ロジャーが来ていやがるチャンドラーに、
ロス: So he was a little analytical. That's what he does. (ロジャーは少し分析的だけど、それが彼の仕事なんだし。)
what he doesは「彼がしていること」、つまり職業、仕事という意味です。
ロスはそうやって冷静にロジャーをかばいますが・・・
ロス: That's where you're wrong! Why would I marry her...if I thought on any level that she was a lesbian? (君が間違ってるのはそこなんだ! もし僕が少しでも彼女がレズビアンだと気付いていたなら、どうして彼女と結婚したんだよ?)
ロジャー: I don't know. Maybe you wanted your marriage to fail. (さあね。多分、君は、結婚を失敗させたかったんじゃないかな?)
I don't know. Maybe...といいながら、次々と分析を当てていくロジャー。
ロジャー: I don't know. Maybe low self-esteem? Maybe to compensate for overshadowing a sibling.
(さあね。多分、 自分に自信がないのかな? 自分の妹を見劣りさせていることへの償い、かも。)
esteemは「尊敬、尊重」、self-esteemは「自尊心、うぬぼれ」。
overshadowは「・・・に影を投げかける、曇らせる、見劣りさせる」という意味。
文字通り、何かの上に影が覆い被さる、という感じですね。
ロジャー: It's conceivable that you sabotaged your marriage...so the sibling would be less of a failure in the parents' eyes.
(君が結婚を失敗に終わらせる。その結果として、両親から見ると、妹さんが落伍者だという印象が薄くなる。ということは考えられるね。)
ロス: That's ridiculous! I don't feel guilty for her failures. (そんなのばかげてるよ。僕は妹が落伍者だってことに対して、何の罪悪感も感じてないよ。)
sabotageは「・・・を故意に破壊する、妨害する」という意味です。
日本語、サボタージュ、サボる、というと、するべきことをしないで怠けるという意味ですが、本来、sabotageにはそういう意味はありませんので、ご注意を。
That's ridiculous.は「そんなのおかしいよ、ばかげてるよ。」 相手の言ったことが信じられない時に使います。
feel guiltyは「罪悪感を感じる、後ろめたく感じる」という意味です。
"Guilty."(有罪)、または"Not guilty."(無罪)という言葉は、弁護士ドラマであるアリーmy Loveによく出てきました。
ロジャーとの会話で、妹のモニカを落伍者だと認めた発言をしてしまい、この後、兄妹は喧嘩になります。
いや、言葉とは恐ろしい。
さんざんみんなの弱い部分をつついておいて、フィービーとのデートに出かけるロジャー。
ロジャー: Mon, easy on those cookies, okay? Remember, they're just food...they're not love. (モニカ、クッキーを食べ過ぎないようにね。覚えておいて、クッキーはただの食べ物だ。愛じゃないんだよ。)
easy onは「・・・をほどほどに」という意味。
go easy onだと「・・・を控えめに食べる(飲む)」という意味になります。
いやなことを思い出さされてヤケ食いしているモニカには、なんともキツイ一言です。
閉められたドアにクッキーをぶつけるモニカたち。
そりゃ、怒りますわな。
ジョーイとチャンドラーが廊下に出ると、部屋の前におばさんが座っていました。
チャンドラー: Oh, look! It's the woman we ordered. (ほら見ろよ! 俺たちが注文したおばさんだ。)
これは、留守の時に、注文したピザがドアの前に置いてあったりすることからきているようです。
ペットの葬儀屋(pet mortician)であるロニー(ジョーイのパパの愛人)は、ペットのお葬式についてチャンドラーに説明しています。
ロニー: Most people, when their pets pass on...want them laid out like they're sleeping. (たいていの人は、ペットが死ぬと、棺には眠っているように寝かせるわ。)
Occasionally you get a person who wants them in a pose. (たまに、ペットにポーズを取らせたがる人もいるのよ。)
Like chasing their tail. Or jumping to catch a Frisbee. (尻尾を追ってるポーズとか、フリスビーをキャッチするためにジャンプしてるポーズとか。)
チャンドラー: Joey, if I go first, I want to be looking for my keys. (ジョーイ、もし俺が先に逝ったら、俺はカギを探してるポーズがいいな。)
ポーズを取らせる、というのはアメリカではありそうな話ですね。
でもそんなこと可能なのかな?
go firstは「最初に行く、先に行く」という意味ですが、ここでは「最初に(もしくはジョーイよりは先に)死ぬ」という意味でしょう。
She's gone.だと「彼女は行ってしまった。」ですが、「彼女は死んでしまった。」の婉曲表現でもあります。
日本語だと、「行く」も「逝く」も発音は「いく」ですから、日本語でも英語でもニュアンスは似ているようですね。
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2005年08月21日
2005年08月20日
フレンズ1-13その2
ジョーイのお父さんが登場します。
ジョーイパパ: What happened to the puppet guy? ([フィービーに]あの人形使いの男はどうした?)
So, Ross, how's the wife? Chandler, quick, say something funny! (それじゃあロス、奥さんは元気か? チャンドラー、ほら、何か面白いこと言ってくれよ!)
息子の友達に挨拶するパパですが、フィービーには元カレの話を、ロスには別れた奥さんの話をしてしまい、気まずくなってしまいます。
最後にチャンドラーのギャグで切り抜けてもらおうとしますが、チャンドラーはロジャーに「ギャグやユーモアは、チャンドラーが他人と距離を置くための道具」と分析されてしまった直後なので、面白いことを言う気になれず、ムスッとしています。
ジョーイのパパ、つらい。
ジョーイの部屋で電話をしているパパ。
パパが愛してるよ、と言った後、ジョーイが受話器を取ってママと話そうとしますが、何か変です。
ジョーイ: Did you know this isn't Ma? (この電話の相手、ママじゃないって知ってた?)
パパが愛情のこもった言葉をかけているので、てっきりママとしゃべってると思ったジョーイでしたが、実は電話の相手はママとは別人の女性だったのです。
ジョーイはプリプリしながら料理しています。
ジョーイ: So how long have you been... (どのくらい前から、パパは・・・)
パパ: Remember when you were a kid, we'd go see the big ships in the navy yard? (お前が子供の頃のこと覚えてるか? 二人で海軍造船所へ大きな船を見に行っただろう。)
ジョーイ: Since then? (その頃から続いてるの?)
パパ: No, it's only been six years. (違うよ、6年間だけだ。)
I wanted to give you a nice memory...so you'd know I wasn't always such a terrible guy. (俺はお前に良い思い出を思い出させたかったんだ・・・そうすりゃ、俺がいつもこんなにひどい男じゃなかったってことに気付くかと思って。)
いつからママ以外の女と付き合ってるのかを聞いているのに、昔話を始めたパパ。
パパは息子との関係を修復するため、二人の楽しい記憶を呼び覚まそうとしますが、逆効果だったようです。
昔話を始めたら、そりゃ、その頃からの付き合いかと思いますよね。
しかし、このちょっとピントがずれた話し振り。
ジョーイの天然ボケはパパ似なのかもしれません。
パパ: Your dad's in love, bigtime. (お前のパパは、熱愛中なんだ。)
And the worst part is, it's with two different women. (そして悪いことには、二人の女性を愛してるってことだ。)
ジョーイ: Oh, man! Please tell me one of them is Ma. (もう。お願いだから、二人のうち一人はママだって言ってくれよ。)
パパ: Of course one of them's Ma. (もちろん、一人はママだよ。)
二人の女性を愛してるというパパ。
これで、もう一人、別の女性の名前が出てきたら大変なことでしたね。
少なくとも、一人はママで良かった、良かった・・・。
ジョーイ: It's like if you woke up one day and found out...your dad was leading this double life.
(ある朝目覚めると、自分の父親がこんな二重生活をしていたって気付いた感じだよ。)
He's like actually some spy working for the CIA. (父親がCIAのために働くスパイだった、みたいな。)
That'd be cool! This blows. (それだったら、かっこいいな。こういうのは最低だ。)
パパの知らない一面を知ってショックのジョーイ。
でもスパイだったらかっこよかったのに、というコメントは子供っぽいジョーイらしいですね。
That'dはThat wouldの略。wouldには「(もしスパイだったなら)・・・だろうに。」という意味が込められています。
blowは「(風が)吹く、爆発する」という意味。
そこから、「(チャンスを)棒に振る・逃す、失敗する」という意味もあります。
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ジョーイパパ: What happened to the puppet guy? ([フィービーに]あの人形使いの男はどうした?)
So, Ross, how's the wife? Chandler, quick, say something funny! (それじゃあロス、奥さんは元気か? チャンドラー、ほら、何か面白いこと言ってくれよ!)
息子の友達に挨拶するパパですが、フィービーには元カレの話を、ロスには別れた奥さんの話をしてしまい、気まずくなってしまいます。
最後にチャンドラーのギャグで切り抜けてもらおうとしますが、チャンドラーはロジャーに「ギャグやユーモアは、チャンドラーが他人と距離を置くための道具」と分析されてしまった直後なので、面白いことを言う気になれず、ムスッとしています。
ジョーイのパパ、つらい。
ジョーイの部屋で電話をしているパパ。
パパが愛してるよ、と言った後、ジョーイが受話器を取ってママと話そうとしますが、何か変です。
ジョーイ: Did you know this isn't Ma? (この電話の相手、ママじゃないって知ってた?)
パパが愛情のこもった言葉をかけているので、てっきりママとしゃべってると思ったジョーイでしたが、実は電話の相手はママとは別人の女性だったのです。
ジョーイはプリプリしながら料理しています。
ジョーイ: So how long have you been... (どのくらい前から、パパは・・・)
パパ: Remember when you were a kid, we'd go see the big ships in the navy yard? (お前が子供の頃のこと覚えてるか? 二人で海軍造船所へ大きな船を見に行っただろう。)
ジョーイ: Since then? (その頃から続いてるの?)
パパ: No, it's only been six years. (違うよ、6年間だけだ。)
I wanted to give you a nice memory...so you'd know I wasn't always such a terrible guy. (俺はお前に良い思い出を思い出させたかったんだ・・・そうすりゃ、俺がいつもこんなにひどい男じゃなかったってことに気付くかと思って。)
いつからママ以外の女と付き合ってるのかを聞いているのに、昔話を始めたパパ。
パパは息子との関係を修復するため、二人の楽しい記憶を呼び覚まそうとしますが、逆効果だったようです。
昔話を始めたら、そりゃ、その頃からの付き合いかと思いますよね。
しかし、このちょっとピントがずれた話し振り。
ジョーイの天然ボケはパパ似なのかもしれません。
パパ: Your dad's in love, bigtime. (お前のパパは、熱愛中なんだ。)
And the worst part is, it's with two different women. (そして悪いことには、二人の女性を愛してるってことだ。)
ジョーイ: Oh, man! Please tell me one of them is Ma. (もう。お願いだから、二人のうち一人はママだって言ってくれよ。)
パパ: Of course one of them's Ma. (もちろん、一人はママだよ。)
二人の女性を愛してるというパパ。
これで、もう一人、別の女性の名前が出てきたら大変なことでしたね。
少なくとも、一人はママで良かった、良かった・・・。
ジョーイ: It's like if you woke up one day and found out...your dad was leading this double life.
(ある朝目覚めると、自分の父親がこんな二重生活をしていたって気付いた感じだよ。)
He's like actually some spy working for the CIA. (父親がCIAのために働くスパイだった、みたいな。)
That'd be cool! This blows. (それだったら、かっこいいな。こういうのは最低だ。)
パパの知らない一面を知ってショックのジョーイ。
でもスパイだったらかっこよかったのに、というコメントは子供っぽいジョーイらしいですね。
That'dはThat wouldの略。wouldには「(もしスパイだったなら)・・・だろうに。」という意味が込められています。
blowは「(風が)吹く、爆発する」という意味。
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2005年08月19日
フレンズ1-13その1
シーズン1 第13話
The One With the Boobies (目には目を歯には歯を)
原題は「おっぱいの話」
フィービーの彼氏について女性陣は語り合っています。
フィービー: He's so sweet. And so complicated, you know? And for a shrink, he's not too shrinky. You know?
(彼って優しいの。それに、すぐには理解できない複雑さを持ってるのよ。精神科医にしては、そんなに恐ろしい感じもしないし。)
フィービーの今回の彼氏は精神科医(shrink)です。
shrinkとは、「縮む、縮ませる」という意味ですが、「妄想ででっかく膨らんだ頭を縮ませる」ことから、「精神科医」の意味でも使われます。
アリーmy Loveでは、主人公のアリーは精神的に参って、よく妄想を見ますので、shrinkという単語もよく出てきました。
complicatedは「複雑な、わかりにくい」という意味で、人を形容するのに良い表現かどうかはわかりませんが、フィービーは「単純ではない」という意味で使っているのだと思います。
精神科医だから、常人には理解しがたい深遠な部分がある、という意味だと。
not too shrinkyも難しいところですが、「精神科医っぽくない」ということでしょうか?
もしくは、shrinkが「縮ませる、ひるませる」という意味もあるので、「人をひるませるところがない」ということかもしれません。(自信のない説明ですみません。)
レイチェルとチャンドラーが険悪な雰囲気なのを見て、
ロジャー: Did I miss something? (何か僕の知らない事情があるようだね。)
これは直訳すると、「僕は何かを見逃したのかな? 聞き漏らしたのかな?」ということで、つまり、「僕は何も聞いてないけど、何か問題があるようだね」、というニュアンスで使います。
チャンドラーは、偶然、レイチェルの胸を見てしまったことを話します。
「良い胸だったよ。」と誉めても、レイチェルの怒りが収まらないので、
チャンドラー: Rock, hard place...me. (岩、堅い場所、そこに挟まってる俺、って感じだ。)
between a rock and a hard place「苦境に陥って、板挟みになって」という表現がありますが、
それをチャンドラーはジェスチャーを交えて言っています。
何を言っても許してくれないレイチェルを見て、もう手の打ちようがない、って感じですね。
ロジャー: You're so funny. He's really funny! I wouldn't want to be there when the laughter stops. (チャンドラー、君は面白い、すっごく面白い。その笑いが止まった時に、居合わせたくはないけどね。)
面白いと誉めながらも、意味深な発言をするロジャー。チャンドラーがつめよると、
ロジャー: It seems that maybe you have intimacy issues that you use your humor to keep people at a distance. (多分、君は親密な関係になることに対しての問題を抱えてるんだ。だから、ユーモアで人と距離を置こうとするんだね。)
I mean, I just met you. I don't know you from Adam. (僕は君に会ったばかりだし、君をよく知ってるわけじゃないけどね。)
Only child, right? Parents divorced before you hit puberty. (一人っ子だろう? 思春期になるまでに両親が離婚してる。)
チャンドラー: How did you know? (どうしてわかるんだ?)
ロジャー: It's textbook. (典型的なケースだよ。)
not know ... from Adamは「(人)を全く知らない、面識がない」という意味です。
このfromは"tell A from B"「A と B を見分ける」と同じfromで、「(人)をアダムと見分けることができない」、が元の意味です。
Adamとは旧約聖書に出てくる最初の人類。
「そうだ。最初の人間、"アダム"だよ。」(by碇ゲンドウ)←突然のエヴァネタ、すみません・・・。
アダムは誰も見たことがないわけですから、それと見分けがつかないということは、アダムと同じようにその人のことも知らない、という意味になります。
hit pubertyは「思春期に達する、年頃になる」という意味です。
hitはもともと「打つ、当たる」という意味ですが、そこから、「・・・に達する、至る」という意味にもなります。手が届く、という感じかな。
hitの代わりにreachも使えます。
textbookは「教科書」、そこから「教科書的な、教科書の例に出てくるような典型的な」という意味にもなります。
精神科医だから、精神分析はお手の物のロジャー。
すべてを見透かされてしまったようなチャンドラーが、かわいそう。
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The One With the Boobies (目には目を歯には歯を)
原題は「おっぱいの話」
フィービーの彼氏について女性陣は語り合っています。
フィービー: He's so sweet. And so complicated, you know? And for a shrink, he's not too shrinky. You know?
(彼って優しいの。それに、すぐには理解できない複雑さを持ってるのよ。精神科医にしては、そんなに恐ろしい感じもしないし。)
フィービーの今回の彼氏は精神科医(shrink)です。
shrinkとは、「縮む、縮ませる」という意味ですが、「妄想ででっかく膨らんだ頭を縮ませる」ことから、「精神科医」の意味でも使われます。
アリーmy Loveでは、主人公のアリーは精神的に参って、よく妄想を見ますので、shrinkという単語もよく出てきました。
complicatedは「複雑な、わかりにくい」という意味で、人を形容するのに良い表現かどうかはわかりませんが、フィービーは「単純ではない」という意味で使っているのだと思います。
精神科医だから、常人には理解しがたい深遠な部分がある、という意味だと。
not too shrinkyも難しいところですが、「精神科医っぽくない」ということでしょうか?
もしくは、shrinkが「縮ませる、ひるませる」という意味もあるので、「人をひるませるところがない」ということかもしれません。(自信のない説明ですみません。)
レイチェルとチャンドラーが険悪な雰囲気なのを見て、
ロジャー: Did I miss something? (何か僕の知らない事情があるようだね。)
これは直訳すると、「僕は何かを見逃したのかな? 聞き漏らしたのかな?」ということで、つまり、「僕は何も聞いてないけど、何か問題があるようだね」、というニュアンスで使います。
チャンドラーは、偶然、レイチェルの胸を見てしまったことを話します。
「良い胸だったよ。」と誉めても、レイチェルの怒りが収まらないので、
チャンドラー: Rock, hard place...me. (岩、堅い場所、そこに挟まってる俺、って感じだ。)
between a rock and a hard place「苦境に陥って、板挟みになって」という表現がありますが、
それをチャンドラーはジェスチャーを交えて言っています。
何を言っても許してくれないレイチェルを見て、もう手の打ちようがない、って感じですね。
ロジャー: You're so funny. He's really funny! I wouldn't want to be there when the laughter stops. (チャンドラー、君は面白い、すっごく面白い。その笑いが止まった時に、居合わせたくはないけどね。)
面白いと誉めながらも、意味深な発言をするロジャー。チャンドラーがつめよると、
ロジャー: It seems that maybe you have intimacy issues that you use your humor to keep people at a distance. (多分、君は親密な関係になることに対しての問題を抱えてるんだ。だから、ユーモアで人と距離を置こうとするんだね。)
I mean, I just met you. I don't know you from Adam. (僕は君に会ったばかりだし、君をよく知ってるわけじゃないけどね。)
Only child, right? Parents divorced before you hit puberty. (一人っ子だろう? 思春期になるまでに両親が離婚してる。)
チャンドラー: How did you know? (どうしてわかるんだ?)
ロジャー: It's textbook. (典型的なケースだよ。)
not know ... from Adamは「(人)を全く知らない、面識がない」という意味です。
このfromは"tell A from B"「A と B を見分ける」と同じfromで、「(人)をアダムと見分けることができない」、が元の意味です。
Adamとは旧約聖書に出てくる最初の人類。
「そうだ。最初の人間、"アダム"だよ。」(by碇ゲンドウ)←突然のエヴァネタ、すみません・・・。
アダムは誰も見たことがないわけですから、それと見分けがつかないということは、アダムと同じようにその人のことも知らない、という意味になります。
hit pubertyは「思春期に達する、年頃になる」という意味です。
hitはもともと「打つ、当たる」という意味ですが、そこから、「・・・に達する、至る」という意味にもなります。手が届く、という感じかな。
hitの代わりにreachも使えます。
textbookは「教科書」、そこから「教科書的な、教科書の例に出てくるような典型的な」という意味にもなります。
精神科医だから、精神分析はお手の物のロジャー。
すべてを見透かされてしまったようなチャンドラーが、かわいそう。
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2005年08月18日
フレンズ1-12その5
レイチェルと別れて帰る傷心のパウロ。
ロス: I just wanna tell you...and I think I'd speak for everyone when I say...
(パウロ、君にいいたいことがある・・・これはみんなを代表して言うんだけど・・・)
そう言いながら、バタンとドアを閉めてパウロを追い出すロス。
ロスは数週間(数エピソード)の恨みを晴らしたのでした。
ベランダでレイチェルをなぐさめるロス。
ロス: Come here. Listen...you deserve so much better than him.
(おいで[と抱き締める]。ねぇ、君にはパウロなんかよりもっといい男がお似合いだよ。)
I mean you...you should be with a guy who knows what he has when he has you. (君という彼女がいることがどんなに素敵なことかがわかっている男といるべきなんだ。)
deserveは「・・・の価値がある、・・・に値する」という意味。
この場合は良い意味ですが、悪い意味にも使います。
"You deserved it."なら、「お前には当然の報いだ。自業自得だよ。」という意味になります。
次のセリフはなんとも回りくどい言い方ですが、直訳すると、「君がそばにいる時に、自分が今持っているものが何かわかっている男といるべきだ」。
今持っているものとは、"自分の彼女"のことです。
レイチェルという彼女、その彼女といることの意義、素晴らしさをわかっている彼じゃないとダメだ、という意味です。
レイチェルという彼女がいるにもかかわらず、友達のフィービーに手をだしたパウロのことを、ありがたみがわからなかった奴だと言っているのです。
ちなみに・・・アメリカのドラマを見ていると、このロスとレイチェルのように、恋人でもない男女が、抱き合ってなぐさめるシーンをよく見かけます。
見ていると、美しいシーンなんですが、これって、日本人には違和感を感じるというか・・・。
ここまで出来るのに、ロスはレイチェルをデートに誘うことも出来ないのも不思議な感じ。
文化の違いでしょうか。
日本でこんななぐさめ方してたら、絶対に誤解されますって。
(自分のダンナさんが、女性をこんな風になぐさめていたら、ひっくり返るでしょう、やっぱり。)
でも、こんな風な友情ってうらやましい気もします。←どっちやねん(笑)。
ロスは別の男に目を向けるように言いますが、
レイチェル: I'm so sick of guys! I don't want to look at another guy. I don't want to think about another guy. I don't even want to be near another guy. (男はもううんざりよ! 男の顔はもうこれ以上見たくない。男のことはもう考えたくない。男のそばにいるのもいやなくらいよ。)
Ross, you're so great. (ロス、あなたは優しいわ。)
男にはうんざりのレイチェル。
be sick ofは「・・・にうんざりしている」という意味。be tired ofと同じです。
be tired fromだと「・・・で疲れている」という意味になります。
男のそばにいるのもいや、とか言いながら、ロスとは抱き合っているレイチェル。
ロスは「男」として見られていないようですね。
ロスもそれに気づいて、がっかりしています。
しばらく一人になりたいというレイチェルに
ロス: See, because not all guys out there are gonna be a Paolo. (だって、そこらじゅうの男がみんなパウロみたいな男ばかりとは限らないよ。)
レイチェル: No, I know. I know. And I'm sure your little boy's not gonna grow up to be one.
(ええ、わかってるわ。私だって、あなたの坊やがあんな風になるとは思わないもの。)
ロス: What? Am I having a boy? (何だって? 僕の子供は男なの?)
レイチェルの何気ない一言で、赤ちゃんの性別を知ってしまったロス。
でも、性別は知りたくない、と言っていたのもどこへやら、みんなと大騒ぎして喜ぶロスでした。
haveは「子供を産む」という意味がありますが、be havingは「産んでいる」という状態を表すのではなく、近い将来に子供が出来るという意味になります。
We're having a baby in March. 「3月に子供が生まれるの。」という風に使います。
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ロス: I just wanna tell you...and I think I'd speak for everyone when I say...
(パウロ、君にいいたいことがある・・・これはみんなを代表して言うんだけど・・・)
そう言いながら、バタンとドアを閉めてパウロを追い出すロス。
ロスは数週間(数エピソード)の恨みを晴らしたのでした。
ベランダでレイチェルをなぐさめるロス。
ロス: Come here. Listen...you deserve so much better than him.
(おいで[と抱き締める]。ねぇ、君にはパウロなんかよりもっといい男がお似合いだよ。)
I mean you...you should be with a guy who knows what he has when he has you. (君という彼女がいることがどんなに素敵なことかがわかっている男といるべきなんだ。)
deserveは「・・・の価値がある、・・・に値する」という意味。
この場合は良い意味ですが、悪い意味にも使います。
"You deserved it."なら、「お前には当然の報いだ。自業自得だよ。」という意味になります。
次のセリフはなんとも回りくどい言い方ですが、直訳すると、「君がそばにいる時に、自分が今持っているものが何かわかっている男といるべきだ」。
今持っているものとは、"自分の彼女"のことです。
レイチェルという彼女、その彼女といることの意義、素晴らしさをわかっている彼じゃないとダメだ、という意味です。
レイチェルという彼女がいるにもかかわらず、友達のフィービーに手をだしたパウロのことを、ありがたみがわからなかった奴だと言っているのです。
ちなみに・・・アメリカのドラマを見ていると、このロスとレイチェルのように、恋人でもない男女が、抱き合ってなぐさめるシーンをよく見かけます。
見ていると、美しいシーンなんですが、これって、日本人には違和感を感じるというか・・・。
ここまで出来るのに、ロスはレイチェルをデートに誘うことも出来ないのも不思議な感じ。
文化の違いでしょうか。
日本でこんななぐさめ方してたら、絶対に誤解されますって。
(自分のダンナさんが、女性をこんな風になぐさめていたら、ひっくり返るでしょう、やっぱり。)
でも、こんな風な友情ってうらやましい気もします。←どっちやねん(笑)。
ロスは別の男に目を向けるように言いますが、
レイチェル: I'm so sick of guys! I don't want to look at another guy. I don't want to think about another guy. I don't even want to be near another guy. (男はもううんざりよ! 男の顔はもうこれ以上見たくない。男のことはもう考えたくない。男のそばにいるのもいやなくらいよ。)
Ross, you're so great. (ロス、あなたは優しいわ。)
男にはうんざりのレイチェル。
be sick ofは「・・・にうんざりしている」という意味。be tired ofと同じです。
be tired fromだと「・・・で疲れている」という意味になります。
男のそばにいるのもいや、とか言いながら、ロスとは抱き合っているレイチェル。
ロスは「男」として見られていないようですね。
ロスもそれに気づいて、がっかりしています。
しばらく一人になりたいというレイチェルに
ロス: See, because not all guys out there are gonna be a Paolo. (だって、そこらじゅうの男がみんなパウロみたいな男ばかりとは限らないよ。)
レイチェル: No, I know. I know. And I'm sure your little boy's not gonna grow up to be one.
(ええ、わかってるわ。私だって、あなたの坊やがあんな風になるとは思わないもの。)
ロス: What? Am I having a boy? (何だって? 僕の子供は男なの?)
レイチェルの何気ない一言で、赤ちゃんの性別を知ってしまったロス。
でも、性別は知りたくない、と言っていたのもどこへやら、みんなと大騒ぎして喜ぶロスでした。
haveは「子供を産む」という意味がありますが、be havingは「産んでいる」という状態を表すのではなく、近い将来に子供が出来るという意味になります。
We're having a baby in March. 「3月に子供が生まれるの。」という風に使います。
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2005年08月17日
フレンズ1-12その4
フィービー: I make the best oatmeal raisin cookies in the world. (私は世界で一番おいしいオートミールレーズンクッキーを作れるの。)
私がリンクさせていただいているフレンズファンサイト める's Friends Page には
フィービーのオートミール・レーズン・クッキー挑戦記 というコーナーがあります。
結構おいしかった!とのことなので、腕に自信のある方は挑戦してみて下さい。
私も、このレシピが載っているCooking With Friendsという洋書を持っているのですが、料理を作ってみたことはなくて、本棚にきれいに飾ってあります(笑)。
またこのめるさんのサイトには、「フレンズ サブ・プロット一覧つきエピソードガイド」というコーナーがあります。
フレンズでは、メインの話以外に別の話(サブ・プロット)も交えながら話が進んでいきます。
例えば、11話のメインは、タイトル通り、チャンドラーのママ(とロスと)の話ですが、サブ・プロットとして、モニカとフィービーが昏睡男性に恋するという話がありますよね。
このように、タイトルからは思い出せないプロットを探すのに、めるさんのこのコーナーはとても役立ちます。
どんなに印象に残っている話でも、意外とどのシーズンかを思い出せなかったりすることってあるんですよ。
私も最近、このブログのために最初から見直しているんですが、「あれっ、この話って、こんなに早い時期に出てきてたんだ。」とかびっくりすること多いですし。
フィービー: Paolo made a pass at me. (パウロが私にモーションかけてきたの。)
make a pass atは「・・・に言い寄る、モーションをかける」という意味。
前に出たmake a move onと同じ意味です。
買ってきたテーブルをお披露目する二人。
チャンドラー: So what do you think? (それで、どう思う?)
ロス: It's the most beautiful table I've ever seen. (こんなに美しいテーブル、見たことないよ。)
そのテーブルは、ボールゲームが出来るテーブルでした。
パウロがフィービーにも色目を使っていたと知ったレイチェルは呆然。
レイチェル: I need some milk. (ミルクが飲みたい。)
フィービー: I've got milk. (ミルク持ってきたわ。)
フィービーはポットにミルクを入れて持ってきていました。
まるでレイチェルがそう言うのがわかっていたように。
フィービーはベジタリアンなんですが、ベジタリアンにもいろんなタイプがあり、そのことは フレンズ1-7その3 で少し触れました。
第7話の"停電の歌"で、フィービーは「私は乳製品は食べない」と歌っていました。
ですが、自分の家からミルクを持ってきたわけですから、フィービーは乳製品は大丈夫なタイプのベジタリアンのようですね。
それからおまけですが、このエピソードの最後の方で、フィービーはモニカの作ったラザニアも食べてます。
あれ、これはベジタリアン用ラザニアじゃなかったはずなのに? 大丈夫なんでしょうか?
レイチェル: He's the pig. (パウロがブタ野郎なのよ。)
pigは「ブタ、ブタのような奴」という意味。
日本語でも、「このブタ!」とか言うのは相手を侮辱する言葉ですから、その辺りは同じようです。
ブタちゃん、かわいそう。
アリーmy Loveでも、"Male chauvinist pig!" 「男尊女卑のブタ!」と、相手をののしるシーンがありましたよ。
レイチェルがパウロと別れる瞬間を狙え、とアドバイスするジョーイとチャンドラー。
ジョーイ: Now is when you swoop. (今が割り込むチャンスだぞ。)
When Paolo walks out of there, you gotta be the first guy she sees. (パウロが出て行った時に、レイチェルが最初に目にする男になっとかなきゃ。)
She's got to know you're everything he's not. (お前がパウロとは全然違う人間だってレイチェルは気づくよ。)
swoopは「鳥が空から獲物に飛びかかる」ことを指します。
スウープ、という発音もスゥーっと空から舞い降りる様子を表しているように聞こえますね。
傷心の女性が、最初に優しくしてくれた相手に恋心を抱く、というのはよくあるパターンです。
ドラマやアニメでも、そういうときは、相手が涙目ごしに見えるので、ぼやけてキラキラしてたりしますよね。←ありがちな映像効果(笑)。
レイチェルとパウロが喧嘩している様子を教えているモニカ。
モニカ: Now there's just gesturing and arm-waving. (今は、ジェスチャーして、手を振ってるわ。)
That is either, "How could you?" or "Enormous breasts!" (あれは、「よくもそんなことができたわね。」か、「大きな胸でしょ。」かのどちらかね。)
レイチェルが怒りながら手を軽く丸めてアピールしている様子を見て、大きな胸を表すジェスチャーにも見えるというモニカ。
そう言われれば、胸の大きい人を描写するジェスチャーも、こんな感じですけど。
(Rachからのお願い)
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私がリンクさせていただいているフレンズファンサイト める's Friends Page には
フィービーのオートミール・レーズン・クッキー挑戦記 というコーナーがあります。
結構おいしかった!とのことなので、腕に自信のある方は挑戦してみて下さい。
私も、このレシピが載っているCooking With Friendsという洋書を持っているのですが、料理を作ってみたことはなくて、本棚にきれいに飾ってあります(笑)。
またこのめるさんのサイトには、「フレンズ サブ・プロット一覧つきエピソードガイド」というコーナーがあります。
フレンズでは、メインの話以外に別の話(サブ・プロット)も交えながら話が進んでいきます。
例えば、11話のメインは、タイトル通り、チャンドラーのママ(とロスと)の話ですが、サブ・プロットとして、モニカとフィービーが昏睡男性に恋するという話がありますよね。
このように、タイトルからは思い出せないプロットを探すのに、めるさんのこのコーナーはとても役立ちます。
どんなに印象に残っている話でも、意外とどのシーズンかを思い出せなかったりすることってあるんですよ。
私も最近、このブログのために最初から見直しているんですが、「あれっ、この話って、こんなに早い時期に出てきてたんだ。」とかびっくりすること多いですし。
フィービー: Paolo made a pass at me. (パウロが私にモーションかけてきたの。)
make a pass atは「・・・に言い寄る、モーションをかける」という意味。
前に出たmake a move onと同じ意味です。
買ってきたテーブルをお披露目する二人。
チャンドラー: So what do you think? (それで、どう思う?)
ロス: It's the most beautiful table I've ever seen. (こんなに美しいテーブル、見たことないよ。)
そのテーブルは、ボールゲームが出来るテーブルでした。
パウロがフィービーにも色目を使っていたと知ったレイチェルは呆然。
レイチェル: I need some milk. (ミルクが飲みたい。)
フィービー: I've got milk. (ミルク持ってきたわ。)
フィービーはポットにミルクを入れて持ってきていました。
まるでレイチェルがそう言うのがわかっていたように。
フィービーはベジタリアンなんですが、ベジタリアンにもいろんなタイプがあり、そのことは フレンズ1-7その3 で少し触れました。
第7話の"停電の歌"で、フィービーは「私は乳製品は食べない」と歌っていました。
ですが、自分の家からミルクを持ってきたわけですから、フィービーは乳製品は大丈夫なタイプのベジタリアンのようですね。
それからおまけですが、このエピソードの最後の方で、フィービーはモニカの作ったラザニアも食べてます。
あれ、これはベジタリアン用ラザニアじゃなかったはずなのに? 大丈夫なんでしょうか?
レイチェル: He's the pig. (パウロがブタ野郎なのよ。)
pigは「ブタ、ブタのような奴」という意味。
日本語でも、「このブタ!」とか言うのは相手を侮辱する言葉ですから、その辺りは同じようです。
ブタちゃん、かわいそう。
アリーmy Loveでも、"Male chauvinist pig!" 「男尊女卑のブタ!」と、相手をののしるシーンがありましたよ。
レイチェルがパウロと別れる瞬間を狙え、とアドバイスするジョーイとチャンドラー。
ジョーイ: Now is when you swoop. (今が割り込むチャンスだぞ。)
When Paolo walks out of there, you gotta be the first guy she sees. (パウロが出て行った時に、レイチェルが最初に目にする男になっとかなきゃ。)
She's got to know you're everything he's not. (お前がパウロとは全然違う人間だってレイチェルは気づくよ。)
swoopは「鳥が空から獲物に飛びかかる」ことを指します。
スウープ、という発音もスゥーっと空から舞い降りる様子を表しているように聞こえますね。
傷心の女性が、最初に優しくしてくれた相手に恋心を抱く、というのはよくあるパターンです。
ドラマやアニメでも、そういうときは、相手が涙目ごしに見えるので、ぼやけてキラキラしてたりしますよね。←ありがちな映像効果(笑)。
レイチェルとパウロが喧嘩している様子を教えているモニカ。
モニカ: Now there's just gesturing and arm-waving. (今は、ジェスチャーして、手を振ってるわ。)
That is either, "How could you?" or "Enormous breasts!" (あれは、「よくもそんなことができたわね。」か、「大きな胸でしょ。」かのどちらかね。)
レイチェルが怒りながら手を軽く丸めてアピールしている様子を見て、大きな胸を表すジェスチャーにも見えるというモニカ。
そう言われれば、胸の大きい人を描写するジェスチャーも、こんな感じですけど。
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2005年08月16日
フレンズ1-12その3
チャンドラー: It's just, with my last roommate... (ただ、前のルームメートがさ・・・)
ジョーイ: I know all about Kip. (キップの話はもういいよ。)
I know all about...は直訳すると、「・・・については全て知ってる」、つまり、もうその話は全部聞いたから、もう話さなくていい、ということですね。
前のルームメートの話を出されて怒り出すジョーイ。
「元彼の話をする彼女」(もしくは、元カノの話をする彼氏?)に怒ってるようなジョーイの態度が笑えます。
チャンドラー: We bought a hibachi together, then he ran off and got married...and things got ugly. (俺とキップは一緒にバーベキューコンロを買ったんだ。その後で彼は俺から逃げ出して結婚して・・・かなり悲惨な状況になったんだよ。)
hibachiは見てわかるとおり、日本語の「火鉢」が語源です。
こんな言葉が英語になってるなんて、面白いですね。
チャンドラーも、やはりルームメートを、自分を捨てた彼女か何かのように語っています。
ジョーイ: Let me ask you something. (ちょっと聞かせてくれ。)
Was Kip a better roommate than me? (キップは俺よりも良いルームメートだったか?)
チャンドラー: Don't do that. (それは聞かないで。)
二人の間では、キップの話はタブーとなっているようです。(チャンドラーはちょっとふざけてるようにも見えますが。)
フィービーはマッサージの仕事をしています。
フィービーの同僚: And Ms. Summerfield canceled her 5:30 shiatsu. (サマーフィールドさんの5:30の指圧はキャンセルね。)
ここでも、日本語から来た言葉、shiatsu(指圧)が出てきました。
今回のエピソードは、火鉢とか指圧とか何故か日本語が語源の単語が出てきますね。
スマトラ沖地震のニュースでよく使われていたtsunami(津波)もそうでした。
同僚: I don't mean to sound unprofessional, but...Yum! (プロらしくないかもしれないけど・・・おいしそう!)
yumは、yum-yumとかyummyとか言いますが、「おいしい、おいしそう」という意味です。
男性でも女性でも、魅力的な人を見た時に、使ったりします。
同僚もマッサージ師なので、お客さんをそうやって品定めしたり、そういう目で見たりするのは、プロらしくないと思っているようですが。
で、現れたのは、なんとレイチェルの彼氏のパウロでした。(彼っておいしそうですかねぇ?)
セントラルパークにイライラしながら入ってくるフィービー。
モニカ: What's the matter? (どうしたの?)
フィービー: Nothing! I'm sorry. I'm just, I'm out of sorts. (何でもないわ。ごめんね。ただ、機嫌が悪いだけよ。)
out of sortsは「元気がない、機嫌が悪い」という意味です。
フィービー: He made a move on me. (パウロが私にせまってきたのよ。)
ジョーイ: The store'll be open tomorrow. (家具屋は明日も開いてるだろうし。)
チャンドラー: More coffee. (コーヒーおかわり。)
make a move onは直訳すると、「・・・への行動を開始する」ということ、そこから、「・・・に言い寄る、ナンパする、口説く」という意味になります。
その発言を聞いたジョーイとチャンドラーは、机を買いに行く予定をキャンセルし、一緒に話に加わろうとします。
家具屋さんで机を選んでいるジョーイとチャンドラー。ですがなかなか決まりません。
チャンドラー: You pick one. (お前が選べよ。)
ジョーイ: How about the ladybugs? (テントウムシの机はどう?)
チャンドラー: So forget about the birds, but big red insects suggest fine dining?
(鳥の模様ならダメで、大きい赤い昆虫ならごちそう、って感じがするんだな?)
ジョーイ: Fine! Do you want the birds? Get the birds! (いいよ。鳥柄の机が欲しいんだろ? じゃあ鳥柄のにしろよ!)
チャンドラー: Not like that, I won't. (そんな風に言うなよ、鳥柄は選ばないよ。)
Kip would've liked the birds. (キップなら、鳥柄が気に入ってくれただろうに。)
ladybugは「テントウムシ」。アメリカでは縁起の良い虫といわれており、アクセサリーのデザインに使われることが多いそうです。
それにしても、まるで結婚前の夫婦がブライダル家具を買ってるかのような雰囲気の二人。
趣味が合わないので、どちらも納得せず、さらにチャンドラーは元ルームメートならわかってくれる、とまで言い出す始末。
泥沼のカップルみたいになってます。
(Rachからのお願い)
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ジョーイ: I know all about Kip. (キップの話はもういいよ。)
I know all about...は直訳すると、「・・・については全て知ってる」、つまり、もうその話は全部聞いたから、もう話さなくていい、ということですね。
前のルームメートの話を出されて怒り出すジョーイ。
「元彼の話をする彼女」(もしくは、元カノの話をする彼氏?)に怒ってるようなジョーイの態度が笑えます。
チャンドラー: We bought a hibachi together, then he ran off and got married...and things got ugly. (俺とキップは一緒にバーベキューコンロを買ったんだ。その後で彼は俺から逃げ出して結婚して・・・かなり悲惨な状況になったんだよ。)
hibachiは見てわかるとおり、日本語の「火鉢」が語源です。
こんな言葉が英語になってるなんて、面白いですね。
チャンドラーも、やはりルームメートを、自分を捨てた彼女か何かのように語っています。
ジョーイ: Let me ask you something. (ちょっと聞かせてくれ。)
Was Kip a better roommate than me? (キップは俺よりも良いルームメートだったか?)
チャンドラー: Don't do that. (それは聞かないで。)
二人の間では、キップの話はタブーとなっているようです。(チャンドラーはちょっとふざけてるようにも見えますが。)
フィービーはマッサージの仕事をしています。
フィービーの同僚: And Ms. Summerfield canceled her 5:30 shiatsu. (サマーフィールドさんの5:30の指圧はキャンセルね。)
ここでも、日本語から来た言葉、shiatsu(指圧)が出てきました。
今回のエピソードは、火鉢とか指圧とか何故か日本語が語源の単語が出てきますね。
スマトラ沖地震のニュースでよく使われていたtsunami(津波)もそうでした。
同僚: I don't mean to sound unprofessional, but...Yum! (プロらしくないかもしれないけど・・・おいしそう!)
yumは、yum-yumとかyummyとか言いますが、「おいしい、おいしそう」という意味です。
男性でも女性でも、魅力的な人を見た時に、使ったりします。
同僚もマッサージ師なので、お客さんをそうやって品定めしたり、そういう目で見たりするのは、プロらしくないと思っているようですが。
で、現れたのは、なんとレイチェルの彼氏のパウロでした。(彼っておいしそうですかねぇ?)
セントラルパークにイライラしながら入ってくるフィービー。
モニカ: What's the matter? (どうしたの?)
フィービー: Nothing! I'm sorry. I'm just, I'm out of sorts. (何でもないわ。ごめんね。ただ、機嫌が悪いだけよ。)
out of sortsは「元気がない、機嫌が悪い」という意味です。
フィービー: He made a move on me. (パウロが私にせまってきたのよ。)
ジョーイ: The store'll be open tomorrow. (家具屋は明日も開いてるだろうし。)
チャンドラー: More coffee. (コーヒーおかわり。)
make a move onは直訳すると、「・・・への行動を開始する」ということ、そこから、「・・・に言い寄る、ナンパする、口説く」という意味になります。
その発言を聞いたジョーイとチャンドラーは、机を買いに行く予定をキャンセルし、一緒に話に加わろうとします。
家具屋さんで机を選んでいるジョーイとチャンドラー。ですがなかなか決まりません。
チャンドラー: You pick one. (お前が選べよ。)
ジョーイ: How about the ladybugs? (テントウムシの机はどう?)
チャンドラー: So forget about the birds, but big red insects suggest fine dining?
(鳥の模様ならダメで、大きい赤い昆虫ならごちそう、って感じがするんだな?)
ジョーイ: Fine! Do you want the birds? Get the birds! (いいよ。鳥柄の机が欲しいんだろ? じゃあ鳥柄のにしろよ!)
チャンドラー: Not like that, I won't. (そんな風に言うなよ、鳥柄は選ばないよ。)
Kip would've liked the birds. (キップなら、鳥柄が気に入ってくれただろうに。)
ladybugは「テントウムシ」。アメリカでは縁起の良い虫といわれており、アクセサリーのデザインに使われることが多いそうです。
それにしても、まるで結婚前の夫婦がブライダル家具を買ってるかのような雰囲気の二人。
趣味が合わないので、どちらも納得せず、さらにチャンドラーは元ルームメートならわかってくれる、とまで言い出す始末。
泥沼のカップルみたいになってます。
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2005年08月15日
フレンズ1-12その2
キャロルの女友達のターニャがあまりに男っぽいので驚いているロスに、
キャロル: Don't you wanna know about the sex? (sexについて知りたくない?)
ロス: The sex? I'm having enough trouble with the image of you and Susan together. (sex? 君とスーザンが一緒にいるところのイメージだけでも大変なんだよ。)
But when you throw in Tanya... (ターニャまでそこに混ぜるとなると・・・)
キャロル: The sex of the baby, Ross. (赤ちゃんの性別の話よ、ロス。)
sexと聞いて、同性愛ネタで動揺していたロスは、make loveと間違えてしまいます。
キャロルは、「男か女か」の話をしていたのでした。
キャロル: Do you want to know? (知りたい?)
ロス: I don't want to know. Absolutely not. (知りたくないよ。絶対に。)
I think you shouldn't know until you look down there...and see, "Oh, there it is..."or isn't. (下の方を見るまでは知らない方がいいと思うよ。「あぁ、あるある・・・。」、もしくは、「あ、ないよ。」って。)
その気持ち、よくわかります。
私の場合、特に聞こうと思っていたわけではないのですが、超音波映像を見ていた先生が、「あ、ついてますね。」と一言おっしゃったので、わかっちゃった、と。
知ってた方が、名前付ける時の候補、絞りやすくて助かりましたけど。
赤ちゃんの性別は知りたくないと言って、帰っていったロスですが、何故かブザーが鳴り、キャロルが出ると、
ロス: ...Never mind. I don't wanna know. (気にしないで。知りたくないから。)
Never mind.は「気にしないで。」
日本語で「どんまい」はDon't mind.から来たとかいいますが、英語ではDon't mind.とは言わず、Never mind.になりますから、ご注意を。
また日本語のどんまい、はスポーツをしている時、失敗したチームメートに「大丈夫、気にするな」という意味でかける言葉ですが、英語のNever mind.は自分が何か発言した後、そのことについて深く追求されるのを避けるため、もしくは自分が言ったことを忘れて欲しいときに、よく使います。
「僕の言ったことは、気にしないで。忘れて。」というニュアンスです。
キャロルとスーザンが盛り上がってるのを見ると、ますます知りたくなるロスですが、信念も曲げたくないし、つらいところですね。
ジョーイとチャンドラーの部屋のテーブルが壊れて、どちらが新しいのを買うかでもめています。
ジョーイ: How about if we split it? (割り勘でどう?)
チャンドラー: What do you mean, like, buy it together? (どういう意味だよ、一緒に買うってことか?)
Do you think we're ready for that? (俺たちにそんな心の準備が出来てると思うか?)
ジョーイ: Why not? (どうしてダメなんだよ?)
チャンドラー: It's a big commitment. What if one of us wants to move out? (それってすごく深い関係になるぞ。もし、俺たちのどっちかが引越して出て行ったらどうする?)
splitは「分裂・分割する」という意味です。split the bill(請求を分割する)なので、「割り勘」という意味になります。
またsplitには、「離婚する、別れる」という意味もあります。
ready for thatは「そのことに対して準備が出来ている」ということ、つまり、「お金を出し合ってものを買う、という覚悟があるのか」という感じ。
何だかチャンドラーは、割り勘で買うという行為に、簡単には踏み出せないようですね。
結婚時にお金を出し合って家財道具を買うと、離婚時にどちらがどれだけ取るかでモメる、というイメージが、頭の中にあるようです。
commitmentは「献身、かかわり合い、特定の人と交際すること」という意味です。
これはよくフレンズに出てくる単語なんですが、ドンピシャの訳が難しい。
軽いお付き合いではなくって、お互いに干渉し合ったり、本音をぶつけ合ったりという、かかわりが深くなることを指します。
(Rachからのお願い)
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(かみ合わない夫婦の会話) ←Rachの趣味の日記です。フレンズ、英語には無関係、おまけに長い(泣)。
HDD搭載DVDレコーダーで、録画すべき番組をチェック中。
ダンナ「何だこれ? ガンダム?」
私「えっ? 何なに?」
キーワード登録してある"ガンダム"が引っかかるようになってるんですが、BSアニメ夜話が3本もチェックされてる、これって何?
(実はマンガ夜話とアニメ夜話のために、"夜話"というキーワードも設定しており、そこでも引っかかってた(笑))。
なんと、BSアニメ夜話スペシャル「まるごと! 機動戦士ガンダム」というのがするらしい。
合計9時間半も語りつくすの? と驚いて番組説明を読むと、「機動戦士ガンダム」劇場版3部作を放映すると書いてある!!
これってDVD特別版のアフレコ新録音の分じゃなくって、公開当時のオリジナルなの?
声の出演を見ると、「塩沢兼人」って書いてある、ってことは、オリジナルじゃん!! ひえーっ!!
一人で盛り上がってる私を尻目に、TV Taro(1ヶ月のテレビ番組表が載っている雑誌)を見ていたダンナさんは、
「へぇ、本当だ。「めぐりあいうちゅう」って書いてあるよ。」
私「めぐりあい"うちゅう"??!! それ、"そら"って読むんだけど。」
ダンナ「へぇー。」
私「発売になったDVDは最近新たにアフレコ新録音されたやつで、BGMや効果音も、オリジナルとは違うのよ。その公開当時のオリジナル音声のDVDを出してくれーっていうファンの要望があってね・・・」
ダンナ「ふーん。」
・・・この感動を分かち合うことは出来ませんでした。
いくらファースト・ガンダム世代といえども、ガンダムに全く興味のない男性もいるのです(当たり前か・・・)。
でも「宇宙」を"そら"と読ませるのはガンダムのお約束だけど、どうしてTV版「光る宇宙」は"うちゅう"なんだろう? とか、ふと考えたりして・・・。(私はかなり暇人かも)
BSアニメ夜話のHPもチェックしましたが、確かに
"『劇場版機動戦士ガンダム』三部作を、劇場版オリジナル音声にて一挙放送します。"
と明言してあります。ファンの皆様、一緒に喜びましょう。
もちろん、ガンダムファンのゲストが語るのを聞くのも楽しいので、今からワクワクしています。
↑こういうことを嬉々として書いてる私、ブログ、間違えてる?
フレンズも英語も大好きなんですよ、ただ、他にも好きなものがある、というだけで。本当にそれだけです。←誰に対して言い訳してるんだか(笑)。
キャロル: Don't you wanna know about the sex? (sexについて知りたくない?)
ロス: The sex? I'm having enough trouble with the image of you and Susan together. (sex? 君とスーザンが一緒にいるところのイメージだけでも大変なんだよ。)
But when you throw in Tanya... (ターニャまでそこに混ぜるとなると・・・)
キャロル: The sex of the baby, Ross. (赤ちゃんの性別の話よ、ロス。)
sexと聞いて、同性愛ネタで動揺していたロスは、make loveと間違えてしまいます。
キャロルは、「男か女か」の話をしていたのでした。
キャロル: Do you want to know? (知りたい?)
ロス: I don't want to know. Absolutely not. (知りたくないよ。絶対に。)
I think you shouldn't know until you look down there...and see, "Oh, there it is..."or isn't. (下の方を見るまでは知らない方がいいと思うよ。「あぁ、あるある・・・。」、もしくは、「あ、ないよ。」って。)
その気持ち、よくわかります。
私の場合、特に聞こうと思っていたわけではないのですが、超音波映像を見ていた先生が、「あ、ついてますね。」と一言おっしゃったので、わかっちゃった、と。
知ってた方が、名前付ける時の候補、絞りやすくて助かりましたけど。
赤ちゃんの性別は知りたくないと言って、帰っていったロスですが、何故かブザーが鳴り、キャロルが出ると、
ロス: ...Never mind. I don't wanna know. (気にしないで。知りたくないから。)
Never mind.は「気にしないで。」
日本語で「どんまい」はDon't mind.から来たとかいいますが、英語ではDon't mind.とは言わず、Never mind.になりますから、ご注意を。
また日本語のどんまい、はスポーツをしている時、失敗したチームメートに「大丈夫、気にするな」という意味でかける言葉ですが、英語のNever mind.は自分が何か発言した後、そのことについて深く追求されるのを避けるため、もしくは自分が言ったことを忘れて欲しいときに、よく使います。
「僕の言ったことは、気にしないで。忘れて。」というニュアンスです。
キャロルとスーザンが盛り上がってるのを見ると、ますます知りたくなるロスですが、信念も曲げたくないし、つらいところですね。
ジョーイとチャンドラーの部屋のテーブルが壊れて、どちらが新しいのを買うかでもめています。
ジョーイ: How about if we split it? (割り勘でどう?)
チャンドラー: What do you mean, like, buy it together? (どういう意味だよ、一緒に買うってことか?)
Do you think we're ready for that? (俺たちにそんな心の準備が出来てると思うか?)
ジョーイ: Why not? (どうしてダメなんだよ?)
チャンドラー: It's a big commitment. What if one of us wants to move out? (それってすごく深い関係になるぞ。もし、俺たちのどっちかが引越して出て行ったらどうする?)
splitは「分裂・分割する」という意味です。split the bill(請求を分割する)なので、「割り勘」という意味になります。
またsplitには、「離婚する、別れる」という意味もあります。
ready for thatは「そのことに対して準備が出来ている」ということ、つまり、「お金を出し合ってものを買う、という覚悟があるのか」という感じ。
何だかチャンドラーは、割り勘で買うという行為に、簡単には踏み出せないようですね。
結婚時にお金を出し合って家財道具を買うと、離婚時にどちらがどれだけ取るかでモメる、というイメージが、頭の中にあるようです。
commitmentは「献身、かかわり合い、特定の人と交際すること」という意味です。
これはよくフレンズに出てくる単語なんですが、ドンピシャの訳が難しい。
軽いお付き合いではなくって、お互いに干渉し合ったり、本音をぶつけ合ったりという、かかわりが深くなることを指します。
(Rachからのお願い)
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(かみ合わない夫婦の会話) ←Rachの趣味の日記です。フレンズ、英語には無関係、おまけに長い(泣)。
HDD搭載DVDレコーダーで、録画すべき番組をチェック中。
ダンナ「何だこれ? ガンダム?」
私「えっ? 何なに?」
キーワード登録してある"ガンダム"が引っかかるようになってるんですが、BSアニメ夜話が3本もチェックされてる、これって何?
(実はマンガ夜話とアニメ夜話のために、"夜話"というキーワードも設定しており、そこでも引っかかってた(笑))。
なんと、BSアニメ夜話スペシャル「まるごと! 機動戦士ガンダム」というのがするらしい。
合計9時間半も語りつくすの? と驚いて番組説明を読むと、「機動戦士ガンダム」劇場版3部作を放映すると書いてある!!
これってDVD特別版のアフレコ新録音の分じゃなくって、公開当時のオリジナルなの?
声の出演を見ると、「塩沢兼人」って書いてある、ってことは、オリジナルじゃん!! ひえーっ!!
一人で盛り上がってる私を尻目に、TV Taro(1ヶ月のテレビ番組表が載っている雑誌)を見ていたダンナさんは、
「へぇ、本当だ。「めぐりあいうちゅう」って書いてあるよ。」
私「めぐりあい"うちゅう"??!! それ、"そら"って読むんだけど。」
ダンナ「へぇー。」
私「発売になったDVDは最近新たにアフレコ新録音されたやつで、BGMや効果音も、オリジナルとは違うのよ。その公開当時のオリジナル音声のDVDを出してくれーっていうファンの要望があってね・・・」
ダンナ「ふーん。」
・・・この感動を分かち合うことは出来ませんでした。
いくらファースト・ガンダム世代といえども、ガンダムに全く興味のない男性もいるのです(当たり前か・・・)。
でも「宇宙」を"そら"と読ませるのはガンダムのお約束だけど、どうしてTV版「光る宇宙」は"うちゅう"なんだろう? とか、ふと考えたりして・・・。(私はかなり暇人かも)
BSアニメ夜話のHPもチェックしましたが、確かに
"『劇場版機動戦士ガンダム』三部作を、劇場版オリジナル音声にて一挙放送します。"
と明言してあります。ファンの皆様、一緒に喜びましょう。
もちろん、ガンダムファンのゲストが語るのを聞くのも楽しいので、今からワクワクしています。
↑こういうことを嬉々として書いてる私、ブログ、間違えてる?
フレンズも英語も大好きなんですよ、ただ、他にも好きなものがある、というだけで。本当にそれだけです。←誰に対して言い訳してるんだか(笑)。
2005年08月14日
フレンズ1-12その1
シーズン1 第12話
The One With the Dozen Lasagnas (おなかのベビーはどっち?)
原題は「12皿のラザニアの話」
モニカ: If you'd told me vegetarian lasagna...I would've made vegetarian lasagna. (ベジタリアン用ラザニアって言ってくれてたら、ベジタリアン用を作ったのに。)
The meat's only every third layer. Maybe you could scrape. (お肉はたったの三層だけだから、剥がせるんじゃない?)
ラザニアとは、ミートソースとラザニア用パスタとチーズを重ねて焼いた料理です。
「そのミートソースの部分を剥がせば?」とモニカは言っているようですが、それではパスタとチーズだけになってしまうのでは?
(2006.9.13 追記)
読者の方からご指摘がありました。
every third layer と every がついているので、「三層ごと」ですね。ですから、
The meat's only every third layer. Maybe you could scrape. (お肉はただ三層ごとにあるだけだから、剥がせるんじゃない?)
が正しい訳となります。
そうかぁ、三層だけあるよりも、三層”ごと”にある方が剥がすの大変ですよね。
そんな面倒くさいことできっこないのに、「ミートソースに文句があるなら自分で剥がせばいいじゃない?」と簡単そうに言ってるのがおかしいわけですね。なるほどぉ・・・。
ご指摘下さった方、ありがとうございました。
(追記はここまで)
ところで、現在WOWOWで放映中の、フレンズのスピンオフ「ジョーイ」13話にも、ラザニアの話がでてきたそうですね。
私がリンクさせて頂いているブログまるせるのひとりごとのベジタリアン用ラザニアで、そのエピソードについての話を書かれていますので、興味を持たれた方は是非どうぞ。
ところで、スピンオフというのは、あるドラマからその設定を引き継いで別に作られたドラマのことです。
アメリカでは人気ドラマのスピンオフのドラマが多くあります。
最近は日本でも、「踊る大捜査線」のスピンオフ「交渉人 真下正義」、さらには「容疑者 室井慎次」というのがありますね。
私がリンクさせて頂いているフレンズファンサイトのMarcel's Friends Pageには、フレンズはもちろんのこと、「ジョーイ」に関する情報も載っていますので、「ジョーイ」に興味を持たれた方は是非ご覧下さいね。
Marcel's Friends Pageは、1997年から開設されているという、フレンズファンサイトの老舗[しにせ]です。(老舗という表現、フレンズのイメージとずれてるかしら? ごめんなさい、Marcelさん!)
私がフレンズで勉強を始めた頃から、ずっと拝見させていただいているサイトで、このサイトにあるBOOKS(フレンズ専門書[洋書]の紹介)を読んで、私もフレンズの洋書を集めたんですよ。(懐かしい思い出・・・)
(英語の説明に戻ります)
scrapeは「削り取る、こすり落とす」という意味。
ちょっと古いですが、プリプリ(Princess Princess)のヒット曲ダイアモンドで、「見上げるスカイスクレイパー」という歌詞がありますね。
あのスカイスクレイパーは、そびえ立つビル、「摩天楼」のことです。
「摩天楼」という日本語自体がskyscraperを直訳したもので、天を摩する(まする=こする、近づく)楼閣(高い建物)、という意味です。
sky(空)をscrape(削り取る)するという表現は、ニューヨークなど(東京もそうですが)のビル群を見た時のイメージにぴったりですね。
レイチェルとパウロが週末をポコノスで過ごすと知り、ショックのロス。
ロス: Wasn't this supposed to be just a fling? (ただの軽いお遊びのはずじゃなかったのか?)
Shouldn't it be flung by now? (もう今頃はどこかにポイされてるはずじゃないの?)
flingは「短期間の浮気、長続きしないロマンス」という意味です。
次のセリフのflungはfling(ものを投げる、放り出す)の過去分詞形です。
(単語としては同じ単語です。同じ綴りの別の単語ではありません。)
ロスは、fling(お遊び)だから、flung(放り出されている)はずじゃないか、とflingをかけているのです。
ちなみに、ポコノスはペンシルベニア州にあります。
ロス: What am I supposed to do? Call immigration? I could call immigration.
(僕はどうしたらいいんだ? 入国管理局に電話する? 入国管理局に電話できるな。)
このロスの怒りの勢いから見ると、本当に電話しかねませんね。
パウロは英語がほとんどしゃべれないので、不法入国者かも、と言いたいのでしょうか
キャロルの部屋を訪れるロス。そこに置いてある写真を見て、
ロス: When did you and Susan meet Huey Lewis? (君とスーザンは、いつヒューイ・ルイスに会ったの?)
キャロル: That's our friend Tanya. (それは私たちの友達のターニャよ。)
ヒューイ・ルイスは、80年代、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとして活躍。
Sportsなどのアルバムがヒットしました。
1985年には、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーの主題歌The Power of Loveを歌っていましたね。
AmazonでSportsというCDのジャケット写真が見られます。
Sports (ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)
眉毛の濃い、かなり男っぽい人ですから、ターニャはその人と見間違えるほど男っぽかったということです。
ちなみに・・・DVDの吹き替え版では、ターニャをアーノルド・シュワルツェネッガーと見間違えていましたし(字幕ではヒューイ・ルイス)、WOWOW初回放送時の日本語版では、マイク・タイソンと見間違えたそうです。
このことは、Marcel's Friends PageのFriends Quizに挑戦した時に知りました。
第1シーズンは、WOWOW版とDVDでは、日本語訳が大幅に変更されており、Friends QuizはWOWOW初回放送時の日本語版を元に作成されているそうです。
他の人に例えているのは、ヒューイ・ルイスって言っても、ピンと来ない人もいるから? (ファンの人、ごめんね。)
それにしても、シュワちゃんやら、タイソンやらに例えられる、ターシャって・・・。
(Rachからのお願い)
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The One With the Dozen Lasagnas (おなかのベビーはどっち?)
原題は「12皿のラザニアの話」
モニカ: If you'd told me vegetarian lasagna...I would've made vegetarian lasagna. (ベジタリアン用ラザニアって言ってくれてたら、ベジタリアン用を作ったのに。)
The meat's only every third layer. Maybe you could scrape. (お肉はたったの三層だけだから、剥がせるんじゃない?)
ラザニアとは、ミートソースとラザニア用パスタとチーズを重ねて焼いた料理です。
「そのミートソースの部分を剥がせば?」とモニカは言っているようですが、それではパスタとチーズだけになってしまうのでは?
(2006.9.13 追記)
読者の方からご指摘がありました。
every third layer と every がついているので、「三層ごと」ですね。ですから、
The meat's only every third layer. Maybe you could scrape. (お肉はただ三層ごとにあるだけだから、剥がせるんじゃない?)
が正しい訳となります。
そうかぁ、三層だけあるよりも、三層”ごと”にある方が剥がすの大変ですよね。
そんな面倒くさいことできっこないのに、「ミートソースに文句があるなら自分で剥がせばいいじゃない?」と簡単そうに言ってるのがおかしいわけですね。なるほどぉ・・・。
ご指摘下さった方、ありがとうございました。
(追記はここまで)
ところで、現在WOWOWで放映中の、フレンズのスピンオフ「ジョーイ」13話にも、ラザニアの話がでてきたそうですね。
私がリンクさせて頂いているブログまるせるのひとりごとのベジタリアン用ラザニアで、そのエピソードについての話を書かれていますので、興味を持たれた方は是非どうぞ。
ところで、スピンオフというのは、あるドラマからその設定を引き継いで別に作られたドラマのことです。
アメリカでは人気ドラマのスピンオフのドラマが多くあります。
最近は日本でも、「踊る大捜査線」のスピンオフ「交渉人 真下正義」、さらには「容疑者 室井慎次」というのがありますね。
私がリンクさせて頂いているフレンズファンサイトのMarcel's Friends Pageには、フレンズはもちろんのこと、「ジョーイ」に関する情報も載っていますので、「ジョーイ」に興味を持たれた方は是非ご覧下さいね。
Marcel's Friends Pageは、1997年から開設されているという、フレンズファンサイトの老舗[しにせ]です。(老舗という表現、フレンズのイメージとずれてるかしら? ごめんなさい、Marcelさん!)
私がフレンズで勉強を始めた頃から、ずっと拝見させていただいているサイトで、このサイトにあるBOOKS(フレンズ専門書[洋書]の紹介)を読んで、私もフレンズの洋書を集めたんですよ。(懐かしい思い出・・・)
(英語の説明に戻ります)
scrapeは「削り取る、こすり落とす」という意味。
ちょっと古いですが、プリプリ(Princess Princess)のヒット曲ダイアモンドで、「見上げるスカイスクレイパー」という歌詞がありますね。
あのスカイスクレイパーは、そびえ立つビル、「摩天楼」のことです。
「摩天楼」という日本語自体がskyscraperを直訳したもので、天を摩する(まする=こする、近づく)楼閣(高い建物)、という意味です。
sky(空)をscrape(削り取る)するという表現は、ニューヨークなど(東京もそうですが)のビル群を見た時のイメージにぴったりですね。
レイチェルとパウロが週末をポコノスで過ごすと知り、ショックのロス。
ロス: Wasn't this supposed to be just a fling? (ただの軽いお遊びのはずじゃなかったのか?)
Shouldn't it be flung by now? (もう今頃はどこかにポイされてるはずじゃないの?)
flingは「短期間の浮気、長続きしないロマンス」という意味です。
次のセリフのflungはfling(ものを投げる、放り出す)の過去分詞形です。
(単語としては同じ単語です。同じ綴りの別の単語ではありません。)
ロスは、fling(お遊び)だから、flung(放り出されている)はずじゃないか、とflingをかけているのです。
ちなみに、ポコノスはペンシルベニア州にあります。
ロス: What am I supposed to do? Call immigration? I could call immigration.
(僕はどうしたらいいんだ? 入国管理局に電話する? 入国管理局に電話できるな。)
このロスの怒りの勢いから見ると、本当に電話しかねませんね。
パウロは英語がほとんどしゃべれないので、不法入国者かも、と言いたいのでしょうか
キャロルの部屋を訪れるロス。そこに置いてある写真を見て、
ロス: When did you and Susan meet Huey Lewis? (君とスーザンは、いつヒューイ・ルイスに会ったの?)
キャロル: That's our friend Tanya. (それは私たちの友達のターニャよ。)
ヒューイ・ルイスは、80年代、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとして活躍。
Sportsなどのアルバムがヒットしました。
1985年には、映画バック・トゥ・ザ・フューチャーの主題歌The Power of Loveを歌っていましたね。
AmazonでSportsというCDのジャケット写真が見られます。
Sports (ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)
眉毛の濃い、かなり男っぽい人ですから、ターニャはその人と見間違えるほど男っぽかったということです。
ちなみに・・・DVDの吹き替え版では、ターニャをアーノルド・シュワルツェネッガーと見間違えていましたし(字幕ではヒューイ・ルイス)、WOWOW初回放送時の日本語版では、マイク・タイソンと見間違えたそうです。
このことは、Marcel's Friends PageのFriends Quizに挑戦した時に知りました。
第1シーズンは、WOWOW版とDVDでは、日本語訳が大幅に変更されており、Friends QuizはWOWOW初回放送時の日本語版を元に作成されているそうです。
他の人に例えているのは、ヒューイ・ルイスって言っても、ピンと来ない人もいるから? (ファンの人、ごめんね。)
それにしても、シュワちゃんやら、タイソンやらに例えられる、ターシャって・・・。
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2005年08月13日
フレンズ1-11その5
とうとう、coma guy(昏睡していた男性)が目覚めました。
昏睡中にお世話をしていたモニカとフィービーに、男性は御礼を言います。が・・・
男性: So I guess I'll see you around. (それじゃあ、またどこかで会おう。)
フィービー: What? That's it? (何ですって? それだけ?)
モニカ: "See you around?" (「またどこかで会おう」ですって?)
男性: What do you want me to say? (なんて言ったらいいんだ?)
モニカ: I don' know. Maybe..."That was nice." "It meant something to me." "I'll call you." (よくわかんないけど、多分・・・「親切にしてくれたね。」「僕にとっては意味のあることだったよ。」「また電話するよ。」とか。)
男性: All right. I'll call you. (わかった。また電話するよ。)
フィービー: I don't think you mean that. (本気で言ってるとは思えない。)
モニカ: This is so typical. You know, we give...and we give...and we give. And then we just get nothing back. (よくあるパターンね。女が与えて、与えて、また与えて。それで何も返ってはこないのよ。)
see you aroundは「バイバイ、またね、またどこかで会おうね。」という意味。
このセリフを聞くと、もうここでサヨナラってこと。
この後、coma guyからの情熱的な告白が続く・・・ということはあり得ない展開になってしまいました。
coma guyが眠っている間に想像はどんどんふくらんで、情熱的な恋愛が始まるかのように錯覚していた二人。
彼が自分たちを特別な相手とは認識していないのを知って、愕然とします。
彼にしてみれば、二人が競い合って世話をしてくれていた間、全く意識がなかったのですから、起きたとたん、いろいろ言われてもねー、とcoma guyには同情しますが。
これが、少しでも意識があって、二人がかいがいしくお世話しているのを少しでも感じていたなら、ロマンティックな展開もあり得たかもしれませんが?
typicalは「典型的な、よくある」という意味。
男性のセリフを聞いて、「尽くしても尽くしても甲斐がない。男っていつもこんなに身勝手なのよ。」と結論付ける二人。
coma guyに典型的な男の身勝手さを見たようです。
昏睡から目覚めたとたん、こんな理不尽な言葉を投げつけられたcoma guy、かわいそー。
さらに、最後の捨て台詞。
フィービー: You know what? We thought you were different. (ねぇ、知ってる? 私たちは、あなたは他の男とは違う、って思ってたのに。)
いやー、勝手に二人がイメージを作り上げてただけですってば。
でも、人間って好きになった人のことを「この人は、他の誰とも違うわ。」って思い込みたいんですよね。ちょっと乙女チック?
勝手に思われた方は、いい迷惑でしょうけど。
ノーラとチャンドラーが言い合いを始めました。
それを廊下で聞いているジョーイ。
ロス: The forbidden love of a man and his door. (人間とドアとの禁断の愛、だな。)
ジョーイがドアにぴたーっと寄り添って、中の声を聞いている姿を、「許されない恋」に例えています。
forbidden fruitだと「禁断の木の実」。
これは、エデンの園で、アダムとイヴが食べてはいけないと言われていた「善悪を知る木の実」のことです。
この実を食べてしまったアダムとイヴはお互いが裸であることに気づいて恥ずかしくなり、イチジクの葉で体を隠した・・・という聖書のお話があります。
この木の実はリンゴのイメージがありますが、聖書には「木の実」としか書いていないそうです。
また、この意味から、forbidden fruitは、「禁じられているためによりいっそう欲しくなるもの、魅力的なもの」という意味にもなります。
日本語でも「禁断の・・・」という響きには、背徳的なものを感じますものね。
"許されぬ恋"ってヤツですか。
ノーラとの口論の結果を聞くロス。
ロス: How did it go? (どうだった?)
チャンドラー: Awful. Awful. Couldn't have gone worse. (最悪、最悪。最悪以下だね。)
couldn't have gone worseは、「これ以上悪くなりようがなかった」ということ。
つまり「最低最悪」という感じ。
これとは逆に、couldn't be betterは「これ以上は良くならない、絶好調だ、最高だ」という意味になります。
出会った時の挨拶で、"Hi! What's up?"「やぁ、調子どう?」と聞かれて、"Couldn't be better."「最高だよ。」という風に使います。
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昏睡中にお世話をしていたモニカとフィービーに、男性は御礼を言います。が・・・
男性: So I guess I'll see you around. (それじゃあ、またどこかで会おう。)
フィービー: What? That's it? (何ですって? それだけ?)
モニカ: "See you around?" (「またどこかで会おう」ですって?)
男性: What do you want me to say? (なんて言ったらいいんだ?)
モニカ: I don' know. Maybe..."That was nice." "It meant something to me." "I'll call you." (よくわかんないけど、多分・・・「親切にしてくれたね。」「僕にとっては意味のあることだったよ。」「また電話するよ。」とか。)
男性: All right. I'll call you. (わかった。また電話するよ。)
フィービー: I don't think you mean that. (本気で言ってるとは思えない。)
モニカ: This is so typical. You know, we give...and we give...and we give. And then we just get nothing back. (よくあるパターンね。女が与えて、与えて、また与えて。それで何も返ってはこないのよ。)
see you aroundは「バイバイ、またね、またどこかで会おうね。」という意味。
このセリフを聞くと、もうここでサヨナラってこと。
この後、coma guyからの情熱的な告白が続く・・・ということはあり得ない展開になってしまいました。
coma guyが眠っている間に想像はどんどんふくらんで、情熱的な恋愛が始まるかのように錯覚していた二人。
彼が自分たちを特別な相手とは認識していないのを知って、愕然とします。
彼にしてみれば、二人が競い合って世話をしてくれていた間、全く意識がなかったのですから、起きたとたん、いろいろ言われてもねー、とcoma guyには同情しますが。
これが、少しでも意識があって、二人がかいがいしくお世話しているのを少しでも感じていたなら、ロマンティックな展開もあり得たかもしれませんが?
typicalは「典型的な、よくある」という意味。
男性のセリフを聞いて、「尽くしても尽くしても甲斐がない。男っていつもこんなに身勝手なのよ。」と結論付ける二人。
coma guyに典型的な男の身勝手さを見たようです。
昏睡から目覚めたとたん、こんな理不尽な言葉を投げつけられたcoma guy、かわいそー。
さらに、最後の捨て台詞。
フィービー: You know what? We thought you were different. (ねぇ、知ってる? 私たちは、あなたは他の男とは違う、って思ってたのに。)
いやー、勝手に二人がイメージを作り上げてただけですってば。
でも、人間って好きになった人のことを「この人は、他の誰とも違うわ。」って思い込みたいんですよね。ちょっと乙女チック?
勝手に思われた方は、いい迷惑でしょうけど。
ノーラとチャンドラーが言い合いを始めました。
それを廊下で聞いているジョーイ。
ロス: The forbidden love of a man and his door. (人間とドアとの禁断の愛、だな。)
ジョーイがドアにぴたーっと寄り添って、中の声を聞いている姿を、「許されない恋」に例えています。
forbidden fruitだと「禁断の木の実」。
これは、エデンの園で、アダムとイヴが食べてはいけないと言われていた「善悪を知る木の実」のことです。
この実を食べてしまったアダムとイヴはお互いが裸であることに気づいて恥ずかしくなり、イチジクの葉で体を隠した・・・という聖書のお話があります。
この木の実はリンゴのイメージがありますが、聖書には「木の実」としか書いていないそうです。
また、この意味から、forbidden fruitは、「禁じられているためによりいっそう欲しくなるもの、魅力的なもの」という意味にもなります。
日本語でも「禁断の・・・」という響きには、背徳的なものを感じますものね。
"許されぬ恋"ってヤツですか。
ノーラとの口論の結果を聞くロス。
ロス: How did it go? (どうだった?)
チャンドラー: Awful. Awful. Couldn't have gone worse. (最悪、最悪。最悪以下だね。)
couldn't have gone worseは、「これ以上悪くなりようがなかった」ということ。
つまり「最低最悪」という感じ。
これとは逆に、couldn't be betterは「これ以上は良くならない、絶好調だ、最高だ」という意味になります。
出会った時の挨拶で、"Hi! What's up?"「やぁ、調子どう?」と聞かれて、"Couldn't be better."「最高だよ。」という風に使います。
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2005年08月12日
フレンズ1-11その4
どうしてチャンドラーのママとキスしたのか、と問い詰めるジョーイに
ロス: It's not like she's a regular mom. She's sexy. She's ... (彼女は普通の母親とは違うんだ。セクシーだし・・・)
ジョーイ: You don't think my mom's sexy? (俺のママはセクシーじゃないと思ってるのか?)
ロス: Well, not in the same way. (いやぁ、全く同じとは言えないけど。)
ジョーイ: I'll have you know that Gloria Tribbiani was a handsome woman in her day. You think it's easy giving birth to seven children? (お前に教えといてやるよ。グロリア・トリビアーニは若い頃、ハンサム・ウーマンだったんだぜ。7人の子を産むってことはお前が思うほど簡単じゃないんだよ。)
ノーラは他の母親とは違ってセクシーだ、と言われて、ジョーイは自分のママがセクシーではないのかと怒り出します。
handsomeは「(男性が)ハンサムな」ですが、女性にも使います。
in one's dayは「若かりし頃は、全盛期は」という意味です。
7人も子供を産んで見違えてしまったけど、昔はセクシーだったんだ、とジョーイは訴えています。
ジョーイの家族の話は、後のエピソードにも何回が出てきます。
ジョーイは、母親をけなされたと思って憤っていますが、特にママのことは大事に思っているようですね。
ノーラとのキスの話から、話が随分とそれてしまっているのが笑えます。
良心の呵責に耐え切れず、チャンドラーに告白するロス。
ロス: I was upset about Rachel and Paolo and I had too much tequila, and Nora...Mrs. Mom, your Bing, was just being nice. But nothing happened.
(僕はレイチェルとパウロのことで混乱してたんだ。で、テキーラを飲みすぎた。すると、ノーラが、いや、ママ夫人が、君のビングが、優しくしてくれて。でも何もなかったんだ。)
ノーラのことを言うときに、Noraとファーストネームで言ってしまい、そうすると何だか男女の親密な関係を想像させてヤバイと思ったロスは、Mrs.Bing(ビング夫人)、your Mom(君のママ)と言おうとして、Mrs.Mom, your Bingと単語が交錯してしまっています。
ロスの動揺ぶりがわかりますね。
セントラルパークで、ジョーイはロスに写真を見せています。
ジョーイ: Here's my mother and father on their wedding day. Now, you tell me she's not a knockout. (これは、俺の両親の結婚式の写真だ。さあ、これでもママは美人じゃないって言えるか?)
knockoutはノックアウトされるほど「圧倒的なもの、すばらしいもの、美人・美男子」という意味です。
ロスとチャンドラーが険悪な雰囲気になっているのに、ジョーイはまだ、ママがセクシーかどうかの話にこだわっているようです。
話しかけるロスに
チャンドラー: I was talking to Joey. All right, there, mother-kisser? (俺はジョーイに話しかけたんだよ、いいかい、マザー・キッサー?)
mother-kisserというのは、motherfuckerのもじりです。
f***というのは、よく伏字にされる単語ですが、「エッチをする」という意味のかなり直接的で下品な卑語です。
ですから、motherf***erというのは、「自分の母親とエッチするような最低のやつ、軽蔑すべきやつ」という意味で、相手をののしる言葉です。
ここでは、実際にロスはママ(友達のママ、ですが)とキスしてるので、f***をkissに変えて使って、「お前は最低だ。」と、ののしっているのです。
ジョーイはそれを聞いて、「それって面白いじゃん。座布団1枚!」みたいな感じで喜んでいます。
お店の中で叫んでしまうチャンドラー
チャンドラー: Hey, you kissed my mom! (おい、お前は俺のママにキスしたんだぞ!)
ロス: [店内が騒然となったので] We're rehearsing a Greek play. (僕たち、ギリシャ悲劇をリハーサルしてるんだ。)
ギリシャ神話、ギリシャ悲劇というものは昔の話なので、近親間での恋愛や憎悪などの話が多いです。
大声でキスしたことを暴露されたロスは、チャンドラーの発言を、ギリシャ悲劇を練習中のセリフということにして誤魔化そうと思ったようですね。
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ロス: It's not like she's a regular mom. She's sexy. She's ... (彼女は普通の母親とは違うんだ。セクシーだし・・・)
ジョーイ: You don't think my mom's sexy? (俺のママはセクシーじゃないと思ってるのか?)
ロス: Well, not in the same way. (いやぁ、全く同じとは言えないけど。)
ジョーイ: I'll have you know that Gloria Tribbiani was a handsome woman in her day. You think it's easy giving birth to seven children? (お前に教えといてやるよ。グロリア・トリビアーニは若い頃、ハンサム・ウーマンだったんだぜ。7人の子を産むってことはお前が思うほど簡単じゃないんだよ。)
ノーラは他の母親とは違ってセクシーだ、と言われて、ジョーイは自分のママがセクシーではないのかと怒り出します。
handsomeは「(男性が)ハンサムな」ですが、女性にも使います。
in one's dayは「若かりし頃は、全盛期は」という意味です。
7人も子供を産んで見違えてしまったけど、昔はセクシーだったんだ、とジョーイは訴えています。
ジョーイの家族の話は、後のエピソードにも何回が出てきます。
ジョーイは、母親をけなされたと思って憤っていますが、特にママのことは大事に思っているようですね。
ノーラとのキスの話から、話が随分とそれてしまっているのが笑えます。
良心の呵責に耐え切れず、チャンドラーに告白するロス。
ロス: I was upset about Rachel and Paolo and I had too much tequila, and Nora...Mrs. Mom, your Bing, was just being nice. But nothing happened.
(僕はレイチェルとパウロのことで混乱してたんだ。で、テキーラを飲みすぎた。すると、ノーラが、いや、ママ夫人が、君のビングが、優しくしてくれて。でも何もなかったんだ。)
ノーラのことを言うときに、Noraとファーストネームで言ってしまい、そうすると何だか男女の親密な関係を想像させてヤバイと思ったロスは、Mrs.Bing(ビング夫人)、your Mom(君のママ)と言おうとして、Mrs.Mom, your Bingと単語が交錯してしまっています。
ロスの動揺ぶりがわかりますね。
セントラルパークで、ジョーイはロスに写真を見せています。
ジョーイ: Here's my mother and father on their wedding day. Now, you tell me she's not a knockout. (これは、俺の両親の結婚式の写真だ。さあ、これでもママは美人じゃないって言えるか?)
knockoutはノックアウトされるほど「圧倒的なもの、すばらしいもの、美人・美男子」という意味です。
ロスとチャンドラーが険悪な雰囲気になっているのに、ジョーイはまだ、ママがセクシーかどうかの話にこだわっているようです。
話しかけるロスに
チャンドラー: I was talking to Joey. All right, there, mother-kisser? (俺はジョーイに話しかけたんだよ、いいかい、マザー・キッサー?)
mother-kisserというのは、motherfuckerのもじりです。
f***というのは、よく伏字にされる単語ですが、「エッチをする」という意味のかなり直接的で下品な卑語です。
ですから、motherf***erというのは、「自分の母親とエッチするような最低のやつ、軽蔑すべきやつ」という意味で、相手をののしる言葉です。
ここでは、実際にロスはママ(友達のママ、ですが)とキスしてるので、f***をkissに変えて使って、「お前は最低だ。」と、ののしっているのです。
ジョーイはそれを聞いて、「それって面白いじゃん。座布団1枚!」みたいな感じで喜んでいます。
お店の中で叫んでしまうチャンドラー
チャンドラー: Hey, you kissed my mom! (おい、お前は俺のママにキスしたんだぞ!)
ロス: [店内が騒然となったので] We're rehearsing a Greek play. (僕たち、ギリシャ悲劇をリハーサルしてるんだ。)
ギリシャ神話、ギリシャ悲劇というものは昔の話なので、近親間での恋愛や憎悪などの話が多いです。
大声でキスしたことを暴露されたロスは、チャンドラーの発言を、ギリシャ悲劇を練習中のセリフということにして誤魔化そうと思ったようですね。
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