ジョーイ: Oh, hey. Come on man, don't look at me like that. She used to drive you nuts before too, remember? (なぁ、おい、そんな目で俺を見るなよ。以前には、お前も俺と同じように彼女に悩まされただろ? 忘れたのか?)
チャンドラー: Well, I'm crazy about her now. I think this could be the real thing. Capital R, capital T! Don't worry, those are the right letters. (あぁ、でも今は彼女に夢中なんだ。これは本物になる可能性がある、って思ってるんだ。大文字のRに大文字のTだぞ! [ジョーイがチャンドラーをじっと見つめているので]心配するなよ、今のが正しい文字だよ。)
nuts は「気が狂って、くだらない、ばかげた」という意味です。
drive someone nuts で「(人)の気を狂わせる[変にさせる]、怒らせる、ひどくイライラさせる」という意味になります。
ここではそのように悪い意味で使っているのですが、その「気が狂っている」という意味から、be nuts about で「…に夢中である、熱を上げている、惚れ込んでいる」という意味にもなります。
チャンドラーの返事で be crazy about という表現が出てきていますね。
これも元は「クレイジーになって、気が狂って、気が変になって」という意味だったのが、「…に夢中になって、惚れて、大好きで」という意味になっているわけです。
nuts の後に、crazy を使っているのは単なる偶然なのかもしれませんが、似たような意味の単語を使っているのが面白いなぁ、と思うのですが…。
研究社 新英和中辞典に、
drive=(+目+補)(人を)(…の状態に)させる、追いやる
(用法) 補語として主に mad, crazy, nuts, insane などが用いられる
と書いてあります。
ですから、ジョーイのセリフのように、drive you nuts と言うと、悪いニュアンスが感じられる気がしますよね。
drive you nuts を「狂ったように惚れさせる」という意味で使うことが可能なのかどうかはわからないのですが、ほぼこの場合は悪い方のニュアンスに取るのが普通だと思います。
それに対して、nuts とよく似た単語の crazy を使って、今度は良いニュアンスの「惚れている」という気持ちを表現しているのが興味深いと思うんですよね。
ですから、この nuts と crazy の部分を逆にする、あるいは、どちらも nuts にする、どちらも crazy にする、と言う風に変えても、結局、意味は同じことになるのかな?と思ったり…(よくわかりませんが…)。
まぁ、私の感覚では、nuts というと悪いイメージの方が強くて、「夢中だ」という場合は、be crazy about を使うのが自然だと思うので、上のセリフの単語の選択が一番ノーマルだとは思うのですが。
the real thing は「本物」。
capital は「大文字(の)」です。
with a capital … で、…の部分に、強調したい語句の最初の文字(アルファベット)の大文字をつけて、「まったくの、正真正銘の」という意味になります。
Merriam-Webster Online Dictionary には、
with a capital: used with a following capital letter to emphasize or qualify a preceding word
例) not an accident but murder with a capital M
つまり、「先行する単語を強調または修飾するために、続いて[直後に・後に]大文字をつけて用いる。」
例文は、「事故じゃなくて、正真正銘の”殺人”」
チャンドラーのセリフは、with a capital... という形をとってはいませんが、意味は、I think this could be the real thing with a capital R, (and) a capital T というのと同じでしょう。
それぞれの単語を、まるで最初を大文字で書くように強調して、the Real Thing 「正真正銘の本物、”本物”、ほ・ん・も・の」という感じで、本物であることを強調しているのだろうと思います。
ジョーイが怪訝な顔をしてチャンドラーを見つめているので、チャンドラーは R と T が the right letters だ、と説明しています。
アルファベットが出てきたので、ホイール・オブ・フォーチュンの話 フレンズ3-1その12 に出てきたワード・パズル(クイズ)を思い出して、real の頭文字はRで、thing の頭文字はTだったっけ?とジョーイは悩んでいる、ということでしょうか?
そんな簡単なことをネイティブが悩むのでしょうか??(笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月18日
2007年02月17日
フレンズ3-1その14
チャンドラー: You know, I may be way out on a limb here, but do you, do you, have a problem with Janice? (なぁ、俺は今ここでかなり困難な立場にいるみたいだけど、ジョーイはジャニスに何か問題を感じてるの?)
ジョーイ: No, Yes. Oh, God, how do I say this? Oh, hi, you know that girl from the Greek restaurant with the hair? (いいや…。実はそうなんだ[問題を感じてるんだ]。あぁ、どう言ったらいいのかな? あ、ほら、ギリシャ料理店の、あの(でっかい)頭[髪型]の子を知ってるだろ?)
と言いながら、手ででっかい頭の形を作ってみせるジョーイ。
チャンドラー: Ooh, that girl that I hate? Eww, drives me crazy, eww, eww, oh! (あぁ、俺の嫌ってるあの子か? いやだ、俺をイライラさせるんだよね、あぁ、いやだ…って、おい!)
とジョーイの言いたいことに気付いたチャンドラー。
ジョーイ: Look, I don't hate Janice. She's-she's just a lot to take, you know. (いいか、俺はジャニスを嫌いなんじゃない。ただ、付き合うのに苦労する[骨が折れる]んだよ。)
チャンドラー: Well, there you go. (あぁ、またそれかよ。)
limb は「(人・動物の胴体・頭部と区別して)肢(し)、腕・脚など」を指しますが、「(木の)大枝」という意味もあります。
どちらも、「胴体や幹(みき)から突き出ている」という共通点がありますね。
発音はリムで語尾の b は発音しません。(comb 「コーム、櫛(くし)」などと同じです。)
out on a limb は「枝の上に乗り出して」という意味から、「危険な[不利な、困難な]立場[状態]で、孤立無援の状態で」という意味になります。
I may be way out on a limb here の way は「ずっと、はるかに」という強調語です。
DVDの日本語は「思い切って聞くけど」となっていました。
チャンドラーはジョーイがジャニスを嫌っているのを感じているので、これからぶっちゃけた質問をしてジョーイから芳しくない返事を貰う可能性が高いことを見越して、「危険を顧みず、今から自分を追い込んでしまうような危険な質問をしてしまうんだけど」というニュアンスなのかな、と思います。
have a problem with は「…に問題がある、…を受け入れがたく思う」という意味。
ジョーイはチャンドラーが嫌っているという女性を例に挙げます。
「それを例えに出したってことは、お前、それくらい嫌いなのか?」って感じで、チャンドラーは、ジョーイがジャニスをものすごく嫌っているのだということに気付くわけですね。
There you go. は肯定的なニュアンスで使う時は「それでいいんだ、そのとおりだ、その調子」という感じですが、否定的なニュアンスで使う場合は「やれやれ、そらまた始まった、またかよ」という意味になります。
she's just a lot to take. についてはちょっと悩んだので、またつらつらと考えてみました。
まず、's は has の略でしょうね。
(a lot to take が、一まとまりで形容詞的ニュアンスがあるのなら、be 動詞の is という可能性もないではないですが…。)
この take の意味については二通りの解釈を考えてみました。
まず一番目の解釈。
この take は It takes ten minutes (for me) to walk there. 「そこへ(私が)歩いていくのに10分かかる。」というような、「(時間・労力・金などが)かかる、要する、必要とする」という意味の take なのかなぁ?と思います。
ロングマン現代英英辞典で言うところの、
take: if something takes a particular amount of time, money, effort etc, that amount of time etc is needed for it to happen or succeed
というニュアンスでしょうか。
意味としては、"It takes a lot (of patience) to get along with her." 「彼女と付き合う[仲良くやっていく]のに、大変な忍耐力[労力]が必要だ。」みたいな感じかな、と思ったのですが…。
ジョーイのセリフでは、何が「必要である、かかる」のかがはっきりわかりませんが、とにかく「何かといろいろなことが”かかる”、友達付き合いをするのに大変な、ややこしい、やっかいな人なんだ」という感じでしょうかねぇ?
こういうニュアンスの場合だと、she's just a lot to take. は、she is just a lot to take. と考えることも可能なのでしょうか??(自分でもよくわかりませんが…)
二番目の解釈。
has a lot to take を「take すべきものをたくさん持っている」と文字通り捉えると、その場合の take は「受け入れる(accept)」「乗り越える」「耐え忍ぶ」というニュアンスになるのかもしれません。
「乗り越える」という意味では、
研究社 新英和中辞典に、
take=(障害物などを)乗り越える、跳び越す
take a hedge 「垣根を跳び越す」
というのがあります。
また、「耐え忍ぶ」という意味では、
take=(非難などを)甘受する、耐え忍ぶ
I will take no nonsense. 「ばかげたことは言ってもらいたくない。」
take hard punishment 「厳罰を受ける、(口語)(機械などが)酷使に耐える、とても丈夫である」
I'm not going to take any more of this behavior from you. 「もうお前のこの態度にはがまんができない。」
とあります。
そう言えば、"I can't take this anymore." 「もうがまんできない。もう耐えられない。」という決まり文句がありますよね。
take すべきものが多い、ということは、take しなければいけないこと、つまり、耐えなければいけないこと、我慢しなければいけないことが多い、ということで、例えばあの笑い声とかしゃべり方とか、慣れないといけないことがたくさんあるんだよ、わかるだろ?という感じでしょうかねぇ?
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
ジョーイ: No, Yes. Oh, God, how do I say this? Oh, hi, you know that girl from the Greek restaurant with the hair? (いいや…。実はそうなんだ[問題を感じてるんだ]。あぁ、どう言ったらいいのかな? あ、ほら、ギリシャ料理店の、あの(でっかい)頭[髪型]の子を知ってるだろ?)
と言いながら、手ででっかい頭の形を作ってみせるジョーイ。
チャンドラー: Ooh, that girl that I hate? Eww, drives me crazy, eww, eww, oh! (あぁ、俺の嫌ってるあの子か? いやだ、俺をイライラさせるんだよね、あぁ、いやだ…って、おい!)
とジョーイの言いたいことに気付いたチャンドラー。
ジョーイ: Look, I don't hate Janice. She's-she's just a lot to take, you know. (いいか、俺はジャニスを嫌いなんじゃない。ただ、付き合うのに苦労する[骨が折れる]んだよ。)
チャンドラー: Well, there you go. (あぁ、またそれかよ。)
limb は「(人・動物の胴体・頭部と区別して)肢(し)、腕・脚など」を指しますが、「(木の)大枝」という意味もあります。
どちらも、「胴体や幹(みき)から突き出ている」という共通点がありますね。
発音はリムで語尾の b は発音しません。(comb 「コーム、櫛(くし)」などと同じです。)
out on a limb は「枝の上に乗り出して」という意味から、「危険な[不利な、困難な]立場[状態]で、孤立無援の状態で」という意味になります。
I may be way out on a limb here の way は「ずっと、はるかに」という強調語です。
DVDの日本語は「思い切って聞くけど」となっていました。
チャンドラーはジョーイがジャニスを嫌っているのを感じているので、これからぶっちゃけた質問をしてジョーイから芳しくない返事を貰う可能性が高いことを見越して、「危険を顧みず、今から自分を追い込んでしまうような危険な質問をしてしまうんだけど」というニュアンスなのかな、と思います。
have a problem with は「…に問題がある、…を受け入れがたく思う」という意味。
ジョーイはチャンドラーが嫌っているという女性を例に挙げます。
「それを例えに出したってことは、お前、それくらい嫌いなのか?」って感じで、チャンドラーは、ジョーイがジャニスをものすごく嫌っているのだということに気付くわけですね。
There you go. は肯定的なニュアンスで使う時は「それでいいんだ、そのとおりだ、その調子」という感じですが、否定的なニュアンスで使う場合は「やれやれ、そらまた始まった、またかよ」という意味になります。
she's just a lot to take. についてはちょっと悩んだので、またつらつらと考えてみました。
まず、's は has の略でしょうね。
(a lot to take が、一まとまりで形容詞的ニュアンスがあるのなら、be 動詞の is という可能性もないではないですが…。)
この take の意味については二通りの解釈を考えてみました。
まず一番目の解釈。
この take は It takes ten minutes (for me) to walk there. 「そこへ(私が)歩いていくのに10分かかる。」というような、「(時間・労力・金などが)かかる、要する、必要とする」という意味の take なのかなぁ?と思います。
ロングマン現代英英辞典で言うところの、
take: if something takes a particular amount of time, money, effort etc, that amount of time etc is needed for it to happen or succeed
というニュアンスでしょうか。
意味としては、"It takes a lot (of patience) to get along with her." 「彼女と付き合う[仲良くやっていく]のに、大変な忍耐力[労力]が必要だ。」みたいな感じかな、と思ったのですが…。
ジョーイのセリフでは、何が「必要である、かかる」のかがはっきりわかりませんが、とにかく「何かといろいろなことが”かかる”、友達付き合いをするのに大変な、ややこしい、やっかいな人なんだ」という感じでしょうかねぇ?
こういうニュアンスの場合だと、she's just a lot to take. は、she is just a lot to take. と考えることも可能なのでしょうか??(自分でもよくわかりませんが…)
二番目の解釈。
has a lot to take を「take すべきものをたくさん持っている」と文字通り捉えると、その場合の take は「受け入れる(accept)」「乗り越える」「耐え忍ぶ」というニュアンスになるのかもしれません。
「乗り越える」という意味では、
研究社 新英和中辞典に、
take=(障害物などを)乗り越える、跳び越す
take a hedge 「垣根を跳び越す」
というのがあります。
また、「耐え忍ぶ」という意味では、
take=(非難などを)甘受する、耐え忍ぶ
I will take no nonsense. 「ばかげたことは言ってもらいたくない。」
take hard punishment 「厳罰を受ける、(口語)(機械などが)酷使に耐える、とても丈夫である」
I'm not going to take any more of this behavior from you. 「もうお前のこの態度にはがまんができない。」
とあります。
そう言えば、"I can't take this anymore." 「もうがまんできない。もう耐えられない。」という決まり文句がありますよね。
take すべきものが多い、ということは、take しなければいけないこと、つまり、耐えなければいけないこと、我慢しなければいけないことが多い、ということで、例えばあの笑い声とかしゃべり方とか、慣れないといけないことがたくさんあるんだよ、わかるだろ?という感じでしょうかねぇ?
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月16日
三銃士の話 フレンズ3-1その13
レンジャーズ(ホッケー)の試合に行けると喜ぶジョーイですが、ロスではなく、ジャニスが一緒と聞いてがっかりします。
ジョーイ: Jan-ice. 'Cause I, just, I feel bad for Ross, you know, we-we always go together. We're like The Three Hockey-teers, you know. (ジャニスか…。だって、俺はただ、ロスに悪いなと思うだけなんだよ。ほら、俺たちはいつも一緒に(ホッケー観戦に)行ってるだろ。俺たちって、「三ホッケー士」みたいじゃん。)
The Three Hockey-teers は The Three Musketeers 「三銃士」をもじったものです。
musket は「(ライフルの前身の)マスケット銃」のことで、musketeer は「マスケット銃を持った銃士」ということです。
Wikipedia 英語版: The Three Musketeers
三銃士はアレクサンドル・デュマ・ペール[大デュマ]の小説で、主人公ダルタニアン(ダルタニャン)とその友人の三銃士(アトス、ポルトス、アラミス)とが活躍する物語ですね。
三銃士と言えば、"One for all, (and) all for one." 「一人は皆の為に、皆は一人の為に」というセリフが有名ですよね。(上で引用した英語版ウィキペディアにも、そのセリフが彼らの motto である、と書いてあります。)
このセリフ、フランス語原文では、"Tous pour un, un pour tous" となっているので、これをそのまま英語にすると、"All for one, one for all" という語順になるはずですが、何故か英語では One for all が先に来るバージョンが有名なようです。(フランス語を最初に英訳した時にそう訳した、ということなんでしょう…)
Wikipedia 日本語版: ダルタニャン物語 の「三銃士たちの合言葉」という項目に以下の記述があります。
原作でこの言葉が登場するのは、手を重ねて誓いを立てた1度きりで、この合言葉で銃士たちが剣を掲げる場面は登場しない。
…えっ? そうなんですか??
恥ずかしながら、私はこの小説を読んだことないんですよ。
昔、妹が、NHKの「アニメ三銃士」というのをよく見ていて、私も何度かちらっと見たことあるんですが、剣を掲げながらこのキメ台詞をしょっちゅう言っていたような気がするのですが…。
「アニメ三銃士」でどう取り扱われていたかはともかく(笑)、原作では1度だけ、それも「剣を掲げて、ではない」というのは本当なのでしょうか?
まぁ、そんなに何度も何度も登場させてしまうと、ただの「決めゼリフ、決まり文句」になってしまいますから、このセリフが1度しか出てこない、というのはその通りかもしれません。
そう言えば、フレンズでは、以前にも The Three Musketeers を使ったジョークが出てきました。
過去記事では何故か解説を飛ばしているのですが、フレンズ1-24 で、ジョーイのガールフレンドのメラニーが、フレンズたちに自分の職業を説明するシーン。
メラニー: Anyway, that's when me and my friends started this whole fruit basket business. We call ourselves 'The Three Basketeers.' (とにかく、その時に、私と私の友達はこのフルーツ・バスケット・ビジネスを始めたのよ。私たちは自分たちのことを「ザ・スリー・バスケティアーズ」と呼んでいるわ。)
ジョーイ: Like the three musketeers, only with fruit. (「ザ・スリー・マスケティアーズ(三銃士)」みたいなもんだよ、持ってるのはフルーツだけどね。)
ジョーイは、三銃士をもじった名前だと、ご丁寧にフォローを入れていますが、みんな聞いた瞬間にわかっていたでしょう(笑)。
フルーツ・バスケットというのは、かごにフルーツをきれいにつめてプレゼント用にラッピングしたもののようで、メラニーは、レイチェルの誕生日にそれをプレゼントしました。
さらには、ジョーイの愛のテクニックに喜んだ(笑)メラニーが、部屋を埋め尽くすほど大量のバスケットをジョーイにプレゼントした…という話でしたね。
この The Three Basketeers という単語の方が、オリジナルの The Three Musketeers 「三銃士」に発音が似ていますよね。
だから、今回のセリフも、レンジャーズ(ホッケー)じゃなくて、ニックス(バスケットボール)だったら、The Three Basketeers となって、より三銃士をもじったジョークであることがわかりやすかったと思うのですが、どうでしょう?
フレンズ1-4 では、ロス、ジョーイ、チャンドラーの3人でホッケーの試合を見に行っていましたので、3人がよくホッケーを見に行く、というのはその通りのようです。
もう一方のバスケですが…。
3人でバスケの試合を見るというエピソードが、フレンズ全編を通して、あったかどうか記憶にないのですが、フレンズ2-20その5 では、ニックス(バスケットボール)のチケットがあるんだけど、ロスは行けない(Ross can't go)ので、他に誰を誘えばいいか悩むシーンがありました。
単にロスの都合が悪かった、ということみたいだったので、ロスもバスケは好きなのでしょうから、The Three Basketeers にすることも可能だったと思います。
上で引用したフレンズ1-24 でバスケットという言葉を使ってしまっているから避けたのか、全然しゃれにもなってないほど、無理に三銃士に結び付けているところがジョーイらしい、ということか…?(後者が当たってる気がする…笑)
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
ジョーイ: Jan-ice. 'Cause I, just, I feel bad for Ross, you know, we-we always go together. We're like The Three Hockey-teers, you know. (ジャニスか…。だって、俺はただ、ロスに悪いなと思うだけなんだよ。ほら、俺たちはいつも一緒に(ホッケー観戦に)行ってるだろ。俺たちって、「三ホッケー士」みたいじゃん。)
The Three Hockey-teers は The Three Musketeers 「三銃士」をもじったものです。
musket は「(ライフルの前身の)マスケット銃」のことで、musketeer は「マスケット銃を持った銃士」ということです。
Wikipedia 英語版: The Three Musketeers
三銃士はアレクサンドル・デュマ・ペール[大デュマ]の小説で、主人公ダルタニアン(ダルタニャン)とその友人の三銃士(アトス、ポルトス、アラミス)とが活躍する物語ですね。
三銃士と言えば、"One for all, (and) all for one." 「一人は皆の為に、皆は一人の為に」というセリフが有名ですよね。(上で引用した英語版ウィキペディアにも、そのセリフが彼らの motto である、と書いてあります。)
このセリフ、フランス語原文では、"Tous pour un, un pour tous" となっているので、これをそのまま英語にすると、"All for one, one for all" という語順になるはずですが、何故か英語では One for all が先に来るバージョンが有名なようです。(フランス語を最初に英訳した時にそう訳した、ということなんでしょう…)
Wikipedia 日本語版: ダルタニャン物語 の「三銃士たちの合言葉」という項目に以下の記述があります。
原作でこの言葉が登場するのは、手を重ねて誓いを立てた1度きりで、この合言葉で銃士たちが剣を掲げる場面は登場しない。
…えっ? そうなんですか??
恥ずかしながら、私はこの小説を読んだことないんですよ。
昔、妹が、NHKの「アニメ三銃士」というのをよく見ていて、私も何度かちらっと見たことあるんですが、剣を掲げながらこのキメ台詞をしょっちゅう言っていたような気がするのですが…。
「アニメ三銃士」でどう取り扱われていたかはともかく(笑)、原作では1度だけ、それも「剣を掲げて、ではない」というのは本当なのでしょうか?
まぁ、そんなに何度も何度も登場させてしまうと、ただの「決めゼリフ、決まり文句」になってしまいますから、このセリフが1度しか出てこない、というのはその通りかもしれません。
そう言えば、フレンズでは、以前にも The Three Musketeers を使ったジョークが出てきました。
過去記事では何故か解説を飛ばしているのですが、フレンズ1-24 で、ジョーイのガールフレンドのメラニーが、フレンズたちに自分の職業を説明するシーン。
メラニー: Anyway, that's when me and my friends started this whole fruit basket business. We call ourselves 'The Three Basketeers.' (とにかく、その時に、私と私の友達はこのフルーツ・バスケット・ビジネスを始めたのよ。私たちは自分たちのことを「ザ・スリー・バスケティアーズ」と呼んでいるわ。)
ジョーイ: Like the three musketeers, only with fruit. (「ザ・スリー・マスケティアーズ(三銃士)」みたいなもんだよ、持ってるのはフルーツだけどね。)
ジョーイは、三銃士をもじった名前だと、ご丁寧にフォローを入れていますが、みんな聞いた瞬間にわかっていたでしょう(笑)。
フルーツ・バスケットというのは、かごにフルーツをきれいにつめてプレゼント用にラッピングしたもののようで、メラニーは、レイチェルの誕生日にそれをプレゼントしました。
さらには、ジョーイの愛のテクニックに喜んだ(笑)メラニーが、部屋を埋め尽くすほど大量のバスケットをジョーイにプレゼントした…という話でしたね。
この The Three Basketeers という単語の方が、オリジナルの The Three Musketeers 「三銃士」に発音が似ていますよね。
だから、今回のセリフも、レンジャーズ(ホッケー)じゃなくて、ニックス(バスケットボール)だったら、The Three Basketeers となって、より三銃士をもじったジョークであることがわかりやすかったと思うのですが、どうでしょう?
フレンズ1-4 では、ロス、ジョーイ、チャンドラーの3人でホッケーの試合を見に行っていましたので、3人がよくホッケーを見に行く、というのはその通りのようです。
もう一方のバスケですが…。
3人でバスケの試合を見るというエピソードが、フレンズ全編を通して、あったかどうか記憶にないのですが、フレンズ2-20その5 では、ニックス(バスケットボール)のチケットがあるんだけど、ロスは行けない(Ross can't go)ので、他に誰を誘えばいいか悩むシーンがありました。
単にロスの都合が悪かった、ということみたいだったので、ロスもバスケは好きなのでしょうから、The Three Basketeers にすることも可能だったと思います。
上で引用したフレンズ1-24 でバスケットという言葉を使ってしまっているから避けたのか、全然しゃれにもなってないほど、無理に三銃士に結び付けているところがジョーイらしい、ということか…?(後者が当たってる気がする…笑)
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月15日
ホイール・オブ・フォーチュンの話 フレンズ3-1その12
チャンドラーが部屋に戻ってきます。
ジョーイはテレビを見ています。
チャンドラー: Hey! (やぁ!)
ジョーイ: Wheel! (ホイール!)
チャンドラー: Of! (オブ!)
ジョーイ: Fortune! This guy is so stupid. It's Count Rushmore! (フォーチュン! こいつバカだよな。答えはカウント・ラシュモアだよ!)
チャンドラー: You know, you should really go on this show. (なぁ、ジョーイはこの番組に本当に出るべきだよ。)
Wheel of Fortune 「ホイール・オブ・フォーチュン」というのはアメリカのクイズ番組です。
Wikipedia 日本語版: ウィール・オブ・フォーチュン を見るとわかるのですが、元々は、そういう名前のカジノゲームがあるようですね。
なお、上の日本語版ウィキペディアでは、ホイールではなく、ウィールと書いてありますが、wheel の発音記号は (h)wi:l となっており、h を発音する場合と発音しない場合があるから、です。
意味は「(車の)車輪、ホイール、自動車のハンドル(steering wheel)、ルーレットの回転円版(円盤)」ということ。
Wheel of Fortune 公式サイト
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune (US game show)
ウィキペディアの説明を訳しますと、
贈人の出場者が、「ハングマン」というゲームに似たワード・パズルを解くことで競い合う。番組の名前は、出場者が獲得する(または失う)ドルの額や賞金を決定する大きなホイール[ルーレットの円盤]に由来する。
ハングマンというゲームについてはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Hangman (game)
日本語版の説明もあります。
Wikipedia 日本語版: ハングマン (ゲーム)
このクイズ番組は、視聴率も高く、1983年から現在まで放送している、という長寿番組のようですね。
ウィキペディアの Sets(セット)という項目に、Puzzle board の説明があり、写真も載っています。
ジョーイが見ていたボードと同じようなものですね。
ウィキペディアの情報によると、以前は、そのパズルボードを手でひっくり返すと正解の文字が現れる、という manually-controlled puzzle board だったようですが、1997年2月以降は文字盤の右端をタッチして操作する a digital electoric board に変わったそうです。
ジョーイが見ていたのは、変更前の手動時代のものなんですね(笑)。
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune in popular culture を見ると、さすが有名な長寿クイズ番組だけあって、いろんなドラマや映画に登場していることがわかります。
特にシットコムが多い(笑)。
もちろん、フレンズの今回のエピソードのことも書いてあります。(特にトリビアネタは書いてありませんが…)
そのクイズなのですが…。
ジョーイの見ている画面には、LANDMARK と書いてあり、_OUN_ RUSH_ORE と出ています。
ジョーイは、「カウント・ラシュモア(Count Rushmore)」だと言っていますが、正解は「マウント・ラシュモア(Mount Rushmore)」です。
Landmark というのは、その言葉のカテゴリーを表しています。
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune (List of puzzle categories) では、そのカテゴリー(Categories) のリストが載っています(Landmark もちゃんと入っています)。
ランドマークは日本語になっていますが、「(目的地を見つけるための)目印、目立つ建物、陸標、歴史的建造物、名所旧跡」ですね。
マウント・ラシュモア、すなわち「ラシュモア山」は、サウス・ダコタ州にある山で、4人の大統領(ワシントン、ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、リンカーン)の顔が彫ってあるので有名な山です。
Wikipedia 日本語版: ラシュモア山
ジョーイが言っている Count というのは、「伯爵」という意味で、カウント・ラシュモアなら「ラシュモア伯爵」という人名になってしまうのです。
カテゴリーは、Person/People ではなく、Landmark ですから、それだけでも間違いだと言うことがわかります(笑)。
誰にでもわかる簡単な答えを間違っているのですが、チャンドラーは訂正する気もないようですね。
ジョーイがトンチンカンなことを言うのはいつものことですし(笑)、それに今チャンドラーはジャニスとラブラブで幸せなので、あえて人にいやなことを言う必要もない、というところでしょうね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
ジョーイはテレビを見ています。
チャンドラー: Hey! (やぁ!)
ジョーイ: Wheel! (ホイール!)
チャンドラー: Of! (オブ!)
ジョーイ: Fortune! This guy is so stupid. It's Count Rushmore! (フォーチュン! こいつバカだよな。答えはカウント・ラシュモアだよ!)
チャンドラー: You know, you should really go on this show. (なぁ、ジョーイはこの番組に本当に出るべきだよ。)
Wheel of Fortune 「ホイール・オブ・フォーチュン」というのはアメリカのクイズ番組です。
Wikipedia 日本語版: ウィール・オブ・フォーチュン を見るとわかるのですが、元々は、そういう名前のカジノゲームがあるようですね。
なお、上の日本語版ウィキペディアでは、ホイールではなく、ウィールと書いてありますが、wheel の発音記号は (h)wi:l となっており、h を発音する場合と発音しない場合があるから、です。
意味は「(車の)車輪、ホイール、自動車のハンドル(steering wheel)、ルーレットの回転円版(円盤)」ということ。
Wheel of Fortune 公式サイト
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune (US game show)
ウィキペディアの説明を訳しますと、
贈人の出場者が、「ハングマン」というゲームに似たワード・パズルを解くことで競い合う。番組の名前は、出場者が獲得する(または失う)ドルの額や賞金を決定する大きなホイール[ルーレットの円盤]に由来する。
ハングマンというゲームについてはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Hangman (game)
日本語版の説明もあります。
Wikipedia 日本語版: ハングマン (ゲーム)
このクイズ番組は、視聴率も高く、1983年から現在まで放送している、という長寿番組のようですね。
ウィキペディアの Sets(セット)という項目に、Puzzle board の説明があり、写真も載っています。
ジョーイが見ていたボードと同じようなものですね。
ウィキペディアの情報によると、以前は、そのパズルボードを手でひっくり返すと正解の文字が現れる、という manually-controlled puzzle board だったようですが、1997年2月以降は文字盤の右端をタッチして操作する a digital electoric board に変わったそうです。
ジョーイが見ていたのは、変更前の手動時代のものなんですね(笑)。
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune in popular culture を見ると、さすが有名な長寿クイズ番組だけあって、いろんなドラマや映画に登場していることがわかります。
特にシットコムが多い(笑)。
もちろん、フレンズの今回のエピソードのことも書いてあります。(特にトリビアネタは書いてありませんが…)
そのクイズなのですが…。
ジョーイの見ている画面には、LANDMARK と書いてあり、_OUN_ RUSH_ORE と出ています。
ジョーイは、「カウント・ラシュモア(Count Rushmore)」だと言っていますが、正解は「マウント・ラシュモア(Mount Rushmore)」です。
Landmark というのは、その言葉のカテゴリーを表しています。
Wikipedia 英語版: Wheel of Fortune (List of puzzle categories) では、そのカテゴリー(Categories) のリストが載っています(Landmark もちゃんと入っています)。
ランドマークは日本語になっていますが、「(目的地を見つけるための)目印、目立つ建物、陸標、歴史的建造物、名所旧跡」ですね。
マウント・ラシュモア、すなわち「ラシュモア山」は、サウス・ダコタ州にある山で、4人の大統領(ワシントン、ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、リンカーン)の顔が彫ってあるので有名な山です。
Wikipedia 日本語版: ラシュモア山
ジョーイが言っている Count というのは、「伯爵」という意味で、カウント・ラシュモアなら「ラシュモア伯爵」という人名になってしまうのです。
カテゴリーは、Person/People ではなく、Landmark ですから、それだけでも間違いだと言うことがわかります(笑)。
誰にでもわかる簡単な答えを間違っているのですが、チャンドラーは訂正する気もないようですね。
ジョーイがトンチンカンなことを言うのはいつものことですし(笑)、それに今チャンドラーはジャニスとラブラブで幸せなので、あえて人にいやなことを言う必要もない、というところでしょうね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月14日
スター・ウォーズのパロディの話 フレンズ3-1その11
昨日の記事、レイア姫の髪型の話 フレンズ3-1その10 で引用した、
Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa の Trivia の8番目の項目に、以下の記述があります。
パロディ映画「親指ウォーズ」では、レイアの役はバンヘッド姫(Princess Bunhead)という名前のキャラクターだった。そのキャラは、名前が示すように、髪の毛として二つのシナモン・ロールをつけていた。
bun には「小型の丸いパン、バン」「(女性が頭の後ろに結うバン状の)束髪、巻き髪」という意味があることは昨日の記事で書きました。
親指ウォーズ(Thumb Wars)についてはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Thumb Wars
Amazon.co.jp: 親指ウォーズ (DVD)
この映画、劇場公開時は「親指スター・ウォーズ」というタイトルだったのですが、今は「親指ウォーズ」が正式な邦題のようです。
ウィキペディアに載っている写真 Thumb Wars DVD Box をクリックすると写真を拡大して見ることができます。
最初に引用したように、レイア姫のウィキペディアには、two cinnamon rolls(二つのシナモン・ロール)と書いてあるのですが、写真を見ると、左右の巻き髪だけではなく、頭のてっぺんにもシナモン・ロール(cinnamon roll または cinnamon bun)が乗っかっているようなんですが…(笑)。
この親指シリーズ、Thumbtanic 「親指タイタニック」というのもありましたねぇ。
Amazon.co.jp 親指タイタニック (DVD)
今回初めて知ったのですが、恐ろしいことに「親指ゴッドファーザー」(原題:Godthumb)というのもあるそうな。
Amazon.co.jp 親指ゴッドファーザー (DVD)
他には「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のパロディ「親指ブレアサム」(The Blair Thumb)、「バットマン」のパロディ「親指バットサム」(Bat Thumb)などもあるそうで…(唖然)。
全体的にこの親指シリーズというヤツは、チープでお下品で…という感じらしいので、オリジナルのファンの人は見ない方がいい、という話も聞きますが…。
私はちらっとしか見たことないので、ちょっと見てみたい気もします(笑)。
Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa の Trivia の5番目には、昨日引用したレイア姫の髪型の話が書いてあるのですが、その続きにこうあります。
この髪型はメル・ブルックスのスペースボールでもパロディにされていた。ある場面で、ベスパ姫がその(レイア姫のような)髪型をしているように見えるシーンがあるのだが、それは実際には大きなヘッドフォンセットを頭に被っている。
レイア姫の髪型のパロディとしては、こういう「ヘッドフォンみたいに見える」というのもあるんですね(笑)。
スター・ウォーズのパロディ映画「スペースボール」(Spaceballs)(1987年、メル・ブルックス監督)は、夜中にテレビをつけたらたまたまこの映画を放映していたので、何だこれはっ?と思いながら少しだけ見た記憶があります。(最後まで見たわけでもないらしく、ラストシーンの記憶はない…笑)
映画館で見たわけでもないのに、何故か私はこの映画のパンフレットを持っています。
きちんと見たわけではないけど、いろんな意味で印象深かったので、古本屋さんでたまたまこのパンフレットを見かけた時、衝動買いしてしまったんですね、300円だったし…(あぁ、オタクだ…笑)。
Wikipedia 英語版: Spaceballs
Amazon.co.jp: スペースボール (DVD)
とにかくパロディなので、その造形が全てチープ。
上のウィキペディアの写真を見るだけで笑えると思います。(残念ながら、その「ヘッドフォンをつけているベスパ姫」の写真は載っていませんが…)
ウィキペディアの Character parodies の項目に、どのキャラクターをパロディしたものかという対比表があります。
あまりにネーミングがバカバカしくて笑えます。
pun というのは「だじゃれ、語呂合わせ、(…を)もじったもの」のことですね。
ダース・ベイダーのパロディのダーク・ヘルメット(Dark Helmet)というのは同じようなヘルメットを被っているのですが、「ヘルメット、でかすぎるっちゅーねん!」とツッコミを入れたくなるほど、ブカブカです(笑)。
チューバッカみたいなバーフ(Barf)というキャラクターもいるのですが、耳と尻尾がついてるだけで、顔はペイントしてるだけです。
C-3POを女性型にしてさらにもっとチープにした Dot Matrix (日本のパンフレットでは、C-3DK という名前になっている)は、ベスパ姫(Princess Vespa)とローン・スター(Lone Starr、演じているのはビル・プルマン)がいいムードになってくると、処女警報(virgin-alarm)を発する、という妙な機能がついていました(←この部分はテレビで見ました)。
ヨーダはヨーグルト(Yogurt)という名前になっています。
極めつけは、ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)が、ピザ・ザ・ハット(Pizza the Hutt)になっている…!
説明するまでもなく、ピザ・チェーン店のピザ・ハット(Pizza Hut)とかけているんだけど…いいのか、こんなベタなダジャレで…(笑)。
パンフレットに書いている情報によると、ヨーグルトの特殊メイクとピザ・ザ・ハットのクリーチャー・デザインは、ハリウッドで活躍しておられる日本人特殊メイクアップアーティストのスクリーミング・マッド・ジョージさんが担当されているとのことです。
ジョージさんは、新庄選手のマスクをデザインされて話題になっていましたよね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa の Trivia の8番目の項目に、以下の記述があります。
パロディ映画「親指ウォーズ」では、レイアの役はバンヘッド姫(Princess Bunhead)という名前のキャラクターだった。そのキャラは、名前が示すように、髪の毛として二つのシナモン・ロールをつけていた。
bun には「小型の丸いパン、バン」「(女性が頭の後ろに結うバン状の)束髪、巻き髪」という意味があることは昨日の記事で書きました。
親指ウォーズ(Thumb Wars)についてはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Thumb Wars
Amazon.co.jp: 親指ウォーズ (DVD)
この映画、劇場公開時は「親指スター・ウォーズ」というタイトルだったのですが、今は「親指ウォーズ」が正式な邦題のようです。
ウィキペディアに載っている写真 Thumb Wars DVD Box をクリックすると写真を拡大して見ることができます。
最初に引用したように、レイア姫のウィキペディアには、two cinnamon rolls(二つのシナモン・ロール)と書いてあるのですが、写真を見ると、左右の巻き髪だけではなく、頭のてっぺんにもシナモン・ロール(cinnamon roll または cinnamon bun)が乗っかっているようなんですが…(笑)。
この親指シリーズ、Thumbtanic 「親指タイタニック」というのもありましたねぇ。
Amazon.co.jp 親指タイタニック (DVD)
今回初めて知ったのですが、恐ろしいことに「親指ゴッドファーザー」(原題:Godthumb)というのもあるそうな。
Amazon.co.jp 親指ゴッドファーザー (DVD)
他には「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のパロディ「親指ブレアサム」(The Blair Thumb)、「バットマン」のパロディ「親指バットサム」(Bat Thumb)などもあるそうで…(唖然)。
全体的にこの親指シリーズというヤツは、チープでお下品で…という感じらしいので、オリジナルのファンの人は見ない方がいい、という話も聞きますが…。
私はちらっとしか見たことないので、ちょっと見てみたい気もします(笑)。
Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa の Trivia の5番目には、昨日引用したレイア姫の髪型の話が書いてあるのですが、その続きにこうあります。
この髪型はメル・ブルックスのスペースボールでもパロディにされていた。ある場面で、ベスパ姫がその(レイア姫のような)髪型をしているように見えるシーンがあるのだが、それは実際には大きなヘッドフォンセットを頭に被っている。
レイア姫の髪型のパロディとしては、こういう「ヘッドフォンみたいに見える」というのもあるんですね(笑)。
スター・ウォーズのパロディ映画「スペースボール」(Spaceballs)(1987年、メル・ブルックス監督)は、夜中にテレビをつけたらたまたまこの映画を放映していたので、何だこれはっ?と思いながら少しだけ見た記憶があります。(最後まで見たわけでもないらしく、ラストシーンの記憶はない…笑)
映画館で見たわけでもないのに、何故か私はこの映画のパンフレットを持っています。
きちんと見たわけではないけど、いろんな意味で印象深かったので、古本屋さんでたまたまこのパンフレットを見かけた時、衝動買いしてしまったんですね、300円だったし…(あぁ、オタクだ…笑)。
Wikipedia 英語版: Spaceballs
Amazon.co.jp: スペースボール (DVD)
とにかくパロディなので、その造形が全てチープ。
上のウィキペディアの写真を見るだけで笑えると思います。(残念ながら、その「ヘッドフォンをつけているベスパ姫」の写真は載っていませんが…)
ウィキペディアの Character parodies の項目に、どのキャラクターをパロディしたものかという対比表があります。
あまりにネーミングがバカバカしくて笑えます。
pun というのは「だじゃれ、語呂合わせ、(…を)もじったもの」のことですね。
ダース・ベイダーのパロディのダーク・ヘルメット(Dark Helmet)というのは同じようなヘルメットを被っているのですが、「ヘルメット、でかすぎるっちゅーねん!」とツッコミを入れたくなるほど、ブカブカです(笑)。
チューバッカみたいなバーフ(Barf)というキャラクターもいるのですが、耳と尻尾がついてるだけで、顔はペイントしてるだけです。
C-3POを女性型にしてさらにもっとチープにした Dot Matrix (日本のパンフレットでは、C-3DK という名前になっている)は、ベスパ姫(Princess Vespa)とローン・スター(Lone Starr、演じているのはビル・プルマン)がいいムードになってくると、処女警報(virgin-alarm)を発する、という妙な機能がついていました(←この部分はテレビで見ました)。
ヨーダはヨーグルト(Yogurt)という名前になっています。
極めつけは、ジャバ・ザ・ハット(Jabba the Hutt)が、ピザ・ザ・ハット(Pizza the Hutt)になっている…!
説明するまでもなく、ピザ・チェーン店のピザ・ハット(Pizza Hut)とかけているんだけど…いいのか、こんなベタなダジャレで…(笑)。
パンフレットに書いている情報によると、ヨーグルトの特殊メイクとピザ・ザ・ハットのクリーチャー・デザインは、ハリウッドで活躍しておられる日本人特殊メイクアップアーティストのスクリーミング・マッド・ジョージさんが担当されているとのことです。
ジョージさんは、新庄選手のマスクをデザインされて話題になっていましたよね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月13日
レイア姫の髪型の話 フレンズ3-1その10
ロス: Hi. (はーい。)
レイチェル: Hi. (はーい。)
ロス: Guess what? (ねぇ、何だと思う?)
レイチェル: What? (何?)
ロス: They published my paper. (僕の論文が載ったんだよ。)
レイチェル: Oh, really? Let me see, let me see! (え、ほんとに? 見せて、見せて!)
フィービー: Rach, look! Oh, hi! Where is my strong Ross Skywalker to come rescue me? There he is! (レイチェル、見て! [フィービーはパンを耳に当てて、レイア姫の真似をしている] はーい! 私を助けに来てくれる、力強いロス・スカイウォーカーはどこにいるの? [ロスが怒って立っているのを見て] そこにいるのね!)
Guess what? というのは直訳すると、「何か当ててみて?」ということですよね。
「何だかわかる?」という感じですが、人が驚くようなことを自分がこれから言おうとする時に、「いいかい、ちょっと聞いてよ」と相手の興味を引き付けるのに使う表現です。
フレンズでは度々聞く表現なのですが、過去記事では、フレンズ1-1その2 で軽く解説しています。
少し前に、フレンズ2-23その2 のコメント欄 で、パパが英語に目覚めたら のハルさんから、「Guess what? と言われたら、何と返事したらよいのだろうか?」というコメントをいただいたことがありました。
興味深いお話だと思ったので、そのコメント欄で、他の方からいただいた意見も参考にさせていただいた上で、フレンズに出てきた他の Guess what? のやり取りなども引用しながら、私が長々と自分の意見を書いております。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
あまりに内容が長すぎてうまくまとめられないのですが(笑)、私の今の意見としては、"Guess what?" には "What?" と返すのが一番無難で、無理して何かを推量する[当てる]必要はない、ということだと思います。
ハルさんのブログの最新記事 で Guess what? について触れておられるのですが、実際に、ハルさんがネイティブの方に対して "Guess what?" を使ってみたら、「相手は間髪を入れずに "What?" と返してきた」そうです。
やはり上のロスとレイチェルの、"Guess what?" "What?" というやり取りが一番自然なようですね。
雰囲気的には、よく挿入句として使われる you know what に通じる部分があって、その後に続く言葉に対して、相手の期待感を高めさせるという、前置き[導入]表現なんでしょう。
過去記事、フレンズ1-18その7 ご質問1+Tridentの話 では、レイチェルの "Guess what?" に対して、チャンドラーがありきたりの "What?" ではなく、観客大爆笑の guess を披露しています。
いかにもチャンドラー的な返しなので嬉しくなってしまうのですが、普通の人は無理してここまで考えなくてもいいでしょう(笑)。
publish は「(書籍・雑誌などを)出版する、発行する」「…を発表する、公表する」という意味。
public 「公の(おおやけの)、公共の、公衆の、公開の」の動詞形ですね。
they は出版社の人を指すのでしょう。
They published my paper. で「彼らは僕の論文を出版した。」ということですね。
ここでの publish はロスの論文を1冊の本として出版した、という意味ではなく、雑誌(学術専門誌)に彼の論文を掲載した、という意味でしょう。
フィービーが渦巻きパンを二つ、頭に付けて、レイア姫の真似をしているのには笑ってしまいました。
スクリプトのト書きは以下のように書いてあります。
she holds two buns up to her ears to make her hair look like the Princess Leia 'do.
「フィービーは二つの bun (小型の丸いパン)を耳のところに掲げて、髪型がレイア姫の髪型に見えるようにしている」
ということですね。
'do は恐らく hairdo 「ヘアスタイル、髪型、結髪」のことでしょう。
ここでのbun は「小型の丸いパン、バン」のことなのですが、面白いことに、「(女性が頭の後ろに結うバン状の)束髪、巻き髪」のことも bun と言います。
wear one's hair in a bun なら、「髪を束髪に結っている」になります。
言うまでもなく、bun というパンに形が似ているから、その髪の形状を bun と呼ぶのですが、ここではフィービーがまさにそのパンを使って、巻き髪を表現しているのが面白いなぁ、と。
本当にレイア姫の髪型に見えますよね。
このシーンは、シーズン3のDVDジャケット写真にも使われています。
フレンズ2-13その11 にも bun という単語が出てきましたが、そこでは複数形 buns で「お尻」という意味で使われていました。
フィービーはロスがいるのを知らなかったのですね。
ロスはかばんに入っている論文を探す為にうつむいていたので、フィービーがレイア姫の真似をしているのは見えなかったのですが、スカイウォーカーという名前が聞こえたので、その意味を悟ったようです。
スカイウォーカー、説明するまでもなく、ルーク・スカイウォーカーのことですね。
Wikipedia 英語版: Luke Skywalker
ロスがレイア姫の金のビキニに憧れていることを、レイチェルがフィービーに話したと知って、ロスはムッとしているわけです。
このレイア姫の特徴とも言うべきヘアスタイルについて。
2日前の記事でも引用した、Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa の Trivia の5番目の項目に、髪型に関する話が載っています。
訳すと、
レイアの髪型は、多くのスター・ウォーズ・ファンまたはSFファンから親しみを込めて、「ドーナッツ・ヘアスタイル」または「シナモン・バンズ」と呼ばれている。
参考までに「シナモン・バンズ」についてはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Cinnamon roll (Cinnamon bun)
少し前にレイア姫のウィキペディアを見た時に載っていた(が、何故か今は載っていない)、ちょっと笑ってしまった小ネタを紹介します。
Emoticon for Princess Leia is: @-_-@
emoticon というのは、emotion(感情)+icon(アイコン)=「感情アイコン」、すなわち「顔文字」のことですね。
@-_-@ の顔文字は、あの髪型の特徴がよく出ています(笑)。
レイア姫のページには載っていないのですが、Wikipedia 英語版: Emoticon の East Asian style の Simple examples の2番目には、このレイア姫の顔文字がちゃんと載っています。
有名な髪型だということで、他にもいろんなパロディで使われています。
明日は、髪型のパロディについてもう少し書いた後、スター・ウォーズのパロディについても語ってみたいと思います。
(脱線しがちですみません…笑)
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
レイチェル: Hi. (はーい。)
ロス: Guess what? (ねぇ、何だと思う?)
レイチェル: What? (何?)
ロス: They published my paper. (僕の論文が載ったんだよ。)
レイチェル: Oh, really? Let me see, let me see! (え、ほんとに? 見せて、見せて!)
フィービー: Rach, look! Oh, hi! Where is my strong Ross Skywalker to come rescue me? There he is! (レイチェル、見て! [フィービーはパンを耳に当てて、レイア姫の真似をしている] はーい! 私を助けに来てくれる、力強いロス・スカイウォーカーはどこにいるの? [ロスが怒って立っているのを見て] そこにいるのね!)
Guess what? というのは直訳すると、「何か当ててみて?」ということですよね。
「何だかわかる?」という感じですが、人が驚くようなことを自分がこれから言おうとする時に、「いいかい、ちょっと聞いてよ」と相手の興味を引き付けるのに使う表現です。
フレンズでは度々聞く表現なのですが、過去記事では、フレンズ1-1その2 で軽く解説しています。
少し前に、フレンズ2-23その2 のコメント欄 で、パパが英語に目覚めたら のハルさんから、「Guess what? と言われたら、何と返事したらよいのだろうか?」というコメントをいただいたことがありました。
興味深いお話だと思ったので、そのコメント欄で、他の方からいただいた意見も参考にさせていただいた上で、フレンズに出てきた他の Guess what? のやり取りなども引用しながら、私が長々と自分の意見を書いております。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
あまりに内容が長すぎてうまくまとめられないのですが(笑)、私の今の意見としては、"Guess what?" には "What?" と返すのが一番無難で、無理して何かを推量する[当てる]必要はない、ということだと思います。
ハルさんのブログの最新記事 で Guess what? について触れておられるのですが、実際に、ハルさんがネイティブの方に対して "Guess what?" を使ってみたら、「相手は間髪を入れずに "What?" と返してきた」そうです。
やはり上のロスとレイチェルの、"Guess what?" "What?" というやり取りが一番自然なようですね。
雰囲気的には、よく挿入句として使われる you know what に通じる部分があって、その後に続く言葉に対して、相手の期待感を高めさせるという、前置き[導入]表現なんでしょう。
過去記事、フレンズ1-18その7 ご質問1+Tridentの話 では、レイチェルの "Guess what?" に対して、チャンドラーがありきたりの "What?" ではなく、観客大爆笑の guess を披露しています。
いかにもチャンドラー的な返しなので嬉しくなってしまうのですが、普通の人は無理してここまで考えなくてもいいでしょう(笑)。
publish は「(書籍・雑誌などを)出版する、発行する」「…を発表する、公表する」という意味。
public 「公の(おおやけの)、公共の、公衆の、公開の」の動詞形ですね。
they は出版社の人を指すのでしょう。
They published my paper. で「彼らは僕の論文を出版した。」ということですね。
ここでの publish はロスの論文を1冊の本として出版した、という意味ではなく、雑誌(学術専門誌)に彼の論文を掲載した、という意味でしょう。
フィービーが渦巻きパンを二つ、頭に付けて、レイア姫の真似をしているのには笑ってしまいました。
スクリプトのト書きは以下のように書いてあります。
she holds two buns up to her ears to make her hair look like the Princess Leia 'do.
「フィービーは二つの bun (小型の丸いパン)を耳のところに掲げて、髪型がレイア姫の髪型に見えるようにしている」
ということですね。
'do は恐らく hairdo 「ヘアスタイル、髪型、結髪」のことでしょう。
ここでのbun は「小型の丸いパン、バン」のことなのですが、面白いことに、「(女性が頭の後ろに結うバン状の)束髪、巻き髪」のことも bun と言います。
wear one's hair in a bun なら、「髪を束髪に結っている」になります。
言うまでもなく、bun というパンに形が似ているから、その髪の形状を bun と呼ぶのですが、ここではフィービーがまさにそのパンを使って、巻き髪を表現しているのが面白いなぁ、と。
本当にレイア姫の髪型に見えますよね。
このシーンは、シーズン3のDVDジャケット写真にも使われています。
フレンズ2-13その11 にも bun という単語が出てきましたが、そこでは複数形 buns で「お尻」という意味で使われていました。
フィービーはロスがいるのを知らなかったのですね。
ロスはかばんに入っている論文を探す為にうつむいていたので、フィービーがレイア姫の真似をしているのは見えなかったのですが、スカイウォーカーという名前が聞こえたので、その意味を悟ったようです。
スカイウォーカー、説明するまでもなく、ルーク・スカイウォーカーのことですね。
Wikipedia 英語版: Luke Skywalker
ロスがレイア姫の金のビキニに憧れていることを、レイチェルがフィービーに話したと知って、ロスはムッとしているわけです。
このレイア姫の特徴とも言うべきヘアスタイルについて。
2日前の記事でも引用した、Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa の Trivia の5番目の項目に、髪型に関する話が載っています。
訳すと、
レイアの髪型は、多くのスター・ウォーズ・ファンまたはSFファンから親しみを込めて、「ドーナッツ・ヘアスタイル」または「シナモン・バンズ」と呼ばれている。
参考までに「シナモン・バンズ」についてはこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: Cinnamon roll (Cinnamon bun)
少し前にレイア姫のウィキペディアを見た時に載っていた(が、何故か今は載っていない)、ちょっと笑ってしまった小ネタを紹介します。
Emoticon for Princess Leia is: @-_-@
emoticon というのは、emotion(感情)+icon(アイコン)=「感情アイコン」、すなわち「顔文字」のことですね。
@-_-@ の顔文字は、あの髪型の特徴がよく出ています(笑)。
レイア姫のページには載っていないのですが、Wikipedia 英語版: Emoticon の East Asian style の Simple examples の2番目には、このレイア姫の顔文字がちゃんと載っています。
有名な髪型だということで、他にもいろんなパロディで使われています。
明日は、髪型のパロディについてもう少し書いた後、スター・ウォーズのパロディについても語ってみたいと思います。
(脱線しがちですみません…笑)
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月12日
フレンズ3-1その9
ロスがモニカを連れてセントラルパークに入ってきます。
ロス: Look who I found standing outside of the Szechuan Dragon staring at a parking meter. (パーキング・メーターを見つめながら、スーチョワン・ドラゴンの外に立っていたのを見つけて、連れてきたよ。)
look who I found は「僕が見つけた人を見てくれよ。」ということで、「こんな人を連れてきちゃったよ。このモニカは、さっきまでそういう状況にいたんだよ。」という感じですね。
I found (her) standing... ということですから、モニカがそこに立ってるのを見て[発見して]、ということです。
この後、ひたすら、Szechuan Dragon の話が続き、それで今日はおしまいですので、興味のない方はまた明日(笑)。
Szechuan は「(中国の)四川(しせん)、(料理の)四川風の」。
綴りはいろいろあるらしく、DVDでは Szechuan、スクリプトでは、Szechwan、また Sichuan という綴りもあります。
Wikipedia 英語版: Sichuan にいろんな綴りが書いてあるのですが、現在の正式な英語の名称は、Sichuan のようですね。
そこに Postal map spelling として、Szechwan と Szechuan も挙げられています。
Postal map spelling をクリックすると、
Wikipedia 英語版: Chinese Postal Map Romanization にジャンプします。
Chinese Postal Map Romanization について、その内容をざっと訳しますと、
「中国の地名をローマ字化する方式」のことで、中国の清王朝時代末期に使われ始め(訳注:西洋の列強が中国に介入してきたから、ですね)、20世紀の大半は、西洋で中国の地名を表現する最も一般的な方法であったが、中華人民共和国の成立に伴って、Hanyu pinyin という方式に取って代わられ、現在はその Hanyu pinyin という方式がほとんど全世界的に用いられている。
とのことです。
現在の表記方式 Hanyu pinyin については、
Wikipedia 英語版: Pinyin に詳しく書いてありますので、興味のある方はどうぞ(笑)。
ですから、現在の正式な Hanyu pinyin としては、Sichuan が正しいけれど、長らく使われていた Szechwan と Szechuan の方が、アメリカ人にとってはなじみがある、ということでしょうね。
何故なじみがあるか、というと、日本でも有名な「四川料理」という中華料理があるから、ですね。
四川料理というと、「麻婆豆腐」のような辛い料理が特徴でしたっけ?
Wikipedia 英語版: Szechuan cuisine には、Representative dishes (代表的な料理)がいくつか載っています。
実際に、Szechuan Dragon という名前のお店がマンハッタンにあるのかどうかはわからなかったのですが、漢字で表記すると「四川龍」ということなので、「いかにもありそうな」四川料理レストランの名前なわけですね。
実際にあろうがなかろうが、観客は「そういう中華料理店の前にモニカはいたんだ。」ということはわかったでしょう。
検索をしていたら、とあるドラマのサブタイトルにヒットしました。
IMDb: "Murder, She Wrote" The Szechuan Dragon (1990)
Murder, She Wrote とは、日本でも放映されていたドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」です。
そのシーズン6第21話のサブタイトルが The Szechuan Dragon というようですね。
調べたところ、日本語のタイトルがないようなので、シーズン6は日本では放映されていないのかなぁ?
ジェシカおばさんは全然見たことないのですが、やっぱり中華料理屋さんの話だったのかなぁ…?と、少し気になるのですが…。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
ロス: Look who I found standing outside of the Szechuan Dragon staring at a parking meter. (パーキング・メーターを見つめながら、スーチョワン・ドラゴンの外に立っていたのを見つけて、連れてきたよ。)
look who I found は「僕が見つけた人を見てくれよ。」ということで、「こんな人を連れてきちゃったよ。このモニカは、さっきまでそういう状況にいたんだよ。」という感じですね。
I found (her) standing... ということですから、モニカがそこに立ってるのを見て[発見して]、ということです。
この後、ひたすら、Szechuan Dragon の話が続き、それで今日はおしまいですので、興味のない方はまた明日(笑)。
Szechuan は「(中国の)四川(しせん)、(料理の)四川風の」。
綴りはいろいろあるらしく、DVDでは Szechuan、スクリプトでは、Szechwan、また Sichuan という綴りもあります。
Wikipedia 英語版: Sichuan にいろんな綴りが書いてあるのですが、現在の正式な英語の名称は、Sichuan のようですね。
そこに Postal map spelling として、Szechwan と Szechuan も挙げられています。
Postal map spelling をクリックすると、
Wikipedia 英語版: Chinese Postal Map Romanization にジャンプします。
Chinese Postal Map Romanization について、その内容をざっと訳しますと、
「中国の地名をローマ字化する方式」のことで、中国の清王朝時代末期に使われ始め(訳注:西洋の列強が中国に介入してきたから、ですね)、20世紀の大半は、西洋で中国の地名を表現する最も一般的な方法であったが、中華人民共和国の成立に伴って、Hanyu pinyin という方式に取って代わられ、現在はその Hanyu pinyin という方式がほとんど全世界的に用いられている。
とのことです。
現在の表記方式 Hanyu pinyin については、
Wikipedia 英語版: Pinyin に詳しく書いてありますので、興味のある方はどうぞ(笑)。
ですから、現在の正式な Hanyu pinyin としては、Sichuan が正しいけれど、長らく使われていた Szechwan と Szechuan の方が、アメリカ人にとってはなじみがある、ということでしょうね。
何故なじみがあるか、というと、日本でも有名な「四川料理」という中華料理があるから、ですね。
四川料理というと、「麻婆豆腐」のような辛い料理が特徴でしたっけ?
Wikipedia 英語版: Szechuan cuisine には、Representative dishes (代表的な料理)がいくつか載っています。
実際に、Szechuan Dragon という名前のお店がマンハッタンにあるのかどうかはわからなかったのですが、漢字で表記すると「四川龍」ということなので、「いかにもありそうな」四川料理レストランの名前なわけですね。
実際にあろうがなかろうが、観客は「そういう中華料理店の前にモニカはいたんだ。」ということはわかったでしょう。
検索をしていたら、とあるドラマのサブタイトルにヒットしました。
IMDb: "Murder, She Wrote" The Szechuan Dragon (1990)
Murder, She Wrote とは、日本でも放映されていたドラマ「ジェシカおばさんの事件簿」です。
そのシーズン6第21話のサブタイトルが The Szechuan Dragon というようですね。
調べたところ、日本語のタイトルがないようなので、シーズン6は日本では放映されていないのかなぁ?
ジェシカおばさんは全然見たことないのですが、やっぱり中華料理屋さんの話だったのかなぁ…?と、少し気になるのですが…。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月11日
レイア姫の金のビキニの話 フレンズ3-1その8
セントラルパークにて。
昨晩、ベッド上で、
レイチェル: I mean, do you have any fun, you know, fantasy-type things? (つまり、ロスには何かファンタジー[幻想]みたいなものはないの?)
ロス: Princess Leia was wearing this, um, gold bikini thing. It was pretty cool. ((映画スター・ウォーズで)レイア姫は金のビキニみたいなものを着てただろ。あれはかなり良かった。)
というやり取りがあったのですが、レイチェルはそのことをフィービーに語っているようです。
フィービー: Yeah, oh, Princess Leia and the gold bikini? Every guy our age loved that. (えぇ、レイア姫と金のビキニでしょ? 同世代の男はみんなあれが大好きだったのよ。)
レイチェル: Really! (ほんとに!?)
フィービー: Um, um. It's huge! Yeah, that's the moment, when-when, you know she stopped being a princess, and became, like, a woman, you know. (えぇ、だって大きな出来事[大事なポイント]だもの。そう、それは、レイア姫が、もう姫ではなくなって、そう、”オンナ”になった瞬間なのよ。)
レイチェル: Did you ever do the-the Leia thing? (フィービーはレイア姫みたいな格好をしたことがある?)
フィービー: Oh, yeah, um-mm. Oh! (えぇ。えぇ!)
と嬉しそうに体を震わせるフィービー。
レイチェル: Really! That-that great, huh? (ほんとに? そんなに良かったの?)
フィービー: No, it's just that I got this new pager, and I have it on "vibrate." (違うのよ。ただ、新しいポケベルを買って、それを”バイブ・モード”にしてただけよ。)
gold bikini というのはファンの共通語のようで、leia gold bikini でぐぐると、たくさんのヒットがあります。
Amazon.co.jp: スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション のDVDジャケットには、やはり(笑)、gold bikini のレイア姫が登場しています。
Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa にも、ちゃんと Leia in her slavegirl "bikini" outfit の写真が載ってます。
上のウィキペディアの Trivia に面白いことがたくさん書いてあります。
このフレンズのエピソードで金のビキニの話が出てきたことについては、10番目の項目に書いてあります。
また、レイア姫の有名なあの髪型についてもいろいろ書いてあるのですが、髪型については2日後に改めて詳しく触れる予定です。
Trivia の7番目の項目に、
奴隷となったレイアのビキニのシーンは、エンパイア・マガジン(イギリスで最も売れている映画雑誌)の投票で、映画史上、忘れられない[最も記憶に残る、印象に残る]名シーンの一つに選ばれた。
とあります。
別に感動的な場面ではないと思うのですが(笑)、それくらいみんなの印象に残っている、ということでしょうね。
フィービーのセリフの、every guy our age 「同世代の[同い年の]男性はすべて」と言うのが面白いです。
フレンズたちは、スター・ウォーズ世代なんですね。
私も彼らと同じ世代だからよくわかります。
みんな、あの映画を見て、あのレイア姫の格好に驚いた、と。
loved 「愛していた、大好きだった」と過去形になっているのは、少年だった頃、みんなあのレイア姫の姿にときめいていた、ということでしょうね。
大人になった今でも大好きだ、という人はロスを含め大勢いるのでしょうが…(笑)。
私は女なので、ときめいたり、そそられたりはしませんでしたが(笑)、髪型と服装を変えるとこんなに印象が違うものなのかぁ…すごく女っぽい…と驚いた記憶があります。
それまでは髪の毛をきっちりと結い上げた純情無垢な(…ってこともないか、結構活動的・積極的な女性だから…笑)、とにかく「お姫様」という感じだったのに、それが a woman になったわけですね。
フィービーが a woman という単語をちょっと目をむいて言うのがおかしい。
「オンナ」になったのよ、という感じで、ここではカタカナの「オンナ」がしっくりきますね。
フィービーがレイア姫の金のビキニに対する男性の願望(?)に詳しいので、レイチェルはフィービーにそのコスプレをしたことあるか、と尋ねています。
それに対して、フィービーは身体をビクッとさせて喜んでいるので、that great 「思い出しただけでも身体が震えちゃうほど、そんなにそのコスプレをしたエッチが良かったの?」と尋ねているのですね。
ですが、フィービーの答えはノー。
it's just that... で「それはただ(that 以下)ということなの。」と理由を説明するのですが、ポケベル(時代を感じる…笑)が vibrate 「振動する、震える、バイブする」に設定してあったので、それが震えたのでビクっとしただけだった、というオチでした。
そう言えば、私もいつも携帯をマナーモードのバイブ設定にしてあるのですが、買い物に行くときはウエストポーチに入れているので、時々フィービーみたいにビクっとします(笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
昨晩、ベッド上で、
レイチェル: I mean, do you have any fun, you know, fantasy-type things? (つまり、ロスには何かファンタジー[幻想]みたいなものはないの?)
ロス: Princess Leia was wearing this, um, gold bikini thing. It was pretty cool. ((映画スター・ウォーズで)レイア姫は金のビキニみたいなものを着てただろ。あれはかなり良かった。)
というやり取りがあったのですが、レイチェルはそのことをフィービーに語っているようです。
フィービー: Yeah, oh, Princess Leia and the gold bikini? Every guy our age loved that. (えぇ、レイア姫と金のビキニでしょ? 同世代の男はみんなあれが大好きだったのよ。)
レイチェル: Really! (ほんとに!?)
フィービー: Um, um. It's huge! Yeah, that's the moment, when-when, you know she stopped being a princess, and became, like, a woman, you know. (えぇ、だって大きな出来事[大事なポイント]だもの。そう、それは、レイア姫が、もう姫ではなくなって、そう、”オンナ”になった瞬間なのよ。)
レイチェル: Did you ever do the-the Leia thing? (フィービーはレイア姫みたいな格好をしたことがある?)
フィービー: Oh, yeah, um-mm. Oh! (えぇ。えぇ!)
と嬉しそうに体を震わせるフィービー。
レイチェル: Really! That-that great, huh? (ほんとに? そんなに良かったの?)
フィービー: No, it's just that I got this new pager, and I have it on "vibrate." (違うのよ。ただ、新しいポケベルを買って、それを”バイブ・モード”にしてただけよ。)
gold bikini というのはファンの共通語のようで、leia gold bikini でぐぐると、たくさんのヒットがあります。
Amazon.co.jp: スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション のDVDジャケットには、やはり(笑)、gold bikini のレイア姫が登場しています。
Wikipedia 英語版: Princess Leia Organa にも、ちゃんと Leia in her slavegirl "bikini" outfit の写真が載ってます。
上のウィキペディアの Trivia に面白いことがたくさん書いてあります。
このフレンズのエピソードで金のビキニの話が出てきたことについては、10番目の項目に書いてあります。
また、レイア姫の有名なあの髪型についてもいろいろ書いてあるのですが、髪型については2日後に改めて詳しく触れる予定です。
Trivia の7番目の項目に、
奴隷となったレイアのビキニのシーンは、エンパイア・マガジン(イギリスで最も売れている映画雑誌)の投票で、映画史上、忘れられない[最も記憶に残る、印象に残る]名シーンの一つに選ばれた。
とあります。
別に感動的な場面ではないと思うのですが(笑)、それくらいみんなの印象に残っている、ということでしょうね。
フィービーのセリフの、every guy our age 「同世代の[同い年の]男性はすべて」と言うのが面白いです。
フレンズたちは、スター・ウォーズ世代なんですね。
私も彼らと同じ世代だからよくわかります。
みんな、あの映画を見て、あのレイア姫の格好に驚いた、と。
loved 「愛していた、大好きだった」と過去形になっているのは、少年だった頃、みんなあのレイア姫の姿にときめいていた、ということでしょうね。
大人になった今でも大好きだ、という人はロスを含め大勢いるのでしょうが…(笑)。
私は女なので、ときめいたり、そそられたりはしませんでしたが(笑)、髪型と服装を変えるとこんなに印象が違うものなのかぁ…すごく女っぽい…と驚いた記憶があります。
それまでは髪の毛をきっちりと結い上げた純情無垢な(…ってこともないか、結構活動的・積極的な女性だから…笑)、とにかく「お姫様」という感じだったのに、それが a woman になったわけですね。
フィービーが a woman という単語をちょっと目をむいて言うのがおかしい。
「オンナ」になったのよ、という感じで、ここではカタカナの「オンナ」がしっくりきますね。
フィービーがレイア姫の金のビキニに対する男性の願望(?)に詳しいので、レイチェルはフィービーにそのコスプレをしたことあるか、と尋ねています。
それに対して、フィービーは身体をビクッとさせて喜んでいるので、that great 「思い出しただけでも身体が震えちゃうほど、そんなにそのコスプレをしたエッチが良かったの?」と尋ねているのですね。
ですが、フィービーの答えはノー。
it's just that... で「それはただ(that 以下)ということなの。」と理由を説明するのですが、ポケベル(時代を感じる…笑)が vibrate 「振動する、震える、バイブする」に設定してあったので、それが震えたのでビクっとしただけだった、というオチでした。
そう言えば、私もいつも携帯をマナーモードのバイブ設定にしてあるのですが、買い物に行くときはウエストポーチに入れているので、時々フィービーみたいにビクっとします(笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月10日
ジェダイの帰還の話 フレンズ3-1その7
ベッドの上でロスに尋ねるレイチェル。
レイチェル: Well, honey, what about you? (ねぇ、ハニー、あなたはどうなの?)
ロス: What? (何?)
レイチェル: I mean, do you have any fun, you know, fantasy-type things? (つまり、ロスには何かファンタジー[幻想]みたいなものはないの?)
ロス: No. (ないよ。)
レイチェル: Come on. You gotta have one. (もう。何か一つくらいはあるはずよ。)
ロス: Nope. (ないよ。)
レイチェル: Ross, you know what? (ロス、ねぇ聞いて。)
ロス: What? (何?)
レイチェル: If you tell me, I might do it. (もし私に言ってくれたら、それをしてもいいわよ。)
ロス: Okay, umm. Did you ever see, um, Return Of The Jedi? (わかった…レイチェルは見たかな? 「ジェダイの帰還[復讐]」を?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
ロス: Do you remember the scene with, um, Jabba the Hutt? Well, Jabba had as, as his prisoner, um, Princess Leia. (あのシーンを覚えてるかな…その、ジャバ・ザ・ハットの。ジャバは捕虜として、その、レイア姫を捕まえていただろ。)
レイチェル: Oooh! (あーぁ!)
ロス: Princess Leia was wearing this, um, gold bikini thing. It was pretty cool. (レイア姫は金のビキニみたいなものを着てただろ。あれはかなり良かった。)
What about you? は「あなたの場合はどうなるの?、あなたについてはどうなの?」ということで、つまり「私はあの海軍の制服をあなたに着て欲しいと思ったけど、あなたの方はどうなの?」と尋ねているのですね。
fantasy は「(自由奔放な)想像、空想、幻想、ファンタジー」。
この場合は、「相手が〜だったらいいなぁ…」という夢物語を想像・空想することを言っているのでしょう。
レイチェルは頑張ってロスのファンタジーを知ろうとするのですが、ロスはあまり関心がないようです。
よほど大事な論文なんだな(笑)。
でも、あなたの希望があれば、それをやってみてもいい[何か衣装を着てもいい]、とまで言われて、気が変わって、急にもじもじするロスがおかしいですね。
やっと話す気になってくれた、と喜ぶレイチェルですが、出てきたタイトルはスター・ウォーズ。
Amazon.co.jp: スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
Return of the Jedi はスター・ウォーズの旧作3作目、スター・ウォーズ・サーガとしてはエピソード6に当たるお話ですね。
ちょっと脱線しますが、この映画、公開時は「ジェダイの復讐」という日本語タイトルがついていました。(私もずっと「ジェダイの復讐」と呼んでいました。)
ですが、本当の英語のタイトルは return で revenge ではないんですね。
日本語タイトルが「復讐」になっていたのは、単なる間違いではなくて、英語のタイトルが二転三転したことに伴うものだったようです。
詳しくは、Wikipedia 日本語版: スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 の「サブタイトルについて」という項目に、タイトルがそうなっていた理由が書いてあります。
今は日本語版タイトルも、「ジェダイの帰還」が正式名称になっています。
一番最初に発表された「スター・ウォーズ」1作目も、今では、「Star Wars Episode IV: A New Hope」(邦題:スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望)というサブタイトルがついていますよね。
復讐、という言葉がついているのは、エピソード3 シスの復讐 (Star Wars Episode III: Revenge of the Sith)ですね。
このように、エピソード3のタイトルに復讐(Revenge)という言葉が入っているので、スター・ウォーズ・サーガとして全体を通して見ると、ジェダイの復讐、というタイトルは変だ、ということになります。
レイチェルの海軍の制服のイメージは、「愛と青春の旅立ち」のようでしたから、レイチェルはロスが恋愛映画のタイトルを言ってくれるのを期待していたんでしょうかね?
スターウォーズの名前を出した後、しばらくレイチェルが沈黙してるのが面白いです。
スター・ウォーズと言えば、たくさんの異形のエイリアンが出てくる映画。
人間とは見かけの異なるエイリアンの格好をしろ、とか言われるんじゃないか、とちょっとびびってるんですね。
ロスは恐竜オタクですから、爬虫類系の女性に弱い、という可能性も否定できないし…(?)。
で、さらにその次に出てきた名前が Jabba the Hutt (ジャバ・ザ・ハット)だったので、大笑いしてしまいました。
数あるエイリアンの中でも、一番可愛げのない(いや、ある意味、かわいいのか…?)、でかくて憎たらしいエイリアンですからねぇ。
Wikipedia 英語版: Jabba the Hutt
上のウィキペディアには写真も載ってます。
ジャバ・ザ・ハットは、エピソード6に登場するのですが、スター・ウォーズ特別編(旧三部作をデジタル・リマスターして劇場公開したもの)のエピソード4に、ハン・ソロとジャバ・ザ・ハットが話をするというシーンが新たにCGで追加された、というのが、当時話題になっていました。
レイア姫の名前が出て、やっと理解できた、という感じで、嬉しそうなレイチェル。
prisoner は「囚人、捕虜、捕らわれた者」ということですね。
実際、レイアは牢獄には入れられていませんでしたが、鎖で繋がれて、ジャバが自分の傍に置いていました。
レイア姫の gold bikini thing の話は明日にします。
男子の皆さん、お楽しみに(笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
レイチェル: Well, honey, what about you? (ねぇ、ハニー、あなたはどうなの?)
ロス: What? (何?)
レイチェル: I mean, do you have any fun, you know, fantasy-type things? (つまり、ロスには何かファンタジー[幻想]みたいなものはないの?)
ロス: No. (ないよ。)
レイチェル: Come on. You gotta have one. (もう。何か一つくらいはあるはずよ。)
ロス: Nope. (ないよ。)
レイチェル: Ross, you know what? (ロス、ねぇ聞いて。)
ロス: What? (何?)
レイチェル: If you tell me, I might do it. (もし私に言ってくれたら、それをしてもいいわよ。)
ロス: Okay, umm. Did you ever see, um, Return Of The Jedi? (わかった…レイチェルは見たかな? 「ジェダイの帰還[復讐]」を?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
ロス: Do you remember the scene with, um, Jabba the Hutt? Well, Jabba had as, as his prisoner, um, Princess Leia. (あのシーンを覚えてるかな…その、ジャバ・ザ・ハットの。ジャバは捕虜として、その、レイア姫を捕まえていただろ。)
レイチェル: Oooh! (あーぁ!)
ロス: Princess Leia was wearing this, um, gold bikini thing. It was pretty cool. (レイア姫は金のビキニみたいなものを着てただろ。あれはかなり良かった。)
What about you? は「あなたの場合はどうなるの?、あなたについてはどうなの?」ということで、つまり「私はあの海軍の制服をあなたに着て欲しいと思ったけど、あなたの方はどうなの?」と尋ねているのですね。
fantasy は「(自由奔放な)想像、空想、幻想、ファンタジー」。
この場合は、「相手が〜だったらいいなぁ…」という夢物語を想像・空想することを言っているのでしょう。
レイチェルは頑張ってロスのファンタジーを知ろうとするのですが、ロスはあまり関心がないようです。
よほど大事な論文なんだな(笑)。
でも、あなたの希望があれば、それをやってみてもいい[何か衣装を着てもいい]、とまで言われて、気が変わって、急にもじもじするロスがおかしいですね。
やっと話す気になってくれた、と喜ぶレイチェルですが、出てきたタイトルはスター・ウォーズ。
Amazon.co.jp: スター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
Return of the Jedi はスター・ウォーズの旧作3作目、スター・ウォーズ・サーガとしてはエピソード6に当たるお話ですね。
ちょっと脱線しますが、この映画、公開時は「ジェダイの復讐」という日本語タイトルがついていました。(私もずっと「ジェダイの復讐」と呼んでいました。)
ですが、本当の英語のタイトルは return で revenge ではないんですね。
日本語タイトルが「復讐」になっていたのは、単なる間違いではなくて、英語のタイトルが二転三転したことに伴うものだったようです。
詳しくは、Wikipedia 日本語版: スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 の「サブタイトルについて」という項目に、タイトルがそうなっていた理由が書いてあります。
今は日本語版タイトルも、「ジェダイの帰還」が正式名称になっています。
一番最初に発表された「スター・ウォーズ」1作目も、今では、「Star Wars Episode IV: A New Hope」(邦題:スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望)というサブタイトルがついていますよね。
復讐、という言葉がついているのは、エピソード3 シスの復讐 (Star Wars Episode III: Revenge of the Sith)ですね。
このように、エピソード3のタイトルに復讐(Revenge)という言葉が入っているので、スター・ウォーズ・サーガとして全体を通して見ると、ジェダイの復讐、というタイトルは変だ、ということになります。
レイチェルの海軍の制服のイメージは、「愛と青春の旅立ち」のようでしたから、レイチェルはロスが恋愛映画のタイトルを言ってくれるのを期待していたんでしょうかね?
スターウォーズの名前を出した後、しばらくレイチェルが沈黙してるのが面白いです。
スター・ウォーズと言えば、たくさんの異形のエイリアンが出てくる映画。
人間とは見かけの異なるエイリアンの格好をしろ、とか言われるんじゃないか、とちょっとびびってるんですね。
ロスは恐竜オタクですから、爬虫類系の女性に弱い、という可能性も否定できないし…(?)。
で、さらにその次に出てきた名前が Jabba the Hutt (ジャバ・ザ・ハット)だったので、大笑いしてしまいました。
数あるエイリアンの中でも、一番可愛げのない(いや、ある意味、かわいいのか…?)、でかくて憎たらしいエイリアンですからねぇ。
Wikipedia 英語版: Jabba the Hutt
上のウィキペディアには写真も載ってます。
ジャバ・ザ・ハットは、エピソード6に登場するのですが、スター・ウォーズ特別編(旧三部作をデジタル・リマスターして劇場公開したもの)のエピソード4に、ハン・ソロとジャバ・ザ・ハットが話をするというシーンが新たにCGで追加された、というのが、当時話題になっていました。
レイア姫の名前が出て、やっと理解できた、という感じで、嬉しそうなレイチェル。
prisoner は「囚人、捕虜、捕らわれた者」ということですね。
実際、レイアは牢獄には入れられていませんでしたが、鎖で繋がれて、ジャバが自分の傍に置いていました。
レイア姫の gold bikini thing の話は明日にします。
男子の皆さん、お楽しみに(笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
2007年02月09日
フレンズ3-1その6
ロスはベッドで一生懸命レポート(論文)を書いています。
隣のレイチェルは、ロスが自分を構ってくれないので退屈そうです。
気を引こうとほっぺたにキスをするのに、適当に返すロスがおかしいですね。
観客からも「おぉ!」みたいな声が上がっていますが、こんな風にできるようになったロスが大人になったな、という感じもします。
二人の関係がかなり深いもので、もう何度もこーゆーこと(笑)をしてきた、ということも示唆していますね。
レイチェル: Honey, I was wondering... (ハニー、私、思ってたんだけど…)
ロス: Hmm? (ん?)
レイチェル: Do you still have that, um, Navy uniform? (ロスは、まだあれを持ってる?…ほら、海軍の制服を?)
ロス: Nooo, I had to return it to the costume place. (いや。コスチューム(レンタル)店に返さないといけなかったから(もう返しちゃったよ)。)
レイチェル: Hmm. (そう…。)
ロス: I think I have an old band uniform from high school. (高校の時の昔の楽団の制服なら持ってると思うけど。)
レイチェル: You remember not having sex in high school, right? (高校生の時は、エッチしなかったのを覚えてる?)
ロス: Yeah. (あぁ。)
と言って、また論文執筆に戻るロス。
海軍の制服の話を持ち出したレイチェルに対して、「おぉ、レイチェルはそう来るか?!」みたいな笑い声が起こっています。
マンネリ化した時に何か他の新たな対策を…と思うのが常なのでしょうか?(笑)
海軍の制服は、フレンズ2-23その30 で出てきました。
もちろん、あの制服はレンタルでしょうね。
アメリカはハロウィーンやその他のイベントで仮装する機会が多いので、そういうレンタル衣装屋さんは多いようです。
後のエピソードでも、そういうお店で衣装を借りたという話が出てきます。
old は「古い(制服)」ではなくて、「昔、着ていた(制服)」ということでしょう。
band というと「ロックバンド」のバンドを思い出しますが、この場合は、「マーチングバンド」や「ブラスバンド」のような吹奏楽のバンド(楽団)のことで、band uniform は、演奏する時に着る(確かにちょっと海軍の制服にも似ているような)きっちりした正装の楽団服のことを言っているのですね。
その次のレイチェルのセリフ "You remember not having sex in high school, right?" にひっかかりました。
このセリフを言った後、ロスは「あぁ、よく覚えてるよ」という感じで肯定しておきながら、すぐに論文に戻ってしまいます。
そこで、またもや観客の笑い声が。
私にはこれが、レイチェルが誘うようなことを言ったのに、それに取り合わなかったロスはすごい!みたいな感じの笑い声に聞こえたのですが…実はよくわかりません。
ですから、以下の説明にはあまり自信がありませんが、いろいろ考えてみたことを書いておきます。
(超長いですから、興味のない方はまた明日…笑)
レイチェルのセリフ、"You remember not having sex in high school, right?" ですが、remember doing は「過去に…したことを覚えている」なので、remember not having sex は「エッチしなかったことを覚えている」ということですね。
実際、大学時代の同級生で元妻のキャロルとの間のエッチが、ロスにとっては初体験だった、という話がフレンズ1-4 に出てきました。(解説では飛ばしちゃってますが…)
ここでのレイチェルのセリフは「高校生の時は、ロスはエッチしたことなかったわよね?」と確認のように尋ねている気がします。
どういうつもりでレイチェルはそのセリフを言ったのか?、それに対してレイチェルはロスにどう反応して欲しかったのか?を以下で考えてみたいと思います。
ロスが Yeah. と言った後、レイチェルはがっかりしているように見えます。
ロスが論文のことで頭がいっぱいな様子にがっかりしているという可能性もありますが、それがロスの返事 "Yeah." そのものに対するがっかりだとすると、レイチェルはロスを誘ったのだと捉えることも可能でしょうか。
以下の二通りの解釈を考えてみました。
1つ目は、「もちろんその楽団の制服を着てエッチしたこともなかったでしょ? 今、その時の服を着て、高校生に戻った気持ちになってエッチしてみない? その当時できなかったことを今試してみない?」と誘っている、ということなのかなぁ?と。(我ながら、ちょっと飛躍しすぎな気もします…。)
2つ目は、「高校生の時って言えば、好きな女の子とエッチしたことなかったでしょ? 今はほら、恋人があなたのすぐ傍にいて、いつでもエッチできちゃうのよ。」と、当時の寂しい記憶を呼び起こして(笑)、今ロスがどんなに素晴らしい状況にいるかを知らしめ、その気にさせるためのセリフなのかなぁ、と。
ロスはそういうレイチェルの誘いに気付かず、「確かに高校時代にはエッチをしたことがないよ。」と言う意味で、「あぁ。」とあっさり質問に答えて、さっさと論文に戻ってしまった、レイチェルのちょっとエッチな誘いをロスがあっさり断った、というのが、あの笑い声なのでしょうかね?
高校の楽団服では使い物にならないわ、という意味で言ったとすると…。
海軍の制服の代わりに、多分それよりはダサい感じの高校の楽団服の話を嬉しそうに持ち出したロスにあきれて、「そんなトンチンカンなこと言ってるから、もしくは、あの制服姿があまりにも野暮ったかったから、高校時代にエッチできなかったのよ、女の子にもてなかったのよ。」と、楽団服をけなしつつ、ロスをからかっているのかなぁとも思いました。
でもそういうからかいを受け流しただけなら、みんなあんなに笑わない気がするのですが…。
ちなみに、DVDの日本語字幕は「高校生を相手にしろと?」、日本語吹替は「高校生とエッチしたら困るでしょう?」となっていました。
「高校生の時は、エッチしなかったのを覚えてる?」というセリフは、「高校生の制服を着ちゃったら、高校生の時の気分に戻っちゃって、そういうことしたらいけないって気持ちになるでしょ?」みたいに解釈することも可能なのかなぁ、とは思います。
ただ、そういう倫理的にマズい、みたいな真面目なことを言いたいのだったら、remember not having sex という形にはならないで、"You remember you were not allowed to have sex in high school." とか、"You remember you should not have sex in high school." みたいな形になると思うんですよね。
上にも書いたように、remember doing は「過去に…したことを覚えている」で、doing の前には目的格も所有格もついていないので、この場合は you または your が省略されている、ということになり、「自分が過去に…したことを覚えている」という意味になりますよね。
だから、「ロスが高校時代にエッチをしなかった」という過去の事実を確認しているセリフなんだと思うので、「高校生がエッチすること」の善悪についての一般論的な話とはやや異なる気がするのですが…。
(ロスが高校時代にエッチしたことがなかったのは、倫理的な考えからそうしなかったのか、単に相手がいなかった[もてなかった]からそういう結果になっただけなのかがわからないですしね…笑)
それにその一般論の話ですが、レイチェルは多分、高校時代に誰かとすでにエッチをしていたはずなので(笑)、高校生の服装では、高校生の気分に戻ってはエッチできない…ということをレイチェルが言うかなぁ?と少し疑問に思ったりもします。
まぁ、海軍の制服に比べると子供っぽい楽団の制服では、その気にはなりにくい…というのはあるのかもしれませんが…。
もしくは「高校生の制服を着たらあの当時のエッチなんかしたことない真面目なあなたに戻っちゃうんじゃないの?」みたいな意味とか…??
とにかく、この一連のシーンで、最後のロスの "Yeah." というセリフが観客に一番ウケているようなので、それがどうも気になるんですよねぇ。
レイチェルが何を言おうと、エッチよりも論文が気になってしょうがないロスがただ面白いのかもしれませんが…。
レイチェルの表情を見ても、「誘っている」のか「あきれている」のか「困っている」のかがよくわからない微妙な表情をしているので、余計にわかりません(笑)。
(いつものことながら)一人で長々と悩んですみません。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ
隣のレイチェルは、ロスが自分を構ってくれないので退屈そうです。
気を引こうとほっぺたにキスをするのに、適当に返すロスがおかしいですね。
観客からも「おぉ!」みたいな声が上がっていますが、こんな風にできるようになったロスが大人になったな、という感じもします。
二人の関係がかなり深いもので、もう何度もこーゆーこと(笑)をしてきた、ということも示唆していますね。
レイチェル: Honey, I was wondering... (ハニー、私、思ってたんだけど…)
ロス: Hmm? (ん?)
レイチェル: Do you still have that, um, Navy uniform? (ロスは、まだあれを持ってる?…ほら、海軍の制服を?)
ロス: Nooo, I had to return it to the costume place. (いや。コスチューム(レンタル)店に返さないといけなかったから(もう返しちゃったよ)。)
レイチェル: Hmm. (そう…。)
ロス: I think I have an old band uniform from high school. (高校の時の昔の楽団の制服なら持ってると思うけど。)
レイチェル: You remember not having sex in high school, right? (高校生の時は、エッチしなかったのを覚えてる?)
ロス: Yeah. (あぁ。)
と言って、また論文執筆に戻るロス。
海軍の制服の話を持ち出したレイチェルに対して、「おぉ、レイチェルはそう来るか?!」みたいな笑い声が起こっています。
マンネリ化した時に何か他の新たな対策を…と思うのが常なのでしょうか?(笑)
海軍の制服は、フレンズ2-23その30 で出てきました。
もちろん、あの制服はレンタルでしょうね。
アメリカはハロウィーンやその他のイベントで仮装する機会が多いので、そういうレンタル衣装屋さんは多いようです。
後のエピソードでも、そういうお店で衣装を借りたという話が出てきます。
old は「古い(制服)」ではなくて、「昔、着ていた(制服)」ということでしょう。
band というと「ロックバンド」のバンドを思い出しますが、この場合は、「マーチングバンド」や「ブラスバンド」のような吹奏楽のバンド(楽団)のことで、band uniform は、演奏する時に着る(確かにちょっと海軍の制服にも似ているような)きっちりした正装の楽団服のことを言っているのですね。
その次のレイチェルのセリフ "You remember not having sex in high school, right?" にひっかかりました。
このセリフを言った後、ロスは「あぁ、よく覚えてるよ」という感じで肯定しておきながら、すぐに論文に戻ってしまいます。
そこで、またもや観客の笑い声が。
私にはこれが、レイチェルが誘うようなことを言ったのに、それに取り合わなかったロスはすごい!みたいな感じの笑い声に聞こえたのですが…実はよくわかりません。
ですから、以下の説明にはあまり自信がありませんが、いろいろ考えてみたことを書いておきます。
(超長いですから、興味のない方はまた明日…笑)
レイチェルのセリフ、"You remember not having sex in high school, right?" ですが、remember doing は「過去に…したことを覚えている」なので、remember not having sex は「エッチしなかったことを覚えている」ということですね。
実際、大学時代の同級生で元妻のキャロルとの間のエッチが、ロスにとっては初体験だった、という話がフレンズ1-4 に出てきました。(解説では飛ばしちゃってますが…)
ここでのレイチェルのセリフは「高校生の時は、ロスはエッチしたことなかったわよね?」と確認のように尋ねている気がします。
どういうつもりでレイチェルはそのセリフを言ったのか?、それに対してレイチェルはロスにどう反応して欲しかったのか?を以下で考えてみたいと思います。
ロスが Yeah. と言った後、レイチェルはがっかりしているように見えます。
ロスが論文のことで頭がいっぱいな様子にがっかりしているという可能性もありますが、それがロスの返事 "Yeah." そのものに対するがっかりだとすると、レイチェルはロスを誘ったのだと捉えることも可能でしょうか。
以下の二通りの解釈を考えてみました。
1つ目は、「もちろんその楽団の制服を着てエッチしたこともなかったでしょ? 今、その時の服を着て、高校生に戻った気持ちになってエッチしてみない? その当時できなかったことを今試してみない?」と誘っている、ということなのかなぁ?と。(我ながら、ちょっと飛躍しすぎな気もします…。)
2つ目は、「高校生の時って言えば、好きな女の子とエッチしたことなかったでしょ? 今はほら、恋人があなたのすぐ傍にいて、いつでもエッチできちゃうのよ。」と、当時の寂しい記憶を呼び起こして(笑)、今ロスがどんなに素晴らしい状況にいるかを知らしめ、その気にさせるためのセリフなのかなぁ、と。
ロスはそういうレイチェルの誘いに気付かず、「確かに高校時代にはエッチをしたことがないよ。」と言う意味で、「あぁ。」とあっさり質問に答えて、さっさと論文に戻ってしまった、レイチェルのちょっとエッチな誘いをロスがあっさり断った、というのが、あの笑い声なのでしょうかね?
高校の楽団服では使い物にならないわ、という意味で言ったとすると…。
海軍の制服の代わりに、多分それよりはダサい感じの高校の楽団服の話を嬉しそうに持ち出したロスにあきれて、「そんなトンチンカンなこと言ってるから、もしくは、あの制服姿があまりにも野暮ったかったから、高校時代にエッチできなかったのよ、女の子にもてなかったのよ。」と、楽団服をけなしつつ、ロスをからかっているのかなぁとも思いました。
でもそういうからかいを受け流しただけなら、みんなあんなに笑わない気がするのですが…。
ちなみに、DVDの日本語字幕は「高校生を相手にしろと?」、日本語吹替は「高校生とエッチしたら困るでしょう?」となっていました。
「高校生の時は、エッチしなかったのを覚えてる?」というセリフは、「高校生の制服を着ちゃったら、高校生の時の気分に戻っちゃって、そういうことしたらいけないって気持ちになるでしょ?」みたいに解釈することも可能なのかなぁ、とは思います。
ただ、そういう倫理的にマズい、みたいな真面目なことを言いたいのだったら、remember not having sex という形にはならないで、"You remember you were not allowed to have sex in high school." とか、"You remember you should not have sex in high school." みたいな形になると思うんですよね。
上にも書いたように、remember doing は「過去に…したことを覚えている」で、doing の前には目的格も所有格もついていないので、この場合は you または your が省略されている、ということになり、「自分が過去に…したことを覚えている」という意味になりますよね。
だから、「ロスが高校時代にエッチをしなかった」という過去の事実を確認しているセリフなんだと思うので、「高校生がエッチすること」の善悪についての一般論的な話とはやや異なる気がするのですが…。
(ロスが高校時代にエッチしたことがなかったのは、倫理的な考えからそうしなかったのか、単に相手がいなかった[もてなかった]からそういう結果になっただけなのかがわからないですしね…笑)
それにその一般論の話ですが、レイチェルは多分、高校時代に誰かとすでにエッチをしていたはずなので(笑)、高校生の服装では、高校生の気分に戻ってはエッチできない…ということをレイチェルが言うかなぁ?と少し疑問に思ったりもします。
まぁ、海軍の制服に比べると子供っぽい楽団の制服では、その気にはなりにくい…というのはあるのかもしれませんが…。
もしくは「高校生の制服を着たらあの当時のエッチなんかしたことない真面目なあなたに戻っちゃうんじゃないの?」みたいな意味とか…??
とにかく、この一連のシーンで、最後のロスの "Yeah." というセリフが観客に一番ウケているようなので、それがどうも気になるんですよねぇ。
レイチェルが何を言おうと、エッチよりも論文が気になってしょうがないロスがただ面白いのかもしれませんが…。
レイチェルの表情を見ても、「誘っている」のか「あきれている」のか「困っている」のかがよくわからない微妙な表情をしているので、余計にわかりません(笑)。
(いつものことながら)一人で長々と悩んですみません。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ