2013年02月27日

私を起こすとアルマゲドンが起こる フレンズ7-12その3

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[Scene: Monica and Chandler's bedroom, Monica is sleeping and Chandler's sitting in bed, wide awake.]
モニカとチャンドラーの寝室。モニカは眠っていて、チャンドラーはベッドに座っている、すっかり目が覚めた状態で。
チャンドラー: (whispering) Monica! ([ささやきながら] モニカ!)
モニカ: She's sleeping. (彼女は眠ってるわ。)
チャンドラー: I know, just a quick-quick question, quick question. Which one was Deep Impact and which one was Armageddon? (わかってる、ちょっと、簡単な質問なんだ、簡単な質問。どっちがディープ・インパクトで、どっちがアルマゲドンだったっけ?)
モニカ: Deep Impact was the one with Robert Duvall. Armageddon is what's going to happen to you if you wake me up. (ディープ・インパクトはロバート・デュバルが出てるやつで、アルマゲドンはあなたに起こることになるわ、もしあなたが私を起こしたらね。)

チャンドラーとモニカが一緒に寝ているのですが、チャンドラーだけがすっかり目が覚めてしまっている様子。
チャンドラーは、隣で眠っているモニカに、ささやき声で呼び掛けています。
それに対してモニカは、She's sleeping. と言っていますね。
本当なら、I'm sleeping. 「私は眠ってるわ」になるのでしょうが、それだと「眠ってるのに、どうして答えてるんだよ」となってしまうので、わざと「彼女は」という She を使って、「モニカはただいま睡眠中よ」みたいに、まるで他人が答えるかのように答えてみせた、ということになります。
質問に答えるくらいですから、十分起きているわけですが(笑)、眠っているところを邪魔されたくないので、そう言っているわけですね。

チャンドラーは、「君が睡眠中なのはわかってるけど、簡単な質問があるんだよ」と言って、Which one was A and which one was B? 「どっちが A で、どっちが B だったっけ?」という質問をしています。
で、具体的には何を尋ねているかというと、「どっちがディープ・インパクトで、どっちがアルマゲドンだったか?」
どちらも、彗星または隕石が地球に衝突する…という映画でしたね。
つい先日、ロシアのチェリャビンスク州への隕石落下のニュースがあったばかりですが、その映像を見て、この2つの映画を思い出した方も多かったのではないでしょうか?
また、ここでチャンドラーがこの2つの映画の名前を出したのは、少し前に屋上で彗星を見ていたことからの連想なのでしょうね。

その2つの映画についての情報は、以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ディープ・インパクト (映画)
Wikipedia 日本語版: アルマゲドン (映画)

上のディープ・インパクトのウィキペディアの説明に以下の記述があります。
二ヶ月後に公開された『アルマゲドン』も先行した本作に類似しており、地球に隕石あるいは彗星が衝突するという設定も同様である。

また、アルマゲドンのウィキペディアの説明にも以下のような記述があります。
設定の似た映画『ディープ・インパクト』が、2カ月前に全米公開されている。この2作品の設定・物語の一致は、アメリカの映画作りのシステムに原因がある。

内容が似ていることは有名な話ですから、そういう「よく似た(紛らわしい)映画」の2つを引き合いに出して、「一体どっちがどっちだったけなぁ〜?」と、くだらない質問(笑)をモニカにぶつけていることになるでしょう。
実際、その答えがどうしても今知りたいんだぁ〜!ということでもなく、眠れないので、ジョークっぽい質問をモニカに出してみた、というところでしょうね。

ちなみに私は、アルマゲドンは映画館で見て、ディープ・インパクトはテレビ放映されていたのを少しだけ見ました。
ディープ・インパクトをテレビでちらっと見た時に、「あー、こっちの方が私好みっぽかったなー、こっちを映画館で見とけば良かった…」と思った記憶があるのですが、その後、DVDで見ようと思いつつ結局まだ見ておらず…ここで出てきたのを機会にまた見てみようと思っています。

眠たいのに、くだらん質問をされたモニカですが、一応、ちゃんと答えを言っていますね。
Deep Impact was the one with Robert Duvall. は「ディープ・インパクトは、ロバート・デュバルが出てるやつ」みたいな感覚。
The One With... というパターンは、フレンズのエピソードの英語タイトルによくあるパターンですね。

次にアルマゲドンについても説明していますが、それもその前と同じように、Deep Impact was the one with Bruce Willis 「ブルース・ウィリスが出てるやつ」と言っても良さそうなものでしたが、このアルマゲドンに関する説明が、ここではオチになっています。
モニカの説明は、Armageddon is what's going to happen to you if you wake me up.
つまり、「アルマゲドンは、あなたに起こるであろうこと、もしあなたが私を起こせば」ということになります。
「アルマゲドン」という言葉は日本語でもすっかりメジャーになってしまいましたが、「最終戦争」などと訳されることが多いでしょうか。

研究社 新英和中辞典では、
Armageddon 【名】〔聖〕 ハルマゲドン 《世界の終末における善と悪との決戦場》

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
Armageddon : [noun] [singular, uncountable] a terrible battle that will destroy the world
つまり、「世界を破壊するような恐ろしい戦い」。

この言葉は、英和辞典の日本語訳のように「ハルマゲドン」と表記されることも多いですね。
Wikipedia 日本語版: ハルマゲドン

私が初めて「ハルマゲドン」という言葉を聞いたのは、上のウィキペディアにも記載がありますが、1983年公開の映画「幻魔大戦」のキャッチコピー「ハルマゲドン接近」でした^^
当時中2の私は、「クラッシャージョウ」と「宇宙戦艦ヤマト 完結編」は見に行きましたが、「幻魔大戦」は見ておりません。なんかおどろおどろしい雰囲気が漂ってて怖かったから…(笑)。

ハルマゲドン(アルマゲドン)で脱線しすぎましたが、モニカはその言葉の本来の意味「最終戦争」を使って、「今、あなたが私を起こしたら、世界の終末の最終戦争が起きて、世界が滅亡するわよ」みたいに脅しているわけですね。
アルマゲドン、っていうのは、今、あなたが私を起こせば起こる、終末の最終戦争のことよ、みたいに言って、私を起こして怒らせたらどんな恐ろしいことが起こるかわからないからね、世界が破壊(destroy the world)されちゃうんだからね、みたいに言ってみせたわけです。
眠いとこを起こしたら、私ブチ切れるわよ、と言いたいわけですが、それを、彗星→ディープ・インパクトとアルマゲドン→最終戦争で地球が滅亡、みたいなオチにうまく持って行っているところが、フレンズの脚本の面白さだなぁ、と思いました。


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posted by Rach at 14:56| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月25日

ドアを開けてたパイプ フレンズ7-12その2

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彗星を見ようと屋上にいたフレンズたちですが、みんな適当な理由を言って帰ってしまい、ロスとジョーイだけが残っています。
彗星を見るはずが、関係ないことばかり言っているジョーイに、
ロス: Joey come-I can't believe-- I bring you here to see the Bapstein-King comet, one of nature's most spectacular phenomenon, and all you care about are bugs stuck in tar and-and some woman! (ジョーイ、信じられないよ。僕はバプスタイン・キング彗星を見るために君をここに連れてきてる。自然の最も壮観な現象の一つをね。そして君が気にかけてるのは、タールにはまってる[タール漬けになってる]虫と、どっかの女性ばっかりだ。)
ジョーイ: (standing up) Y'know, there's two women, dude. ([立ち上がって] なあ、女は二人いるんだぜ。)
ロス: Show me where? (どこか教えて。)
ジョーイ: Right, right up here. (Starts looking at them through a piece of pipe.) (ちょうど、あっちだよ。[パイプの断片越しに、彼女たちを見始める])
ロス: (noticing the pipe and looking at the door) Joey, where's the pipe that was holding the door open? ([そのパイプに気づいて、ドアを見ながら] ジョーイ、ドアを開いた状態にしてた[保ってた]パイプはどこ?)
ジョーイ: (annoyed) I don't know! (Goes back to looking through the pipe.) (Pause) Yeah, I do. ([ムッとして] 知らないよ! [そのパイプから見るのに戻る] [間] あぁ、俺(パイプのある場所)知ってる。)
ロス: Joey! (ジョーイ!)
ジョーイ: What?! All right-Hey! Don't look at me! You're the one who wanted to come up and look for some stupid Burger King comet! (何だよ! いいか! 俺を見るなよ! お前なんだぞ、屋上に上がって、ばかばかしいバーガー・キング彗星を探したいって言ったのは!)

ロスは、「バプスタイン・キング彗星を君に見せるために、君をここに連れて来てるんだ」と言います。
spectacular は「華々しい、劇的な、壮観な」。
名詞 spectacle 「目を見張るような光景、壮観。スペクタクル」に、形容詞語尾の -ar をつけた形です。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
spectacular : very impressive and exciting
例) a spectacular view of the Grand Canyon

つまり、「非常に印象的でエキサイティング」、例は「グランドキャニオンの素晴らしい景色」。

all you care about are... は「君が気にかけるもののすべては…だ」ですから、「君は…だけしか気にかけない」→「彗星は全く気にかけずに、別の…ばっかり気にかけてる」と言っていることになります。
ジョーイが気にかけているのは、bugs stuck in tar 「タールにハマった虫」、つまり「油のタールにハマってしまっている虫、動けなくなってタール漬けになっている虫」という感じですね。
some woman は、some+単数形なので、この some は「幾人かの」という意味ではなく、「とある女性」というニュアンスになります。
どこの誰かはよくわからないので、あえて特定せず、ある女性、どっかの女性、みたいに言っているわけですね。
ジョーイが彗星を見ずに、屋上から他のビルを見て、「ほら、あの女見てみろよ」みたいなことばっかり言っていることをロスは怒っているわけです。

some woman と表現したロスに対して、ジョーイは、There's two women. と言っています。
ロスは女一人だと思ってるようだけど、イケてるおネエちゃんは2人いるんだぜ〜、という感じですね。
どこ?と尋ねるロスに、ジョーイは場所を指し示しますが、その方向を見る時に、パイプを覗いています。
まるで望遠鏡のように使っていますが、ト書きにあるように、これはただのパイプの切れ端なので、別にそれで見たからと言って、大きく見えるわけではないのですが、雰囲気を出すためにそうしているのか、おとぼけジョーイのことだから、そうやって見ると大きく見えると思っているのか(笑)。

そのパイプを見て、その後、ドアの方を見て、ロスは「あのパイプはどこ?」みたいに聞いています。
the pipe の後に、関係代名詞 that を使って、「そのドアを open な状態にホールドしていたパイプ」のように表現しています。
この hold+目的語+補語は、「目的語を補語(の状態)に保っておく」という意味ですね。
hold the door open は「ドアを開けておく」です。
ドアストッパー代わりに、ドアを開けとくのに使ってたパイプはどこ?と聞かれたジョーイは、「何で俺に、んなこと聞くんだよ」みたいに最初は怒っているのですが、自分がパイプを使って、遠くを眺めていることに気付いて、Yeah, I do. と言っています。
Yeah, I do. は、その前の I don't know. を受けた言葉で、さっきは、I don't know. と言ったけど、Yes, I do. つまり、I know. 「パイプがどこにあるかを知ってる」と訂正した形になります。

ドアを止めてあったパイプを抜いてしまったジョーイに、ロスは怒りの声を上げるのですが、ジョーイは、「(全部俺のせいみたいに)俺を見るなよ」と反論しています。
You're the one who wanted to... は「…したがったのは(他ならぬ)お前だろ」という感覚。
俺のせいみたいに言うけど、そもそもお前が…したいと言ったのが全ての原因だったんだ、と相手を非難するセリフになります。
ロスが何をしたいと願ったか、がその後に語られていますが、その内容は「上に上がって、ばかな Burger King comet を探す」こと。
今回のエピソードの彗星は(架空の名前ではありますが) Bapstein-King comet 「バプスタイン・キング彗星」となっています。
それをジョーイは、「バーガー・キング彗星」のように、ハンバーガーチェーン店の名前(笑)で呼んだわけですが、せっかく彗星を見せてやろうと意気込んで誘ったロスとしては、名前すらちゃんと覚えてくれてないジョーイの彗星への興味のなさ加減に、どれほどがっかりしたかが想像できますね。


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posted by Rach at 14:01| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月22日

ピーナッツの袋があんなに高く飛んでる フレンズ7-12その1

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シーズン7 第12話
The One Where They're Up All Night (オールナイトは大騒ぎ)
原題は「彼らがオールナイトで起きている話」


フレンズ全員と(レイチェルの彼氏の)タグが、彗星を見ようと屋上に集まり、空を見上げています。
モニカ: (looking up) Ross, when's this comet thing start? ([空を見上げて] ロス、この彗星ってやつは、いつ始まるの?[この彗星ってやつの始まりはいつ?])
ロス: Well, technically, it started 7 billion years ago.... (そうだな、専門的に言うと、70億年前に生まれたんだ…)
みんな: (groaning) Oh no! Oh no! (They all start to get up to leave.) ([ブーブー言いながら] だめだ、だめだ! [みんなは立ち上がり去ろうとする])
ロス: Okay! Okay! Fine, I'll stop! No teaching, okay? We'll just watch the pretty light streaking across the sky. Okay? Who's official name is Bapstein-King. (わかった、わかった! よし、もうやめるよ! 教えたりしないよ。僕たちは空を横切る綺麗な光を見るだけだ。いいかい? その正式名な、バプスタイン・キングっていうんだ。)
みんな: Okay! Okay! (They start to leave again.) (わかった、わかった! [みんなはまた立ち去ろうとする])
フィービー: (looking up) There it is! Oh, look at that! Isn't Mother Nature amazing? ([見上げて] あそこよ! あぁ、あれを見て! 母なる自然ってすごくない?)
チャンドラー: (looking up with her) That's a plane! ([フィービーと一緒に見上げながら] あれは飛行機だよ!)
フィービー: Well, all right. 1700 bags of peanuts flying that high, that's pretty amazing too. (ええ、そうね。あんなに高いところを飛んでいる1700袋のピーナッツ、それもかなりすごいわよね。)

ビルの屋上で彗星を見上げているフレンズたち。
モニカは、when's this comet thing start? と尋ねています。
when's となっているのは、when does this comet thing start? ということですね。
モニカにとっては、comet (彗星)というのは、そんなに身近なものではないので、「(今みんなで見ようとしている)この彗星、ってやつは」みたいに this comet thing と表現し、それが、いつ始まるのか(when does ... start?)を尋ねていることになります。

ちなみに、76年ごとに現れる、有名なハレー彗星は、英語では、Halley's comet 。
イギリスの天文学者エドモンド・ハレーの名前が付けられています。
「赤い彗星のシャア」を英語で言うと、Char, the Red Comet ですね。
さらにおまけで言うと、The White Comet だったら「さらば宇宙戦艦ヤマト」の白色彗星になります^^

モニカは、「彗星を見よう、ってことで、ずっと空を見上げてるけど、それは一体いつ始まるのかしら?」という意味で尋ねたわけですが、それに対してロスは、「彗星は、70億年前に始まったんだ」みたいに答えています。
billion は「10億」なので、7 billion years ago は「70億年前」。
モニカは、彗星ショーの始まりを尋ねたのに、ロスは、彗星の誕生について答えたことになります。
その彗星が生まれたのは・できたのは、70億年前のことで〜…と天文学的な話をし始めたので、フレンズたちは「あぁ、また、ロスのウンチク話が始まった、やだやだ」みたいに立ち去ろうとします。

あきれて帰ろうとするみんなを引き留めて、ロスは、「ただ、そのきれいな光が、空を横切るのを見よう」と言っています。
streak は「疾走する、猛スピードで・大急ぎで走る」という意味。
日本語で「ストリーキング」と言うと、裸で走る、みたいな意味で使われますが(なぜか広辞苑には「ストリーキング」という言葉が載ってなかった…笑)、基本的な意味は、「疾走する」の方なのです。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
streak :
2. to run or fly somewhere so fast you can hardly be seen
across/along/down etc.
例) Two jets streaked across the sky.
3. to run across a public place with no clothes on to shock people


つまり、2. は「ほとんど見られないくらい非常に早く、どこかを走る、または飛ぶ」。
例文は、「2機のジェット機が空を猛スピードで横切った」。
3. は「人を驚かせるために、服を着ないで公共の場所を走って横切る」。

3. が日本語の「ストリーキング」のイメージですね。

ちなみに、この Bapstein-King comet というのは実在する彗星ではないようです。
Wikipedia 英語版: Comets in fiction
つまり、「フィクションの・架空の彗星」というウィキペディアの項目があって、その Film and television に以下の記述があります。
In the Friends episode titled "The One Where They're Up All Night" (2001), Ross Geller takes the group on the roof of their apartment to view the Bapstein/King comet.
今回のエピソードの「バプスタイン・キング彗星」が、ドラマの中で出てきた架空の彗星の一つとしてここに掲載されているわけですね。

他の人は彗星の名前なんてどうでもいいわ!という感じらしく、ロスが名前を説明し出すと、また立ち去ろうとします。
そんな中、フィービーは空を見上げて、感嘆の声を上げ、Mother Nature って amazing じゃない?みたいに言っていますね。
Mother Nature は文字通り「母なる自然」、amazing は「驚くべき、すごい、素晴らしい」。
フィービーは、あれが彗星なのね、すごいわね、と自然の素晴らしさに感動しているわけですが、チャンドラーに「あれは(彗星じゃなくて)飛行機だよ」と指摘されてしまいます。

興ざめなことを言われてしまったフィービーですが、「でも、これもかなり素晴らしいことよ」と言って、bags of peanuts の話をしています。
bags of peanuts は「ピーナッツの袋」。
フィービーは、飛行機の中には、乗客のおつまみ用のピーナッツの袋が大量にあることを持ち出して、「(飛行機に積まれて)あんなに高く飛んでいるピーナッツの袋が、1700袋もあるのよ」と言っているのですね。

飛行機にはピーナッツ、というのは、お決まりの連想のようで、フレンズ3-21 では、飛行機で出会った女性の話をしているセリフで以下のようなものがありました。
ピート: Her name's Ann. She's a journalist. Ahh, we met on the plane. She asked me if she could finish off my peanuts. I thought she said something else. We had a big laugh. (彼女の名前はアン。彼女はジャーナリストなんだ。飛行機で出会ったんだよ。彼女が僕に、僕のピーナッツを食べちゃって[平らげちゃって]いいか?って聞いてきたんだ。僕は彼女が何か別のことを言ってるんだと思って。僕らは大笑いしたんだよ。)

このセリフはどうやら、「あなたのピーナッツ食べちゃっていい?」みたいに聞いてきたのを、何かしらエッチなことのお誘いに聞き違えた、みたいなことのようですが、とにかく、飛行機にはピーナッツが付き物、みたいな感じは、このセリフからもわかる気がしますよね。
そういう、飛行機とピーナッツの連想を使って、「あれは彗星じゃなくて、飛行機だよ」と指摘されたフィービーは、「1700袋のピーナッツがあんな空高く飛んでることも、驚異的なことだと思わない?」と返したということです。


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posted by Rach at 15:27| Comment(4) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月20日

パスポート取得を許可するとでも フレンズ7-11その6

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6年ぶりに再会したデビッドと、幸せな時間を過ごしたフィービーでしたが、やはりデビッドはミンスクに戻ることとなり、さよならを言うことになります。
「友達の俺との約束より、恋人との約束を優先させるのか?」と怒っていたジョーイでしたが、タクシーで去ったデビッドを見送ったフィービーの姿を、後ろから静かに見つめています。
フィービー: (seeing him) Okay, now's not the time, Joey. All right? You can yell at me tomorrow. ([ジョーイを見て] いいわ、今はその時じゃないの、ジョーイ。いい? 明日私に怒鳴ってくれていいから。)
ジョーイ: No! No! No, Pheebs, I'm not gonna yell at you. I just y'know, started thinking about you and David and I... remember how bummed you were the first time he left. And I just.... Oh Pheebs, come here. (He hugs her.) Are you okay? (いや、いや、違うんだ、フィービー。俺は君を怒鳴ったりしないよ。俺はただ、君とデビッドのことを考え始めて、で、俺は…思い出したんだよ、彼が最初に旅立った時に君がどんなに落ち込んでいたかってことをね。だから俺はただ…あぁ、フィービー、こっちにおいで。[ジョーイはフィービーをハグする] 大丈夫?)
フィービー: No, I'm not okay. The only guy I've ever been crazy about is going to Minsk and I may never... I may never see him again. (Crying.) (ううん、大丈夫じゃない。私がずっと夢中だったただ一人の人がミンスクに行くの、それで私は二度と…二度と彼に会えないかもしれないのよ。)
ジョーイ: Hey, y'know you could always visit him. (ねぇ、いつでも彼のところを訪問できるんじゃないの?)
フィービー: Oh, right, like they're gonna let me have a passport. (ええ、そうね、まるで私にパスポートを持つことを(当局が)許可するみたいに言うのね。)
ジョーイ: Anything I can do? Whatever you need. (俺にできること何かある? 君が望むことなら何でも。)
フィービー: Well-But-Now, if-if you can achieve positronic distillation of subatomic particles y'know before he does, then he could come back. (They hug again.) (そうねぇ、でも、ほら…もし、もしあなたがデビッドよりも先に、素粒子の陽電子蒸留を成し遂げることができたら、そしたら彼は帰って来られるかもしれない。[二人は再びハグする]
ジョーイ: I could give it a shot. (挑戦できるかも。)

またミンスクに旅立ったデビッドを見送ったフィービー。
その悲しそうな姿を見て、「俺との約束を破りやがって!」みたいに怒っていたジョーイの気持ちも変わったようです。
フィービーはジョーイを見て、「今はその時じゃない」と言っていますね。
私のこと怒ってるの、よくわかってるけど、今はその話はしないで、という感覚。
You can yell at me tomorrow. は「明日、あなたは私に怒鳴ることができる」ですから、「(怒鳴りたいなら)明日怒ってくれたらいいから(お願いだから、今は、今日は、怒鳴るのをやめておいてほしい)」と言っていることになります。

落ち込んでいるフィービーを見てジョーイは、「違うよ、俺は君を怒鳴ったりしないよ」と言っています。
その後、「俺は考え始めて、それで思い出したんだ」みたいにも言っていますね。
6年前の君とデビッドのことを考えて、それで思い出したんだ、彼が君の元を去った、あの最初の時、君がどれほど bummed だったかを俺は思い出した、と言っていることになります。
bummed は「元気のない、落ち込んだ、へこんだ」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
bummed also bummed out [adjective] (spoken) : feeling sad or disappointed
つまり、「悲しい、または失望した気持ちである」。

言葉だけでは慰められないと思ったジョーイは、フィービーを優しくハグしてあげています。
Are you okay? と聞かれたフィービーが、No, I'm not okay. と言うのに、何だか泣けてしまいますね。
「大丈夫なんかじゃないわ」という感じで、その後、自分の今の状況を語って、こんな状態で私が大丈夫でなんかいられるわけないじゃない!みたいに言っていることになります。
be crazy about は「(人)に夢中である、ぞっこんである」なので、The only guy I've ever been crazy about は、「私がずっと夢中だった唯一の男性」になるでしょう。
その人がミンスクに行こうとしている、そして、その彼にもう二度と会えないかもしれないんだ、と説明しています。
フィービーも、これまでのエピソードで、いろんな男性とお付き合いしてきていますが、確かにデビッドは特別、という印象がありますね。
二人ともちょっと天然ボケみたいなキャラで、その二人のズレ具合が何とも微笑ましく思える不思議なカップルでもあります。
ですから、このフィービーのセリフも、それほど大袈裟には聞こえず、フィービーの率直な気持ちなんだろうなぁ、と思えるのですね。

ジョーイは「君は彼を訪問できるんじゃないの、彼のところに(行こうと思えば)行けるんじゃないの?」みたいに言っていますが、それに対するフィービーのセリフは、コメディらしいジョークになっています。
最初の Oh, right. は反語的なニュアンスの Oh, right. ですね。
よく、フレンズでは、Yeah, right. の形で出てきますが、相手の発言を肯定している感じではなくて、「ええ、おっしゃる通りよねぇ〜」みたいにちょっと皮肉っぽく返す感覚で、本音は「本気で言ってるの? 冗談でしょ」みたいなニュアンスが近いです。

その後、like... を使って「彼らが私にパスポートを持たせることになる」みたいに表現していますね。
この like は、フレンズのセリフによく登場する、「〜みたいに言うわねぇ」というニュアンス。
「〜みたいにあなたは言うけど、そんなわけないじゃない」のように、実際にはそんなわけない、と like 以下の表現を完全否定しているニュアンスになります。
they はパスポートを発行する機関や当局の人を漠然と指す感覚。
ですから、このセリフは、「当局の人たちが、私にパスポートを持たせてくれるかのようにあなたは言うけど、そんなわけないでしょ、私がパスポートを持てるわけないじゃない」みたいに言っていることになるわけです。
普通の人なら「は?」となりそうなセリフですが、フィービーという人は、家族の幸せに恵まれない幼少期を過ごし、元ストリートチルドレンで、その過去についてはフレンズたちもすべてを知っているわけではない、という不思議キャラの設定になっています。
そういうイメージがあるために、「国がパスポートを発行できないような、海外に渡航できないような、想像を絶するものすごい過去が、フィービーにはあるかもしれない」と思わせるので、「私がパスポート持てるわけないじゃない」みたいなセリフも、あながち嘘ではない気がしてしまうわけですね。
…って一体、フィービーは過去にどんなヤバいことをしたんだよっ!とツッコミたくなるようなセリフになっている、ということです。

「私はパスポートなんか持てない人間なのよ」みたいにフィービーが言うので、ジョーイは「他に何か俺にできることない?」と尋ねています。
しばらく考えていたフィービーは、「デビッドがそれをする前に、positronic distillation of subatomic particles を達成して・成し遂げてくれたら、彼は(ミンスクから)アメリカに帰って来られるかもしれない」みたいに言っています。
positronic distillation of subatomic particles はそのまま訳すと、「素粒子の陽電子蒸留」になりますね。
この言葉の意味はどうでもいい、というか(笑)、ここではとにかくそういう「小難しい専門用語」を使って、デビッドが研究し、成し遂げようとしていることを、ジョーイが彼より先にやってくれたら、デビッドは研究をやめ、アメリカに帰ってきてくれるかもしれない、と言っていることだけわかれば良いわけです。(多分、その研究内容も、言葉の上での創作だと思われ、実際にこういう研究があるわけではない、という気がしますし)

ちなみに、positronic と聞くと、新スタートレック(Star Trek: The Next Generation)のデータ少佐(Lieutenant Commander Data)の positronic brain (ポジトロニック・ブレイン、陽電子頭脳)を思い出すのは私だけ?(笑) (陽電子頭脳というのは、データ少佐だけが持っているものではなく、元々は、アイザック・アシモフの小説に出てきた言葉、だそうです)

そんな風に、デビッドが取り組んでいるのは、日本語に訳しても「は? 何それ?」みたいな難しい研究なのですが、「ジョーイがそれを成し遂げてくれたら…」みたいに言われたジョーイは、フィービーをハグしながらしばらく考えた後、give it a shot できるかもしれない、みたいに言っていますね。
give it a shot は、「試しにやってくみる、挑戦してみる」。give it a try と同じ意味です。
普通の人だったら、「そんなわけのわからない難しい研究、できっこないよ」と言うところでしょうが、ジョーイは多分、どの程度難しいのかすらわからないのでしょう(笑)、フィービーを慰めるためにハグしながら、「ま、やってみっか」みたいにあっさり言ってしまうところが、ジョーイっぽくて笑えるわけですね。


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2013年02月18日

何をしたかではなく誰としたか フレンズ7-11その5

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いとこフラニーの結婚式に、家族の中で唯一招待されなかったモニカですが、兄ロスの同伴者として強引に出席することにします。
(Cousin Frannie and her husband enter.)
いとこのフラニーとその夫が入ってくる。
モニカ: There's Frannie. Hmm, won't she be happy to see me? (Starts to get up and greet Frannie.) (フラニーだわ。ふーん、私を見て嬉しくなるかしらね? [立ち上がってフラニーに挨拶しようとする]
ロス: Now wait a minute, you be nice! All right? I didn't bring you here so you can ambush her. (ちょっと待ってよ。ナイスに振る舞うんだぞ、いいか? フラニーを待ち伏せして襲うためにお前をここに連れてきたわけじゃないんだ。)
モニカ: Frannie was the one who found your Playboys and showed them to Mom. (ロスのプレイボーイ誌を見つけて、それをママに見せたのはフラニーだったのよ。)
ロス: That bitch! (He gets up and they go over to ambush Frannie. Monica taps on Frannie's shoulder.) (あのアマ! [ロスは立ち上がり、モニカとロスの二人はフラニーを待ち伏せしようと向かう。モニカはフラニーの肩をトントンと叩く])
フラニー: (turning around) Monica! What--? ([振り返って] モニカ! 何を…?)
モニカ: Am I doing here? Why? Surprised to see me? Ross brought me. How do you like that?! (私がここで何をしてるか、って? どうして? 私を見て驚いた? ロスが私を(同伴として)連れて来たのよ。そういうの、お気に召したかしら?)
ロス: (to Frannie) Hi, Frannie. Congratulations. ([フラニーに] はーい、フラニー。おめでとう。)
モニカ: You invite my brother, you invite my whole family, and not me?! Why?! What-Why wouldn't you want me at your wedding? What could I have possibly done?! (Frannie's husband walks up.) Stuart! (あなたは私の兄を招待し、私の家族全員を招待して、それで私は招待しないの? どうして? どうして私があなたの結婚式にいるのを望まなかったの? ひょっとして、私が何かしたっていうの? [フラニーの夫が歩いて近づいてくる] スチュアート!)
フラニー: I believe you know my husband. (あなたは私の夫を知ってると思うけど。)
(Monica is shocked into silence.)
モニカはショックで黙り込んでしまう。
ロス: So it's really a question of "who" could you have possibly done. (じゃあ、(何をしたかじゃなくて)”君は誰とやったか”ってのが本当の質問だな。)

入ってくる花嫁姿のフラニーを見て、モニカは、won't she be happy to see me? と言っています。
直訳すると、「フラニーは私を見て幸せにならないだろうか?」みたいなことですね。
招待してない私が来てるのを見て、フラニーはどんな気持ちになるでしょうね、みたいに意地悪く言っている感覚になるでしょう。

モニカがフラニーに何か文句を言おうとしている様子を感じて、兄ロスは、you be nice! と言っています。
これは、Be nice! という命令形をさらに強調する形で、主語の You を付けたものですね。
「お前、ナイスでいろよ!」という感じの命令形ですが、nice な状態でいる、とはつまり、「相手に対して、優しく親切であること、意地悪なことを言ったりしたりしないこと」を指すでしょう。
I didn't bring you here so you can ambush her. は「お前が ambush できるようにと、ここにお前を連れてきたわけじゃない」みたいな感覚。
ambush は「待ち伏せする、待ち伏せして襲う」ですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
ambush : to attack someone from a place where you have been hiding
つまり、「ずっと隠れている場所から、誰かに攻撃すること」。

欠席しているはずのモニカが急に現れて相手を驚かせひるませることを、ロスは ambush と表現しているわけですね。
フラニーをかばおうとするロスを見て、モニカは子供の頃の出来事を話して聞かせます。
Frannie was the one who found your Playboys and showed them to Mom. は、「あなたのプレイボーイ誌を見つけて、それを(私たちの)ママに見せたのは(他ならぬ)フラニー(その人)だったのよ」みたいなニュアンス。
Frannie found ... and showed... と普通に過去形で表現することも可能ですが、それよりも、Frannie was the one who found.. and showed... と表現した方が、「ロスのプレイボーイをママに見せたのは、(あなたが今、かばおうとしている)フラニーなのよ」という感じがより強く出ることになります。
エッチな本を持ってることをママにバラしたのはフラニーなのに、ロスは腹が立たないの?みたいなことですね。
それを聞いたロスは案の定(笑)、That bitch! 「あのアマ!」みたいに(あまりロスらしくはないですが)フラニーに対する怒りを見せて、二人ともムッとした様子で、フラニーに近づくことになります。

後ろから肩をトントンされたフラニーは、振り返ると招待してないはずのモニカがいるのでびっくり。
What--? と言ったまま絶句していますね。
その後に続くべきセリフは、次のモニカのセリフからわかる通り、What are you doing here? だったわけですが、驚愕のため言葉が出てこなかったため、それを察したモニカが、その後を続けて、あなたが尋ねたかったのは、What are you doing here? ね、という意味で、What am I dong here? 「私が今ここで何をしているか?ですって?」みたいに言ったわけです。
What are you doing here? というのは驚いた口調で言うと、「あなた一体ここで何してるの? どうしてあなたが今ここにいるの?」というニュアンスが出るんでしたよね。

「私を見て、あなた驚いてる? ロスが私をここに連れてきてくれたの」と説明した後、How do you like that?! とも言っています。
直訳すると、「そのこと(ロスが私をここに連れてきたこと、私が今ここにいること)をあなたはどんな風に好きかしら?」となるでしょうか。
そのように、How do you like...? というフレーズは「どのように好きか?」→「どう思うか? 気に入りましたか? お気に召しましたか?」ということを尋ねる言葉になります。
「驚いてるようだけど、ロスが私を連れてきてくれたのよ。そのことについて、あなたどう思う?」みたいに意地悪く尋ねている感覚になるでしょう。

さきほどは、プレイボーイ誌の件で一瞬ムッとしたロスでしたが(笑)、モニカほどの恨みつらみはないようで、ロスはちゃんとフラニーを見て、おめでとう、と挨拶します。
収まらないモニカは、まだしつこく、「兄も家族もみんな招待したのに、私だけ招待しないってどういうこと? なんで? どうして私が結婚式に出るのがそんなにいやなわけ?」みたいにまくしたてています。
What could I have possibly done?! は、could have done が「〜した可能性がある」、possibly は「ひょっとして」なので、「私がひょっとして(過去に)何か(あなたに嫌われるようなことを)したということがありうるの?」みたいに言っていることになるでしょう。
もっと、口語っぽいセリフ調で言うと、「私が一体、何をしたっていうの?」という感じになりますね。
「私は何かあなたにひどいことでもしたかしら、そんなことあったりしたのかしら(私は全然記憶にないんだけど!)」みたいに怒っているわけです。

えらい剣幕で怒っているモニカでしたが、フラニーの夫スチュアートを見て、ショックで黙り込んでしまいます。
その態度からわかる通り、モニカとスチュアートの間には何か、つまり、過去に深い関係があったらしいことがわかりますね。
フラニーは、自分の夫となる人と関係のあったモニカを呼びたくなくて、招待しなかった、ということです。
黙ってしまったモニカの代わりに、ロスは、So it's really a question of "who" could you have possibly done. と言っており、これがこのやり取りのオチになっています。
基本的な構造は、It's really a question of... 「それは本当は、…という質問だ」。
直訳すると、「それなら(そうだとすると)、本当は、「お前(モニカ)が、ひょっとして誰かを do したってことがありうるのか」っていう質問だね」みたいになるでしょうか。
本当は…という質問だ、というのは、その前のモニカのセリフ、What could I have possibly done?! を受けてのことになります。
モニカは、What could I have possibly done?! と言ったけれど、本当にここで問うべき問いは、what じゃなくて、who だったね、と言い直している感覚です
つまり、do (could have done) の目的語として、what (こと)ではなくて、who (人)を取っているわけですね。
do something は「何かをする」になりますが、do someone のように目的語に人を取ると、このような恋愛がらみの話では、「(人)とエッチする」という意味になります。
つまり、ロスは、モニカが言ったセリフを少し変形させることで、「私が何をしたっていうの?」というのを、「私が誰とした[誰とヤッた]っていうの?」みたいに、本当の問いはこっちだったわけだねー、と、モニカをからかうようにジョークにしてみせた、ということですね。

実際に、モニカのセリフとロスのセリフを見比べてみると、
モニカ: What could I have possibly done?!
ロス: "who" could you have possibly done.
となっていて、モニカのことをそれぞれ I, you と表現している以外はほとんど同じになっています。
違うのは、what と who で、ロスの方は字幕でわざわざ who を引用符でくくっていることからも、what じゃなくて who だ、というのがオチのポイントであることがわかる仕組みになっているわけです。
do という動詞の多様性(これは日本語の「する、やる」も同じ感覚ですが…笑)を使って、「何をしたのか、何をやったのか」の代わりに、「誰としたのか、誰を・誰とやったのか」と言い換えることで、モニカがフラニーの夫とエッチしたことが原因で結婚式に招かれなかったことを、モニカ自身が言ったセリフをひねって皮肉っぽく言っているジョークになるわけですね。


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posted by Rach at 15:25| Comment(2) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月14日

散髪した? うん30回くらい フレンズ7-11その4

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[Scene: Central Perk, Monica and Phoebe are entering. As Phoebe is sitting down, she recognizes someone sitting at the counter.]
セントラルパーク。モニカとフィービーが入ってくる。フィービーが座ろうとしている時、誰かがカウンターに座っているのに気付く。
フィービー: (gasps) (whispering) Oh, my God! That's David! ([息を呑んで][ささやきながら] なんてこと! あれはデビッドよ!)
モニカ: David who? (デビッドって誰?[どのデビッド?])
フィービー: David, the scientist guy. David that I was in love with. David who went to Russia and broke my heart, David! (デビッドよ、科学者の。私が恋したデビッドよ。ロシアに行って、私の心をボロボロにしたデビッド、(あの)デビッドよ!)
デビッド: (noticing Phoebe) Oh, my God! ([フィービーに気づいて] なんてことだ!)
フィービー: Oh, you say someone's name enough, they turn around. (あぁ、誰かの名前をいっぱい呼ぶと、その人は振り返るものよ。)
デビッド: Phoebe? (フィービー?)
フィービー: David! (He kisses her cheek) What-what are you doing here? Aren't you supposed to be in Russia? (デビッド! [デビッドはフィービーの頬にキスする] ここで何してるの? あなたはロシアにいるはずじゃないの?)
デビッド: Yeah, I'm just, I'm just in town for a conference. Umm, God, you look phenomenal! (あぁ、僕はただ、会議でこの町に来てるんだ。あー、君はものすごく綺麗だ。)
フィービー: Well.... Yeah. You look great too. Did you get a haircut? (えぇ、まぁ。あなたも素敵よ。髪の毛切った?)
デビッド: Yeah. Well, I-I got like thirty of them. (ああ。そうだな、30回くらい散髪したかな。)

フィービーは、カウンターに座っている人物を見て、息を呑んで、あれはデビッドよ!と言っています。
David というのは、よくある名前なので、ピンと来なかったらしいモニカは、David who? と尋ねています。
直訳すると、「デビッド・誰」みたいな感じになりますが、それは、「デビッド・○○」みたいなファミリーネーム(姓)を尋ねている感覚になるのでしょうね。
ファーストネームのデビッドだけじゃわからないから、デビッド・何、さん?、どこのデビッドさん?みたいに質問していることになるでしょう。
もしくは、その後にフィービーが答えているように、David, the scientist guy. 「科学者のデビッドよ」という感じの、「誰であるかの説明」を who で尋ねている感覚とも言えますね。

彼の顔を見て思い出した方も多いと思いますが、このデビッドは、フレンズ1-10 に出てきました。
初登場した時の解説記事はこちら↓
フレンズ1-10その2
演じているのは、ハンク・アザリアで、最近では、2009年の映画「ナイトミュージアム2」で、カームンラー役で出演していました。
Wikipedia 日本語版: ハンク・アザリア

the scientist guy 「科学者」のデビッドよ、と説明した後、David that, David who のように関係代名詞を使って、「私が〜したデビット。…したデビッド」と、デビッドとの関係、彼がしたことを説明として付け加えることで、デビッドという人物をモニカに思い出させようとしています。

David that I was in love with は、「私が愛したデビッド」、David who went to Russia and broke my heart は、「ロシアに行って、私のハートをブレイクしたデビッド」になるでしょうか。
broken heart は「ブロークンハート」みたいに日本語にもなっていますが、「失恋」と訳されることが多いですね。
ただ、この二人の関係は、デビッドがフィービーを一方的に振った、というよりも、研究のためにミンスクに行かないといけないので、泣く泣く別れざるを得なかった、みたいな感じでしたから、失恋のように訳すのはそぐわない気がします。
まさに文字通りの、「私の心を壊す、打ち砕く、張り裂けさせる」みたいな表現がふさわしいでしょう。

「ほら、あのデビッドよ、私が恋したデビッド…」のように、デビッドという名前を何度も声に出したので、当人のデビッドもそれに気付き、フィービーを発見し驚きの声を上げています。
フレンズ1-10 で別れた二人が、今回の フレンズ7-11 でまた出会ったわけなので、フレンズのストーリー上でも実に6年ぶりの再会!になるわけですね。
愛した人との6年ぶりの再会で、それはもうどんなに感動的か!と思うのですが、そこはコメディーらしく、フィービーらしいトボけたセリフを言っています。

Oh, you say someone's name enough, they turn around. を直訳すると、「あぁ、誰かの名前を十分に言うと、その人は振り返る」という感じになるでしょう。
you というのは「一般の人」を指す感覚で、後半の they は、someone を指す代名詞ですね。
このように、セリフなどの口語では、someone のような単数名詞を they のような複数形の代名詞で受けることがよくあります。
フィービーが言っているのは、「人の名前をやたらと呼ぶと、その人が振り返ったりするものよ」みたいなことですね。

対面した二人は感動した様子で、デビッドはフィービーの頬にキスします。
ここにデビッドがいるのが信じられないフィービーは、「ここで何してるの? あなたはロシアにいるはずじゃないの?」と言っていますね。
「僕はただ、会議でこの町に来てるんだ」みたいに説明した後、you look phenomenal! と褒めています。

phenomenal は 名詞 phenomenon (複数形:phenomena)「現象、事象」「驚異(的なもの)」の形容詞形ですね。
名詞の「驚異的なもの」という意味から、形容詞形 phenomenal は「驚異的な、驚くべき」という意味にもなります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
phenomenal (Ac) [adjective] : extremely impressive or surprising
例) The restaurant is a phenomenal success.
a phenomenal performance

つまり、「きわめて印象的である、または驚きである」。例文は、「そのレストランは驚異的な成功である」。「驚異的なパフォーマンス」。

You look phenomenal! と言われたフィービーは、 You look great too. と褒め言葉を返しています。
「あなたも great に見えるわ」という感じなので、look phenomenal は、look great と同じような意味の褒め言葉になるわけですが、デビッドが普通に look great とは言わずに、phenomenal のような単語を使うところに、科学者らしさが出ていることになるでしょう。
LAAD では、phenomenal という単語に、Ac というマークがついていますが、これは、ロングマンの「アカデミック・ワード・リスト(Academic Word List)」に入っている単語のマークです。
アカデミック・ワードとは、学生が英語を読む時に理解しなければならない、そしてアカデミックな課題を書く時に使わなければならない重要単語のこと。
「現象」という言葉の関連語である phenomenal というアカデミックな形容詞を使って相手のルックスを褒めているところが、科学者っぽいわけですね。

Did you get a haircut? を直訳すると、「散髪をゲットした」みたいになるでしょう。
つまり、「あなた、散髪した?」ということですね。
それに対して、「うん」と返事をした後、I got like thirty of them. と答えるのが面白いです。
them は haircut の複数形 haircuts を指すことになるでしょう。
「散髪を30回くらいゲットした」→「30回くらい散髪した」と言っていることになります。

フィービーは、前に会った時の彼の姿を思い出して、「あ、髪の毛が短くなってる」と思ったのでしょうね。
それで反射的に、「あ、髪の毛切ったの?」みたいに言ってしまったわけでしょうが、さきほども書いたように6年ぶりの再会ですから、そりゃまぁ、その間に散髪くらいはしますよね、って感じですね。
根が真面目なデビッドは、ただの挨拶にもかかわらず、「うん、確かに散髪したけど、あれから(6年間の間に)30回くらいは散髪したかな」と、律儀に返事している、というわけです。
6年ぶりに再会した相手に「髪の毛切った?」と尋ねるフィービーのオトボケぶりもさることながら、それに対して「うん、30回くらい切ったかな」と丁寧に返す真面目なデビッドの描写が、二人はあの頃から変わってないんだー、と思わせて、ファンとしては微笑ましい気分になるシーンだと思います。


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posted by Rach at 15:41| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月12日

キンドル=焚き付ける フレンズ7-11その3

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いとこフラニーの結婚式に、両親と兄ロスは呼ばれたのに、自分だけ招待されなかった!と憤慨しているモニカ。
ロスは、モニカが招待されなかったのは何か手違いがあったのではないかと、シェリルおばさんに確認することにします。
ロス: So, I finally heard back from Aunt Cheryl and apparently it wasn't a mistake. Ahh, there's-there's limited seating in the hall-- (それで、やっとシェリルおばさんから返事を聞いたんだけどね。どうやら、手違いじゃなかったようだ。あー、広間に座席制限があって…)
モニカ: Limited seating?! (Screechingly) I am just one tiny person! (座席制限? [金切声で] 私はただの一人の小さな人間よ!)
ロス: Well yeah, but she doesn't know that. I mean, the last time she saw you, you would've turned one of those little wedding chairs into kindling. (あぁそうだね、でもおばさんはそれを知らないんだよ。だって、彼女がモニカを最後に見た時、あの時のモニカなら、あの小さな結婚式の椅子の一つを、薪(まき)に変えちゃってただろうから。)
モニカ: (disgusted) "Limited seating!" Oh, that is such a lame excuse! That's not the reason she's not inviting me! ([むっとして] ”座席制限!” あぁ、そんなのくだらない言い訳だわ! 彼女が私を招待しない理由はそんなんじゃない!)
ロス: Oh, what's the big deal?! I wasn't even invited to the ceremony, just the reception. And-and y'know what? If it makes you feel any better, Joan and I will just make an appearance and then, and then we'll-we'll leave early as a sign of protest. (あぁ、何がそんなに大ごとなんだよ? 僕だって式には招待されなかった、ただ披露宴だけだよ。それでさ、もし君の気分が良くなればって話だけど、ジョアンと僕はただ顔だけ見せて、その後、早めに帰るつもりなんだ、抗議の印としてね。)

finally heard back from somebody は「やっと・ついに、(人)から返事を聞いた」という感覚ですね。
hear from somebody で「人から話を聞く」ということになりますが、back を入れることで、「その人から返事が戻ってくる、返ってくる」というニュアンスが入ることになります。
どうやら、手違い(a mistake)じゃなかったようだ、とロスは言っていますね。
limited seating を直訳すると、「制限された座席、着席」のようになるでしょうか。
つまり、座席が限られている、という「座席制限がある」と言っていることになります。

「座席制限」という話を聞いて、モニカは、I am just one tiny person! と金切声で叫んでいます。
つまり、「私はただの一人の小さな人間だ」ということですね。
私が出席して、2人分、3人分の席を占めるわけでなし、小柄な私一人の座席分くらい、どうだっていうの?という気持ちですね。

ロスは、「でもシェリルおばさんはそのことを知らないんだ」と言っています。
彼女がモニカを最後に見た時、と言った後、ロスは、you would've turned... という表現を使っています。
You would have turned という would have+過去分詞の形は、「…していただろう」というニュアンスですね。
would には仮定のニュアンスが含まれていて、シェリルおばさんが最後に見た頃の、あの当時のモニカなら、そんな風にしていただろう…と言っていることになるでしょう。
昔のモニカはものすごく太っていたので、シェリルおばさんにはその頃のモニカのイメージしかない、だから、あの頃のモニカなら、小さな結婚式の椅子の一つを、kindling に変えてしまっていただろう…みたいに表現しているわけです。

kindling というのは、kindle という動詞に -ing がついた形ですね。
動詞 kindle は、他動詞で「(たきぎなどに)火をつける、燃やす」、「(情熱・興味などを)燃え立たせる、あおる」、また、kindle someone to do の形で「人をたきつけて〜させる」という意味にもなります。
日本語の「たきつける」(漢字では「焚き付ける」)も、「燃やすための火をつける」というのが元々の意味ですから、「火をつける」が「人の気持ちをしむける」に繋がる感覚は全く同じなわけですね。
広辞苑では、「焚き付ける」について以下のように説明されています。
たきつける(焚き付ける)
(1) 火をつけて燃やす。(2) おだてる。そそのかす。けしかける。


キンドルと聞くと、Amazon の電子ブックリーダータブレット「Kindle Fire」を思い出す方も多いでしょうね。
タブレットの名前には、冠詞 の a がついていませんが、kindle a fire だと「火をつける」という意味になります。
商品のネーミングというものは、一元的な意味だけではない広がりを求めるものですし、言いやすさや音の響きも大切なので、その意味はこれだ!と決めつけない方がいいだろうとは思うものの、やはり「火をつける」というニュアンスと無関係ではない…のでしょうね。

動詞 kindle の説明が長くなりましたが、ではその動詞に -ing をつけた kindling は何かと言うと、turn something into ... の形になっていることから、kindling は「名詞」であることがわかりますね。
動名詞「火をつけること」ですから、つまりは「点火、発火」「たきつけ」という意味になります。
そして、そういう「火をつけるための木、薪(まき、たきぎ)」という意味にもなるようですね。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
kindling [noun] [uncountable] : small pieces of dry wood, leaves etc. that you use for starting a fire
つまり、「火を起こすのに使う、乾いた木や葉などの小さな破片」。

日本語の訳語として「たきつけ」という言葉を使ったのですが、その「たきつけ(焚付)」というのも、「たきつける」という動詞を名詞化したものですよね。
広辞苑では以下のように説明されています。
たきつけ(焚付)
火をたやすく燃えつかせるために用いる枯柴・こっぱなどの類。


そういう意味では、英語の kindle & kindling の関係は、日本語の動詞「焚き付ける」と名詞「焚付(たきつけ)」の関係と全く同じと言えるわけで、言葉の発想の共通性が見えて、非常に興味深いなと思いました。

ですからロスのセリフは、「おばさんが最後に見た時のモニカだったら、結婚式の木製の椅子に座るだけで壊しちゃって、点火用の薪にしちゃってただろうね」と言っていることになるでしょう。
今はスリムになっているモニカですが、「当時のモニカの姿を想像するとそんな感じだったろ、だから椅子を壊されるのを恐れて、おばさんはモニカを呼ばなかったんだよ」と言っているようです。

それを聞いたモニカはさらに怒った様子で、「座席制限だなんて、そんなのくだらない言い訳よ!」と言っています。
a lame excuse は「まずい・下手な言い訳」。
lame という単語は元々、「足が不自由な」という意味があるのですが、その意味でこの単語を使うのは軽蔑的ニュアンスが感じられる恐れがあるので避けるべきだと言われています。
(ですが、英英辞典の LAAD にも、この意味はちゃんと載っています)。
ですから、フレンズでも lame が出てくるのは、この a lame excuse というフレーズがほとんどですね。
LAAD では、
lame : (informal) a lame explanation or excuse does not sound very believable
例) I don't want to hear any of your lame excuses for being late.

つまり、「lame な説明や言い訳というのは、あまり信用できると思えない(もの)。」
例文は、「遅刻したことに対する君の下手な言い訳を、私は一つも聞きたくないんだ」。

「人数制限なんてそんなの下手な言い訳よ。そんなのは、彼女が私を招待しない理由じゃないわ!」と激怒しているモニカに対して、「何をそんなに大騒ぎしてんだよ」とロスは言っています。
「僕だって、セレモニーには招待されてなくて、ただレセプションに招待されただけなんだ」とも言っていますね。
ceremony は「結婚式」で、reception は「披露宴」のこと。
日本の結婚式でも、親族は「結婚式と披露宴の両方」に呼ばれたりすることが多いですから、「式じゃなく披露宴だけ」にされていることが、「いとこ」のロスにとっては不満ということでしょう。
If it makes you feel any better は「もし(そのことが)君を少しでも気分良くするのなら」という感覚で、今から言うことでちょっとでもモニカの気分がましになるといいんだけど、みたいに言っていることになります。
appearance は「出現、登場、現れること」ということですから、make an appearance は「顔を出す、姿を現す」。
leave early は「早めに発つ・そこを離れる」、as a sign of protest は文字通り「抗議の印として」。
ですから、ロスは、「ジョアンと僕は顔だけ出して、その後、(親族なのに式に呼んでもらえなかった)抗議の印として、早めに披露宴を退場しようと思ってるんだ」と言っていることになります。
「モニカは招待されなかったと怒ってるけど、僕も披露宴だけだから早退するつもりなんだよ」と言うことで、「モニカと同じく、僕も失礼な話だな、って怒ってるんだ」ということを示しているわけです。
この後、(長くなるのでセリフは省略しますが)、「そのジョアンって誰?」という話になって、それがロスがパートナーとして連れて行く女性だとわかって、「私を招待しないのに、ロスはゲストを連れて来てもいいって言われてるの?」とモニカはますます怒ることとなります。
モニカをなだめようとした話で、またモニカが余計に怒ってしまう、というところが、いかにもフレンズっぽいですね。


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posted by Rach at 16:35| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日

やたらとフルネームで呼びたがる フレンズ7-11その2

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[Scene: Joey and Rachel's, Monica, Chandler, Rachel, and Ross are playing Monopoly as Phoebe enters angrily.]
ジョーイとレイチェルの家。モニカ、チャンドラー、レイチェル、ロスがモノポリー(ゲーム)をしているところに、フィービーが怒りながら入ってくる。
フィービー: Joseph Francis Tribbiani, are you home yet?!! (ジョセフ・フランシス・トリビアーニ、家にいるの?)
レイチェル: Umm, I think he's still out. What's wrong? (あー、彼はまだ外出中だと思うけど。どうかしたの?)
フィービー: Well, I'll tell you, Rachel Karen Greene. I had plans with Joey tonight and he left me this note. (Hands it to Rachel.) (こういうことなのよ、レイチェル・カレン・グリーン。今夜ジョーイと会う予定にしてたのに、彼は私にこんなメモを残したのよ。)
レイチェル: (reading the note) "Pheebs, can't make it. Got a date. Talk to you later. Big Daddy." (Laughs) "Big Daddy"? ([メモを読みながら] ”フィービー、行けそうにない。デートがある。後で話すよ。パパより。” [笑って] ”パパ”ですって?)
フィービー: Oh, that's a nickname we were trying out. (あぁ、それは、私たちが試験的に使ってみたニックネームなの。)
ロス: Hey, y'know what nickname never caught on? "The-Ross-a-tron." (Monica shakes her head in disgust.) (ねぇ、決してウケなかった[定着しなかった]ニックネーム知ってる? ”ザ・ロスアトロン”だ。 [モニカはうんざりした様子で頭を振る])
ジョーイ: (entering) Hey! ([入ってきて] よお!)
フィービー: Oh! Here's Joseph Francis! (あぁ!ここにいたのね、ジョセフ・フランシス!)
ジョーイ: Oh-Wha-Ho! What are you middle-naming me for?! I left you a note! (おぉい! 何で俺をミドルネームで呼んでるんだよ? 俺はフィービーにメモを残したぞ!)
フィービー: So what?! That doesn't give you the right to ditch me! (それが何なの? そんなことで私を置き去りにする権利が与えられるわけじゃないわ!)
ジョーイ: Hey, you can cancel plans with friends if there is the possibility for sex! (おい、友達との予定はキャンセルできるんだぞ、もしエッチの可能性があるならな!)
ロス: Phoebe, he's right. That is the rule. (フィービー、ジョーイは正しいよ。それがルールだ。)

フィービーは怒りながら入ってきて、ジョーイをミドルネームを含んだ正式なフルネームで呼んだ上で、彼は家にいるの?みたいに聞いています。
フィービーが怒っている様子を見て、レイチェルは「ジョーイはまだ帰ってないけど、一体どうしたの?」みたいに尋ねています。
その後、I'll tell you と言って、事情を説明するのですが、ここでもまた、話し相手のレイチェルに対して、レイチェル・カレン・グリーンとフルネームで呼びかけていますね。

普段のフレンズたちは、Joey または Joe、Rachel または Rach みたいに名前か愛称で呼び合う仲なのに、こんな風にわざわざフルネームで呼びかけるというのは、「ちょっとものものしい感じ、堅苦しい感じ、距離を置いてまた少し上から語りかける感じ」がしますよね。
正式なフルネームで呼ばれてしまうと、「名前での特定感」がより高まるというか、「他の誰でもないその人」感が強調されるというか…で、自分に対するその発言に向き合わざるを得なくなる感じがします。
フィービーが入ってくるなり、ジョーイをフルネームで呼んだのは特にそうで、まるで先生が悪いことをした生徒にこれから説教を垂れようとしているような雰囲気があります。
その会話の流れで、レイチェルのことも、フルネームで呼んでいるわけですが、「別にレイチェルまでフルネームで呼ばなくても…」みたいな面白さが出るわけですね。

ちなみに、やたらとフルネームで呼びたがるフィービーを見ていると、ガンダムなどの富野キャラを思い出すのは私だけ、、、ではないはずだw
ミドルネームつきのキャラも多いですしねぇ(キャスバル・レム・ダイクン、アルテイシア・ソム・ダイクン、デギン・ソド・ザビ、、、以下略)
フラウ・ボゥなんか、あれで一つの名前みたいになってるし…。
マ・クベもフルネームじゃないとわからないですよね。「哀・戦士編」のエンディングクレジットで「マ 塩沢兼人」と書いてあるのに爆笑したファンは多いのだ(笑)。
その反省からか、「めぐりあい宇宙編」では「マクベ」と表記されていて、さもそれがファーストネームであるかのように書かれていたのも御愛嬌。
ランバ・ラルも同様で、「哀・戦士」では「ランバ」、「めぐりあい宇宙」では「ランバラル」表記になっていました。
富野キャラはフルネームの響きがかっこいいのだから、クレジットはフルネーム表記にすれば良かったのにねぇ^^、、、と、英語とは無関係な脱線話、大変失礼いたしました。<(_ _)>

he left me this note は「彼は私にこのメモを残した」。
he left me のように目的語が1つだと、「彼は私を残した」→「彼は私を残して去った」という意味になりますが、今回のように、me(人) this note(もの)と2つ目的語を取ると、「人にものを残す」という意味になるわけですね。
ちなみに、note はいわゆる日本語の「ノート(ブック)」ではなく、「覚え書き、メモ」を指します。

そのメモを見せられたレイチェルは、声に出して読みます。
I などの主語がわかりきっているということで省略された、「いかにもメモっぽい」文章になっているところに注目しましょう。
make it はさまざまな意味で使われますが、まずは「うまくいく、何とかする」という意味があります。
また、「時間に間に合う」「何とか出席する」という意味でも使われますね。
この場合は、フィービーとの約束に行けそうもない、という意味で can't make it と言っていることになるでしょう。
その理由として、I got a date. と言っていますが、これは「デートをゲットした」→「デートすることになった」という意味とも取れるし、「デート相手が見つかった」という意味にも取れるでしょう。
いずれにしても、デートすることになったんで、フィービーとの約束には行けそうにないんだ、ということですね。
最後の Big Daddy は、「ビッグ・ダディより」みたいに自分のことをそう名乗っている感覚になります。
レイチェルは、Big Daddy という言葉にウケていますが、いわゆる「パパ」という感覚ですね。
同じ世代なのに、自分のことを「(君の)パパ」みたいに言っていることになります。
try out は「試してみる、試験的に・実際に使ってみる」。
二人だけで話す時は、二人だけのニックネームを使いましょ、みたいに決めたらしいことがわかりますね。

ニックネームの話が出たので、ロスが横から話に入ってきます。
catch on は「はやる、うける、人気を博する、定着する、受け入れられる」。
ですから、y'know what nickname never caught on? は「決して定着しなかった(ウケなかった)ニックネーム知ってる?」と言っていることになるでしょう。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
catch on : to become popular and fashionable
つまり、「人気となる、または流行となる」。

「ザ・ロス・ア・トロン(ザ・ロサトロン)」みたいに言っていますが、それを聞いてモニカはうんざりした顔をしていますね。
ロスが言っているように、みんなには不評だったようですが(笑)、ロス自身は結構気に入っているようで、「みんなにはウケなかったし、定着もしなかったけど、僕も昔、ザ・ロス・ア・トロンってニックネームを持ってたよ」みたいに言ってみたわけでしょう。

そこにジョーイが帰ってきたので、フィービーはまた、「ジョセフ・フランシス!」と呼び掛けています。
そんな風に呼ばれたことにただならぬ気配(笑)を感じたジョーイは、What are you middle-naming me for?! と言っていますね。
What are you doing... for? は「何のために君は…してるんだ?」という感覚。意味的には、Why are you doing...? 「なぜ君は…してるんだ?」とほぼ同じですね。
ですからジョーイは、「何のために(なぜ)フィービーは俺をミドルネームで呼んでるんだ?」と言っていることになります。
middle name 「ミドルネーム」という名詞を動詞扱い、それも目的語 me を後ろに置いた「他動詞」として使っているところにも注目ですね。
そういうのは、「へぇ〜、middle name って動詞の意味もあるのかぁ〜」というものではないんですよね(辞書にも動詞の意味は載っておりませんし)。
-ing をつけて、目的語を取っている、というこの「カタチ」から、動詞として使っていると判断できるだけのことです。
「文中の動詞の位置に当てはめれば何でも動詞になる」ということであって、位置で品詞を判断するという英語らしい特徴がよく出ている気がします。
これが日本語の場合だと、最後に「る」をつけることで強引に動詞にしてしまうことになりますね。「スタンバる」とか…(これを言いたくて、延々、動詞の話をしてたんじゃないぞ!w)

ジョーイはその後、「君にメモを残したじゃないか!」と言っていることからも、ミドルネームで呼ばれることに対して、叱責めいたニュアンスを感じ取っているということになりますね。

So what? はまさに文字通りの「それが何か? それが何なの?」という感覚。
That doesn't give you the right to ditch me! は、「そのこと(私にメモを残したこと)が、あなたに、私を ditch する権利を与えるものではない」というニュアンス。
ditch は名詞で「溝(みぞ)、排水溝」という意味があり、動詞では「〜を溝にはまらせる」という意味から、「(もの・人)を捨てる、見捨てる、ほったらかしにする」という意味にもなります。

LAAD では、
ditch : (spoken, informal) to leave someone somewhere without telling them that you are leaving
例) I'm mad at Charlene - she ditched me at the party last night.

つまり、「自分が立ち去ると言わずに、誰かをどこかに置き去りにすること」。
例文は、「僕はシャーリーンに怒ってるんだ。彼女は昨夜、僕をパーティーに置き去りにしたんだよ」。

ちなみに、give someone the right to do という言い回しは、これまでのフレンズにも出てきましたので、併せて紹介しておきます。

フレンズ5-17その2
レイチェル: hey-hey-hey, even though I kissed you, that does not give you the right to demand sex from me! (ちょっとちょっとちょっと、例え私があなたにキスしたとしても、それが、あなたが私にエッチを求める権利を与えることにはならないわ!)

フレンズ5-20その4
レイチェル: But that still doesn't give us the right to erase his message! (でも、それでもそのことが、彼のメッセージを消す権利を私たちに与えるわけじゃないのよ!)

フィービーに言わせると、「メモを残したくらいでえらそうに言わないで。メモを残せばそれで何もかも許されるわけじゃないのよ」みたいな感じなのですね。
それに対して、ジョーイも反論しています。
you can cancel の you は「一般の人」を指すニュアンス。
「人というものは友達とのプランをキャンセルすることができるんだ、もしエッチの可能性があるならね」と言っていることになります。
聞いているロスも、「ジョーイの意見が正しいよ、それはルールなんだ」と彼を援護しています。
男性二人の意見は、「約束をすっぽかすのは良くないことだけれど、エッチができそうな(笑)予定が入った場合は、それを優先させることになってもしょうがない」ということです。
今回は重大な理由があったんだから、俺を勘弁してよ、ジョーイを勘弁してやりなよ、とそれぞれが言っているわけですね。


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posted by Rach at 16:14| Comment(2) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月06日

正式に心に留めておく フレンズ7-11その1

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シーズン7 第11話
The One With All The Cheesecakes (魅惑のチーズケーキ)
原題は「チーズケーキばかりの話」


ジョーイとフィービーが「じゃあ、今夜8時に」と二人だけで会う約束をしている様子なので、チャンドラーが尋ねています。
チャンドラー: Oh, what's at 8:00? (あぁ、8時に何があるの?)
フィービー: Oh, I have dinner plans with Joey. We get together about once a month to discuss the rest of you guys. (あぁ、ジョーイとディナーを食べる予定なのよ。私たちは1ヶ月に一度くらい(一緒に)会うの、残りのあなたたちのことを話すためにね。)
ロス: Wow! Did not know that! May I say how lovely you look today? (ワオ! 知らなかったな! 君が今日、どんなに愛らしく見えるかを言ってもよろしいですか?)
フィービー: Duly noted. (正式に心に留めておきますわ。)
ロス: Thanks. (Phoebe gets up to get a refill.) (To Monica) Oh! So for tomorrow, do you want to rent a car and drive down together or what? (ありがとう。[フィービーは立ち上がり、おかわりを取りに行く] [モニカに] あぁ! それで明日だけど、レンタカーして一緒に車で行きたいか、それともどうする?)
モニカ: What are you talking about? (何のことを言ってるの?)
ロス: Cousin Frannie's wedding, it's tomorrow night. (いとこのフラニーの結婚式だよ。明日の夜だ。)
モニカ: You were invited?! (ロスは招待されたの?)
ロス: No. (いいや。)
モニカ: Oh, my God, I can't believe this! I mean I knew that Mom and Dad were invited, but I thought that was it! I mean from the ages of 7 to 9, Frannie and I were inseparable! (なんてこと。こんなの信じられないわ! だってママとパパが招待されたのは知ってたけど、それだけだと思ってたのに! 7歳から9歳まで、フラニーと私は切り離せないほど仲良かったのよ。)

フィービーはジョーイと8時に約束してたみたいだったけど、それって何?みたいにチャンドラーは尋ねています。
それに対してフィービーは、ジョーイとディナーの予定がある、月1くらいで会って、(私たち以外の)残りのあなたたちのことを語るのよ、みたいに答えていますね。
ジョーイとフィービーが、残り4人のフレンズたちのことを語り合うと聞いて、ロスは「それは知らなかったなー」みたいに大げさに驚いてみせて、その後、May I say...? という文章を言っています。

May I...? は「…してもよろしいですか?」のように許可を求める丁寧な表現ですね。
ですからロスのセリフは、「今日、君がどのくらい lovely に見えるかを私が言ってもよろしいですか?」という感じになります。
それはつまり、「あなたは今日、とっても lovely ですね、と言わせてもらってもいいですか?」みたいなニュアンスですね。
残り4人の噂話をするの、みたいに言われたので、「ロスってほんとにいい人よね〜」みたいにフィービーに言ってもらおうとして、ロスはフィービーを褒めているわけです。

今、褒めたら、「ロスはいい人だと言って欲しくて、そう言ってる」のが丸わかりなので、あえて冗談っぽく言ってみせた、ということでしょう。
そのロスの言い回しに合わせたように、フィービーも、Duly noted. という表現を使っているのが面白いですね。
duly は「正しく、正当に、正式に、きちんと」、note は名詞では「記録」で、動詞だと「〜を書き留める」、そこから「〜を心に留める」という意味にもなります。
ですから、Duly noted. は「正式に・きちんと、書き留められた・心に留められた」と言っていることになるので、「今のロスの発言を、正式に書き留めたわ、きちんと心に留めておくわ」という意味になるのですね。
あなたがそうやって褒めて下さったこと、ちゃんと覚えておきますわね、みたいに言ったことになるでしょう。
May I...? という丁寧表現に対して、お堅い感じの Duly noted. で返した、というのが、このやりとりのポイントになるわけです。

その話が済んだ後、今度はロスは妹モニカに、「明日の件だけど、レンタカーで一緒に行きたかったりする?」みたいに尋ねています。
次の、What are you talking about? はまさしく直訳通りの意味の「あなたは何の件について話しているの?」という「質問」ですね。
フレンズで、What are you talking about? が出てきた時はたいてい、「全く何言ってんだよ!」みたいに、相手の発言にあきれる、もしくは相手の発言が信じられない、といった非難のニュアンスで使われることが多いですね。
今回のセリフは、ロスが何の話をしているのか全く見当がつかないので、「それ、一体何の話をしてるわけ?」と、内容を問うていることになります。

何の話って、いとこのフラニーの結婚式だけど…と答えたロスに、モニカは驚いた様子で「あなた、招待されたの?!」と叫んでいます。
その反応を見て、モニカは招待されてないんだ…と悟ったロスは、「いや、僕は招待されてないよ」みたいに否定してみせるのですが、そんな嘘をモニカが信じるはずもなく、「なんてこと! 信じられない!」と言いながら、自分が招待されないことについての文句をいろいろ言っています。

I thought that was it! は、"That's it." 「それで終わり」だと思ってた、という感覚。
つまり、パパとママがその結婚式に招待されたのは知ってたけど、それだけだと思ってた、両親だけが招待されて、まさか兄のロスまで招待されていたとは知らなかった、ということになります。
そして、ゲラー家で自分だけが招待されてないと知って、「7歳から9歳まで、フラニーと私は inseparable だったのよ!」とも言っていますね。
inseparable は「分けることができない、分離できない」。
not 「不」の意味を表す接頭辞 in- + 動詞 separate 「切り離す」+ 可能を表す接尾辞 -able を組み合わせたものですね。
友人同士の関係で inseparable というと、「離れることができない親友」のニュアンスにになります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
inseparable : people who are inseparable are always together and are very friendly with each other
例) Ever since they met those two have been inseparable.

つまり、「inseparable な人たちは、いつも一緒で、お互いに非常に仲が良い」。
例文は、「出会って以来、あの二人は(離れることがないほど)ずっと一緒で仲が良い」。

ですからモニカは、「私と彼女は引き離せなかったほど仲が良かったのに、その私を結婚式に呼ばないって、どういうこと?!」と怒っているわけですね。


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posted by Rach at 15:07| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月04日

これだけ言ってもわからないの? フレンズ7-10その6

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以前、ボヤを出して修理中だった、フィービーとレイチェルのアパートメントが無事修復されたと聞き、二人は様子を見にやってきます。
[Scene: Phoebe and Rachel's, they are entering to check out the newly refurbished apartment.]
フィービーとレイチェルの家、新しく改修されたアパートメントをチェックするために入ってくる。
レイチェル: Oh, wow! Look at this place! (あぁ、わお! この場所を見てよ!(すごいわね))
フィービー: Oh, this is terrible. Oh, they've made so many changes I can't even feel my grandmother's presence anymore. Ooh! New sconces! (あぁ、これってひどいわ。すごくたくさん変えちゃって、もうおばあちゃんの存在を感じることすらできない。あー! 新しい(突き出し燭台式の)ライト!)
レイチェル: (yelling from another room) Oh, my God! ([別の部屋から叫びながら] なんてこと!)
フィービー: What? (何?)
レイチェル: (returning) Okay, remember uh, remember how you told me that your grandmother put up that wall to make that into two bedrooms? ([戻ってきて] ねぇ、あそこを2つの寝室にするために、あなたのおばあちゃんがあの壁を立てたって、あなたが私に言ったこと、覚えてる?)
フィービー: Yeah? (ええ。)
レイチェル: And remember how you always said you were afraid the landlord would find out and then tear it down? (それで、大家さんが見つけたら、その後、それを取り壊すだろうって恐れてるの、ってあなたがいつも言ってたこと、覚えてる?)
フィービー: Yeah? (ええ。)
レイチェル: Do you really not know where I'm going with this? (Phoebe nods, "No.") It left! It's one huge room! (フィービーは本当に、このことで私が何を言おうとしてるかわからないの? [フィービーはノーと首を振る] 壁がないのよ! 1つの大きな部屋なのよ!)
フィービー: Oh, no! (She runs to see.) (Running back, excitedly) Oh! Wow!!! (え、そんな! [フィービーは見に走る] [興奮して走って戻ってきて] あぁ、ワオ!)
レイチェル: See? (でしょ?)

レイチェルは、改装され新しくなった部屋を見て、Look at this place! と言っています。
命令文の形になっていますが、これはフィービーに対して「この場所を見なさい」と命令するニュアンスではなくて、「ねぇ、(きれいになった)この場所を見てよ、ほんとすごいわねー」のように、その姿に感動しているセリフになります。

喜ぶレイチェルに対して、フィービーは何だか浮かない顔をしています。
they've made... の文章を直訳すると、「彼らは非常に多くの変化をなしたので(修正をしたので)私はもう自分のおばあちゃんの存在を感じることさえできない」になります。
they というのは、この部屋の改修作業を行った人たちのことを漠然と指しています。
いろいろ変え過ぎちゃったんで、前には感じられたおばあちゃんの存在を今はもう感じられなくなっちゃった…と言っているわけですが、スピリチュアルな話をしたがるフィービーっぽいセリフと言えるでしょう。

とか言いながらも、壁に新しく取り付けられた、綺麗なライトを見て、「新しい sconces だわ!」と喜ぶところはやはり、綺麗なものが好きな女性らしいところです。

sconce は、研究社 新英和中辞典では、
sconce=【名】【C】 (壁などに取り付けた)突き出し燭台(しょくだい)、突き出し燭台式電灯
と出ています。突き出し燭台のデザインになっているおしゃれなライト、というところ。
「素敵なライトが新しく付いてる!」みたいに喜んでいるフィービーですが、レイチェルは隣の部屋から出てきて、Oh, my God! と叫んでいます。

その後、レイチェルは、2回、remember how you... というフレーズを使って、事情を説明しようとしていますね。
remember how you+動詞の過去形、の形になっていて、直訳すると、「あなたがどんな風に〜したかを覚えてる?」ということになるでしょう。
remember that you did のように that が使われた場合は、「あなたが〜した(という)こと(事実)を覚えてる?」のようなニュアンスになりますが、その that を how にすることで、「あなたがどんな風に〜したかを覚えてる?、あなたが〜した(時の)様子を覚えてる?」のような、少し違ったニュアンスを出すことが可能になります。
文章の意味はほとんど同じですが、how の方が、「ほら、あなた、あの時あんな風にしてたでしょ、その時の様子を覚えてる?」という感じがより出て、相手により鮮明にその時のことを思い出させることが可能なフレーズになる気がします。
言葉で言うと、「したこと」を覚えてる?ではなく、「した(時の)様子」を覚えてる?と尋ねていることになるわけですね。

何を覚えているかを尋ねているかと言うと、「あなたのおばあちゃんが、あの部屋を2つの寝室にする(分ける)ために、あの壁を立てた、ってあなたが私に話した時の様子を覚えてる?」と言っていることになります。
「ほら、フィービーは以前にこう言ってたわよね、おばあちゃんが部屋を分けるために壁を立てた、って」というニュアンスです。
それを聞いたフィービーは、Yeah? 「ええ、そうだけど?」だけ言って、その続きを聞こうとします。
そこでレイチェルはさらに説明を加えていますね。
今度は、「フィービーはいつもこう言ってたわよね、家主が見つけたら、その後、その壁を取り壊すだろうと恐れてるの、って」と言っていることになります。

そこまで聞いても、フィービーは相変わらず、Yeah? 「ええ、そうだけど?」と言って、さらなる説明を待っている様子なので、ついにレイチェルははっきりと、Do you really not know where I'm going with this? と問いかけることになります。
これもまた直訳すると、「あなたは本当にわからないの? これ(今の説明)で私がどこに行こうとしているか、ってことを」になるでしょう。
自分がどこに行こうとしているか、というのは、「私の話しているこの話が、この先どの方向に進むか、どんなことを言おうとしているか」と言っていることになります。

「部屋を分けるためにおばあちゃんが壁を立てた、って言ってたわよね。で、大家さんがそれを見つけたら取り壊すだろうって恐れてることも言ってたわよね」くらいまで言うと、「じゃあ、改装工事で大家さんに見つかって、あの壁、取り壊されちゃった、ってこと?」とピンと来るのが普通(笑)なのですが、フィービーは、「うん、それで?」みたいに全然ピンと来ない様子なので、「この話の流れから、この先、どんなことを言うか、フィービーは見当もつかないっての?」とレイチェルが言うはめになるわけです。

「これだけ言ったらわかるでしょ、実際にその壁が取り壊されちゃって、今は1つの大きな部屋になっちゃってるのよ!」とレイチェルが言うので、フィービーは走ってそれを見に行って、改めて、Wow! と驚いているわけですね。


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posted by Rach at 15:52| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月01日

ゼリーのようにお腹を揺らす フレンズ7-10その5

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アルマジロのかっこうをしているロス、サンタのかっこうをしているチャンドラー、そしてモニカの3人は、今の状況を整理するために、台所で集まって話をしています。
[They walk to the kitchen; everyone is lowering their voices]
3人は台所に行く、みんな声をひそめている。
ロス: (to Chandler) What are you doing? ([チャンドラーに] 何やってんだよ?)
チャンドラー: You called everyone and said you were having trouble finding a Santa costume, so I borrowed one from a guy at work! (お前がみんなに電話して、サンタのコスチュームを探すのに苦労してるって言うから、職場の男からそれを借りたんだよ。)
ロス: Thank you, but, but you gotta leave. (ありがとう、でも君はここを出てくれなくちゃいけない。)
チャンドラー: Why? (どうして?)
ロス: Because, I'm finally getting him excited about Hanukkah, and, and you're-you're wrecking it. (だって、とうとう、ベンがハヌカーに興味を持つようになってきてるところなんだ、で、君はそれを壊してるんだよ。)
チャンドラー: But I didn't get to shake my belly like a bowlful of jelly. (でも俺は、俺の腹をボウル1杯のゼリーのように揺さぶる、っていうのをまだやってないんだよ。)

サンタを信じている子供のベンを傷つけないように、ロス、チャンドラー、モニカの3人は、ひそひそ声で話し合いをしています。
突然サンタのかっこうをして現れたチャンドラーに、ロスが「お前、何やってんだよ?」と尋ねると、チャンドラーはその理由をきちんと説明していますね。

call は「呼ぶ」ですが、この文脈では「電話する」になります。
have trouble finding は「find するのにトラブル・困難を持つ」ということですから、「探すのに・見つけるのに苦労する」ということですね。
I borrowed one の one は a Santa costume のことですね。
探している「何か」があって、「探している、そのもの」を借りた、ということであれば、it という代名詞が使われますが、この場合は、a Santa costume 「サンタの衣装1着」を探しているので、「それと同種のサンタの衣装」という意味で、one という代名詞を使っているわけですね。
お前がみんなに電話して、サンタの衣装を見つけられなくて困ってるんだー、って言うからさ、職場の男性から、サンタの衣装を借りてやったんだよ、と説明していることになります。
お前が探し回ってたから、俺が借りてきてやったのに…みたいに言われたロスは、素直に礼を言った後で、you gotta leave 「君はここを離れなければいけない」と言っています。

理由として、ロスは、I'm finally getting him excited about Hanukkah と言っていますね。
get him excited about を直訳すると、「彼(息子のベン)を、〜についてワクワクする状態にする」という感じになるでしょう。
finally は「ついに、とうとう」、am getting という現在進行形は、「今、彼をそういう状態にしているところである」という感覚ですね。
ベンにもユダヤ系としてハヌカーのことを知ってもらいたい、という父の願いがずっとあって、やっと、ベンがハヌカーに興味を持つような状態に今しているところなんだ、という感じになるでしょう。

wreck は「難破させる」「破壊する」「〜をめちゃくちゃにする、台無しにする」。
せっかく話を聞こうとしているところなのに、そこにサンタが現れちゃったら、全てが台無しになっちゃうんだよ、君がサンタとして現れたことで、ベンがハヌカーに興味を持っているというこの状態を台無しにしちゃってるんだよ、ということですね。

それを聞いて、すっと引き下がらずに、何か一言、言いたがるのが、いかにもチャンドラーらしいところです。
その彼の一言、But I didn't get to shake my belly like a bowlful of jelly. について。
文字通り直訳すると、「でも俺は、ボウル1杯のゼリーのように、俺の腹を揺らす・揺さぶるようにならなかった」になるでしょうか。
get to は「〜する状態になる」という感覚で、そのように腹を shake する状態にならなかった、その状態に到達しないままだった、という感じになるでしょう。
belly は「腹(はら)、お腹(おなか)」ですね。
a bowlful of は「ボウル1杯(分)の」、jelly は「ゼリー」。
音と文字だけでも、belly と jelly が韻を踏んでいる(押韻している)のがわかるので、それだけでも面白い表現であることはわかるのですが、実はこのフレーズは、有名な詩の一節の引用になっています。
"a bowlful of jelly" で検索すると、その詩がたくさんヒットします。
詳しくは以下のウィキペディアで。

Wikipedia 英語版: A Visit from St. Nicholas
Wikipedia 日本語版: サンタクロースがきた

ウィキペディア日本語版の以下の説明が大変わかりやすくまとめられていると思います。

『サンタクロースがきた』(英語:"A Visit from St. Nicholas")、別題『クリスマスの前の晩』("The Night Before Christmas" または "'Twas the Night Before Christmas")は、1823年に米国の新聞に無名で発表された英語の詩である。

アメリカにおけるクリスマスやサンタクロースのイメージ形成に多大な影響を与え、これが20世紀後半には歌・映画等を通じて世界中に伝えられ、現在、商業化されたクリスマスやサンタクロースのイメージとなっている。


英語版ウィキペディアの右上の四角で囲まれた部分、A visit from St. Nicholas がありますが、full poem [show] の show をクリックすると、その詩の全文が読めるようになっています。
下から14行目が以下のような文になっています。
He had a broad face, and a little round belly
That shook when he laugh'd, like a bowl full of jelly:


訳しますと、
「彼は幅の広い顔で、ちょっと丸いお腹をしていた。彼が笑うとそれは揺れた、ボウル1杯のゼリーのように」。
フレンズのセリフでは、bowlful という表記になっていて、ウィキペディアでは、bowl full のようになっている、という違いがあり、ネットでも、両方の表記が見つかりますが、ニュアンスは同じです。
「お腹がボウル1杯のゼリーのように揺れた」という例えは、日本語にしてもわかる感覚ですね。
ゼリーのあのぷるるん感のように、サンタさんのお腹がぷるるんと揺れた、という感じなわけです。(その昔、KCなかよしで、高橋千鶴さんの「プルルンコーヒーゼリー」という漫画があったのをご存じの方はいるだろうか…w)
でっぷり太ったサンタさんのイメージが浮かぶ、うまい描写ですよね。

この詩の描写から、今のあの「白いお髭で、でっぷりお腹の太ったサンタさん」のイメージができたわけで、チャンドラーはその有名な一節を使って、「ほら、サンタさんがよくやるように、ゼリーみたいにお腹をぷるるんって揺する(ゆする)やつ、俺、まだやってないんだけど」と言って、今すぐ立ち去るのは心残りだ、みたいにジョークを言ってみせたということですね。


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posted by Rach at 16:45| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする