2017年11月16日

12階の昏睡状態の男性には聞こえなかった フレンズ1-4改その27

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17:13
(HOSPITAL)
病院。
ロス: I remember the moonlight coming in through the open window, and her face had the most incredible glow. (思い出すなぁ、月明かりが開いた窓を通して入ってきて、彼女の顔が最高に輝いてたこと。)
チャンドラー: Yes, the moon, the glow, the magical feeling. You did this part. Could I get some painkillers over here, please? (そうだな、月、輝き、うっとりするような気持ち。この部分はもう言ったよ。お願いだからこっちにも痛み止め[頭痛薬]をもらえるかな?)
ジョーイ: He's right, enough already. What is the big deal about today? So you slept with her for the first time. So what? You slept with her for seven years after that. (チャンドラーの言う通りだよ、もうたくさんだ。今日の何がそんなにおおごとなんだよ? お前は初めて彼女と寝た。それが何? (初めてキャロルと寝た)その後、7年間、ずっと彼女と寝てたんだろ。)
ロス: Look, it's just a little more complicated than that. (あのさ、それよりはもう少し(事情が)複雑なんだよ。)
チャンドラー: Well, what? What? What is it? That she left you? That she likes women? That she left you for another woman that likes women? (ふーん、何? 何? 何なんだよ? キャロルがお前を捨てて出て行ったことか? キャロルが女性を好きなことか? キャロルがお前を捨てて、女性好きの別の女性のところに行ったことか?)
ロス: Little louder, okay? I think there's a man on the 12th floor in a coma who didn't quite hear you. (もう少し大きな声で話してくれないか? 君の話がよく聞こえなかった、12階で昏睡中の男性がいると思うからさ。)
チャンドラー: Then what? (それで、何なんだよ?)
ロス: My first time with Carol was... was my... (MUMBLES) (キャロルとの初めて(初体験)は…僕の… [もごもご言う])
ジョーイ: What? (何だよ?)
ロス: It was my first... time. (僕の初体験だったんだ。)
ジョーイ: With Carol? (キャロルとの(初体験)だろ?)
(ROSS GIVES HIM A LOOK)
ロスは意味ありげな視線を送る。
ジョーイ: Oh. (おぉ。)
チャンドラー: So in your whole life, you've only been with one...? (HE GETS A LOOK TOO) Oh. (それじゃあお前の人生で、お前が付き合ったのは一人(の女性)だけ…? [チャンドラーも視線を送る])
ジョーイ: Oh, boy. Hockey was a big mistake. There was a whole bunch of stuff we could've done tonight. (あぁ、なんてこった。ホッケーは大間違いだった。今夜俺たちができただろうことがいっぱいあったのにな。)

ロスはうっとりした表情で「窓からの月明かりで、彼女の顔が輝いていた」という話をしています。
具体的な名前は出ていませんが、また元妻キャロルとの初エッチの夜の話をしていることは明らかですね。

「月、輝き、うっとりする気持ち」の後に You did this part. とチャンドラーが言っているので、「この話はもう済んだ、前にも聞いた」ということを指すでしょう。
いらいらして「何度も同じ話をするな」と怒っているのですね。

Could I get some painkillers over here, please? の painkiller は「痛みを止めるもの」、つまり「痛み止め」。
Could I の I が強調されているので、「鼻をケガしているロスじゃなくて、俺に痛み止めをくれ」というニュアンス。
キャロルとの思い出話ばかり聞かされて、付き添いの俺が頭痛になりそう、という感じです。

You slept with her for seven years after that. について。
for seven years という期間を表すフレーズが入っているので、現在完了形の「継続」を思い出す人も多いかもしれませんが、現在完了形が使われるのは、「過去から現在の時点まで継続している場合」です。過去から過去の場合はただの過去形になります。
「過去のある時点までに起こった出来事」のような過去の基準時が存在する場合の継続は過去完了形を使うことになりますが、ただ「過去のある時点から過去のある時点まで」の期間のことを語る場合は、単に過去形を使えば良いことになります。

「初エッチ以降、離婚するまでずっと寝てたのに、何がそんなにおおごとなんだよ」とジョーイは言うのですが、ロスは「事情はそれよりも少しだけ複雑なんだ」と言っています。
「それより少し複雑」というだけで、詳しいことを話そうとしないロスに対して、チャンドラーはイライラしたように、that SV? 「SV ということか?」のように次々と事柄を挙げていきます。
left は leave の過去形で「〜を残して出て行く、〜を捨てる」。
likes women は「女性(たち)が好き」ということですから、キャロルがレズビアンであることを言っていることになります。
その次の That she left you for another woman that likes women? は長いですが、その前に出てきた2文をくっつけたような内容ですね。
leave A for B は「A を離れて、B へと向かう」というような感覚なので、she left you for another woman は「キャロルはお前を捨てて、別の女性の元に向かった」ということ。
その another woman の説明として、that likes women が続いているので、「女性のことが好きな別の女性」、すなわち「あるレズビアンの女性」と言っていることになります。
complicated 「(事情が)複雑な」という表現を使ったロスに対して、「お前の複雑な事情ってのは、こういうことか?」みたいに語ってみせたわけですね。

そんなプライベートな事情を大声で話されたロスは「もう少し大きな声で(話してよ)」と言っていますが、これは皮肉ですね。
「そんなこと大声で話さないでよ」と言いたいところを、わざと逆に「もっと大きな声で話せば」と言ったことになります。

coma は「昏睡(状態)」という意味で、a man on the 12th floor in a coma は「昏睡状態の12階の男性」。
didn't quite hear you は「よく君の話が聞こえなかった」ということで、「君は今、僕の個人的な事情を話していたけど、多分 12階の昏睡状態の男性には聞こえなかったと思うから、もっと大きな声で話してよ」と言ったことになります。

ずっと上の階にいる、しかも昏睡状態の男性なら、ここの話が聞こえるはずはないのですが、もう少し声を大きくして、その人にも聞こえるような大声で話せ、と表現することで、「チャンドラーが話した僕のプライベートな話は、12階の昏睡状態の男性以外には、まる聞こえだったよ」と言っていることになります。
「元妻がレズビアンに走ってお前を捨てたから?」という明らかに不名誉な話を大きな声で言っているので、本来ならそんなこと他人の前で大声で話すような内容じゃないのに、という皮肉の気持ちを込めたセリフということですね。

その後、いったいどういうことなんだよ? と問われて、ロスは口ごもりながら説明しています。
2つの文に分かれていますが、要は My first time with Carol was my first time. 「僕のキャロルとの初めては僕の初めてだった」ということですね。
キャロルとの初エッチのことをずっと語っているので「キャロルとの初体験は僕の初体験だった」と言っていることになります。
「元妻キャロルとの初めての夜だった」ということでロスがあれこれ言っているのかと思っていたら、「キャロルに限らず、人生で初めての夜だった、ロスの人生初体験だった」ということがわかったことになります。

you've only been with one...? は「お前は一人(の女性)とずっと一緒にいただけ?」という感覚ですから「人生で付き合った女性はキャロルだけだったのか?」と言っていることになります。
ジョーイは「ホッケー観戦に来たのは間違いだったな」みたいに言っています。
we could've done は「俺たちができただろうに」ということですから There was a whole bunch of stuff we could've done tonight. は「今夜できただろうにと思うことがいっぱいあったな」と言っていることになります。
ロスの人生初体験が今日という日で、その後キャロルと結婚して他の女性とは付き合っていないわけですから、「元妻との初エッチ、かつ、自分の人生初エッチ」の日だということで、ロスはそのことばかり考えてしまっていたわけですね。
ジョーイとしては「そんなことなら、スポーツの試合とかじゃなくて、女性がいる店とかに連れて行ってやれば良かったな」と言っていることになります。


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posted by Rach at 11:37| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月09日

彼の隠れた本性を引き出す フレンズ1-4改その26

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16:40
(CUT TO THE GIRLS ON MON+RACH'S BALCONY)
モニカとレイチェルの家のバルコニーにいる女性陣に画面がカット。
モニカ: Lights still out? (また明かりは消えてる?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
モニカ: Oh. Maybe they're napping. (そう。多分二人はちょっと眠ってるのね。)
レイチェル: Oh, please, they're having sex. (もう、やめてよ、二人はエッチしてるのよ。)
モニカ+フィービー: Shut up! (黙ってよ![そんなこと言わないでよ!])
レイチェル: So, what do you think George is like? (それで、ジョージはどんな感じの人だと思う?)
モニカ: I think he's shy. (彼はシャイだと思うわ。)
フィービー: Yeah? (そう?)
モニカ: Yeah. I think you have to draw him out. And then when you do, he's a preppy animal. (えぇ。(彼と付き合う人は)彼の本質(本性)を引き出さないといけないの。そしてそうしたら、彼はおぼっちゃま学校の(優等生の)ケダモノになるのよ。)

フレンズの女性陣はバルコニーに出ています。
Lights still out? 「電気はまだ消えてる?」というのは、偵察しているジョージ・ステファノプロスの部屋のことで、偵察しやすいようにバルコニーに出ていることもわかります。
「部屋が暗い」と聞いてモニカは、they're napping. と言っています。
少し前のシーンで「ジョージは女性といる」ことがわかっていたので、they はその二人のことですね。
nap は「ちょっと眠る、うたたねする」。
明かりを消して、ちょっと眠ってるのよ、とモニカは言っていますが、「そう、ほら、nap してるのよ」みたいに取ってつけたように napping と表現していることで、逆に「napping してるだけと信じたい気持ち、自分にそう言い聞かせたい気持ち」が出ていると言えるでしょう。
ですがレイチェルは容赦なく、Oh, please, they're having sex. とダイレクトな表現で、「明かりを消してるんだから、今の二人はエッチ中に決まってるでしょ」みたいに断言しています。
それを聞いた二人は「そんなリアルな想像させないで。夢を壊さないで」とでもいうように Shut up! と叫ぶことになります。

what do you think George is like? は「ジョージはどんな感じ(の人)だと思う?」というニュアンス。
What is George like? 「ジョージはどんな感じ(の人)?」という疑問文に、do you think が挿入されている形で、What is he/she like? はどんな感じの人かを尋ねる時によく使われるフレーズです。
見た目がどんな様子かを聞きたければ、What does he/she look like? になります。

モニカは「ジョージはシャイ(な人)だと思うわ」と言って、I think you have to draw him out. と続けます。
draw out は「引き出す」。
draw の基本語義は「引く」で、「引き出し」は drawer ですね。
この場合は、隠れている本質、普段は隠している本質・本性・本音を引き出すことを指します。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
draw out : to make someone feel less nervous and more willing to talk
例)Mr.Monroe has helped draw Billy out of his shyness.

つまり「ある人がよりナーバスでなくなるように、進んで話すようにさせること」。例文は「モンロー氏は、ビリーを内気さから引き出すのを助けた」。
直訳だとわかりずらいですが、「普段は内気なビリーの本音・本質を引き出すのにモンロー氏が一役買った」みたいなことですね。
この例文でも shyness という言葉が使われているように「シャイで本心を見せないような人の本心を引き出す」という感覚が draw out にはあると言えるでしょう。
心の奥に隠してあるものをまさに「外に引っ張り出す」感覚ですね。

you have to draw him out のように主語に you が使われていますが、これは「彼のような人と付き合う女性は〜しなければならない」のように「一般の人」を指している感覚になるでしょう。

「そうして彼の本質を引き出したら」の後の he's a preppy animal. について。
preppy は prep の形容詞形で「名門私立校のおぼっちゃま・お嬢様っぽい」という意味があります。
LAAD では、
preppy : (informal) preppy clothes or styles are very neat, in a way that is typical of students who go to expensive private schools in the U.S.
つまり、「(インフォーマル)プレッピーな服やスタイルとというのは非常にきちんとしていてかっこいい(趣味・品がいい)、アメリカの学費の高い私立学校に通う典型的な学生風に」。
この preppy の語源は prep school で、prep school がそういう私立学校を指すのですね。
同じく LAAD では、
prep school : (informal) a private school that prepares students for college
つまり、「(インフォーマル)学生に大学進学の準備をさせる私立学校」。
略さずに言うと、preparatory school となります。
preparatory は「準備の」という形容詞。

過去記事、使ってないのが異常な使用状況 フレンズ1-4改その13 で、But we can prep the guy. (でも患者の男性の手術の準備をすることはできるわよ。)というセリフが出てきましたが、その prep は prepare の短縮形でしたね。
prep school のロングマンの語義にも prepare という動詞が使われているように、prep school の prep は、動詞 prepare、形容詞 preparatory をイメージした略語だということです。
ですから、preppy animal は、そういう進学校に通っていた優等生タイプの人だけど、男性としての動物的な激しさも備えている、というようなことですね。
いつもは紳士的で品があるんだけど、エッチになるとワイルドに豹変するのよ、みたいなことで、そういうギャップ萌え(?)みたいなことを想像して、モニカたちはキャアキャアと喜んでいることになります。
しかし、女子が話題にしてあれこれ想像するのは自由とは言え、実在の人物の名前を出して「今エッチしてる」とか「エッチの時はケダモノになるのよ」とか言ってしまっていいのかなぁ、と思ってしまいました^^


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2017年11月01日

言うつもりがなかったことを言ってしまった フレンズ1-4改その25

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16:01
(CUT TO THE HOSPITAL. JOEY IS MIMING HOCKEY PUCKS HITTING FOREHEADS. CHANDLER REALIZES IT'S GETTING TENSE AND GOES TO THE RECEPTIONIST AGAIN)
病院に画面がカット。ジョーイはおでこにホッケーのパックが当たるのを身振り手振りで(パントマイムのように)実演している。
チャンドラーは事態が緊迫しているのを悟り、例の受付係のところに再び行く。
チャンドラー: Excuse me? Look, we've been here for over an hour, and a lot of people less sick than my friend have gone in. I mean, that guy with the toe thing? Who's he sleeping with? (ちょっといいかな? ねぇ、俺たちはもう1時間以上もここにいて、俺の友達よりも症状が軽い人が大勢、既に中に入ったよ。ほら、つま先をケガしてたあの男。彼は誰と寝てるのかな?)
(SHE SLIDES THE GLASS PANEL OVER. CHANDLER TALKS THROUGH IT IN A LOUD VOICE)
受付係の女性はガラスパネルを(スライドして)閉める。チャンドラーは大きな声で話し続ける。
チャンドラー: Oh, come on, Dora. Don't be mad. I know we both said some things... we didn't mean, but that doesn't mean we still don't love each other. (TO THE E.R.) Y'know, I... I feel like I've lost her. (SHE SLIDES THE PANEL BACK. HE TURNS AND IT TAKES HIM BY SURPRISE) Bah! (あぁ、ねぇ、ドーラ、怒らないでよ。俺たち二人は言うつもりがなかったことをあれこれ言ってしまったってこと、俺にはわかってるよ。でもそれって俺たちが愛し合ってないってわけじゃない。[ER に向かって] ほら、俺、彼女を失っちゃったみたいだね。[受付係はパネルを開ける。チャンドラーは振り返り、それに驚く] バァッ!)

ト書きで、JOEY IS MIMING HOCKEY PUCKS HITTING FOREHEADS とありますが、miming は動詞 mime の -ing形です。
パントマイムの「マイム」で、無言で身振り手振りで表現・実演することですね。
「このホッケーのパックが一体どんな風に顔に当たったんだろう」とでも言うように、何度も目の前に持ってきて、当たる様子を実際に再現してみせている感じです。
ずっと待たされているのに全然呼んでもらえないので、しびれを切らしたチャンドラーはまた受付に言いに行きます。

「俺たちもう1時間以上もずっとここにいるんだけど」と言った後の、a lot of people less sick than my friend have gone in. について。
my friend までが長い主語となっており、「俺の友達(ロス)よりもより症状が軽いたくさんの人々がすでに中に入ってしまった」ということですね。
症状の軽い人が先に案内されて、重症のロスがほっとかれてるのはおかしいんじゃない? と抗議していることになります。
that guy with the toe thing は「足の指の問題・症状があったあの男」というニュアンス。
突き指なのかケガなのか具体的な症状は何だか知らないけど、とにかく足の指のことで診察に来ていたあいつ、ということですね。
Who's he sleeping with? は「その彼は誰と寝ているのか?」ということで、「君、彼と寝てるわけ?」みたいに暗に言っていることになるでしょう。
明らかに症状の軽い、つま先をちょっとケガしただけの患者が先に見てもらえるなんて、君は彼を特別扱い、ひいきしてるの? 君はあの男と寝たから優遇してやってるのか? みたいに言っているのですね。

「君、あの男と寝てるの?」みたいに言われたので受付女性は黙って受付のガラス戸を閉めています。
相手の顔が見えなくなった状態で、チャンドラーは独り芝居のようにさらに話を続けます。
Oh, come on, Dora. Don't be mad. は「ねぇ、ドーラ。怒らないで」ということですが、ここで「ドーラ」という名前を出した理由が、正直よくわかりません。
それについては記事の最後に私の見解を書くことにします。

I know we both said some things... we didn't mean は「俺たち(君と俺)は言うつもりがなかったことを(あれこれ)言ってしまったって、俺にはわかってる」ということ。
こんなこと言うつもりはなかったんだけど、売り言葉に買い言葉でつい、、みたいに、意図せず喧嘩になってしまったことを悔いているような表現ですね。
仲の良い人、男女であれば恋人同士で使うようなセリフです。
that doesn't mean we still don't love each other. を直訳すると、「そのこと(言うつもりもないことをお互い言ってしまったこと)が、俺たちがお互いに愛してないってことを意味しない」ですから、「お互い言わなくてもいい余計なことを言ってしまったからって、それで俺たちはもう愛し合ってないっていうことにはならない」ということになります。
口喧嘩しちゃったけど、お互い嫌いになったわけじゃないよね、みたいなことですね。

ガラス越しに話しかけているけれども中の女性からの反応がないのを見て、チャンドラーはロスたちのいる方を振り返り、I feel like I've lost her. 「俺は彼女を失ってしまった、って気がするよ」と言っています。
受付女性がガラス戸をピシャンと閉めたことで、「恋人に拒絶された男」のようなお芝居をして最後には「俺、彼女に振られちゃったみたいだね」と言ってみせたわけですが、そんなことを言っている時、受付女性がガラス戸を開けたので、振り向いたチャンドラーは受付女性が怖い顔をしてこっちをにらんでいるのを見て、バァッ! と驚くことになります。

それでは「ドーラ」という名前について。
この受付の女性の役名は、このエピソードのエンドクレジットでは、
guest starring Mary Pat Gleason as Nurse Sizemore
と表示されています。
実際、映像でも、この女性の名札に SIZEMORE(サイズモア)と書いてあるのが見えます。
なので、この受付女性のファーストネームがドーラだから、という理由ではなさそうです。
演じる女優さん(メアリー・パット・グリーソン)の出演歴を調べてみたところ、1989年の Fat Man and Little Boy という作品(邦題:シャドー・メーカーズ、主演:ポール・ニューマン)で、Dora Welsh という役柄で出演しているようですが、キャストの並び順がさほど上位ではないので、それほど重要な役でもないのかな、という気がします。

英語で Dora という名前で連想される作品としては、Dora the Explorer(邦題:ドーラといっしょに大冒険)というアニメがあります。
ヒスパニック系の少女ドーラが主人公のお話ですが、そのドーラと関係があるのかなぁ、、?
ニコロデオン:ドーラと一緒に大冒険 にドーラの画像もありますが、ドーラは可愛い女の子で、受付の人は迫力満点の怖いおばさんですし、見た目が似てるということもない気がするのですが、、、
ドーラは短いおかっぱで、受付のサイズモアさんはパーマですが、「髪型の短いシルエット」は似てると言えなくもない、、かも。
またその女優さんは「輪郭が横に広い」感じで(すみません)、それがドーラの輪郭に似てるのかもしれない、、とか。
ヒスパニック系に見えるということで、ヒスパニック系のキャラの名前で呼び掛けたのかとも思ったのですが、その女優さんはヒスパニック系でもないようですので、その線は違うかもしれません。

、、、ということで、どうして Dora と呼び掛けたのか結局わからないのですが、「ドーラという名前が似合いそうなキャラクターだった」だけかもしれません(長々と失礼しました)。
また皆様のご意見をお待ちしております。


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posted by Rach at 15:41| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

誰を覗き見してるの? フレンズ1-4改その24

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15:26
レイチェル: Hello! Who are we spying on? (ちょっと! 誰を覗き見してるの?)
モニカ: You know, the White House adviser? Clinton's campaign guy? The one with the great hair, sexy smile, really cute butt. (ほら、ホワイトハウスのアドバイザーよ。クリントンの選挙活動してた人。素敵な髪の毛、セクシーな微笑み、実にセクシーなお尻の人よ。)
レイチェル: Oh, him! The little guy? Oh, I love him! (あぁ、彼ね! あの小柄な人? あぁ、彼、大好き!)
フィービー: Ooh, wait, wait, I see a woman. (あぁ、待って待って。女性が一人(いるのが)見える。)
モニカ: Tell me it's his mother. (彼のお母さんだって言って。)
フィービー: Definitely not his mother. (絶対にお母さんじゃないわ。)
モニカ: Oh, no! (あぁ、もう!)
フィービー: Oh, wait, she's walking across the floor. She's walking, she's walking. She's going for the pizza. (YELLS) Hey, that's not for you, bitch! (あぁ、待って、彼女はフロアを横切って歩いてる。彼女は歩いて、歩いて、ピザに手を伸ばそうとしている。[叫んで] ちょっと、それはあんたのじゃないわ、このアマ!)
(PHOEBE COVERS HER MOUTH WITH HER HAND AND WALKS AWAY FROM THE WINDOW)
フィービーは手で自分の口を押え、窓から離れる。

モニカたちが双眼鏡で、通りの向こうを見ているので、レイチェルは Hello! Who are we spying on? と尋ねています。
Hello! は「ハロー! こんにちは!」という挨拶として知られていますが、ここでの Hello! は「もしもし! ちょっと!」という感覚ですね。
モニカとフィービーだけが事情をわかっていて、レイチェル一人がおいてけぼりのような状態になっているので、レイチェルがいることを忘れたかのように盛り上がっている二人に対して「ちょっと!」と呼びかけたニュアンスになります。
spy on は「〜をスパイする、〜を見張る、のぞき見する」なので、「私たちは誰を(その双眼鏡で)のぞき見ているの?」というところですね。
Who are you spying on? のような主語 you ではなく、we を使うことで、その体験を自分も共有しているようなニュアンスが出ています。
「ここで私たちみんなが双眼鏡で見ているのは誰なの?」という感覚ですね。

モニカは「その人のこと知らないの?」というように、the White House adviser? Clinton's campaign guy? と言っています。
「ホワイトハウスのアドバイザーで、クリントンの選挙活動を担当していた人よ、知らないの?」というニュアンスですね。
過去記事、G.ステファノプロス フレンズ1-4改その22 でも説明した通り、ステファノプロス氏はビル・クリントンの政治アドバイザーだった人です。
Clinton's campaign guy の campaign について。
日本語のキャンペーンは販促(販売促進)活動を差すことが多いですが、「選挙活動」という意味もあります。
この場合は、a campaign for the presidency 「大統領選の選挙運動」の意味となります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
campaign : a series of actions intended to achieve a particular result, especially in politics or business
つまり、「ある結果を達成することを目的とされた一連の行動、特に政治やビジネスにおいて」。

The one with the great hair, sexy smile, really cute butt. の the one with は「〜を持った人」という感覚。
フレンズの各エピソードの英語タイトルは、The One With... という形を取るものが多く、今回の フレンズ1-4 も、The One With George Stephanopoulos となっています。
the one with... は「〜があるもの」ということで、エピソードだと「〜がある話、〜が出てくる話」、人の場合だと「〜がある人、〜を持っている人、〜の持ち主」という意味になるわけですね。
cute butt は「キュートなお尻」ということですが、女性が男性に対して cute と表現するのは「性的に魅力的」という意味で使っていることになります。

モニカにいろいろ説明されてやっとあの人だ! とわかったらしく、レイチェルは、Oh, him! 「あぁ、彼ね!」と言った後、The little guy? 「あの小柄な人ね?」と続けます。
過去記事でも彼の身長が 165cm であるとご紹介しましたが、フレンズ女性陣にとってはその「小柄」というイメージがかなり強いようですね。
I love him! というのは「愛してる」というよりは「彼、大好き」くらいのニュアンス。

ステファノプロス氏の家を双眼鏡で覗き見していたフィービーは「女性が一人いるのが見える」と言います。
素敵だと思っている男性が彼女らしき女性といるのは嫌だとモニカは思ったようで、「お願いだからそれは彼のお母さんだと言って」と言うのですが、「絶対に違う」とフィービーは言い切ります。
偵察しながら状況を語るフィービーは、ピザに手を伸ばそうとしている女性の姿を見て、Hey, that's not for you, bitch! と大声を出しています。
そのピザは元々、うちに届けられるはずだったもので、あんたのもんじゃないわ! という気持ちなのですね。

bitch はもともと「メス犬」という意味で、そこから、「尻軽女、あばずれ女」という悪い意味で使われます。
You bitch! だと「このアマ!」という感じですね。
双眼鏡で見ていて、だんだん興奮してきて、ついそう叫んでしまったので、「私、今、下品な言葉を言っちゃった」みたいに恥ずかしそうに口を覆っています。
フィービーが「あら、いけない」と口を覆ったほどの言葉なので、他人に使わないように気をつけましょう。
ちなみに「アリー my Love」では、ネルとリンが廊下ですれ違う時に、挨拶のように、"Bitch." "Bitch." と言い合っていたのが印象的でしたね。


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posted by Rach at 20:33| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月24日

スナッフィーはビッグバードの友達 フレンズ1-4改その23

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15:02
ピザ屋: So you guys want me to take this back? (それで、皆さんは僕に、このピザを取り戻して欲しいと思ってますよね?)
モニカ: What, are you nuts? We've got George Stephanopoulos' pizza! (何ですって? あなたバカなの? 私たちはジョージ・ステファノプロスのピザを手に入れたのよ!)
(RACHEL PAYS HIM. MONICA GRABS SOME BINOCULARS AND RUNS TO THE WINDOW)
レイチェルはピザ屋にお金を支払う。モニカは双眼鏡を掴み、窓に走って行く。
レイチェル: Uh, Pheebs? Who's George Snuffleupagus? (ねぇ、フィービー? ジョージ・スナファラパガスって誰?)
フィービー: That's Big Bird's friend. (それはビッグバードの友達よ。)
モニカ: I see pizza! (ピザが見える!)
フィービー: Oh, I wanna see! Let me see! Let me see! (RUNS UP AND TAKES THE BINOCULARS) (まぁ、私も見たい! 見せて! 見せて! [走って行って、双眼鏡を受け取る])

ピザを間違って配達してしまったわけですから、「皆さんが注文したピザを、僕は彼から取り戻してきた方がいい、って皆さんは思ってますよね?」と尋ねるのですが、モニカは Are you nuts? と言います。
nuts は「気が狂った、おかしい、気が変な」という意味。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
nuts : (informal) crazy
例)Are you nuts or something?

つまり「(インフォーマル)クレイジー」。例文は「あなたってバカか何かなの?」

今回のセリフの Are you nuts? も「あなた正気なの? バカじゃないの?」というニュアンスになります。
モニカがキャアキャア言っているように、ステファノプロスは有名人で、「その人が頼んだピザをゲットできたんだから、交換してもらいたいはずないでしょ。このまま彼が注文したピザを私たちがもらっちゃうわ」と言っていることになります。

レイチェルは、その彼の名前を知らないらしく、間違った名前で呼び、それを聞いたフィービーは「ビッグバードの友達よ」と答えていますね。
ビッグバードは子供番組セサミストリート(Sesame Street)のキャラクターである、大きな黄色い鳥のこと。
Wikipedia 日本語版: セサミストリート
セサミストリート オフィシャルホームページ>キャラクター

2004年まで、NHK教育テレビ(今の Eテレ)でも放送していましたし、USJ のキャラクターグリーティングでは、エルモやクッキーモンスターと一緒に写真を撮れたりもしますので、セサミのキャラクターの顔と名前をご存じという方は今でも多いかなと思います。

レイチェルが間違った名前は、そのセサミストリートのキャラクターの Aloysius Snuffleupagus (アイロシアス・スナファラパガス(スナッフルパガス))、通称「スナッフィー(Snuffy)」です。
体は長い茶色の毛で覆われていて、鼻が長く、マンモスのような姿をしたキャラクター。
Wikipedia 英語版: Mr. Snuffleupagus にも画像があります。
ウィキペディアの説明に、He is Big Bird's best friend という記載もありますので、「スナッフィーと言えば、ビッグバードの友達でしょ」というセリフにも納得できますね。


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2017年10月20日

G.ステファノプロス フレンズ1-4改その22

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14:29
ピザ屋: Wait, you're not G.Stephanopoulos? Oh, man. My dad's gonna kill me! (待って、そちらは G.ステファノプロス(ステファノポロス)さんじゃない? あぁ、なんてこった、親父に殺される!)
モニカ: (LEAPS THE COUCH AND RUNS UP) Wait! Did you say G.Stephanopoulos? ([カウチから飛び上がって走ってくる] 待って! あなた今、G.ステファノプロスって言った?)
ピザ屋: Yeah, yeah. This one goes across the street. I must have given him yours. Oh, bonehead! Bonehead! (えぇ、えぇ。このピザは通りの向こうへ配達する分です。その男性にあなたたちのピザを渡してしまったに違いない。あぁ、バカ、バカ!)
モニカ: Wait, was this a-a small Mediterranean guy with curiously intelligent good looks? (待って、この人って、小柄な地中海の男性で、驚くほど知的な美形の人?)
ピザ屋: Yeah, that sounds about right. (そうですね、当たってるって感じです。)
モニカ: Was he, was he wearing a stunning blue suit? (彼は、彼は目の覚めるような(素敵な)青いスーツを着てた?)
フィービー: And-and a power tie? (それに、パワータイをしてた?)
ピザ屋: No, pretty much just a towel. (いいえ、ほとんどタオル1枚だけでしたよ。)
モニカ: (STAGGERED) Oh, God! ([よろけて] あぁ、なんてこと!)

届けたピザが注文と違うことがわかって、配達の男性は「そちらは G.ステファノプロスさんじゃない?」と確認した後、親父に殺される、と嘆いています。
モニカはその名前を聞いて、慌てて飛んできます。

This one goes across the street. を直訳すると「このピザは通りの向こう側に行く」ということですから、「このピザの配達先は通りの向こう側である」ということですね。
I must have given him yours. は「僕は彼に、あなたたちのピザを渡した[渡してしまった]に違いない。」
must+have+過去分詞で「…したに違いない」という過去の強い推定を表します。

bonehead は「バカ」。まさに bone(骨)+head(頭)で、「頭の中が骨だけで脳のない人、ばか者」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
bonehead : (informal) a stupid person
つまり「愚かな(ばかな)人」という意味のインフォーマルな表現ということですね。

モニカはピザを間違って渡してしまったという相手の男性について、配達人に尋ねます。
G.Stephanopoulos はその後のセリフで、George Stephanopoulos 「ジョージ・ステファノプロス」という名前の人だとわかりますが、これは実在の人物です。
ステファノポロスと表記されることもありますが、ステファノプロスと表記されることが多いようですね。
英語の発音では、ステファプロスのノの部分にアクセントがあります。
Wikipedia 日本語版: ジョージ・ステファノプロス
Wikipedia 英語版: George Stephanopoulos
英語版の方が(当然ながら)情報は詳しいです。
ビル・クリントンの政治アドバイザーを経て、ABCニュースでブロードキャスター、特派員などをつとめ、現在では、ABCニュースの news anchor(ニュース番組のアンカーマン、メインキャスター)として、This Week With George Stephanopoulos という番組も持っているという有名人です。
This Week With George Stephanopoulos : ABC News

Mediterranean は「地中海の、地中海沿岸出身の」。Mediterranean Sea は「地中海」。
curiously intelligent good looks は「不思議なほど知的な美しいルックス」ですから、「驚くほど知的なイケメン」みたいな褒め言葉ですね。
この人物はアメリカ生まれなのですが、ギリシャ系なので、モニカは地中海という表現を使っていることになります。
small 「小柄な」と言っていますが、IMDb : George Stephanopoulos によると、
Height: 5' 5" (1.65 m)
とのことなので、アメリカ人としては確かに小柄ですね。

about right は「大体正しい」なので、That sounds about right. は「大体合ってるって感じです。まあそんなところです」といった意味。

stunning は「魅力的な」。
stun は他動詞で「人を気絶させる」。stun gun 「スタンガン」(電気ショックで人を気絶させる銃)というのもありますね。
また「人がぼうっとなるほど驚かせる、唖然とさせる」という意味もあります。
そこから、stunning は「びっくりするほど唖然とするほど素晴らしい、魅力的な」という意味になります。
はっとするほど魅力的なブルーのスーツを着てた? という質問で、その有名人である彼はそのような服装をしているイメージがある、ということになるでしょう。

power tie は、自分に力があるように見せるために、強さを象徴するようなネクタイのこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
a power tie/suit etc. : a piece of clothing that makes you look important or confident
つまり、「自分を重要に見せる、または自信があるように見せるような衣料品(ネクタイやスーツなど)」

一般的にパワータイと言うと「真っ赤なネクタイ」がイメージされることが多いようですが、鮮やかな青色などの場合もあります。
ぼんやりした色ではなく、強くくっきりした色使いのネクタイを使うことで、パワー・強さを表現しているわけですね。
"power tie" で画像検索すると、たくさんの赤のネクタイ、そして時折、青のネクタイもヒットします。

pretty much は「だいたい」、just a towel は「タオル1枚だけ」。
モニカたちは、ABCニュースのアンカーという彼の普段のイメージから、「青いスーツにパワータイ」というビシッと決めた姿を想像したわけですが、ピザを届けた時の彼は「だいたい、タオル1枚だけ、って感じ」だったことがわかります。
それを聞いたモニカは、クラッとしたようによろけていますね。
それまでのモニカの発言から、ステファノプロスのことを素敵な男性だと思っていることがわかる通り、あの素敵な男性がタオル1枚だけの姿だなんて! と想像してモニカはクラクラしているわけですね。


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posted by Rach at 14:37| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

プランどころかプラすらない フレンズ1-4改その21

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13:42
(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット。
レイチェル: I'm so sorry, you guys. I didn't mean to bring you down. (ほんとにごめんね、みんな。みんなを落ち込ませるつもりはなかったの。)
モニカ: No, you were right. I don't have a plan. (A KNOCK AT THE DOOR) (いいえ、レイチェルは正しかったわ。私にはプランがないもの。[ドアにノックがある])
ピザ屋(PIZZA GUY)(OUTSIDE): Pizza guy! (ピザ屋です!)
モニカ: Thank God. (ありがたい。)
レイチェル: Food! (SHE GOES TO GET IT) (食べ物よ! [応対しに行く])
モニカ: Phoebe? (フィービー?)
フィービー: What? (何?)
モニカ: Do you have a plan? (あなたにはプランある?)
フィービー: I don't even have a "pla."((プランどころか)”プラ”すらないわ。)
ピザ屋: Hi, one, uh, mushroom, green pepper and onion? (こんにちは、マッシュルームとピーマンとオニオンですよね?)
レイチェル: (MISERABLE) No, no, no. That's not what we ordered! We ordered a fat-free crust with extra cheese! ([不幸な様子で] 違う違う違う。それは私たちが頼んだものじゃない! 私たちはチーズ増量の、無脂肪クラスト(生地)を頼んだのよ!)

モニカがしゃもじのようなものでボールから直接食べているのは、過去記事、クッキー・ドウとツイスター フレンズ1-4改その12 で説明したクッキードウです。
やはりこのようにアメリカではクッキーの生地(クッキー・ドウ)を生のままで食べることが多いのですね。
アイスクリームを巨大なカップのままスプーンを突っ込んでヤケ食いする、ということもよくあります(実際、後のフレンズではそういうシーンも見かけます)が、今のモニカはアイスクリームの代わりにクッキードウでヤケ食いをしている感じです。

bring someone down は「気分を落ち込ませる」。
I didn't mean to do は「私は〜するつもりじゃなかった。〜しようと思ってそうしたわけじゃなかった」と、そんなつもりはなかったことを弁解する時の定番表現。
少し前のシーンで、落ち込むレイチェルを励まそうと、モニカたちがあれこれ言ったものの、逆にレイチェルが「手に入れたのが魔法の豆じゃなくてただの豆だったら?」と言ったため、みんなも将来に不安を覚え始めてしまったことを言っています。

Thank God. は「ありがたい」という定番フレーズ。
落ち込んでいる時にせめて食べ物でもあれば気も紛れるわ、というところですね。
レイチェルが応対している間に、モニカはフィービーに「私にはプランがないけど、あなたにはプランある?」と尋ねています。
フィービーは、"pla" さえもない、みたいに答えていますね。
plan どころか、-n の足りない pla さえもない、というところで、日本語で言うところの「プランのプの字もない」と似た感覚になるでしょう。
plan と呼べるものどころか、ゆくゆくはプランになりそうなことすらない、というところですね。

ピザの内容を確認する配達人ですが、レイチェルは悲しそうな顔をして、「それは私たちが頼んだものじゃない」と言っています。
そして自分たちが頼んだ注文内容を言っていますが、それが a fat-free crust with extra cheese になっていますね。
fat-free は「脂肪なしの、無脂肪の」、crust はピザの生地、with extra cheese は「割増のチーズ付き」ということですからつまりは「チーズ増量」ですね。
チーズは増量で、でもクラストは無脂肪のものを、と注文したことになるのですが、太らないように生地を無脂肪にしたとしても、チーズを増量してたら生地を無脂肪にした効果もなくなってしまうんじゃ、、みたいな面白さなのでしょう。

「チーズを食べたら太る」みたいなイメージは確かにありますが、チーズには「内臓脂肪を減らす」「脂肪燃焼効果がある」というようなことも言われているようです。
以下のサイト(All About)では、内臓脂肪を減らす効果について説明されています。
All About [栄養管理] チーズで内臓脂肪を減らそう!
ただ、実際にはチーズにそういう効果があるにしても、このレイチェルのセリフに関しては、みんなが一般的に抱いているイメージ通りに、太るのを気にして、クラストは fat-free にしているのに、チーズ増量じゃ意味ないじゃん、とツッコまれそうなジョークを言っているという解釈で良いと思います。
先に「無脂肪クラスト」と言っておいてから、その後、with extra cheese と付け足す形になっていることで、「無脂肪クラスト、、って言いながら、チーズは増量かいっ!」という風にうまくオチになっているということでしょうね。


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posted by Rach at 13:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月13日

緊急じゃないなら苦境室にいる フレンズ1-4改その20

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13:10
チャンドラー: Listen, it's kind of an emergency. Well, I guess you know that, or we'd be in the predicament room. (ねぇ、ちょっと緊急なんだけど。ほら、君にもわかると思うけど、そうじゃないと(もし緊急じゃないのなら)俺たちは(緊急(治療)室じゃなくて)苦境室にいるだろうしね。)
(RECEPTIONIST GIVES HIM A LOOK TO FREEZE HELL)
受付係はチャンドラーに冷たい視線を送る。
受付係: (TO PHONE) Hold on. (TO CHANDLER) Fill these out. Sit over there! (TOSSES HIM SOME FORMS) ([電話で] ちょっと待って。[チャンドラーに] この用紙に記入して。向こうに座って! [彼に用紙を渡す])
ロス: (JUMPS TO HIS FEET) Look, I don't wanna make any trouble, okay? But I'm in a lot of pain here, all right? My face is dented. ([飛び上がって] ねぇ、トラブルは起こしたくないけどさ。でも僕はすごく痛いんだよ。僕の顔はへこんでるんだ。)
受付係: Well, you'll have to wait your turn. (順番を待たないといけないよ。)
ジョーイ: Well, how long do you think it'll be? (それってどのくらいになると思う?)
受付係: (SARCASTIC) Any minute now. ([皮肉っぽく] そのうちだね。)
ロス: Hey, this- (SHE GIVES HIM A LOOK AND THE GUYS BACK OFF) Heyy... (ちょっと! こんなのって [受付係がにらむので、男性たちはあとずさりする] ちょっと…)

チョコバーに関するクレーム電話をしていて、患者の応対もまともにしてくれない受付女性に対して、チャンドラーは「こっちはケガをしていて急いでるんだけど」という意味で、it's kind of an emergency. 「ちょっと緊急なんだけど」と言っています。

その次の I guess you know that, or we'd be in the predicament room. について。
まず、predicament は「苦境、窮地、苦しい立場・状況」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
predicament : a difficult or bad situation in which you do not know what to do, or in which you have to make a difficult choice
つまり、「どうしたらいいかわからないような、または難しい選択をしなければならないような、難しいまたは悪い状況」。

「苦境」としてチャンドラーのセリフを直訳してみると、「君はそのこと(このロスが緊急だってこと)がわかってると俺は思う。さもないと(そうでないならば)俺たちは苦境の部屋(苦境室)にいるだろう」になるでしょう。
room という言葉を使っているのは、emergency room 「緊急の部屋、緊急治療室」との対比ですね。

「僕たちは緊急だから、緊急と名前のついた ER(emergency room)に来たんだよ。それはわかってると思うけど?」と言ってから、「もし緊急じゃないのなら、緊急治療室(emergency room)じゃなくて、苦境室(predicament room)にいるだろうしね」みたいに言ってみせたのですね。
predicament という単語を使ったのは「苦しくて大変だけれど、生死にかかわるほどの緊急性はない、緊急よりは切迫度が低い」というイメージなのでしょう。

「緊急じゃないなら、緊急とは付いてない名前の部屋にいるよ」と表現することで「緊急だから緊急室に来た。だから至急、診察してくれ」とせかしているわけですが、それを「緊急じゃないなら、苦境室ってな名前の部屋にでもいるだろうし」と言って、言ったチャンドラー自身がウケたように笑ってみせたので、受付の女性はそんな冗談で皮肉っぽく文句を言われたことに腹が立った様子で、チャンドラーをキッとにらむことになります。

そんな皮肉っぽい冗談には笑えないという顔ながらも、せかされたことで受付係の女性は電話を中断し、受付のための書類を渡します。
fill out は「〜に記入する」。fill out a form なら「用紙に記入する」ですね。
待たされた上に「用紙に記入して、そっちで待ってなよ」みたいに乱暴に言われたことに腹を立て、座って待っていたロスは飛び上がるようにして受付に近づき、抗議しています。

「トラブルは起こしたくないけど、すごく痛いんだ」と言った後、My face is dented. と言っていますね。
dent は他動詞で「〜をへこませる、くぼませる」。My face is dented. は「僕の顔はへこんでいるんだ」という意味になります。
ちょっとモノが当たった程度じゃなく、すごいスピードでホッケーのパックが当たったんで、それが顔にめり込んで顔がへこんでるんだよ、と訴えているのですね。
turn は「順番」で、wait one's turn は「順番を待つ」。
「待つってどのくらいかかりそう?」とジョーイが問うと、受付係は Any minute now. と言って、ニヤニヤしています。
any minute now は「今すぐにも、じきに」ですが、何分後みたいな正確な数字ではなく、あいまいな表現で、しかもニヤっと笑いながら言っているので「まぁ、そのうち順番は来るだろうさ。あんたらは待つしかないんだよ」みたいに言ったニュアンスが出ているので、ナメられたと感じたロスは怒って詰め寄ろうとするのですが、逆にすごい顔でにらまれて、男性陣がビビってあとずさりすることになります。


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
10月14日(土)の梅田セミナー、いよいよ明日となりました!
ご参加下さる皆様、どうかお気をつけてお越し下さいませ。
海外ドラマの生きたセリフから英語を学ぶ楽しさを直接皆様にお伝えできるのを、とってもとっても楽しみにしています♪


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posted by Rach at 13:34| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月10日

この番号に電話してと書いてある フレンズ1-4改その19

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12:15
(CUT TO THE GAME)
ホッケーゲームにシーンがカット。
ロス: Get him! Get him! Get him! Get… . Yes! You’re not laughing now, are you, pal? (やっちまえ! やっちまえ! やっちまえ! そうだ! もう笑ってられないだろ!)
チャンドラー: (TO ROSS) Yeah, buddy, that's all you need, a bunch of toothless guys hitting each other with sticks. ([ロスに]そうだよ、ロス、それがお前に必要なことだ、歯のない大勢の男たちがスティックでお互いを殴り合うっていうのがね。)
ロス: Pass it! Pass it! (パスしろ! パスしろ!)
チャンドラー: He's open! (彼は(ガードされてなくて)あいてるぞ!)
みんな: Shoot! Shoot! Shoot! (シュート! シュート! シュート!)
(THE PLAYER SHOOTS. THE PUCK FLIES OFF THE RINK AND HITS ROSS IN THE FACE. CHANDLER LOOKS CONCERNED, UNTIL HE NOTICES...)
選手がシュートする。(ホッケーの)パックがリンクの外に飛んで行き、ロスの顔に当たる。チャンドラーは心配そうな顔をするが、あることに気づき…
ヂャンドラー: Hey, look, we're on that TV thing! (ほら、見ろよ、俺たちあのテレビ(みたいなやつ)に映ってるぞ!)
(CHANDLER AND JOEY HOLD UP THE PUCK AND WAVE AT THE TV THING)
ジョーイ: I got it. I got it! (パック取ったぞ! 取ったぞ!)
チャンドラー: Hey, look at that, hey! (ほら、あれ見ろ、ほら!)
(AD BREAK)

男性陣はホッケー観戦をしています。
キャロルのことで落ち込んでいたのが嘘のように、今はロスも大声を出して応援し、ゲーム観戦を楽しんでいる様子。
ロスが手に持っている紺色の大きな指は、応援グッズである a foam finger 「フォームフィンガー(気泡ゴム(フォームラバー)で出来た大きな指)」ですね。
過去記事、ハロウィーンの11日前だから良い衣装がない? フレンズ1-4改その5 で、
ロス: Do you promise to buy me a big foam finger? (僕に大きなフォームフィンガーを買うって約束してくれる?)
と言っていましたが、ちゃんと買ってもらえたようですね^^

試合を見てご機嫌のロスに、チャンドラーは that's all you need 以下のセリフを言っています。
a bunch of toothless guys hitting each other with sticks を直訳すると「お互いをスティックで叩き合う大勢の歯のない男たち」ですね。
ホッケーというスポーツを容赦なく形容するとこんな感じになる、というところです。
ホッケーでは、パックやスティックが顔面に当たり、前歯などの歯が折れてしまう、というイメージがありますので、toothless guys という形容をしているのですね。
もちろん、ホッケー選手のすべてが総入れ歯、ということもないでしょうし、最近はマウスガード(マウスピース)などの着用で、歯を折る人が減ったという話も聞きます。

シュートだ! と叫んでいると、リンクを外れたパックが飛んできて、ロスの顔面を直撃します。
ト書きの CHANDLER LOOKS CONCERNED, UNTIL HE NOTICES... という表現が面白いですね。
直訳すると、「(あることに)気づくまでは、チャンドラーは心配そうな顔をしている」というところ。
ロスの顔にパックが当たり、最初は心配そうな顔をしていたけれど、あることに気づいて心配していた表情が変わった、ということを表していることになります。
友達のケガよりも大きな出来事が起こったということですね。

we're on that TV thing! と言って、チャンドラーは会場にある大きなモニターを指さしています。
家のテレビよりもずっと大きなものなので、「あのテレビみたいなやつ」というニュアンスで、that TV thing と表現しているのですね。
痛そうなロスのことを忘れたかのように「俺たち、あのテレビに映ってる! パック取ったぞ! 俺たちここだぞ!」と大騒ぎしている二人に笑えます。


12:50
SCENE 5: EMERGENCY ROOM (CHANDLER AND JOEY LEADING ROSS IN)
シーン5: ER(緊急救命(治療)室)。チャンドラーとジョーイがロスを連れてくる。
チャンドラー: (TO RECEPTIONIST) Excuse me? ([受付係に] すみません。)
受付係: (HOLDS UP HER HAND- SHE IS ON THE PHONE) It says to call this number if you're not completely satisfied with this candy bar. Well, I'm not completely satisfied. ([手を上げる、彼女は電話中である] もしこのチョコバーに完全に満足しない場合には、この(電話)番号に電話するようにって、ここに書いてあるわ。えぇ、私は完全には満足してないのよ。)

チャンドラーとジョーイに連れられて、鼻を押さえて痛そうな顔をしたロスがやってきます。
EMERGENCY という文字が書かれているので、Emergency Room 「緊急救命室、緊急治療室」であることがわかりますね。
ジョージ・クルーニーなどが出演し、日本でも人気だった海外ドラマ「ER緊急救命室」という作品もありますので、ER = Emergency Room ということをご存じの方も多いでしょう。

チャンドラーが受付にいる女性に声を掛けると、その人はちょっと待ってというように片手を上げながら、電話を続けています。
その電話で話している内容、It says to call this number if you're not completely satisfied with this candy bar. について。
not completely satisfied with は「〜に完全には満足していない、すっかり満足しているわけではない」。「完全に・すっかり〜というわけではない」という部分否定ですね。
candy bar はカタカナで書くと「キャンディバー」ですが、ものとしては「チョコバー、チョコレートベースの棒状のお菓子」を指します。
日本語のキャンディは「アメ」ですが、アメリカではチョコレートもキャラメルもすべてキャンディと呼びます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
candy : a sweet food made of sugar or chocolate, or a piece of this
つまり、「砂糖やチョコレートで作られた甘い食べ物、またはその一片」。

It says は「それが〜と言っている」→「それに〜と書いてある」という意味。
「品質に不都合な点がございましたら、こちらの番号までお問合せ下さい」みたいなことがパッケージに書いてあって、「味に満足しなかったから、言われた通り電話してるのよ」みたいなことを言っていることになりますね。
病院の受付の電話を使ってクレーマーみたいなことを、それも患者が目の前に来ているのにそれを待たせてかけている、ということになり、この緊急時にそんなどーでもいい電話をしているこの女性にチャンドラーもジョーイもあきれた顔をすることになります。


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posted by Rach at 12:27| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月06日

まるで本当の言葉みたいに使ってるけど フレンズ1-4改その18

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11:16
レイチェル: Okay, but Pheebs, Pheebs, Jack gave up a cow. I gave up an orthodontist. Okay, I-I-I know, I know I didn't love him, but.... (わかったわ、でもね、フィービー、ジャックは牛を捨てたの。私は歯科矯正医を捨てたのよ。えぇ、わかってる、わかってるの、私は彼を愛してなかったってことは、でも…)
フィービー: Oh, see, Jack did love the cow. (あぁ、ほら、ジャックは本当にその牛を愛していたわ。)
レイチェル: But see, it was a plan. Y'know, it was clear. Everything was figured out and now everything's just kinda like.... (でも、ほら、それは計画だったわ。ほら、はっきりしていたの。すべてが判明して、今はすべてがただほら…)
フィービー: "Flupie"? (フルッピー?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
モニカ: You're not the only one. I mean, half the time we don't know where we're going. I mean, you've just gotta figure at some point it's all gonna come together, and it's just gonna be "un-flupie." (あなたはたった一人の人じゃないわ[あなただけじゃないわ]。ほら、しょっちゅう、私たちは自分たちの向かう先がわからないの。ほら、ある時、すべてが良い方向に進むってわかるに違いないわ、そしてただ「フルッピーじゃなくなる」のよ。)
フィービー: Yeah, like that's a word. (そうねぇ、まるでそれが(本当の)言葉みたいに(言ってるけど・使ってるけど)。)
レイチェル: Okay, but, Monica, what if- what if it doesn't come together? (いいわ、でもモニカ、もし良い方向に進まなかったらどうなるの?)
モニカ: Pheebs? (フィービー?)
フィービー: Well, 'cause... you just... I don't like this question. (そうね、だって、あなたはただ… こういう質問嫌いよ。)
レイチェル: Okay, see, see, you guys? What if we don't get magic beans? I mean, what if all we've got are.. beans? (いいわ、ねぇ、みんな。もし私たちに魔法の豆が手に入らなかったら? ほら、私たちが手にしたのは…(ただの)豆だったら?)

orthodontist は「歯科矯正医」。
レイチェルが結婚しようとしていたバリーのことですね。
「捨ててしまった」みたいに残念そうに言っても、彼のことを愛してなかったってことは自分でもわかってるんだけどね、みたいに言うと、フィービーは「(ジャックと豆の木の)ジャックは(彼が飼っていた)牛を愛してた」と言います。
フィービーがレイチェルのことをジャックみたいと例えたのですが、「捨てたものを愛してたか愛してなかったか、っていう点では違うようね」と言ってみせたのですね。

レイチェルは「婚約者を愛してなかったとは言っても、プランがあって、それははっきりしたものだった」と言っています。
flupie というのはフィービーの造語ですね。フィービーはこのようによく勝手に言葉を作り出します。
造語なので意味はよくわからないながらも、「計画があって、はっきりしていた」の次に「過去はそうだった、そして今は…」という流れで続く内容ですから、clear の反対語のようなニュアンスで使っていると想像できます。

「すべてが何だかはっきりしていない、もやもやした状態で」みたいに言ったことになるレイチェルに、モニカは「あなただけがそうじゃない」と言います。
half the time は「ほとんどいつも、しょっちゅう」。
half は文字通り「半分の(50%)」という意味ですが、most of の意味で使われることもあります。
half the time は、何か好ましくないことがたびたび起こる場合に使われることが多いです。
Macmillan Dictionary では、
half the time : used for talking about things that happen fairly often
つまり、「かなり頻繁に起こることについて語るのに用いられる」。

we don't know where we're going. を直訳すると、「自分たちがどこに行くか[どこに向かっているか]が私たちにはわからない」。
将来どこに向かって進んでいるのかがわからない、という感覚ですね。

come together は「良い方向に進む」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
come together : if something comes together, it becomes good or successful, especially because different parts are working well together
つまり、「何かが come together するというのは、それが良くなる、または成功する、特に違った部分が一緒にうまく働くという理由で」。

一緒に合わさって良い方向に進むという感じですね。

it's just gonna be "un-flupie." は、それがただ un-flupie になる、というところ。
これは、フィービーの造語(flupie)を使って、その正反対のこと(un-flupie)になる、と表現していることになります。

like that's a word は「まるでその flupie が、ちゃんとした、れっきとした言葉であるかのように(あなたは使ってるけど、そんな言葉、本当は存在しないのに)」みたいなニュアンス。
like は「〜みたいに、〜みたいな、〜と同じような」という意味でよく使われますが、ここでの「Like+SV(文)」の形は、「まるで〜みたいに(言うわねぇ)」 というニュアンスで、この like は as if と同じような意味になります。
過去記事、ルールでもあるみたいに フレンズ1-1改その13 にも、Like there's a rule or something? 「まるでルールか何かでもあるみたいに(言うねぇ)」というセリフで出てきました。
自分で作った言葉のくせに、人が使うと「そんな言葉ないのにね」と言ってみせるナンセンスさがフィービーっぽいですね。

「きっといつかうまく行くようになるわよ」と励ますモニカに、レイチェルは「もしそうならなかったらどうなるの?」と What if...? を使って尋ねています。
良い答えが浮かばないモニカは隣のフィービーに話を振るのですが、フィービーも「私はこんな質問嫌いだわ」と言って答えるのから逃げています。

その後、magic beans と beans の話をしていますが、最初に「魔法の豆」と言ったことと対比して、beans は「”魔法の”が付いていない、ただの豆」というニュアンスになりますね。
もし手にしたのが(ジャックと豆の木のジャックのように)魔法の豆じゃなかったら? ということで、ジャックは牛と引き換えに魔法の豆を手に入れたけれど、私は歯科矯正医である婚約者を捨てて引き換えに手に入れたものがただの豆だったとしたらどうしたらいいの? と言っていることになるのですね。


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posted by Rach at 14:34| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月03日

あなたもヴィレッジに住んでる フレンズ1-4改その17

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10:39
(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット
モニカ: You should feel great about yourself. You're doing this amazing independent thing. (自分のことを素晴らしいと感じるべきよ。あなたはこの素晴らしい独立ってことをしてるのよ。)
レイチェル: Monica, what is so amazing? I gave up, like, everything. And for what? (モニカ、何がそんなに素晴らしいの? 私は捨てたの、ほら、全てをね。そしてそれは何のために?)
フィービー: You are just like Jack. (あなたはまるでジャックのようね[ジャックにそっくりね]。)
レイチェル: Jack from downstairs? (下の階のジャック?)
フィービー: No, Jack and the Beanstalk. (違うわ、ジャックと豆の木よ。)
モニカ: Ah, the other Jack. (あぁ、もう一人のジャックね。)
フィービー: Yeah, right! See, he gave up something, but then he got those magic beans. And then he woke up and there was this, this big plant outside of his window, full of possibilities and stuff. And he lived in a village, and you live in the Village. (えぇ、そうよ! ほら、彼はあるものを捨てた[あきらめた]、でもその後、あの魔法の豆を手に入れたのよ。そしてそれから、彼が目を覚ますと、窓の外には大きな植物があった。可能性とかがいっぱいのね。ジャックはヴィレッジ[村]に住んでいた。そしてあなたはヴィレッジに住んでる。)

成功して幸せな友達に会って、すっかり落ち込んでしまっているレイチェルを、モニカは励ましています。
「自分自身を great だと感じるべきよ」と言って、You're doing this amazing independent thing. と続けます。
thing をつけることで「〜ということ、〜というヤツ」というニュアンスが出ることになります。

give up は「あきらめる、捨てる」で、「私はほら、全てを捨てた」と言っているのは、結婚式を逃げ出し、モニカの家に転がり込む形になっていることで、過去の裕福で安定した生活を捨ててしまったことを指していることになりますね。
For what? は「何のために?」

その話を聞いていたフィービーが「あなたはまるでジャックのようね、ジャックみたいね」と言ったので、レイチェルは Jack from downstairs? と返しています。
Jack from downstairs は「下の階のジャック」ということで、その人が属する場所を表す場合にはこのように from を使って表現することができます。
a guy from work だと「職場の男性」ということですね。

Jack and the Beanstalk は童話「ジャックと豆の木」のこと。
bean は「豆」で、stalk は「茎(くき)」です。
唐突にジャックと言ったので、アパートメントのあるこのビルに住んでいるジャックのことかと思ったら、フィービーが言っていたのは童話「ジャックと豆の木」に出てくるジャックだったという話です。
この童話は日本でも有名ですね。
飼っていた牛を売りに行く途中で、牛を豆と交換してしまい、母が怒って豆を捨てると翌朝、そこから大きな豆の木が伸びていて、ジャックがそれに登ると、、、 という話です。

モニカは、ハハーンとわかったような口調で、「あぁ、(下の階のジャックじゃなくて)もう一人のジャックの方ね」と言っていますが、それは皮肉で、ジャックって言ったら、とりあえず知り合いのジャックを思い出すでしょ。Jack だけで、ジャックと豆の木の主人公だなんていきなりピンと来る人いないわよ、という抗議の気持ちが入っています。

フィービーの Yeah, right! は「えぇ、その通り」。
Yeah, right! をあきれた感じで言うと、皮肉として使われ、「いやぁ、全くその通りだよねぇ」と口では言いながら、実際には「そんなバカな」「そんなわけないだろ」という意味になります。
前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などで、そのような皮肉の Yeah, right! が登場していました。
そのように「皮肉の Yeah, right!」はフレンズによく登場するのですが、今回のフィービーのセリフは、直訳通り、文字通りの「えぇ、その通り」という肯定の意味だということですね。

フィービーはおなじみの「ジャックと豆の木」の設定を話しています。
その後、ヴィレッジの話をしていますが、最初の village は「村」です。
昔話ではよく、主人公が「ある村に住んでいた」という設定になっていますよね。
2番目に出てくる Village は、場所の名前(地名)です。地名、すなわち固有名詞なので、大文字で始まっている、ということになります。
「フレンズ」の設定では、モニカたちのアパートは、Greenwich Village(グリニッチ・ヴィレッジ)にあるということになっていて、その Greenwich Village は、the Village とも呼ばれています。
詳しくは以下のウィキペディアで。
ウィキペディア日本語版: グリニッジ・ヴィレッジ

「ジャックの豆の木」のジャックは童話に描かれるような「村(ヴィレッジ)」に住んでいた、そしてあなたも NY の (Greenwich) Village 「(グリニッチ・)ヴィレッジ」に住んでるから、そこが共通点だって言えるでしょ、みたいにフィービーは言ったわけですね。


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posted by Rach at 14:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

梅田セミナー締切10月1日です

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ご好評につき、定員を増枠させていただきました 10月14日(土)の梅田セミナーですが、その応募申込の締切は、10月1日(日)24:00まで、となっております。
締切後、10月6日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレスに当落に関わらずご連絡いたします。
既にお申込み下さった皆様には、結果ご連絡までお待たせすることになっており申し訳ありません。
結果のお知らせまで、今しばらくお待ち下さいませ。

梅田セミナーについては、以下の拙ブログ記事に詳細があります。
梅田セミナー(書店キャンペーン)やります!

皆様にお会いできるのを今から楽しみにしております♪
締切が近づきましたので、一言ご連絡まで。

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2017年09月27日

あの晩その場所には氷があった フレンズ1-4改その16

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10:06
SCENE 4: THE GUYS AT THE GAME (TRYING TO FIND THEIR SEATS)
シーン4:試合に来ている男性陣(自分たちのシートを探そうとしている)
ロス: (SQUEEZING PAST PEOPLE) I'm sorry. Sorry... Uh-oh. ([人を押しのけながら] すみません。すみません… おっと。)
チャンドラー: What? There was ice there that night with Carol? Plastic seats? Four thousand angry Pittsburgh fans? (何? キャロルとのあの(例の)夜に、氷があったのか? プラスチックの座席が(あったのか)? 4千人の怒ったピッツバーグ(ペンギンズ)のファンが(いたのか)?)
ロス: No, actually I was just saying it looks like we're not sitting together. But now that you mention it, there was ice there that night. It was the first frost. (いや、実は僕はただこう言おうとしただけなんだ、僕たち、一緒の席に座れそうにないね、って。でも今君が言ったから(僕も言うけど)、あの夜には氷があった。初霜だった。)
ジョーイ: Sit. Just sit down. Sit. (座れ。黙って座れよ。座れって。)

マジソン・スクエア・ガーデンに来た男性陣3人は、自分たちの座席に座ろうとしています。
すみません、と言いながら座席に進む中、ロスは Uh-oh. という声をあげています。
発音は「アッ・オゥ」みたいな感じで、間違いや悪いことに気づいた時に、よくこの言葉が出ますね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
uh oh [interjection] (informal) : said when you have made a mistake or have realized that something bad has happened
例)Uh oh, I think I locked my keys in the car.

つまり、「(間投詞、インフォーマル)自分が間違いを犯してしまった時、または何か悪いことが起こったと気づいた時に言われる(言葉)」。
例文は「おっと(しまった)、車にキーを閉じ込めちゃったみたいだ」。

今日はキャロルとの記念日だということで、ここに来るまでの間も、何かにつけてキャロルとのことを思い出してばかりのロスなので、彼が uh-oh と言った時、また元妻キャロルネタか? という感じで先回りして、チャンドラーはキレ気味に What? There was ice there... と言っていることになります。
There was ice there that night with Carol? には、there が2回出てきますが、最初の There は、存在を表す There is/was 構文の there で、後半の there は「キャロルとのあの晩の、その場所には」という場所を示す there になります。
このように、There is/are 構文で、場所を示す there を併用することも可能なのですね。
there は here よりも離れた場所の距離感がありますので、過去のある場所を語る場合にもその距離感のニュアンスから、there が使われることになります。

ピッツバーグ・ファンというのは、相手チームの「ピッツバーグ・ペンギンズ」のファンのこと。
今座ろうとしているプラスチックの座席とか、今ここにいるような4千人の怒ったピッツバーグ・ファンが、その夜にもあった(いた)のか?! みたいに「キャロルとの夜にそんなものがあったはずない」的なことを次々挙げているところに、チャンドラーのイライラがよく出ていると思います。
何かを見るたび、見つけるたびに、いちいちキャロルと絡めるのはやめてくれよ、という気持ちなのですね。

No, actually I was just saying... 「いいや、実は僕はただ〜だと言いたかっただけ」という表現から、さっきの、Uh-oh. は別にキャロルとのことを思い出したわけじゃなくて、と言おうとしていることがわかります。
it looks like we're not sitting together は「僕たちは一緒に座れないように見える」ですから、3人で並んで座れるほど、席がまとまって空いてないね、と言いたかっただけのようです。

now that は「今や〜だから、今や〜であるからには」なので、But now that you mention it は「今、君がその件を言ったから(僕もそれに合わせて言うけど)」というニュアンス。
「今、チャンドラーがキャロルとの夜のことを言った今だから言うけど、ちょうど話題に出たから言うけど」と、結局、彼女との夜の話をすることになります。
僕から進んで話すんじゃないけど、チャンドラーが思い出させるから言ってみただけだ、という感じでしょう。

その後に、there was ice there that night と言っていますが、ここもさきほどのチャンドラーのセリフと同じく、There was 構文に there という場所を表す副詞が使われていますね。
first frost は「初霜」なので、「キャロルとの初めての夜、氷があったのか? と聞かれたら、確かにあったね。初霜が下りた日だったから」と返したことになります。

このホッケーの試合には、キャロルとの夜を思い出させるようなことは何もないはずだろ? という思いで、「氷、座席、怒ったファン」がその夜にもあったのか? とチャンドラーは言ってみせたわけですが、「別にキャロルのことを言ったつもりじゃなかった」と言いつつも、結局「そういえば氷はあったよ」と、やはりキャロルとの件に結び付けてしまうというオチになっているわけですね。


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posted by Rach at 15:35| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月21日

レイチェルは建物を出ました フレンズ1-4改その15

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9:52
モニカ: (PAUSES, THEN, TO PHONE) Uh, Rachel has left the building. Can you call back? ([間があって、それから電話に向かって] あの〜、レイチェルはたった今、建物を出ました。電話をかけ直してもらえます?)
レイチェル: All right! Come on! (MISERABLY) Let's play Twister! (いいわ! ねぇ! [情けない様子で] ツイスターやりましょ!)

「今の話で私(レイチェル)が大丈夫だと思うのなら、私は大丈夫だってカード会社の人に言ってもいいわよ!」とレイチェルがすごい勢いでまくし立てたので、モニカはしばらく沈黙した後で、電話口の相手に Rachel has left the building. と告げます。
has left という現在完了形になっているので、直訳すると「レイチェルは(アパートの)建物を(たった今)出ました」ということになりますね。

レイチェルが自分の悲惨な状況を語るので、それをそのままカード会社の人に伝えるわけにもいかず、「レイチェルは今はこの部屋にいません」という内容を伝えたことになりますが、実はこの has left the building というフレーズは、エルヴィス・プレスリーのコンサートの終了時に使われていた有名なアナウンス、Elvis has left the building. から来ています。

エルヴィス・プレスリーは、キング・オブ・ロックンロール(King of Rock and Roll)と呼ばれた世界的大スター。
タイムリーな偶然で嬉しかったのですが、今日の日経新聞朝刊の「私の履歴書」で、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんが「エルヴィスの国 胸いっぱい」というサブタイトルのついた記事の中で、「アメリカの音楽を日本人に紹介する仕事をしてきた。中でもエルヴィス・プレスリーのことを何回書いただろうか」のように、エルヴィスのことについて触れておられます。
この表現からも、「アメリカの音楽において、エルヴィス・プレスリーがどれほどすごい人だったか」というのがよくわかると思います。

コンサートでいつまでも残っているファンに早く帰ってもらうために、「エルヴィスはもうすでに建物を出ました」というアナウンスを流していたのですね。
モニカのセリフも、「レイチェルはたった今(もう)アパートを出ちゃったんで、今はもういません(だから電話で話せないんです)」ということが言いたいわけです。

以下の、エルヴィス・プレスリーの英語版ウィキペディアの Legacy のところに、
Wikipedia 英語版: Elvis Presley>Legacy
Elvis has left the building へのリンクがあり、それが以下の頁になります。
Wikipedia 英語版: Elvis has left the building

最初の説明を引用させていただきますと、
"Elvis has left the building" is a phrase that was often used by public address announcers at the conclusion of Elvis Presley concerts in order to disperse audiences who lingered in hopes of an encore. It has since become a catchphrase and punchline.
訳させていただきますと「"Elvis has left the building" は、アンコールを期待して居残る観客を解散させる(帰らせる)ために、エルヴィス・プレスリーのコンサートの終わりに、場内放送のアナウンサーによってしばしば使われたフレーズである。それ以来、その言葉はキャッチフレーズやジョークのオチになった。」

つまり、「コンサートはもう終わりました」という意味で、「エルヴィスは先ほどこの建物を出ましたので、もうここにはいません」というアナウンスをしたということですね。

そのウィキペディアの Popularization(普及、大衆化)の中に、映画などでそのフレーズが使われた例が出ています。
例えば、映画「インデペンデンス・デイ」では、ラストシーン近くの 2:11:47 頃、敵の追っ手から逃れて、宇宙人の母船から辛くも脱出できた瞬間に、
ヒラー大尉: Elvis has left the building!
デイヴィッド: Thank you very much. Oh! I love you, man.
と言っていました。
母船の外に無事出て、無事に任務を終了したことを、この決まり文句で表現したわけですね。
ちなみに、それを聞いたデイヴィッドが Thank you very much. と言っていますが、これもエルヴィスの口調を真似たものになっています。

そのウィキペディアの一覧には出ていないのですが、シットコム「フルハウス」とその続編「フラーハウス」でも、このフレーズをもじったものがセリフに登場しています。
フルハウスのジェシーがエルヴィスの大ファンであるために、そのフレーズが出てくるのも自然な流れだと言えるでしょう。
使用例を挙げると、「フルハウス」の 1-21 「我が家のプレスリー」(原題:Mad Money)の 16:30 あたりのシーン。
ジェシーがエルヴィスの物真似を披露するのを見た後、すっかり感化されてしまった様子の D.J. とステフが、帰宅後にエルヴィスの歌を歌うシーンがあります。
パパのダニーに「もう寝なさい」と言われ、二人で階段を上がっていく時に、
DJ: Thank you. You're a beautiful audience. Thank you very much. Elvis has left the living room. (サンキュー。今日の客は最高だぜ。どうもありがとう。エルヴィスはリビング(ルーム)を出ました。)
と言っていました。
You're a beautiful audience. Thank you very much. というのはプレスリーの真似で、リビングを去り、自分たちの寝室に行くことを、Elvis has left the building. というお決まりフレーズをもじって、「エルヴィスは(ビルディングではなく)リビング(ルーム)を出ました」と表現してみせたわけですね。
エルヴィスの真似をする流れで、このセリフを使っているところがミソなわけです。

また「フルハウス」終了から20年後に復活した続編「フラーハウス」の 1-2 「ジャクソンの反抗計画」(原題:Moving Day)の 15:25 あたりのシーンでも、ジェシーのセリフに以下のものがありました。
ジェシー: All right, Jesse has left the building. (よし、ジェシーは建物を出ました。)
そう言って、ドアから出るものの、またすぐに帰ってきて、
ジェシー: But first, Jesse has to pee. (でもまずは、ジェシーはおしっこしなくちゃ。)

元ネタが Elvis has left the building. のように主語が名前(固有名詞)になっているので、それをもじって他の人を主語にする場合でも、主語は必ず固有名詞になっているのがポイントですね。
今回のフレンズでのモニカのセリフも、カード会社の人との電話で話題の中心となっているのはレイチェルですから、単に「部屋を出た」と言いたいのであれば、She has left the apartment. のように、代名詞 she でも事足りるはずです。
she でいいところをわざわざ Rachel という主語にしているのは元ネタを意識してのものであり、「アパート(の部屋)を出た」ではなく「建物(ビルディング)を出た」というちょっと不思議な表現をしているのも、エルヴィスの元ネタがあってのことなのですね。

英語版ウィキペディアには、今回のフレンズやフルハウス/フラーハウスで使われたことは出ていませんが、エルヴィスのファンであるフルハウスのジェシーに絡むセリフは間違いなく元ネタがこれですし、今回のモニカのセリフも、Elvis has left the building. というフレーズと形が全く同じですから、エルヴィスのフレーズが出典であることは間違いないでしょう。

上の説明で、フレンズ以外の作品で使われた例をご紹介しましたが、「ここにも出てきた!」と気づける瞬間は本当に楽しいなぁと思います♪


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
9月24日(日)の青山セミナー、いよいよ、今週末の日曜日となりました!
ご参加下さる皆様、どうかお気をつけてお越し下さいませ。
海外ドラマの生きたセリフから英語を学ぶ楽しさを直接皆様にお伝えできるのを、とってもとっても楽しみにしています♪


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posted by Rach at 14:44| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月19日

okayだらけのセリフ フレンズ1-4改その14

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9:28
モニカ: Look, they just wanna see if you're okay. (ねぇ、VISAカードの人はただ、あなたが大丈夫か[問題ないか]どうか知りたい、って。)
レイチェル: They wanna know if I'm okay? Okay, they wanna know if I'm okay, okay, let's see. Well, let's see. The FICA guys took all my money. Everyone I know is either getting married or getting pregnant or getting promoted. And I'm getting coffee. And it's not even for me! So if that sounds like I'm okay, okay, then you can tell them I'm okay. Okay? (私が大丈夫(オッケー)かどうか知りたいのね? わかった(オッケー)、彼らは私が大丈夫(オッケー)かどうか知りたいんだ、いいわ(オッケー)、そう、そうねぇ。例のファイカの人たちは私のお金を全部取っていった。私が知っている人はみんな、結婚するか、妊娠するか、昇進するかのどれかなの。そして私はコーヒーをゲットするの。そしてそれは私のためですらないのよ! だからもしそれで、私が大丈夫(オッケー)そうだって思えるのなら、いいわ(オッケー)、そしたらあなたは私が大丈夫(オッケー)だってその人たちに言えばいいわ。いい?(オッケー?))

電話の向こうの VISAカードの人が「レイチェルが okay かどうか知りたがってる」とモニカが言うので、レイチェルは自分が okay かどうかについて、興奮気味に長台詞を言っています。

最初のセリフ、They wanna know if I'm okay? Okay, they wanna know if I'm okay, okay, let's see. そして、最後のセリフ、So if that sounds like I'm okay, okay, then you can tell them I'm okay. Okay? でよくわかる通り、この一連のレイチェルのセリフは、何度も出てくる okay がポイントになっています。
上の日本語訳では、ちょっとくどすぎるとは思うのですが、レイチェルの okay の部分をすべてかっこ書きの(オッケー)と表記することで、その頻出具合がわかるようにしてみました。

レイチェルは「私が okay かどうか」を自分で確認するように、まずは「あのファイカの人たちが私のお金を全部持って行ってしまった」と言っています。
これは、過去記事、FICA(ファイカ)って誰? フレンズ1-4改その7 で説明したように、給与明細で公的保険料を FICA に天引きされてしまったことを、そのように言っているわけですね。

その後、「私の知っている人はみんなこうなって、自分はこうなっている」という今の状況を説明しています。
either A or B は「A かそれとも(または)B」ということで、私の知り合いは「結婚するか、妊娠するか、昇進するか」という状態になっているということですね。
promote は「人を昇進させる」という他動詞なので、昇進した人を主語にして「昇進する」と言う場合は、get promoted のように受身形になります。
過去記事、野生の王国でこんな鳥を見た フレンズ1-4改その8 で、レイチェルの友達がセントラルパークに訪ねて来た際、キキは婚約中、レスリーは妊娠中、ジョアンはパパの会社の共同経営者になる予定だとわかったので、そのことをレイチェルはここで言っているのですね。

And I'm getting coffee. の get をどう訳すかが難しいところですが、これは「コーヒーをゲットする」のような漠然としたイメージで理解しておけばよいと思います。
友人たちが、get married, get pregnant, get promoted のようにそれぞれ「結婚している・妊娠している・昇進している、という状態になる」という意味で get+形容詞(過去分詞)の形を使っているのに合わせる形で、自分も同じく get という動詞を使った感覚になるでしょう。
get の基本語義は「手に入れる」で、形容詞や過去分詞の状態を手に入れる、という感覚から、そのような状態になるという「変化」を表すことになるとも言える気がします。
その「手に入れる」ニュアンスを訳に出そうとすると、「友達はそんな幸せな状態を手に入れたけど、私が手に入れるのはコーヒー」みたいな対比の構図になるでしょうか。
その上、「私はコーヒーをゲットするけど、それも自分が飲むためのコーヒーじゃないの」と表現し、「みんなは結婚・妊娠・昇進を得るけれど、私が得ることは人にコーヒーを注いで回るって仕事だけ」のように自虐的に言ったことになるでしょう。

if that sounds like I'm okay 「それ(今私が言ったこと)が、私(レイチェル)は大丈夫、っていう風に聞こえるのなら[思えるのなら]」、then you can tell them I'm okay 「そしたら、レイチェルは大丈夫だってその人たちに言っていいわ」ということになります。
友達はみんな幸せになってるのに、私一人が想像とは違う生活を送っていて、okay かどうかって聞かれても、okay なわけないでしょ! という気持ちなのですね。

その最後のセリフでも、sounds like I'm okay, okay や、tell them I'm okay. Okay? のように、つなぎ言葉の okay を、言葉の端々に盛り込みつつ、まくし立てているところに、レイチェルのイライラ具合がよく表れている気がします。
と同時に、okay かどうかの話をしている時に、いろんなニュアンスの okay がちりばめられているという、脚本上、セリフ上の面白さにもなるわけですね。

okay という言葉は日本語の「オッケー、オーケー」のように「大丈夫」というニュアンスがあると共に、「いいわ、よし」と自分が何かの言動をする前に一呼吸置く感じで使ったり、相手に「いい?」「そうよね?」のような確認・念押しをする時にも使ったりしますね。
そういう多彩な okay のニュアンスを、このレイチェルのセリフから感じていただければと思います。


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posted by Rach at 14:42| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月15日

使ってないのが異常な使用状況 フレンズ1-4改その13

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8:57
フィービー: Ooh! Ooh! And I brought Operation. But, um, I lost the tweezers so we can't operate. But we can prep the guy. (あぁ! あぁ! それから(ゲームの)「オペレーション」(手術ゲーム)を持って来たの。でも、その、ピンセットをなくしちゃったから、手術はできないわ。でも患者の男性の手術の準備をすることはできるわよ。)
モニカ: Uh, Rach, it's the VISA-card people. ([電話を手に持って] あぁ、レイチェル。(電話は)VISAカードの人(から)よ。)
レイチェル: Oh, God. Ask them what they want. (まぁ。電話をかけてきた目的(理由)を尋ねて。)
モニカ: (PHONE) Could you please tell me what this is in reference to? ...Yes, hold on. (TO RACH) Um, they say there's been some unusual activity on your account. ([電話で] これはどういったご用件かお聞かせ願えますか? …はい、ちょっと待って。[レイチェルに] えーっと、あちらが言うには、あなたの取引状況[カードの利用状況]にいつもとは違う動きがあったって。)
レイチェル: But I haven't used my card in weeks. (でも私は何週間も自分のカードを使ってないわ。)
モニカ: That is the unusual activity. (それが、いつもと違う動きなのよ。)

フィービーはテーブルの上にある箱を見せて、「私(家から) Operation を持って来た」と言っています。
その箱からゲームだとわかりますが、これは「オペレーション」という名前の手術ゲーム。
Wikipedia 英語版: Operation (game)
製造元の Hasbro社(ハズブロ社)の商品紹介ページはこちら↓
Hasbro: Operation Game

hasbro operation で検索すれば、実際にゲームをやっている様子の動画がいくつも見つかります(私がシーズン1 を最初に解説していた 2005年と比べると、本当に便利な時代になったものだなぁ、と)

ゲームのやり方を言葉でも説明しておきますと、、、

手術台(operating table)に見立てたゲームボードに、トランクスだけをはいた上半身裸の男性(名前は Cavity Sam。cavity とは「空洞」のこと)の絵が書いてあって、体のあちこちに空洞・穴(opening)があり、そこに様々な形の白いプラスチックが入っています。
ドクターカード(Doctor card)に、架空の病名(ailment)と金額(ドル)が書いてあり、そのカードに書いてある病名の白いプラスティックをピンセット(tweezers)で取り出すというゲーム。
空洞の端は金属になっており、ピンセットは通電しているので、端とピンセットが触れると電流が流れ、赤い鼻部分の電球がピカッと光り、ブザーも鳴るという仕組みです。
ブザーが鳴らないように取り出せたら成功で、カードに書いてある金額がゲットできることになります。

例えば、胃には蝶の形をしたプラスチックが入っており、ドクターカードに書かれた病名は Butterflies in the Stomach となっています。
英語で have butterflies in the stomach という表現があり、それは「ドキドキ・そわそわ・はらはらする」という意味なのですが、それを架空の病名にして、手術でその蝶を胃から取り出せたら成功、という流れになっているわけですね。

そういうゲームなので、ピンセットは必ず必要なのですが、フィービーは「ピンセットをなくしてしまったから手術はできない」と言っています。
でもその後に、But we can prep the guy. と言って、ちょっと嬉しそうな顔をしています。

prep は、prepare 「準備する」の短縮形。
「(患者に)[手術の]用意をさせる」という意味もあり、ここでもその意味で使っています。
普通、「手術の準備をする」というと、裸にするために服を脱がせることが想像されますが、患者のサムは、最初からトランクス一丁状態なので、「服を脱がせる」というのはここでは当てはまらないことになります。
このゲームのやり方を紹介している動画の中で、ゲームを始める前に、そのプラスチックをそれぞれの空洞に入れている場面があったのですが、「手術ゲームの準備をする」という意味で、取り出すプラスチックをあらかじめセットする、という意味の prep なのかなぁ、という気もします。
ゲームの形状を考えると、空洞にプラスチックをセットした状態で箱にしまっている可能性もある気がするのですが、その場合だと「箱から出して、ピンセットを使う直前の状態まで準備する」ということになるでしょうか。
DVD の日本語訳は「(手術ゲームはピンセットをなくしてできないけど)でも患者は裸の男!」となっていましたが、やはり「患者の男(the guy)が裸」なのがポイントで、「ピンセットで取り出す遊びはできないけど、さぁ手術を始めるわよ、という準備の段階で、裸の男を見られるわよ」みたいな意味で言っていることになるでしょう。

ちなみに、ピンセットを表す tweezers という単語ですが、ピンセットは二股になっているので、複数形になります。scissors(ハサミ)、trousers(ズボン)などと同じ仕組みですね。

the VISA-card people は「VISAカードの人」。
日本語でも、「VISAカードの人から電話だよ」とか言いますので、その感覚は同じですね。
... people のように、会社名の後に people をつければ、その会社の人、関係者、担当者だということになります。
Ask them what they want. は「彼ら(VISAカードの人)に、彼らが何を欲しているか・求めているかを尋ねて」ということですから、何のために電話してきたのかを尋ねてと言っていることになります。

"Could you please tell me what this is in reference to?" の in reference to は「…に関連して、…に関して」。
直訳すると、「これは何に関連するものか教えてくださいますか?」という感じで、日本語で言うと、「失礼ですがどういったご用件でしょうか」という感覚ですね。

レイチェルに電話よ、とモニカは取り次ごうとしたのに、「あなたが聞いて」みたいにレイチェルが言ったことを、上司が部下に、あるいは主人が使用人に言ったようなニュアンスを感じて、部下または使用人が応対するような丁寧な口調で話してみせたのかなぁ、という気がします。
hold on は「電話を切らずに待つ」。

they say there's been some unusual activity on your account の activity は「活動」、unusual は「普通でない、いつもと違う」ですから、カードでの取引の動き、カードの利用状況がいつもと違う、ということですね。
それに対して、activity と言っても、数週間カードを使ってないのに、活動も何もないでしょ、とレイチェルは言いたいようですが、モニカは、That IS the unusual activity. のように、is 部分を強く発音しています。
「そのカードを使ってない」という「活動していないという活動」「動きがないという動き」が、普通じゃないのよ、ということですね。

フレンズ1-1 でクレジットカードをハサミでカットして以来、レイチェルはカードを全く使っていないのですが、それまではカードでバンバン買い物をしていたということでしょう。
大量にしていた買い物がピタッと止まったので、何か異常事態でもあったか、とカード会社の人が電話をしてきたということですね。


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posted by Rach at 19:26| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月13日

クッキー・ドウとツイスター フレンズ1-4改その12

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8:25
SCENE 3: MONICA AND RACHEL'S (PHOEBE AND MONICA ARE IN PAJAMAS. MONICA IS MAKING SOMETHING IN THE BLENDER)
モニカとレイチェルの部屋。(フィービーとモニカはパジャマを着ている。モニカはブレンダー(ミキサー)で何かを作っている)
(ENTER RACHEL)
レイチェル登場
モニカ: Hey, Rach. How was it with your friends? (SHE AND PHOEBE SCREAM) Okay. How would you like some Tiki-Death punch? (POURS THE CONTENTS OF THE BLENDER INTO GLASSES) (はい、レイチェル。友達とはどうだった? [モニカとフィービーは(レイチェルの友達の真似をして)叫ぶ] オッケー、ティキ・デス・パンチはどうかしら? [ブレンダーの中身をグラスに注ぐ])
レイチェル: What's that? (それって(中身は)何?)
モニカ: Well, it's rum and-- (えーっと、ラムと…)
レイチェル: Okay. (GRABS THE BLENDER AND STARTS TO DRINK) (いいわ。[ブレンダーを掴んで(直接ストローを突っ込んで)飲み始める)
モニカ: We thought since Phoebe was staying over tonight we'd have kinda like a slumber party thing. We got some trashy magazines. We got cookie dough. We got Twister... (PHONE RINGS, MONICA GOES TO ANSWER) (フィービーが今夜お泊りするから、パジャマパーティー的なものをしようって考えたのよ。ちょっとした雑誌もある。クッキー・ドウもある。ツイスターもあるわ。[電話が鳴り、モニカは電話を取りに行く])

レイチェルが帰ってくると、モニカは「友達とはどうだっだ?」と尋ね、その後すぐにフィービーと一緒になって叫び声を上げています。
モニカが「野生の王国の鳥みたい」と表現していたレイチェルの友達の叫ぶ様子を真似て、「こんな友達だったわね。またこんな風に盛り上がってたのかしら?」みたいにからかった感じでしょう。

モニカは Tiki-Death punch という飲み物をレイチェルに勧めていますね。
以下のサイトにこのパンチのレシピが載っていました。
HungryForever Food Blog: FRIENDS Monica's Tiki Death Punch Recipe
モニカが説明したように、やはりラム(rum)が入っていて、他にはストロベリーシロップ、パイナップルジュース、ライムなどが入っているようです。
映像でも見た目がピンク色をしていますが、それはストロベリーシロップから来た色のようですね。

レイチェルがそのパンチの中身を尋ねて、モニカが「ラムと…」と言いかけた時点で、レイチェルはブレンダー(ジューサー)を引ったくるようにして、その中に直接ストローを突っ込んで飲み始めます。
その様子から「お酒でも飲まないとやってられないわ」というヤケになった感じが出ていますね。

stay over は「(自宅から)離れた場所で泊まる」という感覚。
今回のエピソードの OP の後のシーンで、「一緒に住んでるおばあちゃんと恋人の声が大きくて眠れない」「じゃあ、今夜うちに泊れば?」という会話がありましたが、その通りにフィービーはモニカの家にお泊りしていることになります。

We thought since Phoebe was staying over tonight we'd have kinda like a slumber party thing. という文章の構造について。
最初に「私たちは思ったの、考えたの」という過去形 thought があるので、それに伴い、以下の文も時制の一致で過去形になっていると考えられるでしょう。
We thought, "Since Phoebe is staying over tonight, we will have..." 「フィービーは今夜お泊りする予定だから、私たちパーティーしましょう」と考えた、という感覚ですね。
since は完了形と共に「〜以来」という意味で使われることが多いですが、ここでは「〜なので、〜だから」という理由を表す接続詞になります。

slumber party は「パジャマ・パーティー」のことで、若い女の子が誰かの家に集まり、夜を一緒に過ごすパーティーのこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
slumber party : a children's party at which a group of children spend the night at one child's house
つまり、「子供のグループが、ある一人の子供の家で夜を過ごすという子供のパーティー」。
英英辞典の語義では children 「子供」と書いてありますが、小さい子供に限らず、今回のような大人の女子がする場合にも、この表現は使われます。
slumber は、LAAD で、slumber (literary) : (to) sleep と説明されています。
動詞で「眠る」、名詞で「眠り」という意味の文語的表現ということになります。

モニカは、We got... という文を3回続けていますが、この got は「持っている、私たちには〜がある」という have と同じ意味ですね。
trashy は「くだらない、つまらない」という意味で、trash 「ごみ、くず」からきた形容詞ですが、ここでは「くだらない雑誌」というよりは「ちょっとした(安っぽい)雑誌」程度のニュアンスでしょう。
cookie dough は「クッキーの生地、クッキーのタネ、クッキー・ドウ(クッキードー)」。
過去記事 ビングチェリーとジミーズ フレンズ1-1改その21 では、アイスクリームのフレイバーの名前として登場していました。
「焼く前のクッキーの生地」がクッキー・ドウということですが、アメリカではクッキーの生地を、焼く前の「生の状態」で食べる人も結構多く、今回もそのまま食べるために用意してあるようです(先走ってしまいますが、この後、実際に食べているシーンが出てきます)。

Twister は「ツイスター」というゲームですね。
スピナー(ルーレットのようなもの)を回して、指定された色の上に手や足を置く、というゲームで、倒れたら負け。
複数の人間でやると、手足が複雑に絡まるので、若い男女のグループだと余計に盛り上がります。
以下のサイトに詳しい説明があります。
タカラトミー>商品情報>ツイスター
「遊び方を見る」を押すと、詳しい遊び方も載っています。
体を「曲げる、ねじる」(twist)ので、Twister という名前になっているわけですね。


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2017年09月08日

梅田蔦屋書店でのキャンペーンの様子

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10月14日(土)開催の梅田セミナーは、大阪府内17店舗の書店様にてキャンペーンを展開して下さっていますが、梅田蔦屋書店さんでのキャンペーンの様子はこんな感じになっています。

梅田蔦屋01全体.jpg


梅田蔦屋02拡大.jpg


梅田蔦屋書店さんは、JR大阪駅内のノースゲートビルディングの ルクア イーレ 9F にあります。
私はよくステシネ(大阪ステーションシティシネマ。ノースゲートビル 11F)に行くので(ここでしかやっていないアニメ上映があったりする)このエリアは非常に愛着がありますし、何といってもJR大阪駅ビルという大阪のど真ん中でもありますので、そのような場所の大型書店さんで、このようにキャンペーンを展開していただけていること、本当に光栄でとても嬉しく思っています。
このように置いていただけていることで、さらに多くの方の目に留まるといいなぁ♪

私の学習法が掲載された、多聴多読マガジン8月号と並べて置いて下さっているのも嬉しいです。

梅田蔦屋03多聴多読.jpg

既にお申し込みいただいた皆様、本当にありがとうございます!
詳細とお申込は、拙著の出版元であるCCCメディアハウスの公式サイト(↓)の告知ページをご覧下さい。
英会話が劇的に上達する!! 海外ドラマDVD英語学習法
本を買って、梅田の体験セミナーに10/14(土)に参加しよう!


お申込の締切は、10月1日(日)24:00まで となっております。
セミナー応募カード添付書籍を置いて下さっている書店様は以下の通りです。

キャンペーン実施書店(大阪府内17店舗)
旭屋書店 なんばCITY店
紀伊國屋書店 梅田本店
紀伊國屋書店 グランフロント大阪店
紀伊國屋書店 京橋店
紀伊國屋書店 本町店
くまざわ書店 ポーズ なんばパークス店
ジュンク堂書店 梅田ヒルトンプラザ店
ジュンク堂書店 大阪本店
ジュンク堂書店 難波店
ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
ジュンク堂書店 天満橋店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
梅田 蔦屋書店
枚方 蔦屋書店
ブックスタジオ 新大阪店
ブックスタジオ 大阪店
ブックファースト 梅田2階店

拙ブログでの告知記事、梅田セミナー(書店キャンペーン)やります! でも書かせていただきましたように、10月14日の梅田セミナーでは、過去のセミナーとはまた別のエピソードを使って解説しますので、過去のセミナーにご参加下さった方にも新鮮な気持ちで楽しんでいただけると思います。

皆様とお会いできるのを楽しみにしていますね♪
どうかよろしくお願いいたします<(_ _)>


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posted by Rach at 15:29| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月05日

今もまだそれが一番のニュース フレンズ1-4改その11

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7:31
(CUT TO CENTRAL PERK- RACHEL, LESLIE, KIKI AND JOANNE TALKING)
セントラルパークに画面がカット。レイチェル、レスリー、キキ、ジョアンが話をしている。
レイチェル: So, come on, you guys. Tell me all the dirt. (それで、ねぇ、みんな。うわさ話を全部、私に聞かせてよ。)
キキ: Well, the biggest news is still you dumping Barry at the altar. (そうねぇ、一番大きなニュースは、今でもまだ(依然として)あなたが結婚式で(祭壇で)バリーを捨てたことね。)
ジョアン: All right. Let's talk reality for a second. (いいわ。ちょっと真実を語り合いましょうよ。)
レイチェル: Okay. (いいわよ。)
ジョアン: When are you coming home? (あなたはいつ家に帰るつもり?)
レイチェル: What? Guys, I'm not. (何ですって? みんな。私は家には帰らないわ。)
ジョアン: Come on. This is us. (もう。私たちの仲でしょ。)
レイチェル: I'm not. This is what I'm doing now. I've got this job.... (私は帰らない。これが私が今やっていることだもの。私はこの仕事をゲットして…)
キキ: Waitressing? (ウェイトレスをする仕事を?)
レイチェル: Okay, I'm not just waitressing. I mean, I, um... I write the specials on the specials board, and, uh... and I, uh... I take the uh dead flowers out of the vase.... Oh, and, um, sometimes Arturo lets me put the little chocolate blobbies on the cookies. (いいわ、私はただウェイトレスをしてるだけじゃないのよ。つまり… お薦め料理のボードに、お薦め料理を書いたり、それから、その… 枯れた花を花瓶から取り出したり… あぁ、それから、時々、アルトロが私に、クッキーの上に小さなチョコチップを載せる仕事をさせてくれるのよ。)
レスリー: Well. Your mom didn't tell us about the blobbies. (まぁ、あなたのママはチョコチップのことは私たちに話さなかったわよ。)

dirt は「泥、ほこり」という意味ですが、ここでは「スキャンダル、ゴシップ、うわさ話」のこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
dirt : (informal) information about someone's private life or activities which could give people a bad opinion of them if it became known
つまり、「もしそれが人に知られると(明るみに出ると)人に悪い評価(意見)を与え得るような、ある人のプライベートな生活や活動についての情報」。

the biggest news is still you dumping Barry at the altar. は「最も大きなニュースは、今でもまだ(依然として)あなたが祭壇でバリーを捨てたことだ」。
you dumping Barry は「あなたがバリーを捨てた・振ったこと」で、you は dumping という動名詞の主語になります。
自分がみんなと離れている間に、みんなの間ではどんなゴシップがあったの? と興味津々で尋ねたのに、「レイチェルが結婚式から逃げたことが、いまだに一番の話題になってるわ」と言われ、レイチェルは「あらそう」みたいながっくりした様子を見せています。

talk reality は「真実・事実を語る」。
talk は、talk about something のように、about がついた自動詞の形で使われることが多いですが、このように直接、目的語を取る他動詞の形でも使えます。
LAAD では、他動詞の例として、talk sports, talk business, talk politics などの例が出ています。
その語義を端的に説明する一言として、discuss という単語が挙げられていますので、会話として話すというよりも「語る、議論する」というニュアンスに当たるでしょう。
ですから、「真実を語り合いましょう」という感覚ですね。

いつ家に帰る予定? 帰るつもり? と聞かれたレイチェルが I'm not. と否定すると、ジョアンは This is us. と返します。
「これは私たちである」というのは「今のこの状態は、あなたと私たちだけでしょ」のような感じで、ジョアンとしては「私たちの仲なのに、そんな建前っぽいこと言わないで」という気持ちなのでしょう。
日本語で「ねぇ、”私たち”でしょ」みたいに言っても、そのニュアンスは通じる気がしますね。

「これが今私のやっていることで、私はこの仕事をゲットして」と言うと、キキがすかさず、「仕事って、ウェイトレスをすること?」のように返します。
その言い方から、「ウェイトレスをすることが your job(あなたの仕事)なわけ?」のような、軽蔑したニュアンスが感じられますね。
「ウェイトレスをするだけ?」みたいに言われたことを受け、レイチェルは「私はただウェイトレスをしているだけじゃない」と言った後、他にもこんなことをしていると仕事内容を説明しているのですが、言葉に詰まりながら、考え考えしゃべっているところに、仕事と言っても他にもあまり大したことはしてない、ということがよく出ています。

「スペシャルズ・ボードにスペシャルズを書く」で十分イメージは湧きますが、「今日のお薦め、という黒板に、お勧め料理を書く」ということ。
I take the dead flowers out of the vase. は「花瓶から枯れた花を取り出す」。
vase は「ヴェイス」と発音されることが多い気がしますが、レイチェルは「ヴァース」みたいに発音しています。
sometimes Arturo lets me put... の Arturo は人物名で、3人称単数なので、let に3単現の -s がついていることになります。

blobbies は blob という単語の変形のようですね。
blob は「液体または半固体の小さな塊(かたまり)」という意味の名詞で、複数形は blobs ですが、それを口語っぽく言った感じが、blobbies になるのでしょう。
LAAD では、
blob : a small round mass of liquid or sticky substance (SYN: drop)
つまり「液体、または粘着性物質(ネバネバするもの)の小さな丸い塊(類義語は drop)」。
DVDの日本語訳も「クッキーの上にチョコチップを載せる」のように訳されていましたが、「チョコレートの小さな丸い塊たち」ということですから、やはり「チョコチップ」の感覚だろうと思います。
put the little chocolate blobbies on the cookies のように、put A on B 「B の上に A を載せる」という表現が使われていますので、あらかじめチョコチップをクッキー生地に混ぜるのではなく、クッキーの形にした後で上にチョコを載せていく感じだと思われます。
最後にトッピングするというような、料理・調理の手伝いよりもさらに軽度な「飾り付けの手伝い」を指していることになり、その内容から「飾り付け以上のことはさせてもらえない、調理そのものは手伝わせてもらえない」感じが出ている気がしますね。

レイチェルは自分がこの店でやった経験のあることをあれこれ挙げてみたのですが、レスリーは「あなたのママはチョコチップについて私たちに話さなかった」と言っています。
DVDでは「お母様のお話とは随分違うわね」と訳されていましたが、まさにそういうニュアンスでしょうね。
レイチェルのママは見栄を張るような感じで、レイチェルがバリバリと働いているかのような話でも言っていたのかなぁと思います。
店を訪問した友人たちはレイチェルの様子を見て「想像していたよりも大した仕事をしていない」と感じたでしょうし、その気持ちも込めて「聞いていた話と違うわね」と言ったのでしょうね。


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posted by Rach at 13:13| Comment(6) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

バス停まで歩いて送って行く フレンズ1-4改その10

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6:50
ジョーイ: I can't believe Keenan... (キーナンが〜するなんて、信じられないよ…)
(THEY WALK ON. CHANDLER AND JOEY START TO TALK BUT ROSS STOPS AND WHINES)
みんなは歩き続ける。チャンドラーとジョーイが話し始めるが、ロスは立ち止まって、哀れっぽい声を出す。
ジョーイ: What? (何?)
ロス: Peach pit. (桃の種だ。)
チャンドラー: Yes, bunny? (そうだな、(それがどうしたんだ)バニー?)
ロス: (POINTS) Peach pit. That night, we, uh- we had-- ([指さして] 桃の種だよ。あの晩、僕らは食べたんだよ…)
ジョーイ: Peaches? (桃を(食べたのか)?)
ロス:Actually, nectarines, but basically.... (実際にはネクタリンだけど、基本的には…)
チャンドラー: (TO JOEY) Could've been a peach. ([ジョーイに](基本的には)桃だったって言えるかもな。)
ロス: Then, we, uh, then we got dressed, and I-I... I walked her to... (LOOKS UP, REALIZES, AND POINTS) the bus stop. I'm fine. (それから、僕たちは服を着て、そして、歩いて彼女を送って行ったんだ… [見上げて、気づいて、指さす] バス停まで。僕は大丈夫だよ。)
ジョーイ: Hey, that woman's got an ass like Carol's. (THEY TURN TO STARE AT HIM) What? I thought we were trying to find stuff. (なぁ、あの女、キャロルみたいなケツしてるよな。[二人はジョーイの方を向き、彼をじっと見つめる] 何だよ? 俺たちは話題を見つけようとしてるんだって思ってたのに。)

ジョーイのセリフ、I can't believe Keenan... ですが、これは DVD にも、ネットスクリプトにもなく、Netflix のみ字幕化されていました。
前回と同じく、Keenan もホッケーチーム、ニューヨーク・レンジャーズの関係者だと考え、調べてみたところ、どうやら、以下の Mike Keenan という人を指しているようです。
Wikipedia 英語版:Mike Keenan
上のウィキペディアに以下の記載がありました。
Keenan won a Stanley Cup championship as coach of the New York Rangers in 1994.
キーナンは1994年にニューヨーク・レンジャーズのコーチとして、スタンレー・カップで優勝した。

Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・レンジャース > オリジナルシックス時代以降 の最後の方に、
シーズン後、ヘッドコーチにはマイク・キーナン (Mike Keenan) が就任した
という記載もありました。
また、Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・レンジャース > 1993-94シーズン には、前回の記事でご紹介した リーチ選手、メシエ選手の活躍が詳しく書いてあります。
今回の フレンズ1-4 の放映は、1994年10月13日だったので、彼らの活躍時期とちょうど一致していることもわかります。

ジョーイが「信じられないよ、キーナンが〜するなんて」みたいなことを言いかけているのは、ヘッドコーチとしての采配に対して何かしらの不満でも述べようとしているところだったのかな、と思います。

二人がホッケーの話をしていると、後ろを歩くロスが、哀れっぽい声を出しているので、先を歩いていた二人は、あぁ、またか、今度は何? と言いたげな顔で、立ち止まってロスを振り返ります。

peach pit は「桃の種」、bunny は「バニー、ウサちゃん」ですね。(これについては長くなるので、最後に詳しく説明します)

nectarine は「ネクタリン、ズバイモモ」で、モモの一種。
Wikipedia 日本語版: ネクタリン
「桃の種」に反応したロスが「あの夜(つまり、キャロルとの初エッチの夜)に食べたんだ…」と説明したので、ジョーイが「食べた、って、桃をか?」のように問い返したところ、「実際には(桃じゃなくて)ネクタリンだけど、基本的には…」と続けます。
Could've been a peach. を直訳すると「桃だった可能性がある or 桃でありえた」というところですが、食べた本人のロスが「実際には桃じゃなくてネクタリンだったけど」と言っているので、ロスが言った basically 「基本的には」という言葉に対して、「厳密には種類は違うけど、大雑把に言えば桃だったって言えるかもな」のように、隣のジョーイに言った感じになるのかなと思います。

ロスはネクタリンを食べた夜の話の続きを語っています。
walk her to は「彼女を〜まで歩いて送る」という意味で、この walk は「(人)を歩いて送る」という他動詞。
walk は「(主語が)歩く、散歩する」という自動詞のイメージが強いですが、このように他動詞としても使われ、walk my dog なら「自分の犬を散歩させる、散歩に連れていく」という意味になります。
「〜まで歩いて送って行って…」と言ったところで、目の前にあるバス停に気づき、「そう、ちょうどバス停まで送って行ったんだ」というように、そのバス停を手で指していますね。
また初エッチの時の思い出に浸ってしまった自分に気づき、ロスは自ら「僕は大丈夫だから」と言うことになります。

ちょうどその横を一人の女性が通り、ジョーイは「あの女は、キャロルみたいなケツしてるよな」と言っています。
ass は尻というよりはもっと下品な感じの「ケツ」のニュアンスですね。
「キャロルのケツのようなケツ」ということですから、an ass like Carol's ass という意味で、Carol's 「キャロルのもの」という所有代名詞が使われています。
ロスが I'm fine. と言って、せっかくキャロルの話題が終わった感じになったのに、ここでまたジョーイがキャロルの話題を出したことにチャンドラーはムッとしたでしょうし、さらにはまたエッチを思い出させるような性的な部分であるお尻の話題で、しかも直接的な ass という表現を使ったことにロスもムッとしたでしょうから、二人はあきれた顔でジョーイを見つめることになります。
I thought we were trying to find stuff. を直訳すると「俺たちは何か(話題)を見つけようとしてると思ってたけど」ということで、「話題に困って気まずくならないように、俺が話題を振っただけなのに、何でそんなににらむんだよ」みたいな気持ちで言ったことになるのでしょうね。

それでは、peach pit と bunny のやりとりについて。
「桃の種」と言ったロスに対して、どうしてチャンドラーが bunny と返したのか? については 2005年の過去記事でご質問があり、その後も何年にも渡り、コメント欄でいろいろなご意見をいただきました。
以下では「今の私が考える」解釈を書かせていただきますね。
結論から言うと、「種をエサにするような小動物」+「(エッチの話ばかりする)エッチ好き」の両方の意味が込められたジョークだと私は思っています。

peach pit は「桃の種」で、果物そのものではなく特に「種」に反応するというのは、それをエサとするような小動物のイメージが連想されるのかな、と思うのですね。

桃と言えば、スイートで甘い果物のイメージですから、sweetie とか honey のような「あま〜い単語」の親愛語のような響きはあります。
ロスがそういう「甘い系」の言葉を言ったので、それを呼び掛け語の親愛語であるかのように受け止めて、bunny という親愛語で返した、ということも考えられなくはないですが、ロスの言い方は、チャンドラーたちに「呼び掛けた」ような感じではなく、「特にチャンドラーを見るでもなく、道路に落ちている種を発見して、桃の種だ、と言った」という雰囲気でした。
甘い「桃」ではなく、その「種」ですから、peach pit と bunny を「愛称・親愛語のようにお互いにそう呼び掛けたやりとり」だと考えるのはちょっと違うかなぁ、と。

「種を見つけて反応するなんて、お前は種をエサにするようなウサギか」というニュアンスで bunny と言ったような気がする、ということですね。

種をエサにするようなイメージの小動物としては、いろいろなものが挙げられると思うのですが(「だいすきなのは〜ひまわりのタネ〜♪」の「とっとこハム太郎」(ハムスター)とか)、ここで bunny が使われたのは「英語のバニーには、性的なイメージがある」ということと関連するような気がします。

Wikipedia日本語版:ウサギ によると、「多産・豊穣・性のシンボル」という記載があります。
復活祭(イースター)のイースターバニーや、バニーガールなども、そういうバニーのイメージと関連があるようですね。

ロスが情けない声を出して振り返った時の二人は、「またキャロルとの初エッチの話か? いい加減にしてくれよ」と思ったはずです。
今のロスが反応するとしたら、それ関連しかないですからね。
で、何を言い出すのかと思ったら、路上に落ちていた「桃の種」の話をするので、「種を見つけて反応するって、お前は種をエサにするような小動物か」という意味に加えて、「種をエサにしそうな小動物の中から、エッチのイメージに直結するバニーを選んだ」というチャンドラーっぽい言葉の選択だったのかな、と思ったわけです。

「なぜチャンドラーが bunny という言葉を選んだか」というのは、つまりは「脚本家が笑いを取るために、なぜ bunny という言葉を選んだか」ということですよね。
それを考える際には、私は「漫才のネタ担当」になったような気持ち(笑)でその言葉を選ぶに至った経緯を考えてみたりします。

脚本的に見てみると、このシーンは「ホッケーの試合を見に行く途中でワクワクしてるはずなのに、ロスだけがキャロルとの初エッチ記念日のことで頭がいっぱいである」という状態。
何かを見つけては「キャロルとの初エッチ」の話に結び付けて、二人にあきれられるという流れですが、1つ目として「ショーウインドーで当日彼女が着ていた服装を見つける」というのがあるので、2つ目は服装以外にしないと面白くない、となると「当日一緒に食べた食べ物」になりそうなのは自然な流れですね。
また「ショーウインドーの中にそれがある」では単調なので、道端に何か落ちていた、ということにした場合、「果物の種」だと、誰かがそれを食べながら種だけ落としていったということで違和感ないですよね。

ブーツに続いて2回目なので、「またエッチの話かよ」と言う気持ちを込めて、チャンドラーがロスを bunny と呼ぶ、というオチが先に決まっていた場合、バッグス・バニーがニンジンを持っているように「ニンジン」だったら、bunny とはしっくり繋がるものの、「初エッチの晩に二人でニンジン食べた」というのはどうも変ですし、、、(ウサギか馬のカップルくらいですか?)
初エッチの晩に二人で一緒に食べたものとして、甘くてジューシーな果物なら似つかわしい気がしますので、「何かの種」として「桃」が選ばれたのかなぁ、と。

ということで、普通の人は反応しないであろう路上の「桃の種」に反応したロスに対して、
1. 「種を見つけて喜ぶなんて、お前は種をエサにする小動物か?」
2. 「どうせまた、キャロルとの初エッチの話なんだろ、このエッチ好きが!」
という両方の意味を持たせて、Yes, bunny? と返した、というのが、今の私の解釈になります。
長文失礼しました。


Netflix の「フレンズ」は、無事、配信期間延長されたようです♪

8月23日に投稿した拙ブログの記事、フレンズ1-4改その7 で、Netflix での「フレンズ」について、

一時期、「視聴期間 2017/08/31まで」(スマホ版では「09/01まで視聴可能」)と表示されていたが、その記載が消えたので、ライセンス更新の可能性あり、つまり、9月以降も Netflix で「フレンズ」を視聴できる可能性がありそう。

ということを書きました。
今日 9月1日現在の Netflix での「フレンズ」の情報を見ると、PC版、スマホ版ともに「新着」という文字が書かれています。
内容は 8月までのものと同じで、全10シーズンが視聴できる状態ですが、わざわざ「新着」と書いてあるのは、「配信終了予定だったものが契約更新された」ことを示しているのだと思われます。
スマホ版では一時期「09/01まで視聴可能」と書かれていたので、厳密にいうと 9月2日になるまで 100% 安心はできないのかもしれませんが、「新着」と書かれている今の状況を見る限り、「配信期間延長」されたことはほぼ間違いなさそうなので、お知らせさせていただきました。

配信終了予定通りに終了した作品もあるようで、例えば glee/グリー は、シーズン1〜4 が配信終了となり、今はシーズン5〜6のみが視聴可能となっています。

以前、Netflix のヘルプセンターに電話で問合せをさせていただいた際、ライセンス更新をするかどうかについては、リクエストの量が大いに考慮されるとのことでした。
めでたく配信延長となったのも、きっとたくさんの「フレンズ」ファンの方々が、リクエストを送って下さった結果なのだろうと思います。
「フレンズ」ファンの一人として、皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました! <(_ _)>


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posted by Rach at 17:29| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

ウインドーを見てる間に短いタイムアウト フレンズ1-4改その9

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6:25
SCENE 2: THE BOYS WALKING DOWN A STREET (CHANDLER AND JOEY ARE KICKING A CAN ABOUT)
通りを歩いている男性陣(チャンドラーとジョーイは缶をあちこちに蹴っている)
チャンドラー: Mactavish crosses the blue line, passes it up to Leetch. (PASSES TO JOEY) (マクタビッシュがブルーラインを越えて、リーチにパス。[ジョーイにパスする])
ジョーイ: Leetch spots Messier in the crease. Here's the pass! (KICKS IT TO ROSS, BUT ROSS IS STARING INTO A SHOP WINDOW) (リーチはクリーズ内にメシエを発見。さぁ、パスだ! [缶をロスに蹴るが、ロスは店のウインドーを見つめている])
チャンドラー: We'll take a brief time-out while Messier stops to look at some women's shoes. (少しタイムアウトを取るぞ、メシエが婦人靴を見るのに立ち止まってる間はね。)
ロス: Carol was wearing boots just like those the night that we, we first... y'know? In fact, she, uh, she never took them off. It's because we, we.... (OFF CHANDLER'S LOOK) Sorry. Sorry. (キャロルはあんな感じのブーツを履いていたんだ、あの晩にね、僕たちが最初に…わかるだろ? 実は、彼女は、ブーツを脱がなかったんだ。それは僕たちが… [チャンドラーの視線を外して] ごめん、ごめん。)

通りで缶を蹴りながらのチャンドラーとジョーイのセリフは、聞いた感じからも「ホッケーの試合を実況している」ような感じですね。
またそこに出てくる固有名詞は、ホッケー選手の名前であること、それも、今からレンジャーズの試合に行こうとしているのでレンジャーズの選手だろう、ということも想像つきますね。

セリフの最初の部分は、DVD と Netflix で、それぞれ以下のように表記されていました。

DVD英語字幕: Passes it up to Leetch.
Netflix: McTAVISH CROSSES THE BLUE LINE PASSES TO LEECH

実際の音声を聞いてみると、... crosses the blue line passes it up to Leech. という感じに聞こえて、crossed の前にあるべき主語の部分は不明瞭でよく聞こえません。
それで、DVD英語字幕では不明瞭な前半部分を省略しているのだと思うのですが、Netflix でははっきり McTAVISH と表記されているので、ちょっと調べてみると、そういう名前の選手がやはり実際にいるようです。
Wikipedia 英語版: Craig MacTavish
正しい名前の綴りは、McTavish ではなく、MacTavish のようですが、上の英語版ウィキペディアにも、「ニューヨーク・レンジャーズでセンター」だったとの記載があります。

リーチは、DVD字幕の Leetch という綴りが正しく、これは、ディフェンスのブライアン・リーチ(Brian Leetch)選手のこと。
Wikipedia 英語版: Brian Leetch
Messier はセンターのマーク・メシエ(Mark Messier)選手。
Wikipedia 日本語版: マーク・メシエ

Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・レンジャース>永久欠番 にも載っているのですが、ブライアン・リーチ選手とマーク・メシエ選手は、レンジャーズの永久欠番だそうです。
どれほど有名な選手かということがよくわかりますね。

spot は名詞で「スポット、場所」として使われますが、ここでは動詞で「〜を見つける」という意味。
人ごみの中で誰かを見つける時に、この動詞 spot がよく使われます。

セリフに出てくる blue line(ブルーライン)、crease(クリーズ)という言葉は、以下のウィキペディアの説明が、図も載っていて非常にわかりやすいと思います。
Wikipedia 日本語版: ホッケーリンク
「マーキング」の項目の説明を引用させていただくと、
2つの「ブルーライン」は、大雑把に言ってリンクを3つの領域に区分する線である。
ゴールの前面には「ゴール・クリーズ」と呼ばれる細い赤色の線で囲まれ、その中が薄い青色で塗りつぶされた領域がある。

とのことです。

これからホッケー観戦に行くのを盛り上げようと、ホッケー遊びをしながら通りを歩いているジョーイとチャンドラーですが、ト書きにあるようにロスはショーウインドーの前で立ちまっています。
We'll take a brief time-out 「短いタイムアウトを取る」と言った後、while Messier stops to look at some women's shoes と言っていますね。
「メシエを見つけて彼にパス」と言ってパスしたのに、メシエ役となるはずのロスがそれに対応しないので、ロスをメシエに例えて「メシエが婦人靴を見るのに立ち止まっている間(俺たちは休憩だ)」のように皮肉っぽく言っているということで、「俺たち、ホッケーの試合の真似やってんのに、何、ウインドーなんか眺めて止まってるんだよ」と言いたいわけです。
stop to look at は「〜を見る”ために”立ち止まる」ということで、stop to do の形は「〜するために立ち止まる」という意味であることに注意しましょう。
stop doing だと「〜するのをやめる」ですから、もし stop looking at だと「見るのをやめる」ということですね。

Carol was wearing boots just like those は「(ウインドーにある)ちょうどあのブーツみたいなブーツを彼女は履いていた」。
ブーツなどの靴は両足2つのセットなので boots と複数形になるため、「ちょうどあんな感じの」と別の靴を指す場合の指示代名詞も、that ではなく those という複数形になっていることにも注意しましょう。
the night that we first... y'know と言っていますが、今日は元妻キャロルとの初エッチの日だったという話がありますので、「僕らが最初に〜した夜」の動詞の部分は言わなくてもわかるよね、という感覚。

その後、実は、と言ってその時の情報を披露していますが、take off は「服や靴など身に付けているものを脱ぐ」ということなので、she never took them off. は「彼女は(その晩は)(決して・一度も)ブーツを脱がなかった」ということ。
つまりは、エッチの時もブーツを履いていた、ブーツを履いたままエッチした、ということですね。
ロスはその後も「それはなぜかって言うと、僕らは…」みたいに説明を続けようとするのですが、チャンドラーがじーっと自分を見ていることに気づいて、続きを言うのはやめることになります。
「その晩はすごく passionate (情熱的)で、脱いでいる時間も惜しかった」とでも言うつもりだったのかなと思うのですが、「別れた妻との初エッチの日だと気づいて落ち込んだけど、ホッケーに行けば気が晴れるかも」ということでみんなでこうしてホッケー観戦に繰り出したというのに、ロス自らその話題を持ち出し、さらには「あの晩、僕らは夢中だったんだよね」みたいに嬉しそうに語っているのを見ると、チャンドラーがあきれた顔をするのもよくわかりますね。


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2017年08月25日

野生の王国でこんな鳥を見た フレンズ1-4改その8

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5:06
男性陣: Hockey! (THEY GO TO LEAVE BUT ARE BLOCKED BY LESLIE, KIKI AND JOANNE. A PAUSE AS THE BOYS STARE AT THEM) Hockey! Hockey. (EXIT BOYS) (オッケー! [彼らは出て行こうとするが、レスリー、キキ、ジョアンに邪魔される。男性陣が彼女たちを見つめる時、(一瞬の)間(ま)がある)
レスリー: (LOOKING ROUND) Rachel? ([見回して] レイチェル?)
レイチェル: Oh, my God! (RACHEL, LESLIE, KIKI AND JOANNE ALL SCREAM AND HUG EACH OTHER) (まぁ、なんてこと! [レイチェル、レスリー、キキ、ジョアンはみんな叫んで、お互いハグする])
モニカ: (TO PHOEBE) I swear I've seen birds do this on Wild Kingdom. ([フィービーに] 間違いないわ(誓うわ)、私は野生の王国で、鳥たちがこんなことをするのを見たことある。)
レイチェル: What are you guys doing here? (あなたたち、ここで何してるの?[何しにここに来たの?])
キキ: Well, we were in the city shopping, and your mom said you work here, and it's true! (えーっと、私たち、街でショッピングしてたの、そしたらあなたのママがあなたがここで働いてるって言ったのよ。そしてそれは本当なのね!)
ジョアン: Look at you in the apron. You look like you're in a play. (エプロンを着たあなたのその姿って。お芝居に出てるみたいに見えるわよ。)
レイチェル: (TO (PREGNANT) LESLIE) God, Look at you! You are so big! I can't believe it! ([(妊娠中の)レスリーに] まぁ、あなたって! すっごく大きい! 信じられないわ!)
レスリー: I know. I know! I'm a duplex. (そうでしょ。そうでしょ! 私は二世帯住宅なの。)
レイチェル: (TO JOANNE) So what's going on with you? ([ジョアンに] それであなたはどうなの?)
ジョアン: Well, guess who my dad's making partner in his firm? (POINTS TO HERSELF; THEY ALL SCREAM) (そうねぇ、私のパパが自分の会社で誰を共同経営者にするつもりだと思う? [自分自身を指さす。全員が叫ぶ])
キキ: And while we're on the subject of news.... (HOLDS UP HER FINGER TO SHOW A RING; THEY ALL SCREAM) (そして、ニュースの話題をしているところで… [指輪を見せるために指を立てる。全員が叫ぶ])
フィービー: (TO MONICA) Look, look! I have elbows! (THEY SCREAM) ([モニカに] 見て見て! 私にはひじがある![二人は叫ぶ])

男性陣3人がホッケーの試合観戦に出かけようとした時、3人の女性がセントラルパークに入ってきます。
買い物袋を下げて裕福そうな女性たちは店を見回し、カウンターにいるレイチェルを見つけて声を掛けます。
4人はきゃあきゃあと黄色い声を上げてハグし合い、それを見たモニカは、Wild Kingdom の話をしていますね。
Wild Kingdom は直訳の「野生の王国」のイメージ通り、野生動物などを紹介するアメリカのテレビ番組のこと。
1963年から1988年まで放映されていて、2002年にはリバイバルしたようです。
Wikipedia 英語版 : Wild Kingdom
IMDb : Mutual of Omaha's Wild Kingdom
Mutual of Omaha というのはスポンサーの保険会社の名前だそうで、その名前を冠したタイトルでも知られているようですね。
日本でも「野生の王国」というタイトルの番組が昔ありました。
Wikipedia 日本語版: 野生の王国
の「番組内容」によると、当初はアメリカの「Wild Kingdom」の日本語版として放送が開始されたが、次第に独自製作に移行した、ということのようです。

野生動物の生態を紹介する番組でこんな鳥を見たことある、と表現したのは、キャアキャアと騒いでいる女子たちの様子を、高い声で叫んでいる鳥たちみたいだと言っているわけですね。
友人たちが急に訪ねてきて驚くレイチェルに、キキという友達は「あなたのママが、あなたがここ(この店)にいるって言ったから」と言い、実際にここでレイチェルに再会したことから「ママが言ったことは本当ね」と続けています。

Look at you in the apron. を直訳すると「エプロンを着ているあなたを見て」というところですが、このような Look at you は「あなたのその姿って」のように、その人の姿に驚いたりしていることを示す表現。
Macmillan Dictionary では、
look at you : (spoken) used for telling someone that you are surprised or impressed by them
例)Look at you, all dressed up in a suit!

つまり「ある人に驚く、または感心する(感銘を受ける)ということを、その人に言うために使われる」。例文は「あなたのその姿、スーツを着てすっかりドレスアップしちゃって!」

今回のセリフも、レイチェルがエプロンを着ている姿を見て、驚いてそのセリフを言ったことになりますね。
in a play の play は「お芝居、劇」。
エプロンをつけている姿を見て「まるで劇に出ているみたい」と言っているのは、このお金持ちそうなお嬢様たちは普段はエプロンをつけたりしない、ということを言っていることになるでしょう。
レイチェルも、フレンズ1-1 で「初めてコーヒーを入れた」と言っていたくらいですし、これまでのレイチェルならエプロンを着て台所に立つこともなかった、まるで学芸会でお手伝いさんやメイドさんを演じてるみたいに見えるわ、と友人ジョアンは言いたいようですね。

ジョアンに Look at you (in the apron). と言われていたレイチェルですが、今度はレイチェルが友達レスリーを見て、Look at you! と言っています。
「あなたってすごく大きい」と言っているのは、画面で見た通り、妊娠しているレスリーのお腹が大きいから。
duplex は「二世帯住宅」のことで、妊婦の自分の中に子供が入っていることを、1つの家の中で、親の世帯と子供の世帯とで区分け・住み分けしているかのような二世帯住宅に例えてみたのでしょう。

partner は「パートナー」として日本語になっていますが、firm 「会社」での partner とは「共同経営者」のこと。
パパが私を共同経営者にしてくれたの、というニュースを伝えるのに、「パパは誰を共同経営者にしたと思う?」と言って、無言で自分を指さしてみせる、というもったいつけた表現をしたわけですね。

while we're on the subject of news は「私たちが、ニュースの話題にいる間に」というところ。
「それぞれのニュースを話題にしているところだから、私も言うけどね」みたいに前振りして、言葉では語らず、指につけた指輪を見せることで、婚約したことを示しているわけですね。
レイチェルとその女友達が、人目もはばからずキャーキャーと少女みたいに騒いでいるのが気に入らないのでしょう、特にニュースらしいニュースもないモニカとフィービーの二人は、I have elbows! 「私にはひじがついてるわ!」と当たり前のことを言って、同じように奇声を上げてみせることになります。


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2017年08月23日

FICA(ファイカ)って誰? フレンズ1-4改その7

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4:28
レイチェル: God, isn't this exciting? I earned this. I wiped tables for it. I steamed milk for it. And it was totally... (OPENS ENVELOPE) ...not worth it. Who's FICA? Why's he getting all my money? I mean, what--? Chandler, look at that. (あぁ、これってエキサイティングじゃない? 私はこれを稼いだのよ。そのためにテーブルを拭いた。そのためにミルクを温めた。そしてそれは本当に… [封筒を開ける] …それだけの価値がなかった。ファイカって誰? どうして彼は私のお金を全部持ってくの? だって、何? チャンドラー、それを見て。)
チャンドラー: (LOOKING) Oh, this is not that bad. ([見ながら] あぁ、これってそんなに悪くないよ。)
ジョーイ: Oh, you're fine, yeah, for a first job. (あぁ、立派なもんだよ、そうさ、最初の仕事にしてはね。)
ロス: You can totally, totally live on this. (君はこれで十分に生活できるよ。)
モニカ: Oh, yeah. Yeah. (えぇ、そう、そうよ。)
ロス: Hey, by the way, great service today. (ねぇ、ところでさ、今日はいいサービスだったね。)
みんな: Oh! Yeah! Terrific! Excellent! (THEY GET THEIR WALLETS OUT AND GIVE GENEROUS TIPS) (あぁ! そうだね! すごいよ! 良かったよ! [みんなは財布を出し、気前のいいチップを渡す])

earn は「〜を稼ぐ、獲得する」。
for it は「そのために」で、その初給料をもらうために、テーブルを拭いたり、ミルクを温めたりしたということですね。
worth it は「(その前に言った内容を受けて)それだけの価値・値打ちがある」。
Macmillan Dictionary では、
worth [adjective] : used for saying that there is a good enough reason for doing something, because it is important, enjoyable, useful etc
be worth it: It was hard work, but it was worth it in the end.

つまり、「あることが重要、楽しい、有用であるために、それをするのに十分な良い理由がある、ということを言うために使われる」。
例文は「大変な仕事だったが、最終的にはそれだけの価値があった」。

いろいろ頑張ったけど、それだけの価値があった(And it was totally worth it.)と言おうと思ったら、中身に書いてある金額を見て、たったこれだけ? あれだけ働いたのにこれだけ? やっただけの価値が全然ないじゃない! と思ったのでしょう、それで not worth it. という否定形が続いたことになります。

FICA は、Federal Insurance Contributions Act 「連邦保険寄与法、連邦保険準備法」の略。
ここではその法令に基づく FICA tax のことで、レイチェルは「ファイカ」と発音しています。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
FICA : a tax that workers pay on the money they earn that supports the Social Security system
つまり「労働者が稼いだお金において払わないといけない税金で、それが社会保障制度を支える」。
つまり、社会保障のために労働者が払う公的保険料のことで、これは給料から天引きされます。
レイチェルは FICA のことを知らないので、人間だと思ったらしく、「どうしてこの FICA っていう”彼”が私のお金を全部取ってしまうの?」みたいに言っているわけですね。

レイチェルが自分の給料をチャンドラーに見せると、チャンドラーは(いつもと違い、冗談を言ったりからかったりはせずに)「これって(レイチェルが言うほど)そんなに悪くないよ」と答えます。
you're fine for a first job. は「最初の仕事にしては、君は fine (良い、立派、上等)である」という感覚。
初給料でこれだけもらえれば十分だよ、と励ましているニュアンスですね。
live on は「〜で生活を立てる、〜で生活する」。
そうやって「初給料ならこれで十分だよ」とみんなが口々に言った後、ロスは「ところで」と言いながら、「今日はいいサービス(だった)」と言って、レイチェルにチップを出します。
他のみんなもそれに合わせて、自分の財布からチップを出していますね。
レイチェルは「あぁ、もう!」という感じのイライラした様子で、奥の仕事場に戻ります。
「初給料ならこれで十分だよ」と口では言っているものの、やはりその金額の少なさに同情したみんなが「チップと称して、レイチェルにお金を出してあげている」状態であることに、レイチェル自身も気づいたということですね。


★ Netflix で「フレンズ」を視聴されている方へのお知らせ
9月以降も、Netflix で「フレンズ」を視聴できるかもしれません!

8月4日に投稿した拙ブログの記事、フレンズ1-4改その1 で、

Netflix の「フレンズ」の「詳細」に、「視聴期間 2017/08/31まで」と表示されている

という件をお伝えしたのですが、今、見ると、「視聴期間」に関する記載が消えています。
スマホ版の iマーク(インフォメーション)では「09/01まで視聴可能」と表示されていたのですが、そちらも今は消えています。

Netflix のヘルプセンターに電話で問合せをさせていただいたところ、「配信継続リクエストを多くいただいた場合、ライセンス更新される場合がある」とのお話でした。
ヘルプセンターでは、個々の作品のライセンス状況については回答できないそうなのですが、視聴期間の表示が消えているのは、配信継続の可能性あり、とのことでした。
なので、9月以降も引き続き、Netflix でフレンズを視聴できるかも! です。

これから毎日、Netflix での「フレンズ」配信情報をチェックしつつ、9月2日以降も配信されるのを期待しながら待とうと思います。
Netflix の英語字幕は、DVD や Blu-ray と表記が異なる部分もあり、それがセリフの解釈に役立ってくれることも多いので、今後も Netflix でフレンズを視聴できるとしたら、私としてはとてもありがたいです。

リクエストして下さった皆様の熱意が伝わったのなら嬉しいですね♪

「かも」という不確定情報で誠に申し訳ないのですが、先日お伝えしたことと状況が変わったため、お知らせさせていただきました。


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posted by Rach at 17:09| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

初給料日に落盤事故があった フレンズ1-4改その6

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4:04
(RACHEL RUNS UP CLUTCHING AN ENVELOPE)
レイチェルは封筒を握りしめながら走ってくる。
レイチェル: Look, look, look, look, look! My first paycheck! Look at the window! There's my name! Hi, me! (見て見て見て見て見て! 私の初めてのお給料よ! (給料袋の)窓を見て! 私の名前があるわ! はーい、私!)
フィービー: I remember the day I got my first paycheck. There was a cave-in in one of the mines, and eight people were killed. (私も初めてのお給料を貰った日のことを覚えてるわ。鉱山で落盤事故があって、8人の人が死んだのよ。)
モニカ: Wow, you worked in a mine? (まぁ、フィービーは鉱山で働いてたの?)
フィービー: No, I worked at a Dairy Queen. Why? (いいえ、デイリー・クイーンで働いてたけど。何で(そんなこと聞くの)?)

paycheck は「給料支払小切手」のことで、「給料、給与」も指します。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
paycheck :
1. a check that someone receives as payment for their job
2. the amount of money someone earns

つまり、1. は「自分の仕事に対する支払として、その人が受け取る小切手」。2. は「人が稼ぐ金額」。

ですから、first paycheck は「初めての給料」ということですね。
window は「窓」で、今回はレイチェルが持っている封筒の「窓」を指しています。
そこに自分の名前が書いているので、「私の名前がある。はーい、私!」と喜んでいることになります。

初めての給料に喜ぶレイチェルを見て、フィービーは「私が初給料をもらった日のことを覚えてるわ」と言います。
cave-in は「陥没、落盤」。
Macmillan Dictionary では、
cave-in : the sudden fall of the roof of a cave or mine
つまり、「洞窟や鉱山の天井が突然落ちること」。
cave は名詞で「洞窟、ほら穴」、動詞で「崩れ落ちる」という意味があるので、「洞窟やほら穴が in 方向に崩れ落ちる」イメージから、cave-in が「落盤」になるのは連想しやすいですね。
mine は「鉱山」で、他には「地雷」(landmine)という意味もあります。
were killed を「殺された」と訳すと、誰か犯人に殺されたという感じがしますが、事故で命を落とす場合も kill を使います。
kill = make somebody die、つまり、kill は、「殺す」というよりは「死なせる」なのですね。

「初給料をもらった日に、落盤事故があった」とフィービーが言うので、モニカは「まぁ、フィービーは鉱山で働いてたの?」と尋ねます。
それに対してフィービーは「私が働いていたのはデイリー・クイーンだったけど、どうしてそんなこと聞くの?」みたいに返します。

デイリー・クイーンはソフトクリームのお店。
以前は日本にも出店していましたが、今は撤退してしまったようです。
ちなみに、dairy とは「酪農の」という意味で、dairy products だと「乳製品」。
カタカナでデイリーと表記されていますが、英語の発音は「デアリー」が近いです。

「何でそんなこと聞くの?」と聞き返されても、「給料日に落盤事故があったと言ったら、普通、職場での事故かと思うでしょ」というところですね。
職場はデイリー・クイーンだったけど? というフィービーの答えで、フィービーはただ単にその日にあったニュースを語っているだけだとわかるオチになります。
カウチの後ろの男性陣が、「なるほど、そういうことか」のような顔で、一人ずつ時間差で納得していく描写も面白いですね。


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2017年08月18日

ハロウィーンの11日前だから良い衣装がない? フレンズ1-4改その5

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3:07
ロス: Oh, my God! Oh… Is today the 20th? October 20th? (あぁ、なんてこった! あぁ… 今日は20日? 10月20日?)
モニカ: Oh, I was hoping you wouldn't remember. (まぁ、ロスが思い出さないようにと願ってたのに。)
ロス: Ohhh. (あぁぁ。)
ジョーイ: What's wrong with the 20th? (20日がどうしたんだよ?)
チャンドラー: Eleven days before Halloween? All the good costumes are gone? (ハロウィーンの11日前? いい衣装が全部なくなっちゃった、って?)
ロス: Today's the day Carol and I first... consummated... our physical relationship. (JOEY IS PUZZLED) Sex. You know what, I-I'd better pass on the game. I think I'm just gonna go home and think about my ex-wife and her lesbian lover. (今日は、キャロルと僕が初めて… 完了した日なんだ… 僕たちの身体的関係(肉体関係)をね。[ジョーイは困惑した(わからないという)顔をする] セックスだよ。ほら、僕はその(ホッケーの)試合をパスした方がいいね。ただこれから家に帰って、自分の元妻と彼女のレズビアンの恋人のことを考えようと思うんだ。)
ジョーイ: The hell with hockey! Let's all do that! (ホッケーなんてどうでもいいや! みんなでそれをやろうよ!)
チャンドラー: (TRYING TO STOP ROSS LEAVING) Come on, Ross! You, me, Joey, ice! Guys night out! Come on, what do you say, big guy? (PRETENDING TO PUNCH HIM IN THE STOMACH) Huh? Huh? Huh? ([ロスが出ていくのを止めようとして] おい、ロス! お前、俺、ジョーイ、アイス! 男たちで夜の外出! なぁ、どう思う、ビッグガイ? [ロスの腹をパンチするふりをしながら] な? な? な?)
ロス: What are you doing? (何してんの?)
チャンドラー: (STOPS) I have no idea. ([パンチをやめて] 自分でもわかんない。)
ジョーイ: Come on, Ross. (なぁ(いいだろ)、ロス。)
ロス: All right, all right. Maybe it'll take my mind off it. Do you promise to buy me a big foam finger? (わかった、わかった。多分、それで僕の気が晴れるだろうし。僕に大きなフォームフィンガーを買うって約束してくれる?)
チャンドラー: You got it. (了解。)

10月20日という日付に反応するロス。
ロスの妹モニカのセリフ、I was hoping you wouldn't remember. は「ロスが思い出さないようにと願っていた(のに)」ということですから、モニカはその日がロスにとってどんな日であるか知っていたことがわかります。
ロスとモニカ以外はその日付を聞いても何もピンとくるものがないようで、何か面白いことを言いたいチャンドラーが、ハロウィーンのコスチュームのジョークを言うことになります。
ハロウィーンは10月31日で、20日と言えばハロウィーンまであと11日しかない。ハロウィーン用の仮装の衣装(ハロウィーンの仮装は日本でもすっかり定着しましたね)をお前は借りようと思ってたけど、それを忘れてて、もう良い衣装は残ってないって焦ってる? みたいなことを言ってみせたことになります。

Today's the day Carol and I first... とロスは言いにくそうに話し始めます。
このように途切れ途切れになっているセリフは特に、切れ目ごとに英語をイメージする良い訓練になりますね。
Today's the day 「今日は〜の日だ」、Carol and I first 「キャロルと僕が初めて〜した」のように続くことがわかるので、その次に来る、何をしたかの動詞を待ち構えて聞くことになります。

consummate の基本的な意味は「〜を完成する、達成する」。
男女の恋愛に関する場合では、「床入りをすることで、結婚や恋愛などの関係を完成・完了する」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
consummate (formal) :
例1)to make a marriage or a relationship complete by having sex
例2)to make something such as an agreement complete

つまり、例文1は「エッチをすることで結婚や関係を完成させること」。例文2は「合意のような何かを完成させること」。
語義にあるように「フォーマル」な単語のようですね。
アカデミックな英英辞典である LAAD に、最初にエッチの方の意味が出ていますので、この単語が使われた場合には、もっぱらそのイメージを連想する人が多いだろうと考えられるでしょう。
この単語のそういう意味を知っている人であれば、「キャロルと僕が初めて consummate した日」と言っただけで、初エッチの日だとわかるはずですが、隣でそれを聞いているジョーイは、どうやらそのフォーマルな単語は知らないようです。
それでロスは、our physical relationship と続けるのですが、それでもジョーイはわからない、という顔をしているのが面白いですね。
physical は「身体・肉体の、身体的・肉体的な」という意味で、physical relationship は「肉体関係」のことですが、日本語で「肉体関係」と訳してしまうと、エッチ系の意味がダイレクトに連想されてしまうので、ジョーイがわからなかったことを考慮して、あえて「身体的関係」と訳してみました。

そこまで言ってもピンと来ない様子なので、ロスは一言、Sex. と説明を加えています。
今日は元妻キャロルとの初エッチの日であることを言うのが恥ずかしいので、あまり露骨な表現を使わないように、遠まわしで堅苦しい表現を使った結果、ジョーイには意味が通じなくて、結局ダイレクトな単語で説明することになってしまった、というオチですね。

pass on は「パスする、遠慮する、申し出を断る」。
今日はホッケーって気分じゃないから、家に帰って、元妻とその恋人のことでも考えるよ、とロスは言っています。
The hell with...! は「〜なんかくたばれ! 〜なんてどうでもいい!」。
with 以下のものなんか気にしない、という感覚で、フレンズ1-1 に出てきた、To hell with...! と同じニュアンス。
ロスの話を聞いてジョーイは、もうホッケーの話なんてどうでもいいや、レズの話を一緒にしよう! と言っているのですね。
ジョーイはレズネタが好きらしく、後のエピソードでもレズネタになると興味津々になるシーンが出てきます。

コーヒーハウスを出て行こうとするロスを引き留めて、チャンドラーはテンション高い様子で、何とか盛り上げようとパンチの真似などしていますが、「何してんの?」と言われてしまい、「自分でもわかんない」と答える始末。

take one's mind off... は「いやなことを忘れさせる、…から気を紛らわせる」。
off は「分離」を表します。
心を…から分離して連れていく、という感覚から、その悩み事・心配ごと・いやなことから気持ちを離す、というニュアンスが出ます。

foam は「泡(あわ)」で、ここでは foam rubber 「気泡ゴム, フォームラバー」を指しています。
a big foam finger はそういう気泡ゴム(フォームラバー)で出来た大きな指のこと。
Wikipedia 英語版 : Foam hand
でも、a foam hand または a foam finger と呼ばれているとして、スポーツの応援グッズの説明が書いてあります。
foam finger で画像検索してもたくさん出てきますし、今回のエピソードのこの後のホッケーのシーンでも画面に映りますので注目してみて下さい。


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