2007年06月09日

婉曲表現はダサい? フレンズ3-4その2

ジョーイ: (on TV) Boy, you said it, Mike. (rips open the carton and spills milk on the counter) Aw! There's got to be a better way! ([テレビの画面で]もう、君の言った通りだよ、マイク。[カートンを破いて開けて、ミルクをカウンターにこぼす] あー! もっと良い方法があるはずなのに!)
マイク: And there is, Kevin! (それがあるんだよ、ケヴィン!)
ジョーイ: Can we please turn this off? (お願いだから、こんなの消そうよ!)
レイチェル: Noo way, Kevin! (だめよ、ケヴィン!)

Kevin の発音は「ケヴェン」みたいな感じですね。
ジョーイが番組中で呼ばれている名前に合わせて、「ケヴィンは黙ってて!」と早速使ってみるのがおかしいです。


マイク: There is a revolutionary new product that guarantees that you'll never have to open up milk cartons again. Meet the Milkmaster 2000! (画期的な新しい商品があるんです。その商品は、あなたの手でもう二度とミルクカートンを開ける必要がなくなることを保証します。ご紹介しましょう、ミルクマスター2000です!)
ロス: (to Chandler) Are you intrigued? ([チャンドラーに]興味をそそられる?)
チャンドラー: You're flinging, flanging right I am! (ロスの推理はびっちりばっちり正しいよ[実に興味をそそられるよ]。)

meet は「会う」ですから、直訳すると、「ミルクマスターに会ってくれ、ミルクマスターとのご対面です!」みたいな感じでしょうか。
intrigue は他動詞で「(人の)好奇心[興味]をそそる」。
be intrigued by[with] だと「…に興味をそそられる」、intriguing は「好奇心[興味]をそそる、おもしろい」という形容詞になりますね。

さて、昨日の記事、フレンズ3-4その1 に引き続き、またまた、flinging, flanging が出てきました(笑)。

flinging, flanging については、昨日の記事のコメント欄で、ためになる情報を教えていただきました。
コメントを下さったネイティブのお二人は、
「flinging, flanging は fu**ing のダサい言い方だ」
と表現しておられました。
それが一番わかりやすい説明だと思います。

また、その同じコメント欄で、別の方から、flinging は freaking という言葉と関係があるのではないか?というコメントをいただいたのですが、やはり関係があるようです。

長くなりますが、まずはその freaking から見て行きたいと思います。

Urban Dictionary で freaking を調べると、他の語義と並んで3番目にこう書いてあります。
freaking: damned, lousy, (a euphemism for fu**ing, see also frigging)
訳すと、
「freaking は、damned や lousy の意味で、fu**ing の婉曲表現(euphemism)。frigging も関連語。」

そして、その frigging の意味は、同じく Urban Dictionary では、
Frigging: A lazy or otherwise cleaner alternative to Fu**ing, Freaking, etc.
Tip: Say this word as an alternative to Fu**ing when in the presence of your mother/respected person/etc. to save yourself from getting bitchslapped.

訳すと、
「frigging は、fu**ing や freaking などの「気を抜いた、不精な?=lazy」言い方、あるいはその反対の「よりきれいな=cleaner」言い方。
ヒント:自分の母親や尊敬する人がいる時に、下品な言葉遣いを注意されないようにするために、この frigging を fu**ing の代わりに使え。」

つまり、flinging, flanging, freaking, frigging は全部、fu**ing の代わりに使う表現、ということになりますね。
そう言えば、どの言葉も、f で始まって -ing がついています。
flinging, flanging を見た時に、どうして fu**ing が思い浮かばなかったのか、我ながら不思議です。(Oh, bonehead, bonehead! →私って、おバカ!)

ということで、flinging, flanging は fu**ing を「言い換えたもの」だ、と断言できると思います。

ネイティブのお二人は、damn を darn と表現することも含めて、それを「ダサい言い方」と表現されています。
一方、日本語の辞書では、「darn は damn の婉曲表現(euphemism)」だと説明してあります。
婉曲表現とは、「直接それとは言わないけれども、それに似た言葉でその言葉を連想させる」という「直接的、露骨ではない、”遠回し”な表現」のことですね。
「みだりに神の名を唱えてはいけない」ということで、God の代わりに、Goodness を使う、などと同じです。

そういう「下品にならないように、露骨にならないように気を使ってしゃべる人」というのは、だいたい「お年を召したご婦人」(←old lady, elderly lady を上品に表現した日本語…笑)で、イメージとしては「レイチェルのママ」みたいな感じのご婦人でしょうかねぇ。
だから、「おばさんっぽい」言葉に聞こえて、「ダサい」という印象を与える、ということなのかなぁ、と思います。

ただ、「ダサい」という日本語は、もちろん、時代遅れ、古臭い(outdated)な感じもありますが、若者に対しても使う言葉ですよね。
私のイメージでは、
「ダサい」= uncool, unattractive
つまり、「かっこ悪い」ことをズバっと表現したのが「ダサい」なのかなぁ、と思います。

今回のセリフの場合は、視聴者に「おばさん、おばちゃん(elderly ladies)」が多いインフォマーシャルにぴったりの表現だと言うことなんでしょう。
若者だったら、「今どき、そんな言葉は使わねーよ!」「久しぶりに聞いたぜ、その言葉!」という感じの、「イケてない、若者っぽくない言葉」「おじさん、おばさんが使う言葉=若者が使う最先端のクールな言葉とは正反対の言葉」という感じでしょうか?

ですから、「ダサい」表現、だと言ってもいいでしょうし、「おばさんっぽい」表現、と言ってもいいかもしれません。

チャンドラーは、You're right. 「君の言う通りだ。」の right を flinging, flanging で強調しているのですね。
I am の後ろには、intrigued が省略されている、ということでしょう。
やっぱり、この表現には独特の雰囲気があって、この言葉で遊ばずにはいられない、この表現を使わないではいられない、という感じのチャンドラーです。
日本語では、ひと昔前の表現をわざと使って、
「ディスコでギャルとフィーバー(←死語)」
などと表現したりしますが、そういう感覚と似ているような気もします。
意味としては、「君は、実に正しいよ。僕は(この商品に)興味がある。」ということでしょう。

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posted by Rach at 16:11| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月08日

インフォマーシャル フレンズ3-4その1

シーズン3 第4話
The One With the Metaphorical Tunnel (ジョーイのオーディション)
原題は「比喩のトンネルの話」

いきなりテレビ画面に Amazing Discoveries という文字が登場します。
テレビの番組名だということが、見ているうちにわかります。

[Scene: Monica and Rachel's: everyone is there and they are watching an info-mercial that stars Joey.]
モニカとレイチェルの部屋。みんなそこにいて、ジョーイが主演している、あるインフォマーシャルを見ている。

ト書きには、info-mercial とハイフンで区切って書いてありますが、informercial と書く方が一般的だと思います。
information と commercial を足した造語で、「商品に関する情報(information)を含んだコマーシャル(commercial)」という意味ですね。
フレンズ2-15その12 でも、Miracle Wax という商品を紹介するインフォマーシャルを見ているシーンがありました。
その記事でも、インフォマーシャルについて説明しています。
番組名の意味は「驚くべき発見」ということで、視聴者や観客がびっくりするような商品を紹介するインフォーマーシャルなわけですね。

司会者: Welcome everybody, welcome to Amazing Discoveries! (ようこそ皆さん、アメージング・ディスカバリーへようこそ。)
フィービー: Oh, oh! It's on again! (あぁ! また放映してるわ!)
ジョーイ: You guys, can we please not watch this, all right? (みんな、お願いだから見るのをやめてくれないか?)
みんな: Shhhh! (シーッ!)
司会者: Folks, This ever happen to you? You go to the refrigerator to get a nice glass of milk, (Joey is in the background struggling to open a cartoon of milk) and these darn cartons are so flinging, flanging hard to open! (皆さん、今までこんな経験がありませんか? おいしいミルクを一杯飲もうと、冷蔵庫に行く。[ジョーイは後ろでミルクのカートンを開けようと奮闘中] そして、そのいまいましいカートンを開けるのが、めちゃくちゃ大変[難しい]!)

folks というのは呼び掛け語。
folk というのは元々「人々」という意味ですが、このように複数形で使って、「みなさん」という意味の呼び掛け語になります。
This ever happen to you? について。
DVDの英語字幕にはそう書いてあって、実際の音声もそう言っているようですが、ネットスクリプトには、has this ever happened to you (?) と書いてあります。
つまりは現在完了形でこれまでの経験を尋ねる疑問文で、「こういうことが今まであなたに起こったことがありますか?」→「こんな経験ありませんか?」という意味になるのですね。

darn は damn の婉曲語で、この場合は、「いまいましい、にっくき(憎たらしい)」みたいな感じでしょうか。
後ろでジョーイが苦労してパックの口を開けようとしていますが、そんな風になかなか上手く開かなくてイライラすることが多いので、カートンに darn をつけているのですね。
hard to open は「開けにくい、開けるのが困難で」ということ。

その前についている、flinging, flanging という言葉(ネットスクリプトには、flingin'-flangin' と書いてある)ですが、擬音語みたいな感じでしょうか。
辞書で調べても、そういう表現は載っていません。
発音は「フリンギン、フランギン」と言ったところ。

fling という動詞はこれまでに何度か出てきました。
フレンズ3-2その9 では、ジョーイがブンッと手を振って(fling)、手に持っていたディップがフィービーのドレスに飛んだ、というシーンがありました。
そこにも書いたように、fling という動詞には「勢い」があって、それを -ing 形で使うことで、その後の言葉を強調する効果を出しているのでしょうね。
flinging という言葉に「投げ飛ばすような」という具体的な意味があるということではなくて、「ビュンビュン」みたいな「勢いで強調を表す」ニュアンスなのかなと思います。

次の flanging について。
flange という動詞は存在して、名詞では「フランジ、突縁、(帽子などの)つば、耳」、動詞では「(…に)フランジをつける」という意味があるのですが、ここでの flanging はそれとは関係ないと思います。
もし、動詞 flange の -ing 形だとすると、発音は「フランジング」になると思いますが、実際の発音は「フランギング」と言っているようですし、flanging はあくまでも、flinging に続けてリズム感を出すための造語だと思います。
DVDの日本語吹替では、「パックの口が、ビッチリガッチリくっついている」と訳されていましたが、そんな感じの「ビッチリガッチリ」のような”感覚的な”言葉でしょうね。
このセリフの場合は、hard to open の hard 「難しい、困難だ」を強調するための言葉ですから、「むちゃくちゃ」「めっちゃ、むっちゃ」などが近いでしょうか。
日本語でも、そんな風に音の似た言葉を二つ続ける表現がありますよね。
「どうにもこうにも」とか、「ニンともカンとも」(←忍者ハットリくんの口癖)とか(笑)。

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posted by Rach at 10:48| Comment(12) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月07日

「海外経験なし」とは?

昨日の記事、新しいフレンズ・フレンド に引き続き、デイズさん(Deasさん)のブログ、Rocking in Hakata で、私のブログを紹介して下さった記事、New Friends Friend の英訳について考えてみたいと思います。
(前回と同様、最初に英語で説明し、その下に日本語訳をつけておきます。)

Part 2. 学習歴=curriculum?
It is so hard to translate 学習歴 into English, right?
LONGMAN Dictionary of Contemporary English says this;
curriculum: the subjects that are taught by a school, college etc, or the things that are studied in a particular subject

In my opinion, 学習歴 is like...
"When I was a university student, I successfully passed Grade Pre-1 of the EIKEN Test.
In April of 2001, I restarted to learn English using Friends DVDs.
In January of 2005, I reached 930 points on the TOEIC test..."
Right now, however, I don't know if I can call it 学習歴.

What should I call it? I don't think 学習歴 is 学歴(educational or academic background). It might be 'the history of learning English' or 'English learning experience'? I don't know.

(日本語訳)
「学習歴」って訳しにくいですよね。
デイズさんは、学習歴=curriculum と訳して下さったのですが、ロングマン現代英英辞典では、curriculum=「学校や大学などで教わる教科、または特定の教科で学んだ事柄」とあります。

私の考えでは、「学習歴」とは以下のような感じ。
「大学生の時、英検準1級に合格した。2001年4月、フレンズのDVDを使って、英語学習を再開した。2005年1月、TOEICで930点を取った…」
でも、今考えると、これを「学習歴」と言っていいものかどうかわからないです。

何て言ったらいいんでしょうねぇ?
学習歴は「学歴(どこの学校を卒業したかなど)」とも異なると思うし…。
「英語学習の歴史」または「英語学習経験」かもしれない。よくわかりません。

(おまけ)
「カリキュラム」は日本語になっていて、「(学校の)教育課程、教科課程、履修課程」という意味で使われていますね。
そんな風に日本語化しているので、余計にニュアンスが掴みにくいです。

Part 3. 海外経験なし=I've never been overseas?
「海外経験なし」 is a really tricky expression. As a matter of fact, I HAVE BEEN overseas.
I went to Italy, Greece and France, whose first languages are not English, on my honeymoon trip about a decade ago.

On my site, 海外経験なし means I've never studied abroad, worked abroad, stayed for months or lived abroad.
If you translate 海外経験なし into English literally, it means "no experience overseas". So, strictly speaking, the expression 海外経験なし might be wrong, but nobody has pointed out that inconsistency before.
In short, this is not a matter of traslation, but a matter of vague expression of mine.
Maybe, "I've never studied, worked, lived abroad." is appropriate, I think.
Or, just "I've never lived abroad." might be OK.

(日本語訳)
「海外経験なし」という日本語はトリッキーな表現です。
実は私は海外に行ったことがあります。
10年ほど前に、新婚旅行で、イタリア・ギリシャ・フランス(いずれも第一言語は英語ではないですね)に行きました。(帰りにイギリスのヒースロー空港を経由しましたが…。)
(海外旅行に行った件については、私の英語学習歴(その2) などの過去記事で何度か触れたことがあります。添乗員付きの10日間の旅行でした。)

私のサイトでは、「海外経験なし」というのは、
「海外留学」「海外赴任」「(旅行以外で)海外に数ヶ月滞在、居住」の経験がない、
という意味で使っています。
もし「海外経験なし」という言葉を文字通り英訳すると、no experience overseas になりますね。
ですから、厳密に言うと、「海外経験なし」という言葉は間違いなのですが、これまで誰もその矛盾を指摘した人はいませんでした。
つまり、これは翻訳の問題ではなくて、私のあいまいな日本語の問題なんですね。
多分、「海外で勉強したり、働いたり、住んだりしたことがない。」というのが適切だろうと思います。
または、ただ、「海外に住んだことがない。」でもいいかもしれません。
(海外留学、海外赴任するには、「そこに住む」ことが大前提としてあるわけですから…)

(ここからは日本語の感覚の問題なんですが)
旅行で数週間海外に行ったくらいの経験は「海外経験」とは呼ばない、という認識でよろしいんでしょうかねぇ?
私が行ったのはヨーロッパの、それも英語をメインで使う国ではなかったですし、添乗員もいたため、自分が英語を話すチャンスはほとんどありませんでした。
本当に、海外旅行は10年前のその1回きりで、それ以来、日本を出たことがありません。

これだけ英語が好きだと公言しているのに、英語を使う国に行ったことがない!というのを表現するのには「海外経験なし」という言葉が一番適切でインパクトあるかなぁ、と思って使っているのですが、違和感がある、という方がおられたら、ご指摘下さいませ。

おまけの疑問 (爆)とは?
デイズさんが、私のブログにちょくちょく出てくる、(爆)という表現を見て気に入って下さったようです(笑)。
ふと、これは英語ではどういうニュアンスになるのかなぁ?と思って検索していたら、私の思っている(爆)のニュアンスと一般的に使われている(爆)のニュアンスが違っているかもしれない、ということに気付きました。

ネットで調べると、「(爆)=(爆笑)」の意味として使っておられる方がかなりおられるようなんですが、私はずっと「(爆)=(自爆)」の意味で使ってたんですよねぇ…。

つまり、(爆)を説明すると、「自爆、爆死」(←物騒な言葉ですが…)、「おバカなことを言って申し訳ありません、自分でバカなこと、愚かなことを言ってしまいました」という反省、それを自虐的に認めた表現として使っていたのですが…。
音にすると、「どっか〜ん!、(漫画「うる星やつら」で出てきそうな)ちゅど〜ん!」みたいな感じでしょうか。

大阪人はよく自分の不幸を笑いのネタに使うので(人を笑わすことに命を懸けてるんで…)、そういう自虐的なネタ、自爆ネタの後に使っているんですよね、私は。
それは本来の(爆)という記号とはかけ離れた使い方なのかなぁ??
(爆)=(爆笑)だとすると、(笑)をグレードアップさせた記号ということになりますね?

私の使い方がおかしいせいで、デイズさんが間違った日本語を覚えてしまわれると、非常に申し訳ないので…皆様のご意見、お待ちしております。

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posted by Rach at 12:57| Comment(8) | 英語学習のコツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

新しいフレンズ・フレンド

一昨日の月曜日に初めてコメントを下さった、デイズさん(Deasさん)が、ご自分のブログ、Rocking in Hakata で、私のブログを紹介して下さいました。
記事のタイトルは、New Friends Friend
そこで、私も今回の記事タイトルを「新しいフレンズ・フレンド」にしてみた、というわけなのですが…。(やっぱり英語の方がかっこいいな…笑)

デイズさんは、日本の高校でALTとして英語を教えておられるネイティブスピーカーの方で、日本語を勉強しておられるのだそうです。(コメントを見るとわかるのですが、日本語が大変お上手で、恐らく日本で暮らすのには何の問題もないでしょうね。にもかかわらず、ご本人はまだまだだとご謙遜されています。)

ちょっとここでデイズさんに一言お礼を言っておきます。

Dear Deas
First of all, let me express my gratitude in words.
Thank you for introducing my blog on your new entry and putting it on your 'Japan Blogroll'.
I feel so honored and I don't know what to say.
Oh, now is my chance to say this; "Could I BE any happier?" Ha-ha.

私はこのブログを、英語を学習している日本人の方に、と思って書いてきたのですが、その逆の「日本語を学んでおられる英語のネイティブスピーカーの方」に読んでいただくことは全く想定していませんでした。
アメリカの人気ドラマ「フレンズ」を扱っているとは言っても、セリフ以外は日本語ばかりのブログなので、まずネイティブの人の目に留まることもないですしねぇ。
素人の私の書いた拙い(つたない)日本語の解説を読みこなすには、かなりの日本語の力が要求されると思います。
「ネイティブの方が私のブログに興味を持って下さった」という事実に、感動しております。
さらには、Deasさんのブログを見て、Alexさんという、同じく日本語を学ぶアメリカ人の方が、コメントを下さったりして、びっくりしつつも大変嬉しく思っています。
だいたい、私はネイティブの友達がいないのをいつも自慢にしていて(笑)、このブログを通して、ネイティブの方と知り合えるなんて、本当に光栄に思っています。

デイズさんは、私がリンクさせていただいている、まゆみさん(Mayumi.Kさん)のブログ、Osaka dialect 大阪弁 Japanese lesson in English で、私のことを知って下さったそうです。
まゆみさんは、ポッドキャストで、日本語(大阪弁)と英語の両方を使って発信しておられるので、日本語を学習しておられるネイティブの方からのコメントが多いんですよね。
私はいつもそれを見て、「すげ〜!」と思っていただけなのですが(笑)、今回、その中のお一人であるデイズさんが、マイブログを訪問して下さることになって、とても嬉しいです。ほんまに、ありがとうね、まゆみたん!(爆)


デイズさんの記事では、私のブログのタイトル、さらには私のプロフィールまで(!)を英語に訳して下さっていて、「あぁ、英語にすると、そんな感じになるんだなぁ。」と感慨深く読ませていただきました。
プロフィールの部分は、今後、英語で自己紹介する時に使えそうです。
Thank you for translating my profile into English 'for free', Deas! (lol)

それから、デイズさんは、私のプロフィールを読んで、私の英語力が fabulous だと思って下さっているようなんですが…。
いろいろとお話をさせていただいているうちに、その「誤解」はきっとすぐに解けるでしょう(笑)。

さて、デイズさんの英訳を読んで、私の書く日本語に出てくる単語に、「その概念の説明をするのが難しいもの」がいくつかあることに気付きました。
日本人として、深く考えることなく、何となくそう書いてしまったけど、その言葉の実際の意味はどういうことなんだろう?と改めて考え直す必要がある、ということですね。

日本語が堪能なデイズさんなので、私の文章のニュアンスを見事に捉えておられるのには本当に感動いたしました。
その中で、私自身も何と英訳したら良いかよくわからない部分が3つあります。
それは、「攻略」「学習歴」「海外経験なし」という言葉。
私がこの言葉をどういう意図を持って使っているか、の説明が足りないので英訳しにくいだろうと思うし、日本人の読者の方にもその真意が伝わっていないかもしれない、と思ったので、以下でそれを説明した上で、最適な英訳は何になるのか?を考えてみたいと思います。

デイズさんはご自身の記事内で、

Here’s a rough translation. (Sorry if it’s imperfect, Rach. Feel free to fix it.)
「これは、ラフに翻訳したもの。もし不備があれば、遠慮なく修正してね、Rach。」

と言って下さっています。
デイズさんのブログやコメントを見ると、日本語を少しでも上達させたい、という情熱がひしひしと感じられて、上の言葉は社交辞令ではなく、何か解釈のずれがあればそれを指摘してもらって、そこからまた学んで行きたい、という真摯な気持ちの表れだと私は受け止めました。
私も「間違いから学ぶ」ことはとても重要だと思っていて、それがこのブログのポリシーでもあります。
まだ知り合って間もない方が英訳して下さった文章を、私が自分のブログで、あーだ、こーだと書くことは、もしかしたら失礼なことなのかもしれません。が、私はデイズさんに対してはそれは失礼には当たらない、と思えました。
お互いにとって、学習中の外国語の理解を深めるために大切なことだと思えるので、またいつもながら、くどくど長々と書いてみたいと思います。

私がどういうニュアンスでその言葉を使っているか、をデイズさんに説明するために、まずは英語で書いてみました。
その下に日本語訳(必ずしも直訳ではないですが)をつけておきます。

Part 1. 攻略=capture?
If you look up the definition of the word 攻略 in the Japanese-English dictionary, you'll find the words 'capture' or 'conquest'. Deas is assuming that capture is used here in the same way that we say "screen capture".
I'm not so sure, but the image of 「攻略ガイド」 comes from 「ゲームの攻略本」. (I don't know much about video games, though.)
In my opinion, 攻略(する) means to find the most effective way to reach your goal or final destination. I might be wrong.

LONGMAN Dictionary of Contemporary English says this;
capture:
2. (PLACE/THING) to get control of a place or object that previously belonged to an enemy, during a war
4. (FILM/RECORD/ART) to succeed in recording, showing, or describing a situation or feeling, using words or pictures


He thinks 攻略 is the definition 4., and I think 攻略 and the definition 2. are close in meaning, but I can't assure that they have the same meaning.
攻略 is originally a war-related word, I guess. I used the word 攻略 in order to put the title a little bit something 'aggressive'.

This blog is supposed to be the guide that helps readers to 'master' or 'acquire a good command of' Friends English. I hope this blog could give readers some hints or tips in order to understand the lines in Friends, which improves readers' English more.

(上を訳したもの)
まず「攻略」ですが、攻略という単語の語義を和英辞典で調べると、capture や conquest という単語が書いてあります。
そこでデイズさんは、攻略=capture で、screen capture(スクリーン・キャプチャー)などと言う時の capture の意味だと思われたようですね。
自分でもよくわからないのですが、私が使った「攻略ガイド」という言葉は「ゲームの攻略本」のイメージから来ています(別に、私はゲームに詳しいわけではないけど)。
私の考えでは、「攻略」は、「ゴールや最終目的地に到達するために最も効果的な方法を見つける」というような意味です。
でも、その私のイメージが間違っているかもしれません。

ロングマン現代英英辞典には以下のような意味が載っています。
2. 戦争中、以前は敵のものであった場所や目標物を制圧する(勢力下に置く)こと。
4. 言葉や写真を使って、状況や感情を、記録する、示す、または描写することに成功すること。

デイズさんのニュアンスは、4. で、私のイメージは、2. に近い、けれども、2. だとも断言できない、と言ったところです。
攻略という日本語は元々は戦争用語だと思います(要塞を攻略する、など)。
私が攻略という言葉を使ったのは、タイトルに少しアグレッシブな(攻撃的な)ものを入れたかったから、なのですが…。

フレンズ英語”攻略”ガイドという言葉は、「フレンズの英語を”ものにする”ためのガイド」という意味で使っています。
このブログで読者の皆さんに、フレンズのセリフを理解するためのヒントやコツを示して、それによって読者の方々の英語が上達すればいいなぁ、という気持ちですね。

長くなったので、「学習歴」と「海外経験なし」は、また明日。

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posted by Rach at 11:54| Comment(9) | その他のお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

女はしゃべる フレンズ3-3その33

[Scene: Monica and Rachel's, Joey is finishing off the last of the jam]
モニカとレイチェルの部屋。ジョーイは最後のジャムを平らげている。
ジョーイ: I called the sperm bank today, they haven't sold a single unit of Tribbiani. Nobody wants my product. I mean, I-I-I don't get it (tries to drink the rest of the jam out of the jar and gets it all over his face, on his chin, nose, etc.) Maybe if they met me in person. (俺、今日、精子バンクに電話したんだ。トリビアーニは1つのユニットも売れてないんだって。誰も俺の生産物[製品]を欲しがらない。それってわからないよ。[ジャムの残りを瓶から直接飲もう[食べよう]として、ジャムが顔じゅう、顎、鼻などについてしまう。] 多分、[書類のデータじゃなくて]俺に直接会えば…)
レイチェル: Honey, you got a little thing on your...(points to her whole face) (ハニー、そこにちょっとついてるわよ。[と自分の顔全体を指す])
ジョーイ: (wipes a little jam from the corner of his mouth) Get it? ([口の隅から、わずかのジャムをふき取って] 取れた?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)

最初のト書きの finish off は「終える、おしまいにする、(食べ物を)平らげる」ということですが、finish という動詞に、「動作の完了などを表す」副詞の off がついて、「すっかり、最後まで」という感じが出ていますね。

自分が提供したモノを、a single unit of Tribbiani と表現しているのが面白いです。
それぞれが彼にとっては「トリビアーニくん、俺の分身たち」という感覚なんでしょう。
in person は「(写真・書類などに対し)実物で」という意味。
「書類で、書類上は」だと、on paper になりますね。
フレンズ2-14その3 では、モニカに対して
レストランの経営者: Let's see if you're as good in person as you are on paper. Make me a salad. (書類上での君のように、実際の君も素晴らしいかを見てみることにしよう。僕にサラダを作ってくれ。)
というセリフがありましたよね。

こんな書類だけじゃ、俺の本当の魅力がわからないよ、とジョーイは言いたいわけです。
現に彼は、普段の生活ではプレイボーイで、結構女性にモテるわけですから、その俺の精子が売れ残ってるということが信じられないようです。

が、今の彼の実物の姿は…顔じゅうジャムだらけ(笑)。
顔にべっちゃりついているのに、口の端だけをふいて済ませようとするジョーイに、レイチェルはあきれて、それ以上、忠告するのをあきらめてしまいます。
「このお子チャマには、何を言っても無駄ね」という感じでしょうか。


ロス: (entering) Hello. (ハロー。)
レイチェル: Hello. (ハロー。)
ロス: (sees Joey) Hey. (walks into the living room) Uh, Chan, can I, uh, can I talk to you for a second? ([ジョーイを見て] やあ。[リビングに歩いて行く] あぁ、チャンドラー、ちょっと話してもいい?)
チャンドラー: Sure. What's up? (いいよ。何?)
ロス: Just one uh, one additional relationship thought. Probably something you're already familiar with, uh, women talk! (smacks Chandler over the head with a magazine) (ちょっと一つ、恋愛関係の見解[考え方]に(あと)一つ追加だよ。多分、もうすっかりわかってると思うけど…女はしゃべるんだよ!)
と言って、チャンドラーの頭の上を雑誌でパシンとたたく。

relationship というのは「関係、結び付き」ですが、この場合は、「男女の恋愛関係」を指しています。
フレンズではそういう意味で使われることが多いですね。
ロスは、男女の駆け引きについていろいろと教えてあげたことに、もう一つ追加だ、と言っているのです。
それは、"Women talk." 「女たちってのは、おしゃべりだ、何でもかんでもしゃべるもんだ。」という事実のこと。
現在形を使って、「女とはそういう習性、性質を持っている」と言っている感じでしょう。

レイチェルはハグ&ロールのことを知らなくて、一晩中、ラブラブのカドリー・スリーパーズ状態で眠っていると思っているのに、ジャニスにそのことをバラしてしまったら、レイチェルの耳にも当然入っちゃうだろ!ということですね。
そういうテクニックや駆け引きは、相手に気付かれないようにするからこそ、効果的なんですよねぇ(笑)。

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posted by Rach at 12:31| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

プールの注意書き フレンズ3-3その32

[Scene: Monica and Rachel's, Joey is entering]
モニカとレイチェルの部屋。ジョーイが入ってくる。
ジョーイ: Where you going? (どこに行ってたの?)
モニカ: To the bank. (銀行(バンク)へ。)
ジョーイ: Sperm or regular? (バンクって、精子バンク、それとも、普通の銀行?)
モニカ: Sperm. (精子の方。)

普通ではなかなかあり得ない会話ですが、このエピソードではごく自然な質問ですね(笑)。
日本でも精子バンクとか骨髄バンクとか言いますので、このジョークは日本人にもわかり易いと思います。


ジョーイ: So you're really doing this, huh? (それで、本当にこれ[精子バンクで男性を選ぶこと]をするつもりなんだな?)
モニカ: Oh yeah, picked a guy, 37135. (えぇ、37135番の男性を選んだわ。)
ジョーイ: Sounds nice. (いい感じ。)
モニカ: Brown hair, green eyes... (茶色の髪、緑の目…)
ジョーイ: No kiddin', hmm. (冗談だろ。)
モニカ: What? (何が?)
ジョーイ: No, I-I figured you would've picked a blond guy. (俺は、モニカは金髪の男性を選んだんだろうな、と思ってたよ。)
モニカ: Really? Why? (ほんとに? どうして?)
ジョーイ: I don't know, I just always pictured you ending up with one of those tall, smart, blond guys, name like.... Hoyt. (わかんないけど、俺はただ、ずっと想像してたんだよ。モニカは最終的に、背が高くて賢くて金髪の男性と結ばれることになるだろうって。名前は、そう…ホイト。)
モニカ: Hoyt? (ホイト?)
ジョーイ: It's a name, yeah. (ただの名前だよ。)

ホイト、という名前に一体どういうイメージがあるのかわからないのですが(笑)、確かに知的な感じはするかも。
「どうして、どういう理由でホイトって名前なの?」という気持ちで聞き返したのでしょうが、ジョーイもただ何となくそう思いついただけなんでしょうね。
だから、「深い意味はないけど、ふと思いついた単なる一つの名前(a name)だよ。」と答えているのだと思います。


ジョーイ: I saw you in this, you know, this great house with a big pool. (俺はモニカが大きなプール付きの素敵な家にいるのを想像してた。)
モニカ: Really, is he a swimmer? (ほんとに? 彼って泳ぎが上手?)
ジョーイ: He's got the body for it. (スイマー向きの体型をしてるさ。)
モニカ: I like that. (Joey starts laughing) What? (そういうの好きだわ。[ジョーイが笑い出す] 何?)
ジョーイ: You guys have one of those signs that says: "We don't swim in your toilet, so don't pee in our pool", you know. (モニカと彼はこういう看板を立ててるんだ。「私たちはあなたのトイレでは泳ぎません。だから私たちのプールにオシッコしないで。」)
モニカ: We do not have one of those signs. (そんな看板立てないわよ。)
ジョーイ: Sure you do! It was a gift from me. Oh! And you have these three great kids. (絶対に立てるって! 俺からのプレゼントだもん。そうだ、それから君らには3人の可愛い子供がいるんだ。)
モニカ: Two girls and a boy? (女の子二人と男の子一人?)
ジョーイ: Yeah! (その通り!)
モニカ: And, and, and they wear those little water wings, you know. And they're, they're running around on the deck. Then Hoyt wraps this big towel around all three of them. (それで、それで、子供たちは小さい浮き袋を両脇につけるの。そして、彼らはデッキを走り回ってる。そこで、ホイトが大きなタオルで、3人の子供たちをすっぽりくるむのよ。)
ジョーイ: Sure! (Monica gets very depressed) But hey, you know, this way sounds good too. (その通り! [モニカはすっかり落ち込んでしまう] でも、ほら、この(バンクの)方法もいい感じだと思うよ。)
モニカ: Yeah. (そうね。)
と言いつつ元気のないモニカ。
ジョーイ: Oh, Monica. (goes over and hugs her, then looks at the form and stops hugging her.) Wow! This guy's an astronaut? That would've been cool, (sees Monica) for like a day. (hugs her again). (あぁ、モニカ。[モニカのところへ行ってハグする。そして用紙を見てハグをやめる。] わぁ! こいつって宇宙飛行士? それってクールだったのに…[モニカを見て] まぁ、クールだと思うのも一日くらいだろうけど。[再びモニカをハグする])

sign は「標識、標示、掲示、看板」などのことですね。
ジョーイのイメージでは、モニカの家のプールには、
「私たちはあなたのトイレでは泳ぎません。だから私たちのプールにオシッコしないで。」
という注意書き[但し書き]の書いた看板が立っているそうです。
何とも回りくどい言い方ですが、「普通はトイレでは泳がないでしょ? だから、このプールをトイレみたいに使わないでね!」ということ。
確かにそんな看板をプレゼントしてくれるのはジョーイだけでしょう(笑)。
フレンズ2-15その17 で、リチャード(バーク先生。モニカの父の友人)に対して、
モニカ: I mean, I'm dating a man whose pool I once peed in. (つまり、私は、昔プールでオシッコしちゃったそのプールの持ち主の男性とデートしてるってわけね。)
というセリフがありましたが、その中でオシッコをしてしまう、というのはプールにつきもののハプニングのようですね(笑)。

water wings は「水泳練習時に、両脇(両腕)につける浮き袋」のこと。
deck というのは「(船の)デッキ、甲板」という意味ですが、「(家の)テラス、ベランダ」のような意味もあります。
テラスのような意味としては、ロングマン現代英英辞典に次のように載っています。
deck: AT THE BACK OF A HOUSE (American English) a wooden floor built out from the back of a house, where you can sit and relax outdoors
つまり、「家の裏の外に作られた[建てられた]木製の床、そこでは屋外で座ったりリラックスしたりできる」。

上のセリフの deck はどういう意味なんでしょうね?
最初聞いた時は、プールサイドを走り回る、というようなイメージなのかと思ったのですが、木製のテラスなどのことかもしれません。
走り回ってる小さな子供たちの前に、大きな身体のパパが立ち塞がって、一気にタオルで”巻き巻き”しちゃう…というのは、何とも微笑ましい光景ですね。
ジョーイの想像に合わせて、夢中で自分の夢を語るモニカ。
その想像があまりにも幸せすぎて、ふと、現実に返ったモニカは余計に落ち込んでしまうのですね。
ちょっと調子に乗りすぎたかな、と反省して、こっちの精子バンクの候補も悪くないよ、と優しく言ってあげるジョーイです。

for like a day というのがよくわからないのですが…。
like は「約、くらい、みたいな」とはぐらかす表現でしょうね。
DVDの字幕は for a day となっていたので、要は「一日くらいは」という感じなのでしょうが、for life 「(ある時から死ぬまでの)一生」との対比として使っているのだと思います。
子供の父親が宇宙飛行士なんて超かっこいい、という意味で、もし本当にモニカがこの人の精子で子供を作ったとしたら(って何だか表現が生々しいですが…笑)、それって一生自慢できるくらいクールだよな、一生かっこ良くいられるよな、と言おうとしたのでしょう。
でも、モニカはすっかり精子バンクの相手には興味が失せてしまったようで、今さらそんなことを褒めちぎってもしょうがないから、for life ってことはないけど、for like a day まぁ一日くらいは「かっこいい!」って思えたのにな、かっこいい!けどそれをかっこいい!と思える気持ちが続くのはまぁ一日くらいだろうけどな、という感じで尻すぼみになっているのかな、と思います。
would've been は仮定法過去完了で、「(もうその可能性はなくなったけど)もしモニカがこのバンクの相手を受け入れていたとしたら、cool であっただろうのに…」という感じでしょうね。

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posted by Rach at 09:46| Comment(6) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

コールド・ターキー フレンズ3-3その31

フィービー: No, no, it's not your fault. You know it's partly my fault, 'cause I made you quit cold turkey. Sorry, no. Okay, well, I mean, I can't date you anymore, 'cause you're, you know (in a high pitched voice) Wow! But um, but I will definitely, definitely help you get over my sister. Okay? Stalk me for a while, huh? Yeah, and, and, and, I'll be like an Ursula patch. (違うわ。あなたのせいじゃない。ほら、それって一部には私のせいでもあるのよ。だってあなたに急にそれをやめさせようとしたんだもの。ごめんね。私はもうあなたとデートできないわ。だって、あなたってほら[高いピッチの声で] ワオ! でも、私は絶対に、あなたが姉を克服できるように助けてあげるわ。いい? 私をしばらくつけてみて。そう、そして、私はアースラ・パッチみたいになるのよ。)
マルコム: Uh-huh, I don't know. (あぁ。(それがうまくいくかは)よくわからないけど。)
フィービー: Yeah, just, okay, look I'm going! Um, come on. Op, op, behind the pillar, which way am I gonna go? (そう、私が行くのを見て。ほら、柱の後ろで、私はどっちに行こうとしているかしら?)

cold turkey は「麻薬中毒患者を治療する際、その依存習慣を急に断ち切って、突然禁断状態にすること」、そして「その禁断状態の時に出る鳥肌」のことを言います。
元々はその症状である鳥肌のことを指す言葉で、それが「突然禁断状態にすること」という意味に使われるようになったのでしょう。
直訳すると、「寒い七面鳥」ということでしょうね(笑)。
感謝祭のごちそうに出てくるターキー(七面鳥)が丸裸にされた姿も表面があの鳥肌のようになっているから、cold turkey と呼ぶのでしょう(多分)。

こういう薬物禁断症状ではない普通の鳥肌の場合は、英語では、goose bumps などと言いますね。
goose は「ガチョウ」。
英語でも日本語でもやっぱり「鳥(七面鳥、ガチョウ)」なんですね(笑)。
goose bumps については、フレンズ2-23その6 で詳しく取り上げています。

ロングマン現代英英辞典で、cold turkey を調べると、
cold turkey [noun, uncountable]:
an unpleasant physical condition suffered by people who stop taking a drug that they are addicted to

つまり、「中毒になっている薬物を摂取するのをやめる人が苦しむ、不快な健康状態」
Merriam-Webster Online Dictionary では、
cold turkey (noun):
abrupt complete cessation of the use of an addictive drug; also : the symptoms experienced by a person undergoing withdrawal from a drug

つまり、「常習薬物の使用を突然完全に中断[停止]すること。さらに、薬からの脱却を実行中の人が経験する症状。」

この cold turkey は副詞としても使われます。
Merriam-Webster Online Dictionary には副詞の意味も載っています。
cold turkey (adverb): all at once : ABRUPTLY: as
a : without a period of gradual adjustment, adaptation, or withdrawal
例) quit smoking cold turkey
b : without preparation
例) a new player who started the season cold turkey

つまり、all at once や abruptly と同じ意味で、「突然、一気に、急に。」
a. は「段階的な調整、適応や脱却の期間なしに」、例文は「タバコをすっぱりやめる。」
b. は「準備なしに」、例文は「準備なしにそのシーズンを開始した新しい選手」。

上のフィービーのセリフは、quit cold turkey 「(酒・タバコ・麻薬などを)きっぱりとやめる、一気に[即座に]にやめる」ということで、cold turkey を副詞として使っている表現ですね。
つまり、「cold turkey をやめる」のではなく、「cold turkey 風に(麻薬をスパッとやめるみたいに)やめる」という感じです。
元々は麻薬中毒患者の鳥肌から来た言葉ですが、M-W の b. の意味を見てもわかるように、麻薬などの依存以外の普通の意味でも使われるようですね。

「もうあなたとはデートできない、だってあなたは…」の後、ワオ!としかフィービーは言っていませんが、ちょっと言葉にすると問題な言葉、「変態(?)」とかそんな感じのことを言いたいのでしょう。

今度は別の方法を取ろうと言うフィービー。
禁煙する時に、腕にニコチンパッチというのを張ったりしますが、そのニコチンパッチの代わりのアースラパッチに私がなってあげる、と言っているわけです。
突然やめさせる、という cold turkey な荒療治ではなくて、もっと徐々に体を慣らしていく、という方法を取ろうとしているのですね。

フレンズ1-3 でタバコを吸っていることをみんなに非難されたチャンドラーが、アランという男性に電話で説得されて禁煙することに決め、腕にニコチンパッチを貼っているシーンがありました。
ロス: Okay. I think it's time to change somebody's nicotine patch. (よし。誰かさんのニコチンパッチを取り替える時間だね。)
というロスのセリフもありましたよね。

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posted by Rach at 08:39| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月02日

奇妙な偶然 フレンズ3-3その30

セントラルパークにて。
レイチェルL: Oh my God, what happened? (points to the cast on Janice's wrist) (まぁ、何があったの?)
と言って、ジャニスの手首のギプスを指差す。
ジャニス: Oh. God, crazy Chandler. He spun me...off the bed. (クレイジーなチャンドラーがね。私を回転させて、ベッドから落としたのよ。)
レイチェル: Wow! Spinning! That sounds like fun. (まぁ! 回転! 楽しそうね。)
ジャニス: Oh, (laughs) I wish. No, you know he was just trying Ross' "hug and roll" thing. (まぁ[と笑って] そうだといいんだけど。違うのよ。ほら、チャンドラーはただ、ロスの「ハグ&ロール」ってやつをやろうとしただけなの。)
レイチェル: (turns around, not amused) Ross' what? ([”面白がってはいない顔”で振り向く] ロスの何って?)
ジャニス: You know what, where he hugs you and kinda rolls you away and... Oh... my....God! (ほら、ロスがあなたをハグして、あなたを向こうに転がして、そして…まぁ、なんてこと!)

回転した、と聞いて、エッチが激しかったとかそういう類のことを想像しているようです(笑)。
ジャニスは、「”例の”ハグ&ロールが原因よ。」と説明しようとするのですが、レイチェルの不審そうな顔を見て、レイチェルがそのことを知らなかったという事実にやっと気付いたのですね。
そこで、いつもの決まり文句 "Oh, my God!" が出たわけです。
「あら、知らなかったのね。言っちゃって超マズいことになっちゃった。」という感じです。


地下鉄の駅でマルコムをつけていて、見つかってしまうフィービー。
マルコム: Phoebe? (フィービー?)
フィービー: Yes? Yes! Oh. (はい? はい! まぁ。)
マルコム: What are you doing? (何してるの?)
フィービー: Oh, I was just here looking for, um, my um, my part of an old sandwich. Oh, here it is! Oh. (picks one up out of the garbage can.) (あぁ、私はただ探し物をしてるのよ。えーっと、えーっと、私が食べたサンドイッチの残りを。ほら、ここにあったわ。)
と言って、ゴミ箱からサンドイッチの残りを取り出す。
マルコム: Were you following me? (フィービーは僕をつけてたの?)
フィービー: Um, perhaps. Yes! Yes, I'm sorry, I'm sorry. I was just afraid that you were still hung up on my sister. (えぇ、多分…。そうよ! そうなの、ごめんなさい。ごめんなさい。私はただ心配だったのよ、あなたがまだ私の姉にこだわってるんじゃないかって。)
マルコム: So you spied on me. I can't believe you don't trust me. (Ursula walks past, and Malcom finds behind the pillar) (それでフィービーは僕をスパイしたのか。僕のことを信じてくれてないなんて、信じられないよ。)
すると、アースラが横を通り過ぎる。マルコムは柱の背後に隠れる。
フィービー: Oh well, what do you know? There goes my identical twin sister! Just walkin' along, looking like me. What, is this just like a freakish coincidence, or did you know she takes this train? (ねぇ、知ってる? あそこに私の一卵性双生児の姉がいるわよ! ちょうど通り過ぎていく。私のような姿をして。これって何? 奇妙な偶然なのかしら? それとも、アースラが(いつも)この電車に乗ることをあなたは知ってたの?)
マルコム: I'm sorry. I'm sorry. I tried to stop, but I couldn't. I'm so pathetic. (ごめん。ごめん。やめようとしたんだけど、できなかった。僕ってすごく惨めだよね。)

とっさに「探し物をしている」と言い訳するフィービーですが、目の前にはゴミ箱しかなかったので、まともな言い訳が出来ず、後をつけていたことがすぐにバレてしまいます。
be hung up は「とらわれる、こだわる」、be hung up on は「〜にこだわっている、〜に恋煩いをする」。
フレンズ2-24その9 にも、get hung up on 「…にくよくよする、…に(心理的に)こだわる、…に夢中になる」という表現が出てきました。
スパイは日本語になっていますが、このように動詞としても使うんですね。
spy on で「〜をこっそり見張る」という意味になります。
「信じてくれてないなんて!」と相手を非難した直後に、アースラが通りかかり、やっぱりアースラの後をつけてたんじゃん、ってことがわかって、マルコムは急にしぼんでしまいますね。
I can't believe you don't trust me. という言葉に何の説得力もなくなってしまいましたね。

a freakish coincidence は「奇妙な偶然」。
「全く不思議な巡り合わせ」という感じですが、この言葉には、偶然にしては出来すぎよね、というニュアンスも入っていますね。
フレンズ1-5その2 にも、a freakish coincidence という表現が出てきました。

コインランドリーに行くというレイチェルに、
ロス: Oh, you uh, you wanna hear a freakish coincidence? Guess who's doing laundry there too? (奇妙な偶然のこと聞きたくない? コインランドリーで洗濯をする予定の人が他にもいるんだけど、誰だと思う?)
レイチェル: Who? (誰?)
ロス: Me. Was that not clear? (僕だよ。わからなかった?)
というやりとりがありましたよね。
「偶然だねぇ、奇遇だねぇ、実は僕も行くんだよ。」と言うところを、妙に遠回しな言い方をして、「誰が行くの?」と普通に聞き返されてしまうロスがかわいそうでしたが(笑)。

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posted by Rach at 09:25| Comment(8) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月01日

コーヒーの香りを嗅げ フレンズ3-3その29

フィービー: Look, he gave me his night-vision goggles and everything. (ねぇ、彼は私に暗視ゴーグルとかすべてのものを預けたのよ。)
ロス: You're taking the word of a guy who has night-vision goggles? (フィービーは、暗視ゴーグルを持ってる男の話を信じてるの?)
フィービー: What, he's not still following her. Do you think he is still following her? (何言ってるの。彼はもうアースラをつけてないわよ。ロスは、彼がまだアースラをつけてると思ってるの?)
チャンドラー: Pheebs, wake up and smell the restraining order. (フィービー。起きて接近禁止令の匂いを嗅ぎなよ。)
フィービー: What are you saying I should do? (私は何をすべきだと言いたいの?)
モニカ: I think, that if you really like this guy, you should just trust him. (もしフィービーがその人を本当に好きなら、ただその人を信じるべきだと私は思うわ。)
フィービー: Thank you, Monica. (ありがとう、モニカ。)
ジョーイ: Or you could follow him and see where he goes. (または彼をつけてみて、彼がどこに行くかを確かめたら。)
モニカ: Oh, that's what I would do, forget mine. (まぁ、私もきっとそうするわ。私の意見は忘れて。)

take the word of は「…の言葉を信じる」。
フィービーは「暗視ゴーグルのような「ストーカーの必須アイテム」を私に全部差し出して放棄したのよ。」と言って、彼が誠実に対応していることを強調するのですが、ロスは「そもそも暗視ゴーグルを持ってるストーカーってのが怖いんじゃないか。夜まで彼女を見張ってたってことだよ。」ということをわからせようとしています。

チャンドラーの、"wake up and smell the restraining order" について。
これは wake up and smell the coffee というイディオムをもじったものです。
直訳すると、「起きて[目を覚まして]、コーヒーの香りを嗅げ」ということです。
ロングマン現代英英辞典によると、
wake up and smell the coffee: (American English spoken) used to tell someone to recognize the truth or reality of a situation
つまり、「ある人に、事実や状況の実態[現実]を認識するように言うのに使われる」

まずはひとまず起きて、その後、コーヒーの香りを嗅いで、さらに頭をすっきりさせろ[しっかり目を覚ませ]、ということですね。
コーヒーの香りはキツいので、気付け薬とまではいかないまでも、それでかなり気持ちがシャンとしてはっきりする、ということです。
それと同じように、普通は「接近禁止令」と聞くと、うへ〜っと思う人が多いのに、フィービーはその現実に気付いていない。
だから、目を覚まして、その匂い・香りを嗅いで、そのシビアな現実に気付けよ、ということでしょうね。

日本でも眠い時にはブラックコーヒーを飲んだりしますが、「コーヒーの香りを嗅げ」とは言いませんねぇ。
日本語だと、「冷たい水で顔を洗って目を覚まして来い」みたいな言い方をしますかねぇ?
誰かに言いくるめられたりして、ほとんど洗脳されているような状態になって現実が見えていない人に対しては、その人の肩を激しく揺すって「目を覚ませ!」ということはありますね。
「眠っている」→「ぼんやりしている、現実が見えていない」という感覚はどこの国でも同じなんでしょう。

友人らしく trust him と美しい言葉をかけるモニカですが、ジョーイの「彼の後をつけてみたらいい」という現実的な対策を聞いて、そっちにころっと鞍替えするのがおかしいですね。

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posted by Rach at 11:27| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする