2013年01月07日

こんなことしてもクビにしないで フレンズ7-8その6

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は3位、「にほんブログ村」は6位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


バルコニーで、職場でのアシスタントであるタグと話していたレイチェルは、成り行きから、タグのことが好きだと告白してしまいます。
その時、道路に置いてあるタグの車が盗まれようとしているのがバルコニーから見えて、タグは慌てて強盗を捕まえに行ったため、タグからの返事が聞けないままでいました。その後のシーン。
[Rachel and Tag go into the hall.]
レイチェルとタグは廊下に行く。
レイチェル: Look, um, I think we should talk about what happened on the terrace. (ねぇ、テラス(バルコニー)で起こったことについて、私たちは話すべきだと思うの。)
タグ: Okay. (ええ。)
レイチェル: Ah, I-I never should've said what I said. It-y'know what? It just doesn't matter how I feel. I mean we work together, so nothing could really ever happen between us, and what I would love is just to go to work on Monday, and-and never talk about this again, okay? Big day, Monday. Lots to do. So we okay? (あー、私が(あの時あそこで)言ったことを私は言うべきじゃなかったのに。私の気持ちなんか関係ないの。つまり、私たちは一緒に働いてるし、だから、私たちの間には何も起こらないのよ。そして私が望むことは、ただ月曜日に仕事に行って、このことを二度と話さない、ってこと、いい? 月曜日は重要な日よ。するべきことがたくさんある。だから、私たち、大丈夫よね?[これで問題ないわよね?])
タグ: Um, I'm not. (あー、僕は大丈夫じゃありません。)
レイチェル: Oh, god, I know it, that I freaked you out. (まぁ、なんてこと。やっぱり、私はあなたをパニクらせちゃったのね。)
タグ: No, you didn't. The only thing that freaked me out was you saying that nothing could ever happen between us. (いえ、そうじゃありません。僕をパニクらせたのはこのことだけです。僕たちの間に何も起こらないって、あなたが言ったこと。)
レイチェル: Really? (ほんとに?)
タグ: Yeah. So please don't fire me for doing this. (He kisses her) (ええ。だから、こういうことしても、僕を首にしないで下さいね。[タグはレイチェルにキスをする])
レイチェル: Okay, well, that's one less thing we have to do on Monday. (いいわ、それじゃあ、今ので、私たちが月曜日にしなければならないことが1つ減ったわね。)

廊下に出たレイチェルは、自分のアシスタント、タグに対して、「バルコニーで起こったことについて話すべきだと思う」と言っています。
タグのことを好きだと告白することになってしまい、その後、車の盗難騒ぎで話が尻切れトンボになってたけど…という感じですね。

I never should've said what I said. は直訳通り、「私が言ったことを、私は決して言うべきじゃなかったのに」という感覚。
shouldn't have said で「(あの時)言うべきではなかったのに(言ってしまった)」という後悔のニュアンスが出ますね。
その shouldn't have が、強い否定語の never を使って、never should've の形になっているわけです。

It just doesn't matter how I feel. は「私がどう感じるかは重要ではない」。
私の気持ちなんかどうだっていいのよ、大事なことじゃないのよ、ということですね。
その後、I mean 「つまり、こういうことよ」と言って、「私たちは一緒に働いているから、私たちの間に何も起こりえない」とも言っています。

what I would love is just to... は、「私が望むことは、ただ…することだけ」という感覚。
would love は、want の丁寧な形です。
私はただ、月曜日に出社して、この「バルコニーでの告白の件」については二度と話さない、っていうのを望んでるの、ということですね。

big day は「重要な日」という感覚でしょう。週始めの月曜日はするべき仕事がたんとあるんだから、忙しくなるわよ、という感じです。
So we okay? は、So are we okay? で、「そんなわけだから、私たち、オッケーよね、何も問題ないわよね?」と確認していることになります。

レイチェルは「この件はここで話すのを最後にして、もう会社では二度と話題に出さないように忘れちゃいましょう。月曜日からはいつも通り仕事を頑張るわよ!」と上司っぽくいうことで、この気まずさから解放されようとしたわけですが、タグの返事は意外にも、I'm not. つまり、I'm not okay. 「僕はオッケーじゃありません」でした。

「あのバルコニーの件は、なかったということで…」と済まそうとしたレイチェルは、そのタグの返事を聞いて慌てています。
I know it, that I freaked you out. は「私はそのことをわかってる、私があなたをパニクらせちゃった、ってことを」みたいな感覚ですね。
I know it 「それを知ってる、わかってる、やっぱりね」みたいに先に言っておいて、it が何であるかを、その後に that 節を続けることで詳しく説明していることになります。

タグの返事の No, you didn't. は、No, you didn't freak me out. 「いいえ、あなた(レイチェル)が僕をパニクらせたんじゃありません」。
The only thing that freaked me out was you saying that... を直訳すると、「僕をパニクらせた唯一のことは、あなたが…と言ったことだけだった」。
僕がパニクったのは、僕が大丈夫じゃないと思うのは、あなたがあんなことを言ったからですよ、ということですね。
「私たちの間には何も起こらないわ」と言ったレイチェルの発言が、僕はオッケーじゃないんです、と言っていることになります。
その発言はつまり、「僕たちの間に何も起こらないっていうのはいやだ。何か起こって欲しい」と言っていることになるので、レイチェルは追い風になったことを察して(笑)、Really? と問うことで、さらにその先を聞きたそうな顔をしていますね。

タグはその後、「こんなことをしても僕を首にしないで下さい」と言いながら、レイチェルにキスをしています。
同じ職場だから何も起こりっこない、と言ったレイチェルに対して、社内的には問題かも知れないけど、僕の気持ちはこうですよ、と態度で示した感じですね。
そんなセリフを言われてキスされたら、女子としてはときめかないはずはないだろう的な(笑)何ともロマンティックなキスですが、うっとりしたような顔のレイチェルは、照れ隠しのように、一言セリフを言っています。
that's one less thing we have to do on Monday. を無理やり直訳すると、「今のが、私たちが月曜日にしなければならない、一つのより少ないこと」みたいになるでしょうか?
それだとかなり意味不明になってしまいますが、要は「今ので、月曜日にやるべきことが1つ減ったわね」みたいに言っていることになるのでしょうね。

less の反対語の more に置き換えれば、one more thing we have to do on Monday となり、「月曜日にやらなければならない、もう一つのこと」となってイメージがわきやすいでしょう。
やらなければならないことがもう一つ追加になったのではなくて、「一つ減った」と言っているのが、one less thing なのだと思います。
タグが「こんなことしても首にしないで」のように、仕事に絡めての発言をしたので、レイチェルもそれを受ける形で、「今、こんなに大きな仕事をしちゃったから、月曜日の仕事が1つ減ったわね」と言ってみせたわけでしょう。
フレンズのメンバーの一人が、好きな人と両想いになった、というシーンですが、そういう場合でも、ちょっと照れ隠しのようなセリフが入るところが、フレンズらしくて微笑ましいなと思いました。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 16:07| Comment(0) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月04日

何か起こってるってわかってたでしょ? フレンズ7-8その5

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は5位、「にほんブログ村」は6位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


友人から犬を預かっているフィービーは、チャンドラーとモニカの家にある自分の部屋でしばらくその犬(名前はクランカーズ)を飼っていたのですが、チャンドラーが犬嫌いのため、クランカーズをロスの家に置いておくことにします。
[Scene: Ross' apartment, Monica and Phoebe sitting on the floor next to Klunkers basket.]
ロスのアパートメント、モニカとフィービーがクランカーズのバスケットの隣で床に座っている。
モニカ: Okay, Phoebe. We should probably go back now. (いいわ、フィービー。多分もう私たちは戻らなくちゃ。)
フィービー: (doing Klunkers) Please, don't leave me. I'll be lonely. ([クランカーズの真似をして] お願い、行かないで。私、寂しく[ひとりに]なっちゃうわ。)
モニカ: Stop it. Stop! Okay, let's go. We can be strong. (やめてよ。やめて! いいわ、行きましょう。私たちは強くなれるわ[強くならなくちゃ]。)
フィービー: Yeah, okay. (そうね、わかったわ。)
[They both get up and head for the door. Klunkers whines a little]
二人とも立ち上がり、ドアの方に向かう。クランカーズは少しクンクン鳴く。
モニカ: Oh, my god! Did you hear that? She said "Monica!" (She goes back to Clunkers again) Oooh, I can't leave her! (なんてこと! 今の聞いた? クランカーズは「モニカ」って言ったのよ! [モニカはクランカーズのところに再び戻る] あぁ、彼女を置いていけないわ!)
フィービー: You know if you want, we could sneak the dog back in and Chandler wouldn't even know. (ほら、もしあなたが望むなら、その犬をこっそり(モニカの部屋の)中に戻すことができるわ。そしてチャンドラーは知ることすらないだろうと思う。)
モニカ: That's not gonna work. (そんなの、うまくいかないわ。)
フィービー: I've had that dog there for three days, and Chandler had no idea. He's not so smart. (私はあそこに[モニカの部屋に]3日間、あの犬を置いていたのよ。でチャンドラーは全く知らなかった。彼はそんなに賢くないのよ。)
モニカ: Hey! I didn't know either. (ちょっと! 私も知らなかったのよ。)
フィービー: Yeah, but you kinda knew that something was going on, didn't you? (そうね、でもモニカは何となく知ってたでしょ、何かが起こっているってこと。違う?)
モニカ: Yeah, I knew. (そうね、知ってたわ。)

もう戻らなくちゃというモニカに、フィービーは、Please, don't leave me. と言っています。
ト書きの doing Klunkers は、「クランカーズの真似をする」という意味。
直訳すると、「クランカーズをする」みたいなことですから、声まねやしぐさをまねる、という意味になるのですね。
他動詞 leave は「(人・もの)を置いていく、置き去りにする」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
leave : LET SOMETHING STAY WHEN YOU GO
to let something or someone stay where they are when you go away

つまり、「自分が立ち去る時に、何かや誰かを自分がいる場所にとどまらせておくこと」。

ですから、Don't leave me. は「私を残していかないで。置いてかないで」という感覚。
B'z の曲のタイトルにもありますね ^^

クランカーズのまねをして、「ねぇ、置いてかないでよー。寂しくなっちゃうよー」と言うフィービーですが、モニカは何とかその場を去ろうとします。
ト書きの whine は人間の場合だと「すすり泣く、めそめそする、泣き言を言う」で、犬の場合は「クンクン鳴く」ですね。
実際、このシーンでも、クランカーズの「くううん」というような寂しげな声が聞こえます。

その声を聞いたモニカは、「今の聞いた? 彼女(犬のクランカーズ)が「モニカ」って言ったわ!」と興奮気味に叫んでいます。
どう聞いても、「モニカ」には聞こえないのですが(笑)、「今、モニカって呼んだわ!」と言うことで、「私を慕ってくれるこの子を置いていけない、置いていけるわけがない」と、自分がクランカーズのところに戻るのを正当化している感覚になるでしょう。

「クランカーズを置いていけない、ここに残していけない」と言うモニカに、フィービーはある提案をしています。
if you want は「もしあなたが望むなら」。
sneak は「こそこそと入る・出る」ですから、sneak the dog back in は、「その犬をこっそり、back in する」というような感覚。
back は元の場所であるモニカの家に戻す、in はそのモニカの家の中に入れる、というニュアンスですね。
Chandler wouldn't even know は「(そのようにこっそり犬を戻した場合)チャンドラーはそのことに気づきさえもしないだろう」ということ。

That's not gonna work. の work は「うまくいく」という感覚ですから、「そんなのうまくいかないわ、うまくいきっこないわ」と言っていることになります。

I've had that dog there for three days, and Chandler had no idea. は、「3日間、そこ(チャンドラーの家)にその犬を置いていたけど、チャンドラーはそのことを全く知らなかった」。
He's not so smart. の not so は「それほど…ではない」という感覚。
He's not smart. なら「彼は賢くない」ですが、今回のセリフは、「彼はそんなに・それほど賢くない」と言っているニュアンスになります。
フィービーは自分の頭を指さしながら、「彼はここ(頭)がそんなに賢くないのよ」と言っているので、明らかにチャンドラーに対する悪口なのですが、それを聞いたモニカは、強い調子で Hey! と言っています。
自分の婚約者を「そんなに賢くない」と言われたことを怒っているのかと思いきや、その後のセリフを聞くと、モニカが怒ったのは別のことであることがわかりますね。

I didn't know either. は「私も(チャンドラーと同様に、家に犬がいたことを)知らなかった」。
「犬を3日間置いてても気付かなかったんだから、チャンドラーは賢くないのよ」と言ったことに対して、「私も気付かなかったのよ。フィービーは私もバカだって言いたいの?」という感じで怒っているのですね。

怒っているモニカに、フィービーは平然とした顔で、「ええ、でも、モニカは気付いたりしてたでしょ、(具体的にはっきりとはわからないまでも)何かが起こっている、って。そうじゃない[違う]?」みたいに言っています。
you knew, didn't you? という付加疑問は、「あなたは知っていた、そうじゃない?」というニュアンスで、「もちろん知ってたわよね、知ってたはずよね?」と相手に念押しする感覚。
「モニカはチャンドラーと違って、何らかの異変に気づいていたはずよ」と言われたので、モニカは「ええ、(もちろん)私は知ってたわ、気づいてたわ」みたいに返事しています。
モニカもチャンドラーと同様に、犬がいることなど全く知らなかったのですが(笑)、負けず嫌いでおだてに弱いというモニカの性格をよーく知っているフィービーに、うまく乗せられた感じですね。
「モニカなら知ってたでしょ?」と言われた場合に、「ううん、ほんとに私も全然知らなかったの」などと奥ゆかしいことを言えるモニカではないので(笑)、「ええ、フィービーが言ったように、もちろん私は知ってたわよ」と得意げに返事することになるわけです。
人に褒められたり、おだてられたりした場合に、I know! 「知ってる! そうでしょ!」と叫ぶのが、モニカの決め台詞となっていますが、今回はその過去形バージョンの I knew. になっているのも、お約束的で楽しいなと思いました。


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 15:13| Comment(3) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

私が一番したくないことは フレンズ7-8その4

皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は6位、「にほんブログ村」は7位です。
ブログを続ける原動力となります。どうか今日も応援クリックをよろしくお願いします。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ


あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!


レイチェルのアシスタント、タグは、少し前に彼女と別れたと言ってヘコみ中。
寂しく一人バルコニーにいるタグを、レイチェルは明るく優しく励まします。
タグへの想いを隠して、上司っぽくハグしてあげたレイチェルですが、ハグし合っている二人を見てジョーイが誤解し、"All right, he likes you back!" 「よし、タグもレイチェルを好きなんだね![二人は相思相愛なんだね!]」と言ってしまったことで、レイチェルとタグの間には妙な空気が流れてしまいます。
その場しのぎの言い訳を必死に行なうレイチェルですが、タグはそんな言い訳に納得しません。
タグ: Wait-wait a minute, that doesn't make any sense. (待って、ちょっと待ってよ。そんなの意味をなさないよ。)
レイチェル: No? (He shakes his head) All right, here's the truth um, Joey said what he said, because um, I'm attracted to you. (意味をなさない? [タグは首を振る] わかった、これが真実よ。ジョーイは確かにそう言ったのよ[ジョーイが言ったのは言葉通りの意味よ]。だって、私はあなたに惹かれてるんだもの。)
タグ: Wow. (He starts to walk towards the railing.) (わぉ。[タグは手すりに向かって歩き出す])
レイチェル: Yeah, I admit it. I have a crush on you, and uh, and, and I know that's crazy because we work together, and-and nothing could ever happen, and the last thing I want to do is-is to freak you out or make you feel uncomfortable. Which is why it would be really great if you said something right about now. (そうよ、それを認めるわ。私はあなたのことが好きで、それがクレイジーだってわかってる。だって、私たちは一緒に働いていて、何も起こることがないもの。私が一番したくないことはあなたをビビらせちゃうこと、またはあなたの気分を不愉快にすることよ。だから、もしあなたが今何かの言葉を言ってくれたらいいなと思うの。)

まずはジョーイが言った、He likes you back! について。
like someone back というのは、無理やり直訳すると、「人を好きになり返す」というような感じになるでしょうか。
この back は副詞の「返して、返報に」というニュアンスですね。
Twitter でフォロー返ししてもらった時などのお礼の言葉として、Thank you for following me back. 「フォロー返ししてくれてありがとう」というのがありますが、これも、「フォローを返す、フォローし返す」というニュアンスですよね。
ジョーイが言っているのは、「レイチェルの一方的な片思いだと思ってたけど、タグもレイチェルに対して(同じように)好きという気持ちを返してくれたんだ」ということになるでしょう。
一方通行だった like の気持ち(→)が、彼からも like の気持ちが返ってきた・戻ってきた(←)という風に、双方向性になった感覚と言えるでしょう。

レイチェルはそのジョーイの言葉が恋愛のことを言っているのではないかのように、いろいろと下手な言い訳をするのですが、怪しいと感じてしまったタグは、そんな言い訳を信じようとはしません。
make sense はフレンズによく出てきますが、「意味をなす、道理にかなう」。
ですから、タグはレイチェルがいろいろ説明しても、「そんな説明、意味をなさないよ、全然理由になってないよ」と言っているわけです。

ついにレイチェルは、真実を話すことに決めます。
here's the truth は「これが真実よ」という感覚で、今から本当のことを言うわね、という前振りのフレーズ。
Joey said what he said, because um, I'm attracted to you. について。
先に後半部分の、attract は「(人)を(魅力などで)引きつける、魅惑・魅了する」という意味。
研究社 新英和中辞典では、類語 charm との比較で以下のように説明してあります。
類語 attract は磁性のような力で相手を引きつける、charm は魔法のような力で相手をうっとりさせる

ですから、be attracted to... は「(主語)が…にひきつけられる、…の魅力にひかれる」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
be attracted to somebody : to feel that you like someone and want to have a romantic or sexual relationship with them
例) She was obviously attracted to him from the start.

つまり、「人が誰かを好きになり、その人とロマンティックな、または性的な関係を持ちたいと感じること」。
例文は、「彼女は明らかに最初から彼にひかれていた」。

研究社 新英和中辞典の説明にあるように「磁性のような力で相手を引きつける」わけですから、「引かれる」という漢字が適切なのかもしれませんが、恋愛がらみの表現であることを出そうとすると、同じ「ひかれる」と読む漢字でも、「惹かれる」や「魅かれる」などを使った方が、雰囲気が出るかもしれません。

つまり、Joey said what he said, because... の文は、「ジョーイはジョーイが言ったことを言った、なぜなら私はあなたに惹かれてるから」ということになりますね。
「ジョーイが言ったことを言った」というのは当たり前の話ですが、恐らくこれは、ジョーイの he likes you back! を無理やり別の意味の言葉であるかのように思わせようとしたことについて、「ジョーイはあなたが聞いた通りの言葉を言ったのよ、彼は確かに、he likes you back と言ったのよ」と、ジョーイの発言をレイチェルが認めた言葉になるのだろうと思います。
その部分を入れて訳すと、「ジョーイは確かに he likes you back と言ったわ。なぜ彼がそう言ったかというと、私があなた(タグ)に惹かれてるからよ」となるでしょう。
「タグ likes レイチェル back」のような言葉を使ったということは、それが成立するためには、そもそも「レイチェル likes タグ」ということが前提となるわけですが、「実際、私(レイチェル)はタグに惹かれてるから、ジョーイはそんなことを言ったのよ」と正直に話していることになるわけですね。

「あなたに惹かれてる」と告白されたタグは、Wow. と言って次の言葉が出ないでいます。
告白してしまったレイチェルは、もう自分の気持ちを隠そうとはせず、正直なところを述べています。
have a crush on は「〜に惚れている、首ったけである」。
レイチェルは上司らしく、「確かに私はあなたを好きだって認めるわ。でもそんなのクレイジーだってわかってるの。私たちは一緒に働いているんだし、何も起こりっこないんだし」と言います。
続けて、and the last thing I want to do is to do... という構文を使っていますね。
この構文を直訳すると、「私がしたい最後のことは…することである」になります。
「したい最後のこと」というのは、「一番・最もしたくないこと」ということで、そうすることだけは絶対に避けたい、と言っているニュアンスになります。
何を避けたいと言っているかと言うと、あなたをパニクらせる(freak out)こと、あなたを uncomfortable (不愉快な、居心地悪く)にすること、ですね。

Which is why は、That's why 「それが…の理由である、そんなわけで…だ、だから…だ」の that を、which にして、前の文章を受けた形。
「あなたをパニクらせたり、居心地悪くさせたくない、だから、あなたが今すぐ何か言ってくれたらすごくありがたいんだけど」と言っているわけです。

思いがけず告白してしまって、タグが困っているのがよくわかる、私だって上司と部下なんだからこんなこと不適切だってわかってる、何より避けたいのは、あなたを困らせることだから、あなたが返答に困って絶句しているのを見ているのがつらい。お願いだから何か喋ってくれると嬉しいんだけど…という気持ちですね。


(ちょっとだけ紅白がらみの話)
年末の記事で、紅白の話などをいくつか書いたので、そのフォロー的なことをちょこっとだけ書かせて下さい(…といいつつ、ちょこっとじゃ済まなかった、ってのが私っぽくて泣ける)。
別にこれから毎回こういう脱線話がある、というわけではないのでご安心を。

ももクロの怪盗少女、「6人バージョン」で嬉しかったなぁ。私がいつも台所で聞いてるのも、娘(小3)がカーステ(iPod を繋げてます)で選ぶのも、あかりんが入っている6人バージョンの方なんですよねぇ。カーステではいつも娘と一緒に歌って、♪狙った獲物は 逃がさない♪ とか ♪狙い撃ち☆♪とか真似してます。
気合入りまくりのステージで、いつも通り「全力」で歌い踊っている5人を見て、これくらいの娘がいてもおかしくないアラフォー(→私だ)も頑張ろう!と思いました。

「サラバ〜怪盗少女」のメドレーだったので、年末の記事、フレンズ7-8その3 で私が希望したような、マーティさん、水木さん、立木さんの出演はなかったのですが、
「Z伝説」のナレーション風に、立木文彦さん(碇ゲンドウ)に曲紹介して欲しいのになぁ。
と私が書いた、まさにその12月30日の夜に放送された「イッテQ! 生放送4時間SP」に、「イッテQ! のナレーター」として、立木さんがテレビ出演されてたのを見てびっくり! イッテQ! に限らず、バラエティ番組のナレーションで立木さんの声をよく聞きます。頑張ってね、碇司令! サービスサービスぅ♪

びっくりなシンクロと言えば、12月21日の記事、ベッド&ブレクファスト フレンズ7-7その6 で、
B & B と言うと、「もみじまんじゅう〜!」の島田洋七・洋八さんの漫才コンビを思い出すのは私だけ…ではないと思いますが(笑)
とか書いたのですが、4日後の12月25日に放送された「ものまねグランプリ!」で、中川家が決勝で B & B のものまねをして、「もみじ饅頭〜!」って言ってるのを見て、ひっくり返ってしまいました。何てタイムリーな記事だったんだと(笑)。

年末に車を運転中、息子(中1)のリクエストにお応えして、金爆(ゴールデンボンバー)の「女々しくて」を聴いていたのですが、急に雨が激しくなってきて、ワイパーの速度を3番目くらいの目盛に合わせたら、ワイパーがちょうどあの手振り運動(?)みたいにリズムがばっちり合ってしまって、そのあまりのハマり具合に、後ろに乗っていた子供たちがオオウケ。おかげさまで楽しい年末でございました。

プリプリについては、もうドンピシャ世代なので、再結成はすごく嬉しかったですね。入社1年目に大阪城ホールのコンサートに同期の女の子と行きましたし、入社2、3年目の人事部の忘年会ではお立ち台みたいな高い舞台に立って「Diamonds」を歌いましたし(あ、カラオケではもっぱら「19 GROWING UP」を歌っておりましたが…笑)。
平均年齢47歳、とのこと。私も数年後、あんなパワフルな47歳になれるように頑張るぞっ!

そしてですねぇ、年末の紅白では、審査員に菅野よう子さんが来られていたのに感動! 「菅野よう子さん、キター!!」と大騒ぎしておりました。
もう、大大大好きなんですよね、菅野よう子さんの曲。「菅野さんに曲作っていただいてCD出せたら次の日死んでもいい」くらい好き(意味不明なたとえ…っていうか、夢にしても贅沢すぎるだろ、っていう)。
2009年11月26日投稿の過去記事、フレンズ4-12その5 で、セリフに Space cowboy という言葉が出てきたので、
余談ですが、私はスペースカウボーイと言うと、私の大好きなアニメ「カウボーイビバップ」(菅野よう子さんの音楽が超かっこいい!)の各エピソードの終わりに、See you Space Cowboy... というテロップがよく出ていたので、そっちを思い出してしまうのですが…。
という感じで、菅野さんのお名前を出させていただいています。
私は毎年紅白ネタを書いてるわけじゃなく、たまたま今回だけそれについて書いたそのタイミングで、菅野さんが審査員だった!というのが、何かすごく嬉しくてですね、で、正月早々こんなことを書いているわけです。
もう、「マクロスプラス」の時から好きなんですよぉ〜。「カウボーイビバップ」「ブレンパワード」「∀ガンダム」「創聖のアクエリオン」「マクロスF」「アクエリオンEVOL」、、、と好きな音楽、好きな曲がいっぱいあるんですが、「菅野さんの曲でマイブームの曲」というのが常に存在します。「もうこれが史上最高に好きだぁ〜、もうこれ以上好きな曲はいくら何でも出ないでしょ!」とか思っても、次から次へと「一番好きな曲」が塗り替えられちゃうんですよねぇ〜。「After, in the dark」「Tank!」「愛の輪郭」「限りなき旅路」「創聖のアクエリオン」(♪一万年と二千年前から愛してる♪)「ライオン」「ユニバーサル・バニー」…と来て(もちろん他にもいっぱいありますが割愛)、今は「アクエリオンEVOL」の「君の神話〜アクエリオン第二章」が一番好きです。♪全力で未完成 君のとなりで♪ もう、iPod がすり減るほど(?)聞きましたよ。

ということで、私にとっては、2012年を締めくくる思い出深い紅白となりました。
「君の神話」の歌詞にもあり、ももクロのイメージとも重なる「全力」という言葉を胸に、2013年もブログを頑張って行こうと思います。

ブログを続けて7年半、ファイナルも見えないこともない、という気分の中、「大いなるマンネリ」がウリ(笑)のこのブログを「なんとなく惰性」で続けてしまっているのではないか、と自省することが時にあります。
そういう部分を打破するためにはどうすればいいか? その答えが「全力」なのかな、と思うのですね。
まずは毎回の投稿記事に全力投球する、いただいたコメントへのお返事を全力で書く、というような。
今回のこの記事で、投稿件数 1812件目となるわけですが、全力で書いた記事の積み重ねでないと、その数字すら意味がなくなるのだろうと。
全力で頑張る、それでもまだまだ未完成…読んで下さる皆様の存在があって初めて完成するブログです。
読んで下さる方がいないと、この量を書けませんでしたし、ここまで続けられませんでした。
皆様、本当にありがとうございました。

今年も全力で頑張ります。
これからもどうかよろしくお願いいたします!


ランキングをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
人気ブログランキングへ にほんブログ村 英語ブログへ
posted by Rach at 13:50| Comment(4) | フレンズ シーズン7 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする