チャンドラー: This is so bad. If-if you're not Mary Angela, then-then who is? (これは最低だ。もし君がマリー・アンジェラじゃないとしたら、そしたら誰がマリー・アンジェラなの?)
マリー・アンジェラ: (standing behind Chandler) I am! ([チャンドラーの後ろに立っている] 私よ!)
チャンドラー: Oh, it's soo bad. (doesn't see Mary-Angela) (あぁ、最低だ! [マリー・アンジェラの方は見ない])
マリー・アンジェラ: Joey!!! (ジョーイ!)
チャンドラー: No, Joey! No, Joey! No, Joey! Joey! (だめだ、ジョーイ! だめだ、ジョーイ! だめだ、ジョーイ! [と言っているうちにジョーイが来たので]ジョーイ!)
ジョーイ: What's goin' on? (どうしたんだ?)
チャンドラー: (pats him on the shoulder) You're it! Now run and hide! ([ジョーイの肩をたたいて] お前が鬼だ! さあ(みんな)、走って隠れろ!)
一体誰がマリー・アンジェラなの?という質問を本人に聞かれてしまったチャンドラー。
ジョーイがやってきたので、ジョーイにデンをして、かくれんぼをしているふりをします。
「おお、ジョーイはここだったか、見つけたぞ。次の鬼はお前だ。」みたいな感じのタッチですね。
You're it! の it はかくれんぼの「鬼」です。
フレンズ2-14その21 で、ready or not というフレーズが出てきた時に触れましたが、"Ready or not, here I come." というのが、かくれんぼの決まり文句だそうです。
マリー・テレサ: It's no big deal. Chandler was just kissin' me because he thought I was Mary Angela. (大したことじゃないのよ。チャンドラーがただ私にキスをしていただけよ。だって彼は私がマリー・アンジェラだと思ってたから。)
ジョーイ: What?! How could you do that, how could you think she was Mary Angela? (何だって? どうしてそんなことが、どうしてお前は彼女をマリー・アンジェラだと思ってたんだよ。)
チャンドラー: I wasn't sure which one Mary Angela was. (all of Joey's sisters gasp) Look, I'm sorry, okay, I was really drunk, and you guys all look really similar. (俺はどの子がマリー・アンジェラかをはっきりわかってなかったんだ。[ジョーイの姉妹たち全員が息を呑む] ほら、ごめんよ。俺はものすごく酔ってたし、君たち全員、本当に見かけがそっくりなんだもん。)
ジョーイの姉妹: I say punch him Joey! (ジョーイ、チャンドラーを殴っちゃって!)
みんな: Yeah, punch him! (チャンドラーを殴っちゃえ!)
チャンドラー: Y'know what, we should all calm down because your brother's not gonna punch me. (to Joey) Are ya? (ほら、俺たち全員落ち着かなきゃ。だって君たちの兄さんは俺をパンチしたりはしないから。[ジョーイに] そうだよな?)
マリー・テレサは言葉では It's no big deal. 「大したことないわ。」と言っていますが、それは本心ではないでしょうね。
「ただ私をマリー・アンジェラと間違えただけよ。」とさらりと言いながら、内心あきれている、そしてそれを言えばみんなが驚くのもわかっていたでしょうね。
ジョーイの姉妹たちは、確かに似てる上に、着てる服の色合いまで同じですから、チャンドラーを責めるのは酷な気もするのですが、女性は他人と間違えられるのを嫌がりますからねぇ(笑)。
姉妹たちは口々に「殴れ、殴れ」と言っていて、威勢がいいですが、チャンドラーは「ジョーイと俺は親友だから、ジョーイは殴ったりしないよ、殴るつもりなんかないよ。」と言っています。
でもそう言った後、今回ばかりはさすがのジョーイも怒ってるかな?と心配になったチャンドラーが、Are ya? (Are you?) と付加疑問文のように相手の意向を尋ねているのが面白いですね。
「殴る気はない…って俺は言った[思ってる]けど…そうだよな?」という確認ですね。
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2008年03月11日
2008年03月10日
フライングする フレンズ3-11その36
ジョーイの姉妹: Excuse yourself and go to the bathroom. (失礼します、と席を外して、トイレに行って。)
チャンドラー: Oh no-no-no I was just squinting. That doesn't mean anything. (あぁ、違う違う違う。俺はただ目を細めていただけだよ。それは何の意味もないんだ。)
ジョーイの姉妹: (whispering in his ear) Just do it! ([彼の耳にささやいて] (つべこべ言わずに)とにかくそうして![言った通りにして!])
チャンドラー: Will you excuse me, I have to um..... (walks to the hall) (失礼します。僕は行かなくちゃ… [廊下に歩いて行く])
Excuse yourself and go to the bathroom. は命令形です。
excuse oneself は「(断って)席を外す、中座する」。
「ちょっと失礼します」と言ってから、席を外す、という感じですね。
チャンドラーの「目を細めていただけ」というのは、うっとうしそうな顔をしていたので、トイレを我慢しているのかと君は思ったのかもしれないけど、別にそうじゃないんだ、トイレに行かなくても大丈夫だよ、という返事でしょうか。
[cut to the hall, Joey's sister runs up and grabs Chandler's butt.]
廊下のシーンにカット。ジョーイの姉妹が走って近づいてきて、チャンドラーのお尻を掴む。
チャンドラー: (startled) Hey! ([驚いて] 何だ!)
ジョーイの姉妹: Finally! I thought we'd never be alone. Can I just tell you something? I have not stopped thinking about you since the party. (kisses him) (やっとだわ! 絶対に二人っきりになれないと思ってたの。あなたに一言言わせて。あのパーティー以来、あなたのことを考えるのをやめたことはなかったわ[あなたのことをずっと考えていたわ]。[彼にキスする])
チャンドラー: Look, I may have jumped the gun here. (she tries to kiss him, but he ducks it and moves away) Um, I just got out of a relationship. And I'm not really in a, in a commitment kind of place. (ねぇ、俺はここで早まったことをしてしまったかもしれない。[彼女はチャンドラーにキスしようとするが、彼はそれを避け、逃げる] あぁ、俺はちょうどある恋愛関係から抜け出たところ[ある女性との関係が終わったところ]だったんだ。だから、俺はコミットメントのような場所にいる気持ちじゃないんだ。)
ジョーイの姉妹: So? Me neither! God, Mary Angela was right. You do have the softest lips. (それがどうしたの? 私だってそうよ[私だってコミットメントなんて考えてないわ]。まぁ、マリー・アンジェラの言ったことは正しかったわ。あなたは本当にとっても柔らかい唇を持ってるのね。)
チャンドラー: Ahhhh, you're not Mary Angela? (あぁー、君はマリー・アンジェラじゃないの?)
ジョーイの姉妹: No! I'm Mary Therese! (違うわよ! 私はマリー・テレサ[マリー・テリース]よ。)
jump the gun は「フライングする、早まった行動をする」。
他動詞 jump には「…を飛び越える、…をとばして先に進む」という意味があるので、the gun、すなわち銃声を聞かずに先に走り出してしまった、というニュアンスになるようです。
短距離走などで銃声を聞く前にスタートしてしまった感じで、日本語と同じように「先走ってしまった」ということでしょうね。
jump a light / jump the lights という表現もあります。
これは「信号よりも先に飛び出す」という意味で、「赤信号を無視して走る」ということですね。
上にも書いたように、日本語ではそうやって銃声よりも先に出てしまうことを「フライング」と言いますね。
普通は英語で a flying start というと、「好調なスタート、好調な出だし」という意味になるようです。
get off to a flying start だと「好調なスタートを切る」になります。
ですから日本人が使っている「フライング」というのは恐らく和製英語で、ネイティブにはその意味が通じないのだろうと思います。
で、I may have jumped the gun here. のニュアンスなのですが、「may have+動詞の過去分詞形」なので、「…したかもしれない、…したのかもしれない」という意味になりますよね。
早まったこと、というと、パーティーの日にマリー・アンジェラと寝てしまったことを指すのかな、と思ったのですが、here があるので、彼女の誘いに乗る形でトイレに来てしまい、こうしてキスすることになってしまったこと、を指すのでしょうか?
こんな風にキスする前に、先に事情を話すべきだったのに…という意味で、キスしたことを「早まったことをしてしまったかも」と言っているように思いました。
commitment は、フレンズ3-4その12 で説明しましたが、「女性と真剣に付き合うこと」みたいな意味です。
not really は「それほど…でもない」という部分否定で、俺は今コミットメントの場所にいる、という感じではない、今の俺はコミットメントに対応できる状態じゃない、みたいなことですね。
マリー・アンジェラに言うべき正直な気持ちをやっと打ち明けられた…と思ったら、相手の答えは意外なものでした。
「私もそんなつもりじゃない」。
そして、「マリー・アンジェラが言っていたこと」を語ります。
そこまで聞いて、彼女がマリー・アンジェラでないとわかってチャンドラーはびっくり。
普段はモテなくて寂しい思いをしているのに、こういう時だけ何故かモテモテのチャンドラーです(笑)。
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チャンドラー: Oh no-no-no I was just squinting. That doesn't mean anything. (あぁ、違う違う違う。俺はただ目を細めていただけだよ。それは何の意味もないんだ。)
ジョーイの姉妹: (whispering in his ear) Just do it! ([彼の耳にささやいて] (つべこべ言わずに)とにかくそうして![言った通りにして!])
チャンドラー: Will you excuse me, I have to um..... (walks to the hall) (失礼します。僕は行かなくちゃ… [廊下に歩いて行く])
Excuse yourself and go to the bathroom. は命令形です。
excuse oneself は「(断って)席を外す、中座する」。
「ちょっと失礼します」と言ってから、席を外す、という感じですね。
チャンドラーの「目を細めていただけ」というのは、うっとうしそうな顔をしていたので、トイレを我慢しているのかと君は思ったのかもしれないけど、別にそうじゃないんだ、トイレに行かなくても大丈夫だよ、という返事でしょうか。
[cut to the hall, Joey's sister runs up and grabs Chandler's butt.]
廊下のシーンにカット。ジョーイの姉妹が走って近づいてきて、チャンドラーのお尻を掴む。
チャンドラー: (startled) Hey! ([驚いて] 何だ!)
ジョーイの姉妹: Finally! I thought we'd never be alone. Can I just tell you something? I have not stopped thinking about you since the party. (kisses him) (やっとだわ! 絶対に二人っきりになれないと思ってたの。あなたに一言言わせて。あのパーティー以来、あなたのことを考えるのをやめたことはなかったわ[あなたのことをずっと考えていたわ]。[彼にキスする])
チャンドラー: Look, I may have jumped the gun here. (she tries to kiss him, but he ducks it and moves away) Um, I just got out of a relationship. And I'm not really in a, in a commitment kind of place. (ねぇ、俺はここで早まったことをしてしまったかもしれない。[彼女はチャンドラーにキスしようとするが、彼はそれを避け、逃げる] あぁ、俺はちょうどある恋愛関係から抜け出たところ[ある女性との関係が終わったところ]だったんだ。だから、俺はコミットメントのような場所にいる気持ちじゃないんだ。)
ジョーイの姉妹: So? Me neither! God, Mary Angela was right. You do have the softest lips. (それがどうしたの? 私だってそうよ[私だってコミットメントなんて考えてないわ]。まぁ、マリー・アンジェラの言ったことは正しかったわ。あなたは本当にとっても柔らかい唇を持ってるのね。)
チャンドラー: Ahhhh, you're not Mary Angela? (あぁー、君はマリー・アンジェラじゃないの?)
ジョーイの姉妹: No! I'm Mary Therese! (違うわよ! 私はマリー・テレサ[マリー・テリース]よ。)
jump the gun は「フライングする、早まった行動をする」。
他動詞 jump には「…を飛び越える、…をとばして先に進む」という意味があるので、the gun、すなわち銃声を聞かずに先に走り出してしまった、というニュアンスになるようです。
短距離走などで銃声を聞く前にスタートしてしまった感じで、日本語と同じように「先走ってしまった」ということでしょうね。
jump a light / jump the lights という表現もあります。
これは「信号よりも先に飛び出す」という意味で、「赤信号を無視して走る」ということですね。
上にも書いたように、日本語ではそうやって銃声よりも先に出てしまうことを「フライング」と言いますね。
普通は英語で a flying start というと、「好調なスタート、好調な出だし」という意味になるようです。
get off to a flying start だと「好調なスタートを切る」になります。
ですから日本人が使っている「フライング」というのは恐らく和製英語で、ネイティブにはその意味が通じないのだろうと思います。
で、I may have jumped the gun here. のニュアンスなのですが、「may have+動詞の過去分詞形」なので、「…したかもしれない、…したのかもしれない」という意味になりますよね。
早まったこと、というと、パーティーの日にマリー・アンジェラと寝てしまったことを指すのかな、と思ったのですが、here があるので、彼女の誘いに乗る形でトイレに来てしまい、こうしてキスすることになってしまったこと、を指すのでしょうか?
こんな風にキスする前に、先に事情を話すべきだったのに…という意味で、キスしたことを「早まったことをしてしまったかも」と言っているように思いました。
commitment は、フレンズ3-4その12 で説明しましたが、「女性と真剣に付き合うこと」みたいな意味です。
not really は「それほど…でもない」という部分否定で、俺は今コミットメントの場所にいる、という感じではない、今の俺はコミットメントに対応できる状態じゃない、みたいなことですね。
マリー・アンジェラに言うべき正直な気持ちをやっと打ち明けられた…と思ったら、相手の答えは意外なものでした。
「私もそんなつもりじゃない」。
そして、「マリー・アンジェラが言っていたこと」を語ります。
そこまで聞いて、彼女がマリー・アンジェラでないとわかってチャンドラーはびっくり。
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2008年03月09日
墓場まで持って行く フレンズ3-11その35
[Scene: Joey's sister's house, they're finishing up dinner.]
ジョーイの姉妹の家。夕食を食べ終えたところ。
チャンドラー: This tiramisu is, is excellent. Did you make it, Mary Angela? (このティラミスは、素晴らしいね。君が作ったのかい、マリー・アンジェラ?)
ジョーイのおばあちゃん: No, I did. (違うわ。私が作ったのよ。)
チャンドラー: Well, it's, it's yummy. So, Mary-Angela, do you like it? (そうですか、とってもおいしいです。それで、マリー・アンジェラ、君はティラミスが好き?)
ジョーイのおばあちゃん: Of course. It's her favorite. (もちろん。彼女の大好物よ。)
チャンドラー: So um, Mary Angela, what's your second favorite? (それで、マリー・アンジェラ、2番目に好きなものは何?)
ジョーイのおばあちゃん: More of Grandma's tiramisu. (おばあちゃんのティラミス以外に(好物なんてないわよ)。)
チャンドラー: Oh, would you just please.... give me your recipe, 'cause this is great! It's topnotch! (あぁ、どうかお願いだから…あなたのレシピをくれませんか? だって、これは最高だから。)
ジョーイのおばあちゃん: That dies with me. (そのレシピは私と共に死ぬのよ[墓場まで持って行くよ]。)
チャンドラー: So will I. (僕もそうします。)
ジョーイのおばあちゃん、初顔見せですね。
今さらながらですが、「2番目に好きなもの」って、one's second favorite と言うんですねぇ。
the second best なら「2番目に良いもの、2位」で、the second best policy なら「次善の策、最善策の次の策」になります。
second best というと、マドンナの Express Yourself という歌の歌詞に、
Don't go for second best baby
Second best is never enough
などのフレーズが出てきます。
ここでも、「2番目」というのは、ベストに劣るもの、というニュアンスですよね。
More of Grandma's tiramisu. について。
more of は「…よりももっと」ですから、「おばあちゃん(私)の作るティラミスより好きなものなんて…(ないわよ)」みたいな反語的ニュアンスでしょうか。
1番目も2番目もない、とにかく、好物と言えばこのティラミスなのよ、という感じで、他のものなんか名前は挙がらないわ、ということでしょうか?
チャンドラーは、3つの質問全てで、マリー・アンジェラと呼び掛けています。
このように、質問の前後に、相手の名前を付け加えるのは、相手に対する親しみを込めた表現で、英語らしい特徴ですが、今回の場合は、そうやって呼び掛けることで、マリー・アンジェラが答えてくれるのを期待しているわけですね。
答えた人、その人がマリー・アンジェラだとわかるからです。
それなのに、おばあちゃんが先に答えてしまうので、マリー・アンジェラがどの子かちっともわからず、いらいらするチャンドラー。
ついに、「どうかお願いだから、マリー・アンジェラへの質問に先に答えるのはやめて…」みたいなことを言いかけて、please まで声を荒らげてしまったら、その場が騒然としたので、お願いを別の内容に変えたのですね。
topnotch は「最高の、一流の、ピカいちの」。
That dies with me. という表現について。
これは直訳すると、「それは私と一緒に死ぬ。」ということですね。
日本語でも、決して人に話してはならないような秘密を抱えている場合に、「墓場まで持って行く」などと言いますが、それと大変似ているように思います。
私が死んだら、そのレシピも封印される、他の人の手に渡ることはない、みたいな表現ですね。
それに対して、チャンドラーは、So will I. 「僕もそうします。」と言っています。
私は最初、「あなたがレシピを他の人に知られたくないように、僕も今のこの状況(ジョーイの妹と寝てしまったが、相手が誰かわかっていないこと)を他の人に知られたくありません、この秘密を一緒に墓場に持って行きたい」と言っているのかと思ったのです。
が、So will I. を省略しない形にすると、I will die with you, too. になるように思うので、そのレシピがあなたと一緒に死ぬように、僕もあなたと一緒に死にたい、という意味が正しいのでしょうか?
日本語風に言うと、「このレシピを墓場まで持っていく」ですから、「僕も墓場まで持っていって下さい、墓場に僕も連れて行って下さい。」、つまり、「もう死にたい、というほど辛い状況である」のをおばあちゃんのセリフに絡めて言った表現だということなんでしょうかねぇ?
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ジョーイの姉妹の家。夕食を食べ終えたところ。
チャンドラー: This tiramisu is, is excellent. Did you make it, Mary Angela? (このティラミスは、素晴らしいね。君が作ったのかい、マリー・アンジェラ?)
ジョーイのおばあちゃん: No, I did. (違うわ。私が作ったのよ。)
チャンドラー: Well, it's, it's yummy. So, Mary-Angela, do you like it? (そうですか、とってもおいしいです。それで、マリー・アンジェラ、君はティラミスが好き?)
ジョーイのおばあちゃん: Of course. It's her favorite. (もちろん。彼女の大好物よ。)
チャンドラー: So um, Mary Angela, what's your second favorite? (それで、マリー・アンジェラ、2番目に好きなものは何?)
ジョーイのおばあちゃん: More of Grandma's tiramisu. (おばあちゃんのティラミス以外に(好物なんてないわよ)。)
チャンドラー: Oh, would you just please.... give me your recipe, 'cause this is great! It's topnotch! (あぁ、どうかお願いだから…あなたのレシピをくれませんか? だって、これは最高だから。)
ジョーイのおばあちゃん: That dies with me. (そのレシピは私と共に死ぬのよ[墓場まで持って行くよ]。)
チャンドラー: So will I. (僕もそうします。)
ジョーイのおばあちゃん、初顔見せですね。
今さらながらですが、「2番目に好きなもの」って、one's second favorite と言うんですねぇ。
the second best なら「2番目に良いもの、2位」で、the second best policy なら「次善の策、最善策の次の策」になります。
second best というと、マドンナの Express Yourself という歌の歌詞に、
Don't go for second best baby
Second best is never enough
などのフレーズが出てきます。
ここでも、「2番目」というのは、ベストに劣るもの、というニュアンスですよね。
More of Grandma's tiramisu. について。
more of は「…よりももっと」ですから、「おばあちゃん(私)の作るティラミスより好きなものなんて…(ないわよ)」みたいな反語的ニュアンスでしょうか。
1番目も2番目もない、とにかく、好物と言えばこのティラミスなのよ、という感じで、他のものなんか名前は挙がらないわ、ということでしょうか?
チャンドラーは、3つの質問全てで、マリー・アンジェラと呼び掛けています。
このように、質問の前後に、相手の名前を付け加えるのは、相手に対する親しみを込めた表現で、英語らしい特徴ですが、今回の場合は、そうやって呼び掛けることで、マリー・アンジェラが答えてくれるのを期待しているわけですね。
答えた人、その人がマリー・アンジェラだとわかるからです。
それなのに、おばあちゃんが先に答えてしまうので、マリー・アンジェラがどの子かちっともわからず、いらいらするチャンドラー。
ついに、「どうかお願いだから、マリー・アンジェラへの質問に先に答えるのはやめて…」みたいなことを言いかけて、please まで声を荒らげてしまったら、その場が騒然としたので、お願いを別の内容に変えたのですね。
topnotch は「最高の、一流の、ピカいちの」。
That dies with me. という表現について。
これは直訳すると、「それは私と一緒に死ぬ。」ということですね。
日本語でも、決して人に話してはならないような秘密を抱えている場合に、「墓場まで持って行く」などと言いますが、それと大変似ているように思います。
私が死んだら、そのレシピも封印される、他の人の手に渡ることはない、みたいな表現ですね。
それに対して、チャンドラーは、So will I. 「僕もそうします。」と言っています。
私は最初、「あなたがレシピを他の人に知られたくないように、僕も今のこの状況(ジョーイの妹と寝てしまったが、相手が誰かわかっていないこと)を他の人に知られたくありません、この秘密を一緒に墓場に持って行きたい」と言っているのかと思ったのです。
が、So will I. を省略しない形にすると、I will die with you, too. になるように思うので、そのレシピがあなたと一緒に死ぬように、僕もあなたと一緒に死にたい、という意味が正しいのでしょうか?
日本語風に言うと、「このレシピを墓場まで持っていく」ですから、「僕も墓場まで持っていって下さい、墓場に僕も連れて行って下さい。」、つまり、「もう死にたい、というほど辛い状況である」のをおばあちゃんのセリフに絡めて言った表現だということなんでしょうかねぇ?
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2008年03月08日
彼が望んでも彼女が拒めば フレンズ3-11その34
モニカに「おかしいんじゃないの?」と言われて、
ロス: Am I? Am I? Am I out of my mind? Am I losing my senses? This dreamy guy's taking my girlfriend out for a meal! (僕が? 僕が? 僕がおかしくなってるって言うの? 僕が変になってるって言うの? このかっこいい男性が僕の彼女を食事に誘ってるんだぞ!)
モニカ: What?! Ross, y'know, this isn't even about you! I mean, this is about Rachel and something wonderful happening for her. I mean you know even if you're right, what if he wants to sleep with her, does that mean he gets to? (何ですって? ロス、これはあなたに関することじゃないでしょ! つまり、これはレイチェルに関係することで、これはレイチェルに素晴らしいことが起こるってことなの。例えあなたの考えが正しいとしても、もし彼がレイチェルと寝たいと思ったとして、それでどうなるっていうの? そのことで、彼がレイチェルと寝ることになるの?)
ロス: No, but... (いいや、でも…)
モニカ: I mean, don't you trust her? (私が言いたいのは…あなたはレイチェルを信頼してないの?)
ロス: Well, yeah! (あぁ、もちろん、信用してるよ!)
モニカ: Then get over yourself! Grow up! (じゃあ、自分自身に打ち勝ちなさいよ。大人になって!)
ロス: (shyly) You grow up. ([恥ずかしそうに] お前こそ、大人になれよ。)
out of one's mind も、lose one's senses も、どちらも「正気を失う」という意味ですね。
ル〜ジング!という感じの発音で、その部分を強調しています。
聞いていると「明らかにロスは変になっている、尋常ではない」感じがわかりますね。
モニカが言った、dreamy という誉め言葉がまだひっかかっているようで、上のセリフでも使われています。
確かに、相手がそれほどイケメンではなかったら、あまり心配はしないのかも(?)。
what if は「もし…だったらどうなるだろう」ですが、それを反語的に使って「たとえ…したって構うものか」という意味にもなります。
研究社 新英和中辞典には、その「構うものか」という意味は、
What does it matter if...? の略
だと書いてあります。
Merriam-Webster Online Dictionary にも、
what if
2: what does it matter if
例) so what if he doesn't like it
とあります。
What does it matter? は「それがどうしたと言うのだ(構うものか)」という意味ですね。
ロングマン現代英英辞典には、
what does it matter?: (spoken) used to say that something is not important
つまり、「何かが重要でないことを言うために使われる」。
今回のセリフも、「もし彼がレイチェルと寝たいと思ったらどうなる?」とも言えるでしょうが、「彼がレイチェルと寝たいと思ったからってどうだって言うの?」「そんな風に彼が思っても構わない、思ったところでどうってことない」ということかな、と思います。
男だったら、そんな風に自分の立場を利用して、あわよくば…と願う人がいるかもしれないけど(笑)、だからって、それが、he gets to つまり he gets to sleep with her 「彼女と寝ることになる」という結果にすぐに結びつくの?、「彼が願う=彼が彼女と寝ることができる」じゃないでしょ? と言っているような気がします。
結果がどうなるかはレイチェル次第で、レイチェルが拒めば、即、寝る、ってことにはならないんじゃないの?ということかな、と。
その後の、「レイチェルを信頼してないの?」という質問からも、そういうニュアンスで言っているのだと思います。
get over は「(困難などを)乗り越える」という意味ですから、get over oneself は「自分自身の問題を乗り越える」という感じで、「自分に打ち勝て」みたいなことでしょうか。
You grow up. とは、命令形の前に you 「お前、君」がついた感じですね。
Grow up! と僕に言う「君こそ、君も」大人になれ、と言っているのですね。
モニカが、子供のケンカみたいに一方的にキャンキャンまくしたてているので、そう言っているのでしょう。
モニカの言うことはよくわかったから、ギャーギャー言うのはよせよ、ということでしょうね。
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ロス: Am I? Am I? Am I out of my mind? Am I losing my senses? This dreamy guy's taking my girlfriend out for a meal! (僕が? 僕が? 僕がおかしくなってるって言うの? 僕が変になってるって言うの? このかっこいい男性が僕の彼女を食事に誘ってるんだぞ!)
モニカ: What?! Ross, y'know, this isn't even about you! I mean, this is about Rachel and something wonderful happening for her. I mean you know even if you're right, what if he wants to sleep with her, does that mean he gets to? (何ですって? ロス、これはあなたに関することじゃないでしょ! つまり、これはレイチェルに関係することで、これはレイチェルに素晴らしいことが起こるってことなの。例えあなたの考えが正しいとしても、もし彼がレイチェルと寝たいと思ったとして、それでどうなるっていうの? そのことで、彼がレイチェルと寝ることになるの?)
ロス: No, but... (いいや、でも…)
モニカ: I mean, don't you trust her? (私が言いたいのは…あなたはレイチェルを信頼してないの?)
ロス: Well, yeah! (あぁ、もちろん、信用してるよ!)
モニカ: Then get over yourself! Grow up! (じゃあ、自分自身に打ち勝ちなさいよ。大人になって!)
ロス: (shyly) You grow up. ([恥ずかしそうに] お前こそ、大人になれよ。)
out of one's mind も、lose one's senses も、どちらも「正気を失う」という意味ですね。
ル〜ジング!という感じの発音で、その部分を強調しています。
聞いていると「明らかにロスは変になっている、尋常ではない」感じがわかりますね。
モニカが言った、dreamy という誉め言葉がまだひっかかっているようで、上のセリフでも使われています。
確かに、相手がそれほどイケメンではなかったら、あまり心配はしないのかも(?)。
what if は「もし…だったらどうなるだろう」ですが、それを反語的に使って「たとえ…したって構うものか」という意味にもなります。
研究社 新英和中辞典には、その「構うものか」という意味は、
What does it matter if...? の略
だと書いてあります。
Merriam-Webster Online Dictionary にも、
what if
2: what does it matter if
例) so what if he doesn't like it
とあります。
What does it matter? は「それがどうしたと言うのだ(構うものか)」という意味ですね。
ロングマン現代英英辞典には、
what does it matter?: (spoken) used to say that something is not important
つまり、「何かが重要でないことを言うために使われる」。
今回のセリフも、「もし彼がレイチェルと寝たいと思ったらどうなる?」とも言えるでしょうが、「彼がレイチェルと寝たいと思ったからってどうだって言うの?」「そんな風に彼が思っても構わない、思ったところでどうってことない」ということかな、と思います。
男だったら、そんな風に自分の立場を利用して、あわよくば…と願う人がいるかもしれないけど(笑)、だからって、それが、he gets to つまり he gets to sleep with her 「彼女と寝ることになる」という結果にすぐに結びつくの?、「彼が願う=彼が彼女と寝ることができる」じゃないでしょ? と言っているような気がします。
結果がどうなるかはレイチェル次第で、レイチェルが拒めば、即、寝る、ってことにはならないんじゃないの?ということかな、と。
その後の、「レイチェルを信頼してないの?」という質問からも、そういうニュアンスで言っているのだと思います。
get over は「(困難などを)乗り越える」という意味ですから、get over oneself は「自分自身の問題を乗り越える」という感じで、「自分に打ち勝て」みたいなことでしょうか。
You grow up. とは、命令形の前に you 「お前、君」がついた感じですね。
Grow up! と僕に言う「君こそ、君も」大人になれ、と言っているのですね。
モニカが、子供のケンカみたいに一方的にキャンキャンまくしたてているので、そう言っているのでしょう。
モニカの言うことはよくわかったから、ギャーギャー言うのはよせよ、ということでしょうね。
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2008年03月07日
準備にもいろいろある フレンズ3-11その33
面接が決まって、嬉しそうに去って行くレイチェル。
ロス: You go get 'em! (to Monica) What did I do to you? Did I hurt you in some way? ([去って行くレイチェルに] 頑張れ! [モニカに] 僕はモニカに何をしたんだ? 何らかの方法で、君を傷つけたのか?)
と、急にモニカに怒り出すロス。
モニカ: What? (何?)
ロス: "Why don’t you call him?" Well, thank you very much! Y'know now he is gonna prep her, y'know prep her, as in what you do when you surgically remove the boyfriend! (「電話したらどう?」だって? あぁ、本当にありがとう! ほら、今、マークはレイチェルに準備させようとしてるんだ。ほら、準備だよ。それは、ボーイフレンドを外科的な手術で摘出する時にするような準備だよ。)
モニカ: Are you crazy? (あなた、おかしいんじゃないの?)
嬉しそうに出て行くレイチェルにロスがかけた言葉、You go get 'em! について。
go get は go and get つまり、ゲットしに行く、という感じでしょうか。
英辞郎には、
go get them / go get 'em=さあやれ、元気で行け、(敵を)やっつけろ (スポーツなどで選手を激励する言葉)
とあります。
今回のロスのセリフはまさにこのニュアンスですね。
「それらをゲットしにいけ!」という感じで、あえて目的語を何とははっきり言わず、代名詞の them で済ましています。(言わなくてもわかるからでしょう。)
「その目標物を手に入れろ」「倒すべき敵をやっつけろ」というニュアンスでしょうか。
動詞 prep について。
一昨日の記事、フレンズ3-11その31 では、
レイチェル: He even offered to meet me for lunch and prep me for it. (彼は一緒にランチをして、その面接のための準備をしてくれるとまで言ってくれたの。)
という形で prep が使われていました。
prep は prepare の短縮形。
「prep someone for 名詞」で、「(人に)…の準備をさせる」という意味になります。
prep という単語は、過去記事 フレンズ1-4その2 にも出てきました。
Operation (オペレーション)という手術ゲームについて語るフィービー。
フィービー: But I lost the tweezers so we can't operate. But we can prep the guy. (でも、ピンセットなくしたから手術は出来ないわ。だけど、手術の準備段階まではできるわよ。)
そこでは「(患者に)(手術の)用意をさせる」という意味で使われていました。
私はその記事を書いた当時、「服を脱がせる」ことを示唆するエッチなジョークだと解釈しました。
ところが、コメント欄でご指摘いただいてわかったのですが、Operation というゲームの患者は最初から「裸」、つまり服は着ていないようです(笑)。
ですから 1-4 の場合は「服を脱がせる」という意味ではなくて、やはり「患者に手術の用意・準備をさせる」と解釈すべきのようですね。
(詳しくは、その記事のコメント欄をご覧下さい。)
今回のロスのセリフの prep は、まさにその「手術の準備をさせる」という意味で使われています。
surgically 「外科的に」という言葉からもそれは明白ですね。
で、ロスは何が言いたいかというと…。
準備と言っても、知識を準備させるのではなくて、服を脱がせてボーイフレンドを取り除く手術をする準備をする、みたいなことを言っています。
つまり、エッチをして前の彼氏のことを忘れさせる、みたいなニュアンスで言っているような気がします。
フレンズ1-4 では「服を脱がせる」という解釈は私の早合点(笑)でしたが、今回のロスのセリフは明らかに、「服を脱がせる」その後「エッチをする」ということを示唆しているのだと思います。
まさにマークが prep という言葉を使ったのは、そっちの prep の意味に決まってるよ、とでも言いたげです。
「服を脱がせてベッドに横たえる」というと、余計にエッチっぽいニュアンスになるでしょうか?(笑)
prep は prepare 「準備をさせる」なわけですから、いろんな事柄の準備に使える動詞だと思うのですが、特に「患者に手術の準備をさせる」という意味でしばしば使われるので、今回のロスのようなセリフがすんなり受け入れられるわけですね。
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ロス: You go get 'em! (to Monica) What did I do to you? Did I hurt you in some way? ([去って行くレイチェルに] 頑張れ! [モニカに] 僕はモニカに何をしたんだ? 何らかの方法で、君を傷つけたのか?)
と、急にモニカに怒り出すロス。
モニカ: What? (何?)
ロス: "Why don’t you call him?" Well, thank you very much! Y'know now he is gonna prep her, y'know prep her, as in what you do when you surgically remove the boyfriend! (「電話したらどう?」だって? あぁ、本当にありがとう! ほら、今、マークはレイチェルに準備させようとしてるんだ。ほら、準備だよ。それは、ボーイフレンドを外科的な手術で摘出する時にするような準備だよ。)
モニカ: Are you crazy? (あなた、おかしいんじゃないの?)
嬉しそうに出て行くレイチェルにロスがかけた言葉、You go get 'em! について。
go get は go and get つまり、ゲットしに行く、という感じでしょうか。
英辞郎には、
go get them / go get 'em=さあやれ、元気で行け、(敵を)やっつけろ (スポーツなどで選手を激励する言葉)
とあります。
今回のロスのセリフはまさにこのニュアンスですね。
「それらをゲットしにいけ!」という感じで、あえて目的語を何とははっきり言わず、代名詞の them で済ましています。(言わなくてもわかるからでしょう。)
「その目標物を手に入れろ」「倒すべき敵をやっつけろ」というニュアンスでしょうか。
動詞 prep について。
一昨日の記事、フレンズ3-11その31 では、
レイチェル: He even offered to meet me for lunch and prep me for it. (彼は一緒にランチをして、その面接のための準備をしてくれるとまで言ってくれたの。)
という形で prep が使われていました。
prep は prepare の短縮形。
「prep someone for 名詞」で、「(人に)…の準備をさせる」という意味になります。
prep という単語は、過去記事 フレンズ1-4その2 にも出てきました。
Operation (オペレーション)という手術ゲームについて語るフィービー。
フィービー: But I lost the tweezers so we can't operate. But we can prep the guy. (でも、ピンセットなくしたから手術は出来ないわ。だけど、手術の準備段階まではできるわよ。)
そこでは「(患者に)(手術の)用意をさせる」という意味で使われていました。
私はその記事を書いた当時、「服を脱がせる」ことを示唆するエッチなジョークだと解釈しました。
ところが、コメント欄でご指摘いただいてわかったのですが、Operation というゲームの患者は最初から「裸」、つまり服は着ていないようです(笑)。
ですから 1-4 の場合は「服を脱がせる」という意味ではなくて、やはり「患者に手術の用意・準備をさせる」と解釈すべきのようですね。
(詳しくは、その記事のコメント欄をご覧下さい。)
今回のロスのセリフの prep は、まさにその「手術の準備をさせる」という意味で使われています。
surgically 「外科的に」という言葉からもそれは明白ですね。
で、ロスは何が言いたいかというと…。
準備と言っても、知識を準備させるのではなくて、服を脱がせてボーイフレンドを取り除く手術をする準備をする、みたいなことを言っています。
つまり、エッチをして前の彼氏のことを忘れさせる、みたいなニュアンスで言っているような気がします。
フレンズ1-4 では「服を脱がせる」という解釈は私の早合点(笑)でしたが、今回のロスのセリフは明らかに、「服を脱がせる」その後「エッチをする」ということを示唆しているのだと思います。
まさにマークが prep という言葉を使ったのは、そっちの prep の意味に決まってるよ、とでも言いたげです。
「服を脱がせてベッドに横たえる」というと、余計にエッチっぽいニュアンスになるでしょうか?(笑)
prep は prepare 「準備をさせる」なわけですから、いろんな事柄の準備に使える動詞だと思うのですが、特に「患者に手術の準備をさせる」という意味でしばしば使われるので、今回のロスのようなセリフがすんなり受け入れられるわけですね。
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2008年03月06日
露出度の低い服 フレンズ3-11その32
レイチェル: I gotta figure out what I'm going to wear. (何を着るか考えないといけないわ。)
ロス: High collar and baggy pants say, "I'm a pro!" (衿の高い服(ハイネック)か、だぶだぶのパンツなら、「私はプロよ!」って主張できるよ。)
レイチェル: Yeah, right. Okay, I'll see you guys later. (starts to leave) Woo hoo! (あぁ、そうね。また後でね、みんな。[立ち去る] やったー!)
High collar は「高い衿」、つまりハイネックのことですね。
日本語ではその衿、カラーのことを「ハイネック」と言いますが、これは和製英語、というか、「ハイネック」だけでは少々言葉足らずのようです。
ああいうハイネックになった衿のことを、英語では、high collar または high-necked collar と言います。
collar を指しているわけですから、必ず collar が付かないといけません。
ハイネック(high neck)だけで終わってしまうと「高い首(?)」になってしまいますね。
「高い衿」か「首が高くなった衿」と言わないといけない、ということです。
baggy は「だぶだぶした、ふくれた」。
bag のような、つまり袋のような、という意味ですね。
ハイネックで首がつまったもの→胸を見せない、
ダボダボのパンツ→脚、脚線美を見せない、
ということです。
マークはファッション業界の人ですから、その人と会う場合にはセンスのあるところを見せないといけないのに、そういう服を例に挙げるロス。
かっこいい男性に会うのに、露出の少ない服を着て欲しいという気持ちはよくわかりますが(笑)。
「胸を見せるな、脚を出すな」ではなくて、「ハイネックの服、ダボダボパンツを着たら、プロっぽく見えるよ」と言うところに、彼氏としての精一杯の抵抗を感じますね。
ちなみに、TV Taro 2007年10月号に「女優なんでもランキング」というのが載っていたのですが、その「美脚」部門で、レイチェルを演じるジェニファー・アニストンが堂々第1位になっていました。
その記事を一部引用させていただくと、
「ある会社が調査したところによると、バランスとふくよかさと光沢の3要素を最も高いレベルで満足させられるのは、J・アニストンの脚らしい。」
うーん、なるほど。わかるような気がします。
そんなレイチェルがダボダボパンツなんて、せっかくの美脚がアピールできなくてもったいない、わけですね。
そういうロスの嫉妬を知ってか知らずか、Yeah, right. と軽く答えて嬉しそうに去っていきます。
ロスのセリフはあっさり聞き流されてしまった感じです。
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ロス: High collar and baggy pants say, "I'm a pro!" (衿の高い服(ハイネック)か、だぶだぶのパンツなら、「私はプロよ!」って主張できるよ。)
レイチェル: Yeah, right. Okay, I'll see you guys later. (starts to leave) Woo hoo! (あぁ、そうね。また後でね、みんな。[立ち去る] やったー!)
High collar は「高い衿」、つまりハイネックのことですね。
日本語ではその衿、カラーのことを「ハイネック」と言いますが、これは和製英語、というか、「ハイネック」だけでは少々言葉足らずのようです。
ああいうハイネックになった衿のことを、英語では、high collar または high-necked collar と言います。
collar を指しているわけですから、必ず collar が付かないといけません。
ハイネック(high neck)だけで終わってしまうと「高い首(?)」になってしまいますね。
「高い衿」か「首が高くなった衿」と言わないといけない、ということです。
baggy は「だぶだぶした、ふくれた」。
bag のような、つまり袋のような、という意味ですね。
ハイネックで首がつまったもの→胸を見せない、
ダボダボのパンツ→脚、脚線美を見せない、
ということです。
マークはファッション業界の人ですから、その人と会う場合にはセンスのあるところを見せないといけないのに、そういう服を例に挙げるロス。
かっこいい男性に会うのに、露出の少ない服を着て欲しいという気持ちはよくわかりますが(笑)。
「胸を見せるな、脚を出すな」ではなくて、「ハイネックの服、ダボダボパンツを着たら、プロっぽく見えるよ」と言うところに、彼氏としての精一杯の抵抗を感じますね。
ちなみに、TV Taro 2007年10月号に「女優なんでもランキング」というのが載っていたのですが、その「美脚」部門で、レイチェルを演じるジェニファー・アニストンが堂々第1位になっていました。
その記事を一部引用させていただくと、
「ある会社が調査したところによると、バランスとふくよかさと光沢の3要素を最も高いレベルで満足させられるのは、J・アニストンの脚らしい。」
うーん、なるほど。わかるような気がします。
そんなレイチェルがダボダボパンツなんて、せっかくの美脚がアピールできなくてもったいない、わけですね。
そういうロスの嫉妬を知ってか知らずか、Yeah, right. と軽く答えて嬉しそうに去っていきます。
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2008年03月05日
まさしくそれを予期する フレンズ3-11その31
面接の件がどうなったかを知るために、マークの自宅に電話するレイチェル。
レイチェル: (on phone) Hello, Mark? Hi, it's Rachel Greene. (listens) Oh no. Don't you apologize. (listens) Yeah, I'll hold. (to Monica and Ross) He left my number at work. He was gonna get it, but he was helping his niece with her report on the pioneers. ([電話で] こんにちは、マーク? はーい、私はレイチェル・グリーンよ。[聞いて] あぁ、いいえ。謝らないで。[聞いて] そうね、私はこのまま待ってるわ。[モニカとロスに] 彼は仕事場に私の電話番号を忘れたんだって。彼はそれを取りに行くつもりだったんだけど、自分の姪の、パイオニアに関するレポートを手伝っているところだったんだって。)
ロス: That is so made up! (そんなの全くの作り話だよ。)
レイチェル: (on phone) Yeah, oh, my God! Tomorrow? That, no, it's perfect. Oh, God! Thank you soo much. Great! Bye! (hangs up phone) I got the interview! ([電話で] えぇ、なんてこと! 明日? それって、いいえ、完璧よ。なんてこと! 本当にありがとう。最高よ! さよなら! [電話を切って] 面接をゲットしたわ!)
モニカ: Yay! (やった!)
ロス: There you go! (やったね!)
レイチェル: He even offered to meet me for lunch and prep me for it. (彼は一緒にランチをして、その面接のための準備をしてくれるとまで言ってくれたの。)
モニカ: Oh, that is amazing! (まぁ、それはすごい!)
ロス: Yeah well, if I know Mark, and I think I do, I'd expect nothing less. (そうだね。もし僕がマークという男をわかってるとしたら、そして僕は彼のことがわかってると思ってるけど、僕ならまさしくそれを予期していたね。)
Don't you は、否定の命令形に you がついて、「あなた、…しないで」というニュアンスですね。
pioneer は日本語でパイオニアとなっているように、「(新分野の)パイオニア、先駆者」という意味ですね。
また、「(未開地の)開拓者」という意味もあります。
ここでは、「西部の開拓者」みたいなことでしょうか?
meet me for lunch は「ランチのために私に会う」、つまり、「一緒にランチを取る」ということですね。
prep me for it について。
prep は prepare の短縮形。
prepare me for the interview 「私にその面接の準備をさせる」、つまり、面接での注意点や心構えなどを事前に教えてあげる、ということです。
この prep という単語は、明後日の記事にも登場しますので、その時にもう少し詳しく説明したいと思います。
if I know Mark, and I think I do, I'd expect nothing less. がよくわからないのですが…。
nothing less than を直訳すると「…以下のもの(で)は全くない」みたいな感じでしょうか?
意味としては「…にほかならない、…も同然、まさしく…で」という感じになります。
ここでは、less という比較級の後ろに than がついていませんが、「食事をしながらインタビューについていろいろ教えてあげる」というマークの提案を指しているのでしょうね。
ですから、expect nothing less は、「彼がまさしくそういうことを言うだろうと予期する」みたいなことかなぁ、と。
if I know Mark, and I think I do は「もし僕がマークという男を知っているのなら、そして僕は知ってると思ってるけど」という感じだと思います。
会ったことも見たこともない男だけど、レイチェルの話を聞いているとだいたいどういう男かわかる、ということかなぁ、と。
レイチェルやモニカは彼のオファーを聞いて、なんて優しい人!みたいに喜んでいるのですが、I'd expect は、「僕はそれを聞いても驚かないよ。僕ならそうなることを予期していたね。」という意味で言っているように感じました。
「まさしくそれを予期していた、だって、そうやって食事に誘って君に近づくことが彼の目的なんだから。」ということかな、と。
面接が受けられるのを口実に、デートみたいな約束を取り付けるつもりだったんだろう、そんなこったろうと思ったよ、そんな魂胆だと思ったよ、思った通りだ、僕はわかっていたよ、みたいな感じでしょうか。
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レイチェル: (on phone) Hello, Mark? Hi, it's Rachel Greene. (listens) Oh no. Don't you apologize. (listens) Yeah, I'll hold. (to Monica and Ross) He left my number at work. He was gonna get it, but he was helping his niece with her report on the pioneers. ([電話で] こんにちは、マーク? はーい、私はレイチェル・グリーンよ。[聞いて] あぁ、いいえ。謝らないで。[聞いて] そうね、私はこのまま待ってるわ。[モニカとロスに] 彼は仕事場に私の電話番号を忘れたんだって。彼はそれを取りに行くつもりだったんだけど、自分の姪の、パイオニアに関するレポートを手伝っているところだったんだって。)
ロス: That is so made up! (そんなの全くの作り話だよ。)
レイチェル: (on phone) Yeah, oh, my God! Tomorrow? That, no, it's perfect. Oh, God! Thank you soo much. Great! Bye! (hangs up phone) I got the interview! ([電話で] えぇ、なんてこと! 明日? それって、いいえ、完璧よ。なんてこと! 本当にありがとう。最高よ! さよなら! [電話を切って] 面接をゲットしたわ!)
モニカ: Yay! (やった!)
ロス: There you go! (やったね!)
レイチェル: He even offered to meet me for lunch and prep me for it. (彼は一緒にランチをして、その面接のための準備をしてくれるとまで言ってくれたの。)
モニカ: Oh, that is amazing! (まぁ、それはすごい!)
ロス: Yeah well, if I know Mark, and I think I do, I'd expect nothing less. (そうだね。もし僕がマークという男をわかってるとしたら、そして僕は彼のことがわかってると思ってるけど、僕ならまさしくそれを予期していたね。)
Don't you は、否定の命令形に you がついて、「あなた、…しないで」というニュアンスですね。
pioneer は日本語でパイオニアとなっているように、「(新分野の)パイオニア、先駆者」という意味ですね。
また、「(未開地の)開拓者」という意味もあります。
ここでは、「西部の開拓者」みたいなことでしょうか?
meet me for lunch は「ランチのために私に会う」、つまり、「一緒にランチを取る」ということですね。
prep me for it について。
prep は prepare の短縮形。
prepare me for the interview 「私にその面接の準備をさせる」、つまり、面接での注意点や心構えなどを事前に教えてあげる、ということです。
この prep という単語は、明後日の記事にも登場しますので、その時にもう少し詳しく説明したいと思います。
if I know Mark, and I think I do, I'd expect nothing less. がよくわからないのですが…。
nothing less than を直訳すると「…以下のもの(で)は全くない」みたいな感じでしょうか?
意味としては「…にほかならない、…も同然、まさしく…で」という感じになります。
ここでは、less という比較級の後ろに than がついていませんが、「食事をしながらインタビューについていろいろ教えてあげる」というマークの提案を指しているのでしょうね。
ですから、expect nothing less は、「彼がまさしくそういうことを言うだろうと予期する」みたいなことかなぁ、と。
if I know Mark, and I think I do は「もし僕がマークという男を知っているのなら、そして僕は知ってると思ってるけど」という感じだと思います。
会ったことも見たこともない男だけど、レイチェルの話を聞いているとだいたいどういう男かわかる、ということかなぁ、と。
レイチェルやモニカは彼のオファーを聞いて、なんて優しい人!みたいに喜んでいるのですが、I'd expect は、「僕はそれを聞いても驚かないよ。僕ならそうなることを予期していたね。」という意味で言っているように感じました。
「まさしくそれを予期していた、だって、そうやって食事に誘って君に近づくことが彼の目的なんだから。」ということかな、と。
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2008年03月04日
厚かましく見える フレンズ3-11その30
モニカ: Wait a minute. Why don't you just call Mark? (they both look up in shock) I mean, who says you have to sit here and wait for him? You've got to make stuff happen! (ちょっと待って。ただマークに電話してみたらどう? [ロスとレイチェルの二人はびっくりして顔を上げる] つまり、ここで座って彼を待てって誰が言ったの? あなたが物事が起こるようにしないといけないのよ。)
ロス: Yeah, but you, you don't wanna seem too pushy. (そうだね。でも、あんまり厚かましすぎる[押しが強すぎる]ように見せない方がいいよ。)
モニカ: (to Ross) Honey, it's not pushy. He gave her his home number. ([ロスに] ハニー、厚かましくなんかないわ。彼はレイチェルに家の番号を教えたもの。)
ロス: (to Rachel, as she gets his number) What, he gave you his home number? As in, like, to, to his home? ([レイチェルに向かって、その時レイチェルは彼の番号(の書いた紙)を取り出す] 何? 彼は君に自分の家の番号を渡したのか? それって、彼の家にかかる電話?)
レイチェル: Yeah, and you don't mind if I call, because you only want good things for me. (そうね。そして、もし私が電話してもあなたは構わないでしょ、だってあなたは私に良いことだけが起こって欲しいと思ってるから。)
ロス: That's right, good things. That-that is what I said. (glances at Monica) (その通りだよ。良いことをね。それは僕が言ったことだ。[モニカをちらっと見る])
make stuff happen に合わせて、手をパンパンパンとたたいています。
こういうリズムに乗せてしゃべる感覚が大切ですね。
pushy は「押しの強い、厚かましい」。
自分の主張を通そうとすることを指すわけですが、日本語でも英語でも「押す」という言葉を使うのですね。
as in は「…において見られるような」。
his home number っていうのは、a number to his home ってことか?と言い直しているのですね。(当然のことですが)
家って、自宅の家のこと?みたいに聞き直している感じでしょう。
ロスにとっては「彼が家の電話番号まで教えてたなんて初耳だ。」みたいな感じ。
自宅の番号を教えるなんて、遊びやからかいじゃないのか、真剣に相談相手になってやろうとしているのか、みたいな焦りもあるでしょうか。
「私が電話してもあなたは気にしない(はずよねぇ)」みたいな強気のレイチェル。
あなたに止める権利はないわよ、文句は言わせないわよ、という感じ。
電話番号を教えてもらっているんだから、私は電話する権利があるし、私が仕事をゲットする大事なチャンスだから、あなたはそれを一緒に喜んでくれるでしょ?ということですね。
さっき、話のはずみで「レイチェルに良いこと(good things)が起こって欲しい」などと言ってしまっているので、ロスも今さら「電話なんてするなよ」とも言えません。
good things って言葉、僕は確かにさっき言ったよね、と認めるしかない辛いロスです。
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ロス: Yeah, but you, you don't wanna seem too pushy. (そうだね。でも、あんまり厚かましすぎる[押しが強すぎる]ように見せない方がいいよ。)
モニカ: (to Ross) Honey, it's not pushy. He gave her his home number. ([ロスに] ハニー、厚かましくなんかないわ。彼はレイチェルに家の番号を教えたもの。)
ロス: (to Rachel, as she gets his number) What, he gave you his home number? As in, like, to, to his home? ([レイチェルに向かって、その時レイチェルは彼の番号(の書いた紙)を取り出す] 何? 彼は君に自分の家の番号を渡したのか? それって、彼の家にかかる電話?)
レイチェル: Yeah, and you don't mind if I call, because you only want good things for me. (そうね。そして、もし私が電話してもあなたは構わないでしょ、だってあなたは私に良いことだけが起こって欲しいと思ってるから。)
ロス: That's right, good things. That-that is what I said. (glances at Monica) (その通りだよ。良いことをね。それは僕が言ったことだ。[モニカをちらっと見る])
make stuff happen に合わせて、手をパンパンパンとたたいています。
こういうリズムに乗せてしゃべる感覚が大切ですね。
pushy は「押しの強い、厚かましい」。
自分の主張を通そうとすることを指すわけですが、日本語でも英語でも「押す」という言葉を使うのですね。
as in は「…において見られるような」。
his home number っていうのは、a number to his home ってことか?と言い直しているのですね。(当然のことですが)
家って、自宅の家のこと?みたいに聞き直している感じでしょう。
ロスにとっては「彼が家の電話番号まで教えてたなんて初耳だ。」みたいな感じ。
自宅の番号を教えるなんて、遊びやからかいじゃないのか、真剣に相談相手になってやろうとしているのか、みたいな焦りもあるでしょうか。
「私が電話してもあなたは気にしない(はずよねぇ)」みたいな強気のレイチェル。
あなたに止める権利はないわよ、文句は言わせないわよ、という感じ。
電話番号を教えてもらっているんだから、私は電話する権利があるし、私が仕事をゲットする大事なチャンスだから、あなたはそれを一緒に喜んでくれるでしょ?ということですね。
さっき、話のはずみで「レイチェルに良いこと(good things)が起こって欲しい」などと言ってしまっているので、ロスも今さら「電話なんてするなよ」とも言えません。
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2008年03月03日
ほんとは嬉しそう フレンズ3-11その29
[Scene: Central Perk, Monica, Ross, and Rachel are there.]
セントラルパーク。モニカ、ロス、レイチェルがそこにいる。
レイチェル: I can't believe Mark didn't call. It's Sunday night and he didn't call. (マークが電話して来なかったなんて信じられないわ。もう日曜日の夜で、彼は電話して来なかった。)
ロス: Bummer. (残念だね。)
レイチェル: (to Ross) Yeah, right. Look at you. You're practically giddy. ([ロスに] よく言うわ。あなたのその姿。ほとんど喜んでるのも同然ね[実際には嬉しそうね]。)
ロス: No, I'm genuinely sorry the Mark thing didn't work out. Look, Rach, I want only good things for you. (いいや。僕は純粋にマークの件が上手くいかなくて残念だったと思ってるよ。ねぇ、レイチェル。僕は君には良いことだけがあって欲しいと思ってるんだ。)
bummer は「いやなこと、がっかりすること」。
ロングマン現代英英辞典では、
a bummer: (informal) a situation that is disappointing or annoying
つまり、「がっかりさせるような、または、人を悩ますような(面倒な)状況」。
Yeah, right. は直訳の「はい、その通り(です)。」という意味と、「うそ!、まさか!、よく言うよ!」みたいな皮肉っぽい意味とがあります。
ここでは、フレンズ1-8その1 に出てきたような皮肉っぽい表現でしょうか。
「うそばっかり。よく言うわ。」みたいな感じかな。
もしくは、レイチェルは本当に残念だと思っているので、Bummer という言葉に対しては素直に「そうね、その通りね。本当に残念だわ。」と相槌を打っているだけかもしれません。
giddy の元々の意味は「めまいがする、目がくらむ」で、dizzy に近いニュアンスのようです。
それ以外には、「うわついた、軽薄な、ふまじめな、浅はかな」という意味が英和に載っているのですが、ロングマン現代英英辞典には以下の語義が載っています。
giddy: feeling silly, happy, and excited, or showing this feeling
つまり、「ばかばかしい(?)と感じる、幸せを感じる、興奮する、またはこの感情を示すこと」。
今回のセリフは、feel happy もしくはその feel happy であることを示すこと、というニュアンスのような気がします。
practically は「実際的に、実用的に」「実際には、事実上」という意味、また「ほとんど…も同然」という意味もあります。
ここでは「ほとんど…も同然」というニュアンスかなぁ?
あなたの様子を見ていると、「(ちっとも残念がっていないで)ほとんど喜んでるのも同然ね。」という感じかな、と。
「(言葉とは裏腹に)実際には」というニュアンスで、「(そんなこと言いながら)実際には喜んでいるようだけど。」という日本語でもいいのかもしれません。
つまり、ロスは口では「残念だねぇ」と言っているけど、本当は内心喜んでるんじゃないの?、がっかりだ、なんて心の中ではちっとも思ってないんじゃないの?、あなたの姿を見ているとそれが見え見えよ、みたいな感じでしょうか。
それに対して恋人らしい言葉を返すロス。
今回の一連の出来事を、the Mark thing と表現しています。
「マークの件、マークの一件、マークが絡んだ出来事」みたいな感じですね。
お互いに了解できている内容であれば、くどくど説明しなくても、the Mark thing で説明が済んでしまう、ということです。
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セントラルパーク。モニカ、ロス、レイチェルがそこにいる。
レイチェル: I can't believe Mark didn't call. It's Sunday night and he didn't call. (マークが電話して来なかったなんて信じられないわ。もう日曜日の夜で、彼は電話して来なかった。)
ロス: Bummer. (残念だね。)
レイチェル: (to Ross) Yeah, right. Look at you. You're practically giddy. ([ロスに] よく言うわ。あなたのその姿。ほとんど喜んでるのも同然ね[実際には嬉しそうね]。)
ロス: No, I'm genuinely sorry the Mark thing didn't work out. Look, Rach, I want only good things for you. (いいや。僕は純粋にマークの件が上手くいかなくて残念だったと思ってるよ。ねぇ、レイチェル。僕は君には良いことだけがあって欲しいと思ってるんだ。)
bummer は「いやなこと、がっかりすること」。
ロングマン現代英英辞典では、
a bummer: (informal) a situation that is disappointing or annoying
つまり、「がっかりさせるような、または、人を悩ますような(面倒な)状況」。
Yeah, right. は直訳の「はい、その通り(です)。」という意味と、「うそ!、まさか!、よく言うよ!」みたいな皮肉っぽい意味とがあります。
ここでは、フレンズ1-8その1 に出てきたような皮肉っぽい表現でしょうか。
「うそばっかり。よく言うわ。」みたいな感じかな。
もしくは、レイチェルは本当に残念だと思っているので、Bummer という言葉に対しては素直に「そうね、その通りね。本当に残念だわ。」と相槌を打っているだけかもしれません。
giddy の元々の意味は「めまいがする、目がくらむ」で、dizzy に近いニュアンスのようです。
それ以外には、「うわついた、軽薄な、ふまじめな、浅はかな」という意味が英和に載っているのですが、ロングマン現代英英辞典には以下の語義が載っています。
giddy: feeling silly, happy, and excited, or showing this feeling
つまり、「ばかばかしい(?)と感じる、幸せを感じる、興奮する、またはこの感情を示すこと」。
今回のセリフは、feel happy もしくはその feel happy であることを示すこと、というニュアンスのような気がします。
practically は「実際的に、実用的に」「実際には、事実上」という意味、また「ほとんど…も同然」という意味もあります。
ここでは「ほとんど…も同然」というニュアンスかなぁ?
あなたの様子を見ていると、「(ちっとも残念がっていないで)ほとんど喜んでるのも同然ね。」という感じかな、と。
「(言葉とは裏腹に)実際には」というニュアンスで、「(そんなこと言いながら)実際には喜んでいるようだけど。」という日本語でもいいのかもしれません。
つまり、ロスは口では「残念だねぇ」と言っているけど、本当は内心喜んでるんじゃないの?、がっかりだ、なんて心の中ではちっとも思ってないんじゃないの?、あなたの姿を見ているとそれが見え見えよ、みたいな感じでしょうか。
それに対して恋人らしい言葉を返すロス。
今回の一連の出来事を、the Mark thing と表現しています。
「マークの件、マークの一件、マークが絡んだ出来事」みたいな感じですね。
お互いに了解できている内容であれば、くどくど説明しなくても、the Mark thing で説明が済んでしまう、ということです。
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2008年03月02日
おばあちゃんとムッソリーニ フレンズ3-11その28
[Scene: Joey's sister's house, Chandler hits himself on the head three times and knocks on the door three times. Joey answers it.]
ジョーイの姉妹(たち)の家。チャンドラーは自分の頭を3回たたいてから、ドアを3回たたく。出てきたのはジョーイ。
チャンドラー: (shocked) Joey, what-wh-wh-wha-wh-wha-wh-wha-wh-wha-what are you doing here? ([ショックを受けて] ジョーイ。な、な、な、な、な、何をやってるんだ、ここで?)
ジョーイ: Waiting for my Grandma to finish my laundry. What about you? (おばあちゃんが俺の洗濯をし終わるのを待ってるんだ。お前こそ何だよ?)
チャンドラー: I'm here to see Mary Angela. (俺がここに来たのは、マリー・アンジェラに会うためだ。)
ジョーイ: You are so the man! (motions him to come in, and he does) Now look, listen, listen. You got to be cool, 'cause my Grandma doesn't know about you two yet, and you do not want to tick her off. She was, like, the sixth person to spit on Mussolini's hanging body. Yeah. (お前は男の中の男だよ! [彼に入れと手招きし、チャンドラーは中に入る] なぁ、いいか、お前は冷静にならないといけないぞ。だって、俺のおばあちゃんはお前ら二人のことをまだ知らないんだ。おばあちゃんを怒らせない方がいいぞ[怒らせちゃだめだぞ]。彼女は、ほら、吊るされたムッソリーニの死体につばをかけた6人目の人間だったんだぞ。ほんとに。)
チャンドラー: Where's Mary Angela? (マリー・アンジェラはどこ?)
ジョーイ: She's right in there. (motions to the living room) (彼女はちょうどこの中にいるよ。[リビングへ手招きする])
(Chandler walks into the living room, and sees all of Joey's sisters, all wearing red.)
チャンドラーがリビングルームに入っていくと、ジョーイの姉妹たち全員が目に入る。全員が赤い服を着ている。
ジョーイの姉妹たち: Hey, Chandler! (はーい、チャンドラー!)
ト書きに Joey's sister's house と書いてあるのですが、「姉妹の一人のマリー・アンジェラの家」という意味でしょうか?
姉妹たちが住んでいる家、ということなら、Joey's sisters' house のように、「sisters と複数形になった上で所有格のアポストロフィーがつく」ように思うのですが。
ただのタイポかもしれませんし、ネイティブもそんなことはそれほど気にしないのかもしれませんね。(発音した場合には違いがわからないし。)
ドアをノックする前に、こんなことになってしまったバカな俺、その俺に気合を入れるため?みたいな感じで、自分のおでこを3回たたいてから、ノックするのが面白いです。
マリー・アンジェラ本人が出てくる可能性は想定していたのですが、まさかジョーイが出てくるとは思っていなかったので驚くチャンドラー。
ジョーイは、この歳になって、まだおばあちゃんに洗濯を頼んでるんですねぇ。
You are so the man! は You are the man! の the man の部分を so で強調しているのですね。
お前は本当に「男」だね、男気があるね、男の中の男だね、男の鏡だね、みたいなことでしょう。
tick off は「…を怒らせる」。
フレンズ3-5その1 では、
チャンドラー: Hey-hey-hey. So what happened? Did a forest tick you off? (おいおいおい。それで何が起こったんだ? 森がお前を怒らせたのか?)
というのが出てきました。
ムッソリーニは、第二次世界大戦時に、イタリアのファシスト党の党首だった人ですね。
Wikipedia 日本語版: ベニート・ムッソリーニ によると、彼は銃殺され、その後、その死体は
「広場に逆さ釣りにしてさらされた」
そうです。
そのことを踏まえて、hanging body と表現しているようですね。
Wikipedia 英語版: Benito Mussolini の Mussolini's body の項目にも、(be) hung upside down 「逆さまに吊るされる」という表現が出てきますし、その死体は、became subject to ridicule and abuse 「あざけりやののしりの対象となった」とあります。
the sixth person to spit on Mussolini's hanging body という表現は、その歴史的事実を思い起こさせるわけですね。
おばあちゃんがどれだけ気のきつい人であるかを言っているわけですが、おばあちゃんはイタリア系ですし、年齢的に考えても納得できるエピソードでしょう。
She was, like, the sixth person to spit on Mussolini's hanging body. と like という言葉が入っていますが、これは「…のように」と例えているのではなくて、「ほら、あの」などの「つなぎ言葉の like」だと思います。
フレンズ3-8その22 で、
ジョーイ: they're, like, a family, (彼らは、ほら、家族なんだよ。)
というセリフがありましたが、その like と同じニュアンスだろうと。
ですから、ジョーイのおばあちゃんは、本当にそういうことをした6番目の人だ、ということだと思うのですが。
6番目、と具体的な順番まで言っているところからも、きっとおばあちゃん自身が常々そう自慢(?)しているということなんだろうと思います。
ムッソリーニの死体につばをかけそうな感じの人だ、ということなら、 She is the kinda person that spits on Mussolini's hanging body. みたいになるかなぁ、と。
ジョーイの言うように、確かにその部屋にはマリー・アンジェラはいたのですが、また似た姿の他の姉妹たちも一緒でした。
それにしても、どうしてこの姉妹たちは、いつも同じような服を着てるのでしょう?(笑)。
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チャンドラー: (shocked) Joey, what-wh-wh-wha-wh-wha-wh-wha-wh-wha-what are you doing here? ([ショックを受けて] ジョーイ。な、な、な、な、な、何をやってるんだ、ここで?)
ジョーイ: Waiting for my Grandma to finish my laundry. What about you? (おばあちゃんが俺の洗濯をし終わるのを待ってるんだ。お前こそ何だよ?)
チャンドラー: I'm here to see Mary Angela. (俺がここに来たのは、マリー・アンジェラに会うためだ。)
ジョーイ: You are so the man! (motions him to come in, and he does) Now look, listen, listen. You got to be cool, 'cause my Grandma doesn't know about you two yet, and you do not want to tick her off. She was, like, the sixth person to spit on Mussolini's hanging body. Yeah. (お前は男の中の男だよ! [彼に入れと手招きし、チャンドラーは中に入る] なぁ、いいか、お前は冷静にならないといけないぞ。だって、俺のおばあちゃんはお前ら二人のことをまだ知らないんだ。おばあちゃんを怒らせない方がいいぞ[怒らせちゃだめだぞ]。彼女は、ほら、吊るされたムッソリーニの死体につばをかけた6人目の人間だったんだぞ。ほんとに。)
チャンドラー: Where's Mary Angela? (マリー・アンジェラはどこ?)
ジョーイ: She's right in there. (motions to the living room) (彼女はちょうどこの中にいるよ。[リビングへ手招きする])
(Chandler walks into the living room, and sees all of Joey's sisters, all wearing red.)
チャンドラーがリビングルームに入っていくと、ジョーイの姉妹たち全員が目に入る。全員が赤い服を着ている。
ジョーイの姉妹たち: Hey, Chandler! (はーい、チャンドラー!)
ト書きに Joey's sister's house と書いてあるのですが、「姉妹の一人のマリー・アンジェラの家」という意味でしょうか?
姉妹たちが住んでいる家、ということなら、Joey's sisters' house のように、「sisters と複数形になった上で所有格のアポストロフィーがつく」ように思うのですが。
ただのタイポかもしれませんし、ネイティブもそんなことはそれほど気にしないのかもしれませんね。(発音した場合には違いがわからないし。)
ドアをノックする前に、こんなことになってしまったバカな俺、その俺に気合を入れるため?みたいな感じで、自分のおでこを3回たたいてから、ノックするのが面白いです。
マリー・アンジェラ本人が出てくる可能性は想定していたのですが、まさかジョーイが出てくるとは思っていなかったので驚くチャンドラー。
ジョーイは、この歳になって、まだおばあちゃんに洗濯を頼んでるんですねぇ。
You are so the man! は You are the man! の the man の部分を so で強調しているのですね。
お前は本当に「男」だね、男気があるね、男の中の男だね、男の鏡だね、みたいなことでしょう。
tick off は「…を怒らせる」。
フレンズ3-5その1 では、
チャンドラー: Hey-hey-hey. So what happened? Did a forest tick you off? (おいおいおい。それで何が起こったんだ? 森がお前を怒らせたのか?)
というのが出てきました。
ムッソリーニは、第二次世界大戦時に、イタリアのファシスト党の党首だった人ですね。
Wikipedia 日本語版: ベニート・ムッソリーニ によると、彼は銃殺され、その後、その死体は
「広場に逆さ釣りにしてさらされた」
そうです。
そのことを踏まえて、hanging body と表現しているようですね。
Wikipedia 英語版: Benito Mussolini の Mussolini's body の項目にも、(be) hung upside down 「逆さまに吊るされる」という表現が出てきますし、その死体は、became subject to ridicule and abuse 「あざけりやののしりの対象となった」とあります。
the sixth person to spit on Mussolini's hanging body という表現は、その歴史的事実を思い起こさせるわけですね。
おばあちゃんがどれだけ気のきつい人であるかを言っているわけですが、おばあちゃんはイタリア系ですし、年齢的に考えても納得できるエピソードでしょう。
She was, like, the sixth person to spit on Mussolini's hanging body. と like という言葉が入っていますが、これは「…のように」と例えているのではなくて、「ほら、あの」などの「つなぎ言葉の like」だと思います。
フレンズ3-8その22 で、
ジョーイ: they're, like, a family, (彼らは、ほら、家族なんだよ。)
というセリフがありましたが、その like と同じニュアンスだろうと。
ですから、ジョーイのおばあちゃんは、本当にそういうことをした6番目の人だ、ということだと思うのですが。
6番目、と具体的な順番まで言っているところからも、きっとおばあちゃん自身が常々そう自慢(?)しているということなんだろうと思います。
ムッソリーニの死体につばをかけそうな感じの人だ、ということなら、 She is the kinda person that spits on Mussolini's hanging body. みたいになるかなぁ、と。
ジョーイの言うように、確かにその部屋にはマリー・アンジェラはいたのですが、また似た姿の他の姉妹たちも一緒でした。
それにしても、どうしてこの姉妹たちは、いつも同じような服を着てるのでしょう?(笑)。
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