2007年06月19日

マイ・レフトフット フレンズ3-4その9

キャロルやスーザンに、「息子のベンがバービー人形で遊んでも別に構わないよ」と言ったロス。
(cut to later in the day)
場面がカットして、その日の少し後の時間になる。
ロス: Give daddy the Barbie! Ben, give, give me the Barbie. Okay, how 'bout, don't you want to play with the monster truck? (makes a monster truck sound) No. Okay, oh, oh, how about a Dino-Soldier? (squawks like a dinosaur) (パパにそのバービーをちょうだい! ベン、バービーをちょうだい、貸しなさい。わかった、これはどうかな? モンスター・トラックで遊びたくない? [モンスター・トラックの効果音を出す] だめか。じゃあ、ダイノソルジャーはどうかな? [恐竜のようにガーという音を出す])

「構わないよ、気にしてないよ」と言った直後に画面が切り替わり、思いっきりそれにこだわっている様子が映し出される…という、ありがちなパターンです(が、つい笑ってしまう…)。
モンスター・トラックについて。
Wikipedia 英語版: Monster truck に写真が出ているのですが、それがちょうどロスの持っているオモチャと、色が違うだけで形はほとんど同じですね。
モンスター・トラックとは、大きな車輪とサスペンションのついたピックアップトラック(a pickup truck)だそうです。
ウィキペディアの写真のトラックは、Bigfoot という名前なのですが、そういえば、うちにもトミカのミニカーでビッグフットがあります。

ダイノソルジャーとは?
バンダイ公式HP 1999 ダイノゾーン
バンダイ ダイノゾーン (←個人の方のサイト)
実際に"dinosoldier" という英語でぐぐると、BANDAI(バンダイ)のアクションフィギュアが結構ヒットします。
例えばこんな感じ。
Dinozone Figures at BigBadToyStore: Dinosoldier DZ-1 Dinotyranno
パッケージに日本語で説明が書いてありますので、日本からアメリカに輸入されたもの、ということのようですね。
実際のダイノソルジャーは、恐竜がロボットに変形する、という感じのもののようで、身体の一部がメカ化(笑)していますが、ロスが持っているのはそれほどメカメカした部分のない、普通の恐竜、またはウルトラマンに出てきそうな怪獣っぽい形をしています。
厳密には、これは Dino-Soldier ではなく、ロスが自分のコレクションの恐竜を、「ダイノソルジャーだぞー」と言って見せているのだと思うのですが…。

squawk は「(かもめ・アヒルなどが)ガーガー鳴く」。
発音は「スクウォーク」という感じ。
フレンズ3-1その2 で、squeak 「(ネズミなどが)チューチュー鳴く、(人が)キーキー声で話す」という単語が出てきましたが、その発音から、「クウィー」「クウォー」という音を出す、というイメージが湧きやすいですよね。
変な効果音を出したり、恐竜の鳴き声をするロスに笑ってしまいますが、それに全く反応せずに難しい顔をしたままのベンがすごい。
実に名子役ですね(笑)。


レイチェル: Ross, you are so pathetic. Why can't your son just play with his doll? (uses the Milk Master 2000 to pour milk into her cereal) (ロス、あなた、すごく哀れな感じがするわよ。自分の息子が、ただ彼のお人形で遊ぶだけなのに、どうしてそれをしちゃいけないの?)
と言いながら、ミルクマスター2000 を使って、シリアルにミルクを注ぐ。

最初に出てきたミルクマスターがここで効果的に使われています。
いつの間に購入したの?って感じですが、確かに使い勝手は良さそうですね(笑)。


モニカ: (entering from her bedroom) I gotta go to work. Has anybody seen my left boob? ([寝室から入ってくる] 仕事に行かなくちゃ。誰か私の左胸を見なかった?)
ジョーイ: I love that movie. (Joey is using it as a pillow) (あの映画、大好き。)
ジョーイは、「モニカの左胸」を枕として使っている。

モニカのセリフ、普通に聞いたら変なセリフですが、これは「付け胸」のことを言っているのですね。
モニカが働いているダイナー(簡易食堂)では、これを付けないといけないのです(笑)。
入ってきた時、やけにグラマーになっているので、もう片方のを探している、というのがわかるわけですね。

さて、上のトンチンカンなやり取りですが、これは、my left boob という言葉にポイントがあります。
このやり取り、DVDの日本語字幕では、

モニカ: 左の乳(マイ・レフトブーブ) 見た?
ジョーイ: ”マイ・レフトフット”?

となっていました。
つまり、ジョーイが言っている映画とは、「マイ・レフトフット」だということがわかりますね。
my left boob という言葉に対して、my left foot というよく似た映画のタイトルを出してきているのですが、あえてそのタイトルを言わずに、that movie 「あの映画」と表現しているのです。
それだけ有名な映画、ということなのでしょう。
私は、その映画を知らなかったので(タイトルさえも知らなかった…恥)、この字幕のお陰で、検索に時間をかけずに済みました(笑)。
「胸を見た(見かけた)?」のも、「映画を見た?」のも、どちらも see という動詞を使うので、このジョークが可能なんですね(日本語でも、どちらも「見た」になりますから、全く違和感はないですが…)。
Wikipedia 英語版: My Left Foot (film)
IMDb: My Left Foot: The Story of Christy Brown (1989)
邦題「マイ・レフトフット」(原題: My Left Foot)、この映画の主演は、ダニエル・デイ=ルイス。
脳性麻痺(cerebral palsy)のため、左足しか動かすことができない男性、が主人公です。
ジョーイが言っているように、この映画は名作らしく、1989年のアカデミー賞では、この作品で、ダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞、ブレンダ・フリッカーが助演女優賞を受賞しているそうです。

そのような感動的な映画のタイトルに似ているけれど、モニカが言っているのは、わざとらしいほど大きな「付け胸」で、そのギャップが面白いんですよね。
結局、その my left boob は、ジョーイが枕にして使っていました。さぞ、使い心地が良かったことでしょう(笑)。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様のお陰で、ランキングも好調です。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 15:37| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

それが何か? フレンズ3-4その8

息子のベンがバービー人形を持っているので、
ロス: Yeah, it's, it's, it's cute. Why, why, why does he have it again? (あぁ、それ[バービー人形]って可愛いよね。もう一度聞くけど、何で、何で、何でベンがそれを持ってるの?)
スーザン: So he's got a doll. So what? Unless you're afraid he's gonna grow up and be in show business. (ベンが人形を持ってる。それが何か? それとも、ロスは恐れてるのね、ベンがこのまま大きくなって、ショー・ビジネスの世界に入ることになる、って。)

again は「もう一度尋ねるけど、尋ねてもいいかな」というニュアンスだと思います。
このセリフの前に、ロスは、what's my boy doing with a Barbie? と一度尋ねています。
そして、キャロルとスーザンはバービーについて確かにいろいろ説明はしてくれたけど、僕の聞きたいことには全然答えてくれてない、ということを暗に言いたいのでしょうね。
いくら二人の説明を聞いても、僕は全く納得できないよ、何度でも尋ねるよ、ということです。
はっきりとは言っていませんが、「何で男の子のベンが、女の子の持つようなバービーを持ってるんだ?!」と言いたいわけですね。

So what? はよく出てくる表現ですが、「それがどうした。それがどうしたと言うんだ。」という意味で、「そんなこと構わないじゃないか。」「そのことについて何か言いたいこととか文句でもあるの?」みたいなニュアンスも感じます。
2007年冬に放送されていた人気ドラマ「ハケンの品格」で、篠原涼子さんが演じる大前春子という派遣社員の口癖が、「〜ですが、それが何か?」なんだそうですね?(私は見てないけど、主人が面白いと言っていた…)
そのちょっと生意気な感じ(笑)が、まさにこの So what? なんじゃないかな、と思います。

かなり話が脱線しますが…。
ナディア・コマネチという、「白い妖精」と呼ばれたルーマニアの女子体操選手がいましたよね。
そのコマネチ選手は、1989年にチャウシェスク大統領の独裁下にあるルーマニアからアメリカに亡命しました。
その時、アメリカで記者会見が開かれて、妻子ある男性(亡命を助けたコーチ、だったかな?)との関係を指摘されて、
"So what?" 「それが何?」
と答えたので、アメリカ国民の顰蹙を買った…というニュースを見た記憶があります。(ウィキペディアなどには書いていないので、私の記憶は不正確かもしれませんが。)

記者のその時の質問内容がはっきりとはわからないのですが、彼女は英語が母国語ではないので、ただ相手の質問の意図を確認するために、「それで具体的に何を尋ねておられるのですか?」みたいな意味でそう言っただけなのかもしれない、とも思えます。
しかし、その言葉が「生意気だ」と取られてしまったようで、私にはそのイメージがものすごく強くて、この言葉は使い方に気をつけないといけないなぁ、とずっと思ってきました。

スーザンのセリフは、DVD日本語字幕では「大人になったらゲイ能界に入るのが心配?」となっていましたが、この場合の show business も、普通の「芸能界」というより、「ゲイ能界」(ゲイの人が多い芸能界?)という意味で言っているのだと思います。
ほんとかどうか知りませんが、芸能界にはゲイの人が多い、と言いますからねぇ。
フレンズ2-4その4 でも、プロのアイススケーターであるダンカンに、「ゲイじゃなくてストレートだなんておかしいわ。」とフィービーが言っていましたね。
女の子のする遊びが趣味で、そのまま大きくなって、女の子みたいな男性になっちゃうんじゃないか、と懸念してるの?と、スーザンは問い正しているわけです。


キャロル: This doesn't have anything to do with the fact that he is being raised by two women, does it? (これは二人の女性に育てられているっていう事実とは何の関係もないわよ、ねぇ?)
ロス: You know what? It's fine. If you're okay with the Barbie thing, so am I.. (ねぇ、もういいよ。もし、君たちがバービーの件に問題を感じていないなら[バービーで遊んでも構わないと言うのなら]、僕もオッケーだよ。)

女二人が育ててるからこうなった、ってロスは言いたいわけじゃないわよねぇ?と、キャロルは釘を刺しているのですね。
そんなこと言ったら承知しないわよ、って感じでしょうか。
さっきも言ったように、ベンが自分で選んで、彼が勝手に気に入っているだけで、私たちが押し付けたわけじゃない、と。
それは多分その通りなのでしょうが、やっぱり一緒に住んでいる人の性別によって、ある程度の影響を受けることというのはありますよね。
上に兄がいるのと、姉がいるのとで、下の子の遊びの内容が違ってくる、というのは絶対にあると思いますし。
兄の影響で、戦隊モノとか恐竜キングを喜んで見ているうちの娘は、最近、やっとプリキュアを見るようになりました(笑)。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様のお陰で、ランキングも好調です。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 17:01| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月17日

ドラマを使った英語学習

今さらですが、「ドラマを使った英語学習」について、思うところを述べてみたいと思います。
今までいろんな方とのコメントのやり取りでちょこちょこと書いてきたことをまとめたようなものになっています。

ドラマを使った英語学習に対して、懐疑的な意見をお持ちの方もおられるような気がします。

「ドラマの英語を学んでも、簡単な日常会話しか身に付かなくて、それでは英検のようなアカデミックな試験に通用する力はつかない」とか、「『ドラマの英語』と『英検などの試験の英語』は別物だ」、と思っている方は結構多いような気がするのです。

「ドラマの英語を使って英語を学ぶことは邪道だ」とか「そんなお気楽に英語が学べれば、誰も苦労はしないんだよ」みたいな意見もあるかもしれません。

私はそういう意見を断固否定する、というわけではないですが、人が思っているほどドラマの英語は簡単ではありません。

ちょっとした言葉遣い、単語の選び方に、人の感情が込められているからでしょうか。
言葉が言葉通りの意味でなかったり、二重三重の意味が込められていることもあり、実はとても複雑なのです。
難しいと言われている、英検1級一次試験の長文読解の方が、むしろ論理がシンプルでわかりやすい、と思えることもあります。
「わかりやすい」なんて傲慢な意見だと思われるかもしれませんが、
英検長文は難しいけど… 1級一次(読解編)その1 で書いたように、長文読解の点数は良かったので、少しは説得力があるといいなぁ、と思うのですが…(笑)。

ドラマで英語を学ぶ、ということは、ただ会話で使える「日常会話表現」だけを学ぶことではないのです。
(そもそも、「日常会話」の定義って何だろう?という疑問もありますが…)
ただの挨拶や相槌だけでは、ドラマが成り立ちませんからね(笑)。
ちゃんとエピソード毎に何らかのテーマがあって、それに関して話が進んで行く。
フレンズのようなドラマでも、時には長いセリフが出てきて、その内容や論理の展開を瞬時に理解するのは難しいなぁ、と思えるものも結構あります。
昨日も書いたように、「英文の構造を意識しながら読む、聞く」習慣が出来ていないと、とうてい、そのドラマの内容を楽しめるところまではいきません。

英語の持つニュアンスを、言葉の選び方や、単語の並び方から理解する、
ドラマという目で見える状況で使われるセリフを理解することで、前後関係がはっきりし、その単語のニュアンスがより掴み易くなる、
などなど…。
辞書でも、語義を説明する際に、ある程度の状況説明は書いてありますが、その状況がドラマでは目に見える形で表現されている、だから、よりわかりやすいのです。

また、逆に「ドラマの英語は難しすぎる」と思っている方もおられるでしょうね。
例えば、「文化や慣習に関する知識がないと、もしくは海外で生活した経験がないと、その面白さがわかるわけがない。日本人の我々には、わからなくて当然だよ。」と、はなから理解することをあきらめている、という感じでしょうか。
でも、私も海外で生活した経験のない人間ですが、このネット社会においては、日本に居ながらにして、いろいろなことを検索して調べることができます。
英英辞典は、ロングマン現代英英辞典を主に使っていて、それはパソコンに辞書ソフトをインストールしたものを使っているのですが、それ以外に、
オンラインフリー辞典の Merriam-Webster Online Dictionary
オンラインスラング(俗語)辞典の Urban Dictionary
後は、映画やドラマなど芸能関係のデータベースである IMDb (The Internet Movie Database)
それから、ご存知、フリー百科事典 Wikipedia などをよく使っています。

だいたい、これくらいを当たれば、それなりの情報は手に入ります。
そこにも書いていない場合は、いろいろ検索ワードを駆使して Google で調べることになるのですが、それは「勘と慣れ」で、調べ物ばかりしていれば、自然と検索の腕も上がってくるような気もします(笑)。

もちろん、ネットの情報はその全てが正しいわけではありません。
私はウィキペディアの情報でさえ、「あの有名なウィキペディアには、そう書いてある」という程度に捉えていて、間違った情報が含まれている可能性も当然あると思いながら使っています。
「そういう意見もあるんだ」くらいに距離を置いて聞く癖をつけておかないと、ただ情報に振り回されるだけの人間になってしまいます。
ネットに書いてあること、あるいは他人の意見をただ鵜呑みにするのではなく、自分で再度調べ直してみる、くらいのつもりは必要ですね。
とにかく、今の時代は、「それなりのこと」はパソコンで調べることが出来ますから、ヒントくらいは見つけられるのではないでしょうか。

そして、ドラマで学ぶ際においては、完璧には理解できないかもしれないけど、それらしいところまで近づけたら、万々歳だ、くらいの軽い気持ちで臨むべきだと思います。
問題集のようにはっきりした「答え」があるわけではないからですね。
「答え」にたどり着けなくても、その答えを見つけようとした過程でやってきたことが、英語力を高めることに繋がっているわけです。

ドラマで学ぶことの長所は、題材が豊富に提供されることです。
文法書を最初から順番に読むのではなく、その文法的な話がランダムに出てくる。
出てきたところで、これはどんな文法知識があれば解読できるかと考えて、その文法事項を読む。
イメージが湧かないなぁ、と思えば、初歩的な単語でも英英辞典で調べてみる。
提供される英語は、ブロークンである場合もありますが、何と言ってもアメリカで視聴率ナンバーワンだったドラマですから、「文法的間違いがあっても、ネイティブには確実に”通じている”生きた英語」なんですね。
間違いそのものが魅力だったりする場合もあるでしょう。
生きた英語に大量に触れて、その意味を一つずつ紐解いていくことで、少しずつ、自分の中に表現が蓄積されていく…それがこのドラマを使った英語学習なのです。
作られた教材だと、それを使う人のレベルに合わせて、文章の難易度や語彙レベルを調整してあるでしょう。
そういう操作された教材ではなく、アメリカのネイティブが普通に見ている、難易度などは全く考慮されていないものを見て学ぶことで、なかなか文法書を読んでいるだけでは学べないような、難しいニュアンスも学べたりするわけですね。
言葉ではっきりとは説明できないけれど、ドラマから肌で感じた感覚、というのでしょうか。

英語を学ぶことは、決して楽ではないと思います。
英語をものにしよう!とある程度勉強してみたことのある方は、みんなそれをいやというほどわかっているでしょう。
簡単に身に付くものではないから、「ノルマをこなす」ような学び方はしたくないと思うのです。
できるだけ「楽しく、興味を持って続けられる」方法を取りたいと思うのです。

英語を学ぶために、語彙や文法などの一定の知識を順番に身に付けていかなければならない、と自分にノルマを課すのではなくて、ただただそのドラマのセリフを理解することだけを目標にして、セリフを解読するために、語彙や文法の該当部分を調べていく…というやり方で、だんだんその「解読の仕方」みたいなものが掴めてくるように思います。
それが英語を「理解する」ということだと。

最初は本当にちんぷんかんぷんだろうと思います。
字幕なしで理解できる日なんか来るのだろうか?と私も最初は思いました(笑)。
が、それを続けていると、だんだんコツがつかめてくるはずです。
そういう「解読のコツ」みたいなものをお伝えすることができればなぁ、と思って、このブログを書いています。
まぁ、素人の私が書くものを「コツ」と言うのもえらそうですが、私はこんな風に考えて、こんな資料や情報を使って、こんな風にアプローチしてみた、という、私の思考の過程をお見せしているわけですね。

どんなドラマでも、どんな映画でも、その「解読のコツ」みたいなものは同じだと思いますから、ご自分の好きな作品を使って、そのセリフの意味を「解読」することに挑戦してみてはいかがでしょうか。
その大好きなセリフの意味を、オリジナルの英語で受け止められるようになれたら、素敵だと思いますよね?
日本語を介さず、ダイレクトにその意味を感じられた時の感動は、言葉にはできないほど素晴らしいですよ!

明日は、フレンズ解説に戻ります。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。
人気blogランキング
にほんブログ村 英語ブログ

posted by Rach at 08:21| Comment(14) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月16日

ブログを休まなかった理由

今日は、「英検1級を受ける!と決めてからも、このブログを休まなかった理由」について書いてみたいと思います。

このブログで台詞(セリフ)を細かく分析して、「文の構造を意識しながら理解する」という訓練を積んだことが、英文を読む・書く能力に繋がった、と私は思っています。
英検長文は難しいけど… 1級一次(読解編)その1 で、その件について触れています。

リーディングやライティングの能力を伸ばすには、多読が必要だ、と言いますが、私は本当に洋書を読まない人間なのです。
何の自慢にもなりませんし、却って恥ずかしいことなので、これからは積極的に読んでいこうと思っていますが、そういう多読をすることなく、英検1級の一次試験にストレートで合格できたのは、「英文の構造を意識しながら読む」訓練が、このブログを書くことで出来てきたからだと思っています。

そのブログでの学習効果を身を持って感じていたから、私は英検1級に向けた勉強をしている間も、このブログを休まなかったのです。

英検合格を目指すなら、英検に特化した勉強(過去問や対策本)をすべきだ、と思う人は多いでしょう。
私も、テストを受ける限りは、合格や高得点を狙って取り組むべきだと思っているので、それについて異論はありません。
逆に、テストを受けるのに、何ら対策もしないで臨むのは、お金と時間の無駄だ、とさえ思っています。
ですが、私がこのブログ上でやっていることは、私が英検に向けて勉強している内容と、それほど方向性が違っているとは思いませんでした。

それはあくまでこのブログを「書いている」管理人の私にとって、という意味であって、このブログの記事を読んだ読者の方に、何か英検受験に役立つ知識が身に付く、という意味ではありません。

つまらないトリビアネタにげんなりしている方も多いと思うのですが(笑)、確かにそんな知識は直接英語力を高めることには繋がりません。
ただ、そういうトリビアネタのすべてを、日本語に訳されたサイトから拾ってきたのであれば、それはあまり意味のないことだと思いますが、英語で書かれたネットの情報の海から必要な情報を見つけ出したり、意外な事実を英語を読んで知ったりする、という能力を高めることは、英語を使いこなす訓練に繋がると思っています。

あの、トリビアネタの収集は、自分の好奇心の赴くままにやっていることですが、何か自分に興味のあることがあれば、私と同じように、とことん調べてみたら面白いですよ、そして同時に英語の力もつきますよ、ということを訴えたい、ということもあるのです。
よく「英語力を伸ばすには、何をしたら良いかわからない」と言う方がおられますよね。
そういう場合は、いろんな方のアドバイスを参考にされたらいいと思うのですが、やはり結局は「自分の興味のあることしか続かない」と思うのです。
洋書の多読を勧められても、あまりそういうことに興味がない、という方もおられるでしょう。
私は、洋書を何ページ、何万語読んだ、とか、参考書や問題集を何冊仕上げた、というように、何かをノルマみたいにこなすよりも、ただ、「知りたい、調べたい」という好奇心や欲求から、大量の英語を知らず知らずに読んでいた、という方が、やっている本人も楽しいのではないかなぁ、と思うのです。
自分がしてきた勉強の結果を積み上げて確認してみたい、という気持ちはよくわかります。
本なら、そのやってきた「量」が、目に見えてわかるわけですからね。
でも、「あまり読みたくないけど、ノルマで読んだ」という本なら、実際のところ、あまり知識としては身に付かないのではないかと思うのです。

「ドラマで英語を学ぶことと英検とは無関係ではない」ことを証明するために、ブログを休まなかった、のです。
私は自分の時間が限られたものであること(自分はもう若くない、とか…笑)をいつも強く認識しているので、英検に合格するぞ!と決めた以上、もしこのブログを続けることが英検の勉強の邪魔になると思えば、ブログを休んでいたと思います。

私はむしろ、英語を英語のまま理解する貴重な場として、毎日、これを続けていたかったのです。
下書きをただ順番に投稿しているだけとは言え、投稿前には必ずじっくりと読み直して、間違いがないかをチェックします。
ですから、毎日投稿している、ということは、毎日、必ず英語のセリフに触れて、そのニュアンスを確認する、という作業を無意識のうちに行っているわけです。

英検を受けていることをひた隠しに隠そうとするために、ブログを続けていたわけではありません(笑)。
英検を受けることを公表すると、きっと「無理をしないで、試験までは休んだらどうですか?」とアドバイスして下さる人がいたり、何か英語についてとことん議論したいと思えるトピックがあっても、「もうすぐ試験みたいだから、議論は遠慮しておこう」と遠慮する方がおられるのではないか、という気がしたからです。
読者の皆さんと英語に関する議論をすることで、私はここまで「育てられてきた、鍛えられてきた」という思いがあります。
だから、私の訓練の場であるこのブログを続けることをやめなかったのです。

…とまぁ、熱く語ってはおりますが、3回目でやっと、それもギリギリの点数(60点…笑)で合格したことで、私は「私のこの学習法が英検に有効だ!」と偉そうに断言することはできなくなってしまいました、かねぇ?(笑)。
それでも、少なくとも、私が英検1級の受験を考えることができるほど自分の実力に自信が持てるようになったことと、一次に1回目の挑戦で合格したことに関しては、効果があったのは間違いないと思っています。

その「ドラマを使った英語学習の効果」について、明日、もう少し語ってみたいと思います。
(明後日はフレンズ解説に戻ります。)

(Rach からのお願い)
下のランキングサイトへのリンクをクリックして下さると、ランキングにポイントが加算されます。
皆様の応援が、いつもとても励みになっています。ありがとうございます。
人気blogランキング
にほんブログ村 英語ブログ

posted by Rach at 13:31| Comment(0) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

ブログ2周年

ブログを始めて、今日でちょうど2年となりました!
こうして2周年を迎えることができたのは、いつも読んで応援して下さっている読者の皆様のお陰です。
本当にありがとうございます!

去年の1周年の時には、無謀にも、「私の声を公開する!」というのをやりましたが、今年は、やりません(笑)。
英検関連の記事でも書きましたが、あれは英検の面接試験に向けて、自分の発音に向き合う度胸をつけたかった、もっと発音を磨かないといけないと自分を戒めるためにやったことだからです。
もちろん、あれには「○周年記念企画」という意味もあったのですが、毎年企画を考えていると、企画のインフレ化が起こって、そのうちネタがなくなりそうですしねぇ…(笑)。

この1年間は、本当に英検に振り回された1年で(笑)、やっと合格することができて、本当に嬉しかったです。
この1年の間に、ブログを投稿しなかったのは、大晦日の12月31日と、GWの4月30日の2日だけ(家族旅行のため)。
それ以外は、毎日更新していました。

時々、ふと、「これを毎日続けていて何になるんだろう?」と思うことは正直あります。
ただ、下書きを先に書いていて、ストックがあるので、そういうローな気分の時でも、投稿を続けていられるんですね。
「意味がないかも」と思った時はただルーティンのように投稿し続ける、そうすることでまた新たな発見があったりして、またやる気が出たりする。

実際に、このブログを書かなくなったら、かなりの自由時間が増えるでしょう。
でも、それを使って何をしたい、というのが、今は英語以外、特にないのです。
「何かやっている」自分を見るのが好きなのかもしれません。
母以外、妻以外の自分の時間が欲しいと思うのでしょうね。いち英語学習者の Rach になれる時間がとても好きです。
そして、頑張っている自分を見ると、「私もまだまだイケるかも」とこの歳でも(笑)思える、ということでしょうか。
頑張っている、というのは、ただ自分の時間を費やしている、という意味ではなくて、自分の中に何かが身に付いている、自分が一生懸命頭を回転させて何かを考えている、ということを実感できる、ということですね。
専業主婦をやっていると、それなりに悩みはありますが、そういうのは考えても悩みが深まるだけで、余計に煮詰まってしまう気がします。
英語の悩みは、悩めば悩むほど、いろんな知識が身に付いて、世界が広がる気がします。

私が思うがままに勝手に書いているブログを、いつも読んで下さっている読者の方には本当に感謝しています。
また、ランキングをクリックして応援して下さっている方には、感謝の気持ちでいっぱいです。
もう2年も経つというのに、ランキングの上位にいさせていただけるなんて、本当にありがたいことですね。
このブログが少しでもお役に立てているか、少しは面白い記事が書けているか、を知るのに、ランキングが一番のバロメーターになっているのです。

また、たくさんの方に見ていただいていると自覚することで、調べ物もとことん調べてみようと思うんですね。
私一人が家でひっそりDVD学習をしているだけだと、わからないことはちょこちょこっと検索してみて、「ふーん、そういうことかぁ…」程度で終わってしまっていると思います。
また、フレンズが好きで英語が堪能な方々にこのブログを知っていただけると、わからないことは教えてもらえる、間違った部分は指摘してもらえるチャンスも増えます。

そして、実際、このブログを書くに当たっていろいろと調べ物をし、英語に大量に触れて、と同時に自分の中で何とかそれを消化し蓄積しようとすることで、私の英語力というのも格段に(←自分で言うなよ!…笑)上がってきているのです。
それはもう自分でよ〜くわかります。
ブログを始める前は「ただ、TOEIC900点ホルダーの肩書きを持っているだけ」という感じでした。
そう言うと、人は謙遜していると思うのでしょうが、本当に謙遜ではなく、実力の伴わないただの肩書きに過ぎませんでした。
その頃と今とで、TOEIC の点数はそれほど変わっていません(930点→945点)が、私の中身は全然違っていると断言できます。
英検1級に合格できたことが、その私の成長を一番表していると思いますし、だから、合格できてとても嬉しかったんですね。
過去の記事と今の記事を比べると、私の英語に対する理解度が全く違っているのがよくわかるのではないでしょうか? 記事の掘り下げ方のレベルもかなり違いますし…(笑)。

これは「解説型ブログ」だと言いながらも、やっぱり私の「学習記録」でもあるわけでしょう。
私はこんな風に考えてみた、調べてみたらこんなことじゃないかと思う…。
そうやって根拠を示した上で一つの理論を書いてみて、それに対して、もっと詳しい方が、あれやこれやとアドバイスを下さる…本当にありがたいことだと思っています。

このブログは、フレンズに特化したブログで、フレンズを知らない人、もしくはああいうシットコムが苦手な人、ドラマで英語を学ぶことに興味がない人、にとっては、何の価値もないブログだろうと思います。
私は英語学習に「絶対」はないと思っていて、それぞれ自分の趣味や性格にあった材料を使って、自分のやり方にあった学習法をしていけばいいと「強く」思っています。
だから、私はフレンズに興味がない人に、「絶対に見て下さい!」と言うつもりは全くないし、そんなことをこれまで言ったこともありません。
フレンズを見て面白い、これで英語を学べたら楽しそう、と思って下さった方に対しては、その効果や方法を説明したいと思う、それがこのブログなんですね。
私はたくさんの映画やドラマを見たわけではないので、何よりもフレンズが一番だ!と主張しているわけでもありません。
「私はこれが英語学習に一番向いていると思った」というだけのことで、それぞれの方が、好きなジャンルのもの、好きな俳優が出ているものを見て学ぶのが一番だと思うんですよ。

私がフレンズというシットコム(シチュエーション・コメディ)を選んだのは、ジョークやユーモアを理解する、ということは、コミュニケーションにおいて、とても大切なことだと思うからです。
人とのコミュニケーションでは、まずは、相手の言うことを理解すること、その次に、自分の考えを述べることが大切ですが、会話を「楽しむ」には、そういう相手との駆け引きみたいなものも必要になってくるでしょう。
チャンドラーみたいな高等なジョークは言えなくてもいいでしょうが(笑)、ちょっと相手をクスっと笑わせるくらいの洒落たことを言ってみたいと思いますよねぇ?

このブログ、どのシーズンまで続くか、とか、あと何年間続くか、というのは本当にわかりません。
ブログを継続すること、ファイナルまで到達すること、にそれほど拘っているわけでもありません。
ただ、フレンズの脚本というのは本当に完成度が高くて、それを「解説したい、説明したい、フレンズの面白さを他の多くの人たちと共有したい」という気持ちで続けているのでしょうね。
そして、もちろん、その行為を認めて下さる方がいるからこそ、頑張れるのだと思います。

皆様の応援、いつも本当に心から感謝しています。
英語学習、これからも一緒に頑張っていきましょうね!

明日は、「英検を受ける!と決めてからも、このブログを休まなかった理由」について書きたいと思います。

(Rach からのお願い)
「3年目も頑張れ〜!」と応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
とても励みになりますので…。
人気blogランキング
にほんブログ村 英語ブログ

posted by Rach at 10:30| Comment(26) | 節目となる出来事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月14日

安心毛布 フレンズ3-4その7

[Scene: Monica and Rachel's, Carol and Susan are dropping off Ben]
モニカとレイチェルの部屋。キャロルとスーザンがベンを部屋に送ってくる。
ロス: Where's my boy? Here's my boy! And here's... his... Barbie! (Ben is holding a Barbie doll) What's ah, what's my boy doing with a Barbie? (坊やはどこかな? 坊やはここだね! そして、これは、ベンの…バービー人形だね! [ベンはバービー人形を持っている。] 僕の坊やはバービーで[を持って]何をしてるのかな?)

子供にデレデレのパパらしく、「僕のベンちゃんは、どこかな〜♪、ここだね〜♪」と言った後、「そしてこれは〜♪ バービー!?」みたいに驚いているのがおかしいです。
定番の三段落ち(似たようなフレーズを続けて、三回目に「落ち」を持ってくる?)という感じでしょうか。
日本でのリカちゃん人形のようなものですから、そういう女の子が遊ぶような人形を持っていることについてびっくりしているのですね。


キャロル: He picked it out of the toy store himself, he loves it. (おもちゃ屋さんで自分でそれを選んだのよ、それが大好きなの。)
スーザン: He carries it everywhere, it's like a security blanket. But with ski boots and a kicky beret. (ベンはそれをどこでも持ち歩いているの。お守りの毛布(セキュリティー・ブランケット)みたいなものよ。でも、これはスキーブーツを履いて、おしゃれなベレーを被ってるけど。)

carry ... everywhere は「…をどこでも持ち歩く、携帯・携行する」。
フレンズ3-4その4 で、I keep notepads everywhere という表現が出てきた時に、「私はどこへ行くにもメモ帳を持ち歩いている」と間違って訳してしまったのですが(正しくは、「メモ帳をあちこちに置いてある」)、どうやら、この carry ... everywhere と同じニュアンスだと思ってしまったようです。

security blanket は「精神的安定、安心感を得るために、幼児がいつも手にしている毛布、お守り毛布、安心毛布」のことで、そこから「それがあると安心できるもの、気を落ち着かせるもの、精神安定剤」のような意味にもなります。
この毛布は、ピーナッツ(スヌーピーが出てくる漫画)のライナスがいつも持っているので、日本でも有名ですよね。
「ライナスの毛布」というと、あぁ、あれね!とピンと来る方が多いでしょう。
日本のスヌーピー公式サイト では、その青い毛布を持って指をおしゃぶりしているライナスの姿を見ることができます(絵が小さくて残念なんだけど)
そのサイトの、紳士淑女録 Linus にも、その毛布の説明が書いてあり、さらには、ライナスがその毛布を持って初登場した時の4コマ漫画が載っています。(この漫画、かわいいっ!)
ベンはまるで「ライナスの毛布」のように、それを肌身離さず持っている、と言うのですが、バービー人形なので、おしゃれで、スキーブーツを履いてベレー帽まで被っているのです。
kicky は「かっこいい、(ファッションが)おしゃれな」。
kick という名詞は、サッカーボールをキックする、の「キック」ですが、「楽しみ、刺激、興奮、スリル」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典では、
kick: something that you enjoy because it is exciting (synonym: thrill)
つまり、「エキサイティングなので楽しめること(もの)。類義語は thrill」。

そういう「刺激、興奮」という意味が形容詞化したのが、kicky で「いけてる」って感じでしょうかねぇ。
ちなみに、kicky と似た感じの単語に、kinky というのがありますが、これは「異常な、変態の」という意味になります。
間違って使うと大変なことになりそうですね(笑)。
beret は「ベレー帽」。
発音はバレイ(ブレイ)という感じで後ろにアクセントがあり、発音や見た目からもわかるとおり、フランス語から来た言葉ですね。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英語ブログ

posted by Rach at 10:41| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月13日

ドール(人形) フレンズ3-4その6

キャスティング・ディレクターとの電話交渉がうまく行ったフィービー。
フィービー: Annie, you are a doll, what time can you see him? (to Monica) I need a pen. (Chandler hands her one, but she needs something to write on, so she tilts Chandler's head over and writes on the back of his neck) (アニー、 あなたは、いい人ね。何時に彼に会ってくれる? [モニカに]ペンが要るわ。)
チャンドラーがフィービーにペンを渡すが、書くもの[紙など]も必要。そこで、フィービーはチャンドラーの頭を前に傾けて、彼の首の後ろに文字を書く。

doll はご存知「人形」ですが、ここでは「いい人ね。」という意味で使っているようです。
ロングマン現代英英辞典によると、
doll:
2. [countable] (old-fashioned informal) a word meaning an attractive young woman - now usually considered offensive
例) Hey, doll, why don't you get me a cup of coffee?
3. [singular] (American English informal) a very nice person
例) Thanks, you're a doll.

つまり、2. は「(古い、くだけた表現) 魅力的な若い女性を意味する言葉。現在は失礼だと見なされることが多い」
3. は「(アメリカ英語でくだけた表現) とてもいい人」。

今回のフィービーのセリフの意味は、3. ですね。
例文の「ありがとう、あなたはいい人ね。」というのが、今回のセリフと全く同じニュアンスです。
「人形」というと「可愛い」というイメージがあり、日本語でも可愛い子供を見た時に、「お人形さんみたいに可愛いわね。」などと言ったりします。
英語でも「若い美人」という意味になるようですが、それを相手に直接使うと、少し無粋(不粋、ぶすい)な表現だと思われるようですね。
ロングマンの 2. の語義の例文のニュアンスは、「なぁ、そこのきれいなおねーちゃん[べっぴんさん]、俺にコーヒーをひとつくれへんか?」(←何故か大阪弁?)みたいな感じでしょうか。

Merriam-Webster Online Dictionary の語義は、
doll:
Etymology: probably from Doll, nickname for Dorothy
1. a small-scale figure of a human being used especially as a child's plaything
2.a.(1) a pretty but often empty-headed young woman
c. an attractive person

1. が、一番一般的な「人形」という意味。
2.c. は「魅力的な人」ということですが、2.a.(1) の意味は「かわいいけれども、しばしば頭が空っぽな若い女性」ということになりますね。

人形はかわいいけれど自分の意思では動かないのでそういう意味があるのでしょう。
日本語でも「人形」には「操り人形」(自分の意思ではなく、他人の思うがままに動く)のイメージがあるので、小さい子供には、「可愛い」という誉め言葉として「人形」という言葉を使うことがあるけれど、若い女性には使わない、ということなんでしょうね。
上のロングマンの語義で「現在は失礼だと見なされることが多い」とあったのは、その「頭が空っぽ」のイメージがあるから、でしょう。
また、M-W にあるように、doll の語源は、ドロシー(Dorothy)の愛称ドール(Doll)から、ということだそうです。
「オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)」の主人公の女の子がドロシーでしたね。
日本人の私でも、ドロシーと聞くと、フリフリの服を着た、お人形さんみたいに可愛い女の子のイメージがあります。

フレンズ2-10 では、エステルが doll という言葉を使っていました。
ジョーイ: OK, uhh, listen, there's something I want to talk to you about. The network casting lady... (あの、お話したいことがあるんですけど。例のネットワークのキャスティング担当の女性のことなんですが…)
エステル: Oh, isn't Lori a doll? (あぁ、ローリーちゃんは可愛いでしょ?)
ジョーイ: Oh, yeah, yeah she's great but. . . I kinda got the feeling that she was, sort of... coming on to me. (えぇ、そうです、彼女は素敵です。でも、彼女が僕に色目を使っているような気がしたりするというか…。)

ここでは、「見た目が可愛い女性」「かわいこちゃん」みたいなニュアンスで使っているのでしょう。
エピソードは別ですが、どちらもキャスティング担当の女性に対して使っており、どちらもエステルが絡んでいるので(笑)、ちょっと面白いなぁ、と思いました。

she needs something to write on は on the paper, on the notebook などの「用紙類」が欲しい、ということですね。
よく私の友達が、「書くものと”書かれるもの”をちょ〜だ〜い!」と言っていましたが、確かにペンなどは書くもので、紙などは書かれる(←受身形)もの、ですね(笑)。
tilt という単語は、フレンズ2-15その6 に出てきました。
また、フレンズ1-2 にもこんな形で出てきましたね。
ロスの赤ちゃんの超音波映像を見ているフレンズたち。
フィービー: You know, if you tilt your head to the left, and relax your eyes, it kinda looks like an old potato. (ねぇ、頭を左に傾けて、目をリラックスさせて見たら、古びたじゃがいもみたいに見えるわよ。)
ロスが感動しているのに、何とも容赦のないセリフでした(笑)。

まるで男の子が散髪屋さんで襟元をバリカンで刈られる時みたいに、首をぐいっと前に傾けられるチャンドラー。
ここでは tilt his head over になっていますが、tilt his head forward でも同じような意味になるでしょうね?
反対に、ヒゲをそる時のように首を後ろに傾けるのであれば、tilt his head back になるかと思います。


チャンドラー: Get the woman a pad! Get the woman a pad! A pad! A pad! (その女性にメモ帳を渡せ! そいつにメモ帳を! メモ! メモ!)
モニカ: Oh, now you want a pad. (まぁ、ほら、やっぱりメモ帳が必要でしょ。)

このセリフのリズム感が、いかにもチャンドラー的ですよねぇ。
Get someone something は「(人)に何かを持ってくる、もたらす」。
Get me that tissue. なら「そこのティッシュ取って。」ということです。
フィービーにメモ帳(notepad)を渡せ、ということなんですが、普通なら、Get her a pad! と言うと思うのですが、それをわざと、the woman 「そこの女性」と言っているのが面白い気がします。
「俺の首に文字を書いてる、”その一風変わった女性”にメモ帳を!」という感じでしょうか。

それに対して、勝ち誇ったように、メモ帳の必要性を説くモニカが面白いです。
フレンズ3-4その4 で、
モニカ: See, now this is why I keep notepads everywhere.
フィービー: Yep, and that's why we don't invite you to play.
というやり取りがありました。
コメント欄でご指摘があったのですが、その記事で私が最初に書いた日本語訳が間違っていました。
正しくは、「(いつでもメモが取れるように)部屋のあちこちにメモを置いてある」とモニカは言っているのですね。
(その詳しい解釈については、その記事のコメント欄をご覧下さい。play の詳しいニュアンスについても触れています。)

「そんな几帳面な人は(あるいはそういうイヤミを言う人は)、かくれんぼみたいな遊びの仲間に入れてあげない」とか言ってたけど、やっぱり、すぐに手の届くところに置いておけば良かった…って、今、後悔してるでしょ?という感じ。
そういう細かいこと言うから嫌われるみたいに言うけど、その考えの正しさを、今、思い知ったでしょ?というところでしょうか。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 11:49| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月12日

This is it. フレンズ3-4その5

キャスティング・ディレクターに電話をかけるフィービー。
ジョーイ: What, what are you doing? What are you doing? (何やってるんだ、何やってるんだよ。)
フィービー: No, no, no, I know, I know, ooh. (on the phone in a different voice) Hi, this is Caitlin from Phoebe Buffay's office. Um, is um, Ann there for Phoebe? She'll know what it's about. (いいの、いいの、わかってるんだから。[電話では別の声で] はい、私は、フィービー・ブッフェ事務所のケイトリンよ。アンはいるかしら、フィービーが話したがってるの。アンは何の用件かわかるから。)
ジョーイ: Hang up, hang up. (reaches with his good arm, but Phoebe grabs it and he tries to reach the phone with his other arm but can't because of the sling.) (電話を切れ、切れよ。)
と言いながら、ケガをしていない方の腕を伸ばすが、フィービーはそれを掴む。ジョーイはもう一方の腕を電話に伸ばそうとするが、スリングをしているので手が届かない。
フィービー: (on phone) Annie? Hi. Listen, we got a problem with Joey Tribbiani. Apparently, he missed his audition. Who did you speak to in my office? Estelle? No, I don't know what I'm going to do with her. No. All right, so your husband leaves and burns down the apartment. The world does not stop. (アニー? ねぇ、聞いて。ジョーイ・トリビアーニのことで問題があるのよ。どうやら、彼はオーディションを受け損ねたみたい。あなたは、私の事務所の誰にオーディションのことを話したの? エステル? 彼女をどうにかしてやらないとね。そう、夫が家出して家に放火する、世界は止まらないわ。)
チャンドラー: Is anybody else scared? (誰か他に怖がってる人いる?)
フィービー: (on phone) Right, well look, um, if Joey loses this audition, that is it for Estelle. I don't care! (わかった。もしジョーイがこのオーディションを逃したら、今言ったことがエステルの運命になるわ。かまうもんですか!)

最初のセリフでは、フィービーは、フィービー・ブッフェというエージェントの秘書、ケイトリンを演じているようですね。
そして、電話がアンに代わった時点で、フィービー・ブッフェという名前のエージェントとして話しているようです。(その辺りの区別がいまいちはっきりしないのですが…)
エージェント側も、キャスティング・ディレクター側も、どちらもまずは秘書が用件を取り次ぐのでしょうね。
でも、エステルの事務所は、エステル本人がいつも直接電話をかけてますね。(彼女は一人であの事務所をやっているようですからしょうがないですが…笑)

フィービーは、エステルがジョーイにオーディションの連絡をし忘れたという設定で話しています。
エステルはいつの間にか、フィービー・ブッフェ事務所の一員にされているようです(笑)。
I don't know what I'm going to do with her. は「エステルをどう処置することになるのかわからない。」ということで、つまりは「一体、エステルをこれからどうしてやろうか。」みたいに、何かお仕置きみたいなことを想定しているようですね。

your husband leaves and burns... の部分について。
your となっているのですが、この場合は、電話の相手のアンのことを言っているのではないようです。
相手に再度オーディションを受けさせてもらおうとしているのに、相手に不幸が起こるようなことを言うのはおかしいですからね。
その後のセリフで、That is it for Estelle. という表現も出てきますし、エステルにはそういう不幸な出来事が起こるわよ、と凄んでいるようです。
この your の you は一般の人を表わす you で、「そんな大事なオーディションの連絡をし忘れて、タレントの大事なチャンスをつぶすような”人間、やつ”」は、こんなことになっちゃうよ、ということか、もしくは「あんたの亭主が家出して…」と、エステルが目の前にいるかのように話している、ということかもしれません。

その That is it for Estelle. について。
That's it. とか、This is it. とか、よく似た表現がいくつかあります。
似た表現を順番に見て行って、このセリフの意味はどうなるか、は最後に述べます。

フレンズでよく出てくるのは、「それで終わり。」「そこまでだ。」という意味の That's it.
フレンズ3-2その34 の最後のセリフ、
チャンドラー: All right, that's it. Give me your underwear. (よーし、わかった。それまでだ。あんたの下着をよこせ。)
などがその典型ですよね。
That's it for today. だと「今日はここまで[それまで]。今日はこれで[それで]おしまい。」という意味になります。
そういう「おしまい」という意味の場合は、最初の That's にアクセントが来ます。

一方、That's it. の it の方にアクセントが来ると、「問題はそこだ。それが言いたかった。」のような意味になります。
また、This is it. という表現もあって、「さあ、いよいよだ。これだ。来るものが来た。」という意味になります。
直訳すると、「これが”それ”だよ。」という感じになって意味不明なのですが(笑)、that や this はそのセリフの直前に述べられた言葉や状況を指す指示代名詞ですが、it は「ポイント、重要な点、焦点となるべき事柄」という感じでしょうか。
日本語の”それ”のように、ただ何かを漠然と指すのではなく、ある重要なポイントとなるべき事柄を、あえて it と表現しているのですね。

ロングマン現代英英辞典では、
this is it: (spoken) used to say that something you expected to happen is actually going to happen
つまり、「起こると期待していたことが実際に起ころうとするのを言うのに用いられる」


この This is it の it の意味は、Merriam-Webster Online Dictionary によると、
it: 5. a crucial or climactic point 例) This is it
つまり、it は「重大な、またはクライマックスのポイント」

セリフの解釈に戻りますが、That is it for Estelle. では、フィービーは it を強調してしゃべっていますので、上の This is it. の it と同じようなニュアンスだと思います。
That は、その前に言っていた、夫が出て行って、家に放火して…という話のことですね。
そういうことが、it for Estelle 「エステルにとっての”それ”」、エステルの身にこれから起ころうとしていること、エステルにとっての重大なポイント、つまりは「エステルを待ち受ける運命、宿命」みたいな感じかな?と思うのですが…。
(うまく説明できなくてすみません。)
(追記)
あるいは、That is it for Estelle. を、That's it for today. 「今日はそれでおしまい。」というおなじみのフレーズと同様のニュアンスだと考えると、「それでエステルはおしまいだ、終わりだ。」という意味になるのかもしれません。
(追記はここまで)

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 11:33| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月11日

悲しくてちっぽけな人生 フレンズ3-4その4

今日、大切なオーディションがあったのに、その連絡を聞いてないと怒るジョーイ。
ジョーイにオーディションの連絡を伝えなかったのは、フィービーでした。
フィービー: Well, it was just, it was all so crazy, you know. I mean, Chandler was in the closet, counting to 10, and he was up to 7 and I hadn't found a place to hide yet. I-I-I meant to tell you, and I wrote it all down on my hand. See, all of it. (shows him her hand) (ただそれは、全くばかげたことだったのよ。というのは、チャンドラーがクローゼットに入ってて10まで数えていたの。7まで数えたところで、私はまだ隠れる場所を見つけられていなかったのよ。ジョーイに言うつもりだったわ。だから、自分の手に全部書いておいたの。ほら、全部書いてるでしょ?)
と言って手を見せるフィービー。
ジョーイ: Yep, that's my audition. (あぁ、そこに書いてあるのが俺のオーディションだ。)
モニカ: See, now this is why I keep notepads everywhere. (ほらね、今わかったでしょ、こういうことがあるから、私はどこへ行くにもメモ帳[ノートパッド]を持ち歩いているのよ。)
フィービー: Yep, and that's why we don't invite you to play. (そうね、そして、そういうことがあるから、私たちはあなたを遊びに誘わないのよ。)

フィービーの言い訳を聞いてみると、チャンドラーとフィービーは、二人でかくれんぼをしていたみたいです。
「かくれんぼ」は英語で hide-and-seek と言いますが、Chandler and I were playing hide-and-seek. などとは言わずに表現しているのが面白いのでしょうね。
何をしてたかをよくよく聞いてみると、「なんや、ただのかくれんぼやんけ!」みたいな(笑)。
pad は「(はぎ取り式になっているものの)ひとつづり」ということ。
ですから、notepad は「はぎ取り式のメモ帳」のことですね。

モニカが this is why と言っているのに対して、フィービーは that's why と返しています。
That's why. はよく出てくる表現ですね。
That's why... は「それが…の理由である、だから[そんなわけで]…なのだ」。
That is the reason why ということで、「なぜ…であるかという理由が、それだ。」ということですね。
最近の記事では、フレンズ3-3その1 で、
チャンドラー: See Joe, that's why your parents told you not to jump on the bed! (なぁ、ジョーイ。だから、君の親はベッドでジャンプしちゃいけない、って言ってただろ?)
というのがありました。

モニカのセリフ、now this is why... の this は今のこの状況を指しています。
伝言を手に書いたはいいが言い忘れちゃった、メモに書いて置いておけばきちんと伝言は伝わったのに…という状況のことです。
I keep notepads everwhere であることの理由が「これ」だってことが今わかったでしょ?、という感じです。
「これが私がメモを(常に)持ち歩いている理由なのよ。こういうことがあるから私はメモを持ち歩いているのよ。」ということですね。
(2007.6.14 追記)
I keep notepads everwhere の解釈について、下のコメント欄に訂正と追加説明があります。
興味のある方は合わせてご覧下さい。
(追記はここまで)

フィービーは伝言を伝え忘れたことを反省しているのですが、そんな時にモニカは、「私はいつもメモを持ち歩いてるからそんな失敗はしないわよ。」とでも言うようにメモの話を持ち出します。
フィービーはそれにムッとしたのでしょうね。
だから、「そんな調子だから(小うるさい、もしくは几帳面すぎるから)、一緒に遊ばないのよ。」と答えています。


これでチャンスがふいになったと嘆くジョーイに、
フィービー: That is unfair. I'll call her and tell her it was totally my fault. (そんなの不公平よ。私が担当者に電話して、全部私の責任だって言うわ。)
ジョーイ: Pheebs, you can't do that. The casting director doesn't talk to friends, she only talks to agents. (フィービー、そんなことできないよ。キャスティング・ディレクターは友達とは話さない。彼女はエージェントとしか話さないんだ。)
フィービー: What a sad little life she must lead. Okay, ooh. (starts dialing). (その人は何とも悲しくてちっぽけな人生[毎日、生活]を送ってるのね。いいわ。[ダイヤルし始める])

ジョーイは、キャスティング・ディレクターに直接掛け合うなんて無理だよ、と言っています。
そういう人はエージェントを通じてしか話をしないので、タレントの友人が友達のことを思って電話したところで、話にならないよ、と言っているのですね。
それを聞いたフィービーは違った風に解釈したようです。
ジョーイは、The casting director doesn't talk to actors' friends という意味で言ったのですが、フィービーは、her friends だと思ったみたいですね。
仕事の鬼のような人で、エージェントとしかしゃべらず、自分の友達とは一切話をしない人だと勘違いしたようで、だから、a sad little life だといっているのです。
何とも寂しくてつまらない人生よねぇ、友達としゃべらないなんて、その人の日々の生活は悲しくてちっぽけなものに違いないわ、ということですね。

このように「(ある人生を)過ごす、(ある生活を)送る」という場合には、lead を使います。
lead a miserable life なら「惨めな・悲惨な生活を送る」、lead a simple life なら「シンプルな生活を送る」ですね。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 09:58| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月10日

バニー・バンプ フレンズ3-4その3

マイク: This is the first time. He's never used this product before. You're gonna see how easy this is to do. (to Kevin) Go ahead. ('Kevin' starts using the product, it is a spout that you jab into a paper milk carton so that you don't have to rip it open.) This works with any milk carton. (今回が初めてで、ケヴィンはこの商品を今まで使ったことがありません。それを使うのがどれほど簡単かお目にかけましょう。[ケヴィンに] やってみて。[”ケヴィン”は商品を使い始める。それは、紙のミルクカートンに突き刺す注ぎ口で、そうすることでカートンを破って開ける必要がなくなる。] これはどんなミルクカートンでも使えます。)
ジョーイ: (on TV, finishing installing the Milk Master 2000) Wow, it is easy. (starts to pour the milk) Now, I can have milk every day. (they all start laughing at him) ([テレビの画面で、ミルクマスター2000の取り付けを終える] わぁ、本当に簡単だね。[ミルクを注ぐ] これで、毎日ミルクが飲めるよ。)
フレンズたちは全員、彼を見て笑い出す。

you're gonna see how easy... で「どれほど簡単かをこれからあなたは見ることになるでしょう」ということですね。
「あなたはこの歴史的瞬間を目撃することになる」などとテレビや映画の宣伝文句で使ったりしますが、そんな感じでしょうか。
jab は「(とがったもので)突き刺す」。
ボクシングでジャブという言葉がありますが、この jab のことなんですね。

spout は「(ポットなどの)口、注ぎ口、飲み口、噴出口」のこと。
過去記事では取り上げていませんが、フレンズ1-6 で出てきました。

モニカがどれほど几帳面かを質問で確かめるフレンズたち。
レイチェル: Okay, uh, you let me go grocery shopping, and I buy laundry detergent, but it's not the one with the easy-pour spout. (じゃあ(こういうのはどうかしら)、モニカが私に日用品を買いに行かせる、そして私は洗濯用洗剤を買う、でも、それは「簡単に注げる注ぎ口」がついていない洗剤なの。)
モニカ: Why would someone do that?! ...One might wonder. (どうしてそんなことする[そんなもの買う]の?!…ちょっと疑問に思っただけ、かも。)

この洗剤というのは、液体洗剤なんでしょうね。
結構、液体洗剤はドロっとしていて、注ぎ口が付いていないと、使った後に、容器の側面に液が垂れてしまうんでしょう。
几帳面なモニカはそういうのが許せなくて(笑)、液が垂れないようにうまく注げる the easy-pour spout 付きのものを必ず買う、ということですね。

it is easy. ですが、ジョーイは、it IS easy. という感じで、is を強調してしゃべっています。
本当に簡単「である」、実に簡単「である」、とその事実を強調しているわけですね。


セントラルパークにて。
チャンドラー: Well, it's official. There are no good movies. (あぁ、official だね。良い映画が全然ないよ。)
ジャニス: Well, let's go to a bad one, and make out. (they start to kiss and lean back into Monica.) (じゃあ、ひどい映画に行きましょうよ。そして、いちゃつくの。)
二人はキスし、モニカの方にもたれかかる。
モニカ: Perhaps you would like me to turn like this, (turns sideways on the couch) so that you can bunny-bump against my back? (多分、あなたたちは私にこっちを向いて欲しいと思ってるわね。[カウチで横向きになる] そうすれば、私の背中に”身体を預けて、いちゃいちゃする(bunny-bump)”ことができるわよ。)

It's official. の official のニュアンスがよくわかりません。
オフィシャル、というのは日本語になっていて、「公式の」ということですね。
「この新聞の、公式の[公(おおやけ)の]情報を見ると、これを見る限り」良い映画はなさそうだね、という感じでしょうか?
何となく、「オフィシャルだねぇ、良い映画がないなんて。」、つまり、「良い映画がない」という事実を official だと言っているようにも聞こえるのですが、だとすると、official はどんな意味なんだろう??
「よくあること、お決まりの展開」みたいな感じかなぁ?

bunny bump については、私の手持ちの辞書には載っていないのですが、Urban Dictionary に載っていた語義が近いのかもしれません。
ただ賛成票がそれほどあるわけでもないので(現在賛成票2票)、それが一般に浸透している意味なのかどうかはわかりません。

Urban Dictionary の語義は以下の通り。
bunny bumping: The act of making out while you and the other person are pressed up against an object such as a wall, a car, or a friend and grinding into each other.
例) "Dude, my girlfriend and I were bunny bumping against the washer and dryer last night"

訳すと、
「ある人と、もう一人の人が、ある物体に、例えば壁や車や友達に身体を押し付けた状態でいちゃいちゃし、エッチする行為。」
例文は、「なぁ、彼女と俺は昨日の晩、洗濯乾燥機に身体を押し付けてエッチしたんだぜ。」

日曜日の朝っぱらから何を書いてるんだ(赤面)、と我ながら思いますが、要は、ベッドに横たわる代わりに、立った状態で何かにもたれてエッチをする、ということみたいですねぇ。
Urban Dictionary は投稿型の辞書で、こういう俗語はどうしてもエッチで過激な意味になりがちかも、とも思うのですが、その意味で解釈すると、モニカのセリフの意味がはっきりするように思います。

もたれかかってくる二人をうっとうしいと思ったモニカは、わざわざ身体の角度を変えて背中を向けた上で、「私の背中にもたれて、もっと派手にヤッてもいいわよ(←お下品な言い方ですが…笑)」と、もたれてイチャイチャしているのを暗に非難している、ということでしょうね。

上では Urban Dictionary の語義をざっと訳してみましたが、その中の grind into each other という表現に注目してみたいと思います。(深入りしない方がいいかもしれない…笑)
grind という動詞は「粉をひく、うすをひく」。
grind coffee beans なら「コーヒー豆をひく」、grind one's teeth なら「歯ぎしりする」ですね。
もっと過激な意味だと、「(ストリップなどで)腰を回転させる、グラインドをする」という意味もあります。
grind into each other は、「身体をこすりつける」「身体を押し付ける」みたいな意味でしょうかねぇ?
into 「…の中へ」という前置詞がついていますから、もっと本格的な行為そのもの(笑)を指していると考えて、あっさり「エッチする」としてしまっても良いかも。(…というか、こっちの方が逆にシンプルでいやらしく聞こえない…笑)
この文の構造自体もよくわからないのですが、The act of making out... and grinding into... と並列になっているのでしょうか?
もたれていちゃいちゃした後、最終的な行為に及ぶ、という一連の行動を指しているのか??
あまりに真相がヘヴィーな話ならば、無視して下さって結構です(笑)。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 08:01| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする