2022年12月26日

make a pass at someone フレンズ1-12改その11

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12:40
[Scene: girls' apartment. Rachel folding and packing clothes in suitcases. Phoebe enters]
シーン:女子のアパートメント。レイチェルは服を畳んでスーツケースに詰めている。フィービーが入ってくる。
フィービー: Hey! (はーい!)
レイチェル: Hi, Pheebs. (はーい、フィーブス。)
フィービー: Are you moving out? (あなた、引っ越すの?)
レイチェル: No, these aren't all my suitcases. [picks up small blue suitcase and shows to Phoebe] This one's Paolo's. (いいえ、これは全部が私のスーツケースってわけじゃないの。[小さな青いスーツケースを持ち上げて、フィービーに見せる] このスーツケースはパウロのものよ。)
フィービー: Um, um, Rachel, can we talk for a sec? (あー、レイチェル、少し話せる?)
レイチェル: Well, sure. Just a sec, though, 'cause Paolo's on his way over. (そうね、いいわよ。でも少しだけね、だってパウロがこっちに向かってるところだから。)
フィービー: Oh! [sits down] Ok, um, ok, um. (あぁ! [座る] よし、あの、いいわ、あのね。)
レイチェル: Oh, Pheebs, Pheebs... (あぁ、フィーブス、フィーブス…… [手をぐるぐるして急ぐようにせかす])
フィービー: Ok, um, [clears throat] we haven't known each other for that long a time, and, um, there are three things that you should know about me. One, my friends are the most important thing in my life. Two, I never lie. And three, I make the best oatmeal raisin cookies in the world. [Phoebe opens a tin and offers Rachel a cookie] (いいわ、あの、[咳払いをする] 私たちはそんなに長くお互いを知ってるわけじゃないけど、私についてあなたが知っておくべきことが三つあるの。一つ、私の人生において友達は一番大切なもの。二つ、私は決して嘘をつかない。そして三つ、私は世界で最高のオートミール・レーズン・クッキーを作るの。[フィービーは缶を開け、レイチェルにクッキーを勧める])
レイチェル: [taking cookie] Ok, thanks, Pheebs. [takes bite of cookie, overwhelmed] Oh, my God. ([クッキーを手に取る]オッケー、ありがとう、フィーブス。[クッキーを一口食べて、圧倒される] あぁ、もう。)
フィービー: I know. (でしょ。)
レイチェル: Why have I never tasted these before? (どうして今までこのクッキーを私が味わうことがなかったの?[どうして今までこれを食べさせてもらえなかったの?])
フィービー: Oh, I don't make them a lot, because I don't think it's fair to the other cookies. (あぁ、そのクッキーはあまり作らないの、だって他のクッキーに不公平だと思うから。)
レイチェル: All right, well, you're right. These are the best oatmeal raisin cookies I've ever had. (いいわ、そうね、あなたは正しい。これは私が今まで食べた中で、最高のオートミール・レーズン・クッキーよ。)
フィービー: Which proves that I never lie. (それで私は嘘をつかないことが証明されるわよね。)
レイチェル: I guess you don't. (あなたは嘘はつかないと思うわ。)
フィービー: Paolo made a pass at me. (パウロが私にちょっかい(モーション)をかけてきたの。)
[Rachel looks stunned]
レイチェルは衝撃を受けた顔をする。

move out を直訳すると「外に動く」ということですが、このフレーズはもっぱら「引っ越す、引っ越して(ここを)出ていく」という意味で使われます。
レイチェルが大量の服を荷造りしている様子を見て、「まるで引っ越しでもするかのような大量の荷物ね」と言ったことになるでしょう。

それに対するレイチェルの返事、No, these aren't all my suitcases. について。
この英語のセリフは、DVDやBlu-rayでは、No, these aren't all of my suitcases. と表記されていたのですが、Netflix では、No, these aren't all my suitcases. と表記されていました。
(残念ながら、2022年10月31日に Netflix で「フレンズ」が配信終了してしまいましたが、、、泣)
「all の後に of があるかないか」の違いですが、実際の音声を聞くと、of のない all my suitcases が正しいように思います(つまり、Netflix の字幕の方が正しいと思われる、ということ)。
カタカナで書くと、もし of が入っているなら「オーロブ・マイ・スーツケイシズ」になるところですが、実際の発音は「オー・マイ・スーツケイシズ」という感じに聞こえるので、of はないと判断できると思うわけです。

of のありなしで和訳を考えてみると、

(1) of ありの場合
these aren't all of my suitcases. 「これらは私のスーツケースのすべて(全部)ではない」(これら≠(ノットイコール)私のスーツケースすべて)→「私のスーツケースは他にもある」

(2) of なしの場合
These aren't all my suitcases. 「これらはすべて私のスーツケースというわけではない」(not all 「すべてが〜というわけではない」という部分否定)→「私以外の人のスーツケースも含まれている」
という意味になると考えられます。

of なしの場合については、この all を名詞にかかる形容詞「すべての」という意味に捉えれば、all of my suitcases 「私のスーツケースのすべて」に近い意味の all my suitcases 「すべての私のスーツケース」という意味に解釈することも可能ですが、上に書いた (2) の解釈では、この all を副詞として捉え、aren't all は「すべて〜というわけではない」という部分否定だと解釈し、These are my suitcases. 「これらは私のスーツケースである」という文を部分否定した形の「すべてがそうだというわけではない」という意味だと考えたわけです。

実際、この後のレイチェルのセリフで、小さな青いスーツケースを見せて「このスーツケースはパウロのもの」と言っていますので、そのセリフの流れを考えても、「これらはすべて私のスーツケースというわけではない」という部分否定(of がないセリフ)だと判断できると思いました。

フィービー:引っ越しするみたいな大荷物ね。
レイチェル:全部が私の荷物ってわけじゃないわ。これはパウロの荷物だし。
と言って見せたのが小さめのバッグだったので、「否定してたけど、やっぱりこの大荷物のほとんどはレイチェルのものじゃないか」とツッコミたくなるようなオチだということでしょう。

can we talk for a sec? の sec は second 「秒」の略。
for a sec 「1秒間」で、「ちょっと、少し」という短い時間を表します。

Paolo's on his way over の on one's way over は「こちらに向かっている」。
よく使われる表現 on one's way home だと「家に帰る途中で、帰り道に」。
over は「越えて、向こうへ」という意味でよく使われますが、今回の over は「こちら側へ、話し手の方・家に」という意味で使われています。

このような over について、LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
over : to, from, or in a particular place
例1) Come over here (= in or to the place where you are, from somewhere else)!
例2) Let's go over there (= in or to another place) and see what's happening.

つまり、「ある場所へ、ある場所から、ある場所(の中)で」。例文1は「こっちに来いよ!(自分がいるところに・ところへ、別の場所から)」。例文2は「向こうへ行こう、そして何が起こってるか見てみよう(別の場所に・場所へ)」。

over here 「こちらへ」、over there 「あちらへ」とどちらの方向にも over が使えるということです。

フィービーはレイチェルに話をしようとしますが、言いよどんで切り出すことができません。
荷造り中のレイチェルにせかされ、フィービーはようやく話し始めます。
we haven't known each other for that long a time は、not that 「そんなに〜ではない」の形が使われています。
we haven't known each other 「私たちはお互いを知らなかった」というように know を否定しているのではなく、「お互いを知っているのはそんなに長い間ってわけではない」というように long を否定していることになります。

「まだそんなに長い付き合いってほどじゃないけど、私についてこの3点だけは知っておいてほしいの」と話を始めたフィービーは、1. 友達が一番大切、2. 私は決して嘘をつかない、3. 私は世界最高のオートミール・レーズン・クッキーを作る、と語ります。
2番目の I never lie. は「決して〜しない」という強い否定語 never を使った現在形で、「私は決して嘘はつかない」という自分の習性や性格を語っていることになります。

フィービーが持参した缶に入っていたクッキーを一口食べたレイチェルは、表情と口調でそのおいしさに感動した様子を表現しています。
Why have I never tasted these before? を直訳すると「どうして私はこれまで、この(おいしい)クッキーを味わったことが一度もなかったの?」。
つまり「どうして今までこれを一度も食べたことがないの? どうして今まで作ってくれなかったの?」と言っていることになるでしょう。

I don't make them a lot, because I don't think it's fair to the other cookies. は 「そのクッキーはあまり作らないの。だって、他のクッキーに対して不公平だと思うから」。
私の作るクッキーはものすごくおいしいから、あんまりしょちゅう作ると、他のクッキーに悪いもの、という意味でしょう。
「他のクッキーに対して不公平だと思う」をそのまま英語にしようとすると、I think it's unfair to the other cookies. になりそうなところですが、英語では否定語はできるだけ前に来る傾向があるので、I think it's not fair や、I think it's unfair ではなくて、I don't think it's fair という形になるということです。
ですから、I don't think it's fair to the other cookies. を和訳する場合も、「他のクッキーに対して、公平(フェアー)だとは思わない」みたいに訳すのではなく、「不公平だと思う」のように訳した方が自然な日本語になるでしょう。

These are the best oatmeal raisin cookies I've ever had. は 「これは、今まで食べた中で、最高のオートミール・レーズン・クッキーよ」。
最上級と、経験を表す現在完了形との組み合わせで、このような「今まで〜した中で最高に・最高の…」という表現は会話でよく登場します。

Which proves that I never lie. は「そのことが、私は嘘をつかない、ということを証明する」。
その前にレイチェルが言ったこと、最高のクッキーだとレイチェルが認めたことが、私が嘘をつかないってことの証明になるでしょ、と言っています。
which は前の文、この場合は、直前のレイチェルのセリフ全体を指しています。
フィービーが語った3番目の「最高のクッキー」が真実であるとわかったので、2番目の「私は嘘をつかない」ということが真実だと証明されるということです。
I guess you don't. は I guess you don't lie. の lie が省略された形。

make a pass at は 「言い寄る、口説く、(性的な)ちょっかい・モーションをかける」。
過去記事、口説く、ちょっかいをかける フレンズ1-12改その8 で、セントラルパークにいる(レイチェル以外の)フレンズたちに、
フィービー: Well, he made a move on me. (その……彼(パウロ)が私にちょっかいをかけてきたの。)
と言っていたことがありましたが、その make a move on と、今回の make a pass at は似た表現になります。

LAAD では、
pass [noun] : an attempt to kiss or touch another person with the intention of starting a sexual relationship with them
例)Her boss made a pass at her.

つまり、名詞 pass は「ある人と性的な関係を始めたいという意図を持って、その人にキスやタッチをしようと試みること」。例文は「彼女のボスは彼女にモーションをかけてきた」。

Macmillan Dictionary では、
make a pass at someone :
to try to start a sexual relationship with someone, for example by talking to them or touching them in a sexual way

つまり、「誰かと性的な関係を始めようとすること、例えばその人に話しかけたり、性的な感じでその人にタッチしたりすることで」。

どちらの語義にも「性的な関係を始めようとしてタッチする(など)」とあるように、そういう下心を持ってお触りしてくることを指しており、マッサージ中にフィービーの脚やお尻を触ってきたパウロの行為にぴったりの表現だと言えるでしょう。


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posted by Rach at 20:38| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月28日

『SHERLOCKで身につく英文法』本日発売です!

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私の著書11冊目『SHERLOCKで身につく英文法』が、本日2022年10月28日(金)に KADOKAWA より発売となります!

アマゾンではこちら。
Amazon.co.jp: SHERLOCKで身につく英文法

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これまで、海外ドラマや洋画のセリフを例文として使った本を何冊も出させていただくことができましたが、「海外ドラマのセリフを例文にした英文法の本」は今回が初めてです。
私のこのブログでも、セリフの意味を解説する際には英文法の話をすることが多く、いつかセリフを例文にした英文法の本を出したいとずっと思ってきました。
11冊目にしてその願いが叶えられたことを本当に光栄でありがたく思っております。
大好きなドラマ『SHERLOCK』のセリフを英文法の例文に使えるなんて、シャーロキアンとしてこんなに嬉しいことはありません!

『SHERLOCK』はイギリスの大人気ドラマということで、既刊の2冊でも、そのセリフを使わせていただいたことがありました(2017年の『リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!』と2019年の『海外ドラマ英和辞典』)。
先ほど、自分のことをシャーロキアンだと説明しましたが、2017年に初めて自著で『SHERLOCK』のセリフを使わせてもらって以来、過去に出した3冊の著作の中で、シャーロック・ホームズシリーズの登場人物の名前を英語の例文の仮名に使ったことがありました。

1つ目
2017年の『リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!』 p.216の例文
Have you ever heard of a person called James Adler?
ジェームズ・アドラーって名前の人のこと、聞いたことある?

2つ目
2021年の『Avengers: Endgameで英語が話せる本 上』 別冊解説p.24の例文
I don’t think we’ve met. I’m James Adler.
初めまして、ですよね。私はジェームズ・アドラーです。

3つ目
2021年の『Avengers: Endgameで英語が話せる本 下』 別冊解説p.45の例文
Our baby’s name? Well, James, if it’s a boy, Irene, if it’s a girl.
赤ちゃんの名前? そうね、男の子ならジェームズ、女の子ならアイリーンね。

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1つ目と2つ目については、例文に使う仮の名前として、「ジェームズ・アドラー(James Adler)」という名前を使っています。
これは「シャーロック・ホームズの宿敵」である、モリアーティ教授ことジェームズ・モリアーティ(James Moriarty)と、「シャーロック・ホームズにとっての the woman(あの女(ひと))」である、アイリーン・アドラー(Irene Adler)の二人の名前を足して二で割ったもの。
これが「アイリーン・モリアーティ」だったら、あまりにもバレバレだったでしょうが、逆の組み合わせを選ぶと意外と目を引かないものですね(^^)
3つ目では、赤ちゃんの男の子と女の子の名前候補として、二人のファーストネームを使っていました。

いつか『SHERLOCK』単独で本を出せることがあれば、以前からこんな風にひそかにシャーロキアンだとアピールをしてたんですよ、と言いたいなと思っていました。

ご披露ついでにもうひとつ。
シャーロキアンは世界中にそれはもう大勢いらっしゃいますが、世界中のシャーロキアンにうらやましがられるだろうということをひとつ自慢させて下さい。それは、、、

シャーロック・ホームズと誕生日が同じ。

ということ。

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私は2005年にブログを開始して以来、ブログでもSNSでも自分の誕生日がいつかを言ったことはありませんでした。
生年に関しては、自分が共通一次世代であり、入試にリスニングがなかった時代の人間であることを示すために必要と思い、1969年であると言ってきましたが、誕生日は英語学習の経歴に何の関係もないので言う必要もないと思っていました。
ただ、これも先ほどの「ジェームズ・アドラー」の件と同じで、いつか『SHERLOCK』単独で本を出せることがあれば、シャーロキアンとして光栄すぎることなので言いたいな、とずっと思っておりましたので、今回晴れてご披露できてとても嬉しく思います♪

なお、誕生日が同じだからホームズを好きになったわけではなく、誕生日が一緒だとわかったのはホームズを好きになった後のこと。
『古畑任三郎スペシャル 黒岩博士の恐怖』で、西園寺くんが「古畑さんと誕生日が同じ有名人」としてシャーロック・ホームズを挙げた時、古畑さんが「ホント! 出来過ぎだよ。出来過ぎだよ。」と言っていたのですが、私もまさにそういう気持ちでした(古畑さんと同じというのも嬉しい)。

シャーロキアンだと名乗らせていただいたことに恥じぬよう、アーサー・コナン・ドイルの原作『シャーロック・ホームズシリーズ』、BBCドラマの『SHERLOCK』、どちらのファンの方にも楽しんでいただけるように丁寧に書かせていただいたつもりです。
「原作とのつながり」として、『SHERLOCK』に出てくる原作オマージュを解説するのは、書いている私自身もとても楽しかったです。
ドラマ『SHERLOCK』をまだ見たことがないという方は、現在、Amazon Prime Video で配信もされていますので、興味を持っていただけると嬉しいです。

大好きな『SHERLOCK』の英文法の本をこうして出させていただくことができましたのも、拙ブログを読み、応援して下さる皆様、拙著をお買い上げ下さった皆様のおかげと心より感謝しております。
本当にありがとうございます<(_ _)>

海外ドラマの生きたセリフから英語を学ぶことはこんなに楽しい、こんなに多くのことが学べる! ということをお伝えすることができるよう、これからも全力で頑張ります!
どうかこれからもよろしくお願いします。

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posted by Rach at 11:21| Comment(6) | 著書11冊目 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月24日

意見が合わないことを示す I don't know フレンズ1-12改その10

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11:52
ジョーイ: Will you pick one? Just pick one. Here, how about that one? [points to a table] ((テーブルを)一つ選べよ。ただ(とにかく)一つ選べ。ほら、あれはどうだ? [あるテーブルを指さす])
チャンドラー: That's patio furniture. (あれはパティオ(中庭)の家具だ。)
ジョーイ: So what? Like people are gonna come in and think, "Uh-oh, I'm outside again." (それが何だよ? 人が(部屋に)入ってきてこう思う、みたいな? 「おっとー、俺はまた外にいるぞ」って。)
チャンドラー: Fine. [gesturing towards another table] What about the birds? (いいさ[結構だ]。[別のテーブルを示すしぐさをして] あの鳥(柄)はどうだ?)
ジョーイ: I don't know. Birds just don't say, "Hello, sit here. Eat something." (どうかな。鳥は「こんにちは、ここに座って。何か食べて」って感じじゃないよ。)
チャンドラー: You pick one. ((じゃあ)お前が選べ。)
ジョーイ: All right, how about the ladybugs? (わかった、あのテントウムシはどうだ?)
チャンドラー: Oh, so forget about the birds, but big red insects suggest fine dining? (おぉ、それじゃあその鳥は忘れてくれ、でも大きな赤い虫は素敵な食事を示唆するんだな?)
ジョーイ: Fine! You want to get the birds? Get the birds! (いいさ! お前は鳥(柄の机)を買いたいんだな? (じゃあ)鳥(柄)を買えよ!)
チャンドラー: Not like that, I won't. [pauses] Kip would’ve liked the birds. [Joey turns and gives Chandler a dirty look] (そういうんじゃない、俺は買わないよ。[間があって] キップなら鳥を気に入ってくれてただろうに。[ジョーイは振り返り、チャンドラーに怒った顔をする])

Will you pick one? と言った後、Just pick one. と続けています。
このように命令形に just を付けると、「ただ〜しろ、つべこべ言わずに(とにかく)〜しろ」というニュアンスが出ます。

So what? は「それが何だよ? それがどうしたって言うんだよ?」という感覚。
日本語でも「それが何か?」と言うと、「それが何か問題でも?」というような相手に挑む感じが出ますが、それと同じようなニュアンスがあります。

Like people are gonna の Like SV は「SがVするみたいな(こと)」という感覚。
Fine. は、怒っている時の不満な気持ちを表現した言葉。
パティオ(中庭)のテーブルを選んだジョーイに対して、チャンドラーは鳥の柄のテーブルを示します。

ジョーイの I don't know. について。
I don't know. と言うと、「知らない、わからない」という意味がまず頭に浮かびがちですが、今回の場合は「(それは)どうかな」という日本語が似つかわしいでしょう。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
I don't know
used to show that you disagree slightly with what has just been said
例)"I couldn't live there." "Oh, I don't know. It might not be so bad."


つまり、「たった今、言われたばかりのことに対して少し意見が合わないことを示す時に使われる」。
例文は「私はそこには住めないわ」「あぁ、(それは)どうかな。そんなに悪くないかもよ」

チャンドラーが鳥柄を提案したところ、ジョーイは「ここに座って、何か食べて」って感じじゃないと否定し、チャンドラーは You pick one. と言っています。
命令文は通常、動詞の原形で始まりますが、このようにわかりきった主語の You をつけることで、命令文をさらに強調する効果が生まれます。
主語をわざわざつけた感じを出すために、日本語でも「お前が選べ(よ)」のように「お前が」をつけると、そのニュアンスを表現することができるでしょう。

ladybug は「テントウムシ」。
big red insects は「大きな赤い虫(昆虫)」。
テントウムシのことを、わざと「大きな赤い虫」と表現しています。
鳥を却下しておいて、代わりに出してきたのが「ムシ」かよ?! と怒っているのを表現するため、insects 「虫(ムシ)」の部分を強調しています。

You want to get the birds? Get the birds! について。
「お前が〜したいなら、〜しろ」は、"You want to 動詞? 動詞の原形(命令形)" という形になるために、get the birds というフレーズが2回繰り返されることになります。
最初は疑問文なので上がり調子、後の命令形は下がり調子になりますが、同じフレーズの繰り返しが面白いリズムを作り出していると感じます。
日本語で言うと「買いたきゃ買え!」というところで、ここでは怒りながら言っているので、「お前の好きにすればいいさ」的な投げやりなニュアンスが感じられます。

Not like that は「そういうのではない」ということですから、まさに日本語の「そういうんじゃない」という感覚。

Kip would’ve liked the birds. は「(元ルームメートの)キップなら、鳥柄を気に入ってくれただろうに」。
would には、もしキップなら、という仮定の意味が込められています。
キップなら俺の決めたことに素直に賛同してくれたのにな、と前のルームメイトと比較しているセリフで、前にもキップの名前を出した時にやきもちのようなことを言っていたジョーイは、今回もその名前を聞いて怒った顔をすることになります。


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posted by Rach at 11:13| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月04日

could have+過去分詞 フレンズ1-12改その9

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0:10:48
モニカ: What happened? (何があったの?)
フィービー: He came in for a massage... and everything was fine until... (彼(パウロ)がマッサージのために(部屋に)入ってきて…それで、すべては順調だったのよ、その時までは…)
マッサージ中にフィービーの脚(太もも)を触っているパウロの映像。
ジョーイ&チャンドラー: Whoa! (おー!)
ロス: Oh, my God. (なんてこった。)
モニカ: Are you sure? (確かなの?)
[Flashback: Paolo, lying on massage table, grabs Phoebe's butt]
フラッシュバック:マッサージ台に寝ているパウロがフィービーのお尻を掴む。
フィービー: Oh, yeah, I'm sure. [Flashback resumes while Phoebe does voice-over] And all of a sudden, his hands weren't the problem anymore. [Flashback continues: Paolo rolls over, Phoebe looks down, then quickly looks up, bites lip, shakes her head] (ええ、確かよ。[フィービーの声がボイスオーバーしながら、フラッシュバック映像が再開する] それから突然、彼の手はもう問題ではなくなってたの。[フラッシュバックが続く:パウロは寝返り[うつぶせから向きを変え]、フィービーは視線を下にやる、それから急いで視線を上に向ける、唇を噛んで、頭を振る])
モニカ: Was it...? (それが…だったの?)
フィービー: Oh, boy scouts could've camped under there. (ボーイスカウトがその下でキャンプできたでしょうね[できそう(なくらい)だったわ]。)
男性陣: Ooh. (ウー。)
[Rachel runs over]
レイチェルが走ってくる。
レイチェル: "Ooh," what?(ウー、何?)
フィービー: --ma (Uma) Thurman. ((ウー)マ・サーマン。)
モニカ: Oh! (あぁ!)
ロス: The actress! (あの女優!)
みんな: Uma Thurman! (ウーマ[ユマ]・サーマン!)
[all talking indistinctly, high-fiving]
みんなは何やら(不明瞭に)話し、ハイ・ファイブする。
ロス: Thanks, Rach. (ありがとう、レイチ。)
[Rachel walks away]
レイチェルは歩き去る。
チャンドラー: So what are you gonna do? (それでフィービーはどうするつもりだ?)
ロス: You have to tell her. You have to tell her! It's your moral obligation as a friend, as a woman. I think it's a feminist issue. Guys? Guys? [waiting for guys to chime in] (レイチェルに言わなきゃだめだよ。彼女に言わなきゃ! 道徳的責務だよ、友達として、女性としての。フェミニスト問題だと思う。(そうだろ?) 男性陣? 男性陣? [男性陣が同意するのを待ちながら])
チャンドラー: Oh, yeah. You have to tell her. (あぁ、そうだ。彼女に言わなきゃだめだ。)
ジョーイ: Feminist issue? That's where I went. (フェミニスト・イシュー? そこ、俺が行った場所だ[そこに俺、行ったよ]。)
フィービー: She is gonna hate me! (レイチェルに憎まれちゃうわ!)
ロス: [sympathetic yet...] Yeah, well. ([同情的なようだが…] そうだね、まあ。)

前回解説したシーンで、「(レイチェルの恋人である)パウロが私にちょっかいをかけてきた」とフィービーが言い、その後の話を(レイチェル以外の)フレンズたちが聞いているところ。
He came in for a massage... and everything was fine until... を聞こえた通りにイメージすると「彼(パウロ)はマッサージのために部屋に入ってきた…そしてすべては順調だった、〜までは」となるでしょう。
「〜までは順調だった・問題なかった」という話の流れから、until の後に何かしらの問題が語られることが想像できます。
until の後、フィービーはその場にいるフレンズたちに対して、口頭で状況を説明したでしょうが、画面ではその時の様子を映像で見せる形のフラッシュバック形式をとっています。
映像の通り、まずはフィービーの脚(太もも)をお触りしてきたパウロですが、モニカが「確かなの?」と尋ねた後、フラッシュバック映像が再開し、今度はお尻をぐっと掴む様子が映ります。
脚に触れた程度ではなく、お尻をぐっと掴まれたんだから私の勘違いなんかじゃない、というところですが、Oh yeah, I'm sure. 「ええ、確かよ(間違いないわ)」と言いながら、何だかちょっと嬉しそうに一瞬笑顔を見せるのにも笑えます。

And all of a sudden, his hands weren't the problem anymore. は「それから突然、彼の手はもう問題ではなくなっていた」。
私の脚やお尻を触ってきたという「手」はもはや問題ではなくなってた、ということから、問題はお触りだけではなかったことが察せられます。
お触り以上の問題については、その後のフラッシュバック映像でフィービーが見た視線の先に問題があったことがわかりますが、それをフィービーは、boy scouts ... と表現しています。
Boy scouts could've camped under there. は「ボーイスカウトがその下でキャンプできたでしょう[できそう(なくらい)だった]」。
camp はここでは動詞で「キャンプする、テントを張る、野営・野宿する」。
could have+過去分詞は「(もし〜だったら)…できただろう(に)」というニュアンス。
「やろうと思えば、ボーイスカウトがその下でキャンプができたでしょうね、キャンプできそうなくらい[ほど]だった」ということで、ボーイスカウトがキャンプをするために立てるテントのように、パウロの大事な部分を覆ったタオルが、その部分だけ大きく盛り上がっていたことを示唆しています。
日本語でも「ズボンにテントを張る」のような表現があったりするので、「テント」のことだとわかればイメージも湧きやすいでしょう。
フィービーのお尻を触ったのはアクシデントや偶然ではなく、パウロはフィービーを誘う気満々だった、ということがわかるということです。

フィービーのその表現を聞いて男性陣が Ooh. 「ウー」と言ったのを聞いて、その場にはいなかったレイチェルが寄ってきて、"Ooh," what? 「ウー、って何?」と尋ねます。
レイチェルの恋人パウロがフィービーを誘おうとしていたとも言えず、フィービーはとっさに、「ウー」に続ける形で、--ma Thurman. と答えます。
Uma Thurman は「ユマ・サーマン」。「パルプ・フィクション」「キル・ビル」などで有名なアメリカの女優さん。
日本では「ユマ」と表記されていますが、実際の英語の発音は「ウーマ」が近いです。
「ウー」と言っていた会話の内容をごまかそうと、ウーのつくものを探し、ちょうどウーで始まる、「ウーマ・サーマン」の名前を出した、という流れです。
名前の読みを「ユマ・サーマン」だと思っている日本人には、ちょっとわかりにくいジョークだったかもしれません。

レイチェルが去り、ロスは「フィービーはそのことをレイチェルに言わなきゃだめだ」と強く主張しています。
moral obligation は「道徳的義務・責任」。
issue は「問題(点)、争点、論点」。

feminist は「男女同権主義者」。
少し前の日本では「女性に甘い、女性に優しい男性」という意味でフェミニストという言葉が使われていたような気がしますが、英語の feminist にはそういう意味はありません。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
feminist : someone who supports the idea that women should have the same rights and opportunities as men
つまり、「女性は男性と同じ権利と機会を持つべきだという考えを支持する人」。

マッサージという仕事中にエッチなモーションをかけるなんてことは、女性を性的対象としてしか見ていない、男女同権者にとっては大問題になるような行為だ、とロスは言おうとしていることになります。
レイチェルが好きなロスとしては、今回のパウロの行為が元で、レイチェルがパウロを嫌い別れたらいいと思っているのは明らかですが、そういう本音を隠すために「女性としてそんなことをされたら怒るべきだし、同じ女性であるレイチェルにそれを告げるべきだ」という男女同権論を建て前にしているということです。

ロスは「僕は男性としてそう進言する。他の男性陣もそう思うよな?」という感じで、一緒に聞いていたチャンドラーとジョーイに Guys? Guys? と同意の言葉を求めます。
チャンドラーは(いつものようにジョークにすることはなく)「フィービーはレイチェルに言うべきだ」と素直に同意し、その後でジョーイは Feminist issue? That's where I went. と続けます。

そのジョーイのセリフ、Feminist issue? That's where I went. について。
このセリフを直訳すると「フェミニスト問題? それは俺が行った場所だ」になるでしょうか。
That's the place where I went. のように「場所」を意味する先行詞が省略されていると考えればわかりやすいでしょう。
went、つまり原形だと go は、超基本単語なので、状況によってさまざまなニュアンスで使われることが可能で、漠然と「俺が行ったところ」と表現することで「俺もそれ(そういう問題)を経験した(ことがある)」のような意味で使っているという可能性もなくはない、とも思います、、が、この時のロスの反応を見ていると、ジョーイがトンチンカンなことを言っている描写に私には思えました。

ジョーイがちょっと得意げにそう言った後、ロスはジョーイの方を見ながら、一瞬固まり、軽くうなずいてから、まあいいやというような顔で、フィービーの方にまた顔を向けている、、という流れになっていると私には見えたので、ロスが期待した答えではなかった、ピント外れの答えだったので、もういいや、という感じでジョーイの答えをスルーする感じでフィービーとの会話に戻った感じがしたわけです。

、、ということで、私も確信があるわけではないのですが、この Feminist issue? That's where I went. というのは直訳通りの「フェミニスト・イシュー? そこ、俺が行った場所だ」という意味だったように思います。
相手が言った言葉に対して、「なにそれ? おいしいの?」と言ったら、「それを食べ物と勘違いしている→それが何なのか全くわかってない」ことを示すという会話のお約束みたいなものがありますが、今回のジョーイのセリフも「聞き慣れない難しい言葉を、どこかの店か何かの場所だと勘違いしたことを示した」という気がしたということです。

ジョーイのこの発言の後、大爆笑という感じではないですが、観客からはラフトラック(笑い声)が起こっています。
この状況で笑い声が起こる、つまりジョークであるとすると、「ジョーイがその言葉の意味を勘違いしている」と考えるのが一番自然だろうと。
また、先ほどの解説で
チャンドラーは(いつものようにジョークにすることはなく)「フィービーはレイチェルに言うべきだ」と素直に同意し、
と書きましたが、チャンドラーが何のひねりもない(ごめん)返しをしたということは、その後のジョーイの部分にジョークのオチがあるからではないかとも思いました。
大爆笑ではないので、そんなに見事なオチでも面白いオチでもないという気はするのですが、「チャンドラーのセリフ(笑いなし)、ジョーイのセリフ(笑いあり)」という流れからもジョーイのセリフはジョークのオチであり、フェミニスト問題に興味なさそうなプレイボーイのジョーイが言うオチのセリフとしては、「別のものと勘違いしている」と解釈するのが一番妥当だと思ったということです。

(長くなりましたが、フィービーのセリフに戻ります。)
フィービーは「(パウロのことを話したら)レイチェルは私を嫌いになるわ、憎むわ」と言います。
それに対してロスは Yeah, well. と言っていますが、その言い方と表情から「そうだけど、それがどうしたの? まあしょうがないよね」というニュアンスが感じられる気がします。


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posted by Rach at 17:14| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月30日

口説く、ちょっかいをかける フレンズ1-12改その8

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10:05
[Phoebe enters]
フィービーが入ってくる。
ジョーイ&チャンドラー: Hey Phoebe! (やあ、フィービー!)
ロス: Hi, Pheebs! (はーい、フィーブス!)
レイチェル: Pheebs! (フィーブス!)
フィービー: Fine! (いいわ[結構よ]!)
モニカ: Phoebe, what's the matter? (フィービー、どうしたの?)
フィービー: Nothing! I'm sorry. I'm just, I'm out of sorts. (何もないわ! ごめんね。私はただ、イライラしてるのよ。)
客: Hey, can we get some cappuccino over here? (ねぇ、こっちにカプチーノをもらえる?)
レイチェル: Oh, right! That's me! (あぁ、そうね! 今のって私(のこと)だわ!)
ジョーイ: Hey, Chandler, that table place closes at 7. Come on. (なぁ、チャンドラー、あのテーブル屋は7時に閉まるんだ。行くぞ。)
チャンドラー: Fine. [Joey and Chandler walk towards the door] (わかったよ。[ジョーイとチャンドラーはドアに向かって歩く])
モニカ: Phoebe, what is it? (フィービー、何なの?)
フィービー: All right, you know Paolo? (いいわ、パウロ、知ってるでしょ?)
ロス: I'm familiar with his work, yes. (やつのやり口はよく知ってるよ、ああ。)
フィービー: Well, he made a move on me. (その……彼が私にちょっかいをかけてきたの。)
[Joey and Chandler come back]
ジョーイとチャンドラーが引き返してくる。
ジョーイ: Whoa, store will be open tomorrow. (ほら、店は明日(も)開いてるし。)
チャンドラー: More coffee over here, please? (こっちにさらにコーヒーを頼むよ。)

セントラルパークにフィービーが入ってきて、みんなが口々にフィービーに挨拶しますが、フィービーは怒ったような口調で Fine! と言ってソファに座ります。
fine は、How are you? I'm fine, thank you. という挨拶の例で学ぶように、「元気で」という意味があり、「素晴らしい、結構な」という意味もありますが、怒っている時に不満な気持ちを表現するのに使うこともできます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
fine [adjective] : ANGRY used when you are angry because you really think that something is not good or satisfactory at all
例)Fine, then, I'll do it myself.

つまり「(怒っている)何かが良くない、または全く満足できないと自分が本当に思っていて怒っている時に使われる」。例文は「いいわ、それなら、私が自分でするわ。」

日本語の場合でも「いい、結構」という良い意味の言葉を「いいわ、結構よ」と怒った調子で言えば不満の気持ちが表現できますので、日英同じ感覚だと言えるでしょう。

表情が硬く様子がおかしいフィービーを見て、モニカは what's the matter? 「どうしたの?」と問いかけます。
I'm out of sorts. の be out of sorts は「イライラしている、不機嫌である」という意味。
LAAD では、
out of sorts : feeling a little upset, annoyed, or sick
例)Mandy's been out of sorts all week.

つまり「少し、動揺、イライラ、うんざりした気持ちでいる」。例文は「マンディは1週間ずっとイライラしている」。

そんな話をしていると、離れた席にいる客が Hey, can we get some cappuccino over here? 「ねぇ、こっちにカプチーノをもらえる?」と言います。
その発言の後、1秒くらい経ってから、それってウェイトレスの私に言ってたんだ、と気づくレイチェルも面白いです。

That table place は「テーブルを売ってるあの店」みたいな感覚で、あえて shop などと言わずに、漠然と place という言葉を使っています。
具体的な施設の名前(shop, restaurant など)を言わずに、「どこかの場所」を指す場合に使える便利な表現で、日本語で言うと「場所、ところ」というニュアンス。
所有格をつけると「誰それの家、住まい、部屋」という意味になり、my place なら「うち、俺んとこ、私ん家(ち)」という感覚。

7時に閉まる、と言われた後、また Fine. という言葉が登場していますが、チャンドラーがため息と共に嫌そうな感じで言っていることから、今回もどちらかと言うと不満なニュアンスが感じられます。
「よーし、OK!」という前向きな返事というよりは「わかったよ、しゃーねーな」という感覚が近いでしょう。

I'm familiar with his work の work は「行為、やり方、やり口、手並み」のようなニュアンスで考えるとよいでしょう。
be familiar with は「(〜の様子)をよく知っている」。
you know Paolo? のように know という動詞を使ったフィービーに対して、同じように「知っている」ことを意味する形容詞 familiar を使って返したことになります。
「やつのやり口をよく知ってる」のように表現することで、パウロのやることなすことが気に入らない様子が伝わります。

make a move on ... は「…をナンパする、口説く、ちょっかいをかける」。
LAAD では、
put/make a move on somebody : (informal) to try to start sexual activity or a sexual relationship with someone
つまり「(インフォーマル)誰かと性的行動や性的関係を始めようとすること」。

テーブルを買いに行こうと出口に向かっていたジョーイとチャンドラーが、move という言葉を聞いて戻ってくるのも面白いです。
More coffee over here, please? とコーヒーを頼んでいることで、席についてしっかり話を聞こうじゃないかと思っている様子も伺えます。

なお、今回のシーンでは、店が開く・閉まるという話で、open/close の単語が以下のように登場していました。
that table place closes at 7 「あのテーブル屋は7時に閉まる」
store will be open tomorrow 「店は明日(も)開いてる」

上の文は「〇時に店が閉まる」つまり「閉店する」ということで、その場合は自動詞 close が使われます。
逆に「〇時に店が開く」という意味の「開店する」だと自動詞 open が使われます。

下の文は「店が(その時間)開いている・営業している、開店している」ということで、be open の open は「開いて(いる)」という形容詞。
逆に「店は(その時間)閉まっている・営業していない、閉店している」だと、be closed となります。

これが、be open に対して be close だったり、または、be opened / be closed のように、どちらも -ed のつく過去分詞形が使われたりするのであれば間違えにくいのですが、open は動詞「開く」、形容詞「開いている」という両方の意味があるため、be open でOKで、close の場合は形容詞で「閉まっている」という意味はないため、closed と -ed の形にしなければならないという点に注意しておきましょう。
つまり、対義語として見ると、
「開店する/閉店する」は open / close
「(店が)開いている/閉まっている」は open / closed
になるということです。


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