2006年10月01日

フレンズ2-20その30

自分がほったらかしにされて怒るモニカに、
チャンドラー: Don't be mad at him. It's our fault. I'm sorry we've been hogging his time. (リチャードを怒らないでよ。俺たちが悪いんだ。俺らがリチャードの時間をずっと一人占めしてきたことは謝るよ。)
ジョーイ: He's just really great to hang out with. (リチャードは一緒に遊ぶ相手としては、全く最高なんだよ。)
リチャード: Well... (いやぁ・・・)
ジョーイ: No, seriously. We just talked about this. He is so much cooler than our dads. Our dads are okay and all, but Richard is just... What are you kicking me for? I'm trying to talk here. (いや、マジで。ちょうどこのことについて話してたところなんだ。リチャードは俺たちの親父よりもずっとクールだって。俺たちの親父に不満はないけど、リチャードはただ・・・[ジョーイをこっそり蹴るチャンドラー]何で俺を蹴るんだよ? 俺は今ここで話をしようとしてるとこなんだけど。)

hog は「豚」、特に「食肉用の成長した豚」を指します。
またその豚のイメージから、eat like a hog だと「豚のようにがつがつ食う」という意味になり、相手をののしる時に「意地汚い(貪欲、下品な)やつ」という意味でも使います。
pig も「豚」を表す単語ですが、こちらも相手をののしる時に使いますよね。
a male chauvinist pig だと「男尊女卑のブタ(野郎)」。
アリー my Love でよくビリーがこう言われていて、自ら、そう名乗っていたこともありました(笑)。
なんとも過激なフレーズですが、私の持っている研究社の新英和中辞典にも pig の項目にこのフレーズがちゃんと載っています。(訳は「男性優越主義のブタ野郎」となっていて、やはり過激さは同じくらい・・・笑)
フレンズ1-12その4 に、
レイチェル: He's the pig. (パウロがブタ野郎なのよ。)
というセリフがあって、その時にも pig について解説しています。
で、ブタちゃんの話で脱線しすぎたんですが、そのイメージから hog を動詞として使うと「・・・をむさぼり食う、・・・を一人占めしようとする」という意味になる、ということです。(そんなにブタって、他の動物に比べてがつがつしてますかねぇ?)

Our dad are okay and all の and all は「その他すべて、・・・など」。
俺たちの親父よりクールだ、と比較に出したので、別に俺たちの親父も悪いわけじゃあないけど・・・という意味で、okay and all 「オッケーというかそんな感じ」というニュアンスでしょう。
一瞬、リチャードの顔が険しくなったのは、彼らの親と比較されたことにショックを受けたからなのですが、それをジョーイは、自分たちの親のことを悪く言ったせいだと勘違いしたようです。
ジョーイの失言を気付かせようと蹴りを入れるチャンドラーですが、ジョーイはちっともわかっていません。

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posted by Rach at 07:06| Comment(0) | フレンズ シーズン2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする