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[SCENE: Back at Monica and Rachel's apartment, all are there (except Chandler) sitting on the couches.
モニカとレイチェルのアパートメントに画面が戻る。チャンドラー以外のみんながそこにいて、カウチに座っている。
レイチェル: Okay, okay, somebody somebody. (オッケー、誰か、誰か。)
モニカ: Alright, I'll go I'll go. (いいわ、私が行く、私が行く。)
ジョーイ: Okay. (よし。)
モニカ: Ok, erm, senior year of college, on a pool table. (よし、えーっと、大学4年の時、ビリヤード台の上で。)
ジョーイ: Whoo hoo hoooo!! (ウーフフー(やるねぇ))
レイチェル: Pool table? (ビリヤード台、ですって?)
フィービー: Whoa! (まぁ!)
ロス: That's my sister. (それが僕の妹だよ。)
ジョーイ: Okay, Okay, my weirdest place would have to be... the women's room on the second floor of the New York City Public Library. (オッケー、オッケー、俺の一番変な場所は… NY市立図書館2階の女子トイレになるだろうな。)
モニカ: Oh my God, What were you doing in a library? (まあ。ジョーイが図書館で何をしてたの?)
[Rachel laughs]
レイチェルが笑う。
ロス: Hey, Phebes, what about you? (ねぇ、フィービー、君は?)
フィービー: Oh, um... Milwaukee. (あー、うーんと…ミルウォーキー。)
[Everyone gives Phoebe a strange look]
みんなはフィービーに奇妙な表情を向ける。
「誰か」「じゃあ私が(私から)行くわ」みたいな感じで会話が始まっています。
具体的に何の話をしているのかの説明はないのですが、その後の流れで内容がわかってくるというパターンですね。
senior は「高校・大学の最上級(生)」で、4年制大学なら4年ということ。
1年生から4年生は、freshman, sophomore, junior, senior という順番になります。
pool table は「ビリヤード台」。
水泳の「プール」も pool という綴りですが、この場合の pool は「玉突き、ビリヤード」のこと。
LAAD (Longman Advanced American Dictionary) では、
pool : GAME [uncountable] a game in which you use a stick to knock numbered balls into holes around a cloth-covered table, which is often played in bars
play/shoot pool
例)We went to the bar and played pool.
つまり「布で覆われた台の周囲の穴に、番号のついたボールを打つための棒を使うゲーム、しばしばバーでプレイされる」。
例文は「我々はバーに行って、ビリヤードをした」。
大学4年の時にビリヤード台の上で、と答えたことに対して、ジョーイはエッチなことを聞いた時のような反応で「ヒューヒュー、やるねぇ」的なリアクションをしていますし、レイチェルやフィービーも驚き、ロスが「それが僕の妹だよ」と言っていることからも「エッチ系の話」であることが想像できるわけですね。
その後のジョーイのセリフは、my weirdest place would have to be... で始まっています。
weird は「変な、妙な、奇妙な」という意味。
have to には must と似た意味で「〜しなければならない」と「〜に違いない」という意味がありますが、ここでの would have to be は「〜に違いないだろう」というニュアンスだろうと思います。
have to do なら「〜しなければならない」ですが、have to be の場合は「〜でなければならない」とするよりも「〜に違いない」と訳した方が日本語としては概してしっくりくるように思います。
もしどれがそうなのかと言われると、きっとこれが答えってことになるだろうね、のように断言を避けて意見を述べる感覚になるでしょう。
「俺の一番変な場所は…になるだろうね」のように言っていること、その前のモニカの発言が「ビリヤード台の上」に関するエッチっぽい話だと想像されることから、「こんなところでエッチしちゃった」という「今までにエッチをした中で、一番変な(変わった)場所」を順番に言っていることがわかるわけですね。
ジョーイが挙げたのはNY市立図書館の女子トイレで、それを聞いたモニカは、What were YOU doing...? のように you の部分を強く発音しています。
本など読みそうもない、読書に興味のなさそうなジョーイが、一体図書館に何の用事だったの? という感覚で、「女子トイレでエッチしたの?」という驚きではなく「どうしてジョーイが図書館なんかにいたのかの方が不思議で変だと思えるわ」のように言ったことになるでしょう。
次に聞かれたフィービーは少し考えた後「ミルウォーキー」と答えています。
ミルウォーキーは、アメリカのウィスコンシン州の都市の名前。
この答えを聞いたフレンズたちは、ト書きにあるようにみんな「ん?」というような不思議そうな表情を浮かべています。
「変な場所と聞かれて答えたのが、なぜにミルウォーキー?」みたいなリアクションに見えますよね。
どういう意図でミルウォーキーを挙げたのかわからない、というフィービーのそのナンセンスさが面白さのポイントなのかなと思います。
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