2013年03月22日

他の全てを時代遅れにする フレンズ7-13その6

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[Scene: Monica and Chandler's, Chandler is writing a letter by the bay window as Rachel enters.]
モニカとチャンドラーの家。チャンドラーが出窓のそばで手紙を書いていると、レイチェルが入ってくる。
レイチェル: How would you like to sit in a chair that fully reclines, has a rolling massage, and speakers in the headrest? (こういう椅子に座ってみるのはどうかしら? 完全にシートが倒せて、ローリング・マッサージ付きで、ヘッドレストにスピーカーがある椅子よ。)
チャンドラー: Yeah, I'd love to but I've tried that so many times they won't even let me in the store anymore. (あぁ、座ってみたいけど、でもそれには何度も試しに座ってみたから、店員は俺をもうあの店には入れてくれないだろうね。)
レイチェル: Well, what if I told you that you could do it in my apartment? (えっと、もしそれが私のアパートメントでできるって言ったらどうする?)
チャンドラー: (excitedly) Are you telling me that you bought the chair that is making all other lounge systems obsolete? The chair that Sit magazine called "Chair of the Year"? ([興奮して] 他の全てのラウンジシステムを時代遅れにする、あの椅子を君は買った、って言ってるのか? 「シットマガジン」誌が「チェア・オブ・ザ・イヤー」と呼んだ、あの椅子を?)

部屋に入ってきたレイチェルは、チャンドラーに向かって、a chair 「ある椅子」に座るのはどうかしら?みたいに尋ねています。
先に、sit in a chair と言っておいてから、その椅子について、that という関係代名詞を使って、付け足しの感覚で詳しく説明しているのが、英語っぽいところですね。
どんな椅子かと言うと、fully reclines 「完全にリクラインする、完全にシートが倒れる」、rolling massage と、ヘッドレストにはスピーカーがある、ということですね。

すごい機能のついた椅子に座りたいと思わない?みたいに聞かれたチャンドラーは、I'd love to but... 「そうしたいけど、でも…」と答えます。
そうしたいのはやまやまだけど、理由があってできないな、ということが後に続くことがここで想像されますね。

I've tried that so many times they... の文は、so that の構文「非常に〜なので…」の that が省略されたパターンですね。
「これまで、非常に何回もそれを試してきたので、彼らは俺にもう、店の中に入ることすら許さない」ということになります。

そのチャンドラーのセリフはつまり、「そういう高機能のリクライニングチェアをお店で何度も何度も試してるから、俺は目をつけられて店に入れるな、ってお達しが出てるぞ、きっと」みたいなことになるでしょう。
俺もその椅子を試しに店に行きたいけど、多分店に入れてもらえないよ、みたいに言っているわけです。
日本でも、マッサージチェアのコーナーはいつも誰かしらが座っていたりするものですが(笑)、チャンドラーもそれと同じようなことを、アメリカでしているわけですね。

what if は「もし〜だったらどうなるか」。
do it は、sit in a chair that... ということで、そういう高機能のリクライニングチェアに座ること、ですね。
「そんな椅子に座ることが、私のアパートメントでできると私が言ったらどうする?」というニュアンスになるわけです。
(「どうする?」という文字を見ると、ピカルの徳さんの「どうするぅ!?」が聞こえてくるのは私だけ?…笑)

それを聞いたチャンドラーは興奮した様子で、「レイチェルはこういうことを言ってるのか?」と言って、「君がその椅子を買ったと(言ってるのか?)」と続けています。
the chair と特定した後で、また関係代名詞の that で繋げて、the chair の詳しい説明をしていますね。

make all other lounge systems obsolete は「すべての他のラウンジシステムを obsolete にする、してしまう」という感覚。
ラウンジ、と言えば、ホテルのラウンジ、みたいなイメージが浮かびますが、動詞では、「…にもたれかかる、ゆったり座る」という意味もあります。
その動詞の意味は、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
lounge [verb] : to stand, sit, or lie in a lazy way
in/on etc.
例) We spent the weekend lounging on the beach.

つまり、「だらだらした[くつろいだ]様子で、立つ、座る、横たわること」。
例文は、「私たちは週末を、ビーチでくつろいで過ごした」。
ホテルのラウンジのイメージだけではなく、ビーチでくつろぐ場合にも、lounge という動詞が使われるんですね…この例文はちょっと意外な気がしました。

ということで、ホテルのラウンジのイメージから、「ラウンジ・システム」というカタカナでも十分意味は通じますが、lounge system という言葉には、そういう「くつろぐためのシステム」というニュアンスがある、ということですね。

この椅子は、フレンズのセリフ中では、もっぱら Barcalounger 「バーカラウンジャー」と呼ばれています。
Wikipedia 英語版: Barcalounger
上のウィキペディアの説明によると、NYバッファローの the Barcalo Manufacturing Company が売り出した recliner (リクライニングチェア)ということで、社名の Barcalo と、lounge するものという意味の lounger を繋げたものが、Barcalounger という商品名になった、ということでしょう。

In popular culture の項目にも、フレンズでジョーイとチャンドラーがこの椅子のセットを持っている、という記述が載っています。
そういう Barcalounger のようなリクライニングチェアのことを、lounge system と言っているわけですね。

obsolete は「時代遅れの、陳腐化した」。
LAAD では、
obsolete : not useful anymore because something newer and better has been invented
つまり、「より新しいもの、より良いものが発明されたので、もう有用ではない」。

「他の全ての商品を時代遅れにしてしまうような、最新最良の椅子」だとチャンドラーは言いたいわけです。
「他の全てを時代遅れにする」というのは、商品の宣伝文句にもありそうな感じで、その椅子のセールスマンか、会社の回し者かのように(笑)、そんな言い回しを使っているのが面白いところだと言えるでしょう。
さらには、椅子の専門誌が、(カー・オブ・ザ・イヤーならぬ)「チェア・オブ・ザ・イヤー」に選んだという、あの椅子か?みたいに驚きの表情で尋ねているのも、チャンドラーらしくて面白いなと思いました。


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posted by Rach at 16:59| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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