2006年10月11日

フレンズ2-21その8

フィービーのキャブが、フィービーのパパの家の前に到着しました。
フィービー: For the first time in my life, I'm gonna say, "Hi, Birth Father!" (私の人生で初めて、こう言うのね。「はーい、生みのパパ!」)
レイチェル: We love you. We're here for you. (フィービー愛してるわ。私たちがついてるわよ。)
ジョーイ: Good luck. (幸運を。)

まぁ、普通は「生みのパパ」と呼びかけるシチュエーションはあまりないのですが、確かにフィービーにとっては初対面なわけですから、そう言いたくなる気持ちはよくわかります。
レイチェルやジョーイが言っているのはすべて励ましの言葉ですね。
日本語だったら「頑張ってね。」というところでしょうが、「私たちがいるから安心して行ってらっしゃい。」や「うまくいくように祈ってるよ。」という言葉は日本語ではあまり出てきませんよね。
これは多分、こういう場合の決まり文句みたいなもので、そんなに大袈裟なものではないのかもしれませんが、私はいつもこういう言葉がとても素敵だなぁ、と思うんですよ。


ジョーイ: Hey, Rach, you want some sandwich? (なぁ、レイチェル。サンドイッチ欲しい?)
レイチェル: What is in that? (中には何が入ってるの?)
ジョーイ: Olive loaf and ham spread. No mayo. (オリーブローフとハムスプレッドだよ。マヨネーズは入ってない。)
レイチェル: No, because mayo, that would make it gross. (もちろんよ。だってマヨネーズなんて最悪だもの。)

loaf とは「パンのひとかたまり」のことですが、そこから「ひき肉にパン粉や卵を混ぜて固めて型に入れて焼いたもの」という意味にもなります。
ミートローフ(meat loaf)は日本語になっていますよね。
olive loaf というのは、中にオリーブの入ったそういうローフのことですね。
以下のサイトに写真がありました。
Hormel Foods Glossary Meat Specialties
spread は日本語にもなっていますが、「パンに塗るようにしてのせるペースト状」のもののことですよね。
ham spread というのはハムをスプレッド状にしたものです。(私、食べたことないんですが・・・)
楽天市場 ウインナー&スプレッド インポートショップトレンド に UNDERWOOD DEVILED HAM Spread (アンダーウッド デビルドハム スプレッド)という缶詰の写真が載っています。

ここでちょっとセリフからは脱線するのですが、「デビルドハムスプレッド」という言葉がちょっと気になりました。
devil には動詞で「肉などにコショウなどをたくさんつけて調理する」という意味があります。
フレンズ2-11その15 では、その意味で出て来ました。
ただちょっと気になったのは、日本語で「デビルドハム」と検索すると、
デビルドとは「スパイスで味付けされたこと」または「ハムなどを細かく刻んだこと」
という2種類の説明がヒットします。
私の手持ちの辞書には devil に「細かく刻む」という語義は載っていないので、「細かく刻んだ」という説明に関しては、スプレッドの意味が混ざってしまったのかな?とも思ったのですが、
英辞郎に
deviled egg =デビルド・エッグ、辛く味付けした卵
deviled ham =デビルドハム。肉をペースト状にしたもの。クラッカーやパンにつけて食べる。
と書いてあって、ますます悩みが深まってしまいました(笑)。
それでネットで調べていると、以下のサイトにぶつかりました。
How To Make Perfect Deviled Eggs, Deviled Egg Recipes
このサイトに、The term "deviled" means: として、deviled の意味が (1) から (3) まで挙げられています。
勝手に引用するのは気がひけるので、ちょっとだけ。(ごめんなさい)。

ここの説明によると、(1) は highly seasoned, chopped, ground... とあります。
Merriam-Webster Online Dictionary にも、
1 : to season highly
とありますので、highly seasoned に関しては一般的な意味ですよね。
そして、同時に chop 「刻む」、grind 「(うすなどで)ひく、細かく砕く」という言葉も使われています。
(3) の語義を勝手に訳させていただくと、
「meat spread などのことを言うときの deviled という用語は少し(意味が)異なる。スパイスされて瓶詰めにされた肉は何世紀も人気を保っている。ウィリアム・アンダーウッドは1867年に有名なデビルドハムを売り出した。」
とあって、デビルドハム、という場合はただ単に香辛料などで濃い味付けをした、というだけの意味ではないようでもあります。
恐らくこのデビルドハムという銘柄が有名になって、ああいう「スプレッド状の瓶詰めハム」をデビルドハムと言うようになった、もしくはデビルドが本来の辛いという意味ではなくスプレッドのイメージの方が強まってしまった、ということかなぁ?と思うのですが、どうでしょう?
何だか非常に些細なことで悩んでいる上、直接セリフとは関係ない話なので、無理にお付き合い下さらなくてもいいのですが(笑)、どなたかご存知の方は教えて下さい。
アメリカでは結構なじみのある食品なのでしょうが、deviled ってどういう意味?とかいちいち考えながら食べてませんよねぇ、普通は(笑)。

mayo は mayonnaise 「マヨネーズ」のことですね。
mayo の発音は、マヨではなくて、メイオウという感じで、メイにアクセントがあります。
それを聞いたレイチェルの No. という答えは、No mayo 「マヨネーズ抜き」であることに対して「いやだ」と言っているのではなくて、No mayo, of course. 「入ってなくて当然よ。」という感じでしょうね。
that would make it gross ですが、gross という単語は「気持ち悪い、ぞっとする、汚い」などというネガティブな意味で使われます。
フレンズで出てくる時はほとんどこういう悪い意味ですね。
このレイチェルのセリフの直接の意味は「マヨネーズがサンドイッチを gross にする」ということなので、「マヨネーズなんか入れたら気持ち悪い、おいしくなくなる、まずくなる」と解釈することは可能です。(マヨラーが聞いたら激怒しそうですが・・・というか、私は必ずサンドイッチにはマヨネーズを塗りますが・・・)
でも、恐らくレイチェルの発言は、「マヨネーズ=太る」という固定概念からのもので、「マヨネーズみたいなそんな高カロリーのもの入れたら、食べられなくなっちゃうじゃない。」という意味で言っているんだと思いますねぇ。
(全然関係ないですが、「マヨネーズダイエット」というマヨネーズを使ったダイエットが存在するそうです(笑)。私はダイエットにはあまり詳しくないのですが、その固定概念を覆すネーミングが斬新で注目を集める効果があるのでしょうね。要は、他の食品との組み合わせと使う分量の問題なんでしょうが・・・)
DVDの日本語では「マヨネーズはデブのもと」と言っており、事実、gross には「大きい、不快なほど太った、でぶの」という意味もあります。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
gross: BIG, BULKY; especially : excessively fat
と書いてあります。
このセリフでは、make you gross でもないし、make me gross でもないから、「マヨネーズなんか入れたら太っちゃう」という意味にダイレクトに繋がるわけではないと思いますが、でもやっぱり何が言いたいかというと、「おデブちゃんになっちゃうわ。」ということなんでしょうね、結局のところ。

(2006.10.20 追記)
下の写真は、テキサス在住の私の友人「おちか」さんがメールで送ってくれたものです。(ありがとう!)
これが UNDERWOOD DEVILED HAM Spread の缶の中身だそうです。
「油たっぷり」な感じがわかりますよねぇ。
下のコメント欄の説明にもありますが、確かにツナっぽいですね。

ham spread 机置き


ham spread 斜め

(追記はここまで)


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posted by Rach at 13:53| Comment(9) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月10日

フレンズ2-21その7+bearとbullの話

モニカ: What's to know? Buy, sell. High. low. Bears, bulls. Yes, Manhattan. Telephone number for the stock... selling store. ([株式売買について]何を知る必要があるっていうの? 「売る、買う。高値、低値。下げ、上げ。」よ。[電話の相手に]はい、マンハッタンの。電話番号を、株を・・・売っているお店の番号を[教えて下さい。])

昨日の続きです。
bear と bull について説明します。
bear と bull は「クマ」と「雄牛」なのですが、株式の言葉では、bear は「弱気の売り手、弱気筋、下げ相場」、bull は「強気の買い手、強気筋、上げ相場」という意味になります。
何故、bear と bull という動物を表す単語がこういう意味になったのか、についてですが・・・。
Wikipedia 英語版: Market trends に Etymology (語源)という項目があり、
The precise origin of the phrases "bull market" and "bear market" is obscure.
と書いてあります。
つまり、「bull market や bear market というフレーズの正確な起源ははっきりしていない。」ということです。
上のウィキペディアでは、bear についての一般的な語源というのが挙げられているのですが、その部分に [citation needed] が添付されています。
ここからはウィキペディアの話になるのですが、
Wikipedia‐ノート:出典を明記する の「出典を求めるテンプレートの導入」の項目によると、「真偽を巡って対立が生じるような記述に対して」 [Citation needed] が添付される、と書いてあります。
ということは「そういう説があるけれども、必ずしもそうとは限らない。」ということになりますよね。
ですから、興味のある方は、直接、上に挙げた Wikipedia 英語版: Market trends を見ていただくことにして、私がその説をここで引用してその詳しい日本語訳を書くのはやめておきます。

ちなみに、Merriam-Webster Online Dictionary には
bear: [probably from the proverb about selling the bearskin before catching the bear] : one that sells securities or commodities in expectation of a price decline -- compare BULL
と書いてあり、probably 「おそらく」 bearskin 「クマの毛皮」の諺(ことわざ)からきたものだろう、と説明されていますし、英辞郎にもその諺、
Don't sell the bearskin before you've caught the bear. 「クマを捕まえる前に毛皮を売るな。」
が語源として挙げられています。
(Wikipedia では、Don't sell the bearskin before you've killed the bear. と catch ではなくて、kill を使っています。)
ですから、この諺が関係しているのはほぼ間違いないと思うのですが、これ以上深みにハマると大変なのでこの辺で(笑)。
他にも、 false 「間違っている」可能性もあると断りつつ、ウィキペディアでは語源がいくつか挙げられているのですが、英辞郎が採用している bull の語源は、a bull attacks with its horns from bottom up から来たもののようですね。
(こんな回りくどい説明じゃわかんねーよ!という方は、申し訳ありませんが、直接、英辞郎で調べてみて下さい。日本語で語源がわかりやすく書いてありますので。)

ここで誤解のないように書いておきますが、語源というのは確かにいろんな説があって、どれが正しいとはっきり言えるものは少ないと思います。
変な例えですが、「萌え」のような現代のスラングさえ、その起源がはっきりしないくらいですからねぇ(笑)。
ですから、言語学者でもない私には、「この出典にはこう書いてあります。こういう説もあります。」くらいしか言えないわけです。
そして上に挙げた bear や bull のように、ウィキペディア内でも「真偽が定かでない」と言われている事柄に関しては、ますます慎重にならざるを得ません。
(ちょっとこれに関連して、ウィキペディアについて思うところを今日の脱線話で述べます。)

おまけの話ですが、上のウィキペディアのサイトには、フランクフルト証券取引所の前にある、クマとウシの銅像の写真が載っています(笑)。

えらそうなことを言っていたモニカですが、番号案内で株の売買をする会社の正式な名称を知らないことがみんなにわかって、だめだこりゃ、という空気が流れていますね。
selling store だと何かモノを売っているお店みたいな感じなんでしょうね。
この場合は何て言ったら良かったんでしょうか?
実は私もよくわからない(モニカと似たようなもんだな・・・笑)。
証券会社(a stock company, a stock brokerage firm)でしょうかねぇ??


(今日の脱線話。何でもかんでもウィキペディア!?)
ご存知の通り、私はウィキペディアへよくリンクをはっています(便利なんで・・・笑)。
が、あくまで「有名なオンライン百科辞典”ウィキペディア”ではこう書いてありますよ。」という参考資料として使っています。
ウィキペディアは複数の書き手がどんどん追記していって、より正確な情報にしていくという百科辞典ですから、「たまたまネットサーフィンでヒットした、ある一人のブロガーが書いたもの」よりは信憑性が高いと思います。(もちろん、それに詳しい専門家であれば、専門家の意見の方が正しいことも多々ありますが、その人がその分野でどれほどの権威であるかを見極めるのが難しい・・・)

例えば、私のこのブログもそうですよね。
私はフレンズの解釈をえらそうに書いていますが、それはあくまで私個人の考えであって、勘違いや誤解が多々(!)あります。
それを、また別の人が「それはこうじゃないか、ああじゃないか」とコメント欄で意見を下さることで、私の間違いが訂正され、より多角的な解釈が生まれ、より良い「フレンズ解説」に進化していくわけです。(いつもご意見、感謝しております。)

このように複数の人の意見を盛り込むことでより「正解に近づく」という効果があるのは否めないのですが、かといってそれが「絶対に正しい」とは断言できませんよね。
フレンズについてはその脚本を書いた脚本家本人にしか本当の答えはわからないと思いますし、ウィキペディアについては、参加している執筆者の知らない事実がどこかに存在している可能性もあります。
しばらくぶりに同じウィキペディアの項目を見ると、内容が少し異なっているのを発見することもあります。
ある時点で書かれていたことが間違っていたので訂正または削除された、ということでしょう。
日々進化する百科辞典であること、さらには著者が誰であるか明確でないために責任の所在がはっきりしないこと、などを考えて、「だってウィキペディアにそう書いてあったもん!」という理由でその説の正しさを証明できるわけではない、ということは常に頭に置いて使っています。
ですから読者の皆様もそう思って読んでいただけるとありがたいです。

いつもそんな風に思っている私ですが、今回はウィキペディアに書いてあることをメインにして、語源を説明しようと試みました。
それは、誤っているかもしれない語源であっても、イメージにぴったりくるものならば、記憶の手助けになる、と思うからです。
いち英語学習者としては、そういうイメージの湧きやすい語源があるととてもありがたいですよね?(私は変わったイディオムに出会うといつも、その語源を調べたがる・・・笑)
「間違っている可能性」も頭の片隅に置きつつ、役に立ちそうなものは貪欲に使う、という姿勢も必要なのではないかなぁ、と思うんですよね。
この歳になると、とにかく物覚えが悪くなるのです(笑)。
私は「ゴロ合わせ」で覚えることにも抵抗はないですが、それよりもこの「間違っているかもしれない語源から覚える」方が建設的なような気がしますね。

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posted by Rach at 13:56| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月09日

フレンズ2-21その6

自分のイニシャルの株が上がっているのを新聞で見たモニカは、有り金全てをその株に投資しようとします。
レイチェル: You don't know the first thing about the stock market. (株式売買のイロハも知らないのに。)
モニカ: What's to know? Buy, sell. High. low. Bears, bulls. Yes, Manhattan. Telephone number for the stock... selling store. (何を知る必要があるっていうの? 「売る、買う。高値、低値。下げ、上げ。」よ。[電話の相手に]はい、マンハッタンの。電話番号を、株を・・・売っているお店の番号を[教えて下さい。])

the first thing about については、英辞郎には以下のように説明されていました。
first thing about = 〜のイロハ
(例文) She doesn't know the first thing about baseball. 彼女は野球のヤの字も知らない。

まず例文の日本語訳に関してですが、確かに日本語ではこんな風に「野球のヤの字」などとその単語の頭文字を取って、「その初歩的なことすら知らないこと」を表現しますよね。
そして、the first thing を「いろは」と表現していますが、英語でも初歩的なことを ABC と表現します。(ほとんど日本語になっている感じもしますが、和製英語ではないんですね。)
Merriam-Webster Online Dictionary には、
a : the rudiments of reading, writing, and spelling -- usually used in plural
b : the rudiments of a subject -- usually used in plural
とあり、「読み書き綴りの基本(基礎)、初歩」という意味から、「科目の初歩」という意味になるのですね。
the ABC's of economics なら「経済学入門」という意味になります。
また、as easy as ABC なら「非常に易しい、簡単だ」ということです。

ちょっと話が逸れますが、実際のセリフ(及びネットスクリプト)では上に書いたように、"You don't know the first thing about the stock market." となっているのですが、DVDの字幕では "You don't know a thing about the stock market." となっています。
大きな意味の違いはないのでさほど問題ではないのですが、ニュアンスは微妙に異なる気がします。(←前にもこんな話をしたような・・・笑)
not know a thing about は恐らく「・・・については何も知らない、一つも知らない」という意味でしょうね。
"don't know a thing about" でグーグルフレーズ検索すると、かなりの数がヒットし、その中に、You Don't Know A Thing About Me という歌のタイトルやリンゴ・スター(ビートルズのメンバー)の Don't Know A Thing About Love という歌のタイトルもありました。
また、know a thing or two だと「如才がない、抜け目がない、(経験を積んで)物事がわかっている」という意味になります。
研究社 新英和中辞典には、
a thing or two: 多少の物事。(用法)「多くのこと」を自慢しながら控えめにいう時に用いる
と書いてありました。
What's to know? は「知らなければいけないことって何?」という感じでしょうか?

bear と bull は「クマ」と「雄牛」なのですが、株式用語では、bear は「弱気の売り手、弱気筋、下げ相場」、bull は「強気の買い手、強気筋、上げ相場」という意味になります。
bear と bull については、ちょっと長くなりそうなので、明日にします(笑)。

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posted by Rach at 06:39| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月08日

フレンズ2-21その5

コスチュームを着て料理をし、カウンターで踊らないといけない、というトンデモナイ仕事なのでいやがるモニカ。
レイチェル: So don't do it. (じゃあ、やめとけば。)
モニカ: How can I not do it? I have $127 in the bank! (やめるなんてできないわよ。銀行に127ドルしか(貯金が)ないのよ。)
ジョーイ: Monica, relax. Go get a beer. (モニカ、落ち着いて。ビールを取って。)
モニカ: I don't want a beer. (ビールは飲みたくない。)
ジョーイ: Who said it was for you? (誰がモニカのビールだって言った?)

ジョーイはモニカをなだめて relax. (落ち着いて。)と言っています。
そしてその後、命令文で、「ビールを取って(来い)。」と言っています。
普通の話の流れでは、落ち着くこととビールとの関係を考えると、ドアを開けていきなりグチを言いまくるんじゃなくて、とりあえずは腰を落ち着けて飲み物でも飲んだら?という意味で、「ビールを取ってきたらどう?」と言っているのかと思いますよね。
で、モニカは、もうどうしていいかわからず悩んでいるので、「今はビールを飲むような気分じゃない。」と返事するのですが、ジョーイは自分の飲むビールを取って欲しかったのだ、ということが、次のセリフでわかります。
英語だとこの命令文で自然だと思うのですが、日本語にすると、ちょっと違和感がありますよね。
上の日本語訳では「ビールを取って。」と書いて、わざとあいまいなニュアンスを出そうと試みてみましたが、この日本語だと、やっぱりジョーイが「頼んで」取ってもらう感じが出てしまうような気がします。
「ビールを取って来いよ。」だと、勧める場合にはいいですが、頼む場合にはちょっと失礼に聞こえますし。
日本語の自然な表現では、人に頼む場合は「ビールを取ってくれる?」「ビールを取って来てよ。」になり、勧めている場合だと「ビールを取ってきたら?」「ビールを取って来なよ。」になる、と語尾に違いが出ると思います。
英語では、友達同士の場合、上のセリフのように命令形のみで頼むことも多いので、自分のために頼んでいるのか、相手に行動を促しているのか、見た目上は違いがよくわかりません。
ですからこういうやり取りがジョークになるわけでしょうね。


チャンドラーが帽子を取られたと聞いて、
ジョーイ: Let's go down there and get your hat back. (店へ行って、帽子を取り返してこようぜ。)
チャンドラー: Forget it. It's probably stripped and sold for parts by now. (もういいよ。多分、もう今は、分解されて部品として売られてるよ。)

strip はストリップという日本語でもわかるように(笑)「・・・を裸にする」という意味ですが、対象物がモノの場合は「(機械の)部品を取り外す」という意味になります。
盗まれたのは帽子なので、部品に分解しようがないのですが、ここでは盗まれたものが車か何かのように言っているわけですね。
それは暗に、車ほどの高価なものじゃなくて、ただの帽子だからそんなにむきになってくれなくてもいいよ、という意味もあるんでしょうかねぇ。
帽子を取られて怒っているのは、帽子の金銭的価値うんぬんの話ではなくて、ただプライドが許さないということでしょうから。

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posted by Rach at 16:54| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月07日

フレンズ2-21その4

チャンドラーが被っていた青いキャップを取って、これが俺のジョークだ、と言うアーサー。
そのアーサーに
ロス: You know what? I think you're very funny. Kudos on that hat joke. (ねぇ君。君はとっても面白いと思うよ。その帽子のジョークは素晴らしいよ。)

kudos は「名声、栄誉、威信、称賛」。
最後の s は複数形の -s などではありません。
ギリシャ語から来た単語らしいです。
ところで、この帽子なんですが、セリフでは hat と言っていますね。
こういう野球帽のような帽子は普通、cap と言うのではないかと思うのですが、何故 hat なんでしょう??


どうして帽子を返さないといけないんだ、とすごむ相手に
ロス: Because it's a special hat. He bought it because he was feeling down one day. So he got the hat to cheer himself up, you know? Chandler... (なぜなら、それは特別な帽子だからだよ。ある日、チャンドラーは落ち込んでいたのでその帽子を買ったんだ。彼は自分を元気づけるためにその帽子を買ったわけだね。チャンドラーは・・・)
チャンドラー: Stop talking. Stop talking now. Let me get this straight. You're stealing my hat? (そんな話はやめろ。今すぐやめろ。このことを整理させてくれ。君は僕の帽子を盗もうとしているわけ?)
カール: You got a problem? (何か問題でも?)
チャンドラー: I just want to make sure we're on the same page. (僕はただ、君らと僕らの考えが一致してるかどうかを確かめたかっただけだよ。)

ロスは帽子を返してもらおうと話し始めますが、突然のことなのであまり良いアイディアが浮かばないようです(笑)。
チャンドラーが「何言い出すんだよ、要領を得ないことを言うなよ、ロス」と言いたげな顔で見ているのがおかしい。
be on the same page は「同じ考えを持つ」。
本で同じページを見ているように、考えていることが同じ、という意味でしょうね。
それにしてもいじめっ子というのはどこまでも強気ですね。
帽子を盗んだ上に、それに何か文句あっか?と凄んでくるとは・・・ロスとチャンドラーのコンビではどうしようもないですね。
これがジョーイなら、"Woah, woah, woah, woah..." 「おいおいおい」と言って抗議するところかと。


モニカが仕事の面接から帰ってきます。
レイチェル: Hey, how'd the interview go? (面接どうだった?)
モニカ: It bit. It was a 50's theme restaurant. I'd have to cook in a costume and dance on the counter. I mean I was a sous chef at Cafe des Artistes. I mean how could I take a job where I have to make something called Laverne-and-Curly Fries? (最悪よ。50年代がテーマのレストランなの。コスチュームを着て、カウンターでダンスしないといけないことになるのよ。だって、私は、カフェ・ディ・ザティーストの副料理長だったのよ。ラバーン&カーリー・フライなんて名前のものを作らなくちゃいけない場所でどうやって働けるって言うの?)

It bit. なのですが、この bit は bite 「噛む、かみつく」の過去形のようですね。
英辞郎に、
It bites. = それは最悪だ。(10代の若者において使用頻度の高い表現)
というのが載っていました。
その過去形バージョンなのでしょう。
この bite の感覚が、Bite me! 「ほっといてよ!」という怒りの表現に繋がるのでしょうかねぇ?
sous chef はフランス語で「副料理長」という意味です。
Merriam-Webster Online Dictionary によると、
sous: being an assistant -- used chiefly in titles
例 a sous-chef
つまり sous は「アシスタントであること、主に肩書きに使われる」ということですね。
そのモニカが副料理長をしていた、というお店の名前なんですが、NY に実在するお店のようです。
Restaurant: Cafe des Artistes in New York Offers Romantic Dining
それもかなり有名なお店のようで、上のサイトを見ると高級感に溢れているのですが・・・本当にモニカはこんなお店の副料理長をしていた(という設定になっている)んですかねぇ?

お店の名前はフランス語で、Artistes は 英語の artist (アーティスト、芸術家)のようなのですが、店の名前をカタカナでなんと書いたらいいのかよくわかりません。
何度かリスニングしてみたのですが、私の聞いた感じでは上に書いたカタカナ(カフェ・ディ・ザティースト)のように聞こえましたが、全く自信はありません(笑)。
フランス語の発音は全く知らないしねぇ。
Wikipedia 日本語版: リエゾン
に、フランス語の「リエゾン」(連結発音)についての記述がありました。
その規則に合わせてみると、des の s のような通常は発音されない語末の子音が、次の語の先頭が母音の場合はそれに繋がって発音される、ということのようですね。
ところで、検索していて知ったのですが、東京・白金台の東京都庭園美術館の傍に同じ名前のカフェがあるようです。
この NY のお店とは関係ないようで、たまたま名前が同じだけなのでしょうが、こちらの読み方は「カフェ・デ・ザルチスト」のようです。

モニカが作らないといけないと言っているメニュー Laverne-and-Curly Fries について。
フレンズ1-16その3 に curly fries という単語は出てきました。
カーリーフライそのものはポピュラーなメニューで、カーリーの部分をもじって、Laverne (ラバーン)と Curle (カール)のフライ、という名前にしているわけでしょう。

ちょっと話はずれますが、日本語字幕では、「グリース風フライ」、日本語吹替では「グリース風グリーンピースサラダだの、アメリカン・グラフィティ・ドッグ作れだなんて。」となっていました。
この英語のメニューと同じように、日本語でも名前(映画のタイトル)とメニューをかけたネーミングにしようと苦心されているようです。(こういうのを日本語に訳すのは本当に大変だと思う・・・)
グリース(Grease)は確かに 50年代を描いた映画です。
アメリカン・グラフィティ(American Graffiti)は 1962年が舞台なので厳密に言うと50年代ではないですが(笑)、これは「アメリカンドッグ」(英語では corn dog というらしい)にかけたかったわけですね。

ということで、ラバーン&カールは、グリースの登場人物の可能性が高そうに思ったのですが、ざっと調べたところ、そういう名前の登場人物がいるようでもないし・・・。(見てないので詳しくない。)
グリースでないにしても、50年代がテーマのレストランということですから、50年代の映画かドラマに出てくる人、もしくはその時代に一世を風靡した歌手とかの名前かな?と思います。
カールという名前には、いろんな綴りがあるようなので(Carl とか Karl とか?)、Curle という綴りとは限らないのかもしれません。
心当たりのある方は教えて下さい!(←最近、他力本願気味の Rach です・・・笑)

(2007.9.11 追記)
下のコメント欄で教えていただいたのですが、Laverne-and-Curly (Fries) 「ラバーン&カーリー(フライ)」は、有名なシットコム Laverne & Shirley をもじった名前だそうです。
コメント欄で、Laverne & Shirley について詳しく説明しています。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

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posted by Rach at 11:51| Comment(6) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月06日

フレンズ2-21その3

レイチェル: Who wants the last hamburger? (誰か最後のハンバーガー欲しい?)
フィービー: That's it. Now I have to go see him. (これで決まりね。もう私はパパに会わないといけなくなったわ。)
モニカ: Why? (どうして?)
フィービー: Hamburger? McDonald's? Old McDonald had a farm. My dad is a pharmacist. (ハンバーガーよ? マクドナルドよ? マクドナルド兄弟の兄は farm(養牛場)を持っていたわ。私のパパは pharmacist (薬剤師)よ。)

farm は「農場、農園」「飼養場、養殖場」という意味。
a pig farm なら「養豚場」です。
この場合は、ハンバーガーの原料となる cattle を育てる、a cattle farm という意味でしょうが、日本語で言うと、「養牛場」(?)になるのでしょうか?
養鶏場、養豚場に比べると、何となくなじみのない言葉のように思うのですが・・・ただの「牧場」でいいのかな?
pharmacist は「薬剤師」です。
pharmacy なら「薬局」ですね。
farm も pharmacist も、どちらの発音も f の音で始まる全く同じ「ファー」になるので、韻を踏んでいるわけですね。
「マクドナルド兄弟のお兄さんの方が牧場を持っていた」というのは、ハンバーガーチェーン店の創始者だから多分そうだろう、くらいの軽い意味だと思います。
何か深い意味でもあるのかなぁ、有名な牧場でも持ってるのかなぁ、と思って調べてみましたけど、特に深い意味はなさそうです。

(2006.10.7 追記)
"Old McDonald had a farm" の解釈に関する訂正です。
実は、"Old McDonald had a farm" という英語の童謡があったのです(笑)。
日本では、「ゆかいなまきば」として日本語の歌詞がついています。
詳しい追加説明は、下のコメント欄にあります。
(追記はここまで)


スポーツを楽しんだ後、セントラルパークに入ってきたロスとチャンドラー。
チャンドラー: Man, I am so beat. (もうくたくただよ。)

beat は「へとへとに疲れて」という形容詞。
I'm dead beat. とも言います。
beat という単語はもともと「打つ、たたく」またそこから「(相手・敵を)負かす」という意味にもなります。
また、「(人を)へとへとに疲れさせる」という意味もあり、それを受動態にする場合は、過去分詞は beaten ではなくて beat を使います。
すなわち、I am beat. という形は元々は受動態なのですが、今では beat が「へとへとに疲れて」と形容詞的に使われているわけですね。
さらに beat には「(人を)閉口させる、参らせる」という意味もあり、It (That) beats me. または主語を略して Beats me. の形で、「わかりません。」という意味になります。


いつものソファに座ったら、そこには先客がいました。
「そこは俺たちの座っていた席だ」と男性二人組に言われて、
チャンドラー: Okay. There is one more way to say it. Who knows it? (わかったよ。他にも言い方はあるぞ。そんなの知ったことか。)
アーサー(Bully 小): Was that supporsed to be funny? (それって面白いつもりか?)
チャンドラー: Actually, I was going for colorful. (実は、ちょっと言葉に変化を持たせてみただけです。)

Who knows? はよく出てくる表現で、直訳は「誰が知っているんだ?」で、それを反語的に用いて、「誰にも分からないよ。そんなの知らないよ。知るもんか。」という意味になります。
ここでは、相手がソファーの権利を主張するので、いったんは、はい、そうですか、と引き下がったように見せて、「実際に座っていたわけじゃなくて、その時、席は空席だったんだから、そんなの知るかよ。当然のようにえらそうに言うなよ。」という意味で言ったのでしょう。
go for は「・・・の方向を目指して、行く」という基本的意味から、「・・・を求める、目指す」あるいは「試みる、やってみる」という意味になるようです。
colorful は文字通り「カラフル」で、「色彩に富んだ、多彩な」、つまり「変化に富んだ、生き生きした」という意味です。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
full of variety or interest
例 a colorful description
とあります。
つまりは、ありきたりの表現ではなくて、ちょっと色を付けてみたというか、ちょっとバリエーションに富んだものにした、ワンパターンじゃないようにした、という感じでしょうかねぇ?
ちょっとふざけて返してみたら、相手が怒ったので、「ちょっと言ってみただけですよ、深い意味なんてないんです。」という風に言い訳しているんでしょうね。
例えば、I'd like to make my sentences more colorful. 「私の文章をもっと変化に富んだものにしたいです。」・・・と私が言ったとしたら、つまりそれは、私の文章のバリエーションが少ない、ということの裏返しなわけですね(泣)。

ところで、「その1」で説明したように、bully は「いじめっ子」ですよね。
タイトルにある Bullies 「いじめっ子たち」というのは、ソファーを我が物だと主張するこの二人組のことだったんですが、ネットスクリプトには、Big Bully と Little Bully としか書いてない(笑)。
日本で「いじめっ子」というと、どうも「ちっちゃい悪ガキ」を想像させるので、Big Bully を「いじめっ子(大)」と書くのも何だかなぁ(笑)。
DVDのエンディング・クレジットでは、大きい方がカール(Carl)、小さい方がアーサー(Arthur)となっていましたので、今後は名前で書くことにします。

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posted by Rach at 10:01| Comment(16) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

フレンズ2-21その2

ロスが言ったセリフを聞いて、突然フィービーが叫びます。
フィービー: Right there! That's the third sign today. Right there. (ほらそれよ! それで、今日3度目のお告げだわ。まさにそれよ。)
ロス: On behalf of everyone, I'd just like to say, "Huh?" (みんなを代表して、こう言いたいんだけど。「はぁ?」)
フィービー: No, you just said "dad." And everywhere I go today I keep getting signs telling me to go see my father. Like when I was walking over here and I passed a buffet. Which is my father's last name. And they were serving franks which is his first name minus the "s" at the end. And there was a rotisserie with a spinning chicken. (違うのよ。あなたはたった今、「パパ」って言ったわ。そして今日私が行くところどこでも、パパに会いに行けって告げるサインをずっと受け取っていたの。例えば、ここに歩いてくる時に、ビュッフェの前を通り過ぎたわ。ブッフェはパパのラストネーム(苗字)でしょ。それから店の人が franks (フランク(フルト))をお客に出していたけど、franks の最後の s を取ったら、パパのファーストネーム(名前)、フランクになるわ。それから、くるくる回転するチキンがついた回転式肉焼き器があったの。)
モニカ: His Indian name? (それって、パパのネイティブ・アメリカンの名前?)
フィービー: No. Because I chickened out the last time when I tried to meet him. So coincidence? I don't think so. (違うわ。[なぜチキンが出て来たかの理由は]前回パパに会おうとした時に私が chicken out (怖じ気づいてやめる)という行動を取ったからよ。それってただの偶然? 私はそうは思わないわ。)

sign は「記号、標識、看板」などの意味がありますが、この場合は「神力のしるし、お告げ」という意味です。
サインというと、道端で芸能人に出会った時に思わず口から出てしまう「サインを下さい。」という言葉がありますが、その場合は、autograph という単語を使って、"Could I have your autograph, please?" などとお願いしましょう。
書類などにサインする場合の「署名」という意味は、signature で、write one's signature で「署名する」という意味になります。
また、sign を動詞として使うと、それだけで「署名する」という意味になります。
先の話になりますが、昨日の解説のモニカのミドルネームの話題の時に挙がっていたエピソード 3-7 では、配達人がフィービーにクリップボードを手渡して、"Sign here." と言ったので、フィービーはモニカのふりをして、適当にミドルネームを作ってサインしていました。
on behalf of は「・・・に代わって、・・・の代理(代表)として」。
on someone's behalf とも言い換えられます。
「みんなを代表して・・・」などとモノモノしく言っておきながら "Huh?" というのに笑えます。

Phoebe の名前は、Phoebe Buffay (フィービー・ブッフェ)です。
ビュッフェ(立食)と日本語にもなっている単語は buffet で、フィービーの苗字と綴りは違いますが、どちらも発音は、「ブッフェイ」という感じで、後ろのフェイにアクセントがあります。
buffet はフランス語で「テーブル」という意味だそうで、いかにも発音がフランス語っぽい感じがしますね。
frank は frankfurter 「フランクフルトソーセージ」の略。
buffet の次に franks が出た時点でフィービーが何を言いたいのかがわかりますが、わざわざ、「franks の最後についている s の文字をマイナスしたら」とご丁寧に説明しているのが何だかおかしい。
みんながフィービーが言うサイン(神のお告げ)に対して怪訝な顔をしているので、一生懸命わかりやすく説明しているつもりなのでしょうが、みんなは別にそういう説明を期待しているわけではないと思うんだけど・・・(笑)。
rotisserie は「回転肉焼き器、回転式串焼き器、焼肉料理店」のこと。
ロティサリーチキンとして日本語になっていますが、回転式のオーブンで焼いたチキンをそう呼ぶわけですね。
spin はスピンで「くるくる回転する」という意味ですから、a rotisserie with a spinning chicken は「くるくる回転するチキンがついた回転式肉焼き器」と、そのロティサリーという調理器具を詳しく説明しているわけです。

フィービーがラストネーム、ファーストネームの話を出したので、話の自然な流れで言うと(笑)、次はミドルネームか?というところなのですが、そこで出て来た単語が rotisserie というちょっと変わった単語だったので、モニカは思わず Indian の名前?と尋ねています。
Indian というのは普通は「インド人」のことを指しますが、この場合は日本語のインディアンから想像される「アメリカ・インディアン、ネイティブ・アメリカン」の方を指しているのだろうと思います(多分)。
恐らく、普通の英語の単語とはちょっと発音が変わっている、という意味で引き合いに出したのでしょう。

(2006.10.6 追記)
モニカが his indian name? と尋ねているのは、rotisserie ではなく、spinning chicken の方でした。
訂正と追加説明が下のコメント欄にあります。
(追記はここまで)

この後、「インド人」を指すのではない、という前提で話を進めますので、「私はインド人の方だと思うよ!」という方がおられたら、ご一報下さい。
西部劇によく登場するインディアンですが、何故 Indian と言っていたかと言うと、1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した際、そこが自分の目指していたインド(India)だと思い込んだのでそこに住む人を Indian と呼んだのが始まりだと言われています。
ですから、勝手にインドだと誤解されて付けられた名前なので、当然本人たちはそう呼ばれるのを好まないわけです。
もともとは彼らの方が先にアメリカ大陸に住んでいたわけですから、今は Native American と呼ばれているんですね。
もしモニカがその Native American という意味で、Indian と言ったならば、ちょっと不適切な表現な気もするのですが、どうでしょう?(差別発言とまではいかないのかもしれないけれど・・・)
しかし、rotisserie という単語自体はフランス語から来たものなので、「フランス語のミドルネーム?」でも良かったと思うのですが、どうでしょう?(どうでしょう?ばっかり・・・笑)
chicken out は「怖じ気づいてやめる、尻込みして・・・しない」という意味。
chicken に「臆病者」という意味があって、それを動詞としても使います。
フレンズ2-13その13 では、その chicken 「臆病者」という意味について解説しています。
coincidence は「出来事が同時に起こること、同時発生」、また「偶然の一致」という意味にもなります。
What a coincidence! 「偶然ですね! 奇遇ですね!」というフレーズは頻繁に使われますね。

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posted by Rach at 09:36| Comment(14) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月04日

フレンズ2-21その1+ミドルネームの話

シーズン2 第21話
The One With the Bullies (ソファはゆずれない!)
原題は「いじめっ子たちの話」

bully は「(弱い者や小さい者をいじめる)いじめっ子、がき大将」のこと。
bully には動詞で「・・・をいじめる」という意味もありますので、学校で問題になっている「いじめ」は英語で bullying といいます。

フレンズたちはテレビを見ています。
ジョーイ: Why are we watching the Business Channel? (どうしてビジネス・チャンネルを見てるの?)
モニカ: Because the other day I saw there was a stock with my initials, MEG, on it. Sometimes it takes two or three hours before it comes up again. But when it does, it's exciting. (だって、この前、私のイニシャル MEG が名前についている株があるのを見たのよ。その株がまた出てくるのを見るのに2、3時間かかることもあるの。でも、もしまた登場したら、何だかワクワクしちゃうのよね。)

MEG はモニカのイニシャルだそうです。
「だそうです」と書いたのは、Monica E. Geller の E は何の頭文字か?についてのはっきりした情報がないらしいんですよ。
私はある E で始まる名前を彼女のミドルネームだと思い込んでいたのですが(あえて何かはここでは書きませんが)、この記事を書くにあたって調べてみると、どこにも正解が載っていないのです。
当然、決まっている、またはエピソードのどこかで出てきていたはずだと思っていたのに・・・。
ということで、のっけ(最初)からいきなりのミドルネームに関する脱線話、というかフレンズのトリビアネタになります(笑)。

まずはウィキペディアの情報から。
Wikipedia 英語版: Monica Geller
ちなみにこのウィキペディアはファイナルシーズンまでの情報全てが含まれていますので、ネタバレ禁止!という方は決して見ないで下さい(笑)。
いくらオール英語で書いてあっても、ちょっと見ただけでかなりのネタバレになってしまいそうですので。
このウィキペディアに The Mysterious Middle Name という項目があります。
読んでみたらちょっと面白かったので、ネタバレになる部分は伏せて訳してみます。(くどいようですが、英語を読むとネタバレしますので要注意!←しつこい)

(以下、ウィキペディアを訳したもの)
全シリーズを通じてそのミドルネームが明らかにされなかったのは、モニカだけだ。(フィービーは出生証明書がないので、自分でもミドルネームを知らない、という事実を考慮すれば、の話だが。)
モニカのミドルネームに関しては2回だけ言及されている。MEGという名前の株を自分のイニシャルと同じだからという理由で買った時(2-21 このエピソード)、フィービーがモニカの代わりに配達のサインをする際にミドルネームを考案した時(3-7 ・・・このスクリプトではミドルネームのスペルを Felula と書いてあるが、ただのジョークであり、考慮の対象とはならない。) その結果、彼女のフルネームはただ、モニカ・E・ゲラーとして知られている。

(以下略)

ちなみに、ネタバレ、ネタバレ、と私はうるさいですが、結果がわかっているものを見るのと、これからどうなるんだろうとワクワクしながら見るのとでは面白さって全然違いますよね。
エアフォース・ワン(Air Force One)という、ハリソン・フォードがアメリカ大統領を演じた映画がありましたよね。
あの映画で、自分の母校のアメフト(だったかな?)の試合の録画を見るのを大統領はとても楽しみにしていて、結果を事前に知ってしまわないように細心の注意を払っていたのに、部下に「おめでとうございます、やりましたね!」と言われて、怒っているシーンがあったような・・・。
特にスポーツなんかは結果を知っちゃうと、興醒めですよねぇ。うん、わかる、わかる。
だから、私もせっかくの面白いドラマであるフレンズをできるだけハラハラドキドキワクワクしながら見てもらいたいので、ネタバレにはそれなりに気を遣っているつもりなんですが。

また、フレンズに関するQ&Aを掲載している海外サイトが存在します。
FRIENDS Frequently Asked Questions
(このサイトのトップページは、The Original Friends Site になります。)
以前に、フレンズ2-16その21 のコメント欄で取り上げたことのあるサイトです。(その時は、レイチェルがユダヤ系かどうか、という話でした。)
そのサイトの 2.14 What are their middle names? にミドルネームの話が書いてあります。
このサイトの注意書きに、
This document may be posted on internet sites other than www.friends-tv.org only if absolutely nothing is changed.
「内容を全く変えない場合は、他のサイトに載せてもよい」
と書いてありますので、内容についてはできるだけ正確に和訳した上で引用させていただきます。

(以下、質問番号 2.14 を訳したもの)
質問 2.14 「彼らのミドルネームは何ですか?」
全員のミドルネームはわかっていません。いくつか挙げます。レイチェルは Karen (カレン)(エピソード1-11)、ジョーイは Francis (フランシス)(7-11)、チャンドラーは Muriel (ミュリエル)(8-5)、モニカは E で始まる(2-21)。
ある人が Erika (エリカ)だとメールをくれたが、私が知る限り、それを確認できるエピソードは存在しない。アースラ(フィービーの双子の姉)のミドルネームは Pamela (パメラ)(7-14)、その同じエピソードでフィービーは自分のミドルネームを知らないと言っている。(当初、ライターたちは Rose になるだろうと考えていたけれど。)
ライターたちの他の初期の案では、ロスに Eustance(ユースタンス?)というミドルネームが与えられた。The Friends Trivia game でも、その名前をロスのミドルネームとして挙げている。しかし、私が知る限り、それを実際に確認できるエピソードはない。私が思うところでは、シーズン1のどこかのスクリプトにその名前があったのだが、そのシーンがフィルムにならなかった、もしくは編集でカットされてしまった、ということだと思う。もしエピソードで明かされなかったのなら、それは必ずしもオフィシャルであるとは言えない、というのが私の考えだ。(それはちょうど、フィービーのローズというミドルネームが(エピソードで)明かされる前に情報が漏れてしまった、というのと同じだ。)
フィービーが 3-7 で配達のサインを「モニカ・Velula・ゲラー」としてサインしたために、モニカのミドルネームは Velula だと間違って信じている人たちがいる。が、モニカにミドルネームがあったのかどうかすらフィービーはよく知らない、ということが、その辺りのフィービーの発言から明らかだ。フィービーはただ、それをでっち上げただけだ。

(訳はここまで)

フィービーがでっち上げたミドルネームに関しては、Wikipedia と The Original Friends Site で、Felula か Velula かに意見が分かれていますね。
ネットスクリプトでは Velula になっていましたが、DVDの英語字幕は Felula で実際にも「フェルーラ」と発音しているようでした。
ちなみに、ロスの Eustance、フィービーの Rose というミドルネームは、Wikipedia にも書いてあり、これが、実際にはそのミドルネームが明らかになったエピソードはないのに、そういう情報がどこからか流れてそれが正しい情報として流布している、ということのようですね。


come up には「上がる、上昇する」「(ことが)起こる、生じる」「取り上げられる、言及される、論議に上る、話題になる」などの意味がありますが、ここでは、その株の名前が画面に出てくる、という意味のようです。
up という言葉を聞いて「上昇する」を一瞬思い浮かべたのですが、2、3時間ごとに上がる株なんてないでしょうから(笑)。

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posted by Rach at 14:05| Comment(3) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月03日

フレンズ2-20その32

モニカの部屋で、落ち込むリチャード。
モニカ: So are you okay? (それで、大丈夫?)
リチャード: Just I feel like I'm about a hundred. I thought I was just one of the guys. (100歳くらいになった気分だよ。僕は仲間の一人だと思っていたのに。)
モニカ: Come here. I'll make you feel like one of the guys. (こっちに来て。私がそんな気持ちにさせてあげるわ。)

dad だと思われていたと知って、まるで「おじいちゃんになったみたい」な気分になってしまったリチャード。
one of the guys は「あの男ども(ジョーイとチャンドラー)と同じ仲間の一人、同等の友達の一人」という意味だと思います。
落ち込んでいる恋人もしくは友達を慰めるときによく Come here. って言いますよね。
そういいながら、相手をハグしたり髪の毛をなでてあげたりするというシーンをよく見かけます。
日本人はこういう時に Come here. 「こっちにおいで」とはあまり言わない気がするので、この Come here. を聞くと、「あ、これからハグしてもらえるんだ」とか思って何だかドキドキしてしまう、私は変なオバサンです(爆)。
make you feel like one of the guys というのは、そんな老け込んだ気持ちになっているリチャードの気分を若返らせてあげる・・・ということですから、後はご想像にお任せします(笑)。


ロスの部屋で、ロスとレイチェルはベンのおしめを替えています。
ロス: You take the poopy diaper and put it in the poopy diaper pail. (うんちくんおしめを持って行って、それをうんちくんおしめバケツに入れてね。)
レイチェル: Calling it a "poopy diaper" doesn't make this process any cuter. (それを「うんちくんおしめ」と(可愛く)呼んでも、この作業プロセスが少しも可愛くはならないわよ。)

poop は「うんち」。
その poop に「名詞につけて親愛を表す指示辞」の -y をつけて poopy と可愛らしく表現しています。
この -y は キティちゃんの kitty についている -y と同じですね。
レイチェルは「そんな風に名前を可愛く呼んだところで、汚いものは汚い」とでも言いたいようです。
まぁ、確かに(笑)。


レイチェルが Hi! 「ハイ!」と言うと、Hi! と返すベン。
ロス、それから帰ってきたキャロルとスーザンもそのことで盛り上がります。
そして時には、Bye! 「バイ!」と言ったのでロスは大喜び。
スーザン: Suddenly I'm seeing him go off to college! (今突然、ベンが大学に行く姿が目に浮かんできたわ。)

「ハートで感じる」大西先生によると、進行形は躍動感。
まさに「行ってきまーす!」と大学に行こうとするその姿が今スーザンの頭の中で「見えている」わけでしょう。
小学校じゃなくて、大学というのが何とも大袈裟ですが、それくらいの驚きと喜びなのでしょうねぇ。


テレビでセサミストリートを見ているフィービーとベン。
映っているのは日本でもおなじみのアーニーですね。
バートとアーニーについては、フレンズ2-16その15 で解説しています。
フィービー: Ben, this is the part where Ernie buries Bert in the sand and can't find him. Now, I've looked ahead on the tape, and he does find him again. But before that happens, there's some rough going for a while. But I think we can handle it. And there's just the alphabet, but we know that ends well, so... Here we go. (ベン、これはアーニーがバートを砂に埋めてしまって、彼が見つからないという場面よ。あのね、私はテープの先のシーンをもう見ちゃったのよ。そしてアーニーはまたバートを見つけるのよ。でも見つかるまでは、つらいことがしばらく起こるわ。でも私たちはそれを何とか対処できると思うわ。そして、ただアルファベットが出るだけよ。でも最後はめでたく終わるのを知ってるわ。だから・・・見るわよ。)

look ahead は「前方を見る、将来を見越す、将来のことを考える、将来に備える」というような意味ですが、この場合は、このビデオテープの先のシーンをすでにフィービーは見てしまったのだ(現在完了形)、ということのようです。
悲しい映画をたくさん見過ぎたせいで、ちょっとした不幸なシーン(?)にも敏感になっているフィービーです。
アルファベットについて述べていますが、セサミストリートを見ていると必ずアルファベットって出てきますよねぇ。(あれは子供向け教育番組ですのでね。)


(フレンズ解説が(その32)まで続いた挙句、最後がこれかよ!?の全くの脱線話)
セサミストリートのアルファベットというと、思い出すのが・・・。
新スタートレック(TNG)のピカード艦長役のパトリック・スチュワート(Patrick Stewart)がセサミストリートに出たことがあるそうです。
彼はロイヤル・シェークスピア・カンパニー出身のシェークスピア俳優として有名です。
セサミに出演した時、彼は手にBのアルファベットを持ちながら、"To B or not to B." というセリフを言ったそうな。
これはシェークスピアのハムレットの有名なセリフ、"To be, or not to be: that is the question." 「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」をもじったもので「この文字がBかBでないか」という意味のパロディーなんですねぇ・・・(笑)。
普通の人がギャグとしてBを指しながらこのセリフを言うのも面白いとは思いますが、彼がシェークスピア俳優だと知っている視聴者は、なおさら笑えるわけですね。

トレッキー(スタートレックファン)の間ではかなり有名な話で(私も本で読みました)、実際にそのシーンをTVで見た!という人も結構いるらしいのですが、私は見たことありません。是非見てみたい!(ってそれだけ?)
そんなトリビアネタな・・・とお思いでしょうが、ちゃんとウィキペディアにもパトリック・スチュワートがセサミに出演したことが書いてあるのだ(笑)。
Wikipedia 英語版: To be, or not to be
その部分を引用すると、
Shakespearean-trained actor Patrick Stewart portrayed Prince Hamlet in a parody of this soliloquy, on Sesame Street, an American children's television series.
勝手に訳すと「アメリカの子供テレビ番組「セサミストリート」で、シェークスピア俳優のパトリック・スチュワートが、このセリフ(独白)のパロディーを使ってハムレット王子を演じた。」と書いてあるのです。(演じた、ってほどでもないでしょうけど・・・)
恐るべし、ウィキペディア(笑)。

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posted by Rach at 13:34| Comment(2) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月02日

フレンズ2-20その31

リチャードが気分を害したのを見てフォローしようとするチャンドラー。
リチャード: You guys see me as a dad? (僕を親父のように見てたの?)
チャンドラー: You're just clearly not familiar with our young person's vernacular. When we say "dad," we mean "buddy." We mean "pal." No, seriously. Joey's my dad. Monica's my dad. I've even got some dads down at work. (リチャードはどうも僕ら若者の仲間言葉に慣れてないみたいだね。僕らが dad という時は、buddy (友達)の意味、または pal (友達)の意味なんだ。ううん、本当だよ。ジョーイは俺の dad で、モニカは俺の dad だ。仕事場には、何人もの dad がいるんだよ。)
リチャード: That's fine. Well, your other dad and I are gonna go have a romantic evening. I'll just see you kids around. (それは良かった。じゃあ、君たちの dad と僕はロマンティックな夜を過ごすことにするよ。お子様とはもうここでさよならだね。)
モニカ: Nighty-night. (おやちゅみ。)

vernacular は「自国語、現地語」または「(特定の階級・集団の)専門語、仲間言葉」。
dad は buddy か pal という意味なんだと力説するチャンドラーですが、モニカまで dad だと言っているのにかなり無理があります。
女性に使うのは明らかにおかしいのに、もう何でもかんでも dad だということにしちゃえ!みたいに必死に言い訳しているわけですね。
down at work と down がついているのは、会社が南の方にある、ということだと思います。
仕事場に行けば、そこにもまた dad たちがたくさんいるんだよね、とその仕事場を思い出した時に、down (南の方)という仕事場の方角が頭に思い浮かぶんだろうなぁ、と。
フレンズ2-15その7 で、up, down と方角の話について触れています。

チャンドラーが説明を加えれば加えるほど、泥沼にはまっていく感じですねぇ。
リチャードが your other dad と言っているのは、モニカのこと。
チャンドラーが "Monica's my dad." と言ってまで、dad = buddy 説を主張するので、それに合わせてそう呼んでみたのでしょう。
other dad となっているのは、僕ももちろん君の dad であり、そしてもう一人別の dad であるモニカと僕はこれから・・・と言っているようです。

See you around. は友達と別れる時の挨拶。
軽い感じの挨拶のようです。
フレンズ1-11その5 では、昏睡していた男性が、"So I guess I'll see you around."(それじゃあ、またどこかで会おう。)と言って、一生懸命お世話をしていたモニカとフィービーが激怒する、という一幕もありましたが(笑)。
自分を年寄り扱いするので、リチャードは逆に二人を子供扱いしているのですね。
a romantic evening という言葉でアダルトさを醸し出し(笑)、相手を kids 呼ばわりしています。
でも、ショックを受けても動揺することなく、洒落た言葉を使って仕返しするところが、リチャードはやっぱり「大人」ですねぇ。
ジョーイやチャンドラーと比較すると、その差が歴然としています。
「大人の貫禄」の勝利でしょうか。
Nighty-night. は英辞郎には「さようなら、おやすみ。(Good night. のかわいい言い方)」と書いてありますので、きっと「おやすみ」の幼児語だろうと思います。
ボーイフレンドを年寄り扱いされて気分を害したモニカは、リチャードと一緒になって、二人を子供扱いしているのですね。

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posted by Rach at 10:47| Comment(8) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする