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15:26
レイチェル: Hello! Who are we spying on? (ちょっと! 誰を覗き見してるの?)
モニカ: You know, the White House adviser? Clinton's campaign guy? The one with the great hair, sexy smile, really cute butt. (ほら、ホワイトハウスのアドバイザーよ。クリントンの選挙活動してた人。素敵な髪の毛、セクシーな微笑み、実にセクシーなお尻の人よ。)
レイチェル: Oh, him! The little guy? Oh, I love him! (あぁ、彼ね! あの小柄な人? あぁ、彼、大好き!)
フィービー: Ooh, wait, wait, I see a woman. (あぁ、待って待って。女性が一人(いるのが)見える。)
モニカ: Tell me it's his mother. (彼のお母さんだって言って。)
フィービー: Definitely not his mother. (絶対にお母さんじゃないわ。)
モニカ: Oh, no! (あぁ、もう!)
フィービー: Oh, wait, she's walking across the floor. She's walking, she's walking. She's going for the pizza. (YELLS) Hey, that's not for you, bitch! (あぁ、待って、彼女はフロアを横切って歩いてる。彼女は歩いて、歩いて、ピザに手を伸ばそうとしている。[叫んで] ちょっと、それはあんたのじゃないわ、このアマ!)
(PHOEBE COVERS HER MOUTH WITH HER HAND AND WALKS AWAY FROM THE WINDOW)
フィービーは手で自分の口を押え、窓から離れる。
モニカたちが双眼鏡で、通りの向こうを見ているので、レイチェルは Hello! Who are we spying on? と尋ねています。
Hello! は「ハロー! こんにちは!」という挨拶として知られていますが、ここでの Hello! は「もしもし! ちょっと!」という感覚ですね。
モニカとフィービーだけが事情をわかっていて、レイチェル一人がおいてけぼりのような状態になっているので、レイチェルがいることを忘れたかのように盛り上がっている二人に対して「ちょっと!」と呼びかけたニュアンスになります。
spy on は「〜をスパイする、〜を見張る、のぞき見する」なので、「私たちは誰を(その双眼鏡で)のぞき見ているの?」というところですね。
Who are you spying on? のような主語 you ではなく、we を使うことで、その体験を自分も共有しているようなニュアンスが出ています。
「ここで私たちみんなが双眼鏡で見ているのは誰なの?」という感覚ですね。
モニカは「その人のこと知らないの?」というように、the White House adviser? Clinton's campaign guy? と言っています。
「ホワイトハウスのアドバイザーで、クリントンの選挙活動を担当していた人よ、知らないの?」というニュアンスですね。
過去記事、G.ステファノプロス フレンズ1-4改その22 でも説明した通り、ステファノプロス氏はビル・クリントンの政治アドバイザーだった人です。
Clinton's campaign guy の campaign について。
日本語のキャンペーンは販促(販売促進)活動を差すことが多いですが、「選挙活動」という意味もあります。
この場合は、a campaign for the presidency 「大統領選の選挙運動」の意味となります。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
campaign : a series of actions intended to achieve a particular result, especially in politics or business
つまり、「ある結果を達成することを目的とされた一連の行動、特に政治やビジネスにおいて」。
The one with the great hair, sexy smile, really cute butt. の the one with は「〜を持った人」という感覚。
フレンズの各エピソードの英語タイトルは、The One With... という形を取るものが多く、今回の フレンズ1-4 も、The One With George Stephanopoulos となっています。
the one with... は「〜があるもの」ということで、エピソードだと「〜がある話、〜が出てくる話」、人の場合だと「〜がある人、〜を持っている人、〜の持ち主」という意味になるわけですね。
cute butt は「キュートなお尻」ということですが、女性が男性に対して cute と表現するのは「性的に魅力的」という意味で使っていることになります。
モニカにいろいろ説明されてやっとあの人だ! とわかったらしく、レイチェルは、Oh, him! 「あぁ、彼ね!」と言った後、The little guy? 「あの小柄な人ね?」と続けます。
過去記事でも彼の身長が 165cm であるとご紹介しましたが、フレンズ女性陣にとってはその「小柄」というイメージがかなり強いようですね。
I love him! というのは「愛してる」というよりは「彼、大好き」くらいのニュアンス。
ステファノプロス氏の家を双眼鏡で覗き見していたフィービーは「女性が一人いるのが見える」と言います。
素敵だと思っている男性が彼女らしき女性といるのは嫌だとモニカは思ったようで、「お願いだからそれは彼のお母さんだと言って」と言うのですが、「絶対に違う」とフィービーは言い切ります。
偵察しながら状況を語るフィービーは、ピザに手を伸ばそうとしている女性の姿を見て、Hey, that's not for you, bitch! と大声を出しています。
そのピザは元々、うちに届けられるはずだったもので、あんたのもんじゃないわ! という気持ちなのですね。
bitch はもともと「メス犬」という意味で、そこから、「尻軽女、あばずれ女」という悪い意味で使われます。
You bitch! だと「このアマ!」という感じですね。
双眼鏡で見ていて、だんだん興奮してきて、ついそう叫んでしまったので、「私、今、下品な言葉を言っちゃった」みたいに恥ずかしそうに口を覆っています。
フィービーが「あら、いけない」と口を覆ったほどの言葉なので、他人に使わないように気をつけましょう。
ちなみに「アリー my Love」では、ネルとリンが廊下ですれ違う時に、挨拶のように、"Bitch." "Bitch." と言い合っていたのが印象的でしたね。
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2017年10月27日
2017年10月24日
スナッフィーはビッグバードの友達 フレンズ1-4改その23
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15:02
ピザ屋: So you guys want me to take this back? (それで、皆さんは僕に、このピザを引き取って[持ち帰って]欲しいと思ってますよね?)
モニカ: What, are you nuts? We've got George Stephanopoulos' pizza! (何ですって? あなたバカなの? 私たちはジョージ・ステファノプロスのピザを手に入れたのよ!)
(RACHEL PAYS HIM. MONICA GRABS SOME BINOCULARS AND RUNS TO THE WINDOW)
レイチェルはピザ屋にお金を支払う。モニカは双眼鏡を掴み、窓に走って行く。
レイチェル: Uh, Pheebs? Who's George Snuffleupagus? (ねぇ、フィービー? ジョージ・スナフラパガスって誰?)
フィービー: That's Big Bird's friend. (それはビッグバードの友達よ。)
モニカ: I see pizza! (ピザが見える!)
フィービー: Oh, I wanna see! Let me see! Let me see! (RUNS UP AND TAKES THE BINOCULARS) (まぁ、私も見たい! 見せて! 見せて! [走って行って、双眼鏡を受け取る])
他人が注文したピザを間違って配達してしまったわけですから、「注文とは違うこのピザを、僕は持ち帰った方がいい、って皆さんは思ってますよね?」と尋ねるのですが、モニカは Are you nuts? と言います。
nuts は「気が狂った、おかしい、気が変な」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
nuts : (informal) crazy
例)Are you nuts or something?
つまり「(インフォーマル)クレイジー」。例文は「あなたってバカか何かなの?」
今回のセリフの Are you nuts? も「あなた正気なの? バカじゃないの?」というニュアンスになります。
モニカがキャアキャア言っているように、ステファノプロスは有名人で、「その人が頼んだピザをゲットできたんだから、持ち帰ってもらいたいはずないでしょ。このまま彼が注文したピザを私たちがもらっちゃうわ」と言っていることになります。
レイチェルは、その彼の名前を知らないらしく、間違った名前で呼び、それを聞いたフィービーは「ビッグバードの友達よ」と答えていますね。
ビッグバードは子供番組セサミストリート(Sesame Street)のキャラクターである、大きな黄色い鳥のこと。
Wikipedia 日本語版: セサミストリート
セサミストリート オフィシャルホームページ>キャラクター
2004年まで、NHK教育テレビ(今の Eテレ)でも放送していましたし、USJ のキャラクターグリーティングでは、エルモやクッキーモンスターと一緒に写真を撮れたりもしますので、セサミのキャラクターの顔と名前をご存じという方は今でも多いかなと思います。
レイチェルが間違った名前は、そのセサミストリートのキャラクターの Aloysius Snuffleupagus (アロイシウス・スナフラパガス)、通称「スナッフィー(Snuffy)」です。
体は長い茶色の毛で覆われていて、鼻が長く、マンモスのような姿をしたキャラクター。
Wikipedia 英語版: Mr. Snuffleupagus にも画像があります。
ウィキペディアの説明に、He is Big Bird's best friend という記載もありますので、「スナッフィーと言えば、ビッグバードの友達でしょ」というセリフにも納得できますね。
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15:02
ピザ屋: So you guys want me to take this back? (それで、皆さんは僕に、このピザを引き取って[持ち帰って]欲しいと思ってますよね?)
モニカ: What, are you nuts? We've got George Stephanopoulos' pizza! (何ですって? あなたバカなの? 私たちはジョージ・ステファノプロスのピザを手に入れたのよ!)
(RACHEL PAYS HIM. MONICA GRABS SOME BINOCULARS AND RUNS TO THE WINDOW)
レイチェルはピザ屋にお金を支払う。モニカは双眼鏡を掴み、窓に走って行く。
レイチェル: Uh, Pheebs? Who's George Snuffleupagus? (ねぇ、フィービー? ジョージ・スナフラパガスって誰?)
フィービー: That's Big Bird's friend. (それはビッグバードの友達よ。)
モニカ: I see pizza! (ピザが見える!)
フィービー: Oh, I wanna see! Let me see! Let me see! (RUNS UP AND TAKES THE BINOCULARS) (まぁ、私も見たい! 見せて! 見せて! [走って行って、双眼鏡を受け取る])
他人が注文したピザを間違って配達してしまったわけですから、「注文とは違うこのピザを、僕は持ち帰った方がいい、って皆さんは思ってますよね?」と尋ねるのですが、モニカは Are you nuts? と言います。
nuts は「気が狂った、おかしい、気が変な」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
nuts : (informal) crazy
例)Are you nuts or something?
つまり「(インフォーマル)クレイジー」。例文は「あなたってバカか何かなの?」
今回のセリフの Are you nuts? も「あなた正気なの? バカじゃないの?」というニュアンスになります。
モニカがキャアキャア言っているように、ステファノプロスは有名人で、「その人が頼んだピザをゲットできたんだから、持ち帰ってもらいたいはずないでしょ。このまま彼が注文したピザを私たちがもらっちゃうわ」と言っていることになります。
レイチェルは、その彼の名前を知らないらしく、間違った名前で呼び、それを聞いたフィービーは「ビッグバードの友達よ」と答えていますね。
ビッグバードは子供番組セサミストリート(Sesame Street)のキャラクターである、大きな黄色い鳥のこと。
Wikipedia 日本語版: セサミストリート
セサミストリート オフィシャルホームページ>キャラクター
2004年まで、NHK教育テレビ(今の Eテレ)でも放送していましたし、USJ のキャラクターグリーティングでは、エルモやクッキーモンスターと一緒に写真を撮れたりもしますので、セサミのキャラクターの顔と名前をご存じという方は今でも多いかなと思います。
レイチェルが間違った名前は、そのセサミストリートのキャラクターの Aloysius Snuffleupagus (アロイシウス・スナフラパガス)、通称「スナッフィー(Snuffy)」です。
体は長い茶色の毛で覆われていて、鼻が長く、マンモスのような姿をしたキャラクター。
Wikipedia 英語版: Mr. Snuffleupagus にも画像があります。
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2017年10月20日
G.ステファノプロス フレンズ1-4改その22
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14:29
ピザ屋: Wait, you're not G.Stephanopoulos? Oh, man. My dad's gonna kill me! (待って、そちらは G.ステファノプロス(ステファノポロス)さんじゃない? あぁ、なんてこった、親父に殺される!)
モニカ: (LEAPS THE COUCH AND RUNS UP) Wait! Did you say G.Stephanopoulos? ([カウチから飛び上がって走ってくる] 待って! あなた今、G.ステファノプロスって言った?)
ピザ屋: Yeah, yeah. This one goes across the street. I must have given him yours. Oh, bonehead! Bonehead! (えぇ、えぇ。このピザは通りの向こうへ配達する分です。その男性にあなたたちのピザを渡してしまったに違いない。あぁ、バカ、バカ!)
モニカ: Wait, was this a-a small Mediterranean guy with curiously intelligent good looks? (待って、この人って、小柄な地中海の男性で、驚くほど知的な美形の人?)
ピザ屋: Yeah, that sounds about right. (そうですね、当たってるって感じです。)
モニカ: Was he, was he wearing a stunning blue suit? (彼は、彼は目の覚めるような(素敵な)青いスーツを着てた?)
フィービー: And-and a power tie? (それに、パワータイをしてた?)
ピザ屋: No, pretty much just a towel. (いいえ、ほとんどタオル1枚だけでしたよ。)
モニカ: (STAGGERED) Oh, God! ([よろけて] あぁ、なんてこと!)
届けたピザが注文と違うことがわかって、配達の男性は「そちらは G.ステファノプロスさんじゃない?」と確認した後、親父に殺される、と嘆いています。
モニカはその名前を聞いて、慌てて飛んできます。
This one goes across the street. を直訳すると「このピザは通りの向こう側に行く」ということですから、「このピザの配達先は通りの向こう側である」ということですね。
I must have given him yours. は「僕は彼に、あなたたちのピザを渡した[渡してしまった]に違いない。」
must+have+過去分詞で「…したに違いない」という過去の強い推定を表します。
bonehead は「バカ」。まさに bone(骨)+head(頭)で、「頭の中が骨だけで脳のない人、ばか者」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
bonehead : (informal) a stupid person
つまり「愚かな(ばかな)人」という意味のインフォーマルな表現ということですね。
モニカはピザを間違って渡してしまったという相手の男性について、配達人に尋ねます。
G.Stephanopoulos はその後のセリフで、George Stephanopoulos 「ジョージ・ステファノプロス」という名前の人だとわかりますが、これは実在の人物です。
ステファノポロスと表記されることもありますが、ステファノプロスと表記されることが多いようですね。
英語の発音では、ステファノプロスのノの部分にアクセントがあります。
Wikipedia 日本語版: ジョージ・ステファノプロス
Wikipedia 英語版: George Stephanopoulos
英語版の方が(当然ながら)情報は詳しいです。
ビル・クリントンの政治アドバイザーを経て、ABCニュースでブロードキャスター、特派員などをつとめ、現在では、ABCニュースの news anchor(ニュース番組のアンカーマン、メインキャスター)として、This Week With George Stephanopoulos という番組も持っているという有名人です。
This Week With George Stephanopoulos : ABC News
Mediterranean は「地中海の、地中海沿岸出身の」。Mediterranean Sea は「地中海」。
curiously intelligent good looks は「不思議なほど知的な美しいルックス」ですから、「驚くほど知的なイケメン」みたいな褒め言葉ですね。
この人物はアメリカ生まれなのですが、ギリシャ系なので、モニカは地中海という表現を使っていることになります。
small 「小柄な」と言っていますが、IMDb : George Stephanopoulos によると、
Height: 5' 5" (1.65 m)
とのことなので、アメリカ人としては確かに小柄ですね。
about right は「大体正しい」なので、That sounds about right. は「大体合ってるって感じです。まあそんなところです」といった意味。
stunning は「魅力的な」。
stun は他動詞で「人を気絶させる」。stun gun 「スタンガン」(電気ショックで人を気絶させる銃)というのもありますね。
また「人がぼうっとなるほど驚かせる、唖然とさせる」という意味もあります。
そこから、stunning は「びっくりするほど唖然とするほど素晴らしい、魅力的な」という意味になります。
はっとするほど魅力的なブルーのスーツを着てた? という質問で、その有名人である彼はそのような服装をしているイメージがある、ということになるでしょう。
power tie は、自分に力があるように見せるために、強さを象徴するようなネクタイのこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
a power tie/suit etc. : a piece of clothing that makes you look important or confident
つまり、「自分を重要に見せる、または自信があるように見せるような衣料品(ネクタイやスーツなど)」
一般的にパワータイと言うと「真っ赤なネクタイ」がイメージされることが多いようですが、鮮やかな青色などの場合もあります。
ぼんやりした色ではなく、強くくっきりした色使いのネクタイを使うことで、パワー・強さを表現しているわけですね。
"power tie" で画像検索すると、たくさんの赤のネクタイ、そして時折、青のネクタイもヒットします。
pretty much は「だいたい」、just a towel は「タオル1枚だけ」。
モニカたちは、ABCニュースのアンカーという彼の普段のイメージから、「青いスーツにパワータイ」というビシッと決めた姿を想像したわけですが、ピザを届けた時の彼は「だいたい、タオル1枚だけ、って感じ」だったことがわかります。
それを聞いたモニカは、クラッとしたようによろけていますね。
それまでのモニカの発言から、ステファノプロスのことを素敵な男性だと思っていることがわかる通り、あの素敵な男性がタオル1枚だけの姿だなんて! と想像してモニカはクラクラしているわけですね。
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14:29
ピザ屋: Wait, you're not G.Stephanopoulos? Oh, man. My dad's gonna kill me! (待って、そちらは G.ステファノプロス(ステファノポロス)さんじゃない? あぁ、なんてこった、親父に殺される!)
モニカ: (LEAPS THE COUCH AND RUNS UP) Wait! Did you say G.Stephanopoulos? ([カウチから飛び上がって走ってくる] 待って! あなた今、G.ステファノプロスって言った?)
ピザ屋: Yeah, yeah. This one goes across the street. I must have given him yours. Oh, bonehead! Bonehead! (えぇ、えぇ。このピザは通りの向こうへ配達する分です。その男性にあなたたちのピザを渡してしまったに違いない。あぁ、バカ、バカ!)
モニカ: Wait, was this a-a small Mediterranean guy with curiously intelligent good looks? (待って、この人って、小柄な地中海の男性で、驚くほど知的な美形の人?)
ピザ屋: Yeah, that sounds about right. (そうですね、当たってるって感じです。)
モニカ: Was he, was he wearing a stunning blue suit? (彼は、彼は目の覚めるような(素敵な)青いスーツを着てた?)
フィービー: And-and a power tie? (それに、パワータイをしてた?)
ピザ屋: No, pretty much just a towel. (いいえ、ほとんどタオル1枚だけでしたよ。)
モニカ: (STAGGERED) Oh, God! ([よろけて] あぁ、なんてこと!)
届けたピザが注文と違うことがわかって、配達の男性は「そちらは G.ステファノプロスさんじゃない?」と確認した後、親父に殺される、と嘆いています。
モニカはその名前を聞いて、慌てて飛んできます。
This one goes across the street. を直訳すると「このピザは通りの向こう側に行く」ということですから、「このピザの配達先は通りの向こう側である」ということですね。
I must have given him yours. は「僕は彼に、あなたたちのピザを渡した[渡してしまった]に違いない。」
must+have+過去分詞で「…したに違いない」という過去の強い推定を表します。
bonehead は「バカ」。まさに bone(骨)+head(頭)で、「頭の中が骨だけで脳のない人、ばか者」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
bonehead : (informal) a stupid person
つまり「愚かな(ばかな)人」という意味のインフォーマルな表現ということですね。
モニカはピザを間違って渡してしまったという相手の男性について、配達人に尋ねます。
G.Stephanopoulos はその後のセリフで、George Stephanopoulos 「ジョージ・ステファノプロス」という名前の人だとわかりますが、これは実在の人物です。
ステファノポロスと表記されることもありますが、ステファノプロスと表記されることが多いようですね。
英語の発音では、ステファノプロスのノの部分にアクセントがあります。
Wikipedia 日本語版: ジョージ・ステファノプロス
Wikipedia 英語版: George Stephanopoulos
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This Week With George Stephanopoulos : ABC News
Mediterranean は「地中海の、地中海沿岸出身の」。Mediterranean Sea は「地中海」。
curiously intelligent good looks は「不思議なほど知的な美しいルックス」ですから、「驚くほど知的なイケメン」みたいな褒め言葉ですね。
この人物はアメリカ生まれなのですが、ギリシャ系なので、モニカは地中海という表現を使っていることになります。
small 「小柄な」と言っていますが、IMDb : George Stephanopoulos によると、
Height: 5' 5" (1.65 m)
とのことなので、アメリカ人としては確かに小柄ですね。
about right は「大体正しい」なので、That sounds about right. は「大体合ってるって感じです。まあそんなところです」といった意味。
stunning は「魅力的な」。
stun は他動詞で「人を気絶させる」。stun gun 「スタンガン」(電気ショックで人を気絶させる銃)というのもありますね。
また「人がぼうっとなるほど驚かせる、唖然とさせる」という意味もあります。
そこから、stunning は「びっくりするほど唖然とするほど素晴らしい、魅力的な」という意味になります。
はっとするほど魅力的なブルーのスーツを着てた? という質問で、その有名人である彼はそのような服装をしているイメージがある、ということになるでしょう。
power tie は、自分に力があるように見せるために、強さを象徴するようなネクタイのこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
a power tie/suit etc. : a piece of clothing that makes you look important or confident
つまり、「自分を重要に見せる、または自信があるように見せるような衣料品(ネクタイやスーツなど)」
一般的にパワータイと言うと「真っ赤なネクタイ」がイメージされることが多いようですが、鮮やかな青色などの場合もあります。
ぼんやりした色ではなく、強くくっきりした色使いのネクタイを使うことで、パワー・強さを表現しているわけですね。
"power tie" で画像検索すると、たくさんの赤のネクタイ、そして時折、青のネクタイもヒットします。
pretty much は「だいたい」、just a towel は「タオル1枚だけ」。
モニカたちは、ABCニュースのアンカーという彼の普段のイメージから、「青いスーツにパワータイ」というビシッと決めた姿を想像したわけですが、ピザを届けた時の彼は「だいたい、タオル1枚だけ、って感じ」だったことがわかります。
それを聞いたモニカは、クラッとしたようによろけていますね。
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2017年10月18日
プランどころかプラすらない フレンズ1-4改その21
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13:42
(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット。
レイチェル: I'm so sorry, you guys. I didn't mean to bring you down. (ほんとにごめんね、みんな。みんなを落ち込ませるつもりはなかったの。)
モニカ: No, you were right. I don't have a plan. (A KNOCK AT THE DOOR) (いいえ、レイチェルは正しかったわ。私にはプランがないもの。[ドアにノックがある])
ピザ屋(PIZZA GUY)(OUTSIDE): Pizza guy! (ピザ屋です!)
モニカ: Thank God. (ありがたい。)
レイチェル: Food! (SHE GOES TO GET IT) (食べ物よ! [応対しに行く])
モニカ: Phoebe? (フィービー?)
フィービー: What? (何?)
モニカ: Do you have a plan? (あなたにはプランある?)
フィービー: I don't even have a "pla."((プランどころか)”プラ”すらないわ。)
ピザ屋: Hi, one, uh, mushroom, green pepper and onion? (こんにちは、マッシュルームとピーマンとオニオンですよね?)
レイチェル: (MISERABLE) No, no, no. That's not what we ordered! We ordered a fat-free crust with extra cheese! ([不幸な様子で] 違う違う違う。それは私たちが頼んだものじゃない! 私たちはチーズ増量の、無脂肪クラスト(生地)を頼んだのよ!)
モニカがしゃもじのようなものでボールから直接食べているのは、過去記事、クッキー・ドウとツイスター フレンズ1-4改その12 で説明したクッキードウです。
やはりこのようにアメリカではクッキーの生地(クッキー・ドウ)を生のままで食べることが多いのですね。
アイスクリームを巨大なカップのままスプーンを突っ込んでヤケ食いする、ということもよくあります(実際、後のフレンズではそういうシーンも見かけます)が、今のモニカはアイスクリームの代わりにクッキードウでヤケ食いをしている感じです。
bring someone down は「気分を落ち込ませる」。
I didn't mean to do は「私は〜するつもりじゃなかった。〜しようと思ってそうしたわけじゃなかった」と、そんなつもりはなかったことを弁解する時の定番表現。
少し前のシーンで、落ち込むレイチェルを励まそうと、モニカたちがあれこれ言ったものの、逆にレイチェルが「手に入れたのが魔法の豆じゃなくてただの豆だったら?」と言ったため、みんなも将来に不安を覚え始めてしまったことを言っています。
Thank God. は「ありがたい」という定番フレーズ。
落ち込んでいる時にせめて食べ物でもあれば気も紛れるわ、というところですね。
レイチェルが応対している間に、モニカはフィービーに「私にはプランがないけど、あなたにはプランある?」と尋ねています。
フィービーは、"pla" さえもない、みたいに答えていますね。
plan どころか、-n の足りない pla さえもない、というところで、日本語で言うところの「プランのプの字もない」と似た感覚になるでしょう。
plan と呼べるものどころか、ゆくゆくはプランになりそうなことすらない、というところですね。
ピザの内容を確認する配達人ですが、レイチェルは悲しそうな顔をして、「それは私たちが頼んだものじゃない」と言っています。
そして自分たちが頼んだ注文内容を言っていますが、それが a fat-free crust with extra cheese になっていますね。
fat-free は「脂肪なしの、無脂肪の」、crust はピザの生地、with extra cheese は「割増のチーズ付き」ということですからつまりは「チーズ増量」ですね。
チーズは増量で、でもクラストは無脂肪のものを、と注文したことになるのですが、太らないように生地を無脂肪にしたとしても、チーズを増量してたら生地を無脂肪にした効果もなくなってしまうんじゃ、、みたいな面白さなのでしょう。
「チーズを食べたら太る」みたいなイメージは確かにありますが、チーズには「内臓脂肪を減らす」「脂肪燃焼効果がある」というようなことも言われているようです。
以下のサイト(All About)では、内臓脂肪を減らす効果について説明されています。
All About [栄養管理] チーズで内臓脂肪を減らそう!
ただ、実際にはチーズにそういう効果があるにしても、このレイチェルのセリフに関しては、みんなが一般的に抱いているイメージ通りに、太るのを気にして、クラストは fat-free にしているのに、チーズ増量じゃ意味ないじゃん、とツッコまれそうなジョークを言っているという解釈で良いと思います。
先に「無脂肪クラスト」と言っておいてから、その後、with extra cheese と付け足す形になっていることで、「無脂肪クラスト、、って言いながら、チーズは増量かいっ!」という風にうまくオチになっているということでしょうね。
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(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット。
レイチェル: I'm so sorry, you guys. I didn't mean to bring you down. (ほんとにごめんね、みんな。みんなを落ち込ませるつもりはなかったの。)
モニカ: No, you were right. I don't have a plan. (A KNOCK AT THE DOOR) (いいえ、レイチェルは正しかったわ。私にはプランがないもの。[ドアにノックがある])
ピザ屋(PIZZA GUY)(OUTSIDE): Pizza guy! (ピザ屋です!)
モニカ: Thank God. (ありがたい。)
レイチェル: Food! (SHE GOES TO GET IT) (食べ物よ! [応対しに行く])
モニカ: Phoebe? (フィービー?)
フィービー: What? (何?)
モニカ: Do you have a plan? (あなたにはプランある?)
フィービー: I don't even have a "pla."((プランどころか)”プラ”すらないわ。)
ピザ屋: Hi, one, uh, mushroom, green pepper and onion? (こんにちは、マッシュルームとピーマンとオニオンですよね?)
レイチェル: (MISERABLE) No, no, no. That's not what we ordered! We ordered a fat-free crust with extra cheese! ([不幸な様子で] 違う違う違う。それは私たちが頼んだものじゃない! 私たちはチーズ増量の、無脂肪クラスト(生地)を頼んだのよ!)
モニカがしゃもじのようなものでボールから直接食べているのは、過去記事、クッキー・ドウとツイスター フレンズ1-4改その12 で説明したクッキードウです。
やはりこのようにアメリカではクッキーの生地(クッキー・ドウ)を生のままで食べることが多いのですね。
アイスクリームを巨大なカップのままスプーンを突っ込んでヤケ食いする、ということもよくあります(実際、後のフレンズではそういうシーンも見かけます)が、今のモニカはアイスクリームの代わりにクッキードウでヤケ食いをしている感じです。
bring someone down は「気分を落ち込ませる」。
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少し前のシーンで、落ち込むレイチェルを励まそうと、モニカたちがあれこれ言ったものの、逆にレイチェルが「手に入れたのが魔法の豆じゃなくてただの豆だったら?」と言ったため、みんなも将来に不安を覚え始めてしまったことを言っています。
Thank God. は「ありがたい」という定番フレーズ。
落ち込んでいる時にせめて食べ物でもあれば気も紛れるわ、というところですね。
レイチェルが応対している間に、モニカはフィービーに「私にはプランがないけど、あなたにはプランある?」と尋ねています。
フィービーは、"pla" さえもない、みたいに答えていますね。
plan どころか、-n の足りない pla さえもない、というところで、日本語で言うところの「プランのプの字もない」と似た感覚になるでしょう。
plan と呼べるものどころか、ゆくゆくはプランになりそうなことすらない、というところですね。
ピザの内容を確認する配達人ですが、レイチェルは悲しそうな顔をして、「それは私たちが頼んだものじゃない」と言っています。
そして自分たちが頼んだ注文内容を言っていますが、それが a fat-free crust with extra cheese になっていますね。
fat-free は「脂肪なしの、無脂肪の」、crust はピザの生地、with extra cheese は「割増のチーズ付き」ということですからつまりは「チーズ増量」ですね。
チーズは増量で、でもクラストは無脂肪のものを、と注文したことになるのですが、太らないように生地を無脂肪にしたとしても、チーズを増量してたら生地を無脂肪にした効果もなくなってしまうんじゃ、、みたいな面白さなのでしょう。
「チーズを食べたら太る」みたいなイメージは確かにありますが、チーズには「内臓脂肪を減らす」「脂肪燃焼効果がある」というようなことも言われているようです。
以下のサイト(All About)では、内臓脂肪を減らす効果について説明されています。
All About [栄養管理] チーズで内臓脂肪を減らそう!
ただ、実際にはチーズにそういう効果があるにしても、このレイチェルのセリフに関しては、みんなが一般的に抱いているイメージ通りに、太るのを気にして、クラストは fat-free にしているのに、チーズ増量じゃ意味ないじゃん、とツッコまれそうなジョークを言っているという解釈で良いと思います。
先に「無脂肪クラスト」と言っておいてから、その後、with extra cheese と付け足す形になっていることで、「無脂肪クラスト、、って言いながら、チーズは増量かいっ!」という風にうまくオチになっているということでしょうね。
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2017年10月15日
梅田セミナー終了しました!
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大阪・梅田での『「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー』が、昨日、10月14日(土)に無事、終了いたしました。
今回のセミナーは私にとって通算で12回目のセミナーでした。
多くの皆様にご参加いただけたこと、本当に光栄で嬉しく思っております。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!
告知の際は「会場:梅田(当選者に詳細をお知らせします)」とだけお伝えしておりましたが、会場は「梅田 蔦屋書店」さんでした。
梅田 蔦屋書店さんでのセミナー告知ページはこちら。
「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー 梅田 蔦屋書店
梅田 蔦屋書店さんは、JR大阪駅内のノースゲートビルディングの ルクア イーレ 9F にあります。
会場入りする前に大丸梅田店のカフェでお茶をして、そのまま時空(とき)の広場に入って視線を上に向けると、ルクア イーレの窓に「蔦屋書店」の文字が見えました。
右を見ると阪急百貨店、目の前奥はグランフロント大阪、下を見るとJRが走っている、という大阪梅田の超ど真ん中で、これから自分がセミナーをさせていただけると思うと、本当に嬉しかったですね。
今回のセミナーは、梅田 蔦屋書店 の 4th ラウンジ という場所で行われました。
パーティションで区切られてはいますが、完全に密閉された部屋ではないので、近くを通られた方には、私がマイクを通して話している声も聞こえるような環境でした。
2016年夏に 枚方 蔦屋書店 でセミナーをさせていただいた時もこれと同じ形式だったのですが、営業中の書店さん(それも土曜日なのでたくさんのお客様がいらっしゃいました)の中でセミナーをさせていただくというのは本当に貴重な経験でした。
セミナーは、拙著で私がおすすめしている Rach流DVD英語学習法(レイチ・メソッド)の「はしょる3段階」を実際に体験していただくという形式になっています。
今回の参加者の皆様は「フレンズを全く知らない」という方が数人、「フレンズが大好きで何回も見ている」という方も数人で、「ほとんどの方がフレンズがどんな作品か知っている」というご様子でした。
解説では、この英語のセリフのどこに面白さのポイントがあるのか、伏線があってそれを回収した上でのオチなどについても説明させていただきました。
中間の休憩時間中にも、セミナー中に気になったところを早速質問して下さったり、最後の質疑応答の時間にも貴重なご質問をいただいたりと、皆様の熱心な学習姿勢に感銘を受けました。
また終了後も、たくさんの方がご挨拶に来て下さり、個人的にご質問・ご感想をたくさん頂戴できたこともとても嬉しくありがたく思いました。
書店で本を見て興味を持って下さった方、いつもブログを読んで下さっている方、以前のセミナーにも参加して下さっていた方などなど、一人ひとりの方と直接お話させていただけたこと、本当に幸せで素敵な時間でした♪
サインや一緒に写真撮影などもさせていただけたことも、とても光栄で嬉しかったです。
今回のセミナーを大きな原動力として、これからも「海外ドラマDVD英語学習法」の楽しさと素晴らしさを頑張って伝えて行きたいと思います。
お忙しい中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました!<(_ _)>
セミナー告知バナーです
キャンペーン書店での POP です
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右を見ると阪急百貨店、目の前奥はグランフロント大阪、下を見るとJRが走っている、という大阪梅田の超ど真ん中で、これから自分がセミナーをさせていただけると思うと、本当に嬉しかったですね。
今回のセミナーは、梅田 蔦屋書店 の 4th ラウンジ という場所で行われました。
パーティションで区切られてはいますが、完全に密閉された部屋ではないので、近くを通られた方には、私がマイクを通して話している声も聞こえるような環境でした。
2016年夏に 枚方 蔦屋書店 でセミナーをさせていただいた時もこれと同じ形式だったのですが、営業中の書店さん(それも土曜日なのでたくさんのお客様がいらっしゃいました)の中でセミナーをさせていただくというのは本当に貴重な経験でした。
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今回の参加者の皆様は「フレンズを全く知らない」という方が数人、「フレンズが大好きで何回も見ている」という方も数人で、「ほとんどの方がフレンズがどんな作品か知っている」というご様子でした。
解説では、この英語のセリフのどこに面白さのポイントがあるのか、伏線があってそれを回収した上でのオチなどについても説明させていただきました。
中間の休憩時間中にも、セミナー中に気になったところを早速質問して下さったり、最後の質疑応答の時間にも貴重なご質問をいただいたりと、皆様の熱心な学習姿勢に感銘を受けました。
また終了後も、たくさんの方がご挨拶に来て下さり、個人的にご質問・ご感想をたくさん頂戴できたこともとても嬉しくありがたく思いました。
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2017年10月13日
緊急じゃないなら苦境室にいる フレンズ1-4改その20
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13:10
チャンドラー: Listen, it's kind of an emergency. Well, I guess you know that, or we'd be in the predicament room. (ねぇ、ちょっと緊急なんだけど。ほら、君にもわかると思うけど、そうじゃないと(もし緊急じゃないのなら)俺たちは(緊急(治療)室じゃなくて)苦境室にいるだろうしね。)
(RECEPTIONIST GIVES HIM A LOOK TO FREEZE HELL)
受付係はチャンドラーに冷たい視線を送る。
受付係: (TO PHONE) Hold on. (TO CHANDLER) Fill these out. Sit over there! (TOSSES HIM SOME FORMS) ([電話で] ちょっと待って。[チャンドラーに] この用紙に記入して。向こうに座って! [彼に用紙を渡す])
ロス: (JUMPS TO HIS FEET) Look, I don't wanna make any trouble, okay? But I'm in a lot of pain here, all right? My face is dented. ([飛び上がって] ねぇ、トラブルは起こしたくないけどさ。でも僕はすごく痛いんだよ。僕の顔はへこんでるんだ。)
受付係: Well, you'll have to wait your turn. (順番を待たないといけないよ。)
ジョーイ: Well, how long do you think it'll be? (それってどのくらいになると思う?)
受付係: (SARCASTIC) Any minute now. ([皮肉っぽく] そのうちだね。)
ロス: Hey, this- (SHE GIVES HIM A LOOK AND THE GUYS BACK OFF) Heyy... (ちょっと! こんなのって [受付係がにらむので、男性たちはあとずさりする] ちょっと…)
チョコバーに関するクレーム電話をしていて、患者の応対もまともにしてくれない受付女性に対して、チャンドラーは「こっちはケガをしていて急いでるんだけど」という意味で、it's kind of an emergency. 「ちょっと緊急なんだけど」と言っています。
その次の I guess you know that, or we'd be in the predicament room. について。
まず、predicament は「苦境、窮地、苦しい立場・状況」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
predicament : a difficult or bad situation in which you do not know what to do, or in which you have to make a difficult choice
つまり、「どうしたらいいかわからないような、または難しい選択をしなければならないような、難しいまたは悪い状況」。
「苦境」としてチャンドラーのセリフを直訳してみると、「君はそのこと(このロスが緊急だってこと)がわかってると俺は思う。さもないと(そうでないならば)俺たちは苦境の部屋(苦境室)にいるだろう」になるでしょう。
room という言葉を使っているのは、emergency room 「緊急の部屋、緊急治療室」との対比ですね。
「僕たちは緊急だから、緊急と名前のついた ER(emergency room)に来たんだよ。それはわかってると思うけど?」と言ってから、「もし緊急じゃないのなら、緊急治療室(emergency room)じゃなくて、苦境室(predicament room)にいるだろうしね」みたいに言ってみせたのですね。
predicament という単語を使ったのは「苦しくて大変だけれど、生死にかかわるほどの緊急性はない、緊急よりは切迫度が低い」というイメージなのでしょう。
「緊急じゃないなら、緊急とは付いてない名前の部屋にいるよ」と表現することで「緊急だから緊急室に来た。だから至急、診察してくれ」とせかしているわけですが、それを「緊急じゃないなら、苦境室ってな名前の部屋にでもいるだろうし」と言って、言ったチャンドラー自身がウケたように笑ってみせたので、受付の女性はそんな冗談で皮肉っぽく文句を言われたことに腹が立った様子で、チャンドラーをキッとにらむことになります。
そんな皮肉っぽい冗談には笑えないという顔ながらも、せかされたことで受付係の女性は電話を中断し、受付のための書類を渡します。
fill out は「〜に記入する」。fill out a form なら「用紙に記入する」ですね。
待たされた上に「用紙に記入して、そっちで待ってなよ」みたいに乱暴に言われたことに腹を立て、座って待っていたロスは飛び上がるようにして受付に近づき、抗議しています。
「トラブルは起こしたくないけど、すごく痛いんだ」と言った後、My face is dented. と言っていますね。
dent は他動詞で「〜をへこませる、くぼませる」。My face is dented. は「僕の顔はへこんでいるんだ」という意味になります。
ちょっとモノが当たった程度じゃなく、すごいスピードでホッケーのパックが当たったんで、それが顔にめり込んで顔がへこんでるんだよ、と訴えているのですね。
turn は「順番」で、wait one's turn は「順番を待つ」。
「待つってどのくらいかかりそう?」とジョーイが問うと、受付係は Any minute now. と言って、ニヤニヤしています。
any minute now は「今すぐにも、じきに」ですが、何分後みたいな正確な数字ではなく、あいまいな表現で、しかもニヤっと笑いながら言っているので「まぁ、そのうち順番は来るだろうさ。あんたらは待つしかないんだよ」みたいに言ったニュアンスが出ているので、ナメられたと感じたロスは怒って詰め寄ろうとするのですが、逆にすごい顔でにらまれて、男性陣がビビってあとずさりすることになります。
★ Rach からのお知らせとご挨拶 ★
10月14日(土)の梅田セミナー、いよいよ明日となりました!
ご参加下さる皆様、どうかお気をつけてお越し下さいませ。
海外ドラマの生きたセリフから英語を学ぶ楽しさを直接皆様にお伝えできるのを、とってもとっても楽しみにしています♪
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13:10
チャンドラー: Listen, it's kind of an emergency. Well, I guess you know that, or we'd be in the predicament room. (ねぇ、ちょっと緊急なんだけど。ほら、君にもわかると思うけど、そうじゃないと(もし緊急じゃないのなら)俺たちは(緊急(治療)室じゃなくて)苦境室にいるだろうしね。)
(RECEPTIONIST GIVES HIM A LOOK TO FREEZE HELL)
受付係はチャンドラーに冷たい視線を送る。
受付係: (TO PHONE) Hold on. (TO CHANDLER) Fill these out. Sit over there! (TOSSES HIM SOME FORMS) ([電話で] ちょっと待って。[チャンドラーに] この用紙に記入して。向こうに座って! [彼に用紙を渡す])
ロス: (JUMPS TO HIS FEET) Look, I don't wanna make any trouble, okay? But I'm in a lot of pain here, all right? My face is dented. ([飛び上がって] ねぇ、トラブルは起こしたくないけどさ。でも僕はすごく痛いんだよ。僕の顔はへこんでるんだ。)
受付係: Well, you'll have to wait your turn. (順番を待たないといけないよ。)
ジョーイ: Well, how long do you think it'll be? (それってどのくらいになると思う?)
受付係: (SARCASTIC) Any minute now. ([皮肉っぽく] そのうちだね。)
ロス: Hey, this- (SHE GIVES HIM A LOOK AND THE GUYS BACK OFF) Heyy... (ちょっと! こんなのって [受付係がにらむので、男性たちはあとずさりする] ちょっと…)
チョコバーに関するクレーム電話をしていて、患者の応対もまともにしてくれない受付女性に対して、チャンドラーは「こっちはケガをしていて急いでるんだけど」という意味で、it's kind of an emergency. 「ちょっと緊急なんだけど」と言っています。
その次の I guess you know that, or we'd be in the predicament room. について。
まず、predicament は「苦境、窮地、苦しい立場・状況」という意味。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
predicament : a difficult or bad situation in which you do not know what to do, or in which you have to make a difficult choice
つまり、「どうしたらいいかわからないような、または難しい選択をしなければならないような、難しいまたは悪い状況」。
「苦境」としてチャンドラーのセリフを直訳してみると、「君はそのこと(このロスが緊急だってこと)がわかってると俺は思う。さもないと(そうでないならば)俺たちは苦境の部屋(苦境室)にいるだろう」になるでしょう。
room という言葉を使っているのは、emergency room 「緊急の部屋、緊急治療室」との対比ですね。
「僕たちは緊急だから、緊急と名前のついた ER(emergency room)に来たんだよ。それはわかってると思うけど?」と言ってから、「もし緊急じゃないのなら、緊急治療室(emergency room)じゃなくて、苦境室(predicament room)にいるだろうしね」みたいに言ってみせたのですね。
predicament という単語を使ったのは「苦しくて大変だけれど、生死にかかわるほどの緊急性はない、緊急よりは切迫度が低い」というイメージなのでしょう。
「緊急じゃないなら、緊急とは付いてない名前の部屋にいるよ」と表現することで「緊急だから緊急室に来た。だから至急、診察してくれ」とせかしているわけですが、それを「緊急じゃないなら、苦境室ってな名前の部屋にでもいるだろうし」と言って、言ったチャンドラー自身がウケたように笑ってみせたので、受付の女性はそんな冗談で皮肉っぽく文句を言われたことに腹が立った様子で、チャンドラーをキッとにらむことになります。
そんな皮肉っぽい冗談には笑えないという顔ながらも、せかされたことで受付係の女性は電話を中断し、受付のための書類を渡します。
fill out は「〜に記入する」。fill out a form なら「用紙に記入する」ですね。
待たされた上に「用紙に記入して、そっちで待ってなよ」みたいに乱暴に言われたことに腹を立て、座って待っていたロスは飛び上がるようにして受付に近づき、抗議しています。
「トラブルは起こしたくないけど、すごく痛いんだ」と言った後、My face is dented. と言っていますね。
dent は他動詞で「〜をへこませる、くぼませる」。My face is dented. は「僕の顔はへこんでいるんだ」という意味になります。
ちょっとモノが当たった程度じゃなく、すごいスピードでホッケーのパックが当たったんで、それが顔にめり込んで顔がへこんでるんだよ、と訴えているのですね。
turn は「順番」で、wait one's turn は「順番を待つ」。
「待つってどのくらいかかりそう?」とジョーイが問うと、受付係は Any minute now. と言って、ニヤニヤしています。
any minute now は「今すぐにも、じきに」ですが、何分後みたいな正確な数字ではなく、あいまいな表現で、しかもニヤっと笑いながら言っているので「まぁ、そのうち順番は来るだろうさ。あんたらは待つしかないんだよ」みたいに言ったニュアンスが出ているので、ナメられたと感じたロスは怒って詰め寄ろうとするのですが、逆にすごい顔でにらまれて、男性陣がビビってあとずさりすることになります。
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2017年10月10日
この番号に電話してと書いてある フレンズ1-4改その19
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12:15
(CUT TO THE GAME)
ホッケーゲームにシーンがカット。
ロス: Get him! Get him! Get him! Get… . Yes! You’re not laughing now, are you, pal? (やっちまえ! やっちまえ! やっちまえ! そうだ! もう笑ってられないだろ!)
チャンドラー: (TO ROSS) Yeah, buddy, that's all you need, a bunch of toothless guys hitting each other with sticks. ([ロスに]そうだよ、ロス、それがお前に必要なことだ、歯のない大勢の男たちがスティックでお互いを殴り合うっていうのがね。)
ロス: Pass it! Pass it! (パスしろ! パスしろ!)
チャンドラー: He's open! (彼は(ガードされてなくて)あいてるぞ!)
みんな: Shoot! Shoot! Shoot! (シュート! シュート! シュート!)
(THE PLAYER SHOOTS. THE PUCK FLIES OFF THE RINK AND HITS ROSS IN THE FACE. CHANDLER LOOKS CONCERNED, UNTIL HE NOTICES...)
選手がシュートする。(ホッケーの)パックがリンクの外に飛んで行き、ロスの顔に当たる。チャンドラーは心配そうな顔をするが、あることに気づき…
ヂャンドラー: Hey, look, we're on that TV thing! (ほら、見ろよ、俺たちあのテレビ(みたいなやつ)に映ってるぞ!)
(CHANDLER AND JOEY HOLD UP THE PUCK AND WAVE AT THE TV THING)
ジョーイ: I got it. I got it! (パック取ったぞ! 取ったぞ!)
チャンドラー: Hey, look at that, hey! (ほら、あれ見ろ、ほら!)
(AD BREAK)
男性陣はホッケー観戦をしています。
キャロルのことで落ち込んでいたのが嘘のように、今はロスも大声を出して応援し、ゲーム観戦を楽しんでいる様子。
ロスが手に持っている紺色の大きな指は、応援グッズである a foam finger 「フォームフィンガー(気泡ゴム(フォームラバー)で出来た大きな指)」ですね。
過去記事、ハロウィーンの11日前だから良い衣装がない? フレンズ1-4改その5 で、
ロス: Do you promise to buy me a big foam finger? (僕に大きなフォームフィンガーを買うって約束してくれる?)
と言っていましたが、ちゃんと買ってもらえたようですね^^
試合を見てご機嫌のロスに、チャンドラーは that's all you need 以下のセリフを言っています。
a bunch of toothless guys hitting each other with sticks を直訳すると「お互いをスティックで叩き合う大勢の歯のない男たち」ですね。
ホッケーというスポーツを容赦なく形容するとこんな感じになる、というところです。
ホッケーでは、パックやスティックが顔面に当たり、前歯などの歯が折れてしまう、というイメージがありますので、toothless guys という形容をしているのですね。
もちろん、ホッケー選手のすべてが総入れ歯、ということもないでしょうし、最近はマウスガード(マウスピース)などの着用で、歯を折る人が減ったという話も聞きます。
シュートだ! と叫んでいると、リンクを外れたパックが飛んできて、ロスの顔面を直撃します。
ト書きの CHANDLER LOOKS CONCERNED, UNTIL HE NOTICES... という表現が面白いですね。
直訳すると、「(あることに)気づくまでは、チャンドラーは心配そうな顔をしている」というところ。
ロスの顔にパックが当たり、最初は心配そうな顔をしていたけれど、あることに気づいて心配していた表情が変わった、ということを表していることになります。
友達のケガよりも大きな出来事が起こったということですね。
we're on that TV thing! と言って、チャンドラーは会場にある大きなモニターを指さしています。
家のテレビよりもずっと大きなものなので、「あのテレビみたいなやつ」というニュアンスで、that TV thing と表現しているのですね。
痛そうなロスのことを忘れたかのように「俺たち、あのテレビに映ってる! パック取ったぞ! 俺たちここだぞ!」と大騒ぎしている二人に笑えます。
12:50
SCENE 5: EMERGENCY ROOM (CHANDLER AND JOEY LEADING ROSS IN)
シーン5: ER(緊急救命(治療)室)。チャンドラーとジョーイがロスを連れてくる。
チャンドラー: (TO RECEPTIONIST) Excuse me? ([受付係に] すみません。)
受付係: (HOLDS UP HER HAND- SHE IS ON THE PHONE) It says to call this number if you're not completely satisfied with this candy bar. Well, I'm not completely satisfied. ([手を上げる、彼女は電話中である] もしこのチョコバーに完全に満足しない場合には、この(電話)番号に電話するようにって、ここに書いてあるわ。えぇ、私は完全には満足してないのよ。)
チャンドラーとジョーイに連れられて、鼻を押さえて痛そうな顔をしたロスがやってきます。
EMERGENCY という文字が書かれているので、Emergency Room 「緊急救命室、緊急治療室」であることがわかりますね。
ジョージ・クルーニーなどが出演し、日本でも人気だった海外ドラマ「ER緊急救命室」という作品もありますので、ER = Emergency Room ということをご存じの方も多いでしょう。
チャンドラーが受付にいる女性に声を掛けると、その人はちょっと待ってというように片手を上げながら、電話を続けています。
その電話で話している内容、It says to call this number if you're not completely satisfied with this candy bar. について。
not completely satisfied with は「〜に完全には満足していない、すっかり満足しているわけではない」。「完全に・すっかり〜というわけではない」という部分否定ですね。
candy bar はカタカナで書くと「キャンディバー」ですが、ものとしては「チョコバー、チョコレートベースの棒状のお菓子」を指します。
日本語のキャンディは「アメ」ですが、アメリカではチョコレートもキャラメルもすべてキャンディと呼びます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
candy : a sweet food made of sugar or chocolate, or a piece of this
つまり、「砂糖やチョコレートで作られた甘い食べ物、またはその一片」。
It says は「それが〜と言っている」→「それに〜と書いてある」という意味。
「品質に不都合な点がございましたら、こちらの番号までお問合せ下さい」みたいなことがパッケージに書いてあって、「味に満足しなかったから、言われた通り電話してるのよ」みたいなことを言っていることになりますね。
病院の受付の電話を使ってクレーマーみたいなことを、それも患者が目の前に来ているのにそれを待たせてかけている、ということになり、この緊急時にそんなどーでもいい電話をしているこの女性にチャンドラーもジョーイもあきれた顔をすることになります。
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(CUT TO THE GAME)
ホッケーゲームにシーンがカット。
ロス: Get him! Get him! Get him! Get… . Yes! You’re not laughing now, are you, pal? (やっちまえ! やっちまえ! やっちまえ! そうだ! もう笑ってられないだろ!)
チャンドラー: (TO ROSS) Yeah, buddy, that's all you need, a bunch of toothless guys hitting each other with sticks. ([ロスに]そうだよ、ロス、それがお前に必要なことだ、歯のない大勢の男たちがスティックでお互いを殴り合うっていうのがね。)
ロス: Pass it! Pass it! (パスしろ! パスしろ!)
チャンドラー: He's open! (彼は(ガードされてなくて)あいてるぞ!)
みんな: Shoot! Shoot! Shoot! (シュート! シュート! シュート!)
(THE PLAYER SHOOTS. THE PUCK FLIES OFF THE RINK AND HITS ROSS IN THE FACE. CHANDLER LOOKS CONCERNED, UNTIL HE NOTICES...)
選手がシュートする。(ホッケーの)パックがリンクの外に飛んで行き、ロスの顔に当たる。チャンドラーは心配そうな顔をするが、あることに気づき…
ヂャンドラー: Hey, look, we're on that TV thing! (ほら、見ろよ、俺たちあのテレビ(みたいなやつ)に映ってるぞ!)
(CHANDLER AND JOEY HOLD UP THE PUCK AND WAVE AT THE TV THING)
ジョーイ: I got it. I got it! (パック取ったぞ! 取ったぞ!)
チャンドラー: Hey, look at that, hey! (ほら、あれ見ろ、ほら!)
(AD BREAK)
男性陣はホッケー観戦をしています。
キャロルのことで落ち込んでいたのが嘘のように、今はロスも大声を出して応援し、ゲーム観戦を楽しんでいる様子。
ロスが手に持っている紺色の大きな指は、応援グッズである a foam finger 「フォームフィンガー(気泡ゴム(フォームラバー)で出来た大きな指)」ですね。
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ロス: Do you promise to buy me a big foam finger? (僕に大きなフォームフィンガーを買うって約束してくれる?)
と言っていましたが、ちゃんと買ってもらえたようですね^^
試合を見てご機嫌のロスに、チャンドラーは that's all you need 以下のセリフを言っています。
a bunch of toothless guys hitting each other with sticks を直訳すると「お互いをスティックで叩き合う大勢の歯のない男たち」ですね。
ホッケーというスポーツを容赦なく形容するとこんな感じになる、というところです。
ホッケーでは、パックやスティックが顔面に当たり、前歯などの歯が折れてしまう、というイメージがありますので、toothless guys という形容をしているのですね。
もちろん、ホッケー選手のすべてが総入れ歯、ということもないでしょうし、最近はマウスガード(マウスピース)などの着用で、歯を折る人が減ったという話も聞きます。
シュートだ! と叫んでいると、リンクを外れたパックが飛んできて、ロスの顔面を直撃します。
ト書きの CHANDLER LOOKS CONCERNED, UNTIL HE NOTICES... という表現が面白いですね。
直訳すると、「(あることに)気づくまでは、チャンドラーは心配そうな顔をしている」というところ。
ロスの顔にパックが当たり、最初は心配そうな顔をしていたけれど、あることに気づいて心配していた表情が変わった、ということを表していることになります。
友達のケガよりも大きな出来事が起こったということですね。
we're on that TV thing! と言って、チャンドラーは会場にある大きなモニターを指さしています。
家のテレビよりもずっと大きなものなので、「あのテレビみたいなやつ」というニュアンスで、that TV thing と表現しているのですね。
痛そうなロスのことを忘れたかのように「俺たち、あのテレビに映ってる! パック取ったぞ! 俺たちここだぞ!」と大騒ぎしている二人に笑えます。
12:50
SCENE 5: EMERGENCY ROOM (CHANDLER AND JOEY LEADING ROSS IN)
シーン5: ER(緊急救命(治療)室)。チャンドラーとジョーイがロスを連れてくる。
チャンドラー: (TO RECEPTIONIST) Excuse me? ([受付係に] すみません。)
受付係: (HOLDS UP HER HAND- SHE IS ON THE PHONE) It says to call this number if you're not completely satisfied with this candy bar. Well, I'm not completely satisfied. ([手を上げる、彼女は電話中である] もしこのチョコバーに完全に満足しない場合には、この(電話)番号に電話するようにって、ここに書いてあるわ。えぇ、私は完全には満足してないのよ。)
チャンドラーとジョーイに連れられて、鼻を押さえて痛そうな顔をしたロスがやってきます。
EMERGENCY という文字が書かれているので、Emergency Room 「緊急救命室、緊急治療室」であることがわかりますね。
ジョージ・クルーニーなどが出演し、日本でも人気だった海外ドラマ「ER緊急救命室」という作品もありますので、ER = Emergency Room ということをご存じの方も多いでしょう。
チャンドラーが受付にいる女性に声を掛けると、その人はちょっと待ってというように片手を上げながら、電話を続けています。
その電話で話している内容、It says to call this number if you're not completely satisfied with this candy bar. について。
not completely satisfied with は「〜に完全には満足していない、すっかり満足しているわけではない」。「完全に・すっかり〜というわけではない」という部分否定ですね。
candy bar はカタカナで書くと「キャンディバー」ですが、ものとしては「チョコバー、チョコレートベースの棒状のお菓子」を指します。
日本語のキャンディは「アメ」ですが、アメリカではチョコレートもキャラメルもすべてキャンディと呼びます。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
candy : a sweet food made of sugar or chocolate, or a piece of this
つまり、「砂糖やチョコレートで作られた甘い食べ物、またはその一片」。
It says は「それが〜と言っている」→「それに〜と書いてある」という意味。
「品質に不都合な点がございましたら、こちらの番号までお問合せ下さい」みたいなことがパッケージに書いてあって、「味に満足しなかったから、言われた通り電話してるのよ」みたいなことを言っていることになりますね。
病院の受付の電話を使ってクレーマーみたいなことを、それも患者が目の前に来ているのにそれを待たせてかけている、ということになり、この緊急時にそんなどーでもいい電話をしているこの女性にチャンドラーもジョーイもあきれた顔をすることになります。
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2017年10月06日
まるで本当の言葉みたいに使ってるけど フレンズ1-4改その18
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11:16
レイチェル: Okay, but Pheebs, Pheebs, Jack gave up a cow. I gave up an orthodontist. Okay, I-I-I know, I know I didn't love him, but.... (わかったわ、でもね、フィービー、ジャックは牛を捨てたの。私は歯科矯正医を捨てたのよ。えぇ、わかってる、わかってるの、私は彼を愛してなかったってことは、でも…)
フィービー: Oh, see, Jack did love the cow. (あぁ、ほら、ジャックは本当にその牛を愛していたわ。)
レイチェル: But see, it was a plan. Y'know, it was clear. Everything was figured out and now everything's just kinda like.... (でも、ほら、それは計画だったわ。ほら、はっきりしていたの。すべてが判明して、今はすべてがただほら…)
フィービー: "Flupie"? (フルッピー?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
モニカ: You're not the only one. I mean, half the time we don't know where we're going. I mean, you've just gotta figure at some point it's all gonna come together, and it's just gonna be "un-flupie." (あなたはたった一人の人じゃないわ[あなただけじゃないわ]。ほら、しょっちゅう、私たちは自分たちの向かう先がわからないの。ほら、ある時、すべてが良い方向に進むってわかるに違いないわ、そしてただ「フルッピーじゃなくなる」のよ。)
フィービー: Yeah, like that's a word. (そうねぇ、まるでそれが(本当の)言葉みたいに(言ってるけど・使ってるけど)。)
レイチェル: Okay, but, Monica, what if- what if it doesn't come together? (いいわ、でもモニカ、もし良い方向に進まなかったらどうなるの?)
モニカ: Pheebs? (フィービー?)
フィービー: Well, 'cause... you just... I don't like this question. (そうね、だって、あなたはただ… こういう質問嫌いよ。)
レイチェル: Okay, see, see, you guys? What if we don't get magic beans? I mean, what if all we've got are.. beans? (いいわ、ねぇ、みんな。もし私たちに魔法の豆が手に入らなかったら? ほら、私たちが手にしたのは…(ただの)豆だったら?)
orthodontist は「歯科矯正医」。
レイチェルが結婚しようとしていたバリーのことですね。
「捨ててしまった」みたいに残念そうに言っても、彼のことを愛してなかったってことは自分でもわかってるんだけどね、みたいに言うと、フィービーは「(ジャックと豆の木の)ジャックは(彼が飼っていた)牛を愛してた」と言います。
フィービーがレイチェルのことをジャックみたいと例えたのですが、「捨てたものを愛してたか愛してなかったか、っていう点では違うようね」と言ってみせたのですね。
レイチェルは「婚約者を愛してなかったとは言っても、プランがあって、それははっきりしたものだった」と言っています。
flupie というのはフィービーの造語ですね。フィービーはこのようによく勝手に言葉を作り出します。
造語なので意味はよくわからないながらも、「計画があって、はっきりしていた」の次に「過去はそうだった、そして今は…」という流れで続く内容ですから、clear の反対語のようなニュアンスで使っていると想像できます。
「すべてが何だかはっきりしていない、もやもやした状態で」みたいに言ったことになるレイチェルに、モニカは「あなただけがそうじゃない」と言います。
half the time は「ほとんどいつも、しょっちゅう」。
half は文字通り「半分の(50%)」という意味ですが、most of の意味で使われることもあります。
half the time は、何か好ましくないことがたびたび起こる場合に使われることが多いです。
Macmillan Dictionary では、
half the time : used for talking about things that happen fairly often
つまり、「かなり頻繁に起こることについて語るのに用いられる」。
we don't know where we're going. を直訳すると、「自分たちがどこに行くか[どこに向かっているか]が私たちにはわからない」。
将来どこに向かって進んでいるのかがわからない、という感覚ですね。
come together は「良い方向に進む」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
come together : if something comes together, it becomes good or successful, especially because different parts are working well together
つまり、「何かが come together するというのは、それが良くなる、または成功する、特に違った部分が一緒にうまく働くという理由で」。
一緒に合わさって良い方向に進むという感じですね。
it's just gonna be "un-flupie." は、それがただ un-flupie になる、というところ。
これは、フィービーの造語(flupie)を使って、その正反対のこと(un-flupie)になる、と表現していることになります。
like that's a word は「まるでその flupie が、ちゃんとした、れっきとした言葉であるかのように(あなたは使ってるけど、そんな言葉、本当は存在しないのに)」みたいなニュアンス。
like は「〜みたいに、〜みたいな、〜と同じような」という意味でよく使われますが、ここでの「Like+SV(文)」の形は、「まるで〜みたいに(言うわねぇ)」 というニュアンスで、この like は as if と同じような意味になります。
過去記事、ルールでもあるみたいに フレンズ1-1改その13 にも、Like there's a rule or something? 「まるでルールか何かでもあるみたいに(言うねぇ)」というセリフで出てきました。
自分で作った言葉のくせに、人が使うと「そんな言葉ないのにね」と言ってみせるナンセンスさがフィービーっぽいですね。
「きっといつかうまく行くようになるわよ」と励ますモニカに、レイチェルは「もしそうならなかったらどうなるの?」と What if...? を使って尋ねています。
良い答えが浮かばないモニカは隣のフィービーに話を振るのですが、フィービーも「私はこんな質問嫌いだわ」と言って答えるのから逃げています。
その後、magic beans と beans の話をしていますが、最初に「魔法の豆」と言ったことと対比して、beans は「”魔法の”が付いていない、ただの豆」というニュアンスになりますね。
もし手にしたのが(ジャックと豆の木のジャックのように)魔法の豆じゃなかったら? ということで、ジャックは牛と引き換えに魔法の豆を手に入れたけれど、私は歯科矯正医である婚約者を捨てて引き換えに手に入れたものがただの豆だったとしたらどうしたらいいの? と言っていることになるのですね。
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11:16
レイチェル: Okay, but Pheebs, Pheebs, Jack gave up a cow. I gave up an orthodontist. Okay, I-I-I know, I know I didn't love him, but.... (わかったわ、でもね、フィービー、ジャックは牛を捨てたの。私は歯科矯正医を捨てたのよ。えぇ、わかってる、わかってるの、私は彼を愛してなかったってことは、でも…)
フィービー: Oh, see, Jack did love the cow. (あぁ、ほら、ジャックは本当にその牛を愛していたわ。)
レイチェル: But see, it was a plan. Y'know, it was clear. Everything was figured out and now everything's just kinda like.... (でも、ほら、それは計画だったわ。ほら、はっきりしていたの。すべてが判明して、今はすべてがただほら…)
フィービー: "Flupie"? (フルッピー?)
レイチェル: Yeah. (えぇ。)
モニカ: You're not the only one. I mean, half the time we don't know where we're going. I mean, you've just gotta figure at some point it's all gonna come together, and it's just gonna be "un-flupie." (あなたはたった一人の人じゃないわ[あなただけじゃないわ]。ほら、しょっちゅう、私たちは自分たちの向かう先がわからないの。ほら、ある時、すべてが良い方向に進むってわかるに違いないわ、そしてただ「フルッピーじゃなくなる」のよ。)
フィービー: Yeah, like that's a word. (そうねぇ、まるでそれが(本当の)言葉みたいに(言ってるけど・使ってるけど)。)
レイチェル: Okay, but, Monica, what if- what if it doesn't come together? (いいわ、でもモニカ、もし良い方向に進まなかったらどうなるの?)
モニカ: Pheebs? (フィービー?)
フィービー: Well, 'cause... you just... I don't like this question. (そうね、だって、あなたはただ… こういう質問嫌いよ。)
レイチェル: Okay, see, see, you guys? What if we don't get magic beans? I mean, what if all we've got are.. beans? (いいわ、ねぇ、みんな。もし私たちに魔法の豆が手に入らなかったら? ほら、私たちが手にしたのは…(ただの)豆だったら?)
orthodontist は「歯科矯正医」。
レイチェルが結婚しようとしていたバリーのことですね。
「捨ててしまった」みたいに残念そうに言っても、彼のことを愛してなかったってことは自分でもわかってるんだけどね、みたいに言うと、フィービーは「(ジャックと豆の木の)ジャックは(彼が飼っていた)牛を愛してた」と言います。
フィービーがレイチェルのことをジャックみたいと例えたのですが、「捨てたものを愛してたか愛してなかったか、っていう点では違うようね」と言ってみせたのですね。
レイチェルは「婚約者を愛してなかったとは言っても、プランがあって、それははっきりしたものだった」と言っています。
flupie というのはフィービーの造語ですね。フィービーはこのようによく勝手に言葉を作り出します。
造語なので意味はよくわからないながらも、「計画があって、はっきりしていた」の次に「過去はそうだった、そして今は…」という流れで続く内容ですから、clear の反対語のようなニュアンスで使っていると想像できます。
「すべてが何だかはっきりしていない、もやもやした状態で」みたいに言ったことになるレイチェルに、モニカは「あなただけがそうじゃない」と言います。
half the time は「ほとんどいつも、しょっちゅう」。
half は文字通り「半分の(50%)」という意味ですが、most of の意味で使われることもあります。
half the time は、何か好ましくないことがたびたび起こる場合に使われることが多いです。
Macmillan Dictionary では、
half the time : used for talking about things that happen fairly often
つまり、「かなり頻繁に起こることについて語るのに用いられる」。
we don't know where we're going. を直訳すると、「自分たちがどこに行くか[どこに向かっているか]が私たちにはわからない」。
将来どこに向かって進んでいるのかがわからない、という感覚ですね。
come together は「良い方向に進む」。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
come together : if something comes together, it becomes good or successful, especially because different parts are working well together
つまり、「何かが come together するというのは、それが良くなる、または成功する、特に違った部分が一緒にうまく働くという理由で」。
一緒に合わさって良い方向に進むという感じですね。
it's just gonna be "un-flupie." は、それがただ un-flupie になる、というところ。
これは、フィービーの造語(flupie)を使って、その正反対のこと(un-flupie)になる、と表現していることになります。
like that's a word は「まるでその flupie が、ちゃんとした、れっきとした言葉であるかのように(あなたは使ってるけど、そんな言葉、本当は存在しないのに)」みたいなニュアンス。
like は「〜みたいに、〜みたいな、〜と同じような」という意味でよく使われますが、ここでの「Like+SV(文)」の形は、「まるで〜みたいに(言うわねぇ)」 というニュアンスで、この like は as if と同じような意味になります。
過去記事、ルールでもあるみたいに フレンズ1-1改その13 にも、Like there's a rule or something? 「まるでルールか何かでもあるみたいに(言うねぇ)」というセリフで出てきました。
自分で作った言葉のくせに、人が使うと「そんな言葉ないのにね」と言ってみせるナンセンスさがフィービーっぽいですね。
「きっといつかうまく行くようになるわよ」と励ますモニカに、レイチェルは「もしそうならなかったらどうなるの?」と What if...? を使って尋ねています。
良い答えが浮かばないモニカは隣のフィービーに話を振るのですが、フィービーも「私はこんな質問嫌いだわ」と言って答えるのから逃げています。
その後、magic beans と beans の話をしていますが、最初に「魔法の豆」と言ったことと対比して、beans は「”魔法の”が付いていない、ただの豆」というニュアンスになりますね。
もし手にしたのが(ジャックと豆の木のジャックのように)魔法の豆じゃなかったら? ということで、ジャックは牛と引き換えに魔法の豆を手に入れたけれど、私は歯科矯正医である婚約者を捨てて引き換えに手に入れたものがただの豆だったとしたらどうしたらいいの? と言っていることになるのですね。
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2017年10月05日
梅田セミナー応募の方へ当落メールを送らせていただきました
10月14日(土)の梅田セミナーへの参加のお申込みは、10月1日(日)をもって締め切らせていただきました。
応募時にご登録いただいたメールアドレスに、当落に関わらずメールでご連絡を送らせていただいています。
応募したにもかかわらず当落のメールが来ないという方がおられましたら、以下の要領でお問い合わせ下さいませ。
メールアドレス:webpresent@cccmh.co.jp
件名:「海外ドラマDVD英語学習法」体験セミナー
たくさんのご応募をいただけたこと、本当に光栄で、心より感謝しております。
抽選で外れてしまった方には、誠に申し訳ございませんでした。
セミナーまであと9日となりました。
楽しく面白くためになるセミナーになるよう、精一杯頑張ります!
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
どうかよろしくお願いいたします。
皆様の応援のお陰で、現在、「人気ブログランキング」は7位、「にほんブログ村」は9位です。
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たくさんのご応募をいただけたこと、本当に光栄で、心より感謝しております。
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セミナーまであと9日となりました。
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2017年10月03日
あなたもヴィレッジに住んでる フレンズ1-4改その17
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10:39
(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット
モニカ: You should feel great about yourself. You're doing this amazing independent thing. (自分のことを素晴らしいと感じるべきよ。あなたはこの素晴らしい独立ってことをしてるのよ。)
レイチェル: Monica, what is so amazing? I gave up, like, everything. And for what? (モニカ、何がそんなに素晴らしいの? 私は捨てたの、ほら、全てをね。そしてそれは何のために?)
フィービー: You are just like Jack. (あなたはまるでジャックのようね[ジャックにそっくりね]。)
レイチェル: Jack from downstairs? (下の階のジャック?)
フィービー: No, Jack and the Beanstalk. (違うわ、ジャックと豆の木よ。)
モニカ: Ah, the other Jack. (あぁ、もう一人のジャックね。)
フィービー: Yeah, right! See, he gave up something, but then he got those magic beans. And then he woke up and there was this, this big plant outside of his window, full of possibilities and stuff. And he lived in a village, and you live in the Village. (えぇ、そうよ! ほら、彼はあるものを捨てた[あきらめた]、でもその後、あの魔法の豆を手に入れたのよ。そしてそれから、彼が目を覚ますと、窓の外には大きな植物があった。可能性とかがいっぱいのね。ジャックはヴィレッジ[村]に住んでいた。そしてあなたはヴィレッジに住んでる。)
成功して幸せな友達に会って、すっかり落ち込んでしまっているレイチェルを、モニカは励ましています。
「自分自身を great だと感じるべきよ」と言って、You're doing this amazing independent thing. と続けます。
thing をつけることで「〜ということ、〜というヤツ」というニュアンスが出ることになります。
give up は「あきらめる、捨てる」で、「私はほら、全てを捨てた」と言っているのは、結婚式を逃げ出し、モニカの家に転がり込む形になっていることで、過去の裕福で安定した生活を捨ててしまったことを指していることになりますね。
For what? は「何のために?」
その話を聞いていたフィービーが「あなたはまるでジャックのようね、ジャックみたいね」と言ったので、レイチェルは Jack from downstairs? と返しています。
Jack from downstairs は「下の階のジャック」ということで、その人が属する場所を表す場合にはこのように from を使って表現することができます。
a guy from work だと「職場の男性」ということですね。
Jack and the Beanstalk は童話「ジャックと豆の木」のこと。
bean は「豆」で、stalk は「茎(くき)」です。
唐突にジャックと言ったので、アパートメントのあるこのビルに住んでいるジャックのことかと思ったら、フィービーが言っていたのは童話「ジャックと豆の木」に出てくるジャックだったという話です。
この童話は日本でも有名ですね。
飼っていた牛を売りに行く途中で、牛を豆と交換してしまい、母が怒って豆を捨てると翌朝、そこから大きな豆の木が伸びていて、ジャックがそれに登ると、、、 という話です。
モニカは、ハハーンとわかったような口調で、「あぁ、(下の階のジャックじゃなくて)もう一人のジャックの方ね」と言っていますが、それは皮肉で、ジャックって言ったら、とりあえず知り合いのジャックを思い出すでしょ。Jack だけで、ジャックと豆の木の主人公だなんていきなりピンと来る人いないわよ、という抗議の気持ちが入っています。
フィービーの Yeah, right! は「えぇ、その通り」。
Yeah, right! をあきれた感じで言うと、皮肉として使われ、「いやぁ、全くその通りだよねぇ」と口では言いながら、実際には「そんなバカな」「そんなわけないだろ」という意味になります。
前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などで、そのような皮肉の Yeah, right! が登場していました。
そのように「皮肉の Yeah, right!」はフレンズによく登場するのですが、今回のフィービーのセリフは、直訳通り、文字通りの「えぇ、その通り」という肯定の意味だということですね。
フィービーはおなじみの「ジャックと豆の木」の設定を話しています。
その後、ヴィレッジの話をしていますが、最初の village は「村」です。
昔話ではよく、主人公が「ある村に住んでいた」という設定になっていますよね。
2番目に出てくる Village は、場所の名前(地名)です。地名、すなわち固有名詞なので、大文字で始まっている、ということになります。
「フレンズ」の設定では、モニカたちのアパートは、Greenwich Village(グリニッチ・ヴィレッジ)にあるということになっていて、その Greenwich Village は、the Village とも呼ばれています。
詳しくは以下のウィキペディアで。
ウィキペディア日本語版: グリニッジ・ヴィレッジ
「ジャックの豆の木」のジャックは童話に描かれるような「村(ヴィレッジ)」に住んでいた、そしてあなたも NY の (Greenwich) Village 「(グリニッチ・)ヴィレッジ」に住んでるから、そこが共通点だって言えるでしょ、みたいにフィービーは言ったわけですね。
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(CUT TO THE GIRLS)
女性陣に画面がカット
モニカ: You should feel great about yourself. You're doing this amazing independent thing. (自分のことを素晴らしいと感じるべきよ。あなたはこの素晴らしい独立ってことをしてるのよ。)
レイチェル: Monica, what is so amazing? I gave up, like, everything. And for what? (モニカ、何がそんなに素晴らしいの? 私は捨てたの、ほら、全てをね。そしてそれは何のために?)
フィービー: You are just like Jack. (あなたはまるでジャックのようね[ジャックにそっくりね]。)
レイチェル: Jack from downstairs? (下の階のジャック?)
フィービー: No, Jack and the Beanstalk. (違うわ、ジャックと豆の木よ。)
モニカ: Ah, the other Jack. (あぁ、もう一人のジャックね。)
フィービー: Yeah, right! See, he gave up something, but then he got those magic beans. And then he woke up and there was this, this big plant outside of his window, full of possibilities and stuff. And he lived in a village, and you live in the Village. (えぇ、そうよ! ほら、彼はあるものを捨てた[あきらめた]、でもその後、あの魔法の豆を手に入れたのよ。そしてそれから、彼が目を覚ますと、窓の外には大きな植物があった。可能性とかがいっぱいのね。ジャックはヴィレッジ[村]に住んでいた。そしてあなたはヴィレッジに住んでる。)
成功して幸せな友達に会って、すっかり落ち込んでしまっているレイチェルを、モニカは励ましています。
「自分自身を great だと感じるべきよ」と言って、You're doing this amazing independent thing. と続けます。
thing をつけることで「〜ということ、〜というヤツ」というニュアンスが出ることになります。
give up は「あきらめる、捨てる」で、「私はほら、全てを捨てた」と言っているのは、結婚式を逃げ出し、モニカの家に転がり込む形になっていることで、過去の裕福で安定した生活を捨ててしまったことを指していることになりますね。
For what? は「何のために?」
その話を聞いていたフィービーが「あなたはまるでジャックのようね、ジャックみたいね」と言ったので、レイチェルは Jack from downstairs? と返しています。
Jack from downstairs は「下の階のジャック」ということで、その人が属する場所を表す場合にはこのように from を使って表現することができます。
a guy from work だと「職場の男性」ということですね。
Jack and the Beanstalk は童話「ジャックと豆の木」のこと。
bean は「豆」で、stalk は「茎(くき)」です。
唐突にジャックと言ったので、アパートメントのあるこのビルに住んでいるジャックのことかと思ったら、フィービーが言っていたのは童話「ジャックと豆の木」に出てくるジャックだったという話です。
この童話は日本でも有名ですね。
飼っていた牛を売りに行く途中で、牛を豆と交換してしまい、母が怒って豆を捨てると翌朝、そこから大きな豆の木が伸びていて、ジャックがそれに登ると、、、 という話です。
モニカは、ハハーンとわかったような口調で、「あぁ、(下の階のジャックじゃなくて)もう一人のジャックの方ね」と言っていますが、それは皮肉で、ジャックって言ったら、とりあえず知り合いのジャックを思い出すでしょ。Jack だけで、ジャックと豆の木の主人公だなんていきなりピンと来る人いないわよ、という抗議の気持ちが入っています。
フィービーの Yeah, right! は「えぇ、その通り」。
Yeah, right! をあきれた感じで言うと、皮肉として使われ、「いやぁ、全くその通りだよねぇ」と口では言いながら、実際には「そんなバカな」「そんなわけないだろ」という意味になります。
前座のコメディアンみたいなもの フレンズ1-2改その1 などで、そのような皮肉の Yeah, right! が登場していました。
そのように「皮肉の Yeah, right!」はフレンズによく登場するのですが、今回のフィービーのセリフは、直訳通り、文字通りの「えぇ、その通り」という肯定の意味だということですね。
フィービーはおなじみの「ジャックと豆の木」の設定を話しています。
その後、ヴィレッジの話をしていますが、最初の village は「村」です。
昔話ではよく、主人公が「ある村に住んでいた」という設定になっていますよね。
2番目に出てくる Village は、場所の名前(地名)です。地名、すなわち固有名詞なので、大文字で始まっている、ということになります。
「フレンズ」の設定では、モニカたちのアパートは、Greenwich Village(グリニッチ・ヴィレッジ)にあるということになっていて、その Greenwich Village は、the Village とも呼ばれています。
詳しくは以下のウィキペディアで。
ウィキペディア日本語版: グリニッジ・ヴィレッジ
「ジャックの豆の木」のジャックは童話に描かれるような「村(ヴィレッジ)」に住んでいた、そしてあなたも NY の (Greenwich) Village 「(グリニッチ・)ヴィレッジ」に住んでるから、そこが共通点だって言えるでしょ、みたいにフィービーは言ったわけですね。
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