2013年06月28日

All Cried Out フレンズ2-5その13

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フレンズ2-5その12 のコメント欄 で、セリフに関するご質問をいただきました。
私なりの解釈をあれこれ書いていたら、ものすごく長くなってしまったので、コメント欄でのお返事ではなく、今日はそれを1つの記事として投稿します。
初期の頃のシーズン2のお話なので、このエピソードを見た方も多いかもしれません。
懐かしいエピソードを思い出しながら、楽しんでいただけると幸いです。


(ご質問その1) I'm all cried out today. について
これは、チャンドラーが、泣いている女性にポケットティッシュを渡した後のセリフで、彼のセリフは以下のようになっていました。
チャンドラー: No, you keep the pack. I'm all cried out today.
相手が1枚だけ取って、残りを返そうとするので、「そのポケットティッシュのパックごと、君が持っといてよ、とっといてよ」というのが、you keep the pack. ですね。
この「ティッシュは丸ごと君が持っといてよ」という直前のセリフが、I'm all cried out today. にうまく繋がっているように思います。

文法的な構造から解釈しようとすると、be cried out という形が、be動詞+過去分詞なので、一見、受動態かな?と思ってしまいそうですよね。
ここでの all は「全く、すっかり」という副詞ですが、「俺は今日、すっかり cry out ”された”」という受け身の意味というよりは、「俺は今日、すっかり cried out な”状態”だよ」という感じが近い気がします。
では、cried out とはどういう状態かと言うと、burned out 「燃え尽きた、精根つき果てた」のような、-ed+out と同じ感覚のように思うのです。つまり、「泣き果てた、泣き尽くした」というニュアンスかな、と。
ですから、チャンドラーのセリフは、「俺は今日、すっかり泣き果ててるんだ、泣き尽くしてるんだ」ということで、「俺は今日いっぱい泣いちゃって、もう涙は出ないから、残りのティッシュは全部君にあげるよ」のように、泣いている女性にキザな言葉を言ってみた、ということだと思います。
「俺はもう今日は使わないから、君に全部あげる」ということだと、前後の辻褄も合う気がしますしね。

「泣き尽くした、泣き果てた」という意味になる裏付けを取る目的で、Google のサーチボックスに、「"all cried out" meaning」と入れて検索してみました。
すると、UsingEnglish.com というサイトのフォーラムで、まさに "all cried out" のフレーズに関する質問と答えがありました。
UsingEnglish.com: All cried out
"All Cried Out" というタイトルの歌があるようで、それにまつわる質問でした。
ちなみに、All Cried Out という曲は、以下のようにいくつかあるようです。
Wikipedia 英語版: All Cried Out これは、Alison Moyet の曲。
Wikipedia 英語版: All Cried Out (Lisa Lisa & Cult Jam song) これは、Lisa Lisa & Cult Jam の曲と、Allure によるそのカバー曲。

そのフォーラムでの以下の説明が、all cried out の意味をよく説明してくれていると思いました。
You come to a point when it is no longer possible physically to cry any more.
つまり、「これ以上泣くことが、もう(もはや)物理的に不可能であるというポイント(地点・程度)に到達する」。
もうこれ以上泣けない状態、が、all cried out だということですね。

be all cried out=泣き尽くす、だと理解すればそれでとりあえずの解釈は終了ですが、ただ be cried という形になっているのがやはりどうしても気になってしまうところだと思います…ので、おまけとして少しその部分についても見解を述べてみます(確信はありません)。

cry が「泣く」で、どうして、be cried も「泣く」という意味になるか?については、cry は「泣く」という自動詞と共に、他動詞として、「cry oneself+補語」や「cry oneself to 〜」の形を取ることができるから、だという気がします。

研究社 新英和中辞典では、
cry (他動詞)
2 〔+目+補〕[〜 oneself で] 泣いて〈…の状態に〉なる
The boy cried himself asleep. 少年は泣いているうちに眠ってしまった.
I cried myself blind. 目を泣きつぶした.
3 〔+目+to+【(代)名】〕[〜 oneself で] 泣いて〔…の状態に〕なる
The baby cried itself to sleep. その赤ん坊は泣いているうちに眠ってしまった.


Macmillan Dictionary では、
cry yourself to sleep (=cry continuously until you sleep): I cried myself to sleep at night for weeks after we broke up.
つまり、「cry yourself to sleep は、眠るまで継続的に泣く」、例文は、「私たちが別れた後、私は夜、数週間、寝るまで泣き続けた」。

そういう、cry oneself のような他動詞のニュアンスがあるので、be cried out の形でも、「泣く」という意味になるんだと思うのです。
フレンズ1-1 の追加記事、head=be headed フレンズ1-1その7 で、head = be headed になるという不思議さについての記事を書きましたが、それと同じ感覚かな、と私は思いました。
英語で「さあ始めましょう」と言う場合には、Let's start. よりも、Let's get started. がよく使われたりもしますよね。
そんな風に、「自動詞の意味があるのに、あえて他動詞の意味を過去分詞にして使う」という用法が英語にはあって、この be (all) cried out もその一種なのだろうと私は思った、ということです。


(ご質問その2) You'd think, wouldn't you? について
ウェイター: And for the gentleman? (それで、男性の方々は(ご注文は何になさいますか)?)
ジョーイ: Yeah, I'll have the Thai chicken pizza. But, hey, look, if I get it without the nuts and leeks and stuff, is it cheaper? (そうだな、俺はタイ・チキン・ピザをもらおう。でもさ、ねぇ、もしその(本来はついている)ナッツやリークとかなしで頼んだら、安くなる?)
ウェイター: You'd think, wouldn't you? Miss? (あなたは…[訳は以下略]。(女性陣の方を向いて) 女性の方々は(ご注文は)?)

このセリフは、You would think, wouldn't you? ということで、You would think を付加疑問文にした形になります。
このような you would think は、英英辞典に意味が載っていました。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
you would think (that) also you/I would have thought (that) : used to say that you expect something to be true, although it is not
例) You would think she might have thanked us.

つまり、「(実際には)真実ではないけれども、何かが真実であると期待することを言うために使われる」。
例文は、「彼女が我々に感謝したと君は思うかもしれないが(実際には違う)」

この場合も、「お客様(ジョーイのこと)は、トッピングを減らせば安くなると思っているかもしれませんが、実際にはそんなことはありえないですよ」と言いたいようですね。
ウェイターと客なので、あまり失礼な訳もそぐわないと思いますが、本音としては、「へぇ、あなたはそんな風に思うわけね(んなわけないだろ)」という感覚なんだろうと思います。

You think? なら「あなたはそう思うの?」ということで、それだけでも「へぇ、君はそう思うんだぁ〜(私はそうは思わないけど)」という感覚を出すことは可能だと思いますが、そこに would をつけることで、より一層、「君なら・君の場合はそんな風に思うんだ・考えるんだ(普通はそんな風に考えないと思うけど)」というニュアンスが強く出るのだと思います。
言葉としては「あなたはそう思うんですねぇ〜」という感じで、言外に「あなたの思い通りにはいかないけどね」という気持ちを出しているセリフになると思いました。


(ご質問その3) That's gotta suck. について
ロスの好きなバンドのコンサートが誕生日プレゼントと聞いて、一瞬心が動くものの、「みんな一緒に過ごすことが一番大切だよね」と友情を優先させようとするロス。しかし、気まずい雰囲気が流れてしまい、チャンドラーが話題を変えようと言ったセリフが以下。
チャンドラー: So, the Ebola virus. That's gotta suck, huh? (それで、例のエボラウイルス。あれって…[以下略])

話題を変えるにしても、あまりに唐突にエボラウイルスが出てきたこと、また、どうせ話題を変えるならもっと明るいトピックにしたらいいのに、そんな重病を持ち出したこと、などのズレ具合が面白さのポイントになっているのでしょうね。
gotta = got to で、That's gotta suck. は、That has got to suck. になると思います。
has got to = has to で、つまり、have to の意味で使っていることになります。
have to do は「〜しなければならない」という意味ですが、must と同じように、have to be の形だと「〜に違いない」という意味でも使われます。

研究社 新英和中辞典では、
have to do [be]
(3) [〜 to be, 〜 to have been で用いて] 《口語》〈…に〉ちがいない, きっと〈…〉のはずだ
This has to be the best novel of the year. これは今年の最もすぐれた小説にちがいない.
Judging by the noise, there has to have been an explosion. 音から判断すると爆発があったに相違ない.


普通は、「〜にちがいない」の場合は、have to be のように be動詞が繋がることが多いのですが、suck = be (very) bad の意味なので、今回のセリフは、Ebola virus must be very bad. みたいな意味で言ったのだと思われます。
「でなければならない」の方ではなくて、「エボラウイルスって、最悪に違いないよな、きっと最悪だよな」という「ちがいない」の意味の方だろうと。
お互い気まずい雰囲気になっているところに、「ところでさ、エボラウイルス、あれって絶対最悪だよな」という救いようのない話をしたところが、チャンドラーっぽい気がするのですね。


(ご質問その4) Mr. Roper って誰?
これは正式なご質問ではありませんが、コメント内で触れられていたので書かせていただきます。
Mr. Roper というのは、アメリカのシットコム Three's Compony の登場人物のようですね。
Google のサーチボックスに、Mr. Roper と入れると、グーグル・サジェスト機能で、候補として Mr. Roper three's company という言葉が表示されました。
このドラマは、フレンズで何度か言及されている作品ですので、それを使ったサブカルネタである可能性が高いと思ったわけです。
Wikipedia 英語版: Three's Company を見ると、Mr. Roper は、主人公3人が借りているアパートの大家さんであることがわかります。

チャンドラーは、「(今デートしてる)ジェイドという女性は、俺(チャンドラー)の電話番号を元彼ボブの電話番号だと思ってるから、俺の番号としてロスの番号を伝えたんだよ」みたいなことを言っていますね。そんなややこしいことを言われたので、
ロス: Hey, tell me again. What do I do when Mr. Roper calls? (なぁ、もう一度言ってくれよ。ローパーさんが電話してきたら、僕はどうすればいいの?)
と返したことになります。

今回の 2-5 より後のエピソードになりますが、フレンズ2-22その6+Three's Companyの話 で、その Three's Company というシットコムについて解説しています。
ここでは簡単に一言だけ説明しておくと、Three's company は「アパートの1室に住んでいる女性2人男性1人と、それを取り巻く人々のドタバタコメディ」みたいなもの。
私は実際にこのドラマを見たことはないのですが、その設定を考えると「大家さんが電話してくる」という状況はちょくちょく出てきそうな気がします。
ロスの電話番号がチャンドラーの電話番号ということになっているこの状況が、Three's company のドタバタに似た感じがするので、その登場人物の名前を出して、「なんか、Three's company 並みのややこしいドタバタになってるな」と言いたかったということだろうと思いました。


ご質問に対する私の解釈・見解は以上です。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。


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posted by Rach at 15:44| Comment(5) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月16日

ファニー・ブラウニー フレンズ2-9その17

昨日の記事、フレンズ3-7その27 で、セリフ中に brownies (brownie) 「ブラウニー」という言葉が出てきて、それは「マリファナ入りブラウニー」を示唆している、と説明しました。

フレンズ2-9 では「マリファナ入り」であることをもう少しはっきり示しているやり取りがありましたので、今日は、それについて説明したいと思います。
ちょうど、フレンズ2-9その2 の辺りのシーンなのですが、私は過去記事で説明を省いてしまっていました。

クリスマスに、チップ(お金)の代わりに手作りクッキーをあげようとしているモニカ。
モニカ: Money is so impersonal. Cookies says someone really cares... Alright, we're broke, but cookies do say that. (お金だと非個人的だわ。クッキーなら誰かが心を込めたってことが伝わるでしょ。[チャンドラーたちに「本当にそう思ってるの?」みたいな顔をされて] 確かに私たちはお金がないわ。でも、クッキーは確かにそういうこと(心を込めたってこと)を伝えるのよ。)
フィービー: I can see that. A plate of brownies once told me a limerick. (それわかるわ。昔、お皿いっぱいのブラウニーが私にリメリック(5行詩)を語ってくれたもの。)
チャンドラー: Phoebs, let me ask you something, were, were these, uh, "funny" brownies? (フィービー、質問させて。そのブラウニーって、「ファニー」ブラウニーだったの?)
フィービー: Not especially. But you know what, I think they had pot in them. (特に「ファニー・ブラウニー」だってことはなかったけど、ブラウニーの中には pot (マリファナ)が入っていたと思うわ。)

Cookies (do) say that. は、「クッキーがそのことを伝える」ということですが、フィービーはその say という言葉を「言う、しゃべる」と捉えて、(a plate of) brownies が tell した(= told)と言っているのですね。
クッキーもしゃべるでしょうね、だって、昔ブラウニーがしゃべってるのを聞いたもの、みたいな感じです。

limerick は、研究社 新英和中辞典によると、
5行の戯れの詩
だそうです。
ロングマン現代英英辞典では、
limerick: [countable] a humorous short poem that has five lines that rhyme
つまり、「韻を踏む5行のユーモラスな短い詩」。
Wikipedia 英語版: Limerick (poetry) には、リメリックの例がいくつか載っています。

funny brownies は具体的に「マリファナ入りブラウニー」を指す言葉のようです。
ネット辞書などで裏が取れなかったのですが、このやり取りでは、そういう意味でないと面白さが伝わらないので、言っているチャンドラーも観客もそういう意味で理解しているはずだと思います。

ただブラウニーがしゃべるだけでもかなり尋常ではないのに(笑)、それがリメリックを語ると言うので、「しゃべるブラウニーってどんなのだよ?、リメリックを語るブラウニーなんて、マリファナ入りでラリってるブラウニーじゃないのか?」という感じで、"funny" brownies? とチャンドラーは尋ねているのですね。

pot は「マリファナ、大麻」という意味です。
フィービーは、「特に、funny brownies ってわけじゃなかったけど、ブラウニーにはマリファナが入っていた」と言っています。
チャンドラーにしてみれば、「そのマリファナ入りブラウニーのことを、funny brownies って言うんだよ! 否定したけど、やっぱり funny brownies なんじゃないかよ!」と心の中でツッコミを入れたくなるのですね。
いかにもフィービーっぽいトンチンカンな答えだった、ということです。

Urban Dictionary には、funny brownies は載っていなかったのですが、hash brownies という言葉は載っていました。
hash は hashish、つまり「ハシシ、大麻」のことですね。
Urban Dictionary の語義は以下の通り。
hash brownies: Brownies baked with marijuana for the intention of getting high.
例) You want some of these hash brownies? / Yeah, I need to get stoned.

つまり、「hash brownies とは、ハイになるためにマリファナを入れて焼いたブラウニー。」
例文は、「このハッシュ・ブラウニーが欲しい?」「あぁ、ハイになりたいからね。」

この例文の stoned は「(麻薬などで)酔っぱらって、ハイになって、ラリって」という意味ですね。
フレンズ1-15 のタイトルは、The One With the Stoned Guy 「麻薬で酔っぱらった[ラリった]男の話」で、実際にマリファナを吸った男性が出てきます。
それについては、明日、説明します。

hash という言葉だと、マリファナであることがあまりにも明白なので、それを隠すために、funny brownies というマイルドな表現があるのかなぁ?と思います。
そういう意味では、チャンドラーは、hash brownies と言うと語弊があるので、わざと funny brownies とボカしてみたのかもしれません。
それなのに、フィービーは、大麻を容易にイメージさせる pot という言葉をはっきり出して説明したので、「俺が気を使って言葉を選んだ意味がないじゃん。」みたいな感じが出ているのかもしれません。
「funny brownies ってわけじゃないけど…」と否定しながら、もっとはっきりとした言葉で説明してしまう、という面白さもあるのでしょうね。

funny には「奇妙な、変な(strange)」または「おかしい、滑稽(こっけい)な、人を笑わせるような」という意味があります。
「奇妙な」という意味で使っているとすると、普通の normal brownies ではないというニュアンスで、「変わったブラウニー」という感じになるでしょうか。
「人を笑わせるような」という意味だと、マリファナを摂取するとハイになって、笑いが止まらなくなったりすることから来ているのかな?と思ったりもします。
ファニーとブラウニー(ズ)で韻を踏んでいるようでもありますし、うまく考えたネーミングだなぁ、と思います。


(今日のポイント)
・funny brownies とは?
こういう隠語はなかなか辞書では語義が見つからないのですが、二人のやり取りからそれが何を指すかを想像することはできるかな、と思います。
今回の場合、pot がマリファナだと知っていて、なおかつ、フィービーがトンチンカンな答えを言う人だと知っていれば(笑)、結局、
"Funny brownies had/have pot in them."
ということに気付けるかなぁ?と。


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posted by Rach at 10:20| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月28日

どちらが男役か? フレンズ2-11その17

フレンズ1-1その3 のコメント欄 で「レズの男役」についての質問がありました。
2-11 のあるシーンを使って、その説明をしようと思うので、今回はコメント欄とは別に、新しい記事として投稿することにしました。

1-1 に「キャロルがビールを缶から直接飲んでいた」というロスのセリフがあります。
私はキャロルがレズの恋人であるスーザンの真似をしていた、スーザンはレズの男役だからそんな風に男っぽい飲み方をしていた…と解釈しました。
そして、質問を下さった方は、キャロルが「レズに開眼して眠っていた男っぽい部分が現れてきて」そういう動作をした、つまりキャロルが男役だと思っていた、とのことでした。
それを聞いて、「男っぽい部分が現れて、男っぽい飲みっぷりに変わった」という方がシンプルに思えてきました。
でも、私はずっとキャロルがレズの女役、スーザンがレズの男役だと思い込んでいたので、それを再度、検証してみようと思ったのですね。(その検証に興味のない方は、また明日…笑)

フレンズ2-11 で、キャロルとスーザンの結婚式のエピソードがあります。
その式の状況を説明すると、まずスーザンが、彼女の両親に付き添われて祭壇の前にやってきます。
その後、ロスと腕を組んで、キャロルがやってきます。
ロスがキャロルをスーザンに引き渡す役をするのですが、男女間の結婚式の場合では、花嫁が花婿にそうやって引き渡されますよね?
だから、キャロル=花嫁、という図式が私の頭に出来たのだと思います。

二人の服装を見てみると、キャロルは胸の大きく開いた、いかにも「ウェディングドレス」という感じのドレスを着ています。
スーザンはパンツではないけれど、ほとんど肌が露出しない上着を着ていて、帽子もキャロルほどフェミニンな感じがしないものを被っています。
上半身だけを見ていると、宝塚の男役っぽい、りりしい感じの服装に思えました。

ただ、気になる点もあります。
牧師さん(?)が宣言する時のセリフが、
MINISTER: You know, nothing makes God happier than when two people, any two people, come together in love. Friends, family, we're gathered here today to join Carol and Susan in holy matrimony.
となっているのですが、もしかして男女間の場合には、男、女の順番に名前を言うような気がするので(詳しくは知らない)、それを考えると、Carol and Susan という順番が「男、女」を指している、つまり、Carol=男、と考えることも可能なのかも?などと思ったりもします。

でも、上にも書いたように、この結婚式の様子を「見る」限りは、キャロルが女役、スーザンが男役のように見えるんですよ。
そして、私はそれを見た時に何の違和感も感じなくて、「あぁ、やっぱりキャロルは女役で、スーザンは男役なんだなぁ」と改めて思ったんですが…。

この結婚式のゲストを見ると、「明らかに男役」の男装した女性が何人もいましたが、スーザンはそういう人たちとは違いますね。
髪の毛も長いですし、普通に女性が着るような服をいつも着ています。
だから「絶対に男役だ!」と決め付けることもできないのかもしれません。
二人でいる姿を見ると、仲の良い女性が二人、という感じにしか見えません。
だから、実際のレズのカップルの全てが、男役と女役が明白なわけでもないのかもしれませんね。

シリーズを通して見てきた感想を言うと、この「ビールを缶から直接飲む」話は別にして、他の場面では、キャロルは女性っぽいままで、あまり男っぽい部分は感じられません。
一方、スーザンは、キャロルを巡ってロスと争う別の男性、みたいな感じで、ロスと喧嘩している時も、女のヒステリーっぽくキャンキャン怒る、という描写はあまりなくて、男同士が喧嘩しているみたいな感じがするのです。
割と冷静で、理屈で相手を圧倒させる、みたいな(笑)。
キャロルが妊娠・出産するという設定を考えても、もしキャロルが男役なら、出産しようという気持ちになるだろうか?と思いますし…。

フレンズ1-16その3 のラマーズ法のクラスで、欠席の妊婦キャロルの代わりに、ロスとスーザンのどちらが妊婦役をするかでモメるシーンがあります。
結局、コインで決めるのですが、その前にこんなやり取りがありました。

スーザン: I am supposed to be the mommy? (私がママ(役)をすることになってるの?)
ロス: Ok, I'm gonna play my sperm card one more time. (よし、僕はもう一度、僕の「精子カード」という切り札を使うことになりそうだね。)
スーザン: Look, I don't see why I should have to miss out on the coaching training just because I'm a woman. (ねぇ、ただ私が女性だからという理由で、どうして私がラマーズ法のコーチのトレーニングのチャンスを逃さないといけないの? わからないわ。)

ロスは肉体的な性別が「男」である自分が男の仕事をすべきだと思っているのですが、スーザンはロスがそういうことを言うと、いつもこんな風につっかかってくるような気がします。
私が「女」だから、女の役割をしないといけないの? という抗議は、すなわち、確かに姿は女だけど、私は私のすべき役割をするのよ、という感じで、この場合も、妊婦のスーザンの介助をするのが、男役の私の役目だ、とでも言いたい感じがするのですが。

もちろん、ロスにそういうトレーニングをさせたくないからと、自分が妊婦役をしても何も得るところがないから、そう言っているのでしょうが、自分がその仕事をするべきだ、という固い信念がそう言わせているような気がします。

でも、最初に書いたように、「缶から直接ビールを飲む話」については、キャロルがレズの男役に開眼した(笑)、という説明の方がシンプルですね。
1-1 はパイロット版で、まだキャラの設定がはっきり決まっていないかもしれませんし、途中(1-9)でキャロルの役者さんが交代したこともあるので、1-1, 1-2 のエピソードとその後のエピソードで多少の食い違いがあるのかもしれません。
妊娠・出産が絡んでくると、どうしてもキャロルを女役と見なさざるを得ない、というか、自然とそういう役回りになってしまうのかな、とも思います。

キャロルが最初から女役だという設定だとして、それで「缶から直接」の理由を考えようと思ったら、
「女性はコップで飲むものだと思っていたのに、知り合った女性は直接口を付けて飲んでいた。別にそれでもいいんだと思ってそれを真似するようになったのだが、スーザンがそうやって飲んでいたのは、彼女がレズの男役だったからだ。」みたいな感じでしょうか?

どちらにしても、女性が缶から直接飲むこと自体、そんなに「超、男っぽい仕草」だとも思わないので(私もやりますし)、深く考えると、なかなか難しい問題ですねぇ(笑)。

どちらが男役かについて、ヒントになるようなセリフやシーンに関する情報、お待ちしております(笑)。
今の感想では、はっきり決まってないけど、どちらかと言うと、スーザンが男役かなぁ?くらいの程度でしょうかね?

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posted by Rach at 14:12| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月03日

フレンズ2-24その28

セントラルパークにて。
パソコンの相手を待つチャンドラーとフレンズたち。
金髪美人を見て、
チャンドラー: Ooh, oh, oh, that's her. (あぁ、あれが彼女だよ。)
ロス: Yeah, 'cause life's just that kind. (そうだね、だって人生っていうのは、”まさにそんな感じ”だもんね。)
フィービー: Chandler, you gotta stop staring at the door. It's like a watched pot. You know, if you keep looking at it, then the door is never gonna boil. I think what you have to do is try not to... (チャンドラー、ドアを見つめるのをやめなさい[やめなくちゃ]。「見られてる鍋」みたいなものよ。ほら、それをじっと見てたって、ドアは沸騰しないんだから。あなたがすべきことは、(ドアを見)ないようにすることで…)

ロスは just that kind というフレーズを、チャンドラーを見ながら、ゆっくりはっきり言っています。
これは、イヤミ、皮肉っぽく言っているわけですね。
「パソコンで話をして意気投合した彼女が、ものすごい美人だった」なんて、世の中そんなに上手くいくわけないよ、と言いたいのです。

フィービーは a watched pot 「見られている鍋、監視されている鍋」を例えに出しています。
フレンズ1-18その4 にも、pot という単語が出てきました。
このフィービーのセリフは、例えを出して、チャンドラーの行動の無意味さをわからせようとしているのですが、ちょっとトンチンカンなことを言っています。
鍋でお湯を沸かしている時に、鍋を何となくじーっと見つめてしまうものですが、そんなことをしたって早く沸くわけじゃない、というのが鍋の例えですね。
その鍋の話を出した後、今度はドアの話に置き換えてみるのですが、普通の話の流れなら、「鍋→沸かない」、「ドア→開かない」となるはずで、then the door is never gonna open となるはずが、フィービーは boil と言っているのです。
「そりゃ、ドアは沸騰しないって!」というつっこみを、ここでみんなで入れましょう(笑)。
結構正論で、例えも的確だったのに、最後のツメが甘かった…。
でもこの説明が完璧に決まっちゃうと、フィービーらしくなくて、この「ずれ方」がいかにもフィービーなんですよね。


そこへパソコンデートの相手が入ってきます。
呆然とするチャンドラー。
チャンドラー: Oh my God. (なんてこった。)
ジャニス: Oh... my... God. (まぁ、なんてこと。)
情熱的なキスをする二人。
みんな: Oh... my... God. (なんてこった。)

最初にチャンドラー、それからジャニス、そして最後はみんなで "Oh, my God!" このオチには笑ってしまいました。
フレンズ1-14その1 で、"Oh, my God!" について触れています。
これは彼女のキメ台詞なのですが、この人は今後も、忘れた頃に登場して、そのたびに笑わせて下さいます。
チャンドラーとジャニス、この二人の関係が今後どうなるか?というのは、やっぱり「クリフハンガー」なんでしょうかねぇ?(笑)
クリフハンガーについては、フレンズ1-24その6 で説明しています。
私はそこで「シーズン2はクリフハンガーじゃなかったと思う」と書いたのですが、このチャンドラーとジャニス、そしてモニカとリチャードの間にすれ違いが生じてきている…という部分が、クリフハンガーなのかもしれません。


ジョーイの部屋に入ってくるロス。
ロス: All right. I've been feeling incredibly guilty about this because I wanna be a good friend. And damn it, I am a good friend. So just, just shut up and close your eyes. (いいかい。この件について僕はずっとものすごく罪悪感を感じてたんだ。だって僕は良き友人でありたいからね。そして(実際)僕は良き友人なんだよ。だから、ただ黙って目を閉じて。)
と言ってジョーイにキスするロス。
ジョーイ: Wow, you are a good friend, 'course the audition was this morning, and I didn't get it. But that was a hell of a kiss. Rachel is a very lucky girl. (わぁ、ロスはいい友達だね。(ちなみに)オーディションは今朝だったんだ、そして俺は役をゲットできなかった。でも、さっきのはすごいキスだったぞ。レイチェルはすごいラッキーガールだね。)

'course というのは、of course 「もちろん、当然」の省略形です。
ここはどうニュアンスを出していいのかよくわからないのですが、「ロスは知らなかったかもしれないけど、当然のことながら、予定通りの今朝にオーディションは終了して」という感じでしょうか?
英辞郎に、
of course=(忘れていたことを思い出したときに)あっそうそう、そうだった
という語義が載っているのですが、そういう感じで「ちなみに、そう言えば」と情報を付け足しているのでしょうか?
hell は「地獄」で、ののしりの言葉として使われることもあり、また強意語としても使われます。
a hell of a は元々「非常にひどい、悪い」という意味だったと思うのですが、それを「とても、すごく素晴らしい、ずばぬけた」という良い意味としても使います。
この場合はその褒め言葉ですね。


シーズン2を終えて…
やっと(笑)シーズン2の最終話の解説が終わりました。
書いてる本人は楽しんでやってることなのでいいとして、読者の方には長いシーズン2でしたよねぇ…。
たくさんの量を読んでいただくことになり、本当に申し訳ありませんでした。
サイドバーのカテゴリー別アーカイブを見ると、シーズン1が134件に対して、シーズン2は417件。
3倍以上の長さになってしまったようです。
シーズン2第1話を解説し始めたのが、一昨年(2005年)の11月1日ですから、本来は半年(24話)のドラマを、実に1年と3ヶ月もかけて解説してきた、ってことですね。
シーズン3では徐々に軌道修正していくつもりなので、こんなに長くはならないと思います、多分…(笑)。

特に寄り道もせず、明日からまた普通にシーズン3の解説を続けていくつもりなのですが、シーズン2が終わって嬉しい、というよりも、シーズン3に突入できることが嬉しいですね。
読んで下さっている方がいる!と実感できる…それが私がブログを続けていられる理由なんだと思います。
いつも読んで、また応援して下さる方には、心より感謝しております。本当にありがとうございます。
これからも頑張りますので、今度ともよろしくお願いいたします。

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posted by Rach at 07:05| Comment(11) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月02日

フレンズ2-24その27

リチャードとモニカは寄り添ってダンスを踊っています。
リチャード: Okay, I'll do it. (わかった、そうするよ。)
モニカ: You'll do what? (する、って何を?)
リチャード: If kids is what it takes to be with you, then kids it is. (もし僕が君といるために子供が必要なら、やっぱり子供は必要なんだ。)
モニカ: Oh, my God. (本当?)
リチャード: If I have to, I'll, I'll do it all again. I'll do the 4 o'clock feeding thing. I'll go to the PTA. meetings. I'll coach the soccer team. (もし必要なら、もう一度そう[子育てを]するさ。4時にミルクをあげたり、PTAの会合に出席したり、サッカーチームをコーチしたり。)
モニカ: Really? (本当に?)
リチャード: Yeah, if I have to. Monica... I don't wanna lose you. So if I have to do it all over again, then I will. (あぁ、もし必要ならね。モニカ…僕は君を失いたくない。だから、もしそれをもう一度することが必要なら、僕はそうするよ。)
モニカ: You're the most wonderful man. And if you hadn't have said "if I have to," like, 17 times, then I'd be saying, "Okay, let's do it." (あなたは本当に素敵な人だわ。そしてもしあなたが「もし必要なら」と…そうね、17回も言わなかったのなら、私は「そうね、じゃあそうしましょう[子供を持つことにしましょう]。」と言っていると思うわ。)
リチャード: But you're not. (でもそうは言わないんだね。)
モニカ: Oh my God. I can't believe what I'm getting ready to say. I wanna have a baby. But I don't wanna have one with someone who doesn't really wanna have one. (あぁ、どうしよう。私がこれから言おうとしていることは自分でも信じられない。私は子供を産みたいのよ。でも、本当に子供を欲しいと思っているわけではない人の子供を産みたくはないのよ。)
リチャード: God. I love you. (そんな…。君を愛してる。)
モニカ: I know you do. Me too. So what now? (愛してくれてるのはわかってるわ。私も愛してる。それでこれからどうしたらいいの?)
リチャード: I guess we just keep dancing. (ただ踊り続けるだけだ。)

リチャードは唐突に I'll do it. と言っていますが、これは、フレンズ2-24その23+コメディアンとドラムの話 で、
モニカ: I do. I have to have children. I'm sorry, I just do. (私、子供が欲しい。子供を産まないといけないの。ごめんなさい、ただそうしたいのよ。)
と言ったセリフを踏まえて言っているのですね。
what it takes to be with you は「君と一緒にいるのに必要なもの」。
この take は、it を主語として、"It takes A (for someone) to do" 「(人が)…するのにAかかる、Aが必要である」という構文の take と同じですね。
It only takes ten minutes (for me) to walk here. 「そこへ(私が)歩いて行くのに10分しかかからない。」のように使われます。
このセリフでは "It takes kids (for me) to be with you." という文章が基本概念にあって、それを変形したものを仮定の形にしているのですね。
DVDの字幕はこれを簡単にして、If it takes kids to be with you 「君といるのに子供が必要なら」となっていましたが、意味としてはそれと同じことで、その kids を主語として前に出して「子供が、君といるのに必要なものなら」と強調しているわけです。

then kids it is は上手く説明しにくいのですが、「(もし子供が必要だということなら)まさにポイントは子供なんだ。」という感じでしょうか?
それとももっと軽い感じかなぁ?
英辞郎に、
it is.=〜にするよ。/〜でいくよ。/〜で決まり。
例文) All right. Jacket and tie it is. 分かった。ネクタイとジャケットでいくよ。

というのが載っているのですが、これと似た雰囲気なんでしょうかねぇ?
名詞だけで終わるのが寂しいというか中途半端なので、「それがまさにそうなんだ」という it is を軽い感じで付け加えているような気もします。

リチャードは夫として子育てに積極的に関わると具体例を出して言っていますが、何度も "If I have to" や、"do it all (over) again" という表現を使っています。
have to は「…しないといけない」、「ハートで感じる」大西先生によると「外からの圧力」を表す have to です。
「自分の意思ではない、そうするより他に方法がない」というようなニュアンスが感じられますね。
all (over) again という表現ですが、リチャードは前の奥さんとの間に子供がいて、彼のことだから父親としてちゃんと育児に参加していたのでしょうね。
それを「もう一度全部最初からやり直す」という感じが言葉に滲み出ています。
もう孫のいる年齢なのに、子育てにもう一度最初から取り組まないといけない、というリチャードの苦悩が表れているセリフだと思います。

モニカの if you hadn't have said... I'd be saying というのは、条件節が仮定法過去完了で「過去の事実に反対の仮定」を表し、帰結節が would を使った仮定法過去(…するだろうに)を表している、という表現ですね。
「もし(過去に)…しなかったのなら、(今頃)私は…しているのに」という感じで、条件節と帰結節に時制のずれがあります。
like, 17 times の like は you know などと同じ会話のつなぎ言葉で、「そうね、例えば」という感じ。
実際にはリチャードは have to を17回も言っていませんが、まるでそれくらいたくさん言ったかのように思えるほど、モニカにはその言葉がひっかかっている、ということです。
But you're not. は But you're not saying, "Okay, let's do it." を省略した形ですね。
子供は欲しいけれど、リチャードが欲しがってないのを知りながら、あなたの子供を産みたいとは言えない…モニカの気持ち、よくわかります。
また、この年齢で再び父親になることに抵抗を感じてしまうリチャードの気持ちも、よくわかります。
愛し合っている二人だからこそ、余計につらいですよね…。

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posted by Rach at 09:25| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月01日

フレンズ2-24その26

気まずい雰囲気に耐え切れず、その場を去ろうとするレイチェル。
レイチェル: See you in the parking lot. ([ロスに]駐車場で会いましょう。)
ロス: No, Rach! (待って、レイチェル。)
バリー: And once again, she is out of here! Okay, who had 9:45? Um? (そしてまたもや、彼女は逃げ出す! よし、誰か9時45分にかけた人、いる?)

parking lot は「駐車場」。
この lot は「土地の1区画、敷地」という意味ですね。
See you in the parking lot. の See you は、See you later. や See you around. と同じで、I'll が省略されているんでしょうね。
フレンズ2-12その7 の動物園のシーンで、
清掃員: Meet me in the nocturnal house in 15 minutes. (夜行性動物のコーナーで15分後に会おう。)
というセリフがありましたが、この Meet me の場合は命令形で、「…の場所で私に会え、会えるように来い」という意味なんでしょう。
どちらも待ち合わせ場所で会おう、と言っているのですが、目的語が異なるのが面白いなぁ、と思います。

who had 9:45 という表現も面白いですね。
ここではこの have にはどういう意味があるの?…などと追求しなくても、「私は9時、僕は10時」などと誰かが賭けをして、それぞれの時間をくじ引きのくじのようにそれぞれが「所持している」感じなのでしょうね。
レイチェルが逃げ出すかどうかについて賭けがあったかのようなセリフですが、実際のところはどうなのでしょう。
今回、レイチェルが気まずい立場に立たされることは誰の目にも明らかなので、本当に逃げ出す可能性がある、とみんなは思っていたのかもしれません。
何時に逃げ出すか賭けていた、というのも、あながちでたらめではないのかも。


バンドのマイク前に立ったレイチェル。
レイチェル: You know what, Bar? I'm not gonna leave. I probably should, but I'm not. See, 'cause I promised myself that I would make it through at least one of your weddings. (ねぇ、バリー? 私は逃げないわよ。多分、ここを離れるべきなんでしょうけど、そうはしないわ。だって私は自分自身に約束したんだもの、こういう状況を乗り切ってみせる、って。少なくともあなたの結婚式の一つだけでもね。)
ドラムの音♪が入る。
レイチェル: See now, tonight, all I really wanted was to make it through this evening with a little bit of grace and dignity. Well, I guess we can all agree that's not gonna happen. I guess there's nothing really left to say except.... (今、今夜、私が本当にしたかったことは、この夜を、少しの気品と威厳を持って切り抜けることだった。そう、でもここにいるみんながそんなことは起こらないって思ってるんでしょうね。もう言うことは残ってないみたいね。これ以外は…)
と言って、Copacabana を歌い始めるレイチェル。

make it through は「…をうまくやり遂げる、何とか…を切り抜ける・乗り越える」。
フレンズ2-22その20 に、get through 「(困難などを)乗り越える、切り抜ける」という表現がありましたが、それと似た感じですね。
make it には「成功する、うまくやり遂げる、間に合う、都合をつける」などの意味がありますが、この場合は「成功する、うまくやり遂げる」に through がついて、「困難を通り抜けて・いろんな苦難を経て、最後までやり遂げた」感じがより強く出ていると思います。
one of weddings で、たくさんあるうちの一つである、と表現しています。
つまり、浮気者のバリーのことだから、もしくはバリーとミンディがうまくいくとは思えないから、また別れて、これからいくつもバリーは結婚式をすることになるのよ、と示唆しているのですね。
ここでのドラムはバッチリです(笑)。
grace と dignity を持ってこの式を乗り切ろうとしたレイチェルですが、お尻は出してしまうし、他の人のスピーチでいろいろ言われてしまうし、もう失うものは何もないわ、みたいな感じになっているのですね。
フレンズ2-24その17 で、8年生の時、全校生徒の前でコパカバーナを歌ってパニクった、という恥ずかしい思い出について語っていましたが、今なら、そのトラウマになっている歌を歌って笑い飛ばすことも出来るわよ、という感じなのでしょうね。

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posted by Rach at 10:48| Comment(13) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月31日

フレンズ2-24その25

ベストマンの挨拶が終わった後。
ロス: Uh, I'd like to, uh, to add something to that. (今のスピーチに一言付け加えたいのですが。)
レイチェル: What are you adding, what are you adding, what are you adding, what are you adding? (付け加えるって、何? 何? 何? 何?)
ロス: Most of you don't know me. I'm Rachel's boyfriend... (みなさんのほとんどは僕をご存じないと思いますが。僕はレイチェルの恋人[彼氏]です。)
レイチェル: Oh, dear God. (あぁ、なんてこと。)
ロス: ...Ross, uh and uh, I'd just like to say that it did take a lot of courage for Rachel to come here tonight. And, uh, just for the record... she did not run out on Barry because she had syphilis. (ロスといいます。僕が言いたいことは、レイチェルが今夜ここに来るにはものすごい勇気が必要だった、ということです。そしてここでちょっと言っておきたいのは、レイチェルが梅毒だったためにバリーから逃げ出したのではない、ということです。)
♪ドドンドン、チャーン!♪というドラムの音が入る。
ロス: What are you doing? I'm serious. Uh, the reason she walked out on, on Barry is simply that she didn't love him. Which, incidentally, worked out pretty well for me. ([ドラマーに対して]何をやってるんだ。僕は真剣なんだぞ。[スピーチに戻って]彼女がバリーの元を去ったのは、ただ彼女が彼を愛していなかったからです。それは、付随的に、僕にとっては良い結果となったのですが。)
と、ここでドラマーに音を入れてもらおうとロスは視線を送りますが、ドラマーは拒みます。
すっかり気まずくなった雰囲気の中、
ロス: Cheers. (乾杯。)

ロスが何か言おうとするので、焦るレイチェル。
What are you adding? を早口で4回も言っているのに笑えます。
ネットスクリプトでは "Why are you adding?" となっているのですが、DVD英語字幕では "What are you adding?" となっており、音声を聞いた感じでも(早口なので微妙なのですが)、多分 what と言っていると思います。
さらに、文法的に考えた場合に、add は他動詞で「(言葉を)付け加える」という意味なので、もし why を使うとしたら、"Why are you adding something?" などのように何らかの目的語が必要になってくるはずです。
また why の場合だと、このセリフは "Why? Why? Why? Why?" で済んでしまうような気がして、後ろにそんなに長い文(ロスが言った文をただ変形しただけのもの)を付け加える必要もない、と思うんですね。
さらに(笑)、話の流れを考えた場合には、ロスが something 「何か」、と漠然とした表現をあえて使ったのを聞いて、「何かヤバいことでもいうつもり? 一体何を言おうとしているの?」と、その something が何であるかについて、レイチェルはロスに詰め寄っているということだと思うんですよ。
something って一体何なのよ! という心の叫びが、この同じ文を4回繰り返すというセリフになっているのだと思います。

for the record を直訳すると「記録のために、記録として」ということですから、「事実を記録に残すために、公式・正式に言うと、覚えておいてもらいたいために、念のために、はっきりさせておきたいのは」という意味になります。
ここでは just 「ただ…」を付けて、重苦しい感じを少し軽めにしている感じでしょうか。
「ちなみに、ちょっと言っておきたいのですが」というニュアンスだと思います。
incident は「出来事、付随事件、偶発的な事件」、その形容詞 incidental は「付随的な、付帯的な、偶然の、偶発の」なので、副詞 incidentally は「偶然に、付随的に」ということ。
この場合は、レイチェルがバリーと別れた結果、自分はレイチェルと出会えて恋人になれたのだ、ということですね。
文頭に incidentally を使うと、文全体を修飾して「ついでに言えば、ついでながら、ところで」という意味になります。
変なところでドラムを入れられて怒るロス。
それに気を悪くしたドラマーは、ロスがドラムの音が欲しい、と思った時には音を入れてくれません。
ちゃんとネットスクリプトのト書きにも、

(looks for the da-doom-chesh, and doesn't get one)
「ロスはドラムの音を期待するが、ドラムの音はもらえない」

と書いてあります。
そのドラムの音がないせいで、会場が気まずい雰囲気になってしまいました。
ドラムの音の効果がどれほど大切かがわかるシーンですね。

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posted by Rach at 08:55| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月30日

フレンズ2-24その24

ベストマンが、乾杯の挨拶でジョークを飛ばし、それに絶妙のドラムの音が入った後。
ベストマン: Thank you, thank you very much. Anyway, I wish you both a wonderful life together. And, Rachel. ([ドラマーに]ありがとう。ご協力感謝するよ。とにかく、君たち二人が、一緒に素晴らしい人生が過ごせますように。そして、レイチェル。)
レイチェル: What. (何よ。)
ベストマン: No, no, no, now in all seriousness. It's not a lot of women would have the guts to come back here tonight. And even fewer who would do it with their asses hanging out! (いやいや、まじめに言ってるんだよ。今夜ここに戻ってくる勇気のある女性はそんなにたくさんいるわけじゃない、ってことさ。さらには、お尻をさらけ出しながらそれができる女性はなおさら少ない[ほとんどいない]よ。)
ここでまたドラムの音♪

I wish の後に目的語を二つ取る形の、I wish someone ... は「「人のために(…を)祈る」という意味になります。
I wish you a happy New Year. 「新年おめでとう。」、We wished him good luck. 「彼の幸運を祈った。」などですね。
in all seriousness は「冗談ぬきに、真剣で、大まじめに、本気で」。
It's not a lot of women... は It's not that a lot of women... ということだと思います。
It's not that は、「(that 以下)ということじゃない[というわけじゃない]、だからと言って(that 以下)というわけではない、別に(that 以下)するのではない」という意味です。
Not that... という風にも使います。
Not that.. は、フレンズ1-16その5 に出てきました。
that 以下に挙げたことを、まとめて否定している形です。
上の語義に「だからと言って」と入っているものがあるように、直前に言った発言が誤解を招きそうな場合に、言い訳のように It's not that を付け足して、「私は今、…と言いましたが、それは that 以下という意味で言ったのではないのです。」という風に使うこともよくあります。
I'm not saying that... 「(that 以下だ)と言っているのではない。」と似たニュアンスでしょうか。
I'm not saying (that) は、フレンズ2-15その11 に出てきました。

come back here tonight は「今夜ここに戻ってくる」ですが、これは元婚約者(と自分の親友)の結婚式に出席するために、自分がその元婚約者と結婚式を挙げる予定だった同じ会場に再び戻ってくる、という意味ですね。
「同じ会場」と書きましたが、ちょっと前のシーンで、そのことがわかるセリフがありました。
そのセリフが出てきたのは、フレンズ2-24その15 で解説した辺り(リチャード&モニカの会話とウェディング・プランナーのセリフの間)なのですが、その時はそのセリフの解説を省略してしまいました。
ここでちょっと引用しておきます。

ブライズメイドと案内役が集まっているところ。
ロス: Are you all right? (大丈夫?)
レイチェル: Yeah, when I was in the bathroom I saw the window that I crawled out of at my wedding, and God, I just started thinking that I shouldn't be here, you know I shouldn't, people are going to be looking at me and judging me and, and thinking about the last time. (えぇ。トイレに行った時、私の結婚式で私が這い出た窓を見たのよ。そしたら、こんな風に考え始めちゃったの。私はここにいるべきじゃない、って。ねぇ、いるべきじゃないのよ。出席者の人たちは私を見て、私を批判して、この前のこと[私が逃げ出したこと]を考えることになるんだもの。)
ロス: Sweetie, it's gonna be okay, all right. It's a wedding, generally people focus on the bride. (ハニー。大丈夫だよ、大丈夫。これは結婚式だ。大体、出席者は花嫁に注目するものだよ。)
レイチェル: God I know, you're right. (あぁ、そうね。あなたの言う通りだわ。)

…とこんな風に励まされて臨んだ付き添い役だったのに、みんなにお尻を見せてしまって、超恥ずかしかった…というオチでしたね。
それにしても…レイチェルはトイレの窓から逃げ出したそうです。
フレンズ1-1 でそのウェディング姿が出てきましたが、よくあのドレスで窓から抜け出せたものだと感心します(笑)。
またバリーが、前回花嫁に逃げられたのと同じ会場を使っているのもすごいなぁ、と。
確かにレイチェルの言う通り、みんなそのことを思い出さずにはいられないはずですからねぇ。
フレンズ2-24その20 で、レイチェルの病気が原因であったかのようにみんなに説明していたことが発覚しましたが、バリーにしてみれば「俺のせいじゃないんだし。」と言いたいがために、わざと同じ会場を選んでいるのかもしれません。
まぁ、結婚式の会場なんてどこでもいいや、と適当に考えてるだけかもしれませんが…。
ミンディもそれに納得しているのがすごい(笑)。

with their asses hanging out は「そのお尻を hang out した状態で、hang out させながら」という意味。
フレンズでは、hang out は「(場所に)頻繁に訪れる、よく行く、よく出入りする、たむろする、入りびたる」、hang out with... で「(友人など)と共に時間を過ごす、と一緒にいる、群れる、付き合う」という意味でよく使われますよね。
フレンズ2-14その18 でも、hang out という表現について解説しています。
ですが、ここでのセリフは、文字通り「外につるす」という意味の「さらけ出す」という意味ですね。
レイチェルのドレスからお尻が「丸出し、丸見え」になっていたことを茶化しているのですね。
even は 比較級 fewer を強めており、「さらに、いっそう、なお、なおさら」という意味になります。
few は「ほとんど…ない」という否定的な表現ですから、even fewer は「いっそう(そういうことをする人は)いない、めったにいない」で、「そんなことできるのは後にも先にも君だけだろうね。」のような意味で言っています。
しかし、このベストマン、かなりイヤミな人ですね。
さらりと言ってのけているので、嫌悪感を感じる、というほどではないですが、かなりズケズケと言いたいことを言っています。
バリーもちょっとイヤミな感じの人ですから、「類は友を呼ぶ(Like attracts like.)」のでしょうか?

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posted by Rach at 10:50| Comment(1) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月29日

フレンズ2-24その23+コメディアンとドラムの話

バリーの結婚式会場にて。
リチャードと話しているモニカ。
モニカ: You know what, maybe I don't need to have children. You know maybe I just think I do because that's what society... and by that, I mean my mom... has always convinced me that I... (ねぇ、多分私は子供を産む必要なんてないのよ。多分、子供を持つべきだと考えてるのは、社会が…つまり、私のママが…これまでずっと私に(子供と持つべきだと)言い聞かせてきたから…)
小さい女の子が二人でダンスを踊っているのを見て、
モニカ: I do. I have to have children. I'm sorry, I just do. (私、子供が欲しい。子供を産まないといけないの。ごめんなさい、ただそうしたいのよ。)

モニカは maybe と何度も言いながら、何とか自分を納得させる理由を見つけ出そうとしています。
社会が、つまり世間が、世間体で…と言ったのがちょっと大袈裟だと思って、ママが、と言い換えています。
convince someone that は「人に that 以下のことを確信させる、納得させる」。
ここでは that 以下は省略されていますが、that I (need to) have children ということなので、「子供を持つことを納得させる、子供を持つのが当然だと思わせる、子供を持つように言い聞かせる」という感じになります。
I do. I just do. という単純な表現に、モニカがそれを「否定できない」気持ちが表れているような気がします。


食事中に、best man が挨拶します。
「結婚式での花婿付き添いの男性」のことを groomsman と言い、その複数いる groomsmen の中で主要な人を best man と言います。
フレンズ2-24その6 ではそういう結婚式の付き添い役について解説しています。
こういう席では、自分がこれから話をするので皆の注意を引く、という時に、このようにグラスをスプーンでチンチンチン(カンカンカン?)と鳴らすシーンをよく見かけます。
日本人ならどうするでしょうね?
「はーい、ちょっとみんな聞いてよねー!」と誰かが手をたたきますかねぇ?
グラスを鳴らす方がおしゃれですよね、やっぱり。
花婿付き添い人(ベストマン): Yo! Could I have your attention, please? Best man making a toast here. Thank you. I remember when Barry got home from his first date with Rachel. (やぁ! どうかこちらに注目してもらえますか? ベストマンがここで乾杯の挨拶をします。ありがとう。僕は覚えています、バリーがレイチェルとの初めてのデートから帰ってきた時のことを…)
みんな: What?! (何だって?)
ベストマン: What? You hired the same band. I can't use the same speech? (何? バリーは(レイチェルの結婚式の時と)同じバンド[楽団]を雇ったんだ。僕は同じスピーチを使っちゃいけない、っての?)
♪ドドンドン、チャーン!♪というドラムの音が入る。
ベストマン: Thank you, thank you very much. ([ドラマーに]ありがとう。ご協力感謝するよ。)

toast は「乾杯、祝杯、乾杯のあいさつ」。
フレンズ1-9その5 でも、乾杯の意味の toast が出てきました。
バリーとミンディの結婚式なのにレイチェルの名前を出したので、みんなはびっくりするのですが、ベストマンはわざとその名前を出したのですね。
レイチェルに逃げ出された時と、会場も同じで(会場が同じことについては明日説明します)、出席者も(ほぼ)同じで、おまけに雇った楽団まで同じ、という、いい加減ぶり、というか、無神経ぶり、なので、僕も同じスピーチを使ってもいいだろ?、バリーにそのことを非難する資格なんかないだろ?、とでも言いたいようです。
この人はきっと前の結婚式でもベストマンだったはずなので、その時使えなかったスピーチを、今、ここで使い回ししている、ということですね。

「同じスピーチを…」の後、ドラマーが♪ドドンドン、チャーン!♪という音を鳴らしていますね。
これはネットスクリプトでは以下のように表現されています。
(gets a 'da-doom-chesh' from the drummer)
つまり、
「ドラマーから♪ダ、ドゥーン、チェッシュ♪の音をもらって」
みたいな感じなんですが、この音の部分は、ドラムの音をアルファベットで表現するとこんな感じ、というところですね。
chesh は最後のシンバルの音です(笑)。

よくアメリカのスタンダップ・コメディアン(a stand-up comedian)、つまりは漫談家、ピン芸人(←これは失礼かな…笑)がジョークを飛ばす時に、オチの部分でこういう音が挿入されますよね。
「ここは笑うところですよ。」と観客に教える効果があるのでしょうし、こういうのがある方が笑いやすいというのもありますね。
日本の漫才だと相手がツッコミを入れるところ、吉本新喜劇だとみんなが一斉にコケるところ、でしょうか。
フレンズのようなシットコムに入る観客の笑い声もそれに似たものかもしれません。

ここではタイミング良くドラムが入ったので、ベストマンはお礼を言っているのです。
元から打ち合わせをしていた、という可能性もありますね。
かなりブラックなジョークだった上、当人のレイチェルも花嫁の横に座っているので、もしかしたら会場が凍り付いてしまっていた可能性もあります。
その時、このドラムが入ることで「な〜んちゃって!」みたいなジョークなんだよ、と示すことで会場の雰囲気が和む、という効果もあるわけです。
あまりにもタイミングが良かったので、多分、打ち合わせしていて、予定通りうまく言った、だから「ありがとう」と言っている、という解釈が自然でしょうかね。

このシーンを見て思い出したことがあります。
フレンズ2-24その16+コパカバーナの話 で触れた、マーティン・スコセッシ監督のマフィア映画、グッドフェローズ(原題: GoodFellas)に、こんなシーンがあります。

司会: Ladies and gentlemen... the Copacabana is proud to present the king of one-liners... Henry Youngman. (皆様、コパカバーナが自信を持ってお送りするジョークのキング…ヘンリー・ヤングマンの登場です。)
コメディアン: How are you all? I'm glad to be here. Take my wife, please. (皆様こんばんは。ここに登場できることを嬉しく思います。お願いだ、私の女房を引き取ってくれ。)
♪ここでドラム♪
コメディアン: I take my wife everywhere but she finds her way home. (あらゆるところへ女房を連れていくんだが、あいつは自分で帰り道を見つけるんだ。)
♪ここでドラム♪
コメディアン: I said, "Where do you wanna go for our anniversary?" She said, "Let's go somewhere I've never been." I said, "Try the kitchen." (私はこう言った。「記念日にはどこに行きたい?」 妻は言った。「私が行ったことのないどこかへ行きましょうよ。」 そこで私は行った。「台所はどうだ?」)
♪ここでドラム♪
コメディアン: Dr. Wellsler is here. Gave a guy 6 months to live. Couldn't pay his bill. Gave him 6 more months. (ウェルスラーという医者がいた。ある男に半年の命だと宣告した。その男は診察代を払えなかった。あと半年延ばして、一年の命だと宣告した。)
ここは何故かドラムなし。
コメディアン: I love this crowd. (今日のお客さんはノリがいい。)

何だか綾小路きみまろさんのネタみたいですが(笑)、私はこのジョークが忘れられなくて…。(この映画自体は大笑いするような映画ではないのですが…)
フレンズ2-24その16+コパカバーナの話 では、コパカバーナというナイトクラブの説明にこの映画を使いました。
そこで、「実際に、後のシーンで、店の名前がセリフの中にも出てくる。」と書いたのですが、一番最初の司会者のセリフに、コパカバーナというこのナイトクラブの名前がちゃんと出てきていますね。

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posted by Rach at 12:35| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月28日

フレンズ2-24その22

フィービー: What if the husband person is the wrong guy, and you are the right guy? I mean you don't get chances like this all the time, if you don't meet her now, you're gonna be kicking yourself when you're 80... which is hard to do and that's how you break a hip. (もしその夫って人が彼女の理想の男性じゃなくて、あなたが理想の男性だったらどうするの? こんなチャンスがいつもあるわけじゃないのよ。もし今あなたが彼女に会わなかったら、あなたが80歳になった時に、自分に蹴りを入れることになるわよ[後悔することになるわよ]。自分に蹴りを入れるのは難しいし、それで腰にひびが入るわよ。)
チャンドラー: Okay, I'll do it! (わかった、そうする[直接本人に会う]よ!)
フィービー: Oh, yeah! Okay! Great! Go, man, go put on your shoes, and, and march out there and meet her. (そう、良かった。素敵。今すぐ行くのよ、靴を履いて、そこへ堂々と歩いていって彼女に会うのよ。)
Oh, wait, no, no you have to take a shower, 'cause, eww. And I'll get the... No, you know what, you have to answer her, answer her first. No, no, you know what, make some coffee 'cause it's too much. (あ、待って。シャワーを浴びなきゃ、だって、ほら、ウヘーッって匂いでしょ。それから私が…いいえ、違うわ。答えなきゃ、彼女に最初に返事しなきゃ。違う、コーヒーを飲んで。いろいろ(することが)多すぎるんだもの。)

昨日の続きです。
"which is hard to do and that's how you break a hip" ですが、which はその前の文で述べた行動、kicking yourself を指しますね。
昨日説明しましたように、kick oneself というのは、「自分を責める、後悔する」という意味の比喩表現です。
が、which 以下ではそれを文字通りに「自分に蹴りを入れる」と解釈し、それは hard to do だと言っています。
hard には「堅い、硬い、固い」、「耐え難い、つらい、苦しい」、「(仕事など)努力を要する、骨の折れる、つらい」などいろんな意味があります。
which is hard だけなら「それはつらいことよね」という解釈もあり得るかと思うのですが、hard to do という形を取ると、「…し難い、…するのが難しい」という意味になるのだと思います。
研究社 新英和中辞典では、
hard=(+to do)(…するのに)難しい[くて]、(…し)にくい[くて]
例文) That fence is hard to climb over. 「その垣根は乗り越えにくい。」
変換: That fence が climb over の目的語の関係に立つ場合の表現で、It's hard to climb over that fence. と書き換え可能。

とあります。
この場合も、It's hard (for you) to do that (= kicking yourself). ということで、つまりは、It's so hard (for you) to kick yourself. 「自分に蹴りを入れるのは難しい。」ということになるのだと思います。

that's how you break a hip がこれまたよくわからなくて、以下、話が堂々巡りしています。
興味のない方は飛ばして下さい。

break a hip と a hip になっていますね。
hip は「ヒップ、腰」ですが、日本語のヒップ(お尻)というイメージよりは「腰、臀部(でんぶ)」という感じ。
ロングマン現代英英辞典では、
hip: one of the two parts on each side of your body between the top of your leg and your waist
例文) She stood there with her hands on her hips glaring at him.
The old lady had fallen and broken her hip.

つまり「脚の上部とウエスト(胴のくびれた部分)の間にある、体の両側の二つの部分のうちの一つ」
例文) 「彼女は彼をにらみつけながら hips に手を当ててそこに立っていた。」
「その老女は転倒して hip を痛めた。」

特に最初の例ですが、これは「お尻に手を当てて」というよりもう少し上の「腰に手を当てて」という感じですよね。
お尻だと言いたい場合は、butt とか卑語では ass を使うかなぁ、と思います。
break one's ass だと「懸命にやる、必死で頑張る」という意味があるようです。
break one's back も「背骨を折る」ことから「懸命に努力する、一生懸命働く」という意味になるのですが、それをもう少しくだけて(あるいはお下品に)言った表現なのでしょうね。
ここでは、主語が you なのにあえて a hip を使っているので、この break your ass [back] などの意味とは異なる、と思います。

ここでの break は「(骨を)折る、傷つける」、文字通り、「一つの hip を break する(骨折させる)」ということで、that's how 「それが…の方法だ、そんな風にすることで…になる」とくっつけると、that's how you break a hip 「それが腰を骨折させる方法だ、そうして腰が骨折する(ひびが入る)のだ、そんなことをすると腰を骨折することになるのだ。」という感じになるのでしょうか?
hip を蹴って、その蹴った部分が衝撃によって傷つく、というよりは、自分で自分を蹴る、という無理な体勢を取ると、腰を痛めるという感じなのでしょうか??
現在形で表現されているので、「普遍的な真理」を述べている気がするのですが…。
kick yourself すると、break a hip することになってしまう、という感じかな、と。

また、ちょっと違う考え方として、break には「切断する」という意味もありますよね。
研究社 新英和中辞典には1番最初の基本的な語義として「切断する」という意味が載っています。
break=切断する(注:形のあるものに瞬間的に強い力を加えて二つまたはそれ以上の部分に壊す)
(ものを)(二つ以上または細片に)壊す、割る、砕く
She broke the cup in two [into pieces]. 彼女は茶わんを真っ二つに割った[粉々に砕いた]。


ここで break 'a' hip と「一つのヒップ」と言っていることに注目してみると、「そうやって(一つの)ヒップは(二つに)割れるのだ」という解釈も可能なのでしょうか??
DVDの日本語字幕は「お尻にひびが入るわ。」となっているのですが、吹替は「でもお尻って蹴る前から割れてるけど。」となっています(笑)。
日本人の発想として「お尻は二つに割れている」というものがあると思うのですが、この吹替はただ単にその日本人的発想を使って、日本人的なジョークに置き換えた、と考えることも可能です。
私も最初は意訳かと思っていたのですが、アメリカ人にもそんな発想はあるのかなぁ?とか、「そうしてお尻が割れるわけね。」と言っているけど「そうする前からお尻は割れてるってば!」というツッコミを期待したボケなのかな?とか。
でも、上にも書いたように、hip は butt とは微妙に部位が異なるわけですよねぇ。
だからこういう「お尻」ネタだと勘ぐるのは間違いなのかもしれませんが、でも多少はそういうイメージがあるセリフなのかも?とか。
これが break a butt だったら、こんな解釈も可能なのか?、もしくは「骨折」と「割れたお尻」をかけたしゃれ、と捉えることも可能なのでしょうか?
(一人で悩んですみません。)

march は日本語のマーチから連想されるように「行進する」ですが、ここでは「堂々[悠々]と歩く」という感じですね。
相手はあなたの運命の人かもしれないのだから、何もこそこそすることはない、堂々と胸を張って歩いて行きなさい、という意味です。
フィービーは思いついたことを次々とチャンドラーにアドバイスします。
何度も you know what 「ほら、ねぇ」という言葉が挿入されているところに、フィービーも考えながらアドバイスしている感じが出ているのかなぁ、と。
シャワーを浴びろ、と言っているのは、チャンドラーが一晩中パソコンで彼女と話をしていて、服を着替えていない、つまりシャワーをしばらく浴びていないのでくさいわよ、ということです。
'cause(=because) it's too much はよくわからないのですが、多分すべきことが多すぎる、という意味なんだと思います。
だから、まずは落ち着いてコーヒーでも飲んで、これからのことをゆっくり考えたら?という提案なのでしょう。
フィービーが何か言うたびに走り回るチャンドラーですが、最後には走るのをやめて怒った顔で歩いているのに笑えますね。

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posted by Rach at 12:23| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月27日

フレンズ2-24その21

ジョーイは電話中。
ジョーイ: Angela? Joey Tribbiani. Listen, what are ya doing tonight? I know you're seeing that guy. I was thinking maybe you could bring him.... Hello? Hello? (アンジェラ? ジョーイ・トリビアーニだよ。今夜はどんな予定? アンジェラがあの男と付き合ってるのは知ってるよ。君が彼を連れてきてもいいと思ってたんだ…もしもし、もしもし?)

アンジェラ、というのは「あの」アンジェラなんでしょうね?
フレンズ1-5その1 で登場している、ジョーイの元カノです。
そのエピソードで、アンジェラの彼氏も出てきました。
ジョーイがフルネームで名乗っているところを見ると、久しぶりに電話したのでしょう。
that guy は前に出てきたその彼氏のことですね。
アンジェラにしてみれば、久しぶりに電話してこられて、さらには自分が彼氏持ちでも会いたい、その彼を連れてきてもいい、とまで言われて、気味が悪くて、もしくは理解不能で、電話を切ってしまったんでしょうね。
ジョーイがアンジェラのことはどうでも良くて、キスの相手にアンジェラの彼を使いたいと思ってる、なんてことは、アンジェラに想像できるはずもありません。
ジョーイはアンジェラのことを hot (色っぽい、セクシー)だと今でも思っているはずですが、そんなことはすっかり忘れて彼のことばかり気にしているのがおかしいです。
あの彼となら、キスしてもいいかな…などと心の中で思ったのでしょうか?
ジョーイはああいうのがタイプなのか?(笑)
その後、ふと目に付いたインディアン(ネイティブ・アメリカン)の置物を持って部屋にこもるのがおかしい。
あの置物と練習してるとこ、想像したくないよ〜(笑)。


ネット上で好きになってしまった相手が既婚者だと知って返事ができないチャンドラー。
相手は返事がないので気にしているようです。
フィービー: She wants to meet you in person. (彼女はあなたと直接会いたがっているわよ。)
チャンドラー: Hey, look, Phoebe, I wanted to meet her in person too, okay. But she's married. She has a husband. (なぁ、フィービー。俺だって彼女と直接会いたいよ、そうだろ? でも彼女は結婚してる。彼女には夫がいるんだよ。)
フィービー: What if the husband person is the wrong guy, and you are the right guy? I mean you don't get chances like this all the time, if you don't meet her now, you're gonna be kicking yourself when you're 80... which is hard to do and that's how you break a hip. (もしその夫って人が彼女の理想の男性じゃなくて、あなたが理想の男性だったらどうするの? こんなチャンスがいつもあるわけじゃないのよ。もし今あなたが彼女に会わなかったら、あなたが80歳になった時に、自分に蹴りを入れることになるわよ[後悔することになるわよ]。[which is hard to do... 以下の訳は省略])

in person は「(写真や電話などでなく)実物で、本人に」
フレンズ2-14その3 では、on paper 「書類上での君は」との対比として、in person 「実際の君は」というニュアンスで使われていました。
フレンズ2-24その7 に、"we haven't exactly met." というセリフが出てきましたが、それを言い換えると、"I haven't met her in person." 「彼女本人には会ったことがない。」になるわけです。
the wrong guy と the right guy は、wrong 「間違った」と right 「正しい」が対になっていますね。
Mr. Right というと「(結婚相手として)理想的な男性、理想の男性、夫としてふさわしい人」という意味になります。
「運命の人」と言っても良いでしょうか。
フレンズ1-14その5 にも、the right woman という表現が出てきました。

kick oneself を直訳すると「自分自身を蹴る、自分で自分を蹴る」なので、「自分を責める、後悔する」という意味になります。
80歳になった時を想像して、you're gonna be kicking yourself と進行形が使われていますが、これはただ単に「蹴る」ことをイメージしているのではなくて、まさに「ボコボコと蹴っている」そのアクティブな姿を想像している、そういう姿が目に浮かぶ、と臨場感を出して言っているのでしょうね。
フレンズ2-13その6 でも、そういう進行形について触れています。
ここは思い切った行動に出た方がいい、でないと後悔するわ、と説得するフィービー。
…と、そこまでは良かったのですが、フィービーは何だかよくわからない説明をおまけにつけていて、せっかくの励ましがちょっとお笑いのようになってしまっています。

which is hard to do and that's how you break a hip の説明は長くなりそうなので明日にします。

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posted by Rach at 08:31| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月26日

フレンズ2-24その20

花婿姿のバリーがやってきます。
バリー: Min. Oh, Rach, you're still here. At our wedding, they were packing up the chopped liver about now. (ミンディ。やぁ、レイチェル。まだここにいたの。僕たちの結婚式では、出席者の人たちは今頃チョップ・レバーを(持ち帰り用に)詰めていたところだね。)
レイチェル: Yeah, I love that story. Um, I got a question for you guys. Why do people keep saying it's good to see me up and about? (えぇ、その話は本当に楽しいわ。あ、あなたたちに一つ質問があるんだけど。どうしてみんな、私が元気になった姿を見て良かった、って口々に言うの?)
ミンディ: Well uh, after you ran out on your wedding, Barry's parents told people that you were sort of....insane. (えーっと、あなたが結婚式を逃げ出した後、バリーのご両親がみんなに言ったのよ、あなたはちょっと…正気じゃなかった、って。)
レイチェル: Insane? (正気じゃない、ですって?)
ミンディ: From the syphilis. (梅毒のせいで。)
レイチェル: What?! (何ですって?)
バリー: Yeah, what were they gonna say? You didn't love me anymore? (そうだよ、両親は(他に)何て言える? 君が僕をもう愛してない、って(言えばいいのか)?)

Chopped liver というのは「みじん切りにしたレバー(肝臓)」ということですね。
日本語では「レバー」と言いますが、発音は英語の文字通り「ヴァー」です。
よく似た単語に、lever 「てこ、レバー、操作棒」がありますね。
この lever は、主に「レヴァー」と発音されますが、研究社 新英和中辞典によると、「リーヴァー」と発音されることもあるようです。(う〜ん、ややこしい)
Wikipedia 英語版: Chopped liver
上のウィキペディアには、「アメリカやカナダの Kosher delicatessens の一般的なメニューである。」と書いてあります。
delicatessen は「デリカテッセン、調整食料品店、そのまま食卓に出せるような調理済みの食品を売る店」のことですね。
Kosher は、Merriam-Webster Online Dictionary によると、
kosher: selling or serving food ritually fit according to Jewish law
つまり、「ユダヤの慣習・戒律に従い儀式に則った食べ物を売る、または食べ物を出す」という形容詞なので、Kosher delicatessens は「伝統的ユダヤ料理を扱うデリカテッセン」という感じでしょうか。
この chopped liver について、ウィキペディアの Chopped liver in popular culture という項目に面白いことが書いてあります。
訳しますと、
「その変わった味とグレーの見た目のため、chopped liver は acquired taste (次第に好きになる味)であり、夕食の席で誰もが好きで気楽に食べる、という食品ではない。このことが、ユダヤ系アメリカ人が使う一般的な表現、"What am I, chopped liver?" (俺って何者? chopped liver か?)を生み出した。それは人付き合いの面において、無視されたことに対しての欲求不満や怒りを表すものである。」
英辞郎にも、
chopped liver=(名詞1)チョップレバー(レバー料理の一種)
(名詞2)「取るに足りない人[物]」

という語義が挙げられていますし、
Merriam-Webster Online Dictionary にも、
chopped liver: (slang) one that is insignificant or not worth considering
「(俗語) 重要でないもの、考慮に値しないもの」と書いてあります。
上のウィキペディアには、その作り方まで書いてありますので、興味のある方は是非どうぞ(笑)。
写真はこちら(↓)。
AtarChef Blog: kosher recipes: Qualified Cooking Advice: Chopped Liver

pack up は「…を詰める、詰め込む」という感じですから、料理を折り箱(?)に詰めている雰囲気が出ていますね。
つまり、バリーとレイチェルの結婚式ではレイチェルが逃げ出したので、せっかく用意したご馳走をその場で食べてもらうことが出来ずに、箱に詰めて帰った、途中で(というより元々始まることもできなかったのでしょうが)お開きになってしまった、というイヤミを言っているのですね。
ネットスクリプトでは about now となっているのですが、DVDの字幕は by now となっていました。
実際の音声は about now と言っているようなので、上のセリフは about にしておきました。
about now なら「今頃、今時分」、by now なら「今頃はもう、今頃までには、もうそろそろ」という感じになりますね。
run out on は「(家族・友人などを)見捨てる、(仕事などを)放棄する、(約束などを)破る」。
この場合は、「結婚式を逃げ出す、すっぽかす」という感じです。
フレンズ2-9その5 にも出てきました。
insane は「正気でない」。
フレンズ1-19その5 にも出てきました。
syphilis は「梅毒」。性病ですね。
理由なら他にもいろいろあるだろうに、と思うのですが、よりにもよってこんな病気が理由だと言われるなんて、よほどレイチェルのことを恨んでいたのでしょうね。

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posted by Rach at 10:16| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月25日

フレンズ2-24その19+名前のハイフンの話

花嫁姿のミンディが駆け寄ってきます。
ミンディ: Oh my God, I'm married! (すごいわ! 私、結婚した[してる]のよ。)
レイチェル: I know. (ほんとね。)
ミンディ: I'm Mrs. Dr. Barry Hunter, hyphen, Farber. (私はドクター・バリー・ハンター・ハイフン・ファーバー夫人よ。)

ミンディ役の役者さんが前に出てきた人と違いますね。
出番の少ないサブキャラではよくあることです(笑)。
かつては、ロスの奥さんのキャロル役の女優さんが交替したこともありましたね。
ミンディは、結婚して名前がこうなる…と言っているのですが、その名前には、hyphen (ハイフン)が入っています。
今日は、その「名前のハイフン」の話だけで終わってしまいますので、興味のない方は、また明日、お会いしましょう(笑)。

エンド・クレジットでは、バリーとミンディはどちらもファーストネームしか書いてありません。
が、さすがはウィキペディア、ちゃんと二人のフルネームが書いてあるのを発見しました。
まずは今回のエピソードの解説ページ。
Wikipedia 英語版: The One with Barry and Mindy's Wedding
Additional cast の項目を見ると、
Barry Farber - Mitchell Whitfield
Mindy Hunter-Farber - Jana Marie Hupp
と書いてあります。
また、以前にバリーとミンディが登場したエピソード(フレンズ1-20)のページはこれ。
Wikipedia 英語版: The One with the Evil Orthodontist
ここには、
Mindy Hunter - Jennifer Grey
Barry Farber - Mitchell Whitfield
と書いてあります。
バリーのフルネームに関しては、劇中でも言及されており、フレンズ1-20その5 では、Barry Farber という名前がセリフに出てきましたね。
ウィキペディアを見ると、ミンディの女優さんが変わったというのもわかるのですが(笑)、Hunter がミンディの元々の名字(旧姓)で、Farber がバリーの名字である、そして、ミンディは結婚して、Mindy Hunter-Farber つまり、「ミンディ・ハンター・ハイフン・ファーバー」、日本語風に表記すると、「ミンディ・ハンター=ファーバー」になった、ということがわかりますよね。
(ちなみに、日本語では、こういうハイフンを「=」と表記していますが、それはきっと、ハイフン(−)だと、延ばす音(ー)と紛らわしいから、なんでしょうねぇ?)
で、ミンディは、自分が、医師「バリー・ハンター=ファーバー」の妻(夫人)になった、と喜んでいるということになります。
実際は、バリーはハンターの姓は名乗らないような気もするのですが(上のウィキペディアでも Barry Farber と書いてあるので)、自分がハンター=ファーバーになることをバリーの名前を使って表現している、ということでしょうかねぇ?
こういう名乗り方がどれくらいメジャーなのかはよくわからないのですが、夫婦別姓ではないけれど、自分の旧姓も残しておきたい、という場合には、これが一番良い手なのかもしれません。

このミンディのように、結婚して、自分の旧姓と夫の姓とをハイフンで繋ぐ、というのは非常に分かりやすいですが、それ以外にもハイフンで繋ぐ例があるようです。

昔、読んだ本に、ハイフンに関する話が載っていました。
徳間書店 刊 アリー myラブ the official guide (ティム・アペロ 著、大城光子 訳) の p.51 に、ビリーの妻のジョージアを演じている女優さん、コートニー・ソーン=スミス(Courtney Thorne-Smith)のことが書いてあります。
そこに、
本名はコートニー・ソーン・スミスだが、ミドルネームのソーンは母親の旧姓なので、両親の家族に敬意を表し、ソーン=スミスとハイフンでつなぐことにした。
と書いてあったんです。
それを読んで、そんな風に父と母の名字をハイフンで結ぶ、ってのもアリなのかぁ、と感心した記憶があります。
まぁこれは、バリーとミンディの子供が出来た場合に、その子供の姓を Hunter-Farber にするのと結局は同じことなんですが…。
ミドルネームであるソーンを、名字のように見せるためにハイフンを使う…たった1字の記号であるハイフンには、深い意味が込められているんですね。

あと、こういう感じの名前で思い出すのが、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)。
Wikipedia 英語版: Catherine Zeta-Jones
このウィキペディアに彼女の名前の由来について書いてあります。
Her name stems from those of her grandmothers - her maternal grandmother, Katherine Fair, and her paternal grandmother, Zeta Jones.
「彼女の名前は、彼女の祖母たちの名前に由来している。母方の祖母はキャサリン・フェアーで、父方の祖母はゼタ・ジョーンズ。」

IMDb: Biography for Catherine Zeta-Jones の Trivia にも同じような内容が書いてありました。
内容は以下のとおり。
Named after her grandmothers: Catherine Fair on her mother's side, and Zeta Jones on her fathers.
「彼女の祖母から名前をもらった。母方のキャサリン・フェアーと父方のゼタ・ジョーンズ。」


ということは、キャサリンというのは一方のおばあちゃんの名前で、ゼタ・ジョーンズというのはもう一方のおばあちゃんの「姓名(フルネーム)」だ、ということですね。
キャサリンの父の名は Dai Jones、母の名は Patricia Fair なので、父方の姓は Jones、母方の姓は Fair なのですが、その両親の姓を取ってハイフンでつなげて名字にする(Fair-Jones)のではなく、このように一方のおばあちゃんの姓名をハイフンでつなげて一つの名字(?)として使う、というのもアリなんですねぇ。

フレンズの俳優さんで言うと、モニカ役のコートニー・コックスは、デビッド・アークエット(David Arquette)と結婚後、一時期、コートニー・コックス・アークエット(Courteney Cox Arquette)と名乗っていました。
今でもお二人は結婚していて、なかなかのおしどり夫婦のようですが、今の俳優としての呼び名はコートニー・コックスに戻っているみたいです。
IMDb: Courteney Cox には、Sometimes Credited As 「時々、以下のようにクレジットされる」として、アークエットのついた名前が2つ書いてあります。
ハイフンがついていたり、ついていなかったりしますが、後のシーズンのフレンズのクレジットではハイフンはなかったような気がします。
この”アークエット”ネタについては、いろいろとトリビアがあるのですが、フレンズ3-3 で詳しく説明する機会があると思いますので、またその時に(笑)。

レイチェル役のジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)は、ブラッド・ピットと結婚後も、俳優としての名前はそのままでしたが、時々どこかに「本名: Jennifer Aniston Pitt」と書いてあるのを見たような気もします。
結婚したら、こんな風に両方の姓をつけるのが、普通、もしくは今風なんでしょうか。

(Rach からのお知らせ)
カナダ・バンクーバーの生活・遊び情報誌 Oops! の 2007年1月19日号で、このブログが紹介されました。
その公式サイトはこちら(↓)。
バンクーバーの生活・遊び情報誌 Oops! 【カナダ留学・ワーキングホリデー情報】
トップページの FOCUS 「お役立ち情報満載! バンクーバーでブログ的生活」をクリックすると、いろんなブログが紹介されていて、その2頁目、「その他のオススメブログ 他にもまだまだあります! アナタの毎日をもっと楽しくしてくれそうなブログ」 の、「楽しく手軽に。ブログで英語のお勉強!」という項目で、他の3人の方のブログと共に紹介して下さっています。
ブログランキングでよくお名前を拝見する方々のブログと共に紹介していただけるなんて、とても光栄に思っております。ありがとうございます。

この Oops! という情報誌は、掲載依頼のコメントを下さったライターの方の説明をお借りすると、「旅行者、留学生、ワーキングホリデー、移民者向けの月2回発行のカナダ、バンクーバーの無料日本語情報誌」だそうです。
ですから、実際にカナダで情報誌として発行、配布されていて、その同じ内容が上で紹介したウェブサイトでも見ることができる、ということだそうです。

実際にネットでこの情報誌の名前を検索すると、たくさんのサイトがヒットしますし、
All About スーパーおすすめサイト大賞2003 「カナダで暮らす」 で、この Oops! のウェブサイトが紹介されていました。(このサイトには、この情報誌 Oops! の人気ぶりが書いてあります。)

カナダに行ったことのない私の書いたブログが、カナダで発行されている情報誌で紹介されるなんて…。
それもこれも、いつも読んで下さり応援して下さる読者の方々のお陰だと思っております。
本当にありがとうございます。
このように紹介していただけたので、それに恥じないようにこれからも頑張っていくつもりです。
Oops! 関係者の方々にも、お礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

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posted by Rach at 11:50| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月24日

フレンズ2-24その18

知り合いの夫婦と会話を交わすレイチェル。
ワインバーグ氏: It's so wonderful to see you again, my dear. In fact, I hardly expected to see so much. (君をまた見ることができて[会えて]良かったよ。実際、そんなに多くのものを見られるとは予想していなかったけどね。)
ワインバーグ夫人: You told me you didn't see anything. (あなたは何も見てないって言ってたじゃない。)
ワインバーグ氏: I tell ya a lot of things. (たくさん(は見てない)、だよ。)
ワインバーグ夫人: Well it's wonderful to have you up and about, again, dear. (レイチェルがまた元気になって良かったわ。)
ワインバーグ氏: Stay well. (お大事にね。)
レイチェル: Okay, now that is the third time someone has said something like that to me today. (今日、誰かが私にあんなことを言ったのは、今ので3回目よ。)

see は「会う」ですが「見る」という意味もありますね。
ここではそれを使って、レイチェルの顔も見られたし(会えたし)、思ってもいないもの(お尻のこと)まで見られた、と言っています。
I tell ya a lot of things. にちょっとひっかかりました。
ya は you ですから、I tell you a lot of things. と同じですが、I told you と過去形にはなっていないんですね。
普通は「あなたは…と言ったじゃない。」に対しては、「私は…と言ったんだ。」と I told you になると思うのですが、しかし、この場合、もし I told you a lot of things. と答えたとすると、「私は君にたくさんのことを言った。」という別の意味になってしまう気がします。

ここはそうではなくて、前置きとして使う I tell ya (I tell you) 「確かに、 ほんとに、まったく」とか「ねぇ、いいかい」みたいな軽い感じなんでしょうか。
「anything じゃなくて、a lot of things だよ」と念押ししている感じでしょうかねぇ。
そして anything の代わりに a lot of things になるとしたら、I didn't see a lot of things. で「多くのものを見たわけじゃない。」という意味になるのでしょうね。
「多くを見たわけじゃない、と言っただけで、何も見てない(not anything)とは言ってないぞ。」ということでしょう。
You told me you didn't see anything. に対して、完全な文で答えようとすると、I told you I didn't see a lot of things. ということになるのだと思いますが、その誤解している部分だけを取り上げて、「私が言いたいのは、anything じゃなくて、a lot of things だよ」という意味で、I tell ya a lot of things. と答えたということでしょうね。

not any だと「少しも…ない、全く…ない」という完全否定ですから、奥さんは自分のダンナさんがレイチェルのお尻を全く見ていないと言ったと思って安心(?)していたのに、本当は「ちらっとは見た。」と言っているのであきれているわけですね。
だから上の日本語訳も、「たくさん見た」じゃなくて「たくさんは見てない」にしてみたのですが。
(2007.1.27 追記)
I tell ya a lot of things. の解釈について、下のコメント欄に追加説明と訂正があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

up and about は「(病人が)床を離れて、(元気になって)歩き回って」。
up が起き上がる、about はその辺りをウロウロする感じで、そのニュアンスはわかりますよね。
stay well は「健康でいる、健康を維持する」。
well である状態に stay 「とどまる」のですね。
その2つの表現はかつて病気であった人が元気になった時に言う決まり文句なので、レイチェルは怪訝に思います。
それもこれが初めてではなく、今日はいろんな人にそう言われたようで、ちょっといやな予感のするレイチェルです。

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posted by Rach at 10:12| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月23日

フレンズ2-24その17

レイチェル: Oh my God. This is sooo humiliating. I think the only thing that tops that was, was, was when I was in the eighth grade and I had to sing the "Copacabana" in front of the entire school. I think I got about two lines into it before I ran and freaked out. Oh my God, my entire life is flashing before my eyes. (もういや。これってものすごーく屈辱的よ。これよりひどいことって言うと、私が8年生だった時、コパカバーナを学校の全員の前で歌わないといけなかったことね。その歌を2フレーズ歌ったら、慌てちゃってパニクっちゃった。もう、私の人生全てが目の前でフラッシュバックしてるわ。)
ロス: Rach, hey look, I remember that. It wasn't so bad. (レイチェル、ねぇ、聞いてよ。そのことは覚えてるよ。そんなに悪くなかったよ。)
レイチェル: Oh Ross, would you stop! You got me. I'm dating you. (もう、ロス、やめてよ! わかるでしょ? 私はあなたと付き合ってるのよ。)

昨日はコパカバーナの説明で終わっていました。
その続きです。

I got about two lines into it before... は「…する前に、その歌を(最初の)2行くらいまで歌った」ということでしょう。
つまり「2行くらい歌ったところで(before 以下の)状況になった」ということです。
ran and freaked out の ran が良く分からないのですが…。
いわゆるランニングの「走る、駆ける」という意味なら、「走って、パニクった」ということになるのですが、走ってからパニクる、という流れは何か変ですよねぇ…「パニクって、走って逃げた」というのならわかるけど。
ですから、ここは多分、ゆっくり歌わないといけないところを「走ってしまった」、つまり、「慌ててしまった、伴奏とうまくかみ合わないペースで歌ってしまった」、だからパニクった、ということなのかなぁ、と。
flash は「(考えなどが)急に浮かぶ」。
flash back だと「(記憶などが)突然過去に戻る」。
日本語でフラッシュバックと言いますが、そのフラッシュと同じニュアンスですね。

ロスはそのひどい思い出が君が言うほど悪いものではなかった、と慰めようとするのですが、レイチェルは納得しません。
"You got me. I'm dating you." の部分なんですが…。
DVDの日本語は「あなたは私の彼だもん。そう言うに決まってるわよ。」となっていましたが、確かにレイチェルの言いたいことはそういうことでしょうね。
彼であるあなたが私の失敗をバカにするわけがない、恋人であるあなたにそんな風に褒められたところで、私の恥ずかしさは消えない、あなたはあれを可愛いと思ったかもしれないけど、他の人はやっぱりあれを見て「わぁ、レイチェルがパニクってるよ、かわいそう、もしくは面白い」と思ったに違いないんだから…と言いたいわけですね。

get には「…を理解する、…の言ったことがわかる」という意味がありますよね。
Got it? は「わかった?」、I got you. は「君の言うことがわかった。」、You got me? なら「(私の言うことが)わかった?」となります。
ですからここの You got me. も「わかった? わかるわよね? わかるでしょ? わかるはずよ」みたいな感じなんでしょうか?
一瞬ちらっと思ったのは、You got me. は「あなたは私を手に入れた、ゲットした」という意味はないのかなぁ、ということなんですが…つまり深い関係になった、というようなニュアンスで。
「そんなこと言うのやめてくれる?」の後に、"You got me. I'm dating you." 「あなたは私を手に入れた(過去形)、そして今もデートしてるのよ(現在進行形)。」と言っている可能性もあるのでしょうか?
エッチするほどの関係である相手が「いやな思い出だ」と言っていることを慰めるのは、恋人として当然だ、という理由を述べているのかなぁ、とか。
でもやっぱり、「そんな慰めはやめて。(理由は言わなくても)わかるでしょ。私はあなたとデートしてるのよ。」という方が自然でしょうかねぇ?

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posted by Rach at 14:34| Comment(11) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月22日

フレンズ2-24その16+コパカバーナの話

バリーの結婚式会場のロビーにて。
ドレスの後ろがめくれ上がってお尻(赤い下着はつけてましたが…笑)が見えていたのを知って激怒するレイチェル。
レイチェル: Why the hell didn't you tell me! (一体どうして私に言ってくれなかったの?!)
ロス: I'm sorry. What was I supposed to do? Stand up and shout, "Hey, Rachel, your butt is showing!" (ごめんよ。僕はどうしたら良かったんだろうね? 立ち上がって「おい、レイチェル、君のお尻が見えてるよ!」って叫ぶの?)
レイチェル: Oh my God. This is sooo humiliating. I think the only thing that tops that was, was, was when I was in the eighth grade and I had to sing the "Copacabana" in front of the entire school. I think I got about two lines into it before I ran and freaked out. Oh my God, my entire life is flashing before my eyes. (もういや。これってものすごーく屈辱的よ。これよりひどいことって言うと、私が8年生だった時、コパカバーナを学校の全員の前で歌わないといけなかったことね。その歌を2フレーズ歌ったら、慌てちゃってパニクっちゃった。もう、私の人生全てが目の前でフラッシュバックしてるわ。)

humiliate は「(人に)恥をかかせる、(…の)自尊心を傷つける」。
それに -ing をつけて形容詞にすると「屈辱的な、恥をかかせるような」という意味になります。
top は動詞で「(…の)頂をなす、頂点にある」ということから、「(高さ・重さなどで)(…を)上回る」「(質・技量などで)(…より)すぐれる、(…に)まさる」という意味になります。
この場合は「humiliating の度合いでいくと、トップに来る出来事は…」という感じでしょうか。

今日はコパカバーナ(Copacabana)について解説したいと思います。
Wikipedia 英語版: Copacabana (disambiguation)
Wikipedia にはよく disambiguation 「あいまい性の除去、あいまいさをなくすこと」という単語が出てきますが、まずこのページを見ると、「一つの言葉や名前が二つ以上の意味や物に用いられている場合」にそれが一覧できて、そのリンク先へ簡単に飛べるから便利ですよね。
日本語では「曖昧さ回避のためのページ」と訳されています。

Copacabana は地名としては、「ボリビアの都市、チチカカ湖のほとりにある」、「そのボリビアの都市名を付けられたブラジルのリオデジャネイロの地区」の2種類が挙げられています。
で、そのリオの地名をつけたナイトクラブが存在し、それを歌にしたのがバリー・マニロウ(Barry Manilow)のコパカバーナという歌である、ということが上のウィキペディアでわかります。
さらには、その歌を元にしたミュージカルも存在するそうで、さらには(!)宝塚歌劇も、このミュージカルを公演したそうです。
宝塚歌劇 TAKARAZUKA REVUE 公演案内 ミュージカル コパカバーナ
この宝塚のページには、バリー・マニロウのことも含め、そのミュージカルの内容が詳しく書かれています。
1947年に Copacabana というタイトルの映画もあったようですが、その邦題は「悩まし女王」というのだそうです。(何だか違った方面の映画を想像してしまうのは私だけ?)
有名なナイトクラブを舞台にしている点は同じですね。

その有名なナイトクラブなのですが、ある映画でそのクラブが出てきました。
その映画は、マーティン・スコセッシ監督の有名なマフィア映画、グッドフェローズ(原題: GoodFellas)です。
Amazon.co.jp: グッドフェローズ スペシャル・エディション 〈2枚組〉

そのシーンをざっと説明すると…。

マフィアのメンバーである、ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)が、恋人のカレン(ロレイン・ブラッコ)を連れて、あるナイトクラブに車でやって来る。
出迎えた店員にキーを渡して車を回させるヘンリー。
そのナイトクラブのひさしには、COPACABANA という名前が書いてある。(実際に、後のシーンで、店の名前がセリフの中にも出てくる。)
入り口は長蛇の列になっているのに、地下へ繋がる階段を通って特別な入り口から入るヘンリーとカレン。
厨房の中を通って、会う人に挨拶しながら、メインの場所に到着、店はすでに混んでいるのに、二人のために特別に机と椅子を用意する店員たち…。

それをずっと追いかけるカメラワーク(カメラの長回し?)がとても素晴らしいです。
それほど有名なクラブで、それほどの待遇を受けている、ということで、マフィアの力がどれほどのものか、そしてその中でのヘンリーの地位はどのくらいか、が自ずとわかる、ということなんですね。
その当時、カレンはヘンリーがマフィアの人間であることを知らなかったので、店の特別待遇にひどく驚いていましたし。
今回のフレンズ2-24 にちょっと関係する話が、その映画に出てくるので、また数日後にこの映画の話をします。

…ということで、コパカバーナの話で長くなりましたが、今回レイチェルが言っているのは、バリー・マニロウが歌っている歌のことですね。
この曲ですが、少し前に、ソフトバンクの携帯のCMで使われていました。
キャメロン・ディアスがノリノリで歩きながら電話をかけていたCMです。
日本人もこの曲を知っている人は多いと思うので、このCMを見て懐かしい〜と思われた方も多いのではないでしょうか。

長くなりましたので、"I think I got about two lines..." 以下の説明は明日にします。

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posted by Rach at 09:26| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月21日

フレンズ2-24その15

バリーの結婚式会場にて。
モニカ: So, I read this article in the paper the other day that says you're not supposed to throw rice at weddings. Because when pigeons eat rice, it kills them. (それで、この間、新聞の記事を読んでたら、結婚式でお米[ライス]を投げちゃいけないって書いてあったわ。なぜなら、鳩がお米を食べると、死んじゃうんですって。)
リチャード: Oh, that's why you never see pigeons in sushi bars. See, we're having fun. (あぁ、だからスシバーでは鳩を見かけないんだね。ほら、僕たち、今、楽しんでるよね。)
モニカ: Oh, absolutely. Yeah, you know I'm not even thinking about that thing that we're not supposed to think about. (えぇ、全くその通りよ。ほら、考える必要のないことは考えることすらしてないのよ。)
リチャード: Neither am I. (僕もだよ。)

どうして結婚式にお米を投げるのでしょうね?
こちらのサイト(↓)の説明が簡単で分かりやすいかなと思います。
Wedding Themes and More: Wedding Customs and Traditions
このサイトの下の方に Throwing Rice という項目があります。
勝手に訳すのは避けますが、fertility という言葉がポイントのようですね。
fertility は「肥沃(ひよく)、多産、生産力、繁殖力」のような意味ですが、お米で言うと「豊穣(ほうじょう)」という言葉が適切かな。
試しに「wedding rice fertility」でぐぐると、やはりライスは fertility のシンボルである、という記述がかなりヒットします。
この風習なんですが、英語での正式名称は何と言うのでしょう?
日本語ではこれを「ライス・シャワー」というのだと思いますが、rice shower で検索してもあまり英語のサイトはヒットしないんですよね。
shower は「(…を)(…に)雨あられと浴びせる」という意味がありますが、結婚式関係で shower というと、bridal shower という言葉がヒットすることが多いです。
bridal shower は「ブライダル・シャワー、花嫁になる人に贈り物をするパーティー」のこと。
また、baby shower というと「出産前の母親にベビー用品を贈るパーティー」のことです。
どちらも後のエピソードで出てきます。
結局、ライス・シャワーに関しては、上のサイトの項目名にもなっている、throwing rice の方が一般的な名称なのでしょうかねぇ?

で、そのモニカが言っている話なんですが、まさにその件について触れているサイトを発見しました。
Throwing rice at weddings harms birds - Fiction!
このサイトでは、「鳥に害を及ぼす」という俗説はでたらめで、本当はどうなのか、ということがわかりやすい英語で書いてあります。
その内容は説得力があり、面白いなと思いました。

モニカのそういう世間話に対して、リチャードの返しもそんなに面白くありませんね(笑)。
面白くないジョークに無理して笑っている、二人もそれをいやと言うほどわかっている…のが滲み出ている、ということなのでしょう。


ウェディング・プランナー: It's time. Bridesmaids and ushers... let's see two lines. Thank you. (時間よ。ブライズメイドと案内役の皆さん。2列に並んでね。ありがとう。)

usher は「(劇場などの)案内係」のことですが、結婚式では「結婚式の案内役(先導役)、花婿・花嫁の男友達」のことを言います。
usher は動詞として使うと「(人を)(…へ)先導する、案内する」という意味になり、usher in だと「(天候が)(季節の)先触れをする、(事件・時代が)(…の)到来を告げる」という意味になります。
usher in a new era だと「新しい時代の到来を告げる」です。
まさに「(主語が)新しい時代に案内する」わけですね。

ところで、「2列に並んで」の表現が面白いと思いました。
let's see ですから「見ましょう」、つまり、「2列になってる姿を見ましょうね。」ということで、「2列になってね。」という軽い命令の意味になるということでしょうか?
see には「…を想像する、予想する」という意味があります。
また、see that だと「(…のように)手はずをする、取り計らう」という意味もあり、See that the window is shut. だと「窓を必ず閉めておきなさい。」ということになります。
この see のイメージに通じるものがあるのかもしれません。

普通に命令形で言う場合は、どう言うんでしょうね?
英辞郎によると、
line up in ... lines は「…列に並ぶ」
line up in ... rows は「…列横隊に整列する」

ということですから、二人ずつ並ぶ場合は、"Line up in two lines." ということになるのでしょうかね?

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posted by Rach at 08:06| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月20日

フレンズ2-24その14

ジョーイが戻ってきました。リチャードにキスしようとしてモニカに蹴られたそうです。
ジョーイ: Man, I got this close to him, and Monica kneed me in the back. What's going on? (もう、リチャードにこれくらいまで近づいたのに、モニカが俺の背中を膝蹴りしたんだ。何やってんの?[どうしたの?])
フィービー: We're just wondering if Chandler's girlfriend is a girl. (チャンドラーの彼女って女の子なのかどうか、を今考えていたところなの。)
ジョーイ: Oh, well. Just ask her how long she's gonna live. Women live longer than men. (あぁ、じゃあ、ただこう尋ねればいいんだよ。その人はどのくらい生きるか、って。女は男よりも長生きだから。)
チャンドラー: How do you not fall down more? (どうしてお前はもっとたくさん転ばないんだよ。)
フィービー: Okay, ask her what is her current method of birth control. (わかった。彼女が今使ってる避妊方法は何かを尋ねてみたら?)
チャンドラー: All right. "My husband is sleeping with his secretary." She's married? (わかった。[質問すると、相手から答えが返ってくる。] 「私の夫は秘書と浮気をしています。」 彼女、結婚してるのか?)
フィービー: Well, at least we know she's a woman. (そう、少なくとも彼女が女性だ、ってことはわかるわね。)

wonder は「…かな?と思う」という意味ですよね。wonder if なら「…かどうか、と思う」。
この意味では、I'm wondering if... 「…かどうかを考えている」という表現がよく出てきますよね。
フレンズ1-9その1 では、"I was wondering, would it be possible, if I got a $100 advance on my salary?" (お給料を100ドル前倒しで、もらえたりするかなー、って思ったりしてるんだけど。)というレイチェルのセリフがありました。
遠回しにお願い事をする表現ですね。

ジョーイのアドバイスはなんともトンチンカンです。
確かに女性の平均寿命は男性よりも長いですから、仮に相手が100歳だとしたら、その相手が女性である可能性は高いのかもしれません(笑)。
しかし、どのくらい生きるか、つまり何歳まで生きられるか、ということは本人にわかるはずもありませんので、その質問は全く無意味なんですよね。

次の "How do you not fall down more?" はどう訳せばいいのか迷いました。
解説が長くなりますが、ご了承下さい。
how は「どんなふうに、どんな具合に、どのように」ですが、ここでは why のような意味で使っているようです。
why の場合は理由を尋ねているのですが、how の場合だと、「どういう経緯で、どういう顛末(てんまつ)で、そういうことになったのか?」と質問するニュアンスが感じられる気がします。

研究社 新英和中辞典の how の語義に以下のものがありました。
例文もちょっと多めに引用します。
how=[理由を尋ねて、しばしば can [could] を伴って] どうして(まあ)、なぜ
(例文)
How can you live alone? どうして一人で暮らすことができるのですか。
How can you say such a rude thing? よくもあなたはそんな失礼なことが言えたもんだね。
How is it that you didn't come? 君が来なかったのはなぜですか。
How is [comes] it (that) you are here? 君がここにいるのはどういうわけだ。
"Where is Tom?" - "How should I know?" 「トムはどこにいるの?」「そんなこと知るか(ぼくには関係ない)」

また、フレンズによく出てくる How come...? 「なぜ、どうして…なんですか?」という形は、How did it come that...? の短縮形だ、とも書いてありました。

こういう how の使い方を念頭において、それに似たフレーズを過去記事で探してみました。

フレンズ2-3その4
チャンドラー: How do you know that? How? (どうしてそんなことがわかるんだ? どうして?)
フレンズ2-14その5
ロス: Now, how do you know that? (どうしてそんなことがわかるんだよ?)
フレンズ2-16その17
レイチェル: How could you do this to me? This was your idea! (私に対して、どうしてそんなことが出来るの? これはあなたのアイデアだったのに!)

辞書の例文に出てきた How should I know? というフレーズは、フレンズ1-1 にも出てきましたよね。
ジョーイ: And you never knew she was a lesbian... (それでロスはキャロルがレズだって知らなかったんだ…)
ロス: No!! Okay?! Why does everyone keep fixating on that? She didn't know, how should I know? (知らなかったよ! いいか? どうしてみんなそのことにこだわるんだよ? 彼女も自分がレズだってことに気付いてなかったんだ。どうして僕にわかるんだよ。)

今回のセリフは、How do you know that? の how とニュアンスが似ているようですね。

fall down は「落ちる、ひっくり返る、転ぶ」です。
これはジョーイがモニカに蹴られた、と言っていることから、蹴られて転ぶ(ひっくり返る)ことを指しているように思うのですが…。
"How do you not fall down more?" は「どうしてお前はもっとたくさん転ばないんだよ。」ということで、そんなトンチンカンなことを言うやつは、もっと転んで頭でも打って、その頭の回路に刺激でも与えたらどうなんだ?というようなことなのでしょうか?
DVDの日本語は「膝蹴りが足りないみたいだな。」となっていました。
状況は、ジョーイが寿命の話を持ち出したので、チャンドラーとフィービーは顔を見合わせて「ジョーイは何ばかなことを言っているんだよ?」みたいな顔をしていました。
その後のチャンドラーのセリフなんですよね。
で、ジョーイは怪訝な顔をして、ドアを振り返っているのですが、それは今来た場所、リチャードにキスしようとして蹴られたことを思い出している、という様子で、「さっき、もっと転んでおけば良かった、って言うのかよ?」みたいな感じでした。

でも、「現在形」であるところに何かひっかかりを感じるのですが。
現在形というのは「現在の習慣を表す」んでしたよね?
モニカに蹴られた時の話なら、"How (または Why) didn't you fall down more over there?" 「何であそこでもっと転んでこなかったんだ?」の方がいいかな?とか。

もしくは、fall down は、もっと別の意味なのかなぁ?
fall down には「(計画・主張などが)くずれる、失敗に終わる」という意味もありますね。
失敗する、という意味だと「どうしてお前はもっと失敗しないんだ。」ということで、「どうしてそんなトンチンカンな意見を、そうも自信ありげに語ってるんだ?」みたいなニュアンスなのかなぁ…とも思うのですが、正直、よくわかりません。

birth control は「出産をコントロールする」ということですから、「産児制限、妊娠調節、避妊」ということですね。
その方法を聞くと、相手が男か女かわかるのでしょうか?
避妊にはいろんな方法がありますが、男性か女性どちらの側が使うものか、で判断する、ということでしょうか?
pill (経口避妊薬、ピル)を使っている、というのならまぁ女性かな、という想像はつくのですが…。
妙な話ですが、日本では圧倒的にコンドームが多いですよね。
アメリカではいろいろな方法が使われるようです。
フレンズでよく出てくるのはやはりコンドームで、コンドームがらみの話が多いのですが、フレンズ2-17その10 では、diaphragm 「ペッサリー(pessary)」という単語が出てきました。
アリー my Love では「避妊ゼリー」というのも出てきましたし。

質問の答えを見て驚くチャンドラー。
相手は、自分の夫は秘書に夢中だから、私とはエッチはしていない、だから避妊をする必要もない、という意味でその返事をしたのでしょうね。
その後のフィービーのセリフは、この緊急事態にそう来るか?!という感じで笑えます。
ただ、もっと大ボケの時のフィービーなら、「相手が女性だとわかって良かったわねぇ! 私の作戦うまくいったじゃん!」と無邪気に喜ぶという可能性もありますが、さすがにそこまではボケていなかったようで、しゃべっているテンションは低いです。
きまずい状況になったから、ちょっとギャグで逃げてみた…という程度ですね。

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posted by Rach at 07:47| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月19日

フレンズ2-24その13

フィービー: So how's your date with your cyber-chick going. Ooh, hey, what is all that? (それでサイバー・ガールとのデートはどうなったの? [パソコンの画面を見て]あ、ねぇ、それは何?)
チャンドラー: Oh, it's a web site. It's the, uh, the Guggenheim Museum. See, she likes art, and I like funny words. (あぁ、それはウェブサイトだよ。グッゲンハイム美術館のサイトなんだ。ほら、彼女は芸術(アート)が好きでさ、それで、俺は面白い言葉(ワーズ)が好きなんだ。)
フィービー: What does she mean by "H.H."? ("H.H." ってどういう意味なの?)
チャンドラー: It means we're holding hands. (それは、俺たちは手を握り合ってる、って意味なんだ。)
フィービー: Are you the cutest? (あなたって、超かわいいのね。)
チャンドラー: I'm afraid I might just be. (残念ながらそうらしいね。)
フィービー: You know, I think it's so great that you're totally into this person and yet for all you know, she could be like 90 years old, or have two heads, or... It could be a guy. (あなたがすっかりこの人にぞっこんなのは素敵なことだと思うわ。でも、ことによると、彼女は90歳かもしれないし、頭が二つあるかもしれないし、または…男かもしれないわよ。)

cyber はもうすっかり日本語になっていますが、「サイバーの、コンピュータ・ネットワークの」という意味ですね。
もともとは、cybernetic 「人工頭脳学の」、cybernetics 「サイバネティックス、人工頭脳学」から来た言葉のようです。
SFに出てくるサイボーグ(cyborg)は、cybernetic+organism 「人工頭脳有機体」を省略したものなんですね。
その cyber について、改めて英英辞典の語義を見てみることにします。
Merriam-Webster Online Dictionary によると、
combining form (連結形)の -cyber の語源は cybernetic
であり、その意味は、
-cyber: computer, computer network 例: cyberspace
と書いてあります。
また連結形ではなく、形容詞の cyber の語義には、
cyber: of, relating to, or involving computers or computer networks (as the Internet) 例: the cyber marketplace
つまり、「コンピュータやコンピュータ・ネットワーク(インターネットなど)と関係した[に関わる]」ということです。
chick は「若い女性、魅力的な女性」。
フレンズ1-15その3 にも出てきましたし、それ以外にもフレンズではよく「女の子」というニュアンスで登場します。

グッゲンハイム美術館についてはこちら↓
Guggeheim Museum
このサイトを見ると、グッゲンハイム美術館という名前の付くものは、ニューヨーク、ビルバオ、ヴェネツィア、ベルリン、ラスベガス、と世界各地にあるようです。
ニューヨークのものは、マンハッタンの Fifth Avenue にあるんですね。
Solomon R. Guggenheim という人のコレクションだったので、この名前がついているようです。
Wikipedia 英語版: Solomon R. Guggenheim Museum には、その NY のグッゲンハイム美術館のことが書いてあります。
世界各地のグッゲンハイム美術館については、
Wikipedia 英語版: Guggenheim Museum に書いてあります。
それを読むと、The Guggenheim UAE というのが United Arab Emirates (アラブ首長国連邦)に現在建設中で、2011年完成予定、ということのようです。
てっとり早くその美術館について知りたい方は日本語版をどうぞ。
Wikipedia 日本語版: グッゲンハイム美術館 を読むと、世界にその美術館があることの説明などが書いてあります。

最初にご紹介した、Guggeheim Museum で New York を選び、Collection Online で、The Collection の SEARCH ボックスにアーティストの名前を入れると、そのアーティストの作品を見ることができるようです。
私はピカソ(Picasso)で試してみましたが、いろいろな作品を見ることができますし、enlarge (拡大)して見ることもできます。
確かにアート好きの彼女なら、とても楽しめるサイトのようですね。
このフレンズ放映当時からこういうサイトがあったのかどうかは知りませんが、でもこの話の流れで言うと、その頃でもパソコンで作品がそれなりに見れたのではないかと思われます。

彼女が art が好き、それに対してチャンドラーは、自分は funny words が好き、と言っていますね。
アートとワーズは母音部分の「アー」の発音は異なりますが、同じような位置に r が入る単語ですよね。
韻を踏んでいるというほどのこともないのかもしれませんが、似た言葉を持ってきた、ということかな、と。
チャンドラーがアート関係のサイトを見ていて、チャンドラーもそれが好きで見ているのかと思いきや、彼は art じゃなくて、funny words 「面白い言葉、すなわちジョークやギャグ」が好きだ、と説明しているのが、このセリフのおかしさなのでしょう。
一晩中パソコン上で話をしているくらいですから、趣味が似ているのかと思いきや、実は趣味が全然違う、という面白さでしょうかね?
確かにチャンドラーはアートに興味のありそうなタイプではないのですが、でも彼女が好きだというからどんなのかちょっと試しにそのサイトを覗いてみた、ということでしょう。
興味がないのに覗いてみた、というところに、チャンドラーが彼女にすっかり惚れ込んでいる様子が伺えますね。
わからないなりにも何か掴んでみようとしている、というか、俺にはよくわかんねーけど、あの子はこーゆーのが好きなんだなぁ…と彼女に思いを馳せてみる…というか。
そういう気持ち、わかります。

What does she mean by "H.H."? は What does "H.H." mean? とほぼ同じですね。
ここでは「彼女が使っているその言葉の意味は何? 彼女はその言葉をどういう意味で使っているの?」という感じでしょうか。
hold hands は「手をつなぐ、手を握り合う」。
この二人のやり取りがどういう感じで繰り広げられているかわからないのですが(私はチャットとかもしたことないので)、例えば "You're so SWEET! (H.H.)" 「あなたって優しいのね。(むぎゅっ!)」みたいな感じなのかなぁ…と。
holding hands というのが可愛いですよねぇ。
まぁ、まだ相手のことをよく知らないというのもあるのでしょうが、言葉上だけのものだから、だんだんエスカレートして、もっと過激な行動を書いてしまう危険もあるのですが(笑)、手をつなぐところで止まっている、もしくは手をつなぐだけでお互い恥ずかしくて照れてしまう…というところが、フィービーも cutest だと思ったのでしょうね。
軽率なことを言って相手を傷つけたくない、相手のことをお互い大切にしたい、と思っている証なのかもしれません。
yet for all you know の yet は接続詞で、「けれども、それにもかかわらず、しかしそれでも」という意味。
for all you know は、「ことによると、(よくは知らないが)多分、おそらく」という意味。
直訳すると、「あなたが知っている全てのことを考えると」というようなニュアンスになるのでしょうか?
you の部分は他の人称代名詞に変えて使うこともできます。
すっかり相手に夢中のチャンドラーにフィービーの手厳しい一言ですが、フィービーの言うことにも一理あります。
のぼせてしまっているようなので、少しは冷静にならないとね、ということもあるのでしょうね。

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posted by Rach at 11:46| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月18日

フレンズ2-24その12

ジョーイの部屋にレイチェルがブライズメイド(メイド・オブ・オナー)のドレスで入ってきます。
ドレスと同じ色のでっかい帽子を着ています。
レイチェル: Hey! (はーい!)
チャンドラー: I'm sorry we, we don't have your sheep. (ごめんよ、ここには君の羊はいないよ。)

何故、sheep なのか?
実はネットスクリプトのト書きにヒントがありました。
ト書きはこうなっています。
[Rachel, in her bridesmaid dress, complete with hat, which makes her look like Little Bo Peep, and Ross enter]
つまり、「レイチェルはブライズメイドのドレスで、帽子までちゃんとかぶって正装している。その装いはレイチェルを Little Bo Peep のように見せている。そしてロスが入ってくる。」

Little Bo Peep とはこの人↓
Wikipedia 英語版: Little Bo Peep
でっかい帽子にフリフリの服を着たリトル・ボーピープの絵も載っています。
上のウィキペディアの説明を訳すと、「Little Bo Peep は、nursery rhyme (童謡・わらべ歌)にその名が付いているキャラクターである。Bo Peep は羊飼いの女の子で、羊を見失って[羊が逃げて?]しまい、それを取り戻すためのアドバイスを受ける。」

その rhyme も載っていて、最初の部分は、

Little Bo Peep has lost her sheep
And can't tell where to find them.

リトル・ボーピープは羊を見失った[リトル・ボーピープの羊が迷子になった]
そしてどこで見つけることができるのかもわからない[どこにいるのかもわからない]

アマゾンで以下の本を見つけました。
Amazon.co.jp: Picture Me As Little Bo Peep and Other Nursery Rhymes (Picture Me) (ボードブック)
上の picture は「想像する、心(頭)に描く」という意味ですから、このボードブック(boardbook =ページが丈夫な厚紙[ボール紙]でできている本)のタイトルは、「私がリトル・ボーピープになった姿を想像してみて」ということですね。
Book Description にも「子供の写真を本に挿入すれば、古典的な童謡が蘇る。」と書いてあり、リトル・ボーピープの顔の部分がくりぬかれていて、そこに顔写真を挟むと、あなたもリトル・ボーピープになれるわ!という本なのですね。
よく観光地にありますよねぇ…顔がくりぬかれた人型の立て看板で、そこから顔を出すと忍者になれたり、武士になれたりする…という。
あれと同じ原理ですね。着替えるよりは遥かにラクですし(笑)。
この本のボーピープもかなりでっかい帽子を被っています。

Amazon.co.jp: Little Bo-Peep (A Peep-Through Nursery Rhyme) (ボードブック) は絵本のようですが、その表紙の女の子の絵が可愛いです。
帽子はそんなにでっかくないけど、服の色がレイチェルのドレスと同じような色ですね。

ウィキペディアに書いてあるのですが、映画「トイ・ストーリー」にボー・ピープというキャラクターが出てくるんですね。
こちらはもっと妙齢の女性(笑)の姿をしているのですが、服装はピンクで、帽子も被っています。
Disney.co.jp: トイ・ストーリー
このトップページから「キャラクター図鑑」→「ボー・ピープ」と進むと、ボー・ピープちゃんの姿が見られます。

最初に引用したウィキペディアでの説明、「リトル・ボーピープは、童謡[わらべ歌]にその名が付いているキャラクターである。」という文章の原文は、Little Bo Peep is an eponymous character from a nursery rhyme. と表現されているのですが、ついでにこの eponymous という形容詞にも注目しておきましょう。
eponymous は「名祖(なおや)の、名祖となった」。
名詞形の eponym は「名祖、土地や建物などの名の起こりとなった人名、言葉のルーツとなった人名」のこと。
英辞郎には、eponym の例として、
上着のカーディガン(cardigan)はカーティガン伯爵という人の名前からついた
と書いてありますし、
研究社 新英和中辞典には、
Romulus(ロムルス、古代ローマの伝説上の人物)が、Rome(ローマ)の名前の由来である
と書いてあり、eponymous の例文として、
Romulus was the eponymous founder of Rome. 「ロムルスは名祖となったローマの建設者であった。」
とあります。
ロングマン現代英英辞典によると、
eponymous: the eponymous character in a book, film, or play is the character whose name is in its title
例) Hester, the book's eponymous heroine

つまり、「本、映画、演劇の "eponymous キャラクター" というのは、その名前がその作品のタイトルに入っているキャラクターのことである。」
例文は「ヘスター、その本のタイトルに名前があるヒロイン」

ちょっと、脱線しますが、R.E.M. というアメリカのバンドがいますよね。
今年(2007年)「ロックの殿堂(the Rock and Roll Hall of Fame)」入りを果たす5組の中に選ばれたと、最近、ニュースになっていましたが、彼らの最初のベストアルバムのタイトルが、Eponymous です。
私の iPod には、R.E.M. の曲も入っていて、そのベストアルバムにも収録されている、It's the End of the World As We Know It (And I Feel Fine) と The One I Love をよく台所で聞いてます。
…あ、別にこの話がしたくて、eponymous という単語を説明したわけじゃないんですが。

…てことで長くなったのですが、レイチェルのその格好(特にでっかい帽子)を見ると、誰もが羊を探しているリトル・ボーピープを思い出すので、「僕らのところには君の羊はいないよ。」と返事している、というわけですね。


チャンドラーはそうやってからかうのですが、ジョーイはレイチェルを褒めます。
ジョーイ: Aww, Rach, I think you look cute. (あぁ、レイチェル。俺はキュートだと思うよ。)
と言ってレイチェルのほっぺにキスをして、ロスを見ながら
ジョーイ: And you, uh, you, you. I could eat you with a spoon. (それから、ロス。スプーンで君を食べちゃいたいくらいだ。)
と言ってロスにキスしようとします。
ロス: Get away from me. I said no.(僕から離れろ。(キスは)いやだ、って言ったろ?)
モニカ: Richard buzzed. He's waiting downstairs. (リチャードがブザーを鳴らしたわ。彼は下で待ってるわよ。)
ジョーイ: Oh, Richard's here? I should run down say bye to him. (あぁ、リチャードが来たの? 降りていって彼に挨拶しなくちゃな。)

普段なら、絶対にチャンドラーと一緒にそのレイチェルの格好をからかうジョーイですが、今はキスのターゲット探しに夢中なので、レイチェルを褒めておいて、その後、ロスに迫ろうとします。
リチャードが来ていると言うと、慌てて彼に会いに行くジョーイ。
次のターゲットはリチャードかぁ…もう誰でもいいんですね(笑)。
リチャードには大人の男性の魅力、というのはありますが、でもジョーイとキスしているところは想像したくないですよねぇ。

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posted by Rach at 15:32| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月17日

フレンズ2-24その11

リチャード: You really need the bassinet? (モニカは本当にバシネット[赤ちゃん用かご型ベッド]が必要なの?)
モニカ: Well, I just think the baby would keep falling off the dog. Do you, uh, do you , do you not see kids in our future? (赤ちゃんが(もし犬に乗ってたら)犬から何度も落ちちゃうと思うもの。私たちの未来に子供はいないの?)
リチャード: Oh, hey. I love children. I have children. I just don't wanna be 70 when our kids go off to college... and our life can finally start. (あぁ。ねぇ、僕は子供が大好きだ。自分の子供もいるしね。ただ、僕らの子供が大学へ行くようになって、僕ら二人の生活がとうとう始まる、って時に僕が70歳だ、というのはいやなだけなんだ。)
モニカ: Uh-huh. (あぁ。)
リチャード: Look I want you... now. (ねぇ、僕は、今、君と一緒にいたいんだよ。)
モニカ: Well, that's great. You know we don't need to talk about this now. Really, I mean this is, is so way, way, way in the future. I'm talkin' hovercrafts and apes taking over the planet. (それは素敵ね。そうね、今はこのことに関して話す必要はないわね。本当に、これって、ものすごく、ずっとずっとずっと先の未来の話だもの。(その頃には)私はホバークラフトを話題にしていて、猿がこの惑星を支配しているわね。)

You really need the bassinet? という質問に対して、モニカは精一杯ジョークで返そうとしています。
I just think the baby would keep falling off the dog. の dog はリチャードが勘違いした basset hound 「バセット犬」のことですね。
keep doing は「ずっと・・・し続ける」。
fall off は「…から落ちる」。
off は「…から離れて」なので、何かに接触(on)していたのがそこから離れて落ちる、という感じです。
この場合は、fall off a horse 「馬から落ちる・転落する、落馬する」のイメージですね。
ですから、keep falling off the dog は「犬から落ちるという行為が何度も起こる、何度も落馬…ではなく落犬(?)する」という感じです。
バシネットに寝かせるような新生児ならまだ首もすわってないわけで、犬にちゃんとまたがって乗ることもできないし、犬の背中に寝かせても落ちちゃうし…ということでしょう。
フレンズ2-14その19 にも、keep falling down という表現が出てきました。

ここでちょっと注目したいのは冠詞の変化でしょうか。
昨日取り上げたセリフでは、フランスにいると仮定して、a (little) bassinet, a (basset) hound をそれぞれ想像しているのですが、その後のリチャードのセリフは、"You really need the bassinet?" 「”その”バシネットが君には本当に必要なの?」となっています。
これは既出の[すでに言及された]名詞なので the がついているというのもあるのでしょうが、「その君がこだわっている」 bassinet、フランスでの君の生活には欠かせない「その」 bassinet という感じもあるのかなぁ、と思います。
そしてその次のモニカのセリフ、I just think the baby would keep falling off the dog. の the baby と the dog はまさに「特定している」 the で、the bassinet 「そのバシネット」に寝ることになっているはずの the baby 「その赤ちゃん」が、バシネットというベッドではなくて、the dog 「そのリチャードが想像している bassinet hound」に乗っていた[寝かされていた]としたら、keep falling off 「落ち続ける、何度も何度も落ちる」ことになっちゃうわ、と言っているのですね。
仮定・想像の世界で、a 「ある一つの」と言っていたのが、具体的なイメージとなって、the baby (私たちの赤ちゃん)に言及するところまで来た、という感じでしょうか。

I want you... now. というと、何だかエッチなセリフのようなんですが…(笑)。
フレンズ2-13その9 では、"I want you right here, right now." (あなたが欲しいの。今すぐ、ここで。)というセリフがありましたね。
ここでのリチャードの I want you... now. は、赤ちゃんがいるとその子が成人するまでは二人きりのこんな生活は楽しめない、僕は今のモニカと今を生きて楽しみたいんだ、僕は今、ここにいるモニカが欲しいんだよ、自分がおじいちゃんになってから、おばさんになった(←失礼!)モニカと人生を楽しむよりは…ということですね。

I'm talkin' hovercrafts の talk ですが、一瞬、talk about という風に、"about" は必要ないのかな?と思ってしまいました。
もしくは、taking の間違いかも?とも思いました。
でも、ネットスクリプトもDVDの英語字幕も、talkin' (または talking) hovercrafts となっていますし、モニカも実際に talking と発音しており、間違いではありませんでした。
talk は大体、What are you talking about? みたいに自動詞として使われることが多いので、私は違和感を感じたのですが(私だけ?)、talk が他動詞として使われることもあるようです。
研究社 新英和中辞典には、
talk =(他動詞)(…のことを)語る
例) We talked politics for a long time. 我々は長時間政治を論じ合った。

とあります。
また、Merriam-Webster Online Dictionary には、
transitive verb (他動詞)として、
talk: to make the subject of conversation or discourse

という語義が載っています。
「会話や論議の題目[主題]とする」、ということですから、要は、「話題にする」という意味になるわけですね。
その未来の世界では、世間話の話題にホバークラフトが出てくる、という感じなんでしょう。
(2007.1.19 追記)
I'm talkin' の解釈について、下のコメント欄に追加説明と訂正があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

hovercraft は「ホバークラフト(水面や地面に空気を吹き出して、その空気の圧力で機体を浮かせて走る乗り物)」。
詳しくはこちら↓。
Wikipedia 英語版: Hovercraft
どうしてホバークラフトなのか?なんですが、「未来の乗り物」のイメージなんでしょうね。
上のウィキペディアの写真を見ると、どれも大掛かりなものばかりで、とても一般人が持つような代物には見えませんが(笑)、それが普通の道路を走っていて、マイカーみたいにどこの家庭にも一台ある、という時代、「ちょっとホバークラフトで買い物に行って来るわね。」みたいに、ホバークラフトのことを簡単に話題にできる未来、という意味で使っているのでしょう。

take over は「支配する、占領する」。
ape は「類人猿、直立して歩く尾のないサル」。
チンパンジーやゴリラなどを指します。
これに対して monkey はそれより小型で尾のあるものを指します。
apes と planet という言葉でわかりますが、これは1968年のチャールトン・ヘストン主演の映画「猿の惑星」(原題: Planet of the Apes)からの連想ですね。
2001年にティム・バートン監督が、この映画のリメイク…ではなくてリ・イマジネーションしたものとして、映画「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(原題はやはり Planet of the Apes)を作りましたよね。
この邦題でもわかるように、日本では有名な前作と区別するため、もしくは新作であることを強調するために、わざわざ英語タイトルの PLANET OF THE APES (プラネット・オブ・ジ・エイプス)を邦題に付けています。
それまでは「猿といえば monkey」という連想をする日本人が多かったと思うのですが、このタイトルで「こういう場合のおサルさんは ape というのかぁ…」と改めて知ったという方も多かったのではないでしょうか。
実際に映画に登場しているのは大型の類人猿(チンパンジーとかゴリラとか)でしたしね。
今すぐ一緒に将来のことを考えたいのに、リチャードは先のことは考えたくないらしい。
だからモニカは、そんな風にものすごい未来の話だと冗談で言ってみせて、気にしていないふりを装おうとしています。
つらいね、モニカ。

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2007年01月16日

フレンズ2-24その10

モニカはリチャードに、将来のことをどう考えているかの質問を切り出します。
リチャード: Well, uh, sometimes I think about selling my practice. We could move to France. Make French toast. (そうだな、時々、医者の仕事の権利を誰かに売ろうかって考えるんだ。(そしたら)フランスへ引っ越せるよ。(フランスでは)フレンチトーストを作ってくれ。)
モニカ: Okay, so, uh, we're in France, and we're making the toast. Do you see a little bassinet in the corner? (わかったわ。じゃあ、私たちはフランスにいて、フレンチトーストを作るのね。部屋の隅には、ちっちゃなバシネットが見えるかしら?)
リチャード: Like a hound? (ハウンド[猟犬]みたいなやつのこと?)
モニカ: Not a basset. A bassinet. (バセットじゃなくて、バシネットよ。)

practice は「(医者・弁護士などの)開業」。
be in practice は「(人が)開業している」という意味です。
リチャードは眼科医で、個人で眼科医院を開業しています。
フレンズ2-15その9 では、先生のところで予約を取った話、フレンズ2-15その13 では、実際に先生の診療所で診察を受けるシーンが出てきました。
sell my practice ですから、その医院や機材などをまとめて誰かに売る、医院を経営する権利を誰かに譲る、ということでしょうね。
もうお孫さんのいる年齢(モニカのパパくらいの年齢)なので、リタイアも視野に入れているということでしょう。

フレンチトーストは「牛乳と卵を混ぜて、その中にパンを浸してフライパンで焼いたトースト」のことですが、フランスの食べ物、というとやはり誰でもその辺りが思い浮かぶんでしょうね。
一緒にフランスパン(French bread)を食べよう、でもいいですが、モニカは料理が得意なので、やはり何がしかの手間をかけて料理するものを出してきた、妥当な選択(?)だと思います。

Do you see a little bassinet in the corner? は、フランスに移住したと想像して、住んでいる部屋を思い浮かべると、その部屋の隅にある小さなバシネットがあなたには見える?、と尋ねているのですね。
あなたの想像している風景には、バシネットも入ってる?、部屋の隅にバシネットは置いてある?、という感じです。
bassinet は、「ほろ付き揺りかご、新生児用かご型ベッド」。
フランス語から来た言葉で、発音は「バサネット」と後ろのネットにアクセントがあります。
英語での説明は、Wikipedia 英語版: Bassinet で、
また、aBABY.com A-BABY SPECIALTY SHOP: Bassinet Bedding には、フリフリがたくさんついて、ファンシーで可愛らしい bassinet がたくさん載っています。

ちょっと脱線しますが、子供が生まれる前は、「あぁ、こんなお姫様みたいな可愛いベッドに寝かせてあげたいなぁ…」と思うんだけど、実際に子供を育て始めると、「こんなにフリフリで飾り立てたら、汚れた時に洗うのが大変やろ!」と、現実的なことを考えてしまうのが母の常…。
ベビー用品は洗濯機でガンガン洗っても傷まないような丈夫なものじゃないとねぇ(笑)。
我が家は、こんな可愛らしいバシネットではなくて、もっと機能的な「Aprica のハイローベッド&チェア」を使っておりました。
リクライニングが出来てベッドにも椅子にもなる、食事用のテーブルも付けられて、高さも調節できて、赤ちゃんが眠たい時にはゆらゆらとスウィングさせることもできる…というものです。

なお、日本でも「バシネット」という名前が浸透してきているようですね。
特に飛行機の国際線のサービスに関するサイトでこの名前をよく見かけます。
JAL 公式サイト: 国際線 赤ちゃん、お子様向けサービス には、機内提供品として、ベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)の説明とその写真が載っています。

basset は basset hound 「バセットハウンド、バセット犬(胴長短脚の猟犬)」のこと。
basset は、これまたフランス語で、short-legged (hound)という意味です。
こんなワンちゃんです↓
Wikipedia 英語版: Basset Hound

二つの単語を調べた後、だから「フランスへ行く」という話が出てきたんだ!と気付きました。(気付くの遅いって!)
bassinet も basset もちゃんと英語の辞書に載っていますから、もうすっかり英語として定着しているのでしょうが、どちらも語源はフランス語なので、フランスに住んでいるという設定ならその単語を使うのが自然だから、ということなのでしょう。
よく似た単語を出してリチャードが勘違いするという流れに持っていくために、bassinet と basset のダジャレを考えた脚本家のセンスは素晴らしいですね。
赤ちゃんがいることなど想像もしていないリチャードにとっては、部屋にある(いる)もの、というとペットを思いつくのはとても自然ですから。
ちなみにこういうダジャレは日本語に訳しにくいですが、DVDの日本語訳は、ベッドをペットと聞き間違える、ということになっていました。
実際にリチャードも、バシネット(ベッド)を犬(ペット)と聞き間違えたわけですから、非常に上手く日本語に置き換わっていますよね。

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posted by Rach at 11:06| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月15日

フレンズ2-24その9

リチャードとさよならした後も、もじもじ、くねくねしているモニカに向かって、
フィービー: I think my boyfriend's ever so dreamy. I wonder what our wedding's gonna be like. ([モニカになったつもりで]私の彼って超素敵だと思うわ。私たちの結婚式はどんな感じになるのかしら。)
モニカ: What are you talking about? What wedding? (何言ってるの? 何の結婚式よ[結婚式って何のことよ]?)
フィービー: Come on, like you never talk about that. (またまたぁ。結婚式について話し合ったことがないみたいに言うのね。)
モニカ: Nooo! Never! I mean, we're just living in the moment. God, it is so nice for once not to get all hung up on, "Where is this going?" (話し合ったことなんてないわよ! 一度も! だって私たちはただその瞬間を生きているだけだもの。あぁ、「これからどうなるの?」って一度くらい気にしないでいられたら、素晴らしいわ。)
レイチェル: Afraid to ask him? (彼に尋ねるのが怖いの?)
モニカ: Could not be more terrified. (それ以上怖いことなんてないわ。)
チャンドラー: Well, I think you should seriously consider the marriage thing. Give Rachel another chance to dress up like Princess Bubble Yum. (じゃあ、結婚について真剣に考えるべきだよ。レイチェルに、プリンセス・バブル・ヤムみたいなドレスをもう一度着るチャンスをあげろよ。)

ever so は「非常に、実に、大変、超…」。
very を強調した感じです。
get hung up on は「…にくよくよする、…に(心理的に)こだわる、…に夢中になる」。
hang up は「(ものを)かける、吊るす」ですから、何かに on して(接触して)引っかかって、それから離れられないというニュアンスだと思います。
よく似た表現で、be hooked on 「…に夢中になって」という表現もあります。
この hook も「(引っかけるため先の曲がった)鉤(かぎ)、留め金、ホック、フック」という意味で、同じように「何かに引っかかってしまう」ことから来ているのですね。

"Where is this going?" は進行形が使われているので、「この今の状況はこれからどこに行こう[向かおう]としているの?」、つまり「これから[この先]どうなるの?」ということになります。
for once 「一度だけ(は)」がよくわからないのですが、for once not to get all hung up on ... 「…を”一度だけ(でも)”気にしないでいられること」は nice だ、という意味のようです。
裏を返せば、モニカは心の中でいつも「これから私たちどうなるのかしら?」と気にしまくっている、それを気にしない日はないのだ、ということのように思えます。
几帳面なモニカのことですから、男性とお付き合いしている場合は、その男性との将来について考えていないはずはないですよね。

Could not be more terrified は「それ以上怯えることはあり得ない」、すなわち「一番恐ろしい、ものすごく怖い」という意味になります。
このように、「not +比較級」を使う表現は英語には多いですよね。
フレンズ2-16その17 では、"have never seen Richard happier" 「リチャードがこんなに幸せそうにしてるところは見たことがない。」という表現が出てきました。

Bubble Yum (バブル・ヤム)というのはこちら。↓
BUBBLE YUM bubble gum -HERSHEY'S
bubble gum というのは「風船ガム」のことで、その gum を yum 「おいしい」ともじったネーミングです。
まぁ、バブル・ヤムと聞くと、フーセンガムだろうなぁ…というのは察しがつきますよね。
HERSHEY'S という会社の製品で、上のサイトはそのバブル・ヤムを紹介したページなのですが、いろんな Flavors が並んでいる中でトップに挙がっている Original が、レイチェルのドレスのようなピンク色をしていますね。
これが一番有名なフレーバーで、バブル・ヤムの色、と言うと、みんなこの色を思い出すので笑えるのでしょう。
Wikipedia 英語版: Bubble Yum
上のウィキペディアに、Bubble Yum logo として、このピンクのロゴが載っていますので、やはりこの色のイメージは強いということですね。

このドレスの色については、フレンズ2-24その5 で、「吐き気止めの薬」の色のようだ、というセリフもありましたね。
その記事のコメント欄で、その薬の名前を教えていただいたので(ありがとうございました!)、今回、色の話が出たついでに、再度、それを紹介しておきます。
薬の名前は、Pepto-Bismol といいます。
Pepto-Bismol 公式サイト
Pepto-Bismol についての詳しい話は、その フレンズ2-24その5 のコメント欄 に書いてありますので、興味のある方は合わせてご覧下さい。
つまり、このドレスの色を見ると、フレンズたちは、Pepto-Bismol という薬、または、Bubble Yum というガムを思い出さずにはいられない、ということです。

モニカが結婚したら、レイチェルはモニカの maid of honor (花嫁の付き添い役)として、再度、こんな色のドレスを着ることができるぞ、とチャンドラーは言っているのですね。
悩んでいるモニカに、結婚を真剣に考えたら?というチャンドラーの助言はもっともなのですが、そこにこんなオチをつけないではいられない、というのが実にチャンドラーらしいです。

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2007年01月10日

フレンズ2-24その8

チャンドラー: I like this girl, okay. I seriously like this girl. You know how sometimes I tend to get a little defended and quippy? (俺はこの子が好きなんだよ、いいだろ。俺は本気でこの子が好きなんだ。ほら、俺ってちょっと守りに入ってて皮肉を言ったりする傾向があるだろ?)
ロス: Get out! (よく言うよ。)
レイチェル: Nooo! (そんなことないわよ。)
モニカ: Please! (やめてよ!)
チャンドラー: Well, she totally called me on it, okay? She said, "Cut it out, get real." And I did. (で、彼女はそれを完璧に見抜いたんだよ、いいか? 彼女は言ったんだ。「そんなことはやめて。現実に目を向けて。」 だから俺はそうしたんだ。)
レイチェル: Wow! What's that like? (わぁ! それってどんな感じなの?)
チャンドラー: It's like this. Me. No jokes. (どんな、って、今のこれ。ジョークを言わない俺だ。)
フィービー: All right, stop it. You're freaking me out. (わかったから、やめてよ。すっかり私をびびらせてるわよ。)
リチャード: Oh, yeah, I don't like you this way. (あぁ、ほんとだよ。僕もこんな君は好きじゃない。)

quip は「警句、気のきいた言葉、辛辣な言葉、皮肉」。
quippy はその形容詞形ですから「皮肉を言う、ジョークを飛ばす」という性格だということですね。
みんな口々にそのチャンドラーのセリフを非難するのですが、少なくとも quippy は当たっていると思うのですが…。
get defended という表現に、みんなは引っかかっているみたいですね。
defend は「(敵・攻撃・危害などから)守る、(言論などで)(意見・主義・行為などを)正しいと主張する・弁護する」、また defend oneself で「自分の立場を弁護する」という意味にもなります。
ですから、get defended というのは get+受身形なので、「自分が守られる立場になる」のですが、それは多分「自分で自分を守ろうとする」ということだと思います。
ですから「守りに入る」と訳してみたのですが、チャンドラーはそんなに弱い人間じゃない、そんなに繊細な人間じゃないだろ?とフレンズたちは言いたいのでしょうかねぇ?
(ちなみに、DVDの日本語では「シャイ、内にこもる」というような意味になっていました。)

Get out! は「出て行け!」としても使いますが、この場合は、「ばかな!、冗談言うなよ!」という意味です。
フレンズ1-9その3 にも出てきました。

she totally called me on it の call someone on なんですが。
このフレーズは、フレンズ2-23その20 にも出てきました。
その時のセリフは、
ジョーイ: If you try to pull somethin', he'll call you on it. (もしお前が何かを引っ張ろうとしたら、ジョセフは call you on it してくるだろう。)
というものです。
その過去記事では、そのフレーズのニュアンスがよくわからなかったので、記事中でもその解釈について悩んでいるのですが、その フレンズ2-23その20 のコメント欄 で、以下のようなご意見をいただきました。(以下のコメントは、私が編集させていただいています。)
「call someone on は、スポーツ試合の審判のアウト、セーフのコールから来ていると思われる。2-23 のジョーイのセリフは、チャンドラーが何かしようとしても、すぐにコールされる[いちゃもんをつける]、というニュアンス、2-24 のセリフは、見抜かれている、という感じ。」
そのコメントをいただいた後、私なりにその call のニュアンスを考えて、そのコメント欄のレスに書いたのですが、ここで再度その私の解釈をまとめておきます。

call someone on のニュアンスは、審判が、あんな風に大きな声で高らかに宣言する、またはピピーッと笛を吹いて、選手[相手]がやっていることに対して注意しようとする感じ?
権限のある審判による裁定ということで、2-23 の場合は、「おいおい、それはちょっとまずいぞ、おかしいぞ!」といちゃもんをつけるイメージで、今回の 2-24 の場合は、「あなたはこうなのよ、私にはわかるわ!」とスバッと指摘する[見抜く]ニュアンス?
漠然とした表現だと、「ビシッと言う」とか「ズバッと言う」という感じ???

上の私の解釈が合っているのかどうかよくわからないのですが(笑)、私の今のイメージはそんな感じです。
間違っている部分があれば、ご指摘下さい。

Cut it out! は、「やめて! いい加減にして!」。
フレンズ2-4その3 にも出てきました。
get real は「まじめに考える、現実に目を向ける」という意味。
それを命令形として使っているので、「まじめに考えて! 現実を見て! ふざけないで!」という意味になります。
まぁ英語を見ても「リアルになる」という意味から、無理に自分を作らずにリアルなあなたになって、という意味だというのはわかりますよね。
レイチェルの、What's that like? は、昨日の記事、フレンズ2-24その7 にも書きましたが、見た目ではなくて、内面や雰囲気・様子を尋ねる表現になります。
ですから、チャンドラーは、真面目に本当の気持ちを語っている今のこの俺、ジョークでごまかさない俺のことさ、と答えているんですね。

freak out は「…を興奮させる、異常な状態にさせる、パニックにさせる」。
フレンズ2-17その3 にも出てきました。
フレンズ2-20その25 で、フレンズ1-1 のセリフを引用しているのですが、そこに "I got really freaked out." 「私は本当にパニクちゃったわ。」という表現も出てきます。
せっかく素直に自分をさらけ出そうとしているのに、みんなにめちゃくちゃ言われて(しかもリチャードにまで言われてるし…笑)、チャンドラーは、かわいそうですね。

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posted by Rach at 11:07| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月09日

フレンズ2-24その7

部屋に入って来たチャンドラーを見て、
フィービー: Ooh-oh! Someone's wearing the same clothes they had on last night. Someone get a little action? (あら? 誰かさんは昨晩着てたのと同じ服を着てるわ。誰かさんにちょっとした「刺激的なこと」があるのかしら?)
チャンドラー: I may have. (あるかもね。)
モニカ: Woo-hoo. Stud! (ヒュー、ヒュー。この色男!)
ロス: What's she look like? (相手はどんな(見かけの)子なの?)
チャンドラー: Well, we haven't exactly met. We just stayed up all night talking on the Internet. (厳密には僕らは会ったことないんだ。ただ一晩中起きてインターネットで話をしていただけなんだよ。)
モニカ: Woo-hoo, geek! (ヒュー、ヒュー。オタク!)

they had on の they ですが、これは someone を受けているんですね。
someone, somebody, everyone などは単数ですから、通常は単数の he や she で受けるのですが、口語ではこのように they で受けることもあります。
he や she だと性別がわからないと使えないから、ということでしょうね。
文章だと he/she などと書いたりしますが、それも面倒くさいですし、口語ではそれは違和感がありますし。
ただ、このフィービーのセリフの場合は、someone 「誰かさん」とぼかして言っているのですが、チャンドラーを指しているのは明白ですよね。
それでも he ではなくて they を使っているのが面白いなぁ、と思うのですが…。
その後も someone get a little action と someone を使っていて、とことん「誰かさん、某氏」で通そうという意志の表れなんですかねぇ?
それともそんなに大袈裟なものじゃなくて、今は someone は they で受けるのが普通、なのでしょうか?

action ですが、ここでは、いわゆる「動き、行動、活動」とはちょっと違うニュアンスで使っているようですね。
Merriam-Webster Online Dictionary に
action: sexual activity
つまり、「性的行為」(←訳さなくてもわかるって!)という意味が載っています。
またロングマン現代英英辞典には、
action: [U] (informal) exciting things that are happening
例1) There hasn't been much action around here for months.
例2) New York is where all the action is.

語義は、「起こっている刺激的なこと」、
例文1は「この辺ではここ数ヶ月、刺激的なことがあまり起こっていない。」
例文2は「ニューヨークは全ての刺激が存在する場所だ。」
研究社 新英和中辞典にも、
action=(俗)(しばしば不法な)活気[刺激、興味]のある行為、賭博
go where the action is 活気のある所[盛り場]へ行く

という意味が載っています。
ですから action というのは何か「刺激的なこと、いいこと、お楽しみ」みたいなニュアンスで使われているんでしょうね。

stud は「馬、種馬」。
そこから「精力絶倫の男、色男」という意味にもなります。
同じ stud という綴りの別の単語もありますが、それは「びょう、(スノータイヤに打ち込む)びょう、スパイク」という意味です。
雪道を走る時のタイヤでスタッドレスタイヤ(studless tire)というのがありますが、あれはスパイクタイヤ(スタッドタイヤ)に対する言葉で、stud がついておらず、溝を深くすることで雪道を滑りにくくしている…らしいです。(詳しくは知りませんが…)

"What's she look like?" は "What does she look like?" ということで、look という動詞が使われているので、彼女の見かけや容姿を尋ねる表現ですね。
背が高いとか太ってるとか美人だとか、そういうことを尋ねているんだと思います。
彼女の性格とかその他のことも含めて「どんな感じの子?」と聞く場合は、"What is she like?" になると思われます。
明日取り上げるセリフで、まさに "What's that like?" という表現が出てきますが、それは見た目ではなくて内面や雰囲気・様子を尋ねているんですね。
で、「いいこと」をして一晩過ごして着替えていないのかと思ったら、「パソコン」に夢中で着替えていないということがわかったので geek 「オタク」呼ばわりしています。
この場合は、computer geek 「コンピューターオタク」みたいに着替えもせずに一晩中パソコンに向かって…というイメージですね。
フレンズ1-10その6 には、scientist geek という言葉が出てきました。
フレンズ1-1その2 では、ロスが自分のことを、モニカの geeky older brother 「変わった兄」だと言っていましたね。

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posted by Rach at 09:09| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする