昨日の続きです。
今日の記事はやたら長いので、この押し詰まった日(?)に読んでもらうのは申し訳ない感じです。
(興味を持たれた方は、お正月にすることなくなった時にでも読んで下さい。)
さらに、NHKで今週再放送された「ハートで感じる英文法」の影響をモロに受けた文章になっていて、その番組をご存知ない方にはピンと来ない部分も多いと思います。
なにとぞ、お許し下さいませ。(と、いきなりのお詫び・・・)
私のブログの解説は、とにかくくどくどとしつこいですが、ボキャ貧の私がなんとかそのニュアンスを伝えようとあがくとこうなるわけで。
いろいろ書いてるうちのいくつかでも何かのヒントになれば、と思いながら書いています。
本当は、ニュアンスやイメージは実際の英語を浴びるように聞いて理解すべきだ、ということもわかっていますが、それには本当にかなりの量を聞きこむ、読みこむことが必要となりますよね。
私が勝手に師と仰いでいる(笑)、「やさたく」で有名な、ジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんという方がおられます。
(伊藤サムさんのことについては、DVD学習法、その他の学習法 の記事に書きました。)
サムさんが推奨する学習法は「やさしくたくさん」なんですが、そのたくさんの量がハンパじゃない!
あくまで「英語のプロ(英文記者)になる場合」の話ですが、「身長の2倍」の本を読むのが目標なんです。
本を平積みにして、ですよ! ひえぇぇー。
もちろん、私もサムさんのおっしゃる意味はよくわかりますから、常に少しでも英文に触れるように努力はしています。
例えば、日本人が苦手な a と the がありますよね。
簡単な英文でいいから、それをたくさんたくさん読んでいると、そのニュアンスを掴めるようになる、とサムさんはよくおっしゃっています。
日本語にはない概念だから、実際に英語の中で使われているものにたくさん触れないと、そのニュアンスを身につけることは出来ない、ということです。
ただ、サムさんの場合は「多読でニュアンスを掴め!」と突き放すだけではありません。
週刊STという英字新聞のコラム「これであなたも英文記者」を担当されていた時は、a と the の概念の違いを、それはもう、何度も何度も、図解したり、例え話を出したり、こういう日本語ならどちらを使うか、間違って使うとネイティブにはこう誤解されるということまで、ありとあらゆる方面から a と the のイメージを読者に理解できるように、説明に説明を重ねていらっしゃいました。
毎週出される課題も、a と the に関するものが、ずば抜けて多かったです。おぉー、また冠詞の問題が来たよ来たよ!って感じで(笑)。
あの当時のコラムの読者は、「サムさんに a と the については鍛えてもらったよね!」という感慨を持つ方も多いようです。
ということで、もちろん多読多聴で英語を浴びることは欠かすことのできないものですが、そのイメージ、ニュアンス、概念、感覚、を平たい言葉で説明してもらうことが、実は英語の理解を深める重要な要素になると思うのです。
その辺りは、今、話題になっている「ハートで感じる英文法」の大西先生の説明にも通じるところだと思います。(先生の人気に便乗しようと言うのではありません・・・笑)
やはり私は、日本人ならば、日本語でその概念を理解すること、日本語で説明できるようになること、がその英語が理解できたかどうかのバロメーターになると思います。
ここでまた、「日本語」というと、「英語を日本語に置き換えて理解していては、いつまでたってもネイティブ並みの英語が使えるようにはならない」とお叱りを受けそうなんですが、私が言わんとしているのは、自分が一番細かいニュアンスで考えることのできる母国語で、その英語のニュアンスがはっきりと認識できているか、ということなんですが・・・(私の言ってる意味、わけわかりませんかねぇ?)
ここで「日本語で説明でできる」というのは、「自分の頭の中で納得できている」という意味で使っています。
英語を英語で理解するということは、ネイティブのように、その英語のイメージが頭に浮かべばそれで良いのです。
が、やはりそのニュアンスや感覚をわかりやすいように人に説明できるということも大事だと思っています。
というのは、どうしてそういう英語になるかという説明に、「それが英語らしさだから」「そこが日本語と違うところだから」「そういうもんだから」「そうじゃないと英語として違和感があるから」という英語の感覚だけではなく、心の底から自分で納得できるものがないと、いつまで経っても英語がわかったという気持ちになれないと思うからです。
またそのニュアンスがわからないと、自分の気持ちを表現するところまで使いこなせないと思うのです。
私が知りたいと思っていることは、例えば日本語に訳した時に同じ訳になると思われている表現にも実はネイティブの中では明確な差があって、またどのようにその差を認識しているか、ということです。
ですから、先日の「ハートで感じる英文法」での must と have to の違いとか、can と could の違いとか、その違いを漠然としてではなく、自分で人に説明できるくらいに理解したいということなんです。
ここで、「日本語で」に語弊があるのならば、あのコーナーで街行くネイティブの人が語った英語の説明でもいいので、とにかく、違いやニュアンスをわかるように説明してもらえればそれで良いのです。
そして、その「わかるように説明する」時に、どうしても自分の得意な日本語で考えて表現することになるというだけのことかと。
例えば「和訳なんてどうでもいい」とおっしゃっている大西先生でも、命令形と Will you...? と Would you...? の違いを説明する時に、日本語で言うと、こんな感じ、という例えを出されていましたよね。
当然「その和訳が全てではない」のだけれど、説明の一環として、和訳のニュアンスを使って説明した方がピンと来る、ということが必ずあると思うのです。
やはり母国語が一番ニュアンスを表現しやすいですからね。
せっかくの英語のニュアンスを日本語で説明してしまうことで、その英語独特のニュアンスが消えてしまうということは、承知の上です。
日本語にない概念なら、ドンピシャの訳はできないだろう、というご指摘もごもっともです。
でも、日本語にない概念を「日本語に置き換える」ことは不可能ですが、「日本語で説明する」ことは可能だと思います。
特に、「イメージ」「ニュアンス」というつかみ所のないものを、明確な日本語で説明することの意義というのもあるはず。
大西先生の助動詞のイメージ、過去形のイメージなどは、漠然としたイメージではなく、誰でもがイメージできる明確な言葉を用いて説明されていますね。
例えば、これは、日本語の尊敬語と謙譲語の概念を、「相手の位置(地位)を高める」ことで尊敬の念を表し、「自分の位置(地位)を下げることで、相手の位置を相対的に高める」ことで謙譲の意味を持たせる、という明確さに似ていると感じました。
どの言語においても、ネイティブが漠然と持っている言葉のイメージというのがあるのだ、ということですね。
私個人に関して言うと、フレンズで学習してきて、自分なりにニュアンスをつかめるようになってきて、字幕なしでも笑って泣いて感動できるようになりました。
いざそれを、こうしてブログに書いて説明しようとすると、説明するのは本当に難しいのだと気付きました。
私も自分のイメージをなんとか文字にして、わかりやすく説明できたと思った時に、初めてそのニュアンスを理解できた気がしました。
日本語で説明できない間は、やはり自分の中でイメージが固まっていないのだと気付きました。
ですから、「こんな感じ」という叩き台の和訳を使って、まずは直訳することで英文独特の構文から理解する、文法的なアプローチから考えてみる、動詞が基本的な意味からこういう意味に発展したからこんなニュアンスになる、など、何とか自分でも納得できるように解説することを心がけてきました。
ですから、私のブログを読んで、「丁寧でわかりやすい」と言っていただけることは、本当に嬉しいのです。
少しでも私の感じたニュアンスが読者の方に伝わったのだと思えますから・・・。
「ハートで感じる英文法」がらみの話が多くなってしまったのは、自分の中でモヤモヤしていたものが、大西先生の話を聞いてちょっと晴れてきた気がしたからです。
ちょっと冷静さに欠ける長文駄文になったことをお許し下さいませ。
最後に、皆様にご挨拶を。
今年は、ブログを始めて、いろんな方と交流することが出来て、本当に有意義な一年でした。
ネットというと怖いイメージしかなかった私でしたが、いただいたコメントも好意的なものばかりでしたし、また皆さんのお人柄が感じられて、こういう人とのふれあいというものもあるのだなぁー、とネットに対する認識を新たにいたしました。
ブログを続ける意義が見えなくて「こんなことして何になるんだろう?」と煮詰まった時に、コメントが励みとなってまたやる気が出た、ということが何度も何度もありました。
子育てに追われバタバタと過ぎて行く毎日の中で、別の自分を再発見できた気がしています。
これまでは、専業主婦という選択が正しかったのかと何度も悩んだことがありましたが、このブログを始めて、「妻である私」「母である私」以外の、「”私という個性を持った”私」として、久しぶりに自由にのびのびと私らしさを満喫することができて、本当に嬉しかったです。
また、ランキングに関しましては、「みんなの英会話奮闘記」及び「にほんブログ村」で念願の1位になることができました。
それもひとえに、皆様の暖かい応援のお陰です。本当にありがとうございました。
来年もこの調子で(笑)頑張りたいと思っていますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。(最後までお願いかよ・・・笑)
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来年が、皆様にとって、素晴らしい一年になりますように。
そして、英語学習をされている方にとっては、英語の力が飛躍的に伸びる年になりますように。(私も含めて、ね・・・笑)
2005年12月31日
2005年12月30日
自分のブログを振り返る(その1)
年末なので、ここまでの自分を振り返ってみようと思います。
ということで、今更ながら、このブログの説明をしてみます(笑)。
このブログは、”セリフを聞き取れなかった頃の自分”がやっていた学習法をそのままお見せしているようなものです。
ですから、英語に堪能な方にとっては、物足りないブログであることも承知しています。
このブログは「フレンズの英語を学ぶ」というものですが、本当のところは、「フレンズの英語で、英文法や単語やイディオムやリスニングを学ぶ」と言った方が正しいのかもしれません。
フレンズの英語の本質を私が理解できているかというと、あまり自信がありませんので・・・。
ですが、無味乾燥になりがちな英語学習を、生き生きとしたドラマの英語を使って覚えることで、楽しく学べるのではないか?ということなんですね。
私のブログは、あるシーンを取り上げ、そのシーンの英語のセリフと、そのニュアンスを出来るだけいかした私なりの和訳をつける、というパターンになっています。
取り上げるシーンに関しては、面白いジョークを取り上げることが多いですが、日本人でも心情が理解できる部分(アメリカ人でも日本人でも感じることは同じなんだね、ってところ)や、面白い単語やイディオムがあるところを取り上げています。
あるいは、日本人にはピンと来ない固有名詞が出てくるところ、もですかね。
どこを選ぶかについては、人それぞれだと思いますので、「どうしてここを取り上げない!」と思われる方もいるでしょうが、その辺りはご勘弁下さい。
実は、わからないから、さりげなくスルーしてるということも多々あります(笑)。
オリジナルの和訳をつけて日本語に直していますが、これについては、はっきり明言しておきたいことがあります。
これは「英語のセリフを日本語に直さないと理解できないから」ではありません。
私はあくまでこの和訳を書くときは、まず英語のセリフを英語のまま理解・解釈し、そのニュアンスが出せるように、自分の母国語の日本語で言うと「こんな感じのセリフになる」と示しているに過ぎません。
やはり限界があるとは言え、日本語で言うとこんな感じ、と言うことが悪いことだとは思いません。
丁寧なニュアンス、ぞんざいなニュアンスなどは、やはりそういう日本語に置き換えてピンと来る部分もあるのではないかと思っています。
このように和訳を書いているのは、私が受けたセリフのイメージをなんとか読者の方に伝えたいからなんですが、実は全然違う別の理由もあります。
このブログは、フレンズで学習する方に読んでいただくことを想定していますが、フレンズを全く知らない人でも、「フレンズって面白そう!」と思っていただければいいな、と思って書いている部分もあるんですね。
「シットコムはちょっと・・・」とか、「見たことないんで全然どんなドラマかわかんない」という方に、興味を持ってもらうきっかけになればいいな、と。
そして、フレンズで英語学習を始めようと思って下さったり、あるいは英語はわからないけど、フレンズ見始めたら面白かった、ということになれば「最高!」って感じなんですね。
だから、フレンズのことを知らない人が読んでも話やセリフの流れがわかるように、和訳をつけているのです。
英語学習のツールとしてではなく、単なる読み物として読んでいただければ、それはそれでいいんです。
つけている和訳は、なるだけ英語のニュアンスを盛り込んだものにしようと努力はしていますが、自分でも完全に納得しているわけではありません。
あえて訳すとすると、こんな感じ、くらいの程度です。
この和訳を絶対のものだと思ってない、というのを力説してるのは、最近再放送中の「ハートで感じる英文法」で大西泰斗先生が「日本語訳に頼るな。大切なのは”感覚”だ」と力説されているからなんですが(笑)。
私も日本語訳で英語の全てが掴めるなんて思ってません。
セリフと日本語訳を丸暗記して覚えるのも有効だとは思いません。
私も、当然そう思っているのに、毎回セリフのオリジナル和訳を書いてるために「和訳に命を懸けてる人(笑)」だと思われてはいけないと思ったから、ここで必死に否定しておきます(笑)。
くどいようですが「日本語訳が大事だ」と思っているわけではないのです。
後でくどくど説明するための叩き台として書いているに過ぎません。
そこのところは、皆様誤解なきよう。
ところで、私は KIKKA さんのブログ KEEP GOING〜英語学習一緒にやろう!〜 の記事で、「ハートで感じる英文法」と大西先生のことを知りました。
実は、英語ブロガーの皆さんが絶賛されている、超有名な先生なんですね。
「ハートで感じる英文法」、今回初めて見てみましたが、面白いし、すごくためになりますよね!
大西先生、本当に楽しい方です。すっかりファンになりました。
あの指パッチンも素敵。何であんないい音鳴るんだろう?(笑)
先生の説明は、本当に丁寧でわかりやすいです。
イメージを日本語で説明する、というのは実はすごく難しいと思うのに、的確な言葉を選んで、そのイメージや感覚を説明されているところが、本当に素晴らしいと思います。
また、大西先生のすごいところは、視線や表情、身振り手振りやしぐさなども含めた、感情を伴うニュアンスとして説明されているところです。
言葉は感情の発露ですから、まさに「ハートで感じる」つまり「心から湧き出る」言葉でないと、ネイティブのようには使えない、ということですね。
それから、街でネイティブに、こういう場合はどちらの英文を選ぶか、というコーナーがありますよね。
あれはとっても参考になると思います。
これがニュアンスを掴むには、一番良い方法なのかもしれません。
と、番組をひととおり見たところで、ふと、このイメージの話、どこかで読んだ気がすると思ったら・・・なんと、私の英語学習歴(その2) で書いた「日経WOMAN 2001年2月号」に「そうか単語はイメージだったんだ」という大西先生の記事がありました。
さらには大西先生とポール・クリス・マクベイ先生が写真入りで載ってるではないですか!
なんだ、私は、もう5年ほど前に先生に出会ってるんじゃん!
その記事も、単語や前置詞をイメージで捉えるというもので、それを読んで「へぇー!」とまさに「目からうろこ」状態になったにもかかわらず、その後、私は先生の著書を買わなかったみたいで・・・。私のバカ!バカ!
今回、遅ればせながらでも、先生の理論に再び触れることが出来たのは幸運でしたね。( KIKKA さん、ありがとう!)
(全然関係ないけど、あの番組に出演されている、いとうあいこさん、2年前の戦隊もの「爆竜戦隊アバレンジャー」でアバレイエローやってた「らんるちゃん」じゃないですか! そんなことで、驚いて喜んでるのは、私くらいなのかなぁ? 彼女、かわいいですよねっ!)
話は戻りますが、私の和訳はその程度なので、完全に英語のニュアンスが伝わるものだとは到底思えません。
ですから、そのフォローみたいな感じで、その後に、延々と解説が続いています(笑)。
すでにお気づきかと思いますが、その長々とした解説が、このブログのポイントで、英語のニュアンスやイメージを伝えるには、かなりの説明を要する、ということです。
さきほどの大西先生のように、的確な言葉を見つけられなくて、いつも苦労しているのですが・・・(笑)。
(大晦日に続きます)
(Rachからのお願い)
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ということで、今更ながら、このブログの説明をしてみます(笑)。
このブログは、”セリフを聞き取れなかった頃の自分”がやっていた学習法をそのままお見せしているようなものです。
ですから、英語に堪能な方にとっては、物足りないブログであることも承知しています。
このブログは「フレンズの英語を学ぶ」というものですが、本当のところは、「フレンズの英語で、英文法や単語やイディオムやリスニングを学ぶ」と言った方が正しいのかもしれません。
フレンズの英語の本質を私が理解できているかというと、あまり自信がありませんので・・・。
ですが、無味乾燥になりがちな英語学習を、生き生きとしたドラマの英語を使って覚えることで、楽しく学べるのではないか?ということなんですね。
私のブログは、あるシーンを取り上げ、そのシーンの英語のセリフと、そのニュアンスを出来るだけいかした私なりの和訳をつける、というパターンになっています。
取り上げるシーンに関しては、面白いジョークを取り上げることが多いですが、日本人でも心情が理解できる部分(アメリカ人でも日本人でも感じることは同じなんだね、ってところ)や、面白い単語やイディオムがあるところを取り上げています。
あるいは、日本人にはピンと来ない固有名詞が出てくるところ、もですかね。
どこを選ぶかについては、人それぞれだと思いますので、「どうしてここを取り上げない!」と思われる方もいるでしょうが、その辺りはご勘弁下さい。
実は、わからないから、さりげなくスルーしてるということも多々あります(笑)。
オリジナルの和訳をつけて日本語に直していますが、これについては、はっきり明言しておきたいことがあります。
これは「英語のセリフを日本語に直さないと理解できないから」ではありません。
私はあくまでこの和訳を書くときは、まず英語のセリフを英語のまま理解・解釈し、そのニュアンスが出せるように、自分の母国語の日本語で言うと「こんな感じのセリフになる」と示しているに過ぎません。
やはり限界があるとは言え、日本語で言うとこんな感じ、と言うことが悪いことだとは思いません。
丁寧なニュアンス、ぞんざいなニュアンスなどは、やはりそういう日本語に置き換えてピンと来る部分もあるのではないかと思っています。
このように和訳を書いているのは、私が受けたセリフのイメージをなんとか読者の方に伝えたいからなんですが、実は全然違う別の理由もあります。
このブログは、フレンズで学習する方に読んでいただくことを想定していますが、フレンズを全く知らない人でも、「フレンズって面白そう!」と思っていただければいいな、と思って書いている部分もあるんですね。
「シットコムはちょっと・・・」とか、「見たことないんで全然どんなドラマかわかんない」という方に、興味を持ってもらうきっかけになればいいな、と。
そして、フレンズで英語学習を始めようと思って下さったり、あるいは英語はわからないけど、フレンズ見始めたら面白かった、ということになれば「最高!」って感じなんですね。
だから、フレンズのことを知らない人が読んでも話やセリフの流れがわかるように、和訳をつけているのです。
英語学習のツールとしてではなく、単なる読み物として読んでいただければ、それはそれでいいんです。
つけている和訳は、なるだけ英語のニュアンスを盛り込んだものにしようと努力はしていますが、自分でも完全に納得しているわけではありません。
あえて訳すとすると、こんな感じ、くらいの程度です。
この和訳を絶対のものだと思ってない、というのを力説してるのは、最近再放送中の「ハートで感じる英文法」で大西泰斗先生が「日本語訳に頼るな。大切なのは”感覚”だ」と力説されているからなんですが(笑)。
私も日本語訳で英語の全てが掴めるなんて思ってません。
セリフと日本語訳を丸暗記して覚えるのも有効だとは思いません。
私も、当然そう思っているのに、毎回セリフのオリジナル和訳を書いてるために「和訳に命を懸けてる人(笑)」だと思われてはいけないと思ったから、ここで必死に否定しておきます(笑)。
くどいようですが「日本語訳が大事だ」と思っているわけではないのです。
後でくどくど説明するための叩き台として書いているに過ぎません。
そこのところは、皆様誤解なきよう。
ところで、私は KIKKA さんのブログ KEEP GOING〜英語学習一緒にやろう!〜 の記事で、「ハートで感じる英文法」と大西先生のことを知りました。
実は、英語ブロガーの皆さんが絶賛されている、超有名な先生なんですね。
「ハートで感じる英文法」、今回初めて見てみましたが、面白いし、すごくためになりますよね!
大西先生、本当に楽しい方です。すっかりファンになりました。
あの指パッチンも素敵。何であんないい音鳴るんだろう?(笑)
先生の説明は、本当に丁寧でわかりやすいです。
イメージを日本語で説明する、というのは実はすごく難しいと思うのに、的確な言葉を選んで、そのイメージや感覚を説明されているところが、本当に素晴らしいと思います。
また、大西先生のすごいところは、視線や表情、身振り手振りやしぐさなども含めた、感情を伴うニュアンスとして説明されているところです。
言葉は感情の発露ですから、まさに「ハートで感じる」つまり「心から湧き出る」言葉でないと、ネイティブのようには使えない、ということですね。
それから、街でネイティブに、こういう場合はどちらの英文を選ぶか、というコーナーがありますよね。
あれはとっても参考になると思います。
これがニュアンスを掴むには、一番良い方法なのかもしれません。
と、番組をひととおり見たところで、ふと、このイメージの話、どこかで読んだ気がすると思ったら・・・なんと、私の英語学習歴(その2) で書いた「日経WOMAN 2001年2月号」に「そうか単語はイメージだったんだ」という大西先生の記事がありました。
さらには大西先生とポール・クリス・マクベイ先生が写真入りで載ってるではないですか!
なんだ、私は、もう5年ほど前に先生に出会ってるんじゃん!
その記事も、単語や前置詞をイメージで捉えるというもので、それを読んで「へぇー!」とまさに「目からうろこ」状態になったにもかかわらず、その後、私は先生の著書を買わなかったみたいで・・・。私のバカ!バカ!
今回、遅ればせながらでも、先生の理論に再び触れることが出来たのは幸運でしたね。( KIKKA さん、ありがとう!)
(全然関係ないけど、あの番組に出演されている、いとうあいこさん、2年前の戦隊もの「爆竜戦隊アバレンジャー」でアバレイエローやってた「らんるちゃん」じゃないですか! そんなことで、驚いて喜んでるのは、私くらいなのかなぁ? 彼女、かわいいですよねっ!)
話は戻りますが、私の和訳はその程度なので、完全に英語のニュアンスが伝わるものだとは到底思えません。
ですから、そのフォローみたいな感じで、その後に、延々と解説が続いています(笑)。
すでにお気づきかと思いますが、その長々とした解説が、このブログのポイントで、英語のニュアンスやイメージを伝えるには、かなりの説明を要する、ということです。
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2005年12月29日
日本語字幕の限界?(その2)
実は、「英語学習においては、日本語字幕・音声は必要ない」と思われている方がかなりおられるようなので、昨日に続いてこの記事を書くのは勇気がいるのですが(笑)、一応、書こうと思っていたことを書いておきます。
私はフレンズ学習を始めた頃は、本当に聞き取れなくて、「こんなの聞き取れるようになるんかいな?」って感じだったんですが、字幕音声切り替えをすることで、だんだんわかるようになってきた、という”実感”があります。(これが効果あるかどうかは人によると思いますので、この方法を無理強いするつもりはありませんが。)
だから、私はある程度までは字幕を否定するものではありません。
私は、自分がそうしてきたように、「ドラマの英語なんてわかんない」というところから、ある程度のところまで来るために、字幕は決して無駄ではない、と思っています。(実は「ある程度」という単語が頻出しているところがポイント・・・笑)
ただ、昨日の記事に書きましたように、そんな私でも字幕などの日本語訳を絶対視しているわけではありません。
私がオススメするDVD学習法では、英語のイメージを日本語の「イメージ」(日本語の「言葉」ではない)に置き換えることで英語のニュアンスをつかむ、のを目的にしています。
DVDの音声と字幕(その3) にも書きましたが、
大事なことは、「ニュアンス」「イメージ」です。
英語を英語として理解する、ということは、英語のセリフを「日本語に置き換えるのではなく」、観念的にイメージで捉える、ということなのです。
が私の学習法の基本コンセプトです。
ここが何とも誤解されやすいというか、説明しにくいところなんですが、例えばこれは
「単語カードの表に英語のセリフ、裏に日本語のセリフを書いて、一対一対応で覚える」
というのとは全く違います。
受験英語で単語を一対一対応で覚えたことによる弊害で、英作文が不自然になるという話はよく聞きますよね。
だから、「一対一対応」の弊害についてはよく理解しているつもりです。
私が言ってるのは、字幕や音声を切り替えることで、「こんな感じのことを言っているらしい」というニュアンス、イメージを掴めれば良い、ということなんですね。
もちろん、それだけでは本質的な部分はわからない、というのは当然のことです。
「日本語訳を見て、全てがわかった気になってはいけない」ということもありますし、「自分が日本語に訳せたからといって、理解できたというものでもない」とも言えます。
そういうイメージ置き換えは、日常会話部分では、それでうまく行く部分も多いと思うのですが、ギャグや文化的背景の話になると、その置き換えにも限界が出てきます。
そこで、日本人にわかるように固有名詞や単語を変えてしまったり、同じように笑えるような日本語のダジャレにしてみたり、といろんな工夫がされています。
話の流れや勢いを止めないようにするには、「何のこと?」「誰それ?」と見てる人に思わせてはいけないからですね。
特にフレンズのようなシットコム(コメディ)は、セリフを聞いたとたんに笑えないと、話に乗っていけません。
これはコメディの宿命みたいなものですね。
聞いた瞬間にパッとイメージが浮かばないと、笑えませんから。
シリアスなドラマなら、これほど置き換えなくても良いのかもしれませんが。
結局、「DVDの日本語字幕・音声(吹き替え)は英語学習者のためのものではない!」ということです。(←わかりきったことを書いてますが・・・)
英語学習者のための日本語訳と、コメディとしての作品の日本語訳とは全くの別物だということです。
日本語に吹き替えられたドラマはそれが一つの完成品です。
オリジナルに翻訳者の手が加わった、共同作業の結果です。
全く同じもののように見えて、実は、「小説を映画化した」、「漫画をアニメ化した」くらいの変化が起こっているとも言えるかも。
例えば、I を「俺」と訳すか「僕」と訳すかだけでも随分とニュアンスは異なりますし、例えば、刑事コロンボの有名なセリフ「うちのカミさんがね・・・」が、「私の妻がね・・・」だと、これまた雰囲気がかなり異なりますよね。
そういう訳者のセンスが、日本語になった作品のカラーを決定してしまう部分がかなりあると思います。
アリーmy Love でリチャード・フィッシュという人の口癖に "Bygones." というのがあって、これを日本語訳では「前向きに!」と訳されています。
bygone は名詞で、複数形の bygones で、「過ぎ去ったこと、過去のこと、過去のいきさつ」という意味になります。
元々は "Let bygones be bygones." ということわざで「過去のこと(過ぎたこと)は水に流せ、過去は過去として。」という意味です。
リチャードはちょっと軽い感じの人で、この「過去を振り返るな」という意味を「明るい未来を見ようよ」というニュアンスに置き換えているところが、私は彼の性格がにじみ出ている気がして好きなんですよね。
こんな風に、日本語に置き換えるというのは、ほとんどセンスの問題です。
ドンピシャならオリジナルの魅力を損ねないし、ちょっと訳者と自分の感性が違うなーと思ったら、何かしらの違和感を感じるのもやむを得ないでしょう。
それはそれで日本語バージョンとして楽しみつつ(違和感がある人は楽しまなくてもいいですが・・・)、英語のオリジナルを理解することで、「日本語の言葉に置き換えずに、英語を英語のままイメージで理解することの大切さ」を知ることができるはず。
そして、いくら翻訳技術が発達しても、やはり英語は英語のままで理解する脳が必要だと、英語学習の必要性を再認識できることになるでしょう。
それに、どんなすごい翻訳マシーンが出来ても、バイリンガルの人が両方理解しているように訳すことは不可能だと思います。
ある程度の日常会話や決まり文句は訳せても、そのニュアンスを汲み取り、適当な日本語に当てはめることはかなり高度なテクニックだからです。
英語と日本語が大きく違っている部分は、すなわち、日本語には訳しにくい箇所。
つまり英語でないと理解できない箇所だということですね。
私はそういう箇所を、英文解釈の上級問題みたいな感じで捉えています。
そういう箇所は、無理して日本語に訳そうとせずに(どの道訳せないんだから)、意味が理解できるだけでいいと思います。
それが出来たら、また英語に一歩近づいたと言えるのではないでしょうか?
(Rachからのお願い)
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私はフレンズ学習を始めた頃は、本当に聞き取れなくて、「こんなの聞き取れるようになるんかいな?」って感じだったんですが、字幕音声切り替えをすることで、だんだんわかるようになってきた、という”実感”があります。(これが効果あるかどうかは人によると思いますので、この方法を無理強いするつもりはありませんが。)
だから、私はある程度までは字幕を否定するものではありません。
私は、自分がそうしてきたように、「ドラマの英語なんてわかんない」というところから、ある程度のところまで来るために、字幕は決して無駄ではない、と思っています。(実は「ある程度」という単語が頻出しているところがポイント・・・笑)
ただ、昨日の記事に書きましたように、そんな私でも字幕などの日本語訳を絶対視しているわけではありません。
私がオススメするDVD学習法では、英語のイメージを日本語の「イメージ」(日本語の「言葉」ではない)に置き換えることで英語のニュアンスをつかむ、のを目的にしています。
DVDの音声と字幕(その3) にも書きましたが、
大事なことは、「ニュアンス」「イメージ」です。
英語を英語として理解する、ということは、英語のセリフを「日本語に置き換えるのではなく」、観念的にイメージで捉える、ということなのです。
が私の学習法の基本コンセプトです。
ここが何とも誤解されやすいというか、説明しにくいところなんですが、例えばこれは
「単語カードの表に英語のセリフ、裏に日本語のセリフを書いて、一対一対応で覚える」
というのとは全く違います。
受験英語で単語を一対一対応で覚えたことによる弊害で、英作文が不自然になるという話はよく聞きますよね。
だから、「一対一対応」の弊害についてはよく理解しているつもりです。
私が言ってるのは、字幕や音声を切り替えることで、「こんな感じのことを言っているらしい」というニュアンス、イメージを掴めれば良い、ということなんですね。
もちろん、それだけでは本質的な部分はわからない、というのは当然のことです。
「日本語訳を見て、全てがわかった気になってはいけない」ということもありますし、「自分が日本語に訳せたからといって、理解できたというものでもない」とも言えます。
そういうイメージ置き換えは、日常会話部分では、それでうまく行く部分も多いと思うのですが、ギャグや文化的背景の話になると、その置き換えにも限界が出てきます。
そこで、日本人にわかるように固有名詞や単語を変えてしまったり、同じように笑えるような日本語のダジャレにしてみたり、といろんな工夫がされています。
話の流れや勢いを止めないようにするには、「何のこと?」「誰それ?」と見てる人に思わせてはいけないからですね。
特にフレンズのようなシットコム(コメディ)は、セリフを聞いたとたんに笑えないと、話に乗っていけません。
これはコメディの宿命みたいなものですね。
聞いた瞬間にパッとイメージが浮かばないと、笑えませんから。
シリアスなドラマなら、これほど置き換えなくても良いのかもしれませんが。
結局、「DVDの日本語字幕・音声(吹き替え)は英語学習者のためのものではない!」ということです。(←わかりきったことを書いてますが・・・)
英語学習者のための日本語訳と、コメディとしての作品の日本語訳とは全くの別物だということです。
日本語に吹き替えられたドラマはそれが一つの完成品です。
オリジナルに翻訳者の手が加わった、共同作業の結果です。
全く同じもののように見えて、実は、「小説を映画化した」、「漫画をアニメ化した」くらいの変化が起こっているとも言えるかも。
例えば、I を「俺」と訳すか「僕」と訳すかだけでも随分とニュアンスは異なりますし、例えば、刑事コロンボの有名なセリフ「うちのカミさんがね・・・」が、「私の妻がね・・・」だと、これまた雰囲気がかなり異なりますよね。
そういう訳者のセンスが、日本語になった作品のカラーを決定してしまう部分がかなりあると思います。
アリーmy Love でリチャード・フィッシュという人の口癖に "Bygones." というのがあって、これを日本語訳では「前向きに!」と訳されています。
bygone は名詞で、複数形の bygones で、「過ぎ去ったこと、過去のこと、過去のいきさつ」という意味になります。
元々は "Let bygones be bygones." ということわざで「過去のこと(過ぎたこと)は水に流せ、過去は過去として。」という意味です。
リチャードはちょっと軽い感じの人で、この「過去を振り返るな」という意味を「明るい未来を見ようよ」というニュアンスに置き換えているところが、私は彼の性格がにじみ出ている気がして好きなんですよね。
こんな風に、日本語に置き換えるというのは、ほとんどセンスの問題です。
ドンピシャならオリジナルの魅力を損ねないし、ちょっと訳者と自分の感性が違うなーと思ったら、何かしらの違和感を感じるのもやむを得ないでしょう。
それはそれで日本語バージョンとして楽しみつつ(違和感がある人は楽しまなくてもいいですが・・・)、英語のオリジナルを理解することで、「日本語の言葉に置き換えずに、英語を英語のままイメージで理解することの大切さ」を知ることができるはず。
そして、いくら翻訳技術が発達しても、やはり英語は英語のままで理解する脳が必要だと、英語学習の必要性を再認識できることになるでしょう。
それに、どんなすごい翻訳マシーンが出来ても、バイリンガルの人が両方理解しているように訳すことは不可能だと思います。
ある程度の日常会話や決まり文句は訳せても、そのニュアンスを汲み取り、適当な日本語に当てはめることはかなり高度なテクニックだからです。
英語と日本語が大きく違っている部分は、すなわち、日本語には訳しにくい箇所。
つまり英語でないと理解できない箇所だということですね。
私はそういう箇所を、英文解釈の上級問題みたいな感じで捉えています。
そういう箇所は、無理して日本語に訳そうとせずに(どの道訳せないんだから)、意味が理解できるだけでいいと思います。
それが出来たら、また英語に一歩近づいたと言えるのではないでしょうか?
(Rachからのお願い)
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2005年12月28日
日本語字幕の限界?(その1)
英語学習者にとっての、日本語字幕、または日本語音声(吹き替え)の存在意義について、今日はだらだらと書いてみたいと思います。
(だらだら書いてるので、論点があちこち移動して、すごく読みにくいと思いますが、ごめんなさい。)
実は、この記事は、melocotonさんのブログ 子育て主婦のやりなおし英語 の記事にインスパイアされたものです。
以前に、 字幕が邪魔! の記事で、「字幕があるとかえって混乱するので字幕はオフにして見ている」というお話があり、最近の記事の 『Friends』1-13: "The One With The Boobies" では、英語の解釈の参考に日本語字幕を見て、その差に戸惑われている様子が記されていました。
実は私も、その戸惑いをいつも感じています。
日本語字幕や音声については、ヒントとして使えることも多いけど、全く違うセリフに意訳されている場合も多いので、かえって英文を解釈する際に戸惑う、あるいはそれにつられることがあるのです。
そして、このことが、私がご推薦する(笑)、DVD学習法における弱点なんですよ。
(Rach流DVD学習法については、 カテゴリー DVD学習法 をご覧下さい。自分でRach流と名付けてるのが、ちょっと恥ずかしいですが・・・笑)
字幕や音声を切り替えてニュアンスをつかむんだとしたら、その日本語が英語と全然違う意味だったら、効果ないじゃん、ってことですね。
そこのところをどう考えているかについて、私なりの意見をいつか述べないとなぁ、と思っていたので、この機会を利用して書こうと思いました。
自らの学習法の弱点に、真面目に向き合ってみようと思います。
ちなみに、特に目新しい話はないし、誰もが気付いていらっしゃることばかりだと思います。
自分の考えを整理するために書いている、という程度に読んでいただけると幸いです。
英語のセリフを聞いても、「何言ってんのか、じぇんじぇんわかんないや。」と感じる間は、この字幕・音声切替法でニュアンスをつかむのはかなり有効だと思っています。
簡単なニュアンスのセリフは日本語に置き換えやすいから、意味が全く違ってる、ということが少ないからです。
そして、だんだん、英語のセリフに慣れてくると、ふと「このセリフと日本語字幕が合ってない!」と感じることが増えてくると思います。
実は、字幕、吹き替えが英語と違っている部分は、結構多いんですよね。
(「じゃあ、私が今まで字幕や吹き替えで見て楽しんでいたのは、一体何だったんだ?」と衝撃を受けてもいいくらい、異なる部分は結構あるものです。)
でも、私はまず「どのくらい英語のセリフと日本語訳が違っているものなのか」を自分で体験してみることが大事だと思っています。
通訳者、翻訳者がいるから、または、翻訳ソフトがあるし、それに近い将来にはSFみたいな自動翻訳機も出るかもしれない・・・と考えると、苦労して英語を身につける意味って何だろうと思うことがあるかもしれません。
でも、通訳・翻訳を通して聞くということは、悪く言うと、「フィルターがかかっている」「翻訳者が手を加えている」とも言えるわけです。
それも、自分ではない「誰か別の人の意思」がそこには入っているのです。
もちろん、「意思」というのは意図的に改ざんしようということではなく、「英語を日本語に訳す」という作業には、自分の言葉がどうしても入ってしまう、ということですね。
自分がそのセリフから受けた印象を日本語のセリフに盛り込む、自分が感じた面白さをセリフに出そうとする、ということです。
機械的に訳していては、人間らしい言葉になりませんし、話者のニュアンスを汲み取って別の言葉で表現しようとする、ということは、どうしてもその間に立った人(翻訳者)なりの解釈が入ることになるのです。
これは「誤訳」でも「意訳しすぎ」でもなく、翻訳者はそのジレンマと戦いながら、そして、心のどこかできっと「こういう訳にした理由を説明したいなぁ、誤訳と誤解されたらいやだなぁ」と思いながら(笑)、限られた制限の中に収まるように訳を考えているはずです。
だから日本語訳では、言っているはずのことがはしょられていたり、訳し切れなかったり、日本人のわかることに置き換えられていたり、と変更が加えられているんですね。
字幕には字数制限が、音声には口パクに合わせるという秒数制限があるので、さらに情報は少なくなります。
フレンズではチャンドラーのギャグが、かなり難易度高いので(笑)、あのセリフを日本語にするのは難しいだろうなーといつも思っています。
翻訳者は、訳したものが全ての結果ですから、「英語らしさ」を取るか「面白さ」を取るかという葛藤が常にあるんですね。
そしてほとんどの場合、「面白さ」を取ることが優先されていると感じます。(コメディではなおさら。)
翻訳者の方は英語のプロですから、きっと英語のギャグを説明したくてたまらないに違いない(笑)。(それを説明したくて、私はつたないブログを書いてるわけですが・・・笑)
でも、くどくど説明してると、回りくどくて不自然なセリフになってしまう。
そこをぐっと押さえて、瞬時にわかる面白さを選ぶとこんな字幕になる、ということなんでしょう。
これはギャグだけに限らず、ニュースでもインタビューでも歌詞でも何でも、日本語字幕がついてるから「うん、わかるわかる」と思っていても、実は本当の意味がわかっているかどうかは怪しい、ということになりますね。
この画期的な字幕・吹き替えシステムがあるからこそ、英語がわからなくても、外国の映画やニュースを瞬時に理解できるわけで、これを使って勉強してきた私ですから、非難するつもりは毛頭ありません。
が、本当のところは「その人が発した言葉で理解しなければ、本当の意味での理解はあり得ない。」ということなんですね。
(長くなるので、続きます。「つまんねー!」という方には、ごめんなさい。)
(Rachからのお願い)
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実は私も、その戸惑いをいつも感じています。
日本語字幕や音声については、ヒントとして使えることも多いけど、全く違うセリフに意訳されている場合も多いので、かえって英文を解釈する際に戸惑う、あるいはそれにつられることがあるのです。
そして、このことが、私がご推薦する(笑)、DVD学習法における弱点なんですよ。
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字幕や音声を切り替えてニュアンスをつかむんだとしたら、その日本語が英語と全然違う意味だったら、効果ないじゃん、ってことですね。
そこのところをどう考えているかについて、私なりの意見をいつか述べないとなぁ、と思っていたので、この機会を利用して書こうと思いました。
自らの学習法の弱点に、真面目に向き合ってみようと思います。
ちなみに、特に目新しい話はないし、誰もが気付いていらっしゃることばかりだと思います。
自分の考えを整理するために書いている、という程度に読んでいただけると幸いです。
英語のセリフを聞いても、「何言ってんのか、じぇんじぇんわかんないや。」と感じる間は、この字幕・音声切替法でニュアンスをつかむのはかなり有効だと思っています。
簡単なニュアンスのセリフは日本語に置き換えやすいから、意味が全く違ってる、ということが少ないからです。
そして、だんだん、英語のセリフに慣れてくると、ふと「このセリフと日本語字幕が合ってない!」と感じることが増えてくると思います。
実は、字幕、吹き替えが英語と違っている部分は、結構多いんですよね。
(「じゃあ、私が今まで字幕や吹き替えで見て楽しんでいたのは、一体何だったんだ?」と衝撃を受けてもいいくらい、異なる部分は結構あるものです。)
でも、私はまず「どのくらい英語のセリフと日本語訳が違っているものなのか」を自分で体験してみることが大事だと思っています。
通訳者、翻訳者がいるから、または、翻訳ソフトがあるし、それに近い将来にはSFみたいな自動翻訳機も出るかもしれない・・・と考えると、苦労して英語を身につける意味って何だろうと思うことがあるかもしれません。
でも、通訳・翻訳を通して聞くということは、悪く言うと、「フィルターがかかっている」「翻訳者が手を加えている」とも言えるわけです。
それも、自分ではない「誰か別の人の意思」がそこには入っているのです。
もちろん、「意思」というのは意図的に改ざんしようということではなく、「英語を日本語に訳す」という作業には、自分の言葉がどうしても入ってしまう、ということですね。
自分がそのセリフから受けた印象を日本語のセリフに盛り込む、自分が感じた面白さをセリフに出そうとする、ということです。
機械的に訳していては、人間らしい言葉になりませんし、話者のニュアンスを汲み取って別の言葉で表現しようとする、ということは、どうしてもその間に立った人(翻訳者)なりの解釈が入ることになるのです。
これは「誤訳」でも「意訳しすぎ」でもなく、翻訳者はそのジレンマと戦いながら、そして、心のどこかできっと「こういう訳にした理由を説明したいなぁ、誤訳と誤解されたらいやだなぁ」と思いながら(笑)、限られた制限の中に収まるように訳を考えているはずです。
だから日本語訳では、言っているはずのことがはしょられていたり、訳し切れなかったり、日本人のわかることに置き換えられていたり、と変更が加えられているんですね。
字幕には字数制限が、音声には口パクに合わせるという秒数制限があるので、さらに情報は少なくなります。
フレンズではチャンドラーのギャグが、かなり難易度高いので(笑)、あのセリフを日本語にするのは難しいだろうなーといつも思っています。
翻訳者は、訳したものが全ての結果ですから、「英語らしさ」を取るか「面白さ」を取るかという葛藤が常にあるんですね。
そしてほとんどの場合、「面白さ」を取ることが優先されていると感じます。(コメディではなおさら。)
翻訳者の方は英語のプロですから、きっと英語のギャグを説明したくてたまらないに違いない(笑)。(それを説明したくて、私はつたないブログを書いてるわけですが・・・笑)
でも、くどくど説明してると、回りくどくて不自然なセリフになってしまう。
そこをぐっと押さえて、瞬時にわかる面白さを選ぶとこんな字幕になる、ということなんでしょう。
これはギャグだけに限らず、ニュースでもインタビューでも歌詞でも何でも、日本語字幕がついてるから「うん、わかるわかる」と思っていても、実は本当の意味がわかっているかどうかは怪しい、ということになりますね。
この画期的な字幕・吹き替えシステムがあるからこそ、英語がわからなくても、外国の映画やニュースを瞬時に理解できるわけで、これを使って勉強してきた私ですから、非難するつもりは毛頭ありません。
が、本当のところは「その人が発した言葉で理解しなければ、本当の意味での理解はあり得ない。」ということなんですね。
(長くなるので、続きます。「つまんねー!」という方には、ごめんなさい。)
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2005年12月27日
フレンズ2-7その11
モニカはいやがるチャンドラーを運動に誘います。
チャンドラー: We're not working out. It's over. (もう俺たちは運動しないぞ。終わりだ。)
モニカ: No way! With one pound to go? Come on! (まさか。あと1ポンドだけなのに? 行きましょ!)
work out は「(ジムなどで)運動する、トレーニングする」ことです。
すでに、ワークアウトと日本語になってますね。
to go は「(時間・距離が)あとそれだけ残って」という意味。
"With one pound to go" は、「最終目標まで残り1ポンドという状態」ということ。
「→最終目標、ゴール」と書いて、その矢印の上に1ポンドと書くと、なんとなく矢印が to go という感じかな、と。(私の勝手なイメージなので、意味不明の場合は無視して下さい・・・笑)
その他、to go には「お持ち帰りの」という意味もあります。
"Is this to eat here or to go?" だと「こちらでお召し上がりですか? それともお持ち帰りですか?」という、お決まりの言葉になります。
「モニカは元気一杯で素晴らしいよね。」と言うチャンドラー。
チャンドラー: Especially considering how tough it's been for you to find work. You can't tell your parents you were fired, because they'd be disappointed. It's not as if you have a boyfriend's shoulder to cry on. (特に、仕事を見つけるのにモニカがどれだけ大変かを考えるとさ。ご両親にもクビになったこと言えないよな。だって、聞いたらがっかりするもんな。それに、肩にもたれて泣けるような恋人がいるわけでもないし。)
they'd be dissapointed. の 'd は would の省略形です。
これは、「クビになったことは言えないけど、もし言うとしたら、がっかりするだろう。」という意味になります。
cry on の最後の on を忘れずに。
cry on his shoulder で、「彼の肩にもたれて泣く」ですから、on がないと文章が不完全になってしまいます。
あまりに熱心なモニカを、逆に説得することに成功したチャンドラー。
嬉しさのあまり、バレエ風の音楽に乗せて、舞うように自分の部屋へと入っていきます。
ロスとレイチェルの、これまでのフレンズの中で最高に盛り上がっているこのエピソードの、最後がこれかよ(笑)。
こういう気の抜け方も、フレンズならでは、という感じでしょうか?
(2013.7.12 追記)
以下の記事で、この 2-7 のエピソードの追加説明をしています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
むしろ断熱材が近い フレンズ2-7その12
(追記はここまで)
(Rachからの感謝の言葉)
「みんなの英会話奮闘記ランキング」のトップページの「週間!Blog Ranking」で、ついに私のブログが1位になりました! ありがとうございますっ!!(注:「みんなの英会話奮闘記ランキング」への参加は、2016年5月末日をもって終了しました)
ここ数日、「BLOG」または「もっとランキングを見る」をクリックして見ることのできる、リアルタイムのランキングではなんとか1位だったのですが、それをキープしてトップページのランキングでも1位になれるかどうか、ちょっと心配していました。
これで晴れて、トップページでも1位と表示していただけて、とても光栄に思っています。
この「週間!Blog Ranking」は1週間に一度更新されるので、少なくともこの1週間はずっと1位と表示していただけるわけですから、とても嬉しいです。
さらにさっき見てびっくりしたんですが、「みんなの英会話奮闘記」というタイトルの横に「2005/12/27 シットコムで笑え!が1位に」とまで書いていただいています。いやーん、恥ずかしい・・・(笑)。
ランキングの話ばかりして申し訳ないんですが、かなり嬉しかったものですから・・・大目に見てやって下さいませ。
今後とも、より良いブログを作るために頑張る所存でございますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
(年末の挨拶みたいになってしまった・・・大晦日にもちゃんと年末のご挨拶はするつもりなんですが・・・笑)
↓他のランキングも絶好調です。
この年末の忙しい時期に、いつもと変わらずブログを淡々と更新してるのが効いてるんだろうなぁ。きっと私、暇人だと思われてるでしょうねぇ。
確かに年末の大掃除はしてません(笑)。
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チャンドラー: We're not working out. It's over. (もう俺たちは運動しないぞ。終わりだ。)
モニカ: No way! With one pound to go? Come on! (まさか。あと1ポンドだけなのに? 行きましょ!)
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すでに、ワークアウトと日本語になってますね。
to go は「(時間・距離が)あとそれだけ残って」という意味。
"With one pound to go" は、「最終目標まで残り1ポンドという状態」ということ。
「→最終目標、ゴール」と書いて、その矢印の上に1ポンドと書くと、なんとなく矢印が to go という感じかな、と。(私の勝手なイメージなので、意味不明の場合は無視して下さい・・・笑)
その他、to go には「お持ち帰りの」という意味もあります。
"Is this to eat here or to go?" だと「こちらでお召し上がりですか? それともお持ち帰りですか?」という、お決まりの言葉になります。
「モニカは元気一杯で素晴らしいよね。」と言うチャンドラー。
チャンドラー: Especially considering how tough it's been for you to find work. You can't tell your parents you were fired, because they'd be disappointed. It's not as if you have a boyfriend's shoulder to cry on. (特に、仕事を見つけるのにモニカがどれだけ大変かを考えるとさ。ご両親にもクビになったこと言えないよな。だって、聞いたらがっかりするもんな。それに、肩にもたれて泣けるような恋人がいるわけでもないし。)
they'd be dissapointed. の 'd は would の省略形です。
これは、「クビになったことは言えないけど、もし言うとしたら、がっかりするだろう。」という意味になります。
cry on の最後の on を忘れずに。
cry on his shoulder で、「彼の肩にもたれて泣く」ですから、on がないと文章が不完全になってしまいます。
あまりに熱心なモニカを、逆に説得することに成功したチャンドラー。
嬉しさのあまり、バレエ風の音楽に乗せて、舞うように自分の部屋へと入っていきます。
ロスとレイチェルの、これまでのフレンズの中で最高に盛り上がっているこのエピソードの、最後がこれかよ(笑)。
こういう気の抜け方も、フレンズならでは、という感じでしょうか?
(2013.7.12 追記)
以下の記事で、この 2-7 のエピソードの追加説明をしています。
興味のある方は覗いてみて下さい。
むしろ断熱材が近い フレンズ2-7その12
(追記はここまで)
(Rachからの感謝の言葉)
「みんなの英会話奮闘記ランキング」のトップページの「週間!Blog Ranking」で、ついに私のブログが1位になりました! ありがとうございますっ!!(注:「みんなの英会話奮闘記ランキング」への参加は、2016年5月末日をもって終了しました)
ここ数日、「BLOG」または「もっとランキングを見る」をクリックして見ることのできる、リアルタイムのランキングではなんとか1位だったのですが、それをキープしてトップページのランキングでも1位になれるかどうか、ちょっと心配していました。
これで晴れて、トップページでも1位と表示していただけて、とても光栄に思っています。
この「週間!Blog Ranking」は1週間に一度更新されるので、少なくともこの1週間はずっと1位と表示していただけるわけですから、とても嬉しいです。
さらにさっき見てびっくりしたんですが、「みんなの英会話奮闘記」というタイトルの横に「2005/12/27 シットコムで笑え!が1位に」とまで書いていただいています。いやーん、恥ずかしい・・・(笑)。
ランキングの話ばかりして申し訳ないんですが、かなり嬉しかったものですから・・・大目に見てやって下さいませ。
今後とも、より良いブログを作るために頑張る所存でございますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
(年末の挨拶みたいになってしまった・・・大晦日にもちゃんと年末のご挨拶はするつもりなんですが・・・笑)
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2005年12月26日
フレンズ2-7その10
レイチェル: You're just gonna put away your feelings for me? (あなたは、ただ私への思いを捨ててしまうというの?)
ロス: I've done it since ninth grade. I'm good at it. (9年生からずっとそうしてきたんだ。そうするのは得意だよ。)
put away は「(ものを)片付ける、しまう」、「(考えなどを)捨てる、放棄する」という意味。
ものを away (遠く離れたところに) put (置く)ということですね。
9年生(高校生?)からレイチェルのことをずっと好きなロス。
フレンズ1-24その6 にも、
I've been in love with you since the ninth grade. (9年生の時から君のことがずっと好きだった。)
というセリフがありました。(ただし、これは、レイチェルのイメージの中でのロスのセリフですが。)
「9年生とは何ぞや?」って感じなんですが、その記事では、アメリカの学校制度についても触れています。
なかなか恋は実らず、いつもレイチェルのことを忘れよう、忘れようとしてきたから、忘れるのは得意になったんだ、と言うのですが、つまりはあきらめようと何度もしたけど、結局あきらめられなかった、ということなのです。
(ちょっと雰囲気は違いますが、「禁煙なんて簡単さ。俺は今までに何回も禁煙してきたから禁煙は得意だよ。」ってギャグに似てるかも。)
このロスの発言は、実はすごい愛情表現ですよね。
いつもはデートに誘うことも、気持ちを伝えることも出来ないロスですが、ロスもかなり怒っているので、こんな本音を言えるのでしょう。
喧嘩になり、怒ってセントラルパークを出て行ったロスですが、また戻ってきます。
ドアのガラス越しに、見つめ合う二人。
映画のワンシーンのように、うーんロマンティック・・・。
・・・なんですが、いざドアを開けようとすると、レイチェルが怒って無茶苦茶にかけた鍵がなかなか外れません。
このあたりが、いかにも「フレンズ的」ですね。
そして二人は・・・情熱的な Kiss を交わすのでした。
うーん、うっとり。
でもこのシーンで話を終わらせないのが、フレンズなんですよねぇ。
ラストは、モニカとチャンドラーのシーンだったりするのです。それはまた明日。
(Rachからのお願い)
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(Rachのただの日記、興味ない方は飛ばして下さい・・・笑)
昨日のM-1グランプリ、面白かったですね。
(クリスマスなのに、このネタかよ! でも毎年、このイベントだけは絶対に外せなくて・・・笑)
私は笑い飯と麒麟を応援してました。
去年は南海キャンディーズに衝撃を受けたんですが、あれ以来、露出が増えてしまって、あの独特の空気を新鮮に受け止められなくなってしまったのが残念ですね。(山ちゃんの優しいツッコミが結構好きなんだけど)
笑い飯は、あのボケてボケてボケまくるところが好き。
関西人はしゃべってるとあんな風になって「誰か止めてくれー!」って感じになることがよくあります。
先日、とある番組で「奈良県のいやなところ」を聞かれた奈良の人が「笑い飯に昔ほどのパワーがなくなってきたこと」を挙げていて(笑い飯は奈良出身)、今年はどうかなーと思ってたんですが、パワーは戻ってきた感じでした。
麒麟はあの川島さんの低音「麒麟です」が好き。(いや、それだけじゃないけどね・・・笑)
でも、ブラックマヨネーズは文句なしに面白かったですね。
ブラマヨはテレビのバラエティ番組で知ってたんですが、実はちゃんと漫才を聞いたことがあまりなくて(ごめんね)、こんなスタンダードなしゃべくり漫才は却って珍しいというか何と言うか。
心配症の話に始まって、最後は「皮膚科の先生に相談する」がオチになる、というのがお決まりなんですかねぇ(笑)。
個人的には、チュートリアルの「ホームページ持ってる?」に妙にハマってしまいましたが・・・。
審査員の人もおっしゃってましたが、4分間の中でちゃんとラストまで話を盛り上げて大爆笑のオチをつけて終わる、というのは、かなり難しいワザだと思います。
1000万円という金額がこの番組のウリですが、それ以上に、M-1優勝者となることで、今後の漫才師としての人生がガラリと変わるわけですから(やっぱり注目度が違いますもんね)、プレッシャーも並大抵のものではないでしょう。
そんな観点からも、「みんな実力を出し切って欲しい」と祈るような気持ちで、毎年この番組を見ています。
みんな、ネタを練りに練って、練習に練習を重ねてるんだろうなぁ。
そんな真剣さが伝わってきて、お笑い好きとしてだけではなく、「私も自分の出来ることを一生懸命頑張ろう!」と思わせてくれた2時間半でした。
来年もみんな頑張ってね!
(本文よりも長い日記・・・どうかお許しを。)
ロス: I've done it since ninth grade. I'm good at it. (9年生からずっとそうしてきたんだ。そうするのは得意だよ。)
put away は「(ものを)片付ける、しまう」、「(考えなどを)捨てる、放棄する」という意味。
ものを away (遠く離れたところに) put (置く)ということですね。
9年生(高校生?)からレイチェルのことをずっと好きなロス。
フレンズ1-24その6 にも、
I've been in love with you since the ninth grade. (9年生の時から君のことがずっと好きだった。)
というセリフがありました。(ただし、これは、レイチェルのイメージの中でのロスのセリフですが。)
「9年生とは何ぞや?」って感じなんですが、その記事では、アメリカの学校制度についても触れています。
なかなか恋は実らず、いつもレイチェルのことを忘れよう、忘れようとしてきたから、忘れるのは得意になったんだ、と言うのですが、つまりはあきらめようと何度もしたけど、結局あきらめられなかった、ということなのです。
(ちょっと雰囲気は違いますが、「禁煙なんて簡単さ。俺は今までに何回も禁煙してきたから禁煙は得意だよ。」ってギャグに似てるかも。)
このロスの発言は、実はすごい愛情表現ですよね。
いつもはデートに誘うことも、気持ちを伝えることも出来ないロスですが、ロスもかなり怒っているので、こんな本音を言えるのでしょう。
喧嘩になり、怒ってセントラルパークを出て行ったロスですが、また戻ってきます。
ドアのガラス越しに、見つめ合う二人。
映画のワンシーンのように、うーんロマンティック・・・。
・・・なんですが、いざドアを開けようとすると、レイチェルが怒って無茶苦茶にかけた鍵がなかなか外れません。
このあたりが、いかにも「フレンズ的」ですね。
そして二人は・・・情熱的な Kiss を交わすのでした。
うーん、うっとり。
でもこのシーンで話を終わらせないのが、フレンズなんですよねぇ。
ラストは、モニカとチャンドラーのシーンだったりするのです。それはまた明日。
(Rachからのお願い)
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昨日のM-1グランプリ、面白かったですね。
(クリスマスなのに、このネタかよ! でも毎年、このイベントだけは絶対に外せなくて・・・笑)
私は笑い飯と麒麟を応援してました。
去年は南海キャンディーズに衝撃を受けたんですが、あれ以来、露出が増えてしまって、あの独特の空気を新鮮に受け止められなくなってしまったのが残念ですね。(山ちゃんの優しいツッコミが結構好きなんだけど)
笑い飯は、あのボケてボケてボケまくるところが好き。
関西人はしゃべってるとあんな風になって「誰か止めてくれー!」って感じになることがよくあります。
先日、とある番組で「奈良県のいやなところ」を聞かれた奈良の人が「笑い飯に昔ほどのパワーがなくなってきたこと」を挙げていて(笑い飯は奈良出身)、今年はどうかなーと思ってたんですが、パワーは戻ってきた感じでした。
麒麟はあの川島さんの低音「麒麟です」が好き。(いや、それだけじゃないけどね・・・笑)
でも、ブラックマヨネーズは文句なしに面白かったですね。
ブラマヨはテレビのバラエティ番組で知ってたんですが、実はちゃんと漫才を聞いたことがあまりなくて(ごめんね)、こんなスタンダードなしゃべくり漫才は却って珍しいというか何と言うか。
心配症の話に始まって、最後は「皮膚科の先生に相談する」がオチになる、というのがお決まりなんですかねぇ(笑)。
個人的には、チュートリアルの「ホームページ持ってる?」に妙にハマってしまいましたが・・・。
審査員の人もおっしゃってましたが、4分間の中でちゃんとラストまで話を盛り上げて大爆笑のオチをつけて終わる、というのは、かなり難しいワザだと思います。
1000万円という金額がこの番組のウリですが、それ以上に、M-1優勝者となることで、今後の漫才師としての人生がガラリと変わるわけですから(やっぱり注目度が違いますもんね)、プレッシャーも並大抵のものではないでしょう。
そんな観点からも、「みんな実力を出し切って欲しい」と祈るような気持ちで、毎年この番組を見ています。
みんな、ネタを練りに練って、練習に練習を重ねてるんだろうなぁ。
そんな真剣さが伝わってきて、お笑い好きとしてだけではなく、「私も自分の出来ることを一生懸命頑張ろう!」と思わせてくれた2時間半でした。
来年もみんな頑張ってね!
(本文よりも長い日記・・・どうかお許しを。)
2005年12月25日
フレンズ2-7その9
お客が帰ったセントラルパーク。
後片付け中のレイチェルのところに、ロスがやってきます。
ロス: I didn't get a cat. (ネコはもらわなかった。)
レイチェル: That's interesting. (それは面白いわね。)
ロス: No, it's not "interesting." It's very, very not interesting. It's actually 100% the opposite of interesting. (いいや、「面白い」ことなんかない。全然全然面白くなんかないよ。全く面白いの100%正反対って感じだね。)
恋人のジュリーと一緒に飼うはずだったネコをもらわなかったのは、レイチェルの告白が原因なのは明らか。
レイチェルも返事に困り、「面白い」(というか、ここでは「興味深い」という感じかな?)と言ってしまいますが、それにロスはつっかかります。
この徹底的に否定する言い方が、いかにもロスらしいですね。
ロス: You had no right to say you had feelings for me. (君が僕に特別な感情を抱いてた、なんてことを言う権利が君にはないんだ。)
right は「権利」。
have no right to say... は「・・・と言う権利はない、・・・と言うべきではない」という意味。
レイチェル: And do you have a point? (それで何が言いたいの?)
ロス: The point is, I don't need this right now! (僕が言いたいのは、今はこんなことは要らないってことだ。)
have a point は「意味がある、一理ある、的を射ている」という意味。
point は「意味、重要なこと、核心」という意味なので、「あなたにはちゃんと言いたいことがあるの? あなたの言ってることに意味はあるの?」という感じ。
そう聞かれて、「僕が言いたいのは・・・」という場合に、The point is... を使います。
ロスが言う今必要としていない "this" とは、「レイチェルが自分のことを好きだという事実」です。
ずっと必要としていた、ずっと欲しかった「レイチェルからの愛」ですが、今この状況ではあっても困るだけだ、と言っています。
right now (今は、現在は)必要ないと言っているのは、「今以外の時期には必要なものだった」ということの裏返しですね。
「タイミングが悪すぎる、何で今頃、今さら・・・」とロスの悔やまれる気持ちが表れています。
(Rachからのお願い)
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後片付け中のレイチェルのところに、ロスがやってきます。
ロス: I didn't get a cat. (ネコはもらわなかった。)
レイチェル: That's interesting. (それは面白いわね。)
ロス: No, it's not "interesting." It's very, very not interesting. It's actually 100% the opposite of interesting. (いいや、「面白い」ことなんかない。全然全然面白くなんかないよ。全く面白いの100%正反対って感じだね。)
恋人のジュリーと一緒に飼うはずだったネコをもらわなかったのは、レイチェルの告白が原因なのは明らか。
レイチェルも返事に困り、「面白い」(というか、ここでは「興味深い」という感じかな?)と言ってしまいますが、それにロスはつっかかります。
この徹底的に否定する言い方が、いかにもロスらしいですね。
ロス: You had no right to say you had feelings for me. (君が僕に特別な感情を抱いてた、なんてことを言う権利が君にはないんだ。)
right は「権利」。
have no right to say... は「・・・と言う権利はない、・・・と言うべきではない」という意味。
レイチェル: And do you have a point? (それで何が言いたいの?)
ロス: The point is, I don't need this right now! (僕が言いたいのは、今はこんなことは要らないってことだ。)
have a point は「意味がある、一理ある、的を射ている」という意味。
point は「意味、重要なこと、核心」という意味なので、「あなたにはちゃんと言いたいことがあるの? あなたの言ってることに意味はあるの?」という感じ。
そう聞かれて、「僕が言いたいのは・・・」という場合に、The point is... を使います。
ロスが言う今必要としていない "this" とは、「レイチェルが自分のことを好きだという事実」です。
ずっと必要としていた、ずっと欲しかった「レイチェルからの愛」ですが、今この状況ではあっても困るだけだ、と言っています。
right now (今は、現在は)必要ないと言っているのは、「今以外の時期には必要なものだった」ということの裏返しですね。
「タイミングが悪すぎる、何で今頃、今さら・・・」とロスの悔やまれる気持ちが表れています。
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2005年12月24日
フレンズ2-7その8
フィービー: How come you're watching a rabbi play electric guitar? (どうしてラビがエレキギターを弾いてるのなんか見てるの?)
ジョーイ: I can't find the remote. (リモコンが見つからないんだ。)
フィービーがテレビ本体のスイッチを消すと、
ジョーイ: Thank you. (ありがと。)
How come...? は「どうして・・・なの?」。
意味は Why...? と同じですが、how comeの後はS+V(平叙文の語順)になります。
rabbi は「ユダヤ教指導者、ラビ」のこと。
フレンズ1-7その1 にも出てきました。
ジョーイらしくないものを見ているなーと思ったら、やはりやむを得ず見ているだけだったんですね(笑)。
彼ととうとうエッチしたと喜ぶフィービー。
彼がそれまで求めてこなかった理由は、
フィービー: So he said he wanted to hold off until he was prepared to be serious. (彼は、彼が真剣になる覚悟ができるまで、エッチをするのはやめようと思ってたんだって。)
hold off は「寄せつけない、遠ざける、遅らせる、延期する」という意味。
hold は「(・・・を)(ある状態や位置に)保っておく」という意味があり、off は「離れて」なので、ちょうど何かから距離を置いてる感じが出ていると思います。
be prepared to... は「・・・する準備ができている、・・・する覚悟ができている」という意味。
serious は「真面目な、真剣な」。
serious relationship だと、遊びではない「真剣な付き合い」という意味になりますね。
そこで、「そんなに深刻に悩む必要なんかない」とフィービーは彼を説得したらしいのですが・・・。
ジョーイ: Let me get this straight. He got you to beg to sleep with him. He got you to say he never has to call you again. And he got you thinking this is a great idea? This man is my god! (このことを整理させて。彼は君に寝てほしいと頼ませた。彼は二度と電話しなくていいと君に言わせた。そして、彼はこのことが素晴らしいアイデアだと君に思わせてる。こいつは、俺の神様だ!)
get...straight は「・・・をはっきりさせる、整理する、正しく理解する」という意味。
いろんなことを言われてちょっと混乱した後、「じゃあ、つまりはこういうこと?」と考えをまとめたい時に使う表現です。
get someone to... は「勧めて(説いて)(人に)・・・させる」という意味。
god が大文字の God ではなく小文字になっているのは、「キリストという神そのもの」ではなく、「自分が神とあがめるような人物」だという意味だから。
しがらみとか束縛とかのない関係に憧れる男性が多いようですので(笑)、フィービーにこう言わせた彼はすごい、とジョーイは思ったんですね(笑)。
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ジョーイ: I can't find the remote. (リモコンが見つからないんだ。)
フィービーがテレビ本体のスイッチを消すと、
ジョーイ: Thank you. (ありがと。)
How come...? は「どうして・・・なの?」。
意味は Why...? と同じですが、how comeの後はS+V(平叙文の語順)になります。
rabbi は「ユダヤ教指導者、ラビ」のこと。
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彼ととうとうエッチしたと喜ぶフィービー。
彼がそれまで求めてこなかった理由は、
フィービー: So he said he wanted to hold off until he was prepared to be serious. (彼は、彼が真剣になる覚悟ができるまで、エッチをするのはやめようと思ってたんだって。)
hold off は「寄せつけない、遠ざける、遅らせる、延期する」という意味。
hold は「(・・・を)(ある状態や位置に)保っておく」という意味があり、off は「離れて」なので、ちょうど何かから距離を置いてる感じが出ていると思います。
be prepared to... は「・・・する準備ができている、・・・する覚悟ができている」という意味。
serious は「真面目な、真剣な」。
serious relationship だと、遊びではない「真剣な付き合い」という意味になりますね。
そこで、「そんなに深刻に悩む必要なんかない」とフィービーは彼を説得したらしいのですが・・・。
ジョーイ: Let me get this straight. He got you to beg to sleep with him. He got you to say he never has to call you again. And he got you thinking this is a great idea? This man is my god! (このことを整理させて。彼は君に寝てほしいと頼ませた。彼は二度と電話しなくていいと君に言わせた。そして、彼はこのことが素晴らしいアイデアだと君に思わせてる。こいつは、俺の神様だ!)
get...straight は「・・・をはっきりさせる、整理する、正しく理解する」という意味。
いろんなことを言われてちょっと混乱した後、「じゃあ、つまりはこういうこと?」と考えをまとめたい時に使う表現です。
get someone to... は「勧めて(説いて)(人に)・・・させる」という意味。
god が大文字の God ではなく小文字になっているのは、「キリストという神そのもの」ではなく、「自分が神とあがめるような人物」だという意味だから。
しがらみとか束縛とかのない関係に憧れる男性が多いようですので(笑)、フィービーにこう言わせた彼はすごい、とジョーイは思ったんですね(笑)。
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2005年12月23日
フレンズ2-7その7
ロスは、昨日は自宅に帰っていませんでした。
そこでロスは、モニカの部屋の電話を借りて、自宅の留守電メッセージを聞こうとします。
そのうちに、だんだん昨晩のことを思い出してきたレイチェルは、
レイチェル: Ross, no! Hang up the phone. Give me the phone! (ロス、だめよ! 電話を切って。その電話貸して!)
hang up は「電話を切る」、反対語の「電話を切らずに待つ」は hang on です。
ロスにおんぶ状態になって、電話を取り上げようとするレイチェルが可愛い。
ロスはレイチェルの "I am over you." (私は、あなたのことをすっぱり忘れたわ。)という衝撃の告白を聞いてしまいます。
ロス: You're over me? When were you under me? (君はオーバー・ミーなの? いつ、アンダー・ミーだったの?)
over me で「僕を忘れる」ですが、ここではover (上に)に対する反対語として、under (下に)を使っています。
一種の言葉遊びですね。
これは日本語に訳してしまうとニュアンスが伝わらないんですが、「over になったってことは、under だった時があったわけ?」と聞いています。
もちろん、under に好きだという意味があるわけではありません。
over の意味をわかっていながら、方向違いの反対語を持ってくるところに、面白さがあるんですね。
DVDの日本語では、「僕を忘れたの? じゃあ、いつまで覚えてたの?」となっており、「忘れる」の反対語として、「覚える」という「好き」とは無関係な言葉を使って、雰囲気を出してましたね。
レイチェル: Basically, lately, I've...I've sort of had feelings for you. (実は、最近、私・・・私はあなたに特別な感情を抱いていた、って感じなの。)
sort of は「・・・みたいな、一種の」という風に、断言を避けるために使う表現です。
本人を目の前にして本心がバレちゃった後で、こんなことを言うのが恥ずかしいので、あえてボカしているんですね。
実はレイチェルが自分のことを好きだったと知ったロスは動揺します。
ロス: I need to lie down. No, I'm gonna stand. I'm gonna stand...and I'm gonna walk. I'm walking and I am standing. (横たわろう。いや、立つことにしよう。立つことにして・・・そして歩こう。歩いて、そして立っていよう。)
動物園のクマみたいに(失礼)、うろうろするロス。人間落ち着かない時は、こんな感じですよね。
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そこでロスは、モニカの部屋の電話を借りて、自宅の留守電メッセージを聞こうとします。
そのうちに、だんだん昨晩のことを思い出してきたレイチェルは、
レイチェル: Ross, no! Hang up the phone. Give me the phone! (ロス、だめよ! 電話を切って。その電話貸して!)
hang up は「電話を切る」、反対語の「電話を切らずに待つ」は hang on です。
ロスにおんぶ状態になって、電話を取り上げようとするレイチェルが可愛い。
ロスはレイチェルの "I am over you." (私は、あなたのことをすっぱり忘れたわ。)という衝撃の告白を聞いてしまいます。
ロス: You're over me? When were you under me? (君はオーバー・ミーなの? いつ、アンダー・ミーだったの?)
over me で「僕を忘れる」ですが、ここではover (上に)に対する反対語として、under (下に)を使っています。
一種の言葉遊びですね。
これは日本語に訳してしまうとニュアンスが伝わらないんですが、「over になったってことは、under だった時があったわけ?」と聞いています。
もちろん、under に好きだという意味があるわけではありません。
over の意味をわかっていながら、方向違いの反対語を持ってくるところに、面白さがあるんですね。
DVDの日本語では、「僕を忘れたの? じゃあ、いつまで覚えてたの?」となっており、「忘れる」の反対語として、「覚える」という「好き」とは無関係な言葉を使って、雰囲気を出してましたね。
レイチェル: Basically, lately, I've...I've sort of had feelings for you. (実は、最近、私・・・私はあなたに特別な感情を抱いていた、って感じなの。)
sort of は「・・・みたいな、一種の」という風に、断言を避けるために使う表現です。
本人を目の前にして本心がバレちゃった後で、こんなことを言うのが恥ずかしいので、あえてボカしているんですね。
実はレイチェルが自分のことを好きだったと知ったロスは動揺します。
ロス: I need to lie down. No, I'm gonna stand. I'm gonna stand...and I'm gonna walk. I'm walking and I am standing. (横たわろう。いや、立つことにしよう。立つことにして・・・そして歩こう。歩いて、そして立っていよう。)
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2005年12月22日
フレンズ2-7その6
レイチェル: I just want to get over him. Why can't I do that? (私はただ、ロスのことを忘れたいだけなのよ。どうしてそれが出来ないの?)
get over は「(問題を)克服する、打ち勝つ、乗り越える」、「忘れる、あきらめる」という意味があります。
マイケル: You can't see it because you haven't had closure... (それができないのは、君の気持ちの整理が出来てないから・・・)
レイチェル: Closure! (「気持ちの整理」だわ!)
closure は close 「閉鎖する」の名詞形で、「閉鎖、締め切り、終止、終結」という意味です。
そこから、「気持ちの整理をすること、けりをつけること」という意味にもなります。
この場合は、もやもやした気持ちをいつまでも抱えるのではなく、きっぱりと「もうおしまいよ。」とロスに対する気持ちの扉をバタンと閉めてしまうような感じでしょうか。
レイチェルは、ロスに電話しますが、彼は留守。
そこで留守電にメッセージを。
レイチェル: I am over you. (私は、あなたのことをすっぱり忘れたわ。)
ここでの over は get over の over と同様の意味で、「乗り越える」というニュアンスのようです。
そして、次の日。モニカの部屋にて。
ロス: And how was the date? (それでデートはどうだった?)
レイチェル: I think there was a restaurant. I know there was wine. (レストランがあったと思うわ。ワインもあったと思う。)
レイチェルのセリフは、"I was at (in) a restaurant." ではなく、"There was a restaurant." となっていますね。
自分がレストランにいたイメージがはっきり残ってるわけではなくて、確かレストランがそこにあったよなー、くらいのおぼろげな記憶しかないということでしょうか。
覚えているのは、レストランとワインという漠然としたイメージ、それ以外は何も思い出せないほど、酔っ払っていたんですね。
「レストランに座っていた」イメージすら出てこないわけですから、当然、そこでの自分の行動も思い出せないわけです。
また、マイケルのことが一切出てきませんね。
かわいそうなマイケル。
彼はよく頑張ってたと思うんだけどなぁ(笑)。
(Rachからの感謝の言葉)
なんとっ! みんなの英会話奮闘記で、とうとう1位になりました!!
トップページのランキングは「週間!Blog Ranking」で、週1回(火曜日くらい)に更新されるものですが、トップページから、「BLOG」または「もっとランキングを見る」をクリックすると、リアルタイムのランキングがポイント数と共に表示されており、そこで、とうとう念願の1位を取ることが出来ました。
本当にありがとうございます。皆様の応援のお陰です。(注:「みんなの英会話奮闘記ランキング」への参加は、2016年5月末日をもって終了しました)
現在でも上位は僅差で並んでいますので、このまま週間ランキングでも1位を取れるかどうかは微妙ですが(笑)、とりあえず、一瞬でも1位を取れたことをとても嬉しく思っています。(数時間後には、もう1位じゃないかもしれません・・・笑)
コメントをいただいたり、アクセス数やカウンタが伸びたり、ということと並んで、ランキングは私のモチベーションを維持する大切なアイテムとなっていますので、本当に張り合いが出ます。
今後とも応援よろしくお願いいたします。
↓他のもよろしく(笑)。
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マイケル: You can't see it because you haven't had closure... (それができないのは、君の気持ちの整理が出来てないから・・・)
レイチェル: Closure! (「気持ちの整理」だわ!)
closure は close 「閉鎖する」の名詞形で、「閉鎖、締め切り、終止、終結」という意味です。
そこから、「気持ちの整理をすること、けりをつけること」という意味にもなります。
この場合は、もやもやした気持ちをいつまでも抱えるのではなく、きっぱりと「もうおしまいよ。」とロスに対する気持ちの扉をバタンと閉めてしまうような感じでしょうか。
レイチェルは、ロスに電話しますが、彼は留守。
そこで留守電にメッセージを。
レイチェル: I am over you. (私は、あなたのことをすっぱり忘れたわ。)
ここでの over は get over の over と同様の意味で、「乗り越える」というニュアンスのようです。
そして、次の日。モニカの部屋にて。
ロス: And how was the date? (それでデートはどうだった?)
レイチェル: I think there was a restaurant. I know there was wine. (レストランがあったと思うわ。ワインもあったと思う。)
レイチェルのセリフは、"I was at (in) a restaurant." ではなく、"There was a restaurant." となっていますね。
自分がレストランにいたイメージがはっきり残ってるわけではなくて、確かレストランがそこにあったよなー、くらいのおぼろげな記憶しかないということでしょうか。
覚えているのは、レストランとワインという漠然としたイメージ、それ以外は何も思い出せないほど、酔っ払っていたんですね。
「レストランに座っていた」イメージすら出てこないわけですから、当然、そこでの自分の行動も思い出せないわけです。
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