ロス: Hey Chandler, there's a party tomorrow, you'll feel better then. (ねぇ、チャンドラー。明日パーティーがあるんだ。そしたら、気分がよくなると思うよ。)
チャンドラー: Oh, y'know what, I'm gonna be okay. You don't have to throw a party for me. (あぁ。俺は大丈夫だと思うよ。俺のためにパーティーを開いてくれる必要はないよ[わざわざ開いてくれなくてもいいよ]。)
モニカ: It's Joey's birthday. (ジョーイの誕生日なの。)
チャンドラー: Oh, well then, if anybody should have a party, it should be him. (あぁ、じゃあ、もし誰かのパーティーだったとしたら、それはジョーイのパーティーに違いないね。)
(We hear Phoebe's muffled voice through the ceiling.)
フィービーのこもった声が天井越しに聞こえる。
モニカ: Shush!! I cannot believe she is still up there. (シーッ! フィービーがまだ上の階にいるなんて信じられないわ。)
(We hear the guy telling a joke, and Phoebe laughing.)
その男がジョークを言って、フィービーが笑っているのが聞こえる。
チャンドラー: Okay, well, he totally screwed up the punch line. Y'know, it's supposed to be arrghh-eh og-errigh. (あいつは、ジョークのオチを失敗したな。ほら、本当なら、アララララ…っていうオチになるはずだから。)
明日パーティーを開くという話を聞いて、「落ち込んだ俺を励ますためにわざわざそんなものを開いてくれなくてもいいのに。」と答えるチャンドラー。
モニカは「ジョーイのパーティーなの。」ではなくて、「明日はジョーイの誕生日なの。」と言っています。
すなわち、明日のパーティーはジョーイの誕生日パーティーなのよ、と言っているのですね。
自分のために開いてくれるのかと思ったチャンドラーは、「明日がジョーイの誕生日で、明日にパーティーがある、っていうんなら、それは間違いなくジョーイのパーティーだね。俺のじゃないんだね。」と自分に言い聞かせるように言っています。
上からまたこもった声が聞こえてきます。
でも、今回はフィービーが笑っているのがわかるだけで、セリフの内容はわかりません。
(2008.10.7 追記)
モニカのセリフ、"Shush!! I cannot believe she is still up there." について。
ネットスクリプトでは、Sush!! と書いてあったのですが、Shush!! が正しいと思われますので、そのように訂正しました。
shush は、他動詞だと「シッ!と言って人を黙らせる」、Shush! と間投詞として使うと、「シッ!、シーッ!、静かに!」という意味になります。
今回も、上からフィービーの声が聞こえてきたので、それがよく聞こえるように、シッ!と言ったのだと思います。
(追記はここまで)
チャンドラーは落ち込んでいる割には、しっかりツッコミは入れるんですね(笑)。
何を言っているか全く意味不明なのに、そのジョークがあまり面白くなかったと言うチャンドラー。
punch line は「ジョークのオチ」のことですね。
ロングマン現代英英辞典では、
punchline, punch line: [countable usually singular]
the last few words of a joke or story, that make it funny or surprising
つまり、「ジョークや話の最後の数語、それが、そのジョークや話を、面白いもの、または意外なものにする」。
screw up は「台無しにする」。
フレンズ3-7その29 では、screw over という表現が出てきて、その時に、screw up についても説明しています。
ですから、screw up the punch line は「オチをはずす、オチを失敗する、オチをしくじる」みたいなことですね。
こういう表現を学べるところが、フレンズの良いところです(笑)。
be supposed to 「…であるはずだ」を使って、○×△□…ってオチになるはずだったのに…と適当なモゴモゴ声でしゃべっているのがおかしいですね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月09日
2008年02月08日
元カノとその友人 フレンズ3-11その5
チャンドラー: Yeah, she was at Rockefeller Center, skating with her husband. She looked so happy. I almost feel bad for whipping that kid's pretzel at them. (そうなんだ、ジャニスはロックフェラー・センターにいたんだ。彼の夫とスケートをしていた。とっても幸せそうに見えた。そこにいた子供の持ってるプレッツェルを(奪って)あいつらに投げつけたいような、不愉快な気持ちだ。)
ジョーイ: Man, I remember the first time I saw that girl Katherine after we broke up. She was just walking with her friend Donna, just laughing and talking. God, it killed me! (俺も覚えてるよ、あのキャサリンって女の子に、別れた後初めて会った時のこと。彼女は友達のドナと歩いていただけだった、ただ笑ってしゃべって。あぁ、それを見て俺は死にそうだったよ[死ぬほど苦しかったよ]。)
チャンドラー: Yes, but you ended up having sex with both of them that afternoon. (そうだな、でも、結局最後には、その午後に、その二人の両方とエッチをしたんだろ。)
ジョーイ: Sorry, I just-- Any excuse to tell that story, y'know.... (ごめん、俺はただ…その話をするための理由になるならと思って。)
feel bad には「恥ずかしいと思う、当惑する、居心地が悪い」「かわいそうに思う、気の毒に思う、遺憾に思う」「気分が悪い、不愉快に思う」などの意味があるようです。
普通は、I feel bad for だと、「…をかわいそうに思う」という感じですが、上のセリフの場合は、「for 以下のことをしそうなくらい feel bad だ」ということかな?
whip ... at で、「…を素早く投げつける」みたいな意味だろうと思うので、whip that kid's pretzel at them は、その子供(そこに居合わせた子供)のプレッツェルを(素早く奪い取ってそれを)ジャニスと夫に向かって投げる、みたいなことだと思います。
…と思ってよく見ると、felt bad という過去形ではなく、feel bad という現在形です。
普通、almost+過去形で「もう少しで〜するところだった」という意味になります。
「もう少しでそれを投げつけるところだった(でもやらなかった)」なら、I almost whipped that kid's pretzel at them. になるでしょうか?
上のセリフでは、almost は whip にかかっているのではなく、feel bad にかかっているようなので、「まさにそういう気持ち」ではないけれど「ほとんどそういう気持ちである」とやや度合いを弱めている表現、なのでしょうか?
そして現在形なのは、「今でも投げつけたいよ。」と今の気持ちを語っているのでしょうか? それとも、その過去の時点の気持ちを臨場感を込めて現在形で述べているのでしょうか? (この辺はよくわかりません)
(2008.2.9 追記)
下のコメント欄で almost feel bad for whipping... についてのご意見をたくさんいただいています。
興味のある方は、下のコメント欄もご覧下さい。
(追記はここまで)
ジョーイも自分の体験談を話しています。
ジョーイの元カノの場合は、彼と歩いていたのではなく、女友達と歩いていただけ、それでも俺は辛かったよ、だからお前の気持ちがわかるよ、と言いたいようなのですが…。
チャンドラーはその話を知っていて、そんなこと言って、結局その日のうちに、その二人とエッチしたくせに、と言っています。
end up doing は「結局…することになる、最後には…することになる」。
つい最近の フレンズ3-11その2 にも出てきましたね。
「なんだかんだ言って、結局その子たちと寝ちゃったくせに。」みたいなニュアンスが出ていると思います。
ジョーイも自分で言っているように、チャンドラーを慰めたかったのではなくて、その武勇伝(笑)を聞かせたかっただけのようですね。
それを言うために、チャンドラーの話をダシに使った、それを言うための理由として、チャンドラーの話に乗らせてもらった、という感じです。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
ジョーイ: Man, I remember the first time I saw that girl Katherine after we broke up. She was just walking with her friend Donna, just laughing and talking. God, it killed me! (俺も覚えてるよ、あのキャサリンって女の子に、別れた後初めて会った時のこと。彼女は友達のドナと歩いていただけだった、ただ笑ってしゃべって。あぁ、それを見て俺は死にそうだったよ[死ぬほど苦しかったよ]。)
チャンドラー: Yes, but you ended up having sex with both of them that afternoon. (そうだな、でも、結局最後には、その午後に、その二人の両方とエッチをしたんだろ。)
ジョーイ: Sorry, I just-- Any excuse to tell that story, y'know.... (ごめん、俺はただ…その話をするための理由になるならと思って。)
feel bad には「恥ずかしいと思う、当惑する、居心地が悪い」「かわいそうに思う、気の毒に思う、遺憾に思う」「気分が悪い、不愉快に思う」などの意味があるようです。
普通は、I feel bad for だと、「…をかわいそうに思う」という感じですが、上のセリフの場合は、「for 以下のことをしそうなくらい feel bad だ」ということかな?
whip ... at で、「…を素早く投げつける」みたいな意味だろうと思うので、whip that kid's pretzel at them は、その子供(そこに居合わせた子供)のプレッツェルを(素早く奪い取ってそれを)ジャニスと夫に向かって投げる、みたいなことだと思います。
…と思ってよく見ると、felt bad という過去形ではなく、feel bad という現在形です。
普通、almost+過去形で「もう少しで〜するところだった」という意味になります。
「もう少しでそれを投げつけるところだった(でもやらなかった)」なら、I almost whipped that kid's pretzel at them. になるでしょうか?
上のセリフでは、almost は whip にかかっているのではなく、feel bad にかかっているようなので、「まさにそういう気持ち」ではないけれど「ほとんどそういう気持ちである」とやや度合いを弱めている表現、なのでしょうか?
そして現在形なのは、「今でも投げつけたいよ。」と今の気持ちを語っているのでしょうか? それとも、その過去の時点の気持ちを臨場感を込めて現在形で述べているのでしょうか? (この辺はよくわかりません)
(2008.2.9 追記)
下のコメント欄で almost feel bad for whipping... についてのご意見をたくさんいただいています。
興味のある方は、下のコメント欄もご覧下さい。
(追記はここまで)
ジョーイも自分の体験談を話しています。
ジョーイの元カノの場合は、彼と歩いていたのではなく、女友達と歩いていただけ、それでも俺は辛かったよ、だからお前の気持ちがわかるよ、と言いたいようなのですが…。
チャンドラーはその話を知っていて、そんなこと言って、結局その日のうちに、その二人とエッチしたくせに、と言っています。
end up doing は「結局…することになる、最後には…することになる」。
つい最近の フレンズ3-11その2 にも出てきましたね。
「なんだかんだ言って、結局その子たちと寝ちゃったくせに。」みたいなニュアンスが出ていると思います。
ジョーイも自分で言っているように、チャンドラーを慰めたかったのではなくて、その武勇伝(笑)を聞かせたかっただけのようですね。
それを言うために、チャンドラーの話をダシに使った、それを言うための理由として、チャンドラーの話に乗らせてもらった、という感じです。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月07日
ロープの長さと1本のロープ フレンズ3-11その4
[Scene: Monica and Rachel's, continued from earlier.]
モニカとレイチェルの部屋。そのシーンの前からの続き。
チャンドラー: (entering) Hey, anybody got a length of rope about 6 feet long, with a little noose at the end? ([入ってきて] やぁ、6フィートくらいの長さのロープを1本、誰か持ってないかな、そのロープの端っこが輪になってるやつ。)
モニカ: Honey, what's the matter? (ハニー、どうしたの?)
チャンドラー: I just saw Janice. (ジャニスを見たんだよ。)
みんな: Oh. (あぁ。)
length は「長さ」で、the length of rope なら「ロープの長さ」になります。
この場合の a length of rope というのは「ロープの長さ」ではなくて、「ある一定の長さを持ったロープ」という感じで「ロープ1本」を指します。
ロングマン現代英英辞典では、
length: PIECE
[countable]a piece of something long and thin
つまり、「長くて細いものの一部分」。
そして、a length of rope/pipe/wire etc 等の例が挙げられています。
つまりは、a piece of rope ということですが、それが細くて長いものなので、a length of と表現するようです。
rope という名詞は、基本的には不可算で、個々のものを指すときには可算だ、と辞書には書いてあります。
そういう長い材質のものの一部を指す場合には、このように、a length of rope と表現する、ということですね。
noose は「紐の端に作られた輪」のことで、引っ張ると締まるようになっているもの。
人を絞首刑にする時に使います。
「端に noose のあるロープ」というだけで、首をくくるロープだとわかるわけですね。
何か死にたいと思うようなショックなことがあった、というのがわかる、ということです。
「俺、もう死にそう、死にたいよ。」とかではなく、
「首をくくりたいから紐をちょうだい。」でもなく、
「6フィートくらいの長さのロープで、端っこが輪になってるやつを持ってないか?」と遠回しに表現するのが、とってもチャンドラーらしい(笑)。
答えるフレンズの方も、それについては "What do you mean?" などとツッコミを入れず(笑)、「どうしたの? 何か(いやなことが)あったの?」と即座に聞き返すところが、あうんの呼吸ですね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
モニカとレイチェルの部屋。そのシーンの前からの続き。
チャンドラー: (entering) Hey, anybody got a length of rope about 6 feet long, with a little noose at the end? ([入ってきて] やぁ、6フィートくらいの長さのロープを1本、誰か持ってないかな、そのロープの端っこが輪になってるやつ。)
モニカ: Honey, what's the matter? (ハニー、どうしたの?)
チャンドラー: I just saw Janice. (ジャニスを見たんだよ。)
みんな: Oh. (あぁ。)
length は「長さ」で、the length of rope なら「ロープの長さ」になります。
この場合の a length of rope というのは「ロープの長さ」ではなくて、「ある一定の長さを持ったロープ」という感じで「ロープ1本」を指します。
ロングマン現代英英辞典では、
length: PIECE
[countable]a piece of something long and thin
つまり、「長くて細いものの一部分」。
そして、a length of rope/pipe/wire etc 等の例が挙げられています。
つまりは、a piece of rope ということですが、それが細くて長いものなので、a length of と表現するようです。
rope という名詞は、基本的には不可算で、個々のものを指すときには可算だ、と辞書には書いてあります。
そういう長い材質のものの一部を指す場合には、このように、a length of rope と表現する、ということですね。
noose は「紐の端に作られた輪」のことで、引っ張ると締まるようになっているもの。
人を絞首刑にする時に使います。
「端に noose のあるロープ」というだけで、首をくくるロープだとわかるわけですね。
何か死にたいと思うようなショックなことがあった、というのがわかる、ということです。
「俺、もう死にそう、死にたいよ。」とかではなく、
「首をくくりたいから紐をちょうだい。」でもなく、
「6フィートくらいの長さのロープで、端っこが輪になってるやつを持ってないか?」と遠回しに表現するのが、とってもチャンドラーらしい(笑)。
答えるフレンズの方も、それについては "What do you mean?" などとツッコミを入れず(笑)、「どうしたの? 何か(いやなことが)あったの?」と即座に聞き返すところが、あうんの呼吸ですね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月06日
肉眼では見えない フレンズ3-11その3
ジョーイ: All right, all right, all right, all right, all right, if you really wanna know how I did it, I'll show ya. When you handed me back the card, what you didn't see was, I looked at it so fast, it was invisible to the naked eye. (picks up a card and quickly looks at it) I just did it. (does it again) I just did it, again. Here, I'll slow it down so that you guys can see it. Ready? (looks at the card in slow motion) (よしよしよしよし。もし君らが本当に俺がそれをどうやったか知りたいのなら、見せてやるよ。君がそのカードを俺に返した時、君たちには見えていなかったと思うけど、俺はそのカードを素早く見たんだ。それは肉眼[裸眼]では見えないんだよ。[カードを1枚選んで、素早くそれを見る] 今それをやった。[繰り返す] もう一度それをやった。ここで、それをゆっくりやろう、そうすれば君たちにも見えるからね。いい? [スローモーションでカードを見る]
みんな: Oh, I got it. (あぁ、わかった。)
(We hear Phoebe knock at the door upstairs, and the guy answer it.)
フィービーが階上のドアをノックし、男性がそれに答えるのが聞こえる。
フィービー: (muffled through the floor) Yeah, look, I was with my friend downstairs and we hear everything up here that you do, and I am sick and tired... (I tried but the rest is unintelligible). ([床を通してこもって聞こえる] ねぇ、私は下の部屋で友達といて、上のここの部屋であなたがしていることが全部聞こえるの。それで私はうんざりして…[(ディクテーションしている)私は聞き取ろうとした、でも、残りはわからない。])
男性: (muffled) Whoa, you are very beautiful. ([こもった声で] わぁ、君ってとってもきれいだね。)
フィービー: (muffled) Oh, thank you. ([こもった声で] ありがとう。)
what you didn't see was は「君たちが見えていなかったこと」で、君たちには俺がカードを素早く見たのが見えていなかっただろうと思うけど、ということです。
it was invisible to the naked eye. という表現がなんとも大層なのですが、肉眼、裸眼では見えなかった、と言っているのですね。
英語でも日本語と同じ「裸眼= naked eye」なのですね。
何も眼鏡などをかけていない、という意味で、without wearing glasses だから、naked なのでしょうか?
ジョーイに言わせると、超高速スピードカメラでないと見えない、とでも言いたそうです。
ちなみに、ジョーイのセリフの最後のト書き、ネットスクリプトでは、looks and the card と書いてあるのですが、恐らくこれは looks at the card のタイポだろうと思ったので、上ではそのように直してあります。
muffle は「音などを消す」。
そう言えば、オートバイなどの消音器をマフラーと言うんでしたっけ。
首に巻く襟巻きも「マフラー」ですが、あれは口の回りにまで巻くと、声がこもるからそう言うんでしょうかねぇ??(←これは私の勝手な想像)
muffled voice だと「口を何かで覆ってしゃべっているような、こもった声、はっきり聞き取れない声」ということです。
ネットスクリプトには、ディクテーションした人のコメントが入っています(過去にも時々入っていたことがあります)。
そのスクリプトでは、
I am sick and tired... (I tired but the rest is unintelligible).
と書いてあるのですが、I tired は恐らく、I tried のタイポだろうと思います。
恐らく、I tried to hear/dictate it but... 「聞き取ろうとしたけれど…」ということだと思うのですが、sick and tired の tired につられてしまったのかな?とも思います。
(このネットスクリプトの解釈については、私の勝手な想像なので、別の意見がある方はお寄せ下さい。)
ノックの後のこもった声の部分、ネットスクリプトでは頑張って拾って下さっていますが、DVDでは最後の Thank you. 以外は英語字幕がついていません。
とにかく「もほもほ」(?)と言っているのが天井を通して聞こえてくる、というのが面白いわけですね。
単語がはっきり聞き取れなくても、そのイントネーションなどで、怒っていたのが急にしおらしくなって照れている様子がわかるようになっています。
勢い良く行ったフィービーですが、フィービーもやっぱり女の子。
チャーミングな男性に褒められると、それ以上文句を言えなくなってしまったようですね(うん、わかるわかる…笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
みんな: Oh, I got it. (あぁ、わかった。)
(We hear Phoebe knock at the door upstairs, and the guy answer it.)
フィービーが階上のドアをノックし、男性がそれに答えるのが聞こえる。
フィービー: (muffled through the floor) Yeah, look, I was with my friend downstairs and we hear everything up here that you do, and I am sick and tired... (I tried but the rest is unintelligible). ([床を通してこもって聞こえる] ねぇ、私は下の部屋で友達といて、上のここの部屋であなたがしていることが全部聞こえるの。それで私はうんざりして…[(ディクテーションしている)私は聞き取ろうとした、でも、残りはわからない。])
男性: (muffled) Whoa, you are very beautiful. ([こもった声で] わぁ、君ってとってもきれいだね。)
フィービー: (muffled) Oh, thank you. ([こもった声で] ありがとう。)
what you didn't see was は「君たちが見えていなかったこと」で、君たちには俺がカードを素早く見たのが見えていなかっただろうと思うけど、ということです。
it was invisible to the naked eye. という表現がなんとも大層なのですが、肉眼、裸眼では見えなかった、と言っているのですね。
英語でも日本語と同じ「裸眼= naked eye」なのですね。
何も眼鏡などをかけていない、という意味で、without wearing glasses だから、naked なのでしょうか?
ジョーイに言わせると、超高速スピードカメラでないと見えない、とでも言いたそうです。
ちなみに、ジョーイのセリフの最後のト書き、ネットスクリプトでは、looks and the card と書いてあるのですが、恐らくこれは looks at the card のタイポだろうと思ったので、上ではそのように直してあります。
muffle は「音などを消す」。
そう言えば、オートバイなどの消音器をマフラーと言うんでしたっけ。
首に巻く襟巻きも「マフラー」ですが、あれは口の回りにまで巻くと、声がこもるからそう言うんでしょうかねぇ??(←これは私の勝手な想像)
muffled voice だと「口を何かで覆ってしゃべっているような、こもった声、はっきり聞き取れない声」ということです。
ネットスクリプトには、ディクテーションした人のコメントが入っています(過去にも時々入っていたことがあります)。
そのスクリプトでは、
I am sick and tired... (I tired but the rest is unintelligible).
と書いてあるのですが、I tired は恐らく、I tried のタイポだろうと思います。
恐らく、I tried to hear/dictate it but... 「聞き取ろうとしたけれど…」ということだと思うのですが、sick and tired の tired につられてしまったのかな?とも思います。
(このネットスクリプトの解釈については、私の勝手な想像なので、別の意見がある方はお寄せ下さい。)
ノックの後のこもった声の部分、ネットスクリプトでは頑張って拾って下さっていますが、DVDでは最後の Thank you. 以外は英語字幕がついていません。
とにかく「もほもほ」(?)と言っているのが天井を通して聞こえてくる、というのが面白いわけですね。
単語がはっきり聞き取れなくても、そのイントネーションなどで、怒っていたのが急にしおらしくなって照れている様子がわかるようになっています。
勢い良く行ったフィービーですが、フィービーもやっぱり女の子。
チャーミングな男性に褒められると、それ以上文句を言えなくなってしまったようですね(うん、わかるわかる…笑)。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月05日
結局こっちが謝る羽目になる フレンズ3-11その2
(We hear some knocking coming from the ceiling.)
天井からコツコツという音が聞こえる。
ロス: Ah, somebody's at the door on the ceiling.
(あぁ、誰かが天井のドアのところにいるよ。)
レイチェル: Ah, that's our unbelievably loud upstairs neighbor. (あぁ、それは信じられないほど大きな音を立てる階上の住人よ。)
モニカ: He took up the carpet, and now you can hear everything. (彼はカーペットをはずしてしまったの。それで今は何もかもが聞こえてくるのよ。)
フィービー: Why don't you go up there and ask him to just, "step lightly, please?" (上に行って、その人に「軽くステップしてね[歩く時は軽く歩いてね]」、って頼んだらどう?)
モニカ: I have, like five times. But the guy is so charming, that I go up there to yell and then I end up apologizing to him. (5回くらいそうしたわ。でも、その人はとってもチャーミングで、私はそこに怒鳴りに行ってるのに、結局彼に謝ることになっちゃうの。)
フィービー: Ooh, that is silly! (gets up) I'll go up there, I'll tell him to keep it down. (あぁ、そんなのおかしいわ。 [立ち上がる] 私が上に行ってくるわ。私が静かにして、って言うから。)
モニカ: All right, be my guest. (わかったわ、ご自由に。)
レイチェル: Good luck. (幸運を。)
(Phoebe exits)
フィービーは出て行く。
ロスのセリフ、somebody's at the door on the ceiling. について。
私は最初、この英語を聞いた時に、「(天井の上にある)階上の部屋のドアのところに誰かがいる、来ている。」という意味だと思ったのです。
が、そうではなくて、「天井についているドアのところに誰かがいる、来ている。」という意味のようです。
on は「接触」を表す前置詞ですから、the door on the ceiling で「天井にくっついているドア、天井にあるドア」ということですね。
(私が最初勘違いした、「階上の部屋のドアのところに誰かがいる。」なら、Somebody's at the door upstairs. になるでしょうか?)
最初のト書きの、We hear some knocking coming from the ceiling. を「ドアのノックの音が天井から聞こえる」だと思ってしまったのですが、実際のシーンでは、それはドアをノックする音ではなくて、上で人が歩いている靴音がノックみたいに聞こえる、コツコツと音が聞こえる、ということでした。
その音がまるで天井をコンコンとノックしているように大きく響くので、「天井にドアがついていて、今そこを誰かがノックしてるよ。」とロスは言っているようです。
DVDの日本語訳も「天井にドアが?」「誰か天井にドアでもつけたの?」となっていました。
私の勘違いは、スクリプトだけを見ていて、実際のシーンをちゃんと確認していなかったことによる弊害です(笑)。
loud というのは「声がでかい」ではなくて、「大きな物音を立てる、騒々しい」ということですね。
neighbor は「近所の人、隣人」ですが、「上の階の隣人」と書くとちょっと違和感があるような?(笑)
左右の隣だけではなく、このようにアパートの上下の場合も、自分の家の近所(?)に住んでいる人、ということで、neighbor を使えばいいのですね。
ロングマン現代英英辞典にも、
neighbour/neighbor: someone who lives next to you or near you
つまり、「あなたの隣、または近くに住んでいる人」とあります。
「ドスドス音を立てて歩くな!」というのを上品に言ったら "step lightly, please?" 「軽やかに歩いて」になる、という感じですね。
I have, like five times. というのはシンプルな表現です。
別にその動詞を繰り返さなくても、I have で I have asked him だというのがわかります。
「5回くらいそうしたことがある」という経験を表す現在完了形です。
end up doing は「結局…することになる、最後には…することになる、…する羽目になる」。
文句を言いに行っているのに、逆にこっちが「こんなこと言いに来てごめんなさいね。」と言ってしまうことになる、ということです。
男でも女でもルックスが良い人は得だなぁ(笑)。
keep it down はヘッケルさんが出てくる話でよく登場したフレーズです。
フレンズ2-3その7、フレンズ3-6その13 などで出てきました。
「うるさくしないで、静かにしていて」ということですね。
Be my guest. を直訳すると「私のゲストでいて。」でしょうか。
「どうぞご自由に。お好きにどうぞ。」という意味になります。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
天井からコツコツという音が聞こえる。
ロス: Ah, somebody's at the door on the ceiling.
(あぁ、誰かが天井のドアのところにいるよ。)
レイチェル: Ah, that's our unbelievably loud upstairs neighbor. (あぁ、それは信じられないほど大きな音を立てる階上の住人よ。)
モニカ: He took up the carpet, and now you can hear everything. (彼はカーペットをはずしてしまったの。それで今は何もかもが聞こえてくるのよ。)
フィービー: Why don't you go up there and ask him to just, "step lightly, please?" (上に行って、その人に「軽くステップしてね[歩く時は軽く歩いてね]」、って頼んだらどう?)
モニカ: I have, like five times. But the guy is so charming, that I go up there to yell and then I end up apologizing to him. (5回くらいそうしたわ。でも、その人はとってもチャーミングで、私はそこに怒鳴りに行ってるのに、結局彼に謝ることになっちゃうの。)
フィービー: Ooh, that is silly! (gets up) I'll go up there, I'll tell him to keep it down. (あぁ、そんなのおかしいわ。 [立ち上がる] 私が上に行ってくるわ。私が静かにして、って言うから。)
モニカ: All right, be my guest. (わかったわ、ご自由に。)
レイチェル: Good luck. (幸運を。)
(Phoebe exits)
フィービーは出て行く。
ロスのセリフ、somebody's at the door on the ceiling. について。
私は最初、この英語を聞いた時に、「(天井の上にある)階上の部屋のドアのところに誰かがいる、来ている。」という意味だと思ったのです。
が、そうではなくて、「天井についているドアのところに誰かがいる、来ている。」という意味のようです。
on は「接触」を表す前置詞ですから、the door on the ceiling で「天井にくっついているドア、天井にあるドア」ということですね。
(私が最初勘違いした、「階上の部屋のドアのところに誰かがいる。」なら、Somebody's at the door upstairs. になるでしょうか?)
最初のト書きの、We hear some knocking coming from the ceiling. を「ドアのノックの音が天井から聞こえる」だと思ってしまったのですが、実際のシーンでは、それはドアをノックする音ではなくて、上で人が歩いている靴音がノックみたいに聞こえる、コツコツと音が聞こえる、ということでした。
その音がまるで天井をコンコンとノックしているように大きく響くので、「天井にドアがついていて、今そこを誰かがノックしてるよ。」とロスは言っているようです。
DVDの日本語訳も「天井にドアが?」「誰か天井にドアでもつけたの?」となっていました。
私の勘違いは、スクリプトだけを見ていて、実際のシーンをちゃんと確認していなかったことによる弊害です(笑)。
loud というのは「声がでかい」ではなくて、「大きな物音を立てる、騒々しい」ということですね。
neighbor は「近所の人、隣人」ですが、「上の階の隣人」と書くとちょっと違和感があるような?(笑)
左右の隣だけではなく、このようにアパートの上下の場合も、自分の家の近所(?)に住んでいる人、ということで、neighbor を使えばいいのですね。
ロングマン現代英英辞典にも、
neighbour/neighbor: someone who lives next to you or near you
つまり、「あなたの隣、または近くに住んでいる人」とあります。
「ドスドス音を立てて歩くな!」というのを上品に言ったら "step lightly, please?" 「軽やかに歩いて」になる、という感じですね。
I have, like five times. というのはシンプルな表現です。
別にその動詞を繰り返さなくても、I have で I have asked him だというのがわかります。
「5回くらいそうしたことがある」という経験を表す現在完了形です。
end up doing は「結局…することになる、最後には…することになる、…する羽目になる」。
文句を言いに行っているのに、逆にこっちが「こんなこと言いに来てごめんなさいね。」と言ってしまうことになる、ということです。
男でも女でもルックスが良い人は得だなぁ(笑)。
keep it down はヘッケルさんが出てくる話でよく登場したフレーズです。
フレンズ2-3その7、フレンズ3-6その13 などで出てきました。
「うるさくしないで、静かにしていて」ということですね。
Be my guest. を直訳すると「私のゲストでいて。」でしょうか。
「どうぞご自由に。お好きにどうぞ。」という意味になります。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月04日
トランプの手品の決まり文句 フレンズ3-11その1
シーズン3 第11話
The One Where Chandler Can't Remember Which Sister (バースディ・キッス)
原題は「チャンドラーが、どの妹か思い出せない話」
[Scene: Monica and Rachel's, Monica, Phoebe, Ross, Joey, and Rachel are there, Joey is demonstrating a card trick.]
モニカとレイチェルの部屋。モニカ、フィービー、ロス、ジョーイとレイチェルがそこにいる。ジョーイはトランプのトリック[手品]をやってみせている。
ジョーイ: Okay, pick a card, any card. (Monica picks one) All right, now memorize it. Show it to everybody. Got it? (よし、カードを1枚取って[選んで]。どのカードでもいい。[モニカは1枚選ぶ] よし、じゃあそれを覚えて。みんなに見せて。わかった?)
モニカ: Um-mm. (うん。)
ジョーイ: All right, give it back to me. (takes the card back, but he looks at the card before he puts it back in the deck, he holds the deck to his forehead, and thinks a little while) 5 of hearts. (よし、そのカードを僕に返して。[カードを受け取る、が、ジョーイはデッキに返す前にそのカードを見る、彼はそのデッキを額の辺りに掲げて、しばらく考える] ハートの5だ。)
(Monica is sarcastically amazed.)
モニカは皮肉っぽく喜ぶ。
ロス: Real magic does exist. (本当の魔法がほんとに存在するんだね。)
レイチェル: Wow. (わぁ。)
モニカ: Wow. Joey, (sarcastically) how do you do it? (すごいわ、ジョーイ。[皮肉っぽく] それどうやってやるの?)
ジョーイ: I can't tell you that, no. (それは君たちには言えないな。だめだよ。)
トランプは元々西洋のものですので、カードトリック(カードを使った手品)のセリフは日本のものと同じですね。
英語で言うセリフをそのまま、日本のカードマジックでも使っている、ということです。
上のジョーイのセリフだと、
Pick a card, any card. 「どのカードでもいいから一枚選んで。」
Now memorize it. 「カード(のマークと番号)を覚えて。」
Show it to everybody. 「みんなに見せて。」
Give it back to me. 「カードを僕に返して。」
などは手品でよく聞くセリフです。
そういう決まり文句は英語ではどう言うのか?という勉強になりますし、外国人の方とトランプで遊ぶ機会もあるかもしれませんので、覚えていて損にはならないと思います。
deck は「トランプカードの一組」を指します。
a deck of cards なら「トランプひと組」ということですね。
ポケモンなどのカードゲームでも「デッキ」という言葉が使われていますが、それも「カードのセット」を指しているようです。
ジョーイは額にカードを押し当てるようにして考え込んでいますが、念視、透視しているようなイメージでしょうね。
ハートの5は、5 of hearts と表現するんですね。
ハートが複数あるうちの5番、ということでしょう。
ト書きにあるようにジョーイはデッキに戻す前にカードを見ています、それも「ちらっと」ではなく、「かなりはっきりと」見ています(笑)。
ジョーイがカードを見たのを見て、フレンズたちは「はぁ?!」みたいな顔をしているのですが、ジョーイは念力か何かで当てたように言っているので、友達だから(?)、一応驚いたふりをしています。(ト書きにあるように sarcastically 「皮肉っぽく」、非常にわざとらしい驚き方ですね)
ロスは、Real magic does exist. と言っています。
いかさまでない「リアルな、本物の魔法」が、「本当に」実在するんだね、と強調するための does ですね。
(Rach からのお詫び)
いただいたコメントへのお返事は、もうしばらくお待ち下さいませ。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
The One Where Chandler Can't Remember Which Sister (バースディ・キッス)
原題は「チャンドラーが、どの妹か思い出せない話」
[Scene: Monica and Rachel's, Monica, Phoebe, Ross, Joey, and Rachel are there, Joey is demonstrating a card trick.]
モニカとレイチェルの部屋。モニカ、フィービー、ロス、ジョーイとレイチェルがそこにいる。ジョーイはトランプのトリック[手品]をやってみせている。
ジョーイ: Okay, pick a card, any card. (Monica picks one) All right, now memorize it. Show it to everybody. Got it? (よし、カードを1枚取って[選んで]。どのカードでもいい。[モニカは1枚選ぶ] よし、じゃあそれを覚えて。みんなに見せて。わかった?)
モニカ: Um-mm. (うん。)
ジョーイ: All right, give it back to me. (takes the card back, but he looks at the card before he puts it back in the deck, he holds the deck to his forehead, and thinks a little while) 5 of hearts. (よし、そのカードを僕に返して。[カードを受け取る、が、ジョーイはデッキに返す前にそのカードを見る、彼はそのデッキを額の辺りに掲げて、しばらく考える] ハートの5だ。)
(Monica is sarcastically amazed.)
モニカは皮肉っぽく喜ぶ。
ロス: Real magic does exist. (本当の魔法がほんとに存在するんだね。)
レイチェル: Wow. (わぁ。)
モニカ: Wow. Joey, (sarcastically) how do you do it? (すごいわ、ジョーイ。[皮肉っぽく] それどうやってやるの?)
ジョーイ: I can't tell you that, no. (それは君たちには言えないな。だめだよ。)
トランプは元々西洋のものですので、カードトリック(カードを使った手品)のセリフは日本のものと同じですね。
英語で言うセリフをそのまま、日本のカードマジックでも使っている、ということです。
上のジョーイのセリフだと、
Pick a card, any card. 「どのカードでもいいから一枚選んで。」
Now memorize it. 「カード(のマークと番号)を覚えて。」
Show it to everybody. 「みんなに見せて。」
Give it back to me. 「カードを僕に返して。」
などは手品でよく聞くセリフです。
そういう決まり文句は英語ではどう言うのか?という勉強になりますし、外国人の方とトランプで遊ぶ機会もあるかもしれませんので、覚えていて損にはならないと思います。
deck は「トランプカードの一組」を指します。
a deck of cards なら「トランプひと組」ということですね。
ポケモンなどのカードゲームでも「デッキ」という言葉が使われていますが、それも「カードのセット」を指しているようです。
ジョーイは額にカードを押し当てるようにして考え込んでいますが、念視、透視しているようなイメージでしょうね。
ハートの5は、5 of hearts と表現するんですね。
ハートが複数あるうちの5番、ということでしょう。
ト書きにあるようにジョーイはデッキに戻す前にカードを見ています、それも「ちらっと」ではなく、「かなりはっきりと」見ています(笑)。
ジョーイがカードを見たのを見て、フレンズたちは「はぁ?!」みたいな顔をしているのですが、ジョーイは念力か何かで当てたように言っているので、友達だから(?)、一応驚いたふりをしています。(ト書きにあるように sarcastically 「皮肉っぽく」、非常にわざとらしい驚き方ですね)
ロスは、Real magic does exist. と言っています。
いかさまでない「リアルな、本物の魔法」が、「本当に」実在するんだね、と強調するための does ですね。
(Rach からのお詫び)
いただいたコメントへのお返事は、もうしばらくお待ち下さいませ。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月03日
この番組の提供は… フレンズ3-10その34
[Scene: The hallway between the apartments, Ross is bringing Sarah to Joey and Chandler's.]
アパートの間の廊下。ロスはサラをジョーイとチャンドラーの部屋に連れてくる。
ロス: I'm, I'm sorry you didn't get to go to Space Camp, and I'm hoping that maybe somehow, this may help make up for it. Okay? Presenting Sarah Tuddle's Private Very Special Space Camp! (opens the door and Chandler and Joey jump up, their apartment is decorated like outer space, one of the leather chairs is covered in tinfoil.) (サラがスペースキャンプに行くことができなくてごめんね。多分何らかの形で、これが[今からすることが]その償いになるといいな、って思ってるんだけど。いいかい? サラ・タドルのプライベート超スペシャル・スペースキャンプをお送りします! [ドアを開けると、チャンドラーとジョーイが飛び出る。彼らのアパートは外宇宙のようにデコレーションされている。革の椅子の一つがアルミホイルで覆われている。])
サラ: Really, Mr. Geller, you don't have to do this. (本当に、ゲラーさん。こんなことしてくれなくてもいいのに。)
ロス: Oh, come on, here we go! (picks her up and puts her in the chair) Stand by for mission countdown! (あぁ、いいんだよ、よし行くぞ! [彼女を抱き上げて椅子に座らせる] ミッションへのカウントダウン、スタンバイ!)
ジョーイ: (simulating an echo) Ten, ten.., nine, nine, nine...., eight, eight, eight... (Chandler hits him in the back of the head) Okay, blast off! ([エコーの真似をして] テン、テン…ナイン、ナイン、ナイン…エイト、エイト、エイト… [チャンドラーはジョーイの頭の後ろを叩く] よし、発射[発進]!)
(They start shaking the chair likes it's flying into outer space. Ross picks up a soccer ball and starts spinning it in his hand and runs around the chair beeping like a satellite. Chandler also starts running around the chair and saying...)
外宇宙に出る時のように、二人は椅子をがたがたと揺らす。ロスはサッカーボールを拾って、手の中でくるくる回しながら衛星のようなビープ音を出して椅子の周りを走る。チャンドラーも椅子の周りを走り回り始める。以下のように言いながら)
チャンドラー: I'm an alien! I'm an alien! (私は異星人だ! 私は異星人だ!)
ロス: Oh, no! An asteroid! (throws the soccer ball off the back of Joey's head.) (あぁ、ダメだ! アステロイド(小惑星)だ! [ジョーイの頭の後ろにサッカーボールを投げて跳ね返らせる]
(The camera zooms in on Sarah and she has a big smile on her face.)
カメラはサラにズームインする。彼女は大きな笑顔を浮かべている。
ロスのセリフから、ラストでサラのフルネームがわかりましたね。
Sarah Tuddle というそうです。
present は「提供する」。
Presenting という現在分詞形は、(We're) presenting... 「私たちはこれから…を提供します、…をお送りします」という感じでしょう。
時々、日本の番組でも、This program is presented by... というフレーズを聞くことがあります。
CM前の「この番組は…の提供でお送りします」という決まり文句をかっこよく(?)英語で言っているわけですね。
試しに "This program is * by" とぐぐってみると、”意外と” presented は出てきません(This program is presented by... がない、というわけではないですが)。
This program is sponsored by の方が目に付く感じ。
sponsor は「スポンサー、放送提供者、広告主」「スポンサーになる」ですね。
また、研究社 新和英中辞典の「提供」の項目には、
この番組は日本セラミックの提供でお送りいたしました。
This program has been brought to you by Japan Ceramic.
という例文が載っています。
この be brought to you by... というのも、時折日本の番組提供の時に聞くような気もします。
実際にアメリカでは、どれが一番ポピュラーなんでしょう?
tinfoil は「アルミ箔」。
フレンズ1-3 では、フィービーの知り合いのホームレスの女性が、
リジー: Would you like my tin-foil hat? (私のアルミの帽子を欲しい?)
と言っていましたね。
you don't have to do this. は「あなたはこんなことをする必要がない。」で、つまり、「ここまでしてくれなくてもいいのに。こんなことまでしてくれるの?」と感謝しているセリフですね。
simulation は「シミュレーション、模擬実験、模擬訓練」のことですが、元々は「見せかけ、ふり、真似」という意味です。
「エコーをシミュレーションしている」と訳すと、エコーの模擬訓練をしているように聞こえてしまいますね。
ここでは、エコーの真似をしている、ということです。
よくテレビでシャトル打ち上げの中継がありますが、広い場所に響き渡るようにカウントダウンが聞こえ、それがこだまのようになっている様子を、ジョーイは真似しています。
雰囲気を出すのはいいけど、しつこくやらずにさっさと進めろよ!という感じで、頭をバシっと叩いているのがおかしいです。
「お前はアホかっ!」という漫才のツッコミみたいですね。
blast は「(らっぱなどを)吹く」「爆発させる、爆破する」ということで、この場合は、地面を離れるという off とくっついて、どかんと勢い良く「吹いて、爆発して」、テイク・オフする、地面を離れる、という感じでしょう。
ボールを衛星や小惑星に見立てたり、I'm an alien! I'm an alien! というエイリアンのような声を出したり…いろいろと演出(?)も凝っていますね。
最初は悲惨な話でしたが、最後の嬉しそうな顔のサラが良かったです。ロスも頑張った甲斐があったというものです。
have a smile on one's face は文字通り「顔の上に笑顔を持つ」、つまり、「笑顔を浮かべる、ニコニコする」ということですね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
アパートの間の廊下。ロスはサラをジョーイとチャンドラーの部屋に連れてくる。
ロス: I'm, I'm sorry you didn't get to go to Space Camp, and I'm hoping that maybe somehow, this may help make up for it. Okay? Presenting Sarah Tuddle's Private Very Special Space Camp! (opens the door and Chandler and Joey jump up, their apartment is decorated like outer space, one of the leather chairs is covered in tinfoil.) (サラがスペースキャンプに行くことができなくてごめんね。多分何らかの形で、これが[今からすることが]その償いになるといいな、って思ってるんだけど。いいかい? サラ・タドルのプライベート超スペシャル・スペースキャンプをお送りします! [ドアを開けると、チャンドラーとジョーイが飛び出る。彼らのアパートは外宇宙のようにデコレーションされている。革の椅子の一つがアルミホイルで覆われている。])
サラ: Really, Mr. Geller, you don't have to do this. (本当に、ゲラーさん。こんなことしてくれなくてもいいのに。)
ロス: Oh, come on, here we go! (picks her up and puts her in the chair) Stand by for mission countdown! (あぁ、いいんだよ、よし行くぞ! [彼女を抱き上げて椅子に座らせる] ミッションへのカウントダウン、スタンバイ!)
ジョーイ: (simulating an echo) Ten, ten.., nine, nine, nine...., eight, eight, eight... (Chandler hits him in the back of the head) Okay, blast off! ([エコーの真似をして] テン、テン…ナイン、ナイン、ナイン…エイト、エイト、エイト… [チャンドラーはジョーイの頭の後ろを叩く] よし、発射[発進]!)
(They start shaking the chair likes it's flying into outer space. Ross picks up a soccer ball and starts spinning it in his hand and runs around the chair beeping like a satellite. Chandler also starts running around the chair and saying...)
外宇宙に出る時のように、二人は椅子をがたがたと揺らす。ロスはサッカーボールを拾って、手の中でくるくる回しながら衛星のようなビープ音を出して椅子の周りを走る。チャンドラーも椅子の周りを走り回り始める。以下のように言いながら)
チャンドラー: I'm an alien! I'm an alien! (私は異星人だ! 私は異星人だ!)
ロス: Oh, no! An asteroid! (throws the soccer ball off the back of Joey's head.) (あぁ、ダメだ! アステロイド(小惑星)だ! [ジョーイの頭の後ろにサッカーボールを投げて跳ね返らせる]
(The camera zooms in on Sarah and she has a big smile on her face.)
カメラはサラにズームインする。彼女は大きな笑顔を浮かべている。
ロスのセリフから、ラストでサラのフルネームがわかりましたね。
Sarah Tuddle というそうです。
present は「提供する」。
Presenting という現在分詞形は、(We're) presenting... 「私たちはこれから…を提供します、…をお送りします」という感じでしょう。
時々、日本の番組でも、This program is presented by... というフレーズを聞くことがあります。
CM前の「この番組は…の提供でお送りします」という決まり文句をかっこよく(?)英語で言っているわけですね。
試しに "This program is * by" とぐぐってみると、”意外と” presented は出てきません(This program is presented by... がない、というわけではないですが)。
This program is sponsored by の方が目に付く感じ。
sponsor は「スポンサー、放送提供者、広告主」「スポンサーになる」ですね。
また、研究社 新和英中辞典の「提供」の項目には、
この番組は日本セラミックの提供でお送りいたしました。
This program has been brought to you by Japan Ceramic.
という例文が載っています。
この be brought to you by... というのも、時折日本の番組提供の時に聞くような気もします。
実際にアメリカでは、どれが一番ポピュラーなんでしょう?
tinfoil は「アルミ箔」。
フレンズ1-3 では、フィービーの知り合いのホームレスの女性が、
リジー: Would you like my tin-foil hat? (私のアルミの帽子を欲しい?)
と言っていましたね。
you don't have to do this. は「あなたはこんなことをする必要がない。」で、つまり、「ここまでしてくれなくてもいいのに。こんなことまでしてくれるの?」と感謝しているセリフですね。
simulation は「シミュレーション、模擬実験、模擬訓練」のことですが、元々は「見せかけ、ふり、真似」という意味です。
「エコーをシミュレーションしている」と訳すと、エコーの模擬訓練をしているように聞こえてしまいますね。
ここでは、エコーの真似をしている、ということです。
よくテレビでシャトル打ち上げの中継がありますが、広い場所に響き渡るようにカウントダウンが聞こえ、それがこだまのようになっている様子を、ジョーイは真似しています。
雰囲気を出すのはいいけど、しつこくやらずにさっさと進めろよ!という感じで、頭をバシっと叩いているのがおかしいです。
「お前はアホかっ!」という漫才のツッコミみたいですね。
blast は「(らっぱなどを)吹く」「爆発させる、爆破する」ということで、この場合は、地面を離れるという off とくっついて、どかんと勢い良く「吹いて、爆発して」、テイク・オフする、地面を離れる、という感じでしょう。
ボールを衛星や小惑星に見立てたり、I'm an alien! I'm an alien! というエイリアンのような声を出したり…いろいろと演出(?)も凝っていますね。
最初は悲惨な話でしたが、最後の嬉しそうな顔のサラが良かったです。ロスも頑張った甲斐があったというものです。
have a smile on one's face は文字通り「顔の上に笑顔を持つ」、つまり、「笑顔を浮かべる、ニコニコする」ということですね。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月02日
どんなに素敵かわからないでしょう フレンズ3-10その33
レイチェル: Um, excuse me, everyone? Ah, this is my last night working here, and I ah, just wanted say that I made some really good friends here, and ah, it's just time to move on. (at the counter Gunther starts to cry and runs into the back room) Ah, and no offence to everybody who ah, still works here, but you have no idea how good it feels to say that as of this moment I will never have to make coffee again. (あぁ、失礼ですが、皆さん? あ、これが私がここで働く最後の夜です。ちょっと言いたいことがあります。ここで本当に素敵な友達が出来ました。そして、今まさに前に進むべき時なんです。[カウンターではガンターが泣き出して裏の部屋へと走って行く。] ここでまだ働いている人に失礼なことを言うつもりはないけど、今から言うセリフを言うことがどれほど素敵なことかみんなにはわからないでしょうね。今この瞬間をもって、私は二度とコーヒーを入れる必要がないのよ!)
[Scene: Rachel's new job, Rachel's boss is telling her what to do.]
レイチェルの新しい仕事場、レイチェルの上司は彼女にすべきこと(仕事)について話をしている。
レイチェルの上司: Now, Mr. Kaplan Sr. likes his coffee strong. So you want to use two bags instead of one. Now, pay attention, 'cause this part's tricky. See, some people use filters just once.... (さて、カプラン・シニアさんは濃いコーヒーが好きなんだ。だから、1個じゃなくて2個のバッグを使わないといけないよ。さて、注意して。この部分が難しいんだ。ほら、フィルターをたった1回だけ使う人もいるけど…)
別れの挨拶をするレイチェル。
ガンターが走り去るのがかわいいですね(笑)。
as of は「…現在(で)、(…日)付けで、…以降は」。
フレンズ1-9その1 では、as of today 「本日をもって、本日付けで」というフレーズが出てきました。
you have no idea how good it feels to say that... 「…と言うことがどれほど feel good であるかは、あなたたちにはわからない」という表現が面白いですね。
「こういうことが言えて私は今ハッピーよ」というダイレクトな表現ではないところに、彼女の嬉しさが滲み出ている気がします。
他の人には想像もつかないくらい、今すがすがしい気持ちなのよ!ということですね。
Mr. Kaplan Sr. の Sr. は Senior の略です。
実際にも「シニア」と発音されています。
フレンズ1-22その5 でも触れていますが、英語圏では親子が同姓同名の場合、親をシニア、子をジュニアと呼ぶんですよね。
He likes his coffee strong. で、コーヒーが strong な状態であるのが好き、ということです。
just once... でセリフが途切れていますが、この後、何と続くかは想像できますね。
私はこのフィルターを2回(もしくはそれ以上?)使うんだ、と言うつもりのようです。
ウェイトレスを辞めて、もうコーヒーを入れる毎日から解放されると思ったら、まず最初の仕事がこれで、それもただ入れるだけじゃなくて、どうやって入れるかまでレクチャーされて…喫茶店の時と全く同じです(フィルターを使い回す話は、喫茶店の時よりひどいし…)。
「もうコーヒーを入れることがないのよ!」と喜んだ後、すぐに画面が切り替わり、早速コーヒーを入れるよう指示されているレイチェルが映る…コメディの典型的なパターンですが、やっぱり笑ってしまいます。
「どうしてこうなるのよ」と言いたげなレイチェルの不満そうな顔が面白いですね。
never... again! の「アゲイン!」にたっぷり気持ちを込めたレイチェルなのに、早速、She has to make coffee again. な状況が映るというそのタイミングが最高!です。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
[Scene: Rachel's new job, Rachel's boss is telling her what to do.]
レイチェルの新しい仕事場、レイチェルの上司は彼女にすべきこと(仕事)について話をしている。
レイチェルの上司: Now, Mr. Kaplan Sr. likes his coffee strong. So you want to use two bags instead of one. Now, pay attention, 'cause this part's tricky. See, some people use filters just once.... (さて、カプラン・シニアさんは濃いコーヒーが好きなんだ。だから、1個じゃなくて2個のバッグを使わないといけないよ。さて、注意して。この部分が難しいんだ。ほら、フィルターをたった1回だけ使う人もいるけど…)
別れの挨拶をするレイチェル。
ガンターが走り去るのがかわいいですね(笑)。
as of は「…現在(で)、(…日)付けで、…以降は」。
フレンズ1-9その1 では、as of today 「本日をもって、本日付けで」というフレーズが出てきました。
you have no idea how good it feels to say that... 「…と言うことがどれほど feel good であるかは、あなたたちにはわからない」という表現が面白いですね。
「こういうことが言えて私は今ハッピーよ」というダイレクトな表現ではないところに、彼女の嬉しさが滲み出ている気がします。
他の人には想像もつかないくらい、今すがすがしい気持ちなのよ!ということですね。
Mr. Kaplan Sr. の Sr. は Senior の略です。
実際にも「シニア」と発音されています。
フレンズ1-22その5 でも触れていますが、英語圏では親子が同姓同名の場合、親をシニア、子をジュニアと呼ぶんですよね。
He likes his coffee strong. で、コーヒーが strong な状態であるのが好き、ということです。
just once... でセリフが途切れていますが、この後、何と続くかは想像できますね。
私はこのフィルターを2回(もしくはそれ以上?)使うんだ、と言うつもりのようです。
ウェイトレスを辞めて、もうコーヒーを入れる毎日から解放されると思ったら、まず最初の仕事がこれで、それもただ入れるだけじゃなくて、どうやって入れるかまでレクチャーされて…喫茶店の時と全く同じです(フィルターを使い回す話は、喫茶店の時よりひどいし…)。
「もうコーヒーを入れることがないのよ!」と喜んだ後、すぐに画面が切り替わり、早速コーヒーを入れるよう指示されているレイチェルが映る…コメディの典型的なパターンですが、やっぱり笑ってしまいます。
「どうしてこうなるのよ」と言いたげなレイチェルの不満そうな顔が面白いですね。
never... again! の「アゲイン!」にたっぷり気持ちを込めたレイチェルなのに、早速、She has to make coffee again. な状況が映るというそのタイミングが最高!です。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
2008年02月01日
アメリカの卒業式の曲 フレンズ3-10その32
[Scene: Central Perk, Rachel is serving her last cup of coffee.]
セントラルパーク。レイチェルは最後のコーヒーを給仕している。
レイチェル: Here we go. I'm serving my last cup of coffee. (the gang starts humming the graduation theme) There you go. (hands it to Chandler) Enjoy. (they all cheer) (さあ、私は最後のコーヒーを給仕するわよ。[フレンズたちは卒業のテーマをハミングし始める] どうぞ。[それをチャンドラーに手渡す] 楽しんで。[みんなが喝采する])
チャンドラー: (to Ross) Should I tell her I ordered tea? ([ロスに] 俺が注文したのは紅茶だって言うべき?)
ロス: No. (いいや。)
もうこれでウェイトレスを卒業、ということで、卒業式によく流れる音楽をみんながハミングしているのが面白いですね。
この曲は、エルガー作曲、「威風堂々」第1番、だそうです。
英語の原題は Pomp and Circumstance です。
Wikipedia 日本語版: 威風堂々 (行進曲)
卒業式で使われるこの部分は、「第1番の中間部」と呼ばれているようですね。
上のウィキペディアの「第1番の中間部について」という項目で、
学校の卒業式で「卒業生入場」の際にBGMとして使用
という記載もあります。発祥はイェール大学だそうです。
Wikipedia 英語版: Pomp and Circumstance Marches にも、この曲は、"the graduation song" として知られている、という記載があります。
また、日本語版ウィキペディアにも書いてありますが、木梨憲武さんが出演していた味の素「CookDo」のCMでも使われていましたね。
ちょうどこの中間部、アマゾンでは視聴できるサイトを見つけることができなかったのですが、iTunes Store で「威風堂々」でサーチすると、検索トップに出てきた曲で、この中間部を聞くことができます。
ちょっとこの音楽のことで長く書いてしまいましたが、曲名はともかく、アメリカ人の誰かが、何かを「卒業」する状況になった時、このフレーズを口ずさめばアメリカ人なら「おぉ!」と思ってくれる…そういう意味で「使える」かな?と思いました。
最後のコーヒーなの、というのですが、チャンドラーは紅茶を注文していたらしい。
最後の最後までオーダーを間違っているところがいかにもレイチェルらしいですね。
「間違ってるよ、レイチェル。」と直接言うんじゃなくて、「間違ってるって彼女に言うべきかな、ロス?」「やめとこう。」というやり取りが微笑ましいです。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
セントラルパーク。レイチェルは最後のコーヒーを給仕している。
レイチェル: Here we go. I'm serving my last cup of coffee. (the gang starts humming the graduation theme) There you go. (hands it to Chandler) Enjoy. (they all cheer) (さあ、私は最後のコーヒーを給仕するわよ。[フレンズたちは卒業のテーマをハミングし始める] どうぞ。[それをチャンドラーに手渡す] 楽しんで。[みんなが喝采する])
チャンドラー: (to Ross) Should I tell her I ordered tea? ([ロスに] 俺が注文したのは紅茶だって言うべき?)
ロス: No. (いいや。)
もうこれでウェイトレスを卒業、ということで、卒業式によく流れる音楽をみんながハミングしているのが面白いですね。
この曲は、エルガー作曲、「威風堂々」第1番、だそうです。
英語の原題は Pomp and Circumstance です。
Wikipedia 日本語版: 威風堂々 (行進曲)
卒業式で使われるこの部分は、「第1番の中間部」と呼ばれているようですね。
上のウィキペディアの「第1番の中間部について」という項目で、
学校の卒業式で「卒業生入場」の際にBGMとして使用
という記載もあります。発祥はイェール大学だそうです。
Wikipedia 英語版: Pomp and Circumstance Marches にも、この曲は、"the graduation song" として知られている、という記載があります。
また、日本語版ウィキペディアにも書いてありますが、木梨憲武さんが出演していた味の素「CookDo」のCMでも使われていましたね。
ちょうどこの中間部、アマゾンでは視聴できるサイトを見つけることができなかったのですが、iTunes Store で「威風堂々」でサーチすると、検索トップに出てきた曲で、この中間部を聞くことができます。
ちょっとこの音楽のことで長く書いてしまいましたが、曲名はともかく、アメリカ人の誰かが、何かを「卒業」する状況になった時、このフレーズを口ずさめばアメリカ人なら「おぉ!」と思ってくれる…そういう意味で「使える」かな?と思いました。
最後のコーヒーなの、というのですが、チャンドラーは紅茶を注文していたらしい。
最後の最後までオーダーを間違っているところがいかにもレイチェルらしいですね。
「間違ってるよ、レイチェル。」と直接言うんじゃなくて、「間違ってるって彼女に言うべきかな、ロス?」「やめとこう。」というやり取りが微笑ましいです。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ