2006年03月31日

フレンズ2-12その12

フィービーがセントラルパークでライブをしようとしたところ、
子供: Excuse me. Is this where the singing lady is, who tells the truth? (すみません。歌手のお姉さんがいるところはここですか? ”真実を歌う”お姉さんのことなんですけど。)
フィービー: I guess that's me. (多分、それは私のことだと思うけど。)
子供: She's here! (お姉さんはここだぞ!)

子供向けの歌を歌う仕事はクビになってしまったフィービーですが、子供たちにはわかっていたんですねぇ。
大人が隠そうとする真実を赤裸々に歌い上げるフィービーの魅力が(笑)。

「不適切だが真実の歌」を歌うフィービー。

♪男が女を愛することがある
男が男を愛することもある
それからバイセクシャルもいる
彼らは自分をごまかしているんだ、と人は言うけれど♪

kid oneself は「自己を偽る、自分に都合のいいように考える、自分自身を正当化する、自分をごまかす」という意味。
つまり、バイセクシャル(男性も女性も愛する)なのは偽りで、そういう人は女が好きなふりをしているだけで、本当は男が好きなんだ、という意味の歌詞のようなんですが・・・。
そんな人もいる、という歌詞の時に、意味ありげな目つきでチャンドラーを見る子供。
「それって俺のことかよ?!」と言いたげなチャンドラーです。

ロス: This is exciting! I haven't seen my monkey in a year. (これってワクワクするよな! もう1年も僕のおサルを見てないんだから。)
チャンドラー: What, you never look down in the shower? (何? シャワーの時、お前は下を見ないのか?)
怒った顔のロスを見て
チャンドラー: I'm not allowed to make one joke in the "monkey is penis" genre? (「おサルはおちんちん」のジャンルで、ひとつジョークを言うことも、俺は許されないのか?)

チャンドラーは monkey を penis だと言っています。
これはよくあるギャグらしく、フレンズ1-15その3 でも出てきました。
せっかく喜んでいるのにチャンドラーが水を差したので、ロスは怒ったのですが、チャンドラーは、そっちの方面のギャグ(?)を言ったくらいで怒るなよ、と返しています。
genre は「形式、様式、ジャンル」です。
綴りも発音も変わっていますが、やはりフランス語から来た言葉だそうです。

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2006年03月30日

フレンズ2-12その11

図書館で歌う仕事をクビになってしまったフィービー。
ロブ: The library board got a lot of complaints from parents about the stuff in your songs. (図書館の理事会に、君の歌に出てきたことについて、子供の親たちから、たくさん苦情が殺到したんだ。)

board は「板、食卓、テーブル、会議の卓」という意味から、「理事会、取締役会( board of directors )」という意味があります。


ロブ: Maybe if you just played some regular kiddy songs? (多分、君がただ、普通の子供向けの歌を演奏してくれてたら・・・)
フィービー: What do you want me to be? Like some stupid, big, like, purple dinosaur? (私に何になれって言うの? 例えば、おバカで大きな、ほら、紫の恐竜とか?)
ロブ: You don't have to be Barney. (バーニーになる必要はないよ。)
フィービー: Who's Barney? (バーニーって誰?)

自分でそれらしいことを言っておきながら、実は知らない、というのはフィービーがよくやるボケです。
ロブが「バーニー」という名前を出したのは、フィービーの説明がバーニーの説明をしていると思ったからですが、当のフィービーは、バーニーを知らないらしい。(←今、あんたがまさに説明していた恐竜だよ、っていうツッコミが入るところです。)
逆に、バーニーを知らなくても、このやり取りから、バーニーという紫の恐竜がいる、ということもわかりますよね。
私もこれを見た当時は、「そういう恐竜がいるんだ・・・」と思っただけなのですが。
このブログで以前に、Bunny という単語の解釈について議論していたことがあるのですが、その時のコメント欄で、バニーつながりというか、よく似た名前ってことで、「バーニーという名前の、アメリカで流行っている(いた?)紫の恐竜がいる」と教えていただきました。
そこで紹介されたサイトはこちら→ Barney
また、PBS KIDS のページ でもバーニーは見れます。
PBS という局の子供番組の中に、Barney の番組があるようですね。
この局では、この他にも Sesame Street (セサミストリート)、Between the Lions (ライオンたちとイングリッシュ)などを放送しているようです。
PBS とは、Public Broadcasting Service のことで、全米ネットの公共放送網です。
日本で言うと、まさにNHK教育テレビの子供番組という感じでしょうか。


ロス: I tracked down Marcel and get this. He's healthy, he's happy and he's in New York filming Outbreak 2: The Virus Takes Manhattan. (僕はマルセルの足取りを追って、このことを掴んだんだ。マルセルは健康で幸せで、彼は今、ニューヨークにいて、「アウトブレイク2:ウイルスがマンハッタンを襲う」を撮影中なんだ。)

track は名詞だと「車の通った後、わだち、足跡、道、軌道」、動詞だと「・・・を追跡する、突きとめる、探知する」という意味になります。
Outbreak (アウトブレイク)は1995年のダスティン・ホフマン主演の映画ですね。
未知の細菌が人間を襲うというパニック映画でした。(この手のは苦手なんで見てないけど。)
ちょうどフレンズ第2シーズンが1995年頃の作品なので、旬の映画の名前を出したんでしょうね。


ジョーイ: I finally get a part on TV, and the monkey's making movies. (俺はやっとテレビでの役をゲットしたんだ。それで、猿は映画を撮影してるのかよ。)

おサル相手にジェラシーを感じてしまうジョーイでした。
でも、テレビの役をゲットした時期だから良かったよねぇ。
これが前みたいになかなか役に恵まれない頃なら、もっとひがまないといけないところでした(笑)。
マルセルは芸達者だから、いきなり大役をゲットできたのかもしれませんね。

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2006年03月29日

フレンズ2-12その10

テレビで「愛の病院日誌」を見ているみんな。
同僚の医者: Only you who can save her, Drake! (彼女を救えるのは君だけなんだ、ドレーク!)
ドレーク(ジョーイが演じている役): Damn it! I'm a doctor. I'm not God! (くそっ! 僕は医者だ、神ではない!)
ロス: There goes my whole belief system. (僕の信念体系の全てが消え去ったよ。)

belief system は「信念体系」。
there goes は「どこかへ行って(消えて)しまう、・・・がなくなる」という意味です。
here comes だと「・・・がやって来た、ほらここに」という意味ですね。
Here comes the train! 「ほら電車が来たよ。」、Here comes the sun. 「ほら太陽が顔を出すよ。」など。
(ビートルズの歌にも、Here Comes the Sun というタイトルの曲があったなぁ・・・)
there goes はその反対の動きを表すのだと思います。(←ちょっと自信ないけど)
このロスのセリフは、普段は学問には全く興味のなさそうなジョーイが、医者役、それも神に近いような名医役を演じているのを見て、ロスの「信じていたもの」がガラガラと音を立てて崩れていく、という感じを表しているのだと思うのですが?


エリカがジョーイの部屋にやってきました。
エリカ: How did you get here so fast? I just saw you in Salem. (どうやってそんなに速くここに来たの? たった今、セーラムにいるところを見たのに。)
ジョーイ: Right, they choppered me in. (確かに。ヘリで送ってもらったんだ。)

chopper には「ヘリコプター、(改造)オートバイ」という意味があります。
動詞として使うと、「ヘリコプターで飛ぶ」という意味にもなります。


テレビを見せて、あれは演技なんだと説明しようとしますが、テレビと現実の区別がつかないエリカ。
エリカ: How can you be here and there? (どうやってここにいたりあそこにいたりができるの?)
ジョーイ: Because it's a TV show! (だって、あれはテレビのショーなんだよ!)
エリカ: What are you getting at? (何を言おうとしているの?)
ジョーイ: I'm not Drake! (俺はドレークじゃないんだ!)
ロス: That's right! He's not Drake. He's Hans Ramoray, Drake's evil twin! (その通り! 彼はドレークじゃない。彼はハンス・ラモレーだ。ドレークの邪悪な双子(の弟)なんだ!)
エリカ: Is this true? (これは本当なの?)
レイチェル: Yes! Yes, it is true! And I know this, because he pretended to be Drake to sleep with me! (そうよ! それは本当よ! 私は知ってるのよ、だって、彼は私と寝るためにドレークのふりをしたんだから!)
モニカ: And then he told me he would run away with me! And he didn't! (それから、彼は私と一緒に逃げようって言ったのよ! そして彼は逃げなかった!)
チャンドラー: And you left the toilet seat up, you bastard! (そして、お前はトイレの便座を上げたままにしておくんだ、このろくでなし!)

get at は「・・・をほのめかす、明らかにしようとする」という意味。
What are you getting at? 「何を言おうとしているのか? 一体何が言いたいんだ?」という形で使います。
evil twin 「邪悪な双子(の兄弟)」というのが面白いですね。
ちなみに、twin だけではどちらが上かはわかりません。(日本語だと必ず「双子の兄」か「双子の弟」と言わないとすっきりしない気がする・・・)
フィービーとアースラはアースラが姉ということになっていますが、それもいろんな話の流れからわかったことです。
というより、brother という言葉も、「兄、または弟」という単語なので、兄か弟かはわかりませんよね。
どちらが年上かということにはあんまりこだわらないんでしょうか?(逆に、日本は年齢の上下を気にする文化なのか・・・? 目上の人を重んじる儒教の影響か・・・!?)

ジョーイの出ているソープオペラは、人間関係が複雑でドロドロしているのが特徴ですよね。
顔はそっくりだけど、一人は善良で、一人は極悪人という双子とかが確かに出てきそうです。
この手のドラマではよくある設定ですね。
レイチェルもモニカもこの事態に便乗して、いろんな嘘を並べ立てながら、エリカの真似をして次々とコップの水をジョーイの顔にかけます。
ここでなんとか我慢して、エリカの気持ちを冷まさないといけないジョーイは、抵抗することができません。
最後のチャンドラーは、悪乗りして全然関係のないことで非難しています。
それがトイレの便座とは・・・なんて、スケールの小さい話(笑)。

leave the toilet seat up は「男性が小をするためにトイレの便座を上げておくこと、上げたままにしておくこと」という意味ですね。
アリーmy Love の舞台の法律事務所はトイレが男女共用になっています。(確か、所長のリチャードの発案だったはず)
そこから、いろんなドラマが生まれるのですが、ジョン・ケイジが便座を上げるリモコンというのを使っており(キレイ好きなので、手で上げるのがいやとかで・・・笑)、アリーがこれから座ろうとしているところでそのリモコンを使ったので、アリーが便座を上げた状態でお尻を乗せてしまったため、お尻が便器にはまって抜けないという騒ぎがありました。
(日本のドラマでは、ヒロインが便座にハマるって状況にはなかなかならないと思うけど、アメリカのドラマは大胆ですねぇ。)

(最後にヘンな話)
最近は、トイレが汚れるという理由で、男性も座って小用を足す人が増えてきた、と聞きました。
確かに息子がしているのを見てると、「こりゃ、汚れるわなぁ。」という感じですね。
あちこち跳ね返っちゃうし・・・(←あまりリアルに書くのはやめよう)
私も座ってしてくれると助かるなぁとは思うんですが、我が家は主人も息子も便座を上げて用を足しています。
それには理由があって、「男は立って用を足すもんだ。それが出来ないと男は弱くなるんだ。最近男のパワーがないのは、立ってする機会が減ったからだ!」というのが私の父の持論(!?)で、うちの実家には洋式トイレとは別に、立ってする小便用便器もあるんですよ。
トイレの面積が増えることになりますけど、これだけは譲れなかったとかで。
さらに、息子がそこで用を足した後、「これ便利だから持って帰りたい。」と言って外そうとしてたらしいので、やはり男性にとって「立ってする」ことって、そんなに重要なのかなぁ?
女の私には、じぇんじぇんわかりませんけど(笑)。

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2006年03月28日

フレンズ2-12その9

清掃員: Word on the street... When I say "street," I mean those pretend streets here at the zoo. (街のうわさでは・・・俺が「街」というのは、動物園での空想上の「街」のことだよ。)
ロス: Of course. (もちろんわかってるよ。)
清掃員: Your monkey found a new career in the entertainment field. That's all I know. (あなたの猿はエンターテインメントの分野で新しいキャリアを見つけたんだ。それが俺の知ってるすべてだよ。)

word on the street は「街のうわさ(噂)、巷のうわさ」という意味。
一瞬、「風のうわさ」にしようかと思ったけど、風のうわさは遠く離れたところから聞こえてくるうわさのことだから、ちょっとニュアンスが違うのでやめました。
ここでは、「この辺りで囁かれているうわさ」という意味のようですからね。
pretend は小児語で「うその、空想上の」という意味。
ごっこ遊びをする時に、"This is my pretend father." というと、「この子が僕のお父さん(役)だよ。」になります。

清掃員: So what is this information worth to you, my friend? (それで、この情報はあなたにとってどんな価値があるのかな? ご友人。)
ロス: Are you trying to get me to bribe you? (君は僕からわいろを貰おうとしているのか?)
清掃員: Maybe. (まあね。)
ロス: But you already told me everything. (でも、君はすでに全部しゃべっちゃってるし。)

情報の価値について語る清掃員。やっぱりサスペンスものの見過ぎのようです。
ゆすろうと思ったようですが、お金を取る前に全部情報をしゃべっちゃいましたね。ツメが甘かったようで。
普通はとっておきの情報は、お金と引き換えに教えるもんでしょうが。
そんなあなたには、カリオストロ伯爵の名セリフを贈りましょう。
「ルパン、切り札は最後まで取っておくものだ!」(はぁ?)

ビールのポスターを見せるロス。
ロス: He actually is the Monkeyshine monkey! (マルセルは本当にモンキーシャインビールの猿なんだよ!)
レイチェル: What'll you do? (どうするの?)
ロス: I'm gonna call the beer company and try to find him. (ビール会社に電話して、マルセルを見つけようと思うんだ。)
チャンドラー: That's what I did when I lost my Clydesdales. (俺のクライズデールが行方不明になった時に、俺もそうやって探したよ。)

actually は「実際に、本当に」という意味。
このCMを見てマルセルにそっくりだという話をしていたのですが、それはそっくりなんじゃなくて、「本当に」マルセルだったんだ、ということですね。

Clydesdale は「クライズデール(スコットランド原産で体格が良く、足首の毛が白くふさふさと長い馬)」です。
何故、唐突にクライズデールが出てきたか?
こういうのを調べるのが醍醐味なんですが(私だけ?)、この話の流れから言うと、クライズデールが出ているCMがある、ってことですよね。
それも可能性としては、同じビールかお酒関係が近い。
そうして調べてみると、発見しました! 答えはバドワイザー(Budweiser)!
アメリカのビール会社バドワイザーは、昔、ビールの木箱を馬車に積んで輸送していたそうです。
ですから、クライズデールはこの会社のシンボルで、クライズデールが馬車を引くというCMがアメリカではあるそうですね。
私はもちろん見たことないです。(アメリカに行ったことないから・・・泣)
ネットでそのCMを探してみたんですが、見当たりませんでした。
私はお酒を飲まないので、ビールのCMにはウトいのですが、日本のバドワイザーのCMには出てこないのかなぁ?
ともかく、チャンドラーが言っているのは、このバドワイザーのクライズデールのCMのことでした。
ロスが会社に問い合わせると知って、「まぁそうやって調べるのが妥当だな。」と言えば良いものを、わざわざ他のビールのバドワイザーのCMを持ち出してくるところが、いかにもチャンドラー、って感じですね。

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2006年03月27日

フレンズ2-12その8

フィービーが子供たちの前で不適切な歌(笑)を歌った後、ロブはフィービーを絶賛します。
ロブ: And you know why? Because you told the truth. Nobody ever tells kids the truth. You were incredible! (なぜだかわかる? それは君が真実を告げたからだ。誰もこれまで子供に真実は話さなかった。君はすごいよ!)
フィービー: But...? (でも・・・?)
ロブ: How'd you know there was a "but"? (どうして「でも」が来るとわかったの?)
フィービー: I sense these things. It was either "but" or "butter." (そういうことってわかるのよね。「バット」か「バター」が来るって。)
incredible はMr.インクレディブルのおかげで、日本人にもなじみのある単語ですね。
in- は「不・・・」(not)の意味を表す接頭語、credible は、 credit (信用・信頼)の関連語で、「信用・信頼できる」という意味ですから、incredible はもともと「信じられない、信用できない」という意味です。
そこから「信じられないほど素晴らしい、すごい、驚くべき、非常な、途方もない」という意味になります。
unbelievable も文字通り「信じられない」という意味から、「信じられないほど素晴らしい」という意味になるのと同じです。

日本語で「あの人、信じられない!」というと、「理解できないことをする人、あの人の神経を疑う」と悪い意味になるような気がしますが、最近の「ありえない」のニュアンスなら、誉める時の incredible に近いかもしれませんね。
Gackt がとある番組で、「ガンダムのシャアの声って、池田秀一さん? あの声は、ありえないよねぇ・・・」と言っていたんですが、それはもちろん、「この世に存在するのが不思議なほど素晴らしい」(ちょっと大袈裟?)という意味で使ってますよね。
私もシャアの声は、池田さん以外には「ありえない」と思いますし、「ありえない」ほどかっこいい声だと思ってますよっ!(← 一体、何の話?)
but と butter については単なるダジャレでしょう。
「しかし」か「かかし」が来る、という感じかな?

清掃員: There was a break-in a few months back. Inside job. Your monkey was taken. (2,3ヶ月前、押し入りがあったんだ。内部の者の犯行だ。あなたの猿は連れ去られた。)
ロス: The zoo told me that my monkey was dead! (動物園側は、僕の猿は死んだって言ってたぞ。)
清掃員: The zoo! You believe everything the zoo tells you? (動物園だよ! 動物園が言うことは何でも信じるのか?)
ロス: That's the only thing the zoo's ever told me. (動物園が今まで僕に言ったことはそれだけしかないけど。)
清掃員: Of course they'll say that! They don't want the bad publicity. It's all a great big cover-up. Do you have any idea how high up this thing goes? (もちろんあいつらはそう言うだろうさ。悪評を立てられたくないからね。大規模な隠蔽だ。この件をたどっていくと、どのくらい上のクラスまで関係してくると思う?)
ロス: That guy Lipson? (あのリプソンっていう園長?)
清掃員: Lipson knows? (リプソンも知ってるのか?)
break-in は「押し入り、(盗み目的の)住居侵入」。
inside job は「内部犯行、内部の者の犯行」という意味です。
inside joke なら「楽屋落ち、内輪受けのジョーク」という意味ですね。
ロスに「動物園の言うことなんか信じるな」と清掃員は言っています。
彼は内部の人間なので、いろいろと裏であくどいことをしているのを知っているからこそのセリフでしょうが、「動物園ってのはそんなもんだ」みたいに言うところが、「闇の組織」を語ってるみたいでおかしいですね。
publicity は「宣伝、広告、評判、パブリシティー、広報」なので、bad publicity は「悪評、悪い評判」です。
猿が盗まれたとわかれば、動物園の評判が落ちる、ということです。
cover-up は「隠すこと、もみ消し、隠蔽(工作)」です。
how high up this things goes は「このことがどのくらい上まで行くか」ですから、この件の背後には大物がついている、と地位が上の者がこの件に関与していることを匂わせるセリフです。
で、ロスがその辺りを察して、「園長か?」と聞くと、「園長も知ってるのか?」と聞き返す清掃員。
自分で匂わせといて、驚いてどうする(笑)。
どうもこの人は、自分がサスペンスドラマの主人公になったつもりでいるようですね。
inside job 、cover-up などの言葉を散りばめて、ただ猿が連れ去られたことを、巨大な悪が背後に潜む大規模な組織犯罪であるかのように言って、その雰囲気に浸っているんですね。

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posted by Rach at 13:36| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月26日

フレンズ2-12その7

マルセルが死んだと聞いて、動物園でぼんやりしているロス。
清掃員: Meet me in the nocturnal house in 15 minutes. (夜行性動物のコーナーで15分後に会おう。)
ロス: Hey, look. I don't really enjoy being with other men that way. But, zoo dollars? (あのー、そんな風に男性と一緒にいても、僕はあんまり楽しくないんですけど。でも、動物園の金券あげましょうか?)
清掃員: It's about your monkey! It's alive. (あなたの猿に関する話だよ! 猿は生きてる。)
nocturnal は「夜行性の」という意味。
a nocturnal animal は「夜行性の動物」です。
nocturne だと「夜想曲、ノクターン」という意味になります。
ショパンのノクターン大好き!というか、ショパンが大好きなんですね。
ピアノやってた人間としては、あの旋律の美しさに感動します。
幻想即興曲が好きで随分練習したんだけど、未だにちゃんと弾けませんねぇ。(弾いたら、別の曲に聞こえるのだ・・・(泣)。子犬のワルツとか雨だれ(の前奏曲)なら弾けます。ま、自慢するほどのこともないんですが・・・)

清掃員の衝撃のセリフの後に、チャンチャーン!とドラマチックなBGMが流れて、サスペンスドラマの衝撃の告白!みたいな感じになってるのが面白いですね。
今回はソープオペラの話なので、そのパロディーかも。

同じレストランで食事を喉に詰めた人を助けなかったジョーイ。
エリカはジョーイが本物のドクター・ラモレーだと思っているので、不思議に思います。
エリカ: I don't understand. Why didn't you help that man? (わからないわ。どうしてあの人を助けなかったの?)
ジョーイ: Because I'm a neurosurgeon and that was clearly a case of "foodal chokage." (それは僕が神経外科医だからだ。あれは明らかに「食物窒息症」の症状だったからね。)
foodal chokage は明らかに造語です。
-al をつけて形容詞風に(classical みたいに)、-age をつけて名詞風に(shortage みたいに)して、難しい病名に聞こえるようにしているのです。

自分は本当は医者ではなくて俳優なんだ、と言おうとしたジョーイですが、
エリカ: You don't have to tell me anything. You don't have to explain yourself to me. Who am I to question the great Dr. Drake Ramoray? (私に何も言わなくていいわ。あなた自身のことを私に説明する必要なんてないのよ。偉大なるドクター・ドレイク・ラモレーに質問する私は何様なのかしら?)
Who am I to... は「・・・する私は何者なの?」、つまり、「・・・するなんて、何て大それたことを。私は・・・できるような人間じゃないのよ。・・・するなんて私は自分を何様だと思ってるのかしら?」という感じでしょうか。
"Who do you think you are?" だと、「自分を誰だと思っているんだ? 自分を何様だと思っているんだ? 自分の立場がわかっているのか?」という感じ、"Who are you to talk?" だと、「そんなことを言う君は誰だ? 君にそんなこと言う権利はない。」という意味になります。

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2006年03月25日

フレンズ2-12その6

フィービーはセントラルパークでロブという男性と知り合います。
彼は子供のために歌を歌ってくれる人を探していて、フィービーは子供たちのために演奏することになったのですが・・・ちょっと緊張しているようですね。
フィービー: No. I'm just nervous. Maybe if I just picture them all in their underwear... (いいえ、ただナーバスになってるだけよ。多分もし子供たちが全員下着姿になってるところを想像したら・・・)
ロブ: That's not a good idea. That's the reason the last guy got fired. (それは良くないな。それが、前の男性が解雇された理由だよ。)
フィービーは、緊張をほぐすために、子供たちの下着姿を想像しようとしてますが・・・。
エッチな気持ちになると、気持ちが盛り上がって、ナーバスじゃなくなるんでしょうか?(違った方面でハイになって、気持ちをそらすんでしょうかねぇ。”子供のそういう姿”を想像することで効果があるかどうかは・・・まぁ、そういう趣味の方もおられますけども。)
でもそんなことを考えたせいで、前任者はクビになったらしい。
確かにそんな目つきで見ていたら、保護者にバレそうですけどね。

フィービーの歌は、予想通りのものでした(笑)。
♪おばあちゃんが最近夕食に来なくなった
最後に見た時は、すごくやせていた
ママとパパはおばあちゃんがペルーに行ったというけれど
本当はおばあちゃんは死んでいて、いつかはみんなもそうなるの♪
dinner と thinner が韻を踏んでいますね。
最近の子供は死を身近に感じることが少ないと言いますが、これはあまりに衝撃的な事実!

エリカとジョーイはレストランにいます。
エリカ: Oh, these hands, these beautiful hands. I could just eat them. But I won't. (あぁ、この手よ、この美しい手。食べちゃいたい。でも、食べないわよ。)
ジョーイ: Otherwise my watch would fall off. (食べちゃったら、腕時計が落ちちゃうもんね。)
エリカはジョーイの手をこねくり回しています。
could just eat them は「その手を食べようと思えば、パクっと食べちゃうことができそう。」という感じ。
「でも食べないわよ。」というエリカの表情がおかしいですね。
ブルック・シールズは美女、というイメージですが、こんなコミカルな役も出来るんだと知ってびっくりしました。(他の出演作を見たことはないけど。)
otherwise は「さもないと」。
この場合は、「もちろん食べないよね。さもないと」手首から先がなくなってしまうから、腕時計が手首で止まらないで、するっと抜け落ちてしまうよ、という意味です。
「もし万が一、手を食べちゃうことになったら、そういうことになってしまう」と、あり得ない仮定の話を受けているために will fall off ではなく、would が使われているのですね。
実現不可能なことを表す「仮定法過去」の 条件節を受ける場合、帰結節は would になるのと同じです。
それにしても、なんかホラーみたいな話ですが。
さすがのジョーイも、かなりビビってるようですね。

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2006年03月24日

フレンズ2-12その5

動物園でマルセルを探しているロス。
動物園園長: I'm afraid I have some bad news. Marcel has passed on. (申し訳ありませんが、悪いお知らせがあります。マルセルは亡くなりました。)
ロス: Oh, my God. What happened? (なんてことだ。何が起こったんですか?)
園長: He got sick, and then he got sicker...and then he got a little better. But then he died. (マルセルは病気になって、それから、もっとひどくなって・・・それから、少し良くなって。でも、それから彼は死んでしまいました。)
pass on は「死ぬ」の婉曲表現です。pass away とも言います。
日本語でも「死ぬ」という言葉はダイレクト過ぎて、例えば相手の祖母が死んだ時に、「あなたのおばあさんが死んだんですか?」とはあまり言いませんよね。(普通は、「亡くなられたんですか?」でしょうか。)
英語でもこういう場合は die という直接的な言葉は使わないようです。
この園長さんの説明が、妙なんですけど・・・。
「それから良くなって・・・」と期待を持たせるようなことを言っておいて、「死にました」だなんて。
盛り上げておいて、落とす、という典型的なパターンです。

園長: Look, I know this can't bring him back, but here, it's just a gesture. (あの、こんなことでマルセルが戻ってきたりはしないとわかっているんですが、でも、これを。ほんのしるしです。)
ロス: Zoo dollars? (動物園の金券?)
gesture は、日本語の「ジェスチャー」だと「うわべだけのそぶり」という意味になりますね。
英語の gesture には、その意味以外にも、うわべだけではない「意思表示としての行為」という意味もあります。
just a gesture は「ほんの気持ち、ほんのしるし」という感じ。
フレンズ2-5その8 にも gesture という単語が出てきました。
その時も悪い意味では使っていませんでしたね。
zoo dollars は恐らく「動物園でだけ通用するお金」のことだと思います。
ショーを見るとか、乗り物に乗るとか?
大事な人(猿)が死んだと聞いてがっくりしてるのに、金券かよ!って感じですよね。(かと言って、現金ならいいか、というとそうでもないけど・・・。何なら慰めになるでしょうねぇ。そうだ、マルセルの在りし日の写真とか?)
それにしてもこのボケぶり。この園長さん、かなり変わった人ですね。
「つまらないものですが・・・」と言って、くれたものを見ると、本当につまらないものだった、というのはよくあるギャグです。
「あの、これ、つまらないものですけど・・・」「うん、これは何だね?」「ポケットティッシュです。」という山口君と竹田君のコントがありましたよ。(歳がバレる・・・)

ジョーイが、エリカ(ジョーイのファンで、ほとんどストーカー)と食事に行った、と聞いて驚くモニカたち。
モニカ: What is she like? (その人ってどんな感じ?)
チャンドラー: You remember Kathy Bates in Misery? Well, she looks the exact opposite of that. (ミザリーって映画のキャシー・ベイツを覚えてる? 彼女の姿(見た目)は、あれと正反対だ。)
ミザリーは1990年の映画です。スティーヴン・キングが原作でしたね。
キャシー・ベイツ演じる女性が、「ミザリー」という小説のファンで、怪我をした作者を助けたのですが、その後監禁し、自分の好みのラストにするように強要する、という話です。
この映画で彼女はアカデミー主演女優賞を受賞しています。
この映画は、偏執的なファン、ストーカーの代名詞のような映画ですよね。
エリカがストーカーチックな人なのはみんな知っているので、てっきりそのキャシー・ベイツみたいな恐ろしいストーカーなのかと思ったら・・・見た目が正反対、つまりキャシーと違って(失礼!)、とても美人だと言っているのですね。
つまり、キャシー・ベイツは「美しくない人」という意味で例に出していた、ということになります。
「ミザリー」の話を出しておいて、キャシーみたいなストーカーか、と思わせておいて外すのは、チャンドラーらしいギャグのセンスです。

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2006年03月23日

フレンズ2-12その4

ジョーイのファン(ほとんどストーカー?)のエリカが訪ねてきました。
部屋へ来ると知って、フライパンを持って構えているジョーイに、
チャンドラー: Hitting her with a frying pan is a good idea. But we want a backup plan, just in case she isn't a cartoon! (フライパンで殴るのは良いアイデアだな。でも、万が一、彼女がアニメじゃない時のために、別の案が欲しいな。)
just in case は「念のため、もしもの場合に備えて、万一・・・の場合には」という意味。
チャンドラーは cartoon (カルトゥーン、アニメ)に例えるのが結構好きですね。
トムとジェリーで、体だけ見えてて顔は見えない太目のおばさんが(トムとジェリーの視点で見てるので、デカすぎて見えないんですね)、怒ってフライパンでトムを叩いたりするシーンがありましたっけ?
横に叩かれるとぺっちゃんこになって、ひらひらと紙のようになってたり、上から叩かれると、床にめり込んだり、蛇腹(じゃばら)みたいに縮んだりするんでしたかねぇ?
相手はアニメのキャラクターじゃないんだから、フライパンなんか持ってどうするつもりだ、というチャンドラーの抗議なんでしょうが、この回りくどい言い方がすごくチャンドラーっぽくって好きです(笑)。

ジョーイ: We'll leave. When we pass her, she won't know me, because we never met! (俺たちが出かけよう。彼女とすれ違っても、彼女は俺だと気付かないだろう。だって、俺たち会ったことないもん!)
チャンドラー: That's how radio stars escape stalkers! (それは、ラジオのスターがストーカーから逃れる方法だよ!)
ジョーイは、相手の顔を知らないので、顔見知りじゃないから気付かないはずと言いますが、彼女はドラマのファンなのでジョーイの顔を知らないわけがない。
いくらパニクってるとは言え、気付けよ、ジョーイ(笑)。
ラジオで声だけの出演なら、そういう方法も通用するけどね、とチャンドラーは返事していますね。
今では、ラジオのパーソナリティーでも声優さんでも、アイドルみたいに人気のある人が多いですから、radio star でも今はこの方法は通用しないかもね。

ジョーイ: You ready! (準備はいいか!)
チャンドラー: Wait, wait, wait! (待て、待て、待て!)
フライパンを馬鹿にしたチャンドラーですが、彼が持ってるのは台所用食器洗剤!
相手の顔や目を攻撃するつもりでしょうか?(笑)
いざ対決という時に、食器用洗剤の口を上に上げるのがおかしい。ああしないと確かに液が出ないようになってるけどね。
ピストルの安全装置を解除するのと同じこととも言えるのですが、大真面目なチャンドラーに笑えます。
で、登場したのはブルック・シールズ。
きれいですなぁー(うっとり)。
この人は子役時代から有名でしたが、小さい頃の写真もこんな顔してました。さぞ目立ったでしょうね。
テニス選手のアンドレ・アガシと結婚しましたが、離婚してしまいました。
そのアガシがシュテフィ・グラフ選手と再婚したと聞いた時はびっくりしたなぁ。
お二人に子供がいるのかどうかは知らないんですが、二人の子供なら、さぞかしテニスが上手いことでしょうね。(って誰もが一度は考えますよねぇ?)

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posted by Rach at 14:34| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月22日

フレンズ2-12その3

モニカ: It's not addressed to Days Of Our Lives. This came to your apartment. she was in our building. (このファンレターは、「愛の病院日誌」宛に送られたんじゃないわ。これ、あなたのアパートへ来たものよ。この人、うちのアパートに来たんだわ。)
ジョーイ: Oh, my God. I got my very own stalker! (なんてことだ。俺だけのストーカーが出来たぞ!)
DVDの字幕には書いていませんが、実際にはモニカは "There's no stamp on it." (切手が貼ってないわ。)と言ってますので、アパートに直接届けに来たのがわかったのです。
ジョーイは "Oh, my God!" と言ってるので驚いているのかと思ったら、喜んでる、っていう。
ありがちな反応ですね(笑)。
very own は「専用の、自身の」という意味。
「とうとう俺を追っかけるストーカーができた」という気持ちが、この my very own に出ていますね。

ところで、「切手が貼ってないわ。」の英語字幕がはしょられていたことについて。
今さらですが、DVDの英語字幕が、かなりはしょってあることにお気づきですか?
省略しても大きな影響がないような文は、そっくり抜けていることもよくあります。どうしてでしょうねぇ。
ネイティブでもあのしゃべる速さで、すべての字幕が書いてあっても読みきれないんでしょうか?
(そこまで細かく書いても意味ないじゃん、とか?)
たしか、アリーmy Love の英語字幕は、セリフを言ってる通りにもれなく書いてあったように思います。Oh, とか、well... とかの意味のないセリフもちゃんと表示されていたような気がするんですが・・・。

フレンズのスクリプトをネットで探すと、いろいろとヒットします。
多くの人がよく使ってるのは、The One Without A Name...Yet (海外サイト)でしょうか?
どうしても抜けている部分が気になる場合は、そういうサイトで調べてみるのも勉強になりますね。
ただ、セリフを音声として聞きながら、画面に映った英語字幕を見る方が、見やすいし、頭にも入りやすいかと思うので、私は基本的にはDVDの英語字幕を使って学習しています。
DVDの音声を、パソコンの画面のスクリプトを見ながら、もしくは印刷した紙を見ながら確認するのは、視線が移動して疲れるかなーと思うのですが・・・(テレビ画面は見ない、とか、疲れない、という方はそれでいいんですよ。)
多少、字幕がはしょられていても私は気にしません。
というより、慣れてくると、はしょられている部分くらいは聞き取れますし、それが聞き取れた時は嬉しいし、そこを聞き取ることがまたリスニングの練習にもつながると思うからです。

マルセルのいる動物園の近くで学会があるというロス。
ロス: So I figured I'd go and drive down to the zoo and surprise Marcel. (だから、動物園まで車で行って、マルセルを驚かせようと思うんだ。)
チャンドラー: He will be surprised. Till he realizes he's a monkey and isn't capable of that emotion. (驚くだろうねぇ。自分が猿だということに気づいて、そういう感情が理解できなくなるまでは。)
チャンドラー、またまた、回りくどいギャグを言ってます(笑)。
surprise は「何の連絡もせずに、いきなり顔を出して驚かせる」というニュアンスです。
アメリカ人の誕生日パーティは、本人に内緒で企画して、家に帰ってきたところでみんなが "Surprise!" (サプライズ!)と声を掛ける surprise party (サプライズ・パーティ、びっくりパーティ)ですよね。
そんな風に「びっくりさせて喜ばせる」ということです。
でもマルセルはお猿なので、ロスが遠いところに住んでいてわざわざ会いに来てくれた、という事実は理解できないだろうから、久しぶりにロスを見て感激するということはない、それはかなり人間的な心理だからね、とチャンドラーは思っているらしい。
だから、マルセルが人間だったら驚いて感動するけど、猿にはムリだよと言っているのです。
でも、やっぱりマルセルはロスを見たら喜ぶんじゃないでしょうかねぇ。
犬でも久しぶりにご主人に会ったら、ちぎれんばかりに尻尾を振って喜ぶって言うけどなぁ。
ロスは人間の友達に会いに行くかのように語っているので、「相手は猿だぜ。」との現実を認識させたいだけのチャンドラーでした。

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posted by Rach at 13:47| Comment(13) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする