2017年09月01日

バス停まで歩いて送って行く フレンズ1-4改その10

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


6:50
ジョーイ: I can't believe Keenan... (キーナンが〜するなんて、信じられないよ…)
(THEY WALK ON. CHANDLER AND JOEY START TO TALK BUT ROSS STOPS AND WHINES)
みんなは歩き続ける。チャンドラーとジョーイが話し始めるが、ロスは立ち止まって、哀れっぽい声を出す。
ジョーイ: What? (何?)
ロス: Peach pit. (桃の種だ。)
チャンドラー: Yes, bunny? (そうだな、(それがどうしたんだ)バニー?)
ロス: (POINTS) Peach pit. That night, we, uh- we had-- ([指さして] 桃の種だよ。あの晩、僕らは食べたんだよ…)
ジョーイ: Peaches? (桃を(食べたのか)?)
ロス:Actually, nectarines, but basically.... (実際にはネクタリンだけど、基本的には…)
チャンドラー: (TO JOEY) Could've been a peach. ([ジョーイに](基本的には)桃だったって言えるかもな。)
ロス: Then, we, uh, then we got dressed, and I-I... I walked her to... (LOOKS UP, REALIZES, AND POINTS) the bus stop. I'm fine. (それから、僕たちは服を着て、そして、歩いて彼女を送って行ったんだ… [見上げて、気づいて、指さす] バス停まで。僕は大丈夫だよ。)
ジョーイ: Hey, that woman's got an ass like Carol's. (THEY TURN TO STARE AT HIM) What? I thought we were trying to find stuff. (なぁ、あの女、キャロルみたいなケツしてるよな。[二人はジョーイの方を向き、彼をじっと見つめる] 何だよ? 俺たちは話題を見つけようとしてるんだって思ってたのに。)

ジョーイのセリフ、I can't believe Keenan... ですが、これは DVD にも、ネットスクリプトにもなく、Netflix のみ字幕化されていました。
前回と同じく、Keenan もホッケーチーム、ニューヨーク・レンジャーズの関係者だと考え、調べてみたところ、どうやら、以下の Mike Keenan という人を指しているようです。
Wikipedia 英語版:Mike Keenan
上のウィキペディアに以下の記載がありました。
Keenan won a Stanley Cup championship as coach of the New York Rangers in 1994.
キーナンは1994年にニューヨーク・レンジャーズのコーチとして、スタンレー・カップで優勝した。

Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・レンジャース > オリジナルシックス時代以降 の最後の方に、
シーズン後、ヘッドコーチにはマイク・キーナン (Mike Keenan) が就任した
という記載もありました。
また、Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・レンジャース > 1993-94シーズン には、前回の記事でご紹介した リーチ選手、メシエ選手の活躍が詳しく書いてあります。
今回の フレンズ1-4 の放映は、1994年10月13日だったので、彼らの活躍時期とちょうど一致していることもわかります。

ジョーイが「信じられないよ、キーナンが〜するなんて」みたいなことを言いかけているのは、ヘッドコーチとしての采配に対して何かしらの不満でも述べようとしているところだったのかな、と思います。

二人がホッケーの話をしていると、後ろを歩くロスが、哀れっぽい声を出しているので、先を歩いていた二人は、あぁ、またか、今度は何? と言いたげな顔で、立ち止まってロスを振り返ります。

peach pit は「桃の種」、bunny は「バニー、ウサちゃん」ですね。(これについては長くなるので、最後に詳しく説明します)

nectarine は「ネクタリン、ズバイモモ」で、モモの一種。
Wikipedia 日本語版: ネクタリン
「桃の種」に反応したロスが「あの夜(つまり、キャロルとの初エッチの夜)に食べたんだ…」と説明したので、ジョーイが「食べた、って、桃をか?」のように問い返したところ、「実際には(桃じゃなくて)ネクタリンだけど、基本的には…」と続けます。
Could've been a peach. を直訳すると「桃だった可能性がある or 桃でありえた」というところですが、食べた本人のロスが「実際には桃じゃなくてネクタリンだったけど」と言っているので、ロスが言った basically 「基本的には」という言葉に対して、「厳密には種類は違うけど、大雑把に言えば桃だったって言えるかもな」のように、隣のジョーイに言った感じになるのかなと思います。

ロスはネクタリンを食べた夜の話の続きを語っています。
walk her to は「彼女を〜まで歩いて送る」という意味で、この walk は「(人)を歩いて送る」という他動詞。
walk は「(主語が)歩く、散歩する」という自動詞のイメージが強いですが、このように他動詞としても使われ、walk my dog なら「自分の犬を散歩させる、散歩に連れていく」という意味になります。
「〜まで歩いて送って行って…」と言ったところで、目の前にあるバス停に気づき、「そう、ちょうどバス停まで送って行ったんだ」というように、そのバス停を手で指していますね。
また初エッチの時の思い出に浸ってしまった自分に気づき、ロスは自ら「僕は大丈夫だから」と言うことになります。

ちょうどその横を一人の女性が通り、ジョーイは「あの女は、キャロルみたいなケツしてるよな」と言っています。
ass は尻というよりはもっと下品な感じの「ケツ」のニュアンスですね。
「キャロルのケツのようなケツ」ということですから、an ass like Carol's ass という意味で、Carol's 「キャロルのもの」という所有代名詞が使われています。
ロスが I'm fine. と言って、せっかくキャロルの話題が終わった感じになったのに、ここでまたジョーイがキャロルの話題を出したことにチャンドラーはムッとしたでしょうし、さらにはまたエッチを思い出させるような性的な部分であるお尻の話題で、しかも直接的な ass という表現を使ったことにロスもムッとしたでしょうから、二人はあきれた顔でジョーイを見つめることになります。
I thought we were trying to find stuff. を直訳すると「俺たちは何か(話題)を見つけようとしてると思ってたけど」ということで、「話題に困って気まずくならないように、俺が話題を振っただけなのに、何でそんなににらむんだよ」みたいな気持ちで言ったことになるのでしょうね。

それでは、peach pit と bunny のやりとりについて。
「桃の種」と言ったロスに対して、どうしてチャンドラーが bunny と返したのか? については 2005年の過去記事でご質問があり、その後も何年にも渡り、コメント欄でいろいろなご意見をいただきました。
以下では「今の私が考える」解釈を書かせていただきますね。
結論から言うと、「種をエサにするような小動物」+「(エッチの話ばかりする)エッチ好き」の両方の意味が込められたジョークだと私は思っています。

peach pit は「桃の種」で、果物そのものではなく特に「種」に反応するというのは、それをエサとするような小動物のイメージが連想されるのかな、と思うのですね。

桃と言えば、スイートで甘い果物のイメージですから、sweetie とか honey のような「あま〜い単語」の親愛語のような響きはあります。
ロスがそういう「甘い系」の言葉を言ったので、それを呼び掛け語の親愛語であるかのように受け止めて、bunny という親愛語で返した、ということも考えられなくはないですが、ロスの言い方は、チャンドラーたちに「呼び掛けた」ような感じではなく、「特にチャンドラーを見るでもなく、道路に落ちている種を発見して、桃の種だ、と言った」という雰囲気でした。
甘い「桃」ではなく、その「種」ですから、peach pit と bunny を「愛称・親愛語のようにお互いにそう呼び掛けたやりとり」だと考えるのはちょっと違うかなぁ、と。

「種を見つけて反応するなんて、お前は種をエサにするようなウサギか」というニュアンスで bunny と言ったような気がする、ということですね。

種をエサにするようなイメージの小動物としては、いろいろなものが挙げられると思うのですが(「だいすきなのは〜ひまわりのタネ〜♪」の「とっとこハム太郎」(ハムスター)とか)、ここで bunny が使われたのは「英語のバニーには、性的なイメージがある」ということと関連するような気がします。

Wikipedia日本語版:ウサギ によると、「多産・豊穣・性のシンボル」という記載があります。
復活祭(イースター)のイースターバニーや、バニーガールなども、そういうバニーのイメージと関連があるようですね。

ロスが情けない声を出して振り返った時の二人は、「またキャロルとの初エッチの話か? いい加減にしてくれよ」と思ったはずです。
今のロスが反応するとしたら、それ関連しかないですからね。
で、何を言い出すのかと思ったら、路上に落ちていた「桃の種」の話をするので、「種を見つけて反応するって、お前は種をエサにするような小動物か」という意味に加えて、「種をエサにしそうな小動物の中から、エッチのイメージに直結するバニーを選んだ」というチャンドラーっぽい言葉の選択だったのかな、と思ったわけです。

「なぜチャンドラーが bunny という言葉を選んだか」というのは、つまりは「脚本家が笑いを取るために、なぜ bunny という言葉を選んだか」ということですよね。
それを考える際には、私は「漫才のネタ担当」になったような気持ち(笑)でその言葉を選ぶに至った経緯を考えてみたりします。

脚本的に見てみると、このシーンは「ホッケーの試合を見に行く途中でワクワクしてるはずなのに、ロスだけがキャロルとの初エッチ記念日のことで頭がいっぱいである」という状態。
何かを見つけては「キャロルとの初エッチ」の話に結び付けて、二人にあきれられるという流れですが、1つ目として「ショーウインドーで当日彼女が着ていた服装を見つける」というのがあるので、2つ目は服装以外にしないと面白くない、となると「当日一緒に食べた食べ物」になりそうなのは自然な流れですね。
また「ショーウインドーの中にそれがある」では単調なので、道端に何か落ちていた、ということにした場合、「果物の種」だと、誰かがそれを食べながら種だけ落としていったということで違和感ないですよね。

ブーツに続いて2回目なので、「またエッチの話かよ」と言う気持ちを込めて、チャンドラーがロスを bunny と呼ぶ、というオチが先に決まっていた場合、バッグス・バニーがニンジンを持っているように「ニンジン」だったら、bunny とはしっくり繋がるものの、「初エッチの晩に二人でニンジン食べた」というのはどうも変ですし、、、(ウサギか馬のカップルくらいですか?)
初エッチの晩に二人で一緒に食べたものとして、甘くてジューシーな果物なら似つかわしい気がしますので、「何かの種」として「桃」が選ばれたのかなぁ、と。

ということで、普通の人は反応しないであろう路上の「桃の種」に反応したロスに対して、
1. 「種を見つけて喜ぶなんて、お前は種をエサにする小動物か?」
2. 「どうせまた、キャロルとの初エッチの話なんだろ、このエッチ好きが!」
という両方の意味を持たせて、Yes, bunny? と返した、というのが、今の私の解釈になります。
長文失礼しました。


Netflix の「フレンズ」は、無事、配信期間延長されたようです♪

8月23日に投稿した拙ブログの記事、フレンズ1-4改その7 で、Netflix での「フレンズ」について、

一時期、「視聴期間 2017/08/31まで」(スマホ版では「09/01まで視聴可能」)と表示されていたが、その記載が消えたので、ライセンス更新の可能性あり、つまり、9月以降も Netflix で「フレンズ」を視聴できる可能性がありそう。

ということを書きました。
今日 9月1日現在の Netflix での「フレンズ」の情報を見ると、PC版、スマホ版ともに「新着」という文字が書かれています。
内容は 8月までのものと同じで、全10シーズンが視聴できる状態ですが、わざわざ「新着」と書いてあるのは、「配信終了予定だったものが契約更新された」ことを示しているのだと思われます。
スマホ版では一時期「09/01まで視聴可能」と書かれていたので、厳密にいうと 9月2日になるまで 100% 安心はできないのかもしれませんが、「新着」と書かれている今の状況を見る限り、「配信期間延長」されたことはほぼ間違いなさそうなので、お知らせさせていただきました。

配信終了予定通りに終了した作品もあるようで、例えば glee/グリー は、シーズン1〜4 が配信終了となり、今はシーズン5〜6のみが視聴可能となっています。

以前、Netflix のヘルプセンターに電話で問合せをさせていただいた際、ライセンス更新をするかどうかについては、リクエストの量が大いに考慮されるとのことでした。
めでたく配信延長となったのも、きっとたくさんの「フレンズ」ファンの方々が、リクエストを送って下さった結果なのだろうと思います。
「フレンズ」ファンの一人として、皆様に心から感謝申し上げます。
ありがとうございました! <(_ _)>


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 17:29| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月29日

ウインドーを見てる間に短いタイムアウト フレンズ1-4改その9

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


6:25
SCENE 2: THE BOYS WALKING DOWN A STREET (CHANDLER AND JOEY ARE KICKING A CAN ABOUT)
通りを歩いている男性陣(チャンドラーとジョーイは缶をあちこちに蹴っている)
チャンドラー: Mactavish crosses the blue line, passes it up to Leetch. (PASSES TO JOEY) (マクタビッシュがブルーラインを越えて、リーチにパス。[ジョーイにパスする])
ジョーイ: Leetch spots Messier in the crease. Here's the pass! (KICKS IT TO ROSS, BUT ROSS IS STARING INTO A SHOP WINDOW) (リーチはクリーズ内にメシエを発見。さぁ、パスだ! [缶をロスに蹴るが、ロスは店のウインドーを見つめている])
チャンドラー: We'll take a brief time-out while Messier stops to look at some women's shoes. (少しタイムアウトを取るぞ、メシエが婦人靴を見るのに立ち止まってる間はね。)
ロス: Carol was wearing boots just like those the night that we, we first... y'know? In fact, she, uh, she never took them off. It's because we, we.... (OFF CHANDLER'S LOOK) Sorry. Sorry. (キャロルはあんな感じのブーツを履いていたんだ、あの晩にね、僕たちが最初に…わかるだろ? 実は、彼女は、ブーツを脱がなかったんだ。それは僕たちが… [チャンドラーの視線を外して] ごめん、ごめん。)

通りで缶を蹴りながらのチャンドラーとジョーイのセリフは、聞いた感じからも「ホッケーの試合を実況している」ような感じですね。
またそこに出てくる固有名詞は、ホッケー選手の名前であること、それも、今からレンジャーズの試合に行こうとしているのでレンジャーズの選手だろう、ということも想像つきますね。

セリフの最初の部分は、DVD と Netflix で、それぞれ以下のように表記されていました。

DVD英語字幕: Passes it up to Leetch.
Netflix: McTAVISH CROSSES THE BLUE LINE PASSES TO LEECH

実際の音声を聞いてみると、... crosses the blue line passes it up to Leech. という感じに聞こえて、crossed の前にあるべき主語の部分は不明瞭でよく聞こえません。
それで、DVD英語字幕では不明瞭な前半部分を省略しているのだと思うのですが、Netflix でははっきり McTAVISH と表記されているので、ちょっと調べてみると、そういう名前の選手がやはり実際にいるようです。
Wikipedia 英語版: Craig MacTavish
正しい名前の綴りは、McTavish ではなく、MacTavish のようですが、上の英語版ウィキペディアにも、「ニューヨーク・レンジャーズでセンター」だったとの記載があります。

リーチは、DVD字幕の Leetch という綴りが正しく、これは、ディフェンスのブライアン・リーチ(Brian Leetch)選手のこと。
Wikipedia 英語版: Brian Leetch
Messier はセンターのマーク・メシエ(Mark Messier)選手。
Wikipedia 日本語版: マーク・メシエ

Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・レンジャース>永久欠番 にも載っているのですが、ブライアン・リーチ選手とマーク・メシエ選手は、レンジャーズの永久欠番だそうです。
どれほど有名な選手かということがよくわかりますね。

spot は動詞で「スポット、場所」として使われますが、ここでは動詞で「〜を見つける」という意味。
人ごみの中で誰かを見つける時に、この動詞 spot がよく使われます。

セリフに出てくる blue line(ブルーライン)、crease(クリーズ)という言葉は、以下のウィキペディアの説明が、図も載っていて非常にわかりやすいと思います。
Wikipedia 日本語版: ホッケーリンク
「マーキング」の項目の説明を引用させていただくと、
2つの「ブルーライン」は、大雑把に言ってリンクを3つの領域に区分する線である。
ゴールの前面には「ゴール・クリーズ」と呼ばれる細い赤色の線で囲まれ、その中が薄い青色で塗りつぶされた領域がある。

とのことです。

これからホッケー観戦に行くのを盛り上げようと、ホッケー遊びをしながら通りを歩いているジョーイとチャンドラーですが、ト書きにあるようにロスはショーウインドーの前で立ちまっています。
We'll take a brief time-out 「短いタイムアウトを取る」と言った後、while Messier stops to look at some women's shoes と言っていますね。
「メシエを見つけて彼にパス」と言ってパスしたのに、メシエ役となるはずのロスがそれに対応しないので、ロスをメシエに例えて「メシエが婦人靴を見るのに立ち止まっている間(俺たちは休憩だ)」のように皮肉っぽく言っているということで、「俺たち、ホッケーの試合の真似やってんのに、何、ウインドーなんか眺めて止まってるんだよ」と言いたいわけです。
stop to look at は「〜を見る”ために”立ち止まる」ということで、stop to do の形は「〜するために立ち止まる」という意味であることに注意しましょう。
stop doing だと「〜するのをやめる」ですから、もし stop looking at だと「見るのをやめる」ということですね。

Carol was wearing boots just like those は「(ウインドーにある)ちょうどあのブーツみたいなブーツを彼女は履いていた」。
ブーツなどの靴は両足2つのセットなので boots と複数形になるため、「ちょうどあんな感じの」と別の靴を指す場合の指示代名詞も、that ではなく those という複数形になっていることにも注意しましょう。
the night that we first... y'know と言っていますが、今日は元妻キャロルとの初エッチの日だったという話がありますので、「僕らが最初に〜した夜」の動詞の部分は言わなくてもわかるよね、という感覚。

その後、実は、と言ってその時の情報を披露していますが、take off は「服や靴など身に付けているものを脱ぐ」ということなので、she never took them off. は「彼女は(その晩は)(決して・一度も)ブーツを脱がなかった」ということ。
つまりは、エッチの時もブーツを履いていた、ブーツを履いたままエッチした、ということですね。
ロスはその後も「それはなぜかって言うと、僕らは…」みたいに説明を続けようとするのですが、チャンドラーがじーっと自分を見ていることに気づいて、続きを言うのはやめることになります。
「その晩はすごく passionate (情熱的)で、脱いでいる時間も惜しかった」とでも言うつもりだったのかなと思うのですが、「別れた妻との初エッチの日だと気づいて落ち込んだけど、ホッケーに行けば気が晴れるかも」ということでみんなでこうしてホッケー観戦に繰り出したというのに、ロス自らその話題を持ち出し、さらには「あの晩、僕らは夢中だったんだよね」みたいに嬉しそうに語っているのを見ると、チャンドラーがあきれた顔をするのもよくわかりますね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 15:34| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

野生の王国でこんな鳥を見た フレンズ1-4改その8

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


5:06
男性陣: Hockey! (THEY GO TO LEAVE BUT ARE BLOCKED BY LESLIE, KIKI AND JOANNE. A PAUSE AS THE BOYS STARE AT THEM) Hockey! Hockey. (EXIT BOYS) (オッケー! [彼らは出て行こうとするが、レスリー、キキ、ジョアンに邪魔される。男性陣が彼女たちを見つめる時、(一瞬の)間(ま)がある)
レスリー: (LOOKING ROUND) Rachel? ([見回して] レイチェル?)
レイチェル: Oh, my God! (RACHEL, LESLIE, KIKI AND JOANNE ALL SCREAM AND HUG EACH OTHER) (まぁ、なんてこと! [レイチェル、レスリー、キキ、ジョアンはみんな叫んで、お互いハグする])
モニカ: (TO PHOEBE) I swear I've seen birds do this on Wild Kingdom. ([フィービーに] 間違いないわ(誓うわ)、私は野生の王国で、鳥たちがこんなことをするのを見たことある。)
レイチェル: What are you guys doing here? (あなたたち、ここで何してるの?[何しにここに来たの?])
キキ: Well, we were in the city shopping, and your mom said you work here, and it's true! (えーっと、私たち、街でショッピングしてたの、そしたらあなたのママがあなたがここで働いてるって言ったのよ。そしてそれは本当なのね!)
ジョアン: Look at you in the apron. You look like you're in a play. (エプロンを着たあなたのその姿って。お芝居に出てるみたいに見えるわよ。)
レイチェル: (TO (PREGNANT) LESLIE) God, Look at you! You are so big! I can't believe it! ([(妊娠中の)レスリーに] まぁ、あなたって! すっごく大きい! 信じられないわ!)
レスリー: I know. I know! I'm a duplex. (そうでしょ。そうでしょ! 私は二世帯住宅なの。)
レイチェル: (TO JOANNE) So what's going on with you? ([ジョアンに] それであなたはどうなの?)
ジョアン: Well, guess who my dad's making partner in his firm? (POINTS TO HERSELF; THEY ALL SCREAM) (そうねぇ、私のパパが自分の会社で誰を共同経営者するつもりだと思う? [自分自身を指さす。全員が叫ぶ])
キキ: And while we're on the subject of news.... (HOLDS UP HER FINGER TO SHOW A RING; THEY ALL SCREAM) (そして、ニュースの話題をしているところで… [指輪を見せるために指を立てる。全員が叫ぶ])
フィービー: (TO MONICA) Look, look! I have elbows! (THEY SCREAM) ([モニカに] 見て見て! 私にはひじがある![二人は叫ぶ])

男性陣3人がホッケーの試合観戦に出かけようとした時、3人の女性がセントラルパークに入ってきます。
買い物袋を下げて裕福そうな女性たちは店を見回し、カウンターにいるレイチェルを見つけて声を掛けます。
4人はきゃあきゃあと黄色い声を上げてハグし合い、それを見たモニカは、Wild Kingdom の話をしていますね。
Wild Kingdom は直訳の「野生の王国」のイメージ通り、野生動物などを紹介するアメリカのテレビ番組のこと。
1963年から1988年まで放映されていて、2002年にはリバイバルしたようです。
Wikipedia 英語版 : Wild Kingdom
IMDb : Mutual of Omaha's Wild Kingdom
Mutual of Omaha というのはスポンサーの保険会社の名前だそうで、その名前を冠したタイトルでも知られているようですね。
日本でも「野生の王国」というタイトルの番組が昔ありました。
Wikipedia 日本語版: 野生の王国
の「番組内容」によると、当初はアメリカの「Wild Kingdom」の日本語版として放送が開始されたが、次第に独自製作に移行した、ということのようです。

野生動物の生態を紹介する番組でこんな鳥を見たことある、と表現したのは、キャアキャアと騒いでいる女子たちの様子を、高い声で叫んでいる鳥たちみたいだと言っているわけですね。
友人たちが急に訪ねてきて驚くレイチェルに、キキという友達は「あなたのママが、あなたがここ(この店)にいるって言ったから」と言い、実際にここでレイチェルに再会したことから「ママが言ったことは本当ね」と続けています。

Look at you in the apron. を直訳すると「エプロンを着ているあなたを見て」というところですが、このような Look at you は「あなたのその姿って」のように、その人の姿に驚いたりしていることを示す表現。
Macmillan Dictionary では、
look at you : (spoken) used for telling someone that you are surprised or impressed by them
例)Look at you, all dressed up in a suit!

つまり「ある人に驚く、または感心する(感銘を受ける)ということを、その人に言うために使われる」。例文は「あなたのその姿、スーツを着てすっかりドレスアップしちゃって!」

今回のセリフも、レイチェルがエプロンを着ている姿を見て、驚いてそのセリフを言ったことになりますね。
in a play の play は「お芝居、劇」。
エプロンをつけている姿を見て「まるで劇に出ているみたい」と言っているのは、このお金持ちそうなお嬢様たちは普段はエプロンをつけたりしない、ということを言っていることになるでしょう。
レイチェルも、フレンズ1-1 で「初めてコーヒーを入れた」と言っていたくらいですし、これまでのレイチェルならエプロンを着て台所に立つこともなかった、まるで学芸会でお手伝いさんやメイドさんを演じてるみたいに見えるわ、と友人ジョアンは言いたいようですね。

ジョアンに Look at you (in the apron). と言われていたレイチェルですが、今度はレイチェルが友達レスリーを見て、Look at you! と言っています。
「あなたってすごく大きい」と言っているのは、画面で見た通り、妊娠しているレスリーのお腹が大きいから。
duplex は「二世帯住宅」のことで、妊婦の自分の中に子供が入っていることを、1つの家の中で、親の世帯と子供の世帯とで区分け・住み分けしているかのような二世帯住宅に例えてみたのでしょう。

partner は「パートナー」として日本語になっていますが、firm 「会社」での partner とは「共同経営者」のこと。
パパが私を共同経営者にしてくれたの、というニュースを伝えるのに、「パパは誰を共同経営者にしたと思う?」と言って、無言で自分を指さしてみせる、というもったいつけた表現をしたわけですね。

while we're on the subject of news は「私たちが、ニュースの話題にいる間に」というところ。
「それぞれのニュースを話題にしているところだから、私も言うけどね」みたいに前振りして、言葉では語らず、指につけた指輪を見せることで、婚約したことを示しているわけですね。
レイチェルとその女友達が、人目もはばからずキャーキャーと少女みたいに騒いでいるのが気に入らないのでしょう、特にニュースらしいニュースもないモニカとフィービーの二人は、I have elbows! 「私にはひじがついてるわ!」と当たり前のことを言って、同じように奇声を上げてみせることになります。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:06| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月23日

FICA(ファイカ)って誰? フレンズ1-4改その7

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


4:28
レイチェル: God, isn't this exciting? I earned this. I wiped tables for it. I steamed milk for it. And it was totally... (OPENS ENVELOPE) ...not worth it. Who's FICA? Why's he getting all my money? I mean, what--? Chandler, look at that. (あぁ、これってエキサイティングじゃない? 私はこれを稼いだのよ。そのためにテーブルを拭いた。そのためにミルクを温めた。そしてそれは本当に… [封筒を開ける] …それだけの価値がなかった。ファイカって誰? どうして彼は私のお金を全部持ってくの? だって、何? チャンドラー、それを見て。)
チャンドラー: (LOOKING) Oh, this is not that bad. ([見ながら] あぁ、これってそんなに悪くないよ。)
ジョーイ: Oh, you're fine, yeah, for a first job. (あぁ、立派なもんだよ、そうさ、最初の仕事にしてはね。)
ロス: You can totally, totally live on this. (君はこれで十分に生活できるよ。)
モニカ: Oh, yeah. Yeah. (えぇ、そう、そうよ。)
ロス: Hey, by the way, great service today. (ねぇ、ところでさ、今日はいいサービスだったね。)
みんな: Oh! Yeah! Terrific! Excellent! (THEY GET THEIR WALLETS OUT AND GIVE GENEROUS TIPS) (あぁ! そうだね! すごいよ! 良かったよ! [みんなは財布を出し、気前のいいチップを渡す])

earn は「〜を稼ぐ、獲得する」。
for it は「そのために」で、その初給料をもらうために、テーブルを拭いたり、ミルクを温めたりしたということですね。
worth it は「(その前に言った内容を受けて)それだけの価値・値打ちがある」。
Macmillan Dictionary では、
worth [adjective] : used for saying that there is a good enough reason for doing something, because it is important, enjoyable, useful etc
be worth it: It was hard work, but it was worth it in the end.

つまり、「あることが重要、楽しい、有用であるために、それをするのに十分な良い理由がある、ということを言うために使われる」。
例文は「大変な仕事だったが、最終的にはそれだけの価値があった」。

いろいろ頑張ったけど、それだけの価値があった(And it was totally worth it.)と言おうと思ったら、中身に書いてある金額を見て、たったこれだけ? あれだけ働いたのにこれだけ? やっただけの価値が全然ないじゃない! と思ったのでしょう、それで not worth it. という否定形が続いたことになります。

FICA は、Federal Insurance Contributions Act 「連邦保険寄与法、連邦保険準備法」の略。
ここではその法令に基づく FICA tax のことで、レイチェルは「ファイカ」と発音しています。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
FICA : a tax that workers pay on the money earn that supports the Social Security system
つまり「労働者が稼いだお金において払わないといけない税金で、それが社会保障制度を支える」。
つまり、社会保障のために労働者が払う公的保険料のことで、これは給料から天引きされます。
レイチェルは FICA のことを知らないので、人間だと思ったらしく、「どうしてこの FICA っていう”彼”が私のお金を全部取ってしまうの?」みたいに言っているわけですね。

レイチェルが自分の給料をチャンドラーに見せると、チャンドラーは(いつもと違い、冗談を言ったりからかったりはせずに)「これって(レイチェルが言うほど)そんなに悪くないよ」と答えます。
you're fine for a first job. は「最初の仕事にしては、君は fine (良い、立派、上等)である」という感覚。
初給料でこれだけもらえれば十分だよ、と励ましているニュアンスですね。
live on は「〜で生活を立てる、〜で生活する」。
そうやって「初給料ならこれで十分だよ」とみんなが口々に言った後、ロスは「ところで」と言いながら、「今日はいいサービス(だった)」と言って、レイチェルにチップを出します。
他のみんなもそれに合わせて、自分の財布からチップを出していますね。
レイチェルは「あぁ、もう!」という感じのイライラした様子で、奥の仕事場に戻ります。
「初給料ならこれで十分だよ」と口では言っているものの、やはりその金額の少なさに同情したみんなが「チップと称して、レイチェルにお金を出してあげている」状態であることに、レイチェル自身も気づいたということですね。


★ Netflix で「フレンズ」を視聴されている方へのお知らせ
9月以降も、Netflix で「フレンズ」を視聴できるかもしれません!

8月4日に投稿した拙ブログの記事、フレンズ1-4改その1 で、

Netflix の「フレンズ」の「詳細」に、「視聴期間 2017/08/31まで」と表示されている

という件をお伝えしたのですが、今、見ると、「視聴期間」に関する記載が消えています。
スマホ版の iマーク(インフォメーション)では「09/01まで視聴可能」と表示されていたのですが、そちらも今は消えています。

Netflix のヘルプセンターに電話で問合せをさせていただいたところ、「配信継続リクエストを多くいただいた場合、ライセンス更新される場合がある」とのお話でした。
ヘルプセンターでは、個々の作品のライセンス状況については回答できないそうなのですが、視聴期間の表示が消えているのは、配信継続の可能性あり、とのことでした。
なので、9月以降も引き続き、Netflix でフレンズを視聴できるかも! です。

これから毎日、Netflix での「フレンズ」配信情報をチェックしつつ、9月2日以降も配信されるのを期待しながら待とうと思います。
Netflix の英語字幕は、DVD や Blu-ray と表記が異なる部分もあり、それがセリフの解釈に役立ってくれることも多いので、今後も Netflix でフレンズを視聴できるとしたら、私としてはとてもありがたいです。

リクエストして下さった皆様の熱意が伝わったのなら嬉しいですね♪

「かも」という不確定情報で誠に申し訳ないのですが、先日お伝えしたことと状況が変わったため、お知らせさせていただきました。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 17:09| Comment(4) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月21日

初給料日に落盤事故があった フレンズ1-4改その6

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は8位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


4:04
(RACHEL RUNS UP CLUTCHING AN ENVELOPE)
レイチェルは封筒を握りしめながら走ってくる。
レイチェル: Look, look, look, look, look! My first paycheck! Look at the window! There's my name! Hi, me! (見て見て見て見て見て! 私の初めてのお給料よ! (給料袋の)窓を見て! 私の名前があるわ! はーい、私!)
フィービー: I remember the day I got my first paycheck. There was a cave-in in one of the mines, and eight people were killed. (私も初めてのお給料を貰った日のことを覚えてるわ。鉱山で落盤事故があって、8人の人が死んだのよ。)
モニカ: Wow, you worked in a mine? (まぁ、フィービーは鉱山で働いてたの?)
フィービー: No, I worked at a Dairy Queen. Why? (いいえ、デイリー・クイーンで働いてたけど。何で(そんなこと聞くの)?)

paycheck は「給料支払小切手」のことで、「給料、給与」も指します。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
paycheck :
1. a check that someone receives as payment for their job
2. the amount of money someone earns

つまり、1. は「自分の仕事に対する支払として、その人が受け取る小切手」。2. は「人が稼ぐ金額」。

ですから、first paycheck は「初めての給料」ということですね。
window は「窓」で、今回はレイチェルが持っている封筒の「窓」を指しています。
そこに自分の名前が書いているので、「私の名前がある。はーい、私!」と喜んでいることになります。

初めての給料に喜ぶレイチェルを見て、フィービーは「私が初給料をもらった日のことを覚えてるわ」と言います。
cave-in は「陥没、落盤」。
Macmillan Dictionary では、
cave-in : the sudden fall of the roof of a cave or mine
つまり、「洞窟や鉱山の天井が突然落ちること」。
cave は名詞で「洞窟、ほら穴」、動詞で「崩れ落ちる」という意味があるので、「洞窟やほら穴が in 方向に崩れ落ちる」イメージから、cave-in が「落盤」になるのは連想しやすいですね。
mine は「鉱山」で、他には「地雷」(landmine)という意味もあります。
were killed を「殺された」と訳すと、誰か犯人に殺されたという感じがしますが、事故で命を落とす場合も kill を使います。
kill = make somebody die、つまり、kill は、「殺す」というよりは「死なせる」なのですね。

「初給料をもらった日に、落盤事故があった」とフィービーが言うので、モニカは「まぁ、フィービーは鉱山で働いてたの?」と尋ねます。
それに対してフィービーは「私が働いていたのはデイリー・クイーンだったけど、どうしてそんなこと聞くの?」みたいに返します。

デイリー・クイーンはソフトクリームのお店。
以前は日本にも出店していましたが、今は撤退してしまったようです。
ちなみに、dairy とは「酪農の」という意味で、dairy products だと「乳製品」。
カタカナでデイリーと表記されていますが、英語の発音は「デアリー」が近いです。

「何でそんなこと聞くの?」と聞き返されても、「給料日に落盤事故があったと言ったら、普通、職場での事故かと思うでしょ」というところですね。
職場はデイリー・クイーンだったけど? というフィービーの答えで、フィービーはただ単にその日にあったニュースを語っているだけだとわかるオチになります。
カウチの後ろの男性陣が、「なるほど、そういうことか」のような顔で、一人ずつ時間差で納得していく描写も面白いですね。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

ハロウィーンの11日前だから良い衣装がない? フレンズ1-4改その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は10位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


3:07
ロス: Oh, my God! Oh… Is today the 20th? October 20th? (あぁ、なんてこった! あぁ… 今日は20日? 10月20日?)
モニカ: Oh, I was hoping you wouldn't remember. (まぁ、ロスが思い出さないようにと願ってたのに。)
ロス: Ohhh. (あぁぁ。)
ジョーイ: What's wrong with the 20th? (20日がどうしたんだよ?)
チャンドラー: Eleven days before Halloween? All the good costumes are gone? (ハロウィーンの11日前? いい衣装が全部なくなっちゃった、って?)
ロス: Today's the day Carol and I first... consummated... our physical relationship. (JOEY IS PUZZLED) Sex. You know what, I-I'd better pass on the game. I think I'm just gonna go home and think about my ex-wife and her lesbian lover. (今日は、キャロルと僕が初めて… 完了した日なんだ… 僕たちの身体的関係(肉体関係)をね。[ジョーイは困惑した(わからないという)顔をする] セックスだよ。ほら、僕はその(ホッケーの)試合をパスした方がいいね。ただこれから家に帰って、自分の元妻と彼女のレズビアンの恋人のことを考えようと思うんだ。)
ジョーイ: The hell with hockey! Let's all do that! (ホッケーなんてどうでもいいや! みんなでそれをやろうよ!)
チャンドラー: (TRYING TO STOP ROSS LEAVING) Come on, Ross! You, me, Joey, ice! Guys night out! Come on, what do you say, big guy? (PRETENDING TO PUNCH HIM IN THE STOMACH) Huh? Huh? Huh? ([ロスが出ていくのを止めようとして] おい、ロス! お前、俺、ジョーイ、アイス! 男たちで夜の外出! なぁ、どう思う、ビッグガイ? [ロスの腹をパンチするふりをしながら] な? な? な?)
ロス: What are you doing? (何してんの?)
チャンドラー: (STOPS) I have no idea. ([パンチをやめて] 自分でもわかんない。)
ジョーイ: Come on, Ross. (なぁ(いいだろ)、ロス。)
ロス: All right, all right. Maybe it'll take my mind off it. Do you promise to buy me a big foam finger? (わかった、わかった。多分、それで僕の気が晴れるだろうし。僕に大きなフォームフィンガーを買うって約束してくれる?)
チャンドラー: You got it. (了解。)

10月20日という日付に反応するロス。
ロスの妹モニカのセリフ、I was hoping you wouldn't remember. は「ロスが思い出さないようにと願っていた(のに)」ということですから、モニカはその日がロスにとってどんな日であるか知っていたことがわかります。
ロスとモニカ以外はその日付を聞いても何もピンとくるものがないようで、何か面白いことを言いたいチャンドラーが、ハロウィーンのコスチュームのジョークを言うことになります。
ハロウィーンは10月31日で、20日と言えばハロウィーンまであと11日しかない。ハロウィーン用の仮装の衣装(ハロウィーンの仮装は日本でもすっかり定着しましたね)をお前は借りようと思ってたけど、それを忘れてて、もう良い衣装は残ってないって焦ってる? みたいなことを言ってみせたことになります。

Today's the day Carol and I first... とロスは言いにくそうに話し始めます。
このように途切れ途切れになっているセリフは特に、切れ目ごとに英語をイメージする良い訓練になりますね。
Today's the day 「今日は〜の日だ」、Carol and I first 「キャロルと僕が初めて〜した」のように続くことがわかるので、その次に来る、何をしたかの動詞を待ち構えて聞くことになります。

consummate の基本的な意味は「〜を完成する、達成する」。
男女の恋愛に関する場合では、「床入りをすることで、結婚や恋愛などの関係を完成・完了する」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
consummate (formal) :
例1)to make a marriage or a relationship complete by having sex
例2)to make something such as an agreement complete

つまり、例文1は「エッチをすることで結婚や関係を完成させること」。例文2は「合意のような何かを完成させること」。
語義にあるように「フォーマル」な単語のようですね。
アカデミックな英英辞典である LAAD に、最初にエッチの方の意味が出ていますので、この単語が使われた場合には、もっぱらそのイメージを連想する人が多いだろうと考えられるでしょう。
この単語のそういう意味を知っている人であれば、「キャロルと僕が初めて consummate した日」と言っただけで、初エッチの日だとわかるはずですが、隣でそれを聞いているジョーイは、どうやらそのフォーマルな単語は知らないようです。
それでロスは、our physical relationship と続けるのですが、それでもジョーイはわからない、という顔をしているのが面白いですね。
physical は「身体・肉体の、身体的・肉体的な」という意味で、physical relationship は「肉体関係」のことですが、日本語で「肉体関係」と訳してしまうと、エッチ系の意味がダイレクトに連想されてしまうので、ジョーイがわからなかったことを考慮して、あえて「身体的関係」と訳してみました。

そこまで言ってもピンと来ない様子なので、ロスは一言、Sex. と説明を加えています。
今日は元妻キャロルとの初エッチの日であることを言うのが恥ずかしいので、あまり露骨な表現を使わないように、遠まわしで堅苦しい表現を使った結果、ジョーイには意味が通じなくて、結局ダイレクトな単語で説明することになってしまった、というオチですね。

pass on は「パスする、遠慮する、申し出を断る」。
今日はホッケーって気分じゃないから、家に帰って、元妻とその恋人のことでも考えるよ、とロスは言っています。
The hell with...! は「〜なんかくたばれ! 〜なんてどうでもいい!」。
with 以下のものなんか気にしない、という感覚で、フレンズ1-1 に出てきた、To hell with...! と同じニュアンス。
ロスの話を聞いてジョーイは、もうホッケーの話なんてどうでもいいや、レズの話を一緒にしよう! と言っているのですね。
ジョーイはレズネタが好きらしく、後のエピソードでもレズネタになると興味津々になるシーンが出てきます。

コーヒーハウスを出て行こうとするロスを引き留めて、チャンドラーはテンション高い様子で、何とか盛り上げようとパンチの真似などしていますが、「何してんの?」と言われてしまい、「自分でもわかんない」と答える始末。

take one's mind off... は「いやなことを忘れさせる、…から気を紛らわせる」。
off は「分離」を表します。
心を…から分離して連れていく、という感覚から、その悩み事・心配ごと・いやなことから気持ちを離す、というニュアンスが出ます。

foam は「泡(あわ)」で、ここでは foam rubber 「気泡ゴム, フォームラバー」を指しています。
a big foam finger はそういう気泡ゴム(フォームラバー)で出来た大きな指のこと。
Wikipedia 英語版 : Foam hand
でも、a foam hand または a foam finger と呼ばれているとして、スポーツの応援グッズの説明が書いてあります。
foam finger で画像検索してもたくさん出てきますし、今回のエピソードのこの後のホッケーのシーンでも画面に映りますので注目してみて下さい。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:43| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする