シーズン1 第7話
The One With the Blackout (マンハッタンが真っ暗!)
原題は「停電の話」
マンハッタンが停電になってしまいます。
レイチェル: The entire city's blacked out. (街全部が停電しちゃったわ。)
black outは「(停電などで)真っ暗になる」という意味ですが、「失神する」という意味もあります。
失神すると、目の前が真っ暗になっちゃうからでしょう。
フィービー: Can I borrow the phone? I wanna call my apartment and check on my grandma.
(電話貸して。うちのアパートに電話して、おばあちゃんが大丈夫か確かめたいの。)
What's my number? I never call me. (うちの番号って何番だっけ? [不審そうなモニカに]だって、自分に電話しないでしょ。)
そりゃ、そうだけど。申込書とかで自分の住所書くとき、どうしてるの?
ロウソクを持って入ってきたジョーイに、
ロス: Officiating at tonight's blackout is Rabbi Tribbiani. (今夜の停電の司祭を務めるのは、ラビのトリビアーニです。)
このセリフは、Rabbi Tribbiani is officiating...という文章を倒置にして、主語を強調しています。
ジョーイが持っているのは、menorah(メノーラ、発音はマノーラ)と言います。
儀式に用いる7本枝の燭台や、ユダヤ教の宮清めの祭りHanukkah(ハヌカー)に用いる9本枝の燭台があります。.
Hanukkahの祝日の1日ごとに一本ずつろうそくの火を付けていくのだそうです。
ロスとモニカはユダヤ人という設定になっており、後のエピソードで、ちょこっとそういう話も出てきます。
が、クリスマス(キリスト教の行事)で盛り上がる話も多いので、厳格なユダヤ教徒というほどでもないのかもしれません。
フィービー: Look! Ugly Naked Guy lit a bunch of candles. (見て。裸のブ男がキャンドルに火をつけてるわ。)
レイチェル: That had to hurt! (あれは痛いわよ。)
みんなが驚いたのは、彼の体のどこか(イタそうなところ?)にキャンドルの火が燃え移ったから、のようです。
雑誌のモデルの人(名前はジル)とATMコーナーに閉じ込められたチャンドラー。
スマイルしてみせますが、逆に怪訝な顔をされ、
チャンドラー: You're definitely scaring her. (間違いなく、怖がらせちゃってるぞ。)
definitelyは、「明確に、きっぱりと、確かに」という意味です。
会話文でもよく使い、Definitely.は「もちろんそうだ。」、Definitely not.は「絶対そんなことないよ。」という意味になります。
scareは「・・・を怖がらせる」という意味で、自分が怖いときには、"I'm scared."「 怖いよー。」と言います。
ジル: Would you like to call somebody? (誰かに電話したいですか?)
チャンドラー: Yeah, about 300 guys I went to high school with. (うん、一緒に高校通ってた300人の同級生に電話したい。)
もちろん、これは心の声ですが、チャンドラーの気持ち、よくわかりますよね。
I went to high school withのwithが最後におまけのようについてますが、このwithがないと文章が不完全になります。
文法的に説明すると、I went to high school with about 300 guys.「僕は約300人の男たちと一緒に学校に通ってた。」という文章を、「一緒に通ってた約300人の男たち」と変形したものですから、withがなくなってしまうと、guysとI went以下がつながらなくなるんですね。
日本人が(って私もバリバリの日本人なんで、えらそーに言うことはないんですが、堪忍ね。)英作文をするときには、こういう最後につく前置詞を忘れがちなんですが、こうやってドラマとかを聞いてると、そのうち、この前置詞が不自然に聞こえなくなってきます。
なお、文法って聞くと、げげっ!と思う方も多いようですが、私はこうやってドラマを使って会話を覚えていくうちに、その文章の構造を掘り下げて理解するのには、やはり文法知識は不可欠だと思います。
もちろん、会話文なので、文法無視の場合も多々ありますが、やはり基本的な部分は文法にのっとっているのです。
文法書を最初から読もうとすると、途中で挫折しがちになりますが、実際に使われている会話から、逆に文法を紐解いていくのが、文法をより深く理解するコツだと思うのです。
ジルと一緒にいることを説明したいチャンドラーですが、ジル本人には聞かれたくない、そこでムニャムニャ言ってます。
モニカには何のことかわからずジョーイに代わりますが、ジョーイは電話を聞いて叫びます。
ジョーイ: Oh, my God! He's trapped in an ATM vestibule with Jill Goodacre!
(大変だ! チャンドラーはジル・グッドエーカーと一緒にATMコーナーに閉じ込められてる!)
ジョーイ: Chandler, listen! (チャンドラー、よく聞けよ。) [以下、ムニャムニャムニャ・・・]
チャンドラー: Like that thought never entered my mind. (その考えを俺が思いつかないとでも思ったか?)
チャンドラーのムニャムニャを聞き取れてるジョーイにも笑えますが、ジョーイまでムニャムニャ言わなくても、ジルには聞こえないってば。
でも、ジョーイのムニャムニャを今度はチャンドラーが聞き取れてるようですね。
いや、もしかして言ってることわかんないけど、わかったふりをしてるだけかな?
ここは解釈が分かれるところだけど、わかったふりをしてる方がチャンドラーらしい気もするけど、二人の結び付き(だんだんわかってきますが、二人はかなり気が合うタイプなので)を考えると、ジョーイのムニャムニャを聞き取れた可能性も高い、と。
皆さんはどう思われますか?
チャンドラーのlike以下の文章は、「まるでその考えが頭に(心に)浮かばなかったみたいに(俺に指示するが、俺はとっくにそんなことは思いついてるよ)。」という意味になります。
2005年07月11日
2005年07月10日
フレンズ1-6その4
アンドリューのところに行くというオーロラに
チャンドラー: I know there'll be many moments when I'll regret asking the following question, but...And Andrew is...?
(次の質問をしたことをこれから何度も後悔することになるだろうってわかってるけど・・・でも、アンドリューって・・・?)
オーロラ: He's new. (彼は、新しい恋人よ。)
チャンドラーは、自分の予想が当たってるだろうと思うのですが、それでも聞かずにはいられない、その悲しさが伝わりますね。
このまま楽しく過せればいい、いやいや、こんな関係には早くピリオドをつけるべきだ、と心の中で二人の自分が葛藤しているというチャンドラー。
オーロラ: So which one of the two guys will you listen to?
(それであなたはどっちの自分の意見を聞くつもり?)
チャンドラー: I have to listen to both. They don't let each other finish.
(どっちの意見も聞かなきゃ。二人とも相手にしゃべる隙を与えないんだ。)
let someone finishは「・・・に話を最後まで言わせる」という意味。
つまり、心の中の二人のチャンドラーは言い争いをしていて、相手の言うのが終わらないうちから、自分がしゃべってしまい、どちらの言うことも相手に伝わっていない、ということです。
Let me finish.は「最後まで話を続けさせて。最後まで言わせて(聞いて)。」という意味で、"Let me finish." "Let me finish." (私の言うことを聞きなさいよ。あんたこそ。)と口論しているシーンをよく見かけます。
この場合、2文目ではmeを強く発音します。「私の方こそ」最後まで言わせてよ、という感じ。
落ち込むジョーイ
I got fired! (クビになった!)
fireは「解雇する、クビにする」という意味です。You're fired!だと「お前はクビだ!」
逆にhireは雇うという意味ですが、You're hired.(君を雇おう。)とYou're fired.(お前はクビだ。)って、発音も似てるのに、正反対の意味なんです。まぎらわしいですね。
ジョーイ: I told everybody about this. (もうみんなにこのこと言っちゃったのに。)
というジョーイに、
レイチェル: No one will be able to tell. (誰もあなたのお尻かどうかわからないって。)
ジョーイ: My mom will. (ママはわかるよ。)
チャンドラー: There's something so sweet and disturbing about that. (素敵なようだけど、ちょっと不安にもさせる話だな。)
tellは「見分ける、わかる」という意味です。
ママならわかるとあっさり言うジョーイに、チャンドラーはちょっと「ひいて」しまってます。
フィービーが励まします。
You've gotta keep thinking about the day that some kid will go "I got the part! I'm gonna be Joey Tribbiani's ass!"
(こんな日が来るって思ってればいいのよ。どこかの子が「役貰えた。ジョーイ・トリビアーニの尻になれるぞ!」って言う日をね。)
assはbuttの卑語です。あんまり人前では使わない方がよろしいようで。
フィービーはボケたことを言って、みんなを煙に巻くことが多いですが、今回は、傷ついたジョーイにとてもsweetな言葉をかけて、優しい一面を見せてくれました。
(2007.3.27 追記)
この部分に当たるセリフのやり取りについて、この記事から1年8ヵ月後に(笑)、
フレンズ1-6その5 という、解説の追加記事を書きました。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)
みんなに几帳面すぎると言われるのがイヤなモニカ。わざと靴を片付けないで寝てしまいますが、ベッドの中で一人で悩んでいます。
If it bothers you that much, just go out and get the shoes.
(そんなに気になるんなら、出て行って、靴を取ってきたらいいのに。)
But then everyone will know. (でも、そしたらみんなにバレちゃうわ。)
Unless I get them, and then wake up really early and put them back.
(それとも、今取ってきて、朝すっごく早起きして、元の場所に戻しとけばいいのよ。)
I need help! (誰か、助けて。)
みんなに細かいと思われるのもいやだけど、出しっぱなしの靴も気になるモニカです。
このモニカの性格はこの後もずーっと続きます。
チャンドラー: I know there'll be many moments when I'll regret asking the following question, but...And Andrew is...?
(次の質問をしたことをこれから何度も後悔することになるだろうってわかってるけど・・・でも、アンドリューって・・・?)
オーロラ: He's new. (彼は、新しい恋人よ。)
チャンドラーは、自分の予想が当たってるだろうと思うのですが、それでも聞かずにはいられない、その悲しさが伝わりますね。
このまま楽しく過せればいい、いやいや、こんな関係には早くピリオドをつけるべきだ、と心の中で二人の自分が葛藤しているというチャンドラー。
オーロラ: So which one of the two guys will you listen to?
(それであなたはどっちの自分の意見を聞くつもり?)
チャンドラー: I have to listen to both. They don't let each other finish.
(どっちの意見も聞かなきゃ。二人とも相手にしゃべる隙を与えないんだ。)
let someone finishは「・・・に話を最後まで言わせる」という意味。
つまり、心の中の二人のチャンドラーは言い争いをしていて、相手の言うのが終わらないうちから、自分がしゃべってしまい、どちらの言うことも相手に伝わっていない、ということです。
Let me finish.は「最後まで話を続けさせて。最後まで言わせて(聞いて)。」という意味で、"Let me finish." "Let me finish." (私の言うことを聞きなさいよ。あんたこそ。)と口論しているシーンをよく見かけます。
この場合、2文目ではmeを強く発音します。「私の方こそ」最後まで言わせてよ、という感じ。
落ち込むジョーイ
I got fired! (クビになった!)
fireは「解雇する、クビにする」という意味です。You're fired!だと「お前はクビだ!」
逆にhireは雇うという意味ですが、You're hired.(君を雇おう。)とYou're fired.(お前はクビだ。)って、発音も似てるのに、正反対の意味なんです。まぎらわしいですね。
ジョーイ: I told everybody about this. (もうみんなにこのこと言っちゃったのに。)
というジョーイに、
レイチェル: No one will be able to tell. (誰もあなたのお尻かどうかわからないって。)
ジョーイ: My mom will. (ママはわかるよ。)
チャンドラー: There's something so sweet and disturbing about that. (素敵なようだけど、ちょっと不安にもさせる話だな。)
tellは「見分ける、わかる」という意味です。
ママならわかるとあっさり言うジョーイに、チャンドラーはちょっと「ひいて」しまってます。
フィービーが励まします。
You've gotta keep thinking about the day that some kid will go "I got the part! I'm gonna be Joey Tribbiani's ass!"
(こんな日が来るって思ってればいいのよ。どこかの子が「役貰えた。ジョーイ・トリビアーニの尻になれるぞ!」って言う日をね。)
assはbuttの卑語です。あんまり人前では使わない方がよろしいようで。
フィービーはボケたことを言って、みんなを煙に巻くことが多いですが、今回は、傷ついたジョーイにとてもsweetな言葉をかけて、優しい一面を見せてくれました。
(2007.3.27 追記)
この部分に当たるセリフのやり取りについて、この記事から1年8ヵ月後に(笑)、
フレンズ1-6その5 という、解説の追加記事を書きました。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)
みんなに几帳面すぎると言われるのがイヤなモニカ。わざと靴を片付けないで寝てしまいますが、ベッドの中で一人で悩んでいます。
If it bothers you that much, just go out and get the shoes.
(そんなに気になるんなら、出て行って、靴を取ってきたらいいのに。)
But then everyone will know. (でも、そしたらみんなにバレちゃうわ。)
Unless I get them, and then wake up really early and put them back.
(それとも、今取ってきて、朝すっごく早起きして、元の場所に戻しとけばいいのよ。)
I need help! (誰か、助けて。)
みんなに細かいと思われるのもいやだけど、出しっぱなしの靴も気になるモニカです。
このモニカの性格はこの後もずーっと続きます。
2005年07月09日
フレンズ1-6その3
みんながモニカの部屋に入ってくると、
レイチェル: Ta-dah! (ジャジャーン!)
このta-dah (ta-daとも書く)は英語字幕がありませんが、日本語のジャジャーンに当たる英語です。
なんとなく、発音も似てますね。
モニカの几帳面さを説明するロス
When we were kids, yours was the only Raggedy Ann doll that wasn't raggedy.
(子供の頃、モニカの「ボロ人形のアン」は、ボロを着てなかっただろ。)
Raggedy Annとは、「ボロ人形のアン」という名前の人形です。
raggedy = raggedで、「(衣服が)ぼろぼろの、ぼろを着た」という意味で、ragは「ぼろきれ、ぞうきん」です。
ぼろぼろの服を着てるのが特徴のアン人形でさえ、几帳面なモニカはこぎれいな格好をさせていた、ということです。
みんなでモニカの几帳面さをからかいます。
チャンドラー: A glass is on the table. There's no coaster. It's cold drink.
It's a hot day. Beads of condensation are inching their way closer to the wood... (テーブルにグラスがある。コースターはない。冷たいドリンクで、暑い日だ。水滴がだんだんと近づいていくんだ、木製の・・・。)
モニカ: Stop it! (やめて!)
恐怖映画でも見たかのような叫び声。
モニカはテーブルにグラスの跡が残るのもいやなようです。
ずっと後のエピソードで、モニカの部屋で「コースターが欲しいんだけど?」と聞いた男性のことを、モニカが一瞬で気に入ってしまうという話もありました。
condensationは「濃縮、凝結、(水蒸気の)水滴」。
コンデンスミルク(condensed milk)は「濃縮したミルク」という意味です。
アル・パチーノの映画に出演できると喜ぶジョーイですが、何の役かをなかなか教えてくれません。
ロス: Come on. Seriously, Joey, what's the part?
(おいおい、冗談抜きで、何の役だよ。)
ジョーイが、アル・パチーノのすごさを語ってばかりで、なかなか本題に入ろうとしないので、seriously(真剣に、冗談抜きに、本当のところ)「どうなんだよ。」と尋ねているのです。
で、その役は何かと言うと、
ジョーイ: I'm his butt double, okay?
(俺はアル・パチーノのお尻の代役だ、わかった?)
He goes into the shower, and then I'm his butt.
(アル・パチーノがシャワーに入ると、俺は彼の尻になってるわけ。)
doubleは、「代役、替え玉、影武者」という意味があります。
アメリカのドラマではよくある手法で、ギャラが高い主役級の俳優は、顔が映らない場合(手だけとかも)、もしくはセミヌードの場合には代役を使うことが多いそうです。
アリーmy Loveでは、アリーの同僚のジョージアが後ろ姿のヌードを披露しましたが、確かそれも代役だったと聞きました。
日本でも、代役を使ってるんでしょうか? (やっぱり使ってるんだろうなぁ。)
ジョーイを励ますチャンドラー
After all your years of struggling, you've finally been able to crack your way into show business. (長い間奮闘努力してきたから、ついに、ショービズの世界の「割れ目」に入り込むことが出来たんだな。)
crackは動詞で「強引に入り込む」、名詞では「お尻の割れ目」という意味があります。
励ましてるのかと思ったら、まだ「お尻」の話をして、ジョーイにいじわるしてます。
ロス: So are you gonna invite us all to the big opening?
(それじゃあ、みんなをオープニングイベントに招待してくれる?)
openingには「(開いている)穴」という意味もあります。
ロスまでもが、まだ「お尻」ネタでジョーイをからかっているのです。
撮影当日、
ジョーイ: I need to borrow some moisturizer. (ローションを貸してほしいんだ。)
モニカ: For what? (何に使うの?)
ジョーイ: What do you think? Today's the big day!
(何言ってるんだよ。今日は大事な日だぞ!)
モニカ: Okay, go into the bathroom. Use whatever you want. Just don't ever tell me what you did in there. (いいわ、バスルームで、何でも好きなものを使って。ただし、そこで何をしたか絶対に話さないでね。)
ジョーイがお尻にローションをペタペタ塗って、鏡で効果を確かめている姿が浮かんできます。
その光景を見てしまったチャンドラー
My eyes! My eyes! (俺の目が、目が!!)
日本語ではわざわざ「俺の」とは言いませんが、英語ではこのようにmyをつけます。
日本語でも、ひどいものを見た時は、「目が腐るー」とか言いますけど、チャンドラーのセリフも似た感じですね。
チャンドラーにフライパンを貸したモニカ
You know, the old Monica would remind you to scrub that Teflon pan with a plastic brush. But I'm not gonna do that.
(ねえ、昔のモニカなら、テフロン加工のフライパンはプラスチックのブラシでごしごし洗うように注意するとこだけど、今の私はそんなこと言わないからね。)
みんなに異常に几帳面だと言われたことを気にしているようです。
でも、昔の自分に例えてでも、言わずにはいられないのがモニカらしいところですね。
レイチェル: Ta-dah! (ジャジャーン!)
このta-dah (ta-daとも書く)は英語字幕がありませんが、日本語のジャジャーンに当たる英語です。
なんとなく、発音も似てますね。
モニカの几帳面さを説明するロス
When we were kids, yours was the only Raggedy Ann doll that wasn't raggedy.
(子供の頃、モニカの「ボロ人形のアン」は、ボロを着てなかっただろ。)
Raggedy Annとは、「ボロ人形のアン」という名前の人形です。
raggedy = raggedで、「(衣服が)ぼろぼろの、ぼろを着た」という意味で、ragは「ぼろきれ、ぞうきん」です。
ぼろぼろの服を着てるのが特徴のアン人形でさえ、几帳面なモニカはこぎれいな格好をさせていた、ということです。
みんなでモニカの几帳面さをからかいます。
チャンドラー: A glass is on the table. There's no coaster. It's cold drink.
It's a hot day. Beads of condensation are inching their way closer to the wood... (テーブルにグラスがある。コースターはない。冷たいドリンクで、暑い日だ。水滴がだんだんと近づいていくんだ、木製の・・・。)
モニカ: Stop it! (やめて!)
恐怖映画でも見たかのような叫び声。
モニカはテーブルにグラスの跡が残るのもいやなようです。
ずっと後のエピソードで、モニカの部屋で「コースターが欲しいんだけど?」と聞いた男性のことを、モニカが一瞬で気に入ってしまうという話もありました。
condensationは「濃縮、凝結、(水蒸気の)水滴」。
コンデンスミルク(condensed milk)は「濃縮したミルク」という意味です。
アル・パチーノの映画に出演できると喜ぶジョーイですが、何の役かをなかなか教えてくれません。
ロス: Come on. Seriously, Joey, what's the part?
(おいおい、冗談抜きで、何の役だよ。)
ジョーイが、アル・パチーノのすごさを語ってばかりで、なかなか本題に入ろうとしないので、seriously(真剣に、冗談抜きに、本当のところ)「どうなんだよ。」と尋ねているのです。
で、その役は何かと言うと、
ジョーイ: I'm his butt double, okay?
(俺はアル・パチーノのお尻の代役だ、わかった?)
He goes into the shower, and then I'm his butt.
(アル・パチーノがシャワーに入ると、俺は彼の尻になってるわけ。)
doubleは、「代役、替え玉、影武者」という意味があります。
アメリカのドラマではよくある手法で、ギャラが高い主役級の俳優は、顔が映らない場合(手だけとかも)、もしくはセミヌードの場合には代役を使うことが多いそうです。
アリーmy Loveでは、アリーの同僚のジョージアが後ろ姿のヌードを披露しましたが、確かそれも代役だったと聞きました。
日本でも、代役を使ってるんでしょうか? (やっぱり使ってるんだろうなぁ。)
ジョーイを励ますチャンドラー
After all your years of struggling, you've finally been able to crack your way into show business. (長い間奮闘努力してきたから、ついに、ショービズの世界の「割れ目」に入り込むことが出来たんだな。)
crackは動詞で「強引に入り込む」、名詞では「お尻の割れ目」という意味があります。
励ましてるのかと思ったら、まだ「お尻」の話をして、ジョーイにいじわるしてます。
ロス: So are you gonna invite us all to the big opening?
(それじゃあ、みんなをオープニングイベントに招待してくれる?)
openingには「(開いている)穴」という意味もあります。
ロスまでもが、まだ「お尻」ネタでジョーイをからかっているのです。
撮影当日、
ジョーイ: I need to borrow some moisturizer. (ローションを貸してほしいんだ。)
モニカ: For what? (何に使うの?)
ジョーイ: What do you think? Today's the big day!
(何言ってるんだよ。今日は大事な日だぞ!)
モニカ: Okay, go into the bathroom. Use whatever you want. Just don't ever tell me what you did in there. (いいわ、バスルームで、何でも好きなものを使って。ただし、そこで何をしたか絶対に話さないでね。)
ジョーイがお尻にローションをペタペタ塗って、鏡で効果を確かめている姿が浮かんできます。
その光景を見てしまったチャンドラー
My eyes! My eyes! (俺の目が、目が!!)
日本語ではわざわざ「俺の」とは言いませんが、英語ではこのようにmyをつけます。
日本語でも、ひどいものを見た時は、「目が腐るー」とか言いますけど、チャンドラーのセリフも似た感じですね。
チャンドラーにフライパンを貸したモニカ
You know, the old Monica would remind you to scrub that Teflon pan with a plastic brush. But I'm not gonna do that.
(ねえ、昔のモニカなら、テフロン加工のフライパンはプラスチックのブラシでごしごし洗うように注意するとこだけど、今の私はそんなこと言わないからね。)
みんなに異常に几帳面だと言われたことを気にしているようです。
でも、昔の自分に例えてでも、言わずにはいられないのがモニカらしいところですね。
2005年07月08日
フレンズ1-6その2
オーロラ: I imagine he'd be okay with you because he's okay with Ethan.
(イーサンのことも公認だから、あなたのこともOKだと思うわ。)
チャンドラー: Ethan? There's an Ethan? (イーサン? イーサンってやつもいるの?)
オーロラ: Ethan is my boyfriend. (イーサンは私の恋人よ。)
みんな: What? (何だって?)
普通、イーサンなどの名前にaなどの冠詞はつけませんが、ここでは、リックという男性の話が出て、さらに、別の「イーサン」という名前の男性がもう一人出てきたという意味で、a(ここではan)がついています。
aは不特定の単数のものを指しますから、ニュアンスとしては、an Ethan 「イーサンという名前の(俺の知らない)男」という感じでしょうか。
また、boyfriendは日本語のボーイフレンドとはニュアンスが異なり、彼氏、恋人という意味になります。
話を聞いていたみんなもびっくり。
みんなシングルなので、恋愛に対しては結構フリーでしょうが、夫と恋人がいるのに、チャンドラーともデートしてるオーロラには、さすがに理解不能なものを感じたようです。
それでもチャンドラーは、
I'm seeing her again on Thursday. (彼女と木曜日にまた会うんだ。)
seeはこの場合は「会う」ですが、「(異性と)交際する、付き合う」という意味があります。
その場合は、I'm seeing her. (僕は彼女と付き合っている。)というふうに、現在進行形を用います。
ところで、このチャンドラーのセリフの現在進行形は、「近い将来の計画、予定、約束」を表しています。
現在進行形と言えば、I'm playing baseball now. (僕は、今、野球をやっているところだ。)と、今この瞬間にしている行動を述べるものだと学校では習ってきましたが、nowではなくて、on Thursdayにすると、未来の予定を表すことになるのです。
この未来を表す現在進行形「・・・することになっている」は、会話ではよく使われます。
チャンドラー: Didn't you listen to the story? (俺の話、聞いてなかったのか?)
モニカ: Didn't you listen to the story? (あなたこそ、聞いてなかったんじゃないの?)
文字で見ると同じですが、モニカはyouを強調してしゃべっているので、「あなたこそ、どうなのよ。」という意味になります。
チャンドラーが語っている話なので、「聞いていたか?」と尋ねるのは変ですが、これは、誰が聞いても、そんな女性と付き合うのは変なのに、どうしてあなたはわかんないの? ちゃんと自分の話や状況を理解してるの?という抗議の意味もこめているのでしょう。
モニカ: How could you get involved with a woman like this?
(どうやって、そういう女性と付き合っていくつもり?)
get involved withは「・・・に巻き込まれる、深くかかわるようになる、深い仲になる、はまる」という意味。
恋愛や事件などに、自分が当事者としてかかわるようになる、という意味です。
チャンドラー: I had trouble with it at first. But I get all the good stuff. all the fun, all the talking, all the sex, and no responsibility.
(最初は、問題があるかと思ったけど。でも、いいことずくめじゃん。楽しんで、おしゃべりして、エッチもできて、さらに、何の責任もないなんて。)
This is every guy's fantasy! (これって、すべての男の夢じゃん。)
「おいおい!」とここは女性として、ちょっとツッコミを入れておきましょう。(深くは追及しませんが・・・)
チャンドラーに男性として賛同してしまったロス、
You know monogamy can be a tricky concept. (一夫一婦制ってのが扱いづらい概念なんだよ。)
I mean, anthropologically speaking... (というのは人類学的に言うと・・・)
難しい話をしてごまかそうとしますが、みんなは「寝たふり」をしてしまいます。
こういうリアクションは日本でも同じですね。
(イーサンのことも公認だから、あなたのこともOKだと思うわ。)
チャンドラー: Ethan? There's an Ethan? (イーサン? イーサンってやつもいるの?)
オーロラ: Ethan is my boyfriend. (イーサンは私の恋人よ。)
みんな: What? (何だって?)
普通、イーサンなどの名前にaなどの冠詞はつけませんが、ここでは、リックという男性の話が出て、さらに、別の「イーサン」という名前の男性がもう一人出てきたという意味で、a(ここではan)がついています。
aは不特定の単数のものを指しますから、ニュアンスとしては、an Ethan 「イーサンという名前の(俺の知らない)男」という感じでしょうか。
また、boyfriendは日本語のボーイフレンドとはニュアンスが異なり、彼氏、恋人という意味になります。
話を聞いていたみんなもびっくり。
みんなシングルなので、恋愛に対しては結構フリーでしょうが、夫と恋人がいるのに、チャンドラーともデートしてるオーロラには、さすがに理解不能なものを感じたようです。
それでもチャンドラーは、
I'm seeing her again on Thursday. (彼女と木曜日にまた会うんだ。)
seeはこの場合は「会う」ですが、「(異性と)交際する、付き合う」という意味があります。
その場合は、I'm seeing her. (僕は彼女と付き合っている。)というふうに、現在進行形を用います。
ところで、このチャンドラーのセリフの現在進行形は、「近い将来の計画、予定、約束」を表しています。
現在進行形と言えば、I'm playing baseball now. (僕は、今、野球をやっているところだ。)と、今この瞬間にしている行動を述べるものだと学校では習ってきましたが、nowではなくて、on Thursdayにすると、未来の予定を表すことになるのです。
この未来を表す現在進行形「・・・することになっている」は、会話ではよく使われます。
チャンドラー: Didn't you listen to the story? (俺の話、聞いてなかったのか?)
モニカ: Didn't you listen to the story? (あなたこそ、聞いてなかったんじゃないの?)
文字で見ると同じですが、モニカはyouを強調してしゃべっているので、「あなたこそ、どうなのよ。」という意味になります。
チャンドラーが語っている話なので、「聞いていたか?」と尋ねるのは変ですが、これは、誰が聞いても、そんな女性と付き合うのは変なのに、どうしてあなたはわかんないの? ちゃんと自分の話や状況を理解してるの?という抗議の意味もこめているのでしょう。
モニカ: How could you get involved with a woman like this?
(どうやって、そういう女性と付き合っていくつもり?)
get involved withは「・・・に巻き込まれる、深くかかわるようになる、深い仲になる、はまる」という意味。
恋愛や事件などに、自分が当事者としてかかわるようになる、という意味です。
チャンドラー: I had trouble with it at first. But I get all the good stuff. all the fun, all the talking, all the sex, and no responsibility.
(最初は、問題があるかと思ったけど。でも、いいことずくめじゃん。楽しんで、おしゃべりして、エッチもできて、さらに、何の責任もないなんて。)
This is every guy's fantasy! (これって、すべての男の夢じゃん。)
「おいおい!」とここは女性として、ちょっとツッコミを入れておきましょう。(深くは追及しませんが・・・)
チャンドラーに男性として賛同してしまったロス、
You know monogamy can be a tricky concept. (一夫一婦制ってのが扱いづらい概念なんだよ。)
I mean, anthropologically speaking... (というのは人類学的に言うと・・・)
難しい話をしてごまかそうとしますが、みんなは「寝たふり」をしてしまいます。
こういうリアクションは日本でも同じですね。
2005年07月07日
フレンズ1-6その1
シーズン1 第6話
The One With the Butt (迷えるチャンドラー)
原題は「お尻の話」
すっごい美人を見たチャンドラー
She makes the women I dream about look like short, fat, bald men. (彼女と比べると、今まで夢見てきた女が、チビで太ってはげたおっさんに見えるよ。)
それくらい、彼女は抜きん出て美しいということですね。
しかし、すごいたとえ。
ロス: He could never get a woman like that in a million years.
(チャンドラーには、あんな女は100万年たってもゲットできないよ。)
not in a million yearsで、「決して・・・ない」という意味です。
フィービー: But you always see these beautiful women with these "nothing" guys. You could be one of those guys.
(でも、こういう美人が、つまらない男といるところをよく見るわよ。あなたなら、その男になれるかも。)
あなたでも付き合えると励ましてるようですが、実は、チャンドラーならnothing guys(つまらない男)になれる、と言っているのです。
って、けなしてるんじゃん。
(2007.4.17 追記)
上の3つのセリフを含んだ一連のやり取りについて、フレンズ1-6その6 という、解説の追加記事を書きました。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)
ジョーイの芝居の出来を聞かれたみんなは、
I didn't know you could dance! You were in a play. (ダンスが出来るなんて知らなかったなぁ。お芝居に出てたわね。)
としか答えません。
あまりにヒドイお芝居だったので、他に言葉がないようで。
ジョーイ: I was the lead. It was better than the troll thing. At least you got to see my head.
(俺は主役だったんだよ。トロールよりはましだろ? 少なくとも俺の頭が見えたんだし。)
leadは「導く、リードする」という動詞ですが、名詞では「主役」という意味もあります。
trollとは、「北欧神話に出てくる、洞穴などに住んでいる巨人や小人」のこと。
トロールの時は、かぶりものをしていたんですね。
彼の俳優としてのキャリアが、まだまだ大変な段階だということがわかります。
エージェント(芸能プロダクションのこと)がジョーイに興味を持ってるのを知り、
フィービー: Based on this play? Based on this play!
(このお芝居を見て判断したの? このお芝居見て判断したのね。)
日本語でもそうですが、同じセリフでも口調や、語尾を上げるか下げるかで、全然意味が変わってしまいます。
この場合も、最初のセリフは語尾が上がって疑問文で、なおかつ「そんなの信じられなーい。」という感じの否定的な口調。
2番目のは、「そうに決まってるわよね。」とさも納得したかのように感嘆符がついています。
チャンドラーが一目惚れした美女オーロラ。
発音は正しくは「アローラ」という感じですが、南極のオーロラ、のオーロラと同じです。
オーロラとデート中、何か話をしてくれと言われたチャンドラー
I rode it all the way to Brooklyn just for the hell of it.
(地下鉄に乗って、わざわざブルックリンまで行ったんだ、ちょっとやってみたかっただけなんだけど。)
何か目的があるのかと思ったら・・・ただ乗ってただけらしい。
just for the hell of itは、「面白半分に、ちょっとやってみたくて、これといった理由もなく」という意味です。
オーロラが別の男性の名前を出したので、
チャンドラー: Who's Rick. (リックって誰?)
オーロラ: My husband. (夫よ。)
チャンドラー: Oh, so you're divorced? (あぁ、じゃあ君離婚してるの?)
オーロラ: No. (いいえ。)
チャンドラー: I'm sorry. So you're widowed? Hopefully? (ごめん、じゃあ、旦那さん亡くなったの? そうだといいんだけど。)
やっとお付き合いできた美人が夫の話をするので、ショックのチャンドラーですが、状況が飲み込めていません。
デートをOKしてくれたから、てっきりフリーだと思っていたのに、離婚もしてないとなると、夫が死んだのかと思います。
相手の夫が死んだかもしれないという話なので、「あっ、ごめん、気づかなくて、離婚したとか無神経なこと言って。」という意味で、I'm sorry.と言っているのですが、最後にhopefully (できればそうだといいんだけど)と、つい本音が出ていますね。
The One With the Butt (迷えるチャンドラー)
原題は「お尻の話」
すっごい美人を見たチャンドラー
She makes the women I dream about look like short, fat, bald men. (彼女と比べると、今まで夢見てきた女が、チビで太ってはげたおっさんに見えるよ。)
それくらい、彼女は抜きん出て美しいということですね。
しかし、すごいたとえ。
ロス: He could never get a woman like that in a million years.
(チャンドラーには、あんな女は100万年たってもゲットできないよ。)
not in a million yearsで、「決して・・・ない」という意味です。
フィービー: But you always see these beautiful women with these "nothing" guys. You could be one of those guys.
(でも、こういう美人が、つまらない男といるところをよく見るわよ。あなたなら、その男になれるかも。)
あなたでも付き合えると励ましてるようですが、実は、チャンドラーならnothing guys(つまらない男)になれる、と言っているのです。
って、けなしてるんじゃん。
(2007.4.17 追記)
上の3つのセリフを含んだ一連のやり取りについて、フレンズ1-6その6 という、解説の追加記事を書きました。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)
ジョーイの芝居の出来を聞かれたみんなは、
I didn't know you could dance! You were in a play. (ダンスが出来るなんて知らなかったなぁ。お芝居に出てたわね。)
としか答えません。
あまりにヒドイお芝居だったので、他に言葉がないようで。
ジョーイ: I was the lead. It was better than the troll thing. At least you got to see my head.
(俺は主役だったんだよ。トロールよりはましだろ? 少なくとも俺の頭が見えたんだし。)
leadは「導く、リードする」という動詞ですが、名詞では「主役」という意味もあります。
trollとは、「北欧神話に出てくる、洞穴などに住んでいる巨人や小人」のこと。
トロールの時は、かぶりものをしていたんですね。
彼の俳優としてのキャリアが、まだまだ大変な段階だということがわかります。
エージェント(芸能プロダクションのこと)がジョーイに興味を持ってるのを知り、
フィービー: Based on this play? Based on this play!
(このお芝居を見て判断したの? このお芝居見て判断したのね。)
日本語でもそうですが、同じセリフでも口調や、語尾を上げるか下げるかで、全然意味が変わってしまいます。
この場合も、最初のセリフは語尾が上がって疑問文で、なおかつ「そんなの信じられなーい。」という感じの否定的な口調。
2番目のは、「そうに決まってるわよね。」とさも納得したかのように感嘆符がついています。
チャンドラーが一目惚れした美女オーロラ。
発音は正しくは「アローラ」という感じですが、南極のオーロラ、のオーロラと同じです。
オーロラとデート中、何か話をしてくれと言われたチャンドラー
I rode it all the way to Brooklyn just for the hell of it.
(地下鉄に乗って、わざわざブルックリンまで行ったんだ、ちょっとやってみたかっただけなんだけど。)
何か目的があるのかと思ったら・・・ただ乗ってただけらしい。
just for the hell of itは、「面白半分に、ちょっとやってみたくて、これといった理由もなく」という意味です。
オーロラが別の男性の名前を出したので、
チャンドラー: Who's Rick. (リックって誰?)
オーロラ: My husband. (夫よ。)
チャンドラー: Oh, so you're divorced? (あぁ、じゃあ君離婚してるの?)
オーロラ: No. (いいえ。)
チャンドラー: I'm sorry. So you're widowed? Hopefully? (ごめん、じゃあ、旦那さん亡くなったの? そうだといいんだけど。)
やっとお付き合いできた美人が夫の話をするので、ショックのチャンドラーですが、状況が飲み込めていません。
デートをOKしてくれたから、てっきりフリーだと思っていたのに、離婚もしてないとなると、夫が死んだのかと思います。
相手の夫が死んだかもしれないという話なので、「あっ、ごめん、気づかなくて、離婚したとか無神経なこと言って。」という意味で、I'm sorry.と言っているのですが、最後にhopefully (できればそうだといいんだけど)と、つい本音が出ていますね。
2005年07月06日
フレンズ1-5その5
アンジェラの魅力について恋人のボブに語るジョーイ
You know what I miss the most about her? (彼女のことで、俺が一番恋しく思ってることが何かわかるか?)
missは「〜がない(いない)のを寂しく思う、〜が恋しい」という意味。
"I miss you." 「あなたがいないと寂しくなるわ。」とは日本語にすると何となく持って回った言い方ですが、これはmissにズバリ相当する日本語の動詞がないせいでしょう。
アンジェラが食べる時に出す音が、
ジョーイ: Like a happy little squirrel...or a weasel. (幸せそうな子リスみたいな・・・いや、イタチかも。)
リスは可愛いイメージですが、イタチには、「コソコソする人、ずるい人」という意味もあります。
ジョーイはアンジェラをあきらめさせようと、わざと悪い表現を使っているのです。
映画「インデペンデンス・デイ」で、エリア51にエイリアンを隠していることを黙っていた国防長官に大統領は、「君のようなweaselはクビだ。」と言って、解雇したシーンがありました。
(2007.12.13 追記)
以下のリンクは「フレンズ1-1」の追加記事になりますが、それに関連して、フレンズ1-5 のこの部分に当たるシーンの追加説明もしています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-1その8
(追記はここまで)
チャンドラーに別れ方を教えるフィービー
You can do this. It's like pulling off a Band-Aid. Just do it really fast, and then the wound is exposed.
(できるわよ。バンドエイドをはがすようなもんね。素早くはがせば、傷口がむき出しになるわ。)
痛くない方法を教えてくれるのかと思ったら、もっと痛そうじゃん、っていう。
You can do this.の発音ですが、canは軽く(キャンとも言わず、クンくらい?)、doをしっかり発音します。
これをcanをキャンとはっきり強く発音すると、You can't do this.と勘違いされますので、ご注意を。
洗濯機を開けたロスが
Uh-oh. (しまった。)
これは、何か悪いことに気づいて、驚いた時の表現です。「いけない、まずい、まいったな。」という意味。
Oops! (おっと。)もこれに近いです。
洗濯に失敗したと知り、嘆くレイチェル。
Don't be upset. (そんなに動揺しないで。)
upsetにはいろんな意味があります。「動揺する、動転する、取り乱す、憤慨する、くよくよする」など。
もともとは「ひっくり返す」という意味ですから、安定した状態ではなく、混乱している様子を表しています。
ボブとアンジェラがいちゃいちゃ。
恋人なので当然なのですが、モニカはジョーイから二人は兄妹だと聞いているので、
モニカ: And I'm thinking how inappropriate this is. (これって、すごく不適切だと思う。)
このinappropriateは、クリントン元大統領の疑惑の時に使われたinappropriate relationship(不適切な関係)で有名ですね。
ジャニスを殴ってしまったチャンドラー(偶然、手が当たっただけですが)
チャンドラー: This is the worst breakup in the history of the world. (史上最悪の別れ方だ。)
史上最悪とはまた大袈裟な。
でも、普通にしていても難しい別れなのに、それをさらに困難な状況にしてしまった、チャンドラーのつらい心境はよくわかります。
フィービーにかかると、ジャニスはあっさり退散。驚いたチャンドラーに、
フィービー: It's like a gift. (一種の才能ね。)
giftはもちろん贈り物という意味もありますが、ここでは「天賦の才能」という意味です。
神から貰ったもの、という意味ですね。
セントラルパークで、乾燥機にぶつけた頭を冷やしているロス、
ロス: I'm fine, by the way. (僕は大丈夫だよ、ついでの話だけど。)
モニカとジョーイが自分たちの話ばかりして心配してくれないので、自分からアピールしてるロス。
でも、by the wayをつけて、「本題じゃなくって、ついでの話だけどさ。」と誤魔化しています。
(2005.11.1 追記)
2005年10月29日の記事、 フレンズ1-5その6 ご質問 で、この1-5のエピソードに関する説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
(追記はここまで)
You know what I miss the most about her? (彼女のことで、俺が一番恋しく思ってることが何かわかるか?)
missは「〜がない(いない)のを寂しく思う、〜が恋しい」という意味。
"I miss you." 「あなたがいないと寂しくなるわ。」とは日本語にすると何となく持って回った言い方ですが、これはmissにズバリ相当する日本語の動詞がないせいでしょう。
アンジェラが食べる時に出す音が、
ジョーイ: Like a happy little squirrel...or a weasel. (幸せそうな子リスみたいな・・・いや、イタチかも。)
リスは可愛いイメージですが、イタチには、「コソコソする人、ずるい人」という意味もあります。
ジョーイはアンジェラをあきらめさせようと、わざと悪い表現を使っているのです。
映画「インデペンデンス・デイ」で、エリア51にエイリアンを隠していることを黙っていた国防長官に大統領は、「君のようなweaselはクビだ。」と言って、解雇したシーンがありました。
(2007.12.13 追記)
以下のリンクは「フレンズ1-1」の追加記事になりますが、それに関連して、フレンズ1-5 のこの部分に当たるシーンの追加説明もしています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
フレンズ1-1その8
(追記はここまで)
チャンドラーに別れ方を教えるフィービー
You can do this. It's like pulling off a Band-Aid. Just do it really fast, and then the wound is exposed.
(できるわよ。バンドエイドをはがすようなもんね。素早くはがせば、傷口がむき出しになるわ。)
痛くない方法を教えてくれるのかと思ったら、もっと痛そうじゃん、っていう。
You can do this.の発音ですが、canは軽く(キャンとも言わず、クンくらい?)、doをしっかり発音します。
これをcanをキャンとはっきり強く発音すると、You can't do this.と勘違いされますので、ご注意を。
洗濯機を開けたロスが
Uh-oh. (しまった。)
これは、何か悪いことに気づいて、驚いた時の表現です。「いけない、まずい、まいったな。」という意味。
Oops! (おっと。)もこれに近いです。
洗濯に失敗したと知り、嘆くレイチェル。
Don't be upset. (そんなに動揺しないで。)
upsetにはいろんな意味があります。「動揺する、動転する、取り乱す、憤慨する、くよくよする」など。
もともとは「ひっくり返す」という意味ですから、安定した状態ではなく、混乱している様子を表しています。
ボブとアンジェラがいちゃいちゃ。
恋人なので当然なのですが、モニカはジョーイから二人は兄妹だと聞いているので、
モニカ: And I'm thinking how inappropriate this is. (これって、すごく不適切だと思う。)
このinappropriateは、クリントン元大統領の疑惑の時に使われたinappropriate relationship(不適切な関係)で有名ですね。
ジャニスを殴ってしまったチャンドラー(偶然、手が当たっただけですが)
チャンドラー: This is the worst breakup in the history of the world. (史上最悪の別れ方だ。)
史上最悪とはまた大袈裟な。
でも、普通にしていても難しい別れなのに、それをさらに困難な状況にしてしまった、チャンドラーのつらい心境はよくわかります。
フィービーにかかると、ジャニスはあっさり退散。驚いたチャンドラーに、
フィービー: It's like a gift. (一種の才能ね。)
giftはもちろん贈り物という意味もありますが、ここでは「天賦の才能」という意味です。
神から貰ったもの、という意味ですね。
セントラルパークで、乾燥機にぶつけた頭を冷やしているロス、
ロス: I'm fine, by the way. (僕は大丈夫だよ、ついでの話だけど。)
モニカとジョーイが自分たちの話ばかりして心配してくれないので、自分からアピールしてるロス。
でも、by the wayをつけて、「本題じゃなくって、ついでの話だけどさ。」と誤魔化しています。
(2005.11.1 追記)
2005年10月29日の記事、 フレンズ1-5その6 ご質問 で、この1-5のエピソードに関する説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
(追記はここまで)
2005年07月05日
フレンズ1-5その4
ジャニスと別れるチャンドラーに
フィービー: Have a good breakup. (良い別れを。)
Have a good day.(良い一日を。) Have a good flight. (良い空の旅を。)とは言いますが、「良い別れ」って、どんなの?
ジャニスと別れるのが難しいとボヤいているチャンドラーには、良い別れになるようにフィービーに祈ってもらっても、難しそうな気配です。
やって来たジャニスは、買い物袋をゴソゴソして、
ジャニス: I got you..these. (あなたに買ってあげたのは・・・これよ。)
日本語で「買う」というとbuyがまず思い浮かびますが、buyは「買ってやる」というニュアンスが強く、お金を出して買ってやった、というのはちょっといやらしいので、getを使うことが多いです。
また人に物を取ってくるときも、getをつかいます。
bringだっけ、takeだっけと悩まずに、getで良いのです。
Would you get me that book? (あの本取ってくれますか?)のように使います。
さらに、these。これは日本人の苦手な単数、複数ですね。
ジャニスが買ってきたのは靴下。靴下は常にペアなので、socksと複数になります。ですから、この靴下、という意味でthisではなく、theseとなるのです。
あのジャニスの鼻にかかった「ハハハハハ」という笑い声。
どうもこの声がチャンドラーは(他のみんなも)苦手なようですが、彼女はすっかりキャラ立ちして、その後のエピソードでも、どこからかこの笑い声が聞こえてきたので、「ジャニスがここにいるのか?」とみんなが凍りつくシーンがよくあります。
フィービーと彼との別れがあまりにあっさりしているので、
チャンドラー: That's it? (あれで終わり? あれだけ?)
That's it.はいろいろな時に使いますが、この場合は、話をした後の最後のセリフ、That's it.(以上です。)の疑問形です。
フィービーの別れ方に文句をつけるチャンドラーに、
フィービー: You weren't there. (あなたは何にも知らないくせに。)
直訳は、「あなたは、そこにはいなかったのよ。」
つまり、二人の間にあったいろんな状況などを見ていたわけでもないのに、事情を知りもしないくせに、という意味です。
コインランドリーで、使おうとしていた洗濯機を、おばさんに取られたレイチェルが
Excuse me! I was kind of using that machine. (すみません。私、ちょっと使ってたんですけど。)
kind ofは、ある程度、ちょっと、いくらか、という、言葉をやわらげる表現。
何かの勘違いで洗濯機を使おうとしてるのかも、とちょっとレイチェルが下手に出ているわけ。
日本語でも、「みたいな」とかを入れて、文章を断定せずに、ぼやかせるのと同じです。
そのおばさん、いろいろと理由をつけて、自分のものだと主張しますが、
ロス: That's not the rule, and you know it! (そんなルールはないぞ。知ってるくせに!)
いつもの気弱なロスはどこへやら。男らしいですね。
洗濯の仕方を知らないレイチェルに、
ロス: Have you never done this before? (洗濯、今までしたことないの?)
レイチェル: You caught me. I'm a laundry virgin. (ばれちゃったわね。私って洗濯バージンなの。)
日本人の苦手とする現在完了形ですが、ドラマを見ていると、そのうち口癖のように身についてきます。
Have you never done this before?なら、そのままでいろいろと応用が効きますね。
You caught me.は直訳すると、「あなたが私を捕まえた。」つまり、「捕まっちゃった。見られちゃった。」ということで、隠していた真実を見つけられてしまったという感じです。
アンジェラの彼氏のボブが気に入ったモニカ
He's so cute! (彼って、かわいい!)
cuteは「可愛い」ですが、女性が男性に対してcuteと言った場合は、「格好いい、ハンサムな」という意味になります。
もう少しいやらしく言うと、Yummy! (おいしそう!)という表現もありますが・・・。
(最後におまけ)
以前に解説した第4話に出てきた、ジョージ・ステファノポロスさんですが、やはりABC News this weekのアンカーをやっていました。
BS1で7月4日に放送していたものを確認しました。
正式なタイトルは
From ABC News this week with GEORGE STEPHANOPOULOS
キャスターは彼だけで、ゲストコメンテイターと机を囲んで討論(?)するシーンもあります。
「最高裁判事の引退とその空席をめぐる今後の行方について」が今回のテーマでした。
ジョージは、濃い紺のジャケットに、シャツは薄いブルー、ネクタイはストライプとドット柄の"赤"でした。
(これがpower tieなのでしょうね、きっと。)
彼は、「独立記念日にふさわしい装いですね。」と女性コメンテイターの服を誉めていたのですが、その人は、赤いスーツに、紺に白の星の柄の入ったストールを巻いていました。
つまり、アメリカ国旗のようなファッションということですね。
そう考えると、ジョージもジャケット紺、ネクタイ赤なので、国旗色と言えるでしょう。
彼も独立記念日ということで、意識的にそういう組み合わせの色を着ていたのかもしれませんね。
フィービー: Have a good breakup. (良い別れを。)
Have a good day.(良い一日を。) Have a good flight. (良い空の旅を。)とは言いますが、「良い別れ」って、どんなの?
ジャニスと別れるのが難しいとボヤいているチャンドラーには、良い別れになるようにフィービーに祈ってもらっても、難しそうな気配です。
やって来たジャニスは、買い物袋をゴソゴソして、
ジャニス: I got you..these. (あなたに買ってあげたのは・・・これよ。)
日本語で「買う」というとbuyがまず思い浮かびますが、buyは「買ってやる」というニュアンスが強く、お金を出して買ってやった、というのはちょっといやらしいので、getを使うことが多いです。
また人に物を取ってくるときも、getをつかいます。
bringだっけ、takeだっけと悩まずに、getで良いのです。
Would you get me that book? (あの本取ってくれますか?)のように使います。
さらに、these。これは日本人の苦手な単数、複数ですね。
ジャニスが買ってきたのは靴下。靴下は常にペアなので、socksと複数になります。ですから、この靴下、という意味でthisではなく、theseとなるのです。
あのジャニスの鼻にかかった「ハハハハハ」という笑い声。
どうもこの声がチャンドラーは(他のみんなも)苦手なようですが、彼女はすっかりキャラ立ちして、その後のエピソードでも、どこからかこの笑い声が聞こえてきたので、「ジャニスがここにいるのか?」とみんなが凍りつくシーンがよくあります。
フィービーと彼との別れがあまりにあっさりしているので、
チャンドラー: That's it? (あれで終わり? あれだけ?)
That's it.はいろいろな時に使いますが、この場合は、話をした後の最後のセリフ、That's it.(以上です。)の疑問形です。
フィービーの別れ方に文句をつけるチャンドラーに、
フィービー: You weren't there. (あなたは何にも知らないくせに。)
直訳は、「あなたは、そこにはいなかったのよ。」
つまり、二人の間にあったいろんな状況などを見ていたわけでもないのに、事情を知りもしないくせに、という意味です。
コインランドリーで、使おうとしていた洗濯機を、おばさんに取られたレイチェルが
Excuse me! I was kind of using that machine. (すみません。私、ちょっと使ってたんですけど。)
kind ofは、ある程度、ちょっと、いくらか、という、言葉をやわらげる表現。
何かの勘違いで洗濯機を使おうとしてるのかも、とちょっとレイチェルが下手に出ているわけ。
日本語でも、「みたいな」とかを入れて、文章を断定せずに、ぼやかせるのと同じです。
そのおばさん、いろいろと理由をつけて、自分のものだと主張しますが、
ロス: That's not the rule, and you know it! (そんなルールはないぞ。知ってるくせに!)
いつもの気弱なロスはどこへやら。男らしいですね。
洗濯の仕方を知らないレイチェルに、
ロス: Have you never done this before? (洗濯、今までしたことないの?)
レイチェル: You caught me. I'm a laundry virgin. (ばれちゃったわね。私って洗濯バージンなの。)
日本人の苦手とする現在完了形ですが、ドラマを見ていると、そのうち口癖のように身についてきます。
Have you never done this before?なら、そのままでいろいろと応用が効きますね。
You caught me.は直訳すると、「あなたが私を捕まえた。」つまり、「捕まっちゃった。見られちゃった。」ということで、隠していた真実を見つけられてしまったという感じです。
アンジェラの彼氏のボブが気に入ったモニカ
He's so cute! (彼って、かわいい!)
cuteは「可愛い」ですが、女性が男性に対してcuteと言った場合は、「格好いい、ハンサムな」という意味になります。
もう少しいやらしく言うと、Yummy! (おいしそう!)という表現もありますが・・・。
(最後におまけ)
以前に解説した第4話に出てきた、ジョージ・ステファノポロスさんですが、やはりABC News this weekのアンカーをやっていました。
BS1で7月4日に放送していたものを確認しました。
正式なタイトルは
From ABC News this week with GEORGE STEPHANOPOULOS
キャスターは彼だけで、ゲストコメンテイターと机を囲んで討論(?)するシーンもあります。
「最高裁判事の引退とその空席をめぐる今後の行方について」が今回のテーマでした。
ジョージは、濃い紺のジャケットに、シャツは薄いブルー、ネクタイはストライプとドット柄の"赤"でした。
(これがpower tieなのでしょうね、きっと。)
彼は、「独立記念日にふさわしい装いですね。」と女性コメンテイターの服を誉めていたのですが、その人は、赤いスーツに、紺に白の星の柄の入ったストールを巻いていました。
つまり、アメリカ国旗のようなファッションということですね。
そう考えると、ジョージもジャケット紺、ネクタイ赤なので、国旗色と言えるでしょう。
彼も独立記念日ということで、意識的にそういう組み合わせの色を着ていたのかもしれませんね。
2005年07月04日
フレンズ1-5その3
アンジェラを取り戻したいジョーイに
モニカ: You go out with tons of girls.
(ジョーイは、たっくさんの女の子とデートしてるじゃない。)
tons of は「たくさんの、ものすごい数の」という意味。
象の体重が何トン、とかのトンと同じです。
ちょっと大袈裟な表現ですね。
日本の漫画でも、キャラクターの頭に「1トン」とか書いた石が落ちてきて、そのショックの度合を表す、とかありますが・・・。
go out withは「(人)と付き合う、デートする、交際する」という意味です。
直訳すると、「(誰か)と外に行く」というだけになりますが、それで交際してることになるんですね。
日本語でも、「Aさんとは、お付き合いがあります。」というと、ちょっと面識がある程度に思われますが、「Aさんと付き合っています。」というと、やはりデートする仲だと思われますよね。
ジョーイ: Will you help me? Please? (俺を助けてくれよ。頼むから。)
ジョーイは眉根を寄せて、モニカに"please?"と言って頼み込んでいます。
日本人は反射的に、「please=どうぞ(何かをしていいと許可するニュアンス)」だと思っている人が多いですが、実は「どうぞ」というのは適切な訳ではありません。
「Please=どうか」と覚えた方が良いと思います。
「どうか(お願いします、頼みます)」という意味です。
このジョーイのセリフは依頼する文にくっついているので、「どうか俺を助けてよ。」という意味になるのは明らかですが。
例えば、誰かが騒がしくしていて、Please!と言えば、決して「どうぞ。そのまま騒いでいていいですよ。」という意味にはなりません。
「お願いだから(騒がないで)! やめてよ!」という抗議の叫びなのです。
フレンズでも、Please!という言葉は何度も出てきますが、それはどれも、何か相手に頼むことがあって、女性なら、「ね、お願いよ。」、男性なら、「頼むよ、なんとかしてくれよ。」というニュアンスとして使っています。
上に書いたpleaseについてのくわしい解釈は、
アルク刊 「ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」 (スティーブ・ソレイシィ、ロビン・ソレイシィ共著)に載っています。
スティーブはNHKの「はじめよう英会話 スタンダード40」に出ていた人で、知ってる人が多いのでは?
なかなかのハンサムガイで、また日本語が非常に上手で、日本語のしゃれとかも「何気に」スラスラしゃべるような人です。
この「英会話なるほどフレーズ100」は、簡単な表現ばかりを集めた本ですが、あまりに簡単すぎて辞書で調べようのないようなニュアンスを細かく説明している、ありがたーい本です。
こういうニュアンスは、ドラマなどを見ているとだんだんわかってくるものではありますが、ちゃんと説明してもらえると、余計に理解が深まるものです。
pleaseの話がちょっと長すぎて、すみませんでした。
ダブルデートにのぞむジョーイとモニカ。
モニカ: So what does this Bob guy look like? Is he tall, short?
(で、そのボブって人、どんな感じの人? 背は高い? 低い?)
look likeは「・・・のように見える」。背が低い、はlowではなくて、shortです。
ボブを知らないで紹介したジョーイに怒るモニカ。
He could be horribly... Horribly attractive. (ボブってもしかして、ものすごーく・・・ものすごーく、魅力的!)
horriblyの次にひどい言葉、例えばugly(醜い)とか?
まあ、そこまでひどいことは言わなかったかもしれませんが、とにかく否定的な言葉を言おうとした途端、現れたボブがカッコイイので、attractiveと言い換えました。
horriblyは恐ろしいのhorribleから来た副詞で、恐ろしいほどに、という意味ですが、ひどく・・・だ、と程度を表すのに使います。
attractive(魅力的だ)という単語は、相手に告白するときに、I find you attractive. (君を魅力的に思う。君に魅かれてる。)という風にも使います。
モニカ: You go out with tons of girls.
(ジョーイは、たっくさんの女の子とデートしてるじゃない。)
tons of は「たくさんの、ものすごい数の」という意味。
象の体重が何トン、とかのトンと同じです。
ちょっと大袈裟な表現ですね。
日本の漫画でも、キャラクターの頭に「1トン」とか書いた石が落ちてきて、そのショックの度合を表す、とかありますが・・・。
go out withは「(人)と付き合う、デートする、交際する」という意味です。
直訳すると、「(誰か)と外に行く」というだけになりますが、それで交際してることになるんですね。
日本語でも、「Aさんとは、お付き合いがあります。」というと、ちょっと面識がある程度に思われますが、「Aさんと付き合っています。」というと、やはりデートする仲だと思われますよね。
ジョーイ: Will you help me? Please? (俺を助けてくれよ。頼むから。)
ジョーイは眉根を寄せて、モニカに"please?"と言って頼み込んでいます。
日本人は反射的に、「please=どうぞ(何かをしていいと許可するニュアンス)」だと思っている人が多いですが、実は「どうぞ」というのは適切な訳ではありません。
「Please=どうか」と覚えた方が良いと思います。
「どうか(お願いします、頼みます)」という意味です。
このジョーイのセリフは依頼する文にくっついているので、「どうか俺を助けてよ。」という意味になるのは明らかですが。
例えば、誰かが騒がしくしていて、Please!と言えば、決して「どうぞ。そのまま騒いでいていいですよ。」という意味にはなりません。
「お願いだから(騒がないで)! やめてよ!」という抗議の叫びなのです。
フレンズでも、Please!という言葉は何度も出てきますが、それはどれも、何か相手に頼むことがあって、女性なら、「ね、お願いよ。」、男性なら、「頼むよ、なんとかしてくれよ。」というニュアンスとして使っています。
上に書いたpleaseについてのくわしい解釈は、
アルク刊 「ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100」 (スティーブ・ソレイシィ、ロビン・ソレイシィ共著)に載っています。
スティーブはNHKの「はじめよう英会話 スタンダード40」に出ていた人で、知ってる人が多いのでは?
なかなかのハンサムガイで、また日本語が非常に上手で、日本語のしゃれとかも「何気に」スラスラしゃべるような人です。
この「英会話なるほどフレーズ100」は、簡単な表現ばかりを集めた本ですが、あまりに簡単すぎて辞書で調べようのないようなニュアンスを細かく説明している、ありがたーい本です。
こういうニュアンスは、ドラマなどを見ているとだんだんわかってくるものではありますが、ちゃんと説明してもらえると、余計に理解が深まるものです。
pleaseの話がちょっと長すぎて、すみませんでした。
ダブルデートにのぞむジョーイとモニカ。
モニカ: So what does this Bob guy look like? Is he tall, short?
(で、そのボブって人、どんな感じの人? 背は高い? 低い?)
look likeは「・・・のように見える」。背が低い、はlowではなくて、shortです。
ボブを知らないで紹介したジョーイに怒るモニカ。
He could be horribly... Horribly attractive. (ボブってもしかして、ものすごーく・・・ものすごーく、魅力的!)
horriblyの次にひどい言葉、例えばugly(醜い)とか?
まあ、そこまでひどいことは言わなかったかもしれませんが、とにかく否定的な言葉を言おうとした途端、現れたボブがカッコイイので、attractiveと言い換えました。
horriblyは恐ろしいのhorribleから来た副詞で、恐ろしいほどに、という意味ですが、ひどく・・・だ、と程度を表すのに使います。
attractive(魅力的だ)という単語は、相手に告白するときに、I find you attractive. (君を魅力的に思う。君に魅かれてる。)という風にも使います。
2005年07月03日
フレンズ1-5その2
コインランドリーに行くというレイチェルに
ロス: You wanna hear a freakish coincidence? (奇妙な偶然のこと聞きたくない?)
ロスはレイチェルとお近づきになるために、自分もコインランドリーに行こうとするのですが、ここで、「偶然だねぇ。」と言って、自分もその予定だったと言う手口(失礼!)は、あまりに古典的(classic)ですね。
ドラマでは、偶然が重なる(または、偶然だと装う)というストーリー展開も多いので、
What a coincidence! (奇遇ですねぇ!)というセリフもよく出てきます。
ロスの心を知らないレイチェルは、
Don't you have a laundry room in your building?
(あなたの住んでるビルには洗濯室ないの?)
ロス: I do have a laundry room in my building.
(僕の住んでるビルには洗濯室が確かにあるよ。)
聞かれたとおりに答えるロスですが、I haveではなくて、I do have(確かに、おっしゃる通りに、ある)と強調のdoが挿入されています。
オウム返しのように答えながら、「確かに、そうだ。そうだけど・・・」と、次に話をどう持っていこうかと考えているんですね。
なんとか一緒にコインランドリーに行けることになり、
ロス: 7-ish? (7時ごろでどう?)
ishは「およそ・・・ごろ」という意味です。Englishや、さっき出てきたfreakishのishと同じで、「・・・のような」という意味を持たせる語尾です。
アンジェラに断られたジョーイは
Fine. Fine. (それなら、それでいいよ。)
普通、fineというと、写真のファインモードなどでもわかるように、「上質の、最高級の」という意味であり、「素晴らしい、素敵な」という意味もあります。
が、ここでは、「(ちょっぴり不満もあるけど)まあそれでも構わないよ。まあいいよ。結構だ。」という少し後ろ向きの意味になります。
日本語でも、喧嘩していて、売り言葉に買い言葉で、「いいわ、あなたがそう言うんなら、それで結構よ。」とか言いますが、その時もFine.と一言言えばいいのです。
モニカをアンジェラの彼氏とくっつけたいジョーイ、モニカをダブルデートに誘います。
ジョーイ: I'm telling you, this guy is perfect for you.
(言っとくけど、コイツは君には完璧な男だって。)
I'm telling you.は、これから言おうとしてる言葉を強調するために前に置きます。
モニカ: Ugly Naked Guy is laying kitchen tile.
(裸のブ男が、台所のタイルを張ってるわ。)
学校文法でもよく習う紛らわしい単語に、lie(自動詞、横たわる)、lay(他動詞、横たえる)、lie(自動詞、嘘をつく)がありますね。
それぞれの時制は、lie(横たわる)はlie, lay, lain、lay(横たえる)はlay, laid, laid、嘘をつくのlieはlie, lied, liedとなり、同じような単語がお互いの時制に出てくるので、余計にまぎらわしいのでしょう。(書いてる本人もちょっとこんがらがってきました・・・)
さて、ここのセリフでは、laying kitchen tileとなっているので、layは他動詞のlayとなり、「・・・を横たえる」ですが、ここでは「(タイル)を敷く、張る」という意味になります。
もしこれがタイルの上で寝転んでいることになると、lying on kitchen tileと前置詞onが必要となるはずです。
(自動詞は目的語をとれないので、前置詞無しで名詞が続くことはありません。)
文法の話はやめてくれー、という方、ごめんなさいね。
ロス: You wanna hear a freakish coincidence? (奇妙な偶然のこと聞きたくない?)
ロスはレイチェルとお近づきになるために、自分もコインランドリーに行こうとするのですが、ここで、「偶然だねぇ。」と言って、自分もその予定だったと言う手口(失礼!)は、あまりに古典的(classic)ですね。
ドラマでは、偶然が重なる(または、偶然だと装う)というストーリー展開も多いので、
What a coincidence! (奇遇ですねぇ!)というセリフもよく出てきます。
ロスの心を知らないレイチェルは、
Don't you have a laundry room in your building?
(あなたの住んでるビルには洗濯室ないの?)
ロス: I do have a laundry room in my building.
(僕の住んでるビルには洗濯室が確かにあるよ。)
聞かれたとおりに答えるロスですが、I haveではなくて、I do have(確かに、おっしゃる通りに、ある)と強調のdoが挿入されています。
オウム返しのように答えながら、「確かに、そうだ。そうだけど・・・」と、次に話をどう持っていこうかと考えているんですね。
なんとか一緒にコインランドリーに行けることになり、
ロス: 7-ish? (7時ごろでどう?)
ishは「およそ・・・ごろ」という意味です。Englishや、さっき出てきたfreakishのishと同じで、「・・・のような」という意味を持たせる語尾です。
アンジェラに断られたジョーイは
Fine. Fine. (それなら、それでいいよ。)
普通、fineというと、写真のファインモードなどでもわかるように、「上質の、最高級の」という意味であり、「素晴らしい、素敵な」という意味もあります。
が、ここでは、「(ちょっぴり不満もあるけど)まあそれでも構わないよ。まあいいよ。結構だ。」という少し後ろ向きの意味になります。
日本語でも、喧嘩していて、売り言葉に買い言葉で、「いいわ、あなたがそう言うんなら、それで結構よ。」とか言いますが、その時もFine.と一言言えばいいのです。
モニカをアンジェラの彼氏とくっつけたいジョーイ、モニカをダブルデートに誘います。
ジョーイ: I'm telling you, this guy is perfect for you.
(言っとくけど、コイツは君には完璧な男だって。)
I'm telling you.は、これから言おうとしてる言葉を強調するために前に置きます。
モニカ: Ugly Naked Guy is laying kitchen tile.
(裸のブ男が、台所のタイルを張ってるわ。)
学校文法でもよく習う紛らわしい単語に、lie(自動詞、横たわる)、lay(他動詞、横たえる)、lie(自動詞、嘘をつく)がありますね。
それぞれの時制は、lie(横たわる)はlie, lay, lain、lay(横たえる)はlay, laid, laid、嘘をつくのlieはlie, lied, liedとなり、同じような単語がお互いの時制に出てくるので、余計にまぎらわしいのでしょう。(書いてる本人もちょっとこんがらがってきました・・・)
さて、ここのセリフでは、laying kitchen tileとなっているので、layは他動詞のlayとなり、「・・・を横たえる」ですが、ここでは「(タイル)を敷く、張る」という意味になります。
もしこれがタイルの上で寝転んでいることになると、lying on kitchen tileと前置詞onが必要となるはずです。
(自動詞は目的語をとれないので、前置詞無しで名詞が続くことはありません。)
文法の話はやめてくれー、という方、ごめんなさいね。
2005年07月02日
フレンズ1-5その1
シーズン1 第5話
The One With the East German Laundry Detergent (土曜の夜を一緒に)
原題は「東ドイツの洗剤が出てくる話」
男と女の違いについて語るみんな。
ジョーイ: Women can see breasts anytime they want. You just look down, and there they are.How you get any work done is beyond me.
(女は、いつでも胸が見られるだろ。下を見るだけで、そこにあるんだから。
どうやって仕事をこなすのか、理解不能だね。)
beyondは、「〜を越えて、〜のかなたに」という意味ですが、そこから派生して、「〜の理解力が及ばない、〜には解しかねる」という意味もあります。
この場合は、ジョーイの理解の範疇を超えてる、という意味です。
確かに、ジョーイなら、そわそわして、仕事が手につかないかも?
ジャニスという恋人となかなか別れられないと嘆くチャンドラー。
There's that awkward moment when you've handed her the note.
(ジャニスにメモを渡したときは、気まずい空気が流れたよ。)
ゲストのジャニス、このキャラクターは人気があるらしく、後から何度も登場します。
すごいインパクトのあるキャラですもんね。
日本語のメモは、memoでもいいかもしれませんが、noteという単語の方をよく見かけます。
noteだけでは日本語のノート(notebook)の意味にはなりませんから、ご注意を。
メモを取るは、take a note, take notesです。
awkwardとは、「やりにくい、やっかいな、気まずい」という、どうにも具合が悪い状況を指します。
ここではまだジャニスは登場しませんが、このawkwardという単語が、ジャニスとの関係を語る時の描写にドンピシャなので笑えます。
(2011.7.20 追記)
以下の記事で、上のセリフの追加説明をしています。
併せてお読みいただけると幸いです。
主語youで自分の体験を語る フレンズ1-5その7
(追記はここまで)
チャンドラーへアドバイスするジョーイ。
Be a man. Just stop calling. (男らしくしろよ。電話するのをやめればいいだけさ。)
なんとも「男らしい」別れ方です(笑)。
レイチェル: My father wants to give me a Mercedes convertible. (パパが私にベンツのオープンカーを買ってやるって言うのよ。)
convertibleはconvert(変える、改造する)の形容詞。
変換機のことは日本語でもコンバーターって言いますよね。
convertibleは「たたみ込みのルーフ付きの自動車」のことです。
別れたアンジェラがきれいになっている、声を掛けたらと言うフィービーに
ジョーイ: Okay, but not yet. I don't wanna seem too eager. (わかった。でもまだだ。もの欲しそうに見られたくない。)
eagerは「しきりに求めて、熱望して」。別れた女性がきれいになってたら、また声を掛けずにはいられないジョーイでした。
ジョーイ: One Mississippi, two Mississippi...three Mississippi. That seems cool. (1ミシシッピー、2ミシシッピー、3ミシシッピー。こんなもんでいいだろ。)
3まで数えて、声を掛けにいくジョーイ。
って、早すぎるだろ!
このOne Mississippi, two Mississippi...という数え方は、みんなでアメフトをするというエピソードにも出てきます。
どうしてMississippiなのかは知りませんが、アメリカでは、みんなこう数えるんでしょうか?
ちなみに、NHK「おかあさんといっしょ」に「まねっこピーナッツ」というコーナーがあり、ピーナッツの形をした人形と同じポーズを取るというゲームをします。
ポーズを決めてじっとする間に、このピーナッツ君が「ワン・ピーナッツ、ツー・ピーナッツ、スリー・ピーナッツ」と数えます。
これはきっとこのOne Mississippi, two Mississippiの変形なんだろうと、勝手に考えているのですが、NHKさん、どーですか?
胸を強調したドレスを着てるから、ジョーイの気をひいたんでしょ、とつれないアンジェラに、
ジョーイ: You don't say. (まさか。)
このニュアンスは、はっきり言って私にもよくわかりませんが、「まさか。本当? へえ。」という意味だとか。
私の解釈としては、「そんなこと本気で言ってないよな。そんなこと言うなよ。」みたいな感じかと思うのですが、誰か教えて下さい。
(2005.11.1 追記)
2005年10月29日の記事、 フレンズ1-5その6 ご質問 で、この1-5のエピソードに関する説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
(追記はここまで)
The One With the East German Laundry Detergent (土曜の夜を一緒に)
原題は「東ドイツの洗剤が出てくる話」
男と女の違いについて語るみんな。
ジョーイ: Women can see breasts anytime they want. You just look down, and there they are.How you get any work done is beyond me.
(女は、いつでも胸が見られるだろ。下を見るだけで、そこにあるんだから。
どうやって仕事をこなすのか、理解不能だね。)
beyondは、「〜を越えて、〜のかなたに」という意味ですが、そこから派生して、「〜の理解力が及ばない、〜には解しかねる」という意味もあります。
この場合は、ジョーイの理解の範疇を超えてる、という意味です。
確かに、ジョーイなら、そわそわして、仕事が手につかないかも?
ジャニスという恋人となかなか別れられないと嘆くチャンドラー。
There's that awkward moment when you've handed her the note.
(ジャニスにメモを渡したときは、気まずい空気が流れたよ。)
ゲストのジャニス、このキャラクターは人気があるらしく、後から何度も登場します。
すごいインパクトのあるキャラですもんね。
日本語のメモは、memoでもいいかもしれませんが、noteという単語の方をよく見かけます。
noteだけでは日本語のノート(notebook)の意味にはなりませんから、ご注意を。
メモを取るは、take a note, take notesです。
awkwardとは、「やりにくい、やっかいな、気まずい」という、どうにも具合が悪い状況を指します。
ここではまだジャニスは登場しませんが、このawkwardという単語が、ジャニスとの関係を語る時の描写にドンピシャなので笑えます。
(2011.7.20 追記)
以下の記事で、上のセリフの追加説明をしています。
併せてお読みいただけると幸いです。
主語youで自分の体験を語る フレンズ1-5その7
(追記はここまで)
チャンドラーへアドバイスするジョーイ。
Be a man. Just stop calling. (男らしくしろよ。電話するのをやめればいいだけさ。)
なんとも「男らしい」別れ方です(笑)。
レイチェル: My father wants to give me a Mercedes convertible. (パパが私にベンツのオープンカーを買ってやるって言うのよ。)
convertibleはconvert(変える、改造する)の形容詞。
変換機のことは日本語でもコンバーターって言いますよね。
convertibleは「たたみ込みのルーフ付きの自動車」のことです。
別れたアンジェラがきれいになっている、声を掛けたらと言うフィービーに
ジョーイ: Okay, but not yet. I don't wanna seem too eager. (わかった。でもまだだ。もの欲しそうに見られたくない。)
eagerは「しきりに求めて、熱望して」。別れた女性がきれいになってたら、また声を掛けずにはいられないジョーイでした。
ジョーイ: One Mississippi, two Mississippi...three Mississippi. That seems cool. (1ミシシッピー、2ミシシッピー、3ミシシッピー。こんなもんでいいだろ。)
3まで数えて、声を掛けにいくジョーイ。
って、早すぎるだろ!
このOne Mississippi, two Mississippi...という数え方は、みんなでアメフトをするというエピソードにも出てきます。
どうしてMississippiなのかは知りませんが、アメリカでは、みんなこう数えるんでしょうか?
ちなみに、NHK「おかあさんといっしょ」に「まねっこピーナッツ」というコーナーがあり、ピーナッツの形をした人形と同じポーズを取るというゲームをします。
ポーズを決めてじっとする間に、このピーナッツ君が「ワン・ピーナッツ、ツー・ピーナッツ、スリー・ピーナッツ」と数えます。
これはきっとこのOne Mississippi, two Mississippiの変形なんだろうと、勝手に考えているのですが、NHKさん、どーですか?
胸を強調したドレスを着てるから、ジョーイの気をひいたんでしょ、とつれないアンジェラに、
ジョーイ: You don't say. (まさか。)
このニュアンスは、はっきり言って私にもよくわかりませんが、「まさか。本当? へえ。」という意味だとか。
私の解釈としては、「そんなこと本気で言ってないよな。そんなこと言うなよ。」みたいな感じかと思うのですが、誰か教えて下さい。
(2005.11.1 追記)
2005年10月29日の記事、 フレンズ1-5その6 ご質問 で、この1-5のエピソードに関する説明があります。
興味のある方は覗いてみて下さい。
(追記はここまで)