2010年01月28日

1776年のアメリカ独立宣言 フレンズ4-15その2

ロスがイギリス人女性エミリーと夜の街をデートしていたところ、エミリーの友人であるイギリス人男性2人(リアムとデボン)に出会います。
その男性がスポーツのユニフォームのようなものを着ているのを見て、
ロス: So uh, what, were you guys playing soccer or someth-- or should I call it (In an English accent) "football"? (それで、その、君たちはサッカーか何かをプレーしてたのかな? …いや、こう呼ぶべきかな [イギリス風アクセントで] 「フットボール」?)
デボン: We were playing rugby. (僕らはラグビーをしていたんだ。)
リアム: In fact, we're playing a game at the park tomorrow. You're welcome to play too if you want. (実は、明日、公園で試合をする予定なんだ。君が望むなら、君も自由にプレイに参加していいよ。)
エミリー: (laughs) Ross play rugby? I don't think so. ([笑って] ロスがラグビーをする、ですって? 私にはそう(ロスがラグビーをするとは)思えないわ。)
ロス: What's ah, what's so funny about that? (僕がラグビーをすることの、何がそんなに面白いんだよ?)
エミリー: Well, I mean, you're American, to start with. You don't even have rugby here. (そうねぇ、だって、そもそもあなたはアメリカ人だもの。ここ(アメリカ)にはラグビーはないでしょ。)
ロス: Well, we didn't have freedom here until 1776 either, so…. (そうだねぇ、ここ(アメリカ)には、1776年までは自由もなかったんだ、だから…)

イギリス人男性の着ている服がサッカーのユニフォームだと思ったロスは、「サッカーでもしてたの?」と尋ねていますね。
その後、「あぁ、君たちはサッカーじゃなくて、フットボールって呼ぶんだっけ?」と言い直しています。
イギリスでは日本で言う「サッカー」のことを football と呼ぶのですね。
アメリカで、football と言えば、American football のことになります。
相手がイギリス人なので、そういう呼び名の違いを使って、「あぁ、君たちの国では、フットボールって言うんだよな?」と言っているわけです。

その後のセリフから、二人の男性がしていたのは、サッカーではなく、ラグビーであることがわかります。
be welcome to は「自由に…してよい」ですね。「…するのはウェルカムだよ」と言ってもわかりそうな感覚ですね。
「良かったら一緒にどう?」みたいにロスが誘われたのを見て、エミリーは「ロスがラグビーですって!?」みたいに驚き、笑っています。
似合わない、イメージが違う、あり得ない、という感じですね。
「ロスがラグビーなんて…」と笑われたのでムッとしたロスは、僕がラグビーすることの何がおかしいんだ? 僕がラグビーをしたら変だって言うのか?とエミリーに尋ねます。

エミリーの答えた理由は、「あなたはアメリカ人だし、アメリカにはラグビーという競技がないでしょ」ということ。
to start with は「まず第一に」。to begin with とも言いますね。
You don't even have rugby here. の here は、エミリーの故郷イギリスではなく、「ここアメリカでは」という感覚。
ここアメリカでは、あなたたち(アメリカ人)はラグビーを持っていない、というのはつまり、「ここアメリカにはラグビー(というスポーツ)が存在しない」ということ。
even がついているのは、「ラグビーという競技がありさえしない、存在さえしない」という感覚で、いつもラグビーをやっているこの人たちとラグビーするどころか、ラグビーをした経験さえない、ルールも全然知らないでしょ、という感じでしょう。

You don't have... と言われたロスは、同じように、We didn't have... を使って、「君はアメリカにはラグビーがない、っていうけど、昔は…もなかったんだ」と言っています。
We didn't have freedom here until 1776 either. は、「1776年まではここアメリカには自由もなかった」。
1776年と言えば、アメリカ独立宣言の年ですね。
アメリカはイギリスから独立したので、「アメリカにはラグビーがない、って言われたけど、君たちの国イギリスから独立するまでは、この国には自由もなかったんだよ」と、イギリス人である彼らに対して、皮肉を言っている、ということです。
相手がイギリス人だから、イギリスからの独立である独立宣言のネタを使うのが皮肉としてはより効果的ということでしょう。
1776年のアメリカ独立宣言は日本人も歴史(世界史)で習う事柄なので、それを知っていれば日本人にもわかりやすいジョークになりますね。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 12:21| Comment(4) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月19日

aがourに変わるオチ フレンズ4-15その1

シーズン4 第15話
The One with All the Rugby (チャンドラー、イエメンに行く!!)
原題は「ラグビーばかりの話」


ネイルサロンにいるレイチェルとチャンドラー。チャンドラーはレイチェルに連れて来られたようです。
チャンドラー: Y'know, I can't believe I'm getting my nails done! And you said it was gonna be fun. (pause) Which it kinda is. Also, you said there would be other guys here. There are no other guys here. (ほら、俺がネイルを(きれいに)してもらってるなんて信じられないよ。それに君は楽しくなるって言ったのに。[沈黙] [きれいになった爪をじーっと見て] まあちょっと楽しいけどね。それに、ここには他の男性もいるだろう、って言ってたのに。ここには俺の他には男がいないじゃないか。)
レイチェル: Chandler, there's a guy right over there. (Points to the counter) (チャンドラー、ちょうどあそこに男性が一人いるわよ。[カウンターを指差す])
チャンドラー: That's a mailman! That's our mailman! (Waves to the mailman) (Sarcastic) Hi. How are ya? (あれは郵便屋さんだろ! あれは俺たちの郵便屋さんだ! [郵便配達人に手を振る] [皮肉っぽく] はーい、元気?)

チャンドラーは、ネイルをこんな風にきれいにしてもらってるなんて信じられないよ、と言っています。
fun(楽しいこと)になるって言ったのに、と不満を述べているようですが、自分の指をまじまじ見た後で、Which it kinda is. つまり、It kinda is fun. 「ちょっと楽しいね」と言っているのがチャンドラーらしいです。
何だ、文句を言いながら結構楽しんでるんじゃん!という感じですね。

その後で、「他の男性も来てるって言うから来てみたのに、男性は俺しかいないじゃないか」とも言っています。
するとレイチェルは、あそこに男性がいるわ、と言って、カウンターにいる人を指差します。
その男性は mailman 「郵便配達人」。つまりお客さんではなくて、その店に郵便を届けに来ているだけの人(笑)。
「男ってったって、あれは手紙を届けに来ただけの郵便屋さん(a mailman)じゃないか」と言っているのですが、その後、our mailman と言い直しているのが面白いですね。
ある一人の郵便屋さん、たくさんいる郵便配達人の一人(a mailman)と思っていたら、それは、自分たちにいつも郵便を届けてくれる顔見知りの郵便屋さん(our mailman)だとわかった、ということです。
知り合いなので、チャンドラーは彼と挨拶を交わしているのですが、ネイルサロンにいるのを見られたのが恥ずかしいので、へにゃへにゃ声の挨拶になっています。

That's a mailman! That's our mailman! という、一見同じセリフの繰り返しに見えるような文章ですが、実は a と our を変えることで、大きな意味の変化が生まれるのですね。
「男性もいるわ、ってあれは客じゃなくて郵便屋さんだろ」と言った後、「おまけにあれはただの郵便屋さんじゃなくて、俺がよく知ってるなじみの郵便屋さんじゃないか!」と言うことで、「他にも男がいるっていうからついてきたのに、客の男は俺しかいないし、おまけに顔見知りに俺がネイルをしてもらってるところを見られちゃったじゃないかー!」ということですね。

英語の音声だけでこれを見ていて、a mailman が our mailman に変わることでオチになっていることに気付ければ、「いい感じ」だと思います。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 06:46| Comment(13) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月14日

stinkは「下手だ」 フレンズ4-14その6

I stink. 「僕はくさいんです[臭うんです]」と言って、ヘストンのシャワールームを使っていたことを弁解するジョーイ。
チャールトン・ヘストン: Joey, right? (ジョーイ、だったな?)
ジョーイ: Yeah. (ええ。)
チャールトン・ヘストン: (tosses him a towel, motions for him to get out of the shower and sits down on the couch) Every actor, one time or another-- opp! (Joey tries to sit down next to him and Heston makes him sit somewhere else.) Every actor thinks he stinks. Even Laurence Olivier sometimes thought he stank. Bob Redford won't even watch himself. ([ジョーイにタオルを投げ、ジョーイにシャワーから出ろというしぐさをして、カウチに座る] どんな役者もあれやこれやの時に…おっと! [ジョーイはヘストンの隣に座ろうとしたので、ヘストンはジョーイを別の場所に座らせる] どんな役者も自分が下手だと思うものだ。ローレンス・オリビエでさえ、自分は下手だと時には思った。ボブ・レッドフォード[ロバート・レッドフォード]は自分自身(の演技)を見ることすらしなかった。)

ジョーイは、自分はシャワーを長い間浴びてないので悪臭がする、と説明しているのですが、ヘストンはもっと抽象的な意味で捉えたようです。
フレンズ2-17その12 でも、stink という単語について説明していますが、stink は「悪臭を放つ、いやなにおいがする」という「動詞」ですね。
日本語だと「僕は臭い(くさい)」のように「形容詞」になりますが、英語では「悪臭を放つ」という「動詞」になっていることも、興味深い点かなと思います。

そして、その動詞 stink には「…がひどく下手である」という意味もあるのですね。

研究社 新英和中辞典では、
stink=(口語)〔…が〕ひどく下手である 〔at〕
例) He stinks at tennis. 彼はテニスがひどく下手だ。


英辞郎では、
stink=【自動-2】どうしようもない、ひどいものだ、お粗末だ、駄目だ
例) Your cooking stinks. あなたの料理はまずい[ひどすぎる]。


と出ています。

LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
stink :
1. to have a strong and very bad smell
2. something stinks (spoken informal)
a) used to say that something is bad or that you do not like it

つまり、1. は基本的な意味で、「強くてとてもひどい臭いを持っていること」
2. は「何かがひどい、または自分がそれを好きではないことを言うために使われる」

つまり、ヘストンは stink を「下手である、ひどい」という意味で解釈した、ということです。
それで、「自分は下手だ、自分の演技や芝居がひどい」と思うのは何も君だけじゃない、どんな名優だってそんな風に思うもんだ、と具体的な俳優の名前を挙げているのですね。

stink は「くさい」ことを意味する動詞だと説明しましたが、日本語で「演技がくさい」「くさい演技」と言う場合、「くさい」は「しらじらしい、わざとらしい」というような意味ですよね。

手持ちの「広辞苑 第三版」には、そういう「演技がくさい」のような「くさい」の意味は出ていないのですが、
研究社 新”和英”中辞典には、
くさい【臭い】=〈演技がわざとらしい〉 unnatural, artificial, theatrical, 《口語》 hammy
句例) しろうとくさい演技 an amateurish performance


という訳が出ています。
ですから、stink は「悪臭がする」「くさい」というような意味であることから、I stink. を「僕の演技はくさいんです」のように訳してしまうと、少しニュアンスが違ってしまうような気もするんですね。
俳優として良くない部分を語っているというネガティブな意味である、という点では、方向性は同じですが、「僕の演技はくさい」のではなく、「僕の演技は下手、ダメ」だと言っているということにも注目したいな、と思います。

DVDの日本語訳では、
ジョーイ: …(俺は)臭いんです。
ヘストン: 役者は多かれ少なかれ…自分を臭いと思うもんだ。
のように訳されていましたが、日本語訳を作る場合は、そう訳すのが最善の策だろうと思います。
英語でダブルミーニングである以上、日本語でもダブルミーニングにするためには、どちらも「臭い」と訳すのがこの場合は適切だ、ということになりますね。
文字数制限や秒数制限のある字幕や吹替では、stink は「(演技が)くさい」というよりは「(演技が)下手だ」のニュアンスである、ということを説明する余地がありませんし、それを説明してしまうとダブルミーニングの面白さが半減してしまいますからね。

ここで私が言いたいことは、日本語訳で「くさい」と訳されているからと言って、それをそのまま鵜呑みにせず、日本語の「演技がくさい」というような意味が英語の stink にもあるのかな?と自分で辞書で調べてみることの必要性です。
DVDの日本語訳は、「ドラマの日本語版」を作っているのであって、英語本来のニュアンスが全て訳し出されているとは限らない、英語のセリフそのものの意味はやはり辞書などで確認しないとわからないこともある、ということですね。

stink と「くさい」の違いを見てみると、逆に、日本語を学んでいる外国人の方が、「演技がくさい」というのを「演技が下手だ」という意味で理解している可能性もあるかもしれない、と思ったりもします。
いずれにせよ、日本語とは少しニュアンスが異なるところもまた、外国語を学ぶ楽しみなのかな、とも思います。

ローレンス・オリヴィエ(Laurence Olivier)は、Lord という爵位を与えられた、イギリスを代表する名優、そしてシェークスピア俳優でもあります。
Wikipedia 日本語版: ローレンス・オリヴィエ
「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リーと熱愛し、結婚・離婚したことでも有名ですね。
前回のカーク・ダグラスの説明で登場した映画「スパルタカス」では、そのダグラスと共演しています。

Bob Redford は、Robert Redford (ロバート・レッドフォード)のこと。
Bob というのは、Robert の愛称なんですね。
Wikipedia 日本語版: ロバート・レッドフォード
「明日に向かって撃て!」(原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid)、「スティング」(原題:Sting)などへの出演で有名な俳優ですが、監督としても、1980年に「普通の人々」(原題:Ordinary People)でアカデミー監督賞を受賞しています。

ヘストンも名優だけあって、名前を出す俳優も大御所ばかりですね。
Every actor と言っているので、もちろん自分自身も含んでの話でしょうが、「私も自分が下手だと時々思うさ」とは言わないところに、彼のプライドが垣間見える気もします。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 10:31| Comment(4) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月06日

チャールトン・ヘストン フレンズ4-14その5

あけましておめでとうございます。
ブログを続け、今年もまたこうして皆様にご挨拶できることはとても幸せです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


チャールトン・ヘストンの映画の撮影の日、寝過ごしてしまったジョーイは、釣り旅行の後、悪臭を放っていたにもかかわらず、シャワーも浴びずに撮影所に来てしまいます。
チャールトン・ヘストンの控え室にはシャワーがついていると聞いたジョーイは、ヘストンのいない間にこっそりシャワーを浴びていたのですが、ヘストン本人に見つかってしまいます。
チャールトン・ヘストン: Who in the hell are you? (一体お前は誰なんだ?)
ジョーイ: I guess you wouldn't believe me if I said I was Kirk Douglas, huh? (もし、僕はカーク・ダグラスだと言っても、信じてもらえませんよね。)
チャールトン・ヘストン: Put some pants on, kid, so I can kick your butt. (パンツをはけ、坊や。そしたらお前の尻を蹴ることができるからな。)
ジョーイ: No-no-no, no, no, wait. You don't understand. See, I'm an actor. Joey Tribbiani. I'm doing a scene with you today, and well, I stink! (いえいえいえいえいえ、待って。あなたはおわかりになってないんです[誤解してるんです]。あの、僕は俳優です。ジョーイ・トリビアーニです。僕は今日、あなたと一緒のシーンを演じているんです。そして、その、僕は stink なんです[くさいんです]!)
チャールトン・ヘストン: (shocked) You're in this picture? ([ショックを受けて] お前はこの映画に出てるのか?)
ジョーイ: Yeah-yeah. I'm one of the cops that won't work with you 'cause you're a loose cannon. Anyway, look, I'm really sorry, but I just... stink! (そう、そうなんです。あなたが手に負えない人だからという理由であなたと働きたくない警官の一人ですよ。とにかく、聞いて下さい、本当にすみません。でも、僕はただ・・・くさいんです!)

チャールトン・ヘストン(Charlton Heston)は、「ベン・ハー」(原題: Ben-Hur)、「十戒」(原題:Ten Commandments)などで有名なアメリカの俳優ですね。
2008年4月に亡くなられています。
Wikipedia 日本語版: チャールトン・ヘストン

誰だ?と聞かれて、ジョーイはカーク・ダグラスの名前を出しています。
Wikipedia 日本語版: カーク・ダグラス
俳優マイケル・ダグラスのお父さんでもありますね。
カーク・ダグラスは1960年の「スパルタカス」(原題:Spartacus)という映画に主演しています。
Wikipedia 日本語版: Category:古代ローマを題材とした作品 にあるように、「ベン・ハー」「スパルタカス」は共に、古代ローマを題材にした映画です。
ベン・ハーは1959年公開、スパルタカスは1960年公開で、公開された時期も近いですね。
そういう背景を考えると、二人はライバルのように言われていたのかな? だからここでジョーイはダグラスの名前を出したのかな?と思いました。

Put some pants on, kid, so I can kick your butt. というのは、尻を蹴ってやりたいところだけど、裸の尻を蹴りたくないから、まずパンツをはけ、それから蹴ってやる、という感じですね。
ジョーイは、自分は映画で共演する俳優だと言い、自分の役柄を説明しています。

loose cannon について。
cannon は「大砲、機関砲」ですね。カイやハヤトが乗っているガンキャノンのキャノンです(笑)。
loose は「解き放された、解放された」。

loose cannon は、英辞郎では、
loose cannon=(手に負えない)危険な人[物]、ほら吹き
例) That guy is a real loose cannon. He is constantly making trouble for everyone. 「あの男性は本当に手に負えない。いつも誰かともめ事を起こしている。」


LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
loose cannon : someone who cannot be trusted because they say or do things you do not want them to
つまり、「してもらいたくないようなことを言ったりしたりするために、信用されない人」。

人が嫌がるようなことをしたり言ったりするのでみんなに迷惑がられる、という感覚ですね。
loose cannon であるあなたと一緒に働きたくない警官、ということですから、ヘストンも警官役で、同僚に迷惑をかけるようなタイプの警官だということでしょう。

上に紹介したウィキペディアにも載っていますが、ヘストンは、「全米ライフル協会会長」を務めていたことでも有名です。
マイケル・ムーア監督の「ボウリング・フォー・コロンバイン」では、ライフル協会会長であることで、インタビューを受けるシーンもありました。
ヘストンの趣味は狩猟ですし、彼とライフルは、イメーとして強く結びついていますね。
「手に負えない人」を意味する言葉はいろいろあると思いますが、ここで、loose cannon というフレーズが使われたのは、ライフル、銃、キャノンのイメージが繋がるからかな、と思いました。

なお、ジョーイが言った stink という言葉については、次回、詳しく説明します。


(Rach からのお願い)
このブログを応援して下さる方は、下のランキングサイトをクリックしていただけると嬉しいです。
人気ブログランキング
にほんブログ村 英語ブログ
皆様の応援クリックが、とても励みになり、ブログを続ける大きな原動力となっています。心より感謝いたします。
posted by Rach at 10:20| Comment(7) | フレンズ シーズン4 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする