2017年10月03日

あなたもヴィレッジに住んでる フレンズ1-4改その17

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10:39
(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット
モニカ: You should feel great about yourself. You're doing this amazing independent thing. (自分のことを素晴らしいと感じるべきよ。あなたはこの素晴らしい独立ってことをしてるのよ。)
レイチェル: Monica, what is so amazing? I gave up, like, everything. And for what? (モニカ、何がそんなに素晴らしいの? 私は捨てたの、ほら、全てをね。そしてそれは何のために?)
フィービー: You are just like Jack. (あなたはまるでジャックのようね[ジャックにそっくりね]。)
レイチェル: Jack from downstairs? (下の階のジャック?)
フィービー: No, Jack and the Beanstalk. (違うわ、ジャックと豆の木よ。)
モニカ: Ah, the other Jack. (あぁ、もう一人のジャックね。)
フィービー: Yeah, right! See, he gave up something, but then he got those magic beans. And then he woke up and there was this, this big plant outside of his window, full of possibilities and stuff. And he lived in a village, and you live in the Village. (えぇ、そうよ! ほら、彼はあるものを捨てた[あきらめた]、でもその後、あの魔法の豆を手に入れたのよ。そしてそれから、彼が目を覚ますと、窓の外には大きな植物があった。可能性とかがいっぱいのね。ジャックはヴィレッジ[村]に住んでいた。そしてあなたはヴィレッジに住んでる。)

成功して幸せな友達に会って、すっかり落ち込んでしまっているレイチェルを、モニカは励ましています。
「自分自身を great だと感じるべきよ」と言って、You're doing this amazing independent thing. と続けます。
thing をつけることで「〜ということ、〜というヤツ」というニュアンスが出ることになります。

give up は「あきらめる、捨てる」で、「私はほら、全てを捨てた」と言っているのは、結婚式を逃げ出し、モニカの家に転がり込む形になっていることで、過去の裕福で安定した生活を捨ててしまったことを指していることになりますね。
For what? は「何のために?」

その話を聞いていたフィービーが「あなたはまるでジャックのようね、ジャックみたいね」と言ったので、レイチェルは Jack from downstairs? と返しています。
Jack from downstairs は「下の階のジャック」ということで、その人が属する場所を表す場合にはこのように from を使って表現することができます。
a guy from work だと「職場の男性」ということですね。

Jack and the Beanstalk は童話「ジャックと豆の木」のこと。
bean は「豆」で、stalk は「茎(くき)」です。
唐突にジャックと言ったので、アパートメントのあるこのビルに住んでいるジャックのことかと思ったら、フィービーが言っていたのは童話「ジャックと豆の木」に出てくるジャックだったという話です。
この童話は日本でも有名ですね。
飼っていた牛を売りに行く途中で、牛を豆と交換してしまい、母が怒って豆を捨てると翌朝、そこから大きな豆の木が伸びていて、ジャックがそれに登ると、、、 という話です。

モニカは、ハハーンとわかったような口調で、「あぁ、(下の階のジャックじゃなくて)もう一人のジャックの方ね」と言っていますが、それは皮肉で、ジャックって言ったら、とりあえず知り合いのジャックを思い出すでしょ。Jack だけで、ジャックと豆の木の主人公だなんていきなりピンと来る人いないわよ、という抗議の気持ちが入っています。

フィービーの Yeah, right! は「えぇ、その通り」。
Yeah, right! をあきれた感じで言うと、皮肉として使われ、「いやぁ、全くその通りだよねぇ」と口では言いながら、実際には「そんなバカな」「そんなわけないだろ」という意味になります。
前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などで、そのような皮肉の Yeah, right! が登場していました。
そのように「皮肉の Yeah, right!」はフレンズによく登場するのですが、今回のフィービーのセリフは、直訳通り、文字通りの「えぇ、その通り」という肯定の意味だということですね。

フィービーはおなじみの「ジャックと豆の木」の設定を話しています。
その後、ヴィレッジの話をしていますが、最初の village は「村」です。
昔話ではよく、主人公が「ある村に住んでいた」という設定になっていますよね。
2番目に出てくる Village は、場所の名前(地名)です。地名、すなわち固有名詞なので、大文字で始まっている、ということになります。
「フレンズ」の設定では、モニカたちのアパートは、Greenwich Village(グリニッチ・ヴィレッジ)にあるということになっていて、その Greenwich Village は、the Village とも呼ばれています。
詳しくは以下のウィキペディアで。
ウィキペディア日本語版: グリニッジ・ヴィレッジ

「ジャックの豆の木」のジャックは童話に描かれるような「村(ヴィレッジ)」に住んでいた、そしてあなたも NY の (Greenwich) Village 「(グリニッチ・)ヴィレッジ」に住んでるから、そこが共通点だって言えるでしょ、みたいにフィービーは言ったわけですね。


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posted by Rach at 14:48| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月30日

梅田セミナー締切10月1日です

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ご好評につき、定員を増枠させていただきました 10月14日(土)の梅田セミナーですが、その応募申込の締切は、10月1日(日)24:00まで、となっております。
締切後、10月6日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレスに当落に関わらずご連絡いたします。
既にお申込み下さった皆様には、結果ご連絡までお待たせすることになっており申し訳ありません。
結果のお知らせまで、今しばらくお待ち下さいませ。

梅田セミナーについては、以下の拙ブログ記事に詳細があります。
梅田セミナー(書店キャンペーン)やります!

皆様にお会いできるのを今から楽しみにしております♪
締切が近づきましたので、一言ご連絡まで。

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posted by Rach at 16:25| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月27日

あの晩その場所には氷があった フレンズ1-4改その16

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10:06
SCENE 4: THE GUYS AT THE GAME (TRYING TO FIND THEIR SEATS)
シーン4:試合に来ている男性陣(自分たちのシートを探そうとしている)
ロス: (SQUEEZING PAST PEOPLE) I'm sorry. Sorry... Uh-oh. ([人を押しのけながら] すみません。すみません… おっと。)
チャンドラー: What? There was ice there that night with Carol? Plastic seats? Four thousand angry Pittsburgh fans? (何? キャロルとのあの(例の)夜に、氷があったのか? プラスチックの座席が(あったのか)? 4千人の怒ったピッツバーグ(ペンギンズ)のファンが(いたのか)?)
ロス: No, actually I was just saying it looks like we're not sitting together. But now that you mention it, there was ice there that night. It was the first frost. (いや、実は僕はただこう言おうとしただけなんだ、僕たち、一緒の席に座れそうにないね、って。でも今君が言ったから(僕も言うけど)、あの夜には氷があった。初霜だった。)
ジョーイ: Sit. Just sit down. Sit. (座れ。黙って座れよ。座れって。)

マジソン・スクエア・ガーデンに来た男性陣3人は、自分たちの座席に座ろうとしています。
すみません、と言いながら座席に進む中、ロスは Uh-oh. という声をあげています。
発音は「アッ・オゥ」みたいな感じで、間違いや悪いことに気づいた時に、よくこの言葉が出ますね。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
uh oh [interjection] (informal) : said when you have made a mistake or have realized that something bad has happened
例)Uh oh, I think I locked my keys in the car.

つまり、「(間投詞、インフォーマル)自分が間違いを犯してしまった時、または何か悪いことが起こったと気づいた時に言われる(言葉)」。
例文は「おっと(しまった)、車にキーを閉じ込めちゃったみたいだ」。

今日はキャロルとの記念日だということで、ここに来るまでの間も、何かにつけてキャロルとのことを思い出してばかりのロスなので、彼が uh-oh と言った時、また元妻キャロルネタか? という感じで先回りして、チャンドラーはキレ気味に What? There was ice there... と言っていることになります。
There was ice there that night with Carol? には、there が2回出てきますが、最初の There は、存在を表す There is/was 構文の there で、後半の there は「キャロルとのあの晩の、その場所には」という場所を示す there になります。
このように、There is/are 構文で、場所を示す there を併用することも可能なのですね。
there は here よりも離れた場所の距離感がありますので、過去のある場所を語る場合にもその距離感のニュアンスから、there が使われることになります。

ピッツバーグ・ファンというのは、相手チームの「ピッツバーグ・ペンギンズ」のファンのこと。
今座ろうとしているプラスチックの座席とか、今ここにいるような4千人の怒ったピッツバーグ・ファンが、その夜にもあった(いた)のか?! みたいに「キャロルとの夜にそんなものがあったはずない」的なことを次々挙げているところに、チャンドラーのイライラがよく出ていると思います。
何かを見るたび、見つけるたびに、いちいちキャロルと絡めるのはやめてくれよ、という気持ちなのですね。

No, actually I was just saying... 「いいや、実は僕はただ〜だと言いたかっただけ」という表現から、さっきの、Uh-oh. は別にキャロルとのことを思い出したわけじゃなくて、と言おうとしていることがわかります。
it looks like we're not sitting together は「僕たちは一緒に座れないように見える」ですから、3人で並んで座れるほど、席がまとまって空いてないね、と言いたかっただけのようです。

now that は「今や〜だから、今や〜であるからには」なので、But now that you mention it は「今、君がその件を言ったから(僕もそれに合わせて言うけど)」というニュアンス。
「今、チャンドラーがキャロルとの夜のことを言った今だから言うけど、ちょうど話題に出たから言うけど」と、結局、彼女との夜の話をすることになります。
僕から進んで話すんじゃないけど、チャンドラーが思い出させるから言ってみただけだ、という感じでしょう。

その後に、there was ice there that night と言っていますが、ここもさきほどのチャンドラーのセリフと同じく、There was 構文に there という場所を表す副詞が使われていますね。
first frost は「初霜」なので、「キャロルとの初めての夜、氷があったのか? と聞かれたら、確かにあったね。初霜が下りた日だったから」と返したことになります。

このホッケーの試合には、キャロルとの夜を思い出させるようなことは何もないはずだろ? という思いで、「氷、座席、怒ったファン」がその夜にもあったのか? とチャンドラーは言ってみせたわけですが、「別にキャロルのことを言ったつもりじゃなかった」と言いつつも、結局「そういえば氷はあったよ」と、やはりキャロルとの件に結び付けてしまうというオチになっているわけですね。


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posted by Rach at 15:35| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月25日

梅田セミナー定員増枠します

**************************************************************
(2017.10.5 追記)
参加のお申込みは、10月1日(日)をもって締め切らせていただきました。
応募時にご登録いただいたメールアドレスに、当落に関わらずメールでご連絡を送らせていただいています。
応募したにもかかわらず当落のメールが来ないという方がおられましたら、以下の要領でお問い合わせ下さいませ。

メールアドレス:webpresent@cccmh.co.jp
件名:「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー

たくさんのご応募ありがとうございました!
**************************************************************

10月14日(土)開催の梅田セミナーは、応募締切が 10月1日となっておりますが、現在、たくさんのご応募をいただいております。ありがとうございます。
会場の増席が可能となりましたので、ご好評により、定員を増枠させていただきます。
当初の定員は 40名でしたが、この増枠により、

定員 40名(+追加枠20名)

となります。

お申込方法は、最初の告知と同じで、「書店で書籍を購入」または「セミナー代 1,500円」のいずれかでご応募していただく形となっております。

拙著の出版元であるCCCメディアハウスの公式サイトでも、定員増枠が告知されています(↓)。
【ご好評により定員増枠!!】10/14(土) 英会話が劇的に上達する!! 海外ドラマDVD英語学習法体験セミナー

以下に再度、セミナーの概要を説明させていただきますね。

「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー
日時 2017年10月14日(土)14:00〜16:00 (開場13:30)
会場 梅田(当選者に詳細をお知らせします)
講師 南谷三世
定員 40名(+追加枠20名) ※応募者多数の場合は、抽選となります。
お申込方法
●キャンペーン実施書店で『海外ドラマDVD英語学習法』をご購入のうえ、添付されている応募カードのQRコードを読み取り、応募フォームからお申し込みください。
●本をすでにご購入されている方は、セミナーのみ有料にて参加する方法もございます。有料での参加希望の方はこちらの セミナー応募フォーム(有料) からお申し込みください。

キャンペーン実施書店(大阪府内17店舗)
旭屋書店 なんばCITY店
紀伊國屋書店 梅田本店
紀伊國屋書店 グランフロント大阪店
紀伊國屋書店 京橋店
紀伊國屋書店 本町店
くまざわ書店 ポーズ なんばパークス店
ジュンク堂書店 梅田ヒルトンプラザ店
ジュンク堂書店 大阪本店
ジュンク堂書店 難波店
ジュンク堂書店 近鉄あべのハルカス店
ジュンク堂書店 天満橋店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
梅田 蔦屋書店
枚方 蔦屋書店
ブックスタジオ 新大阪店
ブックスタジオ 大阪店
ブックファースト 梅田2階店
 
参加費 無料(キャンペーン実施書店で『海外ドラマDVD英語学習法』を購入された方限定)。もしくはセミナー参加費1,500円(当日会場にてお支払いください)
応募締切 10月1日(日)24:00まで
当選発表 10月6日(金)までに、ご登録いただいたメールアドレスに当落に関わらずご連絡いたします。当選者には、セミナーの場所等、詳細をお知らせいたします。
※本キャンペーンは10月1日をもって終了いたします。

セミナー概要は以上です。

このように増席させていただけるのも、既にご応募下さった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます<(_ _)>
最初の告知と変わらず、応募締切は 10月1日(日)24:00まで となっております。
締切まで残り1週間での緊急追加枠となりますが、皆様のご応募、お待ちしております。

昨日、東京・青山でのセミナーが終了したばかりというこのタイミングで、次の梅田セミナーの定員増枠をお知らせできること、本当に嬉しくありがたく思っております。
梅田セミナーも精一杯頑張りますね♪

取り急ぎ、既にお申込下さった皆様へのお礼と、定員増枠のお知らせまで(^^)


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posted by Rach at 17:22| Comment(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

青山セミナー終了しました!

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NHK文化センター青山教室で開催のセミナー「海外ドラマDVD英語学習法」が、昨日、9月24日(日)に無事、終了いたしました。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>

セミナーでは毎回、「フレンズを見たことない方」「フレンズを大好きな方」がどれくらいいらっしゃるかを確かめさせていただくのですが、今回はどちらもそれぞれかなりおられる感じでした。
実際にデモをさせていただく中、観客の笑い声(ラフトラック)が入るタイミングで、参加者の皆様も笑って下さっている場面が多々あり、私が「シットコムで笑え!」というタイトルで訴えたいと思っている「ネイティブと一緒に笑えることの楽しさと素晴らしさ」を体感していただけたかな、と思っています。

最後の質疑応答の時間も、15分ご用意させていただいたのですが、予定時間をオーバーするほど、大勢の方に熱心なご質問をいただけたこと、本当に嬉しくありがたく思いました。
最近のセミナーでは、私自身が動画配信サービスを利用していることもあり、私がおすすめするDVD学習法(レイチ・メソッド)は動画配信サービスにも応用できる、というようなお話をさせていただいています。
質疑応答でも動画配信サービスに関するご質問をいただけたので、私の今の考えを詳しく説明させていただけたこともありがたかったです。

時間オーバーとなってしまったので、いったんセミナーを終了させていただいた後で、個別にご質問をお受けしたのですが、何人もの方が着席したまま残って下さり、他の方がされた質問に対する私の回答を熱心に聞いて下さったことも大変嬉しく思いました。
サインや写真などを求めていただけたことも、とても光栄でした。
長年私のブログを読んで下さっている参加者の方と個別にじっくりお話させていただくこともでき、本当に有意義で楽しく幸せな時間を過ごさせていただくことができました。

今回のセミナーを大きな原動力として、これからも「海外ドラマDVD英語学習法」の楽しさと素晴らしさを頑張って伝えて行きたいと思います。
皆様が、海外ドラマを使って、楽しく有意義な英語学習を続けて下さることを心より願っています。
お忙しい中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!<(_ _)>


青山バナー外枠.jpg


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posted by Rach at 12:53| Comment(4) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月21日

レイチェルは建物を出ました フレンズ1-4改その15

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9:52
モニカ: (PAUSES, THEN, TO PHONE) Uh, Rachel has left the building. Can you call back? ([間があって、それから電話に向かって] あの〜、レイチェルはたった今、建物を出ました。電話をかけ直してもらえます?)
レイチェル: All right! Come on! (MISERABLY) Let's play Twister! (いいわ! ねぇ! [情けない様子で] ツイスターやりましょ!)

「今の話で私(レイチェル)が大丈夫だと思うのなら、私は大丈夫だってカード会社の人に言ってもいいわよ!」とレイチェルがすごい勢いでまくし立てたので、モニカはしばらく沈黙した後で、電話口の相手に Rachel has left the building. と告げます。
has left という現在完了形になっているので、直訳すると「レイチェルは(アパートの)建物を(たった今)出ました」ということになりますね。

レイチェルが自分の悲惨な状況を語るので、それをそのままカード会社の人に伝えるわけにもいかず、「レイチェルは今はこの部屋にいません」という内容を伝えたことになりますが、実はこの has left the building というフレーズは、エルヴィス・プレスリーのコンサートの終了時に使われていた有名なアナウンス、Elvis has left the building. から来ています。

エルヴィス・プレスリーは、キング・オブ・ロックンロール(King of Rock and Roll)と呼ばれた世界的大スター。
タイムリーな偶然で嬉しかったのですが、今日の日経新聞朝刊の「私の履歴書」で、音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんが「エルヴィスの国 胸いっぱい」というサブタイトルのついた記事の中で、「アメリカの音楽を日本人に紹介する仕事をしてきた。中でもエルヴィス・プレスリーのことを何回書いただろうか」のように、エルヴィスのことについて触れておられます。
この表現からも、「アメリカの音楽において、エルヴィス・プレスリーがどれほどすごい人だったか」というのがよくわかると思います。

コンサートでいつまでも残っているファンに早く帰ってもらうために、「エルヴィスはもうすでに建物を出ました」というアナウンスを流していたのですね。
モニカのセリフも、「レイチェルはたった今(もう)アパートを出ちゃったんで、今はもういません(だから電話で話せないんです)」ということが言いたいわけです。

以下の、エルヴィス・プレスリーの英語版ウィキペディアの Legacy のところに、
Wikipedia 英語版: Elvis Presley>Legacy
Elvis has left the building へのリンクがあり、それが以下の頁になります。
Wikipedia 英語版: Elvis has left the building

最初の説明を引用させていただきますと、
"Elvis has left the building" is a phrase that was often used by public address announcers at the conclusion of Elvis Presley concerts in order to disperse audiences who lingered in hopes of an encore. It has since become a catchphrase and punchline.
訳させていただきますと「"Elvis has left the building" は、アンコールを期待して居残る観客を解散させる(帰らせる)ために、エルヴィス・プレスリーのコンサートの終わりに、場内放送のアナウンサーによってしばしば使われたフレーズである。それ以来、その言葉はキャッチフレーズやジョークのオチになった。」

つまり、「コンサートはもう終わりました」という意味で、「エルヴィスは先ほどこの建物を出ましたので、もうここにはいません」というアナウンスをしたということですね。

そのウィキペディアの Popularization(普及、大衆化)の中に、映画などでそのフレーズが使われた例が出ています。
例えば、映画「インデペンデンス・デイ」では、ラストシーン近くの 2:11:47 頃、敵の追っ手から逃れて、宇宙人の母船から辛くも脱出できた瞬間に、
ヒラー大尉: Elvis has left the building!
デイヴィッド: Thank you very much. Oh! I love you, man.
と言っていました。
母船の外に無事出て、無事に任務を終了したことを、この決まり文句で表現したわけですね。
ちなみに、それを聞いたデイヴィッドが Thank you very much. と言っていますが、これもエルヴィスの口調を真似たものになっています。

そのウィキペディアの一覧には出ていないのですが、シットコム「フルハウス」とその続編「フラーハウス」でも、このフレーズをもじったものがセリフに登場しています。
フルハウスのジェシーがエルヴィスの大ファンであるために、そのフレーズが出てくるのも自然な流れだと言えるでしょう。
使用例を挙げると、「フルハウス」の 1-21 「我が家のプレスリー」(原題:Mad Money)の 16:30 あたりのシーン。
ジェシーがエルヴィスの物真似を披露するのを見た後、すっかり感化されてしまった様子の D.J. とステフが、帰宅後にエルヴィスの歌を歌うシーンがあります。
パパのダニーに「もう寝なさい」と言われ、二人で階段を上がっていく時に、
DJ: Thank you. You're a beautiful audience. Thank you very much. Elvis has left the living room. (サンキュー。今日の客は最高だぜ。どうもありがとう。エルヴィスはリビング(ルーム)を出ました。)
と言っていました。
You're a beautiful audience. Thank you very much. というのはプレスリーの真似で、リビングを去り、自分たちの寝室に行くことを、Elvis has left the building. というお決まりフレーズをもじって、「エルヴィスは(ビルディングではなく)リビング(ルーム)を出ました」と表現してみせたわけですね。
エルヴィスの真似をする流れで、このセリフを使っているところがミソなわけです。

また「フルハウス」終了から20年後に復活した続編「フラーハウス」の 1-2 「ジャクソンの反抗計画」(原題:Moving Day)の 15:25 あたりのシーンでも、ジェシーのセリフに以下のものがありました。
ジェシー: All right, Jesse has left the building. (よし、ジェシーは建物を出ました。)
そう言って、ドアから出るものの、またすぐに帰ってきて、
ジェシー: But first, Jesse has to pee. (でもまずは、ジェシーはおしっこしなくちゃ。)

元ネタが Elvis has left the building. のように主語が名前(固有名詞)になっているので、それをもじって他の人を主語にする場合でも、主語は必ず固有名詞になっているのがポイントですね。
今回のフレンズでのモニカのセリフも、カード会社の人との電話で話題の中心となっているのはレイチェルですから、単に「部屋を出た」と言いたいのであれば、She has left the apartment. のように、代名詞 she でも事足りるはずです。
she でいいところをわざわざ Rachel という主語にしているのは元ネタを意識してのものであり、「アパート(の部屋)を出た」ではなく「建物(ビルディング)を出た」というちょっと不思議な表現をしているのも、エルヴィスの元ネタがあってのことなのですね。

英語版ウィキペディアには、今回のフレンズやフルハウス/フラーハウスで使われたことは出ていませんが、エルヴィスのファンであるフルハウスのジェシーに絡むセリフは間違いなく元ネタがこれですし、今回のモニカのセリフも、Elvis has left the building. というフレーズと形が全く同じですから、エルヴィスのフレーズが出典であることは間違いないでしょう。

上の説明で、フレンズ以外の作品で使われた例をご紹介しましたが、「ここにも出てきた!」と気づける瞬間は本当に楽しいなぁと思います♪


★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
9月24日(日)の青山セミナー、いよいよ、今週末の日曜日となりました!
ご参加下さる皆様、どうかお気をつけてお越し下さいませ。
海外ドラマの生きたセリフから英語を学ぶ楽しさを直接皆様にお伝えできるのを、とってもとっても楽しみにしています♪


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posted by Rach at 14:44| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする