2007年06月01日

コーヒーの香りを嗅げ フレンズ3-3その29

フィービー: Look, he gave me his night-vision goggles and everything. (ねぇ、彼は私に暗視ゴーグルとかすべてのものを預けたのよ。)
ロス: You're taking the word of a guy who has night-vision goggles? (フィービーは、暗視ゴーグルを持ってる男の話を信じてるの?)
フィービー: What, he's not still following her. Do you think he is still following her? (何言ってるの。彼はもうアースラをつけてないわよ。ロスは、彼がまだアースラをつけてると思ってるの?)
チャンドラー: Pheebs, wake up and smell the restraining order. (フィービー。起きて接近禁止令の匂いを嗅ぎなよ。)
フィービー: What are you saying I should do? (私は何をすべきだと言いたいの?)
モニカ: I think, that if you really like this guy, you should just trust him. (もしフィービーがその人を本当に好きなら、ただその人を信じるべきだと私は思うわ。)
フィービー: Thank you, Monica. (ありがとう、モニカ。)
ジョーイ: Or you could follow him and see where he goes. (または彼をつけてみて、彼がどこに行くかを確かめたら。)
モニカ: Oh, that's what I would do, forget mine. (まぁ、私もきっとそうするわ。私の意見は忘れて。)

take the word of は「…の言葉を信じる」。
フィービーは「暗視ゴーグルのような「ストーカーの必須アイテム」を私に全部差し出して放棄したのよ。」と言って、彼が誠実に対応していることを強調するのですが、ロスは「そもそも暗視ゴーグルを持ってるストーカーってのが怖いんじゃないか。夜まで彼女を見張ってたってことだよ。」ということをわからせようとしています。

チャンドラーの、"wake up and smell the restraining order" について。
これは wake up and smell the coffee というイディオムをもじったものです。
直訳すると、「起きて[目を覚まして]、コーヒーの香りを嗅げ」ということです。
ロングマン現代英英辞典によると、
wake up and smell the coffee: (American English spoken) used to tell someone to recognize the truth or reality of a situation
つまり、「ある人に、事実や状況の実態[現実]を認識するように言うのに使われる」

まずはひとまず起きて、その後、コーヒーの香りを嗅いで、さらに頭をすっきりさせろ[しっかり目を覚ませ]、ということですね。
コーヒーの香りはキツいので、気付け薬とまではいかないまでも、それでかなり気持ちがシャンとしてはっきりする、ということです。
それと同じように、普通は「接近禁止令」と聞くと、うへ〜っと思う人が多いのに、フィービーはその現実に気付いていない。
だから、目を覚まして、その匂い・香りを嗅いで、そのシビアな現実に気付けよ、ということでしょうね。

日本でも眠い時にはブラックコーヒーを飲んだりしますが、「コーヒーの香りを嗅げ」とは言いませんねぇ。
日本語だと、「冷たい水で顔を洗って目を覚まして来い」みたいな言い方をしますかねぇ?
誰かに言いくるめられたりして、ほとんど洗脳されているような状態になって現実が見えていない人に対しては、その人の肩を激しく揺すって「目を覚ませ!」ということはありますね。
「眠っている」→「ぼんやりしている、現実が見えていない」という感覚はどこの国でも同じなんでしょう。

友人らしく trust him と美しい言葉をかけるモニカですが、ジョーイの「彼の後をつけてみたらいい」という現実的な対策を聞いて、そっちにころっと鞍替えするのがおかしいですね。

(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気blogランキング
にほんブログ村 英会話ブログ

posted by Rach at 11:27| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする