2006年09月20日

フレンズ2-20その19

モニカの部屋にフィービーが入ってきます。
リチャード: Hey, Pheebs. What's happening? (やぁ、フィービー。何があったの?)
フィービー: Murder, cancer, soccer teams eating each other in the Andes. (殺人、ガン、アンデスでサッカーチームが共食いするのよ。)
モニカ: So you watched the movies? (それじゃあ、あの映画を見たのね?)
フィービー: What is happening to the world? I mean... No, no, because E.T. leaves and Rocky loses. Charlotte dies. (世界に何が起こっているの? 私が言いたいのは・・・こんなのおかしいわ。だって E.T. は旅立つし、ロッキーは負けるし、シャーロットは死ぬし。)
リチャード: Charlotte who? (シャーロットって、何のシャーロット?)
フィービー: With the web. The spider. She dies. She has babies and dies. It's like, "Welcome home from the hospital." Thud! (巣の(「シャーロットのおくりもの」の)。クモよ。彼女は死ぬの。子供を産んで死ぬの。まるで、「病院から帰って来たのね!」 ドサッ! って感じよ。)

またいろんな映画を見てショックを受けたらしいフィービー。
殺人や、登場人物がガンになる、という話はよくあると思うのですが、「サッカーチームがアンデスで共食いする映画」って何ですか???

妙に表現が具体的だし(アンデスという地名も出ているし)、きっとこういう映画があるはずだとは思ったんですが、どうやって調べよう・・・?と思案して、だめもとで「movie soccer Andes」の3つの単語でぐぐってみたんですね。
すると、そのヒットしたいくつかの記事で、映画のタイトルがわかりました!(何て便利な世の中なんだ・・・)
イーサン・ホーク主演の映画 Alive です。邦題は「生きてこそ」といいます。
↓アマゾンはこちら。
Amazon.co.jp: 生きてこそ スペシャル・コレクターズ・エディション
↓IMDb はこちら。
IMDb: Alive (1993)
上のアマゾンのサイトを見るとあらすじが書いてありますが、確かにフィービーの言ってる内容が当たってると言えば当たってるんですが・・・。
あんな身も蓋もない言い方をしてしまっていいんでしょうかねぇ?(笑)。
ちなみに私は、「生きてこそ」と聞くと、Kiroro が歌っていたアニメ「甲虫王者ムシキング」のオープニングテーマ「生きてこそ」という歌を思い出しますが・・・。
♪生きてこそ〜、思いは深く太く強く〜♪(この歌詞は泣けます・・・)

ということで、私はフィービーのセリフから映画を発見できたことに感動を覚えていたのですが、邦題もあることだからきっと日本でも公開されていて、このフィービーのセリフを聞いて、「あぁ、あの映画のことね!」とピンと来た人も結構おられたんでしょうねぇ。
何しろ私は見た映画の数が少ないものですから・・・(笑)。

E.T. とロッキーについては、説明するまでもないと思いますが、ちょっとだけ。
Amazon.co.jp: ロッキー DVDコレクターズBOX
Amazon.co.jp: E.T. コレクターズ・エディション
この E.T. というのは、タイトルの下に正式名称が書いてあるとおり、The Extra-Terrestrial の略です。
extra- は「・・・外の」という接頭辞、terrestrial は「地球(上)の」という意味なので、extraterrestrial は「地球外の」「地球外生物、異星人、宇宙人」という意味になります。
terra という単語は「大地、地球」(earth)を意味するラテン語だそうです。
terrain 「地勢、地形」という単語も terra の関連語だと思います。
SFを見ているとよく出てくる単語に、terraforming 「テラフォーミング」という言葉がありますが、これは地球以外の天体に人間が住めるように、環境を変化させることです。
terra 「地球」になるように、form 「形づくる」わけですね。
関係ないですが、竹宮惠子さんのSF漫画に「地球へ・・・」というのがありますが、これは「テラへ・・・」と読みます。
だから私は、terrestrial という言葉が「地球の」という意味になることは、すんなりと覚えることができました(笑)。

次に、Charlotte (シャーロット)について。
Amazon.co.jp 和書(翻訳本): シャーロットのおくりもの (単行本) E.B. ホワイト
Amazon.co.jp 洋書: Charlotte's Web
これは映画にもなっているようで、1972年に Charlotte's Web (邦題: シャーロットのおくりもの)という作品がありました。
しかしタイムリーというか何と言うか、同じタイトル、Charlotte's Web という映画が2006年に公開予定なんですね。
IMDb: Charlotte's Web (2006)
上のサイトでキャストがわかるのですが、主役の女の子はダコタ・ファニングです。
他は主に声の出演なんですが、クモのシャーロットがジュリア・ロバーツ、他にもオプラ・ウィンフリーとか、スティーブ・ブシェミとか、俳優にあまり詳しくない私でも知っているようなすごい俳優さんが声で参加しているようです。
web は「クモの巣」。
今、web と聞いたら、ほとんどの人がウェブサイト(website)の web を思い出すでしょうね。
最初は、世界中にクモの巣のように張り巡らされたネットワークという意味で、web という言葉を使ったようですが、もうそんな話を忘れてしまうほど、web という言葉が浸透してしまいましたねぇ。
ウェブサイトのURLの最初に http://www. と www がつきますが、これは World Wide Web の略ですよね。
この邦題は、「シャーロットのおくりもの」と可愛いタイトルになっていますが、原題は「シャーロットの巣」です。これだとちょっと怖い(笑)。

フィービーはこの映画を見てショックを受けたようです。
Welcome home. は「お帰り!」ですから、病院から元気で帰って来られて良かったわねぇ・・・とみんなが喜んでいる時に、本人が「バタッ!」と倒れてしまってそのまま帰らぬ人になってしまった・・・ということらしいです。
確かに、ドラマではそういうシーンをよく見かけますが・・・。
Thud! って言う時の目をむいたフィービーの顔が怖いよぉ〜。

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posted by Rach at 10:42| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

フレンズ2-20その18

レイチェル: Then what's gonna happen? (それからどうなるの?)
ロス: We won't wanna raise kids in the city, so we'll move to Scarsdale. We'll be far enough from our parents so we don't have to see them, but close enough that they can baby-sit. (都会で子供たちを育てたいとは思わないだろうね。だから、僕らはスカースデールに引っ越すことになるだろう。僕らの親たちからは十分に離れているから、親たちの顔をさほど見ることはない。でも、親にベビーシッターを頼めるくらいには近い距離だよ。)
And yes, I know the taxes are a little higher than Nassau County, but the school system's great. (それから、税金はナッソー郡よりは少し高いってことはわかってるけど、でも(スカースデールの)教育システムは素晴らしいよ。)

スカースデール(Scarsdale)は、Westchester County, NY (ニューヨーク州ウエストチェスター郡)にあります。
郡、とつけると、何となくアメリカのイメージにそぐわない気がしますが、同じ名前が別の場所の地名として存在していることもあるので、厳密に区別する場合には、つけた方がいいということかもしれません。(はっきりとはわかりませんが)

Wikipedia英語版: Westchester County, New York の地図の赤い部分がウエストチェスターです。
このウィキペディアを下にスクロールすると、Map of municipal boundaries in Westchester County という黄色の地図がありますが、この地図をクリックすると大きくなり、Scarsdale の場所がわかります。
ウエストチェスターの中でもかなり南に位置し、確かにニューヨークに近いですね。

ウエストチェスターについて書いてあるサイトを見つけました↓
FURUMOTO REALTY ニューヨーク不動産 郊外 (不動産屋さんのサイトです。)
ロスは、自分たちの実家との距離の話、教育システムの話を語っていますが、このサイトを見ると、同じようなことが書いてあります。(ここでは直接文章を引用するのは避けますので、興味のある方は上のサイトをご覧になって下さい。)
やはり、そのポイントが、スカースデールの最大のウリなわけですね。

ロスに言わせると、その離れている距離が”絶妙”らしいです。
we don't have to see them というのは、「”僕たち夫婦”(!)が両親と会う必要がない」、つまり「親たちと(しょっちゅう)顔を合わせないで済む」ということですね。
そういう関係でいられるくらいに、far enough 「十分に遠い」わけです。
they can baby-sit は「親が”僕らの子供”(!←しつこいですか?)の面倒を見る、ベビーシッターをすることができる」、つまり「親に子供を預けることができる」ということなので、それを頼めるくらいに close enough 「十分に近い」わけですね。
なかなか論理的な説明になっていると思うのですが、どうでしょう?
それにしても、やっぱりこれも女性の側が考えることですよねぇ。
子供を預けられるかどうかとか、姑さんとしょっちゅう会わないでも済むかとか(笑)。
(全然関係ないですけど、私の姑さんはすごーくあっさりしてる人で、干渉するようなことは一切言わない人なんですよ。すごくありがたいと思ってますわ、お義母さま!←「できた嫁」の一面も見せてみる・・・笑)

Nassau County (ナッソー・カウンティ、ナッソー郡)も同じくニューヨーク州の郡です。
ロングアイランドにあります。
Wikipedia英語版: Nassau County, New York
ウィキペディアの記述によると、
「2004年の時点で、ニューヨーク州の中で一人当たりの資産がもっとも多い(リッチな、裕福な)州であり、平均世帯収入では全国で6番目に位置する州である」
とのことです。
ロスがナッソーを引き合いに出したのは、住民の生活レベルが高い地域であり、子育てには理想的な環境だと思っているからでしょうね。
でもロスとしては、生活環境が豊かであると同時に、教育水準の高さ、も重要なファクターなわけで、その二つを考慮した結果、彼の中ではスカースデールに軍配が上がっているわけですね。(確かにロスはそういうことにこだわりそうなタイプですもんねぇ。)

ということで、スカースデールやナッソーについていろいろ書いてみました。
が、NYはおろか、アメリカにも行ったことない私が書いてますんで、かなりいい加減かもしれません。
この辺りの地理に詳しい方は是非情報を教えて下さいね。個人的にも興味がありますので・・・。


レイチェルはあまりの展開にオロオロしてしまいます。
レイチェル: Okay, wow! You know what? I'm off my break now. Here. You take this. I'm gonna go pour these very nice people some coffee. Look at that. I don't have a pot. I don't have a pot. Maybe I've got one at home. Or in Scarsdale. Hey, is that a door? (わかったわ。ねぇ聞いて。私は今、休憩時間が終わったの。[ベンをロスに渡して]これを持って。私はこれからここの素敵な人たちにコーヒーを注ぎに行くわね。あら見て。私、ポットを持ってないわ。ポットがないのよ。多分、家にあるわよね。もしくは、スカースデールにあるかも。ねぇ、あれってドアよね?)

自分が抱っこしていたベンをロスに渡す時に、Ben でも him でもなく、this と言っているのですが、これはモノ扱いしている感じなんでしょうか? 普通は相手の赤ちゃんを this とは言わないような。(←自信はないけど)
何とかこの場から逃れようと、ウェイトレスの仕事に戻ろうとしますが、ポットがないので余計にパニクり、とうとうお店を出て行ってしまいました。
家にあるかも、の後に、「スカールデール」の名前を出すのが面白いですよね。

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posted by Rach at 12:18| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月18日

フレンズ2-20その17

ロス: I'm sure you'll feel different when it's our baby. (僕らの赤ちゃんの時には、また違って感じることができるって僕は確信してるよ。)
レイチェル: What? (何?)
ロス: What? (何って?)
レイチェル: You think about stuff like that? (ロスはそんなことまで考えてるの?)

it = a baby ですね。
レイチェルが赤ちゃんが苦手だと言ったので、一般的な baby の場合はそうかもしれないけど、それが our baby になったら、また、レイチェルの受け止め方も変わるに違いないよ、と言っているわけ。
えぇ、確かに!
私は子供嫌いなわけじゃなかったけど、まだ子供がいない頃に友達が連れてきた赤ちゃんを一体どうやって扱えばいいのかわからなくて、おろおろしていた記憶があります。
「あー、そんなお菓子のついたペタペタした手でテレビを触っちゃダメだぁー!」「そこらじゅうのスイッチを押しまくっちゃダメだぁー!」みたいな感じ。
でもそれが自分に子供ができると、途端にそういうことが全く気にならなくなるわけですね。
「あぁ、いいって、いいって。どうせうちの子も同じことして汚すんだからさぁ。」みたいに。
それは「母としての包容力」が出てきたように見えますが、ただ単にいろんなことに鈍感になっていってるだけなんですけど(爆)。
細かいこと気にしてたら、やってられませんって、子育てってのは(笑)。

ということで、ロスの意見は正論だし、彼はすでに子持ちなのでなおさら説得力があるのですが、独身のレイチェルは our baby という言葉を聞いて異常に反応しています。
お付き合いしているわけだから、あり得ない話ではないけれど、そんなに自然と口から出てきたのでびっくりしてるんでしょうね。
確かに、「この人、私とは遊びかしら?」と思ってる時に、「僕らの子供が・・・」とか言われると、「えっ?」とか思っちゃいますよね。
逆に、結婚するつもりがないカップルなら、安易に「子供」という言葉は出せないでしょう。


ロス: Actually, I kind of think that we'll have two babies. (実は、僕は子供は二人欲しいなぁ、とか思ってるんだ。)
レイチェル: Two babies? (子供は二人?)
ロス: You know, a boy and a girl. Hopefully, the girl will come first, so Ben won't feel competitive. (そうだね、男の子と女の子だ。できれば、女の子が先に生まれて欲しいな。そうすれば、ベンが対抗意識を燃やさないだろうから。)

hopefully は「できれば、うまくいけば、願わくは」。
このように副詞ひとつだけでこういうニュアンスを出せるのは便利です。
私も英文を書くときに、ちょくちょく使いますね。
何か書いた最後のおまけに、hopefully ... 「できれば・・・がいいな」とか、possibly... 「もしかして・・・ってこともあり得るかも」とつけると、文章に動きが出て面白いと personally 「個人的には」思っているのですが、その英文を読んでる人が、私の込めたそういうニュアンスを感じて下さっているのかどうかは知りません(笑)。

come first は文字通り「最初に来る」ですから、この場合は「ロスたちの子供として最初にこの世に生まれる」という意味です。
「一番になる、一着になる」「何よりも優先である、一番大切である」という意味もあります。
Profits come first. だと「利益優先」。
利益が何よりも先に来る、優先される、ということですね。
有名な謎(なぞなぞ?)に、「ニワトリが先か、卵が先か?」というのがありますが、これは英語では "Which came first, the chicken or the egg?" と言います。
週刊STのコラム、伊藤サムさんの「これであなたも英文記者」において、この文章が英作文課題に出たのですが、「ニワトリ」と「卵」の冠詞が何になるか、そしてその冠詞になる理由も合わせて述べよ、という問題になっていました。(ここでは、これ以上詳しくは書きませんが・・・)

competitive は「競争心の強い、負けず嫌いの、対抗意識のある」という意味です。
competion なら「競争」という名詞です。
日本語で、ゴルフのコンペとか、建築や設計でのコンペなどと言いますが、これは コンペティション(competition)の略なんですね。

確かに同年齢、同世代なら、何かと比較されそうですし、本人たちも意識しそうなのは事実ですが。
そういうロスの発言を聞いて、レイチェルがアワアワしてるのが可愛い!
ロスは未来の具体的な予定をあれこれ考えていますが、普通、こういうのは女性がよく考えるもんじゃないかと。
うちの息子が幼稚園の時、ラブレター(!)をもらってきたんですが、「こどもの名前は、女の子なら・・・で、男の子なら・・・で」とか書いてありましたよ。(もちろん、ひらがなだけど・・・笑)。
さらには彼女によると、結婚したらマンションの一番上に住むそうです。うーん、しっかりしてるぅ。
うちの息子にはとてもそんな長期的ビジョンがあるようには見えませんけど。
(今日は、ただの子持ち主婦の世間話だった・・・笑)

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posted by Rach at 07:52| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

フレンズ2-20その16

レイチェル: Sorry, I'm not very good with babies. I haven't been around them. I mean, you know, since I was one. (ごめんね、私はあまり赤ちゃんの扱いが得意じゃないのよ。自分のまわりに赤ちゃんがいなかったから。つまり、わかってると思うけど、自分が赤ちゃんだった時以来、ってことね。)

「・・・が得意だ」は be good at が有名ですが、with も使います。
with 以下には扱いの対象物がきます。
ですから、be good with... だと「・・・の扱いがうまい」ということですね。
I haven't been around them の them は babies です。
だから直訳すると、「私は、赤ちゃんのまわりに(近くに)いたことがなかった」になりますね。
細かい話ですが、これが日本語だったら「赤ちゃんが私のまわりにいなかった」と赤ちゃんが主語になると思います。
でも、その状況をイメージしてみると、英語の方が表現としてはシンプルでわかりやすいと思うのですが、いかがでしょう?
つまり、ここでポイントとなるのは、「私のこれまでの状況」の話ですから、やはり主語は I の方がわかりやすいじゃないかなぁ、ってことなのですが・・・。
「赤ちゃんが私のまわりにいなかったのよ。」という日本語を英語に訳そうとして、Babies とか No baby で英文を始めようとすると、つまってしまいそうですよね。
この日本語の直訳に一番近いのは "There hasn't been no baby around me." という感じでしょうか?
それでも全然問題ないのかもしれませんが、私の印象ではレイチェルのセリフの方が自然でわかりやすい気が・・・(←くどいですね・・・笑)。
since I was one の one は a baby のこと。
「自分が赤ちゃんだった時以降」ということですね。
自分が赤ちゃんの頃は自分自身が赤ちゃんだったわけでそういう意味では「身近にいた」(?)と言えるんだけど、自分が赤ちゃんでなくなったそれ以降は、まわりに赤ちゃんはいなかったのよ、ってことです。

余談ですが、"There hasn't been no ..." というフレーズがどんな風に使われているかを探していて、Marvin Gaye の Since I Had You という歌の歌詞を発見しました。
その歌に以下のフレーズがあります。
Since I had you honey there hasn't been no other woman
「ハニー、君と出会ってからは(君が僕のものになってからは)他には女なんかいなかったよ」(←訳すと超ダサいな・・・笑)
これって他の女に目を奪われたことがない(浮気したことがない)、という意味か、他の女なんかいないも同然だ(僕の中では世界に女は君ひとりだ)、という意味か、どっちでしょうねぇ?
どっちでも女としては嬉しいですけども(笑)。
このマーヴィン・ゲイの歌詞を嬉しそうに取り上げているのには、ちょっとした理由があって、B'z の割と初期の頃のアルバム IN THE LIFE の中に、Crazy Rendezvous (クレイジー・ランデヴー)という曲があり、その歌詞に、
♪マーヴィンゲイじゃなくてエアロのビッグサウンド 君の神経さかなでするかい♪
というフレーズがあるんですね。
この歌詞を見ただけでも、エアロスミスのような大音響のサウンドとは違って、マーヴィン・ゲイは女性を口説くのにうってつけのムーディーな曲だってわかりますでしょ?
だから、前からどんな感じの曲なんだろう?と気になってたんですよね。
だからやっぱりそういうロマンティックな曲なんだってわかって嬉しかった、という・・・(←ってそれだけ?)
あ、脱線ついでに、この歌は、初期のアルバムの中で好きな曲のひとつです。
好きな女の子を強引にドライヴに連れ出す、という歌なのですが、この頃の B'z は、そういう、彼女にメロメロでベタボレ系、もしくは彼女に振り回される系、の歌が多いんですよね。
そういうのが、とっても女心をくすぐるんだな(笑)。
いやぁ、こんなおばさんの心をくすぐっても、稲葉さんはちっとも嬉しくないでしょうが(爆)。
(今日はただのミーハー話で終わってしまった・・・)

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posted by Rach at 17:27| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月16日

フレンズ2-20その15

ベンを連れてロスがセントラルパークにやって来ます。
ロス: It's Ben and his dada. (ベンとベンのダダだよ。)

dada は「パパ」。
daddy の変形でしょうね。mama みたいなもんでしょう。
辞書で dada を引くと、パパとは別の単語で、Dada (または Dadaism)「ダダイズム(20世紀前半の虚無主義的な芸術運動)」というのも出てきます。
まぁ、私はダダと聞くと、ウルトラマンに出てきた、顔の白い「三面怪人ダダ」を思い出しますが。
知らない方のために・・・こんな顔です↓(笑)
amazon.co.jp: UK17 三面怪人ダダ:おもちゃ&ホビー


ロス: A while ago, I got a "seh" out of him, which I thought might turn into "seh-condary caregiver," but... (ちょっと前に、ベンが「セ」って言ったんだ。それは「セ・カンダリー・ケアギヴァー」って言いたかったんじゃないかなぁ、と僕は思うんだけど・・・)

I got a "seh" out of him の細かいニュアンスは「ベンがまだ上手くしゃべれてなくてムニャムニャ言ってる言葉(喃語[なんご]?)の中から、僕は seh という言葉を聞き取ったんだよ。」という感じでしょうか?
turn into は「(質や形状などが)・・・に変わる」。
caregiver はまさに「ケアを give する(与える)人」なわけですから「世話をする人、面倒を見る人」ということですね。
ちなみに、caretaker という言葉もありますが、これも「世話人、管理人」という意味です。
普通、give and take 「与えるともらう(受け取る)、公平にやり取りする、持ちつ持たれつ」という言葉からわかるとおり、give と take は反対語なんですが、caregiver でも、caretaker でも同じ「世話をする人」になる、というのが面白いと思いません?(私だけ?)
これは take care of で「・・・の世話をする、面倒を見る」という意味があるので、caretaker が世話を受ける側の人間ではなくて、世話をする側の人間を意味することになる、ということですね。
secondary caregiver は「2番目の世話人、補助的保護者の人」という感じ。
キャロルやスーザンがベンにとってのママたち、すなわち第一の保護者で、ロスはその次だということです。
そんな難しい用語を使うわけないだろ、って感じなんですが、これは自分のことをダダ(パパ)と呼んではくれないけど、そういう名称でなら呼んでくれるかも、というちょっと自虐的なセリフなわけですね。


レイチェルに一瞬抱っこしてもらったベンですが、レイチェルは腕を前方に伸ばして、おっかなびっくり支えているだけです。
ロス: He's a baby, not a bomb. Hold him like you'd hold a football. (ベンは赤ちゃんなんだよ、爆弾じゃない。フットボールを抱えるように彼を抱いてよ。)
レイチェル: This is how I would hold a football. (私はフットボールも、こう抱えるのよ。)

ベンを自分の体から離して持っているので、爆弾を持ってる人みたいだ、とロスは言っています。
ロスはもっと大事そうにベンを抱えて欲しいのに、「私のフットボールの抱え方は、こうなのよ。」と頑張るレイチェルです。

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posted by Rach at 12:17| Comment(12) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

フレンズ2-20その14

モニカ: Why didn't you grow a mustache? (どうしてジョーイは口ひげをはやさないの?)
ジョーイ: We flipped for it. I got the cigar, he got the mustache. If we both grew them, we'd look like dorks. (俺たち、コインで決めたんだ。俺が葉巻、チャンドラーがひげ、ってことになったんだよ。もし俺たち二人ともひげを生やしたら、ばかみたいに見えちゃうだろ。)
ロス: You really sidestepped that land mine. (その地雷を本当にうまく避けたよね。)

mustache は「口ひげ」です。beard なら「あごひげ」。(←この説明はもう聞き飽きましたか?・・・笑)
flip for... は「(・・・を決めるために)硬貨を投げて、表か裏かで結果を決める」ということです。
フレンズ1-16その3 では、妊婦教室でロスとスーザンのどちらが妊婦役をするかをコインで決めていました。
grow は自動詞で「成長する、育つ」、他動詞では「(植物や作物を)栽培する、育てる」、さらには「(髪やひげを)生(は)やす」という意味になります。
日本語でも、「草が生える」「ひげが生える」と言いますので、ニュアンスは同じです。(勝手にすくすく伸びちゃう感じ?)
dork は「ばか、まぬけ」。
sidestep はカタカナで「サイドステップ」と書いたら何となくイメージが分かりますが、まさに「サイド(横)にステップする」わけです。
何かを直接踏まないで、「横に避ける、またはよける」ということですね。
「問題、質問、責任」などの抽象的事柄を「避ける、はぐらかす」という風にも使えます。
この場合は、land mine (地雷)をよけた、と言っています。
つまり、それぞれ葉巻担当、ひげ担当と振り分けたから良かったけど、これが二人ともひげを生やしていたら(さらには葉巻まで持っていたら?)、地雷踏んじゃってたことになるね、とんでもないこと(ぶざまでかっこ悪いこと?)になってたよね、とロスは言いたいようです。
「二人でひげを生やしたら、大爆発、もしくは大爆笑」というところでしょう。
私のブログ風に書くと、
「二人で口ひげを生やしちゃいました(爆)。」
って感じでしょうか?


モニカ: With that mustache, he reminds me of Aunt Sylvia. (あのひげを生やしてるチャンドラーを見ると、シルビア伯母さんを思い出すわ。)
ロス: Thank you! (あぁ、それだ!)

with that mustache は「あのひげがあるせいで(あるおかげで)、あのひげを生やしている状態で」。
remind A of B は「(主語が)AにBを思い出させる、思い起こさせる」という意味。
非常に英語的な表現で、日本語では、「(remind の主語に当たる)ものを見ていると、Bというものを(Aは)思い出す」という訳になりますが、慣れてくるとこの英語表現の方がシンプルでわかりやすく感じると思います。
日本語の訳を見ると、「・・・を見ると、〜を思い出す」と文章が二つになってしまいますから、それを英語に直訳しようとすると、却って長くてややこしい文章になってしまいそうですからね。
フレンズ2-10その8 では、ロスにそっくりなラスという男性が出てきたので、「ラスを見てると、誰かを思い出さない?」というセリフがありました。
しかし、ひげを生やした人を見て、どうして女性である伯母さんを思い出すのか?ってのもおかしいんですが、ロスが「ありがとう」って言うのがさらにおかしいわけです。
ロスも「誰かに似てる、誰かに似てる・・・」とずっと思ってて、その答えをモニカが教えてくれたからお礼を言ってるわけですからね。
二人とも、チャンドラーのひげ姿は伯母さんにそっくり!という結論に大いに納得しているようですが、一体、どんな顔した伯母さんなんだよっ!?

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posted by Rach at 12:52| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

フレンズ2-20その13

チャンドラーが部屋に入ってくると、何と口ひげをしています。
見た瞬間、大爆笑ですね、これは。
得意そうというか、ちょっと気取ってるチャンドラーがおっかしい。
ロス: It's the artist formerly known as Chandler. (「かつてチャンドラーと呼ばれたアーティスト」だ。)

私はあまり洋楽に詳しくないのですが、これは聞いたとたんに元ネタがわかっちゃいました。
ちょっと嬉しいので以下にくどくど説明します。
その説明だけで今日の記事は終わります(笑)。

このセリフの元ネタは、「パープルレイン」などで有名なアメリカのアーティスト「プリンス」です。
Wikipedia 日本語版: プリンス(ミュージシャン)
Wikipedia 英語版: Prince (musician)
ロスはチャンドラーの口ヒゲ姿を見て、プリンスを思い出したわけ。
この英語版の写真では、そのおヒゲ姿が見られます。
このセリフ、チャンドラーを見て「プリンスみたいだね。」とあっさり言ってないところが面白いのです。
プリンスは1993年に契約上のトラブルがあったらしく、Prince という名前を、シンボル(またはマーク?)に変えました。
それが読めない(何と読んで良いのかわからない)ので、The Artist Formerly Known As Prince 「元プリンス、かつてプリンスと呼ばれたアーティスト」と呼ばれていたんですね。
英語版 Wikipedia には、そのシンボルマークが書いてあります。
それが今回の元ネタでした。
今は Prince に名前は戻っているようですが。

彼の自伝的映画「パープルレイン」のテーマ曲にもなった Purple Rain 、また映画「バットマン」のサウンドトラックやそのテーマ曲 Batdance も大ヒットとなりました。♪バットメーン♪
調べてびっくりしたんですけど、Prince というのは本名(Prince Rogers Nelson)だそうです。
「プリンス」って「王子」だよっ!(現在、日本で「王子」と言えば「ハンカチ王子」ですか?・・・笑)
プリンス、という名前から、日本のファンの間では「殿下」と呼ばれているそうですね。
(私は「殿下」と聞くと、刑事ドラマ「太陽にほえろ!」で小野寺昭さんが演じた「殿下」こと島刑事を思い出すのですが・・・ふ、古い。)
本名がすごいと言えば、マドンナもそうだ。
彼女の本名は Madonna Ciccone Ritchie です。
Madonna って「聖母マリア」という意味なのにそれが本名だなんて・・・。
そういう意味では、思い切ってあり得ないようなすごい名前を子供につけると、すごい運命をたどったりするとか??

アメリカで発売されたプリンスの Lovesexy というアルバムの全曲すべてがトラック1になっているから、曲のスキップができない、という話を私も当時聞いたことがあります。
日本で発売されたCDのトラックがどうなっていたかは知らないのですが、それにしても、あのジャケットはすごかったですねぇ。

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posted by Rach at 20:14| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

フレンズ2-20その12

ジョーイは葉巻をくわえながら手鏡・・・かと思ったら、調理用の”へら”(ケーキのスポンジにクリーム塗ったりするヤツ?)を見てポーズとってます。
モニカ: Joey, do you know we can see you from here? (ジョーイ、私たちがここからあなたを見てるってこと知ってる?)
リチャード: How come Richard looks cooler with one of these? (こういう葉巻1本だけで、どうしてリチャードはかっこよく見えるんだろう?)
ロス: You may wanna light it and lose the spatula. (葉巻に火をつけて、へらがなかったらいいんじゃない?)

with one of these の these は cigars 「葉巻、シガー(の複数形)」のことです。
そういう葉巻をたった1本口にくわえるだけで、そんなたったひとつのアイテムを加えるだけで、というニュアンスでしょうか。
You may wanna を直訳すると「あなたは・・・したいかもしれない、・・・したいと思ってもいい」となり、つまりは「・・・してもよい、・・・したらどうですか、・・・したらいいんじゃない?」と助言する感じになると思います。
spatula は「(料理などに使う)へら」のことですね。
せっかくかっこつけてるのに、手鏡の代わりにへらなんか使うなよ、ということ。


モニカ: It's cute, you trying to be more like Richard. (気がきくわね(素敵ね)。リチャードに似せようとしてくれてるなんて。)
ジョーイ: Not like him, per se. Just not unlike him. (本質的には、彼に似せようとしてるんじゃないよ。彼に似てない、ってことにならないようにしてるんだ。)

cute は「かわいい、(男性なら)かっこいい」ですが、ここでは「気がきいて(いる)」というニュアンスかと思います。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
cute: attractive or pretty especially in a childish, youthful, or delicate way
とあり、訳すと「魅力的、または可愛いこと。特に、子供っぽく、または若者らしく、または心遣いの細かい(思いやりのある)やり方で」(←わかりにくい日本語ですみません)。
つまり、attractive in a delicate way が「気がきいている」という日本語訳に近いと思います。
"You were cute to do that for me. / It was cute of you to do that for me." なら「私のためにそんなことをしてくれるなんて、あなたって気がきいてるわね。」という意味になります。
モニカとしては、友達が自分の彼氏に憧れて、その姿を真似してくれるのが嬉しいので、それを「気がきいている」、と言っているのでしょうが、日本語訳で「気がきいている」と訳すとやや違和感があるような。
まぁ、とにかくモニカはジョーイの行為を喜んでいるわけなので、それは嬉しいとか素敵とかいう感じでもいいのかな、と。
per se は「それ自体は、本来、本質的に」。
ラテン語で in itself という意味です。
ジョーイの返事がとんちんかんなのですが、Just not unlike him は、"I'm just trying not to be unlike him." という意味ですよね。
「リチャードと全く違って見えないようにトライしてるだけだよ。」というところでしょうか?
not unlike = like で、二重否定で結局肯定していることになりますよね。
子供みたいに「そのまま真似してる」と思われるのはいやなので、ただ回りくどい言い方をしているだけなのでしょう。

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posted by Rach at 12:51| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

フレンズ2-20その11

ジョーイ: What about when he tipped the guy who showed us to our seats? You never even saw the money. Hey, Chandler, thanks for showing us to our seats. (席を案内してくれた人にチップを渡した時のことなんかどうだ? 金を見たりなんかしないんだぜ。おい、チャンドラー、僕らに席を案内してくれてありがとう。)

What about...? は「・・・はどうですか、どうなっているのか」という意味ですが、この場合のニュアンスは「その時の様子といったら、どうだい? すごかっただろ?」というような感じでしょうか?
「あの時のことさぁ、どう思った?」でもいいでしょうか?
You never even の you はもちろん今話している相手である「あなた」を指しているわけではなく、「漠然とした人、総称的に一般の人」を指して、そのリチャードの姿を傍で見ている人からはリチャードの手の中のお金が見えない、という意味か、もしくは「君がもしリチャードだったとするだろ、そしたら君は金を見たりしないんだ、そう考えたらすごいだろ?」みたいなニュアンスを感じなくもないような・・・(私の勝手なイメージですけれど・・・)
そして、チャンドラーを使って、リチャードの紳士的な仕草を真似するジョーイ。
ありがとうといいながら、握手を求めるようにしてさりげなく手に札を忍ばせるようです。
そのスマートさが、若者にはかっこよく見えるようですね。
確かにこの二人がそんな風にさりげなくチップを渡すところは見たことがありませんね(笑)。


何度もその真似をしようとするジョーイに、
チャンドラー: I think they get it. (みんなもうわかってると思うよ。)
get it は「わかる、理解する」。
"I got it!" だと「わかった!」って感じですね。


ベンをロスに預けにきたキャロルとスーザン。
モニカ: Your first weekend without Ben. What are you doing? (君たちにはベンのいない初めての週末だね。何するつもり?)
キャロル: We're going to colonial Williamsburg. (ウィリアムズバーグ時代村に行くつもりなの。)
スーザン: A woman I went to college with is the first female blacksmith there. (一緒に大学に行ってた女性が、そこで女性初の鍛冶屋をやってるのよ。)
ロス: They're a little behind the times in colonial Williamsburg. (ウィリアムズバーグ時代村では、彼女らはちょっと時代遅れなんだねぇ。)

What are you doing? は「(今)何してるの?」ではなくて、「(この週末)何をする予定なの?」ということです。
現在進行形で「近い将来の予定を表す」のですが、これは「すでに約束・手配が済んでいる未来の予定」を表します。
ここでは、以前から週末にベンをロスに預ける予定は決まっていたので、当然、何らかの予定を立ててるはずだよね、それは何なの?という感じ。
colonial Williamsburg 「ウィリアムズバーグ時代村」は、フレンズ1-17その3 で、パパがロスに一緒に行くか?と誘っていた観光地です。
そこに簡単な説明も書いてあります。

blacksmith は「鍛冶(かじ)屋」、よく似た言葉の whitesmith は「ブリキ職人、銀メッキ職人」です。
ロスのセリフの They're の they がよくわからないのですが・・・。
その前の文章の a woman を指すのなら she になりますよね。複数形は一体何を指すんだろう?

今やっと「女性初の鍛冶屋が誕生した」というのは、今の世の中と比べると、時代遅れな話ですよね。
they をそこの住民と捉えると、その村全体が時代遅れだ、ということになりますが、その場合は people を使うような気がします。
they をその女性鍛冶屋を始めとする「男女同権主義者」だと捉えると、やっとその権利が認められたなんて、今の時代から見ると遅れた存在だよねぇ、ということになるのかなぁ?
もしくは・・・
時代村という昔の世界、すなわち男女差別が激しく、女性が鍛冶屋などできるはずがない、という世界で、「女性初の鍛冶屋が存在していること」は、男女同権の証で、とってもススンデルゥ!という感じ。
時代村は時代考証にうるさくないといけないのに、それを無視しているその恐ろしく「先進的な部分」を、イヤミで「時代遅れ」だと皮肉っているのか?
(しょーもないことで悩んですみません)

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posted by Rach at 14:37| Comment(10) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

フレンズ2-20その10

ジョーイとチャンドラーが嬉しそうに入ってきます。
モニカ: Where's Richard? Did you ditch him? (リチャードはどこ? あなたたち、彼を捨ててきたの?)
ジョーイ: After we stole his lunch money and gave him a wedgie. (リチャードの昼メシ代を巻き上げて、彼にパンツを食い込ませてやったよ。)

ditch は名詞で「溝、排水溝」という意味があり、そこから動詞で「(人・ものを)捨てる」という意味になります。
wedgie というのは、子供同士でするいたずらのことなんですが・・・。
Urban Dictionary というオンラインスラング辞典で、wedgie を調べると、詳しく書いてありました。
ちょっと意訳を混ぜてざっと訳すと
「ウェッジー(wedgie)とは、学校でのいたずらで、一人がもう一人のパンツのウエストの後ろを掴んで、パンツをはいた状態でそれを引っ張り上げること。こうすることで、お尻のお肉の間にパンツが「くさびのように食い込む」(= wedge)。そのいたずらの hard さや、パンツを引っ張り上げられた高さによっては、ウェッジーは、かなりの痛みを伴うものとなる。学校ではボクサー(ショーツ)をはいているイケてる(= cool )男子が、ブリーフやタイトな白い下着をはいているイケてない(= uncool )男子にしばしば行ういたずらである・・・」
何だか、英語を読んでても、大真面目に書いてある感じがして、余計に笑えるんですよ。

このオンライン辞書のすごいところは、なんと Wedgie images として、ウェッジーの写真が見られるんです。(見た限りはヤバそうな写真はないんですが、直接リンクをはるのはやめておこう・・・笑)
それを見ると、パンツを思いっきり上に引っ張っていて、ズボンのウエスト辺りからパンツが思いっきりはみ出してるんですよね。
こんなに引っ張ったら・・・そりゃ痛いってば。

ところでこの辞書、どうやら Wikipedia などと同じで、自分で定義や意味を投稿できるみたいですね。
そして、その説明が「いい」と思った人が多いものから順番に並んでいるようです。
ちなみに、この wedgie の説明には、thumbs up (親指を立てる身振り、賛成、いいぞ!、うまいぞ!)が424ポイント、thumbs down (親指を下げる身振り、反対、だめだ!、がっかりだ!)が34ポイントで圧倒的支持を得ており、2位と大差をつけておりました(笑)。
あんまり日本ではこんないたずらないですよね? ありましたっけ?
私の記憶では「電気あんま」ってのはありましたが・・・(何を書いてるんだ、私は)。
あれって小学生の頃に見たきり、長い間見てないなーと思ってたら、先日、うちの主人が息子に対して、その攻撃を使っておりました(爆)。
「そんな下品なこと覚えさせないでよー、うちの子が他の子にやったら恥ずかしいやん!」と抗議したら、主人が厳しい顔で一言。
「男なら誰でも一度は経験することだっ!!」・・・ってナンじゃそりゃ!?(そぉなの?)


ジョーイとチャンドラーがリチャードにいたずらした、という話は冗談で、二人はリチャードと一緒に楽しんできたようです。
チャンドラー: He let us drive his Jaguar. Joey for 12 blocks. Me for 15. (リチャードは俺たちにジャガーを運転させてくれたんだぜ。ジョーイは12ブロックで、俺は15ブロックね。)

block とは「(4つの街路で囲まれた)街区」のこと。
ブロックで数えるところがNYっぽい感じがしますよね。
日本では、「真っ直ぐ進んで、突き当たりを右に・・・」などと道案内しますが、アメリカではよく「北に2ブロック進んで、それから東に3ブロック・・・」と説明する、と聞いたことがあるような。
以前にNHKの番組「地球ドラマチック」で、「ニューヨークはこうして生まれた」というのをやってました。
私の”憧れの”NYなので喜んで見てたのですが、その中で、このブロックの話をしてましたね。
NYの人口が増えてきたので、街を碁盤の目のように区切る「グリッド・プラン」という計画が立てられて、今のようなNYの姿になった、とか、ゆったりした憩いの空間が必要だということで、マンハッタンの真ん中に「セントラルパーク」という公園が作られた、とか。
フレンズのメンバーがたむろしているセントラルパーク(Central Perk)は、この有名な公園(Central Park)をもじった名前なんですよね。
フレンズ1-3その3 に、その名前についての話が書いてあります。
ちなみに、そのエピソードでは、アランとフレンズたちがその公園でボートに乗ったと言ってましたねぇ。
その「地球ドラマチック」という番組では、セントラルパークについても詳しく語っていたのですが、「どこを見ても、絵のように美しい景色が目に入る」という公園を目指し、その景観を崩さないように、道路は公園よりも一段低い場所を走るように設計されたんだそうです。
少し前の、日経夕刊1面ののコラム(すみません、筆者はどなたでしたか・・・)に「セントラルパークでホタルを見た」という話も書いてありましたねぇ。
あんな大都会でホタルだなんて! 素敵ですねぇ。

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posted by Rach at 11:17| Comment(4) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする