シーズン2 第20話
The One Where Old Yeller Dies (おとぎ話のウソ)
原題は「黄色い老犬が死ぬ話」
フィービー: What you guys doing? (みんな何してるの?)
リチャード: Monica's making us watch Old Yeller. (モニカが僕らに、「黄色い老犬」っていう映画を見せてるんだ。)
まず、映画の説明をする前に、We're watching ... ではなくて、Monica's making us watch と使役動詞 make が使われている点に注目したいと思います。
「make someone +動詞の原形」で「人に(無理やり、強制的に)・・・させる」と訳されることが多いですね。
この場合は、自然な流れでこの映画を見よう、という話になったのではなく、モニカが言い出しっぺで、「この映画は感動的な映画なのよ。だから今からみんなで一緒に見ましょうよ。」と他の人を誘った、ということのようですね。
まぁ、見ている方もいやいや見ているのではないでしょうが、自分から進んで見たわけではないという感じが出ているような気がします。
一般的に、使役動詞というと、make, have, let などがあり、また get にもそのような使い方がありますよね。
この違いについては、ハートで感じる英文法 会話編 大西泰斗/ポール・マクベイ著 の「Lesson11 使役構文−人間関係をふまえる−」で、大西先生がわかりやすく説明されていました。
興味のある方は、是非チェックしてみて下さい。
今回のエピソードのタイトルにも入っている Old Yeller は1957年の映画「黄色い老犬」です。
この映画、DVDにはなっていないようですが、ビデオはあるようです。
アマゾンでジャケット写真も見れます。
Amazon.co.jp: Old Yeller (1957) ビデオ
また、Wikipedia にも載っています。
こちらには映画のポスターらしき絵が載っています。
Wikipedia 英語版: Old Yeller (1957 film)
この後のセリフからもわかるのですが、Yeller というのはどうやらその老犬の名前らしいですね。
だから、タイトルは「年老いたイエラー」って感じかな?
ところで、この「イエラー」とは一体どういう意味の名前なんでしょう?
私は最初、yell という動詞に -er をつけて、「yell する者」という意味かと思ったんですね。
yell は「大声を上げる、叫び声をあげる」という意味。
さらには、「(応援の)エールを送る」という意味もあります。
だから、Yeller という名前をつけられているこのワンちゃんは、きっと、誰にでも吠える、または大きな声で吠える犬なんだろう、と思っていました。
でも、上に挙げたアマゾンやウィキペディアで犬の写真や絵を見た時、その犬が何となく「黄色い」ことに気付いたんです(笑)。
やっぱり、わざわざ邦題に「黄色い」とついているし、もしかしたら、この Yeller という名前は、yellow から来たのかもしれない、とも思いますが、どうでしょう?
(Rachからのお願い)
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