2019年03月18日

what with A and B=AやらBやらで フレンズ1-8改その20

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17:02
ロス: Rachel. Rachel Rachel. [Sits down beside her] Oh, I love you the most. (レイチェル、レイチェル、レイチェル。[レイチェルの隣に座る] あぁ、君を一番愛してるよ。)
レイチェル: [Humouring him] Oh, well, you know who I love the most? ([ロスに調子を合わせて] あらまぁ、私が一番好きなのは誰だか知ってる?)
ロス: No. (いいや。)
レイチェル: You! (あなたよ!)
ロス: Oh, you don't get it! (あぁ、君はわかってない!)
[Passes out and slumps across her]
気を失って、レイチェルにかぶさるようにもたれかかる。

薬の飲みすぎでハイになっているロスは、レイチェルの横に座って、I love you the most. と言っています。
モニカ、フィービー、チャンドラーそれぞれに「愛してる」と言った後の流れなので、「フレンズたちみんなを愛してるけど、レイチェルのことを一番愛してる」と言ったことになります。
ただ、明らかに様子が普通ではないし、みんなにも I love... と言っていますので、love と言われたレイチェルも「酔っぱらった時に出てきた冗談」のようにしか受け止めていません。
ト書きの humouring him の humour は humor のイギリス式綴り(ネットスクリプトを書き起こした方がイギリス人だからと思われます)。
humor は名詞で「ユーモア」ですが、動詞では「人と調子を合わせる」という意味で使われます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary)では、
humor : [transitive] to do what someone wants so they will not become angry or upset
つまり「ある人が望むことをする、そうすることでその人が怒ったり動揺したりしないように」。

この場合も「ロスが”君を一番愛してる”と言ったけど、それが冗談だって私わかってるわよ」ということを示す感じで、同じように「本心ではないけど、あなたに話を合わせてみた」という風にセリフを続けた感覚になります。
「私が一番愛してるのは誰か知ってる? あなたよ」と言うことで、I love you the most, too. 「私もあなたを一番愛してるわ」と返したことになりますが、明らかに冗談っぽくそう言われてしまったロスは、がっかりしたような声で you don't get it. と言い、そのままレイチェルの膝にもたれかかって寝てしまいます。
you don't get it. の get it は「わかる」という感覚。
「君は(全然)わかってない」、つまり「僕は本気でそう言ったのに、君はそれを冗談だと受け止めた。僕の気持ちを全然わかってないんだね」ということですね。


17:29
[Cut to Joey watching TV in the corner. He makes an extravagant gesture of disappointment]
部屋の隅でテレビを見ているジョーイに画面がカット。ジョーイは大袈裟な失望のジェスチャーをする。
ゲラーパパ: What do you got there? (そこに何があるんだ?[そこでは何をやってるんだ?])
ジョーイ: [Hides the TV, but he still has an earphone] Uh... Just a, uh... hearing disability. ([テレビを隠すが、まだイヤホンはしている] あのー…ただ、その、聴覚障害なんです[補聴器付けてるんです]。)
ゲラーパパ: What's the score? (スコアはいくつだ?)
ジョーイ: 17-14, Giants. Three minutes to go in the third. (17対14で、ジャイアンツ(が勝ってます)。第3クォーター、残り3分。)
ゲラーパパ: Beautiful! [Turns to watch with him] (素晴らしい! [ジョーイと一緒に見るために向きを変える]

部屋の隅の方で、ジョーイが失望したような声を出しています。
墓地のシーンで、小さなテレビでアメフトのプリゲームを見ていたジョーイが「本当の試合は食事の時に見る」と言っていたことからも、まさに今、アメフトの試合を見ていることが想像できます。
What do you got there? は What do you have there? と同じような感覚で「君はそこで何を持っているんだ?」→「そこに何があるんだ?」のような意味になるでしょう。

got は本来、get の過去、過去分詞形ですが、have の意味で have got が使われることがあり、さらには have が省略されて、got = have の意味で使われることもあります。
What do you 動詞 there? という文の場合、do you の後なので、文法的には、動詞に当たる部分は原形になるはずですが、口語英会話では got = have として日常的に使われるので、have の意味でそのまま got を入れた形がこのセリフであると理解すれば良いでしょう。
DVD英語字幕では、What do you got there? と書いてあり、実際の発音もそのように発音されているようですが、Netflix の字幕では、What have you got there? と書かれていました。
have の意味で (have) got を使っているという意味では、What have you got there? の方が文法的には正しい表記ということになるでしょう。
音のままに表記すると What do you got there? で、文法的に正しい方を優先させると What have you got there? になるということですね。

hearing disability は「聴覚障害」。お葬式後のレセプションという場で、こっそりテレビを見ているところを故人の親族であるゲラーパパに目撃されてしまったので、不謹慎と思われるのを恐れたのでしょう、それでイヤホンをしている理由として「僕には聴覚障害があって、、、これは補聴器なんですよ」と説明したことになります。
ですが、ゲラーパパはジョーイのその説明に反応することなく、すぐ、What's the score? 「スコアは何点[何対何]?」と尋ねているので、ゲラーパパは、ジョーイがスポーツ観戦しているとわかって声を掛けたことがわかりますね。

Three minutes to go in the third. は「第3クォーター、残り3分」という意味。
アメフトの試合は全部で4クォーターあり、the third はその3番目のクォーターを指します。
〇 minutes to go は「残り〇分」。
行く・進むべきものがあとこれだけある、という感覚から「残り〇分」という意味になります。

試合の状況を聞いたパパは嬉しそうな声で Beautiful! と言い、自分にとっては義母となる人の葬儀だと言うのに、ジョーイと一緒にポケットテレビでのアメフト観戦に参加することになります。


17:48
[Time lapse. A large crowd of men are now watching the game]
時間経過。今は男性の集団がその試合を見ている。
レイチェル: [Still trapped under Ross] Pheebs, could you maybe hand me a cracker? ([まだ(膝の上に寝ている)ロスの下で動けないままの状態] フィービー、ちょっと私にクラッカーを1枚取ってくれる?)
ゲラーママ: [To Mon] Your grandmother would've hated this. ([モニカに] あなたのおばあちゃんは、こういうのを嫌がったでしょうね。)
モニカ: Well, sure. What with it being her funeral and all. (ええ、そうでしょうね。それが自分のお葬式だったりとか、そういうこと全部でね。)
ゲラーママ: No, I'd be hearing about "Why didn't I get the honey-glazed ham." Or I didn't spend enough on flowers. If I spent more, she'd be saying "Why are you wasting your money? I don't need flowers, I'm dead." (いいえ(そうじゃなくて)、今頃私はこんなことを聞いていたでしょうね、「どうしてハニーグレイズドハムがなかったの?」って。または私が花に十分なお金をかけなかったとか。でももし私がもっとお金をかけてたら、おばあちゃんはこう言っているでしょうね、「どうしてあんたはお金を無駄にするの? 私は花なんかいらないよ、死んでるんだから」ってね。)
モニカ: That sounds like Nana. (それっておばあちゃんっぽいわ。)

薬を飲みすぎたロスは、レイチェルの膝の上でまだ眠っており、身動きが取れないレイチェルは、フィービーに「クラッカー取って」と頼みます。
その後、モニカのママ(ゲラーママ)とモニカとの会話が続きます。
Your grandmother would've hated this. は<would have+過去分詞>の形で、「〜したでしょうね」という感覚。
実際にはおばあちゃんは亡くなってしまっていてここにはいないけれど、もしこの場にいたら、これを嫌がっていたでしょうに、ということ。

それに対するモニカの返事 What with it being her funeral and all. について。
これは what with A and B という形で「AやらBやらで」という意味になります。
研究社 新英和中辞典では、
what with…and (what with) ... =[通例よくないことの理由を列挙する形で] …やら…やらで
例1)What with this and that we didn't have time. あれやこれやで時間がなかった。
例2)What with drink and (what with) fright, he did not know what was happening. 酔ってもいたしおびえてもいたので彼は何が起こっているのかわからなかった。


Macmillan Dictionary では、
what with : (spoken) used when you are giving a number of reasons for a particular situation or problem
例) The police are having a difficult time, what with all the drugs and violence on our streets.

つまり、「ある特定の状況や問題のいくつかの理由を述べようとする時に用いられる」。例文は「あらゆる薬物やら、我々の町(通り)での暴力やらで、警察は苦労している」。

同じくマクミランに次の表現も出ています。
what with one thing and another : used for referring to many different events in a way that is not specific. You use this expression in order to explain why something did or did not happen
例) What with one thing and another, I didn't get home until after midnight.

つまり「具体的ではない風に、多くの違った出来事を言及するために用いられる。あることがなぜ起こったか、もしくはなぜ起こらなかったかを説明するためにこの表現を使う」。
例文は「あれやこれやで(何やかやで)、私は真夜中過ぎまで家に戻らなかった」。

今回のモニカのセリフ What with it being her funeral and all. は、What with A and all. 「Aやら(他の)全てやらで」のようなことですから、「Aとかそういうこと全部のことでね」のようなニュアンスで解釈すると良いでしょう。
名詞に当たるAの部分が it being her funeral となっているのは動名詞で、it が being の意味上の主語、つまり文章にすると、It is her funeral. 「(それが)彼女の葬式である」であり、それを動名詞にして「(それが)彼女の葬式であること」と表現したことになるでしょう。
ですからモニカのセリフは「(それが)おばあちゃん(自身の)お葬式であることとか、他のこと全部でね」と言っていることになります。
ママが「おばあちゃんがここにいたら、こういうの嫌がったでしょうね」と言ったので、「自分のお葬式だから嬉しいはずない。自分のお葬式なんか嫌に決まってるもの」という意味の返事として「ええ、嫌がったでしょうねぇ、自分の葬式だったりとかそういうことで」と返したことになります。

「そりゃ自分のお葬式なんだもの、喜ぶはずないわ」と返した娘モニカの言葉をママは No. と否定してから、I'd be hearing about... と続けます。
I'd be hearing = I would be hearing には「もしおばあちゃんが生きていたら(今頃)私は(〜について)聞いているでしょうね」という仮定のニュアンスが込められています。

こんなことを聞いているところだろう、という内容が以下に続きますが、"Why didn't I get the honey-glazed ham." は「どうしてハニーグレイズドハムがなかったの?」という意味だろうと思います。
glaze は「(食べ物に何かをかけて)つやを出す」なので、honey-glazed ham は「ハチミツでつやを出したハム」。

以下のスタバ(Starbucks Coffee Japan)の公式ページに「ハニーグレイズドハム」の説明が出ていました。
Starbucks Coffee Japan : 選べる5種類 ボリュームたっぷりのアメリカンなサンドイッチ
その説明によると「アメリカでは、いつもより少し贅沢な食事を楽しむときにハニーグレイズドハムを食べるんですって。」とのこと。

honey glazed ham で画像検索すると、表面に焼き豚のようなテカリのある、薄い切れ目の入った大きなハムのかたまりの写真がたくさんヒットしました。
お皿にドンと乗っていると、大きくて見た目もゴージャスなので、今回はお葬式の後の食事会ですが、その他パーティーなどでも、お客様に出すメニューとしてはぴったりなのだろうと思います。

ちなみに、チャンドラーとアンドレアが同時にトングを取ろうとしていた時の料理が、大きなハムのようなものだったので、これがハニーグレイズドハムだったのかもしれないなぁ、と思ったのですが、、、ただそうすると、"Why didn't I get the honey-glazed ham." (どうして(私には)ハニーグレイズドハムがなかったの?)というセリフとの整合性が取れないような気もします。
もしかすると、チャンドラーたちが取ろうとしていたのは「ただのハム」で、それがハニーグレイズドじゃなかった、という意味で「どうしてハニーグレイズドじゃない、ただのハムだったの?」のように言うでしょうね、と言った、ということかもしれません、、、

「花に十分なお金をかけなかった」の後の、If I spent more, she'd be saying は仮定法過去で、「実際には花に十分なお金をかけなかったけど、もし(事実に反して)もっとお金をかけたなら、おばあちゃんは(今頃)こう言っているでしょうね」というニュアンスになります。
その後、おばあちゃんの口調を真似るように「どうして無駄使いするの? 花なんかいらないよ、私は死んでるんだから」と言うと、モニカが That sounds like Nana. と続けます。
おばあちゃんのように聞こえる、ということなので、その言い方とか内容がおばあちゃんっぽいわね、と言っていることになるでしょう。


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posted by Rach at 16:23| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月08日

あの錠剤よく効いたのね フレンズ1-8改その19

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16:08
[Cut to Ross emerging from a hallway, grinning inanely. He is obviously very stoned]
二人は握手する。(階段の上の)廊下から現れたロスに画面がカット。ロスは歯を見せてうつろに笑っている。明らかにロスは非常にラリった(酔っぱらった)状態である。
フィービー: Hey, look who's up! How do you feel? (ねぇ、彼が出てきたわよ[現れた人を見て]! 気分はどう?)
ロス: I feel great. I feel- great, I fleel great. (最高の気分だよ。気分は最高。もう最高。)
モニカ: Wow, those pills really worked, huh? (わーお、あの錠剤、本当によく効いたのねぇ?)
ロス: Yeah. Not the first two, but the second two-- whoo! I love you guys. You guys are the greatest. I love my sister, [Kisses Mon] I love Pheeb. [Hugs her] (あぁ。最初の2錠は効かなかったけど、でも2回目の2錠が…フー! 君たちを愛してるよ。君たちは最高だ。僕の妹を愛してる。[モニカにキスする] フィービーを愛してる。[フィービーをハグする]。)
フィービー: Ooh! That's so nice. (あぁ! それってすごく素敵ね。)
ロス: Chandler! (チャンドラー!)
チャンドラー: Hey. (やあ。)
ロス: I love you, man. [Hugs him] And listen, man, if you wanna be gay, be gay! Doesn't matter to me. (愛してるよ。[チャンドラーをハグする] そして、いいか、もしゲイでいたいのなら、ゲイでいろよ! 僕は構わないからさ。)
アンドレア: [Turns to a friend] You were right. [They walk off and leave Chandler.] ([友人の方を向いて] あなたは正しかったわ。[二人はチャンドラーを残して立ち去る])

階段の上に現れたロスは、なんだか酔っぱらったような状態になっています。
気分はどう? と聞かれたロスは「気分は最高だよ」と答えていますが、3回目には I fleel great. のような発音になっています。
fleel という単語があるわけではなく、ろれつの回っていないロスの言い方を文字化した形になるでしょう。
穴に落ちたことで腰を痛め、ママから痛み止めの錠剤をもらっていたことから、その薬が変な風に効いてしまっていることが想像されます。
Those pills really worked. は「あの薬は本当によく効いた」。
work は「働く」で、薬の場合だと「効き目がある、効く」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary)では、
work : BE EFFECTIVE/SUCCESSFUL [intransitive] if a method, plan or system works, it produces the results you want
例)Most diets don't work.

つまり「ある方法、計画、システムが work するというのは、人が望む結果を生むということ」。例文は「たいていのダイエットは効き目がない」。
語義にあるように、work = be effective 「効果がある」ということですね。

Not the first two, but the second two-- whoo! について。
the first two は the first two pills ということで、痛み止めには「1回につき2錠」飲むということになっているのでしょう。
the second two は「さらに2回目の2錠」ということで、決められた量を飲んでも効かなかったので、もう1回分余計に(多目に)飲んだということですね。
それで Whoo! というハイな状態になっているわけで、薬剤の過剰摂取(overdose、オーバードーズ)により、ラリった状態になってしまっていることになります。

ハイになっているロスは、みんなに「愛してる」と言いながらハグなどをしています。
モニカとフィービーに愛情表現した後、アンドレアという女性と楽しく会話中のチャンドラーにも声を掛け、他のフレンズたちと同じように I love you. と言ってハグします。
せっかく女性とお近づきになれそうな時に何てこと言うんだ! とチャンドラーは憮然とした顔をしていますね。

if you wanna be gay, be gay! について。
gay は名詞でもあり、また形容詞にもなりますので、「ゲイである」という場合は be gay のように be動詞+gay で表現することが可能です。
名詞の意味しかない場合だと、be a gay のように a が必要になりますが、形容詞でもあるため a は不要ということです。

if you wanna be gay, be gay を直訳すると「もしゲイでいたいのなら、ゲイでいろ」というところ。
become gay のように「ゲイになる」だと、今は違うけれどそうなる、という意味になりますが、be gay ですから「ゲイである、ゲイでいる」という風に解釈すべきでしょう。
このロスの言い方だと「自分が(今のまま)ゲイでいたいと思うなら、ゲイでいろよ」という意味になりますので、「チャンドラーは現在ゲイである」ということを暗に示したような表現になっていることになります。
Doesn't matter to me. は It/That doesn't matter to me. ということで「僕にとっては重要ではない、僕は構わない、気にしない」ということ。
つまり、「チャンドラーがゲイでいたいと思うなら、そのままゲイでいればいいさ、僕は全然構わないよ」と言っているわけですね。

今回のエピソードは「チャンドラーがゲイだと勘違いされる」というのがプロットの一つとなっていますが、実際のところ、はっきり gay という単語が使われたのは、過去記事、それがまさにそうよ フレンズ1-8改その9 のジョーイのセリフ: ..So Chandler looks gay, huh? (…で、チャンドラーはゲイに見えるよな?)と、今回のロスのセリフのみです。
それ以外はゲイの話題であっても、gay という単語はあえて使わずに会話が進んでいます。
ジョーイの場合は「死んだら虫の餌になる」という不謹慎な発言をしてしまったために、それをごまかそうとしてあえてダイレクトな言葉を使っていました。
そして今回はロスが薬でハイになっているために、ダイレクトな言葉は避けようという配慮ができない状態になっていて、思ったままを口に出してしまっているがために、gay という単語をある意味堂々と使っていることになるでしょう。
暗黙の了解として、単語を伏せた形でそのことを言及している場合には、出会ったばかりの女性にそういう意味だと理解されてしまうことはないですが、「ロスがラリった状態で、配慮なく思ったままを口に出してしまっている」という形になっているために、初対面の女性の前で「チャンドラーはゲイだ」ということを触れて回るかのような形になっているわけですね。
ゲイの話をする前に、ロスが「愛してる」と言いながらチャンドラーに抱きついたりしたことも、その印象を強めるのに一役買っています。

薬のせいで思ったままを口走っているロスも笑いのポイントではありますが、このシーンの本当のオチは、次のアンドレアのセリフにあります。
アンドレアは隣にいる自分の友人に「あなたは正しかったわ」と言っています。
ロスがチャンドラーのことをゲイであるかのように言ったのを聞いた後に「あなたの言った通りだったわね」と言ったわけですから、ロスがそういうセリフを言う前に、アンドレアの友人はチャンドラーのことを「あの人、ゲイだと思うわ」と言っていたことが想像できるわけですね。
会社の同僚、出会った当時のフレンズたちにゲイだと思われていたという話が既に出ていますが、お葬式のレセプションでも、見ず知らずの人にゲイだと思われたということが、この You were right. という一言からわかる、という面白さになります。


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2019年03月05日

ベルト通しを1つ抜かしてる フレンズ1-8改その18

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15:23
[Scene 9: The wake, at the Gellers' house. Ross is lying on his back, with Phoebe squatting over him, checking to see if he's injured]
シーン9: 通夜、ゲラー家。ロスは仰向けに横たわっていて、フィービーがロスの上にしゃがみ、ロスがけがをしているかどうかチェックしているところ。
フィービー: Okay, don't worry. I'm just checking to see if the muscle's in spasm. Huh. (いいわ、心配しないで。私はただ筋肉がけいれんを起こしていないかどうかチェックしてるだけよ。あ。)
ロス: What? What is it? (何? 何なの?)
フィービー: You missed a belt loop. (ベルト通しを1つ、抜かしてるわ。)
ロス: Oh! N-n-no. (あぁ! だめだめ。)
フィービー: Okay, it's in spasm. (わかったわ、けいれんしてるわね。)
ゲラーママ: Here, sweetie. Here. I took these when I had my golfing accident. [Hands Ross a bottle of pills. Then turns to Monica and pats her hair over her ears] (ほら、スイーティ、これをどうぞ。ゴルフで事故(怪我)した時に私はこれを飲んだの。[ロスに丸薬の瓶を手渡す。それからモニカの方に向き直って、耳を覆うようにモニカの髪の毛を軽く叩く])
ロス: Thanks, Mom. (ありがと、ママ。)
[Cut to Chandler and a woman, Andrea, reaching for the same slice of meat]
チャンドラーと女性アンドレアに画面がカット、二人は同じ肉のスライスに手を延ばそうとしている(注:実際には同時に透明のトングを取ろうとしている)
チャンドラー: Oh, go. (あぁ、どうぞ。)
アンドレア: Sorry. Hi, I'm Andrea. I'm Dorothy's daughter. (ごめんなさい。こんにちは、私はアンドレアよ。私はドロシーの娘なの。)
チャンドラー: Hi, I'm Chandler, and I have no idea who Dorothy is. (はい、俺はチャンドラー。で、俺はドロシーが誰か全くわからないんだけどね。)
[They shake hands.]
二人は握手する。

spasm は「けいれん」。
You missed a belt loop. は「ベルト通しを1つ、抜かしてるわ」。
miss は「〜を逃す、しそこなう」、belt loop は「ベルト通し」で、ベルトが全部のベルト通しに入っておらず、1つ飛ばした状態になっている、1つ通しそこねている、ということ。
日本語で「ミスする」というと、「ミステイクする」→「間違える」という意味で理解されがちですが、「すべきことをしそこなう」というニュアンスであることに注意しましょう。
けいれんがあるかチェックしてると言った後、腰のあたりを確認していたフィービーが声を出したので、けいれんの件かと思ったら、ベルト通しが抜けてる、という違う話をしている面白さですね。
その後、痛がるロスに、やはりけいれんしているとフィービーが診断することになります。

I took these when... と言って、ママはロスに瓶を手渡しています。
腰を痛めているロスに「ゴルフのアクシンデントの時に私はこれをテイクした」と言っていることからも、痛み止めの薬であることが想像されます。
ト書きの a bottle of pills について。
pill は薬の丸薬(がんやく:球状の薬)のこと。日本語でピルは「経口避妊薬」の意味で使われていますが、それ以外の丸薬も英語では pill になります。
経口避妊薬の方はもっぱら the pill のように the がついた形で使われます。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary)で、避妊薬の方の意味を見てみると、
the pill : a pill taken regularly by some women in order to prevent them having babies
be/go on the pill

つまり「赤ちゃんができるのを防ぐために女性により定期的に服用される薬」。

「あの薬、例の薬」のように特定する the を付けることで、一般的な丸薬とは違う特別な薬を意味することになるのですね。
take a pill だと「丸薬を飲む、服用する」。上のママのセリフも took these のように動詞 take が使われています。
go on the pill だと「ピルの服用を開始する」、be on the pill だと「ピルを服用している」になります。
一般的な薬の場合は、体の中に摂取するという意味で take を使い、ピルの場合は定期的に服用する必要があるので、go on や be on が使われることになります。
モニカと向き合う形になったママは、モニカの耳が隠れるように髪の毛に触れてから去り、モニカはあきれた顔をしています。

画面が切り替わり料理が映ると、料理を取ろうとして、チャンドラーとある女性とが同時にトングに手を伸ばします。
女性の方が先だったので、チャンドラーが彼女に譲ると、女性がアンドレアだと名乗り、ドロシーの娘だと説明します。
チャンドラーも同じように名乗った後、「ドロシーが誰なのか、俺にはぜんぜんわからないんだけど」と付け足していますね。
チャンドラーの方も同じように、自分がここにいる説明として「亡くなったおばあちゃんの孫の友人」みたいに説明しても良かったのでしょうが、親の名前を言って自分の身元を説明してくれた人に「そうなんだ、、、で、ドロシーって誰?」みたいに意外な(相手が拍子抜けするような)返しをすることで相手の笑いを誘う効果、そして、「アンドレアよ。私はドロシーの娘」「チャンドラーだ。俺はドロシーを知らない人」みたいに、同じ「ドロシー」という名前を使って自己紹介したような感じになっている面白さも感じられる気がします。


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posted by Rach at 14:20| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月01日

最も恐れていたことが現実となっている フレンズ1-8改その17

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13:56
[Scene 8: The cemetery, after the funeral]
シーン8: 墓地、お葬式の後。
モニカ: It was a really beautiful service. (本当に美しいお葬式だったわ。)
ゲラーママ: It really was. Oh, come here, sweetheart. [Hugs her] Y'know, I think it might be time for you to start using night cream. (本当にそうだったわね。まぁ、こっちにいらっしゃい、スイートハート。[モニカをハグする] ほら、あなたが夜のクリームを使い始める時期になったかもしれないと思うわ。)
[Joey listens to his overcoat for a second and sighs, then notices Chandler watching]
ジョーイは少しの間、自分のオーバーコートの音を聞いてため息をつき、それからチャンドラーが見ているのに気づく。
ジョーイ: What? (何?)
チャンドラー: Nothing. Just your overcoat sounds remarkably like Brent Musburger. (別に。ただお前のオーバーコートは、ブレント・マスバーガーに実にそっくりな声[音]を出すなぁ、って。)
ジョーイ: Check it out. Giants-Cowboys. [He has a pocket TV] (見てくれよ。ジャイアンツ対カウボーイズだ。[ジョーイはポケット(小型)テレビを持っている])
チャンドラー: You're watching a football game at a funeral? (お前は葬式で、フットボールの試合を見てるのか?)
ジョーイ: No, it's the pregame. I'm gonna watch it at the reception. (いや、それはプリゲーム(試合前)だよ。食事会で試合を見るつもりだ。)
チャンドラー: You're a frightening, frightening man. (お前は、恐ろしい、恐ろしい男だな。)
[Rachel steps in a patch of mud]
レイチェルがぬかるみに足を踏み入れる。
レイチェル: Oh, no! My new Paolo shoes! (あぁ、もう! 私の新品(おニュー)のパウロの靴が!)
ロス: Oh, I hope they're not ruined. (あぁ、その靴がダメになってないといいのにね。)
フィービー: God, what a great day! What? Weatherwise. (まぁ、何て素敵な日なの! 何? 天気の話よ。)
ロス: I know, uh, the air, the-the trees... even though Nana's gone, there's, there's something almost, uh- I don't know, almost life... [Not looking where he is going he falls into an open grave] (そうだね、空気に木々に… たとえおばあちゃんが亡くなってしまったとしても、ほとんど…な何かがあるんだ、よくわからないけど、ほとんど命は… [自分の行く先を見ていなくて、穴の開いている墓に落ちる])
全員: God! Ross! Ross, are you okay? (なんてこと! ロス! ロス、大丈夫?)
ロス: I'm fine, I'm fine. I'm just-just... having my worst fear realized, but.... (僕は大丈夫、大丈夫。ただ…最も恐れていたことが現実のものとなっているけどね。)

service は「宗教的儀式」。今回の場合は「葬式」を指します。
モニカのママはモニカをハグし、ハンカチでモニカの顔の涙をぬぐうようなしぐさをしていますが、その後、「ナイトクリームを使い始める時かもしれないって思うわ」とママが言うので、モニカはあきれと怒りの表情を見せています。
モニカの顔を間近で見て、肌が荒れてるわね、とママが思ったらしいことが想像できるわけですね。

Brent Musburger(ブレント・マスバーガー)は、スポーツキャスター。詳しくは以下のウィキペディアで。
Wikipedia 英語版: Brent Musburger
お前のコートはマスバーガーそっくりの音がする、というのは、ポケットテレビのアナウンス・実況が聞こえている、ということ。
お前、コートの下に何かを隠して試合を聴いてるな? と言う代わりに、そのコート、ブレントみたいな声がするんだな、と言ってみせたわけですね。

Giants はアメフトのチーム名で「ニューヨーク・ジャイアンツ(New York Giants)」、Cowboys は「ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)」。
reception は「レセプション」とカタカナ語にもなっていますが「来客をもてなす宴、食事会」。今回の場合は葬式の後の食事会を指します。a wedding reception なら「結婚披露宴」。

「人の葬式で、隠れてフットボールの試合を見てるのか?」とあきれるチャンドラーに、ジョーイは「(ゲームじゃなくて)プリゲーム(pregame)だ」と言い、「試合は食事会の席で見る」と返します。
「葬式でアメフトの試合を見てるのか?」に対する No. は「葬式で試合なんか見てないよ」ということではなく、「今は試合前で、試合は後の食事会で見る」と言ったことになり、お葬式、食事会と続く中で、ジョーイはご丁寧に試合前から、本番の試合までずっとポケットテレビで見るつもりだということがわかるという流れになります。

frighten は「人を怖がらせる」という他動詞なので、frightening は「人を怖がらせるような、恐ろしい」。

墓地のぬかるみに足を取られたレイチェルは、パウロから送ってもらったばかりの靴が汚れてしまい、「あぁ、私の新しいパウロ(から)の靴が!」と言います。
I hope they're not ruined. の文字通りの意味は「その靴がダメになっていないといいけどね」ということですが、ロスの言い方と表情から「その靴、ダメになっちゃえばいいのに」というのが本音であることがわかります。

墓地を歩いている時、天気で爽やかな青空も見えていて、フィービーは God, what a great day! と言うのですが、フレンズたちににらまれてしまいます。
weatherwise は「天気については、天気に関しては、天候面では、天候的には」。
-wise は「〜に関しては」と関連を表す接尾語。
お葬式なのに、great (最高、素敵)という表現を使ったことで、みんなが「不謹慎な、何てこと言うんだ」という目で見たために、「天気・天候が素晴らしいって言っているだけよ。ただの天気の話よ」と説明していることになります。

「天気が素晴らしい、って話よ」と言ったフィービーの話を受けて、ロスは歩きながら「おばあちゃんが亡くなっても、空気や木々は」と言いながら歩いています。
その後、前方不注意で、棺を納めるために深く掘られた穴に落ちてしまい、みんなが心配そうに覗き込みます。

I'm just having my worst fear realized. について。
realize は「〜に気づく、悟る」という意味ですが、ここでは「〜を実現する、〜を現実化する、〜を現実のものとする」という意味で使われています。
元々 realize は、
real「現実の」+ -lize 「〜する、〜にする」という意味の動詞を作る接尾辞
が合体したものですから、「現実のものとする」という訳語の方がイメージは湧きやすい気がします。

研究社 新英和中辞典では、
realize=〈希望・計画などを〉実現する、実行する (注:しばしば受身で用いる)
My worst fears were realized. 私の最も恐れていたことが現実のものとなった。


LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、worst の項目に以下のように出ています。
somebody's worst fears : the thing that someone least wants to happen
例)My worst fears were realized (=they happened) when I saw the test questions.

つまり、「人の最大の恐怖とは、その人が最も起こってほしくないと願うこと」。例文は「テストの問題を見た時、最も起こってほしくないことが起こってしまった(最も恐れていたことが現実となった)」。

研究社、ロングマンとも、例文が My worst fears were realized となっていることからも、このフレーズがよく使われる典型的な形であることがよくわかります。
夢・希望のような良い内容なら「(夢が)実現する」という訳語がふさわしいですが、悪夢のような悪い内容だと「(悪夢が)現実となる」とした方がしっくりきますね。

ロスのセリフは、I'm just having my worst fear realized. という形になっていて、「私という主語が、My worst fears were realized. という状況を持つ(状況になる)」という感覚で理解すると良いでしょう。
主語にとって最も恐れていたことが現実となったという状況なので、have my worst fears realized のように have+目的語+過去分詞で表現することになるわけですね。
I realized my worst fears. のように主語が I だと、私(主語)が意図的にそれを現実化したかのような形になってしまいますし、むしろこの文だと「私は最悪の恐怖を悟った」のような意味に解釈されてしまうようにも思います。
「私が最も恐れていたことが現実となるという状況になる(そういう状況をこうむる)」という感覚が、この have my worst fears realized の形だということですね。

最も恐れていることとは「死後、棺に納められて地中深くに埋められる」ということで、棺の入る深い穴の底にいてフレンズたちがそれを覗き込んでいるという状況を見て、今、最大の恐怖・悪夢が現実となっている、とロスは言っていることになります。


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posted by Rach at 19:03| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月22日

ベストフィーチャー=顔の部分で一番良いところ フレンズ1-8改その16

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13:13
[Scene 7: Mon+Rach's. Mon+Rach are preparing to leave for the funeral]
シーン7: モニカとレイチェルの家。モニカとレイチェルがお葬式に行く準備をしているところ。
ロス: [Entering] How we doing? You guys ready? ([入ってきて] どんな感じ? みんな準備いい?)
モニカ: Mom already called this morning to remind me not to wear my hair up. Did you know my ears are not my best feature? (今朝ママがすでに電話してきたわ、私が髪の毛をアップにしないように、って。私の耳は見た目が良くない[かわいくない]って知ってた?)
ロス: Some days it's all I can think about. (数日、そればかり考えるよ。)
フィービー: [Entering] Hi! I'm sorry I'm late. I couldn't find my bearings. ([入ってきて] はーい。遅れてごめん。ベアリングが見つからなくて。)
レイチェル: Oh, you-you mean your earrings? (あぁ。イアリングのことね[イアリングって言おうとしてたのね]?)
フィービー: What did I say? (私、何て言った?)
レイチェル: [Sticking her foot out] Hm-m. ([自分の足を突き出しながら]んーん[気づいてほしそうに軽く咳払いする]。)
モニカ: Are these the shoes? (これが例の靴なの?)
レイチェル: Yes. Paolo sent them from Italy. (そうなの。パウロがイタリアから送ってくれたのよ。)
ロス: What? We, uh... We don't have shoes here? (何? ここ(アメリカ)には靴がないの?)
ジョーイ: [Entering with Chandler] Morning. We ready to go? ([チャンドラーと一緒に入ってきて] おはよう。行く準備できてる?)
チャンドラー: Oh, don't we look nice all dressed up? It's stuff like that, isn't it? (あぁ、俺たちすっかりドレスアップして素敵じゃない? (クオリティっていうのは)そういうこと、なんだな?)
[They all leave]
フレンズたちがみんな部屋を出る。

wear one's hair up は「髪を上げている、髪をアップにしている」。
to remind me not to do は「私に〜しないようにと思い出させるために」。要は「〜するな、と言うために電話してきた」ということ。

Did you know my ears are not my best feature? について。
feature は「特徴」と訳されることが多いですが、ここでの意味は以下の研究社 新英和中辞典の説明がわかりやすいでしょう。
feature=【名】[通例修飾語を伴って]【C】 顔の造作 《目・鼻・口・耳・額・あごなどの一つ》
例)Her eyes are her best feature. 彼女は目がいちばん美しい。


LAAD (Longman Advanced American Dictionary) でも以下のように説明されています。
feature : a part of someone's face such as their eyes, nose etc.
例)Her eyes are her best feature.

つまり「例えば目や鼻のような、人の顔の部分」。例文は「彼女の目は彼女のベストな顔の部分だ(彼女は目がいちばん美しい)」。

研究社の英和とロングマンの英英は例文が同じで、モニカのセリフと同じく one's best feature という表現が使われています。
Her eyes are her best feature. が「顔の部分・部位」という意味の典型な例文だと言えるでしょう。
「目が彼女のベストフィーチャー=目がいちばん」を意味するとのことなので、顔の部位の中で「ここがいい」という部分を best feature と言うのだと理解すればよいでしょう。
今回のセリフでは「ベストフィーチャーではない」と否定しているので、「私は耳がかわいい、耳が魅力的、ってことはない」と言っていることになります。
「あなたは耳を見せるようなアップにしちゃだめよ」と実の母親に言われたということですね。

次のロスのセリフ、Some days it's all I can think about. について。
直訳すると「数日(何日間か)、そのことが僕が考えられることのすべてである」なので、「何日間か、そのことばっかり考える」ということですよね。
「私は耳がかわいくないってこと知ってた?」と「問われた(ロスが意見を求められた)」ことに対して、イエスまたはノーとその場で答えないで済むように「その答えについては、数日考えてみるよ」的に流して即答を避けたセリフになるのかなぁ、と思いました。

フィービーが入ってきて、I couldn't find my bearings. と言った後、レイチェルが You mean your earrings? と返します。
今、bearing と言ったけど、あなたが言いたいのは earring よね? イアリングと言おうとしてベアリングって言っちゃったのよね? という意味になるでしょう。
bearing は「方角、方面」という意味で、lose one’s bearings なら「道に迷う、方向がわからなくなる」という意味。find one's bearings だと「自分の位置を把握する、自分がどこにいるのかわかる」。
I couldn't find my bearings. だと「自分がどこにいるのかわからなかった」という意味になるので、しょっちゅう来ているモニカとレイチェルの家に来る途中で道に迷ったかのような意味になってしまいますから、「遅れた理由は、自分の居場所がわからなかったからじゃなくて、していくイアリングが見当たらなかったってことでしょ?」と問い返したことになるでしょう。
フィービーが「私、何て言った?」と問い返していることからも、フィービーはイアリングと言うつもりで、無意識にベアリングと言い間違えたことになるだろうと思います。

レイチェルが咳払いしながら足を差し出しているのを見て、モニカは Are these the shoes? と言っています。
the shoes のように定冠詞がついているのは「あの・例の靴」のように「お互いがそれと分かっているもの」というニュアンスですね。
パウロから靴をもらったの、という話を事前に聞いていたということでしょう。

「パウロがイタリアから靴を送ってくれたの!」と嬉しそうに話すレイチェルに、ロスは We don't have shoes here? と言っています。
here はイタリアとの対比で「ここアメリカでは」ということで、「アメリカには靴がないのかな?」みたいなことですね。
イタリアからわざわざ送ってもらわなくてもアメリカにだって靴くらい売ってるよね、というところです。

ジョーイとチャンドラーが入ってきた後、お葬式のために正装しているみんなを見て、Oh, don't we look nice all dressed up? とチャンドラーが言うと、フレンズたちが一瞬固まっています。
その後、It's stuff like that, isn't it? と言っていますが、これは直訳すると「そういうこと(やつ)なんだな、だろ?」みたいなニュアンス。
これについては、過去記事、フレンズ1-8その4 のコメント欄 で、解釈についての様々な意見を頂戴しました。

そのコメント欄の中で、私も意見が二転三転してしまっているのですが、今、私が考える解釈は、、、

部屋に入ってくるなりチャンドラーが「俺たちみんな、おしゃれして決まってるよね」とまるで女子のようなおしゃれの話をした。こういう部分が「ゲイのクオリティを持ってる」と言われるゆえんではないか、という意味で「(みんなが言うクオリティっていうのは)そういうやつなんだろ?」と言った。

ということになります。
過去記事のコメントにも書いたのですが、このシーンの流れを見てみると、

フィービーが、「イヤリングが見つからなくて遅れた」と言って入ってくる。
レイチェルは、パウロがイタリアから送ってくれた靴をモニカに自慢する。
ロスは、「アメリカにだって靴くらいあるだろ」と言う(これは、男だから靴なんか興味がない+ヤキモチを示唆)。
ジョーイは、「おはよう。準備できた?」と軽い挨拶。
チャンドラーは、開口一番「俺たちみんなドレスアップして決まってるよね〜」的発言。

フィービーはイヤリングを探していて遅れた、レイチェルとモニカはパウロがくれた靴のことで盛り上がっていた、という「いかにも女子の会話」的な前振りがあって、ロスやジョーイがそれに絡んでくることはないけれど、チャンドラーは入ってくるなり「俺たち決まってるよね」と自分も含めてみんなのファッションにまつわる話をした。
部屋に入っての第一声がおしゃれ話だったのが「チャンドラーは女子かっ!」と言いたくなるような感じで、チャンドラー自身もそれに気づいて、It's stuff like that, isn't it? と言った、という流れのような気がするということです。

このエピソード全体のテーマの一つとして「チャンドラーには(ゲイの)クオリティがある。でもそれが具体的にどんなものかは本人にも友人にもよくわからない」というものがあります。
エピソードはこの後も「チャンドラーのその”クオリティ”とはどんなものか?」にまつわる話が出てくるのですが、とりあえずこの時点で「もしかしてみんなが言うクオリティって、女子みたいな言動をしちゃうこと?」とフレンズたちに尋ねたのがそのセリフなのかなと思うわけです。
クオリティとは何ぞや? というのはこの後も話が続いていくので、「クオリティ=女子的な発言をすること」のような完全なイコールではなく、また、ここでクオリティの答えが出たわけでもなくて、「もしかしてこういうこと?」レベルでチャンドラーがみんなに問いかけたセリフである、というのが今の私の解釈になります。


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posted by Rach at 19:51| Comment(7) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月20日

靴はワイン色じゃないと。ドレスを変えるなら話は別だけど フレンズ1-8改その15

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11:56
ロス: Okay. Um, how about these? [Holds out a pair] (わかった。えーっと、これはどう? [1足の靴を取り出す])
ゲラーママ: That's really a day shoe. (それは完全に(フォーマルではない)普段履きの靴よ。)
ロス: And where she's going, everyone else'll be dressier. (そしておばあちゃんが行くところ(天国)では、他のみんなはもっとおしゃれなんだね。)
リリアン: Could we see something in a slimmer heel? (もっと細いヒールのを見られるかしら?)
ロス: [Forages around] Okay, I have nothing in an evening shoe in the burgundy. I can show you something in a silver that may work. ([周囲をあさって[捜し回って]] よし、バーガンディの(フォーマルな)イブニング靴はないよ。使えるかもしれないシルバーの靴なら見せられるけど。)
リリアン: No, it really should be burgundy. (だめよ、本当に靴はバーガンディじゃないと。)
ゲラーママ: Mm. Unless we go with a different dress. (うーん。他のドレスにするなら話は別だけどね。)
ロス: No! No, no,no. Wait. Wait, I may have something in the back. (だめ! だめだめだめ。待って。奥に何かあるかもしれない。)
[He finds a shoebox (out of shot), pulls it down and opens it. It is full of Sweet'N Lows.]
ロスは(画面に出ないところで)靴の箱を見つけ、それを引っ張り下ろして箱を開ける。その箱にはスウィートン・ローがいっぱい入っている。
ロス: Oh, my God. (あぁ、なんてことだ。)
ゲラーママ: Is everything all right, dear? (大丈夫なの?)
ロス: Yeah, yeah, just... just Nana stuff. (あぁ、あぁ、ただ…ただおばあちゃんのものが。)
[He reaches up higher and knocks down another shoebox lid. Sweet'N Lows rain down on him]
ロスはより高く手を延ばし、別の靴の箱の蓋を下に落とす。スウィートン・ローがロスの上に雨のように落ちてくる。
[Commercial]
コマーシャル

ロスがある靴を見せると、ママは a day shoe だと言います。
この a day shoe は、少し後に出てくる an evening shoe との対比で考えると「フォーマルな夜会用ではない」という意味の「日中に使う普段履き」のようなイメージなのかなと思います。
And where she's going, everyone else'll be dressier. を直訳すると「そして、おばあちゃんが行くところ(天国)では、他のみんなはもっとドレッシーなんだね」というところ。
「僕(ロス)が見せた靴を普段履きでダメだと却下したところを見ると、天国ではみんなもっとおしゃれしてるってことなんだね」と皮肉っぽく返したことになるでしょう。
天国ではみんながおしゃれでフォーマルな服を着てるとでも? 僕はそんな話聞いたことないけどな、と言いたい気持ちなのでしょう。

a slimmer heel は「よりヒールの細い靴」。
そんな a day shoe ではなく、もっとヒールの細い靴を探してと言われたロスは、あれこれ探した後、I have nothing in an evening shoe in the burgundy. と言っています。
ロスは evening shoe の部分を強調して発音しており、evening と言った後、観客からは笑い声も起こっています。
a day shoe だとケチを付けられたことに対して「そんなことを言っても、その色の an evening shoe (フォーマルな靴)なんてないよ」という風にイブニングをことさら強調したところにロスの不満が見えるのが面白い、ということなのかなぁと思ったりします。
色であれこれ文句を言っていたと思ったら、今度はフォーマルかそうでないかの話にまで広がったので、こっちは探すのが大変なんだから、後からちょこちょこと条件を追加しないでくれよ、という気持ちなんだろうなぁと。

something in a silver that may work は「うまく使えるかもしれないシルバーの靴」。
フォーマルな靴として使えそうな、シルバーの靴ならあるけど、ということですね。

おばさんが「ドレスがバーガンディだから、靴もバーガンディでないと」と主張すると、ママは少し考えてから、あることを思いついたように Unless we go with a different dress. と言います。
このシーンの少し前(1つ前の記事)でも、Unless you want your mother to spend eternity in a lemon-yellow pantsuit. (自分の母親がレモンイエローのパンツスーツを着て、永遠を過ごすことをママたちが望むのなら話は別だけどね。)というロスのセリフで unless が使われていましたが、今回の付け足しの unless もそれと同様に、「私たちが他の(色の)ドレスで行くなら話が別だけどね」のように「〜なら話は別だけど」と訳すとしっくりくるでしょう。
つまり「バーガンディのドレスには同じ色の靴じゃないと。でもフォーマルな靴がシルバーしかないのなら、ドレスの色をもう一度選び直せばいいかもね」という提案になります。
あれこれモメたあげく、やっとドレスの色が決まったのに、またドレスをいちから選び直しだなんてとんでもない、とロスは思ったのでしょう、それで「他のドレスにするのもアリね」と言ったママの発言を必死に否定して、「まだ見ていない奥の方にバーガンディのフォーマルな靴があるかもしれないから」と言うことになります。

ロスは上の方を見上げて、そこにあった靴の箱を下ろします。
中を開けると、ピンクの小さな袋がいっぱい入っており、これはト書きにあるように、甘味料のスウィートン・ローですね。
過去記事、いつもくすねてた、レストランだけじゃなく我が家からも フレンズ1-8改その7 でおばあちゃんの思い出話をしている時に、レストランからいつもそれをくすねていた、パパたちの家からもくすねていた、という話題が出ていましたが、そのあちこちからくすねていたものが箱の中から大量に見つかったということですね。
stuff は漠然と「もの、持ち物」を指す言葉。
故人の習慣や癖を思い出させるものがそこにあった、ということで、ロスは半泣きのような表情になり、「おばあちゃんのもの(Nana stuff)があったんだ」と聞いた、おばあちゃんの娘に当たる二人も同じように、懐かしいという様子で笑顔を浮かべます。

ロスがまた上の方に手をやると、今度は箱入りではなく、スウィートン・ロウの袋が雨のようにロスの上に落ちてきます。
あちこちでくすねてた、と言っていた通りに大量の袋がそこにはあったということが、笑えると当時に懐かしくて泣ける、というシーンになっているわけですね。


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posted by Rach at 16:56| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月12日

派手な服を着るのを望むなら話は別だけど フレンズ1-8改その14

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11:26
[Cut to Nana's]
おばあちゃんの家に画面がカット。
ロス: [Holding a dress out from inside the closet] This one? ([クローゼットの中からドレスを1着取り出して掲げながら] これは?)
リリアン(おばさん): No. (だめ。)
ロス: I've shown you every dress we have. Unless you want your mother to spend eternity in a lemon-yellow pantsuit. Go with the burgundy. (ここにある全てのドレスをママたちに見せたよ。自分の母親がレモンイエローのパンツスーツを着て、永遠を過ごすことをママたちが望むのなら話は別だけどね。バーガンディ(ワインレッド)にしてよ[で行ってよ]。)
リリアン: You know, whatever we pick, she would've told us it's the wrong one. (ほら、私たちが何を選んでも、おばあちゃんは「それは違う」って私たちに言ったでしょうね。)
ゲラーママ: You're right. We'll go with the burgundy. (その通りね。バーガンディで行くわ。)
ロス: Oh! A fine choice. I'm coming out. [Starts to climb over the furniture] (あぁ! いい選択だね。僕は(このクローゼットの中から)出るよ。[家具を乗り越えようとする])
リリアン: Wait! We need shoes. (待って! 靴が要るわ。)
[Ross falls back inside]
ロスはまた中に戻る。

I've shown は現在完了形で、これまでいろいろ見せてきて、これですっかり全部を見せちゃった、見せてしまった、見せ終わった、という「完了」のニュアンス。
全部見せてしまったから、もう見せるものがない、ということも示すことになります。
その後、付け足しのように Unless 以下のセリフが続きますが(これまでのフレンズにも何度も出てきたように)このような付け足しの Unless は「もし〜なければの話だけどね。もし〜なら話は別だけどね」と訳すとしっくりきます。
every 「あらゆる、すべての」と言ったけど、実はまだ見せていないものがある、という意味で unless 以下を付け足した感覚になります。

レモンイエローのパンツスーツを着せたいのなら話は別だけど、と付け足しのように言うことで、全部と言ってもレモンイエローのパンツスーツは見せてないけど、まさかこんな服を着せて天国に旅立たせるつもりはないよねぇ? 天国で永遠の時を過ごすには、レモンイエローだと派手すぎるよねぇ? とロスは言いたいのですね。
you はママで、your mother は亡くなったおばあちゃんのことですから、娘であるママたちは、自分の母親であるおばあちゃんにレモンイエローを着せるつもりはないだろ? ということになります。
spend eternity は「永遠の時を過ごす」。死後、天国で時を過ごすイメージですね。

burgundy は「バーガンディ、ワイン色、ワインレッド」。
burgundy とは元々、ブルゴーニュ・ワインを指すようです。
フランスのブルゴーニュ(Bourgogne)地方のことで、それを英語では Burgundy と表記するようです。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
burgundy : a dark red color
つまり「暗い赤色」。

Go with the burgundy. の go with について。
go with は「〜によく合う、似合う」という意味でも使われますが、ここでは直訳の「〜と一緒に行く」の感覚に近い、「〜の線(路線)で行く、〜を選ぶ」という意味。
「まさかレモンイエローの服を天国で着させるつもりはないだろうから、バーガンディのドレスにしてよ」とロスが提案したことになります。

Whatever we pick, she would've told us it's the wrong one. は「たとえ私たちが何を選んだとしても、おばあちゃんは、それは間違いだ(違う)と言ったでしょうね」。
もし生きていたら、どれを選んでも「それは違う、それじゃない」と文句を言っただろう、ということで、仮定法過去完了が使われていることになります。

リリアンおばさんの「どうせ何色を選んでもおばあちゃんは文句を言っただろうから」という発言は「結局、何色を選んでも同じよね」ということなので、ママもそれに同意して、ロスの提案通り(同じように go with を使って)「バーガンディで行きましょう」と言います。

その色でいいと決めてくれて良かった、という意味で「いい選択だね」と言った後、ロスは狭いクローゼットから出ようとするのですが、リリアンおばさんに「今度は靴が必要よ」と言われ、ムッとした様子でクローゼットから出るのを断念することになります。


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2019年02月08日

ビリーブ・ユー・ミー フレンズ1-8改その13

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10:49
チャンドラー: Well, yeah. He’s no Brian in Payroll. (あぁ、そうだね。(でも)彼(ローウェル)は、給与担当のブライアンとは全然違うさ。)
シェリー: Is Brian...? (ブライアンって…(ゲイなの)?)
チャンドラー: No! Uh, I don't know. The point is, if you were gonna set me up with someone, I'd like to think you'd set me up with somebody like him. (いや! 知らないけど。大事なことは[ポイントは、俺が言いたいのは]、もし君が俺に誰かを引き合わせる[セットアップする]つもりだったのなら、彼(ブライアン)みたいな人と引き合わせるんだろうなって思いたいんだよ。)
シェリー: Well, I think Brian's a little out of your league. (うーん、ブライアンはちょっとあなたには高嶺の花だと思うけど。)
チャンドラー: Excuse me. You don't think I could get a Brian? Because I could get a Brian. Believe you me. ...I'm really not. (何だって(ちょっと待て)。俺にはブライアンみたいな男を落とせないとでも? だって、俺はブライアンみたいな男なら、ものにできるんだからな。本当だぞ。…[気まずくなり] 俺は本当に違うんだ[ゲイじゃない]。)

「ローウェルは魅力的よ」とシェリーが言うと、とりあえずは「そうだね」と同意した後で、チャンドラーは He's no Brian in Payroll. と言います。
payroll は元々は「給与支払名簿」のことで、そこから「給与、給与担当」という意味になります。be on the payroll だと「名簿に載っている」→「会社に雇われている」。

He's no Brian について。
He’s not Brian 「彼はブライアンではない」のように、be動詞+not で否定するよりも、名詞の前に no を付けて否定する方が、より否定の度合いが強くなります。
「決して〜ではない、〜どころではない、全く・全然違う」のようなニュアンスで、ここでも「ローウェルはブライアンじゃない」という当たり前のことを言っているのではなく、「ローウェルは、ブライアンとは”全然”違うさ」という意味で、比べ物にならないほどブライアンの方が素敵だと暗に言っていることになります。
自分がゲイだと思われたことに驚き、どうしてみんなそう思うんだ? と尋ねておきながら、「ローウェルよりもブライアンの方がずっといい」→「彼よりも別の彼の方がいい」のようなコメントをして「男性が好きなんじゃないの? やっぱりゲイなんじゃないの?」と思わせる流れになっている面白さですね。

それを聞いたシェリーは Is Brian...? と尋ねます。
セリフを途中で止めていますが、Is Brian gay? 「ブライアンってゲイなの?」という意味で言ったらしいことが想像されます。
gay という単語を出さなくても「ブライアンってそうなの?」のように言えば自ずと意味がわかるということですね。

set up は「手配する、お膳立てする」。俺に誰かをセットアップするつもりだったなら、誰かとセッティングするつもりだったのなら、というカタカナ英語のイメージでもわかる感じはします。デートをセッティングする、というイメージですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
set up : (relationship) to arrange for two people to meet, especially because you think they might start a romantic relationship.
例) Two of our friends set us up.

つまり、「二人の人が会うように手配・アレンジすること。特に、その二人が恋愛関係を始められるかもしれないと(主語が)思うという理由で」。例文は「私たちの友達二人が、私たちを引き合わせた」。
「二人がうまく行くといいなぁ〜という気持ちから引き合わせる」というニュアンスになります。

out of one's league は「高嶺の花」。
過去記事、これ以上ないほどの高嶺の花 フレンズ1-6改その4 にも、
チャンドラー: Oh please, could she BE more out of my league? (あぁ、お願いだから(そんなこと言うの)やめてくれよ。彼女は、俺にとって(これ以上ありえないくらいの)史上最高の高嶺の花だよ。)
というセリフで出ていました。
league はメジャーリーグなどのリーグで、「グループ、仲間」という意味なので、out of one's leagueは「グループの仲間以外の、同類ではない、手の届かない」、つまり「高嶺の花の、高望みの」ということになります。
今回の場合は「どうせならブライアンを紹介してよ、ってあなたは言うけど、ブライアンはレベルが高すぎてあなたには釣り合わないわ」と言ったことになります。

部屋を出て行こうとしていたチャンドラーでしたが、その out of your league という表現が聞き捨てならないという風に立ち止まります。
Excuse me. は「失礼ですが、すみません」と誰かに声を掛ける時の言葉としてよく使われますが、相手が言ったことが聞き取れなかった時にも、Excuse me? と言います。それをさらにキツい口調で言うと、「何だって?」と異議を唱える時にも使えます。

You don't think I could get a Brian? について。
Brian という固有名詞に不定冠詞の a がついています。このように固有名詞に a がつくと「〜のような人」という意味になります。
このセリフの少し前に、somebody like him 「彼(ブライアン)みたいな人(男)」という表現が出ていますが、somebody like Brian = a Brian ということですね。
could get の could は「やろうと思えばできる、その気になればできる」という感覚。「ブライアンくらいの[ブライアンレベルの](いい)男は、ゲットしようと思えば俺にもゲットできる。落とそうと思えば落とせる」 みたいなことですね。

Because I could get a Brian. の because について。
You don't think...? という言葉そのものに、「君はそう思ってるみたいだけど、俺の考えは違う」というニュアンスが入っているので、「なぜ、俺が君の考えに不満を持っているかと言うと、今、君が言ったことにケチをつけているかと言うと」の理由の説明として、Because 「なぜなら」俺は、彼くらいの男を(その気になれば)ゲットできるからだよ、と説明している流れになります。

Believe you me. = Believe me. で「どうか信じてくれよ(本当だよ)」。
不思議な語順ですが、ちゃんと英英辞典にも載っています。
LAAD では、
believe (you) me : used to emphasize that something is definitely true
つまり「何かが絶対的に正しいということを強調するために使われる」。

Macmillan Dictionary では、
believe (you) me : used for emphasizing that what you are saying is true, especially when you are warning someone about something
例)All this is going to cause a lot of trouble, believe you me.

つまり「自分が言っていることが正しいことを強調するために使われる。特に誰かに何かを警告している時に」。例文は「これは全部、大変なトラブルを引き起こすことになるんだよ、(本当なんだ)信じてよ」。

どちらの見出しも believe (you) me のように you がかっこでくくられているので、believe me または believe you me の形で使われるということですね。
believe me が「信じて」になるのはわかりやすいですし、実際に 1つ前の記事、残念だわ、素敵なカップルになったでしょうに フレンズ1-8改その12 にも、"don't worry about it. Believe me, apparently, other people... " というセリフの中に、believe me が軽い感じで挿入されていました。
マクミランの例文は、今回のチャンドラーのセリフと同じく、believe you me の方が使われています。
このフレーズの成り立ちは、、、
Believe me. という普通の命令文→そこに主語の You をつけて You believe me. という、より強い命令文にする→それをさらに強調のために倒置にしたものが Believe you me. である。
ということになります。

I’m really not. は「本当に違う(俺は本当にゲイじゃない)」。
not really だと部分否定になり、「それほど〜ではない」という意味になりますが、really not という語順では、really は not という否定を強調しています。
つい自分で「ブライアンくらいの男ならゲットできる」などと口走ってしまい、自分がゲイであることを認めたような発言になっているので、シェリーはやっぱり、、、という目でチャンドラーを見つめています。
それで、「今、話の流れでいろいろ言っちゃったけど、本当に俺はゲイじゃないんだってば!」と最後に言ったわけですね。


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posted by Rach at 19:27| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月06日

残念だわ、素敵なカップルになったでしょうに フレンズ1-8改その12

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10:04
[Scene 6: Chandler's office block. Shelley is drinking coffee; Chandler enters]
シーン6: チャンドラーのオフィスのブロック。シェリーはコーヒーを飲んでいる。チャンドラーが入ってくる。(追記:非公開コメントでご指摘がありました。このト書きの動作は実際のシーンとは違っていて、実際の動作は「シェリーは冷蔵庫から弁当(タッパー)を取り出している。チャンドラーが入ってきてコーヒーを入れようとしている」になります)
チャンドラー: Hey, gorgeous. (やぁ、素敵な人(色女さん)。)
シェリー: [Sheepish] Hey. Look, I'm sorry about yesterday, I, uh... ([おどおどして] はーい。ねぇ、昨日のことはごめんなさい。私…)
チャンドラー: No, no, no, don't- don't worry about it. Believe me, apparently, other people have made the same mistake, so... (いやいや、心配しなくてもいいよ。信じてくれ、どうやら、他の人たちも同じ間違いをしていたらしいんだ。)
シェリー: Oh! Okay! Phew! (ああ! オッケー。フュー!)
チャンドラー: So, uh... what do you think it is about me? (それで、その… (ゲイだと思われるのって)俺についての何なんだと思う?)
シェリー: I don't know what. You just have a-a... a quality. (何かはわからないわ。あなたはただ…資質(クオリティー)があるのよ。)
チャンドラー: A quality. Right. Great. (クオリティーね。わかった。最高だね。)
シェリー: Y'know, it's a shame, because you and Lowell would've made a great couple. (残念ね、だってあなたとローウェルなら素敵なカップルになったでしょうに。)
チャンドラー: Lowell? Financial Services Lowell? That's who you saw me with? (ローウェル? 財務担当(金融サービス)のローウェル? 俺と一緒の姿を君が心に描いていた(イメージしていた・想像していた)のはそいつなのか?)
シェリー: What? He's cute. (何? 彼ってキュート(魅力的)よ。)

チャンドラーは同僚のシェリーを見て、Hey, gorgeous. と声を掛けています。
このエピソードの冒頭シーン、蛍光灯の下で日本製のカップ麺 フレンズ1-8改その1 で、シェリーが ”Hey, gorgeous! How's it going?" (はい、素敵な人(色男さん)! 調子はどう?)と言っていたことを受けて、今度はチャンドラーが同じように gorgeous という単語で返したことになります。
ト書きの sheepish は「羊のように内気な、恥ずかしがる、おどおどした」。
以前、Hey gorgeous! で始まった一連の会話中に「シェリーはチャンドラーのことを勝手にゲイだと勘違いしていた」ことがわかってしまったので、その時のことを思い出し、シェリーは気まずい顔をしていることになります。

apparently は「どうやら(〜らしい)」。apparently は文章全体を修飾して、「(見たところ)どうやら〜(以下の文章)らしい」という意味になります。
apparent という形容詞は「はっきりした、明白な、一見してそれとわかるほど明らかな」という意味ですが、-ly がついて副詞形になると、「明白に」という意味で使われることはほとんどありません。
シェリーの Phew! には「良かったぁ、安心したぁ、ほっとしたぁ」という気持ちが出ていて、そのしぐさは「頭の重荷が取れた」ような感じですね。

what do you think it is about me? について。
過去記事、あいまいにするつもりかなと心配してたから フレンズ1-8改その4 で、フレンズたちもチャンドラーをゲイだと思っていたという話の流れの中で、
チャンドラー: So, uh, what is it about me? (それで、その、俺の一体何なの?)
というセリフがありました。
今回のセリフは、その What is it about me? に、挿入句として do you think が入った形ですね。
「俺についての何なの?」が「俺についての何だと思うの?」のように変化したことになります。
フレンズたちもシェリーも俺のことをゲイだと思っていたようだけど、俺についてのどういう部分でそう思うわけ? という質問です。

シェリーは何かはよくわからないけど、、と言いながら You just have a-a と言いかけて、その後、quality という部分が、シェリーとチャンドラーでかぶるのが面白いです。
その前にフレンズたちとのシーンでも、I don't know. You just-- You have a quality. 「あなたには資質があるのよ」と言われていて、何とも漠然な表現をされたことにチャンドラーは不満だったわけですが、ここでも同じような話になりかけて、「ああそうか、ここでもまた彼らと同じことを言われるんだな」とシェリーが言おうとしていることを察し二人の単語がカブった、という描写になっているわけですね。
またもや quality と言われてしまったことに対して「あぁ、クオリティね。グレートだ」のように言っていますが、この great は皮肉で、「最低」と言いたいところを「全く最高だね」と正反対の言葉を言ってみた感じになります。

It's a shame. は「残念ね」という意味。
shame には「恥」という意味があり、Shame on you! なら「恥を知れ!」、形容詞 ashamed なら、I feel ashamed. で「恥ずかしい」という意味になります。
ですがここでは「恥だわ」ではなく、「残念ね」という意味で言っていることに注意しましょう。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、1番目に「残念」、2番目に「恥」の意味が載っています。
今回の「残念」の意味は以下のように説明されています。
shame : [noun]
1. it's a shame (that) also what a shame (spoken) used when you wish a situation was different, and you feel sad, disappointed, or angry.
例)It's a shame you have to leave so soon.

つまり、it's a shame または what a shame の形で「(口語)状況が違っていたらいいのにと願い、悲しく思う、失望している、怒っている時に使われる」。例文は「あなたがそんなに早く行かないと(ここを発たないと)いけないなんて残念ね」。

make a great couple は「お似合いのカップルになる」。
直訳すると「素敵なカップルを作る」というところですが、make ... は「…になる」という意味で使われます。
研究社 新英和中辞典では、
He will make an excellent scholar. 彼はりっぱな学者になるだろう。
He will make her a good husband.= He will make a good husband for her. 彼は彼女のよい夫になりますよ。

という例文も出ています。
would've made = would have made で、「もしあなたがオッケーしてデートしていたら、お似合いのカップルになっていたところなのに(残念ながら実現しなかった)」ことを意味する仮定法過去完了になります。

Lowell は男性の名前でカタカナで書くと「ローウェル」になるでしょうが、実際の英語の発音は「ロウ・ゥル」のような感じ。
英語音声で聞いた時によくわからない単語だなと思ったら、ただの名前(固有名詞)だったということもよくあります。このローウェルも、日本人がイメージする「ローウェル」の音とは違うので「おや?」と思ってしまいそうな名前かもしれません。

ローウェルの名前を出されて「君が俺に紹介しようとしていたのはローウェルだったのか」と驚くチャンドラー。
cute は恋愛話においては「性的に魅力を感じる」というニュアンスの素敵を意味します。


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posted by Rach at 14:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月29日

意外性がなくありきたりな フレンズ1-8改その11

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9:06
[Scene 5: Mon+Rach's. Monica is talking to her father]
シーン5: モニカとレイチェルの家。モニカが父親と話しているところ。
ゲラーパパ: I was just thinking when my time comes-- (考えてたんだ、もし私が死ぬ時が来たら…)
モニカ: Dad! (パパ!)
ゲラーパパ: Listen to me! When my time comes, I wanna be buried at sea. (聞きなさい! 私が死ぬ時が来たら、海に埋葬してほしいんだ。)
モニカ: You what? (何してほしい、って?)
ゲラーパパ: I wanna be buried at sea. It looks like fun. (海に埋葬してほしいんだよ。楽しそうだ。)
モニカ: Define "fun." (”楽しいこと”を定義してよ[何が楽しいの?])
ゲラーパパ: C'mon, you'll make a day of it. You'll get a boat, pack a lunch.... (ほら、楽しい一日になるぞ。ボートを借りて、ランチを詰めて…)
モニカ: And then we throw your body in the water. Gee, that does sound fun. (それからパパの体を海に投げるのね。まぁ、それは本当に楽しそうだこと。)
ゲラーパパ: Everyone thinks they know me. Everyone says, "Jack Geller, so predictable." Maybe after I'm gone, they'll say, "Buried at sea? Huh." (みんなは私のことがわかるように思ってる。みんな言うんだ、「ジャック・ゲラー、(意外性がなくて)すごくありきたりだ」と。多分、私が死んだ後に、彼らはこう言うだろう、「海に埋葬? ほほぅ」とね。)
モニカ: That's probably what they'll say. (多分みんなはそう言うでしょうね。)
ゲラーパパ: I'd like that. (それが気に入ったよ。)

my time comes は「私の最期の時・死期が来たら」。
研究社 新英和中辞典にも、以下のように出ています。
time=[one's 〜] 死期、臨終
Your time has come. いよいよあなたの最期(の時)がきた。


おばあちゃんが亡くなったばかりというこの時期に、パパが「私が死ぬ時になったら」と言ったので、「そんな不吉なこと言わないで」というように、モニカは Dad! と言って、パパの発言を止めた形になります。

Listen to me! は「私の話を聞きなさい」で、ここでは父親が娘に語気を強めてそう言った感じが出ています。
その後、When my time comes と繰り返した後で、自分の希望を述べていますね。

bury は「埋葬する」。綴りを見ていると、ブリーかバリーと読んでしまいそうですが、発音は「ベリー」です。
strawberry, blueberry などの berry 「ベリー、小果実」と同じ発音になります。
名詞形は burial 「埋葬」。
ですから、be buried at sea は「海に埋葬される」ということですが、これは「水葬」と呼ばれるもののようです。
以下のウィキペディアでわかりやすく説明されています。
Wikipedia 日本語版: 水葬

上のウィキペディアの概要によると「滑り台により柩を海中に投下する」ということで、遺体を棺に入れた上で海に沈める(埋葬する)ということのようですね。
また日本では死体遺棄罪になってしまうという記載もあります。

You what? は I wanna be buried... という発言内容に驚いて、今、何て言ったの? 私は何したいって言ったの? と聞き返した感覚。
I wanna... 以下の内容があまりに唐突でピンとこなかったので、主語の I 以外の動詞部分を尋ねているニュアンスになります。
このような You what? は、非常に口語っぽくて、生きた英語という感じがしますね。

モニカに聞き返されたので、パパはもう一度、同じ文を繰り返します。
It looks like fun. は「楽しそうに見える、思える」。
fun という単語を使ったパパに対して、モニカは Define "fun." と言っています。
define は「(概念)を定義する、(言葉)の意味を明確にする」。
「楽しいこと」とパパは言うけど、遺体を海に埋葬することの何が楽しいのかモニカにはわからない、そこで「何が楽しいのか説明して、その楽しいことっていうのを定義して」と言っていることになります。

make a day of it は「楽しく一日を過ごす」。
Macmillan Dictionary では、
make a day of it : to spend the whole day, instead of just part of it, doing something enjoyable
つまり「楽しめることをしながら、一日の一部だけではなく、まる一日を過ごすこと」。
a day を作る、という感覚ですから、the whole day 「まる一日、終日」がポイントになるようです。

パパの説明の「ボートを借りて、ランチを詰めて」の後に続けて、モニカは「その後、パパの体(遺体)を海の中に投げる」と表現しています。
それから Gee, that does sound fun. 「まぁ、それは本当に楽しそうね」と言っていますが、それは皮肉ですね。
ボート借りて、ランチ詰めて、まではピクニックか小旅行みたいで楽しそうだけど、その後、パパの遺体を海に投げるのよ? それのどこが fun なわけ? とモニカが思っていることが、「まぁ、それは本当に楽しいこと」のような皮肉っぽい言い方で表現されていることになります。

predict は「〜を予想する」という意味なので、predictable は「予測できる、意外性のない、ありきたりの、凡庸な」。
LAAD では、
predictable : behaving or happening in the way that you expect, especially when this seems boring or annoying
つまり「人が予期できるような風に行動する、または起こる、特にこれが退屈である、またはうっとうしいように見える時に」。
つまり、予測できる、というのは、先が見えてしまう、人間としては、驚きや意外性がなく、面白みもなくつまらない、という欠点を述べていることになります。

私はみんなに「意外性のないつまらない人間」だと思われているので、何かみんなが驚くような意外なことをしたい、という意味で水葬の話を持ち出したわけですね。
"Buried at sea? Huh." は、水葬をしたと聞いたら、みんなも「ほほぅ」と感心するだろう、と言っていることになるでしょう。

モニカが「多分みんなはそう言うでしょうね」と言うと、パパは少し嬉しそうな顔をして、I'd like that. と言います。
「それが好きだな、気に入った、そうなればいいな」というようなニュアンスですね。
モニカはずっと「水葬の何が楽しいの?」と思っているわけですが、パパはみんなが「へぇ〜、ありきたりのジャックにしては、なかなか変わったことをするもんだなぁ」と言われることを想像して、一人ご満悦な顔をすることになります。


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posted by Rach at 19:08| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月22日

見えないからっておしゃれしちゃいけないわけじゃない フレンズ1-8改その10

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8:23
[Scene 4: Nana's house. Ross, Mrs. Geller and Aunt Lillian are going through clothes]
シーン4: おばあちゃんの家。ロス、ミセス・ゲラー(ゲラーママ)、リリアンおばさんが服をチェックしているところ。
ロス: I thought it was gonna be a closed casket. ((外から見えない)閉じた棺になるんだと思ってたんだけど。)
ゲラーママ: Well, that doesn't mean she can't look nice. (えぇ、だからって素敵に見えちゃいけないってことはないわ。)
[They open a cupboard which, amongst other things, contains a chest of drawers]
彼らは戸棚を開ける、他の物の間に、引き出し付きの箪笥(たんす)(整理箪笥)がある。
ゲラーママ: Sweetie, you think you can get in there? (スウィーティ、あなた、そこに入れると思う?)
ロス: [Sarcastic] I don't see why not. ([皮肉っぽく]もちろんだよ[無理だという理由が見つからないよ]。)
[He tries pushing against the chest of drawers. Then he opens one of the drawers and climbs into the closet using that; he falls behind the chest of drawers with a shout]
ロスは整理箪笥を押そうとする。それからロスは引き出しの一つを開けて、それを使ってクローゼットの中に入る。ロスは叫び声を上げて、整理箪笥の後ろに落ちる。
ロス: Here's my retainer! (ここに僕のリテイナーがある!)

casket は「棺(ひつぎ)」。他に棺を表す単語には coffin もあります。
Wikipedia 英語版: Coffin に興味深い記述がありましたので、引用させていただきますと、、
A distinction is often made between coffin and casket: the latter is generally understood to denote a four-sided (almost always rectangular) funerary box, while a coffin is usually six-sided.
訳させていただくと「しばしば、コフィンとキャスケットには区別がつけられる。キャスケットは一般的に、四辺の(ほとんどの場合、長方形の)葬儀用の箱(棺)を意味すると理解されている。一方、コフィンはたいてい六辺である」。

つまり、一般的には、上から見た形が長方形なのがキャスケットで、六角形なのがコフィンということですね。
ドラキュラが眠っている棺をカタカナでコフィンと表現することがあるように、ドラキュラの棺の形(六角形)の方がコフィンだと考えれば良いのだろうと思います。

a closed casket は「閉じられた棺」ということなので、外から姿が見えない状態を指します。
どんな服を着てるかわからない形状の棺なのに、着せる服を探さないといけないわけ? とロスは思っているわけですが、それに対してママは That doesn't mean she can't look nice. と返します。

look nice は「素敵に見える」。
直訳すると「棺の蓋が閉じられていて中身が見えないということは、おばあちゃんがきれいに見えちゃいけない、ということを意味しない」ということ。
中身が見えないからって、おしゃれしちゃいけないってわけじゃないでしょ、おしゃれしてもかまわないでしょ、ということですね。
人には見えなくても、棺の中でもちゃんとした服装をさせたい、という娘心かつ女心ということになるでしょう。

おばあちゃんの手持ちの服を見てみようと戸棚を開けたところ、引き出し付きの大きな整理箪笥がドンと置いてあって、行く手を阻んでいます。
その中に入れないと服が探せないので、ママが「中に入れるかしら?」と尋ねると、ロスは I don't see why not. と返します。

直訳すると「どうしてダメ・無理なのかわからない」という感覚で、「ダメなわけはない。当然できるさ」→「もちろん中に入れると思うよ」と返したニュアンスになります。
実際には、入ろうにもどうすればいいのかわからない感じの邪魔具合ですから、ト書きに「皮肉っぽく」とあるように「当然できる」は皮肉ですね。
「こんなとこ入れるわけないじゃん」と言いたい気持ちだけれど「ロス、入れるかしらね?」とさも簡単に入れるかのように頼んできたママに対して、「あぁ、入れると思うよ。誰が見ても当然入れるって思えるでしょ。入れないわけがない」と正反対のことを言ってみせたことになります。

頼むだけ頼むと、ママとおばさんはロスの方を見ようともせず、ロスは一人で箪笥を押してみたりしますが、ついには引き出しの一つを出して、そこに足をかけて箪笥によじ登ります。
上に届いた時にバランスを崩して、箪笥の向こう側に落ちてしまい、叫び声でさすがの女性陣も気づきますが、ロスは箪笥の後ろで何かを見つけたらしく、Here's my retainer! と叫びます。

retainer は「(歯列矯正に使う)リテイナー、歯列固定・保定装置」。
歯列矯正器で歯を移動させ歯並びを整え、その矯正器を外した後に、元の位置に戻らないように歯の位置を安定させるために付ける装置のこと。
矯正する時に歯に付けている器具のことを日本語では「ブラケット」と言いますが、英語では braces と呼ばれます。
保定装置の方は、日本語でも「リテイナー」と呼ばれます。
日本では歯型の形の透明なプラスチックのマウスピースが用いられる場合が多いように思いますが、ワイヤー付きのもあるようです。
Wikipedia 英語版: Retainer (orthodontics)
retain は動詞で「保持する、維持する」という意味。

戸棚の中に整理箪笥が突っ込んであって、その奥には何が落ちているかもうわからない状態になっているという感じですね。
めったに動かさない家具を動かすと、昔なつかしいものが出てきたりすることがありますが、このシーンの場合は、ロスが子供の頃に使っていたリテイナーが十数年ぶりに出てきた、ということになるでしょう。


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posted by Rach at 19:10| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月18日

それがまさにそうよ フレンズ1-8改その9

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6:29
[Scene 3: Central Perk. The other four are there]
シーン3: セントラルパーク。(ロスとモニカ以外の)残りの4人がそこにいる。
チャンドラー: I just have to know, okay? Is it my hair? (ただ知りたいんだよ、いいか? 俺の髪のせい?[原因は俺の髪?])
レイチェル: [Exasperated] Yes, Chandler, that's exactly what it is. It's your hair. ([イライラしながら] そうよ、チャンドラー、それがまさにそうよ。あなたの髪の毛のせいよ。)
フィービー: Yeah, you have homosexual hair. (そうね、あなたの髪の毛はホモセクシャル・ヘアだわ。)
[Enter Monica and Ross]
モニカとロスが登場。
レイチェル: So, um, did she...? (それで、その…おばあちゃんは…?)
ロス: Twice. (2回だ。)
ジョーイ: Twice? (2回?)
フィービー: Oh, that sucks. (あぁ、それはひどいわね。)
ジョーイ: You guys okay? (二人とも大丈夫?)
ロス: I don't know. It's weird. I know she's gone, but I just don't feel, uh... (どうかな。変なんだ。おばあちゃんが亡くなったってわかってるけど、そんな感じがしないんだよ…)
フィービー: Maybe that's 'cause she's not really gone. (多分それは、おばあちゃんが本当には亡くなっていないからよ。)
ロス: No,no, she's gone. (いやいや、おばあちゃんは亡くなったんだ。)
モニカ: We checked. A lot. (私たちは確認したの。たくさん(何度も)ね。)
フィービー: No, I mean, maybe no one ever really goes, you know? Ever since my mom died, every now and then, I get this feeling that she's, like, right here, y'know? [She circles her hand around her right shoulder. Chandler, sitting on her right, draws back nervously] Oh! And Debbie, my best friend from junior high, got struck by lightning on a miniature golf course. I always get this really strong Debbie vibe whenever I use one of those little yellow pencils, y'know? ...I miss her. (いいえ、私が言いたいのは、多分誰も本当には亡くならないってことよ。私のママが死んで以来、時々、ママがほら、ここにいるっていう気持ちになるのよ。[フィービーは右肩の回りに手で丸を書く。フィービーの右に座っているチャンドラーは、神経質そうに後ずさりする] あぁ! そしてデビーは、私の中学の親友なんだけど、ミニチュア・ゴルフコースで雷に打たれたの。私はいつも強いデビーのバイブ(感触)を感じるのよ、よくある小さな黄色の鉛筆を使う時にはいつでもね。デビーが恋しいわ。)
レイチェル: Oh. Here, Pheebs. Want this? [Gives her a pencil] (あぁ。ねぇ、フィービー。これいる? [フィービーに鉛筆を渡す])
フィービー: Oh, thanks. (あぁ、ありがと。)
レイチェル: Sure. I just sharpened her this morning. (いいのよ。今朝、彼女を削ったところなの。)
ジョーイ: Now, see, I don't believe any of that. I think when you're dead, you're dead. You're gone! You're worm food. [Realizes his tactlessness] ...So Chandler looks gay, huh? (なぁ、ほら、俺はそういうのは全く信じないぞ。俺はこう思うんだ、人は死ぬ時には死ぬんだ、って。亡くなる(行っちゃう)んだよ! 虫の餌になるんだよ。[自らの無神経さを悟る] …で、チャンドラーはゲイに見えるよな?)
フィービー: Y'know, I don't know who this is, but it's not Debbie. [Hands back the pencil] (ねぇ、この人が誰なのかはわからないけど、デビーじゃないわ。[鉛筆を返す])

I just have to know, okay? は「ただ俺は知らなきゃならないんだ」で、「俺には知る必要がある、知りたいんだ」という感覚。
Is it my hair? は「俺の髪のせい? 原因は俺の髪?」というニュアンスで、何か今、頭の中でイメージしていて、焦点となっていること=俺の髪、という感覚になります。
レイチェルがイライラしながらそれに同意し、その後、フィービーが「ホモセクシャルな髪の毛」と表現していることで、「ゲイに間違えられてしまう原因は俺の髪の毛なの?」という意味で言っていたことがわかるわけですね。

That's exactly what it is. は exactly が「まさに、まさしく」という副詞で、それを除くと、That is what it is. になります。
that は(チャンドラーが直前に言った)my hair(チャンドラーの髪の毛)のことで、what it is は「それ(焦点となっていること=ゲイだと勘違いされる原因・要因)が何であるか」ということですから、くどいくらいに訳すと「チャンドラーの髪の毛(that)が、チャンドラーがゲイだと思われる原因(it)が何(what)であるか、である」→「チャンドラーがゲイだと思われる原因はチャンドラーの髪の毛である」という関係になるわけですね。

ロスとモニカがセントラルパークに戻ってきたので、レイチェルは "So, did she...?" と尋ねています。
Did she pass away? のように「亡くなる」という言葉を言ってしまうのがはばかられて、その言葉を言わなかった感じでしょう。
そう言われてロスが Twice. と答えると、チャンドラーとジョーイは驚いた顔をします。
「2回死んだ、ってどういうことだよ?」というところですが、フィービーは驚く様子もなく、Oh, that sucks. 「それはひどいわね」のように答えます。
看護師さんは「ほとんどないこと」と言っていましたが、フィービーは Twice. と聞いて「死んだと思ったらまた生き返るってこと、たまにあるのよね。あれは嫌なものよね」みたいに平然と受け止めた感じになるでしょう。

ロスが「おばあちゃんは亡くなったけど、そんな気がしないんだよね」と言いかけると、フィービーは「それは本当は亡くなっていないからだ」と返します。
She's gone. を直訳すると「彼女は行ってしまった」で、「彼女は死んじゃった、死んでしまった」という意味にもなります。この世を「去ってしまった」、日本語の「逝く」のような感じです。
We checked. A lot. のように「確認したの。何度もね」と A lot. を付け加えるのが(不謹慎ですが)笑いのポイントにもなっています。
本当かどうか何度も何度も確認したわ、のようなニュアンスですね。

するとフィービーは「誰も本当は亡くなっていない、逝っていない」のように説明し始めます。
ever since は「〜して以来ずっと、〜の後ずっと」。
every now and then は「時々、時折」。同義語は sometimes。
ママが死んで以来、ママがこのあたりにいるって感じがするのよね、と言いながら、フィービーは自分の右肩のあたりを手でぐるぐるしてみせるので、フィービーの右にいたチャンドラーは「ここにママの霊がいるのか」という顔で、そこから離れるようにびびった感じで身を引くことになります。
vibe = vibration で、日本語の「バイブ」だと、携帯のバイブ音、「振動」のような意味ですが、ここでは「感触」という感覚。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary)では、
vibe [noun] (informal) : the feelings that a particular person, group, or situation seems to produce and that you react to
a good/bad/strange etc. vibe
例)The place has a good vibe.

つまり「(インフォーマル)ある人、グループ、状況が生み出し、人がそれに反応する感覚」。例文は「その場所はいい感じだ」。

one of those little yellow pencils の one of those は「よくあるそういう〜の一つ」という感覚で、「ちまたでよく見かけるような、みんながよく知ってるようなあのちっちゃい黄色い鉛筆」ということ。
I miss her. は「彼女がいなくて寂しい、彼女が恋しい、彼女に会いたい」。

それを聞いたレイチェルは、エプロンに挟んであった黄色い鉛筆を取り出し、フィービーに手渡します。
sharpen は「シャープにする」ということで「(鉛筆などを)削る、とがらせる」。鉛筆削り(器)は pencil sharpener ですね。
I just sharpened her のように目的語が her になっているのは、「黄色い鉛筆=デビー」のように表現したフィービーに合わせたことになるでしょう。

ママはここにいる、黄色い鉛筆にはデビーが宿ってる、みたいな話を聞いて、ジョーイは「俺はそういうのは信じない」と言います。
I think when you're dead, you're dead. について。
この you は一般の人々を表す you だと考えれば良いでしょう。
「俺は思う、人が死ぬ時には、人は死ぬんだ、って」。
日本語でも「死ぬ時には死ぬんだよ」のように、死ぬとなってしまった時にはじたばたしたって始まらない、そうなるものはどうしようもない、というニュアンスで同じように表現しますよね。

worm food は「(ミミズのような細長い)虫の食べ物」ということですから「虫の餌」。
英辞郎には、
worm-food=【名】死体
と出ていますが、人が死んだら虫の餌になってしまう、というのはイメージわかりますよね。
ただ、肉親が死んだばかりの人(ロスとモニカ)の前で「人は死ぬときゃ死ぬし、虫の餌になるんだよ」ということを言うのはあまりにも不謹慎でデリカシーがない、それでロスとモニカだけではなく、他のフレンズたちにも何てこと言うの? という顔をされることになります。
ト書きの tactlessness は tactless 「機転の利かない、無神経な、デリカシーにかける」の名詞形。
tact が「機転、気配り」という意味で、LAAD では tactless は以下のように説明されています。
tactless : likely to upset or embarrass someone without intending to
つまり「意図せずに、人を動揺させたり恥ずかしがらせたりするような」。
人に対して言うべきではないことを言ってしまうというようなニュアンスですね。

みんなに冷たい視線で見られて、立場が悪くなったジョーイは、注意を他に向けようと、チャンドラーの話題を持ち出します。
So Chandler looks gay, huh? と言っていますが、実はこのエピソードでは、このジョーイのセリフまで、gay という単語は使われていません。
シェリーがチャンドラーに男性を紹介しようとしたということから、チャンドラーはゲイだと思われていた、という話がずっとトピックとして存在していたのですが、チャンドラーはそのことを語る際に、自ら gay という言葉は出さず、フレンズたちもそれに合わせて、gay とは表現しないまま、その話題を語っていました。
それがこのジョーイのセリフで初めてその単語が言及されたわけですが、それは分が悪くなった自分からみんなの注意をそらすために、はっきり gay という単語を出したことになるでしょう。
俺の発言よりも、チャンドラーがゲイに見えるって話題をしようぜ、のように言ったわけで、そちらを印象づけるためにダイレクトな単語を使ったことになります。

そんな話をしていると、フィービーは先ほどレイチェルからもらった黄色い鉛筆について、「これが誰かはわからないけど、デビーじゃない」と言い、レイチェルに鉛筆を返します。
受け取る方のレイチェルは「デビーじゃないなら、、誰?!」みたいにちょっとぞっとした様子で、気味悪そうに鉛筆の端っこをそっと持つことになります。


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posted by Rach at 17:05| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月10日

存在している、戻ってきた フレンズ1-8改その8

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5:16
モニカ: Goodbye, Nana. [She kisses her on the forehead] (さよなら、おばあちゃん。[モニカはおばあちゃんのおでこにキスする])
ロス: Bye, Nana. (さよなら、おばあちゃん。)
[He goes to kiss her but she moves. Monica screams. Ross shouts and stares in disbelief. Ross double-takes. Monica runs out of the room]
ロスはおばあちゃんにキスしようとするが、おばあちゃんが動く。モニカは叫ぶ。ロスは叫んで信じられないという顔で見つめる。ロスは(驚いて)二度見する。モニカは部屋から走り出す。
モニカ: Ross! (ロス!)
[Ross runs out too]
ロスも走り出す。
モニカ: Nurse! (看護師さん!)
ゲラーママ: What is going on? (何が起こってるの?)
ロス: Y'know how-how the nurse said that-that Nana had passed? Well, she's not quite... (おばあちゃんは亡くなった、って看護師さんが言ったの、覚えてるだろ? あぁ、おばあちゃんは完全には(亡くなって)なかったんだ…)
ゲラーママ: What? (何ですって?)
ロス: She's not passed! She's present! She's back! (おばあちゃんは亡くなってない! おばあちゃんは存在する(いる)んだ! 戻ってきたんだ!)
リリアンおばさん: [Reentering] What's going on? ([再び入ってきて] 何が起こってるの?)
ゲラーパパ: She may have died. (おばあちゃんは死んだかもしれない。)
リリアンおばさん: "She may have died"? (”おばあちゃんは死んだかもしれない”ですって?)
ゲラーパパ: We're looking into it. (私たちがそれを(今)調べてるところだ。)
[Monica returns with the nurse and they go into Nana's room]
モニカが看護師を連れて戻ってきて、みんなはおばあちゃんの部屋に入る。
ロス: I, uh, I'll go see. [He goes in] (僕が見てくるよ。[ロスが中に入る])
看護師: This almost never happens. (こんなことが起こることはほとんどありえません。)
[Nana passes for the second time and the nurse pulls the blanket over her. Ross and Monica go to tell the family]
おばあちゃんは二度目に亡くなり、看護師がブランケットを彼女の上に引き上げる。ロスとモニカは家族に言いに行く。
ロス: Now she's passed. (今(こそ)、おばあちゃんは亡くなった。)

さよならと言ってモニカがおばあちゃんのおでこにキスし、続いてロスもキスしようとしたところ、おばあちゃんが動いたので、モニカとロスは叫び、部屋を出ていきます。
ト書きに Ross double-takes. とありますが、double take はいわゆる「(驚いて)二度見する」ということ。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
double take [noun] [countable] :
do a double take : to look at someone or something again because you are surprised by what you originally saw or heard

つまり「誰かや何かをもう一度見ること、最初に見た、または聞いたことに驚いたという理由で」。
何か驚くべきものを見たり聞いたりした後で「え? ほんとに?」という感じでもう一度その対象物に目をやる、という感覚で、日本語で「驚いて二度見した」と表現するのと似たニュアンスになるわけですね。

What is going on? / What's going on? は「どうしたの? 何が起こってるの?」という決まり文句。
何か大変なことが起こっているように見える状況で、事情を知らない人が尋ねる時によく使われる表現。
このシーンでも最初にママが、その次にリリアンおばさん(おそらくママの妹)がこのセリフを言っていますね。

pass は「亡くなる、逝く(ゆく)」。die の婉曲表現で、pass away とも言います。
LAAD では、
pass : DIE (informal) a word meaning "to die," used when you want to avoid saying this directly
つまり「死ぬことを意味する単語で、このことを直接的に言うのを避けたい時に使われる」。

quite は「全く、完全に、すっかり」という意味の副詞。
not quite は「完全には〜ではない」という部分否定で、ここでは「看護師さんは、おばあちゃんが亡くなった、と言ってたけど、実際には、完全には亡くなっていなかったんだ」と言ったことになります。

She's not passed! 「亡くなっていない」と言った後の She's present! She's back. は「亡くなっていない、生きている」を別の表現で言った形。
present は「そこにいる、存在している」。会議だと「出席している」という意味になります。
She's back. は「彼女は戻ってきた」で「死後の世界から、この世に戻ってきた」という感覚でしょう。

大騒ぎしている様子を見て、おばさんが「何が起こってるの?」と尋ねると、パパは She may have died. と答えます。
おばさんが同じ言葉を「〜ですって?」というニュアンスで、繰り返して聞き返していることから、その表現が「理解しがたい不可解な表現」であることが想像されます。

<may have+過去分詞>は「〜したかもしれない」という意味。
She may die. なら「彼女は死ぬかもしれない」ということですが、may have+過去分詞になると「(過去に)〜したかもしれない」という意味になり、過去に起こった出来事が確かに起こったのではなく、もしかしたら実際にはそれが起こっていなかったかもしれない、ということを意味することになります。
「亡くなった」と宣言されたわけですから、亡くなったはずなのに、「かもしれない」という表現をパパが使ったことに対して、それって一体どういう意味? とおばさんは思ったわけですね。

look into は「詳しく調べる、調査する」。
亡くなったと言われたが、本当に亡くなっていたのかどうかを今調べているところだ、ということですが、事情がわからないリリアンおばさんにとっては「???」というところでしょう。
This almost never happens. の almost never は「ほとんどない」。
This never happens. 「こんなことは決して起こりません」のように完全否定はできないが、ほとんど起こりえない、起こることはめったにないと言えるレベルだということですね。

Now she's passed. は「今こそ、彼女は亡くなった」というところ。
不謹慎とも言える表現ですが、いったんは亡くなったと思われた後、息を吹き返し、みんなが大騒ぎとなった後なので、「前のは”亡くなったと言われたが実際には亡くなっていなかった”状態だったが、今回こそ、本当に亡くなった、ついに今、彼女は亡くなったんだ」と言っている感覚になります。


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posted by Rach at 12:12| Comment(8) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

いつもくすねてた、レストランだけじゃなく我が家からも フレンズ1-8改その7

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あけましておめでとうございます!
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4:37
[Cut to the hospital, later. Everyone is talking about Nana]
その後の病院に画面がカット。みんながおばあちゃんについて話している。
(2019.1.8 追記)
非公開コメントにて「上のト書きの Cut to は Cuts to ではないでしょうか?」というご意見を頂戴しました。
1つ前のエピソード 1-7 のト書きでは、Cuts to という表記になっていたのですが、他のエピソードも確認してみたところ、Cut to という表記がほとんどでした。Cuts to となっていたのはもっぱら 1-7 のみで、ネットスクリプトを書いた方の癖みたいなものかと思うので、多数派の Cut to に合わせたいと思います。
別のエピソードのト書きには the camera cuts to... という表記もあり、本来の主語である the camera が省略されたものと考えると、Cuts to という3単現の -s がついた方が正しいのかもしれませんが、慣用的に Cut to が使われているのだろうと私としては考えています。(追記はここまで)
モニカ: The fuzzy little mints at the bottom of her purse. (おばあちゃんのバッグの底にあった、けばだった小さなミント。)
ロス: Oh! ...Yeah, they were gross. Oh, you know what I love? Her Sweet'N Lows. How she was always stealing them from- from restaurants. (あぁ! …そうだね、あれは汚かった。あぁ、僕が大好きなもの何かわかる? おばあちゃんのスウィートン・ローだよ。レストランからいつも盗んで(くすねて)ばかりいたよね。)
ゲラーパパ(ミスター・ゲラー): Not just restaurants, from our house. (レストランからだけじゃない、私の家からもだ。)
[The nurse comes out of Nana's room]
看護師がおばあちゃんの部屋から出てくる。
看護師: Mrs. Geller? (ミセス・ゲラー?)
[Everyone stands up. Cut to Ross and Monica in Nana's room]
みんな立ち上がる。おばあちゃんの部屋のロスとモニカに画面がカット。
ロス: She looks so small. (おばあちゃん、すごく小さく見えるね。)
モニカ: I know. (そうね。)
ロス: Well, at least she's with Pop-Pop and Aunt Phyllis now. (まぁ、少なくともおばあちゃんは今、おじいちゃんやフィリスおばさんと一緒にいるんだよね。)

fuzzy はカタカナ語の「ファジー」の通り、「あいまいな、はっきりしない、ぼやけた」という意味があり、それ以外には「けば状の、けばだった」という意味もあります。
purse は「パース」で日本語だと「小銭入れ」のイメージが強いですが、アメリカで purse は「女性用ハンドバッグ」を指します。
このセリフでも「バッグの底のファジーな小さなミント」ということで、バッグの底にたくさんのミントが落ちている、それがバッグの中の生地の繊維と絡まってけば立っていることを言っているのでしょう。
gross は「気持ち悪い、不潔な、汚い」。
おばあちゃんのバッグの中には、繊維がついてけば立ったミントがいっぱい落ちていて、あれは汚かったよねぇ、、と思い出話をしていることになります。

Sweet'N Low はフレンズ1-1 にも出てきましたが、「スウィートン・ロー」という、ダイエット甘味料の商品名。
She's always stealing from restaurants. について。
always 「いつも、いつでも」を進行形と共に使うと、「いつも、しょっちゅうそういうことばかりしている」という話者の不満な気持ちが出ます。
レストランに置いてあり、自由に取って入れることになっている甘味料の袋を、その時使う分以外にたくさん家に持ち帰っていた、ということですね。
「ご自由にお取りください」的なものを、ごっそりもらって帰るというタイプの人だったことがわかります。
ロスが「レストランからくすねた」と言うのを聞いて、パパは「レストランからだけじゃなく、私の家からも(くすねてた)」と付け加えます。
危篤だからと家族が集まっているわけですが、その思い出話の内容が「おばあちゃんの笑えるエピソードかつちょっとした悪口」的なものになっているということですね。

おばあちゃんの部屋から出てきた看護師が「ミセス・ゲラー」と呼んだ時の表情と様子から、時間の問題だと言われていたおばあちゃんが亡くなってしまったことが見て取れます。
ママの方が呼ばれたのは、おばあちゃんがママのママだから、ママがおばあちゃんの実の娘だからということですね。

孫であるロスとモニカは、亡くなったおばあちゃんにお別れを言っています。

pop は動詞で「ポンと音がする、跳ね上がる」などの意味がありますが、英辞郎には以下の意味も出ています。
pop=【間投】パパ、お父ちゃん、おじさん (呼び掛け)

また、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように説明されています。
pop [noun] : [singular] also Pops
(old-fashioned) a word meaning your "father," used especially when you are talking to him

つまり「(古い表現)自分の父親を意味する単語、特に父親に話しかける時に使われる」。

パパの意味の pop を2回重ねた pop-pop は「パパのパパ」ということでおじいちゃんを指すのでしょう。
おばあちゃんが亡くなってしまったのは悲しいけれど、でも今はきっと天国で、亡くなったおじいちゃんやおばさんたちと一緒にいるよね、と言っているわけですね。


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posted by Rach at 18:08| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

髪の毛どうしたの? 同じだけど。多分それね フレンズ1-8改その6

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3:49
[Scene 2: Hospital. Mr.+Mrs. Geller are there, along with Aunt Lillian. Ross and Monica enter. Everyone says hi and kisses]
シーン2: 病院。ゲラー夫妻がそこにいて、リリアンおばさんと一緒にいる。ロスとモニカが入ってくる。全員が挨拶してキスする。
モニカ: Hey. (はーい。)
ゲラーママ(ミセス・ゲラー): Oh, hi. (あぁ、はーい。)
リリアン: Oh, Ross. (あぁ、ロス。)
ロス: Hey, Dad. (やあ、パパ。)
ロス: So, uh, how's she doing? (それで、その、おばあちゃんの具合は?)
リリアン: The doctor says it's a matter of hours. (お医者さんが言うには、時間の問題だって。)
モニカ: How, how are you, Mom? (ママはどう?)
ゲラーママ: Me? I'm fine, fine. I'm glad you're here. What's with your hair? (私? 私は大丈夫よ、大丈夫。あなたがここに来てくれて嬉しいわ。あなたの髪の毛、どうしたの?)
モニカ: What? (何?)
ゲラーママ: What's different? (何か違う?)
モニカ: Nothing. (何も(違わないわ)。)
ゲラーママ: Oh, maybe that's it. (あぁ、多分、それね[そのせいね]。)
[Monica strides over to Ross, who is making coffee, and talks to him aside]
モニカはロスの方につかつか歩いて行く。ロスはコーヒーを入れていて、わきでロスに話しかける。
モニカ: She is unbelievable. Her mother's-- (あの人(ママ)って信じられないわ。自分のお母さんが…)
ロス: Okay, relax, relax, okay? We are gonna be here for a while, it looks like, and we still have boyfriends and your career to cover. (よし、落ち着いて、落ち着いてよ、いいかい? 僕たちはここにしばらくいることになりそうだ。そして彼氏や仕事のことなど、話題にすることがまだあるんだよ。)
モニカ: Oh, God! [They hug.] (なんてこと! [二人はハグする(ロスがモニカを慰める感じで)])

The doctor says it's a matter of hours. は「お医者さんが言うには、時間の問題だって」。
a matter of time は「時間の問題」、a matter of life and death なら「死活問題」。
家族が病院に集まって「お医者さんが時間の問題だって」と言っているというのは、おばあちゃんが危篤状態であるということですね。
a matter of time も a matter of hours も日本語にすると「時間の問題」になりますが、今回の hours の方は「あと〇時間もつかどうか、という状態」だと言っていることになるでしょう。
なお、「問題、事柄」という意味の matter は可算名詞なので、不定冠詞の a を忘れないようにしましょう。

What's with your hair? は「あなたの髪の毛、どうしたの?」というニュアンス。
ママの表情や口調から「何だか変よ」という悪いニュアンスで言っていることが感じられます。
モニカは何のことかわからず聞き返すと、今度はママは「何か違う(ところある)?」と尋ねます。
「いつもと髪型違う?」みたいなことなので「別にいつもと違うところは何もないわ」という意味で Nothing. と答えると、ママは Oh, maybe that's it. と言っています。

この that's it. の that は「髪型にいつもと違うところがない、いつもと同じ髪型」という内容を指し、it は「今意識を向けていること」を指します。
ママが「モニカ、あなたの髪の毛どうしたの?」と言ったことで、モニカの髪の毛について気に入らない点があることが示唆されるわけですが、その「モニカの髪の毛について気に入らないこと、変だと思うところ」が it であると考えるとわかりやすいでしょう。
「モニカの髪型がいつもと同じであること=私が変だと思ったこと」という関係が成り立つわけですね。
「モニカの髪型、何か変だなと思ったのは、いつもと同じだったからなのね」と言った感覚になります。
相手の髪型を話題に出し「どうしたの?(何か変よ)」みたいに言って、相手が「いつもと同じよ」と答えると「だから変なのね」と返したという流れになり、「今日も、そしていつでもあなたの髪型って変ね」とわざわざ言わなくてもいいことを持ち出してモニカの髪型にケチをつけた形になっているわけですね。

それでモニカは兄のロスの方にずかずか歩いて行き、「ママって信じられない」と愚痴ります。
Her mother's-- は「ママのお母さん(モニカにとってはおばあちゃん)が、今、危篤って状態なのに」というようなことを言おうとしたのでしょう。
自分の母親が危篤という時に、娘の髪型にいきなりケチをつけるなんてどういう神経してるの? ということですね。

興奮気味に怒っているモニカに、兄のロスは冷静になるように諭します。
We are gonna be here for a while, it looks like, は It looks like we are gonna... の it looks like が後から付け足しのように置かれた感覚かなと思います。
「僕たちはしばらくここにいることになる、どうやらそんな感じだね」というニュアンスだろうと。
career は「職業、仕事」。「キャリア」というカタカナ語になっていますが、発音は「カリア」という感じで、リにアクセントがあります。
キャリアと発音すると、carrier 「運搬者、荷台、保菌者」の方に聞こえてしまいそうなのでご注意下さい。
cover はここでは「(話題として)取り扱う」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
cover : DEAL WITH/INCLUDE
to include or deal with something
例)The book covers all aspects of business and law.

つまり「何かを含む、または取り扱う」。例文は「その本はビジネスと法律の全ての面を扱っている」。
カタカナ語で「全ての面をカバーしている」と表現しても、そのニュアンスはわかりますね。

「モニカ、彼氏は? 仕事は?」とママが話題として扱いそうなことがまだ残ってるんだから、まずは髪の毛のことを言われたくらいで怒ってちゃだめだ、と兄としてアドバイスしたことになります。


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posted by Rach at 19:39| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

あなたにキャッチが入ったんだけど急いでくれる? フレンズ1-8改その5

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3:06
[Phone rings; Mon gets it]
電話が鳴る。モニカが出る。
モニカ: Hello? Hello? Oh. Rachel. It's Paolo calling from Rome. (もしもし? もしもし? あぁ、レイチェル。パウロがローマから電話してきてるわよ。)
レイチェル: Oh my God! Calling from Rome! [Takes phone] Buon giorno, caro mio. (なんてこと! ローマから電話! [電話を受け取って] ボンジョルノ、カロミーオ[こんにちは、私の愛しい人]。)
ロス: [To Joey] So he's calling from Rome. I could do that. Just gotta go to Rome. ([ジョーイに] で、彼はローマから電話してきてるんだな。僕にだって(やろうと思えば)できるよ。ただローマに行けばいいだけだ。)
レイチェル: Monica, your dad just beeped in, but can you make it quick? 'Cause I'm talking to Rome. Talking to Rome. [Showing off to Phoebe and Chandler] (モニカ、あなたのパパがちょうどキャッチホンで入ってきたの、でも早くしてくれる? だって私はローマに電話してるから。ローマに電話してるの。[フィービーとチャンドラーにひけらかす])
モニカ: Hey, Dad, what's up? Oh, God. Ross, it's Nana. (はい、パパ、どうしたの? なんてこと。ロス、おばあちゃんのことよ。)

パウロがローマから電話してきていると聞いて、レイチェルは喜んでいます。
Rome はイタリアのローマですが、英語での発音は「ロウム」という感じ。
この Rome 「ロウム」という発音を聞いて思い出すのが、映画「ローマの休日」の最後の記者会見のシーン。
オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が気に入った都市を聞かれた際、「どこにもそれぞれよい所があり、どことは申せません…」と言いかけてから、Rome! By all means, Rome. 「ローマです。何といってもローマです」と答えるのが、この映画の名セリフの一つとなっています。
タイムリーなことに、たまたま先週木曜日(12月20日)、NHK BSプレミアムで「ザ・プロファイラー “永遠の妖精”の知られざる苦悩〜オードリー・ヘプバーン〜」という番組を放映していました。
「ローマの休日」は本当に名作ですし、ヘプバーンも多くの人にいつまでも愛される女優さんなんだなぁ、としみじみ思います。

電話に出たレイチェルは、気取った様子のイタリア語で Buon giorno, caro mio. と挨拶しています。
「はーい(こんにちは)私の愛しい人」という意味のようです。
「ローマから電話してきてくれたの!」みたいにレイチェルがはしゃいでいるので、ロスは「そんなの僕だってできる」と言った後、「ただローマに行けばいいだけだ」のように続けます。
僕だってローマに行けばローマから電話できるんだし、そんなの大したことないさ、という負け惜しみっぽい発言ですね。

beep in は「(人が)キャッチホンで入ってくる、(人の電話が)キャッチで入る」。
この「キャッチ(が入った)」というのは、もう死語なんでしょうかねぇ?
90年代くらいは「キャッチが入った」とか自分でもよく言っていたように思うのですが、2000年以降は「キャッチが入った」という言葉を言った記憶がないんですよね^^
ちなみにキャッチホンというのはNTTの登録商標だそうで、他社では「割込通話(サービス)」とも言うそうです。
「キャッチホン」は和製英語で、英語では call waiting と言い、以下の『SATC』s5-5(15:26 あたりのシーン)のセリフに出てきました。
シャーロットと電話中に、
キャリー : Sweetie, what... [beep] Ooh. That's my call waiting. Can you hang on a sec? (ねぇ、何が… (プーという音)あぁ。今のは(私の)キャッチだわ[キャッチが入った]。ちょっとだけ電話を切らずに待っててくれる?)

そのキャッチはスタンフォードだったことが映像からわかるのですが、「キャッチが入ったから、ちょっと待ってて」というのが英語ではこう表現できることがわかりますね。

beep は「ピーという発信音」のことで、着信があったことを知らせる音が入ることから、beep in と表現するようです。
beep という単語はもっぱら、"Please leave a message at the beep." 「ピーという音の後にメッセージをお話し下さい(残して下さい)」という留守電のフレーズでよく聞かれます。
レイチェルのセリフの make it quick は「早くする、手早くする」。
イタリアからアメリカに国際電話をかけてきているから、早く電話を返してね、とせかしていることになります。

電話に出たモニカは、相手の話を聞いて表情が曇ります。
そして、兄ロスに呼びかけて、It's Nana. と言っていますね。
この It's は「〜だ、〜(のこと)なの」のようにあえて主語 it は訳さない方が良いでしょう。
話題の中心、意識されている対象が Nana である、という感覚になります。

nana は「おばあちゃん」という意味。
Wikipedia 英語版: Grandparent の Titles のところに、grandmother の別の呼び名として、Nan, Nana, Nanna, Nanny, Gran and Granny などが挙がっています。

『デス妻』s1-3 (11:55 あたりのシーン)の、ガブリエルが自分のママと電話している時のセリフに以下のものがありました。
ガブリエル: You go with Aunt Maria, and I will take Nana to church. (ママはマリアおばさんと行って、私がおばあちゃんを教会に連れて行くわ。)
ここでも、Nana=おばあちゃん、という意味で使われています。


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posted by Rach at 12:07| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月18日

あいまいにするつもりかなと心配してたから フレンズ1-8改その4

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2:19
チャンドラー: You're kidding. Did you tell her I wasn't? (冗談だろ。俺は違うって彼女に言ったか?)
ロス: No. No, it's just 'cause, uh, I kinda wanted to go out with her too. So I told her, actually, you were seeing Bernie Spellman... who also liked her. So.... (いや、ただほら、僕も彼女とデートしたいと思ってたんだよね。それで彼女に言ったんだ、実は、君はバーニー・スペルマンと付き合ってる、って。彼も彼女のことが好きだったから。それで…。)
[Joey congratulates Ross, sees Chandler's look and abruptly stops]
ジョーイはロスを祝福する、チャンドラーの表情を見て、すぐにやめる。
チャンドラー: Well, this is fascinating. So, uh, what is it about me? (ほう、これは面白いね。それで、その、俺の一体何なの?)
フィービー: I don't know. 'Cause you're smart, you're funny.... (わからないわ。理由はあなたが賢くて、面白いから…)
チャンドラー: Ross is smart and funny. Do you ever think that about him? (ロスも賢くて面白いぞ。ロスについてもそんな風に思うのか?)
ジョーイ: Yeah, right! (あぁ、その通り!)
チャンドラー: What is it? (何なんだよ?)
モニカ: Okay, I-I don't know. You-you just-- You have a quality. (いいわ、わからないけど。あなたは、あなたはただ…あなたには資質(クオリティ)があるのよ。)
レイチェル: Yes, exactly. (そうね、その通り。)
ジョーイ: Yeah, a quality. (あぁ、資質だ。)
チャンドラー: Oh, oh. "A quality." Good. Because I was worried you guys were gonna be vague about this. (あぁ、あぁ、「資質」ね。良かったよ。だって、君らがこの件についてあいまいにするつもりかな、って俺は心配してたから。)

「俺はそうじゃない、って彼女に言ったか?」と聞かれ、ロスはスーザンに、チャンドラーはゲイじゃない、と言わなかった理由を説明します。
go out with は「〜とデートする、付き合う」。
ロスは大学時代、スーザン・サラドアという女性が好きで(ロスの元妻キャロルのレズビアンパートナーの名前がスーザンなので、紛らわしいというか皮肉というか)、ちょうど、バーニー・スペルマンという男性もスーザンを好きだと言っていたので、チャンドラーはゲイでバーニーと付き合っているとスーザンに言うことで、チャンドラーとバーニーのライバルまとめて二人を「彼らはゲイだから私の恋愛相手として対象外」とスーザンに思わせた、ということですね。
「そりゃ、上手くやったな、ロス!」という感じでロスを祝福するジョーイですが、チャンドラーにキッとにらまれて、素の顔に戻るジョーイも楽しいです。

fascinating は「とても興味深い、とても面白い」。全くどいつもこいつも俺のことをゲイだと思いこんでるなんて、全く面白いよねぇ、と皮肉っぽく言った感じになります。
what is it about me? を直訳すると「俺について・関して、それは何?」という感じですが、「一体俺の何なの? 俺のどこがそうなの?」のようなニュアンスで理解すれば良いかと思います。

「俺の何がそう思われる原因なわけ?」と聞かれて、フィービーは「わからないけど、〜だからかしら」のようにその理由を挙げています。
smart は「頭がいい、頭の回転が速い」。funny は「面白い」。
smart and funny 「頭が良くて面白い」という組み合わせは魅力的な人を形容する時によく出てくるフレーズ。
それを聞いたチャンドラーは「頭が良くて面白いのならロスもそうだろ? ロスのことをゲイだと思ったりするのか?」と返します。

Yeah, right! は直訳すると「あぁ、その通り!」ですが、今回のセリフは皮肉っぽく反語的な感覚で、言いたいニュアンスとしては「まさか。冗談だろ。そんなはずないよ」というところ。
過去記事、前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などにも出てきました。

You have a quality. は「チャンドラーには(ゲイの)資質(クオリティ)がある」。
他のみんなも、そうそうクオリティだ、と納得して意見が一致したのを見て、チャンドラーは「あぁ、クオリティね」と言った後、「良かったよ。だって俺は心配してたから」と続けます。

「俺は心配してたんだよね、君らがこの件について、あいまいな返事をすることになるんじゃないか、ってね」というのはつまり、「みんなの返事があいまいになるんじゃないかと心配してたけど、A quality. という返事を聞けて安心したよ」みたいなこと。
vague は「あいまいな、ぼんやりした」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
vague : unclear and lacking detail or explanation
例)His answer was very vague.

つまり「不明瞭(はっきりしない)で、詳細や説明が欠けている」。例文は「彼の答えは非常にあいまい(説明がなく不明瞭)だった」。

実際は、A quality. という返事は「あいまいな返事」の典型のようなもので、上のロングマンの例文の「答えは非常にあいまいだった」で表現されるようなニュアンスなわけですね。
もっと具体的な理由を言ってほしいのに、「そういう”資質”があるのね」とわかったようなわからないような、vague な返事しかくれないことに対して、皮肉っぽく「vague な回答じゃなくて助かったよ」と言ったことになります。


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2018年12月14日

ずっと私の胸に話していた フレンズ1-8改その3

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1:35
[Scene 1: Mon+Rach's. Everyone is there.]
シーン1 : モニカとレイチェルの家、みんながそこにいる。
チャンドラー: It's hard to enjoy a cup of Ramen noodles after that. I mean, is that ridiculous? Can you believe she actually thought that? (その後、ラーメンを楽しめなかったよ。ほら、それってバカげてるだろ? 彼女が本当にそう思ってたなんて信じられる?)
レイチェル: Um... yeah. Well, I mean, when I first met you, y'know, I thought maybe, possibly, you might be. (あぁ、そうね、ほら、私があなたに最初に会った時、多分、もしかして、あなたはそうかもしれない、って思ったわ。)
チャンドラー: You did? (そう思ったの?)
レイチェル: Yeah, but then you spent Phoebe's entire birthday party talking to my breasts, so then I figured maybe not. (えぇ、でもそれからあなたはフィービーの誕生日パーティーの間ずっと、私の胸に話しかけてたから、それで多分違うな、って思ったの。)
チャンドラー: Huh. Did, uh... any of the rest of you guys think that when you first met me? (あのー、君らが俺に初めて会った時、残りの君らのうち、誰かそう思った?)
モニカ: I did. (私は思ったわ。)
フィービー: Yeah, I think so, yeah. (えぇ、私もそう思うわ、うん。)
ジョーイ: Not me. (俺は違うよ。)
ロス: No, no, me neither. Although, uh, y'know, back in college, Susan Saladore did. (違う、違う、僕も違うよ。でも、ほら、大学で、スーザン・サラドアはそう思っていたけどね。)

ridiculous は「ばかげている、ばかばかしい、おかしい」。
不合理なことを言った相手に対して、That's ridiculous! 「そんなのばかげてるよ! ばかばかしい!」というフレーズでよく使われます。
Can you believe she actually thought that? は「彼女が実際にそう思ってたなんて信じられる?」
「そう思ってた」のように that を使って具体的な内容を言っていませんが、オープニング前のシーンで同僚のシェリーが「チャンドラーに当然のように彼氏を紹介しようとしていた」わけですから、チャンドラーをゲイだと思っていた、ということを指します。
このシーンの会話では「シェリーが俺のことをゲイだと思ってたなんて…」というトピックで話が進んでいきますが、その会話の中では同性愛であることを示す gay という単語が一切出てこないことにも注目です。
チャンドラーはゲイじゃないのにゲイに間違えられてしまったということで、自分としてはゲイという単語を出したくないという気持ちがあるのでしょう、それではっきりとした単語は使わず、シェリーのことを語る時も、その後にフレンズたちに尋ねる時も、think that 「そうだと思う」という表現を使い続けていることになるでしょう。

possibly は「もしかすると、ひょっとすると、ことによると」。
可能性としてはあり得ることを示唆した副詞。
もしかしたらチャンドラーはゲイかもしれないなぁ、とレイチェルは思っていた、ということ。

you spent Phoebe's entire birthday party talking to my breasts は「フィービーの誕生日パーティーの間ずっと、私の胸に向かって話をしていた」。
entire は「全体の」で、直訳すると「私の胸に talk to しながら、パーティーの時間をずっと過ごしていた」。
胸に(向かって)話す、というのは、ずっと視線が胸の方を向いていた、ということで、パーティーの間じゅう、ずっとあなたの視線は私の顔を見ることもなく、私の胸に釘付けだったから、女性(の胸)に興味がある、つまりゲイではないとわかった、という意味になります。
「ずっと私の胸を凝視していた」のように staring at my breast と表現するのではなく、talking to my breasts と表現しているのが面白いなと思います。
I figured maybe not. の figure は「と思う、考える、判断する」。

レイチェルが「私も最初はそう思った」というので、チャンドラーは any of the rest of you guys 「レイチェル以外の残りのみんなの中で誰か」もそんな風に思ったかを尋ねます。
モニカとフィービーの女性陣は「そう思った」と言って、ジョーイとロスは否定しています。
ですがロスは「僕はそうは思わなかったけど…」と言った後、大学時代のスーザンという人(つまり女性)はそう思っていた、と付け加えます。
back in college は「(時代をさかのぼって)大学の頃に」という感覚になります。


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2018年12月11日

自分をトイレに流してくるわ フレンズ1-8改その2

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0:22
チャンドラー: Ah, you see, perfect might be a problem. Had you said co-dependent or self-destructive... (あぁ、ほら、パーフェクトっていうのが問題かもね。もし君が、相互依存症か自滅的ってことを言っているとしたら…)
シェリー: Do you want a date Saturday? (土曜日にデートしたい?)
チャンドラー: Yes, please. (はい、お願い(します)。)
シェリー: Okay. He is cute. He's funny. He's-- (オッケー。彼はキュート(魅力的)で。彼は面白くて。彼は…)
チャンドラー: He's a he? (彼って彼?)
シェリー: Well, yeah. Oh, God! I just... I thought... You're not. So.... Good, Shelly. Okay. I'm just gonna go flush myself down the toilet now. [backs out of the room] Okay. Bye-bye. (ええ、そうよ。まあなんてこと! 私はただ… 私は思ってたの… (あなたは)違うのね。それじゃあ…。いいぞ、シェリー。じゃあ、私はただ今から自分自身をトイレに流してくるわ。[下がりながら部屋を出る] オッケー、バイバイ。)
[Opening credits]

あなたに perfect だと思う人に会ったのよ、とシェリーが言ったので、チャンドラーは、「その perfect っていうのが問題かもね」と返します。
co-dependent は「相互依存的な、相互依存症で」。お互いが相手に依存している様子を指します。
動詞 depend (on) が「〜に頼る、依存する」なので、形容詞 dependent は「依存している、依存症の」という意味になります。
否定の接頭辞 in- をつけた independent だと「依存しない、独立した、自立した」になります。
self-destructive は「自滅的な」。

Had you said という倒置の形になっていますが、これは意味としては If you had said という条件節と同じニュアンスになります。
Had you という倒置の語順にすることで、if のような条件を表すことができる、ということですね。

「俺にとって完璧な人、って言ったけど、もしそれが相互依存症とか自滅的な人のことを言ってるとしたら…」のように表現することで、「俺にぴったりってことは、その人も俺みたいなそういうタイプ?」と自虐的に返したことになるでしょう。

そんな風に返しながらも、「土曜日デートしたい?」と言われ、「じゃあお願い」と即答したチャンドラー。
女性を紹介されるものと思っていたチャンドラーは、シェリーが He is... He's... と主語に he を連発するので、男性を紹介されるとわかり驚いて聞き返しています。
日本語でも「彼は、彼は…」と説明されると、その代名詞から男性であることがわかりますよね。
He's a he? は直訳通りの「彼って、彼?」ということですが、日本語の直訳のようなこの英文は、英文としてもきちんと成立すると言えるわけですね。
ここでのニュアンスは「今、”彼”って言ったのは、”彼は/彼女は”と表現する主語の she 「彼女は」じゃなくて、he 「彼は」の方?」という感覚かなぁ、と思います。

一方シェリーの方は、「あなたゲイ(同性愛者)よね?」と確認することなく、男性を紹介しようとしていましたので、チャンドラーはゲイだと思い込んでいたことが、このやりとりでわかります。

flush は「(トイレなどで)水を流す」。
英英辞典の Macmillan Dictionary では、
flush : to make water pass through a toilet
つまり「トイレに水が通り抜けるようにする(トイレに水を流す)」。
オンライン辞典の Macmillan Dictionary の flush の項目 では、この「トイレに水を流す」の意味の部分に、♪マーク(Sound Effect つまり効果音のマーク)がついており、そこをクリックすると、「トイレの水が流れる音」が聞こえます。
女性用トイレによく設置されている「音姫」(トイレ用擬音装置)のようなサウンドで、時間にして8秒から9秒という結構な長さだったので、思わず笑ってしまいました。
この音を聞けば「あぁ、これね」とイメージは湧きやすいですし、こういう部分はオンライン辞書の長所だなと感じます。

シェリーのセリフでは、自分をトイレに流してしまう(flush myself)と言っています。
「ちょっと失礼するわ」と言う代わりに、「私の失言で気まずい空気になっちゃって、何とも居心地悪いから、自分をトイレに流してくるわ」と言って退散したわけですね。
日本では、恥ずかしい言動をしてしまった後、「恥ずかしいから人に見られたくない、どこかに隠れたい・消えたい」の意味で「穴があったら入りたい」と表現することがありますが、それを「自分を不要な物としてトイレに流してしまいたい」とさらに自虐的なニュアンスを加えたものが flush myself down the toilet の感覚になるのかな、と思います。

この「自分をトイレに流す」という表現ですが、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」の中でよく似た表現のセリフがありました。
未来にタイムトラベルしたマーティが、老人になったビフにマーティ・ジュニアと間違われて、「お前の親父(つまり、マーティ本人)は負け犬だ」などと言われるシーン。
老人ビフは、マーティのことを、
The man who took his life and flushed it completely down the toilet. (自分の人生を、完全にトイレに流してしまった男だ。)
と言っていました。
日本語で言うところの「人生をドブに捨ててしまった」みたいな感覚なのでしょう。
日本人にもわかりやすく、面白い表現だなと思います。


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posted by Rach at 15:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月07日

蛍光灯の下で日本製のカップ麺 フレンズ1-8改その1

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シーズン1 第8話
The One Where Nana Dies Twice
原題訳:おばあちゃんが2回死ぬ話
邦題:陽気なお葬式


0:00
[Pre-intro scene: Chandler's office block. Chandler is on a coffee break.]
イントロ前のシーン:チャンドラーのオフィスのブロック。チャンドラーはコーヒーブレイク中である。
[Enter Shelley]
シェリー登場
シェリー: Hey, gorgeous! How's it going? (はい、素敵な人(色男さん)! 調子はどう?)
チャンドラー: Dehydrated Japanese noodles under fluorescent lights. Does it get better than this? (蛍光灯の下で日本製のカップ麺。これより良くなることってある?(最高にいいよね))
シェリー: Question: You're not dating anybody, are you? Because I met somebody who would be perfect for you. (質問。あなたは今、誰とも付き合ってないわよね? というのは、あなたにとって完璧だろうという人に私は会ったのよ。)

gorgeous は「ゴージャス」とカタカナ語になっていますが(君のハートにレボ☆リューション! by ゴー☆ジャス)、ここでのニュアンスは「(人が)素敵な、魅力的な」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
gorgeous [adjective] (informal) : extremely beautiful or attractive
つまり「極めて美しい、または魅力的な」。

How's it going? = How is it going? で、直訳すると「it (漠然とした状況)は、どんな感じで・どんな風に進んでる?」というところ。
あなた本人のことを尋ねているというよりも、あなたの現状・状況を尋ねる感覚になります。
ですから、シェリーのセリフ全体としては、「よっ、色男! 調子どう?」という感じになるわけですね。

Dehydrated Japanese noodles under fluorescent lights. について。
これは、動詞がない、文章としては不完全な形になっており、訳すと「日本製のカップ麺、蛍光灯の下で」というニュアンスになります。
dehydrated noodle は「脱水して乾燥させた麺、即席麺、インスタント・ヌードル」。
de- は「分離、除去」を表す接頭辞。例えば dethrone だと throne 「王位・王座」を除去するというニュアンスから「(王を)退位させる、(王を)廃する」という意味になります。
hydrate は「水和物、水化物」。hydro- が「水の、水素の」を意味する接頭辞で、hydrogen だと「水素」。
carbohydrate だと「炭水化物」になります。
カップ麺の説明にわざわざ「日本(製)の」と付いているところが、日本人としてはちょっぴり嬉しいところですね。
fluorescent light は「蛍光灯」。fluorescent ink なら「蛍光インク」。

Does it get better than this? について。
チャンドラーの発音は Does it GET better than this? のように get を強調して言っています。
過去記事、これ以上ないほどの高嶺の花 フレンズ1-6改その4 でのセリフ Could she BE more out of my league? の時も動詞部分を特に強調した発音をしていましたが、それと似たパターンの発音だと言えるでしょう。
Does it get better than this? は「これよりもよくなることがあるだろうか? いやない。最高だよね」と言葉では言っていることになりますが、実際のところは「全然イケてない」ということを正反対の言葉で皮肉っぽく自虐的に言っていることになります。
「調子どう?」と言われて、「蛍光灯の下でカップ麺を食ってる、ってこの状態が、調子いい状態なわけないだろ」というのを「いやぁ、もうこれ以上ないくらい最高だろ?」と表現したわけですね。

その後、同僚のシェリーはチャンドラーに「あなた、デートしてる人いないわよね?」と尋ねています。
Because I met somebody... の because は「なぜそんなことを私があなたに尋ねてるかって言うと…」のように、今、自分がどうしてそういう発言をしたかの理由を述べている感覚になります。


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posted by Rach at 16:25| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月30日

是非いただきたいんです、テープのコピーを フレンズ1-7改その28

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21:36
END CREDITS
エンドクレジット
[SCENE: Back at the bank. The power is back on. ]
シーン:銀行に戻る。電源が回復している。
ジル: Well, this has been fun. (これ[今回のこと]は楽しかったわ。)
チャンドラー: Yes, yes. Thanks for er, letting me use your phone er, and for saving my life. (そうだね、ありがとう、俺に君の電話を使わせてくれて[君の電話を貸してくれて]、それから俺の命を助けてくれて。)
ジル: Well, goodbye, Chandler. I had a great blackout. (She kisses Chandler.) See ya. (じゃあ、さよなら、チャンドラー。素敵な停電だったわ。[ジルがチャンドラーにキスする]じゃあね。)
[Chandler watches Jill leave and goes to the glass doors and presses his face and hands up against the glass in awe. He runs his fingers down the glass.]
チャンドラーはジルが去るのを見て、ガラスのドアのところに行き、畏敬の念を持って自分の顔と手をガラスに押し付ける。ガラスに指を走らせる。
チャンドラー: (Turning round to the security camera up in the corner of the room, by the ceiling.) Hi, erm, I'm account number 7143457. And er, I don't know if you got any of that, but I would really like a copy of the tape. ([天井のそばの部屋の隅にある監視カメラの方に向き直り] こんにちわ。あの、僕は口座番号7143457(の者)です。それで、あなたがたが今のをとってたかどうかわからないんですが、是非いただきたいんです、そのテープのコピーを。)

fun は不可算名詞で「楽しみ、面白さ。楽しいこと」。has been という現在完了形は、帰ろうとしている今までずっと fun だったわ、ということ。
Thanks for letting me use your phone. は「君の電話を使わせてくれてありがとう」、つまり「君の電話を貸してくれてありがとう」ということ。ジルの携帯を借りてジョーイに電話した時のことを言っています。
(Thanks for) saving my life. 「命を助けてくれてありがとう」というのは、ガムをのどに詰まらせて窒息しそうなところをジルにハイムリック法で助けてもらったことですね。

you saved my life という表現は、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように出ています。

you saved my life : (spoken) used to thank someone who has gotten you out of a difficult situation or solved a problem for you
例) Thanks for the ride - you really saved my life.


つまり「君は僕の命を助けてくれた(過去形)」は、「困難な状況から自分を助け出してくれた人、または自分のために問題を解決してくれた人に感謝するために使われる」。例文は、「車に乗せてくれてありがとう。助かったよ」

このように、本当に「命を救われた」わけではない時にも使われる、ちょっと大げさな感謝表現なわけですね。
「ありがとう、恩に着るよ」という時に「君は命の恩人だよ」というような感覚でしょうか。
今回の場合は文字通り「命を救って・助けてくれてありがとう」と言っていることになります。

I had a great blackout. は「最高の停電が過ごせたわ。最高の停電だった」。
blackout はある意味、災難・災害ですが、それがあなたと一緒にいたお陰で楽しいものとなった、と言っています。
Have a good night/day/time. などは一般的ですが、感想として「素敵な〜だったわ」とか、「良い〜を」という場合には、名詞にいろんな言葉を入れて応用できる、ということで、本来はつまらない、または嬉しくないものであっても、それが(意外と思いのほか)楽しかった時にこんな風に言うと、ちょっとおしゃれな、しゃれた感じがしますね。

ジルはごく自然な感じでチャンドラーのほっぺにキスをして、さわやかに去って行きます。
じゃあね、という時にジルは See ya. と言っています。
発音は「シーヤ」という感じで、See you. の you をラフに発音した口語表現で、I love you. を Love ya. などと表現するのと同じ感覚になります。

キスされてしまったチャンドラーはうっとりした表情で、ガラスのドアにへばりつき(笑)、去り行くジルを見送っています。
その後、何かに気づいたように向き直り、あるものに向かって話しかけていますね。
ト書きで「部屋の隅にある防犯カメラの方を向いて」のようにはっきり書かれているのは少々先走った感じもしますが、チャンドラーの顔の方向などから何となくそうであることは察せられますね。

account にはいろいろな意味がありますが、ここが銀行のATMコーナーであることを考えると「口座番号」であると想像できます。

そして、このエピソード最後のセリフで最後のオチとなる And er, I don't know if you got any of that, but I would really like a copy of the tape. について。
if you got any of that を直訳すると、「あなた(がた)が、そのいくぶんかを[それのいくらかを]ゲットしたかどうかは知らないですが」。
you got any of that の部分では、漠然とした get という動詞を使っているので、はっきりと何を指しているかはわかりにくいですが、I would really like 「本当にそれが欲しい」と言った後に出て来た欲しいものが、「そのテープのコピー」(今のを少しでもゲットした(つまり録画した)録画テープ)だとわかるというオチになります。

最後の tape という単語を聞くことで、今チャンドラーがしゃべりかけている防犯カメラで、ジルと一緒にいた映像(特に最後の「ほっぺにキス」がポイントでしょうね)を録画していたかどうかを尋ねているのがわかる、という仕組みです。

まずは口座番号を言うことで、私はこういう者ですが、という身元、お宅の銀行の顧客ですが、というアピールをしておいてから、「今のゲットしてたかどうかわからないんですけど、、いただきたいんですよね、テープのコピーを」という最後で笑いを取る流れになっているわけですね。
ジルにキスされて、嬉しくてポーッとなっているわりには、結構冷静に「今のテープ撮ってたら、是非下さい」と言っている面白さになるでしょう。


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
12月2日(日)の京都セミナー、いよいよ明後日となりました!
おかげさまで満席で当日を迎えられること、大変ありがたく嬉しく思っております。
ご参加下さる皆様、本当にありがとうございます!<(_ _)>
どうかお気をつけてお越し下さいませ。
皆様にお会いできるのをとってもとっても楽しみにしています♪


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posted by Rach at 19:14| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月27日

この話題を出すのに最高のタイミングじゃないだろうけど フレンズ1-7改その27

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20:42
[SCENE: Back at the apartment, we get a close up of a candle, which is almost burnt out. All are gathered round the table in the lounge.]
シーン:アパートメントのシーンに戻る、1本のろうそくにクローズアップする、そのろうそくはほとんど消えかかっている。全員がラウンジのテーブルの周りに集まっている。
フィービー: Oh, look, look, look, look! The last candle's about to burn out. 10, 9, 8, 7... (Time lapse.) ...minus 46, minus 47, minus 48... (ねぇ、見て見て見て見て! 最後のろうそくが消えようとしてる。10、9、8、7… [時間が経過] マイナス46、マイナス47、マイナス48…)
[Joey blows out the candle.]
ジョーイがろうそくを吹き消す。
ロス: Thank you. (ありがとう。)
モニカ: Thanks. (ありがと。)
[It is now pitch black.]
今は真っ暗である。
ロス: Kind of spooky without any lights. (電気(がついて)ないと何だか不気味だね。)
ジョーイ: Mwaaahh! Ha-ha-ha! (モアッ、ハハハハハー!)
モニカ: Mwaaahh! Ha-ha-ha! (モアッ、ハハハハハー!)
ジョーイ: Mwaaahh! Ha-ha-ha! (モアッ、ハハハハハー!)
ロス: Okay, guys, guys, I have the definitive one. Bwaaaaa! Ha-ha..! (The lights come back on, and Ross can now see, Rachel and Paolo kissing. Ross looks upset.) ah.. ar..arrrrrrr. (Monica sees what Rachel is doing and gasps.) (オッケー、みんな、みんな、僕には決定的なのがあるよ。ブアッ、ハハ……! [電気が戻り、今ロスには見えている、レイチェルとパウロがキスしているのを。ロスは動揺しているように見える] あぁ、あぁぁぁぁ… [モニカはレイチェルがしていることを見て息を呑む])
ジョーイ: Ross, this probably isn't the best time to bring it up, but you have to throw a party for Monica. (ロス、今、持ち出すのに最高のタイミングじゃないだろうけど、お前はモニカのためにパーティーを開かないといけないぞ。)

フィービーが「ロウソクが消えかかってるわ」と言って、カウントダウンを始めます。
その後、時間が経過し、「マイナス46、マイナス47」と負の数(笑)になっているのが楽しいですね。
もう少しと思ってカウントダウンしてみたら、思ったより長かったー! というのはよくあることで、ゼロを超えてしまった場合にマイナスの数に移行する、というのは、日本人にもわかりやすい面白さだと思います。
このままではマイナスが延々続きそうな様子で、ジョーイが吹き消してくれたので、みんなは口々にありがとうと言っています。これ以上そんなカウントに付き合ってられない、ということですね。

ト書きの pitch black について。
pitch というのは野球のピッチャーからもわかるように、まずは動詞で「投げる、ほうる」という意味がありますが、今回の pitch は「ピッチという黒色の物質」のこと。
研究社 新英和中辞典には以下のように出ています。

pitch=【名】【U】
T ピッチ 《原油・石油タール・木タールなどを蒸留した後に残る黒色のかす; 防水や道路の舗装に用いる》
U 松やに, 樹脂.
(as) black [dark] as pitch 真っ黒な


つまり、そのピッチという黒い物質と同じくらい真っ黒な、という表現なのですね。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
pitch : BLACK SUBSTANCE a black sticky substance that is used on roofs, the bottoms of ships etc. to stop water from coming through
つまり「(黒い物質) 水が通るのを止める(防水の)ために屋根の上や船底などに使われる黒くて粘着性のある物質」。

LAAD には、ピッチ・ブラック、ピッチ・ダークもそれぞれ以下のように載っています。

pitch-black : completely black or dark
例)It was pitch-black outside.
pitch-dark : completely dark
例)I'm not going in, it's pitch-dark in there!

つまり、pitch-black は「完全に黒くて暗い」。例文は「外は真っ黒で真っ暗だった」。
pitch-dark は「完全に暗い」。例文は「中には入らない、そこは真っ暗だから!」

日本語で真っ暗を表現する言葉として「漆黒の闇」のような言い方がありますが、漆黒の漆は「漆(うるし)」で、防水、耐食効果がある点もピッチという物質に似たところがあるように思います。光を通さないような真っ黒な感じが共通しているのでしょうね。

spooky は「化け物がでそうな、気味の悪い、不気味な」。
LAAD では、
spooky : (informal) strange or frightening, especially in a way that makes you think of ghosts
例)a spooky old house

つまり「(インフォーマル)奇妙な、または恐ろしい(ぞっとするような)、特に幽霊を思い出させるような風に」。例は「気味の悪い古い家」。

「幽霊が出そうな感じで気味が悪い」というニュアンスで spooky という言葉を使ったことを受け、まずはジョーイがおばけのような声を出します。
続いてモニカも真似をし、またジョーイが声を出すと、「ねえねえ、じゃ決定的なのをやるよ」と言って、ロスが一番大袈裟な感じのおばけ声を出すのですが、明かりがつくと、パウロとレイチェルがキスしているのが見えて、ロスは先ほどのおばけ声の流れから「アーアー」という声になり、胃のあたりを指で押さえています。
二人は結構長くキスしていて、座っているモニカも、口をぽかんと開けて二人を見上げています。

レイチェルとパウロのキスを見て、大ショックを受けているロスに対し、ジョーイはパーティーの話をしています。
bring up は「(話題)を持ち出す、言い出す」。
throw a party は「パーティーを催す、開く」。動詞に hold を使うこともありますが、このように、throw を使うことも多いです。
「話を持ち出すのにベストな時じゃないってわかってるけど」というのは、「こんな時にこんな話題を持ち出して悪いけど」という感覚。
ベランダでレイチェルに告白しようとしているロスの邪魔をしないようにと、「ロスはモニカの誕生日サプライズパーティーのことでレイチェルと相談中、だからベランダに行っちゃだめだ」とモニカに嘘をついてしまったので、そう言ってしまった手前、誕生日パーティー開けよな、と言ったことになります。


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posted by Rach at 18:25| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月22日

君はイタチ(ずるいやつ)だ フレンズ1-7改その26

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20:06
ロス: So you, uh... you do know a little English? (それじゃあ、君は… 君は少しは英語がわかるんだね?)
パウロ: Poco. Little. (ポコ(イタリア語)。少し。)
ロス: Yeah, do you know the word crap-weasel? (Paolo looks blank.) No? That's funny, cos you are a huge crap-weasel. (そうか、君はクラップ・ウィーゼルって言葉知ってる? [パウロはぽかんとした顔をする] 知らない? それは面白いね、だって君はものすごいクラップ・ウィーゼル(クソイタチ、ずるいやつ)だから。)
[Ross hugs Paolo and slaps him on his back. Paolo smiles.]
ロスはパウロをハグして彼の背中を叩く。パウロは微笑む。
パウロ: Gratzie. (ありがとう。)

ロスがパウロに「君は少しは英語がわかるんだね?」と言うと、パウロは Poco. Little. と言っています。
poco はイタリア語で「少し」。パウロはイタリア語で「少し」と言った後、英語でも「少し」を意味する little を追加したことになります。
楽譜に書かれた言葉に poco a poco ... 「ポコ・ア・ポコ …」というのがあるのですが、それも「少しずつ …」という意味になります。

crap-weasel について。
crap は「うんち、くそ。ひどいもの」。
weasel は「イタチ」。
過去記事、リスかイタチみたいにかじる音 フレンズ1-5改その17 で、元カノのアンジェラについて何が一番恋しいか、という話で、
ジョーイ: That cute nibbley noise she makes when she eats. Like a happy little squirrel… or a weasel. (彼女が食べる時に出す、あのかわいいかじる音だよ。幸せな子リスみたいな、、、もしくはイタチかな。)
というセリフの中でも weasel という単語が出てきていました。
その時は「リスとイタチ」という動物の名前として挙げたわけですが、イタチには以下で述べるように悪いイメージがあるため、アンジェラの今彼が幻滅するような動物を例えに挙げたと言えるでしょう。

今回のロスがパウロに言ったセリフは、動物のイタチではなく、「イタチのようにこそこそしたずるい人間」という意味で使っています。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
weasel : (informal) someone who has been disloyal to you or has deceived you
つまり「(インフォーマル)こちらに対して不実であった、またはこちらを欺いてきた人」。

パウロがあまり英語がわからないことをいいことにロスは「君ってすっごく、嫌な奴だよね」と言ったわけですね。
ロスが笑いながらそう言っているのでパウロは誉め言葉かと思い、イタリア語で「グラツィエ」(ありがとう)と返したことになります。
何もわからず「ありがとう」と言っているパウロを見ていると、このロスも結構なウィーゼルだと思えるのですが、、(笑)。


20:22
[SCENE: Back to the bank, Chandler and Jill are sitting on the floor, facing each other, playing a game with the bank's pens on a chain.]
シーン:銀行の場面に戻る。チャンドラーとジルは床に座り、お互い向かい合って、銀行のチェーンのついたペンでゲームしているところ。
ジル: Chandler, we've been here for an hour doing this. Now watch, it's easy. (チャンドラー、これをやりながらもうここに1時間もいるのよ。見て、簡単よ。)
チャンドラー: Okay. (よし。)
ジル: Ready? (いい?)
チャンドラー: Mm-hmm. (んーん。)
ジル: (She spins the pen round her head.) Okay? Now try it. (ジルは自分の頭の回りにペンを回転させる) わかった? じゃあ、やってみて。)
[Chandler spins the pen pathetically and it hits him in the face.]
チャンドラーはかわいそうなほど不器用な感じでペンを回転させ、ペンが顔に当たる。
ジル: No, you gotta whip it. (違うわ、素早く(勢いよく)動かすのよ。)
[Chandler whips the pen round on it's chain, and flies almost out of control. Chandler and Jill both duck and laugh.]
チャンドラーがペンをチェーンの回りに勢いよく動かすと、ほとんど制御不能に飛ぶ。チャンドラーとジルの二人はひょいと頭を引っ込めて、笑う。

whip は「素早く(勢いよく)動かす」。
「〜をむち打つ」という意味もあり、名詞 whip は「むち」を意味します。
また、動詞 whip には「(卵白などを)(強くかき回して)泡立てる」という意味もあります。
ホイップクリーム(whipped cream)は「泡立てたクリーム」のことですよね。
過去記事、ビングチェリーとジミーズ フレンズ1-1改その21 で、いろいろなアイスクリームのフレイバーを挙げた後、
ジョーイ: You could get 'em with jimmies or nuts or whipped cream. (スプリンクル(チョコスプレー)やナッツやホイップクリームをトッピングすることもできるんだぞ。)
のように、トッピングの種類として whipped cream も挙げていました。
LAAD では、
whip : MOVE VIOLENTLY to move quickly and violently, or to make something do this
つまり「(乱暴に動かす) 素早く乱暴に動く、または何かにそうさせること」。

「主語自らがさっとすばやく動く」という自動詞の意味と「何かをさっとすばやく動かす」という他動詞の意味がある、ということですね。

もっと勢いよく回すのよと言われ、そうすると、今度は勢いが激しすぎて自分に当たりそうに飛んできて、思わず二人は頭を下げ、笑い合うことになります。
ト書きにある duck という単語は名詞では「アヒル」ですが、動詞では「ひょいと頭を引っ込める、ひょいと体をかがめる」という意味になります。
ガムで窒息しそうになってジルに助けられて以降、すっかり打ち解けた様子が微笑ましいですね。


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2018年11月16日

僕が言おうとしてたのはそれじゃない フレンズ1-7改その25

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18:56
[Ross upset after listening to what Rachel had to say, decides to go and confront Paolo. He walks over to where Paolo is standing.]
レイチェルが言わなければならなかったことを聞いた後、ロスは動揺し(→訂正:動揺したロスは 訂正ここまで)、パウロに対決しに行くことを決める。ロスはパウロが立っているところに歩いて行く。
ロス: Paolo, hi. (パウロ、やあ。)
パウロ: RRRRRROSS. (ロ〜ス。)
ロス: Listen, uh... Listen, um, something you should, should know. Uh, Rachel and I are... We're kind of a... kind of a thing. (ねぇ、聞いてよ、君が知っておくべきことがあるんだ。あの、レイチェルと僕は…… 僕らはその、なんていうか、シング(いい仲)なんだよね。)
パウロ: Thing? (シング?)
ロス: Thing. Yes, thing. (シング、そう、シングだ。)
パウロ: You have the sex? (君らはエッチしたの?)
ロス: No, no, um... Technically, the, the sex is not being had. But that's, uh... See, but that's not the point. See, um, the point is that, uh... Well, Rachel and I should be, uh... Well, Rachel and I should be together, you know? And if you get in the, um... (いや、いや、その、厳密にはエッチは行われていない。でもその… あぁ、ほら、それがポイント(大事なこと、言いたいこと)じゃないんだよ。ほら、ポイントは…その、レイチェルと僕は…ほら、レイチェルと僕は一緒になるべきなんだ、わかるだろ? そして君が入ってくると…)
パウロ: In bed? (ベッドに?)
ロス: No. Ha. No, not where I was going. Uh, if you get in the way, way of us becoming a thing, then, uh, I would be, well, very sad. Um. (Ross rubs his eyes.) (違う、ハハ、違うよ、僕が言おうとしていたのはそれじゃない。その、もし君が僕たちの道に入ってくると[僕たちの邪魔をすると]僕たちがいい仲になるのの邪魔をすると、僕はすごく悲しくなるだろうね。[ロスは自分の目をこする(泣く真似をする)]。)
パウロ: Oh, oh. (おぉ、おぉ。)
ロス: So do you, um... sa vech ay [ceviche]? (それじゃあ、君は… わかった?)
パウロ: Si, si. (うん、うん[わかる]。)
ロス: Si? Si? Okay.(わかったの? わかったの? よし。)
パウロ: Si. (うん。)

(2018.11.22 追記)
非公開コメントにて、ト書き Ross upset after listening to what Rachel had to say, decides to go and confront Paolo. についてご質問がありました。
「ロスは動揺して」なら、Ross upset ではなく Ross is upset か Ross gets upset になるのでは? というご意見でした。
もう一度、ト書きを見直してみたところ、この文章の基本構造は Ross decides to go... で、upset から say まではロスのことを詳しく説明している形になっているようです。
Ross who is upset .... decides to go 「〜を聞いた後、動揺しているロスは、〜しに行くことを決める」という文章で、who is が省略された形を取っていると考えられると思います。
upset は元々、「人を動揺・狼狽させる」という他動詞で、それを受け身の形にした be upset が「動揺・狼狽させられる」→「動揺・狼狽する」という意味で形容詞的に使われているのですが、元々過去分詞形であるために過去分詞だけを残して、関係代名詞 who と be動詞 is がまとめて省略されて、Ross upset 「〜で動揺しているロスは」のように表現されているようですね。
ト書きの日本語訳が間違っていたことになるので、上の訳も訂正させていただきました。
貴重なご指摘とご質問ありがとうございました<(_ _)>
(追記はここまで)

ロスはパウロに、Rachel and I are... We're kind of a... kind of a thing. と言っています。
過去記事、どうしてそんなに日焼けしてるの? フレンズ1-2改その27 で、
バリー: Yeah, well, uh, we're kind of a thing now. (あぁ、そのー、僕ら(僕とミンディ)は、今は、いい仲なんだ。)
というセリフが出てきました。
その記事でも解説しましたが、直訳すると「僕たちは、”ある(一つの)こと”って感じなんだ」のようになるでしょうか。
このような be a thing については、英英辞典などで意味や用例は載っていなかったのですが、「僕たち二人=一つのあること」という等式になるので、「二人は、一つのもの・ことになっている」→「僕たちはくっついて一つになっている」→「僕たち、そういう感じの仲なんだよ」のような意味だと考えれば良いと思います。

a thing というロスの説明を聞いて、英語があまりわからないパウロにも二人がくっついている的なイメージは湧いたのでしょう。
それで You have the sex? 「二人はエッチしたの?」とダイレクトにパウロは尋ね、到底そんな段階にはないロスはそれを否定するしかありません。

technically は「技術的には、厳密には、形の上では」のようなニュアンス。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
technically : according to the exact details of rules, laws etc.
つまり「規則や法の正確な詳細によると」。

ロスのセリフは「エッチの行為とされているような具体的なことは行われていない」というような感覚ですね。
the sex is not being had. は、We're not having the sex. を受動態にした「受動態の進行形」の形を取っており、直訳すると「そのエッチは今されていない・行われていない」のような感じになるでしょう。
まだレイチェルに気持ちを伝えてすらいないのに、「僕たちはエッチはまだなんだ」のように主語を we にしたくないという気持ちから、主語を明確にしない受動態で表現したのかな、と思います。

But that's not the point. The point is that... は「でもそれは重要なこと(ポイント)じゃない。重要なことは…」。
相手が言うことは大切な部分ではなく、今から自分が言うことがポイントなんだと言うための前振り。
何か大切なことを言いたい時に、The point is... という表現はよく出てきます。

ロスが、if you get in the way of... と言おうとしたら、先にパウロに、in bed? と言われてしまっています。
その後、ロスが言うように、本当は if you get in the way of us becoming と言いたかったのだとわかりますね。

英語は話せないはずなのに、get in bed 「ベッドに入る」のようなエッチ系の言葉だけはポンポン出てくることで、パウロはアメリカ人女性とたくさん遊んでいて、かなりのプレイボーイであろうことが想像できるでしょう。
その彼のカタコト英語に押されているようなロスが面白いです。

not where I was going. = (That's) not where I was going. で、「僕が行こうとしていた場所はそれじゃない」=「僕はそういう(方面の)話をしようとしていたんじゃない」。
やたらとエッチの方向に話を進めたがるパウロに対して、「そういう話じゃなくて!」と言いたいロスです。

get in the way of someone's doing は「人が何かをすることに対して邪魔をする」。
直訳すると「人が何かをしている道の中に入る」というところで、誰かが行動している前に立ちふさがる感じが出ていますから「邪魔をする」という感覚はわかりやすいでしょう。
LAAD では、
stand/get in the way of something : to prevent someone from doing something, or prevent something from happening
例)He won't let anything get in the way of spending time with his family.
つまり「誰かが何かをすることを防ぐ、または何かが起こることを防ぐ」。例文は「彼は自分が家族と過ごす時間を何物にも邪魔させようとはしない」。

僕とレイチェルが a thing になるのを君が邪魔するなら、僕は悲しくなるよ、と言って、ロスは悲しい様子の泣き真似をジェスチャーで示すことになります。

その後、ロスの話が理解できた様子のパウロに、ロスは So do you, um... シヴィーチェ? みたいな音の言葉を言い、パウロ:シー、シー。ロス:シー? シー? のように続きます。
この部分、DVD では字幕がないので、イタリア語のようです。
シヴィーチェ の部分は、ネットスクリプトでは sa vech ay、Netflix では(全て大文字表記のため)CEVICHE? と表記されていました。
ネットスクリプトの綴りで検索してもイタリア語はヒットせず、ceviche の方を検索すると「ペルーの名物料理セビチェ(スペイン語)」だという結果が出ました。
話の流れ的に「(今の話)わかった?」のニュアンスのように思われるのですが、Google検索で「イタリア語 わかった?」で調べると、Capisci? と表示され、発音は「カピーシ?」のような感じですから、ここでロスが言っているシヴィーチェとは全然異なる単語です。
シヴィーチェは多分「わかった?」という意味のイタリア語だと思うのですが、ご存じの方がおられたらお教えいただければありがたいです(^^)

「シー、シー」の部分は、ネットスクリプトでは See, see. のように表記されていますが、Netflix では SI, SI. と書かれており、si はイタリア語の「はい、イエス」のようです。
正しくは sì のように右斜め下向きのアクセント記号がつくようですね。


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posted by Rach at 10:25| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月09日

彼との3秒はバリーとの3週間よりも フレンズ1-7改その24

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18:32
レイチェル: God, the first time he smiled at me, those three seconds were more exciting than three weeks in Bermuda with Barry. (なんてこと、パウロが私に初めて微笑みかけた時、その3秒はバミューダでのバリーと一緒の3週間よりも胸躍らせるものだったわ。)
フィービー: Ya know, did you rent mopeds? Because I've heard-- (Monica and Rachel give Phoebe a very strange look.) Oh, it's not about that right now, okay. (ねぇ、(バミューダでは)モペッドをレンタルした? だって私、聞いたことあるの… [モニカとレイチェルはフィービーに妙な顔を向ける] あぁ、今はその話じゃないわよね、わかったわ。)
レイチェル: Oh, God, you know, I know it's totally superficial, and we have nothing in common, and we don't even speak the same language, but God! (なんてこと、ほら、全くうわべだけだってわかってるの、それに私たちには共通点が全くないし、同じ言語すら話さない、でも、もう〜!)

パウロに夢中のレイチェルは「パウロが微笑みかけた3秒はバミューダでのバリーの3週間よりもエキサイティングだった」と言っています。
同じ「3」という数字を用いながらも、3秒と3週間のように単位を変えることで、その感動・興奮がどれくらい違うかを表しています。
それにしても、3秒と比較するのに、3時間、3日ではなく、3週間とまで言い切るレイチェルに笑ってしまいますね。
しかもバミューダという観光地での3週間ですから、本来なら地元の3週間よりも☆キラキラ☆していていいはずで、普通の3週間ではなくバミューダでの3週間となっていることがさらに格差を広げる効果を出しているでしょう(リゾートでのバカンスとしても違和感のない長さですし)。
それだけパウロが魅力的だと言いたいわけですが、比較されているバリーが可哀そうすぎる単位の違いです。

ちなみに、バミューダ(諸島)は北大西洋にある諸島。船や飛行機が行方不明になると言われてきたバミューダトライアングルで有名な場所ですね。

moped は「モペッド、原動機付き自転車」。英語の発音は、モウペッド。motor + pedal (モーター+ペダル)から出来た言葉だそうです。
Wikipedia 日本語版: モペッド
Wikipedia 英語版: Moped

上の英語版ウィキペディアの説明に、A moped is a scooter with bicycle pedals, generally having... とありますので「自転車のペダルがついたスクーター」ということになります。

バミューダという名前を聞いて、フィービーはモペッドの話を持ち出し、「モペッドをレンタルした? 私は聞いたことがあるのよ、、」と言いかけたフィービーのセリフから、バミューダでモペッドをレンタルするのが一般的であることが想像されますね。

Wikipedia 英語版: Bermuda には moped という単語は出てこないのですが、スクーター(scooter)が出てくる部分があります。
引用させていただきますと、
It is not possible to rent a car on the island; public transport and taxis are available or visitors can hire scooters for use as private transport.
つまり、「その島では車を借りることは不可能。公共交通機関またはタクシーは利用可能、またはビジターは自らの移動手段としてスクーターを借りることができる」。

つまり、車が借りられないが代わりにスクーターが借りられるので、もっぱらそれで観光する人が多いということのようですね。
フィービーはどこかでその話を聞いたことがあるので、「バミューダでは噂どおり、やっぱりレイチェルもモペッドに乗って観光したの?」と尋ねようとしていたことになるでしょう。
パウロの素敵さを語るためにバリーとのバミューダを持ち出しただけなのに、フィービーがそこに反応してしまったため、モニカとレイチェルは「食いつくのはそこ? 今何でその話題?」みたいな顔を向けています。
フィービーもその表情に気づいて、「今、その話題をする時じゃなかったわね」と言うことになります。

superficial は「表面的な、外見上の、みかけの、うわべだけの」。
have nothing in common は「共通して持っているものが何もない」ということですから「共通点が何もない」ということ。
we don't even speak the same language は「同じ言語を話すことすらしない」ですから「話す言語すら違う」。
彼の顔や姿を見て惚れているだけで、まだ内面のことは全く知らない、共通点もないし言葉も通じないけど、、と言いながらも、この気持ちはどうしようもないのよぉ〜、みたいに言っていることになります。


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posted by Rach at 14:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする