2008年09月09日

コインの表と裏で決める フレンズ3-15その8

前回の続きです。
クロエにパーティーに誘われた二人。
そこでの基本ルールを考えておこうと言うチャンドラーに、
ジョーイ: Yeah, for sure. Okay. Probably want the first one to be, "Never open your eyes." Y'know, because you don't want to be doing something and then look up, right? And see something you don't want to be seeing. (あぁ、確かに。よし。多分、最初のルールはこうあってほしいな。「決して目を開けるな。」 ほら、だって、もし何かをする気がなくなって、それから見上げるだろ? すると、見たくないものを見るんだ。)
チャンドラー: Yeah. Good call. Nice. Hold it!! Hold it! What if my eyes are closed, and, and my hand is out there.... (holds his arm out and pretends to grab something with his hand.) (あぁ、いい考えだね。ナイスだ。 [突然何かに気付いて] ちょっと待て! ちょっと待て! もし目をつぶっていて、俺の手がそっちにあって… [自分の腕を外に伸ばして、手で何かを掴むふりをする])
ジョーイ: Ah!! Okay! Eyes open at all times! Oh, hey, how do we decide where we... (clears throat) y'know each would, (clears throat again) y'know (pause) be? (あぁ! わかった! 目はずっと開けよう! あぁ、なぁ、どうやって決める? どこに俺たちが… [咳払いをする] ほら、それぞれが [再び咳払いをする] ほら [沈黙] (どこに)いるか、を?)
チャンドラー: Right. Right. Well ah, y'know we could flip for it. (そうだ、そうだ。コインを投げて決めよう。)
ジョーイ: Yeah, I guess, but like, what's heads and what's tails. (そうだな。でも、ほら、何が表で、何が裏だ?)
チャンドラー: Well, if you don't know that, then I don't want to do this with you. (もしそれがわからないのなら、そしたら、俺はこのことをお前と一緒にしたくないよ。)

you don't want to be doing something がよくわからないのですが、とにかく何かをしている最中に、それをやめて、ふと見上げたら、お前の姿(すなわち裸の姿)が見えたりすると興ざめだ、と言っています。

good call は「名案、いい考え」。
目をつぶる、というアイディアを、Good call. Nice. と褒めるのですが、ふとある危険性に気付いて、慌てて、Hold it!! Hold it! と止めるのが面白いです。
目をつぶっていたら、手探りで間違って、とんでもないものを掴んでしまいそうだ、と言っています。
具体的に何を掴むとは言っていませんが、その身振りで言いたいことはわかりますね(笑)。

ジョーイは、何度も言葉に詰まりながら、how do we decide where we... y'know each would... y'know... be? と言っています。
最後の最後に be という be動詞を使っていますが、行為を表す一般動詞で何を使えばいいかわからなかった、というか、露骨な動詞(?)を使うのに抵抗があったので、「どこで”する”」みたいな動詞ではなく、「どこに”いる”か」という「存在を表す be動詞」を使ったのかな、と思います。

日本人は困った時にじゃんけんで決めますが、アメリカ人はコインを投げて決めることが多いですね。
コインの表は heads、裏は tails です。
つまり、表を「頭」、裏を「尻尾」と呼ぶのですね。
コインの表を指す場合は、通常 heads という複数形で、単数扱いとなります。
tails も同様に、複数形で単数扱いとなります。
表に head という言葉が使われているのは、表側にはよく王様の頭像が描いてあるから、のようです。

フレンズ2-6その9 でも、コインで決めているシーンがあります。
そこでも、表が出たらどっちで、裏が出たらどっちになるか決めなきゃ、と言っていましたね。
その 2-6 でのやり取りは以下のようになっていました。

ロスの赤ちゃんのベンはどっちだ?と悩んでいる二人。
服の模様がアヒルの方かピエロの方かで悩んでいるのですが、
チャンドラー: We have to assign heads to something! (ヘッド[表]だったらどちらか、って割り当てとかなきゃいけないだろ。)
ジョーイ: Right! Ducks is heads because ducks have heads. (わかった。アヒルがヘッドだ。だって、アヒルにはヘッド[頭]があるだろ。)
チャンドラー: What kind of scary-ass clowns came to your birthday? (お前の誕生日には、どんな”恐ろしい尻だけのピエロ”が来たんだよ?)
何も考えずに適当なことを言うジョーイと、それに的確にツッコミを入れるチャンドラーが面白いです。

今回も、2-6 と同じく、表なら何で、裏なら何かを決めようと言っているのですが…。
クロエに二人とも呼ばれたことで、チャンドラーとジョーイは3人でのエッチを想像しています。
いわゆる3Pのイメージで、私はそういうのに詳しくないのですが(爆)、女性一人に男性二人の場合は、上半身担当、下半身担当、みたいに分かれるってこと…でしょうかねぇ?(あまり深入りするのはやめます…笑)
だから、「場所を決めよう」というのは、上半身エリアか下半身エリアか(もしくは前か後ろか!?)みたいなことだと思うのですが、もしそうだとしたら、head と tail という単語から、コインの出たまんま、つまり、heads だったら head 側(頭側)で、tails だったら tail 側(お尻側)、ということに自ずと決まるはずだと思います。
(tail は「尻尾」ですが、そこから「尻」という意味もあります。)
なのに、ジョーイが、どっちが heads で、どっちが tails だ?なんて尋ねるものだから、その言葉の指すそのままの場所だろう、そんな当たり前のことがわからないようなジョーイと一緒に3Pなんかしたくないよ、と言っているようですね。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 12:03| Comment(4) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月07日

基本的なルールを考えておく フレンズ3-15その7

[Scene: Central Perk, Chandler and Joey are sitting on the big couch.]
セントラルパーク。チャンドラーとジョーイは大きなカウチに座っている。
チャンドラー: Hey, y'know what, maybe we should get going. I mean what time did Chloe say we should be there? (なぁ、ほら、多分、俺たちは行くべきだよ。クロエは何時にそこに行ったらいいって言ってた?)
ジョーイ: Uh, 10:30. (あぁ、10時30分だ。)
チャンドラー: What time is it now? (今は何時?)
ジョーイ: 4:30. (4時30分。)
チャンドラー: Yeah all right, so we'll hang out. (あぁ、わかった。だったら、俺たちは(ここで)ブラブラして時間を過ごそう。)

hang out は「(場所を)うろつく、…に出入りする」「ぶらぶらする、ぶらぶらして時を過ごす」という意味。
hang out with... だと「(友人など)と共に時間を過ごす、…と一緒にいる、群れる、付き合う」という意味です。フレンズでは、この意味でよく使われます。
改めて、ロングマン英英辞典で見てみると、
hang out (phrasal verb):(informal)
to spend a lot of time in a particular place or with particular people

つまり、「ある場所で、またはある人たちと多くの時間を過ごすこと」。
そのクロエとの約束が気になってしょうがない、でも、時間はまだ果てしなくある…と手持ち無沙汰の二人の様子が面白いです。


ジョーイ: Yeah. Hey, remember when she brought up that thing about the three of us? (そうだな。なぁ、俺たち3人についてのあのことを話題に出した時のこと覚えてる?)
チャンドラー: Yes. Vividly. (あぁ、鮮明にね。)
ジョーイ: She was kidding about that, right? (クロエは、あのことについて冗談を言ってたんだよな?)
チャンドラー: Yeah, I-I-I think so. (Pauses and thinks about it for a second) Yeah, I-I think so... (あぁ、お、お、俺もそうだと[冗談だと]思うよ。 [沈黙し、それについて少し考えて] あぁ。俺もそう思うよ。)
ジョーイ: God, that would be weird if that situation presented itself tonight, huh? (あぁ。もし、その状況が今夜起こるとしたら、変な感じだよね。)
チャンドラー: Yeah. Yeah, I mean what, what would we do? (そうそう。ほら、(もしそんなことが起こったら)俺たちはどうしたらいいんだ?)
ジョーイ: Dude, I don't know. (あぁ、わかんないよ。)
チャンドラー: She was kidding. (クロエはからかってたんだ。)
ジョーイ: Yeah. (そうだよ。)
チャンドラー: She was.... But y'know what, just in case, maybe we should come up with a set of ground rules. (彼女は…でも、ほら、念のため、多分、俺たちは一連の基本ルールを考えておくべきだろうな。)
ジョーイ: Yeah, for sure. Okay. Probably want the first one to be, "Never open your eyes." Y'know, because you don't want to be doing something and then look up, right? And see something you don't want to be seeing. (あぁ、確かに。よし。多分、最初のルールはこうあってほしいな。「決して目を開けるな。」 ほら、だって、もし何かをする気がなくなって、それから見上げるだろ? すると、見たくないものを見るんだ。)

remember when she brought up that thing about the three of us? について。
フレンズ3-15その3 で、クロエにパーティに誘われた時、どちらか一人ではなく、あなたたち二人とも、と言われた時の一連のやり取りのことを言っています。

vividly というのは「鮮やかに、ありありと」覚えているよ、ということ。
過去記事、フレンズ1-10その4 で、
チャンドラー: You remember Janice. (ジャニスのこと、覚えてるよね。)
モニカ: Vividly. (鮮やかに。)
というやり取りがありました。
そのように、記憶に強烈に残っていて(笑)、「忘れたくても忘れられないほどはっきりと印象的に焼き付いている」という感覚でしょうか。
ジョーイもチャンドラーも、そのクロエの言葉が気になって、よーく覚えている、ということです。

that would be weird if that situation presented itself tonight, huh? について。
present itself は「(物事)が起こる」。
仮定法過去でしゃべっているのですが、もしそんなことが起こったら、と仮定して、その時俺たちはどうすればいい?という感じですね。

maybe we should come up with a set of ground rules. について。
come up with は「(アイディアなどを)思いつく、考え出す」。
ground rule は「基本(行動)原則、基本ルール、基本的なルール」という意味。

ground rule(s) を決めておく、考えておく、というのはビジネスの世界でも大切なことです。
ビジネス英語雑記帳 の日向清人先生のご著書、即戦力がつくビジネス英会話―基本から応用まで の p.182 の LESSON 27 会議の開始 Opening a Meeting では、司会進行役が会議の最初の方で、
Can we agree on the ground rules? 「基本的なルールを決めておきましょうか?」
と発言します。
この場面での基本ルールは、
1. To use English 「英語使用」、2. Due to finish at 4 o'clock 「(会議は)4時終了」
となっていました。
ビジネスの会議においての ground rules というのはこういう感じのことだ、というのがよくわかりますね。
ビジネス英語の単語というのは抽象的なものが多いので、「それは具体的にはどういうものを指しているのか?」というのを一緒に覚えておかないとイメージが湧きにくいと思います。
そういう意味でも、日向先生の「即戦力がつくビジネス英会話」は、ビジネスの具体的な場面を想定した上で会話が進んでいきますので、イメージがとても掴みやすいです。

TOEIC Blitz Blog の神崎正哉先生を始めとして、多くの方が推薦されている本なので、私が今さらここで改めて申し上げるまでもないですが、日向清人先生の「即戦力がつくビジネス英会話」、おすすめです!

そのように、ビジネスの世界でも大切な ground rules ですが、フレンズでは今回のセリフのように、エッチ系の話の時の基本的取り決めの話になってしまうことが多いです。
フレンズ2-13その12 では、
ジャン=クロード・ヴァン・ダム: Rachel told me you were dying to have a threesome with me and Drew Barrymore. By the way, Drew has some ground rules and... (モニカが、俺とドリュー・バリモアとで3Pをすごくしたがってるって、レイチェルが言ってたから。ところで、ドリューには守らなければならない基本ルールがあってね…。)
という、とんでもないセリフも出てきました(笑)。
ここでも、同じようなエッチの場面を想定した時(それも同じように「3人いる状況」(threesome))のルールとして使われていますね。
こういう使われ方が、フレンズらしい、というところでしょうか。

"Never open your eyes." と言ったジョーイに対して、パチンと指を鳴らして、「それそれ!それが大事だよ!」という感じで、ジョーイを指差すチャンドラーが面白いです。

長くなったので、続きは次回にします。


(Rach からのお知らせ)
「知的生産のためのすごい!仕事術」を読んで の記事に追記しました。

その記事では、超有名書評ブログ マインドマップ的読書感想文 で、晴山陽一さんの「知的生産のためのすごい!仕事術」が取り上げられていることをご紹介しました。
【知的仕事術?】「知的生産のためのすごい!仕事術」晴山陽一:マインドマップ的読書感想文

追記として書き加えたのは、同じく、超有名書評ブログ 俺と100冊の成功本 では、「英語ベストセラー本の研究」(幻冬舎)が紹介されています、というお知らせです。
「英語ベストセラー本の研究」英語学習法の黄金律とは:俺と100冊の成功本

私のような「英語学習ブロガー」の視点ではなく、「ビジネス書書評ブロガー」の方がどのように読まれたかを見ていただくことで、晴山さんのご本の違った魅力に気付いていただけると思います。
興味のある方は是非是非ご覧下さいませ。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 12:40| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月05日

「知的生産のためのすごい!仕事術」を読んで

晴山陽一さんが私に送って下さった2冊のサイン本のうちの1冊目「使える英語すごいノウハウ―「英語がスラスラ出てくる」ようになる本」(三笠書房)についての記事を先週書きました(↓)。
晴山陽一さんの「使える英語すごいノウハウ」を読んで(その1)(その2)
(サイン本をいただくことになった経緯については、上の記事で説明しています。)

今日は、もう1冊の本について語ります。
それがこちらの本です(↓)。
知的生産のためのすごい!仕事術 (青春新書INTELLIGENCE 206) (青春出版社)

晴山さんの「英語ベストセラー本の研究」(幻冬舎)を読んだ時、多くの英語ベストセラー作家への尊敬のまなざしと、多くの英語学習者の人々への温かい視線を感じました。
また、先日ご紹介した「使える英語すごいノウハウ」は、英語初心者向けの本ということで、言葉遣いも大変優しいものになっていました。
それらと比較すると、今回ご紹介する「知的生産のためのすごい!仕事術」は、厳しい言葉がたくさん並んでいました。
目次を見るだけでも、
「言われたことしかできないタイプ」「有能で忙しい人と無能で忙しい人」「序文ばかりの人生」
などなど…。

晴山陽一氏が拙著を紹介して下さいました のコメント欄で、晴山さんと初めてお話させていただいたのが、2008年7月13日。
まだそれから2ヶ月弱しか経っていないのですが、それ以来、コメントやメールを通じてやりとりさせていただいている私の晴山さんのイメージは「常に優しい方」でしたので、その晴山さんの違った一面を見た気がして、非常に興味深かったです。
驚異的なペースで本を出版されている「仕事人」としての晴山さんの姿を、この本で知ることができました。

晴山さんの語る「仕事術」は、私が日常生活を送るに当たって、家事や子育てなどの主婦業を行なう際にも関係のある話ですが、この記事では特に、英語学習ブロガーの私にとっての「英語学習の進め方」と結びつけて考えてみたいと思います。

以下、私の感想を交えながら語っていきます。


第4章 ストレスフリーの仕事術
p.60 私は予定を組みすぎることには反対である(もちろん職種にもよるが)。なぜなら、予定を組みすぎると、予定したことしかできなくなるからだ。
予定に縛られる人は、どこか受動的な生活に甘んじている人だと思う。


これは、「予定を立てて、それに合わせることで充足感を得る」ことを指しているように思います。
この晴山さんのおっしゃること、よくわかります。
私も予定を立てるのは好きではありませんし、予定に縛られることは極力避けようとします。
もちろん、私のような専業主婦でも、「いついつまでにやらなければいけないこと」という期限付きの事項があって、そういうのはカレンダーには書いていますが、自分が好きでやっている趣味としての英語学習では、ほとんど予定は立てません。
いつまでにこの問題集を終わらせようとか、一日何ページやろうとか、今日は何時間勉強しようとか、そういう予定は全くと言っていいほど立てないのです。
また、今日は何時間勉強したか、ということを振り返ることもしません。
ただ、自分の気の向くままやっているだけなんですね。

何かを行なう場合に、予定通りにことが進むことだけを喜ぶべきではないのだろうと思います。
それは何かを始める前から、自分を縛って、自分の限界を決めているような気がするのです。
何かを「こなす、処理する」ことが仕事なのではなく、そこで何かアイディアが思い浮かんでいるか、学習であればそこで何かが身に付いているか、が大事なのかなぁ、と。
自分で立てたつもりの予定であっても、それに振り回されすぎてしまうと、結局は「受動的」なものとなってしまう。
仕事や学習を進めながら、臨機応変に自分のペースを決めていきたいものだと思います。

第5章 仕事のコンディションを整える
人は気分で生きている
p.74 自分の中のボルテージと言えばいいだろうか、どうにもクリエーティブな仕事に向かない時があるのだ。そのような時は、さっさとあきらめて、単純作業に精を出したほうがいい。
p.75 人は気分の中で生きている。この何でもない事実を見つめることからすべての仕事術は始めなくてはならない。人間、絵に描いたようにはいかないものだ。残念ながら。


ほんと、その通りですねぇ…。
気分の乗らない時は何をしてもうまくいかない。だから、「そんなこともあるさ」とそれを受け入れる気持ちも大事なのでしょう。
気分の乗らないことを気にしている暇があったら、気分の良し悪しにあまり左右されないような作業をした方がいい、ということですね。
そのためにも、普段から自分のやっていることを、「これは頭が冴えてる時の仕事」「これはイマイチな時の作業」に仕分けておく必要があるのです。

ページが戻りますが、第4章に以下の文章がありました。
「仕事」と「作業」を分ける
p.62 私はまず、自分の仕事をクリエーティブな部分とそうでない部分に分ける。これを私は「仕事」と「作業」と呼んでいる。言い方を変えると、「能動的な仕事」と「受動的な作業」とも言える。


自分にとっての「仕事」と「作業」は何か?を常に考えながら、自分の気分に合った方をやっていく、というやり方が大切だということですね。

やはり人間ですから、どんなにすごい人でも、気分が乗らない時、頭がイマイチ回転しない時、というのはあるはずです。
仕事を進めるのが早い人は、そういう「自分の気分との付き合い方」「自分の気分とマッチするもの(仕事 or 作業)の選び方」をよくわかっている人なんじゃないかな、と思います。

p.78 自分の調子に合わせて仕事の内容を変えれば、ストレスも減るし、時間の無駄も防げる。

そう、仕事するのも勉強するのも自分なのだから、「自分の調子」をよく知らなければいけません。
会社勤めの場合は、自分の調子をそれほど考慮してもらうわけにもいきませんが、自分が英語力を伸ばすために英語学習をしている場合には、この「自分の調子に合わせて」という言葉は大きな意味を持ってくるはずです。
調子の悪い時には自分を責めない、調子の良い時は自分でブレーキをかけない、という風に、うまく自分の気分の波に乗る術を身に付けたいものですね。

第8章 仕事は「問う」ことから始めよ!
p.134 教育の最も大きな弊害は、子供たちに「答えはひとつ」と信じさせてしまうことだろう。たしかに学校で与えられる問題の多くは答えがひとつになるように作為されている。このようなテストに慣れてしまうと、世の中なんでも答えはひとつきり、という幻想を持ってしまうのである。ひとつ答えが見つかると、それで片付いたことにしてしまう淡白な子供(長じては大人)を大量に生み出すことになる。


そうそう、「淡白」!
何か見つけて、「そうか、これか!」で終わってしまう人は確かに淡白だと思います。
でも、そういう淡白な人は、人から聞いたことを覚える、知識として頭に入れるだけで終わってしまう気がします。
逆に、それが例えその道の権威の言ったことであっても、「そうなのかなぁ?」と疑問符を打てる人、そこから考えを広げられる人はすごいなぁと思います。

今のネット依存に警鐘を鳴らしている人も、そういう淡白な人が多いことを危惧しているのですね。
ですから私は出来るだけ「淡白にならないように」心がけています。
(それで、私のフレンズ解説記事は「しつこい」わけですね…笑)

私はネットで調べ物をしても、絶対にそれが「正解だ」とは思いません。
全て「そういう意見がある」という参考意見としてしか聞いていません。
世間ではどう思われているのか、どう思っている人がいるのか、という意見をまとめるツールとして便利だから活用しているのです。
会ってもいない人の意見を聞くことができるのがネットの利点で、その人の意見を聞いて、自分の考えを構築していく、という行為が大事なのだろうと。

私自身、答えが見つからないことを気持ち悪いとは思いません。
答えを見つけることが最終的なゴールではないからです。
答えは何?何?ということばかり気にしていると、私がこのブログでやっているような、海外ドラマを使った英語学習は出来ません。
はっきりとした答えがどこにも書いていないからです。
「早く答えを知ること」だけを目標にしてはいけません。
大切なのは、答えを導き出す論理的過程を身に付けることです。

TOEIC などの問題集をたくさんこなすのは得意だし、楽しいけれど、映画や海外ドラマのDVDを題材にして英語を学ぶのはどうしたらいいかわからない、という方も多いですよね。
その二つには、「ある答えがあって、そこに到達する」という行為と、「何がわからないかを探して、それについて自分なりに仮説を立ててみる」という行為の違いがあるのかもしれません。
その立てた仮説を答え合わせすることができない、というところが、問題集の答え合わせをするみたいな達成感も得られないし、自分がどれだけわかったかも計りにくいということかもしれません。

でもあらかじめ答えが与えられているものをこなしているだけでは、本当に「自分で考える能力」というのが身に付きにくい気がします。
答えを知っているものは解けるけれど、答えを知らないものはお手上げ、ということになってしまう。
問題集として「問い」が与えられているものをこなすだけではなく、自分で「問い」を発見し、それに対する答えを探すことができるようになった時、身の回りのあらゆるものが、自分の教材となり得ます。
何事もそんな風に学んでいけるといいですね。

第12章 果報は仕組んで待て!
p.191 私の著作のほとんどは、思いついたアイディアの売り込みである(悠長に執筆依頼を待っていたら生活が成り立たない)。
p.194 こちらから働きかけなければ、世の中は何も答えを出してくれない。しかし、働きかければ、必ず答えが返ってくる。必ず。
p.200 迷ってやめたら、何も残らない。
やれば必ず結果が残る。


「仕組む」というのは、あまりずるい意味ではなく、ぼーっと待っているだけではダメだ、自分が強い明確な意志を持って動かないといけない、ということですね。
晴山さんのようにたくさんの本を出版されている方でさえ、「悠長に執筆依頼を待っていたら生活が成り立たない」とおっしゃっているのを聞いて、くすっ、と笑ってしまうと同時に、非常に納得できる気がしました。
どんなにすごい人でも、ただじっと待っているだけじゃないんだと。
自分の思う方向に進むように、自分で積極的に動き、多くの人に働きかけているんだと。
「こうしたら、こうなるはずだ」という信念のようなものも必要ですね。

私もブログを始めて、本を出版するなど、いろいろと未知の分野に進出してきましたが、「今の自分にできることは何でもやってみる」という気持ちでやってきました。
「後悔だけはしたくない」という気持ちでここまで来ました。

「死ぬ時に自分の人生を振り返って、後悔するような人生は送りたくない」というのもありますが、死ぬという最期の瞬間にそう思うだけならまだいい、私はどちらかと言うと、10年後に「あと10年若かったら、こうすることができたのに!」というような後悔の仕方をしたくなかったのです。

人間はどんどん歳を取ります。
歳を取ることが悪いことだとは思っていませんが、その歳でなければできないこと、というのもあるような気がします。
若い時に留学していれば…!などと今さら思ってもしょうがないので、それならそれで、「留学しないで、日本にいながらにして、英語を学ぶ方法」を見つければいいと私は考えました。
自分が過去に手を出さなかったことを悔やむのではなく、今のこの年齢で、今の境遇だからこそ言えること、を探求し、それを多くの人に伝えられればいい、と思ったのですね。

今、目の前にあるかもしれないチャンスを逃すようなことはしたくない、とも思うのです。
「だめもと」でもいいからとりあえずやってみる、それに挑戦してみて、失敗したり、思った通りにならなかったりしても、「やらないよりはずっといい」んじゃないかと思うのです。

「本を出版する」という夢が叶った私が言っても説得力がないかもしれませんが、「やれば必ず結果が残る」というのは、私の場合、必ずしも成功した話だけのことではありません。
「やってみてだめだった」ということでもいいのです。
「やってみてだめだった」なら、あきらめもつくから。
何年後かに、「あの時こうしていれば、人生が変わっていたかもしれない…」などと思いたくないのです。

これからの私の人生がどうなるかはわかりませんが、私も晴山さんのお言葉通り「迷ってやめたら、何も残らない。やれば必ず結果が残る。」という言葉を胸に、全力でいろんなことにぶつかっていきたいと思っています。

以上、私が「特に」反応した部分について、語ってみました。


この「知的生産のためのすごい!仕事術」という本は、タイトル通り、「仕事術」について語られている本ですので、ビジネススキルを紹介する本として、多くのブロガーの方に取り上げられています。

超有名な書評ブログ、smoothさんの マインドマップ的読書感想文 でも、この本が紹介されています。
その記事はこちら(↓)。
【知的仕事術?】「知的生産のためのすごい!仕事術」晴山陽一:マインドマップ的読書感想文
私の今回の記事は、内容の取り上げ方が偏ったものとなってしまっていますが(笑)、smoothさんの記事は、本の内容を全般に渡って、わかりやすくまとめて下さっています。
興味のある方は是非そちらもご覧下さい。


なお、今回ご紹介した本と同じシリーズ、青春出版社の青春新書INTELLIGENCE から、この9月2日に晴山さんの最新刊 英語にもっと強くなる本 が発売されました。
本当に驚異的なペースですね。
まさに「すごい!」です。

晴山さん、いろいろとありがとうございました!


(2008.9.6 追記)
この「知的生産のためのすごい!仕事術」以外にも、晴山さんのご本は、多くのブロガーの方に取り上げられています。
超有名書評ブログ、聖幸さんの 俺と100冊の成功本 では、「英語ベストセラー本の研究」(幻冬舎)が紹介されています。
その記事はこちら(↓)。
「英語ベストセラー本の研究」英語学習法の黄金律とは:俺と100冊の成功本
(私の過去記事、晴山陽一氏の「英語ベストセラー本の研究」を読んで(その1) からもリンクをはらせていただきました。)
興味のある方は是非、聖幸さんの記事をご覧下さい。
(追記はここまで)


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 10:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

そんな名前で呼ばないで フレンズ3-15その6

(Ross calls Rachel)
ロスはレイチェルに電話する。
レイチェル: (answering her phone at work) Hello. ([仕事場で電話に出る] ハロー。)
ロス: Hey, honey. (やぁ、ハニー。)
レイチェル: Oh, hi. (あぁ。はーい。)
ロス: Hey, what's going on? (ねぇ、何が起こってるの?)
レイチェル: Well, there was a disaster in shipping and I've got to get this order in. Honey, I'm so sorry, but it looks like I'm gonna be here all night. (えぇ、配送でトラブルがあったのよ。それでこの注文を入れないといけないのよ。ハニー、本当にごめんなさい。でも、一晩中ここにいることになりそうみたいなの。)
ロス: What, do you, well umm, oh how about I come up there? (何だって、君は…。そうだ、僕がそっちに行くっていうのはどう?)
レイチェル: No-no-no, no, honey, please, I've got, I've just have too much to deal with. (だめだめだめだめ、ハニー。お願いよ。私はやらなければいけないことがものすごくたくさんあるのよ。)

disaster は「災害、災難、大惨事」。
英辞郎には、その他に、
disaster=最悪のこと[事態]、厄介なこと、とても大変なこと
という語義も載っています。
ここでは、shipping 「発送、配送、出荷」において何かトラブルがあった、ということだと思います。

I've got to get this order in. は「その発送に失敗した order をうまく元通りに、本来の形に入れないといけない」みたいな感じでしょうか。
元通りの正しい形に注文を入れる、復旧させる、みたいなことでしょうね。

How about I come up there? について。
How about...? は「…はどうかな?」と提案する文ですね。
普通は、How about... の後ろには、名詞、または動名詞が来るはずなのですが、ここでは、文章が来ています。
ニュアンスとしては、How do you feel about it if I come up there? みたいな感じかな、と思います。

「レイチェルが職場を離れられないなら、僕がそっちに行くってのはどう?」と提案するロスに、レイチェルは、No-no-no, no, honey, please... と言っています。
ここのプリーズは「どうぞ(どうか)来て下さい。」ではないですね。
「お願いだから、どうか来ないで!」という Please です。
つまり、Please, don't come. ということで、その後、事情を説明しています。
やるべきことが多すぎて、あなたに来てもらっても、私はあなたに割く時間がない、あなたに応対している暇がないから、ということですね。


[Cut to kitchen.]
台所に画面がカット。
フィービー: (to Monica) Anyway, I'm going out with Sergei again tonight, and um, could you come and be the translator's date? So that when we, it's time for our alone time, you two could split off. Y'know, he's really, he's kinda cute. ([モニカに] とにかく、今夜私はまたセルゲイとデートするの。それで、一緒に来て、通訳のデート相手になってくれる? そうすれば、私たちだけの時間に、あなたたち二人が(私たちから)離れることができるでしょ。ほら、彼は本当に、彼はキュートな感じだから。)
モニカ: Yeah, well, kinda cute, like "really kinda cute"? Or "kinda cute" like your friend Spackle-Back Larry? (えぇ。そうね、キュートな感じなのね。それって「本当にキュートな感じ」なの? それとも、「(ただの)キュートな感じ」なの? あなたの友達のスパックル・バック・ラリーみたいな?)
フィービー: Hey, don't call him that! His name is Spackle-Back Harry! (ねぇ。彼をそんな風に呼ばないで! 彼の名前は「スパックル・バック・ハリー」よ。)

モニカに通訳のデート相手になってもらってダブルデートをして、頃合を見て二人で消えて欲しい、と頼むフィービー。
その通訳のことを、he's really, he's kinda cute. だと説明しています。
それを聞いてモニカは、それがどのくらい cute なのかを尋ねているのですね。
really 「実に、ほんとに」 kinda cute 「キュートな感じ」なのか、それとも、kinda cute って言っても、前に会ったことのある、あなたの友達程度の kinda cute なのか、ということです。
それは暗に、フィービーはその友達のことを、kinda cute って説明していたけど、実際に会ってみたら大したことなかったじゃん、と言っているわけですね。
今回の通訳の人も、その程度なんじゃないの?と尋ねているのです。

ネットスクリプトでは、Spackel Back Larry と書いてあるのですが、DVD英語字幕では、Spackle-Back Larry と書いてありました。(ので、Spackle が正解だろうと思います。)

過去記事、シャドー・ゲーム フレンズ3-5その20 に、
チャンドラー: Yo!! Spackle boy! Get up! (よぉ! スパックル・ボーイ! 立てよ!)
というセリフが出てきました。
そこで spackle という単語について説明していますが、Spackle は「穴埋め材」「穴埋めパテ」の名前(商品名)のようです。

上のセリフの、Spackle-Back の意味はよくわかりません。
「背中にスパックルがついた」みたいな、穴埋め作業を職業としている人の服にいつもスパックルがついている、というような感じかもしれません。

フィービーは「彼(私の友達)のことを、そんな名前で呼ばないで!」と言っています。
その話の流れからすると、Spackle-Back という形容詞が何かしら悪い意味の言葉であるような気がしますね。
Spackle-Back の意味がわからないながらも、その呼び方にフィービーが怒った、というのは感じられると思います。

でも、怒ったフィービーが言い直した名前は、Spackle-Back Harry でした。
つまり、彼の名前は「ラリー」じゃなくて「ハリー」よ!と訂正しているわけですね。

この部分のオチですが、その Spackle-Back のイメージがはっきりしないのが残念なのですが、とにかく、「彼のことをそんな風に呼ばないで!」とフィービーが怒った時点で、その名前があまりよい感じのしないニックネームだろうということが想像できます。
で、良くない名前で呼んじゃったわ…と反省しているモニカに対して、怒ったままの調子で、「彼は、ラリーじゃなくて、ハリーなのよ!」と訂正しているフィービーが面白いわけですね。
Spackle-Back の方が問題なんじゃなくて、ラリーとハリーを間違ったのが問題だと。
つっこむところはそっちかい!?みたいなおかしさだろうと思います。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 11:42| Comment(8) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月01日

私が知っているのはこれだけ フレンズ3-15その5

[Scene: Monica and Rachel's, Phoebe is showing Monica where Sergei's country is.]
モニカとレイチェルの部屋。フィービーはモニカに、セルゲイの国がどこかを示している。
フィービー: (pointing to the globe) See there it is, right there. ([地球儀を指差して] ほら、そこにあるわ。ちょうどそこに。)
モニカ: Wow! It's small. (まぁ! 小さいのね。)
フィービー: Yeah. But Sergei said it took the Germans six weeks to get all the way across it. (えぇ(確かに小さいわ)。でもセルゲイは言ってたわ。ドイツ人がその国を横断するのに6週間かかった、って。)
モニカ: So you had fun, huh? (それで楽しんだの、ねぇ?)
フィービー: Yeah. Except for, y'know when, you're on a date and you're getting along really great but the guy's translator keeps getting in the way? (えぇ(楽しんだわ)。今から言うこと以外はね。ほら、デートしていて、すごくウマがあうのに、その人の通訳がすぐに割り込んでくる、っていうのがあるでしょ?)
モニカ: No. (そんな経験ないわ。)

地球儀(とは言っても、鉛筆削りについている小さいやつですが)を見ている二人。
セルゲイの国が小さいのは、地球儀が小さいからです(笑)。
ドイツ軍が侵攻してきた時に、その領土を横断するのに6週間かかった、と言っています。
第二次世界大戦の話でしょう。
この地球儀を見ていると小さいけど、実際の領土はものすごく広いのよ、ということです。

普通は except for の後ろは名詞が来ると思うのですが、ここでは後ろに文が続いていて、「except that+文」みたいな形になっていますね。
セリフは話し言葉なので、考え考えしながらしゃべっている感じを出していると思うのですが、雰囲気としては、Except for this; When you're on a date and... みたいな感じでしょうか。

Yeah. Except for... は、「確かに楽しんだのよ。今から言うことを除いてはね。」という感じで、except for という言葉が来たために、次に何か不満な出来事が続くことが想像されるわけです。
when you're on a date というのは、「あなたがデートしてる時」、つまり、「モニカも含めた人々」がそういうシチュエーションになったときのことを語っているわけですね。
「デートでせっかく相手と気が合っているのに、ちょろちょろと通訳の人が割り込んでくるから困っちゃうのよ。」みたいなことを、「そういうのってよくあるでしょう?」みたいに主語を you にして語っているのです。
が、そんな境遇になる人はめったにいませんから、「私そんな経験ないわよ。」という意味で、No. と返事しているようです。


ロスが入ってくる。
ロス: What is ah, Rach in her room? (あぁ、レイチェルは自分の部屋にいる?)
モニカ: Oh no, she's still at work, but she told me to tell you to call her. (あぁ、いないわ。彼女はまだ仕事で、でも、あなたに電話してくれるように言って、って言われたの。)
ロス: Oh what?! Is she gonna cancel on me again?! How can she do this? Doesn't she know it's our anniversary? (何だって? 彼女はまた僕をキャンセルするつもりなのか? どうやったらそんな(ひどい)ことができるんだ? 僕たちの記念日だって彼女は知らないのか?)
モニカ: All right ah, Ross, this is the extent of my knowledge on the subject. (holds up a notepad) "Call Rachel." (いいわ、ロス。これが、その件に関しての私の知識の限界よ。[メモ帳を掲げて] 「レイチェルに電話して。」)
ロス: What's that on the bottom? (下の方に(書いて)あるそれは何?)
モニカ: Oh that's my doodle of a ladybug with a top hat. (to Phoebe) She's fancy. (あぁ、それはシルクハットをかぶったテントウムシの落書き[いたずら書き]なの。[フィービーに] その子、かわいいでしょ。)

she told me to tell you to call her という文は、英語の語順の特徴がよくわかる文ですね。
tell someone to do は「人に…するように言う、命じる」。
she told me to は、「レイチェルは私(モニカ)に何かをするように言った」
その何かとは、(to) tell you to call her
で、そのフレーズにもまた、同じような tell someone to が入っています。
「レイチェルに電話するようにあなた(ロス)に言う」ことを、レイチェルは私に言った・命じた、という構造になりますね。
これを聞いた語順できちんとイメージしていかないと、ナチュラルスピードについていけません。
she told me to と聞いた時点で、「レイチェルがモニカに何かをしてくれと言ったんだ」とイメージし、その頼んだ内容が、to tell you to 「ロスに何かしてくれと言った」ということだと知り、ロスに何をして欲しいかと言うと、to call her 「レイチェルに電話する」ということを頼んでいるんだ、と知るわけですね。
前から順番にイメージ化していき、「私に言った」「あなたに言う」「彼女に電話する」という動詞と目的語の関係をしっかり把握しないといけませんね。

the extent of は「…の範囲、限度、限界」。
モニカは深い事情についての説明は受けておらず、ただ「ロスに電話するように言って」とレイチェルから言われただけ。
なので、「今日は僕たちの記念日なのに、うんたらかんたら…」と言われても、私は知らないことなので、それは私にぶつける質問じゃない。私がこの件について知っていることの範囲はただこれだけよ、と言いながら、「レイチェルに電話して」と書いたメモを見せているのです。
それ以外のことは知らない、という意味で、このメモが、the extent of my knowledge 「私の知ってる範囲」だと示しているのですね。

top hat は「シルクハット」。
doodle は「(考えごとをしている時などの)いたずら書き」。
ロングマン現代英英辞典では、
doodle: [intransitive]
to draw shapes, lines, or patterns without really thinking about what you are doing

つまり、「自分が何をしているかをはっきりとは考えずに、形や線や模様を描くこと」。

怒っているロスは、Call Rachel の文字の下に書いてあるものを指して、それは何か意味のあるものなのか?と尋ねるのですが、それはただモニカが電話をしながら何となく書いていただけのいたずら書きだった、ということです。
そうそう、人と電話で話しながらメモを取っている時、自分でもよくわからない無意味なものを書いてしまうことってありますよね。
モニカの場合はそれがちゃんとしたイラストになっていて、結構 pretty だそうです(笑)。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックして下さい。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 09:34| Comment(0) | フレンズ シーズン3 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする