2017年11月01日

言うつもりがなかったことを言ってしまった フレンズ1-4改その25

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16:01
(CUT TO THE HOSPITAL. JOEY IS MIMING HOCKEY PUCKS HITTING FOREHEADS. CHANDLER REALIZES IT'S GETTING TENSE AND GOES TO THE RECEPTIONIST AGAIN)
病院に画面がカット。ジョーイはおでこにホッケーのパックが当たるのを身振り手振りで(パントマイムのように)実演している。
チャンドラーは事態が緊迫しているのを悟り、例の受付係のところに再び行く。
チャンドラー: Excuse me? Look, we've been here for over an hour, and a lot of people less sick than my friend have gone in. I mean, that guy with the toe thing? Who's he sleeping with? (ちょっといいかな? ねぇ、俺たちはもう1時間以上もここにいて、俺の友達よりも症状が軽い人が大勢、既に中に入ったよ。ほら、つま先をケガしてたあの男。彼は誰と寝てるのかな?)
(SHE SLIDES THE GLASS PANEL OVER. CHANDLER TALKS THROUGH IT IN A LOUD VOICE)
受付係の女性はガラスパネルを(スライドして)閉める。チャンドラーは大きな声で話し続ける。
チャンドラー: Oh, come on, Dora. Don't be mad. I know we both said some things... we didn't mean, but that doesn't mean we still don't love each other. (TO THE E.R.) Y'know, I... I feel like I've lost her. (SHE SLIDES THE PANEL BACK. HE TURNS AND IT TAKES HIM BY SURPRISE) Bah! (あぁ、ねぇ、ドーラ、怒らないでよ。俺たち二人は言うつもりがなかったことをあれこれ言ってしまったってこと、俺にはわかってるよ。でもそれって俺たちが愛し合ってないってわけじゃない。[ER に向かって] ほら、俺、彼女を失っちゃったみたいだね。[受付係はパネルを開ける。チャンドラーは振り返り、それに驚く] バァッ!)

ト書きで、JOEY IS MIMING HOCKEY PUCKS HITTING FOREHEADS とありますが、miming は動詞 mime の -ing形です。
パントマイムの「マイム」で、無言で身振り手振りで表現・実演することですね。
「このホッケーのパックが一体どんな風に顔に当たったんだろう」とでも言うように、何度も目の前に持ってきて、当たる様子を実際に再現してみせている感じです。
ずっと待たされているのに全然呼んでもらえないので、しびれを切らしたチャンドラーはまた受付に言いに行きます。

「俺たちもう1時間以上もずっとここにいるんだけど」と言った後の、a lot of people less sick than my friend have gone in. について。
my friend までが長い主語となっており、「俺の友達(ロス)よりもより症状が軽いたくさんの人々がすでに中に入ってしまった」ということですね。
症状の軽い人が先に案内されて、重症のロスがほっとかれてるのはおかしいんじゃない? と抗議していることになります。
that guy with the toe thing は「足の指の問題・症状があったあの男」というニュアンス。
突き指なのかケガなのか具体的な症状は何だか知らないけど、とにかく足の指のことで診察に来ていたあいつ、ということですね。
Who's he sleeping with? は「その彼は誰と寝ているのか?」ということで、「君、彼と寝てるわけ?」みたいに暗に言っていることになるでしょう。
明らかに症状の軽い、つま先をちょっとケガしただけの患者が先に見てもらえるなんて、君は彼を特別扱い、ひいきしてるの? 君はあの男と寝たから優遇してやってるのか? みたいに言っているのですね。

「君、あの男と寝てるの?」みたいに言われたので受付女性は黙って受付のガラス戸を閉めています。
相手の顔が見えなくなった状態で、チャンドラーは独り芝居のようにさらに話を続けます。
Oh, come on, Dora. Don't be mad. は「ねぇ、ドーラ。怒らないで」ということですが、ここで「ドーラ」という名前を出した理由が、正直よくわかりません。
それについては記事の最後に私の見解を書くことにします。

I know we both said some things... we didn't mean は「俺たち(君と俺)は言うつもりがなかったことを(あれこれ)言ってしまったって、俺にはわかってる」ということ。
こんなこと言うつもりはなかったんだけど、売り言葉に買い言葉でつい、、みたいに、意図せず喧嘩になってしまったことを悔いているような表現ですね。
仲の良い人、男女であれば恋人同士で使うようなセリフです。
that doesn't mean we still don't love each other. を直訳すると、「そのこと(言うつもりもないことをお互い言ってしまったこと)が、俺たちがお互いに愛してないってことを意味しない」ですから、「お互い言わなくてもいい余計なことを言ってしまったからって、それで俺たちはもう愛し合ってないっていうことにはならない」ということになります。
口喧嘩しちゃったけど、お互い嫌いになったわけじゃないよね、みたいなことですね。

ガラス越しに話しかけているけれども中の女性からの反応がないのを見て、チャンドラーはロスたちのいる方を振り返り、I feel like I've lost her. 「俺は彼女を失ってしまった、って気がするよ」と言っています。
受付女性がガラス戸をピシャンと閉めたことで、「恋人に拒絶された男」のようなお芝居をして最後には「俺、彼女に振られちゃったみたいだね」と言ってみせたわけですが、そんなことを言っている時、受付女性がガラス戸を開けたので、振り向いたチャンドラーは受付女性が怖い顔をしてこっちをにらんでいるのを見て、バァッ! と驚くことになります。

それでは「ドーラ」という名前について。
この受付の女性の役名は、このエピソードのエンドクレジットでは、
guest starring Mary Pat Gleason as Nurse Sizemore
と表示されています。
実際、映像でも、この女性の名札に SIZEMORE(サイズモア)と書いてあるのが見えます。
なので、この受付女性のファーストネームがドーラだから、という理由ではなさそうです。
演じる女優さん(メアリー・パット・グリーソン)の出演歴を調べてみたところ、1989年の Fat Man and Little Boy という作品(邦題:シャドー・メーカーズ、主演:ポール・ニューマン)で、Dora Welsh という役柄で出演しているようですが、キャストの並び順がさほど上位ではないので、それほど重要な役でもないのかな、という気がします。

英語で Dora という名前で連想される作品としては、Dora the Explorer(邦題:ドーラといっしょに大冒険)というアニメがあります。
ヒスパニック系の少女ドーラが主人公のお話ですが、そのドーラと関係があるのかなぁ、、?
ニコロデオン:ドーラと一緒に大冒険 にドーラの画像もありますが、ドーラは可愛い女の子で、受付の人は迫力満点の怖いおばさんですし、見た目が似てるということもない気がするのですが、、、
ドーラは短いおかっぱで、受付のサイズモアさんはパーマですが、「髪型の短いシルエット」は似てると言えなくもない、、かも。
またその女優さんは「輪郭が横に広い」感じで(すみません)、それがドーラの輪郭に似てるのかもしれない、、とか。
ヒスパニック系に見えるということで、ヒスパニック系のキャラの名前で呼び掛けたのかとも思ったのですが、その女優さんはヒスパニック系でもないようですので、その線は違うかもしれません。

、、、ということで、どうして Dora と呼び掛けたのか結局わからないのですが、「ドーラという名前が似合いそうなキャラクターだった」だけかもしれません(長々と失礼しました)。
また皆様のご意見をお待ちしております。


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posted by Rach at 15:41| Comment(5) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月27日

誰を覗き見してるの? フレンズ1-4改その24

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15:26
レイチェル: Hello! Who are we spying on? (ちょっと! 誰を覗き見してるの?)
モニカ: You know, the White House adviser? Clinton's campaign guy? The one with the great hair, sexy smile, really cute butt. (ほら、ホワイトハウスのアドバイザーよ。クリントンの選挙活動してた人。素敵な髪の毛、セクシーな微笑み、実にセクシーなお尻の人よ。)
レイチェル: Oh, him! The little guy? Oh, I love him! (あぁ、彼ね! あの小柄な人? あぁ、彼、大好き!)
フィービー: Ooh, wait, wait, I see a woman. (あぁ、待って待って。女性が一人(いるのが)見える。)
モニカ: Tell me it's his mother. (彼のお母さんだって言って。)
フィービー: Definitely not his mother. (絶対にお母さんじゃないわ。)
モニカ: Oh, no! (あぁ、もう!)
フィービー: Oh, wait, she's walking across the floor. She's walking, she's walking. She's going for the pizza. (YELLS) Hey, that's not for you, bitch! (あぁ、待って、彼女はフロアを横切って歩いてる。彼女は歩いて、歩いて、ピザに手を伸ばそうとしている。[叫んで] ちょっと、それはあんたのじゃないわ、このアマ!)
(PHOEBE COVERS HER MOUTH WITH HER HAND AND WALKS AWAY FROM THE WINDOW)
フィービーは手で自分の口を押え、窓から離れる。

モニカたちが双眼鏡で、通りの向こうを見ているので、レイチェルは Hello! Who are we spying on? と尋ねています。
Hello! は「ハロー! こんにちは!」という挨拶として知られていますが、ここでの Hello! は「もしもし! ちょっと!」という感覚ですね。
モニカとフィービーだけが事情をわかっていて、レイチェル一人がおいてけぼりのような状態になっているので、レイチェルがいることを忘れたかのように盛り上がっている二人に対して「ちょっと!」と呼びかけたニュアンスになります。
spy on は「〜をスパイする、〜を見張る、のぞき見する」なので、「私たちは誰を(その双眼鏡で)のぞき見ているの?」というところですね。
Who are you spying on? のような主語 you ではなく、we を使うことで、その体験を自分も共有しているようなニュアンスが出ています。
「ここで私たちみんなが双眼鏡で見ているのは誰なの?」という感覚ですね。

モニカは「その人のこと知らないの?」というように、the White House adviser? Clinton's campaign guy? と言っています。
「ホワイトハウスのアドバイザーで、クリントンの選挙活動を担当していた人よ、知らないの?」というニュアンスですね。
過去記事、G.ステファノプロス フレンズ1-4改その22 でも説明した通り、ステファノプロス氏はビル・クリントンの政治アドバイザーだった人です。
Clinton's campaign guy の campaign について。
日本語のキャンペーンは販促(販売促進)活動を差すことが多いですが、「選挙活動」という意味もあります。
この場合は、a campaign for the presidency 「大統領選の選挙運動」の意味となります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
campaign : a series of actions intended to achieve a particular result, especially in politics or business
つまり、「ある結果を達成することを目的とされた一連の行動、特に政治やビジネスにおいて」。

The one with the great hair, sexy smile, really cute butt. の the one with は「〜を持った人」という感覚。
フレンズの各エピソードの英語タイトルは、The One With... という形を取るものが多く、今回の フレンズ1-4 も、The One With George Stephanopoulos となっています。
the one with... は「〜があるもの」ということで、エピソードだと「〜がある話、〜が出てくる話」、人の場合だと「〜がある人、〜を持っている人、〜の持ち主」という意味になるわけですね。
cute butt は「キュートなお尻」ということですが、女性が男性に対して cute と表現するのは「性的に魅力的」という意味で使っていることになります。

モニカにいろいろ説明されてやっとあの人だ! とわかったらしく、レイチェルは、Oh, him! 「あぁ、彼ね!」と言った後、The little guy? 「あの小柄な人ね?」と続けます。
過去記事でも彼の身長が 165cm であるとご紹介しましたが、フレンズ女性陣にとってはその「小柄」というイメージがかなり強いようですね。
I love him! というのは「愛してる」というよりは「彼、大好き」くらいのニュアンス。

ステファノプロス氏の家を双眼鏡で覗き見していたフィービーは「女性が一人いるのが見える」と言います。
素敵だと思っている男性が彼女らしき女性といるのは嫌だとモニカは思ったようで、「お願いだからそれは彼のお母さんだと言って」と言うのですが、「絶対に違う」とフィービーは言い切ります。
偵察しながら状況を語るフィービーは、ピザに手を伸ばそうとしている女性の姿を見て、Hey, that's not for you, bitch! と大声を出しています。
そのピザは元々、うちに届けられるはずだったもので、あんたのもんじゃないわ! という気持ちなのですね。

bitch はもともと「メス犬」という意味で、そこから、「尻軽女、あばずれ女」という悪い意味で使われます。
You bitch! だと「このアマ!」という感じですね。
双眼鏡で見ていて、だんだん興奮してきて、ついそう叫んでしまったので、「私、今、下品な言葉を言っちゃった」みたいに恥ずかしそうに口を覆っています。
フィービーが「あら、いけない」と口を覆ったほどの言葉なので、他人に使わないように気をつけましょう。
ちなみに「アリー my Love」では、ネルとリンが廊下ですれ違う時に、挨拶のように、"Bitch." "Bitch." と言い合っていたのが印象的でしたね。


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posted by Rach at 20:33| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月24日

スナッフィーはビッグバードの友達 フレンズ1-4改その23

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15:02
ピザ屋: So you guys want me to take this back? (それで、皆さんは僕に、このピザを取り戻して欲しいと思ってますよね?)
モニカ: What, are you nuts? We've got George Stephanopoulos' pizza! (何ですって? あなたバカなの? 私たちはジョージ・ステファノプロスのピザを手に入れたのよ!)
(RACHEL PAYS HIM. MONICA GRABS SOME BINOCULARS AND RUNS TO THE WINDOW)
レイチェルはピザ屋にお金を支払う。モニカは双眼鏡を掴み、窓に走って行く。
レイチェル: Uh, Pheebs? Who's George Snuffleupagus? (ねぇ、フィービー? ジョージ・スナファラパガスって誰?)
フィービー: That's Big Bird's friend. (それはビッグバードの友達よ。)
モニカ: I see pizza! (ピザが見える!)
フィービー: Oh, I wanna see! Let me see! Let me see! (RUNS UP AND TAKES THE BINOCULARS) (まぁ、私も見たい! 見せて! 見せて! [走って行って、双眼鏡を受け取る])

ピザを間違って配達してしまったわけですから、「皆さんが注文したピザを、僕は彼から取り戻してきた方がいい、って皆さんは思ってますよね?」と尋ねるのですが、モニカは Are you nuts? と言います。
nuts は「気が狂った、おかしい、気が変な」という意味。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
nuts : (informal) crazy
例)Are you nuts or something?

つまり「(インフォーマル)クレイジー」。例文は「あなたってバカか何かなの?」

今回のセリフの Are you nuts? も「あなた正気なの? バカじゃないの?」というニュアンスになります。
モニカがキャアキャア言っているように、ステファノプロスは有名人で、「その人が頼んだピザをゲットできたんだから、交換してもらいたいはずないでしょ。このまま彼が注文したピザを私たちがもらっちゃうわ」と言っていることになります。

レイチェルは、その彼の名前を知らないらしく、間違った名前で呼び、それを聞いたフィービーは「ビッグバードの友達よ」と答えていますね。
ビッグバードは子供番組セサミストリート(Sesame Street)のキャラクターである、大きな黄色い鳥のこと。
Wikipedia 日本語版: セサミストリート
セサミストリート オフィシャルホームページ>キャラクター

2004年まで、NHK教育テレビ(今の Eテレ)でも放送していましたし、USJ のキャラクターグリーティングでは、エルモやクッキーモンスターと一緒に写真を撮れたりもしますので、セサミのキャラクターの顔と名前をご存じという方は今でも多いかなと思います。

レイチェルが間違った名前は、そのセサミストリートのキャラクターの Aloysius Snuffleupagus (アイロシアス・スナファラパガス(スナッフルパガス))、通称「スナッフィー(Snuffy)」です。
体は長い茶色の毛で覆われていて、鼻が長く、マンモスのような姿をしたキャラクター。
Wikipedia 英語版: Mr. Snuffleupagus にも画像があります。
ウィキペディアの説明に、He is Big Bird's best friend という記載もありますので、「スナッフィーと言えば、ビッグバードの友達でしょ」というセリフにも納得できますね。


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posted by Rach at 17:28| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月20日

G.ステファノプロス フレンズ1-4改その22

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14:29
ピザ屋: Wait, you're not G.Stephanopoulos? Oh, man. My dad's gonna kill me! (待って、そちらは G.ステファノプロス(ステファノポロス)さんじゃない? あぁ、なんてこった、親父に殺される!)
モニカ: (LEAPS THE COUCH AND RUNS UP) Wait! Did you say G.Stephanopoulos? ([カウチから飛び上がって走ってくる] 待って! あなた今、G.ステファノプロスって言った?)
ピザ屋: Yeah, yeah. This one goes across the street. I must have given him yours. Oh, bonehead! Bonehead! (えぇ、えぇ。このピザは通りの向こうへ配達する分です。その男性にあなたたちのピザを渡してしまったに違いない。あぁ、バカ、バカ!)
モニカ: Wait, was this a-a small Mediterranean guy with curiously intelligent good looks? (待って、この人って、小柄な地中海の男性で、驚くほど知的な美形の人?)
ピザ屋: Yeah, that sounds about right. (そうですね、当たってるって感じです。)
モニカ: Was he, was he wearing a stunning blue suit? (彼は、彼は目の覚めるような(素敵な)青いスーツを着てた?)
フィービー: And-and a power tie? (それに、パワータイをしてた?)
ピザ屋: No, pretty much just a towel. (いいえ、ほとんどタオル1枚だけでしたよ。)
モニカ: (STAGGERED) Oh, God! ([よろけて] あぁ、なんてこと!)

届けたピザが注文と違うことがわかって、配達の男性は「そちらは G.ステファノプロスさんじゃない?」と確認した後、親父に殺される、と嘆いています。
モニカはその名前を聞いて、慌てて飛んできます。

This one goes across the street. を直訳すると「このピザは通りの向こう側に行く」ということですから、「このピザの配達先は通りの向こう側である」ということですね。
I must have given him yours. は「僕は彼に、あなたたちのピザを渡した[渡してしまった]に違いない。」
must+have+過去分詞で「…したに違いない」という過去の強い推定を表します。

bonehead は「バカ」。まさに bone(骨)+head(頭)で、「頭の中が骨だけで脳のない人、ばか者」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
bonehead : (informal) a stupid person
つまり「愚かな(ばかな)人」という意味のインフォーマルな表現ということですね。

モニカはピザを間違って渡してしまったという相手の男性について、配達人に尋ねます。
G.Stephanopoulos はその後のセリフで、George Stephanopoulos 「ジョージ・ステファノプロス」という名前の人だとわかりますが、これは実在の人物です。
ステファノポロスと表記されることもありますが、ステファノプロスと表記されることが多いようですね。
英語の発音では、ステファプロスのノの部分にアクセントがあります。
Wikipedia 日本語版: ジョージ・ステファノプロス
Wikipedia 英語版: George Stephanopoulos
英語版の方が(当然ながら)情報は詳しいです。
ビル・クリントンの政治アドバイザーを経て、ABCニュースでブロードキャスター、特派員などをつとめ、現在では、ABCニュースの news anchor(ニュース番組のアンカーマン、メインキャスター)として、This Week With George Stephanopoulos という番組も持っているという有名人です。
This Week With George Stephanopoulos : ABC News

Mediterranean は「地中海の、地中海沿岸出身の」。Mediterranean Sea は「地中海」。
curiously intelligent good looks は「不思議なほど知的な美しいルックス」ですから、「驚くほど知的なイケメン」みたいな褒め言葉ですね。
この人物はアメリカ生まれなのですが、ギリシャ系なので、モニカは地中海という表現を使っていることになります。
small 「小柄な」と言っていますが、IMDb : George Stephanopoulos によると、
Height: 5' 5" (1.65 m)
とのことなので、アメリカ人としては確かに小柄ですね。

about right は「大体正しい」なので、That sounds about right. は「大体合ってるって感じです。まあそんなところです」といった意味。

stunning は「魅力的な」。
stun は他動詞で「人を気絶させる」。stun gun 「スタンガン」(電気ショックで人を気絶させる銃)というのもありますね。
また「人がぼうっとなるほど驚かせる、唖然とさせる」という意味もあります。
そこから、stunning は「びっくりするほど唖然とするほど素晴らしい、魅力的な」という意味になります。
はっとするほど魅力的なブルーのスーツを着てた? という質問で、その有名人である彼はそのような服装をしているイメージがある、ということになるでしょう。

power tie は、自分に力があるように見せるために、強さを象徴するようなネクタイのこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
a power tie/suit etc. : a piece of clothing that makes you look important or confident
つまり、「自分を重要に見せる、または自信があるように見せるような衣料品(ネクタイやスーツなど)」

一般的にパワータイと言うと「真っ赤なネクタイ」がイメージされることが多いようですが、鮮やかな青色などの場合もあります。
ぼんやりした色ではなく、強くくっきりした色使いのネクタイを使うことで、パワー・強さを表現しているわけですね。
"power tie" で画像検索すると、たくさんの赤のネクタイ、そして時折、青のネクタイもヒットします。

pretty much は「だいたい」、just a towel は「タオル1枚だけ」。
モニカたちは、ABCニュースのアンカーという彼の普段のイメージから、「青いスーツにパワータイ」というビシッと決めた姿を想像したわけですが、ピザを届けた時の彼は「だいたい、タオル1枚だけ、って感じ」だったことがわかります。
それを聞いたモニカは、クラッとしたようによろけていますね。
それまでのモニカの発言から、ステファノプロスのことを素敵な男性だと思っていることがわかる通り、あの素敵な男性がタオル1枚だけの姿だなんて! と想像してモニカはクラクラしているわけですね。


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posted by Rach at 14:37| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月18日

プランどころかプラすらない フレンズ1-4改その21

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13:42
(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット。
レイチェル: I'm so sorry, you guys. I didn't mean to bring you down. (ほんとにごめんね、みんな。みんなを落ち込ませるつもりはなかったの。)
モニカ: No, you were right. I don't have a plan. (A KNOCK AT THE DOOR) (いいえ、レイチェルは正しかったわ。私にはプランがないもの。[ドアにノックがある])
ピザ屋(PIZZA GUY)(OUTSIDE): Pizza guy! (ピザ屋です!)
モニカ: Thank God. (ありがたい。)
レイチェル: Food! (SHE GOES TO GET IT) (食べ物よ! [応対しに行く])
モニカ: Phoebe? (フィービー?)
フィービー: What? (何?)
モニカ: Do you have a plan? (あなたにはプランある?)
フィービー: I don't even have a "pla."((プランどころか)”プラ”すらないわ。)
ピザ屋: Hi, one, uh, mushroom, green pepper and onion? (こんにちは、マッシュルームとピーマンとオニオンですよね?)
レイチェル: (MISERABLE) No, no, no. That's not what we ordered! We ordered a fat-free crust with extra cheese! ([不幸な様子で] 違う違う違う。それは私たちが頼んだものじゃない! 私たちはチーズ増量の、無脂肪クラスト(生地)を頼んだのよ!)

モニカがしゃもじのようなものでボールから直接食べているのは、過去記事、クッキー・ドウとツイスター フレンズ1-4改その12 で説明したクッキードウです。
やはりこのようにアメリカではクッキーの生地(クッキー・ドウ)を生のままで食べることが多いのですね。
アイスクリームを巨大なカップのままスプーンを突っ込んでヤケ食いする、ということもよくあります(実際、後のフレンズではそういうシーンも見かけます)が、今のモニカはアイスクリームの代わりにクッキードウでヤケ食いをしている感じです。

bring someone down は「気分を落ち込ませる」。
I didn't mean to do は「私は〜するつもりじゃなかった。〜しようと思ってそうしたわけじゃなかった」と、そんなつもりはなかったことを弁解する時の定番表現。
少し前のシーンで、落ち込むレイチェルを励まそうと、モニカたちがあれこれ言ったものの、逆にレイチェルが「手に入れたのが魔法の豆じゃなくてただの豆だったら?」と言ったため、みんなも将来に不安を覚え始めてしまったことを言っています。

Thank God. は「ありがたい」という定番フレーズ。
落ち込んでいる時にせめて食べ物でもあれば気も紛れるわ、というところですね。
レイチェルが応対している間に、モニカはフィービーに「私にはプランがないけど、あなたにはプランある?」と尋ねています。
フィービーは、"pla" さえもない、みたいに答えていますね。
plan どころか、-n の足りない pla さえもない、というところで、日本語で言うところの「プランのプの字もない」と似た感覚になるでしょう。
plan と呼べるものどころか、ゆくゆくはプランになりそうなことすらない、というところですね。

ピザの内容を確認する配達人ですが、レイチェルは悲しそうな顔をして、「それは私たちが頼んだものじゃない」と言っています。
そして自分たちが頼んだ注文内容を言っていますが、それが a fat-free crust with extra cheese になっていますね。
fat-free は「脂肪なしの、無脂肪の」、crust はピザの生地、with extra cheese は「割増のチーズ付き」ということですからつまりは「チーズ増量」ですね。
チーズは増量で、でもクラストは無脂肪のものを、と注文したことになるのですが、太らないように生地を無脂肪にしたとしても、チーズを増量してたら生地を無脂肪にした効果もなくなってしまうんじゃ、、みたいな面白さなのでしょう。

「チーズを食べたら太る」みたいなイメージは確かにありますが、チーズには「内臓脂肪を減らす」「脂肪燃焼効果がある」というようなことも言われているようです。
以下のサイト(All About)では、内臓脂肪を減らす効果について説明されています。
All About [栄養管理] チーズで内臓脂肪を減らそう!
ただ、実際にはチーズにそういう効果があるにしても、このレイチェルのセリフに関しては、みんなが一般的に抱いているイメージ通りに、太るのを気にして、クラストは fat-free にしているのに、チーズ増量じゃ意味ないじゃん、とツッコまれそうなジョークを言っているという解釈で良いと思います。
先に「無脂肪クラスト」と言っておいてから、その後、with extra cheese と付け足す形になっていることで、「無脂肪クラスト、、って言いながら、チーズは増量かいっ!」という風にうまくオチになっているということでしょうね。


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posted by Rach at 13:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月15日

梅田セミナー終了しました!

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大阪・梅田での『「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー』が、昨日、10月14日(土)に無事、終了いたしました。
今回のセミナーは私にとって通算で12回目のセミナーでした。
多くの皆様にご参加いただけたこと、本当に光栄で嬉しく思っております。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!

告知の際は「会場:梅田(当選者に詳細をお知らせします)」とだけお伝えしておりましたが、会場は「梅田 蔦屋書店」さんでした。
梅田 蔦屋書店さんでのセミナー告知ページはこちら。
「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー 梅田 蔦屋書店

梅田 蔦屋書店さんは、JR大阪駅内のノースゲートビルディングの ルクア イーレ 9F にあります。
会場入りする前に大丸梅田店のカフェでお茶をして、そのまま時空(とき)の広場に入って視線を上に向けると、ルクア イーレの窓に「蔦屋書店」の文字が見えました。
右を見ると阪急百貨店、目の前奥はグランフロント大阪、下を見るとJRが走っている、という大阪梅田の超ど真ん中で、これから自分がセミナーをさせていただけると思うと、本当に嬉しかったですね。

今回のセミナーは、梅田 蔦屋書店 の 4th ラウンジ という場所で行われました。
パーティションで区切られてはいますが、完全に密閉された部屋ではないので、近くを通られた方には、私がマイクを通して話している声も聞こえるような環境でした。
2016年夏に 枚方 蔦屋書店 でセミナーをさせていただいた時もこれと同じ形式だったのですが、営業中の書店さん(それも土曜日なのでたくさんのお客様がいらっしゃいました)の中でセミナーをさせていただくというのは本当に貴重な経験でした。

セミナーは、拙著で私がおすすめしている Rach流DVD英語学習法(レイチ・メソッド)の「はしょる3段階」を実際に体験していただくという形式になっています。
今回の参加者の皆様は「フレンズを全く知らない」という方が数人、「フレンズが大好きで何回も見ている」という方も数人で、「ほとんどの方がフレンズがどんな作品か知っている」というご様子でした。
解説では、この英語のセリフのどこに面白さのポイントがあるのか、伏線があってそれを回収した上でのオチなどについても説明させていただきました。

中間の休憩時間中にも、セミナー中に気になったところを早速質問して下さったり、最後の質疑応答の時間にも貴重なご質問をいただいたりと、皆様の熱心な学習姿勢に感銘を受けました。
また終了後も、たくさんの方がご挨拶に来て下さり、個人的にご質問・ご感想をたくさん頂戴できたこともとても嬉しくありがたく思いました。
書店で本を見て興味を持って下さった方、いつもブログを読んで下さっている方、以前のセミナーにも参加して下さっていた方などなど、一人ひとりの方と直接お話させていただけたこと、本当に幸せで素敵な時間でした♪
サインや一緒に写真撮影などもさせていただけたことも、とても光栄で嬉しかったです。

今回のセミナーを大きな原動力として、これからも「海外ドラマDVD英語学習法」の楽しさと素晴らしさを頑張って伝えて行きたいと思います。
お忙しい中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!<(_ _)>


セミナー告知バナーです
171014梅田セミナー.jpg

キャンペーン書店での POP です
梅田セミナーPOP.jpg


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posted by Rach at 14:34| Comment(2) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする