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レイチェル: (ON PHONE) Hi, Mindy! Hi, it-it's Rachel. Yeah, I'm fine. I-I saw Barry today. Oh, yeah, yeah he-he told me. No, no, it's okay. Really, it’s okay. I hope you two are very happy. I really do. Oh, oh, and Min, y'know, if-if everything works out, and you guys end up getting married and having kids and everything… I just hope they have his old hairline and your old nose! (SLAMS DOWN PHONE) (TO THE GANG, WHO ARE STARING) Okay, I know it was a cheap shot, but I feel SO much better now. ([電話で] はーい、ミンディ! はーい、レイチェルよ。そうね、私は元気よ。今日バリーに会ったの。あぁ、そうね、そうね、彼は私に話したわよ。いいえ、いいの。ほんとに、いいのよ。あなたたち二人が幸せになるように祈ってるわ。本当に祈ってる。あぁ、それでね、ミンディ、もしすべてがうまくいって、あなたたちが最終的に、結婚して、子供が生まれてとか、あれやこれやになったら… 私はただこう願うわ、その子供たちがバリーの昔の生え際と、あなたの昔の鼻にそっくりでありますように、ってね! [電話をガシャンと置く][じっと見ているフレンズに向かって] ええ、相手の弱点を突く不当な行為だってことはわかってるけど、でも今は気分が超すっきりよ。)
バリーと今付き合っているという、友達のミンディに電話しているレイチェル。
電話なので、相手のミンディの言葉は、そばで聞いているフレンズたち、観客や視聴者にも聞こえませんが、レイチェルのセリフだけでも話の内容は推測できる感じになっています。
「今日バリーと会った。ええ、彼が私に話した。いいえ、いいのよ・オッケーよ。二人が幸せであることを祈ってるわ」というセリフから、ミンディは「レイチェルが逃げた後、バリーと自分(ミンディ)がくっついてしまった」ことをレイチェルがどう思うか心配していたけれど、レイチェルが「その話は聞いたわ、そんなのいいのよ」と言っているのであろうことが察せられますね。
everything works out は「全てがうまくいく」。
end up doing は「結局〜することになる」。
過去記事、結局そう呼ぶ結果になる フレンズ1-2改その32 で、wind up doing という表現が出てきましたが、それと似たニュアンスですね。
and everything を直訳すると「そして、すべて」というところですが、A (and) B and everything のように、いくつかの事柄を挙げた後に最後に and everything を付けることで、「その他あれこれ、何やかや(なんやかんや)」のようなニュアンスが出ます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
...and everything : (spoken) and a lot of related things
つまり、「そして、関連する多くのこと」。
「二人が結婚して、子供ができて」の流れで、それに関連するあれやこれやが起こる場合に、みたいな感覚ですね。
they have his old... の they は、your kids 「あなたちの子供たち」ということで、この場合の old は「昔の、かつての」というニュアンスで、hairline は「(頭髪の)生え際」。
レイチェルが逃げ出した後に、バリーが植毛(plugs)したことは、今回のエピソードで明らかになっていましたね。
your old nose は電話相手であるミンディの「昔の鼻」と言っていることになり、昔の鼻と今の鼻があるということはつまり「ミンディーが鼻を整形した」ことを示唆していることになります。
このような「鼻の(美容)整形手術」のことを 英語では nose job と言い、... job の形で、そのような整形手術を指すことができます。
豊胸手術なら、boob job になります。
あなたたち二人は、植毛に整形と、人工的に体に手を入れているけれど、生まれてくる子供は遺伝で昔のあなたたちの姿(後退した生え際と、整形前の鼻の形)を受け継いだ子供になることを望んでるわ! という捨てゼリフになります。
フレンズたちはそのレイチェルの様子を驚いた顔で見ていますが、レイチェルは満足気な顔で、a cheap shot のセリフを言っています。
cheap shot は「相手の弱点を突いた、不当・卑劣な行為・言動」。
Merriam-Webster Dictionary では、
cheap shot
1. an act of deliberate roughness against a defenseless opponent especially in a contact sport
2. a critical statement that takes unfair advantage of a known weakness of the target
つまり、1. は「無防備の相手に対する故意の粗野(なプレー)の行為、特にコンタクト・スポーツ(相手の身体に接触するスポーツ)で」。2. は「標的(ターゲット)の既知の・周知の弱点を不当に利用する、批判的な発言」。
元々は「無防備の相手に対する故意の粗野なプレー」というスポーツ用語で、それが「周知となっている弱点を利用して攻撃・批判すること」という意味でも使われるようになったようです。
植毛や整形を指摘するという、相手の弱点を突いたような攻撃で、褒められたものじゃないってことは自分でもわかってるけど、というニュアンスで、自ら a cheap shot という言葉を使ったことになるでしょう。
but I feel so much better now. は「でも、今は、本当にずっと気分がいい」。
so much が better を強調しています。
比較級を強調する場合は、このように much を使い、その much を so でさらに強調していることになりますね。
今日は年度末の 3月31日ですが、今日のこの記事でちょうど、フレンズ1-2改 の解説を終わることができました。
フレンズ1-1改 が終わったのは、年末の 2016年12月31日でしたので、フレンズ1-2改 はちょうど3か月間で解説し終えたことになります。
4月から フレンズ1-3改 に入り、これからも「1エピソード3か月」くらいのペースで進むことになると思います。
かなりのスローペースになりますが、セリフをじっくり解説できるのが自分としては本当に嬉しく、この形でブログを続けていけることを日々幸せに感じています。
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