リチャードとジョーイ&チャンドラーが遊んでいるところへ、モニカが入ってきます。
モニカ: Not to sound too Florence Henderson, but dinner's on the table. (”フローレンス・ヘンダーソン”っぽく言うつもりはないけど、夕食の準備が出来たわよ。)
Florence Henderson (フローレンス・ヘンダーソン)というのは、1969年から74年にかけてアメリカで放映されていたドラマ「ゆかいなブレディ家(原題: The Brady Bunch)」のMrs. ブレディ(Carl Brady)を演じていた女優さんです。
まず、この「ゆかいなブレディ家」に関するデータはこちら。
Wikipedia 英語版: The Brady Bunch
Amazon.co.jp: The Brady Bunch: The Complete Final Season (4pc) (Full) [IMPORT]
モニカが言っているのは、そういうドラマに出て来る「典型的な奥さん」みたいに聞こえそうだけど・・・ということですね。
いつもブレディ夫人は「ご飯の用意ができたわよ。」と言ってるのでしょうか?
ところで、bunch って「群れ、集まり、一味、一団」って意味のようです。
ブレディ「一家(いっか)」ってことなんでしょうが、子持ち同士が再婚して出来た家族だそうなので、わざとそういう呼び方をしているのでしょう(と推測)。
「ブレディ家、ブレディ一家」と表現したいのなら、普通は The Bradies と The +複数形になりますかねぇ?
この「The +複数形」で「○○一家」を表すという話は、フレンズ1-18その2 で書きました。(映画「Mr.インクレディブル」の原題が The Incredibles となっている、という話でした。)
フローレンス・ヘンダーソンという女優さんについての情報はこちら。
Wikipedia 英語版: Florence Henderson
IMDb: Florence Henderson
このフローレンス・ヘンダーソンさんが、アリー my Love にゲスト出演しているのを見たことがあります。
シーズン4第3話「天国と地獄」(原題: Two's A Crowd)に、Dr. Shirley Grouper(シャーリー・グルーパー)という役柄で出てきました。
オープニング後、Special Appearance by FLORENCE HENDERSON と最後にクレジットされていて、特別ゲスト扱いとなっています。
この名前の出し方を見ても、俳優として大御所であるらしいことがわかります。
彼女の役柄は、「男を満足させる方法」(How to Satisfy Your Man)というセミナー(seminar または workshop)を行っている自称ドクター。
「夫婦仲を良くするためには、とにかく男に尽くせ」と説き、途中からマイクを握って
For the love of him Make him your reason for living ♪彼に尽くすことが生きがいになるの♪
と高らかに歌い上げていました。(そもそも、フローレンスさんは歌手としても有名らしいですね。)
そのセミナーの通りに夫に尽くしたのに、離婚を言い渡されてしまった受講者がこのドクターを訴える、というエピソードだったのですが、とにかくこのセンセはなかなかの食わせ者で、アリーたちもタジタジになるほどのパワフルな人でした。
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2006年09月30日
2006年09月29日
フレンズ2-20その28
リチャードとジョーイ&チャンドラーはフーズボールゲームで遊んでいます。
そしてリチャードが勝利!
リチャード: Could that shot be any prettier? (あのショットは、かなり見事だっただろ?)
ジョーイ: Man, you are incredible. (全く、リチャードは最高だよ。)
リチャード: We had a table in college. (大学にフーズボールのテーブルがあったんだ。)
チャンドラー: Really? I didn't know they had foosball in the 1800s. (本当に? 1800年代にフーズボール(というゲーム)が存在していたとは知らなかったな。)
リチャード: Nice mustache. At puberty, that thing will really kick in. (素敵なヒゲだね。思春期になれば、もっとちゃんと生えてくるよ。)
pretty は「可愛い」ですが、「見事な、うまい」という意味もあります。
この Could that shot be any prettier? ですが、これを直訳すると、「あのショットがもう少し見事になる可能性はあっただろうか?」ということですが、これは「あれ以上素晴らしいということはあり得たか? いやあり得ないね。」と反語的に使われているようです。
That shot couldn't be any prettier. だと「もう少し見事であった、なんてことはあり得ない。つまり、これがもっとも見事なショットだった。」という意味になるのですが、それを疑問文の形にして「そんなことはあり得るかな? いや、ないはずだよね。」とあり得ないことを強調しているのだと思います。
大学生の頃、フーズボールをやっていたというリチャードに、「1800年代の学生がフーズボールをやっていた」とは知らなかった、と答えるチャンドラー。
いくらリチャードの年齢が上だと言っても、彼らの親世代なので、1800年代に大学生だった、ってことはないですよね。
年上の人に負けたのがちょっぴり悔しいので、リチャードの若い頃にはこのゲームは存在してなかったと思ったよ、だってすっごく昔の話でしょ?とリチャードを年寄り扱いしているわけです。
すごく歳の離れた人をからかう場合に、「まだ当時は、木をこすり合わせて火を起こしてたんじゃないの?」みたいに、えらく原始的な話題を持ち出したりするのとちょっと似てるような似てないような・・・。
ちなみに、チャンドラーは当然冗談として言っているわけですが、これがジョーイのセリフだったとすると、本当にリチャードの学生時代は1800年代だと思い込んでいる(計算違いをしている)可能性がありますね(笑)。
そうやって、年上(もしくは年寄り)であることをからかわれたので、リチャードは逆にチャンドラーのことを子供のように言ってからかいます。
puberty は「思春期、年ごろ」。
reach (the age of) puberty だと「思春期に達する、年ごろになる」という意味になります。
kick in はもともと、スポーツのキックインという言葉でもわかるように、「(ボールなどを)蹴って中に入れる、蹴り込む」という意味で、そこから、「始まる、作動する、(薬などが)効く、効力を生じる、放出される」という意味になります。
ロングマン現代英英辞典には、
kick in = (informal) to start or to begin to have an effect
例) The painkillers kicked in and he became sleepy. 「鎮痛剤(痛み止め)が効いて、彼は眠くなった。」
という意味が載っています。
もう「いい加減な年」であるチャンドラーに対して、「まだ上手く生え揃ってないみたいだけど、思春期になったら大丈夫だから。」みたいなことを言っているわけです。
まだチャンドラーが男性として成熟していない、とでも言いたげですが・・・。
まぁ、お互い年齢のことで言い合っているわけですが、ちょっと「からかっている」程度で、ここでは罪のない冗談という程度でしょう。
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そしてリチャードが勝利!
リチャード: Could that shot be any prettier? (あのショットは、かなり見事だっただろ?)
ジョーイ: Man, you are incredible. (全く、リチャードは最高だよ。)
リチャード: We had a table in college. (大学にフーズボールのテーブルがあったんだ。)
チャンドラー: Really? I didn't know they had foosball in the 1800s. (本当に? 1800年代にフーズボール(というゲーム)が存在していたとは知らなかったな。)
リチャード: Nice mustache. At puberty, that thing will really kick in. (素敵なヒゲだね。思春期になれば、もっとちゃんと生えてくるよ。)
pretty は「可愛い」ですが、「見事な、うまい」という意味もあります。
この Could that shot be any prettier? ですが、これを直訳すると、「あのショットがもう少し見事になる可能性はあっただろうか?」ということですが、これは「あれ以上素晴らしいということはあり得たか? いやあり得ないね。」と反語的に使われているようです。
That shot couldn't be any prettier. だと「もう少し見事であった、なんてことはあり得ない。つまり、これがもっとも見事なショットだった。」という意味になるのですが、それを疑問文の形にして「そんなことはあり得るかな? いや、ないはずだよね。」とあり得ないことを強調しているのだと思います。
大学生の頃、フーズボールをやっていたというリチャードに、「1800年代の学生がフーズボールをやっていた」とは知らなかった、と答えるチャンドラー。
いくらリチャードの年齢が上だと言っても、彼らの親世代なので、1800年代に大学生だった、ってことはないですよね。
年上の人に負けたのがちょっぴり悔しいので、リチャードの若い頃にはこのゲームは存在してなかったと思ったよ、だってすっごく昔の話でしょ?とリチャードを年寄り扱いしているわけです。
すごく歳の離れた人をからかう場合に、「まだ当時は、木をこすり合わせて火を起こしてたんじゃないの?」みたいに、えらく原始的な話題を持ち出したりするのとちょっと似てるような似てないような・・・。
ちなみに、チャンドラーは当然冗談として言っているわけですが、これがジョーイのセリフだったとすると、本当にリチャードの学生時代は1800年代だと思い込んでいる(計算違いをしている)可能性がありますね(笑)。
そうやって、年上(もしくは年寄り)であることをからかわれたので、リチャードは逆にチャンドラーのことを子供のように言ってからかいます。
puberty は「思春期、年ごろ」。
reach (the age of) puberty だと「思春期に達する、年ごろになる」という意味になります。
kick in はもともと、スポーツのキックインという言葉でもわかるように、「(ボールなどを)蹴って中に入れる、蹴り込む」という意味で、そこから、「始まる、作動する、(薬などが)効く、効力を生じる、放出される」という意味になります。
ロングマン現代英英辞典には、
kick in = (informal) to start or to begin to have an effect
例) The painkillers kicked in and he became sleepy. 「鎮痛剤(痛み止め)が効いて、彼は眠くなった。」
という意味が載っています。
もう「いい加減な年」であるチャンドラーに対して、「まだ上手く生え揃ってないみたいだけど、思春期になったら大丈夫だから。」みたいなことを言っているわけです。
まだチャンドラーが男性として成熟していない、とでも言いたげですが・・・。
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2006年09月28日
フレンズ2-20その27
モニカの部屋にフィービーが入ってきます。
映画「素晴らしき哉、人生!」(It's a Wonderful Life)の感想を尋ねるモニカに、フィービーは「薬剤師が耳から血を流した」など、気に入らなかったシーンを挙げるのですが・・・。
モニカ: I'll give you the ear thing, but wasn't the ending wonderful? (その耳の話は認めるわ。でも、エンディングは素晴らしくなかった?)
フィービー: I didn't watch it. I was too depressed. It kept getting worse! It should've been called: "It's a Sucky Life, And Just When You Think It Can't Suck Anymore, It Does!" (エンディングは見なかったわ。私はすごく落ち込んでいたから。その映画はどんどん悪くなっていくんだもん。タイトルはこうつけるべきだったわね。「最低かな、人生。そしてこれ以上ひどくならないと思った時、それはまたひどくなる!」
I'll give you the ear thing の give は「(相手に)(・・・の)事実であることを認める」という意味になります。
研究社 新英和中辞典の例文では、
He's a good worker, I give you that, but... 「彼はよく働くよ、その点は認める、だが・・・」
That I'll give you. 「その点は認めるよ。」
などの例文が載っています。
「give +目的語A+目的語B」で、AにBを与える、という意味が基本ですが、そこから派生した意味です。
日本語でも、相手が何かについて主張してきた時、「その件については君に譲るよ。」と「譲る」という言葉を使いますよね。
それと似た感じかなぁ、と。
その件については、もう私はどうこう言わないから、君に「譲った、任せた、渡した、君の好きなようにすればいい」と権利を放棄して相手にポンと託してしまう感じなのではないかと思います。
終わりまで見ないと、この映画の良さがわからないようなのに、あまりにも悲惨な話が続いたので、フィービーは最後まで見ることができなかったようです。
フィービーに言わせると、wonderful ではなく、sucky な人生の映画だったようですね。
sucky は「いやな、ひどい、最低の」という意味で、suck 「最低だ、最悪だ、ひどい」(= be terrible)という動詞の形容詞形です。
suck は本当にフレンズでよく出てくる単語で、一番最初のパイロット版 フレンズ1-1その2 にも出てきました。
で、フィービーがつけたタイトルは、ただの It's a Sucky Life. では終わらない(笑)。
「もう落ちるところまで落ちて、これ以上ひどくなることはないだろうと思ったその時、またひどいことが起こる」という話だと言いたいようです。
そういえば、邦画に「嫌われ松子の一生」という映画がありますね。
この話も、主人公の松子に次から次へと不幸が降りかかり、人生が転落して行く・・・という話だそうです。
で、それが悲惨で見ていられないのかというと、これを見たら、とてもすがすがしい気持ちになる素晴らしい映画なのだとか。
あちこちの映画評で絶賛されているので、とても気になっているのですが・・・。
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映画「素晴らしき哉、人生!」(It's a Wonderful Life)の感想を尋ねるモニカに、フィービーは「薬剤師が耳から血を流した」など、気に入らなかったシーンを挙げるのですが・・・。
モニカ: I'll give you the ear thing, but wasn't the ending wonderful? (その耳の話は認めるわ。でも、エンディングは素晴らしくなかった?)
フィービー: I didn't watch it. I was too depressed. It kept getting worse! It should've been called: "It's a Sucky Life, And Just When You Think It Can't Suck Anymore, It Does!" (エンディングは見なかったわ。私はすごく落ち込んでいたから。その映画はどんどん悪くなっていくんだもん。タイトルはこうつけるべきだったわね。「最低かな、人生。そしてこれ以上ひどくならないと思った時、それはまたひどくなる!」
I'll give you the ear thing の give は「(相手に)(・・・の)事実であることを認める」という意味になります。
研究社 新英和中辞典の例文では、
He's a good worker, I give you that, but... 「彼はよく働くよ、その点は認める、だが・・・」
That I'll give you. 「その点は認めるよ。」
などの例文が載っています。
「give +目的語A+目的語B」で、AにBを与える、という意味が基本ですが、そこから派生した意味です。
日本語でも、相手が何かについて主張してきた時、「その件については君に譲るよ。」と「譲る」という言葉を使いますよね。
それと似た感じかなぁ、と。
その件については、もう私はどうこう言わないから、君に「譲った、任せた、渡した、君の好きなようにすればいい」と権利を放棄して相手にポンと託してしまう感じなのではないかと思います。
終わりまで見ないと、この映画の良さがわからないようなのに、あまりにも悲惨な話が続いたので、フィービーは最後まで見ることができなかったようです。
フィービーに言わせると、wonderful ではなく、sucky な人生の映画だったようですね。
sucky は「いやな、ひどい、最低の」という意味で、suck 「最低だ、最悪だ、ひどい」(= be terrible)という動詞の形容詞形です。
suck は本当にフレンズでよく出てくる単語で、一番最初のパイロット版 フレンズ1-1その2 にも出てきました。
で、フィービーがつけたタイトルは、ただの It's a Sucky Life. では終わらない(笑)。
「もう落ちるところまで落ちて、これ以上ひどくなることはないだろうと思ったその時、またひどいことが起こる」という話だと言いたいようです。
そういえば、邦画に「嫌われ松子の一生」という映画がありますね。
この話も、主人公の松子に次から次へと不幸が降りかかり、人生が転落して行く・・・という話だそうです。
で、それが悲惨で見ていられないのかというと、これを見たら、とてもすがすがしい気持ちになる素晴らしい映画なのだとか。
あちこちの映画評で絶賛されているので、とても気になっているのですが・・・。
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2006年09月27日
フレンズ2-20その26
ロス: You're with a guy who won't stop planning his future with you. He knows we'll end up together. If that scares you, tough! You'll have to deal with that. (君は、君との未来を計画せずにはいられない男とつき合っているんだ。その男は、僕らが最終的に一緒になることを知っているんだ。もしそのことが君を怯えさせるのなら、あいにくだったね! 君はそれに付き合ってもらうしかないんだよ。)
レイチェル: I will! (わかったわ!)
ロス: Good, because I love you! (そりゃ良かった、だって僕は君を愛しているんだからね!)
レイチェル: Oh, yeah? I love you too! (あら、そうなの? 私もあなたを愛しているわよ!)
ロス: That's the first time we've said that! (そんなことを言ったのは、今のが初めてだな!)
レイチェル: Yes, it is! (えぇ、その通りね!)
ロス: I'm gonna kiss you! (今からキスするぞ!)
レイチェル: You better! (キスすればいいわ!)
喧嘩をしていると、普段言えないことを言ったりして、それが良い場合と良くない場合があるのですが、このやり取りは「良い場合」なので良かったですね。
まぁ、普段だと恥ずかしくて言えないようなことが、今回は勢いで言えちゃったわけです。
ロスのセリフがいいですね。
女性としては愛する男性にそんなことを言って欲しいです。
「この人はちゃんと私との”未来予想図”(ってドリカムの歌があったな・・・)を描いてくれているんだろうか・・・」と女性は不安に思ったりするものですからね。
ロスはレイチェルのことがずーっと好きだったので、こうやって恋人同士になった以上、結婚して、子供ができてパパになって、死ぬまでずっと一緒にいる・・・というイメージがはっきり浮かんでいるのでしょう。
"if that scares you" や "deal with that" など、この前のやり取りでレイチェルが使ったのと同じフレーズを使っているのが面白いですね。
ロスは、tough という言葉を使ってますが、ここでは「つらい、あいにくの」という意味でしょう。
そういう男性を選んでしまったんだから、「不運だったね、残念だったね、それはつらいことだね、大変だね、おあいにくさまだったね。」と言っているのです。
フレンズ2-17その15 でも、ロスが「残念だったね。」というニュアンスで、Tough. と言っています。
I love you. を初めて言った、とか言ってますが・・・そう言われればそうだなぁ。
確かにドラマの中のセリフとしてはなかったですねぇ・・・。
フレンズ1-8その4 で、痛み止めの薬が効いている時(?)、ロスはレイチェルに I love you the most. と言ってます。
まぁ、それは薬で勢いづいているときの話なので、数には入らないですが(笑)、その時にも、I love you. というのはそう簡単には言わないものらしい、という話を私は書きました。
ドラマや映画を見ている限り、日本人が思っているよりも、I love you. という言葉は重いです。
軽々しく口にすべきではない、という感じです。
でもね、普通、これほど親密になっていれば、どっかで言ってるもんじゃないのかなぁ?とか思ったりするのだけれど・・・(←どこで?とか具体的なことを聞かないでね・・・笑)
プリプリ怒りながらキスするのがおかしいですよね。
喧嘩するほど仲が良い、というか、雨降って地固まる、というか。
いいなぁ、恋愛の初期の頃って・・・(遠い目)。
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レイチェル: I will! (わかったわ!)
ロス: Good, because I love you! (そりゃ良かった、だって僕は君を愛しているんだからね!)
レイチェル: Oh, yeah? I love you too! (あら、そうなの? 私もあなたを愛しているわよ!)
ロス: That's the first time we've said that! (そんなことを言ったのは、今のが初めてだな!)
レイチェル: Yes, it is! (えぇ、その通りね!)
ロス: I'm gonna kiss you! (今からキスするぞ!)
レイチェル: You better! (キスすればいいわ!)
喧嘩をしていると、普段言えないことを言ったりして、それが良い場合と良くない場合があるのですが、このやり取りは「良い場合」なので良かったですね。
まぁ、普段だと恥ずかしくて言えないようなことが、今回は勢いで言えちゃったわけです。
ロスのセリフがいいですね。
女性としては愛する男性にそんなことを言って欲しいです。
「この人はちゃんと私との”未来予想図”(ってドリカムの歌があったな・・・)を描いてくれているんだろうか・・・」と女性は不安に思ったりするものですからね。
ロスはレイチェルのことがずーっと好きだったので、こうやって恋人同士になった以上、結婚して、子供ができてパパになって、死ぬまでずっと一緒にいる・・・というイメージがはっきり浮かんでいるのでしょう。
"if that scares you" や "deal with that" など、この前のやり取りでレイチェルが使ったのと同じフレーズを使っているのが面白いですね。
ロスは、tough という言葉を使ってますが、ここでは「つらい、あいにくの」という意味でしょう。
そういう男性を選んでしまったんだから、「不運だったね、残念だったね、それはつらいことだね、大変だね、おあいにくさまだったね。」と言っているのです。
フレンズ2-17その15 でも、ロスが「残念だったね。」というニュアンスで、Tough. と言っています。
I love you. を初めて言った、とか言ってますが・・・そう言われればそうだなぁ。
確かにドラマの中のセリフとしてはなかったですねぇ・・・。
フレンズ1-8その4 で、痛み止めの薬が効いている時(?)、ロスはレイチェルに I love you the most. と言ってます。
まぁ、それは薬で勢いづいているときの話なので、数には入らないですが(笑)、その時にも、I love you. というのはそう簡単には言わないものらしい、という話を私は書きました。
ドラマや映画を見ている限り、日本人が思っているよりも、I love you. という言葉は重いです。
軽々しく口にすべきではない、という感じです。
でもね、普通、これほど親密になっていれば、どっかで言ってるもんじゃないのかなぁ?とか思ったりするのだけれど・・・(←どこで?とか具体的なことを聞かないでね・・・笑)
プリプリ怒りながらキスするのがおかしいですよね。
喧嘩するほど仲が良い、というか、雨降って地固まる、というか。
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2006年09月26日
フレンズ2-20その25
レイチェル: Okay, listen. What we have is amazing. But I do not want to have everything decided for me! I spent my whole life like that. It's what I had with Barry. That's a reason I left. I like not knowing right now. Sorry if that scares you, but if you wanna be with me, deal with that! (わかったわ、聞いて。私たちの今の状態は素晴らしいわ。でも、私のためにすべてを決めてもらいたくはないの! 私はそんな風に人生を過ごしたわ。それがバリーといた時の私の人生だった。それが私が彼の元を去った理由のひとつよ。今ここで知りたくないの。そんなことを言ってあなたを怯えさせたらごめんなさい。でも、もしあなたが私と一緒にいたいのなら、それに付き合ってもらうしかないのよ!)
昨日の続きです。
That's a reason I left. ですが、ここでは the reason ではなく、a reason が使われていますね。
つまり「ある一つの理由」ということです。
a と the の比較について、ハートで感じる英文法 大西泰斗/ポール・マクベイ著
Lesson 2 『the は「1つに決まる」』 p.29, 30 にそのニュアンスが説明されています。
先生の説明を引用すると、
the は「1つに決まる」→「他にはない」を強く暗示
a は「1つに決まらない」→「他にもいろいろある」ことを暗示
よって、the reason は「唯一の理由」、a reason は「いろいろある理由のうちの一つ」になります。
大西先生が、「離婚の原因は彼女の浮気だったんだよ」という例文を挙げておられるのですが、
Her affair was the reason why we got divorced. (浮気だけが原因)
Her affair was a reason why we got divorced. (浮気は原因の1つ)
ということになります。
ここでのレイチェルのセリフの a reason もまさにこれと同じで、ここではバリーと一緒にいると、「すべてを決められて過ごす人生を送ることになる」、それがいやだったから、彼の元を去ったのだ、それが私が彼と別れた理由の「一つ」なのよ、と言ってるわけですね。
ということは、それが「唯一の理由」ではなかったらしい、ということになります。
実際、どうして結婚式から逃げ出したか、という理由について、パイロット版(フレンズ1-1)でレイチェルが以下のように述べています。
レイチェル: I realised that I was more turned on by this gravy boat than by Barry! And then I got really freaked out, and that's when it hit me: how much Barry looks like Mr. Potato Head. Y'know, I mean, he always looked familiar, but... (私は気付いたの。私はバリーにときめいていたんじゃなくて、グレイビーボート(舟形のクレイビー(肉汁)ソース入れ)にときめいていたんだ、ということに! それから私は本当にパニクちゃったわ。そしてその時にわかったの、バリーがミスター・ポテトヘッドにものすごく似てる、って。ほら、いつも彼のこと、どこかで見たことあるなぁ(見覚えがあるなぁ)と思っていたのよ・・・)
後のエピソードで、独立してみたかった、決められた道を進むのはいやで自分で見つけてみたい、などという発言もあって、たぶんそういう「人に決められるのがいやだ」というのが最大の理由であるのは間違いないのですが、この上のセリフを見ると、バリーよりも結婚祝いの豪華な品にときめいていた、バリーはミスター・ポテトヘッドに似ている・・・など、バリーに男性としての魅力を全く感じていない自分に気が付いた、と言っていますね。
それを結婚式当日になってふと思うところがすごいと思うのですが・・・。(結婚した後で、ふと「私はこの人の何に惹かれていたんだろう・・・」と思うこともあるので(爆)、このレイチェルを責めるわけにもいきませんが・・・笑)
このように、バリーの元を逃げ出したのは、そういう「人生観」のことだけではなく、バリーという男性に興味がなかった、というのも理由として挙げられるので、ここでレイチェルは a reason という単語を使ったわけでしょうね。
ところで・・・フレンズ1-1 を解説した時はまだ手探り状態で、説明が非常にあっさりしていて、なんと「その2」までしかありません!(大爆笑)。
それが今は「その25」まで解説が長くなる日が来るなんて、当時は夢にも思いませんでしたが・・・。
ですから、上のレイチェルのセリフも取り上げてなかったので、今回ついでに詳しく書いてみました。
また、ミスター・ポテトヘッドの説明もしていなかったので、ここでちょっと触れておきます。
↓とりあえずの説明は、こちら。
Wikipedia 英語版: Mr. Potato Head
プラスチックのジャガイモのおもちゃで、福笑いのように、顔の部品をくっつけていろんな顔にして遊ぶようです。
今は、Hasbro という会社がおもちゃを作っているようです。
↓その HP はこちら。
Hasbro.com: Mr. Potato Head Toys by Playskool
映画「トイ・ストーリー」にも出ているそうですね。(これまた見てないので知らない・・・泣)
↓トイ・ストーリー版の顔はこんな感じ。
確かにバリーに似ているような気がしないでもない・・・(笑)
キャラネット:『トイ・ストーリー』ミスター・ポテトヘッド(トイストーリー版)
Sorry if that scares you, but... について。
Sorry if... は「もし・・・だったら、ごめんなさい。」という表現。
これは日本語でも言いますね。
scare は「(人を)(突然)怖がらせる、怯えさせる」という意味ですが、scared と過去分詞形で使うことが多いです。
何か怖いことがあった時に、I'm scared. 「怖いよー!」と言うシーンを時折見かけます。
この場合は、受動態ではなく能動態で使っているので、「その私の言ったことがあなたを怯えさせることになるなら」と、その「怯えさせる」という行為にポイントがあるように思います。
deal with は「・・・を相手にする、・・・に対応する、・・・と付き合う」という意味。
それにしても、"if you wanna be with me, deal with that!" は、「私と一緒にいたいと望むなら、私の希望に合わせてもらわないとね!」みたいな感じだと思うのですが、ここまで言えたら大したものですよね。
確かに「お付き合いする」ということは妥協の繰り返しで(←今日はネガティブな話が多いな・・・笑)、お互いが相手の望むことにどれだけ合わせてあげられるかで、相手をどれくらい大切に思っているかが計れたりするわけです。
でも、"if you wanna be with me" って一度言ってみたい気がする。
喧嘩してもそこまで言った記憶は私にはないぞ。(恋には臆病な女なの・・・爆)
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昨日の続きです。
That's a reason I left. ですが、ここでは the reason ではなく、a reason が使われていますね。
つまり「ある一つの理由」ということです。
a と the の比較について、ハートで感じる英文法 大西泰斗/ポール・マクベイ著
Lesson 2 『the は「1つに決まる」』 p.29, 30 にそのニュアンスが説明されています。
先生の説明を引用すると、
the は「1つに決まる」→「他にはない」を強く暗示
a は「1つに決まらない」→「他にもいろいろある」ことを暗示
よって、the reason は「唯一の理由」、a reason は「いろいろある理由のうちの一つ」になります。
大西先生が、「離婚の原因は彼女の浮気だったんだよ」という例文を挙げておられるのですが、
Her affair was the reason why we got divorced. (浮気だけが原因)
Her affair was a reason why we got divorced. (浮気は原因の1つ)
ということになります。
ここでのレイチェルのセリフの a reason もまさにこれと同じで、ここではバリーと一緒にいると、「すべてを決められて過ごす人生を送ることになる」、それがいやだったから、彼の元を去ったのだ、それが私が彼と別れた理由の「一つ」なのよ、と言ってるわけですね。
ということは、それが「唯一の理由」ではなかったらしい、ということになります。
実際、どうして結婚式から逃げ出したか、という理由について、パイロット版(フレンズ1-1)でレイチェルが以下のように述べています。
レイチェル: I realised that I was more turned on by this gravy boat than by Barry! And then I got really freaked out, and that's when it hit me: how much Barry looks like Mr. Potato Head. Y'know, I mean, he always looked familiar, but... (私は気付いたの。私はバリーにときめいていたんじゃなくて、グレイビーボート(舟形のクレイビー(肉汁)ソース入れ)にときめいていたんだ、ということに! それから私は本当にパニクちゃったわ。そしてその時にわかったの、バリーがミスター・ポテトヘッドにものすごく似てる、って。ほら、いつも彼のこと、どこかで見たことあるなぁ(見覚えがあるなぁ)と思っていたのよ・・・)
後のエピソードで、独立してみたかった、決められた道を進むのはいやで自分で見つけてみたい、などという発言もあって、たぶんそういう「人に決められるのがいやだ」というのが最大の理由であるのは間違いないのですが、この上のセリフを見ると、バリーよりも結婚祝いの豪華な品にときめいていた、バリーはミスター・ポテトヘッドに似ている・・・など、バリーに男性としての魅力を全く感じていない自分に気が付いた、と言っていますね。
それを結婚式当日になってふと思うところがすごいと思うのですが・・・。(結婚した後で、ふと「私はこの人の何に惹かれていたんだろう・・・」と思うこともあるので(爆)、このレイチェルを責めるわけにもいきませんが・・・笑)
このように、バリーの元を逃げ出したのは、そういう「人生観」のことだけではなく、バリーという男性に興味がなかった、というのも理由として挙げられるので、ここでレイチェルは a reason という単語を使ったわけでしょうね。
ところで・・・フレンズ1-1 を解説した時はまだ手探り状態で、説明が非常にあっさりしていて、なんと「その2」までしかありません!(大爆笑)。
それが今は「その25」まで解説が長くなる日が来るなんて、当時は夢にも思いませんでしたが・・・。
ですから、上のレイチェルのセリフも取り上げてなかったので、今回ついでに詳しく書いてみました。
また、ミスター・ポテトヘッドの説明もしていなかったので、ここでちょっと触れておきます。
↓とりあえずの説明は、こちら。
Wikipedia 英語版: Mr. Potato Head
プラスチックのジャガイモのおもちゃで、福笑いのように、顔の部品をくっつけていろんな顔にして遊ぶようです。
今は、Hasbro という会社がおもちゃを作っているようです。
↓その HP はこちら。
Hasbro.com: Mr. Potato Head Toys by Playskool
映画「トイ・ストーリー」にも出ているそうですね。(これまた見てないので知らない・・・泣)
↓トイ・ストーリー版の顔はこんな感じ。
確かにバリーに似ているような気がしないでもない・・・(笑)
キャラネット:『トイ・ストーリー』ミスター・ポテトヘッド(トイストーリー版)
Sorry if that scares you, but... について。
Sorry if... は「もし・・・だったら、ごめんなさい。」という表現。
これは日本語でも言いますね。
scare は「(人を)(突然)怖がらせる、怯えさせる」という意味ですが、scared と過去分詞形で使うことが多いです。
何か怖いことがあった時に、I'm scared. 「怖いよー!」と言うシーンを時折見かけます。
この場合は、受動態ではなく能動態で使っているので、「その私の言ったことがあなたを怯えさせることになるなら」と、その「怯えさせる」という行為にポイントがあるように思います。
deal with は「・・・を相手にする、・・・に対応する、・・・と付き合う」という意味。
それにしても、"if you wanna be with me, deal with that!" は、「私と一緒にいたいと望むなら、私の希望に合わせてもらわないとね!」みたいな感じだと思うのですが、ここまで言えたら大したものですよね。
確かに「お付き合いする」ということは妥協の繰り返しで(←今日はネガティブな話が多いな・・・笑)、お互いが相手の望むことにどれだけ合わせてあげられるかで、相手をどれくらい大切に思っているかが計れたりするわけです。
でも、"if you wanna be with me" って一度言ってみたい気がする。
喧嘩してもそこまで言った記憶は私にはないぞ。(恋には臆病な女なの・・・爆)
(Rach からのお願い)
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2006年09月25日
フレンズ2-20その24
逆にロスは、レイチェルに尋ねます。
ロス: You never think about our future? (レイチェルは僕たちの未来について考えないの?)
レイチェル: I think about whose apartment we'll sleep at tomorrow and where we'll have dinner next Saturday! I do not think about our children's names! (明日はどっちのアパートに泊まろうかなとか、次の土曜日にはどこのレストランで食事しようかな、とかは考えるわ! 子供の名前を考えたりはしないけどね!)
目が泳いでるロスを見て、
レイチェル: You know what our children's names will be? (ロスは、私たちの子供の名前を考えてるのね?)
ロス: No, I mean, you know. I read a book, and there was a girl named Emily. And I thought that might be good. (いや、つまり、ある本を読んだら、そこにエミリーって名前の女の子が出てきたんだ。だから、その名前がいいかも、って思ったんだよ。)
レイチェル: What book? (何て本?)
ロス: The Big Book of Children's Names. (子供の名前大事典。)
このやり取りを見ていると、レイチェルはかなり現実的なタイプですね。
私のイメージでは、女性の方が、「何歳で結婚して、何歳で子供を産んで、子供は何人くらいで・・・」とか想像するのが好きそうな気がするんですが・・・。(私はあまりそういうことは考えなかったタイプだけど・・・)
で、ものの例えとして出した「子供の名前までは考えてない」という言葉に動揺したロスを見て、さらに驚くレイチェルがおかしいですよね。
You know what our children's names will be? という表現が面白いです。
「あなたは子供の名前を考えてるの?」とそのまま返すのではなくて、「あなたは私たちの子供の名前が何になるかを知ってるのね?」という表現になっています。
子供の名前は、恐らく親がつけることになるので(名付け親というのもいますが)、know 「知っている、わかっている」という単語の選択がちょっと妙な感じもするのですが、子供を持つと子供に名前が付くのは必然的な流れで、その未来の出来事を今の時点でもうすでに「知っている」という感じなのでしょうか?
レイチェルが「私はそんなこと考えてもいない」と言っているのに、ロスの中ではもう「子供の名前はこれ!」というのが明らかに浮かんでいる、見えている、という雰囲気かもしれません。
「もうそんなことまで考えてるの? 信じられない」とでも言わんばかりのレイチェルに、必死に言い訳をするロス。
たまたま読んだ本に、エミリーって女の子が出てきただけと言うので、小説か何かかと思ったら、「子供の名付けの本」だったというわけ。
すごいですねぇ、独身なのにそんな本を・・・。
でも彼は子持ちだから持っててもおかしくないのかな。
ロスのことだから、ベンが生まれる時に、そういう本をごっそり買い込んだ可能性も高い。
うちもそういう本、4冊買いましたよ(全部、主人が買ってきた・・・笑)。
確かに子供の名前を付けるのって悩むんですよねぇ。
うちの子供の名前は、息子の時は主人が考え、娘の時は私が考えました。
つまりは、男は男が決め、女は女が決める、ということだったんですが、それにはちょっとした理由があって、もし異性の名前をつける担当になると、昔好きだった人の名前を付けかねないという心配があったからですね(笑)。
いや、別にそれでもいいんですけど、こういうのは勘ぐり出すときりがないからなぁ・・・(笑)。
レイチェル: Okay, listen. What we have is amazing. But I do not want to have everything decided for me! I spent my whole life like that. It's what I had with Barry. That's a reason I left. I like not knowing right now. Sorry if that scares you, but if you wanna be with me, deal with that! (わかったわ、聞いて。私たちの今の状態は素晴らしいわ。でも、私のためにすべてを決めてもらいたくはないの! 私はそんな風に人生を過ごしたわ。それがバリーといた時の私の人生だった。それが私が彼の元を去った理由のひとつよ。今ここで知りたくないの。そんなことを言ってあなたを怯えさせたらごめんなさい。でも、もしあなたが私と一緒にいたいのなら、それに付き合ってもらうしかないのよ!)
ちょっと細かい話ですが、DVD の英語字幕では、"I do not want everything decided for me." となっていますが、ネットスクリプトでは、"I do not want to have everything decided for me." となっており、実際のセリフは、ネットスクリプトに書いてある通りに発音されています。
DVD の字幕はよく省略されており、今回も省略されているだけのことなのですが、ニュアンスは少し異なります。
want everything decided の文は、「want +目的語+過去分詞形」で、「(・・・が)(・・・されることを)望む」という構文になります。
例としては、I want the work done at once. 「その仕事をすぐに片付けて欲しい。」など。
一方の、want to have everything decided は、「have +目的語+過去分詞形」で、「(・・・を)(・・・して)もらう」という行為を want to (したい)という意味ですね。
この have の使い方は、have one's hair cut 「散髪してもらう」と同じです。
が、cut は現在形・過去形・過去分詞形がすべて cut なので、この cut が過去分詞形であることが見た目上わかりにくい、さらには have a haircut というフレーズもあるので、余計に紛らわしい。
ですから、「have +目的語+過去分詞形」を覚えたい時は、have one's hair colored 「髪を染める」や、have one's hair bleached 「髪を脱色する」というフレーズで覚えていてもよいでしょう。
have a haircut についてもう少し語ると、この haircut は可算名詞で、「散髪」を have する、というニュアンスになります。
have の代わりに、get a haircut とも言えますし、 give someone a haircut 「散髪してやる」という表現もあります。
spent my whole life like that の like that は「全てを決められる」という状態のこと。
It's what I had with Barry. を無理に直訳すると、「it = そうやって全てを決められた人生を過ごすこと、が、私がバリーと一緒にいた時に持っていたものだった。」という感じでしょうか?
つまり、「私はバリーと付き合っていた時に、そういう人生を過ごしていた。」ということですね。
That's a reason I left. 以降は長くなりそうなので、明日にします(笑)。
(Rach からのちょっとしたお詫び)
お気づきの方がおられるかもしれませんが、実は(その24)までの長さになったのはこのエピソードが初めてです。それなのにまだ終わる気配もないし・・・(笑)。
今回のは、映画の名前や固有名詞が多かったこと、ちょっとした表現をくどくどと説明しすぎたこと・・・など、いろいろ思い当たる節はあるのですが、下書きを書いている時にノリノリ(笑)だと「長くなる」傾向にあるようですね。
次回以降はこんなに増えない(と思う)ので、今回だけちょっと大目に見て下さい。
(Rach からのお願い)
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ロス: You never think about our future? (レイチェルは僕たちの未来について考えないの?)
レイチェル: I think about whose apartment we'll sleep at tomorrow and where we'll have dinner next Saturday! I do not think about our children's names! (明日はどっちのアパートに泊まろうかなとか、次の土曜日にはどこのレストランで食事しようかな、とかは考えるわ! 子供の名前を考えたりはしないけどね!)
目が泳いでるロスを見て、
レイチェル: You know what our children's names will be? (ロスは、私たちの子供の名前を考えてるのね?)
ロス: No, I mean, you know. I read a book, and there was a girl named Emily. And I thought that might be good. (いや、つまり、ある本を読んだら、そこにエミリーって名前の女の子が出てきたんだ。だから、その名前がいいかも、って思ったんだよ。)
レイチェル: What book? (何て本?)
ロス: The Big Book of Children's Names. (子供の名前大事典。)
このやり取りを見ていると、レイチェルはかなり現実的なタイプですね。
私のイメージでは、女性の方が、「何歳で結婚して、何歳で子供を産んで、子供は何人くらいで・・・」とか想像するのが好きそうな気がするんですが・・・。(私はあまりそういうことは考えなかったタイプだけど・・・)
で、ものの例えとして出した「子供の名前までは考えてない」という言葉に動揺したロスを見て、さらに驚くレイチェルがおかしいですよね。
You know what our children's names will be? という表現が面白いです。
「あなたは子供の名前を考えてるの?」とそのまま返すのではなくて、「あなたは私たちの子供の名前が何になるかを知ってるのね?」という表現になっています。
子供の名前は、恐らく親がつけることになるので(名付け親というのもいますが)、know 「知っている、わかっている」という単語の選択がちょっと妙な感じもするのですが、子供を持つと子供に名前が付くのは必然的な流れで、その未来の出来事を今の時点でもうすでに「知っている」という感じなのでしょうか?
レイチェルが「私はそんなこと考えてもいない」と言っているのに、ロスの中ではもう「子供の名前はこれ!」というのが明らかに浮かんでいる、見えている、という雰囲気かもしれません。
「もうそんなことまで考えてるの? 信じられない」とでも言わんばかりのレイチェルに、必死に言い訳をするロス。
たまたま読んだ本に、エミリーって女の子が出てきただけと言うので、小説か何かかと思ったら、「子供の名付けの本」だったというわけ。
すごいですねぇ、独身なのにそんな本を・・・。
でも彼は子持ちだから持っててもおかしくないのかな。
ロスのことだから、ベンが生まれる時に、そういう本をごっそり買い込んだ可能性も高い。
うちもそういう本、4冊買いましたよ(全部、主人が買ってきた・・・笑)。
確かに子供の名前を付けるのって悩むんですよねぇ。
うちの子供の名前は、息子の時は主人が考え、娘の時は私が考えました。
つまりは、男は男が決め、女は女が決める、ということだったんですが、それにはちょっとした理由があって、もし異性の名前をつける担当になると、昔好きだった人の名前を付けかねないという心配があったからですね(笑)。
いや、別にそれでもいいんですけど、こういうのは勘ぐり出すときりがないからなぁ・・・(笑)。
レイチェル: Okay, listen. What we have is amazing. But I do not want to have everything decided for me! I spent my whole life like that. It's what I had with Barry. That's a reason I left. I like not knowing right now. Sorry if that scares you, but if you wanna be with me, deal with that! (わかったわ、聞いて。私たちの今の状態は素晴らしいわ。でも、私のためにすべてを決めてもらいたくはないの! 私はそんな風に人生を過ごしたわ。それがバリーといた時の私の人生だった。それが私が彼の元を去った理由のひとつよ。今ここで知りたくないの。そんなことを言ってあなたを怯えさせたらごめんなさい。でも、もしあなたが私と一緒にいたいのなら、それに付き合ってもらうしかないのよ!)
ちょっと細かい話ですが、DVD の英語字幕では、"I do not want everything decided for me." となっていますが、ネットスクリプトでは、"I do not want to have everything decided for me." となっており、実際のセリフは、ネットスクリプトに書いてある通りに発音されています。
DVD の字幕はよく省略されており、今回も省略されているだけのことなのですが、ニュアンスは少し異なります。
want everything decided の文は、「want +目的語+過去分詞形」で、「(・・・が)(・・・されることを)望む」という構文になります。
例としては、I want the work done at once. 「その仕事をすぐに片付けて欲しい。」など。
一方の、want to have everything decided は、「have +目的語+過去分詞形」で、「(・・・を)(・・・して)もらう」という行為を want to (したい)という意味ですね。
この have の使い方は、have one's hair cut 「散髪してもらう」と同じです。
が、cut は現在形・過去形・過去分詞形がすべて cut なので、この cut が過去分詞形であることが見た目上わかりにくい、さらには have a haircut というフレーズもあるので、余計に紛らわしい。
ですから、「have +目的語+過去分詞形」を覚えたい時は、have one's hair colored 「髪を染める」や、have one's hair bleached 「髪を脱色する」というフレーズで覚えていてもよいでしょう。
have a haircut についてもう少し語ると、この haircut は可算名詞で、「散髪」を have する、というニュアンスになります。
have の代わりに、get a haircut とも言えますし、 give someone a haircut 「散髪してやる」という表現もあります。
spent my whole life like that の like that は「全てを決められる」という状態のこと。
It's what I had with Barry. を無理に直訳すると、「it = そうやって全てを決められた人生を過ごすこと、が、私がバリーと一緒にいた時に持っていたものだった。」という感じでしょうか?
つまり、「私はバリーと付き合っていた時に、そういう人生を過ごしていた。」ということですね。
That's a reason I left. 以降は長くなりそうなので、明日にします(笑)。
(Rach からのちょっとしたお詫び)
お気づきの方がおられるかもしれませんが、実は(その24)までの長さになったのはこのエピソードが初めてです。それなのにまだ終わる気配もないし・・・(笑)。
今回のは、映画の名前や固有名詞が多かったこと、ちょっとした表現をくどくどと説明しすぎたこと・・・など、いろいろ思い当たる節はあるのですが、下書きを書いている時にノリノリ(笑)だと「長くなる」傾向にあるようですね。
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2006年09月24日
フレンズ2-20その23
ベンを連れて帰ってきたロスに訴えるレイチェル。
レイチェル: One minute I'm holding Ben, then I've got two kids, I'm living in Scarsdale complaining about taxes! (私はベンを抱っこしていたのよ、そしたら、(急に)私は二人の子持ちになって、税金のことで不満を言いながらスカースデールに住んでいるって状態になってるのよ。)
ロス: Well, I'm sorry. I think about stuff. You're at work, you're assembling bones, your mind wanders. (あぁ、ごめんね。僕はいろんなことを考えるんだ。仕事して、骨を組み立てていると、とりとめもないことを考えちゃうんだよね。)
レイチェルのセリフは、One minutes となっていますね。
これがもし、The minutes なら「・・・した(する)瞬間に、・・・するやいなや」という意味で接続詞的に使われるようなのですが、ここでは、one minute なのでそれとはちょっと違うらしい・・・。
ちょっとグーグルで調べてみたのですが、"One minute S+V, (and) the next minute S+V" という表現をいくつか発見しました。
つまり、「ある瞬間には・・・である、そして次の瞬間には・・・である」という構文のようです。
このレイチェルのセリフも恐らくそのバリエーションで、「ある瞬間」私はベンを抱っこしていた、「それから」(次の瞬間に)気付くと私は・・・という状態だった、のような感じだと思います。
ただちょっと抱っこしてただけなのに、私が気付かない間に一瞬でそんな風に事態は変わっていた、その変化が一瞬で起こった、ということに対する驚きを表現しているのでしょうね。
I've got two kids = I have got two kids です。
have got は「持っている、所有している」で、話し言葉では have の代わりに have got がよく使われます。
そういう意味では、I've got two kids は I have two kids ということなのですが、I have ではなく、I've got という方が、突然子持ちになっちゃったという動きや変化が出ているような気がします。(←自信はない・・・)
assemble は「集める、組み立てる」。
骨を組み立てる、というのは、バラバラの骨をくっつけて、大きな恐竜の化石の標本にするということですね。
wander は「あてもなくさまよう、ぶらつく、放浪する」ことから「(考え・注意力などが)集中できなくなる、とりとめがなくなる、散漫になる」という意味にもなります。
mind が wander するわけですから、「心や気持ちがさまよう」というと、何となく考えがまとまってない感じなのはわかりますよね。
ここでの you とは「あなた」ではなく、この場合は「一般の人」を指します。
よくこういう使われ方をするんですが、この you がなじめるようになったら良いと思いますね。
つまり、「人間っていうものは」「人っていうものは」「人間誰でも」みたいに一般的な話をしているわけです。
誰でも「骨を組み立てる仕事」をするわけではないでしょうが(笑)、
自分の仕事場で働いている→骨を組み立てている→心がさまよってとりとめのないことを考える
人間ってそういうもんだろう? それって何も不思議じゃなくて、ありがちなことだろう? と言いたいのでしょう。
wanders が現在形なのは、人間ってのは、お決まりの仕事をしている時、心がさまようもんだ、という「習性」(?)を表してる気がします。(ほんとか?)
上の訳では、「組み立てていると・・・考えちゃうんだよね。」と訳してみましたが、実際のセリフは、you がついた文章が3つ続いており、特に接続詞もなく、淡々と語られている感じがしますので、上の解釈で書いたように、3つの文を→でつなげたような語り口なのではないかと思うのですが・・・。
確かに単調な仕事をしていると、変なことを考えたりしますが、それにしても考えすぎだろう、というか、想像力ありすぎというか・・・。
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レイチェル: One minute I'm holding Ben, then I've got two kids, I'm living in Scarsdale complaining about taxes! (私はベンを抱っこしていたのよ、そしたら、(急に)私は二人の子持ちになって、税金のことで不満を言いながらスカースデールに住んでいるって状態になってるのよ。)
ロス: Well, I'm sorry. I think about stuff. You're at work, you're assembling bones, your mind wanders. (あぁ、ごめんね。僕はいろんなことを考えるんだ。仕事して、骨を組み立てていると、とりとめもないことを考えちゃうんだよね。)
レイチェルのセリフは、One minutes となっていますね。
これがもし、The minutes なら「・・・した(する)瞬間に、・・・するやいなや」という意味で接続詞的に使われるようなのですが、ここでは、one minute なのでそれとはちょっと違うらしい・・・。
ちょっとグーグルで調べてみたのですが、"One minute S+V, (and) the next minute S+V" という表現をいくつか発見しました。
つまり、「ある瞬間には・・・である、そして次の瞬間には・・・である」という構文のようです。
このレイチェルのセリフも恐らくそのバリエーションで、「ある瞬間」私はベンを抱っこしていた、「それから」(次の瞬間に)気付くと私は・・・という状態だった、のような感じだと思います。
ただちょっと抱っこしてただけなのに、私が気付かない間に一瞬でそんな風に事態は変わっていた、その変化が一瞬で起こった、ということに対する驚きを表現しているのでしょうね。
I've got two kids = I have got two kids です。
have got は「持っている、所有している」で、話し言葉では have の代わりに have got がよく使われます。
そういう意味では、I've got two kids は I have two kids ということなのですが、I have ではなく、I've got という方が、突然子持ちになっちゃったという動きや変化が出ているような気がします。(←自信はない・・・)
assemble は「集める、組み立てる」。
骨を組み立てる、というのは、バラバラの骨をくっつけて、大きな恐竜の化石の標本にするということですね。
wander は「あてもなくさまよう、ぶらつく、放浪する」ことから「(考え・注意力などが)集中できなくなる、とりとめがなくなる、散漫になる」という意味にもなります。
mind が wander するわけですから、「心や気持ちがさまよう」というと、何となく考えがまとまってない感じなのはわかりますよね。
ここでの you とは「あなた」ではなく、この場合は「一般の人」を指します。
よくこういう使われ方をするんですが、この you がなじめるようになったら良いと思いますね。
つまり、「人間っていうものは」「人っていうものは」「人間誰でも」みたいに一般的な話をしているわけです。
誰でも「骨を組み立てる仕事」をするわけではないでしょうが(笑)、
自分の仕事場で働いている→骨を組み立てている→心がさまよってとりとめのないことを考える
人間ってそういうもんだろう? それって何も不思議じゃなくて、ありがちなことだろう? と言いたいのでしょう。
wanders が現在形なのは、人間ってのは、お決まりの仕事をしている時、心がさまようもんだ、という「習性」(?)を表してる気がします。(ほんとか?)
上の訳では、「組み立てていると・・・考えちゃうんだよね。」と訳してみましたが、実際のセリフは、you がついた文章が3つ続いており、特に接続詞もなく、淡々と語られている感じがしますので、上の解釈で書いたように、3つの文を→でつなげたような語り口なのではないかと思うのですが・・・。
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2006年09月23日
フレンズ2-20その22
リチャードがジョーイたちと出かけた後、イライラしているモニカ。
モニカ: Why does this bother me so much? I'm not one of those people who wants to spend 24 hours a day together. (何故こんなことで私はすごくいらいらしているのかしら? 私は一日24時間ずっと一緒に過ごしたいっていうタイプの人間じゃないのに。)
フィービー: Sure. (そうね。)
モニカ: He just doesn't have much free time. What do I do? (彼には十分な自由時間がないってことだけよね。私は何をすればいいの?)
フィービー: Does it matter? You'll just die or divorce or blow your pet's head off. (そんなことが気になるの? 人間は死ぬか、離婚するか、ペットの頭を吹き飛ばすか、結局そんなことになるだけなのよ。)
I'm not one of those people who... は「私は・・・というような人間たちの一人ではない」ということで、そういうタイプ(たぐい)の人間じゃない、ということですね。
ずっとべったりくっついていたいわけじゃないけど、でもあまりにも私と過ごす時間が少なすぎるのよ・・・とグチっているのですが、フィービーにしてみれば、そんなことはささいな問題のようです。
まだ映画の中の悲惨な出来事を気にしているフィービー。
どうせ人生はそんなものなのよ、と妙に悲観的、厭世的になっているというか・・・。
今度は帰ってきたレイチェルに自分の悩みを相談しようとするモニカ。
モニカ: Rachel, I got a question. Richard made plans again with the guys... (レイチェル、質問があるのよ。リチャードがまた男どもと予定を立ててね・・・)
レイチェル: Ross made plans for the century. (ロスは一世紀分の予定を立てたわよ。)
モニカ: I'm gonna go read Cosmo. Maybe there's something helpful in it. If not, I can learn how to do a bikini wax with leftover Christmas candles. (コスモを読んでくるわ。多分、何か役に立つことが書いてあると思うから。もし役に立つことが書いてなくても、クリスマスの残り物のキャンドルでビキニラインの脱毛をする方法が学べるし。)
レイチェルに相談しようとしたら、レイチェルの悩みはもっと深刻なものでした(笑)。
the century (一世紀、100年)は、ちと大袈裟かとは思いますが、でもロスのことだから、自分が死ぬ時に葬式はこうして欲しいとか、お墓はどうだとか、具体的に考えてそうな気がします。
みんなを感動させるような遺言を、今のうちから考えてないとも限らない。
どこかにこっそり、綿密な計画をちゃんと文字にして残してそうな感じがしますよね。
また、そういうことを想像するのが大好きって感じのタイプです。
レイチェルは、わざと century という大仰(おおぎょう)しい言葉を使ったんでしょうね。
日本語でも、25年というより、四半世紀という方が大袈裟に聞こえる気がしますよね。
1990年代後半だと21世紀はすぐそこだったのに、「次の世紀」というと、「未来」って感じがしませんでした?(私だけ?)
Cosmo というのは、雑誌コスモポリタン(Cosmopolitan)のことですね。
↓詳しくはこちら。
Wikipedia 英語版: Cosmopolitan (magazine)
集英社から「COSMOPOLITAN JAPAN(コスモポリタン日本版)」も発行になっていたのですが、それは2006年2月号をもって休刊になっているそうです。
コスモポリタンという言葉はカタカナ英語になっていますが、正しい発音は「コズモ・・・」と濁ります。
よく似た単語の、cosmos 「宇宙、コスモス」も発音は「コズモス、カズマス」という感じで(カタカナだとわかりにくいですが・・・)、最初の s は濁ります。
cosmic と形容詞になると、カタカナでも「コズミック」って書くような気がするんですけどねぇ。
do a bikini wax は「ビキニラインの脱毛ワックスをする」ということですね。
でもキャンドルの蝋は身体に悪そうな気もするんだけど、大丈夫なのかなぁ?(笑)
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モニカ: Why does this bother me so much? I'm not one of those people who wants to spend 24 hours a day together. (何故こんなことで私はすごくいらいらしているのかしら? 私は一日24時間ずっと一緒に過ごしたいっていうタイプの人間じゃないのに。)
フィービー: Sure. (そうね。)
モニカ: He just doesn't have much free time. What do I do? (彼には十分な自由時間がないってことだけよね。私は何をすればいいの?)
フィービー: Does it matter? You'll just die or divorce or blow your pet's head off. (そんなことが気になるの? 人間は死ぬか、離婚するか、ペットの頭を吹き飛ばすか、結局そんなことになるだけなのよ。)
I'm not one of those people who... は「私は・・・というような人間たちの一人ではない」ということで、そういうタイプ(たぐい)の人間じゃない、ということですね。
ずっとべったりくっついていたいわけじゃないけど、でもあまりにも私と過ごす時間が少なすぎるのよ・・・とグチっているのですが、フィービーにしてみれば、そんなことはささいな問題のようです。
まだ映画の中の悲惨な出来事を気にしているフィービー。
どうせ人生はそんなものなのよ、と妙に悲観的、厭世的になっているというか・・・。
今度は帰ってきたレイチェルに自分の悩みを相談しようとするモニカ。
モニカ: Rachel, I got a question. Richard made plans again with the guys... (レイチェル、質問があるのよ。リチャードがまた男どもと予定を立ててね・・・)
レイチェル: Ross made plans for the century. (ロスは一世紀分の予定を立てたわよ。)
モニカ: I'm gonna go read Cosmo. Maybe there's something helpful in it. If not, I can learn how to do a bikini wax with leftover Christmas candles. (コスモを読んでくるわ。多分、何か役に立つことが書いてあると思うから。もし役に立つことが書いてなくても、クリスマスの残り物のキャンドルでビキニラインの脱毛をする方法が学べるし。)
レイチェルに相談しようとしたら、レイチェルの悩みはもっと深刻なものでした(笑)。
the century (一世紀、100年)は、ちと大袈裟かとは思いますが、でもロスのことだから、自分が死ぬ時に葬式はこうして欲しいとか、お墓はどうだとか、具体的に考えてそうな気がします。
みんなを感動させるような遺言を、今のうちから考えてないとも限らない。
どこかにこっそり、綿密な計画をちゃんと文字にして残してそうな感じがしますよね。
また、そういうことを想像するのが大好きって感じのタイプです。
レイチェルは、わざと century という大仰(おおぎょう)しい言葉を使ったんでしょうね。
日本語でも、25年というより、四半世紀という方が大袈裟に聞こえる気がしますよね。
1990年代後半だと21世紀はすぐそこだったのに、「次の世紀」というと、「未来」って感じがしませんでした?(私だけ?)
Cosmo というのは、雑誌コスモポリタン(Cosmopolitan)のことですね。
↓詳しくはこちら。
Wikipedia 英語版: Cosmopolitan (magazine)
集英社から「COSMOPOLITAN JAPAN(コスモポリタン日本版)」も発行になっていたのですが、それは2006年2月号をもって休刊になっているそうです。
コスモポリタンという言葉はカタカナ英語になっていますが、正しい発音は「コズモ・・・」と濁ります。
よく似た単語の、cosmos 「宇宙、コスモス」も発音は「コズモス、カズマス」という感じで(カタカナだとわかりにくいですが・・・)、最初の s は濁ります。
cosmic と形容詞になると、カタカナでも「コズミック」って書くような気がするんですけどねぇ。
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2006年09月22日
フレンズ2-20その21
チャンドラーがリチャードをゲームに誘いに来ます。
チャンドラー: Hey, big guy. Game time. (よぉ、大将。ゲームの時間だよ。)
リチャード: Hey! Be right there! (あぁ! すぐに行くよ!)
モニカ: There's a game? (ゲームがあるの?)
チャンドラー: I just got my Pik-Up Stiks back from the shop. Bring your nerves of steel. (店屋からちょうど「ピックアップスティック」を取り戻してきたところだ。強靭な神経で臨むんだぞ。)
リチャード: It's the basketball playoffs. (バスケのプレイオフだよ。)
呼び掛けの big guy という言葉ですが、こういうのは訳しにくいですねぇ。
「大将」などと訳してみましたが、今の若い人はあまりそんなこと言わないしなぁ・・・。
「よぉ、兄ちゃん」って感じでしょうけど、リチャードは年齢がかなり上だしなぁ・・・(笑)。
ゲームといったら、普通はスポーツの試合のことだと思いますけど、「ゲーム?」と不満そうに返したモニカに対して、お子ちゃまがするようなゲームだよと冗談で返しているわけです。
get ... back from the shop がよくわからないのですが、普通に訳すと「店屋から・・・を取り戻した」ということだと思います。
例えば、おもちゃを修理に出していて、それを引き取ってきた、という感じみたいなんですが・・・修理が必要そうなおもちゃでもないんですよね。(この後で説明します)
店屋で単に買ってきた、手に入れたというのであれば、I just got ... at the shop. になるだろうと思うので、やっぱり back from に何か意味があるように思えるんですが・・・。
Pik-Up Stiks は実在する商品の名前です。
もともと、Pick-up sticks という名前のゲームが昔からあって、"Pik-Up Stiks" はそれを商品化したもののようですね。
↓そのゲームの詳細はこちらで。
Wikipedia 英語版: Pick-up sticks
ウィキペディアによると、
「積み重ねたスティックの山から、残りのスティックを動かさないようにして、スティックを移動させていく」ゲームのようです。
↓その実在する商品 Pik-Up Stiks というのはこんなものらしい。
SHOP.COM -Pik-Up Stiks
この商品のネーミングですが、pick を pik、stick を stik と書いてるところが、いかにもおもちゃっぽいなぁ、と思うのですが。
写真を拡大してみると、PIK-UP STIKS 26 PIECES AGES 5-11 と書いてあるので、このカラフルな棒が26本入り、5歳から11歳向けのゲームだということです。
説明を読むと、安全のために棒の先が丸くなっているとか、motor skills (運動神経能力)を高めるとか書いてあります。
nerves of steel を直訳すると「鋼(はがね)の神経」なので、「鋼のように強靭な神経」ということですね。
この bring なんですが、命令形として使って「強靭な神経を持って来い」という意味か、そのゲームが「強靭な神経をもたらす」という意味か、どっちかなぁ・・・?とちょっと悩みました。
「もたらす」の方だと、Pik-Up Stiks will bring nerves of steel to you. (または、Pik-Up Stiks will bring you nerves of steel.)という感じですが、どちらにしても、もたらす対象物(「君」にもたらす、という目的語)が必要なはずですよね。
だから、私は命令形だと考えました。
このゲームをやろうと思ったら強靭な神経がないと出来ないから、強靭な神経を持ってくるのを忘れるなよ、つまり、「強靭な神経で臨まないといけないぞ」という感じかなぁ、と。
もちろん、そこまでタフな神経が必要なゲームではないようですが、細かい作業を伴うゲームなので、ちょっと神経はイライラしそうな気も・・・。
チャンドラーがふざけてばかりいるので、リチャードは「バスケだよ。」と教えてあげています。
この若者たちのノリについていけないのでしょう。
モニカ: I appreciate this, but you don't have to hang out with them for me. They have each other. (このこと[リチャードがジョーイやチャンドラーと遊んでいること]にはとても感謝してるわ。でも、私のために彼らと遊ぶ必要はないのよ。彼らは二人で遊ぶから。)
hang out with... は「(友人など)と共に時間を過ごす、と一緒にいる、群れる、付き合う」という意味。
フレンズ2-14その18 にも出てきました。
They have each other. は「彼らは、お互いを相手として持っている」ということですから、この二人で言うと、「ジョーイにはチャンドラーという友達(相手)がいて、チャンドラーにはジョーイという友達がいる」という感じですね。
「彼らにはお互いがいる(存在する)。遊ぶ相手がいる」ってことです。
すごくシンプルな表現ですが、日本語からはパッと思いつかない気もします。
自分と、自分が大事に思っている人のことを、他人が "They have each other." と表現してくれると嬉しい気がしますし、大事に思ってる相手に、"We have each other." 「僕らにはお互いがいるじゃないか。」なぁんて言われたら、ときめいちゃうかも(笑)。
が、そんなに大胆な表現でもないんでしょうか・・・実は私もその細かいニュアンスはよくわかってないのだ(笑)。
(Rach からのお願い)
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チャンドラー: Hey, big guy. Game time. (よぉ、大将。ゲームの時間だよ。)
リチャード: Hey! Be right there! (あぁ! すぐに行くよ!)
モニカ: There's a game? (ゲームがあるの?)
チャンドラー: I just got my Pik-Up Stiks back from the shop. Bring your nerves of steel. (店屋からちょうど「ピックアップスティック」を取り戻してきたところだ。強靭な神経で臨むんだぞ。)
リチャード: It's the basketball playoffs. (バスケのプレイオフだよ。)
呼び掛けの big guy という言葉ですが、こういうのは訳しにくいですねぇ。
「大将」などと訳してみましたが、今の若い人はあまりそんなこと言わないしなぁ・・・。
「よぉ、兄ちゃん」って感じでしょうけど、リチャードは年齢がかなり上だしなぁ・・・(笑)。
ゲームといったら、普通はスポーツの試合のことだと思いますけど、「ゲーム?」と不満そうに返したモニカに対して、お子ちゃまがするようなゲームだよと冗談で返しているわけです。
get ... back from the shop がよくわからないのですが、普通に訳すと「店屋から・・・を取り戻した」ということだと思います。
例えば、おもちゃを修理に出していて、それを引き取ってきた、という感じみたいなんですが・・・修理が必要そうなおもちゃでもないんですよね。(この後で説明します)
店屋で単に買ってきた、手に入れたというのであれば、I just got ... at the shop. になるだろうと思うので、やっぱり back from に何か意味があるように思えるんですが・・・。
Pik-Up Stiks は実在する商品の名前です。
もともと、Pick-up sticks という名前のゲームが昔からあって、"Pik-Up Stiks" はそれを商品化したもののようですね。
↓そのゲームの詳細はこちらで。
Wikipedia 英語版: Pick-up sticks
ウィキペディアによると、
「積み重ねたスティックの山から、残りのスティックを動かさないようにして、スティックを移動させていく」ゲームのようです。
↓その実在する商品 Pik-Up Stiks というのはこんなものらしい。
SHOP.COM -Pik-Up Stiks
この商品のネーミングですが、pick を pik、stick を stik と書いてるところが、いかにもおもちゃっぽいなぁ、と思うのですが。
写真を拡大してみると、PIK-UP STIKS 26 PIECES AGES 5-11 と書いてあるので、このカラフルな棒が26本入り、5歳から11歳向けのゲームだということです。
説明を読むと、安全のために棒の先が丸くなっているとか、motor skills (運動神経能力)を高めるとか書いてあります。
nerves of steel を直訳すると「鋼(はがね)の神経」なので、「鋼のように強靭な神経」ということですね。
この bring なんですが、命令形として使って「強靭な神経を持って来い」という意味か、そのゲームが「強靭な神経をもたらす」という意味か、どっちかなぁ・・・?とちょっと悩みました。
「もたらす」の方だと、Pik-Up Stiks will bring nerves of steel to you. (または、Pik-Up Stiks will bring you nerves of steel.)という感じですが、どちらにしても、もたらす対象物(「君」にもたらす、という目的語)が必要なはずですよね。
だから、私は命令形だと考えました。
このゲームをやろうと思ったら強靭な神経がないと出来ないから、強靭な神経を持ってくるのを忘れるなよ、つまり、「強靭な神経で臨まないといけないぞ」という感じかなぁ、と。
もちろん、そこまでタフな神経が必要なゲームではないようですが、細かい作業を伴うゲームなので、ちょっと神経はイライラしそうな気も・・・。
チャンドラーがふざけてばかりいるので、リチャードは「バスケだよ。」と教えてあげています。
この若者たちのノリについていけないのでしょう。
モニカ: I appreciate this, but you don't have to hang out with them for me. They have each other. (このこと[リチャードがジョーイやチャンドラーと遊んでいること]にはとても感謝してるわ。でも、私のために彼らと遊ぶ必要はないのよ。彼らは二人で遊ぶから。)
hang out with... は「(友人など)と共に時間を過ごす、と一緒にいる、群れる、付き合う」という意味。
フレンズ2-14その18 にも出てきました。
They have each other. は「彼らは、お互いを相手として持っている」ということですから、この二人で言うと、「ジョーイにはチャンドラーという友達(相手)がいて、チャンドラーにはジョーイという友達がいる」という感じですね。
「彼らにはお互いがいる(存在する)。遊ぶ相手がいる」ってことです。
すごくシンプルな表現ですが、日本語からはパッと思いつかない気もします。
自分と、自分が大事に思っている人のことを、他人が "They have each other." と表現してくれると嬉しい気がしますし、大事に思ってる相手に、"We have each other." 「僕らにはお互いがいるじゃないか。」なぁんて言われたら、ときめいちゃうかも(笑)。
が、そんなに大胆な表現でもないんでしょうか・・・実は私もその細かいニュアンスはよくわかってないのだ(笑)。
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2006年09月21日
フレンズ2-20その20
モニカ: You wanna feel better? Here. Watch this. (気分良くなりたい? ほら、これを見て。)
フィービー: It's a Wonderful Life. I've heard of this. (「素晴らしき哉、人生!」 聞いたことあるわ。)
モニカ: So you can't lose. It's there in the title. Wonderfulness is baked right in. (だから、これを見ても損はしないわよ。タイトルにすべてが込められてるわ。素晴らしさがその中に焼き固められてるのよ。)
フィービー: I fell for that with Pride of the Yankees. I thought I'd see a film about Yankee pride. And boom! The guy gets Lou Gehrig's disease. (「打撃王」という映画でその手にひっかかったわ。私は「ヤンキースのプライド」の映画を見るんだと思ってたのよ。そしたら、ガーン!って感じ。その主人公はルー・ゲーリック病にかかったのよ。)
リチャード: The guy was Lou Gehrig. Didn't you kind of see it coming? (その人がルー・ゲーリックだったんだよ。そういう話だって思わなかった?)
モニカ: Watch that. It'll restore all your faith in humanity. (それ(「素晴らしき哉、人生!」)を見なさいよ。あなたの人間を信じる気持ちを取り戻すことができるわよ。)
「素晴らしき哉、人生!」(原題: It's a Wonderful Life)は、ジェームズ・スチュアート主演の1946年の映画です。
Amazon.co.jp: 素晴らしき哉、人生!
lose は「失う、負ける」などのネガティブな言葉なのでイメージが湧きやすいとと思いますが、自動詞で「損をする、損害を受ける」という意味があります。
You can't lose. は「(この映画を見て)損はしない。」、つまり「是非見てみてよ。」と勧めているわけですね。
日本語でも人に何かを勧める時に、「損はさせないから。」と言いますよね。
bake は「パンやお菓子を焼く、陶器やれんがを焼き固める」という意味なので、baked right in は「その映画の中に wonderfulness がしっかりと焼き付けられている、wonderfulness を入れてから焼き固めている」という感じなのかなぁ、と思うのですが。
この話のあらすじを読んでみたのですが、主人公が波瀾万丈の人生を歩んで、最終的には人生の幸せを噛み締める・・・という映画のようです。
fall for には「・・・に恋する、・・・を好きになる」という意味もありますが(fall in love と同じ感じ)、「(策略など)にひっかかる、だまされる」という意味もあります。
落とし穴に落とされるような感じでしょうか。
日本語で「洋楽にハマる。」とか「俺はハメられたんだ。」とか言いますが、fall はその「はまる、はめる」の感じに似ている気がします。
どちらも簡単には抜け出せない気がしますので・・・(笑)。
フィービーがだまされた(笑)という映画は、「打撃王(The Pride of the Yankees)」。
Amazon.co.jp: 打撃王
このアマゾンには残念ながら「画像はありません」(笑)。
IMDb: The Pride of the Yankees (1942)
Pride of the Yankees というのは、ゲーリックのあだ名のようですね。
「ヤンキースが誇りにしているもの、ヤンキースの誇りを象徴する人物」という感じなのでしょうか?
ちなみに、野球チームの名前は、Yankees と複数形になっていますね。
日本でもタイガース(Tigers)やジャイアンツ(Giants)と複数形になっています。
これは選手が複数集まっているからで、ヤンキースの選手一人を指す時は、Yankee と言います。
当たり前と言えば当たり前なんですが、最初にそれを聞いた時は「へぇ・・・」と感心してしまいました。
野球チームの名前が「複数形」である、という意識があまりなかったんでしょうかねぇ。
ヤンキースの一人の選手を 'Yankee' と書いている例を発見しました。
Wikipedia英語版: Hideki Matsui (松井秀喜) の Career in the United States の項目に、以下の文があります。
In the 2003 Yankee home opener, Matsui became the first Yankee to hit a grand slam in his first game at Yankee Stadium.
野球にそれほど詳しくない私が勝手に訳すと(笑)
「2003年、本拠地ヤンキースタジアムでの開幕戦において、松井はヤンキースタジアムでの初めての試合(ヤンキースタジアムデビュー戦)でグランドスラム(満塁ホームラン)を放った初めての「ヤンキースの選手」となった。」
(訳が回りくどいですし、専門用語の使い方を間違ってるかもしれませんが・・・)
つまり、ヤンキースの新人の中で、ヤンキースタジアムに初めて出た時の試合でグランドスラムを放ったのは、彼以外には今までいなかった、ということだそうです。
やっぱり松井はすごい!
and boom! という表現は、フレンズ2-13その16 にも出てきました。
boom は「ブーンと鳴る音、ドカーンという音、(人気の)急上昇、にわか景気、ブーム」という意味です。
その時は、「それでドカーン!って感じ」と訳してみましたが、日本語ではこういう時にあまり擬音語を使わないですよね。
「そしたら、どうよ! えらいことになっちゃったのよ!」みたいな感じですかねぇ?
彼のかかった病気(ルー・ゲーリック病という難病)については、Wikipedia に記載があります。
Wikipedia: ルー・ゲーリッグ(ルー・ゲーリック)
see... coming は直訳すると、「・・・が来るのを見る」ですから、「・・・が起こるのを察知・予測する」という意味になります。
「そんな感じの話になりそうだなぁ・・・って思わなかった?、そんな展開になるって予測つかなかった?」と聞いているのですね。
たいていの人は、この映画をゲーリックの伝記映画だとわかった上で見ていて、当然、難病にかかることを知っているはずなのですが、フィービーはそのことを知らなかったようです。
まぁ、どんなに成功した人でも、人生は山あり谷ありなので、伝記映画が最初から最後までハッピーずくしだった、ということはあり得ないと思うのですが・・・。
faith in humanity は「人間性を信じること、人間性に対する信念」という意味。
faith in の in の後は、その信じる対象物になります。
例えば、I have faith in Christ. なら「私はキリストを信仰しています。」、I have faith in you. なら「私はあなたを信頼(信用)しています。」という意味になります。
believe という動詞は他動詞として、I believe you. 「あなたを信じます。」と前置詞なしで使うことができますが、自動詞の場合は、believe in と in を使いますよね。
例えば "Do you believe in God?" 「あなたは神を信じますか?」、"Do you believe in Santa Claus?" 「サンタクロースの存在を信じていますか?」など。
その in の使い方と同じ用法だと思います。
restore は「復活させる、修復する、復元する」。
パソコンのシステムを復元する時に、「システムをリストアする」などと言いますよね。
あるいは「古い車をレストアする」という表現も聞きます。
(英語と関係ない脱線話)ゲーリッグ、それともゲーリック?
カタカナ表記では、ゲーリックと書いているのをよく見かけますし、私もずっとゲーリックだと思っていたのですが・・・。
英語で文字通り発音すると、「ゲーリッグ」なので(ですよね?)、英語では「ゲーリッグ」が正解だと思います。
ゲーリック、というのはもしかしてドイツ語読みなのかな?と思って調べてみたのですが・・・。(ウィキペディアには彼のドイツ名が載っていますので、彼はドイツ系のようです。)
ドイツ語は語尾が g になった場合は、「グ」ではなくて「ク」と発音します。
(例:Guten Tag! (こんにちは)の発音は「グーテン ターク」)
ただし、語尾が ig の場合は、「ィヒ」と読みます。
(例:zwanzig (数字の20)の発音は「ツヴァンツィヒ」)
という規則に則ると、Gehrig はドイツ語読みだと「ゲーリック」じゃなくて「ゲーリッヒ」さんになるのかなぁ?
ゲーリッヒさんという名前をぐぐって調べてみると、その場合は、綴りは Gierlich (または Goehlich)になるらしいのですが・・・。
日本人がゲーリックさんと発音していたのは、単に語尾のグが発音しにくかったから、だけかも・・・?(←これが一番真実に近い気がする・・・)
つまらないことで悩んですみません(笑)。
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モニカ: So you can't lose. It's there in the title. Wonderfulness is baked right in. (だから、これを見ても損はしないわよ。タイトルにすべてが込められてるわ。素晴らしさがその中に焼き固められてるのよ。)
フィービー: I fell for that with Pride of the Yankees. I thought I'd see a film about Yankee pride. And boom! The guy gets Lou Gehrig's disease. (「打撃王」という映画でその手にひっかかったわ。私は「ヤンキースのプライド」の映画を見るんだと思ってたのよ。そしたら、ガーン!って感じ。その主人公はルー・ゲーリック病にかかったのよ。)
リチャード: The guy was Lou Gehrig. Didn't you kind of see it coming? (その人がルー・ゲーリックだったんだよ。そういう話だって思わなかった?)
モニカ: Watch that. It'll restore all your faith in humanity. (それ(「素晴らしき哉、人生!」)を見なさいよ。あなたの人間を信じる気持ちを取り戻すことができるわよ。)
「素晴らしき哉、人生!」(原題: It's a Wonderful Life)は、ジェームズ・スチュアート主演の1946年の映画です。
Amazon.co.jp: 素晴らしき哉、人生!
lose は「失う、負ける」などのネガティブな言葉なのでイメージが湧きやすいとと思いますが、自動詞で「損をする、損害を受ける」という意味があります。
You can't lose. は「(この映画を見て)損はしない。」、つまり「是非見てみてよ。」と勧めているわけですね。
日本語でも人に何かを勧める時に、「損はさせないから。」と言いますよね。
bake は「パンやお菓子を焼く、陶器やれんがを焼き固める」という意味なので、baked right in は「その映画の中に wonderfulness がしっかりと焼き付けられている、wonderfulness を入れてから焼き固めている」という感じなのかなぁ、と思うのですが。
この話のあらすじを読んでみたのですが、主人公が波瀾万丈の人生を歩んで、最終的には人生の幸せを噛み締める・・・という映画のようです。
fall for には「・・・に恋する、・・・を好きになる」という意味もありますが(fall in love と同じ感じ)、「(策略など)にひっかかる、だまされる」という意味もあります。
落とし穴に落とされるような感じでしょうか。
日本語で「洋楽にハマる。」とか「俺はハメられたんだ。」とか言いますが、fall はその「はまる、はめる」の感じに似ている気がします。
どちらも簡単には抜け出せない気がしますので・・・(笑)。
フィービーがだまされた(笑)という映画は、「打撃王(The Pride of the Yankees)」。
Amazon.co.jp: 打撃王
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IMDb: The Pride of the Yankees (1942)
Pride of the Yankees というのは、ゲーリックのあだ名のようですね。
「ヤンキースが誇りにしているもの、ヤンキースの誇りを象徴する人物」という感じなのでしょうか?
ちなみに、野球チームの名前は、Yankees と複数形になっていますね。
日本でもタイガース(Tigers)やジャイアンツ(Giants)と複数形になっています。
これは選手が複数集まっているからで、ヤンキースの選手一人を指す時は、Yankee と言います。
当たり前と言えば当たり前なんですが、最初にそれを聞いた時は「へぇ・・・」と感心してしまいました。
野球チームの名前が「複数形」である、という意識があまりなかったんでしょうかねぇ。
ヤンキースの一人の選手を 'Yankee' と書いている例を発見しました。
Wikipedia英語版: Hideki Matsui (松井秀喜) の Career in the United States の項目に、以下の文があります。
In the 2003 Yankee home opener, Matsui became the first Yankee to hit a grand slam in his first game at Yankee Stadium.
野球にそれほど詳しくない私が勝手に訳すと(笑)
「2003年、本拠地ヤンキースタジアムでの開幕戦において、松井はヤンキースタジアムでの初めての試合(ヤンキースタジアムデビュー戦)でグランドスラム(満塁ホームラン)を放った初めての「ヤンキースの選手」となった。」
(訳が回りくどいですし、専門用語の使い方を間違ってるかもしれませんが・・・)
つまり、ヤンキースの新人の中で、ヤンキースタジアムに初めて出た時の試合でグランドスラムを放ったのは、彼以外には今までいなかった、ということだそうです。
やっぱり松井はすごい!
and boom! という表現は、フレンズ2-13その16 にも出てきました。
boom は「ブーンと鳴る音、ドカーンという音、(人気の)急上昇、にわか景気、ブーム」という意味です。
その時は、「それでドカーン!って感じ」と訳してみましたが、日本語ではこういう時にあまり擬音語を使わないですよね。
「そしたら、どうよ! えらいことになっちゃったのよ!」みたいな感じですかねぇ?
彼のかかった病気(ルー・ゲーリック病という難病)については、Wikipedia に記載があります。
Wikipedia: ルー・ゲーリッグ(ルー・ゲーリック)
see... coming は直訳すると、「・・・が来るのを見る」ですから、「・・・が起こるのを察知・予測する」という意味になります。
「そんな感じの話になりそうだなぁ・・・って思わなかった?、そんな展開になるって予測つかなかった?」と聞いているのですね。
たいていの人は、この映画をゲーリックの伝記映画だとわかった上で見ていて、当然、難病にかかることを知っているはずなのですが、フィービーはそのことを知らなかったようです。
まぁ、どんなに成功した人でも、人生は山あり谷ありなので、伝記映画が最初から最後までハッピーずくしだった、ということはあり得ないと思うのですが・・・。
faith in humanity は「人間性を信じること、人間性に対する信念」という意味。
faith in の in の後は、その信じる対象物になります。
例えば、I have faith in Christ. なら「私はキリストを信仰しています。」、I have faith in you. なら「私はあなたを信頼(信用)しています。」という意味になります。
believe という動詞は他動詞として、I believe you. 「あなたを信じます。」と前置詞なしで使うことができますが、自動詞の場合は、believe in と in を使いますよね。
例えば "Do you believe in God?" 「あなたは神を信じますか?」、"Do you believe in Santa Claus?" 「サンタクロースの存在を信じていますか?」など。
その in の使い方と同じ用法だと思います。
restore は「復活させる、修復する、復元する」。
パソコンのシステムを復元する時に、「システムをリストアする」などと言いますよね。
あるいは「古い車をレストアする」という表現も聞きます。
(英語と関係ない脱線話)ゲーリッグ、それともゲーリック?
カタカナ表記では、ゲーリックと書いているのをよく見かけますし、私もずっとゲーリックだと思っていたのですが・・・。
英語で文字通り発音すると、「ゲーリッグ」なので(ですよね?)、英語では「ゲーリッグ」が正解だと思います。
ゲーリック、というのはもしかしてドイツ語読みなのかな?と思って調べてみたのですが・・・。(ウィキペディアには彼のドイツ名が載っていますので、彼はドイツ系のようです。)
ドイツ語は語尾が g になった場合は、「グ」ではなくて「ク」と発音します。
(例:Guten Tag! (こんにちは)の発音は「グーテン ターク」)
ただし、語尾が ig の場合は、「ィヒ」と読みます。
(例:zwanzig (数字の20)の発音は「ツヴァンツィヒ」)
という規則に則ると、Gehrig はドイツ語読みだと「ゲーリック」じゃなくて「ゲーリッヒ」さんになるのかなぁ?
ゲーリッヒさんという名前をぐぐって調べてみると、その場合は、綴りは Gierlich (または Goehlich)になるらしいのですが・・・。
日本人がゲーリックさんと発音していたのは、単に語尾のグが発音しにくかったから、だけかも・・・?(←これが一番真実に近い気がする・・・)
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