2020年09月12日

自分の殻から出る フレンズ1-11改その6

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5:02
[Scene 3: A montage of Mon+Pheebs' visits to the hospital, with 'My Guy' playing in the background. It starts with Monica reading Coma Guy a newspaper]
シーン3: モニカとフィービーの病院の訪問の映像。BGMで「マイ・ガイ」がかかっている。モニカが昏睡男に新聞を読んであげるところから始まる。
モニカ: Let's see. "Congress is debating a new deficit-reduction bill. The mayor wants to raise subway fares again. The high today was 45." And- oh, teams played sports. (えーっと。議会は赤字削減法案を議論中。市長は地下鉄の運賃をまた上げたいと思ってる。今日の最高気温は(華氏)45度だった。それから、あぁ、(いろんな)チームがスポーツをした。)
[Next is a shot of them dragging an enormous plant into the room, then Monica knitting a sweater, then Phoebe singing, then Phoebe shaving him and chatting to Monica]
次に、部屋に巨大な植物を引きずって持ち込む二人のショット、それから、モニカはセーターを編み、フィービーは歌い、フィービーは彼のひげを剃り、モニカと話す。
フィービー: What about Glen? He could be a Glen. (グレンはどう? 彼がグレンって名前なの、ありそうだわ。)
モニカ: Nah... not-not special enough. (んーん、あまり特別な感じがしないわね。)
フィービー: Ooh! How about Agamemnon? (あぁ! アガメムノンはどう?)
モニカ: Way too special. (あまりにも特別すぎる。)

昏睡男さんのお世話をしている二人の映像のBGMとして流れているのは、メアリー・ウェルズ(Mary Wells)の1964年のヒット曲「My Guy」。
(2020.9.16 追記)
9月15日(水)放送の「スッキリ」で、ウエンツ瑛士さんが、映画『メイキング・オブ・モータウン』(9月18日公開)について解説されていました。
その中のクイズ(エイジQ〈クイズ〉)で「モータウンのプロデューサーのスモーキーが、テンプテーションズの名曲「マイ・ガール」の前に出した曲は?」という二択問題があり、その答えがメアリー・ウェルズの「マイ・ガイ」でした!
メアリー・ウェルズが歌っている当時の映像が流れ、「何を言われても 私は彼氏(マイ・ガイ)から離れない」という歌詞もテロップで表示されました。(歌詞が、このシーンのモニカとフィービーの気持ちを表しているわけですね^^)
近藤春菜さんが「この曲も知ってますよ」とおっしゃっていたのが嬉しかったです。
このブログ記事を投稿したのが9月12日(土)で、その3日後にテレビで「マイ・ガイ」の映像と音楽が流れるなんて、すっごくタイムリー!と思ったので、追記にてお知らせさせていただきました♪(追記はここまで)

congress は「議会」、deficit reduction bill は「赤字削減法案」、mayor は「市長」。
fare は「(乗り物の)料金、運賃」を指します。

The high today was 45. は「今日の最高気温は45度」ということで、気温の話をしています。
45度というのは摂氏ではなく、華氏45度ということ。
アメリカ・カリフォルニア州のデスバレー(Death Valley)で、今年8月16日に54.4℃(摂氏54.4度)を記録したとしてニュースになっていましたので、近年は摂氏45度もあり得ない数字と言いきれなくなっていますが、冒頭のシーンで道に雪が積もっていたように今回は冬の話なので、摂氏ではやはりおかしいと感じる数字です。

日本の気温は摂氏表示(℃)ですが、アメリカは華氏表示(F)が多いようです。華氏45度は摂氏7度になります。
華氏の F は、Fahrenheit、摂氏の C は Celsius または Centigrade の頭文字。Fahrenheit(ファーレンハイト)、Celsius(セルシウス)はどちらも温度単位の考案者である学者の名前。
アメリカでは、温度だけではなく、長さもマイル、ヤード、フィート、インチなど、日本のメートル法とは異なる単位を使うことが多いので、セリフで「身長が何フィート何インチ」とか言われても、いまいちピンと来ない、という不便なこともよくあります。

Teams played sports. は「(いろいろな)チームがスポーツをした[プレイした]」。
男性はスポーツの話が好きで、女性はおしゃれの話が好き、という一般的なイメージがありますが、このモニカの場合も、あまりスポーツには興味がなくて適当に説明している様子が出ています。
いろんなチームがいろんなスポーツの試合をしたという記事が載ってる、という程度で、チーム名などに詳しくないのがわかります。

昏睡男さんの名前を考えている二人。
Agamemnon は「アガメムノン」。ギリシャ神話に登場する、ミュケナイ(ミケーネ)の王で、トロイ戦争でギリシャ軍の総大将だった人物の名前。
way too は「あまりにも〜すぎる」。way は「はるかに、ずっと」という意味で、too を強調する副詞。
Glen という名前では、not special enough 「十分に特別であるとはいえない」→「あまりにもありきたりな名前すぎる」と言われたフィービーは、とびっきり変わったギリシャ神話に出てくるような名前を出してきます。
「アガメムノン、って、それはまた、極度に特別すぎる名前だわ」という感じです。


06:00
[Scene 4: A Mexican restaurant. Monica, Phoebe, Joey, Chandler and his mom are there]
シーン4: メキシコ料理店。モニカ、フィービー、ジョーイ、チャンドラー、彼の母親(ノーラ・ビング)がそこにいる。
ノーラ(ミセス・ビング): I am famished. What do I want? [Looks at Chandler's menu] (お腹ペコペコよ。何を食べようかしら? [チャンドラーのメニューを見る])
チャンドラー: Please, God, don't let it be Kung Pao chicken. (どうか頼むから、クンパオチキンにしないでよ。)
ノーラ: Oh, you watched the show! What did you think? (まぁ、番組を見てくれたのね! どう思った?)
チャンドラー: Well, I think you need to come out of your shell just a little. (そうだな、自分の殻から出て心を開く必要があると思うよ、もう少しだけね。)
ロス: [Entering] What is this dive? Only you could've picked this place. ([入ってきて] この店は何? こんな場所を選ぶことができたのはあなただけだったでしょうね。)
ノーラ: Oooh, c'mon. Shut up. It's fun. Give me a hug. [They both sit down] (あぁ、もう。黙って。楽しいわ。ハグしてちょうだい。[二人は座る])

I am famished. は「お腹がペコペコよ」。
famish は「〜を飢えさせる」という他動詞で、famished という過去分詞形で「空腹だ」という意味の形容詞として使われます。名詞形は famine 「飢饉(ききん)」。
「私は何が食べたいかしら?」→「何を食べようかしらねぇ?」と言っている母に、チャンドラーは「どうか頼むから、その食べたいものをクンパオチキンにしないでよ」と言っています。
テレビ出演の際、「男性と親密になった後は、クンパオチキンが食べたくなるの」と言っていたので、クンパオチキンを食べたい=ついさっき男性と寝たばかり、ということになってしまうから、クンパオチキンってのはやめてよね、と言っていることになるでしょう。
クンパオチキンは中華料理なので、メキシコ料理店のメニューには書いていないのでしょうが、チャンドラーがその名前を出したことでテレビ出演を息子が観ていたことを知り、母ノーラは喜んでいます。

come out of one's shell の shell は「殻(から)、貝殻」なので、直訳は「自分の殻から出る」。つまり「自分の殻から出て、打ち解ける、心を開く」という意味。
「自分の殻から出て心を開く必要があると思うね、もう少しだけ」のように言っていますが、ノーラが公共のテレビの前であまりにも自分をさらけ出しすぎたことを皮肉っていることになります。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
somebody's shell : if someone goes into their shell, they are shy and do not want to talk to people; if they come out of their shell, they become more confident and less shy
例1)She's really come out of her shell since she went to college.
例2)The more his father shouted, the more he retreated into his shell.

つまり「人が自分のシェルに入る、というのは、その人はシャイで人と話したくない。人がシェルから出る、というのは、より自信があって、よりシャイではない」。例文1は「大学に行ってから、彼女は本当に自分の殻から出た[自信を持って、シャイではなくなった]」。例文2は「彼の父が叫べば叫ぶほど、彼はますます自分の殻に引きこもった」。

retreat は「後退する、撤退する」ですが、「(不快な場所から快適・安全な場所へ)退く、逃げる」という意味もあるので、retreat into one's shell はまさに「自分の殻に引きこもる」→「打ち解けない、無口になる」という意味になります。

dive は「いかがわしい店」。
LAAD では、
dive [noun] : BAR/HOTEL/RESTAURANT (informal) a place such as a bar or a hotel that is cheap and dirty.

つまり「(バー、ホテル、レストラン)(インフォーマル)安くて汚いバーやホテルのような場所」。

やってきたロスを見て、ノーラは熱烈なハグをしていますが、それを見た息子チャンドラーはちょっとあきれた顔をして「息子の友達にちょっとやりすぎなんじゃないの?」と言いたげな様子です。


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posted by Rach at 16:53| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月01日

日経doorsで紹介されました!

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20-30代の働く女性向けのWEBメディア「日経doors」で、海外ドラマを使った私の英語学習法が紹介されました!
「日経doors」のトップページはこちら↓
日経doors:自分らしい人生の扉を開こう

紹介していただいた記事のタイトルは、
英語学習はネトフリ最強 海外ドラマを徹底活用するワザ
「TOEIC満点・英検1級」のプロが教える、3ステップ英語学習法

となっています。

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その記事はこちら↓
英語学習はネトフリ最強 海外ドラマを徹底活用するワザ

なお、有料会員限定記事となっており、最初のページは皆様にお読みいただくことができますが、それ以降は日経doors有料会員の方のみがご覧いただけることになっております。あらかじめご了承下さいませ。

今回の記事は特に「ネトフリ(Netflix)」での英語学習法について語らせていただいています。
ネトフリはDVDと同じように「字幕・音声の切替が簡単にできる」ので、英語学習に適しています。
巣ごもりで、動画配信サービスの楽しさと便利さを改めて実感された方も多いと思います。
そのような方々に海外ドラマで英語を学ぶ楽しさや面白さが少しでも伝わればとても嬉しく思います。

6月18日に「日経WOMAN別冊」に掲載していただけて、今度は日経さんのWEBメディアでご紹介いただけたこと、本当に光栄で嬉しく思っております。
日経doors 関係者の皆様、ご紹介いただき、ありがとうございました。
そして、このブログをいつも読んで下さり、応援して下さる読者の皆様に、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます!
海外ドラマで英語を学ぶ楽しさと素晴らしさを感じていただけるような記事が書けるように、これからも頑張ります!

Rach からの嬉しいお知らせでした♪


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posted by Rach at 14:19| Comment(0) | メディア掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月22日

たいていのママは電話を使うもんだ フレンズ1-11改その5

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4:26
ジェイ・レノ: So now you're doing this whole book tour thing. How's that going? (それであなたは今、本の(宣伝)ツアーというのをやっていますが、それはどんな感じに進んでますか?[ツアーの状況・様子はどうですか?])
ミセス・ビング: Oh, fine. I'm leaving for New York tomorrow, which I hate. But I get to see my son, who I love! (あぁ、上々よ。明日はニューヨークに発つの、ニューヨークは嫌いなんだけどね。でも息子に会えるの、愛する息子に!)
みんな: Awww! (おぉ〜!)
チャンドラー: This is the way that I find out. Most moms use the phone. (これが俺が知る方法なんだ[俺はこんな風に知るんだよ]。たいていのママは電話を使うもんだぞ。)
ジェイ・レノ: Y'know, don't take this wrong, I-I just don't see you as a mom, somehow. I don't mean that, I don't mean that bad. (あの、悪く取らないで下さいね。ただ、あなたはどことなく、母親には見えないんですよ。そういう意味じゃなく、悪い意味でそう言っているのではなくて。)
ミセス・ビング: Oh, no. I am a fabulous mom! I bought my son his first condoms. (まぁ、そんなことないわ。私は素晴らしい母親よ! 私は息子に最初のコンドームを買ってやったんですもの。)
[The gang turn to look at Chandler]
フレンズたちはチャンドラーの方を見る。
チャンドラー: And then he burst into flames. (そしてそれからその息子は性に目覚めた[or 恥ずかしさで顔が真っ赤になった]。)

How's that going? は How is that going? で「それはどのように進んでいるか?」→「本の宣伝ツアーの状況・様子・調子はどうですか?」ということ。

leave for は「〜に向かって出発する」。
その後、, which I hate そして , who I love というように、関係代名詞の非制限用法(カンマ+which / who)が使われています。
which I hate の which は New York を指していると考えられるでしょう。
my son, who I love は、カンマのない形の関係代名詞の制限用法だと my son who I love となり、「私が愛する息子(に会える)」という意味になりますが、I get to see my son, who I love! とカンマが挿入されると、「私は自分の息子に会える、その息子を私は愛しているんだけどね」のように、カンマの後に情報を付け足した感覚になります。
..., which I hate. But ..., who I love! で「…は大嫌いだけど、…は大好きなの!」というように、嫌いなものと好きなものが対比されているのがポイントです。
嫌いを表現するには、don't like, dislike もありますが、hate は嫌いを意味する単語の中でも特にキツい言葉。
NYが嫌い(hate)とはっきり言っていますが、このセリフから、ノーラが自分の言いたいことを言う毒舌家であることもわかります。

This is the way that I find out. は「これが、俺が(そのことを)知る方法だ」→「俺はこんな風に(そのことを)知るんだ」。
明日はニューヨークに行くから、息子に会えるわ! と言っているテレビでのママの発言で、チャンドラーはママが自分に会いに来ることを知ったということです。
どうしてそんなプライベートなことをテレビ越しに伝えるんだ、という気持ちが出ています。

Most moms use the phone. は「たいていのママは電話を使うもんだろ」。
普通そういうことはまず電話で知らせるもんだろ、ということ。
Most moms use the phone. の 現在形 use は、「習慣・習性」を表す現在形。たいていのママは、普通ママってのは、息子との連絡に電話を使うものだ、それが普通のやり方だ、というニュアンス。

Don't take this wrong. は「(今から言うことを)悪く取らないで。誤解しないで欲しいんですが」。
take ... wrong は「間違って受け取る、誤解する、勘違いする」。
get ... wrong とも言います。Don’t get me wrong. だと「(私のことを)誤解しないで」。
see you as a mom は「あなたを一人の母親として見る」なので、I just don't see you as a mom, somehow. は「どことなく、私には、あなたのことは母親(である人)には見えないんですよね」ということ。

I don't mean that bad. は「悪い意味でそう言っているのではない」。
mean は「…の意味・つもりで言っている」。
bad は形容詞で「悪い」ですが、bad を badly の意味で副詞として使うこともできます。
アカデミックな英英辞典である LAAD (Longman Advanced American Dictionary) には、以下のように出ています。
bad [adverb] (spoken, nonstandard) : badly
例)He needed a drink pretty bad.

つまり「(話し言葉、非標準的)悪く・ひどく」。例文は「彼はひどく飲み物を欲しがった」。
この例文の badly はもはや「悪」の意味はなく、very much のような強調の意味で使われています。

ロングマンに nonstandard 「非標準的(用法)」と記載されていることがポイントでしょう。
badly という副詞が存在する以上、そちらを使う方が標準的であり、bad を badly の意味の副詞で使うのはやはり非標準的ということですが、口語では、形容詞 real を really の意味の副詞として使うことも多いので、-ly がないという見た目の形だけにとらわれず、文の構成や全体の意味から、形容詞なのか副詞なのかを見極める目を養いたいところです。

レノのセリフは I don't mean that badly. 「それを悪いように[悪い意図で、悪意を持って]言っているのではない」ということで、別に悪口ではないんですよ、という弁解です。
セクシーな作品の作家としてセクシーな部分が強調されているので、「女」ではない「母親」というイメージが浮かばないということでしょう。

fabulous は「素晴らしい、素敵な」。イギリス・リバプール出身のビートルズ(The Beatles)には、FAB4(ファブフォー)という愛称がありますが、これは Fabulous four 「素晴らしい4人組」の略です。
buy someone something で「人に物を買ってやる」。

And then he burst into flames. について。
burst は「バースト」というカタカナにもなっていますが、「破裂する、爆発する」。
そして burst into ... は「突然…の状態になる」という意味で使われます。
burst into laughter. なら「突然(どっと)笑い出す」。
flame は「炎」なので、burst into flames は「炎を出して急に・ぱっと燃え上がる」。

burst は過去形も burst で、bursts のように3単現の -s がついていないことから、この burst into flames は過去形であることがわかります。
ですからこのセリフを直訳すると、「(母は息子に最初のコンドームを買い与え)そしてそれからその息子は、ぱっと燃え上がった」ということになります。
「過去形」なので、ノーラが買い与えた話をテレビで聞いた後の、今の自分のことを言っているのではなく、買い与えられた当時のことを言っていると考えられるでしょう。

その「燃え上がった」の意味については、正直よくわかりません。
「体がカーッと燃え上がった」ということなので、「(体が火照る感じで? もしくは本能に火がついた感じで?)性に目覚めた」ということか、「顔が熱くなるほど、恥ずかしさで顔が真っ赤になった」ということかのどちらかかなぁ、と。
チャンドラーはジョーイと違い、プレイボーイやモテ男のキャラではないので、それを親に堂々と買ってもらったからと言って、あちこちでそれを使うチャンスがあったようにも思えません(チャン、ごめん)。
ならば「恥ずかしくて真っ赤になり顔から火が出た」ということかなとも思うのですが、それだとオチとしてそんなに大爆笑でもない気がするんですよね、、、
「恥ずかしさで顔が真っ赤になる」という表現としては他に、blush with shame(blush は「顔を赤らめる、顔が赤くなる」という自動詞)や、turn red with embarrassment などが考えられますが、このセリフが(意味が同じの)And then he blushed with shame. だったら、それはオチとして面白いだろうか? と。

ノーラとしては「私は良い母親で、性教育の一環としてコンドームまで買ってあげた」ということだったのですが、それが逆に作用して、「エッチなことで頭がいっぱい、みたいな状態になるよう火をつけてしまった、焚きつけてしまった」という結果になった(つまりは逆効果だった)、という方が話のオチとしては面白いのではないかな、と思ったということです。


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posted by Rach at 12:02| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月08日

誇りで幸せそうに微笑む フレンズ1-11改その4

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3:31
[Rachel opens the door to Paolo]
レイチェルがパウロのためにドアを開ける。
パウロ: Bona sera. (ボナセーラ。)
レイチェル: Oh, hi, sweetie! [They kiss] (あぁ、はーい、スウィーティ! [二人はキスする])
ロス: When did "Rigatoni" get back from Rome? (リガトーニはいつローマから帰ってきたの?)
モニカ: Last night. (昨日の夜よ。)
ロス: Really? So then his plane didn't explode in a big ball of fire? Just a dream I had. But... phew. (ほんとに? それじゃあ、彼の乗った飛行機が大きな火の玉になって爆発しなかったの? 僕が見たただの夢か。でも……フュー(ほっとしたよ)。)
フィービー: Hey hey hey! She's on! (ねえねえねえ! 彼女が出るわ!)
パウロ: Ah! Nora Bing! (あー! ノーラ・ビング!)
ジェイ・レノ(テレビ): ...Now what is this about you-you being arrested in London? What is that all about? (…ロンドンであなたが逮捕されたということについてのこの件はどうですか? それはどういうことなんですか?)
フィービー: Your mom was arrested? (あなたのママ、逮捕されたの?)
チャンドラー: Shhh, busy beaming with pride. (シー、誇らしくて微笑むのに忙しいんだから(黙ってて)。)
ミセス・ビング(テレビ): This is kind of embarrassing, but occasionally after I've been intimate with a man.... (これはちょっと恥ずかしいんだけど、男性と親密な関係になった後に時々…)
チャンドラー: Now why would she say that's embarrassing? (あの人はどうしてそんなことが恥ずかしいって言うんだ?)
みんな: Shhh. (シー。)
ミセス・ビング: ...I just get this craving for Kung Pao chicken. (ただ、クンパオチキンがものすごく食べたくなるの。)
チャンドラー: That's too much information! (それは余計な情報だ!)

パウロがやってきて、レイチェルと長いキスをしています。
rigatoni は「リガトーニ」という名前の、表面に溝のついた、太くて短い筒型のパスタ。
レイチェルのことが好きなロスは、レイチェルの恋人のパウロを「あのイタリア野郎」と呼ぶ代わりに、「パスタ野郎」というニュアンスで「あのリガトーニ」と呼んでいることになります。

explode in a big ball of fire は「大きな火の玉になって爆発する」。
「パウロの飛行機は爆発しなかったのか。ただ僕が夢で見ただけか」のように言った後、But... phew. と言っています。
phew は「ヒュー」という音の通り、ホッとした時になどに出る声。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
phew [interjection] said when you feel tired, hot, or relieved
例)Phew! I am so glad it's Friday.

つまり「(間投詞)疲れた時、熱い時、ほっとした時に言われる」。例文は「フュー! 今日が金曜日で嬉しい」。

今回のロスの phew も「フュー、ほっとした」という意味で使っていると思います。
いくら恋敵のパウロでも「飛行機が爆発したら(そして死んだら)良かったのに」と口に出しては言えないでしょうから、「彼の乗った飛行機が爆発する夢を見たんだけど、ただの夢だったみたいでホッとしたよ」と言葉では言ってみせた、ということでしょう。

ノーラ・ビングがテレビに出てきた時、パウロはそれを指して、彼女の名前を叫んでいます。
フレンズ1-7 でパウロが初登場した時、ボードゲームのモノポリーを見て、”Monopoly!” と叫んでいたのと同じノリです。
エッチな小説家だからパウロも知っていた、プレイボーイのパウロが知っているぐらいだから官能小説家として彼女はかなり有名なんだな、ということがここからもわかります。

arrest は「(人)を逮捕する」なので、be arrested は「逮捕される」。
beam with pride は「誇りで幸せそうに微笑む、誇らしくて微笑む」。
beam は日本語にもなっている「ビーム、光線」ですが、そこから「(顔・表情の)輝き」という意味にもなり、動詞 beam は「(喜びで)微笑む」という意味にもなります。
LAAD では、
beam [intransitive] to smile very happily
例)He looked at his son and beamed proudly.
例)Meg beamed with pleasure.

つまり「(自動詞)とても幸せそうに微笑むこと」。例文は「彼は自分の息子を見て、誇らしげに微笑んだ」「メグは喜びで微笑んだ」。

ママがロンドンで逮捕されたなんて「恥ずかしい、みっともない」となるところを、「誇らしくて微笑んじゃうのに忙しい」と正反対のことを言っています。
実際のチャンドラーの顔にも全く笑顔はなく、難しい顔をしているので、実際とは全く逆のことを言っていることがわかります。
Shh, (I'm) busy beaming with pride. 「シー、俺は今〜するのに忙しいんだから」と表現することで「俺にそんなことで話しかけないでくれ、いちいちそんなこと言わないでくれ」と言っていることになるでしょう。

embarrassing は「恥ずかしい、気恥ずかしい、きまりが悪い、ばつの悪い」。
intimate は「親密な」という意味ですが、たいていは男女関係の親密さ、深い関係があること、肉体関係を示唆する言葉です。
この場合も「ある男性と親密になる」というのは「深い関係になる」「エッチする」という意味。

息子としてはそんな話をフレンズのみんなに聞かせたくないのでしょう、それで「何でそんなことが恥ずかしいとか言ってるんだ?」と口を挟むのですが、ノーラの話に興味津々のフレンズたちに今後はチャンドラーの方がシーと言われてしまいます。

crave for は「〜を渇望する、切望する、しきりに欲しがる」。
Kung Pao chicken は「クン・パオ・チキン(宮保鶏丁)」。鶏肉とピーナッツ(またはカシューナッツ)他を唐辛子で炒めた四川料理。
Wikipedia 日本語版: 宮保鶏丁

ウィキペディアの説明に以下の記述があります。
「丁」は中国語で「さいの目に切った」と言う意味である。さいの目に切った鶏肉、キュウリにピーナッツ、鷹の爪を加え炒める。

その「クンパオチキン」の話を聞いた後のチャンドラーの反応、That's too much information! について。
「それは多すぎる情報だ!」というところで「そんなことまで言わなくていい」ということでしょう。

この部分については、過去記事でもいろいろ意見交換させていただいたのですが、「これだ!」と一つに決まる解釈はまだ見つけられていません。
以下に、今の私の見解をいくつか書かせていただきます。

レノの質問は「ノーラがロンドンで逮捕された件」についてだったので、ノーラの答えは「ロンドンで逮捕された理由」を語っていると考えるのが自然かなとまずは考えました。
官能小説作家ですから、性的な事柄である可能性が高いので「クンパオチキン」が何か性的なもの(体の一部など)を指しているのかな、とも思ったのですが、先ほど説明したように「さいの目に切った鶏肉」で、あまり「部位」っぽい形でもありません。
また、ノーラの発言 occasionally after I've been intimate with a man... I just get this craving for Kung Pao chicken. を言葉通り解釈すると、「男性とエッチした後には時々、クンパオチキンがものすごく食べたくなる」ということ。
相手と intimate な関係になった「後」なので、やはりそれは「エッチの後に私はこういうものが食べたくなっちゃうの」という「食べ物」の話をしていると考えるべきなんだろうと思います。
ただ「クンパオチキン」と言う時のノーラの発音がセクシーな物・ことを言うようなトーンであることと、(too much information の後ではなく)「クンパオチキン」と言った直後に観客がどっと笑っているようであることを考えると、「クンパオチキン」という言葉そのものに何らかの意味があるという可能性も残っている気はします。
(ただ、これ以降は、あくまで「食べ物、料理の名前」という観点で話を進めます。)

このクンパオチキンの話が直接「逮捕された話」と結びつくとすると、「中華料理店で(人目もはばからず公然わいせつと判断されるような状況で)エッチしていた」ということを示唆しているのかなぁ、と。
この番組では「ロンドンで逮捕されたこと」と尋ねていますが、ここで質問されているということは「どこで何をしていて逮捕されたか」ということがニュースとしてある程度、人々に伝わっていると考えられるのではないかと。
その部分の状況説明を省略して、「なぜ中華料理店にいたか」ということだけを説明したのが、このノーラのセリフなのかなぁ、と。
「男性と親密になるとクンパオチキンが食べたくなる。それで中華料理店に行ったけれど、またその場所でエッチの続きをしてしまって、、、」みたいなこととか。

お店でエッチするのは大胆すぎる感じもしますが、今回のエピソードのもう少し後のシーンでも、店で男性といいムードになるとそのまま行為に進んでしまいそうな感じの人だとわかる場面がありますので、(考えすぎかもしれませんが)それの伏線だったのかも、とか。

息子であるチャンドラーの That's too much information! については「それは余計な情報だ! そんなことまで言わなくていい!」的なものだと思われます。
テレビで「男性とエッチした」という話をするのもやめてほしいのに、「そういう時にはこんなものが食べたくなるの」と具体的な料理名まで出されては、人にそれを知られるのも嫌だし、自分もそれ以降、その料理を見た時にそんなことを思い出してしまうし。
またはノーラがクンパオチキンを食べているのを見たら、その前にエッチしたばかりだと自分を含めみんなにわかってしまう、等々で「そんな具体的なことまでペラペラしゃべるな!」という気持ちの発言だったのかな、と思います。


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posted by Rach at 20:24| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月25日

飛行機に乗る時には必ず彼女の本を フレンズ1-11改その3

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02:32
[Scene 2: Mon+Rach's]
シーン2: モン(モニカ)とレイチ(レイチェル)の家。
チャンドラー: Are there no conscious men in the city for you two? (君らには、この街に意識のある男は存在しないのか?)
モニカ: He doesn't have anyone. (彼には誰もいないのよ。)
フィービー: Yeah, we, we feel kinda responsible. (そうなの、私たち、ちょっと責任を感じるしね。)
ジョーイ: I can't believe you said, "Woo-hoo!" I don't even say, "Woo-hoo!" (モニカが「ウーフー!」って言ったなんて信じられないな。俺は「ウーフー!」なんて言わないぞ。)
レイチェル: Oh, she's coming up! She's coming up! [Turns on the TV] (あぁ、彼女が出る! 彼女が出るわ! [テレビをつける])
ジェイ:レノ(TV): Folks, when we come back, we'll be talking about her new book Euphoria Unbound. The always-interesting Nora Tyler Bing. You might wanna put the kids to bed for this one. (皆さん、CMの後には、彼女の新刊「解放された絶頂」について語ります。常に興味深い、あの、ノーラ・タイラー・ビングです。このコーナーのために、お子さんを寝かしておいた方がいいですよ。)
[Everyone has settled down to watch, except Chandler]
みんなはテレビを見るために既に座っている、チャンドラーを除いて。
チャンドラー: Y'know, we don't have to watch this. Weekend at Bernie's is on Showtime, HBL and Cinemax. (ほら、こんなの見なくていいよ。「ウィークエンド・アット・バーニーズ」が、ショータイムとHBOとシネマックスでやってるぞ。)
レイチェル: No way! (だめよ!)
ジョーイ: Come on! She's your mom! (おいおい! 彼女はお前のママだろ!)
チャンドラー: Exactly. Weekend at Bernie's. Dead guy getting hit in the groin 20, 30 times. (確かに(そうだけどさ)。ウィークエンド・アット・バーニーズだよ。股間を2、30回蹴られる、死んだ男(が出てくるん)だぞ。)
レイチェル: Chandler, I gotta tell you, I love your mom's books! I love her books! I cannot get on a plane without one. I mean, this is so cool! (チャンドラー、これは言わせて、私、あなたのママの本が大好きなの! 彼女の本が大好きなのよ! 彼女の本なしに飛行機には乗れないわ[飛行機に乗る時には必ず彼女の本を持ってくの]。ほら、これってすっごく素敵なんだもん!)
チャンドラー: Yeah, well, you wouldn't think it was cool if you were 11 years old and all your friends are passing around page 79 of Mistress Bitch. (もしレイチェルが11歳で、自分の友達全員が「ミストレス・ビッチ(淫乱な愛人)」の79ページを回覧しているとしたら、素敵だなんて思わないだろうね。)
ロス: C'mon, Chandler, I love your mom! I think she's a blast! (おいおい、チャンドラー、僕は君のママが大好きだよ! 僕は彼女を実に楽しい人だと思うよ。)
チャンドラー: You can say that because she's not your mom. (あの人はお前のママじゃないから、お前にはそんなことが言えるんだよ。)
ロス: Oh, please! She's the-- (あぁ、頼むから(そんなこと言うなよ)。彼女は…)

Are there no conscious men in the city for you two? は「君らには、この街に意識のある男は存在しないのか?」。
昏睡状態の彼に付き添っていたモニカとフィービーの話を聞いて、この街には意識のある男性がたくさんいるのに、そいつらには目もくれず、どうしてわざわざ意識のない男性に二人はべったりくっついてるの? と言いたいようです。

She's coming up! と言いながらレイチェルがテレビをつけるので、これからある女性がその番組に登場することがわかります。
この番組は、NBCの The Tonight Show With Jay Leno というトーク番組。
番組名に名前があるように、ジェイ・レノ(Jay Leno)が番組のホスト、司会者です。
ちなみに、フレンズを放映しているのもNBCです。
いろいろなゲストが登場する人気番組でしたが、2014年2月6日がこの番組の最終回となりました。

Folks は呼び掛け語で「みなさん」。folk, folks は「人々」という意味。
when we come back は「我々が戻ってきた時」ですが、これは、CM の後で、また番組の続きが始まった時、を言っているのだと思います。

本のタイトル Euphoria Unbound について。
euphoria は「多幸感、幸福感、高揚感、絶頂感」。
unbound は「(束縛から)解放された」。
動詞 bind が「〜を縛る・くくる」という意味で、反対の動作を示す接頭辞 un- をつけた unbind は「(縄など)を解く・ほどく、(人)を釈放・解放する」という意味になります。

The always-interesting Nora Tyler Bing は always-interesting が ノーラという人物を形容しています。
「いつも興味深い、いつも面白い話題を提供してくれる」というようなニュアンスでしょう。

You might wanna put the kids to bed for this one. は「これ(これから始まるノーラのコーナー・トーク)のために、お子さんを寝かした方がいいですよ」。
might wanna は「〜した方がいいですよ、いいかもしれませんよ」と軽く忠告するニュアンス。
今回のトークは大人のエッチな話になりそうなので、お子様は寝かせておいてくださいね、というところ。
先ほど出た本のタイトルと、ノーラを紹介するこの言葉で、大人向けの小説を書いている作家であることが想像できます。

みんなはその番組を見ようと興味津々ですが、チャンドラー一人だけが見るのを反対しています。
ノーラの名字がビングだと紹介されていたので、そこでチャンドラーの関係者だと気付く人もいるでしょうし、少し後にジョーイが「彼女はお前のママだろ」と言うことで、ノーラがチャンドラーの母親であることがはっきりします。

Weekend at Bernie's は映画のタイトルで、邦題は「バーニーズ/あぶない!?ウィークエンド」。
保険会社の社員が、殺されていた社長を生きているように見せかけるブラックコメディの映画。
週末に社長であるバーニーの別荘で事件が起こったので、英語のタイトルは、「バーニーの別荘(Bernie’s place のような意味の所有格)での週末」というタイトルになっています。

Showtime, HBO, Cinemax はすべてアメリカの有料チャンネル(ペイTVチャンネル)の名前。
HBO は Home Box Office の略で「セックス・アンド・ザ・シティ」や「ゲーム・オブ・スローンズ」などを放送しているチャンネル。

No way! は「だめよ! いやよ!」。
自分のママのトークを見たくないチャンドラーは、Weekend at Bernie's を見ようと言いますが、レイチェルに却下されています。
実は、これよりずっと後のエピソード、フレンズ4-12 で「レイチェルが好きな映画は Weekend at Bernie's だ」というセリフが出てきます。
フレンズ4-12 から、今回のエピソード フレンズ1-11 を振り返って見ると、「レイチェルが好きなはずのその映画よりも、チャンドラーのママの番組を見たい」と言っている面白さにもなるでしょう。

Dead guy getting hit in the groin 20, 30 times. の groin は「股間、(婉曲的に)男性性器」。
自分のママを見るくらいなら、そういう場面を見る方が楽しいよ、と言わんばかりに、映画の悪趣味な部分を強調していることになるのでしょう。

I cannot get on a plane without one. は「チャンドラーのママの本(one = her book)なしでは飛行機に乗れない」→「飛行機に乗るときは必ず手にしている、持っている」。
cannot 〜 without ... は「…なしでは〜できない」。
I cannot live without you. なら「あなたがいないと生きていけない」となり、恋人に言うセリフの定番。

pass around は「順番に回す」。そのページを回覧して、みんなで見る、回し読みしているというニュアンス。
mistress は「愛人、情婦」
bitch は元々は「メス犬」という意味で、それが人間の女性に対して使われると、「淫乱女、尻軽女、アマ」のような蔑称になります。

79ページには、エッチな挿絵が書いてあったか、もしくはその部分の描写が激しかった、ということが想像されます(多分、挿絵の方が可能性が高そう)。

you wouldn't think it was cool if you were 11 years old and all your friends are passing around page 79 of Mistress Bitch. の you woudln't think ... if you were 〜 は「もし〜なら、…とは思わないだろう」という仮定法過去。
このセリフの内容は、11歳の時のチャンドラーの実体験であることがわかります。
もし君が俺の立場で、11歳の悲惨な状況を体験したら、クールだなんて言ってられないよ、ということです。

She's a blast. の blast は「とても楽しいこと」という名詞で、「彼女は最高に楽しい、エキサイティングだ」というようなニュアンス。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
blast [noun] : FUN
a blast (informal) an enjoyable and exciting experience
例)The concert was a blast.

つまり「楽しめて、ワクワクするような体験」。例文は「そのコンサートはワクワクして楽しめるものだった」。

You can say that because she's not your mom. は「あの人がお前のママじゃないから、お前はそんなことが言える」。
他人事だからそんな風に言えるんであって、自分のママだったらそんなこと言ってられないぞ、ということです。


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posted by Rach at 15:28| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月11日

弁護士で、副業で彫刻を教えてる フレンズ1-11改その2

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01:27
[Scene 1: Hospital. The guy is in a coma and Mon and Pheebs are visiting]
シーン1: 病院。その男性は昏睡状態で、モン(モニカ)とフィーブズ(フィービー)が訪れている。
モニカ: Why did I woo-hoo? What was I hoping would happen? That-that he'd turn around and say, "Ohh, I love that sound. I must have you now"? (私ったらどうして「ウーフー」って声出しちゃったんだろう? 私は何が起こるのを願ってたわけ? 彼が振り向いて、「あぁ、その声好きだな。今、僕は君と付き合わなくちゃね」って言うことを(私は期待してたの)?)
フィービー: I just wish there was something we could do. [Bends down and talks to him] Hello. Hello, coma guy. Get up, you Girl Scout! Up, up up! (私たちにできることが何かあればいいのに、ってただ思うわ。[かがんで、彼に話しかける] ハロー、ハロー、昏睡男さん。起きろ、ガールスカウト! 起きろ、起きろ、起きろ!)
モニカ: Phoebe, what are you doing? (フィービー、何やってるの?)
フィービー: Maybe nobody's tried this. (多分、こういうのは(今まで)誰も試したことなかっただろうから。)
モニカ: I wish we at least knew his name. Look at that face. I mean, even sleeping, he looks smart. I bet he's a lawyer. (少なくとも彼の名前を知っていればいいのにって思うわ。ほら、眠っていても、彼は賢そうに見える。きっと彼は弁護士よ。)
フィービー: Yeah, but did you see the dents in his knuckles? That means he's artistic. (そうね、でも彼の指関節にあるくぼみを見た? それは彼が芸術的な人[芸術家肌の人]ってことだわ。)
モニカ: Okay. He's a lawyer who teaches sculpting on the side. And he can dance! (わかった。彼は弁護士で、副業で彫刻(を彫ること)を教えてるの。それに彼はダンスもできる!)
フィービー: Oh! And he's the kinda guy who, when you're talking, he's listening, y'know, and not saying, “Yeah, I understand” but really wondering what you look like naked. (あぁ! それから彼はこういう感じの人ね、相手が話している時、彼は聞いているの。そして「そうだね、わかるよ」とも言わずに、本当は相手の裸がどんな風なのかな、って考えてる。)
モニカ: I wish all guys could be like him. (全ての男性が彼みたいだったらいいのに。)
フィービー: I know. (そうね。)

What was I hoping would happen? は I was hoping (something) would happen. 「私は〜が起こるだろうと願っていた」の something 部分を疑問詞(=何)にして前に出した形の疑問文。
ですから「私は何が起こるだろうと願っていたわけ?」というところ。
次の文が、That he's turn で始まっていますが、これは Was I hoping that he would...? 「彼が…するだろうってことを私は願ってたわけ?」ということで、I was hoping の内容が that SV 「SVすること」で表現されていることになります。
I must have you now. を直訳すると「今、僕は君を所有しなければならない」という感じですが、つまりは「君を僕のものにする」→「君と付き合う」というようなことでしょう。

I just wish there was something we could do. は「私たちにできることがあればいいのに、とただ思う」。
<I wish we+過去形>は、「現実では不可能なことを仮定する」仮定法過去。
実際には私たちには彼にしてあげられることが何もないことを表現しています。

フィービーは(後にも語られますが)彼の名前を知らないので、coma guy 「コーマ・ガイ、昏睡男さん」と呼びかけています。
coma は「昏睡(こんすい)、昏睡状態」。フレンズ1-4 の病院での会話にも出てきました。in a coma で「昏睡状態に陥って」。

Get up, you Girl Scout! Up, up up! はガールスカウトと言っていますが、ガールスカウトというよりは軍隊チックな言い方になっています。
軍隊において、「お前らはガールスカウトか(女の子か)」「もたもたすんなよ、お嬢ちゃん」のように女の子扱いすることで、テキパキやれ、さっさと動けと尻を叩いているような感覚なのでしょう。
Maybe nobody's tried this. は Maybe nobody has tried this. 「こんなことにトライした(やってみた)人は多分今まで誰もいなかった」という、経験を表す現在完了形。
昏睡状態に人に「ねぇ、起きて」と優しく声を掛けることは誰でもやってるだろうから、その逆で軍隊のように脅してみたの、というところでしょう。

I wish we at least knew his name. は「少なくとも彼の名前を知っているのなら良かったのに、せめて彼の名前だけでもわかっていればいいのに」。
先ほどの I just wish there was something we could do. と同じ「現実では不可能なことを仮定する」仮定法過去。

I bet he's a lawyer. は「彼はきっと弁護士よ、弁護士に違いないわ」。
bet の元々の意味は、「(〜であると)金などを賭ける」という意味なので、「(金を賭けてもいいほど)断言する、主張する、きっと〜だと確信する」。
この smart(賢そうな・頭が良さそうな)顔を見たらそうだと断言できる、という感覚。

dent は「くぼみ、へこみ」。knuckle は「指関節」。artistic は「芸術的な、芸術家の、芸術家肌の」。
That means he's artistic. は「それ(指関節にくぼみがあること)は彼が芸術的な人であることを意味する」。

モニカが「弁護士だ」と言った後、フィービーが「でも芸術家っぽいところがある」と言ったので、モニカは「じゃあ、その両方ね」と言うように、「弁護士かつ芸術家」だという意見を述べています。
on the side の直訳は「サイドで、傍らで」なので、「副業として」という意味で使われます。
名詞の「副業」は side job と表現できます。
サイドの仕事というカタカナでも「メインではない別の」というニュアンスはわかる気がします。

sculpting は「彫刻を彫ること」。sculpt は動詞で「彫刻する」、sculptor なら「彫刻家」。
モニカはさらに「彼はダンスもできるの!」と特に根拠もない話まで付け足しており、勝手に妄想だけがどんどん膨らんでいっている様子がよくわかります。

he's the kinda guy who... は「彼は…するようなタイプの人なのよ」。
先にまずは「こういう感じの人」(the kinda guy = the kind of guy)と言っておいてから、どういうことをするタイプの人かを 関係代名詞 who 以下で詳しく述べるという、英語っぽい構造になっています。

「彼は話を聞きながら、「わかるよ」などと相槌も入れずに、こんなエッチなことを考えてるのよ」とモニカ以上に妙な想像を膨らませているフィービー。
not saying, but wondering という not A but B 「AではなくB」の構文が使われています。
wondering what you look like naked は、相手が裸の状態で(naked)、どんな風に見えるか(what you look like = you look like something の something が what で前に出た形)かを wonder what 「どうなのかと思う、どうなのだろうかと考える」。

I wish all guys could be like him. とここでもまた仮定法過去が出てきています。
I wish+S+V(過去形)は、「SがVならいいのに」という願望を表す表現ですが、二人がこの男性のことを素敵な人だと思っていて「ああならいいのに、こうならいいのに」と助けてあげたい気持ち、してあげたいこと、願望などばかりを言っていることが、頻出する I wish+S+V(過去形)によく表れていると言えるでしょう。
お互いの勝手な妄想にツッコミを入れるどころか、二人はその妄想にどっぷり浸かって「全ての男性が彼みたいだったらいいのに」と言っています。
現実の彼を知らない二人が、勝手に彼を理想的な男性に仕立て上げたあげくに、「彼はこんなに素敵なのに、どうして現実にいる男は彼みたいに素敵じゃないの?」とまで言っている面白さになるでしょう。


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posted by Rach at 13:52| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする