とにかく歯医者に行きなさい、と言われて、
フィービー: All right, fine, fine, but if you're my next victim, don't come back as a poltergeist and like sucks me into the TV set. (わかったわ、そうね、そうね。でももしレイチェルが私の次の犠牲者になっても、ポルターガイストとして戻って来て、私をテレビの中に吸い込んだりしないでね。)
レイチェル: I promise. (約束するわ。)
フィービー: Although, don't feel like you can't visit. (でも、訪れることができない、とは思わないでね。)
ポルターガイスト、というのは「音を立てる幽霊」のこと。
ei をアイと発音することからもわかるように、これはドイツ語から来た言葉です。
意味は、ドイツ語でまさに「音を立てる幽霊」という意味だそうです。
つまり、ドイツ語の Geist は英語の ghost ということです。(見た目も似ていますね。)
ロングマン現代英英辞典では、
poltergeist: a ghost that makes objects move around and causes strange noises
つまり、「物体をあちこち動かしたり、奇妙な音を立てたりする幽霊」。
1982年の映画で、Poltergeist というのもありました。
邦題も「ポルターガイスト」だったので、上のフィービーのジョークは、日本人にもわかりやすいですね。
Wikipedia 英語版: Poltergeist (film)
上のウィキペディアには、映画のポスターの画像が載っていますが、テレビの前に女の子が座っていますよね。
Wikipedia 日本語版: ポルターガイスト (映画) にあらすじが書いてありますが、フィービーが言っているように「TVの中に引き込まれてしまった」という記載があります。
日本語でも「私を恨んで仕返しに来ないでよ。」とか、「私に取り付いたりしないでよ。」とか言ったりしそうです。
ポルターガイストになってテレビに…というのは、誰もが言いそうなことですが、その後に、「幽霊になって私を訪れるのは構わないのよ。」みたいなことを言っているところが、霊感の強いフィービーらしいわけですね。
ジョーイ: (entering with Monica) Hey, is, is, is Chandler here? ([モニカと一緒に入ってくる] ねぇ、チャンドラーはここにいる?)
ロス: (patting his clothes like he is looking for his wallet) No, no he's not.
([自分の財布を探しているように服をポンポンと叩いて] いいや、彼はいないよ。)
モニカ: You guys, Joey just saw Janice kissing her ex-husband. (ねぇみんな、ジョーイが見たのよ、ジャニスが元夫とキスしてるところを。)
ロス: What? (to Joey) So what are you gonna do? I mean, how, how are you gonna tell Chandler? (何だって? [ジョーイに] それで君らはどうするつもりなんだ? つまり、どうやってチャンドラーに(それを)言うつもりなんだ?)
ジョーイ: Well, I was thinking about that and I, I think the best way would be, to not. (そうだな、それについて考えていたんだけど、最善の方法は、「言わない」ことだと思うよ。)
レイチェル: Joey, you can't keep this to yourself, if you know about this, you have to tell him. (ジョーイ、こんなことを心にしまっておく[誰にも言わないでおく]なんてことはできないわ。もしそれを知っているのなら、彼に言わないといけないわ。)
ジョーイ: It'll kill him. I mean, it'll, it'll just kill him. (そんなことしたら、彼は死んじゃうよ。ただ、彼を殺すことになっちゃうよ。)
フィービー: Well, you could wait till I go to the dentist, maybe I'll kill him. (そうね、私が歯医者に行くまで待つこともできるわね、多分、私が彼を殺すことになるから。)
チャンドラーはいる?と聞かれて、財布を探すように服をポンポンと叩いてみるロス。
チャンドラーがいるかいないか、なんて、見回せばすぐにわかることなのに、わざわざ質問して尋ねているので、ロスの方もあり得ない場所をわざと探してみたのでしょう。
「探してみたけど、やっぱりいないよ。」みたいな感じでしょうか。
こんな風に服をポンポンしたり、ポケットやカバンを探してみたりするようなジョークなら、日本人にも使えそうですね。
もちろん、相手が急いでいる、深刻そうである場合にはあまり使わない方がいいでしょうが。
keep something to yourself は、ロングマン現代英英辞典では、
keep something to yourself: to not tell anyone about something
例) I'd appreciate it if you kept it to yourself.
つまり、「あることについて誰にも言わないこと」、例文は、「あなたがそれを誰にも言わないでいてくれたら、ありがたい。」
「自分の中だけに留めておく」「心にしまっておく」という感じですね。
it は「ジャニスが元夫とキスしていたという事実」、あるいは、「その事実をチャンドラーに言うこと」でしょうか。
もしくは、「言えって言うけど、そんなことしたら、kill him することになる」という「状況」を it で表しているのかもしれません。
「殺す」とは物騒な表現ですが、フレンズ2-20その9 では、kill oneself 「自殺する」という表現が出てきました。
そこでも説明しましたが、kill は「殺す」というよりは「…を死なせる」という感じなんですね。
フレンズ2-6その1 では、
ロス: That's what's gonna kill me. I'm allergic to kiwi. (それを食べたら僕は死んじゃうよ。僕はキウイアレルギーなんだ。)
というセリフもありました。
直訳すると、「キウイ(入りのパイ)は僕を殺すことになるものなんだ」ということですが、日本語では「殺す」よりも「食べると死ぬ」の方が自然ですよね。
今さらながら、ロングマン現代英英辞典で語義を見てみると、
kill: MAKE SOMEBODY/SOMETHING DIE
to make a person or animal die
つまり、「人や動物を死なせること」。
主語は「殺人などの行為者」ではなくて「原因」なんですね。
今、チャンドラーとラブラブであるはずの恋人のジャニスが元夫とキスしていた、なんて、そんなこと聞いたら、チャンドラーは死ぬほど落ち込んじゃうよ、という感じだろうと思います。
世を儚(はかな)んで自殺する、とまでは言っていないと思うのですが、むちゃくちゃショックに思うだろう、ものすごい衝撃を与えてしまうだろう、という感じでしょうね。
そんなこと俺は言えない、というジョーイに、もう少し待ってれば、私の歯医者のジンクス(jinx)、つまり「私が歯医者に行くと人が死ぬ」という法則(?)に則って、彼が死ぬことになるから、そうしたらあなたに責任がなくなる、もしくは軽くなるわよ、と言っています。
ちなみに、「ジンクス」と書きましたが、日本語では幸運についても使いますが、英語の jinx は、bad luck 「縁起の悪いこと」だけに使われるそうです。
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2007年10月31日
2007年10月30日
全てを持っているくせにまだ欲しい? フレンズ3-8その4
[Scene: Central Perk, Ross, Rachel, and Phoebe are there.]
セントラルパーク。ロス、レイチェル、フィービーがそこにいる。
ロス: Thanks, Gunther. (takes the plate Gunther serves him and Rachel comes up and kisses him) (to Rachel) Hey! (to Gunther) Umm, can I get a napkin too? (ありがとう、ガンター。[ガンターが渡したお盆を受け取る。レイチェルが近づいてきてロスにキスをする] [レイチェルに] やあ! [ガンターに] うーんと、ナプキンももらえる?)
ガンター: Oh, like you don't already have everything. (あぁ、まるで君は全てのものを持っていないかのように言うんだな。)
最後のガンターのセリフですが、これはロスに対して怒っているセリフですね。
まず、already のニュアンスが何とも訳しにくいのですが、you already have everything を don't で否定している感じでしょうか?
「”もう既に全てのものを持っている”ってことはない」というニュアンスになるかなぁ、と。
そして、誰かのセリフを受けて、このように「Like+文」と返す場合、「like+文は、文を否定しているニュアンスになる」と私は考えています。
フレンズ1-7その1 でも、そういう like について解説しています。
一番わかりやすい例で言うと、Like you didn't know! 「知らないふりをして!」→「本当は知ってるくせに。」みたいなものですね。
つまり、上のセリフだと、「全てのものを持っていないように言うけど、本当は持ってるくせに。」「全てのものを持っているのに、持っていないように言うんだな。」みたいな感じになるでしょうか。
どうしてそういう否定的なニュアンスになるかを私なりに説明してみたいと思います。
like の基本的な意味は「まるで…のように」。
ロングマン現代英英辞典では、
like [conjunction (接続詞)]:
(informal) as if.
Some people think that this use is not correct English
つまり、as if 「まるで…であるかのように」と同じ意味、ということなのですが、これは正しい用法ではないとするネイティブも多いようです。
フレンズのセリフでよく出てくる、It's like... は「それはまるで…だ、…という感じだ」という意味で、その前に言及していた事柄を例えで言い換えるとこんな感じになる、と言う時に使いますね。
フレンズ1-18その5 では、
サックス・フィフス・アベニューというNY五番街のデパートからレイチェルに面接通知が来て、
レイチェル: Saks Fifth Avenue! (サックス・フィフス・アベニューよ。)
フィービー: It's like the mother ship is calling you home. (マザーシップがあなたを迎えに来た、って感じね。)
というやり取りがありました。
今回のような、誰かのセリフを受けての like... は「今の君の言い方(セリフ)は、まるで…ってことみたいだ。」という意味になって、それを肯定的に受け止める場合はただの例え・言い換えになるのですが、それを挑むように、あきれたように、不満そうに言うと、「まるで君は…と言いたいみたいだね。でも僕は違うと思う。」という否定的なニュアンスが入るように思います。
だから、「君はもう既に全てのものを持っているのに、そうじゃないとでも言うのか?」「全てのものを持ってないみたいに言っちゃってさ。」とその相手の発言にケチをつけるようなニュアンスが出るのだと思います。
フレンズ3-7その1 で、
ガンター: What does Rachel see in this guy? I love Rachel. I wish she was my wife. (レイチェルはこの男(ロス)のどこがいいんだろう? レイチェルを愛してる。レイチェルが僕の妻ならいいのに。)
と心の中で呟くシーンがあったように、ガンターはレイチェルが好きなんですね。
だから、自分の目の前でキスしたりいちゃつかれたりして怒っているわけです。
ガンターにしてみれば、レイチェルを恋人にしているロスは、have everything 「全てのものを持っている」という感じなのに、ナプキンくれる?とナプキンを欲しがるので、「これだけ満ち足りているのに、まだ欲しいものがあるのか。まだこれ以上何か必要なものがあるのか?」という意味で、怒ったようにこのセリフを言っているのでしょう。
言われた方のロスは、ガンターの気持ちを知らないので、「何怒ってるんだろう?」みたいな顔をしていますね。
フィービー: (trying to bite into an apple) Ow! Ow! (drops the apple in disgust.) ([リンゴにかじりつこうとして] あぁ! あぁ! [不快そうにリンゴを落とす。])
レイチェル: Phoebe, you're in pain, would you just go to the dentist? Just go. (フィービー、あなたはそんなに痛がっているんだから、まずは歯医者さんに行ったらどう? とにかく行くのよ。)
bite into は「…にかぶりつく、…に食い込む」。
ただ bite 「噛む」んじゃなくて、その対象物に into 「入り込む」感じですね。
人や動物だけではなくて、ものが「食い込む」場合にも使います。(その部分は日本語と同じですね。)
ロングマン現代英英辞典では、
bite [verb]: PRESS HARD
[intransitive] if an object bites into a surface, it presses firmly into it and does not move or slip
bite into
例1) The hooves of the galloping horses had bitten deep into the soft earth.
例2) He wore boots that bit into the ice.
つまり、「bite は、強く押すこと。物体が表面に bite into するというのは、その物体が表面を堅く圧迫し、動いたり滑ったりしない、こと」。
例文1は、「ギャロップしている馬の蹄(ひづめ)は、柔らかい地面に食い込んだ。」
例文2は、「氷に食い込む[食い込んで滑らない]ブーツをはいた。」
今回のセリフは、リンゴを丸かじりしようとして、大きな口を開けてかぶりついた、けど、痛くて落としてしまった、ということですね。
Just go. について。
フレンズ3-2その23 で、
ロス: Just, just, just pick one, okay? (とにかくどちらかを選んでよ、わかった?)
というセリフが出てきた時に説明しましたが、この just は、「他の(くだらない、つまらない)ことは一切考えずに、「ただ」それだけをしたら」という感じです。
歯医者に行きたがらないのは、人が死ぬからだ、という理由は以前に聞いてるけど、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ、そんな状態なら、とにかく何はさておき、歯医者には真っ先に行かなくちゃ、というニュアンスですね。
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セントラルパーク。ロス、レイチェル、フィービーがそこにいる。
ロス: Thanks, Gunther. (takes the plate Gunther serves him and Rachel comes up and kisses him) (to Rachel) Hey! (to Gunther) Umm, can I get a napkin too? (ありがとう、ガンター。[ガンターが渡したお盆を受け取る。レイチェルが近づいてきてロスにキスをする] [レイチェルに] やあ! [ガンターに] うーんと、ナプキンももらえる?)
ガンター: Oh, like you don't already have everything. (あぁ、まるで君は全てのものを持っていないかのように言うんだな。)
最後のガンターのセリフですが、これはロスに対して怒っているセリフですね。
まず、already のニュアンスが何とも訳しにくいのですが、you already have everything を don't で否定している感じでしょうか?
「”もう既に全てのものを持っている”ってことはない」というニュアンスになるかなぁ、と。
そして、誰かのセリフを受けて、このように「Like+文」と返す場合、「like+文は、文を否定しているニュアンスになる」と私は考えています。
フレンズ1-7その1 でも、そういう like について解説しています。
一番わかりやすい例で言うと、Like you didn't know! 「知らないふりをして!」→「本当は知ってるくせに。」みたいなものですね。
つまり、上のセリフだと、「全てのものを持っていないように言うけど、本当は持ってるくせに。」「全てのものを持っているのに、持っていないように言うんだな。」みたいな感じになるでしょうか。
どうしてそういう否定的なニュアンスになるかを私なりに説明してみたいと思います。
like の基本的な意味は「まるで…のように」。
ロングマン現代英英辞典では、
like [conjunction (接続詞)]:
(informal) as if.
Some people think that this use is not correct English
つまり、as if 「まるで…であるかのように」と同じ意味、ということなのですが、これは正しい用法ではないとするネイティブも多いようです。
フレンズのセリフでよく出てくる、It's like... は「それはまるで…だ、…という感じだ」という意味で、その前に言及していた事柄を例えで言い換えるとこんな感じになる、と言う時に使いますね。
フレンズ1-18その5 では、
サックス・フィフス・アベニューというNY五番街のデパートからレイチェルに面接通知が来て、
レイチェル: Saks Fifth Avenue! (サックス・フィフス・アベニューよ。)
フィービー: It's like the mother ship is calling you home. (マザーシップがあなたを迎えに来た、って感じね。)
というやり取りがありました。
今回のような、誰かのセリフを受けての like... は「今の君の言い方(セリフ)は、まるで…ってことみたいだ。」という意味になって、それを肯定的に受け止める場合はただの例え・言い換えになるのですが、それを挑むように、あきれたように、不満そうに言うと、「まるで君は…と言いたいみたいだね。でも僕は違うと思う。」という否定的なニュアンスが入るように思います。
だから、「君はもう既に全てのものを持っているのに、そうじゃないとでも言うのか?」「全てのものを持ってないみたいに言っちゃってさ。」とその相手の発言にケチをつけるようなニュアンスが出るのだと思います。
フレンズ3-7その1 で、
ガンター: What does Rachel see in this guy? I love Rachel. I wish she was my wife. (レイチェルはこの男(ロス)のどこがいいんだろう? レイチェルを愛してる。レイチェルが僕の妻ならいいのに。)
と心の中で呟くシーンがあったように、ガンターはレイチェルが好きなんですね。
だから、自分の目の前でキスしたりいちゃつかれたりして怒っているわけです。
ガンターにしてみれば、レイチェルを恋人にしているロスは、have everything 「全てのものを持っている」という感じなのに、ナプキンくれる?とナプキンを欲しがるので、「これだけ満ち足りているのに、まだ欲しいものがあるのか。まだこれ以上何か必要なものがあるのか?」という意味で、怒ったようにこのセリフを言っているのでしょう。
言われた方のロスは、ガンターの気持ちを知らないので、「何怒ってるんだろう?」みたいな顔をしていますね。
フィービー: (trying to bite into an apple) Ow! Ow! (drops the apple in disgust.) ([リンゴにかじりつこうとして] あぁ! あぁ! [不快そうにリンゴを落とす。])
レイチェル: Phoebe, you're in pain, would you just go to the dentist? Just go. (フィービー、あなたはそんなに痛がっているんだから、まずは歯医者さんに行ったらどう? とにかく行くのよ。)
bite into は「…にかぶりつく、…に食い込む」。
ただ bite 「噛む」んじゃなくて、その対象物に into 「入り込む」感じですね。
人や動物だけではなくて、ものが「食い込む」場合にも使います。(その部分は日本語と同じですね。)
ロングマン現代英英辞典では、
bite [verb]: PRESS HARD
[intransitive] if an object bites into a surface, it presses firmly into it and does not move or slip
bite into
例1) The hooves of the galloping horses had bitten deep into the soft earth.
例2) He wore boots that bit into the ice.
つまり、「bite は、強く押すこと。物体が表面に bite into するというのは、その物体が表面を堅く圧迫し、動いたり滑ったりしない、こと」。
例文1は、「ギャロップしている馬の蹄(ひづめ)は、柔らかい地面に食い込んだ。」
例文2は、「氷に食い込む[食い込んで滑らない]ブーツをはいた。」
今回のセリフは、リンゴを丸かじりしようとして、大きな口を開けてかぶりついた、けど、痛くて落としてしまった、ということですね。
Just go. について。
フレンズ3-2その23 で、
ロス: Just, just, just pick one, okay? (とにかくどちらかを選んでよ、わかった?)
というセリフが出てきた時に説明しましたが、この just は、「他の(くだらない、つまらない)ことは一切考えずに、「ただ」それだけをしたら」という感じです。
歯医者に行きたがらないのは、人が死ぬからだ、という理由は以前に聞いてるけど、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ、そんな状態なら、とにかく何はさておき、歯医者には真っ先に行かなくちゃ、というニュアンスですね。
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2007年10月29日
歯の衛生・美しさが重要なアメリカ フレンズ3-8その3
「私が歯医者に行くと、誰かが死ぬのよ。」とフィービーが言うので、
レイチェル: Phoebe, what? Umm...what? (フィービー、(死ぬ、って)何? 何のこと?)
フィービー: Yeah, yeah, first it was my Aunt Mary, and then there was umm, John, my mailman, and then my, my cowboy friend, Albino Bob. (そうなの、そうなのよ。最初は、私のマリーおばさん。それからジョンっていう郵便配達屋さん。そして、それから、私のカウボーイの友達の、アルビノのボブ。)
レイチェル: And all these people actually died? (それで、この人たち全員が実際に死んだの?)
フィービー: Yes, while I was in the chair. That's why I take such good care of my teeth now, y'know, it's not about oral hygiene, I floss to save lives. (そうよ。私が(歯医者の)椅子に座っていた間にね。だから、私は今、歯をよく手入れしているのよ。私の歯の衛生のためじゃなくて、人の命を救うために、私はフロスを使っているのよ。)
ロス: Pheebs, come on, you didn't kill anybody, these people just happened to die when you went to the dentist. It's, it's, it's just ah, a coincidence. (フィービー、よしてよ。君は誰も殺してないよ。君が歯医者に行った時に、その人たちがたまたま死んだだけだ。それは、それはただの偶然の一致だよ。)
フィービー: Well, tell that to them. Oh, you can't! They're dead! (そうじゃあ、そのことを彼らに話して。あぁ、無理だわ! 彼らは死んでるんだった!)
albino は「アルビノ、先天的に皮膚などの色素が欠けている人・動物」。
Wikipedia 日本語版: アルビノ
上のウィキペディアに詳しく書いてありますが、白馬やホワイトタイガーなどは厳密にはアルビノではないようです。
英語の発音は、アルバイノゥ、と言う感じです。
フレンズ1-1 では、初めて自立するというのは大変なことだ、とフィービーがレイチェルに語るシーンがありましたが、そこに albino という言葉が出てきました。(過去記事で説明をとばしたので、以下で触れておきます。)
フィービー: You're welcome. I remember when I first came to this city. I was fourteen. My mom had just killed herself and my step-dad was back in prison, and I got here, and I didn't know anybody. And I ended up living with this albino guy who was, like, cleaning windows outside port authority, and then he killed himself, and then I found aromatherapy. So believe me, I know exactly how you feel. ([御礼を言われて]どういたしまして。私がこの街に初めて来た時のことを覚えてるわ。私は14歳だった。私のママが自殺した直後で、育ての父[継父・義父]は刑務所に逆戻り。そして私はここに来たのよ。だから誰も知り合いがいなかった。そして私はアルビノの彼と暮らすことになったの。その人は、港湾管理局の外の窓を(?)掃除していたわ(2017.8.25 訂正→ポート・オーソリティ・バスターミナルの外で、自動車の窓(フロントガラス)を拭いていたわ)。それから、彼は自殺した。それから私はアロマセラピーを見つけたのよ[アロマセラピーに出会ったのよ]。だから信じて。私はまさにあなたの気持ちがわかるのよ。)
「私の生い立ちはこんなのだから、レイチェルの気持ちがよくわかる。」とフィービーは言っていますが、この壮絶な話を聞いたレイチェルは、自分の悩みがまだまだ小さいものであると悟ったでしょうね(笑)。
このセリフに出てきた albino の彼は自殺した、と言っていますが、それが今回の my cowboy friend, Albino Bob なのかどうなのかは微妙なところです。
フィービーが歯医者さんに行った直後に自殺した、のなら、彼だということになりそうですが…。
oral hygiene は「口の・歯の衛生」。
フレンズ1-1その4 では、「歯の衛生」に非常に拘る人物、アリー my Love のサブキャラ、ボイル判事も取り上げました。
「私がフロスをきちんと使って歯を手入れしているのは、自分のためじゃない、人の命を救うためなのよ」とフィービーは言っています。
何だか正義の味方みたいで大袈裟な話ですが、フィービーは大真面目なようですね。
ここで、floss 「デンタルフロスで歯をきれいにする」という言葉が出てきましたが、日本人の場合だと、I brush my teeth to save lives. 「私は人の命を救うために、”歯を磨いて”いるのよ。」と言うのが一般的な気がします。
最近は日本人もフロスを使っている人が結構いるとは思うのですが、やっぱり最初に頭に浮かぶのは「歯ブラシで歯を磨く」という行為かなぁ、と。
フレンズ2-13その15 で、floss という単語が出てきたのですが、そのコメント欄で「アメリカ人はフロスをよく使う」という話が書いてあります。
ちなみに私は使っていないのですが、私はフロスと言うと、映画「プリティ・ウーマン」を思い出します。
ジュリア・ロバーツ演じる娼婦が洗面所でこそこそしているのを見て、ドラッグか何かと勘違いしたリチャード・ギアでしたが、彼女はただフロスを使おうとしていただけだった…みたいなシーンでした。
また、アメリカ人は歯並びがきれいなことも大変重要ですよね。
フレンズ1-8その3 では、retainer 「歯列固定[保定]装置」という単語も出てきました。
現実的で科学的なロスは、「そんなの迷信や気のせいで、ただの偶然だよ。」と言うのですが、フィービーは死んだ人に対して申し訳ないと思っているようです。
「ただの偶然だから、フィービーを恨むな、ってその死んだ人たちに説明して欲しい。」と思った後、「でも、もう死んでるから話ができないんだった。」と自分で気付くのもおかしいです。
フィービーは常々、死んだ人とも交信できる、というのが自慢(?)なのですが、この場合は、ロスに直接話して欲しいと思った、でもロスには出来ない、だから、"you can't" となっているのでしょうね。
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レイチェル: Phoebe, what? Umm...what? (フィービー、(死ぬ、って)何? 何のこと?)
フィービー: Yeah, yeah, first it was my Aunt Mary, and then there was umm, John, my mailman, and then my, my cowboy friend, Albino Bob. (そうなの、そうなのよ。最初は、私のマリーおばさん。それからジョンっていう郵便配達屋さん。そして、それから、私のカウボーイの友達の、アルビノのボブ。)
レイチェル: And all these people actually died? (それで、この人たち全員が実際に死んだの?)
フィービー: Yes, while I was in the chair. That's why I take such good care of my teeth now, y'know, it's not about oral hygiene, I floss to save lives. (そうよ。私が(歯医者の)椅子に座っていた間にね。だから、私は今、歯をよく手入れしているのよ。私の歯の衛生のためじゃなくて、人の命を救うために、私はフロスを使っているのよ。)
ロス: Pheebs, come on, you didn't kill anybody, these people just happened to die when you went to the dentist. It's, it's, it's just ah, a coincidence. (フィービー、よしてよ。君は誰も殺してないよ。君が歯医者に行った時に、その人たちがたまたま死んだだけだ。それは、それはただの偶然の一致だよ。)
フィービー: Well, tell that to them. Oh, you can't! They're dead! (そうじゃあ、そのことを彼らに話して。あぁ、無理だわ! 彼らは死んでるんだった!)
albino は「アルビノ、先天的に皮膚などの色素が欠けている人・動物」。
Wikipedia 日本語版: アルビノ
上のウィキペディアに詳しく書いてありますが、白馬やホワイトタイガーなどは厳密にはアルビノではないようです。
英語の発音は、アルバイノゥ、と言う感じです。
フレンズ1-1 では、初めて自立するというのは大変なことだ、とフィービーがレイチェルに語るシーンがありましたが、そこに albino という言葉が出てきました。(過去記事で説明をとばしたので、以下で触れておきます。)
フィービー: You're welcome. I remember when I first came to this city. I was fourteen. My mom had just killed herself and my step-dad was back in prison, and I got here, and I didn't know anybody. And I ended up living with this albino guy who was, like, cleaning windows outside port authority, and then he killed himself, and then I found aromatherapy. So believe me, I know exactly how you feel. ([御礼を言われて]どういたしまして。私がこの街に初めて来た時のことを覚えてるわ。私は14歳だった。私のママが自殺した直後で、育ての父[継父・義父]は刑務所に逆戻り。そして私はここに来たのよ。だから誰も知り合いがいなかった。そして私はアルビノの彼と暮らすことになったの。その人は、港湾管理局の外の窓を(?)掃除していたわ(2017.8.25 訂正→ポート・オーソリティ・バスターミナルの外で、自動車の窓(フロントガラス)を拭いていたわ)。それから、彼は自殺した。それから私はアロマセラピーを見つけたのよ[アロマセラピーに出会ったのよ]。だから信じて。私はまさにあなたの気持ちがわかるのよ。)
「私の生い立ちはこんなのだから、レイチェルの気持ちがよくわかる。」とフィービーは言っていますが、この壮絶な話を聞いたレイチェルは、自分の悩みがまだまだ小さいものであると悟ったでしょうね(笑)。
このセリフに出てきた albino の彼は自殺した、と言っていますが、それが今回の my cowboy friend, Albino Bob なのかどうなのかは微妙なところです。
フィービーが歯医者さんに行った直後に自殺した、のなら、彼だということになりそうですが…。
oral hygiene は「口の・歯の衛生」。
フレンズ1-1その4 では、「歯の衛生」に非常に拘る人物、アリー my Love のサブキャラ、ボイル判事も取り上げました。
「私がフロスをきちんと使って歯を手入れしているのは、自分のためじゃない、人の命を救うためなのよ」とフィービーは言っています。
何だか正義の味方みたいで大袈裟な話ですが、フィービーは大真面目なようですね。
ここで、floss 「デンタルフロスで歯をきれいにする」という言葉が出てきましたが、日本人の場合だと、I brush my teeth to save lives. 「私は人の命を救うために、”歯を磨いて”いるのよ。」と言うのが一般的な気がします。
最近は日本人もフロスを使っている人が結構いるとは思うのですが、やっぱり最初に頭に浮かぶのは「歯ブラシで歯を磨く」という行為かなぁ、と。
フレンズ2-13その15 で、floss という単語が出てきたのですが、そのコメント欄で「アメリカ人はフロスをよく使う」という話が書いてあります。
ちなみに私は使っていないのですが、私はフロスと言うと、映画「プリティ・ウーマン」を思い出します。
ジュリア・ロバーツ演じる娼婦が洗面所でこそこそしているのを見て、ドラッグか何かと勘違いしたリチャード・ギアでしたが、彼女はただフロスを使おうとしていただけだった…みたいなシーンでした。
また、アメリカ人は歯並びがきれいなことも大変重要ですよね。
フレンズ1-8その3 では、retainer 「歯列固定[保定]装置」という単語も出てきました。
現実的で科学的なロスは、「そんなの迷信や気のせいで、ただの偶然だよ。」と言うのですが、フィービーは死んだ人に対して申し訳ないと思っているようです。
「ただの偶然だから、フィービーを恨むな、ってその死んだ人たちに説明して欲しい。」と思った後、「でも、もう死んでるから話ができないんだった。」と自分で気付くのもおかしいです。
フィービーは常々、死んだ人とも交信できる、というのが自慢(?)なのですが、この場合は、ロスに直接話して欲しいと思った、でもロスには出来ない、だから、"you can't" となっているのでしょうね。
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2007年10月28日
「会えない」と「見えない」 フレンズ3-8その2
ロス: So what's matter, you need a dentist? I've got a good one. (それで、どこが悪いの? 歯医者が必要なら、僕は良い歯医者を知ってるよ。)
フィービー: Thanks, I have a good one too. I just, I, I can't see him. (ありがとう。(私にも)良い歯医者さんはいるのよ。ただ、その歯医者さんに会えないの。)
チャンドラー: See, that is the problem with invisible dentists. (ほら、それって、目に見えない(透明の)歯医者さんにつきものの問題だね。)
ロス: Why? Why can't you go to him? (どうして? どうしてその歯医者さんに行けないの?)
フィービー: Because every time I go to the dentist, somebody dies. (だって、私がその歯医者さんに行くたびに、誰かが死ぬのよ。)
チャンドラー: That is so weird, because every time I go to the dentist, I look down the hygienist's blouse. (それってすごく奇妙だよね。だって俺は、歯医者に行くたびに、衛生士さんのブラウスを覗き込むんだから。)
problem with は「…に関する問題」。
この場合は、「…にはよく起こる問題」みたいな感じでしょうか。
I can't see the doctor. 「良い歯医者さんを私も知ってるけど、私はその人に see できない、その人を see できない」と言っていますね。
普通は、「会う」という意味に解釈するものですが、チャンドラーはそれを「見る」という意味にとって、「彼が見えないの。」→「透明の歯医者さんなら、そういう問題も起こるよねぇ。」と言っているのですね。
フレンズ2-9その10 で、
ジョーイ: Phoebe here with the cab yet? (フィービーとタクシーはまだここに来てないのか?)
チャンドラー: Yeah, she brought the invisible cab. Hop in! (あぁ、フィービーは透明なタクシーに乗ってきたよ。さあ、飛び乗れ!)
というのもありました。
「見えない」→「透明」というネタが彼は好きなようです。
でも、smart な(賢い)チャンドラーにしては、ヒネリがなくて、これくらいのジョークなら、日本人でも言えそうですよ(笑)。
フレンズ3-7その1 で、「もし俺が透明なスーパーヒーローだったら…」という空想もありましたけど、とにかく透明なものを想像したがるのは、子供っぽい感じがして可愛い…のかな?(笑)
そのやり取りの後、ロスは、"Why can't you go to him?" と尋ねています。
can't see を、「会えない」ではなくて、「見えない」とチャンドラーが解釈したので、話を本題に戻すために(?)、see him 「彼に会う」ではなく、go to him 「彼のところに行く」と言い換えているのですね。
フィービーが歯医者に行くたびに誰かが死ぬ、と聞いて、チャンドラーは、"That is so weird." と反応しています。
普通は、「歯医者に行くと人が死ぬなんて、おかしな・奇妙な話だよ。」と言っているのかと思いますが、チャンドラーは、「変だなぁ。俺の場合は、歯医者に行くたびに、衛生士のブラウスを覗き込むのに、フィービーの場合は人が死ぬんだね。」と変なオチをつけています。
フィービーの表情を見ると、真面目な話をしているだろうというのはわかるのですが、「誰かが死ぬ」というあまりにも突拍子もない話なので、チャンドラーはチャチャを入れずにはいられないのでしょうね。
フレンズ1-1その4 で歯にまつわる話を書いて、アリー my Love のあるエピソードを取り上げたのですが、そこにも歯科衛生士(hygienist)が出てきます。
チャンドラーの場合は、その衛生士はいつも女性で、look down 「下を見る」という言葉に、ブラウスの隙間からその人の胸を覗き込んでいる感じが出ているような気がします。
(Rach からのお願い)
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フィービー: Thanks, I have a good one too. I just, I, I can't see him. (ありがとう。(私にも)良い歯医者さんはいるのよ。ただ、その歯医者さんに会えないの。)
チャンドラー: See, that is the problem with invisible dentists. (ほら、それって、目に見えない(透明の)歯医者さんにつきものの問題だね。)
ロス: Why? Why can't you go to him? (どうして? どうしてその歯医者さんに行けないの?)
フィービー: Because every time I go to the dentist, somebody dies. (だって、私がその歯医者さんに行くたびに、誰かが死ぬのよ。)
チャンドラー: That is so weird, because every time I go to the dentist, I look down the hygienist's blouse. (それってすごく奇妙だよね。だって俺は、歯医者に行くたびに、衛生士さんのブラウスを覗き込むんだから。)
problem with は「…に関する問題」。
この場合は、「…にはよく起こる問題」みたいな感じでしょうか。
I can't see the doctor. 「良い歯医者さんを私も知ってるけど、私はその人に see できない、その人を see できない」と言っていますね。
普通は、「会う」という意味に解釈するものですが、チャンドラーはそれを「見る」という意味にとって、「彼が見えないの。」→「透明の歯医者さんなら、そういう問題も起こるよねぇ。」と言っているのですね。
フレンズ2-9その10 で、
ジョーイ: Phoebe here with the cab yet? (フィービーとタクシーはまだここに来てないのか?)
チャンドラー: Yeah, she brought the invisible cab. Hop in! (あぁ、フィービーは透明なタクシーに乗ってきたよ。さあ、飛び乗れ!)
というのもありました。
「見えない」→「透明」というネタが彼は好きなようです。
でも、smart な(賢い)チャンドラーにしては、ヒネリがなくて、これくらいのジョークなら、日本人でも言えそうですよ(笑)。
フレンズ3-7その1 で、「もし俺が透明なスーパーヒーローだったら…」という空想もありましたけど、とにかく透明なものを想像したがるのは、子供っぽい感じがして可愛い…のかな?(笑)
そのやり取りの後、ロスは、"Why can't you go to him?" と尋ねています。
can't see を、「会えない」ではなくて、「見えない」とチャンドラーが解釈したので、話を本題に戻すために(?)、see him 「彼に会う」ではなく、go to him 「彼のところに行く」と言い換えているのですね。
フィービーが歯医者に行くたびに誰かが死ぬ、と聞いて、チャンドラーは、"That is so weird." と反応しています。
普通は、「歯医者に行くと人が死ぬなんて、おかしな・奇妙な話だよ。」と言っているのかと思いますが、チャンドラーは、「変だなぁ。俺の場合は、歯医者に行くたびに、衛生士のブラウスを覗き込むのに、フィービーの場合は人が死ぬんだね。」と変なオチをつけています。
フィービーの表情を見ると、真面目な話をしているだろうというのはわかるのですが、「誰かが死ぬ」というあまりにも突拍子もない話なので、チャンドラーはチャチャを入れずにはいられないのでしょうね。
フレンズ1-1その4 で歯にまつわる話を書いて、アリー my Love のあるエピソードを取り上げたのですが、そこにも歯科衛生士(hygienist)が出てきます。
チャンドラーの場合は、その衛生士はいつも女性で、look down 「下を見る」という言葉に、ブラウスの隙間からその人の胸を覗き込んでいる感じが出ているような気がします。
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2007年10月27日
単語はわかるのに文の意味がわからない
今日も、Rach流DVD学習法に関する追加説明になります。
DVD学習法の最終段階「英語音声、英語字幕」における「調べ方」の場合分けの最後になります。
・使われている単語は簡単なのに、どうしてそういう意味になるのかわからない場合
DVDの日本語訳が意訳かどうかを確認しつつ、自分で「どうしてそういう意味になるのか考えてみる」ことが大切です。
でも、こういうところが一番難しい部分なので、わからないことも多いです。
その時に考えてわからなくても気にしないで下さい。
でも、一度は「今の自分なりに」考えてみて下さい。
そして、将来の自分へのヒントのようなつもりで、自分でわかる部分をメモしておくなどしておいて下さい。
「わからない」場合でも、全くお手上げなのか、少しはわかる部分があるのか、で、理解度は全く異なります。
「今はこう思った」という自分の考えが、後で役立つことは結構あります。
意味を考える場合に、一番大切なのは、「個々の単語の意味」ではなくて、その「文の構造」です。
大事だと思われている個々の単語の意味ですら、文の構造によって決められてしまっている、とも言えます。
つまり、文の構造・仕組みを読み間違えていると、ある単語を、違った意味、または違った品詞に取り違えてしまうこともある、ということです。
その「文の構造を掴む」というのが、実は一番難しいのですね。
これはもう、普段から英文に接する時に、常に「どういう構造になっているか?」を念頭に置きながら読むクセをつけることでしか、対応できないような気がします。
構造を掴む例題として
例えば、That's what this is all about. というよく使われるフレーズがあります。
そのバリエーションが以下の二つのエピソードに出てきます。
フレンズ1-16その5
I mean, that's what this is all about, right? (こうして頑張っているのは、全部その目的のためでしょう?)
フレンズ1-17その3
Is that what this is about? (そのことを言わせたくて、食事に誘ったのか?)
That's what this is all about. は大雑把に言えば、「これはそういうことだ/そういうわけだ。」もしくは「これはそういうことなのね/そういうわけなのね。」みたいに訳せば、だいたいそれで意味が通るかなと思うのですが、大事なことはそういう日本語訳を覚えることではなくて、どうしてそういう意味になるのかの感覚を養うことなのです。
どの言葉が何を指しているかがわかれば、そういう日本語訳を頭に浮かべる前に、その状況から意味が判断できるようになります。
このフレーズを見て、どうしてそういう意味になるのかピンと来ない、という方は、それぞれのエピソードの場面の状況、話の流れを参考にして、that や this はそれぞれ何を指しているか?を確認してみて下さい。
だいたい、that というのは、そのセリフの前に出てきた誰かのセリフや行動、this は現在の状況を指している、ということがわかるかな、と思います。
この文の基本的な構造は、That = what (this is all about) です。
what は疑問代名詞、または、先行詞を含む関係代名詞のどちらにも解釈できると思うのですが、まぁ、そんな文法用語はともかくとして(笑)、This is all about A. の名詞Aに当たる部分が前に出た形ですね。
(2008.1.10 追記)
上では、what の文法的解釈について、「二通りのどちらにも考えられる」と書きましたが、what を疑問代名詞だと解釈するのは難しい気がします。恐らく「先行詞を含む関係代名詞」である、と今は思います。
(追記はここまで)
この今の状況(this)は全て、Aに関することである。つまり、Aがこの今の状況を生み出した原因、要因になっているという感じでしょうか。
そのAの部分が前に出てきて what になって、what this is all about は「”何が”この状況に関することか(疑問代名詞)」または、「この状況が関する”こと・もの”(先行詞を含む関係代名詞)」という意味になります。
そして、that と指している何か=「この状況が関すること」すなわちAである、ということになるのですね。
だから、犯人の意図・目的や黒幕が分かったときなどに、「これは全てそういうことだったのね。」「これはすべてそこに繋がっていたのね。」みたいな意味で使われる、ということです。
そういうものをきっちり押さえていくことで、英語の this や that の指すものの感覚が身に付いてくると思います。
慣れてくると、いちいち上のように、文の構造をどれがイコールでなどと結ばなくても、聞いた順番でそれがイメージ化されるようになってきます。
That's what までで、「”それ”は”何か”だ」「”それ”は”あること”だ」と言っているのがわかります。
そしてその「何か」「あること」の説明が後ろに続いているのですね。
「何か」とは、this is all about ○○、の○○に当たる部分だと。
それを瞬時に理解できるようにするためには、一度きちんと文の構造を理解してみなくてはなりません。
「なんとなく、そういう意味になるんだろ。」くらいの理解では、少しバリエーションが変わってしまうととたんに意味が取れなくなってしまいます。
文の構造がわかれば、関係代名詞も理解できる
日本人が苦手だと言われている関係代名詞、あれも、その関係代名詞が何を指しているか、何の代わりに使われているかがはっきりつかめていれば、難しい文法用語は全く必要ありません。
on which, in which という関係代名詞が出てきたら、必ずその which が指しているものがあるはずです。
英語は情報を付け足していく言語で、いったん何らかの情報を示した後、on which 「そのさっき言った…の上には」、「そのさっき言った…の中には」という形で、次々に情報を継ぎ足していくんですね。
物事を詳しく話そうとすればするほど、頭でっかちになって、最後の結論が随分後回しになってしまう日本語と比べると、ずっと論理的でわかりやすい言語だと思います。(どっちが「良い悪い」の話ではありません。)
そういう感覚を掴むには、大量の英語に触れて、そのニュアンスを一つ一つ紐解いていき、「英語のスピリット」のようなもの(?)を少しずつ掴んでいくしか方法はないと思っています。
今回、例に挙げた「単語の意味を当てはめてみたけど、よくわからない」場合こそ、文法書を見てみたり、構文をじっくり考えてみたりする必要があるでしょうね。
それはとても手間で時間のかかることだと思います。
が、そのセリフをドラマのスピードで瞬時に理解するためには、英文の仕組みを理解することが必ず必要で、実際、字幕なしで理解している人は、その英文の構造を頭の中で整理しながら理解しているのですね。
まずは、文字になった文章の構造を目で見てじっくり理解する、それをこなしていくと、他の構造も見えてくる。
構造が掴めるようになれば、ナチュラル・スピードの音声にも対応できるようになるのかな、と思います。
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DVD学習法の最終段階「英語音声、英語字幕」における「調べ方」の場合分けの最後になります。
・使われている単語は簡単なのに、どうしてそういう意味になるのかわからない場合
DVDの日本語訳が意訳かどうかを確認しつつ、自分で「どうしてそういう意味になるのか考えてみる」ことが大切です。
でも、こういうところが一番難しい部分なので、わからないことも多いです。
その時に考えてわからなくても気にしないで下さい。
でも、一度は「今の自分なりに」考えてみて下さい。
そして、将来の自分へのヒントのようなつもりで、自分でわかる部分をメモしておくなどしておいて下さい。
「わからない」場合でも、全くお手上げなのか、少しはわかる部分があるのか、で、理解度は全く異なります。
「今はこう思った」という自分の考えが、後で役立つことは結構あります。
意味を考える場合に、一番大切なのは、「個々の単語の意味」ではなくて、その「文の構造」です。
大事だと思われている個々の単語の意味ですら、文の構造によって決められてしまっている、とも言えます。
つまり、文の構造・仕組みを読み間違えていると、ある単語を、違った意味、または違った品詞に取り違えてしまうこともある、ということです。
その「文の構造を掴む」というのが、実は一番難しいのですね。
これはもう、普段から英文に接する時に、常に「どういう構造になっているか?」を念頭に置きながら読むクセをつけることでしか、対応できないような気がします。
構造を掴む例題として
例えば、That's what this is all about. というよく使われるフレーズがあります。
そのバリエーションが以下の二つのエピソードに出てきます。
フレンズ1-16その5
I mean, that's what this is all about, right? (こうして頑張っているのは、全部その目的のためでしょう?)
フレンズ1-17その3
Is that what this is about? (そのことを言わせたくて、食事に誘ったのか?)
That's what this is all about. は大雑把に言えば、「これはそういうことだ/そういうわけだ。」もしくは「これはそういうことなのね/そういうわけなのね。」みたいに訳せば、だいたいそれで意味が通るかなと思うのですが、大事なことはそういう日本語訳を覚えることではなくて、どうしてそういう意味になるのかの感覚を養うことなのです。
どの言葉が何を指しているかがわかれば、そういう日本語訳を頭に浮かべる前に、その状況から意味が判断できるようになります。
このフレーズを見て、どうしてそういう意味になるのかピンと来ない、という方は、それぞれのエピソードの場面の状況、話の流れを参考にして、that や this はそれぞれ何を指しているか?を確認してみて下さい。
だいたい、that というのは、そのセリフの前に出てきた誰かのセリフや行動、this は現在の状況を指している、ということがわかるかな、と思います。
この文の基本的な構造は、That = what (this is all about) です。
what は疑問代名詞、または、先行詞を含む関係代名詞のどちらにも解釈できると思うのですが、まぁ、そんな文法用語はともかくとして(笑)、This is all about A. の名詞Aに当たる部分が前に出た形ですね。
(2008.1.10 追記)
上では、what の文法的解釈について、「二通りのどちらにも考えられる」と書きましたが、what を疑問代名詞だと解釈するのは難しい気がします。恐らく「先行詞を含む関係代名詞」である、と今は思います。
(追記はここまで)
この今の状況(this)は全て、Aに関することである。つまり、Aがこの今の状況を生み出した原因、要因になっているという感じでしょうか。
そのAの部分が前に出てきて what になって、what this is all about は「”何が”この状況に関することか(疑問代名詞)」または、「この状況が関する”こと・もの”(先行詞を含む関係代名詞)」という意味になります。
そして、that と指している何か=「この状況が関すること」すなわちAである、ということになるのですね。
だから、犯人の意図・目的や黒幕が分かったときなどに、「これは全てそういうことだったのね。」「これはすべてそこに繋がっていたのね。」みたいな意味で使われる、ということです。
そういうものをきっちり押さえていくことで、英語の this や that の指すものの感覚が身に付いてくると思います。
慣れてくると、いちいち上のように、文の構造をどれがイコールでなどと結ばなくても、聞いた順番でそれがイメージ化されるようになってきます。
That's what までで、「”それ”は”何か”だ」「”それ”は”あること”だ」と言っているのがわかります。
そしてその「何か」「あること」の説明が後ろに続いているのですね。
「何か」とは、this is all about ○○、の○○に当たる部分だと。
それを瞬時に理解できるようにするためには、一度きちんと文の構造を理解してみなくてはなりません。
「なんとなく、そういう意味になるんだろ。」くらいの理解では、少しバリエーションが変わってしまうととたんに意味が取れなくなってしまいます。
文の構造がわかれば、関係代名詞も理解できる
日本人が苦手だと言われている関係代名詞、あれも、その関係代名詞が何を指しているか、何の代わりに使われているかがはっきりつかめていれば、難しい文法用語は全く必要ありません。
on which, in which という関係代名詞が出てきたら、必ずその which が指しているものがあるはずです。
英語は情報を付け足していく言語で、いったん何らかの情報を示した後、on which 「そのさっき言った…の上には」、「そのさっき言った…の中には」という形で、次々に情報を継ぎ足していくんですね。
物事を詳しく話そうとすればするほど、頭でっかちになって、最後の結論が随分後回しになってしまう日本語と比べると、ずっと論理的でわかりやすい言語だと思います。(どっちが「良い悪い」の話ではありません。)
そういう感覚を掴むには、大量の英語に触れて、そのニュアンスを一つ一つ紐解いていき、「英語のスピリット」のようなもの(?)を少しずつ掴んでいくしか方法はないと思っています。
今回、例に挙げた「単語の意味を当てはめてみたけど、よくわからない」場合こそ、文法書を見てみたり、構文をじっくり考えてみたりする必要があるでしょうね。
それはとても手間で時間のかかることだと思います。
が、そのセリフをドラマのスピードで瞬時に理解するためには、英文の仕組みを理解することが必ず必要で、実際、字幕なしで理解している人は、その英文の構造を頭の中で整理しながら理解しているのですね。
まずは、文字になった文章の構造を目で見てじっくり理解する、それをこなしていくと、他の構造も見えてくる。
構造が掴めるようになれば、ナチュラル・スピードの音声にも対応できるようになるのかな、と思います。
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2007年10月26日
まずいものを勧められた時 フレンズ3-8その1
シーズン3 第8話
The One With the Giant Poking Device (フィービーに殺人疑惑?)
原題は「巨大な突っつく装置の話」
[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe, Chandler, and Ross are there, Rachel is serving brownies.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービー、チャンドラーとロスがそこにいて、レイチェルはブラウニーを出している。
レイチェル: Here you go, Pheebs. Who else wants one of my special home-baked brownies? (どうぞ、フィービー。他に誰か、私が家で焼いたスペシャルブラウニーを欲しい人はいる?)
チャンドラー: I will have one. (Ross and him both take one.) (一つもらうよ。[ロスとチャンドラーはブラウニーを取る])
(Phoebe takes a bite and spits it out and screams.)
フィービーは一口食べて、それを吐き出し、叫ぶ。
チャンドラー: That's okay, I’m not gonna have one. (やっぱりいいよ。俺は食べない。)
ロス: Neither will I. (they both put back the brownies.) (僕もいらないや。[二人ともブラウニーを返す])
フィービー: No, no, it's just my tooth. (違う違う。私の歯のせいよ。)
チャンドラー: All right I'll have one. (he and Ross take another brownie.)
(わかった、もらうよ。[チャンドラーとロスは別のブラウニーを取る])
レイチェルが家でブラウニーを作ったようです。
でもそれを食べたフィービーが、ペッと吐き出したので、それほどマズいのかと思って返そうとするチャンドラーたち。
でも、フィービーは歯が痛くて叫んだだけだったのですね。
it's just my tooth. としか言っていませんが、「みんなは私がマズいから吐き出したと思ったようだけど、ブラウニーのせいじゃないのよ。私の歯の方に問題があるのよ、歯のせいなのよ。」と説明しているわけです。
元々、レイチェルはあまり料理が上手ではないので、「きっとマズいんだろう」という想像が容易に働いてしまった、ということもあるんでしょうね。
フレンズ1-1 ではレイチェルがどれほど料理が不得意かがわかるシーンがありました。
過去記事ではとばしていたので、脱線になりますが、以下で触れておきます。
SCENE 4: MONICA + RACHEL'S APARTMENT. RACHEL IS MAKING COFFEE FOR JOEY AND CHANDLER
モニカとレイチェルのアパート。レイチェルはジョーイとチャンドラーにコーヒーを入れている。
レイチェル: Isn't this amazing? I mean, I have never made coffee before in my entire life. (これってすごくない? だって、私は今までの人生で、コーヒーを入れたことが一度もないんだもの。)
チャンドラー: That is amazing. (それはすごいね。)
ジョーイ: Congratulations. And while you're on a roll, if you feel like you gotta make like a Western omelette or something... (JOEY AND CHANDLER TASTE THE COFFEE, GRIMACE, AND POUR IT INTO A PLANT POT) Although actually I'm really not that hungry... (おめでとう。レイチェルの調子が良い間に、ウエスタン・オムレツか何かを作りたいと思ったら…。 [ジョーイとチャンドラーはコーヒーを味見して、顔をゆがめる。そして(テーブルの上にある)植物の鉢にコーヒーを注ぐ] だけど、実は俺、本当に、(オムレツを食べたいほど)お腹はすいてなくて…。)
いくらお金持ちのお嬢様だとは言っても、コーヒーを入れたことがない、というのはすごい(笑)。
on a roll は「好調で、成功して、うまくいって」。
ジョーイは、コーヒーがうまく入れられたんなら、今度はオムレツにでも挑戦してみたら…と言うのですが、そのコーヒーがあまりにまずかったので、「俺、お腹すいてないから、やっぱりオムレツの話はいいや(作ってくれなくてもいい)。」みたいに言い直しているのですね。
actually I'm really not that hungry... という言い方が面白いな、と思います。
actuallly 「(いや)本当のところ、実際のところ」
not that hungry 「オムレツを食べたい!って思うほどには(それほどには)お腹が減っていない」
not really だったら、「それほど…ない、あまり…ない」ですが、ここでは really not なので、「全く…じゃない、本当に…じゃない」と not であることを思いっきり強調しているのです。
まずいものを勧められそうになった時、「もうお腹いっぱいなんで。」とあっさり言えば角が立ちませんよね。
ジョーイの場合は、「いや、ほんとに、もう、全然、お腹減ってないんだよねぇ…」と、いかにも「食べたくないオーラ」が出ているセリフになっています。
観客にはジョーイの本心がわかるから、笑えるのですね。
オムレツなんて言葉を出しちゃった自分を必死にフォローしている感じです。
ト書きの grimace は「しかめっ面をする、顔をゆがめる」。
レイチェルの入れたコーヒーがどれほどまずかったか、が伺えますね。
そのレイチェルが、今はコーヒーハウスで働いているわけですからねぇ…(笑)。
でも、今回のエピソードでは、ブラウニーをみんなに振舞うほど成長していたんだなぁ、と(笑)。
フレンズ3-7その27 では、「ブラウニーにはマリファナが入っていることがある」と説明しました。
さすがに今回のは、普通のブラウニーのようです。
前回のエピソード 3-7 で、セリフにブラウニーが出てきたことと、今回実際にブラウニーが画面に登場したこととは、何か関係があるのでしょうか? ただの偶然でしょうか?(どうでもいい話ですが…笑)
ちょっと勘ぐってみると、「一口食べて、フィービーにはマリファナが入っているのがわかった、だから吐き出した」と、ロスたちが誤解した、という可能性があるかもしれません。
(Rach からのお知らせ)
最後に書いていた(今日のポイント)は、今回からやめにします。
結局、記事の長さが余計に長くなるだけだ、というのに気付いたので…(笑)。
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The One With the Giant Poking Device (フィービーに殺人疑惑?)
原題は「巨大な突っつく装置の話」
[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe, Chandler, and Ross are there, Rachel is serving brownies.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービー、チャンドラーとロスがそこにいて、レイチェルはブラウニーを出している。
レイチェル: Here you go, Pheebs. Who else wants one of my special home-baked brownies? (どうぞ、フィービー。他に誰か、私が家で焼いたスペシャルブラウニーを欲しい人はいる?)
チャンドラー: I will have one. (Ross and him both take one.) (一つもらうよ。[ロスとチャンドラーはブラウニーを取る])
(Phoebe takes a bite and spits it out and screams.)
フィービーは一口食べて、それを吐き出し、叫ぶ。
チャンドラー: That's okay, I’m not gonna have one. (やっぱりいいよ。俺は食べない。)
ロス: Neither will I. (they both put back the brownies.) (僕もいらないや。[二人ともブラウニーを返す])
フィービー: No, no, it's just my tooth. (違う違う。私の歯のせいよ。)
チャンドラー: All right I'll have one. (he and Ross take another brownie.)
(わかった、もらうよ。[チャンドラーとロスは別のブラウニーを取る])
レイチェルが家でブラウニーを作ったようです。
でもそれを食べたフィービーが、ペッと吐き出したので、それほどマズいのかと思って返そうとするチャンドラーたち。
でも、フィービーは歯が痛くて叫んだだけだったのですね。
it's just my tooth. としか言っていませんが、「みんなは私がマズいから吐き出したと思ったようだけど、ブラウニーのせいじゃないのよ。私の歯の方に問題があるのよ、歯のせいなのよ。」と説明しているわけです。
元々、レイチェルはあまり料理が上手ではないので、「きっとマズいんだろう」という想像が容易に働いてしまった、ということもあるんでしょうね。
フレンズ1-1 ではレイチェルがどれほど料理が不得意かがわかるシーンがありました。
過去記事ではとばしていたので、脱線になりますが、以下で触れておきます。
SCENE 4: MONICA + RACHEL'S APARTMENT. RACHEL IS MAKING COFFEE FOR JOEY AND CHANDLER
モニカとレイチェルのアパート。レイチェルはジョーイとチャンドラーにコーヒーを入れている。
レイチェル: Isn't this amazing? I mean, I have never made coffee before in my entire life. (これってすごくない? だって、私は今までの人生で、コーヒーを入れたことが一度もないんだもの。)
チャンドラー: That is amazing. (それはすごいね。)
ジョーイ: Congratulations. And while you're on a roll, if you feel like you gotta make like a Western omelette or something... (JOEY AND CHANDLER TASTE THE COFFEE, GRIMACE, AND POUR IT INTO A PLANT POT) Although actually I'm really not that hungry... (おめでとう。レイチェルの調子が良い間に、ウエスタン・オムレツか何かを作りたいと思ったら…。 [ジョーイとチャンドラーはコーヒーを味見して、顔をゆがめる。そして(テーブルの上にある)植物の鉢にコーヒーを注ぐ] だけど、実は俺、本当に、(オムレツを食べたいほど)お腹はすいてなくて…。)
いくらお金持ちのお嬢様だとは言っても、コーヒーを入れたことがない、というのはすごい(笑)。
on a roll は「好調で、成功して、うまくいって」。
ジョーイは、コーヒーがうまく入れられたんなら、今度はオムレツにでも挑戦してみたら…と言うのですが、そのコーヒーがあまりにまずかったので、「俺、お腹すいてないから、やっぱりオムレツの話はいいや(作ってくれなくてもいい)。」みたいに言い直しているのですね。
actually I'm really not that hungry... という言い方が面白いな、と思います。
actuallly 「(いや)本当のところ、実際のところ」
not that hungry 「オムレツを食べたい!って思うほどには(それほどには)お腹が減っていない」
not really だったら、「それほど…ない、あまり…ない」ですが、ここでは really not なので、「全く…じゃない、本当に…じゃない」と not であることを思いっきり強調しているのです。
まずいものを勧められそうになった時、「もうお腹いっぱいなんで。」とあっさり言えば角が立ちませんよね。
ジョーイの場合は、「いや、ほんとに、もう、全然、お腹減ってないんだよねぇ…」と、いかにも「食べたくないオーラ」が出ているセリフになっています。
観客にはジョーイの本心がわかるから、笑えるのですね。
オムレツなんて言葉を出しちゃった自分を必死にフォローしている感じです。
ト書きの grimace は「しかめっ面をする、顔をゆがめる」。
レイチェルの入れたコーヒーがどれほどまずかったか、が伺えますね。
そのレイチェルが、今はコーヒーハウスで働いているわけですからねぇ…(笑)。
でも、今回のエピソードでは、ブラウニーをみんなに振舞うほど成長していたんだなぁ、と(笑)。
フレンズ3-7その27 では、「ブラウニーにはマリファナが入っていることがある」と説明しました。
さすがに今回のは、普通のブラウニーのようです。
前回のエピソード 3-7 で、セリフにブラウニーが出てきたことと、今回実際にブラウニーが画面に登場したこととは、何か関係があるのでしょうか? ただの偶然でしょうか?(どうでもいい話ですが…笑)
ちょっと勘ぐってみると、「一口食べて、フィービーにはマリファナが入っているのがわかった、だから吐き出した」と、ロスたちが誤解した、という可能性があるかもしれません。
(Rach からのお知らせ)
最後に書いていた(今日のポイント)は、今回からやめにします。
結局、記事の長さが余計に長くなるだけだ、というのに気付いたので…(笑)。
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2007年10月25日
子供のように「遊ぶ」 フレンズ3-7その34
[Scene: Mattress King, Monica is trying to return her bed.]
マットレス・キング。モニカはベッドを返品しようとしている。
ジェスター(Jester): Uh, may I help you? (何かご用ですか?)
モニカ: Yes, hi. I talked to you on the phone, I'm the lady who got stuck with the racecar bed. (はい。私はあなたと電話で話したわ。私が例のレースカー・ベッドで困っている女よ。)
ジェスター: Look, it's like I told you, there's nothing I can do. You signed for it, "Monica Felula Geller." (いいですか、私があなたに言ったように、私に出来ることはありません。あなたはそれにサインをしたんです。「モニカ・フェルーラ・ゲラー」と。)
ジョーイ: All right, Jester man, look, we wanna see the King. (わかったよ、ジェスターさん。なぁ、俺たちはキングに会いたいんだ。)
ジェスター: Nobody sees the King. (誰もキングに会えません。)
ジョーイ: Oh-ho-kay, I'm talking to the King. (starts to go to a back room) (ほーぉ、オーケー。俺がキングに話をしてくるよ。[裏の部屋に行こうとする])
ジェスター: Hey, you can't go back there! (ちょっと、その裏に行ってはだめだ!)
(Joey goes to the door, but stops and looks through the window at Janice and the Mattress King, her ex-husband, kissing.)
ジョーイはドアのところに行く、が、そこで立ち止まって窓から中を見る。ジャニスとマットレス・キング、つまり彼女の元夫とがキスをしているのを見る。)
ジャニス: Oh, my God. (まぁ、なんてこと。)
(Joey fakes a scream.)
ジョーイは叫ぶような顔をする。
jester は「道化師」。
研究社 新英和中辞典の語義は、
jester=(特に、中世王侯・貴族に雇われた)道化師
応対した担当者が、道化師のような赤い変わった形の帽子をかぶっていたので、Jester man とジョーイは呼び掛けたのですね。
(ですから、その名前のわからない担当者のことを、スクリプトでは、Jester と表記してあるわけです。)
ここはマットレス・キングの王国(キングダム)ですから(笑)、従業員の中には、中世のおかかえ道化師風の装いをした者がいるわけですね。
I'm the lady who got stuck with the racecar bed. について。
get stuck with は「…で動きが取れない、…から逃れられない」「(やっかいなものを)押し付けられる」。
フレンズ3-3その22 で出てきた「挟まって動けない」イメージですね。
昨日の記事、フレンズ3-7その33 でも、
ジョーイ: I'm stuck here teaching a bunch of people. (僕はここで、たくさんの人に教えている状態から抜け出せないでいる。)
というセリフがありましたね。
これも、オーディションに受かった生徒は、華々しい未来が約束されてこれからどんどん活躍していくのに、俺はこのひどい状態から抜け出せないんだ、というセリフです。
今回のモニカのセリフは、そのレースカー・ベッドのお陰で、動きが取れない、どうしていいかわからず困っている、妙なベッドを押し付けられてしまった、という感じです。
普通は「社長(president)を出せ、社長と話がしたい。」と言うものですが、この王国のしきたりに則って(?)というか、「ここは王国である」というそのイメージに感化されてしまって、the King に会いたい、というジョーイもおかしいですね。
Nobody sees the King. という現在形には、「習慣、慣習」が表れているような気がします。
「誰も王の姿を見ることはないのだ。」みたいな感じで、「王様へのお目通りはかないません。」とか、「王はそんな風に誰とでも会うわけではありません。」みたいな「しきたり」感が出ているように思います。
You can't see the King. だともっと普通に「王様には会えませんよ。」というニュアンスになるのでしょうが、Nobody で「何人(なんぴと)たりとも」みたいな大袈裟な感じが出ていますね。
fake は日本語で「フェイク」という言葉になっているように、「見せかける、ふりをする」。
ですが、この場合のト書きの fake a scream を「叫び声を上げるふりをする」と訳すと何だか変な感じがしますね。
実際のシーンでは、声は出さないけれど、口を縦に開けて驚いている顔をしています。
動詞の mouth と似たイメージで、「叫び声を上げそうになるけれども、聞こえるとマズいので声には出さない」ということでしょう。
このシーン、最初、ジョーイが窓から覗いた時には、キングと女性がキスをしている姿が見えていて、その女性が誰かはわかりません。
それを見て、「おぉ、キングもお盛んだね。」みたいにニヤニヤしていたジョーイですが、キスが終わって顔を離すと、それがジャニスだったので驚いた、という展開になっています。
ジャニスの決まり文句の Oh, my God. も、「別れたはずの夫とこんな風にキスしてしまって、私どうしよう。」みたいな、少し困った感じの Oh, my God. ですね。(二人はジョーイが見ていることには気付いていません。)
[Scene: Monica’s bedroom, Chandler is playing with the bed.]
モニカのベッドルーム。チャンドラーはベッドで[ベッドをおもちゃにして]遊んでいる。
チャンドラー: Varrrrrroom! Hey, watch it lady! Varrrrrrrrrrom! (makes a screeching sound as he pretends to stomp on the brakes.) Hey-hey, good-lookin'. (honks the bed’s little horn on the steering wheel.) Varrrrrrrrroom. (notices Rachel and stops) All right, I'll leave. My bed's so boring. (ヴァルーン! おい、気をつけろ、おばさん! ヴァルーン! [ブレーキを踏む真似をして、キーッという音を出す] よーよー、べっぴんさん。 [ベッドのハンドルに付いている、小さなホーンでパフパフ♪と音を出す] ヴァルーン! [レイチェルに気付いて、やめる。] わかった。行くよ。俺のベッドはすごく退屈なんだ。)
play with というのは「子供がおもちゃで遊んでいる」というニュアンスです。
フレンズ3-4その4 のコメント欄 でも、ネイティブの方が「英語の play のニュアンスは、本当に子供っぽい」というコメントを下さっていました。
このチャンドラーも、まさに、子供が遊んでいるような状態ですね(笑)。
フレンズたちが一緒に時間を過ごす、という意味の「遊ぶ」だと、hang out (with someone) を使うことが多いですね。
screeching sound の screech 「自動車などがキーという音を立てる」については、フレンズ3-7その26 で説明しています。
stomp は「足を踏み鳴らす、足を踏み鳴らして踊る」。
オフ・ブロードウェイで有名な、足を踏み鳴らし、モップなどをリズミカルに叩いて音を出す、STOMP 「ストンプ」というミュージカルもありますよね。
この場合は、ブレーキを足でギューっと踏みつけるイメージでしょう。
honk は「警笛・クラクションを鳴らす」。
「パフパフ、プップーという音を出す」感じですね。
フレンズ2-22その2 では、"Honk, honk!" 「プップー、パフパフ」という擬音語で使っていました。
その記事のコメント欄では、もう少し詳しく、honk a horn について触れています。
すっかりドライブしたつもりになっているチャンドラー。
危ないおばさんに文句を言ってみたり、きれいなおねえさんに声を掛けてみたり(笑)。
いかにもおもちゃという感じの「パフパフ♪」というチープなクラクションの音が笑えます。
見られているのに気付いて退散するのですが、捨てゼリフのように、「だって俺のベッドは退屈なんだもん。」と言うチャンドラー。
普通のベッドはたいてい退屈で(笑)、こんな風には遊べませんよね。
モニカも返品できないのなら、チャンドラーとジョーイにあげたら良かったのかも(笑)。
(今日のポイント)
・get stuck with のネガティブなニュアンス。
・Nobody sees the King. という言葉に出た厳格な感じ。
従業員も、あくまでも「ここは王国であり、彼は王様である」というスタンスで接客しているようです(笑)。
・まさに play with しているチャンドラー。
子供っぽいですが、すっかりドライバーになりきって楽しんでいる様子をセリフから感じて下さい。
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マットレス・キング。モニカはベッドを返品しようとしている。
ジェスター(Jester): Uh, may I help you? (何かご用ですか?)
モニカ: Yes, hi. I talked to you on the phone, I'm the lady who got stuck with the racecar bed. (はい。私はあなたと電話で話したわ。私が例のレースカー・ベッドで困っている女よ。)
ジェスター: Look, it's like I told you, there's nothing I can do. You signed for it, "Monica Felula Geller." (いいですか、私があなたに言ったように、私に出来ることはありません。あなたはそれにサインをしたんです。「モニカ・フェルーラ・ゲラー」と。)
ジョーイ: All right, Jester man, look, we wanna see the King. (わかったよ、ジェスターさん。なぁ、俺たちはキングに会いたいんだ。)
ジェスター: Nobody sees the King. (誰もキングに会えません。)
ジョーイ: Oh-ho-kay, I'm talking to the King. (starts to go to a back room) (ほーぉ、オーケー。俺がキングに話をしてくるよ。[裏の部屋に行こうとする])
ジェスター: Hey, you can't go back there! (ちょっと、その裏に行ってはだめだ!)
(Joey goes to the door, but stops and looks through the window at Janice and the Mattress King, her ex-husband, kissing.)
ジョーイはドアのところに行く、が、そこで立ち止まって窓から中を見る。ジャニスとマットレス・キング、つまり彼女の元夫とがキスをしているのを見る。)
ジャニス: Oh, my God. (まぁ、なんてこと。)
(Joey fakes a scream.)
ジョーイは叫ぶような顔をする。
jester は「道化師」。
研究社 新英和中辞典の語義は、
jester=(特に、中世王侯・貴族に雇われた)道化師
応対した担当者が、道化師のような赤い変わった形の帽子をかぶっていたので、Jester man とジョーイは呼び掛けたのですね。
(ですから、その名前のわからない担当者のことを、スクリプトでは、Jester と表記してあるわけです。)
ここはマットレス・キングの王国(キングダム)ですから(笑)、従業員の中には、中世のおかかえ道化師風の装いをした者がいるわけですね。
I'm the lady who got stuck with the racecar bed. について。
get stuck with は「…で動きが取れない、…から逃れられない」「(やっかいなものを)押し付けられる」。
フレンズ3-3その22 で出てきた「挟まって動けない」イメージですね。
昨日の記事、フレンズ3-7その33 でも、
ジョーイ: I'm stuck here teaching a bunch of people. (僕はここで、たくさんの人に教えている状態から抜け出せないでいる。)
というセリフがありましたね。
これも、オーディションに受かった生徒は、華々しい未来が約束されてこれからどんどん活躍していくのに、俺はこのひどい状態から抜け出せないんだ、というセリフです。
今回のモニカのセリフは、そのレースカー・ベッドのお陰で、動きが取れない、どうしていいかわからず困っている、妙なベッドを押し付けられてしまった、という感じです。
普通は「社長(president)を出せ、社長と話がしたい。」と言うものですが、この王国のしきたりに則って(?)というか、「ここは王国である」というそのイメージに感化されてしまって、the King に会いたい、というジョーイもおかしいですね。
Nobody sees the King. という現在形には、「習慣、慣習」が表れているような気がします。
「誰も王の姿を見ることはないのだ。」みたいな感じで、「王様へのお目通りはかないません。」とか、「王はそんな風に誰とでも会うわけではありません。」みたいな「しきたり」感が出ているように思います。
You can't see the King. だともっと普通に「王様には会えませんよ。」というニュアンスになるのでしょうが、Nobody で「何人(なんぴと)たりとも」みたいな大袈裟な感じが出ていますね。
fake は日本語で「フェイク」という言葉になっているように、「見せかける、ふりをする」。
ですが、この場合のト書きの fake a scream を「叫び声を上げるふりをする」と訳すと何だか変な感じがしますね。
実際のシーンでは、声は出さないけれど、口を縦に開けて驚いている顔をしています。
動詞の mouth と似たイメージで、「叫び声を上げそうになるけれども、聞こえるとマズいので声には出さない」ということでしょう。
このシーン、最初、ジョーイが窓から覗いた時には、キングと女性がキスをしている姿が見えていて、その女性が誰かはわかりません。
それを見て、「おぉ、キングもお盛んだね。」みたいにニヤニヤしていたジョーイですが、キスが終わって顔を離すと、それがジャニスだったので驚いた、という展開になっています。
ジャニスの決まり文句の Oh, my God. も、「別れたはずの夫とこんな風にキスしてしまって、私どうしよう。」みたいな、少し困った感じの Oh, my God. ですね。(二人はジョーイが見ていることには気付いていません。)
[Scene: Monica’s bedroom, Chandler is playing with the bed.]
モニカのベッドルーム。チャンドラーはベッドで[ベッドをおもちゃにして]遊んでいる。
チャンドラー: Varrrrrroom! Hey, watch it lady! Varrrrrrrrrrom! (makes a screeching sound as he pretends to stomp on the brakes.) Hey-hey, good-lookin'. (honks the bed’s little horn on the steering wheel.) Varrrrrrrrroom. (notices Rachel and stops) All right, I'll leave. My bed's so boring. (ヴァルーン! おい、気をつけろ、おばさん! ヴァルーン! [ブレーキを踏む真似をして、キーッという音を出す] よーよー、べっぴんさん。 [ベッドのハンドルに付いている、小さなホーンでパフパフ♪と音を出す] ヴァルーン! [レイチェルに気付いて、やめる。] わかった。行くよ。俺のベッドはすごく退屈なんだ。)
play with というのは「子供がおもちゃで遊んでいる」というニュアンスです。
フレンズ3-4その4 のコメント欄 でも、ネイティブの方が「英語の play のニュアンスは、本当に子供っぽい」というコメントを下さっていました。
このチャンドラーも、まさに、子供が遊んでいるような状態ですね(笑)。
フレンズたちが一緒に時間を過ごす、という意味の「遊ぶ」だと、hang out (with someone) を使うことが多いですね。
screeching sound の screech 「自動車などがキーという音を立てる」については、フレンズ3-7その26 で説明しています。
stomp は「足を踏み鳴らす、足を踏み鳴らして踊る」。
オフ・ブロードウェイで有名な、足を踏み鳴らし、モップなどをリズミカルに叩いて音を出す、STOMP 「ストンプ」というミュージカルもありますよね。
この場合は、ブレーキを足でギューっと踏みつけるイメージでしょう。
honk は「警笛・クラクションを鳴らす」。
「パフパフ、プップーという音を出す」感じですね。
フレンズ2-22その2 では、"Honk, honk!" 「プップー、パフパフ」という擬音語で使っていました。
その記事のコメント欄では、もう少し詳しく、honk a horn について触れています。
すっかりドライブしたつもりになっているチャンドラー。
危ないおばさんに文句を言ってみたり、きれいなおねえさんに声を掛けてみたり(笑)。
いかにもおもちゃという感じの「パフパフ♪」というチープなクラクションの音が笑えます。
見られているのに気付いて退散するのですが、捨てゼリフのように、「だって俺のベッドは退屈なんだもん。」と言うチャンドラー。
普通のベッドはたいてい退屈で(笑)、こんな風には遊べませんよね。
モニカも返品できないのなら、チャンドラーとジョーイにあげたら良かったのかも(笑)。
(今日のポイント)
・get stuck with のネガティブなニュアンス。
・Nobody sees the King. という言葉に出た厳格な感じ。
従業員も、あくまでも「ここは王国であり、彼は王様である」というスタンスで接客しているようです(笑)。
・まさに play with しているチャンドラー。
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2007年10月24日
昼間のファースト・レディー フレンズ3-7その33
[Scene: Classroom, Joey is talking to his students.]
教室。ジョーイは生徒に話をしている。
ジョーイ: (sadly) There will come a time in each of your careers when you'll have a chance to screw over another soap opera actor. I had such an opportunity in the recent present. And I'm ashamed to say that I took it, I advised a fellow actor to play a role, homosexually. Yeah, we both auditioned for the part, and uh, as it turned out, they ah, they liked the stupid "gay" thing and cast him. And now, he's got a two-year contract opposite Susan Lucci, the first lady of daytime television, and me? Me, I'm stuck here teaching a bunch of people, most of whom are too ugly to even be on TV. I'm sorry, I'm sorry, I'm sorry. (he gets a huge round of applause from his students.) Thank you.
([悲しそうに] 君たちそれぞれのキャリアの中で、別のソープオペラの俳優をダメにする[だます、陥れる]チャンスが来るだろう。僕は最近、そういう機会があった。そしてこれを言うのは恥ずかしいけど、僕はそのチャンスを利用した。僕は共演俳優に、役柄をホモセクシャル風に演じろ、とアドバイスしたんだ。あぁ、僕ら二人はその役のオーディションを受けて、結局、審査員はバカなゲイの役を気に入って、彼を役に選んだんだ。そして今、彼はスーザン・ルッチの相手役として2年の契約を得た。スーザン・ルッチと言えば、昼間のテレビのファースト・レディーだよ。そして僕は? 僕はここで、たくさんの人に教えている状態から抜け出せないでいる。教えている人のうちのほとんどは、あまりに不細工で、テレビに出ることすら出来ない[テレビに出るには不細工すぎるやつばかりだ]。ごめん、ごめん、ごめん…。[ジョーイは生徒たちから、一斉に沸き上がる大きな拍手喝采を受ける] [嬉しそうに] ありがと。)
随分と長いセリフです。
これが台本を覚えたものだったら、どこかで詰まるのでしょうが(笑)、これは、今の自分の気持ちを正直に述べたものなので、すらすら話せるわけです。
ジョーイがここの生徒に「ボクサー役をスーパー・ゲイで演じろ。」とアドバイスした話を語っていますね。
フレンズ3-7その29 で出てきた、screw over というフレーズがここでも使われています。
彼を「だました、陥れた、ダメにした」つもりが、逆にそのユニークな役作りを担当者が気に入ってしまったらしい(笑)。
人間、悪いことはできませんねぇ。
そして、そのオーディションに合格したお陰で、彼の未来がどれほど素晴らしいものであるかを語っています。
opposite は「…の向こう側に、反対側に」。
ロングマン現代英英辞典では、
opposite (preposition = 前置詞)
play/star/appear etc opposite somebody: to act with someone in a film, especially as the two main characters
例) a comedy in which he stars opposite Julia Roberts
つまり、「映画で誰かと共演すること、特に二人のメイン・キャラクターとして」
例文は、「彼がジュリア・ロバーツと共演するコメディ」
相手を向こう側において演技している、というイメージですね。
上のロングマンの例文に、ジュリア・ロバーツが登場しているのが何だかすごい(笑)。
Susan Lucci とは、実在の人物のようです。
Susan Lucci :: Official Website
Wikipedia 英語版: Susan Lucci
上のウィキペディアには、All My Children のオープニングの写真も載っています。
実際に、All My Children に Erica Kane 役で出演している女優さんです。
ウィキペディアの説明にあるように、彼女は、Daytime Emmy Award を受賞した女優さんで、TVガイドではずっと Daytime's Leading Lady と呼ばれているようです。
IMDb: Susan Lucci
上の IMDb の Trivia をクリックすると、Nickname が載っていますが、そこに、
Nickname: Looch, La Lucci, Daytime's Leading Lady, The Queen of Daytime
とあります。
ジョーイは、the first lady of daytime television と言っていますが、それが Daytime's Leading Lady のことですね。
the first lady は言うまでもなく「アメリカ大統領夫人」、また「州知事夫人」も指すそうです。
そして他の国でも「元首夫人」を指しますし、「(ある分野の)第一線に立つ女性、第一人者の女性」も指しますね。
ジョーイが All My Children について語っている部分は、本当の話だということです。
round of applause は、ロングマン現代英英辞典によると、
round of applause: when people clap for a short time to show that they enjoyed something or approve of something
例) She got a big round of applause. The passengers gave the pilot a round of applause.
つまり、「人が何かを楽しんだ、または何かを承認することを示すために、少しの間、拍手をする(こと)」。
例文は、「彼女は大きな拍手を受けた。」「乗客はパイロットに拍手をした。」
「いいぞー!」とか「よくやった!」という意思表示のためにする拍手のことですね。
泣いたり取り乱したりしてごめん、と謝るジョーイですが、生徒はそれが実話だとは思わなかったようです。
迫真の演技だと思って拍手喝采する生徒たち。それに気を良くするジョーイ(笑)。
単純だなぁ、って感じですが、落ち込むよりはいいでしょう(笑)。
(今日のポイント)
・opposite という前置詞から、「相手役をする」というニュアンスを掴む。
・round of applause という表現。
・All My Children の楽屋オチネタ。
あの有名な Susan Lucci, the first lady of daytime television の相手役なんだぞ!と、その凄さを強調しています。
本物の出演者である具体的な個人名が出てくることで、余計に笑えるわけですね。
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教室。ジョーイは生徒に話をしている。
ジョーイ: (sadly) There will come a time in each of your careers when you'll have a chance to screw over another soap opera actor. I had such an opportunity in the recent present. And I'm ashamed to say that I took it, I advised a fellow actor to play a role, homosexually. Yeah, we both auditioned for the part, and uh, as it turned out, they ah, they liked the stupid "gay" thing and cast him. And now, he's got a two-year contract opposite Susan Lucci, the first lady of daytime television, and me? Me, I'm stuck here teaching a bunch of people, most of whom are too ugly to even be on TV. I'm sorry, I'm sorry, I'm sorry. (he gets a huge round of applause from his students.) Thank you.
([悲しそうに] 君たちそれぞれのキャリアの中で、別のソープオペラの俳優をダメにする[だます、陥れる]チャンスが来るだろう。僕は最近、そういう機会があった。そしてこれを言うのは恥ずかしいけど、僕はそのチャンスを利用した。僕は共演俳優に、役柄をホモセクシャル風に演じろ、とアドバイスしたんだ。あぁ、僕ら二人はその役のオーディションを受けて、結局、審査員はバカなゲイの役を気に入って、彼を役に選んだんだ。そして今、彼はスーザン・ルッチの相手役として2年の契約を得た。スーザン・ルッチと言えば、昼間のテレビのファースト・レディーだよ。そして僕は? 僕はここで、たくさんの人に教えている状態から抜け出せないでいる。教えている人のうちのほとんどは、あまりに不細工で、テレビに出ることすら出来ない[テレビに出るには不細工すぎるやつばかりだ]。ごめん、ごめん、ごめん…。[ジョーイは生徒たちから、一斉に沸き上がる大きな拍手喝采を受ける] [嬉しそうに] ありがと。)
随分と長いセリフです。
これが台本を覚えたものだったら、どこかで詰まるのでしょうが(笑)、これは、今の自分の気持ちを正直に述べたものなので、すらすら話せるわけです。
ジョーイがここの生徒に「ボクサー役をスーパー・ゲイで演じろ。」とアドバイスした話を語っていますね。
フレンズ3-7その29 で出てきた、screw over というフレーズがここでも使われています。
彼を「だました、陥れた、ダメにした」つもりが、逆にそのユニークな役作りを担当者が気に入ってしまったらしい(笑)。
人間、悪いことはできませんねぇ。
そして、そのオーディションに合格したお陰で、彼の未来がどれほど素晴らしいものであるかを語っています。
opposite は「…の向こう側に、反対側に」。
ロングマン現代英英辞典では、
opposite (preposition = 前置詞)
play/star/appear etc opposite somebody: to act with someone in a film, especially as the two main characters
例) a comedy in which he stars opposite Julia Roberts
つまり、「映画で誰かと共演すること、特に二人のメイン・キャラクターとして」
例文は、「彼がジュリア・ロバーツと共演するコメディ」
相手を向こう側において演技している、というイメージですね。
上のロングマンの例文に、ジュリア・ロバーツが登場しているのが何だかすごい(笑)。
Susan Lucci とは、実在の人物のようです。
Susan Lucci :: Official Website
Wikipedia 英語版: Susan Lucci
上のウィキペディアには、All My Children のオープニングの写真も載っています。
実際に、All My Children に Erica Kane 役で出演している女優さんです。
ウィキペディアの説明にあるように、彼女は、Daytime Emmy Award を受賞した女優さんで、TVガイドではずっと Daytime's Leading Lady と呼ばれているようです。
IMDb: Susan Lucci
上の IMDb の Trivia をクリックすると、Nickname が載っていますが、そこに、
Nickname: Looch, La Lucci, Daytime's Leading Lady, The Queen of Daytime
とあります。
ジョーイは、the first lady of daytime television と言っていますが、それが Daytime's Leading Lady のことですね。
the first lady は言うまでもなく「アメリカ大統領夫人」、また「州知事夫人」も指すそうです。
そして他の国でも「元首夫人」を指しますし、「(ある分野の)第一線に立つ女性、第一人者の女性」も指しますね。
ジョーイが All My Children について語っている部分は、本当の話だということです。
round of applause は、ロングマン現代英英辞典によると、
round of applause: when people clap for a short time to show that they enjoyed something or approve of something
例) She got a big round of applause. The passengers gave the pilot a round of applause.
つまり、「人が何かを楽しんだ、または何かを承認することを示すために、少しの間、拍手をする(こと)」。
例文は、「彼女は大きな拍手を受けた。」「乗客はパイロットに拍手をした。」
「いいぞー!」とか「よくやった!」という意思表示のためにする拍手のことですね。
泣いたり取り乱したりしてごめん、と謝るジョーイですが、生徒はそれが実話だとは思わなかったようです。
迫真の演技だと思って拍手喝采する生徒たち。それに気を良くするジョーイ(笑)。
単純だなぁ、って感じですが、落ち込むよりはいいでしょう(笑)。
(今日のポイント)
・opposite という前置詞から、「相手役をする」というニュアンスを掴む。
・round of applause という表現。
・All My Children の楽屋オチネタ。
あの有名な Susan Lucci, the first lady of daytime television の相手役なんだぞ!と、その凄さを強調しています。
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2007年10月23日
脚の長さが違う フレンズ3-7その32
自分が通っているカイロプラクターを必死に弁護するレイチェル。
レイチェル: And um, excuse me, he helps me. (それから、あなたたちには悪いけど、彼は私を救ってくれるのよ。)
ロス: Oh-ho please. Ask her how? (もう、よしてよ。[ドクターに] どのように助けになってくれているか、彼女に尋ねて下さい。)
ドクター・グリーン: What do you need help for? (何のために助けが必要なんだ?)
レイチェル: My alignment. I've got one leg shorter than the other. (私の身体が真っ直ぐになること、よ。私は片方の脚がもう片方の脚より短いの。)
ドクター・グリーン: Oh, my God. (なんてこった。)
ロス: Argue with that. (説得してやって下さいよ。)
レイチェル: What? It's true, my right leg is two inches shorter! (何? 本当よ。私の右脚は2インチ短いんだから!)
ドクター・グリーン: Come on, you're just titling! (to Ross) Her legs are fine. (冗談だろ。お前はただ傾いているだけだよ! [ロスに] 彼女の脚は問題ない。)
ロス: I know that. (わかってます。)
ドクター・グリーン: So what do you let her go to a chiropractor for? (それじゃあ、どうしてロスはレイチェルをカイロに行かせてる[行くのを許してる]んだ?)
レイチェル: I'm sorry, "let her"? (何ですって? 「行かせる」?)
alignment は「一直線、一直線にすること、位置合わせ」。
ロングマン現代英英辞典では、
alignment: [uncountable] the state of being arranged in a line with something or parallel to something
つまり、「何かと一列になって、または何かに対して平行に、配置される状態」
alignment だけだと漠然としていて意味がわかりませんが、その後のレイチェルの説明で何のことを言っているのかがわかります。
体が真ん中で線対称になっていない、という感じでしょうか。
argue with は「…と議論する」ですから、その今のレイチェルのコメントに対して、いろいろ言いたいことがあるでしょうから、論理的に議論して論破してみて下さいよ、というところですね。
恋人の僕がいくら言っても聞かないから、今度はパパから言ってやって下さいよ、ということです。
そこでパパは説明します。
立っている時に体が傾いているから、そんな結果が出るだけだ、しゃんと真っ直ぐ立ってきちんと計れば、同じ長さという結果が出るに決まってる、お前は騙されてるんだよ、とパパは言いたいのですね。
let her という言葉にカチンと来たレイチェル。
私はもういい大人なのに、子供みたいに「行かせる、行かせない」とかいちいち恋人に許可を貰う必要なんてないはずよ、ということです。
ロス: What can I do, she doesn't listen to me about renter's insurance, either. (僕に何ができますか? レイチェルは借家人[レンター]の保険についても僕の言うことを聞かないんですよ。)
ドクター・グリーン: Wait a minute, you don't have renter's insurance? (ちょっと待て。借家人の保険に入ってないのか?)
レイチェル: No. (えぇ、入ってないわ。)
ドクター・グリーン: Well, what if somebody steals something? How are you gonna run after him with one leg shorter than the other? (そうか、もし誰かが何かを盗んだらどうするんだ? どうやってその泥棒を追いかけるつもりなんだ、片方の脚がもう片方の脚よりも短いっていうのに。)
(Both he and Ross start laughing)
ドクターとロスは二人で笑い始める。
ロス: Hey, would you ah, would you like some juice? (あの、ジュースはいかがですか?)
ドクター・グリーン: I'd love some juice. Thanks. (ジュースを貰えるかな。ありがとう。)
ロス: Okay. (to Rachel) Wow! This is going so well! Did you see us? Did you see? (わかりました。[レイチェルに] わぉ! 今回はすっかりうまく行ったね。僕ら二人を見た? 見た?)
レイチェル: Yeah, honey, I was standing right there. Why didn't you just tell him about the mole I haven't got checked yet. (えぇ、ハニー。私はその話の真っ只中に立っていたもの[その時そこにいたもの]。私がまだ検査してもらっていない、あざ(ほくろ)について、どうしてパパに言わなかったの?)
ロス: Excellent! (それはいいね!)
renter's insurance は「借家人の保険」ということで、詳しいことはわかりませんが、こんな風にアパートを借りている場合、そのアパートを傷つけたりしたときに、保険に入っていれば、全額負担しないで済む、とかそういうことなんでしょう。
レイチェルは健康保険にも入ってない、という話が、フレンズ1-17その1 で出てきましたが、健康保険に入っていないのなら、アパートの保険にも入っていない、という話も頷ける気がします。
話のついでに、関係ないことまでパパにバラさないでよ、と苦々しい顔で怒っているレイチェル。
with one leg... は「片方の足が…という状態で」ということ。
お前の言うように本当に2インチも違っていたら、追いかけるのすら大変だぞ、と言っているのです。
すっかり意気投合してしまったパパとロス。
誰かの悪口を言っている間に仲間意識が生まれてしまった、みたいな感じですね。
パパと仲良くなれて嬉しいロス。
レイチェルを悪者にしたことも忘れて喜んでいるのでレイチェルは不満そうです。
レイチェルはそこで mole の話を持ち出します。
mole は、ロングマン現代英英辞典では、
mole: a small dark brown mark on the skin that is slightly higher than the skin around it
つまり、「肌にある小さな濃い茶色の跡で、その周りの皮膚よりも少しだけ高くなっているもの」。
この意味を考えると「ほくろ」を指すようですが、英和辞典には「ほくろ、あざ」と書いてあります。
要は、皮膚に出来ている少し色の違う部分を指すのかなぁ、と思います。
このレイチェルの言っているものも、ほくろみたいな感じの変色したできもの?みたいなものかもしれません。
Why didn't you just tell him about the mole I haven't got checked yet. について。
the mole の説明を文にすると、I haven't got the mole checked yet. になるでしょうか。
「私はまだ、そのあざのチェックを受けていない、あざの検査を受けていない」ということでしょうね。
「get+目的語+過去分詞形」で「…を〜してもらう」ということです。
get one's shoes shined 「靴を磨いてもらう」などと同じですね。
mole があざのようなものだとすると、それが何かの病気に繋がる可能性もある、ということでしょうか。
きっとロスに「そこにあざみたいなのがあるよ。一度、お医者さんで精密検査してもらった方がいいよ。」などと言われて、そのままになっている、という感じかなぁ、と思います。
脚が短いと思い込んでいること、借家人保険のこと、といろいろと言われたので、そのついでに「あざがあるのに、精密検査を受けようとしないんですよ。」ってこともチクっちゃったらどう?とちょっとヤケになって言っているのですね。
そしたらそれをロスは真に受けて「それはいい!」と言っています。
ますますパパに怒られることになりそうなレイチェルです。
(今日のポイント)
・alignment という漠然とした名詞の意味を、他のセリフから掴む。
その言葉そのものを知らなくても、それを説明したセリフから内容がわかる場合もありますね。
英語の試験でわからない単語が出てきた時も、そうやって意味を類推することができます。
・let her という表現にカチンと来たレイチェル。
「許可する、許す」という単語を使われたので、子供じゃあるまいし!と怒ったのですね。
日本語でも「させてやる」などと言われると、言われた方はムッとします。日本語でも英語でも、言葉は選ばないといけないし、そのちょっとした言い回しがトラブルの元になったりもするわけですね。
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レイチェル: And um, excuse me, he helps me. (それから、あなたたちには悪いけど、彼は私を救ってくれるのよ。)
ロス: Oh-ho please. Ask her how? (もう、よしてよ。[ドクターに] どのように助けになってくれているか、彼女に尋ねて下さい。)
ドクター・グリーン: What do you need help for? (何のために助けが必要なんだ?)
レイチェル: My alignment. I've got one leg shorter than the other. (私の身体が真っ直ぐになること、よ。私は片方の脚がもう片方の脚より短いの。)
ドクター・グリーン: Oh, my God. (なんてこった。)
ロス: Argue with that. (説得してやって下さいよ。)
レイチェル: What? It's true, my right leg is two inches shorter! (何? 本当よ。私の右脚は2インチ短いんだから!)
ドクター・グリーン: Come on, you're just titling! (to Ross) Her legs are fine. (冗談だろ。お前はただ傾いているだけだよ! [ロスに] 彼女の脚は問題ない。)
ロス: I know that. (わかってます。)
ドクター・グリーン: So what do you let her go to a chiropractor for? (それじゃあ、どうしてロスはレイチェルをカイロに行かせてる[行くのを許してる]んだ?)
レイチェル: I'm sorry, "let her"? (何ですって? 「行かせる」?)
alignment は「一直線、一直線にすること、位置合わせ」。
ロングマン現代英英辞典では、
alignment: [uncountable] the state of being arranged in a line with something or parallel to something
つまり、「何かと一列になって、または何かに対して平行に、配置される状態」
alignment だけだと漠然としていて意味がわかりませんが、その後のレイチェルの説明で何のことを言っているのかがわかります。
体が真ん中で線対称になっていない、という感じでしょうか。
argue with は「…と議論する」ですから、その今のレイチェルのコメントに対して、いろいろ言いたいことがあるでしょうから、論理的に議論して論破してみて下さいよ、というところですね。
恋人の僕がいくら言っても聞かないから、今度はパパから言ってやって下さいよ、ということです。
そこでパパは説明します。
立っている時に体が傾いているから、そんな結果が出るだけだ、しゃんと真っ直ぐ立ってきちんと計れば、同じ長さという結果が出るに決まってる、お前は騙されてるんだよ、とパパは言いたいのですね。
let her という言葉にカチンと来たレイチェル。
私はもういい大人なのに、子供みたいに「行かせる、行かせない」とかいちいち恋人に許可を貰う必要なんてないはずよ、ということです。
ロス: What can I do, she doesn't listen to me about renter's insurance, either. (僕に何ができますか? レイチェルは借家人[レンター]の保険についても僕の言うことを聞かないんですよ。)
ドクター・グリーン: Wait a minute, you don't have renter's insurance? (ちょっと待て。借家人の保険に入ってないのか?)
レイチェル: No. (えぇ、入ってないわ。)
ドクター・グリーン: Well, what if somebody steals something? How are you gonna run after him with one leg shorter than the other? (そうか、もし誰かが何かを盗んだらどうするんだ? どうやってその泥棒を追いかけるつもりなんだ、片方の脚がもう片方の脚よりも短いっていうのに。)
(Both he and Ross start laughing)
ドクターとロスは二人で笑い始める。
ロス: Hey, would you ah, would you like some juice? (あの、ジュースはいかがですか?)
ドクター・グリーン: I'd love some juice. Thanks. (ジュースを貰えるかな。ありがとう。)
ロス: Okay. (to Rachel) Wow! This is going so well! Did you see us? Did you see? (わかりました。[レイチェルに] わぉ! 今回はすっかりうまく行ったね。僕ら二人を見た? 見た?)
レイチェル: Yeah, honey, I was standing right there. Why didn't you just tell him about the mole I haven't got checked yet. (えぇ、ハニー。私はその話の真っ只中に立っていたもの[その時そこにいたもの]。私がまだ検査してもらっていない、あざ(ほくろ)について、どうしてパパに言わなかったの?)
ロス: Excellent! (それはいいね!)
renter's insurance は「借家人の保険」ということで、詳しいことはわかりませんが、こんな風にアパートを借りている場合、そのアパートを傷つけたりしたときに、保険に入っていれば、全額負担しないで済む、とかそういうことなんでしょう。
レイチェルは健康保険にも入ってない、という話が、フレンズ1-17その1 で出てきましたが、健康保険に入っていないのなら、アパートの保険にも入っていない、という話も頷ける気がします。
話のついでに、関係ないことまでパパにバラさないでよ、と苦々しい顔で怒っているレイチェル。
with one leg... は「片方の足が…という状態で」ということ。
お前の言うように本当に2インチも違っていたら、追いかけるのすら大変だぞ、と言っているのです。
すっかり意気投合してしまったパパとロス。
誰かの悪口を言っている間に仲間意識が生まれてしまった、みたいな感じですね。
パパと仲良くなれて嬉しいロス。
レイチェルを悪者にしたことも忘れて喜んでいるのでレイチェルは不満そうです。
レイチェルはそこで mole の話を持ち出します。
mole は、ロングマン現代英英辞典では、
mole: a small dark brown mark on the skin that is slightly higher than the skin around it
つまり、「肌にある小さな濃い茶色の跡で、その周りの皮膚よりも少しだけ高くなっているもの」。
この意味を考えると「ほくろ」を指すようですが、英和辞典には「ほくろ、あざ」と書いてあります。
要は、皮膚に出来ている少し色の違う部分を指すのかなぁ、と思います。
このレイチェルの言っているものも、ほくろみたいな感じの変色したできもの?みたいなものかもしれません。
Why didn't you just tell him about the mole I haven't got checked yet. について。
the mole の説明を文にすると、I haven't got the mole checked yet. になるでしょうか。
「私はまだ、そのあざのチェックを受けていない、あざの検査を受けていない」ということでしょうね。
「get+目的語+過去分詞形」で「…を〜してもらう」ということです。
get one's shoes shined 「靴を磨いてもらう」などと同じですね。
mole があざのようなものだとすると、それが何かの病気に繋がる可能性もある、ということでしょうか。
きっとロスに「そこにあざみたいなのがあるよ。一度、お医者さんで精密検査してもらった方がいいよ。」などと言われて、そのままになっている、という感じかなぁ、と思います。
脚が短いと思い込んでいること、借家人保険のこと、といろいろと言われたので、そのついでに「あざがあるのに、精密検査を受けようとしないんですよ。」ってこともチクっちゃったらどう?とちょっとヤケになって言っているのですね。
そしたらそれをロスは真に受けて「それはいい!」と言っています。
ますますパパに怒られることになりそうなレイチェルです。
(今日のポイント)
・alignment という漠然とした名詞の意味を、他のセリフから掴む。
その言葉そのものを知らなくても、それを説明したセリフから内容がわかる場合もありますね。
英語の試験でわからない単語が出てきた時も、そうやって意味を類推することができます。
・let her という表現にカチンと来たレイチェル。
「許可する、許す」という単語を使われたので、子供じゃあるまいし!と怒ったのですね。
日本語でも「させてやる」などと言われると、言われた方はムッとします。日本語でも英語でも、言葉は選ばないといけないし、そのちょっとした言い回しがトラブルの元になったりもするわけですね。
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2007年10月22日
ボビー・ボビー フレンズ3-7その31
必死にロスを引きとめようとするレイチェルですが、
ロス: Oh, please. Sweetie, it's hopeless, okay, I'm just gonna go. (starts to leave rubbing his neck) (あぁ、よしてくれ、ハニー。もう望みはないよ。僕は行くからね。[首をさすりながら出て行こうとする])
レイチェル: What? (何言ってるの?)
ロス: Look, look, I’m sorry. It's just that.... (ねぇ。ごめんよ。ただ…)
ドクター・グリーン: Ross? What's with the neck? (ロス? 首をどうしたんだ?)
レイチェル: He's got this thing. And I keep telling him to go to my chiropractor. (彼にはこういう(首が痛い)症状があるの。それで私が彼にずっと言ってるの。私のカイロプラクターに行ったら、って。)
ドクター・グリーン: You still going to that chiropractor? That man couldn't get into med school in Ixtapa! (お前はまだあのカイロプラクターに行ってるのか? あの男はイスタパ(イクスターパ)の医学校にも入れなかったんだぞ。)
ロス: Thank you. That's what I keep saying. (ありがとう。僕もいつもそう言っているんですよ。)
レイチェル: Excuse me, Dr. Bobby happens to be an excellent doctor. (ちょっと待ってよ、ボビー先生は(偶然にも)素晴らしい先生なのよ。)
ロス: Uh. (ほう。)
ドクター・グリーン: Wait a minute, his name is Dr. Bobby? (ちょっと待て。その医者の名前はボビー先生[ドクター・ボビー]っていうのか?)
レイチェル: Well that's his last name. (えぇ、それが彼の苗字なの。)
ロス: And his first name. (そして、彼の名前(ファースト・ネーム)でもある。)
ドクター・グリーン: He's Bobby Bobby? (そいつは、ボビー・ボビーっていうのか?)
レイチェル: It's Robert Bobby. (ロバート・ボビーよ。)
ドクター・グリーン: Oh. (おぉ。)
He's got this thing. = He has got this thing. = He has this thing. で、「彼はこれを持っている。」、つまり、こんな風に首をさすって、首の調子が悪い状態、症状を持っている、という感じですね。
Ixtapa について。
Wikipedia で Ixtapa を調べると、下のページに飛ぶようになっています。
Wikipedia 英語版: Zihuatanejo
メキシコの有名なリゾート地のようで、ウィキペディアにはきれいな写真がたくさん載っています。
In popular culture には、映画「ショーシャンクの空に」(The Shawshank Redemption)でその地名が言及されたことが書いてあります。
そこにホテルを持つことが夢だというキャラクターが出てくるようですね。(映画、見てなくて…泣)
この Ixtapa という地名、ざっとネットで調べると、日本語表記は「イスタパ」と書いてあるのが多いようです。
ドクターは「イクスターパ」みたいに発音していますね。
アメリカの医学校でもなく、メキシコの、それも、リゾート地で、学校が少なそうな(失礼!)地域の医学校にさえ行っていない、ペテンの、まやかしの医者だ、と言いたいわけですね。
パパは外科医、ロスは古生物学者、それぞれ科学者として、きちんと正規の学校を出た人間として、そんな誰が認定したかもわからないようないい加減な医者に見てもらうなんて、という気持ちは同じようです。
ロスはドクターとの確執も忘れたように、ここでは素直な気持ちでありがとう、と言っていますね。
僕がいつも言っているのはそれなんです、僕もそれと全く同じ意見です、という感じです。
happen to は「偶然・たまたま…する、図らずも…する」。
この場合は、ちゃんとした医学校は出ていないかもしれないけど、あの先生はそういう学歴に関わらず、たまたま運よく良い先生だったのよ、ということです。
Robert (ロバート)の愛称は、Robin (ロビン), Rob (ロブ)などの他に、Bob (ボブ), Bobby (ボビー)というのもあるそうです。
ですから、Robert Bobby (ロバート・ボビー)なら、Bobby Bobby (ボビー・ボビー)になっちゃうよ、と言っているのですね。
(今日のポイント)
・Ixtapa という地名を出した意図。
・Robert Bobby = Bobby Bobby になる。
英語の名前の愛称って、日本人にはピンと来ないものも多いですよね。
William (ウィリアム)→ Will (ウィル)→ Bill (ビル)
Richard (リチャード)→ Rick (リック)→ Dick (ディック)
などなど…。
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ロス: Oh, please. Sweetie, it's hopeless, okay, I'm just gonna go. (starts to leave rubbing his neck) (あぁ、よしてくれ、ハニー。もう望みはないよ。僕は行くからね。[首をさすりながら出て行こうとする])
レイチェル: What? (何言ってるの?)
ロス: Look, look, I’m sorry. It's just that.... (ねぇ。ごめんよ。ただ…)
ドクター・グリーン: Ross? What's with the neck? (ロス? 首をどうしたんだ?)
レイチェル: He's got this thing. And I keep telling him to go to my chiropractor. (彼にはこういう(首が痛い)症状があるの。それで私が彼にずっと言ってるの。私のカイロプラクターに行ったら、って。)
ドクター・グリーン: You still going to that chiropractor? That man couldn't get into med school in Ixtapa! (お前はまだあのカイロプラクターに行ってるのか? あの男はイスタパ(イクスターパ)の医学校にも入れなかったんだぞ。)
ロス: Thank you. That's what I keep saying. (ありがとう。僕もいつもそう言っているんですよ。)
レイチェル: Excuse me, Dr. Bobby happens to be an excellent doctor. (ちょっと待ってよ、ボビー先生は(偶然にも)素晴らしい先生なのよ。)
ロス: Uh. (ほう。)
ドクター・グリーン: Wait a minute, his name is Dr. Bobby? (ちょっと待て。その医者の名前はボビー先生[ドクター・ボビー]っていうのか?)
レイチェル: Well that's his last name. (えぇ、それが彼の苗字なの。)
ロス: And his first name. (そして、彼の名前(ファースト・ネーム)でもある。)
ドクター・グリーン: He's Bobby Bobby? (そいつは、ボビー・ボビーっていうのか?)
レイチェル: It's Robert Bobby. (ロバート・ボビーよ。)
ドクター・グリーン: Oh. (おぉ。)
He's got this thing. = He has got this thing. = He has this thing. で、「彼はこれを持っている。」、つまり、こんな風に首をさすって、首の調子が悪い状態、症状を持っている、という感じですね。
Ixtapa について。
Wikipedia で Ixtapa を調べると、下のページに飛ぶようになっています。
Wikipedia 英語版: Zihuatanejo
メキシコの有名なリゾート地のようで、ウィキペディアにはきれいな写真がたくさん載っています。
In popular culture には、映画「ショーシャンクの空に」(The Shawshank Redemption)でその地名が言及されたことが書いてあります。
そこにホテルを持つことが夢だというキャラクターが出てくるようですね。(映画、見てなくて…泣)
この Ixtapa という地名、ざっとネットで調べると、日本語表記は「イスタパ」と書いてあるのが多いようです。
ドクターは「イクスターパ」みたいに発音していますね。
アメリカの医学校でもなく、メキシコの、それも、リゾート地で、学校が少なそうな(失礼!)地域の医学校にさえ行っていない、ペテンの、まやかしの医者だ、と言いたいわけですね。
パパは外科医、ロスは古生物学者、それぞれ科学者として、きちんと正規の学校を出た人間として、そんな誰が認定したかもわからないようないい加減な医者に見てもらうなんて、という気持ちは同じようです。
ロスはドクターとの確執も忘れたように、ここでは素直な気持ちでありがとう、と言っていますね。
僕がいつも言っているのはそれなんです、僕もそれと全く同じ意見です、という感じです。
happen to は「偶然・たまたま…する、図らずも…する」。
この場合は、ちゃんとした医学校は出ていないかもしれないけど、あの先生はそういう学歴に関わらず、たまたま運よく良い先生だったのよ、ということです。
Robert (ロバート)の愛称は、Robin (ロビン), Rob (ロブ)などの他に、Bob (ボブ), Bobby (ボビー)というのもあるそうです。
ですから、Robert Bobby (ロバート・ボビー)なら、Bobby Bobby (ボビー・ボビー)になっちゃうよ、と言っているのですね。
(今日のポイント)
・Ixtapa という地名を出した意図。
・Robert Bobby = Bobby Bobby になる。
英語の名前の愛称って、日本人にはピンと来ないものも多いですよね。
William (ウィリアム)→ Will (ウィル)→ Bill (ビル)
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