シーズン1 第10話 The One With the Monkey (大晦日の約束)
原題は「お猿の話」
ロスはマルセルという猿を連れてきます。
レイチェル: He is precious! (その子、かわいい!)
precious は、「貴重な」という意味ですが、「かわいい」という意味もあります。
ロス: My friend Bethel rescued him from some lab. (僕の友達のベセルが研究所から助け出したんだ。)
フィービー: That is so cruel. Why? Why would a parent name their child Bethel?
(それって残酷だわ。どうして、親が自分の子供にベセルなんて名前をつけるのかしら?)
残酷だというから、てっきり猿を動物実験に使うことを非難するのかと思いきや、ベセルという名前をつけたことを残酷だと言っているのでした。
しかし、それほど妙な名前なんでしょうか?
bethel は、「ベテル、霊場、礼拝堂」という意味があり、また Indiana 州に Bethel という地名もあるようですが・・・。
マルセルを飼うのは、前妻のキャロルが出て行ってから寂しいからなんだ、というロスに
モニカ: Why don't you just get a roommate? (ルームメイトを探したらどう?)
ロス: I don't know. You reach a certain age, having a roommate is just kind of pathe...
(どうかな。ある程度の年齢になったら、ルームメイトと住むなんて、ちょっと、みじ・・・)
[「みじめ」と言いかけるが、みんなが気分を害しかけたので・・・]
ロス: Sorry, that's "pathet," which is Sanskrit for "cool way to live."
(ごめん、その「ミジ・・・」っていうのは、サンスクリットで「カッコイイ生き方」っていう意味なんだ。)
pathetic は「哀れを誘う、痛ましい、みじめな」という意味です。
この形容詞の元になった名詞の pathos は「哀愁、ペーソス」、「情念、パトス」という意味になります。
ロスはいい年になってルームメイトと住むのはみじめだと言おうとしたのですが、レイチェルとモニカ、ジョーイとチャンドラーがそれぞれ一緒の部屋でルームメイトとして暮らしているのです。
そのことを非難するとマズいと悟ったロスは、とっさに「サンスクリット語ネタ」で誤魔化したわけです。
サンスクリット語なら、きっと誰にもわからないだろうと思うのは、日本人でも同じですね。
サンタのバイトの仕事がゲットできなかったジョーイ。
ジョーイ: Some fat guy's sleeping with the store manager. (あの太っちょが、店長と寝てるんだな。)
He's not even jolly. It's all political. (あいつは陽気でも何でもないんだ。ただの策略家だ。)
jolly は「楽しい、愉快な、陽気な」という意味。
サンタクロースやクリスマスのイメージですね。
ところが、サンタという陽気で明るいイメージのバイトにも、陰ではドロドロした争奪戦が繰り広げられているようで。
サンタの手伝いの役しかもらえず、怒るジョーイ
ジョーイ: It's just such a slap in the face, you know?
(それって、侮辱だと思わないか?)
slap とは「(平手で)ピシャリと打つこと」なので、slap in the face は直訳すると「顔をピシャリとたたかれること」、つまり、「侮辱」という意味になります。
大晦日に恋人がいるのはレイチェルだけ、ところが
レイチェル: For your information, Paolo's gonna be in Rome this New Year's.
(ご参考までに、パウロはこの新年はローマにいる予定なの。)
for your information は「ご参考までに」という意味で、略して FYI とも書きます。
チャンドラー: I say this year, no dates, we make a pact. (今年の年末は、恋人はなしで過ごす、っていうデートなしっていう協定を結ぼう。)
pact は「協定、条約」です。a nonaggression pact は「不可侵条約」です。
promise に比べると、ちょっと堅い感じがしますが。
フィービーのライブ、クリスマスに合わせた歌らしいのですが、これがまた・・・(笑)。
ざっと日本語訳だけ、書いておきます。
「石炭の目の人形[雪だるま]を作った。微笑みがうっとりするくらい。ママが台所で自殺してたなんて、どうして私が知ることができただろうか・・・」
とか歌いながら、手に持った鈴を振って、la,la,la と高らかに歌い上げるフィービー。
「ママの遺灰が、ママのまつ毛までもが、小さな黄色いビンの中で眠ってる・・・」
ashes (灰、遺灰)と eyelashes (まつ毛)が韻を踏んでます。
jar は広い口の瓶のことです。ジャムが入ってる瓶などがそうです。
日本語のジャー(魔法瓶)という意味は、英語にはありません。
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2005年07月31日
2005年07月30日
フレンズ1-9その5
ついに怒り出すモニカ、せっかくみんなのリクエスト通りの料理を作ったのに・・・と泣きながらわめいています。
チャンドラー: Monica, only dogs can hear you now. (モニカ、言ってること、犬にしかわかんないよ。)
泣きながらしゃべる声が、まるで犬の鳴き声のように聞こえるからです。
ついにみんなは大喧嘩。ふてくされて黙り込んでいますが、
フィービー: Ugly Naked Guy's taking his turkey out of the oven. (裸のブ男が、七面鳥をオーブンから出してる。)
Oh, my God! He's not alone. Ugly Naked Guy is having Thanksgiving dinner with Ugly Naked Gal.
(まあ大変。彼は一人じゃないわ。裸のブ男が裸のブ女と感謝祭のディナーを食べてる。)
galは「ギャル」(死語?)です。girlが変形したもの。
それにしても、「裸のブ女」ってどんな人?
(というより、「ブ男」とはいうけど、「ブ女」って言葉はないような・・・)
このエピソード以降、この女性は登場しなかったように思いますが・・・
イメージがわきにくいから? イメージしても、ちょっとつらいから?
フィービー: It's nice that he has someone. (彼も誰かがそばにいて、良かったわね。)
このフィービーの一言で、「フレンズ」はお互いの大切さを知り、仲直りします。
ちょっとベタな感じもしますが、ここは素直に「友達っていいな。」と思える方が、フレンズの良さを楽しめると思います。
なんか、すっごい喧嘩しても、結局、仲直りできちゃうっていうのがこのドラマの良さなのです。
日本のドラマはどうしても「恋愛」がメインになるのでこういう雰囲気のドラマってあるかなぁ?
実は日本のドラマはあまり見ないんですが、思い出すのは「白線流し」くらいかな?
仲直りした6人は、ディナーを囲みます。
チャンドラー: Shall I carve? (お切りいたしましょうか?)
レイチェル: By all means. (ぜひ、お願いします。)
carveは「(食卓で肉などを)切る、切り分ける」という意味です。
アメリカでは、七面鳥の丸焼きを切り分けるのは、男の仕事だとされているそうです。
なかなか女の細腕では、てごわそうですもんね。
食パンをモニカとジョーイが分けようとします。
フィービー: You guys have to make a wish. (願いごとをしなくちゃいけないわ。)
願いごとをしながら、食パンを引っ張り合う二人。
フィービー: You got the bigger half! What did you wish for? (ジョーイが大きい方を取ったわ。何をお願いしたの?)
ジョーイ: The bigger half. (「大きい方」が欲しい、って。)
いかにもジョーイらしい願いごとでした。
願いが叶って、良かったね、ジョーイ。
チャンドラー: All right, I'd like to propose a toast. (オーケー、俺が乾杯の音頭を取るよ。)
proposeは「提案する、結婚を申し込む(プロポースする)」という意味もありますが、propose a toastで、「乾杯の音頭を取る」という意味になります。
乾杯はCheers!と言っているのもよく見かけますね。
どうしてtoastかと言うと、乾杯の飲み物にトースト(焼いたパン)を入れていたから、と聞いたことがあります。
乾杯のついでに、
ロス: Here's to a lousy Christmas! (最低のクリスマスになりますように。)
レイチェル: And a crappy New Year! (そして、くだらない新年が迎えられますように。)
Here's to...!は「・・・に乾杯! ・・・がありますように。」という意味。
lousyはもともと「シラミがいっぱいの」という意味で(シラミは、単数形はlouse、複数形はlice)、
そこから、「最低の」という意味になります。
また、crappy(くだらない)もcrap(うんち)から来た言葉です。
お食事中の方、ごめんなさい。
ラスト、地下鉄にある、例のポスターの前に立つジョーイ。
性病のことが書いてある部分を剥がすと、下には別のポスターの文字が。
"Bladder Control Problem?" (尿漏れが心配ですか?)
"STOP WIFE BEATING" (妻への暴力はやめて)
"HEMORRHOIDS?" (「ぢ」ですか?)
そして、もう一枚めくると、
"WINNER OF 3 TONY AWARDS" (トニー賞3部門で受賞)
トニー賞とは、アメリカ演劇界の権威ある賞のことです。
お芝居をやっている俳優のジョーイには、憧れの賞なわけですね。
これで良し、とニヤリとして去っていくジョーイでした。
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チャンドラー: Monica, only dogs can hear you now. (モニカ、言ってること、犬にしかわかんないよ。)
泣きながらしゃべる声が、まるで犬の鳴き声のように聞こえるからです。
ついにみんなは大喧嘩。ふてくされて黙り込んでいますが、
フィービー: Ugly Naked Guy's taking his turkey out of the oven. (裸のブ男が、七面鳥をオーブンから出してる。)
Oh, my God! He's not alone. Ugly Naked Guy is having Thanksgiving dinner with Ugly Naked Gal.
(まあ大変。彼は一人じゃないわ。裸のブ男が裸のブ女と感謝祭のディナーを食べてる。)
galは「ギャル」(死語?)です。girlが変形したもの。
それにしても、「裸のブ女」ってどんな人?
(というより、「ブ男」とはいうけど、「ブ女」って言葉はないような・・・)
このエピソード以降、この女性は登場しなかったように思いますが・・・
イメージがわきにくいから? イメージしても、ちょっとつらいから?
フィービー: It's nice that he has someone. (彼も誰かがそばにいて、良かったわね。)
このフィービーの一言で、「フレンズ」はお互いの大切さを知り、仲直りします。
ちょっとベタな感じもしますが、ここは素直に「友達っていいな。」と思える方が、フレンズの良さを楽しめると思います。
なんか、すっごい喧嘩しても、結局、仲直りできちゃうっていうのがこのドラマの良さなのです。
日本のドラマはどうしても「恋愛」がメインになるのでこういう雰囲気のドラマってあるかなぁ?
実は日本のドラマはあまり見ないんですが、思い出すのは「白線流し」くらいかな?
仲直りした6人は、ディナーを囲みます。
チャンドラー: Shall I carve? (お切りいたしましょうか?)
レイチェル: By all means. (ぜひ、お願いします。)
carveは「(食卓で肉などを)切る、切り分ける」という意味です。
アメリカでは、七面鳥の丸焼きを切り分けるのは、男の仕事だとされているそうです。
なかなか女の細腕では、てごわそうですもんね。
食パンをモニカとジョーイが分けようとします。
フィービー: You guys have to make a wish. (願いごとをしなくちゃいけないわ。)
願いごとをしながら、食パンを引っ張り合う二人。
フィービー: You got the bigger half! What did you wish for? (ジョーイが大きい方を取ったわ。何をお願いしたの?)
ジョーイ: The bigger half. (「大きい方」が欲しい、って。)
いかにもジョーイらしい願いごとでした。
願いが叶って、良かったね、ジョーイ。
チャンドラー: All right, I'd like to propose a toast. (オーケー、俺が乾杯の音頭を取るよ。)
proposeは「提案する、結婚を申し込む(プロポースする)」という意味もありますが、propose a toastで、「乾杯の音頭を取る」という意味になります。
乾杯はCheers!と言っているのもよく見かけますね。
どうしてtoastかと言うと、乾杯の飲み物にトースト(焼いたパン)を入れていたから、と聞いたことがあります。
乾杯のついでに、
ロス: Here's to a lousy Christmas! (最低のクリスマスになりますように。)
レイチェル: And a crappy New Year! (そして、くだらない新年が迎えられますように。)
Here's to...!は「・・・に乾杯! ・・・がありますように。」という意味。
lousyはもともと「シラミがいっぱいの」という意味で(シラミは、単数形はlouse、複数形はlice)、
そこから、「最低の」という意味になります。
また、crappy(くだらない)もcrap(うんち)から来た言葉です。
お食事中の方、ごめんなさい。
ラスト、地下鉄にある、例のポスターの前に立つジョーイ。
性病のことが書いてある部分を剥がすと、下には別のポスターの文字が。
"Bladder Control Problem?" (尿漏れが心配ですか?)
"STOP WIFE BEATING" (妻への暴力はやめて)
"HEMORRHOIDS?" (「ぢ」ですか?)
そして、もう一枚めくると、
"WINNER OF 3 TONY AWARDS" (トニー賞3部門で受賞)
トニー賞とは、アメリカ演劇界の権威ある賞のことです。
お芝居をやっている俳優のジョーイには、憧れの賞なわけですね。
これで良し、とニヤリとして去っていくジョーイでした。
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2005年07月29日
フレンズ1-9その4
チャンドラーが興奮してやってきます。
The most unbelievable thing has happened! Underdog has gotten away!
(最も信じられないことが起こった! アンダードッグが逃げ出したんだ!)
Underdogとは、1960年代後半から70年代前半にかけて9年間アメリカで放送されていたUnderdogというアニメの主人公です。
このエピソードの中で、感謝祭のパレードの様子が3シーン挿入されますが、最後に出てきたウルトラマンが飛んでるようなポーズの赤い服を着た犬がUnderdogです。
チャンドラーは、このバルーンが飛んでいったという話をしているのです。
ちなみに、underdogとは今年(去年?)の流行語の「負け犬」という意味です。("負け犬"という言葉、私はどうも好きになれないなぁ・・・)
モニカ: Got the keys? (カギ持った?)
レイチェル: OK. (オーケー。)
この会話が後に大喧嘩の原因になるのですが・・・。
元妻のキャロルの家で、お腹の赤ちゃんに話しかけようとするロス。
ロス: Where am I talking to here? (どこに話しかけたらいいの?)
There is one way that seems to offer a certain acoustical advantage, but...
(音響学的な効果を生みそうな方法がひとつあるんだけど・・・)
ロスは「赤ちゃんが出てくるところ」(キャー、やだぁ〜!!)から話しかけたらいいんじゃないかなー、と提案しているわけです。
acousticはアコースティックギター(エレキギターではない、生の楽器のギター)のアコースティックですが、発音は、「アクースティック」になります。
ちなみに、キャロル役の女優さんがこのエピソードから代わっています。
こういうことはアメリカではよくあるようで、活躍の場が少ないとか、別の方面で頑張りたいとかの理由で、途中でキャストが交代するそうです。
アンダードッグの逃走を見て大喜びの5人ですが、部屋のドアを開ける時になって、
レイチェル: You've got the keys. (モニカがカギを持ってるわよ。)
モニカ: No, I don't. (いいえ、私は持ってない。)
レイチェル: Yes, you do. When we left, you said, "Got the keys." (いいえ、あなたが持ってるわ。出る時に、あなた言ったもの。「カギ持った。」って。)
モニカ: No, I didn't. I asked "Got the keys?" (いいえ、そうは言ってないわ。私は尋ねたのよ、「カギ持った?」って。)
レイチェル: You said, "Got the keys!" (モニカは「カギ持った!」って言ったわ。)
押し問答をする二人。
日本語と違い、英語では主語を省略することはあまりありません。
つまり、英語にとって主語は大事なんですが、このシチュエーションではまさにそうですね。
モニカが"Have you got the keys?"と質問していれば、誤解は生まれなかったのに・・・。
レイチェルはモニカが"I've got the keys."「カギは持ってるから。」と言ったと勘違いしたんですね。
ちなみに、have gotは「持っている」という意味です。
さらに、この押し問答でのポイントは、yesとnoの使い分けです。
上のセリフの3行目、日本語では「いいえ、あなたが持ってるわ。」としましたが、英語ではYes, you do.です。
日本語の「はい、いいえ」は相手の言ったことを肯定するか否定するかで決まりますが、英語の場合は、後に続く文章が、肯定文か否定文かでyes, noが決まるのです。
日本語の「いいえ、あなたが持ってるわ。」をそのまま直訳しようとして、"No, you do."と書くと間違いです。
ここで、日本人が間違いやすい、否定疑問文についてお話します。
否定疑問文で尋ねられたら、その答えの「内容」が肯定ならyes、否定ならnoを使うのです。
例えば、Can't you speak English?「英語がしゃべれませんか?」に対して、
「いいえ、しゃべれます。」はYes, I can.
「はい、しゃべれません。」はNo, I can't.
になるのです。
つまり、否定疑問文ではなく、普通の疑問文で尋ねられた場合(Can you speak English?)の時の答えと同じになる、ということです。
ジョーイの持っているスペアキーをいろいろ試してみるが、なかなか扉は開きません。
七面鳥が焦げちゃうとイライラするモニカに、
ジョーイ: I got one keyhole and a zillion keys! You do the math.
(一つの鍵穴に対して、数え切れないくらいのカギがあるんだ。計算してくれよ。)
zillionは、million, billionから派生した口語で、「無数の、すごい数の」という意味になります。
さすがにzillionは大袈裟ですが、それにしても、一体どこのスペアキーをこんなにたくさん持っているのでしょう。
math = mathematics(数学)ですから、do the mathで「数学をする、計算をする」という意味になります。
(Rach、毎日頑張ってます)
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The most unbelievable thing has happened! Underdog has gotten away!
(最も信じられないことが起こった! アンダードッグが逃げ出したんだ!)
Underdogとは、1960年代後半から70年代前半にかけて9年間アメリカで放送されていたUnderdogというアニメの主人公です。
このエピソードの中で、感謝祭のパレードの様子が3シーン挿入されますが、最後に出てきたウルトラマンが飛んでるようなポーズの赤い服を着た犬がUnderdogです。
チャンドラーは、このバルーンが飛んでいったという話をしているのです。
ちなみに、underdogとは今年(去年?)の流行語の「負け犬」という意味です。("負け犬"という言葉、私はどうも好きになれないなぁ・・・)
モニカ: Got the keys? (カギ持った?)
レイチェル: OK. (オーケー。)
この会話が後に大喧嘩の原因になるのですが・・・。
元妻のキャロルの家で、お腹の赤ちゃんに話しかけようとするロス。
ロス: Where am I talking to here? (どこに話しかけたらいいの?)
There is one way that seems to offer a certain acoustical advantage, but...
(音響学的な効果を生みそうな方法がひとつあるんだけど・・・)
ロスは「赤ちゃんが出てくるところ」(キャー、やだぁ〜!!)から話しかけたらいいんじゃないかなー、と提案しているわけです。
acousticはアコースティックギター(エレキギターではない、生の楽器のギター)のアコースティックですが、発音は、「アクースティック」になります。
ちなみに、キャロル役の女優さんがこのエピソードから代わっています。
こういうことはアメリカではよくあるようで、活躍の場が少ないとか、別の方面で頑張りたいとかの理由で、途中でキャストが交代するそうです。
アンダードッグの逃走を見て大喜びの5人ですが、部屋のドアを開ける時になって、
レイチェル: You've got the keys. (モニカがカギを持ってるわよ。)
モニカ: No, I don't. (いいえ、私は持ってない。)
レイチェル: Yes, you do. When we left, you said, "Got the keys." (いいえ、あなたが持ってるわ。出る時に、あなた言ったもの。「カギ持った。」って。)
モニカ: No, I didn't. I asked "Got the keys?" (いいえ、そうは言ってないわ。私は尋ねたのよ、「カギ持った?」って。)
レイチェル: You said, "Got the keys!" (モニカは「カギ持った!」って言ったわ。)
押し問答をする二人。
日本語と違い、英語では主語を省略することはあまりありません。
つまり、英語にとって主語は大事なんですが、このシチュエーションではまさにそうですね。
モニカが"Have you got the keys?"と質問していれば、誤解は生まれなかったのに・・・。
レイチェルはモニカが"I've got the keys."「カギは持ってるから。」と言ったと勘違いしたんですね。
ちなみに、have gotは「持っている」という意味です。
さらに、この押し問答でのポイントは、yesとnoの使い分けです。
上のセリフの3行目、日本語では「いいえ、あなたが持ってるわ。」としましたが、英語ではYes, you do.です。
日本語の「はい、いいえ」は相手の言ったことを肯定するか否定するかで決まりますが、英語の場合は、後に続く文章が、肯定文か否定文かでyes, noが決まるのです。
日本語の「いいえ、あなたが持ってるわ。」をそのまま直訳しようとして、"No, you do."と書くと間違いです。
ここで、日本人が間違いやすい、否定疑問文についてお話します。
否定疑問文で尋ねられたら、その答えの「内容」が肯定ならyes、否定ならnoを使うのです。
例えば、Can't you speak English?「英語がしゃべれませんか?」に対して、
「いいえ、しゃべれます。」はYes, I can.
「はい、しゃべれません。」はNo, I can't.
になるのです。
つまり、否定疑問文ではなく、普通の疑問文で尋ねられた場合(Can you speak English?)の時の答えと同じになる、ということです。
ジョーイの持っているスペアキーをいろいろ試してみるが、なかなか扉は開きません。
七面鳥が焦げちゃうとイライラするモニカに、
ジョーイ: I got one keyhole and a zillion keys! You do the math.
(一つの鍵穴に対して、数え切れないくらいのカギがあるんだ。計算してくれよ。)
zillionは、million, billionから派生した口語で、「無数の、すごい数の」という意味になります。
さすがにzillionは大袈裟ですが、それにしても、一体どこのスペアキーをこんなにたくさん持っているのでしょう。
math = mathematics(数学)ですから、do the mathで「数学をする、計算をする」という意味になります。
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2005年07月28日
フレンズ1-9その3
地下鉄で、ジョーイは美人に声をかけます。
ジョーイ: We used to work together. (僕たち、昔、一緒に働いてたよね。)
女性: We did? (そうだった?)
ジョーイ: At Macy's. You're the Obsession girl, right? I was the Aramis guy. Aramis? Aramis? (メイシーズで。君はオブセッションっていう香水担当だろ? 俺はアラミス担当だった。 [香水をかける真似をしながら] アラミスどうですか? アラミスどうですか?)
used toは「昔・・・だった」という意味です。
特にいつのことだったかを言う必要がない時に使います。
「今は違う。」ということも暗に示しています。
ジョーイが香水をお客さんにかけるしぐさをしていますが、後のエピソードで、香水のバイトをするシーンがちゃんと出てきます。
日本ではこういうバイト、見かけないなぁ。
ジョーイ: You're the best in the business. (君は、一番の売り手だったよね!)
女性: Get out! (やめてよ!)
ジョーイ: I'm serious. (まじだよ。)
普通、Get out!は「出て行け!」という意味ですが、「ばかな。」という意味もあります。
ここでは、それほどキツい意味ではなく、「冗談言わないで。やめて。」という感じ。
本人は誉められて喜んでいるのです。
ですから、ジョーイはI'm serious.「俺は本気で言ってるんだよ。」と言っています。
誉められた女性は嬉しそうに、
Really? You don't know what that means to me.
(そんな風に言ってもらえると嬉しいわ。)
これは直訳すると、「そのあなたの言葉が私にとってどういう意味があるか、あなたにはわからないでしょうね。」という意味。
つまり、「私にとって、とても意味のある言葉だわ、嬉しいわ。」ということになります。
いい雰囲気になりかけたのに、女性は突然用事があるからと去っていきます。
振り返ったジョーイは、自分がモデルになった市の無料診療所のポスターを発見。
そこには、ジョーイの写真と
What Mario isn't telling you... VD You never know who might have it.
(マリオがあなたに言っていないことがある・・・"性病" 誰が性病にかかっているかなんてあなたには決してわからないのだ)
つまり、「あなたのお付き合いしている彼(彼女)が性病を持ってるかもしれませんよ。だから、今すぐ検診を受けて下さい。」というPRのポスターのようです。
ジョーイは性病患者のモデルになってしまったわけですね。
それを見た彼女は、逃げ出してしまったわけです。
VDはvenereal diseaseの略で、性病という意味なのですが・・・しかし、日本語で書くと、なんともこわいポスターですね。
セントラルパークに入ると、5人が笑いながら話をしています。
ジョーイ: I guess you all saw it. (お前ら、みんな、あれを見たんだな。)
レイチェル: Saw what? (見たって何を?)
フィービー: We're just laughing. You know how laughter can be infectious. (ただ笑ってただけよ。だって、笑いって伝染するじゃない。)
infectiousはinfection(感染、伝染)の形容詞です。
an infectious diseaseは「伝染病」。
伝染するという言葉から派生して、笑いなども人から人へ移るので、infectious laughter(つられてしまう笑い)という表現もあるのです。
フィービーは、infectiousという言葉をわざと使って、ジョーイをからかっているのですね。
モニカが感謝祭ディナーを準備中。ロスは何だかご機嫌ななめ。
モニカ: What? (何よ?)
ロス: I don't know. It's just not the same without Mom in the kitchen. (別に。ただ、台所にママがいないと、いつもと違うなーって。)
モニカ: That's it. Get out of my way and stop annoying me! (それ以上言わないで。もうどいて、イライラさせないでよ!)
ロス: Well, that's closer. (あぁ、それで似てきた。)
モニカの性格はママ譲りのようです。
ロスは何だかマザコンみたいな発言ですが、それだけ感謝祭という行事が家族で過ごす大切な行事だ、ということがわかりますね。
フィービーはチャンドラーが大嫌いなパンプキンパイを見せびらかします。
チャンドラー: We all laughed when you did it with the stuffing, but that's not funny. (フィービーが七面鳥の詰め物でふざけたのは大笑いしたけど、それは笑えないよ。)
stuffingとは、七面鳥の中に詰める詰め物のことです。
チャンドラーは、ロスの頭を詰め物にする話(七面鳥の中に、ロスの頭を突っ込んでみたら・・・と言ったこと)は面白かったが、パンプキンネタは、自分にはヘビーすぎると言いたいようです。
かなりのトラウマになっていますね。かわいそうなチャンドラー。
(Rachからのお願いです)
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ジョーイ: We used to work together. (僕たち、昔、一緒に働いてたよね。)
女性: We did? (そうだった?)
ジョーイ: At Macy's. You're the Obsession girl, right? I was the Aramis guy. Aramis? Aramis? (メイシーズで。君はオブセッションっていう香水担当だろ? 俺はアラミス担当だった。 [香水をかける真似をしながら] アラミスどうですか? アラミスどうですか?)
used toは「昔・・・だった」という意味です。
特にいつのことだったかを言う必要がない時に使います。
「今は違う。」ということも暗に示しています。
ジョーイが香水をお客さんにかけるしぐさをしていますが、後のエピソードで、香水のバイトをするシーンがちゃんと出てきます。
日本ではこういうバイト、見かけないなぁ。
ジョーイ: You're the best in the business. (君は、一番の売り手だったよね!)
女性: Get out! (やめてよ!)
ジョーイ: I'm serious. (まじだよ。)
普通、Get out!は「出て行け!」という意味ですが、「ばかな。」という意味もあります。
ここでは、それほどキツい意味ではなく、「冗談言わないで。やめて。」という感じ。
本人は誉められて喜んでいるのです。
ですから、ジョーイはI'm serious.「俺は本気で言ってるんだよ。」と言っています。
誉められた女性は嬉しそうに、
Really? You don't know what that means to me.
(そんな風に言ってもらえると嬉しいわ。)
これは直訳すると、「そのあなたの言葉が私にとってどういう意味があるか、あなたにはわからないでしょうね。」という意味。
つまり、「私にとって、とても意味のある言葉だわ、嬉しいわ。」ということになります。
いい雰囲気になりかけたのに、女性は突然用事があるからと去っていきます。
振り返ったジョーイは、自分がモデルになった市の無料診療所のポスターを発見。
そこには、ジョーイの写真と
What Mario isn't telling you... VD You never know who might have it.
(マリオがあなたに言っていないことがある・・・"性病" 誰が性病にかかっているかなんてあなたには決してわからないのだ)
つまり、「あなたのお付き合いしている彼(彼女)が性病を持ってるかもしれませんよ。だから、今すぐ検診を受けて下さい。」というPRのポスターのようです。
ジョーイは性病患者のモデルになってしまったわけですね。
それを見た彼女は、逃げ出してしまったわけです。
VDはvenereal diseaseの略で、性病という意味なのですが・・・しかし、日本語で書くと、なんともこわいポスターですね。
セントラルパークに入ると、5人が笑いながら話をしています。
ジョーイ: I guess you all saw it. (お前ら、みんな、あれを見たんだな。)
レイチェル: Saw what? (見たって何を?)
フィービー: We're just laughing. You know how laughter can be infectious. (ただ笑ってただけよ。だって、笑いって伝染するじゃない。)
infectiousはinfection(感染、伝染)の形容詞です。
an infectious diseaseは「伝染病」。
伝染するという言葉から派生して、笑いなども人から人へ移るので、infectious laughter(つられてしまう笑い)という表現もあるのです。
フィービーは、infectiousという言葉をわざと使って、ジョーイをからかっているのですね。
モニカが感謝祭ディナーを準備中。ロスは何だかご機嫌ななめ。
モニカ: What? (何よ?)
ロス: I don't know. It's just not the same without Mom in the kitchen. (別に。ただ、台所にママがいないと、いつもと違うなーって。)
モニカ: That's it. Get out of my way and stop annoying me! (それ以上言わないで。もうどいて、イライラさせないでよ!)
ロス: Well, that's closer. (あぁ、それで似てきた。)
モニカの性格はママ譲りのようです。
ロスは何だかマザコンみたいな発言ですが、それだけ感謝祭という行事が家族で過ごす大切な行事だ、ということがわかりますね。
フィービーはチャンドラーが大嫌いなパンプキンパイを見せびらかします。
チャンドラー: We all laughed when you did it with the stuffing, but that's not funny. (フィービーが七面鳥の詰め物でふざけたのは大笑いしたけど、それは笑えないよ。)
stuffingとは、七面鳥の中に詰める詰め物のことです。
チャンドラーは、ロスの頭を詰め物にする話(七面鳥の中に、ロスの頭を突っ込んでみたら・・・と言ったこと)は面白かったが、パンプキンネタは、自分にはヘビーすぎると言いたいようです。
かなりのトラウマになっていますね。かわいそうなチャンドラー。
(Rachからのお願いです)
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2005年07月27日
フレンズ1-9その2
ロスはキャロルの部屋を訪ねますが、恋人のスーザンしかいません。
ロス: I just came by to pick up my skull. Well, not mine, but... (僕はただ、僕の頭蓋骨を取りに寄っただけなんだ。[驚いたスーザンに] あぁ、「僕の」じゃないけどね。)
come byは「立ち寄る」。ロスは科学者(古生物学者)なので、骨の標本を博物館から借りれるらしく、それを学校の先生をしている元奥さんに貸していたようです。
何気なく、my skullと言ってしまいましたが、ロスの頭蓋骨であるはずもなく(ロスは生きてるんで)、not mineと説明を付け足したわけ。
まぁ、考えれば当たり前の話ですが、「僕の頭蓋骨」と言われたら、日本語でもビクっとするかも?
頭蓋骨といえば、落語か小噺でこんなのがありました。(ちょっと内容が違ってるかも・・・)
ある物売りが大声でお客を呼んでいます。
「ここにあるのは、実に珍しい代物だよ。なんと、あの織田信長公、御歳九歳のしゃれこうべ(頭蓋骨)だよ。」
「織田信長は48歳くらいまで生きたんだろ。そんなもの、あるわけないよ。」
物売りは澄ました顔で、「あるわけないものがあるから、珍しいんじゃないですか。」
・・・と、何だか、フレンズとは全然方向性が違ってしまいましたね、すみません。
でも、頭蓋骨というと、何故か思い出してしまって・・・。
頭蓋骨を探しに来たロスに、
スーザン: What's it look like? (どんな感じのもの?)
ロス: Kind of like a big face without skin. (皮膚のない大きな顔、って感じかな。)
スーザン: I'm familiar with the concept. (頭蓋骨の概念は理解してるわよ。)
馬鹿にされたスーザンは怒っています。
be familiar withは「・・・をよく知っている」という意味です。
familiar faceは「見覚えのある顔」という意味になります。
おなかの赤ちゃんにキャロルとスーザンが話しかけていると知ったロス。
赤ちゃんに聞こえるわけないと言い張りますが、
フィービー: I believe it. I think the baby can totally hear everything. (私は信じてるわ。赤ちゃんには全部聞こえてると思う。)
I'll show you. This will seem a little weird. But you put your head inside this turkey and we'll all talk and you'll hear everything we say. (実演してあげるわ。変な感じがするとは思うけど。でも、ロスがこの七面鳥に頭を突っ込んで、私たちみんながしゃべるわ。そしたら、ロスには私たちの言ってることが全部聞こえるでしょうね。)
チャンドラー: I'd just like to say I'm totally behind this experiment. (俺はこの実験に全面的に賛成だ、と言わせてもらうよ。)
showは「実際にやり方を見せながら教える」というニュアンスです。
behindは「・・・の後ろに」という意味ですが、そこから派生して「・・・を支持して、賛成して」という意味にもなります。
「バックについてるぞ」という感じでしょうか。
お金がなくて、家族とのスキー旅行に行けないと嘆くレイチェルですが、
モニカから渡された封筒には、なんとお金が。
モニカ: We all chipped in. (私たちみんなでお金を出し合ったのよ。)
ロス: We did? (僕たちみんな?)
モニカ: You owe me $20. (20ドル貸しよ。)
chip inは「カンパする、お金を出し合う」という意味。
モニカのYou owe me..は、第7話で、ヘッケルさんがYou owe me a cat. 「猫は貸しにしておく。」と言ったのと同じ表現です。
$20は、20 dollarsですが、ここでは、20bucks(バックス)と言っています。
buckは「ドル」を表す俗語で、フレンズではdollarよりもbuckの方をよく使っているように思います。
チャンドラー専用のお菓子や缶詰の感謝祭ディナーを見たレイチェル、
This is your Thanksgiving dinner? What is it with you and this holiday?
(これが感謝祭のディナーなの? あなたと感謝祭に何があったの?)
チャンドラー: I'm 9 years old. (僕が9歳の時だった。)
ロス: I hate this story! (この話、もういやだよ。)
この後、チャンドラーはトラウマになっている子供の頃の感謝祭の話をします。
感謝祭のディナーを食べてる最中に、両親の離婚を聞かされたという暗い過去を持つチャンドラー。
レイチェルは初めて聞く話ですが、他のメンバーは、もう聞くのもいやなようですね。
(Rachからの感謝のことば)
<ランキングの話ばかりして恐縮なんですが>
みんなの英会話奮闘記トップページの7月25日付「週刊! 人気ランキング」で、何と8位にランキングされました!!!
それもこれも、このブログを応援してくださった皆々様のお陰でございます。ありがとうございました。(注:「みんなの英会話奮闘記ランキング」への参加は、2016年5月末日をもって終了しました)
ロス: I just came by to pick up my skull. Well, not mine, but... (僕はただ、僕の頭蓋骨を取りに寄っただけなんだ。[驚いたスーザンに] あぁ、「僕の」じゃないけどね。)
come byは「立ち寄る」。ロスは科学者(古生物学者)なので、骨の標本を博物館から借りれるらしく、それを学校の先生をしている元奥さんに貸していたようです。
何気なく、my skullと言ってしまいましたが、ロスの頭蓋骨であるはずもなく(ロスは生きてるんで)、not mineと説明を付け足したわけ。
まぁ、考えれば当たり前の話ですが、「僕の頭蓋骨」と言われたら、日本語でもビクっとするかも?
頭蓋骨といえば、落語か小噺でこんなのがありました。(ちょっと内容が違ってるかも・・・)
ある物売りが大声でお客を呼んでいます。
「ここにあるのは、実に珍しい代物だよ。なんと、あの織田信長公、御歳九歳のしゃれこうべ(頭蓋骨)だよ。」
「織田信長は48歳くらいまで生きたんだろ。そんなもの、あるわけないよ。」
物売りは澄ました顔で、「あるわけないものがあるから、珍しいんじゃないですか。」
・・・と、何だか、フレンズとは全然方向性が違ってしまいましたね、すみません。
でも、頭蓋骨というと、何故か思い出してしまって・・・。
頭蓋骨を探しに来たロスに、
スーザン: What's it look like? (どんな感じのもの?)
ロス: Kind of like a big face without skin. (皮膚のない大きな顔、って感じかな。)
スーザン: I'm familiar with the concept. (頭蓋骨の概念は理解してるわよ。)
馬鹿にされたスーザンは怒っています。
be familiar withは「・・・をよく知っている」という意味です。
familiar faceは「見覚えのある顔」という意味になります。
おなかの赤ちゃんにキャロルとスーザンが話しかけていると知ったロス。
赤ちゃんに聞こえるわけないと言い張りますが、
フィービー: I believe it. I think the baby can totally hear everything. (私は信じてるわ。赤ちゃんには全部聞こえてると思う。)
I'll show you. This will seem a little weird. But you put your head inside this turkey and we'll all talk and you'll hear everything we say. (実演してあげるわ。変な感じがするとは思うけど。でも、ロスがこの七面鳥に頭を突っ込んで、私たちみんながしゃべるわ。そしたら、ロスには私たちの言ってることが全部聞こえるでしょうね。)
チャンドラー: I'd just like to say I'm totally behind this experiment. (俺はこの実験に全面的に賛成だ、と言わせてもらうよ。)
showは「実際にやり方を見せながら教える」というニュアンスです。
behindは「・・・の後ろに」という意味ですが、そこから派生して「・・・を支持して、賛成して」という意味にもなります。
「バックについてるぞ」という感じでしょうか。
お金がなくて、家族とのスキー旅行に行けないと嘆くレイチェルですが、
モニカから渡された封筒には、なんとお金が。
モニカ: We all chipped in. (私たちみんなでお金を出し合ったのよ。)
ロス: We did? (僕たちみんな?)
モニカ: You owe me $20. (20ドル貸しよ。)
chip inは「カンパする、お金を出し合う」という意味。
モニカのYou owe me..は、第7話で、ヘッケルさんがYou owe me a cat. 「猫は貸しにしておく。」と言ったのと同じ表現です。
$20は、20 dollarsですが、ここでは、20bucks(バックス)と言っています。
buckは「ドル」を表す俗語で、フレンズではdollarよりもbuckの方をよく使っているように思います。
チャンドラー専用のお菓子や缶詰の感謝祭ディナーを見たレイチェル、
This is your Thanksgiving dinner? What is it with you and this holiday?
(これが感謝祭のディナーなの? あなたと感謝祭に何があったの?)
チャンドラー: I'm 9 years old. (僕が9歳の時だった。)
ロス: I hate this story! (この話、もういやだよ。)
この後、チャンドラーはトラウマになっている子供の頃の感謝祭の話をします。
感謝祭のディナーを食べてる最中に、両親の離婚を聞かされたという暗い過去を持つチャンドラー。
レイチェルは初めて聞く話ですが、他のメンバーは、もう聞くのもいやなようですね。
(Rachからの感謝のことば)
<ランキングの話ばかりして恐縮なんですが>
みんなの英会話奮闘記トップページの7月25日付「週刊! 人気ランキング」で、何と8位にランキングされました!!!
それもこれも、このブログを応援してくださった皆々様のお陰でございます。ありがとうございました。(注:「みんなの英会話奮闘記ランキング」への参加は、2016年5月末日をもって終了しました)
2005年07月26日
フレンズ1-9その1
シーズン1 第9話 The One Where the Underdog Gets Away (感謝祭の大騒動)
原題は「アンダードッグが逃げる話」
セントラルパークの店長にお願いしているレイチェル。
レイチェル: Terry, I know I haven't worked here long, but I was wondering, would it be possible, if I got a $100 advance on my salary? (テリー、ここでまだ長くは働いてないことはわかってるわ。でも、お給料を100ドル前倒しで、もらえたりするかなー、って思ったりしてるんだけど。)
I was wondering if...で、「・・・かどうかと思っていたんですが。」という意味です。
この場合は、「100ドル前倒しでもらうことが可能かどうか」について、どうかな、いけるかな、と思い悩んでいたという意味になります。
これは遠回しな言い方で、上司に休暇を申請する場合に厚かましくならないようにお願いする場合などにも、I was wondering if I could take a day off. 「一日お休みをいただきたいのですが・・・。」という風に使えます。
さすがのレイチェルも、いきなり、前倒しで下さいとは頼めないようで、精一杯、控えめにお願いしています。
ジョーイが何故か化粧をしてセントラルパークに入ってきます。
ジョーイ: As of today, I'm officially "Joey Tribbiani: actor/model." (本日をもって、俺は正式に「ジョーイ・トリビアーニ: 俳優兼モデル」になったんだ。)
チャンドラー: I was thinking you look more like "Joey Tribbiani: man/woman."
(俺には、「ジョーイ・トリビアーニ: 男兼女」に見えるけど。)
as of todayは、「本日をもって、本日付けで」という意味です。
確かに、モデルというよりも、ちょっと女っぽいメイクのジョーイであります。
ロス: You were right. How can they do this to us? It's Thanksgiving!
(モニカの言ったとおりだったよ。うちの両親は僕らに何て仕打ちをするんだ。感謝祭だぞ!)
感謝祭に家にいない両親に大激怒のロス。
Thanksgiving Dayとは、米国の祝日で、11月の第4木曜日。
イギリスから1620年 Mayflower号で新天地アメリカにやってきたPilgrim Fathers(英国清教徒団)が、秋の収穫を神に感謝し祝ったのが始まりと言われています。
今回のエピソードにも出てきますが、roasted turkey(七面鳥の丸焼き)やパンプキンパイなどを食べるのが習わしです。
ところで、どうしてロスはこんなに怒っているのか?
アメリカ人にとっては、感謝祭は、家族が揃って食事をする大切な行事のようです。
アリーmy Loveで、アリーの同僚のジョージア(アリーの元カレの奥さん)が自分の悩み(確か不倫?)で頭がいっぱいで、感謝祭の七面鳥(焼く前のもの)を買い忘れたと言ったら、みんなに「主婦失格」みたいに非難されてた、というシーンがありました。
彼女は弁護士でキャリアウーマンですが、それでもそれを買い忘れただけで攻撃されてしまうほど、アメリカ人にとっては重要なイベントなのでしょう。
フィービーを感謝祭に誘うモニカ。
So you're free Thursday, then? (それじゃあ、木曜日は予定空いてるのね?)
フィービー: Yeah. Oh, can I come? (えぇ。あっ、私、モニカの家に行ってもいい?)
ここで、日本人が間違えやすい、comeとgoの話をします。
come=来る、go=行く、と覚えている人が多いのですが、実はちょっと違います。
comeは、話し手の方へ誰かが来る場合、さらに、相手の方へ行く場合にも使います。
ここでフィービーの使っているcomeは、「相手の方(モニカの家)へ行く」という意味です。
また相手が今いる場所でなくても、相手が行こうとしている場所へ一緒に行きたいという場合もcomeを使います。
"We're going on a picnic today. Will you come, too?" "Yes, I'd love to come with you."
「僕たち今日、ピクニックに行くんだけど、君もどう?」「私も一緒に行きたいわ。」という感じです。
つまり、comeは、"話者がイメージしている場所、話題の中心となる場所"に向かう、近づく、というのが基本的な意味になるのです。
一方、goは、イメージしている所とは、別の場所に行く、という意味になります。
日本語の、来る、行くは、あくまでも"話者のいる場所"を起点にして考えているという点で異なります。
ロス: Well, I'm off to Carol's. (キャロルの家に行ってくる。)
be off toは、「・・・へ出かける、出発する」という意味。
もともとoffは「・・・から離れて」という基本的な意味がありますが、今いる所から離れて(off)、・・・へ(to)向かう、ということですね。
原題は「アンダードッグが逃げる話」
セントラルパークの店長にお願いしているレイチェル。
レイチェル: Terry, I know I haven't worked here long, but I was wondering, would it be possible, if I got a $100 advance on my salary? (テリー、ここでまだ長くは働いてないことはわかってるわ。でも、お給料を100ドル前倒しで、もらえたりするかなー、って思ったりしてるんだけど。)
I was wondering if...で、「・・・かどうかと思っていたんですが。」という意味です。
この場合は、「100ドル前倒しでもらうことが可能かどうか」について、どうかな、いけるかな、と思い悩んでいたという意味になります。
これは遠回しな言い方で、上司に休暇を申請する場合に厚かましくならないようにお願いする場合などにも、I was wondering if I could take a day off. 「一日お休みをいただきたいのですが・・・。」という風に使えます。
さすがのレイチェルも、いきなり、前倒しで下さいとは頼めないようで、精一杯、控えめにお願いしています。
ジョーイが何故か化粧をしてセントラルパークに入ってきます。
ジョーイ: As of today, I'm officially "Joey Tribbiani: actor/model." (本日をもって、俺は正式に「ジョーイ・トリビアーニ: 俳優兼モデル」になったんだ。)
チャンドラー: I was thinking you look more like "Joey Tribbiani: man/woman."
(俺には、「ジョーイ・トリビアーニ: 男兼女」に見えるけど。)
as of todayは、「本日をもって、本日付けで」という意味です。
確かに、モデルというよりも、ちょっと女っぽいメイクのジョーイであります。
ロス: You were right. How can they do this to us? It's Thanksgiving!
(モニカの言ったとおりだったよ。うちの両親は僕らに何て仕打ちをするんだ。感謝祭だぞ!)
感謝祭に家にいない両親に大激怒のロス。
Thanksgiving Dayとは、米国の祝日で、11月の第4木曜日。
イギリスから1620年 Mayflower号で新天地アメリカにやってきたPilgrim Fathers(英国清教徒団)が、秋の収穫を神に感謝し祝ったのが始まりと言われています。
今回のエピソードにも出てきますが、roasted turkey(七面鳥の丸焼き)やパンプキンパイなどを食べるのが習わしです。
ところで、どうしてロスはこんなに怒っているのか?
アメリカ人にとっては、感謝祭は、家族が揃って食事をする大切な行事のようです。
アリーmy Loveで、アリーの同僚のジョージア(アリーの元カレの奥さん)が自分の悩み(確か不倫?)で頭がいっぱいで、感謝祭の七面鳥(焼く前のもの)を買い忘れたと言ったら、みんなに「主婦失格」みたいに非難されてた、というシーンがありました。
彼女は弁護士でキャリアウーマンですが、それでもそれを買い忘れただけで攻撃されてしまうほど、アメリカ人にとっては重要なイベントなのでしょう。
フィービーを感謝祭に誘うモニカ。
So you're free Thursday, then? (それじゃあ、木曜日は予定空いてるのね?)
フィービー: Yeah. Oh, can I come? (えぇ。あっ、私、モニカの家に行ってもいい?)
ここで、日本人が間違えやすい、comeとgoの話をします。
come=来る、go=行く、と覚えている人が多いのですが、実はちょっと違います。
comeは、話し手の方へ誰かが来る場合、さらに、相手の方へ行く場合にも使います。
ここでフィービーの使っているcomeは、「相手の方(モニカの家)へ行く」という意味です。
また相手が今いる場所でなくても、相手が行こうとしている場所へ一緒に行きたいという場合もcomeを使います。
"We're going on a picnic today. Will you come, too?" "Yes, I'd love to come with you."
「僕たち今日、ピクニックに行くんだけど、君もどう?」「私も一緒に行きたいわ。」という感じです。
つまり、comeは、"話者がイメージしている場所、話題の中心となる場所"に向かう、近づく、というのが基本的な意味になるのです。
一方、goは、イメージしている所とは、別の場所に行く、という意味になります。
日本語の、来る、行くは、あくまでも"話者のいる場所"を起点にして考えているという点で異なります。
ロス: Well, I'm off to Carol's. (キャロルの家に行ってくる。)
be off toは、「・・・へ出かける、出発する」という意味。
もともとoffは「・・・から離れて」という基本的な意味がありますが、今いる所から離れて(off)、・・・へ(to)向かう、ということですね。
2005年07月25日
教材はレンタル可能
フレンズの解説が第8話まで終わりましたが、いかがでしたか?
第1シーズンでは、この8話「陽気なお葬式」がマイベストかもしれません。
笑いあり、キュンとするところあり、これぞフレンズって感じがします。
「フレンズは英語学習に最適だ」という話はよく聞きますね。
私もどこかにそう書いてあるのを読んで、見始めたのですが、見ているうちにどんどんハマってきて、この8話を見た時くらいに、「今後もずっとフレンズで英語を勉強して行こう!!」と心に決めました(大袈裟?)
いや、もちろん、その前のエピソードも全部、面白いんですけどね。
英語学習にフレンズをすすめる人が多いのはなぜでしょう。
ストーリーが面白くて、登場人物が魅力的で感情移入しやすいことはもちろんですが、他にもいろいろと理由があります。
基本的に一話完結形式で(たまに前後編もありますが)、どこから見ても、話に入って行きやすい、という点もあります。
使われている英語は、専門用語が少なく、わかりやすい日常会話であることも重要な要素ですね。
このブログ、一応、フレンズを見たことない方にもある程度理解していただけるように書いてるつもりですが、実際は、見たことないとさっぱりわかんないかも。(文章力がなくって、すみません。)
このブログを読んで、面白そうだな、と思われた方は、まずはレンタルしてみて下さい。
フレンズはたいていのレンタル屋さんで見かけますから…。
というのは、フレンズを英語学習にオススメする理由のひとつに、
「この英語教材はレンタルできます」(笑)
というのがあるからなんですよね。
英語学習の教材はいろいろあれど、みんな結構値段が高いですよねぇ。
フレンズをレンタルする学習法なら、とりあえずレンタルで1枚借りてみて、それで肌に合わないなぁー、と思えば、この方法はやめちゃえばいいわけですし。
(でも、やめないで!!)
高い英語教材を買って眠らせておくよりは、無駄はないんじゃないかと思って。
思い切って買っちゃおう、という方には、もうすぐソフトシェルが安くなって再発されますので、それもいいかもしれませんね。
ワーナーTVシリーズのソフトシェル・キャンペーンとは、ソフトシェルセット(3枚組)が半額の税込 2,615円になるというお得なものです。
第1弾は2005年7月29日発売。シーズン1からシーズン3まで。
第2弾は2005年8月26日発売。シーズン4からシーズン6まで。
第3弾は2005年9月下旬にシーズン7からシーズン9がリリースされる予定です。
(2008.3.14 追記)
ワーナーでは時々こういう「ソフトシェル・キャンペーン」が実施されます。
このブログのトップページのサイドバー
「amazon.co.jpでフレンズのDVDを探す」の
「ソフトシェルをまとめて見る」をクリックすると、
Amazon.co.jp: 「ソフトシェル版「フレンズ」」シリーズ
が一覧できます。そこで発売日なども確認できます。
(追記はここまで)
何だか、宣伝ばっかりになってしまいました。ごめんなさい。
とにかく、一度、見てみて下さい。きっと、ハマると思いますよ!!
今日は、日記風ブログになってしまいました・・・。
2005年07月24日
フレンズ1-8その5
モニカと会話している間に、自分もモニカに干渉しすぎていたことに気づいてきたママ。
髪型を直そうと手を伸ばしますが・・・
ママ: Those earrings look really lovely on you. (このイヤリング、あなたにとってもよく似合うわ。)
モニカ: Thank you. They're yours. (ありがとう。このイヤリングはママのよ。)
ママ: Actually, they were Nana's. (もともとは、おばあちゃんの持ち物よ。)
actuallyは文全体を修飾して、「本当は、実は」という意味になります。
ママには小言ばかり言われてきたモニカ。
おばあちゃんという肉親を亡くして、かえって、祖母、母、娘と受け継がれてきたものの大切さを知ったのかもしれません。
ママとモニカの距離が少し縮んだ瞬間でした。
(でも、今後もママの小言がなくなることはないようですが・・・)
と、しんみりしていると、出席者の男性陣はラジオのフットボールで大騒ぎ。
パパ: Now I'm depressed! Even more than I was.
(今、すっかり落ち込んだよ。[ママたちににらまれて] ますます意気消沈だね。)
depressedは「意気消沈する、落ち込む」という意味。
depressionは「不景気、不況」という意味になります。
やっぱり義理の母なのでパパはあんまり悲しんでなかったようです。
now(今やっと、というニュアンス)落ち込んだ、と言ってしまいますが、気まずくなったので、前(お葬式)も落ち込んだけど、そのまた上にがっかりした、とおまけのように付け加えたのです。
あまりフォローになってませんが。
セントラルパークでおばあちゃんの遺品の写真を見る6人。
おばあちゃんと友達の写真のタイトルは
"Me and the gang at Java Joe's" (私とジャワジョーズの仲間)
レイチェル: Monica, you look just like your grandmother. (モニカ、あなた、おばあちゃんにそっくりね。)
ロス: It looks like a fun gang. (楽しい仲間みたいだな。)
gangは「ギャング、一団、一味」。
Javaは「ジャワ、ジャワ産のコーヒー」、javaも「コーヒー」という意味です。
また、joeにもコーヒーという意味があるので、Java Joe'sという名前はコーヒーハウスの名前のようです。
おばあちゃんが仲間と過ごしたJava Joe'sは、モニカたちのセントラルパークみたいなもののようですね。
カメラが引いていって、6人を映し出します。
おばあちゃんの仲間たちみたいに、自分たちも将来こんなふうに懐かしむことができるのかなぁー、みたいに、ちょっと照れてる6人です。
見ている方もちょっぴり恥ずかしいというか、何だかキュンとしてしまいますが、時代を超えて、楽しい仲間たちが集う風景というのは同じなんだなー、と友情の大切さを認識できるシーンです。
ジョーイ: Look, look, look! I got Monica naked! (見ろよ! モニカの裸、発見!)
ロス: No, no. That would be me again. (違う。それも、また僕の写真みたいだ。)
I'm just trying something. (ちょっと「何か」になろうと挑戦してるところだよ。)
somethingとは、girlのようです。「あるものを隠して」女の子のふりをしている写真のようですね。
あんまり見たくないけど・・・みんなもちょっと唖然としてましたね。
シェリーがデートさせようとしたローウェルと休憩室で会ったチャンドラー。
チャンドラー: I don't know what shelly told you about me, but I'm not.
(シェリーが僕のことなんて言ったか知らないけど、僕は、(ゲイとは)違うぞ。)
ローウェル: I know. That's what I told her. (わかってるよ。僕もシェリーにそう言ったんだ。)
チャンドラー: Really? So you can tell? (本当? じゃあ、君は(ゲイかそうでないかの)違いが分かるの?)
ローウェル: Pretty much. Most of the time. We have a kind of radar. (大体は、ほとんどわかるよ。僕たちはその手のレーダー(探知機)を持ってるんだ。)
ゲイだと思われてずっと悩んでいたチャンドラーですが、本当のゲイの人には区別がつくようで、
「君は違う」とのお墨付きをいただきました(笑)
ローウェル: By the way, your friend, Brian, from Payroll? He is. (ところで、君の友達の、給与担当のブライアンだけど。彼は、そうだよ。)
チャンドラー: He is? (彼はゲイなのか?)
ローウェル: And way out of your league. (君には高嶺の花だけどね。)
チャンドラー: Out of my league? I could get a Brian. If I wanted to get a Brian, I could get a Brian. (高嶺の花? 俺だって、ブライアンくらい落とせるさ。もし、その気になれば、ブライアンくらい、ものに出来るよ。)
たまたま入ってきた男性に、
チャンドラー: Hey, Brian. (やぁ、ブライアン。)
チャンドラーが密かに(?)狙っていたブライアンはやはりゲイでしたが、シェリーだけでなく、ローウェルにまで「高嶺の花」だと言われてしまいます。
むっとしたチャンドラーは一人ぶつぶつ言いながら出て行きますが、偶然ブライアンが居合わせており、彼に挨拶をしてチャンドラーは去っていきます。
聞いてたブライアンの心中やいかに!?
こういう風に最後の最後のエンディングで、劇中で名前の出てきた人が実際に登場するのも、演出として非常に面白いですよね。
何となく、みんなの話から、漠然とした人物のイメージを持つものですから、その期待を裏切らないような人が出てきた時、観客は爆笑してしまうのです。
キャスティング担当のセンスの見せ所ですね。
(2009.12.10 追記)
以下の記事で、チャンドラーとローウェルが休憩室で会った時の最初の会話、
チャンドラー: So how's it going there in Financial Services? (それで、財務担当はどんな感じ?)
ローウェル: It's like Mardi gras without the papier-mache heads. (張り子の頭がないマルディグラみたいな感じだね。)
について、いろいろと考察しています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-8その7
(追記はここまで)
(Rach、今日も頑張ります)
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髪型を直そうと手を伸ばしますが・・・
ママ: Those earrings look really lovely on you. (このイヤリング、あなたにとってもよく似合うわ。)
モニカ: Thank you. They're yours. (ありがとう。このイヤリングはママのよ。)
ママ: Actually, they were Nana's. (もともとは、おばあちゃんの持ち物よ。)
actuallyは文全体を修飾して、「本当は、実は」という意味になります。
ママには小言ばかり言われてきたモニカ。
おばあちゃんという肉親を亡くして、かえって、祖母、母、娘と受け継がれてきたものの大切さを知ったのかもしれません。
ママとモニカの距離が少し縮んだ瞬間でした。
(でも、今後もママの小言がなくなることはないようですが・・・)
と、しんみりしていると、出席者の男性陣はラジオのフットボールで大騒ぎ。
パパ: Now I'm depressed! Even more than I was.
(今、すっかり落ち込んだよ。[ママたちににらまれて] ますます意気消沈だね。)
depressedは「意気消沈する、落ち込む」という意味。
depressionは「不景気、不況」という意味になります。
やっぱり義理の母なのでパパはあんまり悲しんでなかったようです。
now(今やっと、というニュアンス)落ち込んだ、と言ってしまいますが、気まずくなったので、前(お葬式)も落ち込んだけど、そのまた上にがっかりした、とおまけのように付け加えたのです。
あまりフォローになってませんが。
セントラルパークでおばあちゃんの遺品の写真を見る6人。
おばあちゃんと友達の写真のタイトルは
"Me and the gang at Java Joe's" (私とジャワジョーズの仲間)
レイチェル: Monica, you look just like your grandmother. (モニカ、あなた、おばあちゃんにそっくりね。)
ロス: It looks like a fun gang. (楽しい仲間みたいだな。)
gangは「ギャング、一団、一味」。
Javaは「ジャワ、ジャワ産のコーヒー」、javaも「コーヒー」という意味です。
また、joeにもコーヒーという意味があるので、Java Joe'sという名前はコーヒーハウスの名前のようです。
おばあちゃんが仲間と過ごしたJava Joe'sは、モニカたちのセントラルパークみたいなもののようですね。
カメラが引いていって、6人を映し出します。
おばあちゃんの仲間たちみたいに、自分たちも将来こんなふうに懐かしむことができるのかなぁー、みたいに、ちょっと照れてる6人です。
見ている方もちょっぴり恥ずかしいというか、何だかキュンとしてしまいますが、時代を超えて、楽しい仲間たちが集う風景というのは同じなんだなー、と友情の大切さを認識できるシーンです。
ジョーイ: Look, look, look! I got Monica naked! (見ろよ! モニカの裸、発見!)
ロス: No, no. That would be me again. (違う。それも、また僕の写真みたいだ。)
I'm just trying something. (ちょっと「何か」になろうと挑戦してるところだよ。)
somethingとは、girlのようです。「あるものを隠して」女の子のふりをしている写真のようですね。
あんまり見たくないけど・・・みんなもちょっと唖然としてましたね。
シェリーがデートさせようとしたローウェルと休憩室で会ったチャンドラー。
チャンドラー: I don't know what shelly told you about me, but I'm not.
(シェリーが僕のことなんて言ったか知らないけど、僕は、(ゲイとは)違うぞ。)
ローウェル: I know. That's what I told her. (わかってるよ。僕もシェリーにそう言ったんだ。)
チャンドラー: Really? So you can tell? (本当? じゃあ、君は(ゲイかそうでないかの)違いが分かるの?)
ローウェル: Pretty much. Most of the time. We have a kind of radar. (大体は、ほとんどわかるよ。僕たちはその手のレーダー(探知機)を持ってるんだ。)
ゲイだと思われてずっと悩んでいたチャンドラーですが、本当のゲイの人には区別がつくようで、
「君は違う」とのお墨付きをいただきました(笑)
ローウェル: By the way, your friend, Brian, from Payroll? He is. (ところで、君の友達の、給与担当のブライアンだけど。彼は、そうだよ。)
チャンドラー: He is? (彼はゲイなのか?)
ローウェル: And way out of your league. (君には高嶺の花だけどね。)
チャンドラー: Out of my league? I could get a Brian. If I wanted to get a Brian, I could get a Brian. (高嶺の花? 俺だって、ブライアンくらい落とせるさ。もし、その気になれば、ブライアンくらい、ものに出来るよ。)
たまたま入ってきた男性に、
チャンドラー: Hey, Brian. (やぁ、ブライアン。)
チャンドラーが密かに(?)狙っていたブライアンはやはりゲイでしたが、シェリーだけでなく、ローウェルにまで「高嶺の花」だと言われてしまいます。
むっとしたチャンドラーは一人ぶつぶつ言いながら出て行きますが、偶然ブライアンが居合わせており、彼に挨拶をしてチャンドラーは去っていきます。
聞いてたブライアンの心中やいかに!?
こういう風に最後の最後のエンディングで、劇中で名前の出てきた人が実際に登場するのも、演出として非常に面白いですよね。
何となく、みんなの話から、漠然とした人物のイメージを持つものですから、その期待を裏切らないような人が出てきた時、観客は爆笑してしまうのです。
キャスティング担当のセンスの見せ所ですね。
(2009.12.10 追記)
以下の記事で、チャンドラーとローウェルが休憩室で会った時の最初の会話、
チャンドラー: So how's it going there in Financial Services? (それで、財務担当はどんな感じ?)
ローウェル: It's like Mardi gras without the papier-mache heads. (張り子の頭がないマルディグラみたいな感じだね。)
について、いろいろと考察しています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-8その7
(追記はここまで)
(Rach、今日も頑張ります)
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2005年07月23日
フレンズ1-8その4
お葬式に行くために、モニカの部屋に集まるみんな。
フィービー: Hi! I'm sorry I'm late. I couldn't find my bearings.
(どうもー! 遅れてごめんね。ベアリングが見つからなくて。)
レイチェル: You mean your earrings? (イヤリング、じゃないの?)
フィービー: What did I say? (私、何て言った?)
bearingは「方角、方面」という意味で、lose one's bearingsは「道に迷う、方向がわからなくなる」という意味になります。
フィービーの言葉は、「道に迷った」とも取れるのですが、レイチェルの言うようにやはりイヤリングを言い間違えた可能性が高いです。
チャンドラー: Don't we look nice all dressed up? (みんなドレスアップして、いい感じに見えない?)
でもこれからお葬式に行くところ。
やはりアメリカでもこういうことを言うのは不謹慎なようです。
でも、みんなの服装を見ていると、確かに日本の喪服に比べておしゃれな感じ。
墓地を歩いている時、
フィービー: God, what a great day! ...What? Weatherwise.
(あぁ、今日はすっごく良い日ね! [みんなににらまれて] 何? 天気の話をしてるのよ。)
wiseは接尾語で、この場合は「・・・関連の」という意味になります。
ここでは、さきほどのチャンドラーと同じく、フィービーの不謹慎な発言をみんなが非難したのですが、天気のことだと言い訳するフィービーです。
いや、言い訳というか、実際天気が良いことを言おうとしただけなんでしょうけど、やはりお葬式にgreat dayという表現はまずいようで。
埋葬用の穴に落っこちて腰を打ったロス。
フィービーが診察しています(彼女はマッサージ師なので、その辺は専門だから?)
フィービー: You missed a belt loop. (ベルト通しを1個ぬかしてるわよ。)
missは「・・・を取りそこなう、乗りそこなう、見逃す」など、「・・・しそこなう」という意味です。
この場合は、ズボンについているベルトを通す所をひとつ、「通し忘れた」ということ。
ママに貰った痛み止めの薬を飲んだロスは、妙にハイになっています。
女性と話しているチャンドラーのそばへ来て、
ロス: I love you, man. And listen, if you wanna be gay, be gay! It doesn't matter to me. (愛してるよー。なぁ、いいか。もしゲイになりたいんだったら、なっちゃえよ。俺は気にしないからさ。)
アンドレア: [隣の女性に] You were right. (あなたの言ったとおりね。)
せっかく女性と親しくなりかけたのに、またゲイの話を持ち出されてしまった・・・と残念に思うチャンドラーですが、なんとその女性の友達も、チャンドラーのことをゲイだと疑っていたのでした。
ありとあらゆる人にゲイと思われるチャンドラーって一体・・・。
ハイになった勢いで大胆になるロスはレイチェルに
I love you the most. (一番、君が好きだよ。)
レイチェル: Well, you know who I love the most? You! (ねぇ、私が一番好きなのは誰か知ってる? あなたよ。)
ロス: Oh, you don't get it! (あぁ、君はちっともわかってない!)
レイチェルをデートに誘うのもなかなか勇気が出ないロスですが、薬の力ってすごいですね。
アメリカ人は、簡単にI love you.を口にするようなイメージがありますが、フレンズを見ている限りは、かなり相手のことを思うようになってからでないと使わないようです。
付き合ってすぐにloveという言葉を言っているのは、あまり聞きません。
I love you.と言われて、「私のことを、そこまで本気で思ってくれてるの? 軽い付き合いじゃないのね?」と感動するシーンが、後のエピソードでは何度か出てきます。
それほどの告白をしたロスですが、いかんせん、薬でヘロヘロになっているのが明白なので、レイチェルに真に受けてもらえず、ジョークで返されてしまったロス。なかなか前途多難です。
get itは「理解する」という意味です。
言っている意味を「つかむ、ゲットする」わけですね。
お葬式の食事会の最中なのに、フットボールの試合をラジオで聞いているジョーイ。
ロスのパパが近づいてきて、
パパ: What do you got there? (それは何をしてるんだ?)
ジョーイ: Just a hearing disability. (聴覚障害があって・・・)
パパ: What's the score. (スコアは?)
ラジオのことをとがめられると思ったジョーイは、聴覚障害だと言い、イアホンを補聴器だと思わせようとしますが、パパはフットボールの試合だと気づいていたようです。
おばあちゃんの話をするモニカとママ。
ママ: Do you know what it's like to grow up with someone who is critical of every single thing you say?
(自分の言う一言一句に批判的な人と、一緒に生活することが、どんな感じかわかる?)
モニカ: I can imagine. (想像は出来るわ。)
モニカは、自分も全く同じ境遇(モニカのママは口うるさい)なので、その気持ちは痛いほどわかるのです。が・・・
ママ: I tell you, it's a wonder your mother turned out to be the positive, life-affirming person she is.
(<そういう人に育てられた>あなたのママは、前向きで人生を肯定的に捉える人間になったなんて、驚くべきことね。)
モニカ: That is a wonder! (それは、驚きね!)
当のママはちっとも自覚症状がないようで、ママは自分が「人生を肯定的に捉える母親」であると思っていることに、モニカは驚いているのです。
(Rachのあくなき挑戦)
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フィービー: Hi! I'm sorry I'm late. I couldn't find my bearings.
(どうもー! 遅れてごめんね。ベアリングが見つからなくて。)
レイチェル: You mean your earrings? (イヤリング、じゃないの?)
フィービー: What did I say? (私、何て言った?)
bearingは「方角、方面」という意味で、lose one's bearingsは「道に迷う、方向がわからなくなる」という意味になります。
フィービーの言葉は、「道に迷った」とも取れるのですが、レイチェルの言うようにやはりイヤリングを言い間違えた可能性が高いです。
チャンドラー: Don't we look nice all dressed up? (みんなドレスアップして、いい感じに見えない?)
でもこれからお葬式に行くところ。
やはりアメリカでもこういうことを言うのは不謹慎なようです。
でも、みんなの服装を見ていると、確かに日本の喪服に比べておしゃれな感じ。
墓地を歩いている時、
フィービー: God, what a great day! ...What? Weatherwise.
(あぁ、今日はすっごく良い日ね! [みんなににらまれて] 何? 天気の話をしてるのよ。)
wiseは接尾語で、この場合は「・・・関連の」という意味になります。
ここでは、さきほどのチャンドラーと同じく、フィービーの不謹慎な発言をみんなが非難したのですが、天気のことだと言い訳するフィービーです。
いや、言い訳というか、実際天気が良いことを言おうとしただけなんでしょうけど、やはりお葬式にgreat dayという表現はまずいようで。
埋葬用の穴に落っこちて腰を打ったロス。
フィービーが診察しています(彼女はマッサージ師なので、その辺は専門だから?)
フィービー: You missed a belt loop. (ベルト通しを1個ぬかしてるわよ。)
missは「・・・を取りそこなう、乗りそこなう、見逃す」など、「・・・しそこなう」という意味です。
この場合は、ズボンについているベルトを通す所をひとつ、「通し忘れた」ということ。
ママに貰った痛み止めの薬を飲んだロスは、妙にハイになっています。
女性と話しているチャンドラーのそばへ来て、
ロス: I love you, man. And listen, if you wanna be gay, be gay! It doesn't matter to me. (愛してるよー。なぁ、いいか。もしゲイになりたいんだったら、なっちゃえよ。俺は気にしないからさ。)
アンドレア: [隣の女性に] You were right. (あなたの言ったとおりね。)
せっかく女性と親しくなりかけたのに、またゲイの話を持ち出されてしまった・・・と残念に思うチャンドラーですが、なんとその女性の友達も、チャンドラーのことをゲイだと疑っていたのでした。
ありとあらゆる人にゲイと思われるチャンドラーって一体・・・。
ハイになった勢いで大胆になるロスはレイチェルに
I love you the most. (一番、君が好きだよ。)
レイチェル: Well, you know who I love the most? You! (ねぇ、私が一番好きなのは誰か知ってる? あなたよ。)
ロス: Oh, you don't get it! (あぁ、君はちっともわかってない!)
レイチェルをデートに誘うのもなかなか勇気が出ないロスですが、薬の力ってすごいですね。
アメリカ人は、簡単にI love you.を口にするようなイメージがありますが、フレンズを見ている限りは、かなり相手のことを思うようになってからでないと使わないようです。
付き合ってすぐにloveという言葉を言っているのは、あまり聞きません。
I love you.と言われて、「私のことを、そこまで本気で思ってくれてるの? 軽い付き合いじゃないのね?」と感動するシーンが、後のエピソードでは何度か出てきます。
それほどの告白をしたロスですが、いかんせん、薬でヘロヘロになっているのが明白なので、レイチェルに真に受けてもらえず、ジョークで返されてしまったロス。なかなか前途多難です。
get itは「理解する」という意味です。
言っている意味を「つかむ、ゲットする」わけですね。
お葬式の食事会の最中なのに、フットボールの試合をラジオで聞いているジョーイ。
ロスのパパが近づいてきて、
パパ: What do you got there? (それは何をしてるんだ?)
ジョーイ: Just a hearing disability. (聴覚障害があって・・・)
パパ: What's the score. (スコアは?)
ラジオのことをとがめられると思ったジョーイは、聴覚障害だと言い、イアホンを補聴器だと思わせようとしますが、パパはフットボールの試合だと気づいていたようです。
おばあちゃんの話をするモニカとママ。
ママ: Do you know what it's like to grow up with someone who is critical of every single thing you say?
(自分の言う一言一句に批判的な人と、一緒に生活することが、どんな感じかわかる?)
モニカ: I can imagine. (想像は出来るわ。)
モニカは、自分も全く同じ境遇(モニカのママは口うるさい)なので、その気持ちは痛いほどわかるのです。が・・・
ママ: I tell you, it's a wonder your mother turned out to be the positive, life-affirming person she is.
(<そういう人に育てられた>あなたのママは、前向きで人生を肯定的に捉える人間になったなんて、驚くべきことね。)
モニカ: That is a wonder! (それは、驚きね!)
当のママはちっとも自覚症状がないようで、ママは自分が「人生を肯定的に捉える母親」であると思っていることに、モニカは驚いているのです。
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2005年07月22日
フレンズ1-8その3
おばあちゃんの遺品があふれかえっている棚。その奥に入ったロスは、
Here's my retainer! (僕の歯列固定装置だ!)
retainerとは、歯並びを矯正した後、その歯並びを固定させるために取り付ける固定・保定装置のこと。
retain は「保持する、維持する」という意味。
アメリカ人はほとんど子供の時に歯を矯正するらしいですね。
だからみんなあんなに歯並びがきれいなんだ。
日本人は八重歯がかわいらしいアイドルも多いですが、アメリカでは八重歯はチャームポイントではないそうです。
ファインディング・ニモでも、ニモを欲しがっている女の子(歯医者さんの姪)が歯列矯正器をつけていました。
かなりのわがままやんちゃ娘で、あの矯正器が良いアクセントになってましたね。
また、Mr.インクレディブルでも、赤ちゃんのジャック・ジャックのベビーシッターをしていたカーリという女の子が、同じく歯列矯正器をつけていました。
歯列矯正器って、まだ子供であることを示すわかりやすいアイテムなんですかね。
モニカのパパ: When my time comes, I wanna be buried at sea. (私が死ぬときがきたら、海に埋葬して欲しい。)
my timeは「私の時、つまり私の死期」。
「私が死んだら・・・」などと言い始めるので、「その時は、後を頼むぞ。」とか悲しい話になりそうかと思ったら、埋葬場所を指定しているだけでした。
それも楽しそうという理由だけで。
「埋葬する」という意味のburyはブリーではなく、「ベリー」と発音しますので、注意して下さい。
同僚はチャンドラーに昨日ゲイだと勘違いしてたことを謝りますが、チャンドラーは、
Don't worry about it. Apparently, other people have made the same mistake.
(気にしないでよ。どうやら、他の人たちも同じ間違いをしてたようだから。)
同僚のシェリー: Okay. Phew! (そうなの。ふうー。)
apparentlyは文章全体を修飾して、「どうやら・・・(以下の文章)らしい」という意味になります。
phewは「ヒュー」と発音しますが、手を顔からパッと離す仕草がつくことが多いようです。
冷や汗をぬぐう仕草かと思うのですが、どうなんでしょうか。
後のエピソードでも、フィービーが同じジェスチャーでPhew!と言ってるシーンがありました。
日本語でも安心した時に、「ふうー。」と言いますが、音も何となく似ていますよね。
ローウェルならお似合いだったという同僚に
チャンドラー: Lowell? Financial Services Lowell? That's who you saw me with?
(ローウェル? 財務課のローウェル? 彼とデートさせようとしたの?)
同僚: What? He's cute. (何で? 彼、可愛いわよ。)
チャンドラー: He's no Brian in Payroll.
(ローウェルは給与担当のブライアンほどじゃないよ。)
紹介しようとした人が、大した人じゃないと知って、自分から名前を挙げてしまうチャンドラー。
墓穴掘ってます(笑)。
チャンドラー: The point is, if you were gonna set me up...I'd like to think it'd be with somebody like him. (俺が言いたいのは、もしデートをセッティングするつもりだったなら、彼みたいな男を選んで欲しかったって思うだけだよ。)
同僚: I think Brian's a little out of your league.
(ブライアンはちょっと高嶺の花なんじゃないの?)
チャンドラー: Excuse me. You don't think I could get a Brian? Because I could get a Brian. Believe you me...I'm really not.
(ちょっと待て。俺にはブライアンを落とせないとでも? ブライアンみたいな男なら、ものにできるさ。本当だぞ。・・・[気まずくなり]俺はゲイじゃないからな。)
言い訳すればするほど、深みにハマっていきます。
The point is...は「私が言いたいのは・・・ということだ。」という意味。
「私の話のポイントは、重要な点は」というニュアンスです。
leagueはメジャーリーグのリーグで、「グループ、仲間」という意味なので、out of one's leagueは「グループの仲間以外の、同類ではない、手の届かない」、つまり「高嶺の花の、高望みの」ということになります。
ブライアンとは釣り合わないと言われて、ムキになるチャンドラー。
やっぱりチャンドラーはもしかして・・・。
捨てゼリフで「ゲイじゃないぞ」、というのも却って寂しく聞こえます。
(2009.7.9 追記)
以下の記事で、この部分に当たるシーンの追加説明をしています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-8その6
(追記はここまで)
おばあちゃんの靴を探していて、あるものを発見して、懐かしむロス。
Just Nana's stuff. (おばあちゃんのものだよ。)
それは、どこからでもくすねてきたという(笑)、ダイエット甘味料のSweet'N Lowの袋。
どれだけ貯めてあったのか、ロスの頭の上に、雪崩のように落ちてきました。
おかしいけれど、ちょっとしんみりしちゃうシーンですよね。
(Rachからの寂しいお知らせ)
ここ数日、スパムトラックバックが頻繁に来るようになりました。
削除しても削除しても来るんです。
ネットで調べたら、同じようにスパムTBに悩んでいる方、多いようですね。
そこで、スパム対策として、「トラックバックを受け入れない」という設定にすることにしました。さらに、プラグイン(サイドバー)内の、「最新トラックバック」の項目も非表示にしました。
今までいただいたトラックバックは嬉しいものばかりだったのに、非常に残念なんですが、これが最も効果的な対策かと思うので・・・。残念なお知らせでした、くすん(泣)。