ケータリングの準備でバタバタしてるモニカ。
モニカ: We're in trouble. We've only got 12 hours and 36 minutes left. Move, move, move! (私たち、ピンチよ。あと12時間と36分しか残ってないわ。動いて、動いて、動いて!)
チャンドラー: I feel like you should have German subtitles. (モニカのセリフにドイツ語の字幕をつけたい気分だ。)
"We've only got...minutes left." の left は、leave 「・・・を(余りとして)残す」の過去分詞形です。
There is[are]構文の最後に left をつける形もよく見かけます。
例えば、There are only three weeks left in this year. なら「今年もあと3週間で終わりだ。」という意味になります。
subtitle は「小見出し、副題、サブタイトル」という意味ですが、複数形にすると「(映画の)字幕、、字幕スーパー、スーパー(インポーズ)」という意味になります。
チャンドラーは、「モニカのしゃべり方はドイツ語の字幕が似合うよ、ドイツ語みたいだよ。」と言いたいようですね。
move, move! という言い方がドイツの軍隊みたいな感じだということでしょうね、きっと。
そもそもドイツ語自体が、そういう語気の荒い感じの言葉ですからねぇ。
悪い意味ではないんですが、発音に勢いがある、と言ったらいいんでしょうか?
(これ以下、今日は脱線したまま終わりますので、ご了承下さい・・・笑)
ドイツ語のイメージというと思い出すのが・・・(以下の話は、テレビでちらっと見ただけなので、情報はかなりいい加減で、雰囲気しか覚えてないんです。間違ってたらどなたか教えて下さい。
それに日本語吹き替えで見てたから、英語ではどうなっていたのかも不明だし・・・)
イギリスBBCのドラマ「宇宙船レッドドワーフ号」で、クライテンというアンドロイドが、静かな雰囲気を要求された時に、間違って「ドイツ語の家庭教師マニュアル」(?)か何かを呼び出してしまって、まるでヒトラーの演説みたいな勢いのあるドイツ語をしゃべり始めて、みんながびっくりたまげた・・・というシーンを見た記憶があります。
これがオリジナルの英語版でもやはりドイツ語だったのなら、英語圏の人の持つドイツ語のイメージも、我々の持つイメージと似た感じになるんでしょうね。
ところで、この「宇宙船レッドドワーフ号」(原題: RED DWARF)というドラマは、イギリスで人気のドラマで、日本でもNHKで深夜に放送されてましたが、ギャグが独特というか、ちょっとお下品というか、見てるとその”わけわからん”感じが面白いんですが、私はスタートレックほどにはハマりませんでしたねぇ・・・。
その強烈な世界観のため、ファンの間ではカルト的人気を誇る番組のようです。
モンティ・パイソンとかMr.ビーンとか、イギリス人のユーモアのセンスというのも独特ですよねぇ。
私の笑いの感覚とはちょっと食い違う部分があるのですが、その意外性が面白いのかもしれないんだけど・・・。
最近、映画になった「銀河ヒッチハイク・ガイド」(原題: The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)もイギリスSFですが、これも大好きな人と大嫌いな人に真っ二つに意見が分かれるそうです。
私個人としては、見たいような見たくないような微妙な感じ(笑)。
ただ、マーヴィンというロボットが出てくるんですが、その造形が何とも可愛い。
超頭でっかちで、他の人間のキャラに対して、バランス悪すぎるっちゅーねん!って感じなんですが、このキャラが動いてるところだけは見たい気もする・・・。
ドイツ語は大学で第二外国語として選択しましたが、発音自体は英語よりも簡単でしたね。
綴りで読み方が決まってるので、英語よりは発音はしやすかったように思います。
(先生の部屋でドイツ語の朗読をさせられたけど、それの点数は結構良かったぞっ! 私のクラスメートの女性は、先生に「君の発音はヒトラーみたいだねぇ」と言われてましたけど・・・笑)
ただ、男性名詞、女性名詞など名詞に性があり、それによって冠詞が異なったりして、もう今ではさっぱりわかりません。
ドイツ語と言えば、お医者さんがカルテに書くイメージですが(カルテという言葉もドイツ語だしね)、私の友人の医師(女性)によると、最近はドイツ語よりは英語を使うし、情報の開示などのためにわかりやすいカルテを書かないといけないという世間の流れがあるので、今では日本語の方が望ましいと考えられている、ということでした。(一般的な話なのか、そこの病院だけの話なのかはわからないんですけど・・・)
でも、彼女は患者さんのことをクランケ(ドイツ語で患者の意味)と呼んでましたから、やっぱりドイツ語もまだまだ多いのかも。
(なんか、今日は「ドイツ語とイギリスのユーモアに関する四方山話」ですが、明日の記事が分割しにくかったので、こんな構成になっちゃいました。ごめんなさい。決して気を抜いてるわけでも、時間稼ぎをしてるわけでもないのです・・・ほんと)
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2006年03月11日
2006年03月10日
フレンズ2-11その10
レイチェルのママがエッチの話を持ち出したのは「ママはパパ以外の男性を知らないから」というのが理由らしい。
そんな親子の会話に対して、モニカは知らないふりをします。
モニカ: I'm dicing. I'm dicing. I don't hear anything. (さいの目に刻んでるの。さいの目に刻んでるの。何も聞こえないわ。)
この歌のようなひとりごと、 ing で韻を踏んでるようですね。
dice は「さいころ」です。最近は日本語でも「ダイスを振る」と言いますね。
それを動詞として使うと「(野菜を)さいの目に刻む」という意味になります。
さいの目とは「さいころの各面に書いてある数、さいころの形」という意味なので、日本語も英語も同じ使い方をしているんですねぇ。
パパとの離婚を考えている上に、そんなエッチの話を持ち出したママに、とうとうレイチェルはキレてしまいます。
レイチェル: You know what? I cannot have this conversation with you. You come here and drop this bomb on me before you even tell Daddy. Do you want my blessing? Want me to talk you out of it? Then what do you want? (いい? 私はママとこんな会話はできないわ。パパには言いもしないで、ここに来てこんな爆弾を私に落とすのよ。私に賛成してほしいの? 私がママを説き伏せてこんなことを思いとどまらせればいいの? それじゃあ、何が望みなの?)
ママ: I guess I figured you would understand. (あなたなら理解してくれると思ったのよ。)
レイチェル: Why on earth would I understand this? (こんなことをどうして私が理解するっていうの?)
ママ: You didn't marry your Barry, honey. But I married mine. (あなたはあなたのバリーと結婚しなかったわ。でも、私はパパと結婚したのよ。)
drop a bomb は「爆弾を落とす、爆弾発言をする、ひどく動揺させる、衝撃を与える」という意味。このニュアンスは日本語と同じですね。
blessing は「恩恵、祝福」ですが、この場合は「賛意、賛成」という意味です。
talk someone out of... は「(人)に・・・しないように説得する、(人)を説き伏せて[説得して]・・・することをやめさせる、思いとどまらせる」という意味。
talk (話す)ことで out of (・・・から抜け出す、・・・から出る)ようにする、という感じですね。
反対の意味の「(人)を説得して・・・する気にさせる」は、talk someone into です。
パパと相談して決めたことでもないのに、一方的に自分の意思を告げるだけのママに、レイチェルはキレてしまったようですね。
私に何を求めてるのか?と問い詰めるレイチェル。
「別れちゃえば。」と言って欲しいのか、「ママ、そんなことはやめて、パパのところに戻ってよ。」と言って欲しいのか、ママの真意が見えないということです。
だいたい、女というものは、相手に相談しつつも、心の中ではある程度答えが決まっていたりするもので、このレイチェルのセリフは、その女の本質を突いていますね。
離婚を後押ししてくれれば思い切って踏み出せるのか、あるいは必死に止めてくれれば我慢して今の結婚生活を続ける決心がつくのか、どちらのつもりでここに来たんだとレイチェルは聞きたいのですね。
your Barry は「あなたのバリー」。
それに対してママはパパのことを mine と言っています。
これは your Barry が「あなたの婚約者だったバリー」という意味だけではなく、「結婚することになっていたけど、愛してなかった人」という意味も含んでいるのだと思います。
だから、mine は my Barry としてもいいのかもしれません。(レイチェルのパパのドクター・グリーンは Dr. Leonard Green という名前なので、実際は my Leonard でしょうが。)
あなたは「愛してない人」とは結婚しなかったけど、私は「愛してない人」と結婚したのよ、あなたがたどったかもしれない道を選んだのよ、ということです。
結婚式当日になって「愛してない人とは結婚できない」と悟ったレイチェルなら、ママの気持ちがわかるでしょう?と言いたいのですね。
結局、ママは自分でもどうしたいのかはっきりわかってないのかもしれません。
レイチェルと話すことで何か気持ちの決着がつくかも、と期待していたのかもしれません。
でも、この最後のセリフで、とにかく、私の今の気持ちをわかって欲しい、一番わかってくれるのは同じ道をたどろうとしていたあなたよ、ということだったのがわかります。
(ここから変な話になります。男性の方にはちょっとわからない話かも・・・気分を害されたらごめんなさいね。)
とにかく「わかって欲しい」というのも、女性がよく言うセリフですね。
ただ、相手にグチを聞いてもらいたいだけ。「そうそう」と言ってもらえたらすっきりする、というのがあります。
男性は女性がグチったり悪口言ったりするのを嫌いますが、そうやって吐き出すことでふっきれるということがあるんですよね。
男性と女性の違いを取り上げた番組で、女性がグチると、男性は「じゃあ、どうしたいんだよ。どうして欲しいんだよ。」と対策を考える方向に話を持って行こうとする、と言ってました。
でも、女性はただ聞いて欲しいだけ。
「ふーん。それは大変だったねー。わかるよ、その気持ち。」とか「それはむかつくね。俺も腹が立ってきたよ。」って言ってもらえると、それだけで充分だったりするのです。
そもそも、対策が立てられることならば、それなりに対処してるでしょう。どうしようもないから、グチってるんですよね。
レイチェルのママも、この気持ちをただ誰かに話したかっただけ。
レイチェルみたいに最後に思い切った決断が出来なくて、こういう状況を招いてしまったと言われると、その後の言葉が出ないレイチェルでした。
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そんな親子の会話に対して、モニカは知らないふりをします。
モニカ: I'm dicing. I'm dicing. I don't hear anything. (さいの目に刻んでるの。さいの目に刻んでるの。何も聞こえないわ。)
この歌のようなひとりごと、 ing で韻を踏んでるようですね。
dice は「さいころ」です。最近は日本語でも「ダイスを振る」と言いますね。
それを動詞として使うと「(野菜を)さいの目に刻む」という意味になります。
さいの目とは「さいころの各面に書いてある数、さいころの形」という意味なので、日本語も英語も同じ使い方をしているんですねぇ。
パパとの離婚を考えている上に、そんなエッチの話を持ち出したママに、とうとうレイチェルはキレてしまいます。
レイチェル: You know what? I cannot have this conversation with you. You come here and drop this bomb on me before you even tell Daddy. Do you want my blessing? Want me to talk you out of it? Then what do you want? (いい? 私はママとこんな会話はできないわ。パパには言いもしないで、ここに来てこんな爆弾を私に落とすのよ。私に賛成してほしいの? 私がママを説き伏せてこんなことを思いとどまらせればいいの? それじゃあ、何が望みなの?)
ママ: I guess I figured you would understand. (あなたなら理解してくれると思ったのよ。)
レイチェル: Why on earth would I understand this? (こんなことをどうして私が理解するっていうの?)
ママ: You didn't marry your Barry, honey. But I married mine. (あなたはあなたのバリーと結婚しなかったわ。でも、私はパパと結婚したのよ。)
drop a bomb は「爆弾を落とす、爆弾発言をする、ひどく動揺させる、衝撃を与える」という意味。このニュアンスは日本語と同じですね。
blessing は「恩恵、祝福」ですが、この場合は「賛意、賛成」という意味です。
talk someone out of... は「(人)に・・・しないように説得する、(人)を説き伏せて[説得して]・・・することをやめさせる、思いとどまらせる」という意味。
talk (話す)ことで out of (・・・から抜け出す、・・・から出る)ようにする、という感じですね。
反対の意味の「(人)を説得して・・・する気にさせる」は、talk someone into です。
パパと相談して決めたことでもないのに、一方的に自分の意思を告げるだけのママに、レイチェルはキレてしまったようですね。
私に何を求めてるのか?と問い詰めるレイチェル。
「別れちゃえば。」と言って欲しいのか、「ママ、そんなことはやめて、パパのところに戻ってよ。」と言って欲しいのか、ママの真意が見えないということです。
だいたい、女というものは、相手に相談しつつも、心の中ではある程度答えが決まっていたりするもので、このレイチェルのセリフは、その女の本質を突いていますね。
離婚を後押ししてくれれば思い切って踏み出せるのか、あるいは必死に止めてくれれば我慢して今の結婚生活を続ける決心がつくのか、どちらのつもりでここに来たんだとレイチェルは聞きたいのですね。
your Barry は「あなたのバリー」。
それに対してママはパパのことを mine と言っています。
これは your Barry が「あなたの婚約者だったバリー」という意味だけではなく、「結婚することになっていたけど、愛してなかった人」という意味も含んでいるのだと思います。
だから、mine は my Barry としてもいいのかもしれません。(レイチェルのパパのドクター・グリーンは Dr. Leonard Green という名前なので、実際は my Leonard でしょうが。)
あなたは「愛してない人」とは結婚しなかったけど、私は「愛してない人」と結婚したのよ、あなたがたどったかもしれない道を選んだのよ、ということです。
結婚式当日になって「愛してない人とは結婚できない」と悟ったレイチェルなら、ママの気持ちがわかるでしょう?と言いたいのですね。
結局、ママは自分でもどうしたいのかはっきりわかってないのかもしれません。
レイチェルと話すことで何か気持ちの決着がつくかも、と期待していたのかもしれません。
でも、この最後のセリフで、とにかく、私の今の気持ちをわかって欲しい、一番わかってくれるのは同じ道をたどろうとしていたあなたよ、ということだったのがわかります。
(ここから変な話になります。男性の方にはちょっとわからない話かも・・・気分を害されたらごめんなさいね。)
とにかく「わかって欲しい」というのも、女性がよく言うセリフですね。
ただ、相手にグチを聞いてもらいたいだけ。「そうそう」と言ってもらえたらすっきりする、というのがあります。
男性は女性がグチったり悪口言ったりするのを嫌いますが、そうやって吐き出すことでふっきれるということがあるんですよね。
男性と女性の違いを取り上げた番組で、女性がグチると、男性は「じゃあ、どうしたいんだよ。どうして欲しいんだよ。」と対策を考える方向に話を持って行こうとする、と言ってました。
でも、女性はただ聞いて欲しいだけ。
「ふーん。それは大変だったねー。わかるよ、その気持ち。」とか「それはむかつくね。俺も腹が立ってきたよ。」って言ってもらえると、それだけで充分だったりするのです。
そもそも、対策が立てられることならば、それなりに対処してるでしょう。どうしようもないから、グチってるんですよね。
レイチェルのママも、この気持ちをただ誰かに話したかっただけ。
レイチェルみたいに最後に思い切った決断が出来なくて、こういう状況を招いてしまったと言われると、その後の言葉が出ないレイチェルでした。
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2006年03月09日
フレンズ2-11その9
写真を見ているレイチェルとママ。
レイチェル: These are all Halloween, three years ago. (この写真は全部ハロウィーンね。3年前の。)
ママ: Oh, and look, here's Barry. He came straight from the office? (あぁ、見て。バリーがいるわ。彼、仕事場から直接来たの?)
レイチェル: Oh, no. That was his costume. See, he's actually an orthodontist, but he came as a regular dentist. (いいえ。それが彼のハロウィーンのコスチュームだったの。ほら、彼は本当は歯科矯正医でしょ、でも普通の歯医者の格好をして来たのよ。)
ハロウィーンにはよく仮装パーティーをしますね。
他の人は派手な仮装をしているのですが、バリーは白衣を着ていたようです。
でも、それがバリーにとっては、「普通の歯医者のふりをした」仮装だったらしい?
歯科矯正医と普通の歯医者さんって、どんな風に服が違うんでしょう?
多分一緒なんじゃないのかな。
パーティーとか仮装とかで盛り上がるタイプではなさそうなので、着替えるのが面倒だから、適当に言ってるんだろう、と思います。
でも、それってギャグとしては面白いかも?
誰にもそんな違い、わからへんやろ!?って感じで。
マジック・ナポレオンズ(現在はナポレオンズが正式名称だそうです)の手品で、お米を紙袋から紙袋に入れ替えて「このコシヒカリが・・・ササニシキになります」というのがあったけど、それと同じじゃん!
(ナポレオンズのマジック好きなんです。背の高い人がボナ植木さんで、小柄な方がパルト小石さん、って名前なんですよね。
「足が入れ替わります」とか、「紙袋に水を入れてもこぼれない・・・パンパースが入ってたから。」とか、そういうネタが楽しいです。
実は、ちょっと前になるんですが、某所で本物の彼らを見かけたので、ちょっと記念に登場していただきました・・・)
女の子だけの生活って楽しそう、とうらやましがるママ。
ママ: Do you know what we should do? Does anybody have any marijuana? (私たちが何をすべきか知ってる? 誰かマリファナ持ってないの?)
モニカ: Look, no one's smoking pot around all this food. (いいですか、この食べ物の周りで誰もマリファナ吸うのは許しません。)
marihuana も pot もマリファナ(大麻)です。
smoke pot で「マリファナを吸う」という意味。
ママが Do you know what we should do? と言っているのは、こうして女の子だけで楽しくおしゃべりしてる時に、今時の子が何をするか私だって知ってるんだから、っていうアピールのようです。
「こういう時はマリファナ吸いながらお話するんでしょ?」とママは思ってるらしいですが・・・。
毎日愉快な生活を送っているモニカとレイチェルですが、さすがにマリファナは吸わないようです(笑)。
ママは、悪い遊びを覚え始めたお嬢様みたいにどんどんエスカレートしていきますね。
モニカが逆にママみたいになっているところが、いかにも、って感じです。
ママ: What's new in sex? (エッチの最近の傾向ってどんなの?)
What's new? は直訳すると「何が新しいの?」ですから、「最近何かあった? 変わったことはある?」という意味になります。
挨拶として使うと、「最近どう? 元気にしてた?」という感じになります。
ここでは sex に関して「最近はどんな感じ?」と、何か過激なことを聞きたがってるようですが、一体どう答えればいいのやら・・・(赤面)。
ここまで来ると、ほとんど暴走に近いです(笑)。
自分の母親にそんなこと聞かれたら、ぶっ飛びますね。
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レイチェル: These are all Halloween, three years ago. (この写真は全部ハロウィーンね。3年前の。)
ママ: Oh, and look, here's Barry. He came straight from the office? (あぁ、見て。バリーがいるわ。彼、仕事場から直接来たの?)
レイチェル: Oh, no. That was his costume. See, he's actually an orthodontist, but he came as a regular dentist. (いいえ。それが彼のハロウィーンのコスチュームだったの。ほら、彼は本当は歯科矯正医でしょ、でも普通の歯医者の格好をして来たのよ。)
ハロウィーンにはよく仮装パーティーをしますね。
他の人は派手な仮装をしているのですが、バリーは白衣を着ていたようです。
でも、それがバリーにとっては、「普通の歯医者のふりをした」仮装だったらしい?
歯科矯正医と普通の歯医者さんって、どんな風に服が違うんでしょう?
多分一緒なんじゃないのかな。
パーティーとか仮装とかで盛り上がるタイプではなさそうなので、着替えるのが面倒だから、適当に言ってるんだろう、と思います。
でも、それってギャグとしては面白いかも?
誰にもそんな違い、わからへんやろ!?って感じで。
マジック・ナポレオンズ(現在はナポレオンズが正式名称だそうです)の手品で、お米を紙袋から紙袋に入れ替えて「このコシヒカリが・・・ササニシキになります」というのがあったけど、それと同じじゃん!
(ナポレオンズのマジック好きなんです。背の高い人がボナ植木さんで、小柄な方がパルト小石さん、って名前なんですよね。
「足が入れ替わります」とか、「紙袋に水を入れてもこぼれない・・・パンパースが入ってたから。」とか、そういうネタが楽しいです。
実は、ちょっと前になるんですが、某所で本物の彼らを見かけたので、ちょっと記念に登場していただきました・・・)
女の子だけの生活って楽しそう、とうらやましがるママ。
ママ: Do you know what we should do? Does anybody have any marijuana? (私たちが何をすべきか知ってる? 誰かマリファナ持ってないの?)
モニカ: Look, no one's smoking pot around all this food. (いいですか、この食べ物の周りで誰もマリファナ吸うのは許しません。)
marihuana も pot もマリファナ(大麻)です。
smoke pot で「マリファナを吸う」という意味。
ママが Do you know what we should do? と言っているのは、こうして女の子だけで楽しくおしゃべりしてる時に、今時の子が何をするか私だって知ってるんだから、っていうアピールのようです。
「こういう時はマリファナ吸いながらお話するんでしょ?」とママは思ってるらしいですが・・・。
毎日愉快な生活を送っているモニカとレイチェルですが、さすがにマリファナは吸わないようです(笑)。
ママは、悪い遊びを覚え始めたお嬢様みたいにどんどんエスカレートしていきますね。
モニカが逆にママみたいになっているところが、いかにも、って感じです。
ママ: What's new in sex? (エッチの最近の傾向ってどんなの?)
What's new? は直訳すると「何が新しいの?」ですから、「最近何かあった? 変わったことはある?」という意味になります。
挨拶として使うと、「最近どう? 元気にしてた?」という感じになります。
ここでは sex に関して「最近はどんな感じ?」と、何か過激なことを聞きたがってるようですが、一体どう答えればいいのやら・・・(赤面)。
ここまで来ると、ほとんど暴走に近いです(笑)。
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2006年03月08日
フレンズ2-11その8
フィービーのマッサージ中に亡くなったおばあさんの夫、エイドルマン氏が登場。
フィービー: Oh, that's him. (あぁ、彼が来たわ。)
チャンドラー: Damn! My mail-order grandfather hasn't come yet. (なんてこった! 俺が通販で頼んだおじいちゃんはまだ来ないよ。)
mail-order(mail order)は「通信販売」です。
メールオーダー、と日本語になっていますよね。
来ることになっていたおじいさんが来たので、「あぁ、来た来た。」という感じで反応したフィービーを、まるで通販で頼んだ品物が来たかのように受け取ったチャンドラー。
フィービーの通販の商品は来たけど、俺のはまだだ、と言ってるわけ。
「来た来た、ってまるで通販の荷物みたいに・・・」とか言う代わりに、こんなセリフを言うところがいかにもチャンドラーっぽい感じがします。
フィービー: Thanks for coming. (来てくださってありがとう。)
エイドルマン: That's okay. Although you did cut into my busy day of sitting. (いいんだよ。座り続ける忙しい一日を邪魔されたけどね。)
cut into は「割り込む、邪魔する、干渉する」という意味。
ただボーッと(失礼!)座っているだけの毎日のようですが、その忙しいところを邪魔された、と言っています。
初対面なのに、こんなギャグをかますとは、ユニークでキュートなおじいさんですね。
奥さんの霊がただよっているのは、何か心残りがあるのではないか、というフィービーに、
エイドルマン: All I can think of is that she used to say that before she died, she wanted to see everything. (私が思うに、妻は死ぬ前にこんなことを言っていた。私はすべてのものが見たい、って。)
everything は「すべてのもの、何もかも」。
フレンズ2-1 で、中国から帰ってきたロスがジュリーを連れているのを見て事情を悟ったレイチェルは、自分がロスを待っていたと思われないように、"I wanna hear everything!" ([二人がこうなった経緯などを]何もかも聞きたいわ。)と言っていましたね。
本当はそんなこと聞きたくないのに、「その一部始終を」(←マネーの虎みたい)聞きたい、というのが切なかったです・・・。
エイドルマン: Oh, wait, I... I remember she also said she wanted to sleep with me one last time. (あぁ、待ってくれ。思い出したよ。妻はこんなことも言ってた。最後に一度、私と寝たかった、って。)
このセリフの後、沈黙が流れるのが面白いですね。
フィービーにうまくあしらわれてしまいましたが、エイドルマンさんは「本当のことを言わずに、こっちを先に言ったら良かったなぁ・・・。」と後悔してるかもしれませんね。
ところで、このおじいちゃんを演じる俳優はフィル・リーズ(Phil Leeds)で、アリーmy Loveでボイル判事(Judge Boyle)を演じていた人です。
インパクトあるから、この顔忘れないよなぁ。
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フィービー: Oh, that's him. (あぁ、彼が来たわ。)
チャンドラー: Damn! My mail-order grandfather hasn't come yet. (なんてこった! 俺が通販で頼んだおじいちゃんはまだ来ないよ。)
mail-order(mail order)は「通信販売」です。
メールオーダー、と日本語になっていますよね。
来ることになっていたおじいさんが来たので、「あぁ、来た来た。」という感じで反応したフィービーを、まるで通販で頼んだ品物が来たかのように受け取ったチャンドラー。
フィービーの通販の商品は来たけど、俺のはまだだ、と言ってるわけ。
「来た来た、ってまるで通販の荷物みたいに・・・」とか言う代わりに、こんなセリフを言うところがいかにもチャンドラーっぽい感じがします。
フィービー: Thanks for coming. (来てくださってありがとう。)
エイドルマン: That's okay. Although you did cut into my busy day of sitting. (いいんだよ。座り続ける忙しい一日を邪魔されたけどね。)
cut into は「割り込む、邪魔する、干渉する」という意味。
ただボーッと(失礼!)座っているだけの毎日のようですが、その忙しいところを邪魔された、と言っています。
初対面なのに、こんなギャグをかますとは、ユニークでキュートなおじいさんですね。
奥さんの霊がただよっているのは、何か心残りがあるのではないか、というフィービーに、
エイドルマン: All I can think of is that she used to say that before she died, she wanted to see everything. (私が思うに、妻は死ぬ前にこんなことを言っていた。私はすべてのものが見たい、って。)
everything は「すべてのもの、何もかも」。
フレンズ2-1 で、中国から帰ってきたロスがジュリーを連れているのを見て事情を悟ったレイチェルは、自分がロスを待っていたと思われないように、"I wanna hear everything!" ([二人がこうなった経緯などを]何もかも聞きたいわ。)と言っていましたね。
本当はそんなこと聞きたくないのに、「その一部始終を」(←マネーの虎みたい)聞きたい、というのが切なかったです・・・。
エイドルマン: Oh, wait, I... I remember she also said she wanted to sleep with me one last time. (あぁ、待ってくれ。思い出したよ。妻はこんなことも言ってた。最後に一度、私と寝たかった、って。)
このセリフの後、沈黙が流れるのが面白いですね。
フィービーにうまくあしらわれてしまいましたが、エイドルマンさんは「本当のことを言わずに、こっちを先に言ったら良かったなぁ・・・。」と後悔してるかもしれませんね。
ところで、このおじいちゃんを演じる俳優はフィル・リーズ(Phil Leeds)で、アリーmy Loveでボイル判事(Judge Boyle)を演じていた人です。
インパクトあるから、この顔忘れないよなぁ。
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2006年03月07日
フレンズ2-11その7
ママとパパが別居するという話を聞いて、レイチェルが動揺しているところへ、モニカが帰ってきました。
モニカ: All right, tell me if this is too cute. Lesbian wedding... chicken breasts. (ねぇ、これならバッチリかどうか教えてね。レズビアンの結婚式だから・・・チキン(ギャル)の胸肉よ。)
レイチェル: Oh, God. I think I'm gonna be sick. (もう。気分が悪くなりそう。)
モニカ: What? It's not like I'm putting little nipples on them. (何で? その胸肉に小さい乳首をつけようっていうんじゃないわよ。)
chicken は「鶏、鶏肉、チキン」ですが、「子供、若い女」という意味もあります。
chicken の短縮形は chick ですが、若い女性のことを chick と言うのはフレンズでもよく出てきます。
またチキンには「臆病者」という意味もありますね。
「臆病者」についての話は、そういう使われ方をした時に説明しますね。(近いうちに出てくる予定)
モニカは女性同士の結婚式なので、チキン=若い女、さらに胸肉=おっぱい、という連想で洒落てみようと思ったようです。
sick は「病気の」ですが、ここでは「気分が悪い、むかつく、吐き気がする」ということです。
morning sickness だと「(妊娠初期の)つわり」という意味になります。
朝方に起こる吐き気だから morning とついているようですが、朝だけ特に気分が悪かった記憶はないんだけどな。(空腹時には気分が悪かったりするので、そういう意味では朝も該当するけど・・・これも人それぞれなんでしょうね・・・って、どうでもいい話。)
レイチェルはメニューどころではなく、ママの「別れる」発言に動揺して気分が悪くなってるのですが、モニカはメニューにケチをつけられたと勘違いして、気持ち悪くなるほど胸そっくりにデコレートしたりしないわ、と言っています。
私もそんなリアルなのは見たくないけど、殿方はお喜びかも!?
レイチェルの両親が離婚しそうなのは、レイチェルの自由な生活ぶりにママが憧れたからだ、というモニカ。
チャンドラー: When my parents divorced, they sent me to a shrink and she told me that kids blame themselves. But in your case, it's actually kind of true. (俺の両親が離婚した時、親は俺を精神科医のところへ連れて行ったんだ。お医者さんが言うには、子供は自分を責めるんだって。でも、レイチェルの場合は、自分を責めるのがある意味正解だな。)
shrink は「精神科医」。
フレンズ1-13その1 にロジャーという精神科医が出てきましたね。
blame oneself は「自分を責める、責任を感じる」という意味。
「僕がいけなかったんだ、僕のせいなんだ」と思うということ。
レイチェルがショックを受けてるのに、こんな時にそんなことを言うなんて、チャンドラーも人が悪い。
でも、彼も離婚に関してはトラウマがあるので、レイチェルの気持ちは人一倍わかってるのかもしれませんね。
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モニカ: All right, tell me if this is too cute. Lesbian wedding... chicken breasts. (ねぇ、これならバッチリかどうか教えてね。レズビアンの結婚式だから・・・チキン(ギャル)の胸肉よ。)
レイチェル: Oh, God. I think I'm gonna be sick. (もう。気分が悪くなりそう。)
モニカ: What? It's not like I'm putting little nipples on them. (何で? その胸肉に小さい乳首をつけようっていうんじゃないわよ。)
chicken は「鶏、鶏肉、チキン」ですが、「子供、若い女」という意味もあります。
chicken の短縮形は chick ですが、若い女性のことを chick と言うのはフレンズでもよく出てきます。
またチキンには「臆病者」という意味もありますね。
「臆病者」についての話は、そういう使われ方をした時に説明しますね。(近いうちに出てくる予定)
モニカは女性同士の結婚式なので、チキン=若い女、さらに胸肉=おっぱい、という連想で洒落てみようと思ったようです。
sick は「病気の」ですが、ここでは「気分が悪い、むかつく、吐き気がする」ということです。
morning sickness だと「(妊娠初期の)つわり」という意味になります。
朝方に起こる吐き気だから morning とついているようですが、朝だけ特に気分が悪かった記憶はないんだけどな。(空腹時には気分が悪かったりするので、そういう意味では朝も該当するけど・・・これも人それぞれなんでしょうね・・・って、どうでもいい話。)
レイチェルはメニューどころではなく、ママの「別れる」発言に動揺して気分が悪くなってるのですが、モニカはメニューにケチをつけられたと勘違いして、気持ち悪くなるほど胸そっくりにデコレートしたりしないわ、と言っています。
私もそんなリアルなのは見たくないけど、殿方はお喜びかも!?
レイチェルの両親が離婚しそうなのは、レイチェルの自由な生活ぶりにママが憧れたからだ、というモニカ。
チャンドラー: When my parents divorced, they sent me to a shrink and she told me that kids blame themselves. But in your case, it's actually kind of true. (俺の両親が離婚した時、親は俺を精神科医のところへ連れて行ったんだ。お医者さんが言うには、子供は自分を責めるんだって。でも、レイチェルの場合は、自分を責めるのがある意味正解だな。)
shrink は「精神科医」。
フレンズ1-13その1 にロジャーという精神科医が出てきましたね。
blame oneself は「自分を責める、責任を感じる」という意味。
「僕がいけなかったんだ、僕のせいなんだ」と思うということ。
レイチェルがショックを受けてるのに、こんな時にそんなことを言うなんて、チャンドラーも人が悪い。
でも、彼も離婚に関してはトラウマがあるので、レイチェルの気持ちは人一倍わかってるのかもしれませんね。
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2006年03月06日
フレンズ2-11その6
レイチェルのママを見て、
フィービー: I know who you remind me of. Evelyn Durmer. That's before the lousy face-lift. Now she looks like Soupy Sales. (あなたを見て誰を思い出すのかわかったわ。エブリン・ダーマーよ。整形に失敗する前のね。今の彼女はスーピー・セールスにそっくりだけど。)
face-lift (facelift)は「顔のしわ取り、美容整形」。
lift だけでも「(整形術で)(顔の)しわを取る[伸ばす]」という意味があります。
She had her face lifted. または She had a face-lift. のどちらでも「彼女は美容整形した、顔のしわを取った」という意味になります。
lift は日本語のリフトでもわかるように「物を持ち上げる」という意味ですね。
「顔の皮膚を”持ち上げて”引っ張りしわを伸ばす」というところから、整形やしわ取りの意味になったようですが・・・(想像するとちょっと怖いけど)
アメリカでは整形の話がよく出てきますね。
アリーmy Love でもよく出てきました。
特にアリーは自分の年齢をすごく気にするタイプなので(女は多かれ少なかれ誰でもそうだが・・・笑)、整形がらみのエピソードが多いです。
さらに、整形関係の訴訟(整形が希望通りにならなかったから訴えるなど)というのもあります。
アメリカのドラマを見ていると、そんなに整形って日常茶飯事なのかとびっくりしますね。
日本でもプチ整形とか流行ってますが、アメリカほどではないでしょう。
ママが似てると言われた Evelyn Durmer (エブリン・ダーマー)ですが、この人がどんな人かはわかりませんでした。(ご存知の方は、教えて下さい!)
整形に失敗したエブリン・ダーマーに似てると言われた Soupy Sales (スーピー・セールス)は、"Soupy Sales Show" という番組の司会をしてた人らしいです。でも、男ですよ(笑)。
私が見た↓の写真では、確かにちょっとしわの多い顔でした。
Welcome to Soupy Sales Biography!
このフィービーのセリフもまた、フィービーに取り付いているおばあさんが言っているはずなんですが、おばあさんが言ってるってことにして、実はフィービーが本音をしゃべってる、という可能性もなくはない、というか・・・。
このセリフは完全な悪口ではないですが、スーピー・セールスにどことなく似てるって風に取れるので、やはり褒めてるわけではないでしょう。
窓から外を見ているママ。
レイチェルのママ: Oh, my God! There's an unattractive nude man playing the cello. (あらやだ! チェロを演奏している、美しくないヌードの男性がいるわよ。)
これ最初に聞いた時に、思わず笑ってしまったんですが、ママが見ているのは、間違いなく Ugly Naked Guy (裸のブ男)ですね。
それをママ風にお上品に言うと、an unattractive nude man となるのがポイントです。
ママがレイチェルに衝撃の告白。
レイチェルのママ: I'm considering leaving your father. (パパと別れようと思っているの。)
leave は「去る、(人を)捨てる・見捨てる」ということです。
パパを置いて家を出て行く、ということのようですね。
このセリフでは、正式に離婚するというよりも、別居するという感じでしょうか。
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2006年03月05日
フレンズ2-11その5+ID4の話
おばあさんが取り付いてしまったかのようなフィービー。
ジョーイ: Pheebs? How long do you think this lady will be with us? (フィービー? このご婦人がどのくらい俺たちと一緒にいると思う?)
フィービー: I don't know. She obviously has some unfinished business. Sit up! (わからないわ。きっと彼女にはいくつかやり残したことがあるんだわ。[だらしなく座っているチャンドラーを見て] きちんと座りなさい!)
現世に未練があるから成仏できない、というのはアメリカも日本も同じようですね。
(キリスト教では成仏する、とは言わないだろうけど・・・)
sit up は「寝た姿勢から上半身を起こして座った姿勢になる、上体を起こす」という意味があり、「きちんと座る」という意味もあります。
背筋を正して座る、という感じでしょうか。
学校では stand up, sit down は習うのですが、sit up って習いませんよね。(まず、sit up と言われるシチュエーションがないからだけど・・・)
でも up という前置詞の感じを知っていると、sit up も何となく想像できるはず。
いろんな言葉を聞くことで、動詞と前置詞の組み合わせで意味がなんとなく掴めるようになると、英語もますます楽しくなりますね。
あ、ちなみに「きちんと座りなさい!」は、フィービーに取り付いているおばあちゃんのセリフです。
レイチェルのママがセントラル・パークにやってきます。
エプロン姿でウェイトレスを頑張っているレイチェルを見て、
レイチェルのママ: I am just so proud of you! (私はただただあなたを誇りに思うわ。)
be proud of... は「・・・を誇りに思う」という意味。take pride in... という表現もあります。
アメリカ人は「誇りに思う」という言葉が好きですよね。
素晴らしいことを成し遂げた人(宇宙飛行士とか)の家族にインタビューすると、たいてい、"I'm very proud of him." (私は彼をとても誇りに思うわ。)という発言を聞くことが出来ます。
日本人だと、まずは「おかげさまで・・・」とか、「みなさまのおかげで・・・」とか、他人に感謝する言葉が先に出そうな感じですが・・・。
もちろん、アメリカ人も協力者に感謝することを忘れてはいませんけどね。
例えば、アカデミー賞のスピーチでは、受賞者は何人の人の名前を出して感謝することか。
スピーチで名前を出すのを忘れたりすると、後のフォローが大変らしいし、「誰々への感謝の言葉が抜けていた」と非難されることもあるとか。
そう言えば、明日の朝(現地では3月5日、日本時間では3月6日朝)に、アカデミー賞が決まりますねぇ。なんてタイムリーな話題!(←自画自賛)
とにかく日本では、肉親がテレビに向かって「よく頑張ったわね。よくやったわね。」と呼びかけたりするんですが、「私はあなたを誇りに思ってるわ。」という言葉はあまり聞きません。
単なる文化の違いでしょうけどね。
ちょっと「誇り」という言葉が大袈裟すぎるのかも。
英語の「誇りに思う」というフレーズ、私はちょっと羨ましいです。
そんな風に肉親に対して言える文化っていいですよね。
日本は謙遜の文化だからなぁ。
あまり身内を誉めるとみっともないと思われがちですから。
ちょっと話がフレンズからずれますが・・・。
インデペンデンス・デイ(Independence Day)という映画が何年か前に流行りましたよね。
通称では "ID4" と呼ばれますが、4 は the 4th of July 「独立記念日」のことです。
この映画はあまりにもアメリカ中心主義的だということで、いろいろと批判も多いようですが、私は結構好きで、PREMIUM EDITION という特別版のDVDも持ってます(笑)。
私が、フレンズ解説をしながら、時々 ID4 の話を出すのは、ID4 もフレンズと同じように、英語の教材として使って勉強したからなんですが。
この映画では、いつも酔っ払って家族に迷惑ばかりかけていた父が、最後、エイリアンの兵器に向かって特攻したお陰で、人類が助かりますよね。
あの時、みんなは喜んでいるのに、息子(長男)は父が死んだことで呆然としていたのですが、ある士官に
"What your father did was very brave. You should be proud of him."
(君のお父さんはとても勇敢なことをした。誇りに思うべきだよ。)
と言われて、
"I am." (思ってます。)
と返事するシーンがありましたね。
これなんか、とってもアメリカ的です。
実は、劇場公開版でカットされたシーンを見ると、この長男は、実はこの父親の本当の息子ではないことがわかります。
末っ子の病弱な次男だけがこの父親の息子で、上の二人は妻の連れ子(stepchildren)だというのが本当の設定なんですね。
だから、この長男はずっと父親とうまくいってなかったわけですが、この父親は最後まで三人の子供たちを気に掛けながら死んで行き、長男もようやくそのことに気付き、自分が軽蔑していた stepfather (義理の父)を誇りに思うことができた、という部分が、まさに「アメリカ的」なわけなんですよ。
これだけ「アメリカらしい」映画なんですが、実は監督のローランド・エメリッヒはドイツ人なんですけどね。
そのことに関しては、映画のパンフレットに、大森 望さんという有名な評論家の方が、「最後の幸福なアメリカSF映画」というタイトルで、興味深い話を書いておられました。
大森氏の言葉をそのまま以下に引用させていただきますと、
「アメリカ中心主義を隠蔽するかわり、アメリカ的価値観を過剰に投入することで、史上最大のギャグ映画をつくりあげたのである。」
「アメリカ的価値観やモチーフをなんの衒いもなくここまで前面に押し出して平然としていられるのも、エメリッヒがドイツ人なればこそだろう。」
などなど、鋭い分析が続くとても面白い文章なので、おうちにパンフをお持ちの方は(?)是非改めて読んでみて下さい。(勝手に引用すみません、大森さん。)
その分析を読んで私が思ったのは・・・。
つまり、ドイツ人の監督は、「意識的に、わざと」アメリカ的要素をそこここに散りばめている、というわけですね。
それがアメリカ人以外の人にとっては、アメリカ的美徳・価値観の押し付けに感じられて抵抗がある、というのもわかります。
ですが、それを感情的に受け取らず、アメリカ的な部分を煮詰めたものとして客観的に見れば、とても「アメリカ」という国を面白く見れる貴重な材料になるのではないかな?と思うのです。
そういう意味でも、とても面白い映画だし、「ID4 が好きだ!」と言ったからって、「お前はアメリカの回し者か?!」と言われる筋合いもないというか・・・(いや、別に誰かに言われたわけじゃないけどね。)
「アメリカが世界の中心か!?」と言うご批判もよく聞くところですが、世界を舞台にした作品でも、その中心となる組織はその作品を作った国に存在している、というのはお決まりとも言えますし。(エヴァンゲリオンでは、ネルフ本部は日本にあり、アメリカやドイツは支部なんです・・・って、あまり説得力のないオタクネタ・・・泣)
ちょっと、脱線激しかったですね。ごめんなさい。おまけに長いや(反省)。
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ジョーイ: Pheebs? How long do you think this lady will be with us? (フィービー? このご婦人がどのくらい俺たちと一緒にいると思う?)
フィービー: I don't know. She obviously has some unfinished business. Sit up! (わからないわ。きっと彼女にはいくつかやり残したことがあるんだわ。[だらしなく座っているチャンドラーを見て] きちんと座りなさい!)
現世に未練があるから成仏できない、というのはアメリカも日本も同じようですね。
(キリスト教では成仏する、とは言わないだろうけど・・・)
sit up は「寝た姿勢から上半身を起こして座った姿勢になる、上体を起こす」という意味があり、「きちんと座る」という意味もあります。
背筋を正して座る、という感じでしょうか。
学校では stand up, sit down は習うのですが、sit up って習いませんよね。(まず、sit up と言われるシチュエーションがないからだけど・・・)
でも up という前置詞の感じを知っていると、sit up も何となく想像できるはず。
いろんな言葉を聞くことで、動詞と前置詞の組み合わせで意味がなんとなく掴めるようになると、英語もますます楽しくなりますね。
あ、ちなみに「きちんと座りなさい!」は、フィービーに取り付いているおばあちゃんのセリフです。
レイチェルのママがセントラル・パークにやってきます。
エプロン姿でウェイトレスを頑張っているレイチェルを見て、
レイチェルのママ: I am just so proud of you! (私はただただあなたを誇りに思うわ。)
be proud of... は「・・・を誇りに思う」という意味。take pride in... という表現もあります。
アメリカ人は「誇りに思う」という言葉が好きですよね。
素晴らしいことを成し遂げた人(宇宙飛行士とか)の家族にインタビューすると、たいてい、"I'm very proud of him." (私は彼をとても誇りに思うわ。)という発言を聞くことが出来ます。
日本人だと、まずは「おかげさまで・・・」とか、「みなさまのおかげで・・・」とか、他人に感謝する言葉が先に出そうな感じですが・・・。
もちろん、アメリカ人も協力者に感謝することを忘れてはいませんけどね。
例えば、アカデミー賞のスピーチでは、受賞者は何人の人の名前を出して感謝することか。
スピーチで名前を出すのを忘れたりすると、後のフォローが大変らしいし、「誰々への感謝の言葉が抜けていた」と非難されることもあるとか。
そう言えば、明日の朝(現地では3月5日、日本時間では3月6日朝)に、アカデミー賞が決まりますねぇ。なんてタイムリーな話題!(←自画自賛)
とにかく日本では、肉親がテレビに向かって「よく頑張ったわね。よくやったわね。」と呼びかけたりするんですが、「私はあなたを誇りに思ってるわ。」という言葉はあまり聞きません。
単なる文化の違いでしょうけどね。
ちょっと「誇り」という言葉が大袈裟すぎるのかも。
英語の「誇りに思う」というフレーズ、私はちょっと羨ましいです。
そんな風に肉親に対して言える文化っていいですよね。
日本は謙遜の文化だからなぁ。
あまり身内を誉めるとみっともないと思われがちですから。
ちょっと話がフレンズからずれますが・・・。
インデペンデンス・デイ(Independence Day)という映画が何年か前に流行りましたよね。
通称では "ID4" と呼ばれますが、4 は the 4th of July 「独立記念日」のことです。
この映画はあまりにもアメリカ中心主義的だということで、いろいろと批判も多いようですが、私は結構好きで、PREMIUM EDITION という特別版のDVDも持ってます(笑)。
私が、フレンズ解説をしながら、時々 ID4 の話を出すのは、ID4 もフレンズと同じように、英語の教材として使って勉強したからなんですが。
この映画では、いつも酔っ払って家族に迷惑ばかりかけていた父が、最後、エイリアンの兵器に向かって特攻したお陰で、人類が助かりますよね。
あの時、みんなは喜んでいるのに、息子(長男)は父が死んだことで呆然としていたのですが、ある士官に
"What your father did was very brave. You should be proud of him."
(君のお父さんはとても勇敢なことをした。誇りに思うべきだよ。)
と言われて、
"I am." (思ってます。)
と返事するシーンがありましたね。
これなんか、とってもアメリカ的です。
実は、劇場公開版でカットされたシーンを見ると、この長男は、実はこの父親の本当の息子ではないことがわかります。
末っ子の病弱な次男だけがこの父親の息子で、上の二人は妻の連れ子(stepchildren)だというのが本当の設定なんですね。
だから、この長男はずっと父親とうまくいってなかったわけですが、この父親は最後まで三人の子供たちを気に掛けながら死んで行き、長男もようやくそのことに気付き、自分が軽蔑していた stepfather (義理の父)を誇りに思うことができた、という部分が、まさに「アメリカ的」なわけなんですよ。
これだけ「アメリカらしい」映画なんですが、実は監督のローランド・エメリッヒはドイツ人なんですけどね。
そのことに関しては、映画のパンフレットに、大森 望さんという有名な評論家の方が、「最後の幸福なアメリカSF映画」というタイトルで、興味深い話を書いておられました。
大森氏の言葉をそのまま以下に引用させていただきますと、
「アメリカ中心主義を隠蔽するかわり、アメリカ的価値観を過剰に投入することで、史上最大のギャグ映画をつくりあげたのである。」
「アメリカ的価値観やモチーフをなんの衒いもなくここまで前面に押し出して平然としていられるのも、エメリッヒがドイツ人なればこそだろう。」
などなど、鋭い分析が続くとても面白い文章なので、おうちにパンフをお持ちの方は(?)是非改めて読んでみて下さい。(勝手に引用すみません、大森さん。)
その分析を読んで私が思ったのは・・・。
つまり、ドイツ人の監督は、「意識的に、わざと」アメリカ的要素をそこここに散りばめている、というわけですね。
それがアメリカ人以外の人にとっては、アメリカ的美徳・価値観の押し付けに感じられて抵抗がある、というのもわかります。
ですが、それを感情的に受け取らず、アメリカ的な部分を煮詰めたものとして客観的に見れば、とても「アメリカ」という国を面白く見れる貴重な材料になるのではないかな?と思うのです。
そういう意味でも、とても面白い映画だし、「ID4 が好きだ!」と言ったからって、「お前はアメリカの回し者か?!」と言われる筋合いもないというか・・・(いや、別に誰かに言われたわけじゃないけどね。)
「アメリカが世界の中心か!?」と言うご批判もよく聞くところですが、世界を舞台にした作品でも、その中心となる組織はその作品を作った国に存在している、というのはお決まりとも言えますし。(エヴァンゲリオンでは、ネルフ本部は日本にあり、アメリカやドイツは支部なんです・・・って、あまり説得力のないオタクネタ・・・泣)
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2006年03月04日
フレンズ2-11その4
チャンドラー: For a minute, I thought you were actually smelling something. (一瞬、ジョーイが本当に何かを嗅いでいるのかと思ったよ。)
これって誉めてるように聞こえるけど、実は「そのジョーイの演技が、おならを嗅いでるようにしか見えない」ということ。
確かに、このジョーイの演技はそうとしか見えませんね。
でも、先にそのおならの話を聞いていて先入観を持って見てるからそう見える、ということもありますけど・・・。
昔、リクルート・タウンワークのCM(多分、関西ローカルのCMなので、知らない人はごめんなさい)で、指揮者がタクトを振りながら、「そこの君ー、演奏中に、タウンワーク読むの、やめなさーい!」っていうのがあったんですが、それなんか、本当に真剣に指揮してる映像なんですよねぇ?
それが変なアフレコ(アテレコ)がついちゃうと、あんな風に見えてしまうと(笑)。
リクルートマガジン・ホットペッパーのCMでは、多分ドラキュラの映画だと思うけど、口に血がついてる男性の横に座った女性が、「あなた、私のクーポン使って、スパゲッティ食べたでしょ?」とか言うアテレコバージョンもありましたよね。あれも好き。
フィービーはマッサージ師なんですが、その仕事中に、マッサージをしていた相手(おばあさん)が死んでしまったらしい。
フィービー: Oh, but the weirdest things was... I was cleansing her aura when it happened. And when her spirit left her body, I don't think it went very far. (えぇ、でも一番変な感じがしたのは・・・おばあさんが死んだ時に私はオーラを清めてたの。そして彼女の霊が体から離れた時に、その霊が遠くへは行かなかったと思うのよ。)
レイチェル: What do you mean? (どういう意味?)
フィービー: I think it went into me. (その霊が私の中に入ったと思う。)
フィービーは霊感に強いタイプで、オーラを清めるのも得意らしい(笑)。
第1話で、妻のキャロルに家を出て行かれたロスがずーんとしているので、ロスの頭の辺りの空気をつまんでいるシーンがありましたが、その時のロスのセリフが
"Stop cleansing my aura! No, just leave my aura alone, okay?" (僕のオーラを清めるのはやめてくれ! 僕のオーラは放っておいてくれ。いい?)
でしたね。
普通は、オーラを清めると、go far (遠いところへ行く)そうです。天国へ行くということですね。
それなのに、霊が自分の中に入ったと語るフィービー。
みんながそっとフィービーから離れるのもおかしい。
というか、フレンズではよくあるリアクションですね。
新井素子の小説「あたしの中の・・・・・・」も誰かが「あたしの中」に入ってくるという話でしたね。
友達に借りて読みましたよ、新井素子・・・。
結婚式のメニューに悩むモニカ。
モニカ: I can't decide between lamb or duck. (子羊かカモのどちらかに決められない。)
チャンドラー: Well, lambs are scarier. Or the movie would've been called Silence of the Ducks. (子羊の方が恐ろしいよ。さもないと、あの映画が「カモたちの沈黙」って呼ばれただろうね。)
lamb (子羊)と聞くと、The Silence of the Lambs 「羊たちの沈黙」を思い出さずにはいられないチャンドラー。
「あの映画は怖かったよねー。だからカモにしよう。」ということなのかもしれませんが、怖いのとメニューにするのと、関係ないじゃん。
さらに、あれは映画が怖かったんであって、別に羊が怖い話ではありませんし(笑)。
「迷える子羊」という表現もありますが、これは英語では stray sheep または stray lamb になるようですね。(どちらが正式な表現なのかわからないんですが。)
子羊は従順の象徴と見なされており、神のいけにえにされる動物です。
キリストは「神の小羊」(the Lamb of God)ともよばれます。
(このように、英語を理解するのには、聖書やキリスト教の知識って大切なんですよねぇ。ちっとは私も勉強せねば・・・)
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これって誉めてるように聞こえるけど、実は「そのジョーイの演技が、おならを嗅いでるようにしか見えない」ということ。
確かに、このジョーイの演技はそうとしか見えませんね。
でも、先にそのおならの話を聞いていて先入観を持って見てるからそう見える、ということもありますけど・・・。
昔、リクルート・タウンワークのCM(多分、関西ローカルのCMなので、知らない人はごめんなさい)で、指揮者がタクトを振りながら、「そこの君ー、演奏中に、タウンワーク読むの、やめなさーい!」っていうのがあったんですが、それなんか、本当に真剣に指揮してる映像なんですよねぇ?
それが変なアフレコ(アテレコ)がついちゃうと、あんな風に見えてしまうと(笑)。
リクルートマガジン・ホットペッパーのCMでは、多分ドラキュラの映画だと思うけど、口に血がついてる男性の横に座った女性が、「あなた、私のクーポン使って、スパゲッティ食べたでしょ?」とか言うアテレコバージョンもありましたよね。あれも好き。
フィービーはマッサージ師なんですが、その仕事中に、マッサージをしていた相手(おばあさん)が死んでしまったらしい。
フィービー: Oh, but the weirdest things was... I was cleansing her aura when it happened. And when her spirit left her body, I don't think it went very far. (えぇ、でも一番変な感じがしたのは・・・おばあさんが死んだ時に私はオーラを清めてたの。そして彼女の霊が体から離れた時に、その霊が遠くへは行かなかったと思うのよ。)
レイチェル: What do you mean? (どういう意味?)
フィービー: I think it went into me. (その霊が私の中に入ったと思う。)
フィービーは霊感に強いタイプで、オーラを清めるのも得意らしい(笑)。
第1話で、妻のキャロルに家を出て行かれたロスがずーんとしているので、ロスの頭の辺りの空気をつまんでいるシーンがありましたが、その時のロスのセリフが
"Stop cleansing my aura! No, just leave my aura alone, okay?" (僕のオーラを清めるのはやめてくれ! 僕のオーラは放っておいてくれ。いい?)
でしたね。
普通は、オーラを清めると、go far (遠いところへ行く)そうです。天国へ行くということですね。
それなのに、霊が自分の中に入ったと語るフィービー。
みんながそっとフィービーから離れるのもおかしい。
というか、フレンズではよくあるリアクションですね。
新井素子の小説「あたしの中の・・・・・・」も誰かが「あたしの中」に入ってくるという話でしたね。
友達に借りて読みましたよ、新井素子・・・。
結婚式のメニューに悩むモニカ。
モニカ: I can't decide between lamb or duck. (子羊かカモのどちらかに決められない。)
チャンドラー: Well, lambs are scarier. Or the movie would've been called Silence of the Ducks. (子羊の方が恐ろしいよ。さもないと、あの映画が「カモたちの沈黙」って呼ばれただろうね。)
lamb (子羊)と聞くと、The Silence of the Lambs 「羊たちの沈黙」を思い出さずにはいられないチャンドラー。
「あの映画は怖かったよねー。だからカモにしよう。」ということなのかもしれませんが、怖いのとメニューにするのと、関係ないじゃん。
さらに、あれは映画が怖かったんであって、別に羊が怖い話ではありませんし(笑)。
「迷える子羊」という表現もありますが、これは英語では stray sheep または stray lamb になるようですね。(どちらが正式な表現なのかわからないんですが。)
子羊は従順の象徴と見なされており、神のいけにえにされる動物です。
キリストは「神の小羊」(the Lamb of God)ともよばれます。
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2006年03月03日
フレンズ2-11その3
ロス: If she were marrying a guy, you wouldn't expect me to go. (もしキャロルが男と再婚しようとしてるんだったら、僕が出席するとはモニカにも思えないだろう?)
ジョーイ: If she were marrying a guy, she'd be the worst lesbian ever. (もしキャロルが男と再婚するんだったら、彼女は史上最低のレズビアンってことになるな。)
相手がスーザンという女性だから「式に出なさいよ。」なんて気楽なことを言ってるけど、男性との再婚だったら、元夫が出席するのはおかしいだろ?とロスは言いたいようです。
確かに、ちょっと想像しにくいですよね。
ロスにとっては相手が女性だろうが何だろうが、妻を寝取った(?)人物に違いないのだから、その結婚式に出席したくない、という気持ちは、確かに納得できる気はしますね。
ベンという子供を囲んで、親しくしているように見えるのですが、まだまだ心の中では、愛憎が渦巻いているようです。少なくともロスの中では、ね。
そんな話をしている時に、またジョーイがとぼけたことを言ってます。
レズビアンなんだから、男性と再婚するなんてあり得ない。
もし万が一そんなことになったら、彼女はレズビアンと呼ばれる資格がない、と言いたいようです。
ちなみに、キャロルが男性と結婚することはあり得ないことだから、ロスもジョーイも、"If she were marrying a guy" と「実現不可能なことを表す」仮定法過去を使っているのもポイントですね。
後ろでこめかみを叩いてるチャンドラーが面白いですね。
そういうことじゃないつーの!、って感じでしょうか。
チャンドラーはよくこのしぐさをしますよねぇ。
テレビに映った女優の説明をするジョーイ。
ジョーイ: She taught me about how to work with the cameras and smell-the-fart acting. (彼女はカメラに向かってどうすればいいかとか、「おならを嗅(か)ぐ」演技はどうやるのか、とか教えてくれたんだ。)
みんなが”おならを嗅ぐ演技って何??”となってると、
ジョーイ: You got so many lines to learn so fast that sometimes you need a minute to remember your next one. So while you're thinking...you take this big pause where you look all intense. Like this... (俳優ってのは、素早く覚えないといけないセリフがすごくたくさんあるんだ。だから時々、次のセリフを思い出すための時間が必要になる。だから、そのセリフを考えてる間、真剣に見えるような大きな休止を取るんだ。こんなふうに・・・)
と言って、その「おならを嗅ぐ」演技を見せるジョーイ。
fart は 「屁をこく、放屁(ほうひ)する」という意味。
「おならをする」という意味の卑語です。
普通は「おならをする」という場合は、婉曲的にbreak wind を使います。(おならを「風」とは上品な。)
pass gas とも言います。(日本語でもおならのことを「ガス」に例えますよね。)
とにかく、そういうセリフの時間稼ぎのために、セリフを忘れて呆然とした顔やぽっかーんとした顔をカメラに撮られないように、難しい顔で緊張した雰囲気を作り出すためのテクニックらしいです。
「おならを嗅ぐ」という行為は、「ん? 何か匂うぞ・・・おならかな? 一体誰がしたんだ・・・?」と考えたり悩んだりすることにつながるので(?)、緊迫した状態をかもし出す表情を作ることができる、ということのようですね。(←そうかぁ?)
実際にその方法を使っているシーンのテレビを見るフレンズたち。
最後に相手を誘うような顔で見つめ合う、相手役の女優とジョーイに大笑いしてしまいます。
ソープオペラというのは(昼メロもそうですが)、前にもチャンドラーが言ってましたが、すぐに誰かと誰かが寝てしまったりしてドロドロした人間関係になるのがウリなので、ここではそういう恋愛モードにすぐに入りそうな表情をしているのが、いかにも「ソープオペラらしい」というところでしょう。
(少しお下品な、おまけの話)
「おなら」の語源ってご存知ですか?
百人一首にも入っている短歌に
「いにしへの奈良の都の八重桜 今日九重に匂ひぬるかな」
というのがありますが、これを連想に使って、「”へ”といえば”匂う”もの」、「”匂う”といえば、この”奈良”の和歌」という流れから、”へ”=”なら”になったという話を、昔聞いたことがありました。
(九重(ここのへ)がここの屁(ここのへ)を連想させますし。)
この話が面白いので、人に話したこともあるんですけど、いつだったか気になって辞書で調べたら、「鳴らす」という意味から来た言葉だと書いてありました。あーん、がっくり。
でも、この通説(学説)、結構有名らしく、ネットで調べたら、「この和歌が語源だという説もある」という記事がいっぱいありました。
一体だれが言い出した話なんだろう?
私が昔好きだった多湖 輝(たご あきら)さんの「頭の体操」という本にあった問題で、
「一人で考えたことは古来例がなく、二人だとすぐにわかり、三人になるととたんにわからなくなるという問題を考えよ。」(←手元に本がないので、多少文章は異なるかもしれない)
というのがあって、一例として「誰が音のないおならをしたか」を答えにあげていました。
確かに一人でこの問題を考える人はいないよなぁ。(自分に決まってるしね・・・笑)
でも、三人になると「あいつかな? いや、こいつかも。」と大いに悩みそうですよね(笑)。
おならというと、必ずこの問題を思い出すんです、私。
あの「頭の体操」は本当に面白かったですよ。
兄が第7集まで持ってたんで、私も7集までは全部読みました。
兄と今でもこの頭の体操ネタで盛り上がれるほど(変な兄妹・・・)、家族では一時期大ブームでしたね。
でも、あれに慣れると、ちょっと物事をひねくれて考えてしまいがちになるような気もする・・・(笑)。
あ、普段は私、「おなら」の話なんかしないタイプなので、そんなキャラだと誤解しないで下さいね。お・ね・が・い。(最後だけ、そんなにかわい子ぶってもなぁ・・・)
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ジョーイ: If she were marrying a guy, she'd be the worst lesbian ever. (もしキャロルが男と再婚するんだったら、彼女は史上最低のレズビアンってことになるな。)
相手がスーザンという女性だから「式に出なさいよ。」なんて気楽なことを言ってるけど、男性との再婚だったら、元夫が出席するのはおかしいだろ?とロスは言いたいようです。
確かに、ちょっと想像しにくいですよね。
ロスにとっては相手が女性だろうが何だろうが、妻を寝取った(?)人物に違いないのだから、その結婚式に出席したくない、という気持ちは、確かに納得できる気はしますね。
ベンという子供を囲んで、親しくしているように見えるのですが、まだまだ心の中では、愛憎が渦巻いているようです。少なくともロスの中では、ね。
そんな話をしている時に、またジョーイがとぼけたことを言ってます。
レズビアンなんだから、男性と再婚するなんてあり得ない。
もし万が一そんなことになったら、彼女はレズビアンと呼ばれる資格がない、と言いたいようです。
ちなみに、キャロルが男性と結婚することはあり得ないことだから、ロスもジョーイも、"If she were marrying a guy" と「実現不可能なことを表す」仮定法過去を使っているのもポイントですね。
後ろでこめかみを叩いてるチャンドラーが面白いですね。
そういうことじゃないつーの!、って感じでしょうか。
チャンドラーはよくこのしぐさをしますよねぇ。
テレビに映った女優の説明をするジョーイ。
ジョーイ: She taught me about how to work with the cameras and smell-the-fart acting. (彼女はカメラに向かってどうすればいいかとか、「おならを嗅(か)ぐ」演技はどうやるのか、とか教えてくれたんだ。)
みんなが”おならを嗅ぐ演技って何??”となってると、
ジョーイ: You got so many lines to learn so fast that sometimes you need a minute to remember your next one. So while you're thinking...you take this big pause where you look all intense. Like this... (俳優ってのは、素早く覚えないといけないセリフがすごくたくさんあるんだ。だから時々、次のセリフを思い出すための時間が必要になる。だから、そのセリフを考えてる間、真剣に見えるような大きな休止を取るんだ。こんなふうに・・・)
と言って、その「おならを嗅ぐ」演技を見せるジョーイ。
fart は 「屁をこく、放屁(ほうひ)する」という意味。
「おならをする」という意味の卑語です。
普通は「おならをする」という場合は、婉曲的にbreak wind を使います。(おならを「風」とは上品な。)
pass gas とも言います。(日本語でもおならのことを「ガス」に例えますよね。)
とにかく、そういうセリフの時間稼ぎのために、セリフを忘れて呆然とした顔やぽっかーんとした顔をカメラに撮られないように、難しい顔で緊張した雰囲気を作り出すためのテクニックらしいです。
「おならを嗅ぐ」という行為は、「ん? 何か匂うぞ・・・おならかな? 一体誰がしたんだ・・・?」と考えたり悩んだりすることにつながるので(?)、緊迫した状態をかもし出す表情を作ることができる、ということのようですね。(←そうかぁ?)
実際にその方法を使っているシーンのテレビを見るフレンズたち。
最後に相手を誘うような顔で見つめ合う、相手役の女優とジョーイに大笑いしてしまいます。
ソープオペラというのは(昼メロもそうですが)、前にもチャンドラーが言ってましたが、すぐに誰かと誰かが寝てしまったりしてドロドロした人間関係になるのがウリなので、ここではそういう恋愛モードにすぐに入りそうな表情をしているのが、いかにも「ソープオペラらしい」というところでしょう。
(少しお下品な、おまけの話)
「おなら」の語源ってご存知ですか?
百人一首にも入っている短歌に
「いにしへの奈良の都の八重桜 今日九重に匂ひぬるかな」
というのがありますが、これを連想に使って、「”へ”といえば”匂う”もの」、「”匂う”といえば、この”奈良”の和歌」という流れから、”へ”=”なら”になったという話を、昔聞いたことがありました。
(九重(ここのへ)がここの屁(ここのへ)を連想させますし。)
この話が面白いので、人に話したこともあるんですけど、いつだったか気になって辞書で調べたら、「鳴らす」という意味から来た言葉だと書いてありました。あーん、がっくり。
でも、この通説(学説)、結構有名らしく、ネットで調べたら、「この和歌が語源だという説もある」という記事がいっぱいありました。
一体だれが言い出した話なんだろう?
私が昔好きだった多湖 輝(たご あきら)さんの「頭の体操」という本にあった問題で、
「一人で考えたことは古来例がなく、二人だとすぐにわかり、三人になるととたんにわからなくなるという問題を考えよ。」(←手元に本がないので、多少文章は異なるかもしれない)
というのがあって、一例として「誰が音のないおならをしたか」を答えにあげていました。
確かに一人でこの問題を考える人はいないよなぁ。(自分に決まってるしね・・・笑)
でも、三人になると「あいつかな? いや、こいつかも。」と大いに悩みそうですよね(笑)。
おならというと、必ずこの問題を思い出すんです、私。
あの「頭の体操」は本当に面白かったですよ。
兄が第7集まで持ってたんで、私も7集までは全部読みました。
兄と今でもこの頭の体操ネタで盛り上がれるほど(変な兄妹・・・)、家族では一時期大ブームでしたね。
でも、あれに慣れると、ちょっと物事をひねくれて考えてしまいがちになるような気もする・・・(笑)。
あ、普段は私、「おなら」の話なんかしないタイプなので、そんなキャラだと誤解しないで下さいね。お・ね・が・い。(最後だけ、そんなにかわい子ぶってもなぁ・・・)
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2006年03月02日
フレンズ2-11その2
電話を切って喜ぶモニカ。
モニカ: Carol and Susan's caterer had a bike accident and she's in a full-body cast. (キャロルとスーザンのケータリングをする人がバイクの事故で、全身にギブスをはめてるのよ。)
みんなが、「人の不幸がそんなに楽しいか? そんなことで喜ぶなんて不謹慎な。」という顔をすると、
モニカ: They asked me, which is cool since I've never catered and I need the money. Is this a problem? (キャロルとスーザンが私にケータリングを頼んだのよ。それってすごいことなの。だって、私は今までケータリングしたことなかったし、お金も必要だし。これって何か問題かしら?)
cater は「(パーティーや宴会などの)料理(やサービス)を提供する」という意味で、caterer は「(そういう)料理を出す人、サービス係」ということですね。
日本でも catering (ケータリング、パーティー出張サービス)がメジャーになってきましたよね。
cast は「鋳型(いがた)、ギブス、ギプス」です。
in a full-body cast は「全身にギブスをはめている」ということですが、Mr.インクレディブルで、ボブ(Mr.インクレディブルの仮の姿)が普通の人として働いているときに、イッセー尾形みたいな顔の上司(あれって、日本人のイメージ?)を思わず殴ってしまい、壁を突き抜けるほどの力だったので、その上司が体中包帯を巻かれて、満身創痍の状態になってるシーンがありましたね。ああいう感じでしょう。(←説明長すぎ)
I've never catered. は「今までケータリングをしたことがない、ケータリングの経験がない」という、経験を表す現在完了です。
モニカはシェフなので、「ずっとケータリングをしてみたかったけど、これまではその機会に恵まれなかった。ケータリングをするのは初めてなんて嬉しい。」ということがわかりますね。
Is this a proplem? は「こうやって私が喜んでいることが何か問題ですか? 何か文句あるわけ?」という感じです。
(2007.9.29 追記)
"Is this a problem?" というセリフはロスに対してのもので、その解釈や、シーンの状況説明について、解説に誤りがあります。
下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)
私はケータリングを頼んだことはないですが(家でそんなに大々的なパーティーをすることもないので・・・)、よそのおうちのホームパーティーにお呼ばれした時に、そこの方がケータリングを頼んでいた、ということはあります(そんな経験は後にも先にも一度だけなんですが・・・笑)。
有名ホテルの出張サービスでしたが、お料理もおいしそうでしたし、お寿司を目の前で握ってくれる人までいましたし・・・。いやぁ、あれはすごかった(笑)。
もう同居してるのに、いまさら結婚する必要なんかあるのかとボヤくロスに、
モニカ: They love each other. They wanna celebrate that love with the people close to them. (彼女たちは愛し合ってるのよ。その愛を、自分と親しい人たちと一緒に祝福したいのよ。)
ロス: If you wanna call that a reason. (もしモニカがそれが理由だと言うならそれでもいいけど。)
close to は「・・・に近い、(人)と親しい仲で、親密で」という意味。
発音は「閉じる」のクロウズとは異なり、こちらは「クロウス」という発音になります。
ロスのセリフの直訳は「もしモニカが今いったことを理由と呼びたいなら(呼べばいい)。」ということで、モニカはそれが理由だと言いたいようだけど、ロスとしては、モニカの言うような理由では、結婚する理由にはならないよ、と言いたいわけ。
正式に結婚までされてしまうと、元夫の立場として、つらいのでしょう。
それに、ロスはキャロルにまだ未練があるというか、キャロルのことは相変わらず愛しているようですしね。
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みんなが、「人の不幸がそんなに楽しいか? そんなことで喜ぶなんて不謹慎な。」という顔をすると、
モニカ: They asked me, which is cool since I've never catered and I need the money. Is this a problem? (キャロルとスーザンが私にケータリングを頼んだのよ。それってすごいことなの。だって、私は今までケータリングしたことなかったし、お金も必要だし。これって何か問題かしら?)
cater は「(パーティーや宴会などの)料理(やサービス)を提供する」という意味で、caterer は「(そういう)料理を出す人、サービス係」ということですね。
日本でも catering (ケータリング、パーティー出張サービス)がメジャーになってきましたよね。
cast は「鋳型(いがた)、ギブス、ギプス」です。
in a full-body cast は「全身にギブスをはめている」ということですが、Mr.インクレディブルで、ボブ(Mr.インクレディブルの仮の姿)が普通の人として働いているときに、イッセー尾形みたいな顔の上司(あれって、日本人のイメージ?)を思わず殴ってしまい、壁を突き抜けるほどの力だったので、その上司が体中包帯を巻かれて、満身創痍の状態になってるシーンがありましたね。ああいう感じでしょう。(←説明長すぎ)
I've never catered. は「今までケータリングをしたことがない、ケータリングの経験がない」という、経験を表す現在完了です。
モニカはシェフなので、「ずっとケータリングをしてみたかったけど、これまではその機会に恵まれなかった。ケータリングをするのは初めてなんて嬉しい。」ということがわかりますね。
Is this a proplem? は「こうやって私が喜んでいることが何か問題ですか? 何か文句あるわけ?」という感じです。
(2007.9.29 追記)
"Is this a problem?" というセリフはロスに対してのもので、その解釈や、シーンの状況説明について、解説に誤りがあります。
下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
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(追記はここまで)
私はケータリングを頼んだことはないですが(家でそんなに大々的なパーティーをすることもないので・・・)、よそのおうちのホームパーティーにお呼ばれした時に、そこの方がケータリングを頼んでいた、ということはあります(そんな経験は後にも先にも一度だけなんですが・・・笑)。
有名ホテルの出張サービスでしたが、お料理もおいしそうでしたし、お寿司を目の前で握ってくれる人までいましたし・・・。いやぁ、あれはすごかった(笑)。
もう同居してるのに、いまさら結婚する必要なんかあるのかとボヤくロスに、
モニカ: They love each other. They wanna celebrate that love with the people close to them. (彼女たちは愛し合ってるのよ。その愛を、自分と親しい人たちと一緒に祝福したいのよ。)
ロス: If you wanna call that a reason. (もしモニカがそれが理由だと言うならそれでもいいけど。)
close to は「・・・に近い、(人)と親しい仲で、親密で」という意味。
発音は「閉じる」のクロウズとは異なり、こちらは「クロウス」という発音になります。
ロスのセリフの直訳は「もしモニカが今いったことを理由と呼びたいなら(呼べばいい)。」ということで、モニカはそれが理由だと言いたいようだけど、ロスとしては、モニカの言うような理由では、結婚する理由にはならないよ、と言いたいわけ。
正式に結婚までされてしまうと、元夫の立場として、つらいのでしょう。
それに、ロスはキャロルにまだ未練があるというか、キャロルのことは相変わらず愛しているようですしね。
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