コンドームをどちらがゲットするかでモメたあげく、
モニカ: Rock, paper, scissors? (じゃんけんする?)
レイチェル: Gotcha. (わかったわ。)
じゃんけんって世界中にあるらしいですね。
私は、つい最近それを知ってびっくりしたんですが・・・。
先日、日本経済新聞の「文化」欄に、松岡浩彦さんという方が書かれた、
「じゃんけん 象!人!アリ! 他愛のないテーマで異文化を知るサイト運営」
という記事が載っていました。
この松岡さんという方は、
国内外の事情を紹介し合うサイト Multiculturalpedia 多文化理解事典 の運営スタッフの方だそうです。
世界各国のじゃんけんについて、本当に詳しい情報が集まっているサイトなので、興味のある方は是非ご覧下さい。(このブログではリンクするのみとして、引用は控えます。)
ところで、日本では何かを決める時にじゃんけんすることが多いですが、アメリカ人はコインで決めることが多いですよね。
上のセリフの場合は、二人ともナイトガウンみたいなのを着てるので、コインは持ってなかった、というのもあるんでしょうが、じゃんけんで決めるなんて珍しいなぁ、と思いました。
私の記憶にある限り(笑)、フレンズでは、シーズン10第8話で、レイチェルが、"Why don't we play rock-paper-scissors..." と言って、フレンズたちがじゃんけんをするシーンがありましたが、それ以外には記憶がない。
この言葉自体はちゃんと辞書にも載ってるんですが、それにしてはじゃんけんシーンってあまり見かけませんよねぇ。
単語を見てみると、rock, paper, scissors を訳したら「石、紙、はさみ」で全くそのまんまですよね。
偶然にしては出来すぎだと思うのですが、どうしてなのかよくわかりません。
上で紹介させていただいたサイトにも、英語と日本語の関連性については書かれていないようでしたが・・・。(または、とても情報量の多いサイトなので、私が見つけられてないだけかもしれない。どちらにしても、これは調べ出すとかなり奥が深いようなので、この辺でやめておきます・・・笑)
そう言えば、NHK教育テレビの「英語であそぼ」という子供向け英語番組で、"Rock, Paper, Scissors, Go!"という歌がありました。
結局、コンドームはじゃんけんで勝ったレイチェルのものになりました。
この一連の騒動を見ていて思ったのですが、日本のドラマではあまりこういう描写はありませんよね。
と言っても、私は日本のドラマはほとんど見ないので、何の説得力もありませんが。(主人が見たがったドラマだけ、とりあえず一緒に見た程度で、見た数が極端に少ない・・・)
GTOというドラマで反町隆史演じる主人公の鬼塚英吉が、自分の運命の人との来たるべきエッチのために(?)いつもコンドームを持ち歩いていました。
最終話で、そのコンドームの入っていた袋の封が切られているのを見せて、松嶋奈々子演じる冬月先生と結ばれたことを暗示するシーンがありましたが・・・。
でも、他のドラマではあんまりラブシーンの前にわざわざコンドームを持ち出すところを見たことない気がするんですが、どうでしょう?
これって性教育の違いでしょうかねぇ?
フレンズでは結構、コンドームの話はよく出てきますよね。
あのプレイボーイのジョーイも、後のエピソードで、ポケットからコンドーム(それも1個じゃなくて、何個も連なったヤツ・・・笑)を出すシーンを見たことありますし。
というか、彼の場合は、プレイボーイなので、”なおさら”ちゃんと避妊しておかないと、あちこち子供を認知しなくちゃいけなくなって大変なのかもしれません(笑)。
またエイズなどの病気防止の意味合いもあるのでしょうね。
映画「プリティウーマン」でも、いろんな色のコンドームの中からどれがいい?と選ばせるシーンがあったように思います。
アリー my Love でも、避妊ゼリーを買ってるところを他人に見られたくないアリーが、カゴではなくポケットに入れていたため、万引きと間違えられるという話もありました。(そりゃ、ポケットに入れてたら、マズイだろ、と思うけど)
フレンズ2-15その4 でも取り上げたことのあるフレンズのオフィシャル本、
↓洋書(原書)
FRIENDS …'TIL THE END The One With All Ten Years (David Wild 著)
↓その翻訳本(日本語版)
FRIENDS・・・ラストシーンの瞬間まで 『フレンズ』10年間のすべて (デビッド・ワイルド著、文永優 翻訳、DHC)
の中で、フレンズの製作総指揮の3人のうちの一人、マルタ・カウフマン(Marta Kauffman)という女性が、この争奪戦シーンについて語っています。
ちょっと興味深い内容なので、以下に引用します。
(英語版、日本語版とも p.216 より引用。)
Q: How do you react to criticism of the show's sexual content?
Q:性的な内容への批判についてはどう思いましたか?
A: (一部略)... When the V-chip stuff was happening, I was involved in a discussion with Joseph Lieberman and John McCain, and Senator Lieberman said he was watching TV with kids and the episode came on where Monica and Rachel fought over the condom. He was appalled and turned it off. My feeling was, well that's exactly what the on/off switch is for. But more important than that, these two women were fighting over the last condom because whoever didn't get the condom wasn't going to have sex. To me that is so much more responsible than not dealing with sexuality.
A:(一部略)・・・ 過激な性描写や暴力シーンなど子供に見せたくない内容の番組が放映された場合、テレビ受像器にその番組を自動的に遮断するチップを取りつけることを義務づけるかという議論が起きた時、私はジョゼフ・リバーマン上院議員やジョン・マッケイン上院議員と審議会に出席したのよ。その時にリバーマン上院議員が、「子供と『フレンズ』を見たら、モニカとレイチェルが最後の1つのコンドームをどちらが使うかでもめるエピソードだった」と言ったの。議員は、仰天してテレビを消してしまったそうよ。それを聞いて私は、リモコンはそのためにあるんだから、不適切なテレビだと思えば消せばいいじゃないと思ったわ。でももっと重要なのは、2人の女性が最後のコンドームを巡って争ったという描写なの。コンドームをつけなければセックスはしない。私にはそういったことを描く責任があると思っているの。性的描写を排除することよりももっと大切だわ。
(ちなみに、V-chip という単語について、日本語訳で詳しく解説されていることにもご注目下さい。
以前の記事にも書いたのですが、このように日本人が聞いてピンと来ない単語が出て来た場合、その内容も説明しつつ不自然にならないように訳さないといけない・・・翻訳家の方って大変だなぁ、と思うんですよねぇ。
英辞郎には以下のように説明されていました。
V-chip (略)= violence chip: Vチップ、残虐な暴力シーンがあるテレビ番組を受信できないようにするための半導体(を組み込んだ装置)。)
私はこのブログ上で、「性教育論争」を繰り広げるつもりは全くありませんので、あまり敏感に反応しないで下さいね(笑)。
ですが、恋愛ドラマでちゃんとコンドームなどの避妊の描写を入れることで、「そんなの面倒くさい」とか「だっさーい!」とか思わないで済むようになればいいのになー、と「女である私」は思っています。
以上、「子持ちおばさんの主張(?)」でした(笑)。
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2006年07月31日
2006年07月30日
フレンズ2-18その15
レイチェルとモニカの間で、争奪戦が始まりました。
レイチェル: Okay, I will do your laundry for one month. (わかったわ。1ヶ月、あなたの洗濯をやってあげる。)
モニカ: No. (だめよ。)
レイチェル: I will, I will, I will... I will clean the apartment for two months. (じゃあ、じゃあ、じゃあ・・・それじゃあ、2ヶ月、アパートを掃除するわ。)
モニカ: I'll give this to you now, if you tell me where we keep the dustpan. (このコンドームを今あなたにあげるわ。もし、あなたがちり取りをどこにしまってあるかを言うことができたら、ね。)
レイチェル: Agghhh. (あぁぁぁ。)
レイチェルはいつも困った時に、自分が出来そうもないことを出来ると言って、その場を乗り切ろうとする傾向があります。
モニカは彼女と長い付き合いなので、その辺のところはわかっているから、「掃除するなんて言ってても、実は掃除道具がどこにあるかも知らないくせに。」と、こういう質問をしてるんですね。
図星のレイチェル、つらい!
待ちぼうけのロスとリチャード。
ロス: So were you in Nam? (それで、あなたはベトナムに行ってたんですか?)
まだ不毛な会話は続いてます(笑)。
こんな時に、どうしてそんな話題が出るんだ?というような顔をリチャードはしていますね。
Nam はベトナム(Vietnam, Viet Nam)のことです。
アメリカでベトナムと言えば、ベトナム戦争のことを指す場合が多いです。
1960年から1975年まで続いた戦争ですが、アメリカが介入していた時期は1964年から1973年まで。
その時に、ベトナムに兵士として行っていたか?と聞いてるんですね。
ベトナム戦争当時は、アメリカもまだ徴兵制でした(ベトナム戦争後に、志願制になりました。)
リチャードを演じるトム・セレックは1945年生まれなので、リチャードもそのくらいだとすると、アメリカが介入している頃は20代前半。
それって、徴兵されてた可能性が高いんでしょうかねぇ?(年齢条件とかを知らないので私にはよくわからない・・・)
質問しているのは数字などにうるさいロスですよね。
だから年代的にそれほどトンチンカンな質問はしないような気がするのですが、リチャードの反応を見ると、ちょっとズレた質問をしているようにも思えるし。
上に書いたように、「この場にあまりにそぐわない質問」だから、あきれてるだけかなぁ?
で、今度はリチャードを演じている俳優のトム・セレック本人がベトナムに行ったのかどうかが気になってちょっと調べてみました(笑)。
IMDb: Tom Selleck には、1969年から Actor としての filmography が載っていました。
また、Wikipedia 英語版: Tom Selleck では、彼は、United States Army soldiers というカテゴリーに含まれているらしいことがわかります。
ですから、やはり徴兵制によって軍隊に入った経験はあるようで、1964年から1968年くらいの間にベトナムに行っていた、という可能性はあるのでしょうか??
そういう分野にお詳しい方は教えて下さい。
また、トム・セレック主演の80年代前半の探偵ドラマに「私立探偵マグナム(Magnum P.I.)」という作品があります。
↓詳しくは、Amazon と IMDb で。
Amazon.co.jp: 私立探偵マグナム シーズン1 コンプリートDVD-BOX
IMDb: Magnum P.I.
原題 Magnum P.I. の P.I. は private investigator 「私立探偵」の略のようです。
このドラマでは、トム・セレック演じる主人公トーマスは、ベトナム戦争で戦った元海軍士官、という設定になっています。
だから、このロスのセリフはもしかすると楽屋落ち(内輪ネタ)なのかもしれませんね。
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レイチェル: Okay, I will do your laundry for one month. (わかったわ。1ヶ月、あなたの洗濯をやってあげる。)
モニカ: No. (だめよ。)
レイチェル: I will, I will, I will... I will clean the apartment for two months. (じゃあ、じゃあ、じゃあ・・・それじゃあ、2ヶ月、アパートを掃除するわ。)
モニカ: I'll give this to you now, if you tell me where we keep the dustpan. (このコンドームを今あなたにあげるわ。もし、あなたがちり取りをどこにしまってあるかを言うことができたら、ね。)
レイチェル: Agghhh. (あぁぁぁ。)
レイチェルはいつも困った時に、自分が出来そうもないことを出来ると言って、その場を乗り切ろうとする傾向があります。
モニカは彼女と長い付き合いなので、その辺のところはわかっているから、「掃除するなんて言ってても、実は掃除道具がどこにあるかも知らないくせに。」と、こういう質問をしてるんですね。
図星のレイチェル、つらい!
待ちぼうけのロスとリチャード。
ロス: So were you in Nam? (それで、あなたはベトナムに行ってたんですか?)
まだ不毛な会話は続いてます(笑)。
こんな時に、どうしてそんな話題が出るんだ?というような顔をリチャードはしていますね。
Nam はベトナム(Vietnam, Viet Nam)のことです。
アメリカでベトナムと言えば、ベトナム戦争のことを指す場合が多いです。
1960年から1975年まで続いた戦争ですが、アメリカが介入していた時期は1964年から1973年まで。
その時に、ベトナムに兵士として行っていたか?と聞いてるんですね。
ベトナム戦争当時は、アメリカもまだ徴兵制でした(ベトナム戦争後に、志願制になりました。)
リチャードを演じるトム・セレックは1945年生まれなので、リチャードもそのくらいだとすると、アメリカが介入している頃は20代前半。
それって、徴兵されてた可能性が高いんでしょうかねぇ?(年齢条件とかを知らないので私にはよくわからない・・・)
質問しているのは数字などにうるさいロスですよね。
だから年代的にそれほどトンチンカンな質問はしないような気がするのですが、リチャードの反応を見ると、ちょっとズレた質問をしているようにも思えるし。
上に書いたように、「この場にあまりにそぐわない質問」だから、あきれてるだけかなぁ?
で、今度はリチャードを演じている俳優のトム・セレック本人がベトナムに行ったのかどうかが気になってちょっと調べてみました(笑)。
IMDb: Tom Selleck には、1969年から Actor としての filmography が載っていました。
また、Wikipedia 英語版: Tom Selleck では、彼は、United States Army soldiers というカテゴリーに含まれているらしいことがわかります。
ですから、やはり徴兵制によって軍隊に入った経験はあるようで、1964年から1968年くらいの間にベトナムに行っていた、という可能性はあるのでしょうか??
そういう分野にお詳しい方は教えて下さい。
また、トム・セレック主演の80年代前半の探偵ドラマに「私立探偵マグナム(Magnum P.I.)」という作品があります。
↓詳しくは、Amazon と IMDb で。
Amazon.co.jp: 私立探偵マグナム シーズン1 コンプリートDVD-BOX
IMDb: Magnum P.I.
原題 Magnum P.I. の P.I. は private investigator 「私立探偵」の略のようです。
このドラマでは、トム・セレック演じる主人公トーマスは、ベトナム戦争で戦った元海軍士官、という設定になっています。
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2006年07月29日
フレンズ2-18その14
モニカは洗面所で探し物。
モニカ: I just can't find... (ちょっと見つからなくて・・・)
レイチェル: Top drawer. Hurry. (一番上の引き出しよ。急いで。)
モニカ: Why? You need one too? (どうして? あなたも必要なの?)
レイチェル: Oh yeah. (えぇ、そうなの。)
モニカ: Found them! (見つけた!)
箱を発見したのですが、中身は・・・
モニカ: There's only one. (1個しかないわ。)
リチャード: Monica. (モニカ!)
モニカ: We'll be right there. We're just trying to decide something. ([リチャードに]すぐに行くわ。ちょっとあることを決めようとしてるのよ。)
モニカもレイチェルもそれぞれの彼氏と仲直り。
そこで二人が共通して探しているものと言えば・・・ですね(笑)。
モニカが「何を」探しているか言ってないのに、「引き出しよ。」とすぐに教えるレイチェルが面白いです。
なのに、残りは一個しかなくて・・・。
あることを決めなくちゃいけない・・・というのが何かは、もうおわかりですよね。
これから争奪戦が始まるわけです。
残された男性陣は所在無さげ。
この妙な雰囲気をどうにかしようとしているロスが面白い。
リチャードはこう言う場合は、動じずに待っているタイプのようですが、この辺りが年の功というところでしょうか?
ロス: So was your mustache... Did it used to be different? (そう言えば、あなたのヒゲは・・・前は[形が]違ってましたよねぇ?)
リチャード: No. (いいや。)
ロス: How do you, you know, keep it so neat? (どうやって、その、ヒゲを整えてるんですか?)
リチャード: I have a comb. (クシがあるんだよ。)
ロス: What is that? (それは何ていうものですか?)
リチャード: A mustache comb. (ヒゲのクシだよ。)
ロス: Thank you. (ありがとう。)
mustache は「口ひげ」。beard は「あごひげ」です。(これって前にも説明したことあるなぁ・・・)
neat は「きちんとした、身だしなみのよい、整った」という意味。
それにしても、ヒゲ用のクシなんてものがあるんですね。知りませんでした。
これといって話題もないので、ついつい最初に目に付くヒゲの話になってしまうのもおかしい。
無理してしゃべらなくてもいいのにね・・・と思わせる、無意味な会話でした(笑)。
却って、余計に気まずくなってるし。
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モニカ: I just can't find... (ちょっと見つからなくて・・・)
レイチェル: Top drawer. Hurry. (一番上の引き出しよ。急いで。)
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レイチェル: Oh yeah. (えぇ、そうなの。)
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箱を発見したのですが、中身は・・・
モニカ: There's only one. (1個しかないわ。)
リチャード: Monica. (モニカ!)
モニカ: We'll be right there. We're just trying to decide something. ([リチャードに]すぐに行くわ。ちょっとあることを決めようとしてるのよ。)
モニカもレイチェルもそれぞれの彼氏と仲直り。
そこで二人が共通して探しているものと言えば・・・ですね(笑)。
モニカが「何を」探しているか言ってないのに、「引き出しよ。」とすぐに教えるレイチェルが面白いです。
なのに、残りは一個しかなくて・・・。
あることを決めなくちゃいけない・・・というのが何かは、もうおわかりですよね。
これから争奪戦が始まるわけです。
残された男性陣は所在無さげ。
この妙な雰囲気をどうにかしようとしているロスが面白い。
リチャードはこう言う場合は、動じずに待っているタイプのようですが、この辺りが年の功というところでしょうか?
ロス: So was your mustache... Did it used to be different? (そう言えば、あなたのヒゲは・・・前は[形が]違ってましたよねぇ?)
リチャード: No. (いいや。)
ロス: How do you, you know, keep it so neat? (どうやって、その、ヒゲを整えてるんですか?)
リチャード: I have a comb. (クシがあるんだよ。)
ロス: What is that? (それは何ていうものですか?)
リチャード: A mustache comb. (ヒゲのクシだよ。)
ロス: Thank you. (ありがとう。)
mustache は「口ひげ」。beard は「あごひげ」です。(これって前にも説明したことあるなぁ・・・)
neat は「きちんとした、身だしなみのよい、整った」という意味。
それにしても、ヒゲ用のクシなんてものがあるんですね。知りませんでした。
これといって話題もないので、ついつい最初に目に付くヒゲの話になってしまうのもおかしい。
無理してしゃべらなくてもいいのにね・・・と思わせる、無意味な会話でした(笑)。
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2006年07月28日
フレンズ2-18その13
これから波乱がありそうだったモニカとリチャードは結局仲直りしたのですが、今度はロスとレイチェルの間がギクシャクしてしまいます。
「私はモニカじゃなくて良かった」と言っていたのが逆転してしまったんですね。
レイチェルのちょっとした失言で・・・(笑)。
すっかりイジケてしまったロスのために、レイチェルはロスの素晴らしいところを誉めるのですが・・・
レイチェル: You care about me, you're loving, you make me laugh. (ロスは私を大切に思ってくれるし、愛情に満ちた人だし、私を笑わせてくれるわ。)
ロス: If I make you laugh, here's an idea. Invite Paolo to have a romp in the sack and I'll stand in the corner and tell knock-knock jokes! (もし、僕が君を笑わせるなら、考えがあるよ。ベッドで暴れるためにパウロを呼んでよ。そして僕は部屋の隅に立って、「ノックノックジョーク」を言うからさ。)
「私を笑わせてくれる」というのは、結構、その男女がうまくいくかどうかの貴重なバロメーターだと思うのですが(やっぱり笑いのポイントが同じ人と一緒にいたいと思うんですよ、私は・・・笑)、ここでは逆にロスを傷つけてしまったようですね。
確かにこのタイミングではマズかったような。
romp は「(子供などが)はね回る、跳び回る、遊び戯れる」という意味。
赤ちゃんの服で「ロンパース」というのがあるのですが、これは赤ちゃんがハイハイしたりしてもお腹が出ないような、上着とズボンがくっついた遊び着のことです。
ロンパースという言葉から分かるように、英語では rompers と複数形になります。(pajamas と同じで上と下の二つがくっ付いているから・・・だろう)
sack は「(麻などでできた大きな)袋」のことですが、「寝床、ベッド」という意味もあります。(昔は、この袋の上で寝てたから?? 語源ははっきりとはわかりませんが・・・)
ですから、romp in the sack は「ベッドで遊び戯れる」という意味で、エッチするという行為を指しているんですね。
knock-knock jokes (ノックノックジョーク)は、アメリカ人なら誰でも知っている言葉遊びです。
"Knock, Knock." (ノック、ノック)
"Who's There?" (どなた?)
で始まるやり取りなのですが、その次の名前がダジャレになっていたりする、というものなんですね。
↓わかりやすく説明されているのは、やはりこちらか(笑)。説明は短いですが。
Wikipedia 日本語版: ノックノック・ジョーク
本家の Wikipedia 英語版には、さすがにたくさんの例が載っています。
Wikipedia 英語版: Knock-knock joke
アマゾンの洋書で "knock knock jokes" で検索するとたくさんの本がヒットするので、そこで様々なノックノックジョークに出会えるかもしれませんね。
Knock, Knock It's Halloween は、ノックノックジョークのハロウィーン版の絵本のようです。
その絵本に出てきたジョークの例が載っています。
他にも、Who's There: Over 100 Classic Knock Knock Jokes など。
このように、ノックノックジョークは主にダジャレで子供がするような遊びなので、ここでは、レイチェルとパウロの野獣のようなエッチと、ほのぼのした無邪気なジョークを対比させて、ロスが「お笑い担当」にされたことを際立たせているのですね。
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「私はモニカじゃなくて良かった」と言っていたのが逆転してしまったんですね。
レイチェルのちょっとした失言で・・・(笑)。
すっかりイジケてしまったロスのために、レイチェルはロスの素晴らしいところを誉めるのですが・・・
レイチェル: You care about me, you're loving, you make me laugh. (ロスは私を大切に思ってくれるし、愛情に満ちた人だし、私を笑わせてくれるわ。)
ロス: If I make you laugh, here's an idea. Invite Paolo to have a romp in the sack and I'll stand in the corner and tell knock-knock jokes! (もし、僕が君を笑わせるなら、考えがあるよ。ベッドで暴れるためにパウロを呼んでよ。そして僕は部屋の隅に立って、「ノックノックジョーク」を言うからさ。)
「私を笑わせてくれる」というのは、結構、その男女がうまくいくかどうかの貴重なバロメーターだと思うのですが(やっぱり笑いのポイントが同じ人と一緒にいたいと思うんですよ、私は・・・笑)、ここでは逆にロスを傷つけてしまったようですね。
確かにこのタイミングではマズかったような。
romp は「(子供などが)はね回る、跳び回る、遊び戯れる」という意味。
赤ちゃんの服で「ロンパース」というのがあるのですが、これは赤ちゃんがハイハイしたりしてもお腹が出ないような、上着とズボンがくっついた遊び着のことです。
ロンパースという言葉から分かるように、英語では rompers と複数形になります。(pajamas と同じで上と下の二つがくっ付いているから・・・だろう)
sack は「(麻などでできた大きな)袋」のことですが、「寝床、ベッド」という意味もあります。(昔は、この袋の上で寝てたから?? 語源ははっきりとはわかりませんが・・・)
ですから、romp in the sack は「ベッドで遊び戯れる」という意味で、エッチするという行為を指しているんですね。
knock-knock jokes (ノックノックジョーク)は、アメリカ人なら誰でも知っている言葉遊びです。
"Knock, Knock." (ノック、ノック)
"Who's There?" (どなた?)
で始まるやり取りなのですが、その次の名前がダジャレになっていたりする、というものなんですね。
↓わかりやすく説明されているのは、やはりこちらか(笑)。説明は短いですが。
Wikipedia 日本語版: ノックノック・ジョーク
本家の Wikipedia 英語版には、さすがにたくさんの例が載っています。
Wikipedia 英語版: Knock-knock joke
アマゾンの洋書で "knock knock jokes" で検索するとたくさんの本がヒットするので、そこで様々なノックノックジョークに出会えるかもしれませんね。
Knock, Knock It's Halloween は、ノックノックジョークのハロウィーン版の絵本のようです。
その絵本に出てきたジョークの例が載っています。
他にも、Who's There: Over 100 Classic Knock Knock Jokes など。
このように、ノックノックジョークは主にダジャレで子供がするような遊びなので、ここでは、レイチェルとパウロの野獣のようなエッチと、ほのぼのした無邪気なジョークを対比させて、ロスが「お笑い担当」にされたことを際立たせているのですね。
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2006年07月27日
フレンズ2-18その12
リチャードはモニカが付き合った男性の数を聞いたようです。
リチャード: That's it? That's the giant number you were afraid to tell me? (それだけ? それがモニカが僕に言うのを恐れていた巨大な数字なの?)
モニカ: Well yeah. (えぇ、そうよ。)
リチャード: Well, that's not bad at all. You had me thinking it was, like, a fleet. (それじゃあ、全然ひどくないよ。君のせいで、艦隊並の人数かと思ってたよ。)
モニカ: You're okay with it? (このことに関しては、もう大丈夫?)
リチャード: Oh, honey, I'm fine. (あぁ、ハニー。大丈夫だ。)
このやり取りでは全く数字が出てきませんね。
言ったか言わないのかよくわからない気もするのですが、 you were afraid to tell me 「モニカがリチャードに言うのを怖がっていた、恐れていた」と 過去形の were になっているので、今は怖がっていない、つまりもう言ってしまったはずです。
具体的に何人かはここではわかりませんね。
脚本家がこれまで出てきた人を数えるのが面倒くさかったとか?
あるいはあまりに多いと、モニカのイメージが悪くなると思ったのかもしれません。
You had me thinking... は「モニカが僕に・・・だと思わせた」で、あんまりモニカが人数を言うことを拒んだので、それは想像を絶する人数なんではないかと思ってしまったよ、ということ。
thinking と -ing 形になっているのは、ずっとそのことを考えていた、頭から離れなかった、ということだと思います。
fleet は「艦隊」です。
人数の多い例えでしょうが、男ばっかり(女性もいるのかな?)の集団を思い浮かべますし、軍隊だから体を鍛えた猛者たちがたくさんいそうだし・・・ということで、元彼が多いことを例えるには、なかなかうってつけの言葉かもしれませんね(笑)。
思ったほどひどくなかったよ、と言っているのは、多分、空(から)元気。
fine といいながらも、ベッドにバタンと倒れこんでいるのは、やはりショックだったということでしょうからね。
モニカ: Don't you have a lot of wild oats to sow? Or is that what you're doing with me? Oh, my God! Am I an oat? (リチャードは、若い時に女遊びをしようと思わなかったの? それとも、その女遊びを、今私とやってるの? あぁ、なんてこと! 私はオート麦なの?)
sow one's wild oats は「若気の至りから道楽をする、独身の間に女遊びをする」という意味。
oat は「オート麦」で、oatmeal は「ひき割りオート麦」。
オートミールは牛乳と砂糖を入れて朝食に食べます。
sow は「(種を)まく」なので、どうして sow one's wild oats がそういう意味になるかは・・・察して下さい(笑)。
まぁ、そもそもは「種をまく」という意味から「若気の至り」みたいな意味になったと思うのですが、今はもう wild oats だけで「若気の至り」という意味として理解されるようですね。
モニカの Don't you have a lot of wild oats to sow? を直訳すると「まくべきたくさんのオート麦(の種)をあなたは持っていないの?」となって、日本語での「種」みたいに思ってしまうと、ちょっと表現が直接的すぎるように思いますし・・・(笑)。
だから、(wild) oat(s) 自体に、そういう「若い時の女遊び」のようなニュアンスがあって、だから、モニカは、Am I an oat? 「私が”オート麦”なの?」と尋ねているのは、「私が”種”なの?」じゃなくって、「単なる女遊びの対象の一人なの?」という感じなんでしょう。
(「種」にこだわりすぎてすみません。我ながらちょっと恥ずかしいです・・・)
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リチャード: That's it? That's the giant number you were afraid to tell me? (それだけ? それがモニカが僕に言うのを恐れていた巨大な数字なの?)
モニカ: Well yeah. (えぇ、そうよ。)
リチャード: Well, that's not bad at all. You had me thinking it was, like, a fleet. (それじゃあ、全然ひどくないよ。君のせいで、艦隊並の人数かと思ってたよ。)
モニカ: You're okay with it? (このことに関しては、もう大丈夫?)
リチャード: Oh, honey, I'm fine. (あぁ、ハニー。大丈夫だ。)
このやり取りでは全く数字が出てきませんね。
言ったか言わないのかよくわからない気もするのですが、 you were afraid to tell me 「モニカがリチャードに言うのを怖がっていた、恐れていた」と 過去形の were になっているので、今は怖がっていない、つまりもう言ってしまったはずです。
具体的に何人かはここではわかりませんね。
脚本家がこれまで出てきた人を数えるのが面倒くさかったとか?
あるいはあまりに多いと、モニカのイメージが悪くなると思ったのかもしれません。
You had me thinking... は「モニカが僕に・・・だと思わせた」で、あんまりモニカが人数を言うことを拒んだので、それは想像を絶する人数なんではないかと思ってしまったよ、ということ。
thinking と -ing 形になっているのは、ずっとそのことを考えていた、頭から離れなかった、ということだと思います。
fleet は「艦隊」です。
人数の多い例えでしょうが、男ばっかり(女性もいるのかな?)の集団を思い浮かべますし、軍隊だから体を鍛えた猛者たちがたくさんいそうだし・・・ということで、元彼が多いことを例えるには、なかなかうってつけの言葉かもしれませんね(笑)。
思ったほどひどくなかったよ、と言っているのは、多分、空(から)元気。
fine といいながらも、ベッドにバタンと倒れこんでいるのは、やはりショックだったということでしょうからね。
モニカ: Don't you have a lot of wild oats to sow? Or is that what you're doing with me? Oh, my God! Am I an oat? (リチャードは、若い時に女遊びをしようと思わなかったの? それとも、その女遊びを、今私とやってるの? あぁ、なんてこと! 私はオート麦なの?)
sow one's wild oats は「若気の至りから道楽をする、独身の間に女遊びをする」という意味。
oat は「オート麦」で、oatmeal は「ひき割りオート麦」。
オートミールは牛乳と砂糖を入れて朝食に食べます。
sow は「(種を)まく」なので、どうして sow one's wild oats がそういう意味になるかは・・・察して下さい(笑)。
まぁ、そもそもは「種をまく」という意味から「若気の至り」みたいな意味になったと思うのですが、今はもう wild oats だけで「若気の至り」という意味として理解されるようですね。
モニカの Don't you have a lot of wild oats to sow? を直訳すると「まくべきたくさんのオート麦(の種)をあなたは持っていないの?」となって、日本語での「種」みたいに思ってしまうと、ちょっと表現が直接的すぎるように思いますし・・・(笑)。
だから、(wild) oat(s) 自体に、そういう「若い時の女遊び」のようなニュアンスがあって、だから、モニカは、Am I an oat? 「私が”オート麦”なの?」と尋ねているのは、「私が”種”なの?」じゃなくって、「単なる女遊びの対象の一人なの?」という感じなんでしょう。
(「種」にこだわりすぎてすみません。我ながらちょっと恥ずかしいです・・・)
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2006年07月26日
フレンズ2-18その11
パウロの名前に反応したロスに、
レイチェル: That Paolo thing was barely a relationship. All it really was was just meaningless, animal sex. Okay, you know, that sounded so much better in my head. (あのパウロとのことは、ほとんど(恋愛)関係ってものじゃなかったわ。意味のない、動物のようなエッチが全てだったわ。[しまった、という感じで]わかった。今の発言は私の頭の中でかなりいい感じに聞こえちゃったわね。)
barely は hardly などと同じで、これだけで「ほとんど・・・ない」という否定的な意味になります。
relationship は「関係」ですが、だいたい男女間の「恋愛関係」という意味で使われることが多いです。
All it really was was ... と was が2回続いているので見た目がヘンですが誤植ではなく(笑)、all は「すべてのこと」という意味で、all it really was は「その本当の状態の全ては、その実態の全ては」みたいな感じかと。
ただの animal sex よ、と「つまらないもの」の意味で言おうとしたのに、言ってしまったら、それが何よりも情熱的なエッチを想像させる魅力的な表現、誉め言葉だったことに気付いて、レイチェルは「animal sex という言葉が、思っていたよりも、いい響きに聞こえてしまったわね。」と弁解しています。
(2007.8.25 追記)
that sounded so much better in my head. は「(それを実際に口に出して言ってみるまでは)私の頭の中ではもっといい感じに聞こえていた。」という意味になるようです。
下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)
エディーはチャンドラーが自分の元カノと寝たと誤解しています。
チャンドラー: I didn't sleep with your ex-girlfriend. (俺はお前の元カノと寝てないぞ。)
エディー: That's exactly what someone who slept with her would say. (それはまさに、彼女と寝た人間ならそう言うよな、ってセリフだよ。)
実際、元彼に対して、「お前の元カノと寝たぞ!」と断言できる人もあまりいないでしょうから(笑)、たとえ寝てても、みんな「寝てない」って言うんだよ、とエディーは返しているのです。
確かに一般論としてはそうですが、何の脈絡もなく突然そんな疑いをかけられたら、「寝てない」と答えるしかしょうがないよねぇ。
彼女と寝て、金魚まで殺した、との汚名を着せられそうになったチャンドラーは、
チャンドラー: I didn't kill your fish! Look, Eddie... (俺は魚を殺してない! なぁ、エディー・・・)
チャンドラーが肩に手を置いたのを、「お前、これから喧嘩しようってのか? おれに暴力振るうつもりか?」みたいな目でにらみつけるエディー。
チャンドラー: Would you look at what I'm doing? Now that can't be smart. (俺がしていることを見てくれる? [肩に手を置くことは]今この状況では賢いやり方とは言えないよね。)
So we're just gonna take this guy right off you and put him here in Mr. Pocket. (それから、こいつ(チャンドラーがエディーを掴んでいる手)を君から離して、こいつはここのポケット君に入れるとしよう。)
look は see や watch と異なり「視線をある方向に向ける」という意味があります。
そこから、Look! と相手に呼びかけると、「ほら!おい!」などの相手の注意を促す表現になるわけです。
チャンドラーは、なぁ、聞いてくれよ、という意味で言った look を使って、「さあこれから俺がしようとすることをちゃんと見ててくれよ、誤解のないようにね」と言っているようです。
自分の手を this guy、ポケットを Mr. Pocket などと呼んでいますが、これはエディーとの険悪なムードをおちゃらけた表現でなんとか和まそうとしているのですね。
日本でも、相手の顔色を伺いながら、ちょっと子供っぽい表現を使って、誤魔化そうとすることって、ありますよねぇ。
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レイチェル: That Paolo thing was barely a relationship. All it really was was just meaningless, animal sex. Okay, you know, that sounded so much better in my head. (あのパウロとのことは、ほとんど(恋愛)関係ってものじゃなかったわ。意味のない、動物のようなエッチが全てだったわ。[しまった、という感じで]わかった。今の発言は私の頭の中でかなりいい感じに聞こえちゃったわね。)
barely は hardly などと同じで、これだけで「ほとんど・・・ない」という否定的な意味になります。
relationship は「関係」ですが、だいたい男女間の「恋愛関係」という意味で使われることが多いです。
All it really was was ... と was が2回続いているので見た目がヘンですが誤植ではなく(笑)、all は「すべてのこと」という意味で、all it really was は「その本当の状態の全ては、その実態の全ては」みたいな感じかと。
ただの animal sex よ、と「つまらないもの」の意味で言おうとしたのに、言ってしまったら、それが何よりも情熱的なエッチを想像させる魅力的な表現、誉め言葉だったことに気付いて、レイチェルは「animal sex という言葉が、思っていたよりも、いい響きに聞こえてしまったわね。」と弁解しています。
(2007.8.25 追記)
that sounded so much better in my head. は「(それを実際に口に出して言ってみるまでは)私の頭の中ではもっといい感じに聞こえていた。」という意味になるようです。
下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
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(追記はここまで)
エディーはチャンドラーが自分の元カノと寝たと誤解しています。
チャンドラー: I didn't sleep with your ex-girlfriend. (俺はお前の元カノと寝てないぞ。)
エディー: That's exactly what someone who slept with her would say. (それはまさに、彼女と寝た人間ならそう言うよな、ってセリフだよ。)
実際、元彼に対して、「お前の元カノと寝たぞ!」と断言できる人もあまりいないでしょうから(笑)、たとえ寝てても、みんな「寝てない」って言うんだよ、とエディーは返しているのです。
確かに一般論としてはそうですが、何の脈絡もなく突然そんな疑いをかけられたら、「寝てない」と答えるしかしょうがないよねぇ。
彼女と寝て、金魚まで殺した、との汚名を着せられそうになったチャンドラーは、
チャンドラー: I didn't kill your fish! Look, Eddie... (俺は魚を殺してない! なぁ、エディー・・・)
チャンドラーが肩に手を置いたのを、「お前、これから喧嘩しようってのか? おれに暴力振るうつもりか?」みたいな目でにらみつけるエディー。
チャンドラー: Would you look at what I'm doing? Now that can't be smart. (俺がしていることを見てくれる? [肩に手を置くことは]今この状況では賢いやり方とは言えないよね。)
So we're just gonna take this guy right off you and put him here in Mr. Pocket. (それから、こいつ(チャンドラーがエディーを掴んでいる手)を君から離して、こいつはここのポケット君に入れるとしよう。)
look は see や watch と異なり「視線をある方向に向ける」という意味があります。
そこから、Look! と相手に呼びかけると、「ほら!おい!」などの相手の注意を促す表現になるわけです。
チャンドラーは、なぁ、聞いてくれよ、という意味で言った look を使って、「さあこれから俺がしようとすることをちゃんと見ててくれよ、誤解のないようにね」と言っているようです。
自分の手を this guy、ポケットを Mr. Pocket などと呼んでいますが、これはエディーとの険悪なムードをおちゃらけた表現でなんとか和まそうとしているのですね。
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2006年07月25日
フレンズ2-18その10
モニカとリチャードがモメている間、寝室で仲良くおしゃべりしているロスとレイチェルですが・・・。
レイチェル: I am so glad I'm not Monica right now. (この瞬間、私はモニカじゃなくって、良かったと思うわ。)
ロス: Tell me about it. So what's your magic number? Come on, you know everyone I've been with. All both of them. (そのとおりだね。それで、レイチェルのマジックナンバーはいくつなの? ほら、レイチェルは僕が私が付き合ってた人を知ってるだろ。全部の二人を。)
レイチェル: Well, there's you. (えぇと、あなたでしょ。)
ロス: Better not be doing these in order. (順を追って名前を挙げない方がいいね。)
レイチェル : Ok, Billy Dreskin, Pete Carney, Barry, and uh, oh, Paolo. (わかったわ。ビリー・ドレスキン、ピート・カーニー、バリー、あ、それからパウロよ。)
Tell me about it. は直訳すると、「そのことを私に教えて(話して)くれ。」ですよね。
でも、ニュアンスとしては上の和訳に書いたように、「(言われなくても)よく分かっている、そのとおり」のような意味になります。
自分が知っていることをわざわざ言われた時などに、キツい調子でこう返すと「そんなことはとっくに知ってるよ。」という感じになります。
どうしてこういう意味になるのか、については、tell の前に You don't have to が省略されていて「そのことを言う必要はない」という意味から、という説もあるようですね。
また皮肉っぽく使っているんだという説もあります。
私が最初に受けたイメージは「皮肉っぽい」感じで、「ほう、それはもっと聞きたいところだねぇ。もっと詳しく説明してもらおうじゃないか。」みたいに使っているのかと思ったのですが・・・。
お互い承知している話だと相手もわかっているわけですから、Tell me about it. と言われても、相手は「もっと聞かせて。」とは取らずに、「わかってるから説明しなくてもいいよ。」と理解できるようなんですねぇ。(うーん、なんかややこしい・・・)
このシーンも、「恋人とモメてるモニカの立場じゃなくて良かった」と言った理由は明白ですから、そんなわかりきったことはともかくという意味で "Tell me about it." と言っておいて、ところでレイチェルはどうなんだ?と切り返しているんでしょうね。
magic number 「魔法の数字」と遠回しに言っていますが、今まさにモニカとリチャードがモメている「数字」であることは明らかです。
all both of them と言っているのは、all of them だとたくさんいそうだけど、実は元妻のキャロルと、最近の恋人のジュリーだけなので、both 「両方」つまり二人だと言っているのです。
in order は「順番に、順序を追って、順序正しく」なので、 do these in order は「順序を追って付き合った男性の名前を挙げる」という意味。
この後、文法的に細かくややこしい話になるので、興味のない方は飛ばして下さい(笑)。
ここの Better not... を見た時、一瞬、(It's) better not be doing... と It's が省略された形かと思ったんですが、もし「順番に名前を挙げていないことは、より良いことだ」(ロスの名前を最初に出したことが順番通りではないことを示す)という意味ならば、It's better not to do と to 不定詞が来ると思うんですね。
ここでは not の後が、be doing で doing があって紛らわしいですが、be という動詞の原形が来ているわけです。(だから、be の前に to があると、この It's better... かもしれないような。)
better の後に動詞の原形が来ているということは、「had better+動詞の原形」という、学校でよく習った形を思い出しますね。
動詞を否定する場合は、「had better not+動詞の原形」の形になりますし、口語では had が省略されますし、主語が you の場合は you も省略されることがあるので、まさに、ここではその「主語+had better not+動詞の原形」で、主語と had が省略された形になっているようです。
だから、ここでの意味は、You had better not be doing these in order. で、これから名前を挙げる際に、「君は順を追って男の名前を挙げない方が良い。」ということになります。(暗に、今は順番通りであることを暗示している?)
と、文法通りにこの文を解釈した上で、ロスの言った意味を考えたいんですが・・・実はよくわからないんですよね。
そもそも、順を追って、の順番って何の順番?
レイチェルはロスの名前を真っ先に挙げました。
ロスは現在の恋人、つまり一番最後ですよね。だから、このまま、最後から順番にさかのぼるのはやめてくれということか?(僕の前が誰で、その前が・・・と考えると、あまりにもリアルすぎるから?)
それともやっぱり、順番っていうと「最初から」が基本だから、ロスの機嫌を損ねないようにまずはロスの名前から始めたレイチェルに、最初から名前を挙げていないことに気付いていながら皮肉って「そんな風に最初から順番に挙げない方がいいよ。」と言って、暗に、最初から言うように促した、とか??(・・・かなりひねくれた解釈のような・・・)
この後にレイチェルの挙げた名前を見ると、二人挙げた後、バリー、パウロとなっているところから、最初からの順番っぽいんですが。
だから、やっぱりレイチェルは順番通りに名前を挙げてるような気がするので、ロス皮肉説もあり得る気がしますし。
それとも、好きな順番ってことかなぁ?
きっとこの順番について、こんなに悩んでるのは私だけでしょうねぇ。
巻き込んじゃってごめんなさい(笑)。
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レイチェル: I am so glad I'm not Monica right now. (この瞬間、私はモニカじゃなくって、良かったと思うわ。)
ロス: Tell me about it. So what's your magic number? Come on, you know everyone I've been with. All both of them. (そのとおりだね。それで、レイチェルのマジックナンバーはいくつなの? ほら、レイチェルは僕が私が付き合ってた人を知ってるだろ。全部の二人を。)
レイチェル: Well, there's you. (えぇと、あなたでしょ。)
ロス: Better not be doing these in order. (順を追って名前を挙げない方がいいね。)
レイチェル : Ok, Billy Dreskin, Pete Carney, Barry, and uh, oh, Paolo. (わかったわ。ビリー・ドレスキン、ピート・カーニー、バリー、あ、それからパウロよ。)
Tell me about it. は直訳すると、「そのことを私に教えて(話して)くれ。」ですよね。
でも、ニュアンスとしては上の和訳に書いたように、「(言われなくても)よく分かっている、そのとおり」のような意味になります。
自分が知っていることをわざわざ言われた時などに、キツい調子でこう返すと「そんなことはとっくに知ってるよ。」という感じになります。
どうしてこういう意味になるのか、については、tell の前に You don't have to が省略されていて「そのことを言う必要はない」という意味から、という説もあるようですね。
また皮肉っぽく使っているんだという説もあります。
私が最初に受けたイメージは「皮肉っぽい」感じで、「ほう、それはもっと聞きたいところだねぇ。もっと詳しく説明してもらおうじゃないか。」みたいに使っているのかと思ったのですが・・・。
お互い承知している話だと相手もわかっているわけですから、Tell me about it. と言われても、相手は「もっと聞かせて。」とは取らずに、「わかってるから説明しなくてもいいよ。」と理解できるようなんですねぇ。(うーん、なんかややこしい・・・)
このシーンも、「恋人とモメてるモニカの立場じゃなくて良かった」と言った理由は明白ですから、そんなわかりきったことはともかくという意味で "Tell me about it." と言っておいて、ところでレイチェルはどうなんだ?と切り返しているんでしょうね。
magic number 「魔法の数字」と遠回しに言っていますが、今まさにモニカとリチャードがモメている「数字」であることは明らかです。
all both of them と言っているのは、all of them だとたくさんいそうだけど、実は元妻のキャロルと、最近の恋人のジュリーだけなので、both 「両方」つまり二人だと言っているのです。
in order は「順番に、順序を追って、順序正しく」なので、 do these in order は「順序を追って付き合った男性の名前を挙げる」という意味。
この後、文法的に細かくややこしい話になるので、興味のない方は飛ばして下さい(笑)。
ここの Better not... を見た時、一瞬、(It's) better not be doing... と It's が省略された形かと思ったんですが、もし「順番に名前を挙げていないことは、より良いことだ」(ロスの名前を最初に出したことが順番通りではないことを示す)という意味ならば、It's better not to do と to 不定詞が来ると思うんですね。
ここでは not の後が、be doing で doing があって紛らわしいですが、be という動詞の原形が来ているわけです。(だから、be の前に to があると、この It's better... かもしれないような。)
better の後に動詞の原形が来ているということは、「had better+動詞の原形」という、学校でよく習った形を思い出しますね。
動詞を否定する場合は、「had better not+動詞の原形」の形になりますし、口語では had が省略されますし、主語が you の場合は you も省略されることがあるので、まさに、ここではその「主語+had better not+動詞の原形」で、主語と had が省略された形になっているようです。
だから、ここでの意味は、You had better not be doing these in order. で、これから名前を挙げる際に、「君は順を追って男の名前を挙げない方が良い。」ということになります。(暗に、今は順番通りであることを暗示している?)
と、文法通りにこの文を解釈した上で、ロスの言った意味を考えたいんですが・・・実はよくわからないんですよね。
そもそも、順を追って、の順番って何の順番?
レイチェルはロスの名前を真っ先に挙げました。
ロスは現在の恋人、つまり一番最後ですよね。だから、このまま、最後から順番にさかのぼるのはやめてくれということか?(僕の前が誰で、その前が・・・と考えると、あまりにもリアルすぎるから?)
それともやっぱり、順番っていうと「最初から」が基本だから、ロスの機嫌を損ねないようにまずはロスの名前から始めたレイチェルに、最初から名前を挙げていないことに気付いていながら皮肉って「そんな風に最初から順番に挙げない方がいいよ。」と言って、暗に、最初から言うように促した、とか??(・・・かなりひねくれた解釈のような・・・)
この後にレイチェルの挙げた名前を見ると、二人挙げた後、バリー、パウロとなっているところから、最初からの順番っぽいんですが。
だから、やっぱりレイチェルは順番通りに名前を挙げてるような気がするので、ロス皮肉説もあり得る気がしますし。
それとも、好きな順番ってことかなぁ?
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2006年07月24日
フレンズ2-18その9
台本の内容を見てショックを受けているジョーイに、
配達係: Could you sign? (受け取りのサインをして下さい。)
ジョーイ: No! No way! I'm not signing that! (いやだ! 絶対にいやだ! そんなのにサインしないぞ!)
配達係: I don't think that will affect the plot of the show. (サインしなくても、番組の筋は変わりませんよ。)
ジョーイ: How can they do this to me? (どうして俺にこんなことするんだよ。)
配達係の I don' think... を直訳すると「あなたがサインしないことが番組の筋書きに影響を与える、とは思えない。」なので、「あなたがサインしようがしまいが、番組の筋は変わりませんよ、サインは形式上のもので、何の力もないんですから。」ということですね。
How can they do... は「どうしたら、俺に対してこんなことができるんだよ。」、つまり「何てひどいことをするんだ、俺が何をしたって言うんだ。」と言いたいようです。
事ここに至っても、まだジョーイは、自分がどれだけ脚本家を怒らせたか、ということに全く気付いてないわけです。
さっきのフィービーの”たくさん”発言でまだモメているらしいモニカとリチャード。
モニカ: Well, it wasn't that many guys. If you consider how many guys there actually are, it's a very small percentage. (ねぇ、それほど多くの男性じゃないわ。もし実際に(この世に)何人の男性がいるかを考えてみたら、そんなのすっごく少ないパーセントだわ。)
リチャード: It's not that big a deal. I was just curious. (それほどのおおごとじゃないよ。僕はただ興味があっただけだよ。)
モニカの that many、リチャードの that big はどちらも、「そんなに、あなたが言うほど、あなたが思ってるほど」という意味の that です。
I was just curious. は「別に責めてるわけじゃなくて、単に知りたいだけだよ、単なる好奇心だよ、ちょっと聞いてみたいなと思っただけだよ。」という感じですが、日本語でもよく聞くセリフですね。
でも、そういう場合は、たいてい、心の中でかなり気にしてたりするものですが(笑)。
リチャードが今までに付き合った女性は、二人。
それを聞いたモニカは、ますます告白しづらくなり、洗面所へ逃げ込みます。
リチャード: Come on, it's your turn. Oh, come on! You know, I don't need the actual number. Just a ballpark. (おい、君の番だよ。ほら! ねぇ、本当のはっきりした数字は要らないから、だいたいの数字でいいんだ。)
モニカ: Okay, it is definitely less than a ballpark. (わかった。間違いなく、野球場に入る数よりは小さいわ。)
このやり取りは、ballpark を使った言葉のジョークなので、日本語に訳すのは不可能です(笑)。
ballpark はご存知「野球場」。
さらに「おおよその数字、概算の数字」という意味もあります。
そう言われたモニカは、野球場に例えるなら、そこに入る観客の人数よりはずっと少ないわよ、とギャグで逃げているわけですね。
ところで、アメリカ大リーグで7回が終わった時に、観客が歌う歌がありますね。
私はあの歌のタイトルを Take Me Out to the Ballpark 「私を野球場に連れてって」だとずーっと思ってたんですが、実は Take Me Out to the Ball Game 「私を野球(の試合)に連れてって」が正しいタイトルのようです。
ちなみに "Take Me Out to the Ballpark" でぐぐると、かなりのヒット数がありますので、英語としては自然なフレーズで、間違えて覚えていたのはそれほど恥ずかしいことでもないのかなぁ・・・とか思ったり(笑)。
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配達係: Could you sign? (受け取りのサインをして下さい。)
ジョーイ: No! No way! I'm not signing that! (いやだ! 絶対にいやだ! そんなのにサインしないぞ!)
配達係: I don't think that will affect the plot of the show. (サインしなくても、番組の筋は変わりませんよ。)
ジョーイ: How can they do this to me? (どうして俺にこんなことするんだよ。)
配達係の I don' think... を直訳すると「あなたがサインしないことが番組の筋書きに影響を与える、とは思えない。」なので、「あなたがサインしようがしまいが、番組の筋は変わりませんよ、サインは形式上のもので、何の力もないんですから。」ということですね。
How can they do... は「どうしたら、俺に対してこんなことができるんだよ。」、つまり「何てひどいことをするんだ、俺が何をしたって言うんだ。」と言いたいようです。
事ここに至っても、まだジョーイは、自分がどれだけ脚本家を怒らせたか、ということに全く気付いてないわけです。
さっきのフィービーの”たくさん”発言でまだモメているらしいモニカとリチャード。
モニカ: Well, it wasn't that many guys. If you consider how many guys there actually are, it's a very small percentage. (ねぇ、それほど多くの男性じゃないわ。もし実際に(この世に)何人の男性がいるかを考えてみたら、そんなのすっごく少ないパーセントだわ。)
リチャード: It's not that big a deal. I was just curious. (それほどのおおごとじゃないよ。僕はただ興味があっただけだよ。)
モニカの that many、リチャードの that big はどちらも、「そんなに、あなたが言うほど、あなたが思ってるほど」という意味の that です。
I was just curious. は「別に責めてるわけじゃなくて、単に知りたいだけだよ、単なる好奇心だよ、ちょっと聞いてみたいなと思っただけだよ。」という感じですが、日本語でもよく聞くセリフですね。
でも、そういう場合は、たいてい、心の中でかなり気にしてたりするものですが(笑)。
リチャードが今までに付き合った女性は、二人。
それを聞いたモニカは、ますます告白しづらくなり、洗面所へ逃げ込みます。
リチャード: Come on, it's your turn. Oh, come on! You know, I don't need the actual number. Just a ballpark. (おい、君の番だよ。ほら! ねぇ、本当のはっきりした数字は要らないから、だいたいの数字でいいんだ。)
モニカ: Okay, it is definitely less than a ballpark. (わかった。間違いなく、野球場に入る数よりは小さいわ。)
このやり取りは、ballpark を使った言葉のジョークなので、日本語に訳すのは不可能です(笑)。
ballpark はご存知「野球場」。
さらに「おおよその数字、概算の数字」という意味もあります。
そう言われたモニカは、野球場に例えるなら、そこに入る観客の人数よりはずっと少ないわよ、とギャグで逃げているわけですね。
ところで、アメリカ大リーグで7回が終わった時に、観客が歌う歌がありますね。
私はあの歌のタイトルを Take Me Out to the Ballpark 「私を野球場に連れてって」だとずーっと思ってたんですが、実は Take Me Out to the Ball Game 「私を野球(の試合)に連れてって」が正しいタイトルのようです。
ちなみに "Take Me Out to the Ballpark" でぐぐると、かなりのヒット数がありますので、英語としては自然なフレーズで、間違えて覚えていたのはそれほど恥ずかしいことでもないのかなぁ・・・とか思ったり(笑)。
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2006年07月23日
フレンズ2-18その8
雑誌のインタビューで「自分がセリフを書いている」と発言しているジョーイに
フィービー: Aren't you afraid the writers will be kind of mad when they read this? (脚本家がこれを読んだ時に、怒ったりしないかなーって心配にならないの?)
ジョーイ: I never thought about the writers. The scripts just come to my house. But you know what? This makes me look good, which makes the show look good, which makes the writers look good. So how could they be mad? (脚本家のことなんて考えたことなかった。脚本はただ家に届くだけだし。でもさぁ。このセリフ書き換えで、俺は良く見えるし、それは番組をよく見せることになる、そしてそれは脚本家をよく見せることになるんだ。だから、どうして脚本家が怒るようなことになるんだ?)
be afraid (that) は「・・・を恐れて、心配して」という意味。
ここではその「心配する」という意味で使われています。
また、その afraid のニュアンスから、I'm afraid (that)... で「(・・・であることを残念に)思う」という意味でよく使われます。
同じように考えを述べる「思う」という表現に I think that... がありますが、その代わりに I'm afraid を使うと、その後にマイナスイメージの言葉が続くことを示唆します。
例えば、I'm afraid (that) I can't help you. 「残念ながら(お気の毒ですが)手伝うことができません。」など。
相手が聞いたらいやだと思うであろうことを言いたい場合は、このように I'm afraid をつけて、何となくヤバそうな展開だと相手に匂わせる、ショックを和らげるクッションとして使えるのですね。
ジョーイのセリフに which makes... が2回出てきますが、どちらの which も前文の内容を受けています。
「前に述べたことが」次へと繋がる感じです。
how could they...? は「どうしたらそんなことがあり得るって言うんだ?あり得ないよ」という反語表現ですね。
やはりジョーイの発言は脚本家を怒らせてしまいました。
ジョーイ: What does this mean? I fall down an elevator shaft? (これはどういうことだよ? 俺がエレベーター・シャフトに落ちる?)
配達係: I don't know. I just bring the scripts. (さぁ。私はただ脚本を届けに来ただけですから。)
届けられた脚本を見て、自分の役が次回で死んでしまうことを知り、ジョーイは大ショック。
脚本家には会ったこともないし、ただ宅配便で(?)送られてくるだけだから、脚本家に気を遣う必要なんかない、と言っていたジョーイ。
でも、そのために、勝手に筋を変えられて自分が降ろされてしまうことになっても、文句も言えないのでした。皮肉ですね。
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フィービー: Aren't you afraid the writers will be kind of mad when they read this? (脚本家がこれを読んだ時に、怒ったりしないかなーって心配にならないの?)
ジョーイ: I never thought about the writers. The scripts just come to my house. But you know what? This makes me look good, which makes the show look good, which makes the writers look good. So how could they be mad? (脚本家のことなんて考えたことなかった。脚本はただ家に届くだけだし。でもさぁ。このセリフ書き換えで、俺は良く見えるし、それは番組をよく見せることになる、そしてそれは脚本家をよく見せることになるんだ。だから、どうして脚本家が怒るようなことになるんだ?)
be afraid (that) は「・・・を恐れて、心配して」という意味。
ここではその「心配する」という意味で使われています。
また、その afraid のニュアンスから、I'm afraid (that)... で「(・・・であることを残念に)思う」という意味でよく使われます。
同じように考えを述べる「思う」という表現に I think that... がありますが、その代わりに I'm afraid を使うと、その後にマイナスイメージの言葉が続くことを示唆します。
例えば、I'm afraid (that) I can't help you. 「残念ながら(お気の毒ですが)手伝うことができません。」など。
相手が聞いたらいやだと思うであろうことを言いたい場合は、このように I'm afraid をつけて、何となくヤバそうな展開だと相手に匂わせる、ショックを和らげるクッションとして使えるのですね。
ジョーイのセリフに which makes... が2回出てきますが、どちらの which も前文の内容を受けています。
「前に述べたことが」次へと繋がる感じです。
how could they...? は「どうしたらそんなことがあり得るって言うんだ?あり得ないよ」という反語表現ですね。
やはりジョーイの発言は脚本家を怒らせてしまいました。
ジョーイ: What does this mean? I fall down an elevator shaft? (これはどういうことだよ? 俺がエレベーター・シャフトに落ちる?)
配達係: I don't know. I just bring the scripts. (さぁ。私はただ脚本を届けに来ただけですから。)
届けられた脚本を見て、自分の役が次回で死んでしまうことを知り、ジョーイは大ショック。
脚本家には会ったこともないし、ただ宅配便で(?)送られてくるだけだから、脚本家に気を遣う必要なんかない、と言っていたジョーイ。
でも、そのために、勝手に筋を変えられて自分が降ろされてしまうことになっても、文句も言えないのでした。皮肉ですね。
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2006年07月22日
フレンズ2-18その7
「昼メロダイジェスト」という本を持ってきたジョーイ。
フィービー: "New Doc on the Block, Days of our Lives Joey Tribbiani." (「売り出し中の新ドクター、愛の病院日誌のジョーイ・トリビアーニ」だ。)
on the block は「売り物(競り)に出て(出されて)」という意味です。
ブロックの上に物を並べてるイメージなんでしょうか?
80年代に一世を風靡したニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block)というアメリカの男性アイドルグループがいましたねぇ。(STEP BY STEP などが有名。)
ティム・バートン監督の映画「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001)などで有名なマーク・ウォールバーグもメンバーだったそうです。
メンバーにはマークの兄、ドニー・ウォールバーグもいたのですが、そのドニーは、松田聖子&ドニー・ウォールバーグとして、「Right Combination」 という曲で聖子サンとデュエットしてます。
当時、「夜のヒットスタジオ」(だったと思う)という歌番組に出演している二人を見たことがあります。(確か、アメリカからの衛星生中継だった・・・)
聖子サンがドニーを "Donnie Wahlberg from New Kids On The Block" 「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのドニー・ウォールバーグさんです。」と紹介したのを受けて、ドニーが "Seiko from Seiko." 「セイコのセイコさんです。」と紹介したのが、妙に印象に残っているのですが・・・。
「おぉ、これがアメリカ人のユーモアってやつなんだろうか?」とか思った記憶があります。
ダイジェストを読んで驚くフィービー。
フィービー: Is this true? That you write a lot of your own lines? (これってほんとなの? あなたが自分のセリフをたくさん書いてる、ってとこよ。)
ジョーイ: Well, kind of, yeah. Remember last week when Alex was in the accident? The line in the script was "If we don't get this woman to a hospital, she's going to die." But I made it, "If this woman doesn't get to a hospital, she's not gonna live." (あぁ、まあ、そんな感じかな。先週のアレックスが事故に遭うシーン覚えてる? 脚本のセリフは、「もしこの女性を病院に運ばなければ、死ぬことになるぞ。」だけど、俺はこう変えたんだ。「もしこの女性が病院に到着しなければ、生きることはできないぞ。」ってね。)
フィービー: Oh, okay. I see what you did there. (あぁ、オッケー。あなたがやったことはわかったわ。)
脚本のセリフとジョーイの考えたセリフ、ちょっとニュアンスが異なりますよね。
get someone to... は「(人)を・・・に運ぶ」という意味で、get to... は「・・・に到着する」です。
脚本では we(俺たち)が運ばないと助からない、と言ってるのですが、ジョーイのセリフでは被害者が病院に着くかどうかがポイントになっていますね。
結局、同じことですが、「急いで”俺たちが”何とかしないと・・・」という感じが出てるのは、やはり脚本の方かなぁ、と。
she's going to die を she's not gonna live. にしたのは、ただ反対の意味の動詞を使って否定形にしただけで、子供の国語の文章書き換えみたいな感じなのかも。
変えた、ってほども変わってないし、変えたことで特に良い効果が出ているようにも思えないし(どちらかというと改悪?)、さすがにフィービーも、「そんなの、自分でセリフを書いた、って言わないわよ。」と言いたげな表情です。
(Rachからのお願い)
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フィービー: "New Doc on the Block, Days of our Lives Joey Tribbiani." (「売り出し中の新ドクター、愛の病院日誌のジョーイ・トリビアーニ」だ。)
on the block は「売り物(競り)に出て(出されて)」という意味です。
ブロックの上に物を並べてるイメージなんでしょうか?
80年代に一世を風靡したニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(New Kids On The Block)というアメリカの男性アイドルグループがいましたねぇ。(STEP BY STEP などが有名。)
ティム・バートン監督の映画「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001)などで有名なマーク・ウォールバーグもメンバーだったそうです。
メンバーにはマークの兄、ドニー・ウォールバーグもいたのですが、そのドニーは、松田聖子&ドニー・ウォールバーグとして、「Right Combination」 という曲で聖子サンとデュエットしてます。
当時、「夜のヒットスタジオ」(だったと思う)という歌番組に出演している二人を見たことがあります。(確か、アメリカからの衛星生中継だった・・・)
聖子サンがドニーを "Donnie Wahlberg from New Kids On The Block" 「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックのドニー・ウォールバーグさんです。」と紹介したのを受けて、ドニーが "Seiko from Seiko." 「セイコのセイコさんです。」と紹介したのが、妙に印象に残っているのですが・・・。
「おぉ、これがアメリカ人のユーモアってやつなんだろうか?」とか思った記憶があります。
ダイジェストを読んで驚くフィービー。
フィービー: Is this true? That you write a lot of your own lines? (これってほんとなの? あなたが自分のセリフをたくさん書いてる、ってとこよ。)
ジョーイ: Well, kind of, yeah. Remember last week when Alex was in the accident? The line in the script was "If we don't get this woman to a hospital, she's going to die." But I made it, "If this woman doesn't get to a hospital, she's not gonna live." (あぁ、まあ、そんな感じかな。先週のアレックスが事故に遭うシーン覚えてる? 脚本のセリフは、「もしこの女性を病院に運ばなければ、死ぬことになるぞ。」だけど、俺はこう変えたんだ。「もしこの女性が病院に到着しなければ、生きることはできないぞ。」ってね。)
フィービー: Oh, okay. I see what you did there. (あぁ、オッケー。あなたがやったことはわかったわ。)
脚本のセリフとジョーイの考えたセリフ、ちょっとニュアンスが異なりますよね。
get someone to... は「(人)を・・・に運ぶ」という意味で、get to... は「・・・に到着する」です。
脚本では we(俺たち)が運ばないと助からない、と言ってるのですが、ジョーイのセリフでは被害者が病院に着くかどうかがポイントになっていますね。
結局、同じことですが、「急いで”俺たちが”何とかしないと・・・」という感じが出てるのは、やはり脚本の方かなぁ、と。
she's going to die を she's not gonna live. にしたのは、ただ反対の意味の動詞を使って否定形にしただけで、子供の国語の文章書き換えみたいな感じなのかも。
変えた、ってほども変わってないし、変えたことで特に良い効果が出ているようにも思えないし(どちらかというと改悪?)、さすがにフィービーも、「そんなの、自分でセリフを書いた、って言わないわよ。」と言いたげな表情です。
(Rachからのお願い)
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