2017年04月03日

ざっと訳すとこういう意味 フレンズ1-3改その1

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シーズン1 第3話
The One With the Thumb
原題訳:親指の話
邦題:モニカの彼はみんなのもの?


0:00
PRE-INTRO SCENE: CENTRAL PERK
イントロ前のシーン:セントラルパーク
フィービー: (ENTERING) Hi, guys. ([入ってきて] はーい、みんな。)
ジョーイ: Hey, Phoebe. (やあ、フィービー。)
ロス: Hey. Oh, oh, how did it go? (やあ。あ、どうだった?)
フィービー: Um, not so good. He walked me to the subway and said, "We should do this again." (うーん、そんなに良くなかったわ。彼は私を地下鉄まで送ってくれて、こう言ったの。「僕たち、またこんな風に(デート)すべきだよね」って。)
みんな: Ohh. Ouch. (あー、いたた[それは痛い]。)
レイチェル: What? He said, "we should do it again." That's good, right? (何? その人は言ったんでしょ、「またそうすべきだよね」って。それっていいことでしょ?)
モニカ: Uh, no. Loosely translated, "We should do this again," means: "You will NEVER see me naked." (あぁ、違うのよ。ざっと訳すと、「またこうすべきだよね」は、「君は決して僕の裸を見ることはないよ」って意味なの。)

How did it go? は、あることがどんな感じだったか、どんな具合で進んだか? を尋ねる時によく登場する表現。
誰かが外から帰ってきた時、Hi! Hey! などの挨拶の直後に、そういう質問をすることが多いですね。
How did your date/audition go? 「デート/オーディションはどうだった?」のように、具体的に対象を指して質問する場合も多いですが、今回のように it を使っている場合には、「相手が今日、何のために出かけていたかがわかっていて、それはどうだったかと尋ねている」ことがわかります。
具体的に何と言わなくても、「例のやつ、どうだった?」と聞けばお互いにわかる、という感覚ですね。
「その結果や感触はどうだった?」と聞かれた人は、良かったとか悪かったとかの感想を述べるわけで、そこから話がはずむ、ドラマとしては話が展開していくわけですね。
How did it go? だけでは、観客や視聴者には何の話かわかりませんが、その後、「彼が…」と言っている流れから、男性とデートしてきたということが徐々にわかってくる仕組みです。

He walked me to the subway について。
walk は自動詞「歩く」でよく知られている動詞ですが、ここでは他動詞で使われています。
目的語に動物が来ると「歩かせる、散歩させる」という意味になり、目的語に人がくると、「人を一緒に歩いて送る、送って行く」という意味になります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
walk :
3 [transitive] to walk somewhere with someone, especially to make sure that they are safe
4 [transitive] to take a dog outside so that it can walk, run, play etc.

つまり、3. は「(他動詞)人と一緒にどこかへ歩くこと、特にその相手が(確かに・間違いなく)安全であるようにするために」。4. は「(他動詞)犬を外に連れて行くこと、犬が歩いたり、走ったり、遊んだりなどできるように」。

3. が「人を送っていく」で、4. が「犬を散歩させる」という意味ですね。
「人を送っていく」場合には、語義にあるように「その人が安全に目的地に着くように、相手に付き添う形で送って行く」というニュアンスがポイントだと言えるでしょう。
ですから、今回の walk me to the subway は「(主語が)私を地下鉄まで送る」で、walk someone home なら、「人を家まで送る」になります。
フィービーのセリフを聞いたみんなの声は、がっかりした風なので、レイチェルはフィービーの言った内容のどこがまずいの? と尋ねます。

loosely は「ゆるく」なので、loosely translated は「大まかに・ざっと訳すと」という意味。
You will NEVER see me naked. は、never の部分が強く発音されていて「君は僕が裸でいる状態を決して見ることはない」、つまり「君は僕の裸を絶対に見ることはないね」と言っていることになります。
男女の会話で裸を見ないというのは、ベッドインしない、エッチしない、ということで、デートの後に「僕たちがエッチすることは絶対にないね」と言っていることになりますね。
地下鉄まで送ってもらった別れ際に「僕たちまたこういうことすべきだよね」と言葉だけで語られたというのは、どこか冷静で客観的で、男女の仲が進展しそうな情熱とは程遠い感じがありますので、「またこんな風にできたらいいよね」程度の社交辞令に過ぎない、ということをモニカは説明していることになります。
本当に好きならまた明日にでも会いたい! とか、ここですんなり別れたくない! となるところでしょうが、「またいつかね」のように次の具体的な約束もしない感じが、「君とは特にもう一度会いたいわけでもない」気持ちを出しているとわかるということでしょうね。


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posted by Rach at 13:01| Comment(0) | フレンズ シーズン1改 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする