2018年09月14日

情熱が燃え尽きて信頼と安心が残る フレンズ1-7改その11

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7:41
ロス: Uh, eventually, it kind of burns out. But hopefully what you're left with is trust and security and, uh, in the case of my ex-wife, lesbianism. So you know for all those people who miss out on that, uh, passion thing, there's all that other good stuff. (いずれは情熱は燃え尽きたりすることになる。でもうまく行けば、その人に残されるものは信頼と安心だ[その人には信頼と安心が残る]。そして、ほら僕の元妻の場合は(情熱の後に残ったのは)レズビアニズムだね。だからそういう情熱ってことを経験しそこなう全ての人にとっては、別のいいことが存在するんだよ。)
レイチェル: (Sighs) Ok. ([ため息をついて]わかったわ。)
ロス: But, uh, I don't think that's gonna be you. (でも、あー、君がそうなるとは思わないね。)
レイチェル: You don't ? (思わないの?)
ロス: Hmm. See, I see, uh... Big passion in your future. (君の未来には大きな情熱が見えるよ[あると思うよ]。)
レイチェル: Really? (ほんとに?)
ロス: Um-hmm. (あぁ。)
レイチェル: You do? (あなたには見えるの[そう思うの]?)
ロス: I do. (あぁ。)
レイチェル: Oh, Ross, you're so great, nuh. (まぁ、ロス。あなたってほんとに最高だわ。もう。)
(Rachel gets up and ruffles Ross's hair and then walks off. Ross now looks very pleased with himself. He gets up and starts to walk passed Joey.)
レイチェルは立ち上がり、ロスの髪の毛をかき乱して(注:実際にはさらっと撫でた感じ)立ち去る。ロスは今、自分自身に満足している様子である。ロスは立ち上がりジョーイのそばを通り過ぎようとしている。

ロスはその後、情熱について語ります。
eventually は「いずれは、最終的には」、burn out は「燃え尽きる」。
what you're left with は「人に残されたもの」という感覚。
You're left with something. 「君(人)は何かと共に残される」というその「何か」を what で前に出した形で「人と共に残されたもの、人に残ったもの」ということ、つまり、情熱が燃え尽きた後に人に残ったものを指します。
security は「セキュリティ、安全」として日本語になっていますが、ここでは「安心(感)」という意味ですね。
lesbianism は「女性の同性愛」ですから、ロスとキャロル夫婦の場合、(テーマパークでエッチするような)情熱が燃え尽きた後、キャロルの方にはレズビアニズムが残ったと言っているわけですね。
「僕ら夫婦から情熱が消えた後、キャロルはレズビアンに目覚めてしまったんだ」と表現することで「情熱がなくなった後、別の種類の恋愛に目覚めちゃうこともあるけど」とその理由によって捨てられてしまった自分を自虐的に語ったことになります。
miss out on は「〜(のチャンス)を逃す」。
情熱を持つチャンスがなかった人も、それ以外のいいことがあるから心配しないで、みたいなことですね。

「情熱がなくても心配いらないよ」と言われたことにレイチェルはあきらめたようにため息をつき、立ち上がろうとしますが、ロスはさらに言葉を続けます。
I don't think that's gonna be you. について。
That's you. だと「それは君だ」ということで、今言ったような内容が君に当てはまるという感覚になるでしょうが、この文を直訳すると「それが君になるだろうとは思わない」ということですから「君はそんな風にはならないよ」と言っていることになります。
「情熱を経験し損ねた人も他にいいことがあるから」というカテゴリーには入らない、ということなので、それはつまり「レイチェルは情熱を経験できるカテゴリーに入る」ということですね。
それでレイチェルは嬉しそうに聞き直し、ロスも言葉ではっきりと「君の未来には大きな情熱が見える(大きな情熱があると僕にはわかる)」と言っています。

それを聞いたレイチェルは嬉しそうな顔をして「ロスって最高ね」と言って、立ち上がりざまにロスの髪の毛を撫でるようにした後で、その場を去ります。
髪の毛を撫でられた時にその動きに任せて首が傾いたのを、しばらく経ってからロスは反対に動かし、その余韻に浸ったような幸せそうな表情を浮かべています。
その様子からも、レイチェルにそうされたことが嬉しいことがよくわかりますね。
学生時代からロスはずっとレイチェルに憧れていたので、「君には将来、きっとすごく情熱的なことが起こるよ」と言ったのも、自分と恋愛関係になってそんな情熱が生まれるといいな、という期待からの言葉だったことが感じられます。
ロスは立ち上がり「なんか元気出てきちゃったな」みたいに自信に満ち溢れた様子で歩き始めることになります。


(フレンズ1-7改 の過去記事への追記について)
2つ前の記事 ベッドの足元の方 フレンズ1-7改その9 の the foot of the bed という表現について、非公開コメントにてご意見を頂戴しました。
いただいた情報から再度検討してみた結果、「一番変わった場所はせいぜいベッドの足の方」という意味で解釈する方が自然かもしれないと思えました。
その記事のコメント欄に「非公開コメントを下さった方へのお返事」として追加説明していますので、併せてお読みいただければ幸いです。


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posted by Rach at 18:35| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月11日

そこでできることで行列していないもの フレンズ1-7改その10

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6:55
[SCENE: Time lapse.Ross and Rachel are talking. Joey is sitting on the chair, while Monica and Phoebe are out on the balcony.]
シーン:時間経過。ロスとレイチェルが話している。ジョーイは椅子に座っている、その間、モニカとフィービーはバルコニーに出ている。
レイチェル: Huh, I've just never... had a relationship with that kind of passion, you know. Where, where you have to have somebody right there in the middle of a theme park. (私はこれまでそういう感じの情熱がある関係を持ったことがないの、ほら、テーマパークのど真ん中で誰かを求めるような(欲しいと思うような)(情熱のある関係を)ね。)
ロス: Well, it was the only thing to do there that didn't have a line. (うーん、それが、そこでできることで行列ができていない唯一のことだったから。)
レイチェル: Alright, well, see, I mean, Barry wouldn't even kiss me on a miniature golf course. (ほら、バリーはミニチュア・ゴルフコースで私にキスしようとすらしなかったわ。)
ロス: Come on. (またまた(嘘だろ)。)
レイチェル: No. He said we were holding up the people behind us. (Rachel sighs) ((本当に)なかったのよ。彼が言ったの、後ろの人を足止めすることになるって。[レイチェルはため息をつく])
ロス: And you didn't marry him because...? (で、君が彼と結婚しなかった理由は…(それ)?)
レイチェル: I mean, do you think... there are people that go through life never having that kind of...? (そういうもの(情熱)を持つことなく人生を送る人はいると思う?)
ロス: Probably. (多分ね。)
レイチェル: Really? (本当に?)
ロス: But, but, you know I'll tell you something. Passion is way overrated. (でも、ほら、こういうことさ。情熱は過大評価され過ぎてるって。)
レイチェル: Yeah, right. (えーぇ、そうよねぇ〜。)
ロス: It is. (ほんとにそうなんだよ。)

その前のシーンで「今までエッチをした中で一番変わった場所」の話題が出ていたので、レイチェルはロスとその話の続きをしています。
ロスが「ディズニーランドのアトラクションでエッチした」と言ったことにレイチェルはいたく感銘を受けた(笑)ようで、そんな情熱のある関係を持ったことがない、と言っています。
テーマパークのど真ん中で you have to have somebody 「誰かを持たないといけない」というのは「この人がいなければならないと相手を求める気持ち」を表現した感覚で、メイクラブする、エッチすることを抽象的に表現したニュアンスになるのかなと思います。

have a line は「行列ができている」。
it was the only thing to do there that didn't have a line. は「それ(アトラクションでのエッチ)は、行列ができていないもので、できる唯一のことだった」ということ。
つまり、「そこでできることで行列ができていないものと言えばエッチしかなかった」というような意味になるでしょう。
どのアトラクションも長い行列に並ばないといけないので、待たないで済むものと言えばそれしかなかったんだよ、ということですね。

レイチェルは「私の婚約者だったバリーは、ミニチュア・ゴルフコースでキスしようともしなかった」と言っています。
ディズニーランドでエッチしたロスと比べて、ゴルフコースでキスすらしない自分たちの情熱のなさを語っているわけですね。
hold up は「〜の進行を妨げる、停滞させる」。キスとかしてたら後ろの人の邪魔になるからということです。

And you didn't marry him because...? というのは「バリーと結婚しなかった(バリーの結婚式から逃げ出した)理由を促す形で尋ねる」ニュアンスになるのかなと思います。
「それじゃあ彼と結婚しなかったのは、そういうのが理由ってこと?」みたいな感じかなぁ、と。

「(テーマパークでエッチするような)情熱を持たずに人生を送る人はいると思う?」とレイチェルは問い、ロスは多分いるだろうね、と返します。
ですがその後、Passion is way overrated. と付け加えています。
overrate は「過大評価する」。
way は「はるかに、ずっと」という副詞で、ここでは overrated を強めています。
「情熱というものは過大評価されすぎだ」→「情熱はみんなが言うほど大事なものじゃない」ということです。
それを聞いたレイチェルは、Yeah, right. と言っていますが、これは皮肉っぽいニュアンスですね。
ロスの発言に完全に同意しているのではなく、「はいはい、おっしゃる通りよねぇ」と言葉では言ってみせて、実は「そんなことないと思う」と示唆するニュアンスになります。
レイチェルはこれまでの自分の恋愛に情熱がなかったことを残念がっている、ロスが「いや、そんなに気にしなくても情熱なんて人が言うほど大したものじゃないんだよ」と言ったのはそういうレイチェルを傷つけないため、とレイチェルは受け止め、「気遣ってそんな風に言ってくれてるんだろうけど、情熱はやっぱり大事でしょ」という意味で「はいはい、情熱なんて大したことじゃないわよねぇ〜」みたいに皮肉っぽく言ってみせた感覚だろうと。
ロスの発言を「気遣いからくる嘘」だと思ったレイチェルに対し、ロスは「いや、本当にそうなんだってば」という意味で、It is. と返すことになります。


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posted by Rach at 10:55| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月07日

ベッドの足元の方 フレンズ1-7改その9

このたびの北海道地震により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
震度7という大きな地震、その後の大規模な停電、多くの方が不安な時間を過ごされていることと思います。
一刻も早く停電が解消されますように、交通機関が早く復旧しますように、そして皆様の穏やかな生活がどうか早く戻りますように、心よりお祈り申し上げます。


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6:30
フィービー: Ooh, Rachel? (あー、レイチェル?)
レイチェル: Oh, come on, I already went. (あぁ、ねぇ、私はもう言った(行った)わよ。)
モニカ: You did not go, come on. (いいえ、言ってないわ。さあ。)
レイチェル: Yes, I did! (言ったってば!)
みんな(口々に): Come on. (さぁ。)
レイチェル: Alright, uh... the weirdest place would have to be... oh... the foot of the bed. (いいわ。うーんと、一番変わった場所は…ベッドの足元の方(足側、足のある方)ね。)
ロス: Step back! ((みんな)(一歩)下がれ!)
ジョーイ: We have a winner! (勝者が決まった!)

みんなが順番に場所を挙げて、最後がレイチェルとなるのですが「私はもう行った(場所を挙げた・言った)」と言い、答えるのを逃げようとしています。
「もう場所は挙げたわ」「まだ挙げてないでしょ」のような問答の後、みんなにせかされる形で、考えるように the weirdest place would have to be... 「(今までエッチをした場所で)一番変な場所は〜になるでしょうね」と言って挙げたのが the foot of the bed でした。

この the foot of the bed の意味と、その発言が示すものについては、後でじっくり語りたいと思いますので、まずはそれに対するロスとジョーイの反応の方から見てみます。

step は動詞で「一歩歩く」で step forward なら「一歩前へ進む(前進する)」、step back なら「一歩後ろに下がる(後退する)」になります。
ロスは命令形で Step back! と言っていますので「一歩下がれ!」という感覚ですね。
DVD日本語字幕では「頭(ず)が高い」と訳されていましたが、まさにそのようなニュアンスで、水戸黄門のお決まりのセリフの「頭が高い、控えおろう」「ははーっ(とひれ伏す)」のようなイメージなのだろうと私も思いました。
ジョーイは隣のレイチェルを指さしながら We have a winner! と言っています。
「俺たちは勝者を持つ!」→「俺たちの中の勝者決定!」「俺たちの負け、君の勝ち!」というニュアンスになるでしょう。

レイチェルの答えを聞いて、ロス:みんな下がれ! ジョーイ:優勝者決定! と言っているという流れを考えると、ロスとジョーイの言葉をそのままの意味に受け止めた場合、レイチェルの答えが今までの答えの中で圧倒的ダントツにすごかった、ということになりますね。
そう考えて、the foot of the bed というレイチェルの答えを見てみると、(後から詳しく説明しますが)これは「ベッドの下(足元)の方」という意味で、それまでみんなが挙げてきた「図書館の女子トイレ」「ディズニーランドのアトラクション」と比較して一体どこがすごいのか? ベッドの上なら全然すごくないじゃん、一番普通の場所じゃん、とツッコミを入れたくなる気もします。
「ベッドの足元の方」を「全然すごくない場所」だと捉えると、ロスとジョーイは他のフレンズたちほど突飛な場所を挙げられなかったレイチェルに対して「皮肉っぽく大袈裟に”そりゃすごいわ”と絶賛した」という解釈になるかなと思います。

つまり、
レイチェルが言う「ベッドの足元」というのは何を意味・意図しているのか?
ロスとジョーイの発言は、レイチェルの発言を素直に褒めたものか、または皮肉っぽく褒め言葉を言ってみただけか?
という部分がポイントになるでしょう。
その点を踏まえ、今の私が考えた解釈は、、、

「ベッドの足元」と表現することで「ある体位」を示唆している。
その体位をイメージさせることで「他の人とは違う意味で”すごい場所”」になるので、レイチェルが断トツで1位だ、と二人が絶賛した。

というものです。
この後、超長い説明になりますので、興味を持たれた方のみ(笑)読み進めていただければ幸いです。

まずは the foot of the bed が示す場所について。
「ベッドの足」と聞くと、ベッドを支えている棒状のもの(正しくは「脚」になるかと思いますが)を想像してしまいそうですが、the foot of the bed というのは「ベッドの足元の方、下の方」という「枕を頭にして寝た場合に足が来る部分」になります。

これについては、その場所が映像で確認できるシーンが他の海外ドラマに出てきましたのでご紹介します。

例の1つ目。
デス妻 s4-13 で、夫がベッドの上に犬を上がらせていることで、妻が怒っているシーン。そのメス犬をベッドからどけて、という妻に対しての夫のセリフ(時間は 16:26 くらい)。
夫: We can put her at the foot of the bed.
日本語訳は字幕・吹替とも「足のほうなら いいだろ」となっていました。
今、その犬が寝そべっているベッド上の足元の方を手で示して、そこならいいだろ、というようなしぐさをしていましたので、the foot of the bed が「ベッド上の足元の方(足が位置する場所)」であることがわかります。

例の2つ目。
刑事コロンボ「ビデオテープの証言」で、事件当日の夜に、被害者の家族(女性)が見たものを確認しているシーン(時間は 59:35 くらい)。
コロンボ: And then you said that you saw your bathrobe at the foot of the bed, (以下略)
この部分の日本語訳は
(字幕)足元にガウンがあり/(吹替)それからベッドの上にはナイトガウンが
となっていました。
その後、実際の場所を確認するシーンが続き、
コロンボ: Where was your bathrobe then? Was it right about there? (あなたのバスローブ(ガウン)はその時どこにありましたか? ちょうどその辺でしたか?)
女性: Just in here. (ちょうどこの辺です。)
女性が「この辺」と示した場所は、やはりベッドの足元の方でした。

この2つのセリフ例からも、the foot of the bed は「ベッド上の足元の方(足が位置する場所)」であることがわかると思います。

位置がわかったところで、その発言の意図を考えてみます。
足元にしてもベッドはベッドなので、他の「変な場所」(図書館のトイレ、ディズニーランドのアトラクション)と比べると、場所として「変」とは言えない気がしますね。
レイチェルには「こんな場所でしちゃった!」みたいな経験がなくて「変な場所と言えば、ベッドの下の方でするくらいかしら」のように「ちょっと位置が変わる程度でやっぱりベッドの上」という「特に珍しくもなく面白みもない場所」を挙げたのだと仮定します。
その場合、あまりにも平凡な答えを出してきたことに対して「そりゃすごい」的なことを言ったことになりますが、ロスとジョーイの表現が褒め過ぎであること、そして二人の様子を見ると、皮肉ではなく本当に「レイチェルの勝ち」と言っているように感じられるのですね。
また、ロスなら、大した答えではない場合でもレイチェルを傷つけまいと「それにはかなわないな」みたいに言うかもしれないとしても、ジョーイがそんな気遣いをするとは思えません。
ジョーイがレイチェルを指さして「俺たちの優勝者決定」みたいに言っているのは、ジョーイが喜ぶようなエッチネタだと考えるのがフレンズ的だろうと。

シーンの流れ的にも、「退屈でありきたりな場所」を最後に挙げたレイチェルをロスとジョーイが皮肉っぽく褒める、ということでは、そこまでそれぞれが変な場所を延々挙げてきたというやりとりの最後の最後(一連のシーンの最後のオチ)として特に面白くもないと思うのです。
これまでみんなが挙げてきたものを抑えてレイチェルの答えが圧倒的1位である、のようにロスとジョーイが言っていることから、やはり the foot of the bed の "foot" に何かしらの意味があると考えたいわけです。

つまり、
1. ロスやジョーイが皮肉で絶賛しているようには見えない。
2. 面白みのない場所を皮肉って絶賛するというのは、一連の「エッチをした変な場所」のオチとして面白みがなくパンチに欠ける。
という理由から、やはりレイチェルの発言は「レイチェルの勝ち」と言える何かがあると思える気がする、そして、その「足元」に何かの示唆を込めたのであれば、体位や行為を連想させる「場所」を挙げたのではないか? ということで、以下でその解釈を説明します。

二人ともベッドの上にいるのであれば、わざわざ下の方で行う必要もないと思うので(下の方なら落っこちてしまいそうですしw)、「下の方」と表現することで「相手はベッドの上にはいない」ということを示唆しているように思ったのです。
特に変わった場所ではしない、いつも決まって平凡なところと言いたいのであれば、On the bed, always. のような言い方で十分だと思うのですね。
そこをあえて「下の方」と特定したのは、図書館とかディズニーランドとかの場所ではなくて、ベッドでの位置という場所、つまりレイチェルがいる場所と相手のいる場所を示唆したことで体位をイメージさせようとしている気がするわけです。
DVDの日本語訳は字幕・音声両方とも「ベッドの端っこ」となっていて(私の勝手な想像ですが)訳者の方も私が上に書いたのと同じイメージからそう訳された可能性もあるのではないかと。

(開き直ってもう少し具体的に説明してみますと)レイチェルはベッドの下(足元)の方に四つん這い、相手の男性はレイチェルの後ろに位置する形で床の上に立っている、というような感じかなぁと。
レイチェルの発言自体は体位を連想させるにはちょっと言葉足らずな感じもして、これが The foot of the bed, (with) him standing on the floor. とでもなっていればイメージしやすいかとも思うのですが、それだとあまりにも露骨すぎるのとそんなにはっきり言ってしまっては想像の余地がなくて面白くない、ので「ベッドの下の方、って言ったらわかるでしょ」的に止めたのかなと思ったのです。

それでしばらくしてからロスとジョーイがレイチェルの込めた示唆に気づいて、場所の話で体位を連想させる「ベッドでの場所」を挙げたレイチェルに対して、なるほどその「場所」ね! と、その着眼点を称賛するように褒めたのかな、と。

それまでレイチェルは「私はもう言ったわよ」と言って答えるのを逃げている様子でした。
つまりは「ディズニーランド」みたいな特殊な場所での経験がない、そういう場所を挙げられないレイチェルが「変わった場所と言えばベッドの下の方(端っこ)かしらね」のように「体位を示唆するようなジョークで逃げた」ということかなと思うのです。
「レイチェルの勝ちだ」みたいに言われて、レイチェルが「てへぺろ」的に舌を出していますが、その様子も「これと言ってすごい場所の経験がないから、別の話にすり替えちゃった」的な様子が感じられる気がしました。

それまではどの場所が珍しいかという話で盛り上がっていましたが、行為についての話にまでは発展していませんでした。
そして最後に答えたレイチェルが、場所は場所でも行為そのものを連想させるような場所を挙げたので、「座布団一枚、君の勝ち」みたいな感じで二人がレイチェルの答えを褒めた、ということになるのかなぁ、と。
一連の「変な場所」の最後のオチとなる発言ですから「今までみんなが言ってきたのと発想や視点が異なる答え」による面白さを出した、というのが私の解釈になります。

そういう体位を示唆したものでなければ、上の私の解釈はただただ恥ずかしいだけなのですが^^ 「ベッドの上」ではなく「足元の方」とわざわざ指定することで必ず何かを示唆しているはずなのは間違いないと思っています。
「ベッドの足元の方」でジョーイが喜ぶと言えばそれくらいしか思いつかずw このような解釈となりました。
長い説明をお読みいただきありがとうございました<(_ _)>


(2018.9.13 追記)
the foot of the bed について、非公開コメントにてご意見を頂戴しました。
いただいた情報から再度検討してみた結果、「一番変わった場所はせいぜいベッドの足の方」という意味で解釈するのが自然な気がしました。
下のコメント欄に「非公開コメントを下さった方へのお返事」として追加説明していますので、詳しくはそちらをご覧下さい。
(追記はここまで)


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posted by Rach at 14:24| Comment(3) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月05日

魔法の王国に二度と戻るなと言われた フレンズ1-7改その8

このたびの台風21号により被害を受けられた皆様に、心からお見舞い申し上げます。
私は大阪府在住なのですが、本当にこれまで経験したことのないようなものすごい暴風でした。
ニュースで自分がよく知っている場所の被害の様子を目の当たりにし、自然の脅威というものを感じずにはいられません。
私の方はおかげさまで怪我などなく、また、ありがたいことに停電することもなく、今日はいつもの生活に戻っています。
お家やお車などが被害に遭われた方、最寄りの交通機関が復旧していない方など、皆様大変な思いをされていることと思います。
皆様の穏やかな生活がどうか早く戻りますようにと心から願っています。


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6:06
レイチェル: Um, Ross?
ロス: (Intake of breath and clears his throat.) Er, Disneyland, (Rachel gasps.) 1989. "it's a small world after all." ([息を吸い込んで咳払いをして] あー、ディズニーランドだ。[レイチェルは息を呑む] 1989年。「イッツ・ア・スモール・ワールド(アフター・オール)」だ。)
フィービー: No way! (まさか!)
ジョーイ: No waaay! (まさかー!)
ロス: Yeah, the ride broke down, so Carol and I went behind a couple of those mechanical Dutch children. And they, they fixed the ride, and we were asked never to return to the Magic Kingdom. (そうなんだよ、ライド(乗り物)が壊れて、それでキャロルと僕は、機械仕掛けのオランダの子供たち(オランダの子供の人形)の後ろ(陰)に行ったんだ。そして(園の人が)ライドを修理して、そして僕らはマジック・キングダム(魔法の王国)に二度と戻ってくるなと言われたんだ。)

「自分が今までにエッチした、一番変な(変わった)場所」を挙げているフレンズたち。
ロスはディズニーランドの "it's a small world after all" と言っています。
東京ディズニーランドにもあるアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」は、アメリカでの名前も It's a Small World になります。
ここで、ロスは最後に after all をつけていますが、それはあそこで流れているあの有名な歌(日本語タイトルは「小さな世界」)の一節が、
♪It's a small world after all. It's a small world after all... It's a small, small world♪
であるためで、その歌詞をイメージして、after all まで付けたようです。
ちなみに、日常会話では、It's a small world. は「世間は狭い」という決まり文句で、お互いに共通の知り合いがいるとわかった時などに使います。
「小さな世界」「世間は狭い」、英語と日本語に共通するものがあって興味深いですね。

No way! は「まさか。信じられない」。
その他に、「いやだ、だめだ」という意味になる場合もあります。
今回は「ディズニーランドのアトラクションの中で」というロスの発言が信じられないという驚きで「まさか」のニュアンスになります。

ride は「遊園地、テーマパーク、アミューズメントパークの乗り物。ライド」。
様々な国の子供の姿をした仕掛け人形がいることから、その中の「オランダの子供の人形」のことを mechanical Dutch children 「機械仕掛けのオランダの子供たち」と表現しています。
移動する乗り物が壊れたので、修理をしている間に人形の陰に行った、と説明することで、修理中にその人形の陰に隠れる形でエッチした、と言っているのですね。

世界各地にあるディズニーリゾート(ディズニーランド)のうち、フロリダ州にあるテーマパークの名称が Magic Kingdom (マジック・キングダム)です。
Wikipedia 日本語版:マジック・キングダム
上のウィキペディアによると「世界のディズニーランドの中でも、唯一「ディズニーランドという名を付けない」ディズニーランドである」とのこと。
アメリカのディズニーランドは、カリフォルニアとフロリダにあり、そのフロリダの方の正式名称が「マジック・キングダム」なのですね。
ロスのセリフで大文字表記されていることから固有名詞の「マジック・キングダム」という名前を指していると考えられますので、ロスとキャロルがエッチしたというディズニーランドは、カリフォルニアの方ではなく、フロリダのマジック・キングダムだということになるのかなぁ、と思います。
「ディズニーランド」ではなく、わざわざ「マジック・キングダム」の方にしたのは、人形の陰に隠れてエッチするという子供の夢をぶち壊すような行為をしたために、「魔法の王国」から永久追放された、みたいな「楽園追放」的なイメージも出せるからでしょうね。


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posted by Rach at 16:15| Comment(2) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月31日

あなたが図書館で何してたの? フレンズ1-7改その7

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5:33
[SCENE: Back at Monica and Rachel's apartment, all are there (except Chandler) sitting on the couches.
モニカとレイチェルのアパートメントに画面が戻る。チャンドラー以外のみんながそこにいて、カウチに座っている。
レイチェル: Okay, okay, somebody somebody. (オッケー、誰か、誰か。)
モニカ: Alright, I'll go I'll go. (いいわ、私が行く、私が行く。)
ジョーイ: Okay. (よし。)
モニカ: Ok, erm, senior year of college, on a pool table. (よし、えーっと、大学4年の時、ビリヤード台の上で。)
ジョーイ: Whoo hoo hoooo!! (ウーフフー(やるねぇ))
レイチェル: Pool table? (ビリヤード台、ですって?)
フィービー: Whoa! (まぁ!)
ロス: That's my sister. (それが僕の妹だよ。)
ジョーイ: Okay, Okay, my weirdest place would have to be... the women's room on the second floor of the New York City Public Library. (オッケー、オッケー、俺の一番変な場所は… NY市立図書館2階の女子トイレになるだろうな。)
モニカ: Oh my God, What were you doing in a library? (まあ。ジョーイが図書館で何をしてたの?)
[Rachel laughs]
レイチェルが笑う。
ロス: Hey, Phebes, what about you? (ねぇ、フィービー、君は?)
フィービー: Oh, um... Milwaukee. (あー、うーんと…ミルウォーキー。)
[Everyone gives Phoebe a strange look]
みんなはフィービーに奇妙な表情を向ける。

「誰か」「じゃあ私が(私から)行くわ」みたいな感じで会話が始まっています。
具体的に何の話をしているのかの説明はないのですが、その後の流れで内容がわかってくるというパターンですね。
senior は「高校・大学の最上級(生)」で、4年制大学なら4年ということ。
1年生から4年生は、freshman, sophomore, junior, senior という順番になります。

pool table は「ビリヤード台」。
水泳の「プール」も pool という綴りですが、この場合の pool は「玉突き、ビリヤード」のこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
pool : GAME [uncountable] a game in which you use a stick to knock numbered balls into holes around a cloth-covered table, which is often played in bars
play/shoot pool
例)We went to the bar and played pool.

つまり「布で覆われた台の周囲の穴に、番号のついたボールを打つための棒を使うゲーム、しばしばバーでプレイされる」。
例文は「我々はバーに行って、ビリヤードをした」。

大学4年の時にビリヤード台の上で、と答えたことに対して、ジョーイはエッチなことを聞いた時のような反応で「ヒューヒュー、やるねぇ」的なリアクションをしていますし、レイチェルやフィービーも驚き、ロスが「それが僕の妹だよ」と言っていることからも「エッチ系の話」であることが想像できるわけですね。

その後のジョーイのセリフは、my weirdest place would have to be... で始まっています。
weird は「変な、妙な、奇妙な」という意味。

have to には must と似た意味で「〜しなければならない」と「〜に違いない」という意味がありますが、ここでの would have to be は「〜に違いないだろう」というニュアンスだろうと思います。
have to do なら「〜しなければならない」ですが、have to be の場合は「〜でなければならない」とするよりも「〜に違いない」と訳した方が日本語としては概してしっくりくるように思います。
もしどれがそうなのかと言われると、きっとこれが答えってことになるだろうね、のように断言を避けて意見を述べる感覚になるでしょう。

「俺の一番変な場所は…になるだろうね」のように言っていること、その前のモニカの発言が「ビリヤード台の上」に関するエッチっぽい話だと想像されることから、「こんなところでエッチしちゃった」という「今までにエッチをした中で、一番変な(変わった)場所」を順番に言っていることがわかるわけですね。
ジョーイが挙げたのはNY市立図書館の女子トイレで、それを聞いたモニカは、What were YOU doing...? のように you の部分を強く発音しています。
本など読みそうもない、読書に興味のなさそうなジョーイが、一体図書館に何の用事だったの? という感覚で、「女子トイレでエッチしたの?」という驚きではなく「どうしてジョーイが図書館なんかにいたのかの方が不思議で変だと思えるわ」のように言ったことになるでしょう。

次に聞かれたフィービーは少し考えた後「ミルウォーキー」と答えています。
ミルウォーキーは、アメリカのウィスコンシン州の都市の名前。
この答えを聞いたフレンズたちは、ト書きにあるようにみんな「ん?」というような不思議そうな表情を浮かべています。
「変な場所と聞かれて答えたのが、なぜにミルウォーキー?」みたいなリアクションに見えますよね。
どういう意図でミルウォーキーを挙げたのかわからない、というフィービーのそのナンセンスさが面白さのポイントなのかなと思います。


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posted by Rach at 13:32| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

守口セミナー終了しました!

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NHK文化センター守口教室で開催のセミナー「リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!」が、昨日、8月26日(日)に無事、終了いたしました。
非常に暑い中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>

今回の守口セミナーは、通算14回目のセミナーでした。
セミナーでは毎回、「フレンズを見たことない方」「フレンズを大好きな方」がどれくらいいらっしゃるかを確かめさせていただくのですが、フレンズを全く知らないという方が3分の1くらい、「フレンズが大好きで何回も見ている」という方が少な目で、とりあえず「フレンズ」のことは知っている、という方が多かったようです。

DVD英語学習のデモで使うのはフレンズではありますが、今回はセミナータイトルを新刊のタイトルにしたこともあり、セリフでよく使われる動詞の説明をする際に、他のドラマのセリフも併せてご紹介させていただきました。
新刊でも、あるフレーズを解説する際、「このドラマにも、あのドラマにもこんな感じで出てくる」という流れで説明しているのですが、そのようにいろいろな使われ方を見ることが、その単語の理解をより深めてくれるはず、と私が思っているからなのですね。

今回も質疑応答の時間を20分ご用意させていただきました。
皆様のご質問に答える形で言い足りなかった部分を補足することができたり、こういう場合はどうすべきか? という具体的なご質問をいただくことで、メソッドをより詳細に解説することができたりするなどは、質疑応答という双方向性のやりとりならではだと思います。
ご質問下さった皆様に心より感謝しております。

質疑応答終了後も、前に来て下さり、直接、いろいろなお話をさせていただけたのも、とても幸せなことでした。
拙セミナーに何度も足をお運び下さっている方がおられることも本当に光栄で、サインや写真などを求めていただけたこともとても嬉しかったです♪

1か月後の9月30日(日)には、NHK文化センター京都教室(京都・四条)でセミナーをさせていただきます。
各地で連続してセミナーをさせていただけることは本当にありがたく、それもセミナーにご参加下さる皆様方のおかげと感謝の気持ちでいっぱいです。

今回のセミナーを大きな原動力として、これからも「海外ドラマで生きた英語を学ぶ」ことの楽しさと素晴らしさを頑張って伝えて行きたいと思います。
皆様が、海外ドラマを使って、楽しく有意義な英語学習を続けて下さることを心より願っています。
お忙しい中、猛暑の中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!<(_ _)>

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posted by Rach at 15:42| Comment(2) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする