[Scene: Monica and Rachel's, Ross and Rachel are entering the living room from her bedroom.]
モニカとレイチェルの部屋。ロスとレイチェルはベッドルームからリビングルームに入ってくる。
ロス: I'm hurt! I'm actually hurt, that you'd think that I'd send you any of those things out of anything other than love. Hurt! Hurt! (僕は傷ついた! 僕は本当に傷ついたよ。僕が愛以外の理由であの人たちを君の元に送ったんだろう、と君が考えているとしたら。)
レイチェル: All right, Ross! I get it!! (いいわ、ロス。わかったわ。)
ロス: I mean, oh my God... (僕が言いたいのは…なんてこった。)
レイチェル: You're hurt! (あなたは傷ついたのね!)
ロス: Can't, can't a guy send a barbershop quartet to his girlfriend's office anymorrrrre? (男性は、もう自分の恋人のオフィスにバーバーショップ・カルテットを送ることはできないの?)
レイチェル: Oh, please, Ross. It was so obvious! It was like you were marking your territory. I mean you might as well have just come in and peed all around my desk! (あぁ、お願いよ、ロス。本当に見え見えだわ。まるで、自分の縄張り(なわばり)をマーキングしているみたい。つまり、あなたが自分でやってきて、私の机じゅうにおしっこをして回ったのと同じよ。)
ロス: I would never do that. (僕はそんなことは決してしないよ。)
I'm actually hurt, that you'd think that I'd send you any of those things out of anything other than love. について。
those things は、レイチェルのところにロスが送ったバーバーショップ・カルテットのことで「ああいうもの、ああいうやつ」という感じで those things と表現しているようです。
anything other than の other than は「…以外の」。
DVDの英語字幕では、anything but love と表記されていますが、この but も「…以外の」という意味なので、意味は同じになりますね。
out of は「原因・動機」を表して、「…から、…のために」という意味になります。
out of curiosity なら「好奇心から」、out of necessity なら「必要に迫られて、やむを得ず」という意味になります。
you'd think, I'd send と 'd がついていますが、これは would の省略形でしょうね。
この 'd のニュアンスについては、うまく説明しにくいのですが…。
I'd send の方は、話者である you = Rachel が、I = Ross について「推測」しているニュアンスでしょうか?
研究社 新英和中辞典の would の項目に、
[話し手の過去についての推測を表わして] …だったろう
というのが載っていますが、そういうニュアンスかなと思います。
そして、you'd think の方は、「君がもしそう思ってるとしたら」みたいな仮定のニュアンスが入っているのでしょうか??
you think と言ってしまうと、レイチェルが that 以下のように思っているのが明白だ、と断言していることになってしまいそうな気がします。
が、レイチェルははっきり口に出してそう言ったわけではないのでしょう。
多分「何てことするの、ロス。あんなことするのはもうやめて! 私がどれほど恥ずかしかったか。」くらいのことを言ったのかなと思います。
喜んでくれると思いきや、自分のプレゼントを否定されたので、もし that 以下のように君が思ってるんだとしたら、僕は本当に傷つくよ、傷ついたよ、と言っているように思いました。
僕がそれを送った理由は「愛」だけなのに、君は僕が out of anything other than love 「愛以外の何か他の理由で」それを送ったと思っているようだから、僕は傷ついたよ、という感じでしょうか。
Can't, can't a guy send a barbershop quartet to his girlfriend's office anymorrrrre? の 最後の anymore の言い方が面白いですね。
not ... anymore [not ... any more] は「もはや…しない、今後はもう…しない」ということなので、「もうそんなことしちゃいけないんだ、もうそんなことはできないんだ。そうなんだね?」というニュアンスでしょうか。
I ではなくて、a guy なので、「一人の男性が恋人にカルテットを送ることはもうできないんだ。」という感じ、つまり、「世の男性は、自分の恋人にそういうことをしちゃいけないんだね?」というニュアンスで言っているような気がします。
文末の anymore を強調することで「そんなこと信じられない!」という気持ちを出しているように思います。
obvious は「見え透いた、露骨な、見え見えな、ばればれの」。
might as well は「…する方がましだ、…するのと同じだ」。
このレイチェルのセリフ、かなりキツいことを言っていますが、当たってる!と思いますね(笑)。
ロスは「君を愛しているがゆえに、君に愛情のこもった贈り物をたくさんした」と言っているのですが、実際は「レイチェルはロスのものだ」というのをいろんなアイテムで強調することで、他の人間がちょっかいをかけないようにしているわけですね。
それはまるで、動物が自分のおしっこで匂いをつけて、自分の縄張りをマーキングしているようなものだ、「愛の名を借りた「見え見えの贈り物」をするくらいなら、もっと直接的にそういう行動に出たらどう?、それと同じことなんだから。」と言っているわけですね。
レイチェルは、peed (ピード、pee おしっこをするの過去分詞形)の部分をものすごく強調して、吐き捨てるように言っています。
よほど、あのプレゼント攻撃に腹が立ったのでしょうね。
あまりの言われように、ロスは、「僕は机におしっこをかけたりはしない」と答えていますね。
動物みたいにマーキングしたつもりもない、ということでしょう。
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2008年04月10日
2008年04月09日
バーバーショップカルテット フレンズ3-12その18
レイチェルのオフィスに現れた人物。
男性: (to Rachel) Ah, excuse me, are you Rachel Greene? ([レイチェルに] あぁ、失礼します。あなたがレイチェル・グリーンさんですか?)
レイチェル: Yes. (そうよ。)
男性: (being joined by the rest of the barbershop quartet) One, two, three... ([バーバーショップ・カルテットの残りが合流して] 1、2、3…)
カルテット: (singing)
Congratulations on your first week
At your brand-new job
It won't be long
Before you're the boss
(♪君の新しい仕事の初めての週に、おめでとう!
君がボスになる日も遠くない♪)
バス担当のバーバー(The Bass Barber): Omm-pah, omm-pah, omm-pah.
カルテット: (singing)
And you know who will be there
To support you
Your one and only boyfriend...
(♪そして君は知ってる、君をサポートするために誰がそこにいるかってことを
君のかけがえのない恋人…♪)
バス担当のバーバー: It's nice to have a boyfriend! (恋人がいるって、いいことだね!)
カルテット: Your loyal, loving boyfriend, Ross..... Ross!
(♪君の誠実な、愛情に満ちた恋人、ロス…ロス!♪)
この人たちのいきなりの登場の仕方といい、この人たちの歌といい、これはもう文字で表現するのが難しいです。
とにかくDVDでこの場面をご覧になっていただければ、歌詞がますます面白く感じると思います。
It won't be long before を直訳すると「…するまでには長い時間がかからない」ということですから、「まもなく…だろう」ということ。
WON'T BE LONG という歌の歌詞にも「もうすぐさ」というフレーズがありましたよね。
今週仕事を始めたばかりだというのに、「ボスになる日もそう遠くはない、すぐにボスになるよ」だなんて、気の早いこと(笑)。
バス担当の人が低音で♪オンパオンパ♪みたいに入ってくるのも面白いです。
It's nice to have a boyfriend! の部分は、歌ではなくて、セリフのように、合いの手のように入ってきます。
その歌が終わった後、レイチェルの「どうしましょう」みたいな顔が何だか可哀想ですねぇ。
ところで、ト書きにある、the barbershop quartet について。
明日解説することになるセリフの中で、この言葉がまた出てくるのですが、その前に「バーバーショップ・カルテットとは何ぞや?」ということを説明しておきたいと思います。
Wikipedia 英語版: Barbershop quartet
上のウィキペディアによると、「アカペラを歌う4人のアンサンブル」のことのようです。
barbershop music という歌のジャンルもあるようですね。
Wikipedia 英語版: Barbershop music
このウィキペディアに、ディズニー・ワールドにいるバーバーショップ・カルテット The Dapper Dans の写真が出ていますが、今回フレンズに出てきた人と同じような格好をしています。
これがバーバーショップ・カルテットのコスチューム、ということのようですね。
Wikipedia 日本語版: 男声合唱 の「歴史」の項目には、「バーバーショップ・ハーモニー」に関する記載があります。
やはり「床屋さん(barbershop)」が発祥、ということのようですね。
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男性: (to Rachel) Ah, excuse me, are you Rachel Greene? ([レイチェルに] あぁ、失礼します。あなたがレイチェル・グリーンさんですか?)
レイチェル: Yes. (そうよ。)
男性: (being joined by the rest of the barbershop quartet) One, two, three... ([バーバーショップ・カルテットの残りが合流して] 1、2、3…)
カルテット: (singing)
Congratulations on your first week
At your brand-new job
It won't be long
Before you're the boss
(♪君の新しい仕事の初めての週に、おめでとう!
君がボスになる日も遠くない♪)
バス担当のバーバー(The Bass Barber): Omm-pah, omm-pah, omm-pah.
カルテット: (singing)
And you know who will be there
To support you
Your one and only boyfriend...
(♪そして君は知ってる、君をサポートするために誰がそこにいるかってことを
君のかけがえのない恋人…♪)
バス担当のバーバー: It's nice to have a boyfriend! (恋人がいるって、いいことだね!)
カルテット: Your loyal, loving boyfriend, Ross..... Ross!
(♪君の誠実な、愛情に満ちた恋人、ロス…ロス!♪)
この人たちのいきなりの登場の仕方といい、この人たちの歌といい、これはもう文字で表現するのが難しいです。
とにかくDVDでこの場面をご覧になっていただければ、歌詞がますます面白く感じると思います。
It won't be long before を直訳すると「…するまでには長い時間がかからない」ということですから、「まもなく…だろう」ということ。
WON'T BE LONG という歌の歌詞にも「もうすぐさ」というフレーズがありましたよね。
今週仕事を始めたばかりだというのに、「ボスになる日もそう遠くはない、すぐにボスになるよ」だなんて、気の早いこと(笑)。
バス担当の人が低音で♪オンパオンパ♪みたいに入ってくるのも面白いです。
It's nice to have a boyfriend! の部分は、歌ではなくて、セリフのように、合いの手のように入ってきます。
その歌が終わった後、レイチェルの「どうしましょう」みたいな顔が何だか可哀想ですねぇ。
ところで、ト書きにある、the barbershop quartet について。
明日解説することになるセリフの中で、この言葉がまた出てくるのですが、その前に「バーバーショップ・カルテットとは何ぞや?」ということを説明しておきたいと思います。
Wikipedia 英語版: Barbershop quartet
上のウィキペディアによると、「アカペラを歌う4人のアンサンブル」のことのようです。
barbershop music という歌のジャンルもあるようですね。
Wikipedia 英語版: Barbershop music
このウィキペディアに、ディズニー・ワールドにいるバーバーショップ・カルテット The Dapper Dans の写真が出ていますが、今回フレンズに出てきた人と同じような格好をしています。
これがバーバーショップ・カルテットのコスチューム、ということのようですね。
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やはり「床屋さん(barbershop)」が発祥、ということのようですね。
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2008年04月08日
ラブ・バグ フレンズ3-12その17
モニカがご機嫌で出て行った後、
フィービー: Oh my God, oh my God! Poor Monica! (まぁなんてこと、なんてことなの! 可愛そうなモニカ!)
チャンドラー: What? What? What? (何、何、何?)
フィービー: What? He was with her when he wrote this poem! Look, (reading) "My vessel so lovely, with nothing inside"? "Now that I've touched you, you seem emptier still"? He thinks Monica's empty. She's the empty vase! (何って? 彼がこの詩を書いた時、彼はモニカと一緒にいたのよ! ほら、[読む] 「僕の花瓶はとってもラブリーだ、中には何も入っていない(けど)」 「今、僕は君に触れた、君はもっと空っぽのように思える」 彼はモニカが空っぽだと思っているのよ。彼女が「空っぽの花瓶」なのよ!)
チャンドラー: You really think that is what he meant? (彼がそういう意味で言っているって、フィービーは本当に思ってるの?)
フィービー: Oh, totally. Oh, God! Oh, she seemed so happy too. (えぇ、全くその通りよ。まぁ! あぁ、モニカも幸せそうだったのに。)
ジョーイ: Done. ([やっと詩を読み終えて] 終わった。)
you seem emptier still. の語順がちょっと気になりました。
emptier still は、still emptier ということで、still が比較級を強めているようです。
still にはそういう「比較級を強める」機能があり、「なおいっそ、もっと」という意味になります。
詩なので、通常の語順どおりでないのかな?と思ったら、この「比較級+still」という語順をロングマン現代英英辞典で発見しました。
still:
4. better/harder/worse etc still
also still better/harder/worse etc
even better, harder etc than something else
例) Dan found biology difficult, and physics harder still.
つまり、意味としては、even と同じく比較級を強める働きをする、ということ。
例文は「ダンは生物学を難しいと思った、そして物理学はなおいっそう難しいと思った。」
この場合も、still harder の代わりに、harder still が使われていますね。
…ということで、別に詩だから emptier still という語順になっているわけではなくて(それで韻を踏んでいるわけでもないですし)、「比較級+still」という語順もしばしば使われる、ということのようです。
フィービーとチャンドラーがモニカのことを案じているのに、ジョーイはやっと読めた、と言っています。「おしまい、終了、完了」みたいな感じの、Done. ですね。
[Scene: Rachel's office, her desk is covered with stuff Ross has sent her.]
レイチェルのオフィス。彼女の机はロスが彼女に送ったもので覆われている。
マーク: (reaching through the flowers) Do you have the, the Ralph Lauren file? ([花の間から手を伸ばして] ラルフ・ローレンのファイルを持ってる?)
レイチェル: Oh, yeah, sure! It's umm... right (she picks up this bug and it starts to play the theme from Love Story) (えぇ、もちろん! ちょうどここに… [レイチェルがバグを持ち上げると、ラブ・ストーリーのテーマの演奏が始まる])
マーク: Wh-what's that? (な、何それ?)
ロス: It's from Ross. It's a Love Bug. (ロスからなの。ラブ・バグ[愛の虫]よ。)
マーク: Wow! Somebody wants people to know you have a boyfriend. (わぁ! 誰かさんは、レイチェルには恋人がいることを人々に知って欲しいんだね。)
レイチェル: Oh no, no-no-no, that's not, not, not, what he's doing. He's just, he's just really romantic. (あぁ、違う違う違う違う。彼はそういうことをしてるんじゃないの。彼はただ、ただ本当にロマンチックなだけなのよ。)
ロスの顔写真入りの、I LOVE YOU THIS MUCH! という看板みたいなフォトフレームはすごいですね。
「あなたがこんなにも好きよ!」と書いてあるわけです。
♪ちゃらちゃちゃちゃーん♪(…って、文字で書いても全然わかりませんが…笑)
この流れているメロディーは、1970年の映画「ある愛の詩」(原題: Love Story)の主題歌ですね。
IMDb: Love Story (1970)
Wikipedia 英語版: Love Story (1970 film)
このメロディーは、日本のオルゴールでも時々使われているように思います。
Love Bug 「ラブ・バグ、愛の虫、恋の虫」について。
m-flo とBoAちゃんのコラボ(m-flo loves BoA)で、the Love Bug というタイトルの曲があるようです。
Wikipedia 日本語版: the Love Bug (m-floのシングル)
Amazon.co.jp: the Love Bug [Single] [Maxi] ~ m-flo loves BoA
上のウィキペディア、アマゾンの両方に、
タイトルの "the Love Bug" はスラングで "胸キュン" という意味。
という説明が書いてあります。
英辞郎には、
lovebug=(名詞2) 恋の虫
例) The lovebug bit me. 私は恋に落ちた。
というのが載っています。
この例文は直訳すると「恋の虫に噛まれた。」みたいなことでしょうか?
レイチェルが持っているぬいぐるみは ladybug 「テントウムシ(てんとう虫)」ですね。
研究社 新英和中辞典では、
ladybug=(米)テントウムシ (解説:米国では縁起のよい虫で殺してはならないとされ、指輪やブローチのデザインによく使われる)
とあります。
そのラブリーなイメージから愛のモチーフとして使われ、テントウムシは英語で ladybug なので、「愛の象徴のテントウムシ」みたいな意味で、Love Bug と呼んでいるようです。
ladybug love-bug とボックスに入れてぐぐってみると、以下のものを発見。
Favor Ideas shopping: Ladybug "Love Bug" Candles
テントウムシをモチーフにしたブライダル商品のようですね。
「レイチェルにはロスという彼氏がいて、ラブラブなんだ!」ということを強調するプレゼントの山。
マークもそれに気付いて、はっきりそう口にするのですが、レイチェルは「彼はロマンチックなだけよ。」と必死に言い訳しています。
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フィービー: Oh my God, oh my God! Poor Monica! (まぁなんてこと、なんてことなの! 可愛そうなモニカ!)
チャンドラー: What? What? What? (何、何、何?)
フィービー: What? He was with her when he wrote this poem! Look, (reading) "My vessel so lovely, with nothing inside"? "Now that I've touched you, you seem emptier still"? He thinks Monica's empty. She's the empty vase! (何って? 彼がこの詩を書いた時、彼はモニカと一緒にいたのよ! ほら、[読む] 「僕の花瓶はとってもラブリーだ、中には何も入っていない(けど)」 「今、僕は君に触れた、君はもっと空っぽのように思える」 彼はモニカが空っぽだと思っているのよ。彼女が「空っぽの花瓶」なのよ!)
チャンドラー: You really think that is what he meant? (彼がそういう意味で言っているって、フィービーは本当に思ってるの?)
フィービー: Oh, totally. Oh, God! Oh, she seemed so happy too. (えぇ、全くその通りよ。まぁ! あぁ、モニカも幸せそうだったのに。)
ジョーイ: Done. ([やっと詩を読み終えて] 終わった。)
you seem emptier still. の語順がちょっと気になりました。
emptier still は、still emptier ということで、still が比較級を強めているようです。
still にはそういう「比較級を強める」機能があり、「なおいっそ、もっと」という意味になります。
詩なので、通常の語順どおりでないのかな?と思ったら、この「比較級+still」という語順をロングマン現代英英辞典で発見しました。
still:
4. better/harder/worse etc still
also still better/harder/worse etc
even better, harder etc than something else
例) Dan found biology difficult, and physics harder still.
つまり、意味としては、even と同じく比較級を強める働きをする、ということ。
例文は「ダンは生物学を難しいと思った、そして物理学はなおいっそう難しいと思った。」
この場合も、still harder の代わりに、harder still が使われていますね。
…ということで、別に詩だから emptier still という語順になっているわけではなくて(それで韻を踏んでいるわけでもないですし)、「比較級+still」という語順もしばしば使われる、ということのようです。
フィービーとチャンドラーがモニカのことを案じているのに、ジョーイはやっと読めた、と言っています。「おしまい、終了、完了」みたいな感じの、Done. ですね。
[Scene: Rachel's office, her desk is covered with stuff Ross has sent her.]
レイチェルのオフィス。彼女の机はロスが彼女に送ったもので覆われている。
マーク: (reaching through the flowers) Do you have the, the Ralph Lauren file? ([花の間から手を伸ばして] ラルフ・ローレンのファイルを持ってる?)
レイチェル: Oh, yeah, sure! It's umm... right (she picks up this bug and it starts to play the theme from Love Story) (えぇ、もちろん! ちょうどここに… [レイチェルがバグを持ち上げると、ラブ・ストーリーのテーマの演奏が始まる])
マーク: Wh-what's that? (な、何それ?)
ロス: It's from Ross. It's a Love Bug. (ロスからなの。ラブ・バグ[愛の虫]よ。)
マーク: Wow! Somebody wants people to know you have a boyfriend. (わぁ! 誰かさんは、レイチェルには恋人がいることを人々に知って欲しいんだね。)
レイチェル: Oh no, no-no-no, that's not, not, not, what he's doing. He's just, he's just really romantic. (あぁ、違う違う違う違う。彼はそういうことをしてるんじゃないの。彼はただ、ただ本当にロマンチックなだけなのよ。)
ロスの顔写真入りの、I LOVE YOU THIS MUCH! という看板みたいなフォトフレームはすごいですね。
「あなたがこんなにも好きよ!」と書いてあるわけです。
♪ちゃらちゃちゃちゃーん♪(…って、文字で書いても全然わかりませんが…笑)
この流れているメロディーは、1970年の映画「ある愛の詩」(原題: Love Story)の主題歌ですね。
IMDb: Love Story (1970)
Wikipedia 英語版: Love Story (1970 film)
このメロディーは、日本のオルゴールでも時々使われているように思います。
Love Bug 「ラブ・バグ、愛の虫、恋の虫」について。
m-flo とBoAちゃんのコラボ(m-flo loves BoA)で、the Love Bug というタイトルの曲があるようです。
Wikipedia 日本語版: the Love Bug (m-floのシングル)
Amazon.co.jp: the Love Bug [Single] [Maxi] ~ m-flo loves BoA
上のウィキペディア、アマゾンの両方に、
タイトルの "the Love Bug" はスラングで "胸キュン" という意味。
という説明が書いてあります。
英辞郎には、
lovebug=(名詞2) 恋の虫
例) The lovebug bit me. 私は恋に落ちた。
というのが載っています。
この例文は直訳すると「恋の虫に噛まれた。」みたいなことでしょうか?
レイチェルが持っているぬいぐるみは ladybug 「テントウムシ(てんとう虫)」ですね。
研究社 新英和中辞典では、
ladybug=(米)テントウムシ (解説:米国では縁起のよい虫で殺してはならないとされ、指輪やブローチのデザインによく使われる)
とあります。
そのラブリーなイメージから愛のモチーフとして使われ、テントウムシは英語で ladybug なので、「愛の象徴のテントウムシ」みたいな意味で、Love Bug と呼んでいるようです。
ladybug love-bug とボックスに入れてぐぐってみると、以下のものを発見。
Favor Ideas shopping: Ladybug "Love Bug" Candles
テントウムシをモチーフにしたブライダル商品のようですね。
「レイチェルにはロスという彼氏がいて、ラブラブなんだ!」ということを強調するプレゼントの山。
マークもそれに気付いて、はっきりそう口にするのですが、レイチェルは「彼はロマンチックなだけよ。」と必死に言い訳しています。
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2008年04月07日
声に出して読むな、黙読しろ! フレンズ3-12その16
チャンドラー: Okay, we have our stripper, a "Miss Crystal Chandelier." (よし、俺たち、ストリッパーを雇うぞ。「ミス・クリスタル・シャンデリア」だ。)
ジョーイ: Well sure, you name a kid that, what do you expect them to grow up to be? (そうだな、お前は子供にその名前をつけろよ、どんな大人になると思う?)
ストリッパーの名前が Miss Crystal Chandelier というそうです。
もちろん、本名ではなくて芸名なのでしょうが、ゴージャスというか、派手な名前ですね。
シャンデリア(Chandelier)の綴りが何となく Chandler に似ている気がします。
そのためか、ジョーイは「お前の子供にその名前をつけろよ」みたいなことをチャンドラーに言っています。
「すごい名前だろ?」みたいにチャンドラーは喜んでいるようなので、そんなに気に入ってるのならつけてみたら? そんな名前つけたら、そんな職業に就いちゃう人間になるだろうけど…みたいなことでしょうか?
モニカ: Anyway um, when he left he forgot to take the poem with him. Now, I am, like, totally dense about poetry, but I think it's pretty good, all right? Check it out. (hands them the poem) (とにかく、彼が出て行った時、その詩を持っていくのを忘れたのよ。私は、ほら、詩には全く疎いのよ。でも、私はその詩がとても素敵だと思うの。見てみて。[彼らにその詩を手渡す])
ジョーイ: (reading) "The Empty Vase. Translucent beauty..." ([読みながら] 「空っぽの花瓶。半透明の美しさ…」)
チャンドラー: To yourself. (finishing) Hey-hey-hey, y'know what that's pretty good. (声に出さずに読めよ。[読み終えて] おーおーおー、ねぇ、それってすごくいいね。)
モニカ: Oh good, I think so too. Pheebs? (まぁ、素敵。私もそう思うのよ。フィービーは?)
フィービー: Oh yeah. (あぁ、そうね。)
チャンドラー: Oh, I'm so glad you guys like it. Yay! All right I gotta go to work. (tries to take the poem) (あぁ、あなたたちがそれを気に入ってくれて嬉しいわ。イェイ! よし、私は仕事に行かなくちゃ。[詩を持っていこうとする])
ジョーイ: Whoa, I'm not done. (おい、俺はまだ読み終わってないんだ。)
モニカ: All right, just give it back to me when you're through. See you guys. (いいわ。あなたがそれを読み終わったら返してね。またね、みんな。)
チャンドラー: Bye-bye. (バイバイ。)
(Monica leaves)
モニカは出て行く。
dense は「濃密な、濃い」ですが、「鈍感な、鈍い」という意味もあります。
ここでは「詩について詳しくは知らない、よくわからない」みたいなことですね。
translucent は「半透明の」、transparent だと「透明の、透明な」。
ロングマン現代英英辞典では、
transparent: if something is transparent, you can see through it
つまり、「もし何かが transparent である場合、それを通して見ることができる」。
translucent は、
translucent: not transparent, but clear enough to allow light to pass through
つまり、「transparent ではないが、光が通り抜けられるほどの透明感がある」。
trans- という接頭語は、「貫いて」「通って」という意味ですね。
lucent だと、形容詞で「光る、輝く」「透明な」。
lucid だと、形容詞で「澄んだ、透明な」「わかりやすい、明快な」。
lucidity だと、名詞で「清澄、透明」「明瞭、明晰」という意味にになります。
研究社 新英和中辞典の lucid には、
語源:ラテン語「光」の意
とあります。
フレンズ2-19その7 で、I Love Lucite 「アイ・ラブ・ルーサイト」という店の名前が登場しました。
I Love Lucy 「アイラブルーシー」というドラマ(シットコム)のタイトルをもじった名前のように思うのですが、その Lucite 「ルーサイト」は「透明なアクリル素材の商品名(商標)」のようです。
この名前も、lucent や lucid からの連想で付けられたもののようですね。
to oneself は「自分に対して」みたいなことですが、この場合は、read to yourself, talk to yourself みたいなことですね。
「人に聞こえるように、じゃなくて、自分に対してだけ読め」、つまり「黙読しろ」ということのようです。
そう言われた後も、口を動かしているジョーイが面白いです。
「口を動かさずには読めないのか!?」みたいな(笑)。
詩を持っていこうとするモニカに、まだ読み終わってないと言うジョーイ。読むのが遅いっ!
「いかにもジョーイ」って感じですね。
(Rach からのお願い)
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ジョーイ: Well sure, you name a kid that, what do you expect them to grow up to be? (そうだな、お前は子供にその名前をつけろよ、どんな大人になると思う?)
ストリッパーの名前が Miss Crystal Chandelier というそうです。
もちろん、本名ではなくて芸名なのでしょうが、ゴージャスというか、派手な名前ですね。
シャンデリア(Chandelier)の綴りが何となく Chandler に似ている気がします。
そのためか、ジョーイは「お前の子供にその名前をつけろよ」みたいなことをチャンドラーに言っています。
「すごい名前だろ?」みたいにチャンドラーは喜んでいるようなので、そんなに気に入ってるのならつけてみたら? そんな名前つけたら、そんな職業に就いちゃう人間になるだろうけど…みたいなことでしょうか?
モニカ: Anyway um, when he left he forgot to take the poem with him. Now, I am, like, totally dense about poetry, but I think it's pretty good, all right? Check it out. (hands them the poem) (とにかく、彼が出て行った時、その詩を持っていくのを忘れたのよ。私は、ほら、詩には全く疎いのよ。でも、私はその詩がとても素敵だと思うの。見てみて。[彼らにその詩を手渡す])
ジョーイ: (reading) "The Empty Vase. Translucent beauty..." ([読みながら] 「空っぽの花瓶。半透明の美しさ…」)
チャンドラー: To yourself. (finishing) Hey-hey-hey, y'know what that's pretty good. (声に出さずに読めよ。[読み終えて] おーおーおー、ねぇ、それってすごくいいね。)
モニカ: Oh good, I think so too. Pheebs? (まぁ、素敵。私もそう思うのよ。フィービーは?)
フィービー: Oh yeah. (あぁ、そうね。)
チャンドラー: Oh, I'm so glad you guys like it. Yay! All right I gotta go to work. (tries to take the poem) (あぁ、あなたたちがそれを気に入ってくれて嬉しいわ。イェイ! よし、私は仕事に行かなくちゃ。[詩を持っていこうとする])
ジョーイ: Whoa, I'm not done. (おい、俺はまだ読み終わってないんだ。)
モニカ: All right, just give it back to me when you're through. See you guys. (いいわ。あなたがそれを読み終わったら返してね。またね、みんな。)
チャンドラー: Bye-bye. (バイバイ。)
(Monica leaves)
モニカは出て行く。
dense は「濃密な、濃い」ですが、「鈍感な、鈍い」という意味もあります。
ここでは「詩について詳しくは知らない、よくわからない」みたいなことですね。
translucent は「半透明の」、transparent だと「透明の、透明な」。
ロングマン現代英英辞典では、
transparent: if something is transparent, you can see through it
つまり、「もし何かが transparent である場合、それを通して見ることができる」。
translucent は、
translucent: not transparent, but clear enough to allow light to pass through
つまり、「transparent ではないが、光が通り抜けられるほどの透明感がある」。
trans- という接頭語は、「貫いて」「通って」という意味ですね。
lucent だと、形容詞で「光る、輝く」「透明な」。
lucid だと、形容詞で「澄んだ、透明な」「わかりやすい、明快な」。
lucidity だと、名詞で「清澄、透明」「明瞭、明晰」という意味にになります。
研究社 新英和中辞典の lucid には、
語源:ラテン語「光」の意
とあります。
フレンズ2-19その7 で、I Love Lucite 「アイ・ラブ・ルーサイト」という店の名前が登場しました。
I Love Lucy 「アイラブルーシー」というドラマ(シットコム)のタイトルをもじった名前のように思うのですが、その Lucite 「ルーサイト」は「透明なアクリル素材の商品名(商標)」のようです。
この名前も、lucent や lucid からの連想で付けられたもののようですね。
to oneself は「自分に対して」みたいなことですが、この場合は、read to yourself, talk to yourself みたいなことですね。
「人に聞こえるように、じゃなくて、自分に対してだけ読め」、つまり「黙読しろ」ということのようです。
そう言われた後も、口を動かしているジョーイが面白いです。
「口を動かさずには読めないのか!?」みたいな(笑)。
詩を持っていこうとするモニカに、まだ読み終わってないと言うジョーイ。読むのが遅いっ!
「いかにもジョーイ」って感じですね。
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2008年04月06日
学習法から何を学ぶか? (私が著書で訴えたかったこと その2)
昨日の続きです。
私の著書、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 で、何を訴えたかったかという話、今日は、「勉強法・学習法」について語りたいと思います。
今は、勉強法・学習法ブームで、英語に限らず、さまざまな学習法の本が出版されています。
英語に限って言うと、英語を身に付けた人が持つ「英語に対する概念・認識」には、そこに共通したものを感じます。
ですが、その、英語を「自分のものにしてきた過程」がそれぞれの人によって違う、だから、様々な学習法が語られるのですね。
それぞれの人は歩んできた人生も違う、性格や習慣も違う、だから、その「学ぶ過程や方法」に違いが出るのは当然のことだと思います。
私は学習法には「絶対」はないと思っています。
ですから、私が提唱している「Rach流DVD学習法」も、それをおすすめはするけれども、押し付けるつもりはありません。
私が示したものは、「”私は”こうやって英語を身に付けた」というものにすぎないからです。
でも、人は、自分が実際にやってみたことしか説得力を持って語ることができません。
そして、私のような「英語のプロではない素人の、いち英語学習者」が、実感を持って達成したという方法にも、何かしらの真実が存在すると思っています。
もちろん、私だけではなく、すべての勉強法・学習法には、その著者が自分の体験から得た真実が必ずある、と。
たくさんの学習法の中から「どれか一つ」を選ぶのではなく、その学習法に隠された真実を見極め、それが自分にも使えるものであるかどうかを確かめる、そして自分の学習法に取り入れていく…。
私が著書で書いたように、
『5.3 ある程度やってみて、それから自分なりに「カスタマイズ」する』
ことが必要なのです。
さまざまな勉強法・学習法がある中で、私が自分の方法をおすすめする理由、について少し述べたいと思います。
「海外ドラマを使ったDVD学習法」には、以下の利点があると私は考えます。
1. DVDの音声と字幕を切り替えて見ることで、「使えるフレーズのストックがたまっていく」という「即効性の効果」がある。
頻繁に登場する簡単なフレーズであるほど、「日本語訳とのズレ」が少ないです。
フレンズをずっと見続けていくことで、そういう便利なフレーズが自分の中に蓄積されていきます。
「ああ言えばこう言う」という会話のキャッチボールが、だんだん身に付いてきて、それが実際の会話に活かせるようになります。
2. その英語のセリフそのものをじっくり調べることによって、「英語のジョークを英語のままで理解できる」という「深いレベルに到達」できる。
フレンズのセリフを「深く」「強く」学んでいくことで、「英語の構造、英語のスピリット」が学べます。
そういうものが理解できるようになると、チャンドラーのセリフを聞いた時に、あの観客の笑い声と共に、笑うことができるようになります。
ジョークの間(ま)を学ぶことで、自分もそういうユーモアに溢れた言葉を言えるようにもなると思います。
英語を学ぶ人は、「どの程度の英語力を欲しているか」という目的地が異なります。
上に挙げた 1. と 2. も現在地(その人の現在のレベル)と、目的地(その人が求める英語のレベル)が異なっていますが、この「海外ドラマを使ったDVD学習法」は、そのどちらの人にも効果があります。
本当は、現在地も目的地も、もっと細かく分類されるはずですが、それぞれの状況で、それぞれ効果的に学べる方法、それがこのDVD学習法だと私は信じています。
私自身、フレンズの第1話を見た時は、「全く、全然」セリフが聞き取れませんでした。
ですが、この学習法を続けているうちに、徐々に聞き取れる部分、わかる部分が増えてきました。
そうなってくると楽しくなってきて、「もっともっとわかりたい!」と思う…。
私にとっては、「フレンズのセリフを理解したい」と思う気持ちが、英語を学ぶための原動力となっていました。
「フレンズの英語をいかに正しく理解するか」が大切なのではなく、わからないなりに考えることが大事なのだと思っています。
それをわかろうとすることで、調べたり考えたりして身に付いた知識が、自分の英語力を高めてきた、と思っています。
私の学習法は「フレンズを通して英語を学ぶ」ということです。
私の今の話に興味を持たれた方は、上のアマゾンのサイトの「商品の詳細」欄にある「目次を見る」をクリックしてみて下さい。
その目次から何かを感じていただけると嬉しいし、そしてさらに、目次で気になる言葉を見つけた方が、本屋さんで私の本を実際に手に取って、パラパラとでも見て下されば、私はとても幸せです。
人が語る勉強法・学習法は、自分の学習法の参考にするためのヒントでしかない。
私の本が、一人でも多くの方の学習法のヒントになればいい、私はそう思っています。
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ですが、その、英語を「自分のものにしてきた過程」がそれぞれの人によって違う、だから、様々な学習法が語られるのですね。
それぞれの人は歩んできた人生も違う、性格や習慣も違う、だから、その「学ぶ過程や方法」に違いが出るのは当然のことだと思います。
私は学習法には「絶対」はないと思っています。
ですから、私が提唱している「Rach流DVD学習法」も、それをおすすめはするけれども、押し付けるつもりはありません。
私が示したものは、「”私は”こうやって英語を身に付けた」というものにすぎないからです。
でも、人は、自分が実際にやってみたことしか説得力を持って語ることができません。
そして、私のような「英語のプロではない素人の、いち英語学習者」が、実感を持って達成したという方法にも、何かしらの真実が存在すると思っています。
もちろん、私だけではなく、すべての勉強法・学習法には、その著者が自分の体験から得た真実が必ずある、と。
たくさんの学習法の中から「どれか一つ」を選ぶのではなく、その学習法に隠された真実を見極め、それが自分にも使えるものであるかどうかを確かめる、そして自分の学習法に取り入れていく…。
私が著書で書いたように、
『5.3 ある程度やってみて、それから自分なりに「カスタマイズ」する』
ことが必要なのです。
さまざまな勉強法・学習法がある中で、私が自分の方法をおすすめする理由、について少し述べたいと思います。
「海外ドラマを使ったDVD学習法」には、以下の利点があると私は考えます。
1. DVDの音声と字幕を切り替えて見ることで、「使えるフレーズのストックがたまっていく」という「即効性の効果」がある。
頻繁に登場する簡単なフレーズであるほど、「日本語訳とのズレ」が少ないです。
フレンズをずっと見続けていくことで、そういう便利なフレーズが自分の中に蓄積されていきます。
「ああ言えばこう言う」という会話のキャッチボールが、だんだん身に付いてきて、それが実際の会話に活かせるようになります。
2. その英語のセリフそのものをじっくり調べることによって、「英語のジョークを英語のままで理解できる」という「深いレベルに到達」できる。
フレンズのセリフを「深く」「強く」学んでいくことで、「英語の構造、英語のスピリット」が学べます。
そういうものが理解できるようになると、チャンドラーのセリフを聞いた時に、あの観客の笑い声と共に、笑うことができるようになります。
ジョークの間(ま)を学ぶことで、自分もそういうユーモアに溢れた言葉を言えるようにもなると思います。
英語を学ぶ人は、「どの程度の英語力を欲しているか」という目的地が異なります。
上に挙げた 1. と 2. も現在地(その人の現在のレベル)と、目的地(その人が求める英語のレベル)が異なっていますが、この「海外ドラマを使ったDVD学習法」は、そのどちらの人にも効果があります。
本当は、現在地も目的地も、もっと細かく分類されるはずですが、それぞれの状況で、それぞれ効果的に学べる方法、それがこのDVD学習法だと私は信じています。
私自身、フレンズの第1話を見た時は、「全く、全然」セリフが聞き取れませんでした。
ですが、この学習法を続けているうちに、徐々に聞き取れる部分、わかる部分が増えてきました。
そうなってくると楽しくなってきて、「もっともっとわかりたい!」と思う…。
私にとっては、「フレンズのセリフを理解したい」と思う気持ちが、英語を学ぶための原動力となっていました。
「フレンズの英語をいかに正しく理解するか」が大切なのではなく、わからないなりに考えることが大事なのだと思っています。
それをわかろうとすることで、調べたり考えたりして身に付いた知識が、自分の英語力を高めてきた、と思っています。
私の学習法は「フレンズを通して英語を学ぶ」ということです。
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2008年04月05日
普通に映画を見ているだけでは… (私が著書で訴えたかったこと その1)
私の著書が発売されて、しばらくたちました。
今日と明日の2回に分けて、私がその本を通して訴えたかったこと、というのを書いてみたいと思います。
何かの参考にしていただけると幸いです。
Amazon.co.jp: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 では、表紙の画像が見られるのですが、このたび、「帯なし」と「帯あり」の両方の画像が見られるようになりました。
帯に載っている
普通に映画を見ているだけでは、英語力は上がりません。
というコピーを、私は結構気に入っています(笑)。
ちょっと突き放したような感じもするのですが、「洋画や海外ドラマをたくさん見ているのに、英語力があまり上がらない」と感じている方に、手に取ってもらえたらな、と思ったのですね。
「海外ドラマを英語学習に使う」という方法は、もうずーっと前から言われ続けていることです。
だから、私がDVD学習法の最初の提唱者でもないので、その点に関しては、偉そうに言うつもりはありません。
私が過去記事 私の英語学習歴(その2) で触れたように、私がその方法を知ったのは、「日経WOMAN」という雑誌の 2001年2月号の記事でした。
その頃から言われている話なので、実際に海外ドラマや洋画のDVDを使って英語を学ぼうとしてきた方は、かなりの数に上るのではないかと思います。
日本人が英語を学ぶ場合に絶対に必要なのは、「大量の英語を浴びる」ことです。
でも、それは絶対的な必要条件ではあるけれども、十分条件ではない気がします。
つまり、
「大量の英語を浴びる」ことが絶対に必要だけれども、大量の英語を浴びる”だけ”では英語をモノにすることはできない
それが私の持論です。
大量の英語を「受身」の形で浴びることだけで、英語力が伸ばせるのであれば、
「海外留学したけど、英語力は伸びなかった」
「移民第一世代は、第二世代、第三世代ほど英語が堪能にならない」
ということは起こらないはずです。
浴びている量・時間で言うと、留学、移民した場合には、日本にいる場合と比べて、かなりの量の英語に触れていることになるはずですからね。
海外で長い間生活している人の全てが、ネイティブレベルの英語を使えるわけではない。
そのことが、「ただ英語環境にどっぷり浸ることだけで、英語力が伸びるわけではない」ことを証明していると思います。
何もわからない状態では、異国の言葉はいつまで経っても、「音の洪水、文字の羅列」に過ぎない気がします。
そういう「意味がさっぱりわからない」他国の言語を、自分が使える言葉として、自分の側に「引き寄せる」ためには、その言語の意味するところ、その言葉の持つイメージを理解するための「何かしらのヒント」が必要だと私は思っています。
私が本で提示している「利用できる・使えるヒント」には3つの柱があります。
それは、「DVDの日本語訳(字幕・吹替)、文法、ネットで検索した情報」です。
それらを使って英語を「自分のものにする」「一つの方法を提示」したのが私の今回の本です。(本の中では「3つの柱」という言葉は使っていませんが…。)
この3本の柱も、「まずその柱ありき」ではありません。
私の著書の『2.8 自分の実力を思い知る、そしてこれが最終目的地だと知る −第一段階が「ネタバレ禁止、英語音声、字幕なし」である本当の理由−』で語っているように、
まずは、英語そのものにぶつかってみる、
そして、その英語を自分のものにするために、その3本の柱のアプローチを使う、
そして最終的に、その英語が英語のままで理解できるところまで理解を深める、
ということです。
英語に始まって、英語に終わる、「英語を理解すること、英語を使えるようになること」が目的なわけですから、最終的にはその英語そのものに帰ってくることになるのですね。
海外ドラマのDVDを使って英語を学ぼうとされた経験のある方はおわかりだと思うのですが、ドラマは私たちが想像するよりもずっと「難しい」のです。
それを利用して学ぼうとした場合に、
「文字数制限や文化の違いによって、日本語訳では訳し切れない部分がある」
「ジョークに日本人の知らない固有名詞が登場するので、そのジョークの面白さが理解できない」…
そういう「DVD学習法に立ちはだかる壁」にぶつかって、やっぱりこの方法ではダメだ…とあきらめてしまった方も多いのではないかと。
ですから私は「フレンズを見ている”だけ”で、英語力は飛躍的に伸びます!」みたいなことは決して言いません。
帯のコピーに「普通に映画を見ているだけでは、英語力は上がりません。」と書いたのは、「ただ普通に見る」ではない、何らかの方法が必要だ、と思っている、ということです。
DVDを使って学ぶ方法をおすすめする人間としては、上に述べた「DVD学習法に立ちはだかる壁」の部分に触れないわけにはいきませんでした。
そして、私自身、その問題をどう克服してきたか、というのが、今回の本のポイントでもあります。
ネイティブに直接質問できる境遇にない私が、どうやってわからない部分を調べてきたか、どうやってその異国の言葉を自分の側に近づけてきたか、というのが私の学習法のポイントです。
ですから、「海外ドラマを使って英語を学びたい、でも、どうしたらいいかわからない」という方、「自分なりの方法でやってみたけどあまり効果がなかった」という方にこそ、特に私の本を手に取っていただきたい、と思っています。
明日は、今ブームの「勉強法・学習法」について語ります。
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今日と明日の2回に分けて、私がその本を通して訴えたかったこと、というのを書いてみたいと思います。
何かの参考にしていただけると幸いです。
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帯に載っている
普通に映画を見ているだけでは、英語力は上がりません。
というコピーを、私は結構気に入っています(笑)。
ちょっと突き放したような感じもするのですが、「洋画や海外ドラマをたくさん見ているのに、英語力があまり上がらない」と感じている方に、手に取ってもらえたらな、と思ったのですね。
「海外ドラマを英語学習に使う」という方法は、もうずーっと前から言われ続けていることです。
だから、私がDVD学習法の最初の提唱者でもないので、その点に関しては、偉そうに言うつもりはありません。
私が過去記事 私の英語学習歴(その2) で触れたように、私がその方法を知ったのは、「日経WOMAN」という雑誌の 2001年2月号の記事でした。
その頃から言われている話なので、実際に海外ドラマや洋画のDVDを使って英語を学ぼうとしてきた方は、かなりの数に上るのではないかと思います。
日本人が英語を学ぶ場合に絶対に必要なのは、「大量の英語を浴びる」ことです。
でも、それは絶対的な必要条件ではあるけれども、十分条件ではない気がします。
つまり、
「大量の英語を浴びる」ことが絶対に必要だけれども、大量の英語を浴びる”だけ”では英語をモノにすることはできない
それが私の持論です。
大量の英語を「受身」の形で浴びることだけで、英語力が伸ばせるのであれば、
「海外留学したけど、英語力は伸びなかった」
「移民第一世代は、第二世代、第三世代ほど英語が堪能にならない」
ということは起こらないはずです。
浴びている量・時間で言うと、留学、移民した場合には、日本にいる場合と比べて、かなりの量の英語に触れていることになるはずですからね。
海外で長い間生活している人の全てが、ネイティブレベルの英語を使えるわけではない。
そのことが、「ただ英語環境にどっぷり浸ることだけで、英語力が伸びるわけではない」ことを証明していると思います。
何もわからない状態では、異国の言葉はいつまで経っても、「音の洪水、文字の羅列」に過ぎない気がします。
そういう「意味がさっぱりわからない」他国の言語を、自分が使える言葉として、自分の側に「引き寄せる」ためには、その言語の意味するところ、その言葉の持つイメージを理解するための「何かしらのヒント」が必要だと私は思っています。
私が本で提示している「利用できる・使えるヒント」には3つの柱があります。
それは、「DVDの日本語訳(字幕・吹替)、文法、ネットで検索した情報」です。
それらを使って英語を「自分のものにする」「一つの方法を提示」したのが私の今回の本です。(本の中では「3つの柱」という言葉は使っていませんが…。)
この3本の柱も、「まずその柱ありき」ではありません。
私の著書の『2.8 自分の実力を思い知る、そしてこれが最終目的地だと知る −第一段階が「ネタバレ禁止、英語音声、字幕なし」である本当の理由−』で語っているように、
まずは、英語そのものにぶつかってみる、
そして、その英語を自分のものにするために、その3本の柱のアプローチを使う、
そして最終的に、その英語が英語のままで理解できるところまで理解を深める、
ということです。
英語に始まって、英語に終わる、「英語を理解すること、英語を使えるようになること」が目的なわけですから、最終的にはその英語そのものに帰ってくることになるのですね。
海外ドラマのDVDを使って英語を学ぼうとされた経験のある方はおわかりだと思うのですが、ドラマは私たちが想像するよりもずっと「難しい」のです。
それを利用して学ぼうとした場合に、
「文字数制限や文化の違いによって、日本語訳では訳し切れない部分がある」
「ジョークに日本人の知らない固有名詞が登場するので、そのジョークの面白さが理解できない」…
そういう「DVD学習法に立ちはだかる壁」にぶつかって、やっぱりこの方法ではダメだ…とあきらめてしまった方も多いのではないかと。
ですから私は「フレンズを見ている”だけ”で、英語力は飛躍的に伸びます!」みたいなことは決して言いません。
帯のコピーに「普通に映画を見ているだけでは、英語力は上がりません。」と書いたのは、「ただ普通に見る」ではない、何らかの方法が必要だ、と思っている、ということです。
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そして、私自身、その問題をどう克服してきたか、というのが、今回の本のポイントでもあります。
ネイティブに直接質問できる境遇にない私が、どうやってわからない部分を調べてきたか、どうやってその異国の言葉を自分の側に近づけてきたか、というのが私の学習法のポイントです。
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2008年04月04日
週刊STの書評で取り上げていただきました!
ジャパンタイムズ発行の抄訳付き英字新聞「週刊ST」2008年4月4日号の書評で、今回出版した私の本、シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法 を取り上げていただきました。
すでにその号は発売になっていて、週刊ST取扱い書店 などで販売されています。
↓週刊STの詳しい内容はこちら。
週刊ST ONLINE
(こちらのオンラインのページでは、書評欄についての記載はありません…うーん、残念…笑)
今回の表紙は、映画『つぐない』の主演女優、keira Knightley (キーラ・ナイトレイ)さん。
そのSTの2ページ目で、私の本を紹介して下さっています。
最初にST編集部の方から「STの書評で取り上げさせていただきました」というご連絡をいただいた時、STの p.27 にあるような「読者プレゼントコーナー」という「書籍を紹介した上で、それを読者の方にプレゼントする」コーナーで取り上げて下さるのだと思っていました。
ところが、私の本が紹介されたのは、そのコーナーではありませんでした。
週刊STは、4月の第1週号(つまり、この 4/4号)からコンテンツをリニューアルし、その「読者プレゼントコーナー」とは別の書評欄を、2面(P.2)に新たに設けられたようです。
その新たな書評欄で、私の著書を取り上げて下さったのですが、その書評欄のタイトルが…
WE RECOMMEND 今週のイチオシ!
なんですよ。
縦13cm、横11.5cm ものスペースを割いていただいて、表紙の写真も載せていただいて、On the cover という「表紙の人物(今回はキーラ・ナイトレイ)について英文で書かれたコラム」の下に、私の本が紹介されている!
キーラ・ナイトレイの記事と、私の本の記事が並んでいる!!(笑)
もう、その実物を見た時は、びっくりでした。
その書評の文章は、著者の私にとっては、非常に感動的なものでした。
私の著書の解説が、非常に情熱的な言葉で綴られています。
ここで、その全てをご紹介できなくて、非常に残念なのですが(笑)、私の学習法の方法論について、そして、私の英語学習への姿勢についても語って下さっています。
方法論については、
「深く」「強く」徹底的に調べ尽くし、分析する独自の方法論を披露
英語学習への姿勢については、
純粋に英語と対峙し、着実に未知の扉をこじ開けてきたその軌跡
と表現して下さっています。
ずっと「週刊STを読んでいた、いち英語学習者」として、こんなに嬉しいことはありません。
週刊ST編集部の編集長様を始めとして、編集部の方々、週刊ST、ジャパンタイムズ社の関係者の皆様方に、この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
私のブログの 2006年9月05日の記事、週刊STで紹介されました でご説明したように、週刊ST 2006年9月8日号で、私のブログ「シットコムで笑え!」を紹介していただいたことがありました。
各ブログのランキングで高順位を保たせていただいていたことに加え、週刊STという「英語学習者に有名な英語学習紙」で取り上げていただいたことが、どれほどの自信に繋がったことか! どれほどの励ましとなったことか!
そしてまた今回、主婦、つまり英語に関しては素人である私の書いた本を、週刊STで取り上げていただけたことは、本当に私にとっては、大きな励ましとなり、自信となります。
ブログや本がたくさんの英語学習者の方に支持していただけたことに加え、「英語のプロ」に認めていただけたことは、本当に嬉しいのです。
ブログというツールで、素人の学習者でも意見を発信できる良い時代になりました。
私は英語の専門家ではありませんが、学習者の立場としての意見、というものにも大いに意味はある、と私は思っています。
これからも、ブログを通じて、多くの英語学習者の方と語り合っていきたい、そこから、「英語学習とは何か?」「効果的な英語学習のためには、何をすればよいか?」という部分が見えてくればいいな、と思っています。
これからも、私の本、私のブログ、ともども、どうかよろしくお願いいたします。
最近、嬉しいニュースが続いています。
それを読者の皆様にご報告できることを、心から嬉しく思う Rach です。
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今回の表紙は、映画『つぐない』の主演女優、keira Knightley (キーラ・ナイトレイ)さん。
そのSTの2ページ目で、私の本を紹介して下さっています。
最初にST編集部の方から「STの書評で取り上げさせていただきました」というご連絡をいただいた時、STの p.27 にあるような「読者プレゼントコーナー」という「書籍を紹介した上で、それを読者の方にプレゼントする」コーナーで取り上げて下さるのだと思っていました。
ところが、私の本が紹介されたのは、そのコーナーではありませんでした。
週刊STは、4月の第1週号(つまり、この 4/4号)からコンテンツをリニューアルし、その「読者プレゼントコーナー」とは別の書評欄を、2面(P.2)に新たに設けられたようです。
その新たな書評欄で、私の著書を取り上げて下さったのですが、その書評欄のタイトルが…
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なんですよ。
縦13cm、横11.5cm ものスペースを割いていただいて、表紙の写真も載せていただいて、On the cover という「表紙の人物(今回はキーラ・ナイトレイ)について英文で書かれたコラム」の下に、私の本が紹介されている!
キーラ・ナイトレイの記事と、私の本の記事が並んでいる!!(笑)
もう、その実物を見た時は、びっくりでした。
その書評の文章は、著者の私にとっては、非常に感動的なものでした。
私の著書の解説が、非常に情熱的な言葉で綴られています。
ここで、その全てをご紹介できなくて、非常に残念なのですが(笑)、私の学習法の方法論について、そして、私の英語学習への姿勢についても語って下さっています。
方法論については、
「深く」「強く」徹底的に調べ尽くし、分析する独自の方法論を披露
英語学習への姿勢については、
純粋に英語と対峙し、着実に未知の扉をこじ開けてきたその軌跡
と表現して下さっています。
ずっと「週刊STを読んでいた、いち英語学習者」として、こんなに嬉しいことはありません。
週刊ST編集部の編集長様を始めとして、編集部の方々、週刊ST、ジャパンタイムズ社の関係者の皆様方に、この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
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私は英語の専門家ではありませんが、学習者の立場としての意見、というものにも大いに意味はある、と私は思っています。
これからも、ブログを通じて、多くの英語学習者の方と語り合っていきたい、そこから、「英語学習とは何か?」「効果的な英語学習のためには、何をすればよいか?」という部分が見えてくればいいな、と思っています。
これからも、私の本、私のブログ、ともども、どうかよろしくお願いいたします。
最近、嬉しいニュースが続いています。
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2008年04月03日
隕石がぶつかってもやめられない フレンズ3-12その15
(phone rings)
電話が鳴る。
チャンドラー: All right, I have to get that. But, no no. (answering phone) Hello? (listens) (happily) Hi. Yeah listen, I'm, I'm in need of a stripper and I was told that you do that. (listens) Let me ask you this. What, what do you do for the extra hundred? (listens) So would I, would I have to provide the grapes? (わかった。俺はその電話に出なくちゃ。でも、(とにかくお前のそのダンスは)だめだめ。[電話に出て] もしもし? [電話を聞いて幸せそうに] そうなんだ、俺はストリッパーが必要で、君がそれ[ストリッパー]をするって聞いたから。 [聞いて] これを質問させて。あと100ドル出せば何をしてくれるの? [聞いて] それじゃあ、(もしそれをしてもらうには)俺はぶどう(グレープ)を用意しないといけないわけ?)
チャンドラーのセリフから、電話の相手は、いとこのバチェラー・パーティーに来てもらうストリッパーであることがわかります。
「あと100ドル」で何か「特別なこと」をしてくれるようです。
そしてそれにはぶどうが必要なようです(笑)。
観客は笑っているのですが、そのぶどうを使って具体的にどういうことをするのかわかって笑っているのか、または、何かしらエッチなことに使うんだろうなぁ…と想像してそれだけで笑っているのか、どっちなんでしょうねぇ?
ここも、あまり詮索しないでおきます(笑)。
モニカ: (entering) Hi. (はーい。)
フィービー: Oh, how was last night with Julio, senorita? (昨日のフリオとの夜はどうだった? セニョリータ?)
モニカ: It was soo amazing. He's so sexy and smart, which makes him even sexier. Oh gosh, I gotta tell you this. Last night we were fooling around and all of a sudden he stops to write a poem. (とっても素晴らしかったわ。彼はとってもセクシーで賢いの。それが彼をよりいっそうセクシーにするのね。あぁ、そうよ、これをあなたに言わなくちゃ。昨日の晩、私たちはいちゃいちゃしていたんだけど、彼は突然それをやめて、一篇の詩を書き始めたの。)
ジョーイ: Get out! I couldn't stop if a meteor hit me. (冗談だろ! もし隕石が俺にぶつかったとしても、俺なら止められないぞ。)
"senorita means" で検索すると、スペイン語で、Miss, young woman などの意味だと出ています。
お嬢さん、みたいな呼び掛け語のようですね。
山下智久くんの「抱いてセニョリータ」という曲もありますし、日本語でもカタカナで時々見かけますので、そういうニュアンスだというのはおわかりの方も多いでしょうね。
フリオがスペイン語圏の人だと知っているからわざとモニカにそう呼び掛けているのですね。
男性を形容する言葉として、「セクシーでスマート(賢い)」というのは最高の褒め言葉かもしれません。
スマートなところが余計に彼をセクシーにさせる、セクシーに感じさせる、と言っていますね。
そういう深遠でミステリアスなところが余計に興味をかき立てるみたいなことでしょう。
いちゃついている最中に、フリオが突然それをやめて詩を書き始めたという話を聞いて驚くジョーイ。
Get out! は「ばかな!、冗談言うなよ!」。
フレンズ2-24その8 にも出てきました。
その後のジョーイのセリフは、現実にはあり得ない、という意味で「仮定法過去」が使われていますね。
if a meteor hit me の hit も、a meteor という単数形で hits ではなく hit となっていることから、これが過去形であることがわかります。
エッチ、またはいちゃいちゃしている最中に、隕石がぶつかるなんてことはありえないので、couldn't と hit という過去形がそれぞれの節で使われているわけですね。
モニカはいきなり詩を書き始めたところが素敵、ロマンチスト、さすがは詩人ねぇ、みたいに思っているのですが、男性のジョーイとしては、そーゆーことをしている時に、途中でそれをやめるなんて信じられない、と言ってびっくりしているのですね。
隕石まで持ち出して、俺ならやめない、やめることなんかできない、というのが、いかにもジョーイらしい発言です。
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電話が鳴る。
チャンドラー: All right, I have to get that. But, no no. (answering phone) Hello? (listens) (happily) Hi. Yeah listen, I'm, I'm in need of a stripper and I was told that you do that. (listens) Let me ask you this. What, what do you do for the extra hundred? (listens) So would I, would I have to provide the grapes? (わかった。俺はその電話に出なくちゃ。でも、(とにかくお前のそのダンスは)だめだめ。[電話に出て] もしもし? [電話を聞いて幸せそうに] そうなんだ、俺はストリッパーが必要で、君がそれ[ストリッパー]をするって聞いたから。 [聞いて] これを質問させて。あと100ドル出せば何をしてくれるの? [聞いて] それじゃあ、(もしそれをしてもらうには)俺はぶどう(グレープ)を用意しないといけないわけ?)
チャンドラーのセリフから、電話の相手は、いとこのバチェラー・パーティーに来てもらうストリッパーであることがわかります。
「あと100ドル」で何か「特別なこと」をしてくれるようです。
そしてそれにはぶどうが必要なようです(笑)。
観客は笑っているのですが、そのぶどうを使って具体的にどういうことをするのかわかって笑っているのか、または、何かしらエッチなことに使うんだろうなぁ…と想像してそれだけで笑っているのか、どっちなんでしょうねぇ?
ここも、あまり詮索しないでおきます(笑)。
モニカ: (entering) Hi. (はーい。)
フィービー: Oh, how was last night with Julio, senorita? (昨日のフリオとの夜はどうだった? セニョリータ?)
モニカ: It was soo amazing. He's so sexy and smart, which makes him even sexier. Oh gosh, I gotta tell you this. Last night we were fooling around and all of a sudden he stops to write a poem. (とっても素晴らしかったわ。彼はとってもセクシーで賢いの。それが彼をよりいっそうセクシーにするのね。あぁ、そうよ、これをあなたに言わなくちゃ。昨日の晩、私たちはいちゃいちゃしていたんだけど、彼は突然それをやめて、一篇の詩を書き始めたの。)
ジョーイ: Get out! I couldn't stop if a meteor hit me. (冗談だろ! もし隕石が俺にぶつかったとしても、俺なら止められないぞ。)
"senorita means" で検索すると、スペイン語で、Miss, young woman などの意味だと出ています。
お嬢さん、みたいな呼び掛け語のようですね。
山下智久くんの「抱いてセニョリータ」という曲もありますし、日本語でもカタカナで時々見かけますので、そういうニュアンスだというのはおわかりの方も多いでしょうね。
フリオがスペイン語圏の人だと知っているからわざとモニカにそう呼び掛けているのですね。
男性を形容する言葉として、「セクシーでスマート(賢い)」というのは最高の褒め言葉かもしれません。
スマートなところが余計に彼をセクシーにさせる、セクシーに感じさせる、と言っていますね。
そういう深遠でミステリアスなところが余計に興味をかき立てるみたいなことでしょう。
いちゃついている最中に、フリオが突然それをやめて詩を書き始めたという話を聞いて驚くジョーイ。
Get out! は「ばかな!、冗談言うなよ!」。
フレンズ2-24その8 にも出てきました。
その後のジョーイのセリフは、現実にはあり得ない、という意味で「仮定法過去」が使われていますね。
if a meteor hit me の hit も、a meteor という単数形で hits ではなく hit となっていることから、これが過去形であることがわかります。
エッチ、またはいちゃいちゃしている最中に、隕石がぶつかるなんてことはありえないので、couldn't と hit という過去形がそれぞれの節で使われているわけですね。
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2008年04月02日
お陰様で本が好調です
私の本が発売になって、ほぼ2週間がたちました。
まず最初にお知らせです。
Amazon.co.jp で私の本を紹介していただいているページ(↓)
Amazon.co.jp: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法
に、「本の目次」を掲載しました。
「商品の詳細」欄にある、「目次を見る」というリンクをクリックすると、その目次を見ることができます。
これまでも「商品の説明/内容紹介」として、本の内容については触れていたのですが、それだと「具体的にどういう方法論が書かれているのか」がわかりにくいかな?と思ったので、今回、目次を掲載することにいたしました。
何かしらの参考にしていただけると幸いです。
Amazon の話が出たところで、ここで皆様にお礼を。
この Amazon のページをちょくちょくチェックしているのですが、
3/31(月) 22:20 に見たら、
在庫状況: 4点在庫あり。ご注文はお早めに。
と出ていました。
そして、次の日 4/1(火) の朝見たら、
在庫状況: 通常4~5日以内に発送します。
に変わっていました。
そして、今日の 4/2(水) の朝に見たら、
在庫状況: 在庫あり。
となっていました。
それはつまり、4/1 にいったん「Amazon の配送センターに在庫がない」状態になったということ、つまり、「Amazon の配送センターの在庫が全て売れた」ということのようです。
通常の本屋さんで言うと、本屋さんに置いてある本が全部売れたのと同じことだと思うので、これは著者としては、ものすごく嬉しい!!
Amazon で購入して下さった皆様、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
私の本は、他の様々なネット書店さんでも取り扱って下さっています。
Yahoo!ブックス では以下のサイトで紹介して下さっています。
Yahoo!ブックス: シットコムで笑え! 楽しくきわめる英語学習法
そのページの下の方に、「ランキング」という項目があり、
「語学、辞書」のウィークリー売り上げランキング 2008年3月31日付(毎週月曜日更新)
この本が属しているジャンルのなかで、売れ行き部数の多い本のランキングです。[セブンアンドワイ調べ]
が載っていて、1位から3位までが表示されているのですが、「もっと読む」をクリックして、さらにその下の順位を見てみると…。
「語学、辞書」のウィークリー売り上げランキング で、なんと、私の本が 18位!に出ています。
有名な諸先生方の本が並んでいる中、また「TOEICテスト新公式問題集 Vol.3」という有名問題集も入っているランキングの中で、初登場18位!
自分の本のタイトルを見つけて、パソコンの前で驚いていた私です。
今日述べた「本の売れ行きが好調である」という嬉しいニュースは、本を買って下さった皆様のお陰です。それはまた、このブログを応援して下さった皆様のお陰でもあります。
本当にありがとうございます!
私は「いち英語学習者」としての視点で、私なりの学習法を提示しています。
自分に合った学習法を探しておられる方にとって、何かしらのヒントになればいいな、と思っています。
多くの方に私の学習法を知っていただくチャンスを与えて下さった、読者の皆様に、心より感謝申し上げます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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に変わっていました。
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有名な諸先生方の本が並んでいる中、また「TOEICテスト新公式問題集 Vol.3」という有名問題集も入っているランキングの中で、初登場18位!
自分の本のタイトルを見つけて、パソコンの前で驚いていた私です。
今日述べた「本の売れ行きが好調である」という嬉しいニュースは、本を買って下さった皆様のお陰です。それはまた、このブログを応援して下さった皆様のお陰でもあります。
本当にありがとうございます!
私は「いち英語学習者」としての視点で、私なりの学習法を提示しています。
自分に合った学習法を探しておられる方にとって、何かしらのヒントになればいいな、と思っています。
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2008年04月01日
子供番組に出演 フレンズ3-12その14
昨日の続きです。
チャンドラーは、ジョーイの履歴書を読んでいます。
チャンドラー: "Three years of modern dance with Twyla Tharp"? "Five years with the American Ballet Theatre"? (「トワイラ・サープの元でモダンダンスを3年」? 「アメリカン・バレエ・シアターで5年」?)
ジョーイ: Hey, everybody lies on their resume, okay? I wasn't one of the Zoom Kids either. (なぁ、誰だって履歴書で嘘をつくだろ、な? 俺はあの「ズーム」の子供の一員でもなかったよ。)
フィービー: Well, can you, like, dance at all? (ふーん、ジョーイは、ほら、そもそもダンスって出来るの?)
ジョーイ: Yeah, I can dance, y'know. (starts to dance really, really, really badly) (そうだね、ダンスはできるよ、ほら。[本当に本当に本当に下手なダンスを踊り始める])
チャンドラー: Oh no, no, no, no. (あぁ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ。)
フィービー: (covering her mouth in shock) What, what is that? ([ショックで口を手で覆いながら]何、それは何?)
ジョーイ: Sure, it looks stupid now. There's no music playing. (確かに。今はばかみたいに見えるだろうね。音楽がないからさ。)
Twyla Tharp (トワイラ・サープ)について。
Wikipedia 英語版: Twyla Tharp
上のウィキペディアによると、アメリカのダンサー、振付師の第一人者、のようですね。
エミー賞やトニー賞などを受賞しているようです。
ネットで、「振付師 サープ」で検索すると、Twyla は日本語では「トワイラ」「トゥイラ」などと表記されていますが、「トワイラ」の方が多い感じです。
実際のチャンドラーの発音は、「トゥワイラ」みたいな感じですね。
American Ballet Theatre について。
以下は公式サイトのようです。
Welcome to AMERICAN BALLET THEATRE: ABT
略称は ABT というんですね。
Wikipedia 英語版: American Ballet Theatre
経歴はそれぞれ、with Twyla Tharp, with the American Ballet Theatre となっていますが、一つ目は「振付師のトワイラと共に」つまり、トワイラの指導の下で学んだ、ということで、二つ目は、アメリカン・バレエ・シアターという場所、組織で学んだ、ということだと思います。
普通、シアターは、アメリカ式では、theater と綴ることが多いですが、今回のアメリカン・バレエ・シアターは、theatre と綴られています。
伝統的にこう綴っている、格式があるように英国式で綴っているみたいなことでしょうか?
研究社 新英和中辞典の theater の項目には、
綴り (英)では theatre とつづる。(米)では theater が多いが、劇場名としては米国でもしばしば theatre を用いる
との説明もあります。
ジョーイの言った、I wasn't one of the Zoom Kids either. というセリフについて。
Zoom というタイトルの、子供向け教育番組があるようです。
ZOOM. home: PBS Kids
PBS とは、Public Broadcasting Service の略で、日本の「NHK教育テレビ」みたいなもののようですね。
ウィキペディアにも載っていました。
Wikipedia 英語版: ZOOM
References to ZOOM in popular culture の項目で、今回のフレンズ3-12 のジョーイのセリフが言及されています。
その ZOOM という番組に出演していた子供の一人でもない、とジョーイは言っているのですが、その前の「誰でも履歴書には嘘を書く」というセリフとの繋がりがイマイチよくわかりません。
チャンドラーは読み上げていませんが、ジョーイの履歴書には、「子供の頃に ZOOM に出演したことがある」みたいな経歴が書いてあるのでしょうか?
有名な番組で、それに出演するにはオーディションもあるでしょうから、それに出ていたということは、子供の頃から才能があったということの証であって、アクターの経歴としては効果的である、とか。
トワイラ・サープも、アメリカン・バレエ・シアターも全部嘘の経歴で、その ZOOM の話ももちろん嘘だよ、と付け足している、ということなのかなぁ?と思います。
唐突に ZOOM という番組名が出てきたのは、その履歴書に ZOOM のことが書いてあるのを示唆しているような気がするのですが、どうでしょう??
そのダンスの経歴は嘘だとしても、そもそもジョーイはダンスが上手だったっけ?とフィービーは尋ねています。
疑問文で at all を使うと、「少しでも、一体、そもそも」のような意味になります。
日本人ならここで盆踊りでも踊るところでしょうが(?)、それにしてもとんでもないダンスです。
このダンスの面白さは、見た人にしかわかりませんね(笑)。
動かした手をまた反対回りに動かすのに笑えます。
ト書きの「ショックで口を覆う」の表現は面白いですね。
What is that? は、それは「ダンス」なの?、ダンスと呼べる代物なの?という感じです。
日本語で言うと、女性なら「何それ?」、男性なら「何じゃそりゃ?」みたいなニュアンスでしょう。
「だめだだめだ、そりゃダメだよ、ジョーイ」みたいに指まで指しているチャンドラーがおかしいですね。
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ジョーイ: Hey, everybody lies on their resume, okay? I wasn't one of the Zoom Kids either. (なぁ、誰だって履歴書で嘘をつくだろ、な? 俺はあの「ズーム」の子供の一員でもなかったよ。)
フィービー: Well, can you, like, dance at all? (ふーん、ジョーイは、ほら、そもそもダンスって出来るの?)
ジョーイ: Yeah, I can dance, y'know. (starts to dance really, really, really badly) (そうだね、ダンスはできるよ、ほら。[本当に本当に本当に下手なダンスを踊り始める])
チャンドラー: Oh no, no, no, no. (あぁ、だめだ、だめだ、だめだ、だめだ。)
フィービー: (covering her mouth in shock) What, what is that? ([ショックで口を手で覆いながら]何、それは何?)
ジョーイ: Sure, it looks stupid now. There's no music playing. (確かに。今はばかみたいに見えるだろうね。音楽がないからさ。)
Twyla Tharp (トワイラ・サープ)について。
Wikipedia 英語版: Twyla Tharp
上のウィキペディアによると、アメリカのダンサー、振付師の第一人者、のようですね。
エミー賞やトニー賞などを受賞しているようです。
ネットで、「振付師 サープ」で検索すると、Twyla は日本語では「トワイラ」「トゥイラ」などと表記されていますが、「トワイラ」の方が多い感じです。
実際のチャンドラーの発音は、「トゥワイラ」みたいな感じですね。
American Ballet Theatre について。
以下は公式サイトのようです。
Welcome to AMERICAN BALLET THEATRE: ABT
略称は ABT というんですね。
Wikipedia 英語版: American Ballet Theatre
経歴はそれぞれ、with Twyla Tharp, with the American Ballet Theatre となっていますが、一つ目は「振付師のトワイラと共に」つまり、トワイラの指導の下で学んだ、ということで、二つ目は、アメリカン・バレエ・シアターという場所、組織で学んだ、ということだと思います。
普通、シアターは、アメリカ式では、theater と綴ることが多いですが、今回のアメリカン・バレエ・シアターは、theatre と綴られています。
伝統的にこう綴っている、格式があるように英国式で綴っているみたいなことでしょうか?
研究社 新英和中辞典の theater の項目には、
綴り (英)では theatre とつづる。(米)では theater が多いが、劇場名としては米国でもしばしば theatre を用いる
との説明もあります。
ジョーイの言った、I wasn't one of the Zoom Kids either. というセリフについて。
Zoom というタイトルの、子供向け教育番組があるようです。
ZOOM. home: PBS Kids
PBS とは、Public Broadcasting Service の略で、日本の「NHK教育テレビ」みたいなもののようですね。
ウィキペディアにも載っていました。
Wikipedia 英語版: ZOOM
References to ZOOM in popular culture の項目で、今回のフレンズ3-12 のジョーイのセリフが言及されています。
その ZOOM という番組に出演していた子供の一人でもない、とジョーイは言っているのですが、その前の「誰でも履歴書には嘘を書く」というセリフとの繋がりがイマイチよくわかりません。
チャンドラーは読み上げていませんが、ジョーイの履歴書には、「子供の頃に ZOOM に出演したことがある」みたいな経歴が書いてあるのでしょうか?
有名な番組で、それに出演するにはオーディションもあるでしょうから、それに出ていたということは、子供の頃から才能があったということの証であって、アクターの経歴としては効果的である、とか。
トワイラ・サープも、アメリカン・バレエ・シアターも全部嘘の経歴で、その ZOOM の話ももちろん嘘だよ、と付け足している、ということなのかなぁ?と思います。
唐突に ZOOM という番組名が出てきたのは、その履歴書に ZOOM のことが書いてあるのを示唆しているような気がするのですが、どうでしょう??
そのダンスの経歴は嘘だとしても、そもそもジョーイはダンスが上手だったっけ?とフィービーは尋ねています。
疑問文で at all を使うと、「少しでも、一体、そもそも」のような意味になります。
日本人ならここで盆踊りでも踊るところでしょうが(?)、それにしてもとんでもないダンスです。
このダンスの面白さは、見た人にしかわかりませんね(笑)。
動かした手をまた反対回りに動かすのに笑えます。
ト書きの「ショックで口を覆う」の表現は面白いですね。
What is that? は、それは「ダンス」なの?、ダンスと呼べる代物なの?という感じです。
日本語で言うと、女性なら「何それ?」、男性なら「何じゃそりゃ?」みたいなニュアンスでしょう。
「だめだだめだ、そりゃダメだよ、ジョーイ」みたいに指まで指しているチャンドラーがおかしいですね。
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