[Scene: Central Perk, Rachel is serving her last cup of coffee.]
セントラルパーク。レイチェルは最後のコーヒーを給仕している。
レイチェル: Here we go. I'm serving my last cup of coffee. (the gang starts humming the graduation theme) There you go. (hands it to Chandler) Enjoy. (they all cheer) (さあ、私は最後のコーヒーを給仕するわよ。[フレンズたちは卒業のテーマをハミングし始める] どうぞ。[それをチャンドラーに手渡す] 楽しんで。[みんなが喝采する])
チャンドラー: (to Ross) Should I tell her I ordered tea? ([ロスに] 俺が注文したのは紅茶だって言うべき?)
ロス: No. (いいや。)
もうこれでウェイトレスを卒業、ということで、卒業式によく流れる音楽をみんながハミングしているのが面白いですね。
この曲は、エルガー作曲、「威風堂々」第1番、だそうです。
英語の原題は Pomp and Circumstance です。
Wikipedia 日本語版: 威風堂々 (行進曲)
卒業式で使われるこの部分は、「第1番の中間部」と呼ばれているようですね。
上のウィキペディアの「第1番の中間部について」という項目で、
学校の卒業式で「卒業生入場」の際にBGMとして使用
という記載もあります。発祥はイェール大学だそうです。
Wikipedia 英語版: Pomp and Circumstance Marches にも、この曲は、"the graduation song" として知られている、という記載があります。
また、日本語版ウィキペディアにも書いてありますが、木梨憲武さんが出演していた味の素「CookDo」のCMでも使われていましたね。
ちょうどこの中間部、アマゾンでは視聴できるサイトを見つけることができなかったのですが、iTunes Store で「威風堂々」でサーチすると、検索トップに出てきた曲で、この中間部を聞くことができます。
ちょっとこの音楽のことで長く書いてしまいましたが、曲名はともかく、アメリカ人の誰かが、何かを「卒業」する状況になった時、このフレーズを口ずさめばアメリカ人なら「おぉ!」と思ってくれる…そういう意味で「使える」かな?と思いました。
最後のコーヒーなの、というのですが、チャンドラーは紅茶を注文していたらしい。
最後の最後までオーダーを間違っているところがいかにもレイチェルらしいですね。
「間違ってるよ、レイチェル。」と直接言うんじゃなくて、「間違ってるって彼女に言うべきかな、ロス?」「やめとこう。」というやり取りが微笑ましいです。
(Rach からのお願い)
今回の記事、面白いと思われた方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
皆様の応援が、とても励みになっています。ありがとうございます。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ