2019年01月10日

存在している、戻ってきた フレンズ1-8改その8

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5:16
モニカ: Goodbye, Nana. [She kisses her on the forehead] (さよなら、おばあちゃん。[モニカはおばあちゃんのおでこにキスする])
ロス: Bye, Nana. (さよなら、おばあちゃん。)
[He goes to kiss her but she moves. Monica screams. Ross shouts and stares in disbelief. Ross double-takes. Monica runs out of the room]
ロスはおばあちゃんにキスしようとするが、おばあちゃんが動く。モニカは叫ぶ。ロスは叫んで信じられないという顔で見つめる。ロスは(驚いて)二度見する。モニカは部屋から走り出す。
モニカ: Ross! (ロス!)
[Ross runs out too]
ロスも走り出す。
モニカ: Nurse! (看護師さん!)
ゲラーママ: What is going on? (何が起こってるの?)
ロス: Y'know how-how the nurse said that-that Nana had passed? Well, she's not quite... (おばあちゃんは亡くなった、って看護師さんが言ったの、覚えてるだろ? あぁ、おばあちゃんは完全には(亡くなって)なかったんだ…)
ゲラーママ: What? (何ですって?)
ロス: She's not passed! She's present! She's back! (おばあちゃんは亡くなってない! おばあちゃんは存在する(いる)んだ! 戻ってきたんだ!)
リリアンおばさん: [Reentering] What's going on? ([再び入ってきて] 何が起こってるの?)
ゲラーパパ: She may have died. (おばあちゃんは死んだかもしれない。)
リリアンおばさん: "She may have died"? (”おばあちゃんは死んだかもしれない”ですって?)
ゲラーパパ: We're looking into it. (私たちがそれを(今)調べてるところだ。)
[Monica returns with the nurse and they go into Nana's room]
モニカが看護師を連れて戻ってきて、みんなはおばあちゃんの部屋に入る。
ロス: I, uh, I'll go see. [He goes in] (僕が見てくるよ。[ロスが中に入る])
看護師: This almost never happens. (こんなことが起こることはほとんどありえません。)
[Nana passes for the second time and the nurse pulls the blanket over her. Ross and Monica go to tell the family]
おばあちゃんは二度目に亡くなり、看護師がブランケットを彼女の上に引き上げる。ロスとモニカは家族に言いに行く。
ロス: Now she's passed. (今(こそ)、おばあちゃんは亡くなった。)

さよならと言ってモニカがおばあちゃんのおでこにキスし、続いてロスもキスしようとしたところ、おばあちゃんが動いたので、モニカとロスは叫び、部屋を出ていきます。
ト書きに Ross double-takes. とありますが、double take はいわゆる「(驚いて)二度見する」ということ。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
double take [noun] [countable] :
do a double take : to look at someone or something again because you are surprised by what you originally saw or heard

つまり「誰かや何かをもう一度見ること、最初に見た、または聞いたことに驚いたという理由で」。
何か驚くべきものを見たり聞いたりした後で「え? ほんとに?」という感じでもう一度その対象物に目をやる、という感覚で、日本語で「驚いて二度見した」と表現するのと似たニュアンスになるわけですね。

What is going on? / What's going on? は「どうしたの? 何が起こってるの?」という決まり文句。
何か大変なことが起こっているように見える状況で、事情を知らない人が尋ねる時によく使われる表現。
このシーンでも最初にママが、その次にリリアンおばさん(おそらくママの妹)がこのセリフを言っていますね。

pass は「亡くなる、逝く(ゆく)」。die の婉曲表現で、pass away とも言います。
LAAD では、
pass : DIE (informal) a word meaning "to die," used when you want to avoid saying this directly
つまり「死ぬことを意味する単語で、このことを直接的に言うのを避けたい時に使われる」。

quite は「全く、完全に、すっかり」という意味の副詞。
not quite は「完全には〜ではない」という部分否定で、ここでは「看護師さんは、おばあちゃんが亡くなった、と言ってたけど、実際には、完全には亡くなっていなかったんだ」と言ったことになります。

She's not passed! 「亡くなっていない」と言った後の She's present! She's back. は「亡くなっていない、生きている」を別の表現で言った形。
present は「そこにいる、存在している」。会議だと「出席している」という意味になります。
She's back. は「彼女は戻ってきた」で「死後の世界から、この世に戻ってきた」という感覚でしょう。

大騒ぎしている様子を見て、おばさんが「何が起こってるの?」と尋ねると、パパは She may have died. と答えます。
おばさんが同じ言葉を「〜ですって?」というニュアンスで、繰り返して聞き返していることから、その表現が「理解しがたい不可解な表現」であることが想像されます。

<may have+過去分詞>は「〜したかもしれない」という意味。
She may die. なら「彼女は死ぬかもしれない」ということですが、may have+過去分詞になると「(過去に)〜したかもしれない」という意味になり、過去に起こった出来事が確かに起こったのではなく、もしかしたら実際にはそれが起こっていなかったかもしれない、ということを意味することになります。
「亡くなった」と宣言されたわけですから、亡くなったはずなのに、「かもしれない」という表現をパパが使ったことに対して、それって一体どういう意味? とおばさんは思ったわけですね。

look into は「詳しく調べる、調査する」。
亡くなったと言われたが、本当に亡くなっていたのかどうかを今調べているところだ、ということですが、事情がわからないリリアンおばさんにとっては「???」というところでしょう。
This almost never happens. の almost never は「ほとんどない」。
This never happens. 「こんなことは決して起こりません」のように完全否定はできないが、ほとんど起こりえない、起こることはめったにないと言えるレベルだということですね。

Now she's passed. は「今こそ、彼女は亡くなった」というところ。
不謹慎とも言える表現ですが、いったんは亡くなったと思われた後、息を吹き返し、みんなが大騒ぎとなった後なので、「前のは”亡くなったと言われたが実際には亡くなっていなかった”状態だったが、今回こそ、本当に亡くなった、ついに今、彼女は亡くなったんだ」と言っている感覚になります。


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posted by Rach at 12:12| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

いつもくすねてた、レストランだけじゃなく我が家からも フレンズ1-8改その7

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あけましておめでとうございます!
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。


4:37
[Cut to the hospital, later. Everyone is talking about Nana]
その後の病院に画面がカット。みんながおばあちゃんについて話している。
(2019.1.8 追記)
非公開コメントにて「上のト書きの Cut to は Cuts to ではないでしょうか?」というご意見を頂戴しました。
1つ前のエピソード 1-7 のト書きでは、Cuts to という表記になっていたのですが、他のエピソードも確認してみたところ、Cut to という表記がほとんどでした。Cuts to となっていたのはもっぱら 1-7 のみで、ネットスクリプトを書いた方の癖みたいなものかと思うので、多数派の Cut to に合わせたいと思います。
別のエピソードのト書きには the camera cuts to... という表記もあり、本来の主語である the camera が省略されたものと考えると、Cuts to という3単現の -s がついた方が正しいのかもしれませんが、慣用的に Cut to が使われているのだろうと私としては考えています。(追記はここまで)
モニカ: The fuzzy little mints at the bottom of her purse. (おばあちゃんのバッグの底にあった、けばだった小さなミント。)
ロス: Oh! ...Yeah, they were gross. Oh, you know what I love? Her Sweet'N Lows. How she was always stealing them from- from restaurants. (あぁ! …そうだね、あれは汚かった。あぁ、僕が大好きなもの何かわかる? おばあちゃんのスウィートン・ローだよ。レストランからいつも盗んで(くすねて)ばかりいたよね。)
ゲラーパパ(ミスター・ゲラー): Not just restaurants, from our house. (レストランからだけじゃない、私の家からもだ。)
[The nurse comes out of Nana's room]
看護師がおばあちゃんの部屋から出てくる。
看護師: Mrs. Geller? (ミセス・ゲラー?)
[Everyone stands up. Cut to Ross and Monica in Nana's room]
みんな立ち上がる。おばあちゃんの部屋のロスとモニカに画面がカット。
ロス: She looks so small. (おばあちゃん、すごく小さく見えるね。)
モニカ: I know. (そうね。)
ロス: Well, at least she's with Pop-Pop and Aunt Phyllis now. (まぁ、少なくともおばあちゃんは今、おじいちゃんやフィリスおばさんと一緒にいるんだよね。)

fuzzy はカタカナ語の「ファジー」の通り、「あいまいな、はっきりしない、ぼやけた」という意味があり、それ以外には「けば状の、けばだった」という意味もあります。
purse は「パース」で日本語だと「小銭入れ」のイメージが強いですが、アメリカで purse は「女性用ハンドバッグ」を指します。
このセリフでも「バッグの底のファジーな小さなミント」ということで、バッグの底にたくさんのミントが落ちている、それがバッグの中の生地の繊維と絡まってけば立っていることを言っているのでしょう。
gross は「気持ち悪い、不潔な、汚い」。
おばあちゃんのバッグの中には、繊維がついてけば立ったミントがいっぱい落ちていて、あれは汚かったよねぇ、、と思い出話をしていることになります。

Sweet'N Low はフレンズ1-1 にも出てきましたが、「スウィートン・ロー」という、ダイエット甘味料の商品名。
She's always stealing from restaurants. について。
always 「いつも、いつでも」を進行形と共に使うと、「いつも、しょっちゅうそういうことばかりしている」という話者の不満な気持ちが出ます。
レストランに置いてあり、自由に取って入れることになっている甘味料の袋を、その時使う分以外にたくさん家に持ち帰っていた、ということですね。
「ご自由にお取りください」的なものを、ごっそりもらって帰るというタイプの人だったことがわかります。
ロスが「レストランからくすねた」と言うのを聞いて、パパは「レストランからだけじゃなく、私の家からも(くすねてた)」と付け加えます。
危篤だからと家族が集まっているわけですが、その思い出話の内容が「おばあちゃんの笑えるエピソードかつちょっとした悪口」的なものになっているということですね。

おばあちゃんの部屋から出てきた看護師が「ミセス・ゲラー」と呼んだ時の表情と様子から、時間の問題だと言われていたおばあちゃんが亡くなってしまったことが見て取れます。
ママの方が呼ばれたのは、おばあちゃんがママのママだから、ママがおばあちゃんの実の娘だからということですね。

孫であるロスとモニカは、亡くなったおばあちゃんにお別れを言っています。

pop は動詞で「ポンと音がする、跳ね上がる」などの意味がありますが、英辞郎には以下の意味も出ています。
pop=【間投】パパ、お父ちゃん、おじさん (呼び掛け)

また、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように説明されています。
pop [noun] : [singular] also Pops
(old-fashioned) a word meaning your "father," used especially when you are talking to him

つまり「(古い表現)自分の父親を意味する単語、特に父親に話しかける時に使われる」。

パパの意味の pop を2回重ねた pop-pop は「パパのパパ」ということでおじいちゃんを指すのでしょう。
おばあちゃんが亡くなってしまったのは悲しいけれど、でも今はきっと天国で、亡くなったおじいちゃんやおばさんたちと一緒にいるよね、と言っているわけですね。


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posted by Rach at 18:08| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

髪の毛どうしたの? 同じだけど。多分それね フレンズ1-8改その6

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3:49
[Scene 2: Hospital. Mr.+Mrs. Geller are there, along with Aunt Lillian. Ross and Monica enter. Everyone says hi and kisses]
シーン2: 病院。ゲラー夫妻がそこにいて、リリアンおばさんと一緒にいる。ロスとモニカが入ってくる。全員が挨拶してキスする。
モニカ: Hey. (はーい。)
ゲラーママ(ミセス・ゲラー): Oh, hi. (あぁ、はーい。)
リリアン: Oh, Ross. (あぁ、ロス。)
ロス: Hey, Dad. (やあ、パパ。)
ロス: So, uh, how's she doing? (それで、その、おばあちゃんの具合は?)
リリアン: The doctor says it's a matter of hours. (お医者さんが言うには、時間の問題だって。)
モニカ: How, how are you, Mom? (ママはどう?)
ゲラーママ: Me? I'm fine, fine. I'm glad you're here. What's with your hair? (私? 私は大丈夫よ、大丈夫。あなたがここに来てくれて嬉しいわ。あなたの髪の毛、どうしたの?)
モニカ: What? (何?)
ゲラーママ: What's different? (何か違う?)
モニカ: Nothing. (何も(違わないわ)。)
ゲラーママ: Oh, maybe that's it. (あぁ、多分、それね[そのせいね]。)
[Monica strides over to Ross, who is making coffee, and talks to him aside]
モニカはロスの方につかつか歩いて行く。ロスはコーヒーを入れていて、わきでロスに話しかける。
モニカ: She is unbelievable. Her mother's-- (あの人(ママ)って信じられないわ。自分のお母さんが…)
ロス: Okay, relax, relax, okay? We are gonna be here for a while, it looks like, and we still have boyfriends and your career to cover. (よし、落ち着いて、落ち着いてよ、いいかい? 僕たちはここにしばらくいることになりそうだ。そして彼氏や仕事のことなど、話題にすることがまだあるんだよ。)
モニカ: Oh, God! [They hug.] (なんてこと! [二人はハグする(ロスがモニカを慰める感じで)])

The doctor says it's a matter of hours. は「お医者さんが言うには、時間の問題だって」。
a matter of time は「時間の問題」、a matter of life and death なら「死活問題」。
家族が病院に集まって「お医者さんが時間の問題だって」と言っているというのは、おばあちゃんが危篤状態であるということですね。
a matter of time も a matter of hours も日本語にすると「時間の問題」になりますが、今回の hours の方は「あと〇時間もつかどうか、という状態」だと言っていることになるでしょう。
なお、「問題、事柄」という意味の matter は可算名詞なので、不定冠詞の a を忘れないようにしましょう。

What's with your hair? は「あなたの髪の毛、どうしたの?」というニュアンス。
ママの表情や口調から「何だか変よ」という悪いニュアンスで言っていることが感じられます。
モニカは何のことかわからず聞き返すと、今度はママは「何か違う(ところある)?」と尋ねます。
「いつもと髪型違う?」みたいなことなので「別にいつもと違うところは何もないわ」という意味で Nothing. と答えると、ママは Oh, maybe that's it. と言っています。

この that's it. の that は「髪型にいつもと違うところがない、いつもと同じ髪型」という内容を指し、it は「今意識を向けていること」を指します。
ママが「モニカ、あなたの髪の毛どうしたの?」と言ったことで、モニカの髪の毛について気に入らない点があることが示唆されるわけですが、その「モニカの髪の毛について気に入らないこと、変だと思うところ」が it であると考えるとわかりやすいでしょう。
「モニカの髪型がいつもと同じであること=私が変だと思ったこと」という関係が成り立つわけですね。
「モニカの髪型、何か変だなと思ったのは、いつもと同じだったからなのね」と言った感覚になります。
相手の髪型を話題に出し「どうしたの?(何か変よ)」みたいに言って、相手が「いつもと同じよ」と答えると「だから変なのね」と返したという流れになり、「今日も、そしていつでもあなたの髪型って変ね」とわざわざ言わなくてもいいことを持ち出してモニカの髪型にケチをつけた形になっているわけですね。

それでモニカは兄のロスの方にずかずか歩いて行き、「ママって信じられない」と愚痴ります。
Her mother's-- は「ママのお母さん(モニカにとってはおばあちゃん)が、今、危篤って状態なのに」というようなことを言おうとしたのでしょう。
自分の母親が危篤という時に、娘の髪型にいきなりケチをつけるなんてどういう神経してるの? ということですね。

興奮気味に怒っているモニカに、兄のロスは冷静になるように諭します。
We are gonna be here for a while, it looks like, は It looks like we are gonna... の it looks like が後から付け足しのように置かれた感覚かなと思います。
「僕たちはしばらくここにいることになる、どうやらそんな感じだね」というニュアンスだろうと。
career は「職業、仕事」。「キャリア」というカタカナ語になっていますが、発音は「カリア」という感じで、リにアクセントがあります。
キャリアと発音すると、carrier 「運搬者、荷台、保菌者」の方に聞こえてしまいそうなのでご注意下さい。
cover はここでは「(話題として)取り扱う」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
cover : DEAL WITH/INCLUDE
to include or deal with something
例)The book covers all aspects of business and law.

つまり「何かを含む、または取り扱う」。例文は「その本はビジネスと法律の全ての面を扱っている」。
カタカナ語で「全ての面をカバーしている」と表現しても、そのニュアンスはわかりますね。

「モニカ、彼氏は? 仕事は?」とママが話題として扱いそうなことがまだ残ってるんだから、まずは髪の毛のことを言われたくらいで怒ってちゃだめだ、と兄としてアドバイスしたことになります。


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posted by Rach at 19:39| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

あなたにキャッチが入ったんだけど急いでくれる? フレンズ1-8改その5

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3:06
[Phone rings; Mon gets it]
電話が鳴る。モニカが出る。
モニカ: Hello? Hello? Oh. Rachel. It's Paolo calling from Rome. (もしもし? もしもし? あぁ、レイチェル。パウロがローマから電話してきてるわよ。)
レイチェル: Oh my God! Calling from Rome! [Takes phone] Buon giorno, caro mio. (なんてこと! ローマから電話! [電話を受け取って] ボンジョルノ、カロミーオ[こんにちは、私の愛しい人]。)
ロス: [To Joey] So he's calling from Rome. I could do that. Just gotta go to Rome. ([ジョーイに] で、彼はローマから電話してきてるんだな。僕にだって(やろうと思えば)できるよ。ただローマに行けばいいだけだ。)
レイチェル: Monica, your dad just beeped in, but can you make it quick? 'Cause I'm talking to Rome. Talking to Rome. [Showing off to Phoebe and Chandler] (モニカ、あなたのパパがちょうどキャッチホンで入ってきたの、でも早くしてくれる? だって私はローマに電話してるから。ローマに電話してるの。[フィービーとチャンドラーにひけらかす])
モニカ: Hey, Dad, what's up? Oh, God. Ross, it's Nana. (はい、パパ、どうしたの? なんてこと。ロス、おばあちゃんのことよ。)

パウロがローマから電話してきていると聞いて、レイチェルは喜んでいます。
Rome はイタリアのローマですが、英語での発音は「ロウム」という感じ。
この Rome 「ロウム」という発音を聞いて思い出すのが、映画「ローマの休日」の最後の記者会見のシーン。
オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が気に入った都市を聞かれた際、「どこにもそれぞれよい所があり、どことは申せません…」と言いかけてから、Rome! By all means, Rome. 「ローマです。何といってもローマです」と答えるのが、この映画の名セリフの一つとなっています。
タイムリーなことに、たまたま先週木曜日(12月20日)、NHK BSプレミアムで「ザ・プロファイラー “永遠の妖精”の知られざる苦悩〜オードリー・ヘプバーン〜」という番組を放映していました。
「ローマの休日」は本当に名作ですし、ヘプバーンも多くの人にいつまでも愛される女優さんなんだなぁ、としみじみ思います。

電話に出たレイチェルは、気取った様子のイタリア語で Buon giorno, caro mio. と挨拶しています。
「はーい(こんにちは)私の愛しい人」という意味のようです。
「ローマから電話してきてくれたの!」みたいにレイチェルがはしゃいでいるので、ロスは「そんなの僕だってできる」と言った後、「ただローマに行けばいいだけだ」のように続けます。
僕だってローマに行けばローマから電話できるんだし、そんなの大したことないさ、という負け惜しみっぽい発言ですね。

beep in は「(人が)キャッチホンで入ってくる、(人の電話が)キャッチで入る」。
この「キャッチ(が入った)」というのは、もう死語なんでしょうかねぇ?
90年代くらいは「キャッチが入った」とか自分でもよく言っていたように思うのですが、2000年以降は「キャッチが入った」という言葉を言った記憶がないんですよね^^
ちなみにキャッチホンというのはNTTの登録商標だそうで、他社では「割込通話(サービス)」とも言うそうです。
「キャッチホン」は和製英語で、英語では call waiting と言い、以下の『SATC』s5-5(15:26 あたりのシーン)のセリフに出てきました。
シャーロットと電話中に、
キャリー : Sweetie, what... [beep] Ooh. That's my call waiting. Can you hang on a sec? (ねぇ、何が… (プーという音)あぁ。今のは(私の)キャッチだわ[キャッチが入った]。ちょっとだけ電話を切らずに待っててくれる?)

そのキャッチはスタンフォードだったことが映像からわかるのですが、「キャッチが入ったから、ちょっと待ってて」というのが英語ではこう表現できることがわかりますね。

beep は「ピーという発信音」のことで、着信があったことを知らせる音が入ることから、beep in と表現するようです。
beep という単語はもっぱら、"Please leave a message at the beep." 「ピーという音の後にメッセージをお話し下さい(残して下さい)」という留守電のフレーズでよく聞かれます。
レイチェルのセリフの make it quick は「早くする、手早くする」。
イタリアからアメリカに国際電話をかけてきているから、早く電話を返してね、とせかしていることになります。

電話に出たモニカは、相手の話を聞いて表情が曇ります。
そして、兄ロスに呼びかけて、It's Nana. と言っていますね。
この It's は「〜だ、〜(のこと)なの」のようにあえて主語 it は訳さない方が良いでしょう。
話題の中心、意識されている対象が Nana である、という感覚になります。

nana は「おばあちゃん」という意味。
Wikipedia 英語版: Grandparent の Titles のところに、grandmother の別の呼び名として、Nan, Nana, Nanna, Nanny, Gran and Granny などが挙がっています。

『デス妻』s1-3 (11:55 あたりのシーン)の、ガブリエルが自分のママと電話している時のセリフに以下のものがありました。
ガブリエル: You go with Aunt Maria, and I will take Nana to church. (ママはマリアおばさんと行って、私がおばあちゃんを教会に連れて行くわ。)
ここでも、Nana=おばあちゃん、という意味で使われています。


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posted by Rach at 12:07| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月18日

あいまいにするつもりかなと心配してたから フレンズ1-8改その4

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2:19
チャンドラー: You're kidding. Did you tell her I wasn't? (冗談だろ。俺は違うって彼女に言ったか?)
ロス: No. No, it's just 'cause, uh, I kinda wanted to go out with her too. So I told her, actually, you were seeing Bernie Spellman... who also liked her. So.... (いや、ただほら、僕も彼女とデートしたいと思ってたんだよね。それで彼女に言ったんだ、実は、君はバーニー・スペルマンと付き合ってる、って。彼も彼女のことが好きだったから。それで…。)
[Joey congratulates Ross, sees Chandler's look and abruptly stops]
ジョーイはロスを祝福する、チャンドラーの表情を見て、すぐにやめる。
チャンドラー: Well, this is fascinating. So, uh, what is it about me? (ほう、これは面白いね。それで、その、俺の一体何なの?)
フィービー: I don't know. 'Cause you're smart, you're funny.... (わからないわ。理由はあなたが賢くて、面白いから…)
チャンドラー: Ross is smart and funny. Do you ever think that about him? (ロスも賢くて面白いぞ。ロスについてもそんな風に思うのか?)
ジョーイ: Yeah, right! (あぁ、その通り!)
チャンドラー: What is it? (何なんだよ?)
モニカ: Okay, I-I don't know. You-you just-- You have a quality. (いいわ、わからないけど。あなたは、あなたはただ…あなたには資質(クオリティ)があるのよ。)
レイチェル: Yes, exactly. (そうね、その通り。)
ジョーイ: Yeah, a quality. (あぁ、資質だ。)
チャンドラー: Oh, oh. "A quality." Good. Because I was worried you guys were gonna be vague about this. (あぁ、あぁ、「資質」ね。良かったよ。だって、君らがこの件についてあいまいにするつもりかな、って俺は心配してたから。)

「俺はそうじゃない、って彼女に言ったか?」と聞かれ、ロスはスーザンに、チャンドラーはゲイじゃない、と言わなかった理由を説明します。
go out with は「〜とデートする、付き合う」。
ロスは大学時代、スーザン・サラドアという女性が好きで(ロスの元妻キャロルのレズビアンパートナーの名前がスーザンなので、紛らわしいというか皮肉というか)、ちょうど、バーニー・スペルマンという男性もスーザンを好きだと言っていたので、チャンドラーはゲイでバーニーと付き合っているとスーザンに言うことで、チャンドラーとバーニーのライバルまとめて二人を「彼らはゲイだから私の恋愛相手として対象外」とスーザンに思わせた、ということですね。
「そりゃ、上手くやったな、ロス!」という感じでロスを祝福するジョーイですが、チャンドラーにキッとにらまれて、素の顔に戻るジョーイも楽しいです。

fascinating は「とても興味深い、とても面白い」。全くどいつもこいつも俺のことをゲイだと思いこんでるなんて、全く面白いよねぇ、と皮肉っぽく言った感じになります。
what is it about me? を直訳すると「俺について・関して、それは何?」という感じですが、「一体俺の何なの? 俺のどこがそうなの?」のようなニュアンスで理解すれば良いかと思います。

「俺の何がそう思われる原因なわけ?」と聞かれて、フィービーは「わからないけど、〜だからかしら」のようにその理由を挙げています。
smart は「頭がいい、頭の回転が速い」。funny は「面白い」。
smart and funny 「頭が良くて面白い」という組み合わせは魅力的な人を形容する時によく出てくるフレーズ。
それを聞いたチャンドラーは「頭が良くて面白いのならロスもそうだろ? ロスのことをゲイだと思ったりするのか?」と返します。

Yeah, right! は直訳すると「あぁ、その通り!」ですが、今回のセリフは皮肉っぽく反語的な感覚で、言いたいニュアンスとしては「まさか。冗談だろ。そんなはずないよ」というところ。
過去記事、前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などにも出てきました。

You have a quality. は「チャンドラーには(ゲイの)資質(クオリティ)がある」。
他のみんなも、そうそうクオリティだ、と納得して意見が一致したのを見て、チャンドラーは「あぁ、クオリティね」と言った後、「良かったよ。だって俺は心配してたから」と続けます。

「俺は心配してたんだよね、君らがこの件について、あいまいな返事をすることになるんじゃないか、ってね」というのはつまり、「みんなの返事があいまいになるんじゃないかと心配してたけど、A quality. という返事を聞けて安心したよ」みたいなこと。
vague は「あいまいな、ぼんやりした」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
vague : unclear and lacking detail or explanation
例)His answer was very vague.

つまり「不明瞭(はっきりしない)で、詳細や説明が欠けている」。例文は「彼の答えは非常にあいまい(説明がなく不明瞭)だった」。

実際は、A quality. という返事は「あいまいな返事」の典型のようなもので、上のロングマンの例文の「答えは非常にあいまいだった」で表現されるようなニュアンスなわけですね。
もっと具体的な理由を言ってほしいのに、「そういう”資質”があるのね」とわかったようなわからないような、vague な返事しかくれないことに対して、皮肉っぽく「vague な回答じゃなくて助かったよ」と言ったことになります。


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posted by Rach at 10:50| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

ずっと私の胸に話していた フレンズ1-8改その3

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1:35
[Scene 1: Mon+Rach's. Everyone is there.]
シーン1 : モニカとレイチェルの家、みんながそこにいる。
チャンドラー: It's hard to enjoy a cup of Ramen noodles after that. I mean, is that ridiculous? Can you believe she actually thought that? (その後、ラーメンを楽しめなかったよ。ほら、それってバカげてるだろ? 彼女が本当にそう思ってたなんて信じられる?)
レイチェル: Um... yeah. Well, I mean, when I first met you, y'know, I thought maybe, possibly, you might be. (あぁ、そうね、ほら、私があなたに最初に会った時、多分、もしかして、あなたはそうかもしれない、って思ったわ。)
チャンドラー: You did? (そう思ったの?)
レイチェル: Yeah, but then you spent Phoebe's entire birthday party talking to my breasts, so then I figured maybe not. (えぇ、でもそれからあなたはフィービーの誕生日パーティーの間ずっと、私の胸に話しかけてたから、それで多分違うな、って思ったの。)
チャンドラー: Huh. Did, uh... any of the rest of you guys think that when you first met me? (あのー、君らが俺に初めて会った時、残りの君らのうち、誰かそう思った?)
モニカ: I did. (私は思ったわ。)
フィービー: Yeah, I think so, yeah. (えぇ、私もそう思うわ、うん。)
ジョーイ: Not me. (俺は違うよ。)
ロス: No, no, me neither. Although, uh, y'know, back in college, Susan Saladore did. (違う、違う、僕も違うよ。でも、ほら、大学で、スーザン・サラドアはそう思っていたけどね。)

ridiculous は「ばかげている、ばかばかしい、おかしい」。
不合理なことを言った相手に対して、That's ridiculous! 「そんなのばかげてるよ! ばかばかしい!」というフレーズでよく使われます。
Can you believe she actually thought that? は「彼女が実際にそう思ってたなんて信じられる?」
「そう思ってた」のように that を使って具体的な内容を言っていませんが、オープニング前のシーンで同僚のシェリーが「チャンドラーに当然のように彼氏を紹介しようとしていた」わけですから、チャンドラーをゲイだと思っていた、ということを指します。
このシーンの会話では「シェリーが俺のことをゲイだと思ってたなんて…」というトピックで話が進んでいきますが、その会話の中では同性愛であることを示す gay という単語が一切出てこないことにも注目です。
チャンドラーはゲイじゃないのにゲイに間違えられてしまったということで、自分としてはゲイという単語を出したくないという気持ちがあるのでしょう、それではっきりとした単語は使わず、シェリーのことを語る時も、その後にフレンズたちに尋ねる時も、think that 「そうだと思う」という表現を使い続けていることになるでしょう。

possibly は「もしかすると、ひょっとすると、ことによると」。
可能性としてはあり得ることを示唆した副詞。
もしかしたらチャンドラーはゲイかもしれないなぁ、とレイチェルは思っていた、ということ。

you spent Phoebe's entire birthday party talking to my breasts は「フィービーの誕生日パーティーの間ずっと、私の胸に向かって話をしていた」。
entire は「全体の」で、直訳すると「私の胸に talk to しながら、パーティーの時間をずっと過ごしていた」。
胸に(向かって)話す、というのは、ずっと視線が胸の方を向いていた、ということで、パーティーの間じゅう、ずっとあなたの視線は私の顔を見ることもなく、私の胸に釘付けだったから、女性(の胸)に興味がある、つまりゲイではないとわかった、という意味になります。
「ずっと私の胸を凝視していた」のように staring at my breast と表現するのではなく、talking to my breasts と表現しているのが面白いなと思います。
I figured maybe not. の figure は「と思う、考える、判断する」。

レイチェルが「私も最初はそう思った」というので、チャンドラーは any of the rest of you guys 「レイチェル以外の残りのみんなの中で誰か」もそんな風に思ったかを尋ねます。
モニカとフィービーの女性陣は「そう思った」と言って、ジョーイとロスは否定しています。
ですがロスは「僕はそうは思わなかったけど…」と言った後、大学時代のスーザンという人(つまり女性)はそう思っていた、と付け加えます。
back in college は「(時代をさかのぼって)大学の頃に」という感覚になります。


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posted by Rach at 18:52| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

自分をトイレに流してくるわ フレンズ1-8改その2

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0:22
チャンドラー: Ah, you see, perfect might be a problem. Had you said co-dependent or self-destructive... (あぁ、ほら、パーフェクトっていうのが問題かもね。もし君が、相互依存症か自滅的ってことを言っているとしたら…)
シェリー: Do you want a date Saturday? (土曜日にデートしたい?)
チャンドラー: Yes, please. (はい、お願い(します)。)
シェリー: Okay. He is cute. He's funny. He's-- (オッケー。彼はキュート(魅力的)で。彼は面白くて。彼は…)
チャンドラー: He's a he? (彼って彼?)
シェリー: Well, yeah. Oh, God! I just... I thought... You're not. So.... Good, Shelly. Okay. I'm just gonna go flush myself down the toilet now. [backs out of the room] Okay. Bye-bye. (ええ、そうよ。まあなんてこと! 私はただ… 私は思ってたの… (あなたは)違うのね。それじゃあ…。いいぞ、シェリー。じゃあ、私はただ今から自分自身をトイレに流してくるわ。[下がりながら部屋を出る] オッケー、バイバイ。)
[Opening credits]

あなたに perfect だと思う人に会ったのよ、とシェリーが言ったので、チャンドラーは、「その perfect っていうのが問題かもね」と返します。
co-dependent は「相互依存的な、相互依存症で」。お互いが相手に依存している様子を指します。
動詞 depend (on) が「〜に頼る、依存する」なので、形容詞 dependent は「依存している、依存症の」という意味になります。
否定の接頭辞 in- をつけた independent だと「依存しない、独立した、自立した」になります。
self-destructive は「自滅的な」。

Had you said という倒置の形になっていますが、これは意味としては If you had said という条件節と同じニュアンスになります。
Had you という倒置の語順にすることで、if のような条件を表すことができる、ということですね。

「俺にとって完璧な人、って言ったけど、もしそれが相互依存症とか自滅的な人のことを言ってるとしたら…」のように表現することで、「俺にぴったりってことは、その人も俺みたいなそういうタイプ?」と自虐的に返したことになるでしょう。

そんな風に返しながらも、「土曜日デートしたい?」と言われ、「じゃあお願い」と即答したチャンドラー。
女性を紹介されるものと思っていたチャンドラーは、シェリーが He is... He's... と主語に he を連発するので、男性を紹介されるとわかり驚いて聞き返しています。
日本語でも「彼は、彼は…」と説明されると、その代名詞から男性であることがわかりますよね。
He's a he? は直訳通りの「彼って、彼?」ということですが、日本語の直訳のようなこの英文は、英文としてもきちんと成立すると言えるわけですね。
ここでのニュアンスは「今、”彼”って言ったのは、”彼は/彼女は”と表現する主語の she 「彼女は」じゃなくて、he 「彼は」の方?」という感覚かなぁ、と思います。

一方シェリーの方は、「あなたゲイ(同性愛者)よね?」と確認することなく、男性を紹介しようとしていましたので、チャンドラーはゲイだと思い込んでいたことが、このやりとりでわかります。

flush は「(トイレなどで)水を流す」。
英英辞典の Macmillan Dictionary では、
flush : to make water pass through a toilet
つまり「トイレに水が通り抜けるようにする(トイレに水を流す)」。
オンライン辞典の Macmillan Dictionary の flush の項目 では、この「トイレに水を流す」の意味の部分に、♪マーク(Sound Effect つまり効果音のマーク)がついており、そこをクリックすると、「トイレの水が流れる音」が聞こえます。
女性用トイレによく設置されている「音姫」(トイレ用擬音装置)のようなサウンドで、時間にして8秒から9秒という結構な長さだったので、思わず笑ってしまいました。
この音を聞けば「あぁ、これね」とイメージは湧きやすいですし、こういう部分はオンライン辞書の長所だなと感じます。

シェリーのセリフでは、自分をトイレに流してしまう(flush myself)と言っています。
「ちょっと失礼するわ」と言う代わりに、「私の失言で気まずい空気になっちゃって、何とも居心地悪いから、自分をトイレに流してくるわ」と言って退散したわけですね。
日本では、恥ずかしい言動をしてしまった後、「恥ずかしいから人に見られたくない、どこかに隠れたい・消えたい」の意味で「穴があったら入りたい」と表現することがありますが、それを「自分を不要な物としてトイレに流してしまいたい」とさらに自虐的なニュアンスを加えたものが flush myself down the toilet の感覚になるのかな、と思います。

この「自分をトイレに流す」という表現ですが、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」の中でよく似た表現のセリフがありました。
未来にタイムトラベルしたマーティが、老人になったビフにマーティ・ジュニアと間違われて、「お前の親父(つまり、マーティ本人)は負け犬だ」などと言われるシーン。
老人ビフは、マーティのことを、
The man who took his life and flushed it completely down the toilet. (自分の人生を、完全にトイレに流してしまった男だ。)
と言っていました。
日本語で言うところの「人生をドブに捨ててしまった」みたいな感覚なのでしょう。
日本人にもわかりやすく、面白い表現だなと思います。


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posted by Rach at 15:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月07日

蛍光灯の下で日本製のカップ麺 フレンズ1-8改その1

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シーズン1 第8話
The One Where Nana Dies Twice
原題訳:おばあちゃんが2回死ぬ話
邦題:陽気なお葬式


0:00
[Pre-intro scene: Chandler's office block. Chandler is on a coffee break.]
イントロ前のシーン:チャンドラーのオフィスのブロック。チャンドラーはコーヒーブレイク中である。
[Enter Shelley]
シェリー登場
シェリー: Hey, gorgeous! How's it going? (はい、素敵な人(色男さん)! 調子はどう?)
チャンドラー: Dehydrated Japanese noodles under fluorescent lights. Does it get better than this? (蛍光灯の下で日本製のカップ麺。これより良くなることってある?(最高にいいよね))
シェリー: Question: You're not dating anybody, are you? Because I met somebody who would be perfect for you. (質問。あなたは今、誰とも付き合ってないわよね? というのは、あなたにとって完璧だろうという人に私は会ったのよ。)

gorgeous は「ゴージャス」とカタカナ語になっていますが(君のハートにレボ☆リューション! by ゴー☆ジャス)、ここでのニュアンスは「(人が)素敵な、魅力的な」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
gorgeous [adjective] (informal) : extremely beautiful or attractive
つまり「極めて美しい、または魅力的な」。

How's it going? = How is it going? で、直訳すると「it (漠然とした状況)は、どんな感じで・どんな風に進んでる?」というところ。
あなた本人のことを尋ねているというよりも、あなたの現状・状況を尋ねる感覚になります。
ですから、シェリーのセリフ全体としては、「よっ、色男! 調子どう?」という感じになるわけですね。

Dehydrated Japanese noodles under fluorescent lights. について。
これは、動詞がない、文章としては不完全な形になっており、訳すと「日本製のカップ麺、蛍光灯の下で」というニュアンスになります。
dehydrated noodle は「脱水して乾燥させた麺、即席麺、インスタント・ヌードル」。
de- は「分離、除去」を表す接頭辞。例えば dethrone だと throne 「王位・王座」を除去するというニュアンスから「(王を)退位させる、(王を)廃する」という意味になります。
hydrate は「水和物、水化物」。hydro- が「水の、水素の」を意味する接頭辞で、hydrogen だと「水素」。
carbohydrate だと「炭水化物」になります。
カップ麺の説明にわざわざ「日本(製)の」と付いているところが、日本人としてはちょっぴり嬉しいところですね。
fluorescent light は「蛍光灯」。fluorescent ink なら「蛍光インク」。

Does it get better than this? について。
チャンドラーの発音は Does it GET better than this? のように get を強調して言っています。
過去記事、これ以上ないほどの高嶺の花 フレンズ1-6改その4 でのセリフ Could she BE more out of my league? の時も動詞部分を特に強調した発音をしていましたが、それと似たパターンの発音だと言えるでしょう。
Does it get better than this? は「これよりもよくなることがあるだろうか? いやない。最高だよね」と言葉では言っていることになりますが、実際のところは「全然イケてない」ということを正反対の言葉で皮肉っぽく自虐的に言っていることになります。
「調子どう?」と言われて、「蛍光灯の下でカップ麺を食ってる、ってこの状態が、調子いい状態なわけないだろ」というのを「いやぁ、もうこれ以上ないくらい最高だろ?」と表現したわけですね。

その後、同僚のシェリーはチャンドラーに「あなた、デートしてる人いないわよね?」と尋ねています。
Because I met somebody... の because は「なぜそんなことを私があなたに尋ねてるかって言うと…」のように、今、自分がどうしてそういう発言をしたかの理由を述べている感覚になります。


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posted by Rach at 16:25| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月30日

是非いただきたいんです、テープのコピーを フレンズ1-7改その28

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21:36
END CREDITS
エンドクレジット
[SCENE: Back at the bank. The power is back on. ]
シーン:銀行に戻る。電源が回復している。
ジル: Well, this has been fun. (これ[今回のこと]は楽しかったわ。)
チャンドラー: Yes, yes. Thanks for er, letting me use your phone er, and for saving my life. (そうだね、ありがとう、俺に君の電話を使わせてくれて[君の電話を貸してくれて]、それから俺の命を助けてくれて。)
ジル: Well, goodbye, Chandler. I had a great blackout. (She kisses Chandler.) See ya. (じゃあ、さよなら、チャンドラー。素敵な停電だったわ。[ジルがチャンドラーにキスする]じゃあね。)
[Chandler watches Jill leave and goes to the glass doors and presses his face and hands up against the glass in awe. He runs his fingers down the glass.]
チャンドラーはジルが去るのを見て、ガラスのドアのところに行き、畏敬の念を持って自分の顔と手をガラスに押し付ける。ガラスに指を走らせる。
チャンドラー: (Turning round to the security camera up in the corner of the room, by the ceiling.) Hi, erm, I'm account number 7143457. And er, I don't know if you got any of that, but I would really like a copy of the tape. ([天井のそばの部屋の隅にある監視カメラの方に向き直り] こんにちわ。あの、僕は口座番号7143457(の者)です。それで、あなたがたが今のをとってたかどうかわからないんですが、是非いただきたいんです、そのテープのコピーを。)

fun は不可算名詞で「楽しみ、面白さ。楽しいこと」。has been という現在完了形は、帰ろうとしている今までずっと fun だったわ、ということ。
Thanks for letting me use your phone. は「君の電話を使わせてくれてありがとう」、つまり「君の電話を貸してくれてありがとう」ということ。ジルの携帯を借りてジョーイに電話した時のことを言っています。
(Thanks for) saving my life. 「命を助けてくれてありがとう」というのは、ガムをのどに詰まらせて窒息しそうなところをジルにハイムリック法で助けてもらったことですね。

you saved my life という表現は、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように出ています。

you saved my life : (spoken) used to thank someone who has gotten you out of a difficult situation or solved a problem for you
例) Thanks for the ride - you really saved my life.


つまり「君は僕の命を助けてくれた(過去形)」は、「困難な状況から自分を助け出してくれた人、または自分のために問題を解決してくれた人に感謝するために使われる」。例文は、「車に乗せてくれてありがとう。助かったよ」

このように、本当に「命を救われた」わけではない時にも使われる、ちょっと大げさな感謝表現なわけですね。
「ありがとう、恩に着るよ」という時に「君は命の恩人だよ」というような感覚でしょうか。
今回の場合は文字通り「命を救って・助けてくれてありがとう」と言っていることになります。

I had a great blackout. は「最高の停電が過ごせたわ。最高の停電だった」。
blackout はある意味、災難・災害ですが、それがあなたと一緒にいたお陰で楽しいものとなった、と言っています。
Have a good night/day/time. などは一般的ですが、感想として「素敵な〜だったわ」とか、「良い〜を」という場合には、名詞にいろんな言葉を入れて応用できる、ということで、本来はつまらない、または嬉しくないものであっても、それが(意外と思いのほか)楽しかった時にこんな風に言うと、ちょっとおしゃれな、しゃれた感じがしますね。

ジルはごく自然な感じでチャンドラーのほっぺにキスをして、さわやかに去って行きます。
じゃあね、という時にジルは See ya. と言っています。
発音は「シーヤ」という感じで、See you. の you をラフに発音した口語表現で、I love you. を Love ya. などと表現するのと同じ感覚になります。

キスされてしまったチャンドラーはうっとりした表情で、ガラスのドアにへばりつき(笑)、去り行くジルを見送っています。
その後、何かに気づいたように向き直り、あるものに向かって話しかけていますね。
ト書きで「部屋の隅にある防犯カメラの方を向いて」のようにはっきり書かれているのは少々先走った感じもしますが、チャンドラーの顔の方向などから何となくそうであることは察せられますね。

account にはいろいろな意味がありますが、ここが銀行のATMコーナーであることを考えると「口座番号」であると想像できます。

そして、このエピソード最後のセリフで最後のオチとなる And er, I don't know if you got any of that, but I would really like a copy of the tape. について。
if you got any of that を直訳すると、「あなた(がた)が、そのいくぶんかを[それのいくらかを]ゲットしたかどうかは知らないですが」。
you got any of that の部分では、漠然とした get という動詞を使っているので、はっきりと何を指しているかはわかりにくいですが、I would really like 「本当にそれが欲しい」と言った後に出て来た欲しいものが、「そのテープのコピー」(今のを少しでもゲットした(つまり録画した)録画テープ)だとわかるというオチになります。

最後の tape という単語を聞くことで、今チャンドラーがしゃべりかけている防犯カメラで、ジルと一緒にいた映像(特に最後の「ほっぺにキス」がポイントでしょうね)を録画していたかどうかを尋ねているのがわかる、という仕組みです。

まずは口座番号を言うことで、私はこういう者ですが、という身元、お宅の銀行の顧客ですが、というアピールをしておいてから、「今のゲットしてたかどうかわからないんですけど、、いただきたいんですよね、テープのコピーを」という最後で笑いを取る流れになっているわけですね。
ジルにキスされて、嬉しくてポーッとなっているわりには、結構冷静に「今のテープ撮ってたら、是非下さい」と言っている面白さになるでしょう。


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
12月2日(日)の京都セミナー、いよいよ明後日となりました!
おかげさまで満席で当日を迎えられること、大変ありがたく嬉しく思っております。
ご参加下さる皆様、本当にありがとうございます!<(_ _)>
どうかお気をつけてお越し下さいませ。
皆様にお会いできるのをとってもとっても楽しみにしています♪


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posted by Rach at 19:14| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月27日

この話題を出すのに最高のタイミングじゃないだろうけど フレンズ1-7改その27

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20:42
[SCENE: Back at the apartment, we get a close up of a candle, which is almost burnt out. All are gathered round the table in the lounge.]
シーン:アパートメントのシーンに戻る、1本のろうそくにクローズアップする、そのろうそくはほとんど消えかかっている。全員がラウンジのテーブルの周りに集まっている。
フィービー: Oh, look, look, look, look! The last candle's about to burn out. 10, 9, 8, 7... (Time lapse.) ...minus 46, minus 47, minus 48... (ねぇ、見て見て見て見て! 最後のろうそくが消えようとしてる。10、9、8、7… [時間が経過] マイナス46、マイナス47、マイナス48…)
[Joey blows out the candle.]
ジョーイがろうそくを吹き消す。
ロス: Thank you. (ありがとう。)
モニカ: Thanks. (ありがと。)
[It is now pitch black.]
今は真っ暗である。
ロス: Kind of spooky without any lights. (電気(がついて)ないと何だか不気味だね。)
ジョーイ: Mwaaahh! Ha-ha-ha! (モアッ、ハハハハハー!)
モニカ: Mwaaahh! Ha-ha-ha! (モアッ、ハハハハハー!)
ジョーイ: Mwaaahh! Ha-ha-ha! (モアッ、ハハハハハー!)
ロス: Okay, guys, guys, I have the definitive one. Bwaaaaa! Ha-ha..! (The lights come back on, and Ross can now see, Rachel and Paolo kissing. Ross looks upset.) ah.. ar..arrrrrrr. (Monica sees what Rachel is doing and gasps.) (オッケー、みんな、みんな、僕には決定的なのがあるよ。ブアッ、ハハ……! [電気が戻り、今ロスには見えている、レイチェルとパウロがキスしているのを。ロスは動揺しているように見える] あぁ、あぁぁぁぁ… [モニカはレイチェルがしていることを見て息を呑む])
ジョーイ: Ross, this probably isn't the best time to bring it up, but you have to throw a party for Monica. (ロス、今、持ち出すのに最高のタイミングじゃないだろうけど、お前はモニカのためにパーティーを開かないといけないぞ。)

フィービーが「ロウソクが消えかかってるわ」と言って、カウントダウンを始めます。
その後、時間が経過し、「マイナス46、マイナス47」と負の数(笑)になっているのが楽しいですね。
もう少しと思ってカウントダウンしてみたら、思ったより長かったー! というのはよくあることで、ゼロを超えてしまった場合にマイナスの数に移行する、というのは、日本人にもわかりやすい面白さだと思います。
このままではマイナスが延々続きそうな様子で、ジョーイが吹き消してくれたので、みんなは口々にありがとうと言っています。これ以上そんなカウントに付き合ってられない、ということですね。

ト書きの pitch black について。
pitch というのは野球のピッチャーからもわかるように、まずは動詞で「投げる、ほうる」という意味がありますが、今回の pitch は「ピッチという黒色の物質」のこと。
研究社 新英和中辞典には以下のように出ています。

pitch=【名】【U】
T ピッチ 《原油・石油タール・木タールなどを蒸留した後に残る黒色のかす; 防水や道路の舗装に用いる》
U 松やに, 樹脂.
(as) black [dark] as pitch 真っ黒な


つまり、そのピッチという黒い物質と同じくらい真っ黒な、という表現なのですね。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
pitch : BLACK SUBSTANCE a black sticky substance that is used on roofs, the bottoms of ships etc. to stop water from coming through
つまり「(黒い物質) 水が通るのを止める(防水の)ために屋根の上や船底などに使われる黒くて粘着性のある物質」。

LAAD には、ピッチ・ブラック、ピッチ・ダークもそれぞれ以下のように載っています。

pitch-black : completely black or dark
例)It was pitch-black outside.
pitch-dark : completely dark
例)I'm not going in, it's pitch-dark in there!

つまり、pitch-black は「完全に黒くて暗い」。例文は「外は真っ黒で真っ暗だった」。
pitch-dark は「完全に暗い」。例文は「中には入らない、そこは真っ暗だから!」

日本語で真っ暗を表現する言葉として「漆黒の闇」のような言い方がありますが、漆黒の漆は「漆(うるし)」で、防水、耐食効果がある点もピッチという物質に似たところがあるように思います。光を通さないような真っ黒な感じが共通しているのでしょうね。

spooky は「化け物がでそうな、気味の悪い、不気味な」。
LAAD では、
spooky : (informal) strange or frightening, especially in a way that makes you think of ghosts
例)a spooky old house

つまり「(インフォーマル)奇妙な、または恐ろしい(ぞっとするような)、特に幽霊を思い出させるような風に」。例は「気味の悪い古い家」。

「幽霊が出そうな感じで気味が悪い」というニュアンスで spooky という言葉を使ったことを受け、まずはジョーイがおばけのような声を出します。
続いてモニカも真似をし、またジョーイが声を出すと、「ねえねえ、じゃ決定的なのをやるよ」と言って、ロスが一番大袈裟な感じのおばけ声を出すのですが、明かりがつくと、パウロとレイチェルがキスしているのが見えて、ロスは先ほどのおばけ声の流れから「アーアー」という声になり、胃のあたりを指で押さえています。
二人は結構長くキスしていて、座っているモニカも、口をぽかんと開けて二人を見上げています。

レイチェルとパウロのキスを見て、大ショックを受けているロスに対し、ジョーイはパーティーの話をしています。
bring up は「(話題)を持ち出す、言い出す」。
throw a party は「パーティーを催す、開く」。動詞に hold を使うこともありますが、このように、throw を使うことも多いです。
「話を持ち出すのにベストな時じゃないってわかってるけど」というのは、「こんな時にこんな話題を持ち出して悪いけど」という感覚。
ベランダでレイチェルに告白しようとしているロスの邪魔をしないようにと、「ロスはモニカの誕生日サプライズパーティーのことでレイチェルと相談中、だからベランダに行っちゃだめだ」とモニカに嘘をついてしまったので、そう言ってしまった手前、誕生日パーティー開けよな、と言ったことになります。


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2018年11月22日

君はイタチ(ずるいやつ)だ フレンズ1-7改その26

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20:06
ロス: So you, uh... you do know a little English? (それじゃあ、君は… 君は少しは英語がわかるんだね?)
パウロ: Poco. Little. (ポコ(イタリア語)。少し。)
ロス: Yeah, do you know the word crap-weasel? (Paolo looks blank.) No? That's funny, cos you are a huge crap-weasel. (そうか、君はクラップ・ウィーゼルって言葉知ってる? [パウロはぽかんとした顔をする] 知らない? それは面白いね、だって君はものすごいクラップ・ウィーゼル(クソイタチ、ずるいやつ)だから。)
[Ross hugs Paolo and slaps him on his back. Paolo smiles.]
ロスはパウロをハグして彼の背中を叩く。パウロは微笑む。
パウロ: Gratzie. (ありがとう。)

ロスがパウロに「君は少しは英語がわかるんだね?」と言うと、パウロは Poco. Little. と言っています。
poco はイタリア語で「少し」。パウロはイタリア語で「少し」と言った後、英語でも「少し」を意味する little を追加したことになります。
楽譜に書かれた言葉に poco a poco ... 「ポコ・ア・ポコ …」というのがあるのですが、それも「少しずつ …」という意味になります。

crap-weasel について。
crap は「うんち、くそ。ひどいもの」。
weasel は「イタチ」。
過去記事、リスかイタチみたいにかじる音 フレンズ1-5改その17 で、元カノのアンジェラについて何が一番恋しいか、という話で、
ジョーイ: That cute nibbley noise she makes when she eats. Like a happy little squirrel… or a weasel. (彼女が食べる時に出す、あのかわいいかじる音だよ。幸せな子リスみたいな、、、もしくはイタチかな。)
というセリフの中でも weasel という単語が出てきていました。
その時は「リスとイタチ」という動物の名前として挙げたわけですが、イタチには以下で述べるように悪いイメージがあるため、アンジェラの今彼が幻滅するような動物を例えに挙げたと言えるでしょう。

今回のロスがパウロに言ったセリフは、動物のイタチではなく、「イタチのようにこそこそしたずるい人間」という意味で使っています。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
weasel : (informal) someone who has been disloyal to you or has deceived you
つまり「(インフォーマル)こちらに対して不実であった、またはこちらを欺いてきた人」。

パウロがあまり英語がわからないことをいいことにロスは「君ってすっごく、嫌な奴だよね」と言ったわけですね。
ロスが笑いながらそう言っているのでパウロは誉め言葉かと思い、イタリア語で「グラツィエ」(ありがとう)と返したことになります。
何もわからず「ありがとう」と言っているパウロを見ていると、このロスも結構なウィーゼルだと思えるのですが、、(笑)。


20:22
[SCENE: Back to the bank, Chandler and Jill are sitting on the floor, facing each other, playing a game with the bank's pens on a chain.]
シーン:銀行の場面に戻る。チャンドラーとジルは床に座り、お互い向かい合って、銀行のチェーンのついたペンでゲームしているところ。
ジル: Chandler, we've been here for an hour doing this. Now watch, it's easy. (チャンドラー、これをやりながらもうここに1時間もいるのよ。見て、簡単よ。)
チャンドラー: Okay. (よし。)
ジル: Ready? (いい?)
チャンドラー: Mm-hmm. (んーん。)
ジル: (She spins the pen round her head.) Okay? Now try it. (ジルは自分の頭の回りにペンを回転させる) わかった? じゃあ、やってみて。)
[Chandler spins the pen pathetically and it hits him in the face.]
チャンドラーはかわいそうなほど不器用な感じでペンを回転させ、ペンが顔に当たる。
ジル: No, you gotta whip it. (違うわ、素早く(勢いよく)動かすのよ。)
[Chandler whips the pen round on it's chain, and flies almost out of control. Chandler and Jill both duck and laugh.]
チャンドラーがペンをチェーンの回りに勢いよく動かすと、ほとんど制御不能に飛ぶ。チャンドラーとジルの二人はひょいと頭を引っ込めて、笑う。

whip は「素早く(勢いよく)動かす」。
「〜をむち打つ」という意味もあり、名詞 whip は「むち」を意味します。
また、動詞 whip には「(卵白などを)(強くかき回して)泡立てる」という意味もあります。
ホイップクリーム(whipped cream)は「泡立てたクリーム」のことですよね。
過去記事、ビングチェリーとジミーズ フレンズ1-1改その21 で、いろいろなアイスクリームのフレイバーを挙げた後、
ジョーイ: You could get 'em with jimmies or nuts or whipped cream. (スプリンクル(チョコスプレー)やナッツやホイップクリームをトッピングすることもできるんだぞ。)
のように、トッピングの種類として whipped cream も挙げていました。
LAAD では、
whip : MOVE VIOLENTLY to move quickly and violently, or to make something do this
つまり「(乱暴に動かす) 素早く乱暴に動く、または何かにそうさせること」。

「主語自らがさっとすばやく動く」という自動詞の意味と「何かをさっとすばやく動かす」という他動詞の意味がある、ということですね。

もっと勢いよく回すのよと言われ、そうすると、今度は勢いが激しすぎて自分に当たりそうに飛んできて、思わず二人は頭を下げ、笑い合うことになります。
ト書きにある duck という単語は名詞では「アヒル」ですが、動詞では「ひょいと頭を引っ込める、ひょいと体をかがめる」という意味になります。
ガムで窒息しそうになってジルに助けられて以降、すっかり打ち解けた様子が微笑ましいですね。


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2018年11月16日

僕が言おうとしてたのはそれじゃない フレンズ1-7改その25

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18:56
[Ross upset after listening to what Rachel had to say, decides to go and confront Paolo. He walks over to where Paolo is standing.]
レイチェルが言わなければならなかったことを聞いた後、ロスは動揺し(→訂正:動揺したロスは 訂正ここまで)、パウロに対決しに行くことを決める。ロスはパウロが立っているところに歩いて行く。
ロス: Paolo, hi. (パウロ、やあ。)
パウロ: RRRRRROSS. (ロ〜ス。)
ロス: Listen, uh... Listen, um, something you should, should know. Uh, Rachel and I are... We're kind of a... kind of a thing. (ねぇ、聞いてよ、君が知っておくべきことがあるんだ。あの、レイチェルと僕は…… 僕らはその、なんていうか、シング(いい仲)なんだよね。)
パウロ: Thing? (シング?)
ロス: Thing. Yes, thing. (シング、そう、シングだ。)
パウロ: You have the sex? (君らはエッチしたの?)
ロス: No, no, um... Technically, the, the sex is not being had. But that's, uh... See, but that's not the point. See, um, the point is that, uh... Well, Rachel and I should be, uh... Well, Rachel and I should be together, you know? And if you get in the, um... (いや、いや、その、厳密にはエッチは行われていない。でもその… あぁ、ほら、それがポイント(大事なこと、言いたいこと)じゃないんだよ。ほら、ポイントは…その、レイチェルと僕は…ほら、レイチェルと僕は一緒になるべきなんだ、わかるだろ? そして君が入ってくると…)
パウロ: In bed? (ベッドに?)
ロス: No. Ha. No, not where I was going. Uh, if you get in the way, way of us becoming a thing, then, uh, I would be, well, very sad. Um. (Ross rubs his eyes.) (違う、ハハ、違うよ、僕が言おうとしていたのはそれじゃない。その、もし君が僕たちの道に入ってくると[僕たちの邪魔をすると]僕たちがいい仲になるのの邪魔をすると、僕はすごく悲しくなるだろうね。[ロスは自分の目をこする(泣く真似をする)]。)
パウロ: Oh, oh. (おぉ、おぉ。)
ロス: So do you, um... sa vech ay [ceviche]? (それじゃあ、君は… わかった?)
パウロ: Si, si. (うん、うん[わかる]。)
ロス: Si? Si? Okay.(わかったの? わかったの? よし。)
パウロ: Si. (うん。)

(2018.11.22 追記)
非公開コメントにて、ト書き Ross upset after listening to what Rachel had to say, decides to go and confront Paolo. についてご質問がありました。
「ロスは動揺して」なら、Ross upset ではなく Ross is upset か Ross gets upset になるのでは? というご意見でした。
もう一度、ト書きを見直してみたところ、この文章の基本構造は Ross decides to go... で、upset から say まではロスのことを詳しく説明している形になっているようです。
Ross who is upset .... decides to go 「〜を聞いた後、動揺しているロスは、〜しに行くことを決める」という文章で、who is が省略された形を取っていると考えられると思います。
upset は元々、「人を動揺・狼狽させる」という他動詞で、それを受け身の形にした be upset が「動揺・狼狽させられる」→「動揺・狼狽する」という意味で形容詞的に使われているのですが、元々過去分詞形であるために過去分詞だけを残して、関係代名詞 who と be動詞 is がまとめて省略されて、Ross upset 「〜で動揺しているロスは」のように表現されているようですね。
ト書きの日本語訳が間違っていたことになるので、上の訳も訂正させていただきました。
貴重なご指摘とご質問ありがとうございました<(_ _)>
(追記はここまで)

ロスはパウロに、Rachel and I are... We're kind of a... kind of a thing. と言っています。
過去記事、どうしてそんなに日焼けしてるの? フレンズ1-2改その27 で、
バリー: Yeah, well, uh, we're kind of a thing now. (あぁ、そのー、僕ら(僕とミンディ)は、今は、いい仲なんだ。)
というセリフが出てきました。
その記事でも解説しましたが、直訳すると「僕たちは、”ある(一つの)こと”って感じなんだ」のようになるでしょうか。
このような be a thing については、英英辞典などで意味や用例は載っていなかったのですが、「僕たち二人=一つのあること」という等式になるので、「二人は、一つのもの・ことになっている」→「僕たちはくっついて一つになっている」→「僕たち、そういう感じの仲なんだよ」のような意味だと考えれば良いと思います。

a thing というロスの説明を聞いて、英語があまりわからないパウロにも二人がくっついている的なイメージは湧いたのでしょう。
それで You have the sex? 「二人はエッチしたの?」とダイレクトにパウロは尋ね、到底そんな段階にはないロスはそれを否定するしかありません。

technically は「技術的には、厳密には、形の上では」のようなニュアンス。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
technically : according to the exact details of rules, laws etc.
つまり「規則や法の正確な詳細によると」。

ロスのセリフは「エッチの行為とされているような具体的なことは行われていない」というような感覚ですね。
the sex is not being had. は、We're not having the sex. を受動態にした「受動態の進行形」の形を取っており、直訳すると「そのエッチは今されていない・行われていない」のような感じになるでしょう。
まだレイチェルに気持ちを伝えてすらいないのに、「僕たちはエッチはまだなんだ」のように主語を we にしたくないという気持ちから、主語を明確にしない受動態で表現したのかな、と思います。

But that's not the point. The point is that... は「でもそれは重要なこと(ポイント)じゃない。重要なことは…」。
相手が言うことは大切な部分ではなく、今から自分が言うことがポイントなんだと言うための前振り。
何か大切なことを言いたい時に、The point is... という表現はよく出てきます。

ロスが、if you get in the way of... と言おうとしたら、先にパウロに、in bed? と言われてしまっています。
その後、ロスが言うように、本当は if you get in the way of us becoming と言いたかったのだとわかりますね。

英語は話せないはずなのに、get in bed 「ベッドに入る」のようなエッチ系の言葉だけはポンポン出てくることで、パウロはアメリカ人女性とたくさん遊んでいて、かなりのプレイボーイであろうことが想像できるでしょう。
その彼のカタコト英語に押されているようなロスが面白いです。

not where I was going. = (That's) not where I was going. で、「僕が行こうとしていた場所はそれじゃない」=「僕はそういう(方面の)話をしようとしていたんじゃない」。
やたらとエッチの方向に話を進めたがるパウロに対して、「そういう話じゃなくて!」と言いたいロスです。

get in the way of someone's doing は「人が何かをすることに対して邪魔をする」。
直訳すると「人が何かをしている道の中に入る」というところで、誰かが行動している前に立ちふさがる感じが出ていますから「邪魔をする」という感覚はわかりやすいでしょう。
LAAD では、
stand/get in the way of something : to prevent someone from doing something, or prevent something from happening
例)He won't let anything get in the way of spending time with his family.
つまり「誰かが何かをすることを防ぐ、または何かが起こることを防ぐ」。例文は「彼は自分が家族と過ごす時間を何物にも邪魔させようとはしない」。

僕とレイチェルが a thing になるのを君が邪魔するなら、僕は悲しくなるよ、と言って、ロスは悲しい様子の泣き真似をジェスチャーで示すことになります。

その後、ロスの話が理解できた様子のパウロに、ロスは So do you, um... シヴィーチェ? みたいな音の言葉を言い、パウロ:シー、シー。ロス:シー? シー? のように続きます。
この部分、DVD では字幕がないので、イタリア語のようです。
シヴィーチェ の部分は、ネットスクリプトでは sa vech ay、Netflix では(全て大文字表記のため)CEVICHE? と表記されていました。
ネットスクリプトの綴りで検索してもイタリア語はヒットせず、ceviche の方を検索すると「ペルーの名物料理セビチェ(スペイン語)」だという結果が出ました。
話の流れ的に「(今の話)わかった?」のニュアンスのように思われるのですが、Google検索で「イタリア語 わかった?」で調べると、Capisci? と表示され、発音は「カピーシ?」のような感じですから、ここでロスが言っているシヴィーチェとは全然異なる単語です。
シヴィーチェは多分「わかった?」という意味のイタリア語だと思うのですが、ご存じの方がおられたらお教えいただければありがたいです(^^)

「シー、シー」の部分は、ネットスクリプトでは See, see. のように表記されていますが、Netflix では SI, SI. と書かれており、si はイタリア語の「はい、イエス」のようです。
正しくは sì のように右斜め下向きのアクセント記号がつくようですね。


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posted by Rach at 10:25| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月09日

彼との3秒はバリーとの3週間よりも フレンズ1-7改その24

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18:32
レイチェル: God, the first time he smiled at me, those three seconds were more exciting than three weeks in Bermuda with Barry. (なんてこと、パウロが私に初めて微笑みかけた時、その3秒はバミューダでのバリーと一緒の3週間よりも胸躍らせるものだったわ。)
フィービー: Ya know, did you rent mopeds? Because I've heard-- (Monica and Rachel give Phoebe a very strange look.) Oh, it's not about that right now, okay. (ねぇ、(バミューダでは)モペッドをレンタルした? だって私、聞いたことあるの… [モニカとレイチェルはフィービーに妙な顔を向ける] あぁ、今はその話じゃないわよね、わかったわ。)
レイチェル: Oh, God, you know, I know it's totally superficial, and we have nothing in common, and we don't even speak the same language, but God! (なんてこと、ほら、全くうわべだけだってわかってるの、それに私たちには共通点が全くないし、同じ言語すら話さない、でも、もう〜!)

パウロに夢中のレイチェルは「パウロが微笑みかけた3秒はバミューダでのバリーの3週間よりもエキサイティングだった」と言っています。
同じ「3」という数字を用いながらも、3秒と3週間のように単位を変えることで、その感動・興奮がどれくらい違うかを表しています。
それにしても、3秒と比較するのに、3時間、3日ではなく、3週間とまで言い切るレイチェルに笑ってしまいますね。
しかもバミューダという観光地での3週間ですから、本来なら地元の3週間よりも☆キラキラ☆していていいはずで、普通の3週間ではなくバミューダでの3週間となっていることがさらに格差を広げる効果を出しているでしょう(リゾートでのバカンスとしても違和感のない長さですし)。
それだけパウロが魅力的だと言いたいわけですが、比較されているバリーが可哀そうすぎる単位の違いです。

ちなみに、バミューダ(諸島)は北大西洋にある諸島。船や飛行機が行方不明になると言われてきたバミューダトライアングルで有名な場所ですね。

moped は「モペッド、原動機付き自転車」。英語の発音は、モウペッド。motor + pedal (モーター+ペダル)から出来た言葉だそうです。
Wikipedia 日本語版: モペッド
Wikipedia 英語版: Moped

上の英語版ウィキペディアの説明に、A moped is a scooter with bicycle pedals, generally having... とありますので「自転車のペダルがついたスクーター」ということになります。

バミューダという名前を聞いて、フィービーはモペッドの話を持ち出し、「モペッドをレンタルした? 私は聞いたことがあるのよ、、」と言いかけたフィービーのセリフから、バミューダでモペッドをレンタルするのが一般的であることが想像されますね。

Wikipedia 英語版: Bermuda には moped という単語は出てこないのですが、スクーター(scooter)が出てくる部分があります。
引用させていただきますと、
It is not possible to rent a car on the island; public transport and taxis are available or visitors can hire scooters for use as private transport.
つまり、「その島では車を借りることは不可能。公共交通機関またはタクシーは利用可能、またはビジターは自らの移動手段としてスクーターを借りることができる」。

つまり、車が借りられないが代わりにスクーターが借りられるので、もっぱらそれで観光する人が多いということのようですね。
フィービーはどこかでその話を聞いたことがあるので、「バミューダでは噂どおり、やっぱりレイチェルもモペッドに乗って観光したの?」と尋ねようとしていたことになるでしょう。
パウロの素敵さを語るためにバリーとのバミューダを持ち出しただけなのに、フィービーがそこに反応してしまったため、モニカとレイチェルは「食いつくのはそこ? 今何でその話題?」みたいな顔を向けています。
フィービーもその表情に気づいて、「今、その話題をする時じゃなかったわね」と言うことになります。

superficial は「表面的な、外見上の、みかけの、うわべだけの」。
have nothing in common は「共通して持っているものが何もない」ということですから「共通点が何もない」ということ。
we don't even speak the same language は「同じ言語を話すことすらしない」ですから「話す言語すら違う」。
彼の顔や姿を見て惚れているだけで、まだ内面のことは全く知らない、共通点もないし言葉も通じないけど、、と言いながらも、この気持ちはどうしようもないのよぉ〜、みたいに言っていることになります。


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posted by Rach at 14:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月02日

面白いこと言ったの?さっぱりわかんない フレンズ1-7改その23

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17:52
[SCENE: Cuts back to the apartment. Paolo is talking to Rachel in Italian, while looking out of the window and pointing to the night sky.]
シーン:アパートメントに画面がカット。パウロはイタリア語でレイチェルに話しかけている、窓の外を見て、夜空を指さしながら。
パウロ: Guarda da lunar, guarda da stelle, gua tu tal cause a belle. (イタリア語)
[Cuts back to Ross with Joey in the kitchen watching Paolo and Rachel with disgust.]
パウロとレイチェルを反感を持ちながら見つめている、台所でジョーイといるロスに画面がカット。
ロス: Blah-blah-blah-blah-blah. Blah-blah-blah-blah-blah-blah. Bl-bl-bl-bl-blah. (ブラブラブラ、ブラブラブラ(なんたらかんたら))
[Paolo and Rachel finish talking by the window and Rachel makes her way over to the kitchen area.]
パウロとレイチェルは窓際での話を終え、レイチェルは台所のエリアにやってくる。
レイチェル: Hur hur hur hur. Er. Ohhhhh. (はははは、あー。)
ロス: Hey, what did he say that was so funny? (ねぇ、彼はそんなに面白いことを何か言ったの?)
レイチェル: I have absolutely no idea. (全くわからないわ。)
ロス: That's, that's classic! (それって、それって古典的(ありがち)だね。)
レイチェル: My God, you guys! What am I doing? What am I doing? This is so un-me! (なんてこと! 私、何やってるの? 私、何やってるの? こんなの全然、私じゃない!)
モニカ: If you want, I'll do it. (あなたが望むなら、私が(代わりに)やるわよ。)
フィービー: Oh, I know, I just wanna bite his bottom lip. (Monica and Rachel both look at Phoebe.) But I won't. (あぁ、わかる。私はただ彼の下唇を噛みたいわ。[モニカとレイチェルが二人そろってフィービーを見る] でも噛まないわよ。)

二人で夜空を見ながら、パウロのイタリア語を聞いて感動しているレイチェル。
それを見ているロスは、パウロのイントネーションを真似して、ブラブラブラ、、と言っていますが、これは「なんたらかんたら」みたいなニュアンス。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
blah, blah, blah : (spoken) used when you do not need to complete what you are saying because it is boring or because the person you are talking to alraedy knows it
例)You know how Michelle talks: "Tommy did this, and Jesse did that, blah, blah, blah."

つまり「(話し言葉)自分が言っていることを完結する必要がない時に使われる、退屈である、または話し相手がすでにそれを知っているという理由から」。
例文は「マイケルがどう話すか知ってるだろ、”トミーがこうして、ジェシーがああして、なんたらかんたら”」。

上の例のように「あれやこれやブラブラブラ」みたいな使い方をすることが多く、それ以上言ってもあまり意味がないからはしょってしまう感じです。
今回の場合はロスたちには意味のわからないイタリア語を話しているので、日本人が外国語の真似をする時に言う「ペラペーラ、ペラペーラ」と似た雰囲気もありますが、ペラペーラの場合は、外国語を流暢にしゃべっててすごい、という感覚が多少入っている気がします。
それに対しブラブラブラの場合は、上のロングマンの語義でも boring という単語が使われていたように、「わけのわからない、退屈でくだらないことをブラブラしゃべる」というニュアンスがあります。
ロスのそれも明らかに「わけのわからないこと言いやがって」みたいな感じで嫌そうな顔で真似していますよね。

パウロと会話した後、レイチェルが笑っているので、「彼、何か面白いこと言ったの?」と聞くと、レイチェルは「さっぱりわからない」と返します。
誰かが外国語(もしくは意味不明の言語)を話していて、それがわかるかのように自然に応対しておきながら、「今のわかったん?」「いえ、全然わかりません」というのは、吉本新喜劇などでもよくある(すっちーがよくやる…笑)ギャグのパターンですよね。
classic は「クラシック」ですから「古典的な、昔ながらの」という形容詞。
LAAD では、
classic : having all the features that are typical or expected of a particular thing or situation.
つまり「あること・ある状況の典型的・または予想されるすべての特徴を持っている」。

日本語でも、誰もが知っているお決まりのギャグのことを「古典的なギャグ」と言いますが、今回のレイチェルのオチも、まさに古典的な返しだとロスは言いたいわけです。

This is so un-me! は「こんなの全然、私じゃない!」
un- は否定を表す接頭語なので、これはものすごく「非・私」だわ、みたいなニュアンス。「全く私らしくない。どうしちゃったの、私ったら?」という感覚ですね。
If you want, I'll do it. は「あなたが望むなら、私がそれをするわ」ということですから「私何してるんだろう? 全然私らしくない」と言っているレイチェルに「こんなの私らしくないから嫌だっていうのなら、あなたの代わりを私がしてあげるわよ」と言っていることになるでしょう。

フィービーもその話に乗ってきて「わかるわー、私も彼の下唇を噛みたいもの」と言い、レイチェルとモニカ二人に「(レイチェルが夢中になっている相手に)そこまで(具体的なことを)言う?」みたいな顔をされています。
lip は上下で対になっているので、通常は、his lips のように複数形で使いますが、今回は、下唇だけを言っているので、単数形になっていることに注意しましょう。
下唇は、the lower lip, the under lip とも言います。上唇は、the upper lip となります。


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posted by Rach at 15:42| Comment(6) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月30日

ガムを膨らませるのはいたずらっ子っぽい フレンズ1-7改その22

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16:39
[SCENE: Cuts back to the bank. Chandler is trying to think of something to do to impress Jill.]
シーン:銀行に画面がカット。チャンドラーはジルに印象づけるためにすべきことを考えようとしている。
チャンドラー: (Voice over.) All right. Okay. What next? Blow a bubble. A bubble's good. It's got a boyish charm. It's impish. (He goes to blow a bubble.) Here we go. (But he ends up spitting the gum on to the counter.) Nice going, imp! Okay, okay. It's, It's okay. All I need to do is reach over and put it back in my mouth. (Chandler reaches over the counter, to retrieve the gum, but in order not to attract Jill's attention to what he is doing, he doesn't look at what his hand is doing. He picks up some gum off the counter, and puts it discreetly into his mouth.) Good save! We're back on track and I'm.... [He chews the gum a bit.] chewing some else's gum. This is not my gum! Oh, my God! Oh, my God! And now you're choking. Caac. (Chandler starts to choke.) Caac. ([ボイスオーバー]よし、オッケー。次は何だ? (ガムの)バブルを膨らませろ。バブルはいいぞ。少年っぽい魅力がある。いたずらっ子っぽいぞ。[チャンドラーはガムのバブルを膨らませる]。よしいいぞ。[しかし彼は結局、ガムをカウンターの上に(ペッと)吐き出してしまう]うまいぞ、このいたずら小僧! よし、大丈夫だ。手を伸ばしてそのガムを口に戻せばいいだけだ。[チャンドラーはカウンターに手を伸ばす、ガムを回収するために、しかし自分がやっていることがジルの興味を引かないように、自分の手がやっていることを彼は見ない。彼はカウンターからあるガムを拾い上げ、慎重に自分の口に戻す。] いいセーブだ[うまくセーブした]! 彼女と俺は元に戻って、そして俺は… [彼はそのガムを少し噛む] 誰か他の人のガムを噛んでる。これは俺のガムじゃない! なんてこった! なんてこった! そして今、お前は窒息しかかってるぞ。カーッ(のどを詰まらせた音)。[チャンドラーは窒息しそうになり始める]カーッ。)
ジル: Are you alright? (大丈夫?)
[Chandler makes a OK gesture with his hands and smiles, while choking.]
チャンドラーは窒息している間も、自分の手でOKのジェスチャーをして微笑む。
ジル: Oh my God, you're choking! (Jill gets up quickly and goes over to Chandler. She then performs the Heimlich manoeuvre and the gum shoots out of his mouth.) (なんてこと、あなた、窒息しかかってるわよ! [ジルは素早く立ち上がりチャンドラーのところに行く。それからジルがハイムリック法を行うと、ガムはチャンドラーの口から飛び出る。]
チャンドラー: Err...Hurr. (あー、はーぁ。)
ジル: Better? (気分ましになった?)
チャンドラー: Eh hur, yes, (Chandler clears his throat.) Thank you, that was, that was.... (あぁ、そうだね。[チャンドラーは咳ばらいをする] ありがとう、今のは、今のは…)
ジル: Perfection? (完璧だった?)

blow a bubble は「バブルガム・風船ガムをふくらませる」。blow は「息を吹く」「息を吹いて(ものを)作る」という感覚。
boyish charm は「少年ぽい・少年のような魅力」。
impish は「いたずらっ子のような、いたずらっぽい、わんぱくな、お茶目な」。
少し後のセリフで出てきますが、imp は名詞で「いたずらっ子、いたずら小僧、わんぱく小僧」そして「鬼の子、小鬼」という意味もあります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) で、imp と impish は以下のように説明されています。

imp : [old-fashioned]
1. a child who behaves badly, but in a way that is funny
2. a small creature in stories, who has magic powers and behaves very badly

impish : tending to behave badly and showing a lack of respect or seriousness, but in a way that is amusing rather than annoying (SYN: mischievous)


つまり、imp の方は、1.は「(行儀が)悪い、だがある意味面白い振る舞いをする子供」。2. は「物語の生き物で、魔力を持ち、非常に悪い振る舞いをするもの」。

impish は、「悪い振る舞いをする傾向にあり、敬意や真面目さがないことを示す、しかし、うっとうしいよりも楽しいやり方で」。

ただただ悪いのではなく、悪い中にも面白さ、楽しさがあるということで、「困ったちゃんだけど、思わず笑ってしまう」的な「いたずらっ子のような」という訳語がふさわしいわけですね。
ちなみに imp という単語ですが、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のメインキャラクターの一人、ピーター・ディンクレイジ演じるティリオン・ラニスターのあだ名が Imp です。背の低いティリオンのことを「小鬼」という意味で imp と呼んでいることになります。

ガムを膨らまそうとして、そのガムが口から飛んで行き、カウンターに落ちてしまいます。
Nice going. は「いいぞ、うまいぞ」という感覚ですが、これは自分自身に対する皮肉ですね。
ガムを膨らませて少年っぽい可愛さを見せようとしたのに失敗してしまったことを、「ダメじゃん、俺」ではなく、「やるじゃないか、この小僧」と自分で言った感じですね。
先に自分で impish 「imp っぽい」という形容詞を使っていたことから、呼びかけ語で imp を使ったことになります。
All I need to do is (do) を直訳すると「俺がする必要があることの全ては〜することである」ということなので、つまりは「〜すればいいだけだ」という意味になります。
reach over は「手を伸ばす」、put it back in my mouth は「そのガムを口に戻す」。

be back on track は「(元の)軌道に戻る、復活する」で、ジルにガムを噛んでいるところを見せようとして、間違ってガムを飛ばしてしまったけれど、ジルが見ていない間に口に戻してしまえば何事もなかったかのようにまた最初の状態に戻ることができる、ということを言っているのですね。
chew は「チューインガム(チューイング・ガム)」のチューで「噛む(かむ)」という意味。

過去記事、それがなくても生きられる フレンズ1-3改その29 で、フレンズたちの癖の話になった時に、
ジョーイ: Well, is it, like, a little annoying? Or is it like when Phoebe chews her hair? (ふーん、それってちょっとうっとうしいの? それともフィービーが自分の髪の毛を噛む時みたいな感じ(のうっとうしさ)なの?)
というセリフがありましたが、そのように「髪の毛を噛む」という時にも chew という単語が使われていました。
口に戻したのが別人のガムだったとわかり(ひぇ〜)、それでパニックになったチャンドラーはそのガムが喉に詰まったらしく、窒息しかかって「カーッ」という声を出しています。
choke は「窒息する、息が詰まる」。
And now you're choking. と主語が I ではなく you になっているのは、「今、お前、窒息しかかってるぞ」と客観的な視線で自分に言っているような感覚でしょうね。

それまでは一定の心理的距離を取って接していたジルも、窒息しかかっているチャンドラーを見て、さすがに心配した様子で「大丈夫?」と言うのですが、それに対して窒息で苦しそうな顔をしながらも両手の指で丸を作って微笑もうとしているチャンドラーに笑ってしまいます。
ジルもチャンドラーが窒息しかかっているとわかり、すばやくチャンドラーのところに行き、背後からチャンドラーの腹部を両手でぐっと押すような動作をしています。
この動きについては、ネットスクリプトのト書きでは、the Hiemlich manoeuvre と書かれていたのですが、この名前で検索すると、「ハイムリック法」という言葉が表示され、このやり方を教える動画もヒットしました。
正しい綴りは Heimlich maneuver/manoeuvre になるようです(上の会話では正しい綴りに訂正してあります)。
manoeuvre は maneuver のことで「処置、工作、操縦」などの意味がありますが、ここでは「技術を必要とする巧みな処置」のような感覚が近いでしょうか。

詳しい内容は以下のウィキペディアで。
Wikipedia 日本語版: ハイムリック法

上のウィキペディアの説明を一部引用させていただきますと、

外因性異物によって窒息しかけた患者を救命する応急処置
救助者は、患者の後ろに立って手を腹部に当て、突き上げるようにし横隔膜を圧迫する。


とのことです。
今回、窒息したチャンドラーを救うためにジルは上に書かれた通りの動きをしていましたから、ハイムリック法を実施した、という表現は的確ですね。

ガムは無事にチャンドラーの口から飛び出て、彼は窒息から救われることになります。
ジルが「大丈夫?」と聞くと、「ありがとう、今のは、今のは…」とチャンドラーが言おうとするのですが、そこでジルが Perfection? と聞き返すのは面白くてしゃれていますね。

過去記事、こんな風にも言えたのに…自己嫌悪 フレンズ1-7改その18 で、いったん断ったガムを再度もらおうかな、と言う時に、Gum would be perfection. と妙に大袈裟な言い方をしてしまい、自己嫌悪に陥っていたチャンドラーでしたが、ジルはちゃんとその時のセリフを覚えていて、「今のガムは完璧だった?」みたいに返したことになります。
そんな風に言われてしまったら立つ瀬がないよ、みたいな顔をしているチャンドラーも微笑ましいですね。


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posted by Rach at 17:13| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月26日

誰も教えてくれないから私から言うけど フレンズ1-7改その21

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16:11
[Rachel rubs Paolo arms some more. Phoebe enters the apartment.]
レイチェルはパウロの腕をさらにさする。フィービーがアパートメントに入ってくる。
フィービー: Alright, I looked all over the building and I couldn't find the kitty anywhere. (いいわ。私はビル中を見て回ったけど、ネコちゃんはどこにも見つけられなかった。)
レイチェル: Oh, I found him. It was Paolo's cat. (あぁ、私がその猫を見つけたの。パウロの猫だったのよ。)
フィービー: Ah, well, there you go. Last to know again. And I'm guessing, since nobody told me, this is Paolo? (あぁ、ほら、またそれよ。また、最後に知る(のは私)だわ。そして、思うに、っていうのは誰も私に教えてくれないからなんだけど、この人がパウロね。)
レイチェル: Oh, Paolo, this is Phoebe. (あぁ、パウロ、こちらがフィービーよ。)
パウロ: Oh. (あぁ。)
フィービー: Hi. (はーい。)
パウロ: Phoebe an ca tu belissimo ser setta tuti caus a wella mitros veri at la proc -crete. (イタリア語)
フィービー: You betcha! (もちろん!)

レイチェルと一緒に猫を捜していたフィービーが戻ってきます。
「どこにも見つけられなかった」と報告すると「私が見つけたの。パウロの猫だったの」とレイチェルが言い、フィービーは There you go. と返します。
There you go. は「ほら、またそれよ」という感覚。
フィービーは頑張ってネコの飼い主を探していたのに、自分が知らない間にとっくに飼い主は見つかっていた。そのことを、自分がまた何かを知る最後に人間になってしまったという意味で、Last to know again. とボヤくことになります。

And I'm guessing, since nobody told me, this is Paolo? について。
since は完了形と共に「〜以来」の意味でよく使われますが、今回の since は理由を表す since となります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
since : used to give the reason for something
例1)I'll be 40 next month, since you ask.
例2)Since nobody's replied yet, I guess they're not interested.

つまり「何かに対する理由を与える時に使われる」。例文1は「あなたが尋ねたので答えると、私は来月40歳になる」。例文2は「誰もまだ答えないので言うけど、彼らは興味がないと私は思う」。

例文2の「誰も答えないので言うけど、〜だと思う」と、今回のフィービーのセリフとでは、 since nobody, I guess という同じ単語が使われていて、ニュアンスに共通するものを感じますね。
ですから、And I'm guessing, since nobody told me, this is Paolo? は「誰も教えてくれないから言うけど、私が思うにこの人がパウロね」という意味になり、英語の語順に忠実に訳してみると、「で、私が思うに、っていうのは誰も私に言ってくれないからなんだけど、この人がパウロね?」みたいな感じになるでしょう。
「今の話の流れだと、この人がその猫の飼い主のパウロなのね」と表現したことになり、自分は一人で捜し回っていたのに「このパウロの猫だったのよー」と嬉しそうに話すレイチェルに対して、「私がパウロって名前を当然知ってるみたいに言ってるけど、私、まだ紹介されてないんだけど?」という気持ちが入っているわけですね。
それで慌ててレイチェルはパウロを紹介し、パウロはまだイタリア語で何か挨拶をしています。

You betcha! は You bet! で「もちろん」「その通り」「いいとも」「(お礼に対して)どういたしまして」などの意味があります。
LAAD では、
you betcha : said when what someone has just said is correct.
例)"So you're going to be there tonight." "You betcha."

つまり「誰かがたった今言ったことが正しい時に言われる」。例文は「それじゃあ君は今夜そこに行くんだね」「その通り」。
このシーンでは、イタリア語はわからないはずのフィービーが、パウロのイタリア語をさも理解したかのように「もちろん! その通り!」のように返事している、という面白さになるでしょう。

実はずっと後のエピソードで「フィービーはイタリア語が話せる」というシーンが出てくることもあるのですが、それは今回のような 1-7 という初期のエピソードの時点で既に決まっていた設定ではないように思います。
実際、本当にイタリア語がわかる人であれば、相手がイタリア語で話しかけてきたらイタリア語で返すでしょうし、「フィービーはイタリア語に堪能だったのか!」というよりも「わかってないのにさもわかったように返事している」という方がコメディ的にも面白いだろうと思うので、「意味がわからないのに、その通り! と返事した」という解釈の方が自然だろうと思いました。


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posted by Rach at 13:02| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月23日

彼はあまり英語を話さない フレンズ1-7改その20

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15:12
[SCENE: Cuts back to the apartment, where Ross, Monica and Joey are playing monopoly.]
アパートメントに画面がカット、そこではロス、モニカ、ジョーイがモノポリー(というゲーム)をしているところ。
ロス: Come on, lucky sixes! (来い、ラッキーな6が2つ来い!)
[Rachel enters the apartment with the man she met in the hallway by her side.]
廊下で出会った男性と並んで、レイチェルがアパートメントに入ってくる。
レイチェル: Everybody, this is Paolo. (Ross is stunned.) Paolo, I want you to meet my friends. This is Monica. (They walk over to where they are playing.) (みんな、こちらはパウロよ。[ロスは愕然とする] パウロ、私の友達に会ってほしいの[友達を紹介するわ]。こちらがモニカ。[二人はフレンズたちがゲームをしているところに歩いてくる])
モニカ: (Shaking Paolo by his hand.) Hi. ([パウロと握手しながら]はーい。)
レイチェル: And Joey. (They shake hands.) (そしてジョーイ。[二人は握手する])
モニカ: Hi. (Trying to get Paolo's attention.) (はーい。[パウロの注意を引こうとしている])
レイチェル: And Ross. (そしてロス。)
モニカ: Hi. (Still trying to get Paolo's attention.) (はーい。[まだパウロの注意を引こうとしている])
パウロ: (He speaks Italian.) Regat se son a pina viv vanta to be pino so va vinchi so ramon tu pase tu. ([パウロはイタリア語を話す])
レイチェル: Hur, hur hur, he doesn't speak much English. (Rachel is rubbing her hands up and down his arm.) (ははは。彼はあまり英語を話さないの。[レイチェルは彼の腕を自分の手で上下にさする])
[Paolo looks down at the table.]
パウロはテーブルに視線を落とす。
パウロ: Monopoly! (モノポリー!)
レイチェル: Ohhhh, look at that! (あぁ、そうね!)
ロス: (Ross tuts.) So, uh, where did, uh, Paolo come from? ([ロスは舌打ちをする] それで、その、彼はどこから来たの?)
レイチェル: Uh, Italy, I think? Hur hur hur. (あぁ、イタリアだと思うわ。あはは。)
ロス: No, I mean, tonight, in the building... suddenly into our lives. (いや、僕が言いたいのは、今夜このビルに(どこから現れたの?)だよ。突然僕らの生活に(どこから現れたの?)だよ。)
レイチェル: Well, that cat. The cat turned out to be Paolo's cat. Isn't that funny? (えーっと、あの猫、あの猫がパウロの猫だってわかったの。それって面白くない?)
ロス: Ha! That-- that is funny and Rachel keeps touching him. (あぁ! それって面白いよね、そしてレイチェルは彼にタッチし続けてるし。)

ト書きにあるように、フレンズたちはモノポリーというボードゲームをしています。
ゲームについては後ほど詳しく説明しますが、lucky sixes というのは「ラッキーな6の複数」ということですから、サイコロを2つ振って、どちらも6が出て合計12が出てくれ! という感覚でしょう。
12が出るといいコマに進めるということでしょうね。

そこにレイチェルが男性と連れ立って入ってくるので、ロスはショックを受けた様子。
レイチェルはこの人はパウロだと言って、フレンズ一人ひとりを紹介しています。
最初に挨拶したモニカが、他の人への挨拶時にもうっとりした顔でハーイと言い続けているのが面白いですね。
パウロがイタリア語を話した後、レイチェルは、He doesn't speak much English. と言っています。
「彼は(あまり)英語を話せないの」→「彼は(もっぱら)イタリア語しか話せないの」というところですね。
日本語では「英語を話せない」のように「話すことができない」というニュアンスが入りますが、英語では今回のセリフのように can't ではなく don't/ doesn't を使うことになります。
日本語では「英語を話せない」と訳される内容であっても、英語では He doesn't speak English. と表現される件については、拙著「読むだけ なるほど! 英文法」(学研教育出版)の p.20 で解説しています。

シーン冒頭のト書きにあった Monopoly というゲームですが、パウロはそのゲームが置いてあるのを見て、その名前を叫んでいます。
「モノポリー」は不動産取引により資産を増やしていくボードゲームで、富を独占することから、monopoly (独占)という名前がついています。
非常に有名なゲームで、日本のおもちゃ屋さんでも見かけます。
英語を話せないイタリア人のパウロもこのゲームの名前を知っていたことから、どれほど有名かがわかりますし、英語がほとんど話せないようだけど、このゲームの名前は知ってんのかーい! という面白さでもあるでしょう。

ロスが「パウロはどこから来たの?」と言うと、レイチェルは「イタリアだと思うわ」と言っています。
Where are you from? が相手の出身地・出身国を尋ねるフレーズであることから、レイチェルはそれと同じ感覚で「イタリア出身だと思うわ」と答えたわけですが、その後のセリフでロスが言いたかったのは「パウロが今夜どこからここに現れたのか、唐突に自分たちの生活に入り込んできたのか」という意味だったことがわかります。
「こいつ、いったいどっから湧いて出てきたんだよ」みたいな敵意のニュアンスが感じられますね。
turn out は「(結局)〜ということがわかる」。
あの猫の飼い主が彼だったの、面白いでしょう? みたいにレイチェルが言うのを受けて、ロスは That IS funny 「それは本当に(実に)面白いねぇ」のように be動詞のイズを強調しつつ、レイチェルがパウロの腕をさすり続けていることを言っています。
バルコニーで告白しようとしていたのを猫に邪魔された上、その猫の飼い主であるパウロにレイチェルが夢中な様子なので、ロスとしては不満でしょうがないわけですね。


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posted by Rach at 16:30| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月19日

猫は貸しにしておく フレンズ1-7改その19

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14:03
[SCENE: Cuts back to Rachel and Phoebe searching out in the halls of their building, knocking on various doors.]
シーン:レイチェルとフィービーが、いろんなドアをノックしながら、アパートメントビルの廊下で捜している画面にカット。
レイチェル: (About to knock on a door) Oh, no, the Mellmans. They hate all living things, right? ([ドアをノックしようとして] あぁ、だめ、メルマンさんの家だわ。この一家はみんな生き物を嫌ってるの、でしょ?)
フィービー: Oh. (まぁ。)
[They move on to the next door, and knock. A strange man answers.]
隣のドアに移動してノックする。変わった男が応対する。
レイチェル: Hi, we just found this cat and we're looking for the owner. (こんにちは、私たちはただこの猫を見つけて、その…飼い主を探してるの。)
男: Um, yeah. It's, uh, it's mine. (あぁ、そうかい、それは…それは私の(猫)だ。)
フィービー: Well, he seems to hate you. Are you sure? (彼はあなたを嫌がっているように見えるわ。ほんとなの?)
男: Yeah. It's my cat. Give me my cat. (あぁ、私の猫だ。私の猫を渡せ。)
フィービー: Well, wait a minute. What's his name? (あのー、ちょっと待って。彼(猫)の名前は?)
男: Um, Bob-- Buttons. (あー、ボブ・ボタンズ。)
レイチェル: Bob Buttons? (ボブ・ボタンズ?)
男: Ah huh, Bob Buttons. Here, Bob Buttons. (あぁ、ボブ・ボタンズだ。こっちへ来い、ボブ・ボタンズ。)
フィービー: (The cat jumps out of Phoebe's arms, and disappears down the hall.) Ooo, ..ahh, you are a very bad man! ([その猫はフィービーの腕から飛び出して、廊下の奥の方に消える] あぁ…あなたってほんとにひどい人ね!)
[Rachel and Phoebe walk off to try and catch the cat.]
レイチェルとフィービーは歩き去り、(逃げた)猫を捕まえるようとする。
男: (Leaning out of his door.) You owe me a cat. (He shuts his door.) ([ドアから身を乗り出して] 猫は貸しだ[貸しにしておく]。[彼はドアを閉める])

部屋番号6の部屋の前に来たレイチェルとフィービー。
ここの住人の名前を言っていますが、DVD では the Mellons、Netflix では the Mellmans と表記されています。
音声を聞くと、私には「メルマンズ」と言っているように聞こえました。
the Mellmans だと「メルマン(さん)一家」で、the Mellons だと「メロン(さん)一家」という意味になります。
同じ名字の人が複数集まったものが一家・家族であることから、the+名字の複数形で「〇〇一家」を意味します。
メルマン家は生き物嫌いだからということで、ノックもせずに通り過ぎ、隣の部屋をノックすると、白髪の変わった感じの男性が応対します。
「猫を見つけて、飼い主を探してるの」と説明すると、「それは私の猫だ」と主張するのですが、猫はモゾモゾと落ち着きない様子で、とても飼い主の家に戻ったようには見えません。
He seems to hate you. は「そのネコは、あなたを嫌っているように見える」。だからとても飼い主とは思えない、ということですね。
自分の飼い猫なら名前あるでしょ、と言いたげに、フィービーが猫の名前を尋ねると、Bob Buttons だと答えます。
button の発音は「バトゥン」という感じですが、いわゆる「服のボタン」の「ボタン」です。
フィービーの反応が「ボブ・ボタンズですって?(何それ?)」みたいな感じなので、妙な名前っぽい響きがあるのだと思いますが、どういう風に妙なのかは正直よくわかりません。
Bob にさらに B- で始まる名前が続いていて、音的に B が多すぎる感じがリズムとして面白いのかなぁ??

この男性がその猫を渡せ、などと言っている間に、猫は抱っこしていたフィービーの腕から逃げてしまい、この男性は飼い主でなかったことがわかります。
逃げた猫を追って、レイチェルとフィービーは去りますが、その後、この男性が "You owe me a cat." と言うのが面白いですね。
owe someone something は「人に義務・恩義などを負っている、人に対して借りがある、〜を帰す義務がある」。
You owe me a cat. は「君らは、私に対して、ネコの借りがある」→「ネコのことは貸しにしておく、後でまた返してもらう」。
そのネコは自分のものだと主張するこの男性は、私がそう主張しているのに私に返さず君らが持っていってしまったから、その猫は貸しにしておいてやる、また後で返せよ、的な捨て台詞を言っていることになるでしょう。

今回のエピソードでは、the Weird Man とクレジットされているこの男性は、この後、何度か登場し、その時には Mr. Heckles という名前で出てきます。
彼が今回の捨て台詞 You owe me 〜. を後のエピソードで使うシーンも出てきます。
自分のものでもないのに「それを貸しにしといてやる、後で返してもらうぞ」みたいに言っているのが面白いわけですね。


14:48
[SCENE: Cuts to Rachel on her own in the dark hallway, with only one candle, searching for the cat.]
シーン:暗い廊下で、1つのろうそくだけを持って、猫を探している、一人のレイチェルに画面がカット。
レイチェル: Here, kitty kitty kitty, here, kitty kitty. Where did you go, little kitty, kitty kitty. (Rachel tries calling the cat by making a kind of kissing sound.) Kitty, kitty, kitty, come here kitty kitty kitty kitty kitty kitty kitty.. kitty (Rachel comes across a pair of legs in the dark, she moves slowly upwards.) kitty..hi? (Rachel is now face to face with a man in the corridor.) こっちよ、ネコちゃん、こっちよ、ネコちゃん。どこに行ったの、小さなネコちゃん。[レイチェルはキスのような音を立てながら、猫を呼ぼうとしている] ネコちゃん、ネコちゃん、こっちに来て、ネコちゃん、、、 [レイチェルは暗闇で二本の脚に遭遇し、ゆっくりと上向きに動く] ネコちゃん、、、はーい(こんにちは)。[レイチェルは今は廊下にいる男性と向かい合った状態である])
男性: Buona sera. (ボナセーラ。)
レイチェル: Oh wow! (She blows out her candle, with her sigh.) (あぁ、まあ! [レイチェルはろうそくを吹き消す、自分のため息で])

猫を探しているレイチェルは、「チュ、チュ、チュー」みたいな音を出しています。
ト書きには by making a kind of kissing sound 「キスのようなものを出しながら」とありますが、Netflix のト書きでも making kissing noises 「キスの音を立てながら」と表記されています。
チュチュチュという声を出しながら、猫を呼んでいるわけですが、猫を追っているうちに、猫を腕に抱いている男性とご対面します。
「ボナセーラ」はイタリア語で「こんばんは」という意味で、その一言で彼がイタリア人であることがわかるわけですね。
彼を見て驚いたようにため息が漏れたレイチェルの様子から、彼のことを素敵だと思ったことが見て取れます。


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posted by Rach at 16:35| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月17日

こんな風にも言えたのに…自己嫌悪 フレンズ1-7改その18

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13:16
[SCENE: Time lapse. Everyone is stood round the kitchen table and Ross is receiving medical attention from Monica. Chandler is still at the bank.]
シーン:時間が経過。みんなはキッチンテーブルの周りに立っていて、ロスはモニカから治療を受けているところ。チャンドラーはまだ銀行にいる。
モニカ: Right, this is just Bactine. It won't hurt. (いいわ、これはただのバクシーンよ。痛くないわ。)
[Joey, who is leaning over Ross with a candle, accidently lets a drip of wax fall on to Ross's neck.]
ジョーイはろうそくを持ってロスの方に身を乗り出していて、偶然、ロウの1滴をロスの首に落としてしまう。
ロス: Ou! Ou! (痛い! 痛い!)
ジョーイ: Ooo, sorry, that was wax. (うー、ごめん、今のはロウだ。)
フィービー: Ooh, poor little Tootie's scared to death. We should find his owner. (まぁ、かわいそうな子猫ちゃんは死ぬほど怖がってるわ。持ち主を探すべきね。)
ロス: Why don't we just put the "poor little Tootie" out in the hall? (その”かわいそうな子猫ちゃん”はただ廊下に放り出しておいたらどう?)
レイチェル: During a blackout? She'll get trampled. (停電の最中に? ネコちゃんが踏みつけられちゃうわ。)
ロス: Yeah? (そうだけど?[それがどうかした?])

Bactine は応急処置に使う、痛み止めの消毒液。
Bactine で画像検索すると、白いボトルに緑のキャップという容器の写真がヒットします。
wax はジョーイが持っている蝋燭(ろうそく)のロウ。
「いたっ」と言ったのは、バクシーンではなく、落ちたロウの方だった、ということです。

poor little トゥーティ と発音されている部分、DVDでは Tootie、Netflix では tooty という綴りになっていました。
toot という単語は英和辞典で「(らっぱや笛など)をピューと吹く、がピューと鳴る」という意味が出ているのですが、らっぱや笛だとネコの鳴き声とはイメージが異なるので、それとは違うような気がしました。
そこで、"tootie cat" で検索してみたところ、
次の検索結果を表示しています: tortie cat
と表示され、「錆び猫」や Tortoiseshell cat がヒットしました。

tortoiseshell は tortoise-shell 「トータス・シェル」、つまり「カメの甲羅(こうら)、べっこう」ということで、べっこうの色合いに似ていることから、a tortoiseshell または a tortoiseshell cat で「三毛猫(みけねこ)」という意味になります。
tortoiseshell だと長いので、その略称として tortie が使われるようですね。
今回のセリフは、トーティではなくトゥーティと発音されていますが、このネコは見たところ三毛猫っぽい感じなので、tortie を tootie / tooty と発音したということかな、と思いました。

be scared to death は「死ぬほど怖がっている、死ぬほどおびえている」。
owner は「持ち主」。日本語で「車のオーナー」などと言いますが、own 「所有する、所持する」+人を表す接尾辞 -er で、「オウナー」となるわけですね。

trample は「踏みつける」。停電で暗い中に置いておいたら、間違って誰かに踏まれちゃうわ、とレイチェルは心配しているわけですが、そのネコにレイチェルへの告白を邪魔された上に引っ掻かれたロスは「そうだけど、別に踏まれても構わないじゃないか」のように「そうだけど?(それでもいいじゃないか)」のように返したことになります。

ちなみに、フィービーは「そのネコの飼い主」の意味で his owner と言っていて、レイチェルは She'll get trampled. のように主語に she を使っています。
特にネコの性別を確認することなく、それぞれのイメージで彼(オス猫)、彼女(メス猫)と呼んでいるようですね。


13:42
[SCENE: Back at the bank.]
シーン:銀行のシーンに戻る。
チャンドラー: You know, on second thought, gum would be perfection. (Takes a stick of gum from Jill. Chandler hardly believing what he just said goes into voice over mode.) Gum would be perfection? Gum would be perfection. Could've said, "Gum would be nice." Could've said, "I'll have a stick." But no no no no. For me, gum is perfection. I loathe myself! (At this point Chandler goes over to a counter and covers his head in shame.) (ねぇ、考え直したんだけど、ガムって最高だろうね。[ジルから1枚のガムを受け取る。自分が今言ったことがほとんど信じられないチャンドラーは、ボイスオーバーモードに入る] ガムって最高だろうね、だって? ガムって最高なんだ。こう言うこともできたのに、「ガムっていいよね」。こうも言えただろうに、「1枚もらうよ」。でも、違う違う。俺にとっては、ガムは最高なんだ。自己嫌悪しちゃうよ! [この時、チャンドラーはカウンターに行き、恥ずかしくて自分の頭を抱える])

on second thought は「2番目の考えで」ということですから、「やっぱり、考え直した結果、思い直して」。
perfection は perfect の名詞形で「完璧」ですね。
Could've said = I could have said は「〜と言うこともできたのに(そう言わなかった)」。
could+have+過去分詞は、「過去の事実とは反対の仮定」を述べ、「〜できただろうのに(そうしなかった)」という意味になります。。
a stick = a stick of gum で「ガム1枚」。
フレンズ1-3 でも説明しましたが、gum は不可算名詞なので、「ガムを1枚」という場合は、a stick of gum と表現することになります。

loathe は「ひどく嫌う、ひどく憎む」。loathe oneself は「ひどく自己嫌悪する」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
loathe [transitive not in progressive] (formal) to hate someone or something very much (SYN : detest)
例)Judy loathes her ex-husband.

つまり、「(他動詞で、進行形は取らない)(フォーマル)誰かや何かを非常に憎むこと」。例文は「ジュディは元夫をひどく憎んでいる」。

一度は断ったガムをやっぱり欲しいと申し出た時、「ガム、いいかもね」とか「1枚もらうよ」とか自然な会話が出来たはずなのに、たかがガムに perfection 「完璧」という大げさな表現をしてしまったことを悔いているということでしょう。
何気ない会話にしようと思ったのに、明らかに不自然なことを言ってしまったので恥ずかしいと感じ、自己嫌悪しているわけですね。


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posted by Rach at 13:47| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月11日

質問というよりは一般的な疑問 フレンズ1-7改その17

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12:21
[SCENE: Cuts to Ross and Rachel on the balcony.]
シーン:バルコニーのロスとレイチェルに画面がカット。
ロス: (sighs) [ため息をつく]
レイチェル: Mmm, so nice. (あぁ、すごく素敵ね。)
ロス: I have a question. Well, actually, it's not so much a question as more of a general wondering... -ment. (質問があるんだ。えーっと、実は質問ってほどでもなくて、質問というよりは一般的な疑問…だね。)
レイチェル: Okay. (わかったわ。)
ロス: Okay, huh. Here goes. Um, for a while now, I've been wanting to, um.... (よし、言うよ。その、ここのところしばらくの間、僕はずっと望んでいたんだ…)
レイチェル: Ohhhhh. (まぁ。)
ロス: Yes, yes, that's, that's right. (そう、そうなんだ。その通りなんだよ。)
[Rachel notices a cat on a ledge behind Ross]
レイチェルはロスの後ろの壁棚の上のネコを見つける。
レイチェル: Ohhh, look at that little kitty, ohhh. (まぁ、あの小さなネコちゃん。まぁ…)
ロス: What? (何?)
[The cat jumps from the ledge on to Ross's shoulder]
そのネコは壁棚からロスの肩にジャンプする。
ロス: Ohhhhhaahhhhhhh!!!!!!! (あー!!)
[SCENE: Cuts back to inside the apartment, where Phoebe is leading Joey and Monica in a rendition of "Top of the World"]
シーン:アパートメントの中に画面がカット、そこでは「トップ・オブ・ザ・ワールド」の演奏で、フィービーがジョーイとモニカをリードしている。
ジョーイ、フィービー&モニカ:
♪ I'm on the top of the world
Looking down on creation
And the only explanation I can find
Is the love that I found
Ever since you've been around ♪

(♪ (私は)世界の頂点にいる、(神の)創造物(森羅万象)を見下ろしながら
そして私が見つけることができる唯一の説明は
あなたがそばにいてくれるようになってから私が見つけた愛なの ♪)

バルコニーにいる二人は、街中が停電になっている夜景を眺めています。
レイチェルの so nice は、その夜景がきれいだと言っているのですね。
ロスは「質問(question)があるんだ」と言った後、actually, it's not so much a question as more of a general wondering... -ment. と言っています。
not so much A は「そんなにAだということはない」、more of B は「いっそうB」というニュアンスなので、それを合体させた not so much A as more of B は「AというよりはむしろB」という感覚になります。
wonder は「〜かどうかなぁ、と思う」ということですから、「質問がある、と言ったけど、質問というよりは、どうなのかなぁ、と疑問に思ってる感じかな」と言ったニュアンスになるでしょうね。
wondering という動名詞でも「wonder すること」という名詞の意味になりますが、question という名詞との対比をはっきりさせるために、名詞を作る語尾 -ment をつけて wonderingment のような「名詞っぽい言葉」を作った感じでしょう。

ロスが意を決したように「このところずっと僕は〜することを望んでいたんだよね」と、レイチェルに気持ちを伝えるような流れの言葉を言い始めた時、レイチェルが、まぁ! という感じで両手で鼻から口部分を覆ったので、ロスが自分に告白しようとしていることを察して、感動したようにそういうしぐさをしたようにロスには見えたのでしょうね。
それで「僕が何を言おうとしてるかわかってくれたんだね」というように「そうそう、そうなんだよ」と言うのですが、その後のレイチェルのセリフと画面に映ったネコの姿から、レイチェルが感動したような声を出していたのはネコちゃんを発見したからだということがわかる仕組みです。
レイチェルのセリフは Look at that little kitty. 「あの小さなネコちゃんを見て」ということですが、Netflix の字幕では、Oh, wook at the widdle kitty. と表記されています。
「もう、なんてきゃわゆぃのぉ〜?」のような口調で、ちょっと口をとがらせて言う感じから、口をすぼめる w の音に似た響きになっているという記述でしょうね。

そのネコはロスの肩に飛び乗り、その後、室内に画面がカットすると、中にいる3人が「トップ・オブ・ザ・ワールド」(Top of the World)を楽しく歌っている映像が映ります。
この歌は兄リチャードと妹カレンの兄妹デュオ「カーペンターズ」(Carpenters)の大ヒット曲ですね。
carpenter は「大工」という意味の名詞ですが、彼らのグループ名については二人の名字がカーペンター(Richard Carpenter と Karen Carpenter)であることから来ています。カーペンターさんが二人いるから複数形になっているということですね。

歌詞については直訳に近い形でとりあえず訳してみましたが、歌詞の内容は「あなたがそばにいてくれるおかげで、私は世界の頂点にいる気分なの」という、恋の幸せを歌った歌になります。
仮に「バルコニーの外でロスがレイチェルに気持ちを告白し、レイチェルがそれを受け入れ二人がハグしている」という状態であればぴったりの曲だったのですが、その歌の背景に見えている実際の様子は「離れないネコを振りほどこうとジタバタしているロス」という姿で、幸せな歌とは似ても似つかない状態であるということが笑いのポイントになっているわけですね。
ちなみに、レイチェルのミドルネームは Karen なのですが、それがエピソードで明らかになるのはこれより先の 1-11 なので、ヴォーカルがカレンの曲を選んだのは単なる偶然かもしれません。
また、カーペンターズは兄妹デュオですが、ロスとモニカも兄妹の関係ですよね。
「兄妹で幸せな歌を歌っている」というカーペンターズとは違って、フレンズの方は「兄が外で大変なことになっているとも知らず、妹は中で楽しそうに歌を歌っている」という「同じ兄妹でも大違いの状態」というギャップも面白さのポイントの一つになっているかもしれない、とも思いました。


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posted by Rach at 13:18| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月05日

私は最後から2番目だったみたいね フレンズ1-7改その16

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11:54
ジョーイ: Hey, don't look at me. This is Ross' thing. (なぁ、俺を見るなよ。これはロスのこと[ロスがやろうとしてること]なんだから。)
フィービー: This is so typical. I'm always the last one to know everything. (これってすっごく典型的ね。私はいつも、どんなことでもそれを知る最後の人間なのよ。)
モニカ: Oh, you are not. We tell you stuff. (まぁ、そんなことないわ。私たちあなたに(物事を)(あれこれ)(いつも)話してるわ[話すわ]。)
フィービー: Yuh-huh! I was the last one to know when Chandler got bit by the peacock at the zoo. I was the last to know when you had a crush on Joey when he was moving in. (えぇ、そうよねぇ〜! チャンドラーがあの動物園でクジャクに噛まれた時、それを最後に知ったのは私だった。ジョーイが引っ越してきた時、モニカがジョーイに気があったのを知ったのも私が最後だった。)
[Monica stares at Phoebe and waves frantically behind Joey.]
ジョーイの後ろで(言っちゃだめ!というように)必死に手を振る。
ジョーイ: What? (何?)
フィービー: Oh, oh, looks like I was second to last. (あらまあ。私は最後から2番目だったみたいね。)
[Joey starts to laugh, Monica takes off her coat.]
ジョーイは笑い出し、モニカは(熱くなった様子で)コートを脱ぐ。

「なんでジョーイは私に言ってくれないの?」みたいにフィービーに責められた感じになっているので、ジョーイは「俺を(そんな目で)見るなよ。これはロスのこと(ロスが計画してること)なんだから」と言います。

typical は「典型的な、よくある(ことだ)」。
I'm always the last one to know everything. を直訳すると「私はいつも、どんなことでもそれを知る最後の人である」→「どんなことでも、それを知るのはいつも私が一番最後」ということですね。
We tell you stuff. は「私たちはあなたにものごとを話す」という感覚で、tell という現在形は「(いつも)話してる」という習慣を表すことになります。

「あなたにいつも話してるでしょ」みたいに言われたフィービーは、強い口調で Yuh-huh! と返します。
言葉としては「ええ、全くその通りね!」という意味ですが、それをわざと大袈裟に発音することで「そんなわけないでしょ!」と皮肉っぽく使っているニュアンスになるでしょう。

I was the last (one) to know... は「私は…を知る最後の人間だった」。
少し前に I'm always the last one to know everything.「すべてのことを知るのはいつも私が一番最後である」のように、現在形を使って「いつもそうだ」というニュアンスを出していましたが、ここでは過去形を使って、「実際、過去の〜の時もそうだった」と具体的な例を挙げて、いろんな情報を知るのが自分はいつも最後だったと説明しているわけですね。
「いつも最後」「いつも話してるわ」「いいえ、過去にこんなことがあった、実際にその時、私が最後だった」という時制の流れを意識するようにしましょう。

bit (ビット)は、bite(バイト)「噛む、かみつく」の過去分詞形で、got bit by the peacock で「クジャクに噛まれた」という意味になります。
どういういきさつかは詳しく説明されていませんが、この「クジャクに噛まれた」という話は後のエピソードのセリフでまたちらっと出てきます。
have a crush on は「〜に惚れている」。フレンズ1-1 にも出てきました。
move in は「引越してくる、引越して入居する」、引越しで出て行くのは move out になります。

ジョーイが越してきた時、モニカはジョーイに気があった、、という話をしている時、モニカは「ジョーイの前でそんなこと言っちゃダメ!」という仕草をし、当のジョーイも「何のこと?」みたいに言っています。
この様子から、他のみんなは知っていたけれど、当のジョーイはそのことを知らなかったということがわかります。
the second to (the) last は、「最後から2番目の」という意味なので、「どうやら私は最後から2番目みたいね」と言うことで、「この件に関しては、私より後に知った人がいるようね」という意味になり、ジョーイが the last one to know であることを示唆することになります。

the second to last に似た second to none という表現もあり、その場合は「何者に対しても2番目にならない」ということなので、「誰にも負けない」という意味になります。つまり、second to none = the best ということですね。
モニカは最初、ジョーイに気があった、という話は、後のエピソードのフラッシュバック(回想)エピソードで出てきます。


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posted by Rach at 15:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月02日

驚いたふりをした方がいい フレンズ1-7改その15

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10:56
ロス: Okay, here goes. (よし、いくぞ。)
ジョーイ: You're gonna do it? (やるんだな?)
ロス: I'm gonna do it. (僕はやるよ。)
ジョーイ: You want me to help? (俺に手伝ってほしい?)
ロス: You come out there, you're a dead man. (そこ(外のバルコニー)に出てきたら、君は終わりだよ[承知しないよ]。)
ジョーイ: Ross, Ross. Good luck, man. (ロス、ロス。幸運を祈る。)
ロス: Thanks. (Joey shakes Ross's hand and then hugs him.) Okay? (ありがと。[ジョーイはロスと握手し、それからロスをハグする])オッケー?)
ジョーイ: Okay. (オッケーだ。)
[Ross goes out on to the balcony, to where Rachel is. Joey goes over to sit by the window. Monica comes out of her bedroom wearing a coat.]
ロスはバルコニーに出る、レイチェルがいるところに。ジョーイは窓のそばに座りに行く。モニカがコートを着ながら寝室から出てくる。
ジョーイ: Hey, where you going? (ちょっと、どこ行くの?)
モニカ: Outside. (外よ。)
ジョーイ: No, no, you can't go out there. (だめだめ、モニカは外に出ちゃだめだ。)
モニカ: Why not? (どうしてだめなの?)
ジョーイ: Because of, uh... the reason. (理由のせいだ。)
モニカ: And that would be...? (で、その理由っていうのは…?)
ジョーイ: I, uh... I can't tell you. (その…俺には言えない。)
モニカ: Joey, what's going on? (ジョーイ、どういうことなの?)
ジョーイ: Okay, listen. You gotta promise you'll never, ever tell Ross that I told you. (わかった、いいか。俺が君に話したってことを絶対に絶対にロスに話さないって約束しなきゃだめだぞ。)
モニカ: About what? (何について?[何のこと?])
ジョーイ: He's planning your birthday party. (ロスがモニカの誕生日パーティーを計画してるんだよ。)
モニカ: Oh my God! I love him! (なんてこと! ロス大好き!)
ジョーイ: And you better act surprised. (だからモニカは驚いたふりをした方がいい。)
フィービー: (Overhearing.) About what? ([今の話をふと耳にして] 何のこと?)
モニカ: My surprise party. (私のサプライズパーティーよ。)
フィービー: What surprise party? (何のサプライズパーティー?[サプライズパーティーって何のこと?])
モニカ: Oh, stop it. Joey already told me. (あぁ、よしてよ。ジョーイがすでに(もう)私に話してくれたわ。)
フィービー: Well, he didn't tell me. (あら、ジョーイは私には話してくれてないわ。)

ジョーイとロスは「お前やるんだな」「僕はやるよ」のように言っていますが、少し前の二人の会話で「停電中の今がレイチェルに気持ちを伝えるチャンスだ」というジョーイのアドバイス通りにロスが行動しようとしていることがわかります。
「ロスは俺に手伝ってほしい?」とジョーイが尋ねると、You come out there, you're a dead man. と返します。
「僕を助けようと僕ら2人がいるバルコニーに君が出てきたら、君は死人になる(君は死ぬ、あの世行きだよ)」と言っているので、「僕ら2人きりのところにのこのこ顔を出したら承知しない。絶対に出てくるな」と言っていることになります。
ジョーイは Good luck, man. と言いながら握手の手を差し出し、その後、ロスをハグまでしています。
まるで戦場にでも送り出すかのような大げさな様子に笑えますね。

ロスがレイチェルのいるバルコニーに出た後で、モニカもバルコニーに行こうとしているので、ジョーイは「モニカは外に出ちゃだめだ」と止めています。
「どうしてダメなの?」と理由を聞かれたジョーイは、Because of the reason. と答えていますね。
because of は「〜のせいで、〜のために」という意味で、ジョーイは「理由のせいだ」と答えたことになりますが、「なぜなら理由のせいだ、理由があるからだ」では理由の説明になっていないので、モニカは that would be...? 「その理由っていうのは何になるのかしら?」のように「それって…?」と促すことになります。

さらに問い詰められたジョーイは「ロスがレイチェルに告白しようとしてるから」とも言えず、You gotta promise... のセリフを言っています。
gotta は、gotta = got to = have got to = have to で「〜しなければならない」。got to を発音通りに文字にした言葉(発音綴り)です。
never ever は「絶対に・決して〜ない」。never を使うだけよりもさらに強調した表現になります。

ロスがモニカの誕生日パーティーを企画してるんだよ、だからモニカには内緒だったんだ、と説明され、モニカは喜んでいます。
You better act surprised の You better は、You better = You'd better = You had better ということ。
had better do は「〜した方がよい」という日本語訳で覚えている人も多いですが、should よりも強い忠告・命令のニュアンスが出るので、(フレンズたちのように)よほど親しい間柄か、目下の人に使います。目上の人に使う言葉ではありませんので注意しましょう。
act surprised は「驚いたふりをする、驚いたように振舞う」。
アメリカでは誕生日会(birthday party)を開く場合、本人に内緒で企画し、当日びっくりさせる、というサプライズ・パーティー(surprise party)の形式で行われることが多いです。
これはお約束みたいなもので、本人はそれに気づいていたとしても、知らなかったふりをしてびっくりしてみせるのが、パーティーを準備し開いてくれた人に対する礼儀である、という感じです。
今回も、ジョーイから聞いたとか言わずに、当日は知らなくて驚いたふりをして見せろよ、と言っていることになります。

ジョーイが「驚いたふりしろよ」と言っているのが聞こえたフィービーは About what?「何の話?」と会話に加わります。
先ほど「俺から聞いたってロスに言っちゃダメだぞ」とジョーイから言われた時、モニカも About what? と言っていました。
「何のことを言っているの? 何について話しているの?」ということですが、いちいち What are you talking about? のような長い文章にしなくても、About what? だけで十分だということがこのセリフからよくわかりますね。
生きた英語っぽいセリフだと言えるでしょう。

「私の(誕生日の)サプライズパーティーのことよ」とモニカは答えるのですが、ジョーイがとっさについた嘘なのでフィービーはそんな話は初耳ですから「何のサプライズパーティー?(サプライズパーティーって何のこと?)」と聞き返します。
本人には内緒にしなきゃとフィービーがすっとぼけたと思ったのでしょう、それでモニカは stop it 「(しらばっくれるのは)やめてよ、よしてよ」と言い、「ジョーイがすでに私に話してくれた(から私はもう知ってるのよ)」と返します。
それに対してフィービーは、he didn't tell me と言っていますが、he didn't tell ME のように me の部分が強く発音されています。
me を強めることで、あなたには話したかもしれないけど「私には」話してない。あなたは聞いたかもしれないけど「私は」聞いてない、というニュアンスが出ます。


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posted by Rach at 13:30| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月25日

例え〜をすすめられても受け取れ フレンズ1-7改その14

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10:09
[SCENE: Cuts back to Chandler at the bank.]
銀行のチャンドラーに画面がカットバック。
ジル: Would you like some gum? (ガムはいかが?)
チャンドラー: Oh, is it sugarless? (あぁ、それってシュガーレス?)
ジル: Oh, sorry, it's not. (あぁ、ごめんなさい、違うわ。)
チャンドラー: Oh,then, no thanks. (Voice over.) What the hell was that? Mental note: If Jill Goodacre offers you gum, you take it. If she offers you mangled animal carcass, you take it! (あぁ、それならいいや(けっこうだ)。[ボイスオーバー] 今のは何だったんだ? 心の中のメモ[心にメモしとけ]:もしジル・グッドエーカーがお前にガムを勧めてくれたなら(お前は)それを受け取れ。もし彼女がお前に、切り刻んだ動物の死体を勧めたら[勧めても、勧めてくれたとしても]、お前はそれを受け取れ!)

Would you like some gum? は「ガムはいかが(ですか)?」
過去記事 高校の同級生300人に電話したい フレンズ1-7改その5 の ジルのセリフ "Er, would you like to call somebody? "(誰かに電話したいですか?)と同様に、ここでも Do you want ではなく、Would you like を使って丁寧な言葉遣いをしています。
知らない人に気さくに話しかけるのは抵抗があるので、わざと丁寧な言い方をして距離感を出しているという感じですね。

ジルが勧めてくれたガムをチャンドラーは「シュガーレス? シュガーレスじゃないならけっこう」と断ってしまいます。
チューインガムの gum は不可算名詞。
ジルは some gum と言っていて、チャンドラーは offers you gum のように無冠詞で使っているところからも不可算名詞であることがわかりますね。

憧れのジルがせっかくガムを勧めてくれて、お近づきになれるチャンスだったのに、緊張のためか無意味な会話をしてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまったチャンドラー。
What the hell was that? は「今のは一体何だったんだよ?」。
信じられないやり取りであっさり断ってしまった、自分自身の行為に対してあきれている感じのセリフです。
What the hell was that? の that は今さっき自分がやった行為を指しており、the hell という強意語を入れることで、「さっきの俺の言動、なんじゃありゃあ?」みたいな感じが出ます。
このように hell を強意語として使うのは、not polite 「上品ではない、下品な」表現なので、よほど親しい間柄以外は使わないほうが良いですが、今回は、心の声として自分自身に毒づいている感じですね。

mental note は「心の中の[心で覚えておく]メモ」。
mental は「心の、精神の」と訳されるのが一般的ですが、今回の意味は、研究社 新英和中辞典の以下の語義がより近いように思います。
mental=【A】 そら[頭の中]でする
mental arithmetic 暗算
make a mental note of… …を覚えておく
build up a mental image of Paris パリを頭の中で描いてみる


Mental note の後に、: (コロン)を使い、コロン以下の内容を心にしっかりメモしておくこと、頭の中で覚えておくこと、と自分に言い聞かせています。
漫画「宇宙兄弟」で、老教官のデニール・ヤングの名言に「今のは ”心のノート”にメモっとけ」というのがあるのですが、今回のチャンドラーのセリフはそれをほうふつとさせる感じですね。

offer は「オファーする」として日本語化していますが、<offer+人+物>または<offer+物+to+人>の形で「人にもの・援助などを申し出る」という意味になります。
今回のセリフは、SVOO (offer+人+物)の形ですね。
mangle は「(〜を)めった切りにする、切り刻む」、carcass は「死体」。
せっかくのジルからの申し出なのだから、ガムを勧められたら黙って受け取れ、それが例え見るも無残な動物の死骸であっても受け取れ、彼女のオファーは絶対に断るな! と自分に言い聞かせているのですね。
「どんなものでも」の例えとして、ものすごくおどろおどろしいものを挙げているのがポイントと言えるでしょう。


10:32
[SCENE: Time lapse. Cuts back to Monica and Rachel's apartment, Phoebe is singing.]
シーン:時間経過。モニカとレイチェルのアパートメントにカットバック。フィービーが歌っている。
フィービー: ♪ New York City has no power (ニューヨーク市には電力がない)
And the milk is getting sour (そしてミルクは酸っぱくなる)
But to me it is not scary (でも私にとってそれは怖くない)
'Cause I stay away from dairy ♪ (なぜなら私は乳製品を避けてるから)
[Monica comes in from the balcony to her bedroom.]
モニカがバルコニーから自分の寝室に戻る。

停電の中、フィービーはギターを鳴らしながら歌っています。
power / sour と scary / dairy がそれぞれ韻を踏んでいるのがポイントですね。
停電すると冷蔵庫の電気も切れるから、中に入れている牛乳が腐ってきて酸っぱくなっちゃう、ということですが、「牛乳が酸っぱくなっても平気よ、だって私は乳製品を避けてるもん」というのがオチになっているわけです。
その時にはすでに別れていた「過去完了」 フレンズ1-4改その28 に、モニカがフィービーに言うセリフで "Do you remember that vegetarian pate that I made that you loved so much?"(私が作った、あなたが大好きだったあのベジタリアン・パテを覚えてる?)というセリフがあり、そこからフィービーがベジタリアンであることがわかりますので、ベジタリアンだから乳製品も取らない、というのがしっくりきますね。
dairy は「酪農の、乳製品の」という意味で、発音は「デアリー」という感じです。

歌った後、la la la... と続けながら、うなずいてコードをメモっているらしいフィービーですが、いい感じの歌が出来ちゃったわ、と思っている様子なのに笑えますね。


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posted by Rach at 15:06| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月21日

今誘わないと友達から抜け出せないことになる フレンズ1-7改その13

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9:18
ジョーイ: Look, Ross, I'm telling you, she has no idea what you're thinking. And if you don't ask her out soon, you're gonna end up stuck in the Zone... forever. (なぁ、ロス、言っとくが、レイチェルはお前の想いをまったくわかってない。そしてお前がすぐに彼女をデートに誘わなければ、お前は最後にはそのゾーンから抜け出せない羽目になるんだぞ、永遠にな。)
ロス: I will, I will. I'm just, see, I'm waiting for the, uh, right moment. (Joey looks at Ross, in disbelief.) What? What, now? (誘うよ、誘うよ。僕はただほら、最適な瞬間を待っているだけなんだ。[懐疑的な顔でジョーイはロスを見る] 何? 何、今だって言うのか?)
ジョーイ: Yeaaahhh! What's messing you up? The wine? The candles? The moonlight? Huh? You just gotta go up to her and you gotta say, "Look, Rachel, I think--" (そうだよ! 何が問題だって言うんだ? ワインだろ? キャンドルだろ? ムーンライトだろ? な? ただ彼女のところに行って、こう言えばいいんだよ、「ねぇ、レイチェル、僕は…」)
[Rachel returns from the bathroom]
レイチェルがトイレから戻ってくる。
ロス: Shh-shh-shh! (シーシーシーッ!)
ジョー: Shh-shh-shh! (シーシーシーッ!)
レイチェル: What are we shushing? (みんなで、何、シーって言ってるの?)
ロス: We're shushing, because we're, we're trying to, to hear (quietly) something. (僕たちがシーッて言ってるのは、聞こうとしてるからなんだよ [静かに] 何かをね。)
レイチェル: What? (何?)
ロス: Duh, don't you hear that? (ほら、それ、聞こえない?)
レイチェル: Ahhhhhhohhh. (あ〜あ。)
ロス: See? (ほらね?)
レイチェル: Huh. (Rachel looks blank.) (あぁ。[レイチェルは(わからないという風に)ぽかんとした顔をする])

she has no idea what you're thinking は「お前の考えていることがレイチェルにはわからない」つまり「お前がレイチェルに好意を持っていることをレイチェルは全然気づいてない」ということ。
end up は「最後に〜することになる、結局〜する羽目になる」。
be stuck in は「〜にはまり込んで抜け出せない、〜から逃れられない」ですから、end up stuck in the Zone は「結局ゾーンにはまり込んで動けない状態という羽目になる」ということですね。
end up は end up with や end up doing の形を取ることが多いですが、<end up+補語>の形を取ることもできます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、end up の例文の1番目に
You could end up dead if you're not careful.
が出ています。つまり「気をつけないと最後には死ぬ羽目になる可能性だってあるぞ」ということで、これが end up+補語(形容詞)の形ですね。

「早く誘わないと、そのお友達ゾーンから抜け出せなくなる、永遠に」と言うので、「今は最適な時(瞬間)を待ってるだけだ」と答えるロス。
そう答えたロスの顔をジョーイがじーっと見つめているので「え、今、行動を起こすべきってジョーイは言いたいの?」と返します。

mess up は「〜を散らかす、めちゃめちゃにする」「〜を台無しにする、ダメにする」。
What's messing you up? は「何がお前をダメにするって言うんだ?」ということですから、「別に今、行動を開始するからと言って、何かが邪魔するわけでもないだろ。何も困らない、問題ないだろ」というニュアンスだろうと思います。
ワイン、キャンドル、月明かり、とロマンティックなものを挙げ、彼女のところに行ってただこう言えばいいんだよ、「ねぇ、レイチェル、僕は…」って、、とアドバイスしようとした時に、レイチェルがトイレから出てきたので、ロスは慌てて「シーッ!」と言って、ジョーイの発言を制します。
「静かに!」と言う時に Shh.「シーッ!」という音を発するのは、日英で似た感覚ですね。

レイチェルは what are we shushing? と言っています。
shush は「シーッと言う、シーッと言って黙らせる」という動詞で、発音は「シュシュ」ではなく「シャシュ」という感じです。
LAAD では、
shush : to tell someone to be very quiet, especially by putting your fingers against your lips or by saying "shush".
例)He stood up and shushed the class.

つまり「すごく静かにするよう人に言うこと、特に指を唇に当てたり、shush と言うことによって」。
例文は「彼は立ち上がり、クラスにシーッと言って黙らせた」。

「シーッ! ね」という場合、日本語でも唇に人差し指を置きますが、英語でも同じ動作をすることが上の語義からもわかります。
そう思ってフレンズのシーンを見ていると、このシーンではジョーイが何度も唇に人差し指を置く「シーッ! のしぐさ」をしています(子供みたいで何だかかわいい♪)

動詞の方も Shh. に通じる sh- の音をそのまま使っているのが興味深いですね。
What are you shushing? なら「あなたたち、何、シーって言ってるの?」になりますが、ここでは主語に we が使われています。
「私たち、何、シーッて言ってるのかしら?」のように自分も含めることで、相手の中に自分も一緒に身を置いて、その状況を共有しているようなニュアンスを出していることになるでしょう。
「みんなで、何、シーッて言ってるのかなぁ?」と自分もその場に加わる感覚でしょうね。

僕らはあるものを聞こうとしてるんだ、と言って、ロスは最後の something をささやき声で言い、みんなは耳を澄まします。
「それ、聞こえない?」と言ったロスにレイチェルは「ははーん、なるほどこれね」という感じで「あーあ」と納得したかのような声を出すのですが、「ほらね?」と言われた後は「え、でもやっぱりわかんない」というようにポカンとした顔をし、ロスやジョーイも気まずい顔をすることになります。
ト書きの blank は「ブランクの、空白の、白紙の」ということで、「空(から)」であることから「うつろな、(顔が)ぽかんとした」という意味にもなります。
ですから look blank は「(状況が呑み込めておらず)ぽかんとした顔をする」ということですね。


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posted by Rach at 16:27| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月18日

お前はお友達ゾーンの市長だ フレンズ1-7改その12

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8:30
ジョーイ: It's never gonna happen. (それは絶対に起こらないな。)
ロス: What? (何?)
ジョーイ: You and Rachel. (お前とレイチェルだよ。)
ロス: Wha... me and Ra... wha..? Why not? ([笑いながら]何、僕とレイ… 何を…? [急に真顔になって] どうして起こらないのさ?)
ジョーイ: Because you waited too long to make your move, and now you're in the "Friend Zone." (それはお前が行動を起こすのにあまりにも長く待ちすぎたからだ。そして今お前は「フレンド(お友達)・ゾーン」にいるんだよ。)
ロス: No no no, I'm not in the Zone. (いやいや、僕はそんなゾーンにはいないよ。)
ジョーイ: No, Ross. You're mayor of the Zone. (いーや、ロス。(いないどころか)お前はそのゾーンの市長(トップ)だ。)
ロス: Look, I'm takin' my time, alright? I'm, I'm, I'm laying the groundwork. Yeah, I mean, every day I get just a little bit closer to, uh... (ねぇ、僕はじっくり時間をかけてるんだ、いいかい? 僕は土台を作ってる[下準備をしてる]ところなんだ。そうさ、ほら、毎日ちょっとずつ近づいているんだよね、ほら〜に…)
ジョーイ: Priesthood! (聖職者の道にね!)

レイチェルに「レイチェルも将来、きっと情熱的なことがあるよ」と言って、レイチェルに「ロスって最高ね」と褒められた後、ロスはご機嫌な様子で歩き始めるのですが、ジョーイがぼそっと「それは絶対に起こらないな」と言っています。
never を強調して言っており、「ぜーったいに無理だな」という感じですね。
唐突にそう言っただけですが、観客からは笑いと拍手が起こっています。
ロスが「レイチェルと僕とが将来、情熱的な恋愛になれば嬉しいな」と思ってご機嫌であることがわかるため、具体的に何のことかを言わずに一言「そりゃ無理だ」と言ったことに観客は喝采していることになります。

ロスが聞き返すとジョーイがはっきりと「お前とレイチェル(の関係)」と言ったので、ロスは「何をバカなことを…」と言うように笑いながら、とぎれとぎれの言葉を発しているのですが、急に真顔になって Why not? と尋ねるのが面白いですね。
make a move は「行動・アクションを起こす」。
you waited too long to make your move は too 〜 to ... 構文で「…するには〜すぎる」「あまりに〜すぎて…できない」などと訳されますね。
この場合も「あまりに長く待ちすぎて行動を起こせない」または「行動を起こすにはお前はあまりにも長く待ちすぎた」となるでしょう。

レイチェルとのことで何も行動しなかった結果、今のお前は「フレンド・ゾーン」にいるんだぞ、と言われたロスは「僕はそんなゾーンにはいない」と反論するのですが、それに対してジョーイが You're mayor of the Zone. と言うのが面白いですね。
mayor は「市長」。「ロスはお友達ゾーンの市長だ」というのは「そのゾーンにいないどころか、ロスはお友達ゾーンのトップに君臨してるよ、完全にそのゾーンに属していてその代表格だよ」みたいな感じですね。

take one's time は「マイペースでやる、急がずにじっくり・ゆっくり時間をかけてやる」。
Take your time. という命令形だと「ゆっくりどうぞ。急がなくていいですよ」という意味になります。
lay the groundwork は「土台・基礎を作る、下準備をする」。groundwork は「基礎工事、土台」。
lay the groundwork は「地面をならす(地ならしする)」ような感覚ですね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
groundwork : important work that has to take place before another activity, plan etc. can be successful
例)The groundwork for next year's conderence has already begun.

つまり「別の活動、計画などが成功することができる前に、起こらなければならない重要な仕事」。例文は「来年の会議への下準備は既に始まっている」。

「じっくりたっぷり時間をかけて、土台をしっかり固めて準備して、少しずつ近づいて行っているんだよ、ほらあれに…」のように言いかけると、ジョーイは間髪入れずに Priesthood! と叫びます。
priesthood は「聖職、司祭職」。priest は「聖職者、司祭」。
基礎をしっかり築いて徐々に近づいて行ってるんだよ、というロスに、好きな人にアプローチをかけるのに、そんなにちんたらやっていたら、聖職にどんどん近づいていくだけだよ、と言っています。
お前はだんだん聖職者のような禁欲の人生に近づいていってるだけなんだよ、禁欲街道まっしぐらって感じだよ、と言っているのですね。


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