セントラルパークにて。フィービーはたくさんのビデオテープを借りてきたようです。
フィービー: Love Story, Brian's Song and Terms of Endearment. (「ある愛の詩」に、「ブライアンズ・ソング」に、「愛と追憶の日々」よ。)
モニカ: All you need now is The Killing Fields and guacamole, and you got a party! (今、あなたに必要なのは、「キリング・フィールド」とグアカモーレね。そしたら、パーティーが出来るわ!)
それぞれの映画のアマゾンのサイトはこちら。
Amazon.co.jp: ある愛の詩 スペシャル・エディション (DVD)
Amazon.co.jp: Brian's Song (ビデオ)
Amazon.co.jp: 愛と追憶の日々 (DVD)
ちなみに、「愛と追憶の日々」の原題の、term of endearment というのは、dear, sweetie, darling, honey などの呼び掛け語である「愛称、親愛語」のことです。
確かに「親愛語」というタイトルにするわけにはいかないでしょうが(笑)。
キリング・フィールドは映画のタイトルですが、killing field という言葉は、カンボジア内戦において、カンボジアの共産主義政党クメール・ルージュ(Khmer Rouge)が行ったカンボジア人の大虐殺のことを指します。
↓くわしくはこちらで。
Wikipedia 日本語版: クメール・ルージュ
↓映画はこちら。
Amazon.co.jp: キリング・フィールド スペシャル・エディション (DVD)
guacamole は「グアカモーレ、ワカモレ」という名前のメキシコのアボガド料理のこと。
世界の家庭料理 Guacamole というサイトに写真が載ってました。
chip and dip 「チップ・アンド・ディップ」、つまりチップスにソースをつけて食べる料理のようなので、パーティー向け料理なんですね。
ビデオをたくさん借りてきたから、あともう1本とそういう料理があれば、みんなでパーティーができる、と言ってます。
それは、フィービーが一人で見るには本数が多すぎるんじゃない?ってことを指しているともいえますね。
"and you got a party!" の部分は「・・・があれば、パーティーできちゃうわね!」って感じです。
フレンズ2-10その12 で、
チャンドラー: Throw in a tree and a fat guy and you've got Christmas! (木と太った男を入れると、クリスマスが手に入る、って感じだろ。)
というのがありましたが、「ビデオ数本と料理でパーティーが完成!」、「木と太った男でクリスマスの出来上がり!」という感じが似ていると思います。
フィービー: I talked to my grandma about the Old Yeller incident, and she said my mom used to not show us the ends of sad movies to shield us from the pain and sadness. You know, before she killed herself. (おばあちゃんと「黄色い老犬」事件について話したわ。おばあちゃんが言うには、私たちを痛みと悲しみから守るために、ママは私たちに悲しい映画の結末を見せなかったんだって。その後、ママは自殺したんだけど。)
incident は「事件、出来事」で、この場合は、「黄色い老犬」という映画はハッピーだと思っていたこと、ラストシーンを見たことなかったこと、という一連の「黄色い老犬」に関する出来事を指します。
shield は「盾(たて)」、動詞で「(・・・を)(・・・から)保護する、かばう、隠す」という意味があります。
"You know, before she killed herself." というのは、「(悲しい映画の結末を見せなかったのは)みんなも知っての通り、ママが自殺する前のことなんだけどね」という感じでしょうか。
痛みや悲しみから守ろうとしていたママが、結局自殺してしまって、そのことが何よりも強い痛みと悲しみを生んでるじゃないか、という人生の皮肉を語っているわけです。
kill oneself は「自殺する」。
「自殺する」という表現は、他に commit suicide というものもあります。
kill は「殺す」ですが、「殺す」という日本語のイメージだと、何か意志をもった者が別の人の命を奪う、という感じに聞こえますよね。
ですから、なんとなく自殺のイメージとはそぐわないような気がするのですが、実際の kill は「・・・を死なせる」という感じです。
「彼は雷に打たれて死んだ。」だと、He was killed by lightning. となります。
これを「彼は雷によって殺された。」と日本語に訳すと、何だか違和感ありますよね。
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2006年09月10日
2006年09月09日
フレンズ2-20その8
息子のベンを預かっていたロス。
元妻キャロルとその恋人スーザンがベンを迎えに来ます。
ロス: You are not gonna believe what happened! We were playing on the floor, and he grabs the table and he pulls himself up! He pulls himself up! Standing man! (キャロルたちは、何が起こったか信じられないだろうね。僕とベンが床で遊んでいたんだ、すると、ベンはテーブルを掴んで、まっすぐ立ったんだよ! まっすぐ立ったんだ! 立ってる人間なんだよ!)
I'm sorry you missed it, but I did tape it if you wanna see it. (君たちがそれを見逃したのは残念だったね。でも、もし見たいのなら、テープに録画しておいたからさ。)
キャロル: We know. He already did it last week. (私たち、(ベンが立つのは)知ってるの。ベンは先週もうすでに立ったのよ。)
スーザン: You can watch our tape if you want. (見たかったら、私たちのビデオテープを見てもいいわよ。)
You are not gonna believe.. は「・・・が信じられないだろう」ですから、この後、信じられないような話をするよ、と期待を持たせているわけです。
これからすごいビッグニュースがあるぞ、って感じですね。
pull oneself up を直訳すると、「自身の身体を引っ張り上げる」ということですから、テーブルに手を置いて、よっこらしょ、と身体を引き上げたわけですね。
実際は引き上げた、というより、脚を踏ん張って立ち上がったわけですが。まぁ、自分の身体を考えると、身体をしゃんとして、まるで上から糸で引っ張られているかのように、身体をまっすぐにピンと伸ばして立った、という感じでしょうか。
ロスは興奮していますが、二人の反応はイマイチですね。
観客には、この後の展開の予想がつきますよね。ビッグニュースではなかった、ということが。
standing man とまるで原人か何かのように表現していますが、二人が盛り上がってくれないので、上手い言葉が見つからず、変な造語になってしまったんでしょう。
ちゃっかり録画してるのがロスらしい。
でもなかなかこういう瞬間ってビデオに撮るのが難しいんですよねぇ。いざ、撮ろうとすると、カメラを気にしてやってくれなかったりするし・・・。
our tape 「私たちのテープ」を見てもいい、というスーザンのセリフはちょっと毒がありますねぇ。(さすが恋敵?)
ロス: See, I don't believe this. I missed the first time of everything. The first time he rolled over, the first time he crawled. (ほらね、こんなこと信じられないよ。僕は、ベンがしたあらゆることの最初の瞬間を見逃したんだ。彼が初めて寝返りを打った時、彼が初めてハイハイした時。)
What else? Has he spoken? Is he driving? Does he have a favorite liqueur? (他には何かあるの? ベンはもうしゃべった? 車は運転してるの? ベンのお気に入りのリキュールってあるのかな?)
キャロル: He is getting closer on the talking thing. He can't quite say "mama" yet, but once he said "Yemen." (もう少しでしゃべりそうなの。ベンはまだ「ママ」とは完全には言えないの、でも一度、「イエメン」って言ったわ。)
ロス: See, I don't know. I'm so sick of missing stuff. I want him for more than a day. I want him for a whole weekend. Listen. I feel... (ほらね、もうわからないよ。もう何かを見逃すのにはうんざりだ。ベンを一日以上預かりたいよ。週末全部とか。ねえ聞いてよ、僕の気持ちは・・・)
キャロル: That would be great. (それはいい考えだわ。)
ロス: Really? I had a whole speech prepared. (本当? スピーチを用意してたのに。)
スーザン: Oh, shoot, that would've been fun. (あぁ、残念ね。それは楽しめたでしょうのに。)
See は「ほらね」。
この一連の会話で、ロスは See を二度使っています。
それは、こんな風に息子と離れて暮らしているから、「僕が思ってた通りだ。いわんこっちゃない。想像してた通りになったよ、ほらね。」って感じでしょう。
roll over は「寝返りを打つ」、くるっと回転してひっくり返る感じが出ていますね。
crawl は日本人には「(水泳の)クロール」が真っ先に思い浮かぶかと思いますが、基本的な意味は、「はう、腹ばいで進む、ハイハイする」です。
liqueur は「リキュール」。liquor (お酒)のフランス語です。
大事なことを見逃してばかりだから、僕の知らない間に、車も運転できるようになってて、もうお酒も飲めちゃったりするのでは?とロスは尋ねています。
"He is getting closer on the talking thing." は、talking thing 「しゃべること」という時期や段階に is getting closer だんだん近づいていっている、という感じが出ていますね。
on は接触を表す前置詞なので、もう少しでその「しゃべること」に届きそう、っていう感じ。
quite は「全く、すっかり」、not quite だと「全く・・・とはいえない、すっかり・・・ではない」という部分否定を表します。
ママとイエメン、m の部分が似てるような、全く似てないような・・・(笑)。
Listen. と「まぁ、僕がこれから言うことを黙って聞いてくれ・・・」という感じで話し始めようとしたのですが、あっさりオッケーをもらえて拍子抜けのロス。
これから、自分がベンと一緒にいる時間が少ないのでどれほど悲しいか、ということを、延々語ろうとしていたようです。
お涙頂戴の大演説を話しそびれたロスでした。
shoot は shit の婉曲語です。
「うわー!、くそっ!」という感じの意味ですが、ここではそれほどキツい意味はないようです。
このように、卑語の代わりに音が似ている別の言葉を代用することはよくあります。
damn の代わりに darn を使ったりもしますね。
また、shoot には「早く話して」という意味もあります。
would've been は「もしそのスピーチを聞くことができたなら、楽しかったでしょうのに(実際は聞けなかった)」という意味になります。
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元妻キャロルとその恋人スーザンがベンを迎えに来ます。
ロス: You are not gonna believe what happened! We were playing on the floor, and he grabs the table and he pulls himself up! He pulls himself up! Standing man! (キャロルたちは、何が起こったか信じられないだろうね。僕とベンが床で遊んでいたんだ、すると、ベンはテーブルを掴んで、まっすぐ立ったんだよ! まっすぐ立ったんだ! 立ってる人間なんだよ!)
I'm sorry you missed it, but I did tape it if you wanna see it. (君たちがそれを見逃したのは残念だったね。でも、もし見たいのなら、テープに録画しておいたからさ。)
キャロル: We know. He already did it last week. (私たち、(ベンが立つのは)知ってるの。ベンは先週もうすでに立ったのよ。)
スーザン: You can watch our tape if you want. (見たかったら、私たちのビデオテープを見てもいいわよ。)
You are not gonna believe.. は「・・・が信じられないだろう」ですから、この後、信じられないような話をするよ、と期待を持たせているわけです。
これからすごいビッグニュースがあるぞ、って感じですね。
pull oneself up を直訳すると、「自身の身体を引っ張り上げる」ということですから、テーブルに手を置いて、よっこらしょ、と身体を引き上げたわけですね。
実際は引き上げた、というより、脚を踏ん張って立ち上がったわけですが。まぁ、自分の身体を考えると、身体をしゃんとして、まるで上から糸で引っ張られているかのように、身体をまっすぐにピンと伸ばして立った、という感じでしょうか。
ロスは興奮していますが、二人の反応はイマイチですね。
観客には、この後の展開の予想がつきますよね。ビッグニュースではなかった、ということが。
standing man とまるで原人か何かのように表現していますが、二人が盛り上がってくれないので、上手い言葉が見つからず、変な造語になってしまったんでしょう。
ちゃっかり録画してるのがロスらしい。
でもなかなかこういう瞬間ってビデオに撮るのが難しいんですよねぇ。いざ、撮ろうとすると、カメラを気にしてやってくれなかったりするし・・・。
our tape 「私たちのテープ」を見てもいい、というスーザンのセリフはちょっと毒がありますねぇ。(さすが恋敵?)
ロス: See, I don't believe this. I missed the first time of everything. The first time he rolled over, the first time he crawled. (ほらね、こんなこと信じられないよ。僕は、ベンがしたあらゆることの最初の瞬間を見逃したんだ。彼が初めて寝返りを打った時、彼が初めてハイハイした時。)
What else? Has he spoken? Is he driving? Does he have a favorite liqueur? (他には何かあるの? ベンはもうしゃべった? 車は運転してるの? ベンのお気に入りのリキュールってあるのかな?)
キャロル: He is getting closer on the talking thing. He can't quite say "mama" yet, but once he said "Yemen." (もう少しでしゃべりそうなの。ベンはまだ「ママ」とは完全には言えないの、でも一度、「イエメン」って言ったわ。)
ロス: See, I don't know. I'm so sick of missing stuff. I want him for more than a day. I want him for a whole weekend. Listen. I feel... (ほらね、もうわからないよ。もう何かを見逃すのにはうんざりだ。ベンを一日以上預かりたいよ。週末全部とか。ねえ聞いてよ、僕の気持ちは・・・)
キャロル: That would be great. (それはいい考えだわ。)
ロス: Really? I had a whole speech prepared. (本当? スピーチを用意してたのに。)
スーザン: Oh, shoot, that would've been fun. (あぁ、残念ね。それは楽しめたでしょうのに。)
See は「ほらね」。
この一連の会話で、ロスは See を二度使っています。
それは、こんな風に息子と離れて暮らしているから、「僕が思ってた通りだ。いわんこっちゃない。想像してた通りになったよ、ほらね。」って感じでしょう。
roll over は「寝返りを打つ」、くるっと回転してひっくり返る感じが出ていますね。
crawl は日本人には「(水泳の)クロール」が真っ先に思い浮かぶかと思いますが、基本的な意味は、「はう、腹ばいで進む、ハイハイする」です。
liqueur は「リキュール」。liquor (お酒)のフランス語です。
大事なことを見逃してばかりだから、僕の知らない間に、車も運転できるようになってて、もうお酒も飲めちゃったりするのでは?とロスは尋ねています。
"He is getting closer on the talking thing." は、talking thing 「しゃべること」という時期や段階に is getting closer だんだん近づいていっている、という感じが出ていますね。
on は接触を表す前置詞なので、もう少しでその「しゃべること」に届きそう、っていう感じ。
quite は「全く、すっかり」、not quite だと「全く・・・とはいえない、すっかり・・・ではない」という部分否定を表します。
ママとイエメン、m の部分が似てるような、全く似てないような・・・(笑)。
Listen. と「まぁ、僕がこれから言うことを黙って聞いてくれ・・・」という感じで話し始めようとしたのですが、あっさりオッケーをもらえて拍子抜けのロス。
これから、自分がベンと一緒にいる時間が少ないのでどれほど悲しいか、ということを、延々語ろうとしていたようです。
お涙頂戴の大演説を話しそびれたロスでした。
shoot は shit の婉曲語です。
「うわー!、くそっ!」という感じの意味ですが、ここではそれほどキツい意味はないようです。
このように、卑語の代わりに音が似ている別の言葉を代用することはよくあります。
damn の代わりに darn を使ったりもしますね。
また、shoot には「早く話して」という意味もあります。
would've been は「もしそのスピーチを聞くことができたなら、楽しかったでしょうのに(実際は聞けなかった)」という意味になります。
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2006年09月08日
フレンズ2-20その7
モニカ: So what, he's a little older. Big deal. He's important to me. If you ask him, he might take you in his Jag. (それがどうしたって言うのよ? 彼は少しは年をとってるけど。大したことじゃないわ。彼は私にとって大事な人なのよ。もし、あなたたちが彼に試合に行くように頼んだら、彼のジャガーに乗せてくれるかもしれないのに。)
So what? は「それがどうした。それがどうしたと言うんだ。」「そんなこと構わないじゃないか。」という意味です。
big deal は「重大なこと、大事なこと」ですが、ここでは反語的に使われています。
フレンズ1-3その3 にも同じ表現が出てきており、そこで、Big deal. や No big deal. について説明しています。
Jag は Jaguar 「ジャガー(イギリスの高級乗用車)」のことですね。
ジャガーと聞いて、ちょっと目の色が変わった二人。(やっぱ男の子だねぇ。あ、女性でも同じか・・・笑)
それにしても、モニカのパパはポルシェだし、その友達のリチャードはジャガーだし、この人たちは富裕層なんですねぇ・・・今さらですが。
ジョーイ: How do we say yes and make it seem like it's not just to ride in the cool car? (オーケーして、それがただカッコイイ車に乗るためだけみたいに見えないようにするにはどうしたらいいかなぁ?)
チャンドラー: Okay, this could be tough. (そうだな、これはかなり難しいぞ。)
ジョーイ: We'll bring him, but only if he takes the Jaguar. ([モニカに] リチャードを連れて行くよ。でも、彼がジャガーに乗ってくる場合に限るぞ。)
チャンドラー: You almost had it. (惜しかったな。)
How do we say yes...? は、「どんな風にイエスと言ったらいいか?」ってことですね。
今までリチャードを誘うのを拒んでたのに、ここで手のひらを返したようにイエスとは言えないから、どうしたらいいだろう、ってことです。
smart な(賢い)チャンドラーが、tough 「困難だ、難しい」と言っていることからも、言葉を選ばないといけないってわかりますよね。
で、ジョーイなりに考えたのでしょうが、「彼がジャガーに乗ってきたら、連れて行く。」って、本音そのままで、ヒネリもなんもない(笑)。
ガックリしてるチャンドラーが面白いです。
"You almost had it." について。
「almost +動詞の過去形」は、「もう少しで・・・するところだった、危うく・・・するところだった」という意味です。
フレンズ2-13その3 で、その「almost +過去形」について詳しく説明しています。
have it は「勝つ、有利である」というニュアンスです。
こういう have の使い方は、「持つ、所有する」→「支配する」っていう感じでしょうかね。
日本語でも「ものにする」という言葉がありますが、「手に入れる、自分の物にしてしまう」と、対象物に対してかなりの影響力を持っている感じがするような。
オンライン英英辞典の Merriam-Webster Online によると、have の意味として、
have: to hold in one's use, service, regard, or at one's disposal
と書いてあります。
at one's disposal というのは「(人)が自由に(好きなように・思うままに・勝手に)使える(できる)」という意味なので、自分が自由にできる状態で何かを所持している、ということを意味するのですね。
ですから、have it =「勝つ」と覚えるのではなく、その have の基本的意味から、雰囲気やイメージを何となく察することができたら「いい感じ」だと思うのですが。
ここでは、「ほとんど勝ててたな、それでほとんどオッケーだったな、ほとんどイケてたのに」ということで、一言で言うと「惜しい」って感じなんですが、もちろん皮肉です。(実際は、惜しいどころか、全然ダメじゃん、って感じでしょう。)
ちなみに、have it を have someone という形にすると、「人をだます」という意味になります。
これがなぜ「だます」という意味になるかは、先ほどの「対象物を自由にできる状態で所有する」という感覚から、主語の思い通りにしてやった、相手を振り回してやった、という感じが出てくるのではないかなぁ、と。
ちょっと話は、ずれますが、マーティン・スコセッシ監督の有名なマフィア映画にグッドフェローズ(原題: GoodFellas)という映画があります。
Amazon.co.jp: グッドフェローズ(GoodFellas) DVD
ちなみに、fella = fellow 「仲間、やつ」なので、邦題では、日本人にはなじみのない「フェラ」という単語の代わりに「フェロー」を使っているんですね。(でも、どうせカタカナにするなら、やっぱり原題の通りの発音がいいと思うんですけれど・・・)
この映画で、主人公のヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)が、同じマフィア仲間であるトミー(ジョー・ペシ)に絡まれるというシーンがあります。
トミーが酒場で面白おかしく話をしていたのを、ヘンリーが funny 「面白い」と言ったところ、突然、トミーが怒り出します。
トミー: You said it. You said I'm funny. How am I funny? What the f*** is so funny about me? Tell me what's funny? (お前が言ったんだ。お前が俺を「おかしい(面白い)」と言ったんだ。どんな風に俺はおかしいんだ? 俺の何がそんなにおかしいんだ? 何がおかしいか言ってみろよ。)
張り詰めた空気がしばらく流れて・・・
ヘンリー: Get the f*** out of here, Tommy. (やめろよ、トミー。)
トミー: Motherf***er! I almost had him. (こいつ、すっかりだまされやがった(ひっかかった)ぜ。)
結局、トミーはヘンリーをからかっていただけだとわかるのですが、何しろこのトミーさんは、マフィアの中でもとりわけ気が短く(笑)、すぐに拳銃をぶっ放すようなタイプの人なので、そこにいた人間たちの緊張感といったら、ものすごいものがありました(笑)。
で、このトミーの最後のセリフ、I almost had him. が have someone 「人をだます」を使った表現で、字幕や吹替では上のようなセリフになっていましたが、丁寧に言うと、「俺はもう少しで彼を完全にだましてしまうところだった。」という感じでしょうか?
からかわれたヘンリーの側からすると、「もう少しでだまされるところだった。」ということ。
別に have someone に「だます」という意味があるのを知らなくても、このセリフの流れからすると、「ほとんど彼をモノにしてたな」という感じで、彼という人間をほとんど征服するほどその時は支配していた、俺の手の内にあった、という感じのニュアンスであることがわかりますよね。
しかし、上の英語字幕を見てもわかる通り、f*** という卑語の多いこと、多いこと。
a や the より多いんじゃないの?ってくらい、言葉の端々に挿入されるんですよねぇ。
特にこのトミーさんのセリフはほとんどそれしか聞こえない感じ(笑)。
いろんな意味で大変勉強になった映画でした。
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So what? は「それがどうした。それがどうしたと言うんだ。」「そんなこと構わないじゃないか。」という意味です。
big deal は「重大なこと、大事なこと」ですが、ここでは反語的に使われています。
フレンズ1-3その3 にも同じ表現が出てきており、そこで、Big deal. や No big deal. について説明しています。
Jag は Jaguar 「ジャガー(イギリスの高級乗用車)」のことですね。
ジャガーと聞いて、ちょっと目の色が変わった二人。(やっぱ男の子だねぇ。あ、女性でも同じか・・・笑)
それにしても、モニカのパパはポルシェだし、その友達のリチャードはジャガーだし、この人たちは富裕層なんですねぇ・・・今さらですが。
ジョーイ: How do we say yes and make it seem like it's not just to ride in the cool car? (オーケーして、それがただカッコイイ車に乗るためだけみたいに見えないようにするにはどうしたらいいかなぁ?)
チャンドラー: Okay, this could be tough. (そうだな、これはかなり難しいぞ。)
ジョーイ: We'll bring him, but only if he takes the Jaguar. ([モニカに] リチャードを連れて行くよ。でも、彼がジャガーに乗ってくる場合に限るぞ。)
チャンドラー: You almost had it. (惜しかったな。)
How do we say yes...? は、「どんな風にイエスと言ったらいいか?」ってことですね。
今までリチャードを誘うのを拒んでたのに、ここで手のひらを返したようにイエスとは言えないから、どうしたらいいだろう、ってことです。
smart な(賢い)チャンドラーが、tough 「困難だ、難しい」と言っていることからも、言葉を選ばないといけないってわかりますよね。
で、ジョーイなりに考えたのでしょうが、「彼がジャガーに乗ってきたら、連れて行く。」って、本音そのままで、ヒネリもなんもない(笑)。
ガックリしてるチャンドラーが面白いです。
"You almost had it." について。
「almost +動詞の過去形」は、「もう少しで・・・するところだった、危うく・・・するところだった」という意味です。
フレンズ2-13その3 で、その「almost +過去形」について詳しく説明しています。
have it は「勝つ、有利である」というニュアンスです。
こういう have の使い方は、「持つ、所有する」→「支配する」っていう感じでしょうかね。
日本語でも「ものにする」という言葉がありますが、「手に入れる、自分の物にしてしまう」と、対象物に対してかなりの影響力を持っている感じがするような。
オンライン英英辞典の Merriam-Webster Online によると、have の意味として、
have: to hold in one's use, service, regard, or at one's disposal
と書いてあります。
at one's disposal というのは「(人)が自由に(好きなように・思うままに・勝手に)使える(できる)」という意味なので、自分が自由にできる状態で何かを所持している、ということを意味するのですね。
ですから、have it =「勝つ」と覚えるのではなく、その have の基本的意味から、雰囲気やイメージを何となく察することができたら「いい感じ」だと思うのですが。
ここでは、「ほとんど勝ててたな、それでほとんどオッケーだったな、ほとんどイケてたのに」ということで、一言で言うと「惜しい」って感じなんですが、もちろん皮肉です。(実際は、惜しいどころか、全然ダメじゃん、って感じでしょう。)
ちなみに、have it を have someone という形にすると、「人をだます」という意味になります。
これがなぜ「だます」という意味になるかは、先ほどの「対象物を自由にできる状態で所有する」という感覚から、主語の思い通りにしてやった、相手を振り回してやった、という感じが出てくるのではないかなぁ、と。
ちょっと話は、ずれますが、マーティン・スコセッシ監督の有名なマフィア映画にグッドフェローズ(原題: GoodFellas)という映画があります。
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ちなみに、fella = fellow 「仲間、やつ」なので、邦題では、日本人にはなじみのない「フェラ」という単語の代わりに「フェロー」を使っているんですね。(でも、どうせカタカナにするなら、やっぱり原題の通りの発音がいいと思うんですけれど・・・)
この映画で、主人公のヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)が、同じマフィア仲間であるトミー(ジョー・ペシ)に絡まれるというシーンがあります。
トミーが酒場で面白おかしく話をしていたのを、ヘンリーが funny 「面白い」と言ったところ、突然、トミーが怒り出します。
トミー: You said it. You said I'm funny. How am I funny? What the f*** is so funny about me? Tell me what's funny? (お前が言ったんだ。お前が俺を「おかしい(面白い)」と言ったんだ。どんな風に俺はおかしいんだ? 俺の何がそんなにおかしいんだ? 何がおかしいか言ってみろよ。)
張り詰めた空気がしばらく流れて・・・
ヘンリー: Get the f*** out of here, Tommy. (やめろよ、トミー。)
トミー: Motherf***er! I almost had him. (こいつ、すっかりだまされやがった(ひっかかった)ぜ。)
結局、トミーはヘンリーをからかっていただけだとわかるのですが、何しろこのトミーさんは、マフィアの中でもとりわけ気が短く(笑)、すぐに拳銃をぶっ放すようなタイプの人なので、そこにいた人間たちの緊張感といったら、ものすごいものがありました(笑)。
で、このトミーの最後のセリフ、I almost had him. が have someone 「人をだます」を使った表現で、字幕や吹替では上のようなセリフになっていましたが、丁寧に言うと、「俺はもう少しで彼を完全にだましてしまうところだった。」という感じでしょうか?
からかわれたヘンリーの側からすると、「もう少しでだまされるところだった。」ということ。
別に have someone に「だます」という意味があるのを知らなくても、このセリフの流れからすると、「ほとんど彼をモノにしてたな」という感じで、彼という人間をほとんど征服するほどその時は支配していた、俺の手の内にあった、という感じのニュアンスであることがわかりますよね。
しかし、上の英語字幕を見てもわかる通り、f*** という卑語の多いこと、多いこと。
a や the より多いんじゃないの?ってくらい、言葉の端々に挿入されるんですよねぇ。
特にこのトミーさんのセリフはほとんどそれしか聞こえない感じ(笑)。
いろんな意味で大変勉強になった映画でした。
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2006年09月07日
フレンズ2-20その6
モニカ: I meant, why don't you take Richard to the game? What? (私が言ったのは、リチャードをゲームに連れて行ったらどう?ってことだったのよ。何か問題でも?)
ジョーイ: I don't know. (いや別に。)
モニカ: Come on! He keeps his fingers to himself and he's always minty fresh. (ちょっと! リチャードは自分の指を自分自身に常に向けてるし、彼の息はいつもミントの香りでさわやかよ。)
チャンドラー: Richard's really nice. We just don't know him really well. Plus, he's old...er than some people. But younger than some buildings. (リチャードは本当に素敵だよ。ただ彼をよく知らないだけなんだ。プラス、彼は年をとってて・・・何人かの人たちよりはね。でも、若いよ、いくつかの建物よりは。)
keep one's fingers to oneself というイディオムがあるわけではないようで(笑)、これは、人をこづく(poke)癖のある友達と比較して、リチャードは人に指を向けたりしない、と言っているわけですね。
minty は「ハッカの、ミントの」、fresh は「(空気が)さわやかな、すがすがしい」ですから、「息がミントの香りでさわやかだ」ということです。
いつもガムでも噛んでいるんでしょうか?
チャンドラーはついに本音を語ってしまいます。
"He's old." 「リチャードは年をとってる(年寄りだ)。」と言おうとしたら、モニカににらまれたので、old を older と比較級にして、「ある人たちよりは年をとってる」と言い換えたわけですね。
それでもかなり無理があるけど(笑)。
絶対的な基準で「年だ」と言ってるのではなく、「ある世代の人に比べると年をとってる」と相対的な事実(?)を述べているわけです。
で、older という表現でもやっぱりマズいと思ったチャンドラーは、「あるものよりは若い」と言うのですが、その比較対象となっているのが、「建物」!?
どうして建物が出てきたかというと、「このビルは築30年です。」という場合、英語では、This building is thirty years old. と言うからですね。
つまり、人間が30歳です、というのと同じ表現になるわけです。
ですから、some people よりは年寄りで、some buildings よりは若くて、という対比が、英語では違和感なく聞こえるわけですが・・・。
しかし、モニカにしたら、自分の恋人を長年の風雪に耐えてきたビルと比較されても、嬉しくないってば。
ところで、意外とこの「築・・・年」という表現、知らない人もいるのでは?(私は、大学生になってから知ったような気がするのですが。)
でも、とてもわかりやすい表現ですよね。
本当に、「30年の古さ」なわけですし、ビルが誕生してから「30歳」なわけですし。
この辺りは、いちいち「歳」や「築・・・年」と使い分ける日本語よりは、よほどシンプルで分かりやすいですよね。
いつも思ってるんですが、対象物によってそういうものを使い分けるのは、外国人の方にはややこしい話でしょうね。
ものの単位もそうですが、「1個」「1匹」「1頭」「1台」「1人」・・・って、全部個数は「1」なんだから、「いち」でいいじゃん、って感じでは?
英語は単数か複数かの区別に厳しく、そこが日本人には理解しがたいところなんですが、日本語の単位の種類が多いことは、外国の方には理解しがたいでしょうね。
「牛が一頭いる」と言っても、「牛が1いる」と言っても、情報としては何も変わらない、つまり「頭(とう)」という言葉を使ったからと言って、新たな情報が付加されるわけではないからです。
そうやって細かく使い分けるのが日本語の美しさだと思うので、それをやめろと言っているのではありませんが(笑)、いちからそれを学ぶ人は大変だろうなぁ、と。
一方、There is a cow (in the meadow). と There are cows (in the meadow). では思い浮かぶ光景そのものが違う、つまり情報にはかなりの差があり、単数と複数に拘る理由がわかる気がします。
日本語では「(牧草地に)牛がいる」と言うだけで、あえて単複の区別を明確にはしませんから、英語圏の人はその文の情報だけでは光景が頭に浮かばなくて、「それって単数? 複数?」と気になってしょうがないんじゃないかなぁ(笑)。
話はどんどん逸れますが(笑)、松尾芭蕉の有名な俳句に「古池や 蛙(かわず)とびこむ 水の音」というのがありますよね。
この蛙は単数か複数か?という議論があるそうです。
私は新聞か何かでその話を知ったんですが、「日本人は1匹のカエルを想像する人が多いが、英語圏の人は複数のカエルを想像する人が多い」とその記事に書いてあったように記憶しています。(確かに、私もカエルは1匹だと思ってましたが・・・)
「古池や蛙 英語 複数」などと入力してぐぐってみると、その話題に触れているサイトがいくつか見つかりますので、結構有名な話のようですね。(検索結果に出て来た文章の一部を読むだけでも面白いですよ。)
↓ここに書いてある説明が、なかなか興味深かったですね。
集英社文庫 今月の新刊ちょっと立ち読みコーナー 「江戸の旅人 大名から逃亡者まで30人の旅」 高橋千劔破
(Rach からのお願い)
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ジョーイ: I don't know. (いや別に。)
モニカ: Come on! He keeps his fingers to himself and he's always minty fresh. (ちょっと! リチャードは自分の指を自分自身に常に向けてるし、彼の息はいつもミントの香りでさわやかよ。)
チャンドラー: Richard's really nice. We just don't know him really well. Plus, he's old...er than some people. But younger than some buildings. (リチャードは本当に素敵だよ。ただ彼をよく知らないだけなんだ。プラス、彼は年をとってて・・・何人かの人たちよりはね。でも、若いよ、いくつかの建物よりは。)
keep one's fingers to oneself というイディオムがあるわけではないようで(笑)、これは、人をこづく(poke)癖のある友達と比較して、リチャードは人に指を向けたりしない、と言っているわけですね。
minty は「ハッカの、ミントの」、fresh は「(空気が)さわやかな、すがすがしい」ですから、「息がミントの香りでさわやかだ」ということです。
いつもガムでも噛んでいるんでしょうか?
チャンドラーはついに本音を語ってしまいます。
"He's old." 「リチャードは年をとってる(年寄りだ)。」と言おうとしたら、モニカににらまれたので、old を older と比較級にして、「ある人たちよりは年をとってる」と言い換えたわけですね。
それでもかなり無理があるけど(笑)。
絶対的な基準で「年だ」と言ってるのではなく、「ある世代の人に比べると年をとってる」と相対的な事実(?)を述べているわけです。
で、older という表現でもやっぱりマズいと思ったチャンドラーは、「あるものよりは若い」と言うのですが、その比較対象となっているのが、「建物」!?
どうして建物が出てきたかというと、「このビルは築30年です。」という場合、英語では、This building is thirty years old. と言うからですね。
つまり、人間が30歳です、というのと同じ表現になるわけです。
ですから、some people よりは年寄りで、some buildings よりは若くて、という対比が、英語では違和感なく聞こえるわけですが・・・。
しかし、モニカにしたら、自分の恋人を長年の風雪に耐えてきたビルと比較されても、嬉しくないってば。
ところで、意外とこの「築・・・年」という表現、知らない人もいるのでは?(私は、大学生になってから知ったような気がするのですが。)
でも、とてもわかりやすい表現ですよね。
本当に、「30年の古さ」なわけですし、ビルが誕生してから「30歳」なわけですし。
この辺りは、いちいち「歳」や「築・・・年」と使い分ける日本語よりは、よほどシンプルで分かりやすいですよね。
いつも思ってるんですが、対象物によってそういうものを使い分けるのは、外国人の方にはややこしい話でしょうね。
ものの単位もそうですが、「1個」「1匹」「1頭」「1台」「1人」・・・って、全部個数は「1」なんだから、「いち」でいいじゃん、って感じでは?
英語は単数か複数かの区別に厳しく、そこが日本人には理解しがたいところなんですが、日本語の単位の種類が多いことは、外国の方には理解しがたいでしょうね。
「牛が一頭いる」と言っても、「牛が1いる」と言っても、情報としては何も変わらない、つまり「頭(とう)」という言葉を使ったからと言って、新たな情報が付加されるわけではないからです。
そうやって細かく使い分けるのが日本語の美しさだと思うので、それをやめろと言っているのではありませんが(笑)、いちからそれを学ぶ人は大変だろうなぁ、と。
一方、There is a cow (in the meadow). と There are cows (in the meadow). では思い浮かぶ光景そのものが違う、つまり情報にはかなりの差があり、単数と複数に拘る理由がわかる気がします。
日本語では「(牧草地に)牛がいる」と言うだけで、あえて単複の区別を明確にはしませんから、英語圏の人はその文の情報だけでは光景が頭に浮かばなくて、「それって単数? 複数?」と気になってしょうがないんじゃないかなぁ(笑)。
話はどんどん逸れますが(笑)、松尾芭蕉の有名な俳句に「古池や 蛙(かわず)とびこむ 水の音」というのがありますよね。
この蛙は単数か複数か?という議論があるそうです。
私は新聞か何かでその話を知ったんですが、「日本人は1匹のカエルを想像する人が多いが、英語圏の人は複数のカエルを想像する人が多い」とその記事に書いてあったように記憶しています。(確かに、私もカエルは1匹だと思ってましたが・・・)
「古池や蛙 英語 複数」などと入力してぐぐってみると、その話題に触れているサイトがいくつか見つかりますので、結構有名な話のようですね。(検索結果に出て来た文章の一部を読むだけでも面白いですよ。)
↓ここに書いてある説明が、なかなか興味深かったですね。
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2006年09月06日
フレンズ2-20その5
チャンドラー: Ross can't go, so it's between my friend Eric Prower, who has breath issues, and Dan, with the poking. "Did you see that play? You want more beer? Is that Spike Lee?" (ロスは行けないんだ。だから、俺の友達二人のどちらかになるんだ。エリック・プラウワー、彼は口臭があって、もう一人はダン、彼はこづくんだよ。「あのプレー見たか? もっとビール欲しい? あれってスパイク・リー?」)
have breath issues は「息の問題を抱えている」ですから、「口臭がある」ということですね。
poke は「突く、つっつく、こづく」です。
poke がどういうものかは、チャンドラーがモニカにしている仕草を見ればわかります(笑)。
あんな風に、何か話すたびに人をツンツンする人って、いるようないないような・・・。
笑いながら、人の肩や背中や腕をバンバン叩くオバチャンは、大阪にはたくさんいます(笑)。(私じゃないぞ)
ちなみに、スパイク・リー(Spike Lee)は、「マルコムX」などで有名な映画監督ですね。
Wikipedia 英語版: Spike Lee
私は NBA には詳しくないので、どうしてここにスパイク・リーが出てくるんだろう?と思ったのですが、上のウィキペディア内で、Knicks という単語で検索したら、Trivia に興味深いことが書いてありました。
(さすがウィキペディア・・・というか、私もだんだんウィキペディアの構成がわかってきて、きっと Trivia ネタに何か書いてあるんじゃないかなぁ、と予想はしてました・・・笑)
"He is a well-known and highly visible fan of the NBA's New York Knicks"
とあり、直訳すると、「彼は NBA のニューヨーク・ニックスの、有名で目立つファンだ。」ということですね。
変な日本語ですが、まぁ、ニックスのファンであるということがよく知られていて、また有名人なのでファンの中でも目立つ存在だ、ということでしょう。
上のウィキペディアに、"Lee has courtside seats" というフレーズがあります。
つまり「リーはコートサイドの席を持っている」!
・・・それで気付きました。
上のチャンドラーのセリフは、そのコートサイドの席に座っている人を指差して「あの前の方の席に座ってるのは、スパイク・リーだよね?」と尋ねるシチュエーションを想像しているわけだ。
そうかぁ、例えばK−1の試合を見に行って、「あれって藤原紀香?」って聞くようなもんなのかなぁ?
モニカ: Why don't you ask Richard? (リチャードに尋ねたら?)
ジョーイ: Richard, if you had an extra ticket to the Knicks game... and you had to choose between a friend who smelled and one who bruises you, who would you pick? (リチャード、もしニックスの試合のチケットが1枚余ってたとして、匂う友達と、打撲傷を与える友達との間から選ばないといけないとしたら、リチャードならどっちを選ぶ?)
リチャード: Being a huge Knicks fan myself, I think you should take someone who's a huge Knicks fan. (僕自身がニックスの大ファンだから、ニックスの大ファンの人を連れて行くべきだと思うねぇ。)
チャンドラー: That's Eric. (それじゃあエリックだ。)
リチャード: Glad to be of help. (お役に立てて嬉しいよ。)
an extra ticket to the Knicks game と to を使っているのに注目。
日本語で「ニックスの試合”の”チケット」という場合、ticket of the Knicks game と of を使いたくなりませんか?(私は昔、そうでした)
「・・・へのチケット」なので、to の後にその行くべき「目標、行き先」が来るんですね。
この a ticket to... という表現は、a ticket to happiness 「幸福への切符」、a ticket to Easy Street 「安楽な生活への切符」などと比喩的にも使います。(Easy Street は「裕福(な状況)」という意味。)
key (カギ)もこれと同じような to の使い方をします。
a key to a door 「ドアのカギ」とか、a key to a car 「車のキー」などですね。
ついでに言いますと、日本では、キーホルダーにつけてジャラジャラしてるのも、ドアについてる錠前も、どちらも「カギ」と言いますが、英語の key はジャラジャラしてる方だけを指します。
key で開け閉めする錠前(または錠)は、lock と言います。
だから、日本語で「カギがかかっているか確かめる」という時は、ドアの錠前がかかっているかどうか、ということなので、check the lock と言うわけですね。
ところで、"if you had an extra ticket to the Knicks game" と言った時点で、モニカがいやーな顔をして、観客も笑っていますよね。
モニカの言った ask の意味を勘違いしているジョーイが、いかにも、って感じです。
書くまでもないですけど、モニカは「リチャードに一緒に行くかどうか尋ねてみたら?」と言っているのですが、それをジョーイは「誰を連れていったらいいかについて、リチャードに意見を求めてみたら?」という風に受け取ったわけです。
このボケは吉本新喜劇的なノリですが、ここで観客と一緒に笑えるようになりたいところです。
ジョーイは、友達について、さっきのチャンドラーほど詳しく説明していませんね。
きっと面倒くさかったんでしょう。
初めて聞くリチャードは、smell 「匂う」とか、bruise 「打撲傷を与える」友達ってどんなだろうと思ったかもしれません。
でも、ニックスのチケットの話なのに自分が誘ってもらえないことに意識が向いているはずなので、そんなことは気にしてないかもしれませんが。
bruise には「(桃などの果物などに)傷をつける、傷める」という意味もあります。
確かに桃を指で押してへこませて色が変わったのを見ると、人間が殴られて青タン(内出血)が出来たのに似てますよね(笑)。(青タンって、方言らしいですね・・・。何となくそんな気はしてましたが・・・笑)
リチャードは、ニックスのチケットなのに、自分が候補に挙がってないことを知ってショックながらも、そこは大人の余裕を見せ、分詞構文を使って(笑)、自分はニックスの大ファンなんだよ、とさりげなく(いや結構あからさまに?)アピールしていますね。
Being a huge Knicks fan myself の主語は、主節と同じ I で、ここでは理由を表す分詞構文になっているので、Since I am a huge Knicks fan myself と言い換えることができます。
of help は「助けになる、役に立つ」。
helpful と同じ意味のようですが、完全に二つが入れ替え可能かどうかはよく知りません(笑)。
最後まで気付かないジョーイたちに、どこまでも大人な対応のリチャードです。
それにしても、ジョーイはともかく(笑)、チャンドラーがリチャードのアピールに気付かないとは、何だか変な気がしますねぇ。
というか、この段階では、一緒に遊びに行く、ということなど夢にも思ってないからでしょうけど。
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have breath issues は「息の問題を抱えている」ですから、「口臭がある」ということですね。
poke は「突く、つっつく、こづく」です。
poke がどういうものかは、チャンドラーがモニカにしている仕草を見ればわかります(笑)。
あんな風に、何か話すたびに人をツンツンする人って、いるようないないような・・・。
笑いながら、人の肩や背中や腕をバンバン叩くオバチャンは、大阪にはたくさんいます(笑)。(私じゃないぞ)
ちなみに、スパイク・リー(Spike Lee)は、「マルコムX」などで有名な映画監督ですね。
Wikipedia 英語版: Spike Lee
私は NBA には詳しくないので、どうしてここにスパイク・リーが出てくるんだろう?と思ったのですが、上のウィキペディア内で、Knicks という単語で検索したら、Trivia に興味深いことが書いてありました。
(さすがウィキペディア・・・というか、私もだんだんウィキペディアの構成がわかってきて、きっと Trivia ネタに何か書いてあるんじゃないかなぁ、と予想はしてました・・・笑)
"He is a well-known and highly visible fan of the NBA's New York Knicks"
とあり、直訳すると、「彼は NBA のニューヨーク・ニックスの、有名で目立つファンだ。」ということですね。
変な日本語ですが、まぁ、ニックスのファンであるということがよく知られていて、また有名人なのでファンの中でも目立つ存在だ、ということでしょう。
上のウィキペディアに、"Lee has courtside seats" というフレーズがあります。
つまり「リーはコートサイドの席を持っている」!
・・・それで気付きました。
上のチャンドラーのセリフは、そのコートサイドの席に座っている人を指差して「あの前の方の席に座ってるのは、スパイク・リーだよね?」と尋ねるシチュエーションを想像しているわけだ。
そうかぁ、例えばK−1の試合を見に行って、「あれって藤原紀香?」って聞くようなもんなのかなぁ?
モニカ: Why don't you ask Richard? (リチャードに尋ねたら?)
ジョーイ: Richard, if you had an extra ticket to the Knicks game... and you had to choose between a friend who smelled and one who bruises you, who would you pick? (リチャード、もしニックスの試合のチケットが1枚余ってたとして、匂う友達と、打撲傷を与える友達との間から選ばないといけないとしたら、リチャードならどっちを選ぶ?)
リチャード: Being a huge Knicks fan myself, I think you should take someone who's a huge Knicks fan. (僕自身がニックスの大ファンだから、ニックスの大ファンの人を連れて行くべきだと思うねぇ。)
チャンドラー: That's Eric. (それじゃあエリックだ。)
リチャード: Glad to be of help. (お役に立てて嬉しいよ。)
an extra ticket to the Knicks game と to を使っているのに注目。
日本語で「ニックスの試合”の”チケット」という場合、ticket of the Knicks game と of を使いたくなりませんか?(私は昔、そうでした)
「・・・へのチケット」なので、to の後にその行くべき「目標、行き先」が来るんですね。
この a ticket to... という表現は、a ticket to happiness 「幸福への切符」、a ticket to Easy Street 「安楽な生活への切符」などと比喩的にも使います。(Easy Street は「裕福(な状況)」という意味。)
key (カギ)もこれと同じような to の使い方をします。
a key to a door 「ドアのカギ」とか、a key to a car 「車のキー」などですね。
ついでに言いますと、日本では、キーホルダーにつけてジャラジャラしてるのも、ドアについてる錠前も、どちらも「カギ」と言いますが、英語の key はジャラジャラしてる方だけを指します。
key で開け閉めする錠前(または錠)は、lock と言います。
だから、日本語で「カギがかかっているか確かめる」という時は、ドアの錠前がかかっているかどうか、ということなので、check the lock と言うわけですね。
ところで、"if you had an extra ticket to the Knicks game" と言った時点で、モニカがいやーな顔をして、観客も笑っていますよね。
モニカの言った ask の意味を勘違いしているジョーイが、いかにも、って感じです。
書くまでもないですけど、モニカは「リチャードに一緒に行くかどうか尋ねてみたら?」と言っているのですが、それをジョーイは「誰を連れていったらいいかについて、リチャードに意見を求めてみたら?」という風に受け取ったわけです。
このボケは吉本新喜劇的なノリですが、ここで観客と一緒に笑えるようになりたいところです。
ジョーイは、友達について、さっきのチャンドラーほど詳しく説明していませんね。
きっと面倒くさかったんでしょう。
初めて聞くリチャードは、smell 「匂う」とか、bruise 「打撲傷を与える」友達ってどんなだろうと思ったかもしれません。
でも、ニックスのチケットの話なのに自分が誘ってもらえないことに意識が向いているはずなので、そんなことは気にしてないかもしれませんが。
bruise には「(桃などの果物などに)傷をつける、傷める」という意味もあります。
確かに桃を指で押してへこませて色が変わったのを見ると、人間が殴られて青タン(内出血)が出来たのに似てますよね(笑)。(青タンって、方言らしいですね・・・。何となくそんな気はしてましたが・・・笑)
リチャードは、ニックスのチケットなのに、自分が候補に挙がってないことを知ってショックながらも、そこは大人の余裕を見せ、分詞構文を使って(笑)、自分はニックスの大ファンなんだよ、とさりげなく(いや結構あからさまに?)アピールしていますね。
Being a huge Knicks fan myself の主語は、主節と同じ I で、ここでは理由を表す分詞構文になっているので、Since I am a huge Knicks fan myself と言い換えることができます。
of help は「助けになる、役に立つ」。
helpful と同じ意味のようですが、完全に二つが入れ替え可能かどうかはよく知りません(笑)。
最後まで気付かないジョーイたちに、どこまでも大人な対応のリチャードです。
それにしても、ジョーイはともかく(笑)、チャンドラーがリチャードのアピールに気付かないとは、何だか変な気がしますねぇ。
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2006年09月05日
週刊STで紹介されました
ジャパンタイムズ発行の抄訳付き英字新聞「週刊ST」2006年9月8日号で、私のブログ「シットコムで笑え!」が紹介されました。
英語学習へのアドバイス特集「楽しみながら英語を学ぶ」というコーナーの「インターネット編」に、掲示板、SNS、ブログを利用した学習法が載っています。
その、ブログによる学習法の一例として、私のブログを紹介して下さったのです。
ちなみに、私の本名や顔写真は載っておりません(笑)。
が、私のブログの写真が掲載されています。
「Rachさん」という名前も5回も(!)出てきます。
編集部の方からの質問に答える形での取材でしたが、返事としてお渡しした私の長文を、上手にまとめて下さっています。
英語学習へのアドバイス特集 インターネット編 [週刊ST ONLINE] で、その掲載された記事(記事タイトルは「『フレンズ』をブログにして」)を読むことができます。
週刊STは金曜日発行の新聞ということになっているのですが、新聞販売店から配達される場合は、毎週、火曜日の朝に家に届きます。
↓週刊STの詳しい内容はこちら。
週刊ST ONLINE
今回の表紙は、タイのポップ歌手 Tata Young (タタ・ヤン)さんでした。
どこかでその表紙のSTを見かけた方は、「あぁ、あの新聞に Rach のブログが紹介されてるんだな・・・」と思って下さい(笑)。
私は過去の記事で何度か週刊STについて触れています。
DVD学習法、その他の学習法 にも書きましたが、私は週刊STの読者です。
私がフレンズのDVDで英語学習を始めたのは2001年4月からですが、その頃に週刊STの購読を開始しています。
ということは、もうかれこれ5年以上のお付き合いになるんですね。
初めて読んだSTの表紙は、ベニチオ・デル・トロでした。
映画のコーナーでは彼の映画「トラフィック」が取り上げられていたなぁ・・・。
購読のきっかけは新聞の折込広告でしたね(笑)。
そんな風に、私にとっては非常になじみのある、そして、私の英語学習教材の一つである週刊STの編集部の方から、このブログに「取材・掲載のお願い」のメッセージをいただいた時は本当にびっくりしました。
私を喜ばせようと、友達がいたずらでもしているのかと思いました(笑)。
お願いとして書かれている文章は非常に丁寧で信頼できるものでしたが、そういうことが私に起こるということ自体が「あり得ない!」と思ったんですよね。
「夢かもしれない、嘘かもしれない・・・」と思いながら、お返事をさせていただき、メールのやり取りをしているうちに、本当の話だということがわかってきて、私はただただ驚くばかりでした。
記事となった実物を目の前にしている今でも、何だか夢見心地な気分です。
週刊STのSTは、昔、The Student Times と呼ばれていた頃の名残だそうです。
昔は学生向けの新聞ということでしたが、社会人の読者の方が増えてきて、内容も学生向けのみではなくなってきたので、頭文字を取って「週刊ST」にしたそうですね。
週刊STのキャッチフレーズは「辞書なしで読めるジャパンタイムズの英語学習紙」、つまり、英語学習者を対象にした新聞です。
私のブログは「DVDで英語を学ぶ」ブログですから、STに掲載していただくことで、たくさんの英語学習者の方に私のブログの存在を知っていただけることになるのは、とても嬉しいです。
正直、ブログへのアクセスが増えるかな、という期待もあります(笑)。
でも、私が今回のことで一番嬉しかったのは、ブログの宣伝になるとか、アクセスが増えるとかいうことではなく、「週刊ST」から取材を受けた、という事実です。
私がずーっと「いち読者」であった新聞から、取材を受ける立場になった、ということに対する感動!ですね。
フレンズ1-18その5 で、サックス・フィフス・アベニューというNY五番街のデパートから面接通知が来て、
レイチェル: Saks Fifth Avenue! (サックス・フィフス・アベニューよ。)
フィービー: It's like the mother ship is calling you home. (マザーシップがあなたを迎えに来た、って感じね。)
というやり取りがありましたが、今の私の心境は、ちょっとそれに似たものがあります。(イメージわかります?)
私が英語学習に活用している新聞が、私のことを「認めてくれた」という喜びなんですよね。
ずっと片思いしていた憧れの人に告白されたようなものですか・・・(←「告白」は言いすぎか・・・笑)
私は過去記事で何度もジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんのお名前を出しています。
伊藤サムさんはSTの名物コラム「これであなたも英文記者」を長年担当されていました。
サムさんがジャパンタイムズの編集のお仕事でさらにお忙しくなられたため、コラムの執筆は現在、若い記者の方が交替で担当されています。
そのコラムでは毎回課題が出され、読者がそれを英語にして提出し、それを元に、より英語らしい表現になるためのアドバイスを与える、という形式を取っています。
私も過去記事 自分のブログを振り返る(その2) で、そのコラムについて触れています。
(ちなみに、10月から新しい投稿添削コラムが始まるそうです。)
私がこのブログを始める時のイメージの原点は、間違いなく、この「これであなたも英文記者」コラムです。
英語をイメージで捉えること、それをわかりやすく噛み砕いて説明すること、の重要性をこのコラムで学びました。
そういうものにずっと触れているうちに、「私も私の学習から掴んだことを、私なりの言葉で、わかりやすく楽しく説明してみたい!」という欲求が起こり、このブログの開設に繋がったわけです。
決して、ヨイショではありませんよ(笑)。
過去記事でSTやこのコラムのことを取り上げていることからもわかるように、私が大きな影響を受けていることは間違いないのです。
素人の私が、この「英文記者」のようなコラムを書きたくてブログを始めた、というのはあまりにもおこがましいと思ったのでこれまで黙っていただけで(笑)、今回はそれを告白できる最初で最後のチャンスだと思ったから、思い切って書いてみました。
「英文記者」コラムは、読者とのやり取りを通して英語を学ぶというというスタンスを取っていました。
ですから私も、コメント欄でのやり取りに全力投球しているのです。
そんな風に英語に興味のある人たちと刺激し合いながら共に英語を学ぶことが私の理想なのです。
そういう意味ではブログというツールを選んで正解だったと思っています。
最後に、お礼を述べさせて下さい。
取材して下さった担当者の方には、本当にお世話になりました。
私の素朴な疑問に丁寧に答えて下さいましたし、私がちょっとした悩みを相談したりもしました。(すみません・・・笑)
英字新聞の編集部の方とお話できたことは、私にとって非常に良い経験になりました。
また、現在の「英文記者」コラムの担当者の方々、週刊ST編集部の方々、ジャパンタイムズの関係者の方々、そして、伊藤サムさんに、ここでお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
そして、いつも読んで下さっている読者の方々へ。
ST編集部の方は、英語ブログのランキングサイトで私のブログを知って下さったそうです。
ですから、今回、STに記事として取り上げてもらえたのは、このブログを読んで下さり、応援して下さった方のお陰です。
また、ブログの内容に関しては、最初の頃は、解説も非常に淡白なものでした。
いろんな方と意見を交換することで、私の英語へのこだわりも強くなり、内容を深く掘り下げることができるようになったんですね。
これは、議論に参加して下さった皆様のお陰です。
皆様、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いしたします。
私としては、狂喜乱舞している、というよりも、喜びと幸せをしみじみ噛み締めている・・・という感じなんですが、どうもこの文章を読むと、舞い上がっている感じがしますねぇ(笑)。
支離滅裂な文章で申し訳ありません。
この喜びを胸に、もっとわかりやすく、楽しく、多くの方が参加できる活発なブログにしていきたいと思います。
また明日から、フレンズ解説、頑張りますっ!
(今日も忘れず、Rach からのお願い)
「これからも頑張れー!」と応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
とっても励みになりますので・・・。
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編集部の方からの質問に答える形での取材でしたが、返事としてお渡しした私の長文を、上手にまとめて下さっています。
英語学習へのアドバイス特集 インターネット編 [週刊ST ONLINE] で、その掲載された記事(記事タイトルは「『フレンズ』をブログにして」)を読むことができます。
週刊STは金曜日発行の新聞ということになっているのですが、新聞販売店から配達される場合は、毎週、火曜日の朝に家に届きます。
↓週刊STの詳しい内容はこちら。
週刊ST ONLINE
今回の表紙は、タイのポップ歌手 Tata Young (タタ・ヤン)さんでした。
どこかでその表紙のSTを見かけた方は、「あぁ、あの新聞に Rach のブログが紹介されてるんだな・・・」と思って下さい(笑)。
私は過去の記事で何度か週刊STについて触れています。
DVD学習法、その他の学習法 にも書きましたが、私は週刊STの読者です。
私がフレンズのDVDで英語学習を始めたのは2001年4月からですが、その頃に週刊STの購読を開始しています。
ということは、もうかれこれ5年以上のお付き合いになるんですね。
初めて読んだSTの表紙は、ベニチオ・デル・トロでした。
映画のコーナーでは彼の映画「トラフィック」が取り上げられていたなぁ・・・。
購読のきっかけは新聞の折込広告でしたね(笑)。
そんな風に、私にとっては非常になじみのある、そして、私の英語学習教材の一つである週刊STの編集部の方から、このブログに「取材・掲載のお願い」のメッセージをいただいた時は本当にびっくりしました。
私を喜ばせようと、友達がいたずらでもしているのかと思いました(笑)。
お願いとして書かれている文章は非常に丁寧で信頼できるものでしたが、そういうことが私に起こるということ自体が「あり得ない!」と思ったんですよね。
「夢かもしれない、嘘かもしれない・・・」と思いながら、お返事をさせていただき、メールのやり取りをしているうちに、本当の話だということがわかってきて、私はただただ驚くばかりでした。
記事となった実物を目の前にしている今でも、何だか夢見心地な気分です。
週刊STのSTは、昔、The Student Times と呼ばれていた頃の名残だそうです。
昔は学生向けの新聞ということでしたが、社会人の読者の方が増えてきて、内容も学生向けのみではなくなってきたので、頭文字を取って「週刊ST」にしたそうですね。
週刊STのキャッチフレーズは「辞書なしで読めるジャパンタイムズの英語学習紙」、つまり、英語学習者を対象にした新聞です。
私のブログは「DVDで英語を学ぶ」ブログですから、STに掲載していただくことで、たくさんの英語学習者の方に私のブログの存在を知っていただけることになるのは、とても嬉しいです。
正直、ブログへのアクセスが増えるかな、という期待もあります(笑)。
でも、私が今回のことで一番嬉しかったのは、ブログの宣伝になるとか、アクセスが増えるとかいうことではなく、「週刊ST」から取材を受けた、という事実です。
私がずーっと「いち読者」であった新聞から、取材を受ける立場になった、ということに対する感動!ですね。
フレンズ1-18その5 で、サックス・フィフス・アベニューというNY五番街のデパートから面接通知が来て、
レイチェル: Saks Fifth Avenue! (サックス・フィフス・アベニューよ。)
フィービー: It's like the mother ship is calling you home. (マザーシップがあなたを迎えに来た、って感じね。)
というやり取りがありましたが、今の私の心境は、ちょっとそれに似たものがあります。(イメージわかります?)
私が英語学習に活用している新聞が、私のことを「認めてくれた」という喜びなんですよね。
ずっと片思いしていた憧れの人に告白されたようなものですか・・・(←「告白」は言いすぎか・・・笑)
私は過去記事で何度もジャパンタイムズ編集局長の伊藤サムさんのお名前を出しています。
伊藤サムさんはSTの名物コラム「これであなたも英文記者」を長年担当されていました。
サムさんがジャパンタイムズの編集のお仕事でさらにお忙しくなられたため、コラムの執筆は現在、若い記者の方が交替で担当されています。
そのコラムでは毎回課題が出され、読者がそれを英語にして提出し、それを元に、より英語らしい表現になるためのアドバイスを与える、という形式を取っています。
私も過去記事 自分のブログを振り返る(その2) で、そのコラムについて触れています。
(ちなみに、10月から新しい投稿添削コラムが始まるそうです。)
私がこのブログを始める時のイメージの原点は、間違いなく、この「これであなたも英文記者」コラムです。
英語をイメージで捉えること、それをわかりやすく噛み砕いて説明すること、の重要性をこのコラムで学びました。
そういうものにずっと触れているうちに、「私も私の学習から掴んだことを、私なりの言葉で、わかりやすく楽しく説明してみたい!」という欲求が起こり、このブログの開設に繋がったわけです。
決して、ヨイショではありませんよ(笑)。
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素人の私が、この「英文記者」のようなコラムを書きたくてブログを始めた、というのはあまりにもおこがましいと思ったのでこれまで黙っていただけで(笑)、今回はそれを告白できる最初で最後のチャンスだと思ったから、思い切って書いてみました。
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ですから私も、コメント欄でのやり取りに全力投球しているのです。
そんな風に英語に興味のある人たちと刺激し合いながら共に英語を学ぶことが私の理想なのです。
そういう意味ではブログというツールを選んで正解だったと思っています。
最後に、お礼を述べさせて下さい。
取材して下さった担当者の方には、本当にお世話になりました。
私の素朴な疑問に丁寧に答えて下さいましたし、私がちょっとした悩みを相談したりもしました。(すみません・・・笑)
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また、現在の「英文記者」コラムの担当者の方々、週刊ST編集部の方々、ジャパンタイムズの関係者の方々、そして、伊藤サムさんに、ここでお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
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2006年09月04日
フレンズ2-20その4
ジョーイ: Hey, Monica? We got a question. (ねぇ、モニカ? 質問があるんだけど。)
モニカ: All right, yes, I see other women in the shower at the gym. And no, I don't look. (わかったわ。そうね、ジムでシャワーを浴びる時、他の女性の姿は目に入るけど、わざわざ視線を止めて見たりはしないわよ。)
ジョーイ: No, not that one. (違うよ、その話じゃなくて。)
ジョーイから質問があるというので、てっきりまた裸の話かと早合点したモニカ。
ここでは、see と look の違いを生かしたセリフになっていますね。
日本語だとどちらも「見る」になるので、ニュアンスを出しにくいのですが、see, look, watch の違い、というのはいろんな本によく書いてありますよね。
「ハートで感じる」大西先生もよくこの違いを取り上げていらっしゃいます。
私も、以前、知覚動詞 see に関して、延々文法問題に取り組んだことがあるのですが(笑)、その時の説明をここに参考までに書いておきましょう。
辞書によると、look は「目をやる、視線を向ける」、watch は「じっと見る、観察する」になります。
つまり、自発的行為なわけです。
一方、see はそうではなくて、「目に映る」という、非常に”受身な”ものになります。
大西先生によると「向こうから入ってくる」感触。
ですから、この場合の see は、ジムでシャワーを浴びてたら、自然に他の女性の裸は目に映ってしまう、と言っているわけ。
絶対に見ないようにしようと顔を背けたりしない限りは、目に入るもんだし、それは当然のことなわけですね。
で、look は「見ようと思って視線を向ける」ですから、興味深そうに、わざわざ視線を止めて、「この人は結構ナイスバディね。」みたいな感じで、相手の身体を自発的に見る、ということになります。
だからモニカは see はしたけど、look はしてない、と言っているわけですね。
と、そこまでジョーイの考えを見透かして答えたのに、ジョーイの聞きたいことはそれではなかった、という・・・(笑)。
ジョーイ: We're figuring out who to bring to the Knicks game. (俺たち、誰をニックスの試合に連れて行くべきかを目下考え中なんだよ。)
figure out は「・・・を理解する、解く、解決する」なので、この場合は、「誰を連れて行くか」という問題を解いている、そのことを目下考えている、という感じでしょうか?
進行形なので、今まさにずっとそのことを考えている最中なんだ、ということですね。
ところで、Knicks はアメリカ NBA (The National Basketball Association)のバスケットボールチーム、The New York Knicks (ニューヨーク・ニックス)のこと。
↓詳しくはこちら。
Wikipedia 英語版: New York Knicks
ちなみに、DVDの英語字幕では、ニックスの綴りが全て、Nicks になっていました。
が、ネットスクリプトでは Knicks と書いてありますし、上のウィキペディアに載っているニックスのロゴマークの綴りも KNICKS となっているので、「Knicks が正しい綴り」ということで間違いないようです。
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モニカ: All right, yes, I see other women in the shower at the gym. And no, I don't look. (わかったわ。そうね、ジムでシャワーを浴びる時、他の女性の姿は目に入るけど、わざわざ視線を止めて見たりはしないわよ。)
ジョーイ: No, not that one. (違うよ、その話じゃなくて。)
ジョーイから質問があるというので、てっきりまた裸の話かと早合点したモニカ。
ここでは、see と look の違いを生かしたセリフになっていますね。
日本語だとどちらも「見る」になるので、ニュアンスを出しにくいのですが、see, look, watch の違い、というのはいろんな本によく書いてありますよね。
「ハートで感じる」大西先生もよくこの違いを取り上げていらっしゃいます。
私も、以前、知覚動詞 see に関して、延々文法問題に取り組んだことがあるのですが(笑)、その時の説明をここに参考までに書いておきましょう。
辞書によると、look は「目をやる、視線を向ける」、watch は「じっと見る、観察する」になります。
つまり、自発的行為なわけです。
一方、see はそうではなくて、「目に映る」という、非常に”受身な”ものになります。
大西先生によると「向こうから入ってくる」感触。
ですから、この場合の see は、ジムでシャワーを浴びてたら、自然に他の女性の裸は目に映ってしまう、と言っているわけ。
絶対に見ないようにしようと顔を背けたりしない限りは、目に入るもんだし、それは当然のことなわけですね。
で、look は「見ようと思って視線を向ける」ですから、興味深そうに、わざわざ視線を止めて、「この人は結構ナイスバディね。」みたいな感じで、相手の身体を自発的に見る、ということになります。
だからモニカは see はしたけど、look はしてない、と言っているわけですね。
と、そこまでジョーイの考えを見透かして答えたのに、ジョーイの聞きたいことはそれではなかった、という・・・(笑)。
ジョーイ: We're figuring out who to bring to the Knicks game. (俺たち、誰をニックスの試合に連れて行くべきかを目下考え中なんだよ。)
figure out は「・・・を理解する、解く、解決する」なので、この場合は、「誰を連れて行くか」という問題を解いている、そのことを目下考えている、という感じでしょうか?
進行形なので、今まさにずっとそのことを考えている最中なんだ、ということですね。
ところで、Knicks はアメリカ NBA (The National Basketball Association)のバスケットボールチーム、The New York Knicks (ニューヨーク・ニックス)のこと。
↓詳しくはこちら。
Wikipedia 英語版: New York Knicks
ちなみに、DVDの英語字幕では、ニックスの綴りが全て、Nicks になっていました。
が、ネットスクリプトでは Knicks と書いてありますし、上のウィキペディアに載っているニックスのロゴマークの綴りも KNICKS となっているので、「Knicks が正しい綴り」ということで間違いないようです。
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2006年09月03日
フレンズ2-20その3
モニカは電話中。
モニカ: Have you guys eaten? Richard and I just finished, and we've got leftovers. Chicken and potatoes. What am I wearing? Actually, nothing but rubber gloves. (あなたたち、ご飯食べた? リチャードと私はちょうど食べ終わったところよ。それで残り物があるの。チキンとポテトよ。私が何を着てるかって? 実はねぇ、ゴム手袋以外は何も着てないわよ。)
ジョーイとチャンドラーが部屋に飛び込んで来ました。
服を着ているモニカを見て、怒っている(笑)二人。
ジョーイ: One of these times, you'll really be naked and we won't come over. (そのうち、モニカが本当に裸になっても、俺たち、来てやらないぞ。)
そもそも、どうして隣なのに電話をしてるのかはちょっと謎ですけど。(まぁ、そうしないと、この後のコミカルなシーンに繋がらないわけですが・・・笑)
モニカが聞き返しているセリフから、男性陣が「モニカは今、何を着てるの?」と尋ねたことがわかりますね。
リチャードとモニカは恋人同士なので、ご飯を食べた後、くつろいでいるはず。
ということは、ムーディーな雰囲気になって、もしかしたら、裸同然の格好でいるのかも・・・などと、男性陣がいろいろ想像してるのがわかりますよね。
その期待を察したモニカは、「ゴム手袋しかつけてない」と返事しています。
その返事だと、まるで裸で食器を洗ってるみたいですよねぇ。
それを聞いてドドドと駆け込んでくる二人がおかしい。(絶対そう来ると思ったけどね。男性はいつまで経っても、少年の心を失わないのか・・・笑)
で、服を着てるのを知って、ジョーイは捨て台詞を吐くのですが、なんだか狼少年の話みたいです。
露出狂じゃないんだから、裸を見てもらいたいなんてことはないと思いますが・・・(笑)。
ここで、大きく話はずれますが、このやり取りを聞いていて、思い出した歌があります。
そう、ソニンちゃんの「カレーライスの女」!
皆さん、ご存知ですか?
この歌のPV(Promotion Video)で、ソニンちゃんは、裸にエプロンをつけてるんですよっ!(←何故、私が喜んでるのかは不明・・・)
CDのジャケットもその写真でした。あえてここではリンクはりませんけど、興味のある殿方は、自分で検索して探して下さい(笑)。
あの歌を知る前から、よく聞く話なんですけど、「裸にエプロン」っていうのは、世の男性方の憧れだそうですねぇ。エッチな感じがするからでしょうか?
CDTVを見ていて、あのPVが出た時に、主人と一緒に見ていて、「おぉっ!?」と二人で妙な歓声を上げた記憶があります。それくらいの衝撃だったんですけども・・・。
ちなみに、私はそういう格好はしたことないですよ。(まぁ、仮にしたことあったとしても、こんな公の場でしたとは言えないけどねぇ・・・って、本当にしてない、してないっ!)
この話だけで終わっちゃうと、ただのエッチなおばさんなんですが(笑)、ソニンちゃんと言えば、もう一つ言っておきたいことがあります。
彼女は、ECCジュニアの修了生だそうで、CMにも出てますよね。
子供の頃、英語弁論大会で優勝したらしいです。
その時のビデオがCMで流れて、あっち向いたりこっち向いたり、身振り手振りを交えながら英語をスピーチしてる姿が可愛らしいなぁ、と思ってました。
また、度胸があるなぁ、とも感じますね。(さすが、後に芸能人になるわけだ・・・)
「英語でしゃべらナイト」で、その当時のスピーチを披露するのをチラっと見たことあります。
あの番組にゲストで呼ばれるわけですから、英語力はかなりのものなんでしょうね。
彼女のCMのセリフで、「ECCは私に勇気を与えてくれました。」と日本語字幕が出るものがあるのですが、どうやら encourage とは言ってないらしいので、何だろうと思って調べたことがありました。
答えは、"ECC invigorated me." みたいですね。(多分そうだと思うんですが、ECC公式ページにもはっきりとした答えは載ってなくて・・・)
invigorate は「(人に)元気を出させる、勇気づける、自信を与える、励ます」という意味です。
vigor は「活力、活気、元気」という意味なので、vigor を与える、というようなニュアンスの動詞のようですね。
このCMを聞くまでは、あまりなじみのない単語だったのですが、何だかかっこいいので、それ以来気に入っています。
夕食の残りのチキンについて説明するモニカ。
モニカ: I've got a leg, three breasts and a wing. (モモが1つとムネが3つと羽根(手羽)が1つあるわ。)
チャンドラー: How do you find clothes that fit? (その体型に合う服をどうやって見つけたの?)
I've got = I have で「私は持っている」。
モニカは、今、自分の目の前にその料理があるので、I've got を使っているのですが、それをチャンドラーは、「私には、1本の脚と、3つの胸と、1枚の羽根がついている。」という意味に”強引に”解釈したわけです。
それで、そんな珍しい体型なら、着る服なんてないだろう? 今その体型なら、それに合う珍しい服をどこで見つけたの? と返しているのですね。
a wing 「羽根、チキンの手羽(a chicken wing)」とまで言ったら、料理のことだと普通は気付きますので、チャンドラーはとことん気付かないふりをしているわけです、このギャグを言うために(笑)。
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モニカ: Have you guys eaten? Richard and I just finished, and we've got leftovers. Chicken and potatoes. What am I wearing? Actually, nothing but rubber gloves. (あなたたち、ご飯食べた? リチャードと私はちょうど食べ終わったところよ。それで残り物があるの。チキンとポテトよ。私が何を着てるかって? 実はねぇ、ゴム手袋以外は何も着てないわよ。)
ジョーイとチャンドラーが部屋に飛び込んで来ました。
服を着ているモニカを見て、怒っている(笑)二人。
ジョーイ: One of these times, you'll really be naked and we won't come over. (そのうち、モニカが本当に裸になっても、俺たち、来てやらないぞ。)
そもそも、どうして隣なのに電話をしてるのかはちょっと謎ですけど。(まぁ、そうしないと、この後のコミカルなシーンに繋がらないわけですが・・・笑)
モニカが聞き返しているセリフから、男性陣が「モニカは今、何を着てるの?」と尋ねたことがわかりますね。
リチャードとモニカは恋人同士なので、ご飯を食べた後、くつろいでいるはず。
ということは、ムーディーな雰囲気になって、もしかしたら、裸同然の格好でいるのかも・・・などと、男性陣がいろいろ想像してるのがわかりますよね。
その期待を察したモニカは、「ゴム手袋しかつけてない」と返事しています。
その返事だと、まるで裸で食器を洗ってるみたいですよねぇ。
それを聞いてドドドと駆け込んでくる二人がおかしい。(絶対そう来ると思ったけどね。男性はいつまで経っても、少年の心を失わないのか・・・笑)
で、服を着てるのを知って、ジョーイは捨て台詞を吐くのですが、なんだか狼少年の話みたいです。
露出狂じゃないんだから、裸を見てもらいたいなんてことはないと思いますが・・・(笑)。
ここで、大きく話はずれますが、このやり取りを聞いていて、思い出した歌があります。
そう、ソニンちゃんの「カレーライスの女」!
皆さん、ご存知ですか?
この歌のPV(Promotion Video)で、ソニンちゃんは、裸にエプロンをつけてるんですよっ!(←何故、私が喜んでるのかは不明・・・)
CDのジャケットもその写真でした。あえてここではリンクはりませんけど、興味のある殿方は、自分で検索して探して下さい(笑)。
あの歌を知る前から、よく聞く話なんですけど、「裸にエプロン」っていうのは、世の男性方の憧れだそうですねぇ。エッチな感じがするからでしょうか?
CDTVを見ていて、あのPVが出た時に、主人と一緒に見ていて、「おぉっ!?」と二人で妙な歓声を上げた記憶があります。それくらいの衝撃だったんですけども・・・。
ちなみに、私はそういう格好はしたことないですよ。(まぁ、仮にしたことあったとしても、こんな公の場でしたとは言えないけどねぇ・・・って、本当にしてない、してないっ!)
この話だけで終わっちゃうと、ただのエッチなおばさんなんですが(笑)、ソニンちゃんと言えば、もう一つ言っておきたいことがあります。
彼女は、ECCジュニアの修了生だそうで、CMにも出てますよね。
子供の頃、英語弁論大会で優勝したらしいです。
その時のビデオがCMで流れて、あっち向いたりこっち向いたり、身振り手振りを交えながら英語をスピーチしてる姿が可愛らしいなぁ、と思ってました。
また、度胸があるなぁ、とも感じますね。(さすが、後に芸能人になるわけだ・・・)
「英語でしゃべらナイト」で、その当時のスピーチを披露するのをチラっと見たことあります。
あの番組にゲストで呼ばれるわけですから、英語力はかなりのものなんでしょうね。
彼女のCMのセリフで、「ECCは私に勇気を与えてくれました。」と日本語字幕が出るものがあるのですが、どうやら encourage とは言ってないらしいので、何だろうと思って調べたことがありました。
答えは、"ECC invigorated me." みたいですね。(多分そうだと思うんですが、ECC公式ページにもはっきりとした答えは載ってなくて・・・)
invigorate は「(人に)元気を出させる、勇気づける、自信を与える、励ます」という意味です。
vigor は「活力、活気、元気」という意味なので、vigor を与える、というようなニュアンスの動詞のようですね。
このCMを聞くまでは、あまりなじみのない単語だったのですが、何だかかっこいいので、それ以来気に入っています。
夕食の残りのチキンについて説明するモニカ。
モニカ: I've got a leg, three breasts and a wing. (モモが1つとムネが3つと羽根(手羽)が1つあるわ。)
チャンドラー: How do you find clothes that fit? (その体型に合う服をどうやって見つけたの?)
I've got = I have で「私は持っている」。
モニカは、今、自分の目の前にその料理があるので、I've got を使っているのですが、それをチャンドラーは、「私には、1本の脚と、3つの胸と、1枚の羽根がついている。」という意味に”強引に”解釈したわけです。
それで、そんな珍しい体型なら、着る服なんてないだろう? 今その体型なら、それに合う珍しい服をどこで見つけたの? と返しているのですね。
a wing 「羽根、チキンの手羽(a chicken wing)」とまで言ったら、料理のことだと普通は気付きますので、チャンドラーはとことん気付かないふりをしているわけです、このギャグを言うために(笑)。
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2006年09月02日
フレンズ2-20その2
みんなが泣きながら「黄色い老犬」という映画を見ているのを不思議に思うフィービー。
フィービーはその映画はハッピーな映画だと言い張ります。
ロス: Pheebs, what about the end? (フィービー、ラストについてはどうだい?)
フィービー: When Yeller saves the family and everyone's happy? ([最後は]イエラーが家族を救って、みんなが幸せになるでしょう?)
レイチェル: That's not the end. (それはラストじゃないわ。)
フィービー: That's when my mother would shut off the TV and say, "The end." (そこで、ママはテレビを消して言ったのよ、「おしまい」って。)
モニカ: What about when he has rabies? (イエラーが狂犬病になる時のことは?)
フィービー: He doesn't have rabies. He has babies. (イエラーは狂犬病になんかならないわ。彼には子供ができるのよ。)
映画の途中はハッピーなこともあるけど、でもラストについてはどうだい?、と尋ねているのは、ラストはハッピーじゃないだろう?と暗に言っているわけですね。
フィービーの when は、ロスの言ってる end を指していて、「それは・・・という出来事があった時のことでしょう?」という意味で使っているようです。
rabies は「狂犬病、恐水病」。
形容詞の rabid は「狂暴な、狂犬の」という意味になり、a rabid dog だと「狂犬」になります。
rabies と babies は韻を踏んでいますね。
病気に「なる」のも、子供を「持つ」のも英語ではどちらも have を使うので、この韻を踏む部分がしっくりくるわけです。
衝撃のラストを見てしまったフィービー。
フィービー: Okay, what kind of a sick doggy snuff film is this? (わかったわ。これって、犬が殺される、ものすごく趣味の悪い映画ね。)
what kind of... は「どんな・・・、どういう種類の・・・」ですが、日本語でも、「一体どんな・・・なのよ」と非難の気持ちを込めて言う時は、「全くひどいわね」という意味になりますよね。それと同じ感じです。
sick は「病気の」ですが、この場合は「犬が病気」ということではなく、「ぞっとするような、悪趣味な、異常な」という意味だと思います。映画をけなしているんですね。
snuff は「(犬が)鼻をくんくん(ふんふん)いわせる、かぐ」という意味があります。
sniff も同じ意味です。
が、このセリフの snuff は、その「鼻をくんくん」とは別の意味の単語で、「・・・を殺す」という意味になります。
その snuff の意味は元々「ろうそくを消す」という意味で、そこから「(人を)殺す、消す」という意味になったようですね。
(日本語でも、「命が消える」「命が消えかかる」とか、「生命のともしび(灯)」とか言いますよねぇ。)
ですから、「犬が鼻をくんくんいわせる」こととかけながら、「犬殺しの映画だ」と言っているわけです。
ところで、snuff とか sniff とか、鼻に関係する単語に 'n' がついていると、発音する時に鼻にかかるので、「鼻に関係する単語なんだなぁ、やっぱり」と、妙に関心してしまいます。(そんなの、私だけ?)
nose もそうですが、まぁ、今思い浮かぶのはそれだけなんですけど(笑)、やはり音がその言葉の意味や本質を表す場合もよくあるかと思うので、sniff や snuff を発音する時は、ワンちゃんが鼻をくんくんする感じを思い出して、鼻に神経を集中してみましょうね(笑)。
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フィービーはその映画はハッピーな映画だと言い張ります。
ロス: Pheebs, what about the end? (フィービー、ラストについてはどうだい?)
フィービー: When Yeller saves the family and everyone's happy? ([最後は]イエラーが家族を救って、みんなが幸せになるでしょう?)
レイチェル: That's not the end. (それはラストじゃないわ。)
フィービー: That's when my mother would shut off the TV and say, "The end." (そこで、ママはテレビを消して言ったのよ、「おしまい」って。)
モニカ: What about when he has rabies? (イエラーが狂犬病になる時のことは?)
フィービー: He doesn't have rabies. He has babies. (イエラーは狂犬病になんかならないわ。彼には子供ができるのよ。)
映画の途中はハッピーなこともあるけど、でもラストについてはどうだい?、と尋ねているのは、ラストはハッピーじゃないだろう?と暗に言っているわけですね。
フィービーの when は、ロスの言ってる end を指していて、「それは・・・という出来事があった時のことでしょう?」という意味で使っているようです。
rabies は「狂犬病、恐水病」。
形容詞の rabid は「狂暴な、狂犬の」という意味になり、a rabid dog だと「狂犬」になります。
rabies と babies は韻を踏んでいますね。
病気に「なる」のも、子供を「持つ」のも英語ではどちらも have を使うので、この韻を踏む部分がしっくりくるわけです。
衝撃のラストを見てしまったフィービー。
フィービー: Okay, what kind of a sick doggy snuff film is this? (わかったわ。これって、犬が殺される、ものすごく趣味の悪い映画ね。)
what kind of... は「どんな・・・、どういう種類の・・・」ですが、日本語でも、「一体どんな・・・なのよ」と非難の気持ちを込めて言う時は、「全くひどいわね」という意味になりますよね。それと同じ感じです。
sick は「病気の」ですが、この場合は「犬が病気」ということではなく、「ぞっとするような、悪趣味な、異常な」という意味だと思います。映画をけなしているんですね。
snuff は「(犬が)鼻をくんくん(ふんふん)いわせる、かぐ」という意味があります。
sniff も同じ意味です。
が、このセリフの snuff は、その「鼻をくんくん」とは別の意味の単語で、「・・・を殺す」という意味になります。
その snuff の意味は元々「ろうそくを消す」という意味で、そこから「(人を)殺す、消す」という意味になったようですね。
(日本語でも、「命が消える」「命が消えかかる」とか、「生命のともしび(灯)」とか言いますよねぇ。)
ですから、「犬が鼻をくんくんいわせる」こととかけながら、「犬殺しの映画だ」と言っているわけです。
ところで、snuff とか sniff とか、鼻に関係する単語に 'n' がついていると、発音する時に鼻にかかるので、「鼻に関係する単語なんだなぁ、やっぱり」と、妙に関心してしまいます。(そんなの、私だけ?)
nose もそうですが、まぁ、今思い浮かぶのはそれだけなんですけど(笑)、やはり音がその言葉の意味や本質を表す場合もよくあるかと思うので、sniff や snuff を発音する時は、ワンちゃんが鼻をくんくんする感じを思い出して、鼻に神経を集中してみましょうね(笑)。
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2006年09月01日
フレンズ2-20その1
シーズン2 第20話
The One Where Old Yeller Dies (おとぎ話のウソ)
原題は「黄色い老犬が死ぬ話」
フィービー: What you guys doing? (みんな何してるの?)
リチャード: Monica's making us watch Old Yeller. (モニカが僕らに、「黄色い老犬」っていう映画を見せてるんだ。)
まず、映画の説明をする前に、We're watching ... ではなくて、Monica's making us watch と使役動詞 make が使われている点に注目したいと思います。
「make someone +動詞の原形」で「人に(無理やり、強制的に)・・・させる」と訳されることが多いですね。
この場合は、自然な流れでこの映画を見よう、という話になったのではなく、モニカが言い出しっぺで、「この映画は感動的な映画なのよ。だから今からみんなで一緒に見ましょうよ。」と他の人を誘った、ということのようですね。
まぁ、見ている方もいやいや見ているのではないでしょうが、自分から進んで見たわけではないという感じが出ているような気がします。
一般的に、使役動詞というと、make, have, let などがあり、また get にもそのような使い方がありますよね。
この違いについては、ハートで感じる英文法 会話編 大西泰斗/ポール・マクベイ著 の「Lesson11 使役構文−人間関係をふまえる−」で、大西先生がわかりやすく説明されていました。
興味のある方は、是非チェックしてみて下さい。
今回のエピソードのタイトルにも入っている Old Yeller は1957年の映画「黄色い老犬」です。
この映画、DVDにはなっていないようですが、ビデオはあるようです。
アマゾンでジャケット写真も見れます。
Amazon.co.jp: Old Yeller (1957) ビデオ
また、Wikipedia にも載っています。
こちらには映画のポスターらしき絵が載っています。
Wikipedia 英語版: Old Yeller (1957 film)
この後のセリフからもわかるのですが、Yeller というのはどうやらその老犬の名前らしいですね。
だから、タイトルは「年老いたイエラー」って感じかな?
ところで、この「イエラー」とは一体どういう意味の名前なんでしょう?
私は最初、yell という動詞に -er をつけて、「yell する者」という意味かと思ったんですね。
yell は「大声を上げる、叫び声をあげる」という意味。
さらには、「(応援の)エールを送る」という意味もあります。
だから、Yeller という名前をつけられているこのワンちゃんは、きっと、誰にでも吠える、または大きな声で吠える犬なんだろう、と思っていました。
でも、上に挙げたアマゾンやウィキペディアで犬の写真や絵を見た時、その犬が何となく「黄色い」ことに気付いたんです(笑)。
やっぱり、わざわざ邦題に「黄色い」とついているし、もしかしたら、この Yeller という名前は、yellow から来たのかもしれない、とも思いますが、どうでしょう?
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The One Where Old Yeller Dies (おとぎ話のウソ)
原題は「黄色い老犬が死ぬ話」
フィービー: What you guys doing? (みんな何してるの?)
リチャード: Monica's making us watch Old Yeller. (モニカが僕らに、「黄色い老犬」っていう映画を見せてるんだ。)
まず、映画の説明をする前に、We're watching ... ではなくて、Monica's making us watch と使役動詞 make が使われている点に注目したいと思います。
「make someone +動詞の原形」で「人に(無理やり、強制的に)・・・させる」と訳されることが多いですね。
この場合は、自然な流れでこの映画を見よう、という話になったのではなく、モニカが言い出しっぺで、「この映画は感動的な映画なのよ。だから今からみんなで一緒に見ましょうよ。」と他の人を誘った、ということのようですね。
まぁ、見ている方もいやいや見ているのではないでしょうが、自分から進んで見たわけではないという感じが出ているような気がします。
一般的に、使役動詞というと、make, have, let などがあり、また get にもそのような使い方がありますよね。
この違いについては、ハートで感じる英文法 会話編 大西泰斗/ポール・マクベイ著 の「Lesson11 使役構文−人間関係をふまえる−」で、大西先生がわかりやすく説明されていました。
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今回のエピソードのタイトルにも入っている Old Yeller は1957年の映画「黄色い老犬」です。
この映画、DVDにはなっていないようですが、ビデオはあるようです。
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また、Wikipedia にも載っています。
こちらには映画のポスターらしき絵が載っています。
Wikipedia 英語版: Old Yeller (1957 film)
この後のセリフからもわかるのですが、Yeller というのはどうやらその老犬の名前らしいですね。
だから、タイトルは「年老いたイエラー」って感じかな?
ところで、この「イエラー」とは一体どういう意味の名前なんでしょう?
私は最初、yell という動詞に -er をつけて、「yell する者」という意味かと思ったんですね。
yell は「大声を上げる、叫び声をあげる」という意味。
さらには、「(応援の)エールを送る」という意味もあります。
だから、Yeller という名前をつけられているこのワンちゃんは、きっと、誰にでも吠える、または大きな声で吠える犬なんだろう、と思っていました。
でも、上に挙げたアマゾンやウィキペディアで犬の写真や絵を見た時、その犬が何となく「黄色い」ことに気付いたんです(笑)。
やっぱり、わざわざ邦題に「黄色い」とついているし、もしかしたら、この Yeller という名前は、yellow から来たのかもしれない、とも思いますが、どうでしょう?
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