[Scene: Chandler and Joey's, everyone is there, helping to lift the entertainment center into place]
チャンドラーとジョーイの部屋。みんなそこにいて、エンターテインメント・センターを持ち上げて設置するのを手伝っている。
チャンドラー: Okay, on 3! 1, 2... (いいか。3で行くぞ。1、2…)
ジョーイ: Why don't we just go on 2? (2で行ったらいいじゃないか?)
チャンドラー: Why 2? (どうして2なんだよ。)
ジョーイ: Because it's faster. (だってその方が速いじゃん。)
チャンドラー: Yeah, I could've counted to 3 like four times without all this "2" talk.
(あぁ、この2についての話がなかったら、3までを4回は数えられていただろうにな。)
レイチェル: Oh! (あぁ!)
ジョーイ: All right, but in the future... (わかったよ、でも、これからは…)
ロス: Okay!! Okay!! (わかった、わかった!)
レイチェル: Come on! (もういいでしょ。)
ロス: Heavy thing! Not getting lighter! (重たいんだ! 少しも軽くはならないよ!)
チャンドラー: Okay, 1, 2... (わかった、1、2…)
ジョーイ: So we are going with two? (それで、2で行くんだな?)
みんな: All right!! (they lift it into place, however there is one small problem, the unit is so long that it blocks some of both of their bedroom doors.) (もういいよ!)
それを持ち上げて設置する、が、小さな一つの問題がある。そのユニットはとても長くて、二人の寝室のドアの両方のいくらか(の部分)をブロックしている。
チャンドラー: A good job, Joe. (良い仕事をしたな、ジョーイ。)
ジョーイ: Wow, it's big! (わぁ、でかい。)
チャンドラー: Yeah-yeah. So big that it actually makes our doors look smaller. (そうだね。(ユニットが)すごくでかいから、俺たちのドアが、実際、小さいように見えちゃうよ。)
ジョーイ: Maybe, my ruler's wrong. (多分、定規が間違ってた[おかしかった]んだろう。)
フィービー: Maybe all the rulers are wrong. (多分、全ての定規がおかしいんでしょうね。)
ジョーイ: Look it's not that bad. So what, it blocks a little of your door, a little of my door. (ねぇ、そんなに悪くないよ。それがどうしたって言うんだ? ユニットがお前のドアを少しと、俺のドアを少し、ブロックしてる、ってことぐらいで。)
チャンドラー: Yeah, y'know what, I got a better idea. How-how about it blocks none of my door, and a lot of your door? (throws his shoulder into the center to try and move it, but it doesn't move.) (あぁ、なぁ、もっと良い考えがあるよ。俺のドアはブロックしないで、お前のドアの大部分をブロックする、ってのはどう? [センターに肩を当てて、それを動かそうとするが、動かない。])
ジョーイ: Yeah, listen, before I forget, that side is still wet. (あぁ、ねぇ、忘れないうちに言っとくけど、そっち側はまだ濡れてるよ。)
on 3 は「1、2、3で」「いち、にの、さんで」と言う意味で、3のカウントでみんなで何かを一斉にする、ということですね。
日本語でもこういう場合は、3まで数えますが、英語でもそれは同じようです。
それなのに、その3を2にしたらどうだ?などと変なチャチャを入れるジョーイ。
重たいんだからカウントは少しでも少ない方がいいと言うジョーイですが、そんな「しょうもないこと(つまらないこと)」でモメていなかったら、もう4回は数えられてた、とっくに持ち上がってこんなに重たい目をせずに済んだのに、と言っているチャンドラーがおかしいですね。
そんな風に問答していても少しも軽くならないよ、という意味で、ロスも、Not getting lighter と言っています。
なんとか設置してみたところ、設置すべき位置よりも大幅にはみ出していることが判明。( lift する前に気付くだろう!という話もありますが…笑)
定規が間違ってる、つまり、目盛りなどが正しくなかったから、とルーラー(定規)のせいにするジョーイですが、フィービーのセリフは辛辣です。
ジョーイがどんな定規を使っても結局は同じ結果になってたわ、ということで、ジョーイの測り間違いが原因だと思うけど、ということです。
still wet はまだニスで濡れてる、ニスが乾いてない、ということですね。
フレンズ3-5その20 ではカウチに置いてあったニスの蓋がパンツにくっついてしまったチャンドラーでしたが、ここでもまたニスの攻撃にやられてしまいました。
踏んだり蹴ったりのチャンドラーです。
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2007年08月11日
2007年08月10日
もう少しで骨折するところだった フレンズ3-5その27
フィービー: (turns around and hits Frank) So that's what you thought I did! God! That's not what I do! ([振り返って、フランクを叩く] それで、私の仕事はそういうことだと思ってたの? そんなこと私はしないわ!)
フランク: Wait, that's-that's, what that's not what you do? (待ってよ。それがフィービーの仕事じゃないの?)
フィービー: Nooo! Why would you think that? (違うわよ! どうしてそんな風に思ったの?)
フランク: I don't know, I mean, y'know, this is the city y'know? I just, I mean, I don't know. (わからないけど。ほら、ここは都会だろ? ただ、ほら、よくわかんないけど。)
フィービー: Whatever, it's the perfect end to the perfect weekend anyway. (何でもいいわ。どっちにしても、完璧な週末の完全な終わりよ。)
フランク: Oh, wait. No, you're right. No, it was perfect and I can't believe that I screwed it up so bad. (あぁ、待って。フィービーの言ってることは正しい。この週末は完璧だった。僕がそれをこんな風にすっかりだめにしちゃったなんて信じられないよ。)
フィービー: You really thought it was perfect? (フランクは本当にそれが完璧だったと思ってるわけ?)
フランク: Well, no, maybe-maybe it wasn't perfect, but y'know it was pretty cool, y'know? Because we had all those great talks, y'know? (あぁ、多分、完璧ってことはなかったけど、かなりイケてたよ、だろ? だって、あんな風に最高の会話をしたじゃない。)
フィービー: Yeah, um, which ones in particular were great for you? (特にどの会話があなたにとっては良かったの?)
フランク: Well, y'know, about the tongue thing, y'know? And how I told you about my likes and my dislikes. (ほら、舌の話とか。それから、俺の好きなことと嫌いなことについて話したこととか。)
フィービー: I don't.... (私は…)
フランク: How-how I like to melt stuff, and how I dislike stuff that doesn't melt. (ものを溶かすのがどれだけ好きか、そして溶けないものがどれほど嫌いか。)
フィービー: Right, okay, um-mm. (そうね。わかった。)
フランク: Yeah, y'know I feel like I can really talk to you because y'know you're my sister, y'know? (うん。フィービーと本当の話が出来た、って気がするよ。だって、フィービーは俺の姉さんだろ?)
フィービー: Yeah, I guess I do, yeah. (えぇ、私も話が出来た、って気がするわ。)
フランク: Then I go feel your friend up and make you mad at me. (それで、俺はフィービーの友達をおさわりしちゃって、俺に対して怒らせることになる。)
フィービー: Well, I-I wasn't hopping mad, y'know? (えぇ、私は激怒した、ってほどではなかったわよ[飛び上がるほどには怒ってなかったわよ]。)
フランク: You hopped a little bit. Yeah, I'm really sorry. Y'know, I'm really... (ちょっと飛び上がってたよ。ほんとうにごめん。本当に…)
フィービー: Okay. All right, this is my favorite part of the weekend. Right now. This. (いいわ。いいのよ。今のがこの週末で一番好きな部分だわ。今この時の、この状態が。)
フランク: This? (これが?)
フィービー: Uh-huh. (えぇ。)
フランク: Oh, come on. We went, we went to Times Square. We found ninja stars. I almost got my arm broken by a hooker... (あぁ、待ってよ。僕らはタイムズ・スクエアに行っただろ。忍者スターも見つけたし。もう少しで腕を売春婦に折られるところだった…)
フィービー: She's not a hooker. (彼女は売春婦じゃないわ。)
フランク: Well, when I tell my friends about her, she will be. (あぁ、俺が友達に彼女のことを話す時には、彼女は売春婦ってことになってるよ。)
what I do は「私のすること」で、つまりは「私の仕事」。
客とエッチをする、のが姉の私の仕事だと思ってたの?と怒ってるわけです。
フランクはここはNYで都会だから、そんなこともあり得るだろう、と思っていたようですね。
フレンズ3-5その22 での誤解がここでやっと解けたわけです。
great talks と言われて、フレンズ3-5その14 で会話が続かなかったことを思い出すフィービー。
my likes and my dislikes というフランクに対して、I don't.... と言いかけるフィービーですが、きっと「嫌いなもの」は聞いてないと言おうとした、つまり、I don't know about your dislikes. などと言おうとしたんでしょうね。
溶かすことが大好きなフランクが嫌いなもの、それは「溶けないもの」…うーん、なるほど(笑)。
feel up は「(特に女性の)体(や局部の辺り)をさわる」という意味。
フレンズ2-16その17 では、
モニカ: Upstairs in the bathroom, right before you felt up Mom! (2階のバスルーム(トイレ)でね。パパがママをお触りする直前のことよ!)
というセリフもありましたね。
hopping mad は「(飛び上がるほど)ひどく・かんかんに怒っている、激怒している」。
怒って興奮している様子が感じられる表現です。
I almost got my arm broken by a hooker... の部分。
ネットスクリプトは got my arm broken になっていますが、DVDの英語字幕は、get my arm broken になっていて、実際のセリフも get と発音されているように聞こえます。
フレンズ2-13その3 で、
チャンドラー: Nice camouflage. For a minute there, I almost didn't see you. (うまくカムフラージュできてるよ。一瞬、君たちを見過ごすところだった。)
というセリフがありました。
このように、普通は「almost +動詞の過去形」で、「もう少しで…するところだった、危うく…するところだった」という意味になるのですね。
ですから、本来なら、got という過去形でないとおかしいと思うのですが、ここでフランクが現在形の get を使っているのは何故でしょう?
その前に went, found と過去形で語っていますし、「almost+過去形」の方が自然だと思うのですが…。(だから、ネットスクリプトを書き起こした人も過去形にしているのでしょう。)
もちろん、単なるセリフの言い間違い、DVD字幕の誤植、などの可能性もあります。
そこをあえて、この「現在形の get 」に注目してみると…。
「almost+過去形」という形にこだわらない、若者特有のくだけた直接的な表現、なのかもしれません。
過去形を使うと、「もう少しで骨折するところだったけど、骨折はしなかった」というニュアンスになるのでしょうが、フランクにとってはそれよりももっと「実際に骨折した」に近い、また break を「痛める」という意味で解釈すると痛められたのは事実だし、「今ほとんど骨折状態だ」という気持ちが入っているのかなぁ、とも思います。
タイムズスクエアに行って忍者スターを見つけた、というのは少し前の話で、その過去の話と今の骨折しかけた話、という対比で、こちらは現在形にしている、ということかもしれません。
(ところで、フレンズ3-5その10 で「タイムズ・スクエアに行って忍者スターを見つけたい」と言っていましたが、実際に行って、本当に会えたんですね(笑)。そのシーンはありませんでしたが…)
「彼女のことを売春婦だと言う」というのは、その方が仲間内では、「お前、スッゲー体験してきたんだな。さすがは都会だよな!」って盛り上がれるから、ということですね。
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フランク: Wait, that's-that's, what that's not what you do? (待ってよ。それがフィービーの仕事じゃないの?)
フィービー: Nooo! Why would you think that? (違うわよ! どうしてそんな風に思ったの?)
フランク: I don't know, I mean, y'know, this is the city y'know? I just, I mean, I don't know. (わからないけど。ほら、ここは都会だろ? ただ、ほら、よくわかんないけど。)
フィービー: Whatever, it's the perfect end to the perfect weekend anyway. (何でもいいわ。どっちにしても、完璧な週末の完全な終わりよ。)
フランク: Oh, wait. No, you're right. No, it was perfect and I can't believe that I screwed it up so bad. (あぁ、待って。フィービーの言ってることは正しい。この週末は完璧だった。僕がそれをこんな風にすっかりだめにしちゃったなんて信じられないよ。)
フィービー: You really thought it was perfect? (フランクは本当にそれが完璧だったと思ってるわけ?)
フランク: Well, no, maybe-maybe it wasn't perfect, but y'know it was pretty cool, y'know? Because we had all those great talks, y'know? (あぁ、多分、完璧ってことはなかったけど、かなりイケてたよ、だろ? だって、あんな風に最高の会話をしたじゃない。)
フィービー: Yeah, um, which ones in particular were great for you? (特にどの会話があなたにとっては良かったの?)
フランク: Well, y'know, about the tongue thing, y'know? And how I told you about my likes and my dislikes. (ほら、舌の話とか。それから、俺の好きなことと嫌いなことについて話したこととか。)
フィービー: I don't.... (私は…)
フランク: How-how I like to melt stuff, and how I dislike stuff that doesn't melt. (ものを溶かすのがどれだけ好きか、そして溶けないものがどれほど嫌いか。)
フィービー: Right, okay, um-mm. (そうね。わかった。)
フランク: Yeah, y'know I feel like I can really talk to you because y'know you're my sister, y'know? (うん。フィービーと本当の話が出来た、って気がするよ。だって、フィービーは俺の姉さんだろ?)
フィービー: Yeah, I guess I do, yeah. (えぇ、私も話が出来た、って気がするわ。)
フランク: Then I go feel your friend up and make you mad at me. (それで、俺はフィービーの友達をおさわりしちゃって、俺に対して怒らせることになる。)
フィービー: Well, I-I wasn't hopping mad, y'know? (えぇ、私は激怒した、ってほどではなかったわよ[飛び上がるほどには怒ってなかったわよ]。)
フランク: You hopped a little bit. Yeah, I'm really sorry. Y'know, I'm really... (ちょっと飛び上がってたよ。ほんとうにごめん。本当に…)
フィービー: Okay. All right, this is my favorite part of the weekend. Right now. This. (いいわ。いいのよ。今のがこの週末で一番好きな部分だわ。今この時の、この状態が。)
フランク: This? (これが?)
フィービー: Uh-huh. (えぇ。)
フランク: Oh, come on. We went, we went to Times Square. We found ninja stars. I almost got my arm broken by a hooker... (あぁ、待ってよ。僕らはタイムズ・スクエアに行っただろ。忍者スターも見つけたし。もう少しで腕を売春婦に折られるところだった…)
フィービー: She's not a hooker. (彼女は売春婦じゃないわ。)
フランク: Well, when I tell my friends about her, she will be. (あぁ、俺が友達に彼女のことを話す時には、彼女は売春婦ってことになってるよ。)
what I do は「私のすること」で、つまりは「私の仕事」。
客とエッチをする、のが姉の私の仕事だと思ってたの?と怒ってるわけです。
フランクはここはNYで都会だから、そんなこともあり得るだろう、と思っていたようですね。
フレンズ3-5その22 での誤解がここでやっと解けたわけです。
great talks と言われて、フレンズ3-5その14 で会話が続かなかったことを思い出すフィービー。
my likes and my dislikes というフランクに対して、I don't.... と言いかけるフィービーですが、きっと「嫌いなもの」は聞いてないと言おうとした、つまり、I don't know about your dislikes. などと言おうとしたんでしょうね。
溶かすことが大好きなフランクが嫌いなもの、それは「溶けないもの」…うーん、なるほど(笑)。
feel up は「(特に女性の)体(や局部の辺り)をさわる」という意味。
フレンズ2-16その17 では、
モニカ: Upstairs in the bathroom, right before you felt up Mom! (2階のバスルーム(トイレ)でね。パパがママをお触りする直前のことよ!)
というセリフもありましたね。
hopping mad は「(飛び上がるほど)ひどく・かんかんに怒っている、激怒している」。
怒って興奮している様子が感じられる表現です。
I almost got my arm broken by a hooker... の部分。
ネットスクリプトは got my arm broken になっていますが、DVDの英語字幕は、get my arm broken になっていて、実際のセリフも get と発音されているように聞こえます。
フレンズ2-13その3 で、
チャンドラー: Nice camouflage. For a minute there, I almost didn't see you. (うまくカムフラージュできてるよ。一瞬、君たちを見過ごすところだった。)
というセリフがありました。
このように、普通は「almost +動詞の過去形」で、「もう少しで…するところだった、危うく…するところだった」という意味になるのですね。
ですから、本来なら、got という過去形でないとおかしいと思うのですが、ここでフランクが現在形の get を使っているのは何故でしょう?
その前に went, found と過去形で語っていますし、「almost+過去形」の方が自然だと思うのですが…。(だから、ネットスクリプトを書き起こした人も過去形にしているのでしょう。)
もちろん、単なるセリフの言い間違い、DVD字幕の誤植、などの可能性もあります。
そこをあえて、この「現在形の get 」に注目してみると…。
「almost+過去形」という形にこだわらない、若者特有のくだけた直接的な表現、なのかもしれません。
過去形を使うと、「もう少しで骨折するところだったけど、骨折はしなかった」というニュアンスになるのでしょうが、フランクにとってはそれよりももっと「実際に骨折した」に近い、また break を「痛める」という意味で解釈すると痛められたのは事実だし、「今ほとんど骨折状態だ」という気持ちが入っているのかなぁ、とも思います。
タイムズスクエアに行って忍者スターを見つけた、というのは少し前の話で、その過去の話と今の骨折しかけた話、という対比で、こちらは現在形にしている、ということかもしれません。
(ところで、フレンズ3-5その10 で「タイムズ・スクエアに行って忍者スターを見つけたい」と言っていましたが、実際に行って、本当に会えたんですね(笑)。そのシーンはありませんでしたが…)
「彼女のことを売春婦だと言う」というのは、その方が仲間内では、「お前、スッゲー体験してきたんだな。さすがは都会だよな!」って盛り上がれるから、ということですね。
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2007年08月09日
英国では使うべからずの言葉 フレンズ3-5その26
[Scene: Healing Hands Inc. (Phoebe's work), Frank is being ushered in, by the arm, to the room Phoebe is in by another girl.]
ヒーリング・ハンズ(癒しの手)(フィービーの仕事場)。フランクが他の女性に手を掴まれて、フィービーのいる部屋に連れて来られる。
お店のひさしには、大文字で、HEALING HANDS INC. と書いてあります。
フィービーが働いているお店の名前は「癒しの手」と言うんですね。
確かに癒されそうだ(笑)。
usher in は「(人を)案内して通す、導く」という意味。
フレンズ2-24その15 では、usher 「案内役」という名詞が出てきました。
その時に、usher という単語について説明しています。
フランク: Ow!-Ow!-Ow! Ow! Ow! Ow! Ow! Ow! Ow! Y'know, ow! (いていて…。)
フィービー: Hey!-Hey! What's going on? (ねぇ、ねぇ。一体どうしたの?)
フランク: She broke my arm! (この人が俺の腕を折った。)
女性: He touched my fanny. (この人が私のお尻を触ったのよ。)
フランク: No, she touched mine first! (違うよ。彼女が俺のお尻を先に触ったんだよ!)
女性: That's my job! (それは私の仕事よ!)
フランク: So wait, what's the deal here, I can have sex with you but I can't touch you? (待ってよ。ここではどういう契約になってるの? 僕は君とエッチできるけど、君に触っちゃいけないの?)
フィービーと女性: Ewww!!! (やだぁ〜!)
フィービー: You can't have sex with her! (あなたは彼女とエッチはできないわ!)
女性: What did you think I was, a hooker? (あなたは私を何だと思ってたの? 売春婦とでも?)
フランク: No, okay. I know. You're a masseuse, it's cool, I'm not a cop! (いいや、大丈夫だよ。わかってるよ。君はマッサージ師だ。それでいいよ。僕は警官[警察]じゃないんだから。)
フィービー: Okay, Jasmine, can you, can you ask Mr. Wiffler if he can wait for like five minutes? (わかった、ジャスミン。お願い、(お客の)ウィフラーさんに5分間くらい待ってもらえるかどうか聞いてきて。)
ジャスミン(女性): Fine. (starts to leave, and points at Frank) I don't like you! (leaves) (いいわ。[立ち去ろうとする、そしてフランクを指差して] あなたは嫌いよ! [立ち去る])
break one's arm は「腕を折る」。
ロングマン現代英英辞典では、
break: BONES
[transitive] to damage a bone in your body by making it crack or split
つまり、「骨にひびを入れたり、分裂(分割)したりして、体の骨にダメージを与えること」
フランクは上のセリフで、broke (break) という単語を使っていますが、今回の場合は、本当に骨折させた、ということではなく、「痛めつけた、痛くした、傷めた」という感じでしょう(本当に骨折させたら、さすがにやりすぎだと思うので…)。
fanny はアメリカの口語で「尻」なんですが、イギリスの俗語では、もっと露骨な「女性の性器」という意味になってしまうそうです。
ロングマン現代英英辞典でも、
fanny: (plural fannies) [countable] (informal)
1. (American English) the part of your body that you sit on (synonym: bottom)
つまり、「人が座る身体の部位。同義語は bottom」
2. (British English taboo informal) a very offensive word for a woman's outer sex organs. Do not use this word (synonym: genitals)
つまり、「イギリス英語のタブーでインフォーマルな表現。女性の outer sex organs を指す非常に侮辱的な言葉。この言葉を使ってはいけない。」
上のセリフでは、彼女は本当に「お尻」という意味で使っているのでしょうが、イギリス人がこれを聞くと、「げっ!?」と驚いたりするのでしょうか??
フランクがまだ誤解しているのがおかしいですね。
公に hooker だと言ってはまずいから、表向きはマッサージ師ということにしてある、とでも思っているようで、「俺は事情はよくわかってるから。俺は警察の潜入捜査員じゃないんだし、そんな嘘や言い訳は必要ない、マッサージ師ってことにしておいてあげるからさ。」みたいなことを言っています。
刑事ドラマか何かの見過ぎですね(笑)。
最後にジャスミンは I don't like you! と言っています。
マッサージ師として仕事しているのに、エッチ系の方だと勘違いされるのは、彼女たちにとってかなりいやなことでしょうから、内心怒りまくっているのでしょう。
本当は I hate you! と言いたいところでしょうが、フィービーの弟なので、さすがにそこまで言うのは悪いと思ったのでしょうか?
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ヒーリング・ハンズ(癒しの手)(フィービーの仕事場)。フランクが他の女性に手を掴まれて、フィービーのいる部屋に連れて来られる。
お店のひさしには、大文字で、HEALING HANDS INC. と書いてあります。
フィービーが働いているお店の名前は「癒しの手」と言うんですね。
確かに癒されそうだ(笑)。
usher in は「(人を)案内して通す、導く」という意味。
フレンズ2-24その15 では、usher 「案内役」という名詞が出てきました。
その時に、usher という単語について説明しています。
フランク: Ow!-Ow!-Ow! Ow! Ow! Ow! Ow! Ow! Ow! Y'know, ow! (いていて…。)
フィービー: Hey!-Hey! What's going on? (ねぇ、ねぇ。一体どうしたの?)
フランク: She broke my arm! (この人が俺の腕を折った。)
女性: He touched my fanny. (この人が私のお尻を触ったのよ。)
フランク: No, she touched mine first! (違うよ。彼女が俺のお尻を先に触ったんだよ!)
女性: That's my job! (それは私の仕事よ!)
フランク: So wait, what's the deal here, I can have sex with you but I can't touch you? (待ってよ。ここではどういう契約になってるの? 僕は君とエッチできるけど、君に触っちゃいけないの?)
フィービーと女性: Ewww!!! (やだぁ〜!)
フィービー: You can't have sex with her! (あなたは彼女とエッチはできないわ!)
女性: What did you think I was, a hooker? (あなたは私を何だと思ってたの? 売春婦とでも?)
フランク: No, okay. I know. You're a masseuse, it's cool, I'm not a cop! (いいや、大丈夫だよ。わかってるよ。君はマッサージ師だ。それでいいよ。僕は警官[警察]じゃないんだから。)
フィービー: Okay, Jasmine, can you, can you ask Mr. Wiffler if he can wait for like five minutes? (わかった、ジャスミン。お願い、(お客の)ウィフラーさんに5分間くらい待ってもらえるかどうか聞いてきて。)
ジャスミン(女性): Fine. (starts to leave, and points at Frank) I don't like you! (leaves) (いいわ。[立ち去ろうとする、そしてフランクを指差して] あなたは嫌いよ! [立ち去る])
break one's arm は「腕を折る」。
ロングマン現代英英辞典では、
break: BONES
[transitive] to damage a bone in your body by making it crack or split
つまり、「骨にひびを入れたり、分裂(分割)したりして、体の骨にダメージを与えること」
フランクは上のセリフで、broke (break) という単語を使っていますが、今回の場合は、本当に骨折させた、ということではなく、「痛めつけた、痛くした、傷めた」という感じでしょう(本当に骨折させたら、さすがにやりすぎだと思うので…)。
fanny はアメリカの口語で「尻」なんですが、イギリスの俗語では、もっと露骨な「女性の性器」という意味になってしまうそうです。
ロングマン現代英英辞典でも、
fanny: (plural fannies) [countable] (informal)
1. (American English) the part of your body that you sit on (synonym: bottom)
つまり、「人が座る身体の部位。同義語は bottom」
2. (British English taboo informal) a very offensive word for a woman's outer sex organs. Do not use this word (synonym: genitals)
つまり、「イギリス英語のタブーでインフォーマルな表現。女性の outer sex organs を指す非常に侮辱的な言葉。この言葉を使ってはいけない。」
上のセリフでは、彼女は本当に「お尻」という意味で使っているのでしょうが、イギリス人がこれを聞くと、「げっ!?」と驚いたりするのでしょうか??
フランクがまだ誤解しているのがおかしいですね。
公に hooker だと言ってはまずいから、表向きはマッサージ師ということにしてある、とでも思っているようで、「俺は事情はよくわかってるから。俺は警察の潜入捜査員じゃないんだし、そんな嘘や言い訳は必要ない、マッサージ師ってことにしておいてあげるからさ。」みたいなことを言っています。
刑事ドラマか何かの見過ぎですね(笑)。
最後にジャスミンは I don't like you! と言っています。
マッサージ師として仕事しているのに、エッチ系の方だと勘違いされるのは、彼女たちにとってかなりいやなことでしょうから、内心怒りまくっているのでしょう。
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2007年08月08日
インスブルック五輪 フレンズ3-5その25
ロス: Okay, I'm done with my choices. These are final. (holds up a little card) (よし。選択は終わったよ。これがファイナルだ。)
と言って、小さなカードを掲げる。
レイチェル: Well, it's about time. (そうね、そろそろ出来る頃だと思ってたわ。)
ジョーイ: Yeah. Very official. (あぁ、えらくオフィシャルだな。)
ロス: Oh, yeah. well, y'know, Chandler printed it up on his computer. (ああそうだよ。ほら、チャンドラーがそれをコンピューターで印刷してくれたんだ。)
モニカ: And who laminated it? (で、誰がそれをラミネートしたの?)
ロス: That was me. (それは僕だけど。)
レイチェル: All right, let me see. (grabs the card) "Uma Thurman, Winona Ryder, Elizabeth Hurley, Michelle Pfeiffer... Dorothy Hamill"? (いいわ。見せて。[カードを掴む] ユマ・サーマン、ウィノナ・ライダー、エリザベス・ハーレー、ミッシェル・ファイファー…ドロシー・ハミル?)
みんなに不審そうな顔で見られて、
ロス: Hey, it's my list! (おい、僕のリストだぞ!)
レイチェル: Okay honey, you do realize she only spins like that on ice? (ねぇ、ハニー。彼女は、氷の上であんな風にスピンするだけだ、ってわかってる?)
It's about time... で「もうそろそろ…してもいい頃だ、そろそろ…する時間だ」という意味になりますね。
この場合は、レイチェルは「そろそろ」と言っていますが、それは異様に時間が長くかかっていることに対して、いやみのように言っているのでしょう。
「もういい加減できる頃だと思ってたわ。」という言葉でありながら、「そんなに時間かけたの?」とあきれているのですね。
印刷したのをラミネート加工までしている、という徹底ぶりなので、ジョーイは、「オフィシャル」=「公式な」ものだと言っています。
以下、名前の挙がった人を簡単に説明しておきます。
ユマ・サーマン。
Wikipedia 日本語版: ユマ・サーマン
上のウィキペディアにも書いてありますが、名前の発音は正しくは「ウマ・サーマン」だそうです。
上のセリフでも、確かに「ウマ」と発音されています。
パルプ・フィクション、キル・ビルなどで有名な女優さんですね。
ウィノナ・ライダー。
Wikipedia 日本語版: ウィノナ・ライダー
いろいろな映画でさまざまな賞にノミネートされているようです。
万引き事件でスキャンダルになってしまいましたが…。
ウィノナは、後のフレンズ7-20 にゲストで出演します。
それも「ウィノナ・ライダーという有名女優」としてではなく、ある人の友人役として出ます。
今回、ロスが憧れる女優として名前が挙がっているのに、後に一般人の役として出演する、というのが不思議な感じ。
フレンズ3-5その16 で名前の挙げられたスーザン・サランドンも後にゲスト出演しますが、スーザン・サランドン本人役ではないとは言え、女優役で出演しますので、ウィノナのゲスト出演とはまた趣が異なります。
フレンズ2-13 で、ジュリア・ロバーツとジャン=クロード・ヴァン・ダムの二人がゲスト出演した時、ジュリアは一般人役なのに、ヴァン・ダムは本人役で出ていた…なんてこともありましたねぇ。
エリザベス・ハーレー。
エリザベスは、フレンズ3-5その15 で、ロスがリストを最初に作った時、真っ先に名前が挙げられていました。
最終リストにも残ったんですね。強い!(笑)
ミシェル・ファイファー。
Wikipedia 日本語版: ミシェル・ファイファー
アカデミー賞にノミネートされたこともある有名な女優さんですね。
アリー my Love のプロデューサーのデビッド・E・ケリーと結婚しています。
Wikipedia 日本語版: デビッド・E・ケリー には二人が並んでいる写真が載っています。
そして最後に出てきたのが、ドロシー・ハミル。
その名前を聞いて、観客は笑い、フレンズたちはあきれたような顔をしていますね。
Wikipedia 日本語版: ドロシー・ハミル
1976年インスブルックオリンピックで、フィギュアスケート女子シングルの金メダリスト、なんですね。
残念ながら、上のウィキペディアは情報が少なく、写真もありません。
Wikipedia 英語版: Dorothy Hamill は、情報は日本語版より詳しいですが、同じく写真はありません。
Dorothy Hamill Biography
Dorothy Hamill's Competitive Record
上のサイトで彼女の写真が見られます。
確かに可愛らしい顔をしたスケーターですね。
1976年2月2日号のTIME誌の表紙に写真が載ったこともあるようです(↓)。
Dorothy Hamill -TIME-
USA 2002 Photo Gallery では、彼女の写真を5枚見ることができます。
宙に飛んでるのがすごい!
まぁ、上のように彼女のことをいろいろ調べなくても、レイチェルのセリフで、ドロシーがアイススケーターだ、ということはわかりますよね。
「あんな風にスピン」って、「どんな風にスピン」なのかよくわからないのですが(笑)、そういうスケーターの人は、氷の上でそのすごさや素晴らしさを発揮するのであって、その人を「寝てもいいリスト」に入れるのは変なんじゃない?、ベッドの上ではすごいスピンとかしてもらえないのよ、という感じでしょうか。
それに、1976年の金メダリストですから、その人を、今のリストに載せるのも変だろう?みたいなこともあるでしょう。
うんうん、なるほど…という感じの女優名が挙がった後に、唐突に別の分野の、それもかなり昔の有名人(←失礼!)が出てきたから、みんなは「はぁ?」みたいになっているのでしょうね。
ちなみに、フレンズ1-15その4 で以下のセリフがありました。
チャンドラー: You know, I don't mean to brag, but I waited tables at Innsbruck in '76. (自慢じゃないが、俺は'76年のインスブルック大会でウェイターをやったんだぜ。)
その記事内でも書いたのですが、インスブルック大会が開催された時、フレンズのメンバーは7歳前後だったのではないかと思われます。
彼らの中ではっきりと記憶に残っている最初のオリンピックがインスブルックなんでしょうかねぇ?
だから、インスブルックという名前がセリフに登場したり、その時の金メダリストに憧れを持っていたりする、ということかなぁ、と思います。
そういう子供の時の憧れを、今ここでリストに挙げるなよ!ということなんでしょうねぇ、多分。
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と言って、小さなカードを掲げる。
レイチェル: Well, it's about time. (そうね、そろそろ出来る頃だと思ってたわ。)
ジョーイ: Yeah. Very official. (あぁ、えらくオフィシャルだな。)
ロス: Oh, yeah. well, y'know, Chandler printed it up on his computer. (ああそうだよ。ほら、チャンドラーがそれをコンピューターで印刷してくれたんだ。)
モニカ: And who laminated it? (で、誰がそれをラミネートしたの?)
ロス: That was me. (それは僕だけど。)
レイチェル: All right, let me see. (grabs the card) "Uma Thurman, Winona Ryder, Elizabeth Hurley, Michelle Pfeiffer... Dorothy Hamill"? (いいわ。見せて。[カードを掴む] ユマ・サーマン、ウィノナ・ライダー、エリザベス・ハーレー、ミッシェル・ファイファー…ドロシー・ハミル?)
みんなに不審そうな顔で見られて、
ロス: Hey, it's my list! (おい、僕のリストだぞ!)
レイチェル: Okay honey, you do realize she only spins like that on ice? (ねぇ、ハニー。彼女は、氷の上であんな風にスピンするだけだ、ってわかってる?)
It's about time... で「もうそろそろ…してもいい頃だ、そろそろ…する時間だ」という意味になりますね。
この場合は、レイチェルは「そろそろ」と言っていますが、それは異様に時間が長くかかっていることに対して、いやみのように言っているのでしょう。
「もういい加減できる頃だと思ってたわ。」という言葉でありながら、「そんなに時間かけたの?」とあきれているのですね。
印刷したのをラミネート加工までしている、という徹底ぶりなので、ジョーイは、「オフィシャル」=「公式な」ものだと言っています。
以下、名前の挙がった人を簡単に説明しておきます。
ユマ・サーマン。
Wikipedia 日本語版: ユマ・サーマン
上のウィキペディアにも書いてありますが、名前の発音は正しくは「ウマ・サーマン」だそうです。
上のセリフでも、確かに「ウマ」と発音されています。
パルプ・フィクション、キル・ビルなどで有名な女優さんですね。
ウィノナ・ライダー。
Wikipedia 日本語版: ウィノナ・ライダー
いろいろな映画でさまざまな賞にノミネートされているようです。
万引き事件でスキャンダルになってしまいましたが…。
ウィノナは、後のフレンズ7-20 にゲストで出演します。
それも「ウィノナ・ライダーという有名女優」としてではなく、ある人の友人役として出ます。
今回、ロスが憧れる女優として名前が挙がっているのに、後に一般人の役として出演する、というのが不思議な感じ。
フレンズ3-5その16 で名前の挙げられたスーザン・サランドンも後にゲスト出演しますが、スーザン・サランドン本人役ではないとは言え、女優役で出演しますので、ウィノナのゲスト出演とはまた趣が異なります。
フレンズ2-13 で、ジュリア・ロバーツとジャン=クロード・ヴァン・ダムの二人がゲスト出演した時、ジュリアは一般人役なのに、ヴァン・ダムは本人役で出ていた…なんてこともありましたねぇ。
エリザベス・ハーレー。
エリザベスは、フレンズ3-5その15 で、ロスがリストを最初に作った時、真っ先に名前が挙げられていました。
最終リストにも残ったんですね。強い!(笑)
ミシェル・ファイファー。
Wikipedia 日本語版: ミシェル・ファイファー
アカデミー賞にノミネートされたこともある有名な女優さんですね。
アリー my Love のプロデューサーのデビッド・E・ケリーと結婚しています。
Wikipedia 日本語版: デビッド・E・ケリー には二人が並んでいる写真が載っています。
そして最後に出てきたのが、ドロシー・ハミル。
その名前を聞いて、観客は笑い、フレンズたちはあきれたような顔をしていますね。
Wikipedia 日本語版: ドロシー・ハミル
1976年インスブルックオリンピックで、フィギュアスケート女子シングルの金メダリスト、なんですね。
残念ながら、上のウィキペディアは情報が少なく、写真もありません。
Wikipedia 英語版: Dorothy Hamill は、情報は日本語版より詳しいですが、同じく写真はありません。
Dorothy Hamill Biography
Dorothy Hamill's Competitive Record
上のサイトで彼女の写真が見られます。
確かに可愛らしい顔をしたスケーターですね。
1976年2月2日号のTIME誌の表紙に写真が載ったこともあるようです(↓)。
Dorothy Hamill -TIME-
USA 2002 Photo Gallery では、彼女の写真を5枚見ることができます。
宙に飛んでるのがすごい!
まぁ、上のように彼女のことをいろいろ調べなくても、レイチェルのセリフで、ドロシーがアイススケーターだ、ということはわかりますよね。
「あんな風にスピン」って、「どんな風にスピン」なのかよくわからないのですが(笑)、そういうスケーターの人は、氷の上でそのすごさや素晴らしさを発揮するのであって、その人を「寝てもいいリスト」に入れるのは変なんじゃない?、ベッドの上ではすごいスピンとかしてもらえないのよ、という感じでしょうか。
それに、1976年の金メダリストですから、その人を、今のリストに載せるのも変だろう?みたいなこともあるでしょう。
うんうん、なるほど…という感じの女優名が挙がった後に、唐突に別の分野の、それもかなり昔の有名人(←失礼!)が出てきたから、みんなは「はぁ?」みたいになっているのでしょうね。
ちなみに、フレンズ1-15その4 で以下のセリフがありました。
チャンドラー: You know, I don't mean to brag, but I waited tables at Innsbruck in '76. (自慢じゃないが、俺は'76年のインスブルック大会でウェイターをやったんだぜ。)
その記事内でも書いたのですが、インスブルック大会が開催された時、フレンズのメンバーは7歳前後だったのではないかと思われます。
彼らの中ではっきりと記憶に残っている最初のオリンピックがインスブルックなんでしょうかねぇ?
だから、インスブルックという名前がセリフに登場したり、その時の金メダリストに憧れを持っていたりする、ということかなぁ、と思います。
そういう子供の時の憧れを、今ここでリストに挙げるなよ!ということなんでしょうねぇ、多分。
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2007年08月07日
ナンバー1とナンバー2 フレンズ3-5その24
[Scene: Monica and Rachel's bathroom, Joey and Monica are admiring the new floor.]
モニカとレイチェルのバスルーム。ジョーイとモニカは新しい床に感心して見とれている。
モニカ: It's beautiful! It's like the first bathroom floor there ever was! (Chandler tries to go to the bathroom) Whoa! What are you going in there for? (きれいね! そこに初めて床ができた時の床みたい。 [チャンドラーはバスルーム[トイレ]に入ろうとする] ねぇ! 何のためにそこに入ろうとしてるの?[そこに入って何をするつもり?])
チャンドラー: You want, like, a number? (ナンバーを知りたい?[ナンバー1かナンバー2かを知りたい?])
ロス: (entering) Hey! (やぁ!)
チャンドラー: Hi! Bye! (runs to the bathroom) (やぁ! じゃあ! [その隙に、バスルームに走っていく]
admire は「・・・を称賛する、感心する」「・・・を感心してほれぼれと眺める」。
ロングマン現代英英辞典の以下の語義が一番近いでしょうか。
admire: to look at something and think how beautiful or impressive it is
つまり、「何かを見て、それが非常に美しい、または印象的で素晴らしいと思うこと」。
「うわぁ、素敵!」という感じで見とれている、ということですね。
number は「番号札」という意味があり、take a number なら「(順番を示す)番号札を取る」という意味になるのですが…。
上のセリフに出てくる number にはもっと別の意味があります。
実は、小児語で、number one は「おしっこ、小便」、number two は「うんち、大便」という意味があるんですね。
ロングマン現代英英辞典では、
number one:
[singular, uncountable] (spoken informal) a word meaning urine, used especially with children to avoid saying this directly
つまり、「尿を意味する言葉。尿という言葉を直接的に言うのを避けるために、特に子供に対して使われる。」
number two:
[singular, uncountable] (spoken informal)
a word meaning solid waste from your bowels, used especially with children to avoid saying this directly
つまり、「腸からの固体[固形]排泄物(=大便)を意味する言葉。大便という言葉を直接的に言うのを避けるために、特に子供に対して使われる。」
フレンズ1-19その1 には、pee 「おしっこ(をする)」、poo 「うんち(をする)」という表現も出てきました。
pee と poo でもあまり汚い印象は与えないと思うのですが、さらに遠回しに言う、「一番、二番」という表現があるわけですね。
ですから、モニカの問いに対するチャンドラーの答えは、「何をするって、トイレに入ったら、小か大かしかないだろ。そのどちらをするのかを知りたい? ナンバー1かナンバー2かを知りたいの?」という意味なのです。
フレンズでは(私の記憶では)あと2回、このナンバー1、2関係のジョークが出てきます。
どちらもシーズン3で、フレンズ3-8 と 3-22(多分)。
またその時に、今回の説明も利用しつつ、ナンバー1&2ジョークを説明したいと思います。
フレンズたちの年齢の若者が、子供みたいな言葉を使っているのが面白い、ということですね。
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モニカとレイチェルのバスルーム。ジョーイとモニカは新しい床に感心して見とれている。
モニカ: It's beautiful! It's like the first bathroom floor there ever was! (Chandler tries to go to the bathroom) Whoa! What are you going in there for? (きれいね! そこに初めて床ができた時の床みたい。 [チャンドラーはバスルーム[トイレ]に入ろうとする] ねぇ! 何のためにそこに入ろうとしてるの?[そこに入って何をするつもり?])
チャンドラー: You want, like, a number? (ナンバーを知りたい?[ナンバー1かナンバー2かを知りたい?])
ロス: (entering) Hey! (やぁ!)
チャンドラー: Hi! Bye! (runs to the bathroom) (やぁ! じゃあ! [その隙に、バスルームに走っていく]
admire は「・・・を称賛する、感心する」「・・・を感心してほれぼれと眺める」。
ロングマン現代英英辞典の以下の語義が一番近いでしょうか。
admire: to look at something and think how beautiful or impressive it is
つまり、「何かを見て、それが非常に美しい、または印象的で素晴らしいと思うこと」。
「うわぁ、素敵!」という感じで見とれている、ということですね。
number は「番号札」という意味があり、take a number なら「(順番を示す)番号札を取る」という意味になるのですが…。
上のセリフに出てくる number にはもっと別の意味があります。
実は、小児語で、number one は「おしっこ、小便」、number two は「うんち、大便」という意味があるんですね。
ロングマン現代英英辞典では、
number one:
[singular, uncountable] (spoken informal) a word meaning urine, used especially with children to avoid saying this directly
つまり、「尿を意味する言葉。尿という言葉を直接的に言うのを避けるために、特に子供に対して使われる。」
number two:
[singular, uncountable] (spoken informal)
a word meaning solid waste from your bowels, used especially with children to avoid saying this directly
つまり、「腸からの固体[固形]排泄物(=大便)を意味する言葉。大便という言葉を直接的に言うのを避けるために、特に子供に対して使われる。」
フレンズ1-19その1 には、pee 「おしっこ(をする)」、poo 「うんち(をする)」という表現も出てきました。
pee と poo でもあまり汚い印象は与えないと思うのですが、さらに遠回しに言う、「一番、二番」という表現があるわけですね。
ですから、モニカの問いに対するチャンドラーの答えは、「何をするって、トイレに入ったら、小か大かしかないだろ。そのどちらをするのかを知りたい? ナンバー1かナンバー2かを知りたいの?」という意味なのです。
フレンズでは(私の記憶では)あと2回、このナンバー1、2関係のジョークが出てきます。
どちらもシーズン3で、フレンズ3-8 と 3-22(多分)。
またその時に、今回の説明も利用しつつ、ナンバー1&2ジョークを説明したいと思います。
フレンズたちの年齢の若者が、子供みたいな言葉を使っているのが面白い、ということですね。
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2007年08月04日
料金はお店持ち フレンズ3-5その23
フィービー: Alrighty. I'll be back in-in a little bit. Unless you wanna come with me? (いいわ。少ししたら戻るから。それとも、私と一緒に行きたい?)
フランク: You mean, like, watch? (それって、ほら、「見る」ってこと?)
フィービー: No, no, you can get one yourself. It'll be on the house. Y'know, what are big sisters for? (違うわ。あなた自身がマッサージを受けることができるのよ。その料金はお店持ちよ。ほら、姉さんってそういうためにいるんでしょう?)
フランク: Well, I don't think this, y'know? (でも、こんなこと考えられないよ。)
フィービー: No, no, no, I wouldn't do you myself. I mean, that would be weird. Yeah, no, I'll get one of the other girls to do it. Oh, this is so much fun! Hey! Are you excited? (いいえ。私があなたをマッサージしたりはしないわ。だって、そんなことしたら変な感じでしょ。他の女の子に、あなたをマッサージしてもらうわ。あぁ、これってとっても楽しいわ。ワクワクしてる?)
フランク: Yeah! Hey, do Monica and Rachel work there? (あぁ! ねぇ、モニカやレイチェルはそこで働いてるの?)
フィービーがマッサージ師である、というのを、エッチ系のマッサージだと勘違いしているフランク。
その誤解はまだまだ続きます。
一緒に店に行くか?と聞かれて、「姉さんが(エッチな)サービスをしているところを”見る”のか?」と尋ねているのがおかしいです。
それなのに、「見る」どころか実際にあなたが「体験する」のよ、と言われて、ますますビックリ(笑)。
on the house は「店のおごりで、無料で」。
ロングマン現代英英辞典では、on (preposition) の項目の28番目に挙がっています。
on: PAY
be on somebody
(spoken) used to say who is going to pay for something
例1) The drinks are on me!
例2) Each table will get a bottle of champagne on the house (=paid for by the restaurant, hotel etc) .
つまり、be on somebody の形で、「あるものに対して誰がお金を払うことになるかを言うときに使う」。
例文1は、「その飲み物は俺のおごりだよ!」
例文2は、「それぞれのテーブルには、店からのサービスでシャンペンのボトルが1本つきます。(=レストランやホテルなどによって料金が支払われる)」
例文1の on me 「俺のおごりで」はフレンズに何度か出てきましたね。
フレンズ1-14その1 には、
ジョーイ: Here's my credit card. Dinner's on me. I'm sorry. (これが俺のクレジットカードだ。ディナーは俺がおごるよ。ごめんな。)
というセリフがありました。
この 前置詞の on は「…の上に(負担として)のしかかる、乗っかる」みたいなニュアンスでしょう。
"what are big sisters for?" 「何のために姉はいるの?」→「そういう時のお金を払ってあげるために姉はいるのよ。弟におごってあげるのが姉の仕事よ。」と言っています。
フィービーはそこで働いているので、彼の料金はフィービーの給料から天引きという形になる、ということです。
「フランクが躊躇しているのは、姉にマッサージされるのが恥ずかしいからだ」とフィービーは思ったのですね。
それで、私じゃなくて他の人にやらせる、と言っています。
フィービーは、姉がマッサージのサービスをすることが weird だと言っていますが、フランクはフィービーがエッチなサービスを自分にするのだと思っていたので、さらに weird なことだと思っていたでしょうね。
Are you excited? と嬉しそうなフィービー。
自分のお店で、「私の弟なの。私の給料天引きで、彼にマッサージをお願いね!」と姉のように振舞えるのが楽しみでしょうがない、という感じ。
一方のフランクは、姉公認で、そういうお店でエッチなサービスを受けられるなんて、もう最高!という感じ(笑)。
フレンズ3-5その10 で、最初にセントラルパークで挨拶した時に、フランクは、モニカやレイチェルを見て、Whoa! と喜んだような声を上げていましたね。
二人のことを、きれいな人だな、と結構気に入っているのでしょう。
その二人に”マッサージ”してもらえる可能性もあるのかなぁ?と尋ねているフランクが面白いです。
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フランク: You mean, like, watch? (それって、ほら、「見る」ってこと?)
フィービー: No, no, you can get one yourself. It'll be on the house. Y'know, what are big sisters for? (違うわ。あなた自身がマッサージを受けることができるのよ。その料金はお店持ちよ。ほら、姉さんってそういうためにいるんでしょう?)
フランク: Well, I don't think this, y'know? (でも、こんなこと考えられないよ。)
フィービー: No, no, no, I wouldn't do you myself. I mean, that would be weird. Yeah, no, I'll get one of the other girls to do it. Oh, this is so much fun! Hey! Are you excited? (いいえ。私があなたをマッサージしたりはしないわ。だって、そんなことしたら変な感じでしょ。他の女の子に、あなたをマッサージしてもらうわ。あぁ、これってとっても楽しいわ。ワクワクしてる?)
フランク: Yeah! Hey, do Monica and Rachel work there? (あぁ! ねぇ、モニカやレイチェルはそこで働いてるの?)
フィービーがマッサージ師である、というのを、エッチ系のマッサージだと勘違いしているフランク。
その誤解はまだまだ続きます。
一緒に店に行くか?と聞かれて、「姉さんが(エッチな)サービスをしているところを”見る”のか?」と尋ねているのがおかしいです。
それなのに、「見る」どころか実際にあなたが「体験する」のよ、と言われて、ますますビックリ(笑)。
on the house は「店のおごりで、無料で」。
ロングマン現代英英辞典では、on (preposition) の項目の28番目に挙がっています。
on: PAY
be on somebody
(spoken) used to say who is going to pay for something
例1) The drinks are on me!
例2) Each table will get a bottle of champagne on the house (=paid for by the restaurant, hotel etc) .
つまり、be on somebody の形で、「あるものに対して誰がお金を払うことになるかを言うときに使う」。
例文1は、「その飲み物は俺のおごりだよ!」
例文2は、「それぞれのテーブルには、店からのサービスでシャンペンのボトルが1本つきます。(=レストランやホテルなどによって料金が支払われる)」
例文1の on me 「俺のおごりで」はフレンズに何度か出てきましたね。
フレンズ1-14その1 には、
ジョーイ: Here's my credit card. Dinner's on me. I'm sorry. (これが俺のクレジットカードだ。ディナーは俺がおごるよ。ごめんな。)
というセリフがありました。
この 前置詞の on は「…の上に(負担として)のしかかる、乗っかる」みたいなニュアンスでしょう。
"what are big sisters for?" 「何のために姉はいるの?」→「そういう時のお金を払ってあげるために姉はいるのよ。弟におごってあげるのが姉の仕事よ。」と言っています。
フィービーはそこで働いているので、彼の料金はフィービーの給料から天引きという形になる、ということです。
「フランクが躊躇しているのは、姉にマッサージされるのが恥ずかしいからだ」とフィービーは思ったのですね。
それで、私じゃなくて他の人にやらせる、と言っています。
フィービーは、姉がマッサージのサービスをすることが weird だと言っていますが、フランクはフィービーがエッチなサービスを自分にするのだと思っていたので、さらに weird なことだと思っていたでしょうね。
Are you excited? と嬉しそうなフィービー。
自分のお店で、「私の弟なの。私の給料天引きで、彼にマッサージをお願いね!」と姉のように振舞えるのが楽しみでしょうがない、という感じ。
一方のフランクは、姉公認で、そういうお店でエッチなサービスを受けられるなんて、もう最高!という感じ(笑)。
フレンズ3-5その10 で、最初にセントラルパークで挨拶した時に、フランクは、モニカやレイチェルを見て、Whoa! と喜んだような声を上げていましたね。
二人のことを、きれいな人だな、と結構気に入っているのでしょう。
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2007年08月03日
マッサージ・パーラー フレンズ3-5その22
[Scene: Phoebe's, Phoebe and Frank are watching TV.]
フィービーの部屋。フィービーとフランクはテレビを見ている。
フランク: Whoa! Big octopus. (わぉ! 大きなタコ!)
フィービー: Yeah. (phone rings and Phoebe answers it) Hello. (listens) Oh, my God! I totally forgot! (listens) Well, can't someone else do it? (listens) But, I have company. (listens) Yeah, no look, that's all right. I'll come in. (hangs up phone) Um, Frank, I'm really sorry, but I have to go into work. It's-it's one of my regulars and he's insisting that I do him, so... (そうね。[電話が鳴ってフィービーが出る] はい。まぁ、なんてこと! すっかり忘れてたわ! 誰か他の人がそれをすることはできないかしら? でも、今、お客さんが来てるのよ。えぇ、でも、それでいいわ。私が行くわ。[電話を切って] あぁ、フランク。本当にごめんなさい。でも、仕事に行かないといけないのよ。私の常連さんの一人で、彼はどうしても私にやって欲しいって主張しているのよ、それで…)
フランク: Hey, what kind of work do you do? (ねぇ、どんな仕事をしてるの?)
フィービー: Oh! I'm a masseuse. I give people massages and stuff. (あぁ! 私はマッサージ師よ。人にマッサージとかそういうことをしてあげるの。)
フランク: You-you work at one of those massage parlors? (フィービーは、そういうマッサージ・パーラーの一つで働いてるの?)
フィービー: Well, y'know we don't call it that. But, yeah. (えぇ、私たちはそんな風には呼ばないけど、そうね。)
フランク: (starts laughing) Wow! That's wild. No, I had no idea. ([笑い出す] わぉ! それってワイルドだね。いや、全く考えもしなかったよ。)
octopus 「オクトパス」を、フランクは「オクトポス」という感じで発音しています。
フレンズ3-5その10 でも、done 「ダン」を、「ドン」という感じで発音していましたので、こういう「あいまい母音」を「オ」みたいに発音するのが、彼の特徴、なんでしょうかねぇ?
仕事があることをすっかり忘れていたフィービー。
company は「仲間、連れ」「来客」。
have company は「来客がある」。
この場合は、「今、連れと一緒にいる。来客中なのよ。」ということですね。
I have company. と言いながらふと横を見ると、ぼぉ〜っとTVを見ている弟がいて、これを客と言えるのかなぁ、みたいな感じ(笑)。
regular は名詞で「常連(客)、お得意様」のことですね。
masseuse は「女性のマッサージ師」。
発音は「マッスーズ」という感じです。
男性のマッサージ師は、masseur になります。
parlor と言うと、日本語ではフルーツ・パーラーなどの言葉が思い浮かぶでしょうか?
そういう「店舗」のことを parlor と言うんですね。
アメリカ式綴りでは、parlor、イギリス式綴りでは、parlour になります。
a beauty parlor なら「美容院」、an ice-cream parlor なら「アイスクリーム店」。
ロングマン現代英英辞典(綴りがイギリス式の parlour になっています)では、
ice cream/funeral/tattoo parlour:
a shop or type of business that provides a particular service
つまり、「特別なサービスを提供している店や業種」
そして、フランクが言っているマッサージ・パーラーというのは、
massage parlour:
1. a brothel (=place where people pay to have sex) - used to pretend that it is not a brothel
2. a place where you pay to have a massage
つまり、1. は「brothel (=人がエッチをするためにお金を払う場所)。それが brothel でないことを装うために使われる(言葉)」
2. は「人がマッサージを受けるためにお金を払う場所」。
brothel は上のロングマンの語義内で解説されているように、直接的に言うと「売春宿」みたいな意味ですね。
1. の語義は、要は「売春宿をそれとははっきりわからないように言う遠回しな表現」ということです。
2. の語義は、言葉通り「マッサージというサービスを提供する店」という意味で、フィービーの仕事場だとこちらの意味になりますね。
普通に文字通り解釈すると、2. の意味なのですが、恐らく massage parlor というと、1. の意味を想像する人の方が圧倒的に多いのでしょう。
でも、フィービーはその言い方を知らなかったのですね。
自分の店のことをそんな風に呼んだことはないけど、「マッサージをするお店」なのは確かだ、と返事をしているのです。
この一連のセリフを改めて見てみると、フランクは最初にフィービーが、"I'm a masseuse." と言った時点で、エッチ系の意味だと勘違いしているようです。
最初に masseuse の意味を簡単に説明しましたが、ロングマン現代英英辞典で、masseuse を調べると、以下のように載っています。
masseuse:
1. a woman who gives massages
2. a prostitute
つまり、1. は「マッサージをする女性」、2. は「売春婦」。
それで、多感な少年のフランクくんは(笑)、マッサージ師と聞いて、エッチ系の仕事をする人だと勘違いしたのですね。
(日本語でも、マッサージと聞くと、そっち系を連想する人は多いでしょうか?…笑)
その後にフィービーが、"I give people massages and stuff." と追加説明をしているのですが、and stuff 「(マッサージ)とかそういう感じのこと」という言葉を入れたのが、余計に意味深に聞こえたのでしょうね。
stuff と表現して、ヘビーな部分をわざとはぐらかした、とフランクが勝手に誤解してしまったような気がします。
そして、massage parlor という言葉をフィービーが肯定してしまったので、フランクは「間違いない!」と確信してしまったのですね(笑)。
フランクが異様に喜んでいるので、この辺で「あなた、もしかして、そっち系だと思ってる?」などと勘ぐるのが普通なのですが、普段から一緒にいる兄弟ではないので、その辺の心情の変化がわからないのでしょうね。
あくまで「弟くん」であると思っていて、彼が「男性」であることを忘れているようです。
そんなエッチなことを弟が考えているなんて「お姉さん」には思いもよらない、という感じですね。
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フィービーの部屋。フィービーとフランクはテレビを見ている。
フランク: Whoa! Big octopus. (わぉ! 大きなタコ!)
フィービー: Yeah. (phone rings and Phoebe answers it) Hello. (listens) Oh, my God! I totally forgot! (listens) Well, can't someone else do it? (listens) But, I have company. (listens) Yeah, no look, that's all right. I'll come in. (hangs up phone) Um, Frank, I'm really sorry, but I have to go into work. It's-it's one of my regulars and he's insisting that I do him, so... (そうね。[電話が鳴ってフィービーが出る] はい。まぁ、なんてこと! すっかり忘れてたわ! 誰か他の人がそれをすることはできないかしら? でも、今、お客さんが来てるのよ。えぇ、でも、それでいいわ。私が行くわ。[電話を切って] あぁ、フランク。本当にごめんなさい。でも、仕事に行かないといけないのよ。私の常連さんの一人で、彼はどうしても私にやって欲しいって主張しているのよ、それで…)
フランク: Hey, what kind of work do you do? (ねぇ、どんな仕事をしてるの?)
フィービー: Oh! I'm a masseuse. I give people massages and stuff. (あぁ! 私はマッサージ師よ。人にマッサージとかそういうことをしてあげるの。)
フランク: You-you work at one of those massage parlors? (フィービーは、そういうマッサージ・パーラーの一つで働いてるの?)
フィービー: Well, y'know we don't call it that. But, yeah. (えぇ、私たちはそんな風には呼ばないけど、そうね。)
フランク: (starts laughing) Wow! That's wild. No, I had no idea. ([笑い出す] わぉ! それってワイルドだね。いや、全く考えもしなかったよ。)
octopus 「オクトパス」を、フランクは「オクトポス」という感じで発音しています。
フレンズ3-5その10 でも、done 「ダン」を、「ドン」という感じで発音していましたので、こういう「あいまい母音」を「オ」みたいに発音するのが、彼の特徴、なんでしょうかねぇ?
仕事があることをすっかり忘れていたフィービー。
company は「仲間、連れ」「来客」。
have company は「来客がある」。
この場合は、「今、連れと一緒にいる。来客中なのよ。」ということですね。
I have company. と言いながらふと横を見ると、ぼぉ〜っとTVを見ている弟がいて、これを客と言えるのかなぁ、みたいな感じ(笑)。
regular は名詞で「常連(客)、お得意様」のことですね。
masseuse は「女性のマッサージ師」。
発音は「マッスーズ」という感じです。
男性のマッサージ師は、masseur になります。
parlor と言うと、日本語ではフルーツ・パーラーなどの言葉が思い浮かぶでしょうか?
そういう「店舗」のことを parlor と言うんですね。
アメリカ式綴りでは、parlor、イギリス式綴りでは、parlour になります。
a beauty parlor なら「美容院」、an ice-cream parlor なら「アイスクリーム店」。
ロングマン現代英英辞典(綴りがイギリス式の parlour になっています)では、
ice cream/funeral/tattoo parlour:
a shop or type of business that provides a particular service
つまり、「特別なサービスを提供している店や業種」
そして、フランクが言っているマッサージ・パーラーというのは、
massage parlour:
1. a brothel (=place where people pay to have sex) - used to pretend that it is not a brothel
2. a place where you pay to have a massage
つまり、1. は「brothel (=人がエッチをするためにお金を払う場所)。それが brothel でないことを装うために使われる(言葉)」
2. は「人がマッサージを受けるためにお金を払う場所」。
brothel は上のロングマンの語義内で解説されているように、直接的に言うと「売春宿」みたいな意味ですね。
1. の語義は、要は「売春宿をそれとははっきりわからないように言う遠回しな表現」ということです。
2. の語義は、言葉通り「マッサージというサービスを提供する店」という意味で、フィービーの仕事場だとこちらの意味になりますね。
普通に文字通り解釈すると、2. の意味なのですが、恐らく massage parlor というと、1. の意味を想像する人の方が圧倒的に多いのでしょう。
でも、フィービーはその言い方を知らなかったのですね。
自分の店のことをそんな風に呼んだことはないけど、「マッサージをするお店」なのは確かだ、と返事をしているのです。
この一連のセリフを改めて見てみると、フランクは最初にフィービーが、"I'm a masseuse." と言った時点で、エッチ系の意味だと勘違いしているようです。
最初に masseuse の意味を簡単に説明しましたが、ロングマン現代英英辞典で、masseuse を調べると、以下のように載っています。
masseuse:
1. a woman who gives massages
2. a prostitute
つまり、1. は「マッサージをする女性」、2. は「売春婦」。
それで、多感な少年のフランクくんは(笑)、マッサージ師と聞いて、エッチ系の仕事をする人だと勘違いしたのですね。
(日本語でも、マッサージと聞くと、そっち系を連想する人は多いでしょうか?…笑)
その後にフィービーが、"I give people massages and stuff." と追加説明をしているのですが、and stuff 「(マッサージ)とかそういう感じのこと」という言葉を入れたのが、余計に意味深に聞こえたのでしょうね。
stuff と表現して、ヘビーな部分をわざとはぐらかした、とフランクが勝手に誤解してしまったような気がします。
そして、massage parlor という言葉をフィービーが肯定してしまったので、フランクは「間違いない!」と確信してしまったのですね(笑)。
フランクが異様に喜んでいるので、この辺で「あなた、もしかして、そっち系だと思ってる?」などと勘ぐるのが普通なのですが、普段から一緒にいる兄弟ではないので、その辺の心情の変化がわからないのでしょうね。
あくまで「弟くん」であると思っていて、彼が「男性」であることを忘れているようです。
そんなエッチなことを弟が考えているなんて「お姉さん」には思いもよらない、という感じですね。
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2007年08月02日
シンデレラとシンデレリ フレンズ3-5その21
タイルを張っているジョーイに、
モニカ: Ah-ah-ah, You started this, you will finish it! (あー、あなたがこれ(タイル張り)を始めたんだから、あなたがそれを終わらせるのよ!)
チャンドラー: He started mine first! (俺の方(ユニット作り)を、ジョーイは先に始めたんだぞ。(だから俺の方を先に終えてくれよ。))
フィービー: Build the unit, Cinderellie / Lay the tile, Cinderellie (ユニットを作って、シンデレラ。タイルを敷いて、シンデレラ。)
過去形→未来形、で、「あなたが始めた→あなたが終わらせることになるだろう」ということですね。
因果関係や理由を表す接続詞などは使われていませんが、これを並べるだけで意味はわかります。
「始めたものは終わらせないと」みたいなニュアンスです。
一方のチャンドラーは、ジョーイがユニットをなかなか完成させないし、カウチにニスを置きっぱなしにしたりするので、さっさとユニット作りにケリをつけて欲しいと思っているのですね。
そうやってモニカとチャンドラーの二人が、ジョーイに「あれをしろ、これをしろ」と命じている様子が、継母や義姉たちがシンデレラをこき使っているセリフのように聞こえる、とフィービーは言いたいわけです。
lay the tile は「タイルを敷く」。
同じような表現が、フレンズ1-5その2 に出てきました。
そこで、他動詞 lay と、自動詞 lie などの区別について説明しています。
日本でも有名な童話の「シンデレラ」は、綴りが、Cinderella です。
が、DVDの英語字幕では、上のセリフのように、Cinderellie という綴りになっていて、発音も「シンデレリ」と言っています。
また、ネットスクリプトの綴りは、Cinderelly になっています。
何で、シンデレラじゃなくてシンデレリ、なんだろう?と思ってちょっと調べてみました。
"Cinderella Cinderelly" とフレーズ検索したら、以下のサイトを見つけました。
IMDb: Memorable quotes for Cinderella (1950)
これは、1950年のディズニーのアニメ映画「シンデレラ」のスクリプトを抜粋したものです。
そこに、こんなセリフが出てきます。
Jaq(ネズミの名前): Poor Cinderelly. Ev'ry time she find a minute, that's the time when they begin it. "Cinderelly! Cinderelly!" (かわいそうなシンデレリ。シンデレリに時間ができるといつも、彼女たち[義理の姉さんたち]はそれを始めるんだ。「シンデレリ! シンデレリ!」)
Drizella, Anastasia(二人の義理の姉たち): [from downstairs] Cinderella! ([階下から] シンデレラ!)
[Jaq closes door]
Jaq: [singing] Cinderelly, Cinderelly / Night and day it's Cinderelly / Make the fire! Fix the breakfast! / Wash the dishes! Do the moppin'! (シンデレリ、シンデレリ。夜も昼もシンデレリ。火を起こして! 朝食を用意して! お皿を洗って! モップをかけて!)
Mice(ネズミたち): And the sweepin', and the dustin' / They always keep her hoppin'. (それから掃き掃除に、ホコリはたき。姉さんたちはいつも彼女を忙しくさせる。)
Jaq: She go around in circles 'till she very, very dizzy / Still they holler... (彼女はあちこち駆けずり回って、最後にはもうフラフラ。それでもまだ姉さんたちは叫ぶんだ…)
Mice: Keep-a busy, Cinderelly! (休まないで、シンデレリ!)
セリフ中に、singing とあるように、上に挙げた部分は歌になっているようです。
歌のタイトルは、The Work Song と言うらしく、以下のサイトに歌詞があります。
Lyrics On Demand: Cinderella - The Work Song Lyrics
私はこのアニメのシンデレラを、日本語版ですらちゃんと見たことがないのですが、英語版を見たことがある人なら、すぐにこの”シンデレリ”にピンと来たのかもしれませんね。
…ということで、(何故だかは知りませんが)ネズミたちはシンデレラのことを「シンデレリ」と呼んでいるようです。
このディズニーアニメ「シンデレラ」に出てくる歌をイメージして、フィービーは "Build the unit, Cinderellie / Lay the tile, Cinderellie" と歌うような節をつけて言っているのですね。
そのため、DVDの英語字幕も、「歌詞などを表すイタリック体」で表示されている、というわけです。
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モニカ: Ah-ah-ah, You started this, you will finish it! (あー、あなたがこれ(タイル張り)を始めたんだから、あなたがそれを終わらせるのよ!)
チャンドラー: He started mine first! (俺の方(ユニット作り)を、ジョーイは先に始めたんだぞ。(だから俺の方を先に終えてくれよ。))
フィービー: Build the unit, Cinderellie / Lay the tile, Cinderellie (ユニットを作って、シンデレラ。タイルを敷いて、シンデレラ。)
過去形→未来形、で、「あなたが始めた→あなたが終わらせることになるだろう」ということですね。
因果関係や理由を表す接続詞などは使われていませんが、これを並べるだけで意味はわかります。
「始めたものは終わらせないと」みたいなニュアンスです。
一方のチャンドラーは、ジョーイがユニットをなかなか完成させないし、カウチにニスを置きっぱなしにしたりするので、さっさとユニット作りにケリをつけて欲しいと思っているのですね。
そうやってモニカとチャンドラーの二人が、ジョーイに「あれをしろ、これをしろ」と命じている様子が、継母や義姉たちがシンデレラをこき使っているセリフのように聞こえる、とフィービーは言いたいわけです。
lay the tile は「タイルを敷く」。
同じような表現が、フレンズ1-5その2 に出てきました。
そこで、他動詞 lay と、自動詞 lie などの区別について説明しています。
日本でも有名な童話の「シンデレラ」は、綴りが、Cinderella です。
が、DVDの英語字幕では、上のセリフのように、Cinderellie という綴りになっていて、発音も「シンデレリ」と言っています。
また、ネットスクリプトの綴りは、Cinderelly になっています。
何で、シンデレラじゃなくてシンデレリ、なんだろう?と思ってちょっと調べてみました。
"Cinderella Cinderelly" とフレーズ検索したら、以下のサイトを見つけました。
IMDb: Memorable quotes for Cinderella (1950)
これは、1950年のディズニーのアニメ映画「シンデレラ」のスクリプトを抜粋したものです。
そこに、こんなセリフが出てきます。
Jaq(ネズミの名前): Poor Cinderelly. Ev'ry time she find a minute, that's the time when they begin it. "Cinderelly! Cinderelly!" (かわいそうなシンデレリ。シンデレリに時間ができるといつも、彼女たち[義理の姉さんたち]はそれを始めるんだ。「シンデレリ! シンデレリ!」)
Drizella, Anastasia(二人の義理の姉たち): [from downstairs] Cinderella! ([階下から] シンデレラ!)
[Jaq closes door]
Jaq: [singing] Cinderelly, Cinderelly / Night and day it's Cinderelly / Make the fire! Fix the breakfast! / Wash the dishes! Do the moppin'! (シンデレリ、シンデレリ。夜も昼もシンデレリ。火を起こして! 朝食を用意して! お皿を洗って! モップをかけて!)
Mice(ネズミたち): And the sweepin', and the dustin' / They always keep her hoppin'. (それから掃き掃除に、ホコリはたき。姉さんたちはいつも彼女を忙しくさせる。)
Jaq: She go around in circles 'till she very, very dizzy / Still they holler... (彼女はあちこち駆けずり回って、最後にはもうフラフラ。それでもまだ姉さんたちは叫ぶんだ…)
Mice: Keep-a busy, Cinderelly! (休まないで、シンデレリ!)
セリフ中に、singing とあるように、上に挙げた部分は歌になっているようです。
歌のタイトルは、The Work Song と言うらしく、以下のサイトに歌詞があります。
Lyrics On Demand: Cinderella - The Work Song Lyrics
私はこのアニメのシンデレラを、日本語版ですらちゃんと見たことがないのですが、英語版を見たことがある人なら、すぐにこの”シンデレリ”にピンと来たのかもしれませんね。
…ということで、(何故だかは知りませんが)ネズミたちはシンデレラのことを「シンデレリ」と呼んでいるようです。
このディズニーアニメ「シンデレラ」に出てくる歌をイメージして、フィービーは "Build the unit, Cinderellie / Lay the tile, Cinderellie" と歌うような節をつけて言っているのですね。
そのため、DVDの英語字幕も、「歌詞などを表すイタリック体」で表示されている、というわけです。
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2007年08月01日
シャドー・ゲーム フレンズ3-5その20
小さい頃、兄ロスとどんなことをしていたか語るモニカ。
モニカ: Oh, we used to drive each other crazy playing the shadow game. (あぁ、それから、シャドー・ゲームをしてお互いをイライラさせたものだったわ。)
フィービー: Oh, how do you play the shadow game? (まぁ、シャドー・ゲームってどうやってプレーするの?)
モニカ: Oh, how do you play the shadow game? (まぁ、シャドー・ゲームってどうやってプレーするの?)
フィービー: I just asked you. (私はただ尋ねただけよ。)
モニカ: I just asked you. (私はただ尋ねただけよ。)
フィービー: I don't have time for this. (こんなことやってる時間はないわ。)
モニカ: No, that is what the game is. (違うのよ、それがこのゲームなの。)
フィービー: You just gave up really quickly. (モニカは随分早く降参しちゃったわね。)
shadow game という言葉が一般的なものかどうかはわかりませんが、その後のやり取りを聞くと、どんなゲームかわかりますね。
shadow 「影のように後をつける、尾行する」ということで、スピーキングの練習で行うシャドーイングも同じような要領ですよね。
モニカはフィービーの質問を繰り返すことで、シャドー・ゲームはこんなものだと教えつつ、からかっていたつもりでしたが、フィービーは知っていてわざと知らん振りをしたんですね。
それにモニカがまんまとひっかかってしまった、ということ。
日本でも同じような「ひっかけ」がありますね。
”「何で?(どうして?)」って言った方が負け!”というゲームをしていて、ひとしきりやり取りをした後、突然、「あ、お前の負けだ!」と言われて、つい「何で?」と聞き返して負けてしまう…というヤツ。
上のやり取りも、それに似た感じがします。
チャンドラー: (entering) Have you seen Joey? (ジョーイを見かけた?)
モニカ: What's the matter? (どうしたの?)
チャンドラー: Oh, just this! (turns around and has a paint lid stuck to the back of his pants.) Y'know what. It's my fault, really, because the couch is usually where we keep the varnish. (これだよ! [背を向けると、彼のパンツのお尻にペイントの蓋がくっついている] ほら、これは俺のミスだね、全く。だって、そのカウチはたいていニスの置き場所になってるからさ。)
ジョーイ: (yelling from bathroom) Hey, does somebody wanna hand me one of those tiles? ([バスルームから叫んでいる] なぁ、誰か、そのタイルを一枚俺に手渡してくれないか?)
チャンドラー: What's going on? (何やってるんだ?)
モニカ: He's retiling my floor. (they both run to the bathroom) (ジョーイは床のタイルを張り直してるのよ。)
二人ともバスルームに走って行く。
チャンドラー: Yo!! Spackle boy! Get up! (よぉ! スパックル・ボーイ! 立てよ!)
varnish は「ニス」。
白木に塗る塗料のことですね。
where we keep the varnish というのは、ニスを置いておく場所・保管場所が、そこ(カウチの上)だ、と言っているわけですね。
つまり、ニスの缶または蓋がカウチに置いてあって、それを知らずに座ってしまった、と言っているのです。
「カウチってのは、ニス(の蓋)を置いとくとこだもんな。俺が悪いんだよ。」と口では言っているのですが、それは「普通は人が座るところにそんなもん置くか?」と、信じられないことをするジョーイを皮肉って怒っているわけですね。
チャンドラーは、ジョーイに、"Spackle boy!" と呼び掛けています。
spackle とは…?
Merriam-Webster Online Dictionary によると、
Spackle
Function: trademark
used for a compound that is used as a filler for cracks or holes in a surface
つまり、大文字で始まる Spackle (スパックル)は商標で、「表面のクラック(割れ目、ひび)や穴を埋めるものとして使われる混合物(に使われる商標)」
その固有名詞である商標が、小文字になって他動詞になると、
spackle: to apply Spackle paste to
つまり、「スパックルのペーストを埋め込むこと」という意味になるようです。
つまり、Spackle は「穴埋め材」「穴埋めパテ」の名前(商品名)なんですね。
spackling paste とも呼ばれるようです。
Wikipedia 英語版: Spackling paste
ジョーイは今、タイルの張り替えをしているので、その隙間を埋めるために Spackle のような穴埋め材が必要だ、もしくは他動詞の spackle で表現されるようなことを今している、という意味で、Spackle Boy と呼び掛けたのでしょう。
と同時に、例のピチピチパンツをはいたまま、みんなにお尻を向けて作業しているので、お尻に関係のある crack や hole を連想させる spackle という単語を使った、ということもあると思います。
「お前のお尻の穴も spackle できれいに埋められているな。」と、お尻の線があらわになったパンツ姿をからかっている、ということかなぁ?と。
フレンズ1-6その3 では、お尻(butt)の代役をすることになったジョーイに、crack や opening という単語を使って、フレンズたちがからかっていましたね。
今回の Spackle Boy もそれと同じような感じかな?と思うのですが、どうでしょう?(深読みし過ぎじゃないといいけど…笑)
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モニカ: Oh, we used to drive each other crazy playing the shadow game. (あぁ、それから、シャドー・ゲームをしてお互いをイライラさせたものだったわ。)
フィービー: Oh, how do you play the shadow game? (まぁ、シャドー・ゲームってどうやってプレーするの?)
モニカ: Oh, how do you play the shadow game? (まぁ、シャドー・ゲームってどうやってプレーするの?)
フィービー: I just asked you. (私はただ尋ねただけよ。)
モニカ: I just asked you. (私はただ尋ねただけよ。)
フィービー: I don't have time for this. (こんなことやってる時間はないわ。)
モニカ: No, that is what the game is. (違うのよ、それがこのゲームなの。)
フィービー: You just gave up really quickly. (モニカは随分早く降参しちゃったわね。)
shadow game という言葉が一般的なものかどうかはわかりませんが、その後のやり取りを聞くと、どんなゲームかわかりますね。
shadow 「影のように後をつける、尾行する」ということで、スピーキングの練習で行うシャドーイングも同じような要領ですよね。
モニカはフィービーの質問を繰り返すことで、シャドー・ゲームはこんなものだと教えつつ、からかっていたつもりでしたが、フィービーは知っていてわざと知らん振りをしたんですね。
それにモニカがまんまとひっかかってしまった、ということ。
日本でも同じような「ひっかけ」がありますね。
”「何で?(どうして?)」って言った方が負け!”というゲームをしていて、ひとしきりやり取りをした後、突然、「あ、お前の負けだ!」と言われて、つい「何で?」と聞き返して負けてしまう…というヤツ。
上のやり取りも、それに似た感じがします。
チャンドラー: (entering) Have you seen Joey? (ジョーイを見かけた?)
モニカ: What's the matter? (どうしたの?)
チャンドラー: Oh, just this! (turns around and has a paint lid stuck to the back of his pants.) Y'know what. It's my fault, really, because the couch is usually where we keep the varnish. (これだよ! [背を向けると、彼のパンツのお尻にペイントの蓋がくっついている] ほら、これは俺のミスだね、全く。だって、そのカウチはたいていニスの置き場所になってるからさ。)
ジョーイ: (yelling from bathroom) Hey, does somebody wanna hand me one of those tiles? ([バスルームから叫んでいる] なぁ、誰か、そのタイルを一枚俺に手渡してくれないか?)
チャンドラー: What's going on? (何やってるんだ?)
モニカ: He's retiling my floor. (they both run to the bathroom) (ジョーイは床のタイルを張り直してるのよ。)
二人ともバスルームに走って行く。
チャンドラー: Yo!! Spackle boy! Get up! (よぉ! スパックル・ボーイ! 立てよ!)
varnish は「ニス」。
白木に塗る塗料のことですね。
where we keep the varnish というのは、ニスを置いておく場所・保管場所が、そこ(カウチの上)だ、と言っているわけですね。
つまり、ニスの缶または蓋がカウチに置いてあって、それを知らずに座ってしまった、と言っているのです。
「カウチってのは、ニス(の蓋)を置いとくとこだもんな。俺が悪いんだよ。」と口では言っているのですが、それは「普通は人が座るところにそんなもん置くか?」と、信じられないことをするジョーイを皮肉って怒っているわけですね。
チャンドラーは、ジョーイに、"Spackle boy!" と呼び掛けています。
spackle とは…?
Merriam-Webster Online Dictionary によると、
Spackle
Function: trademark
used for a compound that is used as a filler for cracks or holes in a surface
つまり、大文字で始まる Spackle (スパックル)は商標で、「表面のクラック(割れ目、ひび)や穴を埋めるものとして使われる混合物(に使われる商標)」
その固有名詞である商標が、小文字になって他動詞になると、
spackle: to apply Spackle paste to
つまり、「スパックルのペーストを埋め込むこと」という意味になるようです。
つまり、Spackle は「穴埋め材」「穴埋めパテ」の名前(商品名)なんですね。
spackling paste とも呼ばれるようです。
Wikipedia 英語版: Spackling paste
ジョーイは今、タイルの張り替えをしているので、その隙間を埋めるために Spackle のような穴埋め材が必要だ、もしくは他動詞の spackle で表現されるようなことを今している、という意味で、Spackle Boy と呼び掛けたのでしょう。
と同時に、例のピチピチパンツをはいたまま、みんなにお尻を向けて作業しているので、お尻に関係のある crack や hole を連想させる spackle という単語を使った、ということもあると思います。
「お前のお尻の穴も spackle できれいに埋められているな。」と、お尻の線があらわになったパンツ姿をからかっている、ということかなぁ?と。
フレンズ1-6その3 では、お尻(butt)の代役をすることになったジョーイに、crack や opening という単語を使って、フレンズたちがからかっていましたね。
今回の Spackle Boy もそれと同じような感じかな?と思うのですが、どうでしょう?(深読みし過ぎじゃないといいけど…笑)
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