということは結構あり得る話だと思うので、そういう「はっきりした年齢は失念したけど、多分、同い年くらい」みたいなニュアンスで、I'd say をつけてみた感覚でしょう。

Die Fledermaus はDVDの日本語でも訳出されていた通り、「こうもり」という名前のオペラです。
Wikipedia 日本語版: こうもり (オペレッタ)

Fledermaus はドイツ語でやはり「こうもり」という意味のようですね。英語で言うところの、bat です。

ウォルサムさんは上司ですが、頭ごなしに言うことはなく、And I was wondering if you'd like to... と非常に丁寧なお願いをしていますね。
仕事とは関係のない話で、プライベートな時間を自分の姪のために使ってもらう話なので、彼なりにとても気を使いながら頼んでいる、ということがわかります。

keep her company は「彼女に付き合う、彼女と一緒に行く、彼女の相手をする」。
この company は「付き合い、同伴」という意味の名詞(不可算名詞)です。
her は所有格ではなく、目的格です。
ですから、「私にちょっと付き合って」なら、Keep me company for a while. になります。

上司からの頼みですし、相手は丁寧に依頼して来ているので、ここは評価を上げるチャンス!とばかりに、レイチェルはそれを喜んで引き受けていますね。


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2009年12月12日

2枚じゃなくて1枚余り フレンズ4-13その6

ジョシュアのことが好きなレイチェル。でも、レイチェルは今まで男性をデートに誘ったことがないので、どうやって誘えばいいかわかりません。
バスケのニックス(New York Knicks)の試合に誘えば、どんな男でもオーケー間違いなし!とジョーイに言われたレイチェルは、ニックスのチケット2枚を見せてジョシュアを誘うのですが、「僕の甥っ子が大ファンなんだよ。ありがとう!」と言われて、2枚のチケットを持っていかれてしまいました。
[Scene: Monica and Rachel's, erm, Chandler and Joey's, Joey is debriefing Rachel on her rejection earlier that day and telling her what she should've done. Ross and Phoebe are watching.]
モニカとレイチェルの部屋、(じゃなくて)えーっと、チャンドラーとジョーイの部屋。ジョーイは、その日の少し前(の時間)にあった拒絶について、その結果報告を聞き、レイチェルがどうすべきだったかを彼女に話しているところ。ロスとフィービーはそれを見ている。
ジョーイ: Okay, for next time, what do you say? (よし。次の時は、何て言うの?)
レイチェル: "I have an extra ticket." "An extra ticket." Not "two tickets." "I have an extra ticket." (「チケットが1枚余ってるの」「余ったチケットが1枚」。「2枚のチケット」じゃない。「チケットが1枚余ってるの」)
ロス: So the first time you ask a guy out, he-he turns you down? (それじゃあ、初めて君が男性をデートに誘ったら、彼は、彼は君の申し出を断ったんだね。)
レイチェル: He didn't turn me down. He's at the game, isn’t he? I got the date. I'm just not on it. (彼は私の誘いを断ったんじゃないわ。彼は(今)試合の場所にいるのよ、でしょ? 私はデートをゲットしたわ。ただ私がそのデートに参加してないだけで。)

ト書きの最初に、Monica and Rachel's, erm, Chandler and Joey's, Joey is debriefing... と書いてありますね。
一瞬、erm は room のタイポかと思ったのですが、そうだとすると、Monica and Rachel's room となって、Rachel's の後のカンマが不要になりますね。
また、Rachel's room, Chandler and Joey's, Joey is... という文章の続き方が不自然で、意味不明になってしまいます。
どうやらこの erm は、英語で言いよどむ時の言葉、um とか umm みたいな言葉のようです。

そう思って、今回のエピソードのネットスクリプトを見てみると、Chandler and Joey's, erm, Monica and Rachel's など全部で5回、erm という言葉が登場します。
これまでのト書き通り、Monica and Rachel's という所有格で、「モニカとレイチェルの部屋(アパートメント)」という意味になりますから、Monica and Rachel's, erm, Chandler and Joey's は、「モニカとレイチェルの部屋、(じゃなくて)うーんと、チャンドラーとジョーイの部屋」と言い直している感覚なのでしょう。

前回のエピソード フレンズ4-12 でクイズに負けたモニカたちは、男性陣と部屋を交換するはめになり、今回の 4-13 からは部屋を入れ替えた状態で暮らしています。
今は男性陣が住んでいる大きい方の部屋は、シーズン4の半ばまで、ずーっと Monica and Rachel's と呼んでいた部屋ですから、急に、Chandler and Joey's と書いてもピンと来ませんよね。
そこで、「モニカとレイチェルの部屋…だったけど、今はチャンドラーとジョーイの部屋になっているところ」という感覚で、このようなト書きになっているようです。
スクリプトを書き起こしている人も、「ややこしいなぁ!」と思いながら書いている様子が伺えますね。

もう少しト書きについて見てみますと、debrief は「(任務を終えた人から)結果・感想を聞く、報告を受ける」という意味。
戦争映画に出てくるブリーフィングなどの brief は「作戦前に簡単な指示を与える」という意味なので、そこに de- という接頭語(「逆転」の意味?)がついた形、でしょうか?
「作戦・任務前」ではなくて、「作戦・任務後」の話になるのですね。
earlier that day は「その日のこの時(ジョーイとレイチェルが話をしている時)より前に(あった、起こった)」という感覚です。

ト書きにもあるように、rejection つまり、断られてしまったのは、レイチェルの方法に問題があったからだ、「レイチェルはこうすべきだったのに(she should've done)」という内容をジョーイが説明しています。
レイチェルは、次は、two tickets じゃなくて、extra ticket と言うのよ!と練習しています。
extra は「余分の、余った」ですね。
チケットが2枚あるの、と言ったら、相手は2枚とも貰えるのかと思ってしまうから、「私の分ともう一つ余分に1枚あるの。だから誰か私と一緒に行く人を探してるんだけど、一緒にどうかしら?」という風に話を持っていかなきゃダメだ、とジョーイはアドバイスしているのですね。

その様子を見ていた元彼のロスは、いじわるなことを言っています。
これまで男性を誘ったことのないレイチェルが、生まれて初めて勇気を振り絞って誘ったのに、それを断られてしまったんだねぇ、という感じ。
ですが、レイチェルも負けていません。
turn down 「拒絶する、却下する」というのは、「そのチケットを受け取らない」ってことでしょ、彼は確かに私が渡したチケットを受け取って、今、その試合を見ているの。ただ私が一緒にその試合を見てないってだけのことよ、私は別に turn down されたわけじゃないわ!と力説しているわけですね。
「ものは言い様(いいよう)」と言いますか…(笑)。


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2009年12月10日

シドニーのマルディグラ フレンズ1-8その7

フレンズ1-8その5 のコメント欄 で、
"Mardi gras without the papier-mache heads" のような状態とはどのような状態なのでしょうか?
というご質問をいただきました。
興味深いご質問だったので、今回、私なりの考えを、記事の形で投稿します。
お返事が大変遅くなってしまって、誠に申し訳ありません。

その部分のやり取りは以下のようになっていました。

チャンドラーの会社の休憩室で、チャンドラーは同僚のローウェルに会います。
ローウェルは、同僚のシェリーがチャンドラーのデート相手にセッティングしようとしていた男性ですので、つまりローウェルはゲイなわけです。
そのローウェルと言葉を交わすチャンドラー。
チャンドラー: So how's it going there in Financial Services? (それで、財務担当はどんな感じ?)
ローウェル: It's like Mardi gras without the papier-mache heads. (張り子の頭がないマルディグラみたいな感じだね。)

まず、Mardi gras (マルディグラ)について。
マルディグラは「懺悔火曜日」などと呼ばれるもので、ニューオーリンズなどではパレードが行われます。
papier-mache は「張り子の」という意味なので、papier-mache heads は「張り子でできた頭」ということですね。

マルディグラについて、詳しくは、以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: マルディグラ
Wikipedia 英語版: Mardi Gras

「張り子」については以下を。
Wikipedia 日本語版: 張り子
Wikipedia 英語版: Papier-mâché

上の「Wikipedia 日本語版: マルディグラ」に、「フロートを制作中(ニューオリンズにて)」というタイトルの画像があり、アトリエのようなところで、大きな女の子の頭を製作中である様子が映っています。
また、「Wikipedia 英語版: Mardi Gras」では、「Mardi Gras Papier-mâché masks, Jacmel, Haiti.」というタイトルの画像があり、ハイチ共和国のマルディグラで使われるオンドリの頭のようなものが並んでいます。
これは「張り子のマスク」とありますので、人間がかぶるのでしょう。

「Wikipedia 英語版: Papier-mâché」にも、ハイチのオンドリのマスクが載っていますし、また、Carnival floats の右にある画像では、張り子の製作過程と、実際にそれを人がかぶっているらしき画像も載っていますね。
「日本語版マルディグラ」の「女の子の頭」は人間がかぶるにはデカすぎるように思ったのですが、どうやらこれも「かぶりもの」のようですねぇ?
ですから、「張り子の頭」とは、2つの写真にあるようなもの(人間がかぶる巨大な頭やマスク)を指しているということになるのでしょうね。

以上の情報から、「張り子の頭のないマルディグラ」というのは、そういう張り子の頭はないけれど、パレード・お祭りのマルディグラぐらい大騒ぎだよ、という意味がまず考えられるだろうと思います。
「マルディグラみたいな感じだよ。とは言ってもさすがに張り子の頭はないけどね」という感じでしょうか。

ですが、マルディグラについて調べているうちに、話はそこで終わりではなく、ローウェルの言葉にはまた別の意味があるのではないかと思えてきました。

英辞郎で Mardi Gras を調べると、以下の説明が載っていました。
Mardi Gras
【1】告解火曜日、ざんげの火曜日
【2】〈豪〉ゲイ祭り◆2月
謝肉祭、カーニバル、ざんげ火曜日◆受難節の前日、フランス語で Fat Tuesday の意味


【2】に注目してみましょう。「ゲイ祭り」と書いてありますね。
上で紹介した Wikipedia 英語版: Mardi Gras のページには、「あいまいさ回避」のページへのリンク、
Mardi Gras (disambiguation) が載っています。
そのページでは、Mardi Gras と名の付くものがいくつか載っていて、以下のように書かれています。

Mardi Gras is the Carnival festival held the day before Ash Wednesday

Mardi Gras may also refer to:

Mardi Gras Indians
New Orleans Mardi Gras, Carnival festival held in New Orleans, Louisiana
Mardi Gras in Mobile, the Carnival festival held in Mobile, Alabama
Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras, gay pride parade held in Sydney, Australia

... (以下略)

may also refer to の4番目に、
Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras, gay pride parade held in Sydney, Australia
がありますね。これが英辞郎の説明にあった「〈豪〉ゲイ祭り」のようです。

ウィキペディアでは以下のページになります。
Wikipedia 英語版: Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras

そして、以下の All About でガイドさんが書かれている記事が、このシドニーのマルディグラを大変わかりやすく説明して下さっています。
All About > 海外旅行 > オーストラリア > 世界最大のゲイ&レズビアンの祭典 禁断のマルディグラ

上の All About の記事の中の写真には、張り子の頭は映っていませんね。
また、上で紹介した Wikipedia 英語版: Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras を見てみると、フロート(floats)は出るようですが、Papier-mâché という言葉が見当たらないので、もしかしたら、シドニーでは「張り子の頭」は使われないのかもしれません(確信はないですが)。

ここからは私の想像に過ぎませんが、シドニーのマルディグラは「ゲイの祭典」、つまり「自分がゲイである」ことを高らかに宣言し、歌い踊るお祭り、みたいなイメージですよね。
「これが私なのよ!」という感じで自分をアピールする場所なので、他の地域のマルディグラと違って、張り子の頭はかぶらない(顔は隠さない)という可能性もあるのかな?と思ったりもします。

こういうことは、実際にシドニーのマルディグラをご覧になったことのある方に聞いた方が早いので、「張り子の頭がある、ない」などの情報をご存知の方は、お知らせいただけると嬉しいです。

あくまで仮説ですが、「もし、シドニーのマルディグラでは、他の地域のマルディグラとは違って、張り子の頭をかぶらない」ということであれば、
Mardi gras without the papier-mache heads = Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras という式が成り立ちますね。
ローウェルは、「張り子のないマルディグラ」と表現することで、「うちの部署はゲイのお祭りみたいな感じだよ」と言っているのかもしれないと思いました。
それだと、「マルディグラみたいだけど、張り子の頭はないけどね」ではなくて、「”張り子のないマルディグラ”(すなわち、シドニーのマルディグラ)みたいだけどね」という感じになるでしょうか。

ローウェルが登場した時点で、それまでの話の流れから彼がゲイであることは明らかになっています。
その彼がそういうセリフを言うことで、「うちの部署は僕も含めて、ゲイが大勢いて、みんな楽しく盛り上がってるよ」ということを言っているセリフなのかな、と思いました。

また、もしシドニーのマルディグラでも張り子の頭が使われているとしても、ローウェルが他の祭りではなくあえてマルディグラの名前を出したのは、やはり「アメリカ・ニューオーリンズのマルディグラ」のことではなく、「シドニーのゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラ」のことが頭にあったのだろうと思います。
ゲイであるローウェルにとっては、マルディグラと言えばシドニーの方を想像するのが自然かなぁ、と。

このエピソードは、やたらとゲイにまつわる話が登場する回でしたが、こういうちょっとしたセリフにも、ゲイ繋がりの言葉が出てくる、という面白さなのだろうと思いました。

大変長くなってしまいましたが、ゲイがらみの話だとすると、なかなか奥深いセリフだなぁ、と思ったので、いろいろ調べてみました。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。


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2009年12月09日

ジョーイのナンパのセリフ フレンズ4-13その5

ジョシュアが好きなら、レイチェルの方からデートに誘えばと言われて、
レイチェル: Yeah but, I've never asked a guy out before. (そうね、でも、私はこれまで男性をデートに誘ったことがないのよ。)
フィービー: (shocked) You've never asked a guy out? ([ショックを受けて] レイチェルは今まで男性を一度もデートに誘ったことがないの?)
レイチェル: No, have you? (一度もないわ、あなたは?)
フィービー: Thousands of times! That doesn't make me sound too good, does it? (何千回も(あるわよ)! 今の言葉だと、私がすごく良いようには聞こえないわね。)
レイチェル: I don't even know how I would go about it. (どうやったらいいかさえ私は知らないのよ。)
ジョーイ: Oh-oh-oh-oh, what I do is, ah, I look a woman up and down and I say, "Hey. How you doin'?" (おぉ、おぉ。俺がいつもするのは、ほら、女性を上から下まで見て、そして言うんだ。「ねぇ、調子ど〜お?」
フィービー: Oh, please! (もう、やめてよ!)
ジョーイ: (to Phoebe) Hey, how you doin'? ([フィービーに] ねぇ、「調子ど〜お?」
(Phoebe looks at him, and then giggles and looks away.)
フィービーはジョーイを見て、それからクスクス笑って、目をそらす。

自分から誘えと言われても、今まで男性をデートに誘ったことがない、というレイチェル。
I've never asked a guy out before. は経験を表す現在完了形ですね。
それを聞いたフィービーは、NEVER を強調して、「一度もないってホント?」と驚いています。
レイチェルの返事、No, have you? を完全な文章の形にすると(少々くどいですが)、No, I haven't (asked a guy out before). Have you ever asked a guy out before? ということですね。
最初の No で、私は本当に今まで誘ったことがない、ということを認め、「あなたはどうなの?」と逆にフィービーの経験を尋ねる疑問文です。
フィービーは「こっちはそんな経験、何千回もあるわよ!」と声がひっくり返っています。
何千回、というのは大袈裟な表現でしょうが、1回もないなんてあり得ない!という驚きが出ています。

何千回と言った後、ジョーイが顔をしかめたので、さすがにそれは言い過ぎたと思ったフィービーは、「何千回だなんて、それじゃあ私がモテない女みたいに聞こえちゃうわね」みたいなことを言っています。
That doesn't make me sound too good, does it? を直訳すると、「今の何千回も私の方から誘ったという発言は、私を too good に聞こえさせない」みたいな感じでしょうか。
今の発言では、私が「超いい女」(too good)のようには聞こえない、思ってもらえないわね、みたいな感じでしょう。

誘い方を知らないというレイチェルに、ジョーイは自分の技(笑)を披露します。
ジョーイの "How you doin'?" という言い方は独特ですね。
相手の女性を上から下まで見てから言うのですが、いかにも「色目を使って、相手を口説こうとしている」という感じの言い方です。
フィービーは「もう、冗談はやめてよ、よしてよ」みたいに笑うのですが、実際、ジョーイがフィービーに対してそのセリフを言ってみると、フィービーが照れちゃうのがおかしいですよね。
やっぱり女性には効果アリだということです(笑)。

ジョーイのこのセリフ、これはこのエピソード以降、彼のナンパのキャッチフレーズ、決まり文句になります。
フレンズ3-1その28 でよく似たセリフが出てきた時に、このジョーイのセリフが Joey's pick-up line (ジョーイのナンパのセリフ)であることに触れました。
3-1その28 でも、ウィキペディア英語版: Friends へのリンクをはっているのですが、今はその当時に書かれていた Running gags という項目はなくなっているようです。
現在の、Wikipedia 英語版: Friends では(ネタバレを避けたい方はご覧にならないで下さい)、Cultural impact という項目に以下の記載があります。
Joey's catchphrase, "How you doin'?", became a popular part of Western English slang, often used as a pick-up line or when greeting friends.
つまり、「ジョーイのキャッチフレーズ(人の気を引くセリフ)である How you doin' は、西洋の(?)英語のスラングで人気のものとなった。しばしば、ナンパのセリフや友達に挨拶する時に使われた。」

このセリフが有名になったため、ナンパや友達との挨拶に使う人が増えた、ということですね。

また、別の過去記事、クリストファー・ベルトンさんの「英語は多読が一番!」を読んで でも、、"How you doin'?" という表現と、「わかりきったことは省略する英語」についての話を書いていますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。

"How you doin'" は、"How are you doing?" 「調子はどう(ですか)?」という通常の挨拶の変形で、弱く発音される be動詞の are が消えて、doing も最後の -g の音ははっきり発音せず、doin' になっています。
ちょっと鼻にかかった感じで、色っぽく言うのがポイントですね。
DVDの日本語字幕では「元気か〜い?」、日本語音声では「カモン、ベイビー」と訳されていましたが、私は上の日本語訳で「調子ど〜お?」と訳してみました。
女の子をナンパしているニュアンスが伝わればどんな言葉でも良いのですが、doin' と「ど〜お」が音的に似ているところを狙ってみたのですが…(笑)。


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2009年12月07日

必死な感じがそそられる フレンズ4-13その4

レイチェルが仕事から帰ってきます。
レイチェル: So I was with Joshua for an hour today, and he has not asked me out. It's just so frustrating. (それで、今日、私はジョシュアと1時間も一緒にいたの。そして彼は私を(デートに)誘わなかったわ。ほんとにイライラする。)
フィービー: Why don't you ask him out? (あなたが彼を誘ったらどうなの?)
ジョーイ: Oh, yeah, totally. That's such a turn-on. (あぁ、そうだよ、全くだ。それってすっごくそそられる[燃える]んだぜ。)
レイチェル: Really? It doesn't seem desperate? (本当? 必死になってるように見えない?)
ジョーイ: Oh-ooh, that's the turn-on. (おぉー、それが(まさに)そそられるんだよ。)
フィービー: He just got a divorce, right? (彼は離婚したばかりなのよね?)
レイチェル: Hmm-mmm. (えぇ。)
フィービー: So he's probably really nervous around women, y'know? Maybe, you just make the first move. (それなら、彼は多分、女性の近くではとってもナーバスになってると思うわ、でしょ? 多分、あなたが最初の行動を起こすべきよ[起こしなさいよ]。)

自分のお客であるジュシュアに一目惚れしたレイチェル。
1時間も一緒にいたのに、彼は私を誘ってくれない、とボヤいています。
誘ってくれない、とボヤくぐらいなら、自分から誘えばいいじゃん、とフィービーとジョーイは言っていますね。
as HIM out と目的語の him が強く発音されていて、「彼が誘わない」なら「あなたが”彼を”誘いなさい」という感覚です。

turn-on は名詞で「(性的に)興奮・刺激させるもの、そそられるもの」という意味です。
動詞の turn on に「性的に刺激する、その気にさせる」という意味があるんですよね。
その気にさせるturn on フレンズ3-12その35 で、turn on について詳しく説明しています。

自分から誘うなんて、自分がデスパレート、必死な感じに見えそう、とレイチェルが言うと、ジョーイは、それが the turn-on だと言っています。
上の会話のやり取りで、最初に turn-on という名詞が出てきた時は、ジョーイは、a turn-on と不定冠詞の a を使っています。
「そそられるものがいろいろある中でその中の一つ」という感じですね。
そして、seem desperate と言った後は、the turn-on と定冠詞 the を使っています。
必死な感じに見えない?と心配するレイチェルに、「その desperate なのが、まさにそそられるんじゃないか! それがまさに俺の言ってる the turn-on(その turn-on)なんだよ」という感覚ですね。
レイチェルにしてみれば、自分から誘うなんて、まるで「お願い、抱いて」みたいに飢えてる感じがしそう、と思っているようですが、ジョーイに言わせると、迫られたら余計に燃える、ということみたいですね。

ちなみに、ジョシュア役のテイト・ドノヴァン(Tate Donovan)は、レイチェル役ジェニファー・アニストンの恋人だった時期があるようです。
Wikipedia 日本語版 : テイト・ドノヴァン にも、「プライベートではサンドラ・ブロック、ジェニファー・アニストンとの交際歴がある」という記述がありますね。

IMDb: Biography for Tate Donovan の Mini Biography にも以下の記述があります。
he had a recurring role as a love interest opposite his then-girlfriend Jennifer Aniston in NBC's "Friends"
つまり、「NBCの「フレンズ」で、当時の恋人であるジェニファー・アニストンの恋愛相手(恋愛対象の相手役)として、何度も登場する役柄を得ていた(持っていた)」。
then-girlfriend とありますので、フレンズで共演していた時に二人は付き合っていた、ということでしょう。

英語版ウィキペディアも見てみると、
Wikipedia 英語版: Tate Donovan の Personal life では、
Donovan was formerly engaged to Sandra Bullock (1994) and to Jennifer Aniston.
つまり、「ドノヴァンはかつて、サンドラ・ブロックと、そして、ジェニファー・アニストンと婚約していた」

Wikipedia 英語版: Jennifer Aniston の Personal life では、
From 1995 to 1998, she was romantically involved with actor Tate Donovan and the couple were reportedly engaged.
つまり、「1995年から1998年の間、ジェニファーは俳優のテイト・ドノヴァンと恋愛関係にあった。そして、伝えられるところによれば[報道によれば]二人は婚約していたとのことだった」

今回のエピソード、フレンズ4-13 が放映されたのは、1998年1月29日ですから、恋愛関係にあった期間と一致します。
ドノヴァンと別れた後(1998年)、あのブラッド・ピットとお付き合いを始め、2000年に二人は結婚することになるのですね。

テイト・ドノヴァンは、アリー My Love(Ally McBeal)の 1-2, 1-3, 1-4 にもゲスト出演していましたが、そこでも色男の役でした。

reportedly(伝えられるところによれば)という記述もありますが、映画「スピード」でも有名なサンドラ・ブロックやジェニファーと婚約していた(was engaged to)ようなので、役柄でもプライベートでもモテモテな男性のようですね。

テイト・ドノヴァンの話が長くなってしまいましたが、今回のエピソードでは「プライベートで恋愛関係にあるものは、舞台の上では情熱が感じられない」というジョーイの見解が出てきましたよね。
そういうセリフが出てきた時に、プライベートでも恋人同士である二人が、恋愛関係がらみで出演しているのが、偶然なのか故意なのか面白いなぁ、と思ったので、ちょっとネットでいろいろと調べてみたくなった、ということです。
一種の楽屋落ちみたいなものでしょうかねぇ??


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2009年12月04日

浮気を非難し演技もけなす フレンズ4-13その3

チャンドラーの恋人キャシーは舞台女優で、連夜、相手の男優とエッチな芝居をしています。それを見たチャンドラーは、キャシーが相手の男性と浮気しているんじゃないかと心配でなりません。
ジョーイから「舞台裏でもエッチしているカップルは、舞台では燃えない、情熱(heat)が感じられないものだ」という話を聞いた後、再び芝居を見に来たチャンドラーとロス。
その芝居を見たチャンドラーは「以前はあった情熱が、今回の舞台では消えていた。二人はエッチしてるに違いない」とロスに言い張ります。
そして、舞台が終わって挨拶に来たキャシーに、
チャンドラー: Oh, I loved the play. You were great. And Nick, ditto. Clearly, you're having sex with him. (あぁ、今の芝居、良かったよ。君は素敵だった。そして、ニックも同じく[同上、右に同じ]。明らかに、君は彼とエッチしてるね。)
ロス: Okay.... (Walks away.) (よーし… [立ち去る])
キャシー: Clearly, I'm having sex with him? (明らかに、私が彼とエッチしてる、ですって?)
チャンドラー: Oh, come on, it was so obvious. There was no chemistry between you two! (そうだよ、とぼけないでくれ、ものすごくはっきりしていたよ。君ら二人の間には、恋人同士のような相性[恋人らしい雰囲気]がなかった!)
キャシー: Okay, so let me just get this straight. You're accusing me of cheating on you, and insulting my performance? (いいわ。それじゃあ、ちょっとこのことを整理させて。あなたは私があなたを裏切って浮気してることを非難していて、なおかつ、私の演技も侮辱してるわけ?)
チャンドラー: Y'know, I-I can see how this could happen, y'know you're up there every night, you're naked, touching, kissing. (ほら、俺には、こういうこと(共演者との浮気)がどうやって起こるのかわかるんだよ、ほら、君は毎晩舞台の上にいて、君は裸で、お触りしたり、キスしたりして。)
キャシー: Acting. Chandler, this is my job. I'm-I'm playing a part in a play. How can you not trust me? (演技してるのよ、チャンドラー、これは私の仕事なの。私は芝居の中で一つの役柄を演じているのよ。どうして私を信じることができないの?)
チャンドラー: Well, you can understand, given how we started. (あぁ、君もわかるはずだ、俺たちがどう始まったかを考えたら。)
キャシー: Oh, wow. I can't believe you're throwing that in my face. (まあ。あなたがそんなことを私に向かって言うなんて信じられない。)
チャンドラー: Well, that is what happened, and I don't even see you denying this. (そうだな、それが(実際に)起こったことだろ[実際、そうだったろ]。それに、君がこの浮気を否定するのを俺は見てさえいない。)
キャシー: I'll tell you what, Chandler, why don’t you call me when you grow up. (よく聞いて、チャンドラー。あなたが大人になってから電話してきたらどう?)
チャンドラー: Yeah, well, don't expect that to happen any time soon! (あぁ、そうだな、俺が大人になることが今すぐにでも起こるように期待する[思う]なよ!)

チャンドラーは、キャシーに芝居を見た感想を述べますが、「今の芝居を見る限り、君らは明らかにエッチしてるよね、(芝居の上だけじゃなくて)実際にも寝てるよね」と言ってしまいます。
言ってはいけない一言を言ってしまったのを聞いて、ロスは何か言おうとしますが、Okay... と言った後、くるっと向きを変えて、無言のまま立ち去るのが面白いですね。
何かフォローになることを言おうかと思ったけど、やっぱりとても僕の手に負えない、という感じです。
ジョーイに言われたことが念頭にあるチャンドラーは、「舞台の上では、二人には恋人らしい情熱や雰囲気がなかった」と言います。

それを聞いたキャシーは、「ちょっと今の発言を整理させて」と言っていますね。
Let me get this straight. 「このことを整理させて」というのは、よく使われる表現です。
フレンズ2-7その8 にも出てきました。
混乱してごちゃごちゃしているものを、まっすぐ(straight)にさせて、みたいな感覚でしょう。

キャシーはジョーイのアドバイス「舞台の上で恋人らしい情熱が感じられなければ、それは、裏で実際にエッチしてるってことだ」という話を知りませんので、チャンドラーの言っている意味が飲み込めません。
「舞台では恋人っぽくなかった」みたいに言われたので、「彼と寝たと疑っている上に、芝居では恋人同士のように見えなかった、つまり私たちの芝居が下手だった、と言いたいわけ?」と聞き返しているのですね。

チャンドラーは、毎晩裸で touch したり、kiss したりしてれば、そりゃそんな気持ちにもなるよねぇ、みたいなことを言っています。
touching, kissing は分詞構文の感覚でしょう。
キャシーは、「あなたは touching, kissing と言うけれど、それは acting よ、私は演技しているだけなのよ」と言っています。
女優として、芝居の中で役を演じているだけなのに、どうして信じてくれないの? どうしてすぐに浮気だって決め付けるの?と訴えています。

それに対するチャンドラーの返事、これが決定的になってしまいます。
You can understand, given how we started. の given は、接続詞的に用いられて、「(given 以下)を仮定すれば、(given 以下)を考えると」という意味になります。
「俺たちの関係がどう始まったかを考えると、君にも理解できるはずだ」という感じですね。
それはつまり、元々はジョーイの恋人だったキャシーが、その親友のチャンドラーとくっついてしまったことを指しています。
ジョーイという恋人がいながら、その親友の俺とキスしてしまったのが始まりだっただろ? だから今、俺という恋人がいても、その恋人を裏切らないっていう保証はどこにもないんだ、とチャンドラーは言いたいのです。

throw that in my face を直訳すると「そんな言葉を私の顔に投げつける」みたいな感じでしょう。
面と向かってそんなことを私に言う、というニュアンスです。
チャンドラーとキャシーは、お互いが好きだという気持ちを抑えられなくなって、結果的にジョーイを裏切ることになってしまったわけですね。
恋人や親友を裏切ったという自己嫌悪や苦しさは二人ともよくわかっているはずですし、大事な人を裏切ったのはチャンドラーも同じです。
それなのに、「ほら、俺との関係も君の浮気から始まったんだし」みたいに、キャシーが浮気性、尻軽女であるかのように言ったチャンドラーに、キャシーが「事情をよく知っているはずのあなたが私にそんなことを言うなんて信じられない」というのは当然のことですね。

チャンドラーは、「君はそうやって俺の意見に抗議するけど、「彼とは寝てない」ってはっきり否定しないじゃないか」と言います。
「寝てない」と言ったところで、はいそうですか、と信じることはないかもしれないけど、少なくともそれを否定する言葉は君の口から聞いてない、ということです。

勝手な言い分をぶつけられて、キャシーはすっかり激怒してしまいます。
「私は本当に寝てないの、わかって」などと言うこともなく、「そんな子供じみただだをこねるのなら、もう行くわ。あなたがもっと大人になって冷静な言動ができるようになったら、電話してきたらどうかしら?」と言って、その場を立ち去ります。

去っていくキャシーの後姿に、「俺がすぐ大人になるなんて思うなよ」みたいな捨て台詞をぶつけています。
いつも「子供っぽい、幼稚である、大人になりきれていない」と言われるチャンドラーは、ここでも自虐的に「大人になったら電話して、だなんて、この俺がそんなにすぐに物分かりのいい大人になれると思ってるのか! 俺は永遠のお子チャマなんだぞ!」みたいに言っているのですね。


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2009年12月02日

後でスカートだとわかった フレンズ4-13その2

レイチェルは Personal Shopping(顧客販売)の部署に配置換えになります。
こんな仕事嫌だからやめる!とモニカの留守電に愚痴り、上司に辞めます!と言いかけていたレイチェルですが、現れたジョシュアというお客がとても魅力的な男性だったので、すっかりときめいています。
レイチェル: Hi, I'm Rachel Green. What can I do for you, Joshua? (はい、レイチェル・グリーンです。何をお探しですか? ジョシュア。)
ジョシュア: Well, I need a whole new wardrobe. My wife-- Well, my ex-wife-- (そうだな、着る服を一通り全部欲しいんだ。僕の妻が…その、僕の元妻が…)
レイチェル: Oh, I'm so sorry. (まぁ、残念ですわね。)
(He walks over to look and some clothes and Rachel quickly turns around and adjusts her bra, trying to show off her assets.)
ジョシュアは歩いていって、いくつかの服を見る、そしてレイチェルは急いで向きを変え、自分のブラを調節する、自分の資産を誇示しようとして。)
ジョシュア: Anyway, she burned all of my clothes. I got away with two things. This suit and what turned out to be a skirt. (とにかく、妻は僕の服を全部焼いてしまったんだ。僕は2つのものを持って逃げた。このスーツと、もう一つは後からそれがスカートだって判明したんだけどね。)
レイチェル: Well, at least that's a great suit. (まぁ、少なくともそれは素敵なスーツですわ。)
ジョシュア: Yeah, but it wasn't much fun dropping it off at the dry cleaners in the skirt. (Rachel laughs) So I need everything down to underwear. So if you're willing, I'm, I'm all yours. (そうだね。でもそのスカートをはいて、クリーニング店にそのスーツを持っていったことは、あまり楽しくなかったな。[レイチェルは笑う] それで僕は下着に至るまであらゆるものが欲しいんだ。だから君がそのつもりなら、僕はすっかり君にお任せするよ。)
レイチェル: Okay. (わかりました。)

What can I do for you? を直訳すると「あなたのために私は何ができますか?」ですから、「何をいたしましょうか? どういうご用件ですか? 何をお探しですか?」のような店の店員の決まり文句ですね。
ジョシュアは新しい wardrobe を一通り全部欲しいんだと言っています。
wardrobe は「ワードローブ、洋服だんす」のことですが、ここでは「自分の持ち衣装、持ち服」のような意味です。

ジョシュアは、my wife と言った後、my ex-wife と言い直していますね。
ex-wife はフレンズでよく登場するように「元妻」という意味なので、ex-wife という言葉で、彼はその人と離婚していることがわかります。
「まぁ、離婚なさったんですね。大変でしたね」のような感じで、I'm so sorry. と言うレイチェルですが、内心は嬉しそう(笑)。
自分が素敵!と思った男性が独身だと聞いてラッキー!と思っているわけです。

そのジョシュアが違う方向を見ている間に、レイチェルは鏡を見ながら、ブラウスの下のブラをキュッキュッと急いで調節しています。
少しでも胸が大きく見えるようにしてみた感じですが、それをト書きでは、trying to show off her assets と書いてあります。
show off は「見せびらかす、誇示する」。
asset は複数形の assets で「財産、資産」という意味になります。
また、可算名詞で「利点、強み、取りえ」という意味もあります。
ト書きは「財産」みたいなニュアンスでしょうね。
レイチェルにとって、豊かな胸は財産だという感覚でしょう。

ジョシュアは、元妻が自分の服を全部燃やしてしまって(夫婦喧嘩の結果でしょうが壮絶ですね)、2つのものを持って逃げたと説明します。
2つのうち、1つは今着ているこのスーツで、もう1つの方はと言うと、後からそれがスカートであることが判明した、というニュアンスで、turned out 「…であるとわかった」という言葉が使われています。
とりあえず目に付くものを掴んで慌てて妻のところから逃げたんだけど、1つは妻のスカートだったんだよねぇ…ということです。

スーツは悪くないんだけど、このスーツをクリーニングに出す時には、そのスカートをはくしかないんだよ。スカートをはいてスーツをクリーニング店に持っていったんだけど、あまり楽しくなかったな、と言っていますね。
だから、このスーツだけってわけにはいかないから、他の服ももっと欲しいんだ、ということです。
なかなかユーモアもある人のようですね。

down to... は「…に至るまで」。
持ち服全て燃やされたから、今日は下着に至るまであらゆるものを揃えたいんだ、と言っています。
I'm all yours. を直訳すると「僕はすっかり君のものだ」という感じでしょう。
君の言う通りにするよ、君にすっかりお任せするよ、というニュアンスですね。
自分がときめいている人に、I'm all yours. と言われて、嬉しいレイチェルです。


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