出て行こうとするロスに、
レイチェル: Ugh. Wait, wait, wait! (あっ、待って待って待って!)
ロス: What? (何?)
(She runs over and gives him a very passionate kiss.)
レイチェルは走ってきて、ロスにとっても情熱的なキスをする。
ロス: Huh. ([うっとりした感じで]はぁ〜。)
ロスは出て行く。
レイチェル: (to Chandler) Well, there's a kiss that he won't forget for a couple of hours, y'know. ([チャンドラーに] ねぇ、2、3時間は忘れられないようなキスってあるでしょ。)
チャンドラー: Yeah. Either that or you just turned him on and sent him off to a stripper. (そうだね。君の言う通りか、もしくは、君はただロスに火をつけた上で、彼をストリッパーの元に送り出した、かのどちらかだね。)
レイチェルの抗議を軽くかわして去ろうとするロスに、情熱的で長いキスをするレイチェル。
うっとりしているロスが面白いですね。
there's a kiss that he won't forget for a couple of hours. について。
there's は、there is という現在形で、that 以下のようなキスって存在するわよね、みたいなことでしょう。
That was a kiss that he won't 「今のはそういうキスだったわ」と断言しているわけではなくて、忘れられないキスっていうのがあるでしょう?と言いながら、今のがそれよ、と暗に言っているのだろうと思います。
それを聞いたチャンドラーは、そういうのもあるし、情熱的な気持ちにさせて相手の元に送り出してしまう、ってキスもあるよ、と言っています。
turn on は「回してオンにする」というニュアンスから、「栓・つまみなどをひねって(水・ガスを)出す、(つまみなどを回して)スイッチを入れる」という意味になりますね。
ここでは「(人を)性的に刺激する、興奮させる、その気にさせる」という意味で使われています。
ロングマン現代英英辞典では、
turn somebody on: to make someone feel sexually excited
例) The way he looked at her really turned her on.
「誰かを性的に興奮した気持ちにさせる」
例は、「彼が彼女を見る様子は、本当に彼女をその気にさせた。」
この turn on については、フレンズ2-23その29 のコメント欄 でもう少し詳しく触れています。
エッチな意味の場合も、反対語は turn off です。
このエッチ系の turn on も「エッチな気持ちのスイッチを入れる」みたいなニュアンスなのだろうと思います。
レイチェルはロスがうっとりするようなキスをして、これで私のことを忘れたりはしないわ、と安心しているようですが、チャンドラーは「そんな気持ちにさせて送り出したらまずいんじゃない? 何たって相手はセクシーなことが得意なストリッパーなんだよ。」と言っているのですね。
そこまで男性の心理を読みきっていなかったレイチェル、つらい!(笑)
これと似たようなことが過去にもありましたねぇ。
フレンズ2-4その5 で、ロスに色っぽく迫ったレイチェルですが、その気になったところで、ロスは、ライバルのジュリーがいる部屋に入ってしまいました。
この後、ロスとジュリーは初めての夜を迎え、次の日の朝、
ロス: Good morning. (おはよう。)
おばさん: Well, somebody got some last night. (まぁ、誰かさんは、昨日の夜、いいことあったんだね。)
ロス: Twice. (2回、ね。)
というオチまでついていました。
(この "Twice." のセリフは、「回数つながり」(笑)で、フレンズ3-1その17 で取り上げています。)
今回も、前回と同じく、レイチェルの試みは逆効果となってしまいそう…チャンドラーの指摘に唖然とするレイチェルです。
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2008年04月30日
2008年04月29日
焼きもちは「愛してる」というメッセージ フレンズ3-12その34
ロス: Are you jealous? (君は妬いてるの?)
レイチェル: Noo, I, y'know I don't see why she has to play with you, that's all. I mean, doesn't she have any y'know other stripper-mom friends of her own? (いいえ。ほら、なぜ彼女があなたと遊ばないといけないのかがわからない、それだけよ。彼女には他のストリッパーママ友達がいないの?、ってことよ。)
ロス: You are totally jealous! (レイチェルは本当に焼きもちを焼いてるんだね!)
レイチェル: I'm not jealous. All right, this is about, umm, people feeling certain things, y'know, about strippers. And, y'know, and um, I... (私は嫉妬なんかしてないわ。いい? これは人がストリッパーに関して感じる、ある感情よ。そして、私は…)
ロス: Honey, I love you too. Bye. (ハニー、僕も愛しているよ、じゃあね。)
焼きもちを焼いているのではない、ということを必死に説明しようとするレイチェル。
ストリッパーの友達にだって、きっと子持ちのママがいるはずよ、それなのにどうしてあなたと遊ばないといけないの?と言っています。
this is about, umm, people feeling certain things, y'know, about strippers. は、「今から会う相手がストリッパー」と聞いた時に、持つ感情、みたいなことでしょうね。
ただ子供同士を遊ばせるだけだと言っても、どうしてよりにもよって相手がストリッパーなのよ!みたいなことでしょう。
男でも女でも「相手がストリッパー」だと聞くと、何かしらエッチなことが起こるのではないかと想像してしまう、私はあなたが女性と会うから妬いてるんじゃなくて、相手がストリッパーだと言うから、こんな風にこだわってるのよ、ということですね。
焼きもちを焼いているのを見て、ロスは安心したようです。
その焼きもちの言葉を I love you. というメッセージだと受け止めて、"I love you too." 「僕も愛してるよ。」と返していますね。
「君の気持ちはよくわかったよ。安心して。僕も君を愛してるから。」みたいな、余裕のセリフですねぇ。
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レイチェル: Noo, I, y'know I don't see why she has to play with you, that's all. I mean, doesn't she have any y'know other stripper-mom friends of her own? (いいえ。ほら、なぜ彼女があなたと遊ばないといけないのかがわからない、それだけよ。彼女には他のストリッパーママ友達がいないの?、ってことよ。)
ロス: You are totally jealous! (レイチェルは本当に焼きもちを焼いてるんだね!)
レイチェル: I'm not jealous. All right, this is about, umm, people feeling certain things, y'know, about strippers. And, y'know, and um, I... (私は嫉妬なんかしてないわ。いい? これは人がストリッパーに関して感じる、ある感情よ。そして、私は…)
ロス: Honey, I love you too. Bye. (ハニー、僕も愛しているよ、じゃあね。)
焼きもちを焼いているのではない、ということを必死に説明しようとするレイチェル。
ストリッパーの友達にだって、きっと子持ちのママがいるはずよ、それなのにどうしてあなたと遊ばないといけないの?と言っています。
this is about, umm, people feeling certain things, y'know, about strippers. は、「今から会う相手がストリッパー」と聞いた時に、持つ感情、みたいなことでしょうね。
ただ子供同士を遊ばせるだけだと言っても、どうしてよりにもよって相手がストリッパーなのよ!みたいなことでしょう。
男でも女でも「相手がストリッパー」だと聞くと、何かしらエッチなことが起こるのではないかと想像してしまう、私はあなたが女性と会うから妬いてるんじゃなくて、相手がストリッパーだと言うから、こんな風にこだわってるのよ、ということですね。
焼きもちを焼いているのを見て、ロスは安心したようです。
その焼きもちの言葉を I love you. というメッセージだと受け止めて、"I love you too." 「僕も愛してるよ。」と返していますね。
「君の気持ちはよくわかったよ。安心して。僕も君を愛してるから。」みたいな、余裕のセリフですねぇ。
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2008年04月28日
ジンボリー フレンズ3-12その33
バチェラー・パーティーで会ったストリッパーとプレイデート(子供同士が遊ぶ約束)をするというロス。
ロス: Ah, yeah, yeah. Umm, we started talking after she y'know, did her thing. And it turns out she's got a boy about Ben's age. So we're gonna take the kids to a Gymboree class. Why, is that okay? (あぁ、そうそう。僕と彼女は話を始めたんだ、彼女が、ほら、彼女の仕事をした後でね。そして、彼女にもベンくらいの年の男の子がいるってわかってね。だから、僕らは子供たちをジンボリークラスに連れて行く予定なんだ。ねぇ、それで構わないだろ?)
レイチェル: Sure. Is she married? (もちろん。彼女は結婚してる?)
ロス: Ahh, no. (あ、いいや[してない])
レイチェル: Oh. (starts shaking the sugar down in a packet really hard.) (まぁ。[小さな包みの中の砂糖を実に激しく下に振り始める])
ロス: Are you jealous? (君は妬いてるの?)
レイチェル: Noo. (いいえ。)
さりげなく、after she y'know, did her thing. と言っているのが面白いですね。
彼女はストリッパーなので、did her thing とは、彼女の仕事をした、つまり、ストリップの仕事をした後、ということですが、はっきりそうは言わずに、「わかるだろ、彼女の仕事・用事が済んだ後で」と表現しているのです。
出番が済んだ後、彼女とちょっと話をしたんだ、ということですね。
a Gymboree class 「ジンボリークラス」について。
日本語のサイトで「ジンボリー」に関するものを見つけました。
Gymboree Play & Music
ジンボリーの詳しい内容については、そのサイトの以下のページに詳しく書いてあります。
ジンボリー プレイ&ミュージックとは?
親も一緒に参加するクラスのようですね。
アメリカが発祥だそうです。
私は「ジンボリー」という言葉を全く知らなかったのですが、有名なのでしょうか?
ロスは何気にジンボリーという名前を出していますが、それが「親が一緒に参加する、子供たちが遊びながら学ぶレッスン」のようなもの(?)だと、観客も皆わかっているのでしょうね。
彼女は独身だと聞いて、神経質にシュガーの袋を振っているレイチェルが面白い、というか可愛いです。
イライラしているのがわかりますね。
"Are you jealous?" (君は妬いてるの?)だなんて、それを言うのが嬉しそうなロスです。
フレンズ3-12その30 で、マークにジェラシーを感じているロスに対して、レイチェルは以下のようなことを言っていましたね。
レイチェル: It just seems to me, though, that if two people love each other and trust each other, like we do, there's no reason to be jealous. (だけど、私にはこう思えるの。私たちのように、もし二人の人間が互いに愛し合っていて、互いに信頼し合っているのならば、ジェラシーを感じる理由なんてない、って。)
そんな風に断言した以上、ロスが他の人とプレイデートをするからと言って、焼きもちを焼くわけにもいきませんよね。
ですからレイチェルは「焼きもちなんか焼いてないわ。」と否定するしかありません。
その後のセリフで、何に対してひっかかっているかについて、くどくど説明することになるのですが…。
立場が逆転し優位に立ったロスは、ちょっと余裕を見せていますね。
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ロス: Ah, yeah, yeah. Umm, we started talking after she y'know, did her thing. And it turns out she's got a boy about Ben's age. So we're gonna take the kids to a Gymboree class. Why, is that okay? (あぁ、そうそう。僕と彼女は話を始めたんだ、彼女が、ほら、彼女の仕事をした後でね。そして、彼女にもベンくらいの年の男の子がいるってわかってね。だから、僕らは子供たちをジンボリークラスに連れて行く予定なんだ。ねぇ、それで構わないだろ?)
レイチェル: Sure. Is she married? (もちろん。彼女は結婚してる?)
ロス: Ahh, no. (あ、いいや[してない])
レイチェル: Oh. (starts shaking the sugar down in a packet really hard.) (まぁ。[小さな包みの中の砂糖を実に激しく下に振り始める])
ロス: Are you jealous? (君は妬いてるの?)
レイチェル: Noo. (いいえ。)
さりげなく、after she y'know, did her thing. と言っているのが面白いですね。
彼女はストリッパーなので、did her thing とは、彼女の仕事をした、つまり、ストリップの仕事をした後、ということですが、はっきりそうは言わずに、「わかるだろ、彼女の仕事・用事が済んだ後で」と表現しているのです。
出番が済んだ後、彼女とちょっと話をしたんだ、ということですね。
a Gymboree class 「ジンボリークラス」について。
日本語のサイトで「ジンボリー」に関するものを見つけました。
Gymboree Play & Music
ジンボリーの詳しい内容については、そのサイトの以下のページに詳しく書いてあります。
ジンボリー プレイ&ミュージックとは?
親も一緒に参加するクラスのようですね。
アメリカが発祥だそうです。
私は「ジンボリー」という言葉を全く知らなかったのですが、有名なのでしょうか?
ロスは何気にジンボリーという名前を出していますが、それが「親が一緒に参加する、子供たちが遊びながら学ぶレッスン」のようなもの(?)だと、観客も皆わかっているのでしょうね。
彼女は独身だと聞いて、神経質にシュガーの袋を振っているレイチェルが面白い、というか可愛いです。
イライラしているのがわかりますね。
"Are you jealous?" (君は妬いてるの?)だなんて、それを言うのが嬉しそうなロスです。
フレンズ3-12その30 で、マークにジェラシーを感じているロスに対して、レイチェルは以下のようなことを言っていましたね。
レイチェル: It just seems to me, though, that if two people love each other and trust each other, like we do, there's no reason to be jealous. (だけど、私にはこう思えるの。私たちのように、もし二人の人間が互いに愛し合っていて、互いに信頼し合っているのならば、ジェラシーを感じる理由なんてない、って。)
そんな風に断言した以上、ロスが他の人とプレイデートをするからと言って、焼きもちを焼くわけにもいきませんよね。
ですからレイチェルは「焼きもちなんか焼いてないわ。」と否定するしかありません。
その後のセリフで、何に対してひっかかっているかについて、くどくど説明することになるのですが…。
立場が逆転し優位に立ったロスは、ちょっと余裕を見せていますね。
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2008年04月27日
ある人とプレイデート フレンズ3-12その32
レイチェル: Where ya going? (どこに行くの?)
ロス: Oh, I've gotta go pick up Ben, we've got a play-date this afternoon. (あぁ、僕はベンを迎えに行かないといけないんだ。今日の午後、プレイデートをするんだよ[子供同士で遊ぶ約束があるんだよ]。)
レイチェル: Ohh, with who? (まぁ、誰と?)
ロス: Oh, just this woman that I met last night at the party. (あぁ、昨日の晩、パーティーであった女性だよ。)
レイチェル: There was a woman at--? (realizes) The stripper? (そのパーティーで女性がいた…? [意味に気付いて] 例のストリッパー?)
ロス: Yeah. (あぁ。)
レイチェル: You have a play-date with a stripper? (ロスはストリッパーとプレイデートするの?)
チャンドラー: Man, I gotta get a kid! (looks at the pen and starts laughing) (あぁ、俺も子供を持たなくちゃな。[ペンを見て、笑い始める])
play date (play-date) 「プレイデート」について。
ロングマン現代英英辞典では、
play date [noun]:
[countable] American English
a time that is arranged for children to meet together to play
つまり、「子供たちが遊ぶために集まるように約束した時間」。(って何だか訳がイマイチですが…)
つまり、子供同士が play するために会おうと決めた約束、その会合のことですね。
英辞郎では、
playdate=(名)プレイデート、子どもの遊びの約束
とあります。
昨日の晩のパーティーは、バチェラー・パーティーで、出席者は男性のみ。
その男性ばかりのパーティーでの唯一の女性と言えば…?と、レイチェルが気付くのが面白いです。
「ロスはストリッパーとプレイデートするの?」と驚くレイチェルの発言を受けて、「俺も子供を持たなくちゃ。」というチャンドラー。
「俺にも子供がいたら、ストリッパーとプレイデートできるのになぁ。」みたいなことですね。
このやり取りを聞いていると、"You have a play-date with a stripper?" の play date という単語が、なんだかやらしい意味に聞こえてくるような?(笑)
日本語で「プレイ」というと何だかエッチな感じを想像しなくもないですが(まさか私だけ?…笑)、英語ではどうなんでしょうねぇ?
play around with だと「性的関係を持つ、エッチな行為をする」という意味になるようですが、上のセリフのように、ストリッパーと play-date と聞いて、ネイティブの中にエッチなイメージはわくのかわかないのか…?(笑)
昨日の記事、フレンズ3-12その31 で、"This pen's getting kind of boring." (このペン、何だか退屈になってきたよ。)と言っていたチャンドラーですが、またペンを見て笑っています。
やっぱ大好きなんじゃん(笑)。
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ロス: Oh, I've gotta go pick up Ben, we've got a play-date this afternoon. (あぁ、僕はベンを迎えに行かないといけないんだ。今日の午後、プレイデートをするんだよ[子供同士で遊ぶ約束があるんだよ]。)
レイチェル: Ohh, with who? (まぁ、誰と?)
ロス: Oh, just this woman that I met last night at the party. (あぁ、昨日の晩、パーティーであった女性だよ。)
レイチェル: There was a woman at--? (realizes) The stripper? (そのパーティーで女性がいた…? [意味に気付いて] 例のストリッパー?)
ロス: Yeah. (あぁ。)
レイチェル: You have a play-date with a stripper? (ロスはストリッパーとプレイデートするの?)
チャンドラー: Man, I gotta get a kid! (looks at the pen and starts laughing) (あぁ、俺も子供を持たなくちゃな。[ペンを見て、笑い始める])
play date (play-date) 「プレイデート」について。
ロングマン現代英英辞典では、
play date [noun]:
[countable] American English
a time that is arranged for children to meet together to play
つまり、「子供たちが遊ぶために集まるように約束した時間」。(って何だか訳がイマイチですが…)
つまり、子供同士が play するために会おうと決めた約束、その会合のことですね。
英辞郎では、
playdate=(名)プレイデート、子どもの遊びの約束
とあります。
昨日の晩のパーティーは、バチェラー・パーティーで、出席者は男性のみ。
その男性ばかりのパーティーでの唯一の女性と言えば…?と、レイチェルが気付くのが面白いです。
「ロスはストリッパーとプレイデートするの?」と驚くレイチェルの発言を受けて、「俺も子供を持たなくちゃ。」というチャンドラー。
「俺にも子供がいたら、ストリッパーとプレイデートできるのになぁ。」みたいなことですね。
このやり取りを聞いていると、"You have a play-date with a stripper?" の play date という単語が、なんだかやらしい意味に聞こえてくるような?(笑)
日本語で「プレイ」というと何だかエッチな感じを想像しなくもないですが(まさか私だけ?…笑)、英語ではどうなんでしょうねぇ?
play around with だと「性的関係を持つ、エッチな行為をする」という意味になるようですが、上のセリフのように、ストリッパーと play-date と聞いて、ネイティブの中にエッチなイメージはわくのかわかないのか…?(笑)
昨日の記事、フレンズ3-12その31 で、"This pen's getting kind of boring." (このペン、何だか退屈になってきたよ。)と言っていたチャンドラーですが、またペンを見て笑っています。
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2008年04月26日
このペンつまらなくなってきた フレンズ3-12その31
ロス: I gotta get going. Bye, Chandler. (僕は行かなくちゃ。じゃあね、チャンドラー。)
チャンドラー: Oh, okay Ross. Listen, this pen's getting kind of boring, so can you pick me up some porn? (あぁ、わかったよ、ロス。ねぇ、このペン、何だか退屈になってきたよ。だから、僕にポルノを買ってきてくれる?)
get going は「出かける、出発する」。
I gotta go. でも「行かなくちゃ。」なのですが、英語ではこんな風に、get going みたいな表現を使うことも多いですね。
ただの go よりも、get going の方が、go という動作に「移る、動く」ような「動き」が出るように思います。
Let's get started. 「始めよう。」という決まり文句もありますが、これも、Let's start. よりも「動き」が感じられるような気がしますね。
チャンドラーはあんなにペンに喜んでいたのに、もう退屈してしまったようです。
ペンの人形を脱がせてもつまらなくなったので、本物の女性の写真を見たくなった…みたいなことを言っていますね…って、おいおい!(笑)
this pen's getting kind of boring の kind of は「ちょっと、何だか」みたいな表現です。
this pen's getting boring. で、「このペンが退屈なものになってきた」ということですね。
bore は「…を退屈させる、うんざりさせる」という他動詞なので、それに -ing がつくと、「退屈な、うんざりする、つまらない」という形容詞になりますね。
ペンが誰かを退屈させる、ということです。
このセリフの場合は「チャンドラーを退屈させている」のですが、「誰を」という目的語がない「形容詞」の形になっているので、「全般的に」人を退屈させるものだ、つまり、このペンは「退屈な、つまらない」ものだ、とペンの性質(?)を述べた文になっているのです。
チャンドラーを主語にすると、I'm getting bored with this pen. 「俺はこのペンに飽きてきちゃったよ。」みたいになるでしょうか。
そのように受動態になった場合は、チャンドラーがペンによって退屈させられた、となるわけですが、やはりどちらを主語にするかによって、微妙なニュアンスの違いが生じるのだと思います。
実際のところは「チャンドラーがペンに飽きてきた」わけでしょうが、「このペン、つまんなくなってきたなぁ。」という方が、客観的な発言のように聞こえる気がします。(日本語訳でもニュアンスの違いは出ますよね。)
「俺のせいじゃなくて、このペンが悪い!」みたいな?(笑)
あんなに喜んでおいて、飽きちゃった後のセリフがそれかよ!?みたいな??
can you pick me up some porn? について。
pick up は「拾い上げる」ですが、「買う」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典では、
pick up (phrasal verb): GET SOMETHING
pick something up/ pick up something: (informal)
b) to buy something or get it from a shop etc
つまり、「何かを買うこと、または店で[店から]何かを手に入れること」。
「買ってきて。」という場合には、Can you get me some porn? と get を使うことが多いように思うのですが、pick には、choose 「選ぶ」という意味もありますし、pick up は lift 「持ち上げる」という意味もあります。
そのニュアンスを考えると、get 「手に入れる」という単語を使うよりも、いくつかある中で良さそうなもの(笑)を適当に見繕う(みつくろう)感じ、置いてある本をパッと手にとる感じ、が出ているような気もします。(あくまで私のイメージですが…)
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チャンドラー: Oh, okay Ross. Listen, this pen's getting kind of boring, so can you pick me up some porn? (あぁ、わかったよ、ロス。ねぇ、このペン、何だか退屈になってきたよ。だから、僕にポルノを買ってきてくれる?)
get going は「出かける、出発する」。
I gotta go. でも「行かなくちゃ。」なのですが、英語ではこんな風に、get going みたいな表現を使うことも多いですね。
ただの go よりも、get going の方が、go という動作に「移る、動く」ような「動き」が出るように思います。
Let's get started. 「始めよう。」という決まり文句もありますが、これも、Let's start. よりも「動き」が感じられるような気がしますね。
チャンドラーはあんなにペンに喜んでいたのに、もう退屈してしまったようです。
ペンの人形を脱がせてもつまらなくなったので、本物の女性の写真を見たくなった…みたいなことを言っていますね…って、おいおい!(笑)
this pen's getting kind of boring の kind of は「ちょっと、何だか」みたいな表現です。
this pen's getting boring. で、「このペンが退屈なものになってきた」ということですね。
bore は「…を退屈させる、うんざりさせる」という他動詞なので、それに -ing がつくと、「退屈な、うんざりする、つまらない」という形容詞になりますね。
ペンが誰かを退屈させる、ということです。
このセリフの場合は「チャンドラーを退屈させている」のですが、「誰を」という目的語がない「形容詞」の形になっているので、「全般的に」人を退屈させるものだ、つまり、このペンは「退屈な、つまらない」ものだ、とペンの性質(?)を述べた文になっているのです。
チャンドラーを主語にすると、I'm getting bored with this pen. 「俺はこのペンに飽きてきちゃったよ。」みたいになるでしょうか。
そのように受動態になった場合は、チャンドラーがペンによって退屈させられた、となるわけですが、やはりどちらを主語にするかによって、微妙なニュアンスの違いが生じるのだと思います。
実際のところは「チャンドラーがペンに飽きてきた」わけでしょうが、「このペン、つまんなくなってきたなぁ。」という方が、客観的な発言のように聞こえる気がします。(日本語訳でもニュアンスの違いは出ますよね。)
「俺のせいじゃなくて、このペンが悪い!」みたいな?(笑)
あんなに喜んでおいて、飽きちゃった後のセリフがそれかよ!?みたいな??
can you pick me up some porn? について。
pick up は「拾い上げる」ですが、「買う」という意味もあります。
ロングマン現代英英辞典では、
pick up (phrasal verb): GET SOMETHING
pick something up/ pick up something: (informal)
b) to buy something or get it from a shop etc
つまり、「何かを買うこと、または店で[店から]何かを手に入れること」。
「買ってきて。」という場合には、Can you get me some porn? と get を使うことが多いように思うのですが、pick には、choose 「選ぶ」という意味もありますし、pick up は lift 「持ち上げる」という意味もあります。
そのニュアンスを考えると、get 「手に入れる」という単語を使うよりも、いくつかある中で良さそうなもの(笑)を適当に見繕う(みつくろう)感じ、置いてある本をパッと手にとる感じ、が出ているような気もします。(あくまで私のイメージですが…)
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2008年04月25日
回りくどい表現に気持ちが込められている? フレンズ3-12その30
ロス: Well, I was with Carol for, like, eight years. And I lost her. And now, if it's possible, I think I love you even more. So, it's hard for me to believe I'm not gonna, well, that someone else isn't gonna take you away. (そうだね、僕はキャロルと、ほら、8年も一緒にいたんだ。そして僕は彼女を失った。そして今、もしそれが可能なら、君をもっとずっと愛せると思う。だから、僕が…ほら、誰か他の人が君を連れて行ってしまわないと信じることが僕には難しいんだ。)
ガンター: Let it be me. Let it be me! (それが僕でありますように。それが僕でありますように!)
レイチェル: Honey, that's very sweet. It just seems to me, though, that if two people love each other and trust each other, like we do, there's no reason to be jealous. (she kisses him) (ハニー、それはとっても素敵(な言葉)だわ。だけど、私にはこう思えるの。私たちのように、もし二人の人間が互いに愛し合っていて、互いに信頼し合っているのならば、ジェラシーを感じる理由なんてない、って。 [レイチェルはロスにキスする])
昨日の続きです。
So, it's hard for me to believe I'm not gonna, well, that someone else isn't gonna take you away. について。
この解釈はちょっと迷いました。
昨日の記事、フレンズ3-12その29 と今日の記事のセリフでは、hard という単語が何度も出てきます。
昨日の記事の this whole Mark thing is really hard for me. の hard は「つらい、苦しい、耐え難い」みたいな意味ですね。
今回の it's hard for me to believe... の hard についても、私は最初「つらい」という意味なのかと思いました。
「誰かが君を連れ去ると思うことがつらい」みたいな意味なのかな?と。
でも、よく見ると、someone else isn't gonna と否定形になっていますので、「連れ去る」ではなくて「連れ去らない」です。
ネットスクリプトもDVD英語字幕も両方、isn't になっていますし、ロスの実際のセリフも isn't と言っているように聞こえる気がします。(かなり微妙ですが)
また、「誰かが君を連れ去ると思うことがつらい」と言いたいならば、it's hard for me to imagine (or think) someone else is gonna take you away. のように、believe 以外の動詞が使われるような気がします。
believe という動詞は日本語の「信じる」という語義の通り、ロスは that 以下のことを信じたいと思っているけれども、それを信じることが難しい、と言っているセリフなのかな、と思いました。
つまり、この場合の hard は「しにくい、困難な、難しい」という意味で、hard to believe ... で「…を信じがたい」、hard for me to believe ... で、「僕が…を信じることは難しい」みたいな意味になるのだろう、と。
「もう長い間付き合っていて、そう簡単に別れるはずがない、と自分では思っているけれども、誰かがレイチェルを奪い去っていくことなんてない、と信じることは、僕にとっては難しい。そんな風に安心することなんてできないんだ。」みたいな意味かなぁ、と思いました。
「好きで好きでしょうがないから、不安でたまらない。」みたいな感じ??
someone else isn't gonna ... の前にある、I'm not gonna... について。
gonna の後、動詞はありませんね。
文章が終わらない状態で、well と一呼吸置いて、that someone else isn't gonna ... と言い換えています。
おそらく、ロスは最初、I'm not gonna lose you と言おうとしたのかな、と思いました。
キャロルの話をした時に、And I lost her. と寂しそうに言っていましたので、それと同じことがまた起こることを想定しているのだと。
だから、lose という単語を使おうとしたけれども、それは自分にとってあまりに悲しすぎる単語なので、「僕が失う」ではなくて「誰かが連れ去る」と言い換えたのかなぁ、と。
これも、上に説明したのと同じく、「僕が君を失うことなんてない」と信じることが僕にとっては難しいんだ、「君を失うはずはない」と自信を持って言い切ることができないんだ、みたいなことを言いたかったのだと思います。
何だかえらく遠回しな表現だと思うのですが、「ただの言葉上の表現」に過ぎなくても、「君を失う」「誰かが君を連れ去る」ということは言いたくなくて、「誰かが君を連れ去ったりはしない」と信じることができない、みたいな言い方になっているのかな、とも思います。
もっとシンプルに表現することも可能だと思うのに、わざとこういう言い方をしているところに、ロスの複雑な気持ちが見え隠れしているような気がするのですが、どうでしょう??
"Let it be me." と言っているガンターが面白いですね。
it = someone ということで、その「誰か」が僕でありますように、レイチェルを連れ去る人間、つまりロスからレイチェルを奪い去る人間が僕でありますように、と祈っているわけです。
昨日の記事、フレンズ3-12その29 で、わざわざト書きに、
(Gunther is eavesdropping in the background.)
と書いてあったのは、このセリフへの伏線だったのですね。
love と trust があれば、ジェラシーを感じる必要なんかない、というレイチェルのセリフですが、それは正論ではあるけれども、人間は感情の動物…頭ではわかっていても、不安な気持ちになるものですよね。
この後、このセリフが重要な意味を持ってきます(笑)。
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ガンター: Let it be me. Let it be me! (それが僕でありますように。それが僕でありますように!)
レイチェル: Honey, that's very sweet. It just seems to me, though, that if two people love each other and trust each other, like we do, there's no reason to be jealous. (she kisses him) (ハニー、それはとっても素敵(な言葉)だわ。だけど、私にはこう思えるの。私たちのように、もし二人の人間が互いに愛し合っていて、互いに信頼し合っているのならば、ジェラシーを感じる理由なんてない、って。 [レイチェルはロスにキスする])
昨日の続きです。
So, it's hard for me to believe I'm not gonna, well, that someone else isn't gonna take you away. について。
この解釈はちょっと迷いました。
昨日の記事、フレンズ3-12その29 と今日の記事のセリフでは、hard という単語が何度も出てきます。
昨日の記事の this whole Mark thing is really hard for me. の hard は「つらい、苦しい、耐え難い」みたいな意味ですね。
今回の it's hard for me to believe... の hard についても、私は最初「つらい」という意味なのかと思いました。
「誰かが君を連れ去ると思うことがつらい」みたいな意味なのかな?と。
でも、よく見ると、someone else isn't gonna と否定形になっていますので、「連れ去る」ではなくて「連れ去らない」です。
ネットスクリプトもDVD英語字幕も両方、isn't になっていますし、ロスの実際のセリフも isn't と言っているように聞こえる気がします。(かなり微妙ですが)
また、「誰かが君を連れ去ると思うことがつらい」と言いたいならば、it's hard for me to imagine (or think) someone else is gonna take you away. のように、believe 以外の動詞が使われるような気がします。
believe という動詞は日本語の「信じる」という語義の通り、ロスは that 以下のことを信じたいと思っているけれども、それを信じることが難しい、と言っているセリフなのかな、と思いました。
つまり、この場合の hard は「しにくい、困難な、難しい」という意味で、hard to believe ... で「…を信じがたい」、hard for me to believe ... で、「僕が…を信じることは難しい」みたいな意味になるのだろう、と。
「もう長い間付き合っていて、そう簡単に別れるはずがない、と自分では思っているけれども、誰かがレイチェルを奪い去っていくことなんてない、と信じることは、僕にとっては難しい。そんな風に安心することなんてできないんだ。」みたいな意味かなぁ、と思いました。
「好きで好きでしょうがないから、不安でたまらない。」みたいな感じ??
someone else isn't gonna ... の前にある、I'm not gonna... について。
gonna の後、動詞はありませんね。
文章が終わらない状態で、well と一呼吸置いて、that someone else isn't gonna ... と言い換えています。
おそらく、ロスは最初、I'm not gonna lose you と言おうとしたのかな、と思いました。
キャロルの話をした時に、And I lost her. と寂しそうに言っていましたので、それと同じことがまた起こることを想定しているのだと。
だから、lose という単語を使おうとしたけれども、それは自分にとってあまりに悲しすぎる単語なので、「僕が失う」ではなくて「誰かが連れ去る」と言い換えたのかなぁ、と。
これも、上に説明したのと同じく、「僕が君を失うことなんてない」と信じることが僕にとっては難しいんだ、「君を失うはずはない」と自信を持って言い切ることができないんだ、みたいなことを言いたかったのだと思います。
何だかえらく遠回しな表現だと思うのですが、「ただの言葉上の表現」に過ぎなくても、「君を失う」「誰かが君を連れ去る」ということは言いたくなくて、「誰かが君を連れ去ったりはしない」と信じることができない、みたいな言い方になっているのかな、とも思います。
もっとシンプルに表現することも可能だと思うのに、わざとこういう言い方をしているところに、ロスの複雑な気持ちが見え隠れしているような気がするのですが、どうでしょう??
"Let it be me." と言っているガンターが面白いですね。
it = someone ということで、その「誰か」が僕でありますように、レイチェルを連れ去る人間、つまりロスからレイチェルを奪い去る人間が僕でありますように、と祈っているわけです。
昨日の記事、フレンズ3-12その29 で、わざわざト書きに、
(Gunther is eavesdropping in the background.)
と書いてあったのは、このセリフへの伏線だったのですね。
love と trust があれば、ジェラシーを感じる必要なんかない、というレイチェルのセリフですが、それは正論ではあるけれども、人間は感情の動物…頭ではわかっていても、不安な気持ちになるものですよね。
この後、このセリフが重要な意味を持ってきます(笑)。
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2008年04月24日
アイラブユーにmoreがつくと フレンズ3-12その29
ロス: (sits down next to her) I'm sorry, I was an idiot. ([レイチェルの隣に座る] ごめんよ、僕はバカだった。)
レイチェル: A big idiot. (大バカね。)
ロス: A big idiot. It's just, you have to realize this whole Mark thing is really hard for me. (大バカだよ。ただ、このマークの件全てが僕には本当につらいんだってことをわかってくれないといけない[わかってほしい]。)
(Gunther is eavesdropping in the background.)
ガンターは後ろで盗み聞きをしている。
レイチェル: Honey, why is it hard? We've been together for almost a year now. (ハニー、なぜそれがつらいの? 私たちはもうほとんど1年も付き合ってるのよ。)
ロス: Well, I was with Carol for, like, eight years. And I lost her. And now, if it's possible, I think I love you even more. So, it's hard for me to believe I'm not gonna, well, that someone else isn't gonna take you away. (そうだね、僕はキャロルと、ほら、8年も一緒にいたんだ。そして僕は彼女を失った。そして今、もしそれが可能なら、君をもっとずっと愛せると思う。だから、僕が…ほら、誰か他の人が君を連れて行ってしまわないと信じることが僕には難しいんだ。)
"I was an idiot." 「僕はバカだった。」と反省するロスに対して、"A big idiot." 「全く、バカに大の字がつく大バカよ。」みたいに返すレイチェル。
ロスがものすごく反省しているのをわかっているからこそ、言えるセリフですね。
日本人の恋人同士のセリフでもありそうなやり取りなのが面白いと思いました。
We've been together for almost a year now. は「継続」を表す現在完了形で、「今の時点で、ほとんど1年一緒にいる[付き合っている]ことになる。」という感じです。
レイチェルにしてみれば、付き合い始めの頃ならそんな不安になるだろうけど、もう1年も付き合ってるのに、まだ心配なの?というところですね。
でも、その後のロスのセリフには説得力があります。
ロスは元妻キャロルと長年一緒にいたのに、離婚することになってしまった、と。
And I lost her. というセリフが何とも悲しいです。
ロスにとっては、付き合っている期間が長くても、それで安心できる、ということはないのですね。
And now, if it's possible, I think I love you even more. について。
この I love you (even) more. をどう訳すか、がなかなか曲者なのですが…。
過去記事にも、これとよく似たフレーズが出てきました。
フレンズ2-23その9 では、
モニカ: You don't love me any more, do you? (もう私のこと、愛してないわよね?)
リチャード: Actually, if it's possible, I love you more. (実際のところ、もしそれが可能ならの話だけど、君のことをもっと好きになったよ。)
フレンズ2-22その7 では、
レイチェル: Ohh, thank you for my beautiul earrings. They're perfect. I love you. (このきれいなイヤリング、ありがとう。最高よ。愛してるわ。)
ロス: Oh, now you can exchange them if you want, okay? (あぁ、もう、そのイヤリング、他のと交換したかったら交換してもいいんだよ。)
レイチェル: Now I love you even more. (今、あなたのこと、もっと好きになったわ。)
その過去記事の日本語訳のニュアンスが正しいかどうか、自分としてはあまり自信がないのですが、I love you (even) more. はやはり、「(以前よりも)もっと愛してる」というニュアンスだろう、と思うのです。
今回のロスのセリフ、DVDの日本語音声(吹替)では、
「君のことは愛し足りないくらい愛してるんだ。」
となっていましたが、つまりはそういうニュアンスなのだろうと思います。
「愛しても愛しても、もっともっと好きになる」というか、どこまで愛せるのかその限界が見えないくらいに、どんどん愛せてしまう、というか…?
フレンズ2-23 のセリフと同様に、if it's possible が挿入されていることで、「もっと愛するなんて不可能に思えるほど、最高最大に愛しているけれど、それでも可能なら」「もっと愛せる、以前よりももっと愛してる」と思えるんだ、みたいなセリフなんだろうなぁ、と。
「君が好きで好きでたまらない。自分でもどこまで愛せるかわからないほど、めちゃくちゃ好きなんだ。」みたいな表現なんだと思うのですが、どうでしょう??
でも、ぴったりの日本語が思い浮かばないんですよねぇ…。
So, it's hard for me to believe ... 以下については、長くなりそうなので、明日にします。
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レイチェル: A big idiot. (大バカね。)
ロス: A big idiot. It's just, you have to realize this whole Mark thing is really hard for me. (大バカだよ。ただ、このマークの件全てが僕には本当につらいんだってことをわかってくれないといけない[わかってほしい]。)
(Gunther is eavesdropping in the background.)
ガンターは後ろで盗み聞きをしている。
レイチェル: Honey, why is it hard? We've been together for almost a year now. (ハニー、なぜそれがつらいの? 私たちはもうほとんど1年も付き合ってるのよ。)
ロス: Well, I was with Carol for, like, eight years. And I lost her. And now, if it's possible, I think I love you even more. So, it's hard for me to believe I'm not gonna, well, that someone else isn't gonna take you away. (そうだね、僕はキャロルと、ほら、8年も一緒にいたんだ。そして僕は彼女を失った。そして今、もしそれが可能なら、君をもっとずっと愛せると思う。だから、僕が…ほら、誰か他の人が君を連れて行ってしまわないと信じることが僕には難しいんだ。)
"I was an idiot." 「僕はバカだった。」と反省するロスに対して、"A big idiot." 「全く、バカに大の字がつく大バカよ。」みたいに返すレイチェル。
ロスがものすごく反省しているのをわかっているからこそ、言えるセリフですね。
日本人の恋人同士のセリフでもありそうなやり取りなのが面白いと思いました。
We've been together for almost a year now. は「継続」を表す現在完了形で、「今の時点で、ほとんど1年一緒にいる[付き合っている]ことになる。」という感じです。
レイチェルにしてみれば、付き合い始めの頃ならそんな不安になるだろうけど、もう1年も付き合ってるのに、まだ心配なの?というところですね。
でも、その後のロスのセリフには説得力があります。
ロスは元妻キャロルと長年一緒にいたのに、離婚することになってしまった、と。
And I lost her. というセリフが何とも悲しいです。
ロスにとっては、付き合っている期間が長くても、それで安心できる、ということはないのですね。
And now, if it's possible, I think I love you even more. について。
この I love you (even) more. をどう訳すか、がなかなか曲者なのですが…。
過去記事にも、これとよく似たフレーズが出てきました。
フレンズ2-23その9 では、
モニカ: You don't love me any more, do you? (もう私のこと、愛してないわよね?)
リチャード: Actually, if it's possible, I love you more. (実際のところ、もしそれが可能ならの話だけど、君のことをもっと好きになったよ。)
フレンズ2-22その7 では、
レイチェル: Ohh, thank you for my beautiul earrings. They're perfect. I love you. (このきれいなイヤリング、ありがとう。最高よ。愛してるわ。)
ロス: Oh, now you can exchange them if you want, okay? (あぁ、もう、そのイヤリング、他のと交換したかったら交換してもいいんだよ。)
レイチェル: Now I love you even more. (今、あなたのこと、もっと好きになったわ。)
その過去記事の日本語訳のニュアンスが正しいかどうか、自分としてはあまり自信がないのですが、I love you (even) more. はやはり、「(以前よりも)もっと愛してる」というニュアンスだろう、と思うのです。
今回のロスのセリフ、DVDの日本語音声(吹替)では、
「君のことは愛し足りないくらい愛してるんだ。」
となっていましたが、つまりはそういうニュアンスなのだろうと思います。
「愛しても愛しても、もっともっと好きになる」というか、どこまで愛せるのかその限界が見えないくらいに、どんどん愛せてしまう、というか…?
フレンズ2-23 のセリフと同様に、if it's possible が挿入されていることで、「もっと愛するなんて不可能に思えるほど、最高最大に愛しているけれど、それでも可能なら」「もっと愛せる、以前よりももっと愛してる」と思えるんだ、みたいなセリフなんだろうなぁ、と。
「君が好きで好きでたまらない。自分でもどこまで愛せるかわからないほど、めちゃくちゃ好きなんだ。」みたいな表現なんだと思うのですが、どうでしょう??
でも、ぴったりの日本語が思い浮かばないんですよねぇ…。
So, it's hard for me to believe ... 以下については、長くなりそうなので、明日にします。
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2008年04月23日
形容詞aloneの用法 フレンズ3-12その28
[Scene: Central Perk, Chandler and Rachel are there.]
セントラルパーク。チャンドラーとレイチェルがそこにいる。
レイチェル: So ah, did you have fun at the bachelor party last night? (それで、昨日の晩のバチェラー・パーティーは楽しかった?)
チャンドラー: Oh yeah, yeah! Look what I got, look what I got. (holds up a pen) See, she's fully dressed, right? (あぁ、そうなんだ、楽しかったよ。俺がゲットしたものを見てよ、見てよ。[ペンを掲げる] ほら、彼女はちゃんと[きちんと]服を着てるだろ?)
レイチェル: Right. (そうね。)
チャンドラー: And then you click it and, uh-oh, she's naked! And then, and then you click it again and she's dressed. She's a business woman, she's walking down the street, she's window shopping, and (clicks pen) whoa-whoa-whoa, sh-she's naked! (Rachel just stares at him.) (そしてそれからそれをクリックすると、彼女は裸だ! それから、それからまたクリックすると、彼女は服を着てる。彼女はビジネスウーマンだ。彼女は通りを歩いて行く、彼女はウインドーショッピングをしている、そして[ペンをクリック] ほらほらほら、彼女は裸だよ! [レイチェルはただ彼を見つめる])
ロス: (entering) Hi. ([入ってきて] やぁ。)
レイチェル: Hello. (ハロー。)
チャンドラー: Y'know what, I'm, I'm gonna spend some alone time with the pen. (ねぇ、僕はこのペンでしばらく一人の時間を過ごすことにするよ。)
昨晩のバチェラー・パーティーのことを尋ねるレイチェル。
チャンドラーの様子を見ると、楽しかったようなのですが、何に喜んでいるかというと、景品かお土産でもらったペンに大喜びしています。
押すと(ノックすると)、ペンの上部分に入っている女性の姿が変わるペンのようです。
画面では、それがどんな風に変化するのかまではわかりませんが、チャンドラーの喜びようを見ていると、結構、劇的に(笑)、服を着ているところから、裸の姿に変わるのでしょうね。
そのペンで楽しんでいる様子をチャンドラーが語ってる様(さま)が面白いです。
きりっとした服を着たビジネスウーマンが…ほら、裸になっちゃった!と喜んでいるのですが、たかがペン一つでここまで楽しめたら大したものです。
特に英語の表現について解説するような難しい部分はないのですが、チャンドラーが語るセリフのリズム感のようなものを感じていただけたらと思います。
パーティーはどうだった?と聞いて、ペンのことばかり言っているところを見ると、他には特においしいことも、面白いこともなかった、ということなのでしょうね。
そのペンに見とれているチャンドラーと、あきれているレイチェルとの対比も面白いです。
ロスが入ってきて、ロスとレイチェルが気まずいことになっているのを知っているチャンドラーは、席を外すことにします。
「このペンでしばらく一人で遊んでるよ。」という言い訳ができたので、このペンがあって良かったのかもしれません。
チャンドラーは、I'm gonna spend some alone time with the pen. と言っていますね。
「一人でこのペンで遊んでる」と言いたい場合は、
1. I'm gonna spend some time alone with the pen. 「一人でこのペンと[(ペンの女性を擬人化した場合は)このペンと二人きりで]時間を過ごす」
と言いたくなるのですが、
2. spend some alone time with... 「このペンと一緒に、一人きりの時間を過ごす」
という言い方もあるのですね。
1. の alone は副詞で、spend という動詞を修飾しています。
2. の alone は形容詞で、time という名詞を修飾していることになります。
…が!
ロングマン現代英英辞典の alone (adjective 形容詞, adverb 副詞)の項目には、
[not before noun]
つまり、「名詞の前には使われない」と書いてあります。
研究社 新英和中辞典の alone の項目にも、
【形】【P】
と書いてあります。
【P】とは、predicative 「叙述的な」という意味で、【P】のついた形容詞は、補語としてのみ使われる形容詞です。
その用法は、形容詞の「叙述(的)用法」と呼ばれます。
フレンズ2-23その21 では、twin 「双子の」という形容詞を使って、形容詞の【A】「限定用法」と【P】「叙述用法」の説明をしていますので、興味のある方はご覧下さい。
辞書にあるように、形容詞 alone は「叙述用法のみで限定用法はない」ということだと、alone を形容詞として使う場合は、We are alone. 「僕たち、二人きりだね。」のように、be 動詞などの後に補語として使われるのみで、「(an) alone+名詞」(孤独な○○、一人の○○)のような形では使われない、ということになります。
ですが、今回のこのチャンドラーのセリフは、some alone time となっていて、alone は time という名詞にかかっています。
つまり、【A】限定用法として使われていることになりますね。
ということは、文法的には厳密に言うと間違っている、のかもしれません。
また、今では、口語ではこんな風に、名詞の前に使うことがある、ということかもしれません。
また、名詞の前に使われているとはいっても、他の限定用法の形容詞とは違ったニュアンスがしますよね。
上のセリフの alone time は、time が alone だと言っているわけではなく、「一人きりで過ごす時間」という感じがします。
alone の持つ「一人で」というニュアンスを使って time という名詞を修飾した、「限りなく副詞に近い形容詞」(?)なんでしょうかねぇ?
今回、特にこの部分を説明したのは、私のようなノンネイティブの日本人でも、spend some alone time と聞くと、「一人の時間を過ごす」んだな、ということはわかりますよね。
その感覚がわかればいいと思うし、その感覚で単語を並べれば、ネイティブにも通じるだろう、ということです。
個人的には、spend some alone time という表現に、ネイティブの中には多少の違和感を感じる人もいるのかどうか?が知りたいのですが…。
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セントラルパーク。チャンドラーとレイチェルがそこにいる。
レイチェル: So ah, did you have fun at the bachelor party last night? (それで、昨日の晩のバチェラー・パーティーは楽しかった?)
チャンドラー: Oh yeah, yeah! Look what I got, look what I got. (holds up a pen) See, she's fully dressed, right? (あぁ、そうなんだ、楽しかったよ。俺がゲットしたものを見てよ、見てよ。[ペンを掲げる] ほら、彼女はちゃんと[きちんと]服を着てるだろ?)
レイチェル: Right. (そうね。)
チャンドラー: And then you click it and, uh-oh, she's naked! And then, and then you click it again and she's dressed. She's a business woman, she's walking down the street, she's window shopping, and (clicks pen) whoa-whoa-whoa, sh-she's naked! (Rachel just stares at him.) (そしてそれからそれをクリックすると、彼女は裸だ! それから、それからまたクリックすると、彼女は服を着てる。彼女はビジネスウーマンだ。彼女は通りを歩いて行く、彼女はウインドーショッピングをしている、そして[ペンをクリック] ほらほらほら、彼女は裸だよ! [レイチェルはただ彼を見つめる])
ロス: (entering) Hi. ([入ってきて] やぁ。)
レイチェル: Hello. (ハロー。)
チャンドラー: Y'know what, I'm, I'm gonna spend some alone time with the pen. (ねぇ、僕はこのペンでしばらく一人の時間を過ごすことにするよ。)
昨晩のバチェラー・パーティーのことを尋ねるレイチェル。
チャンドラーの様子を見ると、楽しかったようなのですが、何に喜んでいるかというと、景品かお土産でもらったペンに大喜びしています。
押すと(ノックすると)、ペンの上部分に入っている女性の姿が変わるペンのようです。
画面では、それがどんな風に変化するのかまではわかりませんが、チャンドラーの喜びようを見ていると、結構、劇的に(笑)、服を着ているところから、裸の姿に変わるのでしょうね。
そのペンで楽しんでいる様子をチャンドラーが語ってる様(さま)が面白いです。
きりっとした服を着たビジネスウーマンが…ほら、裸になっちゃった!と喜んでいるのですが、たかがペン一つでここまで楽しめたら大したものです。
特に英語の表現について解説するような難しい部分はないのですが、チャンドラーが語るセリフのリズム感のようなものを感じていただけたらと思います。
パーティーはどうだった?と聞いて、ペンのことばかり言っているところを見ると、他には特においしいことも、面白いこともなかった、ということなのでしょうね。
そのペンに見とれているチャンドラーと、あきれているレイチェルとの対比も面白いです。
ロスが入ってきて、ロスとレイチェルが気まずいことになっているのを知っているチャンドラーは、席を外すことにします。
「このペンでしばらく一人で遊んでるよ。」という言い訳ができたので、このペンがあって良かったのかもしれません。
チャンドラーは、I'm gonna spend some alone time with the pen. と言っていますね。
「一人でこのペンで遊んでる」と言いたい場合は、
1. I'm gonna spend some time alone with the pen. 「一人でこのペンと[(ペンの女性を擬人化した場合は)このペンと二人きりで]時間を過ごす」
と言いたくなるのですが、
2. spend some alone time with... 「このペンと一緒に、一人きりの時間を過ごす」
という言い方もあるのですね。
1. の alone は副詞で、spend という動詞を修飾しています。
2. の alone は形容詞で、time という名詞を修飾していることになります。
…が!
ロングマン現代英英辞典の alone (adjective 形容詞, adverb 副詞)の項目には、
[not before noun]
つまり、「名詞の前には使われない」と書いてあります。
研究社 新英和中辞典の alone の項目にも、
【形】【P】
と書いてあります。
【P】とは、predicative 「叙述的な」という意味で、【P】のついた形容詞は、補語としてのみ使われる形容詞です。
その用法は、形容詞の「叙述(的)用法」と呼ばれます。
フレンズ2-23その21 では、twin 「双子の」という形容詞を使って、形容詞の【A】「限定用法」と【P】「叙述用法」の説明をしていますので、興味のある方はご覧下さい。
辞書にあるように、形容詞 alone は「叙述用法のみで限定用法はない」ということだと、alone を形容詞として使う場合は、We are alone. 「僕たち、二人きりだね。」のように、be 動詞などの後に補語として使われるのみで、「(an) alone+名詞」(孤独な○○、一人の○○)のような形では使われない、ということになります。
ですが、今回のこのチャンドラーのセリフは、some alone time となっていて、alone は time という名詞にかかっています。
つまり、【A】限定用法として使われていることになりますね。
ということは、文法的には厳密に言うと間違っている、のかもしれません。
また、今では、口語ではこんな風に、名詞の前に使うことがある、ということかもしれません。
また、名詞の前に使われているとはいっても、他の限定用法の形容詞とは違ったニュアンスがしますよね。
上のセリフの alone time は、time が alone だと言っているわけではなく、「一人きりで過ごす時間」という感じがします。
alone の持つ「一人で」というニュアンスを使って time という名詞を修飾した、「限りなく副詞に近い形容詞」(?)なんでしょうかねぇ?
今回、特にこの部分を説明したのは、私のようなノンネイティブの日本人でも、spend some alone time と聞くと、「一人の時間を過ごす」んだな、ということはわかりますよね。
その感覚がわかればいいと思うし、その感覚で単語を並べれば、ネイティブにも通じるだろう、ということです。
個人的には、spend some alone time という表現に、ネイティブの中には多少の違和感を感じる人もいるのかどうか?が知りたいのですが…。
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2008年04月22日
僕が彼らから引き出せたもの フレンズ3-12その27
[Scene: Joey's audition, the director has returned and wants to see
the combination.]
ジョーイのオーディション。ディレクターが帰ってきて、コンビネーションを見たいと言う。
ディレクター: All right, let's do it. (よし、やろう。)
(The group does the same horrible dance that Joey did earlier in the show, except they're all out of sync and they do the jazz hands at the end.)
グループはジョーイがこの番組[エピソード]の最初の方にしていたひどいダンスと全く同じダンスをする。彼らは動きが全員ばらばらで、最後にジャズハンズをする。そこがジョーイのやったものと異なる。
ディレクター: No, no, no. What was that? (違う違う違う、今のは何だったんだ?)
ジョーイ: I know, it's the best I could get out of them. (そうなんですよ。それが僕が彼らから引き出せたもののベストなんです。)
ディレクター: Well, people! (おい、君たち!)
ジョーイ: People, people, people! (君たち、君たち、君たち!)
ディレクター: Let's try it again. And this time, let's everybody watch Joey. (to Joey) Show 'em how it's done. (to the pianist) Count it off, Mack. (さあもう一度やってみよう。そして今度は、みんな、ジョーイを見よう。[ジョーイに] どうやるかをみんなに見せてやってくれ。[ピアニストに] カウントしてくれ、マック。)
(The pianist starts to play, and Joey readies himself, and then runs out of the audition.)
ピアニストは演奏を始める。そしてジョーイは準備するが、その後、オーディションから走って逃げる。
みんなが踊るダンスには大笑いです。
フレンズ3-12その14 でジョーイが踊っていた妙なダンスと同じものですね。
ト書きの、The group does the same horrible dance that Joey did earlier in the show, except... の部分ですが、「except 以下の部分を除いては同じダンス」だということですね。
ジョーイがやっていたのと同じダンスなんだけど、今度は複数の人がやっているからダンスがバラバラで揃っていないところ、最後にジャズハンズで締めるところ、が違うということです。
out of sync は「同調していない、同期がずれて、呼吸が合わない」。
その反対語は、in sync 「同調して、一致して」。
sync は synchronization 「同調」の短縮形ですね。
動詞は synchronize で、シンクロナイズドスイミング(synchronized swimming)で、日本人にもおなじみの単語です。
ディレクターは "What was that?" と言っていますが、フレンズ3-12その14 でジョーイのダンスを見たフィービーも、"What, what is that?" と言っていましたね。
「何それ?」としか言いようのないダンスなわけです。
it's the best I could get out of them. は「その今のダンスが、彼らから引き出す[取り出す]ことのできたベストだ。」みたいなことですね。
「自分はちゃんと教えたのに、こんなことしかできないんですよ」みたいに、そのひどいダンスを彼らの才能のせいにしているのです。
見ている観客は、それがジョーイのダンスの真似であることを知っているために、「ジョーイのをそっくりそのまま真似したからこうなったんだろっ!?」と笑えるのですね。
「全く君たちは…」という感じで、people と呼び掛けるディレクターに続いて、尻馬に乗って、えらそうに "People, people, people!" と言っているジョーイもおかしいです。
let's everybody watch Joey. の everybody は挿入句っぽいですね。
Let us, everybody, watch... という感じでしょうか。
Joey readies himself について。
ready は形容詞で使うことが多いですが、他動詞の意味もあるんですね。
ready oneself で「…の準備をする、用意をする、身構える」という意味になります。
踊ってみてくれ、と言われて、踊り出すかのように構えるのですが、前奏が終わると一目散に走って逃げて行くジョーイ。
かわいそうですが、自業自得…でしょうかねぇ。
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the combination.]
ジョーイのオーディション。ディレクターが帰ってきて、コンビネーションを見たいと言う。
ディレクター: All right, let's do it. (よし、やろう。)
(The group does the same horrible dance that Joey did earlier in the show, except they're all out of sync and they do the jazz hands at the end.)
グループはジョーイがこの番組[エピソード]の最初の方にしていたひどいダンスと全く同じダンスをする。彼らは動きが全員ばらばらで、最後にジャズハンズをする。そこがジョーイのやったものと異なる。
ディレクター: No, no, no. What was that? (違う違う違う、今のは何だったんだ?)
ジョーイ: I know, it's the best I could get out of them. (そうなんですよ。それが僕が彼らから引き出せたもののベストなんです。)
ディレクター: Well, people! (おい、君たち!)
ジョーイ: People, people, people! (君たち、君たち、君たち!)
ディレクター: Let's try it again. And this time, let's everybody watch Joey. (to Joey) Show 'em how it's done. (to the pianist) Count it off, Mack. (さあもう一度やってみよう。そして今度は、みんな、ジョーイを見よう。[ジョーイに] どうやるかをみんなに見せてやってくれ。[ピアニストに] カウントしてくれ、マック。)
(The pianist starts to play, and Joey readies himself, and then runs out of the audition.)
ピアニストは演奏を始める。そしてジョーイは準備するが、その後、オーディションから走って逃げる。
みんなが踊るダンスには大笑いです。
フレンズ3-12その14 でジョーイが踊っていた妙なダンスと同じものですね。
ト書きの、The group does the same horrible dance that Joey did earlier in the show, except... の部分ですが、「except 以下の部分を除いては同じダンス」だということですね。
ジョーイがやっていたのと同じダンスなんだけど、今度は複数の人がやっているからダンスがバラバラで揃っていないところ、最後にジャズハンズで締めるところ、が違うということです。
out of sync は「同調していない、同期がずれて、呼吸が合わない」。
その反対語は、in sync 「同調して、一致して」。
sync は synchronization 「同調」の短縮形ですね。
動詞は synchronize で、シンクロナイズドスイミング(synchronized swimming)で、日本人にもおなじみの単語です。
ディレクターは "What was that?" と言っていますが、フレンズ3-12その14 でジョーイのダンスを見たフィービーも、"What, what is that?" と言っていましたね。
「何それ?」としか言いようのないダンスなわけです。
it's the best I could get out of them. は「その今のダンスが、彼らから引き出す[取り出す]ことのできたベストだ。」みたいなことですね。
「自分はちゃんと教えたのに、こんなことしかできないんですよ」みたいに、そのひどいダンスを彼らの才能のせいにしているのです。
見ている観客は、それがジョーイのダンスの真似であることを知っているために、「ジョーイのをそっくりそのまま真似したからこうなったんだろっ!?」と笑えるのですね。
「全く君たちは…」という感じで、people と呼び掛けるディレクターに続いて、尻馬に乗って、えらそうに "People, people, people!" と言っているジョーイもおかしいです。
let's everybody watch Joey. の everybody は挿入句っぽいですね。
Let us, everybody, watch... という感じでしょうか。
Joey readies himself について。
ready は形容詞で使うことが多いですが、他動詞の意味もあるんですね。
ready oneself で「…の準備をする、用意をする、身構える」という意味になります。
踊ってみてくれ、と言われて、踊り出すかのように構えるのですが、前奏が終わると一目散に走って逃げて行くジョーイ。
かわいそうですが、自業自得…でしょうかねぇ。
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2008年04月21日
ホールド・エブリシングのカタログ フレンズ3-12その26
モニカ: Y'know, so, I don't read as many important books as you do. And I don't write trick poems that seem to be about one thing but are actually about something else. And y'know what, I get excited about stupid stuff, like when my People magazine comes on Saturday, and the new "Hold Everything" catalog. Y'know but that does not mean that I'm empty, I care about things. I care about my friends and family. You have no right to make that kind of judgment about me! (ほら、私はあなたが読むようにたくさんの重要な本は読まないわ。それから、あることについて書いているように見えて、実は別のことについて言っているようなトリック詩[ずるいたくらみの詩]は書かないわ。そして、私はくだらないことで大喜びするわ。例えば、私の(好きな)ピープル誌が土曜日に出た時、新しい「ホールド・エブリシング」カタログが出た時(に喜ぶのよ)。でもそれは私が空っぽだってことじゃないわ。私は物事に関心があるの。私は友達や家族を大事に思ってるの。あなたには私についてそんな類のジャッジメントをする[あれこれ言う]資格はないわ!)
フリオ: Whoa, whoa, whoa. (おや、おや、おや。)
モニカ: You don't even know me! (私のことを知りもしないくせに!)
フリオ: Whoa, whoa, whoa, the poem is not about you. (おや、おや、おや。あの詩は君のことを言ってるんじゃないよ。)
モニカ: What? (何ですって?)
フリオ: "The Empty Vase" is not about you. My baby preciosa, you make me so sad that you would think this. (「空っぽの花瓶」は君のことじゃないよ、僕の愛しい人。君がこんな風に思っているとしたら、僕はとっても悲しいよ。)
モニカ: I'm sorry, it's... My friend Phoebe said... (ごめんなさい。ただ、私の友達のフィービーが言ったのよ…)
フリオ: No, it's about all women. Well, all American women. You feel better now? (違うんだ。その詩は全ての女性のことを言っているんだ。ほら、全てのアメリカ人女性だよ。今、気分は良くなった?)
モニカ: (sarcastically) Oh yeah. ([皮肉っぽく]えぇ、そうね。)
フィービーから、「The Empty Vase (空っぽの花瓶)=モニカ」だと聞いて、フリオに怒りをぶつけるモニカ。
I don't write trick poems that seem to be about one thing but are actually about something else. の trick poem とは、その The Empty Vase という詩を指していますね。
美しい言葉を並べて、花瓶について語っているように見せながら、その実、ある女性が中身が空っぽだと言っている、という詩、それが、trick 「ずるいたくらみ、策略、卑劣なやり方」の詩だ、と言っているのですね。
People は雑誌の名前ですね。
People.com
この上のサイトを見ると、芸能人などのセレブ情報が満載!という感じの、いかにもモニカが好きそうな雑誌です。
Wikipedia 英語版: People (magazine)
"Hold Everything" catalog について。
以下のようなサイトを見つけましたが、今は閉鎖状態のようです。
holdeverything
このサイトの下にある著作権表示を見てみると、Williams-Sonoma という会社と関係があるようなので、サーチボックスに、Williams-Sonoma hold-everything と入れてぐぐってみました。
すると、ウィリアムズ・ソノマ(Williams-Sonoma)社が、Hold Everything というブランド(での販売)をやめた、という文章がたくさんヒットしました。
pack up, phase out, cease, shut down, close down などの表現を使って、Williams-Sonoma が Hold Everything (brand/store) を「やめる、終了する、終える」ことを発表した、という内容の記事です。
ちなみに、同じような「やめる」という言葉でも、サイトによって使われている動詞や句動詞が違っているところが、すごく英語っぽいなぁ、と思いました。
2006年の初めにその発表があって、2006年末までに Hold Everything ブランド下での販売は終了したようです。
だから、上で紹介した Hold Everything のサイトは今は閉鎖状態なのですね。
今回の 3-12 のエピソードは、1997年に放映されたものなので、その頃はまだこのブランドも存在していて、そのカタログも有名だったのでしょう。
これまた、いかにもモニカが好きそうなカタログなので、観客は笑っているのですね。
フリオは難しい詩集を読むようなインテリ、それに対して、私は本と言えば芸能雑誌か通販のカタログよ、という対比が面白いと思います。
そんな本しか読まない私だけど、だからってあなたが私を非難・批判する権利なんかない、とモニカは怒っています。
フリオは、vase を「ヴェイス」ではなく、「ヴァーズまたはヴァース」みたいに発音していますね。
辞書にも両方の発音が載っています。
呼び掛け語として使っている preciosa (プレシオーサ)。
"preciosa means" でぐぐってみると、スペイン語で、precious, gorgeous, beautiful などの意味が出てきました。
確かに、英語の precious と見た目も似ていますね。
君のことじゃないと言われて、言い過ぎたと反省するモニカですが、君のことじゃなく、アメリカ人女性の全てを指しているんだ、というフリオ。
当然、モニカも含まれているわけですから、全然フォローになっていませんね。
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フリオ: Whoa, whoa, whoa, the poem is not about you. (おや、おや、おや。あの詩は君のことを言ってるんじゃないよ。)
モニカ: What? (何ですって?)
フリオ: "The Empty Vase" is not about you. My baby preciosa, you make me so sad that you would think this. (「空っぽの花瓶」は君のことじゃないよ、僕の愛しい人。君がこんな風に思っているとしたら、僕はとっても悲しいよ。)
モニカ: I'm sorry, it's... My friend Phoebe said... (ごめんなさい。ただ、私の友達のフィービーが言ったのよ…)
フリオ: No, it's about all women. Well, all American women. You feel better now? (違うんだ。その詩は全ての女性のことを言っているんだ。ほら、全てのアメリカ人女性だよ。今、気分は良くなった?)
モニカ: (sarcastically) Oh yeah. ([皮肉っぽく]えぇ、そうね。)
フィービーから、「The Empty Vase (空っぽの花瓶)=モニカ」だと聞いて、フリオに怒りをぶつけるモニカ。
I don't write trick poems that seem to be about one thing but are actually about something else. の trick poem とは、その The Empty Vase という詩を指していますね。
美しい言葉を並べて、花瓶について語っているように見せながら、その実、ある女性が中身が空っぽだと言っている、という詩、それが、trick 「ずるいたくらみ、策略、卑劣なやり方」の詩だ、と言っているのですね。
People は雑誌の名前ですね。
People.com
この上のサイトを見ると、芸能人などのセレブ情報が満載!という感じの、いかにもモニカが好きそうな雑誌です。
Wikipedia 英語版: People (magazine)
"Hold Everything" catalog について。
以下のようなサイトを見つけましたが、今は閉鎖状態のようです。
holdeverything
このサイトの下にある著作権表示を見てみると、Williams-Sonoma という会社と関係があるようなので、サーチボックスに、Williams-Sonoma hold-everything と入れてぐぐってみました。
すると、ウィリアムズ・ソノマ(Williams-Sonoma)社が、Hold Everything というブランド(での販売)をやめた、という文章がたくさんヒットしました。
pack up, phase out, cease, shut down, close down などの表現を使って、Williams-Sonoma が Hold Everything (brand/store) を「やめる、終了する、終える」ことを発表した、という内容の記事です。
ちなみに、同じような「やめる」という言葉でも、サイトによって使われている動詞や句動詞が違っているところが、すごく英語っぽいなぁ、と思いました。
2006年の初めにその発表があって、2006年末までに Hold Everything ブランド下での販売は終了したようです。
だから、上で紹介した Hold Everything のサイトは今は閉鎖状態なのですね。
今回の 3-12 のエピソードは、1997年に放映されたものなので、その頃はまだこのブランドも存在していて、そのカタログも有名だったのでしょう。
これまた、いかにもモニカが好きそうなカタログなので、観客は笑っているのですね。
フリオは難しい詩集を読むようなインテリ、それに対して、私は本と言えば芸能雑誌か通販のカタログよ、という対比が面白いと思います。
そんな本しか読まない私だけど、だからってあなたが私を非難・批判する権利なんかない、とモニカは怒っています。
フリオは、vase を「ヴェイス」ではなく、「ヴァーズまたはヴァース」みたいに発音していますね。
辞書にも両方の発音が載っています。
呼び掛け語として使っている preciosa (プレシオーサ)。
"preciosa means" でぐぐってみると、スペイン語で、precious, gorgeous, beautiful などの意味が出てきました。
確かに、英語の precious と見た目も似ていますね。
君のことじゃないと言われて、言い過ぎたと反省するモニカですが、君のことじゃなく、アメリカ人女性の全てを指しているんだ、というフリオ。
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