2006年02月08日

フレンズ2-9その12

管理人に電話するレイチェル。
レイチェル: Yes, somebody broke our knob on the radiator and it's really hot in here. Yes, it's hot enough to bake cookies. (そうなんです、誰かさんが暖房器のノブを壊しちゃって、ここ、本当に暑くて。そうです、クッキーが焼けそうなほど暑いんですよ。)
レイチェルの話しぶりから、管理人がクッキーの話を出したのがわかります。
チップの代わりにあげたクッキーのことですね。
そのクッキーの話が出た後で、修理が遅くなると言われたので、ロスは「クッキーじゃなくて、本来あげるべきチップを渡せ。」とモニカに迫ります。

モニカ: Look, if it gets a little warm, it can be a theme party. (ねぇ、もし少し暖かくなるんだったら、それをテーマにしたテーマ・パーティーが出来るわよ。)
ロス: Here's a theme: "Come on in, live like bacon!" (これがテーマだ。「おいでよ、ベーコンみたいに暮らそう!」)
チップの代わりにクッキーをあげたのはモニカのアイディア。
ですから、そのせいで暖房器の修理が遅くなり、部屋が暑くなるので、「暑い」ということを強調したくないモニカは、a little warm (ちょっと暖かい)と表現しています。
自分の罪を少しでも軽く見せようという努力ですねぇ。
theme は「テーマ、主題、題目」。
日本語ではテーマと言いますが、発音は「スィーム」(←カタカナで書くと何か違う感じだけど・・・。「舌を上の歯の裏に当てて空気の通り道を狭くしてスーと言う」感じの th の発音ですね。ジングルズでたくさん練習したぞっ!)
live like は「・・・のように生きる」です。
live like a king だと「王様のように贅沢な暮らしをする」という意味になります。
bacon は「豚肉の燻製(くんせい)」のことですから(不可算名詞なので a はつかない)、「ベーコンのような暮らしをする」とは、「ベーコンみたいにジリジリとあぶられて燻製みたいに時間を過ごす」ということのようですね。

とうとうパパの家の前まで来たフィービーたち。
フィービーが急ブレーキをかけたのでチャンドラーはガラスに頭をぶつけてしまいます。
チャンドラー: So that's what this is for! (これは、そういう時のためのもんだったんだな。)
チャンドラーが頭をぶつけたガラスは運転席と乗客との間にあるもの。
これは、強盗がタクシーの運転手にピストルを突きつけて脅さないようにするための防弾ガラスですよね。
でも、チャンドラーは、フィービーが急ブレーキをかけた時に、このガラスのお陰で前の座席までつんのめることがなかったので助かった、そういう急ブレーキの時の事故を防ぐためのガラスだったんだね、と言っています。
that's what this is for. の文の構造は、that = what, さらに what は this is for の目的語となる先行詞を含む関係代名詞なので、this (このガラス)は that (そのフィービーがしたような急ブレーキ)のためにあったんだ、という意味になります。

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2006年02月07日

フレンズ2-9その11

食事を用意中のモニカに話しかけるロス。
ロス: Come on, just tell me. Please, please! (ねぇ、教えてよ。お願い、お願いだから!)
モニカ: For the 16th time: No, I do not think you're obsessive! (これで16回目よ。いいえ、ロスは執拗じゃないわ。)
obsessive は「考えが取りついて離れない、執拗な、強迫観念に取りつかれた」という意味。
obsession だと「妄想、強迫観念」という意味です。
自分が書いた欠点リストのことでいつまでも怒っているレイチェルに、「僕の欠点リストを書いたらすっきりするよ。」とアドバイスしたら、レイチェルにいろいろと欠点を挙げられてしまったロス。
その中に obsessive があったのですが、そのことを気にして、モニカに「僕は obsessive だと思うか?」と質問したことが、モニカの答えからわかります。
モニカは16回も同じことを尋ねられてキレかけてますね。
やっぱりロスは「いつまでも言われたことを気にする」タイプだということだ(笑)。
そんなにしつこく聞かれるなら、「えぇ、ロスは obsessive よ。」と返事すれば良さそうなもんですが、そんなことを言うと今度は、「どのへんが? どんなふうに?」とまた質問攻めになるのがわかっているので、その話題を忘れさせようとしているんでしょうね、モニカは。
その辺りは、兄妹なので、兄の性格はよくわかっているんでしょう。
確かにロスは、何か悩み事があると、いつまでもウジウジ考えるタイプです。
そこをズバリと指摘されると、ますますウジウジと考えちゃうでしょうね(笑)。

暖房器の調子が悪いので、ロスが直そうとしたら、ノブ(つまみ)が取れてしまいました。
モニカ: Here, let me try. (ちょっと、私にやらせて。)
ロス: That's right. I forgot about your ability to fuse metal. (そうだね。モニカが溶接技術を持ってること忘れてたよ。)
モニカ: Hey, it's Funny's cousin...Not Funny! (ちょっと、それって、「面白い」の親戚くらいね・・・「面白くないさん」って感じだわ。)
fuse は「(金属などを)溶解させる、溶かす、(核を)融合させる」という意味。
fusion はそれの名詞形で「溶解、融合」という意味ですが、「(音楽の)フュージョン(ロックをジャズを融合したジャンル)」という意味もあります。nuclear fusion だと「核融合」ですね。
修理してみる、と言ったモニカに、「溶接するしか修理する方法がないのに名乗り出たということは、モニカは溶接技術を持ってるんだね。」とロスは返しているんですね。
次のモニカのセリフは日本語に訳すのが難しいですが、そのロスのセリフが「Funny氏のいとこ」の「Not Funny」氏だ、と言っています。
ロスは面白いと思って言ってるようだけど、”「面白いの親戚」くらいだ、それも「面白くない」という名前の親戚ね。”と言って、ロスの言ったことは全然面白くないわよ、と言っているのです。
radiator は「ラジエーター、(熱湯や蒸気をパイプに通す、または電気の)暖房器」のことです。

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2006年02月06日

フレンズ2-9その10

セントラルパークの外で待ち合わせをしていたチャンドラーとジョーイ。
ジョーイ: Phoebe here with the cab yet? (フィービーとタクシーはまだここに来てないのか?)
チャンドラー: Yeah, she brought the invisible cab. Hop in! (あぁ、フィービーは透明なタクシーに乗ってきたよ。さあ、飛び乗れ!)
チャンドラーが一人で寒いところに突っ立って退屈そうにしているのだから、フィービーの車が来てないのは明らか。
それなのに、「まだ来てないのか?」と当たり前の質問をするので、「透明な車が来てるよ。」と、これもお決まりの返事をしていますね。
だけど、このギャグは、チャンドラーにしてはヒネリも何にもないつまらないギャグですよねぇ。
チャンドラーも、つまらなそーな顔で言ってますので、特別面白いギャグとして言ってるつもりはないようです。
きっと待ちくたびれて、いつもの冴えが出ないんでしょう。
hop in は「車に飛び乗る」こと。
同じ「乗る」でも勢いよく「飛んで」乗る感じです。
ところで、おばあちゃんもフィービーに車を貸す時に、cab(タクシー)と言ってたんですが、ここでもタクシーと言っています。
実際、フィービーが乗ってきたのは Yellow Cab(イエローキャブ)のタクシーですね。
どうして普通の車じゃなくてタクシー?? という面白さもあるのでしょう。

ところで、アメリカで代表的なタクシーと言えばイエローキャブですが、これはニューヨーク市を走っている車体が黄色のタクシーを指します。(アメリカで最大のタクシー会社の名前が Yellow Cab というらしい。)
決して、サトエリとか小池栄子のことではありません(笑)。
イエローキャブというのは、イエロー=黄色人種、キャブ=誰でも乗せる、という連想から、「外国人男性なら誰とでも寝てしまう日本人女性」を指す蔑称としても使われますが、それをあえて事務所の名前にしてるところがすごいと言うか何というか・・・。
彼女たちはバラエティなどにもよく出演していて、性格があっけらかんとしている人が多いようですし、セクシーさが魅力だと言っても、同性の私から見ても別にいやな感じはしないです。
個人的にはみんな面白いキャラだと思うのですが。あのスタイル、羨ましいし・・・。
小池栄子さんは、NHK大河ドラマ「義経」の巴御前を、とても魅力的に演じていて、なかなかのハマリ役だったと思います。

フィービーが持っていたメモを見て、
チャンドラー: "Brake, left. Gas, right"? (ブレーキ左。アクセル右?)
フィービー: That's my cheat sheet. (それ、私のカンペなの。)
チャンドラー: Where's my seat belt? ((俺の)シートベルトはどこ?)
フィービー: Oh, no, no, that side doesn't have one. The paramedics had to cut through it. (あぁ、そっち側にはシートベルトはついてないの。救急救命士がシートベルトを切らないといけなかったから。)
gas はガソリン(gasoline)のことですが、step on the gas で「自動車のアクセルを踏む、スピードを出す、急ぐ」という意味になります。
アクセルを踏んで、ガソリンが噴出してエンジンを動かし、スピードが出る、という意味でしょう。
ですから、gas だけで「自動車のアクセル」という意味にもなるのです。
cheat sheet は「カンニングペーパー」のこと。cheat は「・・・をだます」という意味ですが、そこから「ごまかしや不正をする、カンニングする、(配偶者などに隠れて)浮気をする」という意味にもなります。
日本語の「カンニング」は cunning(発音は、カンニングというより、カニングが近い)から来たようですが、これは「狡猾、ずるさ、悪知恵、狡猾な、ずるい、悪賢い」という意味になります。
これから車でドライブするというのに、フィービーはブレーキとアクセルの位置もカンペがないとわからないらしい(笑)。
そりゃチャンドラーも焦るでしょう。
慌ててシートベルトを探すと・・・ない!
それだけでも笑えるのですが、そのシートベルトのない理由が、
「救急救命士が切ったから」
つまり、大きな事故があって、ケガ人(もしくは死者?)を救出するのに、ベルトを切る必要があったのだ、と言っているのですね。
助手席は車の事故の時に一番危険だと言いますが、チャンドラーもそれを思い出して、後ろの座席に乗り換えてしまいます。
paramedic は「医療補助員(看護師、検査技師など)、(医師不在の時に応急手当のできる)救急救命士」という意味です。
para- という接頭語は「補助的な」という意味を表します。

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posted by Rach at 13:57| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月05日

フレンズ2-9その9

何とかパパの居所を掴もうと、電話案内に問い合わせるフィービーですが、簡単には見つかりません。
おばあちゃん: Well, I think you're better off without him. (ねぇ、フィービーはパパがいない方が幸せだと思うよ。)
be better off は「もっと良い状態になる、暮らしが良くなる、一層幸せである」という意味。
自分を捨てたパパを探すのはやめなさい、と説得しているわけですね。

実はパパは近所に住んでいると告白するおばあちゃん。
おばあちゃん: If you hit the Dairy Queen, you've gone too far. (もしデイリークイーンに行き着いたら、行き過ぎよ。)
hit は「達する、着く、至る」という意味があるので、if...Queen は、道を探していて、デイリークイーンにぶち当たったら、デイリークイーンのところまで行ったら、という意味になります。
そうすると、have gone too far (遠くに行き過ぎてしまった)だということは、デイリークリーンまで行ったら行き過ぎ、目的地は通り過ぎてしまった、目的地はデイリークイーンの少し手前よ、という意味になるようです。

パパに会えると大喜びのフィービーは、おじいちゃんの写真に語りかけます。
フィービー: Wish me luck, Grandpa. (おじいちゃん、幸運を祈ってて。)
wish someone luck は「(人)に幸運を祈る、幸あれと祈る」です。
その写真の人物は、有名な物理学者のアインシュタイン。
パパだけではなく、おじいちゃんの写真まで嘘の写真だったとは・・・。
フィービーはパパの件に懲りずに、これはまだおじいちゃんだと信じているようですね。
パパの写真についての嘘は、ママがそう頼んだからだと言ってましたが、このアインシュタインの写真はママに言われたからではないでしょう。
おばあちゃんがそう思わせたかっただけですね。
それにしても、フィービーの家系の人の感覚って・・・。

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2006年02月04日

フレンズ2-9その8

クリスマスの飾り付けをしているメンバー。
チャンドラー: I remember my father all dressed up in the red suit, the big black boots and the patent leather belt sneaking around downstairs. He didn't want us to see him, but he'd be drunk, so he'd crash into something and wake everybody up. (思い出すなぁ。俺の親父が赤いスーツ、大きな黒いブーツ、エナメルのベルトで着飾って、下の階でこそこそしてたのを。親父は俺たちに見られたくなかったんだけど、酔っ払ってたんで、何かにぶつかって、みんな起きちゃうんだ。)
レイチェル: That doesn't sound like a very merry Christmas. (楽しいクリスマスって感じじゃないわね。)
チャンドラー: Who said anything about Christmas? (誰がクリスマスの話をしてるんだ?)
patent leather は「エナメル革」のこと。
patent は「特許(権)、専売特許」のことですよね。
ちょっとここはチャンドラーの前フリが長いですが、誰が聞いてもクリスマスの時のエピソードにしか聞こえないのに、実際はクリスマスの話ではない、というのがオチなのです。
クリスマスでもないのに、こんな格好をしてるのか、パパは。
でも、このようにチャンドラーが延々と何かの説明をしている場合は、だいたいこういうオチが待ってます。
フレンズ1-13その5 にもありました。
ママの話をしてるのかと思ったら、パパの話だったということが。(←ただし、この解釈については、異論があって、本当に”パパのことを指している”のかどうか判断しかねる部分もあるんですけど・・・)

モニカがプレゼントを買ってない人たちをキャンキャン言って責め立てると、
チャンドラー: Don't you have to be Claymation to say that? (それを言うのに、粘土アニメみたいになる必要はないんじゃない?)
claymation は「クレイメーション、粘土による人形を操って撮影されるアニメーション」です。
clay (粘土)と animation (アニメーション)をくっつけた言葉です。
これは、しゃべる時に顔の表情が大袈裟になってるよ、という意味でしょうね。

郵便屋さんもクリスマスのチップをクッキーにされたのが気に入らなかったようで、郵便物はめちゃくちゃに。
味は自信あるから、量が少なかったのだ、と言い張るモニカに、
ジョーイ: Monica, pigeons learn faster than you. (モニカ、ハトの方がモニカより物わかりが早いぜ。)
learn fast は「覚えが良い、飲み込みが早い」という意味。
ハトは伝書鳩などに使われるので、鳥の中では頭の良い方かもしれませんが、脳味噌小さそうですからねぇ。
それよりも物わかりが悪いと言われるとは・・・。
モニカは頑固だから、気付いていながらわからないふりをしているだけでしょうけどね。

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2006年02月03日

フレンズ2-9その7

嘘をついたのはママのアイデアだと言うおばあちゃん。
おばあちゃん: I didn't want to do it. But then she died and it was harder to argue with her. Not impossible, but harder. (私も嘘をつきたくはなかったわ。でも、それからあなたのママが死んで、ママと議論するのも難しくなったし。不可能ではないけど、難しくはなったわ。)
ママは死んでしまったけど、議論しようと思えば出来る、とおばあちゃんは言っています。
フィービーは霊感が強いので、おばあちゃんもそうらしい。
そういう家系なのかな?
というより、おばあちゃん、イタコ(恐山で口寄せ[霊を自分に乗り移らせて、故人の言葉をしゃべること]をする巫女)みたいですねぇ。
このセリフを聞いて、やっぱりこの人はフィービーのおばあちゃんなんだ、と確信した人は多いはず(笑)。

フィービー: All right. So he's not a famous tree surgeon? (わかったわ。じゃあ、パパは有名な木の外科医じゃないのね?)
おばあちゃんは、パパのことをそう説明していたらしい。
木の外科医って? じゃあ、tree physician (木の内科医)ちゅーのもいるんだろうか?とか、ますます謎は深まります・・・。
このフィービーの問いかけに対して、おばあちゃんは首を横に振っていますね。
日本語で「パパは医者じゃないのね?」と聞いて、うんとうなずけば「そうよ、お医者さんではないのよ。」となり、首を振って否定すれば、「そんなことないわ。確かにパパは医者よ。」ということになりますよねぇ。
ところが英語は、後に肯定文が続くなら Yes、否定文が続くなら No となるので、この場合は、首を横に振ったということは、"No, he's not a surgeon." (パパは外科医じゃない。)という意味になります。
この辺りの Yes, No については、フレンズ1-9その4 でも説明してあります。

おばあちゃん: Last I heard, he was a pharmacist somewhere upstate. (最後に私が聞いたのでは、パパは州の北部のどこかで薬剤師をやってる、ってことだったわ。)
upstate は「主要都市から北に離れた地方」のことで、特に「ニューヨーク州の北部」を指します。
up と言えば北、down は南を指します。
地図の上が北だからでしょう。
そういえば、日本語でも、「北上する」「南下する」と言いますよね。

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2006年02月02日

フレンズ2-9その6

フィービーのおばあちゃんが登場。
新聞の Obituaries を見ながら、
おばあちゃん: Esther Livingston. Gone! (エスター・リビングストン。逝った!)
フィービー: Hi, Gram. What you doing? (はーい、おばあちゃん、何してるの?)
おばあちゃん: Just updating the phone book. (電話帳を更新してるだけよ。)
obituary は「(新聞紙上の)死亡記事」のこと。
それを見ながら、電話帳に載ってる人が死んだら、名前を鉛筆で消して、使えなくなった項目を削除しているわけ。
ぶ厚い電話帳ですから、そんな電話帳を見ながら電話をかけることなんてそうそうないと思うのに、そんなことしてどーするんでしょう?
初登場から、フィービーのおばあちゃんらしい、天然ぶりを発揮してますね。
あ、でも、もし電話でセールスする会社なら、そうやって更新するのは役に立つかも(?)。

gone は go の過去分詞形で、形容詞として使うと「死んで、逝って、いなくなって」という意味になります。
die や dead の婉曲表現ですね。
フレンズ1-13その3 のチャンドラーのセリフに、"If I go first" 「もし俺が先に逝ったら」というのがあり、そこでも少し go について触れています。
現在完了形の経験を表す典型的な文に、"I have been to N.Y." 「ニューヨークに行ったことがある。」というのがありますね。
これが「行った」ことについて語っているのに、gone ではなくて been を使っているのは、もし gone を使うと、「ニューヨークへ行って、そのままそこにとどまっている、行ったきりになっている」という意味になるからです。
それと同じで、gone が「死んだ」という意味になるのは、「この世からあの世へ行って、もうこの世に帰ってくることはない」からなのでしょう。

パパの写真を見たいというフィービーに、次から次へと写真を出してくるおばあちゃん。
フィービー: I smell smoke. Maybe because someone's pants are on fire! (煙の匂いがするわ。多分、誰かのパンツに火がついてるのね。)
さすがに怪しいと気づいたフィービー。
pants on fire は「尻に火がついて、慌てふためいて」という意味なんですが( pants on fire =尻に火がつく、って英語と日本語、全く同じ表現ですね)、"Liar liar, pants on fire!" と使うと、嘘をついた人を責めるときに使う表現になります。
子供が嘘を言われた(つかれた)時に、「嘘をつくとお尻に火がついちゃうよ。」と言う意味で、"Liar, liar, pants on fire!" と歌うらしいです。

数年前に夜中に、Shiggy (シギー)という名前の外国人のおにいちゃんが、カタコトのようだけど結構上手な日本語で、英語の面白い表現をいくつかピックアップする短い番組がありました。
確か、今週のドラマの見どころを解説する番組なんだけど、それにそういう英語コーナーがくっついてたんだと思います。(フジテレビ系でしたが、関西テレビ(カンテーレ)オンリーの番組のような気がしました。)
そこで、この "Liar, liar, pants on fire!" のことも言ってましたよ。
嘘ついた人には、こうやって歌いながらはやすんだ、ってお手本を見せてくれました。

他には、No can do! (できないよ。)、Beats me! (わからない。)、とか、いろいろためになることを教えてくれた面白い番組だったんですが。
コングラッチュレーションじゃなくて、Congratulations と複数形の s を忘れずに、とかね。
シギーさんが「つんく、間違ってるよぉー!」と言ってたのには笑った。(モーニング娘の「ハッピー・サマー・ウェディング」という歌が、「コングラッチュレーション!」と言って始まるからです・・・笑)
あの番組、また見てみたいなぁ。誰か見たことある方いらっしゃいませんかぁ?
あと、ミーハーな話だけど、 B'z で 「Liar! Liar! 」っていう歌がありますよね。
"You Liar Liar もう信じられナイヤ" と歌詞が韻を踏んでて面白かった!(今日の記事のおまけに、B'z の話をします。興味のある方”だけ”読んで下さい・・・笑)

結局、フィービーがにらんだ通り、買ってきた額縁についてきたモデルの写真を、どれもこれも「これがあなたのお父さんだ」と言ってたわけです。(顔が違うんじゃないのかな?)
そういえば、うる星やつらで、藤波竜之介くんは自分の母親の顔を知らず、竜之介の父になんとか母親の写真を見せてもらうところまでこぎつけたけど、アルバムを見ると、小さい頃の竜之介は、いろんな女性と一緒に写真に写ってる。問いただすと、「母がいないお前のために、自分の店に来たあらゆる女性と写真を撮ってやったのだ。だから本当の母は・・・どれだかわからなくなってしまったのじゃ〜!」と爆弾発言する、というのがありましたね。(んな、あほな。)

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(今日のおまけ)
あの頃、私はミーハーだった・・・B'z 編 (興味ない方は、飛ばして下さーい!)

昔、フレンズ2-5その5 の記事で、パフィーがNYの感謝祭パレードに参加した話、そこから私が UNICORN と奥田民生サンが好きだったという話を書いたんですが。
(パフィーは、その人気のお陰で、とうとう米国親善大使に任命されましたね。一体どこまで行くんだ、彼女たちは・・・)
実は、B'z も同じくらい好きでした。( B'z と UNICORN の両方が好きって、珍しいのかな? 曲もそうだけど、私はああいう声質が好きみたいです。)
UNICORN は、ファンの期待をわざとはずすところがカッコよくて、B'z はファンの期待どおりに盛り上げてくれるところがステキです。(矛盾してる?)
UNICORN はねぇ、ブザーが鳴って、コンサートがキャー始まるーっ!て盛り上がってる時に、舞台の袖からダラダラとやる気なさそうに出てくるんですよ。
ファンが好きな初期の曲(Maybe Blue)のイントロをわざとメドレーに混ぜてみて、ファンが最高に盛り上がると、その歌を歌わずに、別の歌に逃げちゃうとか。(でも最後にサビだけ歌ってくれたりするんだけど。)
そうやって、ファンの気持ちをわざと外すところがずるいなぁーとか思うんですよねぇ。
で、B'z はコンサート自体もレーザー光線が飛び交ったりして(笑)大掛かりなんですが、稲葉さんもちゃんとファンが「キャー!」と言いたくなるようなことをわざと言ってくれるんですよね。
もう今夜は稲葉さんのセリフに踊らされていよう・・・みたいな気持ちになれますし。

UNICORN も毎回コンサートに行ってたけど、B'z も毎回行ってました。
ファンクラブにも入ってたしね。(←だってコンサートの優先予約が出来るんだもん・・・笑)
ファンの間では有名な、「Love Phantom」で稲葉さんがバンパイアの扮装をしてダイブするのも、この目で見たぞっ!
これは本当にびっくりした〜。
「あれってトリックだよねー、誰かスタントの人がやってるんだよねー、まさか本人飛び降りてないよねー・・・」みたいな妙なざわざわした空気が客席に流れてて・・・。
その後、しばらくの間があって、「ねがい」のイントロに乗って、マラカス振りながら下からせり上がってきた稲葉さんを見た時は、ホッとしたなぁ。
演出に決まってるんだから、復活しないはずはないけどね。ははは。

マニアな面はよくお見せするので、ちょっとは女の子らしいミーハーな一面もお見せしようかと思って・・・(別に見たくない・・・でしょうね。)
あと、一言だけ。「love me, I love you」のPV(Promation Video)でのスーツ姿の稲葉さん、史上最高にかっこいい!!(CDTVの過去の映像でこれが映ると、「きゃー、稲葉さぁーん!」とテレビに向かって手を振る私、それをあきれて見る主人・・・)
ベスト盤の PleasureUもいいんだけど、早く、PV集DVDを出して下さい! 20周年には出るかな?
(ここまで読んで下さった方、ありがとう!)

posted by Rach at 12:32| Comment(12) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月01日

フレンズ2-9その5

ロスが買ってきたフォトフレームを見て、
フィービー: This is a picture of my dad! (これ、私のパパの写真よ。)
でもそこにあるのは、フォトフレームの見本に入っているモデルの写真です。
不思議がるみんな。
レイチェル: I thought your dad was in prison. (フィービーのパパって、服役中だと思ってたけど。)
フィービー: No, that's my stepdad. My real dad's the one that ran out on us before I was born. (いいえ、あれは育ての親よ。私の本当のパパは、私が生まれる前に私たちを捨てた人よ。)
レイチェル: How have you never been on Oprah? (どうして、今までオプラに出なかったの?)
run out on は「(家族・友人などを)見捨てる」という意味。
step- という連結形は「(父[または母]が再婚することによって出来た血縁関係のない)まま○○」を表します。
stepfather は「まま父、継父」、stepbrother なら「まま兄弟、まま父かまま母と前の配偶者の間に出来た子供」で、血のつながりのない兄弟を指します。
異母[異父]兄弟(腹違い[たね違い]の兄弟)なら、 half brother といいます。

Oprah とは Oprah Winfrey (オプラ・ウィンフリー)という司会者、女優のことで、ここでは彼女が司会をしているトーク番組「オプラ・ウィンフリー・ショー(The Oprah Winfrey Show)」のことを指しています。いわゆる日本のワイドショーのようなものです。
フィービーの話を聞いていると、継父は刑務所、実父は蒸発、と、ワイドショーに出てきそうな人生を送ってるので、どうして今まで出演したことがなかったのか?と言っているのですね。
実はこのオプラ・ウィンフリー・ショーには、最近、ブラッド・ピットとの破局で一躍メディアの注目の的となったジェニファー・アニストン(レイチェルを演じている女優さん)が出演し、自らの心境を語ったそうです。
フレンズの役者さんたちは、超有名人なので、これまでも何度かこの番組には出ているのでしょうが、「どうしてフィービーが出なかったの?」と聞いているジェニファー本人が、ゴシップネタで出演したのが、何だかちょっぴりショックというか、悲しかったというか・・・。(私、ジェンのファンなんで。)
さらに、このオプラ・ウィンフリーという人は、「アメリカで最もリッチな400人」という長者番付に入るほどの高額所得者だそうです。”女版みのもんた”か?(笑)。
・・・何だか、いかにもおばさんちっくなワイドショーネタばかりになりましたが、基本的にはワイドショーは見ないんですけどねぇ。あ、でも「お父さんのためのワイドショー講座」だけは毎週チェックしてる。あれで十分です、私には(笑)。

フィービーはフォトフレームの男性がパパだと言い張るのですが、みんなは信じられない、という顔をします。
フィービーがおばあちゃんに真相を確かめに行くと言って出て行った後、みんながズーンとしていると、
ジョーイ: I'm trying to get my boss's ex-wife to sleep with me. (上司の元奥さんが俺と寝てくれるようにトライしてるところなんだ。)
みんなが「フィービーがあんなに悩んでるのに、こんな時になんてことを。」というふうに非難すると、
ジョーイ: But when Phoebe has a problem, everyone's all ears! (でも、フィービーが問題をかかえてる時は、みんな熱心に話を聞いたじゃないか。)
all ears は「熱心に聞く、一心に耳を傾ける」という意味。
何かを聞こうとするのを「耳をダンボにする」(ディズニーのキャラクターで耳の大きな小象のダンボみたいに、耳を大きくする、という意味)と言いますが、そんな感じです。
フィービーの時は悩みを親身になって聞いてやってたのに、俺の悩みにはそんな態度なのかよ、ということですが、内容の深さが全然違うだろう!って感じ。
でも、ジョーイにとっては真剣な悩みなんですね、きっと。(そうかぁー?)

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