2019年01月18日

それがまさにそうよ フレンズ1-8改その9

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6:29
[Scene 3: Central Perk. The other four are there]
シーン3: セントラルパーク。(ロスとモニカ以外の)残りの4人がそこにいる。
チャンドラー: I just have to know, okay? Is it my hair? (ただ知りたいんだよ、いいか? 俺の髪のせい?[原因は俺の髪?])
レイチェル: [Exasperated] Yes, Chandler, that's exactly what it is. It's your hair. ([イライラしながら] そうよ、チャンドラー、それがまさにそうよ。あなたの髪の毛のせいよ。)
フィービー: Yeah, you have homosexual hair. (そうね、あなたの髪の毛はホモセクシャル・ヘアだわ。)
[Enter Monica and Ross]
モニカとロスが登場。
レイチェル: So, um, did she...? (それで、その…おばあちゃんは…?)
ロス: Twice. (2回だ。)
ジョーイ: Twice? (2回?)
フィービー: Oh, that sucks. (あぁ、それはひどいわね。)
ジョーイ: You guys okay? (二人とも大丈夫?)
ロス: I don't know. It's weird. I know she's gone, but I just don't feel, uh... (どうかな。変なんだ。おばあちゃんが亡くなったってわかってるけど、そんな感じがしないんだよ…)
フィービー: Maybe that's 'cause she's not really gone. (多分それは、おばあちゃんが本当には亡くなっていないからよ。)
ロス: No,no, she's gone. (いやいや、おばあちゃんは亡くなったんだ。)
モニカ: We checked. A lot. (私たちは確認したの。たくさん(何度も)ね。)
フィービー: No, I mean, maybe no one ever really goes, you know? Ever since my mom died, every now and then, I get this feeling that she's, like, right here, y'know? [She circles her hand around her right shoulder. Chandler, sitting on her right, draws back nervously] Oh! And Debbie, my best friend from junior high, got struck by lightning on a miniature golf course. I always get this really strong Debbie vibe whenever I use one of those little yellow pencils, y'know? ...I miss her. (いいえ、私が言いたいのは、多分誰も本当には亡くならないってことよ。私のママが死んで以来、時々、ママがほら、ここにいるっていう気持ちになるのよ。[フィービーは右肩の回りに手で丸を書く。フィービーの右に座っているチャンドラーは、神経質そうに後ずさりする] あぁ! そしてデビーは、私の中学の親友なんだけど、ミニチュア・ゴルフコースで雷に打たれたの。私はいつも強いデビーのバイブ(感触)を感じるのよ、よくある小さな黄色の鉛筆を使う時にはいつでもね。デビーが恋しいわ。)
レイチェル: Oh. Here, Pheebs. Want this? [Gives her a pencil] (あぁ。ねぇ、フィービー。これいる? [フィービーに鉛筆を渡す])
フィービー: Oh, thanks. (あぁ、ありがと。)
レイチェル: Sure. I just sharpened her this morning. (いいのよ。今朝、彼女を削ったところなの。)
ジョーイ: Now, see, I don't believe any of that. I think when you're dead, you're dead. You're gone! You're worm food. [Realizes his tactlessness] ...So Chandler looks gay, huh? (なぁ、ほら、俺はそういうのは全く信じないぞ。俺はこう思うんだ、人は死ぬ時には死ぬんだ、って。亡くなる(行っちゃう)んだよ! 虫の餌になるんだよ。[自らの無神経さを悟る] …で、チャンドラーはゲイに見えるよな?)
フィービー: Y'know, I don't know who this is, but it's not Debbie. [Hands back the pencil] (ねぇ、この人が誰なのかはわからないけど、デビーじゃないわ。[鉛筆を返す])

I just have to know, okay? は「ただ俺は知らなきゃならないんだ」で、「俺には知る必要がある、知りたいんだ」という感覚。
Is it my hair? は「俺の髪のせい? 原因は俺の髪?」というニュアンスで、何か今、頭の中でイメージしていて、焦点となっていること=俺の髪、という感覚になります。
レイチェルがイライラしながらそれに同意し、その後、フィービーが「ホモセクシャルな髪の毛」と表現していることで、「ゲイに間違えられてしまう原因は俺の髪の毛なの?」という意味で言っていたことがわかるわけですね。

That's exactly what it is. は exactly が「まさに、まさしく」という副詞で、それを除くと、That is what it is. になります。
that は(チャンドラーが直前に言った)my hair(チャンドラーの髪の毛)のことで、what it is は「それ(焦点となっていること=ゲイだと勘違いされる原因・要因)が何であるか」ということですから、くどいくらいに訳すと「チャンドラーの髪の毛(that)が、チャンドラーがゲイだと思われる原因(it)が何(what)であるか、である」→「チャンドラーがゲイだと思われる原因はチャンドラーの髪の毛である」という関係になるわけですね。

ロスとモニカがセントラルパークに戻ってきたので、レイチェルは "So, did she...?" と尋ねています。
Did she pass away? のように「亡くなる」という言葉を言ってしまうのがはばかられて、その言葉を言わなかった感じでしょう。
そう言われてロスが Twice. と答えると、チャンドラーとジョーイは驚いた顔をします。
「2回死んだ、ってどういうことだよ?」というところですが、フィービーは驚く様子もなく、Oh, that sucks. 「それはひどいわね」のように答えます。
看護師さんは「ほとんどないこと」と言っていましたが、フィービーは Twice. と聞いて「死んだと思ったらまた生き返るってこと、たまにあるのよね。あれは嫌なものよね」みたいに平然と受け止めた感じになるでしょう。

ロスが「おばあちゃんは亡くなったけど、そんな気がしないんだよね」と言いかけると、フィービーは「それは本当は亡くなっていないからだ」と返します。
She's gone. を直訳すると「彼女は行ってしまった」で、「彼女は死んじゃった、死んでしまった」という意味にもなります。この世を「去ってしまった」、日本語の「逝く」のような感じです。
We checked. A lot. のように「確認したの。何度もね」と A lot. を付け加えるのが(不謹慎ですが)笑いのポイントにもなっています。
本当かどうか何度も何度も確認したわ、のようなニュアンスですね。

するとフィービーは「誰も本当は亡くなっていない、逝っていない」のように説明し始めます。
ever since は「〜して以来ずっと、〜の後ずっと」。
every now and then は「時々、時折」。同義語は sometimes。
ママが死んで以来、ママがこのあたりにいるって感じがするのよね、と言いながら、フィービーは自分の右肩のあたりを手でぐるぐるしてみせるので、フィービーの右にいたチャンドラーは「ここにママの霊がいるのか」という顔で、そこから離れるようにびびった感じで身を引くことになります。
vibe = vibration で、日本語の「バイブ」だと、携帯のバイブ音、「振動」のような意味ですが、ここでは「感触」という感覚。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary)では、
vibe [noun] (informal) : the feelings that a particular person, group, or situation seems to produce and that you react to
a good/bad/strange etc. vibe
例)The place has a good vibe.

つまり「(インフォーマル)ある人、グループ、状況が生み出し、人がそれに反応する感覚」。例文は「その場所はいい感じだ」。

one of those little yellow pencils の one of those は「よくあるそういう〜の一つ」という感覚で、「ちまたでよく見かけるような、みんながよく知ってるようなあのちっちゃい黄色い鉛筆」ということ。
I miss her. は「彼女がいなくて寂しい、彼女が恋しい、彼女に会いたい」。

それを聞いたレイチェルは、エプロンに挟んであった黄色い鉛筆を取り出し、フィービーに手渡します。
sharpen は「シャープにする」ということで「(鉛筆などを)削る、とがらせる」。鉛筆削り(器)は pencil sharpener ですね。
I just sharpened her のように目的語が her になっているのは、「黄色い鉛筆=デビー」のように表現したフィービーに合わせたことになるでしょう。

ママはここにいる、黄色い鉛筆にはデビーが宿ってる、みたいな話を聞いて、ジョーイは「俺はそういうのは信じない」と言います。
I think when you're dead, you're dead. について。
この you は一般の人々を表す you だと考えれば良いでしょう。
「俺は思う、人が死ぬ時には、人は死ぬんだ、って」。
日本語でも「死ぬ時には死ぬんだよ」のように、死ぬとなってしまった時にはじたばたしたって始まらない、そうなるものはどうしようもない、というニュアンスで同じように表現しますよね。

worm food は「(ミミズのような細長い)虫の食べ物」ということですから「虫の餌」。
英辞郎には、
worm-food=【名】死体
と出ていますが、人が死んだら虫の餌になってしまう、というのはイメージわかりますよね。
ただ、肉親が死んだばかりの人(ロスとモニカ)の前で「人は死ぬときゃ死ぬし、虫の餌になるんだよ」ということを言うのはあまりにも不謹慎でデリカシーがない、それでロスとモニカだけではなく、他のフレンズたちにも何てこと言うの? という顔をされることになります。
ト書きの tactlessness は tactless 「機転の利かない、無神経な、デリカシーにかける」の名詞形。
tact が「機転、気配り」という意味で、LAAD では tactless は以下のように説明されています。
tactless : likely to upset or embarrass someone without intending to
つまり「意図せずに、人を動揺させたり恥ずかしがらせたりするような」。
人に対して言うべきではないことを言ってしまうというようなニュアンスですね。

みんなに冷たい視線で見られて、立場が悪くなったジョーイは、注意を他に向けようと、チャンドラーの話題を持ち出します。
So Chandler looks gay, huh? と言っていますが、実はこのエピソードでは、このジョーイのセリフまで、gay という単語は使われていません。
シェリーがチャンドラーに男性を紹介しようとしたということから、チャンドラーはゲイだと思われていた、という話がずっとトピックとして存在していたのですが、チャンドラーはそのことを語る際に、自ら gay という言葉は出さず、フレンズたちもそれに合わせて、gay とは表現しないまま、その話題を語っていました。
それがこのジョーイのセリフで初めてその単語が言及されたわけですが、それは分が悪くなった自分からみんなの注意をそらすために、はっきり gay という単語を出したことになるでしょう。
俺の発言よりも、チャンドラーがゲイに見えるって話題をしようぜ、のように言ったわけで、そちらを印象づけるためにダイレクトな単語を使ったことになります。

そんな話をしていると、フィービーは先ほどレイチェルからもらった黄色い鉛筆について、「これが誰かはわからないけど、デビーじゃない」と言い、レイチェルに鉛筆を返します。
受け取る方のレイチェルは「デビーじゃないなら、、誰?!」みたいにちょっとぞっとした様子で、気味悪そうに鉛筆の端っこをそっと持つことになります。


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posted by Rach at 17:05| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月10日

存在している、戻ってきた フレンズ1-8改その8

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5:16
モニカ: Goodbye, Nana. [She kisses her on the forehead] (さよなら、おばあちゃん。[モニカはおばあちゃんのおでこにキスする])
ロス: Bye, Nana. (さよなら、おばあちゃん。)
[He goes to kiss her but she moves. Monica screams. Ross shouts and stares in disbelief. Ross double-takes. Monica runs out of the room]
ロスはおばあちゃんにキスしようとするが、おばあちゃんが動く。モニカは叫ぶ。ロスは叫んで信じられないという顔で見つめる。ロスは(驚いて)二度見する。モニカは部屋から走り出す。
モニカ: Ross! (ロス!)
[Ross runs out too]
ロスも走り出す。
モニカ: Nurse! (看護師さん!)
ゲラーママ: What is going on? (何が起こってるの?)
ロス: Y'know how-how the nurse said that-that Nana had passed? Well, she's not quite... (おばあちゃんは亡くなった、って看護師さんが言ったの、覚えてるだろ? あぁ、おばあちゃんは完全には(亡くなって)なかったんだ…)
ゲラーママ: What? (何ですって?)
ロス: She's not passed! She's present! She's back! (おばあちゃんは亡くなってない! おばあちゃんは存在する(いる)んだ! 戻ってきたんだ!)
リリアンおばさん: [Reentering] What's going on? ([再び入ってきて] 何が起こってるの?)
ゲラーパパ: She may have died. (おばあちゃんは死んだかもしれない。)
リリアンおばさん: "She may have died"? (”おばあちゃんは死んだかもしれない”ですって?)
ゲラーパパ: We're looking into it. (私たちがそれを(今)調べてるところだ。)
[Monica returns with the nurse and they go into Nana's room]
モニカが看護師を連れて戻ってきて、みんなはおばあちゃんの部屋に入る。
ロス: I, uh, I'll go see. [He goes in] (僕が見てくるよ。[ロスが中に入る])
看護師: This almost never happens. (こんなことが起こることはほとんどありえません。)
[Nana passes for the second time and the nurse pulls the blanket over her. Ross and Monica go to tell the family]
おばあちゃんは二度目に亡くなり、看護師がブランケットを彼女の上に引き上げる。ロスとモニカは家族に言いに行く。
ロス: Now she's passed. (今(こそ)、おばあちゃんは亡くなった。)

さよならと言ってモニカがおばあちゃんのおでこにキスし、続いてロスもキスしようとしたところ、おばあちゃんが動いたので、モニカとロスは叫び、部屋を出ていきます。
ト書きに Ross double-takes. とありますが、double take はいわゆる「(驚いて)二度見する」ということ。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
double take [noun] [countable] :
do a double take : to look at someone or something again because you are surprised by what you originally saw or heard

つまり「誰かや何かをもう一度見ること、最初に見た、または聞いたことに驚いたという理由で」。
何か驚くべきものを見たり聞いたりした後で「え? ほんとに?」という感じでもう一度その対象物に目をやる、という感覚で、日本語で「驚いて二度見した」と表現するのと似たニュアンスになるわけですね。

What is going on? / What's going on? は「どうしたの? 何が起こってるの?」という決まり文句。
何か大変なことが起こっているように見える状況で、事情を知らない人が尋ねる時によく使われる表現。
このシーンでも最初にママが、その次にリリアンおばさん(おそらくママの妹)がこのセリフを言っていますね。

pass は「亡くなる、逝く(ゆく)」。die の婉曲表現で、pass away とも言います。
LAAD では、
pass : DIE (informal) a word meaning "to die," used when you want to avoid saying this directly
つまり「死ぬことを意味する単語で、このことを直接的に言うのを避けたい時に使われる」。

quite は「全く、完全に、すっかり」という意味の副詞。
not quite は「完全には〜ではない」という部分否定で、ここでは「看護師さんは、おばあちゃんが亡くなった、と言ってたけど、実際には、完全には亡くなっていなかったんだ」と言ったことになります。

She's not passed! 「亡くなっていない」と言った後の She's present! She's back. は「亡くなっていない、生きている」を別の表現で言った形。
present は「そこにいる、存在している」。会議だと「出席している」という意味になります。
She's back. は「彼女は戻ってきた」で「死後の世界から、この世に戻ってきた」という感覚でしょう。

大騒ぎしている様子を見て、おばさんが「何が起こってるの?」と尋ねると、パパは She may have died. と答えます。
おばさんが同じ言葉を「〜ですって?」というニュアンスで、繰り返して聞き返していることから、その表現が「理解しがたい不可解な表現」であることが想像されます。

<may have+過去分詞>は「〜したかもしれない」という意味。
She may die. なら「彼女は死ぬかもしれない」ということですが、may have+過去分詞になると「(過去に)〜したかもしれない」という意味になり、過去に起こった出来事が確かに起こったのではなく、もしかしたら実際にはそれが起こっていなかったかもしれない、ということを意味することになります。
「亡くなった」と宣言されたわけですから、亡くなったはずなのに、「かもしれない」という表現をパパが使ったことに対して、それって一体どういう意味? とおばさんは思ったわけですね。

look into は「詳しく調べる、調査する」。
亡くなったと言われたが、本当に亡くなっていたのかどうかを今調べているところだ、ということですが、事情がわからないリリアンおばさんにとっては「???」というところでしょう。
This almost never happens. の almost never は「ほとんどない」。
This never happens. 「こんなことは決して起こりません」のように完全否定はできないが、ほとんど起こりえない、起こることはめったにないと言えるレベルだということですね。

Now she's passed. は「今こそ、彼女は亡くなった」というところ。
不謹慎とも言える表現ですが、いったんは亡くなったと思われた後、息を吹き返し、みんなが大騒ぎとなった後なので、「前のは”亡くなったと言われたが実際には亡くなっていなかった”状態だったが、今回こそ、本当に亡くなった、ついに今、彼女は亡くなったんだ」と言っている感覚になります。


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posted by Rach at 12:12| Comment(8) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月04日

いつもくすねてた、レストランだけじゃなく我が家からも フレンズ1-8改その7

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あけましておめでとうございます!
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。


4:37
[Cut to the hospital, later. Everyone is talking about Nana]
その後の病院に画面がカット。みんながおばあちゃんについて話している。
(2019.1.8 追記)
非公開コメントにて「上のト書きの Cut to は Cuts to ではないでしょうか?」というご意見を頂戴しました。
1つ前のエピソード 1-7 のト書きでは、Cuts to という表記になっていたのですが、他のエピソードも確認してみたところ、Cut to という表記がほとんどでした。Cuts to となっていたのはもっぱら 1-7 のみで、ネットスクリプトを書いた方の癖みたいなものかと思うので、多数派の Cut to に合わせたいと思います。
別のエピソードのト書きには the camera cuts to... という表記もあり、本来の主語である the camera が省略されたものと考えると、Cuts to という3単現の -s がついた方が正しいのかもしれませんが、慣用的に Cut to が使われているのだろうと私としては考えています。(追記はここまで)
モニカ: The fuzzy little mints at the bottom of her purse. (おばあちゃんのバッグの底にあった、けばだった小さなミント。)
ロス: Oh! ...Yeah, they were gross. Oh, you know what I love? Her Sweet'N Lows. How she was always stealing them from- from restaurants. (あぁ! …そうだね、あれは汚かった。あぁ、僕が大好きなもの何かわかる? おばあちゃんのスウィートン・ローだよ。レストランからいつも盗んで(くすねて)ばかりいたよね。)
ゲラーパパ(ミスター・ゲラー): Not just restaurants, from our house. (レストランからだけじゃない、私の家からもだ。)
[The nurse comes out of Nana's room]
看護師がおばあちゃんの部屋から出てくる。
看護師: Mrs. Geller? (ミセス・ゲラー?)
[Everyone stands up. Cut to Ross and Monica in Nana's room]
みんな立ち上がる。おばあちゃんの部屋のロスとモニカに画面がカット。
ロス: She looks so small. (おばあちゃん、すごく小さく見えるね。)
モニカ: I know. (そうね。)
ロス: Well, at least she's with Pop-Pop and Aunt Phyllis now. (まぁ、少なくともおばあちゃんは今、おじいちゃんやフィリスおばさんと一緒にいるんだよね。)

fuzzy はカタカナ語の「ファジー」の通り、「あいまいな、はっきりしない、ぼやけた」という意味があり、それ以外には「けば状の、けばだった」という意味もあります。
purse は「パース」で日本語だと「小銭入れ」のイメージが強いですが、アメリカで purse は「女性用ハンドバッグ」を指します。
このセリフでも「バッグの底のファジーな小さなミント」ということで、バッグの底にたくさんのミントが落ちている、それがバッグの中の生地の繊維と絡まってけば立っていることを言っているのでしょう。
gross は「気持ち悪い、不潔な、汚い」。
おばあちゃんのバッグの中には、繊維がついてけば立ったミントがいっぱい落ちていて、あれは汚かったよねぇ、、と思い出話をしていることになります。

Sweet'N Low はフレンズ1-1 にも出てきましたが、「スウィートン・ロー」という、ダイエット甘味料の商品名。
She's always stealing from restaurants. について。
always 「いつも、いつでも」を進行形と共に使うと、「いつも、しょっちゅうそういうことばかりしている」という話者の不満な気持ちが出ます。
レストランに置いてあり、自由に取って入れることになっている甘味料の袋を、その時使う分以外にたくさん家に持ち帰っていた、ということですね。
「ご自由にお取りください」的なものを、ごっそりもらって帰るというタイプの人だったことがわかります。
ロスが「レストランからくすねた」と言うのを聞いて、パパは「レストランからだけじゃなく、私の家からも(くすねてた)」と付け加えます。
危篤だからと家族が集まっているわけですが、その思い出話の内容が「おばあちゃんの笑えるエピソードかつちょっとした悪口」的なものになっているということですね。

おばあちゃんの部屋から出てきた看護師が「ミセス・ゲラー」と呼んだ時の表情と様子から、時間の問題だと言われていたおばあちゃんが亡くなってしまったことが見て取れます。
ママの方が呼ばれたのは、おばあちゃんがママのママだから、ママがおばあちゃんの実の娘だからということですね。

孫であるロスとモニカは、亡くなったおばあちゃんにお別れを言っています。

pop は動詞で「ポンと音がする、跳ね上がる」などの意味がありますが、英辞郎には以下の意味も出ています。
pop=【間投】パパ、お父ちゃん、おじさん (呼び掛け)

また、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では以下のように説明されています。
pop [noun] : [singular] also Pops
(old-fashioned) a word meaning your "father," used especially when you are talking to him

つまり「(古い表現)自分の父親を意味する単語、特に父親に話しかける時に使われる」。

パパの意味の pop を2回重ねた pop-pop は「パパのパパ」ということでおじいちゃんを指すのでしょう。
おばあちゃんが亡くなってしまったのは悲しいけれど、でも今はきっと天国で、亡くなったおじいちゃんやおばさんたちと一緒にいるよね、と言っているわけですね。


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posted by Rach at 18:08| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月28日

髪の毛どうしたの? 同じだけど。多分それね フレンズ1-8改その6

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3:49
[Scene 2: Hospital. Mr.+Mrs. Geller are there, along with Aunt Lillian. Ross and Monica enter. Everyone says hi and kisses]
シーン2: 病院。ゲラー夫妻がそこにいて、リリアンおばさんと一緒にいる。ロスとモニカが入ってくる。全員が挨拶してキスする。
モニカ: Hey. (はーい。)
ゲラーママ(ミセス・ゲラー): Oh, hi. (あぁ、はーい。)
リリアン: Oh, Ross. (あぁ、ロス。)
ロス: Hey, Dad. (やあ、パパ。)
ロス: So, uh, how's she doing? (それで、その、おばあちゃんの具合は?)
リリアン: The doctor says it's a matter of hours. (お医者さんが言うには、時間の問題だって。)
モニカ: How, how are you, Mom? (ママはどう?)
ゲラーママ: Me? I'm fine, fine. I'm glad you're here. What's with your hair? (私? 私は大丈夫よ、大丈夫。あなたがここに来てくれて嬉しいわ。あなたの髪の毛、どうしたの?)
モニカ: What? (何?)
ゲラーママ: What's different? (何か違う?)
モニカ: Nothing. (何も(違わないわ)。)
ゲラーママ: Oh, maybe that's it. (あぁ、多分、それね[そのせいね]。)
[Monica strides over to Ross, who is making coffee, and talks to him aside]
モニカはロスの方につかつか歩いて行く。ロスはコーヒーを入れていて、わきでロスに話しかける。
モニカ: She is unbelievable. Her mother's-- (あの人(ママ)って信じられないわ。自分のお母さんが…)
ロス: Okay, relax, relax, okay? We are gonna be here for a while, it looks like, and we still have boyfriends and your career to cover. (よし、落ち着いて、落ち着いてよ、いいかい? 僕たちはここにしばらくいることになりそうだ。そして彼氏や仕事のことなど、話題にすることがまだあるんだよ。)
モニカ: Oh, God! [They hug.] (なんてこと! [二人はハグする(ロスがモニカを慰める感じで)])

The doctor says it's a matter of hours. は「お医者さんが言うには、時間の問題だって」。
a matter of time は「時間の問題」、a matter of life and death なら「死活問題」。
家族が病院に集まって「お医者さんが時間の問題だって」と言っているというのは、おばあちゃんが危篤状態であるということですね。
a matter of time も a matter of hours も日本語にすると「時間の問題」になりますが、今回の hours の方は「あと〇時間もつかどうか、という状態」だと言っていることになるでしょう。
なお、「問題、事柄」という意味の matter は可算名詞なので、不定冠詞の a を忘れないようにしましょう。

What's with your hair? は「あなたの髪の毛、どうしたの?」というニュアンス。
ママの表情や口調から「何だか変よ」という悪いニュアンスで言っていることが感じられます。
モニカは何のことかわからず聞き返すと、今度はママは「何か違う(ところある)?」と尋ねます。
「いつもと髪型違う?」みたいなことなので「別にいつもと違うところは何もないわ」という意味で Nothing. と答えると、ママは Oh, maybe that's it. と言っています。

この that's it. の that は「髪型にいつもと違うところがない、いつもと同じ髪型」という内容を指し、it は「今意識を向けていること」を指します。
ママが「モニカ、あなたの髪の毛どうしたの?」と言ったことで、モニカの髪の毛について気に入らない点があることが示唆されるわけですが、その「モニカの髪の毛について気に入らないこと、変だと思うところ」が it であると考えるとわかりやすいでしょう。
「モニカの髪型がいつもと同じであること=私が変だと思ったこと」という関係が成り立つわけですね。
「モニカの髪型、何か変だなと思ったのは、いつもと同じだったからなのね」と言った感覚になります。
相手の髪型を話題に出し「どうしたの?(何か変よ)」みたいに言って、相手が「いつもと同じよ」と答えると「だから変なのね」と返したという流れになり、「今日も、そしていつでもあなたの髪型って変ね」とわざわざ言わなくてもいいことを持ち出してモニカの髪型にケチをつけた形になっているわけですね。

それでモニカは兄のロスの方にずかずか歩いて行き、「ママって信じられない」と愚痴ります。
Her mother's-- は「ママのお母さん(モニカにとってはおばあちゃん)が、今、危篤って状態なのに」というようなことを言おうとしたのでしょう。
自分の母親が危篤という時に、娘の髪型にいきなりケチをつけるなんてどういう神経してるの? ということですね。

興奮気味に怒っているモニカに、兄のロスは冷静になるように諭します。
We are gonna be here for a while, it looks like, は It looks like we are gonna... の it looks like が後から付け足しのように置かれた感覚かなと思います。
「僕たちはしばらくここにいることになる、どうやらそんな感じだね」というニュアンスだろうと。
career は「職業、仕事」。「キャリア」というカタカナ語になっていますが、発音は「カリア」という感じで、リにアクセントがあります。
キャリアと発音すると、carrier 「運搬者、荷台、保菌者」の方に聞こえてしまいそうなのでご注意下さい。
cover はここでは「(話題として)取り扱う」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
cover : DEAL WITH/INCLUDE
to include or deal with something
例)The book covers all aspects of business and law.

つまり「何かを含む、または取り扱う」。例文は「その本はビジネスと法律の全ての面を扱っている」。
カタカナ語で「全ての面をカバーしている」と表現しても、そのニュアンスはわかりますね。

「モニカ、彼氏は? 仕事は?」とママが話題として扱いそうなことがまだ残ってるんだから、まずは髪の毛のことを言われたくらいで怒ってちゃだめだ、と兄としてアドバイスしたことになります。


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posted by Rach at 19:39| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

あなたにキャッチが入ったんだけど急いでくれる? フレンズ1-8改その5

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3:06
[Phone rings; Mon gets it]
電話が鳴る。モニカが出る。
モニカ: Hello? Hello? Oh. Rachel. It's Paolo calling from Rome. (もしもし? もしもし? あぁ、レイチェル。パウロがローマから電話してきてるわよ。)
レイチェル: Oh my God! Calling from Rome! [Takes phone] Buon giorno, caro mio. (なんてこと! ローマから電話! [電話を受け取って] ボンジョルノ、カロミーオ[こんにちは、私の愛しい人]。)
ロス: [To Joey] So he's calling from Rome. I could do that. Just gotta go to Rome. ([ジョーイに] で、彼はローマから電話してきてるんだな。僕にだって(やろうと思えば)できるよ。ただローマに行けばいいだけだ。)
レイチェル: Monica, your dad just beeped in, but can you make it quick? 'Cause I'm talking to Rome. Talking to Rome. [Showing off to Phoebe and Chandler] (モニカ、あなたのパパがちょうどキャッチホンで入ってきたの、でも早くしてくれる? だって私はローマに電話してるから。ローマに電話してるの。[フィービーとチャンドラーにひけらかす])
モニカ: Hey, Dad, what's up? Oh, God. Ross, it's Nana. (はい、パパ、どうしたの? なんてこと。ロス、おばあちゃんのことよ。)

パウロがローマから電話してきていると聞いて、レイチェルは喜んでいます。
Rome はイタリアのローマですが、英語での発音は「ロウム」という感じ。
この Rome 「ロウム」という発音を聞いて思い出すのが、映画「ローマの休日」の最後の記者会見のシーン。
オードリー・ヘプバーン演じるアン王女が気に入った都市を聞かれた際、「どこにもそれぞれよい所があり、どことは申せません…」と言いかけてから、Rome! By all means, Rome. 「ローマです。何といってもローマです」と答えるのが、この映画の名セリフの一つとなっています。
タイムリーなことに、たまたま先週木曜日(12月20日)、NHK BSプレミアムで「ザ・プロファイラー “永遠の妖精”の知られざる苦悩〜オードリー・ヘプバーン〜」という番組を放映していました。
「ローマの休日」は本当に名作ですし、ヘプバーンも多くの人にいつまでも愛される女優さんなんだなぁ、としみじみ思います。

電話に出たレイチェルは、気取った様子のイタリア語で Buon giorno, caro mio. と挨拶しています。
「はーい(こんにちは)私の愛しい人」という意味のようです。
「ローマから電話してきてくれたの!」みたいにレイチェルがはしゃいでいるので、ロスは「そんなの僕だってできる」と言った後、「ただローマに行けばいいだけだ」のように続けます。
僕だってローマに行けばローマから電話できるんだし、そんなの大したことないさ、という負け惜しみっぽい発言ですね。

beep in は「(人が)キャッチホンで入ってくる、(人の電話が)キャッチで入る」。
この「キャッチ(が入った)」というのは、もう死語なんでしょうかねぇ?
90年代くらいは「キャッチが入った」とか自分でもよく言っていたように思うのですが、2000年以降は「キャッチが入った」という言葉を言った記憶がないんですよね^^
ちなみにキャッチホンというのはNTTの登録商標だそうで、他社では「割込通話(サービス)」とも言うそうです。
「キャッチホン」は和製英語で、英語では call waiting と言い、以下の『SATC』s5-5(15:26 あたりのシーン)のセリフに出てきました。
シャーロットと電話中に、
キャリー : Sweetie, what... [beep] Ooh. That's my call waiting. Can you hang on a sec? (ねぇ、何が… (プーという音)あぁ。今のは(私の)キャッチだわ[キャッチが入った]。ちょっとだけ電話を切らずに待っててくれる?)

そのキャッチはスタンフォードだったことが映像からわかるのですが、「キャッチが入ったから、ちょっと待ってて」というのが英語ではこう表現できることがわかりますね。

beep は「ピーという発信音」のことで、着信があったことを知らせる音が入ることから、beep in と表現するようです。
beep という単語はもっぱら、"Please leave a message at the beep." 「ピーという音の後にメッセージをお話し下さい(残して下さい)」という留守電のフレーズでよく聞かれます。
レイチェルのセリフの make it quick は「早くする、手早くする」。
イタリアからアメリカに国際電話をかけてきているから、早く電話を返してね、とせかしていることになります。

電話に出たモニカは、相手の話を聞いて表情が曇ります。
そして、兄ロスに呼びかけて、It's Nana. と言っていますね。
この It's は「〜だ、〜(のこと)なの」のようにあえて主語 it は訳さない方が良いでしょう。
話題の中心、意識されている対象が Nana である、という感覚になります。

nana は「おばあちゃん」という意味。
Wikipedia 英語版: Grandparent の Titles のところに、grandmother の別の呼び名として、Nan, Nana, Nanna, Nanny, Gran and Granny などが挙がっています。

『デス妻』s1-3 (11:55 あたりのシーン)の、ガブリエルが自分のママと電話している時のセリフに以下のものがありました。
ガブリエル: You go with Aunt Maria, and I will take Nana to church. (ママはマリアおばさんと行って、私がおばあちゃんを教会に連れて行くわ。)
ここでも、Nana=おばあちゃん、という意味で使われています。


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posted by Rach at 12:07| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月18日

あいまいにするつもりかなと心配してたから フレンズ1-8改その4

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2:19
チャンドラー: You're kidding. Did you tell her I wasn't? (冗談だろ。俺は違うって彼女に言ったか?)
ロス: No. No, it's just 'cause, uh, I kinda wanted to go out with her too. So I told her, actually, you were seeing Bernie Spellman... who also liked her. So.... (いや、ただほら、僕も彼女とデートしたいと思ってたんだよね。それで彼女に言ったんだ、実は、君はバーニー・スペルマンと付き合ってる、って。彼も彼女のことが好きだったから。それで…。)
[Joey congratulates Ross, sees Chandler's look and abruptly stops]
ジョーイはロスを祝福する、チャンドラーの表情を見て、すぐにやめる。
チャンドラー: Well, this is fascinating. So, uh, what is it about me? (ほう、これは面白いね。それで、その、俺の一体何なの?)
フィービー: I don't know. 'Cause you're smart, you're funny.... (わからないわ。理由はあなたが賢くて、面白いから…)
チャンドラー: Ross is smart and funny. Do you ever think that about him? (ロスも賢くて面白いぞ。ロスについてもそんな風に思うのか?)
ジョーイ: Yeah, right! (あぁ、その通り!)
チャンドラー: What is it? (何なんだよ?)
モニカ: Okay, I-I don't know. You-you just-- You have a quality. (いいわ、わからないけど。あなたは、あなたはただ…あなたには資質(クオリティ)があるのよ。)
レイチェル: Yes, exactly. (そうね、その通り。)
ジョーイ: Yeah, a quality. (あぁ、資質だ。)
チャンドラー: Oh, oh. "A quality." Good. Because I was worried you guys were gonna be vague about this. (あぁ、あぁ、「資質」ね。良かったよ。だって、君らがこの件についてあいまいにするつもりかな、って俺は心配してたから。)

「俺はそうじゃない、って彼女に言ったか?」と聞かれ、ロスはスーザンに、チャンドラーはゲイじゃない、と言わなかった理由を説明します。
go out with は「〜とデートする、付き合う」。
ロスは大学時代、スーザン・サラドアという女性が好きで(ロスの元妻キャロルのレズビアンパートナーの名前がスーザンなので、紛らわしいというか皮肉というか)、ちょうど、バーニー・スペルマンという男性もスーザンを好きだと言っていたので、チャンドラーはゲイでバーニーと付き合っているとスーザンに言うことで、チャンドラーとバーニーのライバルまとめて二人を「彼らはゲイだから私の恋愛相手として対象外」とスーザンに思わせた、ということですね。
「そりゃ、上手くやったな、ロス!」という感じでロスを祝福するジョーイですが、チャンドラーにキッとにらまれて、素の顔に戻るジョーイも楽しいです。

fascinating は「とても興味深い、とても面白い」。全くどいつもこいつも俺のことをゲイだと思いこんでるなんて、全く面白いよねぇ、と皮肉っぽく言った感じになります。
what is it about me? を直訳すると「俺について・関して、それは何?」という感じですが、「一体俺の何なの? 俺のどこがそうなの?」のようなニュアンスで理解すれば良いかと思います。

「俺の何がそう思われる原因なわけ?」と聞かれて、フィービーは「わからないけど、〜だからかしら」のようにその理由を挙げています。
smart は「頭がいい、頭の回転が速い」。funny は「面白い」。
smart and funny 「頭が良くて面白い」という組み合わせは魅力的な人を形容する時によく出てくるフレーズ。
それを聞いたチャンドラーは「頭が良くて面白いのならロスもそうだろ? ロスのことをゲイだと思ったりするのか?」と返します。

Yeah, right! は直訳すると「あぁ、その通り!」ですが、今回のセリフは皮肉っぽく反語的な感覚で、言いたいニュアンスとしては「まさか。冗談だろ。そんなはずないよ」というところ。
過去記事、前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などにも出てきました。

You have a quality. は「チャンドラーには(ゲイの)資質(クオリティ)がある」。
他のみんなも、そうそうクオリティだ、と納得して意見が一致したのを見て、チャンドラーは「あぁ、クオリティね」と言った後、「良かったよ。だって俺は心配してたから」と続けます。

「俺は心配してたんだよね、君らがこの件について、あいまいな返事をすることになるんじゃないか、ってね」というのはつまり、「みんなの返事があいまいになるんじゃないかと心配してたけど、A quality. という返事を聞けて安心したよ」みたいなこと。
vague は「あいまいな、ぼんやりした」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
vague : unclear and lacking detail or explanation
例)His answer was very vague.

つまり「不明瞭(はっきりしない)で、詳細や説明が欠けている」。例文は「彼の答えは非常にあいまい(説明がなく不明瞭)だった」。

実際は、A quality. という返事は「あいまいな返事」の典型のようなもので、上のロングマンの例文の「答えは非常にあいまいだった」で表現されるようなニュアンスなわけですね。
もっと具体的な理由を言ってほしいのに、「そういう”資質”があるのね」とわかったようなわからないような、vague な返事しかくれないことに対して、皮肉っぽく「vague な回答じゃなくて助かったよ」と言ったことになります。


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posted by Rach at 10:50| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする