2008年03月31日

ジョーイのダンスの経歴 フレンズ3-12その13

ダンスシーンはないと思っていたジョーイに、
ディレクター: Joey, all the roles gotta dance a little. But believe me, with your dance background, it'll be a piece of cake. (ジョーイ、全ての役柄は少しはダンスを踊らないといけないんだ。でも、信じてくれ、君のダンスの経歴だと[経歴を考えると・照らし合わせると]、お茶の子さいさいだよ。)
[Scene: Chandler and Joey's, Chandler is reading Joey's resume.]
チャンドラーとジョーイの部屋。チャンドラーはジョーイの履歴書を読んでいる。
チャンドラー: "Three years of modern dance with Twyla Tharp"? "Five years with the American Ballet Theatre"? (「トワイラ・サープの元でモダンダンスを3年」? 「アメリカン・バレエ・シアターで5年」?)

piece of cake は「楽な仕事、お茶の子さいさい」。
フレンズ2-22その5 でも、cake の話題が出たついでに、a piece of cake という言葉について触れています。

ディレクターは、with your dance background と言っています。
ジョーイのダンスの経歴? そんなのあるの? 聞いたことないなぁ…と観客が思った瞬間に画面がカットします。
みんなが「?」と思った瞬間に、チャンドラーがその経歴を読み上げる、そのタイミングが絶妙ですね。

こういう画面の急なカットというのは映画やドラマでよくあります。
誰かの質問に対する答えを、別の場面で別の人が答えている、というような。

チャンドラーが見ているのは、ブロマイドのような headshot (head shot) 「顔写真、履歴書用の写真」ですね。
その裏に本人の履歴・経歴が書いてあるようです。
headshot については、フレンズ2-14その1 でも触れています。

with your dance background, it'll be a piece of cake. 「君のダンスの経歴なら、(ダンスパートは)お茶の子さいさいだよ。」と言われた後に出てくる経歴ですから、出てきたその固有名詞を知らなくても、それがかなりすごい経歴であることは、日本人の我々にも想像できますよね。
何となく名前を聞いただけでも「すごそう」という感じが伝わってくるのですが、それがわかって笑えれば、それで十分なのです。

でも、それがどれだけすごい経歴かがわかっていたら、余計に笑えるでしょうね。
明日、その具体的な固有名詞について説明します。


(Rach からのお詫び)
いただいたコメントへのお返事は、もうしばらくお待ち下さいませ。


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2008年03月30日

すりを働く フレンズ3-12その12

[Scene: Joey's audition.]
ジョーイのオーディション。
ジョーイ: (singing) You've got to pick a pocket or two. Boyyyyssss, (picks a handkerchief from the pianist's pocket) you've got to pick a pocket or two... (♪すりの1つや2つはしなくちゃダメだぞ、坊や。[ピアニストのポケットからハンカチを引き抜く] すりの1つや2つはしなくちゃダメだぞ〜♪) 
ディレクター: Lovely, just lovely. (ラブリーだよ。ただただラブリーだ。)
ジョーイ: Really? Thanks. (本当ですか? ありがとう。)
ディレクター: Listen Joey, we definitely want to see you for the callback on Saturday. (聞いてくれ、ジョーイ。我々は本当に土曜日の再オーディションに君を呼びたいと思ってる。)
ジョーイ: Excellent! I'll be there. (すごい! (きっと、もちろん)来ます。)
ディレクター: Okay, and listen, Don't forget to bring your jazz shoes for the dance audition. (よし、なぁ、聞いてくれ。ダンスオーディションのためのジャズシューズを持ってくるのを忘れないように。)
ジョーイ: Ahhh! My ah, my agent said it wasn't a dancing part. (あー! 僕の、僕のエージェントは、(僕の出番は)ダンシングパート(ダンスのあるシーン)じゃないって言ってましたよ。)


ジョーイがオーディションのために歌を歌っています。
結構上手ですね(笑)。

pick a pocket は「(人の財布などを)する、すりをする、すりを働く」ということですね。
この歌では、pick a pocket or two となっています。
一人の財布だけではなく、一人か二人くらいの財布をすらないとダメだ、みたいなことでしょうね。
二都物語にそういうセリフ、シーンがあるのでしょうか?
フレンズ3-12その6 のセリフに出てきた、CliffsNotes を私も読んでみないといけないな(笑)。

手品師みたいにピアニストのポケットからハンカチを取り出すのがおかしいのですが、これはジョーイの演出でしょうか?
ディレクターに印象付けるための小細工のように見えたのですが、すりをしなくちゃ♪と歌いながら、実際にすりをしているところを見せる、という場面なのかもしれません。

余談ですが、このディレクター、雰囲気が何となくエディー・マーフィーに似てません?(笑)
lovely は普通は「美しい、かわいらしい」という意味ですが、「素晴らしい」という意味もあります。
「素晴らしい」という意味で lovely を使うのは、少々女性っぽい気がするのですが、そうでもないのかなぁ?
この人はお芝居のディレクターで、アート・芸術関係の人ですから、そういう女性っぽい響きの言葉を使う…ということかとも思いましたが、実はよくわかりません。(男女限らず普通に使うのかもしれません。)

callback は「呼び戻し、再オーディション、二次面接」のことですね。
過去記事、フレンズ2-10その6 にも以下のセリフで出てきました。
ジョーイ: I got a callback for Thursday. (木曜日の二次面接に呼ばれてます。)

jazz shoes は「ジャズシューズ」。
ダンスに使う靴のようです。
Wikipedia 英語版: Shoe
上のウィキペディアの Dance shoes の項目に、Jazz shoes の説明が載っています。
横には写真も載っていますね。


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posted by Rach at 21:17| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月29日

ブログとブログ友達

私のブログ友達の まゆみさんが、ご自身のブログ
+ Before Sunrise + Before Sunset +
の最新記事で、私の本の紹介記事を書いて下さいました! (ありがとう、まゆみたん!)
その記事はこちら(↓)。
#136-80327 Rach流「楽しくきわめる英語学習法」

まゆみさんが私のブログに初めてコメントを下さったのは、2006年05月12日なので、もうかれこれ、2年弱のお付き合いになるのですね。
やはり長いお付き合いなので、私が読者の方に伝えたかったメッセージを、きっちりしっかり受け止めて下さっている…と感じます。
「ちょっと褒め過ぎ」の感はありますが(笑)、ネット上での私をよく知る友人が、素敵な紹介文を書いて下さったことを心から嬉しく思いましたので、ここで紹介させていただきました。

「長いお付き合い」と言えば…。
三四郎さんのブログ、
1000時間ヒアリングマラソンでTOEIC945点!?
でも、サイドバーの「わたしのほんだな」に、私の本を入れて下さっています。
ありがとうございます。嬉しいです!

三四郎さんが、以前のHNのコトーさんとして(前のHN書いちゃってごめんなさい)、初めてコメントを入れて下さったのが、2005年07月18日。
このブログを開始して1ヵ月後くらいのことですから、本当に初期の頃からのお付き合いになります。
三四郎さんのブログのタイトルの点数が「945点」と中途半端(笑)なのは、私の TOEIC の点数を意識してのことだそうですが、そんな風に使ってもらえるのもまた楽しい。

お二人とも、ネット上だけでのお付き合いで、実際にお会いしたことはないのですが、まゆみさんがおっしゃるように「ネット上だって、人と人とのぬくもりある繋がりは築ける」と私も思っています。
プライベートな事情を斟酌することなく、純粋に英語学習者として意見を交換できることは、ある意味、とても崇高なものである、とさえ思えます。

まゆみさんと私の関係は「大人のお付き合い」(笑)だと、まゆみさんは常々言っておられます。
つまりは、毎日ずっとべったりじゃなくて、たまに忘れた頃に(笑)、ちょこっとコメント入れるような関係、ってことですね。
でも、ブログを読んでくれている!というのは、いつもどこかで感じています。
また、「忙しい時は無理でも、またちょっと時間が空いた時に、ちらっと覗いてくれるだろう…」みたいな安心感もあります。
それが心地良いのかな。

三四郎さんとのお付き合いが続いているのも、私が同じタイトル・同じ URL で、ずーっとこのブログを続けて来たからかな、とも思います。
何ヶ月ぶり、何年ぶりでもいい、「そう言えば、Rach はまだブログを続けてるのかな?」とふと思って、覗いてくれる人がいたら、とても嬉しいと思います。

だから、きっと、どんなに頻度が落ちても、このブログをやめることはない…という気もしています。
いろんな方とのやり取りの思い出が詰まったこのブログの存在を消してしまいたくはない、と。

ブログの良いところは双方向性であること、そして、「反応したい部分にだけ反応できること」だと思っています。
人間みんなそれぞれ自分の事情というものがあって、忙しいはずです。
だから、私はその貴重な時間を無理やり私に割いてもらいたいとは思いません。
私が「…だと思うのですが、どうでしょう??」と何らかのトピックを提示した場合に、それについて興味のある方だけが反応して下さればいい…という感じなのです。

本にも書いたのですが、「人はそれぞれ興味のある分野が異なる」ので、興味のない部分、もしくは私の意見を聞いて特に何も感じなかった部分について、無理に何かしらの意見を捻出して下さらなくてもいい、という感じでしょうか。
これが全員出席の会議であれば、各人が何かしらの意見を求められるのかもしれません。
特にこれと言って意見はないけど、何かに反応しないといけないから、とりあえず何か意見を言ってみる、みたいな。
でも、そういう「強制」のないところが、ブログの醍醐味だと思うのです。

あるトピックについて、「それについては私も言いたいことがある!」と思ってくれた方が参加して下さる、ということが、議論を活発にする要因になると思うのですね。
そうして掘り下げたい部分をとことん掘り下げることができるのが、とても楽しいと感じます。
私が細かくしつこく掘り下げ食い下がる部分を、一緒に楽しんで下さる方がいる、それがとても幸せだと思います。

英語という「言語」を学ぶ人間として、こうしてネット上の文字のやり取りだけで、どれだけ深くコミュニケーションできるか、どこまで自分の気持ちや考えを伝えられるか…それを知ることで、言葉の持つ凄さ・素晴らしさを体感できている気がします。
ただの「文字の羅列」に過ぎないものが、人の心を動かす、ということを知りました。
英語というアルファベットの順列組み合わせが、私の気持ちを伝えるものとなってくれるよう、これからも英語の学習を続けていきたいと思っています。

ネット上で出会った全ての人たちへ、感謝の気持ちを込めて。


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2008年03月28日

韻は踏んでないけど素敵な詩 フレンズ3-12その11

フリオが詩を書くと聞いたモニカは、
モニカ: So um what kind of things do you write about? (それで、あなたはどういう種類のものを書くの?)
フリオ: Things that move me: The, the shadow of a tree, a child laughing, or this lip. (points to her lip) (僕を感動させるもの、だよ。木の影とか、子供が笑うのとか、この唇とか。[モニカの唇を指差す])
モニカ: Mine? (points to her lower lip) Right here? (私の? [彼女の下唇を指す] ちょうどここ?)
フリオ: I can write an epic poem about this lip. (grabs her lower lip) (僕なら、この唇について一篇の叙事詩が書けるよ。[彼女の下唇を掴む])
モニカ: How would that go? (they kiss) Well, it didn't rhyme, but I liked it. (その詩はどんな感じになるの? [二人はキスする] まぁ、韻は踏んでなかったけど、私は今のが気に入ったわ[今のは良かったわ]。)

詩人っぽく、マドロスさん(笑)みたいに椅子に足を乗せて、ロマンチックに語っているフリオの姿が面白いです。

epic は「叙事詩」。長い詩を指しますね。
ロングマン現代英英辞典では、
epic [noun]: [countable]
a book, poem, or film that tells a long story about brave actions and exciting events

つまり、「勇敢な行動や刺激的な出来事に関する長い話を語る本、詩、または映画」。

普通、lip は上下あるので、lips と書くことが多いですが、今回のフリオはモニカの下唇だけを掴んでいるので、ト書きやセリフも常に単数形の lip と表現されていますね。
掴まれてうっとりしているモニカの表情に笑えます。

How would that go? について。
How did the audition go? 「オーディションはどうだった?」などとジョーイに尋ねるセリフがフレンズにはよく出てきますが、その go は「…という状態になる」という意味ですね。
would はもしフリオがその叙事詩を書くとしたら…という仮定で、that はそのあなたが書くと言っている「叙事詩」を指しています。
もしそういうものがあるとしたら、それはどんな感じになるの?というところでしょうか。

で、その叙事詩を語る前にキスをした…というより、その叙事詩というのはこういうものだよ、という意味でキスをしたので、その詩は、「詩に特有の押韻」(rhyme)はないけれど(韻を踏んでいないけれど)、私は嫌いじゃないわ、その叙事詩ってやつを気に入ったわ、と答えているのですね。
「君の唇に関する詩っていうのは…」とか言いながらキスされたりすると、女はメロメロ…でしょうねぇ(笑)。

彼の行動を見ていると、演出が上手いというか、盛り上げ方が上手いというか、やはりフリオは詩人だな、と思います。
視聴者として客観的に見ていると、かなり”ベタ”な感じがして、そこがまた面白いのですが。

ところで、「詩に特有の押韻」(rhyme)について。
昨日の記事、フレンズ3-12その10 に、
フリオ: I thought I would, but the translation's no good.
モニカ: You're a poet and don't know it.
というやり取りがあったのですが、それも「韻を踏んでいる」のではないか?というご意見をコメント欄でいただきました。
興味深いご意見だと思ったので、私もそのコメント欄で自分の意見を述べています。
興味のある方は合わせてご覧下さい。


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2008年03月27日

あなたは詩人 フレンズ3-12その10

ダイナーで一緒に働いているフリオがボードレールの「悪の華」を読んでいると知って驚くモニカ。
モニカ: ... are you enjoying it? (それ、読んでいて楽しめる[面白い?])
フリオ: I thought I would, but the translation's no good. (楽しめるだろうと思っていたんだけど、訳が良くないんだ。)
モニカ: You're a poet and don't know it. (she turns away and makes a face like 'I can't believe I just said that.') (あなたは詩人で、それ[詩]がわからないのね。(→訂正:あなたは詩人で、自分が詩人だってことを知らないのね。 訂正ここまで) [モニカは顔をそむけて「私がそんなこと言っちゃったなんて信じられない」というような顔をする])
フリオ: Actually I ah, I am a poet. (実は、僕は詩人なんだ[詩を書くんだ]。)
モニカ: Oh, so you do know it. (pause) So um what kind of things do you write about? (まぁ、じゃああなたは詩がわかるのね。(→訂正:まあ、じゃああなたは自分が詩人だって知ってる(わかってる)のね。 訂正ここまで) [間があって] それで、あなたはどういう種類のものを書くの?)

You're a poet and don't know it. について。
ちょっとこの表現のニュアンスについては悩んだのですが…。
:これ以降、私が最初に考えた解釈の説明が続きます(その解釈に対してコメントをいただいているので、元の解釈を消してしまうとコメント欄のやり取りが成立しないため、最初の解釈を残すことをお許し下さい)。最新の解釈は「追記」として記載しています。)

悪の華を読んでいる、というだけでも、かなりインテリな雰囲気なのに、その英語訳にケチをつけるですって? そんな風に批評できるほど、あなたは詩に詳しい人なのね、というのをちょっと皮肉って言っている感じがします。

直訳すると「あなたは詩人で、それがわからないのね。」ということだと思います。
あなたはその詩を読んでその訳に不満を述べている。
詩を楽しめる人、詩を理解できる人、すなわちあなたは詩人(a poet)であるはずなのに、その英語訳を読んでそれが理解できない、って言うのね、という感じでしょうか。
裏を返せば、その訳がわからないって言うのは、あなたが「詩人じゃない」からじゃないの?、「詩人じゃないからそれがわからないのよ。」→「詩人なのにそれがわからないんだ。(それは変よ。)」みたいなニュアンスがあるような気がします。

DVDの日本語訳(吹替)は、「詩人でもないのに偉そうに」となっていました。
私もこのセリフに隠されているニュアンスは、その日本語訳のようなことだろうと思いました。
「詩人でもないのに、わかったようなことを言わないで。」みたいなことだろうと。
それを言った後で、モニカも「私、今すごいこと言っちゃったわ。」みたいな顔をしていますよね。
悪の華を読んでいると聞いて驚いて、さらにはその英訳にケチまでつけるのでさらにびっくりして、「あなたって生意気ね、えらく詩について”語る”のね」みたいなことがつい口から出ちゃったけど、それを「しまった」と後悔している顔でしょう。

フリオの方もそのモニカのセリフの意味に気付いて、自分は詩人だ、実は僕も詩を書く人間なんだよ、と答えています。
それを聞いて、so you do know it. 「それなら、そんな風に詩のことがわかるわね。そんな風に詩について語ることができるわね。」と言い直すモニカ。
you don't know it ではなくて、you DO know it 「詩のことが”よく”わかっている」ということですね。
さっきは皮肉っぽく、You're a poet and don't know it. と言ってしまったけれど、You're a poet and (do) know it. ということなのね、ということでしょう。
(2019.2.6 追記)
You're a poet and don't know it. について、コメント欄で、英国人の方から聞いたお話として、以下のご意見を頂戴しました。
・これは日常会話の中で何気なく「詩的」な表現をした人に対して応じる言葉。
・そのミソは "poet" と "know it" が韻を踏んでいて、この言葉自体が poetic なところ。
つまり、フリオが言った I thought I would, but the translation's no good. というセリフの would / good が押韻していたため、「あなたは詩的な表現をするのね」という意味で「あなたは詩人で自分にはそれに気づいてないのね」というセリフをモニカは返した。
フリオは「僕は詩人で詩を書くんだ」と言ったので「自分で気づいてないと言っちゃったけど、自分で気づいてたのね。あなたは詩人だったのね」と言い直した、という流れになるようです。
詳しくは下のコメント欄をご覧下さい。
(追記はここまで)

モニカがしゃべっているときに、pause が入りますが、それはこのフリオという人が、モニカのまわりに今までいなかったタイプの人だ、ということを表しているのでしょう。
いつものように普通に会話ができない、思いがけない返事が返ってきて戸惑ってしまう、そしてもちろん、モニカが彼に好意を抱いていて、何か話すたびに少し躊躇してしまうことを示してもいるのでしょうね。


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2008年03月26日

ボードレールの悪の華 フレンズ3-12その9

[Scene: The Moondance diner, Monica is cleaning up with one of the waiters, with her back turned to him she removes her fake breasts and hides them under her wig.]
ムーンダンス・ダイナー。モニカはウェイターの一人と一緒に掃除[片付け]をしている。モニカは背中を彼に向けて、フェイクの胸を取り出し、かつらの下にそれを隠す。
ジェニーン: (to Monica) All right, I just got changed in 30 seconds so you could be alone with him. You better go for it. ([モニカに] ねぇ、私は30秒かけて服を着替えたから、(その間に)モニカは彼と二人きりになれたでしょ。モニカはアタックすべきよ。)
モニカ: Please, I'm not going for anything. (やめてよ。私はそんなことするつもりはないわ。)
ジェニーン: Well, if you don't, I will. (そう、あなたがしないなら、わたしが(アタック)するわよ。)
モニカ: Would you please go? (お願いだから、(あっちへ)行ってくれない?)
ジェニーン: 'Night Mon. 'Night Julio. (おやすみ、モニカ。おやすみ、フリオ。)
フリオ: (to Jeannine) Adios. ([ジェニーンに] アディオス。)

この男性の名前は Julio (フリオ)。
ナタリー〜♪で有名な「黒い瞳のナタリー」のフリオ・イグレシアス(Julio Iglesias)という歌手もいますね。

"adios means" とぐぐると、adios means goodbye などとヒットするように、adios はスペイン語で「さようなら」という意味です。
このフリオくんは、スペイン語を使っていることから、メキシコなどの南米の出身である、ということがわかるわけです。
ルックスからもそれはわかりますが。


(Monica starts wiping down the stools, as Julio follows along behind her replacing the napkin holders.)
モニカは椅子を拭き始める。その時、フリオは彼女の後ろで、ナプキンホルダーを取り替えている。
モニカ: Look Julio, someone left their book here. (ねぇ、フリオ。誰かがここに本を置いていったわよ。)
フリオ: Ah actually, that is mine. (あ、実はそれは、僕の本なんだ。)
モニカ: Oh yeah, what are you reading? (まぁ、そう。何を読んでるの?)
フリオ: Flowers of Evil, by Baudelaire. Have you read it? (悪の華、ボードレールだよ。読んだことある?)
モニカ: Have I read it? (pause) No, are you enjoying it? (私が読んだことがあるかって? [間があって] いいえ(読んだことないわ)。それ、読んでいて楽しめる?[面白い?])

「悪の華」は、ボードレールの詩集ですね。
Wikipedia 日本語版: 悪の華
Wikipedia 日本語版: シャルル・ボードレール
英語の発音は「ボードレア」みたいな感じ。
ボードレールはフランス人なので、フランス語っぽい発音なわけです。

読んだことある?と聞かれて、「私が読んだことがあるか、ですって?」と聞き返すモニカ。
「あるわけないじゃん」って感じの驚いた返事なのですが、モニカは「えぇ、ちらっと読んだことはあるわよ」などと知ったかぶりはしないようです。
あ、ちなみに私も読んだことありません(笑)。
一緒にダイナーで働いているフリオの口から、随分と知的な作品の名前が出てきたので、モニカは余計に驚いているわけですね。

フレンズ3-12その5 では、ジョーイがディケンズの二都物語を知らなかった、という話が出てきました。
ここで、ボードレールの「悪の華」が登場したのは、そのジョーイと対比させるためでもあるのでしょうね。
ジョーイは自分がオーディションを受ける作品であるのに、その内容どころか作者の名前さえ知らない。
それに対してフリオは、自分の趣味としてそんな高尚な作品を読んでいる…その違いが観客にとっても面白いのだろうと思います。
日本人の場合でも、「ボードレールの悪の華を読んでるんだ。」と言えば、その人を見る目が少し変わりそうな気がしますよね(笑)。
アメリカでもそういうイメージは同じようです。


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posted by Rach at 10:18| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月25日

なぜ彼は君の電話に出るんだ? フレンズ3-12その8

ロス: Hi. What's ah, what's Mark doing answering your phone? (やあ。マークは君の電話に出たりして、何をやってるんだ?)
レイチェル: Oh, he's just goofing around. (あぁ、彼はただ、さぼってるだけよ。)
ロス: Ohhhhh yeah, that's, that's funny. Why ah, why isn't he goofing around in his own office? (あぁ、そう。それは、それは面白いね。どうして、彼は自分のオフィスでさぼらないの?)
レイチェル: Oh honey, this is his office too. I told you, we're Joanna's two assistants. (あぁ、ハニー。ここは彼のオフィスでもあるのよ。言ったでしょ、私たちはジョアンナの二人のアシスタントだって。)
ロス: Why does Joanna need two assistants? How, how lazy is she? (どうしてジョアンナは二人のアシスタントが必要なんだ? どんだけ彼女は怠惰なんだよ?)
レイチェル: Oh! Oh, my God! What did I just do? (あぁ、なんてこと! 私、たった今、何をしちゃったの?)
ロス: What? (何?)
レイチェル: I think I just shipped 3,000 bras to Personnel! Oh honey, I gotta go! (to Mark) Mark, I need you! (私、3000個のブラを人事部に発送しちゃったみたいなの! あぁ、ハニー、電話を切らなくちゃ。[マークに] マーク、あなたが必要なの!)
ロス: Okay! Bye-bye! (starts slamming the receiver down in anger.) (わかったよ、バイバイ! [怒って受話器を激しく叩き付け始める])
レイチェル: Ow! Ross! (もう、ロス!)
ロス: Oh, oh, I'm, I'm, I'm sorry, sweetie. I was just trying to ah, I'm dialing another number. (hangs up) (あぁ、ごめんよ、ハニー。僕はただ、別の番号をダイヤルしようとしていただけなんだ。[電話を切る])

What's Mark doing answering your phone? は、「マークは君の電話に出たりして何をやってるんだ?、なぜマークは君の電話に答えてるんだ?」。
What are you doing ...ing? 「…したりして何やってんの?、なぜ…してるの?」という構文ですね。
フレンズ3-11その7 に出てきた、
"What's an intelligent girl who wants to be in fashion doing making coffee?"
と同じ感覚です。

フレンズ3-11その39 では、What are you doing? 「何やってんの?」には「驚き」のニュアンスが含まれると説明しましたが、その「驚き」「なぜ?」という感覚が、この What is he doing ...ing? にも入っています。

3-11その7 までは、私はそういう構文を意識したことがありませんでした。
そのコメント欄でたくさんの方からご意見をいただいて、そういう構文があることを知ったのですが、それを知った後は、こんな風に似た文に出会った時に、「あぁ、これはあの時の構文と同じだ!」と気付くことができるようになります。
こういうことを繰り返して、英語を学んでいくんだなぁ、としみじみ思います。

フレンズ3-4その28 で、名詞 goof には、「ばか、まぬけ」「へま、どじ」という意味があると説明しました。
それが動詞になると「ヘマをする、失敗する」という意味になるのですが、goof around だと「怠ける、サボる」という意味になるようです。
ロングマン現代英英辞典では、
goof around (phrasal verb): to spend time doing silly things or not doing very much
つまり、「くだらないことをして時を過ごす、またはあまり多くのことをしないで過ごす」。

彼がさぼってるのはどうでもいいけれど、どうしてレイチェルの傍でさぼらないといけないんだ?とロスは怒っているのですね。
あげく、アシスタントなんて二人もいらないじゃないか、上司のジョアンナは、人に仕事を任せて自分では仕事をしない怠惰な人間なのか?、と怒りの矛先が上司にまで向かっています。

レイチェルは何か変なボタンを誤って押してしまったようですね。
「パーソネル(人事部)」に送ってしまった、とのことですが、それなら社内なので、間違って他社に発送してしまうよりは、ましな気もしますが…(笑)。

I gotta go. は、用事があって出かけないといけない時の決まり文句ですが、このように電話をしていて、電話を切って仕事に戻らないといけない、みたいな時にも使うんですねぇ。
あなたと今会話しているこの状態から、別の場所に行かないといけない、電話以外の場所に戻らないといけない、という感覚でしょうか?

電話の向こうから、Mark, I need you! という声が聞こえてきて、恋人のロスとしては、たまりませんね。
ガンガンと電話に怒りをぶつけているのですが、電話は切れていなくてその音がレイチェルに聞こえたままでした。
別のダイヤルを押していたから…と言い訳するものの、レイチェルにはバレバレだったでしょうね。
ただレイチェルはミスをしてパニクっているので、それどころではなかったでしょうが…。


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posted by Rach at 22:37| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

”ロスとレイチェル”のロス フレンズ3-12その7

[Scene: Rachel's office, Mark is training Rachel.]
レイチェルのオフィス。マークはレイチェルをトレーニングしている。
マーク: ...then the style number, the invoice number, and the shipping date. Good. Any questions so far? (それから、スタイル番号、インボイス[送り状、納品書]番号、それから発送日。よし。ここまでで何か質問は?)
レイチェル: Yeah. What kind of discount do we get? (えぇ。社員はどういうディスカウント[割引]が受けられるの?)
マーク: Twenty percent. (20%割引だ。)
レイチェル: Oh! I love this job! (her phone rings) Wow! My first call! (まぁ、私、この仕事大好き! [電話が鳴る] まぁ、私の初めての電話だわ!)
マーク: Here, let me. (answers phone) Rachel Green's line, how may I help you? (よし、僕にまかせて。[電話に出る] レイチェル・グリーンの回線[席]です。どういったご用件でしょうか?)
ロス: (on phone) Hi, is Rachel there? ([電話で] はい、レイチェルはそこにいます?)
マーク: And who may I say is calling? (それで、どちら様でしょうか?)
ロス: This is Ross. (僕はロスです。)
マーク: Ross of...? (ロス、というのは、どちらのロスさん?)
ロス: Of "Ross and Rachel." (「ロスとレイチェル」の(ロスです)。)
マーク: Oh hi. It's, it's Mark. (あぁ、はい、僕はマークです。)

データの入力方法を教えてもらっているレイチェル。
invoice, shipping date などは、TOEIC の商品注文がらみの問題で頻出する単語ですね。
一生懸命説明を聞いているようでいて、彼女の一番の関心事は、「社員割引はどのくらい?」でした(笑)。
想像以上に高い割引率で、彼女は大喜びです。

電話しているロスの仕事部屋が初めて(?)画面に映ります。
これがなかなか壮観なのですが、ポスター、置物など恐竜のものがいっぱいです。

who may I say is calling? というのは、who is calling? 「誰が電話しているの?」と、May I say? 私が言っても[尋ねても]いいでしょうか?、みたいなことでしょうか??
尋ねてもいいのかどうか?がメインではなくて、誰が電話をしているのか?がメインの質問であるので、Who が先頭に来ているのですね。
英語の語順で訳すと、「誰ですか? ちょっと尋ねさせていただきますけど、今電話しているのは?」みたいな感じになるでしょうか?

Who do you think you are? 「自分を誰だと思っているんだ? 何様のつもりだ?」という喧嘩のフレーズがありますが、これと構造は似ているような気がします。

Ross of...? とマークに尋ねられて、(Ross) Of "Ross and Rachel." と答えるロスが面白いですね。
レイチェルに電話してくるロスと言えば、恋人のロスに決まってるだろ、前に会ったこともあるのに、僕の名前を覚えてないのか?!という感じですね。
Rachel's friend とか、Rachel's boyfriend という表現も可能だと思うのですが、「”ロスとレイチェル”のロス」という表現が、それを知ってて当たり前なのに…みたいなロスの気持ちが滲み出ている気がします。


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posted by Rach at 20:02| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月23日

クリフノート フレンズ3-12その6

二都物語の内容をよく知らず、作者のディケンズの名前にもピンと来ないジョーイに、
チャンドラー: I'll get you the Cliff Notes. (お前にクリフノート[クリフノーツ]を買ってきてやるよ。)
ジョーイ: The what? (ザ…何?)
チャンドラー: The abridgment. (ジ・アブリッジメント、だよ。)
ジョーイ: Oh, okay. (to Ross) The what? (あぁ、わかった。[ロスに] 何だって?)

the Cliff Notes について。
Wikipedia 英語版: CliffsNotes
正しい綴りは、CliffsNotes のようですが、ウィキペディアにも、「時々 CliffNotes と誤った綴りがある」と書いてあります。
上のセリフでは、その Cliff Notes という誤った(?)綴りが使われていますね。

CliffsNotes とは、学生用に書かれたガイドブックみたいです。
実際に作品を読まなくても、ざっとしたあらすじや内容がわかるようになっているようです。
以下のサイトで、いろいろなクリフノートを検索することができるようです。
CliffsNotes The Fastest Way to Learn
その中で、二都物語はこちら(↓)。
A Tale of Two Cities - CliffsNotes

アマゾンでも、この二都物語のクリフノートがありました。
Amazon.co.jp: Cliffsnotes Dickens a Tale of Two Cities (Cliffsnotes Literature) (ペーパーバック)

abridgment(アブリッジメント)は「要約、要約した本、抄本」。
Cliff Notes という名称は知らないかもしれないので、「要約版のことだよ」と教えてあげているのですが、その abridgment という単語も知らなかったようですね。

あんまり「それ何?」ばかり言うとかっこ悪いと思ったのでしょうか、チャンドラーに対してはいったんわかったような顔をしておきながら、ロスの方を向いて「ザ・何…だって? ザ・何…って言った?」と尋ねています。
言い換えてもらっても結局わからない…ジョーイのことだから、絶対そういうオチになるだろうと思ってました(笑)。

ロングマン現代英英辞典で、abridgment の Word origin を見てみると、
Origin: abregier, from Late Latin
abbreviare; ABBREVIATE

とありますので、abbreviate 「短縮する、省略する、簡略する」の関連語のようですね。


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posted by Rach at 09:09| Comment(2) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月22日

二都物語の二都とは? フレンズ3-12その5

ジョーイ: It is me! It's a musical version of A Tale of Two Cities. So I think I'm gonna sing "New York, New York", and ah, oh "I Left My Heart in San Francisco." ((オーディションを受けるのは)俺なんだよ! 二都物語のミュージカル版なんだ。それで俺が思うに、俺は「ニューヨーク・ニューヨーク」と、それから、「霧のサンフランシスコ」を歌うことになるだろうな。)
ロス: Ah Joey, I don't think you get to pick the cities. (あぁ、ジョーイ。君がその都市を選べるんじゃないと思うぞ。)
ジョーイ: What? (何だって?)
ロス: Mr. Dickens gets to pick 'em. (ミスター・ディケンズがそれを選ぶことになるんだ。)
ジョーイ: Who? (誰それ?)
こめかみを押さえるチャンドラー。

A Tale of Two Cities は「二都物語」ですね。
ディケンズの小説です。
Wikipedia 英語版: A Tale of Two Cities
Wikipedia 日本語版: 二都物語

そして、そのミュージカルで以下の歌を歌うことになるだろう、とジョーイは言っています。
New York, New York と、I Left My Heart in San Francisco

New York, New York は、同名の映画のテーマソングですね。
それについては、以下の日本語版ウィキペディアの説明が簡潔でわかりやすいです。
Wikipedia 日本語版: ニューヨーク・ニューヨーク
英語版はこちら(↓)。
Wikipedia 英語版: New York, New York (film)

アマゾンでの、I Left My Heart in San Francisco はこちら(↓)。
Amazon.co.jp: I Left My Heart in San Francisco (Tony Bennett)
この歌を歌っているトニー・ベネットについてはこちら(↓)。
Wikipedia 日本語版: トニー・ベネット

邦題は「霧のサンフランシスコ」というようですね。
(検索をかけていると、「想い出のサンフランシスコ」という邦題もちらほら見かけますが…)
原題の意味は「俺のハートはサンフランシスコにおいてきた」みたいな感じでしょうか。
ちゃんと歌詞を確認していないのですが、きっと恋人をそこに残してきたとか、そこで最愛の人と別れたとか、そんなことかなぁ、と。(この曲に詳しい方がおられたら教えていただけると嬉しいです。)

ジョーイは、「二都」をニューヨークとサンフランシスコだと思っていて、それでこの2曲を挙げたのですね。
ですが、二都物語の本当の「二都」は、パリとロンドンのことのようです。
実は私はこの小説を読んでいないので知らなかったのですが、ネットで「二都とは」で調べると、そう書いてあったのでわかった、というだけで(笑)。
そういう意味では、私はジョーイのことを笑えない(爆)。

勝手にジョーイが、ニューヨークとサンフランシスコだと決め付けているので、二都がどこなのかはジョーイが決めるんじゃない、ディケンズが決めることだよ、と言って、すでに作者が決めていることを匂わすのですが、今度は「ディケンズって誰?」と返すジョーイ。
ジョーイのあまりの無知にめまいが…頭痛が…という感じで、チャンドラーはこめかみを押さえていますね。
ジョーイがトンチンカンなことを言った時に、チャンドラーがよくやる仕草です。


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